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X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

2

3

  用語及び定義  

2

4

  記号及び略語  

3

5

  概要 

3

5.1

  ユニバーサルカード所持者情報  

3

5.2

  柔軟性  

3

5.3

  ユーザ関連情報のプライバシー  

4

6

  相互運用性のための要求  

4

6.1

  UCI の基本的なルール  

4

6.2

  UCI 構造  

4

6.3

  UCI の構成  

5

7

  UCI 構成及び内容  

6

7.1

  グローバル UCI の一般構造  

6

7.2

  グローバル UCI 構成要素  

6

7.3

  ローカル UCI の一般構造  

7

7.4

  UCI データオブジェクト  

8

8

  UCI の構文  

9

8.1

  グローバル UCI の構文  

9

8.2

  ローカル UCI の構文  

9

9

  UCI を読むための手順  

10

9.1

  EF_ATR / INFO に存在するグローバル UCI の場合(処理例 1  

11

9.2

  UCI_DF / DO に存在するグローバル UCI の場合(処理例 2  

11

10

  メンテナンス  

13

附属書 A(規定)特別な支援を行うためのデータ要素仕様 

14

附属書 B(規定)UCI におけるタグ一覧及び各タグの簡易な説明  

35

附属書 C(参考)附属書 と JIS X 8341-7:2011 との比較  

37

参考文献  

38


X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本 IC カードシステム利用促

進協議会(JICSAP)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を

制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格で

ある。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 X

6905

:2013

(ISO/IEC 12905

:2011

)

IC

カード−情報端末の操作性を向上させる

カード所持者優先情報

Integrated circuit cards-

Enhanced terminal accessibility using cardholder preference interface

序文 

この規格は,2011 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 12905 を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。

現代社会の中で世界中で広く使われ,

今なお増加中のカードシステムの情報端末

(以下,

“端末”

という。

のほとんどが均一なマン-マシンインタフェースしかもっていないので,特別な支援の必要な人又は高齢者

のカード所持者に対して,十分効果的な働きをしていない。

この規格は,情報端末の操作性に係る機能を個人の好みに適合することができるメカニズムを定義する

ことによって,カード所持者と端末との相互作用であるマン-マシンインタフェースを改善することをめざ

している。カード所持者の優先情報をカード所持者自身のカードの中にもつことによって,端末の設計が

よりユーザフレンドリであることを手助けすることができる。この規格は,一般のカード所持者及び特別

な支援の必要なカード所持者の両方に役立つようになる。

この規格の目的は,優先情報の内容及び相互運用性を改善するために国際的なシステムの中で相互に使

われることができる,統一した支援情報の内容と形体とを規定することである。

さらに,今まではシステム開発者が個々に設計し,その費用を負担しなければならなかったが,この規

格に従うことによって,システム開発者ばかりでなく,製造業者にも利益があるようになる。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,カード所持者の優先情報を符号化し,IC カードをパーソナライズ(個人化)するためのデ

ータ要素の集合を規定する。これらのデータ要素は,カードから読み出され,ユーザ(カード所持者)が

ユーザインタフェースに関する特別なニーズをもっていることを端末に示すために使用される。この規格

は,ユーザインタフェースに対応した機能性を許容する,実際のアプリケーションプログラミングインタ

フェース又は他の端末特有ソフトウェアを標準化することを意図してはいない。また,端末の挿入口にカ

ードを入れるまでの過程は,この規格の範囲外である。

この規格は,物理インタフェースから独立していて,カード所持者がカード受入れ装置(例えば,現金

自動預け払い機,券売機,自動販売機)を操作する場合に適用できる。

この規格は,ID-1 カードだけではなく,携帯電話の SIM/UIM(ID-000)及び JIS X 6322-1 で規定する形

状を問わない(フォームファクターフリー)非接触 IC カードにも適用する。

この規格は,次を含む。


2

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

−  カード所持者優先情報のデータ要素。

−  データ要素の入出力のための格納フォーマット及び取出しフォーマット。

−  データ要素の情報に関連したセキュリティ。

−  データ要素へのアクセス方法。

−  カード所持者情報の保護。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 12905:2011

,Integrated circuit cards−Enhanced terminal accessibility using cardholder

preference interface

(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

)は適用しない。

JIS X 0412-1:2004

  言語名コード−第 1 部:2 文字コード

注記  対応国際規格:ISO 639-1:2002,Codes for the representation of names of languages−Part 1:

Alpha-2 code

(MOD)

JIS X 6320-4:2009

  識別カード−IC カード−第 4 部:交換のための構成,セキュリティ及びコマンド

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7816-4:2005,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 4:

Organization

,security and commands for interchange(IDT)

JIS X 6320-6:2006

  IC カード−第 6 部:交換のための産業間共通データ要素

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7816-6:2004,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 6:

Interindustry data elements for interchange

(IDT)

ISO/IEC 19785-3:2007

,Information technology−Common Biometric Exchange Formats Framework−Part 3:

Patron format specifications

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

データ要素(data element)

名前,論理的内容の識別子,構成及び符号化方法が特定された,インタフェース上に現れる情報項目。

JIS X 6320-4:2009]

3.2

データオブジェクト(data object)

カードのインタフェース上に現れる,必須のタグフィールド,必須の長さフィールド及び条件付きの値

フィールドの連結からなる情報。

JIS X 6320-4:2009]

3.3

テンプレート(template)

構造化 BER-TLV データオブジェクトの値フィールドを形成する BER-TLV データオブジェクトの集合。


3

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

JIS X 6320-4:2009]

3.4

UCI

データの集合(UCI dataset)

カード所持者の優先情報のためのデータ要素の集合。

記号及び略語 

ACR access

control

rule

アクセス制御規則

b8..b1

bits one to eight of a byte

1

バイトのビット 1∼ビット 8

BCD binary

coded

decimal

2

進符号化 10 進数

DO data

object

データオブジェクト

ICC

integrated circuit card

IC

カード

PIN

personal identification number

個人識別番号

SMS

short message service

ショートメッセージサービス

TLV tag

,length,value

タグ,長さ,値

UCI

universal cardholder information

ユニバーサルカード所持者情報

AID application

identifier

アプリケーション識別子(JIS X 6320-4 参照)

ATR Answer-to-Reset

リセット応答(JIS X 6320-4 参照)

DF dedicated

file

専用ファイル(JIS X 6320-4 参照)

EF elementary

file

基礎ファイル  (JIS X 6320-4 参照)

OID Object

Identifier

オブジェクト識別子(JIS X 6320-4 参照)

