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X 6302-9:2018 (ISO/IEC 7811-9:2015) 

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 適合性 1 

3 用語及び定義  1 

4 TIMの物理的特性  2 

4.1 TIMの位置  2 

4.2 TIMの凸点配置  3 

4.3 TIMの凸点寸法  3 

4.4 識別記号のデザイン  3 

 

 


 

X 6302-9:2018 (ISO/IEC 7811-9:2015) 

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まえがき 

この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人ビジ

ネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案

を具して日本工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が

改正した日本工業規格である。 

これによって,JIS X 6302-9:2012は改正され,この規格に置き換えられた。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

JIS X 6302の規格群には,次に示す部編成がある。 

JIS X 6302-1 第1部:エンボス 

JIS X 6302-2 第2部:磁気ストライプ−低保磁力 

JIS X 6302-6 第6部:磁気ストライプ−高保磁力 

JIS X 6302-9 第9部:触ってカードを区別するための凸記号 

 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

X 6302-9:2018 

 

(ISO/IEC 7811-9:2015) 

識別カード−記録技術− 

第9部:触ってカードを区別するための凸記号 

Identification cards-Recording technique-Part 9: Tactile identifier mark 

 

序文 

この規格は,2015年に第2版として発行されたISO/IEC 7811-9を基に,技術的内容及び構成を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

 

適用範囲 

この規格は,視覚障害があるカード所持者が,触って複数のカードを区別するために使用する凸記号

(TIM)の物理的特性について規定する。カード上のTIMを設ける範囲及び触って容易に認識するために

使用される点字のように浮き上がらせた凸点の配列を定義する。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO/IEC 7811-9:2015,Identification cards−Recording technique−Part 9: Tactile identifier mark

(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。 

 

適合性 

TIMは,この規格で規定する全ての要件を満たしている場合にこの規格に適合する。 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 6301によるほか,次による。 

3.1 

TIM(tactile identifier mark) 

触ってカードを区別するための凸記号。 

3.2 

凸点(embossed) 

カード基材への部材の追加又は化学反応によってカード基材のおもて面を浮き上がらせる,又はカード

の裏面からカード基材を変形させることによってカードのおもて面を浮き上がらせたもの。 

注記 部材の追加又は化学反応の方法として,紫外線硬化樹脂の滴下後,紫外線照射によって硬化さ

せる方法などがある。カード基材と追加部材とが分離しやすい加工法は,カード利用において

不具合が生じるおそれがある。 


X 6302-9:2018 (ISO/IEC 7811-9:2015) 

  

TIMの物理的特性 

4.1 

TIMの位置 

TIMは,図1に示すカードのおもて面にあるTIM領域内に配置する。 

TIMは,JIS X 6302-1で規定する氏名及び住所領域外に配置してはならない。 

TIMの位置にかかわらず,TIMのエッジから1 mm以内に他の隆起があってはならない。 

機械的なエンボス加工のようなカードの物理的な変形によって凸部を形成する技術を用いる場合,IC,

アンテナ,配線などのカードの他の構成部品が要求する特性に影響を及ぼさないように,特に注意しなけ

ればならない。 

構成部品がカードの変形の影響を受けないことが明らかでない限りは,構成部品とカードの物理的変形

部分との最小距離は,3 mmとすることが望ましい。 

推奨するTIMの位置を,図1に“既定領域”として示す。“代替領域”をTIMに使用する場合,TIMの

凸点とカードの近接する辺との間(TIMの凸点の右側及び下側)には,他の隆起領域が存在してはならな

い。 

注記1 代替領域は,非接触ICカードのアンテナとの重複を避けるために,氏名及び住所領域内で上

方に移動するが,識別番号領域から少なくとも1 mm離れた位置とするのがよい(JIS X 

6302-1参照)。 

注記2 TIMをより識別しやすくするために,TIMのエッジから5 mm以内に他の隆起がないことが

望ましい。ここでいうTIMとは,図2に示す凸点の配置をいう。 

 

単位 mm 

 

 

寸法 

既定領域 

代替領域 

最大18.5 

最大18.5 

最大8 

最大8 

10±1 

10±1 

2.92±0.38 

9.07±0.38 

図1−TIM領域 

 

TIM領域 

カードのおもて面 

上端基準辺 

上端基準辺 

b

 

d

 


X 6302-9:2018 (ISO/IEC 7811-9:2015) 

 

4.2 

TIMの凸点配置 

TIMは,図2に示すように,最大6凸点を配置した最大三つのグループで構成しなければならない。 

 

単位 mm 

 

 

2.3 

4.6 

2.3(3か所) 

6.1 

12.2 

図2−TIMの凸点配置 

 

4.3 

TIMの凸点寸法 

TIMに用いる凸点の浮き上がり高さは,カード上の隣接する面から上方に最大0.48 mm,最小0.3 mmで

なければならない。各凸点の根元寸法及び形状例を,図3に示す。 

 

単位 mm 

 

図3−TIMに用いる凸点の根元寸法及び形状例 

 

4.4 

識別記号のデザイン 

凸点の配置は,使用可能な18か所のどれを用いるかをカード所持者が選択できるようにするのがよい。

凸点の数は,最大18であり最小は1である。 

注記 触覚による識別には個人差があるので,識別しやすい凸点の組合せをカード所持者がデザイン

できるようにするのがよい。 

 

 

 

 

 

 

a

 

b

 


X 6302-9:2018 (ISO/IEC 7811-9:2015) 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献 JIS X 6301 識別カード−物理的特性 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 7810,Identification cards−Physical characteristics 

JIS X 6302-1 識別カード−記録技術−第1部:エンボス 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 7811-1,Identification cards−Recording technique−Part 1: 

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