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Z 1509

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,全国クラフト紙袋

工業組合(JKPSA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべきと

の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS Z 1509:1998 は改正され,この規格に置き換えられる。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。


Z 1509

:2004

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  紙袋の種類 

1

5.

  品質

2

5.1

  性能

2

5.2

  紙袋の層数及び構造

2

5.3

  形状,寸法及び寸法許容差 

3

5.4

  外観

5

6.

  材料

6

6.1

  クラフト紙 

6

6.2

  縫糸及び接着剤

6

7.

  試験方法

6

7.1

  寸法の測定 

6

7.2

  のりばり袋の底のりばり強さ

6

7.3

  ミシン縫い袋の縫い目強さ 

6

7.4

  クラフト紙の品質

6

7.5

  縫糸の引張強さ

6

7.6

  外観

6

8.

  表示

6

 


日本工業規格

JIS

 Z

1509

:2004

クラフト紙袋−ばれいしょでんぷん用

Kraft paper sacks

−For potato starch

1. 

適用範囲  この規格は,ばれいしょでんぷんの包装に用いるクラフト紙袋(以下,紙袋という。)につ

いて規定する。

2. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成

するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最

新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS L 1095

  一般紡績糸試験方法

JIS L 2512

  ビニロン縫糸

JIS L 2513

  ポリノジック縫糸

JIS P 0001

  紙・板紙及びパルプ用語

JIS P 3401

  クラフト紙

JIS Z 0102

  クラフト紙袋−用語及び種類

備考  ISO 6590-1:1983  Packaging−Sacks−Vocabulary and types−Part 1:Paper sacks からの引用事項

は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 0215

  ミシン縫いクラフト紙袋の縫い目強さ試験方法

JIS Z 1531-1

  クラフト紙袋−寸法の記述及び測定方法

備考  ISO 6591-1:1984  Packaging−Sacks−Description and method of measurement−Part 1: Empty

paper sacks

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 1531-2

  クラフト紙袋−通常の目的に使用する袋の寸法許容差

備考  ISO 8367-1:1993  Packaging−Dimensional tolerances for general purpose sacks−Part 1:Paper

sacks

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 1532

  クラフト紙袋−底のりばり強さ試験方法

3. 

定義  この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS P 0001 及び JIS Z 0102 による。

4. 

紙袋の種類  紙袋の種類は,チューブの封かん形式によってのりばりクラフト紙袋(以下,のりばり

袋という。

)及びミシン縫いクラフト紙袋(以下,ミシン縫い袋という。

)に分け,次に充てん口の形式に

よってバルブ付き及び開口式に分け,更に,チューブの構造(端部の形状,上端部コーナのノッチエンド

の有無及びひだの有無)

,紙袋の上下端部の構造によって区分し,その種類及び記号は,

表 による。

なお,紙袋の充てん質量は,いずれも 25 kg とする。


2

Z 1509

:2004

  1  紙袋の種類及び記号

チューブの構造

種類

記号

チ ュ ー ブ の 封
かん

充てん口

端部の形状

上 端 部 ノ ッ
チエンド

ひだ

紙袋の上下端部
の構造

ひ だ な し バ
ル ブ 付 き 底

ばり袋

B-1

フラッシュ
カット又は

ステップエ
ンド

なし

なし

上下端部ともに
合せ

ひ だ 付 き L

形 バ ル ブ 付
き 折 り ば り

B-3

のりばり

バルブ付き

ステップエ

ンド

なし

あり

上下端部ともに

1

回折り又は一

方が 2 回折り

ひ だ 付 き 開
口 式 ミ シ ン

縫い袋

C-2

開口式

フラッシュ
カット

なし

あり

合わせ

ひ だ 付 き バ
ル ブ 付 き ミ

シン縫い袋

D-2

ミシン縫い

バルブ付き

フラッシュ
カット

あり

あり

合わせ

備考  種類の記号は,JIS Z 0102 の種類に対応する。

5. 

