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X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

(1)

目  次

ページ

序文 

1

第 章  一般事項 

1

1

  適用範囲

1

2

  適合性

2

2.1

  光ディスクカートリッジ(ODC

2

2.2

  ジェネレーティングシステム

2

2.3

  レシービングシステム 

2

2.4

  互換性表示 

2

3

  引用規格

2

4

  用語及び定義 

2

5

  表記法

6

5.1

  数値表示 

6

5.2

  名称

6

6

  略語

6

7

  ODC の概要 

7

8

  一般要件

7

8.1

  環境条件 

7

8.2

  温度衝撃 

8

8.3

  安全性

8

8.4

  耐燃性

8

9

  基準駆動装置 

8

9.1

  光学系

9

9.2

  光ビーム 

10

9.3

  再生チャネル 

10

9.4

  トラッキング 

11

9.5

  ディスクの回転

11

第 章  機械的特性及び物理的特性

11

10

  ケースの寸法特性及び物理的特性

11

10.1

  ケースの概要 

11

10.2

  面及び 面の関係

11

10.3

  基準軸及びケースの基準面

11

10.4

  ケースの図面 

11

10.5

  ケースの寸法 

12

10.6

  機械的特性 

18

10.7

  落下試験 

18


X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)  目次

(2)

ページ

11

  ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性

18

11.1

  ディスクの概要 

18

11.2

  ディスクの基準軸及び基準面 

18

11.3

  ディスクの寸法 

18

11.4

  機械的特性 

20

11.5

  光学特性

21

12

  ODC と駆動装置とのインタフェース 

22

12.1

  クランプ方法 

22

12.2

  クランプ力 

22

12.3

  キャプチャシリンダ 

22

12.4

  使用環境条件におけるディスクの位置 

23

第 章  フォーマット

37

13

  トラック及びヘッダの寸法 

37

13.1

  トラック及びヘッダの形状

37

13.2

  トラックスパイラルの方向

38

13.3

  トラックピッチ

38

13.4

  ロジカルトラック番号 

39

14

  トラックフォーマット 

39

14.1

  フィジカルトラックのレイアウト 

39

14.2

  ロジカルトラックレイアウト

41

14.3

  半径方向のアライメント 

41

14.4

  セクタ番号 

42

15

  セクタフォーマット

42

15.1

  セクタのレイアウト 

42

15.2

  セクタマーク 

43

15.3

  VFO フィールド 

43

15.4

  アドレスマーク(AM

44

15.5

  ID フィールド 

44

15.6

  ポストアンブル(PA

1

45

15.7

  移行領域(TA

1

) 

45

15.8

  ギャップ 

45

15.9

  自動レーザパワー制御(ALPC

45

15.10

  同期バイト(Sync) 

45

15.11

  データフィールド

46

15.12

  ポストアンブル(PA

2

46

15.13

  バッファ 

47

15.14

  移行領域(TA

2

) 

47

16

  記録符号 

47

17

  情報ゾーン 

48


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(3)

ページ

17.1

  情報ゾーンの概要

48

17.2

  情報ゾーンの分割

48

17.3

  制御トラック PEP ゾーン 

52

17.4

  制御トラック SFP ゾーン 

56

18

  ユーザゾーンのレイアウト 

60

18.1

  ユーザゾーンの概要 

60

18.2

  ユーザゾーンの分割 

60

18.3

  ユーザ領域 

61

18.4

  欠陥管理領域(DMA

66

18.5

  ディスク定義構造(DDS) 

67

18.6

  書換形ゾーン 

69

18.7

  追記形ゾーン 

70

19

  書換形ゾーン及び追記形ゾーンの欠陥管理

70

19.1

  ディスクの初期化

70

19.2

  検証

70

19.3

  非検証ディスク

71

19.4

  記録方法 

71

19.5

  一次欠陥管理表(PDL) 

71

19.6

  二次欠陥管理表(SDL) 

72

第 章  エンボス特性

73

20

  測定方法 

73

20.1

  使用環境 

73

20.2

  基準駆動装置 

73

20.3

  信号の定義 

74

21

  グルーブからの信号

74

21.1

  グルーブ対ランドの比 

75

21.2

  プッシュプル信号

75

21.3

  デバイデドプッシュプル信号

75

21.4

  トラックの位置

75

22

  ヘッダ信号 

75

22.1

  セクタマーク信号

75

22.2

  VFO 信号

76

22.3

  アドレスマーク,ID 及び PA 信号

76

22.4

  ジッタ

76

22.5

  非対称性 

76

23

  制御トラック PEP マークからの信号

76

第 章  記録層の特性

77

24

  測定方法 

77

24.1

  測定環境 

77


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(4)

ページ

24.2

  基準駆動装置 

77

24.3

  記録条件 

78

24.4

  消去条件 

79

24.5

  信号の定義 

80

25

  光磁気特性 

80

25.1

  光磁気信号の性能指数 

80

25.2

  光磁気信号の非対称性 

80

26

  記録特性 

80

26.1

  分解能

80

26.2

  狭帯域信号対雑音比 

81

26.3

  クロストーク比

82

26.4

  ジッタ

82

26.5

  メディア熱相互作用 

82

27

  消去パワーの決定

82

第 章  ユーザデータの特性 

83

28

  試験方法 

83

28.1

  測定環境 

83

28.2

  基準駆動装置 

83

29

  セクタの最低品質

84

29.1

  ヘッダ

84

29.2

  ユーザ記録データ

84

30

  データ交換条件

85

30.1

  トラッキング 

85

30.2

  ユーザ記録データ

85

30.3

  ディスクの品質

85

附属書 A(規定)空気清浄度クラス 100 000 

86

附属書 B(規定)エッジのひずみ(歪)量確認方法

88

附属書 C(規定)カートリッジの可とう(撓)性確認方法 

90

附属書 D(規定)ハブの吸着力の測定方法 

92

附属書 E(規定)ID フィールド用の CRC 

94

附属書 F(規定)インタリーブ,CRCECC 及びデータフィールドの再同期化

95

附属書 G(規定)再同期パターンの決定 

101

附属書 H(規定)ジッタを測定するためのリードチャネル

105

附属書 J(規定)ジッタの測定手順

106

附属書 K(規定)記録パルスの形状の定義 

107

附属書 L(規定)性能指数の測定 

108

附属書 M(規定)記録メディアの互換のための実装独立マーク品質決定(IIMQD) 

109

附属書 N(規定)交換のための要件

111

附属書 P(規定)クロストラック信号の測定方法 

113


X 6280

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(5)

ページ

附属書 Q(規定)非対称性測定定義

114

附属書 R(参考)オフィス環境 

116

附属書 S(参考)使用環境条件の導出方法 

117

附属書 T(参考)輸送 

120

附属書 U(参考)交替セクタを利用するときのガイドライン

121

附属書 V(参考)トラックの振れ量の測定方法

122

附属書 W(参考)現在及び将来の規格で実装される値 

126

附属書 X(参考)基板の垂直複屈折の測定 

127

附属書 Y(参考)タイプ WO の ODC を使用するためのガイドライン 

129

附属書 Z(参考)メディアの感度評価のためのレーザパワーの校正方法 

130

附属書 AA(参考)512 バイトセクタ及び 1 024 バイトセクタのエミュレーション 

134


X 6280

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(6)

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本

工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。

−  氏名:ソニー株式会社

−  住所:東京都港区港南 1-7-1

−  氏名:富士通株式会社

−  住所:神奈川県川崎市中原区上小田中 4-1-1

上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施

の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対

しては,同様の条件でその実地が許諾されることを条件としている。

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標

準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。


   

日本工業規格

JIS

 X

6280

:2011

(ISO/IEC 22092

:2002

)

情報交換用 130 mm/9.1 GB 光ディスクカートリッジ

Information technology-

Data interchange on 130 mm magneto-optical disk cartridges-

Capacity: 9.1 Gbytes per cartridge

序文 

この規格は,2002 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 22092 を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

第 章  一般事項 

適用範囲 

この規格は,熱磁気効果及び光磁気効果を使用した,カートリッジ当たり 9.1 ギガバイト(GB)の容量

をもつ 130 mm 光ディスクカートリッジ(以下,ODC という。

)の機械的特性,物理的特性及び光学的特

性について規定する。

この規格は,次の 2 種類を規定する。

タイプ R/W  このタイプは,ディスクの記録面全体にわたって,何度も繰り返して,データの記録,

再生及び消去が可能である。

タイプ WO  このタイプは,一旦記録したデータを多数回再生することができる。データの消去及び

修正はできない。マルチセッション記録(追加記録動作)は,このタイプのディスクで可能で

ある。

A 面及び B 面の両面に記録する場合は,同一のタイプを使用する。各面の公称容量は,どのタイプでも,

4.58 ギガバイトとする。フォーマットは 1 セクタ当たり 2 048 バイト及び 4 096 バイトの二つのセクタサ

イズを規定する。さらに,1 セクタ当たり 512 バイト及び 1 024 バイトの二つのサイズのエミュレーション

を許容する。

この規格は,次の項目を規定する。

−  適用試験の条件及び基準駆動装置。

− ODC の使用環境及び保存環境。

−  データ処理システム間の機械的互換性を保証するための ODC の機械的特性,物理的特性及び寸法。

−  ディスク上のエンボスデータ及びユーザ記録データのフォーマット。トラック及びセクタの物理的な

配置,誤り訂正符号,並びに使用される変調方式を含む。

−  ディスクのエンボス情報の特性。

−  データ処理システムがディスク上にデータを記録可能にするための,ディスクの熱磁気特性及び光磁

気特性。


2

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

−  データ処理システムがディスクからデータを再生可能にするための,ディスク上のユーザ記録データ

の最低限の品質。

なお,別途規定のボリューム及びファイル構造の規格と合わせることによって,データ処理システム間

の完全なデータ互換性を与えるものである。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 22092:2002

,Information technology−Data interchange on 130 mm magneto-optical disk

cartridges−Capacity: 9.1 Gbytes per cartridge(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

適合性 

2.1 

光ディスクカートリッジ(ODC 

次に規定する全ての要求事項を満足する場合,その ODC は,この規格に適合する。この規格に適合す

る ODC は,実装されているタイプを明確にしなければならない。

2.2 

ジェネレーティングシステム 

この規格に適合するジェネレーティングシステムは,タイプ R/W,タイプ WO の二つのタイプのうち,

サポートするもの(複数可)を明確にしなければならない。互換用 ODC のジェネレーティングシステム

は,サポートするタイプについてこの規格の全ての要件を満たすとき,この規格に適合する。

2.3 

レシービングシステム 

この規格に適合するレシービングシステムは,どのタイプを実装するかを明確にしなければならない。

2.1

に規定された ODC に記録したどの情報も扱える場合,そのデータ互換のための ODC のレシービン

グシステムは,この規格に適合する。

2.4 

互換性表示 

この規格に適合する駆動装置は,サポートする他の規格のリストを規定しなければならない。その規定

には,サポートする規格番号と ODC のタイプ,再生だけをサポートするのか,記録及び再生ともにサポ

ートするのかの情報を記載しなければならない。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS C 6950-1

  情報技術機器−安全性−第 1 部:一般要求事項

注記  対 応 国際 規格 : IEC 60950-1 , Information technology equipment− Safety− Part 1: General

requirements(MOD)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

4.1

非対称性(asymmetry)

最大振幅と最小振幅とを与える信号の中心レベル間の偏位。


3

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

4.2

バンド(band)

一定のクロック周波数をもつディスク上のユーザゾーン内の環状領域。

4.3

ケース(case)

ディスクを保護するとともに,ディスクの交換を容易にする光ディスクの入れ物。

4.4

クランプゾーン(clamping zone)

クランプ装置からの吸着力が印加されるディスクの環状部分。

4.5

制御トラック(control track)

光ディスクに記録,

再生及び消去するために必要なフォーマット及びメディアパラメタを含むトラック。

4.6

巡回冗長検査,CRC(Cyclic Redundancy Check,CRC)

データの誤りを検出する方法の一つ。伝送単位ごとにビット列を 2 進数とみなし,あらかじめ定められ

た多項式で除算した余りをチェックビットとして伝送単位の最後に付加する方式。

4.7

欠陥管理(defect management)

ディスクの欠陥領域を取り扱う方法。

4.8

ディスク基準面(disk reference plane)

理想スピンドルにおいて,回転軸に対して垂直で,かつ,ディスクのクランプゾーンに対応する,完全

にフラットな環状表面として規定される面。

4.9

エミュレーション(emulation)

サイズの小さい多数の論理セクタをサイズの大きい単一の物理セクタに記録する技術。

4.10

入射面(entrance surface)

光ビームが最初に入射するディスクの表面。

4.11

誤り訂正符号,ECC(Error Correction Code,ECC)

データの中のある種の誤りを訂正するために設計された誤り検出符号の一つ。

4.12

フォーマット(format)

ディスク上の情報の配置又はレイアウト。

4.13

ハブ(hub)

駆動装置のスピンドルによって心出しを行い,かつ,吸着力を与えるためのディスクの中心部にある構

造体。


4

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

4.14

インタリーブ(interleaving)

バーストエラーによって影響を受けないように,連続するデータ群を物理的に分割して配置するプロセ

ス。

4.15

カー回転(Kerr rotation)

光磁気カー効果が引き起こす,記録層からの反射による光ビームの偏光面の回転。

4.16

ランド及びグルーブ(land and groove)

情報が記録される前に形成するディスクの溝状構造。トラック位置を明らかにするために用いられる。

グルーブは,それと一対でトラックを形成するランドよりも入射面に近いほうに位置する。ランド及びグ

ルーブどちらにも記録は行われる。

4.17

ロジカルトラック(logical track)

一意にアドレス指定可能なトラックを構成するために定義される複数のセクタのグループ。各ロジカル

トラックの最初のセクタにはセクタ番号 0 を割り当てる。

4.18

マーク(mark)

磁区,ピット,その他光学的に検出できる形態をもった記録層の造作。マークのパターンがディスク上

のデータを表す。

注記  セクタマーク,アドレスマークなどのセクタの下位区分としての“マーク”は,ここでいうマ

ークと異なる。

4.19

マークエッジ(mark edge)

トラックに沿って,マークのある領域からマークのない領域への遷移,又はその反対の遷移。

4.20

マークエッジ記録(mark edge recording)

マークエッジを用いて,チャネルビットを表す記録方法。

4.21

光ディスク(optical disk)

記録層にマークの形で情報を記録したり保持したりする,光ビームで再生可能なディスク。

4.22

光ディスクカートリッジ,ODC(optical disk cartridge,ODC)

光ディスクが収納されたケースからなるデバイス。

4.23

フィジカルトラック(physical track)

ディスクが 1 回転する間の光ビームの焦点がたどる経路。この経路は,直接アドレス指定できない。

4.24

偏光(polarization)

光波の振動ベクトルの振動方向が規則的な状態。光ビームの偏光方向は,ビームの電気ベクトルの方向


5

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

となる。

注記  偏光面は,電気ベクトルを含み,かつ,光ビームの伝搬方向をもつ面である。光ビームの伝搬

方向を見て電気ベクトルが時計回りで回転する偏光を右だ(楕)円偏光という。

4.25

再生専用マーク(pre-recorded mark)

光磁気的手段で変化しないように形成されたマーク。

4.26

再生パワー(read power)

再生時のディスクの入射面での光パワー。

4.27

記録層(recording layer)

ディスクを構成する層の一つ。製造時及び/又は使用時に,層の上又は中にデータが記録される。

4.28

記録トラック(recording track)

記録が行われるディスクのランド又はグルーブ部分。

4.29

リードソロモン符号(Reed-Solomon code)

誤り検出符号及び/又は誤り訂正符号の一つ。特に,バーストエラー又は高い相関をもつ誤りの訂正に

向いている。

4.30

スペース(space)

トラックに沿ったマークとマークとの間の領域。

4.31

スピンドル(spindle)

ディスク及び/又はハブに接触するディスク駆動装置の一部。

4.32

基板(substrate)

記録層を機械的に支持する透明なディスク構成層。光ビームはこの層を通して記録層に入射する。

4.33

トラックピッチ(track pitch)

ランドトラックの中心線と隣接するグルーブトラックの中心線との間の半径方向距離。

4.34

記録禁止孔(write-inhibit hole)

駆動装置がこの孔が開と検知した場合,記録操作も消去操作も禁止するケースの孔。

4.35

ライトワンス機能(write-once functionality)

書換形の光磁気 ODC の初期化及び記録を一度だけに制限し,消去を許容しないとする技術。

4.36

ゾーン(zone)

ディスクの環状領域。


6

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表記法 

5.1 

数値表示 

数値表示は,次による。

−  測定値は,該当規定値の最下位桁に丸める。例えば,

0.01
0.02

26

.

1


という規格値は,

1.235

以上

1.275

未満

の測定値を許容する。

 16

進数は,括弧でくくった

0

9

の数字及び

A

F

のアルファベットで表示する。

ビットの値は,

0

”及び“

1

”とする。

  2

進数及びビットの組合せの数値は,

0

及び

1

で表す。

  2

進数及びビットの組合せの数値は,左に最上位ビットを示す。

  2

進数の負の値は,

2

の補数として表す。

各フィールドのデータは,最上位バイト(バイト

0

)を最初に記録する。

8

ビットで構成する各バイト

内では,最下位ビット(

0

番目)を最後に記録し,最上位ビット(

7

番目)を最初に記録する。この記

録順は,誤り検出訂正回路のデータ入力及び出力にも適用する。

特に明記されていない限り,

xx…x/yy…y

といった形式の

10

進数字のグループは,値

xx…x

4 096

バイトセクタの場合,

yy…y

2 048

バイトセクタの場合に適用されることを示す。

5.2 

名称 

固有のトラック,フィールドなどの実体の名前は,大文字の頭文字で示す。

略語 

略語について規定する。

ALPC

Auto Laser Power Control

    自動レーザパワー制御

AM

 Address

Mark

    アドレスマーク

CRC

 Cyclic

Redundancy

Check

    巡回冗長検査

DDS

Disk Definition Structure

    ディスク定義構造

DMA

 Defect

Management

Area

    欠陥管理領域

DMP

Defect Management Pointers

    欠陥管理ポインタ

ECC

Error Correction Code

    誤り訂正符号

EDAC

Error Detection And Correction

    誤り検出及び訂正

ID

 Identifier

    識別子

LBA

 Logical

Block

Address

    ロジカルブロックアドレス

LSB

Least Significant Byte

    最下位バイト

MO

 Magneto-Optical

    光磁気

MSB

Most Significant Byte

    最上位バイト

ODC

 Optical

Disk

Cartridge

    光ディスクカートリッジ

PA

 Postamble

    ポストアンブル

PDL

 Primary

Defect

List

    一次欠陥管理表

PEP

Phase-Encoded Part of the Control Tracks

    制御トラックの位相変調符号化部分

RLL

Run Length Limited (code)

    ランレングス限定(符号)

R-S

 Reed-Solomon

(code)

    リードソロモン(符号)

R/W

 Rewritable

    書換形


7

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

R-S/LDC

Reed-Solomon Long Distance Code

    リードソロモン長距離符号

SCSI

Small Computer System Interface

    スモールコンピュータシステムインタフェース

SDL

Secondary Defect List

    二次欠陥管理表

SFP

Standard Formatted Part of the Control Tracks

    制御トラックの標準フォーマット部分

SM

 Sector

Mark

    セクタマーク

SWF

 Sector

Written

Flag

    セクタ記録フラグ

TA

 Transition

Area

    遷移領域

TIA

 Time

Interval

Analyzer

    タイムインターバルアナライザ

VFO

Variable Frequency Oscillator

VFO

(信号)

WO

 Write

Once

    追記形

ZCAV

 Zoned

Constant

Angular

Velocity

    ゾーン化された角速度一定方式

7 ODC

の概要 

この規格の主題である

ODC

は,光ディスクを含むケースからなる。

ケースは,ディスクを保護する覆いであり,シャッタによって覆われたアクセス窓をもつ。カートリッ

ジを駆動装置に挿入したとき,シャッタは自動的に開く構造とする。

光ディスクは,内部に記録層をもつ二つの面からなる。

光ディスクは,両面に記録が可能である。データの記録及び消去は,熱磁気効果を用いて記録層の磁化

領域に焦点を結ぶ光ビームによって行う。

再生は,

集束光ビームで光磁気効果を用いてデータを読み取る。

光ビームは,透明なディスクの基板を通して,記録層にアクセスする。

ディスクの一部は,プレエンボスピットの形式で,再生専用のデータを含む。このデータは,エンボス

ピットによる光ビームの回折現象を用いて再生することができる。

熱磁気効果を用いて,ディスク全体をデータの追記形の記録に用いてもよい。このデータは,光磁気効

果を用いて再生することができる。

一般要件 

8.1 

環境条件 

8.1.1 

測定環境 

測定環境は,規定がない限り,

ODC

の近傍で測定し,次のとおりとする。

  温度      :

23

±

2

  相対湿度  :

45

55 %

  大気圧    :

60

106 kPa

  空気清浄度:クラス

100 000

附属書 参照)

ODC

の中又はディスク上に結露が生じてはならない。

ODC

は,測定の前に,

48

時間以上測定環境に慣

らしておかなければならない。光ディスクの表面は,ディスクの製造者の条件によって清浄にしておくこ

とを推奨する。

別に規定しない限り,全ての試験及び測定は,この測定環境条件で行わなければならない。

8.1.2 

使用環境 

使用環境は,

ODC

の近傍で測定し,次のとおりとする。測定環境を満足した

ODC

は,使用環境でデー

タの互換性を保証しなければならない(

附属書 参照)。


8

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

動作環境条件は,ディスク近傍の雰囲気が次の条件を満たす環境とする。

  温度

5

55

  相対湿度

3

85 %

  絶対湿度

1

30 g/m

3

  大気圧

60

106 kPa

  最大温度勾配

10

/h

  最大相対湿度勾配

10 %/h

  空気清浄度

:オフィス環境(R.1 参照)

  最大磁界強度(光ビーム照射時)

32 000 A/m

R.2 参照)

  最大磁界強度(光ビーム非照射時)

48 000 A/m

ODC

の中又はディスク上に結露が生じてはならない。

ODC

は,使用環境条件を外れて保管した場合,

使用前に

2

時間以上使用環境に慣らしておかなければならない(

附属書 参照)。

8.1.3 

保存環境 

保護の覆いがない

ODC

は,保存環境を外れて保存してはならない。

保存環境は,

ODC

近傍の雰囲気が次の条件を満たす環境とする。

  温度

:−

10

55

  相対湿度

3

90 %

  絶対湿度

1

30 g/m

3

  大気圧

60

106 kPa

  最大温度勾配

15

/h

  最大相対湿度勾配

10 %/h

  空気清浄度

:オフィス環境(R.1 参照)

  最大磁界強度

48 000 A/m

ODC

の中又はディスク上に結露が生じてはならない。

8.1.4 

輸送条件 

この規格では規定しないが,

附属書 に従うことを推奨する。

8.2 

温度衝撃 

ODC

は,駆動装置に着脱するとき,

20

℃までの温度衝撃に耐えなければならない。

8.3 

安全性 

ODC

は,指示された方法で使用するとき,又は情報処理システムにおける予測可能な使用において,JIS 

C 6950-1

の安全性要件を満たさなければならない。

8.4 

耐燃性 

ODC

及びその部品は,JIS C 6950-1 に規定するように,

HB

と同等以上の耐燃性の材料とする。

基準駆動装置 

基準駆動装置は,明確に定義された特性をもつ幾つかの重要部品からなる駆動装置であり,この規格で

規定する光ディスクの記録特性,再生特性及び消去特性を測定するために用いる。この箇条では,全ての

部品の概要について記述する。

特定の箇条での測定に必要な部品については,

それぞれの箇条で規定する。


9

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

9.1 

光学系 

記録特性,再生特性及び消去特性を測定するために用いる基準駆動装置の光学系の基本構成は,

図 

示すとおりとする。

図 の光学系と同じ動作をする限り,基準駆動装置に用いる部品及び部品の配置は問

わない。ディスクの入射面からの反射光は,測定の精度に影響を与えないように光学系の構成を配慮しな

ければならない。

ディスクによって偏光が変化しないとき,偏光ビームスプリッタ

J

は,フォトダイオード

K

1

の信号とフ

ォトダイオード

K

2

の信号とが等しくなるようにする。この場合の偏光方向をニュートラル偏光方向という。

位相補償器

N

は,光学系を,ニュートラル偏光方向の偏光とそれに直角の方向の偏光との間の位相の遅れ

2.5

°以下に調整しなければならない。この位相補償器の位置を,中立位置という。位相補償器は,狭帯

域信号対雑音比の測定のために用いる(26.2 参照)

偏光ビームスプリッタ

J

は,

100

以上の

P-S

強度反射率比をもたなければならない。

偏光ビームスプリッタ

E

F

から

H

へのニュートラル偏光方向の反射率 R

p

の公称値は,

0.30

とする。

ニュートラル偏光方向及び直角方向の偏光の反射率 R

s

の公称値は

0.95

とする。R

s

の実際の値は,

0.90

上とする。反射率が R'

p

及び R'

s

となる偏光ビームスプリッタ

E

をもつ駆動装置で光磁気信号の非対称性を

測定した場合,測定値は,次の係数を乗じて補正をしなければならない。

s

p

p

s

R'

R

R'

R

チャネル

1

の出力は,

K

1

K

2

とのフォトダイオードの電流値の和とし,エンボスマークの再生に用い

る。

チャネル

2

の出力は,

K

1

K

2

とのフォトダイオードの電流値の差とし,光磁気効果によるユーザ記録

マークの再生に用いる。


10

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

A  レーザダイオード 
B  コリメータレンズ 
C  光整形プリズム 
D  ビームスプリッタ 
E  偏光ビームスプリッタ 
F  対物レンズ 
G  光ディスク 
H 1/2λ 波長板

I

1

I

2

2 分割フォトダイオード出力

J

偏光ビームスプリッタ

K

1

,K

2

フォトダイオード

K

3

  2 分割フォトダイオード

L

1

,L

2

 DC アンプ

M  トラッキングチャネル(20.3 参照) 
N  位相補償器

図 1−基準駆動装置の光学系

9.2 

光ビーム 

データの記録,再生及び消去に使用する光ビームは,次の特性をもつ。

a)

波長(

λ

 660

±

10 nm

b)

波長(

λ

)と対物レンズの開口数(

NA

)との比

λ/NA

1.148

±

0.017 μm

c)

対物レンズの開口(

D

)の直径と,光強度が最大

 D/W

0.85

±

0.05

光強度の

1/e

2

となる光ビーム直径(

W

)との比

d)

波面収差(記録層にて)

0

λ

2

/330

e)

偏光方向

直線  グルーブに対して平行

f)

消光比

0.01

消光比は検光子を

180

°以上回転させたとき,測定される光強度の最大値と最小値との比とする。

g)

記録,再生及び消去のための光パワー及びパルス幅は,この規定の以後の箇条で規定する。

9.3 

再生チャネル 

2

個の再生チャネルは,記録層のマークからの信号の再生に用いる。チャネル

1

は,マークの光ビーム

の回折現象による反射光強度の変化としてエンボスマークを再生する。チャネル

2

は,マークの光磁気効

果による光ビームのニュートラル偏光方向からのずれをフォトダイオード

K

1

K

2

との出力差としてユー

A

B

C

D

M

E

F

G

N

H

J

チャネル1

チャネル2

+

+

I

2

 

K 3

K2

K1

L1

L2

I

 

+


11

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

ザ記録マークを再生する。

チャネル

1

及びチャネル

2

の後の再生信号増幅器は,

DC

から

50 MHz

まで±

1 dB

以内の平たん(坦)な応答性とする。ほかに指示がない限り,チャネル

1

及びチャネル

2

からの信号は,

検出前には波形等化せず,チャネルクロック周波数の

1/2

の遮断周波数をもつ三次バターワースローパス

フィルタ(

3-pole Butterworth low-pass filter

)を通す。

9.4 

トラッキング 

基準駆動装置のトラッキングチャネルは,光ビームの軸方向及び半径方向のトラッキングサーボをする

ためのトラッキングエラー信号を検出する。軸方向のトラッキングエラー信号,すなわちフォーカシング

エラー信号を作る方法は,規定しない。

半径方向のトラッキングエラー信号は,トラッキングチャネルの

2

分割検出器によって検出する。

2

割検出器の分割線方向は,検出器上のトラック像と平行になるように配置する。

光ビームの焦点のトラック溝に対する追随の精度については,20.2.4 による。

9.5 

ディスクの回転 

駆動軸は,12.4 で規定するとおりの回転軸とする。ディスクの回転周波数は,

50.0

±

0.5 Hz

とする。回

転方向は,対物レンズから見て反時計回りとする。

第 章  機械的特性及び物理的特性 

10 

ケースの寸法特性及び物理的特性 

10.1 

ケースの概要 

ケース(

図 参照)は,四角形の硬い保護用コンテナである。両面にスピンドル窓があり,駆動装置の

スピンドルがハブによってディスクを固定できるようにする。ケースは両面にヘッド窓があり,一つは,

駆動装置の光ヘッド用,もう一つは,磁界を与える磁気ヘッド用である。その窓部は,シャッタで覆われ,

ODC

を駆動装置に差し入れたときにシャッタが開き,取り出したときに自動的にシャッタが閉じて窓を覆

う。ケースには,記録禁止機能,反射率検出機能及び回転方向検出機能があり,更にオートチェンジャ用

のグリッパスロットがある。

10.2 A

面及び 面の関係 

物理的な互換性に不可欠な機能を,

図 に示す。カートリッジの

A

面が上向きのとき,ディスクの

A

は,下向きとなる。ケースの

A

面及び

B

面は,ここで示す機能に関する限り,全く同じだが,10.5.10 

び 10.5.11 で記述するシャッタ及びシャッタオープナ用のスロットだけ,ケースの両面の機能が同一ではな

い。

ここでは一方の面についてだけ記述するが,

A

面を

B

面に,

B

面を

A

面に読み変えることができる。

10.3 

基準軸及びケースの基準面 

ケースの各面には基準面

P

が存在する。基準面

P

は,ケース各面上に設けた面

S

1

∼面

S

4

からなる平面

とする。各基準面

P

は,ケースの寸法を参照する二つの直交軸

X

及び

Y

を含む。

X

軸及び

Y

軸の交点は,

ロケーション孔の中心とする。

X

軸は,アライメント孔の中心を通る。

10.4 

ケースの図面 

ケースの概要を,次の図に示す。

図 は,ハブの寸法を示す。

図 は,

A

面から識別される主な機能とともに,ケースの

A

面の外観を示す。

図 は,

X

軸と

Y

軸との交点にあるロケーション孔及び基準面

P

を基準とした,ケースの寸法を示す。

図 は,基準面

P

を規定する面

S

1

,面

S

2

,面

S

3

及び面

S

4

を示す。


12

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

図 5a は,面

S

3

の詳細を示す。

図 は,挿入スロット及びディテントの詳細を示す。

図 は,オートチェンジャに使用するグリッパスロットを示す。

図 は,記録禁止孔を示す。

図 は,メディア

ID

のセンサ孔を示す。

図 10 は,シャッタセンサノッチを示す。

図 11 は,ヘッド窓及びスピンドル窓を示す。

図 12 は,シャッタ開放状態を示す。

図 13 は,キャプチャシリンダを示す。

図 14a∼図 14c は,ユーザラベル領域を示す。

10.5 

ケースの寸法 

ケースの寸法は,測定環境で測定する。使用環境でのケースの寸法は,この箇条で規定する寸法から見

積もることができる。

10.5.1 

外形寸法 

ケースの全長(

図 参照)は,次による。

L

1

153.0

±

0.4 mm

ケースの上端から基準軸

X

までの長さは,次による。

L

2

127.0

±

0.3 mm

ケースの下端から基準軸

X

までの長さは,次による。

L

3

26.0

±

0.3 mm

ケースの全幅は,次による。

L

4

0
0.6

0

.

