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X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

(1) 

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  適合性

2

2.1

  タグ

2

2.2

  リーダライタ

2

3

  引用規格

2

4

  用語,定義,記号及び略語

3

4.1

  用語及び定義

3

4.2

  記号

3

4.3

  略語

3

5

  物理層

4

5.1

  タイプ AFDX

4

5.2

  タイプ BHDX

8

5.3

  物理的パラメタ及びメディアアクセス制御(MAC)パラメタ

11

6

  伝送プロトコル

15

6.1

  基本要素

15

6.2

  固有識別子

15

6.3

  要求フォーマット

16

6.4

  応答フォーマット

17

6.5

  要求フラグ

17

6.6

  エラーフラグ

19

6.7

  ブロックセキュリティステータス

20

6.8

  AFI セキュリティステータス

20

6.9

  DSFID セキュリティステータス

20

6.10

  フレーム開始パターン(SOF

21

6.11

  フレーム終了パターン(EOF

21

6.12

  CRC 

21

6.13

  アプリケーションファミリ識別子(AFI

22

6.14

  データ格納フォーマット識別子(DSFID

23

7

  ユーザメモリ構成

23

8

  タグの状態

23

8.1

  電源オフ状態

23

8.2

  準備完了状態

23

8.3

  沈黙状態

23

8.4

  選択状態

24


X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)  目次

(2) 

ページ

8.5

  状態図

24

9

  衝突防止

25

9.1

  要求パラメタ

25

9.2

  タグによる要求処理

25

9.3

  衝突防止シーケンスの説明

27

10

  コマンド

29

10.1

  コマンドの種類

29

10.2

  コマンドコードの仕組み

29

10.3

  コマンドリスト

30

10.4

  必す(須)コマンド

30

10.5

  任意選択コマンド

32

10.6

  カスタムコマンド

41

10.7

  独自仕様コマンド

41

11

  プロトコルタイミング仕様

41

11.1

  タイプ AFDX

41

11.2

  タイプ BHDX

43

12

  プロトコルパラメタ

45

13

  衝突防止パラメタ

46

附属書 A(参考)エラー検出のための CRC チェック

47

附属書 B(参考)タイプ の動作のための代替搬送周波数

49

附属書 C(参考)タイプ 及びタイプ のタグにおける典型的な衝突防止シーケンスの説明

50

附属書 D(参考)他の任意選択の衝突防止メカニズム

51

参考文献

63


X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

(3) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)及

び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格に従うことは,JIS X 6351-1:2010 の

附属書 に示す者の有する特許権,及び次の者の有する特

許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。

問合せ先

特許番号

ATMEL

Dr. Bertram Koch

Leiter Patentabteilung OP31

ATMEL Germany GmbH

Theresienstrasse 2

D-74072 Heilbronn

Germany

Tel:

+49-7131-67-3254

Fax:

+49-7131-67-2789

bertram.koch@hno.atmel.com

US 5286955

EP 0502518B1

Matrics Technology

Mr. Kevin J Powell

Senior Director, Product Development

8850 Stanford Blvd, Suite 3000

Columbia, MD 21045

USA

Tel:

+1-410-872-0300

Fax:

+1-443-782-0230

kpowell@matrics.com

US 6002344

Koninklijke Philips Electronics N.V

Mr.Harald Röggla

Intellectual Property & Standards

Triester Strasse 64

A-1101 Vienna

Austria

harald.roeggla@philips.com

AT-PS 401127, CN 1293789-A

EP 1064616A, JP 00-596516

US 09/487151, WO 00/45328-A1

EP 0473569B, JP A91-211035

US 5345231B, AT-PS 395224

US 2002-0131453-A1

WO 02/073511

INTERCODE / SPACECODE

12, Rue des Petits Ruisseaux

Z.I. des Godets

F-91370 Verrières le Buisson

France

Tel:

+33.1.69.75.21.70

Fax:

+33.1.60.11.00.31

intercode.sarl@wanadoo.fr

US 5426423, EP 90909459.1

CA 2058 947, US 6177858B1

EP 96402556.3, CA 2191787

US 5923251, EP 96402554.8

CA 21911788, US 5808550

EP 96402555.5, CA 2191794


X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)  目次

(4) 

問合せ先

特許番号

Texas Instruments Inc.

Mr. Russ Baumann

S&C Patent & Legal Counsel

34 Forest Street

Attleboro, MA

USA

Tel:

+1508-236-3314

Fax:

+1508-236-1960

rbaumann@ti.com

EP 845751, US 5793324

US 5929801, US 5053774

上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施

の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対

しては,同様の条件でその実地が許諾されることを条件としている。

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標

準調査会は,このような特許権等にかかわる確認について,責任はもたない。

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新

案登録出願をいう。

JIS X 6351

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

X

6351-1

  第 1 部:参照アーキテクチャ及びパラメタの定義

JIS

X

6351-2

  第 2 部:135 kHz 未満のエアインタフェース通信パラメタ

JIS

X

6351-3

  第 3 部:13.56 MHz のエアインタフェース通信パラメタ

JIS

X

6351-4

  第 4 部:2.45 GHz のエアインタフェース通信パラメタ

JIS

X

6351-6

  第 6 部:860 MHz∼960 MHz のエアインタフェース通信パラメタ(予定)

JIS

X

6351-7

  第 7 部:433 MHz のエアインタフェース通信パラメタ(予定)


   

日本工業規格

JIS

 X

6351-2

:2010

(ISO/IEC 18000-2

:2004

)

物品管理用 RFID−第 2 部:135 kHz 未満の

エアインタフェース通信パラメタ

Information technology

Radio frequency identification for item management

Part 2: Parameters for air interface communications below 135 kHz

序文

この規格は,2004 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 18000-2 を基に,技術的内容及び構成を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1

適用範囲

この規格は,135 kHz 未満で動作し,物品管理アプリケーションで使用される RFID 装置のためのエアイ

ンタフェースを定義する。この規格は,国際マーケットで成長する RFID 分野の製品の互換性及び相互運

用性を促進するために,RFID 装置の共通の技術仕様を提供することを目的とする。この規格は動作周波

数,動作チャネル精度,占有チャネル帯域幅,スプリアス放射,変調,デューティサイクル,データ符号

化,ビットレート精度及びビット伝送命令(ただし,それだけに限定しない。

)を含む技術属性に関して,

送信及び返信リンクのパラメタを定義する。さらに,この規格は,エアインタフェースで使用する通信プ

ロトコルについても定義する。

この規格は二つのタイプを含む。タイプ間の詳細な技術的差異は,パラメタ表に示す。

この部は,次の仕様を定める。

−  リーダライタとタグとの間の交信のために使用する物理層

−  プロトコル及びコマンド

−  多数のタグの中から 1 個のタグを検出して交信する方法(

“衝突防止”

二つのタイプのタグが仕様化されている。それらはタイプ A(FDX)及びタイプ B(HDX)である。そ

れら二つのタイプは,物理層だけが異なる。両タイプは,同じ衝突防止及びプロトコルをサポートする。

FDX

タグは,タグからリーダライタへの伝送中も含め,電源は恒常的にリーダライタによって供給され

る。このタイプのタグは,125 kHz で動作する。

HDX

タグは,タグからリーダライタへの伝送中を除いて,電源はリーダライタによって供給される。

134.2 kHz

で動作する。代替の動作周波数については,

附属書 に示す。

その他の任意選択可能な衝突防止メカニズムを,

附属書 に示す。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 18000-2:2004

,Information technology−Radio frequency identification for item management


2

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

−Part 2: Parameters for air interface communications below 135 kHz(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

2

適合性

2.1

タグ

この規格に適合するためには,タグは,タイプ A 又はタイプ B のいずれかでなければならない。

注記  この規格は,1 個で両方のタイプを兼ねるタグの存在を否定するものではないが,技術的な理

由のため,そうしたタグが市場に出回ったことはない。

2.2

リーダライタ

この規格に適合するためには,リーダライタはタイプ A 及びタイプ B の両方をサポートしなければなら

ない。

リーダライタはアプリケーションに従って,タイプ A だけ,タイプ B だけ,又はタイプ A 及びタイプ B

両方に対応するように構成する。

タイプ A 及びタイプ B 両方に設定されたリーダライタは,インベントリの段階でタイプ A 及びタイプ B

の質問を交互に発信する(

附属書 を参照)。

注記 1 RFID 装置(タグ及びリーダライタ)の適合性評価の規則は,ISO/IEC TR 18047-2 に示され

る。

注記 2  インベントリとは,リーダライタの交信領域に存在するタグを見つけ出す動作である。

3

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 0500-1

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 1 部:一般

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-1:2005,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques

−Harmonized vocabulary−Part 1: General terms relating to AIDC(IDT)

JIS X 0500-2

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 2 部:光学的読取媒体

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-2:2005,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques

−Harmonized vocabulary−Part 2: Optically readable media (ORM)

(IDT)

JIS X 0500-3

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 3 部:RFID

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-3:2005,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques

−Harmonized vocabulary−Part 3: Radio frequency identification (RFID)

(IDT)

JIS X 0531

  情報技術−EAN/UCC アプリケーション識別子と FACT データ識別子,及びその管理

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15418,Information technology−EAN/UCC Application Identifiers and

Fact Data Identifiers and Maintenance

(IDT)

JIS X 6320-6

  IC カード−第 6 部:交換のための産業間共通データ要素

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7816-6,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 6: Interindustry

data elements for interchange

(IDT)


3

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

JIS X 6351-1

  物品管理用 RFID−第 1 部:参照アーキテクチャ及びパラメタの定義

注記  対応国際規格:ISO/IEC 18000-1:2004,Information technology−Radio frequency identification for

item management

−Part 1: Reference architecture and definition of parameters to be standardized

(IDT)

ISO 11784

,Radio frequency identification of animals−Code structure

ISO 11785

,Radio frequency identification of animals−Technical concept

ISO/IEC 15961

,Information technology−Radio frequency identification (RFID) for item management−Data

protocol: application interface

ISO/IEC 15962

,Information technology−Radio frequency identification (RFID) for item management−Data

protocol: data encoding rules and logical memory functions

4

用語,定義,記号及び略語

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 0500 の規格群によるほか,次による。

4.1

用語及び定義

4.1.1

衝突防止ループ(anti-collision loop)

リーダライタと,その活性化フィールド内の多数のタグの中から 1 個以上との間での対話を準備し,操

作するために使われるアルゴリズム。

4.1.2

バイト(byte)

8

ビットのデータで,b1∼b8 を最上位ビット(MSB,b8)∼最下位ビット(LSB,b1)と指定されてい

るもの。

4.2

記号

すべての記号は一つの文字,続いて一つの大文字(タイプ A,タイプ B 又は

附属書 に適合するタイプ

のタグそれぞれに言及する場合は,A,B 又は D,プロトコルに言及する場合は p)

,それに続く適切なあ

る文字及び/又は数字によって表される。A,B 又は D を X に置き換えて,主な記号を次に記載する。タ

イミングは大文字 T で表現し,上記のルールに従う。その他の A,B 又は D(タイプ A,タイプ B 又は

属書 D)に特有の他の記号は該当する箇条の中で記述する。

f

Xc

動作フィールドの搬送周波数

T

Xd0

データ記号“0”の期間

T

Xd1

データ記号“1”の期間

T

Xc

搬送周波数(T

Xc

=1/f

Xc

)の期間

T

Xcv

コード違反持続時間

4.3

略語

ACL

割振りクラス Allocation class

ASK

振幅偏移キーイング Amplitude shift

keying

AFI

アプリケーションファミリ識別子 Application

family

identifier

BSS

ブロックセキュリティステータス Block

security

status

BWP

ブロック書込み防止 Block write

protection

CRC

巡回冗長検査

Cyclic redundancy check


4

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

CRCT

巡回冗長検査応答フラグ

Response cyclic redundancy check flag

DSFID

データ保存フォーマット識別子

Data storage format identifier

EOF

フレーム終了 End

of frame

FDX

全二重 Full duplex

HDX

半二重 Half duplex

IRC IC

参照コード

IC reference code

LSB

最下位ビット

Least significant bit

MFC

製造者コード Manufactur

code

MSB

最上位ビット

Most significant bit

MSN

製造者シリアル番号 Manufactur

serial

number

NOB

ブロック数

Number of blocks

NOS

スロット数

Number of slots

NRZ

非ゼロ回帰

Non return to zero

RF

無線周波数 Radio

frequency

RFU

将来の利用のために予約済み

Reserved for future use

SOF

フレーム開始

Start of frame

SUID

副固有識別子(MFC 及び MSN を含む。

Sub unique identifier (includes MFC and MSN)

UID

固有識別子(ACL,MFC 及び MSN を含む。

)  Unique Identifier (includes ACL, MFC and MSN)

5

物理層

5.1

タイプ AFDX

5.1.1

電力伝送

タグへの電力伝送は,タグ及びリーダライタに内蔵されたアンテナを経由し,無線周波数によって行わ

れる。RF 動作フィールドは,リーダライタから FDX タグへ電力を恒久的に供給する。リーダライタとタ

グとの交信のためにフィールドは変調される。

5.1.2

周波数

RF

動作フィールドの搬送周波数は f

Ac

=125 kHz とする。

5.1.3

リーダライタからタグへの通信信号のインタフェース

5.1.3.1

変調

リーダライタとタグとの間の交信は,ASK 変調を用い変調指数 100

%で行われる(

図 及び表 参照)。


5

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

図 1−リーダライタからタグへのデータ伝送の変調の詳細

表 1−変調コーディング時間

最小

最大

m

=(a−b)/(a+b)

90 %

100 %

T

A1

4

×T

Ac

 10

×T

Ac

T

A2

 0

0.5

×T

A1

T

A3

 0

0.5

×T

Ad0

x 0

0.15

×a

y 0

0.05

×a

注記  T

Ac

=1/f

Ac

≒8 µs

5.1.3.2

データレート及びデータ符号化

リーダライタからタグへの通信には,パルス間隔符号化を使用する。リーダライタは,搬送波をスイッ

チングすることによって

図 に示すようなパルスを発生させる。二つのパルスの立下り間の時間によって,

データビットの値が“0”及び“1”のいずれであるか,コード違反であるか,又は停止状態であるかが決

まる。

データビットの“0”と“1”とが等分に分散していると仮定すれば,データレートは 5.1 kbit/s の範囲内

である。

注記  原文では,図 となっているが,図 が正しいと考えられるので図 とした。


6

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

図 2−リーダライタからタグへ:パルス間隔符号化

表 2−データ符号化時間

意味

記号

最小

最大

“搬送波オフ”時間

T

Ap

4

×T

Ac

 10

×T

Ac

データ“0”時間

T

Ad0

 18

×T

Ac

 22

×T

Ac

データ“1”時間

T

Ad1

 26

×T

Ac

 30

×T

Ac

“コード違反”時間

T

Acv

 34

×T

Ac

 38

×T

Ac

“停止状態”時間

T

Acf

≧42×T

Ac

 n/a

注記  T

Ac

=1/f

Ac

≒8 µs

5.1.3.3

フレーム開始パターン

リーダライタの要求は常に,同期化を容易にするためフレーム開始(SOF)パターンで始まる。SOF パ

ターンは,データのビット“0”パターン及び“コード違反”パターンで構成される(

図 参照)。

TAp

Data “0”

TAd0

carrier on

carrier off

TAp

TAcv

“Code violation”

SOF

TAp

図 3−フレーム開始パターン

データ“0”

搬送波オン

搬送波オフ

T

Ap

T

Ad0

T

Ap

データ“1”

搬送波オン

搬送波オフ

T

Ap

T

Ad1

T

Ap

“コード違反”

搬送波オン

搬送波オフ

T

Ap

T

Acv

T

Ap

“停止状態”

搬送波オン

搬送波オフ

T

Acf

T

Ap

データ“0”

搬送波オン

搬送波オフ

T

Ad0

T

Acv

“コード違反”

T

Ap

T

Ap

T

Ap


7

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

タグは,リーダライタに応答信号を送信後,1.2 ms 以内にリーダライタからの SOF を受信できる状態に

ならなければならない。

タグは,リーダライタが電力供給フィールドを形成した後,2.5 ms 以内にリーダライタからの SOF を受

信できる状態にならなければならない。

5.1.3.4

フレーム終了パターン

マルチスロット衝突防止シーケンス中のスロットのスイッチングのために,リーダライタはフレーム終

了(EOF)パターンを要求する。EOF のパターンは“停止状態”で表される(

図 参照)。

T

Asc

T

Ap

“Stop condition”

carrier on

carrier off

EOF

図 4−フレーム終了パターン

5.1.4

タグからリーダライタへの通信信号のインタフェース

5.1.4.1

データレート及びデータ符号化

タグは,次を用いた搬送波による誘導結合によってリーダライタと交信できなければならない(

図 

照)

