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X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

(1)

目  次

ページ

序文

1

第 章  一般事項

1

1  適用範囲

1

2  適合性

2

2.1  光ディスク

2

2.2  製造システム

2

2.3  情報再生システム

2

2.4  互換性

2

3  引用規格

2

4  用語及び定義

2

5  表記法

5

5.1  数値表記

5

5.2  略式名称

5

6  略語

5

7  ディスクの概要

6

8  一般要求事項

7

8.1  環境条件

7

8.2  安全性

8

8.3  耐燃性

8

9  基準測定装置

8

9.1  光学系

8

9.2  光学ビーム

9

9.3  読取りチャネル 1

9

9.4  ディスククランプ

10

9.5  ディスクの回転

10

9.6  ウォブルチャネル(読取りチャネル 2

10

9.7  トラッキングチャネル(読取りチャネル 2

11

9.8  基準サーボシステム

11

第 章  ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性

13

10  寸法特性

13

10.1  基準面

14

10.2  全体寸法

15

10.3  第 遷移領域

15

10.4  第 遷移領域

15

10.5  クランプゾーン

15


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(2)

ページ

10.6  第 遷移領域

16

10.7  情報ゾーン

16

10.8  リム領域

16

10.9  許容公差についての注意

16

11  機械的特性

16

11.1  質量

16

11.2  慣性モーメント

16

11.3  ダイナミックインバランス

16

11.4  軸方向の振れ量

17

11.5  半径方向の振れ量

17

12  情報ゾーンの光学的特性

18

12.1  屈折率

18

12.2  基板の厚さ

18

12.3  反射率

18

12.4  複屈折

19

12.5  角度偏差

19

第 章  情報フォーマット

19

13  データフォーマット

19

13.1  データフレーム

20

13.2  スクランブルドフレーム

22

13.3  ECC ブロック

22

13.4  記録フレーム

24

13.5  変調及び NRZI 変換

24

13.6  物理セクタ

25

13.7  記録ユニット(RUN)のレイアウト

26

13.8  直流成分抑圧制御

27

14  トラックフォーマット

28

14.1  トラック形状

28

14.2  トラック経路

28

14.3  トラックピッチ

29

14.4  トラックレイアウト

29

第 章  情報ゾーンのフォーマット

52

15  情報ゾーンについての概要

52

16  シングルセションディスクの情報ゾーンのレイアウト

52

16.1  物理セクタ番号  (PSN)

52

17  インナードライブ領域

53

17.1  イニシャルゾーン

54

17.2  インナーディスクテストゾーン

54

17.3  カウントゾーンランイン

54


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(3)

ページ

17.4  インナーディスクカウントゾーン

54

17.5  インナーディスク管理ゾーン

54

17.6  目次情報(TOC)ゾーン

55

18  リードインゾーン

58

18.1  ガードゾーン 1

59

18.2  予約ゾーン 1

59

18.3  予約ゾーン 2

59

18.4  インナーディスク識別ゾーン

59

18.5  予約ゾーン 3

59

18.6  リファレンスコードゾーン

60

18.7  バッファゾーン 

60

18.8  制御データゾーン

60

18.9  バッファゾーン 

62

19  データゾーン

62

20  リードアウトゾーン

62

20.1  バッファゾーン 

63

20.2  アウターディスク識別ゾーン

63

20.3  ガードゾーン 2

63

21  アウタードライブ領域

63

21.1  アウターディスク管理ゾーン

64

21.2  アウターディスクカウントゾーン

64

21.3  アウターディスクテストゾーン

64

21.4  ガードゾーン 3

64

22  マルチセションレイアウト

64

22.1  イントロ

65

22.2  データゾーン

66

22.3  クロージャ

66

23  フラグメントの連続記録

66

23.1  セションの開始

66

23.2  セションの終了

68

23.3  ディスクのファイナライズ

69

24  論理セクタ番号の割当て  (LSN)

69

25  ディスク制御ブロック

69

25.1  ディスク制御ブロックのフォーマット

69

25.2  セション DCB(SDCB)のフォーマット

71

第 章  グルーブの特性

74

26  概要

74

27  試験方法

74

27.1  環境

74


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(4)

ページ

27.2  基準測定装置

74

27.3  信号の定義

75

28  グルーブ信号の特性

75

28.1  位相深さ

75

28.2  プッシュプル信号

75

28.3  クロストラック信号

76

28.4  正規化ウォブル信号

76

28.5  ウォブルの特性

76

第 章  記録層の特性

76

29  試験方法

76

29.1  環境

77

29.2  基準測定装置

77

29.3  記録条件

77

29.4  測定条件

79

30  記録済み信号の特性

79

30.1  チャネルビット長

80

30.2  信号の定義

80

30.3  読取りの安定性

81

31  追加試験の条件

81

31.1  試験環境

81

31.2  信号の定義

82

32  記録層の品質

84

32.1  欠陥

84

32.2  データエラー

84

第 章  ユーザデータの特性

84

33  試験方法

84

33.1  環境

85

33.2  基準測定装置

85

34  記録ユニットの最低品質

85

34.1  トラッキング

85

34.2  ユーザ記録データ

85

附属書 A(規定)80 mm+R ディスク

86

附属書 B(規定)データゾーンの拡張フォーマット情報の構造

89

附属書 C(規定)光反射の測定

90

附属書 D(規定)複屈折の測定

92

附属書 E(規定)ジッタの測定

94

附属書 F(規定)位相差トラッキングエラー信号の測定

97

附属書 G(規定)テスト用記録パルス波形

101

附属書 H(規定)8-16 変調

108


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(5)

ページ

附属書 I(規定)最適パワー制御及び記録条件

116

附属書 J(参考)逐次実行形 OPC

119

附属書 K(参考)波長依存性

120

附属書 L(参考)基準サーボの使用法

124

附属書 M(参考)グルーブウォブル振幅の測定

130

附属書 N(参考)ディスクの耐光性

132

附属書 O(参考)輸送

133

附属書 P(参考)ビデオコンテンツプロテクション

134

附属書 Q(参考)ADIP の物理フォーマット情報の使い方

135

附属書 R(参考)現行及び将来の仕様で使用する値

137


X 6251

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(6)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)  及

び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。

−  氏名:東芝 DVD ライセンス株式会社

−  住所:東京都港区浜松町 1-18-16

−  氏名:コーニンクレッカ・フィリップス・エレクトロニクス・エヌ・ヴィ

−  住所:オランダ国  5621  ベーアー  アインドーフェン  フルーネヴァウツウェッハ 1

Groenewoudseweg 1, 5621 BA    Eindhoven, The Netherlands

上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施

の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対

しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標

準調査会は,このような特許権等にかかわる確認について,責任はもたない。

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新

案登録出願をいう。


日本工業規格

JIS

 X

6251

:2009

(ISO/IEC 17344

:2006

)

120 mm

(4.7 GB

/面)及び 80 mm(1.46 GB/面)

+R

フォーマット光ディスク(16 倍速まで)

Information technology-Data interchange on 120 mm and 80 mm optical

disk using +R format-Capacity

: 4.7 and 1.46 Gbytes per side

(Recording speed up to 16X)

序文

この規格は,2006 年に第 3 版として発行された ISO/IEC 17344 を基に,技術的内容及び対応国際規格の

構成を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

第 章  一般事項

1

適用範囲

この規格は,4.7  ギガバイト及び 9.4  ギガバイトの容量をもつ 120 mm レコーダブル光ディスクの機械

的特性,物理的特性及び光学的特性を規定する。また,これらのディスクによって情報交換を可能とする

記録部及び未記録部の信号品質,データフォーマット及び記録方法を規定する。データは,不可逆的な方

法で一度記録し,何度も読み出すことが可能で,このディスクを+R と称する。

この規格は,

1.46 ギガバイト及び 2.92 ギガバイトの容量をもつ 80 mm のディスクについても規定する。

80 mm のディスクは,寸法に関するパラメタを除き,同一の特性をもつ。そのすべてのパラメタは,附属

書 に規定する。

この規格は,次の項目を規定する。

−  直径 80 mm 及び 120 mm の片面又は両面のディスク(箇条 参照)

