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X 7155

:2011

(1)

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  適合性

1

3

  引用規格

1

4

  用語,定義及び略語

1

4.1

  用語及び定義 

1

4.2

  略語

3

5

  構成

3

6

  表記法

4

7

  PI 参照モデル 

6

7.1

  PI 参照モデルの概要及び構成

6

7.2

  PI プラットフォーム 

8

7.3

  PI インタフェース

11

7.4

  PI 符号化 

14

附属書 A(規定)適合性

16

附属書 B(参考)PI 設計書

19

附属書 C(参考)PI の符号化 

73


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まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣及び国土交通大

臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣,国土交通大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の

特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 X

7155

:2011

地理情報−場所識別子(PI)アーキテクチャ

Geographic information-Place Identifier (PI) Architecture

序文 

場所は,主体及び目的によって様々な名前を用いて識別される。結果として,同じ場所を示す異なる識

別子が存在する。この規格は,同じ場所を示す異なる場所の識別子を相互に変換する仕組を規定する。こ

の規格は,WWW(World Wide Web)空間上の複数の名前空間において,場所の識別子を介して様々な場

所情報を結び付けることができ,情報の流通性を向上させることができる。

なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

適用範囲 

この規格は,場所識別子の概念,及び構造を規定するアーキテクチャを定義する。この規格は,場所の

識別子を作成,登録,管理,検索・取得(変換)及び利用するための概念的な構造を規定するとともに,

この構造を具現化する要素技術の位置付けを規定する。この規格は,同じ場所を示す異なる識別子を相互

変換するための仕組を実現するのに必要となる参照モデルを規定する。この規格は,どのような特定の場

所の表現を作り出すものでもなく,ある一つの住所表記方式のような場所を表現する単一で標準的な記述

方式を定義するものでもない。

適合性 

この規格に適合するためには,この規格に基づく実装は,

附属書 の要件を満たさなければならない。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 4170:2009

  オープン分散処理−統一モデル化言語(UML)1.4.2 版

JIS X 7111

  地理情報−座標による空間参照

JIS X 7112

  地理情報−地理識別子による空間参照

JIS X 7115

  地理情報−メタデータ

用語,定義及び略語 

4.1 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。


2

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4.1.1 

PI

(place identifier)

場所識別子

場所を表現している広義の識別子。地理識別子,座標などがある。

4.1.2 

PI

プラットフォーム(PI platform)

PI

変換に必要となるデータを登録及び管理するとともに,変換の操作を実行する情報システム(レジス

トリ)の群。各情報システムでは,目録(アイテムに割り当てられた識別子及び関連するアイテムについ

ての記述を含むファイルの集合)が維持される。

4.1.3 

PI

アプリケーション(PI application)

PI

を使ってエンドユーザ又は他のアプリケーションに対してサービスを提供するアプリケーション。

注記  アプリケーションとは,利用者の要求を支援するデータ操作及びデータ処理をいう(ISO 19101

参照)

4.1.4 

PI

変換(PI conversion)

ある場所識別方法に基づく PI を,同じ場所を示す,別の場所識別方法に基づく PI に変換すること。

例  数寄屋橋という地名を緯度経度座標に変換する。

戦前の淀橋区 yy 町という地名を,現在の地名(新宿区 zzn 丁目)に変換する。

東京タワーというランドマーク名を,住所に変換する。

4.1.5 

座標(coordinate)

n

次元空間内の点の位置を示すための 個の数値の列(JIS X 7111 参照)

注記  座標演算は,元の系の座標に対して行い,目的とする系での座標値を得る。

4.1.6 

座標参照系(coordinate reference system)

原子によって実世界に関連付けた座標系(JIS X 7111 参照)

注記  座標参照系は,数値に単位を付けなければならない。

4.1.7 

座標演算(coordinate operation)

ある座標参照系から他の座標参照系への 1 対 1 の関係に基づく座標の変更(JIS X 7111 参照)

4.1.8 

空間参照(spatial reference)

実世界における位置の記述(JIS X 7111 参照)

注記 1  これは,ラベル,コード又は座標の形態をとってもよい。

注記 2  位置の記述の形態は,PI の応用スキーマ及び符号化規則によって定義される。

4.1.9 

空間参照系(spatial reference system)

実世界における位置を識別するための体系(JIS X 7112 参照)

4.1.10 

地名辞典(gazetteer)


3

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位置に関する何らかの情報を含む地物のクラスのインスタンスの要覧(JIS X 7112 参照)

注記  位置の情報は,必ずしも座標である必要はなく,記述的なものでもよい。

4.1.11 

地理識別子(geographic identifier)

場所の識別のための,ラベル又はコードの形式による空間参照(JIS X 7112 参照)

例  “日本”は,国名の例である。“102-0083”は,郵便番号の例である。

4.1.12 

登録(registration)

ある項目に対して永続的で,固有かつ明白な識別子を割り当てること(ISO 19135 参照)

4.1.13 

ユーザ(user)

システムに対し,サービスへの要求を起動する動作中のオブジェクト(ISO 19132 参照)

注記 1  この規格における PI プラットフォームを利用するユーザ。PI のデータ作成者,空間参照系の

データ作成者,PI アプリケーションのことを指す。

注記 2  動作中のオブジェクトとは,機械処理するときのプログラムなどのことをいう。

4.1.14 

サービス(service)

インタフェース経由で実体によって提供される他と明確に区分される機能の一部(ISO 19119 参照)

注記 PI プラットフォームの外部のユーザに対して機能を提供するシステム。

4.1.15 

サービスメタデータ(service metadata)

サーバで利用可能な操作及び地理情報を記述するメタデータ(ISO 19128 参照)

4.1.16 

インタフェース(interface)

要素の振る舞いを特徴付ける,名付けられた操作の集合(ISO 19119 参照)

4.1.17 

IRI

(Internationalized Resource Identifiers)

国際化 URI。IRI は URI 全体の文字列の国際化方式を規定するもの(RFC 3987 参照)

4.2 

略語 

HTTP

ハイパーテキスト転送プロトコル(Hyper Text Transfer Protocol)

PI

場所の識別子。地理識別子,座標,URI,ISBN など,様々な識別子のうち,場所の識別に用

いることが可能な識別子。

UML

統一モデル化言語(Unified Modeling Language)

URI

統一資源識別子(Uniform Resource Identifier)

XML

拡張可能マークアップ言語(eXtensible Markup Language)

構成 

この規格は,PI を相互変換するために必要となる仕組を次の細分箇条に規定する。

7.1

  PI 参照モデル

図 に PI 参照モデルを示す。


4

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7.2

  PI プラットフォーム

7.3

  PI インタフェース

7.4

  PI 符号化

PIアプリケーション

PI符号化

PIインタフェース

PIプラットフォーム

図 1PI 参照モデル 

7.1

では,PI 変換に必要となる仕組の,PI の参照モデルと概念構造とを規定する。7.2 では,PI 変換に必

要となるデータ及びサービスの構造について規定する。7.3 では,PI プラットフォーム内でのデータのや

り取り及び PI プラットフォームを利用した PI 変換を行うためのインタフェースについて規定する。7.4 

はインタフェースを通じてやり取りする PI の符号化法について規定する。

表記法 

この規格に記載する UML 図は,JIS X 4170 に規定する統一モデル化言語(UML: Unified Modeling

Language

)の静的構造図及び概念スキーマ言語として UML オブジェクト制約言語(OCL: Object Constraint

Language

)を使用して表す。この規格の中で使用する UML の表記法は,

図 に示す。

UML

クラスには,属性,操作及び関連の三つの基本的な特性がある。この規格では,その三つの全ての

特性を使用する。また,この規格では五つのステレオタイプを使用する。


5

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図 2UML 表記法 

関連

依存

汎化

合成

集約

関連名

クラス#1

クラス#2

役割-1

役割-2

クラス間の関連

関連の基数

  1

クラス

一つだけ

0..*

クラス

0 以上

0..1

クラス

任意選択(0 又は 1)

1..*

クラス

1 以上

  n

クラス

特定の数

ノート

クラスのステレオタイプ

<<ステレオタイプ>>

クラス

<<Data>> 
クラス#1

データを定義する型に使用する。

サービスを定義する型に使用する。

インタフェースを定義する型に使用する。

規約を定義する型に使用する。

ユーザを定義する型に使用する。

<<Service>>

クラス#2

<<Interface>>

クラス#3

<<Rule>> 
クラス#4

<<User>> 
クラス#5


6

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7 PI

参照モデル 

7.1 PI

参照モデルの概要及び構成 

7.1.1 

概要 

PI

参照モデルでは,PI,PI を変換する仕組,PI の変換を利用する仕組及びそれらの関係によって構成さ

れる参照モデルを示す。このモデルは,抽象モデルであり,ある実装がこの規格に適合するためには,抽

象モデルにおけるそれぞれの要素で記述した内容を実現することができなければならないが,実装方法を

規定するものではない。

PI

参照モデルで規定する各要素間でのやり取りを

図 に示す。

なお,これは論理的な構成であり,物理的な構成を示した図ではない。例えば,PI 変換サービスが複数

あり,各々が管理するデータを横断的に用いて PI 変換を行ってもよい。

図 3PI 参照モデルによる PI の登録管理及び変換の仕組 

a) PI

の登録の流れ

・ PI の作成者は,作成した PI を PI 変換サービスへ登録する。また,PI の作成者は,PI 変換サービ

スに対して現在登録されている PI のリストの取得を要求する(

図 の 1.1 の流れ)。

・ PI 変換サービスは,PI の作成者の要求に含まれる PI の新規登録,更新,又は該当する PI のリス

ト取得を行う(

図 の 2.2 の流れ)。

・ PI 変換サービスは要求結果を応答する。

b) PI

変換の流れ

・  ユーザは,PI 変換サービスに対して,PI 変換の要求又は PI の検索・取得要求を行う(

図 の 2.1

の流れ)

・ PI 変換サービスは,PI を検索・取得する(

図 の 2.2 の流れ)。

・ PI 変換サービスは,ユーザの要求に応答する。

c)

空間参照系の登録の流れ

・  空間参照系のデータ作成者は,作成した空間参照系を空間参照系管理サービスに登録したり,又

は現在登録されている空間参照系のリストを要求したりする。空間参照系管理サービスは,これ

らの要求に対して応答する(

図 の 1.2 の流れ)。

・  空間参照系管理サービスはデータ作成者からの要求に応答するため,空間参照系の新規登録,更

PI及び空間参照系の

データ作成者

ユーザ

空間参照系管理サービス

PI変換サービス

空間参照系

PI

2.2:PIの検索・取得 ()

2.1:PIの変換・検索 ()

3.2:空間参照系データ取得 ()

3.1:空間参照系

データ取得 ()

1.3:空間参照系データの

登録更新検索()

1.2: 空間参照系データ登録 ()

1.1:PIの登録・取得()


7

X 7155

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新処理,又は該当する空間参照系のリストの取得を行う(

図 の 1.3 の流れ)。

d)

空間参照系取得の流れ

・  ユーザは,PI の構造を理解するため,必要に応じて空間参照系管理サービスに対し,PI の空間参

照系を要求する。空間参照系管理サービスは,このような要求に対し,応答する(

図 の 3.1 の

流れ)

・ PI 変換サービスは,PI 変換を行うために必要となる空間参照系を空間参照系管理サービスに要求

する。空間参照系管理サービスは,このような要求に対し,応答する(

図 の 3.2 の流れ)。

注記 PI 参照モデルについての理解を助けるため,PI 参照モデルに基づいた設計結果の例を,附属書

B

に示す。

7.1.2 

構成 

参照モデルの構成は,

図 に示す四つのパッケージからなる。

各パッケージに定義する要素は,

表 による。

表 1−各パッケージに定義する要素

パッケージ名

定義する要素

PI

変換サービス(PI Conversion Service) PI を変換するサービス

空間参照系管理サービス(Spatial Reference

System Service

空間参照系を管理,提供するために必要となるサービス

空間参照系(Spatial Reference System) PI の内容及び構造を規定するための,空間参照系のデー

タスキーマ

PI

(PI) PI のデータスキーマ

各々のパッケージに定義される要素は,依存関係をもつ。依存関係はパッケージ図において,該当する

要素を含むパッケージ同士を

図 に示すように,依存する側からされる側に向かうよう破線で結ぶ。

PI

変換サービスパッケージは,PI の変換に必要となる空間参照系及び座標演算に必要となる情報を空間

参照系管理サービスパッケージから取得するため,これに対して依存関係をもつ。

PI

変換サービスパッケージ,空間参照系管理サービスパッケージ,空間参照系パッケージ及び PI パッ

ケージは,PI の変換を行うための基盤となる仕組の定義であり,これらを併せて PI プラットフォームと

する。


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図 4−参照モデルの構成 

ユーザは,PI 変換サービスパッケージを使って PI 変換を行ったり,空間参照系管理サービスパッケー

ジを介して空間参照系のデータを取得したり,PI アプリケーションを構築する。したがって,ユーザは他

の二つのパッケージに対して,依存関係をもつ。

地理情報シリーズで定義する UML クラス名は,特定の規格を識別するため,2 文字の英字及び 1 文字の

下線からなる接頭辞から開始する。この規格で定義するクラスを識別する接頭辞は PI_とする。

7.2 PI

プラットフォーム 

PI

プラットフォームは,PI データ,サービス,及びサービスとアプリケーションを接続するインタフェ

ースから構成する。また,PI プラットフォームの中に PI 構造の一部である空間参照系のデータを登録し,

管理し,及び提供するサービスがある。PI データの交換を促進するために,PI データ構造,管理・交換構

造の両方が必要である。

サービスの利用及びデータの取得を行うには,インタフェースが必要となるが,インタフェースについ

ては 7.3 において規定する。

7.2.1 PI

変換サービス(PI_ConversionService) 

7.2.1.1 

全体像 

PI

変換を行う。

PI

変換に必要となる情報を登録管理し,ユーザからの要求に対して適切な PI 応答をするサービスであ

る。

PI

変換サービスは,自身がもつ PI を検索することができなければならないが,他の PI 変換サービスが

もつ PI に対する検索・変換要求に対応してもよい。また,PI 変換サービスは,空間参照系管理サービス

に対して,PI が参照している空間参照系を要求することができる。さらに,座標演算に必要となる座標参

照系の変換パラメタを要求することができる。

図 にこれらのクラスの関係を示す。

<<actor>>

ユーザ

(User)

PI変換サービス

(PI  Conversion

Service)

空間参照系管理サービス

(Spatial  Reference

System Service)

PI

(PI)

空間参照系

(Spatial Reference

System)

PIのユーザーを
定義

PI変換サービス
を定義

空間参照系管理
サービスを定義

空間参照系のデー
タ構造を定義

PIのデータ構造
を定義

PIプラットフォーム

PI のユーザを
定義


9

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注記  サービスの運営主体は,PI 変換サービスが提供しなければならない操作,管理しなければなら

ない情報及び他の PI 変換サービスと PI のやり取りを行う場合に,相互のサービス間で決定す

る推奨事項を,PI_ConversionServiceRule に示すのが望ましい。PI 変換サービスはサービスを提

供するとき,この規則に従うのがよい。

7.2.1.2 PI_Gazetteer 

PI_LocationInstance

を集成したもの。JIS X 7112 に規定する SI_Gazetteer(地名辞典)を継承する。

7.2.1.3 PI_LocationInstance 

PI

を記述するための型。PI そのものだけではなく,同じ場所を示す他の PI との対応付けを記述するこ

とができる。JIS X 7112 に規定する SI_LocationInstance を継承する。PI_LocationInstance は場所の識別子で

ある PI をもつ。

異なる PI との対応付けは,PI_LocationInstance の関連によって記述するが,異なる PI_Gazetteer に含ま

れる PI_LocationInstance と対応付けてよい。

subset

SI_Gazetteer

(from JIS X 7112)

<<Type>>

SI_LocationInstance

(from JIS X 7112)

<<Type>>

0..*

1..*

PI_LocationInstance

<<Data>>

PI_Gazetteer

<<Data>>

1..*

0..*

PI_ConversionServiceRule

<<Rule>>

PI_ConversionService

<<Service>>

0..*

+source

+target

0..*

Equivalent

0..*

0..*

Nesting

+parent

+child

図 5PI 変換サービスの構成 

7.2.2 

空間参照系管理サービス(PI_SpatialReferenceSystemService) 

7.2.2.1 

全体像 

PI

の定義に必要となる空間参照系を登録管理し,ユーザ又は PI 変換サービスからの要求に対して適切

な情報を応答するサービスである。

空間参照系管理サービスは,PI 変換サービスに対し,PI が参照する空間参照系を提供する。また,座標

演算に必要となる座標参照系の変換パラメタを要求される。

空間参照系管理サービスが提供しなければならない操作,管理しなければならない情報及び PI 変換サー

ビスとのやり取りを行う場合に相互のサービス間で決定すべき事項を,PI_SpatialReferenceSystemService-

Rule

に規則として規定する。空間参照系管理サービスは,サービスを提供するとき,この規則に従わなけ

ればならない。


10

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図 にこれらのクラスの関係を示す。

7.2.2.2 PI_ReferenceSystem 

空 間 参 照 系 の 基 底 と な る 抽 象 型 。 JIS X 7115 に 規 定 す る RS_ReferenceSystem を 継 承 す る 。

PI_ReferenceSystem

は,下位に座標参照系を記述するための型である PI_CRS 及び PI_LRS の二つの具象型

をもつ。

7.2.2.3 PI_CRS 

PI

が座標の場合に,座標の意味を定義するための座標参照系を記述するための型。JIS X 7111 に規定す

る SC_CoordinateReferenceSystem を継承する。PI_CRS を用いて,地理空間上の座標参照系だけでなく,各

建物内の座標参照系などを記述してもよい。

7.2.2.4 PI_LRS 

PI

が座標以外の場合に,PI の意味を定義するための空間参照系を記述するための型。JIS X 7112 に規定

する SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers を継承する。

7.2.2.5 PI_LocationType 

PI

の内容及び構造を記述するための型。JIS X 7112 に規定する SI_LocationType を継承する。

7.2.2.6 PI_CoordinateOperation 

ある PI_CRS から別の PI_CRS に PI を変換するために必要となる情報を記述するための型。JIS X 7111

に規定する CC_Operation を継承する。

PI

変換サービスは,PI を変換する場合にこの PI_CoordinateOperation によって記述された変換パラメタ

を使うことで座標演算を行うことができる。

RS_ReferenceSystem

(from JIS X 7115)

CC_Operation

(from JIS X 7111)

SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers

(from JIS X 7112)

SI_LocationType

(from JIS X 7112)

<<Data>>

0..*

1..*

PI_LocationType

(from Spatial Reference System)

<<Data>>

PI_LRS

(from Spatial Reference System)

<<Data>>

1..*

0..*

PI_CRS

<<Data>>

SC_CRS

(from JIS X 7111)

SC_CoordinateReferenceSystem

(from JIS X 7111)

subset

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

PI_SpatialReferenceSystemServiceRule

<<Rule>>

PI_CoordinateOperation

<<Data>>

PI_ReferenceSystem

<<Data>>

+referenceSystem

+locationTypes

+locationTypes

図 6−空間参照系管理サービスの構成 


11

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7.3 PI

インタフェース 

PI

プラットフォームとユーザとがやり取りを行う,PI プラットフォームにおいて PI 変換サービス同士

がやり取りを行う,又はサービスとデータとの間でのやり取りを行うためのインタフェースとして,次の

六つのインタフェースを規定する。

・  登録インタフェース

・ PI 変換インタフェース

・ PI 検索インタフェース

・  空間参照系検索インタフェース

・  ユーザ管理インタフェース

・  サービスメタデータ取得インタフェース

なお,ここでのインタフェースは必ずしも機械処理によって実装されるものだけを指すものではなく,

ユーザインタフェース及び人による処理も含む。また,実装方法について規定するものではない。

7.3.1 

登録インタフェース(PI_Transaction) 

登録インタフェースには,次の四つの側面がある。

− PI を登録するため,PI 作成者である PI_PIProvider が PI 変換サービスに対して登録要求を行い,PI 変

換サービスが応答するためのインタフェース。

−  空間参照系を登録するため,空間参照系作成者である PI_RSProvider が空間参照系管理サービスに対

して要求を行い,空間参照系管理サービスが応答するためのインタフェース。

なお,登録とは新規にデータを追加するだけではなく,編集,削除などの更新処理も含む。

図 にこれらのクラスの関係を示す。

PI_ConversionService

<<Service>>

PI_Transaction

<<Interface>>

PI_PIProvider

<<Actor>>

PI_Gazetteer

<<Data>>

PI_CoordinateOperation

<<Data>>

PI_ReferenceSystem

<<Data>>

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

<<Interface>>

PI_Transaction

PI_RSProvider

<<Actor>>

図 7−登録インタフェース 

7.3.2 PI

変換インタフェース(PI_Conversion) 

PI

変換を行うため,PI_Application が PI_ConversionService に対して要求を行い,PI_ConversionService が

応答するためのインタフェース。PI_ConversionService が他の PI_ConversionService に対して要求を行うと

きにも用いる。

図 にこれらのクラスの関係を示す。


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X 7155

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<<Actor>>

PI_Application

<<Interface>>
PI_Conversion

<<Service>>

PI_ConversionService

<<Interface>>
PI_Conversion

図 8PI 変換インタフェース 

7.3.3 PI

検索インタフェース(PI_SearchPI) 

PI

変換を行う場合に,PI 変換サービスがデータベースを検索し,該当する PI を取得するためのインタ

フェース。また,ユーザがある条件に合致した PI のリストを要求する場合にも用いる。

図 にこれらのクラスの関係を示す。

PI_ConversionService

<<Service>>

PI_SearchPI

<<Interface>>

PI_PIProvider

<<Actor>>

PI_Application

<<Actor>>

PI_Gazetteer

<<Data>>

図 9PI 検索インタフェース

7.3.4 

空間参照系検索インタフェース(PI_SearchRS) 

