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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

(1) 

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

2

4

  記号及び略語

2

5

  2.45 GHz RFID プロトコル

3

5.1

  一般

3

5.2

  モード 1:受動形後方散乱 RFID システム

4

5.3

  モード 2:長距離高速データ転送 RFID システム

44

6

  この規格で規定した二つのモード間の特性の相違表

78

附属書 A(参考)モード 1:メモリマップ

79

附属書 B(参考)モード 1CRC

85

附属書 C(規定)モード 2:メモリマップ

89

附属書 D(参考)モード 2CRC

92

参考文献

94

 


X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)及

び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格に従うことは,JIS X 6351-1:2010 の

附属書 に示す者の有する特許権,及び次の者の有する特

許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。

問合せ先

特許番号

この規格の関係する

細分箇条

Intermec Technologies Corporation, Attn.: 
Ronald D. Payne, Vice President, Contracts, 
6001 36th Ave, West, Everett, WA 98203, 
USA

US 4,786,907; US 5,030,807; 
US 5,521,601; US 5,550,547; 
US 5,673,037; US 5,777,561; 
US 5,828,318; US 5,828,693; 
US 5,850,181; US 5,942,987; 
US 5,995,019

5.2 

Koninklijke Philips Electronics N.V., 
Intellectual Property & Standards, Mr. 
Harald Röggla, Triester Strasse 64, A-1101 
Vienna, Austria

PHAT010034; 
JP 03-502778; 
US2002/0186789A1; 
WO 02/099741A1

5.2 

Siemens AG, Patent department, POB 
221634, D-80506 Munich, Germany

DE 10137247.7; 
PCT/DE02/02769

5.3 

Intercode/Spacecode, Mr. M. Pierre 
Raimbault; 12, Rue des Petits Ruisseaux; 
Z.I. des Godets; 91370 Verrières le Buisson; 
France

US 5,808,550; 
EP 96402555.5; 
Canada 2191794

5.2 

Sterne, Kessler, Goldstein & Fox P.L.L.C. 
Attn. Mr. Rob Sokohl, 1100 New York 
Avenue NW, Washington, DC 20005-3934, 
USA for Matrics, Inc.

US 6,002,344

5.2

5.3 

上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施

の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対

しては,同様の条件でその実地が許諾されることを条件としている。

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標

準調査会は,このような特許権等にかかわる確認について,責任はもたない。

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新

案登録出願をいう。

JIS X 6351

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

X

6351-1

  第 1 部:参照アーキテクチャ及びパラメタの定義


X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

(3) 

JIS

X

6351-2

  第 2 部:135 kHz 未満のエアインタフェース通信パラメタ

JIS

X

6351-3

  第 3 部:13.56 MHz のエアインタフェース通信パラメタ

JIS

X

6351-4

  第 4 部:2.45 GHz のエアインタフェース通信パラメタ

JIS

X

6351-6

  第 6 部:860 MHz∼960 MHz のエアインタフェース通信パラメタ(予定)

JIS

X

6351-7

  第 7 部:433 MHz のエアインタフェース通信パラメタ(予定)


X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

(4) 

白      紙


   

日本工業規格

JIS

 X

6351-4

:2010

(ISO/IEC 18000-4

:2004

)

物品管理用 RFID−第 4 部:2.45 GHz の

エアインタフェース通信パラメタ

Radio frequency identification for item management

Part 4: Parameters for air interface communications at 2.45 GHz

序文

この規格は,2004 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 18000-4 を基に,技術的内容及び構成を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1

適用範囲

この規格は,産業科学医療用(ISM)周波数帯域である 2.45 GHz で動作し,物品管理アプリケーション

で利用される RFID 装置のためのエアインタフェースを定義する。この規格は,国際マーケットで成長す

る RFID 分野の製品の互換性及び相互運用性を促進するために,RFID 装置の共通の技術仕様を提供するこ

とを目的とする。この規格は,動作周波数,動作チャネル精度,占有チャネル帯域幅,最大 EIRP,スプリ

アス放射,変調,デューティサイクル,データ符号化,ビットレート,ビットレート精度,ビット送出順

位及び必要に応じて動作チャネル,周波数ホップレート,ホップシーケンス,拡散シーケンス,チップレ

ートなどを含む技術的属性に対する順方向リンクパラメタ及び返信リンクパラメタを定義する。さらに,

この規格は,エアインタフェースで使用する通信プロトコルについても定義する。

この規格には二つの動作モードを含む。一つはリーダトークファースト(RTF)で動作する受動形 RF

タグであり,もう一つはタグトークファースト(TTF)として動作するバッテリ補助形 RF タグである。モ

ード間の技術的な違いの詳細は,パラメタ一覧表の中に示した。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 18000-4:2004

,Information technology−Radio frequency identification for item management

−Part 4: Parameters for air interface communications at 2.45 GHz(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 0500-1

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 1 部:一般

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-1:2005,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques−Harmonized vocabulary−Part 1: General terms relating to AIDC(IDT)


2

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

JIS X 0500-2

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 2 部:光学的読取媒体

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-2:2005,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques−Harmonized vocabulary−Part 2: Optically readable media (OMR)

(IDT)

JIS X 0500-3

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 3 部:RFID

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-3:2005,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques−Harmonized vocabulary−Part 3: Radio frequency identification (RFID)

(IDT)

JIS X 6320-6

  IC カード−第 6 部:交換のための産業間共通データ要素

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7816-6,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 6: Interindustry

data elements for interchange(IDT)

JIS X 6351-1

  物品管理用 RFID−第 1 部:参照アーキテクチャ及びパラメタの定義

注記  対応国際規格:ISO/IEC 18000-1:2004,Information technology−Radio frequency identification for

item management−Part 1: Reference architecture and definition of parameters to be standardized

(IDT)

ISO/IEC 15963

,Information technology−Radio frequency identification for item management−Unique

identification for RF tags

ISO/IEC TR 18047-4

,Information technology−Radio frequency identification device conformance test

methods−Part 4: Test methods for air interface communications at 2.45 GHz

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 0500 規格群による。

4

記号及び略語

Cht

搬送波高レベル許容度

Carrier high level tolerance

Clt

搬送波低レベル許容度

Carrier low level tolerance

F

bitrate

ビット変化のないマンチェスタコードの

Base Frequency of the bit rate of Manchester code

ビットレートの基本周波数

without bit changes

f

c

動作領域での周波数(搬送周波数)

Frequency of operating field (carrier frequency)

FHSS

周波数ホッピングスペクトル拡散

Frequency Hopping Spread Spectrum

M

変調 Modulation

Ma

変調オーバーシュート Modulation

overshoot

Mb

変調アンダーシュート Modulation

undershoot

Mlt

下限変調許容範囲

Modulation lower tolerance

Mut

上限変調許容範囲

Modulation upper tolerance

Tbmf

マンチェスタ信号立下り時間

Manchester fall time

Tbmr

マンチェスタ信号立上り時間

Manchester rise time

Tcf

搬送波立下り時間

Carrier fall time

Tcr

搬送波立上り時間

Carrier rise time

Tcs

搬送波安定化時間 Carrier

steady time


3

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

Tf

立下り時間 fa time

Tfhf

搬送波 FHSS 立下り時間

Carrier FHSS fall time

Tfhr

搬送波 FHSS 立上り時間

Carrier FHSS rise time

Tfhs

搬送波 FHSS 安定化時間

Carrier FHSS steady time

Tflb

順方向リンクビット時間

Forward link bit time

Tr

立上り時間 rise time

Trlb

返信リンクビット時間

Return link bit time

5

2.45 GHz RFID

プロトコル

5.1

一般

5.1.1

プロトコル

箇条 は,この規格の 2.45 GHz RFID コマンド及びデータレベル通信プロトコルを定義する。これらの

プロトコルは,適合 RF タグと適合リーダライタとの間の通信を容易化する。プロトコルのためのタイミ

ングパラメタ及び信号特性は,各モードでの物理リンク仕様で規定される。

5.1.2

周波数

この規格は,産業科学医療用(ISM)周波数帯域の 2.45 GHz で動作する RFID 装置について規定してい

る。

5.1.2.1

インタフェース定義

この規格は,物品管理用途の無線の非接触形情報システム装置に関し,JIS X 6351-1 に規定した標準規

格パラメタ及び標準規格エアインタフェースの実装をサポートする。典型的な用途では,1 m 以上離れた

通信距離で動作する。

5.1.2.1.1

RFID

システム定義

RFID システムには,ホストシステム及び RFID 装置(リーダライタ及び RF タグ)が含まれなければな

らない。ホストシステムは,RFID 装置とのインタフェースを制御するアプリケーションプログラムを動

作させる。RFID 装置は二つの基本部品,つまり RF タグ及びリーダライタで構成されなければならない。

RF タグは,使用者が管理したい物品に取り付けるためのものである。RF タグは,RF タグ識別番号及び
RF タグ又は物品に関するその他のデータを記憶し,リーダライタに対してこれらの情報を送信する能力を

もつ。リーダライタは,通信領域にある RF タグと通信するための装置である。加えてリーダライタは,

RF タグへ電力を供給するのに送信無線周波数搬送波を使用することができる。RF タグへの電力供給をリ

ーダライタ送信搬送波に頼るシステムは,一般に受動形 RF タグシステムと呼ばれる。リーダライタはプ

ロトコルを制御し,RF タグからの情報を読み取り,場合によっては RF タグにデータを記憶するように指

示し,さらに,メッセージの配布と有効性とを保証する。

5.1.2.1.2

最低限の機能

この規格で規定する RFID システムは,次の最低限の機能を提供する。

−  通信領域内にある RF タグの識別

−  データの読取り

−  データ書込み又は読取専用システムの処理

−  グループ又はアドレスによる選択

−  通信領域内の複数 RF タグの処理

−  エラー検出


4

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

5.1.2.1.3

適合性

この規格への適合を主張するためには,RFID システムは 5.2 及び 5.3 に規定する物理・データリンク実

装の一つに適合しなければならない。

RFID 装置の適合性評価の規則は,ISO/IEC TR 18047-4 で提供されている。

5.1.3

RF

タグ識別番号

プロトコルが TTF(タグトークファースト)プロトコルのように他の手段を提供しているのではない限

り,特定の RF タグを指定するコマンドには,RF タグ識別番号が含まれなければならない。この規格では,

各 RF タグには,モード 1 用には

附属書 A,モード 2 用には附属書 に規定のとおり,製造者 RF タグ識

別番号を付けることを義務付けている。

個別のユーザ RF タグ識別番号はオプションであり,必す(須)ではない。ユーザ RF タグ識別番号が使

用される場合は,ユーザアプリケーションで必要なバイト数で構成しなければならない。この番号及びそ

の他のアプリケーションデータは,RF タグのユーザデータフィールドとして参照されなければならない。

これらのフィールドは,ドライバソフトウェアのフィールド名参照法を使い,API を通して参照できる。

ユーザ RF タグ識別番号はユーザ定義の識別番号であり,固有の番号である必要はない。

5.1.4

潜在的相互干渉

規格開発者は,規格モード間で“重大な干渉”が存在しないことを確認する義務がある。設定の運用状

況として,一つの規格モード(最も幅広く拡散される許容送出電力の範囲内で動いている。

)のシステムが,

別の規格モード(最も幅広く拡散される許容送出電力の範囲内で動いている。

)のシステムの良好な動作を

妨害するような場合には,

“重大な干渉”が存在するという。

設定の運用状況において動作を妨害しないか,又は簡単かつ安価な工事設計改良によって回避できるよ

うな,影響のない程度の少ない干渉が観測されたときに,そのモードの規格化を不採用とする理由と考え

てはならない。

“重大な干渉”を回避するために,この規格では,次の点に留意している。

− TTF モードは,この規格で示すように明確に区別されている。

− RFID システム設置者には,同じ周波数帯域を共用する他のシステムがあることに配慮し,システム

を設置する場合には,他のシステムに対する与干渉をあらかじめ最小限に抑えるための最大限の措置

を取るように努力すべきことを勧告する。システム設置者には,同様に,同じ周波数帯域内において,

電波規制上の許容送信出力までの電波で他ユーザからの被干渉に対応するように備えておくことを勧

告する。

5.2

モード 1:受動形後方散乱 RFID システム

FHSS 後方散乱方式 RFID システム又は狭帯域動作 RFID システムには,通信領域内の一つ以上の RF タ

グと同様に,FHSS 後方散乱方式 RFID システム又は狭帯域動作 RFID システムで動くリーダライタも含ま

れる。

RF タグはリーダライタの電波領域内に置かれると,電源が入り動作が始まる。電界強度が適切な場合に

は,RF タグは電源オンリセットを実行し,コマンドを受信する準備ができなければならない。各コマンド

は,RF タグにおいて受信信号からクロック及びデータの再生が可能なように,プレアンブル及び開始符号

から始めなければならない。RF タグへのデータ及び RF タグからのデータは,巡回冗長検査(CRC)を使

ってエラーが検査される。したがって,CRC フィールドはすべてのリーダライタからの質問及びすべての

RF タグの応答内に含まれる。付加的データ保護は順方向(リーダライタから RF タグへの)リンクのマン

チェスタ符号化及び返信(RF タグからリーダライタ)リンク上の FM0 符号化によって与えられる。


5

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

FHSS 後方散乱方式 RFID システム又は狭帯域動作 RFID システムにおいて,RFID コマンドセットを使

用することによってリーダライタはその電波領域内にある RF タグの多くの機能を実行できる。例えば,

リーダライタは,その電波領域内にある複数 RF タグの同時識別を可能にするコマンドシーケンスを送る

ことができる。その代案として,リーダライタは RF タグメモリの内容に基づいて,電波領域内の複数 RF

タグのサブセットを交互に選択することもできる。RF タグに対してデータの書込み又はロックと同様に,

電波領域内の RF タグ内の記録データを読み取ることもできる。

この規格では,RF タグコマンドセットの規定として,コマンドフィールド,及びあるとすれば返信デー

タ受領確認フィールドについての詳細を規定する。さらに,どのように複数物品の識別アルゴリズムが働

くか,及びバイト配列仕様を含む,FHSS 後方散乱方式 RFID プロトコルの高位の追加要件を規定している。

より多くのプロトコルの概要は,5.2.2.7 で詳細に述べられている。

この規格では,次のシステム機能をサポートする受動形後方散乱 RFID システムについて規定する。

システムプロトコル

−  電波領域内の複数 RF タグの識別及び通信

−  ユーザが RF タグに保存した情報をベースとして,識別又は通信する RF タグのサブグループの選択

−  個別の RF タグに対するデータの読取り,書込み又は多数回の再書込み

−  ユーザ制御によるメモリの永久ロック

データ完全性保護

−  マンチェスタビット単位符号化及び CRC-16 パケットレベル保護は順方向リンク(リーダライタから

RF タグ)データに適用

− FM0 ビット単位符号化及び CRC-16 パケットレベル保護は返信リンク(RF タグからリーダライタ)デ

ータに適用

この RFID システムでは,リーダライタは通信範囲内にある RF タグに電源供給及び通信を行う。RF タ

グはリーダライタから,電力及びデータ信号のオンオフキー振幅変調(OOK)としてデータを受信する。

RF タグがリーダライタに返信している間,リーダライタは一定の無線周波数出力レベルで送信し,RF タ

グはそのアンテナ端子の無線周波数負荷インピーダンスを変調する。リーダライタは,それ自身の送信出

力の反射電波の変動として,RF タグからの返信データを受信する。

5.2.1

モード 1:物理パラメタ及び媒体アクセス制御(MAC)パラメタ

5.2.1.1

モード 1:リーダライタから RF タグへのリンク

表 を参照。

表 1−物理リンクの仕様−順方向リンク

番号

パラメタ名

内容

M1-Int: 1

動作周波数範囲

2 400 MHz∼2 483.5 MHz の帯域内の電波法で許可されて
いる値

M1-Int: 1a

動作周波数初期値

2 450 MHz

M1-Int: 1b

動作チャネル

電波法を適用。 
例として,米国では 0.5 MHz 単位の増加で 2 422.5MHz
∼2 461.5MHz の 79 チャネルが使用可能。

M1-Int: 1c

動作周波数精度

最大許容範囲は±50 ppm であるが,国の規則による要件
があるときは,その許容範囲を適用できる。


6

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 1−物理リンクの仕様−順方向リンク(続き)

番号

パラメタ名

内容

M1-Int: 1d

周波数ホップレート

ホップレートは,適用可能な場合には,システムを運用

する国の電波監督機関が定める。 
例として,米国では連邦通信委員会(FCC)の FCC

パー

ト 15 の第 15.247 条によって,米国内ではどの周波数に
おいても最大時間 0.4 秒と設定されている。

M1-Int: 1e

周波数ホップシーケンス

擬似乱数ホッピングパターンは,指定周波数帯を均一的
に活用。

M1-Int: 2

占有チャネル帯域幅

最大 0.5 MHz 帯域幅仕様は電波法の規定に従う。 
例として,米国では FCC

パート 15 の第 15.247 条参考文

書 1.2.2 によって,20 dB 帯域幅として規定されている。

M1-Int: 3

リーダライタ送信最大 EIRP

最大出力は,システムを運用する国の電波監督機関によ

って規制されている。 
例として,対応国際規格の起草時において米国内の文書
を参照すると,FCC

パート 15 の第 15.247 条で,リーダ

ライタからの最大出力は 30 dBm,リーダライタの送信ア
ンテナからは 4 W(36 dBm)EIRP となっている。 
例として,ISM 帯域において運用する固定周波数モード

例  狭周波数帯)のための日本の参考文献では,シス

テムは,利得が 20 dBi 未満の指向性アンテナに供給電力
300 mW が“免許”条件として運用可能である。チャネ
ルは,このモードの動作に使用可能な FHSS“無免許”
動作の下で定義されている。

M1-Int: 4

リーダライタスプリアス放射 M1-Int:

4a 及び M1-Int: 4b に記載。

M1-Int: 4a

リーダライタスプリアス放射,帯域内(スペ
クトル拡散システム用)

適用しない。

M1-Int: 4b

リーダライタスプリアス放射,帯域外

リーダライタは,システムを運用する国の電波監督機関
によって定義されたスプリアス放射条件に適合した送信

を行わなければならない。 
例として,米国の参考文書では,FCC

パート 15 の第

15.205

条及び第 15.209 条は,この規格の起草時に,3 m

において 500 μV/m を限度と設定している。

M1-Int: 5

リーダライタ送信機スペクトルマスク

通信搬送波:ASK

M1-Int: 6

タイミング M1-Int:

6a∼M1-Int: 6d に記載。

M1-Int: 6a

送信から受信への切替え時間

5.2.2.9.2

を参照

注記  対応国際規格では 6.1.2.9.1 の細分箇条と記述され

ているが,正しくは 5.2.2.9.2 である。

M1-Int: 6b

受信から送信への切替え時間

通信プロトコルによって決定される。M1-Tag: 6a を参照

M1-Int: 6c

滞留時間又はリーダライタ送信電力オン過渡

期間

ビット周期の 5 %未満

M1-Int: 6d

減衰時間又はリーダライタ送信電力オフ過渡

期間

ビット周期の 5 %未満

M1-Int: 7

変調 ASK  詳細は 5.2.2.4 に記載。

注記  対応国際規格では 6.1.2.4 の細分箇条と記述されて

いるが,正しくは 5.2.2.4 である。

M1-Int: 7a

拡散シーケンス[ダイレクトシーケンススペ

クトル拡散(DSSS)システム用]

適用しない。

M1-Int: 7b

チップレート(スペクトル拡散システム用)

適用しない。


7

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 1−物理リンクの仕様−順方向リンク(続き)

番号

パラメタ名

内容

M1-Int: 7c

チップレート精度(スペクトル拡散システム

用)

適用しない。

M1-Int: 7d

変調指数 99

%  詳細は 5.2.2.4.1 を参照。

M1-Int: 7e

デューティサイクル 50

%±5 %

M1-Int: 7f

FM 偏差

適用しない。

M1-Int: 8

データ符号化

マンチェスタ方式

M1-Int: 9

ビットレート 30

kbit/s∼40 kbit/s

M1-Int: 9a

ビットレート精度 100 ppm

M1-Int: 10

リーダライタ送信変調精度

5.2.2.4.1

を参照。

M1-Int: 11

プレアンブル

あり,5.2.2.8.3 を参照。

M1-Int: 11a  プレアンブル長

9 ビット,5.2.2.8.3 を参照。

M1-Int: 11b  プレアンブル波形

5.2.2.8.3

を参照。

M1-Int: 11c  ビット同期ビット系列

あり,5.2.2.8.4 を参照。

M1-Int: 11d  フレーム同期ビット系列

あり,5.2.2.8.4 を参照。

M1-Int: 12

スクランブリング 
(スペクトル拡散システム用)

適用しない。

M1-Int: 13

ビット送信順位

最上位ビット優先(MSB ファースト)

M1-Int: 14

ウェイクアッププロセス RF タグ側での適切な RF 信号の存在,その RF 信号の後

に RF タグタイプの必要性に応じてウェイクアップコマ
ンドが続く。

M1-Int: 15

偏波

リーダライタ仕様に従う。この規格では定義しない。

5.2.1.2

モード 1RF タグからリーダライタへのリンク

表 を参照。

表 2−物理リンクの仕様−後方散乱返信リンク

番号

パラメタ名

内容

M1-Tag: 1

動作周波数範囲

2 400 MHz∼2 483.5 MHz の周波数帯域内の電波法上の許容値

M1-Tag: 1a

動作周波数初期値

2 450 MHz

M1-Tag: 1b  動作チャネル(スペクトル拡散システ

ム用)

電波法の要件に従う。M1-Int: 1b を参照。

M1-Tag: 1c

動作周波数精度

最大許容範囲は±50 ppm であるが,国の規則に応じた許容範囲
を適用できる。

M1-Tag: 1d  周波数ホップレート[周波数ホッピン

グ(FHSS)システム用]

ホップレートは,システムが運用される国の監督機関が定め
る。

M1-Tag: 1e

周波数ホップシーケンス[周波数ホッ
ピング(FHSS)システム用]

リーダライタによって駆動される。M1-Int: 1e を参照。

M1-Tag: 2

占有チャネル帯域幅 M1-Int:

2 を参照。

M1-Tag: 3

送信最大 EIRP

後方散乱動作の間,リーダライタによって送信される最大出力
は,システムが運用される国の監督機関による規制を受ける。

例は,M1-Int: 3 の後半に記載。

M1-Tag: 4

送信スプリアス放射 M1-Int:

4a 及び M1-Int: 4b に記載。

M1-Tag: 4a

送信スプリアス放射,帯域内(スペク
トル拡散システム用)

電波法による規定に従う。


8

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 2−物理リンクの仕様−後方散乱返信リンク(続き)

番号

パラメタ名

内容

M1-Tag: 4b

送信スプリアス放射,帯域外

後方散乱返信リンクの動作の間,リーダライタは国内の監督機

関によって設定されたスプリアス放射の要件に適合した送信
を行わなければならない。 
例として,米国の参考文書では,FCC

パート 15 の第 15.205 

及び

第 15.209 条はこの文書の起草時に,3 m において 500 μV/m

を限度と設定している。

M1-Tag: 5

送信スペクトルマスク

電波法の規定に従う。

M1-Tag: 6a

送信から受信への切替え時間 1

ms 未満。詳細は 5.2.2.9.2 を参照。

注記  対応国際規格では 6.1.2.9.1 の細分箇条と記述されている

が,正しくは 5.2.2.9.2 である。

M1-Tag: 6b

受信から送信への切替え時間

通信プロトコルによって決定される。M1-Int.: 6a を参照

M1-Tag: 6c

滞留時間又は送信電力オン過渡期間

適用しない。

M1-Tag: 6d

減衰時間又は送信電力オフ過渡期間

適用しない。

M1-Tag: 7

変調

後方散乱。詳細は 5.2.2.5 に記載 
注記  対応国際規格では 6.1.2.5 の細分箇条と記述されている

が,正しくは 5.2.2.5 である。

M1-Tag: 7a

拡散シーケンス[ダイレクトシーケン

ススペクトル拡散(DSSS)システム用]

適用しない。

M1-Tag: 7b

チップレート(スペクトル拡散システ

ム用)

適用しない。

M1-Tag: 7c

チップレート精度(スペクトル拡散シ
ステム用)

適用しない。

M1-Tag: 7d

オンオフ比率

適用しない。

M1-Tag: 7e

副搬送波周波数

適用しない。

M1-Tag: 7f

副搬送波周波数精度

適用しない。

M1-Tag: 7g

副搬送波変調

適用しない。

M1-Tag: 7h

デューティサイクル 50

%±5 %

M1-Tag: 7i

FM 偏差

適用しない。

M1-Tag: 8

データ符号化 FM0 方式

M1-Tag: 9

ビットレート 30

kbit/s∼40 kbit/s

M1-Tag: 9a

ビットレート精度

±15 %

M1-Tag: 10

RF タグ送信変調精度[周波数ホッピン
グ(FHSS)システム用]

適用しない。

M1-Tag: 11

プレアンブル

5.2.2.5.6

を参照

M1-Tag: 11a  プレアンブル長 16 ビット長の静止期間の後に同期コードが続き,その後にコー

ド違反,続いて直交コードが続く。

M1-Tag: 11b  プレアンブル波形

二相符号化データ“1”

M1-Tag: 11c  ビット同期ビット系列

あり,プレアンブルに含まれている。

M1-Tag: 11d  フレーム同期ビット系列

あり,プレアンブルに含まれている。

M1-Tag: 12

スクランブリング(スペクトル拡散シ

ステム用)

適用しない。

M1-Tag: 13

ビット送信順位

最上位ビット優先(MSB ファースト)

M1-Tag: 14

予備

予備

M1-Tag: 15

偏波

製品設計上の特徴。この規格では定義しない。

M1-Tag: 16

最小 RF タグ受信機帯域幅

2 400 MHz∼2 483.5 MHz


9

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

5.2.1.3

モード 1:プロトコルパラメタ

表 を参照。

表 3−プロトコルパラメタ

番号

パラメタ名

内容

M1-P: 1

フートークファースト

リーダトークファースト

M1-P: 2

RF タグアドレス指定機能

あり

M1-P: 3

RF タグ UID RF タグメモリに含まれ,コマンドを使って参照できる。

M1-P: 3a

UID 長 64 ビット

M1-P: 3b

UID 形式

附属書 を参照

M1-P: 4

読取りサイズ

バイトブロック単位でアクセス可能

M1-P: 5

書込みサイズ

バイトブロック単位でアクセス可能。1,2,3 又は 4 ブロック単位で書き
込む(詳細は 5.2.3.6.2.5 を参照)

M1-P: 6

読取り処理時間

いったん RF タグが識別され選択されると,64 ビットのデータブロックを
通常 10 ms 未満で読み取れる。この処理時間は電波法の制約の下,使用さ
れるデータレートによって変わる。

M1-P: 7

書込み処理時間

いったん RF タグが識別され選択されると,8 ビットから 32 ビットまでの
データブロックは,通常 20 ms 未満で書き込むことができる。この処理時

間は電波法の制約の下,使用されるデータレートによって変わる。

M1-P: 8

エラー検出 CRC-16

M1-P: 9

エラー訂正

エラー訂正コードは使用しない。リーダライタがエラー時の最後の送信を
再送するようにリーダにエラー発生を伝えることによって,エラーは処理
される。

M1-P: 10

メモリサイズ

最小のメモリサイズ:64 ビット。推奨最小メモリサイズ:18 バイト。

M1-P: 11

コマンド構造及び拡張性

幾つかのコマンドコードが将来使用のために予備として確保されている。

5.2.1.4

モード 1:衝突防止パラメタ

表 を参照。

表 4−衝突防止パラメタ

番号

パラメタ名

内容

M1-A: 1

タイプ(確率論的又は決定

論的)

