Z 2345 : 2000
(1)
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日
本工業規格である。これによって,JIS Z 2345 : 1994 は改正され,この規格に置き換えられる。
改正に関しては,国際規格に整合した日本工業規格を作成するために,ISO 2400 : 1972 Welds in steel
−Reference block for the calibration of equipment for ultrasonic examination 及び ISO 7963 : 1985 Welds in
steel
−Calibration block No.2 for ultrasonic examination of welds を基礎として用いた。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,
このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登
録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
日本工業規格
JIS
Z
2345
: 2000
超音波探傷試験用標準試験片
Standard test blocks for ultrasonic testing
序文 この規格は 1987 年に制定され,その後 1994 年に改正されているが,対応国際規格 (ISO 2400 : 1972,
Welds in steel
−Reference block for the calibration of equipment for ultrasonic examination) との整合化を考慮し
て作成したものである。
主な改正点は,次のとおり。
a) A1
形標準試験片と ISO 2400 対比試験片の整合性を図るため,標準試験片の熱処理条件と検定方法(検
定項目及び検定条件)を見直した。
b) A3
形系標準試験片に新しく STB-A32 を追加した。
c)
標準試験片全体にわたって,表面粗さ及び許容寸法公差の表記方法を変更した。
1.
適用範囲 この規格は,超音波探傷装置の校正,調整及び探傷感度の調整に使用する標準試験片につ
いて規定する。
備考1. ISO 2400 : 1972 Welds in steel−Reference block for the calibration of equipment for ultrasonic
examination
2.
ISO 7963 : 1985
Welds in steel−Calibration block No.2 for ultrasonic examination of welds
2.
引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。
)を適用
する。
JIS G 3106
溶接構造用圧延鋼材
JIS G 4103
ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材
JIS G 4805
高炭素鋼クロム軸受鋼鋼材
JIS K 2238
マシン油
JIS Z 2300
非破壊試験用語
3.
定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 2300 によるほか,次による。
a)
A2
形系標準試験片 探傷感度の調整,超音波探傷器(以下,探傷器という。)の総合性能の測定など
に用いる STB-A2,STB-A21 及び STB-A22 の 3 種類の標準試験片の総称。A2 形系 STB と略記する。
b) A3
形系標準試験片 探傷感度の調整,測定範囲の調整や斜角探触子の屈折角測定などに用いる
STB-A3
,STB-A31,STB-A32 及び STB-A7963 の 4 種類の標準試験片の総称。A3 形系 STB と略記す
る。
3
Z 2345 : 2000
4.
標準試験片の種類及び種類記号 標準試験片の種類及び種類記号は,表 1 による。
2
Z 2345 : 2000
表 1 標準試験片の種類及び種類記号
標準試験片の種類
種類記号
探傷方法
探傷の対象物の例
主な使用目的(参考)
G
形標準試験片
(G 形 STB)
STB-G V2
STB-G V3
STB-G V5
STB-G V8
STB-G V15-1
STB-G V15-1.4
STB-G V15-2
STB-G V15-2.8
STB-G V15-4
STB-G V15-5.6
垂直
極厚板,条鋼及び鍛
造品
探傷感度の調整,垂直探触子の特
性の測定,探傷器の総合性能の測
定
N1
形標準試験片 STB-N1
厚板
探傷感度の調整
A1
形標準試験片 STB-A1
垂直及び
斜角
溶接部及び管
斜角探触子の特性の測定,斜角探
触子の入射点及び屈折角の測定,
測定範囲の調整,探傷感度の調整
A2
形系標準試験片 STB-A2
STB-A21
STB-A22
斜角
溶接部及び管
探傷感度の調整,探傷器の総合性
能の測定
A3
形系標準試験片 STB-A3
STB-A31
STB-A32
STB-A7963
溶接部
斜角探触子の入射点及び屈折角の
測定,測定範囲の調整,探傷感度
の調整
5.