空間参照系,場所型,PI の内容,及び PI の構造の型のデータを検索・取得するため,PI_Application,

PI_RSProvider

又 は PI_ConversionService が PI_SpatialReferenceSystemService に 対 し て 要 求 を 行 い ,

PI_SpatialReferenceSystemService

が応答するためのインタフェース。

空間参照系管理サービスが,空間参照系又は座標演算パラメタをデータベースから検索・取得するため

のインタフェース。

図 10 にこれらのクラスの関係を示す。


13

X 7155

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PI_ReferenceSystem

<<Data>>

PI_CoordinateOperation

<<Data>>

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

PI_SearchRS

<<Interface>>

<<Service>>

PI_ConversionService

(from PI  Conversion Service)

PI_RSProvider

<<Actor>>

PI_Application

<<Actor>>

図 10−空間参照系検索インタフェース 

7.3.5 

ユーザ管理インタフェース(PI_UserManagement) 

サービスがユーザを管理するためのインタフェース(

図 11 参照)。PI 変換の技術上は必須ではないが,

誰がデータを取得・登録したかを管理することによって,サービスの信頼性又は利便性を向上させること

も可能となる。

PI_RSProvider

<<Actor>>

PI_UserManagement

<<Interface>>

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

PI_Application

<<Actor>>

PI_UserManagement

<<Interface>>

PI_ConversionService

<<Service>>

PI_PIProvider

<<Actor>>

図 11−ユーザ管理インタフェース

7.3.6 

サービスメタデータ取得インタフェース(PI_ServiceMetadata) 

各サービスに対して,どのようなサービスを提供しているのかをユーザが問い合わせ,それに対して応

答するインタフェース(

図 12 参照)。PI 変換の技術上必須となるインタフェースではない。しかしながら,

固定かつ限定されたサービスだけを提供・利用するのではなく,Web サービスのように様々な主体がサー

ビスを提供するような状況下においては,利用者がこれらを利用するときに必須となる。


14

X 7155

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PI_ServiceMetadata

<<Interface>>

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

PI_Application

<<Actor>>

PI_ConversionService

<<Service>>

PI_ServiceMetadata

<<Interface>>

PI_PIProvider

<<Actor>>

PI_RSProvider

<<Actor>>

図 12−サービスメタデータ取得インタフェース

7.4 PI

符号化 

PI

プラットフォーム及び PI アプリケーションがインタフェースを介して符号化された PI をやり取りす

る場合の符号化法及び PI アプリケーション間で符号化された PI をやり取りする場合の符号化法について

規定する。

7.4.1 PI_Rule 

PI

の内容及び構造を規定するための型。PI を機械処理するためには,その内容及び構造が明らかでなけ

ればならない。PI の内容及び構造は PI_Rule によって記述する。PI_Rule は次の三つの属性によって,符号

化された PI の内容及び構造を明らかにする。PI_Rule は,PI_LocationType が上位である SI_LocationType

から継承する属性 identification の型となる。応用スキーマ,符号化規則,又は変換規則の識別子若しくは

所在を用いて記載する場合,これらによって,その内容が特定され,取得できなければならない。

PI_Rule

の属性を,次に示す。

a)

属性 applicationSchema  には,PI の内容及び構造を示す応用スキーマ,又は応用スキーマの識別子若

しくは所在を記述する。

b)

属性 encodingRule  には,応用スキーマに従って PI を符号化するときの符号化規則,又は符号化規則

の識別子若しくは所在を記述する。

c)

属性 mappingRule  には,応用スキーマから符号化規則に変換するときの変換規則,又は変換規則の

識別子若しくは所在を記述する。

注記 1  変換規則の例としては,ISO 19118 の Annex A に示す変換規則が挙げられる。

注記 2  この規格では,応用スキーマ及び変換規則を記述するためのスキーマ言語は規定しない。

注記 3  応用スキーマ及び変換規則を記述するためのスキーマ言語によって,これらは機械可読とな

る。

7.4.2 PI_PlaceIdentifier 

場所の識別子。PI_PlaceIdentifier の属性を,次に示す。

a)

属性 value  には,PI の値(場所を表現した値)を記述する。この値は,属性 referenceSystem によっ

て参照する PI_Rule が規定する PI の応用スキーマに従い,符号化された値でなければならない。

図 13 に PI の構造体を示す。

b)

属性 referenceSystem  には,PI_Rule を特定するための空間参照系の URI を記述する。


15

X 7155

:2011

PI_PlaceIdentifier

+ value
+ referenceSystem

valueはPI_Ruleの
encodingRuleに従って記
述されなければならない

図 13PI の構造体 

PI_PlaceIdentifier

の イン ス タ ン ス だ けが 符 号 化 さ れ, 流 通 される 場 合には ,属 性 value 及 び 属 性

referenceSystem

によって構成されるため,属性 referenceSystem に記述する URI で PI_Rule が特定できる。

一 方 , PI_LocationInstance の イ ン ス タ ン ス ( PI_LocationInstance は PI_PlaceIdentifier 型 の 属 性

geographicIdentifier

をもつ)

が符号化され,

流通される場合は,

PI_LocationInstance

から関連役割 locationTypes

で PI_LocationType を参照することで,PI_LocationType がもつ属性 PI_Rule を特定できる(

図 14 参照)。

PI_LocationInstance

<<Data>>

PI_Gazetteer

<<Data>>

1..*

0..*

+ geographicIdentifier : PI_PlaceIdentifier
+ geographicExtent[0..1] : EX_GeographicExtent

PI_LocationType

<<Data>>

PI_LRS

<<Data>>

1..*

0..*

+ name : URI
+ identification : PI_Rule

+locationTypes

+llrs

図 14PI_LocationInstance と PI_Rule との関係 


16

X 7155

:2011

   

附属書 A

(規定)

適合性

A.1 

サービスに格納するデータ 

A.1.1 PI

変換サービスに格納するデータ 

A.1.1.1 PI_PlaceIdentifier 

a)

試験目的  PI_PlaceIdentifier のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,PI 変換サービスに

格納されていることを検査する。

b)

試験方法  PI 変換サービスに格納されている PI_PlaceIdentifier のインスタンスを検査する。

c)

参照  7.4 

d) 

試験の種類  基本

A.1.1.2 PI_Gazetteer 

a) 

試験目的  PI_Gazetteer のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,PI 変換サービスに格納

されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI 変換サービスに格納されている PI_Gazetteer のインスタンスを検査する。

c) 

参照  7.2.1 

d) 

試験の種類  基本

A.1.1.3 PI_LocationInstance 

a) 

試験目的  PI_LocationInstance のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,PI 変換サービス

に格納されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI 変換サービスに格納されている PI_LocationInstance のインスタンスを検査する。

c) 

参照  7.2.1 

d) 

試験の種類  基本

A.1.2 

空間参照系管理サービスに格納するデータ 

A.1.2.1 PI_CRS 

a) 

試験目的  PI_CRS のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,空間参照系管理サービスに

格納されていることを検査する。

b) 

試験方法  空間参照系管理サービスに格納されている PI_CRS のインスタンスを検査する。

c) 

参照  7.2.2 

d) 

試験の種類  基本

A.1.2.2 PI_LRS 

a) 

試験目的  PI_LRS のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,空間参照系管理サービスに格

納されていることを検査する。

b) 

試験方法  空間参照系管理サービスに格納されている PI_LRS のインスタンスを検査する。

c) 

参照  7.2.2 

d) 

試験の種類  基本

A.1.2.3 PI_LocationType 

a) 

試験目的  PI_LocationType のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,空間参照系管理サー


17

X 7155

:2011

ビスに格納されていることを検査する。

b) 

試験方法  空間参照系管理サービスに格納されている PI_LocationType のインスタンスを検査する。

c) 

参照  7.2.2 

d) 

試験の種類  基本

A.1.2.4 PI_CoordinateOperation 

a) 

試験目的  PI_CoordinateOperation のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,空間参照系管

理サービスに格納されていることを検査する。

b) 

試験方法  空間参照系管理サービスに格納されている PI_CoordinateOperation のインスタンスを検査

する。

c) 

参照  7.2.2 

d) 

試験の種類  基本

A.1.2.5 PI_Rule

a) 

試験目的  PI_Rule のインスタンスがこの規格で規定する要件に基づき,PI の構造を明らかにし,

PI_PlaceIdentifier

から参照されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI_PlaceIdentifier が参照する PI_Rule のインスタンスを検査する。

c) 

参照  7.4 

d) 

試験の種類  基本

A.2 

サービスとインタフェース 

A.2.1 PI

変換サービスが実装するインタフェース 

A.2.1.1 

登録インタフェース 

a) 

試験目的  PI 変換サービスが登録インタフェースを実装する場合,この規格で規定する要件に基づき

実装されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI_PIProvider が PI 変換サービスに対して PI の登録要求を行い,PI 変換サービスが応答す

るインタフェースであることを検査する。

c) 

参照  7.3.1 

d) 

試験の種類  基本

A.2.1.2 PI

変換インタフェース 

a) 

試験目的  PI 変換サービスが PI 変換インタフェースを実装する場合,この規格で規定する要件に基

づき実装されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI_Application が PI_ConversionService に対して PI 変換の要求を行い,PI_ConversionService

が応答するインタフェースであることを検査する。PI_ConversionService が他の PI_ConversionService

に対して PI 変換の要求を行い,PI_ConversionService が応答するインタフェースであることを検査す

る。

c) 

参照  7.3.2 

d) 

試験の種類  基本

A.2.1.3 PI

検索インタフェース 

a) 

試験目的  PI 変換サービスが PI 検索インタフェースを実装する場合,この規格で規定する要件に基

づき実装されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI_PIProvider 及び PI_Application が PI 検索の要求を行い,PI_ConversionService が応答する


18

X 7155

:2011

   

インタフェースであることを検査する。

c) 

参照  7.3.3 

d) 

試験の種類  基本

A.2.2 

空間参照系管理サービスが実装するインタフェース 

A.2.2.1 

登録インタフェース 

a) 

試験目的  空間参照系管理サービスが登録インタフェースを実装する場合,この規格で規定する要件

に基づき実装されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI_RSProvider が空間参照系管理サービスに対して空間参照系の登録要求を行い,空間参照

系管理サービスが応答するインタフェースであることを検査する。

c) 

参照  7.3.1 

d) 

試験の種類  基本

A.2.2.2 

空間参照系検索インタフェース 

a) 

試験目的  空間参照系管理サービスが空間参照系検索インタフェースを実装する場合,この規格で規

定する要件に基づき実装されていることを検査する。

b) 

試験方法  PI_RSProvider,PI_Application,及び PI_ConversionService が空間参照系の検索要求を行い,

PI_SpatialReferenceSystemService

が応答するインタフェースであることを検査する。

c) 

参照  7.3.4 

d) 

試験の種類  基本


19

X 7155

:2011

附属書 B

(参考)

PI

設計書

B.1 

背景及び目的 

この附属書は,PI 参照モデルに基づいた設計結果の例である。この設計結果は実装によって検証された

ものである。

WWW

空間に存在する情報の多くはその中に場所の識別子を含むことが多く,この場所の識別子を用い

て検索することで,情報が見つけやすくなり,情報流通が促進される。一方,座標,住所,施設名など,

場所の識別子には様々な種類のものが用いられており,結果として同じ場所を示す様々な識別子が存在す

る。これらの識別子を人間が同じ場所であると判断することは容易であるが,機械的に判断することは困

難である。このため,場所の識別子を用いた情報検索が実現できない。

同じ場所を示す異なる場所の識別子を相互に変換する仕組を実現することによって,

この課題を解決し,

情報流通を促進することが可能となる。

そこで,この附属書では,参照モデルに従った場所の識別子を変換するための仕組及びインタフェース

で用いる構造体について示す。

この附属書の構成を次に示す。

a)  PI

プラットフォーム(B.2

概要(B.2.1)  PI プラットフォームの概要を示す。

構成(B.2.2)  PI プラットフォームの構成図及び PI プラットフォームの要素の一覧を示す。

データ(B.2.3)  PI 変換に必要となるデータの構造について定義する。

サービス(B.2.4)  B.2.3 に示した構造に基づくデータを用い,登録管理及び検索提供を行うサー

ビスについて定義する。

規約(B.2.5)  B.2.3 に示した構造に基づくデータをデータ作成者が作成し,B.2.4 に示したサービ

スによって登録管理及び提供を行う上で,データ作成者及びサービスが守るべき規約を示す。

b)  PI

インタフェース(B.3

登録インタフェース(B.3.1)  PI 及び空間参照系の登録,管理を行うために必要なインタフェース

を示す。

−  PI

変換インタフェース(B.3.2)  PI 変換を行うために必要なインタフェースを示す。

−  PI

検索インタフェース(B.3.3)  PI を検索・提供するために必要なインタフェースを示す。

空間参照系検索インタフェース(B.3.4)  空間参照系及び場所型を検索及び取得し,提供するため

のインタフェースを示す。

ユーザ管理インタフェース(B.3.5)  ユーザ登録の受付及びユーザ認証をするときに必要なインタ

フェースを示す。

サービスメタデータ取得インタフェース(B.3.6)  PI 変換サービスがもつサービスメタデータを取

得するためのインタフェース,及び空間参照系管理サービスがもつサービスメタデータを取得する

インタフェースを示す。

構造体(B.3.7)  B.3.1B.3.6 で示したインタフェースで用いる構造体を示す。

例外(B.3.8)  B.3.1B.3.6 で示したインタフェースで用いる例外処理を示す。


20

X 7155

:2011

   

B.2 PI

プラットフォーム 

B.2.1 

概要 

PI

を活用した情報流通を促進するためには,PI のデータ構造だけではなく,データを管理し,提供する

ための仕組が必要となる。この仕組を PI プラットフォームと呼ぶ(箇条 参照)

。PI プラットフォームで

は次を定義している。

a)

データ構造

b)

サービス

c)

データを作成するとき,サービスを提供・利用するときに守る規則

d) PI

プラットフォームを運用するときに必要となるインタフェース

なお,d)のインタフェースは,箇条 に規定するインタフェースに基づく。インタフェースの実装に必

要となる関数の仕様などは,B.3 に示す。

B.2.2 

構成 

参照モデルに基づく PI プラットフォーム設計の構成例を

図 B.1 に示す。また,PI プラットフォーム設計

例に示す各要素と以降の細分箇条との対応を

表 B.1 に示す。

なお,

図 B.1 及び表 B.1 に示す要素では,参照モデルと同じ名前を用いたが,具体化のために属性など

を加えている。


図 B.1−参照モデルに基づくプラットフォームの構成例 

PI_CRS

<<Data>>

PI_LocationType

<<Data>>

PI_ReferenceSystem

<<Data>>

PI_CoordinateOperation

<<Data>>

PI_SpatialReferenceSystemServiceRule

<<Rule>>

PI_Transaction

<<Interface>>

PI_ProviderRule

<<Rule>>

PI_UserManagement

<<Interface>>

PI_SearchRS

<<Interface>>

PI_ProviderRule

<<Rule>>

PI_LocationInstance

<<Data>>

+locationType

1

PI_LRS

<<Data>>

1..*

0..*

PI_Conversion

<<Interface>>

PI_Conversion

<<Interface>>

PI_Gazetteer

<<Data>>

1..*

0..*

1

PI_ConversionServiceRule

<<Rule>>

PI_Transaction

<<Interface>>

PI_SearchRS

<<Interface>>

PI_UserManagement

<<Interface>>

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

1..*

0..*

PI_RSProvider

<<actor>>

PI_ConversionService

<<Service>>

1..*

PI_Application

<<actor>>

PI_PIProvider

<<actor>>

PI_SearchPI

<<Interface>>

PI_ServiceMetadata

<<Interface>>

PI_ServiceMetadata

<<Interface>>

1..*

21

X 7155


201

1


22

X 7155

:2011

表 B.1−要素の一覧 

要素名

型の説明

対応する細分箇条

PI_PlaceIdentifier

場所の識別子

B.2.3.1 

PI_Rule PI

の内容及び構造を規定するための型

B.2.3.2 

PI_Gazetteer PI

の要覧のための型

B.2.3.3 

PI_LocationInstance PI

を記述するための型

B.2.3.4 

PI_ReferenceSystem

空間参照系の基底となる抽象型

B.2.3.5 

PI_CRS

座標参照系の型

B.2.3.6 

PI_LRS

地理識別子による空間参照の型

B.2.3.7 

PI_LocationType PI

の内容及び構造を記述するための型

B.2.3.8 

PI_CoordinateOperation

座標演算パラメタ

B.2.3.9 

PI_ConversionService PI

の登録・管理及び PI 変換を行うサービス

B.2.4.1 

PI_SpatialReferenceSystemService

空間参照系の登録・管理及び提供を行うサービス

B.2.4.2 

PI_ConversionServiceRule PI

変換サービスのための規約

B.2.5.1 

PI_SpatialReferenceSystemServiceRule

空間参照系管理サービスのための規約

B.2.5.2 

PI_ProviderRule

データ作成のための規約

B.2.5.3 

PI_Application PI

を活用するアプリケーション

B.2.6.1 

PI_PIProvider PI

を作成し,PI 変換サービスに登録するユーザ

B.2.6.2 

PI_RSProvider

空間参照系を作成し,空間参照系管理サービスに登
録するユーザ

B.2.6.3 

PI_Transaction

登録インタフェース

B.3.1 

PI_Conversion PI

変換インタフェース

B.3.2 

PI_SearchPI PI

検索・提供インタフェース

B.3.3 

PI_SearchRS

空間参照系検索・提供インタフェース

B.3.4 

PI_UserManagement

ユーザ管理インタフェース

B.3.5 

PI_ServiceMetadata

サービスメタデータ取得インタフェース

B.3.6 

B.2.3 

データの構造体 

ここでは,PI 変換に必要となるデータの構造体を示す。

PI

変換に必要となるデータの構造体を規定する型は,大きく次の三つに分かれる。

a) PI

の構造を規定する型(B.2.3.1 及び B.2.3.2

b) PI

の要覧及び PI を記述する型(B.2.3.3 及び B.2.3.4

c)

空間参照系を規定する型(B.2.3.5B.2.3.9

なお,ここで示すデータの構造体は,概念構造であり,実装を規定するものではない。ただし,ユーザ

からの要求に対して,ここに示すデータの構造体を満たすデータを応答できるとよい。また,データをや

り取りするときのインタフェースは B.3,データの符号化については

附属書 に示す。

B.2.3.1 PI_PlaceIdentifier 

場所の識別子(この細分箇条は,7.4.2 の規定を基にした PI_PlaceIdentifier の設計例であるが,設計の内

容は 7.4.2 と同様である。

PI_PlaceIdentifier

の属性を,次に示す。

a)

属性 value  には,PI の値(場所を表現した値)を記述する。この値は,属性 referenceSystem によっ

て参照する PI_Rule が規定する PI の応用スキーマに従い,符号化規則に従って符号化された値である

とよい。

b)

属性 referenceSystem には,PI_Rule を特定するための空間参照系の URI を記述する。


23

X 7155

:2011

PI

のインスタンスだけが符号化され,流通される場合には,識別子及び空間参照系への参照によって構

成されるが,PI_LocationInstance として流通される場合は,空間参照系への参照は,PI_LocationInstance か

ら PI_Rule への参照として符号化してもよい。

図 B.2 に PI_PlaceIdentifier の構造体について示す。

PI_PlaceIdentifier

+ value
+ referenceSystem

valueはPI_Ruleの
encodingRuleに従って記
述されなければならない

図 B.2PI_PlaceIdentifier の構造体

PI_PlaceIdentifier

の イン ス タ ン ス だ けが 符 号 化 さ れ, 流 通 される 場 合には ,属 性 value 及 び 属 性

referenceSystem

によって構成されるため,属性 referenceSystem に記述する URI で PI_Rule が特定できる。

一 方 , PI_LocationInstance の イ ン ス タ ン ス ( PI_LocationInstance は PI_PlaceIdentifier 型 の 属 性

geographicIdentifier

をもつ)

が符号化され,

流通される場合は,

PI_LocationInstance

から関連役割 locationTypes

で PI_LocationType を参照することで,PI_LocationType がもつ属性 PI_Rule を特定できる(

図 B.3 参照)。

PI_LocationInstance

<<Data>>

PI_Gazetteer

<<Data>>

1..*

0..*

+ geographicIdentifier : PI_PlaceIdentifier
+ geographicExtent[0..1] : EX_GeographicExtent

PI_LocationType

<<Data>>

PI_LRS

<<Data>>

1..*

0..*

+ name : URI
+ identification : PI_Rule

+locationTypes

+llrs

図 B.3PI_LocationInstance と PI_Rule との関係 

B.2.3.2 PI_Rule 

PI

の内容及び構造を規定するための型(この細分箇条は,7.4.1 の規定を基にした PI_Rule の設計例であ

るが,設計の内容は 7.4.1 と同様である。

PI

を機械処理するためには,その内容及び構造が明らかでなければならない。PI の内容及び構造は

PI_Rule

によって記述する。PI_Rule は次の三つの属性によって,符号化された PI の内容及び構造を明らか

にする。PI_Rule は,PI_LocationType が上位である SI_LocationType から継承する属性 identification の型と

なる。応用スキーマ,符号化規則,又は変換規則の識別子若しくは所在を用いて記載する場合,これらに

よって,その内容が特定され,取得できなければならない。PI_Rule の属性を,次に示す。


24

X 7155

:2011

a)

属性 applicationSchema には,PI の内容及び構造体を示す応用スキーマ,又は応用スキーマの識別子若

しくは所在を記述する。

b)

属性 encodingRule には,応用スキーマに従って PI を符号化するときの符号化規則,又は符号化規則の

識別子若しくは所在を記述する。

c)

属性 mappingRule には,応用スキーマから符号化規則に変換するときの変換規則,又は変換規則の識

別子若しくは所在を記述する。

注記 1  変換規則の例としては,ISO 19118 の Annex A に示す変換規則が挙げられる。

注記 2  この規格では,応用スキーマ及び変換規則を記述するためのスキーマ言語は規定しない。

注記 3  応用スキーマ及び変換規則を記述するためのスキーマ言語によって,これらは機械可読とな

る。

B.2.3.3 PI_Gazetteer 

JIS X 7112

に規定する SI_Gazetteer を継承した PI を格納する地名辞典。PI_Gazetteer の属性及び関連役割

について a)h)に示す。

a)

