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X 6271-1991

(1) 

目次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  用語の定義

1

3.

  構造

2

4.

  形状及び寸法

3

4.1

  ケース

3

4.1.1

  ケースの外観及び名称

3

4.1.2

  基準線

3

4.1.3

  ケースの寸法

4

4.1.4

  ケースの質量

4

4.1.5

  位置決め孔

4

4.1.6

  アライメント孔

5

4.1.7

  基準面

5

4.1.8

  挿入スロット及び緩衝部

7

4.1.9

  グリッパスロット

8

4.1.10

  書込み禁止孔

8

4.1.11

  媒体識別孔

9

4.1.12

  ヘッドアクセス窓及びモータアクセス窓

10

4.1.13

  シャッタ

11

4.1.14

  シャッタオープナ用スロット

12

4.1.15

  シャッタセンサノッチ

12

4.1.16

  ユーザラベル領域

13

4.2

  ディスク

14

4.2.1

  ディスクの寸法

14

4.2.2

  クランプ領域

14

4.2.3

  クリアランス領域

14

4.2.4

  ハブ

14

4.2.5

  ディスクの質量

15

4.2.6

  駆動装置に取り付けるときのディスクの位置

15

5.

  材料及び燃焼性

16

5.1

  材料

16

5.2

  燃焼性

16

6.

  ディスクの機械的特性

16

6.1

  慣性モーメント

16

6.2

  動釣合い

16

6.3

  軸方向の振れ

16


X 6271-1991

目次

(2) 

6.4

  軸方向の加速度

16

6.5

  半径方向の振れ

17

6.6

  半径方向の加速度

17

6.7

  チルト

17

6.8

  ハブのクランプ力

17

6.9

  落下耐久性

17

7.

  基板の特性

17

7.1

  屈折率

17

7.2

  厚さ

17

8.

  記録層の特性

17

8.1

  測定条件

17

8.2

  ベースライン反射率

17

8.3

  プリレコード信号

17

8.4

  ユーザ記録データの信号特性

17

8.5

  消去効果

19

9.

  環境及び測定条件

19

9.1

  測定環境

19

9.2

  使用環境

20

9.3

  保存環境

20

9.4

  輸送環境

20

9.5

  記録/再生信号特性の測定条件

20

10.

  フォーマット

22

10.1

  共通事項

22

10.1.1

  バイトの表記法

22

10.1.2

  A 形及び B 形フォーマットの共通事項

23

10.1.3

  フォーマット領域

23

10.1.4

  制御情報トラック

24

10.1.5

  制御情報トラック PEP 領域

24

10.1.6

  制御情報トラック SFP 領域

27

10.2

  A 形フォーマット

31

10.2.1

  トラックの構成

31

10.2.2

  セクタ

32

10.2.3

  欠陥管理

36

10.3

  B 形フォーマット

42

10.3.1

  トラックの構成

42

10.3.2

  データの構成

43

10.3.3

  誤りの検出と訂正

44

10.3.4

  記録変調法

45

10.3.5

  欠陥管理

47

11.

  表示

50


X 6271-1991

目次

(3) 

ページ

附属書 1  記録,再生,消去特性測定用光学系

52

附属書 2  性能指数の測定

54

附属書 3  A 形フォーマットでの ID 領域の CRC

55

附属書 4  A 形フォーマットのデータ領域のインターリーブ,CRC 及び ECC

56

参考 1  関連規格での PEP 及び SFP の予約事項

61

参考 2  代替セクタを使用するときのガイドライン

62

参考 3  略語一覧

63


日本工業規格

JIS

 X

6271

-1991

130mm

書換形光ディスクカートリッジ

130  mm Rewritable optical disk cartridges

for information interchange

1.

適用範囲  この規格は,電子計算機,関連周辺端末機器などの機器及びシステム間での,情報交換に

用いる 130mm 書換形光ディスクカートリッジの構造・寸法,機械的特性・物理的特性,光学的特性及び

記録フォーマットについて規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS G 4303

  ステンレス鋼棒

JIS X 0004

  情報処理用語(データ構成)

JIS X 0008

  情報処理用語(規制,完全性及び安全保護)

JIS X 0010

  情報処理用語(操作技法及び機能)

JIS X 0012

  情報処理用語(データ媒体,記憶装置及び関連装置)

2.

この規格の対応国際規格を,次に示す。

ISO/IEC 10089 :  1991

  Information technology-130mm Rewritable optical disk cartriges for

infor-mation interchange

2.

用語の定義  この規格で用いる主な用語の定義は,JIS X 0004JIS X 0008JIS X 0010 及び JIS X 0012

によるほか,次による。

(1)

光ディスクカートリッジ  光ディスク及びそれを保護するケースからなるデバイス(以下,カートリ

ッジという。

(2)

ケース  シャッタ機構,書込み禁止孔及び媒体識別孔をもつ保護用封入箱。

(3)

光ディスク  光ビームによってデータを記録できる記録層をもつ,平らな回転円盤(以下,ディスク

という。

(4)

基板  光ビームが透過して記録層に入射するディスク構成層(図 参照)。

(5)

ハブ  ディスクの中心に取り付けられた駆動用円盤(図 参照)。

(6)

スピンドル  ディスク駆動装置(以下,駆動装置という。)に内蔵されたディスク駆動軸。

(7)

クランプ領域  駆動装置にディスクを固定するとき,力が加わるディスク上の環状の部分。

(8)

記録層  光ビームによってデータを記録する層(図 参照)。

(9)

ベースライン反射率  ディスクの基板を通してみた記録層の平らな部分の反射率。基板表面の反射率

を除く。

(10)

マーク  磁区,穴,へこみ,膨らみ,その他光学的に検出できる形態をもった記録層の造作。マーク

は,ディスクのデータを表す(

図 参照)。


2

X 6271-1991

(11)

再生パワー  記録層を損傷することなくディスク上のデータを読み取るための入射光パワー。入射面

で規定する。

(12)

記録パワー  マーク形成のための入射光パワー。入射面で規定する。

(13)

狭帯域信号対雑音比 (C/N)   規定の周波数での信号の自乗平均パワーを,規定の帯域の雑音の自乗平

均パワーで除した値。

(14)

トラック  ディスク円周上のデータが記録される 360 度分の経路。

(15)

トラックピッチ  半径方向に隣り合ったトラックの中心線間の距離。

(16)

グループ  トラック位置決め用の溝のうち,入射面に近い方の溝(図 参照)。

(17)

ランド  トラック位置決め用の溝のうち,入射面から遠い方の溝(図 参照)。

(18)

制御情報トラック  ディスクの記録及び再生の条件を与えるトラック。

(19)

ユーザゾーン  ユーザが使用できる領域。この規格では,ディスクの半径 30∼60mm の部分で番号 0

のトラックの領域である。このうち,番号 0,1,2,N−2,N−1 及び のトラックを欠陥管理に

使用する。

(20)

ユーザエリア  ユーザゾーンのうち,ユーザが実際にデータを記録できる領域。この規格では,番号

3

∼  (N−3)  のトラックの領域である。

(21)

欠陥管理  ディスクの欠陥領域の取扱い方法。

(22)

カー回転  光磁気カー効果による記録層からの反射光ビームの偏光面の回転。

(23)

プリレコードマーク  光磁気の技法では記録内容を変更することができないマーク。

(24)

リードソロモン符号  バースト又はバーストと強い相関をもつエラーの訂正に適しているエラー検出

符号及びエラー訂正符号。

(25)

書換形光ディスク  光ビームでデータを書き換えることができる領域をもっている光ディスク。

図 1  グループ及びマーク

3.

構造  カートリッジは,図 に示すような中心部に金属ハブを取り付けたディスクを,図 に示すよ

うなケースに封入したもので,ディスク面はシャッタで覆う構造とする。

ケースには,モータアクセス窓,ヘッドアクセス窓,位置決め孔,媒体識別孔及び書込み禁止孔を設け

る。


3

X 6271-1991

図 2  ディスクの外観

図 3  ケース

4.

形状及び寸法

4.1

ケース

4.1.1

ケースの外観及び名称  ケースの外観及び各部の名称は,図 のとおりとする。ケースの A 面及

び B 面は,外観に関して同一であるので,この規定では,断りがない限り片面について記述する。ただし,

シャッタ及びシャッタオープナ用スロットは,A 面及び B 面で異なる。

4.1.2

基準線  ケースの基準線は,図 に示すように,位置決め孔及びアライメント孔の中心を結ぶ直線

を基準線 X,位置決め孔の中心での基準線 X と直行する直線を基準線 Y とする。


4

X 6271-1991

図 4  外形寸法及び基準線

4.1.3

ケースの寸法  ケースの二辺の長さ  (L

1

L

4

)

,厚さ  (L

8

)

,基準線 X からの位置  (L

2

L

3

)

,基準線

Y

からの位置  (L

5

L

6

)

,ケース角部の半径  (R

1

R

2

R

3

R

4

)

,及び R

1

の半径の中心位置  (L

7

)

は,次のとお

りとする(

図 参照)。

L

1

=153.0±0.4mm

L

2

=127.0±0.3mm

L

3

= 26.0±0.3mm

L

4

=135.0

0

6

.

0

mm

L

5

=128.5

0

5

.

0

mm

L

6

=    6.5±02mm

L

7

=101.0±0.3mm

L

8

= 11.00±0.30mm

R

1

=135.0

0

6

.

0

mm

R

2

=    1.5±0.5mm

R

3

=    3.0±1.0mm

R

4

≦  1.0mm

4.1.4

ケースの質量  ディスクを除いたケースの質量は,150g を超えてはならない。

4.1.5

位置決め孔  位置決め孔の一辺の長さ  (L

9

)

,深さ  (L

10

)

及び孔の縁取り部の半径  (R

5

)

は,次のと

おりとする(

図 参照)。

なお,L

10

はケースの肉厚とし,位置決め孔はケースの反対側のアライメント孔につながる。

L

9

=4.10

0

06

.

0

mm


5

X 6271-1991

L

10

=1.5mm(公称値)

R

5

≦0.5mm

4.1.6

アライメント孔  アライメント孔の基準線 Y からの位置  (L

11

)

アライメント孔の二辺の長さ  (L

12

,

L

13

)

,孔の深さ  (L

10

)

及び孔の縁取り部の半径  (R

5

)

は,次のとおりとする(

図 参照)。

L

11

=122.0±0.2mm

L

12

= 4.10

0

06

.

0

mm

L

13

= 5.0

2

.

0

0

+

mm

L

10

= 1.5mm(公称値)

R

5

≦ 0.5mm

4.1.7

基準面  ケースの基準面 (P) は,四隅に設けられた 4 か所  (S

1

S

2

S

3

S

4

)

を含む平面とする(

図 5

及び

図 参照)。

図 5  基準面 上の S

1

S

2

S

3

及び S

4

 


6

X 6271-1991

図 6  S

3

面の詳細

(1)  S

1

面  S

1

面は,位置決め孔を中心とした円とし,その直径  (D

1

)

の値は,次のとおりとする。

D

1

≧9.0mm

(2)  S

2

面  S

2

面は,アライメント孔を中心とした円とし,その直径  (D

2

)

の値は,次のとおりとする。

D

2

≧9.0mm

(3)  S

3

面  S

3

面は,

図 に示すように,基準線 Y からの距離  (L

14

)

の線と基準線 X からの距離  (L

15

)

の線

との交点を中心とする半円 R

6

,基準線 Y からの距離  (L

16

)

の線と基準線 X からの距離  (L

17

)

の線との

交点を中心とする半円 R

7

,  R

6

及び R

7

それぞれの一端を結ぶ基準線 Y からの距離  (L

5

)

の線と基準線 X

からの距離  (L

7

)

の線との交点を中心とする円弧 R

8

,  R

6

の他一端を結ぶ基準線 Y に平行な基準線 Y か

らの距離  (L

18

)

の線と基準線 X からの距離  (L

19

)

の線との交点を中心とする円 R

9

,及び R

7

の他端と

R

9

が基準線 Y に平行な直線で結ばれる領域からなる。

また,S

3

面の左側に沿って,シャッタの衝撃から S

3

面を保護するために,中心が円 R

9

の中心と同

一とする半径 R

10

の領域をもつ。各々の値は,次のとおりとする。

L

14

= 4.0±0.1mm

L

15

= 86.0±0.3mm

R

6

= 1.5±0.1mm

L

16

= 1.9±0.1mm

L

17

=124.5±0.3mm

R

7

= 1.5±0.1mm

L

5

= 128.5

0

5

.

0

mm

L

7

= 101.0±0.3mm

R

8

= 134.0

2

.

0

7

.

0

+

mm


7

X 6271-1991

L

18

= 2.0±0.1mm

L

19

=115.5±0.3mm

R

9

= 4.5±0.3mm

R

10

≦ 4.1mm

(4)  S4

面  S

4

面は,

図 に示すように S

3

面と対称とする。

4.1.8

挿入スロット及び緩衝部  挿入スロットは,基準面 P からの位置  (L

23

)

に,左右対称に設け,二辺

の長さ  (L

20

L

21

)

,深さ  (L

22

)

及び面取りの大きさ  (L

24

L

25

)

は,次のとおりとする(

図 参照)。

L

23

= 2.5±0.2mm

L

20

= 26.0±0.3mm

L

21

= 6.0

3

.

0

0

+

mm

L

22

= 3.0±0.1mm

L

24

≦ 0.5mm

L

25

≦ 5.0mm

挿入スロット部には,半円形の緩衝部を設け,その位置  (L

26

L

27

)

及び半径  (R

11

)

は,次のとおりとする

図 参照)。

L

26

= 13.0±0.3mm

L

27

= 3.0±0.1mm

R

11

= 3.0±0.2mm

図 7  挿入スロット及び緩衝部


8

X 6271-1991

4.1.9

グリッパスロット  グリッパスロットは,ケース底部からの位置  (L

30

)

に左右対称に設け,その寸

法  (L

28

L

29

)

は,次のとおりとする(

図 参照)。

L

30

=12.0±0.3mm

L

28

= 5.0±0.3mm

L

29

= 6.0±0.3mm

図 8  グリッパスロット

4.1.10

書込み禁止孔  書込み禁止孔は,A 面用及び B 面用それぞれ個別に設ける。A 面用の書込み禁止

孔の中心は,基準線 X 及び基準線 Y からの位置  (L

31

,  L

32

)

にあり,その位置及び大きさ  (D

3

)

は,次のと

おりとする(

図 参照)。

L

31

=    8.0±0.2mm

L

32

=111.0±0.3mm

D

3

≧  4.0mm


9

X 6271-1991

図 9  書込み禁止孔

B

面用の書込み禁止孔の中心は,

A

面用と対称位置である基準線 X 及び基準線 Y からの位置  (L

31

L

34

)

あり,その値は,次のとおりとする。

また,B 面用の書込み禁止孔の大きさは,A 面用と同じとする。

L

31

= 8.0±0.2mm

L

34

=11.0±0.2mm

書込み禁止孔は,閉じた状態のとき,ディスクヘの記録を可能とする。各面の書込み禁止のスイッチは,

それぞれの使用面のケース上に明示するか,使用面から操作できる構造とする。スイッチは,使用面のケ

ース表面から深さ  (L

10

)

及びケース裏面の基準面 P からの深さ  (L

33

)

で閉じなければならない。ここで,

(L

10

)

は,ケースの肉厚とし,L

33

は,次のとおりとする。

L

33

≦0.5mm

4.1.11

媒体識別孔  媒体識別孔は,4 個を一組とした二組を設け,図 及び図 10 で A 面からみて左下の

一組を A 面用とし,他方を B 面用とする。一組の媒体識別孔は,A 面からみて,左側から 1∼4 の連続番

号を付け,孔の貫通の有無によって,

表 に示す媒体機能識別をする。基準線 X から媒体識別孔の中心線

までの位置  (L

35

)

,基準線 Y からの各識別孔中心までの位置  (L

32

,  L

34

,  L

36

L

41

)

,媒体識別孔の直径  (D

4

)

及び媒体識別孔の閉鎖時の孔の深さ  (L

42

)

は,次のとおりとする(

図 10 参照)。

L

35

= 19.5±0.2mm

L

34

= 11.0±0.2mm

L

36

= 17.0±0.2mm

L

37

= 23.0±0.2mm


10

X 6271-1991

D

4

= 4.0

3

.