決定論的

M1-A: 2

直線性

データ内容のサイズに応じて,2 の 256 乗個の RF タグ数まで基本的に直

線的である。

M1-A: 3

RF タグ判別能力

アルゴリズム上では,リーダライタの読取り範囲内にある 250 個以上の
RF タグの読取りが可能である。

5.2.2

物理層及びデータ符号化方式

5.2.2.1

リーダライタ出力上昇波形

リーダライタの出力上昇波形は,

図 及び表 に定めた規定値に適合しなければならない。


10

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

Cht

100 %

Cht

Tcr

0 %

Tcs

Clt

図 1−リーダライタ出力上昇波形

表 5−リーダライタ出力上昇波形のパラメタの値

パラメタ

最小

最大

Tcs

400

µs

Tcr

0 µs

30 µs

Cht

3

%

Clt

1

%

5.2.2.2

リーダライタ出力下降

いったん搬送波レベルがリップル制限値 Cht 以下に落ちると,

図 及び表 に規定するように,Tcf 期

間内に単調に出力を下降させていかなければならない。

Cht

Clt

Tcf

100 %

0 %

図 2−リーダライタ出力下降波形

表 6−リーダライタ出力下降タイミング

パラメタ

最小

最大

Tcf

1 µs

500 µs

Cht

3

%

Clt

1

%


11

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

5.2.2.3

周波数ホッピング搬送波の立上り時間及び立下り時間

リーダライタが周波数ホッピングスペクトル拡散モード(FHSS)で動作するとき,搬送波の立上り時間

及び立下り時間は,

図 及び表 に定めた特性に適合しなければならない。

Tfhr

Tfhs

Tfhr

100 %

90 %

10 %

0 %

図 3FHSS 搬送波立上り及び立下り特性

表 7FHSS 搬送波立上り及び立下りパラメタ

パラメタ

最小

最大

Tfhr

15

µs

Tfhs 400

µs

Tfhf

15

µs

注記  表 の数値は,現在の FCC 規則だけの例である。

5.2.2.4

順方向リンク

5.2.2.4.1

搬送波変調

リーダライタから RF タグへのデータ転送は,搬送波の変調(ASK)によって達成される。データ符号

化は,マンチェスタ符号化を行うパルスを生成することによって実行される(

図 及び表 参照)。

Ma

Ma

A

B

Mb

Mb

Tf

Tr

Tf

Tr

図 440 kbit/s 信号の例


12

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 899 %変調のためのパラメタ

パラメタ

最小

公称

最大

M=(A−B)/(A+B)

90 99  100

Ma 0

0.03(A−B)

Mb 0

0.03(A−B)

Tr

0 µs

1.8 µs

0.1/f

bitrate

Tf

0 µs

1.8 µs

0.1/f

bitrate

5.2.2.4.2

順方向リンクフィールドのビット符号化

データは,

図 のようにマンチェスタ符号化されている。

論理値 0=マンチェスタ符号 0  … 01

論理値 1=マンチェスタ符号 1  … 10

図 5−順方向リンクビット符号化

5.2.2.5

FM0

返信リンク

5.2.2.5.1

概要

RF タグは,入射エネルギーの変調,及びリーダライタに反射し返すこと(後方散乱)によって,情報を

リーダライタに送信する。

5.2.2.5.2

変調

RF タグは,二つの状態の間で択一的に反射率を切り替える。“スペース”状態は,RF タグがリーダライ

タによって活性化され,順方向リンクでの受信及び符号化が可能な場合の通常の状態である。

“マーク”状

態は,アンテナ仕様又はアンテナ終端を変化させることによって生じるもう一つの状態である。

5.2.2.5.3

データレート

返信リンクデータレートは,順方向リンクデータレートから派生生成され,大体 40 kbit/s である。詳細

表 を参照する。

5.2.2.5.4

データ符号化

データは,バイフェーズスペースとしても知られる FM0 方式を使用して符号化される。

1 信号期間 Trlb は,送信される各ビットに各々割り当てられる。FM0 符号化においては,データ遷移は

すべてのビットの境界で生じる。さらに,データ遷移は送信される論理値 0 のビット中央で生じる。

表 9−返信リンクパラメタ

データレート Trlb 許容範囲

30 kbit/s∼40 kbit/s

25 µs∼33 µs

±15 %

非変調フィールド

変調フィールド

変調フィールド

非変調フィールド


13

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

データ符号化は,最上位ビット優先(MSB ファースト)で行われる。

図 は,“B1”の 8 ビットデータ

の符号化を例示している。

1

1

0

0

t

Trlb

Byte 10110001=“B1”の最上位ビット優先で符号化

1

1

0

0

FM0  データ符号化

先行のビット状態
によって択一

図 6RF タグからリーダライタへのデータ符号化

5.2.2.5.5

メッセージフォーマット

返信リンクのメッセージはプレアンブルが先行し,その後 RF タグデータが続く形で n 個のデータビッ

トから構成される。データビットは,最上位ビット優先(MSB ファースト)で送信される。

プレアンブルは,リーダライタにおいて RF タグデータのクロックを固定して,RF タグデータメッセー

ジの復調を開始することを可能にする。

表 10 に示すとおり,16 ビットで構成される。プレアンブルから

データへのフレーム起点として働く複数のコード違反(FM0 の規則に適合しないビット列)が存在する。

5.2.2.5.6

返信プレアンブル

返信プレアンブルは,

表 10 に定める後方散乱変調のビット列である。

表 10−返信プレアンブル

00 00 01 01 01 01 01 01 01 01 00 01 10 11 00 01

データ“0”は,RF タグ変調器が高インピーダンス状態にあることを表し,データ“1”は,RF タグ変

調器の低インピーダンス状態への切替えを表し,これらのインピーダンスの変化によって,後方散乱され

るべく RF タグへの入射エネルギーに変化,すなわち RF タグからの反射を引き起こす。

RF タグは次に示すとおり,RF タグから送る半ビット 1,及び半ビット 0 の形で後方散乱を行わなけれ

ばならない(

図 を参照)。


14

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

高インピーダンス

低インピーダンス

注記  1=低インピーダンス(後方散乱する。),0=高インピーダンス(後方散乱しない。

図 7−返信リンクプレアンブル

5.2.2.6

巡回冗長検査(CRC

RF タグにコマンドを送信するとき,リーダライタはメッセージパケットに反転した CRC を付加しなけ

ればならない。リーダライタからのコマンドを受信するとき,RF タグはチェックサム又は CRC の値が有

効であることを検証しなければならない。それが無効の場合は,RF タグはそのフレームを破棄しなければ

ならなく,応答してはならないし,いかなる行動も起こしてはならない。

16 ビット CRC は,リーダライタから RF タグ,及び RF タグからリーダライタへの両方の通信に適用す

る。

CRC の計算に使用する生成多項式は,X

16

+X

12

+X

5

+1 である。16 ビットレジスタは,

“FFFF”に初期

設定されなければならない。算出された CRC は反転されて,パケットの最後に付加して送信されなければ

ならない。

最上位バイトが最初に伝送され,それぞれのバイトの最上位ビットが最初に伝送されなければならない。

RF タグ側では,入ってくる CRC ビットは反転され,順次レジスタに送られる。最下位ビットが RF タ

グに入った後は,16 ビット CRC レジスタは全ビットゼロにならなければならない。

16 ビット CRC は,CRC の最初のビットまで,ただし,これを含まない,すべてのデータビットについ

て計算されなければならない。

RF タグからの応答を受信するときは,リーダライタはその CRC 値が有効であることを検証することが

推奨される。それが無効の場合の適切な修正措置は,リーダライタの設計にゆだ(委)ねられており,こ

の規格では規定しない(

表 11 を参照)。

表 11CRC 16 ビット及びバイト送信規則

 MSByte

  LSByte

MSB

 LSB

MSB

 LSB

CRC 16(8 ビット) CRC

16(8 ビット)

↑反転 CRC の最初に伝送されるビット

5.2.2.7

プロトコルの概念

データは,その構成フィールドで少し違った方法で符号化され,表現されている。リーダライタから RF

タグへの通信(順方向リンク)に関して,データはオンオフキー形式を使用して送られる。無線周波数電

界がオンである場合は 1 に対応し,オフの場合は 0 に対応する。オンオフ比率の仕様は,5.2.2.4 に定めら

れている。マンチェスタ符号化方式の場合には,マンチェスタ符号 1 は,1 から 0 への遷移で,マンチェ

スタ符号 0 は,0 から 1 への遷移で示される。

RF タグからリーダライタへの通信(返信リンク)では,後方散乱技術を使用してデータが送られる。こ

のため,返信リンクの間,リーダライタが RF タグに対して一定の安定電力を供給する必要がある。リー

高インピーダンス

低インピーダンス


15

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

ダライタが RF タグへ電力を送っている間,RF タグは,リーダから見た場合に全周波数で,RF タグの反

射率が変化するように,その RF タグのフロントエンドの有効インピーダンスを交互に変化させなければ

ならない。その間,リーダライタは搬送波を変調してはならない。待機フィールド(RF タグがメモリにデ

ータを書き込んでいるとき)の間も,リーダライタは RF タグに対して一定の安定電力を供給し,搬送波

を変調してはならない。通信プロトコルは,リーダライタ及び RF タグの間の双方向での命令及びデータ

の交換の仕組みを規定している。

“リーダトークファースト”の概念に基づいている。

この概念は,いかなる RF タグも,リーダライタから送られてきた命令を受け取り,適切に復号化しな

い限り,送信(変調)を開始してはならないということを意味している。

プロトコルは,リーダライタから RF タグへのコマンド,及び RF タグからリーダライタへの応答の交換

を基礎につくられている。

RF タグが応答を送る条件は,5.2.3.6 に規定されている。

それぞれのコマンド及びそれぞれの応答はフレームに含まれる。フレームは 5.2.2.7 に定義されている。

それぞれのコマンドは,次のフィールドから構成される。

−  プレアンブル

−  区切り符号(開始符号)

−  コマンドコード

−  パラメタフィールド:コマンドによる

−  アプリケーションデータフィールド:コマンドによる

− CRC

それぞれの応答は,次のフィールドで構成される。

−  返信プレアンブル

−  アプリケーションデータフィールド

− CRC

プロトコルは,ビット指向である。1 フレーム内で送信されるビットの数は 8 の倍数,すなわち,バイ

トの整数である。しかし,フレーム自体の全体はバイトの整数に基づかないで,ビット指向で構成されて

いる。

すべてのバイトのフィールドでは,最上位ビットが最初に送られ,最下位ビットへの順番で送られなけ

ればならない。すべてのワード(8 バイト)データフィールドでは,最初に最上位バイトが送信されなけ

ればならない。

最上位バイト(MSB)は,指定アドレス上のバイトでなければならない。最下位バイト(LSB)は,指

定アドレスに 7 を加えたアドレス上のバイトでなければならない(すなわち,バイトはアドレスの昇順に

送信される。

こ の バ イ ト の 重 み は , デ ー タ の 送 信 , 及 び デ ー タ の 比 較 計 算 を 伴 う GROUP_SELECT 及 び

GROUP_UNSELECT コマンドにおいては重要である。

バイトマスクの最上位バイト(MSB)は,指定アドレス上のバイト,最上位データバイトに対応する。

ワード(8 バイト)アドレスは 8 ワード境界上にある必要はなく,任意バイトの境界上でよい。

RFU ビット及び RFU バイトは,0 に設定しなければならない。


16

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

5.2.2.8

コマンド形式

5.2.2.8.1

概要

コマンドは,次のフィールドで構成される(

表 12 を参照)。

−  プレアンブル

−  区切り符号(開始符号)

−  コマンド

−  パラメタ及びデータファイル

− CRC

表 12−一般的なコマンド形式

プレアンブル検出

プレアンブル

開始符号

コマンド

パラメタ

データ CRC

5.2.2.8.2

プレアンブル検出フィールド

プレアンブル検出フィールドは,短くても 400 µs の(変調されていない。

)一定搬送波からなる。これ

は,40 kbit/s の通信速度で 16 ビット分に相当する。

5.2.2.8.3

プレアンブル

プレアンブルは,マンチェスタ符号 0 の 9 ビット分に等しい。

010101010101010101

5.2.2.8.4

区切り符号

5.2.2.8.4.1

開始符号 1

NRZ 形式で表現。ただし,マンチェスタ符号エラーと無視すべきスペースとを含む。

11 00 11 10 10        開始符号 1

5.2.2.8.5

CRC

5.2.2.6

及び

附属書 を参照する。

5.2.2.9

応答形式

5.2.2.9.1

概要

応答は,次のフィールドで構成される(

表 13 を参照)。

−  静止

−  返信プレアンブル

−  データフィールド

− CRC

表 13−一般的な応答形式

静止

返信プレアンブル

データ

CRC

RF タグは,後方散乱技術を使用してリーダライタへデータを送信しなければならない。リーダライタは,

RF タグからの(後方散乱)通信の期間,RF タグの応答を受信すると同時に,RF タグに安定的に電力を供

給しなければならない。

5.2.2.9.2

静止

RF タグは,16×Trlb−0.75×Tflb の期間,後方散乱をしてはならない。静止時間の長さは,順方向リン


17

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

ク及び返信リンクの通信速度によって決定される。

5.2.2.9.3

CRC

5.2.2.6

及び

附属書 を参照する。

5.2.2.10

待機

待機フィールドの間,リーダライタは少なくとも 15 ms の間連続して RF タグに対して一定の安定電力

を供給する。書込み動作中は,オンオフ変調データを送ってはならない。

RF タグは書込みコマンドを受信したとき,書込み動作を実行しなければならない(書込みが生じる条件

の詳細は,5.2.3.6.2.5.4 で説明)

。書込み動作が実行された場合は,全体のフィールド列の最後のフィール

ドは常に,待機フィールドでなければならない。

待機フィールドの間,つまり RF タグが内部の EEPROM にデータを書き込んでいる間,リーダライタは

RF タグに対して必ず一定の安定電力を供給しなければならない。オンオフ変調データは,この期間に送っ

てはならない(

図 及び図 を参照)。

C M D

C R C - 16

R ETU R N   D AT A/AC K/ER R

M anchester

R EM AR KS

T AG  M OD U LATION

U TPU T WAVEFOR M

R EM AR KS

T AG  M OD U LATION

U TPU T WAVEFOR M

FM 0

PR EAM BLE_D ET EC T

00000101 01010101 01010001 10110001

F IEL

F IELD

QU IET

400 µ s minimum

F IELD

11 00 11 10 10

R ET  PR EAM BLE

nine 01's

PR EAMBL E

STD EL

C R C - 16

WOR D _D ATA

FM 0

M anchester

AD D R

BM

intercommand time or
field on for write

M anchester

図 8GROUP_SELECT コマンド及び応答パケットサンプル(40 kbit/s での順方向リンク及び返信リンク)

R EM ARKS

TAG M OD U LATION

R   OU T PU T WAVEF OR M

C M D

R EM ARKS

TAG M OD U LATION

R   OU T PU T WAVEF OR M

R ETU R N  AC K/ER R

field on to power tag  during  write

PR EAM BLE_D ETEC T

400 µ s minimum

F IELD

F IELD

QU IET

WAIT

PREAMBLE

nine 01's

R ET  PR EAM BLE

11 00 11 10 10

STDEL

CR C - 16

M anchester

ID

ADD R

C R C- 16

M anchester

DAT

図 9WRITE コマンド及び応答パケットサンプル(40 kbit/s での順方向リンク及び返信リンク)

5.2.2.11

パケットレベルにおける通信シーケンス

図 10 及び図 11 には,パケットレベルにおける幾つかの通信シーケンスを例示している。図 10 は,書込

フィールド

フィールド

リーダ出力波形

リーダ出力波形

タグによる変調

タグによる変調

注意

注意

書込み期間のタグ電源供給用フィールドオン期間

フィールド

フィールド

リーダ出力波形

リーダ出力波形

タグによる変調

タグによる変調

注意

注意

コマンド間時間又は書込み
のためのフィールドオン


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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

みコマンドを含むパケットシーケンスを表す。シーケンスには,EEPROM への書込み動作に必要な時間を

与えるための待機時間を含む。さらに,書込み時間の待機に続いて,リーダライタは RF タグ再同期化信

号を送信する。この信号は,10 組の連続する 01 信号からなる。RF タグ再同期化信号の目的は,RF タグ

データ再生回路を初期化するためである。書込み時の待機期間に,リーダライタから不要なスプリアス電

波が出ることがあるため,書込みの後には再同期化信号は必す(須)である。再同期化をしなければ,RF

タグはスプリアス電波によってデータ再生のための同期を崩すことがある。

図 11 には,コマンド間に周波数ホップを含んだ場合のパケットシーケンスを表す。ホップ期間に不要な

スプリアス信号が発生することもあり,ホップ後にも RF タグ再同期化信号が必要である。

RF タグが誤動作しないように,リーダライタはコマンドと応答との間で周波数ホップは行ってはならな

い。

動作

COMMAND

RESPONSE

WAIT FOR WRITE

TAG RESYNC

COMMAND

RESPONSE

実行動作要素

リーダライタ

タグ

リーダライタ

リーダライタ

リーダライタ

タグ

注意

最小 15 ms

“01”を 10 組

図 10−ホッピングを伴わないコマンドシーケンス(WRITE コマンドを含む。)

動作

COMMAND RESPONSE

HOP

TAG

RESYNC  COMMAND RESPONSE

実行動作要素

リーダライタ

タグ

リーダライタ

リーダライタ

リーダライタ

タグ

注意

− 26

µs より大きい

“01”を 10 組

図 11−応答と次のコマンドとの間でホップを伴うコマンドシーケンス

5.2.3

プロトコル及び衝突仲裁

5.2.3.1

データ要素,ビット及びバイト順位の定義

5.2.3.1.1

固有識別子(固有 ID

A.2

を参照する。

5.2.3.1.2

CRC

5.2.2.6

及び

附属書 を参照する。

5.2.3.1.3

FLAGS

フィールド

RF タグは,8 個のフラグからなるフィールドをサポートしなければならない。このフィールドを FLAGS

フィールドという(

表 14 を参照)。


19

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 14FLAGS フィールド

ビット

名称

FLAG1(LSB) DE_SB(データ交換ステータスビット) 
FLAG2 WRITE_OK ビット 
FLAG3 BATTERY_POWERED ビット 
FLAG4 BATTERY_OK ビット 
FLAG5 0(RFU) 
FLAG6 0(RFU) 
FLAG7 0(RFU) 
FLAG8(MSB)

0(RFU)

5.2.3.1.3.1

データ交換ステータスビット(DE_SB

RF タグは,DATA_EXCHANGE 状態になるときに,このビットを設定し,電源オフ状態に移らない限り

その設定を保たなければならない。

DE_SB ビットが設定されて,かつ,RF タグが電源オフ状態になるときに,RF タグは t

DE_SB

時間経過後

に,DE_SB ビットをリセットするため,タイマを始動させなければならない。

−30

℃∼60

℃の温度範囲では,t

DE_SB

は少なくとも 2 秒間以上でなければならない。

0

℃∼50

℃の温度範囲では,t

DE_SB

は少なくとも 4 秒間以上でなければならない。

RF タグが INITIALIZE コマンドを受信したときには,RF タグは即座に DE_SB ビットをリセットしなけ

ればならない。

5.2.3.1.3.2

WRITE_OK

ビット

WRITE_OK ビットは,メモリへの書込みアクセスの成功後に設定されなければならない(例えば,WRITE

コマンド,LOCK コマンドの後)

WRITE_OK ビットは,WRITE コマンドの後に続くコマンドの実行後にクリアされる。

5.2.3.1.3.3

BATTERY_POWERED

ビット

BATTERY_POWERED ビットは,RF タグがバッテリをもっている場合には,設定されなければならない。

受動形 RF タグではクリアされなければならない。

5.2.3.1.3.4

BATTERY_OK

ビット

BATTERY_OK ビットは,バッテリが RF タグを動作させるための電力を十分にもつ場合に設定されなけ

ればならない。受動形 RF タグでは,クリアされなければならない。

5.2.3.2

RF

タグのメモリ編成

機能的なメモリは,1 バイトのブロック単位で編成されていなければならない。

1 バイトのブロック単位で 256 ブロックまでアドレスを指定できる。

これによって,最大 2 kbit までのメモリ容量を実現できる。

注記  この構造によって,最大メモリ容量の将来的な拡張を可能にしている。

5.2.3.3

ブロックセキュリティステータス

各バイトは,それぞれ対応するロックビットをもたなければならない。ロックビットは,LOCK コマン

ドを使ってロックされる。ロックビットの状態は,QUERY_LOCK コマンドによって読み取ることができ

る。最終生産施設からの出荷後は,RF タグは,いかなるロックビットであっても,ロックの解除ができて

はならない。大多数の場合,最終生産施設とは,RF タグ固有識別子を書き込んだ後に,その識別子をロッ

クする生産施設を意味する。


20

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

5.2.3.4

プロトコルの全体的な説明

5.2.3.4.1

RF

タグの状態

RF タグは,四つの主要状態をもつ(図 12 を参照)。

電源オフ状態

リーダライタが RF タグを活性化できないとき,その RF タグは“電源オフ”

状態にある(バッテリ補助 RF タグについては,電波励起レベルが RF タグ

回路を作動させるのに不十分なことを意味している。

準備完了状態

まずリーダライタが RF タグに電力を供給すると,RF タグは“準備完了”

状態になる。

−  ID

状態 RF タグがリーダライタに識別されようとしているとき,RF タグは“ID”

状態になる。

−  DATA_EXCHANGE

状態 RF タ グ が リ ー ダ ラ イ タ に 識 別 さ れ 選 択 さ れ る と , RF タ グ は

“DATA_EXCHANGE”状態になる。

注記  図 12 では,リーダライタの電波が恒久的に遮断された場合には,RF タグがどの状態からでも

“電源オフ”に移ることについては示されていない。

図 12−状態遷移図

この状態遷移図は,可能な遷移の概観だけを示している。詳細は

表 16 で定義する。

電源投入

リーダライタからの電波を受け,電源が投入されたときの状態変化。

選択

GROUP_SELECT コマンド又は READ コマンドによって,RF タグが選択されたことに起因する状態変化。


21

X 6351-4

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選択解除

GROUP_UNSELECT コマンド又は INITIALIZE コマンドによって,RF タグが選択解除されたことに起因

する状態変化。

衝突仲裁

単一の RF タグが識別されるまでの衝突仲裁の期間は,状態は変化しない。

データ読取り

衝突仲裁処理内で,最初の読取りアクセスに起因する状態変化。

読取り

衝突仲裁処理に関係しない読取りアクセスに起因する状態変化。

初期化

INITIALIZE コマンドによって,RF タグが選択解除されたことに起因する状態変化。

これらの状態間の遷移は,

表 16 に規定している。

5.2.3.4.2

コマンド処理手続の詳細

表 15 で示すコマンドは,“X”の印のついた状態で有効でなければならず,状態変化を引き起こすこと

もなく,他の状態での応答の原因ともならない。

表 15−コマンド処理手続の詳細

状態

コマンド

準備完了 ID

DATA

EXCHANGE

GROUP_SELECT_EQ X

X

GROUP_SELECT_NE X

X

GROUP_SELECT_GT X

X

GROUP_SELECT_LT X

X

GROUP_SELECT_EQ_FLAGS X

X

GROUP_SELECT_NE_FLAGS X

X

GROUP_UNSELECT_EQ   X

GROUP_UNSELECT_NE   X

GROUP_UNSELECT_GT   X

GROUP_UNSELECT_LT   X

GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS

X

GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS

X

MULTIPLE_UNSELECT   X

FAIL

X

SUCCESS

X

RESEND

X

INITIALIZE X

X

X

READ X

X

X

DATA_READ

X

X

READ_VERIFY X

X

X

READ_VERIFY4BYTE X

X

X

WRITE X

X

X

WRITE4BYTE X

X

X

WRITE4BYTE_MULTIPLE

X

X


22

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 15−コマンド処理手続の詳細(続き)

状態

コマンド

準備完了 ID

DATA

EXCHANGE

WRITE_MULTIPLE

X

X

LOCK

X

QUERY_LOCK X

X

X

表 16−状態遷移表

現在の状態

コマンド

条件

新しい状態

電源オフ

あらゆるコマンド

電源オフ

電源オフ

“電源投入”

準備完了

準備完了 GROUP_SELECT_EQ

準備完了

準備完了 GROUP_SELECT_NE

準備完了

準備完了 GROUP_SELECT_GT

準備完了

準備完了 GROUP_SELECT_EQ_FLAGS

フラグ非設定

準備完了

準備完了 GROUP_SELECT_NE_FLAGS

フラグ設定

準備完了

準備完了 GROUP_SELECT_LT

準備完了

準備完了 GROUP_SELECT_EQ

= ID

準備完了 GROUP_SELECT_NE

≠ ID

準備完了 GROUP_SELECT_GT

> ID

準備完了 GROUP_SELECT_LT

< ID

準備完了 GROUP_SELECT_EQ_FLAGS

フラグ設定 ID

準備完了 GROUP_SELECT_NE_FLAGS

フラグ非設定 ID

準備完了 INITIALIZE

準備完了

準備完了 READ

ID 不一致

準備完了

準備完了 READ

ID 一致 DATA_EXCHANGE

準備完了 READ_VERIFY

ID 不一致又は WRITE_OK でない

準備完了

準備完了 READ_VERIFY

ID 一致又は WRITE_OK DATA_EXCHANGE

準備完了 READ_VERIFY4BYTE  ID 不一致又は WRITE_OK でない

準備完了

準備完了 READ_VERIFY4BYTE  ID 一致又は WRITE_OK DATA_EXCHANGE

準備完了 WRITE

ID 不一致

準備完了

準備完了 WRITE

ID 一致 DATA_EXCHANGE

準備完了 WRITE4BYTE

ID 不一致

準備完了

準備完了 WRITE4BYTE

ID 一致 DATA_EXCHANGE

準備完了 QUERY_LOCK

ID 不一致

準備完了

準備完了 QUERY_LOCK

ID 一致 DATA_EXCHANGE

ID GROUP_UNSELECT_EQ

≠ ID

ID GROUP_UNSELECT_NE

= ID

ID GROUP_UNSELECT_GT

≦ ID

ID GROUP_UNSELECT_LT

≧ ID

ID GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS

フラグ非設定 ID

ID GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS

フラグ設定 ID

ID GROUP_UNSELECT_EQ

準備完了

ID GROUP_UNSELECT_NE

準備完了

ID GROUP_UNSELECT_GT

準備完了

ID GROUP_UNSELECT_LT

準備完了

ID GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS

フラグ設定

準備完了

ID GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS

フラグ非設定

準備完了


23

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 16−状態遷移表(続き)