属性 name は,この要覧を識別する名前を,URI を用いて記述する。上位となる SI_Gazetteer の name

属性をオーバーライドする。

b)

属性 scope は,この要覧の目的を記述する。この属性は任意とする。

c)

属性 territoryOfUse は,この要覧が対象とする地域を記述する。関連役割 lrs によって参照する空間参

照系が指定する地域と等しいかそれに含まれる。

d)

属性 custodian は,地名辞典の維持管理に責任をもつ組織の名称を記述する。

e)

属性 coordinateSystem は,この要覧に含まれる座標が参照する座標参照系を記述する。座標が座標参

照系の情報をもっている場合は記述しなくてよい。

f)

属性 alias には,この要覧の別名を記載する。

g)

関連役割 locationInstance は,この要覧に含まれる PI_LocationInstance への参照を記述する。

h)

関連役割 lrs は,この要覧を作成する基となる空間参照系(PI_LRS)への参照である。

なお,JIS X 7112 では,SI_Gazetteer から SI_LocationType への参照として,関連役割 locationType を定義

している。ここでは,PI_Gazetteer から PI_LocationType への関連役割 locationType を定義しない。なぜな

らば,

当該 PI_Gazetteer が関連役割 locationInstance によって参照する PI_LocationInstance は,

PI_LocationType

への参照をもつ(関連役割 locationType)

。そのため,間接的ではあるが,PI_Gazetteer がどの PI_LocationType

を参照するかが分かるからである。一方,JIS X 7112 では,SI_Gazetteer が SI_SpatialReferenceSystem-

UsingGeographicIdentifiers

を参照しないため,地名辞典を見てもどの空間参照系を参照しているかを識別す

ることができない。

ここでは関連役割 lrs を追加することで,

この問題を解決している。

図 B.4 に PI_Gazetteer

及び PI_LocationInstance の構造体について示す。


25

X 7155

:2011

図 B.4PI_Gazetteer 及び PI_LocationInstance の構造体

B.2.3.4 PI_LocationInstance 

PI

を記述するための型。PI そのものだけではなく,同じ場所を示す他の PI との対応付けを記述する。

JIS X 7112

に規定される SI_LocationInstance を継承する。PI_LocationInstance は場所の識別子である PI を

もつ。

異なる PI との対応付けは,PI_LocationInstance の関連によって記述するが,異なる PI_Gazetteer に含ま

れる PI_LocationInstance と対応付けてよい。

a)

k)に,PI_LocationInstance の属性及び関連役割について示す。

a)

属性 geographicIdentifier は,場所を識別する名前を,PI_PlaceIdentifier を用いて記述する。上位となる

SI_LocationInstance

の geographicIdentifier 属性をオーバーライドする。

注記  JIS X 7112 では,地理識別子として場所の識別子を文字列型(CharacterString)によって記述

する。しかし,同じ意味をもつ地理識別子であっても,様々な表記がなされる可能性がある。

そこで,文字列型を制限し,PI_PlaceIdentifier 型を用いることとした。PI_PlaceIdentifier 型は,

PI_Rule

型によってその内容,構造及び符号化規則が規定されるため,PI_Rule 型を理解する

ことによって PI_PlaceIdentifier 型のインスタンスを解読することが可能となる。

b)

属性 alternativeGeographicIdentifier は,場所の識別子の別名を複数記述してよい。

注記  別名となる場所の識別子は,任意の文字列型であり,PI_PlaceIdentifier 型を用いなくてもよい。

c)

属性 geographicExtent は,PI が指す空間範囲を記述する。

注記  属性 position によって対応する座標が記述されている場合,又は Equivalent 関連によって対応

付けられる別の SI_LocationInstance に空間範囲若しくは座標が記述されている場合は,省略

してよい。

d)

属性 temporalExtent は,この PI の存続期間を記述できる。

e)

属性 administrator は,この PI の特性に対し,責任をもつ組織を説明する情報を記載する。

f)

属性 position には,この PI が指す場所の代表点を記述してよい。

注記  属性 geographicExtent によって空間範囲が記述されている場合は省略してよい。

g)

関連役割 gazetteer は,この PI をもつ PI_LocationInstance を含む PI_Gazetteer への参照を記述する。

h)

関連役割 parent は,この PI を含む PI をもつ PI_LocationInstance への参照を記述してよい。

例  千代田区という PI をもつ PI_LocationInstance のインスタンスが存在した場合,東京都という PI

subset

SI_Gazetteer

+ name : CharacterString
+ scope[0..1] : CharacterString
+ territoryOfUse : EX_GeographicExtent

+ custodian : CI_ResponsibleParty
+ coordinateSystem[0..1] : SC_CRS

(f ro m JIS X 7 1 12 )

<<Type>>

SI_LocationInstance

+ geographicIdentifier : CharacterString
+ alternativeGeographicIdentifier[0..*] : CharacterString
+ geographicExtent : EX_GeographicExtent
+ temporalExtent[0..1] : EX_TemporalExtent
+ administrator : CI_ResponsibleParty

+ position[0..1] : GM_Point

(f ro m JIS X 7 1 12 )

<<Type>>

+parent

0..*

Nesting

+child

0..*

+gazetteer

0..*

+locationInstances

1..*

Aggregation

PI_LocationType

( fro m Sp atial  Ref eren c e  Syste m  Servic e )

<<Data>>

PI_LRS

( fro m Sp atial  Ref eren c e  Syste m  Servic e )

<<Data>>

1..*

0..*

PI_Gazetteer

+ name : URI
+ date : TM_Instant
+ alias[0..*] : CharacterString

<<Data>>

+lrs

1

PI_L cationInstance

+ geographicI entifier : PI_ laceIdentifier
+ geographicExtent[0..1] : EX_GeographicExtent

<<Data>>

1..*

0..*

+target

0..*

Equivalent

+source

0..*

1

+locationType

+locationInstance

<<Data>>

PI_LocationInstance

+

geographicIdentifier : PI_PlaceIdentifier

+

geographicExtent [0..1] : EX_GgeographicExtent


26

X 7155

:2011

をもつ PI_LocationInstance のインスタンスを,関連役割 parent を参照することによって,千代

田区が東京都に包含されることを示すことができる。

i)

関連役割 child は,この PI に含まれる PI をもつ PI_LocationInstance への参照を複数記述してよい。

例  東京都という PI をもつ PI_LocationInstance のインスタンスが存在した場合,千代田区という PI

をもつ PI_LocationInstance のインスタンスを,関連役割 child を参照することによって,東京都

が千代田区を包含することを示すことができる。

j)

関連役割 target は,この PI と同じ場所を示す別の PI をもつ PI_LocationInstance への参照を複数記述し

てよい。

注記 Nesting 関連は,包含関係を記述する関連であり,Equivalent 関連は同値関係を記述する関連

である。例えば,東京都と千代田区との関係は Nesting 関連によって記述できるが,千代田

区六番町という住所と 102-0085 という郵便番号との関係は,Equivalent 関連を用いて記述す

ることができる。

k)

関連役割 source は,関連役割 target によって別の PI_LocationInstance と結び付く場合の基となる

PI_LocationInstance

を示す。

注記 Equivalent 関連は,関連役割 target 及び source をもつ双方向の関連である。しかしながら,こ

の関連のインスタンス一つに対し,必ずしも両方が対で存在することは規定しない。target

を作成する場合に,

必ずしも source を作成する必要はない。

例えば,

二つの PI_LocationInstance

の関連を記述したい場合に,互いを関連役割 target で参照する二つの関連のインスタンスで

双方向の関連を表現することもできる。

B.2.3.5 PI_ReferenceSystem 

空 間 参 照 系 の 基 底 と な る 抽 象 型 。 JIS X 7115 に 規 定 す る RS_ReferenceSystem を 継 承 す る 。

PI_ReferenceSystem

は,下位に二つの具象型をもつ。

PI_ReferenceSystem

は,次の三つの属性をもつ。

a)

属性 name は,空間参照系の識別子(RS_Identifier)を記載する。

注記  識別子は,URI によって記述する。

b)

属性 domainOfValidity は,空間参照系が有効となる地理的範囲を記載する。

c)

属性 alias は,空間参照系の別名を任意に記述してよい。

図 B.5 に PI_ReferenceSystem の構造体について示す。


27

X 7155

:2011

RS_ReferenceSystem

+ name : RS_Identifier

+ domainOfValidity[0..*] : EX_GeographicExtent

(from JIS X 7115)

SC_CoordinateReferenceSystem

+ CRSID : RS_Identifier

+ alias[0..*] : CharacterString

+ validArea[0..1] : EX_Extent

+ scope[0..*] : CharacterString

(from JIS X 7111)

PI_CRS

+ image[0..1] : URI

<<Data>>

SC_CRS

(from JIS X 7111)

PI_ReferenceSystem

+ alias[0..*] : CharacterString

+ domainOfValidity : EX_GeographicExtent

<<Data>>

SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers

+ theme : CharacterString

+ overallOwner : CI_ResponsibleParty

(from JIS X 7112)

SI_LocationType

(from JIS X 7112)

<<Data>>

0..*

1..*

PI_LocationType

<<Data>>

PI_LRS

<<Data>>

1..*

0..*

subset

+referenceSystem

+locationTypes

+locationTypes

図 B.5PI_ReferenceSystem の構造体

B.2.3.6 PI_CRS 

PI

が座標の場合に,座標の意味を定義するための座標参照系を記述するための型。JIS X 7111 に規定す

る SC_CoordinateReferenceSystem を継承する。PI_CRS を用いて,地理空間上の座標参照系だけでなく,間

取り図などの画像における座標参照系を記述してもよい。

a)

j)に PI_CRS の属性及び関連役割について示す。

注記 1 PI_CRS においては,JIS X 7111 に規定する座標参照系スキーマを採用するが,JIS X 7111 

対応国際規格である ISO 19111 の改正作業が進行中であり,大幅な変更が予定されている。

そのため,今後の実装に当たっては国際化動向に注意する必要がある。ただし,記載される

内容に大きな矛盾はないため,対応は可能と考える。

注記 2 PI_CRS は,JIS X 7111 に規定する SC_CoordinateReferenceSystem を拡張するクラスである。

一方,より上位の空間参照系のクラスである PI_ReferenceSystem の特性を継承するため,こ

れら二つのクラスを多重継承することになる。実装に当たっては,PI_ReferenceSystem を継

承し,SC_CoordinateReferenceSystem に定義された属性を PI_CRS の属性としてもつことによ

ってこれを実現する。


28

X 7155

:2011

a)

属性 name は,RS_ReferenceSystem から継承する属性であり,空間参照系の識別子(RS_Identifier)を

記載する。

注記  識別子は,URI によって記述する。

b)

属性 domainOfValidity は,RS_ReferenceSystem から継承する属性であり,空間参照系が有効となる地

理的範囲。

c)

属性 alias は,PI_ReferenceSystem から継承する属性であり,空間参照系の別名を記述してよい。

d)

属性 typeCode は,SC_CRS から継承する属性であり,座標参照系の型を示すコード。この規格では単

一座標参照系を意味する値“1”を記述する(値については,JIS X 7111 を参照)

e)

属性 remark は,SC_CRS から継承する属性であり,座標参照系の出典に関する情報を含むコメントを

記述してよい。

f)

属性 validArea は,SC_CoordinateReferenceSystem から継承する属性であり,この座標参照系が有効と

なる地域を記述する。

g)

属性 scope は,SC_CoordinateReferenceSystem から継承する属性であり,この座標参照系が有効な応用

分野を記述することができる。

注記 SC_CoordinateReferenceSystem から継承する属性 CRSID は,name 属性によって代替し,alias

属性は,PI_ReferenceSystem から継承する alias 属性によって代替する。

h)

属性 image は,PI_CRS が間取り図などの画像から作成された座標参照系の場合に,画像の所在を URI

によって記述する。

i)

関連役割 datum は,SC_CoordinateReferenceSystem から継承する関連役割であり,この座標参照系の原

子を参照する。原子の構造は

表 B.2 に示す。

j)

関連役割 coordinateSystem は,SC_CoordinateReferenceSystem から継承する関連役割であり,この座標

参照系の参照系を参照する。参照系の構造は,

表 B.3 に示す。

図 B.6 に SC_CoordinateReferenceSystem の構造体について示す。


29

X 7155

:2011

図 B.6SC_CoordinateReferenceSystem の構造体

<<Abstract>>

RS_ReferenceSystem

(from  メタデータ)

+ name : RS_Identifier 
+ domainOfValidity[0..*] : EX_GeographicExtent

+ typeCode : SC_TypeCode 
+ remarks[0..1] : CharacterString

<<Abstract>>

SC_CRS

cartesian 
geodestic 
projected 
polar

gravityRelated

<<Enumeration>>

SC_CoordinateSystemType

generalClass 
compound

<<Enumeration>>

SC_TypeCode

SC_EngineeringDatum

SC_VerticalDatum

+ inverseFlattening : Real 
+ isInfinite : Boolean = true

<<Union>>

SC_InverseFlattening

SC_PrimeMeridian

SC_CompoundSystem

+ CCRSID : RS_Identifier 
+ alias[0..*] : CharacterString 
+ validArea[0..1] : EX_Extent 
+ scope[0..*] : CharacterString

SC_Datum

+ datumID : RS_Identifier 
+ alias[0..*] : CharacterString 
+ type[0..1] : CharacterString 
+ point[0..1] : CharacterString 
+ realizationEpoch[0..1] : Date 
+ validArea[0..1] : EX_Extent 
+ scope[0..*] : CharacterString

+ remarks[0..1] : CharacterString

SC_GeodeticDatum

+primeMerdian

1

SC_CoordinateSystemAxis

+ axixName : CharacterString 
+ axisDirection : CharacterString 
+ axisUnitId : UnitOfMeasure

SC_CoordinateReferenceSystem

+ CRSID : RS_Identifier 
+ alias[0..*] : CharacterString

+ validArea[0..1] : EX_Extent

+ scope[0..*] : CharacterString

2

typeCode

+datum

0..1

+crs

requires

SC_Ellipsoid

+ ellipsoidID : RS_Identifier
+ alias[0..*] : CharacterString
+ semiMajorAxis : Length
+ ellipsoidShape : Boolean
+ inversFlattening[0..1] : SC_InverseFlattening
+ remarks[0..1] : CharacterString

+ellipsoid

1

SC_CoordinateSystem

+ CSID : RS_Identifier 
+ type : SC_CoordinateSystemType 
+ dimension : Integer 
+ remarks[0..1] : CharacterString

+axis

1..3

+has

{ordered}

+coordinateSystem

requires

+ellipsoid

0..1

+ meridianID : RS_Identifier 
+ GreenwichLongtitude : Angle

+ remarks[0..1] : CharacterString


30

X 7155

:2011

表 B.2−原子の構造

要素/属性/関連役割名

説明

注記

SC_Datum

原子。下位の三つの型のいずれかを用いる。

 datumId

識別子

必須

 alias

別名

任意

 type

種類(施工 SC_EngineeringDatum,垂直 SC_VerticalDatum 又は測
地 SC_GeodeticDatum)のいずれかを用いる。

必須

 point

原子を地球に固定するために使用する点の座標を含む記述

任意

 realizationEpoch

原子の実現の時期

任意

 validArea

その原子が有効である地域

任意

 scope

その原子が有効な応用分野

 remarks

出典に関する情報を含む,原子に関するコメント。

任意

SC_EngineeringDatum

施工基準の場合の原子

SC_VerticalDatum

垂直の場合の原子

SC_GeodeticDatum

測地の場合の原子。上位から継承する属性に加え,次をもつ。

 primeMeridian

本初子午線:測地の場合だけ。

必須

   meridianId

識別子

必須

   GreenwichLongitude

グリニッジ子午線から測定した本初子午線の経度で東向きを正
(プラス)とする。

必須

   remarks

注釈

 ellipsoid

だ(楕)円体:測地の場合だけ。

必須

   ellipsoidID

識別子

必須

   alias

別名

必須

   semiMajorAxis

長半径

必須

   ellipsoidShape

基準面がだ(楕)円体であれば真,基準面が球であれば偽。

必須

   inverseFlattening

逆へん(扁)平率

   Remarks

注釈

表 B.3−参照系の構造

要素/属性/関連役割名

説明

注記

SC_CoordinateSystem

参照系

 CSID

識別子

必須

 type

直交,測地,投影,極,又は重力に関するいずれか

必須

 dimension

一組の座標の数

必須

 remarks

出典に関する情報を含む,座標系に関するコメント。

任意

SC_CoordinateSystemAxis

座標参照系に加え,次元の数だけ軸の情報をもつ。

 axisName

軸の名称

必須

 axisDirection

座標系の軸の方向(又は,直交座標又は投影座標の場合,原点
での座標系の軸の方向) 
例:北,東,上

必須

 axisUnitId

座標系の軸に対する単位の識別子

必須

座標参照系が測地の場合は,本初子午線及びだ(楕)円体を規定する必要がある。一方,座標参照系が

施工の場合は,原子及び参照系を規定するだけでよい。

B.2.3.7 PI_LRS 

PI

が座標以外の場合に,PI の内容及び構造体を定義するための空間参照系を記述するための型。JIS X 

7112

に規定する SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers を継承する。


31

X 7155

:2011

a)

f)に PI_LRS の属性及び関連役割について示す。

a)

属性 name は,RS_ReferenceSystem から継承する属性であり,空間参照系の識別子(RS_Identifier)を

記載する。

注記  識別子は,URI によって記述する。

b)

属性 domainOfValidity は,RS_ReferenceSystem から継承する属性であり,空間参照系が有効となる地

理的範囲。

c)

属性 alias は,PI_ReferenceSystem から継承する属性であり,空間参照系の別名を任意に記述してよい。

d)

属性 theme は,SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers から継承する属性であり,空間参

照系の特性を分類として記述することができる。

e)

属性 overallOwner は,SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers から継承する属性であり,

空間参照系に対し,全面的に責任をもつ組織を記述する。

f)

関連役割 locationTypes は,SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers から継承する関連役割

であり,この空間参照系に属する PI_LocationType への参照を一つ以上記述する。

注記 1 PI_LRS は,JIS X 7112 に規定する SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers を拡

張するクラスである。一方,より上位の空間参照系のクラスである PI_ReferenceSystem の

特性を継承するため,これら二つのクラスを多重継承することになる。実装に当たっては,

PI_ReferenceSystem

を継承し,SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers に定義さ

れた属性を PI_LRS の属性としてもつことによってこれを実現する。

注記 2  JIS X 7112 に規定する SI_LocationType は

SI_SpatialReferenceSystemUsingGeographicIdentifiers

への参照 referenceSystem をもつ。

一方,

SI_LocationType

から継承するクラスである PI_LocationType は,PI_LRS への参照を必要と

しないため,

図 B.5 で示すとおり PI_LRS から PI_LocationType へ向かう関連となる。

B.2.3.8 PI_LocationType 

PI

の内容及び PI の構造を記述するための型。JIS X 7112 に規定する SI_LocationType を継承する。

PI_LocationInstance

が PI_LocationType を参照することによって,PI の内容及び構造体が明らかとなる(

B.7

a)

j)に PI_LocationType の属性及び関連役割について示す。

a)

属性 name は,SI_LocationType から継承する属性であり,識別子を記載する。

注記  識別子は,URI によって記述する。

b)

属性 theme は,SI_LocationType から継承する属性であり,この型を利用するときに参考となる主題を

記述する。

注記  この属性は,PI_LocationType の検索を行うときに有効と考えられる。

c)

属性 identification は,SI_LocationType から継承する属性であり,PI の構造を PI_Rule によって記述す

る。

注記  JIS X 7112 では,この属性の型は文字列型であり,コード,名前など任意の文字列によって

地理識別子の識別の方法を規定している。この規格ではより厳密に PI の内容及び構造体を規

定することが可能となるよう,PI_Rule を定義し,これをこの属性の型として用いることとし

ている。

d)

属性 definition は,SI_LocationType から継承する属性であり,定義を記載する。定義は,単一の地物

(例:道路)

,境界の集合で定義される領域(例:国境で定義される国)

,又は地物の集まり(例:都


32

X 7155

:2011

道府県から構成される地方)でなければならない。

e)

属性 territoryOfUse は,SI_LocationType から継承する属性であり,この型が使用可能な地域。

f)

属性 owner は,SI_LocationType から継承する属性であり,この型を作成又は破棄することができる組

織を記述する。

g)

関連役割 parent は,SI_LocationType から継承する関連役割であり,この型を含む型への参照を記述す

る。例えば,市町村を含む都道府県。

h)

関連役割 child は,SI_LocationType から継承する関連役割であり,この型が含む型への参照を記述す

る。例えば,都道府県に含まれる市町村。

i)

関連役割 target は,同じ場所を指し得る型同士の関連である。例えば住所及び電話番号。

注記 1 Nesting 関連は型レベルの包含関係を記述するための関連であり,Equivalent 関連は型レベ

ルの同値関係を記述するための関連である。

注記 2  型レベルの関連があり初めてインスタンスレベルの関連(PI_LocationInstance 間の Nesting

関連及び Equivalent 関連)が実装可能となる。

j)

関連役割 source は,同じ場所を指し得る型同士の関連において,基となる型への参照。例えば,住所

から電話番号への変換の場合は,住所。

注記 Equivalent 関連は,関連役割 target 及び source をもつ双方向の関連である。しかしながら,この

関連のインスタンスの一つに対し,必ずしも両方が対で存在することは規定しない。target を作

成する場合に,必ずしも source を作成する必要はない。例えば,二つの PI_LocationType の関連

を記述したい場合に,互いを関連役割 target で参照する二つの関連のインスタンスで双方向の

関連を表現することもできる。

図 B.7PI_LRS 及び PI_LocationType の構造体 

PI_LocationType

+ name : URI
+ identification[1] : PI_ Rule

<<Data>>

+target

0..*

+source

0..*

Equivalent

PI_LRS

<<Data>>

0..*

1..*

SI_LocationType

+ name : CharacterString

+ theme : CharacterString

+ identification[0..*] : CharacterString

+ definition : CharacterString

+ territoryOfUse : EX_GeographicExtent

+ owner : CI_ResponsibleParty

(from JIS X 7112)

