>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 Z

0608

-1997

紙製平パレット

Paper flat pallets

1.

適用範囲  この規格は,主としてワンウェイに使用する紙製平パレット(以下,パレットという。)に

ついて規定する。

備考  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS Z 0106

  パレット用語

JIS Z 0161

  ユニットロード寸法

JIS Z 0602

  平パレット試験方法

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 0106 によるほか,次による。

フラップ  積載物の荷崩れ防止などのために紙製パレットのデッキボードに設けられた突出部で,垂

直に立ち上げて使用するもの。

3.

各部の名称  パレットの各部の名称は,図 のとおりとする。

図 1  各部の名称

4.

形式,種類,最大積載質量及び大きさ


2

Z 0608-1997

4.1

種類及び記号  パレットの種類及び記号は,その形式の組合せによって表 のとおりとする(参考

図 参照)。

表 1  種類及び記号

種類

記号

種類

記号

種類

記号

単面形二方差し S2

片面使用形二方差し D2

両面使用形二方差し

R2

単面形四方差し S4

片面使用形四方差し D4

両面使用形四方差し

R4

単面形二方差し二方フラップ付き S2F2 片面使用形二方差し二方フラップ付き

D2F2

単面形四方差し二方フラップ付き S4F2 片面使用形四方差し二方フラップ付き

D4F2

単面形二方差し四方フラップ付き S2F4 片面使用形二方差し四方フラップ付き

D2F4

単面形四方差し四方フラップ付き S4F4 片面使用形四方差し四方フラップ付き

D4F4

備考  表 の種類は,パレットの使用面,差込口の方向及びフラップ(表 参照)の形式の組合せによっている。

表 2  形式及び記号

形式

記号

備考

単面形 S

デッキボードが上面だけにあるもの。

片面使用形 D デッキボードが両面にあるもので,積載面が片面だけに

あるもの。

使用面

画面形

両面使用形 R デッキボードが両面にあるもので,積載面が両面にある

もの。

二方差し 2

差込口がパレットの相対する 2 方向にあるもの。

差込口の

方向

四方差し 4

差込口がパレットの前後左右の 4 方向にあるもの。

二方フラップ付き F2

上面デッキボードの 2 方向にフラップがあるもの。

フラップ

四方フラップ付き F4

上面デッキボードの 4 方向にフラップがあるもの。


3

Z 0608-1997

参考図 1  パレットの種類及び記号

4.2

最大積載質量  パレットの最大積載質量は,0.25t,0.5t,0.75t,1.0t,1.25t,及び 1.5t とする。

4.3

大きさ  パレットの大きさは基本サイズとし、長さ×幅 (mm) によって表し,表 のとおりとする。


4

Z 0608-1997

表 3  大きさ

単位 mm

長さ×幅

備考

    800

×1 100

1 100

× 800

    900

×1 100

1 100

× 900

1 000

×1 100

1 100

×1 000

  1 100

×1 100(

1

)

1 100

×1 300

1 300

×1 100

1 100

×1 400

1 400

×1 100

1

辺を 1 100 とす

るもの

    800

×1 200

1 200

× 800

  1 000

×1 200(

1

)

  1 200

×1 000(

1

)

1

辺を 1 200 と

するもの

(

1

)  JIS Z 0161

に規定する寸法(1 140×1 140

0

40

及び1 240×1 040

0

40

)に該当する。

5.

品質

5.1

外観  パレットには凹凸,反り,変形,きず,割れその他使用上欠点がないものとする。

5.2

パレットの積載面  パレットの積載面は,積荷が容易に滑りを生じないものとし,通常のフォーク

リフト作業に支障がないものとする。

5.3

パレットとフォークとが,容易に滑りを生じないものとする。

5.4

パレットに設けられたフラップは,容易に裂けないものとする。

5.5

脚部圧縮強度  パレットの脚部圧縮強度は,9.2 の試験を行ったとき,けた又はブロックのひずみ量

が 4mm 以下でなければならない。

5.6

落下強度  パレットの落下強度は,9.3 の試験を行ったとき,対角線の長さの変化率は 2%以下でな

ければならない。

6.