0

0

+

mm

L

38

= 29.0±0.2mm

L

39

= 93.0±0.3mm

L

40

= 99.0±0.3mm

L

41

= 105.0±0.3mm

L

32

= 111.0±0.3mm

L

42

≦ 0.1mm

表 1  媒体識別孔の機能

孔番号

機能

孔の状態

1

予備

閉鎖

2

記録再生の可否

(片面ディスク用)

貫通は使用不可面を表す。

閉鎖は使用可能面を表す。

3

予備

閉鎖

4

予備

閉鎖

図 10  媒体識別孔

4.1.12

ヘッドアクセス窓及びモータアクセス窓  ヘッドアクセス窓は,基準線 Y からの距離  (L

46

)

の位

置を中心に幅  (L

47

L

48

)

,基準線 X からの距離  (L

49

L

50

)

の位置に設け,四隅の角部に半径  (R

12

)

の丸みの

ある形状とし,その寸法は,次のとおりとする(

図 11 参照)。

L

46

= 61.0±0.2mm


11

X 6271-1991

L

47

≧ 20.0mm

L

48

≧ 20.0mm

L

49

≧118.2mm

L

50

≦ 57.0mm

R

12

≦  3.0mm

モータアクセス窓は,ヘッドアクセス窓の下方に接した基準線 Y からの距離  (L

46

)

の位置にある線と基

準線 X からの距離  (L

51

)

の線との交点を中心とする直径  (D

5

)

の円形とし,その寸法は,次のとおりとす

る(

図 11 参照)。

L

46

=61.0±0.2mm

L

51

=43.0±0.2mm

D

5

≧35.0mm

図 11  ヘッドアクセス窓及びモータアクセス窓

4.1.13

シャッタ  ケースには,任意のラッチ機構をもつ単一方向に開閉するスプリング方式のシャッタを

設けなければならない。ヘッドアクセス窓及びモータアクセス窓は,シャッタが閉じた状態で完全に覆わ

れ,41.5mm 以上のシャツタ移動によって,4.1.12 の規定の最小値が露出しなくてはならない。シャツタは

4.1.3

で規定したケースの厚み  (L

8

)

を超えない範囲で開閉が自由にでき,自力で閉じるのに十分な力のあ

るスプリングをもたなければならない。

また,シャッタを開くのに必要な力は,3N 以下でなければならない。

シャツタの形状は,開く方向の上部に角度  (A

2

)

の傾斜をもち,基準面 P から距離  (L

52

)

まで覆うこと

とし,その寸法は,次のとおりとする(

図 12 参照)。

A

2

≦25°

L

52

≦3.0mm


12

X 6271-1991

図 12  シャッタ

4.1.14

シャッタオープナ用スロット  シャッタオープナ用スロットは,ケース B 面の基準線 Y からの位

置  (L

53

)

,及びケース B 面の基準面 P からの距離  (L

56

L

57

)

の位置に,長さ  (L

54

)

,一辺に傾斜角  (A

3

)

もった深さ  (L

55

)

からなる形状とし,それらの寸法は,次のとおりとする(

図 12 参照)。

L

53

=34.5±0.5mm

L

54

= 4.5±0.1mm

A

3

=52.5±7.5º

L

55

= 3.5±0.1mm

L

56

= 6.0

5

.

0

0

+

mm

L

57

≦ 3.0mm

4.1.15

シャッタセンサノッチ  シャッタセンサノッチは,基準線 Y からの位置  (L

44

)

に幅  (L

45

)

,奥行き

(L

43

)

,角部一辺の傾斜角  (A

1

)

からなる形状とし,その寸法は,次のとおりとする(

図 13 参照)。

L

44

=71.0±0.3mm

L

45

= 9.0

0

0

.

2

mm

L

43

= 3.5±0.2mm

A

1

=45±2°


13

X 6271-1991

図 13  シャッタセンサノッチ(面)

4.1.16

ユーザラベル領域  ユーザラベル領域は,ケース A 面,B 面及び底部に設けるものとし,A 面に

対する位置及び寸法  (L

61

L

64

)

,B 面に対する位置及び寸法  (L

65

L

68

)

,底部に対する位置及び寸法  (L

69

L

72

)

は,次のとおりとする(

図 14 参照)。

A

面:

L

61

≧4.5mm

L

62

L

61

≧65.0mm

L

64

L

63

≧35.0mm

B

面:

L

65

≧4.5mm

L

66

L

65

≧65.0mm

L

67

L

68

≧35.0mm

底部:

L

8

L

71

L

72

≧6.0mm

L

4

L

69

L

70

≧98.0mm

各ユーザラベル領域は,最小 0.2mm のくぼみを設けることとする。


14

X 6271-1991

図 14  ユーザラベル領域

(1)  A

面のユーザラベル領域

(2)

底面のユーザラベル領域

(3)  B

面のユーザラベル領域

4.2

ディスク

4.2.1

ディスクの寸法  ディスクの直径は,公称値 130.0mm とし,4.2.6 を満足する値とする。厚さは,

3.2mm

を超えてはならない。

4.2.2

クランプ領域  クランプ領域は,直径  (D

6

,  D

7

)

で囲まれた円の範囲とし,その寸法は,次のとお

りとする(

図 15 参照)。

D

6

≧35.0mm

D

7

≦27.0mm

4.2.3

クリアランス領域  クリアランス領域は,クランプ領域  (D

6

)

の外径と鏡面領域の内径で囲まれた

領域とする。ディスク基準面から 0.2mm 以上の段差があってはならない。

4.2.4

ハブ

(1)

寸法  ハブの外径  (D

8

)

,中心孔の直径  (D

9

)

,ディスク面からの高さ  (h

1

)

,ディスク面から中心孔

上部までの高さ  (h

2

)

,中心孔の高さ  (h

3

)

,中心孔部の面取り部の高さ  (h

4

)

及び外径部の面とり部の

高さ  (h

5

)

は,次のとおりとする(

図 15 参照)。中心孔は,ディスクを貫通していなければならない。

D

8

= 25.0

0

2

.

0

mm


15

X 6271-1991

D

9

= 4.004

012

.

0

0

+

mm

h

1

= 2.2

0

2

.

0

mm

h

2

≧ 2.0mm

h

3

≧ 0.5mm

h

4

≦ 0.2mm

h

5

= 0.2

2

.

0

0

+

mm

(2)

磁化領域  ハブの直径  (D

10

D

11

)

で囲まれた円の範囲は,5.1 に規定のステンレス鋼で構成することと

し,その範囲,磁性体の厚み  (h

6

)

,ディスク面からの磁性面の位置  (h

7

)

は,次のとおりとする(

15

参照)

D

10

≧19.0mm

D

11

≧ 8.0mm

h

6

≧ 0.5mm

h

7

= 2.2

0

1

.

0

mm

図 15  ハブの寸法

4.2.5

ディスクの質量  ディスクの質量は,120g を超えてはならない。

4.2.6

駆動装置に取り付けるときのディスクの位置

(1)

キャプチャシリンダの位置  駆動装置側にあるキャプチャシリンダの底面は,ディスク A 面を使用す

るために駆動装置に取り付けるとき,

ケース B 面の基準面 P からの距離  (L

58

)

の位置にあり,

さらに,

キャプチャシリンダ上部は,基準面 P からの距離  (L

59

)

の位置になければならない。

また,キャプチャシリンダ上部の直径  (D

12

)

,キャプチャシリンダの中心位置は 4.1.12 に示すケー

スのモータアクセス窓の中心が基準線 Y 及び基準線 X からの距離  (L

46

L

51

)

の位置になくてはならな

い。

それぞれの寸法は,次のとおりとする(

図 16 参照)。

L

58

≧0.5mm


16

X 6271-1991

L

59

≦4.3mm

D

12

≦3.0mm

図 16  キャプチャシリンダ

(2)

ディスク記録層の位置  ディスクの記録層の位置は,ディスクヘの記録再生を行うとき,ケースの基

準面 P からの距離  (L

60

)

は 5.35±0.15mm になければならない。

また,キャプチャシリンダの中心部の偏心  (D

13

)

は,ディスクが回転周波数 30Hz で回転している

とき,0.2mm 以下とし,ディスクに働くトルクは,0.01N・m 以下とする。

5.

材料及び燃焼性

5.1

材料  ディスクの基板は,透明材料を用いる。ケースは,規格を満足するものであれば材料は問わ

ない。ハブの磁化領域の材料は,JIS G 4303 に規定のステンレス鋼棒 SUS 430 又はこれと同等の磁気特性

をもつ材料とする。

5.2

燃焼性  カートリッジは,マッチの炎によって着火してもよいが,静止した二酸化炭素零囲気中で

燃焼し続けてはならない。

6.

ディスクの機械的特性

6.1

慣性モーメント  ディスクの慣性モーメントは,0.22g・m

2

以下とする。

6.2

動釣合い  ディスクの動釣合いは,0.01g・m 以下とする。

6.3

軸方向の振れ  ディスクの軸方向の振れは,回転周波数 30Hz 以内で回転しているとき,0.3mm 以下

とする。

6.4

軸方向の加速度  ディスクの軸方向の加速度は,回転周波数 30±0.3Hz で回転しているとき,30Hz

∼1.5kHz の帯域内で,20m/s

2

以下とする。


17

X 6271-1991

6.5

半径方向の振れ  ディスクの半径方向の振れは,回転周波数 30±0.3Hz で回転しているとき,50

µm

以下とする。

6.6

半径方向の加速度  ディスクの半径方向の加速度は,回転周波数 30±0.3Hz で回転しているとき,

30Hz

∼1.5kHz の帯域内で,6m/s

2

以下とする。

6.7

チルト  ディスクのチルトは,5mrad 以下とする。

6.8

ハブのクランプ力  ハブのクランプ力は,駆動装置のスピンドルの磁力とハブの磁化領域の磁性体

との間の吸引力で表し,14N 以下とする。

6.9

落下耐久性  カートリッジは,760mm の高さから厚さ 2mm のビニル敷きのコンクリート床に落下

したとき,ディスク記録情報が再生不能となるような損傷が生じてはならない。

7.

基板の特性

7.1

屈折率  屈折率  (n)  は,フォーマット領域で,1.46∼1.60 とする。

7.2

厚さ  基板の厚さ  (t)  の標準値は,フォーマット領域で使用する基板の屈折率から次の式によって

算出した値とし,その許容値は,±0.05mm とする。

9

592

.

0

0

265

.

0

1

3

509

.

0

)

mm

(

2

2

2

3

+

+

×

×

n

n

n

n

t

8.

記録層の特性

8.1

測定条件  記録層特性の測定条件は,9.5 による。

8.2

ベースライン反射率

(1)

ベースライン反射率  ベースライン反射率は,グルーブのない未記録部で測定し,10∼34%とする。

測定は,入射面での反射のない状態で行わなければならない。

また,ベースライン反射率の公称値は,10.1.5 及び 10.1.6 の規定に従って制御情報トラックに記録

する。

(2)

ベースライン反射率の一様性  ベースライン反射率の変動は,ディスク内のいかなる点でも 10.1.5 

び 10.1.6 の規定に従って制御情報トラックに記録した公称値に対して±12%とする。

8.3

プリレコード信号  A 形フォーマットのプリレコード信号特性は 10.2.1(2),B 形フォーマットのプ

リレコード信号特性は 10.3.1(4)のとおりとする。

8.4

ユーザ記録データの信号特性

(1)

分解能  分解能は,次の式によって算出したとき 0.4 以上とし,トラック一周では,0.2 以上変化して

はならない。

L

H

I

I

分解能=

ここに,信号 I

L

は,1.4MHz 以下の周波数を 9.5(2)の記録条件で記録し,9.5(6)の再生条件によって

得られる信号振幅(チャンネル 2)とし,I

H

は,3.7±0.1MHz の周波数を 9.5(2)の記録条件で記録し,

9.5(6)

の再生条件によって得られる信号振幅(チャンネル 2)とする(

図 17 及び附属書 参照)。


18

X 6271-1991

図 17  I

L

及び I

H

の定義

(2)

光磁気信号のアンバランス  光磁気信号のアンバランスは,セクタのデータ領域のチャンネル 1 の信

号振幅(和信号)に対するチャンネル 2 の信号振幅(差信号)の比で表し,DC∼50kHz の周波数帯域

及び 9.2 の使用環境条件で測定したとき,0.06 以下とする。この測定は,記録層の磁化方向を交互に

反転させるなどの方法によってカー回転の影響を除き,光学系の位相補償器は,中立位置に置く(

属書 参照)。

(3)

光磁気信号の性能指数  性能指数 は,R・sin

θ

・cos 2

β

で表す。ここで,は反射率,

θ

はカー回転角,

β

は反射ビームのだ(楕)円率とする。性能指数の極性は,9.5(7)の記録磁界方向によって Fe リッチの

Fe-Tb

合金に記録したとき,マークに対して負とする。この場合,カー回転角の方向は,ビームの入

射ビームの方向から見て反時計回りとする。

性能指数の極性は,SFP 領域のバイト 364 に,性能指数の公称値 は,バイト 365 に記録する。性

能指数の公称値 は,次のとおりとする。

0.001 7

<|F|<0.005 2

性能指数の測定は,

附属書 による。性能指数の実測値 F

m

の公称値からの偏差は,±12%とする。

(4)

狭帯域信号対雑音比  チャンネル 2 信号の狭帯域信号対雑音比 (C/N) は,ユーザゾーンのすべてのト

ラックについて,次の条件によって測定したとき,45dB 以上とする(

図 18 参照)。

C/N

は,

附属書 に示すように光学系の位相差が−15∼+15°のときも,45dB 以上でなくてはなら

ない。

キャリア周波数  (f

0

)

3.7

±0.1MHz

スペクトラムアナライザの分解能帯域

30kHz

C/N

20 l0g

10

÷÷

ø

ö

çç

è

æ

雑音レベル

信号レベル

この場合,スペクトラムアナライザの分解能帯域 3kHz で測定し,30kHz 帯域幅相当の値に変換し

てもよい。


19

X 6271-1991

図 18  信号レベルと雑音レベル

(5)

クロストーク  クロストークは,ユーザゾーンの任意の連続した 5 本の未記録トラックの中心トラッ

ク  (n

0

)

に,9.5(2)の記録条件によってデータを記録し,再生したときの  (n

0

−1)  及び  (n

0

+1)  トラッ

クに誘起する信号レベルとし,

  (n

0

−1)  及び  (n

0

+1)  トラックのいずれにおいても,

中心トラック  (n

0

)

との信号レベルの比は,次の条件を満足しなければならない。

1.6

µm トラックピッチ記録の場合:≦−26dB

1.5

µm トラックピッチ記録の場合:≦−23dB

8.5

消去効果  消去効果は,次の手順によって測定したとき,再生信号振幅に対し,−40dB 以下とする。

この場合,C/N は,45dB 以上なければならない。

(1)

任意のトラックのユーザゾーンに,9.5(2)の記録条件によって 3.7±0.1MHz の信号を記録する。

(2)

  9.5(6)

の再生条件によってこの信号を再生し,スペクトラムアナライザ(分解能帯域幅 30kHz)を用い

て再生信号振幅を測定する。

(3)

  9.5(8)

の消去条件によって,(1)を消去する。

(4)

  (1)

及び(3)を 1 000 回繰り返す。

(5)

  (1)

の条件で記録する。

(6)

  (2)

の条件で再生する。このときの再生信号振幅及び雑音レベルから,狭帯域信号帯雑音比 (C/N) を算

出する。

(7)

  (3)

によって消去し,残留信号振幅を測定する。消去効果は,(2)の再生信号振幅に対する残留信号振幅

の比として表す。

9.