<<Data>>

+parent

0..*

+child

0..*

Nesting

+referenceSystem

0..*

+locationTypes

1..*

Comprises

SI_SpatialRefereneSystemUsingGeographicIdentifiers

(from JIS X 7112)

+ theme : CharacterString

+ overallOwner : CI_ResponsibleParty


33

X 7155

:2011

B.2.3.9 PI_CoordinateOperation 

ある PI_CRS から別の PI_CRS に PI を変換するために必要となる情報を記述するための型。JIS X 7111

に規定される CC_Operation を継承する。

PI

変換サービスは,PI 変換する場合にこの PI_CoordinateOperation によって記述された変換パラメタを

使うことで座標演算を行うことができる。

座標演算に必要となる要素は,JIS X 7111 

表 9(座標演算及び関連用語を記述するための要件)及び

表 10(座標演算パラメタを記述するための要件)による(表 B.4 に,その構造を示す。)。

図 B.8 に PI_CoordinateOperation の構造体,及び図 B.9 に CC_Operation の構造体について示す。

表 B.4−座標演算の構造

要素/属性/関連役割名

説明

注記

CC_Operation

座標演算

 CoordinateOperationID

識別子

必須

 validArea

座標演算が有効である地域

任意

 scope

座標演算が有効である応用分野

任意

 sourceID

座標演算元の座標参照系の識別子

必須

 targetID

座標演算先の座標参照系の識別子

必須

 version

座標演算元の座標参照系と座標演算先の座標参照系との間の
座標演算のバージョン

必須

 methodName

座標演算に使用するアルゴリズムの名称

必須

 methodNameAlias

座標演算に使用するアルゴリズムの別名

任意

 formula

座標演算手法で使用する公式

必須

 numberOfParameters

この座標演算手法で必要なパラメタの数

必須

 remarks

座標演算手法に関するコメント又は情報 
例を含めることが有用であることが多い。ここで,時期などの

時間従属パラメタを定義してもよい。

任意

CC_OperationParameter

変換パラメタ

必須

 name

座標演算パラメタの識別子

必須

 value

座標演算のパラメタの値

必須

 remarks

座標演算のパラメタに関するコメント

任意


34

X 7155

:2011

SC_CRS

(from JIS X 7111)

CC_Operation

+ coordinateOperationID : RS_Identifier

+ validArea[0..1] : EX_Extent

+ scope[0..*] : CharacterString
+ sourceID[0..1] : RS_Identifier

+ targetID[0..1] : RS_Identifier
+ version[0..1] : CharacterString

+ methodName[0..1] : CharacterString

+ methodNameAlias[0..*] : CharacterString
+ formula : CharacterString

+ numberOfParameters : Integer
+ remarks[0..1] : CharacterString

(from JIS X 7111)

+target

1

+source

1

SC_CoordinateReferenceSystem

(from JIS X 7111)

PI_CoordinateOperation

<<Data>>

PI_CRS

+ image[0..1] : URI

<<Data>>

+target

+source

図 B.8PI_CoordinateOperation の構造体 

CC_Transformation

CC_Conversion

CC_ConcatenatedOperation

+ concatOpID : RS_Identifier

+ numberOfSteps : Integer
+ stepID : Sequence<RS_Identifier>

+ validArea[0..1] : EX_Extent
+ scope[0..*] : CharacterString

+ remarks[0..1] : CharacterString

SC_CRS

<<Abstract>>

CC_OperationParameters

+ name : CharacterString

+ value : Measure
+ remarks[0..1] : CharacterString

CC_Operation

+ coordinateOperationID : RS_Identifier
+ validArea[0..1] : EX_Extent

+ scope[0..*] : CharacterString
+ sourceID[0..1] : RS_Identifier

+ targetID[0..1] : RS_Identifier
+ version[0..1] : CharacterString

+ methodName[0..1] : CharacterString
+ methodNameAlias[0..*] : CharacterString

+ formula : CharacterString
+ numberOfParameters : Integer

+ remarks[0..1] : CharacterString

+step

1..*

+sequence

0..*

Has

{ordered}

+target

1

+source

1

+parameters

1..*

Has

図 B.9CC_Operation の構造体

B.2.4 

サービス 

B.2.4

では,B.2.3 に示した構造に基づくデータを用い,登録管理及び検索提供を行うサービスについて

定義する。

サービスは,大きく次の二つに分かれる。

a) PI

の登録管理及び変換を行うサービス(B.2.4.1 参照)


35

X 7155

:2011

b)

空間参照系の登録管理及び提供を行うサービス(B.2.4.2 参照)

B.2.4.1 PI

変換サービス (PI_ConversionService) 

PI

変換サービスは,PI の登録・管理を行い,PI を相互に変換する仕組である(

図 B.10 参照)。

PI

変換サービスは,一つ以上の PI_Gazetteer に基づくデータ集合を用い,ユーザからの要求に対して応

答する。

図 B.10 に示すのは概念構造であり,物理構造を規定するものではない。すなわち,PI 変換サービスは

複数存在し,他の PI 変換サービスが管理する PI を使って変換してもよい。PI 変換に特化したサービス(PI

のデータを管理せず,他の PI 変換サービスが提供するデータを用いて PI 変換を行う。

)を提供してもよい

し,データの管理に特化した PI 変換サービスがあってもよい。

PI_LocationInstance

<<Data>>

PI_Gazetteer

<<Data>>

PI_Conversion

<<Interface>>

PI_Conversion

<<Interface>>

PI_ConversionServiceRule

<<Rule>>

PI_SearchRS

<<Interface>>

PI_ProviderRule

<<Rule>>

PI_Transaction

<<Interface>>

PI_UserManagement

<<Interface>>

PI_SearchPI

<<Interface>>

PI_Application

<<actor>>

PI_ConversionService

<<Service>>

PI_ServiceMetadata

<<Interface>>

PI_PIProvider

<<actor>>

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

1..*

0..*

1..*

図 B.10PI 変換サービス

PI

変換サービスは,B.2.3 に示すデータの構造体に基づくデータを扱い,次の操作を実現する。また,

サービスを提供するに当たっては,PI_ConversionServiceRule に示される規約を守るとよい。

a)  PI

の変換  インプットとなる PI に対し,指定された空間参照系に基づく PI,又は対応付けられる全

ての PI を検索・取得する。

注記 1 PI 変換は,自身が管理する PI_Gazetteer に含まれる PI だけでなく,他の PI 変換サービス

が管理する PI_Gazetteer に含まれる PI を用いることができる。

注記 2 PI 変換サービスは,分散環境下に複数存在し得る。


36

X 7155

:2011

b)  PI_Gazetteer

の更新  PI_Gazetteer を更新する。

c)

PI_Gazetteer

の登録  PI_Gazetteer を新規登録する。

d)  PI_Gazetteer

の提供  サービスが扱う全ての PI_Gazetteer を提供する。

e)

PI

登録者の管理  PI_LocationInstance 又は PI_Gazetteer を登録するユーザ(PI_PIProvider)の管理を行

う。

f)

PI

利用者の管理  PI 変換及び PI_Gazetteer の提供を利用するユーザ(PI_Application 及び PI_PIProvider)

の管理を行う。

B.2.4.2 

空間参照系管理サービス(PI_SpatialReferenceSystemService 

空間参照系管理サービスは,空間参照系の登録・管理を行い,PI を相互に変換するときに必要となる情

報を提供する仕組である(

図 B.11 参照)。

空間参照系管理サービスは,一つ以上の PI_ReferenceSystem 及び PI_CoordinateOperation に基づくデータ

を管理し,ユーザからの要求に対して応答する。

図 B.11 に示すのは概念構造であり,物理構造を規定するものではない。

PI_CRS

<<Data>>

PI_LocationType

<<Data>>

PI_LRS

<<Data>>

PI_CoordinateOperation

<<Data>>

PI_ReferenceSystem

<<Data>>

PI_SpatialReferenceSystemServiceRule

<<Rule>>

PI_SpatialReferenceSystemService

<<Service>>

PI_ServiceMetadata

<<Interface>>

PI_UserManagement

<<Interface>>

PI_ProviderRule

<<Rule>>

PI_Transaction

<<Interface>>

PI_RSProvider

<<actor>>

PI_SearchRS

<<Interface>>

PI_Application

<<actor>>

PI_SearchRS

<<Interface>>

PI_ConversionService

<<Service>>

1..*

0..*

図 B.11−空間参照系管理サービス

空間参照系管理サービスは,B.2.3 に示すデータの構造体に基づくデータを扱い,次の操作を実現する。

また,サービスを提供するに当たっては,PI_SpatialReferenceSystemServiceRule の規則に従わなければなら

ない。


37

X 7155

:2011

a)

空間参照系登録の確認  空間参照系の作成者(PI_RSProvider)によって登録・更新される空間参照系

を,空間参照系管理がもつ空間参照系として登録・更新してもよいかを確認するための操作。戻り値

として,可否を返す。新規の空間参照系である場合は“空間参照系の登録”操作を起動し,空間参照

系同士の関連付けなどを行い,空間参照系を更新する場合は,

“空間参照系の更新”操作を起動する。

b)

空間参照系の提供  指定された検索条件に合致した情報を返す。

c)

空間参照系の登録  空間参照系を新規登録する。

d)

空間参照系の更新  空間参照系を更新する操作。更新には次の二つがある。

・  既に登録されている空間参照系に,新規の PI_LocationType を関連付ける。

・  空間参照系同士の関連付けを行う。

地理識別子による空間参照系同士の関連付けを行う場合は,PI_LocationType を Nesting 関連又は

Equivalent

関連によって関連付ける。

座標による空間参照系同士の関連付けを行う場合は,座標演算の情報(PI_CoordinateOperation)を

登録する。

e)

登録者の管理  空間参照系を登録するユーザ(PI_RSProvider)の管理を行う。

B.2.5 

規約 

B.2.5

では,B.2.3 に示したデータの構造に基づくデータをデータ作成者が作成し,B.2.4 に示したサービ

スによって登録管理及び提供を行う上で,データ作成者及びサービスが守るべき規約を示す。

規約は,大きく次の三つに分かれる。

a) PI

変換サービス規約(B.2.5.1

b)

空間参照系管理サービス規約(B.2.5.2

c)

データ作成規約(B.2.5.3

B.2.5.1 PI

変換サービス規約(PI_ConversionServiceRule 

PI

変換サービスを提供する場合,サービスの運営主体は次の事項を守るとよい。

a)

データの管理  PI を管理する場合は,B.2.3 に示すデータの構造に従ったデータを実装できるとよい。

注記  必ずしも内部的なデータ構造を B.2.3 に従って実装しなければならないのではなく,外部と

のデータ交換時に B.2.3 に示すデータの構造に従ったデータを実装できるとよい。

PI

及び PI_LocationInstance,又は PI_Gazetteer に対するユーザからの更新・削除要求がある場合にど

のような方策を採るか(上書き又は別インスタンスとして保存)を明確にし,管理するのがよい。

PI

及び PI_LocationInstance を更新する場合は,PI_LocationInstance の時間属性(属性 temporalExtent

の値)を用いた時間管理ができることが望ましい。

b)

インタフェースの実装  PI 変換サービスは,B.3 に示すインタフェースを実装するのがよい。

c)

他の PI 変換サービスとの提携  他の PI 変換サービスが管理する PI を用いて PI 変換を行う場合は,

PI

変換サービスと提携を行い,データ利用の支障とならないようにするのがよい。提携を行うことに

よって,PI 変換サービスは次の事項を管理するのがよい。

・  提携する他の PI 変換サービスの所在及びこれが管理する PI

・  提携する他の PI 変換サービスがデータを更新した場合の取扱い(データ更新通知の有無,時期及

び方法)

・ PI 変換の経路

d)

サービスメタデータの実装  PI 変換サービスは,自身が管理する PI,自身が提供できる PI 変換及び

自身が提携する他の PI 変換サービスをサービスメタデータとして実装し,ユーザからの要求に応じて


38

X 7155

:2011

応答できるとよい。

e)

ユーザの管理  PI 変換サービスは,PI_Gazetteer 及び PI_LocationInstance を登録するユーザを識別する

ことが望ましい。PI 変換サービスは,識別不可能なユーザによるデータの更新及び削除は受け付けな

いほうがよい。PI 変換サービスは,そのサービスに求められる信頼性によって,ユーザを管理し,デ

ータの登録管理を行うほうがよい。ただし,データの信頼性を問わずサービスを提供することが望ま

れる場合はこの限りではない。少なくとも,PI 変換サービスはユーザの管理を行うか否かをユーザに

対して明示するのがよい。

B.2.5.2 

空間参照系管理サービス規約(PI_SpatialReferenceSystemServiceRule 

空間参照系管理サービス規約は,次による。

a)

データの管理  空間参照系管理サービスは,B.2.3 に示すデータの構造体に従ったデータを実装できる

とよい。

注記 1  必ずしも内部的なデータの構造体を B.2.3 に従って実装しなければならないのではなく,

外部とのデータ交換時に B.2.3 に示すデータの構造体に従ったデータを実装できるとよい。

注記 2  空間参照系は,これに基づき様々な PI が作成されることから,その内容に一定の信頼性が

求められる。一方,信頼性に問題があったとしても,それを使いたい,というユーザの要

求も少なくない。また,住所及び電話番号のように公共性が高い空間参照系に誤りがある

ことは問題があるが,個人宅の間取りなど,限定的に使用される空間参照系については,

それほど品質が要求されない場合もある。これに対しては,必ずしも合格となる空間参照

系だけを提供するのではなく,ユーザが取得した空間参照系が合格しているものか不合格

なものであるのかが分かるようにするという方法が考えられる。これは,扱う空間参照系

及び利用場面によって様々な要求があることから,より慎重に運用方法を検討する必要が

ある。

b)

インタフェースの実装  空間参照系管理サービスは,B.3 に示すインタフェースを実装するのがよい。

c)

サービスメタデータの実装  空間参照系管理サービスは,自身が管理する空間参照系及び座標演算パ

ラメタ,自身が提供可能なサービスをサービスメタデータとして実装し,ユーザからの要求に応じて

応答できるとよい。

d)

ユーザの管理  空間参照系管理サービスは,空間参照系を登録するユーザを識別できるとよい。空間

参照系管理サービスは,

識別不可能なユーザによるデータの更新及び削除は受け付けないほうがよい。

B.2.5.3 

データ作成規約(PI_ProviderRule 

データ作成規約は,PI 及び空間参照系の二つに大きく分かれる。PI を作成する場合の規約を a)f),空

間参照系を作成する場合の規約を g)j)に示す。データを作成,更新又は削除する場合は次の事項を守る

とよい。

a)  PI

及び PI_LocationInstance の作成

・ PI は,PI_Rule に定義された応用スキーマ及び符号化規則に従って作成するのがよい。

・ PI は,これをもつ PI_LocationInstance が含まれる PI_Gazetteer の中で一意であるとよい。

注記 1  例えば,

“総武線駅名空間参照系”という空間参照系に基づき作成される PI として“市

ヶ谷”が考えられる。これは,この空間参照系において唯一存在し得る値である。こ

の PI を含む PI_Gazetteer を複数の人が作成した場合,PI_Gazetteer の中で“市ヶ谷”

が一意であるだけではなく,同じ場所を指す場合には,必ず“市ヶ谷”を用いるもの

とし,結果として複数の PI_Gazetteer 間で等しくなるとよい。


39

X 7155

:2011

・ PI_LocationInstance は,B.2.3 で示すデータの構造体に従って作成するのがよい。

・ PI_LocationInstance は,自身が参照する PI_LocationType を指定するのがよい。

・ PI_LocationInstance が参照する PI_LocationType は,

この PI_LocationInstance を登録する PI_Gazetteer

が参照する空間参照系に含まれるとよい。

・  異なる PI_LocationInstance のインスタンスを関連付ける場合には,Nesting 関連又は Equivalent 関

連を用いるとよい。

注記 2  包含関係を示す場合は Nesting 関連,同値関係を示す場合は Equivalent 関連を用いる。

・  異なる PI_LocationInstance のインスタンスを関連付ける場合には,これらの PI_LocationInstance

が参照する PI_LocationType が Nesting 関連又は Equivalent 関連をもつとよい。

注記 3  該当する関連がない場合は,PI_LocationType を更新する必要がある。更新できない場

合は,別途 PI_LocationType を作成する必要がある。

・ PI_LocationInstance の空間範囲又は位置を座標を用いて記述する場合は,その座標が参照する座標

参照系が空間参照系管理サービスに登録されているとよい。

注記 4  間取り図のような任意の座標参照系を定義し,その座標参照系による座標を用いて PI

と座標との対応付けを行う場合には,座標参照系を空間参照系管理サービスに登録し

なければ,他者が座標を取得した場合に,その意味を知ることができない。

b)  PI_Gazetteer

の作成

・ PI_Gazetteer は,B.2.3 で示すデータ構造体に従って作成するのがよい。

・ PI_Gazetteer の識別子(属性 name の値)は,これを管理する PI 変換サービスの中で一意であると

よい。

c)

PI

及び PI_LocationInstance の更新

・ PI 及び PI_LocationInstance の更新は,その PI_LocationInstance の管理者(属性 administrator の値)

だけが行うことができる。

d)  PI_Gazetteer

の更新

・ PI_Gazetteer の更新は,その PI_Gazetteer の管理者

(属性 custodian の値)

だけが行うことができる。

e)

PI

及び PI_LocationInstance の削除

・ PI 及び PI_LocationInstance の削除は,その PI_LocationInstance の管理者(属性 administrator の値)

だけが行うことができる。

f)

PI_Gazetteer

の削除

・ PI_Gazetteer の削除は,その PI_Gazetteer の管理者

(属性 custodian の値)

だけが行うことができる。

注記  インスタンスの更新・削除は,インスタンスを参照する別のインスタンスへの影響もあ

ることから,PI 変換サービスでは,その更新・削除方法を決定する必要がある。

g)

空間参照系の作成

・  空間参照系は,B.2.3 で示すデータの構造体に従って作成するのがよい。

・  空間参照系は,ドメインをもつとよい。

・  空間参照系の名称にはドメイン名を記述し,他の空間参照系と識別できるとよい。

h)  PI_LocationType

の作成

・ PI_LocationType は,B.2.3 で示すデータの構造体に従って作成しなければならない。

・ PI_LocationType の識別子(属性 name の値)は,空間参照系管理サービスの中で一意でなければ

ならない。


40

X 7155

:2011

・ PI_LocationType の中に含まれる PI_Rule は,B.2.3 で示すデータの構造体に従って作成するのがよ

い。

・ PI_LocationType 同士を関連付ける場合には,PI_LocationType の Nesting 関連又は Equivalent 関連

を用いるとよい。

i)

空間参照系の更新・削除

・  空間参照系の更新は,その空間参照系の管理者(属性 overallOwner の値)だけが行うことができ

る。

注記 1  空間参照系を参照して PI_Gazetter を作成するため,空間参照系の更新・削除は慎重に

行う必要がある。

注記 2  削除は行わず,更新でバージョン管理を行うことが望ましい。

注記 3  建物内の空間参照系を定義した場合,建物が壊されるタイミングで空間参照系を削除

することが考えられるが,歴史的建造物内部のウォーキングシミュレーションなど,

過去の図面などを用いて提供するサービスも考えられる。

j)

PI_Rule

及び PI_LocationType の更新・削除

・ PI_Rule 及び PI_LocationType の更新は,その PI_LocationType の管理者(属性 owner の値)だけが

行うことができる。

注記 1 PI_Rule 及び PI_LocationType を用いて PI 及び PI_LocationInstance を作成するため,

PI_Rule

及び PI_LocationType の更新・削除は慎重に行う必要がある。

注記 2  削除は行わず,更新でバージョン管理を行うことが望ましい。

注記 3  郵便番号のように,3 桁から 7 桁に変更があった場合,3 桁の数値の列として登録され

た PI_Rule を削除すると,これに基づいて作成されている過去の資料などの場所を識

別することが不可能になる。

B.2.6 PI

ユーザ 

PI

ユーザとは,PI プラットフォームを利用するユーザである。PI のデータ作成者,空間参照系のデータ

作成者及び PI アプリケーションが該当する。

B.2.6.1 PI_Application 

PI

変換,空間参照系及び座標演算に必要となる情報を PI プラットフォームから取得し,これらの情報

を活用するアプリケーションを構築し,人及び他のアプリケーションにサービスを提供するユーザ。

注記 PI_Application の例として,PI を活用した情報検索アプリケーション,経路案内サービスなどが

考えられる。

B.2.6.2 PI_PIProvider 

PI

を作成し,PI 変換サービスに登録するユーザ。

インスタンスを作成し,PI プラットフォームに提供するためには,データ作成規則(PI_ProviderRule)

に従うとよい。

B.2.6.3 PI_RSProvider 

空間参照系を作成し,空間参照系管理サービスに登録するユーザ。インスタンスを作成し,PI プラット

フォームに提供するためには,データ作成規則(PI_ProviderRule)に従うとよい。

B.3 PI

インタフェース 

PI

変換サービス及び空間参照系管理サービスは,この箇条に示すインタフェースを実装するのがよい。


41

X 7155

:2011

PI

を運用するために必要なインタフェースは,次に分類することができる。

−  登録インタフェース

− PI 変換インタフェース

− PI 検索インタフェース

−  空間参照系検索インタフェース

−  ユーザ管理インタフェース

−  サービスメタデータ取得インタフェース

B.3.1 

登録インタフェース(PI_Transaction 

登録インタフェースのうち,空間参照系に関するものは,空間参照系及び場所型を登録,更新及び削除

するためのインタフェースである。空間参照系管理サービスは,B.3.1.1B.3.1.13 に示すインタフェース

を介して,利用者に空間参照系及び場所型の情報を提供するのがよい。また,空間参照系の座標参照系変

換情報を登録するためのインタフェースもこれらに含む。

登録インタフェースのうち,PI に関するものは,場所インスタンス及び地名辞典を PI 変換サービスに

登録,更新及び削除をするときに必要なインタフェースである。また,場所インスタンス関連の登録及び

削除もこれらに含む。PI 変換サービスは,B.3.1.14B.3.1.21 に示すインタフェースを実装して,場所イン

スタンス及び地名辞典の登録,更新及び削除を行うとよい。

B.3.1.1 

地理識別子による空間参照系登録(AddLRS 

地理識別子による空間参照系を空間参照系管理サービスに登録するためのインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.5 に示す。

