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Z 2502

:2012

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

1A

  引用規格  

1

1B

  用語及び定義  

1

2

  原理 

1

3

  装置 

2

4

  漏斗の校正  

3

4.1

  漏斗製造業者による校正  

3

4.2

  漏斗使用者による校正  

3

5

  試料採取  

3

6

  測定方法  

3

7

  結果の表示  

4

8

  報告 

4

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

5


Z 2502

:2012

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本粉末冶金工業

会(JPMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 2502:2000 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

2502

:2012

金属粉−流動度測定方法

Metallic powders-

Determination of flow rate by means of a calibrated funnel (Hall flowmeter)

序文 

この規格は,2008 年に第 3 版として発行された ISO 4490 を基とし,技術的内容を変更して作成した日

本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一

覧表にその説明を付けて,

附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,校正された漏斗(ホールフローメータ)によって金属粉の流動度を測定する方法について

規定する。

この方法は,規定されたオリフィスから自然に流れ出す金属粉だけに適用する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 4490:2008

,Metallic powders−Determination of flow rate by means of a calibrated funnel (Hall

flowmeter)(MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“修正している”

ことを示す。

1A 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。この引用規格は

その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS Z 2500

  粉末や(冶)金用語

1B 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2500 によるほか,次による。

1B.1 

流動度 

ある一定の条件下で,決められた質量の粉末が規定のオリフィスから流出するのに要する時間。

原理 

標準寸法の校正された漏斗のオリフィスを通過して 50 g の金属粉が流れる時間を測定する。


2

Z 2502

:2012

装置 

3.1

校正された漏斗  図 に示す寸法をもつものとする(箇条 参照)。

漏斗は,非磁性,耐食性で,かつ,変形及び過度の摩耗に耐える十分な壁厚と硬さをもつ金属材料でつ

くられているものでなければならない。

3.2

水平で振動しない支持台及び漏斗支持器  漏斗をしっかりと支持できるものとする(例,図 参照)。

3.3

天びん  十分な測定容量をもち,試料を±0.05 g の精度で測定できるものとする。

3.4

ストップウオッチ  通過時間を 0.1 秒単位で測定できるものとする。

注記  測定単位を 0.01 秒単位で表示できるストップウオッチを使用することが望ましい。

3.5

標準粉  漏斗の校正に用いる標準粉は,対応国際規格(ISO 4490)に規定された標準粉又は同等品。

単位  mm

a)

  単位は,μm である。 

b)

  値は,規格値とする。

c)

  D=2.5

2

.

0
0

図 1−校正された漏斗 

図 2−支持台及び水平方向に自由に動かせる漏斗支持器


3

Z 2502

:2012

漏斗の校正 

4.1 

漏斗製造業者による校正 

漏斗製造業者は,次の方法で流動度の校正が行われた漏斗を,供給しなければならない。

a)

標準粉(3.5 参照)をきれいなガラス瓶の中に入れ,大気中で 110±10  ℃で 60±5 分間乾燥する。

b)

乾燥機の中で大気温度に冷却する。

c)

標準粉を 50±0.1 g ひょう量する。

d)

測定方法(箇条 参照)に従って標準粉の流動度を測定する。

e)

同じ標準粉を使用し,同じ手順で 5 回繰り返す。5 回の測定値のばらつきの範囲が 0.4 秒以内とする。

f)

5 回の測定の平均値は漏斗の底に刻印する。測定値は 40±0.5 秒以内でなければならない。

4.2 

漏斗使用者による校正 

標準粉の流動度は,4.1 の方法によって測定しなければならない。標準粉の流動度が 40±0.5 秒の範囲外

となった場合は,補正係数を使用しなければならない。補正係数は,新たな測定値で 40.0 を除した値とし,

補正係数は定期的に補正が必要かどうか検証することが望ましい。

新規の補正係数を採用する前に,値が変化した理由を調査することが必要である。もし,流動時間が短

くなった場合は,繰り返しの使用によってオリフィスが摩耗したためであって,新規の補正係数は正当な

ものと考えられる。また,流動時間が長くなった場合は,オリフィスに柔らかい粉末が付着したものと考

えられ,この場合は,付着物を注意深く取り除き,その後,校正のための測定を繰り返す。

標準粉の流動時間が 37 秒より短くなった場合は,その漏斗を使用しないことが望ましい。

試料採取 

試料採取は,次による。

a)

試料は,少なくとも 200 g 以上とする。

b)

一般的に粉末は受け入れたままの状態で測定を行う。

特別な場合には,受渡当事者間の協定によって粉末を乾燥してもよい。粉末が酸化しやすい場合に

は乾燥を真空中又は不活性ガス中で行う。

なお,粉末に揮発性物質が含まれている場合には,乾燥してはならない。

c)

測定直前に 50±0.1 g の測定試料をひょう量する。

d)