−  適合条件

−  ディスクの評価環境,使用環境及び保存環境

−  データ処理システム間の機械的互換のためのディスクの機械特性,物理特性及び寸法特性

−  トラック及びセクタの物理的配置,誤り訂正符号及び符号化方法を含むディスク上の情報のフォー

マット

−  データ処理システムがディスク上のデータ読取りを可能にするための,ディスク上に記録した信号

の特性

この規格によって,ディスクドライブ間のディスクの互換性を確立する。また,ボリューム及びファイ

ル構造の規定によって,データ処理システム間の完全なデータ互換性を確立する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 17344:2006,Information technology−Data Interchange on 120 mm and 80 mm Optical Disk

using +R format−Capacity: 4,7 and 1,46 Gbytes per Side (Recording speed up to 16X) (IDT)


2

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを示す。

2

適合性

2.1

光ディスク

この規格は,片面か両面かでディスクのタイプを規定する。ディスクは,この規格のタイプの要求事項

を満たすとき,この規格に適合する。

2.2

製造システム

製造システムは,製造するディスクが 2.1 に合致するとき,この規格に適合する。

2.3

情報再生システム

情報再生システムは,2.1 に適合するディスクの両方のタイプを取り扱うことができるならば,この規格

に適合する。

2.4

互換性

製造システム及び情報再生システムの適合を主張するには,引用する他の関連する規格を記載した一覧

表を付けなければならない。その記載には,関連する規格の番号,利用可能な光ディスクのタイプ(必要

に応じて)

並びに再生だけなのか又は記録及び再生の両方をサポートするのか否かを記載しなければなら

ない。

3

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用する。

JIS X 6241:2004  120 mm DVD−再生専用ディスク

注記  対応国際規格:ISO/IEC 16448:2002,Information technology−120 mm DVD−Read-only disk

(IDT)

ISO/IEC 4873:1991,Information technology−ISO 8-bit code for information interchange−Structure and rules

for implementation

ECMA-287:2002,Safety of electronic equipment, 2nd edition

4

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

4.1

チャネルビット  (channel bit)

2 進数の値“0”及び“1”を,ディスク上のピット及びマークで表す要素。

4.2

クランプゾーン  (clamping zone)

クランプ機構によって,クランプ力が加わるディスクの環状の部分。

4.3

ディジタル総計値  (digital sum value)

10 進数の+1 をビット“1”及び 10 進数の−1 をビット“0”に割り当てることによって,ビットストリ

ームから得た算術和。


3

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

4.4

ディスク基準面  (disk reference plane)

ディスクをクランプするための基準となる,ディスク表面にある理想の平面であって,理想的なスピン

ドルの回転軸に対して垂直に位置する面。

4.5

ダミー基板  (dummy substrate)

透明又は不透明であって,ディスクを,

(場合によっては記録層も)機械的に支持する層。

4.6

入射面  (entrance surface)

最初に光ビームがディスクに入射する面。

4.7

フィールド  (field)

セクタの一部分。

4.8

グルーブ  (groove)

情報を記録する前に使用され,トラックの位置決めに用いるディスクの溝。

注記  グルーブは,グルーブ間の領域(ランド)よりも入射面に近く位置する。記録はグルーブに行

う。

4.9

インタリーブ  (interleaving)

データをバーストエラーの影響がないようにするため,データの最小単位の物理的な並びを再配置する

プロセス。

4.10

マーク  (mark)

ピット,非晶質,その他の形態,又は光学的に検出できる形態をもった記録層の特性部分。

注記  マーク及びスペースのパターンによってディスク上のデータを表現する。

4.11

マルチセションディスク  (multi-session disk)

次の三つのゾーンを 1 単位とし,複数の単位で構成されるディスク。

a)  一つのリードイン又はイントロ

b)  一つのデータ

c)  一つのクロージャ又はリードアウト

4.12

物理セクタ  (physical sector)

ディスクの情報ゾーンに存在するトラックの中で,アドレス指定可能な最小領域。

4.13

記録層  (recording layer)

製造時及び/又は使用時にデータを記録したディスクの層。


4

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

4.14

リードソロモン符号  (reed-solomon code)

エラー検出又は訂正符号。

4.15

基準速度  (reference velocity)

26.156 25 Mbit/s の公称チャネルビットレートの線速度。

4.16

シングルセションディスク  (single-session disk)

次の三つのゾーンで構成されるディスク。

a)  一つのリードイン

b)  一つのデータ

c)  一つのリードアウト

4.17

セション  (session)

次の三つのゾーンで構成される領域。

a)  一つのリードイン又はイントロ

b)  一つのデータ

c)  一つのクロージャ又はリードアウト

4.18

スペース  (space)

結晶,非ピット,その他の形態,又は光学的に検出できる形態をもった記録層の特性部分。

注記  マーク及びスペースのパターンによってディスク上のデータを表現する。

4.19

基板  (substrate)

記録層を機械的に支持する透明な円盤状の基体。これを通して光ビームで記録層にアクセスする。

4.20

トラック  (track)

連続スパイラルの 360 °,1 回転分。

4.21

トラックピッチ  (track pitch)

隣接したトラックの中心線間を半径方向で測定した距離。

4.22

ビデオコンテンツプロテクションシステム  (Video Contents Protection System)

+R 又は+RW のビデオフォーマットで記録されているビデオデータを承認なくコピー及び/又は再配布

することを禁止する方法。

4.23

ウォブル  (wobble)

トラックの平均中心線からの連続的な正弦波状の偏位。そのウォブルの位相変調データは位置情報を含

んでいる。


5

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

4.24

ゾーン  (zone)

ディスクの環状領域。

5

表記法

5.1

数値表記

測定値は,該当規格値の最下位けた(桁)に丸める。例えば,+0.01 のプラス許容差及び−0.02 のマイ

ナス許容差をもつ 1.26 という規格値は,1.235 以上 1.275 未満の測定値の範囲を許容する。

10 進数は,0∼9 の数字で表す。

16 進数は,括弧でくくった,0∼9 の算用数字と A∼F のアルファベットとで表す。

ビットの設定は,

“0”及び“1”で表す。

2 進数及びビットパターンは,左側を最上位ビットとし,“0”及び“1”の一連で表す。ビットのパタ

ーンで,ビット b

(n-1)

は,最上位ビット(msb)とし,ビット b

0

は,最下位ビット(lsb)としなければならない。

ビット b

(n-1)

を最初に記録する。

2 進数の負の値は,2 の補数として表す。

各データフィールドでは,データは,バイト 0 とする最上位のバイト(MSB)を最初に記録し,最下位バ

イト(LSB)を最後に記録する。

8ビットの 1 フィールドで,ビット b

(8n-1)

は,最上位ビット(msb)とし,ビット b

0

は,最下位ビット(lsb)

としなければならない。ビット b

(8n-1)