材料
5.1
材料 材料は,標準試験片の種類に応じ,それぞれ表 2 による。
表 2 材料
材料規格
標準試験片の種類
規格番号
種類記号
熱処理
その他
G
形 STB
JIS G 4805 SUJ2
球状化焼なまし
JIS G 4103 SNCM439
焼入焼戻し(850℃1
時間油冷,650℃2 時
間空冷)
超音波の伝搬特性
に異常を生じるよ
うな残留応力がな
いものとする。
N1
形 STB
A1
形 STB
JIS G 3106 SM400
,SM490 又は中
炭素の機械構造用炭素
鋼鋼材(結晶粒度番号 5
以上のキルド鋼)
焼 な ら し 又 は 焼 入
焼戻し(750〜810℃
水冷,650℃空冷を
標準とする。
)
A2
形系 STB
A3
形系 STB
JIS G 3106 SM490
又は中炭素の機
械構造用炭素鋼鋼材(結
晶粒度番号 5 以上のキ
ルド鋼)
焼 な ら し 又 は 焼 入
焼戻し(750〜810℃
水冷,650℃空冷を
標準とする。
)
超音波の伝搬特性
に異常を生じるよ
うな音響異方性が
ないものとする。
備考 STB-A1 の試験片の直径 50mm の穴に埋め込む合成樹脂は,メタクリル樹脂板とし,常温において,
厚さ 23mm の縦波伝搬時間が,軟綱の厚さ 50mm の縦波伝搬時間にほぼ相当するものとする。
5.2
材料検査 材料検査は,標準試験片の種類に応じ,超音波探傷試験によって,それぞれ表 3 による。
3
Z 2345 : 2000
表 3 材料検査
標準試験片の種類
材料検査
G
形 STB
(1)
材料の縦波の減衰係数は,周波数 5MHz で 5dB/m 以下,
10MHz
で 20dB/m 以下とする。
(2)
水浸法によって,周波数 5MHz,公称直径 20mm の探触子
を用いて,隣接する 2 側面から垂直探傷し,STB-G V2 の
エコー高さの 1/4 (−12dB) を超えるきずエコーがないも
のとする。
N1
形 STB
A1
形 STB
黒皮状態で,局部水浸法によって,周波数 5MHz,公称直径
20mm
の探触子を用いて片面の全面から垂直探傷し,STB-G
V2
のエコー高さの 1/4 (−12dB) を超えるきずエコーがないも
のとする。
A2
形系 STB
A3
形系 STB
黒皮状態で,局部水浸法によって,周波数 5MHz,公称直径
20mm
の探触子を用いて片面の全面から垂直探傷し,STB-G
V2
のエコー高さの 1/4 (−12dB) を超えるきずエコーがないも
のとする。
6.
形状及び寸法 各標準試験片の形状及び寸法は,付図 1〜10 による。
なお,外観検査については次による。
a)
表面粗さの検査は,粗さ見本との比較で行う。
b)
目盛線の精度検査は,彫刻用型板と製作見本について実施する。目盛線の位置の精度は,±0.15mm,
目盛線の長さの精度は±0.5mm とする。
4
Z 2345 : 2000
7.
超音波探傷試験による検定
7.1
検定に用いる装置 検定に用いる装置は,標準試験片の種類に応じ,それぞれ表 4 による。
表 4 検定装置
標準試験片の種類又は種類記号
A2
形系 STB
STB-A21
検定装置類
G
形 STB N1 形 STB
A1
形 STB
STB-A2
STB-A22
A3
形系
STB
探傷器
周波数切替え機能をもつ探傷器で,必要とする周波数範囲を含むものとする。
種類
垂直探触子(
2
)
水浸探触子
斜角探触子
振動子
材料
水晶又はセラミックス
セラミックス
周波数
MHz
2
(又は
2.25
)(
3
)
5 10
5
5
2
(又は
2.25
)及び 5
5 5
振動子
寸法
mm
φ
28
φ
20
φ
20
又は
φ
14
φ
20 10
×10 10×10
探触子
屈折角
− 70
45
及び 70 70
接触媒質(
1
)
マシン油
水
マシン油
探 触 子 安 定 用
おもり
検定精度を保つための適切な接触圧を与えるものとする(STB-N1 を除く。
)
。
検定用基準片 STB-G の中から選んだも
の
STB-N1
の中
か ら 選 ん だ
もの
STB-A1
の 中 か ら
選 ん だ も
の
STB-A2
の中から選んだ
もの
(
4
)
注(
1
)
マシン油は,JIS K 2238の ISO VG10とする。水の場合の水距離は,50〜100mm とする。
(
2
)
振動子の電極形状は,反射源までの距離に対して近距離音場の影響を受けないものとする。
(
3
) V2
及び V3 は,2(又は 2.25)MHz では測定しない。
(
4
) STB-A1
及び STB-A2 との関係を明らかにした STB-A3,STB-A31,STB-A32 及び STB-A7963 の中か
ら選んだものとする。
5
Z 2345 : 2000
7.2
検定条件及び検定方法 各標準試験片の検定条件及び検定方法は,標準試験片の種類に応じて,表 5
及び
