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日本工業規格

JIS

 Z

1406

-1978

さん付き合板箱

Cleated Plywood Boxes

1.

適用範囲  この規格は,6 面に合板を用いた外装用さん付き合板箱(以下,合板箱という。)について

規定する。

引用規格,関連規格:8 ぺージに示す。

2.

形式

2.1

形式  合板箱の形式は,包装内容物・質量及び輸送条件などによって図 に示す A 形 5 種・B 形 3

種及び C 形 1 種の合計 9 種とする。


2

Z 1406-1978

図 1  形式


3

Z 1406-1978

2.2

各部の名称  A 形,B 形及び C 形の各部の名称は,それぞれ図 2,図 及び図 による。

図 2

備考  上図のほか補強用として各面の中央部に,それぞれ中さんを

付けることができる。

図 3

図 4

3.

品質  箱の内容質量に対する合板箱の形式,合板の厚さ,さんの寸法及びくぎの間隔などは,表 

よる。


4

Z 1406-1978

表 1

合板の最小厚さ

mm

さんの最小寸法  mm

1

類の樹種

2

類の樹種

箱の内容質

量 kg

合板箱
の形式

甲類

乙類

厚さ

厚さ

合板とさ

んに用い

るタック

の最大間

隔 cm

さんから

さんに用

いるくぎ

の最大間

隔 cm

さんを打

ち付ける

くぎの長

さ mm

34

未満

A1

∼A5

34

以上

B1

∼B3

 3.0

 3.5

15

36

15

45

7.5

18

約    50

57

未満

A4

∼A5

57

以上

B2

∼B3

 3.5

 4.0

18

45

18

54

7.5

15

57

∼64

136

未満 A5

136

以上 B3

 4.0

 4.7

18

45

18

54

7.5

15

64

∼75

170

未満 A5

170

以上 B3

 4.7

 6.3

18

45

18

54

7.5

15

75

∼89

272

未満 A5

272

以上 B3

 6.3

 8.0

18

60

18

72

7.5

15

75

∼89

363

未満 A5

363

以上 B3

8.0

10.0 24 60 24 72 7.5 12

75

∼89

A5

454

まで

B3

10.0

10.0 24 75 24 90 7.5 12

75

∼89

ただし,輸出包装には航空輸送を除き内容質量にかかわらず A5 又は B3 の形式を用い合板の厚さは

表 1

に該当する下の欄の厚さのものを用い,さんの幅を 25%増しとする。

例: 内容質量 50kg の合板箱に用いる合板は,表 のようになる。

表 2

単位 mm

合板の最小厚さ

甲類

乙類

国内の場合

3.5 4.0

輸出の場合

4.0 4.7

4.

構造

4.1

様式

(1)  A

形及び B 形合板箱は,合板にさんを付けた各箱面を作成し,これを組み合わせてくぎ打ちして,合

板箱を組み立てる。

合板箱の構造様式は,さん(骨組)の組立方によりそれぞれ(

図 5)A 形及び(図 6)B 形を合板箱

の構造基本形とし,箱の大きさ並びに内容質量などの条件によりそえさんを使用する。

(2)  C

形合板箱は,側板を留め金具と足割りリベットで組み立て,さんを取り付けてから,ふた,底を留

め金具で取り付ける。


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Z 1406-1978

図 5  (形)

図 6  (形)

4.2

合板にさんを打ち付ける場合のタックの打ち付け方  合板にさんを打ち付ける場合は,金敷を用い

て合板からさんにタックを打ち付ける。

タックは,さんの先端から 15mm の箇所から

図 のように 7.5cm 以内ごとに交互に千鳥に打ち付け先端

は打ち曲げる。

図 7

4.3

(1)  A

形及び B 形合板箱を組み立てる場合のさんの厚さと打ち付けるくぎの大きさは,

表 による。

 (2) 