現在の状態

コマンド

条件

新しい状態

ID MULTIPLE_UNSELECT

≠又は WRITE_OK でない ID

ID MULTIPLE_UNSELECT

=及び WRITE_OK

準備完了

ID GROUP_SELECT_EQ

ID

ID GROUP_SELECT_NE

ID

ID GROUP_SELECT_GT

ID

ID GROUP_SELECT_LT

ID

ID GROUP_SELECT_EQ_FLAGS

ID

ID GROUP_SELECT_NE_FLAGS

ID

ID FAIL

ID

ID SUCCESS

ID

ID RESEND

ID

ID INITIALIZE

準備完了

ID READ

ID 不一致 ID

ID READ

ID 一致 DATA_EXCHANGE

ID DATA_READ

ID 不一致 ID

ID DATA_READ

ID 一致 DATA_EXCHANGE

ID READ_VERIFY  ID 不一致又は WRITE_OK でない ID 
ID READ_VERIFY  ID 一致又は WRITE_OK DATA_EXCHANGE
ID READ_VERIFY4BYTE

ID 不一致又は WRITE_OK でない ID

ID READ_VERIFY4BYTE

ID 一致又は WRITE_OK DATA_EXCHANGE

ID WRITE

ID 不一致 ID

ID WRITE

ID 一致 DATA_EXCHANGE

ID WRITE4BYTE

ID 不一致 ID

ID WRITE4BYTE

ID 一致 DATA_EXCHANGE

ID WRITE_MULTIPLE

ID

ID WRITE4BYTE_MULTIPLE

ID

ID QUERY_LOCK

ID 不一致 ID

ID QUERY_LOCK

ID 一致 DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE INITIALIZE

準備完了

DATA_EXCHANGE READ

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE DATA_READ

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE READ_VERIFY

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE READ_VERIFY4BYTE

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE WRITE

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE WRITE4BYTE

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE WRITE4BYTE_MULTIPLE

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE WRITE_MULTIPLE

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE LOCK

DATA_EXCHANGE

DATA_EXCHANGE QUERY_LOCK

DATA_EXCHANGE

5.2.3.5

衝突仲裁

リーダライタは,通信領域内にある RF タグのすべて又は一部を衝突仲裁処理に参加させるか,限定す

るために GROUP_SELECT 又は GROUP_UNSELECT コマンドを使用できる。衝突仲裁アルゴリズムを動

かすためには識別コマンドを使用する。

衝突仲裁用として,RF タグはその内部に次の二つの回路部を具備しなければならない。


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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

−  8 ビットカウンタ  COUNT

注記 1  衝突仲裁において,このカウンタの COUNT 値は,識別コマンドに対する応答の待機レベ

ルを表す。識別コマンドに対し RF タグが応答できる条件の一つが,COUNT 値=0 になっ

ていることであり,COUNT 値が大きいと応答の待機レベルがその分高いことを意味する。

−  乱数 1 又は 0 を発生させる乱数発生器

注記 2  衝突仲裁において,この乱数発生器の出力結果は,その RF タグが応答を返すことができ

る確率を示し,発生した乱数が 0 になることが識別コマンドへの応答可能な条件の一つで

ある。

はじめに,あるグループの RF タグは,GROUP_SELECT コマンドによって ID 状態に移行し,それらの

内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定しなければならない。そのグループのサブセットは,準備完了状態に

戻すための GROUP_UNSELECT コマンドによって選択解除されてもよい。他のサブセットは識別処理が始

まる前に選択しておくことも可能である。シミュレーション結果からは,一つの大きなグループの識別と,

少数の小さなグループの識別との比較において,優位差が出ないとの結果が得られている。

上述の選択の後で,次の繰返し処理が実行される。

1)

カウンタの COUNT 値が 0 で ID 状態にあるすべての RF タグは,自身の ID を送信しなければならな

い。この組には,当初選択済みのすべての RF タグを含む。

2) 2

個以上の RF タグが応答した場合には,リーダライタは(衝突によって)誤った応答を受信する。し

たがって,リーダライタは FAIL コマンドを送信しなければならない。

3) COUNT

値が 0 でない RF タグが FAIL コマンドを受信すると,COUNT 値を 1 増加し,応答はしては

ならない。すなわち,RF タグは送信可能な状態から遠ざかり,待機レベルが高くなる。

COUNT 値が 0 の RF タグが FAIL コマンドを受信すると,乱数値を生成しなければならない。乱数

1 が出た RF タグは,COUNT 値を 1 増加し,送信してはならない。乱数 0 が出た RF タグは,COUNT

値を 0 に維持し,UID を再送信する。

この結果,四つの中の一つの可能性が生じる。

4)

二つ以上の RF タグが応答した場合には,ステップ 2)

を繰り返す(可能性 1)

5)

すべての RF タグで乱数 1 が出た場合には,どれも応答しない。リーダライタは何も受信しない。そ

のときは,リーダライタは SUCCESS コマンドを送信する。SUCCESS コマンドを受信すると,すべて

の RF タグは COUNT 値を 1 減らし,COUNT 値が 0 になった RF タグが応答する。通常は,ステップ

2)

に戻る(可能性 2)

6)

ただ一つの RF タグだけが応答し,その ID が正しく受信されると,リーダライタは受信 ID を付けて

DATA_READ コマンドを送信しなければならない。DATA_READ コマンドが正しく受信された場合に

は,その RF タグは DATA_EXCHANGE 状態に移行し,データを送信しなければならない。

リーダライタは,SUCCESS コマンドを送信しなければならない。ID 状態にあるすべての RF タグは,

SUCCESS コマンドを受信すると COUNT 値を 1 減らさなければならない。

7)

ただ一つの RF タグだけの COUNT 値が 1 であり,それだけが応答した場合には,ステップ 5)

又は 6)

を繰り返す。二つ以上の RF タグが応答した場合は,ステップ 2)

を繰り返す(可能性 3)

8)

ただ一つの RF タグだけが応答し,その ID がエラー受信される場合,リーダライタは RESEND コマ

ンドを送信しなければならない。ID が正しく受信される場合には,ステップ 5)

を繰り返す。数回繰り

返すことによって ID が受信される場合(この繰返し回数はシステムに求められるエラー処理の水準


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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

を基に設定できる。

,二つ以上の RF タグが応答したとみなして,ステップ 2)

を繰り返す(可能性 4)

5.2.3.6

コマンド

コマンドは四つの機能グループに分けられる。

−  選択コマンド

−  識別コマンド

−  データ転送コマンド

−  多重コマンド

さらに,コマンドは次のタイプの内の一つに分類される。

−  必す(須)コマンド

−  任意選択コマンド

−  カスタムコマンド

−  独自仕様コマンド

5.2.3.6.1

コマンドタイプ

同じ IC 製造者コードで,かつ,同じ IC バージョン番号のすべての RF タグは同じ動きをする。

5.2.3.6.1.1

必す(須)コマンド

コマンドコード範囲は,

“00”∼“0A”

“0C”

“15”

“1E”

“1F”及び“20”∼“3F”である。

必す(須)コマンドは,この規格に適合することを主張するすべての RF タグによってサポートされな

ければならない。この規格への適合を主張するすべてのリーダライタは,すべての必す(須)コマンドを

サポートしなければならない。

5.2.3.6.1.2

任意選択コマンド

コマンドコード範囲は,

“0B”

“0D”∼“0F”,

“11”∼“13”,

“17”∼“1C”,

“1D”及び“40”∼“9F”であ

る。

任意選択コマンドは,この規格で規定されたコマンドである。リーダライタは,この規格に定められた

すべての任意選択コマンドを技術的には実行できなけなければならないが,任意選択コマンドを実行可能

なように設定しておく必要はない。RF タグは,任意選択コマンドをサポートしても,しなくてもよい。任

意選択コマンドが使用されるときは,この規格に定められた方法で実装されなければならない。

RF タグが任意選択コマンドをサポートしていない場合には,その任意選択コマンドに対して応答しては

ならない。

注記 1  コード範囲が“0B”,“0D”∼“0F”,“11”∼“13”,

“17”∼“1C”,

“1D”

)のコマンドは,任意

選択コマンドであり,RF タグの動作にとって基本的なものではない。しかし,RF タグによ

るこれらのコマンドのサポートは,適切な性能を得るために推奨とされる。このことを反映

するため,これらの任意選択コマンドは

表 17 においては“推奨”として記述されている。

注記 2  対応国際規格の注記 に示すコマンドコード範囲が,表 17 と一致しないため,追加している。

また,ここで規定された任意選択コマンドはすべて,

“推奨”扱いが適切なコマンドである。

5.2.3.6.1.3

カスタムコマンド

コマンドコード範囲は,

“A0”∼“DF”である。

カスタムコマンドは,この規格で規定はされないが,この規格によって使用可能となっている。カスタ

ムコマンドは,この規格に規定された必す(須)コマンド又は任意選択コマンドの機能を,単に異なる方

法によって複製したものであってはならない。

カスタマイズできるフィールドは,パラメタ及びデータフィールドだけである。


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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

どのカスタムコマンドも,その最初のパラメタとして IC 製造者コードを含んでいる。これによって,コ

マンドコードの重複及び誤解読の危険性を除いた形で,IC 製造者によるカスタムコマンドの実装を可能に

している。

RF タグがカスタムコマンドをサポートしていない場合には,そのカスタムコマンドに対して応答しては

ならない。

5.2.3.6.1.4

独自仕様コマンド

コマンドコードは,

“10”

“14”

“16”及び“E0”∼“FF”の範囲である。

独自仕様コマンドは,この規格で規定されていないが,この規格によって使用可能となっている。独自

仕様コマンドはこの規格に規定された必す(須)コマンド又は任意選択コマンドの機能を,単に異なる方

法によって複製したものであってはならない。

独自仕様コマンドは,IC 及び RF タグの製造者によって試験,システム情報の書込み,及びその他の多

様な目的のために使用される。これらコマンド仕様の文書化については,IC 製造者自身の選択に任されて

いる。独自仕様コマンドは IC 及び/又は RF タグの製造後に使用不能とされてもよい。

5.2.3.6.2

コマンドコード及び形式

表 17 を参照。

表 17−コマンドコード及び形式

コマンドコード

タイプ

コマンド名

パラメタ

“00”

必す(須)

GROUP_SELECT_EQ ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“01”

必す(須)

GROUP_SELECT_NE ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“02”

必す(須)

GROUP_SELECT_GT ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“03”

必す(須)

GROUP_SELECT_LT ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“04”

必す(須)

GROUP_UNSELECT_EQ ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“05”

必す(須)

GROUP_UNSELECT_NE ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“06”

必す(須)

GROUP_UNSELECT_GT ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“07”

必す(須)

GROUP_UNSELECT_LT ADDRESS

BYTE_MASK

WORD_DATA

“08”

必す(須)

FAIL

なし

なし

なし

“09”

必す(須)

SUCCESS

なし

なし

なし

“0A”

必す(須)

INITIALIZE

なし

なし

なし

“0B”

a)

推奨 DATA_READ

ID

ADDRESS

なし

“0C”

必す(須)

READ ID

ADDRESS

なし

“0D”

推奨 WRITE

ID

ADDRESS

BYTE_DATA

“0E”

推奨 WRITE_MULTIPLE

なし ADDRESS

BYTE_DATA

“0F”

推奨 LOCK

ID

ADDRESS

なし

“10”

独自仕様 IC 製造者による

“11”

推奨 QUERY_LOCK

ID

ADDRESS

なし

“12”

推奨 READ_VERIFY

ID

ADDRESS

なし

“13”

推奨 MULTIPLE_UNSELECT

ADDRESS

BYTE_DATA

なし

“14”

独自仕様 IC 製造者による

“15”

必す(須)

RESEND

なし

なし

なし

“16”

独自仕様 IC 製造者による

“17”

推奨 GROUP_SELECT_EQ_FLAGS

なし BYTE_MASK

BYTE_DATA

“18”

推奨 GROUP_SELECT_NE_FLAGS

なし BYTE_MASK

BYTE_DATA

“1C”

推奨 WRITE4BYTE_MULTIPLE BYTE_MASK

ADDRESS

4BYTE_DATA

“1D”

推奨 READ_VERIFY4BYTE

ID

ADDRESS


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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 17−コマンドコード及び形式(続き)

コマンドコード

タイプ

コマンド名

パラメタ

“1E”∼“1F”

必す(須)

RFU

“20”∼“3F”

必す(須)

RFU

“40”∼“9F”

任意選択 RFU

“A0”∼“DF”

カスタム IC 製造者による

“E0”∼“FF”

独自仕様 IC 製造者による

a)

  対応国際規格では任意選択コマンドに分類されているが,“推奨”とするのが適切である。

5.2.3.6.2.1

コマンドフィールド

表 18 を参照。

表 18−コマンドフィールド

フィールド名

フィールドサイズ

COMMAND 1 バイト 
ADDRESS 1 バイト 
BYTE_MASK 1 バイト 
ID 8 バイト 
WORD_DATA 8 バイト 
BYTE_DATA 1 バイト 
4BYTE_DATA 4 バイト

5.2.3.6.2.2

RF

タグ応答

表 19 を参照。

表 19RF タグ応答

応答コード

応答名

応答サイズ

ACKNOWLEDGE 1 バイト

“00”

ACKNOWLEDGE_NOK 1 バイト

“01” ACKNOWLEDGE_OK

1 バイト

“FE” ERROR_NOK  1 バイト

ERROR 1 バイト

“FF”

ERROR_OK 1 バイト

適用しない。 WORD_DATA

8 バイト

適用しない。 BYTE_DATA

1 バイト

“02”∼“FD” RFU

5.2.3.6.2.3

選択コマンド

選択コマンドは,識別又は書込みをされるべき通信領域内にある RF タグのサブセットを限定するもの

で,衝突仲裁の一部で使用される。

5.2.3.6.2.3.1

選択コマンドでのメモリ内容とのデータ比較

GROUP_SELECT_EQ,GROUP_SELECT_NE,GROUP_SELECT_GT,GROUP_SELECT_LT,

GROUP_UNSELECT_EQ,GROUP_UNSELECT_NE,GROUP_UNSELECT_GT 及び

GROUP_UNSELECT_LT の各選択コマンドは,各々三つの引数をもっている(パラメタ及びデータ)。

− ADDRESS(メモリ上のデータ M の開始アドレスの指定)

− BYTE_MASK


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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

− WORD_DATA(コマンドの引数データ D)

RF タグはコマンドに応じて,四つの可能な比較のうちの一つを実行しなければならない。

− EQ  M  EQUAL  D(M は D と等しい。

− NE  M  NOT EQUAL  D(M は D と等しくない。

− GT  M  GREATER THAN  D(M は D より大きい。

− LT  M  LOWER THAN  D(M は D より小さい。

比較の引数 M は:

M7

MSB

M6 M5 M4 M3 M2 M1

M0

LSB

ADDRESS+0 
の RF タグメ
モリ内容

ADDRESS+1
の RF タグメ
モリ内容

ADDRESS+2 
の RF タグメ
モリ内容

ADDRESS+3
の RF タグメ
モリ内容

ADDRESS+4
の RF タグメ
モリ内容

ADDRESS+5
の RF タグメ
モリ内容

ADDRESS+6 
の RF タグメ
モリ内容

ADDRESS+7
の RF タグメ
モリ内容

M=M0+M1×2

8

+M2×2

16

+M3×2

24

+M4×2

32

+M5×2

40

+M6×2

48

+M7×2

56

及びコマンドの引数 D は:

D7

MSB

D6 D5 D4 D3 D2 D1

D0

LSB

コ マ ン ド の
後 の 最 初 の
バイト

コ マ ン ド の
後 の 最 後 の
バイト

D=D0+D1×2

8

+D2×2

16

+D3×2

24

+D4×2

32

+D5×2

40

+D6×2

48

+D7×2

56

引数 BYTE_MASK は,

表 20 で示すように,比較のために使用すべきバイトを決定する。

表 20GROUP_SELECT 及び GROUP_UNSELECT コマンドのためのデータのマスキング

BYTE_MASK WORD_DATA

ビット 7(MSB)が“1”

比較のために D7 と M7 とを使用

ビット 6 が“1”

比較のために D6 と M6 とを使用

ビット 5 が“1”

比較のために D5 と M5 とを使用

ビット 4 が“1”

比較のために D4 と M4 とを使用

ビット 3 が“1”

比較のために D3 と M3 とを使用

ビット 2 が“1”

比較のために D2 と M2 とを使用

ビット 1 が“1”

比較のために D1 と M1 とを使用

ビット 0(LSB)が“1”

比較のために D0 と M0 とを使用

ビット 7(MSB)が“0”

比較のために D7 と M7 とを無視

ビット 6 が“0”

比較のために D6 と M6 とを無視

ビット 5 が“0”

比較のために D5 と M5 とを無視

ビット 4 が“0”

比較のために D4 と M4 とを無視

ビット 3 が“0”

比較のために D3 と M3 とを無視

ビット 2 が“0”

比較のために D2 と M2 とを無視

ビット 1 が“0”

比較のために D1 と M1 とを無視

ビット 0(LSB)が“0”

比較のために D0 と M0 とを無視

5.2.3.6.2.3.2

選択コマンドでのフラグ(FLAGS)とのデータ比較

GROUP_SELECT_EQ_FLAGS,GROUP_SELECT_NE_FLAGS,GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS 及び

GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS の各選択コマンドは,各々二つの引数をもっている(パラメタ及びデ

ータ)

− BYTE_MASK


29

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

− BYTE_DATA

(コマンドの引数データ D)

RF タグはコマンドに応じて,二つの可能な比較のうちの一つを実行しなければならない。

− EQ  FLAGS  EQUAL  D(FLAGS は D と等しい。

− NE  FLAGS  NOT EQUAL  D(FLAGS は D と等しくない。

比較の引数は,5.2.3.1.3 で定義したとおり,FLAGS 及びビット D7(MSB)∼D0(LSB)からなるコマン

ドの引数 D(BYTE_DATA)である。

引数 BYTE_MASK は,

表 21 に示すように,比較のために使用すべきビットを決定する。

表 21GROUP_SELECT_FLAGS 及び GROUP_UNSELECT_FLAGS のためのデータのマスキング

BYTE_MASK BYTE_DATA

ビット 7(MSB)が“1”

比較のために D7 と FLAG7 とを使用

ビット 6 が“1”

比較のために D6 と FLAG6 とを使用

ビット 5 が“1”

比較のために D5 と FLAG5 とを使用

ビット 4 が“1”

比較のために D4 と FLAG4 とを使用

ビット 3 が“1”

比較のために D3 と FLAG3 とを使用

ビット 2 が“1”

比較のために D2 と FLAG2 とを使用

ビット 1 が“1”

比較のために D1 と FLAG1 とを使用

ビット 0(LSB)が“1”

比較のために D0 と FLAG0 とを使用

ビット 7(MSB)が“0”

比較のために D7 と FLAG7 とを無視

ビット 6 が“0”

比較のために D6 と FLAG6 とを無視

ビット 5 が“0”

比較のために D5 と FLAG5 とを無視

ビット 4 が“0”

比較のために D4 と FLAG4 とを無視

ビット 3 が“0”

比較のために D3 と FLAG3 とを無視

ビット 2 が“0”

比較のために D2 と FLAG2 とを無視

ビット 1 が“0”

比較のために D1 と FLAG1 とを無視

ビット 0(LSB)が“0”

比較のために D0 と FLAG0 とを無視

EQUAL 機能を説明する式:

[!B7+(D7=FLAG7)]×[!B6+(D6=FLAG6)]×[!B5+(D5=FLAG5)]×[!B4+(D4=FLAG4)]×[!B3+

(D3=FLAG3)]×[!B2+(D2=FLAG2)]×[!B1+(D1=FLAG1)]×[!B0+(D0=FLAG0)]

が真のときは,

EQUAL 比較は成立する。

UNEQUAL 機能を説明する式:

B7×(D7!=FLAG7)+B6×(D6!=FLAG6)+B5×(D5!=FLAG5)+B4×(D4!=FLAG4)+B3×(D3!=

FLAG3)+B2×(D2!=FLAG2)+B1×(D1!=FLAG1)+B0×(D0!=FLAG0)

が真のときは,UNEQUAL 比

較は成立する。

5.2.3.6.2.3.3

GROUP_SELECT_EQ

コマンドコード=“00”

表 22 に示す GROUP_SELECT_EQ コマンドを受信すると,準備完了状態にある RF タグは,指定アドレ

スから始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しな

ければならない。メモリ内容が WORD_DATA と等しい場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0

に設定し,自分の UID を読み取り,

表 23 に示すように UID を送り返し,ID 状態に移行しなければならな

い。

GROUP_SELECT_EQ コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,内部カウンタ COUNT 値を 0


30

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

に設定し,自分の UID を読み取り,UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 22GROUP_SELECT_EQ コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット

表 23−エラーがない場合の GROUP_SELECT_EQ 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

注記 BYTE_MASK が 0 のときは,GROUP_SELECT_EQ コマンドはすべての RF タグを選択する。

5.2.3.6.2.3.4

GROUP_SELECT_NE

コマンドコード=“01”

表 24 に示す GROUP_SELECT_NE コマンドを受信すると,準備完了状態にある RF タグは,指定アドレ

スから始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しな

ければならない。メモリ内容が WORD_DATA と等しくない場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値

を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,

表 25 に示すように UID を送り返し,ID 状態に移行しなければな

らない。

GROUP_SELECT_NE コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,内部カウンタ COUNT 値を 0

に設定し,自分の UID を読み取り,UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 24GROUP_SELECT_NE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット

表 25−エラーがない場合の GROUP_SELECT_NE 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.3.5

GROUP_SELECT_GT

コマンドコード=“02”

表 26 に示す GROUP_SELECT_GT コマンドを受信すると,準備完了状態にある RF タグは,指定アドレ

スから始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しな

ければならない。メモリ内容が WORD_DATA より大きい場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を

0 に設定し,自分の UID を読み取り,表 27 に示すように UID を送り返し,ID 状態に移行しなければなら

ない。

GROUP_SELECT_GT コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,内部カウンタ COUNT 値を 0

に設定し,自分の UID を読み取り,UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。


31

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 26GROUP_SELECT_GT コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット

表 27−エラーがない場合の GROUP_SELECT_GT 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.3.6

GROUP_SELECT_LT

コマンドコード=“03”

表 28 に示す GROUP_SELECT_LT コマンドを受信すると,準備完了状態にある RF タグは,指定アドレ

スから始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しな

ければならない。メモリ内容が WORD_DATA より小さい場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を

0 に設定し,自分の UID を読み取り,表 29 に示すように UID を送り返し,ID 状態に移行しなければなら

ない。

GROUP_SELECT_LT コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,内部カウンタ COUNT 値を 0

に設定し,自分の UID を読み取り,UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 28GROUP_SELECT_LT コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット

表 29−エラーがない場合の GROUP_SELECT_LT 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.3.7

GROUP_UNSELECT_EQ

コマンドコード=“04”

表 30 に示す GROUP_UNSELECT_EQ コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,指定アドレス

から始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しなけ

ればならない。メモリ内容が WORD_DATA と等しい場合,RF タグは準備完了状態に移行し,いかなる返

信も送ってはならない。比較結果が否の場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自分

の UID を読み取り,

表 31 に示すように UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 30GROUP_UNSELECT_EQ コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット


32

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 31GROUP_UNSELECT_EQ 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

注記 BYTE_MASK が 0 の場合には,GROUP_UNSELECT_EQ コマンドはすべての RF タグを選択解

除する。

5.2.3.6.2.3.8

GROUP_UNSELECT_NE

コマンドコード=“05”

表 32 に示す GROUP_UNSELECT_NE コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,指定アドレス

から始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しなけ

ればならない。メモリ内容が WORD_DATA と等しくない場合,RF タグは準備完了状態に移行し,いかな

る返信も送ってはならない。比較結果が否の場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,

自分の UID を読み取り,

表 33 に示すように UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 32GROUP_UNSELECT_NE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット

表 33GROUP_UNSELECT_NE 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.3.9

GROUP_UNSELECT_GT

コマンドコード=“06”

表 34 に示す GROUP_UNSELECT_GT コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,指定アドレス

から始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しなけ

ればならない。メモリ内容が WORD_DATA より大きい場合,RF タグは準備完了状態に移行し,いかなる

返信も送ってはならない。比較結果が否の場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自

分の UID を読み取り,

表 35 に示すように UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 34GROUP_UNSELECT_GT コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット

表 35−エラーがなく,かつ,比較結果が否の場合の GROUP_UNSELECT_GT 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

 


33

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

5.2.3.6.2.3.10

  GROUP_UNSELECT_LT

コマンドコード=“07”

表 36 に示す GROUP_UNSELECT_LT コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,指定アドレス

から始まる 8 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された WORD_DATA と比較しなけ

ればならない。メモリ内容が WORD_DATA より小さい場合,RF タグは準備完了状態に移行し,いかなる

返信も送ってはならない。比較結果が否の場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自

分の UID を読み取り,

表 37 に示すように UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 36GROUP_UNSELECT_LT コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

WORD_DATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 64 ビット 16 ビット

表 37GROUP_UNSELECT_LT 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.3.11

  MULTIPLE_UNSELECT

コマンドコード=“13”

表 38 に示す MULTIPLE_UNSELECT コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,指定アドレスか

ら始まる 1 バイトのメモリ内容を読み取り,リーダライタから送信された BYTE_DATA と比較しなければ

ならない。メモリ内容が BYTE_DATA と等しく,かつ,WRITE_OK フラグが設定されている場合,RF タ

グは準備完了状態に移行し,いかなる返信も送ってはならない。比較結果が否の場合,RF タグはその内部

カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,

表 39 に示すように UID を送り返し,ID 状態

にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 38MULTIPLE_UNSELECT コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_DATA

CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 16 ビット

表 39MULTIPLE_UNSELECT 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

このコマンドは,書込み不良か,又は書込みに問題があって SELECT 状態にとどまっている RF タグが

ある場合,書込みに成功したすべての RF タグを選択解除するために使用できる。

5.2.3.6.2.3.12

  GROUP_SELECT_EQ_FLAGS

コマンドコード=“17”

表 40 に示す GROUP_SELECT_EQ_FLAGS コマンドを受信すると,準備完了状態にある RF タグは,リ


34

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

ーダライタから送信された BYTE_DATA と FLAGS とを比較しなければならない。FLAGS が BYTE_DATA

と等しい場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,

表 41 に示

すように UID を送り返し,ID 状態に移行しなければならない。

GROUP_SELECT_EQ_FLAGS コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,内部カウンタ COUNT

値を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,

表 41 に示すように UID を送り返し,ID 状態にとどまらなけれ

ばならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 40GROUP_SELECT_EQ_FLAGS コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

BYTE_MASK

BYTE_DATA

CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 16 ビット

表 41GROUP_SELECT_EQ_FLAGS 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

注記 BYTE_MASK が 0 の場合には,GROUP_SELECT_EQ_FLAGS コマンドはすべての RF タグを選

択する。

5.2.3.6.2.3.13

  GROUP_SELECT_NE_FLAGS

コマンドコード=“18”

表 42 に示す GROUP_SELECT_NE_FLAGS コマンドを受信すると,準備完了状態にある RF タグは,リ

ーダライタから送信された BYTE_DATA と FLAGS とを比較しなければならない。FLAGS が BYTE_DATA

と等しくない場合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,

表 43

に示すように UID を送り返し,ID 状態に移行しなければならない。

GROUP_SELECT_NE_FLAGS コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,内部カウンタ COUNT

値を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,

表 43 に示すように UID を送り返し,ID 状態にとどまらなけれ

ばならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 42GROUP_SELECT_NE_FLAGS コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

BYTE_MASK

BYTE_DATA

CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 16 ビット

表 43GROUP_SELECT_NE_FLAGS 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.3.14

  GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS

コマンドコード=“19”

表 44 に示す GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,リー


35

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

ダライタから送信された BYTE_DATA と FLAGS とを比較しなければならない。FLAGS が BYTE_DATA と

等しい場合,RF タグは準備完了状態に移行し,いかなる返信も送ってはならない。比較結果が否の場合,

RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,表 45 に示すように UID を

送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 44GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