135

mm

カートリッジの左端から基準軸

Y

までの長さは,次による。

L

5

0
0.5

0

.

128

mm

カートリッジの右端から基準軸

Y

までの長さは,次による。

L

6

6.5

±

0.2 mm

カートリッジの上部は,次の半径で幅を縮小する。

R

1

L

4

これは,

L

5

L

7

とで規定される点から始まる。

L

7

101.0

±

0.3 mm

上端の二つの角部は,次の半径で丸める。

R

2

1.5

±

0.5 mm

下端の二つの角部は,次の半径で丸める。

R

3

3.0

±

1.0 mm

ケースの厚さは,次による。

L

8

11.00

±

0.30 mm

ケースの

8

か所のりょう(稜)線は,次の半径で丸める。

R

4

1.0 mm

10.5.2 

ロケーション孔 

ロケーション孔(

図 参照)の中心は,基準軸

X

と基準軸

Y

との交点と一致する。ロケーション孔は四


13

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

角形で,一辺の長さは,次による。

L

9

0
0.06

10

.

4

mm

ロケーション孔の深さは,次による。

L

10

1.5 mm

(すなわち,標準的なケースの肉厚となる。

ロケーション孔は,ケースの反対側のアライメント孔まで貫通している。

ロケーション孔の角部は,次の半径で丸める。

R

5

0.5 mm

10.5.3 

アライメント孔 

アライメント孔(

図 参照)の中心は,基準軸

X

上にあり,基準軸

Y

からの距離は次による。

L

11

122.0

±

0.2 mm

アライメント孔の寸法は,次による。

L

12

0
0.06

10

.

4

mm

及び

L

13

0.2
0

0

.

5

mm

深さは

L

10

とし,孔はケースの反対側のロケーション孔まで貫通する。

アライメント孔の角部は,半径

R

5

で丸める。

10.5.4 

基準面 上の面 

ケースの片面の基準面 P(

図 及び図 5a 参照)は,ケースのその面に四つの面(面 S

1

,面 S

2

,面 S

3

び面 S

4

)を含む。

これらの規定を,次に示す。

a)

二つの円形の面 S

1

及び面 S

2

  面 S

1

は,正方形のロケーション孔を中心に広がる円形の領域とし,直

径は,次による。

D

1

≧9.0 mm

面 S

2

は,長方形のアライメント孔を中心に広がる円形の領域とし,直径は,次による。

D

2

≧9.0 mm

b)

二つの細長い面 S

3

及び面 S

4

  二つの細長い面 S

3

及び面 S

4

は,カートリッジ及びシャッタエッジの外

形をなぞる。

面 S

3

及び面 S

4

は,対称形である。

面 S

3

は,次の二つの円形部で定義される。

一つの円形部の半径は,次による。

R

6

=1.5±0.1 mm

その基点は,次による。

L

14

=4.0±0.1 mm

L

15

=86.0±0.3 mm

他方の円形部の半径は,次による。

R

7

=1.5±0.1 mm

その基点は,次による。

L

16

=1.9±0.1 mm

L

17

=124.5±0.3 mm

半径

R

7

の弧は,次の半径で右側に続く。


14

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

R

8

0.2

0.7

134


mm

これは,

L

5

及び

L

7

で示した基点をもつ

L

5

L

14

R

6

の結果として現れた寸法である。真っすぐな上

下の線が

R

6

の弧から

R

8

の弧までを滑らかにつなぐ。

面 S

3

の左側は,次の半径で境界を作る。

R

9

=4.5±0.3 mm

これは,次で示した基点をもつ

L

18

L

14

R

6

の結果として現れた寸法である。

L

18

=2.0±0.1 mm

L

19

=115.5±0.3 mm

境界の左側は,二つの直線で閉じられる。最初の直線は,

R

6

の弧から

R

9

の弧を滑らかにつなぐ。2

本目の直線は,

R

7

の左側の接線から

R

9

の交点までをつなぐ。面 S

3

の左側に沿って,シャッタによる

損傷から面 S

3

を保護する領域が存在する。この領域を確保するための実際の最小幅は,次による。

R

10

≦4.1 mm

この半径は,

R

9

と同じ点から始まる。

10.5.5 

挿入スロット及びディテント機能 

ケースには,ディテント機能をもつ二つの対称的な挿入スロットがある(

図 参照)。

スロットの長さは,次による。

L

20

=26.0±0.3 mm

幅は,次による。

L

21

0.3
0

0

.

6

mm

深さは,次による。

L

22

=3.0±0.1 mm

位置は,基準面 P から次の範囲とする。

L

23

=2.5±0.2 mm

スロットには,次の範囲で挿入案内用の面取りをする。

L

24

≦0.5 mm

L

25

≦5.0 mm

ディテントノッチは,次の半径のくぼみとする。

R

11

=3.0±0.2 mm

ディテントノッチは,次に示す点を基点とする。

L

26

=13.0±0.3 mm

L

27

=2.0±0.1 mm

L

73

=114.0±0.3 mm

寸法

L

2

L

26

及び

L

73

は,相互に関連しており,それらの値は,全て規定内とする。

10.5.6 

グリッパスロット 

ケースには,二つの対称的なグリッパスロット(

図 参照)があり,ケースの縁からの深さは,次によ

る。

L

28

=5.0±3.0 mm

幅は,次による。

L

29

=6.0±0.3 mm

グリッパスロットの上端は,ケースの下端から,次の範囲とする。


15

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

L

30

=12.0±0.3 mm

10.5.7 

記録禁止孔 

A 面及び B 面には,それぞれ,記録禁止孔(図 参照)がある。ケースは,それぞれの孔を開閉する機

構を含む。ケース A 面の左側の孔は,ディスク A 面の記録禁止孔である。どの記録禁止孔がいずれの面に

対応するかは,ケース上に刻印するか又はディスク A 面の記録禁止孔の開閉機構の操作がケースの A 面か

らしかできなくすることで,明らかにしなければならない。

ディスク A 面の記録又は消去ができないとき,記録禁止孔は,ケースを貫通して開いている。記録禁止

孔の直径は,次による。

D

3

≧4.0 mm

記録禁止孔の中心は,ケースの A 面上,次による。

L

31

=8.0±0.2 mm

L

32

=111.0±0.3 mm

ディスクの A 面で記録ができるとき,記録禁止孔は,ケースの A 面で,通常

L

10

の深さ,すなわち,ケ

ースの肉厚で閉じている。この場合,ケースの B 面の同じ孔の反対側は,閉じており,ケース B 面の基準

面 P からのへこみは,次による。

L

33

≧0.5 mm

ディスクの B 面を保護するための記録禁止孔の反対側の直径は,

D

3

とする。その中心は,ケース A 面

上,

L

31

及び次で規定する。

L

34

=11.0±0.2 mm

10.5.8 

メディアセンサ孔 

ケースには,4 個のメディアセンサ孔のセットが 2 組ある(

図 参照)。ケース A 面の左下の隅にある孔

のセットは,ディスク A 面に対応する。孔はケースを貫通し,その直径は,次による。

D

4

0.3
0

0

.

4

mm

孔の中心の位置は,

L

32

L

34

及び次で規定する。

L

35

=19.5±0.2 mm

L

36

=17.0±0.2 mm

L

37

=23.0±0.2 mm

L

38

=29.0±0.2 mm

L

39

=93.0±0.3 mm

L

40

=99.0±0.3 mm

L

41

=105.0±0.3 mm

この孔が何の障害物もなく,直径

D

4

でケースを貫通しているとき,孔は開いているものとみなす。

ディスク A 面に対応する孔がケースの A 面と B 面とのいずれにおいても閉じているとき,ディスク A

面の孔は閉じているものとみなす。閉鎖部の基準面 P からのへこみは,次による。

L

42

≦0.1 mm

孔は 1 番から 4 番まで連続して番号付けされる。ケースの左縁に最も近い孔を 1 番とする。1 番,3 番及

び 4 番の孔は閉じている。

2 番の孔は,B 面を使用できないかどうかを示し,孔が開いている場合,B 面は使用できない。孔が閉

じている場合,B 面は使用できる。

この規格に適合する ODC では,3 番の孔及び 4 番の孔は使用せず,それらの孔は閉じている。各孔の意


16

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

味は,

表 のとおりとする。

表 1−メディアセンサ孔

センサ孔番号

標示

1

不使用

常時閉

2

ディスク面使用可否

3

不使用

常時閉

4

不使用

常時閉

10.5.9 

ヘッド窓及びスピンドル窓 

ケースの各面には窓があり,その窓を使用して,光ヘッド及びスピンドルは,ディスクにアクセスする

ことができる(

図 11 参照)。寸法は,中心線を基準とし,基準軸 Y の左側までの距離は,次による。

L

46

=61.0±0.2 mm

ヘッド窓の幅は,次とする。

L

47

≧20.00 mm

L

48

≧20.00 mm

高さは,

L

49

から

L

50

まで伸びていなければならない。

L

49

≧118.2 mm

L

50

≦57.0 mm

四つの内角は,次の半径で丸められる。

R

12

≦3.0 mm

スピンドル窓の直径は,次とする。

D

5

≧35.0 mm

中心は,

L

46

及び次で定義する。

L

51

=43.0±0.2 mm

10.5.10 

シャッタ 

ケースには,一方向に動き,オプションでラッチ機能のを含むスプリング方式のシャッタ(

図 12 参照)

があり,閉じるときに,ヘッド窓及びスピンドル窓を完全に覆うように設計されている。最小 41.5 mm の

シャッタの動作によって,ヘッド窓及びスピンドル窓は,10.5.9 の規定の最小値まで確実に開くことがで

きなければならない。シャッタは,ケース及びシャッタ全体の厚さが

L

8

を超えない範囲で,自由にスライ

ドできなければならない。

シャッタ上部の右側には,次の角度の導入傾斜がある。

A

2

≦16°

基準面 P から傾斜部分に最も近い面までの距離は次とする。

L

52

≦2.5 mm

シャッタの左側は,基準面に対し,次の距離以内に接近してはならない。

L

52B

≧14.00 mm

10.5.11 

シャッタオープナ用のスロット 

シャッタには,駆動装置のシャッタオープナがシャッタを開くためにかみ合うスロット(

図 12 参照)が

一つだけあり,その寸法は,次による。


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X 6280

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シャッタが閉じているとき,シャッタオープナがシャッタを開くために押す垂直方向の縁は,ケース B

面の基準軸 Y から次の距離に位置する。

L

53

=34.5±0.5 mm

スロットの長さは,次による。

L

54

=4.5±0.1 mm

導出傾斜の角度は,次による。

A

3

=52.5±7.5°

スロットの深さは,次による。

L

55

=3.5±0.1 mm

ケース B 面の基準面 P からのスロットの幅は,次による。

L

56

0.5
0

0

.

6

mm

シャッタラッチを採用する場合,ラッチとケース B 面の基準面 P との距離は,次による。

L

57

≦2.5 mm

シャッタ開閉機構がスライドするシャッタに隠れた部分のケース縁部の厚さは,次による。

B

1

≧1.0 mm

面 P からの位置は,次による(

図 12 の詳細 参照)。

B

2

≦0.9 mm

長さ

C

1

領域の両面において,四つの縁は,直線であり,面の真直度は,次の範囲内とする。

STR(真直度)<0.2 mm

長さ

C

1

の領域は,製造者のシャッタ設計によって定義される(

図 12 を参照)。

10.5.12 

シャッタセンサノッチ 

シャッタセンサノッチ(

図 10 参照)は,ODC を駆動装置に挿入後に,シャッタが十分開いたことを確

認するために用いる。したがって,シャッタが十分に開いたときにだけ,ノッチが現れなければならない。

寸法を,次に示す。

L

43

=3.5±0.2 mm

L

44

=71.0±0.3 mm

及び

L

45

0
2

0

.

9

mm

ノッチは導出傾斜があり,その角度は,次による。

A

1

=45±2°

10.5.13 

ユーザラベル領域 

ケースには,ユーザラベル(

図 14a∼図 14c 参照)のために少なくとも次の領域を設けなければならな

い。

A 面及び B 面:35.0 mm×65.0 mm

底部:6.0 mm×98.0 mm

これらの領域のへこみは,最小 0.2 mm とする。次の寸法及び寸法間の関係でその位置を規定する。

L

61

≧4.5 mm

L

62

L

61

≧65.0 mm

L

64

L

63

≧35.0 mm

L

65

≧4.5 mm


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X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

L

66

L

65

≧65.0 mm

L

67

L

68

≧35.0 mm

L

8

L

71

L

72

≧6.0 mm

L

4

L

69

L

70

≧98.0 mm

10.6 

機械的特性 

ここで規定する機械的特性は,使用環境条件下で全ての要件を満足しなければならない。

10.6.1 

材料 

ケースは,この規格の要件を満足する適切な材料で構成する。

10.6.2 

質量 

光ディスクを除いたケースの質量は,150 g を超えてはならない。

10.6.3 

エッジのひずみ(歪) 

ODC は,附属書 で規定するエッジのひずみ(歪)量確認を満足しなければならない。

10.6.4 

可とう(撓)性 

ODC は,附属書 で規定する可とう(撓)性確認を満足しなければならない。

この要件は,駆動装置内において適切な面でカートリッジを拘束できることを保証する。

10.6.5 

シャッタ開閉力 

シャッタを開くために必要なシャッタのばねの力は,3 N を超えてはならない。シャッタ開閉力の強さ

は,ケースの姿勢にかかわらず,自由にスライドするシャッタを閉じるのに十分でなければならない。

10.7 

落下試験 

ODC の各面及び各角は,高さ 760 mm から,厚さ 2 mm のビニール層で覆われたコンクリートの床への

落下に対し,機能的な欠損をすることなく,耐えなければならない。

11 

ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性 

11.1 

ディスクの概要 

ディスクは,二つの面で構成される。

それぞれのディスクは,円い基板で構成され,一方の面にはハブが,もう一方の面にはコーティングを

施した記録層がある。記録層は,保護層によって環境的影響から保護されている。基板の情報ゾーン(箇

条 17 参照)は,基板を通して記録層に光ビームを集光できるように透明とする。

2 枚のディスクは,記録層の面同士を内側にして組み立てられている。

円形のハブは,ディスクの中心にある。ハブは,駆動軸と係合し,ディスクの半径方向の位置合わせ及

びハブの吸着力を発生する。

11.2 

ディスクの基準軸及び基準面 

ハブの寸法は,ディスク基準面 D(

図 参照)を基準とする。ディスク基準面 D は,理想的なスピンド

ルの完全に平らで環状の取付け面に平行,かつ,同一の平面と定義される。そして,ディスクの基板の境

界面であり,スピンドルの回転軸に垂直である。

スピンドルの回転軸 A は,ハブの中心孔の中心を通り,ディスク基準面 D に垂直である。

11.3 

ディスクの寸法 

ディスクの寸法は,測定環境条件で測定する。使用環境条件におけるディスクの寸法は,ここで規定す

る寸法から割り出す。

ディスクの外周直径は,公称 130.0 mm とする。12.3 及び 12.4 で許容されるケース内部のディスクの挙


19

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

動で許容差が規定される。

ハブ領域の外側のディスク全体の厚さは,最小で 2.40 mm,最大で 2.80 mm とする。

注記  JIS X 6271,130 mm 書換形光ディスクカートリッジ[ISO/IEC 10089 に対応(MOD)],及び

ISO/IEC 15486

,Information technology−Data interchange on 130 mm optical disk cartridges of type

WORM (Write Once Read Many) using irreversible effects−Capacity: 2.6 Gbytes per cartridge に適合

するディスクは,全体の厚さは 3.2 mm とされている。

クランプゾーンは,駆動装置のクランプ機構がディスクを保持するディスク上の領域であり,

D

6

及び

D

7

で定義する。

クリアランスゾーンは,クランプゾーン

D

6

の外周直径と反射ゾーンの内周直径との間の領域とする(箇

条 17 参照)

クリアランスゾーンは,全体の厚さの要件から除外されるが,このゾーンでは,ディスク基準面 D から

光学系の方向に 0.2 mm を超える突起があってはならない。

11.3.1 

ハブの寸法 

ハブの外径(

図 参照)は,次による。

D

8

0

2

.

0

0

.

25

mm

ハブの高さは,次による。

h

1

0

2

.

0

2

.

2

mm

ハブの中心孔の直径は,次による。

D

9

0.012
0

004

.

4

mm

ハブの中心孔直径

D

9

のディスク基準面 D からの高さは,次による。

h

2

≧1.9 mm

ハブの中心孔直径

D

9

の(センタリングの)長さは,次による。

h

3

≧0.5 mm

ハブの中心孔からディスク基準面 D との間は,

D

9

よりも大きいか,又は

D

9

と同じ直径の孔でなければ

ならない。孔は基板まで及ぶ。

直径

D

9

のハブの縁は,次の高さの丸み形状とする。

h

4

=0.2±0.1 mm

交差する二つの面では,

半径が一体化しており,オフセット又は鋭利な隆起ができないようにしている。

直径

D

9

のハブの縁の面取りの高さは,次による。

h

5

0.2
0

2

.

0

mm

面取りの角度は 45°とするか,又は対応する半径で丸める。

ディスクをクランプするための磁性体リングの外周直径は,次による。

D

10

≧19.0 mm

磁性体リングの内周直径は,次による。

D

11

≦8.0 mm

厚さは,次による。

h

6

≧0.5 mm

磁性体リングの最上部の位置は,ディスク基準面 D に対し,次の位置にある。

h

7

0

1

.

0

2

.

2

mm

クランプゾーンの外周直径は,次による。


20

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

D

6

≧35.0 mm

クランプゾーンの内周直径は,次による。

D

7

≦27.0 mm

11.4 

機械的特性 

ここで規定する機械的特性は,使用環境条件下で満足しなければならない。

11.4.1 

材料 

ディスクの材料は,この規格の条件を満たす場合材質を問わない。この規格で材料の特性を規定してい

るのは,ハブの磁気特性(

附属書 参照)及び情報ゾーンの基板の光学特性(11.5 参照)だけである。

11.4.2 

質量 

ディスクの質量は,120 g 以下とする。

11.4.3 

慣性モーメント 

軸 A に関連するディスクの慣性モーメントは,0.22 g・m

2

以下とする。

11.4.4 

アンバランス 

軸 A に関連するディスクのアンバランスは,0.01 g・m 以下とする。

11.4.5 

軸方向の振れ 

ディスクの軸方向の振れは,記録層の軸方向の変位で規定する。振れは,基板の厚さのばらつき,屈折

率のばらつき,

及び基準面 D からの入射面のずれによって生じる。

基準面 D に対する記録層の公称位置は,

基板の公称厚さによる。記録層のあらゆる点の基準面 D に垂直な方向の記録層の公称位置からのずれは,

9.5

で規定する回転周波数で回転しているとき,±0.19 mm 以下とする。

偏差は,箇条 で定義する光学系で測定する。

11.4.6 

軸方向の加速度 

附属書 に示すディスクの軸方向の最大許容エラー量(

e

max

)は,9.5 で規定する回転周波数で回転して

いるとき,基準サーボでサーボがかかった状態で±0.7 μm 以下とする。このとき,モータの定常的な外乱

は,無視する。この測定は,次の伝達関数(

H

s

)をもつサーボ系によるか,又は 50 Hz∼170 kHz の帯域で,

|1+

H

s

|が示す値の±20 %以内の値をもつ|1+

H

|のサーボ系による。このとき,ディスクの面振れに

よる軸方向の加速度は,22 m/s

2

以下とする。

( )

0

0

2

0

s

3

1

3

1

3

1

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

i

i

i

i

H

+

+

=

ここに,

1

Hz

550

1

2

2

0

=

=

=

i

f

π

ω

π

ω

11.4.7 

半径方向の振れ 

情報ゾーンでのトラックの半径方向の振れは,

基準駆動装置の光学ヘッドを用いて測定する。このため,

回転軸と基準軸 A との差,基準軸 A に対するトラックの偏心,及び屈折率の変動によって生じる偏心の影

響も含む。

半径方向の振れは,トラックの 1 回転の間の中心からの最大距離と最小距離との差で,9.5 で規定する回

転周波数で回転しているとき,50 μm 以下とする。


21

X 6280

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11.4.8 

半径方向の加速度 

附属書 に示すディスクの半径方向のトラッキングエラーの最大許容量(e

max

)は,9.5 で規定する回転

周波数で回転しているとき,基準サーボでサーボがかかった状態で±0.09  μm 以下とする。このとき,モ

ータの定常的な外乱は,無視する。測定は,次の伝達関数(H

s

)のサーボ系によるか,又は 50 Hz∼170 kHz

の帯域で,|1+H

s

|が示す値の 20 %以内の|1+H|をもつサーボ系による。このとき,ディスクの半径

方向の加速度は,6.5 m/s

2

以下とする。

( )

0

0

2

0

s

3

1

3

1

3

1

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

i

i

i

i

H

+

+

=

ここに,

1

Hz

340

2

2

2

0

=

=

=

i

f

π

ω

π

ω

11.4.9 

チルト 

ディスクのチルトは,入射面上の 1 mm 径の面積で平均した入射面の垂線と基準面 D の垂線との角度と

し,2.8 mrad 以下とする。

11.5 

光学特性 

11.5.1 

屈折率 

情報ゾーン(箇条 17 参照)内では,基板の屈折率は,1.46∼1.60 の範囲内になければならない。

11.5.2 

基板の厚さ 

基板の厚さ(t)の公称値は,情報ゾーンで入射面から記録層までの基板の厚さは,次による。

mm

05

.

0

9

592

.

0

0

265

.

0

1

3

509

.

0

2

2

2

3

±

+

+

×

×

=

n

n

n

n

t

ここに,

n: 屈折率

11.5.3 

複屈折 

基板の複屈折の効果は,25.2 に示す基準駆動装置のチャネル 2 の信号の非対称性に影響する。

11.5.4 

垂直複屈折 

垂直複屈折の値は,次の範囲内とする。

6

z

p

10

500

×

N

N

ここに,

N

p

ディスク面内方向の屈折率

N

z

ディスク面に垂直な方向の屈折率(

附属書 参照)。

11.5.5 

反射率 

11.5.5.1 

概要 

反射率 は,基板を通して測定する,ディスクのユーザゾーンのうち記録トラックにおける反射率の値

であり,入射面の反射率は,含まない。

反射率の公称値 は,製造者が次において規定する。

−  制御トラック PEP ゾーン(17.3.2.1.4 参照)のバイト 3,

及び

−  制御トラック SFP ゾーン(17.4.2 参照)のバイト 19


22

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

11.5.5.2 

測定値 

反射率の測定値 R

m

は,分割フォトディテクタ  (I

1

I

2

)I

G

を用いて,9.2 a)9.2 f)の条件下及び 20.2.2 の条

件下で測定する。

測定は,任意の記録トラックのユーザゾーンで行う。

11.5.5.3 

要件 

9.2

で規定する標準波長での の値は,タイプ R/W のディスク又はタイプ WO のディスクでは,0.20∼

0.40 の範囲とする。

ユーザゾーンのどの点においても,測定反射率 R

m

は,次の要件を満たす。

(

)

15

.

1

2

85

.

0

min

m

max

m

R

R

R

+

この要件は,の値が同じ全てのディスクについて,R

m

の許容範囲を規定する。さらに,R

m

の偏差は次

の要件を満たさなければならない。

(

)

(

)

13

.

0

min

m

max

m

min

m

max

m

R

R

R

R

+

ここに,  R

m max

ユーザゾーンの測定反射率の最大値

R

m min

ユーザゾーンの測定反射率の最小値

12 ODC

と駆動装置とのインタフェース 

12.1 

クランプ方法 

ODC を駆動装置に挿入すると,ケースのシャッタが開き,モータ駆動軸がディスク中心孔に入る。ディ

スクは,ハブの磁性体及び駆動軸に装着されている磁石によって生じる吸着力で駆動軸に保持される。デ

ィスクの半径方向の位置決めは,ハブの中心軸合わせ機能による。ディスクの軸方向の位置決めは,駆動

軸のターンテーブルによってディスクのクランプゾーンを支えることによる。

12.2 

クランプ力 

駆動軸とハブとの吸着力は,14 N 以下とする。

附属書 D

で規定する試験装置で測定した場合の吸着力は,8.0∼12.0 N の範囲とする。

12.3 

キャプチャシリンダ 

キャプチャシリンダ(

図 13

参照)は,駆動軸にディスクをクランプしようとするとき,ハブの中心があ

ると期待される空間である。

キャプチャシリンダの寸法は,ケースの内部空間でのディスクの許容遊び量を規定する。キャプチャシ

リンダは,駆動装置の正確な寸法のアライメントピン及び位置決めピンの,正確な位置を基準として定義

するが,ケースのサイズ,これらのピンの間のディスクのサイズ,及びハブの中心には,許容誤差を含ん

でいる。

ディスクの A 面を使用するとき,シリンダの底部は,ケースの B 面の基準面 P から次の距離で,基準面

P に平行に配置される。

L

58

≧0.5 mm

シリンダの上部は,同じ基準面 P,すなわち B 面の基準面 P から次の距離で配置される。

L

59

≦4.3 mm

シリンダの直径は,次による。

D

12

≦3.0 mm


23

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

中心は,L

46

及び L

51

の公称値で定義する。

12.4 

使用環境条件におけるディスクの位置 

ディスクが使用状態にあるとき(

図 13

参照)

,アクティブな記録層の位置は,光学系に面するケースの

基準面 P から次の位置になければならない。

L

60

=5.35±0.15 mm

さらに,回転軸が,L

46

及び L

51

の公称値を中心とする次の直径の円内にあるとき,回転周波数を 50 Hz

に保つために,ディスクにかかるトルクは,0.01 N・m 以下でなければならない。

D

13

≦0.2 mm

図 2

ハブ

クランプゾーン

クランプゾーン

h

6

ディスク

φD

7

φD

8

φD

10

φD

11

φD

9

D

h

4

h

5

h

3

h

2

h

7

h

1

φD

6


24

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

図 3

ケース

シャッタ

挿入方向の表示

ケース A 面の表示

ハブ(図 参照)

ディスクの B 面

面  S

4

(図 参照)

面  S

1

(図 参照)

ユーザラベル領域 
(図 14 参照)

アライメント孔 
(図 参照)

面  S

2

(図 参照)

A 面の記録禁止孔 
(図 参照)

グリッパスロット 
(図 参照)

A 面のメディアセンサ孔 
(図 参照)

B 面のメディアセンサ孔(図 参照)

シャッタセンサノッチ(図 10 参照)

挿入スロット及びディテント

(図 参照)

  面  S

3

(図 及び図 5a 参照)

ヘッド窓 
(図 11 参照)

スピンドル窓 
(図 11 参照)

ロケーション孔

(図 参照)

B 面の記録禁止孔 
(図 参照)

グリッパスロット 
(図 参照)

シャッタオープナ用のスロット
(図 12 参照)


25

X 6280

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図 4

外形寸法

X

ロケーション孔

アライメント孔

L

2

L

7

L

3

L

11

L

5

L

4

L

6

R

2

R

1

R

3

R

4

R

5

R

5

L

10

L

10

L

9

A

A

A

L

9

L

12

L

13

L

1

L

8


26

X 6280

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図 5

基準面 を規定する面 S

1

面 S

2

面 S

3

及び面 S

4

(図 5a 参照)

L

7

L

15

L

19

R

8

S

3

S

4

S

2

D

2

S

1

D

1

L

5

L

18

L

14

L

17

X

Y


27

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 5a

面 S

3

詳細

L

5

L

14

L

18

R

7

R

9

R

10

S

3

R

6

L

15

L

17

L

19

Y

L

7

R

8

L

16


28

X 6280

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図 6

挿入スロット及びディテントの詳細

X

L

8

L

22

L

27

R

11

L

23

L

21

L

25

L

73

L

26

L

20

L

24

P


29

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 7

グリッパスロット

28

Y

L

30

L

29


30

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

記録禁止状態 

B

記録可能状態 

図 8

記録禁止孔

Y

X

B

B

L

31

D

3

L

32

L

34

L

33

L

10

L

10

L

33


31

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

C

図 9

メディアセンサ孔

X

C

C

Y

D

4

通り孔

クローズプラグ

L

34

L

36

L

37

L

38

L

39

L

40

L

41

L

32

L

35

L

42

L

42


32

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

図 10

シャッタセンサノッチ

Y

X

L

44

L

45

A

1

L

43


33

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 11

ヘッド窓及びスピンドル窓

Y

X

L

47

L

48

L

46

L

49

L

51

L

50

D

5

R

12


34

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

詳細 

図 12

シャッタ開放状態

P

Y

A

A

Y

P

P

STR

L

53

C

1

A

3

A

2

L

56

L

52

B

1

B

2

L

52B

L

54

B

1

B

2

L

55

L

57

L

52


35

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 13

キャプチャシリンダ

Y

X

L

46

L

51

D

13

D

12

P

L

59

L

58

L

60


36

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

図 14a

A

面のユーザラベル領域

図 14b

底面のユーザラベル領域

ユーザラベル領域

L

71

L

72

L

8

L

4

L

69

L

70

Y

X

ユーザラベル領

L

62

L

61

L

63

L

64


37

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 14c

B

面のユーザラベル領域

第 章  フォーマット 

13 

トラック及びヘッダの寸法 

13.1 

トラック及びヘッダの形状 

情報ゾーンは,連続トラッキングサーボ方式のためのトラックからなる(

表 2

及び

表 3

参照)

この規格では,フィジカルトラックとロジカルトラックとを区別する。ロジカルトラックは,

14.2

で定

義される数の連続したセクタであり,フィジカルトラックの一部とする(

14.2

参照)

フィジカルトラックは,隣接するランド・グルーブの組合せで構成する。ランドもグルーブも,連続的

なスパイラルの 360 度分とする。ヘッダ領域のマークは,グルーブのない領域に形成する。グルーブは溝

状であり,その底部の位置は,ランドよりも入射面に近い。各ランド・グルーブの組合せにおいて,二つ

の記録トラックが存在し,一つは,ランドの中心線上(ランドトラック)に,もう一つは,グルーブの中

心線上(グルーブトラック)にそれぞれ位置する。ヘッダ領域のセクタマーク部分(

15.2

参照)は,ラン

ド及びグルーブの両方の中心線に合わせる。ヘッダ 1 及びヘッダ 2(VFO,AM,ID 及び PA)は,ランド

とグルーブとの境界線上に配置する。ランド及びグルーブの形状は,箇条

21

の規定を満足するように定め

る。

ユーザラベル領

L

66

L

65

L

67

L

68


38

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

・ (n/m):ID トラック番号 n/セクタ番号 m 
・  S:セクタマーク

・ H1/H2:ヘッダ 1/ヘッダ 2 
・  グルーブのとき  ⇒ ID

1

データ=ID

2

データ,ランドのとき  ⇒ ID

1

データ≠ID

2

データ

図 15a

トラック及びヘッダの配置

・  ユーザ領域の各ゾーンには,1 周にヘッダが 1 個しかないリードインエンボストラックが 2 本ある。 
・  図中のセクタ番号は理解を助けるための仮の値である。