環境及び測定条件

9.1

測定環境  測定環境は,規定がない限り,カートリッジの近傍で測定し,表 のとおりとする。

カートリッジは,測定の前に,48 時間以上測定環境下に放置しなければならない。


20

X 6271-1991

表 2  測定環境

項目

規格値

備考

  温度 23±2℃

結露がないこと。

  相対湿度 45∼55%  
  気圧 75∼105kPa

9.2

使用環境  使用環境は,カートリッジの近傍で測定し,表 のとおりとする。カートリッジは,使

用前に 2 時間以上使用環境下に放置しなければならない。カートリッジを駆動装置に着脱するとき,温度

差 20℃のショックに耐えなければならない。

表 3  使用環境

項目

規格値

備考

温度 10∼50℃

結露がないこと。

相対湿度 10∼80%  
最大湿球温度 29℃

気圧 75∼105kPa  
最大温度変化率 10℃/h  
最大相対湿度変化率 10%/h

空気清浄度

粒径 0.5

µm 以上の粒子数が

 3.5

×10

7

個/m

3

以下

最大外部磁界 48

000A/m

9.3

保存環境  保存環境は,表 のとおりとする。

表 4  保存環境

項目

規格値

備考

温度

−10∼+50℃

結露がないこと。

相対湿度 10∼90%  
最大湿球温度 29℃

気圧 75∼105kPa

最大温度変化率 15℃/h  
最大相対湿度変化率 10%/h

空気清浄度

粒径 0.5

µm 以上の粒子数が

 3.5

×10

7

個/m

3

以下

最大外部磁界 48

000A/m

9.4

輸送環境  輸送環境は,表 のとおりとする。ただし,この環境下での輸送は,連続して 14 日間を

超えてはならない。

表 5  輸送環境

項目

規格値

備考

温度

−20∼+55℃

結露がないこと。

相対湿度

5

∼90%

最大湿球温度 29℃

気圧 75∼105kPa  
最大温度変化率 20℃/h  
最大相対湿度変化率 20%/h

空気清浄度

粒径 0.5

µm 以上の粒子数が

 3.5

×10

7

個/m

3

以下

最大外部磁界 48

000A/m

9.5

記録/再生信号特性の測定条件

(1)

光学系  光学系は,次のとおりとする。


21

X 6271-1991

波長(

λ) 825

15

10

-

+

偏光

直線偏光(トラックに平行な方向及び垂直な方向)

波長と対物レンズの開口数  (NA)  の比

NA

λ

=1.56±0.04

µm

レンズの開口  (D)  と

2

1

e

での光ビーム直径  (W)  の比

0

.

1

W

D

波面収差(記録層にて)

180

2

λ

検出方法

附属書 による。

消光比

≦0.01(

附属書 参照)

(2)

記録エネルギー  記録エネルギーは,記録パルス幅とパワーで表し,それぞれは,10.1.6 の制御情報

トラックに記録する条件とする。

(3)

回転周波数  ディスクの回転周波数は,30.0±0.3Hz とする。

(4)

回転方向  ディスクの回転方向は,対物レンズから見て反時計方向とする。

(5)

記録パルス  記録パルスは,図 19 による。信号の記録は,バイアスパワー1.5mW±10%に記録パルス

を重畳して行う。パルスの立ち上がり時間  (T

r

)

及び立ち下がり時間  (T

f

)

は,それぞれパルス幅 T

P

50ns

以上のときは 10ns 以下,50ns 未満のときは 0.2×T

P

以下とする。

図 19  記録パルス

(6)

再生パワー  再生パワーは,次のとおりとする。

PEP

領域

≦0.5mW

SFP

領域

≦PEP 領域のバイト 6(10.1.5)で規定する値

ユーザゾーン

≦SFP 領域のバイト 21(10.1.6)で規定する値

(7)

記録パワー  記録パワーは,(a)又は(b)のいずれかとする。

(a)

一定パルス幅記録  一定パルス幅記録は,SFP 領域のバイト 22∼27(10.1.6 参照)で規定するディ

スク半径 30mm,45mm,60mm 領域での一定パルス幅及び記録パワーによって行う。


22

X 6271-1991

(b)

一定パワー記録  一定パワー記録は,SFP 領域のバイト 31(10.1.6 参照)で規定する一定の記録パ

ワーによって,SFP 領域のバイト 32∼34(10.1.6)で規定するディスク半径 30mm,45mm,60mm 領域

でのパルス幅によって行う。

なお,ディスク半径 30mm,45mm,60mm 領域を外れた領域を測定する場合には,各測定値を直

線補間し,記録パワー及びパルス幅は,公称値の±5%を超えない範囲で測定する。

また,記録パワー  (Pw)  は,次の式を満足しなければならない。

÷

÷
ø

ö

ç

ç
è

æ

+

P

P

W

T

T

mW

P

1

1

75

)

(

ここに,

T

p

:  パルス幅 (ns)

T

p

の値は,10∼70ns とする。もし,T

p

が 70ns を超える場合,記録パワーは,10mW を超えては

ならない。

また,記録に必要な磁界強度は,18 000∼32 000A/m とし,記録磁界は,入射面から記録層へ向か

う方向に記録面に対して垂直に加える。

(8)

消去パワー  消去パワーは,10.1.6 に規定する消去パワーの±10%とする。消去方法は,次のいずれ

かとする。

(8.1)

直流パワー消去  直流パワー消去は,SFP 領域のバイト 45∼47(10.1.6 参照)で規定する条件とす

る。

(8.2)

一定パルス幅消法  一定パルス幅消去は,SFP 領域のバイト 35∼37 又は 38∼40(10.1.6 参照)で規

定する条件とする。

(8.3)

一定パワー消去  一定パワーでの消去は,SFP 領域のバイト 44(10.1.6 参照)で規定する条件とす

る。

なお,直流パワー消去は,10mW 以下とし,パルス消去は,次を満足しなければならない。

(a)

パルス幅 T

P

が 10∼70ns にあるとき,消去パワー  (P

E

)

は,次のとおりとする。

÷

÷
ø

ö

ç

ç
è

æ

+

P

P

E

T

T

mW

P

1

1

75

)

(

ここに,

T

P

:  パルス幅 (ns)

(b)

パルス幅 T

P

が 70ns を超えるとき,消去パワー  (P

E

)

は次のとおりとする。

P

E

 (mW)

≦10

記録信号を消去するのに必要な磁界強度は,18 000∼32 000A/m とし,消去磁界の方向は,記録層

から入射面へと向かう方向に記録面に対して垂直に加える。

10.

フォーマット

10.1

共通事項

10.1.1

バイトの表記法  バイトの表記法は,次のとおりとする。

(1)

情報記録領域の表記  情報記録領域の表記は,8 ビットからなるバイトとし,それぞれ b

0

b

7

まで割

り付け,b

7

を最上位として b

7

から記録する。さらに,各領域の記録は,バイト 0 から始める。この記

録方式は,誤り訂正符号,巡回符号の記録読み出しデータにも適用する。

(2)

数字の表記  数字の表記は,規定がない場合,2 進表記法で表記する。16 進表記は,末尾に h を付け


23

X 6271-1991

て表記する。

(3)

ビットの配置  ビットの配置は,左端が最上位ビットとする。

(4)

負の数の表記  負の数は,2 の補数で表す。

10.1.2

  A

形及び 形フォーマットの共通事項

(1)

トラックの形状  トラックの形状は,内周から始まって外周に連続したスパイラルとし,360 度分を 1

トラックとする。

(2)

ディスクの回転方向  ディスクの回転方向は,対物レンズ側から見て反時計方向とする。

(3)

トラックピッチ  トラックピッチは,次のとおりとする(PEP 領域を除く。)。

A

形フォーマット:1.60±0.10

µm

B

形フォーマット:1.50±0.08

µm

(4)

トラックの識別  トラックの識別は,トラック番号で行う。トラック番号 0 は,半径 30.00±0.10mm

の位置とする。トラック番号 0 より外周側のトラックの番号は,1 回転ごとに 1 ずつ増加する。トラ

ック番号 0 より内周側のトラックの番号は,負数字を割り当て,1 回転ごとに 1 ずつ減少する。

トラック番号−1 は,FFFFh で記述する。

10.1.3

フォーマット領域  フォーマット領域は,半径 29.00∼61.00mm とし,次のとおりに分割する。

鏡面領域 27.00∼29.00mm

制御情報トラック PEP 領域 29.00∼29.50mm

SFP

への遷移領域 29.50∼29.52mm

内周側制御情報トラック SFP 領域 29.52∼29.70mm

内周側製造者用領域 29.70∼30.00mm

    保護用領域

      29.70

∼29.80mm

    製造者試験領域

      29.80

∼29.90mm

    保護用領域

      29.90

∼30.00mm

ユーザゾーン 30.00∼60.00mm

外周側製造者用領域 60.00∼60.15mm

外周側制御情報トラック SFP 領域 60.15∼60.50mm

リードアウト領域 60.50∼61.00mm

鏡面領域は,特に規定しないが,フォーマット領域と同一の記録層をもたなければならない。SEP への

遷移領域は,サーボ情報をもたない PEP 領域からサーボ情報をもつ領域への遷移領域とする。

内周側製造者用領域は,記録情報から離れたところに位置し,媒体製造者が書込み操作を含んだ媒体上

での試験を行うために設ける。この領域内で,番号−1∼−8 の情報は,未規定とする(B 形フォーマット

で,番号−2 のトラックを欠陥管理に使用する場合を除く。

保護用領域は,試験領域を使用して光学系の試験,校正を行うとき,隣接する領域の損傷を防ぐために

設ける。

ユーザゾーンは,トラック番号 0 から始まり,番号 で終わる。

外周側製造者用領域は,95 トラックからなり,最後のユーザトラック(番号 N)の次から始まる(10.1.6

の SFP 領域のバイト 384 及び 385 参照)

。この領域で,番号  (N+1)  ∼  (N+8)  のトラックの情報は,未規

定とする。

外周側制御情報トラック SFP 領域は,番号  (N+96)  から始まり半径 60.5mm までとする(10.1.5 の PEP

領域のバイト 8 及び 9 参照)


24

X 6271-1991

リードアウト領域は,製造のために使われ,記録及び再生のために使ってはならない。

フォーマット領域の半径 29.52∼61.00mm には,サーボ情報及びアドレス情報を記録する。

10.1.4

制御情報トラック  制御情報トラックは,次の三つの領域からなる。

(1)

制御情報トラック PEP 領域

(2)

内周側制御情報トラック SFP 領域

(3)

外周側制御情報トラック SFP 領域

制御情報トラックは,PEP 領域と,内周側及び外周側の SFP 領域で,次に示す二つの異なるフォーマッ

トによって記録する。

(1)

制御情報トラック PEP 領域:低周波数の位相変調記録符号

(2)

内外周の制御情報トラック SFP 領域:ユーザゾーンと同じフォーマット及び変調方式

10.1.5

制御情報トラック PEP 領域  制御情報トラック PEP 領域は,すべてプリレコードマークとし,サ

ーボ情報をもたない。PEP 領域のトラック上のすべてのマークは,半径方向に整列して配列する。

(1)

  PEP

領域の記録  PEP 領域は,トラック 1 周当たり 561∼567PEP ビットセルからなり,ビットセルの

長さは,656±1 チャンネルビットとする。マークは,2 チャンネルビット長とし,2 チャンネルビッ

ト長の間げきを設ける。PEP 領域の情報は,

図 20 に示すように,論理“0”の場合には,ビットセル

の中心でマーク群状態からマーク群なしの状態に反転し,論理丁“1”の場合には,ビットセルの中心

でマーク群なしの状態からマーク群状態に反転する。

図 20  PEP 領域の位相変調例

(2)

  PEP

領域内のトラック密度とマーク形状の関係  PEP 領域内のトラック密度及びマーク形状は,規定

しないが,

図 21 での再生信号振幅の最大値  (I

max

)

と最小値  (I

min

)

の比

min

max

m

m

I

I

,次の式を満足しなけ

ればならない。

2

min

max

m

m

I

I

ただし,0.4×I

0

I

max

とする。

ここに,  I

m

3

連続するマーク内の最大信号振幅

I

m max

ディスク 1 回転中での I

m

の最大値

I

m min

ディスク 1 回転中での I

m

の最小値

I

0  

未記録の鏡面領域での信号レベル(8.3 参照)


25

X 6271-1991

図 21  レーザビームの走査経路と PEP 信号

(3)

  PEP

領域のトラックフォーマット  PEP 領域のトラックフォーマットは,図 22 に示すように,三つ

のセクタからなり,セクタは 177PEP ビットで構成する。各領域の下の数値は,それぞれの領域内の

PEP

ビットの数を示す。

図 22  PEP 領域のトラックフォーマット

セクタ間には,10∼12PEP ビットセル長に相当するギャップを設ける。

(3.1)

セクタフォーマット  セクタフォーマットは,次のとおりとする(図 23 参照)。各領域の下の数値

は,それぞれの領域内の PEP ビットの数を示す。

図 23  PEP 領域のセクタフォーマット

プリアンブル  同期信号

セクタ番号

データ

CRC

16 1  8 144

8

(a)

プリアンブル  プリアンブルは,16 個の PEP ビットからなり,データは“0”とする。

(b)

同期信号  同期信号は,1 個の PEP ビットからなり,データは“1”とする。

(c)

セクタ番号  セクタ番号は,8PEP ビットからなり,セクタ番号を 0∼2 として表記する。

(d)

データ  データは,18 バイトからなり,それぞれのバイトの内容は,次のとおりとする(表 参照)。

バイト 0:

ビット 7:0

(A 形フォーマット)

  1

(B 形ォーマット)

ビット 6∼4:

000

[光ディスクカートリッジの回転制御の種類を規定する(

参考 参照)。]

ビット 3:0

ビット 2∼0: 000[RLL (2, 7)  記録符号マーク位置記録]

100

(4/15 記録符号)

バイト 1:

ビット 7:0 0


26

X 6271-1991

ビット 6∼4: 000(R-S  LDC 最小距離 17 インターリーブ 10)

001

(R-S  LDC 最小距離 17 インターリーブ 5)

100

[R-S  積符号 (48, 44, 5) ×  (14, 12, 3)]

ビット 3:0

ビット 2∼0: 001:

(セクタ当たり 512 ユーザバイト)

010

(セクタ当たり 1 024 ユーザバイト)

バイト 2: ユーザゾーンのトラック当たりのセクタ数を 2 進表記

バイト 3: ベースライン反射率の製造者仕様とし,波長 825nm(公称値)の光源を用いて測定した

ときのベースライン反射率  (R)  の 100 倍値を 10∼34 で表す。

バイト 4: ランド記録又はグルーブ記録の別,プリレコードマークの信号振幅及びその極性

信号振幅の絶対値は,次の式で−50∼−20 の間の値  (n)  として表す。

0

50 I

I

n

P

=

ここに,  I

p

:  低周波数のプリレコードマークの再生信号振幅

I

0

:  未記録の鏡面領域での信号レベル(8.3 参照)

ビット 7:0(ランド記録)

ビット 6∼0:ビット 6 を 1 とし,ビット 5∼0 に n の 2 の補数値を記録

バイト 5: 00h 又は FFh を記録

バイト 6: 回転周波数 30Hz,波長 825nm としたときの SFP 領域での許容最大再生パワー。ミリワ

ット (mW) 単位での値の 20 倍の数値 (0∼40)  を 2 進表記する。

バイト 7: カートリッジの種類とし,

“0010  0000”を記録(

参考 参照)

バイト 8:

外周側制御情報トラック SFP 領域の開始トラック番号 2 バイトのうち,上位バイトを記録

バイト 9:

外周側制御情報トラック SFP 領域の開始トラック番号 2 バイトのうち,下位バイトを記録

バイト 10∼13:FFh を記録

バイト 14∼17:未規定

(e)

  CRC

  CRC バイトは,セクタ番号及びデータ領域に対して次の式によって算出する。

生成多項式:

G (X)  =X

8

X

4

X

3

X

2

+1

剰余多項式:

)

(

mod

)

(

8

143

0

151

144

X

G

X

X

a

X

a

X

R

i

i

i

i

i

i

i

i

÷÷ø

ö

ççè

æ

Σ

+

Σ

=

=

=

=

=

ここに,a

i

は入力データのビット,ā

i

は反転ビット,セクタ番号領域の最上位ビッ

トは a

151

とする。

CRC

バイト C

k

は,次の式によって算出する。

k

k

k

k

C

X

C

X

R

7

0

)

(

=

=

Σ

=

ここで,C

7

は,PEP セクタの CRC バイトの最上位ビットとして記録する。

(3.2)

  PEP

領域内のセクタでのデータ領域のフォーマット  PEP 領域内のセクタでのデータ領域のフォー

マットは,

表 による。


27

X 6271-1991

表 6  PEP 領域内のセクタでのデータ領域のフォーマット

ビツト

バイト

7

6 5 4 3 2 1 0

0

フォーマツト

0 0 0 0

記録符号

1 0

ECC

0

ユーザバイト数

2

トラック 0 でのセクタ数

3

波長 825nm でのベースライン反射率

4 0

プリレコードデータの信号振幅と極性

5 00h

又は FFh

6

回転周波数 30Hz,波長 825nm 光での SFP 領域の許容最大再生パワー

7

0

0 1 0 0 0 0 0

8

外周側 SFP 領域開始トラック番号の上位バイト

9

外周側 SFP 領域開始トラック番号の下位バイト

10

1

1 1 1 1 1 1 1

11

1

1 1 1 1 1 1 1

12

1

1 1 1 1 1 1 1

13

1

1 1 1 1 1 1 1

14

15

16

17

規定しない

10.1.6

制御情報トラック SFP 領域  外周及び内周に設ける制御情報トラック SFP 領域は,標準ユーザデ

ータフォーマットによってプリレコードマークとして記録する(10.2 及び 10.3 参照)

SFP

領域のセクタは,0∼511 の 512 バイトとし,次のとおりとする。

(1)

 PEP

情報と同一情報(18 バイト)

(2)

媒体情報(366 バイト)

(3)

システム情報(64 バイト)

(4)

将来の拡張のための予備(32 バイト)

(5)

未規定(32 バイト)

1

セクタ 1 024 バイトの場合,残りの 512 バイトは,FFh とする。

外周及び内周 SFP 領域には,同じ内容を記録する。

(1)

バイト 017  バイト 0∼17 には,PEP 領域でのセクタ内のデータ領域 18 バイトと同一情報を記録す

る。

(2)

バイト 18383  バイト 18∼359 は,次のように,記録再生特性に関する媒体情報を記録する(表 7

参照)

バイト 18∼27, 31∼34, 44∼47, 360∼383 は,記録条件を記録する。

バイト 35∼40 は,A 形フォーマットでは,任意とし消去条件又は FFh を記録する。B 形フォーマッ

トでは,消去条件を記録する。

バイト 28∼30, 41∼43, 48∼359 の記録は,任意とする。

バイト 18∼359 に記録する値は,8.を満足しなければならない。

なお,各バイトでの記録事項を次に示す。

バイト 18: 波長 L

1

 (825nm)

5

1

となる 165 を記録

バイト 19: 波長 L

1

でのベースライン反射率 R

1

の 100 倍の値を 10∼34 の範囲で記録


28

X 6271-1991

バイト 20: 波長 L

1

での回転周波数 N

1

(単位 Hz)として 30 を記録

バイト 21: ユーザゾーンの許容最大再生パワー(単位 mW)の 20 倍の値を記録(0∼40 の範囲)

バイト 22: ディスク半径 30mm 領域でのパルス幅 1 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位 mW)

の 5 倍の値を記録

バイト 23: ディスク半径 45mm 領域でのパルス幅 1 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位 mW)

の 5 倍の値を記録

バイト 24: ディスク半径 60mm 領域でのパルス幅 1 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位 mW)

の 5 倍の値を記録

バイト 25: ディスク半径 30mm 領域でのパルス幅 0.5 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 26: ディスク半径 45mm 領域でのパルス幅 0.5 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 27: ディスク半径 60mm 領域でのパルス幅 0.5 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 28: ディスク半径 30mm 領域でのパルス幅 0.25 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 29: ディスク半径 45mm 領域でのパルス幅 0.25 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 30: ディスク半径 60mm 領域でのパルス幅 0.25 チャンネルビット長の記録パワーP

w

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 31: 一定記録パワーP

w

(単位 mW)の 5 倍の値を記録

バイト 32: ディスク半径 30mm での一定記録パワーP

w

(バイト 31 で規定)のパルス幅(単位 ns)

を記録

バイト 33: ディスク半径 45mm での一定記録パワーP

w

(バイト 31 で規定)のパルス幅(単位 ns)

を記録

バイト 34: ディスク半径 60mm での一定記録パワーP

w

(バイト 31 で規定)のパルス幅(単位 ns)

を記録

バイト 35: ディスク半径 30mm 領域でのパルス幅 1 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位 mW)

の 5 倍の値を記録

バイト 36: ディスク半径 45mm 領域でのパルス幅 1 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位 mW)

の 5 倍の値を記録

バイト 37: ディスク半径 60mm 領域でのパルス幅 1 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位 mW)

の 5 倍の値を記録

バイト 38: ディスク半径 30mm 領域でのパルス幅 0.5 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 39: ディスク半径 45mm 領域でのパルス幅 0.5 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 40: ディスク半径 60mm 領域でのパルス幅 0.5 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録


29

X 6271-1991

バイト 41: ディスク半径 30mm 領域でのパルス幅 0.25 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 42: ディスク半径 45mm 領域でのパルス幅 0.25 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 43: ディスク半径 60mm 領域でのパルス幅 0.25 チャンネルビット長の消去パワーP

E

(単位

mW

)の 5 倍の値を記録

バイト 44: 消去パワー(単位 mW)の 5 倍の値を記録

バイト 44 が“0”の場合,バイト 45∼47 は,消去パルス幅の代わりに DC 消去パワー

(単位 mW)を記録

バイト 45: ディスク半径 30mm 領域での消去パルス幅(単位 ns)又は DC 消去パワー(単位 mW)

を記録

バイト 46: ディスク半径 45mm 領域での消去パルス幅(単位 ns)又は DC 消去パワー(単位 mW)

を記録

バイト 47: ディスク半径 60mm 領域での消去パルス幅(単位 ns)又は DC 消去パワー(単位 mW)

を記録

バイト 48: 波長 L

1

での回転周波数 N

2

(単位 Hz)として 40 を記録

バイト 49: ユーザゾーンでの許容最大再生パワー(単位 mW)の 20 倍の値を記録

バイト 50∼62: バイト 22∼34 と同じ内容を記録

バイト 63∼75: バイト 35∼47 と同じ内容を記録

バイト 76: 波長 L

1

での回転周波数 N

3

(単位 Hz)を記録

バイト 77: ユーザゾーンでの許容最大再生パワー(単位 mW)の 20 倍の値を記録

バイト 78∼90: バイト 22∼34 と同じ内容を記録

バイト 91∼103: バイト 35∼47 と同じ内容を記録

バイト 104:  波長 L

1

での回転周波数 N

4

(単位 Hz)を記録

バイト 105:  ユーザゾーンでの許容最大再生パワー(単位 mW)の 20 倍の値を記録

バイト 106∼118: バイト 22∼34 と同じ内容を記録

バイト 119∼131: バイト 35∼47 と同じ内容を記録

バイト 132:  波長 L

2

 (780nm)

5

1

となる 156 を記録

バイト 133:  波長 L

2

でのベースライン反射率 R

2

の 100 倍の値を 0∼100 の範囲で記録

バイト 134∼245: L

2

(バイト 132),バイト 20∼131 と同じ内容を記録


30

X 6271-1991

表 7  SFP 領域の媒体情報

備考  (  )  内:バイト番号

バイト 246:  波長 L

3

(単位 mW)の

5

1

の値を記録

バイト 247:  波長 L

3

でのベースライン反射率 R

3

の 100 倍の値を 0∼100 の範囲で記録

バイト 248∼359: バイト 20∼131 と同じ内容を記録

バイト 360∼383: FFh を記録

バイト 364:  信号の極性を規定する。“00”の場合,正極性(カー回転の方向が,時計回り)。“01”

の場合は,負極性。

バイト 365:  性能指数 の値を 10 000 倍で記録

バイト 366∼383: FFh を記録

(3)

バイト 384479  バイト 384∼385 は,システム情報とし,ユーザゾーンの最後のトラック番号 

規定する。使用可能な最大のトラック数は,N+1 とする。

バイト 384:  ユーザゾーンの最後のトラック番号 2 バイトのうち,上位バイト

バイト 385:  ユーザゾーンの最後のトラック番号 2 バイトのうち,下位バイト


31

X 6271-1991

バイト 386∼479: FFh を記録

(4)

バイト 480 以降  バイト 480 以降は,規定しない。

10.2 A

形フォーマット

10.2.1

トラックの構成

(1)

トラッキング方式  A 形フォーマットのトラッキング方式は,複合連続トラッキングサーボ方式に基

づき,ディスク上にあらかじめ形成された二つのグルーブ間の中心に連続的にトラッキングする。

トラックは,

図 23 に示すように,グルーブのない 1 バイトのオフセット検出領域を設け,オフセッ

ト検出領域以外は,連続的なグルーブを構成しなければならない。記録は,グルーブ間のランド上に

行う。

(2)

プリレコード信号特性  プリレコード信号特性は,8.4 及び 9.5 の規定によって測定する。

(2.1)

グルーブ関連信号  グルーブ関連信号は,次の特性を満足しなければならない(図 24 参照)。

(a)

トラッククロス信号  トラッククロス信号は,次の条件を満足しなければならない。

00

.

1

)

(

)

(

70

.

0

2

1

max

2

1

a

I

I

I

I

+

+

ここに,

  (I

1

I

2

)

max

ビームが未記録のトラックを横断するときに二分
割検出器に現れる最大出力

  (I

1

I

2

)

a

グルーブのない領域の未記録部からの信号レベル

(b)

プッシュプル信号  プッシュプル信号  (I

1

-I

2

)

は,次の条件を満足しなければならない。

65

.

0

)

(

40

.

0

2

1

2

1

a

I

I

I

I

ここに,

|I

1

I

2

|

ビームが未記録トラックを横断するときに二分割検出器
に現れる差動信号振幅

図 24  グルーブ構成例(ランド記録)

(c)

トラッククロス信号変調度  トラッククロス信号変調度は,次の条件を満足しなければならない。

60

.

0

)

(

)

(

0.20

2

1

min

2

1

max

2

1

a

I

I

I

I

I

I

トラッククロス信号変調度は,いかなる点でもこの値が 3dB 以上変化してはならない。


32

X 6271-1991

(d)

位相深さ

  グルーブの位相深さ  (PD)  は,次の式で算出し,180 度未満でなければならない。

°

360

λ

d

n

PD=

ここに,

n: 基盤の屈折率

d: グルーブの深さ

λ: 光の波長

(e)

トラック位置

  トラック位置は,  (I

1

I

2

)

が 0 で,  (I

1

I

2

)

が最大値となる位置とする。

(f)

オントラック信号比

  オントラック信号比  (I

0t

/I

0

)

は,次の条件を満たさなければならない。

0

.

1

7

.

0

o

ot

I

I

ここに,  I

0t

:  トラック上でチャンネル 1(

附属書 1

参照)に現れる信号振

I

0

:  鏡面部でチャンネル 1 に現れる信号振幅

(2.2)

セクタマーク信号

  セクタマーク信号は,次の条件を満足しなければならない。

0.50

|

|

o

sm

I

I

ここに,  I

sm

:  セクタマークからの再生信号振幅

(2.3)

VFO

信号

  VFO 信号は,次の条件を満足しなければならない。

0.25

|

|

o

vfo

I

I

ここに,  I

vf0

: VFO 領域からの再生信号振幅

さらに,各々のセクタで,次の条件を満足しなければならない。

5

.

0

max

p

vfo

I

I

ここに,  I

pmax

: セクタのプリレコードされたアドレス部でのセクタマークを

除いた部分からの再生信号の最大値

(2.4)

アドレスマーク,ID 領域及びポストアンブルの信号

  アドレスマーク,ID 領域及びポストアンブ

ルの信号  (I

p

)

は,マークが 1.4MHz 以下の周波数で次の条件を満足しなければならない。

40

.

0

00

.

1

o

p

I

I

さらに,任意の 1 トラック上で,次の条件を満足しなければならない。

20

.