概要 

5.1 

ユニバーサルカード所持者情報 

この規格は,カード所持者の優先情報を符号化し,カードをパーソナライズするためのデータ要素の集

合を規定する。データ要素の集合は,ユニバーサルカード所持者情報(UCI)と呼ばれる。

カード所持者が提供・承認した UCI は,カードに保持され,そして,誰でもが自由にアクセスできる。

端末及びそのアプリケーションは,カード所持者が要求する様式でサービスを提供するために,データ要

素の集合を使用してもよい。

カード所持者がアプリケーションを使用する以前に,UCI データの集合は読まれることを意図している。

すなわち,データの集合は,端末にカードを提示した直後,又は,アプリケーション選択の直後に読まれ

てもよい。

5.2 

柔軟性 

UCI

は,既存であって事前に定義されているシステム及び端末,新しくてまだ決定されていないシステ

ム及び端末,異なったアプリケーションシナリオ,並びにプロバイダ特定の要求に対応できるように柔軟

な方法で規定されることが望ましい。

UCI

は,

特定のシステム又は端末から独立していることが望ましい。

さらに,UCI は,例えば,カード所持者の事情で変更したい場合には,カード所持者の要求で一時的又

は永久的に変更してもよい。

この意味するところは,次のとおりである。

− UCI データの集合要素(3.4 参照)の多くは,任意選択とし,カード所持者が決定する。この規格で規

定された任意選択のデータ要素が使用される場合,フォーマットは,この規格で規定されるとおりで


4

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

なければならない。

− UCI は,標準化された方法にならって追加情報を提供する必要があるプロバイダ及び実施者によって,

必要に応じて非公式に拡張されるだけでなく,バージョン番号を使用して正式に UCI 自身を拡張でき

る。

−  証明書又はデジタル署名は,UCI データの集合の信ぴょう(憑)性及び完全性を保証するために任意

選択で結び付けてもよい。

−  カードにおける UCI アプリケーションの実装は,JIS X 6320 規格群に適合している IC カードにおけ

る使用に限らない。それは,他の仕様に適合している IC カードがこの規格に関する条項に対応する場

合,そのカードに実装されてもよい。

5.3 

ユーザ関連情報のプライバシー 

ユーザプライバシーは,次のとおり提供される。

−  端末は,カードに格納されたデータ要素又はデータオブジェクトを保持してはならない。

−  カード所持者優先情報に使用されるデータ要素の集合は,個人の識別目的に使用しないほうがよい。

データ要素の集合は,ID なしのカードに適用してもよい。

−  この規格で定義されるデータ要素は,カード所持者の障害の一部又は全てを記述することを意図して

いない。

− UCI は,常に利用可能でなければならない。

− UCI 優先情報のデータの変更は,カード所持者の許可を得なければならない。

相互運用性のための要求 

6.1 UCI

の基本的なルール 

UCI

データの集合は,この規格で規定されているアクセス機構を用いて,構造化データオブジェクト

(DO)の連鎖としてアクセス可能とする。各構造化データオブジェクトは,一つの UCI 構成要素として

知られている。構造化 DO は,BER−TLV フォーマットを使用しなければならない。構造化 DO は,JIS X 

6320-4

による BER−TLV 符号化を使用しなければならない。

UCI

データの集合は,カード所持者がカスタマイズオプション(例えば,画面上の文字サイズを変更,

又は画面のコントラストを変更)を使用端末に提供するために,個々のカードに記録される。オプション

全ての一覧に関しては,

附属書 を参照。

附属書 は,附属書 に記載したデータオブジェクトと JIS X 8341-7 で記載されたものとの関係を示し

ている。

6.2 UCI

構造 

UCI

には,二つのタイプ,グローバル又はローカルが存在する。グローバル UCI は,ICC の全てのアプ

リケーションに共通で,ローカル UCI は,それぞれのアプリケーションファイルに存在する。ローカル

UCI

に関しては,異なったアクセス制御規則(ACRs)の構成要素を適用してもよい。

図 は,グローバル

UCI

及びローカル UCI を示す。

グローバル UCI は,この規格に適合する全ての実装に対して必須でなければならない。さらに,アプリ

ケーションファイルは,各ローカル UCI のアプリケーションに特有のカード所持者優先情報を含んでいて

もよい。


5

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

図 1−グローバル UCI 及びローカル UCI

6.3 UCI

の構成 

6.3.1 

グローバル UCI の構成 

グローバル UCI は,構造化及び基本の両方のデータオブジェクトの論理的な階層構造として組み立てな

ければならない(JIS X 6320-4 参照)

。タグ“65”をもつ DO は,グローバル UCI のルート(根幹)を構成

し,初期設定の後又はグローバル UCI の選択の後に,タグ“65”によって構成された DO として,直接,

インタフェースでアクセス可能であることを意味している。

グローバル UCI で指定するデータ要素を

図 に示すが,可能なデータ要素又は構成要素の全ては示して

いない。

注記  JIS X 6320-6 では,“7F22”カード保有者要求条件−必要機能及び“7F23”カード保有者要求

条件−除外機能となっているが,この規格では“要求条件”を“要求事項”とした。クレジッ

トカードなどは,クレジット会社から貸与されているものなので,保有者ではなく,所持者と
するのがよいと考えて変更した。

図 2−グローバル UCI で指定する DO

6.3.2 

ローカル UCI の構成 

ローカル UCI で指定されるデータ要素を

図 に示すが,可能なデータ要素又は構成要素の全ては示して

いない。ローカル UCI は,タグ“68”をルート(根幹)として必ず含み,タグ“7F22”及びタグ“7F23”

を含んでもよい。

“65” 
カ ー ド 所 持 者 関

連データ

“5F2D” 
優先言語

“68”

タグ割付け機関の識別
及び

カード所持者固有要件

“7F22”

カード所持者要求事項−必要機能

“7F23” 
カード所持者要求事項−除外機能

グローバル UCI

アプリケーション 1

ローカル UCI 1

アプリケーション 2

ローカル UCI 2

アプリケーション n

ローカル UCI n


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X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

図 3−ローカル UCI で指定する DO

7 UCI

構成及び内容 

7.1 

グローバル UCI の一般構造 

インタフェース(カード端)で現れるグローバル UCI データの集合は,カードに保持され,

表 に規定

されるタグによって特定された単一構造化 DO で構成されなければならない。

表 1−グローバル UCI 構成要素

名称

タグ

必須(M)

任意選択(O)

内容

グローバル UCI

“65” M

グローバルなユニバーサルカード所持者情報

優先言語

JIS X 6320-6

から

“5F2D” M

JIS X 6320-6

及び JIS X 0412-1 によるカード所持者優

先言語

タグ割付け機関の識別及
びカード所持者固有要件

“68” M

少なくとも一つのタグ割付け機関(タグ“06”

“41”

“42”又は“4F”

)及びこの機関が示す(おそらく障

害と関連している)カード所持者固有要件を含むテン

プレート

タグ割付け機関によるカ
ード所持者固有要件

“70”∼“77”

“ 73 ” を 除

く。

O

タグ割付け機関によって定義された非共通 DO は,タ
グ割付け機関を識別する DO によって,タグ“70”∼

“72”及びタグ“74”∼“77”の DO テンプレートに

格納しなければならない。

カード所持者要求事項−

必要機能

JIS X 6320-6

は,カード保

有者要求条件−必要機能

“7F22” O

装置などに対応してほしい機能(必要機能)を示すカ

ード所持者要求事項のデータ要素

カード所持者要求事項−
除外機能

JIS X 6320-6

は,カード保

有者要求条件−除外機能

“7F23” O

装置などに対応してほしくない機能(除外機能)を示
すカード所持者要求事項のデータ要素

7.2 

グローバル UCI 構成要素 

各グローバル UCI 構成要素 DO は,JIS X 6320-6 で規定された構造(BER−TLV)及び符号化に従って,

フォーマットされなければならない。グローバル UCI は,次の情報源(7.2.17.2.6)の DO で構成される。

7.2.1 

グローバル UCI,タグ“65 

グローバル UCI は,構造化及び基本の両方の DO の論理的な階層構造として組み立てられなければなら

ない(JIS X 6320-4 参照)

。タグ“65”をもつ DO は,グローバル UCI のルート(根幹)を構成し,初期設

定の後又はグローバル UCI の選択の後に,タグ“65”によって構成された DO として,直接,インタフェ

“68”

タグ割付け機関の識別

及び

カード所持者固有要件

“7F22”

カード所持者要求事項−必要機能

“7F23”

カード所持者要求事項−除外機能


7

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

ースでアクセス可能であることを意味している。

7.2.2 

カード所持者優先言語,タグ“5F2D 

使用すべき優先言語(希望する優先順位で記述する。

)は,例えば,カード所持者と対話する端末(ディ

スプレイ,プリンタ,音声)によって使用される。第一優先言語は,必須とする。最大四つの言語が含ま

れていてもよい。この DO は,2∼8 バイトの値フィールドの可変長とする。このデータオブジェクトの値

フィールドは,JIS X 0412-1 に従った言語符号を,2 バイトで符号化しなければならない。最初(最左)

の符号化された言語は,最優先権をもっていて,既定値として端末によって使用されることが望ましい。

7.2.3 

タグ割付け機関の識別及びカード所持者固有要件,タグ“68 

UCI

構成要素中では,特別なニーズの構造化 DO(タグ“68”

)テンプレートは,この細分箇条から 7.2.6

までの中で規定されるか又は参照されている DO を少なくとも一つは,含んでいなければならない。この

DO

は,端末インタフェース及び利用環境を構成するためのカード所持者優先情報のデータ要素を含んで

いる。

これらのデータ要素の記述については

附属書 を,BER−TLV 符号化に使用されるタグの表については

附属書 を参照。

さらに,DO“68”のテンプレートは,他の標準又は規定によって定義する,カード所持者の特別なニー

ズを符号化した DO を含んでもよいが,この場合,JIS X 6320-6 で定義されている互換性のあるタグ割付

け体系を使う必要がある。UCI 構造化 DO の長さは,特別なニーズの符号化データ要素が指定する数に従

って決められ,このデータ要素は,カード所持者によって決定及び確認される。

テンプレートは,少なくとも,タグ割付け機関を示す DO と,この機関がサポートするカード所持者固

有要件を示す DO とを含む。タグ割付け機関を示す DO は,参照規格を符号化する OID を示すタグ“06”

国名コード(JIS X 0304)及び任意の国データを示すタグ“41”

,発行者識別番号(ISO/IEC 7812-1)を示

すタグ“42”

,並びに AID を示すタグ“4F”によって,タグ割付け機関を特定する。

7.2.4 

カード所持者固有要件,“73”を除いたタグ“70”∼“77 

この規格以外のタグ割付け機関によって定義された DO は,タグ“70”∼“77”

“77”を除く。

)をもつ

DO

のテンプレートに格納するとともに,そのタグ割付け機関を特定する DO(規格参照を符号化する OID

を示すタグ“06”

,国機関を示すタグ“41”

,発行者識別番号を示すタグ“42”

,及び AID を示すタグ“4F”

を伴わなければならない。

7.2.5 

必要機能のためのカード所持者要求事項,タグ“7F22 

装置などに対応してほしい機能を示すカード所持者要求事項[例えば,カード所持者は,ATM(現金自

動預け払い機)に音声アシストを要求する。

]のデータ要素。

7.2.6 

除外機能のためのカード所持者要求事項,タグ“7F23 

装置などに対応してほしくない機能を示すカード所持者要求事項(例えば,カード所持者は,指紋照合

を使用できない。

)のデータ要素。

7.3 

ローカル UCI の一般構造 

インタフェース(カード端)で現れるローカル UCI データの集合は,カードに保持され,

表 に規定さ

れるタグによって特定された単一構造化 DO で構成されなければならない。


8

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 2−ローカル UCI 構成要素

名称

タグ

必須(M)