を最初に記録する。

5.2

略式名称

例えば,特定のトラック及びフィールドなどは,頭を大文字にした略式の名称で表記する。

6

略語

a.c. alternating

current  交流

ADIP Address

in Pre-groove  プリグルーブ内アドレス

ASM Asymmetry  信号の非対称性

BP Byte

Position  バイト位置

BPF

Band Pass Filter  帯域フィルタ

CAV Constant

Angular

Velocity  一定角速度

CLD Constant

Linear

Density  一定線密度

CLV Constant

Linear

Velocity  一定線速度

cm current

mark  現在のマーク

d.c. direct

current  直流

DCB

Disk Control Block  ディスク制御ブロック

DCC

d.c. Component suppression Control  直流成分抑圧制御

DSV

Digital Sum Value  ディジタル総計値

ECC

Error Correction Code  誤り訂正符号

EDC

Error Detection Code  誤り検出符号

EI Extended

Information  拡張情報


6

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

HF High

Frequency  高周波

ID Identification

Data  識別データ

IED

ID Error Detection code  ID 誤り検出符号

LPF Low

Pass

Filter  低域フィルタ

LSB

Least Significant Byte  最下位バイト

lsb

Least Significant Bit  最下位ビット

LSN

Logical Sector Number  論理セクタ番号

MSB

Most Significant Byte  最上位バイト

msb

Most Significant Bit  最上位ビット

NA Numerical

Aperture  開口数

NRZ

Non Return to Zero  非ゼロ復帰

NRZI  

Non Return to Zero Inverted  非ゼロ反転復帰

NSL Normalized

Slicing

Level  正規化しきい値

NWPW

Normalized Write Power Window  正規化記録パワー幅

OPC Optimum

Power

Control  最適パワー制御

OTP

Opposite Track Path  対向トラック経路

PAA

Physical Address in ADIP  ADIP 物理アドレス

PBS

Polarizing Beam Splitter  偏光ビームスプリッタ

PI

Parity of Inner-code  内符号パリティ

PLL

Phase Locked Loop  位相同期ループ

PO

Parity of Outer-code  外符号パリティ

PP Push-Pull  プッシュプル

pp peak-to-peak  ピークからピークまで

ps previous

space  先行スペース

PSN

Physical Sector Number  物理セクタ番号

PTP

Parallel Track Path  平行トラック経路

RIN

Relative Intensity Noise  相対ノイズ強度

RPM

Revolutions per Minute  回転/分

RS Reed-Solomon

code  リードソロモン符号

RSV Reserved  予備

RUN Recording

Unit  記録ユニット

SDCB Session

DCB  セション DCB

SNR

Signal to Noise Ratio  信号対雑音比

SYNC Synchronization

code  同期符号

TOC

Table of Contents  目次情報

7

ディスクの概要

この規格の対象の光ディスクは,一つ又は二つの記録層を内側に設けた基板 2 枚を接着層によってはり

合わせて構成する。ディスクの中心位置決めは,読取り側のディスク中心孔のエッジで行う。クランプは,

クランプゾーンで行う。この規格は,次の二つのタイプのディスクを提供する。


7

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

タイプ S

基板,一つの記録層及びダミー基板からなり,記録層は,一方向からのアクセスを可能とする。容量の

公称値は,120 mm ディスクで 4.7 ギガバイト,80 mm ディスクで 1.46  ギガバイトとする。

タイプ D

2 枚の基板及び二つの記録層からなり,ディスクの一方向からは,これらの記録層の一方にだけアクセ

スを可能とする。容量の公称値は,120 mm ディスクで 9.4 ギガバイト,80 mm ディスクで 2.92  ギガバイ

トとする。

データは,集光した光学ビームによって低反射となるマークとして,ディスクの記録層に記録できる。

データは,記録されたマークと記録されていないスペースの間で反射率の違いを利用して,集光した光学

ビームで読み出すことができる。ビームは,ディスクの透明な基板を通して,記録層にアクセスする。

図 にこれらのタイプを示す。

図 1+R ディスクのタイプ

8

一般要求事項

8.1

環境条件

8.1.1

試験環境条件

試験環境条件は,ディスク近傍の雰囲気が,次の条件を満たす環境とする。

温度

23

℃±2  ℃

相対湿度 45

%∼55  %

大気圧 60

kPa∼106 kPa

ディスクに結露があってはならない。少なくとも,48 時間この環境に放置してから試験する。試験前に

タイプ  S

タイプ  D

基板

基板

記録層

記録層

記録層

接着層

接着層

ダミー基板

基板

入射面

入射面

入射面


8

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

は,ディスク製造業者の取扱説明書に従いディスクの入射面の汚れを落とすことが望ましい。

別に規定しない限り,すべての試験及び測定は,この試験環境条件で行わなければならない。

8.1.2

動作環境条件

規定した測定環境で,この規格のすべての要求事項を満たすディスクは,動作環境条件において環境パ

ラメタの規定範囲にわたってデータ交換ができなければならない。

動作環境条件は,ディスク近傍の雰囲気が次の条件を満たす環境とする。

温度

  5  ℃∼55  ℃

相対湿度

  3  %∼85  %

絶対湿度

  1 g/m

3

∼30 g/m

3

大気圧

  60 kPa∼106 kPa

温度変動

  最大 10  ℃/h

相対湿度変動    最大 10  %/h

ディスクに結露があってはならない。この条件にさらされたディスクは,動作前に少なくとも 2 時間動

作環境条件に放置してから使用する。

8.1.3

保存環境条件

保存環境条件は,ディスク近傍の雰囲気が次の条件を満たす環境とする。

温度

  −10  ℃∼55  ℃

相対湿度

  3  %∼90  %

絶対湿度

  1 g/m

3

∼30 g/m

3

大気圧

  60 kPa∼106 kPa

温度変動

  最大 15  ℃/h

相対湿度変動    最大 10  %/h

ディスクに結露があってはならない。

8.1.4

輸送

この規格は,輸送条件を規定しない。指針を

附属書 に示す。

8.2

安全性

ディスクは,情報処理システムにおいて意図された方法での使用時又は想定される使用時に,ECMA-287

の安全性に関する要求事項を満たさなければならない。

8.3

耐燃性

ディスク及びその構成要素は,ECMA-287 に規定しているように,HB 材料の耐燃性クラス以上に適合

する材料で作る。

9

基準測定装置

この規格の要求事項に適合するために,光学特性の測定には基準測定装置を使用しなければならない。

これらの装置の重要部品は,ここで定義する特性をもつ。

9.1

光学系

記録及び再生パラメタを測定するために使われる基準測定装置の光学系の基本構成を,

図 に示す。図

と同じ性能が提供できる場合,構成要素及びその位置が異なっても差し支えない。光学系は,測定の精

度に影響しないように,ディスク入射面から反射した検出光を最小化しなければならない。


9

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

A

レーザダイオード F 光ディスク

B

コリメータレンズ G 四分割フォトディテクタ

C

偏光ビームスプリッタ

H

1

,H

2

,H

3

,H

4

直流結合増幅器

D 1/4 波長板

I

a

,I

b

,I

c

,I

d

フォトディテクタ G からの出力電流

E

対物レンズ

I

1

,I

2

H

3

,H

4

からの出力電流

図 2−基準測定装置の光学系

偏光ビームスプリッタ C 及び 1/4 波長板 D の組合せによって,レーザダイオード A からの入射光と光

ディスク F からの反射光とは分離される。偏光ビームスプリッタ C の P-S 強度/反射率の比は,100 以上

とする。

9.2

光学ビーム

記録及び読取りに使われる光学ビームは,次の特性をもつ。

a)  波長(λ)

nm

nm

655

10

5

附属書 参照)

b)  開口数 0.65±0.01

c)  対物レンズは,厚さ 0.6 mm で屈折率が 1.55 の基板による球面収差を補正しなければならない。

d)  単層ディスクの理想基板を通過した後の波面収差

最大 0.033 λ rms

e)  対物レンズのひとみ(瞳)の縁での光強度

半径方向は最大光強度の 35  %∼50  %

接線方向は最大光強度の 45  %∼60  %

f)  偏光

円偏光

g)  読取りパワー(平均)

0.7 mW±0.1 mW(直流又は 400 MHz 以上で変調した高周波)

h)  記録パワーとパルス幅

附属書 参照

i)

レーザダイオードの相対ノイズ強度 (RIN)  最大−134 dB/Hz

        RIN (dB/Hz)=10 log[

(交流光パワー実効値/Hz)/直流光パワー実効値]

9.3

読取りチャネル 1

読取りチャネル 1 は,記録層のマーク及びスペースから信号を生成する。この読取りチャネルは,マー

-

+

読取りチャネル 2

B

A

C

D

E

F

G

G

トラック進行方向

読取りチャネル 1

+

+

+

+

+

+

H

3

H

1

H

2

H

4


10

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ク及びスペースの反射率の変化を利用してユーザが記録した情報の再生に使用する。読取りチャネルの光

ディテクタに接続する前置増幅器は,直流成分から 20 MHz まで 1 dB 以内の平たん(坦)な帯域をもつ。

ジッタの測定のための PLL 及びスライサなどは,

附属書 に規定する。

9.4

ディスククランプ

測定のために,ディスクは,クランプゾーン(10.5 参照)のほとんどを覆う二つの同心状リングの間で

固定する。上側のクランプ領域は,下側のクランプ領域と同じ直径をもたなければならない(

図 参照)。

図 3−クランプ及びチャックの条件

クランプ領域は,

mm

mm

3

.

22

5

.

0

0

.

0

in

+

=

d

mm

mm

7

.

32

0

.

0

5

.

