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日本工業規格

JIS

 Z

1533

-1995

ポリオレフィンクロス用

フラットヤーン

Polyolefine flat yarn for woven cloth

1.

適用範囲  この規格は,ポリオレフィン(

1

)

クロス用フラットヤーンの種類,品質及び試験方法につい

て規定する。

(

1

)

ここでいうポリオレフィンとは,高密度ポリエチレン,ポリプロピレン,並びにエチレン系重

合物及びプロピレン系重合物を主体としたものをいう。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS Z 8401

  数値の丸め方

JIS Z 8703

  試験場所の標準状態

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

(1)

フラットヤーン  ポリオレフィンを主原料としたフィルムをスリットして,延伸して作ったへん平な

もの。筋入りフィルムからのものも含む。

(2)

正量  絶乾質量に公定水分率に相当する質量を加えたもの。

(3)

繊度 (tex)   フラットヤーンの太さを表す単位。1tex は,長さ 1 000m でその質量が 1g であるもの。

3.

種類  フラットヤーンの種類は,ポリオレフィンの主原料の種類と呼び繊度 (tex) によって表 のよ

うに区分する。

表 1  種類

種類

主原料

呼び繊度

tex

1

種 (PE)

ポリエチレン系

2

種 (PP)

ポリプロピレン系

34

45

95

112

134

167

200

223

278


2

Z 1533-1995

備考1.  呼び繊度 (tex) は,表2の正量繊度によって規

定し,表示に用いる。

2.

フラットヤーンの呼び方  フラットヤーンの
呼び方は,種類及び呼び繊度による。

例  フラットヤーン  1 種 (PE)  112tex 
    フラットヤーン  2 種 (PP)  200tex

4.

品質  フラットヤーンの品質は使用上支障となる割れ,毛羽立ちなどがなく,5.及び 6.によって試験

したとき,

表 の規定に適合しなければならない。

表 2  品質

種類

正量繊度

tex

正量繊度 tex の

許容差

引張強さ

N

1

種 (PE)

及び

2

種 (PP)

 34

 45

 95

112

134

167

200

223

278

±10 10 以上

13

以上

29

以上

34

以上

41

以上

51

以上

61

以上

68

以上

85

以上

5.

試験条件  試験は,JIS Z 8703 に規定する標準温度 2 級(温度 20±2℃),標準湿度 10 級[相対湿度 (65

±10) %]において行う。

6.

試験方法

6.1

正量繊度  1 巻の試料から約 11m の試験片を切り取り,初荷重(

2

)

を加えて正確に長さ 10.00m に切り

取り,その質量を 0.01g まで正しく量り,正量繊度 tex を次の式によって算出する。正量繊度の許容差は,

3

個の試験片の平均値とし,JIS Z 8401 によって整数位に丸める。

L

W

T

×

000

1

ここに,

T

:  正量繊度 (tex)

L

:  試験片の長さ (m)

W

:  試験片の質量 (g)

(

2

)

初荷重とは、フラットヤーンが伸長せずに真っすぐに引っ張られる程度の荷重を意味し,呼び

繊度1tex 当たり0.003N とする。

備考  試験片の長さ 10.00m は,分割採取してもよい。ただし,分割する長さは,1m 以上とする。

参考  初荷重を確認する計器は,当分の間,荷重が従来単位によって表示されたものを使用してもよ

い。この場合,初荷重は,1tex 当たり 0.3gf とする。


3

Z 1533-1995

6.2

引張強さ  引張試験機を用い,初荷重を加えて,つかみ間隔 30cm の場合,引張速度毎分 30±2cm,

又はつかみ間隔 50cm の場合,呼び繊度 45tex 以下は荷重速度 30N/30s,若しくは呼び繊度 95tex 以上は荷

重速度 100N/30s で試験を行い,切断するまでの最大荷重 (N) を測定する。試験の際,フラットヤーンが

つかみ部で切断した場合は,その数値を除き,不足分を追加測定する。引張強さは,試験片 10 個の平均値

を,0.1N まで求め,JIS Z 8401 によって整数位に丸める。

参考  引張強さに用いる試験機は,当分の間,引張強さが従来単位によって表示されたものを使用し

てよい。この場合各測定値を,1kgf=9.806 65N の換算率で SI 単位に換算し,JIS Z 8401 によ

って整数位に丸める。

7.

検査方法

7.1

6.

の試験方法によって試験を行い,4.の規定に適合しなければならない。

7.2

フラットヤーンのロットの検査は,合理的な抜取検査方法によって行う。

8.

表示  フラットヤーンの包装外面に,次の事項を表示する。

(1)

種類及び呼び繊度又はそれらの略号

例    1 種 (PE)   112tex

PE

  112tex

(2)

製造業者名又はその略号

JIS Z 1533

改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

藤  重  昇  永

東京家政大学

石  毛  博  行

通商産業省生活産業局

岡  林  哲  夫

工業技術院標準部

高  野  忠  夫

財団法人高分子素材センター

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

前  田  寛  治

丸紅株式会社

藤  本  泰  郎

株式会社テザック

山  本  史  郎

藤森工業株式会社

阿  部  敏  昭

昭和パックス株式会社

清  水      明

谷山化学工業株式会社

平  野      透

ダイヤテックス株式会社

藤  原  克  彦

森下化学工業株式会社

浅  部  仁  志

萩原工業株式会社

(事務局)

倉  持  信  男

日本フラットヤーン工業組合