BYTE_MASK

BYTE_DATA

CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 16 ビット

表 45GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

注記 BYTE_MASK が 0 の場合には,GROUP_UNSELECT_EQ_FLAGS コマンドはすべての RF タグ

を選択解除する。

5.2.3.6.2.3.15

  GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS

コマンドコード=“1A”

表 46 に示す GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS コマンドを受信すると,ID 状態にある RF タグは,リー

ダライタから送信された BYTE_DATA と FLAGS とを比較しなければならない。FLAGS が BYTE_DATA と

等しくない場合,RF タグは準備完了状態に移行し,いかなる返信も送ってはならない。比較結果が否の場

合,RF タグはその内部カウンタ COUNT 値を 0 に設定し,自分の UID を読み取り,

表 47 に示すように

UID を送り返し,ID 状態にとどまらなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

表 46GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

BYTE_MASK

BYTE_DATA

CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 16 ビット

表 47GROUP_UNSELECT_NE_FLAGS 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.4

識別コマンド

識別コマンドは,複数の RF タグを識別するプロトコルを実行するために使用される。

5.2.3.6.2.4.1

FAIL

コマンドコード=“08”

識別アルゴリズムは,二つ以上の RF タグから同時に応答が返送されたときに,

表 48 に示す FAIL コマ

ンドを使用する。この FAIL コマンドに対して,幾つかの RF タグは応答を返すことなく待機レベルを高く

し,幾つかの RF タグは応答を再送する。


36

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

ID 状態にある場合には,RF タグは単に FAIL コマンドを受信するだけでよい。RF タグの内部カウンタ

COUNT 値が 0 でないか,又は乱数発生器の結果が 1 の場合には,COUNT 値が FF でない限り,COUNT

値を 1 増加させて待機レベルを 1 高くする。

COUNT 値が 0 の場合には,RF タグは自分の UID を読み取り,表 49 に示すように応答に入れて UID を

送り返さなければならない。

表 48FAIL コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

CRC

8 ビット

16 ビット

表 49FAIL 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.4.2

SUCCESS

コマンドコード=“09”

表 50 に示す SUCCESS コマンドは,未識別 RF タグセットを識別処理に参加させる。次の二つの場合に

使用される。

− FAIL コマンドを受信した RF タグが,すべて待機レベルが高くて応答しなかった場合に,SUCCESS

コマンドは,それらの RF タグが再度応答するようにさせる。

−  例えば DATA_READ コマンドによって,識別済みの RF タグを DATA_EXCHANGE 状態に移行させた

後で,識別処理を継続するために,SUCCESS コマンドは,選択済みの未識別 RF タグのサブセットに

応答を引き起こす。

ID 状態にある場合には,RF タグは単に SUCCESS コマンドを受信するだけでよい。

内部カウンタ COUNT 値が 0 ではない場合には,COUNT 値を 1 減らして待機レベルを低くしなければ

ならない。その結果 COUNT 値が 0 になれば,RF タグは自分の UID を読み取り,

表 51 に示すように応答

に入れて UID を送り返さなければならない。

表 50SUCCESS コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

CRC

8 ビット

16 ビット

表 51SUCCESS 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.4.3

RESEND

コマンドコード=“15”

1 個だけの RF タグが応答し,その UID がエラー受信されたとき,識別アルゴリズムは表 52 に示す

RESEND コマンドを使用する。応答した RF タグはその UID を再送する。


37

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

ID 状態にある場合には,RF タグは単に RESEND コマンドを受信するだけでよい。COUNT 値が 0 の場

合には,RF タグは自分の UID を読み取り,

表 53 に示すように応答に入れて UID を送り返さなければな

らない。

表 52RESEND コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

CRC

8 ビット

16 ビット

表 53RESEND 応答

プレアンブル

ID CRC

 64 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.4.4

INITIALIZE

コマンドコード=“0A”

表 54 に示す INITIALIZE コマンドを受信すると,RF タグは準備完了状態に入り,データ交換ステータ

スビット(DE_SB)をリセットしなければならない。

RF タグは,応答を送ってはならない。 

表 54INITIALIZE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

CRC

8 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.5

データ転送コマンド

データ転送コマンドは,RF タグのメモリからのデータの読取り,又は RF タグのメモリへのデータの書

込みに使用される。

5.2.3.6.2.5.1

READ

コマンドコード=“0C”

表 55 に示す READ コマンドを受信すると,RF タグは自分の UID と受信 ID とを比較しなければならな

い。受信 ID が UID と等しい場合には,RF タグはどの状態からも DATA_EXCHANGE 状態に移行し,指定

アドレスから始まる 8 バイトのメモリ内容(WORD_DATA)を読み取り,

表 56 に示すように応答に入れ

てその内容を返送しなければならない。さらに,RF タグは ADDRESS 上のバイトにロック可能とマーク

しなければならない

1)

。受信 ID が UID と等しくない場合,又はその他のエラーがある場合には,RF タグ

は応答を送ってはならない。さらに,RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする

2)

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

1)

  対応国際規格にはないが,この位置に文の追加が必要

2)

  この“さらに,RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする”の文は表現がおかしく,こ

の位置も不適切なため削除する。

表 55READ コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

ID

アドレス

CRC

8 ビット

64 ビット

8 ビット

16 ビット


38

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 56READ 応答

プレアンブル

WORD_DATA

CRC

 64 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.5.2

DATA_READ

コマンドコード=“0B”

表 57 に示す DATA_READ コマンドを受信すると,RF タグは ID 状態又は DATA_EXCHANGE 状態のい

ずれかにある場合にだけ,自分の UID と受信 ID とを比較しなければならない。受信 ID が UID と等しい

場合には,RF タグは ID 状態又は DATA_EXCHANGE 状態から DATA_EXCHANGE 状態に移行し,指定ア

ドレスから始まる 8 バイトのメモリ内容(WORD_DATA)を読み取り,

表 58 に示すように応答に入れて

その内容を返送しなければならない。さらに,RF タグは ADDRESS 上のバイトにロック可能とマークし

なければならない

3)

。受信 ID が UID と等しくない場合,又はその他のエラーがある場合には,RF タグは

応答を送ってはならない。RF タグが準備完了状態の場合にも,ID の値に関係なく応答を送ってはならな

い。さらに,RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする

4)

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

3)

  対応国際規格にはないが,この位置に文の追加が必要

4)

  この“さらに,RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする”の文は表現がおかしく,こ

の位置も不適切なため削除する。

表 57DATA_READ コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

ID

アドレス

CRC

8 ビット

64 ビット

8 ビット

16 ビット

表 58DATA_READ 応答

プレアンブル

WORD_DATA

CRC

 64 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.5.3

READ_VERIFY

コマンドコード=“12”

表 59 に示す READ_VERIFY コマンドを受信すると,RF タグは自分の UID と受信 ID とを比較しなけれ

ばならない。受信 ID が UID と等しく,かつ,WRITE_OK ビットがセットされている場合には,RF タグ

はどの状態からも DATA_EXCHANGE 状態に移行し,指定アドレスから始まる 1 バイトのメモリ内容を読

み取り,

表 60 に示すように応答に入れてその内容を返信しなければならない。さらに,RF タグは ADDRESS

上のバイトにロック可能とマークしなければならない

5)

。受信 ID が UID と等しくない場合,WRITE_OK

がセットされていない場合,又は他にエラーがある場合には,RF タグは応答を送ってはならない。さらに,

RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする

6)

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

5)

  対応国際規格にはないが,この位置に文の追加が必要

6)

  この“さらに,RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする”の文は表現がおかしく,こ

の位置も不適切なため削除する。


39

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 59READ_VERIFY コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

ID

アドレス

CRC

8 ビット

64 ビット

8 ビット

16 ビット

表 60READ_VERIFY 応答

プレアンブル

BYTE_DATA

CRC

8 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.5.4

READ_VERIFY4BYTE

コマンドコード=“1D”

表 61 に示す READ_VERIFY4BYTE コマンドを受信すると,RF タグは自分の UID と受信 ID とを比較し

なければならない。受信 ID が UID と等しく,かつ,WRITE_OK ビットがセットされている場合には,RF

タグはどの状態からも DATA_EXCHANGE 状態に移行し,指定アドレスから始まる 4 バイトのメモリ内容

を読み取り,

表 62 に示すように応答に入れてその内容を返信しなければならない。さらに,RF タグは

ADDRESS 上のバイトにロック可能とマークしなければならない。ADDRESS+1,ADDRESS+2 及び

ADDRESS+3 上のバイトには,ロック可能のマークはしてはならない

7)

受信 ID が UID と等しくない場合,WRITE_OK がセットされていない場合,又は他にエラーがある場合

には,RF タグは,応答を送ってはならない。

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

7)

  対応国際規格にはないが,この位置に文の追加が必要

表 61READ_VERIFY4BYTE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

ID

アドレス

CRC-16

8 ビット

64 ビット

8 ビット

16 ビット

表 62READ_VERIFY4BYTE 応答

プレアンブル

4BYTE_DATA

CRC

 32 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.5.5

WRITE

コマンドコード=“0D”

表 63 に示す WRITE コマンドを受信すると,RF タグは自分の UID と受信 ID とを比較しなければならな

い。受信 ID が UID と等しい場合には,RF タグはどの状態からも DATA_EXCHANGE 状態に移行し,指定

アドレスから始まる指定メモリ内容のバイトについてのロック情報を読み取らなければならない。メモリ

がロックされている場合には,

表 65 に示すように RF タグは ERROR 応答を送り返さなければならない。

さらに,RF タグは ADDRESS 上のバイトにロック可能とマークしなければならない

8)

。メモリがロックさ

れていない場合には,

表 64 に示すように ACKNOWLEDGE 応答を送り返し,指定のメモリアドレスにデ

ータを書き込まなければならない。さらに,RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする

9)

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

書込みアクセスが成功した場合,RF タグは WRITE_OK ビットをセットしなければならない。そうでな


40

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

い場合は,RF タグは WRITE_OK ビットをクリアしなければならない。

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

8)

  対応国際規格にはないが,この位置に文の追加が必要

9)

  この“さらに,RF タグはアドレス上のバイトをロック可能にする”の文は表現がおかしく,こ

の位置も不適切なため削除する。

表 63WRITE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

ID

アドレス

BYTE_DATA CRC-16

8 ビット

64 ビット

8 ビット

8 ビット 16 ビット

表 64−メモリがロックされていない場合の WRITE 応答

プレアンブル

ACKNOWLEDGE

CRC

8 ビット 16 ビット

表 65−メモリがロックされている場合の WRITE 応答

プレアンブル

ERROR CRC

8 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.5.6

WRITE4BYTE

コマンドコード=“1B”

表 66 に示す WRITE4BYTE コマンドを受信すると,RF タグは自分の UID と受信 ID とを比較しなけれ

ばならない。受信 ID が UID と等しい場合には,RF タグはどの状態からも DATA_EXCHANGE 状態に移行

し,指定アドレスから始まる指定メモリ内容の 4 バイトについてのロック情報を読み取らなければならな

い。BYTE_MASK によって指定されたアドレスのバイトの一つでもロックされている場合には,

表 68 

示すように RF タグは ERROR 応答を送り返さなければならない。すべてのバイトがロックされていない

場合には,

表 67 に示すように ACKNOWLEDGE 応答を送り返し,指定メモリにデータを書き込まなけれ

ばならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

WRITE4BYTE コマンドの実行の場合,RF タグは BYTE_MASK によって選ばれたアドレスのバイトにだ

け書き込まなければならない。それは,BYTE_MASK フィールドにあるマスクビットを使用すると,1 バ

イトから 4 バイトまでの書込みが可能であることを意味する。

コマンドの BYTE_MASK のビットとアドレスとの関係:

アドレス

そのバイトが書きこまれるべきか否かを選択する BYTE_MASK のビット

  [ADDR+0] B7

  [ADDR+1] B6

  [ADDR+2] B5

  [ADDR+3] B4

書込みアクセスが成功した場合,RF タグは WRITE_OK ビットをセットしなければならない。そうでな

い場合は,RF タグは WRITE_OK ビットをクリアしなければならない。

アドレスは“00”∼

“FF”

(0∼255)で番号付けられている。WRITE4BYTE コマンドの書込みデータ開始


41

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

アドレスは,必ず 4 バイトページの境界上になければならない。

表 66WRITE4BYTE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド ID アドレス

BYTE_MASK

4BYTEDATA CRC-16

8 ビット 64 ビット

8 ビット

8 ビット 32 ビット 16 ビット

表 67−メモリがロックされていない場合の WRITE4BYTE 応答

プレアンブル

ACKNOWLEDGE

CRC

8 ビット 16 ビット

表 68−メモリがロックされている場合の WRITE4BYTE 応答

プレアンブル

ERROR CRC

8 ビット

16 ビット

5.2.3.6.2.5.7

LOCK

コマンドコード=“0F”

表 69 に示す LOCK コマンドを受信すると,DATA_EXCHANGE 状態にある RF タグは自分の UID を読

み取り,リーダライタから送られた ID と比較しなければならない。UID が ID と等しく,ADDRESS が有

効なアドレスの範囲内であり,ADDRESS のバイトがロック可能とマークされている場合には,

表 70 に示

すように RF タグは ACKNOWLEDGE 応答を送り返し,指定メモリアドレスのロックビットをプログラム

し,その指定アドレスのバイトをロックしなければならない。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

書込みアクセスが成功した場合,RF タグは WRITE_OK ビットをセットしなければならない。そうでな

い場合は,RF タグは WRITE_OK ビットをクリアしなければならない。

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

表 69LOCK コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

ID

アドレス

CRC

8 ビット

64 ビット

8 ビット

16 ビット

表 70−ロックが可能かつ実行された場合における LOCK 応答

プレアンブル

ACKNOWLEDGE

CRC

8 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.5.8

QUERY_LOCK

コマンドコード=“11”

表 71 に示す QUERY_LOCK コマンドを受信すると,RF タグは自分の UID を読み取り,リーダライタか

ら送られた ID と比較しなければならない。UID が ID と等しく,ADDRESS が有効なアドレスの範囲内に

ある場合には,RF タグは DATA_EXCHANGE 状態に移行しなければならない。さらに RF タグは ADDRESS

上のメモリのバイト用ロックビットを読取りしなければならない。そのメモリがロックされていない場合


42

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

で,WRITE_OK がセットされていれば,

表 72 に示すように ACKNOWLEDGE_OK 応答を,WRITE_OK が

クリアされていれば,

表 73 に示すように ACKNOWLEDGE_NOK 応答を応答しなければならない。メモリ

がロックされており,WRITE_OK がセットされている場合は,

表 74 に示すように ERROR_OK 応答を,

WRITE_OK がクリアされていれば,表 75 に示すように ERROR_NOK 応答を応答しなければならない。さ

らに,RF タグは ADDRESS 上のバイトにロック可能とマークしなければならない。

注記  対応国際規格は“ロック可能にする”であるが,LOCK コマンドの説明から考えて,“ロック可

能とマークする”が正しい説明である。

他のすべての場合には,RF タグは応答を送ってはならない。

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

表 71QUERY_LOCK コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

ID

アドレス

CRC

8 ビット

64 ビット

8 ビット

16 ビット

表 72−メモリがロックされていなくて,WRITE_OK がセットされている場合の QUERY_LOCK 応答

プレアンブル ACKNOWLEDGE_OK  CRC

8 ビット 16 ビット

表 73−メモリがロックされていなくて,WRITE_OK がクリアされている場合の QUERY_LOCK 応答

プレアンブル ACKNOWLEDGE_NOK

CRC

8 ビット 16 ビット

表 74−メモリがロックされ,WRITE_OK がセットされている場合の QUERY_LOCK 応答

プレアンブル

ERROR_OK CRC

8 ビット 16 ビット

表 75−メモリがロックされ,WRITE_OK がクリアされている場合の QUERY_LOCK 応答

プレアンブル

ERROR_NOK

CRC

8 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.5.9

WRITE_MULTIPLE

コマンドコード=“0E”

表 76 に示す WRITE_MULTIPLE コマンドは,複数の RF タグへの書込み及び照合を並行して行うために

使用される。

WRITE_MULTIPLE コマンドを受信すると,ID 状態又は DATA_EXCHANGE 状態にある RF タグは,指

定アドレスから始まる指定メモリ内容のバイトのロック情報を読み取らなければならない。メモリがロッ

クされている場合には,RF タグは何もしてはならない。メモリがロックされていない場合には,RF タグ

は指定メモリにデータを書き込まなければならない。

RF タグは,応答を送ってはならない。

書込みアクセスが成功した場合,RF タグは WRITE_OK ビットをセットしなければならない。そうでな


43

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

い場合は,RF タグは WRITE_OK ビットをクリアしなければならない。

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。

表 76WRITE_MULTIPLE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_DATA

CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.5.10

  WRITE4BYTE_MULTIPLE

コマンドコード=“1C”

表 77 に示す WRITE4BYTE_MULTIPLE コマンドは,複数の RF タグへの書込み及び照合を並行して行う

ために使用される。

WRITE4BYTE_MULTIPLE コマンドを受信すると,ID 状態又は DATA_EXCHANGE 状態にある RF タグ

は,指定アドレスから始まる指定メモリ内容の 4 バイトのロック情報を読み取らなければならない。4 バ

イトブロックの中の 1 バイトでもロックされている場合には,RF タグは何もしてはならない。4 バイトブ

ロックのすべてのバイトがロックされていない場合には,RF タグは指定メモリにデータを書き込まなけれ

ばならない。

RF タグは,応答を送ってはならない。

WRITE4BYTE_MULTIPLE コマンドの実行の場合,RF タグは BYTE_MASK によって選ばれたバイトに

だけ書き込まなければならない。それは,BYTE_MASK フィールドにあるマスクビットを使用すると,1

バイトから 4 バイトまでの書込みが可能であることを意味する。

コマンドの BYTE_MASK のビットとアドレスとの関係:

アドレス

そのバイトが書き込まれるべきか否かを選択する BYTE_MASK のビット

  [ADDR+0] B7

  [ADDR+1] B6

  [ADDR+2] B5

  [ADDR+3] B4

書込みアクセスが成功した場合,RF タグは WRITE_OK ビットをセットしなければならない。そうでな

い場合は,RF タグは WRITE_OK ビットをクリアしなければならない。

アドレスは,

“00”∼“FF”

(0∼255)で番号付けられている。WRITE4BYTE_MULTIPLE コマンドでのデ

ータ開始アドレスは,必ず 4 バイトページの境界上になければならない。

表 77WRITE4BYTE_MULTIPLE コマンド

プレアンブル

開始符号

コマンド

アドレス

BYTE_MASK

4BYTEDATA CRC

8 ビット

8 ビット

8 ビット 32 ビット 16 ビット

5.2.3.6.2.6

応答の説明(バイナリツリープロトコルタイプ)

5.2.3.6.2.6.1

ACKNOWLEDGE

応答

ACKNOWLEDGE 応答は,WRITE コマンド又は LOCK コマンドの実行が正しく完了したことを示す。

5.2.3.6.2.6.2

ERROR

応答

ERROR 応答は,例えばロックされたメモリ領域への書込みなどの書込みコマンドの実行においてエラ


44

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

ーがあったことを示す。

5.2.3.6.2.6.3

ACKNOWLEDGE_OK

応答

ACKNOWLEDGE_OK 応答は,QUERY_LOCK コマンドに対する応答であり,メモリバイトがロックさ

れておらず,先の書込みコマンドが正しく実行できたことを示す。

5.2.3.6.2.6.4

ACKNOWLEDGE_NOK

応答

ACKNOWLEDGE_NOK 応答は,QUERY_LOCK コマンドに対する応答であり,メモリバイトがロック

されており,先の書込みコマンドが正しく実行できなかったことを示す。

5.2.3.6.2.6.5

ERROR_OK

応答

ERROR_OK 応答は,QUERY_LOCK コマンドに対する応答であり,メモリバイトがロックされているこ

と,及び先の書込みコマンドが正しく実行できたことを示す。

5.2.3.6.2.6.6

ERROR_NOK

応答

ERROR_NOK 応答は,QUERY_LOCK コマンドに対する応答であり,メモリバイトがロックされている

こと,及び先の書込みコマンドが正しく実行できなかったことを示す。

5.2.3.6.2.6.7

WORD_DATA

WORD_DATA は,READ コマンド又は DATA_READ コマンドに対する応答として返送する 8 バイトデ

ータである。

5.2.3.6.2.6.8

ID

ID は,GROUP_SELECT,GROUP_UNSELECT,FAIL,SUCCESS 又は RESEND コマンドに対する応答

として返送する 8 バイトデータである。

5.2.3.6.2.6.9

BYTE_DATA

BYTE_DATA は,READ_VERIFY コマンドに対する応答として返送する 1 バイトデータである。

5.2.3.6.2.6.10  4BYTEDATA

4BYTEDATA は,WRITE4BYTE,WRITE4BYTE_MULTIPLE 及び READ_VERIFY4BYTE コマンドの引

数として使用される 4 バイトデータである。

5.2.3.7

伝送エラー

伝送エラーには,次の二つのタイプがある。変調符号化エラー(ビットごとに検出可能)及び CRC エラ

ー(コマンドごとに検出可能)である。受信中のコマンドでこれらのエラーが発生すると,そのコマンド

は無視されて,RF タグは応答してはならない。

すべての CRC エラーに対し,RF タグは準備完了状態へ戻る。

すべての符号化エラーに対し,有効な開始符号が検出されていた場合には,RF タグは準備完了状態に戻

り,そうでない場合には,その状態を維持する。

5.3

モード 2:長距離高速データ転送 RFID システム

この箇条では,リードライト(RW)RF タグの場合,エアインタフェース上の総データ転送速度として,

最高 384 kbit/s までの速度をもつ RFID システムについて規定する。リードオンリー(RO)RF タグの場合

には,データ転送速度は 76.8 kbit/s である。バッテリ駆動 RF タグを使用することで,RFID システムとし

て長距離通信用途に適したものが規定されている。このエアインタフェースの規定では,RF タグへのバッ

テリ補助について,明白に求めているものではない。

5.3.1

モード 2:物理パラメタ及び媒体アクセス制御(MAC)パラメタ

5.3.1.1

モード 2:リーダライタから RF タグへのリンク

表 78 を参照。


45

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 78−順方向リンク(リーダライタから RF タグへのリンク)パラメタ表

番号

パラメタ名

内容

M2-Int: 1

動作周波数範囲

2 400 MHz∼2 483.5 MHz

M2-Int: 1a

動作周波数初期値

参照搬送波:(2 931+m)×f

CH

に従う。ここで,f

CH

=819.2 kHz,及び

m はシステムを運用する国の監督官庁によって 0∼99 の中から決定
されるチャネル番号である。

通信搬送波:(2 944+n)×f

CH

に従う。ここで,f

CH

=819.2 kHz,及び n

はシステムを運用する国の監督官庁によって−13∼86 の中から決定
されるチャネル番号である。

参照搬送周波数と通信搬送周波数との差は,f

CH

×13=10.649 6 MHz

に固定されている。

M2-Int: 1b

動作チャネル(スペクトル拡散
システム用)

参照搬送波:(2 931+m)×f

CH

に従う。ここで,f

CH

=819.2 kHz,及び

m はシステムを運用する国の監督官庁によって 0∼99 の中から決定
されるチャネル番号である。

通信搬送波:(2 944+n)×f

CH

に従う。ここで,f

CH

=819.2 kHz,及び n

はシステムを運用する国の監督官庁によって−13∼86 の中から決定
されるチャネル番号である。

参照搬送周波数と通信搬送周波数との差は,f

CH

×13=10.649 6 MHz

に固定されている。

M2-Int: 1c

動作周波数精度

最大許容範囲は±200 ppm であるが,国の規則による要件がある場合
には,国の許容範囲を適用できる。

M2-Int: 1d

周波数ホップレート[周波数ホ
ッピング(FHSS)システム用]

ホップレートは,システムを運用する国の監督機関によって決定され
る。

M2-Int: 1e

周波数ホップシーケンス[周波

数ホッピング(FHSS)システム用]

適応可能。固定的ではないが,システムが運用される国の監督官庁に

よって規定された要件に適合しなければならない。

M2-Int: 2

占有チャネル帯域幅 1

MHz

M2-Int: 2a

最小受信帯域幅

2 400 MHz∼2 483.5 MHz

M2-Int: 3

リーダライタ送信最大 EIRP

国の規制に適合させる。

M2-Int: 4

リーダライタ送信スプリアス放

リーダライタは,システムが運用される国の監督官庁が規定するスプ
リアス放射基準に適合しなければならない。

M2-Int: 4a

リーダライタ送信スプリアス放
射,帯域内(スペクトル拡散シ

ステム用)

リーダライタは,システムが運用される国の監督官庁が規定するスプ
リアス放射基準に適合しなければならない。

M2-Int: 4b

リーダライタ送信スプリアス放

射,帯域外

リーダライタは,システムが運用される国の監督官庁が規定するスプ

リアス放射基準に適合しなければならない。

M2-Int: 5

リーダライタ送信機スペクトル

マスク

通信搬送波:帯域幅時間積 BT=0.5 で GMSK

参照搬送波:CW

M2-Int: 6

タイミング

M2-Int: 6a

送信から受信への切替え時間 520.8

µs

M2-Int: 6b

受信から送信への切替え時間 520.8

µs

M2-Int: 6c

滞留時間又はリーダライタ送信
電力オン過渡期間

適用しない(順方向リンク内で振幅変調を伴うシステムに対してだけ
関係する。

M2-Int: 6d

減衰時間又はリーダライタ送信
電力オフ過渡期間

適用しない(順方向リンク内で振幅変調を伴うシステムに対してだけ
関係する。

M2-Int: 7

変調

通信搬送波:GMSK(帯域幅時間積 BT=0.5) 
参照搬送波:CW

M2-Int: 7a

拡散シーケンス[ダイレクトシ
ーケンススペクトル拡散(DSSS)
システム用]

適用しない。


46

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 78−順方向リンク(リーダライタから RF タグへのリンク)パラメタ表(続き)

番号

パラメタ名

内容

M2-Int: 7b

チップレート(スペクトル拡散

システム用)

適用しない。

M2-Int: 7c

チップレート精度(スペクトル
拡散システム用)

適用しない。

M2-Int: 7d

変調指数

適用しない。

M2-Int: 7e

デューティサイクル

適用しない。

M2-Int: 7f

FM 偏差 200

kHz 未満

M2-Int: 8

データ符号化

ソース符号化:なし 
チャネル符号化:短縮ファイアコード 
回線符号化:なし

M2-Int: 9

ビットレート 384

kbit/s

M2-Int: 9a

ビットレート精度

±200 ppm

M2-Int: 10

リーダライタ送信変調精度

適用しない。

M2-Int: 11

プレアンブル

複数ブロックの固定長

M2-Int: 11a  プレアンブル長

物理チャネルによって決まる。

M2-Int: 11b  プレアンブル波形

バーストの通常部と同じ。

M2-Int: 11c  ビット同期ビット系列

プレアンブルの一部

M2-Int: 11d  フレーム同期ビット系列

適用しない。

M2-Int: 12

スクランブリング(スペクトル
拡散システム用)

適用しない。

M2-Int: 13

ビット送信順位 MSB 優先送信

M2-Int: 14

ウェイクアッププロセス

自己同期化,通信搬送波放射のない時間制御

M2-Int: 15

偏波

円偏波又は直線偏波

5.3.1.2

モード 2RF タグからリーダライタへのリンク

表 79 を参照。

表 79−返信リンク(RF タグからリーダライタ)パラメタ表

番号

パラメタ名

内容

M2-Tag: 1

動作周波数範囲

2 400 MHz∼2 483.5 MHz

M2-Tag: 1a

動作周波数初期値

リーダライタからの通信搬送波(RF タグは後方散乱だけ)

