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日本工業規格

JIS

 Z

1618

-1994

国際一般貨物コンテナ

General cargo containers for international trade

1.

適用範囲  この規格は,国際流通を目的として,協同一貫輸送(自動車,鉄道車両及び船舶相互間)

に用いられる箱形の一般貨物用国際コンテナ(以下,コンテナという。

)について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS Z 1613

  国際貨物コンテナ−用語

JIS Z 1614

  国際貨物コンテナ−外のり寸法及び最大総質量

JIS Z 1615

  国際大形コンテナのコード,識別及び表示方法

JIS Z 1616

  国際大形コンテナのすみ金具

2.

この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって参

考として併記したものである。

3.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO 1496-1 : 1990

  Series 1 Freight containers−Specification and testing−Part 1 : General cargo

con-tainers for general purposes

2.

用語  用語,読み方及び定義は,JIS Z 1613 による。

3.

寸法及び最大総質量

3.1

コンテナの種類,外のり寸法及び最大総質量は,JIS Z 1614 による。

3.2

コンテナの内のり寸法は,

表 による。

表 1

最小内のり寸法(

2

)

  mm

最小内容積(

1

)

種類

高さ h

幅 W

長さ l (m

3

)

1AA 2

350

11

998

65.7

1C 2

197

2 330

 5 867

30.0

(

1

)

最小内容積は,最小内のり寸法から求めた参考値である。

(

2

)

内のり寸法のとり方は,次による。

内のりの高さは,屋根はり下面から床上面までの寸法。 
内のり幅は,側板内面間又は側柱内面間の小さい寸法。 
内のり長さは,扉内面から端壁板内面又は端部柱内面まで

の小さい寸法。 
いずれも内張りがあるときは,内張り内面までの寸法。

4.

構造

4.1

コンテナの上部及び下部すみには,JIS Z 1616 のすみ金具を付けなければならない。


2

Z 1618-1994

上部すみ金具の上面は,屋根の最上面から,少なくとも 6mm 出ていなければならない。

4.2

コンテナには,その外のり寸法を超えて外側に突出すものを付けてはならない。

また,その内のり寸法から内側に,貨物の積付けを妨げるような突起物を不必要に付けてはならない。

4.3

コンテナは空の状態のとき,下はり及び床はりの最下面が下部すみ金具下面から上方 12.5

1.5

5

mm

位置しなければならない。

4.4

床構造の最下部は,最大積載質量に等しい等分布荷重を受けたときに,下部すみ金具の下面から出

てはならない。

4.5

コンテナには,少なくとも一方の端壁に,封印のできる締付装置を備えた扉を付けなければならな

い。

4.6

扉開口部寸法は,できるだけ大きくし,コンテナの内のり寸法に近づけることが望ましい。その最

小寸法は,

表 による。

表 2

単位 mm

扉開口部最小寸法

種類

高さ

1AA

2 261

1C 2

134

2 286

4.7

コンテナには,扉を開放したときに,扉を保持する留め金を付けなければならない。

4.8

コンテナは,風雨密構造でなければならない。

4.9 1C

コンテナには,フォークポケットを付けてもよい。その寸法は

図 による。

4.10 1AA

コンテナには,

表 及び図 に示す寸法のトンネルリセスを付けなければならない。

表 3

単位 mm

項目及び記号

寸法及び許容差

高さ

C 12.5

1.5

5

B

t

 120

3

0

A

t

 1029

0

3

長さ

L

t

 3150

以上

D

6

2

1


3

Z 1618-1994

図 1

図 2


4

Z 1618-1994

5.

強度  コンテナは,表 に示す荷重又は力に耐える強度をもつものであり,荷重又は力が取り除かれ

た後,使用上の妨げとなるような変形又は損傷があってはならない。

表 4

項目

荷重又は力のかかる場所

荷重又は力の方向(

3

)

設計条件(

3

)

上部すみ金具

鉛直下向き

9R

ずれ量

長手方向 38mm

積重ね

横手方向 25.4mm

上部すみ金具 1 個

当たり

4

9

R

鉛直上向き

上部つり上げ  上部すみ金具

2R

下部すみ金具

水平面からの角

α

下部つり下げ

つり下げ力中心線と

すみ金具側面との距

離は 38mm

2R

鉛直下向き

1

軸当たり 5

460 kg

(1 車輪当たり 2 730 kg)