図 15b

ゾーン境界のトラックの配置

図 15

ランド

グルーブ記録方式のトラックの配置

13.2 

トラックスパイラルの方向 

トラックは,外周から内周へと内に向かってら(螺)旋を描く。

13.3 

トラックピッチ 

トラックピッチは,隣接するグルーブトラック及びランドトラックの中心線間の距離として半径方向で

グルーブ

(n,m)

グルーブ

グルーブ

(-5,0)

グルーブ

(0,0)

(n/m)

H1

H

2

ランド

ランド

(n/m)

(n/m+1)

(n/m+1)

S

S

S

S

S

S

S

S

S

S

ランド

(-5,0)

ランド

(-5/0)

(-5/0)

(0/0)

(0/0)

(5/0)

(-5/1)

(-5/1)

(0/1)

(0/1)

(5/1)

ディスク外周

ディスク内周

S

S

S

S

S

S

S

S

ランド

ディスク外周

ディスク内周

9

9

19

19

29

29

56

56

10

10

20

20

30

30

39

39

48

48

57

57

11

11

21

21

12

12

22

22

49

49

58

58

ゾ-ンA

(例:

10セクタ/周)

ゾ-ンB

(例:

9セクタ/周)

ゾ-ン境界

グルーブ

セクタマーク


39

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

測定し,制御トラック PEP ゾーンを除いて,0.652±0.03 μm とする。49 728/49 520 フィジカルトラックに

相当する幅は,32.4/32.3±0.10 mm とする。

13.4 

ロジカルトラック番号 

各ロジカルトラックは,ロジカルトラック番号で識別する(

15.5

参照)

。特に断らない限り,全てのトラ

ック番号は,ロジカルトラックとする。

トラック番号 0 は,半径 62.10±0.10 mm に位置する。

トラック番号 0 よりも内周側のロジカルトラックのトラック番号は,各トラックにつき,1 ずつ増加す

る。

トラック番号 0 よりも外周側のロジカルトラックのトラック番号は,負の数とし,各トラックにつき,1

ずつ減少する。負のトラック番号は,2 の補数で与え,トラック−1 は,(3FFFF)  とする。

プリフォーマットされたヘッダの ID

1

及び ID

2

15.5

参照)は,ロジカルトラック及びロジカルセクタを

含む。ID

1

,ID

2

,ロジカルトラック及びロジカルセクタの関係は,

表 7

及び

表 8

で定義する。

14 

トラックフォーマット 

14.1 

フィジカルトラックのレイアウト 

ディスク上の全てのセクタサイズは同一とする。

4 096 バイトセクタのディスクの場合,各フィジカルトラックには,セクタが 15∼30 存在する。各セク

タは,5 048 バイトとする。エンボスヘッダデータは,MO データの半分の密度で記録する。1 バイトを 12

チャネルビットでディスク上に表示し,そのため,1 チャネルビットの長さは,フィジカルトラック上に,

(15∼30)×5 124×12=922 320∼1 844 640 チャネルビットが存在するという要件によって決定する。セクタ

の最初のチャネルビットと次のセクタの最初のチャネルビットとの間の距離が 60 576 チャネルビット±5

チャネルビットとなるように,フィジカルトラック全体に,均等な間隔でセクタを配置する。回転周波数

50 Hz では,TA,ALPC,ギャップ及び MO 記録フィールドのチャネルビットの周期 T

 m

は,次による。

T

m

=10

9

/{50×(922 320∼1 844 640)} ns=21.68∼10.84 ns

プリフォーマット済みヘッダのチャネルビットの周期 T

h

は T

h

=2×T

m

=43.37∼21.68 ns となる。

2 048 バイトセクタのディスクの場合,各フィジカルトラックには,セクタが 28∼57 存在する。各セク

タは,2 652 バイトとする。エンボスヘッダデータは,MO データの半分の密度で記録する。1 バイトを 12

チャネルビットでディスク上に表示し,そのため,1 チャネルビットの長さは,フィジカルトラック上に,

(28∼57)×2 728×12=916 608∼1 865 952 チャネルビットが存在するという要件によって決定する。セクタ

の最初のチャネルビットと次のセクタの最初のチャネルビットとの間の距離が 31 824 チャネルビット±5

チャネルビットとなるように,フィジカルトラック全体に,均等な間隔でセクタを配置する。回転周波数

50 Hz では,TA,ALPC,ギャップ及び MO 記録フィールドのチャネルビットの周期 T

m

は,次による。

T

m

=10

9

/{50×(916 608∼1 865 952)} ns=21.82∼10.72 ns

プリフォーマット済みヘッダのチャネルビットの周期 T

h

は,T

h

=2×T

m

=43.64∼21.44 ns となる。


40

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 2

回転数 50 Hz の場合のクロック周波数及び周期(4 096 バイトセクタ)

フォーマット

エンボスヘッダ TA,ALPC,ギャップ及び記録フィールド

ゾーン及びバンド

クロック周波数

MHz

周期 T

h

ns

クロック周波数

MHz

周期 T

m

ns

リードインゾーン   46.12

21.68

92.23

10.84

SFP  ゾーン

46.12

21.68

92.23  10.84

製造者ゾーン

46.12 21.68 92.23  10.84

バンド 0

46.12

21.68

92.23

10.84

バンド 1

44.58

22.43

89.16

11.22

バンド 2

43.04

23.23

86.08

11.62

バンド 3

41.50

24.09

83.01

12.05

バンド 4

39.97

25.02

79.93

12.51

バンド 5

38.43

26.02

76.86

13.01

バンド

6

36.89 27.11 73.79  13.55

ユーザゾーン

バンド 7

35.36

28.28

70.71

14.14

バンド 8

33.82

29.57

67.64

14.78

バンド 9

32.28

30.98

64.56

15.49

バンド 10

30.74

32.53

61.49

16.26

バンド 11

29.21

34.24

58.41

17.12

バンド 12

27.67

36.14

55.34

18.07

バンド 13

26.13

38.27

52.26

19.13

バンド 14

24.60

40.66

49.19

20.33

バンド 15

23.06

43.37

46.12

21.68

製造者ゾーン

23.06 43.37 46.12  21.68

SFP  ゾーン

23.06

43.37

46.12  21.68

遷移ゾーン

23.06

43.37

46.12 21.68


41

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 3

回転数 50 Hz の場合のクロック周波数及び周期(2 048 バイトセクタ)

フォーマット

エンボスヘッダ TA,ALPC,ギャップ及び記録フィールド

ゾーン及びバンド

クロック周波数

MHz

周期 T

h

ns

クロック周波数

MHz

周期 T

m

ns

リードインゾーン   46.65

21.44

93.30

10.72

SFP  ゾーン

46.65

21.44

93.30  10.72

製造者ゾーン

46.65 21.44 93.30  10.72

バンド 0

46.65

21.44

93.30

10.72

バンド 1

45.83

21.82

91.66

10.91

バンド 2

45.01

22.22

90.02

11.11

バンド 3

44.19

22.63

88.39

11.31

バンド 4

43.38

23.05

86.75

11.53

バンド 5

42.56

23.50

85.11

11.75

バンド 6

41.74

23.96

83.48

11.98

バンド 7

40.92

24.44

81.84

12.22

バンド 8

40.10

24.94

80.20

12.47

バンド 9

39.28

25.46

78.57

12.73

バンド 10

38.46

26.00

76.93

13.00

バンド 11

37.65

26.56

75.29

13.28

バンド 12

36.83

27.15

73.66

13.58

バンド 13

36.01

27.77

72.02

13.89

ユーザゾーン

バンド 14

35.19

28.42

70.38

14.21

バンド 15

34.37

29.09

68.75

14.55

バンド 16

33.55

29.80

67.11

14.90

バンド 17

32.74

30.55

65.47

15.27

バンド 18

31.92

31.33

63.84

15.67

バンド 19

31.10

32.16

62.20

16.08

バンド 20

30.28

33.02

60.56

16.51

バンド 21

29.46

33.94

58.92

16.97

バンド 22

28.64

34.91

57.29

17.46

バンド 23

27.83

35.94

55.65

17.97

バンド 24

27.01

37.03

54.01

18.51

バンド 25

26.19

38.18

52.38

19.09

バンド 26

25.37

39.42

50.74

19.71

バンド 27

24.55

40.73

49.10

20.36

バンド 28

23.73

42.13

47.47

21.07

バンド 29

22.92

43.64

45.83

21.82

製造者ゾーン

22.92 43.64 45.83  21.82

SFP ゾーン

22.92

43.64

45.83 21.82

遷移ゾーン

22.92

43.64

45.83 21.82

14.2 

ロジカルトラックレイアウト 

各ロジカルトラック上には,セクタが 6/7 存在する。

14.3 

半径方向のアライメント 

各バンドのセクタのヘッダは,隣接するフィジカルトラックにおいて,セクタの最初のチャネルビット

間の角距離が 5 チャネルビットより少なくなるように,半径方向にそろえる。

全てのバンドの最初のセクタのヘッダは,各バンドの最初のセクタの最初のチャネルビット間の角距離


42

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

が 120 チャネルビットよりも少なくなるように,半径方向にそろえる。

14.4 

セクタ番号 

ロジカルトラックのセクタは,0 から 5/6 まで連続した番号を付ける。

15 

セクタフォーマット 

15.1 

セクタのレイアウト 

セクタのレイアウトは,データフィールドのユーザバイト数によって異なり,

図 16

及び

図 17

に示す 2

種類のどちらかとする。512 バイト及び 1 024 バイトセクタメディアは,4 096 バイトセクタのレイアウト

を使用する。セクタごとのユーザバイトの数は,各制御トラックゾーンのバイト 1 で規定する。76 バイト

のプリフォーマットヘッダ領域,1 バイトの移行領域(TA

1

,17 バイトの ALPC 及びギャップ領域,27

バイトの VFO

3

,並びに 4 バイトの同期パターンは,両方のセクタフォーマットに対して同一である。

ディスク上では,8 ビットで構成されるバイトは 12 チャネルビットで表示される(箇条

16

参照)

図 16

及び

図 17

のフィールドの下の数字は,各フィールドのバイト数を示す。

SM

VFO1

AM

ID1 PA1 VFO2

AM

ID2

PA2

 Gap  ALPC

8

26 1 5 2  26

1

5 2

 11

6

ヘッダ 1

ヘッダ 2              ALPC 及び Gap

  エ ン ボ ス ヘ ッ ダ  

エンボスヘッダ

 TA

1

 ALPC

Gap VFO

3

Sync

データフィールド

 PA

2

バッファ

TA

2

76

1

17

27

4

4 878

ユーザデータ,

SWF

CRC

Resync

2

42

1

図 16

セクタフォーマット(4 096 バイト)

SM VFO

1

 AM  ID

1

 PA

1

VFO

2

AM

ID

2

 PA

2

Gap ALPC

8

26 1  5  2  26 1  5 2

11 6

ヘッダ 1

ヘッダ 2

ALPC 及び Gap

エ ン ボ ス ヘ ッ ダ

エンボスヘッダ

TA

1

ALPC

Gap VFO

3

Sync

データフィールド

PA

2

バッファ

TA

2

76

1

17

27

4

2 498

ユーザデータ

,SWF,CRC,Resync

2

26

1

図 17

セクタフォーマット(2 048 バイト)


43

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

15.2 

セクタマーク 

セクタマークは,RLL(1,7)  符号(箇条

16

参照)では発生しないエンボスパターンで構成し,駆動装置

が位相同期ループ(PLL)の同期が取れなくても,セクタの開始を識別できるように意図されている。

セクタマークは 96 チャネルビット長とし,

データゾーンでは発生しないパターンのエンボスデータ及び

VFO

1

フィールドへのリードインからなる。

図 18

に,

奇数バンドと偶数バンドとを識別するための 2 種類のセクタマークを示す。

図 18

に示す T は,

1 チャネルビットの時間に相当する。マークからの反射レベルは,スペースからの反射レベルよりも小さ

い。リードインは,奇数バンドではチャネルビットパターン 000101,偶数バンドでは 000001 とする。

内周製造者ゾーン,内周制御トラック SFP,推移ゾーン及び内周ガードバンドに使用するセクタマーク

パターンは,

バンド 15/29 で使用されるパターンと同一とする。

リードインゾーン,

外周制御トラック SFP,

外周製造者ゾーン及び外周ガードバンドに使用するセクタマークパターンは,バンド 0 で使用するパター

ンと同一とする。

奇数バンド

6T  12T  6T 12T 6T

12T

12T

6T

12T  6T

4T 2T

偶数バンド

図 18

セクタマークのパターン

15.3 VFO

フィールド 

VFO をチャネルビット同期のために設け,VFO

1

,VFO

2

及び VFO

3

図 19

参照)の三つのフィールドが

存在する。

VFO

1

及び VFO

2

は,エンボスパターンで構成する。VFO

3

は,データをセクタに記録するときに,駆動

装置が記録する。

VFO フィールドの連続チャネルビットパターンは,次による。

6T  12T  6T 12T 6T

12T

12T

6T

12T  6T 6T

スペース

セクタマーク

リードイン

マーク

長マークパターン

マーク

スペース


44

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

VFO

1

    0  0   0   0   1   0   1   0   1

1   0   1   0   1  312

VFO

2

  0  0  0  0  1  0

1

0

1

1

0

1   0  1   312

VFO

3

0   1   0   1 0

1   0   1 0   1 0 1 0 1

1

0 1 0 1  0  1  0  1

324

図 19

3

種類の VFO パターン

VFO

3

フィールドの開始点は,

この規格で規定する理想的な位置から 6 チャネルビット以内でなければな

らない。この許容差は,光駆動装置の回転変動の時間的な誤差を考慮したものであり,VFO

3

フィールドに

先行する ALPC,及びセクタの終わりにあるバッファフィールドによって補正されることになる。

15.4 

アドレスマーク(AM 

アドレスマーク(AM)は,RLL(1,7)  符号に現れないエンボスパターンで構成し,RLL(1,7)  符号に対す

るランレングス違反である。AM は,駆動装置に次の ID フィールドのバイト同期をとるためのものであり,

次の 12 チャネルビットパターンとする。

0000 0000 10x0

x の値は,次のように決定する。

−  後続する ID フィールドの最初のチャネルビットが 00 の場合,x=“1”とする。

−  後続する ID フィールドの最初のチャネルビットが 00 でない場合,x=“0”とする。

先行する VFO フィールドの最後のチャネルビットが“1”であり,AM の“1”との間に 8 個の“0”が

現れるため,AM として検出することができる。

15.5 ID

フィールド 

二つの ID フィールドに含まれるデータを用いて,次にくるセクタのアドレス,すなわち,ID トラック

番号及びセクタ番号を識別する。ID

1

及び ID

2

データが,同一のときはグルーブトラック記録を示し,異な

るときはランドトラック記録を示す。

各フィールドは,次の 5 バイトのエンボスデータで構成する。

第 1 バイト ID トラック番号の最下位バイトから 2 番目のバイト

第 2 バイト ID トラック番号の最下位バイト

第 3 バイト

ビット 7

“0”は,ID

1

フィールド

“1”は,ID

2

フィールド

ビット 6∼5 ID トラック番号の最上位 2 ビット

ビット 4∼0 2 進法表記のセクタ番号

スペース

マーク

スペース

マーク

スペース

マーク

チャネルビット

チャネルビット

チャネルビット


45

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

第 4 バイト及び第 5 バイト

最初の 3 バイトから計算した 16 ビット CRC データ(

附属書 E

参照)

ID フィールドの最初の 2 データビットは,AM の最後の 1 チャネルビットを先行チャネルビットとして,

表 4

を用いて符号化する。

ID フィールドの最初の 3 チャネルビットは,AM の最後の 2 チャネルビットを先行チャネルビットとし

て,

表 5

を用いて復号化する。

15.6 

ポストアンブル(PA

1

 

ポストアンブル(PA

1

)は,ID

2

フィールドの後に位置し,

図 20

に示す 24 チャネルビット長とする。

0   1   0   ?

0   1   0   1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1 0 1   0   1   0   1

図 20

ポストアンブルのパターン 

PA

1

の開始ビットは入力データビット 10 からの符号化に相当するチャネルビット 010 とする。

?で示す第 4 チャネルビットは,後続するギャップフィールドが常にスペースとして開始されるように,

エンボスマークの後縁で終了するように決める。

データビットからチャネルビットへの RLL(1,7)  変換表(箇条

16

参照)を使用すると,ID

2

フィールド

での CRC 及びデータフィールドの ECC の後に 2 データビットがないと最後の 3 チャネルビットを確定す

ることができない。

PA によって,ID

2

フィールドの CRC 及びデータフィールドの ECC の最後の 3 チャネルビットを確定し,

ヘッダフィールド及び記録フィールドを常にスペース状態で終了させることができ,次のフィールドとの

連続性を維持することができる。

15.7 

移行領域(TA

1

 

各セクタには,12 チャネルビット長の移行領域(TA)が二つ存在する。

この領域は,エンボスヘッダからグルーブ領域への移行のために用いられ,ユーザ情報を含まない。

15.8 

ギャップ 

各セクタには,132 チャネルビット長のギャップが存在する。ギャップは,TA

1

の直後のフィールドであ

り,ヘッダの読取り終了後の処理のための時間を駆動装置に与える。ギャップフィールドの内容は,規定

されず,互換性では無視する。

15.9 

自動レーザパワー制御(ALPC 

このフィールドは,72 チャネルビット長とする。このフィールドは,レーザパワーレベルの試験用に意

図されたものである。R/W 又は WO セクタの場合,このフィールドの内容は規定されず,互換性では無視

する。

15.10 

同期バイト(Sync 

同期バイトは,駆動装置が,後続するデータフィールドのバイトの同期をとることを目的とし,次に示

す 48 チャネルビットとする。

0100 0010 0100 0010 0010 0010 0100 0100 1000 0010 0100 10x0

チャネルビット x の値は,次のように規定する。

スペース

マーク


46

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

−  後続するデータフィールドの最初のチャネルビットが 00 の場合,x を“1”に設定する。

−  後続するデータフィールドの最初のチャネルビットが 00 以外の場合,x を“0”に設定する。

15.11 

データフィールド 

データフィールドは,ユーザデータの記録のために用い,次のいずれかで構成する。

− 4

878 バイトの構成

4 096 バイト:  ユーザバイト

 762 バイト:  CRC,ECC,及び再同期バイト

8 バイト:  ID トラック番号及びセクタ番号のコピーを含むセクタ記録フラグ(SWF)

 12 バイト:  (FF)

− 2

498 バイトの構成

2 048 バイト:  ユーザバイト 
 442 バイト:  CRC,ECC,及び再同期バイト

8 バイト:  ID トラック番号及びセクタ番号のコピーを含むセクタ記録フラグ(SWF)

データフィールドにおけるこれらのバイトの配置は,

附属書 F

で規定する。

表 4

を用いてデータフィールドを符号化する場合,最初の 2 データビットの符号化には,同期バイト

(Sync)の最後のチャネルビットを使用する。

表 5

を用いてデータフィールドを復号化する場合,最初の 3 チャネルビットの復号化には,同期バイト

の最後の 2 チャネルビットを使用する。

15.11.1 

ユーザデータバイト 

ユーザデータバイトは,ユーザ情報の記録に用い,4 096/2 048 バイト存在する。1 024 バイト及び 512

バイトのセクタ実装については,エミュレーション

附属書 AA

を参照する。

15.11.2 CRC

及び ECC バイト 

巡回冗長検査(CRC)バイト及び誤り訂正符号(ECC)バイトは,間違ったデータを修正するために,

誤り検出及び訂正システムが使用する。ECC は,十六次のリードソロモン符号とする。

CRC 及び ECC の検査バイトの計算は,

附属書 F

に規定する。

15.11.3 

セクタ記録フラグ(SWF)のためのバイト 

セクタ記録フラグ(SWF)のために,8/8 バイトを設け,最初の 3 バイトにはセクタの ID 情報を記録す

る。SWF のためのバイトに続けて(FF)を 12/0 バイト記録する。

15.11.4 

再同期バイト(Resync 

再同期バイト(Resync)によって,駆動装置は,データフィールドに大きな欠陥が生じた場合でも,バ

イト同期を回復することができる。

附属書 G

は,再同期バイトとして使用する二つのビットパターンを示すと同時に,どちらを選択するか

の基準を示す。

再同期バイトは,

附属書 F

で規定のとおり,データフィールドのバイト間に挿入する。

15.12 

ポストアンブル(PA

2

 

ポストアンブル(PA

2

)は,24 チャネルビットとする。PA

2

は,スペースで終了し,バッファフィールド

15.13

参照)が引き続きスペースとなるようにする。PA

2

は,

15.6

で定義される PA

1

を用いるか,又はス

ペースで終了するが 11 のビットシーケンスを含まないその他の RLL(1,7)  変換データのいずれかを用いる

ことができる。


47

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

15.13 

バッファ 

バッファは,様々なシステム誤差を許容するために使われる。バッファを必要とする理由は,次のとお

りである。

a)

14.1

で規定するようなヘッダからヘッダまでの距離の変動幅。

b)

15.3

で規定するような VFO

3

フィールドの開始位置の誤差。

c)

  記録データの実際の長さの誤差。トラックの偏心及びデータ記録中のディスクの回転変動によって生

じる。

d)

  記録のときに,事前に記録された全てのデータを上記の許容差の範囲内で確実に消去するために必要

となる長さ。

15.14 

移行領域(TA

2

 

移行領域(TA

2

)は,12 チャネルビットとし,グルーブ領域からエンボスヘッダへの移行に使用され,

ユーザ情報を含んではならない。

16 

記録符号 

二つの ID フィールド及びデータフィールドは,

表 4

及び

附属書 G

に従って,ディスク上のチャネルビ

ットに符号化される。これらのフィールドのチャネルビットは,

表 5

及び

附属書 G

に従って,データビッ

トに復号化される。

セクタの他の全てのフィールドのチャネルビットは,

箇条

15

によって定義済みである。

記録パルスは,マークとスペースとの間のエッジ又はスペースとマークとの間のエッジが,チャネルビッ

ト“1”に対応するようにマークを形成する。

ディスクの情報ゾーンのデータを記録するために使用する記録符号は,

表 4

及び

表 5

で定義する RLL(1,7)

として知られるランレングス符号とする。

表 4

データビットのチャネルビットへの符号化

先行チャネルビット

データビット

後続データビット

符号化チャネルビット

RLL(1,7)

0 又は 1 00 00 又は 01 001

0 00

10 又は 11 000

1 00

10 又は 11 010

0 01

00 又は 01 001

0 01

10 又は 11 000

1 01 00 010 
1 01

01,10,又は 11 000

0 10

00 又は 01 101

0 10

10 又は 11 010

0 11 00 010 
0 11

01,10,又は 11 100

符号化は,該当するフィールドの第一バイトの第一ビットから開始する。再同期バイトの後では再同期

バイトの最後のチャネルビットを使って符号化を開始する。


48

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 5

チャネルビットのデータビットへの復号化

先行チャネルビット

チャネルビット

後続チャネルビット

復号化データビット

10 000

00,01,又は 10 00

00 又は 01 000

00,01,又は 10 01

00 001

00 又は 01 01

01 又は 10 001 00 又は 01 00 
00 又は 10 010

00

11

00 又は 10 010 01 又は 10 10

01 010 00  01 
01 010

01 又は 10 00

00 又は 10 100

00,01,又は 10 11

00 又は 10 101 00 又は 01 10

17 

情報ゾーン 

17.1 

情報ゾーンの概要 

情報ゾーンは,データ交換に関連するディスク上の全ての情報を含む。情報は,エンボストラッキング

条件,エンボスヘッダ及びユーザ記録データを含む。この箇条では,

“データ”という用語は,一般にホス

トに転送されるセクタのデータフィールドの内容に使用する。

箇条

17

は,情報ゾーンのレイアウトを定義する。情報ゾーンから得られる信号の特性は,

第 

及び

6

で規定する。

17.2 

情報ゾーンの分割 

情報ゾーンは,

表 6

及び

表 7

で示すゾーンに分割する。

寸法は公称値である。ロジカルトラック“0”の位置の許容差は,

13.4

で規定する。他の半径の許容差は,

13.3

に規定のとおり,トラックピッチの許容差で,規定する。


49

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 6

情報ゾーンのレイアウト

単位  mm

半径

4 096 バイトセクタ 2

048 バイトセクタ

−  リードインゾーン 62.50∼62.20 62.50∼62.16

−  外周 SFP ゾーン 62.20∼62.19 62.16∼62.16

−  外周製造者ゾーン 62.19∼62.10 62.16∼62.10

ガードバンド 62.19∼62.19 62.36∼62.36

メディア製造者用試験ゾーン 62.19∼62.18 62.16∼62.15

記録キャリブレーションゾーン 62.18∼62.12 62.15∼62.12

フォーカスバイアス校正ゾーン 62.12∼62.11 62.12∼62.11

リファレンス再生ゾーン 62.11∼62.10 62.11∼62.10

ガードバンド 62.10∼62.10 62.10∼62.10

−  ユーザゾーン 62.10∼29.70 62.10∼29.81

−  内周製造者ゾーン 29.70∼29.53 29.81∼29.71

ガードバンド 29.70∼29.70 29.81∼29.81

リファレンス再生ゾーン 29.70∼29.69 29.81∼29.80

予備ゾーン 29.69∼29.68 29.80∼29.79

記録キャリブレーションゾーン 29.68∼29.55 29.79∼29.72

メディア製造者用試験ゾーン 29.55∼29.54 29.72∼29.71

ガードバンド 29.54∼29.53 29.71∼29.71

−  内周 SFP ゾーン 29.53∼29.53 29.71∼29.70

− SFP のための遷移ゾーン 29.53∼29.50 29.71∼29.50

− PEP ゾーン 29.50∼29.00 29.50∼29.00

−  ミラーゾーン 29.00∼27.00 29.00∼27.00


50

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 7

情報ゾーンのレイアウト

ロジカルトラック番号

4 096 バイト

セクタ(G)

4 096 バイト

セクタ(L)

2 048 バイト

セクタ(G)

2 048 バイト

セクタ(L)

−  リードインゾーン

 −1 530∼−366

−3 060∼−1 896

 −2 508∼−406

−5 016∼−2 914

−  外周 SFP ゾーン

  −365∼−351

−1 895∼−1 881

  −405∼−381

−2 913∼−2 889

−  外周製造者ゾーン

  −350∼  −1

−1 880∼−1 531

  −380∼  −1

−2 888∼−2 509

ガードバンド

  −350∼−346

−1 880∼−1 876

  −380∼−373

−2 888∼−2 881

メディア製造者用試験ゾーン

  −345∼−326

−1 875∼−1 856

  −372∼−340

−2 880∼−2 848

記録キャリブレーションゾーン

  −325∼ −66

−1 855∼−1 596

  −339∼−109

−2 847∼−2 617

フォーカスバイアス校正ゾーン

  −65∼ −36

−1 595∼−1 566

  −108∼ −59

−2 616∼−2 567

リファレンス再生ゾーン

  −35∼  −6

−1 565∼−1 536

  −58∼  −9

−2 566∼−2 517

ガードバンド

−5∼  −1

−1 535∼−1 531

−8∼  −1

−2 516∼−2 509

−  ユーザゾーン

0∼186 479

0∼300 899

−  内周製造者ゾーン 186

480∼

186 800

186 868∼

187 188

300 900∼

301 210

301 858∼

302 168

ガードバンド 186

480∼

186 482

186 868∼

186 870

300 900∼

300 903

301 858∼

301 861

リファレンス再生ゾーン 186

483∼

186 502

186 871∼

186 890

300 904∼

300 927

301 862∼

301 885

予備 186

503∼

186 522

186 891∼

186 910

300 928∼

300 951

301 886∼

301 909

記録キャリブレーションゾーン 186

523∼

186 777

186 911∼

187 165

300 952∼

301 174

301 910∼

302 132

メディア製造者用試験ゾーン 186

778∼

186 797

187 166∼

187 185

301 175∼

301 206

302 133∼

302 164

ガードバンド 186

798∼

186 800

187 186∼

187 188

301 207∼

301 210

302 165∼

302 168

−  内周 SFP ゾーン 186

801∼

186 815

187 189∼

187 203

301 211∼

301 235

302 169∼

302 193

− SFP のための遷移ゾーン 186

816∼

186 867

187 204∼

187 255

301 236∼

301 857

302 194∼

302 815

− PEP ゾーン

N/A  N/A

−  ミラーゾーン

N/A  N/A

17.2.1 

リードインゾーン 

リードインゾーンは,位置決めのためにだけ使用する。

17.2.2 

製造者ゾーン 

内周及び外周の 2 か所に製造者ゾーンが存在する。これによって,メディア製造者及び駆動装置が,ユ

ーザ情報記録領域とは別の領域で,再生条件及び記録条件の最適化などのテストを行うことができる。

駆動装置の試験ゾーンに含まれるデータパターンを,

表 8

に示す。


51

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 8

駆動装置の試験ゾーンのデータパターン

4 096 バイトセクタ

外周駆動装置試験ゾーン

ロジカルトラック

データパターン

−325∼

−66

記録キャリブレーションゾーン

  −1 855∼ −1 596

−65∼

−51 0000(3T)

グルーブフォーカスバイアス調整ゾーン

  −1 595∼ −1 581 CCCC(6T) 

−50∼

−36 CCCC(6T)

ランドフォーカスバイアス調整ゾーン

  −1 580∼ −1 566 0000(3T) 

−35∼

−21 90E9(2T-2T-4T)

グルーブリファレンス再生ゾーン

  −1 565∼ −1 551 CCCC(6T) 

−20∼

−6 CCCC(6T)

ランドリファレンス再生ゾーン

  −1 550∼ −1 536 90E9(2T-2T-4T)

内周駆動装置試験ゾーン

ロジカルトラック

データパターン

186 523∼186 777

記録キャリブレーションゾーン

186 911∼187 165

186 493∼186 502

90E9(2T-2T-4T)

グルーブリファレンス再生ゾーン

186 881∼186 890

CCCC(6T)

186 483∼186 492

CCCC(6T)

ランドリファレンス再生ゾーン

186 871∼186 880

90E9(2T-2T-4T)

2 048 バイトセクタ

外周駆動装置試験ゾーン

ロジカルトラック

データパターン

−325∼

−66

記録キャリブレーションゾーン

  −1 855∼ −1 596

−108∼

−84 0000(3T)

グルーブフォーカスバイアス調整ゾーン

  −2 616∼ −2 592 CCCC(6T) 

−83∼

−59 CCCC(6T)

ランドフォーカスバイアス調整ゾーン

  −2 591∼ −2 567 0000(3T) 

−58∼

−34 90E9(2T-2T-4T)

グルーブリファレンス再生ゾーン

  −2 566∼ −2 542 CCCC(6T) 

−33∼

−9 CCCC(6T)

ランドリファレンス再生ゾーン

  −2 541∼ −2 517 90E9(2T-2T-4T)

内周駆動装置試験ゾーン

ロジカルトラック

データパターン

300 952∼301 174

記録キャリブレーションゾーン

301 910∼302 132

300 916∼300 927

90E9(2T-2T-4T)

グルーブリファレンス再生ゾーン

301 874∼301 885

CCCC(6T)

300 904∼300 915

CCCC(6T)

ランドリファレンス再生ゾーン

301 862∼301 873

90E9(2T-2T-4T)