表 B.5−地理識別子による空間参照系登録(AddLRS 

機能

地理識別子による空間参照系を新規登録する。

引数

名前

説明

 LRS

lrs

登録対象

 String[] locationType

関連する場所型の名称

登録済みの場所型でなければならない。

 AuthResult

authResult

認証結果

 SRSExamResult

examResult

審査結果

戻り値の型 boolean

説明

登録対象の空間参照系が地理的境界又はポリゴンをもつ場合,その空間参照系は登録済み空間
参照系の名称でなければならない。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LRS 構造体,AuthResult 構造体,及び SRSExamResult 構造体

B.3.1.2 

座標による空間参照系登録(AddCRS 

座標による空間参照系を空間参照系管理サービスに登録するためのインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.6 に示す。


42

X 7155

:2011

表 B.6−座標による空間参照系登録(AddCRS

機能

座標による空間参照系を新規登録する。

引数

名前

説明

 CRS

crs

登録対象

 AuthResult

authResult

認証結果

 SRSExamResult

examResult

審査結果

戻り値の型 boolean

説明

登録対象の空間参照系が地理的境界又はポリゴンをもつ場合,その空間参照系は自身の名称又
は登録済み空間参照系の名称である必要がある。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 CRS 構造体,AuthResult 構造体,及び SRSExamResult 構造体

B.3.1.3 

地理識別子による空間参照系更新(UpdateLRS 

空間参照系管理サービスに登録されている地理識別子による空間参照系を更新するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.7 に示す。

表 B.7−地理識別子による空間参照系更新(UpdateLRS

機能

登録されている地理識別子による空間参照系を更新する。

引数

名前

説明

 LRS

lrs

登録対象

 String[] locationType

関連する場所型の名称

登録済みの場所型でなければならない。

 AuthResult

authResult

認証結果

 SRSExamResult

examResult

審査結果

戻り値の型 boolean

説明

更新対象の空間参照系が地理的境界又はポリゴンをもつ場合,その空間参照系は登録済み空間
参照系の名称である必要がある。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LRS 構造体,AuthResult 構造体,及び SRSExamResult 構造体

B.3.1.4 

座標による空間参照系更新(UpdateCRS 

空間参照系管理サービスに登録されている座標による空間参照系を更新するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.8 に示す。

表 B.8−座標による空間参照系更新(UpdateCRS

機能

登録されている座標による空間参照系を更新する。

引数

名前

説明

 CRS

crs

登録対象

 AuthResult

authResult

認証結果

 SRSExamResult

examResult

審査結果

戻り値の型 boolean

説明

更新対象の空間参照系が地理的境界又はポリゴンをもつ場合,その空間参照系は自身の名称
又は登録済み空間参照系の名称である必要がある。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 CRS 構造体,AuthResult 構造体,及び SRSExamResult 構造体


43

X 7155

:2011

B.3.1.5 

地理識別子による空間参照系削除(DeleteLRS 

空間参照系管理サービスに登録されている地理識別子による空間参照系を削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.9 に示す。

表 B.9−地理識別子による空間参照系削除(DeleteLRS

機能

登録されている地理識別子による空間参照系を削除する。

引数

名前

説明

 String[] lrs

削除対象の空間参照系の名称

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも空間参照系の削除に失敗した場合,false を返す。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 AuthResult 構造体

B.3.1.6 

座標による空間参照系削除(DeleteCRS 

空間参照系管理サービスに登録されている座標による空間参照系を削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.10 に示す。

表 B.10−座標による空間参照系削除(DeleteCRS

機能

登録されている座標による空間参照系を削除する。

引数

名前

説明

 String[]  crs

削除対象の空間参照系の名称

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも空間参照系の削除に失敗した場合,false を返す。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 AuthResult 構造体

B.3.1.7 

場所型登録(AddLocationType 

場所型を空間参照系管理サービスに登録するためのインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.11 に示す。

表 B.11−場所型登録(AddLocationType

機能

場所型を新規登録する。

引数

名前

説明

 LocationType  locationType

登録対象

null

指定不可

 AuthResult

authResult

認証結果

 LocationType-ExamResult

examResult

審査結果

戻り値の型 boolean

説明

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationType 構造体,AuthResult 構造体,及び LocationType-ExamResult 構造体

B.3.1.8 

場所型更新(UpdateLocationType 

空間参照系管理サービスに登録されている場所型を更新するインタフェース。


44

X 7155

:2011

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.12 に示す。

表 B.12−場所型更新(UpdateLocationType 

機能

登録されている場所型を更新する。

引数

名前

説明

LocationType locationType

更新対象 
登録済みの場所型でなければならな
い。

null

指定不可

 AuthResult

authResult

認証結果

 LocationType-ExamResult

examResult

審査結果

戻り値の型 boolean

説明

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationType 構造体,AuthResult 構造体,及び LocationType-ExamResult 構造体

B.3.1.9 

場所型削除(DeleteLocationType 

空間参照系管理サービスに登録されている場所型を削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.13 に示す。

表 B.13−場所型削除(DeleteLocationType

機能

登録されている場所型を削除する。

引数

名前

説明

 String[]

name

削除対象の場所型の名称 
登録済みの場所型でなければならな

い。

 AuthResult  authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 AuthResult 構造体

B.3.1.10 

場所型関連登録(AddLocationTypeAssociation 

場所型関連を登録するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.14 に示す。

表 B.14−場所型関連登録(AddLocationTypeAssociation

機能

場所型関連を新規に登録する。

引数

名前

説明

 LocationTypeAssociation[]

association

登録対象

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としないサービス

の場合は null を指定する。

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも登録に失敗した場合,例外 UpdateFailure を発生する。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationTypeAssociation 構造体及び AuthResult 構造体


45

X 7155

:2011

B.3.1.11 

場所型関連削除(DeleteLocationTypeAssociation 

場所型関連を削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.15 に示す。

表 B.15−場所型関連削除(DeleteLocationTypeAssociation

機能

場所型関連を削除する。

引数

名前

説明

 LocationTypeAssociation

association

削除対象

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としないサービス
の場合は null を指定する。

戻り値の型 boolean

説明

削除に失敗した場合,false を返す。 
削除に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationTypeAssociation 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.1.12 

座標参照系変換情報登録(AddCoordinateConversionInfo 

座標による空間参照系変換情報を空間参照系管理サービスに登録するためのインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.16 に示す。 

表 B.16−座標参照系変換情報登録(AddCoordinateConversionInfo

機能

座標による空間参照系の変換情報を新規登録する。

引数

名前

説明

CRSConversionInfo conversionInfo

登録対象 
変換元及び変換先の座標参照系登録済
みの名称でなければならない。

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 CRSConversionInfo

構造体及び AuthResult 構造体

B.3.1.13 

座標参照系変換情報削除(DeleteCoordinateConversionInfo 

空間参照系管理サービスに登録されている座標参照系変換情報を削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.17 に示す。

表 B.17−座標参照系変換情報削除(DeleteCoordinateConversionInfo

機能

座標参照系の変換情報を削除する。

引数

名前

説明

 String

sourceRS

変換元座標参照系の名称

 String

targetRS

変換先座標参照系の名称

 AuthResult  authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

条件に合致する座標参照系変換情報が存在しない場合,false を返す。

処理に失敗した場合,空間参照系データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 AuthResult 構造体


46

X 7155

:2011

B.3.1.14 

地名辞典登録(AddGazetteer 

地名辞典を PI 変換サービスに登録するためのインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.18 に示す。

表 B.18−地名辞典登録(AddGazetteer

機能

地名辞典を新規登録する。

引数

名前

説明

Gazetteer gazetteer

登録対象 
座標参照系は登録済みのものでな

ければならない。

String lrs

参照する空間参照系の名称

登録済みの空間参照系でなければ
ならない。

 AuthResult  authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

処理に成功した場合,地名辞典サービスメタデータの連番を更新する。 
処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 Gazetteer 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.1.15 

地名辞典更新(UpdateGazetteer 

PI

変換サービスに登録されている地名辞典を更新するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.19 に示す。

表 B.19−地名辞典更新(UpdateGazetteer

機能

登録されている地名辞典を更新する。

引数

名前

説明

Gazetteer gazetteer

更新対象 
座標参照系は登録済みのものでな

ければならない。

 AuthResult  authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

処理に成功した場合,地名辞典サービスメタデータの連番を更新する。

処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 Gazetteer 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.1.16 

地名辞典削除(DeleteGazetteer 

PI

変換サービスに登録されている地名辞典を削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.20 に示す。


47

X 7155

:2011

表 B.20−地名辞典削除(DeleteGazetteer

機能

登録されている地名辞典を削除する。

引数

名前

説明

 String[]

name

削除対象の地名辞典の名称

 AuthResult  authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも削除に失敗した場合,false を返す。

処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 AuthResult 構造体

B.3.1.17 

場所インスタンス登録(AddLocationInstance 

場所インスタンスを PI 変換サービスに登録するためのインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.21 に示す。

表 B.21−場所インスタンス登録(AddLocationInstance

機能

場所インスタンスを新規登録する。

引数

名前

説明

 String

gazetteer

地名辞典の名称

LocationInstance[] locationInstance

場所インスタンス

代表点,地理的境界,又はポリゴンのいず
れかをもつ場合,座標参照系は登録済みの
ものである必要がある。

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも登録に失敗した場合,例外 UpdateFailure を発生する。

処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationInstance 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.1.18 

場所インスタンス更新(UpdateLocationInstance 

PI

変換サービスに登録されている場所インスタンスを更新するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.22 に示す。

表 B.22−場所インスタンス更新(UpdateLocationInstance

機能

登録されている場所インスタンスを更新する。

引数

名前

説明

 String

gazetteer

地名辞典の名称

LocationInstance[] locationInstance

場所インスタンス 
代表点,地理的境界,又はポリゴンのいず

れかをもつ場合,座標参照系は登録済みの
ものである必要がある。

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも更新に失敗した場合,false を返す。

処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationInstance 構造体及び AuthResult 構造体


48

X 7155

:2011

B.3.1.19 

場所インスタンス削除(DeleteLocationInstance 

PI

変換サービスに登録されている場所インスタンスを削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.23 に示す。

表 B.23−場所インスタンス削除(DeleteLocationInstance

機能

登録されている場所インスタンスを削除する。

引数

名前

説明

 String

name

地名辞典の名称

 String[]  geographicIdentifier

削除対象場所インスタンスの地理識別子

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも削除に失敗した場合,false を返す。

処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 AuthResult 構造体

B.3.1.20 

場所インスタンス関連登録(AddLocationInstanceAssociation 

場所インスタンス関連を PI 変換サービスに登録するためのインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.24 に示す。

表 B.24−場所インスタンス関連登録(AddLocationInstanceAssociation

機能

場所インスタンス関連を新規登録する。

引数

名前

説明

LocationInstanceAssociation[] association

登録対象 
親及び子の場所インスタンスは登録
済みのものであることが望ましい。

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも登録に失敗した場合,false を返す。

処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationInstanceAssociation 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.1.21 

場所インスタンス関連削除(DeleteLocationInstanceAssociation 

PI

変換サービスに登録されている場所インスタンス関連を削除するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.25 に示す。

表 B.25−場所インスタンス関連削除(DeleteLocationInstanceAssociation

機能

登録されている場所インスタンス関連を削除する。

引数

名前

説明

 LocationInstanceAssociation

association

削除対象

 AuthResult

authResult

認証結果

戻り値の型 boolean

説明

1

件でも削除に失敗した場合,false を返す。

処理に失敗した場合,地名辞典データベースをこの関数呼出し前の状態に戻す。

関連項目 LocationInstanceAssociation 構造体及び AuthResult 構造体


49

X 7155

:2011

B.3.2 PI

変換インタフェース(PI_Conversion 

B.3.2.1 PI

変換(ConvertPI 

PI

変換サービスが PI を変換するときに用いるインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.26 に示す。

表 B.26PI 変換(ConvertPI

機能 PI をそれに関連する他の PI に変換する。

引数

名前

説明

RouteCondition routeCondition

他サービス呼出し条件

String gazetteer

変換元 PI が格納されている地名辞典の

名称 
地名辞典を特定しない場合は null を指定
する。

PI pi

変換元の PI

null

指定不可

 String[]  targetLRS

変換先 PI の空間参照系

String phase

位相の名称

地理的範囲を限定しない場合は null を指
定する。

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としない場合は null を
指定する。

戻り値の型 PI[]

説明

変換元の PI と変換先の PI の空間参照系とを指定して PI を変換する。変換元 PI は地名辞典を
変換の付加情報として関連の位相を指定することができる。位相に指定できる値は“Nesting”
又は“Equivalent”である。

条件に合致する PI が存在しない場合,サイズ 0 の配列を返す。

a)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの ConvertPI 関数を呼び

出 す 場 合 は

routeCondition.cascadingLevel

の 値 を

1

だ け 減 じ , か つ ,

routeCondition.routeHistory

の 末 尾 に 自 サ ー バ を 追 加 す る の が よ い 。 ま た ,

routeCondition.routeHistory

で指定された呼出し経路に自サービスが含まれている場合,サ

イズ 0 の配列を返す。

b)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの ConvertPI 関数を呼び

出すことはできない。また,routeCondition.routeHistory で指定された呼出し経路に自サー
ビスが含まれている場合,サイズ 0 の配列を返す。

c)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの ConvertPI 関数は

routeCondition.routeDefinition

の順に呼び出すとよい。

関連項目 PI 構造体,RouteCondition 構造体,及び AuthResult 構造体

B.3.3 PI

検索インタフェース(PI_SearchPI 

PI

検索インタフェースは,PI 変換サービスが PI を検索・提供するために必要なインタフェースである。

また,場所インスタンスを取得するためのインタフェース,及び場所インスタンス間の関連を検索するた

めのインタフェースも,これらに含む。PI 変換サービスは,B.3.3.1B.3.3.3 に示すインタフェースを実装

して,PI の検索及び提供を行うとよい。

B.3.3.1 PI

検索(SearchPI 

PI

変換サービスが PI を検索するときに用いるインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.27 に示す。


50

X 7155

:2011

表 B.27PI 検索(SearchPI

機能

登録されている場所インスタンスの PI 部分を検索する。

引数

名前

説明

RouteCondition routeCondition

他サービス呼出し条件

String gazetteer

地名辞典の名称

地名辞典を特定しない場合は null を指定する。

String locationType

場所型の名称

場所型を特定しない場合は null を指定する。

String[] geographicIdentifier

地理識別子

地理識別子を特定しない場合は null を指定
する。

GeographicExtent geographicExtent

地理的範囲

地理的範囲を限定しない場合は null を指定す
る。

TemporalExtent temporalExtent

時間範囲 
時間範囲を限定しない場合は null  を指定す
る。

String administrator

管理者 
管理者を特定しない場合は null を指定する。

String[] searchWord

検索語句 
場所インスタンスの PI の値又は代替地理識別

子を対象とした全文検索用フリーワード。 
語句が複数指定された場合は,地理識別子,
又は代替地理識別子のいずれかが全ての検索

語句を含むものを検索する。 
検索語句を設定しない場合は null を指定する。

AuthResult authResult

認証結果

ユーザ認証を必要としない場合は null を指定
する。

戻り値の型 PI[]

説明

指定した条件に合致する PI を検索する。

地理的範囲で地理的境界又はポリゴンを指定した場合は,一部でも地理的範囲が交差する PI を
検索する。 
条件に合致する PI が存在しない場合,サイズ 0 の配列を返す。

a)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの SearchPI 関数を呼び出す

場合は routeCondition.cascadingLevel の値を 1 だけ減じ,かつ,routeCondition.routeHistory の
末尾に自サーバを追加するのがよい。また,routeCondition.routeHistory で指定された呼出し

経路に自サービスが含まれている場合,サイズ 0 の配列を返す。

b)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの SearchPI 関数を呼び出す

ことはできない。また,routeCondition.routeHistory で指定された呼出し経路に自サービスが

含まれている場合,サイズ 0 の配列を返す。

c)  routeCondition.cascadingLevel

< の 場 合   他 の PI 変 換 サ ー ビ ス の SearchPI 関 数 は

routeCondition.routeDefinition

の順に呼び出すとよい。

関連項目 GeographicExtent 構造体,

TemporalExtent

構造体,

PI

構造体,

RouteCondition

構造体,

及び AuthResult

構造体

B.3.3.2 

場所インスタンス取得(GetLocationInstance 

PI

変換サービスに登録されている場所インスタンスを取得するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.28 に示す。


51

X 7155

:2011

表 B.28−場所インスタンス取得(GetLocationInstance

機能

登録されている場所インスタンスを取得する。

引数

名前

説明

RouteCondition routeCondition

他サービス呼出し条件

String gazetteer

地名辞典の名称

地名辞典を特定しない場合は null を指定す
る。

PI[] pi

PI

PI

を特定しない場合は null を指定する。

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としない場合は null を指
定する。

戻り値の型 LocationInstance[]

説明

指定した PI に合致する場所インスタンスを取得する。

地名辞典を特定して場所インスタンスを取得することもできる。

PI

が複数指定された場合は,指定された順に対応する場所インスタンスを返す。PI に対応す

る場所インスタンスが存在しない場合は,配列中の当該要素に null を格納して返す。

条件に合致する場所インスタンスが存在しない場合,サイズ 0 の配列を返す。

a)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの GetLocationInstance 関

数 を 呼 び 出 す 場 合 は routeCondition.cascadingLevel の 値 を 1 だ け 減 じ , か つ ,

routeCondition.routeHistory

の 末 尾 に 自 サ ー バ を 追 加 す る の が よ い 。 ま た ,

routeCondition.routeHistory

で指定された呼出し経路に自サービスが含まれている場合,

サイズ 0 の配列を返す。

b)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの GetLocationInstance 関

数を呼び出すことはできない。また,routeCondition.routeHistory で指定された呼出し経
路に自サービスが含まれている場合,サイズ 0 の配列を返す。

c)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの GetLocationInstance 関

数は routeCondition.routeDefinition の順に呼び出すとよい。

関連項目 PI 構造体,LocationInstance 構造体,RouteCondition 構造体,及び AuthResult 構造体

B.3.3.3 

場所インスタンス関連検索(SearchLocationInstanceAssociation 

PI

変換サービスに登録されている場所インスタンス関連を検索するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.29 に示す。


52

X 7155

:2011

表 B.29−場所インスタンス関連検索(SearchLocationInstanceAssociation 

機能

複数場所インスタンス関連を検索する。

引数

名前

説明

RouteCondition routeCondition

他サービス呼出し条件

String sourceGazetteer

関連元場所インスタンスの地名辞典

の名称 
関連元場所インスタンスの地名辞典
を特定しない場合は null を指定する。

String sourceGeographicIdentifier

関連元場所インスタンスの識別子 
関連元場所インスタンスを特定しな

い場合は null を指定する。

String targetGazetteer

関連先場所インスタンスの地名辞典

の名称 
関連先場所インスタンスの地名辞典
を特定しない場合は null を指定する。

String targetGeographicIdentifier

関連先場所インスタンスの地理識別
子 
関連先場所インスタンスを特定しな

い場合は null を指定する。

String[] phase

位相の名称

個 々 の 値 に は “ Nesting ” 又 は
“Equivalent”を指定する。 
複数指定した場合は OR 検索を行う。

AuthResult authResult

認証結果 
ユ ー ザ 認 証 を 必 要 と し な い 場 合 は

null

を指定する。

戻り値の型 LocationInstanceAssociation[]

説明

条件に合致する場所インスタンス関連が存在しない場合,サイズ 0 の配列を返す。

a)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの SearchLocationInstance-

Association

関数を呼び出す場合は routeCondition.cascadingLevel の値を 1 だけ減じ,かつ,

routeCondition.routeHistory

の 末 尾 に 自 サ ー バ を 追 加 す る の が よ い 。 ま た ,

routeCondition.routeHistory

で指定された呼出し経路に自サービスが含まれている場合,サ

イズ 0 の配列を返す。

b)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの SearchLocationInstance-

Association

関数を呼び出すことはできない。また,routeCondition.routeHistory で指定され

た呼出し経路に自サービスが含まれている場合,サイズ 0 の配列を返す。

c)  routeCondition.cascadingLevel

の場合  他の PI 変換サービスの SearchLocationInstance-

Association

関数は routeCondition.routeDefinition の順に呼び出すとよい。

Nesting

関連を検索する場合は source を child に,target を parent に読み替える。

関連項目 LocationInstanceAssociation 構造体,RouteCondition 構造体,及び AuthResult 構造体

B.3.4 

空間参照系検索インタフェース(PI_SearchRS 

空間参照系検索インタフェースは,空間参照系及び場所型を検索及び取得し,提供するためのインタフ

ェースである。空間参照系管理サービスは,B.3.4.1B.3.4.8 に示すインタフェースを介して,利用者に空

間参照系及び場所型の情報を提供するのがよい。また,空間参照系の座標変換情報を検索及び取得するた

めのインタフェースもこれらに含む。


53

X 7155

:2011

B.3.4.1 

地理識別子による空間参照系検索(SearchLRS 

空間参照系管理サービスに登録されている地理識別子による空間参照系を検索するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.30 に示す。

表 B.30−地理識別子による空間参照系検索(SearchLRS

機能

登録されている地理識別子による空間参照系を検索する。

引数

名前

説明

 String  name

名称

 GeographicExtent

domainOfValidity

地理的範囲

 String  theme

分類

 String  overallOwner

管理者

String[] locationType

関連する場所型の名称

複数指定された場合は AND 検索を
行う。

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としない場合は

null

を指定する。

戻り値の型 LRS[ ]

