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Z 0601 : 2001

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS Z 0601 : 1990 は改正され,この規格に置き換えられる。


日本工業規格

JIS

 Z

0601

 : 2001

プールパレット−一貫輸送用平パレット

Pool pallets

−Flat pallets for through transit

1.

適用範囲

この規格は,広範囲の業種及び各輸送機関において相互に共通して使用され,互換性

のある木製プールパレット及びプラスチック製プールパレット(以下,パレットという。

)について規定す

る。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS A 5508

  くぎ

JIS Z 0106

  パレット用語

JIS Z 0602

  平パレット試験方法

JIS Z 0604

  木製平パレット

3.

定義  この規格で用いる用語の定義は,JIS Z 0106 による。

4.

大きさ,形式,種類,記号及び最大積載質量

4.1

大きさ,形式,種類及び記号  パレットの大きさ,形式,種類及び記号は,表 のとおりとする。

表 1  パレットの大きさ,形式,種類及び記号

大きさ(長さ×幅×高さ)mm

形式

種類

記号

1 100

×1 100×144

両面使用形二方差し

木製 A 形 T11W-A

木製 B 形 T11W-B

プラスチック製

T11P

4.2

最大積載質量  パレットの最大積載質量は,1t とする。

5.

強度  パレットの強度は,JIS Z 0602 によって試験を行い,表 のとおりとする。

表 2  強度基準値

基準値

項目

木製

プラスチック製

圧縮強度

ひずみ量 mm

2.0

以下 4.0 以下

曲げ強度

たわみ率 %

1.25

以下 1.5 以下

残留たわみ率 %

0.5

以下 0.5 以下

下面デッキボード強度  たわみ率 %

1.0

以下 2.5 以下

落下強度

対角線の長さの変化率  %

3 0

以下 1.0 以下


2

Z 0601 : 2001

6.

構造・品質  パレットの構造・品質は,次のとおりとする。

a)

パレットは,繰り返し使用に耐えるもので,凹凸,反り,きず,割れ,その他使用上有害な欠点がな

いものとする。

b)

パレットは,直方形の積載面,フォークなどの差込口をもち,積載面は原則として接地面と平行なも

のとする。

c)

パレットの積載面は,積荷が容易に滑りを生じないものとする。

d)

木製プールパレットの四隅には角落としをするものとする。

e)

木製プールパレットにおける含水率は,使用上差し支えないものとする。

f)

木製プールパレットの外観は,JIS Z 0604 の 9.2(外観)による。

g)

木製プールパレットを構成する部材の接合は,JIS Z 0604 の 6(3)に規定するスクリューくぎによって

行う。

h)

木製プールパレットに使用するスクリューくぎの寸法は,

長さ 65mm 以上とする。

許容差は,

JIS A 5508

に規定する鉄丸くぎによることが望ましい。

なお,胴部,頭部については,JIS A 5508 に規定する鉄丸くぎ,又はこれらと同等以上の強度をも

つものとする。

i)

木製プールパレットでのスクリューくぎの配列は,

図 のとおりとする。

なお,接合部にはすき間がなく,スクリューくぎの頭部は,デッキボードの面から約 1mm 沈める

ものとし,スクリューくぎとデッキボード周辺との距離は,原則として胴部の直径の 5 倍以上,相互

間の距離は,胴部の直径の 10 倍以上とする。

j)

プラスチック製プールパレットにおいては,パレットとフォークとが,容易に滑りを生じないものと

する。

k)

プラスチック製プールパレットの積載面に空間を設ける場合は,その空間の長さの短辺は 50mm 以下

とする。


3

Z 0601 : 2001

図 1  スクリューくぎの配列

7.

