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Z 0651:2002  

(1) 

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

まえがき 

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日

本工業規格である。 

JIS Z 0651:2002には,次に示す附属書がある。 

附属書(参考) 欧州諸国及び米国の標準木製平パレット主要仕様 

Z 0651:2002  

(2) 

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目 次 

ページ 

1. 適用範囲 ························································································································ 1 

2. 引用規格 ························································································································ 1 

3. 定義 ······························································································································ 1 

4. パレット ························································································································ 1 

4.1 パレットの使用材料及び種類···························································································· 1 

4.2 平パレットの設計 ·········································································································· 2 

4.3 ボックスパレット及びロールボックスパレットの設計 ··························································· 2 

4.4 コールドロールボックスパレットの設計 ············································································· 2 

4.5 ポストパレットの設計 ···································································································· 2 

4.6 シートパレットの設計 ···································································································· 2 

5. パレタイズド貨物の最大寸法,最大総質量,全高,安定性及び荷崩れ防止 ································· 8 

5.1 パレタイズド貨物の最大寸法···························································································· 8 

5.2 最大総質量 ··················································································································· 8 

5.3 全高 ···························································································································· 8 

5.4 安定性 ························································································································· 8 

5.5 荷崩れ防止 ··················································································································· 8 

6. 輸送包装の寸法及び積付けパターン ···················································································· 8 

6.1 輸送包装寸法 ················································································································ 8 

6.2 積付けパターン ············································································································· 8 

7. フォークリフトトラックによる荷役作業時の留意事項 ···························································· 9 

8. パレタイズド貨物のコンベヤによる搬送 ·············································································· 9 

9. パレタイズド貨物の保管 ·································································································· 10 

9.1 パレットラック及びドライブインラックによる保管 ····························································· 10 

9.2 立体自動倉庫による保管 ································································································ 10 

10. パレタイズド貨物の輸送機関への積載 ··············································································· 10 

11. パレット標準バーコード ································································································· 12 

11.1 一般 ·························································································································· 12 

11.2 表示位置 ···················································································································· 12 

12. ユニットロード記号 ······································································································ 12 

附属書(参考) 欧州諸国及び米国の標準木製平パレット主要仕様 ················································ 18 

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日本工業規格          JIS 

Z 0651:2002 

パレットシステム設計基準 

Design criteria of pallet systems 

1. 適用範囲 この規格は,パレタイズド貨物の荷役,輸送,保管の機械化及び効率化を図るため,パレ

ットシステムを設計する場合の基本事項について規定する。 

2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS B 8942 立体自動倉庫システム設計通則 

JIS X 0504 バーコードシンボル―コード128―基本仕様 

JIS Z 0105 包装貨物―包装モジュール寸法 

JIS Z 0111 物流用語 

JIS Z 0170 ユニットロード―安定性試験方法 

JIS Z 0106 パレット用語 

JIS Z 0601 プールパレット―一貫輸送用平パレット 

JIS Z 0602 平パレット試験方法 

JIS Z 0604 木製平パレット 

JIS Z 0605 金属製平パレット 

JIS Z 0606 プラスチック製平パレット 

JIS Z 0607 シートパレット 

JIS Z 0608 紙製平パレット 

JIS Z 0610 ボックスパレット 

JIS Z 0614 コールドロールボックスパレット 

JIS Z 0616 ポストパレット 

JIS Z 0620 産業用ラック 

JIS Z 1610 国内貨物コンテナ―外のり寸法及び共通仕様 

JIS Z 1627 国内一般貨物コンテナ 

3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 0111及びJIS Z 0106による。 

4. パレット  

4.1 

パレットの使用材料及び種類 パレットシステムに使用するパレットの使用材料及び種類は,次に

よる。 

a) 使用材料 パレットの使用材料は,木材,金属,プラスチック及び紙の4種類とする。 

b) パレットの種類 パレットの種類は,平パレット,ボックスパレット,ロールボックスパレット,コ

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Z 0651:2002  

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ールドロールボックスパレット,ポストパレット及びシートパレットとする。 