0

out

=

d

との間とする。

クランプ力は,F

1

=2.0 N±0.5 N とする。クランプ力及びディスク中心孔のリムに発生するチャック力

F

2

によって生じる力のモーメントによるディスクの反りを防ぐために,F

2

は,0.5 N を超えてはならない

図 参照)。

テーパコーン角度αは,40.0°±0.5°とする。

9.5

ディスクの回転

再生時の回転速度は,公称チャネルビットレートが 26.156 25 Mbit/s で 3.49 m/s±0.03 m/s の基準速度と

する。ディスクの回転方向は,対物レンズからみて反時計方向とする。

記録時の回転速度は,リードインゾーンの ADIP 補助フレームにある物理フォーマット情報に指定され

たすべての主速度及び上位速度を含む(14.4.1.1 及び 14.4.2 参照)

注記  ディスクの回転速度は半径位置に依存する。角速度=60×実速度 / (2π×r) RPM。

ディスクのテスト時に,角速度は,10 000 RPM を超えてはならない。

9.6

ウォブルチャネル(読取りチャネル 2

装置の読取りチャネル 2 は,記録時にディスク上でアドレス位置決めを制御するウォブル信号を提供す

る。ウォブル信号は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の後で 2 分割した光量の差信号  (I

1

I

2

)  とし,読取

りチャネル 2 によって生成する。読取りチャネルのフォトディテクタに接続する前置増幅器は,直流成分

から 20 MHz まで 1 dB 以内の平たん(坦)な帯域をもつ。

α

d

in

F

2

d

out

F

1

F

1

光ディスク


11

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

9.7

トラッキングチャネル(読取りチャネル 2

装置の読取りチャネル 2 は,光ビームの半径方向のトラッキングサーボを制御するトラッキングエラー

信号を供給する。半径方向のトラッキングエラーは,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の後で 2 分割した光

量の差信号  (I

1

I

2

)  とし,読取りチャネル 2 によって生成する。

軸方向のトラッキングエラーを生成する方法は,基準測定装置に規定されない。

9.8

基準サーボシステム

9.8.1

正規化サーボ伝達関数

軸方向及び半径方向のトラッキングサーボを規定する開ループ伝達関数。

H

s

 (i

ω

)は,式(1)による。

0

0

2

0

s

3

i

1

3i

1

i

3

1

)

(i

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

H

+

+

×

×

=

 (1)

ここに,

i  

1

ω

2

π f

ω

0

2

π f

0

f

0

は,

開ループ伝達関数の 0 dB クロスオーバ周波数とする。

サーボの位相進み遅れ回路のクロスオーバ周波数は,次による。

  進み交差周波数:

3

0

1

f

f

=

  遅れ交差周波数:f

2

f

0

× 3

最大許容残留トラッキングエラーe

max

に等しい振幅をもつ正弦波状偏位での周波数 f

X

は,最大想定加速

度 α

max

に対応して次による。

max

max

0

π

2

1

e

f

α

=

ディスクからのトラッキングエラー信号は大きな変動をもつため,それぞれの基準サーボループに入力

するトラッキングエラー信号は,規定したバンド幅を保障するため一定のレベル(効果的なループ利得校

正のため)に調整しなければならない。

9.8.2

軸方向のトラッキング基準サーボ

軸方向のトラッキングのために,正規化サーボ伝達関数(H

s

)のクロスオーバ周波数 f

0

=

ω

0

/(2

π)  は,式(2)

となる。

α

max

は,軸方向の最大加速度想定値 8.0 m/s

2

の 1.5 倍とする。最大許容トラッキングエラーe

max

は,この

α

max

の結果から 0.20 μm とする。

したがって,クロスオーバ周波数 f

0

は,次による。

kHz

1

.

2

10

20

.

0

5

.

1

8

3

π

2

1

3

π

2

1

6

max

max

0

=

×

×

×

=

×

=

e

α

f

 (2)

軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数 に対し| 1+H  |  は,

図 に模式的に示すハッチ

ング領域内になければならない。

100 Hz10 kHz の帯域幅  │1+H│は,│1+H

S

│の 20  %以内でなければならない。

26 Hz100 Hz の帯域幅  │1+H│は,次の 4 点で囲まれる範囲内とする。


12

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

  1)    100 Hz で 41.7 dB(100 Hz で  │1+H

S

│−20  %)

  2)    100 Hz で 45.2 dB(100 Hz で  │1+H

S

│+20  %)

  3)    26 Hz で 65.1 dB  (26 Hz で  │1+H

S

│−20  %)

  4)    26 Hz で 85.1 dB  (26 Hz で  │1+H

S

│−20  %に 20 dB を加える。

9.5 Hz26 Hz の帯域幅  |1+H|  は,65.1 dB と 85.1 dB との間になければならない。 

図 4−軸方向のトラッキング基準サーボ

9.8.3

半径方向のトラッキング基準サーボ

半径方向のトラッキングのために,正規化サーボ伝達関数(H

S

)のクロスオーバ周波数 f

0

ω

0

/(2π)  は,

式(3)となる。α

max

は軸方向の最大加速度想定値 1.1 m/s

2

の 1.5 倍とする。最大許容トラッキングエラーe

max

は,この α

max

の結果から 0.022 μm とする。

したがって,クロスオーバ周波数 f

0

  は,次による。

kHz

4

.

2

10

022

.

0

5

.

1

1

.

1

3

π

2

1

3

π

2

1

6

max

max

0

=

×

×

×

=

×

=

e

f

α

  (3)

半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数 に対し|1+|は,

図 に模式的に示すハッチ

ング領域内になければならない。

100 Hz10 kHz の帯域幅    │1+H│は,│1+H

S

│の 20  %以内でなければならない。

28.2 Hz100 Hz の帯域幅    │1+H│は,次の 4 点で囲まれる範囲内とする。 
1) 100

Hz で 43.7 dB(100 Hz で  │1+H

S

│−20  %)

2) 100

Hz で 47.2 dB(100 Hz で  │1+H

S

│+20  %)

3) 28.2

Hz で 65.6 dB(28.2 Hz で  │1+H

S

│−20  %)

−10

80

85.1

65.1

60

45.2 
41.7

20

0

1

100

1 000

10 000

9.5

26

100 000

周波数 (Hz)

 (dB)


13

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

4) 28.2

Hz で 85.6dB(28.2 Hz で  │1+H

S

│−20  %に 20 dB を加える。

9.5 Hz28.2 Hz の帯域幅  |1+|  は,65.6 dB と 85.6 dB との間になければならない。 

図 5−半径方向のトラッキング基準サーボ

第 章  ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性

10  寸法特性

寸法特性は,ディスクの互換性及び適合をとるうえで必要なパラメタを規定する。設計の自由度がある

ところは,機械特性の要素規定にとどめる。寸法要求事項は,

図 に示す。ディスクの各部分について,

中心孔から外周リムまでを規定する。

-10

65.6

43.7

20

0

1

100

1 000

10 000

9.5

28.2

100 000

周波数 (Hz)

85

利得

(dB)

85.6

80

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

65.5

60

 
 
 
 
 
 
 

47.2 
43.7

 
 

 
 
 
 

20

 

 

0

−10


14

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

遷移領域及びクランプゾーン(拡大図)

リム領域(拡大図)

図 6−ディスクの寸法

10.1  基準面

寸法は,二つの基準面 P 及び Q を基準とする。

基準面 P は,主基準面とし,クランプゾーン(10.5 参照)の下面を置く面とする。

リム領域

第 2 遷移領域

第 3 遷移領域

リム領域

遷移領域及びクランプゾーン

d

1

第 1 遷移領域

クランプゾーン

情報ゾーン

d

7

d

6

d

5

d

4

d

3

d

2

h

6

h

6

h

7

h

7

P

Q

d

1

d

7

h

2

e

1

Q

d

2

d

3

d

4

d

5

d

6

h

3

e

2

P

h

5

h

5

h

1

h

4


15

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

基準面 Q は,クランプゾーンの上面の高さで基準面 P と平行な面とする。

10.2  全体寸法

ディスクの直径は,次による。

d

1

=120.00 mm±0.30 mm

基板又はダミー基板の中心孔の直径は,次による(

図 参照)。

mm

mm

00

.

15

15

.

0
0

substrate

=

d

2 枚の基板をはり合わせたとき,ディクスの中心孔の直径は,次による。

mm

00

.

15

2

d

図 7−組立ディスクのあな(孔)

中心孔の両方のエッジは,ばりがあったり,とがった形状であったりしてはならない。それらのエッジ

は,次のとおりに丸めるか又は面取りをしなければならない。

h

5

≦0.1 mm

ディスクの厚さは,次による。

mm

mm

20

.

1

30

.

0

06

.

0

1


=

e

10.3

  第 遷移領域

第 1 遷移領域は,直径 d

2

及び次の直径で囲まれた領域とする。

d

3

≧16.0 mm

この領域は,基準面 P より上及び/又は基準面 Q より下で最大 0.10 mm であってもよい。

10.4

  第 遷移領域

第 2 遷移領域は,直径 d

3

及び次の直径で囲まれた領域とする。

d

4

≦22.0 mm

この領域は,基準面 P 及び/又は基準面 Q を超えて最大 0.05 mm までの平たん(坦)でない部分及びば

りがあってもよい。

10.5

  クランプゾーン

このゾーンは,直径 d

4

及び次の直径で囲まれた領域とする。

d

5

≧33.0 mm

d

substrate

d

2

d

substrate


16

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

各面のクランプゾーンは,平面粗さが 0.1 mm 以内で平たん(坦)でなければならない。クランプゾー

ンの上面,すなわち,基準面 Q の面は,下面,すなわち,基準面 P の面に 0.1 mm 以内で平行でなければ

ならない。

クランプゾーンのディスク厚さ e

2

は,次による。

mm

mm

20

.

