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Z 1571:2016

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1  適用範囲  

1

2  引用規格  

1

3  用語及び定義  

2

4  品質 

3

5  構造 

3

5.1  スリーピース缶  

3

5.2  ツーピース缶  

3

6  種類,寸法及び内容積  

5

6.1  一般  

5

6.2  スリーピース缶  

5

6.3  ツーピース缶  

7

7  測定方法  

9

7.1  内径・開口径の測定  

9

7.2  高さ(空缶)の測定  

9

7.3  内容積  

9

7.4  内容積の測定  

10

8  材料 

11

8.1  板材  

11

8.2  胴用接着剤  

11

8.3  巻締め用密封材  

11

8.4  内面塗料  

11

8.5  合成樹脂フィルム  

11

9  検査 

11

10  製品の呼び方  

11

附属書 JA(参考)JIS と対応国際規格との対比表  

12


Z 1571:2016

(2)

まえがき

この規格は,

工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,日本製缶協会(CMIJ)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。これによって,

JIS Z 1571:2005 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 Z

1571

:2016

食品缶詰用金属缶の仕様

Specifications for hermetically sealed metal cans for food and drink

序文 

この規格は,1997 年に第 2 版として発行された ISO 90-1 及び第 4 版として発行された ISO 1361,並び

に 1993 年に第 1 版として発行された ISO 10653 及び ISO 10654 を基に,形状及び寸法については対応国際

規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には規定さ

れていない品質,構造,材料,検査方法及び呼び方の規定を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の一覧表にその説

明を付けて,附属書 JA に示す。

適用範囲 

この規格は,食品(飲料を含む。)の缶詰の容器として用いられる金属缶のうち,ツーピース及びスリー

ピースの円形オープントップ缶(以下,缶という。)の仕様について規定する。

なお,内容物を充塡し,巻締め密封したものには適用しない。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 90-1:1997,Light gauge metal containers-Definitions and determination of dimensions and

capacities-Part 1: Open-top cans

ISO 1361:1997,Light-gauge metal containers-Round open-top cans-Internal diameters

ISO 10653:1993,Light-gauge metal containers-Round open-top cans-Cans defined by their nominal

gross lidded capacities

ISO 10654:1993,Light-gauge metal containers-Round open-top cans-Cans for liquid products with

added gas, defined by their nominal filling volumes(全体評価:MOD)

なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,“修正している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS G 3303  ぶりき及びぶりき原板

JIS G 3315  ティンフリースチール

JIS H 2108  すず地金

JIS H 4000  アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条


2

Z 1571:2016

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1 

 

金属板製の小容器。

3.2 

オープントップ缶 

缶の一方の口が充塡後に二重巻締めされるもの。

3.3 

缶胴 

胴と底蓋(ボトム蓋)とからなるもの。空缶ともいう。

3.4 

 

金属材料を円筒形に成形したもの。

3.5 

底蓋 

金属材料を打抜き成形し,巻締め用密封材を塗布し,製缶工程で胴に巻き締められるもの。ボトム蓋と

もいう。

3.6 

 

金属材料を打抜き成形し,巻締め用密封材を塗布し,内容物充塡後,缶胴に巻き締められるもの。トッ

プ蓋ともいう。

3.7 

スリーピース缶 

胴,底蓋及び蓋の 3 部分品からなる缶。

3.8 

ツーピース缶 

一体成形された缶胴及び蓋の 2 部分品からなる缶。

3.9 

ネックドイン 

缶の一端又は両端の口径を絞り加工によって小さくする作業。形状によってダブルネックドイン,トリ

プルネックドインなどの多段ネックドイン,スムースネックドインなどがある。

3.10 

ステップサイド 

缶の一端の口が断面寸法において拡大されている形状。

3.11 

ビード 

缶胴に同心円上の凹凸を付けた形状。

3.12 

イージーオープン 


3

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開口用の道具を使用せずに,容易に開口できる方法。

3.13 

テーパ 

缶胴上部(蓋側)の径が連続的に下部(底側)から拡大されている形状。

3.14 

張出し 

胴の一部が拡大されている形状(図 参照)。

3.15 

開口径 

蓋を巻き締める缶胴部分の内径(図 参照)。

品質 

缶の内面及び外面に,使用上有害な欠点があってはならない。

注記  缶は,その用途によって食品衛生法の食品,添加物等の規格基準(昭和 34 年  厚生省告示第

370 号)又は乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和 26 年  厚生省令第 52 号)が適用