表 6 による(以下,検定される試験片を単に 試験片 という。)。
表 5 検定条件及び検定方法
標準試験片の種類又は種類記号
A2
形系 STB
STB-A21
検定条件及び検定項目
G
形 STB N1 形 STB
A1
形 STB
STB-A2
STB-A22
A3
形系 STB(
5
)
反射源
人工きず R100 面
人工きず(
6
) R50
面又は R100
面及び人工きず
周波数 MHz 2(又は 2.25)
,
5
及び 10
5 5 2
(又は 2.25)
及び 5
5 5
リジェクション “0” 又は “OFF” とする。
感度
感度
検定用基準片の人工きず又は反射面からのエコー高さを目盛板の 80%に合わせる。
測定方法
試験片と検定用基準片のエコー高さの比較測定を行う。
斜角法で人工きずのエコー
高さを測定する探触子の位
置
−
屈折角 45゜の場合は 2 ス
キップで,屈折角 70゜の
場合は 1 スキップで最大
エコー高さの得られる位
置とする。
φ
4
×4 の穴につ
い て , 屈 折 角
70
゜,0.5 スキッ
プで最大エコー
の得られる位置
とする。
入射点測定位置
−
表 6 による。
−
表 6 による。
屈折角目盛
−
−
−
測定回数
試験片と検定用基準片について,それぞれ 2 回測定する。
読み取りの単位
(1)
エコー高さの読み取りは,0.1dB とする。
(2)
入射点測定位置の読み取りは,0.2mm とする。
(3)
屈折角目盛の読み取りは,0.2゜とする。
エコー高さ
>0.5dB
−
>0.5dB
φ
4
×4 の穴の場
合>0.5dB
入射点測定位置
−
>0.5mm
−
>0.5mm
再測定を必
要とする 2
回の測定値
の差
屈折角目盛
−
−
−
>0.4゜
注(
5
) STB-A7963
の場合は,入射点測定位置の検定だけを実施する。
(
6
)
φ
2
×2,
φ
4
×4 及び
φ
1.5
の貫通穴について検定を実施する。
6
Z 2345 : 2000
表 6 A1 形及び A3 形系標準試験片の検定方法
標準試験片の種類
検定項目等
A1
形 STB A3 形系 STB
入射点測定位置 R100 面のエコー高さが最大となるように探
触子を前後走査し,最大エコーの位置に探
触子を止める。探触子の入射点と R100 面の
中心との偏差を読み取る。偏差は R100 面の
中心から前方をプラス,後方をマイナスと
して,
+amm 又は−amm のように記録する。
R50
面又は R100 面のエコー高さが最大とな
るように探触子を前後走査し,最大エコー
の位置に探触子を止める。探触子の入射点
と R 面の中心との偏差を読み取る。偏差は
R
面の中心から前方をプラス,後方をマイ
ナスとして,+amm 又は−amm のように記
録する。
屈折角目盛
−
屈折角 70゜の目盛に対して,屈折角 70゜の
探触子で測定する。測定する目盛の位置で
探触子を前後走査し,
φ
8
,
φ
25
又は
φ
16
の穴
のエコー高さが最大となる位置を求めて,
その位置における探触子の入射点と試験片
の目盛との偏差を読み取る。偏差は測定す
る目盛を 0 点として,角度の大きい方をプ
ラス,小さい方をマイナスとして,+b゜又
は−b゜のように記録する。
7.3
合否の判定 合否の判定は,標準試験片の種類に応じ,それぞれ表 7 による。ただし,試験片の測
定値は,2 回の測定値の平均値とする。
なお,2 回の測定値間に
表 5 の再測定の欄に規定した値を超える場合には,再測定を行った結果による。
7
Z 2345 : 2000
表 7 合否判定
標準試験片の種類
判定基準
G
形 STB
(1)
試験片の反射源のエコー高さの測定値が,検定用基準片を基にして定めた基準値に対して
周波数 2(又は 2.25)MHz の場合
±1dB
周波数 5MHz の場合
±1dB
周波数 10MHz の場合
±2dB
とする。
(2)
試験片内の反射源(
7
)
からのエコー以外のエコーは,反射源のエコーの近傍において,それ
より 10dB 以上低くなければならない。
(3)
同じ組番号の V15-1〜V15-5.6 については,隣り合う試験片の反射源のエコーの高さの差
(dB)
は,次の表の値の±1dB とする。
N1
形 STB
試験片の反射源のエコー高さの測定値が,検定用基準片を基にして定めた基準値に対して±1dB
とする。
A1
形 STB
試験片の入射点測定位置の測定値が,検定用基準片を基にして定めた基準値に対して±0.5mm
とする。
A2
形系 STB
試験片の反射源のエコー高さの測定値が,検定用基準片を基にして定めた基準値に対して±
1.5dB
とする。
A3
形系 STB
試験片についての測定値が,検定用試験片を基にして定めた基準値に対して次による。
φ
4
×4 穴のエコー高さ
入射点測定位置
屈折角目盛
±1.5dB
±1mm
±0.6゜
注(
7
)
反射源は,
表5による。
8.