0

min

max

o

p

p

I

I

I

(2.5)

再生信号の名称

  再生信号の名称は,

図 25

のとおりとする。

10.2.2

セクタ

  セクタは,ユーザバイトの大きさによって 1 024 バイトセクタ,512 バイトセクタの 2 種

類[

(11)

参照]とするが,同一ディスク内でそれらが混在してはならない。1 024 バイトセクタの場合,ト

ラック当たり 0∼16 の番号を付けた 17 個のセクタとし,512 バイトセクタの場合,トラック当たり 0∼30

の番号を付けた 31 個のセクタとする。いずれのセクタを使用するかは,制御情報トラック PEP 及び制御

情報トラック SFP のバイト 1 で規定する。二つのセクタのフォーマットは,

図 26

及び

図 27

のとおりとす

る。これらのフォーマットでプリレコードされた 52 バイトのアドレス部は,同一とする。


33

X 6271-1991

図 25  各種再生信号の名称

図 26  1024 ユーザバイトのセクタフォーマット


34

X 6271-1991

図 27  512 ユーザバイトのセクタフォーマット

(1)

セクタマーク (SM) 

  セクタマークは,

図 28

に示すようにデータ 5 バイトに相当する長さをもち,

70

チャンネルビットの長マークパターン部と 10 チャンネルビットのパターン部とからなる。

図 28

の T は,1 チャンネルビット長に相当し,マークからの信号振幅は,未記録部からの信号振幅

より小さい。長マークパターンの部の後に 00X0010010 のビットパターンが続き,X は規定しない。

図 28  負極性の場合のセクタマークの再生信号

(2)

VFO

領域 (VFO

1

VFO

2

VFO

3

VFO

領域は,プリレコードされたアドレス部に VFO

1

,二つの

VFO

2

及びデータ領域に VFO

3

を設ける。それぞれのチャンネルビットパターン及び長さは,次のとお

りとする。

VFO

1

:192 チャンネルビット(12 バイト) =01001001001…010010

VFO

2

:128 チャンネルビット(8 バイト)  =10010010010…010010

VFO

2

:128 チャンネルビット(8 バイト)  =00010010010…010010

VFO

3

:192 チャンネルビット(12 バイト) =01001001001…010010


35

X 6271-1991

備考

 VFO

2

については

10.2.3

参照

(3)

アドレスマーク (AM) 

  アドレスマーク(1 バイト)は,次に示す 16 ビットのチャンネルビットパ

ターンとする。

0100

  1000  0000  0100

(4)

ID

領域 (ID

1

ID

2

ID

3

)

  ID 領域は,次の 5 バイトで構成する。

第 1 バイト: トラック番号の上位バイト(以下,MSB という。

第 2 バイト: トラック番号の下位バイト(以下,LSB という。

第 3 バイト: ビット 7 及び 6 ID 番号

00

は ID

1

01

は ID

2

10

は ID

3

ビット 5 0

ビット 4∼0

セクター番号(2 進表記)

第 4 及び第 5 バイト: 最初の 3 バイトから算出する 16 ビットの CRC データ(

附属書 3

参照)

(5)

ポストアンブル (PA) 

  ポストアンブルは,16 チャンネルビット(1 バイト)相当分の長さの領域と

し,ID

3

データが RLL (2, 7)  符号[

(13)

参照]によってチャンネルビットに変換されたとき,ID

3

領域

からあふれたチャンネルビットを記録する。

(6)

オフセット検出領域 (ODF) 

  オフセット検出領域は,16 チャンネルビット長(1 バイト)とし,グ

ルーブ及びいかなる情報もあってはならない。

(7)

ギャップ (Gap) 

  ギャップは,48 チャンネルビット長(3 バイト)の未記録領域とする。

(8)

フラッグ (Flag) 

  フラッグは,内容を規定しない。

(9)

ALPC

  ALPC は,32 チャンネルビット長(2 バイト)の未記録部とし,レーザ出力の検査に用いる。

(10)

同期バイト (Sync) 

  同期バイトは,次の 48 チャンネルビット長(3 バイト)パターンとする。

0100

  0010  0100  0010  0010  0010  0100  0100  1000  0010  0100  1000

(11)

データ領域

  データ領域は,次のとおりとし,バイト配列は

附属書 4

による。

(11.1)

ユーザバイト構成

  データ領域のユーザバイト構成は,

1 024

バイト又は 512 バイトのセクタフォー

マットのいずれかとし,それぞれのデータ領域の構成は,次のとおりとする。

(a)

1 024

バイトセクタの場合

ユーザバイト

: 1 024 バイト

CRC

,ECC 及び再同期バイト

:    223 バイト

制御用バイト

:      12 バイト

(b)

512

バイトセクタの場合

ユーザバイト

:512 バイト

CRC

,ECC 及び再同期バイト

:124 バイト

制御用バイト

: 12 バイト

FFh

:    2 バイト

(11.2)

CRC

及び ECC

  CRC 及び ECC は,

附属書 4

に規定する方法で算出する。

(11.3)

制御用バイト

  制御用バイトは,12 バイト長の FFh 又は

附属書 4

で規定する内容とする。

(11.4)

512

バイトセクタの最終バイト

  512 バイトセクタの最終バイトは,2 バイトの FFh とする。

(11.5)

再同期バイト (Resync) 

  再同期バイトは,

附属書 4

に規定するように次の 16 チャンネルビット長


36

X 6271-1991

(1 バイト)のパターンをデータ領域中のバイト間に挿入する。

0010

  0000  0010  0100

(12)

バッファ (Buffer) 

  バッファは,1 024 バイトセクタの場合公称値で 320 チャンネルビット長(20 バ

イト,

図 26

参照)

,512 バイトセクタの場合公称値で 240 チャンネルビット長(15 バイト,

図 27

参照)

とする。

(13)

記録符号

  再同期バイトを除く三つの ID 領域及びデータ領域のデータビットは,ディスク上に

表 8

に従ってチャンネルビットに変換して記録する。各“1”のチャンネルビットは,マークに対応する。

表 8  データビットとチャンネルビットの変換表

データビット

チャンネルビット

    10

0100

   010

100100

  0010

00100100

11

1000

 011

001000

  0011

00001000

 000

000100

データが VFO

2

に続いたとき,VFO

2

は,ビットパターン 010 で始まるとみなしてチャンネルビット

に変換する。

データが再同期バイトに続いたとき,再同期バイトは,ビットパターン 011 で始まるとみなしてチ

ャンネルビットに変換する。

再同期バイトの後の RLL (2, 7)  符号は,次の入力データの最初のビットから新たに始める。

10.2.3

欠陥管理

(1)

欠陥管理方式

  欠陥管理方式は,次によって,欠陥が生じたセクタを正常なセクタに代替する(

参考

2

参照)

ディスクの各面は,ユーザが使用する前に初期化しなければならない。初期化時の媒体の欠陥箇所

の検証の実施は,任意とする。

媒体の欠陥箇所の検証によって発見した欠陥セクタは,セクタスリップ方式によって処理し,初期

化後に判明した欠陥セクタは,線形置換方式によって処理する。

ディスクの片面で代替できる最大欠陥セクタ数は,2 048 とする。

ディスクの各面のユーザゾーンには,ユーザゾーンの始めと終わりに,それぞれ二つの欠陥管理領

域 (DMA) を設ける。各欠陥管理領域には,ディスク構造情報,1 次欠陥管理表 (PDL) 及び 2 次欠陥

管理表 (SDL) をディスク欠陥構造表 (DDS) に記録する。

(2)

初期化

  媒体の初期化は,ユーザエリアをデータセクタ及び予備セクタに分割し,ユーザゾーンの始

めと終わりに,それぞれ二つの欠陥管理領域を設ける。

予備セクタは,欠陥セクタの代替に用いる。

(a)

欠陥箇所を検証する初期化

  媒体の検証は,トラック番号 3∼  (N−3)  のすべてのセクタを消去,

記録及び再生の各々について行う。ここに,は,ユーザゾーンの最終トラック番号とする。

ここで発見された欠陥セクタのアドレスは,1 次欠陥管理表にセクタアドレスの上昇順に並び換

えて記録する。

媒体の検証した結果,トラック番号 3∼  (N−3)  の正常なセクタは,同じサイズの 個のグルー

プに分割する。各グループは,個のデータセクタ及び 個の予備セクタからなる。g,  n,及び m


37

X 6271-1991

の値は,次の条件を満足する範囲でユーザによって決める。

g≦2 048

1 024

バイトセクタ:g×  (mn)  ≦17×  (N−5)  −2 048

512

バイトセクタ:g×  (mn)  ≦31×  (N−5)  −2 048

欠陥セクタは,欠陥セクタに続く最初の正常なセクタと代替する。

グループに含まれない残余のあるセクタは,最後のグループの後に置く。g,  及び の値は,

ディスク構造管理表に記録する。1 次欠陥管理表及び 2 次欠陥管理表は,

(4.2)

及び

(4.3)

によって記

録する。

(b)

媒体の検証を伴わない初期化

  媒体の検証を伴わない初期化では,トラック番号 3∼  (N−3)  のセ

クタは,同一サイズの 個のグループに分割する。ここに,は,ユーザゾーンの最終トラック番

号とする。各グループは,個のデータセクタ及び 個の予備セクタからなる。g,  n,及び の値

は,次の条件を満足する範囲でユーザによって決める。

g≦2 048

1 024

バイトセクタ:g×  (mn)  ≦17×  (N−5)  −2 048

512

バイトセクタ:g×  (mn)  ≦31×  (N−5)  −2 048

欠陥セクタは,欠陥セクタに続く最初の正常なセクタと代替する。

グループに含まれない残余のあるセクタは,最後のグループの後に置く。gn,及び の値は,

ディスク構造管理表に記録する。もし,空の 1 次欠陥管理表が記録された場合,ディスク構造管理

表のバイト 3 は,01

h

とし,1 次欠陥管理表が“ない”と記録された場合,ディスク構造管理表のバ

イト 3 は,02

h

とする。

また,空の 2 次欠陥管理表は,必ず記録する。

(3)

記録方法

  記録方法は,次のとおりとする。

セクタにユーザデータを記録するとき,1 次欠陥管理表に記録されているすべての欠陥セクタは,

飛び越さなければならない。

セクタに欠陥がある場合,そのグループ内で使用可能な最初の予備セクタに記録し直す。

もし,グループ内に使用可能な予備セクタがない場合には,欠陥セクタを最も近くにあるグループ

内の使用可能な予備セクタに書き直す。

また,代替セクタに欠陥があった場合には,その次の使用可能な予備セクタに書き直す。

欠陥セクタ及び代替セクタのアドレスは,2 次欠陥管理表に記録する。1 次欠陥管理表及び 2 次欠陥

管理表に示す欠陥セクタの総数は,2 048 を超えてはならない。

(4)

ユーザゾーンの配列

  ユーザゾーンの配列は,次のとおりとする。ユーザゾーンは,番号 0,1,2,N

−2,N−1 及び のトラックに,四つの欠陥管理領域 (DMA) をもつ。ユーザエリアは,トラック 3

∼  (N−3)  にある。

ここで,は,ユーザゾーンの最後のトラック番号を示す。ユーザエリアの分割は,

(2)

に規定する。

各欠陥管理領域の長さは,1 024 バイトセクタの場合,25 セクタ,512 バイトセクタの場合,46 セ

クタとする。各欠陥管理領域の最初のセクタのアドレスは,

表 9

のとおりとする。


38

X 6271-1991

表 9  欠陥管理領域の最初のセクタのアドレス

 1

024

バイトセクタ 512 バイトセクタ

トラック番号

セクタ番号

トラック番号

セクタ番号

DMA

1

0 0 0  0

DMA

2

1 8 1 15

DMA

3

N−2 0 N−2

0

DMA

4

N−1 8 N−1 15

番号 2 及び のトラックの最後のセクタは,使用しない。

各欠陥管理領域は,ディスク構造管理表及び 2 次欠陥管理表を含まなければならない。

また,1 次欠陥管理表を含むことができる。四つの 1 次欠陥管理表及び欠陥管理表は,それぞれ同

一とする。

媒体初期化後の各欠陥管理領域は,次のとおりとする。

最初のセクタは,ディスク構造管理表とし,2 番目のセクタは,1 次欠陥管理表が存在する場合,1

次欠陥管理表の最初のセクタとする。1 次欠陥管理表の長さは,その中に登録された数によって表す。

2

次欠陥管理表は,1 次欠陥管理表の最後のセクタに続き,1 次欠陥管理表がない場合は,2 番目のセ

クタから始まる。2 次欠陥管理表の長さは,その中に登録された数による。欠陥管理領域の 2 次欠陥

管理表以後の記録内容は,規定しない。

図 29  1 024 セクタでの DDS のセクタ配置

図 30  512 セクタでの DDS のセクタ配置

(4.1)

ディスク構造管理表 (DDS) 

  ディスク構造管理表は,欠陥管理領域の最初のセクタに設ける。デ


39

X 6271-1991

ィスク構造管理表に記録する内容を

表 10

に,記録位置を

図 31

に示す。

表 10  ディスク構造管理表のバイト配列

バイト

内容

0 0Ah

(DDS の識別子の MSB)

1 0Ah

(DDS の識別子の LSB)

2 00h

3 01h

:1 次欠陥管理表の存在を示す。

 02h

:1 次欠陥管理表を使用しないことを示す。

4

グループの数  (g)  の MSB

5

グループの数  (g)  の LSB (g≦2 048)

6

グループ当たりのユーザデータセクタの数  (n)  の MSB

7

グループ当たりのユーザデータセクタの数  (n)

8

グループ当たりのユーザデータセクタの数  (n)

9

グループ当たりのユーザデータセクタの数  (n)  の LSB

10

グループ当たりの 1 次予備セクタの数  (m)  の MSB

11

グループ当たりの 1 次予備セクタの数  (m)

12

グループ当たりの 1 次予備セクタの数  (m)

13

グループ当たりの 1 次予備セクタの数  (m)  の LSB

14 1

次欠陥管理表の開始トラック番号の MSB

15 1

次欠陥管理表の開始トラック番号

16 1

次欠陥管理表の開始トラック番号の LSB

17 1

次欠陥管理表の開始セクタ番号

18 2

次欠陥管理表の開始トラック番号の MSB

19 2

次欠陥管理表の開始トラック番号

20 2

次欠陥管理表の開始トラック番号の LSB

21 2

次欠陥管理表の開始セクタ番号

このセクタ中の残余のバイトは,00h に設定する。

バイト 3 を 02h に設定する場合,バイト 14∼17 は,FFh とする。


40

X 6271-1991

図 31  ディスク構造管理表の位置

装置制御部からだけアクセス可能な領域

ホストコンピュータからアクセス可能な領域

半径

mm

トラック

番号

領域名

トラック内配列

(17 又は 31 セクタ)

27.00

鏡面領域

29.00

 PEP

領域

PEP PEP  PEP

29.50

遷移領域

29.52

 SFP

領域 SFP1

SFP2

SFP3

… SFP17 又は 31

29.70

−0008

−0001

製造者用

領        域

30.00

  0000

DMA

0002

  0003

N

−3

N

−2

ユーザエリア

60.00

N

ユーザ

ゾーン

DMA

N

+1

N

+8

製造者用

領        域

60.15

 SFP

領域 SFP1

SFP2

SFP3

… SFP17 又は 31

60.50

リードアウト領域

61.00

(4.2)