17.2.2.1 

外周製造者ゾーン 

外周製造者ゾーンは,700/760 ロジカルトラックからなる。

外周製造者ゾーンは,六つの部分に分割される。すなわち,二つのガードバンド,メディア製造者用の

試験ゾーン,記録キャリブレーションゾーン,フォーカスバイアス調整ゾーン及びリファレンス再生ゾー


52

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

ンである。

メディア製造者用の試験ゾーンは,メディア製造者による品質テストを意図したものであり,駆動装置

が使用してはならない。

駆動装置の試験ゾーンは,駆動装置が記録パワーを設定できるように,試験用に意図したものであり,

メディア製造者が使用してはならない。試験に使用するトラックは,使用によって記録条件設定ゾーン全

体が徐々に劣化するように,駆動装置の記録調整ゾーンから無作為に選択することが望ましい。このゾー

ンの各トラックは,ディスクのデータゾーンにおけるトラックの特性を代表した状態にある。

フォーカスバイアス調整データ及びリファレンス再生調整データは,駆動装置がデータの再生及び記録

のための光学的条件を最適化することを意図したものである。これらのゾーンに含まれるデータは,

表 8

で定義している。

外周製造者ゾーンは,フィジカルトラック当たり 30/57 セクタとする。

17.2.2.2 

内周製造者ゾーン 

内周製造者ゾーンは,六つの部分に分割される。すなわち,二つのガードバンド,リファレンス再生領

域,予備領域,記録調整領域及びメディア製造者用の試験領域である。このゾーンは,上記の外周製造者

ゾーンに類似した方法で使用してもよい。

内周製造者ゾーンは,フィジカルトラック当たり 15/28 セクタとする。

17.2.3 

ユーザゾーン 

ユーザゾーンのデータフィールドは,箇条

15

のフォーマットでのユーザ記録データを含むものとする。

ユーザゾーンのレイアウトは,箇条

18

で規定する。

17.2.4 

反射ゾーン 

反射ゾーンは,他のゾーンと同じ記録層であることが要件であり,その他は規定しない。

17.2.5 

制御トラックゾーン 

ディスクの各面には次の三つのゾーンが存在する。

−  制御トラック PEP ゾーン

−  内周制御トラック SFP ゾーン

−  外周制御トラック SFP ゾーン

これらのゾーンは,制御トラック情報に使用する。

制御トラック PEP ゾーンと内周制御トラック SFP ゾーン・外周制御トラック SFP ゾーンとでは異なる

フォーマットで記録する。

制御トラック PEP ゾーンは,低周波数の位相変調方式を用いて記録する。

内周制御トラック SFP ゾーン及び外周制御トラック SFP ゾーンは,それぞれ,ユーザゾーンで使用する

のと同じ変調方法及びフォーマットで記録されたトラックで構成する。SFP のための推移ゾーンは,サー

ボ情報を含まない制御トラック PEP ゾーンからサーボ情報を含むゾーンに移行する領域である(箇条

16

及び箇条

18

参照)

内周制御トラック SFP ゾーンは,フィジカルトラック当たり 15/28 セクタとし,外周制御トラック SFP

ゾーンは,フィジカルトラック当たり 30/57 セクタとする。

17.3 

制御トラック PEP ゾーン 

制御トラック PEP ゾーンに含まれる情報は,ディスクのタイプ,ECC,反射率などを規定する。

このゾーンは,サーボ情報を含んではならない。全ての情報は,位相変調方式で記録する。このゾーン

の全てのトラックのマークは,駆動装置が半径方向のトラッキングをかけなくても情報を取得できるよう


53

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

に,半径方向にそろえて記録する。

再生パワーは 0.65 mW を超えてはならない。

17.3.1 PEP

ゾーンの記録方式 

PEP ゾーンは,フィジカルトラック当たり 561∼567PEP チャネルビットセルとする。PEP チャネルビッ

トセルの長さは,656±1PEP チャネルビットとする。PEP チャネルビットセルは,セルの前半又は後半の

いずれかをマークで埋めることによって記録する。

マークの長さは,2PEP チャネルビットとし,隣接するマークからは 2PEP チャネルビット離す。

セルの前半にマークが記録してある場合を“0”とし,後半にマークが記録してある場合を“1”とする。

制御トラック PEP ゾーンのトラックの密度及びマークの形状に関する要件は,箇条

23

で規定する。

図 21

PEP

ゾーンの位相変調の例

17.3.2 PEP

ゾーンのトラックのフォーマット 

PEP ゾーンは,フィジカルトラック当たり 3 セクタとする。

図 22

のフィールドの下の数字は,各フィー

ルドにおける PEP チャネルビットセルの数を示す。

セクタ間のギャップは,10∼12PEP チャネルビットセルに対応する長さの未記録領域とする。

|<-------------------------------------- 1

フィジカルトラック

 (3

セクタ

)--- --------------------------->|

セクタ

ギャップ

セクタ

ギャップ

セクタ

ギャップ

177   177

177

図 22

PEP

ゾーンのトラックフォーマット

17.3.2.1 

セクタのフォーマット 

177PEP チャネルビットセルの各セクタのレイアウトを,

図 23

に示す。

|<-------------------------------------- 1

セクタ

(177

ビット

)--- ------- ------- --------------------------->|

プリアンブル

同期フィールド

セクタ番号

データ

CRC

16 1 8

144  8

図 23

PEP

ゾーンのセクタフォーマット

1/2PEP

チャネルビットセル

 1/2PEP

チャネルビットセル

PEP

チャネルビットセル

PEP

チャネルビットセル

2PEP

チャネルビット

2PEP

チャネルビット


54

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

17.3.2.1.1 

プリアンブルフィールド 

このフィールドは,

“0”に設定した 16PEP チャネルビットセルで構成する。

17.3.2.1.2 

同期フィールド 

このフィールドは,

“1”に設定した 1PEP チャネルビットセルで構成する。

17.3.2.1.3 

セクタ番号フィールド 

このフィールドは,2 進法でセクタ番号 0∼2 を規定する 8 ビットで構成する。

17.3.2.1.4 

データフィールド 

このフィールドは,0∼17 で番号付けした 18 個の 8 ビットバイトで構成する。

バイト 0

ビット 7

“0”に設定し,連続サーボトラッキング方式を示す。

ビット 6∼4 110 に設定し,ZCAV を示す。

これ以外の設定をしてはならない(

附属書 W

参照)

ビット 3

“0”に設定する。

ビット 2∼0 010 に設定し,RLL(1,7)  マークエッジ変調を示す。

これ以外の設定をしてはならない。

バイト 1

ビット 7

“0”に設定する。

ビット 6∼4

誤り訂正符号を規定する。

010 に設定するときは,R-S LDC16 度及び 20 インタリーブを示す。

011 に設定するときは,R-S LDC16 度及び 40 インタリーブを示す。

これ以外の設定をしてはならない。

ビット 3

“0”に設定する。

ビット 2∼0

次の式における 2 の乗数 を 2 進法で記録し,セクタごとのユーザバイトの数を表

す。

256×2n

011 は,セクタ当たり 2 048 ユーザバイトを示す。 
100 は,セクタ当たり 4 096 ユーザバイトを示す。

3 又は 4 以外の の値を設定してはならない。

バイト 2

このバイトは,2 進法で,各ロジカルトラック当たりのセクタ数を規定する。

0000 0110

4 096 バイトセクタメディアにおいて,ロジカルトラックにつき 6 セクタを示す。

0000 0111

2 048 バイトセクタメディアにおいて,ロジカルトラックにつき 7 セクタを示す。

バイト 3

このバイトは,660 nm の公称波長で測定するときのディスクの反射率 の製造者の規定を示す。

これは,数 として,次のように規定する。

n=100R

バイト 4

このバイトは,セクタマークの変調及び極性を規定する。

ビット 7

これは 1 に設定する。

ビット 6∼0

これは,信号振幅を表し,−15 と−33 との間の数 として,次のように規定する。


55

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

n=−50 ( I

sm

I

top

)

ここに,I

sm

は,チャネル 1 のセクタマークからの信号であり,I

top

は,ユーザゾーンの未記録領域,

非グルーブ領域からの信号(反射レベル)である。

この数が負であることからビット 6 は 1 に設定しなければならず,

ビット 5∼0 は 2 の補数で表さなけ

ればならない。記録はハイトゥロー(high-to-low:  反射レベルが小さくなる。

)とする。

バイト 5

このバイトは,ギガバイトで,ODC の容量(小数点の右側に有効数字が 1 個ある。

)の 10 倍を規定す

る。この規格の場合は,このバイトを(5C)  に設定し,9.2 ギガバイトの容量を表す。

バイト 6

このバイトは,2 進法で,ミリワットで表す最大再生パワーの 20 倍を示す数字 を規定する。最大再

生パワーは,回転周波数 50 Hz 及び波長 660 nm で SFP ゾーンを再生するために使用されるパワーとす

る。この数 は 60∼80 の間とする。

バイト 7

このバイトの設定の規定は,次による。

0010 0000

タイプ R/W

0001 0001

タイプ WO

この規格は,このバイトのその他の設定を禁止する(

附属書 W

参照)

バイト 8

このバイトは,外周 SFP ゾーンが始まる ID トラック番号のうち,最上位バイトの次のバイトを規定

する。これは(FE)/(FE)に設定し,ID トラック番号−365/−405 の最上位バイトの次のバイトを表す。

バイト 9

このバイトは,

外周 SFP ゾーンが始まる ID トラック番号の最下位バイトを規定する。

これは,

(93)/(6B)

に設定し,ID トラック番号−365/−405 の最下位バイトを表す。

バイト 10

このバイトは,内周 SFP ゾーンが始まる ID トラック番号の最上位バイトの次のバイトを規定する。

これは (6D)/(4C) に設定し,ID トラック番号 93 561/150 761 の最上位バイトの次のバイトを表す。

バイト 11

このバイトは,内周 SFP ゾーンが始まる ID トラック番号の最下位バイトを規定する。これは (79)/(E9)

に設定し,ID トラック番号 93 561/150 761 の最下位バイトを表す。

バイト 12

このバイトは,マイクロメートル(μm)で,トラックピッチの 100 倍を規定する。これは,(41)  に設

定し,0.65 μm のトラックピッチを表す。

バイト 13

このバイトは,(FF)  に設定する。

バイト 14

このバイトは,

外周 SFP ゾーンが始まる ID トラック番号の最上位バイトを規定する。

これは (FF)/(FF)

に設定し,ID トラック番号−365/−405 の最上位バイトを表す。

バイト 15

このバイトは,内周 SFP ゾーンが始まる ID トラック番号の最上位バイトを規定する。これは (01)/(02)

に設定し,ID トラック番号 93 561/150 761 の最上位バイトを表す。


56

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

バイト 16 及び 17

この規格では,これらのバイトの内容を規定せず,互換では無視する。

17.3.2.1.5 CRC 

CRC の 8 個のビットは,セクタ番号フィールド及び PEP セクタのデータフィールド全体で計算される。

生成多項式は,次による。

G(x)=x

8

x

4

x

3

x

2

+1

残差多項式 R(x)は,次による。

)

(

mod

)

(

8

143

0

151

144

x

G

x

x

a

x

a

x

R

i

i

i

i

i

i

i

i



+

=

=

=

=

=

ここに,a

i

は入力データのビットを示し,

i

は逆ビットを示す。セクタ番号フィールドの最上位ビット

は a

151

である。CRC の 8 個のビット C

k

は,次によって定義する。

k

k

k

k

x

C

x

R

=

=

=

7

0

)

(

ここに,C

7

は,PEP セクタの CRC バイトの最上位ビットとして記録される。

17.3.2.2 

セクタのデータフィールドのフォーマットのまとめ 

表 9

PEP

ゾーンのフォーマット

ビット

バイト

7 6 5 4 3 2 1 0

0

フォー
マット

ロジカル ZCAV 0  変調コード

1 0

ECC

0 ユーザバイト数

2

ロジカルトラック当たりのセクタ数

3

660

nm での反射率

4 0

プリフォーマットデータの振幅及び極性

5

ODC 容量

6

50

Hz,660 nm のときの SFP ゾーンの最大再生パワー

7

ディスクタイプ

8

外周 SFP ゾーンの開始トラック番号の MSB の次のバイト

9

外周 SFP ゾーンの開始トラック番号の LSB

10

内周 SFP ゾーンの開始トラック番号の MSB の次のバイト

11

内周 SFP ゾーンの終了トラック番号の LSB

12

トラックピッチ

13

(FF)

14

外周 SFP ゾーンの開始トラック番号の MSB

15

内周 SFP ゾーンの開始トラック番号の MSB

16

規定せず

17

規定せず

17.4 

制御トラック SFP ゾーン 

二つの制御トラック SFP ゾーンは,光磁気記録方式を用い,箇条

15

で規定するセクタフォーマットに

従って記録する。

記録されたデータマークは,

箇条

27

で規定する信号についての要件を満たすものとする。


57

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

SFP ゾーン(

17.2.5

参照)の各セクタは,0∼511 で番号付けされた 512 バイトの情報を含む。

− PEP 情報の複製(18 バイト)

−  メディア情報(362 バイト)

−  システム情報(132 バイト)

2 048 バイトセクタの場合,これらの 512 バイトの後に 1 536 バイトの(FF)を付ける。4 096 バイトセク

タの場合,これらの 512 バイトの後に 3 584 バイトの(FF)を付ける。

17.4.1 PEP

情報の複製 

バイト 0∼17 は,PEP ゾーンのセクタのデータフィールドの 18 バイトと同一である(

17.3.2.1.4

参照)

17.4.2 

メディア情報 

バイト 18∼47 は,次の条件を規定する。

波長 L

1

=660 nm

反射率 R

1

回転周波数 N

1

=50 Hz

の値に対応した,4T マークの記録パワーの 1 組が与えられる。これは,内周半径,中周半径及び外周

半径の三つの値を含む。

バイト 18∼47 で規定する全ての値は,

11.5

,箇条

25

,箇条

26

,箇条

27

及び箇条

28

の要件を満たすよ

うな値とする(

表 10

参照)

バイト 18

このバイトは,ナノメートル(nm)で,波長 L

1

を 0 と 255 との間の数 として次のように規定する。

1

5

1

L

n

=

このバイトは,この規格に従う ODC については,n

=132 に設定する。

バイト 19

このバイトは,波長 L

1

での反射率 R

1

11.5.5

参照)を数 として次のように規定する。

n=100 R

1

バイト 20

このバイトは,ヘルツ(Hz)で,回転周波数を数 として次のように規定する。

nN

1

このバイトは,この規格に従う ODC については,n

=50 に設定する。

バイト 21

このバイトは,ユーザゾーンの最内周領域での最大再生パワーP

1

をミリワット(mW)で示し,60∼

80 の間の数 として次のように規定する。

n=20 P

1

バイト 2224

これらのバイトは使用せず,(FF)  に設定する。

次のバイト 25∼27 は,ディスク製造者が示す 4T マークの記録パワーP

w

をミリワット(mW)で規定す

る(

24.3.3

参照)

P

w

は,0∼255 の数 として次のように表す。

n=5P

w

バイト 25

このバイトは,次の場合の P

w

を規定する。


58

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

r=30 mm

バイト 26

このバイトは,次の場合の P

w

を規定する。

r=45 mm

バイト 27

このバイトは,次の場合の P

w

を規定する。

r=62 mm

バイト 2843

これらのバイトは (FF) に設定する。

バイト 44

このバイトは (00) に設定する。

次のバイト 45∼47 は,ディスク製造者が示す消去パワーP

e

をミリワット(mW)で規定する(箇条

27

参照)

P

e

は,0∼255 までの数 として次のように表す。

n=5P

e

バイト 45

このバイトは,次の場合の P

e

  を規定する。

r=30 mm

バイト 46

このバイトは,次の場合の P

e

  を規定する。

r=45 mm

バイト 47

このバイトは,次の場合の P

e

を規定する。

r=62 mm

バイト 48363

これらのバイトは,この規格では規定せず,(FF)  に設定する。

バイト 364

このバイトは,性能指数(

25.1

参照)の極性を規定する。これは,(01)  に設定し,極性が負である(記

録マークによるカー回転の方向が反時計回りである。

)ことを意味する。

バイト 365

このバイトは,性能指数 を数 n

25.1

参照)として次のように規定する。

n=10 000F

バイト 366383

これらのバイトは (FF) に設定する。

17.4.3 

システム情報 

バイト 384∼389 は,必須である。バイト 384∼386 は,ユーザゾーンの最終 ID トラック番号を 2 進法

で規定する。ユーザゾーンの ID トラックの総数は,ユーザゾーンの最終 ID トラック番号+1 に等しい。4

096 バイトセクタのディスクの場合,ユーザゾーンの最終 ID トラック番号は,93 239 とする。2 048 バイ

トセクタのディスクの場合,ユーザゾーンの最終 ID トラック番号は,150 449 とする。バイト 387 及び 388

は,セクタサイズを 2 進法で規定する。バイト 389 は,エミュレートセクタサイズ 1 024 バイト及び 512

バイトのオフセットを 2 進法で規定する。


59

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

バイト 384

このバイトは,4 096 バイトセクタに対しては (01) に,2 048 バイトセクタに対しては (02) に設定し,

ユーザゾーンの最終 ID トラック番号の最上位バイトを示す。

バイト 385

このバイトは,4 096 バイトセクタに対しては (6C) に,2 048 バイトセクタに対しては (4B) に設定

し,ユーザゾーンの最終 ID トラック番号の最上位バイトの次のバイトを示す。

バイト 386

このバイトは,

4 096 バイトセクタに対しては (37) に,2 048 バイトセクタに対しては (B1) に設定し,

ユーザゾーンの最終 ID トラック番号の最下位バイトを示す。

バイト 387

このバイトは,エミュレートセクタサイズを含むメディアセクタサイズの最上位バイトを表す。4 096

バイトセクタメディアに対しては (10) に,2 048 バイトセクタメディアに対しては (08) に,1 024 バイ

トセクタメディアに対しては (04) に,512 バイトセクタメディアに対しては (02) に設定する。

バイト 388

このバイトは,エミュレートセクタサイズを含むセクタサイズの最下位バイトを表す(

附属書 AA

照)

。全てのセクタサイズ,すなわち,4 096 バイトセクタ,2 048 バイトセクタ,1 024 バイトセクタ,

及び 512 バイトセクタに対して (00) に設定する。

バイト 389

このバイトは,初期エミュレーションオフセット数を表す。初期デフォルトの設定は (00) である。

バイト 390437

これらのバイトは,この規格では規定しない。

バイト 438479

これらのバイトは,予備として確保し,(FF)  に設定する。

バイト 480511

これらのバイトは,この規格では規定せず,無視してもよい。

バイト 5122 047/4 095

これらのバイトは,(FF)  に設定する。


60

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 10

メディア情報のまとめ

必須項目

任意又は (FF)

必須(FF)

メディアパラメタ

0∼12,14,15

13

規定せず

16∼17

波長及び反射率(L

1

R

1

) 18∼19

回転周波数(N

1

,再生パワー(P

r

記録パワー(P

w

,消去パワー(P

e

20∼21,25∼27,
44∼47

 22∼24,28∼43

未使用

48∼363

性能指数 364∼365

予備

366∼383

最終トラック番号 384∼386

セクタサイズ 387∼388

エミュレーションオフセット 389

規定せず

390∼437

予備

438∼479

規定せず

480∼511

2 048 バイトセクタ

512∼2 047

4 096 バイトセクタ

512∼4 095

18 

ユーザゾーンのレイアウト 

18.1 

ユーザゾーンの概要 

各面のユーザゾーンのデータ容量は,4 096 バイトセクタのディスクの場合は 4.58 ギガバイト,2 048 バ

イトセクタのディスクの場合は 4.3 ギガバイトである。この値には,ユーザ領域のスペアセクタ及び使用

不能なセクタが含まれる。

ユーザゾーンの位置及びサイズは,箇条

17

で規定する。

18.2 

ユーザゾーンの分割 

ユーザゾーンは,4 個の欠陥管理領域(DMA)を含み,ゾーンの冒頭に 2 個,末尾に 2 個配置する。2

組の DMA の間の領域をユーザ領域と呼ぶ。

ユーザゾーン全体は,ディスクの ZCAV 構成の結果として,バンドに分割する。

各バンドは,同じ数のフィジカルトラックからなる。各バンドは,同じ数のセクタをもつロジカルトラ

ックに分割する。バンドごとのロジカルトラック数は,外周から内周へ移るに従って減少する。

4 096 バイトセクタのときは,ユーザゾーンは,

表 11a

及び

表 11b

で示すとおり,0∼15 で番号付けされ

た 16 バンドに分割する。

2 048 バイトセクタのときは,ユーザゾーンは,

表 12a

及び

表 12b

で示すとおり,0∼29 で番号付けされ

た 30 バンドに分割する。

階層を次に示す。

4 096 バイトセクタディスクの場合:

6 セクタ

=1 ロジカルトラック

15 540∼7 770 ロジカルトラック  =1 バンド

16 バンド

=ユーザゾーン

2 048 バイトセクタディスクの場合:

7 セクタ

=1 ロジカルトラック

13 452∼6 608 ロジカルトラック  =1 バンド


61

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

30 バンド

=ユーザゾーン

18.3 

ユーザ領域 

ユーザ領域のデータフィールドは,ユーザデータの記録を意図したものである。

ユーザ領域は,書換形ゾーン,又は追記形ゾーンで構成する。

ユーザ領域は,トラック 0 で始まり,トラック 186 479/300 899 で終わる。ユーザ領域には,1 376/1 200

個のスペアロジカルトラックが存在する。

さらに,ユーザ領域をバンドに分割し,一つのバンドに各グループが属する,すなわち,総計 16/30 グ

ループとなるようにする。

タイプ R/W 及びタイプ WO のディスクは,

18.6.2

及び

18.7.2

の方法に従って分割する。

ID フィールドデータからロジカルトラック番号への計算は,次による。

ID

LTB

i

+

×

=

2

SLT

ロジカルトラック番号

ここに,

i

0

(グルーブ)

1

(ランド)

SLT

該当バンドの最初の

ID

2

トラック番号

LTB

バンドごとの総ロジカルトラック数

ID

ID

トラック番号

 

ID

20 000

4 096

バイトセクタディスクのバンド

2

のグルーブ)

ロジカルトラック数

(15 281)

(0

×

14 504/2)

20 000

35 281

ID

20 000

4 096

バイトセクタディスクのバンド

2

のランド)

ロジカルトラック数

(15 281)

(1

×

14 504/2)

20 000

15 281

7 252

20 000

42 533


62

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 11a−ロジカルトラック番号と ID フィールドデータとの関係(4 096 バイトセクタ:16 バンド)

ID フィールドのバンド開始セクタ

ロジカルトラック

番号

プリフォーマットヘッダ 1

プリフォーマットヘッダ 2

バンド

番号

ID

1

トラック番号 ID

1

セクタ番号

ID

2

トラック番号

ID

2

セクタ番号

バンド開始セクタ

0-G 0 0

0

0

0-L 5 0

0 0

7 770

1-G 7

770

0

15

540

1

1-L 7

774

5

7 770

0

23 051

2-G

15 281

0

30 562

2

2-L 15

285

4

15 281

0

37 814

3-G

22 533

0

45 066

3

3-L 22

537

3

22 533

0

52 059

4-G

29 526

0

59 052

4

4-L 29

530

2

29 526

0

65 786

5-G

36 260

0

72 520

5

5-L 36

264

1

36 260

0

78 995

6-G

42 735

0

85 470

6

6-L 42

739

0

42 735

0

91 686

7-G

48 951

0

97 902

7

7-L 48

954

5

48 951

0

103 859

8-G 54

908

0

109

816

8

8-L 54

911

4

54 908

0

115 514

9-G 60

606

0

121

212

9

9-L 60

609

3

60 606

0

126 651

10-G 66

045

0

132

090

10

10-L 66

048

2

66 045

0

137 270

11-G 71

225

0

142

450

11

11-L 71

228

1

71 225

0

147 371

12-G 76

146

0

152

292

12

12-L 76

149

0

76 146

0

156 954

13-G 80

808

0

161

616

13

13-L 80

810

5

80 808

0

166 019

14-G 85

211

0

170

422

14

14-L 85

213

4

85 211

0

174 566

15-G 89

355

0

178

710

15

15-L 89

357

3

89 355

0

182 595


63

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 11b−ロジカルトラックレイアウト(4 096 バイトセクタ:16 バンド)

ロジカルトラック番号

バンド

番号

ロジカル

トラック数

/バンド

グルーブ
/ランド

バンド

開始

バッファ

開始

データ

開始

スペア

開始

バッファ

開始

テスト

開始

バッファ

開始

0-G

0

6

7 677

7 720

7 730

7 740

0 15

540

0-L

7 770

7 776

15 447

15 490

15 500

15 510

1-G

15 540

15 550

15 570

22 958

23 001

23 011

23 021

1 15

022

1-L

23 051

23 061

23 081

30 469

30 512

30 522

30 532

2-G

30 562

30 572

30 592

37 721

37 764

37 774

37 784

2 14

504

2-L

37 814

37 824

37 844

44 973

45 016

45 026

45 036

3-G

45 066

45 075

45 096

51 966

52 009

52 019

52 029

3 13

986

3-L

52 059

52 068

52 089

58 959

59 002

59 012

59 022

4-G

59 052

59 061

59 082

65 693

65 736

65 746

65 756

4 13

468

4-L

65 786

65 795

65 816

72 427

72 470

72 480

72 490

5-G

72 520

72 529

72 550

78 902

78 945

78 955

78 965

5 12

950

5-L

78 995

79 004

79 025

85 377

85 420

85 430

85 440

6-G

85 470

85 478

85 500

91 593

91 636

91 646

91 656

6 12

424

6-L

91 686

91 694

91 716

97 809

97 852

97 862

97 872

7-G

97 902

97 910

97 932

103 766

103 809  103 819  103 829

7 11

914

7-L

103 859

103 867

103 889

109 723

109 766  109 776  109 786

8-G

109 816

109 824

109 846

115 421

115 464  115 474  115 484

8 11

396

8-L

115 514

115 522

115 544

121 119

121 162  121 172  121 182

9-G

121 212

121 219

121 242

126 558

126 601  126 611  126 621

9 10

878

9-L

126 651

126 658

126 681

131 997

132 040  132 050  132 060

10-G

132 090

132 097

132 120

137 177

137 220  137 230  137 240

10 10

360

10-L

137 270

137 277

137 300

142 357

142 400  142 410  142 420

11-G

142 450

142 457

142 480

147 278

147 321  147 331  147 341

11 9

842

11-L

147 371

147 378

147 401

152 199

152 242  152 252  152 262

12-G

152 292

152 298

152 322

156 861

156 904  156 914  156 924

12 9

324

12-L

156 954

156 960

156 984

161 523

161 566  161 576  161 586

13-G

161 616

161 622

161 646

165 926

165 969  165 979  165 989

13 8

806

13-L

166 019

166 025

166 049

170 329

170 372  170 382  170 392

14-G

170 422

170 428

170 452

174 473

174 516  174 526  174 536

14 8

288

14-L

174 566

174 572

174 596

178 617

178 660  178 670  178 680

15-G

178 710

178 715

178 740

182 526

182 575  182 585

N/A

15 7

770

15-L

182 595

182 600

182 625

186 411

186 460  186 470

N/A


64

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 12a−ロジカルトラック番号と ID フィールドデータとの関係(2 048 バイトセクタ:30 バンド)

ID フィールドのバンド開始セクタ

ロジカルトラック

番号

プリフォーマットヘッダ 1

プリフォーマットヘッダ 2

バンド

番号

ID

1

トラック番号 ID

1

セクタ番号

ID

2

トラック番号

ID

2

セクタ番号

バンド開始

0-G 0 0

0

0

0-L 8 1

0 0

6 726

1-G 6

726

0

13

452

1

1-L 6

734

0

6 726

0

20 060

2-G

13 334

0

26 668

2

2-L 13

341

6

13 334

0

33 158

3-G

19 824

0

39 648

3

3-L 19

831

5

19 824

0

46 020

4-G

26 196

0

52 392

4

4-L 26

203

4

26 196

0

58 646

5-G

32 450

0

64 900

5

5-L 32

457

3

32 450

0

71 036

6-G

38 586

0

77 172

6

6-L 38

593

2

38 586

0

83 190

7-G

44 604

0

89 208

7

7-L 44

611

1

44 604

0

95 108

8-G 50

504

0

101

008

8

8-L 50

511

0

50 504

0

106 790

9-G

56 286

0

112 572

9

9-L 56

292

6

56 286

0

118 236

10-G 61

950

0

123

900

10

10-L 61

956

5

61 950

0

129 446

11-G 67

496

0

134

992

11

11-L 67

502

4

67 496

0

140 420

12-G 72

924

0

145

848

12

12-L 72

930

3

72 924

0

151 158

13-G 78

234

0

156

468

13

13-L 78

240

2

78 234

0

161 660

14-G 83

426

0

166

852

14

14-L 83

432

1

83 426

0

171 826

15-G 88

500

0

177

000

15

15-L 88

506

0

88 500

0

181 956

16-G 93

456

0

186

912

16

16-L 93

461

6

93 456

0

191 750

17-G 98

294

0

196

588

17

17-L 98

299

5

98 294

0

201 308

18-G

103 014

0

206 028

18

18-L 103

019

4

103 014

0

210 630

19-G

107 616

0

215 232

19

19-L 107

621

3

107 616

0

219 716

20-G 112

100

0

224

200

20

20-L 112

105

2

112 100

0

228 566

21-G 116

466

0

232

932

21

21-L 116

471

1

116 466

0

237 180


65

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 12a−ロジカルトラック番号と ID フィールドデータとの関係(2 048 バイトセクタ:30 バンド)

(続き)

ID フィールドのバンド開始セクタ

ロジカルトラック

番号

プリフォーマットヘッダ 1

プリフォーマットヘッダ 2

バンド

番号

ID

1

トラック番号 ID

1

セクタ番号

ID

2

トラック番号

ID

2

セクタ番号

バンド開始

22-G

120 714

0

241 428

22

22-L 120

719

0

120 714

0

245 558

23-G

124 844

0

249 688

23

16-G 93

456

0

124 844

0

186 912

24-G

128 856

0

257 712

24

24-L 128

860

5

128 856

0

261 606

25-G

132 750

0

265 500

25

25-L 132

754

4

132 750

0

269 276

26-G

136 526

0

273 052

26

26-L 136

530

3

136 526

0

276 710

27-G

140 184

0

280 368

27

27-L 140

188

2

140 184

0

283 908

28-G

143 724

0

287 448

28

28-L 143

728

1

143 724

0

290 870

29-G

147 146

0

294 292

29

29-L 147

150

0

147 146

0

297 596

表 12b−ロジカルトラックレイアウト(2 048 バイトセクタ:30 バンド)