表示 検査及び検定に合格したものには,付図 2〜10 に示す位置に表示する。ただし,STB-G につい
ては,
付図 1 の C 面に表示し,かつ,ニッケルクロムモリブデン鋼を素材とする場合は,材料名 SNCM の
記号も表示する。
例1. STB-G V2 No.123:標準試験片の種類記号が STB-G V2,試験片番号が123の場合を示す。
例2. STB-G V15-1.4 SNCM No.2345:標準試験片の種類記号が STB-G V15-1.4,材料名が SNCM,
試験片番号が2345の場合を示す。
例3. STB-A7963
No.567
:標準試験片の種類記号が STB-A7963,試験片番号が567の場合を示す。
関連規格 JIS Z 2344 金属材料のパルス反射法による超音波探傷試験方法通則
JIS Z 2350
超音波探触子の性能測定方法
JIS Z 2352
超音波探傷装置の性能測定方法
ASTM E 428
Standard Practice for Fabrication and Control of Steel Reference Block Used in
Ultrasonic Inspection
8
Z 2345 : 2000
単位 mm
標準試験片の種類記号
l d
L
T
r
STB-G V2
20
2
±0.1
40
60
±1.2
<12
STB-G V3
30
2
±0.1
50
60
±1.2
<12
STB-G V5
50
2
±0.1
70
60
±1.2
<12
STB-G V8
80
2
±0.1 100
60
±1.2
<12
STB-G V15-1
150
1
±0.05 180
50
±1.0
<12
STB-G V15-1.4
150
1.4
±0.07 180
50
±1.0
<12
STB-G V15-2
150
2
±0.1 180
50
±1.0
<12
STB-G V15-2.8
150
2.8
±0.14 180
50
±1.0
<12
STB-G V15-4
150
4
±0.2 180
50
±1.0
<12
STB-G V15-5.6
150
5.6
±0.28 180
50
±1.0
<12
備考 SNCM439 を材料とする標準試験片の B 面には,次の図に示すように吸音材を
取り付ける。このため,外観上の全長は表中の L より 5mm 長くなる。D の値
は,T の値が 60mm の場合には 55mm,T の値が 50mm の場合には 45mm とす
る。
備考1. 穴の最終仕上げに使用する きり の先端角度は,180゜とする。
2.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.5mm とする。
3.
吸音材は,金属粉末と合成樹脂との混合物とする。栓は,鋼製とし,長さ約 10mm とする。
付図 1 G 形標準試験片の形状及び寸法
9
Z 2345 : 2000
備考1. 平底穴の最終仕上げに使用する きり の先端角度は,180゜とする。
2.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
3.
栓は,鋼製とし,長さ約 5mm とする。
付図 2 N1 形標準試験片の形状及び寸法
10
Z 2345 : 2000
屈折角
距離
屈折角
距離
屈折角
距離
屈折角
距離
屈折角
距離
屈折角
距離
目盛
P
目盛
Q
目盛
Q
目盛
R
目盛
R
目盛
R
74 87.3 60 87.0 69 113.2
34 82.2
45 105.0 56 138.8
75 91.0 61 89.1 70 117.4
35 84.0
46 107.5 57 142.8
76 95.2 62 91.4 71 122.1
36 85.9
47 110.1 58 147.0
77 100.0 63 93.9 72 127.3
37 87.7
48 112.7 59 151.5
78 105.6 64 96.5 73 133.1
38 89.7
49 115.5 60 156.2
79 112.2 65 99.3 74 139.6
39 91.7
50 118.4 61 161.3
80 120.1 66 102.4 75 147.0
40 93.7
51 121.4 62 166.7
81 129.7 67 105.7 76 155.3
41 95.9
52 124.6 63 172.4
82 141.7 68 109.3
42 98.0
53 127.9 64 178.5
43
100.3
54
131.3
44
102.6
55
135.0
備考 特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 3 STB-A1 の形状及び寸法
11
Z 2345 : 2000
備考1. 非貫通穴の最終仕上げに使用する きり の先端角度は,180
°
°
2
0
−
とする。
2.