1

次欠陥管理表 (PDL)

  1 次欠陥管理表は,次のとおりとする。

1

次欠陥管理表の識別子

1

次欠陥管理表の長さ

昇べき(冪)の順での欠陥セクタアドレス

表 11

に 1 次欠陥管理表のバイト配列を示す。1 次欠陥管理表の最後のセクタの残余のバイトは,

FFh

とする。欠陥セクタがない場合,最初の欠陥セクタアドレスは FFh とし,長さを示すバイトは

00h

に設定する。


41

X 6271-1991

表 11  次欠陥管理表のバイト配列

バイト

内容

0 00h

1 01h

:欠陥管理表の識別子

2

登録数の MSB(各欠陥セクタアドレスは 4 バイト長)

3

登録数の LSB

4

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

5

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号)

6

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

7

最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

n−3

番目の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

n−2

番目の欠陥セクタのアドレス(トラック番号)

n−1

番目の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

n

番目の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

(4.3)

2

次欠陥管理表 (SDL)

  2 次欠陥管理表は,媒体初期化後に欠陥となったセクタ及び代替セクタの

アドレスを記録する。各内容は,8 バイトで構成し,最初の 4 バイトは欠陥セクタのアドレス,後

の 4 バイトは代替セクタのアドレスとする。

2

次欠陥管理表は,2 次欠陥管理表の識別子,2 次欠陥管理表の長さ,欠陥セクタの番地及びその

代替セクタの番地の表からなる。欠陥セクタの番地は,昇べきの順とする。

表 12

に 2 次欠陥管理表

のバイト配列を示す。2 次欠陥管理表の最終セクタの残余のバイトは,FFh とする。欠陥がない場

合には,2 次欠陥管理表はバイト 0∼8 だけとし,バイト 8 及び 9 は 00h とする(

表 12

参照)

表 12  次欠陥管理表のバイト配列

バイト

内容

0 00h

1 02h

:欠陥管理表の識別子

2 00h

3 01h

4

管理表の長さ[バイト 6∼  (x−1)]の MSB

5

管理表の長さの LSB

6 02h

:2 次欠陥管理表の識別子

7 01h

:最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

8

サブリスト長[バイト 10∼  (x−1)]の MSB

9

サブリスト長の LSB

10

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

11

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号)

12

最初の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

13

最初の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号)

14

最初の代替セクタのアドレス(トラック番号の MSB)

15

最初の代替セクタのアドレス(トラック番号)

16

最初の代替セクタのアドレス(トラック番号の LSB)

17

最初の代替セクタのアドレス(セクタ番号)

X−8  最後の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の MSB) 
X−7  最後の欠陥セクタのアドレス(トラック番号)


42

X 6271-1991

バイト

内容

X−6  最後の欠陥セクタのアドレス(トラック番号の LSB) 
X−5  最後の欠陥セクタのアドレス(セクタ番号) 
X−4  最後の代替セクタのアドレス(トラック番号の MSB) 
X−3  最後の代替セクタのアドレス(トラック番号) 
X−2  最後の代替セクタのアドレス(トラック番号の LSB) 
X−1  最後の代替セクタのアドレス(セクタ番号)

10.3

B

形フォーマット

10.3.1

トラックの構成

(1)

トラッキング方式

  トラッキング方式は,サンプル・サーボ方式とする。

(2)

サーボの領域

  サーボ領域は,15 チャンネルビットの長さをもつ二つのグループから構成し,

10.3.2(2)

に示すヘッダ部に含まれる(

図 32

参照)

(3)

各種のサーボ信号

(a)

クロック信号

  クロック信号は,第 2 サーボグループのチャンネルビット位置 12 に配置したマーク

の繰返しから生成する(

図 32

参照)

(b)

フォーカスエラー信号

  フォーカスエラー信号は,サーボ領域内のユニークディスタンス部分のサ

ンプリングモード又は連続モードのいずれかで生成する(

図 32

参照)

(c)

トラッキングエラー信号

  トラッキングエラー信号は,

図 32

に示すように,サーボ領域のトラック

中心を挟んで相対する二つのウォブルマークの信号振幅差から生成する。

このウォブルマークの位置は,第 1 サーボグループのチャンネルビット位置 3(又は位置 4)及び

位置 8 とする。

図 32  サーボ領域の構成

(d)

高速シーク用の情報

  高速シーク用の情報は,第 1 サーボグループの最初のウォブルマークの位置

によって生成する。この第 1 ウォブルマークの位置は,16 トラックごとに位置 3 から位置 4 へ,又

は位置 4 から位置 3 へと変化する。

トラック番号を K+16 (N−1)  で表すとき,が負を含む奇数になるトラックでは,第 1 ウォブル

マークをチャンネルビット位置 3 に置き,負を含む偶数になるトラックでは,位置 4 に置く。ここ

で,は 1∼16 の任意の整数とする(

図 32

参照)


43

X 6271-1991

(4)

プリレコード信号特性

(a)

標準光学系

  標準光学系の測定条件は,

9.5

による。

(b)

プリレコード信号の振幅

  プリレコード(ウォブルマークを除く。

)信号の振幅は,トラック中心を

トラッキングしているときは,負の値とし,その絶対値は,I

0

の 0.4 倍以上でなければならない。

トラック一周でのこの値の偏差は,I

0

の 0.2 倍以内でなければならない。ここで I

0

は,未記録の鏡

面領域の信号レベルとする(

8.4

参照)

(c)

プリレコード信号振幅の半値幅

  プリレコード信号振幅の半値幅は,ディスクの回転周波数が 30Hz

で繰返し周波数が 1.4MHz 以下のとき,チャンネルビット長の 2.3 倍以下とする。

(d)

ウォブルマークの平均信号振幅

  第 1 ウォブルマーク(チャンネルビット位置 3 又は 4)及び第 2

ウォブルマーク(位置 8)の平均信号振幅は,負の値とし,その絶対値は,次のとおりとする。

第 1(又は第 2)ウォブルマークだけを結んだ線に沿ってトラッキングしているとき,平均信号振

幅は,I

0

の 0.4 倍以上とし,トラック一周での偏差は,I

0

の 0.2 倍以内でなければならない。

トラック中心に沿ってトラッキングしているとき,第 1 ウォブルマーク及び第 2 ウォブルマーク

の信号の平均値並びにそれぞれの値の差は,平均値の 5%以内とする。

トラック中心から 0.10

µm オフセットしてトラッキングしているとき,第 1 ウォブルマーク及び

第 2 ウォブルマークの平均信号振幅の差は,I

0

の (0.15±0.05)  倍でなければならない。

(e)

ウォブルマークの位置

  ウォブルマークは,トラック中心からおおよそトラックピッチの

4

1

外して

配置する。第 1 ウォブルマーク(位置 3 又は位置 4)は,ディスクの中心方向,第 2 ウォブルマー

ク(位置 8)は,径の外周方向とする(

図 32

参照)

(f)

プリレコードマークの位置精度

  プリレコードマークの位置精度は,クロックマークの公称位置に

対して 0.1 チャンネルビット長以内でなければならない。

(g)

クロックマークのジッタ

  クロックマークのジッタは,次を満足しなければならない。

トラックとトラックの間

    ≦

4

1

チャンネルビット

トラック内での高周波数領域     ≦

30

1

チャンネルビット

トラック内での低周波数領域     ≦

4

1

チャンネルビット

10.3.2

データの構成

(1)

トラックの形式

  トラック一周は,32 セクタとし,セクタ 0 をトラックの始点,セクタ 31 をトラッ

クの終点とする。

(2)

セクタの形式

(a)

セクタの構成

  セクタの構成は,18 バイトからなる 43 セグメントとする。各セグメントは,最初

の 2 バイトをサーボ領域とし,それに続く 16 バイトをデータ領域とする。第 1 セグメントのデータ

領域は,16 バイトからなるセクタヘッダとする。残りの 42 セグメントの中は,1 個のデータ領域(42

×16=672 バイト)を構成する。

(b)

セクタヘッダ

  セクタヘッダは,次に示すプリレコード情報を 4/15 変調符号方式によって記録する。

ただし,バイト 7∼15 は,プリレコード情報領域としない。

バイト 0

同期マーク

:4/15 変調での M1F パターン

(チャンネルビットパターン M1F は

表 16

参照)

バイト 1

セクタ番号

:数値は 0∼31

バイト 2,3

トラック番号 :MSB,LSB

バイト 4,5

トラック番号 :1 の補数で表す LSB,MSB


44

X 6271-1991

バイト 6

トラック番号 :1 の補数で表す LSB

バイト 7∼12

空白

バイト 13∼15 ALPC

(c)

データ領域

  データ領域(

図 33

参照)は,次の二つからなる。

ユーザデータと欠陥管理ポインタ (DMP)

 524

バイト(バイト番号は 0∼523)

誤り検出/訂正データ 148 バイト

DMP

は,

10.3.5(4)

に示す欠陥管理トラック (DMT) の規定に従い 1∼12 バイトのいずれかとする。

図 33  セクタ構成の例(DMP が 12 バイトの場合)

10.3.3

誤りの検出と訂正

(1)

誤り訂正符号の付加

  誤り訂正符号は,次の方法によってユーザデータに付加する。一つのデータ領

域は,48 列(垂直符号語)と 14 行(水平符号語)の 2 次元行列によって構成する。そのうち 44 列×

12

行はユーザデータ領域,残りを誤りの検出/訂正符号領域とする(

図 33

参照)

データ領域の 1 行は,4 バイトパリティを含む 48 バイトのリードソロモン符号語とする。この 4 バ

イトの行パリティバイト (H

3

, H

2

, H

1

, H

0

)

は,各行の一番右(パリティチェックシンボル領域)に置く。

水平符号語の生成多項式は,次のとおりとする。

)

(

)

(

3

0

i

i

i

a

X

X

G

+

Π

=

=

ここに,

α:  原始多項式 G

P

 (X)

X

8

X

4

X

3

X

2

+1 によって生成するガロ

ア体の要素

情報多項式を生成多項式で除した剰余多項式を行のパリティバイトとする。

情報多項式の最高次シンボルを行の左端の列に置き,最低次シンボルはパリティチェックシンボル

領域に一番近い列に置く。情報多項式は,

α

0

α

3

を含まない。剰余多項式の最高次シンボルは,パリ

ティチェックシンボル領域の左端の列に,0 次シンボルは右端の列に置く。

データ領域の 1 列は,2 バイトパリティを含む 14 バイトのリードソロモン符号語とする。この 2 バ

イトの列パリティバイト  (V

1

V

0

)

は各列の一番下(パリティチェックシンボル領域)に置く。垂直符

号語の生成多項式は,  (X

α

0

)

・  (X

α

1

)

とし,

αは水平符号語と同じとする。

情報多項式を,生成多項式で除した剰余多項式を列のパリティバイトとする。情報多項式の最高次

シンボルは一番上の行に置き,最低次シンボルは,パリティチェックシンボル領域に一番近い行に置

く。情報多項式には,

α

0

及び

α

1

を含まない。剰余多項式の最高次シンボルは,パリティチェックシン

ボル領域の一番上の行に,0 次シンボルは一番下の行に置く。


45

X 6271-1991

ユーザデータは,行列の左上隅から始まり,順次に左から右へ,上から下へと配置し,44 列×12

行の 2 次元行列を形成する。

一つのデータ領域の内容は,水平符号語シンボルの順番(番号が増加する方向)で一つのセクタに

記録する。

(2)

巡回符号 (CRC) 

  巡回符号は,ユーザゾーンの最後の 4 バイトに割り付ける。この巡回符号は,ユ

ーザデータ及び

10.3.5(6)

に示す欠陥管理ポインタ (DMP) だけに適用する。情報バイトは,ユーザデ

ータ及び DMP からなる 524 バイトとし,

符号語生成多項式は  (X

α

4

)

・  (X

α

5

)

・  (X

α

6

)

・  (X

α

7

)

とする。この

αは,水平リードソロモン符号語の定義と同じとする。

10.3.4

記録変調法

(1)

記録変調符号

  記録変調符号は,4/15 変調符号とする。ユーザデータの上位又は下位 4 ビットが Fh

のとき,

表 13

に従って符号化し,それ以外のときは

表 14

及び

表 15

を組み合わせて符号化する方式と

する。

なお,特別な機能のために

表 16

に示す 30 個の符号を設ける。

(2)

ユーザ記録マークの位置精度

  ユーザ記録マークの位置精度は,クロックマークの公称位置に対して

0.1

チャンネルビット長以内でなければならない。ただし,フォーマットやドロップアウト,媒体の偏

心に基づくことが明確になっている不規則性は,含めないこととする。

表 13  ユーザデータの上位又は下位 ビットが Fh のときの 4/15 変調符号

上位  下位

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

12

13

14

15

0

F

*

*

*   *

1

F

*

*

*     *

2

F

*

*

*       *

3

F

*

*

*         *

4

F

*

*

*           *

5

F   *

*

*   *

6

F   *

*

*     *

7

F   *

*

*       *

8

F   *

*

*         *

9

F     *

*

*   *

A

F     *

*

*     *

B

F     *

*

*       *

C

F       *

*

*   *

D

F       *

*

*     *

E

F         *

*

*   *

F

0

*   *

*

*

F

1

*     *

*

*

F

2

*       *

*

*

F

3

*         *

*

*

F

4

*           *

*

*

F

5   *   *

*

*

F

6   *     *

*

*

F

7   *       *

*

*

F

8   *         *

*

*

F

9     *   *

*

*

F

A     *     *

*

*

F

B     *       *

*

*

F

C       *   *

*

*


46

X 6271-1991

上位  下位

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

12

13

14

15

F

D       *     *

*

*

F

E         *   *

*

*

F

F        *

*

*   *

備考  表中の*は,マーク位置を示す。

表 14  ユーザデータが Fh 以外のときの 4/15 変調符号(その 1

上位  下位

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

12

13

14

15

任意

任意

任意

任意

任意

任意

任意

任意

任意

任意

任意

A

任意

B

任意

C

任意

D

任意

E

備考  表中の*は,マーク位置を示す。

表 15  ユーザデータが Fh 以外のときの 4/15 変調符号(その 2

上位  下位

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

12

13

14

15

0

任意

1

任意

2

任意

3

任意

4

任意

5

任意

6

任意

7

任意

8

任意

9

任意

A

任意

B

任意

C

任意

D

任意

E

任意

備考  表中の*は,マーク位置を示す。

表 16  特別な機能のための 4/15 変調符号

フラグ上下位

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

12

13

14

15

M0F   *   *

*

*

M1F   *     *

*

*

M2F   *       *

*

*

M3F   *         *

*

*

M5F     *   *

*

*

M6F     *     *

*

*


47

X 6271-1991

フラグ上下位

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

12

13

14

15

M7F     *       *

*

*

M9F       *   *

*

*

MAF       *     *

*

*

MCF         *   *

*

*

MF5   *

*

*   *

MF6   *

*

*     *

MF7   *

*

*       *

MF8   *

*

*         *

MF9     *

*

*   *

MFA     *

*

*     *

MFB     *

*

*       *

MFC       *

*

*   *

MFD       *

*

*     *

M00  *

*

*

*

M11   *

*

*

*

M22    *

*

*

*

M33     *

*

*

*

M44      *

*

*

*

M55       *

*

*

*

M66        *

*

*

*

M77         *

*

*

*

M88          *

*

*

*

M99           *

*

*

*

MAA            *

*

*

*

備考  表中の*は,マーク位置を示す。

10.3.5

欠陥管理

(1)