される。

構造 

5.1 

スリーピース缶 

5.1.1 

 

8.1 に規定する 1 枚の板材を円筒形に成形し,サイドシームを溶接するか又は 8.2 に規定する接着剤によ

って接合し,必要に応じて,ネックドイン,ビード又は張出し加工を施し,フランジ成形を行う(図 

照)。

5.1.2 

蓋又は底蓋 

8.1 に規定する板材を打抜き成形し,8.3 に規定する巻締め用密封材を塗布し,必要に応じて,イージー

オープン機能を付与する(図 及び図 参照)。

5.2 

ツーピース缶 

5.2.1 

缶胴 

8.1 に規定する板材を打抜き成形し,必要に応じて,ネックドイン,ステップサイドなどの加工を施し,

フランジ成形を行う(図 参照)。

5.2.2 

 

8.1 に規定する板材を打抜き成形し,8.3 に規定する巻締め用密封材を塗布し,必要に応じて,イージー

オープン機能を付与する(図 及び図 参照)。


4

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図 1-スリーピース缶の例 

図 2-ツーピース缶の例 

図 3-蓋の例 


5

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図 4-二重巻締め断面拡大図 

種類,寸法及び内容積 

6.1 

一般 

a)

内径・開口径の測定方法  缶の内径及び開口径は,7.1 に規定する方法によって測定する。

b)  高さの測定方法  缶の高さは,7.2 に規定する方法によって測定する。

c)

内容積の測定方法  缶の内容積は,7.3 及び 7.4 に規定する方法によって測定する。

6.2 

スリーピース缶 

6.2.1 

スリーピース食料缶 

スリーピース食料缶は,次による。

a)

種類,寸法及び内容積  缶の種類,寸法及び内容積は,表 による。


6

Z 1571:2016

表 1-スリーピース食料缶の種類,寸法及び内容積 

種類

寸法

mm

内容積

ml

缶の呼び 
(参考)

内径

内径

許容差

高さ

1 号缶 153.3

±0.2 177.0 3 100

603×700

2 号缶 98.9

±0.1 121.2  878

401×412.5

3 号缶 83.4

113.2

581

307×407.5

4 号缶 74.1

113.2

458

301×407.5

5 号缶 74.1

81.5

322

301×303.5

6 号缶 74.1

59.3

226

301×205.5

7 号缶 65.4

101.3

317

211×400

8 号缶 65.4

52.9

155

211×201.5

平 2 号缶 83.4

51.3

240

307×200.5

平 3 号缶 74.1

34.7

121

301×106

かに 2 号缶 83.4  56.1

266

307×203.5

かに 3 号缶 74.1  39.4

139

301×109

小型 1 号缶 52.4  88.6

178

202×308

小型 2 号缶 52.4  52.9

100

202×201.5

マッシュルーム 2 号缶 65.4

69.6 211

211×212

マッシュルーム 3 号缶 74.1

95.5 383

301×312

ツナ 1 号缶 98.9  59.3

402

401×205.5

ツナ 2 号缶 83.4  45.8

212

307×113

ツナ 3 号缶 65.4  39.4

110

211×109

ツナ 2 キロ缶 153.3

±0.2 114.0 1 961

603×408

果実 7 号缶 65.4

±0.1 81.5 251

211×303.5

特殊 7 号缶 65.4  76.0

233

211×300

ポケット 4 号缶 74.1

30.5

103

301×103.5

携帯缶 74.1

50.8

189

301×200

注記 1  表 の規定は,特殊成形を施さない胴,蓋及び底蓋を用いた缶に適用する。ただ

し,1 号缶はビード加工が標準仕様となっている。

注記 2  イージーオープン,ネックドイン,ビードなどの特殊成形を施すものについては,

表 の値と異なるため,寸法及び内容積は,受渡当事者間の協定による。

b)  高さの許容差  缶の高さの許容差は,表 による。

表 2-スリーピース食料缶の高さの許容差 

項目

許容差

高さ      mm

±0.5

c)