−  国際標準コマンドに適合した 4 kbit/s マンチェスタ符号データ信号

− INVENTORY コマンドに適合した 2 kbit/s のデュアルパターンデータ符号化

注記  インベントリプロセスの間で使用される低速データレートは,質問フィールドに複数個のタグ

が存在し,特に幾つかのタグがフィールドの近くにあり,その他のタグがフィールドから遠く

にある場合に,衝突検出の改善を可能とする。

データ要素

国際標準コマンド INVENTORY コマンド

データ“0”

ロードオフ

ロードオン

T

Ad

ロードオフ

ロードオン

T

Ad

T

Ad

データ“1”

ロードオフ

ロードオン

T

Ad

ロードオフ

ロードオン

T

Ad

T

Ad

図 5−タグからリーダライタへ:負荷変調符号化

5.1.4.2

フレーム開始パターン

タグの応答は常に,フレーム開始(SOF)パターンで始まる。SOF パターンは“110”のマンチェスタ符

号ビットシーケンスとする(

図 参照)。

“停止状態”

搬送波オン

搬送波オフ

T

Acf

T

Ap


8

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

T

Ad

データ“1”

T

Ad

T

Ad

データ“1”

データ“0”

ロードオフ

ロードオン

図 6−フレーム開始パターン

5.1.4.3

フレーム終了パターン

タグの応答に対し,EOF は使用も指定もされない。

5.2

タイプ BHDX

5.2.1

電力伝送

タグへの電力伝送は,タグ及びリーダライタに内蔵されたアンテナによって,無線周波数で行われる。

RF

動作フィールドは,リーダライタから HDX タグへの要求に当たり,まず電力を供給する。リーダライ

タとタグとの交信のためにフィールドは変調される。

5.2.1.1

周波数

RF

動作フィールドの搬送周波数は,f

Bc

=134.2 kHz,又は

附属書 に記載のとおりとする。

5.2.2

リーダライタからタグへの通信信号インタフェース

5.2.2.1

変調

リーダライタとタグとの間の交信は,変調指数 100

%の ASK 変調を用いる(

図 及び表 参照)。

図 7−リーダライタからタグへのデータ送信の変調の詳細


9

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

表 3−変調符号化時間

高速データレート

低速データレート

記号

最小

通常

最大

最小

通常

最大

T

B1

 11

×T

Bc

 13

×T

Bc

 18

×T

Bc

 11

×T

Bc

 13

×T

Bc

 25

×T

Bc

T

B2

2

×T

Bc

7

×T

Bc

 10

×T

Bc

2

×T

Bc

7

×T

Bc

 10

×T

Bc

T

B3

5

×T

Bc

 25

×T

Bc

 32

×T

Bc

5

×T

Bc

 100

×T

Bc

 115

×T

Bc

x 0  n/a

0.15

×a 0

n/a 0.15

×a

y 0  n/a

0.05

×a 0

n/a 0.05

×a

5.2.2.2

データレート及びデータ符号化

リーダライタからタグへの交信には,パルス間隔符号化を使用する。リーダライタは,

図 に示すよう

に搬送波のスイッチングによってパルスを発生させる。二つのパルスの立下り間の時間によって,データ

ビットの値が“0”及び“1”のいずれであるか,コード違反であるか,又は停止状態であるかが決まる。

データビットの“0”と“1”とが等分に分散していると仮定すれば,データレートは次のとおりである。

低速データレート:1 kbit/s

高速データレート:2.3 kbit/s

注記  原文では,図 となっているが,図 が正しいと考えられるので図 とした。

Data

“0”

Code violation

T

Bd0

carrier
carrier off

T

Bd1

carrier
carrier off

Data

“1”

T

Bcv

carrier
carrier off

図 8−リーダライタからタグへ:変調及び符号化

表 4−データ符号化時間

高速データレート

低速データレート

記号

最小

通常

最大

最小

通常

最大

T

Bd0

 42

×T

Bc

 47

×T

Bc

 52

×T

Bc

 110

×T

Bc

 120

×T

Bc

 130

×T

Bc

T

Bd1

 62

×T

Bc

 67

×T

Bc

 72

×T

Bc

 140

×T

Bc

 150

×T

Bc

 160

×T

Bc

T

Bcv

 175

×T

Bc

 180

×T

Bc

 185

×T

Bc

 200

×T

Bc

 210

×T

Bc

 220

×T

Bc

5.2.2.3

フレーム開始パターン

リーダライタの要求は常に,フレーム開始(SOF)パターンで始まる。SOF パターンは,データ“1”

データ“0”

,及びフレームの明確な開始を定義する“コード違反”パターンからなる。

表 で指定した継

続時間の差異は,要求されたデータレートに関する情報をタグに知らせる(

図 参照)。

データ

“0”

搬送波オン
搬送波オフ

データ

“1”

搬送波オン
搬送波オフ

“コード違反”  搬送波オン

搬送波オフ


10

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

T

B0

T

B1

T

Bcv

carrier

on

c arrier

of f

図 9−フレーム開始パターン

5.2.2.4

フレームの終了

リーダライタが要求する EOF は,フィールドの立下りとして定義され,その後に T

Bd1

より長い遅延時間

が続く。

16

スロットのインベントリシーケンスに対し,次のスロットに切り替えるためにタグに指示する EOF

は,その後に時間 t

RCH

が続くリーダライタフィールドの立上りとして定義される。

いずれの場合においても,タグは応答の SOF を送信する前に,このシーケンスを受信しなければならな

い。

5.2.3

タグからリーダライタへの通信信号インタフェース

5.2.3.1

データレート及びデータ符号化

タグは,誘導結合によってリーダライタと交信できる能力がなければならない。そのために,電源はオ

フに切り替え,データは次の周波数を使用して FSK 変調される(

図 10 参照)。

−  f

Bc

=“低ビット”符号化向けの 134.2 kHz

−  f

B1

=“高ビット”符号化向けの 123.7±4.2 kHz

データ符号化は,NRZ 方式に基づく。

平均データレートは,8 kbit/s とする。

データ要素

国際標準コマンド

コメント

データ“0”

f

c

T

Bd0

T

Bd0

=16/f

Bc

データ“1”

f

1

T

Bd_1

T

Bd1

=16/f

B1

図 10−タグからリーダライタへ:変調及びコーディング

5.2.3.2

フレーム開始パターン

タグの応答は,常にフレーム開始(SOF)パターンで始まる。SOF パターンは,

“111101”のビットパタ

ーンで符号化される。

f

B1

はデータビット“1”

(T

Bd1

)に対する周波数を表し,f

Bc

はデータビット“0”

(T

Bd0

)に対する周波数

を表す(

図 11 参照)。

T

Bd1

T

Bd0

搬送波オン
搬送波オフ

T

Bd1

T

Bcv

T

Bd0


11

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

f

1

f

1

f

1

f

1

f

1

f

c

SOF

0

1

Data Bits

Bit Coding

図 11−フレーム開始パターン

5.2.3.3

フレーム終了パターン

タグの応答は常に,フレーム終了(EOF)のパターンで終わる。EOF パターンは“101111”のビットパ

ターンで符号化される。

f

B1

は,データビット“1”

(T

Bd1

)に対する周波数を表し,f

Bc

はデータビット“0”

(T

Bd0

)に対する周波

数を表す(

図 12 参照)。

f

1

f

1

f

1

f

1

f

1

f

c

EOF

0

1

Data Bits

Bit Coding

図 12−フレーム終了パターン

5.3

物理的パラメタ及びメディアアクセス制御(MAC)パラメタ

5.3.1

リーダライタからタグへのリンク

参照

パラメタ

タイプ A 詳細

タイプ B 詳細

備考

M1-Int: 1

動作周波数帯域 125

kHz

での,

1

台の

リ ー ダ ラ イ タ か ら
タ グ へ の リ ン ク チ

ャネル

134.2 kHz

での,1 台

の リ ー ダ ラ イ タ か
ら タ グ へ の リ ン ク

チャネル

M1-Int: 1a

動作周波数初期値

125 kHz

134.2 kHz

M1-Int: 1b

動作チャネル 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Int: 1c

動作周波数精度

±0.1 kHz の範囲内

M1-Int: 1d

周波数ホップレート

[周波数ホッピング(FHSS)シ
ステム用]

当該 MODE 不適用

M1-Int: 1e

周波数ホップシーケンス 
[周波数ホッピング(FHSS)シ
ステム用]

当該 MODE 不適用

M1-Int: 2

占有するチャネルの帯域幅

±4 kHz

±8 kHz

3 dB

帯域幅

データビット

ビット符号化

データビット

ビット符号化


12

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

参照

パラメタ

タイプ A 詳細

タイプ B 詳細

備考

M1-Int: 2a

最小受信帯域幅

±10 kHz

±8 kHz

3 dB

帯域幅

M1-Int: 3

リーダライタ送信最大 EIRP

交信範囲の出力限界

65.5 dBµA/m

距離 d=10 m において

ITUR 012E-WB9

を参

M1-Int: 4

リーダライタが送信するスプリ

アス発射

27 dBµA/m

9 kHz

において 3 dB/オ

クターブ下降する,10

MHz

まで

M1-Int: 4a

リーダライタが送信するスプリ
アス発射,帯域内 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Int: 4b

リーダライタが送信するスプリ
アス発射,帯域外

M1A-F3

を参照

M1-Int: 5

リーダライタ送信機のスペクト
ルマスク

135 kHz

以下の放出

65.5 dBµA/m @

f<135 kHz

65.5 dBµA/m @

f<135 kHz

50 dBµA/m @ f<135-

140 kHz

30 dBµA/m @ f<140-

148.5 kHz

M1-Int: 6

タイミング

M1-Int: 6a

送信から受信までの応答時間 1.2

ms

リーダライタは,次の
コマンド送信まで最低

1.2 ms

待たなければな

らない。

M1-Int: 6b

受信から送信までの応答時間 2

ms

リーダライタは,タイ

ムアウトエラーを送信
する前に,タグの応答
を最低 2 ms 待たなけ

ればならない。

M1-Int: 6c

滞留時間又はリーダライタ伝送
電源オンランプ

<2 ms

<2 ms

M1-Int: 6d

減衰時間又は伝送電源停止ラン

当該 MODE 不適用

M1-Int: 7

変調 OOK(100 % ASK)

M1-Int: 7a

拡散シーケンス 
[周波数ホッピング(FHSS)シ
ステム用]

当該 MODE 不適用

M1-Int: 7b

チップレート 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Int: 7c

チップレート精度 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Int: 7d

変調指数 100 %

M1-Int: 7e

負荷サイクル

当該 MODE 不適用

M1-Int: 7f

FM

偏差

当該 MODE 不適用

M1-Int: 8

データ符号化

パルス間隔符号化(PIE)

M1-Int: 9

ビットレート

平均 5.2 kbit/s

1

∼2.3 kbit/s(任意)

M1-Int: 9a

ビットレート精度

搬送周波数に同期

M1-Int: 10

リーダライタ送信変調精度

当該 MODE 不適用

M1-Int: 11

プリアンブル

プリアンブルなし

M1-Int: 11a

プリアンブル長


13

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

参照

パラメタ

タイプ A 詳細

タイプ B 詳細

備考

M1-Int: 11b

プリアンブル波形

M1-Int: 11c

ビット同期シーケンス

M1-Int: 11d

フレーム同期シーケンス

フレーム開始パターン(SOF)

M1-Int: 11e

ポストアンブル

なし

フ レ ー ム 終 了 パ タ

ーン(EOF)

,6 bits

M1-Int: 12

スクランブリング

(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Int: 13

ビット送信命令

最下位ビット(LSB)ファースト

M1-Int: 14

ウェイクアッププロセス

リーダライタと RF タグ(一つ以上の RF
タグが同時に存在する可能性がある。)と
のやり取りは,次の連続的な作業を通して

行われる。 
−  リーダライタの RF 動作フィールドに

よる RF タグの起動

− RFID タグは,リーダライタからのコ

マンドを無言で待つ

−  リーダライタによるコマンドの伝送

− RFID タグによる応答の伝送

M1-Int: 15

偏波

不適用(フィールドの近く)

5.3.2

タグからリーダライタへのリンク

参照

パラメタ

タイプ A 詳述

タイプ B 詳述

備考

M1-Tag: 1

動作周波数帯域

副搬送周波数

M1-Int: 1

を参照

副搬送周波数なし

M1-Int: 1

を参照

134.2/123.7

±4 kHz

FSK

方式

M1-Tag: 1a

動作周波数初期値 M1-Int:

1a

を参照

M1-Tag: 1b

動作チャネル 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 1c

動作周波数精度 M1-Int:

1c

を参照

M1-Tag: 1d

周波数ホップレート

[周波数ホッピング(FHSS)シ
ステム用]

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 1e

周波数ホップシーケンス 
[周波数ホッピング(FHSS)シ
ステム用]

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 2

占有するチャネルの帯域幅

±10 kHz

±15 kHz

M1-Tag: 3

送信最大 EIRP

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 4

送信スプリアス発射

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 4a

送信スプリアス発射,帯域内 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 4b

送信スプリアス発射,帯域外

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 5

送信スペクトラムマスク

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 6a

送信から受信までの応答時間 M1-Int:

6b

を参照

M1-Tag: 6b

受信から送信までの応答時間 M1-Int:

6a

を参照

M1-Tag: 6c

滞留時間又は伝送電力 
オンランプ

当該 MODE 不適用


14

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

参照

パラメタ

タイプ A 詳述

タイプ B 詳述

備考

M1-Tag: 6d

減衰時間又は伝送電力停止ラン

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 7

変調(搬送波上) RF タグは,搬送周

波 数 を タ グ 内 部 の
ロ ー ド 変 換 に よ っ
て変調し,電磁誘導

エ リ ア を 経 由 し て
リ ー ダ ラ イ タ と 交
信 す る 能 力 が な け

ればならない。

当該タイプ不適用

M1-Tag: 7a

拡散シーケンス

[周波数ホッピング(FHSS)シ
ステム用]

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 7b

チップレート 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 7c

チップレート精度 
(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 7d

オンオフ比率

当該 MODE 不適用

ロード変調

M1-Tag: 7e

副搬送波周波数

当該 MODE 不適用

134.2 /123.7

±4 kHz

FSK

技術使用

M1-Tag: 7f

副搬送波周波数精度 

タグからリーダライタへ直接生

成されたリンク搬送波の許容範

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 7g

副搬送波変調

当該 MODE 不適用

M1-Tag:7h

負荷サイクル

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 7i

FM

偏差

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 8

データ符号化

マ ン チ ェ ス タ コ ー

ド 又 は 二 重 パ タ ー
ンコード

NRZ

M1-Tag: 9

ビットレート

マ ン チ ェ ス タ コ ー
ド:4 kbit/s(f

Ac

/32

二 重 パ タ ー ン コ ー

ド:2 kbit/s(f

Ac

/64

インベントリの間

NRZ “0”

:8.2 kbit/s

NRZ “1”

:7.7 kbit/s

M1-Tag: 9a

ビットレート精度

搬送波によって生じた

M1-Tag: 10

RF

タグ伝送変調精度[周波数ホ

ッピング(FHSS)システム用]

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 11

プリアンブル

プリアンブルなし

M1-Tag: 11a

プリアンブル長

M1-Tag: 11b

プリアンブル波形

M1-Tag: 11c

ビット同期シーケンス

フ レ ー ム 開 始 パ タ
ーン(SOF)

,3 bits

フ レ ー ム 開 始 パ タ
ーン(SOF)

,6 bits

フ レ ー ム 終 了 パ タ

ーン(EOF)

,6 bits

M1-Tag: 12

スクランブリング

(スペクトラム拡散システム用)

当該 MODE 不適用

M1-Tag: 13

ビット送信順序

最下位ビット(LSB)ファースト


15

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

参照

パラメタ

タイプ A 詳述

タイプ B 詳述

備考

M1-Tag: 14

予約済み

M1-Tag: 15

偏波

不適用(フィールドの近く)