4.2 

平パレットの設計 平パレットの設計は,JIS Z 0601,JIS Z 0604,JIS Z 0605,JIS Z 0606,JIS Z 0607

及びJIS Z 0608によるほか,次による。 

a) 平パレットのデッキボード 平パレットに使用するデッキボードの幅は,100 mm以上とする。 

b) 平パレットの強度 平パレットの強度は,JIS Z 0602によって試験を行い,JIS Z 0601,JIS Z 0604,

JIS Z 0605,JIS Z 0606,JIS Z 0607及びJIS Z 0608に規定する強度基準に適合するものとする。 

c) 平パレットの主要仕様 木製平パレットの主要仕様は,図1〜6のとおりとする。 

4.3 

ボックスパレット及びロールボックスパレットの設計 ボックスパレット及びロールボックスパレ

ットの設計は,JIS Z 0610による。 

4.4 

コールドロールボックスパレットの設計 コールドロールボックスパレットの設計は,JIS Z 0614

による。 

4.5 

ポストパレットの設計 ポストパレットの設計は,JIS Z 0616による。 

4.6 

シートパレットの設計 シートパレットの設計は,JIS Z 0607による。 

単位 mm 

図 1 800×1 100 mm木製平パレット主要仕様 

(片面使用形四方差し,最大積載質量1 t) 

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単位 mm 

図 2 1 100×900 mm木製平パレット主要仕様 

(片面使用形四方差し,最大積載質量1 t) 

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単位 mm 

図 3 1 100×1 100 mm木製平パレット主要仕様 

(JIS Z 0601に規定するプールパレット) 

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単位 mm 

図 4 1 100×1 300 mm木製平パレット主要仕様 

(両面使用形二方差し,最大積載質量1.5 t) 

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単位 mm 

図 5 1 100×1 400 mm木製平パレット主要仕様 

(両面使用形二方差し,最大積載質量1.5 t) 

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単位 mm 

図 6 1 000×1 200 mm木製平パレット主要仕様 

(両面使用形二方差し,最大積載質量1 t) 

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5. パレタイズド貨物の最大寸法,最大総質量,全高,安定性及び荷崩れ防止  

5.1 

パレタイズド貨物の最大寸法 パレタイズド貨物のプランビューサイズの最大寸法は,パレットの

長さ及び幅のそれぞれに40 mmを加えたものとする。ただし,1 100×900 mmのパレットを使用したパレ

タイズド貨物については,JIS Z 1610及びJIS Z 1627に規定する12ftコンテナを使用して輸送する場合の

プランビューサイズの最大寸法は,1 140×910 mmとしなければならない(表1参照)。 

表 1 パレタイズド貨物の最大寸法 

単位 mm 

パレットの大きさ 

パレタイズド貨物の最大寸法 

1 100×  800 

1 140×  840 

1 100×  900 

1 140×  910 

1 100×1 100 

1 140×1 140 

1 300×1 100 

1 340×1 140 

1 400×1 100 

1 440×1 140 

1 200×  800 

1 240×  840 

1 200×1 000 

1 240×1 040 

5.2 

最大総質量 パレタイズド貨物の最大総質量は,パレットの積載質量にパレットの自重を加えたも

のとする。 

5.3 

全高 パレタイズド貨物の全高(パレットの高さを含む。)は,2 200 mm以下とする。 

5.4 

安定性 パレタイズド貨物の安定性は,JIS Z 0170によって試験を行い,5.1に規定する最大寸法を

超えないものとする。 

5.5 

荷崩れ防止 輸送時等において荷ずれや荷崩れを生じるパレタイズド貨物には,適切な荷崩れ防止

を行う。 

6. 輸送包装の寸法及び積付けパターン  

6.1 

輸送包装寸法 パレットに積載する貨物の輸送包装寸法は,JIS Z 0105に規定するものとし,その

寸法の選択に当たっては,次による。 

a) パレットの大きさに整合するもの。 

b) 二つ以上のパレットの大きさに整合するもの。 

c) パレットの積載面利用率が,85 %以上のもの。 

6.2 

積付けパターン パレットへの積付けパターン及びその記号は,表2のとおりとする。 

表 2 積付けパターンの種類と記号 

積付けパターン 

記号 

積付けパターン 

記号 

ブロック積み 

ピンホイール積み 

交互列積み 

スプリット積み 

れんが積み 

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表 2 積付けパターンの種類と記号(続き) 