1

20

.

0

10

.

0

2

+

=

e

10.6

  第 遷移領域

第 3 遷移領域は,直径 d

5

及び次の直径で囲まれた領域に規定する。

d

6

≦44.0 mm

この領域の上面は,基準面 Q からの高さが h

1

だけ高くなってもよく,h

2

だけ低くなってもよい。

h

1

≦0.25 mm

h

2

≦0.10 mm

この領域の下面は,基準面 P からの高さが h

3

だけ高くなってもよく,h

4

だけ低くなってもよい。

h

3

≦0.10 mm

h

4

≦0.25 mm

10.7

  情報ゾーン

情報ゾーンは,直径 d

6

及び次の直径で囲まれた領域に規定する。

d

7

≧117.5 mm

このゾーンは,リードインゾーン,データゾーン,リードアウトゾーン及び内周と外周のドライブ領域

で構成される(箇条 15 参照)

10.8

  リム領域

リム領域は,直径 d

7

∼  直径 d

1

に囲まれた領域とする。この領域は,基準面 P 又は基準面 Q からの高さ

が h

6

だけ高くともよい。

h

6

≦0.1 mm

ディスクの外周エッジは,ばりがあったり,とがった形状であったりしてはならない。それらのエッジ

は,次のとおりに丸めるか又は面取りをしなければならない。

h

7

≦0.2 mm

10.9

  許容公差についての注意

10.610.8 で規定する h

i

で示す各々の高さは,相互に独立とする。例えば,第 3 遷移領域の上面が h

2

け基準面 Q から下がっている場合,この領域の下面が必ずしも h

3

だけ基準面 P から上がっていなくても

よいことを意味している。寸法が同じ数値“一般的には最大値”であるところでは,これは,実際の値が

同一でなければならないことを意味していない。

11

  機械的特性

11.1

  質量

ディスクの質量は,13.0 g∼20.0 g の範囲内とする。

11.2

  慣性モーメント

回転軸に関するディスクの慣性モーメントは,最大 0.040 g・m

2

とする。

11.3

  ダイナミックインバランス

回転軸に関するディスクのダイナミックインバランスは,最大 2.5 g・mm とする。


17

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

11.4

  軸方向の振れ量

3.49 m/s の基準速度(9.5 参照)で回転させ,軸方向のトラッキングのための基準サーボをもつ光学シス

テムで測定するとき,基準面に垂直の方向での公称位置からの記録層の偏差は,0.30 mm 以下とする。

11.4.1

  基準速度でのトラッキング要求事項  (CLV)

基準速度でディスクを回転させて,軸方向トラッキングの基準サーボで測定した 10 kHz 以下の残留トラ

ッキングエラーは,

0.13 μm 以下とする(対物レンズの移動は,記録層への光学ビームの焦点で移動する。)。

測定フィルタは,次のバタワース低域フィルタとする。

f

c

 (−3 dB):10 kHz,傾斜:−80 dB/decade

11.4.2

  3 000 RMP でのトラッキング要求事項

4 倍の基準速度を超えて記録するディスクは,次の要求事項を満たさなければならない。

3 000 RPM の回転速度に固定して,軸方向トラッキングの基準サーボで測定した 10 kHz 以下の残留トラ

ッキングエラーは,E

ax

 (r) μm を超えてはならない。E

ax

は,次の規定に従った半径 の関数とする。

  が 29 mm 以下

( )

μm

20

.

0

ax

=

r

E

  が 29 mm 以上

( )

μm

20

.

0

29

2

ax

×

=

r

r

E

の単位は,mm とする。

8 倍の基準速度を超えて記録するディスクは,更に次の要求事項を満たさなければならない。

いずれの半径においても残留トラッキングエラーは,0.40 μm 以下とする。

50 Hz 成分があるときは,それを残留トラッキングエラーから取り除いて判断する(例えば,サンプリ

ングした測定データを計算処理するなどの方法による。

11.5

  半径方向の振れ量

ディスクの外周エッジの振れは,0.30 mm

 pp

以下とする。

トラックの半径方向の振れは,70 μm

 pp

以下とする。

測定機器としての基準サーボ使用法及び高速サーボ実装での測定結果の取扱いについては,

附属書 

参照。

11.5.1

  基準速度でのトラッキング要求事項  (CLV)

3.49 m/s の基準速度(9.5 参照)で回転させて,半径方向トラッキングの基準サーボで測定した 1.1 kHz

(= 9.8.1 で規定する fx)以下の残留トラッキングエラーは,0.015 μm 以下とする。

測定フィルタは,次のバタワース低域フィルタとする。

f

c

 (−3 dB):1.1 kHz,傾斜:−80 dB/decade

半径方向トラッキング基準サーボを用いて 20 ms の積算時間で測定した 1.1 kHz∼10 kHz の周波数帯域で

の残留エラー信号のノイズ実効値は,0.016 μm 以下とする。

測定フィルタは,次のバタワース帯域フィルタとする。

周波数範囲  (−3 dB)    1.1 kHz,傾斜:+80 dB/decade

周波数範囲  (−3 dB)    10 kHz,傾斜:−80 dB/decade

11.5.2

  3 000 RPM でのトラッキング要求事項  (CAV)

4 倍の基準速度を超えて記録するディスクは,次の要求事項を満たさなければならない。

3 000 RPM の回転速度に固定して,半径方向トラッキングの基準サーボで測定した 10 kHz 以下の残留ト

ラッキングエラーは,E

rad

 (r) μm を超えてはならない。E

rad

は,次の規定に従った半径 の関数とする。


18

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

が 29 mm 以下

( )

m

μ

025

.

0

rad

=

r

E

が 29 mm 以上

( )

m

μ

025

.

0

29

2

rad

×

=

r

r

E

の単位は,mm とする。

8 倍の基準速度を超えて記録するディスクは,更に次の要求事項を満たさなければならない。

いずれの半径においても残留トラッキングエラーは,0.055 μm 以下とする。

信号に 50 Hz の成分が存在する場合は,これらの要求事項の前に残留トラッキングエラーから除去しな

ければならない(例えば,サンプルした測定データで計算処理をする場合)

。このプロセスはディスクの純

粋な偏心の影響を効果的に取り除くことができる。

12

  情報ゾーンの光学的特性

12.1

  屈折率

情報ゾーンにおける基板の屈折率は,1.55±0.10 とする。

12.2

  基板の厚さ

入射面から記録層までの基板厚さは,基板の屈折率の関数とし,

図 の囲まれた領域とする。

図 8−基板の厚さ

12.3

  反射率

基板のダブルパス光学的透過及び記録層の反射率は,ディスクの反射率 として一緒に測定する。

値は,

附属書 によって測定し,情報ゾーンでは,次のとおりとする。

1.40

1.50

1.60

1.70

0.600

0.580

0.620

(1.45; 0.633)

(1.65; 0.620)

(1.56; 0.620)

(1.45; 0.593)

(1.56; 0.580)

(1.65; 0.580)

屈折率

厚さ

(mm)


19

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

未記録のグルーブにおいて R

d

は,45  %∼85  %とする。

記録済みのグルーブにおいて R

14H

は,45  %∼85  %とする。

未記録のグルーブ反射率 R

d

及び適用する記録ストラテジ(29.3.2 参照)で最適化した記録パワーactual

P

peak

は,次の要求事項を満たす。

R

d

× actual P

peak

15

(mW)

for

IND

peak_max

ジのλ

適応する記録ストラテ

λ

P

× 9 mW

12.4

  複屈折

基板の複屈折は,

附属書 によって測定し,60 nm 以下とする。

12.5

  角度偏差

角度偏差は,基準面 P に垂直に入射する光と反射する光との間の角度αとする(

図 参照)。入射光は,

0.3∼3.0 mm 範囲の直径をもつ。この角度αは,入射面及び記録層と入射面との非平行によるゆがみを含

む。

図 9−角度偏差 α

その角度偏差は次のとおりとする。

半径方向   |α|  ≦ 0.70°

1 回転の半径方向の α の偏差は,最大 0.80

°

pp

とする。

接線方向    |α|  ≦ 0.30°

第 章  情報フォーマット

13

  データフォーマット

ホストから受け取ったデータを,主データという。主データを,ディスクに記録する前に,次の順に変

換し,フォーマットを行う。

−  データフレーム

−  スクランブルドフレーム

− ECC ブロック

− 16 記録フレーム

− 16 物理フレーム

基板

α

入射ビーム

反射ビーム

入射面

記録層

P


20

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

−  記録ユニット

これらのステップは,13.113.8 で規定する。

13.1

  データフレーム

データフレームは,各行 172 バイトを含む 12 行の配列に配置した 2 064 バイトによって構成する(

図 10

参照)