M1-Tag: 16

RF

タグ受信機最小帯域幅

±10 kHz 
±15 kHz

6

伝送プロトコル

6.1

基本要素

伝送プロトコルは,リーダライタとタグとの間の双方向での命令及びデータの交換の仕組みを規定する。

リーダライタは,タイプ A(FDX)及びタイプ B(HDX)の両方のタグと交信できなければならない。

これは,次の概念に基づく。

−  “リーダトークファースト”

。これは,いかなるタグも,リーダライタから送られた命令を受信し適切

に復号するまで,伝送を開始しないことを意味する。

−  タグは,64 ビットの固有識別子(UID)によって,一意に識別される(6.2 参照)

−  プロトコルは,次のやり取りで構成される。

−  リーダライタからタグへの要求

−  タグからリーダライタへの応答

−  プロトコルはビット指向とする。SOF の後に伝送されるビットの数は,それぞれの要求及び応答によ

って決まる。

フラグは,要求及び応答の制御のために使用される。フラグの設定は,要求及び応答の種類(例えば,

スロット数)又は,任意選択フィールド(例えば,AFI)の存在のいずれかを示す。フラグが(1)に設定

される場合,フィールドは存在する。フラグが(0)にリセットされた場合,フィールドは存在しない。

RFU

フラグは,

(0)に設定されなければならない。

6.2

固有識別子

6.2.1

固有識別子(UID

タグは,64 ビットの固有識別子(UID)によって,一意的に識別される。UID は,

図 13 に従って,IC

製造者によって変更不能な状態で設定されなければならない。

UID

は,それぞれのタグを一意及び個別に特定するために用いられる。

S

L B

64 57

56 49

48

1

“E0” IC

Mfg

コード IC 製造者シリアル番号

図 13UID フォーマット

UID

の構成は次のとおり。

−  “E0”と規定された 8 ビットの割振りクラス

−  JIS X 6320-6 による,8 ビットの MFC(IC 製造者コード)

− MSN,IC 製造者によって割り当てられる 48 ビットの固有シリアル番号

6.2.2

サブ UIDSUID

システム効率を高める手段として,衝突仲裁プロセス中は,ほとんどのコマンドとタグ応答との中で,

サブ UID と呼ばれる UID の一部が伝送される。SUID は,8 ビットの製造者コード及びそれに続く製造者


16

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

シリアル番号の 40 LSB 以下の合計 48 ビットからなる。

シリアル番号の 8 MSBs(ビット 41∼48)は,0 に設定する。

64

ビットの UID から 48 ビットを伝送し,戻すマッピングは,

図 14 に説明する。

MSB

LSB

64

57 56

49 48

41

40

1

“E0” IC 製造者コード

“00”

“00” IC 製造者シリアル番号

 MSB

LSB

 48

41

40

1

 IC

製造者コード IC 製造者シリアル

番号

MSB

LSB

64

57 56

49 48

41

40

1

“E0” IC 製造者コード

“00”

“00” IC 製造者シリアル番号

図 1464 ビットから 48 ビット,48 ビットから 64 ビットへの UID/SUID マッピング

リーダライタは,UID をアプリケーションと交換する場合に,6.2.1 において指定された 64 ビットフォ

ーマットを使わなければならない。リーダライタは,

図 14 に示す所要のマッピングを実行できなければな

らない。

6.3

要求フォーマット

要求は,次で構成される(

図 15 参照)。

−  フレーム開始(SOF)パターン

−  フラグ

−  コマンド

−  パラメタ(コマンドに依存する。

−  データ(コマンドに依存する。

− CRC(任意)

−  フレーム終了(EOF)パターン

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ

データ CRC  EOF

図 15−一般的な要求フォーマット

各要求は,SOF で開始する。続くフィールドは,最初のフィールド(フラグ)から最後のフィールド(CRC

など)まで連続的に伝送する。すべてのフィールドで,LSB が最初に伝送される。要求の最後には,EOF

が付けられる。

要求フォーマットの各フィールドにおける最下位ビット(LSB)及び最上位ビット(MSB)の配置を

16

に示す。


17

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

LSB MSB

LSB MSB

LSB MSB

LSB MSB

LSB MSB

SOF

フィールド 1

(フラグ 1..5)

フィールド 2

(コマンド)

フィールド 3

(パラメタ)

フィールド 4

(データ)

フィールド 5

(CRC)

EOF

図 16−要求フィールドにおける LSB 及び MSB の配置

6.4

応答フォーマット

応答は次で構成される(

図 17 及び図 18 参照)。

−  フレーム開始(SOF)パターン

−  フラグ(INVENTORY コマンドでは使わない。

−  エラーコード(INVENTORY コマンドでは使わない。

−  データ(コマンドに依存する。

− CRC(任意)

−  フレーム終了(EOF)パターン

SOF

エラー

フラグ“0”

データ CRC  EOF

図 17−エラーがない場合の一般的な応答フォーマット

SOF

エラー

フラグ“1”

エラー 
コード

CRC EOF

図 18−エラーの場合の一般的な応答フォーマット

それぞれの応答は SOF で開始する。最初のフィールド(フラグ)から最後のフィールド(CRC など)

まで連続的に伝送する。すべてのフィールドで,LSB が最初に伝送される。応答の最後には,EOF が付け

られる。

応答フォーマットの各フィールドにおける最下位ビット(LSB)及び最上位ビット(MSB)の配置を

19

に示す。

LSB MSB

LSB MSB

LSB MSB

LSB MSB

SOF

フィールド 1

(フラグ)

フィールド 2

(状態)

フィールド 3

(データ)

フィールド 4

(CRC)

EOF

図 19−応答フィールドにおける LSB 及び MSB の配置

6.5

要求フラグ(表 5,表 及び表 7

それぞれの要求ごとに,最初に伝送されるフラグ 1 を含む,五つのフラグを使用する。フラグの具体的

な意味は,文脈に依存する。


18

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

表 5−要求フラグ 1の定義

ビット

フラグ名

詳述

0

プロトコルフォーマットの拡張なし

b1 PEXT

(プロトコルの拡

張)フラグ

1

プロトコルフォーマットは拡張する。将来の使用のために確保
する。

0

フラグ 4∼5 の意味は

表 に準じる。

b2 INV

(インベントリ)

フラグ

1

フラグ 4∼5 の意味は

表 に準じる。

0 CRC

を,タグの応答に付け加えてはならない。

b3 CRCT

1 CRC

を,タグの応答に付け加えなければならない。

表 6−インベントリフラグが設定されない場合の要求フラグ 4の定義

ビット

フラグ名

詳述

0 ADR

フラグの設定に従って,どのタグも要求を実行しなけれ

ばならない。

b4 SEL

(選択)フラグ

1

選択された状態のタグだけが,要求を実行しなければならな
い。ADR フラグは 0 に設定され,SUID フィールドは,要求に

含まれてはならない。

0

要求は,指定されない。SUID フィールドは含まれない。どの

タグにおいても実行されなければならない。

b5 ADR

(指定)フラグ

1

要求が指定される。SUID フィールドを含む。要求内に特定さ

れた SUID に一致したタグだけが実行しなければならない。

表 7−インベントリフラグが設定された場合の要求フラグ 4の定義

ビット

フラグ名

詳述

0 AFI

フィールドなし

b4 AFI

フラグ

1 AFI

フィールドあり

0 16

スロット

b5 NOS

フラグ

1 1

スロット

6.5.1

AFI

フラグ

AFI

フラグは,一般要求(AFI=0)と AFI 要求(AFI=1)とを区別するために,INVENTRY コマンドに

おいて使用される。AFI フラグを“1”に設定する場合は,アプリケーションファミリの AFI を要求に加え

なければならない。AFI の動作は,6.13 で説明する。

6.5.2

NOS

フラグ

NOS

フラグは,インベントリフラグが衝突防止シーケンスの実行中にスロットの番号を選択するために

設定されたとき,INVENTORY コマンド又はその他のコマンドによって使用される。

6.5.3

SEL

フラグ及び ADR フラグ(表 8

SEL

フラグ及び ADR フラグは,INVENTORY コマンド及びインベントリフラグが設定されたコマンド

を除く,すべてのコマンドによって使用される。

ADR

フラグ及び SEL フラグ双方を“0”に設定した場合,要求にサブ UID を含めてはならない。この要

求を受信した準備完了状態にあるすべてのタグは,

(もし可能ならば)それを実行し,コマンドの記述によ

って特定化されたリーダライタへ応答を返さなければならない。

ADR

フラグが 1(指定モード)に設定された場合には,要求は,指定されたタグのサブ UID(SUID)を

含まなければならない。状態に関係なく,この要求を受信したいかなるタグも受信した SUID(指定の)


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X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

とそのタグ自身の SUID とを比較しなければならない。SUID が一致した場合,タグは(可能ならば)それ

を実行し,コマンドの記述によって特定化されたリーダライタに対し応答を返さなければならない。SUID

が一致しない場合には,沈黙していなければならない。

SEL

フラグが 1(選択モード)に設定された場合,要求はタグの SUID を含んではならない。このよう

な要求を受信する選択状態のタグだけが,

(可能ならば)それを実行し,コマンドの記述によって特定化さ

れたリーダライタへ応答を返さなければならない。

表 8SEL フラグ及び ADR フラグの意味

SEL ADR

インベントリ及び読取り SUID を除くすべてのコマンドの意味

0 0

SUID

は付かない。準備完了状態のすべてのタグは,当該コマンドを実

行しなければならない。

0 1

SUID

が付く。一致する SUID をもつタグだけが,当該コマンドを実行

する。

1 0

SUID

は付かない。選択状態のタグだけが,当該コマンドを実行する。

1 1

RFU

6.5.4

CRCT

フラグ(表 9

CRCT

フラグは,タグが応答の中に CRC を付け加えるか否かを指定する。タグの CRC 実装は必す(須)

とする。

表 9CRCT フラグの意味

CRCT

すべてのコマンドの意味

0 CRC

を応答に付けない。

1 CRC

を応答に付け加える。

6.5.5

PEXT

フラグ

PEXT

フラグは,ISO によって将来のプロトコル拡張のために予約済みである。これは,0 に設定しなけ

ればならない。

6.6

エラーフラグ(表 10

エラーフラグは,タグがエラーを検出したかどうかを示す。エラーフラグが 1 に設定された場合,応答

エラーフィールドは,

表 11 に従って返されなければならない。

表 10−エラーフラグ

エラーフラグ

意味

0

エラーなし

1

エラー検出


20

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

表 11−エラーコード

コード

詳述

0

エラーなし

1

コマンドがサポートされない。すなわち,要求コードが認識されない。

2

コマンドが認識されない。  例:フォーマットエラーが発生。

3

指定したブロックが使用できない(存在しない。

4

指定のブロックが保護され,その内容にアクセスできない。

5

指定のブロックのプログラム又はロックが成功しなかった。

6 RFU

7

理由不明のエラー

6.7

ブロックセキュリティステータス(表 12

ブロックセキュリティステータス(BSS)は,箇条 10 で指定するように,リーダライタの要求に対する

応答の中でパラメタとしてタグによって送り返される(例,READ SINGLE BLOCK WITH SECURITY

STATUS

。それは,存在する各ブロックに対して 4 ビットで符号化される。

BSS

はプロトコルの 1 要素である。この 4 ビットをタグの物理的メモリ構造において実際に実装する場

合の,暗黙又は明白な条件はない。

表 12−ブロックセキュリティステータス

ビット

意味

詳述

0

ロックされていない。

ビット 1

ブロックロックビット

1

ロックされている。

ビット 2∼ビット 4

将来の利用のために予約済み

0

6.8

AFI

セキュリティステータス(表 13

AFI

セキュリティステータスは,10.5.8 で指定したように,リーダライタの要求に対する応答の中でパ

ラメタとしてタグによって送り返される。これは,4 ビットで符号化される。

これは,プロトコルの 1 要素である。この 4 ビットをタグの物理的メモリ構造において実際に実装する

場合の,暗黙又は明白な条件はない。

表 13AFI セキュリティステータス

ビット

意味

詳述

0

ロックされていない。

ビット 1 AFI ロックビット

1

ロックされている。

ビット 2∼ビット 4

将来の利用のために予約済み

0

6.9

DSFID

セキュリティステータス(表 14

DSFID

セキュリティステータスは,10.5.8 で指定したように,リーダライタの要求に対する応答の中で

パラメタとしてタグによって送り返される。これは,4 ビットで符号化される。

これは,プロトコルの 1 要素である。この 4 ビットをタグの物理的メモリ構造において実際に実装する

場合の,暗黙又は明白な条件はない。


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X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

表 14DSFID セキュリティステータス

ビット

意味

詳述

0

ロックされていない。

ビット 1 DSFID ロックビット

1

ロックされている。

ビット 2∼ビット 4

将来の利用のために予約済み

0

6.10

フレーム開始パターン(SOF

6.10.1

リーダライタの要求

リーダライタの要求は,常に SOF のパターンで開始しなければならない。SOF のパターンは,5.1.3.3

及び 5.2.2.3 において規定済みである。

6.10.2

タグの応答

タグの応答は,常に SOF パターンで開始しなければならない。SOF のパターンは,5.1.4.2 及び 5.2.3.2

において規定済みである。

6.11

フレーム終了パターン(EOF

6.11.1

リーダライタの要求

リーダライタの要求は,常に EOF パターンで終了しなければならない。EOF のパターンは,5.1.3.4 

び 5.2.2.4 において規定済みである。

6.11.2

タグの応答

タグの応答は,常に EOF パターンで終了しなければならない。EOF のパターンは,5.1.4.3 及び 5.2.3.3

において規定済みである。

6.12  CRC

CRC

は,伝送及び受信したデータパケットの完全性を保証する。この規格はエラー検出のために,CCITT

(国際電信電話諮問委員会)が指定した逆 CRC を用いる。16 ビット巡回冗長コードは,初期値を 0x0000

として次の多項式で計算する。

P(X)

=x

16

+x

12

+x

5

+x

0

注記  上記文中の CCITT は,現在は ITU(国際電気通信連合)の一部(ITU-T)となっている。

初期レジスタの内容は,すべてゼロ(0000)でなければならない。CRC の長さは 16 ビットとする。

CRC

チェックは次の特性をもつ。

−  逆 CRC-CCITT は,ISO 11784 又は ISO 11785 において使われているものと同じとする。

−  可逆性  関連 CRC を含めたオリジナルデータは,同じ CRC ジェネレータの中にフィードバックされ

た場合,初期値(すべてゼロ)を再生する。

−  要求 CRC は,SOF の後から CRC フィールドまでの要求の全ビットに関して計算する。タグは,伝送

されたビット数によって,要求 CRC の存在を検出する。

−  要求 CRC は,SOF の後から CRC フィールドまでの要求の全ビットに関して計算する。応答 CRC は,

SOF

の後から CRC フィールドまでの応答の全ビットに関して計算する。CRCT フラグが要求内に設定

されていれば,タグは CRC を生成して,応答の中に含めなければならない。

−  タグがリーダライタからの要求を受信し,CRC があることを検出した場合には,タグは CRC の値を

検証しなければならない。CRC の値が無効の場合,タグはそのフレームを破棄し沈黙していなければ

ならない。

−  リーダライタはタグからの応答を受信した上で,CRC の値を検証しなければならない。CRC の値が無


22

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

効の場合は,実行しなければならない動作はリーダライタの設計者の責任にゆだねられる。

実行可能な例は

附属書 に与えられている。

6.13

アプリケーションファミリ識別子(AFI

AFI

(アプリケーションファミリ識別子)は,リーダライタによる質問の対象となるアプリケーション

のタイプを表し,存在するすべてのタグのうち,要求されるアプリケーションの基準を満たすタグだけを

抽出するために使用される。

AFI

は各コマンドによってプログラミング及びロックしてもよい。

AFI

は,

各 4 ビットの 2 ニブルで構成される 1 バイトに符号化する。

AFI

の最上位ニブルは,

ISO/IEC 15961

及び ISO/IEC 15962 において定義するように,特定の一つ又はすべてのアプリケーションファミリを符号

化する。AFI の最下位ニブルは,特定の一つ又はすべてのアプリケーションサブファミリを符号化する。0

ではないサブファミリコードは,独自仕様とする。

タグによる AFI のサポートは任意選択とする。

AFI

がタグによってサポートされていないのに AFI フラグが設定された場合,タグは,要求における AFI

の値にかかわらず応答してはならない。

AFI

がタグによってサポートされる場合には,

図 20 に示す一致規則に基づいて応答しなければならない。

注記  “応答”とは,タグが INVENTORY の要求に応えなければならないということである。

図 20AFI に対するタグ応答の決定木

INVENTORY

要求を受信

AFI

フラグを

設定

AFI

がサポー

トされている

AFI

値=0

AFI

値=

タグの AFI

NO

応答

NO

応答なし

NO

応答なし

応答

YES

応答


23

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

6.14

データ格納フォーマット識別子(DSFID

データ格納フォーマット識別子は,タグメモリの中でデータがどのように構造化されているかを示す。

DSFID

は,それぞれのコマンドによってプログラミング及びロックされてもよい。DSFID は 1 バイトで符

号化される。それによってデータの論理構造に関して一目で分かるようになる。

プログラムとロックとのコマンドが,タグによってサポートされていない場合,タグは,エラーフラグ

の設定及びエラーコード“1”によって,それらのコマンドに応答しなければならない。

DSFID

がサポートされておらず,又はプログラムされていない場合には,タグは,その値を要求するコ

マンドに対する応答として初期値“00”を返さなければならない。

7

ユーザメモリ構成(表 15

ユーザメモリは 32 ビットのブロックでアクセスする。

256

ブロックまで指定することができる。

これによって最大ユーザメモリ容量を 1 024 バイトまでにでき

る。

注記  対応国際規格では 1 024 ビットとなっているが,1 024 バイトが正しい値と考えられるので 1 024

バイトとした。

表 15−ユーザデータメモリ構成

ブロックアドレス

サイズ

種類

0 32

ビット

ユーザデータ

...