7. フォークリフトトラックによる荷役作業時の留意事項 パレタイズド貨物のフォ−クリフトトラック

による荷役作業は,正しい操作基準によって行い,次の事項に留意する。 

a) パレタイズド貨物をきずつけないこととする。 

b) パレタイズド貨物を荷崩れさせないこととする。特に,トラックや貨物コンテナへの積降し作業は,

荷崩れしないように荷役作業を行うこととする。 

c) パレットの保守のために,図7に示すようなフォークなどによってパレットを破損させる荷役作業を

行ってはならない。 

図 7 フォークリフトトラック作業時におけるパレットの破損例 

8. パレタイズド貨物のコンベヤによる搬送 パレタイズド貨物をチェ−ンコンベヤ,ローラコンベヤな

どによって搬送する場合は,次の事項について留意する。 

a) 片面使用形パレットを使用したパレタイズド貨物を,図8の(A)に示す方向でチェーンコンベヤ上を搬

送する場合は,パレットの曲げ強度を十分に考慮し,チェーンの適正なパレット支持点を設定しなけ

ればならない。 

10 

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b) パレタイズド貨物のコンベヤ間の乗り移り,又はパレタイズド貨物の方向転換を必要とする場合は,

パレットのデッキボード間のすき間及び下面開口部の寸法に留意しなければならない。 

9. パレタイズド貨物の保管  

9.1 

パレットラック及びドライブインラックによる保管 パレタイズド貨物の保管に用いるパレットラ

ック及びドライブインラックは,JIS Z 0620による。 

9.2 

立体自動倉庫による保管 立体自動倉庫におけるパレタイズド貨物の保管は,JIS B 8942による。 

10. パレタイズド貨物の輸送機関への積載 パレタイズド貨物をトラック及びトレーラ(普通荷台・側面

開放バンボデー)並びに貨物コンテナ(国内・国際)を使用して輸送する場合は,パレットのこれら輸送

機関への最大積載枚数及び床面利用率並びに最大積載質量を考慮して,輸送の効率化を図ることとする。 

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11 

Z 0651:2002  

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単位 mm 

図 8 立体自動倉庫周辺コンベヤと平パレットとの相関図(例) 

11

Z

 0

6

5

1:

2

00

2

  

11

Z

 0

6

5

1:

2

00

2

  



















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12 

Z 0651:2002  

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11. パレット標準バーコード  

11.1 一般 パレタイズド貨物の保管(ロケーション管理など),ピッキング,入出荷作業などの管理並び

に空パレットの運用管理に利用するパレット標準バーコードは,JIS X 0504に規定するコード128とする。 

11.2 表示位置 パレット標準バーコードの表示位置は,見やすい場所に,かつ,読取りしやすい面に表

示する(図9参照)。ただし,フォークリフトトラックにバーコードスキャナを取り付け,自動的に読み取

る場合は,フォーク差込み方向の面に表示する(図10参照)。 

単位 mm 

図 9 表示位置 

図 10 フォークリフトトラックによる読み取る場合の表示位置 

12. ユニットロード記号 パレタイズド貨物の流通経路,在庫管理,入出庫管理,パレットの運用管理な

どのパレットシステム実施計画及び情報管理を行う場合に用いる記号は,表3のとおりとする。 

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表 3 ユニットロード記号 


類 

用   語 

記号 

図形記号 

(表示例) 

意 味 

備 考 

物 

流 

施 

貨物駅 
(Freight station) 

FS 

コンテナ及び貨車による鉄
道貨物の発着,積降し及び中
継を行う施設 
 

トラックターミナル 
(Truck terminal) 

TT 

自動車運送貨物の積降し及
び方面仕分けを行う施設 
 
 

コンテナターミナル 
(Container terminal) 

CT 

船舶で輸送される貨物の揚
げ積み及び一時保管するた
めの施設 
 

岸壁 
(Pier) 

PI 

船舶を接岸係留する施設 
 
 
 

航空貨物ターミナル 
(Aircargo terminal) 