内容積の許容差  内容積の許容差は,表 による。


7

Z 1571:2016

表 3-スリーピース食料缶の内容積の許容差 

内容積の区分

v ml

許容差

% ml

v≦1 000

±2

1 001≦v≦1 334

a)

±20

1 335≦v≦2 000

±1.5

2 001≦v≦3 000

a)

±30

3 001≦v

±1

a)

  表 には,この区分に該当する缶は規定していない。

6.2.2 

スリーピース飲料缶 

スリーピース飲料缶は,次による。

a)  種類,寸法及び内容積  缶の種類,寸法及び内容積は,表 による。

表 4-スリーピース飲料缶の種類,寸法及び内容積 

種類

寸法

mm

内容積

ml

缶の呼び 
(参考)

内径

内径

許容差

高さ

202 径 160 グラム  スリーピース缶 52.4 ±0.1 88.6 168

202

×308

202 径 170 グラム  スリーピース缶 52.4

97.3 187

202

×313.5

202 径 190 グラム  スリーピース缶 52.4

104.5 203

202

×402

202 径 250 グラム  スリーピース缶 52.4

133.1 264

202

×504

207.5 径 250 グラム  スリーピース缶 59.8

105.8  269

207.5

×403

211 径 200 グラム  スリーピース缶 65.4

73.7 209

211

×214.5

211 径 250 グラム  スリーピース缶 65.4

92.4 271

211

×310.5

211 径 280 グラム  スリーピース缶 65.4

101.3 302

211

×315.5

211 径 350 グラム  スリーピース缶 65.4

122.0 371

211

×413

211 径 500 グラム  スリーピース缶 65.4

167.7 525

211

×610

注記 1  表 の規定は,ネックドイン加工を施した胴,及びイージーオープン機能を付与した蓋又は底蓋

を用いた缶に適用する。

注記 2  ビードなどの特殊成形を施すものについては,表 の値と異なるため,寸法及び内容積は,受渡

当事者間の協定による。

b)  高さ及び内容積の許容差  缶の高さ及び内容積の許容差は,表 による。

表 5-スリーピース飲料缶の高さ及び内容積の許容差 

項目

許容差

高さ mm

±0.5

内容積

%

±2

6.3 

ツーピース缶 

6.3.1 

ツーピース食料缶 

ツーピース食料缶は,次による。

a)

種類,寸法及び内容積  缶の種類,寸法及び内容積は,表 による。


8

Z 1571:2016

表 6-ツーピース食料缶の種類,寸法及び内容積 

種類

寸法

mm

内容積

ml

開口径

開口径 
許容差

211 径 110 グラム  ツーピース缶 65.6 ±0.2 107

301 径 100 グラム  ツーピース缶 74.0

100

301 径 120 グラム  ツーピース缶 74.0

118

301 径 180 グラム  ツーピース缶 74.0

181

307 径 170 グラム  ツーピース缶 83.2 ±0.3 169

307 径 200 グラム  ツーピース缶 83.2

196

注記 1  表 の規定は,ステップサイド成形,テーパ成形を含む缶胴及びイ

ージーオープン機能を付与した蓋を用いた缶に適用する。

注記 2  ネックドイン,ビードなどの特殊成形を施すものについては,表 6

の値と異なるため,寸法及び内容積は,受渡当事者間の協定による。

b)  内容積の許容差  内容積の許容差は,表 による。

表 7-ツーピース食料缶の内容積の許容差 

内容積の区分

v ml

許容差

% ml

v≦ 80

a)

±5

81≦v≦100

±4

101≦v≦150

±4

151≦v≦200

±6

a)

  表 には,この区分に該当する缶は規定していない。

6.3.2 

ツーピース飲料缶 

ツーピース飲料缶は,次による。

a)

種類,寸法及び内容積  缶の種類,寸法及び内容積は,表 による。

表 8-ツーピース飲料缶の種類,寸法及び内容積 

種類

寸法

mm

内容積

ml

缶の呼び 
(参考)