。識別データ(ID),ID 誤り検出符号(IED)及び予備バイト(RSV)と呼ばれる三つのフィールドで最初の

行が始まり,160 バイトの主データが続く構成にする。次の 10 行は,各 172 バイトの主データからなり,

最後の行は,168 バイトの主データに 4 バイトの誤り訂正符号(EDC)が続く構成にする。2 048 の主データ

は,D

0

∼D

2 047

とする。

172 バイト

 4

バイト

2

バイト

6

バイト

ID IED RSV

主データ 160 バイト (D

0

∼D

159

)

                    主データ 172 バイト (D

160

∼D

331

)

                    主データ 172 バイト (D

332

∼D

503

)

                    主データ 172 バイト (D

504

∼D

675

)

                    主データ 172 バイト (D

676

∼D

847

)

 
 
 
 

                    主データ 172 バイト (D

848

∼D

1 019

)

12 行

                    主データ 172 バイト (D

1 020

∼D

1 191

)

                    主データ 172 バイト (D

1 192

∼D

1 363

)

                    主データ 172 バイト (D

1 364

∼D

1 535

)

                    主データ 172 バイト (D

1 536

∼D

1 707

)

                    主データ 172 バイト (D

1 708

∼D

1 879

)

                    主データ 168 バイト (D

1 880

∼D

2 047

) EDC

4 バイト

図 10−データフレーム

13.1.1

識別データ  (ID)

このフィールドは,4 バイトで構成し,そのビットは,最下位ビット(lsb)を b

0

とし,最上位ビット(msb)

を b

31

とする連続した番号付けをする(

図 11 参照)。

図 11−識別データ  (ID)

セクタ情報である最上位バイトのビットは,次による。

(msb)  b

31

                b

24

 b

23

                                                          b

0

セクタ情報

セクタ番号

(lsb)

b

31

          b

30

          b

29

          b

28

      b

27

              b

26

      b

25

          b

24

セクタフォー

マットタイプ

トラッキング

方法

反射率

予備

ゾーンタイプ

データタイプ レイヤ番号


21

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ビット b

31

CLD フォーマットを示す“0”に設定する。

ビット b

30

ピットトラッキングの可否を示す“0”に設定する(31.2.5 参照)

ビット b

29

反射率が 40  %以上を示す“0”に設定する。

ビット b

28

“0”に設定する。

ビット b

27

及び b

26

次の値に設定する。

データゾーン

“0”

リードインゾーン

“0”

リードアウトゾーン

“0”

ビット b

25

再生専用データを示す“0”に設定する。

ビット b

24

入射面から一つの記録層だけアクセスできることを示す“0”に設定する。

ビット b

0

∼b

23

の最下位 3 バイトは,物理セクタ番号を 2 進数表示で表す。16 セクタで構成する ECC ブ

ロックの最初の物理セクタ番号は,16 の整数倍とする。

13.1.2

ID 誤り検出符号  (IED)

図 10 に示す配列のすべてのバイトを C

i,j

(i=0∼11,j=0∼171)とするとき,IED のバイトは,C

0,j

(j=4

∼5)で表す。これらの設定は,次による。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

C

x

j

j

j

E

2

5

4

5

,

0

mod

IED

=

=

=

ここに,

I(x):

j

j

j

x

C

=

3

3

0

0,

G

E

 (x): (x+1) (x+α)

α は原始多項式 P (x)=x

8

x

4

x

3

x

2

+1 の原始根とする。

13.1.3

予備バイト  (RSV)

このフィールドは,6 バイトで構成する。最初のバイトは,アプリケーションで規定する。アプリケー

ションで規定しない場合は,これを予備とし,(00)とする。残りの 5 バイトは,予備とし,すべて(00)とす

る。

どのような状況であっても,ホストから受け取ったデータ以外のものをこのフィールドに記録すること

があってはならない。

注記  レコーダ及びドライブは,ユーザが任意に定義した数値をフィールドに何らかの方法で記録す

るように作られているか又は記録できるようにこれらの機器を容易に改造できるとき,このド

ライブは,回避装置とみなす。

13.1.4

誤り検出符号  (EDC)

この 4 バイトフィールドには,先行するデータフレームの 2 060 バイトにわたって計算した誤り検出符

号のパリティを入れる。データフレームを,ID フィールドの最初のバイトの最上位ビットで始まり,EDC

フィールドの最下位ビットで終了する単一ビットフィールドとしたとき,この最下位ビットを b

0

とし,最

上位ビットを b

16 511

とし,EDC の各ビット b

i

は,i=0∼31 に対し,次による。

( )

( )

( )

x

G

x

I

x

b

x

i

i

i

mod

EDC

31

0

=

=

=

ここに,

I(x):

i

i

i

x

b

=

511

16

32

G (x): x

32

x

31

x

4

+1


22

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

13.2

  スクランブルドフレーム

2 048 主データバイトは,図 12 に示すシフトレジスタのビット r

7

(msb)  ∼r

0

 (lsb)  のビットが,8 ビット

シフトごとに,スクランブルをかけるバイトを表すフィードバックビットシフトレジスタ回路によって,

スクランブルする。

図 12−フィードバックレジスタ

データフレームのスクランブル処理を始めるとき,シフトレジスタのビット r

14

∼r

0

は,

表 の値にプリ

セットする。同じプリセット値は,16 個の連続したデータフレームに使用される。16 グループの 16 デー

タフレーム処理の後,手順は最初から繰り返される。初期のプリセット番号は,データフレームの ID フ

ィールドのシフトレジスタのビット b

7

 (msb)∼b

4

 (lsb)のビットによって表す値と等しい。表 は,16 初期

プリセット番号に相当するシフトレジスタの初期プリセット値を表す。

表 1−シフトレジスタの初期値

初期プリセット番号

初期プリセット値

初期プリセット番号

初期プリセット値

(0) (0001) (8) (0010) 
(1) (5500) (9) (5000) 
(2) (0002) (A) (0020) 
(3) (2A00) (B) (2001) 
(4) (0004) (C) (0040) 
(5) (5400) (D) (4002) 
(6) (0008) (E) (0080) 
(7) (2800) (F) (0005)

シフトレジスタのビット r

7

∼r

0

の初期値の部分は,スクランブルをかけるバイト S

0

として取り出す。そ

の後,8 ビットシフトが 2 047 回繰り返し,レジスタ r

7

∼r

0

によって,スクランブルをかける 2 047 バイト

を S

1

から S

2 047

として取り出さなければならない。データフレームの主データバイト D

k

は,次によってス

クランブルバイト D

k

となる。

D

k

  =D

k

  +  S

k

            k=0∼2 047

ここに,

排他的論理和 (Exclusive OR)

13.3

  ECC ブロック

ECC ブロックは,16 個の連続スクランブルドフレームを,各行 172 バイトからなる 192 行に配列する(図

13 参照)。172 列の各々に外符号パリティ 16 バイトを加え,その結果,208 行になった各行に内符号パリ

r

14

r

13

r

11

r

12

r

10

r

9

r

7

r

8

r

6

r

5

r

3

r

4

r

2

r

1

r

0

各 8 ビットシフトの S

k


23

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ティ

10

バイトを加える。完全な

ECC

ブロックは,各行

182

バイトからなる

208

行によって構成する。こ

の配列のバイトは,が行数で が列数である

B

i,j とし,次による。

i

0

191

及び j

0

171

に対する

B

i,j は,スクランブルドフレームからのバイト。

i

192

207

及び j

0

171

に対する

B

i,j は,外符号パリティ

(PO)

のバイト。

i

0

207

及び j

172

181

に対する

B

i,j は,内符号パリティ

(PI)