255 32

ビット

ユーザデータ

8

タグの状態

タグは,次の四つの状態の中のいずれかの状態であり得る。

−  電源オフ状態

−  準備完了状態

−  選択状態

−  沈黙状態

電源オフ状態,準備完了状態及び沈黙状態は,サポートしなければならない。選択状態は,サポートし

てもしなくてもよい。

電力が供給された後,タグは準備完了状態に入る。状態間の変更は,フィールドの変更(on 又は off)

又は SELECT,STAY QUIET 及び RESET TO READY の各々のコマンドによって行われる。タグがリーダ

ライタの要求を処理できない場合には(例えば,CRC エラーなど)

,その時点の状態にとどまらなければ

ならない。

8.1

電源オフ状態

タグは,リーダライタによって活性化することができないとき,電源オフ状態である。

8.2

準備完了状態

タグは,リーダライタによって活性化されたとき,準備完了状態になる。

8.3

沈黙状態

タグに送られた“STAY QUIET”コマンドの受信後,タグは沈黙状態に入る。沈黙状態にあるタグは,


24

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

ADR

フラグが設定されたいかなる要求も処理しなければならない。

タグが選択状態にあり,かつ,他のタグに向けられた SELECT コマンドを受信した場合には,沈黙状態

に入らなければならない。

8.4

選択状態

タグは,SUID が一致する SELECT コマンドを受信後,選択状態に入る。選択状態では,SEL フラグ=1

である各コマンドは,選択されたタグに対してだけ有効である。

一度に選択状態にあるのは,1 個のタグだけでなければならない。最初のタグが選択状態にあり,2 番目

のタグが SELECT コマンドによって選択された場合,最初のタグは自動的に沈黙状態に入らなければなら

ない。

8.5

状態図(図 21

各状態において,タグは特定のコマンドだけを受け入れる。その他のコマンドはすべて無視される。

注記  タグがフィールドを出たか,又は RF フィールドの電源が切られた後,電源オフ状態に入

るのは即時ではない。それは,実装されているコンデンサによって数ミリ秒,一般的に
は 20 ms 程度,状態を記憶することが可能なためである。

図 21−タグ状態図解


25

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

9

衝突防止

衝突防止シーケンスの目的は,リーダライタフィールドにあるタグを,それらのサブ UID(SUID)によ

ってインベントリするためである。

リーダライタは,一つ以上のタグとの交信のマスタ(主側)である。リーダライタは INVENTORY の要

求を出すことで,交信を開始する。

タグは,9.2 で示すアルゴリズムに従って,決められたスロット内で応答を送らなければならないか,又

は応答してはならない。

9.1

要求パラメタ

INVENTORY

要求を出すときには,リーダライタは NOS フラグを,目的とする設定(1 又は 16 のスロ

ット)に設定し,コマンドフィールドの後にマスク長とマスク値とを付け加えなければならない。

マスク長“n”は,マスク値の有効ビット数を示す。マスク長“n”は,16 スロットを使用している場合

には 0∼44 まで,1 スロットを使用している場合には 0∼47 までで,どの値をも取ることができる(

図 22

参照)

SOF

フラグ

コマンド AFI

(任意)

マスク長(n)

0

≦n≦47

マスク値

CRC

(任意)

EOF

5

ビット

6

ビット

8

ビット

6

ビット

n

ビット

16

ビット

図 22INVENTORY 要求フォーマット

AFI

フラグが設定されるときには,AFI フィールドが存在しなければならない。

次のスロットに移るために,リーダライタは EOF を送信する。

9.2

タグによる要求処理

有効な要求の受信後,タグは,次の斜体で明記された動作シーケンスを実行することで,その要求を処

理しなければならない。そのステップシーケンスも図解する(

図 23 参照)。

    NbS

はスロットの総数とする(

1

又は

16)

 

    SN

は現在のスロット番号とする(

0

15

 

    SN

長は,

1

スロットを使用する場合には

0

に設定し,

16

スロットを使用する場合には

4

に設定する

 

    LSB

(値,

n

)の機能は

n

最下位ビットの値を戻す

 

    "&"

は連結演算子とする

 

スロットフレームは

SOF

EOF

のいずれかとする

 

        SN= 0 

        if NOS flag    then 

            NbS =1  SN_length=0 

            Else     NbS = 16    SN_length = 4 

        endif 

label1: if LSB(UID, SN_length + Mask_length) = LSB(SN, SN_length) & LSB(Mask, Mask_length) then 

            transmit response to inventory request 

        endif 

        wait (Slot_Frame) 

        if Slot_Frame= SOF then 


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X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

            Stop anticollision and decode/process request 

            Exit 

        Endif 

        if SN<NbS-1 then 

            SN = SN +1 

            Goto label1 

            Exit 

        Endif 

        exit 

注記  スロット番号が 1 の場合(NOS フラグが 1 に設定),マスクだけが比較される(パディングなしで)。

図 23−マスク値及びスロット番号並びに SUID の比較の原理

スロットカウンタ

スロット番号

マスク値

無視

比較

INVENTORY

要求において受信

のマスク値

INVENTORY

要求は,マスク

値とその長さを含む。

マスク値はコンパレータに
取り込まれる。

INVENTORY

要求の受信後,

タグはスロットカウンタを 0
にリセットする。

タグはスロットカウンタの
値を増加させてコンバータ

に取り込み,マスク値と連結
する。

連結した結果は,タグ UID
の最下位ビットと比較され

る。一致した場合,タグは他
の基準(例:AFI,沈黙状態)
に従って応答を送信しなけ

ればならない。

サブ UID(SUID)

マスク長


27

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

9.3

衝突防止シーケンスの説明

9.3.1

1

スロットの衝突防止シーケンス

スロット数が 1 の場合の,一般的な衝突防止シーケンスは次による。

a)

リーダライタは INVENTORY の要求を送信する。タグの SUID が完全に不明の場合,マスク長の値は

0

に設定され,マスク値は除外される。正確に定義された時間の後,準備完了状態にあるすべてのタ

グは同時に応答を返す。

タグ SUID の最下位パートが部分的にでも分かる場合には,附属のパラメタはマスク長“n”とマス

ク値とからなる。正確に定義された時間の後,INVENTORY の要求において送られたマスク値に等し

い SUID の最下位パートをもつ,準備完了状態にあるすべてのタグは,同時に応答を返す。

b)

リーダライタは,タグの応答をビット単位でチェックする。応答するタグがない場合,a)

を続ける。

応答するタグが一つだけの場合,衝突は発生せず,タグ SUID はリーダライタによって受信され,登

録される。c)に続く。

2

個以上タグが応答する場合,最初の衝突が発生するまで,リーダライタはタグの追加 SUID ビッ

トを読み込み,それらのビットとともにマスク値を拡張する。リーダライタは衝突のビット位置を認

識し,それぞれ選択されるべきシリアル番号ブランチに応じてマスク値を 0 又は 1 に拡張する。a)

続く。

c)

リーダライタは,タグに対し要求を送信することで,個々のタグと交信することができる。リーダラ

イタが他の INVENTORY の要求を送信する場合,a)

に続く。

9.3.2

16

スロットの衝突防止シーケンス

図 24 は,スロット数が 16 の一般的な衝突防止シーケンス中に起こり得る,主な事例の要約である。

次に種々のステップを示す。

a) EOF

によって終端となるフレームにおいて,リーダライタは INVENTORY の要求を送信する。

スロット数は 16 である。

b)

“タグ 1”がスロット 0 に応答を送信する。それを行えるのは,一つだけである。すなわち,衝突は

発生せず,タグの SUID は受信され,リーダライタによって登録される。

c)

次のスロットに移行するために,リーダライタは EOF を送信する。

d)

スロット 1 において,

“タグ 2”及び“タグ 3”の二つのタグが応答する。この場合には衝突が発生す

る。リーダライタは衝突を検出し,スロット 1 において発生したことを記憶する。

e)

次のスロットに移行するための意味をもつ EOF を,リーダライタは送信する。

f)

スロット 2 において,応答するタグは一つもない。それゆえにリーダライタはタグの SOF を検出しな

いので,SUID を既に正しく受信している“タグ 1”に対し ID 指定で要求(例 READ BLOCK)を送

信することを決定する。

g)

すべてのタグは SOF を検出し,衝突防止シーケンスを終了する。タグは送られてきた要求を処理する

が,この要求はタグ 1 に ID 指定のため,タグ 1 だけが応答を返す。

h)

すべてのタグは,他の要求の受信のために準備完了状態になる。要求が INVENTORY コマンドの場合

には,スロット付番シーケンスは“0”から再起動する。

注記  衝突防止シーケンスを停止するかどうかの決定は,リーダライタが行う。スロット 16 まで

EOF

を送信し続け,その後“タグ 1”に要求を送信することもできる。


28

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

スロット 0   

リーダライタ SOF  INVENTORY 要求

EOF

 

EOF

タグ

応答 1

タイミング

 t1

t2  t1

コメント

衝突なし

時間

継続…

スロット 1

スロット 2

リーダライタ

EOF

応答 2

タグ

応答 3

 

タイミング  t2

t3

コメント

衝突

タグ応答なし

時間

継続…

リーダライタ

 SOF

タグ 1 への要求 EOF

タグ

タグ 1 からの応答

タイミング

t1

コメント

時間

注記 t1,t2 及び t3 は,タイミング仕様で規定する。

図 24−可能な衝突防止シーケンスの詳述

9.3.3

タイプ 及びタイプ のタグの混合群

タイプ A 及びタイプ B の両方のタグがフィールド内にある場合の(又は予想される場合の)

,一般的な

衝突防止シーケンスの種類を次に説明する。

a)

リーダライタは,f

Ac

を用いて RF フィールドを作動させ,約 2.5 ms のパワーアップ時間を待つ。

b)

リーダライタは,9.3.1 又は 9.3.2 に従って衝突防止シーケンスを実行する。

c)

リーダライタは RF フィールドへの電力供給を止める。

d)

リーダライタは,f

Bc

を用いて RF フィールドを作動させ,10 ms∼50 ms の間,タグに電力を供給する。


29

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

e)

リーダライタは,9.3.1 又は 9.3.2 に従って衝突防止シーケンスを実行する。

f)

リーダライタは RF フィールドへの電力供給を止める。

注記  順序は,a),b),c),d),e),f)

から d),e),f),a),b),c)

に変更することができる。

混合群のより詳細な例は,

附属書 に示す。

10

コマンド

10.1

コマンドの種類

10.1.1

必す(須)コマンド

必す(須)コマンドは,タグとリーダライタとによってサポートされなければならない。

必す(須)コマンドは,この規格において定めたとおり実行しなければならない。

10.1.2

任意選択コマンド

任意選択コマンドもこの規格で定める。リーダライタは,この規格で定めたすべての任意選択コマンド

を技術的にサポートできなければならない(そうするために調整する必要はない)

タグは任意選択コマンドをサポートしてもしなくてもよい。

任意選択コマンドは,この規格において定めたとおり実行しなければならない。

10.1.3

カスタムコマンド

カスタムコマンドは,この規格では定めない。

10.1.4

独自仕様コマンド

独自仕様コマンドは,この規格では定めない。

タグの相互運用性を保証するために国際規格化された機能(例えば,読取り,書込み)を,この規格で

指定した必す(須)及び任意選択のコマンドを使用するタグは実装しなければならない。

カスタム及び独自仕様コマンドは,この規格で指定されていない機能を実行するためだけに使用しなけ

ればならない。

カスタム又は独自仕様コマンドが,この規格で指定した必す(須)又は任意選択コマンドの機能と単に

重複する場合には,対応する必す(須)

,又は任意選択コマンドが,タグによってサポートされなければな

らない。

10.2

コマンドコードの仕組み

コマンドコードは 6 ビットとする(

表 16 参照)。

表 16−コマンドのクラス

コード

クラス

“00”–“0F”

必す(須)

“10”–“27”

任意選択

“28”–“37”

カスタマ

“38”–“3F”

独自仕様

同じ IC 製造者コードと同じ IC 参照コード(IRC)をもつすべてのタグは,同じ動きをしなければなら

ない。

附属書 に記載した MULTI-READ コマンドをサポートしないタグは,MULTI-READ コマンドの受信に

対して沈黙していなければならない。


30

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

注記 1  これは,附属書 で記載したタグとタイプ A 又はタイプ B のタグとの間での衝突を排除す

ることによって相互運用性を保証するために,このようにしなければならない。

注記 2  リーダライタ設計者は,タグ製造者がカスタムコマンド及び/又は独自仕様コマンドをもし

不可能でないならば実装させてもよいが,同じコマンドコードに対する明らかに異なった処

理によって,結果が予測できないエラーを引き起こすかもしれないという可能性があること

に注意されたい。したがって,カスタムコマンド及び/又は独自仕様コマンドの使用はもし

不可能でないならば,IC 製造者コードと IC バージョンとをタグに要求した後にだけ実行す

ることを推奨する。IC 製造者情報につながるこれら二つのパラメタはサポートされたコマン

ド及びそれらのシンタックスをリーダライタに知らせることになる。

10.3

コマンドリスト

コマンドリストは

表 17 を参照。

表 17−コマンドリスト

コマンド

コード

タイプ

機能

有効な状態

Inventory

“00”

必す(須) 衝突防止ループ

準備完了

Stay quiet

“01”

必す(須) タグを沈黙状態にする。

準備完了,選択

RFU

“02”–“0F”

必す(須) 将来の利用のために予約済み

Read single block

“10”

任意選択

シングルユーザメモリブロックの読込み

準備完了,沈黙,選択

Read single block with

security status

“11”

任意選択

セキュリティステータスを伴うシングルユ
ーザメモリブロックの読取り

準備完了,沈黙,選択

Read multiple blocks

“12”

任意選択

複数ユーザメモリブロックの読取り

準備完了,沈黙,選択

Read multiple blocks

with security status

“13”

任意選択

セキュリティステータスを伴う複数ユーザ

メモリブロックの読取り

準備完了,沈黙,選択

Write single block

“14”

任意選択

シングルユーザメモリブロックの書込み

準備完了,沈黙,選択

Write multiple blocks

“15”

任意選択

複数ユーザメモリブロックの書込み

準備完了,沈黙,選択

Lock block

“16”

任意選択

シングルユーザメモリブロックのロック

準備完了,沈黙,選択

Get system information

“17”

任意選択

指定されたシステムメモリデータの読取り

準備完了,沈黙,選択

Select

“18”

任意選択

タグを選択状態にする。

準備完了,沈黙,選択

Reset to ready

“19”

任意選択

選択したタグを準備完了状態にする。

沈黙,選択

Write system data

“1A”

任意選択

指定されたシステムデータの書込み(例え
ば,AFI 又は DSFID)

準備完了,沈黙,選択

Lock system data

“1B”

任意選択

指定されたシステムデータのロック(例え
ば,AFI 又は DSFID)

準備完了,沈黙,選択

Multi read

“1C”

任意選択

マルチリード−

附属書 を参照

RFU

“1C”–“27”

任意選択

将来の利用のために確保

NN

“28”–“37”

カスタム IC 製造者仕様のコマンド

NN

“38”–“3F”