穴の深さの公差は,±0.2mm とする。
3.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 4 STB-A2 の形状及び寸法
12
Z 2345 : 2000
備考1. 各穴の最終仕上げに使用する きり の先端角度は,180
°
°
2
0
−
とする。
2.
穴の深さの公差は,±0.2mm とする。
3.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 5 STB-A21 の形状及び寸法
13
Z 2345 : 2000
備考1. 直径1.5mm,深さ4mm の穴の最終仕上げに使用する きり の先端角度は,180
°
°
2
0
−
とする。
2.
穴の深さの公差は,±0.2mm とする。
3.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 6 STB-A22 の形状及び寸法
14
Z 2345 : 2000
備考1. 直径8mm の穴の寸法許容差は±0.1mm,直径4mm,深さ4mm の穴の寸法許容差は直径では±0.1mm,
深さでは±0.2mm とする。
2.
直径 4mm,深さ 4mm の穴の最終仕上げに使用する
きり
の先端角度は,180
°
°
2
0
−
とする。
3.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 7 STB-A3 の形状及び寸法
15
Z 2345 : 2000
屈折角目盛
距離
A
屈折角目盛
距離
A
屈折角目盛
距離
B
屈折角目盛
距離
B
屈折角目盛
距離
B
57 26.2 66 38.2
34 22.3
43 30.8
52 42.2
58 27.2 67 40.0
35 23.1
44 31.9
53 43.8
59 28.3 68 42.1
36 24.0
45 33.0
54 45.4
60 29.4 69 44.3
37 24.9
46 34.2
55 47.1
61 30.7 70 46.7
38 25.8
47 35.4
56 48.9
62 32.0 71 49.4
39 26.7
48 36.7
57 50.8
63 33.4 72 52.3
40 27.7
49 38.0
58 52.8
64 34.9 73 55.6
41 28.7
50 39.3
65 36.5
42 29.7
51 40.8
備考1. 直径4mm,深さ4mm の穴の寸法許容差は直径では±0.1mm,深さでは±0.2mm とする。
2.
直径 4mm,深さ 4mm の穴の最終仕上げに使用する
きり
の先端角度は,180
°
°
2
0
−
とする。
3.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 8 STB-A31 の形状及び寸法
16
Z 2345 : 2000
屈折角目盛
距離
A
屈折角目盛
距離
A
屈折角目盛
距離
A
58 63.0
63 73.9
68 89.3
59 64.9
64 76.5
69 93.2
60 67.0
65 79.3
70 97.4
61 69.1
66 82.4
71 102.1
62 71.4
67 85.7
72 107.3
備考1. 直径16mm の穴の寸法許容差は±0.1mm,直径4mm,深さ4mm の穴の寸法許容差は直径では±0.1mm,
深さでは±0.2mm とする。
2.
直径 4mm,深さ 4mm の穴の最終仕上げに使用する
きり
の先端角度は,180
°
°
2
0
−
とする。
3.
特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 9 STB-A32 の形状及び寸法
17
Z 2345 : 2000
備考 特に規定した箇所以外の寸法許容差は,±0.1mm とする。
付図 10 STB-A7963 の形状及び寸法
18
Z 2345 : 2000
JIS
(超音波深傷試験用標準試験片)改正原案作成委員会 構成表
氏名
所属
(委員長)
菊 池 晋 一
株式会社エー・アンド・ディ
(幹事)
小 倉 幸 夫
日立建機株式会社
木 村 勝 美
木村超音波研究所
名 取 孝 夫
株式会社ジャスト研究所
八 木 健
株式会社トキメック
(委員)
林 明 夫
通商産業省基礎産業局
大 嶋 清 治
工業技術院標準部
山 村 修 蔵
財団法人日本規格協会
相 良 直 哉
社団法人日本鉄鋼連盟
堀 川 浩 甫
社団法人日本溶接協会
本 田 泰 輔
社団法人非破壊検査振興協会
立 川 克 美
千葉県機械金属試験場
富 士 岳
財団法人日本溶接構造専門学校
井 元 鑑 二
明治大学理工学部
柳 千 秋
サイテックアソシエーツ
村 山 章 NKK 京浜製鉄所
研 信 光
株式会社昭和製作所
高 橋 弘 幸
日本クラウトクレーマ株式会社
山 田 尚 男
神奈川県産業技術総合研究所
林 栄 男
株式会社検査技術研究所
堀 部 信 義
株式会社富士検査工業
島 田 道 夫
船舶技術研究所
本 庄 克 彦
日本電信電話株式会社
永 友 貴 史
財団法人鉄道総合技術研究所
(事務局)
加 藤 和 彦
社団法人日本非破壊検査協会