のバイト。

192 行

B

0

B

1

,

0

B

2

,0

B

0

,1

B

0,170

B

0,171

B

0,172

B

0

,

181

B

1

,

1

B

1,170

B

1,171

B

1,172

B

1

,181

B

2

,1

B

2,170

B

2,171

B

2,172

B

2

,181

B

190

,

0

  B

190

,

1

B

190,170

B

190,171

B

190,172

B

190

,181

B

189

,

0

  B

189

,

1

B

189,170

B

189,171

B

189,172

B

189

,

181

B

207

,0

  B

207

,

1

B

207,170

B

207,171

B

207,172

B

207

,181

B

191

,

0

  B

191

,1

B

191,170

B

191,171

B

191,172

B

191

,181

B

192

,

0

  B

192

,1

B

192,170

B

192,171

B

192,172

B

192

,181

16 行

10 バイト

PI 

172 バイト

PO 

,0

図 13ECC ブロック

PO

及び

PI

バイトは,次の式によって算出する。

列 j

0

171

の各々で

16 PO

バイトは,剰余多項式 R

j

 (

x

)

で定義され,外符号

RS (208,192,17)

を形成する。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

B

x

R

j

i

i

j

i

j

PO

16

207

192

207

,

mod

=

=

=

ここに,

I

j

(

x

)

i

i

i,j

x

B

191

191

0

=

G

PO

(

x

)

+

15

0

=

)

(

k

k

x

α

行 i

0

207

の各々で

10 PI

バイトは,

剰余多項式 Ri

 (

x

)

で定義され,

内符号

RS (182,172,11)

を形成する。

( )

( )

( )

x

x

x

I

x

x

R

i

j

j

j

i

i

PI

10

181

172

181

,

mod

B

G

=

=

=

ここに,

I

i

(

x

)

j

j

i,j

x

B

171

171

0

=

G

PI

(

x

)

α

+

9

0

=

)

(

k

k

x

αは原始多項式

P (

x

)

x

8

x

4

x

3

x

2

1

の原始根とする。

2,0


24

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

13.4

記録フレーム

16

個の記録フレームは,一つの

ECC

ブロックの中の

12

行ごとのデータから作られた

16

個の

PO

行のう

ちの一つをインタリーブすることによって算出できる(

図 14)。これは,

ECC

ブロックのバイト

b

i,j

を,次

の式に対する

B

m,n

として再配置することによって算出する。

mi

int [

i

/12]

  及び nj

191

以下)

m

13

×

(

i

191)

1

  及び nj

192

以上)

ここに,

 int

[

x

]

以下の最大の整数

このようにして一つの

ECC

ブロックの

37 856

バイトは,各セクタ

2 366

バイトからなる

16

個の記録フ

レームとして再配置される。各記録フレームは,各行

182

バイトからなる

13

行のデータ列を構成する。

図 14ECC ブロックから得た記録フレーム

13.5

変調及び NRZI 変換

各記録フレームの

8

ビットバイトは,二つの“

1

”の間に最小

2

個の“

0

”及び最大

10

個の“

0

”が含む

ラン長の制限をもつ

16

ビット符号語に変換する

 [RLL(2,10)]

附属書 は,適用する変換テーブルを規定

する。主変換テーブル及び代替テーブルは,各

256

個の

8

ビットバイトに対して

4

状態のうち一つによっ

16

ビット符号語を規定する。各

8

ビットバイトに対して,テーブルは,相当する符号語だけでなくエン

コードする次の

8

ビットバイトの状態を示す。

182 bytes

13

rows

  B

0,0

  B

11,0

  B

12,0

  B

23,0

  B

192,0

  B

193,0

  B

191,0

  B

207,0

  B

180,0

  B

0,171

  B

11,171

  B

192,171

  B

193,171

  B

191,171

  B

,171

207

  B

180,171

  B

12,171

  B

,171

23

  B

0,172

  B

11,172

  B

192,172

  B

193,172

  B

191,172

  B

,172

207

  B

180,172

  B

12,172

  B

,172

23

  B

0,181

  B

11,181

  B

192,181

  B

193,181

  B

191,181

  B

,181

207

  B

180,181

  B

12,181

  B

,181

23

13

rows

13

rows

Recording

Frames 2 - 14

Recording

Frame 0

Recording

Frame 1

Recording

Frame 15

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

記録フレーム

0

記録フレーム

1

記録フレーム

2~14

記録フレーム

15

182 バイト

13 行

13 行

13 行

2

∼14


25

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

16

ビット符号語は,ディスクに記録する前にチャネルビットに

NRZI

変換する(

図 15 参照)。チャネル

クロック長は

2

連続したチャネルビットの間の時間とする。

図 15NRZI 変換

13.6

物理セクタ

物理セクタの構造は,

図 16 に示すように,各行が二つの同期フレームからなる

13

行で構成する。一つ

の同期フレームは,

表 の同期符号の一つと

1 456

チャネルビットとで構成し,

1 456

チャネルビットは,

記録フレームの一つの行のそれぞれの第

1

及び第

2

91

8

ビットバイトを表す。

物理セクタの第

1

行は,

記録フレームの第

1

行を表し,物理セクタの第

2

行は記録フレームの第

2

行を表し,以下同様とする。

32 チャネル

ビット

 
 
 
 

1 456

チャネルビット

32 チャネル

ビット

 
 
 
 

1 456

チャネルビット

 SY0

SY5

SY1  SY5

SY2  SY5

SY3  SY5

SY4  SY5

SY1  SY6

13 行

SY2  SY6

SY3  SY6

SY4  SY6

SY1  SY7

SY2  SY7

SY3  SY7

SY4  SY7

 
 
 
 

同期フレーム

 
 
 
 

同期フレーム

図 16−物理セクタ

物理セクタの記録は,第

1

行の第

1

同期フレームで始まり,第

2

行の第

2

同期フレームに続き,行ごと

に以下同様とする。同期符号及び

16

チャネルビットの状態は,13.8 に定義する。

16 チャネルビット

NRZI 変換パルス

8 ビット

バイト

NRZ 変換

変調器

排他的論理和

1 T 遅延

16 ビット

符号語

T=1 チャネルクロック間隔

1

NRZ  変換信号:

NRZI 変換信号:

16 ビット符号語パターン:

0

0

0

0

0 0

0 0 0

0 0

0

1

1

1


26

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 2−同期符号

状態 1 及び状態 2

主同期符号                                        副同期符号

    (msb)                        (lsb)       (msb)                                  (lsb) 
SY0=0001001001000100 0000000000010001  /  0001001000000100 0000000000010001 
SY1=0000010000000100 0000000000010001  /  0000010001000100 0000000000010001 
SY2=0001000000000100 0000000000010001  /  0001000001000100 0000000000010001 
SY3=0000100000000100 0000000000010001  /  0000100001000100 0000000000010001 
SY4=0010000000000100 0000000000010001  /  0010000001000100 0000000000010001 
SY5=0010001001000100 0000000000010001  /  0010001000000100 0000000000010001 
SY6=0010010010000100 0000000000010001  /  0010000010000100 0000000000010001 
SY7=0010010001000100 0000000000010001  /  0010010000000100 0000000000010001

状態 3 及び状態 4

主同期符号                                        副同期符号

    (msb)                        (lsb)       (msb)                                  (lsb) 
SY0=1001001000000100 0000000000010001  /  1001001001000100 0000000000010001 
SY1=1000010001000100 0000000000010001  /  1000010000000100 0000000000010001 
SY2=1001000001000100 0000000000010001  /  1001000000000100 0000000000010001 
SY3=1000001001000100 0000000000010001  /  1000001000000100 0000000000010001 
SY4=1000100001000100 0000000000010001  /  1000100000000100 0000000000010001 
SY5=1000100100000100 0000000000010001  /  1000000100000100 0000000000010001 
SY6=1001000010000100 0000000000010001  /  1000000001000100 0000000000010001 
SY7=1000100010000100 0000000000010001  /  1000000010000100 0000000000010001

13.7

記録ユニット

(

RUN

)

のレイアウト

図 17 に記録ユニットのレイアウトを示す。

1

個の

RUN

は,単一

ECC

ブロック内の

16

個の物理セクタを

1

セットとして,その整数倍

(M

1)

で構成

する。

M

個の

ECC

ブロックの先頭には,リンクの位置が不正確な場合の影響を低減するために

8

チャネ

ルビットを配置する。ただし,最後の物理セクタの最後尾の

8

チャネルビットは記録時には使わない。リ

ンクの

8

チャネルビット及び次の同期符号

SY0

(状態

1/2

又は状態

3/4

から選択する。

)は,13.5 で規定す

るラン長制限を満たすように無作為に選択する。

ECC

ブロック

N

から始まる

M

個の

ECC

ブロック

(M

1)