任意選択(O)

内容

タグ割付け機関の識別及
びカード所持者固有要件

“68” M

少なくとも一つのタグ割付け機関(タグ“06”

“41”

“42”又は“4F”)及びこの機関が示す(おそらく障

害と関連している)カード所持者固有要件を含むテン

プレート

タグ割付け機関によるカ
ード所持者固有要件

“70”∼“77”

“73”を除く

O

タグ割付け機関によって定義された非共通 DO は,タ
グ割付け機関を識別する DO によって,タグ“70”∼

“72”及びタグ“74”∼“77”の DO テンプレートに

格納しなければならない。

カード所持者要求事項−

必要機能

JIS X 6320-6

は,カード保

有者要求条件−必要機能

“7F22” O

装置などに対応してほしい機能(必要機能)を示すカ

ード所持者要求事項のデータ要素

カード所持者要求事項−
除外機能

JIS X 6320-6

は,カード保

有者要求条件−除外機能

“7F23” O

装置などに対応してほしくない機能(除外機能)を示
すカード所持者要求事項のデータ要素

7.4 UCI

データオブジェクト 

表 で説明された DO に加えて,表 で説明された UCI の共通 DO は,JIS X 6320-6 によって定義され

た意味をもち,UCI データの集合のいかなるテンプレートの中にあってもよい。

表 は,DO の一般的な

使用を示す。

表 3−一般的使用の DO

DO

名称制御

タグ

定義及び追加情報

タグリスト

“5C”

このリストを含む構成要素の適用対象となる一連の UCI 構成要素を示すた

めに使用

JIS X 6320-4

  区切り符号のないタグフィールドの連結

カード所持者証明

“7F21”

履歴追跡のためにカード又は UCI 発行者が使用する(フォーマットについて
は,この規格で規定しない。

UCI

構成要素に国コードが必要な場合,国コードによってフォーマットを決

定することが期待される。 
それは,DO UCI のテンプレートの中にあってもよい(タグ“7F22”及び

“7F23”

対象識別子(OID)

“06”

タグ割付け機関を識別するための DO

任意データ

“53” UCI において使用する,ISO/IEC 7816 シリーズで定義されていない構成要素

の名称(例えば,

“CEN URI UCI”

“ユニバーサルカード所持者情報”

ユニフォームリソース

ロケータ(URL)

“5F50”

この DO は,URL で指定されたサーバによって提供されるサービスを示すの

に使用されてもよい。

表示メッセージ

“5F45”

表示するメッセージを含むデータ要素


9

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

8 UCI

の構文 

8.1 

グローバル UCI の構文 

一般的なシナリオでは,タグ“65”の DO テンプレートの構造は,

表 に示す様式であってもよい。

表 4−一般的なデータオブジェクトを使用したグローバル UCI(タグ“65”)の構文の例

タグ

長さ

“65”

可変

グローバル UCI データオブジェクトのルート

タグ

長さ

“5F2D”

可変

言語(最大 4)

言語 1

言語 2

言語 3

言語 4

“68”

可変

タグ割付け機関の識別及びカード所持者固有要件

タグ L

“06”
“41”

“42”

“4F”

可変

タグ割付け機関のための識別 
“06”<OID>,

“41” <CC>,

“42” <IIN> 又は  “4F”

<RID>

“70”

可変

タグ割付け機関によるカード所持者固有要件 1

“71”

可変

タグ割付け機関によるカード所持者固有要件 2

“7F22”

可変

カード所持者要求事項−必要機能

タグ

L

  

T1

L1

V1:

カード所持者要求事項−必要機能 1

  

T2

L2

V2:

カード所持者要求事項−必要機能 2

  

T3

L3

V3:

カード所持者要求事項−必要機能 3

“7F23”

可変

カード所持者要求事項−除外機能

  

T1

L1

V1:

カード所持者要求事項−除外機能 1

  

T2

L2

V2:

カード所持者要求事項−除外機能 2

8.2 

ローカル UCI の構文 

一般的なシナリオでは,タグ“68”の DO テンプレートの構造は,

表 に示す様式であってもよい。


10

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 5−一般的なデータオブジェクトを使用したローカル UCI(タグ“68”)の構文の例

タグ

長さ

“68”

可変

タグ割付け機関の識別及びカード所持者固有要件

タグ

長さ

“06”

“41”

“42”
“4F”

可変

タグ割付け機関のための識別

“06”<OID>,

“41” <CC>,

“42” <IIN> 又は  “4F” <RID>

“70”

可変

タグ割付け機関によるカード所持者固有要件 1

“71”

可変

タグ割付け機関によるカード所持者固有要件 2

“7F22”

可変

カード所持者要求事項−必要機能

T

L

1

カード所持者要求事項−必要機能 1

T

L

V :

カード所持者要求事項−必要機能 2

T

L

V :

カード所持者要求事項−必要機能 3

“7F23”

可変

カード所持者要求事項−除外機能

T

L

1

カード所持者要求事項−除外機能 1

T

L

V :

カード所持者要求事項−除外機能 2

9 UCI

を読むための手順 

IC

カードからのグローバル UCI 構成要素の検索は,JIS X 6320-4 で説明されたメカニズムのいずれかを

使用して行ってもよい。

以降で説明する全ての手順がグローバル UCI 構成要素を返さない場合,

カードは,

いかなるグローバル UCI 構成要素をももっていないとみなす。

グローバル UCI 及びローカル UCI の格納方法は,この規格の範囲外とする。

グローバル UCI に対して DO を更新すること,及び/又は,追加することを推奨しない。ローカル UCI

に対して DO を更新すること,及び/又は,追加することは可能とする。同じ DO がグローバル UCI とロ

ーカル UCI との両方に存在する場合,ローカル UCI に優先権がなければならない。

グローバル UCI 構成要素は,次のいずれかとする。

−  カード所持者に関連するいかなる認証処理よりも優先する。それは自由にアクセスされる。

−  正しい PIN を提示したときに,アクセスできる。

注記  国によっては,正しい PIN を提示したときにアクセスしてもよい。

グローバル UCI 構成要素はカードに保存され,次のいずれかでアクセスできる。

−  処理例 1:データオブジェクトを取り扱う EF_ATR / INFO ファイルに直接保存した DO 列としてのア

クセス。

−  処理例 2:AID“E8 28 E4 69 00”をもつ,独立の一つのアプリケーションによるアクセス。

処理例 1

グローバル UCI は,グローバル UCI 構成要素が,EF_ATR / INFO に保存した DO 列として利用可能であ

るとき,読出しコマンド機能を使用して読むことができる。

処理例 2

グローバル UCI が独立しているアプリケーションとして実装されたとき,暗黙の選択アプリケーション


11

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

とすることが推奨される。JIS X 6320-4 に従って,UCI AID は管理情報バイト[

“Fy”

(y:  長さ)+ AID]

又は初期データ列中に存在していることが望ましい。そうでない場合,グローバル UCI は,DF 名として

AID

を指定した SELECT コマンドで選択されなければならない。

9.1 

EF_ATR / INFO

に存在するグローバル UCI の場合(処理例 1 

EF_ATR / INFO

に存在するグローバル UCI を読むための手順を

図 に示す。グローバル UCI が EF_ATR

/ INFO

に存在しないとき,グローバル UCI を探すために

図 に進む。

1)

カードは,接触インタフェース又は非接触インタフェースを通して活性化される。

2)

管理情報バイト中の UCI_AID を確認する。

− UCI_AID が存在する場合,処理例 2 に進む(UCI_DF / DO を選択する。

− UCI_AID が存在しない場合,3)  に進む。

3)  EF_ATR / INFO

でグローバル UCI を確認する。

−  グローバル UCI が EF_ATR / INFO に存在する場合,4)  に進む。

−  グローバル UCI が EF_ATR / INFO に存在しない場合,処理例 2 に進む(UCI_ DF / DO を選択す

る。

4)

グローバル UCI を読み込み,アプリケーションの処理に進む。

図 4−処理例 1EF_ATR / INFO に UCI をもつ ICC

9.2 

UCI_DF / DO

に存在するグローバル UCI の場合(処理例 2 

UCI_DF

に存在するグローバル UCI を読むための手順を

図 に示す。グローバル UCI が ICC に存在しな

いとき,ICC は,それぞれのアプリケーションファイルにローカル UCI をもっていてもよい。

開始

UCI_AID

管理情報バイト?

UCI

は ATR_EF の中か?

