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Z 2323

:2012 (ISO 3059:2001)

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  安全予防措置 

1

4

  色調コントラストによる方法

2

4.1

  光源

2

4.2

  測定

2

4.3

  試験面の照度 

2

5

  蛍光による方法 

2

5.1

  紫外線

2

5.2

  測定

2

5.3

  試験面の放射照度及び試験環境の明るさ 

2

6

  検査員の必要視力

3

7

  検証

3


Z 2323

:2012 (ISO 3059:2001)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本非破

壊検査協会(JSNDI)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正

すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,

経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 2323:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 Z

2323

:2012

(ISO 3059

:2001

)

非破壊試験−

浸透探傷試験及び磁粉探傷試験−観察条件

Non-destructive testing-

Penetrant testing and magnetic particle testing-Viewing conditions

序文 

この規格は,2001 年に第 2 版として発行された ISO 3059 を基に,技術的内容及び構成を変更すること

なく作成した日本工業規格である。

適用範囲 

この規格は,浸透探傷試験及び磁粉探傷試験を行う場合の照度,A 領域紫外線の放射照度及びそれらの

測定に関する最低要求事項を含めた,主に目視による観察条件について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 3059:2001

,Non-destructive testing−Penetrant testing and magnetic particle testing−Viewing

conditions(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 1609-1

  照度計    第 1 部:一般計量器

注記  対応国際規格:IEC 60050-845,International Electrotechnical Vocabulary−Lighting(MOD)

JIS Z 2305

  非破壊試験−技術者の資格及び認証

注記  対応国際規格:ISO 9712,Non-destructive testing−Qualification and certification of personnel

(MOD)

安全予防措置 

健康及び安全に関する我が国の法規,条例などは,全て考慮に入れなくてはならない。A 領域紫外線の

人体への暴露を最低限に抑えるように注意し,特に,波長 330 nm 以下の A 領域紫外線の人体への暴露は,

避けたほうがよい。また,B 領域紫外線及び C 領域紫外線の人体への暴露(例えば,損傷したり,亀裂の

入ったフィルタに起因するもの)は,避けなければならない。


2

Z 2323

:2012 (ISO 3059:2001)

   

色調コントラストによる方法 

4.1 

光源 

目視による観察は,自然光又は照明光の下で行い,ナトリウムランプのような単色光源は,使用しては

ならない。また,照明光は,試験面を均一に照らし,グレア及び反射がないようにしなければならない。

4.2 

測定 

試験面の照度は,使用環境下で照度計を用いて測定しなければならない。照度計の公称分光応答度は,

JIS C 1609-1

の 5.3(可視域相対分光応答度特性)による。

4.3 

試験面の照度 

試験面の照度は,500 lx 以上でなければならない。

蛍光による方法 

5.1 

紫外線 

試験は,波長 365 nm 付近に公称最大強度をもつ A 領域紫外線(波長 315 nm∼400 nm)を照射して実施

しなければならない。

注記  A 領域紫外線の放射照度は,例えば,ランプの経年劣化,反射鏡又はフィルタの劣化によって

時間とともに変わる。A 領域紫外線ランプから直接に,又は他光源からの不十分な遮蔽のため

に,可視(背景)光線が試験体に入射したり,検査員の目に入るのを最小限に抑えなければな

らない。

5.2 

測定 

試験面における A 領域紫外線の放射照度は,

図 に規定した応答特性をもつ A 領域紫外線強度計を用い,

使用環境下で測定しなければならない。また,水銀ランプ形照射灯の紫外線測定に当たっては,ランプの

出力が安定(点灯後 10 分以上)してから行う。照度の測定は,4.2 による。照度計の読み値は,A 領域紫

外線の放射照度の影響を受けてはならない。

5.3 

試験面の放射照度及び試験環境の明るさ 

試験面における A 領域紫外線の放射照度は,10 W/m

2

(1 000 μW/cm

2

)以上とする。また,試験面にお

ける照度は,20 lx 以下でなければならない。測定は,試験環境の下で,A 領域紫外線照射灯を点灯し,安

定してから行う。

浸透探傷試験における試験面の A 領域紫外線の放射照度は,50 W/m

2

(5 000 μW/cm

2

)を超えてはなら

ない。

検査員の視界内には,グレア,他の可視光又は A 領域紫外線が入り込まないようにしなければならない。

周囲の照度は,20 lx 以下とする。

余剰浸透液の洗浄場所では,試験面の A 領域紫外線の放射照度は,少なくとも 3 W/m

2

(300  μW/cm

2

とし,かつ,照度は,150 lx 以下に抑える。


3

Z 2323

:2012 (ISO 3059:2001)

適正なセンサの比応答特性曲線は,図中のハッチングした範囲に入ってはならない。

図の曲線は,適正な A 領域紫外線強度計の波長応答特性の例である。 
図の A,B,C 及び D は,次の限界点を示す。 
A  全ての波長において比応答特性は,105 %を超えてはならない。 
B  ピーク値は,波長 355 nm∼375 nm の間とする。 
C  波長 313 nm における値は,10 %未満とする。 
D  波長 405 nm における値は,2 %未満とする。

注記  比応答特性は,それぞれの波長における応答を,波長 365 nm の値に対する比率で表したも

のである。

図 1領域紫外線強度計の波長応答特性 

検査員の必要視力 

検査員の必要な視力は,JIS Z 2305 に規定する必要条件を満足しなければならない。

検証 

紫外線強度計及び照度計の校正は,国家標準又は国際標準にトレーサブルな紫外線強度計及び照度計の

校正標準を使用して,製造業者によって推奨された頻度で確認するのがよい。この期間は,24 か月間を超

えてはならない。A 領域紫外線強度計の校正は,波長分布が 365 nm 付近を中心とする A 領域紫外線によ

る。また,計器を整備したり,又は修理した場合には,校正を行わなければならない。

取外し可能なセンサ及び読取り装置を使用した場合,検証は,システム全体(読取り装置及びセンサ)

で行わなければならない。

さらに,検証結果は,試験証明書又は試験報告書の様式で文書化する。