車輪の幅 180 mm

輪距 760 mm

1

車輪当たりの接地面積

(荷重用機器)

(すべての部分)

 142 cm

2

長手

2R

緊締

下部すみ金具

下部すみ金具 1 個

当たり

2

2

R

壁面に垂直外向き

端壁

端壁全面

0.4P


5

Z 1618-1994

項目

荷重又は力のかかる場所

荷重又は力の方向(

3

)

設計条件(

3

)

壁面に垂直外向き

側壁

側壁全面

0.6P

屋根

鉛直下向き

屋根

最も弱い 600

×300mm の部分

300kg

横手水平

横 手 ラ ッ キ ン

上部すみ金具

150kN {15 240kgf}

(上部すみ金具 1 個当たり)

長手水平

長 手 ラ ッ キ ン

上部すみ金具

75kN {7 620kgf}

(上部すみ金具 1 個当たり)

フォークポケット

鉛直上向き

1

ポケット当たり

フォーク

ポケット

幅 200mm 側面より

1 828

±3mm までの

部分

2

25

.

1

R

(

3

)

設計条件は,コンテナの使用中に起こると想定される最大の荷重又は力を意味する。

なお,は最大総質量,は最大積載質量,はコンテナの自重を表す。


6

Z 1618-1994

6.

試験方法  コンテナの試験方法は,表 による。ただし,これと同等のものに代えることもできる。

表 5

試験項目

試験方法

積重ね試験

供試コンテナを強固で水平な台上に置き,4 すみのすみ金具で支持する。

供試コンテナに荷重を均一に積み込み,総質量が 1.8になるようにする。

供試コンテナの上部すみ金具に,下部すみ金具を載せ,1 すみ当たり

4

9

R

の荷重又は力を鉛直に加える。

このすみ金具は,供試コンテナの上部すみ金具に対し,長手方向に 38mm,横手方向に 25.4mm ずらせる。

上部つり上げ

試験

供試コンテナに荷重を均一に積み込み,総質量が 2になるようにし,上部 4 すみのすみ金具で静かにつり上

げる。

つり上げは鉛直に行う。

5

分間つり上げを保持した後,静かに地上に下ろす。

供試コンテナに荷重を均一に積み込み,総質量が 2になるようにし,下部 4 すみのすみ金具で静かにつり上

げる。

下部つり上げ

試験

つり上げは,すみ金具にかかる力の方向が,水平と

表に示す角度になるスリングを用

いて行う。

つり上げ力の中心線は,すみ金具側面から 38mm 離すものとする。

5

分間つり上げを保持した後,静かに地上に下ろす。

床試験

供試コンテナを強固で水平な台上に置き,4 すみのすみ金具で支持し,次の試験を行う。

(1)

  1P

に等しい荷重を均一に積み込み,この状態で床構造がすみ金具下面から下に出ているかどうか調べ

る。

(2)