処理例 2 に進む

UCI

の読込み及び分析

アプリケーションに進む

N

N

Y

Y

1) 

2) 

3) 

4) 


12

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

1)

カードは,接触インタフェース又は非接触のインタフェースを通して活性化されるか,又は処理例

1

から継続して処理される。

2) AID

で UCI_DF / DO を選択する。

− UCI_DF

/

DO

が ICC に存在する場合,3)  に進む。

− UCI_DF

/

DO

が ICC に存在しない場合,5)  に進む。

3)

アクセス条件を確認する。

−  DF / DO にアクセス条件がある場合,アクセス条件をクリアし,4)  に進む。アクセス条件をクリ

アできない場合,5)  に進む。

−  DF / DO にアクセス条件がない場合,4)  に進む。

4)

グローバル UCI を読んで分析する。情報端末のインタフェースを変更するために UCI の情報を使用

する。

5)

アプリケーションを選択する。

6)

ローカル UCI を確認する。

−  ローカル UCI がアプリケーションに存在する場合,7)  に進む。

−  ローカル UCI がアプリケーションに存在しない場合,9)  に進む。

7)

アクセス条件を確認する。

− DF

/DO

にアクセス条件がある場合,アクセス条件をクリアし,8)  に進む。アクセス条件をクリ

アできない場合,9)  に進む。

−  DF / DO にアクセス条件がない場合,8)  に進む。

8)

ローカル UCI を読んで,分析する。情報端末のインタフェースを変更するために UCI の情報を使用

する。

9)

アプリケーション処理に進む。

同じ DO がグローバル UCI とローカル UCI との両方に存在する場合,ローカル UCI に優先権がなけれ

ばならない。


13

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

図 5−処理例 2UCI_DF / DO に存在するグローバル UCI の場合

10 

メンテナンス 

この規格の UCI データ要素(

附属書 A)のメンテナンス(保全)は,ISO/IEC JTC 1/SC 17/WG 4 によ

って管理されなければならない。

WG 4

で管理する理由は,この規格の対応国際規格の改正のときに,ユーザ要件データオブジェクトの

全てが,この対応国際規格に記載されていることが望ましいからである。任意のデータオブジェクトの挿

入,削除又は修正を許すために,ISO/IEC JTC 1/SC 17/WG 4 は,新しいデータオブジェクトのアプリケー

ションを吟味し,WG 4 によって受け入れられた要求データオブジェクトのリストを ISO/IEC JTC 1/SC 17

ウェブサイトで公表する。SC 17 ウェブサイトで公表されたユーザ要件データオブジェクトは,この対応

国際規格の次期改正で組み込まれる。

開始

処理例 1 から

UCI DF/DO

選択

アクセス

自由?

アクセス条件の

クリア

グローバル UCI

の読取り

アプリケーション

選択

ローカル UCI の

読取り

ローカル UCI?

アプリケーションへ進む

アクセス自由?

アクセス条件の

クリア

Y

Y

Y

Y

Y

N

N

N

N

N

N

Y

6) 

7) 

5) 

9) 

8) 

1) 

4) 

2) 

3) 


14

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

附属書 A

(規定)

特別な支援を行うためのデータ要素仕様

A.1 

ユーザインタフェースデータオブジェクト 

A.1.1 

概論 

この附属書の各データオブジェクトの目標を,次に示す。

−  カード所持者の優先要求事項をサポートする。

−  端末で優先要求機能のサポートを可能にする。

カード所持者要求事項のためのデータオブジェクトは,カード所持者要求事項に従って記載される。そ

れらのうち入力及び出力に関連した条項を A.2 に,入力だけに関連した条項を A.3 に,出力だけに関連し

た条項を A.4 に示す。詳細な符号化はそれぞれの条項で与えられる。

各データオブジェクトに関しては,次の記述子を含んでもよい。

−  目的(当該データオブジェクトの使用の簡単な説明)

−  フォーマット(データオブジェクトのサイズ,及び場合によっては内容を説明するために使用される

シンボリックなフォーマット)

−  内容(データオブジェクト符号化のための定義)

カードに存在しないデータオブジェクトは,カードを使用する場面でそのデータオブジェクトが示す特

別な要求がないことを意味する。

データオブジェクトが UCI によって規定されないところでは,次のいずれかを推奨する。

−  ISO/IEC TR 29138 シリーズを参照して各値について決める。

−  利用可能な場合,端末の関連機能を適用する。

A.1.2 

原則 

次の原則は,この規格の中でカード所持者優先情報データオブジェクトの識別に適用される。

1)

この規格では,カード所持者優先情報 DO は,JIS X 6320-6 に従って状況依存クラスのタグ(

“80”

∼“BF”

)を使用することで符号化され,タグ“7F22”のテンプレート又はタグ“7F23”のテンプ

レートに保存される。同じデータオブジェクトが両方のテンプレートに存在するときは,除外機能

(タグ“7F23”

)の方を優先することが望ましい。

2)

一般に,データ要素はデータオブジェクトの値フィールドに提示される。

3)

データオブジェクトは,次のバイトストリングの連結とする。

−  タグを参照する,必須のタグフィールド

−  値フィールドのバイト数を示す必須の長さフィールド

−  L バイト(

“L”は“00”と等しくないとき)の条件付きの値フィールド


15

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

A.2 

ユーザ要求事項の符号化 

A.2.1 

一般的特性 

A.2.1.1 

言語 

目的:ユーザが優先する順に最大四つの言語を示す。

フォーマット:一つの言語当たり二つの英字

内容:この要素を,JIS X 0412-1 に従って,JIS X 6320-6 で定義されるタグ“5F2D”に符号化する。

このデータオブジェクトは,タグ“5F2D”の使用で扱われる。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.17  Language”に対応する。

A.2.1.2 

数値,時刻,及び日付表示 

目的:選択する小数点を示すために使用する数値区切り文字,及び,時刻を示すために使用するフォー

マットを示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:数値表記バイト設定の符号化は,

表 A.1 に従わなければならない。

表 A.1−数値,時刻,及び日付表示データオブジェクト(“9F6A”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x  x

数値

− 0  0  1

小数点にコンマ(

“,”

)を使用

− 0  1  0

小数点にピリオド(終止符“.”

)を使用

− 1  0  0

小数点にスペース(

“  ”

)を使用

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

時刻

− 0  1 −

− 12 時間時計を使用。

− 1  0 −

− 24 時間時計を使用。

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x

日付表示

0 0 1

日,月,年を使用

0 1 0

月,日,年を使用

1 0 0

年,月,日を使用

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.28  Numeric, time and date presentation”に対応して

いる。

注記 2  小数点にスペースを使用しないほうがよい。

A.2.2 

特殊装置 

A.2.2.1 SMS

通信 

目的:要求された SMS 通信を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:SMS 通信のために使用する設定の符号化は,

表 A.2 に従わなければならない。


16

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.2SMS 通信データオブジェクト(“9F5F”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

SMS

入力を要求

− 1 − SMS 出力を要求

x x x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.12  SMS communication”に対応する。

A.3 

入力のためのユーザ要求事項の符号化 

A.3.1 

一般的特性 

A.3.1.1 

入力要求 

目的:端末にデータ入力するために使用する方法を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:入力要求バイトの符号化は,

表 A.3 に従わなければならない。

表 A.3−入力要求データオブジェクト(“9F59”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

音声入力

− 1 −

キーボード(ハードウェア)入力要求

− 1 −

特殊なキーボードの接続

− 1 −

無線

− 1 −

タッチパネル

x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1 SMS 入力又は出力については,表 A.2 を参照。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.10  Input requirements”に対応する。

注記 3  特殊なキーボードなどの入力装置では,入力が衝突しないように設定する。

注記 4  “無線”は,一般に Wi-Fi 又はブルートゥースなどである。詳細は適用範囲外である。

A.3.1.2 

タイムアウト 

目的:使用者の入力処理を完了するため,通常のタイムアウトを超えた追加時間の要求を示すこと,こ

れによって,装置のタイムアウトによって引き起こされる入力誤りを減少させる。

フォーマット:二桁の BCD として符号化された 1 バイト

内容:タイムアウト又は一連のタイムアウトの前に要求する時間(秒数)

このデータオブジェクトのタグは,

“9F5C”を用いる。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.16  Time-outs”に対応する。

A.3.1.3 

メニュー選択モード 

目的:メニュー選択のために使用する設定を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:使用するモード(例えば,強調ではなく番号で選択する。

)バイト設定の符号化は,

表 A.4 に従わ

なければならない。


17

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.4−メニュー選択データオブジェクト(“9F73”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

メニュー選択モード

− 0  1

強調で選択

− 1  0

番号付きリストから選択

x x x

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.35  Menu selection”に対応する。

注記 2  メニュー選択モードは,それぞれ単独での利用しかないが,次の改正では併用できるモード

を追加するのがよい。

注記 3  “強調で選択”とは,視力の弱い人が表示画面から少し離れたところから選択を可能とする

ためのものである。

A.3.2 

入力装置 

A.3.2.1 

キーボードの特性 

目的:優先するキーボードの特性を示す。

フォーマット:2 バイトのバイナリ

内容:キーボード特性バイトの符号化は,

表 A.5 及び表 A.6 に従わなければならない。

表 A.5−キーボード特性データオブジェクト(“9F5E”)の バイト目の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