説明

空間参照系が 1 件もヒットしなかった場合,要素数 0 の配列を返す。

関連項目 GeographicExtent 構造体,LRS 構造体,及び AuthResult 構造体

B.3.4.2 

座標による空間参照系検索(SearchCRS 

空間参照系管理サービスに登録されている座標による空間参照系を検索するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.31 に示す。

表 B.31−座標による空間参照系検索(SearchCRS

機能

登録されている座標による空間参照系を検索する。

引数

名前

説明

 String  name

名称

 GeographicExtent

domainOfValidity

地理的範囲

 String  type

分類

 String  remark

注釈

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としない場合は

null

を指定する。

戻り値の型 CRS[]

説明

空間参照系が 1 件もヒットしなかった場合,要素数 0 の配列を返す。

関連項目 GeographicExtent 構造体,CRS 構造体,及び AuthResult 構造体

B.3.4.3 

地理識別子による空間参照系取得(GetLRS 

空間参照系管理サービスに登録されている地理識別子による空間参照系を取得するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.32 に示す。


54

X 7155

:2011

表 B.32−地理識別子による空間参照系取得(GetLRS

機能

登録されている地理識別子による空間参照系を取得する。

引数

名前

説明

 String  name

名称

AuthResult authResult

認証結果

ユーザ認証を必要としない場合
は null を指定する。

戻り値の型 LRS

説明

指定した名称の空間参照系が存在しない場合,null を返す。

関連項目 LRS 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.4.4 

座標による空間参照系取得(GetCRS 

空間参照系管理サービスに登録されている座標による空間参照系を取得するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.33 に示す。

表 B.33−座標による空間参照系取得(GetCRS

機能

登録されている座標による空間参照系を取得する。

引数

名前

説明

 String  name

名称

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としない場合
は null を指定する。

戻り値の型 CRS

説明

指定した名称の空間参照系が存在しない場合,null を返す。

関連項目 CRS 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.4.5 

場所型検索(SearchLocationType 

空間参照系管理サービスに登録されている場所型を検索するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.34 に示す。


55

X 7155

:2011

表 B.34−場所型検索(SearchLocationType

機能

登録されている場所型を検索する。

引数

名前

説明

String name

名称 
場所型の名称を指定する。一部だけの指
定も可能である。名称を特定しない場合

は null を指定する。

String theme

分類

一部だけの指定も可能である。分類を特
定しない場合は null を指定する。

PIType identification

PI

タイプ

PI

タイプの各要素の値は一部だけの指

定が可能。

 GeographicExtent

territoryOfUse

地理的範囲

 String  owner

管理者

String[] lrs

関連する空間参照系の名称 
空間参照系を限定しない場合は null を指

定する。 
指定した場合は OR 検索を行う。

String[] parentType

親の場所型の名称 
親関連の条件を指定しない場合は null を
指定する。

String[] childType

子の場所型の名称 
子関連の条件を指定しない場合は null を

指定する。

AuthResult authResult

認証結果 
ユーザ認証を必要としない場合は null を

指定する。

戻り値の型 LocationType[]

説明 lrs に地理識別子による空間参照系の名称を指定することで,特定の空間参照系に関連する場

所型を検索することが可能である。

また,場所型の Nesting  関連の条件を指定する場合は,parentType 又は childType に関連する
場所型の名称を指定する。 
地理的範囲が指定された場合は,場所型がもつ地理的範囲と一部でも重なるものを返す。

条件に合致する場所型が存在しない場合,サイズ 0 の配列を返す。

関連項目 PIType 構造体,GeographicExtent 構造体,LocationType 構造体,及び AuthResult 構造体

B.3.4.6 

場所型取得(GetLocationType 

空間参照系管理サービスに登録されている場所型を取得するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.35 に示す。


56

X 7155

:2011

表 B.35−場所型取得(GetLocationType

機能

登録されている場所型を取得する。

引数

名前

説明

 String[] name

名称

AuthResult authResult

認証結果

ユーザ認証を必要としない場合は null
を指定する。

戻り値の型 LocationType[]

説明

条件に合致する場所型が存在しない場合,サイズ 0 の配列を返す。

関連項目 LocationType 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.4.7 

場所型関連検索(SearchLocationTypeAssociation 

場所型関連情報を検索するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.36 に示す。

表 B.36−場所型関連検索(SearchLocationTypeAssociation

機能

登録されている場所型関連を検索する。

引数

名前

説明

 String

childLocationType

子の場所型の名称

 String

parentLocationType

親の場所型の名称

AuthResult authResult

認証結果

ユーザ認証を必要としないサービスの
場合は null を指定する。

戻り値の型 LocationTypeAssociation[]

説明

子の場所型を指定しない場合,親の場所型で指定された場所型の全ての子の場所型を返す。
親の場所型を指定しない場合,子の場所型で指定された場所型の全ての親の場所型を返す。

関連項目 LocationTypeAssociation 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.4.8 

座標による空間参照系変換情報検索(SearchCoordinateConversionInfo 

空間参照系管理サービスに登録されている座標による空間参照系変換情報を検索するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.37 に示す。


57

X 7155

:2011

表 B.37−座標による空間参照系変換情報検索(SearchCoordinateConversionInfo

機能

座標による空間参照系の変換情報を検索する。

引数

名前

説明

String sourceRS

変換元空間参照系の名称

null

を指定した場合,変換先空間参照系

に関する全ての変換情報を返す。

String targetRS

変換先空間参照系の名称

null

を指定した場合,変換元空間参照系

に関する全ての変換情報を返す。

AuthResult authResult

認証結果

ユーザ認証を必要としない場合は null
を指定する。

戻り値の型 CRSConversionInfo[]

説明 sourceRS 及び targetRS 共に null を指定した場合は,サービスが管理する全ての空間参照系変

換情報を返す。

条件に合致する座標による空間参照系変換情報が存在しない場合,サイズ 0 の配列を返す。
この関数で取得できる情報を基に座標系の変換を完全に機械的に行うことは困難であり,こ
の関数で取得できる情報を基に開発者が座標変換アルゴリズムを実装することを想定して

いる。

関連項目 CRSConversionInfo 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.5 

ユーザ管理インタフェース(PI_UserManagement 

ユーザ管理インタフェースは,空間参照系管理サービス又は PI 変換サービスがユーザ登録の受付及びユ

ーザ認証をするときに必要なインタフェースである。空間参照系管理サービス又は PI 変換サービスは,

B.3.5.1

及び B.3.5.2 に示すインタフェースを介して,ユーザ登録の受付及びユーザ認証を行うことができ

る。

B.3.5.1 

ユーザ登録(AddUser 

空間参照系管理サービス又は PI 変換サービスが,新規にユーザ登録を受け付けるときに用いるインタフ

ェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.38 に示す。

表 B.38−ユーザ登録(AddUser

機能

新規ユーザを登録する。

引数

名前

説明

 UserInfo

userInfo

ユーザ情報

AuthResult authResult

認証結果

ユーザ認証を必要としない場合は null
を指定する。

戻り値の型 boolean

関連項目 UserInfo 構造体及び AuthResult 構造体

B.3.5.2 

ユーザ認証(Login 

空間参照系管理サービス又は PI 変換サービスが,新規にユーザ認証を行うときに用いるインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.39 に示す。


58

X 7155

:2011

表 B.39−ユーザ認証(Login

機能

サービス利用ユーザを認証する。

引数

名前

説明

 String  userId

ユーザ名

 String  password

パスワード

戻り値の型 AuthResult

関連項目 AuthResult 構造体

B.3.6 

サービスメタデータ取得インタフェース(PI_ServiceMetadata 

サービスメタデータ提供インタフェースは,PI 変換サービスがもつサービスメタデータを取得するため

のインタフェースと,空間参照系管理サービスがもつサービスメタデータを取得するインタフェースとで

構成される。PI 変換サービスは,B.3.6.1 に示すインタフェースを実装して,この PI 変換サービスがもつ

サービスメタデータを提供するのがよい。空間参照系管理サービスは,B.3.6.2 に示すインタフェースを実

装して,この空間参照系管理サービスがもつサービスメタデータを提供するのがよい。

B.3.6.1 PI

変換サービスのサービスメタデータ取得(GetCapabilities 

PI

変換サービスがもつサービスメタデータを取得するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.40 に示す。

表 B.40PI 変換サービスのサービスメタデータ取得(GetCapabilities

機能 PI 変換サービスのメタデータを取得する。

引数

名前

説明

String version

適合しているインタフェースのバージョ
ン。

この仕様によるサービスメタデータを

取得する場合は 1.0 を指定する。

null

を指定した場合はサービスが提供す

る最新バージョンのサービスメタデータ

を取得する。

String updateSequence

更新連番 
リクエスタがキャッシュしているサービ

スメタデータの連番を指定する。

null

を指定した場合はサービスが提供す

る最新のサービスメタデータを取得する。

戻り値の型 PIConversionServiceMetadata

説明 PI 変換サービスが実際に提供するサービスの内容を取得する。

更新連番は任意の文字列であるが,サービスが更新連番の値の大小を判断できなければなら
ない。引数で指定された更新連番及びサービスが保持する更新連番の条件に応じた呼出し結

果は次のとおりとする。

引数及びサービスが保持する値の条件

結果

(引数)<(サービス保持)

サービスが保持する最新のサ
ービスメタデータを返す。

(引数)=(サービス保持) null を返す。

(引数)>(サービス保持)  又は

引数が比較できない値の場合

例外を発生する。 
“InvalidUpdateSequence”

関連項目 PIConversionServiceMetadata 構造体


59

X 7155

:2011

B.3.6.2 

空間参照系管理サービスのサービスメタデータ取得(GetCapabilities 

空間参照系管理サービスのサービスメタデータを取得するインタフェース。

このインタフェースの関数の仕様を,

表 B.41 に示す。 

表 B.41−空間参照系管理サービスのサービスメタデータ取得(GetCapabilities 

機能

空間参照系管理サービスのメタデータを取得する。

引数

名前

説明

String version

適合しているインタフェースのバージョ
ン。この仕様によるサービスメタデータを

取得する場合は 1.0 を指定する。

null

を指定した場合はサービスが提供する

最新バージョンのサービスメタデータを

取得する。

String updateSequence

更新連番

リクエスタがキャッシュしているサービ
スメタデータの連番を指定する。

null

を指定した場合はサービスが提供する

最新のサービスメタデータを取得する。

戻り値の型 SRSServiceMetadata

説明

空間参照系管理サービスが実際に提供するサービスの内容を取得する。 
更新連番は任意の文字列であるが,サービスが更新連番の値の大小を判断できなければなら

ない。引数で指定された更新連番及びサービスが保持する更新連番の条件に応じた呼出し結
果は次のとおりとする。

引数及びサービスが保持する値の条件

結果

(引数)<(サービス保持)

サービスが保持する最新のサ
ービスメタデータを返す。

(引数)=(サービス保持) null を返す。

(引数)>(サービス保持)  又は

引数が比較できない値の場合

例外を発生する。 
“InvalidUpdateSequence”

関連項目 SRSServiceMetadata 構造体

B.3.7 

構造体 

B.3.1

B.3.6 で示したインタフェースで用いる構造体を,B.3.7.1B.3.7.38 に示す。

B.3.7.1 CRS

構造体 

CRS

構造体の仕様を,

表 B.42 に示す。


60

X 7155

:2011

表 B.42CRS 構造体

用途

座標参照系

要素

名前

説明

 String

name

名称

 String[]

alias

別名

 GeographicExtent  domainOfValidity

地理的範囲

String type

分類(単一座標参照系又は複合
座標参照系)

 String[]

remark

注釈

 CoordinateReference-

System

coordinateReference-

System

単一座標参照系情報

 CompoundSystem  compoundSystem

複合座標参照系情報

関連項目 GeographicExtent 構造体,CoordinateReferenceSystem 構造体,及び CompoundSystem 構造体

B.3.7.2 CoordinateReferenceSystem

構造体 

CoordinateReferenceSystem

構造体の仕様を,

表 B.43 に示す。

表 B.43CoordinateReferenceSystem 構造体

用途

単一座標参照系

要素

名前

説明

 String

crsid

座標参照系の識別子

 String[]

alias

座標参照系の別名

 Extent

validArea

座標参照系が有効な地域

 String[]

scope

座標参照系が有効な応用分野

 Datum

datum

原子

 CoordinateSystem

coordinateSystem

座標系

関連項目 Extent 構造体,Datum 構造体,及び CoordinateSystem 構造体

B.3.7.3 CompoundSystem

構造体 

CompoundSystem

構造体の仕様を,

表 B.44 に示す。

表 B.44CompoundSystem 構造体 

用途

複合座標参照系

要素

名前

説明

 String

crsid

座標参照系の識別子

 String[]

alias

座標参照系の別名

 Extent

validArea

座標参照系が有効な地域

 String[]

scope

座標参照系が有効な応用分野

 CoordinateReference-

System[]

coordinateReference-

System

単一座標参照系情報(2 要素をも
つ)

関連項目 Extent 構造体及び CoordinateReferenceSystem 構造体

B.3.7.4 CoordinateSystem

構造体 

CoordinateSystem

構造体の仕様を,

表 B.45 に示す。


61

X 7155

:2011

表 B.45CoordinateSystem 構造体

用途

座標系

要素

名前

説明

 String

csid

座標系の識別子

 String

type

座標系の型

 int

dimension

一組の座標の数

 String[]

remark

注釈

 CoordinateSystemAxis[]

ax

軸(1∼3 要素)

 Ellipsoid

ellipsoid

だ(楕)円体

関連項目 CoordinateSystemAxis 構造体及び Ellipsoid 構造体

B.3.7.5 CoordinateSystemAxis

構造体 

CoordinateSystemAxis

構造体の仕様を,

表 B.46 に示す。

表 B.46CoordinateSystemAxis 構造体

用途

要素

名前

説明

 String

axisName

座標系の軸の名称

 String

axisDirection

座標系の軸の方向

 String

axisUnitId

座標系の軸に対する単位の識別子

B.3.7.6 Ellipsoid

構造体 

Ellipsoid

構造体の仕様を,

表 B.47 に示す。

表 B.47Ellipsoid 構造体

用途

だ(楕)円体

要素

名前

説明

String ellipsoid

原子に対するだ(楕)円体の識別

 String[]

alias

別名

 Double

semiMajorAxis

だ(楕)円体の長半径の長さ

 boolean

ellipsoidShape

だ(楕)円体の形状

 InverseFlattening inverseFlattening

だ(楕)円体の逆へん(扁)平率

 String

remark

注釈

関連項目 InverseFlattening 構造体

B.3.7.7 InverseFlattening

構造体 

InverseFlattening

構造体の仕様を,

表 B.48 に示す。

表 B.48InverseFlattening 構造体

用途

だ(楕)円体の逆へん(扁)平率

要素

名前

説明

 Double

inverseFlattening

逆へん(扁)平率

 boolean

isInfinite


62

X 7155

:2011

B.3.7.8 Datum

構造体 

Datum

構造体の仕様を,

表 B.49 に示す。

表 B.49Datum 構造体

用途

原子

要素

名前

説明

 String

datumID

原子の識別子

 String[]

alias

原子の別名

 String

type

原子の型

 String

point

地球に固定するために使用する点

 DateTime

realizationEpoch

原子の実現時期

 Extent

validArea

有効な地域

 String

scope

有効な応用分野

 String

remark

注釈

 PrimeMeridian  primeMeridian

本初子午線情報

 Ellipsoid

ellipsoid

だ(楕)円体情報

関連項目 Extent 構造体,PrimeMeridian 構造体及び Ellipsoid 構造体

B.3.7.9 PrimeMeridian

構造体 

PrimeMeridian

構造体の仕様を,

表 B.50 に示す。

表 B.50PrimeMeridian 構造体 

用途

本初子午線情報

要素

名前

説明

 String

meridianID

本初子午線の識別子

 Double

GreenwichLongtitude

本初子午線グリニッジ経度

 String

remark

注釈

関連項目

B.3.7.10 Extent

構造体 

Extent

構造体の仕様を,

表 B.51 に示す。

表 B.51Extent 構造体

用途

地域情報

要素

名前

説明

 String

description

記述

 GeographicExtent[]

geographicElement

地理的範囲

 TemporalExtent[] temporalElement

時間範囲

 VerticalExtent[]  verticalElement

鉛直範囲

関連項目 GeographicExtent 構造体,TemporalExtent 構造体及び VerticalExtent 構造体

B.3.7.11 VerticalExtent

構造体 

VerticalExtent

構造体の仕様を,

表 B.52 に示す。


63

X 7155

:2011

表 B.52VerticalExtent 構造体

用途

鉛直範囲

要素

名前

説明

 Double

minimumValue

最低値

 Double

maximumValue

最大値

 String

unitOfMeasure

測定単位

 Datum

verticalDatum

鉛直原子

関連項目 Datum 構造体

B.3.7.12 LRS

構造体 

LRS

構造体の仕様を,

表 B.53 に示す。

表 B.53LRS 構造体

用途

地理識別子による空間参照系

要素

名前

説明

 String

name

名称

 GeographicExtent

domainOfValidity

地理的範囲

 String

theme

分類

 String

overallOwner

管理者

関連項目 GeographicExtent 構造体

B.3.7.13 CRSOperation

構造体 

CRSOperation

構造体の仕様を,

表 B.54 に示す。

表 B.54CRSOperation 構造体

用途

座標演算

要素

名前

説明

 String

coordinateOperationID

座標演算の識別子

 String

implimentationType

座標演算の種類

 Extent

validArea

有効地域

 String

scope

有効である応用分野

 String

sourceID

演算元の座標参照系の識別子

 String

targetID

演算先の座標参照系の識別子

 String

version

座標演算のバージョン

 String

methodName

座標演算のアルゴリズムの名称

 String

methodNameAlias

座標演算手法の識別子の別名

 String

formula

座標演算手法で使用する公式

 int

numberOfParameters

座標演算手法で必要なパラメタ数

 String

remark

注釈

 CRSOperation-

Parameters[]

parameter

座標演算のパラメタ

関連項目 Extent 構造体及び CRSOperationParameters 構造体


64

X 7155

:2011

B.3.7.14 CRSOperationParameters

構造体 

CRSOperationParameters

構造体の仕様を,

表 B.55 に示す。

表 B.55CRSOperationParameters 構造体

用途

座標演算パラメタ

要素

名前

説明

 String

name

座標演算パラメタの識別子

 Double

value

座標演算パラメタの値

 String

remark

注釈

関連項目

B.3.7.15 CRSConcatenatedOperation

構造体 

CRSConcatenatedOperation

構造体の仕様を,

表 B.56 に示す。

表 B.56CRSConcatenatedOperation 構造体 

用途

連結座標演算

要素

名前

説明

 String

concatOpID

連結座標演算の識別子

 int

numberOfSteps

連結座標演算ステップ数

 String

stepID

各ステップの識別子

 Extent

validArea

有効地域

 String

scope

有効である応用分野

 String

remark

注釈

 CRSOperation[]

step

座標演算

関連項目 Extent

構造体及び CRSOperation 構造体

B.3.7.16 CRSConversionInfo

構造体 

CRSConversionInfo

構造体の仕様を,

表 B.57 に示す。

表 B.57CRSConversionInfo 構造体

用途

座標参照系変換情報

要素

名前

説明

 String

name

座標参照系変換情報名称(識別子)