品質

5.1 

性能  紙袋の性能は,7.2 及び 7.3 によって試験を行い,表 の規定に適合しなければならない。

  2  紙袋の性能

単位  kN

項目

種類の記号

層数

性能

適用試験箇条

B-1

底のりばり強さ

B-3

3 1.8

以上

7.2 

4 1.8

以上

C-2

5 2.2

以上

縫い目強さ

D-2 4

1.8

以上

7.3 

5.2 

紙袋の層数及び構造

5.2.1 

紙袋の種類別層数  紙袋の種類別層数は,6.1 に規定するクラフト紙の合計層数をもって表すもの

とし,

表 による。

なお,のりばり袋に使用するクラフト紙は,クラフト紙 1 種,4 種又は 5 種とし,ミシン縫い袋は,呼

び坪量 78 g/m

2

以上でクラフト紙 1 種又は 4 種とする。この場合,C-2 は呼び坪量 75 g/m

2

で 5 層としても

よい。また,クラフト紙 4 種を使用する場合は,通常最外層とする。


3

Z 1509

:2004

  3  紙袋の種類別層数

種類の記号

層数

B-1

B-3

3

C-2

D-2

4

5.2.2 

紙袋の構造  紙袋の構造は,次による。

a)

チューブの構造  チューブの構造は,上下端部がフラッシュカット又はステップエンドとし,両側は,

ひだなしのもの又はひだ付きのものとし,いずれの構造にするかは

表 による。この場合,D-2 は,

フラッシュカットで上端部コーナをノッチエンドとする。また,B-1 及び B-3 は,チューブの上下端

部,C-2 はチューブの上端部の各層をそれぞれ横のり付けし,更に縦のはり合わせの各層を互いに横

方向にずらして重ね合わせ,10 mm 幅でのり付けしたもので,ひだ切れ,縦のはり合わせののりなし,

のりはがれ,内面へののりはみ出しがあってはならない。

b)

バルブの構造

1)

のりばり袋のバルブ  のりばり袋のバルブは,その種類に応じて JIS Z 0102 の 4.4.3(のりばり袋の

バルブ)に規定するシンプルバルブ,補強バルブ,内側スリーブバルブ又は外側スリーブバルブと

する。B-1 について,いずれの構造にするかは,内容物の形状及び充てん方式によって受渡当事者

間の協定による。

参考1.  必要に応じてバルブ材,バルブ口の底化粧紙又は補強紙に熱で溶融する樹脂(ホットメルト

系接着剤など)をあらかじめ塗布しておき,充てん後,熱でシールする方式としてもよい。

2. 

のりばり袋のバルブは,通常スリーブバルブ又は補強バルブを用いる。また,バルブの位置

は,B-1 の場合は紙袋のコーナ,B-3 の場合は縦のオーバーラップの端部とする。

2)

ミシン縫い袋のバルブ  ミシン縫い袋の D-2 のバルブは,シンプルバルブとする。

c)

紙袋の上下端部の構造

1)

のりばり袋の上下端部の構造  のりばり袋の上下端部の構造は,JIS Z 0102 の図 による。底のり

ばり部の底のり付け幅は,10 mm 以上とし,充てん物が漏れないようにのりばりしなければならな

い。

2)

ミシン縫い袋の上下端部の構造  ミシン縫い袋の上下端部の構造は,JIS Z 0102 の図 による。C-2

の下端部は,クレープテープをのり付けしたテープ付きミシン縫いとし,D-2 はノッチエンド部を

折り込んでバルブ口を成形した後,上下端部にクレープテープをのり付けしたテープ付きミシン縫

いとする。

d)

その他の構造  底化粧紙,補強紙,サムカットなどの構造は,受渡当事者間の協定による。

5.3 

形状,寸法及び寸法許容差  紙袋の形状,寸法及び寸法の許容差は,7.1 によって測定し,のりばり

袋は

図 及び表 4,ミシン縫い袋は図 及び表 による。


4

Z 1509

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a)  B-1

,ひだなしバルブ付き底ばり袋                b)    B-3,ひだ付き 形バルブ付き折りばり袋

  1  のりばり袋の形状及び寸法

  4  のりばり袋の寸法及び寸法の許容差

単位  mm

寸法

袋の

長さ

袋の幅

(胴幅)

ひだ幅

円周

端部の幅

(底幅)

バルブスリ

ーブの幅

印刷位置

種類の記号

a b  e 

c v 

長さ方向

幅方向

633

B-1

648

495

− 92

724

B-3

737

405 90 990

寸法の許容差  ±10

±5

±5

±10

±5

+5

    0

±20

±15

備考1.  寸法の許容差は,JIS Z 1531-2 に対応する。

2. 

