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Z 1531-3

:2004 (ISO 7023:1983)

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国クラフト紙袋工業組合(JKPSA)/財団法

人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標

準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 7023:1983,Packaging−Sacks−

Method of sampling empty sacks for testing

を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


Z 1531-3

:2004 (ISO 7023:1983)

(2)

目  次

ページ

序文 

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  原則

2

5.

  操作

2

5.1

  ユニットの抜取り

2

5.2

  袋の抜取り 

2

6.

  追加要求

3

6.1

  保管及び取扱い上の注意 

3

6.2

  表示

3

6.3

  再サンプリング

3

7.

  試験報告

3

 


日本工業規格

JIS

 Z

1531-3

:2004

(ISO 7023

:1983

)

袋−試験用空袋のサンプリング方法

Sacks

−Method of sampling empty sacks for testing

序文  この規格は,1983 年に第 1 版として発行された ISO 7023,Packaging−Sacks−Method of sampling

empty sacks for testing

を翻訳し,  技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格

である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,クラフト紙袋,ポリエチレン重包装袋などの試験用空袋の代表的な試料をサ

ンプリングするための方法について規定する。

なお,この規格は,契約に基づく空袋の平均的な品質を評価するためのサンプリングに適用するもので,

生産管理のためのサンプリングには適さない。

この方法は,空袋のすべてのタイプに適用する。

備考1.  このサンプリングによる試験結果から,より大きな契約に対し品質を推定するには注意が必

要となる。

2. 

この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 7023

:1983,Packaging−Sacks−Method of sampling empty sacks for testing (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS P 8110

  紙及び板紙−平均品質を測定するためのサンプリング方法

備考  ISO 186:1994,Paper and board−Sampling to determine average quality からの引用事項は,  こ

の規格の該当事項と同等である。

ISO 3951

  Sampling procedures and charts for inspection by variable for percent nonconforming

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,  次による。

a) 

ロット (lot)  特性をもつ 1 種類の袋の集まり。その単位での判定が(通常,仕様に応じて)要求され,

サンプリングに利用する。


2

Z 1531-3

:2004 (ISO 7023:1983)

備考1.  1 ロットを構成する袋の数量は,送り状によって指定するか,受渡当事者間の協定による。

2. 

採取のために利用する袋の数量が,同意又は送り状で指定されたロットの大きさより少ない

場合は,1.  

備考で示した注意に従い,利用した袋の合計数量を 1 ロットとして扱ってもよ

い。

b) 

ユニット (unit)  束,こん包,パレット,コンテナ積荷などの形状からなるもので,一つ又はそれ以

上の名義上の同一ユニットが一つのロットを構成。

参考  ユニットは,通常,1 こん包又は 1 パレットこん包である。

c) 

エレメント (element)  束,こん包,パレット,コンテナ積荷などの形状からなるもので,1 袋であっ

てはならない。一つ又はそれ以上の名義上の同一エレメントが一つのユニットを構成。

参考  エレメントは,通常,1 束又は 1 ブロックである。

d) 

試料 (sample)  ロットを代表するために規定した手続に従って抜き取った袋の規定数量。

e) 

ランダムな抜取り  (selected at random)  全体の各部分にとって,抜き取られる機会が均等である抜取

り行為。

4.

原則  ロットからの規定した袋の数量のランダムな抜取りは,2 段階で次による。

a)

ロットから,規定したユニット数を抜き取る(5.1 参照)

b)

次の二つの操作のうちの一つを利用する。

1)

ユニットがエレメントに細分されない場合,これらユニットのそれぞれか ら 規 定 し た 袋 数 を 抜 き

取 る (5.2.1 参照)

2)

ユニットがエレメントに細分される場合,これらユニットのそれぞれから規定したエレメントの数

量を抜き取り,次にこれらエレメントから規定した袋数を抜き取る(5.2.2 参照)

5.

操作

5.1

ユニットの抜取り  表 に従いサンプリングするユニット数を決めて,抜き取る。

備考  表 は,JIS P 8110 から引用したものである。

  1  ユニットの抜取り

ロットにおける

ユニットの個数  (n)

抜き取るユニットの個数

抜取方法

1

∼ 5

全部

6

∼ 99

5

ランダム

100

∼399

n*/20

ランダム

400

以上 20

ランダム

抜き取るユニットの個数を決める際に,20 未満のユニットは切り捨てる。

抜き取ったユニットは,完全でよい外観状態でなければならない。

5.2

袋の抜取り  ロットから抜き取った各ユニットについて,次のように行う。

5.2.1

ユニットがエレメントに細分されない場合  ロットからサンプリングする合計数が,試験のために

要求する袋数より少なくなく,

表 の 要 求 に 合 う よ う に ,各 ユ ニ ッ ト か ら 等 し い 数 を ラ ン ダ ム に 抜

き 取 る 。

備考  表 は,ISO 3951 の表 I-A 及び表 II-A の最初の二つの欄から引用したものである。


3

Z 1531-3

:2004 (ISO 7023:1983)

  2  袋の抜取り

ロットにおける袋の個数

ロットから抜き取る袋の最低個数

 280

以下 3

 281

∼ 500

4

 501

∼ 1 200

5

 1 201

∼ 3 200

7

 3 201

∼10 000

10

10 001

∼35 000

15

35 001

以上 20

5.2.2

ユニットがエレメントに細分される場合  各ユニットの中が 20 以上のエレメントからなる場合

は,

表 を用いて抜き取ったユニットの中のすべてのエレメントを集め,ユニットが抜き取られたと同じ

方式でエレメントを抜き取る。

各ユニットの中が 20 未満のエレメントの場合は,  各ユニットからランダムに一つのエレメントを抜き

取る。少なくとも一つのエレメントは,各ユニットから抜き取ることが望ましい。

最後に,ロットから抜き取った合計袋数が,試験のために要求される袋数より少なくなく

表 の要求に

合致するように,各エレメントから同数の袋をランダムに抜き取る。

6.

追加要求

6.1

保管及び取扱い上の注意  抜き取った袋は,試験前に恒久的な物性変化がないように保管及び取扱

いをしなければならない。

6.2

表示  抜き取った各袋には,出所が分かるように適切な特定表示をしなければならない。

6.3

再サンプリング  サンプリング及び試験中の事故の結果として再サンプリングが必要な場合には,

上記の操作によって新しい試料を抜き取る。

なお,抜取りは別に同意がなくても,以前どおり同一ユニットから行ってもよい。

7.

試験報告  報告は,次の事項について記載する。

a)

この規格の表示

b)

受渡当事者の名前及び住所

c)

抜き取った年月日及び場所

d)

ロット

e)

ロットにおけるユニットの個数

f)

抜き取ったユニットの個数

g)

ユニット中にエレメントがある場合は,その個数

h)

抜き取ったエレメントの個数

i)

ロットの袋数

j)

抜き取った袋数

k)

将来の試験結果に影響を及ぼしそうな何らかの状況

l)

袋の特定表示に相当する参照

m)

採取した人の署名

n)

その他必要な事項