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日本工業規格

JIS

 X

9006

-1979

光学式文字認識のための手書き文字

(数字)

Handprinted Numerals for Optical Character Recognition

1.

適用範囲  この規格は,光学式文字認識(以下,OCR という。)に使用する手書き数字の字形及びこ

れに関連する仕様を規定する。

2.

用語の意味  この規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。

(1)

数字  0,1,2,3,4,5,6,7,8,9 のアラビア数字。

(2)

字形  個々の数字の形状。

(3)

字体  一群の数字に対し,規範として定められた字形の一組。

(4)

線素  個々の字形を構成する幅を持った線。

(5)

線幅  字形を形成する線素の幅。

(6)

突出し  長い線素にほぼ直交して伸びている短い線素。

(7)

かぎ(鉤)  長い線素の始め又は終わりに,その線素とほぼ直交するように付ける短い線素。

(8)

帳票基準辺  機械読取りの際に基準となる辺(付図 参照)。

(9)

記入わく  帳票基準辺に平行及び垂直な辺を有する,一つの数字を書く場所を示す長方形(内側)(付

図 参照)。

(10)

記入わくの幅  記入わくを構成する垂直線間の水平距離(付図 参照)。

(11)

記入わくの高さ  記入わくを構成する水平線間の垂直距離(付図 参照)。

(12)

記入帯  帳票基準辺に平行及び垂直な辺を有する,1 行中の一組の記入わくをすべて含む最小の長方

形領域(

付図 参照)。

(13)

記入わく間隔  同一記入帯内の隣接する二つの記入わくの幅の垂直二等分線間の水平距離(付図 

照)

(14)

行間隔  列方向に隣接する二つの記入わくの高さの垂直二等分線間の垂直距離(付図 参照)。

(15)

記入わく間余白  同一記入帯内で相互に隣接する二つの記入わくの水平距離(付図 参照)。

(16)

文字境界  帳票基準辺に平行及び垂直な辺を有する,一つの字形のすべての線素をその内部に含む最

小の長方形(

付図 参照)。

(17)

線素境界  ある文字を構成する一つの線素を字形とみなしたときにできる文字境界。

(18)

垂直線素の傾き  字形を構成する垂直線素の線素境界における水平の辺と垂直の辺との比(付図 

照)

(19)

水平線素の傾き  字形を構成する水平線素の線素境界における垂直の辺と水平の辺との比(付図 

照)


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(20)

クリアエリア  帳票基準辺に平行及び垂直な辺を有する,記入帯及びその回りの余白部を含む長方形

領域(

付図 参照)。

(21)

ドロップアウトカラー  人間の眼には周囲の余白部とはっきり区別できるが,当該 OCR にはほとん

ど感知し得ない色相と濃さとを持った色。

3.

字体の種類と呼び  字体の種類は,1 種類とし,その呼びは OCR-HN とする。

4.

字形  字形は,次のとおりとする。

5.

記入要項

5.1

一般的注意  一つの数字は,一つの記入わく内に 4.に示された字形で書かなければならない。

5.2

突出し,かぎ(鉤),輪,飾り  4.に示されている箇所以外に,余分な突出し,かぎ(鉤),輪,飾り

などを付加して書いてはならない。

5.3

字形の大きさ  文字境界の幅と高さとの許容値は,表 のとおりとする。

表 1  字形の大きさの許容値

1

2

W

W

1

2

H

H

備考1.  は記入わくの高さ,はその幅である。

2.

数字“1”については,記入わくの中央に記入す
ることとし,

表 の幅の許容値は適用しない。

3.

幅の最小値は 2.5mm,高さの最小値は 3mm とす

る。

5.4

垂直水平線素の傾き  垂直線素の傾きは

1

5

まで,水平線素の傾きは

1

8

までとする。

5.5

線幅  線幅の許容範囲は 0.25mm から 0.75mm までとする。

備考  記入わくとその行配置の種類が I 号の場合  線幅の最大値は 0.55mm とする。

6.

記入わくとその行配置

6.1

種類  記入わくとその行配置の種類は,表 の 3 種類に分類し,記入わくの幅,記入わく間隔の値

は,

表 のとおりとするのが望ましい。

表 2  記入わくとその行配置

単位 mm

種類

I

号 II 号 III 号

記入わくの幅  (W) 4>W≧3.4 5>W≧4.0

W

≧5.0

記入わく間隔  (P)

P

≧3.9

P

≧4.5

P

≧5.5

備考1.  記入わくの幅の最小値は3.4mm とする。

2.

記入わく間余白の最小値は 0.5mm とする。

3.

記入わくの高さ  (H)  は幅  (W)  の 1.2∼1.4 倍とする。 

6.2

分光特性  記入わくはドロップアウトカラーで印刷するものとする。


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7.

記入帯  記入帯は記入わくを一まとめにして 1 行ごとに定めなければならない。ただし,1 行を幾つ

かの認識対象数字の組に分割して,それぞれ別の記入帯とすることができる。

また,記入帯の行間隔は,

表 のとおりとする。

表 3  記入帯の行間隔

単位 mm

種類

I

号 II 号 III 号

行間隔  (LS)

LS

≧8.5

LS

≧12.7

備考  クリアエリアが他の行の記入帯のわく内に入らないことを条件とする。 

8.

クリアエリア  クリアエリアの上下の境界と記入帯の上下の境界との垂直距離は 4mm 以上とする。

クリアエリアの左右の境界と記入帯の左右の境界との水平距離は,6mm 以上とする。

クリアエリア内には,記入わく及び認識対象数字しか存在してはならない。クリアエリアは隣接する記

入帯のクリアエリアと重なってもよいが,他の記入帯と重なってはならない(

付図 参照)。

備考  ドロップアウトカラーで印刷された文字は,クリアエリア内にあっても良い。

付図 1  帳票基準辺,記入わく,文字境界


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付図 2  記入帯,クリアエリア

付図 3  垂直水平線素の傾き


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原案作成委員会  構成表

氏名

所属          (順不同)

委員長

平  松  啓  二

東京電機大学

幹事

市  野      学

東京電機大学

森      俊  二

工業技術院電子技術総合研究所

委員

山  崎  一  生

工業技術院電子技術総合研究所(現・新潟大学)

木  下  昌  浩

郵政省郵政局

瀬  川      彰

労働省労働市場センター

山  村  修  蔵

工業技術院標準部

上  田  陸奥夫

社会保険大学校

山  田  庸  宏

日本電信電話公社横須賀電気通信研究所

河  西  芳  彦

日本国有鉄道

石  黒  栄  一

株式会社三越

大  塚  冨士雄

日本電気株式会社

星  野  幸  夫

日本電気株式会社

坂  井  邦  夫

東京芝浦電気株式会社

藤  本  好  司

株式会社日立製作所

中  西  通  明

富士通株式会社

南  部      元

三菱電機株式会社

羽  下  雄之輔

沖電気工業株式会社

石  橋      昇

株式会社東京計器

安  田  道  夫

日立青梅電子株式会社

石  井  信  行

日本アイ・ビー・エム株式会社

石  橋  秀  雄

日本エヌ・シー・アール株式会社

野  寄  雅  人

パターン情報処理システム技術研究組合

楡  木  武  久

社団法人日本電子工業振興協会