内径

内径

許容差

高さ

202 径 135 グラム  ツーピース缶 52.7

±0.3 79.0 149 202×302

202 径 160 グラム  ツーピース缶 52.7

91.6

177

202×310

202 径 200 グラム  ツーピース缶 52.7

110.0

216

202×405.5

202 径 250 グラム  ツーピース缶 52.7

133.0

266

202×504

211 径 250 グラム  ツーピース缶 65.9

92.8

272

211×310.5

211 径 280 グラム  ツーピース缶 65.9

101.7

302

211×400

211 径 350 グラム  ツーピース缶 65.9

122.2

372

211×413

211 径 500 グラム  ツーピース缶 65.9

166.7

523

211×609

注記 1  表 の規定は,ネックドイン加工を施した缶胴及びイージーオープン機能を付与した蓋を用いた

缶に適用する。

注記 2  ビードなどの特殊成形を施すものについては,表 の値と異なるため,寸法及び内容積は,受渡

当事者間の協定による。


9

Z 1571:2016

b)  高さ及び内容積の許容差  缶の高さ及び内容積の許容差は,表 による。

表 9-ツーピース飲料缶の高さ及び内容積の許容差 

項目

許容差

高さ mm

±0.3

内容積

%

±2

測定方法 

7.1 

内径・開口径の測定 

内径及び開口径の測定は,次による。

a)

内径は,プラグゲージで胴又は缶胴の内側断面寸法を測定するか,又はノギスで測定した外側断面寸

法から計算する。

b)  開口径は,蓋が固定される側の口の内側断面寸法に適用するプラグゲージを使って測定する。

7.2 

高さ(空缶)の測定 

缶の高さは,ノギス又はハイトゲージを使って測定する(図 参照)。

図 5-オープントップ缶の高さの測定方法 

7.3 

内容積 

7.3.1 

容積の決定 

容積を求める方法は,全ての缶の中の水の体積によって決定する。

7.3.2 

温度依存修正係数 

温度依存修正係数は,表 10 による。


10

Z 1571:2016

表 10-温度依存修正係数 

水の温度

修正係数  F

12 1.000

5

14 1.000

8

16 1.001

1

18 1.001

4

20 1.001

8

22 1.002

2

24 1.002

7

26 1.003

3

28 1.003

8

30 1.004

4

7.3.3 

はかりの精度 

対象となる質量測定に使用するはかりの目盛は,表 11 に示す精度とする。

表 11-はかりの精度 

単位  g

質量の区分  m

精度

m≦  500

±0.5

500<m≦2 500

±1.0

2 500<m≦5 000

±2.5

5 000<m

±5.0

7.4 

内容積の測定 

内容積の測定は,次による。

a)

変形がない缶胴及び蓋を用意する。

b)  缶に巻き締めていない蓋に 3~6 mm 径の孔を約 7 mm 離して,内面側から外面側に向かって二つあけ

る(孔の位置は,蓋の形状によって決まる。)。

c)

この蓋を通常の方法で胴に巻き締める。

d)  缶の質量(m

1

)をグラム単位で測定する(7.3.3 参照)。

e)

水の温度を測定する(7.3.2 参照)。

f)

孔ができるだけ高い位置になるようにして,孔の一つを通して缶に水を満たす。水がもう一方の孔か

らあふれたら,指で孔を塞いで,缶を軽く揺すって完全に缶内が水で満たされるようにする。

g)

上記の充塡方法で缶が変形する場合には,次の手順による。

1)  水を満たした容器の中に缶を置く。

2)  孔の位置が高くなるように缶を寝かせて傾けていく。

3)  一方の孔から缶に水を入れ,完全に満たす。

4)  容器の水位は,最低でも缶の高さ+10 mm 以上になるように水を満たす。

5)  小さな粘着テープで孔を塞ぐ。缶を容器から取り出す。

h)  缶の外側に付着した余分な水を取り除く。

i)

水で満たされた缶の質量(m

2

)をできるだけ精密にグラム単位で測定する(7.3.3 参照)。

j)