独自仕様 IC 製造者仕様のコマンド

10.4

必す(須)コマンド

10.4.1  INVENTORY

要求パラメタ及び応答のフォーマットは,インベントリフラグの設定に依存する。

タイプ A(FDX)におけるインベントリ要求への応答は,次からなる。

−  インベントリフラグが設定される場合には,2 kbit/s デュアルパターン

−  インベントリフラグが設定されない場合には,4 kbit/s マンチェスタ符号化データ


31

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

10.4.1.1

インベントリフラグが設定されるときのインベントリ(図 25 及び図 26

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合は,次のような処理となる。

− AFI フラグが 0 に設定されている場合,準備完了状態にあるすべてのタグは衝突防止シーケンスを実

行しなければならない(箇条 を参照)

− AFI フラグが 1 に設定されている場合,AFI(パラメタ 1)に対応するタグだけが衝突防止シーケンス

を実行しなければならない(6.13 を参照)

NOS

フラグは,1 又は 16 のスロットを使うかどうかを決定する。

タグがエラーを検出した場合は,沈黙していなければならない。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

パラメタ 3

CRC EOF

 01xxx

INVENTORY

AFI

(任意)

マスク長(n)

0

≦n≦SUID 長

マスク値

(任意)

5

ビット

6

ビット

8

ビット

6

ビット

n

ビット 16 ビット

図 25−インベントリフラグが設定されるときの INVENTORY 要求フォーマット

SOF

データ CRC

EOF

 SUID

の残りのセクション

(マスク値なしの SUID)

(任意)

 48

−n ビット 16 ビット

図 26−要求にインベントリフラグが設定されたときの INVENTORY 応答フォーマット

10.4.1.2

インベントリフラグが設定されないときのインベントリ(図 27 及び図 28

インベントリフラグが設定されないとき,NOS フラグは,ただ一つのスロットを示すために,1 に設定

されなければならない。これは,タグがその SUID を直ちに送信して答える状況を作り出す。

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合は,次のような処理となる。

− AFI フラグが 0 に設定されている場合,タグはその SUID を送信して答えなければならない。

− AFI フラグが 1 に設定されている場合,その AFI が要求された AFI とマッチしている場合にだけ,タ

グは,その SUID を送信して答えなければならない(6.13 を参照)

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

CRC EOF

 00xx1

INVENTORY

AFI

(任意)

(任意)

5

ビット

6

ビット

8

ビット 16 ビット

図 27−インベントリフラグが設定されないときの INVENTORY 要求フォーマット

SOF

データ CRC

EOF

 SUID

(任意)

 48

ビット 16 ビット

図 28−要求にインベントリフラグが設定されなかったときの INVENTORY 応答フォーマット

10.4.2  STAY QUIET

図 29

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,準備完了状態又は選択状態にあるタグは沈黙状態に入り,

応答を返してはならない。


32

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

SEL

及び ADR フラグの両方とも 0 に設定された,又は両方とも 1 に設定された STAY QUIET コマンド

は許されない。

タグがエラーを検出した場合であっても,STAY QUIET 要求に対する応答はない。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ CRC EOF

  STAY

QUIET

SUID

(任意)

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット 16 ビット

図 29STAY QUIET 要求フォーマット

10.5

任意選択コマンド

10.5.1  READ SINGLE BLOCK

図 30,図 31 及び図 32

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグはそれぞれのユーザメモリブロックの内容を応答し

なければならない。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2 CRC

EOF

   READ

SINGLE

BLOCK

SUID

(任意)

ブロックアドレス

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

6

ビット 16 ビット

図 30READ SINGLE BLOCK 要求フォーマット

SOF

エラーフラグ

データ CRC

EOF

 0

ユーザメモリブロックデータ

(任意)

1

ビット 32 ビット 16 ビット

図 31−エラーがない場合の READ SINGLE BLOCK 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 32−エラーの場合の READ SINGLE BLOCK 応答フォーマット

10.5.2  READ SINGLE BLOCK WITH SECURITY STATUS

図 33,図 34 及び図 35

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは要求されたブロック及びブロックセキュリティス

テータスを読み込み,応答の中でそれらの値を送り返さなければならない。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

CRC EOF

   READ

SINGLE

BLOCK WITH

SECURITY STATUS

SUID

(任意)

ブロック

アドレス

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

6

ビット 16 ビット

図 33READ SINGLE BLOCK WITH SECURITY STATUS 要求フォーマット


33

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

SOF

エラーフラグ

データ 1

データ 2 CRC

EOF

 0

セキュリティ

ステータス

ユーザメモリブロックデータ

(セキュリティステータスによって決まる。

(任意)

1

ビット

4

ビット 32 ビット 16 ビット

図 34−エラーがない場合の READ SINGLE BLOCK WITH SECURITY STATUS 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 35−エラーの場合の READ SINGLE BLOCK WITH SECURITY STATUS 応答フォーマット

10.5.3  READ MULTIPLE BLOCKS

図 36,図 37 及び図 38

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは要求されたブロックを読み込み,応答の中でそれ

らの値を送り返さなければならない。ブロックには 0∼255 までの番号が付けられている。

要求内のブロック数は,タグがその応答の中で返さなければならないブロックの数より一つ少ない。例

えば,

“ブロック数”フィールドの値が 6 の場合は,7 ブロックを読むことを要求している。0 の値は,一

つのブロックを読むことを要求している。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

パラメタ 3

CRC EOF

  READ

MULTIPLE

BLOCKS

SUID

(任意)

最初のブロ

ック番号

ブロック数

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

8

ビット

8

ビット 16 ビット

図 36READ MULTIPLE BLOCKS 要求フォーマット

SOF

エラーフラグ

データ CRC

EOF

 0

ユーザメモリブロックデータ(エラー不在)

(任意)

1

ビット 32 ビット 16 ビット

必要なだけ繰り返す。

図 37−エラーがない場合の READ MULTIPLE BLOCKS 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 38−エラーの場合の READ MULTIPLE BLOCKS 応答フォーマット

10.5.4  READ MULTIPLE BLOCKS WITH SECURITY STATUS

図 39,図 40 及び図 41

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは要求されたブロック及びブロックセキュリティス

テータスを読み取り,応答内で連続的にブロックを次々と送り返さなければならない。ブロックには 0∼

255

までの番号が付けられる。要求内のブロックの数は,タグがその応答の中で返さなければならないブ

ロックの数より一つ少ない。例えば,

“ブロック数”フィールドの値が 6 の場合は,7 ブロックを読むこと

を要求している。0 の値は,一つのブロックを読むことを要求している。


34

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

パラメタ 3 CRC  EOF

READ

MULTIPLE

BLOCKS WITH

SECURITY STATUS

SUID

(任意)

最初のブロ

ック番号

ブロック数

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

8

ビット

8

ビット 16 ビット

図 39READ MULTIPLE BLOCKS WITH SECURITY STATUS 要求フォーマット

SOF

エラーフラグ

データ 1

データ 2 CRC

EOF

 0

セキュリティ

ステータス

ユーザメモリブロックデータ

(セキュリティステータスによって決まる。

(任意)

1

ビット

4

ビット 32 ビット 16 ビット

必要なだけ繰り返す。

図 40−エラーがない場合の READ MULTIPLE BLOCKS WITH SECURITY STATUS 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 41−エラーの場合の READ MULTIPLE BLOCKS WITH SECURITY STATUS 応答フォーマット

10.5.5  WRITE SINGLE BLOCK

図 42,図 43 及び図 44

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは要求に含まれているデータを要求されたブロック

に書き込み,応答の中で処理の成功を報告しなければならない。タグは,書込み処理が完了した場合,リ

ーダライタ要求の最終立下りの検出から 20 ms 後(タイプ A)までか,又はリーダライタがフィールドの

スイッチを切る(タイプ B)までに応答を返さなければならない。

タグが要求された動作を実行できない場合は,6.6 で規定されたエラーコードを返さなければならない。

注記  リーダライタはタイプ B タグのために,メモリプログラミングの実行に十分に時間を取るため,

EOF

の後もタグに電力を供給するためのフィールドを保持しなければならない。その時間はタ

グが使っているメモリのタイプに従っており,IC 参照コードから決定されてもよい。タグの応

答を引金にフィールドのスイッチが切られる。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

データ CRC

EOF

   WRITE

SINGLE BLOCK

SUID

(任意)

ブロック

番号

ブロック

データ

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

8

ビット 32 ビット 16 ビット

図 42WRITE SINGLE BLOCK 要求フォーマット

SOF

エラーフラグ

CRC EOF

 0

(任意)

1

ビット 16 ビット

図 43−エラーがない場合の WRITE SINGLE BLOCK 応答フォーマット


35

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 44−エラーの場合の WRITE SINGLE BLOCK 応答フォーマット

10.5.6  WRITE MULTIPLE BLOCKS

図 45,図 46 及び図 47

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは要求されたブロックに含まれているデータを書き

込み,応答の中で処理の成功を報告する。タグは,書込み動作が完了した場合,リーダライタ要求の最終

立下りの検出から 20 ms 後(タイプ A)までか,又はリーダライタがフィールドのスイッチを切る(タイ

プ B)までに,応答を返さなければならない。

タグが要求された動作を実行できない場合は,6.6 で規定されたエラーコードを返さなければならない。

注記  リーダライタはタイプ B タグのために,メモリプログラミングの実行に十分に時間を取るため,

EOF

の後もタグに電力を供給するためのフィールドを保持しなければならない。その時間はタ

グが使っているメモリのタイプに従っており,IC 参照コードから決定されてもよい。タグの応

答を引金にフィールドのスイッチが切られる。

ブロックには 0∼255 の番号が付けられる。要求内のブロック数は,タグがその応答の中で返さなければ

ならないブロックの数より一つ少ない。例えば,

“ブロック数”フィールドの値が 6 の場合は,7 ブロック

を書くことを要求している。

“データ”フィールドは,7 ブロックを含まなければならない。0 の値は,一

つのブロックを書くことを要求している。

“データ”フィールドは,1 ブロックを含まなければならない。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

パラメタ 3

データ CRC EOF

WRITE

MULTIPLE

BLOCKS

SUID

(任意)

最初のブロ

ック番号

ブロック数

ブロック

データ

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

8

ビット

8

ビット 32 ビット 16 ビット

必要なだけ 
繰り返す

図 45WRITE MULTIPLE BLOCKS 要求フォーマット

SOF

エラーフラグ

CRC EOF

 0

(任意)

1

ビット 16 ビット

図 46−エラーがない場合の WRITE MULTIPLE BLOCKS 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 47−エラーの場合の WRITE SINGLE BLOCK 応答フォーマット

10.5.7  LOCK BLOCK

図 48,図 49 及び図 50

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは要求されたブロックを永久にロックしなければな

らない。タグは,ロックの処理が完了した場合,リーダライタ要求の最終立下りの検出から 20 ms 後(タ


36

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

イプ A)までか,又はリーダライタがフィールドのスイッチを切る(タイプ B)までに,その応答を返さ

なければならない。

タグが要求された動作を実行できない場合は,6.6 で規定されたエラーコードを返さなければならない。

注記  リーダライタはタイプ B のタグのために,メモリプログラミングの実行に十分に時間を取るた

め,EOF の後もタグに電力を供給するためのフィールドを保持しなければならない。その時間

はタグが使っているメモリのタイプに従っており,IC 参照コードから決定されてもよい。タグ

の応答を引金にフィールドのスイッチが切られる。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

CRC EOF

  LOCK

BLOCK

SUID

(任意)

ブロック数

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

8

ビット 16 ビット

図 48LOCK BLOCK 要求フォーマット

SOF

エラーフラグ

CRC EOF

 0

(任意)

1

ビット 16 ビット

図 49−エラーがない場合の LOCK BLOCK 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 50−エラーの場合の LOCK BLOCK 応答フォーマット

10.5.8  GET SYSTEM INFORMATION

図 51,図 52 及び図 53

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは要求されたシステムメモリブロックを読み取り,

応答の中にそれらの値を含めて送り返さなければならない。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2 CRC

EOF

GET

SYSTEM

INFORMATION

SUID

(任意)

システムメモリ

セレクタ

表 18 を参照)

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

8

ビット 16 ビット

図 51GET SYSTEM INFORMATION 要求フォーマット

各システムメモリブロックは,システムメモリセレクタで選ばれる。システムメモリセレクタのビット

が設定されていない場合,データは送信されない。システムメモリセレクタが 1 ビット以上設定された場

合は,個々のシステムメモリブロックが続けて送信される(

表 19 参照)。

表 18−システムメモリセレクタ

ビット 1

ビット 2

ビット 3

ビット 4

ビット 5

ビット 6

ビット 7

ビット 8

MSN ACL

MFC

IRC NOB BSS

AFI

+AFI セキュリ

ティステータス

DSFID

+DSFID セキ

ュリティステータス

RFU


37

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

表 19−システムメモリブロック

システムデータ

サイズ

詳述

MSN 40

ビット

製造者シリアル番号,必す(須)

ACL

+MFC 16 ビット

割振りクラス+製造者コード

IRC 8

ビット IC 参照コード

NOB 9

ビット

ブロックの数(0∼256)

BSS 0

∼1 024 ビット,ユ

ー ザデ ータ メモ リ
ブ ロッ ク番 号に よ

って決まる。

ユーザデータメモリブロックセキュリティステータス

現存するブロックにそれぞれ 4 ビット,ブロック 0 に一致す

る最下位 4 ビット,最後の現存ブロックと一致する最上位 4
ビット

AFI 12

ビット

アプリケーションファミリ識別子(8 ビット)LSB

+AFI セキュリティステータス(4 ビット)MSB

DSFID 12

ビット

データ保存フォーマット識別子(8 ビット)LSB

+DSFID セキュリティステータス(4 ビット)MSB

SOF

エラーフラグ

データ CRC

EOF

 0

システムメモリブロック

(任意)

1

ビット

0

ビット∼1 024 ビット

(システムメモリセレクタによって決まる。

16

ビット

必要なだけ繰り返す。

図 52−エラーがない場合の GET SYSTEM INFORMATION 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 53−エラーの場合の GET SYSTEM INFORMATION 応答フォーマット

10.5.9  SELECT

図 54,図 55 及び図 56

選択コマンドは,常に,SEL フラグを 0 に設定し,かつ,ADR フラグを 1 に設定した状態で実行されな

ければならない。エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,

− SUID が自身の SUID と等しい場合,タグは選択状態に入り,応答を送らなければならない。

− SUID が異なる場合は,

−  選択状態にない(沈黙又は準備完了状態)タグはその状態を維持し,応答を送信してはならない。

−  選択状態にあるタグは,沈黙状態に入らなければならず,応答を送信してはならない。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ CRC EOF

SELECT

SUID

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット 16 ビット

図 54SELECT 要求フォーマット

SOF

エラーフラグ

CRC EOF

 0

(任意)

1

ビット 16 ビット

図 55−エラーがない場合の SELECT 応答フォーマット


38

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 56−エラーの場合の SELECT 応答フォーマット

10.5.10  RESET TO READY

図 57,図 58 及び図 59

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,沈黙状態又は選択状態にあるタグは準備完了状態に入ら

なければならない。

沈黙状態の場合に,添付された UID はただ一つのタグを沈黙状態から準備完了状態へと変化させ,UID

が添付されていない場合は,すべてのタグを沈黙状態から準備完了状態へと変化させる。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ CRC EOF

RESET

TO

READY

SUID

(任意)

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット 16 ビット

図 57RESET TO READY

SOF

エラーフラグ

CRC EOF

 0

(任意)

1

ビット 16 ビット

図 58−エラーがない場合の RESET TO READY 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 59−エラーの場合の RESET TO READY 応答フォーマット

10.5.11

WRITE SYSTEM DATA

図 60,図 61 及び図 62

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグはメモリに AFI 又は DSFID の値(システムデータセ

レクタによって決まる。

)を書き込み,応答の中で処理の成功の報告を行わなければならない。タグは,書

込み動作が完了した場合,リーダライタ要求の最終立下りの検出から 20 ms 後(タイプ A)までか,又は

リーダライタがフィールドのスイッチを切る(タイプ B)までに,その応答を返さなければならない。

タグが要求された動作を実行できない場合は,6.6 で規定されたエラーコードを返さなければならない。

注記  リーダライタはタイプ B のタグのために,メモリプログラミングの実行に十分な時間が過ぎた

という EOF の後も,タグに電力を供給するためのフィールドを保持しなければならない。その

時間はタグが使っているメモリのタイプに従っており,IC 参照コードから決定してもよい。タ

グの応答を引金にフィールドのスイッチが切られる。


39

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

パラメタ 3 CRC EOF

   WRITE

SYSTEM DATA

SUID

(任意)