ロジカルトラック番号

バンド

番号

ロジカル

トラック数

/バンド

グルーブ
/ランド

バンド

開始

バッファ

開始

データ

開始

スペア

開始

バッファ

開始

テスト

開始

バッファ

開始

0-G

0

6

6 623

6 643

6 660

6 677

0 13

452

0-L

6 726

6 732

13 349

13 369

13 386

13 403

1-G

13 452

13 468

13 501

19 957

19 977

19 994

20 011

1 13

216

1-L

20 060

20 076

20 109

26 565

26 585

26 602

26 619

2-G

26 668

26 684

26 717

33 055

33 075

33 092

33 109

2 12

980

2-L

33 158

33 174

33 207

39 545

39 565

39 582

39 599

3-G

39 648

39 664

39 697

45 917

45 937

45 954

45 971

3 12

744

3-L

46 020

46 036

46 069

52 289

52 309

52 326

52 343

4-G

52 392

52 408

52 441

58 543

58 563

58 580

58 597

4 12

508

4-L

58 646

58 662

58 695

64 797

64 817

64 834

64 851

5-G

64 900

64 915

64 949

70 933

70 953

70 970

70 987

5 12

272

5-L

71 036

71 051

71 085

77 069

77 089

77 106

77 123

6-G

77 172

77 187

77 221

83 087

83 107

83 124

83 141

6 12

036

6-L

83 190

83 205

83 239

89 105

89 125

89 142

89 159

7-G

89 208

89 223

89 257

95 005

95 025

95 042

95 059

7 11

800

7-L

95 108

95 123

95 157

100 905

100 925  100 942  100 959

8-G

101 008

101 022

101 057

106 687

106 707  106 724  106 741

8 11

564

8-L

106 790

106 804

106 839

112 469

112 489  112 506  112 523

9-G

112 572

112 586

112 621

118 133

118 153  118 170  118 187

9 11

328

9-L

118 236

118 250

118 285

123 797

123 817  123 834  123 851

10-G

123 900

123 914

123 949

129 343

129 363  129 380  129 397

10 11

092

10-L

129 446

129 460

129 495

134 889

134 909  134 926  134 943


66

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 12b−ロジカルトラックレイアウト(2 048 バイトセクタ:30 バンド)(続き)

ロジカルトラック番号

バンド

番号

ロジカル

トラック数

/バンド

グルーブ
/ランド

バンド

開始

バッファ

開始

データ

開始

スペア

開始

バッファ

開始

テスト

開始

バッファ

開始

11-G

134 992

135 006

135 041

140 317

140 337  140 354  140 371

11 10

856

11-L

140 420

140 434

140 469

145 745

145 765  145 782  145 799

12-G

145 848

145 861

145 897

151 055

151 075  151 092  151 109

12 10

620

12-L

151 158

151 171

151 207

156 365

156 385  156 402  156 419

13-G

156 468

156 481

156 517

161 557

161 577  161 594  161 611

13 10

384

13-L

161 660

161 673

161 709

166 749

166 769  166 786  166 803

14-G

166 852

166 865

166 901

171 823

171 843  171 860  171 877

14 10

148

14-L

171 926

171 939

171 975

176 897

176 917  176 934  176 951

15-G

177 000

177 012

177 049

181 853

181 873  181 890  181 907

15 9

912

15-L

181 956

181 968

182 005

186 809

186 829  186 846  186 863

16-G

186 912

186 924

186 961

191 647

191 667  191 684  191 701

16 9

676

16-L

191 750

191 762

191 799

196 485

196 505  196 522  196 539

17-G

196 588

196 600

196 637

201 205

201 225  201 242  201 259

17 9

440

17-L

201 308

201 320

201 357

205 925

205 945  205 962  205 979

18-G

206 028

206 040

206 077

210 527

210 547  210 564  210 581

18 9

204

18-L

210 630

210 642

210 679

215 129

215 149  215 166  215 183

19-G

215 232

215 243

215 281

219 613

219 633  219 650  219 667

19 8

968

19-L

219 716

219 727

219 765

224 097

224 117  224 134  224 151

20-G

224 200

224 211

224 249

228 463

228 483  228 500  228 517

20 8

732

20-L

228 566

228 577

228 615

232 829

232 849  232 866  232 883

21-G

232 932

232 943

232 981

237 077

237 097  237 114  237 131

21 8

496

21-L

237 180

237 191

237 229

241 325

241 345  241 362  241 379

22-G

241 428

241 438

241 477

245 455

245 475  245 492  245 509

22 8

260

22-L

245 558

245 568

245 607

249 585

249 605  249 622  249 639

23-G

249 688

249 698

249 737

253 597

253 617  253 634  253 651

23 8

024

23-L

253 700

253 710

253 749

257 609

257 629  257 646  257 663

24-G

257 712

257 722

257 761

261 503

261 523  261 540  261 557

24 7

788

24-L

261 606

261 616

261 655

265 397

265 417  265 434  265 451

25-G

265 500

265 510

265 549

269 173

269 193  269 210  269 227

25 7

552

25-L

269 276

269 286

269 325

272 949

272 969  272 986  273 003

26-G

273 052

273 061

273 101

276 607

276 627  276 644  276 661

26 7

316

26-L

276 710

276 719

276 759

280 265

280 285  280 302  280 319

27-G

280 368

280 377

280 417

283 805

283 825  283 842  283 859

27 7

080

27-L

283 908

283 917

283 957

287 345

287 365  287 382  287 399

28-G

287 448

287 457

287 497

290 767

290 787  290 804  290 821

28 6

844

28-L

290 870

290 879

290 919

294 189

294 209  294 226  294 243

29-G

294 292

294 300

294 341

297 536

297 562  297 579

N/A

29 6

608

29-L

297 596

297 604

297 645

300 840

300 866  300 883

N/A

18.4 

欠陥管理領域(DMA 

四つの欠陥管理領域(

DMA

)は,ユーザ領域の構造の情報及び欠陥管理情報を含む。各

DMA

の長さは,

4 096

バイトセクタの場合は,

36

セクタ,

2 048

バイトセクタの場合は,

42

セクタとする。各

DMA

の最初

のセクタのアドレスを,

表 13 に示す。


67

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 13DMA の配置

4 096 バイトセクタ 2

048 バイトセクタ

DMA 番号

トラック番号

セクタ番号

トラック番号

セクタ番号

DMA1

0 0

0 0

DMA2  7 770  0

6 726  0

DMA3

182 569 0 297 556 0

DMA4

186 454 0 300 860 0

DMA

は,ディスク定義構造(

DDS

,一次欠陥管理表(

PDL

)及び二次欠陥管理表(

SDL

)を含む。

四つの

PDL

の内容は同一とし,四つの

SDL

の内容は同一とする。四つの

DDS

間の相違は,各関連

PDL

及び

SDL

に対するポインタだけとする。

ディスクの初期化後,各

DMA

がもつ内容は,次による。

最初のセクタは

DDS

とする。

  2

番目のセクタはタイプ

R/W

PDL

の最初のセクタとする。

 SDL

の最初のセクタは,タイプ

R/W

PDL

に後続するセクタとする。

PDL

及び

SDL

の長さは,それらのエントリの数によって決定する。

SDL

の後の

DMA

の残りのセクタの

内容は,タイプ

R/W

及びタイプ

WO

には規定されず,互換性では無視する。

DDS

内の

PDL

の開始アドレス及び

SDL

の開始アドレスは,

同じ

DMA

PDL

及び

SDL

を参照する。

18.5 

ディスク定義構造(DDS 

DDS

は,

1

セクタで構成し,ディスクの初期化の方法,ユーザ領域のグループ分割数,各グループ内の

データセクタの種類,

PDL

の開始アドレス及び

SDL

の開始アドレスを規定する。

DDS

は,ディスクの初

期化終了時に,各

DMA

の最初のセクタに記録する。

表 14 及び表 15 は,四つの

DDS

に記録される情報を示す。


68

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

表 14DDS の内容(4 096 バイトセクタ)

設定

バイト番号

内容

R/W WO

0 DDS 識別子 (0A)

(05)

1 DDS 識別子 (0A)

(05)

2

予備 (00)

(00)

3

ディスク検証 
ディスク非検証

(01) 
(02)

(01) 
(02)

4

グループ数の MSB (00)

(00)

5

グループ数の LSB (10)

(10)

6∼13

予備 (00)

(00)

14 PDL の開始アドレスのトラックの MSB

15 PDL の開始アドレス

16 PDL の開始アドレスのトラックの LSB

17 PDL の開始アドレスのセクタ

18 SDL の開始アドレスのトラックの MSB

19 SDL の開始アドレス

20 SDL の開始アドレスのトラックの LSB

21 SDL の開始アドレスのセクタ

22

バンド 0 タイプ (01)

(04)

23

バンド 1 タイプ (01)

(04)

36

バンド 14 タイプ (01)

(04)

37

バンド 15 タイプ (01)

(04)

38

セクタサイズの MSB(512,1 024,4 096) (02),(04),(10)

(10)

39

セクタサイズの LSB (00)

(00)

40

エミュレーションオフセット

− (00)

41∼88

規定せず

89∼4 095

予備 (00)

(00)

上の表の記号(−)は,DDS に適切な値が入ることを意味する。


69

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 15DDS の内容(2 048 バイトセクタ)

設定

バイト番号

内容

R/W WO

0 DDS 識別子 (0A)

(05)

1 DDS 識別子 (0A)

(05)

2

予備 (00)

(00)

3

ディスク検証 
ディスク非検証

(01) 
(02)

(01) 
(02)

4

グループ数の MSB (00)

(00)

5

グループ数の LSB (1E)

(1E)

6∼13

予備 (00)

(00)

14 PDL の開始アドレスのトラックの MSB

15 PDL の開始アドレス

16 PDL の開始アドレスのトラックの LSB

17 PDL の開始アドレスのセクタ

18 SDL の開始アドレスのトラックの MSB

19 SDL の開始アドレス

20 SDL の開始アドレスのトラックの LSB

21 SDL の開始アドレスのセクタ

22

バンド 0 タイプ (01)

(04)

23

バンド 1 タイプ (01)

(04)

50

バンド 28 タイプ (01)

(04)

51

バンド 29 タイプ (01)

(04)

52

セクタサイズの MSB(2 048)

(08)

(08)

53

セクタサイズの LSB (00)

(00)

54

エミュレーションオフセット (00)

(00)

55∼102

規定せず

103∼2 047

予備 (00)

(00)

上の表の記号(−)は,DDS に適切な値が入ることを意味する。

18.6 

書換形ゾーン 

タイプ

R/W

のディスクは,書換形ゾーンからなる。書換形ゾーンは,ユーザによるデータの記録を意図

したものである。

18.6.1 

配置 

タイプ

R/W

の場合,書換形ゾーンは,トラック

6

のセクタ

0

∼トラック

7 769/6 725

の最後のセクタ,ト

ラック

7 776/6 732

のセクタ

0

∼トラック

182 568/297 555

の最後のセクタ,及びトラック

182 575/297 562

のセクタ

0

∼トラック

186 453/300 859

の最後のセクタまでの領域とする。この不連続性は,

DMA

をユー

ザゾーン内に配置したことが原因である。全てのバンドを書換形として,

DDS

のバイト

22

37/51

に記録

する。

18.6.2 

書換形ゾーンの分割 

ディスクの初期化によって,

ユーザゾーンは,

16/30

の連続グループに分割される

表 11 及び表 12 参照)。

各グループは,データセクタのトラックとスペアセクタのトラックとからなる。


70

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

18.7 

追記形ゾーン 

タイプ

WO

は,追記形ゾーンからなる。追記形ゾーンは,ユーザによるデータ記録を意図したものであ

る。

18.7.1 

配置 

タイプ

WO

の場合,追記形ゾーンは,トラック

6

のセクタ

0

∼トラック

7 769/6 725

の最後のセクタ,ト

ラック

7 776/6 732

のセクタ

0

∼トラック

182 568/297 555

の最後のセクタ,及びトラック

182 575/297 562

のセクタ

0

∼トラック

186 453/300 859

の最後のセクタまでの領域とする。この不連続性は,

DMA

をユー

ザゾーン内に配置したことが原因である。全てのバンドを追記形として,

DDS

のバイト

22

37/51

に記録

する。

18.7.2 

追記形ゾーンの分割 

ディスクの初期化によって,追記形ゾーンは,

16/30

の連続グループに分割される。各グループは,デ

ータセクタのトラックとスペアセクタのトラックとからなる。

19 

書換形ゾーン及び追記形ゾーンの欠陥管理 

ディスク上の欠陥セクタは,次に記述する欠陥管理方法に従って,正常セクタに代替する。使用前に,

ディスクの各面を初期化する。初期化のとき,検証を行っても行わなくてもよい。検証中に発見された欠

陥セクタは,セクタスリップ方式によって処理される。初期化後に発見された欠陥セクタは,線形置換方

式によって処理される。両方式が置換したディスクの片面の欠陥セクタの総数は,最大で

8 191/8 191

以下

とする。

19.1 

ディスクの初期化 

ディスクの初期化とは,ディスクの最初の使用に先立って,四つの

DMA

を記録することをいう。ユー

ザ領域は,バンドに分割され,それぞれがデータセクタ及びスペアセクタを含む。ディスクの初期化のと

きに,書換形ゾーン及び追記形ゾーンの検証によって,欠陥セクタの検出及び代替を行ってもよい。

タイプ

WO

の場合,

1

回しか初期化できない。一旦

DMA

を記録すると,ディスクが初期化され,それ

以上の初期化はできないことを示す。タイプ

WO

の追記形ゾーンの全てのセクタは,初期化終了時には,

消去状態にある。全ての

DDS

の内容を,四つの

DDS

セクタに記録する。

PDL

及び

SDL

を,四つの

DMA

に記録する。

PDL

及び

SDL

の内容を,

表 16 及び表 17 に示す。

19.2 

検証 

ディスクを検証する場合,ユーザ領域の書換形ゾーン及び追記形ゾーンの全てのセクタについて検証を

行う。この規格は,検証の方法について規定しないが,セクタの消去,記録及び再生を含み得る。検証中

に発見された欠陥セクタは,セクタスリップ方式(19.2.1 参照)によって処理されるか,又は線形置換方

式(19.2.2 参照)によって処理される。再生又は記録に欠陥セクタを使用してはならない。欠陥セクタの

置換に関する指針は,

附属書 で示す。

19.2.1 

セクタスリップ方式 

検証を実行する場合,セクタスリップ方式は,ディスク上の各々全てのバンドに個々に適用する。

検証中に検出された欠陥データセクタは,欠陥セクタに後続する最初の正常セクタで代替し,これによ

って,

バンドの最後尾のセクタがスペアセクタ領域にスリップすることになる。

欠陥セクタのアドレスは,

PDL

に記録する。検証中に欠陥セクタが見つからない場合は,空の

PDL

を記録する。

セクタスリップ方式によってデータセクタとして使われなかったスペアセクタで,検証中に欠陥がある

と判明した場合は,そのアドレスを

PDL

に記録する。したがって,使用できるスペアセクタの数は,それ


71

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

に応じて減少する。

各バンドは,グルーブ領域及びランド領域のそれぞれにスペアセクタをもつ。検証では,通常の記録の

場合と同様にバンドのグルーブ領域を最初に検査し,欠陥セクタが見つかった場合には,グルーブスペア

領域にスリップする。この後,ランド領域を検査し,同様に,欠陥セクタが見つかった場合には,ランド

スペア領域にスリップする。

検証中に,バンドの二つのスペアセクタ領域のうちの一つを使い切った場合は,欠陥セクタは,線形置

換方式によって処理される。この過程は,別のバンドのスペアセクタへの置換を含み,別のバンドの検証

が終了するまで完了できない。これは,検証が終了するまで,すなわち,セクタスリップ方式を適用する

まで,次に使用できるスペアセクタが分からないためである。

19.2.2 

線形置換方式 

検証後に見つかった欠陥セクタは,線形置換方式を用いて処理する。また,検証中にバンドのスペアセ

クタを使い切った場合にも,線形置換方式を使用する。

欠陥セクタは,

そのバンドの最初に使用できるスペアセクタに代替する。

セクタスリップ方式と同様に,

グルーブ記録トラック,ランド記録トラックのそれぞれのスペアセクタに置換する。

代替セクタに欠陥があると判明した場合,その欠陥セクタは,そのバンドで次に使用できるスペアセク

タに代替する。欠陥セクタ及び代替セクタのアドレスを,

SDL

に記録する。

バンドにスペアセクタが残っていない場合,欠陥セクタは,別のバンドの最初に使用できるスペアセク

タに置換する。

既に

PDL

に記録されたセクタのアドレスを,

SDL

に記録してはならない。

SDL

に記録した代替セクタが,後に欠陥セクタであると判明した場合には,その欠陥セクタ及び代替セ

クタのアドレスを新しく

SDL

に記録する。

19.3 

非検証ディスク 

検証されていないディスクの欠陥セクタの取扱いには,線形置換方式を使用する。

欠陥セクタは,当該バンドの最初に使用できるスペアセクタに代替する。当該バンドに使用できるスペ

アセクタが残っていない場合,欠陥データ及びスペアセクタは,別のバンドの最初に使用できるスペアセ

クタに代替する。欠陥セクタ及び代替セクタのアドレスを,

SDL

に記録する。代替セクタが欠陥セクタで

あると判明した場合,そのバンドで,次に使用できるスペアセクタに代替する。

SDL

に記録した代替セクタが,後に欠陥セクタであると判明した場合,その欠陥セクタ及び代替セクタ

のアドレスを新しく

SDL

に記録する。

19.4 

記録方法 

データの記録,再生に当たっては,

PDL

に記録した全ての欠陥セクタは,スキップされ,セクタスリッ

プ方式に従って次のデータセクタで記録又は再生を行う。記録しようとするセクタが

SDL

に記録されてい

る場合,線形置換方式に従って,

SDL

が指示した代替セクタにデータを記録する。

初期化後のタイプ

WO

については,ユーザ領域の全てのセクタは,消去状態にあるものとする。初期化

後のタイプ

WO

のユーザ領域では,

記録前のセクタを消去することはできない。

セクタが記録済みの場合,

記録操作は,

できない。

セクタの記録に当たっては,

常に

CRC

ECC

及び

8

バイトのセクタ記録フラグ

SWF

を含めて記録する。タイプ

WO

の使用に関する指針については,

附属書 を参照する。

19.5 

一次欠陥管理表(PDL 

一次欠陥管理表(

PDL

)は,次を規定するバイトで構成する。

 PDL

の長さ


72

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

トラック及びセクタアドレスの昇順で,初期化時に検出された欠陥セクタのセクタアドレス

表 16 は,

PDL

に記載する内容を示す。

PDL

が記録される最後のセクタの残りの全てのバイトは,

(FF)

設定する。欠陥セクタがない場合は,最初の欠陥セクタのアドレスを

 (FF)

に設定し,エントリ数を規定

するバイトは,

(00)

に設定する。

初期化のときに

PDL

を記録する。この

PDL

は空でもよい。

表 16PDL の内容

バイト番号

内容

0 (00)

PDL 識別子

1 (01)

PDL 識別子

2 PDL に登録された欠陥セクタ数の MSB 
3 PDL に登録された欠陥セクタ数の LSB

[バイト 2 及び 3 が(00)の場合,バイト 3 は PDL の最後]

4

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

5

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号)

6

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

7

最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

... ...

n−3 ((n−3)/4)番目の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB) 
n−2 ((n−3)/4)番目の欠陥セクタのアドレス(トラック番号) 
n−1 ((n−3)/4)番目の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

((n−3)/4)番目の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

19.6 

二次欠陥管理表(SDL 

二次欠陥管理表(

SDL

)に,初期化後に欠陥セクタとなったデータセクタ及びスペアセクタのアドレス

に対応する代替セクタのアドレスを記録する。各エントリに対し,

8

バイトを使用する。最初の

4

バイト

は,欠陥セクタのアドレスを規定し,次の

4

バイトは,代替セクタのアドレスを規定する。

SDL

は,

SDL

を識別するバイト,

SDL

の長さを規定するバイト,欠陥セクタのアドレス及び代替セクタ

のアドレスを含むリストで構成する。欠陥セクタのアドレスが,昇順となるように記録する。

表 17 は,

SDL

に記載する内容を示す。

SDL

が記録される最後のセクタの残り全てのバイトは,

(FF)

に設定する。

空の

SDL

は,

表 17 で示すとおりバイト

0

3

で構成し,バイト

2

及びバイト

3

は,

(00)

に設定する。


73

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

表 17SDL の内容

バイト番号

内容

0 (00)

SDL 識別子

1 (02)

SDL 識別子

2 SDL の登録数の MSB 
3 SDL の登録数の LSB

[バイト 2 及び 3 が(00)の場合,バイト 3 は SDL の最後]

4

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

5

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号)

6

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

7

最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

8

最初の代替セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

9

最初の代替セクタのアドレス(トラック番号)

10

最初の代替セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

11

最初の代替セクタのアドレス(セクタ番号)

... ...

n−7

最後の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

n−6

最後の欠陥セクタのアドレス(トラック番号)

n−5

最後の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

n−4

最後の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

n−3

最後の代替セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

n−2

最後の代替セクタのアドレス(トラック番号)

n−1

最後の代替セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

最後の代替セクタのアドレス(セクタ番号)

第 章  エンボス特性 

20 

測定方法 

ディスク上のエンボスデータのフォーマットは,箇条 13∼箇条 18 で定義する。箇条 21∼箇条 23 は,箇

条 で規定する基準駆動装置を用いて得られるグルーブ,ヘッダ及び制御トラック

PEP

マークからの信号

について規定する。

20.1 

使用環境 

ODC

は,8.1.2 で規定する使用環境の範囲で,箇条 21∼箇条 24 の規定を満足していなければならない。

20.2 

基準駆動装置 

箇条 21∼箇条 24 で規定する全ての信号は,基準駆動装置の指定のチャネルで測定する。このため,基

準駆動装置は,次の特性をもっていなければならない。

20.2.1 

光学系 

光ビームは,9.2 a)9.2 f)

で規定されたものとする。ディスクの回転方向は,9.5 で規定のものとする。

20.2.2 

再生パワー 

再生パワーは,再生時に使用する入射面からの光パワーであり,次の規定による(箇条 17 参照)

a)

PEP

ゾーン  再生パワーの最大値は,17.3 で規定の値とする。

b)

ユーザゾーン  再生パワーは,

SFP

ゾーンのバイト

21

に示す範囲内にあるものとする(17.4.2 参照)

テスト再生パワーは

1.5 mW

とする。

20.2.3 

再生チャネル 

駆動装置には,対物レンズの射出瞳の総光量を測定する再生チャネルを設ける。このチャネルは,9.1

のチャネル

1

とする。


74

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

20.2.4 

フォーカシング及びトラッキング 

測定中の光ビームの焦点と記録層との軸方向の偏位,

すなわち,

フォーカシングエラーの最大許容量は,

次のとおりとする。

e

max

(フォーカシング)=

0.7 μm

トラックの中心との間の半径方向の偏位,すなわち,トラッキングエラーの最大許容量は,次のとおり

とする。

e

max

(トラッキング)=

0.09 μm

20.3 

信号の定義 

図 24 に,箇条 21∼箇条 24 で規定する信号を示す。

全ての信号は,フォトダイオードの出力であり,したがって,ディテクタ上の光パワーに比例する。

I

1

及び

I

2

は,トラッキングチャネルの

2

分割フォトダイオードの出力である。

チャネル

1

は,9.1 で記述の光学系の二つのフォトディテクタの和であり,

附属書 で記述のボトムホ

ールド回路及びローパスフィルタを通す。

I

IG

及び

I

OL

は,未記録領域のグルーブトラック及びランドトラ

ックのチャネル

1

のオントラック信号を示す。

図 24a−トラッキングチャネルでのグルーブ又はランドからの信号

図 24b−トラッキングチャネル でのヘッダからの信号

図 24−ヘッダ,グルーブ及びエンボス記録領域からの信号

21 

グルーブからの信号 

和信号

  (I

1

I

2

)

及び差信号

  (I

1

I

2

)

は,カットオフ周波数

1.0 MHz

の五次ベッセルローパスフィルタを

使用し,エンボスマークによる変調の影響を除去する。

クロストラック信号

2 分割フォトダイオード

光ビーム

(I

1

+

I

2

)

ma

x

(I

1

+

I

2

)

min

I

1

0 レベル

グルーブ又は

ランドレベル

エンボスなし記録フィールドの
グルーブ領域

I

2

(I

1

-I

2

)

(I

1

+I

2

)

VFO

I

IG

 又は

 I

OL

I

sm

AM,ID

セクタマーク

I

vf

o

I

top

I

p

TA

2

PA

2

TA

1


75

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

21.1 

グルーブ対ランドの比 

オントラック信号は,光ビームが書換形データゾーンのグルーブ又はランドをたどっているときのチャ

ネル

1

の出力信号であり,オントラック信号

I

IG

及び

I

OL

は,次の要件を満たす。

15

.

1

85

.

0

OL

IG

I

I

21.2 

プッシュプル信号 

プッシュプル信号は,光ビームの焦点がトラックを交差するときの,トラッキングチャネルの差信号

  (I

1

I

2

)

であり,駆動装置はこの信号を用いてトラッキングを行うことができる。プッシュプル信号のピ

ークからピークまでの値は,情報ゾーンのグルーブ領域において,次の要件を満たす。

(

)

(

)

40

.

1

70

.

0

IG

2

1

pp

2

1

I

I

I

I

+

ここに,

(I

1

I

2

)

pp

は,トラッキングチャネルにおける

2

分割フォトダイオードの差信号のピークからピ

ークまでの振幅であり,

(I

1

I

2

)

IG

は,グルーブで測定する和信号である。

21.3 

デバイデドプッシュプル信号 

デバイデドプッシュプル信号(

DPP

信号)は,光ビームがグルーブのトラックの未記録フィールドを交

差するときに,

2

分割フォトダイオードの差信号

  (I

1

I

2

)

2

分割フォトダイオードの和信号

  (I

1

I

2

)

除した信号のことであり,

DPP

信号の振幅の絶対値の規定,及び

DPP

信号の振幅のディスク内ばらつきの

規定の二つを満足しなければならない。

このとき,

2

分割フォトダイオードの分割方向はトラック方向に平行とし,トラッキングサーボをかけ

ていない状態で測定する。

DPP

信号振幅は,次の条件を満足しなければならない。

1.40

0.70

pp

2

1

2

1

⎟⎟

⎜⎜

+

I

I

I

I

DPP 信号振幅の最小値と最大値との比は,次の条件を満足しなければならない。

0.70

ppmax

2

1

2

1

ppmin

2

1

2

1

⎟⎟

⎜⎜

+

⎟⎟

⎜⎜

+

I

I

I

I

I

I

I

I

21.4 

トラックの位置 

記録トラックは,ディスク上の和信号  (I

1

I

2

)  の値が最大となる位置とする。これは,ランド及びグル

ーブ記録の性質によって,ランド記録トラック又はグルーブ記録トラックのいずれかの中心に集束光ビー

ムが位置したときに生じる。

22 

ヘッダ信号 

エンボスヘッダから得られる信号は,基準駆動装置のチャネル 1 で測定する。

22.1 

セクタマーク信号 

I

top

は,セクタマークのピークレベルであり,次の要件を満たす。

30

.

0

15

.

0

top

≦ I

セクタマークからの信号 I

sm

は,次の要件を満たす。


76

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

65

.

0

20

.

0

top

sm

I

I

22.2 VFO

信号 

VFO

1

及び VFO

2

フィールドのマークからの信号 I

vfo

は,次の要件を満たす。

25

.

0

08

.

0

top

vfo

I

I

さらに,各セクタ内で次の条件を満たす。

20

.

0

max

p

vfo

I

I

ここに,  I

p max

そのセクタでの 22.3 で定義する I

p

のエンボスマーク信号から

の最大振幅

I

vfo

VFO 領域からの再生信号のピークからピークまでの振幅

22.3 

アドレスマーク,ID 及び PA 信号 

アドレスマーク,ID フィールド及び PA フィールドの中にあるマークからの信号 I

p

は,次の要件を満た

す。

65

.

0

08

.

0

top

p

I

I

20

.

0

max

p

min

p

I

I

2 番目の要件は,全てのヘッダに対して適用される。I

p min

及び I

p max

は,それらのフィールドにおいて,

最小振幅及び最大振幅とする。

22.4 

ジッタ 

ヘッダ信号のジッタ J

t

(H)は,附属書 で定義するリードチャネル回路を用いて,附属書 の手順に従

って,20.2.2 で規定する条件下で測定し,次の条件を満足しなければならない。

T

10

0

)

(

.

H

J

t

ここに,

T: チャネルクロック周期

J

t

(H): マークの前縁から前縁までの長さ及びマークの後縁から後

縁までの長さの,各 nT の区間の標準偏差(シグマ)

J

t

(H)に

ついては,

図 J.1 で示す。]

ヘッダ信号から検出される全ての時間間隔のサンプルは,J

t

(H)の条件を満足しなければならない。

22.5 

非対称性 

非対称性は,アドレスマーク,ID フィールド及び PA フィールドの中で最大振幅及び最小振幅(I

pmax

び I

 pmin

)を与える信号の中心レベル間の偏差とし(

附属書 参照),0.1±0.15 の範囲内にあるものとする。

23 

制御トラック PEP マークからの信号 

PEP ゾーンにおけるトラックの密度及びマークの形状は,クロストラックの損失が次の要件を満たすよ

うなものとする。

0

.