欠陥管理方式

  欠陥管理方式は,記録時又は記録確認時に欠陥セクタがある場合,その欠陥セクタの

内容を別の新しいセクタに書き換えるための方式で,欠陥セクタのセクタ番号と,その代替先のセク

タ番号は,マップ領域に記録する。さらに,両セクタ間の接続情報をポインタとして当該セクタに記

録することができる(

参考 2

参照)

(2)

記録方法

  記録方法は,次のとおりとする。

ユーザ領域は,最大 63 の帯域で構成する。それぞれの帯域は,データ記録のための主領域,セクタ

書換えのための代替領域,書換セクタとその代替先をつなぐ情報を記録するマップ領域の三つの領域

からなるが,代替領域とマップ領域だけでオーバーフロー帯域を作ることもできる。

データは,主領域のセクタに書き込む。記録時又は記録確認時に欠陥があるセクタは,使用しない。

欠陥セクタのデータは,この帯域の代替領域内で記録可能な最初のセクタに記録する。

もし,この代替セクタが欠陥セクタとなったときは,その次のセクタに記録する。この帯域の代替

領域に予備セクタがなくなったときは,オーバーフロー帯域の代替領域に連続的に記録する。

欠陥セクタと代替セクタのセクタ番地は,代替セクタが書き込まれている帯域のマップ領域[

(5)

照]に書き込まなければならない。

欠陥セクタと代替セクタの接続情報を,ポインタとして記録することができる[

(6)

参照]

(3)

ユーザ領域の構成方法

  ユーザ領域の帯域は,次のとおり構成する。

主領域

: トラック数任意(なくてもよい。

代替領域

: トラック数 4


48

X 6271-1991

マップ領域  : トラック数 4

主領域のトラックがない帯域をオーバーフロー帯域という。領域の構成は,任意とするが,領域の

長さ(トラック数)及び配置は,

(4)

に示す欠陥管理トラックに記載しなければならない。すべての領

域は,トラックのセクタ 0 から始まり,セクタ 31 で終わる。

(4)

欠陥管理トラック (DMT) の形式

  欠陥管理トラックは,トラック−2 及び 20001 とし,ユーザ領域

の各帯域内の領域配置状況を表す。ただし,トラック 20001 への記録は任意とする。欠陥管理トラッ

クの全セクタは,同一データとする。

欠陥管理トラックは,ディスクの使用に先立って記録しなければならない。

欠陥管理トラックの内容は,次のとおりとする。

バイト 0:欠陥管理モードで 00h に設定

バイト 1:n=0∼11,512+でセクタ内のユーザデータバイト数

バイト 2:m=1∼63,はユーザ領域内の帯域の数

バイト 3+8 (i−1)  及び 4+8 (i−1):

    帯域 内のマップ領域の最初のトラックのトラック番号の MSB 及び LSB(この順)

バイト 5+8 (i−1)  及び 6+8 (i−1):

    帯域 内の代替領域の最初のトラックのトラック番号の MSB 及び LSB(この順)

バイト 7+8 (i−1)  及び 8+8 (i−1):

    帯域 内の主領域内の最初のトラックのトラック番号の MSB 及び LSB(この順)

    オーバーフロー帯域の場合は (FFh) (FFh) に設定

バイト 9+8 (i−1)  及び 10+8 (i−1):

    帯域 内の主領域のトラックの数。オーバーフロー帯域の場合は (FFh) (FFh) に設定

ここで,は,次のとおりとする。

1

im≦63

使用していないバイトは,すべて FFh にしておかなければならない。

トラック番号 0∼19999 のユーザ領域の中にプリレコード情報部分があるときは,その位置を製造者

があらかじめ指定しておかなければならない。ディスクの領域配置の例を

表 17

に示す。このときの欠

陥管理トラックのセクタ内容を

表 18

に示す。

表 17  ユーザ領域での各領域の配置の例

トラック番号

帯域番号とその領域名

−2 DMT

        0

∼ 4989

第 1 帯域の主領域

 4990

∼ 4993

第 1 帯域の代替領域

 4994

∼ 9983

第 2 帯域の主領域

 9984

∼ 9987

第 2 帯域の代替領域

 9988

∼ 9991

第 1 帯域のマップ領域

 9992

∼ 9995

第 2 帯域のマップ領域

 9996

∼ 9999

第 3 帯域のマップ領域

10000

∼10003

第 4 帯域のマップ領域

10004

∼10007

第 5 帯域のマップ領域

10008

∼10011

第 5 帯域の代替領域

10012

∼15001

第 3 帯域の主領域

15002

∼15005

第 3 帯域の代替領域

15006

∼19995

第 4 帯域の主領域


49

X 6271-1991

トラック番号

帯域番号とその領域名

19996

∼19999

第 4 帯域の代替領域

20001 DMT

表 18  表 17 の場合の DMT のセクタデータ

バイト番号

記録データ

帯域名などのコメント

0 0

DMT

の表示

1 8

1

セクタのユーザデータのバイト数が 520

2 5

ユーザ領域内の帯域数が 5

3

∼4 9988

第 1 帯域のマップ領域の開始トラック番号

5

∼6 4990

第 1 帯域の代替領域の開始トラック番号

7

∼8 0000

第 1 帯域の主領域の開始トラック番号

9

∼10 4990

第 1 帯域の主領域のトラック数

11

∼12 9992

第 2 帯域のマップ領域の開始トラック番号

13

∼14 9984

第 2 帯域の代替領域の開始トラック番号

15

∼16 4994

第 2 帯域の主領域の開始トラック番号

17

∼18 4990

第 2 帯域の主領域のトラック数

19

∼20 9996

第 3 帯域のマップ領域の開始トラック番号

21

∼22 15002

第 3 帯域の代替領域の開始トラック番号 s

23

∼24 10012

第 3 帯域の主領域の開始トラック番号

25

∼26 4990

第 3 帯域の主領域のトラック数

27

∼28 10000

第 4 帯域のマップ領域の開始トラック番号

29

∼30 19996

第 4 帯域の代替領域の開始トラック番号

31

∼32 15006

第 4 帯域の主領域の開始トラック番号

33

∼34 4990

第 4 帯域の主領域のトラック数

35

∼36 10004

第 5 帯域のマップ領域の開始トラック番号

37

∼38 10008

第 5 帯域の代替領域の開始トラック番号

39

∼40 FF

第 5 帯域には主領域はない

41

∼42 FF

第 5 帯域には主領域はない

43

∼506 FF

不使用領域

507

∼522 FF

不使用領域

523 FF

DMP

識別子(トラック 20001)

(又は FE)

DMP

識別子(トラツク−2)

備考1.  この例は,帯域が5個の場合で,第5帯域はオーバーフロー領域となる。

2. DMT

には,代替領域はない。

(5)

マップ領域

  マップ領域のセクタには,主領域の欠陥セクタを代替領域に接続する情報を記録する。

各セクタは,4 バイトからなる 128 個のマップフィールドで構成する。マップフィールドには,主領

域の欠陥セクタのトラック番号の MSB 及び LSB,セクタ番号及び代替セクタの番号を順次に記録す

る。これらの情報は,マップ領域で記録可能な最初のセクタから順次に記録する。マップ領域に欠陥

セクタがあるときは,記録可能な次のセクタに記録する。セクタに情報を記録するときは,そのとき

発生した新しい情報を,その一つ前のセクタ内の情報に付加し,更に,主領域のセクタアドレスの上

昇順に並べ換えてから記録する。不使用のマップフィールドは,FFh に設定する。

マップ領域のセクタ形式は,次のとおりとする。

バイト番号

0

∼3

: マップフィールド 1

4 (j

−1)  ∼ (4j−1) : マップフィールド j (2≦j≦127)

508

∼511

: マップフィールド 128

512

∼522

: DMP フィールド(バイト番号 523 によって設定)

523

: DMP 識別子(DMP によって設定)


50

X 6271-1991

各マップフィールドの形式は,次のとおりとする。

バイト番号

0

∼2

: 主領域内の欠陥セクタのアドレス

(トラック番号の MSB 及び LSB,セクタ番号)

 3

: 代替領域内の代替セクタの順次番号 0∼127

(6)

欠陥管理ポインタ (DMP) 

  欠陥管理ポインタは,欠陥セクタと代替セクタをつなぐポインタとして

使用する。欠陥管理ポインタは,各セクタのデータ領域のうち,バイト 512∼522 に記録できる。ユー

ザデータが 512 バイト以上になったとき,付加バイトは,バイト番号 511 の直後に記録する。不使用

の DMP バイトは,FFh に設定する。

最終バイト(バイト 523)は,DMP 識別子とし,DMP バイトの使われ方を示す。一つの使われ方

に対して,DMP 識別子の値は偶数トラック,奇数トラック用として二つの異なる値を決める。

DMP

識別子の使い方は,次のとおり,4 種類とする。

(a)

 00h

(偶数トラック)及び 01h(奇数トラック)

この値は,主領域だけに使用し,DMP フィールドがフォワードポインタをもつことを示す。この

とき,バイト 520∼522 には,当該セクタの書換先である代替セクタのトラック番号の MSB,LSB

及びセクタ番号を記録する。

(b)

 02h

(偶数トラック)及び 03b(奇数トラック)

この値は,代替領域だけに使用し,DMP フィールドがバックワードポインタをもつことを示す。

このとき,バイト 520∼522 には,当該セクタが書き換えた主領域セクタのトラック番号の MSB,

LSB

及びセクタ番号を記録する。

(c)

 04h

(偶数トラック)及び 05h(奇数トラック)

この値は,主領域,代替領域,マップ領域のすべてに使用し,DMP フィールドに自己アドレス及

び論理ブロックアドレス (LBA) の両方を記録していることを示す。バイト 517∼519 は,当該セク

タのトラック番号の MSB 及び LSB,セクタ番号を記録する。

主領域及び代替領域の両方のバイト 520∼522 は,

主領域セクタの論理ブロック番地 LBA の MSB,

LBA

,LBA の LSB を記録し,マップ領域のバイト 520∼522 は,FFh を記録する。

ここで,論理ブロックアドレスとは,ディスクの表裏それぞれで主領域のセクタに連続して付け

られたセクタの絶対番地で 0 から最大までの順次番号とする。

(d)

 FEh

(偶数トラック)及び FFh(奇数トラック)

欠陥管理ポインタは,使わないことを示す。

11.

表示

  ケースには,次の

(1)

(4)

の事項を明りょうに表示しなければならない。

また,

(5)

も表示することが望ましい。

(1)

A

面,面の別

(2)

ディスク装置に挿入する方向

(3)

製造業者名又はその略号

(4)

製造年月又はその略号

(5)

ディスクの直径,記録形式,フォーマット,記録可能面数及び記録可能容量

(a)

直径

  130mm をインチに換算した概数である“5”で表す。

参考

直径は,mm 表示をインチに換算した概数を 16 進法で表す。


51

X 6271-1991

直径 mm

略号

 50

2

 90

3

120 4

130 5

200 8

300 C

350 D

(b)

記録形式

  書換形であることを“R”で表す。

参考

追記形は“W”

,再生専用形は“O”で表す。

(c)

フォーマット

  A フォーマットは“A”

,B フォーマットは“B”で表す。

(d)

記録可能面数

  片面は“1”

,両面は“2”で表す。

(e)

記録可能容量

  メガバイト単位で表示した数字で表す。

備考

略号による表示の例を,次に示す。

130 mm

書換形両面記録可能で容量 600 メガバイト,A フォーマットのディスクの場合は,

“5RA2−600”で表す。


52

X 6271-1991

附属書 1  記録,再生,消去特性測定用光学系 

附属書 図 1

に光学系の基本構成を示す。ここで,必要とする性能に影響を与えない限り異なる部品の

使用及び部品配置の変更をしてもよい。測定精度への影響が生じないよう,光学系で検出される入射面か

らの反射光は,最小限としなければならない。トラッキングサーボ信号を得るためのビームスプリッタ D

は,光学系に応じて,ビームのどの位置に配置してもよい。

偏光ビームスプリッタに入射する直線偏光ビームの消光比は,0.01 以下とする。

偏光ビームスプリッタ J は,ディスクで偏光状態に変化がないときに,信号 K

1

及び信号 K

2

が等しくな

るように調整する。この状態での偏光方向を中立方向という。位相補償器 I は,光学系の F∼J での中立方

向の偏光光と中立方向に直交する方向の偏光光間の位相遅れが,2.5°を超えないように調整する。この状

態での位相補償器の位置を中立位置という。

位相補償器は,本体

8.4(4)

の測定に使用してもよい。

ビームスプリッタ E で,中立方向の偏光光の F∼H に至る反射率 R

p

の公称値は,0.30 とし,中立方向に

直交する方向の偏光光の反射率 R

s

の公称値は,0.95 とする。

なお,R

s

は,0.90 以上なければならない。

反射率が R

p

'

及び R

s

'

となるビームスプリッタをもつ試験装置で光磁気信号のアンバランスを測定した場

合,測定値は,次の係数を乗じて補正をしなければならない。

'

'

S

P

P

S

R

R

R

R

チャンネル 1 は,光検出器信号の和信号として,プリレコード信号の再生に用いる。チャンネル 2 は,

光検出器信号の差信号として,記録データを光磁気のカー回転効果によって再生するのに用いる。


53

X 6271-1991

附属書 図 1  記録,再生,消去特性測定系


54

X 6271-1991

附属書 2  性能指数の測定

1.

性能指数

  性能指数は,低い周波数で記録したマークの再生信号振幅によって測定する。

附属書 1

に示す構成で,本体

9.5(1)

に従った光学系を用いたディスクの性能指数の測定では,光学系自

身の位相差を含むので,光学系の位相差を取り除く必要が生じる。これらは,反射率,カー回転角及びだ

(楕)円率から性能指数を求め,光学系の位相差を校正することができる。ただし,この校正は,低保磁

力の媒体だけに精度よく行うことができる。

2.

試験用光ヘッドの校正

  試験用光ヘッドの校正は,次のとおりとする。

低保磁力の記録層をもつ複屈折が無視できるほど小さい(ガラス)ディスクを用いて,反射率 R,カー

回転角

θ,だ円率βを測定する。性能指数 F

L

を次の式によって算出する。

F

L

R・sin

θ・cos2β

次に,同じディスクを用いて

1.

で規定した信号を記録し,その再生信号振幅 V

L

を測定することによって,

1.

に示した光学系自体の位相差の校正を行う(F

L

を測るという形で行われたことになる。

光ヘッドの位相差の校正ができた段階で,ディスクの性能指数 を次のように測定する。

ディスク(高保磁力記録層,低保磁力記録層のいずれでもよい。

)の性能指数 F

m

は,この光ヘッドによ

って

1.