質量差(m

2

m

1

)に修正係数(7.3.2 参照)を乗じた値を内容積(ml)とする。


11

Z 1571:2016

材料 

8.1 

板材 

8.1.1 

ぶりき板 

ぶりき板は,JIS G 3303 に規定するものとする。

8.1.2 

アルミニウム合金板 

アルミニウム合金板は,JIS H 4000 に規定するもの,又はこれと同等以上の品質のものとする。

8.1.3 

ティンフリースチール 

ティンフリースチールは,JIS G 3315 に規定するものとする。

8.1.4 

鋼板 

鋼板は,JIS G 3303 に規定するもののうち,ぶりき原板に塗装性,耐食性などをもたせるため適切な表

面処理を行ったものとする。

8.2 

胴用接着剤 

胴接合部は,JIS H 2108 に規定するすず地金を用いるろう接溶接によって接合する。また,合成樹脂接

着剤を使用する場合には,内容物に対し適切な品質をもち,かつ,必要な接着強度をもつものとする。

8.3 

巻締め用密封材 

巻締め用密封材は,内容物に対し適切な品質をもち,かつ,必要な耐久性をもつものとする。

8.4 

内面塗料 

内面に塗装を行う場合には,内容物に対し適切な品質をもつ塗料とする。

8.5 

合成樹脂フィルム 

内面に合成樹脂フィルムを使用する場合には,内容物に対し適切な品質をもつフィルムとする。

検査 

検査は,品質,構造,寸法,内容積及び材料について箇条 などによって行い,箇条 4~箇条 及び箇

条 の規定に適合しなければならない。

10  製品の呼び方 

製品の呼び方は,製品の名称及び種類による。

例  食品缶詰用金属缶  5 号缶


12

Z 1571:2016

附属書 JA

(参考)

JIS と対応国際規格との対比表

JIS Z 1571:2016  食品缶詰用金属缶の仕様

ISO 90-1:1997,Light gauge metal containers-Definitions and determination of dimensions and capacities-Part 1: Open-top cans

ISO 1361:1997,Light-gauge metal containers-Round open-top cans-Internal diameters

ISO 10653:1993,Light-gauge metal containers-Round open-top cans-Cans defined by their nominal gross lidded capacities

ISO 10654:1993,Light-gauge metal containers-Round open-top cans-Cans for liquid products with added gas, defined by their

nominal filling volumes

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術
的差 異の 理 由 及び 今後 の 対

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

4  品質

密封性及 び衛生性について
規定。

ISO 10653

ISO 10654

追加

ISO 規格にない密封性,衛生性に
ついて規定。

品質 につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

5  構造

ツーピー ス及びスリー ピー
ス缶の円 形オ ープント ップ
缶について規定。

ISO 90-1 

追加

ISO 規格にない,構造について規
定。

構造 につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

6  種類,寸
法及び内容

スリーピ ース食料缶に つい
て種類ごとに内径,高さ及び
内容積を規定。

ISO 10653

3

公称総内容量ごとに
公称直径を規定。

追加

ISO 規格は高さについては規定し
ていないが,JIS では高さについ
ても規定。

高さ につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

内径について 74 mm(呼び径

301)を規定。

内径について 73 mm
(呼び径 300)を規
定。

変更

JIS は内径 74 mm(呼び径 301)を
規定。ISO 規格は内径 73 mm(呼
び径 300)を規定。 

我が国の実状によるもので,

ISO には提案しない。

スリーピ ース 飲料缶に つい
て種類ごとに内径,高さ及び
内容積を規定。

ISO 10653

3

公称総内容量ごとに
公称直径を規定。

追加

ISO 規格は高さについては規定し
ていないが,JIS は高さについて
も規定。

高さ につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

開口径について 74 mm(呼び
径 301)を規定。

ISO 10653

3

開 口 径 に つ い て 73

mm(呼び径 300)を
規定。

変更

JIS は開口径 74 mm(呼び径 301)
を規定。ISO 規格は開口径 73 mm
(呼び径 300)を規定。

我が国の実状によるもので,

ISO には提案しない。

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Z 1

571


20
16


13

Z 1571:2016

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術
的差 異の 理 由 及び 今後 の 対

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

6  種類,寸
法及び内容
積(続き)