C

形合板箱を組み立てる場合のくぎは,特七丸くぎ又はタックを用いる。

4.4

鋼帯と亜鉛びき鉄線のかけ方  鋼帯のかけ方は,次による。

鋼帯は,原則として機械締めする。

鋼帯 2 本を用いる場合は,つま面からつま面に用い四隅がくい込む程度に締め付けてクリップで封かん

し,ステープルを用いてずれないように留める。

また,鋼帯を 3 本用いる場合は,ふた,側,底のそえ中さんの中心に沿って 2 本に直角になるように用

いる。

鋼帯をくぎ付けする場合は,機械締めの場合と同様に用い,22cm ごとにくぎ付けし,鋼帯の両端は正し

く 6cm 以上重ね合わせてくぎ止めする。

亜鉛びき鉄線のかけ方は,鋼帯のかけ方に準ずる。ただし,そえ中さんに用いる場合に限り,くぎの長


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Z 1406-1978

さはさんの厚さを超えてはならない。

4.5

ステープルの用い方  ステープルの用い方は,次による。

(1)

合板はぎ合わせ用ステープル〔5.1(5)参照〕

(2)  C

形合板箱用のステープルは,ふた及び底面の各すみの留金具に渡して打ち付ける。留め金具と留め

金具の重ね合わせ方は,15mm 以上として正しく重ねてくぎ留めする。

(3)

鋼帯に用いるステープルは箱の各角から 4.5cm の箇所に打ち込み 15cm 間隔に用いるほか鋼帯の交さ

くする箇所にも用いる。

5.

材料

5.1

合板  合板箱に用いる合板は,次による。

(1)

樹種  強さにより次の 2 類に分け,原則として樹種の混合をしない。ただし,甲類と乙類の樹種を混

用した場合は乙類とみなす。

甲類

ぶな・いたやかえで・かば・あさだ・みずめ・さくら・なら・しほぢ・やちだも・たぶ・はる

にれ(あかだも)

乙類

さわぐるみ・ラワン・はりぎり(せんのき)・しらかば・しな・どろのき・ほお・かつら・と

ち・べいまつ・あかまつ・くろまつ

以上のほかの樹種を用いるときは,強さがこれらと同等以上のものとする。

(2)

品等  普通合板の日本農林規格(農林省告示第 6 号)に合格した 3 等品又はこれ以上とし,包装内容

物又は輸送条件により次の類別の合板を用いる。

(a)

特に防水,防湿を必要とする物品は,1 類又は 2 類合板

(b)

その他の場合は,3 類又は 4 類

(3)

厚さ  内容質量により表 による。

(4)

仕上  特に指定された場合のほかは,表面の仕上げは必要としない。

(5)

合板のはぎ合わせ方法は,次による。

(a)

つぎ合わせはぎ  合板をつぎ合わせて,はぎ合わせる場合は,幅 7.5cm,厚さは所定のさんを用い

図 のように合板とさんの厚さの和より 3mm 長目のタックを用いて合板からさんを通して打ち

付け,タックの先端を木目の方向に直角に折り曲げる。ただし,タックの間隔は 7.5cm 間隔に交互

に千鳥に打ち付ける。


7

Z 1406-1978

図 8

(b)

重ね合わせはぎ  合板を重ね合わせて,はぎ合わせる場合は,図 のように合欠はぎとする。重ね

合わせを 7.5cm とし,ステープルを用いて 5cm 間隔 2 列にはぎ合わせ線に沿って 10cm 間隔ごとに

はぎ合わせる。

図 9

5.2

さん  合板に用いるさんの樹種は,次による。

(1)

樹種  次の 2 種のうちいずれかによる。

1

類  つが・もみ・あかまつ・くろまつ・ひのき

又はこれらと強さが同等以上のもの。

2

類  すぎ・えぞまつ・とどまつ・からまつ

又はこれらと強さが同等以上のもの。

(2)