で規定した信号を記録し,再生信号振幅 を測定し,次の式で算出する。

L

L

m

V

V

F

F


55

X 6271-1991

附属書 3  形フォーマットでの ID 領域の CRC 

CRC

の 16 ビットは,ID 領域の 3 バイトから算出する。

生成多項式:

G (x)  =x

16

x

12

x

5

+1

剰余多項式:

)

(

)

(

mod

16

23

8

7

0

x

G

x

x

a

x

a

x

R

i

i

i

i

i

i

i

i

C

÷

÷
ø

ö

ç

ç
è

æ

å

å

=

=

=

=

ここに,  a

i

:  最初の 3 バイトのビット

ā

i

:  反転を示す(最初のバイトの最高位ビットは,a

23

となる)

R

c

 (x)

を展開して 16 ビットの CRC (C

K

)

は,次の式で規定する。

å

=

=

15

0

)

(

k

k

k

k

x

C

x

R

C

ここで,C

15

は,ID 領域での 4 番目のバイトの最高位ビットとして記録する。


56

X 6271-1991

附属書 4  形フォーマットのデータ領域の 

        インターリーブ,CRC 及び ECC

1.

インターリーブ

1.1

1 024

バイトセクタのインターリーブ

  1 024 バイトセクタのインターリーブは,次のように規定す

る。

ディスク上へ記録するデータ A

n

(n は記録する順番を示す。

)は,によって次のとおりとする。

      1

n≦1 024:A

n

D

n

1 025

n≦1 036:A

n

P

h, m

1 037

n≦1 040:A

n

C

k

1 041

n≦1 200:A

n

E

s, t

ここに,  D

n

ユーザバイトの n 番目のバイト

P

nm

欠陥管理ポインタ (DMP) のバイト

C

k

CRC

E

s, t

ECC

1

4

025

1

int

÷

ø

ö

ç

è

æ n

h

m=  (n−1 025) mod4+1

kn−1 036

s=  (n−1 041) mod10+1

1

10

041

1

int

÷

ø

ö

ç

è

æ n

h

ここに, int

(x)

x

より小さい最大の整数

1

n≦1 040 での A

n

は,104 列,10 行の二次元行列 B

i, j

に写像してインターリーブする。

ここに,

÷

ø

ö

ç

è

æ

10

1

int

103

n

i

j=  (n−1) mod10

1.2

512

バイトセクタのインターリーブ

  512 バイトセクタのインターリーブは,次のように規定する。

ディスク上へ記録するデータ A'

n

は記録する順番を示す。

)は,によって次のとおりとする。他の記

号は,

1.1

による。

    1

n≦512:A'

n

D

n

513

n≦524:A'

n

P

h, m

525

n≦526:A'

n

=FFh

527

n≦530:A'

n

C

k

531

n≦610:A'

n

E

S, t

ここに,

1

4

513

int

÷

ø

ö

ç

è

æ n

h

m

= (n−513) mod4+1

k

=n−526

s

= (n−531) mod5+1


57

X 6271-1991

1

5

531

int

÷

ø

ö

ç

è

æ n

h

1

n≦530 での A'

n

は,106 列,5 行の二次元行列 B

i, j

に写像してインターリーブする。

ここに,

÷

ø

ö

ç

è

æ

5

1

int

105

n

i

j=  (n−1) mod5

2.

CRC

  CRC 及び ECC は,次の原始多項式であるガロア体によって算出する。

G

p

 (x)

x

8

x

5

x

3

x

2

+1

CRC

の生成多項式は,

)

(

)

(

139

136

i

i

i

x

x

G

C

α

=

=

Π

ここで,

α

i

=  (

β

i

)

88

βは G

p

 (x)

の原始根とする。バイトの 番目のビットの値は,

βの 乗の項の係数

とする。

(0

n≦7)

(1)

1 024

バイトセクタの場合

  1 024 バイトセクタの場合,4 バイトの CRC は,ユーザデータ及び欠陥管

理ポインタから算出する。

情報多項式は,次のとおりとする。

å

å

=

=

=

=

=

=

ú

û

ù

ê

ë

é

Σ

103

1

5

0

0

,

0

,

9

0

)

(

)

(

)

(

i

i

j

j

j

i

j

i

j

j

x

B

x

B

x

I

C

4

バイトの CRC (C

k

)

の内容は,剰余多項式で規定する。

R

c

 (x)

I

c

 (xx

1

modG

c

 (x)

å

=

=

4

1

4

)

(

k

k

k

k

x

C

x

R

C

最後の式は,多項式の係数の位置を規定する。

(2)

512

バイトセクタの場合

  512 バイトセクタの場合,4 バイトの CRC は,ユーザデータ,欠陥管理ポ

インタ及び 2 バイトの FFh から算出する。

情報多項式は,次のとおりとする。

0

,

0

105

1

4

0

,

)

(

)

(

)

(

x

B

x

B

x

I

j

i

i

j

j

i

i

j

C

ú

ú
û

ù

ê

ê
ë

é

ú

ú
û

ù

ê

ê
ë

é

å å

=

=

=

=

4

バイトの CRC は,

(1)

の規定で I

c

 (x)

の代わりに I'

c

 (x)

を用いて計算する

3.

ECC

  ECC は,次のように規定する。

原始多項式 G

p

 (x)

及び要素

α

i

,

βは,

2.

による。

ECC

の生成多項式は,次のとおりとする。


58

X 6271-1991

)

(

)

(

135

120

i

i

i

E

x

x

G

α

=

=

Π

ECC

レジスタの初期設定は,

“0”である。計算された ECC のビットは,チャンネルビットに変換前に

反転する。

(1)

1024

バイトセクタの場合

  1 024 バイトセクタの場合,160 バイトの ECC は,ユーザデータ,欠陥管

理ポインタのバイト及び CRC から算出する。

情報多項式は,次のとおりとする。

å

=

=

103

0

,

)

(

)

(

j

j

i

j

i

Ej

x

B

x

I

ここで,0≦j≦9。

多項式 I

Ej

 (x)

での 16 バイトの ECC (E

S, t

)

を次の剰余多項式で規定する。

R

Ej

 (x)

I

Ej

 (xx

16

modG

E

 (x)

t

t

t

t

j

Ej

x

E

x

R

=

=

+

å

16

16

1

,

1

)

(

最後の式は,多項式の係数の位置を規定する。

(2)

512

バイトセクタの場合

  512 バイトセクタの場合,80 バイトの ECC は,ユーザデータ,欠陥管理ポ

インタ,2 バイトの FFh 及び CRC から算出する。

情報多項式は,次のとおりとする。

å

=

=

105

0

,

)

(

)

(

i

i

i

j

i

Ej

x

B

x

I

ここで,0≦j≦4。

多項式 I

Ej

 (x)

の 16 の ECC の計算は,

(1)

による。

4.

再同期バイト

  再同期バイトは,次に示すチャンネルビットパターンとし,データ領域に挿入する。

0010

  0000  0010  0100

1 024

バイトセクタの場合,再同期バイト (RS

n

)

を A

20n

と A

20n

1

の間に挿入する (1≦n≦56)  。

 512

バイトセクタの場合,再同期バイト (RS

n

)

を A

15n

と A

15n

1

の間に挿入する (1≦n≦40)  。

5.

データ領域の記録

  データ領域の記録は,データ領域中の各データを同期バイトに続いて

4.

で規定し

たように再同期バイトと共に A

n

又は A'

n

に沿ってディスク上に記録する。

次の各データは,

附属書 図 1

及び

附属書 図 2

のように行列形式で配置する。記録の順序は,左から

右へ,及び上から下へとする。

SB

同期バイト

D

ユーザバイト

RS

再同期バイト

P

欠陥管理ポインタ

C CRC

バイト


59

X 6271-1991

E ECC

バイト

FFh FFh

バイト

1

  024 バイトセクタの場合,最初の 104 列は,0 行から 9 行までユーザデータ,欠陥管理ポインタ,CRC

を含み,残りの 16 列は,ECC だけとする(

附属書 図 1

参照)

512

バイトセクタの場合,最初の 106 列は,0 行から 4 行までユーザデータ,欠陥管理ポインタ,2 バイ

トの FFh,及び CRC を含み,残りの 16 列は,ECC だけとする(

附属書 図 2

参照)

附属書 図 1  1 024 バイトセクタのデータ構成


60

X 6271-1991

附属書 図 2  512 バイトセクタのデータ構成


61

X 6271-1991

参考 1  関連規格での PEP 及び SFP の予約事項

この参考は,関連規格での PEP 及び SFP の予約事項について示すものであり,規定の一部ではない。

1.

制御情報トラック PEP 領域のバイト 0

  ビットの組合せは,次のような媒体の種類を示す。

000

:  一定角速度 (CAV)

001

:  一定線速度 (CLV)

010

:  変形一定角速度  (Modified Constant Angular Velocity, MCAV)

011

:  変形一定線速度  (Modified Constant Linear Velocity, MCLV)

2.

制御情報トラック PEP 領域のバイト 7

  ビットの組合せは,次のような媒体の種類を示す。

0000 0000

:  再生専用形 (ROM)

0001 0000

:  追記形

0010 0000

:  書換形  (Magneto optic, MO)

0011 0000

:  書換形(相変化)

1001 0000

:  再生専用領域付追記形

1010 0000

:  再生専用領域付書換形  (Magneto optic, MO)

1011 0000

:  再生専用領域付書換形(相変化)

3.

制御情報トラック SFP 領域のバイト 3547

  制御情報トラック SFP 領域のバイト 35∼47 及びバイト

50

∼359 の該当バイトは,消去パワー及び消去パルス幅を表す。

4.

制御情報トラック SFP 領域のバイト 360383

  バイト 360∼383 は,磁気特性を示す。

5.

コントロールトラック SFP 領域のバイト 386389

  これらのバイトは,MCAV 記録方式での速度変

数を示す。

バイト 386  :  バンド当たりのトラック数 2 バイトのうちの上位バイト

バイト 387  :  バンド当たりのトラック数 2 バイトのうちの下位バイト

バイト 388  :  バンド当たりのクロックスチップ数

バイト 389  :  バンド当たりの増加セクタ数

6.

コントロールトラック SFP 領域のバイト 390392

  バイト 390∼392 は,可変トラックピッチ情報と

する。

7.

コントロールトラック SFP 領域のバイト 472479

  バイト 472∼479 は,マーク記録方法を示す。


62

X 6271-1991

参考 2  代替セクタを使用するときのガイドライン 

この参考は,

代替セクタを使用するときのガイドラインについて示すものであり,

規定の一部ではない。

欠陥セクタと判定して,代替セクタを使用する例を次に示す。

(1)

セクタに少なくとも二つの信頼できる ID がない場合

(2)

セクタマークが検出できない場合

(3)

 1

024

バイトセクタで 30 バイト長以上の欠陥,512 バイトセクタの場合は 15 バイト長以上の欠陥のあ

る場合

(4)

 1

024

バイトセクタでは合計 40 バイトを超える欠陥,又は 1 インターリーブに 5 バイトの欠陥のある

場合

512

バイトセクタでは合計 15 バイトを超える欠陥,又は 1 インターリーブに 3 バイトの欠陥のある

場合


63

X 6271-1991

参考 3  略語一覧 

この参考は,略語一覧を示すものであり,規定の一部ではない。

この規格に用いた略号は,次による。

ALPC

Auto Laser Power Control

レーザ出力自動制御用領域

AM Address

Mark

アドレスマーク

CAV Constant

Angular

Velocity

一定角速度

CRC

Cyclic Redundancy Check

巡回冗長検査

DDS

Data Description Structure

データ記述構成

DMA Defect

Management

Area

欠陥管理領域

DMP

Defect Management Pointers

欠陥管理ポインタ

DMT Defect

Management

Track

欠陥管理トラック

DST Disk

Structure

Table

データ構造管理表

ECC

Error Correction Code

誤り訂正符号

ID Identifier

識別子

ODF

Offset Detection Flag

オフセット検出領域

ODC

Optical Disk Cartridge

光ディスクカートリッジ

PA Postamble

ポストアンブル

PEP Phase-Encoded

Part

制御情報トラック PEP 領域

RLL (2, 7)

Run Length Limited (Code)

ランレングス符号

R-S Reed-Solomon

(Code)

リードソロモン符号

R-S/LDC

Reed-Solomon Long Distance Code

リードソロモン遠距離符号

SFP

Standard Formatted Part

制御情報トラック SFP 領域

SM Sector

Mark

セクタマーク

VFO

Variable Frequency Oscillator

VFO

制御領域

4/15 modulation

Conversion table of 8-bit bytes to 15-Channel

4/15

変調符号

bit representation on the disk


64

X 6271-1991

光ディスク標準化委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

三  橋  慶  喜

工業技術院電子技術総合研究所

石  井  正  則

日本電気株式会社

石  井  泰  弘

三洋電機株式会社

板  生      清

日本電信電話株式会社

市  川  義  人

日本・データゼネラル株式会社

市  川  義  和

日本電気株式会社

稲  葉  裕  俊

工業技術院標準部

伊  藤      武

富士通株式会社

応  和  英  男

ソニー株式会社

大  石  完  一

日本ユニシス株式会社

大  島      健

オリンパス光学工業株式会社

太  田  賢  司

シャープ株式会社

大  森  晴  史

イーストマン・コダック株式会社

岡  田  和  夫

三菱電機株式会社

小  川  紘  一

株式会社富士通研究所

沖  野  英  明

工業技術院標準部

沖  野  芳  弘

松下電器産業株式会社

尾  島  正  啓

株式会社日立製作所

久  保  高  啓

静岡大学

古  賀  尚  之

株式会社日立製作所

小  林  政  信

沖電気工業株式会社

斉  藤  哲  男

株式会社東芝

鈴  木      勤

パイオニア株式会社

瀬  野  健  治

財団法人パーソナル情報環境協会

高  橋  宏  治

三菱レイヨン株式会社

仲  谷      元

日本電信電話株式会社

西  沢  紘  一

日本板硝子株式会社

井  上      栄

株式会社東芝

笹  森  栄  造

キヤノン株式会社

牧  野      宏

ソニーマグネプロダクツ株式会社

望  月  重  樹

三井石油化学工業株式会社

山  崎  俊  一

株式会社ジーク

山  田  文  明

日本アイ・ビーエム株式会社

(オブザーバー)

小  平  康  人

旭化成工業株式会社

小  町  裕  史

松下電送株式会社

林      文美雄

社団法人日本事務機械工業会

佐  藤  正  聡

株式会社ニコン

石  橋      稔

ヘキストジャパン株式会社


65

X 6271-1991

130mm

書換形光ディスクカートリッジ

JIS

原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

久  保  高  啓

静岡大学

三  橋  慶  喜

工業技術院電子技術総合研究所

稲  葉  裕  俊

工業技術院標準部

鈴  木      勤

パイオニア株式会社

西  沢  紘  一

日本板硝子株式会社

市  川  義  人

日本・データゼネラル株式会社

市  山  義  和

日本電気株式会社

大  石  完  一

日本ユニシス株式会社

御  厨  健  太

横河電気株式会社

森      昌  文

株式会社東芝

岡  田  和  夫

三菱電機株式会社

佐  藤  正  聡

株式会社ニコン