システムデータ

セレクタ

表 20 を参照)

システムデータ

表 14 を参照)

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

2

ビット

8

ビット 16 ビット

図 60WRITE SYSTEM DATA 要求フォーマット

表 20−システムデータセレクタ

システムデータセレクタ

システムデータ

00 AFI

01 DSFID

10 RFU

11 RFU

SOF

エラーフラグ

CRC EOF

 0

(任意)

1

ビット 16 ビット

図 61−エラーがない場合の WRITE SYSTEM DATA 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 62−エラーの場合の WRITE SYSTEM DATA 応答フォーマット

10.5.12  LOCK SYSTEM DATA

図 63,図 64 及び図 65

エラーなしでこのコマンドを受け取った場合,タグは AFI 又は DSFID の値(システムデータセレクタに

よって決まる。

表 20 を参照。)をそのメモリ内に永久にロックしなければならない。タグは,ロックの動

作が完了した場合,リーダライタ要求の最終立下りの検出から 20 ms 後(タイプ A)までか,又はリーダ

ライタがフィールドのスイッチを切る(タイプ B)までに,その応答を返さなければならない。

タグが要求された動作を実行できない場合は,6.6 で規定されたエラーコードを返さなければならない。

注記  リーダライタはタイプ B のタグのために,メモリプログラミングの実行に十分な時間が過ぎた

という EOF の後も,タグに電力を供給するためにフィールドを保持しなければならない。その

時間はタグが使っているメモリのタイプに従っており,IC 参照コードから決定されてもよい。

タグの応答を引金にフィールドのスイッチが切られる。

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2 CRC

EOF

LOCK

SYSTEM

DATA

SUID

(任意)

システムデータセレクタ

表 20 を参照)

(任意)

5

ビット

6

ビット 48 ビット

2

ビット 16 ビット

図 63LOCK SYSTEM DATA 要求フォーマット


40

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

SOF

エラーフラグ

CRC EOF

 0

(任意)

1

ビット 16 ビット

図 64−エラーがない場合の LOCK SYSTEM DATA 応答フォーマット

SOF

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 1

(任意)

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 65−エラーの場合の LOCK SYSTEM DATA 応答フォーマット

10.5.13

インベントリモード中の任意選択コマンドの実行

インベントリフラグを 1 に設定することによって,インベントリモード中に幾つかのコマンドが実行さ

れてもよい。タグによるこの仕組みのサポートは任意とする。

インベントリモード中に実行できるコマンドコードのリストは,

表 21 に規定する。

インベントリフラグを 1 に設定した要求を受信した場合,タグはインベントリシーケンスを実行しなけ

ればならない。要求コマンドに関連するパラメタ(指定モードではない。

)を伴う“マスク長”及び“マス

ク値”からなるインベントリモード関連フィールドが要求の中に含まれなければならない(

図 66 を参照)。

タグがインベントリシーケンス中にエラーを検出した場合は,タグは沈黙していなければならない。

応答の中の戻りデータのシンタックスは,コマンドコードに従わなければならない(

図 67 及び図 68 

参照)

タグがこのシーケンスの期間にエラーを検出した場合は,エラーフラグを設定し,相応するエラーコー

ドを返さなければならない。

AFI

の仕組みは,タグによってサポートされている場合,6.13 に規定したとおりに実行されなければな

らない。

タイプ A のタグは,SUID の残りのセクションを二重パターンコードで伝送する。次のデータ(すなわ

ち,エラーがない場合には,エラーフラグ,データ 2,及び任意指定の CRC をいい,エラーのある場合に

は,エラーフラグ,エラーコード及び任意指定の CRC をいう。

)は,マンチェスタコードで伝送される。

表 21−インベントリモード内でのコマンド実行

コマンド

コード

機能

Read single block

“10”

シングルユーザメモリブロックを読み取る。

Read single block with security status

“11”

セキュリティステータスと一緒にシングルユーザ

メモリブロックを読み取る。

Read multiple blocks

“12”

マルチユーザメモリブロックを読み取る。

Read multiple blocks with security

status

“13”

セキュリティステータスと一緒にマルチユーザメ
モリブロックを読み取る。

Get system information

“17”

指定したシステムメモリデータを読み取る。


41

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

SOF

フラグ

コマンド

パラメタ 1

パラメタ 2

パラメタ 3

パラメタ 4 CRC EOF

表 21 を参照 AFI

(任意)

マスク長(n)

0

≦n≦SUID 長

マスク値

コマンド 
パラメタ

(任意)

01xxx

5

ビット

6

ビット

8

ビット

6

ビット

n

ビット

関係コマンド

を参照

16

ビット

図 66−インベントリモード中に実行されるコマンドの要求フォーマット

SOF

データ 1

エラーフラグ

データ 2 CRC

EOF

 SUID

の残りのセクション

(マスク値を除く SUID)

0

実行済みのコマンド内で

定義した応答データ

(任意)

 48

−n ビット

1

ビット xx ビット 16 ビット

図 67−データ セクションにエラーがない場合のインベントリモードにおける

コマンドへの応答フォーマット

SOF

データ 1

エラーフラグ エラーコード

CRC EOF

 SUID

の残りのセクション

(マスク値を除く SUID)

1

(任意)

 48

−n ビット

1

ビット

3

ビット 16 ビット

図 68−データ セクション内でエラーした場合のインベントリモードにおける

コマンドへの応答フォーマット

10.6

カスタムコマンド

この規格は定義によってカスタムコマンドを規定しない。

10.7

独自仕様コマンド

この規格は定義によって独自仕様コマンドを規定しない。

11

プロトコルタイミング仕様(図 69,図 70,図 71 及び図 72

リーダライタとタグとは,次のプロトコルタイミング仕様に適合しなければならない。

11.1

タイプ AFDX

11.1.1

リーダライタから EOF を受けた後,それへの応答を送信する前のタグの待機時間

タグが,正当なリーダライタ要求の EOF を検知した場合,又はその EOF が正当なリーダライタ要求の

標準的シーケンス中にあった場合,タグはリーダライタの要求に対する応答の伝送を開始する前に,又は

インベントリプロセス中である場合は,次のスロットにスイッチする前に,Tp1 時間待たなければならな

い(9.2 及び 9.3 を参照)

T

Ap1

は,リーダライタから受け取った EOF の立下りの検出から始まる(5.1.3.4 を参照)

注記  リーダライタからタグへの EOF の立下りの同期化は,タグの応答の同期化要件を確保する必要

がある。


42

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

Tp1

Response

Request

Request

Tp2

Interrogator

Tag

Carrier on

Carrier off

Load off

Load on

図 69−プロトコルタイミング図解

T

Ap1

の最小値は,T

Ap1min

=204 T

Ac

(1.632 ms)とする。

T

Ap1

の標準値は,T

Ap1typ

=209 T

Ac

(1.672 ms)とする。

T

Ap1

の最大値は,T

Ap1max

=213 T

c

(1.704 ms)とする。

タグがこの T

Ap1

の時間中に搬送変調を検知した場合,タグはリーダライタの要求に対して応答を送信す

る前に,その T

Ap1

タイマを再設定し,更なる T

Ap1

時間を待つか,又はインベントリプロセスの間に次のス

ロットにスイッチしなければならない。

11.1.2

後続の要求を送信する前のリーダライタの待機時間

a)

リーダライタは,前の要求(INVENTORY と QUIET とを除く。

)に対するタグの応答を受信したとき,

次の要求を送信する前に T

Ap2

時間待たなければならない。T

Ap2

はタグからの最後のビットを受信した

時点からスタートする。

b)

リーダライタは,QUIET 要求(タグが無応答となる。

)を送信したとき,次の要求を送信する前に T

Ap2

時間待たなければならない。T

Ap2

は QUIET 要求の EOF の終了からスタートする[EOF の立下りに

0.336 ms

(42 T

Ac

)を加えた時間。5.1.3.2 を参照]

T

Ap2

の最小値は T

Ap2min

=150 T

Ac

(1.2 ms)とする。

注記 1  これは,タグがこの次の要求を受け取る用意ができていることを保証する(5.1.3.2 を参照)。

注記 2  リーダライタは最初の要求を送信する前に,タグが要求を受信する用意ができていること

を保証するため,電力供給フィールドが活性化した後,少なくとも 2.5 ms 待たなければな

らない(5.1.3.2 を参照)

c)

リーダライタが INVENTORY 要求を送った場合には,リーダライタはインベントリプロセスにある

11.1.3 を参照)

11.1.3

インベントリプロセスの間に次のスロットに切り替える前のリーダライタの待機時間

インベントリプロセスは,リーダライタが INVENTORY 要求を送ったときに開始される(9.2 及び 9.3

を参照)

。次のスロットに切り替えるために,リーダライタは 11.1.3.1 又は 11.1.3.2 で規定された待機時間

の後で EOF を送信する。

11.1.3.1

リーダライタが一つ以上のタグからの応答の受信を開始した場合

インベントリプロセスの間に,リーダライタが一つ以上のタグからの応答の受信を開始した場合(すな

わち,リーダライタがタグ SOF 及び/又は衝突を検出)は,次のような処理となる。

−  タグからの応答の受信の完了(すなわち,タグの最終ビットを受け取るか,又はタグの公称応答時間

t

Anrt

が経過したとき)を待つ。

−  次に,追加時間 T

Ap2

を待つ。

−  その後,次のスロット(NOS フラグが 0 に設定されている場合は,選択肢から選ぶ。6.5.2 を参照)へ

リーダライタ

搬送波オン

搬送波オフ

タグ

ロードオフ

ロードオン


43

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

切り替えるために EOF を送るか,又は続きの要求を送信する(再び INVENTORY 要求を行える場合)

タグからの最終ビットの受信が済んだときから t2 が開始する。

T

Ap2

の最小値は,T

Ap2min

=150 T

Ac

(1.2 ms)とする。

T

Art

は,現在のマスク値及び CRCT の設定によって決まる。

11.1.3.2

リーダライタがタグの応答を全く受け取らなかった場合

インベントリプロセスの間に,リーダライタがタグの応答を全く受け取らなかった場合,次のスロット

(NOS フラグが 0 に設定されている場合は選択肢から選ぶ。6.5.2 を参照)に切り替えるために,次の EOF

を送る前に T

Ap3

時間待つか,又は続きの要求を送信する(再び INVENTORY 要求を行える場合)

T

Ap3

は,リーダライタが最後に送った EOF の立下りを生成したときに開始する。

T

Ap3

の最小値は,T

Ap3min

=T

Ap1max

 (1.704 ms)

+t

Asof

 (0.768 ms)

とする。

T

Asof

は,タグが SOF をリーダライタに伝送するための時間分とする。

t1

No Response

Request

Request (or EOF)

t

sof

Interrogator

Tag

Carrier on

Carrier off

Load off

Load on

t3

図 70−プロトコルタイミング図解

11.2

タイプ BHDX

11.2.1

リーダライタから EOF を受けた後,それへの応答を送信する前のタグの待機時間

要求フレームの伝送後,リーダライタはフィールドのスイッチを切る。タグがリーダライタからの有効

な要求の後でフィールドの立下りを検出した場合,タグは,リーダライタの要求に対する応答を伝送する

前に T

Bp1

時間待たなければならない。

T

Bp1

はフィールドの立下りを検出したときからスタートする(5.1.3.4 を参照)

t

1

t

2

TX ON

TX OFF

Interrogator

Tag

Charge

Request

Charge

Response

t

CH

図 71−充電を含むプロトコルタイミング図解

T

Bp1

の最小値は,T

Bp1min

=208 T

Bc

(1.55 ms)とする。

T

Bp1

の最大値は,T

Bp1max

=t3 とする。

タグが T

Bp1

時間の間に搬送変調を検出した場合,タグはリーダライタの要求に対する応答の伝送を始め

リーダライタ

搬送波オン

搬送波オフ

タグ

ロードオフ

ロードオン

Request

(又は EOF)

Request

リーダライタ

タグ


44

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

る前に,又はインベントリプロセス中の場合は,次のスロットへ切り替える前に,T

Bp1

タイマをリセット

し,更に,T

Bp1

時間を待たなければならない。

11.2.2

後続の要求を送信する前のリーダライタの待機時間

リーダライタが前回の要求に対するタグの応答の最終ビットを受け取ったとき,リーダライタは直ちに

搬送信号のスイッチを入れてタグに再充電することができる。T

Bp2min

=0。

11.2.3

インベントリプロセスの間に次のスロットに切り替える前のリーダライタの待機時間

インベントリプロセスは,リーダライタが INVENTRY 要求を送ったときに開始する(9.2 及び 9.3 を参

照)

次のスロットに切り替えるために,リーダライタはフィールド内のタグに再充電するためにフィールド

にスイッチを入れる。フィールドの立上りが T

BRCH

時間続き,次のスロットに切り替えるためにタグを誘

起する。

11.2.3.1

リーダライタが一つ以上のタグからの応答の受信を開始した場合

インベントリプロセスの間に,リーダライタが一つ以上のタグからの応答の受信を開始した場合(すな

わち,リーダライタがタグの SOF 及び/又は衝突を検知した場合)

,リーダライタは,次のいずれかを取

る。

−  タグの応答の受信が完了するのを待つ(すなわち,タグの最終ビットを受け取ったとき,又はタグの

公称応答時間 T

Bnrt

が経過したときまで)

−  タグに再充電するためにフィールドのスイッチを入れて,次のスロットに切り替える(NOS フラグが

0

に設定されていた場合,いずれかを選択する。6.5.2 を参照)

−  後続の要求を送信する。

T

Bnrt

は,現状のマスク値及び CRCT の設定によって決まる(6.5.4 及び 10.4.1 を参照)

11.2.3.2

リーダライタがタグからの応答を全く受け取らなかった場合

インベントリプロセスの間に,リーダライタがタグの応答を全く受け取らなかった場合,タグに再充電

するためにフィールドのスイッチを入れて,次のスロットに切り替える(NOS フラグが 0 に設定されてい

た場合,いずれかを選択する。6.5.2 を参照)か,又は続きの要求を送信する(再び INVENTORY 要求を

行える場合)前に,T

B3

時間待たなければならない。

T

B3

は,リーダライタがフィールドのスイッチを切り,最後に送った EOF の立下りを生成したときに開

始する。

t

sof

t

1

TX ON

TX OFF

Interrogator

Tag

Charge

Request

Re-Charge

Response

SOF

t

3

t

RCH

図 72−充電と再充電とを含むプロトコルタイミング図解

T

B3

の最大値は,T

B3min

=T

B1max

+T

Bsof

とする。

T

Bsof

は,タグからリーダライタへ伝送する SOF のための時間分とする(5.1.4.2 を参照)

リーダライタ

タグ


45

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

11.2.4

タグの充電及び再充電

HDX

タグは,動作の前に充電を行わなければならない。これは,決められた時間だけ電源のスイッチを

入れることによってなされる。

充電段階は,すべての要求の初めで実行され,システムパラメタ及びリーダライタまでの距離によって

左右される。

T

Brchmin

=10 ms

T

Brchmax

=50 ms

INVENTORY

要求を実行している間,タグは既に上で明確にしたように開始時には充電されていなけれ

ばならない。

T

Bichmin

=5 ms

T

Bichmax

=20 ms

12

プロトコルパラメタ

参照

パラメタ

詳述

備考

M1-P:1

フートークファースト

リーダトークファースト

M1-P:2

タグアドレス指定能力 Yes

M1-P:3

タグ ID Yes

M1-P:3a UID

長 UID は 64 ビットからなる。

M1-P:3b UID

フォーマット

8

ビット割振りクラス

8

ビット製造者コード

48

ビット製造者シリアル番号

参照

パラメタ

タイプ A 詳述

タイプ B 詳述

備考

最小読取りサイズは 4 バイト

M1-P:4

読取りサイズ

最大読取りサイズは 1 キロバイト(4 バイ
トの倍数で)

M1-P:5

書込みサイズ

上記 M1-P:4 と同じ

M1-P:6

読取り処理時間

約 28 ms

高速データレート:
約 57 ms

低速データレート:
約 97 ms

条件:1 回に読み取る単一ブロック
要求は添付 SUID,中間 PWM 時期,

タグ CRC が附属している。

M1-P:7

書込み処理時間

約 25 ms

高速データレート:
約 81 ms 
低速データレート:

約 141 ms

条件:1 回に書き込む単一ブロック
要求は,添付 SUID,中間 PWM 時
期,リーダライタ CRC が附属して

いる。EEPROM プログラミング時
間は考慮しない。

参照

パラメタ

詳述

備考

M1-P:8

エラー検出

タグからリーダライタ:長さ 16 の CRC
(CRCT 設定要求フラグによる。

リーダライタからタグ:長さ 16 の CRC(リ
ーダライタの任意で)

M1-P:9

エラー訂正

なし

M1-P:10

メモリサイズ

最大メモリサイズ 1 024 ビット


46

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

参照

パラメタ

詳述

備考

M1-P:11

コマンド構造及び拡張性  コマンド最大数は 64(6 ビット)

三つの必す(須)及び 13 の任意選択コマ
ンドが指定されている。

したがって,48 コマンドが将来の拡張,カ
スタム及び独自仕様のために利用可能(

17

を参照)

13

衝突防止パラメタ

衝突防止シーケンスの目的は,タグの固有 ID によってリーダライタのフィールド内に存在するタグを

調べることである。リーダライタは一つ以上のタグとの交信のマスタである。リーダライタは INVENTORY

要求を発することによってタグの交信を始める。

タグは決められたスロット内で応答を送るか又は応答しないかのいずれかでなければならない。

参照

パラメタ

詳述

備考

M1-A:1 Type

(確率的又は決定的)

決定的

M1-A:2 Linearity

(直線的)

近似的

M1-A:3

タグインベントリ能力

理論上 2

48

(SUID 長は 48 ビット)

実際にインベントリできるタグの
数はタグ相互の離調によって限ら
れる。


47

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

附属書 A

参考)

エラー検出のための CRC チェック

A.1

詳述

CRC

エラーチェック回路は,データパケットの送信及び受信の完全性を保証するために 16 ビット CRC

を生成する。タグはエラー検出のために逆 CRC-CCITT(国際電信電話諮問委員会)を使用する。16 ビッ

ト巡回冗長コードは,次の初期値 0x0000 の多項式の計算で使用する。

P(X)

=x

16

+x

12

+x

5

+x

0

CRC

チェックは次の特徴をもつ。

逆 CRC-CCITT 16 は ISO 11784ISO 11785 での使用と同様とする。

CRC16

ビットシフトレジスタは,コマンドの始めですべてゼロに初期化される。

受信データビットは CRC レジスタの MSB とともに XOR とされ,レジスタの LSB 内にシフトする。

すべてのデータビットが処理された後,CRC レジスタに CRC-16 コードが入る。

可逆性−オリジナルデータを関連の CRC と一緒に,同じ CRC ジェネレータに返すことで初期値(すべ

てゼロ)が再作成される(

図 A.1 参照)。

X5

X1

X2

X3

X4

X10

X7

X6

X8

X9

X11

X12

X14

X13

X15

X16

X0

LSB

Data

LSB

MSB

LSB

Data

P(x)

=

図 A.1CRC チェックの概念図


48

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

A.2

  CRC

チェックソースコードの例

; BCCH and BCCL contain the 16 bit CRC. Both must be initialized to 0.

; GPR is a general purpose register for temporary storage (scratch register)

; A = Accumulator

; BTJZ Bit Test Jump Zero

; SETC Set Carry Flag

; CLRC Clear Carry Flag

; RRC  Rotate Right Through Carry

; loop start

; test databit for high or low

 BTJZ

%RXDAT,DALOW

;

RXDAT=LOW

 SETC

;

RXDAT=HIGH

 JMP

BCCGEN

DALOW

CLRC

BCCGEN

RRC

BCCH

;  Shift

 RRC

BCCL

 JNC

Q1L

;

C=0

XOR

%?10000000,BCCH

; C=1 --> Toggle Q16

Q1L

MOV

BCCH,GPR

; Q16=0 ?

 AND

%?10000000,GPR

 JZ

D16L

 XOR

%?00001000,BCCL ;

Toggle

Q4

 XOR

%?00000100,BCCH ;

Toggle

Q11

D16L continue with Program

; repeat loop for n bits


49

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

附属書 B

参考)

タイプ B の動作のための代替搬送周波数

B.1

詳述

タイプ B システムのための RF 動作フィールドの代替搬送周波数は,125 kHz とする。


50

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

附属書 C 

参考)

タイプ A 及びタイプ B のタグにおける典型的な衝突防止シーケンスの説明

C.1

詳述

表 C.1 では,2 個のタイプ A タグ(A1,A2)及び 2 個のタイプ B タグ(B1,B2)が混在している例を

示す。タイプ A 又はタイプ B がリーダライタ領域に存在する状態からスタートするということで,リーダ

ライタは次々と衝突防止シーケンスを実行する。

例では,リーダライタはスロット番号 1 を選んでいる。リーダライタは衝突を検出し,UID 衝突ポジシ

ョンに 0 をもつタグから始めると決める。最初のタグ(A1,B1)の完全な UID を認識した後,リーダラ

イタは,UID 衝突ポジションに 1 があるタグへと進む(A2,B2)

タイミングは,箇条 11 に規定されている。

表 C.1−タイプ のタグ 個(A1A2)及びタイプ のタグ 個(B1B2)が混在する場合の

衝突防止シーケンスの例

実行側

タイプ A

タイプ B

リーダライタ

フィールド ON(125 kHz)

フィールド ON(134.2 kHz)

リーダライタ

入力時を待つ(最小 2.5 ms)

タグの充電  最大 50 ms

リーダライタ INVENTORY 要求

(NOS=1,マスク値なし)

INVENTORY

要求

(NOS=1,マスク値なし)

リーダライタ

フィールド OFF

タグ t1

待つ(最大 1.704 ms)

最大 2 ms 待つ

タグ UID 応答(衝突信号付き) UID 応答(衝突信号付き)

リーダライタ t2

待つ(最低 1.2 ms)

フィールド ON  最大 50 ms の充電も同時

リーダライタ INVENTORY 要求

(NOS=1,マスク値+0)

INVENTORY

要求

(NOS=1,マスク値+0)

リーダライタ

フィールド OFF

タグ t1

待つ(最大 1.704 ms)

最大 2 ms 待つ

タグ

残存 UID の応答[A1]

残存 UID の応答[B1]

リーダライタ t2

待つ(最低 1.2 ms)

フィールド ON  最大 20 ms の充電も同時

リーダライタ INVENTORY 要求

(NOS=1,マスク値+1)

INVENTORY

要求

(NOS=1,マスク値+1)

リーダライタ

フィールド OFF

タグ t1

待つ(最大 1.704 ms)

最大 2 ms 待つ

タグ

残存 UID  の応答[A2]

残存 UID  の応答[B2]

リーダライタ

フィールド OFF(125 kHz)

注記  表中のすべての時間は,最悪の場合の時間である。


51

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

附属書 D 

参考)

他の任意選択の衝突防止メカニズム

D.1

まえがき

この附属書は他の任意選択の衝突防止メカニズムについて説明する。これは,リーダライタ及びタグに

おいて実装してもよいし実装しなくてもよい。

タグは,タイプ A 又はタイプ B のいずれかに適合しなければならない。そして,このメカニズムのサポ

ートは任意選択である。

リーダライタは,タイプ A 及びタイプ B の両方に適合しなければならない。そして,このメカニズムの

サポートは任意選択である。

このメカニズムがサポートされている場合,要求及び応答はこの附属書の規定に従わなければならない。

さらに,物理層もこの附属書の規定に適合しなければならない。

タグが衝突防止プロトコルの拡張をサポートしない場合,タグは沈黙したままでなければならない(そ

のため,エラーコードも返さない。

D.2

詳述

この任意選択の衝突防止メカニズムに含まれるのは,次のとおりとする。

−  リーダライタからタグへのコマンド,及びタグからリーダライタへの応答。リーダライタからタグの

コマンドのコードは,この規格で予約済み(10.3 を参照)

。コマンド及び応答フォーマットは,この附

属書で規定する。

−  このコマンドをタグに送るために,リーダライタからタグはタイプ A 物理層を使わなければならない

5.1.3 を参照)

−  このコマンドに対応するため,タグはこの附属書に指定する物理層を使わなければならない(D.3.4

を参照)

−  その他すべてのコマンド及び応答はこの規格に適合しなければならない。特に,この附属書の中で説

明しているタグからリーダライタ間の物理層は,この任意選択の衝突防止コマンドへの応答のために

使用しなければならない。この任意選択の衝突防止コマンドがタグで復号される場合,タグは副搬送

波(fc/2)を使って応答しなければならず,かつ,この附属書に規定する方法で符号化しなければな

らない。

−  規定コマンドに対するすべての応答は,タイプ A の規定物理層を使用して行わなければならない。

D.3

  MULTI-READ

コマンドのための物理層

この箇条及び細分箇条は,MULTI-READ コマンドの実行に対してだけ適用する(D.4 を参照)

。その他

すべてのコマンド及び応答は,この規格に適合しなければならない(箇条 を参照)

D.3.1

電力転送

タグへの電力転送は,タグの中及びリーダライタの中の連結アンテナを経由する無線周波数によってな

される。RF 動作フィールドはリーダライタから FDX タグへ恒久的に電力を供給する。リーダライタとタ

グとの間の交信のために,フィールドは変調される。


52

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

D.3.2

周波数

RF

動作フィールドの搬送周波数は,fc=125 kHz とする。

D.3.3

リーダライタからタグ

リーダライタからタグへのリンクは,規定のタイプ A に適合しなければならない(ASK 100 %,125 kHz)

5.1 を参照)

D.3.4

タグからリーダライタ

タグは,1.9 kbit/s の ASK 符号化信号で変調された副搬送波(62.5 kHz)を使って,MULTI-READ コマ

ンドに対して返答を送らなければならない。

衝突防止シーケンスの中では,タグはリーダライタのコマンドに対して,リーダライタの副搬送波を期

間 768 µs(副搬送波の 48 周波)で変調して確認応答(ACK)を伝送する。

応答のタイミングは,

図 D.3 に説明する。

D.3.4.1

データ符号化

周期は副搬送波の 16 周波からなる。データの変調は 2 ビットごとに符号化され,

図 D.1 で示すように各

2

ビットに対して 4 周期必要である。

この附属書に適合するタグは,そうした変調波を生成できなければならない。いったん,MULTI-READ

コマンドにおいてそのような変調が選ばれたら,タグは電力供給が切れるまで,それを使い続けなければ

ならない。

図 D.1−タグ ASK 変調

D.3.4.2

  ASK

のフレームパターンの開始

タグ応答は次の 6 ビットシーケンスで始まらなければならない:

“100100”

D.3.5

任意の MULTI-READ コマンドのためのパラメタ

D.3.5.1

リーダライタからタグへのリンク

Data

62.5kHz

16 cycles

(256µs)

00”

01”

10”

11”

62.5kHz

16 cycles

(256µs)

62.5kHz

16 cycles

(256µs)

62.5kHz

16 cycles

(256µs)


53

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

5.3.1

タイプ A を参照。

D.3.5.2

タグからリーダライタへのリンク

参照番号

パラメタ名

説明

M1-R1

動作周波数帯域 
副搬送周波数

副搬送波が使われる。副搬送波負荷変調の周波数(fs)
は−fc/2(62.5 kHz)となる。

M1-R1a

動作周波数初期値 125

kHz

±0.05 kHz

M1-R1b

動作チャネル(スペクトラム拡散システム
用)

この MODE には,適用しない。

M1-R1c

動作周波数精度

±0.05 kHz

M1A-R1d

周 波 数 ホ ッ プ レ ー ト [ 周 波 数 ホ ッ ピ ン グ
(FHSS)システム用]

この MODE には,適用しない。

M1A-R:1e

周波数ホップシーケンス[周波数ホッピング

(FHSS)システム用]

この MODE には,適用しない。

M1A-R:2

占有するチャネルの帯域幅

±62.5 kHz

M1A-R:3

送信最大 EIRP

この MODE には適用しない。

M1A-R:4

送信スプリアス発射

この MODE には適用しない。

M1A-R:4a

送信スプリアス発射,帯域内 
(スペクトラム拡散システム用)

この MODE には適用しない。

M1A-R:4b

送信スプリアス発射,帯域外

この MODE には適用しない。

M1A-R:5

送信スペクトラムマスク

この MODE には適用しない。

M1-R6a

送信から受信までの応答時間

最小 0.75 ms

M1A-R6b

受信から送信までの応答時間

最小 0.25 ms

M1A-R6c

滞留時間又は伝送出力オンランプ

この MODE には適用しない。

M1A-R6d

減衰時間又は伝送出力停止ランプ

この MODE には適用しない。

M1A-R7

変調(搬送波上) RF タグは,搬送波周波数が副搬送波生成のために変調さ

れた誘導結合領域を通じてリーダライタと交信できなけ
ればならない。副搬送波は RF タグのロードを切り替え

ることによって生成される。

M1A-R7a

拡散シーケンス[周波数ホッピング(FHSS)
システム用]

この MODE には適用しない。

M1A-R7b

チップレート(スペクトラム拡散用)

この MODE には適用しない。

M1A-R7c

チップレート精度(スペクトラム拡散システ
ム用)

この MODE には適用しない。

M1A-R7d

オンオフ比率

この MODE には適用しない。

M1A-R7e

副搬送波 M1-R1 を参照。

M1A-R7f

副搬送周波数精度 
直接生成されたタグからリーダライタへの
リンク搬送波の許容値

搬送波から生成される。

M1A-R7g

副搬送波変調

副搬送波の周波数(fs)は fc/2 とする。すなわち,タグ
からの応答周期の間,1 ビット持続時間は副搬送波の 16

周期と等しい。タグはデータを伝送しなければならない
とき,副搬送波を生成する。副搬送波は ASK(OOK: On

Off

キーイング)を使用して変調される。

M1A-R7h

負荷サイクル

この MODE には適用しない。

M1A-R7i FM

偏差

この MODE には適用しない。

M1A-R8

データ符号化

タグからリーダライタ。ASK,ロード変調。NRZ 

図 D.1 を参照)。


54

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

参照番号

パラメタ名

説明

M1A-R9

ビットレート

読取りと書込みの間の伝送のためのデータビットレー
ト。衝突防止は名目上 fc/64(∼1.95 kbit/s)とする。

M1A-R9a

ビットレート精度

搬送波から生成される。

M1A-R10 RF

タグ送信変調精度

[周波数ホッピング(FHSS)システム用]

この MODE には適用しない。

M1A-R11

プリアンブル

プロトコルの同期化及び独立を簡単に行うために選ばれ
たフレーミング。

M1A-R11a

プリアンブル長

フレームの開始(SOF)12 etu(1 etu=16/62.5 kHz)

M1A-R11b

プリアンブル波形 SOF は ASK 変調で“100100”

(12 etu)

M1A-R11c

ビット同期化シーケンス

M1A-R12

スクランブリング 
(スペクトラム拡散システム用)

この MODE には適用しない。

M1A-R13

ビット送信命令

最下位ビット(LSB)ファースト

M1A-R14

予約済み

M1A-R15

偏波

非適用(フィールドの近く)

M1A-R16 RF

タグ受信機最小帯域幅

±10 kHz

D.4

  MULTI-READ

コマンド

D.4.1

マルチリード要求フォーマット(図 D.2

MULTI-READ

コマンドは,6.3 に規定した一般要求フォーマットをもつ。

コマンドコードは“1C”とする(10.3 を参照)

幾つかのフラグの意味は,規定本文とは異なる(6.5 を参照)

。マルチリード要求のフラグの意味は,D.4.2

で記載する。

SOF

フラグ

コマンド AFI

(任意)

CRC

(任意)

5

ビット

6

ビット(

“1C”

8

ビット 16 ビット

図 D.2−マルチリード要求フォーマット

D.4.2

要求フラグ

MULTI-READ

コマンドの中では,四つのフラグが使われ,意味は内容による(

表 D.1 参照)。

表 D.1MULTI-READ コマンドフラグ

コマンド

フラグ 1

フラグ 2

フラグ 3

フラグ 4

フラグ 5

MULTI-READ

PEXT INV  ASK

選択

AFI SUID/MID

選択

これらのフラグは,D.4.2.1D.4.2.3 に記載する。

D.4.2.1

  AFI

フラグ

AFI

フラグの意味は,規格本文に適合する(6.5.1 を参照)