表 の中の 及び図 の(i)は,受渡当事者間の協定による。


5

Z 1509

:2004

a)

C-2

,ひだ付き開口式ミシン縫い袋                          b)    D-2,ひだ付きバルブ付きミシン縫い袋

  2  ミシン縫い袋の形状及び寸法

  5  ミシン縫い袋の寸法及び寸法の許容差

単位  mm

寸法

袋の
長さ

袋の幅

(胴幅)

ひだ幅

円周

バルブの幅

クレープ
テープ幅

印刷位置

種類の記号

a b  e 

2

(n)

(h)

長さ方向

幅方向

749

C-2

800

D-2 749

419 76

990

− 50

又は

55

12 38

寸法の 
許容差

±10

±5

±5

±10

+10 
      0

±20

±15

備考1.  寸法の許容差は,JIS Z 1531-2 に対応する。

2. 

表 の中の括弧を付けた寸法(2k),(n)及び(h)は,参考のために示す。

なお,(2k)はクレープテープの全幅とし,及び

図 の( f )は,受渡当事者間の協定による。

5.4 

外観  紙袋の外観は,7.6 によって調べ,次による。

a)

各層  各層は,しわ,破れ,孔,汚れなど実用上支障となる欠点があってはならない。

b)

のりばり部  のりばり袋のりばり部は,のりなし及びのりはがれがなく,乾いていなければならない。

c)

ミシン縫い部  ミシン縫い部の縫い目は,縫い目間隔が  8∼10 mm とし,糸切れ及び目飛びがなく,

フィルターコード(当て糸)付きで端部に平行してミシン縫いし,粗密があってはならない。


6

Z 1509

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6. 

材料  紙袋に使用する材料は,次による。

6.1 

クラフト紙  クラフト紙は,7.4 によって試験し,JIS P 3401 に規定するクラフト紙に適合したもの

とする。

6.2 

縫糸及び接着剤  縫糸及び接着剤は、次による。

a)

ミシン縫い袋の縫糸  ミシン縫い袋に使用する縫糸は,JIS L 2512 若しくは JIS L 2513 に規定する品

質又はこれと同等以上の品質をもつもので,7.5 によって試験し,引張強さが 44 N 以上でなければな

らない。

b)

接着剤  接着剤は,紙袋の製造において使用するのり付け材料で,でんぷんなどの水溶性,水分散系

又はホットメルト系接着剤とし,接着目的に適合するものを用いる。

7. 

試験方法

7.1 

寸法の測定  寸法の測定は,JIS Z 1531-1 による。

7.2 

のりばり袋の底のりばり強さ  のりばり袋の底のりばり強さは,JIS Z 1532 による。

7.3 

ミシン縫い袋の縫い目強さ  ミシン縫い袋の縫い目強さは,JIS Z 0215 による。

7.4 

クラフト紙の品質  クラフト紙の坪量,引張強さ,伸び,引裂強さ,サイズ度,白色度,湿潤引張

強さ及び透気度は,JIS P 3401 の 8.(試験方法)による。

7.5 

縫糸の引張強さ  縫糸の引張強さは,JIS L 1095 の 9.5(単糸引張強さ及び伸び率)による。

7.6 

外観  外観は,適切な照明のもとで目視によって調べる。

8. 

表示  紙袋には,外側の適切な場所に次の事項を表示する。

a)

紙袋の種類又はその記号

b)

製造業者名又はその略号

参考  紙袋の落下強さ  紙袋の落下強さの試験を行う場合には,JIS Z 0217 の本体又は附属書に規定

する落下高さ一定方式による。

試験袋は 5 袋以上とし,高さ 1.2 m から水平落下させる。破袋に至るまでの繰返し落下回数

の平均値は 10 回以上が望ましい。

試験に当たって開口式紙袋(C-2)の口縫いは,JIS L 2512 若しくは JIS L 2513 に規定する引張

強さが 44 N 以上の縫糸又はこれと同等以上の品質の縫糸を用いて,紙袋の上端に平行に 8∼10

mm

間隔で粗密のないように下端部と対称形に縫い,縫い目強さは,4 層の場合は 1.8 kN,5 層

の場合は 2.2 kN 以上とする。

関連規格  JIS Z 0217  クラフト紙袋−落下試験方法