構造  パレットの構造は,次による。

(1)

パレットは,直方形の積載面,フォークなどの差込口をもち,積載面は原則として接地面と平行なも

のとする。

(2)

荷崩れ防止対策などのためにパレットのデッキボードに設けられるフラップには,一体構造のものや

取付けタイプのものがある。

7.

寸法

7.1

差込口の高さ  差込口の高さは,60mm 以上とする。

7.2

下面開口部の寸法  パレットトラックを使用するパレットの下面開口部の寸法は,長さ・幅とも

180mm

以上とする。

7.3

寸法許容差  パレットの寸法許容差は,次のとおりとする。


5

Z 0608-1997

(1)

パレットの長さ及び幅の許容差は,±5mm とする。

(2)

両対角線の長さの差は,10mm 以下とする。

8.

材料  パレットに使用する材料は,再資源として利用できるものとし,段ボール及びソリッドファイ

バーボードを主とし,それらの組合せのものでもよい。

9.

試験方法

9.1

供試パレット  供試パレットは,温度 20℃,湿度 65%の環境下で 48 時間以上の状態に調整したも

のを用い,速やかに試験を行う。

9.2

脚部圧縮強度  パレットの脚部圧縮強度は,JIS Z 0602 の 5.1(パレットの脚部圧縮試験方法)によ

って試験を行い,けた又はブロックのひずみ量を求める。

なお,試験荷重は,受渡当事者間の協定によるものとする。

9.3

落下強度  パレットの落下強度は,JIS Z 0602 の 5.4(パレットの落下試験方法)によって試験を行

い,変化率を求める。

10.

検査  パレットの検査は,品質,構造,寸法及び材料について行い,4.35.8.の規定に適合しなけ

ればならない。

11.

製品の呼び方  製品の呼び方は,規格の名称又は規格番号,種類又はその記号,最大積載質量及び大

きさによる。

1.  紙製平パレット  片面使用形二方差し  1t  1 100×1 100

2..  JIS Z 0608  D2 1t  1 100×1 100

12.

表示  パレットには,見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

(1)

最大積載質量及び大きさ又はその略号(

2

)

(2)

製造業者名又はその略号

(3)

製造年月又はその略号

(

2

)

略号は,大きさについて用い,次のとおりとする。

例 1

100

×1 100  略号  1111

関連規格  JIS P 0001  紙・パルプ用語

JIS Z 0104

  段ボール用語


6

Z 0608-1997

JIS Z 0608

  紙製平パレット新規原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

梁  瀬      仁

日本物流学会

吉  本  孝  一

通商産業省生活産業局

前  川  武  也

工業技術院標準部

高  森  秀  夫

日本包装学会

佐  野  成  人

日本段ボール工業会

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

渡  辺  敏  夫

キヤノン株式会社

松  永  敬  二

松下電器産業株式会社

小  泉  宏  昌

リコーインターナショナルロジステック株式会社

瀧  川  長  次

東芝物流株式会社

大  掛      宏

日本紙業株式会社

村  松  睦  夫

日本マタイ株式会社

森      則  夫

日本化工機材株式会社

高  橋  壮  典

株式会社折一

角  田  晴  男

チヨダコンテナー株式会社

浜  本  哲  司

社団法人日本パレット協会

(事務局)

福  本  博  二

社団法人日本パレット協会

分科会  構成表

氏名

所属

(分科会長)

大  掛      宏

日本紙業株式会社

梁  瀬      仁

日本物流学会

村  松  睦  夫

日本マタイ株式会社

森      則  夫

日本化工機材株式会社

高  橋  壮  典

株式会社折一

不  二  昌  信

全日本パレット事業協同組合

島  崎  康  平

大村紙業株式会社

樽  谷  恵  蔵

樽谷包装産業株式会社

角  田  晴  男

チヨダコンテナー株式会社

守  岡  和  之

本州インターナショナル・パッケージング株式会社

坪  井  昇  一

本州静岡ダンボール株式会社

重  岡      猛

株式会社トーメンマシナリー

福  本  博  二

社団法人日本パレット協会