一軸当たり 5 460kg(一車輪当たり 2 730kg)の試験装置を床全面にわたり,長手方向に移動させる。こ

の装置は,車輪の幅 180mm,1 車輪当たりの接地面積 142cm

2

及び輪距 760mm のものとする。

緊締試験

供試コンテナの前後各端について,次の試験を行う。

供試コンテナに荷重を均一に積み込み,総質量が 1になるようにする。

供試コンテナの一端の下部すみ金具をツイストロックを用いて緊締し,他端の下部すみ金具に,その下面の

穴を用いて 2に相当する長手方向の押し及び引張力を左右に等分して加える。

端壁試験

供試コンテナの試験する壁面を下面にし,4 すみのすみ金具が同じ水平面となるように強固な台で支持する。

端壁全体に均一に分布するよう 0.4に等しい荷重を積み込む。荷重として水を使用することが望ましい。

側壁試験

供試コンテナの試験する側面を下面にし,4 すみのすみ金具が同じ水平面となるように強固な台で支持する。

側壁全体に均一に分布するよう 0.6に等しい荷重を積み込む。荷重として水を使用することが望ましい。

屋根試験

屋根の最も弱い部分の 600×300mm の部分に 300kg の質量を均一に載せる。

横手剛性試験  空の供試コンテナを水平な台上に置き,下部 4 個のすみ金具の下穴を用いて垂直方向に緊締する。

横手方向の緊締は,荷重を加える上部すみ金具がある側面と反対側の側面の 2 個の下部すみ金具で行う。

片側面の上部すみ金具に 1 個当たり 150kN {15 240kgf} の押し及び引張力を横手方向に別個又は同時に加え

る。

端面がその鉛直中心線に関して対称の場合は,左右いずれかの試験でよいが,非対称のときは左右それぞれ

について行う。

長手剛性試験  空の供試コンテナを水平な台上に置き,下部 4 個のすみ金具の下穴を用いて,垂直方向に緊締する。

長手方向の緊締は,荷重を加える上部すみ金具がある端面と反対側の端面の 2 個の下部すみ金具で行う。

片端面の上部すみ金具 1 個当たり 75kN {7 620kgf}  の押し及び引張力を長手方向に,別個又は同時に加える。

側面が前後対称の場合は,前後いずれかの試験でよいが,非対称のときは,前後それぞれについて行う。

フォークポケ

ット試験

フォークポケット付きの 1C コンテナについて,次の試験を行う。

供試コンテナに均一に荷重を積み込み,総質量が 1.25に等しくなるようにする。

水平で強固な 2 本の棒(棒の幅は 200mm)をコンテナの側面から 1 828±3mm まで差し込み静かに持ち上げ

る。

5

分間持ち上げた後静かに地上に下ろす。


7

Z 1618-1994

試験項目

試験方法

漏水試験

供試コンテナの全継目及び扉部分に対し,次の条件で外部から射水を行う。

(1)

筒先の口径は,12.5mm とする。

(2)

筒先圧力は,0.1MPa{水頭 10m 相当}以上とする。

(3)

筒先移動速さは,0.1m/s 以下とする。

(4)

射水は,試験面にほぼ垂直となるようにし,筒先と試験面との距離は 1.5m 以内とする。

備考  表 に規定する試験において,最大積載質量  (P)  を算出するため,最大総質量  (R)  から差し引く自重は,JIS 

Z 1615

に規定する表示自重を超えてはならない。

7.

検査  コンテナは,次の各項目について検査を行い,これに適合しなければならない。

7.1

各部寸法及び構造が 3.及び 4.の各項目を満足すること。

7.2

6.

の試験を行った場合は,試験後使用上妨げとなる変形又は損傷を認めないこと。

7.3

6.

の床試験(1)を行った場合は 4.4 を満足すること。

7.4

6.

の漏水試験を行った後,内部に水漏れを認めないこと。

8.

表示方法及び識別コード  表示方法及び識別コードは,JIS Z 1615 による。

関連規格  JIS Z 0601  一貫輸送用木製平パレット

JIS Z 1617

  国際大形コンテナ用上部つり上げ金具及び緊締金具

包装部会  国際大形コンテナ専門委員会  構成表(昭和 50 年 3 月 1 日改正のとき)

氏名

所属

(委員会長)

川  嶋  栄  一

川崎重工業株式会杜

西  堀  義  治

日本トレールモービル株式会社

原      主一郎

日本フルハーフ株式会社

渡  辺  逸  郎

三菱重工業株式会社

小  林  保  一

日本車輌製造株式会社

井  出  公  平

東急車輌製造株式会社

手  塚  芳  明

富士重工業株式会社

阿  部      敦

日本郵船株式会社

浜  口  寿  志

山下新日本汽船株式会社

山  崎      勉

川崎汽船株式会社

佐々田  喜  正

大阪商船三井船舶株式会社

浜  田  定  二

ジャパンライン株式会社

片  岡  英  二

昭和海運株式会社

中  山  武  男

日通総合研究所

山  下      昭

社団法人日本海事検定協会

浅  野  順  一

財団法人日本海事協会

小  林  正  治

社団法人日本鉄道車輌工業協会

高  橋  久  夫

社団法人日本海上コンテナ協会

中  村  友  弥

社団法人日本トラック協会

難  波  猪  一

日本パレット協会

尾  花      皓

運輸省船舶局

安  田  佳  二

通商産業省機械情報産業局

菊  地  邦  雄

工業技術院標準部

(事務局)

竹  森  文  夫

工業技術院標準部繊維化学規格課

(事務局)

中  田  幹  夫

工業技術院標準部機械規格課(平成 6 年 6 月 15 日改正のとき)