寸法

7.1

木製プールパレット  木製プールパレットの各部の寸法,差込口の高さ及び寸法許容差は,次によ

る。

a)

各部の寸法  パレットの各部の寸法は,図 及び図 による。


4

Z 0601 : 2001

図 2  木製プールパレット両面使用形二方差し  

図 3  木製プールパレット両面使用形二方差し  

b)

差込口の高さ  パレットの差込口の高さは,100±1mm とする。


5

Z 0601 : 2001

c)

寸法許容差  製作時のパレットの寸法許容差は,長さ

1

2


mm

,幅及び高さは±2mm とし,各部材の寸

法許容差は,

表 のとおりとする。

表 3  各部材の寸法許容差 

項目

寸法許容差

デッキボード

長さ mm

1

2


幅   mm

2
3


厚み mm

±1

けた

長さ mm

1

2


幅   mm

±2

高さ mm

1

2


d)

両対角線の長さの差  パレットの両対角線の長さの差は,長い方の対角線に対し 8mm 以下とする。

7.2

プラスチック製プールパレット  プラスチック製プールパレットの各部の寸法,差込口の高さ及び

寸法許容差は次による。

a)

各部の寸法  パレットの各部の寸法は,図 による。

図 4  プラスチック製プールパレット両面使用形二方差し

b)

差込口の高さ  パレットの差込口の高さは,74mm 以上とする。

c)

寸法許容差  製作時のパレットの寸法許容差は,長さ及び幅は±3mm とし,高さは±2mm とする。

8.

材料


6

Z 0601 : 2001

8.1

木製プールパレット  パレットに使用する樹種は,次のもの又はこれらと同等以上の強度をもつも

のを使用する。

あかまつ,くろまつ,ダグラスファー,からまつ,つが,ぶな,クルイン,カプール,タウン,カロフ

ィラム

8.2

プラスチック製プールパレット  プラスチック製プールパレットに使用するプラスチックの素材は,

再生資源として利用できるもので,ポリエチレン,ポリプロピレン及び不飽和ポリエステルか又はこれら

と同等以上の品質をもつものとする。

9.

検査  パレットの検査は,大きさ,強度,構造,品質,寸法及び使用材料について行い,3.8.の規定

に適合しなければならない。

なお,プラスチック製プールパレットにおける寸法の検査においては,温度 23±2℃の条件に 48 時間以

上放置した後,計測するものとする。

10.

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類又は規格番号及び,形式又は記号による。

例  木製プールパレット  両面使用形二方差し A 形又は JIS Z 0601  T11W-A

プラスチック製プールパレット  両面使用形二方差し又は JIS Z 0601

  T11P

11.

表示  パレットには見やすい箇所に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。

a)

大きさ及び種類又はその記号

b)

製造業者名又はその略号

c)

製造年月又はその略号


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Z 0601 : 2001

JIS Z 0601

(プールパレット−一貫輸送用平パレット)改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

高  森  秀  夫

株式会社日通総合研究所

(委員)

吉  本  孝  一

通商産業省生活産業局

前  川  武  也

工業技術院標準部

山  本  幸  宏

運輸省複合貨物流通課

藤  井      毅

森林総合研究所木材利用部

岩  橋  俊  彦

社団法人日本産業車両協会

因      幸二郎

財団法人日本規格協会

岩  岡  真三郎

株式会社岩岡工作所

岡  田  和  夫

岡田工業株式会社

相  楽  政  彦

大日本インキ化学工業株式会社

星  野  健  史

日石シートパレットシステム株式会社

大  掛      宏

日本紙業株式会社

西  村  精  一

線材製品協会

田  中      喬

ライオン流通サービス株式会社

大久保  喜  市

合同酒精株式会社

奥  平  大  生

富士フィルムロジスティックス株式会社

鈴  木  章  夫

味の素株式会社

小  谷  泰  三

東芝物流株式会社

坂  井  健  二

日本パレットレンタル株式会社

及  川  武  夫

日本パレットプール株式会社

濱  本  哲  司

社団法人日本パレット協会

(事務局)

福  本  博  二

社団法人日本パレット協会

備考  ○印は,分科会委員を兼ねる。