2

min

m

max

m

I

I

信号 は,チャネル 1 から得られる(9.1 参照)

。信号 I

m

は,三つの連続マークの最大振幅とする。I

m max

は,PEP ゾーンのフィジカルトラック全体で得られる I

m

の最大値とし,I

m min

は,その最小値とする。I

m max


77

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

は,0.1I

0

よりも大きくなければならない。ここで,I

0

は,未記録のグルーブのない領域で,チャネル 1 か

ら得られる信号とする。欠陥の影響は無視する。

図 25PEP トラックを通過する時のレーザ光の軌跡及び PEP 信号

第 章  記録層の特性 

24 

測定方法 

箇条 26∼箇条 28 では,データの記録及び消去に用いる記録層の光磁気特性の測定条件及び性能につい

て規定する。測定は,書換形ゾーンのセクタの記録フィールドで行う。記録,再生及び消去の測定は,同

一の基準駆動装置で行う。

箇条 26∼箇条 28 では,記録層の平均品質だけを規定する。規定値からの部分的な逸脱を欠陥と呼ぶが,

これは,記録又は消去の問題の原因となり得る。これらの欠陥は

第 章で記述する。

24.1 

測定環境 

箇条 26∼箇条 28 の全ての信号は,別に注記がある場合を除いて 8.1.2 で規定する使用環境の範囲にある

カートリッジに関して,規定範囲内になければならない。

24.2 

基準駆動装置 

箇条 26∼箇条 28 で記述する記録及び消去は,基準駆動装置のチャネル 2 で測定する。このため基準駆

動装置は,次の特性をもっていなければならない。

24.2.1 

光学系 

光ビームは,9.2 a)9.2 f)  で規定する特性をもつ。ディスクは,9.5 で規定のとおりに回転する。

24.2.2 

再生パワー 

ディスクの入射面から入射される,情報の再生に使用される光パワーは,SFP データで規定する範囲内

にあるものとする。

24.2.2.1 

再生磁界 

全ての試験において,再生磁界強度は,8 000 A/m 以下でなければならない。

全ての試験において,再生磁界方向は,ディスク基準面 D  の垂線に対して 15°以内で,入射ビームの

方向,すなわち,入射面から記録層へ向かって S 極から N 極となるようにする。

I

0

マーク

レーザ光

0レベル

I

m ma

x

I

m min


78

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

24.2.3 

再生チャネル 

基準駆動装置は,記録層の磁気光学マークを検出できる 9.3 のチャネル 2  と同等の再生チャネルをもた

なければならない。

測定はマークのエッジ位置をしきい(閾)値検出方法で行い,しきい(閾)値は再生信号のピークから

ピークの包絡線の中心とする。正のピーク信号及び負のピーク信号の包絡線は,各々50 kHz で 3 dB 減衰

する一次ローパスフィルタを通さなければならない。

24.2.4 

トラッキング 

測定中の光ビームの焦点は,20.2.4 で規定のとおりにトラックを追随しなければならない。

24.2.5 

信号検出 

再生チャネルからの信号は,検出前に等化回路を通してはならない。信号は,チャネルクロック周波数

の 1/2 のカットオフ周波数をもつ三次バターワースフィルタを通す。全ての再生試験は,50 Hz の回転数で

行う。

データの記録条件などが理想的であれば,しきい(閾)値は 0 となるが,測定によっては,記録中のパ

ラメタ変化によるマークサイズの変化の影響を除くために,しきい(閾)値を調整しなければならないこ

ともある。

24.3 

記録条件 

24.3.1 

記録パルス及び記録パワー 

タイプ R/W 及びタイプ WO の場合,マークは,光パワーのパルス列(

附属書 参照)によって,ディ

スク上に記録される。バイアスパワーは,次の記録パルスのための予熱として機能する。パルスの形状は,

クーリングギャップ付きのバイアスパワーP

b

上の記録パルス幅 T

p

と記録パワーP

w

との長方形であり,

属書 で示すとおりである。T

p

は光パルスの半値幅である。T

p

は,レーザ出力を高速フォトディテクタで

受けて測定する。T

p

は 11.4±0.15 ns とし,パルスの 10 %から 90 %までの立上がり及び立下がり時間は,3

ns 未満とする。

レーザパワーの測定は,パルス発光させてその平均をとる,例えば 50 ns ごとに 1 パルス発光させ,積

分球を使用する,などの方法で行う。平均化によるレーザパワーの測定は,パルス幅及びパルス振幅の誤

差の影響を小さくすることができる。

メディア試験で使用する P

w

及び P

e

の値は,24.3.3 の方法を用いて,特定のメディアについて測定され

た値とする。メディア製造者は,標準的なメディア上で,半径 30 mm,45 mm 及び 62 mm の位置で,パル

ス幅 T

p

を用いて P

w

及び P

e

を測定し,その 0.95∼1.05 倍の値を SFP ゾーンに記録する。

2T,4T 及び 8T の長さのマークを,メディア試験で使用する。2T マークは,チャネルクロックに同期し

た単一の T

p

 ns パルスで形成される。4T 及び 8T マークは,それぞれ,チャネルクロックに同期した二つ及

び四つの同一の T

p

ns パルスで形成され,厳密に二つのチャネルクロック周期の間隔をあける。全てのパル

スは,同じパワーP

w

及び P

e

を用い,かつ,同じ区間 T

p

としなければならない。

24.3.2 

記録磁界 

特に記載がない限り,記録磁界強度は,記録層の位置で 16 000 A/m から 32 000 A/m の範囲になければな

らない。

記録磁界の方向は,ディスク基準面 D の垂線に対して 15°以内で,入射ビームの方向,すなわち,入射

面から記録層へ向かって N 極から S 極となるようにする。

24.3.3 

パルスパワーの決定 

メディア製造者は,次の手順を用いて,SFP ゾーンに記録される 4T パルスパワーP

w

の値を測定する。


79

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

試験のとき,次の試験パターンを繰返し記録することによって,複数のトラック及びディスクの半径

30 mm,45 mm 及び 62 mm で,消去及び記録を行う。

ランレングス            2T      6T      4T      6T

マーク又はスペース      M        S        M       S

メディア温度 25  ℃±1  ℃,磁界強度 16 000 A/m±5 %,及び試験回転周波数で,記録を行う。

24.2.5

で規定する検出方法を用いて,信号を再生し検出する。2T マークを用いて,再生信号振幅が最大

となるように焦点を合わせ,ピークからピークまでの信号振幅の 50 %にしきい(閾)値を設定する。焦点

を±0.25 μm 動かし,熱相互作用エラーE

th

が最良であることを確認する。

半径 30 mm,45 mm 及び 62 mm に対して TIA を用いて,エッジ間の平均距離,すなわち,2T に対して

は L

2

,4T に対しては L

4

,6T に対しては L

6

を測定する。各半径位置で,複数トラック上の 10

5

個の独立し

た時間間隔サンプルの平均をとる。TIA 上の 6T の分布は,一般に二つの山に分離することに注意された

い。この分離の度合いは,メディアの温度特性に依存する。L

6

の値は,この二つの山の分布の平均とする。

L

6

ができる限り 6T に近くなるように記録パワーP

w

を調整する。L

6

の長さは 2 点で極小となるため,SFP

ゾーンに記録する P

w

は,記録パワーが増加するに従って,L

6

の長さが減少していく点とする。

24.3.4 

メディアの感度 

P

w

は,パルス幅 T

p

の関数として,4T マークの形成を要求するパワーの上限とする。P

w

と T

p

との相互関

係は,次による。

mW

1

1

p

p

w


+


×

=

T

T

C

P

メディア製造者は,24.3.1 で測定した T

p

及び P

w

から次の公式を用いてメディアパワー感度 の値を求

める(

附属書 参照)。

p

p

p

p

w

T

T

T

T

P

C

+

×

×

=

の値は,タイプ R/W 及びタイプ WO の場合,半径 30 mm,45 mm 及び 62 mm のところで,40 未満で

なければならない。

24.4 

消去条件 

マークは,磁界の存在下で,一定光パワーを照射することで消去される。

24.4.1 

消去パワー 

消去パワーは,24.3 に従って記録されたマークを消去するために,入射面から入射される連続光パワー

とする(箇条 27 参照)

半径 30 mm  ,45 mm 及び 62 mm について,試験回転速度での連続消去パワーを,SFP ゾーンに記録す

る(17.4.2 参照)

。半径が 30 mm,45 mm 及び 62 mm 以外の場合は,上記の値から直線補完する。実際の

消去パワーは直線補完した値の±5 %の範囲とする。

連続消去パワーは 12.5 mW を超えてはならない。

24.4.2 

消去磁界 

タイプ R/W 及びタイプ WO の場合,

消去磁界は記録層の位置で 16 000 A/m∼32 000 A/m の範囲でなけれ

ばならない。

消去磁界の方向は,ディスク基準面 D の垂線に対して 15°以内で,反射ビームの方向,すなわち記録層


80

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

から入射面へ向かって N 極から S 極となるようにする。

24.5 

信号の定義 

チャネル 2 の信号は,フォトダイオード K

1

及び K

2

の電流の差に比例し,したがって,フォトダイオー

ドに入射する光パワーに比例する(9.1 参照)

25 

光磁気特性 

25.1 

光磁気信号の性能指数 

性能指数 は,R,sinθ 及び cos2β の積で表される。ここで,は小数で表示される反射率であり,θ は,

カー回転角度,及び β は,反射ビームのだ(楕)円率である。性能指数の極性は,24.3.2 で規定する記録

磁界方向において,Fe リッチの Fe-Tb 合金記録層に記録したとき,マークに対しては負となるように定義

する。この場合,カー回転の方向は,入射ビームからみて反時計回りとなる。

性能指数の極性及び値は,SFP ゾーンの 364 バイト及び 365 バイトで規定し(17.4.2 参照)

,次のとおり

とする。

0.002 5<|F|<0.005 2

性能指数の実効値 F

m

の測定は,

附属書 に従って行う。F

m

は,公称値の 12 %以内とする。

25.2 

光磁気信号の非対称性 

光磁気信号の非対称性(アンバランス)は,消去後のチャネル 2  出力のピークからピークまでの信号振

幅を,24.3 で記述の方法で 2T パターンを記録した信号振幅で除した値とする。

測定は,1 kHz で−3 dB 減衰するハイパスフィルタ及び

附属書 で定義するイコライザを通し,セクタ

のデータフィールドで行う。

光学系の位相遅延は,中立位置にあるものとする(9.1 参照)

。ディスクの複屈折率がアンバランスの原

因となり得る。

アンバランスは,動作環境範囲全体にわたって,最大 0.2 とする。

測定に当たっては,ゲート又はサンプルホールドなどの技術によってヘッダの影響を除去した上で行わ

なければならない。

26 

記録特性 

26.1 

分解能 

I

L

は,チャネル 2(9.3 参照)で,24.3 で規定する条件下で記録される 8T マーク及び 8T スペースから得

られる信号のピークからピークまでの値とし,RLL(1,7)  符号が各ゾーンに許容する最長間隔であり,20.2.2 

b)

で規定する条件下で再生する。

I

H

は,チャネル 2 で,24.3 で規定する条件下で記録される 2T マーク及び 2T スペースから得られる信号

のピークからピークまでの値とし,RLL(1,7)  符号が各ゾーンに±0.1 MHz で許容する最短間隔であり,

20.2.2 b)

で規定する条件下で再生する。

分解能 I

H

/

I

L

図 26 参照)は,あらゆるセクタ内で,0.20 以上とする。この変化の範囲は,トラック全

体で 0.1 以下とする。


81

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 26I

L

及び I

H

の定義 

26.2 

狭帯域信号対雑音比 

狭帯域信号対雑音比は,規定パターンの雑音レベルに対する信号レベルの比とし,30 kHz の帯域幅で測

定し,次のとおり決定する。

− RLL(1,7) 符号が各ゾーンで許容する最高周波数 f

0

±0.1 MHz で,2T マーク/2T スペースの繰返し信号

を,連続したセクタに記録する。記録条件は,24.3 で規定のとおりとする。

−  24.2 で規定する条件のチャネル 2 を用いて記録フィールドを再生し,帯域幅 30 kHz のスペクトラムア

ナライザを使用する。

図 27 で示すとおり,周波数 f

0

で信号振幅及び雑音を測定する。記録層だけに対

する値を得るために,ヘッダフィールドの影響及び計測誤差について補正を行う。

狭帯域信号対雑音比を,次に示す。

N

S

NBSNR

10

log

20

×

=

ここに,  NBSNR

狭帯域信号対雑音比

S: 信号レベル

N: 雑音レベル

狭帯域信号対雑音比は,記録磁界の全ての許容値及び 9.1 で定義する光学系における−15°∼+15°間

の全ての位相差に対して,書換形ゾーンのあらゆるセクタの全トラックで 43 dB より大きくなければなら

ない。

図 27−信号レベル及び雑音レベル 

I

L

I

H

信号レベル

雑音レベル

  f

0

周波数


82

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

26.3 

クロストーク比 

クロストーク比の定義及び測定手順は,フィジカルトラックを基準にする。これらのフィジカルトラッ

クは一つ以上のロジカルトラックで構成されるため(箇条 13 参照)

,測定するバンドごとに,測定するロ

ジカルトラックの数を調整しなければならない。

26.3.1 

書換形トラックの試験方法 

書換形トラックの場合,クロストークの測定は,書換形ゾーンで,(n

2),(n

1),n,(n+1)  及び

(

n+2)として指定する五つの隣接する未記録フィジカルトラックで行う。

これらのトラックの各セクタの記録フィールドを消去する。

トラック のセクタの記録フィールドで,各ゾーンの周波数  f

1

±0.1 MHz で,2T マーク/2T スペース

の繰返し信号を記録する。記録条件は,24.3 で規定のとおりとする。

24.2.2

及び 24.2.3 で規定の条件下で,トラック  (n

1),及び  (n+1)  のセクタの記録フィールドを再生

する。

トラック からトラック  (n

1)  及びトラック からトラック  (n+1)  へのクロストークは,−26 dB 未

満でなければならない。

26.4 

ジッタ 

附属書 で定義するイコライザで,24.3.3 の TIA のデータからジッタを得る。TIA で 2T マーク(L

2

)/6T

スペース(L

6

)  の波形,及び 6T スペース(L

6

)/2T マーク(L

2

)  の波形の,前縁から前縁までの時間の長さ,

及び後縁から後縁までの時間の長さを測定する。測定は,各半径位置で,複数のトラック上の 10

5

個のサ

ンプルを用いて行う。

メディアによるジッタの値は,半径 30 mm,45 mm 及び 62 mm に対して,1 チャネルビットの周期 T の

15 %未満でなければならない。

26.5 

メディア熱相互作用 

メディア製造者は,次の公式を用いて,SFP ゾーンに記録するメディア熱相互作用の値を測定する。公

式は,24.3.3 からの L

2

L

4

及び L

6

の測定データを使用する。

最初に,実効チャネルクロック周期 T を計算する。

18

2

6

4

2

L

L

L

T

×

+

+

=

目的とするバンドに記録されていることを,この で確認する。

次の公式を用いて,タイプ R/W 及びタイプ WO について,r=30 mm での熱相互作用エラーE

th

  を計算

し,記録する。

(

)

%

100

2

2

4

th

×

×

=

T

T

L

L

E

E

th

の値は,r=30 mm でのチャネルクロック周期 T の 27 %未満でなければならない。

27 

消去パワーの決定 

メディア製造者は,この手順を用いて,SFP ゾーンに記録する消去パワーを決定する。消去パワーは,

隣接するトラックを消去することなく,現在のトラックを消去するのに十分な一定の連続パワーレベルと

する。

タイプ R/W 及びタイプ WO の場合,消去パワーの測定のための条件は,メディア温度が 25  ℃±1  ℃,

記録層の磁界強度の値が,試験回転周波数で,24 000±1 200 A/m とする。


83

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

タイプ R/W 及びタイプ WO の場合,十分に高い消去パワーを用いて,ユーザゾーンの四つの隣接する

トラック,nn+1,n+2 及び n+3 を消去する。24.3.1 で規定する条件下で,トラック n+1 上に 2T マー

ク/2T スペースの繰返し信号を,トラック n+2 上に 4T マーク/4T スペースの繰返し信号を記録する。

トラック n+1 を消去し,スペクトラムアナライザを用いて,n+1 と n+2 との両トラックの信号振幅を測

定する。

この一連の試験を低い消去パワーから開始し,0.5 mW ずつ消去パワーを増して試験を繰り返す。消去パ

ワーの関数として,トラック n+1 及びトラック n+2 の信号振幅を曲線で表す。SFP ゾーンに記録する消

去パワーは,トラック n+2 の信号振幅が 3 dB 落ちる消去パワーとトラック n+1 の信号振幅が最初にメデ

ィア特有の雑音レベルまで到達するパワーとの中間の値とする。

第 章  ユーザデータの特性 

28 

試験方法 

箇条 29 及び箇条 30 では,ディスク上のユーザデータの適合性を検査するための一連の測定方法を記述

する。これは,エンボスデータ及びユーザ記録データの両方について行う。データは任意でよい。ユーザ

記録データの記録については,駆動装置及び環境を問わない。基準駆動装置で再生試験を実行する。

箇条 20∼箇条 27 が欠陥を無視するのに対して,箇条 29 及び箇条 30 では,それらを再生信号の不可避

な劣化とみなす。欠陥の重大性は,次で定義する再生チャネルの誤り検出回路及び誤り訂正回路で,発生

するエラーを訂正できるかどうかによって決定する。箇条 29 及び箇条 30 の要件は,データ交換に必要と

されるデータの最低品質を定義する。

28.1 

測定環境 

8.1.2

で定義する使用環境条件の許容範囲にあるカートリッジにおいて,箇条 29 及び箇条 30 で定義する

全ての信号は,その規定の範囲内になければならない。測定の前に,ディスク製造者の取扱説明書に従っ

て,光ディスクの入射面の汚れを取り除くことを推奨する。

28.2 

基準駆動装置 

箇条 29 及び箇条 30 で規定する全ての信号は,基準駆動装置の指定のチャネルで測定する。これらの試

験の目的のために,測定装置は,次の特性をもつ。

28.2.1 

光学系 

光ビームは,9.2 a)9.2 f)  で規定する特性をもつ。ディスクは,9.5 で規定の回転とする。

28.2.2 

再生パワー 

情報の再生に使用する,ディスク入射面上に投じる光パワーは,20.2.2 で規定する範囲内とする。

28.2.3 

再生チャネル 

チャネル 1 及びチャネル 2 の再生増幅器は,9.3 の規定によるものとする。

28.2.4 

マークの品質 

チャネル 1 及びチャネル 2 の再生増幅器からの信号は,

附属書 で定義のとおり,エッジ検出器を用い

て,アナログからバイナリに変換される。チャネル 1 及びチャネル 2 からの出力信号は,規定の等価回路,

及びローパスフィルタを通し,しきい(閾)値が 0.35∼0.63 となるコンパレータへ入力される。マーク及

びスペースの 2T,3T,…7T,8T の長さと理想的な値とのずれ量が最小になるようにしきい(閾)値を調

整する。コンパレータからの出力信号は,エッジ検出器を用いてバイナリ信号に変換される(

附属書 

照)

この章のジッタは,前縁から前縁までの時間間隔,及び後縁から後縁までの時間間隔を別々に測定した


84

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

時間間隔の標準偏差として定義する。この場合,欠陥によるデータは除き,セクタのマーク及びスペース

のエッジ検出器からの出力信号に関しては,TIA を使用する。そのため,この測定のためのサンプルは,

セクタのマーク及びスペースの数によって制限される。ジッタは,チャネルビット時間 T のパーセンテー

ジとして表現する。

チャネル 1 のコンバータは,箇条 22 及び箇条 23 で規定のとおりの振幅をもつエンボスマークからのア

ナログ信号に対して,正しく動作しなければならない。

チャネル 2 のコンバータは,箇条 25 及び箇条 26 で規定のとおりの振幅をもつユーザ記録マークからの

アナログ信号に対して,正しく動作しなければならない。

28.2.5 

チャネルビットクロック 

アナログバイナリコンバータからの信号は,

バイナリ信号の前縁及び/又は後縁に対して有効間口 0.70T

のチャネルビット窓を提供するチャネルビットクロックにロックされる。チャネルビットクロックは,前

縁∼前縁,前縁∼後縁,後縁∼前縁及び後縁∼後縁とチャネルビットクロックとのずれの累積値が最小に

なるように調整する。

28.2.6 

バイナリデジタルコンバータ 

箇条 15 及び箇条 16 で規定するセクタフォーマット及び記録符号に基づいて,バイナリデジタルコンバ

ータを用いて,バイナリ信号をデータバイトに正しく変換する。

28.2.7 

誤り訂正 

データバイトの誤りの訂正は,F.2 及び F.3 の定義に基づいて,巡回冗長検査及び誤り訂正符号によって

実行する。

28.2.8 

トラッキング 

測定中の光ビームのフォーカシング及びトラッキングは,20.2.4 で規定する。

29 

セクタの最低品質 

この箇条では,そのセクタに含まれるデータの交換に必須となるセクタのヘッダ及び記録フィールドの

最低品質を規定する。28.2 で規定する基準駆動装置で測定する。

1 バイト内にビットの設定の間違いが一つ以上あるとき,ECC 及び/又は CRC 回路が検出するとおり,

バイトエラーが生じる。

29.1 

ヘッダ 

29.1.1 

セクタマーク 

セクタマークの五つの長いマークのうち,少なくとも三つについては,そのタイミングは 15.2 で規定の

とおりとし,信号は 22.1 で規定する振幅をもつ。

29.1.2 ID

フィールド 

プリフォーマットヘッダ 1 及びプリフォーマットヘッダ 2  に含まれる二つの ID フィールドのうち,少

なくとも一つには,CRC で検出されるようなバイトエラーがあってはならない。

29.2 

ユーザ記録データ 

29.2.1 

記録フィールド 

ALPC フィールドを記録する場合,プリフォーマットヘッダの末尾から,144 チャネルビット±6 チャネ

ルビットの位置から記録する。VFO

3

フィールドを記録する場合,プリフォーマットヘッダの末尾から 216

チャネルビット±6 チャネルビットの位置から開始する。

セクタの記録マークは,プリフォーマットヘッダの末尾から 216 チャネルビット±6 チャネルビットの


85

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

位置から開始し,2 048 バイトセクタの場合は,セクタの末尾から 324 チャネルビット±84 チャネルビッ

トの位置で終了し,4 096 バイトセクタの場合は,セクタの末尾から 516 チャネルビット±168 チャネルビ

ットの位置で終了する。

29.2.2 

バイトエラー 

チャネル 2 で再生するユーザ記録データは,28.2.7 で定義する誤り訂正によって訂正できないバイトエ

ラーを含んではならない。

29.2.3 

非対称性 

ユーザ記録マークの非対称性は,チャネル 2 で再生するセクタの最大振幅 I

L

及び最小振幅 I

H

を与える信

号の中心レベル間の偏差であり(

附属書 参照),0.1±0.15 の範囲内にあるものとする。

29.2.4 

ジッタ 

チャネル 2 で再生するセクタのユーザ記録マークには,メディアによるジッタがあり,それは 1 チャネ

ルビットの時間周期 T の 15 %未満とする。

30 

データ交換条件 

データ交換のためのディスクは,次の要件を満たす(

附属書 も参照)。

30.1 

トラッキング 

光ビームの焦点は,意図なくトラックを飛んではならない。

30.2 

ユーザ記録データ 

29.2

の規定を満たさない書換形ゾーンに記録されたセクタは,箇条 19 で定義のとおり,欠陥管理の規則

に従って代替されなければならない。

30.3 

ディスクの品質 

ディスクの品質は,書換形ゾーンの代替セクタ数に反映される。この規格は,各面の代替セクタの最大

数を許容する(箇条 19 参照)


86

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 A

(規定)

空気清浄度クラス 100 000

この附属書は,空気清浄度クラス 100 000 について規定する。

空気清浄度の分類は,単位体積当たりに存在する規定サイズを超える粒子の最大許容数,及び統計上の

平均粒子径分布に基づく。

A.1 

定義 

0.5 μm 以上の粒径の粒子数は,1 m

3

当たり 3.5×10

6

個以下とする。

統計上の平均粒子径分布を

図 A.1 に示す。クラス 100 000 とは,サイズ 0.5  μm 以上の粒子の許容数は,

1 m

3

当たり 3.5×10

6

個であるが,サイズ 5.0 μm 以上の粒子の許容数は,1 m

3

当たり,2.5×10

4

個に過ぎな

いことを意味する。

局所的な又は一時的なばらつきから,1 回の測定では分布がこの曲線から逸脱することがある。サンプ

リングの数が多いときを除き,

1 m

3

当たりの粒子数が 3.5×10

5

個未満である場合,

データに信頼性がない。

A.2 

試験方法 

0.5∼5.0 μm の粒子に対し,光散乱の原理による装置を用いる。一定環境の空気を既知の流速でサンプリ

ングする。サンプル空気中に含まれる粒子は,装置の光学槽の光量検出領域を通過させる。個々の粒子に

よる光散乱は,光パルスを電流パルスに変換するフォトディテクタによって受光する。電気系は,パルス

の高さを粒子のサイズに関連付け,パルス数を数える。


87

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 A.1−平均粒子径分布 


88

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 B

(規定)

エッジのひずみ(歪)量確認方法

この附属書は,エッジのひずみ(歪)量確認方法について規定する。

B.1 

ひずみ(歪)量確認方法 

ひずみ(歪)試験は,ケースに容認できないエッジのひずみ(歪)及び隆起がないかどうかを検査する。

引力以外の規定の力を与え,計器の挿入口にカートリッジを垂直に通過させることによって試験を行う。

B.2 

基準器 

基準器は,クロムめっきの炭素鋼など適切な材料で製作し,内面を磨いて,ピークからピークまでが 5 μm

となるように表面処理を行う。

B.3 

寸法 

寸法は,次による(

図 B.1 参照)。

A=155.0 mm 
B=136.0±0.1 mm

C=10.0±0.1 mm

D=11.40±0.01 mm 
E≧11.60 mm

B.4 

カートリッジの挿入 

カートリッジを基準器に垂直に挿入するとき,最大 2.7 N  の垂直下力 F

i

をカートリッジ上端の中央に加

えたとき,カートリッジは基準器を通過しなければならない。


89

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

D

E

C

B

A

C

D

F

図 B.1−ひずみ(歪)量基準器 

F

i


90

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 C 
(規定)

カートリッジの可とう(撓)性確認方法

この附属書は,カートリッジの可とう(撓)性確認方法について規定する。

C.1 

目的 

カートリッジの可とう(撓)性確認は,カートリッジの四つの基準面を平面に押し付けることによって,

ケースの平面度及び柔軟性を検査する。

C.2 

基準面の定義 

四つの基準面 S

1

,S

2

,S

3

及び S

4

の位置は,10.5.4 及び

図 で定義する。

C.3 

試験計器の構成 

試験計器は,四つの面 S

1

,S

2

,S

3

及び S

4

にそれぞれ対応するように四つの支柱 P

1

,P

2

,P

3

及び P

4

を平

板上に固定した構成とする(

図 C.1 参照)。寸法は,次による(図 C.2 参照)。

支柱 P

1

及び P

2

D

a

=6.50±0.01 mm

D

b

0
0.02

00

.

4

mm

H

a

=1.0±0.1 mm

H

b

≦2.0 mm

支柱 P

3

及び P

4

D

c

=5.50±0.01 mm

組立て後,四つの支柱の上部環状面は,0.01 mm 離れた二つの水平面の間になければならない。

C.4 

カートリッジの装着 

可とう(撓)性確認装置を水平に設置し,カートリッジの基準面が支柱の上に載るようにカートリッジ

を置く。垂直下向き方向に 0.4 N の荷重 F

0

を,カートリッジの 4 か所の支柱と対向する位置にそれぞれ加

える。

C.5 

要件 

C.4

の条件下で,S

1

∼S

4

の 4 か所の面のうちの 3 か所の面は,個々の支柱の環状面に接していなければ

ならず,残りの面とその支柱の環状面との隙間は 0.1 mm 以下でなければならない。


91

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 C.1−可とう(撓)性確認装置 

図 C.2−支柱の詳細図 

F

0

P

1

P

2

P

3

P

4

F

0

F

0

F

0

Z

P

3

,P

4

D

c

D

a

P

1

,P

2

D

b

H

a

H

b


92

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 D 
(規定)

ハブの吸着力の測定方法

この附属書は,ハブの吸着力を測定するための試験方法について規定する。

D.1 

目的 

この試験は,ハブの磁性材料の磁気特性を決定することを目的とする。

D.2 

寸法 

試験装置(

図 D.1 参照)は,スペーサ,磁石,バックヨーク及び中心軸で構成する。試験装置の寸法は,

次による。

D

d

=8.0±0.1 mm

D

e

=20.0±0.1 mm

D

f

≦19.0 mm

D

g

0
0.1

9

.

3

mm

H

c

=0.40±0.01 mm

H

d

=1.2 mm(通常,D.4 の力の要件を満たすように調整される。

D.3 

材料 

試験装置の材料は,次による。

磁石

:適切な磁性材料,通常,Sm-Co

バックヨーク  :適切な磁性材料

スペーサ

:非磁性材料又は空隙

中心軸

:非磁性材料

D.4 

バックヨーク付き磁石の特性 

磁極の数

:4(通常)

最大エネルギー積(BH

max

)  :175±16 kJ/m

3

バックヨークに関する磁石の特性は,次の寸法の純ニッケル板(

図 D.2 参照)を使用し,磁石面からの

空間が H

c

=0.4 mm となる点でのこの板の吸着力が 9.5±0.6 N となるように調整する。

D

h

=7.0±0.1 mm

D

j

=22.0±0.1 mm

H

e

=2.0±0.05 mm

D.5 

試験温度条件 

試験温度条件は,8.1.1 に規定のとおりとする。


93

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 D.1−ハブ吸着力の測定 

図 D.2−測定装置の校正板 

スペーサ

バックヨーク

磁石

D

f

D

g

H

d

H

c

D

d

D

e

ハブ

中心軸

D

h

D

 j

H

e


94

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 E

(規定)

ID

フィールド用の CRC

この附属書は,ID フィールド用の CRC について規定する。

CRC の 16 ビットは,ID フィールドの最初の 3 バイトにわたって計算される。生成多項式は,次による。

1

)

(

5

12

16

+

+

+

=

x

x

x

x

G

残差多項式は,次による。

( )

( )

x

G

x

x

x

x

R

i

i

i

i

i

i

i

i

mod

a

a

16

7

0

23

8

⎟⎟

⎜⎜

+

=

=

=

=

=

ここに,

a

i

最初の三つのバイトのビット

i

a : 逆ビット

a

23

最初のバイトの最高位ビット

CRC の 16 ビット C

k

は,次によって定義する。

( )

=

=

=

15

0

C

k

k

k

k

x

x

R

ここに,

C

15

は ID フィールドの 4 番目のバイトの最高位ビットとして記録する。


95

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 F

(規定)

インタリーブ,CRC,ECC 及びデータフィールドの再同期化

この附属書は,インタリーブ,CRC,ECC 及びデータフィールドの再同期化について規定する。

F.1 

インタリーブ 

F.1.1 4 

096

バイトセクタのインタリーブ 

ディスク上へ記録するバイトの表記は,次のとおりとする。

D

n

  ユーザデータバイトとする。

SWF

m

   SWF バイトとする(15.11.3 参照)。

C

k

CRC チェックバイトとする。

E

s,t

ECC チェックバイトとする。

これらのバイトは,ディスク上に記録する順序で,シーケンス A

n

で番号付けされる。D

n

n

の順序は,

それらをインタフェースから入力するときの順序と同じである。

n

の値によって,これらの要素は,次と

なる。

1≦

n

≦4 096 の場合:A

n

=D

n

 4 097≦

n

≦4 104 の場合:A

n

=SWF

m

 4 105≦

n

≦4 116 の場合:A

n

=(FF)

  4 117≦

n

≦4 120 の場合:A

n

=C

k

 4 121≦

n

≦4 760 の場合:A

n

=E

s,t

ここに,

m

n

−4 096

k

n

−4 116

s

[(

n

−4 121) mod 40]+1

t

int[(

n

−4 121)/40]+1

表記 int[x]  は,x  以下の最大整数を示す。

A

n

の最初の三つの部分は,それらを 103 行及び 40 列の二次元マトリックス B

ij

にマップすることによっ

て,40 通りにインタリーブされる。したがって,次となる。

1≦

n

≦4 120 の場合:B

ij

=A

n

ここに,

i

102−int[(n−1)/40]

j

(

n

−1) mod 40

F.1.2 2 

048

バイトセクタのインタリーブ 

異なるバイトの指定は,次による。

D

n

  ユーザデータバイトとする。

SWF

m

   SWF バイトとする(15.11.3 参照)。

C

k

CRC チェックバイトとする。

E

s,t

ECC チェックバイトとする。

これらのバイトは,ディスク上に記録する順序で,シーケンス A

n

で番号付けされる。D

n

n

の順序は,

それらをインタフェースから入力するときの順序と同じである。

n

の値によって,これらの要素は,次と

なる。


96

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

1≦

n

≦2 048 の場合:A

n

=D

n

 2 049≦

n

≦2 056 の場合:A

n

=SWF

m

 2 057≦

n

≦2 060 の場合:A

n

=C

k

 2 061≦

n

≦2 380 の場合:A

n

=E

s,t

ここに,

m

n

−2 048

k

n

−2 056

s

[(

n

−2 061)mod 20]+1

t

int [(

n

−2 061)/20]+1

表記 int[x]  は,x  以下の最大整数を示す。

A

n

の最初の三つの部分は,それらを 103 行及び 20 列の二次元マトリックス B

ij

にマップすることによっ

て,20 通りにインタリーブされる。したがって,次となる。

1≦

n

≦2 060 の場合:B

ij

=A

n

ここに,

i

102−int[(

n

−1)/20]

j

(

n

−1) mod 20

F.2 CRC 

F.2.1 

概要 

CRC 及び ECC は,次の原始多項式に基づくガロアフィールドにわたって計算される。

G

p

(

x

)=

x

8

x

5

x

3

x

2

+1

CRC バイトのための生成多項式は,次による。

( )

(

)

=

=

+

=

139

136

C

i

i

i

x

x

G

α

ここに,要素

α

i

=(

β

i

)

88

であり,

β

G

p

(

x

)の原始根である。バイトの

n

番目のビットの値は,

β

n

乗の

項の係数とし,0≦

n

≦7 となる。

CRC の四つのチェックバイト C

k

の内容は,残差多項式によって定義される。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

R

C

4

C

C

mod

=

( )