ツーピー ス飲 料缶につ いて
種類ごとに内径,高さ及び内
容積を規定。

ISO 10654

3

公称充塡量ごとに公
称缶胴直径を規定。

追加

ISO 規格は高さについては規定し
ていないが,JIS は高さについて
も規定。

高さ につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

スリーピース食料・飲料缶に
ついて内容積,高さ及び内径
の許容差を規定。

ISO 90-1 

ISO 1361 

ISO 10653

5

3

3

内容積及び内径の許
容差を規定。

追加

ISO 規格は高さについては規定し
ていないが,JIS は高さについて
も規定。

高さ につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

ツーピー ス飲 料缶につ いて
内容積,高さ及び内径の許容
差を規定。

ISO 90-1 

ISO 1361 

ISO 10654

追加

ISO 規格は許容差については規定
していないが,JIS は許容差につ
いても規定。

許容 差に つ い ての 規定 は 必
要であり,今後 ISO に提案し
ていく。

スリーピース食料・飲料缶は
次の内容で規定。

ISO 90-1 

ISO 1361 

ISO 10653

5

3

3

追加

ISO は高さについては規定してい
ない。

許容 差に つ い ての 規定 は 必
要であり,今後 ISO に提案し
ていく。

高さ:±0.5 mm を許容 
内容積:1 000 ml 以下は一律
±2 %,1 001  ml 以上は容量
に応じて±1 %から±2 %ま
でを許容

内容積:容量に応じて
±1 %から±5 %まで
を許容

変更 1

001

ml 以上については JIS 及び

ISO 規格は同じ。

1 000  ml 以下 については従 来の

JIS の許容値を採用。

整合 しな い 許 容差 につ い て
は,今後の見直しの都度必要
に応じて ISO に修正提案し
ていく。

内径:径によって±0.1 mm か
ら±0.2 mm までを許容

内径:径によって±

0.10 mm か ら ± 0.22

mm までを許容

変更

JIS は径によって±0.1 mm から±

0.2 mm までを許容しているが,

ISO 規格は±0.1 mm から±0.22

mm までを許容。

ツーピース飲料缶は,次の内
容で規定。 
高さ:一律±0.3 mm を許容 
内容積:一律±2 %を許容 
内径:一律±0.3 mm を許容

ISO 90-1 

ISO 1361 

ISO 10654

追加

ISO 規格は許容差については規定
していないが,JIS は許容差につ
いても規定。

許容 差に つ い ての 規定 は 必
要であり,今後 ISO に提案し
ていく。

8  材料

金属材料,胴用接着剤,巻締
め用密封材,内面塗料及び合
成樹脂フ ィル ムについ て規
定。

ISO 90-1 

追加

ISO 規格は材料については規定し
ていない。

材料 につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

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Z 1

571


20
16


14

Z 1571:2016

(I)JIS の規定

(II)国際 
規格番号

(III)国際規格の規定

(IV)JIS と国際規格との技術的差異の箇条ご
との評価及びその内容

(V)JIS と国際規格との技術
的差 異の 理 由 及び 今後 の 対

箇条番号 
及び題名

内容

箇条
番号

内容

箇条ごと 
の評価

技術的差異の内容

9  検査

品質,構造,寸法,内容積及
び材料に つい て検査を 実施
することを規定。

ISO 10653

ISO 10654

追加

ISO 規格は検査については規定し
ていない。

検査 につ い て の規 定は 必 要
であり,今後 ISO に提案して
いく。

10  製 品 の
呼び方

製品の呼び方を規定。

ISO 10653

ISO 10654

追加

ISO 規格は製品の呼び方について
は規定していない。

製品 の呼 び 方 につ いて の 規
定は必要であり,今後必要に
応じて ISO に提案していく。

JIS と国際規格との対応の程度の全体評価:

ISO 90-1:1997,ISO 1361:1997,ISO 10653:1993,ISO 10654:1993,MOD)

注記 1  箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。

-  追加  国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。 
-  変更  国際規格の規定内容を変更している。

注記 2  JIS と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。

- MOD

国際規格を修正している。

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Z 1

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20
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