PIN

パッド最上列

− 0  1

PIN

パッド最上列は,1,2,3 を示す。

− 1  0

PIN

パッド最上列は,7,8,9 を示す。

x x x

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x x x −

英数字の配置

− 0 0 1 −

英数字の配置(QWERTY)

− 0 1 0 −

英数字の配置(AZERTY)

− 1 0 0 −

英数字の配置(英字順番で)

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

表 A.6−キーボード特性データオブジェクト(“9F5E”)の バイト目の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

リピートキー(例えば,押下時自動反復)

− 1 −

コーディング入力(例えば,点字のための)

− 1 −

スティックキー(例えば,シフトキー押下状態にする)

− 1 −

デバウンス(例えば,シフトキー押下状態の解除)

x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.11  Keyboard characteristics”に対応する。

注記 2  JIS X 8341-7 参照。


18

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

A.3.2.2 

画面上のキーボード 

目的:使用する画面上のキーボードの表示

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:画面上のキーボードバイト表示設定の符号化は,

表 A.7 に従わなければならない。

表 A.7−画面上のキーボードバイトデータオブジェクト(“9F69”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

キーボード

− 0  1

拡張キーボード

− 1  0

標準キーボード

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

レイアウト

− 0  1 −

一般的なレイアウト

− 1  0 −

ブロックレイアウト

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

キー配置

− 0  1 −

− 101 キー

− 1  0 −

− 102 キー

− 1  1 −

− 106 キー

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.27  On-screen keyboard”に対応する。

注記 2  各キーボードが排他的ではないので,入力同士の衝突がないように設定する。

A.3.2.3 

タッチパネル画面 

目的:タッチパネル入力装置のために使用するレイアウト及びアイコンの特性を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:タッチパネル画面バイトの符号化は,

表 A.8 に従わなければならない。

表 A.8−タッチパネル画面データオブジェクト(“9F5A”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

1

タッチパネル画面を使用しない。

0

− x  x

ボタンサイズ

0

− 0  1

大きいボタンサイズを要求

0

− 1  0

非常に大きいボタンサイズを要求

0

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

0

− 0 −

接触検出領域に指が入ることに反応

0

− 1 −

接触検出領域から指が出ることに反応

x x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

上の表で,

“ボタン”は,入力を起動するために画面上で触れる目標領域を示す。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.14  Touchpanel screen”に対応する。

A.3.2.4 

ポインタボタン 

目的:使用するポインタボタンの設定を示す。


19

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:ポインタボタンバイト設定の符号化は,

表 A.9 に従わなければならない。

表 A.9−ポインタボタンデータオブジェクト(“9F67”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

主ボタンと副ボタンとの切換え

− x  x −

ダブルクリックの速度

− 0  1 −

ダブルクリックの速度−低速

− 1  0 −

ダブルクリックの速度−通常

− 1  1 −

ダブルクリックの速度−高速

− 0  0 −

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− 1 −

クリックロックをオン(有効)にする。

x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.25  Pointer buttons”に対応する。

A.3.2.5 

ポインタ特性 

目的:使用するポインタ特性を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:ポインタ特性バイト設定の符号化は,

表 A.10 に従わなければならない。

表 A.10−ポインタ特性データオブジェクト(“9F68”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

ポインタ速度

− 0  1

ポインタ速度−低速

− 1  0

ポインタ速度−通常

− 1  1

ポインタ速度−高速

− 0  0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− 1 −

次の位置に自動移動

− 1 −

ポインタ軌跡表示

− 1 −

タイピング中はポインタを隠す。

− 1 −

指定キー(CTRL)を押すとポインタ位置を示す。

− 1 −

ポインタの移動にキーパッドを使用する。

x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.26  Pointer characteristics”に対応する。

注記 2  “次の位置に自動移動”の意味は,

“移動するという表明なしに直接新しいポジションに変わ

る”ということである。

A.3.2.6 

スクロールモード 

目的:使用するスクロールモードの設定を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:使用するスクロールモード(例えば,スクロールホイール,上下方向ボタン,左右方向ボタン)

及びスクロール速度設定の符号化は,

表 A.11 に従わなければならない。


20

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.11−スクロールモードデータオブジェクト(“9F74”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

スクロールの方法

− 0  1

ホイールでスクロールする。

− 1  0

上下方向ボタン

− 1  1

左右方向ボタン

− 0  0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

速度

− 0  1 −

速度−低速

− 1  0 −

速度−通常

− 1  1 −

速度−高速

− 0  0 −

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.36  Scrolling mode”に対応する。

A.3.2.7 

キーボード以外の入力要求 

目的:キーボード以外で端末にデータ入力するために使用する方法を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:入力要求バイトの符号化は,

表 A.12 に従わなければならない。

表 A.12−キーボード以外の入力要求データオブジェクト(“9F6B”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 0 −

− x x x

音声入力

− 0 −

− 0 0 1

音声入力−字単位

− 0 −

− 0 1 0

音声入力−単語

− 0 −

− 1 0 0

音声入力−文章

− 0 −

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− 1 −

音声入力のフィードバック

− 1 −

ポインティング機器による入力

− 1 −

− 0 0 0

音声入力−音節単位

x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.13  Non-keyboard input requirements”に対応する。

A.3.3 

生体認証 

A.3.3.1 

生体認証特性 

目的:使用する生体認証を示す。

フォーマット:可変+(3∼10)×n バイトのバイナリ

注記 1  フォーマットは,次の組合せによって決定する。

タグ

長さ

タグ

長さ

“BF7B”

(2 バイト)

可変

(1∼2 バイト)

“80”

(1 バイト)

2

(1 バイト)

表 A.14 の値

(1 バイト)

表 A.15 の値(n)

(1 バイト)

注記 2  対応国際規格では,タグを“9F7B”としているが,これは BER_TLV の構造化データのオブ

ジェクトのタグ値に従っていない。ここでは,仮に“BF7B”としてある。


21

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

n

で指定した数だけ,タグ“A0”で始まるデータオブジェクト,及び/又は,タグ“82”で始まるデー

タオブジェクトを設定する。

タグ

長さ

タグ

長さ

タグ

長さ

“A0”

(1 バイト)

6

∼8

(1 バイト)

“82”

(1 バイト)

1

∼3

(1 バイト)

表 A.16 の値

(1∼3 バイト)

“83”

(1 バイト)

1

(1 バイト)

表 A.17 の値

(1 バイト)

タグ

長さ

“82”

(1 バイト)

1

∼3

(1 バイト)

表 A.16 の値

(1∼3 バイト)

内容:特定の生体認証システムを使用することに物理的又は文化的な問題がある人々のために,生体認

証特性バイトの符号化は,

表 A.13,表 A.14,表 A.15,表 A.16,及び表 A.17 に従わなければなら

ない。

生体認証タイプ及び生体認証サブタイプの両方は,任意選択で,生体認証特性の第二バイトで生体認証

情報の数がゼロでない場合,要求された両方の組合せが規定されなければならない。

表 A.13−生体認証特性の構造

タグ

長さ

有無

“BF7B”

可変

タグ

長さ

“80” 2

生体認証特性 
第 2 バイトは,生体認証インスタンスの数を含む。

表 A.14 及び表 A.15(n)を参照

必須

表 A.15 の値(n)によって,タグ“A0”で始まるデータオブジェクト,
及び/又は,タグ“82”で始まるデータオブジェクトが n 回出現する。

任意選択

“A0”

6

∼8

生体認証タイプ,

表 A.16 及び表 A.17 参照

タグ

長さ

“82”

1

∼3

生体認証タイプ,

表 A.16 参照  任意選択

“83”

1

生体認証サブタイプ,

表 A.17

参照

任意選択 
生体認証と一緒に使用

“82”

1

∼3

生体認証タイプ,

表 A.16 参照

任意選択

表 A.14−生体認証特性  最初のデータオブジェクトの内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

生体認証特性の代わりに PIN を使用

− 1 − PIN ではなく,生体認証特性を使用

− 1 −

生体認証に多くの時間を費やすことを許す。

− 1 −

利用する生体認証インスタンスを宣言する。

− 1 −

利用しない生体認証インスタンスを宣言する。

x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

生体認証インスタンスについて,必要機能(タグ“7F22”

)又は除外機能(タグ“7F23”

)のいずれかが

宣言されなければならない。両方のビットが設定される場合,それは除外機能(タグ“7F23”

)の宣言を

意味する。


22

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.15−生体認証特性  二番目のデータオブジェクトの内容 

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

x x x x x x x x

利用する又は利用しない生体認証インスタンス数

表 A.16−生体認証タイプデータオブジェクト(“82”)の内容

インスタンス名称

インスタンスの符号化

サブタイプデータオブジェクト使用有無

利用可能なインスタンスがない

“00”

複数の生体認証タイプ

“01”

“02”

“04”

“08”

有り

虹彩

“10”

有り

網膜

“20”

有り

掌形

“40”

有り

署名/サイン

“80”

打鍵

“01 00”

唇の動き

“02 00”