String sourceRS

変換元座標参照系の名称

null

を指定しないほうがよい。

String targetRS

変換先座標参照系の名称

null

を指定しないほうがよい。

 CRSConcatenatedOperation[]

concatenatedOperation

連結座標演算

 CRSOperation []

operation

座標演算

 String

remark

注釈

関連項目 CRSConcatenatedOperation

構造体及び CRSOperation  構造体

B.3.7.17 SRSExamResult

構造体 

SRSExamResult

構造体の仕様を,

表 B.58 に示す。


65

X 7155

:2011

表 B.58SRSExamResult 構造体

用途

空間参照系審査結果

要素

名前

説明

 String

name

空間参照系の名称

 String

examNo

審査結果番号

B.3.7.18 PIType

構造体 

PIType

構造体の仕様を,

表 B.59 に示す。

表 B.59PIType 構造体

用途 PI タイプ

要素

名前

説明

 String

schemaUrl

PI

スキーマ文書の URL

 String

encodingRuleUrl

PI

符号化規則文書の URL

 String

generationRuleUrl

PI

符号化規則作成規則文書の URL

B.3.7.19 LocationType

構造体 

LocationType

構造体の仕様を,

表 B.60 に示す。

表 B.60LocationType 構造体

用途

場所型

要素

名前

説明

 String

name

名称

 String

theme

分類

 PIType

identification  PI

タイプ

 String

definition

定義

 GeographicExtent territoryOfUse

地理的範囲

 String

owner

管理者

 String

name

名称

 String

theme

分類

関連項目 PIType 構造体及び GeographicExtent 構造体

B.3.7.20 LocationTypeAssociation

構造体 

LocationTypeAssociation

構造体の仕様を,

表 B.61 に示す。

表 B.61LocationTypeAssociation 構造体

用途

場所型関連

要素

名前

説明

String childLocationType

子の場所型の名称

null

指定不可

String parentLocationType

親の場所型の名称

null

指定不可

B.3.7.21 LocationTypeExamResult

構造体 

LocationTypeExamResult

構造体の仕様を,

表 B.62 に示す。


66

X 7155

:2011

表 B.62LocationTypeExamResult 構造体

用途

場所型審査結果

要素

名前

説明

 String

name

場所型の名称

 String

examNo

審査結果番号

B.3.7.22 PIConversionServiceMetadata

構造体 

PIConversionServiceMetadata

構造体の仕様を,

表 B.63 に示す。

表 B.63PIConversionServiceMetadata 構造体

用途 PI 変換サービスメタデータ

要素

名前

説明

String version

PI

変換サービスのバージョン

この仕様によるサービスメタデータ

では 1.0 を指定する。

 Gazetteer[]

gazetteer

地名辞典情報

 GazetteerStatistics[]

gazetteerStatistics

地名辞典統計情報

 boolean

canUpdateLocationInstance

場所インスタンスの登録可否

 boolean

canUpdateLocationInstance

Association

場所インスタンス関連の登録可否

 String

updateSequence

連番

関連項目 Gazetteer 構造体及び GazetteerStatistics 構造体

B.3.7.23 GazetteerStatistics

構造体 

GazetteerStatistics

構造体の仕様を,

表 B.64 に示す。

表 B.64GazetteerStatistics 構造体

用途

地名辞典統計情報

要素

名前

説明

 String

gazetteer

地名辞典の名称

 String

locationType

場所型の名称

 long

count

総データ件数

B.3.7.24 Gazetteer

構造体 

Gazetteer

構造体の仕様を,

表 B.65 に示す。

表 B.65Gazetteer 構造体

用途

地名辞典情報

要素

名前

説明

 String

name

名称

 String

scope

スコープ

 GeographicExtent

territoryOfUse

地理的範囲

 String

custodian

管理者

 String

crs

座標参照系

 TemporalExtent date

時間範囲


67

X 7155

:2011

B.3.7.25 PI

構造体 

PI

構造体の仕様を,

表 B.66 に示す。

表 B.66PI 構造体

用途 PI

要素

名前

説明

String value

地理識別子

null

は指定不可

String lrs

地理識別子による空間参照系の名

null

は指定不可

説明

現実世界のある場所を一意に識別するための識別子。

B.3.7.26 LocationInstance

構造体 

LocationInstance

構造体の仕様を,

表 B.67 に示す。

表 B.67LocationInstance 構造体

用途

場所インスタンス

要素

名前

説明

PI PI

PI

地理識別子及び空間参照系の組

null

は指定不可

String locationType

場所型の名称 
場所型の実体は空間参照系管理サ
ービスが保持する。

null

は指定不可

String[] alternative-GeographicIdentifier

代替地理識別子 
地理識別子の別名

代替地理識別子がない場合は null を
指定する。

GeographicExtent geographicExtent

地理的範囲

null

は指定不可

Position position

位置 
代表点の座標

String administrator

管理者 
場所インスタンスの特質を定義す
る責任がある組織の名前

null

は指定不可

TemporalExtent temporalExtent

時間範囲 
時間範囲を限定しない場合は null を

指定する。

 String

gazetteer

地名辞典の名称

関連項目 PI 構造体,GeographicExtent 構造体,Position 構造体及び TemporalExtent 構造体

B.3.7.27 LocationInstanceAssociation

構造体 

LocationInstanceAssociation

構造体の仕様を,

表 B.68 に示す。


68

X 7155

:2011

表 B.68LocationInstanceAssociation 構造体

用途

場所インスタンス関連

要素

名前

説明

String sourceGazetteer

関連元場所インスタンスの地名辞
典の名称

String sourceGeographicIdentifier

関連元場所インスタンスの地理識
別子

String targetGazetteer

関連先場所インスタンスの地名辞
典の名称

String targetGeographicIdentifier

関連先場所インスタンスの地理識
別子

 String

phase

位相の名称

説明 phase

には“Nesting”又は“Equivalent”を指定することができる。

B.3.7.28 RouteCondition

構造体 

RouteCondition

構造体の仕様を,

表 B.69 に示す。

表 B.69RouteCondition 構造体

用途 PI 変換サービス呼出し経路条件

要素

名前

説明

int cascadingLevel

他サービス呼出し可能レベル

0

以下:他サービスを呼び出さない。

1

以上:他サービスを最大 N 段階呼

び出すことができる。

 Route[ ]

routeHistory

他サービス呼出し経路履歴

 Route[ ]

routeDefinition

他サービス呼出し経路定義

B.3.7.29 Route

構造体 

Route

構造体の仕様を,

表 B.70 に示す。

表 B.70Route 構造体

用途 PI 変換サービスの呼出し経路

要素

名前

説明

 String

serviceName  PI

変換サービスの名称

B.3.7.30 GeographicExtent

構造体 

GeographicExtent

構造体の仕様を,

表 B.71 に示す。

表 B.71GeographicExtent 構造体

用途

地理的範囲

要素

名前

説明

 Polygon

boundingPolygon

ポリゴン

 GeographicBoundingBox

boundingBox

く(矩)形

 String

description

記述

説明 boundingPolygon,boundingBox,又は description のいずれか一つだけ null 以外の値を指定する。

関連項目 Polygon 構造体及び GeographicBoundingBox 構造体


69

X 7155

:2011

B.3.7.31 Polygon

構造体 

Polygon

構造体の仕様を,

表 B.72 に示す。

表 B.72Polygon 構造体

用途

ポリゴン

要素

名前

説明

Ring exterior

外周

null

を指定しないほうがよい。

Ring[] interior

内周

穴あきポリゴンを定義する場合
に指定する。穴あきポリゴンでな
い場合は null を指定する。

説明

一つの外周と複数の内周とからなる多角形を定義する。 
外周及び内周が内部でもつ座標参照系は全て同一のものであるとよい。

関連項目 Ring 構造体

B.3.7.32 Ring

構造体 

Ring

構造体の仕様を,

表 B.73 に示す。

表 B.73Ring 構造体

用途

リング

要素

名前

説明

 Position[]

coords

座標列

説明

交差しない閉図形を定義する。始点及び終点は一致する必要がある。座標列は三つ以上の点を
含むとよい。

関連項目 Position 構造体

B.3.7.33 Position

構造体 

Position

構造体の仕様を,

表 B.74 に示す。

表 B.74Position 構造体

用途

座標列

要素

名前

説明

 double[]

coord

座標

 String

crs

座標による空間参照系

説明

座標配列には空間参照系で定義された順番で値を格納する。

B.3.7.34 GeographicBoundingBox

構造体 

GeographicBoundingBox

構造体の仕様を,

表 B.75 に示す。


70

X 7155

:2011

表 B.75GeographicBoundingBox 構造体

用途

く(矩)形

要素

名前

説明

 double[]

min

最小座標

 double[]

max

最大座標

 String

crs

座標参照系

説明

く(矩)形で領域を定義する。min 及び max は下図で示す位置の座標を指定する。

座標配列には座標参照系で定義された順番で値を格納する。 
各座標は次の条件を満たす必要がある。

min[i]

≦max[i](i:  配列のインデックス)

B.3.7.35 TemporalExtent

構造体 

TemporalExtent

構造体の仕様を,

表 B.76 に示す。

表 B.76TemporalExtent 構造体

用途

時間範囲

要素

名前

説明

DateTime begin

開始時点 
終了時点以前の全ての期間を指定する

場合は null を指定する。

DateTime end

終了時点

開始時点以後の全ての期間を指定する
場合は null を指定する。

説明 begin 又は end  のいずれか一つは null でない値を指定するのがよい。

また,begin 及び end の両方に値を指定する場合は begin≦end であるとよい。

B.3.7.36 UserInfo

構造体 

UserInfo

構造体の仕様を,

表 B.77 に示す。

表 B.77UserInfo 構造体

用途

ユーザ情報

要素

名前

説明

 String

userId

ユーザ名

 String

userName

氏名

 String

password

パスワード

 String

group

所属

 String

tel

連絡先電話番号

 String

email

連絡先電子メールアドレス

 String

authority

権限

B.3.7.37 AuthResult

構造体 

AuthResult

構造体の仕様を,

表 B.78 に示す。

min

max


71

X 7155

:2011

表 B.78AuthResult 構造体

用途

ユーザ認証結果

要素

名前

説明

 String

token

認証トークン

説明

サービスが発行する,ユーザ認証の結果を一意に特定する文字列を保持する。この文字列を認証

トークンと呼ぶ。 
関数呼出しのときにユーザ認証結果を受け取ることで,サービスは利用ユーザを特定でき,ユー
ザごとに機能の利用を制限することができる。

B.3.7.38 SRSServiceMetadata

構造体 

SRSServiceMetadata

構造体の仕様を,

表 B.79 に示す。

表 B.79SRSServiceMetadata 構造体

用途

空間参照系管理サービスのメタデータ

要素

名前

説明

String version

空間参照系管理サービスのバージョン
この仕様によるサービスメタデータで

は 1.0 を指定する。

boolean canUpdateLRS

地理識別子による空間参照系の登録可

 boolean

canUpdateCRS

空間参照系の登録可否

 boolean

canUpdateConversionInfo

空間参照系変換情報の登録可否

 boolean

canUpdateLocationType

場所型の登録可否

 boolean

needsExam

登録審査の必要性

 String

updateSequence

更新連番

説明

更新連番は任意の文字列であるが,キャッシュ機能を実現するために,サービスは更新連番の
値の大小を判断できることが必要である。

B.3.8 

例外 

B.3.1

B.3.6 で示したインタフェースで用いる例外処理を,B.3.8.1B.3.8.4 に示す。

B.3.8.1 InvalidUpdateSequence 

InvalidUpdateSequence

の仕様を,

表 B.80 に示す。

表 B.80InvalidUpdateSequence

用途

サービスメタデータの更新連番の異常

説明

更新連番の大小関係が異常な場合又は大小関係を評価できない場合に発生する。 
例外の表現方法は処理系ごとに定義する共通仕様に従う。

関連項目 GetCapabilities 関数

B.3.8.2 InvalidArgument 

InvalidArgument

の仕様を,

表 B.81 に示す。

表 B.81InvalidArgument 

用途

関数の引数に不正な値が指定された場合の例外

説明 null

を許可しない引数に,null が指定された場合に発生する。

例外の表現方法は処理系ごとに定義する共通仕様に従う。


72

X 7155

:2011

B.3.8.3 InvalidValue 

InvalidValue

の仕様を,

表 B.82 に示す。

表 B.82InvalidValue

用途

構造体に不正な値が指定された場合の例外

説明 null を許可しない構造体要素に,null が指定された場合に発生する。ただし,関数の引数に指

定された構造体の場合は InvalidArgument を発生する。

例外の表現方法は処理系ごとに定義する共通仕様に従う。

B.3.8.4 UpdateFailure 

UpdateFailure

の仕様を,

表 B.83 に示す。

表 B.83UpdateFailure

用途

データベースの追加,更新,又は削除に失敗した場合の例外

説明

各種更新系の処理で失敗した場合に発生する。 
例外の表現方法は処理系ごとに定義する共通仕様に従う。


73

X 7155

:2011

附属書 C 
(参考)

PI

の符号化

C.1 PI

の符号化 

この箇条では,B.2.3.2 に従い作成した PI_Rule のインスタンス及び PI_Rule に示す符号化規則に従って

作成した PI の符号化例を示す。

C.1.1 

住所 

ここでは,UML クラス図で記述した PI スキーマに対し,XML 及び IRI による符号化のための二つの符

号化規則を定義する。

C.1.1.1 

応用スキーマ 

住所の応用スキーマ(UML クラス図及び定義文書)を

図 C.1 及び表 C.1 に示す。

図 C.1−住所の応用スキーマ UML クラス図

行政区

詳細地名

住居番号

地番

住所

+  名前  : CharacterString

0..1

都道府県

特別区

町字

街区符号


74

X 7155

:2011

図 C.1−住所の応用スキーマ UML クラス図(続き)

都道府県

0..1

街区符号

特別区

0..1

0..1

0..1

0..1

地番

+  枝番[0..1] : CharacterString

0..1

0..1

住居番号

+  道路名[0..1] : CharacterString

0..1

0..1

0..1

0..1

町字

+  通称名[0..1] : CharacterString

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1


75

X 7155

:2011

表 C.1−住所の応用スキーマ定義文書 

名前

  住所 

上位となる型

なし

定義

生活の本拠であって,法律関係を処理する場合の基準となる場所。

抽象/具象区分

具象

  属性

属性名

名前

定義

住所を識別する値。

型 CharacterString

多重度 1

順序指標

なし

  役割

役割名

要素

定義

住所を構成する行政区及び詳細地名。

住所

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  行政区 

上位となる型

住所

定義

行政上のまとまり。実体は下位の型のいずれかとなる。

抽象/具象区分

抽象

名前

  都道府県 

上位となる型

行政区

定義

日本における行政区分の一つで,地方自治法に定める普通地方公共団体であ
る都道府県。次の役割のいずれかをもつ。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

特別区

定義

東京都内の特別区への参照。都道府県の名前が“東京都”の場合にだけ用い

ることができる。

特別区

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

定義

都道府県内の郡。

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

定義

都道府県内の市。

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  特別区 

上位となる型

行政区

定義

地方自治法第 281 条第 1 項に規定する“都の区”

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

町字

定義

特別区を構成する町字。

町字

多重度 0..1

順序指標

なし


76

X 7155

:2011

表 C.1−住所の応用スキーマ定義文書(続き) 

名前

  郡 

上位となる型

行政区

定義

地方行政区画の一種。住所表記,広域連合体(広域行政圏)の範囲,都道府

県議会選挙区の区割などに用いられる。次のいずれかの役割をもつ。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

定義

郡内の町。

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

定義

郡内の村。

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  市 

上位となる型

行政区

定義

地方自治法第 8 条に示される市。日本における基礎自治体の単位。区,地番,
町字,又は住居番号のいずれかをもつことができる。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

定義

区への参照。政令指定都市の場合に用いる。

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

地番

定義

区内の地番。

地番

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

町字

定義

区内の町字。

町字

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

住居番号

定義

区内の住居番号。道路名を記述する。

住居番号

多重度 0..1

順序指標

なし


77

X 7155

:2011

表 C.1−住所の応用スキーマ定義文書(続き) 

名前

  町 

上位となる型

行政区

定義

地方自治法第 8 条に示される町。日本における基礎自治体の単位。地番,町

字,又は住居番号のいずれかをもつことができる。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

地番

定義

町内の地番。

地番

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

町字

定義

町内の町字。

町字

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

住居番号

定義

町内の住居番号。道路名を記述する。

住居番号

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  村 

上位となる型

行政区

定義

地方自治法第 8 条に示される村。日本における基礎自治体の単位。地番,町
字,又は住居番号のいずれかをもつことができる。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

地番

定義

村内の地番。

地番

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

町字

定義

村内の町字。

町字

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

住居番号

定義

村内の住居番号への参照。道路名を記述する。

住居番号

多重度 0..1

順序指標

なし


78

X 7155

:2011

表 C.1−住所の応用スキーマ定義文書(続き) 

名前

  区 

上位となる型

行政区

定義

地方行政区画の一種。住所表記,広域連合体(広域行政圏)の範囲,都道府

県議会選挙区の区割などに用いられる。地番,町字,又は住居番号のいずれ
かをもつことができる。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

地番

定義

区内の地番。

地番

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

町字

定義

区内の町字。

町字

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

住居番号

定義

区内の住居番号。道路名を記述する。

住居番号

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  町字 

上位となる型

詳細地名

定義

地方行政区画の一種。住所表記,広域連合体(広域行政圏)の範囲,都道府
県議会選挙区の区割などに用いられる。地番又は街区符号をもつことができ

る。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

地番

定義

町字内の地番。

地番

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

街区符号

定義

町字内の街区符号。

街区符号

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  地番 

上位となる型

詳細地名

定義

明治 32 年に制定された不動産登記法によって定められた土地の番号。

抽象/具象区分

具象

  属性

属性名

枝番

定義

分筆された場合の補助番号。

型 CharacterString

多重度 0..1

順序指標

なし


79

X 7155

:2011

表 C.1−住所の応用スキーマ定義文書(続き) 

名前

  街区符号 

上位となる型

詳細地名

定義

道路,鉄道などの物理的な境界によって区切られた区画“街区”に割り当て

られた番号。

抽象/具象区分

具象

  属性

属性名

通称名

定義

京都市において用いられる道路の名前に“東入る”

“西入る”

“上る”

,又は

“下る”を付けたもの。

型 CharacterString

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

住居番号

定義

街区内の住居番号。

住居番号

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  住居番号 

上位となる型

詳細地名

定義

建物の出入り口の位置に応じ,道路などに沿って 10 メートル間隔で付けた番
号。

抽象/具象区分

具象

  属性

属性名

道路名

定義

市町村内の道路の名前,又は当該道路に接しているか若しくは当該道路に通

じる通路をもっている建物若しくはその他の工作物に付けられる住居番号を
用いて表示する方法によって住所が定められた場合の道路の名前。

型 CharacterString

多重度 0..1

順序指標

なし

C.1.1.2 XML

のための符号化規則 

C.1.1.2.1 

符号化規則作成規則 

この PI_Rule の符号化規則は,ISO 19118 の Annex A に適合している。

C.1.1.2.2 

符号化規則のためのタグ一覧及び符号化規則 

住所の応用スキーマのためのタグ一覧を,

表 C.2 に示す。


80

X 7155

:2011

表 C.2−住所の応用スキーマのためのタグ一覧

クラス

属性

タグ

 Jusho

住所

名前 name

行政区

Gyoseiku

都道府県 Todofuken

特別区 Tokubetsuku

郡 Gun

市 Shi

町 Machi

村 Mura

区 Ku

町字 Choaza

詳細地名

Shosaichimei

街区符号 Gaikufugo

住居番号

Jukyobango

道路名 doromei

地番   Chiban

枝番 edaban

表 C.2 のタグに基づいた XML の符号化規則を次に示す。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>

<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">

  <xs:element name="Jusho" type="Jusho"/>

  <xs:element name="Todofuken" type="Todofuken" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Tokubetsuku" type="Tokubetsuku" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Shi" type="Shi" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Gun" type="Gun" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Ku" type="Ku" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Machi" type="Machi" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Mura" type="Mura" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Chiban" type="Chiban" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Choaza" type="Choaza" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Jukyobango" type="Jukyobango" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:element name="Gaikufugo" type="Gaikufugo" substitutionGroup="Jusho"/>

  <xs:complexType name="Jusho">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Jusho" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

<xs:attributeGroup ref="IM_ObjectIdentification"/>

<xs:attribute name="name" type="CharacterString"/>

  </xs:complexType>


81

X 7155

:2011

  <xs:complexType name="Gyoseiku">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Jusho"/>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Shosaichimei">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Jusho"/>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Todofuken">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Tokubetsuku" type="Tokubetsuku" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Shi" type="Shi" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Gun" type="Gun" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Gun">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Machi" type="Machi" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Mura" type="Mura" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Machi">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Chiban" type="Chiban" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Choaza" type="Choaza" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Jukyobango" type="Jukyobango" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>


82

X 7155

:2011

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Mura">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Chiban" type="Chiban" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Choaza" type="Choaza" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Jukyobango" type="Jukyobango" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Shi">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Ku" type="Ku" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Chiban" type="Chiban" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Choaza" type="Choaza" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Jukyobango" type="Jukyobango" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Ku">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Chiban" type="Chiban" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Choaza" type="Choaza" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Jukyobango" type="Jukyobango" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Tokubetsuku">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>


83

X 7155

:2011

<xs:elemen  name="Chiban" type="Chiban" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Choaza" type="Choaza" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Jukyobango" type="Jukyobango" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Choaza">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Gyoseiku">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Chiban" type="Chiban" minOccurs="0"/>

<xs:elemen  name="Gaikufugo" type="Gaikufugo" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Gaikufugo">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Shosaichimei">

<xs:sequence>

<xs:elemen  name="Jukyobango"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Jukyobango">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Shosaichimei">

<xs:att ibute    name="doromei" type="CharacterString" />

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>

  <xs:complexType name="Chiban">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Shosaichimei">

<xs:att ibute    name="edaban" type="CharacterString"/>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

  </xs:complexType>


84

X 7155

:2011

  <xs:attributeGroup name="IM_ObjectIdentification">

<xs:attribute name="id" type="xs:ID"/>

<xs:attribute name="uuid" type="xs:string"/>

  </xs:attributeGroup>

  <xs:simpleType name="CharacterString">

<xs:restriction base="xs:string"/>

  </xs:simpleType>

</xs:schema>

C.1.1.2.3 

符号化規則に基づく符号化例 

“東京都港区芝公園 3 丁目 5 番 8 号”を C.1.1.2.2 に基づき表記すると,次のようになる。

<Jusho>

<Todofuken name="東京都">

<Tokubetsuku name="港区">

<Choaza name="芝公園3丁目">

<Gaikufugo name="5番">

<Jukyobango name="8号"/>

</Gaikufugo>

</Choaza>

  </Tokubetsuku>

</Todofuken>

</Jusho>

また,

“神奈川県藤沢市遠藤 5322”を C.1.1.2.2 に基づき表記すると,次のようになる。

<Jusho>

<Todofuken name="神奈川県">

  <Shi name="藤沢市">

<Choaza name="遠藤">

<Chiban name="5322"/>

</Choaza>

  </Shi>

</Todofuken>

</Jusho>

C.1.1.2.4 PI

の符号化例 

PI

を運用させるには,C.1.1.2.3 に示す値だけではなく,空間参照系の情報があるとよい。ここでは,住

所のための応用スキーマ及び符号化規則からなる PI_Rule によって定義される空間参照系の名称を

“addGxml3.dpc.jipdec.jp”とした場合の符号化例を示す。

例えば,

“東京都港区芝公園 3 丁目 5 番 8 号”の PI の表記は,次のようになる。

<PI_Instance rs=" addGxml3.dpc.jipdec.jp ">

  <Jusho>

<Todofuken name="東京都">


85

X 7155

:2011

  <Tokubetsuku name="港区">

<Choaza name="芝公園3丁目">

<Gaikufugo name="5番">

<Jukyobango name="8号"/>

</Gaikufugo>

</Choaza>

  </Tokubetsuku>

</Todofuken>

  </Jusho>

</ PI_Instance >

C.1.1.3 IRI

のための符号化規則 

C.1.1.3.1 

符号化規則作成規則 

ここでは,BNF 記法を採用し,次の五つの規則に従い記述する。

・  ‘::=’は,

“とは”

(左辺は右辺で定義される。

)を意味する。

・ |

は,左右に区切られたいずれかの値しか記述しない。

・  ?  は,0 回又は 1 回記述することができる。

・  *  は,0 回以上繰り返し記述することができる。

・  (  )は,複数の値の列挙を示す。

C.1.1.3.2 

符号化規則作成規則 

符号化規則(データモデル)

[1]

住所::= Value

[2] Value::=

都道府県.名前(

(特別区.名前(

(地番.名前  地番.枝番?)|(町字.名前(

(地番.名前  地番.枝番?)

|

(街区番号.名前(住居番号.名前  住居番号.道路名?)|(住居番号.名前  住居番号.道路名?)