=

=

=

4

1

4

C

C

k

k

k

k

x

x

R

最後の方程式は,多項式の係数の位置を規定する。

F.2.1.1 4 

096

バイトセクタのための CRC 

CRC の四つのチェックバイトは,F.2.1 で規定のとおり,ユーザデータ及び SWF バイトにわたって計算

される。情報多項式は,次による。

( )

( )

( )

∑ ∑

=

=

=

=

=

=

+

⎪⎭

⎪⎩

=

35

0

,

0

102

1

39

0

,

C

B

B

j

j

j

i

i

i

j

j

j

i

x

x

I

F.2.2 2 

048

バイトセクタのための CRC 

CRC の四つのチェックバイトは,F.2.1 で規定のとおり,ユーザデータ及び SWF バイトにわたって計算

される。情報多項式は,次による。

( )

( )

( )

∑ ∑

=

=

=

=

=

=

+

⎪⎭

⎪⎩

=

15

0

,

0

102

1

19

0

,

C

B

B

j

j

j

i

i

j

j

i

j

i

x

x

I


97

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

F.3 ECC 

原始多項式

G

p

(

x

),並びに要素

α

i

及び

β

は,F.2.1 に規定する。ECC のチェックバイトに対する生成多項

式を,次に示す。

( )

(

)

=

=

+

=

135

120

E

i

i

i

x

x

G

α

この多項式は,自己相反多項式である。この特性を用いて,ハードウェアのサイズを減じることができ

る。ECC レジスタの初期設定は,全て 0 とする。計算済みチェックバイトのビットの変換後,それらをチ

ャネルビットに符号化する。

F.3.1 4 

096

バイトセクタのための ECC 

ECC の 640 チェックバイトは,ユーザバイト,SWF バイト及び CRC バイトにわたって計算される。対

応する 40 個の情報多項式は,次による。

( )

( )

=

=

=

102

0

E

B

i

i

i

i,j

x

x

I

j

                  ここに,0≦

j

≦39 とする。

各多項式

I

j

(

x

)  に対する 16 チェックバイト E

s, t

の内容は,次の残差多項式によって定義する。

R

E

(

x

)=

I

E

(

x

)

x

16

mod

G

E

(

x

)

( )

=

=

+

=

16

1

16

,

1

E

E

t

t

t

t

j

j

x

x

R

最後の方程式は,多項式の係数の保存先を規定する。

F.3.2 2 

048

バイトセクタのための ECC 

ECC の 320 チェックバイトは,ユーザバイト,SWF バイト及び CRC バイトにわたって計算される。対

応する 20 個の情報多項式は,次による。

( )

( )

=

=

=

102

0

,

E

B

i

i

i

j

i

x

x

I

j

                  ここに,0≦

j

≦19 とする。

各多項式

I

E

j

(

x

)  に対する 16 チェックバイト E

s,t 

の内容は,次の残差多項式によって定義する。

)

(

mod

)

(

)

(

E

16

E

E

x

G

x

x

I

x

R

j

j

=

( )

=

=

+

=

16

1

16

,

1

E

E

t

t

t

t

j

x

x

R

j

最後の方程式は,多項式の係数の保存先を規定する。

F.4 

再同期バイト 

再同期バイト(

附属書 参照)は,データフィールドに挿入され,同期外れを回避し,ユーザデータで

の誤りの伝ぱ(播)を制限する。再同期バイトは連続した番号を付け,次に示す二つのうちのいずれかの

チャネルビットパターンとする。

0X0 100 000 001 000 000 100 00Y

0X0 100 000 001 000 000 101 00Y

ここに,

X

及び

Y

は,これに先立つデータパターンとこれに続くデータパターンとに基づき,

0

又は

1


98

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

に設定する。

4 096

バイトセクタについては,フィールド

RS

n

は,バイト

A

80n

A

80n

1

との間に挿入される。

この場合,

1

n

59

とする。

2 048

バイトセクタについては,フィールド

RS

n

は,バイト

A

40n

A

40n

1

との間に挿入される。

この場合,

1

n

59

とする。

F.5 

データフィールドの記録順序 

データフィールドのデータは,同期バイトに続き,

A

n

の順に従って,F.4 で規定のとおりに再同期バイ

トを挿入して,ディスク上に記録する。

図 F.1 及び図 F.2 は,行列形式で,これらの要素の配置を示す。記録の順序は,左から右へ,上から下

へとする。

SB

同期バイトを表す。

D

ユーザバイトを表す。

RS

再同期バイトを表す。

P SWF

バイトを表す。

C CRC

のためのチェックバイトを表す。

E ECC

のためのチェックバイトを表す。

(FF) (FF)

バイトを表す。

4 096

バイトセクタ(

図 F.1)については,最初の

103

行は,ユーザバイト,

SWF

バイト及び

CRC

チェ

ックバイトを含む。次の

16

行は

ECC

チェックバイトだけを含む。

2 048

バイトセクタ(

図 F.2)については,最初の

103

行は,ユーザバイト,

SWF

バイト及び

CRC

チェ

ックバイトを含む。次の

16

行は

ECC

チェックバイトだけを含む。


99

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 F.14 096 バイトセクタのデータフィールドの構成 

行番号

i

10

2

10

1

10

0

99

98

97

96

3

2

1

0

-1

-2

-3

-1

2

-1

3

-1

4

-1

5

-1

6

39

D4

0

D8

0

D1

20

D1

60

D2

00

D2

40

D2

80

D4

00

0

D4

04

0

D4

08

0

C4

E4

0,

1

E4

0,

2

E4

0,

3

E4

0,

12

E4

0,

13

E4

0,

14

E4

0,

15

E4

0,

16

38

D3

9

D7

9

D1

19

D1

59

D1

99

D2

39

D2

79

D3

99

9

D4

03

9

D4

07

9

C3

E3

9,

1

E3

9,

2

E3

9,

3

E

39,

12

E3

9,

13

E3

9,

14

E3

9,

15

E3

9,

16

37

D3

8

D7

8

D1

18

D1

58

D1

98

D2

38

D2

78

D

3998

D4

03

8

D

4078

C2

E38

,1

E38

,2

E38

,3

E

38,

12

E3

8,

13

E38

,14

E3

8,

15

E38

,16

36

D3

7

D7

7

D1

17

D1

57

D19

7

D2

37

D2

77

D3

99

7

D4

03

7

D4

07

7

C1

E3

7,

1

E3

7,

2

E3

7,

3

E

37,

12

E3

7,

13

E3

7,

14

E3

7,

15

E3

7,

16

35

D3

6

D7

6

D1

16

D1

56

D1

96

D2

36

D2

76

D3

99

6

D4

03

6

D4

07

6

(FF)

E36

,1

E36

,2

E36

,3

E36

,1

2

E3

6,

13

E36

,14

E3

6,

15

E36

,16

24

D2

5

D6

5

D1

05

D1

45

D18

5

D2

25

D2

65

D3

98

5

D4

02

5

D4

06

5

(FF)

E2

5,

1

E2

5,

2

E2

5,

3

E

25,

12

E

25,

13

E2

5,

14

E

25,

15

E2

5,

16

23

D2

4

D6

4

D1

04

D1

44

D1

84

D2

24

D2

64

D3

98

4

D4

02

4

D4

06

4

SWF

8

E24

,1

E24

,2

E24

,3

E24

,1

2

E2

4,

13

E24

,14

E2

4,

15

E24

,16

22

D2

3

D6

3

D1

03

D1

43

D1

83

D2

23

D2

63

D3

98

3

D4

02

3

D4

06

3

SWF

7

E23

,1

E23

,2

E23

,3

E

23,

12

E2

3,

13

E23

,14

E2

3,

15

E23

,16

16

D1

7

D5

7

D9

7

D1

37

D1

77

D2

17

D2

57

D3

97

7

D4

01

7

D4

05

7

SW

F1

E1

7,

1

E1

7,

2

E1

7,

3

E1

7,

12

E1

7,

13

E1

7,

14

E1

7,

15

E1

7,

16

15

D1

6

D5

6

D9

6

D1

36

D1

76

D2

16

D2

56

D3

97

6

D4

01

6

D4

05

6

D4

09

6

E16

,1

E16

,2

E16

,3

E

16,

12

E1

6,

13

E16

,14

E1

6,

15

E16

,16

14

D1

5

D5

5

D9

5

D1

35

D17

5

D2

15

D2

55

D3

97

5

D4

01

5

D4

05

5

D4

09

5

E1

5,

1

E1

5,

2

E1

5,

3

E

15,

12

E1

5,

13

E1

5,

14

E1

5,

15

E1

5,

16

2

D3

D4

3

D8

3

D1

23

D1

63

D2

03

D2

43

D3

96

3

D4

00

3

D4

04

3

D4

08

3

E3,

1

E3,

2

E3,

3

E3,

12

E3

,1

3

E3,

14

E3

,1

5

E3,

16

1

D2

D4

2

D8

2

D1

22

D16

2

D2

02

D2

42

D3

96

2

D4

00

2

D4

04

2

D4

08

2

E2

,1

E2

,2

E2

,3

E2

,1

2

E2

,1

3

E2

,1

4

E2

,1

5

E2

,1

6

0

D1

D4

1

D8

1

D1

21

D1

61

D2

01

D2

41

D3

96

1

D4

00

1

D4

04

1

D4

08

1

E1,

1

E1,

2

E1,

3

E1,

12

E1

,1

3

E1,

14

E1

,1

5

E1,

16

 SB

4

 RS

1

 RS

2

 RS

3

 RS

50

 RS

51

 RS

52

 RS

57

 RS

58

 RS

59

 SB

3

 RS

1

 RS

2

 RS

3

 RS

50

 RS

51

 RS

52

RS5

7

 RS

58

 RS

59

 SB

2

SB

1

列番

j

10

3

16


100

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

102

101

100

99

98

97

96

4

3

2

1

0

-1

-2

-3

-13

-14

-15

-16

行番号

 i

19

D

20

D

40

D

60

D

80

D

100

D

120

D

140

D

198

0

D

200

0

D

202

0

D

204

0

C4

E20,

1

E20,

2

E20,

3

E20,

13

E20,

14

E20,

15

E20,

16

18

D

19

D

39

D

59

D

79

D

99

D

119

D

139

D

197

9

D

199

9

D

201

9

D

203

9

C3

E19,

1

E19,

2

E19,

3

E19,

13

E19,

14

E19,

15

E19,

16

17

D

18

D

38

D

58

D

78

D

98

D

118

D

138

D

197

8

D

199

8

D

201

8

D

203

8

C2

E18,

1

E18,

2

E18,

3

E18,

13

E18,

14

E18,

15

E18,

16

16

D

17

D

37

D

57

D

77

D

97

D

117

D

137

D

197

7

D

199

7

D

201

7

D

203

7

C1

E17,

1

E17,

2

E17,

3

E17,

13

E17,

14

E17,

15

E17,

16

15

D

16

D

36

D

56

D

76

D

96

D

116

D

136

D

197

6

D

199

6

D

201

6

D

203

6

SWF8

E16,

1

E16,

2

E16,

3

E16,

13

E16,

14

E16,

15

E16,

16

9

D

10

D

30

D

50

D

70

D

90

D

110

D

130

D

197

0

D

199

0

D

201

0

D

203

0

SWF2

E10,

1

E10,

2

E10,

3

E10,

13

E10,

14

E10,

15

E10,

16

8

D9

D

29

D

49

D

69

D

89

D

109

D

129

D

196

9

D

198

9

D

200

9

D

202

9

SWF1

E9,1

E9,2

E9,3

E9,1

3

E9,1

4

E9,1

5

E9,1

6

7

D8

D

28

D

48

D

68

D

88

D

108

D

128

D

196

8

D

198

8

D

200

8

D

202

8

D

204

8

E8,1

E8,2

E8,3

E8,1

3

E8,1

4

E8,1

5

E8,1

6

2

D3

D

23

D

43

D

63

D

83

D

103

D

123

D

196

3

D

198

3

D

200

3

D

202

3

D

204

3

E3,1

E3,2

E3,3

E3,1

3

E3,1

4

E3,1

5

E3,1

6

1

D2

D

22

D

42

D

62

D

82

D

102

D

122

D

196

2

D

198

2

D

200

2

D

202

2

D

204

2

E2,1

E2,2

E2,3

E2,1

3

E2,1

4

E2,1

5

E2,1

6

0

D1

D

21

D

41

D

61

D

81

D

101

D

121

D

196

1

D

198

1

D

200

1

D

202

1

D

204

1

E1,1

E1,2

E1,3

E1,1

3

E1,1

4

E1,1

5

E1,1

6

SB4

RS1

RS2

RS3

R

S

49

R

S

50

R

S

51

R

S

52

R

S

58

R

S

59

SB3

RS1

RS2

RS3

R

S

49

R

S

50

R

S

51

R

S

52

R

S

58

R

S

59

SB2

SB1

103

 行

16

列番号

 j

図 F.22 048 バイトセクタのデータフィールドの構成 


101

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 G 
(規定)

再同期パターンの決定

この附属書は,再同期パターンの決定について規定する。

DSV

(デジタル総計値)を,次の記述で使用する。他の頭文字は,

PLL

(位相同期ループ)

PPM

(パル

ス位置変調)及び

PWM

(パルス幅変調)を含む。

G.1 

再同期パターンの条件 

再同期パターンは,次の特性をもち,その要求機能を満たす。

a)

再同期パターンは,

0

ビットが

7

個連続し,その後

1

ビットに

RLL (1,7)

変調符号では発生しない

6

個の

0

ビットが続く不規則なチャネルビットパターンとする。

b)

二重

PLL

を使用するときに,前縁又は後縁のいずれか一つだけを用いて,再同期パターンの不規則性

を検出することができる。

c)

再同期パターンの中の

1

という数字は,セクタのデータフィールドのデータパターンの直流レベルの

変動を最小化するために,奇数から偶数に,又は偶数から奇数に変更することができる。

d)

再同期パターンの長さは,

24

チャネルビットとする。

G.2 

再同期パターン 

直流レベルの変動を最小化するために,次に示す二つの再同期パターンのうち一つを選択する。

選択基準を G.5 で示す。

データ

1

        再同期領域          データ

2

      再同期パターン

  再同期パターン

1 0x0

100000001000000100

00y

  再同期パターン

2 0x0

100000001000000101

00y

ここに,

  x

0

又は

1

y

0

又は

1


102

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

G.3 

再同期パターンの生成アルゴリズム 

表 G.1−再同期パターンの生成アルゴリズム 

前の

データ 1

再同期領域

次の

データ 2

00

仮定データビット 01

データ 
ビット

X1 X2

チャネル

ビット

0x0

再同期パターン z

00y

データ
ビット

X3 X4

00  0

001  010 100 000 001 000 000  100  001  0x

          100

000

1x

          101

001

0x

          101

000

1x

00  1

001  010 100 000 001 000 000  100  001  0x

          100

000

1x

          101

001

0x

          101

000

1x

01  0

001  010 100 000 001 000 000  100  001  0x

          100

000

1x

          101

001

0x

          101

000

1x

01  1

010  000 100 000 001 000 000  100  001  0x

          100

000

1x

          101

001

0x

          101

000

1x

10  0

101  010 100 000 001 000 000  100  001  0x

          100

000

1x

          101

001

0x

          101

000

1x

10 1---

発生しない

11  0

010  000 100 000 001 000 000  100  001  0x

          100

000

1x

          101

001

0x

          101

000

1x

11 1---

発生しない

ここに,再同期パターン 1 のとき:z=0,再同期パターン 2 のとき:z=1

注記 1  次の情報ビットが 00 であると仮定して,X1 及び X2 を符号化する。 
注記 2  これらの情報ビットの値は,符号化用の仮定値とする。 
注記 3  このチャネルビットは,不規則パターンを生成するために,符号化後に変更される。 
注記 4  再同期領域の最後の 3 ビットの値は,次によって決定する。

1)

  前のチャネルビットを 0 と仮定する。

2)

  二つの情報ビットを 01 と仮定する。

3)

  データ 2 情報ビット X3 の状態は,

表 の RLL (1,7)符号化による。


103

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

G.4 

直流レベルの最小化 

直流レベルの波動を最小化するために,再同期パターン

1

又は再同期パターン

2

のいずれを選択するか

の基準は,データ領域のチャネルビット及び再同期領域の

0x0

00y

に基づく。

    データ                再同期領域                データ

  再同期パターン

 100000001000000100

データブロック

 0x0

(再同期パターン

1

 00y

データブロック

 100000001000000101

(再同期パターン

2

ここに,

  x

0

又は

1

y

0

又は

1

G.5

で記述する手順に従って,再同期パターン

1

又は再同期パターン

2

のいずれを選択するかを決定す

る。

G.5 

再同期パターンの決定 

使用する再同期パターンは,次の手順によって決定する。

a)

処理を簡単にするために,

PPM

データで記述されたチャネルビットを

PWM

データに変換する。

例えば,

PPM

データが次とする。

…0010100010010…

この場合,

PWM

データは,次となる。

…0011000011100…

注記

対応国際規格には記載がないが,次の

PWM

データとなることがある。

…1100111100011…

DSV

計算は,

0

”=−

1

1

”=+

1

など

PWM

データによって定義する(

図 G.1a 参照)。

図 G.1a−ブロック DSV

m

と再同期 DSV

m

との計算例 

DSV

m

の計算は,次による。

DSV

m

(

5

4

8

5…)

5

4

8

5

ディスク上の

記録マーク

PWM

データ

0

1

1

1

1

1

0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 0 0 0 0

0

1

PPM

データ)

1, 7

)チャネルビット

0 1

0

0

0

0

1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0

0

1


104

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

b)

再同期領域を二つの部分(

RS||INV

)に分割する。この場合,両部分とも次のように連結する。

PPM

データで

RS

0x010000000100000010

PPM

データで

INV

000y(INV1)

又は

100y(INV2)

c)

ユーザデータフィールドを次のように連結する。

VFO

3

||SYNC||B

0

||RS

1

||INV1(

又は

INV2)||B

1

||RS

2

…||INV1(

又は

INV2)||B

m

||RS

m+1

||… …||INV1(

又は

INV2)||B

N

ここに,

m

1

N

N

4 096

バイトセクタでも

2 048

バイトセクタでも

59

図 G.1b 参照)

d)

 PPM

データストリームである項

 (z)

が,

(z)

項でデータに先行する

PWM

データの最後の

PWM

の状

態に基づき,結果として

PWM DSV

総計となるように,

DSV(z)

関数を定義する。

e)

次のアルゴリズムを用いて,ステップ

m

INV1

又は

INV2

を選択する。

P

0

DSV(VFO

3

||SYNC||B

0

||RS

1

)

P

m

P

m

1

DSV(INV1||B

m

||RS

m

1

)

又は

P

m

P

m

1

DSV(INV2||B

m

||RS)

INV1

又は

INV2

を選択して,

|P

m

|

を最小化する。

P

N

P

N

1

DSV(INV1||B

N

)

又は

P

N

P

N

1

DSV(INV2||B

N

)

INV1

又は

INV2

を選択して,

|P

N

|

を最小化する。

m

1

から

N

までこの手順を繰り返す。この場合,

4 096

バイトセクタでも

2 048

バイトセクタでも

N

59

とする。

|P

m

|

が再同期パターン

1

でも再同期パターン

2

でも同じである場合は,再同期パター

1

を選択しなければならない。

図 G.1b−再同期バイトの例 

直流レベル変動ビット

0x0

00y

0x0

00y

0x0

00y

Resync 59

Data 59

Resync(m+1)

Data m

Resync

m

RS

m

INV 1 or

INV 2

B

m

P

m

RS

m+1

INV 1 or

INV 2

RS

INV 1 or

INV 2

B

59

P

59

直流レベル変動ビット

再同期パターン

Resync 1

00y

0x0

00y

0x0

Sync

Data 0

VFO

3

VFO

3

Sync

B

0

RS

2

B

1

INV 1 or INV 2

INV 1 or

INV 2

P

0

P

1

Resync

2

Data 1

RS

1

再同期領域


105

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 H 
(規定)

ジッタを測定するためのリードチャネル

この附属書は,ジッタを測定するためのリードチャネルについて規定する。

次のリードチャネルを用いて,ジッタを測定するものとする。

フィルタ

チャネル1

又は

チャネル2

比較器

エッジ検出器

前縁

後縁

図 H.1−リードチャネル 

入力信号:

エンボスマークの場合は,チャネル

1

ユーザ記録マークの場合は,チャネル

2

フィルタ仕様:

a)

イコライザ

附属書 参照

b)

フィルタタイプ

:五次ベッセル関数

c)

ローパスフィルタ

:カットオフ周波数=試験中の帯域のチャネルクロック周波数の

1/2

コンパレータ

しきい(閾)値 
調整用


106

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 J

(規定)

ジッタの測定手順

この附属書は,ジッタの測定手順について規定する。

前縁∼前縁,又は後縁∼後縁のジッタは,次の手順を用いて測定する。

a)

 VFO

2T

マーク及び

2T

スペースが正確にチャネルビット時間

T

の長さになるように,ディテクタ

回路のしきい(閾)値レベルを設定する。

b)

しきい(閾)値レベルを保ち,信号のエッジを検出する。

c)

タイムインターバルアナライザを用いて,前縁∼前縁,又は後縁∼後縁の時間を測定する。

d)

欠陥領域からのデータを除いて,

10

5

個のデータ(時間間隔)を取得する。

e)

ジッタ分布の標準偏差

J

t

を計算する。すなわち,前縁∼前縁のデータ,又は後縁∼後縁のデータと,

各々に対応する平均値

L

n

との差の標準偏差

J

t

を計算する。

ここで,

J

t

図 J.1 で示す。

前縁∼前縁の長さ,又は後縁∼後縁の長さは別々に検査する。

ヘッダ信号の評価の場合,しきい(閾)値レベルは

VFO

1

を用いて設定し,時間間隔サンプルは,

PA

ィールドに対する

AM

を用いて測定する。

エンボスデータ信号の評価の場合は,しきい(閾)値レベルは

VFO

3

を用いて設定し,時間間隔サンプ

ルは,ユーザデータ領域の同期フィールド及びデータフィールドを用いて測定する。この場合,ユーザデ

ータ領域は,ユーザデータ,

CRC

及び再同期パターンからの全てのデータを用いて測定する。

図 J.1−ジッタの測定分布 

T

(チャネルクロック周期)

理想時間(

nT

nT

マーク又は

nT

スペースの

ジッタ分散の中間値

標準偏差=

J

t

時間

事象


107

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 K

(規定)

記録パルスの形状の定義

この附属書は,記録パルスの形状の定義について規定する。

立上がり時間

T

r

及び立下がり時間

T

f

は,それぞれ,記録パルス幅

T

p

のいずれについても,24.3.1 で規定

のとおりとする。タイプ

R/W

及びタイプ

WO

の記録パルスの形状の定義を,

図 K.1 に示す。

P

w

  :記録パワー

P

e

  :プレヒートパワー

T

r

  :立上がり時間

T

p

  :記録パルス幅

T

g

  :クーリングギャップ幅

P

b

  :バイアスパワー

T

f

  :立下がり時間

P

1

  :P

w

P

b

P

2

  :P

e

P

b

図 K.1−タイプ R/W 及びタイプ WO の記録パルスの形状 

T

g

T

p

T

g

T

f

T

r

T

f

T

r

0.5

P

1

0.5

P

2

P

w

P

e

P

b

0.9

P

1

0.1

P

2

0.9

P

2

0.1

P

1


108

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 L

(規定)

性能指数の測定

この附属書は,性能指数の測定について規定する。

L.1 

性能指数について 

性能指数は,低い周波数で記録したマークの再生信号振幅によって測定する。その領域で光学系の

MTF

1

となるように,記録されたマークは,焦点スポットよりも大きくなければならない。

50 Hz

で回転するプリフォーマット済みのディスクに対して,連続する数トラックにわたって,隣接す

るトラックでマークが半径方向に整列するように,

10 kHz

100 kHz

の周波数の信号を記録し,

SFP

ゾーン

のバイト

21

で規定した再生パワーでディスクを再生する(17.4.2 参照)

図 で示す,9.1 で規定する光学系を使用した性能指数の測定では,光学系の位相差を含む。そのため,

反射率,カー回転及びだ(楕)円率を測定し,光学系の位相差を校正することが必要である。ただし,低

保磁力のメディアを使用する場合だけ,この校正が精度良くできる。

L.2 

性能指数の算出 

測定用光学系の校正は,次のとおりとする。低保磁力の記録層をもつ複屈折率が無視できるほど小さい

ガラスディスクを用いて,反射率(

R

,カー回転角(

θ

)及びだ(楕)円率

β

を測定する。性能指数

F

L

を,

次の式によって算出する。

β

θ

2

cos

sin

L

R

F

=

次に,同じディスクを用いて低周波数の信号を記録し,チャネル

2

の再生信号振幅

V

L

を測定することに

よって,光学系自身の位相差の校正を行う。

保磁力の大きさによらず,ディスクの性能指数

F

m

は,校正された駆動装置で低周波数の信号を記録し,

チャネル

2

の再生信号の振幅

V

を測定し,次の式で算出する。

L

L

m

V

V

F

F


109

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 M

(規定)

記録メディアの互換のための実装独立マーク品質決定(IIMQD)

この附属書は,記録メディアの互換のための実装独立マーク品質決定について規定する。

M.1 

試験パターン 

IIMQD

オフセット試験は,

7

個のマーク及び

7

個のスペース,すなわち,

2 T

から

8 T

までの各ランレン

グスの一つのマーク及び一つのスペースで構成される,二つの特別なパターンを用いる。この試験は,駆

動装置のメディア互換性のため,適切な長さのマークを形成する能力を検査する。

次の手順を用いて,記録メディアの互換のための

IIMQD

を決定する。

駆動装置を用いて,トラックを消去し,次の試験パターンの一つの繰返しデータを,半径

30 mm

45 mm

及び

62 mm

で,数トラック上に記録する。個々の試験を各々のパターンに対して実施する。

パターン

No.1

2T 2T 3T 3T 4T 4T 5T 5T 6T 6T 7T 7T 8T 8T

M

S

M

S

M

S

M

S

M

S

M

S

M

S

パターン

No.2

2T 2T 3T 3T 4T 4T 5T 5T 6T 6T 7T 7T 8T 8T

S

M

S

M

S

M

S

M

S

M

S

M

S

M

      ここに,

M

は,マークを,

S

は,スペースを表す。

M.2 

検出方法 

24.2.5

で規定した検出方法のほかに,次のイコライザを用いて,データ信号を再生し検出する。この試

験では,しきい(閾)値

TV

を変更して,パラメタ変化によるマークのエッジ変動を補正してもよい。

E

q

(ω)

1

2Acos(ω

2T)

ここに,

  A

0.13

ω

f

T

は,読み取っているゾーンのチャネルクロック周期とする。

このイコライザは,ディスク回転周波数が

50 Hz

のとき,半径

30 mm

及び

60 mm

のそれぞれについて

14.1

で規定するクロック周期をもち,タップ遅延が

23.0 ns

でタップ係数が−

A

0

1

0

,−

A

及び

0

A

1

,−

A

0

である

5

個のタップ付きディレイラインフィルタで実装できる。

タイムインターバルアナライザを用いて,記録トラックからの検出信号を

2

通りの方法で測定する。

a)

前縁∼後縁(マーク)の長さの平均値

b)

後縁∼前縁(スペース)の長さの平均値

M.3 

測定過程 

測定は,各半径方向の位置において,複数のトラック上で,

10

5

個の独立した時間間隔サンプリングを

使うものとする。ランレングス

n

のオフセットは,検出信号の長さ

L

n

nT

との差の絶対値とする。各々

のパターンに対する両方の測定について,まず,最悪の場合のマーク及びスペースのオフセットが最小に

なるように,しきい(閾)値レベルを調整し,次にその時のオフセットをチャネルビット時間

T

のパーセ


110

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

ントとして表示する。

M.4 

しきい(閾)値フォロア 

しきい(閾)値フォロアは,データ検出過程で,ベースラインレベルを確立し維持するために必要とさ

れる。これは,メディアの反射率,記録感度の局所変動,及び記録データパターンによって生じる直流信

号の内容の変化を補うことを目的とする。

図 M.1a−トラッキングしきい(閾)値ブロックダイアグラム 

上側エンベロープフォロアの例

(半波整流器)

下側エンベロープフォロアの例

(半波整流器)

図 M.1b−ダイオードを用いたエンベロープフォロア 

図 M.1−しきい(閾)値フォロア 

入力バッファ

入力

50 kHz

ローパスフィルタ

コンパレータ

出力

下側

エンベロープ

フォロア

10 kΩ

上側

エンベロープ

フォロア

出力

入力

100 k

Ω

1200 pF

100 k

Ω

出力

入力

100 k

Ω

1 200 pF

100 k

Ω


111

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 N 
(規定)

交換のための要件

この附属書は,交換のための要件について規定する。

N.1 

記録装置 

データ交換のための駆動装置によって,

動作環境条件下で,

試験メディアに任意のデータが記録される。

N.2 

再生装置 

N.2.1 

概要 

試験駆動装置で再生試験を行う場合は,試験環境条件下で行わなければならない。再生時のディスクの

回転数は,9.5 で定義する。

回転方向は,9.5 で定義する。

N.2.2 

再生チャネル 

N.2.2.1 

光ビームの特性 

再生に使用する光ビームは,9.2 b)9.2 c)9.2 d)及び 9.2 f)の要件を満たさなければならない。

N.2.2.2 

再生パワー 

再生パワーは,9.3 の要件を満たさなければならない。

N.2.2.3 

光学系 

再生に使用する光ヘッドは,箇条 の要件を満たさなければならない。

N.2.2.4 

再生増幅器 

チャネル

1

,及びチャネル

2

において,フォトディテクタ後の再生増幅器は,直流から

37 MHz

まで周

波数応答が

1 dB

以内となる。

N.2.2.5 

アナログからバイナリへの変換 

再生増幅器からの信号は,アナログからバイナリに変換される。チャネル

1

のコンバータは,箇条 22

及び箇条 23 で定義する特性をもつプリフォーマットデータからの信号に対して適切に動作する。

チャネル

2

のコンバータは,箇条 25 及び箇条 26 で定義する特性をもつユーザ記録マークからの信号に

対して適切に動作する。

N.2.2.6 

バイナリからデジタルへの変換 

バイナリ信号は,記録コードの規則に従って,デジタル信号に変換される。

N.2.3 

トラッキング 

フォーカシング及びトラッキングサーボのための開ループ伝達関数は,次の式による。

(

)

c

2

1

2

c

1

c

2

0

0

2

2

0

f

s

f

s

s

f

H

π

π

π

+

+

=

このとき,

50 Hz

10 kHz

の帯域幅で,

|1

H|

が公称値から±

20 %

以下となるように,

s

i2πf

とする。

定数

c

は,

3

とする。開ループ

0 dB

周波数

f

0

は,フォーカス方向のサーボの場合は

1 550 Hz

,トラッキ


112

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

ング方向のサーボの場合は

2 340 Hz

とする。フォーカス方向の開ループ直流ゲインは,少なくとも

80 dB

とする。

N.3 

デジタル再生信号のための要件 

誤り検出及び訂正回路によって,一つ以上のビットが検出されるバイトをバイトエラーと定義する。

N.3.1 

有効とされたセクタ 

記録中に有効とされたセクタは,チャネル

2

で,誤り訂正回路後にバイトエラーが含まれていてはなら

ない。

N.3.2 

有効とされないセクタ 

記録中に有効とされないセクタは,欠陥管理の規則に従って,処理される。

N.4 

デジタルサーボ信号のための要件 

光ビームの焦点は,トラックを外れてはならない。

N.5 

交換のための要件 

N.1

で定義される駆動装置で記録され,N.2 で定義される試験駆動装置で再生されるときに,N.3 及び

N.4

の要件を満たす場合,

ODC

は,交換の要件を満たさなければならない。


113

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 P

(規定)

クロストラック信号の測定方法

この附属書は,クロストラック信号の測定方法について規定する。

クロストラック信号は,

図 P.1 で示す,次の特性をもつ測定系を用いて,測定する。

ボトムホールド特性のパラメタの例を,

図 P.2 に示す。

ドループレート:

( )

( )

s

μ

1

2

.

