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日本工業規格

JIS

 X

6310

 - 1996

プリペイドカード−一般通則

Prepaid cards

−General specifications

1.

適用範囲  この規格は,プリペイドカード(以下,カードという。)の一般通則について規定する。

備考1.  プリペイドカードとは,磁気的方法などによって一定の対価を記録していて,品物の購入・

借入れ又はサービスの提供を受けるたびに自動的に清算され,記録が更改される機能をもつ

カードをいう。

2.

この規格の引用規格を,次に示す。

JIS X 0501

  共通商品コード用バーコードシンボル

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。

(1)

磁気記録部  カードに設けられた磁気記録を行う部分。

(2)

カードの表  磁気記録部がある面と反対側の面

(3)

カードの裏  カードの表と反対側の面

(4)

カードの上端  カードを表にしてカードの挿入方向が左向きとなる位置において,これに正対して見

たとき上に位置するカードの縁。これに対して,下に位置するカードの縁を,カードの下端という。

(5)

カードの左端  カードの表に正対して見たとき,カードの上端を上にして左側にくる縁。これに対し

て,右側にくる縁を,カードの右端という。

3.

種類  カードは,利用目的によって電話用カード,乗物用カード及び買物用カードの 3 種類に大別す

る。

4.

切欠き  カードの短辺に挿入方向,用途の種類などを判別するために設ける切欠きは,次による。

(1)

形状・寸法  切欠きの形状及び寸法は,一般に図 による。


2

X 6310 - 1996

図 1  切欠きの形状及び寸法

備考  切欠きの角部は,利用者への配慮などから,加工上適切な丸みを付ける。

(2)

切欠きの位置  切欠きの位置は,一般に図 による。

図 2  切欠きの位置

備考  複数の切欠きを設ける場合は,形状の異なるものを混在してはならない。

5.

表示事項  カードの表示事項は,次による。

(1)

カード発行者の氏名,商号又は名称

(2)

カード発行者の住所又は営業所若しくは事務所の所在地

(3)

カードの金額又は数量

(4)

使用状況を確認するための補助的事項

備考1.  使用金額(数量),残高などの使用状況をカード機器によってパンチ穴,マーク記号などで示

すための10, 20, 30などの数字。

2.

使用履歴を直接カードに印刷・印字するための“使用年月日”

“金額(数量)

“残高”など

の文字及びこれらを印刷する欄を示すけい(罫)線など。

(5)

挿入方向を示す文字又は図記号


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X 6310 - 1996

(6)

使用期間又は期限が限られている場合は,その期間又は期限

(7)

使用施設又は場所が限られている場合は,その施設又は場所

(8)

商品管理用のバーコードシンボルが必要な場合は,JIS X 0501 のバーコードシンボルによる。

(9)

自由利用領域を設ける場合には,その範囲と加工方法とについての注意事項(

参考を参照)

(10)

その他必要な注意事項

6.

表示方法  カードへの表示は,次による。

(1)

印刷  5.に規定する事項を,カード上に容易に消えない方法で印刷する。

なお,いかなる印刷もカードの磁気記録に支障を起こすものであってはならない。

(2)

挿入方向を示す文字又は図記号  挿入方向を示す文字又は図記号は,カードの表の左端近傍に,大き

さ,配色及びコントラストを考慮して,利用者が明確に判別できるよう表す。

(3)

磁気記録  使用金額(数量)及び残高表示を音声表現,ディジタル表現又は明細書発行で行うために

必要な 5.(3)に規定する金額などの事項をカードの磁気記録部に記録する。

備考  カードは音声表現が行われるように作成することが望ましい。その場合,音声表現を必要とし

ないときは,カード機器の操作によって音声を取り消すことができるようにする。


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X 6310 - 1996

参考  自由利用領域

序文  この参考は,カードの種類を容易に判別できるよう,利用者が自ら点字の凹凸加工などを施す領域

を設ける場合の自由利用領域について記述するものであり,規定の一部ではない。

1.

大きさ  カードに設ける自由利用領域の大きさは,参考図 による。

参考図 1  自由利用領域の大きさ

2.

凹凸加工  カードに凹凸加工を施す場合の注意として,次の事項を利用者に明示する。

(1)

加工方法  凹凸加工は,カードの表側が凸となるように行う。

(2)

加工高さ  凹凸加工文字又は記号などのカード面からの高さは,0.5mm 以下で行う。

(3)

加工内容  自由加工できる内容を明記する。

関連規格  JIS X 6311  プリペイドカード−買物用カード−物理的特性及び形状・寸法

JIS X 6313

  プリペイドカード−買物用カード−磁気的特性及び情報記録様式

JIS X 6314

  プリペイドカード−買物用カード−磁気記録フォーマット


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X 6310 - 1996

プリペイドカード標準化委員会

(敬称略・順不同)

氏名

所属

(委員長)

木  澤      誠

神奈川工科大学

(小委員会長)

磯  部  憲  寛

日本電装株式会社

(委員)

浅  野  恭  右

財団法人流通システムス開発センター

国  分  明  男

財団法人ニューメディア開発協会

河  野  秀  樹

通商産業省機械情報産業局

半  田      力

通商産業省産業政策局

山  村  修  蔵

工業技術院標準部

木  塚  泰  弘

国立特殊教育総合研究所

菊  池  慎  二

日本百貨店協会

笠  原  政  栄

日本チェーンストア協会

落  合  成  行

社団法人日本フランチャイズチェーン協会

牧  島  宏  和

全国商店街振興組合連合会

広  瀬  篁  治

日本自動販売協会(富士ベンディング株式会社)

小  林  弘  幸

社団法人日本民営鉄道協会

黒  沢  健  郎

社団法人日本鉄道技術協会

林      康  郎

全国石油商業組合連合会

神  田  康  孝

石油連盟(日本石油株式会社)

永  井  武  志 E&C(株式会社プラナ)

村  上  満  雄

日本電信電話株式会社

野々宮  恵  司

オムロン株式会社

村  松  克  彦

株式会社東芝

新  井  正  彬

日本自動販売機工業会(富士電機冷機株式会社)

林      義  昭

社団法人日本印刷産業連合会(大日本印刷株式会社)

財  津      博

日立マクセル株式会社

鈴  木  秀  文

日本カードセンター株式会社

砂  川  俊  英

株式会社ジェーシービーカード

渡  辺  俊  明

株式会社ユーカード

遠  藤  千  尋

富士通株式会社

村  上  公  夫

日本電信電話株式会社

村  越  英  二

株式会社高島屋本社

西  村  眞  次

日本電信電話株式会社

入  田  哲  郎

大日本印刷株式会社

木  坂  髙  教

昌栄印刷株式会社

北  島  常  吉

凸版印刷株式会社

小  林  茂  美

アンリツ株式会社

水  野      守

株式会社三協精機製作所

鎌  下  良  一

アンリツ株式会社

堀  江  悦  郎

株式会社東芝

上  田  秀  敏

三菱電機株式会社

尾  島  克  彦

オムロン株式会社

西  本      宏

株式会社トーキン

古  川  久  夫

財団法人流通システムス開発センター

大  福  敏  彦

工業技術院標準部

(事務局)

加  山  英  男

財団法人日本規格協会

備考  ◎印は本委員会と小委員会との委員兼務,○印は小委員会を表す。