品等  1 等材又は 2 等材製材の日本農林規格(農林省告示第 877 号)とする。


8

Z 1406-1978

(3)

生節と目切れ

(a)

生節は,使用する板幅の

3

1

以下とし,くぎ付け箇所に木節があってはならない。

(b)

目切れは,長さ 30cm につき 3cm を超えたものは使用してはならない。

(4)

含水率  18%以下とする。

(5)

寸法  合板箱のさんの大きさは内容質量と樹種により,次による。

(a)  A

形又は B 形合板箱の内容質量と樹種によるさんの大きさは,

表 による。

(b)  C

形合板箱のさんの大きさは,次による。

よこさん 18×25mm 以上,たてさんはよこさんに適用した角材又は角材を対角に引割った材を用

いて両よこさんにまたがらす大きさのもの。

(6)

水はけのためのさんの切りかき  輸出包装の場合はさんを付けた箱面の水はけのため 3mm×3cm の

切りかきを付けてもよい。

5.3

タック,鉄丸くぎ,足割りリベット及びステープル  タック,鉄丸くぎ,足割りリベット及びステ

ープルの用い方は,次による。

(1)

合板にさんを打ち付け,それぞれ箱面を製作する場合にはタック又は特七丸くぎを用いる。タックの

長さは合板とさんの厚さの和より 3mm 長いものを用い,先端は金敷の上で打ち曲げる。

なお,タックの径は 2.12mm 以上とし,頭部の径は 6mm 以上とする。

(2)

それぞれの箱面を組み合わせて合板箱を組み立てる場合は,鉄丸くぎを用いる。その材質は,JIS G 

3505

(軟鋼線材)に規定するもの又はこれと同等以上のものとする。

(3)

さんとさんを打ち付けて箱の組立てに用いる鉄丸くぎの長さは,打ち付けるさんの厚さの 3 倍以上と

し,

3

2

以上が保持材に入る長さのものを用いる。

(4)

足割りリベットは,線径 4.19mm,長さ 8mm,頭の直径 8mm 以上のものを用いる。

(5)

ステープルは,次による。

(a)

合板と合板のはぎ合わせに用いるステープルの径は,1.58mm 以上とする。

(b)  C

形箱組立用ステープルは線径 2.12mm の針金で製作した長さ 40mm 以上のものとする。

(c)

鋼帯留付ステープルの径 2.12mm 足の長さ 18mm とし,両足間の長さは鋼帯の幅と同一とする。

5.4

鋼帯又は亜鉛びき鉄線その他

(1)

鋼帯は,JIS G 3131(熱間圧延軟鋼板及び鋼帯)又は JIS G 3141(冷間圧延鋼板及び鋼帯)に規定す

るものとし,機械締めの場合は 0.5×16(断面積 8.0mm

2

)以上,くぎ打ちの場合は 0.4×19(断面積

7.6mm

2

)以上のものを用いる。

(2)

亜鉛びき鉄線は,線径 1.83mm 以上のものを用いる。

(3)  C

形合板箱用留金具は厚さ 0.25mm 以上のすずめっき又は亜鉛めっき鉄板製のものを用いる。

6.

試験

6.1

落下試験  合板箱の検査は,材料検査・構造検査及び落下試験とし,落下試験は JIS Z 0202(包装

貨物及び容器の落下試験方法)の規定によるほか次による。

(1)

落下高さ…………1.2m

(2)

落下回数…………1 回

(3)

判定  合板箱の外観に明らかな変化が認められてはならない。

引用規格: 

JIS G 3131

  熱間圧延軟鋼板及び鋼帯


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Z 1406-1978

JIS G 3141

  冷間圧延鋼板及び鋼帯

JIS G 3505

  軟鋼線材

JIS Z 0202

  包装貨物及び容器の落下試験方法

関連規格:製材の日本農林規格(農林省告示 877 号)

普通合板の日本農林規格(農林省告示 6 号)