AT 

航空機で輸送される貨物の
積降し,方面仕分けなどを行
う施設 
 

倉庫 

貨物を保管する施設(上屋・
野積み及び保管庫も含む。) 
 
 

 ・ 営業倉庫 
(Public warehouse) 

PW 

 
 
 
 

 ・ その他の倉庫 
(Warehouse) 

 
 
 
 

工場 
(Factory) 

製品を生産する物流の基点
となる施設 
 
 

流通センター 
(Distribution center) 

DC 

保管の他に流通加工,仕分け
及び配送機能をもった施設 
 
 

通過形流通センター 
(Transfer center) 

TC 

積替え又は仮置きするため
の通過形施設 
 
 

パレットセンター 
(Pallet center) 

PC 

パレットの返回送及び一時
仮置きのための施設 
 
 

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表 3 ユニットロード記号(続き) 


類 

用   語 

記号 

図形記号 

(表示例) 

意 味 

備 考 

店舗(小売店) 
(Store) 

ST 

百貨店,スーパー,量販店な
ど消費者が中心となって利
用する施設 

輸 

送 

機 

鉄 
道 
輸 
送 

有がい(蓋)貨車 
(Covered wagon) 

CW 

屋根付きの貨車 

 
 
 

無がい(蓋)貨車 
(Open wagon) 

OW 

屋根なしの貨車 
(コンテナ貨車を含む。) 

 
 

線路 
(Rail way) 

RW 

 
 
 
 

自 
動 
車 
輸 
送 

トラック 

・平ボデー 
(Truck) 

あおりを備えたトラック 
(あおりのないものを含む。) 
 
 

積載量は,数字で
表示する。 

・バンボデー 
(Van truck) 

VT 

バン型のトラック 
 
 
 

積載量は,数字で
表示する。 

トレーラ 

けん(牽)引装置によって被
けん引車をけん引する連結
形の車両 
(フルトレーラも含む。) 

・平ボデー 
(Trailer) 

TR 

トラックと同じ 
 
 
 

積載量は,数字で
表示する。 
 

・バンボデー 
(Van trailer) 

VTR 

トラックと同じ 
 
 
 

積載量は,数字で
表示する。 
 

道路 
(Road) 

RO 

 
 
 
 

海 
上 
輸 
送 

一般貨物船 
(General ship) 

GS 

在来形の貨物船 

積載量は,数字で
表示する。 
種別は,文字記号
で区分表示する。 

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表 3 ユニットロード記号(続き) 


類 

用   語 

記号 

図形記号 

(表示例) 

意 味 

備 考 

輸 

送 

機 

コンテナ船 
(Container ship) 

CS 

コンテナ詰め貨物を輸送す
る船 
 
 

カーフェリー 
(Car ferry) 

CF 

自動車,人及び積載貨物を合
わせて輸送する船 
 
 

RORO船 
(Roll on / Roll off) 

RR 

揚げ積みがロールオン,ロー
ルオフでできる船 
 
 

航路 
(Route) 

 
 
 
 

航空機 
(Airplane) 

 
 
 
 

空路 
(Air route) 

AR 

 
 
 
 

貨物コンテナ 
(Container) 

輸送される貨物のユニット
化を目的とする輸送機関 

コンテナの長さ
と積載量は,数字
で表示する。 
 

物 

流 

機 

パレット 
(Pallet) 

貨物を荷役,輸送及び保管す
るために,単位数量に取りま
とめて載せる面をもつもの 

パレットの大き
さは,数字で表示
して区別する。 

・平パレット 
(Flat pallet) 

FP 

上部構造物のないフォーク
の差込口をもつパレット 

(例1 100×1 100 
mmのプールパレ
ットの場合は,
T11と表示する。) 

・ボックスパレット 
(Box pallet) 

BP 

平パレットの上にボックス
が付いているパレット 
 
 

・ロールボックスパレット 

(Roll box pallet) 

RP 

ボックスパレットにキャス
タが付いているパレット 
 
 

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表 3 ユニットロード記号(続き) 


類 

用   語 

記号 

図形記号 

(表示例) 

意 味 

備 考 

物 

流 

機 

・シートパレット 
(Sheet pallet) 