)|(市.名前  区.

名前?(

(町字.名前(

(地番.名前  地番.枝番?)|(街区番号.名前(住居番号.名前  住居番号.道路名?))|(住

居番号.名前  住居番号.道路名?)

)|(郡.名前(町.名前 | 村.名前 (

(地番.名前  地番.枝番?)|(町字.名前(

(地

番.名前  地番.枝番?)|(街区番号.名前(住居番号.名前  住居番号.道路名?)

)|(住居番号.名前  住居番号.道

路名?)

注記  ここでの符号化規則はあくまでも都道府県から記載する場合の符号化規則であり,都道府県内

において都道府県を省略した住所表記を用いる場合には,上記符号化規則を制限し,用いる。

東京都以外の都道府県を省略した例

[1]

住所::= Value

[2] Value::=

(市.名前  区.名前?(

(町字.名前(

(地番.名前  地番.枝番?)|(街区番号.名前(住居番号.名前  住

居番号.道路名?)

)|(住居番号.名前  住居番号.道路名?)

)|(郡.名前(町.名前 | 村.名前)

(地番.名前  地番.

枝番?)|(町字.名前(

(地番.名前  地番.枝番?)|(街区番号.名前(住居番号.名前  住居番号.道路名?)

)|(住

居番号.名前  住居番号.道路名?)

符号化規則(インスタンス)

丁目,地番,街区符号,及び住居番号に含まれる“丁目”

“番地”

“番”

“号”などの単位名は,

“−(半

角ハイフン)

”で略記する。

最後の“番地”及び“号”は省略する。


86

X 7155

:2011

数値には半角アラビア数字を用いる。

C.1.1.3.3 

符号化規則に基づく作成例 

例えば,

“東京都港区芝公園 3 丁目 5 番 8 号”を C.1.1.3.2 に基づき表記すると,次のようになる。

−  東京都港区芝公園 3-5-8

C.1.1.3.4 PI

の符号化例 

PI_Instance

を流通させる場合は,C.1.1.3.3 に示す値だけではなく,空間参照系の情報があるとよい。こ

こでは,住所のための応用スキーマ及び符号化規則からなる PI_Rule によって定義される空間参照系の名

前を“addBnf.dpc.jipdec.jp”とした場合の符号化例を示す。

例えば,

“東京都港区芝公園 3 丁目 5 番 8 号”の PI の表記は,次のようになる。

− pi:addBnf(東京都港区芝公園 3-5-8)

C.1.2 

建物 

建物についての標準的なスキーマは現存しないため,ここでは,建物の表記に関する調査結果を基に,

PI

スキーマ及び PI 符号化規則の作成を行った。

C.1.2.1 

応用スキーマ 

建物の応用スキーマ(UML クラス図及び定義文書)を

図 C.2 及び表 C.3 に示す。

部屋

区画

建物

施設

+ 名称 : CharacterString

0..1

部屋

建物

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

区画

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

図 C.2−応用スキーマ UML クラス図


87

X 7155

:2011

表 C.3−応用スキーマ定義文書 

名前

  施設 

上位となる型

なし

定義

ある目的のために,こしらえ設けられた建物,又はその設備。

抽象/具象区分

具象

  属性

属性名

名前

定義

施設を識別する値。

型 CharacterString

多重度 1

順序指標

なし

  役割

役割名

要素

定義

施設を構成する建物などの要素。

施設

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  建物 

上位となる型

施設

定義

建築基準法で定める建築物及び特殊建築物を示す。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

定義

建物を構成する棟。

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

定義

建物を構成する階。

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

部屋

定義

建物を構成する部屋。

部屋

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

区画

定義

建物を構成する区画。

区画

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  棟 

上位となる型

施設

定義

棟の長い建物。大きい建物。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

定義

棟を構成する階。

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

部屋

定義

棟を構成する部屋。

部屋

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

区画

定義

棟を構成する区画。

区画

多重度 0..1

順序指標

なし


88

X 7155

:2011

表 C.3−応用スキーマ定義文書(続き) 

名前

  階 

上位となる型

施設

定義

建物内部の階層構造の一つの層。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

部屋

定義

棟を構成する部屋。

部屋

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

区画

定義

棟を構成する区画。

区画

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  部屋 

上位となる型

施設

定義

建築基準法で定める居室を示す。会社の事務所,商業店舗(ショッピング施
設の店舗)

,会社内の部屋(会議室など)

,学校の教室などを示す。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

区画

定義

部屋を構成する区画。

区画

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  区画 

上位となる型

施設

定義

空間(建築物,部屋など)を一定の基準で区切ったエリア。 
階,エレベータホール,エントランス,玄関ホールなどを示す。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

部屋

定義

区画を構成する部屋。

部屋

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

区画

定義

区画を構成する区画。

区画

多重度 0..1

順序指標

なし

C.1.2.2 XML

のための符号化規則 

C.1.2.2.1 

符号化規則作成規則 

この PI_Rule の符号化規則は,ISO 19118 の Annex A に適合している。

C.1.2.2.2 

符号化規則のためのタグ一覧及び符号化規則 

建物の応用スキーマのためのタグ一覧を,

表 C.4 に示す。

表 C.4−建物の応用スキーマのためのタグ一覧

クラス

属性

タグ

 Fc

施設

名前 name

建物 Blg

棟 Rdg

階 Flr

部屋 Rm

区画 Lot


89

X 7155

:2011

表 C.4 のタグに基づいた XML の符号化規則を次に示す。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"> 

<xs:element name="Fc" type="Fc"/>

<xs:element name="Blg" type="Blg" substitutionGroup="Fc"/>

<xs:element name="Rdg" type="Rdg" substitutionGroup="Fc"/>

<xs:element name="Flr" type="Flr" substitutionGroup="Fc"/>

<xs:element name="Rm" type="Rm" substitutionGroup="Fc"/>

<xs:element name="Lot" type="Lot" substitutionGroup="Fc"/>

<xs:complexType name="Fc">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Fc" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

<xs:attributeGroup ref="IM_ObjectIdentification"/>

<xs:attribute name="name" type="CharacterString"/>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Blg">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Fc">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Rdg" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="F r" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Rm" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Lot" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Rdg">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Fc">

<xs:sequence>

<xs:element ref="F r" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Rm" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Lot" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Flr">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Fc">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Rm" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Lot" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Rm">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Fc">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Lot" minOccurs="0"/>


90

X 7155

:2011

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Lot">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="Fc">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Rm" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Lot" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:attributeGroup name="IM_ObjectIdentification">

<xs:attribute name="id" type="xs:ID"/>

<xs:attribute name="uuid" type="xs:string"/>

</xs:attributeGroup>

<xs:simpleType name="CharacterString">

<xs:restriction base="xs:string"/>

</xs:simpleType>

</xs:schema>

C.1.2.2.3 

符号化規則に基づく符号化例 

例えば,

“六本木ヒルズ森タワー総合インフォメーション・六本木ヒルズツアーカウンター”を C.1.2.2.2

に基づき表記すると,以下のようになる。

<Fc> 

<Blg name="六本木ヒルズ">

  <Rdg name="森タワー">

<Lot name="総合インフォメーション">

<Rm name="六本木ヒルズツアーカウンター"/>

</Lot>

  </Rdg>

</Blg>

</Fc>

また,川崎アゼリア北一番街○○ショップを C.1.2.2.2 に基づき表記すると,以下のようになる。

<Fc> 

<Blg name="川崎アゼリア">

<Lot name="北一番街">

  <Rm name="○○ショップ"/>

</Lot>

</Blg>

</Fc>

また,

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスα棟 404 号室を C.1.2.2.2 に基づき表記すると,

次のようになる。

<Fc> 

<Blg name="慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス">

<Lot name="α棟">

  <Rm name="404号室"/>

</Lot>

</Blg>

</Fc>


91

X 7155

:2011

C.1.2.2.4 PI

の符号化例 

PI_Instance

を流通させる場合は,C.1.2.2.3 に示す値だけではなく,空間参照系の情報があるとよい。こ

こでは,住所のための応用スキーマ及び符号化規則からなる PI_Rule によって定義される空間参照系の名

前を“fcDpc.dpc.jipdec.jp”とした場合の符号化例を示す。

六本木ヒルズ森タワー総合インフォメーション・六本木ヒルズツアーカウンター

<PI_Instance rs="fcDpc.dpc.jipdec.jp "> 
<Fc> 

<Blg name="六本木ヒルズ">

  <Rdg name="森タワー">

<Lot name="総合インフォメーション">

<Rm name="六本木ヒルズツアーカウンター"/>

</Lot>

  </Rdg>

</Blg>

</Fc> 
</PI_Instance>

川崎アゼリア北一番街○○ショップ

<PI_Instance rs="fcDpc.dpc.jipdec.jp"> 
<Fc> 

<Blg name="川崎アゼリア">

<Lot name="北一番街">

  <Rm name="○○ショップ"/>

</Lot>

</Blg>

</Fc> 
</PI_Instance>

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスα棟 404 号室

<PI_Instance rs="fcDpc"> 
<Fc> 

<Blg name="慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス">

<Lot name="α棟">

  <Rm name="404号室"/>

</Lot>

</Blg>

</Fc> 
</PI_Instance>

C.1.2.3 IRI

のための符号化規則 

C.1.2.3.1 

符号化規則作成規則 

ここでは,BNF 記法を採用し,次の五つの規則に従い記述する。

・  ‘::=’は,

“とは”

(左辺は右辺で定義される。

)を意味する。

・ |

は,左右に区切られたいずれかの値しか記述しない。

・  ?  は,0 回又は 1 回記述することができる。

・  *  は,複数繰り返し記述することができる。

・  (  )は,複数の値の列挙を示す。

C.1.2.3.2 

符号化規則 

・  符号化規則(データモデル)


92

X 7155

:2011

[1]

建物::= Value

[2] Value::=

建物.名前(棟.名前(

(区画.名前(

(階.名前  部屋.名前)|  部屋.名前)

)|  階.名前(

(区画.名前

部屋.名前)|  部屋.名前)

)|  区画.  名前(

(階.名前  部屋.名前)|  部屋.名前)|  階.名前(

(区画.名前  部屋.名

前)|  部屋.名前)|  区画.  名前(

(階.名前  部屋.名前)|  部屋.名前)|  部屋.名前)

・  符号化規則(インスタンス)

棟及び階に含まれる“棟”

“階”

“部屋”

“号”

“室”などの単位名は,

“−(半角ハイフン)

”で略記

する。

最後の“部屋”及び“号”は省略する。

数値には半角アラビア数字を用いる。

C.1.2.3.3 

符号化規則に基づくインスタンス例 

六本木ヒルズ森タワー総合インフォメーション・六本木ヒルズツアーカウンター

−  六本木ヒルズ森タワー総合インフォメーション六本木ヒルズツアーカウンター

川崎アゼリア北一番街○○ショップ

−  川崎アゼリア北一番街○○ショップ

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスα棟 404 号室

−  慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスα404

C.1.2.3.4 PI_Instance

の符号化例 

PI_Instance

を流通させる場合は,C.1.2.3.3 に示す値だけではなく,空間参照系の情報があるとよい。こ

こでは,住所のための応用スキーマ及び符号化規則からなる PI_Rule によって定義される空間参照系の名

前を“fcBnfDpc”とした場合の符号化例を示す。

pi:fcBnfDpc

(六本木ヒルズ森タワー総合インフォメーション六本木ヒルズツアーカウンター)

pi:fcBnfDpc

(川崎アゼリア北一番街○○ショップ)

pi:fcBnfDpc

(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスα404)

C.1.3 

鉄道施設 

鉄道施設についての標準的なスキーマは現存しないため,ここでは,鉄道施設に関する調査結果を基に,

PI

スキーマ及び PI 符号化規則の作成を行った。

C.1.3.1 

応用スキーマ 

建物の応用スキーマ(UML クラス図及び定義文書)を

図 C.3 及び表 C.5 に示す。


93

X 7155

:2011

鉄道会社

路線

プラットフォーム

出入り口

改札口

通路

鉄道施設

+ 名前 : CharacterString

0..1

図 C.3−応用スキーマ UML クラス図

鉄道会社

路線

プラットフォーム

通路

改札口

出入り口

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1

0..1


94

X 7155

:2011

表 C.5−応用スキーマ定義文書

名前

  鉄道施設 

上位となる型

なし

定義

レールを敷いた線路上を汽車・電車などを走らせ,旅客・貨物を輸送する運

輸機関内の施設。ここでは主に旅客の利用に関わる施設をいう。

抽象/具象区分

具象

  属性

属性名

名前

定義

施設を識別する値。

型 CharacterString

多重度 1

順序指標

なし

  役割

役割名

要素

定義

鉄道施設を構成する要素。

鉄道施設

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

  鉄道会社 

上位となる型

鉄道施設

定義

鉄道を管理し,旅客・貨物の輸送サービスを提供する会社。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

路線

定義

鉄道会社の路線。

路線

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

定義

鉄道会社の駅。

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

路線 

上位となる型

鉄道施設

定義

鉄道が運行される経路を線として表示したもの。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

定義

路線を構成する駅。

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

プラットフォーム

定義

旅客が利用するプラットフォーム。

プラットフォーム

多重度 0..1

順序指標

なし


95

X 7155

:2011

表 C.5−応用スキーマ定義文書(続き)

名前

 

上位となる型

鉄道施設

定義

汽車・電車などが停車し,旅客の乗降及び貨物の輸送を取り扱う場所。また,

その建物。停車場。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

路線

定義

駅を利用する路線。

路線

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

プラットフォーム

定義

駅に存在するプラットフォーム。

プラットフォーム

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

出入り口

定義

駅の構内と構外とを区切る場所。

出入り口

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

改札口

定義

駅にある客の乗車券類を検査する場所。

改札口

多重度 0..1

順序指標

なし

  役割

役割名

通路

定義

駅にある旅客が行き来する通路。

通路

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

プラットフォーム 

上位となる型

鉄道施設

定義

駅で,乗降に便利なように,線路に沿って適当な高さに築いた構築物。

抽象/具象区分

具象

名前

出入り口 

上位となる型

鉄道施設

定義

駅の構内と構外とを区切る場所。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

出入り口

定義

駅の構内と構外とを区切る場所。

出入り口

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

改札口 

上位となる型

鉄道施設

定義

駅にある客の乗車券類を検査する場所。

抽象/具象区分

具象

  役割

役割名

改札口

定義

駅にある客の乗車券類を検査する場所。

改札口

多重度 0..1

順序指標

なし

名前

通路 

上位となる型

鉄道施設

定義

駅構内に存在する旅客が行き来する通路。

抽象/具象区分

具象


96

X 7155

:2011

C.1.3.2 XML

のための符号化規則 

C.1.3.2.1 

符号化規則作成規則 

符号化規則作成規則は,ISO 19118 の Annex A に適合している。

C.1.3.2.2 

符号化規則のためのタグ一覧及び符号化規則 

鉄道の応用スキーマのためのタグ一覧を

表 C.6 に示す。

表 C.6−鉄道の応用スキーマのためのタグ一覧

クラス

属性

タグ

 RF

鉄道施設

名前 name

鉄道会社 Co

路線 Ln

駅 St

プラットフォーム Pf

出入り口 Ex

改札口 Tc

通路 Pt

表 C.6 のタグに基づいた XML の符号化規則を次に示す。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> 
<xs:schema xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"> 

<xs:element name="RF" type="RF"/>

<xs:element name="Co" type="Co" substitutionGroup="RF"/>

<xs:element name="Ln" type="Ln" substitutionGroup="RF"/>

<xs:element name="St" type="St" substitutionGroup="RF"/>

<xs:element name="Pf" type="Pf" substitutionGroup="RF"/>

<xs:element name="Ex" type="Ex" substitutionGroup="RF"/>

<xs:element name="Tc" type="Tc" substitutionGroup="RF"/>

<xs:element name="Pt" type="Pt" substitutionGroup="RF"/>

<xs:complexType name="RF">

<xs:sequence>

<xs:element ref="RF" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

<xs:attribute name="name" type="CharacterString"/>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Co">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="RF">

<xs:sequence>

<xs:element ref="St" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Pf" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Ln">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="RF">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Pf" minOccurs="0"/>


97

X 7155

:2011

<xs:element ref="St" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="St">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="RF">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Ln" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Pf" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Ex" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Tc" minOccurs="0"/>

<xs:element ref="Pt" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Pf">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="RF">

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Pt">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="RF">

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Ex">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="RF">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Tc" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:complexType name="Tc">

<xs:complexContent>

<xs:extension base="RF">

<xs:sequence>

<xs:element ref="Ex" minOccurs="0"/>

</xs:sequence>

</xs:extension>

</xs:complexContent>

</xs:complexType>

<xs:attributeGroup name="IM_ObjectIdentification">

<xs:attribute name="id" type="xs:ID"/>

<xs:attribute name="uuid" type="xs:string"/>

</xs:attributeGroup>

<xs:simpleType name="CharacterString">

<xs:restriction base="xs:string"/>

</xs:simpleType>

</xs:schema>


98

X 7155

:2011

C.1.3.2.3 

符号化規則に基づく符号化例 

JR

東京駅山手線内回り

<Co name="JR"> 
  <St name="東京駅"> 

<Ln name="山手線">

<P  name="内回り"/>

</Ln>

  </St> 
</Co>

東京メトロ有楽町駅銀座側改札口 B5 番出口

<Co name="東京メトロ"> 
  <St name="有楽町"> 

<Tc name="銀座側">

<Ex name="B5"/>

</Tc>

  </St> 
</Co>

C.1.3.2.4 PI_Instance

の符号化例 

PI_Instance

を流通させる場合は,C.1.3.2.3 に示す値だけではなく,空間参照系の情報があるとよい。こ

こでは,住所のための応用スキーマ及び符号化規則からなる PI_Rule によって定義される空間参照系の名

前を“rrXmlDpc”とした場合の符号化例を示す。

JR

東京駅山手線内回り

<PI_Instance rs="rrXmlDpc">

<Co name="JR"> 
  <St name="東京駅"> 

<Ln name="山手線">

<P  name="内回り"/>

</Ln>

  </St> 
</Co>

</PI_Instance>

東京メトロ有楽町駅銀座側改札口 B5 番出口

<PI_Instance rs="rrXmlDpc">

<Co name="東京メトロ"> 
  <St name="有楽町"> 

<Tc name="銀座側">

<Ex name="B5"/>

</Tc>

  </St> 
</Co>

</PI_Instance>

C.1.3.3 IRI

のための符号化規則 

C.1.3.3.1 

符号化規則作成規則 

ここでは,BNF 記法を採用し,次の五つの規則に従い記述する。

・  ‘::=’は,

“とは”

(左辺は右辺で定義される。

)を意味する。

・ |

は,左右に区切られたいずれかの値しか記述しない。

・  ?  は,0 回又は 1 回記述することができる。


99

X 7155

:2011

・  *  は,複数繰り返し記述することができる。

・  (  )は,複数の値の列挙を示す。

C.1.3.3.2 

符号化規則 

・  符号化規則(データモデル)

[1]

鉄道施設::= Value

[2] Value::=

鉄道会社.名前?(路線.名前 | 駅.名前)?(路線.名前 | 駅.名前)

(プラットフォーム.名前  |(出

入り口.名前  改札口.名前?)|(改札口.名前  出入り口.名前)|  通路.名前)

・  符号化規則(インスタンス)

路線には“線”を付け,駅には“駅”を付ける。

最後の“番線”及び“出口”は省略する。

数値には半角アラビア数字を用いる。

C.1.3.3.3 

符号化規則に基づく符号化例 

JR

東京駅  山手線内回り

− JR 東京駅山手線内回り

東京メトロ有楽町駅銀座側改札口 B5 番出口

−  東京メトロ有楽町駅銀座側改札口 B5

C.1.3.3.4 PI

の符号化例 

PI_Instance

を流通させる場合は,C.1.3.3.3 に示す値だけではなく,空間参照系の情報があるとよい。こ

こでは,住所のための応用スキーマ及び符号化規則からなる PI_Rule によって定義される空間参照系の名

前を“rfBnfDpc”とした場合の符号化例を示す。

pi:rfBnfDpc

(JR 東京駅山手線内回り)

pi:rfBnfDpc

(東京メトロ有楽町駅銀座側改札口 B5)

C.2 RFC 

4151

に基づいた PI の表記 

RFC 4151

の仕様に基づいて PI を表記すると,

図 C.4 のように示すことができる。

図 C.4RFC 4151 を用いた PI の表記方法

図 C.4 に従って PI を表記する場合の規則を次に示す。

−  “①URI スキーム名”は,

“tag:”で固定とする。

−  “②空間参照系”は,空間参照系の名称を,ドメイン名で記述する。

−  “③PI を参照したいとき”は,ここで記述する PI を参照したい年,年月又は年月日を記述する。

−  “④PI の値”は,PI_Rule に基づく PI の値を記述する。

tag:

yobld pi.dpc.jipdec.jp

tokyobldg.pi.dpc.jipdec.jp

::

PIを参照したい時

②空間参照系

tagURI=

, 2006

2006

URI

スキーム名

pi:機械振興

機械振興会館

PIの値


100

X 7155

:2011

参考文献   

1)  ISO 19101

,Geographic information−Reference model

2)  ISO 19118

,Geographic information−Encoding

3)  ISO 19119

,Geographic information−Services

4)  ISO 19128

,Geographic information−Web map server interface

5)  ISO 19132

,Geographic information−Location-based services−Reference model

6)  ISO 19135

,Geographic information−Procedures for item registration

7)  RFC 3987

,Internationalized Resource Identifiers (IRIs)

8)  RFC 4151

,The 'tag' URI Scheme