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X 6302-9

:2012 (ISO/IEC 7811-9:2008)

(1) 

目  次

ページ

序文 

1

1

  適用範囲

1

2

  適合性

1

3

  引用規格

1

4

  用語,定義及び略語

1

4.1

  用語及び定義 

1

4.2

  略語

2

5

  TIM の物理的特性

2

5.1

  TIM の位置 

2

5.2

  TIM の凸点配置

3

5.3

  TIM の凸点寸法

3

5.4

  識別記号のデザイン

3


X 6302-9

:2012 (ISO/IEC 7811-9:2008)

(2) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人ビジネス機械・情報システム産業協

会(JBMIA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

JIS X 6302

の規格群には,次に示す部編成がある。

JIS

X

6302-1

  第 1 部:エンボス

JIS

X

6302-2

  第 2 部:磁気ストライプ−低保磁力

JIS

X

6302-6

  第 6 部:磁気ストライプ−高保磁力

JIS

X

6302-9

  第 9 部:触ってカードを区別するための凸記号


日本工業規格

JIS

 X

6302-9

:2012

(ISO/IEC 7811-9

:2008

)

識別カード−記録技術−

第 9 部:触ってカードを区別するための凸記号

Identification cards-Recording technique-Part 9: Tactile identifier mark

序文 

この規格は,2008 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 7811-9 を基に,技術的内容及び構成を変更す

ることなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,視覚障がいがあるカード所持者が触って複数のカードを区別するために使用する凸状の記

号(以下,Tactile identifier mark を略して TIM という。

)の物理的特性を規定し,カード上の TIM を設ける

範囲及び触って容易に認識するために使用される点字のように浮き上がらせた凸点の配列を定義する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 7811-9:2008

,Identification cards−Recording technique−Part 9: Tactile identifier mark

(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

適合性 

TIM

は,この規格で規定する全ての要件を満たしている場合にこの規格に適合する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 6301

  識別カード−物理的特性

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7810,Identification cards−Physical characteristics(IDT)

JIS X 6302-1

  識別カード−記録技術−第 1 部:エンボス

注記  対応国際規格:ISO/IEC 7811-1,Identification cards−Recording technique−Part 1: Embossing

(IDT)

用語,定義及び略語 

4.1 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 6301 によるほか,次による。


2

X 6302-9

:2012 (ISO/IEC 7811-9:2008)

4.1.1 

凸点(embossed)

カード基材への部材の追加又は化学反応によってカード基材のおもて面を浮き上がらせる,又はカード

の裏面からカード基材を変形させることによってカードのおもて面を浮き上がらせたもの。

注記  部材の追加又は化学反応の方法として,紫外線硬化樹脂の滴下後,紫外線照射によって硬化さ

せる方法などがある。カード基材と追加部材とが分離しやすい加工法はカード利用において不

具合が生じるおそれがある。

4.2 

略語 

TIM

触ってカードを区別するための凸記号(tactile identifier mark)

5 TIM

の物理的特性 

5.1 TIM

の位置 

TIM

は,

図 に示すカードのおもて面にある TIM 領域内に配置する。

TIM

は,JIS X 6302-1 で規定する氏名及び住所領域内に配置しなければならない。

TIM

の位置にかかわらず,TIM のエッジから 1 mm 以内に他の隆起があってはならない。

注記 1  エンボス技法によっては,TIM 領域に存在しているカードコンポーネント(IC チップ,アン

テナなど)を損なうことがある。

注記 2 TIM をより認識しやすくするために TIM のエッジから 5 mm 以内に他の隆起がないことが望

ましい。ここでいう TIM とは,

図 に示す凸点の配置をいう。

単位  mm

a

最大 18.5

b

最大 8

c 10

±1

d 2.92

±0.38

図 1−推奨する TIM 領域 

TIM

領域

カードのおもて面

上端基準辺


3

X 6302-9

:2012 (ISO/IEC 7811-9:2008)

5.2 TIM

の凸点配置 

TIM

図 に示すように,最大 6 凸点の 3 グループで構成する。

単位  mm

a 2.3

b 4.6

c 2.3

  3 か所

d 6.1

e 12.2

図 2TIM の凸点配置 

5.3 TIM

の凸点寸法 

TIM

に用いる凸点は,カード上の隣接する面から上方に最大 0.48 mm,最小 0.3 mm の浮き上がり高さを

もつ。各凸点の根元寸法,及び形状例を

図 に示す。

単位  mm

図 3TIM に用いる凸点の根元寸法,及び形状例 

5.4 

識別記号のデザイン 

凸点の配置は,使用可能な 18 の凸点のどれを用いるかをカード所持者が選択する。凸点の数は最大 18

であり最小は 1 である。

注記  触覚による認識に個人差があるので,識別しやすい凸点の組合せをカード所持者がデザインで

きるようにするのがよい。