顔の熱

“04 00”

手の熱

“08 00”

歩行

“10 00”

体臭

“20 00”

DNA

“40 00”

“80 00”

有り

手形

“01 00 00”

有り

掌紋

“02 00 00”

有り

静脈

“04 00 00”

有り

足形

“08 00 00”

有り

注記  静脈については,手の甲若しくは手のひら(掌),又は,指がある。

表 A.17−生体認証サブタイプデータオブジェクト(“83”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

0 0 0 0 0 0 0 0

情報なし。

− 0  1

− 1  0

− 0  0  0 −

指の指定なし。

− 0  0  1 −

親指

− 0  1  0 −

人差し指

− 0  1  1 −

中指

− 1  0  0 −

薬指

− 1  0  1 −

小指

x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この任意選択フィールドは,利用する生体認証タイプの標本(例えば,右手の人差し指)を設定する。この

フィールドは,

表 A.16 で指定した生体認証タイプにだけ関連する。

生体認証タイプ及びサブタイプの定義は,ISO/IEC 19785-3:2007 の

表 11.5 及び表 11.6 に対応する。


23

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

A.3.4 

物理的特性 

A.3.4.1 

入力装置の位置 

目的:情報入力においてユーザを支援するために,データ入力装置の高さの位置決めを自動で行うこと

を可能にする。

フォーマット:二桁の BCD として符号化された 1 バイト

内容:このオブジェクトの値は,希望する入力装置の中心の高さを床面から 0.1 m 単位で指示する。

このデータオブジェクトは,タグ“9F5B”を用いる。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.15  Position of input device”に対応する。

A.4 

端末出力に対するユーザ要求の符号化 

A.4.1 

ディスプレイ装置 

A.4.1.1 

一般的特性 

A.4.1.1.1 

画面の色 

目的:視覚情報提示のために使用する色を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:画面の色の符号化は,

表 A.18 に従わなければならない。

表 A.18−画面の色データオブジェクト(“9F52”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

アプリケーションの標準色を使用

− x x x −

この表の下に規定する値に従って使用する文字の色

− x  x  x −

この表の下に規定する値に従って使用する背景色

1

無地の背景

テキスト及び背景の色分け一覧表:

− 000:白

− 001:赤

− 010:だいだい(橙)

− 011:黄

− 100:緑

− 101:青

− 110:紫

− 111:黒

注記 1  文字及び背景の色の設定は異なっていることが望ましい。これらの色は単に目安であり,可

能ならば,鮮やかな色を使用するのを避けることが望ましい。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.3  Screen colour”に対応する。

A.4.1.1.2 

回避色 

目的:ユーザに視覚情報を表示するとき,特定の避けるべき色及び色の組合せを示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:回避色バイトの符号化は,

表 A.19 に従わなければならない。


24

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.19−回避色データオブジェクト(“9F53”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 0 0 0 1

赤での情報表示を避ける。

− 0 0 1 0

赤と緑との組合せでの情報表示を避ける。

− 0 1 0 0

青と黄との組合せでの情報表示を避ける。

− 1 0 0 0

最大コントラストの白黒で情報を表示する。

x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.4  Colour avoidance”に対応する。

A.4.1.1.3 

インタフェースの複雑さレベル 

目的:対話又はユーザに提示する言葉の複雑さのレベルを示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:インタフェースの複雑さレベルの符号化は,

表 A.20 に従わなければならない。

表 A.20−インタフェースの複雑さレベルデータオブジェクト(“9F5D”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

対話レベル

− 0  1

簡易な対話レベルを要求

− 1  0

非常に簡易な対話レベルを要求

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

言葉

− 0  1 −

簡易な言葉を要求

− 1  0 −

非常に簡易な言葉を要求

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

文字密度

− 0  1 −

低い文字密度を要求

− 1  0 −

非常に低い文字密度を要求

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.18  Interface complexity level”に対応する。

A.4.1.2 

文の特性 

A.4.1.2.1 

字体 

目的:特定タイプの字体の要求を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:字体の使用スタイルについての符号化は,

表 A.21 に従わなければならない。


25

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.21−字体データオブジェクト(“9F65”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

1

現地語の字体

− 1

移動も点滅もしない文字

0

− x  x −

セリフ/サンセリフ/等幅字体

0

− 0  1 −

セリフ字体を使用

0

− 1  0 −

サンセリフ字体を使用

0

− 1  1 −

等幅字体を使用

0

− 0  0 −

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

0

− 1 −

− BDF を使用

− x x x −

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.23  Font”に対応する。

注記 2  “現地語の字体”の“現地語”とは,その機器のある国,又は地域の言語をいう。

A.4.1.2.2 

文字サイズ 

目的:このデータオブジェクトは,全ての本文情報について使用するサイズを端末装置に提供すること

を可能にする。

フォーマット:二桁の BCD として符号化された 1 バイト

内容:文字の高さは,ミリメートル単位で表現される。文字の幅は,表示される特定のフォントのため

の規定された高さに比例していなければならない。

このデータオブジェクトは,タグ“9F51”を用いる。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.2  Character size”に対応する。

A.4.1.2.3 

見出し(字幕) 

目的:字幕のタイプを示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:字幕の速度,字幕の幕部分の透明度,及び拡張された字幕(例えば,音響効果の記述を含んでい

る。

)のために使用する速度の設定の符号化は,

表 A.22 に従わなければならない。

表 A.22−見出しデータオブジェクト(“9F70”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

表示の最高速度

− 0  1

表示の最高速度−低速

− 1  0

表示の最高速度−通常

− 1  1

表示の最高速度−高速

− 0  0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

字幕透明度

− 0  1 −

字幕透明度−低

− 1  0 −

字幕透明度−標準

− 1  1 −

字幕透明度−高

− 0  0 −

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− 1 −

拡張された字幕

x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。


26

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.32  Captions (subtitles)”に対応する。

A.4.1.3 

文以外の特性 

A.4.1.3.1 

記号 

目的:文字,記号,点字又はいずれかの組合せによる視覚情報の提示方法を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:このフィールドの内容は,

表 A.23 に従わなければならない。

表 A.23−記号データオブジェクト(“9F50”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

文字を要求

− 1 −

記号を要求

− 1 −

手話を要求

− 1 −

点字出力を要求

− 1 −

カード所持者が使用する現地語のための補助情報

x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  点字(b4)が設定されている場合,タグ“9F6F”の標準設定はグレード 1 の六点点字とする。

しかし,点字は視覚情報でないことから,次の改正では,この表から削除する。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.1  Symbols”に対応している。

A.4.1.3.2 

アイコン 

目的:アイコンを提示する方法を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:アイコンスタイルのために使用する設定の符号化は,

表 A.24 に従わなければならない。

表 A.24−アイコンデータオブジェクト(“9F66”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

アイコンを拡大

− 1 −

コントラストを増大

− 1 −

文字記述を示す。

− 1 −

アプリケーションの標準色を使用

− x x x −

この表の下に規定する値に従って使用する記号の色

x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は 0 に設定する。

記号の色分け一覧表:

− 000:白

− 001:赤

− 010:だいだい(橙)

− 011:黄

− 100:緑

− 101:青

− 110:紫

− 111:黒


27

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

注記 1  記号の色の設定はタグ“9F52”を使用して設定された背景色と異なっていることが望ましい。

これらの色は単に目安であり,可能ならば,鮮やかな色を使用するのを避けることが望まし

い。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.24  Icons”に対応する。

A.4.1.3.3 

アニメーション 

目的:アニメーションを提示する方法を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:アニメーションの速度のために使用する設定の符号化は,

表 A.25 に従わなければならない。

表 A.25−アニメーションデータオブジェクト(“9F76”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

アニメーションを使用しない。

− x x 0

アニメーションの速度

− 0 1 0

アニメーションの速度−低速

− 1 0 0

アニメーションの速度−通常

− 1 1 0

アニメーションの速度−高速

− 0 0 0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x x x

− 0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.37  Animation”に対応する。

A.4.1.3.4 

可聴プロンプトの代わりの可視出力 

目的:可聴プロンプトを示すために発生する可視信号を提示する方法を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:可聴プロンプトの可視出力のために使用する設定の符号化は,

表 A.26 に従わなければならない。

表 A.26−可聴プロンプトの代わりの可視出力データオブジェクト(“9F6E”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 0  0  0  1

視覚信号なし

− x  x  x  0

点滅

− 0  0  1  0

画面全体が点滅

− 0  1  0  0

アクティブウィンドウが点滅

− 1  0  0  0

アクティブウィンドウのタイトルバーが点滅

他の値 0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x x x −

− 0

全画面テキストモードアプリケーションが音を生成す
るときに,可視信号の着色設定

x

− 0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
ビット b8 は 0 に設定する。

可視信号の色分け一覧表:

− 000:白

− 001:赤

− 010:だいだい(橙)

− 011:黄

− 100:緑


28

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

− 101:青

− 110:紫

− 111:黒

注記 1  これらの色は単に目安であり,可能ならば,鮮やかな色を使用するのを避けることが望まし

い。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.39  Visible output of audible prompts”に対応してい