:(2 931+

n)×f

CH

に従う。ここで,f

CH

=819.2 kHz,及び n はシステムが運用さ

れる国の監督官庁が−13∼86 の中から決めるチャネル番号である。

M2-Tag: 1b  動作チャネル(スペクトル拡散

システム用)

リーダライタからの通信搬送波(RF タグは後方散乱だけ)

:(2 931+

n)×f

CH

に従う。ここで,f

CH

=819.2 kHz,及び n はシステムが運用さ

れる国の監督官庁が−13∼86 の中から決めるチャネル番号である。

M2-Tag: 1c

動作周波数精度

最大±200 ppm(リーダライタと同じ:後方散乱するため)

M2-Tag: 1d  周波数ホップレート[周波数ホ

ッピング(FHSS)システム用]

適用しない(RF タグは後方散乱する。

M2-Tag: 1e

周波数ホップシーケンス[周波 
数ホッピング(FHSS)システム用]

適用しない(RF タグは後方散乱する。

M2-Tag: 2

占有チャネル帯域幅 1

MHz

M2-Tag: 3

送信最大 EIRP RF タグは受動形なので,リーダの参照搬送波送信出力及び伝ぱ(播)

環境によって決まる。

M2-Tag: 4

送信スプリアス放射 RF タグの送信(後方散乱)については,システムが運用される国の

監督官庁が規定するスプリアス放射基準に適合しなければならない。


47

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 79−返信リンク(RF タグからリーダライタ)パラメタ表(続き)

番号

パラメタ名

内容

M2-Tag: 4a

送信スプリアス放射,帯域内(ス

ペクトル拡散システム用)

RF タグの送信(後方散乱)については,システムが運用される国の
監督官庁が規定するスプリアス放射基準に適合しなければならない。

M2-Tag: 4b  送信スプリアス放射,帯域外 RF タグの送信(後方散乱)については,システムが運用される国の

監督官庁が規定するスプリアス放射基準に適合しなければならない。

M2-Tag: 5

送信スペクトルマスク RW タグ:384 kbit/s での BPSK 変調及びマンチェスタ符号化

RO タグ:76.8 kbit/s,副搬送波変調及び BPSK 又は OOK 変調

M2-Tag: 6a

送信から受信への切替え時間 520.8

µs

M2-Tag: 6b  受信から送信への切替え時間 520.8

µs

M2-Tag: 6c

滞留時間又は送信電力オン過渡
期間

適用しない(順方向リンク内で振幅変調を伴うシステムに対してだけ
関係する。

M2-Tag: 6d  減衰時間又は送信電力オフ過渡

期間

適用しない(順方向リンク内で振幅変調を伴うシステムに対してだけ
関係する。

M2-Tag: 7

変調

通知:RW タグ:副搬送波データ符号化,差動 BPSK 
      RO タグ:副搬送波データ符号化,差動 BPSK 又は OOK

通信

(RW タグに対してだけ)

:マンチェスタデータ符号化,

差動 BPSK

M2-Tag: 7a

拡散シーケンス[ダイレクトシ

ーケンススペクトル拡散(DSSS)
システム用]

適用しない。

M2-Tag: 7b  チップレート(スペクトル拡散

システム用)

適用しない。

M2-Tag: 7c

チップレート精度(スペクトル

拡散システム用)

適用しない。

M2-Tag: 7d  オンオフ比率 RW タグ:適用しない。

RO タグ :BPSK 変調の場合には適用しない。 
          OOK 変調の場合には最小 15 dB。

M2-Tag: 7e

副搬送波周波数

通知:153.6 kHz 
通信:384 kHz

M2-Tag: 7f

副搬送波周波数精度

通知:最大±300 ppm

通信:最大±200 ppm

M2-Tag: 7g

副搬送波変調

通知:RW タグ:DBPSK

      RO タグ:DBPSK 又は OOK 
通信:DBPSK

M2-Tag: 7h  デューティサイクル

適用しない。

M2-Tag: 7i

FM 偏差

適用しない。

M2-Tag: 8

データ符号化

ソース符号化:なし 
チャネル符号化:短縮ファイアコード 
回線符号化:マンチェスタ(通信)及び二重マンチェスタ(通知)

M2-Tag: 9

ビットレート

通知:76.8 kbit/s 
通信:384 kbit/s

M2-Tag: 9a

ビットレート精度

通知:最大±300 ppm 
通信:最大±200 ppm

M2-Tag: 10  RF タグ伝送変調精度[周波数ホ

ッピング(FHSS)システム用]

適用しない。

M2-Tag: 11

プレアンブル

複数ブロックの固定長

M2-Tag: 11a  プレアンブル長

物理チャネルに従う。

M2-Tag: 11b  プレアンブル波形

バースト信号の通常部分と同じ。

M2-Tag: 11c  ビット同期ビット系列

プレアンブルの一部

M2-Tag: 11d  フレーム同期ビット系列

適用しない。


48

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 79−返信リンク(RF タグからリーダライタ)パラメタ表(続き)

番号

パラメタ名

内容

M2-Tag: 12  スクランブリング(スペクトル

拡散システム用)

適用しない。

M2-Tag: 13  ビット送信順位 MSB 優先送信 
M2-Tag: 14  予備

M2-Tag: 15  偏波

円偏波又は直線偏波

M2-Tag: 16  最小 RF タグ受信機帯域幅

関係する RF 帯域幅への動作周波数範囲と同じ。

5.3.1.3

モード 2:プロトコルパラメタ

表 80 を参照。

表 80−プロトコルパラメタ

番号

パラメタ名

内容

M2-P: 1

フートークファースト

タグトークファースト

M2-P: 2

RF タグアドレス指定機能

あり。RF タグを個別に参照できる。

M2-P: 3

RF タグ UID

使用プロトコルをベースに,独自仕様 UID を使う。

M2-P: 3a

UID 長 32 ビット(RO タグの場合は拡張できる。)。

M2-P: 3b

UID 形式

附属書 を参照する。

M2-P: 4

読取りサイズ

最大フレームサイズ 108 オクテット,ただし断片化処理を行う場合は
読取りサイズ無制限。

M2-P: 5

書込みサイズ

最大フレームサイズ 144 オクテット,ただし断片化処理を行う場合は

書込みサイズ無制限。

M2-P: 6

読取り処理時間 RW タグ:7.3 ms

RO タグ:15 ms 未満(機器構成に依存する。)。

M2-P: 7

書込み処理時間 7.3

ms(RW タグだけ)

M2-P: 8

エラー検出

検出のために異なる CRC タイプが使用される(5.3.5.1 を参照する。

M2-P: 9

エラー訂正

訂正のために異なるファイアコードが使用される(5.3.5.1 を参照す

る。

M2-P: 10

メモリサイズ RW タグ:2 k バイトから最大 256 k バイトまで

RO タグ:最小 32 ビットから,160 ビット以上にまで拡張可能(使用
する独自仕様アップリンクチャネル及び RF タグデータ読取りチャネ
ルに依存する。

M2-P: 11

コマンド構造及び拡張性

8 個のコマンドを規定済み,29 個のコマンドまで可能

5.3.1.4

モード 2:衝突防止パラメタ

表 81 を参照。

表 81−衝突防止パラメタ

番号

パラメタ名

内容

M2-A: 1

タイプ(確率論的又は決定論的) RF タグ 64 個までは決定論的

M2-A: 2

直線性

非直線的

M2-A: 3

RF タグ判別能力

システム導入時の設定に依存する(

例  RF タグウェイクアップ手順

及び休止時間のデューティサイクル)

。決定論的であるが,能力とし

て少ない数の RF タグと確実に通信できるよう規定されている。


49

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

5.3.2

変調及び符号化

一般:エアインタフェース上でデータワードが 0(全データビットが 0 のデータは,CRC ビットもすべて

0 である。)の場合の送信エラー発生を回避するために,リーダライタから送信する各データワードは,各

バイトごとにバイト X“B9”であらかじめ乗算しなければならない。この乗算処理は,簡単な XOR 操作

で実行される。RF タグ回路を最小化するため,及び RF タグから元データを得るため,RF タグからデー

タを受信した後,リーダライタ内で同じ操作が実行されなければならない。

表 82−乗数ワード

乗数ワード(8 ビット)

B7 B6 B5 B4 B3 B2 B1 B0

1 0 1 1 1 0 0 1

注記 RF タグ製造時点で RF タグに記憶させる各データは,上記操作によって予備的処理がなされな

ければならない(これは RO タグにも適用される。

5.3.2.1

順方向リンク(RW タグ専用)

順方向リンク変調及び符号化方式は,

図 13 に示される。二つの搬送波,連続搬送波及び GMSK 変調搬

送波(通信搬送波)は,RF タグに対して同時に送信されなければならない。通信搬送波と同時に,リーダ

ライタから周波数逓減用の連続搬送波を送信しているので,タグ内に局部発信器が不要になり RF タグの

回路を最小化できる。

Gauss pulse shaping

positive frequency  deviation

negative frequency deviation

pulse shaping

m odulator

GMSK 
m odula
comm u
carrier

"1"

"0"

comm unication
carrier

CW
carrier

IF Difference

Dual Carrier:

Frequ

M ax. deviation:1/4*Tbit
            (M SK)

Gauss pulse shaping

1/384kHz

XOR

Scramble Word

Source Bit

Scram bled Source Bit

Scram bled Source Bit

図 13−順方向リンク変調及び符号化

5.3.2.2

通知のための返信リンク(両タイプの RF タグ用)

通知の期間の返信リンク変調及び符号化は,

図 14 に示される。

読取り専用 RF タグ(RO タグ)の場合には,BPSK 変調の代わりに OOK 変調を使用することもできる。

OOK の場合も同様に,反転,副搬送波変調,差動符号化など全部の予備処理が加えられなければならない。

スクランブルワード

ソースビット

スクランブル済み

ソースビット

IF 差動

二重搬送波

ガウシアンパルス波形整形

連続搬送波

通信搬送波

周波数

正性周波数偏差

スクランブル済みソースビット

ガウシアンパル
ス波形整形

パルス波形整形

最大偏差 1/4*Tbit 
(MSK)

負性周波数偏差

変調器

GMSK 変調
通信搬送波

1/384 kHz

“1”

“0”

XOR


50

X 6351-4

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subcarrier modulation

Differntial encoded bits

  BPSK
modulator
or OOK

backscattered
modulated
carrier

"1"

"0"

Channel coded
source bits

pulse shaping

pulse shaping

subcarrier modulation

1/76,8kHz

Bitgenerator

Inverter

XOR

Delay

Delay=bit_period

Differencial encoded

図 14−通知の期間の返信リンク変調及び符号化

5.3.2.3

通信のための返信リンク(RW タグ専用)

通信の期間の返信リンク変調及び符号化は,

図 15 に示される。

図 15−通信の期間の返信リンク変調及び符号化

5.3.3

一般的なシステムの説明

システムは,リーダライタと次の三つの RF タグタイプの少なくとも一つとで構成しなければならない。

− RF タグから読取り可能で,かつ,RF タグへ書込み可能な RW タグ。

− RW タグと同様の動きをするが,RF タグから読取りだけが可能な RO タグ。

manchester coding

Differntial encoded bits

  BPSK
modulator

backscattered
modulated
carrier

"1"

"0"

Channel coded
source bits

1/384kHz

manchester coding

Bitgenerator

Inverter

XOR

Delay

Delay=bit_period

Differencial encoded

pulse shaping

pulse shaping

チャネル符号化

ソースビット

ビット生成器

インバータ

遅延回路

差分符号化

1/384 kHz

“1”

“0”

マンチェスタ符号化

マンチェスタ符号化

パルス波形整形

パルス波形整形

BPSK 
変調器

XOR

遅延時間=bit_period

差分符号化ビット

 
後方散乱 
変調搬送波

チャネル符号化

ソースビット

遅延時間=bit_period

差分符号化

インバータ

差分符号化ビット

パルス波形整形

BPSK/ 
OOK 
変調器

後方散乱

変調搬送波

1/76.8 kHz

“1”

“0”

XOR

遅延回路

ビット生成器

副搬送波変調

副搬送波変調

パルス波形整形


51

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

−  高速度用途で有用な短通知チャネル N-CH をもつ特別版 RO タグ。

異なるタイプの RF タグを混在させて,同時に動作させることができなければならない。リーダライタ

は,少なくとも普通の RO タグで動作しなければならない。

すべての RF タグタイプを扱うことができるように,TTF の概念が使用されなければならない。したが

って,すべての RF タグは,通信を確立するために,同期化情報,及び(ユーザ RF タグ ID,製造者 RF

タグ ID 及びメモリ ID を含む。

)RF タグデータから始まる固定のシーケンス(通知シーケンス)を後方散

乱させなければならない。同期化情報の内容によって,リーダライタは RF タグタイプを判断しなければ

ならない。シーケンスの全長は,固定か,又はメモリ ID 長に依存してよい。

繰返し時間は,RF タグ速度,RF タグ識別率,又はリーダの通信領域内の RF タグの総数のようなアプ

リケーションのパラメタに従って,個々にエアインタフェース上で設定できる。衝突防止は,繰返し時間

をランダム化することで達成される。個々の RF タグは,ウェイクアップ手続とスリープ時間とのデュー

ティサイクルがランダム化された平均繰返し時間で,それらのシーケンスを後方散乱させなければならな

い。

RW タグの順方向リンク用として,GMSK(BT=0.5)によって変調された搬送波と,連続搬送波 CW と

の二つの搬送波が必要である。返信リンクでは,RF タグは通信搬送波への後方散乱変調を使用する。この

ため,システムは一定周波数間隔の異なる二つの搬送波を使用する。RO タグの場合は,一つの搬送波だ

けが必要である。しかし,二つの搬送波の周波数間隔が固定されていると,システム性能への帯域内干渉

による影響を低減するために,通信中に許容周波数帯域内の二つの搬送波周波数間をホップしてよい。ホ

ッピングは,通信期間の合間の空き周波数チャネルでの電力の検知によって制御され,また,規制基準に

適合するためにも使用できる。

リーダライタは近隣の RFID システムへの干渉を回避するため,RF タグは電力消費を減らすために,何

もしていないときだけはわず(僅)かな時間間隔で動作する。互いのウェイクアップ時間の短い重なりの

期間に,リーダライタは,RF タグが送信中の参照搬送波を通知シーケンスで変調するかどうか確認する。

RF タグが通知シーケンスで変調している場合には,リーダライタは個々の RF タグ信号に同期化すること

によって通知手続を開始する。通知手続が完了して,リーダライタが RF タグを認識すると,システムは

データ交換を実行する通信モードに入る。そうするために,そして,識別領域内の追加の RF タグと通信

を維持するか,又は可能にするためにリーダライタは通知モードが終わるまでは,新規追加の RF タグに

同期化させられる。通知が完了すると,リーダライタは通信モードへ戻り,リーダライタと RF タグとの

間に存在する通信を継続する。このことは,リーダライタが,通信領域内の全 RW タグを後続のサービス

のためにタイムフレーム構造に編成することを可能にする。RO タグからの全 RF タグ情報は,通知処理期

間内に完全に読み取られなければならない。それ以上の通信は必要ない。一般的に,リーダライタと RF

タグとの間の通信は,時分割二重化又は時分割多重化(TDD 又は TDM)に基づいている。リーダライタ

は,一台のリーダライタと複数の RF タグ間との通信を時分割多重化(TDM)する。一台のリーダライタ

と一つの RF タグとの情報交換は,時分割二重化(TDD)に基づく。それゆえに,データ転送はタイムス

ロット内で実行される。1 フレームは,最大 64 までのサブフレームからなり,各サブフレームは,各々14

のタイムスロットから構成される。現実に使用されるサブフレーム数は,システム設置時に固定されるが,

メンテナンスの機会に変更可能である。RF タグとリーダライタとの間の通信中は,一つのサブフレームは

一つの RF タグに対して永久的かつ独占的に割り当てられる。


52

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

5.3.4

フレーム構造

5.3.4.1

階層構造

プロトコルはフレームベースである。各フレームは 1∼64 のサブフレームを含み,各サブフレームは 14

のスロットを含む(

図 16 を参照)。各スロットは,データ転送速度 384 kbit/s で各 200 ビット,又はデータ

転送速度 76.8kbit/s で各 40 ビットのいずれかを送信のために使用できる。サブフレームの長さは,結果的

に(1/384 kHz)×200×14=7.29 ms となる。

フレームの長さはソフトウェア設定可能であり,かつ,1 サブフレーム(約 7.3 ms)から 64 サブフレー

ム(約 466.6 ms)までの範囲である。この構造は設置時に作られる。その構造を再設定することは可能で

あるが,動作中の動的再設定はできない。順方向リンクの場合には,スロット間のガードタイムはない。

返信リンクの場合は,保護ビットがスロット間に挿入される。保護ビット数は,物理チャネルのタイプに

よって規定される。

リーダライタと RF タグとの間の通信は,時分割二重化又は時分割多重化(TDD 又は TDM)に基づく。

リーダライタは,一台のリーダライタと数個の RF タグとの通信を時分割多重化する。一台のリーダライ

タと一つの RF タグとの情報交換は,時分割二重化に基づく。通信期間中は,一つのサブフレームは一つ

の RF タグに対して永久的に割り当てられる。一つのサブフレームを複数の RF タグに対して割り当てるこ

とはできない。

通信チャネル及びスペクトル検査チャネル用には,同じフレーム構造が使用されている。通知チャネル

用には,サービスを要求する RF タグに対して適用されるフレーム構造が,通知チャネルが終了するまで,

そのまま適用され続ける。いったん,通知チャネルが終了すると,リーダライタは,元のフレーム構造を

再構築しなければならない。

フレーム

サブフレーム

スロット

Tsubframe=14*Tslot

Subframe 0

Subframe n

Tslot=(1/384 kHz)*200=520.8 µs

200 Bit with 384 kbps or 40 Bit with 76.8 kbps

Tframe=(1∼64)*Tsubframe

Slot 0

Slot 13

図 16−フレーム構造

5.3.4.2

論理チャネル

定義:論理チャネルは,サブフレーム間に割り当てられたもので,実行されるタスクであり,リーダライ

タによって制御される。論理チャネルには三つの主要グループがある。

−  通知チャネル(N-CH)

−  通信チャネル(C-CH)

−  スペクトル検査チャネル(SC-CH)

論理チャネルには,5.3.4.3 に示す物理チャネルを含む(例えば,2 キロバイトを書き込むなど)

。一度に

数フレームに対して独立して参照できる通信を可能にするように,複数の論理チャネルを連鎖させること

も可能である。こうした連鎖は常に,通知チャネルで始まり,通信チャネルで終わらなければならない(RW

タグの場合)

。最後の論理チャネルでは,通信終端信号(EOC)を送信しなければならない。


53

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

RO タグの場合,RF タグからリーダライタへの全情報送信は,通知チャネル内で行わなければならない。

したがって,構築すべき通信チャネルはない。スペクトル検査チャネルは,使っても使わなくてもよい。

5.3.4.2.1

通知チャネル(両 RF タグタイプ用):N-CH

機能:通知チャネルにおいて,RW タグの場合には,双方向通信を実行するために新規の RF タグが,リ

ーダライタスロット構造に組み込まれる(

図 17 を参照)が,それが RO タグの場合には,すべての情報が

RF タグから読み取られなければならない(図 18 及び図 19 を参照)。通知チャネルは,一つの RF タグス

ロット構造が検出済みのときは,少なくともスロット 0 内から始められなければならない。通信チャネル

又はスペクトル検査チャネルのいずれも使われない場合には,通知チャネルはどのスロットからも始める

ことができる。通知チャネルは,RW タグでは最初のコマンドを読み取った時点で,又は RO タグではす

べての情報を読み取った後で,終了する。RW タグでは,最初のコマンドは,通信チャネル用に割り当て

られ,用意されたサブフレームで伝送される。

次の場合は,通知は取り消されなければならない。

−  対象の RF タグ ID がブラックリストに載っている(例えば,リーダライタがその RF タグとの通信を

望まない。

−  対象の RF タグ ID にエラーが含まれている(修復できない CRC エラー)

。論理確認チャネルの情報に

エラーが含まれている(修復できない CRC エラー)

−  最初のコマンドが RW タグによって正しく読み取られず,又は正しく解釈されない(修復できない CRC

エラー)

。その場合には,リーダライタはこのタグからの応答を入手できない。

−  全サブフレームがすべて割り当てられ済みである(コマンドを伝送することができない。

5.3.4.2.2

通信チャネル(RW タグだけ):C-CH

機能:通信チャネルは,リーダライタと RF タグとの間で実行される読取り及び書込みアクセス操作の媒

体である(

図 20 を参照)。いったん,接続が設定されると,RF タグ ID の問合せが可能になる。このチャ

ネルは RF タグが最初のコマンドを読み取った後から開始され,リーダライタが EOC(通信終端信号)を

設定したときに終了されなければならない。

5.3.4.2.3

スペクトル検査チャネル:SC-CH

機能:スペクトル検査チャネルは,空き周波数チャネルを検索するために使用されなければならない(図

19

及び

図 20 を参照)。このチャネルは,通知チャネル又は通信チャネルが動作中でなければ活性化するこ

とができる。

5.3.4.2.4

種々の論理チャネル間の優先順位

a)

最初のコマンドが通信チャネルで伝送される(通知の終了と同じ)

表 83−最初のコマンドが通信チャネルを使って伝送されるときの優先順位

チャネル

優先順位

通知 2

通信 1

スペクトル検査 3

このことは,開始された通知チャネルは,新しい通知チャネルが開始される前に終了しなければな

らないことを意味している(

表 83 を参照)。

b)

最初のコマンドは,通信チャネルを使わないで伝送される。


54

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 84−最初のコマンドが通信チャネルを使わないで伝送されるときの優先順位

チャネル

優先順位

通知 1

通信 2

スペクトルチェック 3

このことは,通信チャネル上で最初のコマンドを伝送中でない限り,通知は他の二つのチャネルの

処理を中断して行わなければならないことを意味する(

表 84 を参照)。その場合,中断された通信チ

ャネルのために ARQ(自動再送要求)が出されなければならない。スペクトル検査は,空きサブフレ

ームにおいてだけ実行できる。


55

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

In

ter

ro

gat

o

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e

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.

x

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30.

S

1,

2

S

3,

4

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5,

6

S

7,

8

S

9,

1

0

S

11

,12

S

13

,14

S

15

,16

S

17

,18

S

19

,20

S

21

,22

S

23

,24

S

25

,26

S

27

,28

S

29

,30

S

8

id

e

n

ti

fi

e

d

 by

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te

rr

og

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r

In

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M2

S1

CW

Int

e

rr

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raini

n

g S

eq

uenc

e Typ1

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el:

 T

S

1-

CH

Int

e

rr

ogator T

raini

n

g S

eq

uenc

e Typ2

chann

el:

 T

S

2-

CH

R1

R1

R2

R2

R2

R2

R2

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m

 W

rit

e

 chan

nel:

 CW

-C

H

CW

T2

T1

T1

T1

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m

an

d

S

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 T

S

3

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H

T3

S

  S

 S

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 R1

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 T2

 T3

 S1

S

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n.

Co

m

m

and

 Slo

t c

h

annel

: CS

-CH

CS

リーダライタは通知処理を

行する。

図に示す例:サ

ブフレー

n-

1

で,リーダライ

タは書込

み動作を

実行する。

スロット

0

RF

グが通知

を送

信する。リーダ

ライタは

書込み動

作に割り込んで

サービス要求を

出した

RF

グと

の間で通知手続

を開始す

る。通知

が終了後,リー

ライタは書込み

動作を続

ける。

x,y

1∼

30

のカウ

ンタ

ID

通知チャネル

RF

タグス

ロット識別

チャネル

:S

-C

H

RF

タグ

ID

取りチャ

ネル

:M

IDx

-C

H

1.

内リーダラ

イタ

ID

読取

りチ

ャネル

:S

ID

-C

H

順方向リンクチ

ャネル予

備機能

:RF

D

-C

H

返信リンクチャ

ネル予備

機能

:R

FU

-C

H

空スロット

物理

チャネル

リーダライタト

レーニン

グシーケ

ンスタイプ

1

ャネル

:TS

1-

C

H

リーダライタト

レーニン

グシーケ

ンスタイプ

2

ャネル

:TS

2-

C

H

コマンドスロッ

トトレー

ニングシ

ーケンス

:TS

3-

C

H

書込

確認

チャ

ネル

:C

W

-C

H

コマンドスロッ

トチャネ

:CS

-CH

5.3.4.2

.5

RW

タグ

の場

合の

通知

チャ

ネル用

フレ

ーム

構造

17

RW

グの

場合

の通

知チャ

ネル

のフ

レー

ム構造


56

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

In

te

rr

o

g

a

to

r_

S

L

O

T

12

13

0

12

3

4

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91

0

11

12

13

N

o

ti

fi

cat

io

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h

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e

l

0

1

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3

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9

10

11

12

13

1

2

34

5

6

7

8

SFR

 n

-1

S

FR

 n

S

FR

 n

+

1

SFR

 n

 +

2

P

h

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nnel

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Sl

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0

N

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C

H

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H

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W

W

W

W

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L

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S

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S

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S

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S

11

,1

2

S

13

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4

S

15

,1

6

S

17

,1

8

S

19

,20

S

21

,2

2

S

23

,2

4

S

25

,2

6

S

27

,2

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S

29

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S

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Int

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m

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th t

h

e wr

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c

e

s

s

 op

era

ti

o

n

.

通知チャネル

リーダライタは通知処理を

行する。

物理

チャネル

空スロット

RF

タグス

ロット識別

チャネル

:S

-C

H

RF

タグ

ID

取りチャ

ネル

:M

IDx

-C

H

1.