測定は三つの測定試料について行わなければならない。

測定方法 

乾燥した指などで,オリフィスを塞いだまま測定試料を漏斗に入れる。漏斗に粉末が十分詰まっている

ように注意する。オリフィスを開けると同時にストップウオッチ(3.4 参照)を作動させ,最後の粉末がオ

リフィスを離れる瞬間に止める。

通過時間を少なくとも 0.1 秒の単位で測定,記録する。また,オリフィスを開放したまま測定試料を漏

斗に入れる方法もできる。

注記  オリフィスを開けても粉が流れ出さない場合には,流れ出すよう漏斗を軽く 1 回たたいてもよ

い。これでも流れない場合,又は測定中に流れが止まった場合は,この測定方法による流動性

はなしとみなす。


4

Z 2502

:2012

結果の表示 

三つの測定結果の算術平均し,1 秒単位に丸め,秒/50 g として報告する。補正係数(4.2 参照)を使用

する場合は,平均値に補正係数を乗じなければならない。

報告 

報告には,次の情報を含める。

a)

この規格に従って測定を実施した旨の記述:

例  JIS Z 2502 

b)

試料の特定に必要な全ての詳細事項

c)

流動度の測定結果

d)

オリフィスの開放有無

e)

この規格に規定又は記載されていない全ての操作,又は任意に付加した操作(例えば,試料を乾燥し

た場合の乾燥方法,漏斗をたたいて流れを誘導したかどうか)

f)

測定結果に影響を及ぼす可能性がある要因の詳細


5

Z 2502

:2012

附属書 JA

(参考)

JIS

と対応国際規格との対比表

JIS Z 2502:2012

  金属粉−流動度測定方法

ISO 4490:2008

  Metallic powders − Determination of flow rate by means of a

calibrated funnel (Hall flowmeter)

(I)JIS の規定 (II)

国際規格
番号

(III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇 条 番 号
及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

1  適 用 範

1

削除

ISO

規格では注

1)

として標準粉

の商品名を記載。JIS はこれを

標準粉と記載し,装置に規定。
実質的な差異はない。

1A  引 用
規格

1B  用 語
及び定義

JIS Z 2500

で定義し

て い る 用 語 及 び 流
動 度 を 用 い る こ と
を記載。

追加

JIS

は,用語及び定義を追加し

た。 
実質的な差異はない。

2  原理

2

一致

3  装置

漏 斗 の 校 正 に 用 い

る 標 準 粉 を 対 応 国
際 規 格 に 規 定 さ れ
た 標 準 粉 又 は 同 等

品と規定。 
ス ト ッ プ ウ オ ッ チ
の測定を 0.1 秒単位

で規定。

 3 漏斗の校正に用いる標準

粉を商品名で規定。 
 
 
 
±0.1 秒で測定できる精
度を規定。

変更 
 
 
 
 
変更 
 

ISO

規格で規定されている商

品名の表現を変更した。 
 
 
 
ISO

規格で規定されている精

度の表現を変更した。

実質的な差異はない。

ISO

への提案を検討する。

 

2

Z 2

502


20
12


6

Z 2502

:2012

(I)JIS の規定 (II)

国際規格
番号

(III)国際規格の規定 (IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条

ごとの評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術的差異
の理由及び今後の対策

箇 条 番 号
及び題名

内容

箇条番号

内容

箇 条 ご と
の評価

技術的差異の内容

4  漏 斗 の
校正

改 正 前 の 標 準 粉 名

を 従 来 の 国 際 標 準
粉と規定。 
標 準 粉 の 乾 燥 温 度

及 び 時 間 並 び に ひ
ょう量精度を規定。

 4 商品名を記載。

 
 
標準粉の乾燥温度及び時

間並びにひょう量値だけ
規定。 
 
従来の標準粉に関する事
項を記載。

変更 
 
 
追加 
 
 
 
削除

ISO

規格で記載されている標

準粉の商品名の表現を変更し
た。

JIS

は乾燥温度及び時間並びに

ひょう量精度を追加した。 
 
 
規格として記載する必要がな
いため削除した。 
実質的な差異はない。

ISO

への提案を検討する。

5  試 料 採

試料採取を規定。

5

試料採取を細分箇条とし
て規定。

変更 5.1∼5.4 を箇条 5 の a)∼d)に変

更した。

実質的な差異はない。

6  測 定 方

6

一致

7  結 果 の
表示

7

一致

8  報告

報 告 に 記 載 す る 情
報を規定。

 9 報告に記載する情報を規

定。

変更

ISO

規格の箇条 8(精度)を削

除したため,報告の箇条番号を
変更した。

実質的な差異はない。

 8

精度を記載。

削除

精度に関する記載がないため

削除した。 
実質的な差異はない。

2

Z 2

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20
12


7

Z 2502

:2012

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:ISO 4490:2008,MOD

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

    −  一致……………… 技術的差異がない。 
    −  削除……………… 国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    −  追加……………… 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
    −  変更……………… 国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

    −  MOD……………  国際規格を修正している。

2

Z 2

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20
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