る。

A.4.1.3.5 

可聴プロンプトの代わりの可視信号の間隔 

目的:全画面テキストモードのアプリケーションが音を発生させるとき,可視信号の間隔時間を示す。

フォーマット:二桁の BCD として符号化された 1 バイト

内容:値は,10 分の 1 秒単位として規定された可視信号の継続時間とする。

このデータオブジェクトは,タグ“9F7A”を用いる。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.40  Duration of a visible signal indicating audible output”

に対応する。

A.4.1.3.6 

画面向上ソフトウェア 

目的:画面向上ソフトウェアのための要求を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:画面向上ソフトウェア共通設定の符号化は,

表 A.27 に従わなければならない。

表 A.27−画面向上ソフトウェアデータオブジェクト(“9F64”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

通常使用の拡大ソフトウェア(表示を拡大する虫眼鏡

の機能)

− 1 −

通常使用以外の拡大ソフトウェアを使用

− 1 −

マウスカーソル部分を表示

− 1 −

キーボードフォーカスを表示

− 1 −

文字修正部分を表示

− x  x −

倍率

− 0  1 −

倍率−低

− 1  0 −

倍率−標準

− 1  1 −

倍率−高

− 0  0 −

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
ビット b8 は 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.22  Screen enhancement software”に対応する。

A.4.1.4 

特殊装置 

A.4.1.4.1 

点字ディスプレイ 

目的:点字ディスプレイの設定を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:点字ディスプレイ設定の符号化は,

表 A.28 に従わなければならない。

注記 1  タグ“9F50”の点字ビット(b4)を設定しておくことが望ましい。


29

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.28−点字ディスプレイデータオブジェクト(“9F6F”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

等級

− 0  1

グレード 1 の点字

− 1  0

グレード 2 の点字(短縮)

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− x  x −

点の数

− 0  1 −

6

− 1  0 −

8

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− 1 −

強調文字の修飾を使用

− 1 −

太字,斜体,下線及び削除文字の修飾を使用

− 1 −

着色文字の修飾を使用

x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
ビット b8 は 0 に設定する。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.31  Braille display”に対応する。

A.4.1.4.2 

光信号 

目的:LED 表示の設定を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:光学信号のために使用する設定の符号化は,

表 A.29 に従わなければならない。

このデータオブジェクトは,タグ“9F7D”を用いる。

注記  光信号装置とのインタフェースは,ISO/IEC 24727-4 で提供される。

表 A.29−光信号データオブジェクト(“9F7D”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

要求する信号

− 0  1

静的信号要求

− 1  0

点滅信号要求

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− 1 −

セキュリティプロトコル確立を光信号として要求

− 1 −

ユーザ入力を光信号として要求

x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

A.4.1.5 

物理的特性 

A.4.1.5.1 

画面の位置 

目的:情報の読取りにおいてユーザを支援するために,画面の高さの位置決めを自動で行うことを可能

にする。

フォーマット:二桁の BCD として符号化された 1 バイト

内容:このオブジェクトの値は,希望する視覚ディスプレイの中心の高さを地面又は床面から 0.1 m 単

位で指示する。

このデータオブジェクトは,タグ“9F54”を用いる。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.5  Position of screen”に対応する。


30

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

注記 2  現在の規定は固定式だが,次の改正では,様々な端末機器に対応するために柔軟な指定がで

きるようにする必要がある。

A.4.1.5.2 

画面の角度 

目的:情報の読取りにおいてユーザを支援するために,画面の角度の位置決めを自動で行うことを可能

にする。

フォーマット:二桁の BCD として符号化された 1 バイト

内容:このオブジェクトの値は,希望する視覚ディスプレイの調整角度を地面又は床面に対しての度数

(°)で指示する。

このデータオブジェクトは,タグ“9F7C”を用いる。

A.4.2 

オーディオ装置 

A.4.2.1 

一般的特性 

A.4.2.1.1 

音声説明 

目的:音声説明のために使用する設定を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:説明レベル(例えば,説明はどれくらい詳細であるか)の設定の符号化は,

表 A.30 に従わなけれ

ばならない。

表 A.30−音声説明データオブジェクト(“9F71”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

説明レベル

− 0  1

説明レベル−簡易

− 1  0

説明レベル−標準

− 1  1

説明レベル−詳細

− 0  0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.33  Audio description”に対応する。

A.4.2.2 

文の特性 

A.4.2.2.1 

画面読取り 

目的:読取りソフトウェアのための要求を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:画面読取りのために使用する設定の符号化は,

表 A.31 に従わなければならない。


31

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.31−画面読取りデータオブジェクト(“9F61”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x

画面読取り

− 0  1

標準の画面読取りを使用

− 1  0

装置備え付け以外の画面読取りを使用

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

− 1 −

画面上に現れる事象(イベント)の通知

− 1 −

入力した文字の読上げ

− 1 −

アクティブ項目へマウスポインタを移動

− 1 −

読取りソフトウェアのナビゲート表示を最小化

x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.19  Screen reader”に対応する。

A.4.2.2.2 

読上げ速度 

目的:使用する読上げ速度の要求を示す。

フォーマット:二桁の BCD として符号化された 1 バイト

内容:1 分間当たりの読上げ単語の数(表記は,10 で除した値とする。

このデータオブジェクトは,タグ“9F63”を用いる。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.21  Speech rate”に対応する。

A.4.2.2.3 

記号類の読上げ 

目的:使用する記号類の読上げを示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:読上げバイト単位で設定の符号化は,

表 A.32 に従わなければならない。

表 A.32−記号類の読上げデータオブジェクト(“9F6D”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

タブを読み上げる。

− 1 −

句読点を読み上げる。

− 1 −

ボタンを読み上げる。

− 1 −

ハイフンを読み上げる。

x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.30  Content of the speech output of non-alphanumeric

characters

”に対応する。

注記 2  “ボタンを読み上げる”とは,例えば,決められたキーボタンを押すと所定の音声出力があ

る要求である。

A.4.2.2.4 

リンク 

目的:リンク(HTML の中で示されるように)のために使用する音声出力を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:リンク音声プレゼンテーションバイトの符号化は,

表 A.33 に従わなければならない。


32

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 A.33−リンクデータオブジェクト(“9F62”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

スピーチリンク

− 1 −

異なった音声

(リンクされた音声であることを識別するため)

− 1 −

音響効果

− x  x −

男性/女性

− 0  1 −

男性の声

− 1  0 −

女性の声

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約 
それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.20  Links”に対応する。

注記 2 Web ページとのリンクである“スピーチリンク”は,テキスト又は写真であるかもしれない。

このタグは,これらのリンクを言語化する。

A.4.2.3 

文以外の特性 

A.4.2.3.1 

音量増幅 

目的:声又は他の出力情報のために,音量増幅が端末によって実行されるのを可能にする。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:音量増幅バイトの符号化は,

表 A.34 に従わなければならない。

表 A.34−音量増幅データオブジェクト(“9F56”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x x x x x x x

端末の通常の音量レベルから,bit 8 の指標に従って,

b7

∼b1 の dBA の量を補正する。

0

− b1∼b7 のビットで表す正の数

1

− b1∼b7 のビットで表す負の数

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.7  Sound amplification”に対応する。

A.4.2.3.2 

高域周波数増幅 

目的:高域の声又は他の出力情報のために,音量増幅が端末によって実行されるのを可能にする。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:高域周波数増幅バイトの符号化は,

表 A.35 に従わなければならない。

表 A.35−高域周波数増幅データオブジェクト(“9F57”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x x x x x x x

端末の通常の音量レベルから,bit 8 の指標に従って,

b7

∼b1 の dBA の量を補正する。

0

− b1∼b7 のビットで表す正の数

1

− b1∼b7 のビットで表す負の数

注記 1  高域周波数とは,1 kHz 以上の可聴周波数を指す。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.8  High frequency amplification”に対応する。


33

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

A.4.2.3.3 

低域周波数増幅 

目的:低域の声又は他の出力情報のために,音量増幅が端末によって実行されるのを可能にする。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:低域周波数増幅バイトの符号化は,

表 A.36 に従わなければならない。

表 A.36−低域周波数増幅データオブジェクト(“9F58”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x x x x x x x

端末の通常の音量レベルから,bit 8 の指標に従って,

b7

∼b1 の dBA の量を補正する。

0

− b1∼b7 のビットで表す正の数

1

− b1∼b7 のビットで表す負の数

注記 1  低域周波数とは,1 kHz 以下の可聴周波数を指す。

注記 2  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.9  Low frequency amplification”に対応する。

A.4.2.3.4 

明瞭な音 

目的:背景音がないほうがよいことを示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:明瞭な音バイト設定の符号化は,

表 A.37 に従わなければならない。

表 A.37−明瞭な音データオブジェクト(“9F72”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

背景音,及び,不要な音がない。

x x x x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.34  Clean audio”に対応する。

A.4.2.4 

物理装置 

A.4.2.4.1 

出力装置 

目的:情報を読み上げるために使用する装置を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:スピーチ出力バイトの符号化は,

