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日本工業規格

JIS

 Z

0402

-1995

段ボールの接着力試験方法

Test method for adhesion of corrugated fibreboard

1.

適用範囲  この規格は,JIS Z 1516 に規定する段ボールの成形中しん(A 段及び B 段)の段頂とライ

ナとの接着部の引きはがし抵抗値を求める試験方法について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS P 8111

  試験用紙の前処置

JIS P 8126

  板紙の圧縮強さ試験方法(リングクラッシュ法)

JIS Z 0104

  段ボール用語

JIS Z 1516

  外装用段ボール

2.

この規格の中で  {  }  を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 0104 による。

3.

試験装置

3.1

圧縮試験機  圧縮試験機は,JIS P 8126 に規定された圧縮試験機,又はこれと同等以上の性能をもつ

試験機を用いる。

3.2

ピンアタッチメント  ピンアタッチメントは,付図 に示すような上部(加圧)アタッチメントと

下部(支持)アタッチメントとからなり,試験片の各接着部を均等な荷重で引きはがすために使用するも

のである。

なお,ピンアタッチメントは,段ボールの段空間部の中心に等間隔で容易に挿入できる鋼製の片持ちピ

ンを埋め込んだ金具(

付図 の a 及び c)と,ピン先端を支持する金具(付図 の b 及び d)とからなり,

各部の寸法は,

表 及び付図 による。

表 1

単位 mm

段の種類

A

段用

B

段用

ピンの数

4

6

ピンの有効長さ

55

±1

上部(加圧) 
アタッチメント

ピンの直径 3.0±0.1 2.0±0.1

ピンの数

5

7

ピンの有効長さ

65

±1

下部(支持)

アタッチメント

ピンの直径 3.0±0.1 2.0±0.1

上部(加圧)アタッチメント及び下部(支持)アタッチメントの平行度は,傾斜が

1

100

以下とする。


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Z 0402-1995

4.

試験片  試験片の大きさは,図 に示すとおりとし,段方向に直角に切断する。

なお,試験片は 20 個作製する。

図 1  試験片

5.

試験方法  試験片は,JIS P 8111 に示してある条件で前処置した後,同一条件で試験を行う。

試験は,

付図 に示すように上部(加圧)アタッチメントが中しんの段底に接し,下部(支持)アタッ

チメントがライナの裏面に接するようにピンを挿入し,ピン支持金具を装着して圧縮試験機上に置き,毎

分 13±3mm の速度で荷重を加え,接着部がはく離するときの最大荷重を測定する。

試験は,シングルフェーサ側・ダブルフェーサ側のそれぞれ 10 個の試験片について行う。

備考  段ボール製造設備コルデータの一部で,片面段ボールを製造する装置をシングルフェーサとい

い,片面段ボールを両面段ボール又はそれ以上の多層に加工する装置をダブルフェーサという。

6.

報告  試験結果は,シングルフェーサ側・ダブルフェーサ側のそれぞれ 10 個の試験片の平均値,最大

値及び最小値について kN{kgf}で報告し,次の事項を付記する。

(1)

試験条件

(2)

試験機の形式

(3)

段の種類(A 段,B 段の別)

(4)

測定部分の区別(シングルフェーサ側,ダブルフェーサ側を明記)


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付図 1  ピンアタッチメント側面図

付図 2  ピンアタッチメント・セット状態