D.4.2.2

  SUIDMID

選択フラグ(表 D.2

SUID

・MID 選択フラグは,SUID(サブ UID)又は MID(マルチリード識別子)がマルチリード衝突防

止シーケンスの間に使われるかどうか選択することを許す。


55

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

SUID

は規格本文に適合する(6.2.2 を参照)

MID

は 32 ビットからなる。MID はタグ製造者によってプログラムされる。MID は SUID とは異なる。

MID

はタグ製造者又はユーザがタグを個別にコントロールするクローズシステムで使われる(これは,オ

ープンシステムとは分けられる。

表 D.2SUIDMID 選択フラグの意味

SUID

・MID 選択 MULTI-READ コマンドの意味

0 SUID

1 MID

D.4.2.3

  ASK

選択フラグ(表 D.3

ASK

選択フラグは,タグが MULTI-READ コマンドへの応答送信に使わなければならない変調方式を規

定する。初期値は“0”

表 D.3ASK 選択フラグの意味

ASK

選択 MULTI-READ コマンドに対する意味

0 ASK

変調(副搬送 fc/2)

D.3.4 を参照)

1 RFU

D.5

衝突防止メカニズム

衝突防止メカニズムは,次のシーケンスからなる。

−  リーダライタによって送られた MULTI-READ コマンド

−  タグ確認応答と呼ばれる,タグによる応答

−  リーダライタ確認応答と呼ばれる,リーダライタからタグへの応答による確認応答

D.5.1

リーダライタによる確認応答(表 D.4

リーダライタは衝突防止シーケンスにおいて,スロットを分離するために 5 種類の確認応答を発行する。

リーダライタの確認応答の時間は,タイプ A の ASK 変調に従った範囲をもたなければならない。

表 D.4−リーダライタによる確認応答

リーダライタ確認応答

スロット番号

確認応答(3 ビット)

ACK00 Slot

00

100

(608 µs)

ACK01 Slot

01

101

ACK10 Slot

10

110

ACK11 Slot

11

111

D.5.2

タグによる確認応答

タグによる確認応答は,768 µs の間に副搬送波(fs=fc/2)を変調することからなる。

タグは,ID がスロット番号と合致したとき,その確認応答を送らなければならない。応答の直前に他の

タグが確認応答を送った場合,タグは確認応答を送らないで次の MULTI-READ コマンドを待たなければ

ならない。

副搬送波の位相は,衝突に対する回避手順のために固定してはならない。


56

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

D.5.3

タイミング

タグ及びリーダライタは,次のタイミングに適合しなければならない。それらの値は

表 D.5 による。

−  T

D1

は,タグがその確認応答を送らなければならない場合の後の時間とする。これは,MULTI-READ

コマンドの終わり又はリーダライタ確認応答の終了時点からスタートする。

−  T

D2

は,リーダライタがその確認応答を送らなければならない場合の後の時間とする。これは,タグ

確認応答の受信の終了時点からスタートする。

−  T

D3

はタグ確認応答の持続期間とする(D.5.2 を参照)

−  T

D4

は,リーダライタ確認応答の持続期間であり,3 ビットからなる(D.5.1 を参照)

−  T

D5

は,タグがリーダライタから確認応答を受け取らなかった場合,タグが確認応答を送らなければ

ならない場合の後の時間とする。

表 D.5−タイミング

時間

最小

標準

最大

T

D1

 752

µs

(94/ f

Dc

 768

µs

(96/ f

Dc

 784

µs

(98/ f

Dc

T

D2

 240

µs

(30/ f

Dc

 256

µs

(32/ f

Dc

 272

µs

(34/ f

Dc

T

D3

 752

µs

(94/ f

Dc

 768

µs

(96/ f

Dc

 784

µs

(98/ f

Dc

T

D4

 n/a

3

ビット n/a

T

D5

 752

µs

(94/ f

Dc

 768

µs

(96/ f

Dc

 784

µs

(98/ f

Dc

f

Dc

=125 kHz(1/f

Dc

=8 µs)の場合

D.5.4

衝突防止シーケンスの説明

図 D.3 は,UID が 8 ビットの場合において,典型的な衝突防止シーケンスの間に起きる可能性のある主

要なケースの要約である。

説明のために,フィールド内には 4 個の RFID タグがある。

    RF タグ 1 の UID=“FFh”

,RF タグ 2 の UID=“00h”

,RF タグ 3 の UID=“5Ah”

種々のステップは次のとおり。

a)

フレーム内で,リーダライタが MULTI-READ コマンドを送る。

b) RF

タグ 2 は,第 1 の 2 ビット(b0b1)が“00b”なので,スロット 00 内で応答を伝送する。それゆえ,

衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信され,登録される。

c)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK00 を送信する。

d) RF

タグ 1 及び RF タグ 3 は,リーダライタからの ACK00 の受信によって,このときの MULTI-READ

コマンドに対する応答を停止しなければならないと認識する。

e)

第 2 の 2 ビット(b2b3)でも,RF タグ 2 の UID もまた,

“00b”である。それゆえ,RF タグ 2 はスロ

ット 00 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信され,

登録される。

f)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK00 を送信する。

g)

第 3 の 2 ビット(b4b5)でも,RF タグ 2 の UID もまた,

“00b”である。それゆえ,RF タグ 2 はスロ

ット 00 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信され,

登録される。

h)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK00 を送信する。


57

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

i)

第 4 の 2 ビット(b6b7)でも,RF タグ 2 の UID もまた,

“00b”である。それゆえ,RF タグ 2 はスロ

ット 00 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信され,

登録される。

j)

リーダライタは,UID の認識を終了する目的で ACK00 を送信する(例として,UID は 8 ビット)

k) RF

タグ 2 は UID の応答を完了し,後続の MULTI-READ コマンドへの応答はこれ以上行わない。

l)

リーダライタは,MULTI-READ コマンドをフレームに送る。

m) RF

タグ 3 は,第 1 の 2 ビット(b0b1)が“01b”なので,スロット 01 内で応答を送信する。それゆえ,

衝突は発生せず,タグ UID はリーダライタによって受信され,登録される。

n)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK01 を送信する。

o) RF

タグ 1 は,リーダライタからの ACK01 の受信によって,このときの MULTI-READ コマンドに対

する応答を停止しなければならないと認識する。

p)

第 2 の 2 ビット(b2b3)における,RF タグ 3 の UID は“01b”である。それゆえ,RF タグ 3 はスロ

ット 01 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信され,

登録される。

q)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK01 を送信する。

r)

第 3 の 2 ビット(b4b5)における,RF タグ 3 の UID は“10b”である。それゆえ,RF タグ 3 はスロ

ット 10 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信され,

登録される。

s)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK10 を送信する。

t)

第 4 の 2 ビット(b6b7)における,RF タグ 3 の UID もまた,

“10b”である。それゆえ,RF タグ 3 は

スロット 10 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信さ

れ,登録される。

u)

リーダライタは,UID の認識を終了する目的で ACK10 を送信する(例として,UID は 8 ビット)

v) RF

タグ 3 は UID の応答を完了し,後続の MULTI-READ コマンドへの応答はこれ以上行わない。

w)

リーダライタは MULTI-READ コマンドをフレームに送る。

x) RF

タグ 1 は,第 1 の 2 ビット(b0b1)が“11b”なので,スロット 11 内で応答を伝送する。それゆえ,

衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信され,登録される。

y)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK11 を送信する。

z)

第 2 の 2 ビット(b2b3)における,RF タグ 1 の UID もまた,

“11b”である。それゆえ,RF タグ 2 は

スロット 11 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信さ

れ,登録される。

aa)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK11 を送信する。

bb)

第 3 の 2 ビット(b4b5)における,RF タグ 1 の UID もまた,

“11b”である。それゆえ,RF タグ 1 は

スロット 11 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信さ

れ,登録される。

cc)

リーダライタは,次の 2 ビットに切り替える目的で ACK11 を送信する。

dd)

第 4 の 2 ビット(b6b7)における,RF タグ 1 の UID もまた,

“11b”である。それゆえ,RF タグ 2 は

スロット 11 内で応答を伝送する。衝突は発生せず,また,タグ UID はリーダライタによって受信さ

れ,登録される。

ee)

リーダライタは,UID の認識を終了する目的で ACK11 を送信する(例として,UID は 8 ビット)


58

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

RF

タグの UID=“00h”

注記  a)

から k)

までのステップの説明図

リーダライタ

SOF Inventory

CRC      ACK

00

ACK

00

ACK

00

T

D4

T

D4

T

D4

RF

タグ

ACK

ACK

ACK

タイミング

  T

D1

T

D3

T

D2

  T

D1

T

D3

T

D2

  T

D1

  T

D3

T

D2

コメント

         1st

2bits

of

UID   2nd 2bits

of

UID

 3rd

2bits

of

UID

時間

継続…

リーダライタ

ACK

00

T

D4

RF

タグ

ACK

タイミング

T

D1

  T

D3

T

D2

コメント

4th 2bi s o  UID

時間

図 D.3−可能な衝突防止シーケンスの解説(タグが 個の場合の例)


59

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

RF

タグの UID=“5Ah”

注記  l)

から v)

までのステップの説明図

リーダライタ SOF Inventory

CRC     ACK

00

ACK

01

ACK

00

ACK

01

T

D4

T

D4

T

D4

T

D4

RF

タグ

ACK

ACK

ACK

ACK

タイミング

  T

D1

T

D3

T

D2

T

D5

T

D3

T

D2

  T

D1

T

D3

  T

D2

 T

D1

T

D5

  T

D3

コメント

1s  2bi s o  UID

2nd 2bi s o  UID

時間

継続…

リーダライタ

ACK

00

ACK

01

ACK

10

ACK

00

ACK

01

ACK

10

T

D4

T

D4

T

D4

T

D4

T

D4

T

D4

RF

タグ

ACK

ACK

ACK

ACK

ACK

ACK

タイミング

T

D1

   t3 T

D2

t5

 t3 T

D2

 t5

  t3 T

D2

  T

D1

 t3 T

D2

t5

 t3 T

D2

 t5

  t3  T

D2

コメント

3rd 2b t  o  UID

4th 2bi s o  UID

時間

図 D.3−可能な衝突防止シーケンスの解説(タグが 個の場合の例)(続き)


60

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

RF

タグの UID=“FFh”

注記  w)

から ee)

までのステップの説明図

リーダライタ

SOF Multi

Read  EDC     ACK

00

  ACK

01

ACK

10

ACK

11

  t4

  t4

  t4

  t4

RF

タグ

ACK

ACK

ACK

ACK

タイミング

  T

D1

   t3 T

D2

t5

 t3 T

D2

t5

 t3 T

D2

t5

 t3 T

D2

  T

D1

コメント

1s  2bi s o  UID

時間

継続…

リーダライタ

ACK

00

ACK

01

ACK

10

ACK

11

ACK

00

ACK

01

  T

D4

  T

D4

  T

D4

  T

D4

  T

D4

  T

D4

RF

タグ

ACK

  ACK

  ACK

  ACK

    ACK

  ACK

  ACK

タイミング

t3

T

D2

 t5

  t3  T

D2

 t5

  t3 T

D2

t5

 t3 T

D2

 t3 T

D1

 t3 T

D2

t5  t3

T

D2

 t5

  t3 T

D2

コメント

2nd 2b t  o  UID

3rd 2b t  o  UID

時間

継続…

 ACK

10

ACK

11

ACK

00

  ACK

01

ACK

10

ACK

11

T

D4

  T

D4

  T

D4

  T

D4

  T

D4

  T

D4

RF

タグ

ACK

ACK

ACK

ACK

ACK

タイミング

 t5

t3

T

D2

   t3 T

D1

   t3 T

D2

t5

 t3 T

D2

t5

 t3

T

D2

t5

 t3 T

D2

    t3

コメント

3rd 2b t  o  UID

4th 2bi s o  UID

時間

図 D.3−可能な衝突防止シーケンスの解説(タグが 個の場合の例)(続き)

上の説明において,太枠(

注記参照)のボックスが実際の確認応答である。他の細枠のボックスは実際

のものではなく,このときの衝突防止シーケンスでは保留中であり,次の MULTI-READ コマンドを待た

なければならない。さらに衝突の再発を防ぐためである。副搬送波の位相は,タグによる前の応答によっ

て変更してもしなくてもよい。応答タイミングの理解のために,それらの確認応答を記載した。

注記  対応規格においては太枠となっているが,分かりやすさのためこの規格では二重枠とする。


61

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

D.5.4.1

衝突の説明

図 D.3 における説明の中で,タグ 3 の UID が“FA”になっている場合は,タグ 3 とタグ 1 との間に衝突

が発生する。この条件では,スロット 11 において二つのタグが同時に返答する。

そのケースでは,次のように二つの可能性がある。

a)

リーダライタが副搬送波を認識できる(二つのタグが応答)

b)

それぞれの副搬送波位相がキャンセルし合うことによって,リーダライタは副搬送波を認識できない。

a)

のケースでは,リーダライタは次のスロットの確認応答(ACK11)を送らなければならない。いずれ

のタグもそのときの衝突防止シーケンスを続行しなければならない。

b)

のケースにおいて,リーダライタは確認応答を送ることができないが,しかしながらタグ 3 及びタグ

1

は,リーダライタ確認応答が返ってこないことから,衝突が発生していることを理解する。このケース

の よう な衝突 は, 衝 突 して い る 両 方 の タ グ は そ のと きの 衝突 防 止 シ ー ケン ス を 一 時 停止 し, 次 の

MULTI-READ

コマンドを待たなければならない。衝突の再発を防止するために,副搬送波の位相は,タグ

による前の応答から変更してもしなくてもよい。

D.6

プロトコル及び衝突防止パラメタ

D.6.1

プロトコルパラメタ

参照

パラメタ

詳述

備考

M1A-P:1

フートークファースト

リーダライタトークファースト

M1A-P:2

タグアドレス指定能力

あり

M1A-P:3

タグ ID

あり

M1A-P:3a UID

長 64 ビットからなる UID

48

ビットからなる UID

32

ビットからなる MID

8

ビット割振りクラス

8

ビット製造者コード

16

ビット予約済み

UID:

40

ビット製造者シリアル番号

8

ビット製造者コード

SUID:

40

ビット製造者シリアル番号

M1A-P:3b UID

フォーマット

MID:

タグ発行者によるプログラム

M1A-P:4

読取りサイズ

固定読取り/書込みブロックサイズは 4 バイト

M1A-P:5

書込みサイズ M1A-P:4 と同じ

M1A-P:6

読取り処理時間

4

バイト:約 48 ms(フラグ:5 ビット,コマンド:

6

ビット,SUID=48 ビット,CRC=16 ビット)

4

バイト:約 27 ms(フラグ:5 ビット,コマンド:

6

ビット,SUID なし,CRC なし)

M1A-P:7

書込み処理時間

4

バイト:約 38 ms(フラグ:5 ビット,コマンド:

6

ビット,SUID=48 ビット,CRC=16 ビット)

4

バイト:約 17 ms(フラグ:5 ビット,コマンド:

6

ビット,SUID なし,CRC なし)

M1A-P:8

エラー検出

タグからリーダライタ:長さ 16 の CRC(任意)

リーダライタからタグ:長さ 16 の CRC(任意)

M1A-P:9

エラー収集

なし


62

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

   

参照

パラメタ

詳述

備考

M1A-P:10

メモリサイズ

最大メモリサイズ 1 024 ビット 
標準的なメモリサイズは 256 ビット

M1A-P:11

コマンド構造及び拡張性  コマンドの最大数は 64(6 ビット)

10.3 を参照)

D.6.2

衝突防止プロトコル

衝突防止シーケンスの目的は,リーダライタのフィールド内にあるタグを,それらの固有 ID によって

インベントリするためである。

リーダライタは,1 個又は複数個のタグとの交信のマスタである。

タグは決められたスロットで応答を送るか,又は応答しないかのいずれかでなければならない。

参照

パラメタ

詳述

備考

M1A-A:1

タイプ 
[がい(蓋)然性又は決

定論的]

決定論的

M1A-A:2

直線性

あり

M1A-A:3

タグインベントリ能力

論理上は 2

48

(SUID 48 ビット)又は 2

32

(MID 32

ビット)

タグ能力の実行において
は,タグの相互離調によ
って制限される。


63

X 6351-2

:2010 (ISO/IEC 18000-2:2004)

参考文献

[1]  ISO/IEC TR 18047-2

,Information technology−Radio frequency identification device conformance test

methods

−Part 2: Test methods for air interface communications below 135 kHz