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日本工業規格

JIS

 Z

1703

-1976

ポリエチレンびん

Polyethylene Bottles

1.

適用範囲  この規格は,工業薬品,試薬,農業薬品,医薬品,蒸留水などを入れる容器として使用さ

れるポリエチレンびん(以下,びんという。

)について規定する。

引用規格:

JIS Z 0202

  包装貨物及び容器の落下試験方法

2.

種類  びんは性状により,次の 2 種類とする。

1

種(比較的柔軟性をもつもの)

2

種(比較的こわさをもつもの)

3.

品質  びんは均質で,内外面にきず及びひびがなく,あわ,異物混入などの使用上有害な欠点がなく,

表 の規定に適合しなければならない。

表 1

漏れ試験

漏らないこと

落下試験

破損並びにせんの気密性を損しないこと

煮沸試験

内容量の変化が 6%以内であること

ストレスクラッキング試験

当事者間で協定した値以上であること

せんの破損試験

破損しないこと

4.

形状及び寸法  びんの形状及び寸法は,図 1,図 2,表 及び表 とし,5.で規定したポリエチレンで

作った中せん及び外せんを附属させる。

びんに呼び内容量の内容品を入れた場合のすきまは,呼び内容量の 5%以上とする。


2

Z 1703-1976

図 1

表 2

呼び内容量

項  目

500ml 1l

2l

5l

10l

20l 30l

高さ  Hmm 165±3 200±3 260± 4

345

± 5

380

± 6

455

±  7 575±  8

外径  Dmm 80±2 100±2 125± 2

180

± 3

225

± 4

300

±  5 300±  5

1

2

以上 2.2 以上 2.8 以上 2.8 以上

側面の厚さ

mm

2

− 1.2 以上 1.3 以上 1.7 以上 1.7 以上

1

種 60±3 110±6 220±11 500±25 1000±80 2000±160 2700±230

質量

g

2

種 42±2 77±4 154± 8

350

±18 700±55 1400±110 1890±160

図 2

表 3  (参考値)

呼び内容量

項目

500ml

1l

2l

5l 10l 20l 30l

Emm

32.6

50

Fmm

37.2

58

P

山/25mm

5

3

5.

材料及び加工方法  材料は,使用上有害なきょう雑物を含まないポリエチレンを用いる。びんの本体

は,中空成形法によって作る。ただし,色は当事者間の協定により着色することができる。


3

Z 1703-1976

6.

試験方法

6.1

漏れ試験  びんに呼び内容量の水を入れてせんをし,口を下にして 12 時間以上放置し,漏れの有無

を調べる。

6.2

落下試験  20±5℃の水を口まで満たしてせんをし,120cm の高さからコンクリート床面上にびんの

底面及び側面が当たるように 1 回ずつ落下させて,破損並びに漏れの有無を調べる。

なお,試験方法は JIS Z 0202(包装貨物及び容器の落下試験方法)に準ずる。

6.3

煮沸試験  びんの口を下にして,U 字形の空気除去用管の一方をびんの中に入れ,管の先端をびん

の底面にあててびんを支えながら沸騰水を満たした試験そう中に,びんが完全に沸騰水中に沈むまで管を

静かに下げて 30 分間煮沸したのちびんを取り出し,

室温まで放冷し,

試験前後の内容量の変化を調べる

3

参照)

煮沸前及び煮沸後における内容量の変化は,びんに満たした水の質量から,次の式により求める。

100

0

1

2

1

×

W

W

W

W

V

V

:  質量変化 (%)

W

0

:  煮沸前のびんの質量 (g)

W

1

  煮沸前のびんに水を満たしたときの質量 (g)

W

2

  煮沸後のびんに水を満たしたときの質量 (g)

図 3

6.4

ストレスクラッキング試験

6.4.1

装置

(1)

温度 50±0.5℃に保持できる恒温水そう

(2)

胴外径約 32mm,高さ約 200mm の透明な硬質ガラス製試験管(

図 参照)

(3)

黄銅製試験片ホルダ(

図 参照)

(4)

試  薬  当事者間の協定による。

6.4.2

試験片  びんの側面の縦及び横の方向から,38×13mm の試験片をそれぞれ 5 個ずつ作る。

6.4.3

操作  試験片の中央部に長辺に平行して長さ 19mm,深さ 0.5∼0.6mm の切れ目をつけ,切れ目を

外側にして切れ目が横になるように折り曲げ,試験片ホルダに順次 10 個とりつける(

図 4参照)。

試験片ホルダを硬質ガラス製試験管の中に入れて,試験片ホルダの上端より約 10mm の高さまで試薬を

注ぎ,せんをして硬質ガラス製試験管を温度 50±0.5℃に保たれた恒温水そう中に入れて放置する。

試験片 10 個のうち 5 個にき裂が生ずるまでの時間をストレスクラッキング試験の値とする。


4

Z 1703-1976

図 4

図 5

図 6

6.5

せんの破損試験  せんを手で十分に締めつけ,室温で 72 時間以上放置したのち,せんの破損の有無

を調べる。

7.

検査  外観及び形状は全数について行い,漏れ試験,落下試験,煮沸試験,ストレスクラッキング試

験,せんの破損試験及び寸法は,合理的に設計された抜取検査方式により行い,3.及び 4.の規定に適合し

なければならない。ただし,ストレスクラッキング試験は,呼び内容量 10以上については当事者間の協

定により行う。

8.

表示  びんには 1 個ごとに,種類,呼び内容量,製造番号又はその略号及び製造業者名又はその略号

を表示する。

ただし,製造番号又はその略号は,呼び内容量 5以下のびんについては省略してもよい。