SP 

シート状のパレット 
 
 
 

フレキシブルコンテナ 
(Flexible container) 

FC 

粉粒体の物品をある単位に
まとめて輸送するための折
り畳み可能な輸送容器 
 

フォークリフトトラック 
(Forklift truck) 

FT 

貨物の積降し及び運搬を目
的とした荷役運搬車両 
 
 

パレットトラック 
(Pallet truck) 

PT 

同 上 
 
 
 

コンテナクレーン 
(Container crane) 

CC 

岸壁に固定させたコンテナ
用のクレーン 
 
 

モービルクレーン 
(Mobile crane) 

MC 

トラックに固定し,移動させ
て使うクレーン 
 
 

作 

業 

形 

集貨 
(Pick up) 

PU 

貨物を収集する行為 

輸送機関の図形
とセットで使用
する。 

配達 
(Delivery) 

貨物を届ける行為 

輸送機関の図形
とセットで使用
する。 

積込み 
(On) 

ON 

輸送機関に載せる行為 

 
 
 

取降し 
(Off) 

OF 

輸送機関から取り降ろす行
為 
 
 

バンニング 
(Vanning) 

コンテナに貨物を積み込む
行為 
 

デバンニング 
(Devanning) 

DV 

コンテナから貨物を取り降
ろす行為 
 

仕分け 
(Sorting) 

貨物をある目的に区分する
行為 
 

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Z 0651:2002  

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

表 3 ユニットロード記号(続き) 


類 

用   語 

記号 

図形記号 

(表示例) 

意 味 

備 考 



パレタイズド貨物 
(Palletized cargo) 

パレットでユニット化した
貨物 

貨車,コンテナ,
バンボデーなど
の積荷の状態を
外から識別する
ための表示 

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Z 0651:2002  

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

附属書(参考) 欧州諸国及び米国の標準木製平パレット主要仕様 

この参考は,本体の規定に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。 

1. 適用範囲 この主要仕様は,国際間の貨物輸送に使用する欧州諸国及び米国の標準木製平パレットの

代表的な主要仕様を参考として記載する。 

2. 主要仕様  

2.1 

欧州諸国の主要仕様 欧州諸国において最も多く使用する木製平パレットの大きさは,800×1 200 

mmと1 000×1 200 mmの2種類であって,これらの主要仕様を参考図1及び参考図2に示す。 

2.2 

米国の主要仕様 米国においてもっとも多く使用する木製平パレットの大きさは,1 219×1 016 mm

であって,その主要仕様を参考図3に示す。 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

参考図 1 800×1 200 mm木製平パレット主要仕様 

(片面使用形四方差し〈EURパレット〉) 

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

参考図 2 1 000×1 200 mmパレット主要仕様 

(片面使用形四方差し) 

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Z 0651:2002  

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2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

単位 mm 

参考図 3 1 219×1 016 mm木製平パレット主要仕様 

(片面使用形けたくり抜きパレット) 

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Z 0651:2002  

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。 

2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 

日本工業標準調査会標準部会 物流技術専門委員会 構成表 

氏名 

所属 

(委員会長) 

高 橋 輝 男 

早稲田大学アジア太平洋研究センター 

(委員) 

伊 藤 正 人 

厚生労働省労働基準局安全衛生部 

稲 束 原 樹 

社団法人日本ロジスティクスシステム協会 

井 上 一 彦 

社団法人日本航空宇宙工業会 

岩 橋 俊 彦 

社団法人日本産業車両協会 

内 田   敏 

味の素株式会社営業ロジスティクシステムセンター 

木 内 大 助 

国土交通省海事局技術課 

北 島 和 文 

社団法人日本船主協会 

興 梠 允 駿 

社団法人日本産業機械工業会 

佐々木 春 夫 

社団法人日本包装技術協会 

下 田 邦 夫 

社団法人全日本トラック協会 

筒 井 善 次 

株式会社日通総合研究所物流技術部 

西   重 樹 

日本貨物鉄道株式会社物流システム本部技術開発部 

野 竹 和 夫 

国土交通省鉄道局技術企画課 

福 本 博 二 

社団法人日本パレット協会