表 A.38 に従わなければならない。

表 A.38−スピーチ出力データオブジェクト(“9F55”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x  x  x

出力

− 0  0  1

スピーカ出力を要求

− 0  1  0

ヘッドホン出力を要求

− 1  0  0

補聴器(磁気誘導ループを要求)

他の値

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.6  Speech output”に対応する。


34

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

A.4.3 

種々雑多な特性 

A.4.3.1 

代替テキスト 

目的:代替テキスト(HTML の中で示されるように)使用の有無を示す。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:代替テキストバイトの提示のための設定の符号化は,

表 A.39 に従わなければならない。

表 A.39−代替テキストデータオブジェクト(“9F6C”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− 1

代替テキストを読み上げる。

x x x x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.29  ALT text”に対応する。

A.4.3.2 

事前格納メッセージ 

目的:補助画面に表示される特定の事前格納メッセージを要求する。

フォーマット:1 バイトのバイナリ

内容:メッセージバイトの提示のための設定の符号化は,

表 A.40 に従わなければならない。

表 A.40−事前格納メッセージデータオブジェクト(“9F78”)の内容

b8 b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1

意味

− x

話の速度

− 1

ゆっくり,明確に話す。

− 0

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

x x x x x x x

将来利用のため,ISO/IEC JTC 1/SC 17 によって予約

それまでは,x の値は全て 0 に設定する。

注記 1  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.41  Pre-stored messages”に対応する。

注記 2  補助画面とは,主画面上の一部に,例えば聴覚障がいのある利用者の要求で,唇の動きで言

葉を理解するために,

“私を見てほしい”などという表示をするためのものである。

A.4.3.3 

可変メッセージ 

目的:補助画面にカードに保存したメッセージの表示を要求する。

フォーマット:n バイトの ASCII 英数字

内容:表示すべきメッセージ

このデータオブジェクトは,タグ“9F79”を用いる。

注記  この細分箇条は,EN 1332-4:2007 の“5.4.42  Variable messages”に対応する。


35

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

附属書 B

(規定)

UCI

におけるタグ一覧及び各タグの簡易な説明

UCI

におけるタグ一覧及び各タグの簡易な説明を

表 B.1 に示す。

表 B.1UCI におけるタグ一覧及び各タグの簡易な説明 

データオブジェクト

タグ

意味

表又は細分箇条の

番号

使用される

テンプレート

“9F50”

記号

表 A.23 

“7F22”

“9F51”

文字サイズ

A.4.1.2.2 

“7F22”

“9F52”

画面の色

表 A.18 

“7F22”

“9F53”

回避色

表 A.19 

“7F23”

“9F54”

画面の位置

A.4.1.5.1 

“7F22”

“9F55”

スピーチ出力

表 A.38 

“7F22”

“9F56”

音量増幅

表 A.34 

“7F22”

“9F57”

高域周波数増幅

表 A.35 

“7F22”

“9F58”

低域周波数増幅

表 A.36 

“7F22”

“9F59”

入力要求

表 A.3 

“7F22”

“7F23”

“9F5A”

タッチパネル画面

表 A.8 

“7F22”

“9F5B”

入力装置の位置

A.3.4.1 

“7F22”

“9F5C”

タイムアウト

A.3.1.2 

“7F22”

“9F5D”

インタフェースの複雑さレベル

表 A.20 

“7F22”

“9F5E”

キーボード特性

表 A.5 及び表 A.6

“7F22”

“9F5F” SMS 通信

表 A.2 

“7F22”

“9F61”

画面読取り

表 A.31 

“7F22”

“9F62”

リンク

表 A.33 

“7F22”

“9F63”

読上げ速度

A.4.2.2.2 

“7F22”

“9F64”

画面向上ソフトウェア

表 A.27 

“7F22”

“9F65”

字体

表 A.21 

“7F22”

“7F23”

“9F66”

アイコン

表 A.24 

“7F22”

“9F67”

ポインタボタン

表 A.9 

“7F22”

“9F68”

ポインタ特性

表 A.10 

“7F22”

“9F69”

画面上のキーボード

表 A.7 

“7F22”

“9F6A”

数値,時刻,及び日付表示

表 A.1 

“7F22”

“9F6B”

キーボード以外の入力要求

表 A.12 

“7F22”

“9F6C”

代替テキスト

表 A.39 

“7F22”

“9F6D”

記号類の読上げ

表 A.32 

“7F22”

“9F6E”

可聴プロンプトの代わりの可視出力

表 A.26 

“7F22”

“7F23”

“9F6F”

点字ディスプレイ

表 A.28 

“7F22”

“9F70”

見出し(字幕)

表 A.22 

“7F22”

“9F71”

音声説明

表 A.30 

“7F22”

“9F72”

明瞭な音

表 A.37 

“7F22”

“9F73”

メニュー選択

表 A.4 

“7F22”

“9F74”

スクロールモード

表 A.11 

“7F22”

“9F76”

アニメーション

表 A.25 

“7F22”

“7F23”

“9F78”

事前格納メッセージ

表 A.40 

“7F22”


36

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

表 B.1UCI におけるタグ及び意味の要約(続き)

データオブジェクト

タグ

意味

表又は細分箇条の

番号

使用される

テンプレート

“9F79”

可変メッセージ

A.4.3.3 

“7F22”

“9F7A”

可聴プロンプトの代わりの点滅可視信号

A.4.1.3.5 

“7F22”

“BF7B”

生体認証特性

表 A.13∼表 A.17

“7F22”

“7F23”

“9F7C”

画面の角度

A.4.1.5.2 

“7F22”

“9F7D”

光信号

表 A.29 

“7F22”

“5F2D”

言語

A.2.1.1 

“7F22”


37

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

附属書 C 
(参考)

附属書 A と JIS X 8341-7:2011 との比較

附属書 と JIS X 8341-7:2011 との比較を表 C.1 に示す。

表 C.1−附属書 と JIS X 8341-7:2011 との比較

附属書 

JIS X 8341-7

及びコメント

記号

文字サイズ

画面の色

回避色

画面の位置

スピーチ出力

音量増幅

高域周波数増幅

低域周波数増幅

入力要求

タッチパネル画面

入力装置の位置

タイムアウト

5.2.10

  一定時間後無効機能

インタフェースの複雑さレベル

キーボード特性

SMS

通信

画面読取り

5.2.14

  画面読み上げ機構

リンク

読上げ速度

画面向上ソフトウェア

字体

アイコン

ポインタボタン

ポインタ特性

画面上のキーボード

5.2.11

  画面キーボード

数値,時刻,及び日付表示

キーボード以外の入力要求

5.2.12

  音声操作

代替テキスト

記号類の読上げ

可聴プロンプトの代わりの可視出力

5.2.8

  サウンド表示,及び,5.2.9  サウンド解説

点字ディスプレイ

見出し(字幕)

音声説明

明瞭な音

メニュー選択

スクロールモード

アニメーション

生体認証特性

事前格納メッセージ

可変メッセージ

可聴プロンプトの代わりの点滅可視信号

言語

JIS X 6320-6 


38

X 6905

:2013 (ISO/IEC 12905:2011)

参考文献

JIS Z 8514

  人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−キーボードの要求事項

注記  対応国際規格:ISO 9241-4,Ergonomic requirements for office work with visual display terminals

(VDTs)

−Part 4: Keyboard requirements(IDT)

JIS X 6320-3

  識別カード−IC カード−第 3 部:外部端子付き IC カードの電気的インタフェース及び伝

送プロトコル

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7816-3,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 3: Cards with

contacts

−Electrical interface and transmission protocols(IDT)

JIS X 6320-11

  IC カード−第 11 部:バイオメトリクスを用いた本人確認

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7816-11,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 11: Personal

verification through biometric methods

(IDT)

ISO/IEC TR 29138-1

,Information technology−Accessibility considerations for people with disabilities−Part 1:

User needs summary

ISO/IEC TR 29138-2

,Information technology−Accessibility considerations for people with disabilities−Part 2:

Standards inventory

ISO/IEC TR 29138-3

,Information technology−Accessibility considerations for people with disabilities−Part 3:

Guidance on user needs mapping

ISO/IEC 24727-4:2008

, Identification cards − Integrated circuit card programming interfaces − Part 4:

Application programming interface (API) administration

EN 1332-4:2007

,Identification card systems−Man-machine interface−Part 4: Coding of user requirements for

people with special needs

CWA 13987:2000

,Smart Card Systems−Interoperable Citizen Services−User Related Information

JIS X 6322

(規格群)  識別カード−非接触(外部端子なし)IC カード−近接型

注記  対応国際規格:ISO/IEC 14443 (all parts),Identification cards−Contactless integrated circuit cards

−Proximity cards(IDT)

JIS X 8341-7:2011

  高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器,ソフトウェア及びサービ

ス−第 7 部:アクセシビリティ設定

注記  対応国際規格:ISO/IEC 24786:2009,Information technology−User interfaces−Accessible user

interface for accessibility settings

(IDT)