内リーダラ

イタ

ID

読取

りチ

ャネル

:S

ID

-C

H

上りリンクチャ

ネル専用

機能

:R

FU

-C

H

リーダライタト

レーニン

グシーケ

ンスタイプ

1

ャネル

:TS

1-

C

H

リーダライタト

レーニン

グシーケ

ンスタイプ

2

ャネル

:TS

2-

C

H

コマンドスロッ

トトレー

ニングシ

ーケンス

:TS

3-

CH

x,y

1∼

30

のカウ

ンタ

ID

書込

確認

チャ

ネル

:C

W

-C

H

コマンドスロッ

トチャネ

:CS

-CH

RF

タグデ

ータ読取り

チャネル

:MI

N

x-

CH

図に示す例:サ

ブフレー

n-

1

で,リーダライ

タは書込

み動作を

実行する。

スロット

0

RF

グが通知

を送

信する。リーダ

ライタは

書込み動

作に割り込んで

サービス要求を

出した

RF

グと

の間で通知手続

を開始す

る。通知

が終了後,リー

ライタは書込み

動作を続

ける。

18

RO

タグ

の場合

の通

知チャ

ネル

のフ

レー

ム構造

5.3.4.2

.6

RO

タグの

場合

の通

知チ

ネル用

フレ

ーム

構造


57

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

In

te

rr

o

g

a

to

r_

S

L

O

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1

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1

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0

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2

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1

2

1

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2

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7

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11

1

2

1

3

12

3

4

5

6

78

SF

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-1

SF

R

 n

SF

R

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+

1

SFR

 n +

2

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s

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S

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rr

o

g

a

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o

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A

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M1

M2

Int

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rro

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o

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rai

n

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eq

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nc

e

 T

y

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nel

: TS

1

-CH

R2

R2

R2

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T1

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M3

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T

A

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1

MI

1

MI

2

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3

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S

S

S

S

S

S

S

S

S

S

S

S

S

S

S

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SC

SC

SC

SC

SC

SC

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MI

4

MI

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M1

M4

M3

M2

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um

 Ch

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h

an

nel

: S

C

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SC

高速読取専用

RF

タグの通知チャネル

物理

チャネル

スロッ

RF

タグス

ロット識別

チャネル

:S

-C

H

RF

タグ

ID

取りチャ

ネル

:M

IDx

-C

H

RF

タグデ

ータ読取り

チャネル

:MI

N

x-

CH

上りリンクチャ

ネル専用

機能

:R

FU

-C

H

リーダライタト

レーニン

グシーケ

ンスタイプ

1

ャネル

:TS

1-

C

H

スペクトル検査

チャネル

SC

-C

H

リーダライタは通知処理を

行する。

高速アプリケー

ション用

カウンタ

図に示す例

リー

ダライタ

は,

知要求をしてい

RF

タグを

探し

ている。

リーダラ

イタはカ

ウンタ

値0を読

み取ることで,

RF

タグを識

別して

RF

タグ情報

を読み取

る。

通知処理終了後,

ーダライ

タは

検索モー

ドに戻る。サブフレーム

n+2

中で,リーダライタはスペクトル

検査を実行する。この動作は,

RW

,標準

RO

及び高

RO

タグを含む

あら

ゆるタイプ

RF

グを識別

する

ためによく使用

されてい

る。

注記

通知処理後

RW

タグの場

合には,

リーダライタは

後続のサ

ブフレー

ムで適切な動作

(例えば

,読取り

又は書込み)を

実行する

5.3.4.2

.7

高速

アプリケ

ーション

RO

タグの

場合の通

知チャネル

19

高速

アプリ

ケー

ショ

ン用

RO

グの

場合の

通知

チャネ

ルの

ため

のフ

レーム

構造


58

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

M2

W

In

te

rr

o

g

a

to

r_

S

L

O

T

12

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12

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1

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l:

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H

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W

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W

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W

W

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R

R

R

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R

R

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R

R

R

R

R

R

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R

R

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R

R

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R

R

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CS

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:

M

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x

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l:

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S

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R

C

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C

R

C

M2

M1

1)

: MI

D-

C

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l:

 RF

U

-CH

R2

R2

R2

R2

R2

R2

R2

T2

T2

T2

T3

T3

T3

Co

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m

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e:

 T

S

3-

C

H

S

T2

CS

T3

S

T2

CS

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S

T2

CS

T3

SC

SC

SC

SC

SC

SC

SC

SC

SC

SC

S

C

S

S

CS

T

2

T3

S

R

CS

W

T3

CW

S

SC

T2

R2

M1

M

2

SS

S

S

S

S

通信チャネル及びスペ

クトル検査チャネルの

構造

a

)

MI

D

-CH

は,通

知チャネ

ルの対応する部

分と一致

している

76

.8

 kb

it/s

での変調

は,副搬

送波方式である

物理

チャ

ネル

読取りチャネル

: R-

CH

R

コマンドスロッ

トトレー

ニングシ

ーケンス:

TS

3-

CH

T3

RF

タグス

ロット識別

チャネル

:S

-C

H

S

書込みチャネル

W-

C

H

W

コマンドスロッ

トチャネ

ル:

C-

C

H

CS

空スロット

書込み確認チャ

ネル:

CW

-CH

CW

スペクトル検査

チャネル

SC

-C

H

SC

リーダライタト

レーニン

グシーケ

ンスタイプ2チ

ャネル

: TS

2-

CH

T2

RF

タグ

ID

取りチャ

ネル:

MI

D

-C

H

M1

M2

返信リンクチャ

ネル予備

機能:

RF

U

-CH

R2

a)

5.3.4.2

.8

通信チ

ャネ

ル及

びス

ペクト

ル検査

チャ

ネル

用フ

レーム

構造

20

通信

チャネ

ル及

びス

ペクト

ル検

査チ

ャネ

ルのフ

レーム

構造


59

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

5.3.4.3

物理チャネル

定義:物理チャネルは,スロット間に割り当てられるもの,変調手続及び符号化手続である。前述のよう

に,論理チャネルは物理チャネルを含むことができる。

表 85 に,論理チャネル及び物理チャネルの構造を

示す。

表 85−論理チャネル及び物理チャネル

論理チャネル

グループ

論理チャネル

物理チャネル

機能

RF タグスロット識別チャネル:
S-CH(返信リンク)

RF タグス ロット識別 チャネ
ル:S-CH(返信リンク)

このチャネルで RF タグは,スロ
ット検索中にリーダライタによっ

て読取り可能な同期化情報を送る
(例えば,スロット 0)

RF タグ ID 読取りチャネルパー
ト 1:MID1-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ

グ ID の最初のパートを送信する
ために使用される。

RF タグ ID 読取りチャネルパー
ト 2:MID2-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ
グ ID の 2 番目のパートを送信す
るために使用される。

RF タグ ID 読取りチャネルパー
ト 1:MID3-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ
グ ID の最初のパートを送信する

ために使用される。

RF タグ ID 読取りチャネル: 
MID-CH(返信リンク)

RF タグ ID 読取りチャネルパー
ト 2:MID4-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ

グ ID の 2 番目のパートを送信す
るために使用される。

RF タグデータ読取りチャネル:
MIN1-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ

グデータの最初のパートを送信す
るために使用される。

RF タグデータ読取りチャネル:
MIN2-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ
グデータの 2 番目のパートを送信
するために使用される。

RF タグデータ読取りチャネル:
MIN3-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ
グデータの最初のパートを送信す

るために使用される。

RF タグデータ読取りチャネル:
MIN-CH(返信リンク)

RF タグデータ読取りチャネル:
MIN4-CH(返信リンク)

このチャネルは,32 ビット RF タ

グデータの 2 番目のパートを送信
するために使用される。

リーダライタ ID 読取りチャネ

ル:SID-CH(順方向リンク)

リーダライタ ID 読取りチャネ

ル:SID-CH(順方向リンク)

このチャネルは,10 ビット長のリ

ーダライタ ID 及び 15 ビット長の
カウンタ値を RF タグへ送信する
ために使われる。

順方向リンクチャネル予備機
能:RFD-CH(順方向リンク)

順方向リンクチャネル予備機
能:RFD-CH(順方向リンク)

将来独占的に使用するために予約
する。

返 信 リ ン ク チ ャ ネ ル 予 備 機
能:RFU-CH(返信リンク)

返 信 リ ン ク チ ャ ネ ル 予 備 機
能:RFU-CH(返信リンク)

将来独占的に使用するために予約
する。

通知チャネル 
N-CH

リーダライタトレーニングシ
ーケンスタイプ 1 チャネル:
TS1-CH(返信リンク)

このチャネルは,ハードウェアの
実装を簡易にするためだけに使用

される。

 


60

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 85−論理チャネル及び物理チャネル(続き)

論理チャネル

グループ

論理チャネル

物理チャネル

機能

コマンドスロットチャネル: 
CS-CH(順方向リンク)

コマンドスロットチャネル: 
CS-CH(順方向リンク)

このチャネルは,リーダライタか
ら RF タグへ次のコマンドを送信
するために使用される。

− Write コマンド 
− Long_read コマンド 
− Short_read コマンド

− Init コマンド 
− Wait コマンド 
−  通信終端信号(EOC)

85 バイト以上の読取りチャネ
ル:RM-CH(返信リンク)

読取りチャネル:R-CH(返信リ
ンク)

このチャネルを使い,RF タグから
リーダライタへ単一のサブフレー
ムで最大 108 バイトまで伝送可

能。

84 バイト以下の読取りチャネ
ル:RL-CH(返信リンク)

読取りチャネル:R-CH(返信リ

ンク)

このチャネルを使い,RF タグから

リーダライタへ単一のサブフレー
ムで最大 84 バイトが伝送可能。

書込みチャネル:W-CH(順方
向リンク)

書込みチャネル:W-CH(順方
向リンク)

このチャネルを使い,リーダライ
タから RF タグへの単一のサブフ
レームで最大 144 バイトが伝送可

能。

書込み確認チャネル:CW-CH

(返信リンク)

書込み確認チャネル:CW-CH

(返信リンク)

使われたサブフレームでのリーダ

ライタから RF タグへのデータ伝
送のエラー発生の有無を表す。

リーダライタトレーニングシ

ーケンスタイプ 2 チャネル: 
TS2-CH(返信リンク)

このチャネルは,ハードウェアの

実装を簡易にするためだけに使用
される。

通信チャネル 
C-CH

コマンドスロットトレーニン
グシーケンス:TS3-CH(順方向
リンク)

このチャネルは,ハードウェアの
実装を簡易にするためだけに使用
される。

スペクトル検
査チャネル 
SC-CH

スペクトル検査チャネル: 
SC-CH

ス ペ ク ト ル 検 査 チ ャ ネ ル
SC-CH

リーダライタは,許容チャネル範
囲内の許容周波数帯内の RSSI 値

を測定するためにこのチャネルを
使う。

スロット割当てに関して,ビットは次のとおりに割り当てられる。すなわち,MSB(最上位ビット)か

ら LSB(最下位ビット)

,つまり左から右の順に割り当てられる。伝送の順番は MSB が最初で,最後が

LSB である。

5.3.4.3.1

RF

タグスロット識別チャネル:S-CH(返信リンク)

機能:スロット識別チャネル期間で(最低でもリーダライタのスロット 0 内で),リーダライタは(フィー

ルド内に新しい RF タグがあるときは)新しい RF タグの同期化情報を読み取らなければならない。S-CH

は,同期化のために必要な情報(時間補正及び時間カウンタ)が一つのスロット内で 2 回出現する,とい

う形に構成されている。各 S-CH のために,スロットの各半分の長さからなる二つのブロックがある。二

つのブロックの違いは,時間カウンタが 1 増加している点だけが異なる(最初のブロックは小さい値の方

である。

。これは,その情報を,RF タグとリーダライタとの間のタイムスロット構造でいずれの時間軸に


61

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

あるか確認することに利用できることを保証している。RW タグ用及び標準 RO タグ用には,時間カウン

タは 1 から 30 まで動き,このことは 15 の S-CH が N-CH に連続して送られることを意味する。このこと

は,同期化に必要な情報が,二つの連続するスロット 0 で入手可能となることを保証する。高速アプリケ

ーション用 RO タグの場合,二つの連続する半スロットのカウンタ値は,その後に 0 が続く 31 である。こ

のタイプのアプリケーション用では,S-CH はスロット 0 に固定されない(

図 21 を参照)。さらに,相関

用ワードは RW タグ及び RO タグに対して,反転した同じビット系列である。この事実が理由で,リーダ

ライタはいずれのタイプの RF タグとの通信を開始させるか S-CH 期間で決定しなければならない。

Interrogator

TAG

Slot 0

Slot 0

counter n

counter n-1

counter n+2

counter n+1

clock recovery
is not possible

used for 
synchronisation

not in Slot0

not in Slot0

offset determination

図 21−スロット に関する S-CH ポジション

データ伝送:76.8 kbit/s の返信リンク

表 86−標準的なアプリケーションでの S-CH のためのサブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8 S9 S10

S11 S12 S13

表 87RO アプリケーション若しくは通信がない場合,又はスペクトル検査チャネルが

確立されている場合の S-CH のためのサブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8 S9 S10

S11 S12 S13

RW

タグのためのスロット割当て:

クロック再生のためのサブシーケンス 0101(B19…B16)を含む 13 ビット長の時間反転バーカーシーケ

ンス。5 ビット時間カウンタ値の後にパリティビットが付加されている(

表 88 を参照)。

表 88RW タグの場合の S-CH のためのスロット割当て

相関用ワード

時間カウンタ

パリティ

テール

クロック再生

B19 B18 B17 B16 B15

B14 B13 B12

B11

B10

B9

B8

B7

B6…B2 B1 B0

0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

0

注記 B6…B2:1∼30 の時間カウンタ

RO

タグのためのスロット割当て:

クロック再生のためのサブシーケンス 0101(B18…B15)を含む 13 ビット長の時間反転バーカーシーケ

リーダライタ

RF タグ

スロット 0 外

クロック再生できない

同期化に使用

スロット 0 外

オフセット決定

スロット 0


62

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

ンス。RW タグ用のビット系列を反転したビット系列になっている。5 ビット時間カウンタ値の後にパリ

ティビットが付加されている(

表 89 を参照)。

表 89RO タグの場合の S-CH のためのスロット割当て

相関用ワード

時間カウンタ

パリティ

テール

クロック再生

B19 B18 B17 B16 B15 B14 B13 B12

B11

B10

B9

B8

B7

B6…B2 B1 B0

1 0 1 0 1 1 0 0 1 1 1 1 1

0

注記 B6…B2:1∼30 の時間カウンタは標準 RO タグ用であり,31 及び 0 は高速アプリケーション用 RO タグ用であ

る。

チャネル符号化:適用しない

パリティ B1:B6…B2 への偶数パリティの追加(両方の RF タグタイプに対して同一)。

復号化:相関器を使って復号される。相関判定処理は,誤りを最小限に抑えるための 2 段階で実行される。

第 1 段階では,相関用ワード(B19…B7)内のビットだけが相関判定処理に含まれる。第 2 段階では,リ

ーダライタスロット(例えば,スロット 0)内に残っている既知のビットも相関判定処理に含まれる。S-CH

はスロット 0 の長さの半分であり,したがって既知のビットが存在する。既知のビット数は,第 1 段階時

点で相関関係のピークがみられたところに依存する。これは,

表 90 に従って第 2 の相関用ワードが動的に

確立されたことを意味する。表内では,RW タグの値だけをみることができる。RO タグの値は,相関フィ

ールド内で単純に反転しているだけである(時間反転バーカーシーケンスのフィールド内)

 


63

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 90−第 レベル相関判定スキーム

半スロットの位置

相関ビット数

スロット 0 の位置

  39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8  7  6  5  4  3  2  1

0

1  T 0 1  0  1  0  0  1  1 0  0  0  0  0 #N P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0  0  0 #N+1  P 22

2  0  1  0  1  0  0  1  1  0 0  0  0  0 #N P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0  0 #N+1  P T 21

3  1  0  1  0  0  1  1  0  0 0  0  0 #N P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0 #N+1 P

T 0 20

4  0  1  0  0  1  1  0  0  0 0  0 #N P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N+1

P  T  0

1 20

5  1  0  0  1  1  0  0  0  0 0 #N P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P  T  0  1

0 20

6  0  0  1  1  0  0  0  0  0

#N

P  T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N+1

P  T  0  1  0

1 20

7  0  1  1  0  0  0  0  0 #N P

T

0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P  T  0  1  0  1

0 20

8  1  1  0  0  0  0  0 #N P

T

0  1 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P  T  0  1  0  1  0

0 20

9  1  0  0  0  0  0 #N P

T

0  1  0 1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P  T  0  1  0  1  0  0

1 20

10  0  0  0  0  0 #N P

T

0  1  0  1 0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P T  0  1  0  1  0  0  1

1 20

11  0  0  0  0 #N P

T

0  1  0  1  0 0 1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P

  0  1  0  1  0  0  1  1

0 20

12  0  0  0 #N P T

0  1  0  1  0  0 1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P T 0 1  0  1  0  0  1  1  0

0 20

13  0  0 #N P

T 0  1  0  1  0  0  1 1 0 0 0 0 0

#N 1

P T 0 1 0  1  0  0  1  1  0  0

0 20

14  0 #N P

T

0 1  0  1  0  0  1  1 0 0 0 0 0

#N 1

P T 0 1 0 1  0  0  1  1  0  0  0

0 20

15  #

N

#N P

T

0  1 0  1  0  0  1  1  0 0 0 0 0

#N 1

P T 0 1 0 1 0  0  1  1  0  0  0  0

0 21

16  #

N

#N P

T

0  1  0 1  0  0  1  1  0  0 0 0 0

#N 1

P T 0 1 0 1 0 0  1  1  0  0  0  0  0 #N

+2

22

17  #

N

#N P T 0  1  0  1 0  0  1  1  0  0  0 0 0

#N 1

P T 0 1 0 1 0 0 1  1  0  0  0  0  0 #N

+2

#N

+2

22

18  #

N

#

N

P T 0  1  0  1  0 0  1  1  0  0  0  0 0

#N 1

P T 0 1 0 1 0 0 1 1  0  0  0  0  0 #N+2 #N

+2

22

19  #

N

P T 0  1  0  1  0  0 1  1  0  0  0  0  0

#N 1

P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0  0  0  0  0 #N+2

#N

+2

22

20  P T 0  1  0  1  0  0  1 1  0  0  0  0  0 #N+1 P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0  0  0  0 #N+2 #N

+2

22

1  T  0  1  0  1  0  0  1  1 0  0  0  0  0 #N P T 0 1 0 1 0 0 1 1 0 0 0  0  0 #N+2  P 22

暗灰色:クロック再生                      明灰色:相関ビット

P:パリティ

T:テール

黒枠白地:不確定ビット

破線内:相関関係がピークの位置       #N:時間カウンタ

5.3.4.3.2

RF

タグ ID 読取りチャネル:MIDx-CH(返信リンク,両 RF タグタイプ用)

機能:このチャネルは,二つのサブシーケンススロット内で 32 ビット ID

31

,…,ID

0

の伝送に使われる。

データ伝送:76.8 kbit/s の返信リンク

サブフレーム割当て:MIDx-CH が通知チャネルの一部となっているので,該当しない。サブフレーム内の

位置は,リーダライタのフレーム構造に同期していない。

スロット割当て:11 ビット長の時間反転バーカーシーケンスが,クロックの再生及びワードの再生に使用

される(

表 91 及び表 92 を参照)。

表 91MID1(両 RF タグタイプ用)及び MID3RO タグ用だけ)用スロット割当て

ワード同期化

クロック再生

27 ビット RF タグ ID

テール

B39 B38 B37 B36 B35 B34 B33 B32 B31

B30 B29

B28…B2 B1…B0

0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1 RF タグ ID の最初の部分

ID

31

,…,ID

5

0


64

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 92MID2(両 RF タグタイプ用)及び MID4RO タグ用だけ)用スロット割当て

ワード同期化

クロック再生

5 ビット

RF タグ ID

32 ビット上の CRC

テール

B39 B38 B37 B36 B35 B34 B33 B32 B31 B30

B29

B28…B24 B23…B2 B1…B0

0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1 ID

4

,…,ID

0

CRC

21

,…,CRC

0

 0

RF タグ ID のメモリマッピングの規定は,附属書 を参照する。

チャネル符号化:短縮ファイアコードが RF タグ ID チャネル符号化(54,32)に使用される。生成後,符

号化された 54 ビット(ID

31

,…,ID

0

,CRC

21

,…,CRC

0

)は,スロット MID1 又は MID3 及び MID2 又は

MID4 内で MSB の ID

31

から最初に送信される。

  生成多項式は g(X)=X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

チャネル符号化アルゴリズムは,次のとおり。

  符号化用:

− CRC アキュムレータをすべて 0 に初期化する X“0…0”

−  多項式 GF(2)=ID

31

X

53

+ID

30

X

52

+…+ID

0

X

22

を,生成多項式

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

で除して,多項式

 CRC

21

X

21

+…+CRC

0

X

0

を剰余として得る。

− CRC ビット(CRC

21

,…,CRC

0

)を RF タグ ID ビット(ID

31

,…,ID

0

)の最後に添付し,得ら

れた 54 ビットコード(ID

31

,…,ID

0

,CRC

21

,…,CRC

0

)を MSB 優先で伝送する。

  復号化用:

−  (短縮コードを説明するために)ある定数で乗算したコード多項式

 ID

31

X

53

+…+ID

0

X

22

+CRC

21

X

21

+…+CRC

0

X

0

を,生成多項式

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

で除して,得られた剰余多項式をエラー訂正及びエラー検出のために使う。

5.3.4.3.3

RF

タグデータ読取りチャネル:MINx-CH(返信リンク,RO タグ専用)

機能:このチャネルは,四つの連続スロットで 64 ビット RF タグデータを伝送するために使用される。こ

れは,二つの連続したスロット組を 2 組送信することによって実行できる。

データ伝送:76.8 kbit/s の返信リンク

サブフレーム割当て:MINx-CH が通知チャネルの一部となっているので,該当しない。サブフレーム内の

位置は,リーダライタのフレーム構造に同期していない。

スロット割当て:11 ビット長の時間反転バーカーシーケンスが,クロックの再生及びワードの再生に使用

される(

表 93 及び表 94 を参照)。


65

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 93MIN1 又は MIN3 用スロット割当て

ワード同期化

クロック再生

27 ビット RF タグデータ

テール

B39 B38 B37 B36

B35 B34 B33

B32 B31 B30

B29

B28…B2 B1…B0

0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1 RF タグデータの最初の

部分 D

31

,…,D

5

0

表 94MIN2 又は MIN4 用スロット割当て

ワード同期化

クロック再生

5 ビット

RF タグデータ

32 ビット上の CRC

テール

B39 B38 B37 B36 B35 B34 B33 B32 B31 B30

B29

B28…B24 B23…B2 B1…B0

0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1  D

4

,…,D

0

 CRC

21

,…,CRC

0

 0

RF

タグのデータビット:DATA63…DATA0

注記  このビットは,ユーザ RF タグ ID の拡張,又は RF タグ内のアプリケーション関連データ保存

に使用できる。

チャネル符号化:32 データビットを送る二つの連続スロットのそれぞれの組用として,短縮ファイアコー

ドが RF タグチャネル符号化(54,32)に使用される。生成後,符号化された 54 ビット(D

31

,…,D

0

CRC

21

,…,CRC

0

)は,スロット MIN1 又は MIN3,及び MIN2 又は MIN4 にて最初に MSB の D

31

から送

信される。

  生成多項式は g(X)=X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

チャネル符号化アルゴリズムは,次のとおり。

  符号化用:

− CRC アキュムレータをすべて 0 に初期化する X“0…0”

−  多項式 GF(2)=D

31

X

53

+D

30

X

52

+…+D

0

X

22

を,生成多項式

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

で除して,多項式

 CRC

21

X

21

+…+CRC

0

X

0

を剰余として得る。

− CRC ビット(CRC

21

,…,CRC

0

)を RF タグのデータビット(D

31

,…,D

0

)に最後に添付し,得

られた 54 ビットコード(D

31

,…,D

0

,CRC

21

,…,CRC

0

)を MSB 優先で伝送する。

  復号化用:

−  (短縮コードを説明するために)ある定数で乗算したコード多項式

D

31

X

53

+…+D

0

X

22

+CRC

21

X

21

+…+CRC

0

X

0

を,生成多項式

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

で除して,得られた剰余多項式をエラー訂正及びエラー検出のために使う。

5.3.4.3.4

リーダライタ ID 読取りチャネル:SID-CH(順方向リンク,RW タグ専用)

機能:このチャネルは,10 ビット長のリーダライタ ID 及び 15 ビットのカウンタ値を RF タグに伝送する

ために使用される。カウンタ値は通信を可能にするもので,すなわち,RF タグが通信チャネル上の最初の


66

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

コマンドをどの通信チャネルで待たなければならないかを示す。

データ伝送:384 kbit/s の順方向リンク

サブフレーム割当て:SID-CH が通知チャネルの一部となっているので,該当しない。サブフレーム内の

位置はリーダライタのフレーム構造に同期していない。

スロット割当て:200 ビット内の最初の 112 ビットだけが割り当てられる。残りの 88 ビットは,RF タグ

では無視される。ワードの同期化のために,16 ビット長のシーケンス(TSC1)が使われる。ワード同期

化のための相関器初期しきい(閾)値は,13 である(値は 13 以上でなければならない:最大二つのビッ

トエラー。

表 95∼表 97 を参照)。

表 95SID-CH 用スロット割当てパート 1

レベル検出器(20 ビット)

ウェイクアップ及びクロック再生(36 ビット)

B199 B198 B197 B196  … B182

B181

B180

B179

B178

B177

B176

… B146

B145

B144

0 1 0 1 … 1 0 1 0 1 0 1 … 1 0 1

表 96SID-CH 用スロット割当てパート 2

ワード同期化:16 ビットシーケンス TSC1(16 ビット)

B143 B142 B141 B140 B139 B138 B137

B136

B135

B134

B133

B132

B131 B130 B129

B128

1 0 1 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0

表 97SID-CH 用スロット割当てパート 3

リーダライタ ID

(10 ビット)

カウンタ値

(15 ビット)

25 ビット上の CRC

(15 ビット)

RF タグでは無視

B127…B118 B117…B103 B102…B88 B87…B0

D

24

,…,D

15

D

14

,…,D

0

 CRC

14

,…,CRC

0

注記  ビット系列 "0 1" は,B195∼B183 及び B175∼B147 で繰り返される。

チャネル符号化:短縮ファイアコードが SID-CH チャネル符号化(40,25)に使用される。生成後,符号

化された 40 ビット(D

24

,…,D

0

,CRC

14

,…,CRC

0

)は,最初に MSB の D

24

から伝送される。

  生成多項式は g(X)=X

15

+X

10

+X

9

+X

6

+X+1

チャネル符号化アルゴリズムは,次のとおり。

  符号化用:

− CRC アキュムレータをすべて 0 に初期化する X“0…0”

−  多項式 GF(2)=D

24

X

39

+D

23

X

38

+…+D

0

X

15

を,生成多項式

X

15

+X

10

+X

9

+X

6

+X+1

で除して,多項式

 CRC

14

X

14

+…+CRC

0

X

0

を剰余として得る。

− CRC ビット(CRC

14

,…,CRC

0

)を RF タグのデータビット(D

24

,…,D

0

)の最後に添付し,得

られた 40 ビットコード(D

24

,…,D

0

,CRC

14

,…,CRC

0

)を MSB 優先で伝送する。

  復号化用:


67

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

−  (短縮コードを説明するために)ある定数で乗算したコード多項式

D

24

X

39

+…+D

0

X

15

+CRC

14

X

14

+…+CRC

0

X

0

を,生成多項式

X

15

+X

10

+X

9

+X

6

+X+1

で除して,得られた剰余多項式をエラー訂正及びエラー検出のために使う。

5.3.4.3.5

順方向リンクチャネル予備機能:RFD-CH(順方向リンク,RW タグ専用)

機能:独自仕様用に将来使用するために予約する。

5.3.4.3.6

返信リンクチャネル予備機能:RFU-CH(返信リンク,両 RF タグタイプ用)

機能:独自仕様用に将来使用するために予約する。機能は,二つの RF タグのタイプで異なってもよい。

5.3.4.3.7

リーダライタトレーニングシーケンスタイプ チャネル:TS1-CH(論理チャネルなしの返信リ

ンク)

機能:このチャネルは,ハードウェアの実装を容易にするために使用される。

データ伝送:200 kbit/s∼400 kbit/s のデータ転送速度をもつ返信リンク。0 と 1 との交互のビット列は,0

からスタートする。この信号は,最終ビットを除いて差動予備符号化をされてはいない。最終ビットは,

後続スロットで差動復調が可能なように差動予備符号化をされていなければならない。

サブフレーム割当て:S-CH,MID-CH 及び RFU-CH チャネルの前に配置する。

スロット割当て:該当しない。

5.3.4.3.8

コマンドスロットチャネル:CS-CH(順方向リンク)