0

/

s

μ

1

1

.

0

bottom

=

Δ

Δ

t

I

I

ここに,

ΔI: ボトム値の最小値と VFO の I

bottom

との差

Δt: ボトムホールド信号がボトム値の最小値から VFO の I

bottom

達するまでの時間

I

bottom

: VFO でのボトム位置でのチャネル 1 の信号

ボトムトレースエラー(BTE)

05

.

0

bhmax

bh

bottom

I

I

I

ここに,

I

bh

ボトムホールド信号

I

bottom

: VFO でのボトム位置でのチャネル 1 の信号

I

bhmax

VFO でのボトムホールド信号の最大値

図 P.1

クロストラック信号の測定系 

図 P.2

ボトムホールド特性のパラメタの例 

VFO

Δt

I

bh

 

I

sm

 

セクタマーク(奇数バンド)

I

bottom

 

Δ

チャネル

1

ボトムホールド信号

ボトムホールド

      回路

ローパスフィルタ

カットオフ周波数

50 kHz

チャネル

1

9.3

  参照)

ボトムホールド信号

クロストラック信号

I

top

 


114

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 Q 
(規定)

非対称性測定定義

この附属書は,非対称性測定定義について規定する。

ヘッダ(

22.5

)及びユーザ記録データ(

29.2.3

)からの信号の非対称性は,次の定義に基づいて測定する。

Q.1 

ヘッダからの信号の非対称性(22.5 

チャネル 1 のヘッダからの信号を,

図 Q.1

に示す。

0 レベル

図 Q.1

チャネル のヘッダからの信号 

ヘッダからの信号の非対称性は,次の式で求める。

(

) (

)

{

}

(

)

pmaxbottom

pmaxtop

pminbottom

pmintop

pmaxbottom

pmaxtop

2

1

I

I

I

I

I

I

+

+

非対称性=

ここに,

I

pmin

そのセクタにおけるアドレスマーク,ID 及び PA からの
最小振幅をもつ信号

I

pmax

そのセクタにおけるアドレスマーク,ID 及び PA からの
最大振幅をもつ信号

I

pmaxtop

I

pmax

の上位レベルの信号

I

pmaxbottom

I

pmax

の下位レベルの信号

I

pmintop

I

pmin

の上位レベルの信号

I

pminbottom

I

pmin

の下位レベルの信号

Q.2 

エンボス記録フィールドからの信号の非対称性 

(9.1 GB の光ディスクでは ROM 領域がないので,この箇条を不採用とする。

Q.3 

ユーザ記録データからの信号の非対称性(29.2.3 

I

L

及び I

H

の定義を

図 Q.2

に示す。

TA

2

セクタマーク

VFO

AM, ID

I

pmaxtop

I

pminbottom

I

pmintop

I

pmin

I

vf

o

I

IG

I

top

I

sm

I

pmax

PA

1

TA

1

I

pmaxbottom


115

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

I

L

は,8T マーク及び 8T スペースのチャネル 2 信号(

9.3

参照)のピークからピークまでの値とする。8T

マーク及び 8T スペースは,

24.3

で示すあらゆる条件下で記録され,

20.2.2 b)

  で規定する条件下で再生さ

れる。8T は,RLL(1,7)  符号が各ゾーンに許容する最長間隔である。

I

H

は,2T マーク及び 2T スペースのチャネル 2 信号のピークからピークまでの値とする。2T マーク及び

2T スペースは,

24.3

で示す条件下で記録され,

20.2.2 b)

  で規定する条件下で再生される。2T は,RLL(1,7)

符号が各ゾーンに許容する最低間隔である。

図 Q.2

I

L

及び I

H

の定義 

ユーザ記録データからの信号の非対称性は,次の式で求める。

(

) (

)

{

}

(

)

Lbottom

Ltop

Hbottom

Htop

Lbottom

Ltop

2

1

I

I

I

I

I

I

+

+

非対称性=

ここに,

I

Ltop

I

L

の上位レベルの信号

I

Lbottom

I

L

の下位レベルの信号

I

Htop

I

H

の上位レベルの信号

I

Hbottom

: I

H

の下位レベルの信号

I

L

I

Lbottom

I

Ltop

I

H

I

Hbottom

I

Htop

0

レベル


116

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 R 
(参考)

オフィス環境

R.1 

空気清浄度 

カートリッジは,駆動装置の内外のじんあい(塵埃)の影響に対しかなりの耐力をもつ構造となってい

る。そのために,じんあい(塵埃)の量を十分低く維持するような特別の注意は必要としないが,機械工

場,建築現場など,じんあい(塵埃)の多い場所での使用は避け,通常のオフィス環境で使用するのが望

ましい。

オフィス環境とは,個人が何の保護もなしに,一時的な苦痛及び永久的な不快感を伴わずに一日中働け

る環境をいう。

R.2 

動作の影響 

最高動作温度(55  ℃)及び最大許容バイアス磁界(32 000 A/m)が与えられた状態で,1 本のトラック

に再生パワーが長期間照射される場合,メディア上のマークの品質が低下する場合がある。1 本のトラッ

クに再生パワーが長期間照射される場合とは,駆動装置にメディアがロードされたままであり,駆動装置

が準備完了状態で,更に一つの特定トラック上でジャンプバックモードにある場合である。メディア製造

者は,

駆動装置製造者の再生パワー管理方法と同様に,

ユーザゾーンで許容される最大再生パワーの値を,

データを損なうリスクを最小にするように設定する必要がある。


117

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 S

(参考)

使用環境条件の導出方法

この附属書は,

8.1.2

の使用環境条件の導出方法について,その背景を示す。

S.1 

標準環境条件 

ODC の使用環境条件は,幾つかの例外を除いて,

JIS C 60721-3-3

:1997,環境条件の分類  環境パラメー

タとその厳しさのグループ別分類  屋内固定使用の条件[

IEC 60721-3-3

:1996 に対応(IDT)]の分類 3K3

の値を基本とする。分類 3K3 は,室内での装置を設置する環境を定義し,次による。

“通常の居住空間,すなわち,居間,大勢が使用する場所(劇場,レストランなど)

,オフィス,店,電

気部品の組立及び製造の場所,電気通信センタ,貴重品及び精密機器の保管室”

S.2 

温度上昇の考え方 

分類 3K3 は,室内の環境だけを定義しているが,この規格のカートリッジの使用環境条件は,システム

及び駆動装置の温度上昇についても考慮する。駆動装置に取り付けたカートリッジは,室内温度より高い

温度になる。使用環境条件は,この温度上昇を 20  ℃までと仮定する。

S.3 

絶対湿度 

絶対湿度(空気中の水分量 g/m

3

)の導入は,温度上昇を考えるときに有用となる。駆動装置の中で温度

上昇があったとき,絶対湿度は実質的に一定であるにもかかわらず相対湿度は,下がる。そのため,使用

環境条件に温度上昇分の余裕をもたせると,温度の上限だけでなく,相対湿度の下限に影響を与える。こ

れらの関係を,カートリッジの使用環境条件の空気線図(相対湿度対温度図,

図 S.1

参照)に示す。

絶対湿度を制限すると,次の二つの使用環境条件を排除できる。

a)

  カートリッジの性能及び寿命に悪影響を及ぼす高温及び高相対湿度の組合せ

b)

  世界中のオフィス環境でほとんど起こらない低温及び低相対湿度の組合せ

S.4 

JIS C 60721-3-3

の分類 3K3 との違い 

S.2

に示す温度上昇に関する変更を除くと,次のパラメタが分類 3K3 の基本値と異なる。

−  大気圧

分類 3K3 の下限気圧 70 kPa を 60 kPa まで拡張する。カートリッジは,本質的に気圧に敏感でなく,

70 kPa の規定は,一部の市場を排除する可能性がある。

−  絶対湿度

空調があるオフィス環境以外で使用する携帯用装置を考慮し,分類 3K3 の上限の 25 g/m

3

を 30 g/m

3

に引き上げる。

−  温度

カートリッジの周囲温度(駆動装置内の温度上昇を含む。

)の上限は,55  ℃とする(分類 3K3 は+

20  ℃で 60  ℃になる。)。この規格によるカートリッジに対し,上限 55  ℃は,それ以上では動作(保

存と同様)が安全でないという物理的な上限を考慮している。


118

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

これは,装置設計者が,室温が分類 3K3 の上限の 40  ℃になったとき,駆動装置内部を十分に冷却

してもよいことを意味する。

−  その他

温度及び相対湿度の変化の速度は,分類 3K3 に従っていない。

S.5 

湿球温度規定 

絶対湿度による仕様値の代わりに,既発行のカートリッジの規格は,他のデジタル記録メディアと同様

に,高温及び高相対湿度の厳しすぎる組合せを排除するために次のパラメタの規定をした。

                    湿球温度  [単位:℃]

異なった仕様の比較を容易にするために,

図 S.2

及び

表 S.1

に,カートリッジの使用環境,測定環境及

び保存環境に対する湿球温度を示す。湿球温度は,大気圧でわずかに変化するため,図表は,101.3 kPa の

標準圧で有効となる。

図 S.1

分類 3K3 及びカートリッジの使用環境条件の空気線図


119

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

注記  A 点から I 点及び T 領域は,表 S.1 による。

図 S.2

使用環境及び保存環境の湿球温度

表 S.1

主なポイントの位置

気温  ℃

相対湿度  %

全体温度  ℃

A  31.7 90.0 30.3 
B  32.8 85.0 30.6 
C  55.0 28.8 35.5 
D 55.0  3.0 21.2

E 31.7 3.0 12.1 
F 5.0

14.7

−1.4

G

−10.0 90.0

−10.3

H 5.0

85.0 3.9

I

−10.0 46.8

−11.6

測定環境(T) 23.0±2.0 50.0±5.0

保存環境 A-B-C-D-E-F-I-G で定める。

使用環境 B-C-D-E-F-H で定める。


120

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 T

(参考)

輸送

T.1 

概要 

輸送は,世界中の広範囲の温湿度変化の下,異なる期間,様々な輸送方法によって行われるため,輸送

条件及び包装条件を一般的に規定することは困難である。

T.2 

包装 

包装の形式は,受渡当事者間の協定によるが,

T.2.1

及び

T.2.2

を考慮する。

T.2.1 

温度及び湿度 

輸送の見積期間よりも長期の条件に耐えるように,包装方法を考慮する。

T.2.2 

衝撃及び振動 

a)

  カートリッジの形状を損ねる機械的な荷重に耐える包装とする。

b)

  カートリッジの落下に耐える包装とする。

c)

  カートリッジは,緩衝材を入れた硬い箱に包装する。

d)

  最終的な箱は,汚れ及び湿気を防ぎ輸送できる構造と清浄な内装とを具備する。


121

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 U 
(参考)

交替セクタを利用するときのガイドライン

次に示す欠陥セクタを 8 191 個の交替セクタに置き換えることができる。

a)

  一つのセクタ内から ID が読み取れない。

b)

  一つのセクタ内の二つの ID のうち,一つだけが読み取れ,先行するセクタと矛盾する。

c)

 4

096 バイトセクタに 80 バイトを超える長さの一つの欠陥が検出されるか,2 048 バイトセクタに 40

バイトを超える長さの一つの欠陥が検出される。

d)

  一つのセクタ内で,欠陥バイトの総数が,4 096 バイトセクタの場合に 120 バイト(2 048 バイトセク

タの場合に 60 バイト)を超えるか,又はセクタの一つの ECC インタリーブで 5 バイト(4 096 バイト

セクタ,2 048 バイトセクタの場合)を超える。

e)

  タイプ WO の場合,

15.11.3

で規定の SWF フィールドの欠陥バイトの総数が 2 を超える。


122

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 V

(参考)

トラックの振れ量の測定方法

トラックの規定位置からの振れ量は,トラッキングサーボを掛けて駆動装置上で測定する。測定に用い

る基準サーボの強度は,駆動装置のサーボの強度を超えてはならない。サーボの強度の差は,駆動装置の

余裕度を示す。トラックの振れ量は,基準サーボを印加した状態で測定するトラックと光ビーム焦点間と

のずれ量であるトラッキングエラー量となる。

トラックの振れ量の測定方法は,光軸方向のトラック振れ量及び半径方向のトラック振れ量のどちらに

も適用する。

V.1 

許容値との関係 

トラックの振れ量は,トラッキングサーボモータに要する加速度,及びトラッキングエラーの測定によ

る。加速度及びトラッキングエラーとの関係を周波数の関数として

図 V.1

に示す。

e

max

log(x

max

)

log(f)

図 V.1

単一周波数

正弦波状振れ量の許容値

低周波数領域での許容振幅(

x

max

)は,式

(V.1)

によって算出する。

2

max

max

)

2

f

a

x

π

=

 (V.1)

ここに,

  а

max

サーボモータの最大加速度

高周波数領域での許容振幅(

x

max

)は,式

(V.2)

によって算出する。

max

max

e

x

=

 (V.2)

ここに,

  е

max

最大許容エラー量

二つの周波数領域の合成は,

V.3

による。

V.2 

基準サーボ 

トラックの振れ量の許容値は,基準サーボに対するトラック振れ量の許容値と等しい。基準サーボは,


123

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

所定の伝達関数をもち,

図 V.1

に示したように,振幅(

x

max

)の単一の正弦波状のトラック振れ量を最大許

容エラー量(

е

max

)に圧縮する。

基準サーボの開ループ伝達関数(

H

s

)は,式

(V.3)

によって算出する。

( )

0

0

2

0

s

1

1

1

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

c

i

c

i

i

c

i

H

+

+

=

 (V.3)

ここに,

H

s

開ループ伝達関数

0

0

2

2

1

f

f

i

π

ω

π

ω

=

=

=

f

0

開ループ伝達関数上で,ゲインが

0 dB

となる周波数

c

サーボのクロスオーバー周波数(

f

1

及び

f

2

)を与える定数

f

1

f

0

/c

f

2

f

0

×

c

基準サーボによるトラックの振れ量(

x

)のエラー量(

e

)への圧縮は,式

(V.4)

によって算出する。

s

1

1

H

x

e

+

=

 (V.4)

ここに,

x

トラックの振れ量

e

エラー量

H

s

開ループ伝達関数

0 dB

となる周波数

ω

0

は,式

(V.5)

によって算出する。

max

max

0

e

c

a

=

ω

 (V.5)

このとき,

ω

0

より低い周波数のトラックの振れは,最大許容エラー量(

е

max

)に圧縮される。また,

ω

0

より高い周波数のトラックの振れは,圧縮されない。

図 V.1

に示す許容振幅(

x

max

)は,式

(V.6)

によって算

出する。

|

1

|

s

max

max

H

e

x

+

=

 (V.6)

この基準サーボのモータに要求される最大加速度は,式

(V.7)

によって算出する。

|

1

|

)

motor

(

s

2

max

max

H

e

a

+

=

ω

 (V.7)

ここに,

  a

max

(motor)

: 基準サーボのモータに要求される最大加速度

f

f

0

/c

となる低周波数領域での最大加速度は,式

(V.8)

によって算出する。

c

e

a

a

max

2

0

max

max

)

track

(

)

motor

(

ω

=

=

 (V.8)

ここに,

11.4.6

及び

11.4.8

の低周波数領域で基準サーボの

ω

0

計算に

a

max

(motor)

を用いてもよい。

V.3 

トラックの振れの許容量 

トラックの振れは,所定の周波数で回転しているディスクに対し,基準サーボでトラッキングを行った

とき,

7.2 μs

以上にわたって,エラー量(

е

max

)を超えてはならない。

軸方向及び半径方向の基準サーボの開ループ伝達関数は,

50 Hz

170 kHz

の帯域で,公称値からの相違

が±

20 %

の範囲を超えない精度の|

1

H

|を用い,式

(V.3)

によって求める。定数

c

は,

3

とする。

0 dB

波数

ω

0

/(2π)

は,

20.2.4

11.4.6

及び

11.4.8

の軸方向,及び半径方向の

а

max

及び

е

max

を用いて,式

(V.5)

によっ


124

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

て求める。

V.4 

測定方法 

軸方向又は半径方向の測定システムとして,

3

種類の方法を示す(

図 V.2

図 V.3

及び

図 V.4

参照)

。図

中,

H

a

は駆動装置の実際のトラッキングサーボの開ループ伝達関数を,

H

s

は式

(V.3)

によって求める基準サ

ーボの伝達関数を,

x

及び

y

はトラックの位置及び光ビームの焦点の半径方向の位置を,

е

s

は基準サーボを

経た後のエラー量を示す。

最適な測定方法は,

H

a

及び

H

s

の特性に依存する。板ばね方式サーボモータでは,低周波数及び高周波

数に分けて二系統の測定回路を用いると,良い測定結果が得られる。測定方法のうち,

図 V.2

の方法は,

低周波数の測定系に用い,

図 V.3

及び

図 V.4

の方法は,高周波数の測定系に用いる。二つの測定系の出力

信号を,逆特性の交差形フィルタ(

reversed cross-filter

)を用いて加算し,必要なエラー量を求める。低周

波数の測定では,サーボモータにヒステリシスがないときには,サーボモータの加速度の測定としてサー

ボモータに流れる電流を利用してもよい。このとき,電流は,サーボモータの伝達関数によって校正する。

(V.4)

に等しい伝達関数

e/a

e/(

2

)

をもつフィルタによって,サーボモータに流れる電流をエラー量に

変換する。

図 V.2

基準サーボによって圧縮されたトラック位置信号にフィルタを印加して 

e

s

を得るようにした基準サーボ方法

図 V.3

実際のサーボの伝達関数を変換することによって e

s

を得るようにした基準サーボ方法

H

a

+

e

s

H

s

H

a

位置センサ

サーボ

+

y  +

e

a

e

s

フィルタ

1

1+H

s


125

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 V.4

実際のサーボのエラー信号を変換することによって e

s

を得るようにした基準サーボ方法

H

a

+

e

a

e

s

 1+H

a

 1+H

s


126

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 W

(参考)

現在及び将来の規格で実装される値

この規格は,この規格に適合する光カートリッジを識別するバイトの値を規定する。他のタイプの

ODC

が将来開発されることを期待し,次の値を他のカートリッジに使用することを推奨する。

W.1 

制御トラック PEP ゾーンのバイト 

ビット

6

4

の設定の意味は,次による。

000

角速度一定方式(

CAV

001

線速度一定方式(

CLV

010

ゾーン化された角速度一定方式(

ZCAV

011

ゾーン化された線速度一定方式(

ZCLV

110

ロジカル

ZCAV

W.2 

制御トラック PEP ゾーンのバイト 

次のビットパターンの意味は,次による。

0000 0000

再生専用カートリッジ(

ROM

0001 0000

不可逆記録を用いる追記形カートリッジ

0001 0001  MO

記録を用いる追記形カートリッジ

0010 0000  MO

記録を用いる書換形カートリッジ

0101 0001  DOW

記録を用いる追記形カートリッジ

0110 0000  DOW

記録を用いる書換形カートリッジ

0011 0000

相変化記録を用いる書換形カートリッジ

1001 0000

追記形カートリッジのパーシャル

ROM

1010 0000  MO

のパーシャル

ROM

1011 0000

相変化のパーシャル

ROM

0110 0000

ダイレクトオーバーライト

1110 0000

部分的にエンボスをもつダイレクトオーバーライト

0001 0011

追記形ダイレクトオーバーライト

最上位ビットが

1

のとき,パーシャル

ROM

を示すことに注意する。

17.3.2.1.4

を参照。


127

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 X

(参考)

基板の垂直複屈折の測定

この附属書は,両面に薄膜が形成されていない基板及び薄膜が形成された基板に適用できる,記録メデ

ィアの垂直複屈折を,簡易かつ非接触で測定する方法について記述する。

この技術は,ある手順を用いて,面内複屈折(

IPB

)及び垂直複屈折(

VB

)の両方の平均値又はバルク

値を算出するものである。測定は,角度可変形分光エリプソメータ(

VASE

)を用いる。この規格の簡易な

測定では波長可変機能は必要としない。射出成形の樹脂ディスクには有効であるが,測定は,基板の主な

光軸がディスクの

r

Φ

z

方向と一致すると仮定する。また,測定は,測定された光学位相差に対して,

MO

薄膜の

MO

だ(楕)円率の影響が基板材料のものより十分小さいと仮定する。

入射角の範囲の直交する偏光間の位相差を測定して,三つの方向(

N

r

N

Φ

N

z

)に対する基板屈折率を

独自に決定する。入射角の範囲は,小角度での機構的制約,及び大角度でのビーム外れで制限するのが望

ましい。角度の推奨範囲は,−

70

°∼+

70

°である。一般に,三つの入射角度での測定が,

VB

を確立す

るために最低限必要となる。

薄膜が形成されたディスクを測定するとき,入射ビームは,ディスク表面及び

MO

層の両方で反射する

図 X.1

参照)

。基板が比較的薄い(

1.2 mm

)ため,両方の反射光が検出器に入射する。不要な表面反射

光を排除するため,薄く(<

0.5 mm

)硬い,細長い小さな遮光板を用いる。遮光板は,入射光の反射する

位置に,記録メディアにほぼ近接するように設置される。この遮光板の位置を調整し,反射点での反射信

号が最大になるようにする。この状態で,表面反射光は遮断され,内面(薄膜面)からの底部反射光だけ

が偏光検出器を通過できる(

図 X.1

参照)

注記

遮光板を入射光源に近づけすぎた場合には,主光束が遮られ,信号が降下する。反射点から遠

ざけすぎた場合には,両方の反射光が遮られ,再び信号が低下する。

透明基板の場合,

VASE

を直線モードに設定し,透過測定することによって可能であり,接触は必要な

い。

主光軸がディスクの円柱座標軸方向に向いている(これはほとんど一般的なケースである)ディスクで

は,入射角の関数としての位相遅延を記録メディアの屈折率(

N

r

N

Φ

N

z

)に関連付ける次の式が成り立

つ。位相遅延データを次に示す非線形解析式にフィッティングさせ,屈折率が決まる。

( )

( )

×

=

Δ

Φ

θ

θ

2

2

z

z

2

2

r

sin

sin

N

N

N

N

d

ここに,

Δ

位相遅延量

d

ディスクの厚さ

複屈折は,次の屈折率間の差となる。

          面内:

ΔN

in

N

r

N

Φ

          垂直:

ΔN

vert

0.5(N

r

N

Φ

)

N

z

無単位の複屈折は,

ΔN

in

又は

ΔN

vert

を基板の厚さ

d

で乗じることによって,長さの単位で表すことがで

きる。この場合,複屈折は,位相遅延量(

nm

)として表される。


128

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

(b)

不要反射光

光ブロック

プローブ光

ディスク

(a)

プローブ光

ディスク

検出器

不要反射光

図 X.1

(a)

−不要反射光の発生  (b)−非接触光ブロック法による不要反射光の除去


129

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

附属書 Y

(参考)

タイプ WO の ODC を使用するためのガイドライン

この附属書では,この規格で規定するタイプ

WO

のカートリッジを使用するときに注意すべき重要なポ

イントを列挙する。

a)

カートリッジを駆動装置に挿入し,

メディアタイプを確認するとき,

PEP

及び/又は

SFP

を読み取り,

適切なホストコマンドを有効及び/又は無効にする。駆動装置がこのカートリッジタイプを利用でき

ない場合は,

適切なエラーメッセージでディスクを拒絶し,

ディスク上で操作ができないようにする。

b)

ディスクを駆動装置に挿入し,ディスクが初期化されているかどうかを確認するとき,

DDS

を読み取

る。ディスクが初期化されている場合は,再初期化はできない。ディスクが初期化されていない場合

は,追記ゾーンへのアクセスはできない。

c)

初期化の完了前に追記ゾーンを消去する。初期化の終了時にだけ

DDS

を記録し,不完全な初期化の検

出を可能にする。

セクタの記録前に,セクタを既に記録したかどうかを決定しなければならない。

2

通りの方法で,この決定を行うことができる。一つ目の方法は,セクタヘッダとデータ記録との

間のフラグフィールドの内容を確認することであり,

記録されている場合は,

セクタは未記録であり,

再度セクタの記録を行わないほうがよい。

二つ目の方法は,データ記録を読み取り,

SWF

フィールドの内容を調査することである。このフィ

ールドが

8/8

バイト,すなわち,

2ID

トラックバイト,

1

セクタバイト及び

5/5(FF)

バイトを含む場合,

セクタは未記録であり,再度セクタの記録を行わないほうがよい。これらの試験は,

DMA

を形成す

るセクタには適用されない。

d) SCSI

消去,

SCSI

配置転換ブロック,

SCSI

更新ブロックなどの記録データを直接的又は間接的に変更

できるコマンドを否認する。

e)

SCSI Write Long

コマンドを否認する。この規格で規定するとおり,常に,

SWF

CRC

及び

ECC

フィ

ールドを用いて,ユーザデータを記録する。


130

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 Z

(参考)

メディアの感度評価のためのレーザパワーの校正方法

Z.1 

試験条件の変化 

24.3.4

で規定するメディアの感度の測定に当たっては,メディアの感度

C

の値が基準駆動装置に許容さ

れる各種条件に影響されるため,メディア評価装置のレーザパワーを注意深く校正する必要がある。磁性

層のレーザスポットプロファイルは,

9.2

で規定する基準駆動装置に許容される光学的条件で変わる。記録

パワー感度の観点からの,基準駆動装置に許容される最良条件及び最悪条件を

表 Z.1

に示す。最悪条件の

温度のピークは,最良条件の温度のピークから

21 %

低くなると見積もられる。そのため,メディアの感度

C

は,注意深く評価する必要がある。

表 Z.1

標準駆動装置に許容される最良条件及び最悪条件

最良条件

最悪条件

波長(λ)

660 nm

670 nm

λ/NA 1.150

μm 1.165

μm

D/W 0.8

0.87

光ヘッドの波面収差 0

λ

2

/330

ディスクのチルト 0

2.8

mrad

ディスクの厚さ変動 0

50

μm

Z.2 

パワーの校正 

評価装置のレーザパワーの校正は,次の手順で行う。正確な校正には,高速フロントパワーモニタを使

用する。

ステップ 1

パワーメータによって高速フロントパワーモニタを校正する(

図 Z.1

校正は,直流パワーメータを用いて,直流レーザ操作で行うことができる。

記録パルスの波形観測には,高速(>

100 MHz

)フロントパワーモニタを用いる。


131

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 Z.1

フロントパワーモニタの校正

ステップ 2

記録パルスの形状を直接観測する(

図 Z.2

集光状態でのパルスパワーは,半導体レーザの戻り光の影響によって,非集光状態でのパルスパワ

ーとは異なる。

実際の測定条件では,パルスパワー,パルス幅及びアシストパワーレベルを注意深く観測する。

 2T

マークの孤立パルス及び

4T

マークの補助パルスが同一波形であり,

4T

マークの二つの記録パル

スの立上がり及び立下がりが補助パルスと同一であるかどうかを確認する。同一でない場合は,

C

及び

E

th

の測定誤差が大きくなる。

図 Z.2

パルス強度及びパルス幅の測定

ステップ 3

適切なフィルタを用いて,記録パルスパワー及びパルス幅を測定する。

MO信号及び

サーボ信号検出器

高速フロントパワーモニタ

(>

100 MHz)

半導体レーザ

オシロスコープ

高速フロントパワーモニタ

(>

100 MHz)

MO信号及び

サーボ信号検出器

_._mW

光パワーメータ

半導体レーザ

オシロスコープ


132

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

カットオフ周波数

80 MHz

で,

(ガウシアン)ローパスフィルタによってリンギングを除去すること

ができる(

図 Z.3a

パルスエネルギーを正確に測定するため,高速フロントパワーモニタを利用できない場合は,平均

パワーレベル測定を推奨する(

図 Z.3b

測定に関する備考

バイアスパワーレベル

バイアスパワーレベル

P

b

の測定における誤りが,

C

の測定値の重大な誤りを招くことになるため,

P

b

の測定は注意深く(±

0.05 mW

の精度で)行う。

ディスクの温度

ディスクの温度は,

25

℃±

1

℃に保つ。評価装置が密閉している場合,内部温度が上昇する場合

がある。

迷光

光ヘッド内の迷光が対物レンズに入射し,迷光のスポットを形成することもある。光ビームスポ

ットにおける温度上昇が小さくても,対物レンズを通した光パワーの測定値は大きい場合がある。

光部品(特に対物レンズ)の汚れ

光がちり(塵)などで吸収される場合,対物レンズを通過後の光パワーは減少する。これはパワ

ーメータで測定することができるため,混乱は生じない。光を散乱させる場合は,対物レンズを通

過した全ての光パワーが,メディアの温度上昇に対して有効なわけではない。定期的に清掃を行う

必要がある。

ビームスポットの大きさ

記録メディアの感度の測定の前に,評価装置のビームプロファイルを光ナイフエッジ法で検査す

るのが望ましい。測定したスポットの直径が,基準駆動装置の最良の直径である

1.08  μm

からかけ

離れていない場合,ディスクの傾斜などの上記の条件を注意深く調整するのが望ましい。


133

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

図 Z.3a

ローパスフィルタによるリンギングの除去

図 Z.3b

平均パワーレベルからのパルスパワー決定

図 Z.3

平均パワーレベルからパルスパワーを正確に決定する方法

P

a

T

p

1 周期

P

w

P

b

ローパスフィルタ

(~100 kHz)

平均パワーレベル

P

b

P

w

(P

a

P

b

1

周期)

/T

p

 + P

b


134

X 6280

:2011 (ISO/IEC 22092:2002)

   

附属書 AA

(参考)

512

バイトセクタ及び 1 024 バイトセクタのエミュレーション

この規格は,セクタエミュレーションの技術を通して,

512

バイト及び

1 024

バイトのインクリメントに

おけるデータの記録を提供する。

512

バイト又は

1 024

バイトのブロックサイズに含まれるユーザデータを,

4 096

バイト物理セクタだけを含むカートリッジに記録することができる。結果として,一定のセクタが部

分的に一杯になることもある。この状態のとき,セクタの残りの部分は,パッドデータが記録される。ユ

ーザデータ及びパッドデータは,

4 096

バイトセクタに適用される

ECC

規則及び

CRC

規則に従って,その

セクタに記録される。

駆動装置は,物理セクタの一部に含まれる既存のユーザデータを書き換える。これを行うために,物理

セクタからデータを読み取りバッファメモリに入れ,ユーザデータを抽出して新しいデータを添付し,こ

の新しいフィールドが前のフィールドに置き換わる。

一つのロジカルトラックの先頭,及びその前のロジカルトラックの最終は,物理的な

4 096

バイトセク

タを共有する。エミュレートセクタサイズを一つだけ単一のカートリッジ上に記録してもよい。

エミュレーションオフセットは,エミュレートセクタ記録が始まる最初のフィジカルトラック内の位置

を表す。これは,エミュレートセクタで測定したオフセットとして規定される。通常の場合,オフセット

0

に設定する。