機能:このチャネルは,リーダライタから RF タグへのコマンドの伝送に使用される。スロットごとの総

ビット数は,120 ビットの純データのビット内容を含む 200 ビットである。残りのビットは,クロック再

生,ワード同期化及びエラー保護のために使用される(

表 98 及び表 99 を参照)。

データ伝送:384 kbit/s の順方向リンク

表 98W-CHRM-CH 及び MID-CH の場合の CS-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

表 99RL-CH の場合の CS-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

スロット割当て:200 ビットの内の 12 ビットは,クロック再生のために使われる。ワード同期化のために,

26 ビット長のシーケンス(TSC1)が使用される。ワード同期化のための相関器初期しきい(閾)値は,

24 である(値は必ず 24:最大二つのビットエラー)。残り 162 ビットは,符号化された純データのビット

である(

表 100∼表 103 を参照)。

表 100CS-CH 用スロット割当てパート 1

クロック再生(12 ビット)

B199 B198 B197 B196 B195

B194

B193

B192

B191

B190

B189 B188

0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1


68

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 101CS-CH 用スロット割当てパート 2

B187…B162:ワード同期化(TSC1)(26 ビット)

0

0

1

0

0

1

0

1

1

1

0

0

0

0

1

0

0

0

1

0

0

1

0

1

1

1

表 102CS-CH 用スロット割当てパート 3

コマンドタイプ

(4 ビット)

EOC

(1 ビット)

リーダライタフレーム構造

(7 ビット)

RF タグ ID

(18 ビット)

ビット B161…B132 上の

CRC 保護(44 ビット)

B161…B158 B157

B156…B150 B149…B132 B131…B88

D

29

,…,D

26

D

25

D

24

,…,D

18

D

17

,…,D

0

 CRC

43

,…,CRC

0

表 103CS-CH 用スロット割当てパート 4

ブロック長

(8 ビット)

予備

(1 ビット)

開始アドレス

(18 ビット)

予備

(3 ビット)

ビット B87…B58 上の

CRC 保護(44 ビット)

予備

(14 ビット)

B87…B80 B79  B78…B61 B60…B58 B57…B14 B13…B0

D

29

,…,D

22

D

21

D

20

,…,D

3

D

2

,…,D

0

CRC

43

,…,CRC

0

フィールドの定義:

コマンドタイプ:5.3.6.1 及び 5.3.6.3 を参照する。

EOC

:通信終端信号(EOC)はコマンドフィールドの 1 ビットで信号化される。

リーダライタフレーム構造:フレーム中のサブフレーム数を示す。

RF

タグ ID:ID

31

∼ID

14

の範囲だけがコマンドスロット内で伝送されなければならない。

ブロック長:伝送されたブロックに含まれるバイト数を示す。

開始アドレス:伝送されたブロックの最初のバイトがどこに書かれるか,又はどこから読み取られるかを

示す。B79 は“0”に設定されなければならない。

チャネル符号化:短縮ファイアコード(74,30)が CS-CH データビットの符号化に繰返し使用される。生

成後,符号化された 74 ビット(D

29

,…,D

0

,CRC

43

,…,CRC

0

)は,最初に MSB の D

29

から伝送される。

  生成多項式(R-CH 用と同じ)は g(X)=X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

チャネル符号化アルゴリズムは,次のとおり。

  符号化用:

− CRC アキュムレータをすべて 0 に初期化する X“0…0”

−  多項式 GF(2)=D

29

X

73

+D

28

X

72

+…+D

0

X

44

を,生成多項式

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

で除して,多項式

 CRC

43

X

43

+…+CRC

0

X

0

を剰余として得る。

− CRC ビット(CRC

43

,…,CRC

0

)を RF タグのデータビット(D

29

,…,D

0

)の最後に添付し,得

られた 74 ビットコード(D

29

,…,D

0

,CRC

43

,…,CRC

0

)を MSB 優先で伝送する。

  復号化用:

−  (短縮コードを説明するために)ある定数で乗算したコード多項式

D

29

X

73

+…+D

0

X

44

+CRC

43

X

43

+…+CRC

0

X

0


69

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

を,生成多項式

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

で除して,得られた剰余多項式をエラー訂正及びエラー検出のために使う。

5.3.4.3.9

読取りチャネル:R-CH(返信リンク)

機能:これらのチャネルは,RF タグの純データをリーダライタに伝送するために使用される。スロット当

たりの総数は,純データのビット量 96 ビットを含む 200 ビットである。96 ビット以外の残りのビットは,

クロック再生,ワード同期化及びエラー保護のために使用される。

データ伝送:384 kbit/s の返信リンク

サブフレーム割当て:表 104 及び表 105 を参照。

表 104RM-CH の場合の R-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

表 105RL-CH の場合の R-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

スロット割当て:11 ビット長の時間反転バーカーシーケンスがクロック及びワードの再生に使用される。

残りの 189 ビットは,符号化された純データのビットであり,全く同じ二つの部分に分割されている(

106

及び

表 107 を参照)。

表 106R-CH 用スロット割当てパート 1

ワード同期化

クロック再生

B199 B198 B197 B196

B195

B194

B193

B192

B191

B190 B189

0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1

表 107R-CH 用スロット割当てパート 2

純データのビット

(48 ビット)

前の 48 ビットについての CRC

(44 ビット)

純データのビット

(48 ビット)

B96…B49 についての CRC

(44 ビット)

テール

B188…B141 B140…B97 B96…B49 B48…B5 B4…B0

D

47

,…,D

0

 CRC

43

,…,CRC

0

D

47

,…,D

0

 CRC

43

,…,CRC

0

チャネル符号化:短縮ファイアコード(92,48)がチャネル符号化のために使われる。生成後,符号化さ

れた 92 ビット(D

47

,…,D

0

,CRC

43

,…,CRC

0

)は MSB の D

47

から送信される。

  生成多項式は g(X)=X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

チャネル符号化アルゴリズムは,次のとおり。

  符号化用:

− CRC アキュムレータをすべて 0 に初期化する X“0…0”

−  多項式 GF(2)=D

47

X

91

+D

46

X

90

+…+D

0

X

44


70

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

を,生成多項式

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

で除して,多項式

 CRC

43

X

43

+…+CRC

0

X

0

を剰余として得る。

− CRC ビット(CRC

43

,…,CRC

0

)を RF タグのデータビット(D

47

,…,D

0

)の最後に添付し,得

られた 92 ビットコード(D

47

,…,D

0

,CRC

43

,…,CRC

0

)を MSB 優先で伝送する。

  復号化用:

−  (短縮コードを説明するために)ある定数で乗算したコード多項式

D

47

X

91

+…+D

0

X

44

+CRC

43

X

43

+…+CRC

0

X

0

を,生成多項式

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

で除して,得られた剰余多項式をエラー訂正及びエラー検出のために使う。

5.3.4.3.10

書込みチャネル:W-CH(順方向リンク)

機能:このチャネルは,純データをリーダライタから RF タグに送るために使用される。スロット当たり

の総ビット数は,純データのビット量 128 ビットを含む 200 ビットである。128 ビット以外の残りのビッ

トは,クロック再生,ワード同期化及びエラー保護のために使用される(

表 108 を参照)。

データ伝送:384 kbit/s の順方向リンク

表 108W-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

スロット割当て:200 ビットの内の 12 ビットはクロック再生に使用される。ワード同期化(TSC1)のた

めに,16 ビット長のシーケンスが使われる。残りの 172 ビットは,符号化された純データのビットである

表 109∼表 111 を参照)。

表 109W-CH 用スロット割当てパート 1

クロック再生(12 ビット)

B199 B198 B197 B196 B195

B194

B193

B192

B191

B190

B189 B188

0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1

表 110W-CH 用スロット割当てパート 2

ワード同期化:16 ビットシーケンス TSC1

B187 B186 B185 B184 B183 B182 B181

B180

B179

B178

B177

B176

B175 B174 B173

B172

1 0 1 1 1 0 0 0 0 1 0 0 0 1 0 0

 


71

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 111W-CH 用スロット割当てパート 3

純データのビット

(128 ビット)

前の 128 ビットについての CRC

(44 ビット)

B171…B44 B43…B0  CRC

D

127

,…,D

0

 CRC

43

,…,CRC

0

チャネル符号化:短縮ファイアコードが W-CH のチャネル符号化(172,128)に使用される。生成後,符

号化された 172 ビット(D

127

,…,D

0

,CRC

43

,…,CRC

0

)は,最初に MSB の D

127

から送信される。

  生成多項式(R-CH 用と同じ)は g(X)=X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

チャネル符号化アルゴリズムは,次のとおり。

  符号化用:

− CRC アキュムレータをすべて 0 に初期化する X“0…0”

−  多項式 GF(2)=D

127

X

171

+D

126

X

170

+…+D

0

X

44

を,生成多項式

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

で除して,多項式

 CRC

43

X

43

+…+CRC

0

X

0

を剰余として得る。

− CRC ビット(CRC

43

,…,CRC

0

)を RF タグのデータビット(D

47

,…,D

0

)の最後に添付し,得

られた 92 ビットコード(D

127

,…,D

0

,CRC

43

,…,CRC

0

)を MSB 優先で伝送する。

  復号化用:

−  (短縮コードを説明するために)ある定数で乗算したコード多項式

D

127

X

171

+…+D

0

X

44

+CRC

43

X

43

+…+CRC

0

X

0

を,生成多項式

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

で除して,得られた剰余多項式をエラー訂正及びエラー検出のために使う。

5.3.4.3.11

書込み確認チャネル:CW-CH(返信リンク)

機能:このチャネルは,所定サブフレーム内でのリーダライタから RF タグへのデータ送信におけるエラ

ーの発生の有無を信号化する。エラーなし伝送にするために,すべてのスロットはエラーなしで受信でき

なければならない。

“エラーあり”信号は,この通信用の ARQ 手順(自動再送要求手順)の結果として得

られる(

表 112 を参照)。

データ伝送:384 kbit/s の返信リンク

表 112CW-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

スロット割当て:11 ビット長の時間反転バーカーシーケンスは,クロック及びワードの再生に使用される。

W-CH の場合,CRC はスロットごとをベースに検査される。すべてのスロットの CRC がエラーなし(又

は機能修正可能なエラーだけ)の場合には,CRC_OK ビットがセットされなければならない。このビット


72

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

は 2×26 ビット連続してリーダライタに送られる(シーケンス TSC1)

。受信した CRC が O.K.でなかった

という信号の場合には,ワードには何も含まないが,2×26 ビット長の連続する“0…0”が生成されなけ

ればならない。リーダライタは,残りのビット列を無視する(

表 113∼表 115 を参照)。

表 113CW-CH 用スロット割当てパート 1

ワード同期

クロック再生

B199 B198 B197 B196

B195

B194

B193

B192

B191

B190 B189

0 1 0 0 1 0 0 0 1 1 1

表 114CW-CH 用スロット割当てパート 2

B188…B163:CRC_OK:エラーなし(TSC1)(26 ビット)

0

0

1

0

0

1

0

1

1

1

0

0

0

0

1

0

0

0

1

0

0

1

0

1

1

1

B188…B163:CRC_OK:エラーあり

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

表 115CW-CH 用スロット割当てパート 3

B162…B137:CRC_OK:エラーなし(TSC1)(26 ビット) B136…B0

0    0

1

0

0

1

0

1

1

1

0

0

0

0

1

0

0

0

1

0

0

1

0

1

1

1

B162…B137:CRC_OK:エラーあり

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

0

チャネル符号化:なし。

復号化:相関器を使う。CRC_OK ワード検出についての相関器初期しきい(閾)値は,50 である(この値

は 50 を超えなければならない。52 ビット中最大 2 ビットのエラー)

5.3.4.3.12

リーダライタトレーニングシーケンスタイプ チャネル:TS2-CH(論理チャネルなしの返信リ

ンク)

機能:このチャネルは,ハードウェアの実装を容易にするためにだけ使用される。

データ伝送:200 kbit/s∼400 kbit/s のデータ速度の返信リンク。0 と 1 との交互のビット列は,0 からスタ

ートする。この信号は,最終ビットを除いて差動予備符号化をされてはいない。最終ビットは,後続スロ

ットで差動復調が可能なように差動予備符号化をされていなければならない。

サブフレーム割当て:

“最初”の返信リンクスロットの前に,物理的返信リンクスロットが送られなかった

場合には,常に返信リンクスロットの前で送られる。これは,このチャネルが,送信すべき実データの情

報を含む最初の返信リンクスロットの前に,挿入されなければならないということを意味している(

表 116

表 118 を参照)。

表 116W-CH の場合の TS2-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13


73

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 117RM-CHRL-CH 又は MID-CH の場合の TS2-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

表 118TS2-CH 用スロット割当て

リーダライタトレーニング

シーケンス(200 ビット)

B199

B198

… B1 B0

0 1 … 0  1

5.3.4.3.13

コマンドスロットトレーニングシーケンス:TS3-CH(論理チャネルなしの順方向リンク)

機能:このチャネルは,ハードウェアの実装を簡易にするためにだけ使用される。

データ伝送:384 kbit/s の順方向リンク。最終 30 ビットのビット列は 2 ビット長の“11”と 2 ビット長の

“00”とが交互に連続し,2 ビット長の“11”から開始されるビット列である。

サブフレーム割当て:CS-CH がスロット 2 で送られる場合には,常に CS-CH の前でだけ送られる(表 119

及び

表 120 を参照)。

表 119C-CH の場合の TS3-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

表 120TS3-CH 用スロット割当て

コマンドスロットトレーニングシーケンス(最終 30 ビット)

B199…B30 B29

B28

B27 B26

B3

B2

B1

B0

1 1 0 0 …

0 0 1 1

5.3.4.3.14

スペクトル検査チャネル:SC-CH(搬送波なしの返信リンク)

機能:リーダライタは,許容チャネル内の許容周波数帯域内の RSSI(受信信号強度表示信号)値を測定す

るために,このチャネルを使用する。記憶された値は,通知及び通信のための空き周波数を決定するため

に使用される。

データ伝送:なし

サブフレーム割当て:通信も通知もない場合だけ(表 121 を参照)。

表 121SC-CH 用サブフレーム割当て

S0 S1 S2 S3 S4 S5

S6

S7

S8

S9

S10

S11

S12 S13

スロット割当て:適用しない

チャネル符号化:なし

復号化:該当しない


74

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

5.3.5

ccc6.2.5

チャネル符号化及びシーケンス

(この細分箇条は,この規格の対応国際規格作成時の修正忘れであり,不要である。

5.3.5.1

同期化及び CRC パターン

表 122 及び表 123 を参照。

表 122−物理チャネル用クロック及びワード同期化ワード群

チャネルタイプ

クロック

ワード

種類

S-CH 
(RW タグ)

0101 001100000

クロックを含むワード

S-CH

a)

(RO タグ)

1010 110011111

クロックを含むワード

MID-CH 0100

1000111

クロックを含むワード

MIN-CH 0100

1000111

クロックを含むワード

SID-CH 010101…010101(36 ビット)

1011100001000100

N-CH

TS1-CH

該当しない

該当しない

R-CH 0100

1000111

クロックを含むワード

W-CH 010101010101

1011100001000100

CW-CH 0100

1000111

クロックを含むワード

TS2-CH

該当しない

該当しない

CS-CH 010101010101

00100101110000100010010111

C-CH

TS3-CH

該当しない

該当しない

SC-CH

該当しない

該当しない

a)

  クロック再生については,0101(すなわち,RW タグと同一ビット列)でも動作できる。

表 123−物理チャネル用 CRC パラメタ化

チャネルタイプ n’

k’

生成多項式

備考

S-CH 6

5

偶数パリティだけ

MID-CH 54

32

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

MIN-CH 54

32

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1

N-CH

SID-CH 40

25

X

15

+X

10

+X

9

+X

6

+X+1

TS1-CH

R-CH 92

48

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

W-CH 172

128

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

CW-CH 52

2

52 ビット相関器

TS2-CH

CS-CH 74

30

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1

C-CH

TS3-CH

SC-CH

n’:一つの CRC ブロック内の総ビット数。
k’:一つの CRC ブロック内の純ビット数。
訂正の場合には,データフィールドだけが
訂正されなければならない。他の部分に重
なる部分を訂正に適用してはならない。

5.3.6

コマンドスロットチャネル用コマンドセット:CS-CHRW タグ専用)

5.3.6.1

コマンドタイプ

同一 IC 製造者コード及び同一 IC バージョン番号をもつすべての RF タグは,同じ動きをしなければな

らない。

5.3.6.1.1

必す(須)コマンド

必す(須)コマンドは,適合を主張するすべての RW タグによってサポートされなければならない。読


75

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

取り動作及び書込み動作の適合を主張するリーダライタは,すべての必す(須)コマンドをサポートしな

ければならない。

5.3.6.1.2

任意選択コマンド

RF タグが任意選択コマンドをサポートしていない場合には,任意選択コマンドに対してその RF タグは

沈黙したままでなければならない。

任意選択コマンドは,この規格で規定されたコマンドである。読取り動作及び書込み動作について適合

を主張するリーダライタは,この規格で規定されたすべての任意選択コマンドを実行する技術的能力がな

ければならない(しかし,そのように設定しておく必要はない。

。RW タグは,任意選択コマンドをサポ

ートしても,又はサポートしなくてもよい。任意選択コマンドが使われる場合には,この規格に規定した

方法を守って実装しなければならない。

5.3.6.1.3

カスタムコマンド

カスタムコマンドは,この規定によって使用可能であるが,内容についてはこの規格では定めない。カ

スタムコマンドは,この規格で規定した必す(須)コマンド又は任意選択コマンドの機能を異なる方法に

よって単に複製したものであってはならない。

リーダライタは,RF タグの製造者がこのようなコマンドを規定している場合には,RF タグに対してカ

スタムコマンドを送信するだけでなければならない。

RF タグ ID は,通知プロセスの間にリーダライタに送られる。すべてのカスタムコマンドは,したがっ

て特定仕様に製造された RF タグを個々に指定参照しなければならない。このことは,コマンドコードの

重複の危険性及び誤解読を生じることなく,IC 製造者によるカスタムコマンドの実装を可能にしている。

5.3.6.1.4

独自仕様コマンド

独自仕様コマンドは,この規格によって使用可能であるが,内容についてはこの規格では定めない。独

自仕様コマンドは,この規格で規定した必す(須)コマンド又は任意選択コマンドの機能を異なる方法に

よって単に複製したものであってはならない。

独自仕様コマンドは,IC 及び RF タグの製造者によって,試験,システム情報のプログラム,その他の

異なる目的などのために使用される。これらの内容は,この規格では規定しない。IC 製造者が任意に文書

化していることもある。これらのコマンドは,IC 及び/又は RF タグの製造後には使用不可能にすること

も許されている。

5.3.6.2

コマンドセット

一般注意事項:コマンドが復号できず,さらに,このコマンドが最初のコマンドでないときには(読取り

を繰り返すためにはリーダライタのフレーム構造に関する情報が必要であり,また,その情報は最初に正

しく復号できたコマンドでだけ得られる。

,RF タグはコマンドを復号するために(10 個のサブシーケン

スフレームで)10 回以上復号を試みなければならない。RF タグがコマンドの復号化に成功しなかった場

合には,RF タグはスリープモードに戻らなけらばならない。RF タグが最初のコマンドの復号ができなか

った場合には,復号化動作の試みを繰り返さずに,直ちにスリープモードに戻らなければならない。

5.3.6.2.1

Write

機能:このコマンドは,一つのサブフレームで最大 144 バイトを RF タグに送らなければならない。

注記  このコマンドでは,CS-CH 内の B161∼B14 のビット列だけを評価し,必要とする(コマンドは

引数をもつ。

5.3.6.2.2

Long_Read

機能:このコマンドは,一つのサブフレームで 84 バイト以上をリーダライタに送らなければならない。


76

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

注記  どのようにして更に続行するのかの情報については,RM-CH を参照する。このコマンドは,

CS-CH 内の B161∼B14 のビット列だけを評価し,必要とする(コマンドは引数をもつ。)。

5.3.6.2.3

Short_Read

機能:このコマンドは,一つのサブフレームで最大 84 バイトをリーダライタに送らなければならない。

注記  どのようにして更に続行するのかの情報については,RL-CH を参照する。このコマンドは,

CS-CH 内の B161∼B14 のビット列だけを評価し,必要とする(コマンドは引数をもつ。)。唯一

の例外は,スロット 2 でアクティブな EOC が検出されるときである。その場合には,ビット列

B161∼B88 だけを評価する必要がある。

5.3.6.2.4

Init

機能:このコマンドは,1 バイトを RF タグに送らなければならない。RF タグでは,このバイトがすべて

の RAM セルに書き込まれる。

注記  プロトコル上,Init コマンドは Write コマンドと同様に働く。それは,リーダライタがスロット

13 の CW-CH を待ち受ける理由である。このコマンドは,CS-CH 内の B161∼B1 のビット列だ

けを評価し,必要とする(コマンドは引数をもたない。

5.3.6.2.5

Wait

機能:このコマンドは,新しいコマンドを 1 フレームの長さで待たなければならない RF タグに対して信

号を送る。

注記  プロトコル上,Wait コマンドはデータフィールドのない Short_Read コマンドと同じ動きをする。

このコマンドは,CS-CH 内の B161∼B88 のビット列だけを評価し,必要とする(コマンドは引

数をもたない。

5.3.6.3

コマンドコード

表 124 及び表 125 を参照。 

表 124−スロット でのコマンドコード

コマンドコード

EOC

コマンド名

タイプ

B161…B158 B157

機能

Wait

必す(須) 0 0 0 0

x  サブフレームには,データが含まれていない。スロット

12 で EOC は待ち受けできない。これは NOP コマンドで
ある。RF タグは,次のフレーム内の次のコマンドを復号
化しなければならない。それで通信を終了させることはで

きない。

0

サブフレームには,最大 84 バイトの読取りデータが含ま

れる。EOC はスロット 12 で待ち受けされる。 
スロット 12 で EOC が受信された後に,RF タグはスリー
プモードに戻らなければならない。スロット 12 に EOC が

ない場合には,RF タグは,次のフレームでコマンドが来
るのを待たなければならない。

Short_Read

必す(須) 0 0 0 1

1 Long_Read コマンド又は Wait コマンドが前のフレームに

成功裏に送られたということの確認。RF タグは,直ちに

スリープモードに戻らなければならない。このコマンド
は,B161∼B88 のビット列だけを評価し,必要とする(コ
マンドは引数をもたない。

Long_Read

必す(須) 0 0 1 1

x  サブフレームは,読取りデータで埋められる。このサブフ

レームでの通信は,終わらせることはできない。


77

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 124−スロット でのコマンドコード(続き)

コマンドコード

EOC

コマンド名

タイプ

B161…B158 B157

機能

0

サブフレームは,書込みデータで埋められる。このサブフ
レームでの通信は,終わらせることはできない。このサブ
フレームで RF タグが受信したデータの有効性に関するフ

ィードバックは,CW-CH チャネルでリーダライタに送ら
れなければならない。

Write

必す(須) 1 1 0 0

1

このサブフレームでの通信は,CRC がすべてのスロット
につきデータが有効との信号を出したときに,終了されな
ければならない。このサブフレームで受信したデータの有

効性に関するフィードバックは,CW-CH チャネルでリー
ダライタに送られなければならない。いったん,RAM に
データが書き込まれると,RF タグはスリープモードに戻

らなければならない。

Init

任意選択

1 1 1 1

x  このサブフレームで受信されたデータ(INIT byte)

の有効性のフィードバックは,CW-CH チャネルでリーダ
ライタに送られなければならない。通信は,初期化中は終
わらせることはできない。初期化中は,RF タグは,初期

化が終わったかどうか検出するために,各サブフレームを
個々に呼び掛けなければならない。

将 来 利 用 の た め
の予備

任意選択


1


0


1

1
0

x

IC 製造者が規定

カスタム





1





1





1

0
0
1
1
0

x

IC 製造者が規定

独自仕様




1




0




0

0
1
0
1

x


78

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 125−スロット 12 でのコマンドコード

コマンドコード

EOC

コマンド名

タイプ

B161…B158 B157

機能

EOC

必す(須) 0 0 0 1

1  Short_Read コマンドがこのフレームで成功裏に伝送され

たことの確認。RF タグは直ちにスリープモードに戻らな
ければならない。このコマンドは,B161∼B88 のビット

列だけを評価し,必要とする(コマンドは引数をもたな
い。

EOC=0 は使ってはならない(無効な動作)。

予備(将来使用)  任意選択


1


0


1

1
0

x

IC 製造者が規定

カスタム









1









1









1

0
0
1
0
1
0
1
0
1

x

IC 製造者が規定

独自仕様




1




0




0

0
1
0
1

x

注記 1  コマンドの復号エラーの場合には,RF タグはコマンドの復号を 10 回まで繰り返さなければ

ならない。11 回目の復号ができなかった後は,RF タグはスリープモードに戻らなければな

らない。この規則の例外は,最初のコマンドの復号でなければならない。RF タグが,最初の

コマンドを復号できないと,すぐにスリープモードに戻らなければならない。

注記 2  必す(須)コマンド及び任意選択コマンドについて,“x”の場合には EOC を評価してはなら

ない。

6

この規格で規定した二つのモード間の特性の相違表

表 126 を参照。

表 126−特性の相違表

特性

モード 1

モード 2

プロトコル

リーダトークファースト

タグトークファースト

特性

受動形後方散乱 RFID システム

バッテリ補助後方散乱,長距離,高速データ転

送 RFID システム

データ速度

40 kbit/s

76.8 kbit/s 又は 384 kbit/s

メモリ

業務上の要求による。

業務上の要求による。

衝突防止

あり。衝突防止の特性はリーダライタに依存す

る衝突仲裁能力で決まる。

あり。衝突防止の特性は,RF タグのシステム設

置で決まる。

世界的運用

あり

あり


79

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

附属書 A

参考)

モード 1:メモリマップ

A.1

  RF

タグメモリマップ

表 A.1 に,RF タグのメモリマップ全体を示す。

表 A.1RF タグメモリマップの設計

バイト

フィールド名

書込み

ロック

0∼7 RF タグ ID

製造段階

製造段階

8,9 RF タグ製造者

製造段階

製造段階

10,11 RF タグハードウェアタイプ

製造段階

製造段階

12∼17 RF タグメモリ設計

アプリケーションの製造段階

アプリケーションの要件に応じて

18 以上

ユーザデータ

a)

アプリケーション

要件に応じて

a)

  ユーザデータの定義及びフォーマットは,RF タグのメモリ設計によって規定される。

RF タグメモリの最初の 8 バイトには,固有 RF タグ ID 番号が書き込まれなければならない。このフィ

ールドは,RF タグ識別アルゴリズムが適切に機能するように ASIC 内でハード的に符号化されており,し

たがって RF タグ連続番号が固有(ユニーク)であることが重要である。

A.2

固有識別子

RF タグ連続番号は,A.2.1 又は A.2.2 のいずれかに適合しなければならない。

注記 1  現時点では,ANSI 256 は IC 製造者コード監督権限を確立していない。それゆえに,固有識

別子 UID としては,

表 A.2 に示す“E0xxx”が望ましい。A.2.1 と A.2.2 との差異は,バイト

0 の先頭 3 ビットによって決まる。A.2.1 の規定では,固有識別子のバイト 0 の先頭 3 ビット

は“111”であり,A.2.2 の規定では,固有識別子の先頭 3 ビットは“000”である。

注記 2  ANSI 256 は,米国規格“ANS/INCITS 256 Radio Frequency Identification (RFID)”を意味する。

A.2.1

初期固有識別子

表 A.2−初期固有識別子の配置

MSB

   

LSB

バイト 0

バイト 1

バイト 2

バイト 3

バイト 4

バイト 5

バイト 6

バイト 7

M L

M

L

M L M L M L M L M L

M L

“E0” 
8 ビット

IC 製造者コード 
JIS X 6320-6

に準じる

チップ製造者割当て

48 ビット

A.2.1.1

  “E0

(バイト 0)

“E0”は,JIS X 6320-6 の規定に従って,その後に製造者コードが続く固有識別子のヘッダである。

A.2.1.2

  JIS X 6320-6

に準じた IC 製造者コード(バイト 1)

JIS X 6320-6

は,IC 製造者用に 8 ビットコードを定義している。


80

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

A.2.1.3

チップ製造者割当て(バイト 2∼7)

これは,IC 製造者によって定義及び管理される 48 ビットフィールドである。異なる IC 製造者は異なる

製造者コードをもち,それゆえに,衝突仲裁用データ(RF タグ UID)が重複される可能性を排除している。

IC 製造者で採用される番号体系としては,生産されるすべての RF タグが固有かつ確定した番号をもつこ

とを保証しなければならない。固有番号は,使用前に“ロックされる”

。このフィールドの最大値は,2

48

−1 である。

固有性の保証,及び使用前に固有番号をロックする責任は,IC 製造者にある。

A.2.2

  ANSI 256

に従った固有識別子

表 A.3 を参照。

表 A.3RF タグ連続番号(バイト 07)の配置

MSB

        LSB

バイト 0

MSB  LSB

バイト 1

MSB  LSB

バイト 2

MSB  LSB

バイト 3

MSB  LSB

バイト 4

MSB  LSB

バイト 5

MSB  LSB

バイト 6

MSB   LSB

バイト 7

MSB       LSB

製造者

工場

チェッ
クサム

000

ゼロを

3 ビット

チップ製造者割当て

47 ビット

8 ビット  4 ビット  2 ビット

 MSB

LSB

M

L

M

L

M

L

工場で,各 RF タグに対して固有の番号である RF タグ連続番号を書き込み,それをロックしなければならない。

A.2.2.1

チェックサム(バイト 7:ビット 0,1)

これは,RF タグ連続番号フィールドの短縮化チェックサムであり,先行の 62 ビットのビット値 1 のビ

ットを,2 進加算した結果の下 2 ビットである。有効値は“00”

“01”,“10”

,及び“11”である。

A.2.2.2

工場コード(バイト 7:ビット 2∼5)

この 4 ビットコードは,IC 製造者が登録済み製造者コード内で複数の IC 工場ごとに細分化するために

利用できる。製造者によって生産されたすべての RF タグが,

(衝突仲裁アルゴリズムによって使われる)

固有かつ確定した番号をもつことを保証するように,連続番号(ビット 14∼63)フィールドと連携して,

(使われる場合には)この工場コードを管理する責任が登録済み製造者にある。

A.2.2.3

製造者コード(バイト 7,6:ビット 6∼13)

これは,8 ビットコードフィールドであり,予測される ANSI/ISO 標準規格要件への対応を含んでいる。

この 8 ビットコードフィールドは,このエアインタフェースの国際規格に適合する IC チップの複数の製造

者を区別するためのものである。衝突仲裁において,重複による妨害を起こさないような番号をもつ IC

チップを製造することを可能とするために,すべての製造者は(衝突仲裁アルゴリズムで使用される)個

別で固有の番号をもつ。

このコードの登録及び管理は ISO/IEC JTC 1/SC 31 によって規定された指定機構に従って行われなけれ

ばならない。

A.2.2.4

チップ製造者割当て(バイト 6∼0:ビット 14∼63)

これは,50 ビットフィールドで,IC チップ製造者によって規定され,管理される。異なる製造者は異な

る製造者コードをもち,それゆえに,衝突仲裁用のデータ(RF タグ UID)の重複の可能性を排除している。

IC チップ製造者によって採用される番号体系は,製造されるすべての RF タグが,(衝突仲裁アルゴリズム


81

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

によって使用される)固有かつ確定した番号をもつことを保証しなければならない。固有番号は使用に先

駆けてロックされる。このフィールドの最大値は 2

50

−1 である。

固有性を保証する責任,及び使用に先駆けてその固有番号をロックする責任は,IC チップ製造者にある。

A.3

  RF

タグ製造者 ID 及び RF タグハードウェアタイプ

これらのバイトは,グループ選択機能及び/又は保証目的のために使用できる。これらのすべてのバイ

トは,工場において書き込まれロックされる(

表 A.4 を参照)。

表 A.4RF タグ製造者 ID 及び RF タグハードウェアタイプ(バイト 811

バイト

フィールド名

有効範囲

フォーマット

8,9 RF タグ製造者 ID 00∼99,AA∼ZZ

ASCII

10,11 RF タグハードウェアタイプ 0000∼FFFF HEX

RF

タグ製造者 ID(バイト 8,9)

この 2 バイトは,予想される RFID 標準規格に対して,ある程度の適合を提供する目的で RF タグ製造者

ID を符号化するために予約済みである。これらのフィールドは,RF タグの製造者に応じた次のコードで

最初に符号化される(

表 A.5 を参照)。

表 A.5−製造者コード

製造者 ASCII 表示 16 進コード

予約済み

“AT” 4154

予約済み

“HT” 4854

予約済み

“AA” 4141

予約済み

“AS” 4153

予約済み

“AN” 414E

RF

タグハードウェアタイプ(バイト 10,11)

これは,RF タグハードウェア設計の 2 バイト 16 進コード表示である。この番号は,RF タグの機能に影

響を及ぼす RF タグのハードウェア設計変更のタイプごとにそれぞれ変えなければならない。これには,

RF タグのケーシングの違い,又は色の違いを含まず,さらにまた,動作無線周波数の違いも含めない。こ

のフィールドは,コマンド又はコマンド構造,ブロックサイズ及びデータ容量の違いを見分けるために使

用されなければならない。これはまた,データプロトコル,音声又は可視表示といったオプション機能の

違いを見分けるために使用されなければならない。

検査用 RF タグは,RF タグハードタイプに 16 進コード“80xx”と工場で書き込みされなければならな

い。第 2 バイトの“xx”は,不定を意味するが,最初には“00”が書き込まれなければならない。RF タグ

の検査用 RF タグの表示は,A.4 に示す内蔵アプリケーションコードで提供されている。

A.4

  RF

タグメモリ配置

RF タグメモリ配置は,後続のアプリケーション(ユーザ)データのフォーマットを決定するために使用

される。工場から別途指定がない限り,バイト 12∼17 には“FF”が書き込まれている。

次の二つのフィールドは,カスタムフィールドとして工場においてか,又は工場から出荷された後に顧


82

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

客によって書き込みできる。RF タグの所有者は,それらのフィールドをロックするか,又は RF タグの寿

命が続く間データフォーマットを変えることができるようロックしない状態を保つかを任意に決定するこ

とができる(

表 A.6 を参照)。

表 A.6RF タグメモリ配置(バイト 1217

バイト

フィールド名

有効範囲

フォーマット

12

内蔵アプリケーションコード

00∼FF 16 進数

13∼17 RF タグメモリマップ割付 0000000000∼FFFFFFFFFF 16 進数

内蔵アプリケーションコード(バイト 12)

これは,RF タグメモリ配置のトップレベル階層である。RF タグメモリ割付とともにこのフィールドは,

アプリケーションがユーザデータのフォーマット及び内容を決めることを可能にする。このフィールドは,

RF タグデータ内容の様々なフォーマットを表すために使うことができる。

最新の内蔵アプリケーションコードの 16 進コード割当ては,

表 A.7 のとおりである。

表 A.7−内蔵アプリケーションコード

内蔵アプリケーションコード

内蔵アプリケーションコードの内容

00,FF

未フォーマット,工場で“FF”にプログラム済み

01

予約済み

02

顧客指定メモリ割付

03

ファイル割付表(長いディレクトリ)−将来決定する

04

検査用 RF タグ

05 RFID リーダ設定用 RF タグ 
06

将来の利用のために予約済み

07

技術開発のために予約済み

08

将来の利用のために予約済み

09

将来の利用のために予約済み

0A

ISO/IEC 15962

適合データフォーマット

0B

ANSI MH10.8.4

適合データフォーマット

0C∼0E

将来の利用のために予約済み

0F

EAN. UCC GTAG

適合データフォーマット

0C∼FE

アプリケーションベースのニーズによって割り付けられ,登録される。

RF

タグメモリ割付マップ(バイト 13∼17)

このフィールドは,

表 A.7 で定義されたバイト 12 の内蔵アプリケーションコードと連結して,ユーザデ

ータの内容及びフォーマットをアプリケーションが決定することができる構造化階層をベースとする。

A.4.1

内蔵アプリケーションコード“01”−予約済み

内蔵アプリケーションコード“01”について,他のすべての RF タグメモリ割付マップの組合せは現在

は未定義になっている。これらの残りの文字は,主要なアプリケーションに付加される機能及び/又はア

プリケーションを,更に指定するために使用される。

A.4.2

内蔵アプリケーションコード“02”−顧客指定メモリ割付

顧客指定データ及びファイル割付表は,この規定では詳細説明はしない。しかし,顧客が製造者の販売

手続によって顧客指定メモリ割付コード(CSMAC)を登録し,RF タグメモリ配置バイト 12 の“02”の内


83

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

蔵アプリケーションコードと同様に,それらの 2 バイトの CSMAC 値を書くために,コンフィギュレーシ

ョン文字列を入手しなければならなくなることも予想される。

表 A.8 は,既に顧客によって使われている顧客指定 RF タグメモリアプリケーションでの,具体的な RF

タグメモリ割付フィールド内容を登録するためのテンプレートを提供する。

表 A.8 には,顧客指定メモリ

割付も,販売手続で表示する必要のある全登録コードも全く含まれていないことに注意するのがよい。最

新リストの入手及びすべての追加コードの登録のために,製造者の営業部門と連絡を取ることを推奨する。

表 A.8−顧客指定メモリ割付コードバイト 13 及び 14

16 進コード ASCII 表現

顧客及び内容

将来追加される可能性のあるその他のカスタム指定 RF タグメモリアプリケーションには,次の用途な

どが含まれる。

−  万引き検出及び防止

−  非常警報システムなど

A.4.3

内蔵アプリケーションコード“03”−ファイル割付表(長いディレクトリ)

内蔵アプリケーションコード“03”の RF タグメモリ割付は,ファイル割付表を示すが,まだ未定義の

ままであり,現時点ではこのコードを確保しているだけの状態である。このフォーマットは,コンピュー

タのフロッピードライブと同様に,ユーザが RF タグメモリを参照することを可能にする。

A.4.4

内蔵アプリケーションコード“04”−検査用 RF タグ

検査用 RF タグの構造は,リーダライタが RF タグ附属アンテナのタイプを検証し,デューティサイクル

及び/又は出力を決定するために,検査用 RF タグを選択的に読み取ることができるようにする。この検

査用 RF タグ機能は,端末相互間システム運用検証診断手段を提供するためにも用いられる。これらのバ

イトは工場において書き込まれ,ロックされる。

A.4.5

内蔵アプリケーションコード“05”−RFID リーダ設定用 RF タグ

内蔵アプリケーションコード“05”の RF タグメモリ割付は,RFID リーダ設定用 RF タグを示し,特別

な診断設定モードを使い,リーダライタのパラメタ設定用に使用される RF タグを指定するために確保さ

れている。設定用 RF タグをただ読み取らせるだけで,簡単にリーダライタ又はリーダライタのグループ

のパラメタの設定を行うことに,この RF タグを使用できる。このデータのフォーマットは,リーダライ

タの仕様で規定されるべきか,又はこの附属書の将来バージョンで追加されてよい。

A.4.6

内蔵アプリケーションコード“0609

将来の利用のために予約済みである。

A.4.7

内蔵アプリケーションコード“0A”−ISO/IEC 15962 適合データフォーマット

内蔵アプリケーションコード“0A”の RF タグメモリ割付は,ISO/IEC 15962 適合データフォーマット

を示し,この規格で定義された態様で使用される RF タグであることを指定するために確保されている。

A.4.8

内蔵アプリケーションコード“0B”−ANSI MH10.8.4 適合データフォーマット

内蔵アプリケーションコード“0B”の RF タグメモリ割付は,ANSI MH10.8.4 適合データフォーマット


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X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

を示し,この応用規格で定義された態様で使用される RF タグであることを指定するために確保されてい

る。

A.4.9

内蔵アプリケーションコード“0C”∼“0E

将来の利用のために予約済みである。

A.4.10

内蔵アプリケーションコード“0F”−EAN.UCC GTAG 適合データフォーマット

内蔵アプリケーションコード“0F”の RF タグメモリ割付は,EAN.UCC GTAG 適合データフォーマッ

トを示し,この応用規格で定義された態様で使用される RF タグであることを指定するために確保されて

いる。

A.4.11

内蔵アプリケーションコード“10”∼“FF

将来の利用のために予約済みである。

A.5

アプリケーション(ユーザ)メモリ

バイト位置(ブロックサイズに応じた)18(16 進コード“12”

)以上は,アプリケーション(ユーザ)

メモリとして指定されている。データフォーマット及び内容は,アプリケーション又はユーザによって定

義される。


85

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

附属書 B

参考)

モード 1:CRC

B.1

リーダライタから RF タグ,及び RF タグからリーダライタへの CRC-16

CRC-16 の計算に使われる多項式は,CRC-CCITT 規格の X

16

+X

12

+X

5

+1 である。巡回冗長検査(CRC)

は,コマンドの初めからデータの終端までのメッセージに含まれるすべてのデータを計算する。

この CRC は,リーダライタから RF タグ,及び RF タグからリーダライタへの通信で使用される(

表 B.1

を参照)

表 B.1CRC 定義

CRC 定義

CRC タイプ

長さ

多項式

方向

プリセット

剰余

CRC-CCITT 16 ビット

X

16

+X

12

+X

5

+1

順方向

“FFFF”

“0”

CRC アルゴリズムは,次のとおり。

CRC

計算用:

CRC アキュムレータを X“FFFF”に初期化し,

データは多項式 X

16

+X

12

+X

5

+1 を使い,MSB 優先で累算し,

得られた CRC 値を反転し,

パケットの終わりに反転した CRC-16 を添付して,MSB 優先で伝送する。

CRC

検査用:

入ってきたパケット上の CRC を計算し,

受信 CRC データビットを反転し,

反転した CRC ビットを CRC レジスタに累算し,

アキュムレータがゼロであることを検証する。

例  B.1  モード 1SUCCESS”コマンドのための CRC ビットを生成する コードの例

注記  上記の文で,対応国際規格では“タイプ B”と記述されているが,正しくは“モード 1”

である。

unsigned int Calc_CRC (unsigned int CRCacc, unsigned int cword)

{

/* Routine to calculate CRC for 1 byte (lower 8 bits of cword) */

/* Initially, CRCacc should have been set to 0xffff */

int i;

unsigned int xorval;

printf ("¥n");


86

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

for (i=0; i<8; i++)

  {

  xorval = ((CRCacc>>8) ^ (cword << i)) & 0x0080;

  CRCacc = (CRCacc << 1) & 0xfffe;

  if (xorval)

    CRCacc ^= 0x1021;

  printf ("%04x¥n",CRCacc);

  }

return (CRCacc);

}

main ()

{

unsigned int CRCacc = 0xffff;

int i;

unsigned char test_str[2];

test_str[0] = 0x09; /* Success Command */

test_str[1] = '¥0';

for (i =0; i < strlen (test_str); i++)

      CRCacc = Calc_CRC (CRCacc, test_str[i]);

printf ("¥nCRC = %04x¥n",CRCacc);

}

B.2

  CRC

計算例

これは,モード 1 リーダライタの SUCCESS コマンド(コマンドコード:

“09”

)送信の参照例である。

注記 1  対応国際規格では,タイプ B リーダライタと記述されているが,誤りで,モード 1 が正しい。

リーダライタから RF タグに送信されるパケットは次のブロックで構成されるが,陰影部で示される

SUCCESS コマンドだけ(“09”)が CRC 計算に使用される(表 B.2 を参照)。 

表 B.2−順方向リンクでの CRC

プレアンブル検出

プレアンブル

開始符号 SUCCESS コマンド CRC-16

2 バイトフィールド高

9 個のマンチェスタ符号

11 00 11 10 10

“09”

まず,SUCCESS コマンドについて,MSB が送信されると,計算が始まる。

表 B.3 の例は,データが CRC レジスタ内でシフトしていくときの,16 ビット CRC レジスタの値を示す。

SUCCESS コマンド 0 0 0 0 1 0 0 1(“09”)


87

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

表 B.3−リーダライタ内の“SUCCESS”コマンドの CRC 計算例

段階

入力(SUCCESS コマンド)

リーダライタ内で計算された CRC

1 0

“EFDF”

2 0

“CF9F”

3 0

“8F1F”

4 0

“0E1F”

5 1

“0C1F”

6 0

“183E”

7 0

“307C”

8 1

“70D9”

表 B.4RF タグにおける“SUCCESS”コマンドの CRC 検査例

段階

入力(送信された CRC-16) RF タグで計算された CRC

0

“70D9”

1 0

“E1B2”

2 1

“C364”

3 1

“86C8”

4 1

“0D90”

5 0

“1B20”

6 0

“3640”

7 0

“6C80”

8 0

“D900”

9 1

“B200”

10 1

“6400”

11 0

“C800”

12 1

“9000”

13 1

“2000”

14 0

“4000”

15 0

“8000”

16 1

“0000”

注記 2  リーダライタから伝送されたデータは,CRC ビットの反転したデータ“8F26”で,MSB 優

先で送られる。RF タグはそのため,受信データビットを反転し(すなわち“70D9”

),それ

ら 16 ビットを累算する(

表 B.4 及び表 B.5 を参照)。


88

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

表 B.5−受信 CRC ビットの反転をしない,受信 CRC ビット(“8F26”)を使用した

RF

タグにおける“SUCCESS”コマンドの CRC 検査例

段階

入力(送信された CRC-16)

RF タグで計算された CRC

0

“70D9”

1 1

“F193”

2 0

“F307”

3 0

“F62F”

4 0

“FC7F”

5 1

“F8FE”

6 1

“F1FC”

7 1

“E3F8”

8 1

“C7F0”

9 0

“9FC1”

10 0

“2FA3”

11 1

“4F67”

12 0

“9ECE”

13 0

“2DBD”

14 1

“4B5B”

15 1

“8697”

16 0

“1D0F”


89

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

附属書 C 

規定)

モード 2:メモリマップ

C.1

  RF

タグメモリマップ

RF タグメモリ配置は,MIDx-CH の一部であり,少数の RF タグでのアプリケーションのための ISO/IEC 

15963

に準じて 32 ビットをベースとする。MIDx-CH の規定については,5.3.4.3.2 を参照する(

表 C.1 を参

照)

表 C.1RF タグ ID 配置

32 ビット RF タグ ID

ID

31

…ID

14

(18 ビット)

ID

13

…ID

6

(8 ビット)

ID

5

…ID

2

(4 ビット)

ID

1

…ID

0

(2 ビット)

備考

ユーザ RF タグ ID(予約済み) 0000

メモリ ID

既存製品用に確保済み

ユーザ RF タグ ID

メモリ ID

0001  
0010  
0011  
0100  
0101  
0110

0111

1000  
1001  
1010  
1011  
1100  
1101

1110

ユーザ RF タグ ID

製造者 RF タグ ID

1111

JIS X 6320-6

で登録され

割 り 当 て ら れ る 製 造 者
RF タグ ID

ユーザ RF タグ ID(予約済み):ID

31

∼ID

6

の範囲は,権限付与用に使用される。

ユーザ RF タグ ID:ID

31

∼ID

14

及び ID

5

∼ID

2

の範囲は,権限付与用に使用される。ID

5

∼ID

2

が“0000”の

ID は,既存製品用に確保されており,次に割り当てられている。

SIEMENS AG

A&D SE PS3

P.O.Box 2355

D-90713 Fürth, Germany

Tel: +49-911 750-0

Fax: +49-911 750-2695

リーダライタは,いずれの RF タグ ID タイプの RF タグとも動作できなければならない。

注記  ユーザ RF タグ ID 及びユーザ RF タグ ID(予約済み)は,IC 又は RF タグの製造中に,確定的


90

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

に割り当てられた一連の固有番号である。

製造者 RF タグ ID:ID

13

…ID

6

は製造者識別用。

メモリ ID:ID

1

…ID

0

はメモリ構成用(

表 C.2∼表 C.4 を参照)。

表 C.2RW タグの場合のメモリ ID

ID

1

 ID

0

メモリ

0 0

最小 2k×8

0 1

最小 32k×8

1 0

最小 128k×8

1 1

最小 256k×8

MID1

及び MID2 用 RO タグの場合のメモリ ID:ID

1

…ID

0

メモリ構成用。

表 C.3RO タグの場合のメモリ ID

ID

1

 ID

0

メモリ

0 0

さらなる MID-CH なし,及び専用返信リンクチャネルなし
(MID-CH なし,RFU-CH なし)

0 1

さらなる MID-CH ビットはないが,

専用返信リンクチャネル

あり(MID-CH なし,RFU-CH だけ)

1 0

さらなる MID-CH はあるが,専用返信リンクチャネルなし
(MID-CH だけ,RFU-CH なし)

1 1

さ ら な る MID-CH , 及 び 専 用 返 信 リ ン ク チ ャ ネ ル あ り

(MID-CH あり,RFU-CH あり)

注記  ハードウェア実装を簡易にするため,S-CH がスロット 0 だけで割り当てられる場合に MID3

及び MID4 は有益である。

MID3

及び MID4 用 RO タグの場合のメモリ ID:ID

1

…ID

0

メモリ構成用。

表 C.4MID3 及び MID4 用 RO タグの場合のメモリ ID

ID

1

 ID

0

メモリ

0 0

さらなるデータビットなし,及び専用返信リンクチャネルな

し(MIN-CH なし,RFU-CH なし)

0 1

さらなるデータビットはないが,専用返信リンクチャネルあ
り(MIN-CH なし,RFU-CH だけ)

1 0

さらなるデータビットはあるが,専用返信リンクチャネルな
し(MIN-CH だけ,RFU-CH なし)

1 1

さらなるデータビット,及び専用返信リンクチャネルあり
(MIN-CH あり,RFU-CH あり)

C.2

  RF

タグ連続番号  ユーザ RF タグ ID

ユーザ RF タグ ID には,工場で RF タグの各タイプ(3 タイプ,つまり一つの RW タグタイプ及び二つ

の RO タグタイプ)用の固有番号を書き込み,かつ,ロックしなければならない。RF タグタイプの識別は,

S-CH 期間中にリーダライタによってなされなければならない。詳細は 5.3.4.3.1 を参照する。


91

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

C.3

  RF

タグ製造者識別子  製造者 RF タグ ID

C.3.1

  RF

タグ製造者識別子の割当て及び登録

製造者 RF タグ ID(ID

13

…ID

6

:この 8 ビットは,世界的な固有番号付番システムで定める IC 製造者識

別子の符号化のために確保されている。ID

13

…ID

6

は,IC 又は RF タグ製造者によって IC の初期化時に書

き込まれロックされなければならない。

製造者 RF タグ ID は JIS X 6320-6 に従って,割り付けられ,登録されなければならない。


92

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

附属書 D 

参考)

モード 2:CRC

D.1

巡回冗長検査(CRC

RF タグへのデータ及び RF タグからのデータは,巡回冗長検査(CRC)を使用してエラーについて検査

される。CRC を作成するため使われる多項式及び CRC 長は,論理チャネルのタイプに依存している。

表 D.1CRC 定義

CRC 定義

論理チャネル

純ビット数

長さ

多項式

方向

MID-CH 32

22

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1=0x221110

返信リンク

MIN-CH 32

22

X

22

+X

17

+X

13

+X

9

+X

4

+1=0x221110

返信リンク

SID-CH 25

15

X

15

+X

10

+X

9

+X

6

+X+1=0x6130

順方向リンク

R-CH 48

44

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1=0xC0010006000

返信リンク

W-CH 128

44

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1=0xC0010006000

順方向リンク

CS-CH 30

44

X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1=0xC0010006000

順方向リンク

D.2

  CRC

計算例

この C 言語での例は,W-CH チャネル用 CRC 作成方法の説明である。

/*--------------------------------------------------------------------------------------------------------*/

/* Fire Encoder

*/

/* (n,k) = (172,128)

*/

/* n = 172: Number of Codeword Bits

*/

/* k = 128: Number of Info Bits to use for CRC Calculation  */

/* n-k = 44: Number of CRC- Bits

*/

/*--------------------------------------------------------------------------------------------------------*/

#define poly 0xc0010006000; /* polynomial = X

44

+X

30

+X

29

+X

15

+X+1 */

void main ()

{

short *r0, buffer127[127];

__int64 akkum;

int i;

r0 = buffer127;

/*buffer with info bits*/

akkum = 0;

/*shift register with 44 places*/

for (i=128-1;i>=0;i--)

/* 128 Info-Bits */

{

    if ((*r0!=0 && (akkum&0x01) == 0) || (*r0==0 && (akkum&0x01) ! = 0))

{

    akkum >>= 1;    /* shift right */


93

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

akkum ^= poly

/* polynomial*/

}

    else

{

akkum>>=1;

/* shift right */

}

    r0++;

}

}

/* In the end, the CRC-bits shall be in the shift register */

SID-CH 用例として,次の計算値が得られる。

1)  Interrogator ID=0x333; Counter Value=0x475e; CRC=0x30e3

2)  Interrogator ID=0x123; Counter Value=0x4567; CRC=0x1c7a

3)  Interrogator ID=0x3ff; Counter Value=0x7fff; CRC=0x73f6

ファイアコードに関する公開情報の文献例。

Shu Lin, Daniel J. Costello: "Error Control Coding: Fundamentals and Applications", Prentice Hall, 1983,

  ISBN: 0-13-283796-X

R. Blahut: "Theory and Practice of Error Control Codes", Addison-Wesley, 1984, ISBN: 0-201-10102-5


94

X 6351-4

:2010 (ISO/IEC 18000-4:2004)

   

参考文献

[1]  ISO/IEC 15962, Information technology−Radio frequency identification (RFID) for item management−Data

protocol: data encoding rules and logical memory functions

[2]  ETSI EN 300 440-1, Electromagnetic compatibility and Radio spectrum Matters (ERM); Short range devices;

Radio equipment to be used in the 1 GHz to 40 GHz frequency range; Part 1: Technical characteristics and test

methods

[3]  ETSI EN 300 440-2, Electromagnetic compatibility and Radio spectrum Matters (ERM); Short range devices;

Radio equipment to be used in the 1 GHz to 40 GHz frequency range; Part 2: Harmonized EN under article 3.2

of the R&TTE Directive

[4]  CEPT/ERC Recommendation 70-03: "Relating to the use of Short Range Devices (SRD)", Annex 11

[5]  US Code of Federal Regulations (CFR) Title 47, Chapter I, Part 15. “Radio Frequency Devices”; U.S. Federal

Communications Commission

[6] RCR

STD-1  構内無線局 2.4 GHz 帯移動体識別用無線設備

[7] RCR

STD-29  特定小電力無線局 2.4 GHz 帯移動体識別用無線設備

[8] ARIB

STD-T81  特定小電力無線局周波数ホッピング方式を用いる 2.4 GHz 帯移動体識別用無線設備

[9]  ANSI MH10.8.4, American National Standard for Material Handling−Unit Loads and Transport Packages−

RFID Tags for Returnable Containers