の各

RUN

は,次のように記録する。

ECC

ブロック

N

1

中のリンクのための

8

チャネルビット

ECC

ブロック

N

N

M

2

M

2

以上とする)

ECC

ブロック

N

M

1

      (記録しない最終の

8

チャネルビットを除く。

ECC

ブロック

N

1

までが記録されておらず,

ECC

ブロック

N

から始まる

RUN

を記録するとき,

RUN

は,すべての主データバイトを

 (00)

に設定したダミー

ECC

ブロック

N

1

をもつように拡張する(箇条

23

参照)


27

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

図 17−記録ユニットのレイアウト

13.7.1

記録ユニットの位置

16

個の物理セクタからなる各々の

ECC

ブロックは,四つの

ADIP

語に対応する(14.4.1.1 参照)

RUN

は,二つの最下位ビットを無視した物理セクタ番号

(PSN)

が,

ADIP

のローカル物理アドレス

(PAA)

に対応

するようにトラックの構造上に配置する。

PSN

は,次による。

PSN

4

×

PAA

ここに,

i

0, 1, 2

及び

3

例えば,物理セクタ番号

 (030000)

(030003)

は,物理

ADIP

アドレス

(00C000)

に対応する。

理論上の

RUN

の開始位置の基準は,二つの最下位アドレスビットが

(00)

に設定する

ADIP

語の

ADIP

同期ユニットに続くウォブル

15

とする(14.4.1.1 及び

図 21 参照)。理論上の開始位置は,読取りチャネル

2

から得られたウォブル信号で先述のウォブル

15

の中心であるゼロクロスの位置から

8

チャネルビット分,

後の位置とする。

記録の開始は,理論上の開始位置から±

5

チャネルビット以内とする。

記録時のチャネルビットクロックは,ウォブル周波数に同期しなければならない。

13.8

直流成分抑圧制御

半径方向のトラッキング及び高周波信号の検出を確実にするために,チャネルビットパターンのストリ

ームの低周波成分は,

できる限り低く保つことが望ましい。

これを達成するために,

ディジタル総計値

DSV

4.3 参照)は,できるだけ低く保つようにする。変調の始めの

DSV

は,

0

に設定する。

DSV

の現在値を減少させる幾つかの方法を,次に示す。

a

)

主同期符号と副同期符号との間の同期符号を,選択する。

b

) 0

87

の範囲の

8

ビットバイトに対して,代替変換表は,すべての状態に対して代わるべき

16

ビット

符号語を示す。

c

) 88

255

の範囲の

8

ビットバイトに対して,指定した状態が

1

又は

4

のとき,

RLL

の要求事項を満た

す場合,

16

ビット符号語は状態

1

又は状態

4

から選択できる。

これらの可能性を活用するために,

ストリーム

1

及びストリーム

2

の二つのデータストリームを生成し,

ストリーム

1

は,主同期符号で,ストリーム

2

は,同期符号の同じ部類の副同期符号で,各々開始する。

リンキング

ECC  ブロック

8 T

最大±5T

理論的開始位置

実際の開始位置

ウォブル 15 の中間

M ECC ブロック

記録される部分

ECC  ブロック

N+M−1

N

8チャネル

ビット

最後の8

チャネル

ビット

記録時に

無視され

る部分


28

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

両ストリームは,個別に変調するので,主同期符号と副同期符号とのビットパターン間の差異によって異

なった

DSV

を生成する。

b

)

及び c

)

の場合,一つの

8

ビットバイトを表すのに二つの可能性がある。各ストリームの

DSV

は,この

選択を行う

8

ビットバイトの手前から一つ前の

8

ビットバイトまで計算する。最も低い

|DSV|

のストリーム

を選択し,もう一つのストリームに複製する。それから次のビットバイトの符号語の一つがストリーム

1

に入り,他の一つは,ストリーム

2

に入る,この動作は,b

)

又は c

)

の発生の都度繰り返す。

b

)

の場合は,両ストリームでの同じパターン位置で常に起こるが,c

)

の場合は,例えば,前の

8

ビット

バイトで規定した次の状態が

1

又は

4

の代わりに

2

又は

3

になり得るために,ストリームの一つで起こる

が他の一つでは起こらない可能性がある。その場合,次の三つの手順を適用する。

1

)

両ストリームの

 |DSV|

を比較する。

2

)

c

)

の場合が起こるストリームの

|DSV|

が,もう一つのストリームのものより小さければ,その c

)

の場

合が起こったストリームを選択し,他のストリームに複製する。次の

8

ビットバイトの符号語の一

つがこのストリームに入り,もう一方は,もう一方のストリームに入る。

3

)

c

)

の場合が起こったストリームの

|DSV|

が,他のストリームのものより大きければ,この c

)

の場合は

無視し,その

8

ビットバイトは,規定された状態に従って決められる。

b

)

及び c

)

の場合,

|DSV|

が等しいとき,ストリーム

1

又はストリーム

2

の選択の決定は,この規格では規

定しない。

a

)

の場合の手順は,次による。

1

)

同期フレームの終わりで,b

)

又は c

)

のいずれかが発生した場合に,両方の

DSV

が計算し,より低い

|DSV|

をもつストリームが選択し,もう一方のストリームに複製する。そして,適切なカテゴリの次

の主同期符号及び副同期符号のそれぞれのストリームに挿入する。

2

)

同期フレームの終わりで

DSV

が,+

63

より大きいか又は−

64

より小さい場合,そのとき同期フレ

ームの始めの同期符号は,主同期符号から副同期符号に変えるか又はその逆にする。これによって

小さい

|DSV|

が得られる場合,その変更を決定し,

|DSV|

がより小さくなければ,元の同期符号が保

持する。

DSV

の計算中,

DSV

の実際の値は,−

1 000

と+

1 000

との間を変動する可能性があり,

DSV

のカウン

ト範囲は,少なくとも−

1 024

∼+

1 023

がよい。

14

トラックフォーマット

14.1

トラック形状

情報ゾーン(10.7 参照)の領域には,単一スパイラルのグルーブからなるトラックがある。各々のトラ

ックは,このグルーブの

1

回転分から成り立つ。各トラックの形状は,

第 章によって定義する。データ

の記録は,このグルーブに行う。

情報ゾーン上のトラックは,中心線から位相変調した正弦波状にウォブルしており,このウォブルにデ

ィスクの位置情報を含める。

トラックは,情報ゾーンでは連続していて,その開始位置は,半径

22.00 mm

(最大)とし,終了位置は,

半径

58.75 mm

(最小)とする。

14.2

トラック経路

トラック経路は,内周から外周へと連続する

1

本のスパイラルでありリードインゾーンから始まりリー

ドアウトゾーンの終了位置で終わる。ここにおいて,ディスクの回転の方向は光ピックアップヘッド側か


29

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ら見て反時計方向とする。

14.3

トラックピッチ

トラックピッチは,隣接したトラックの各平均トラックセンター線間距離を半径方向に測定する。トラ

ックピッチは,

0.74

±

0.03 μm

とし,情報ゾーン内での平均値は,

0.74

±

0.01 μm

とする。

14.4

トラックレイアウト

トラックのウォブルは,トラックの仮想的中心線からの正弦波状偏位であり,その波長は,

4.265 6 μm

±

0.045 0 μm

とし,

32

チャネルビットの長さに相当する。

ディスク製造時に,このウォブルを発生させる発振器の全高調波ひずみは,−

40 dB

以下とする。ウォ

ブルは,そのウォブル繰返しを交互に反転することによって位相変調する。このウォブル変調によって格

納する情報を,プリグルーブ内アドレス又は

ADIP

と呼ぶ(14.4.1.1 参照)

14.4.1

ADIP 情報

ディスクに記録するデータは,ウォブルに格納する

ADIP

情報に対して正しい位置関係で記録しなけれ

ばならない。したがって,

93

個のウォブル長さが,二つの同期フレーム長さに相当する。この

93

個のウ

ォブル部分のうち,最初の

8

個のウォブル部分に

ADIP

情報を含む(

図 18 参照)。

1

ウォブルの長さは,

32

チャネルビット長に等しい

  (

32T)

1 ADIP

ユニットは,

2

同期フレーム当たり,八つの変調したウォブルに等しい。

図 18ADIP の構造

14.4.1.1

ADIP 語の構造

52

個の

ADIP

ユニットが,まとまって

1

個の

ADIP

語を構成する。すなわち

1

個の

ADIP

語は,

4

×

13

×

2

同期フレーム,すなわち

4

物理セクタに相当する。

各々の

ADIP

語は,

1

個の

ADIP

同期ユニット及び

51

個の

ADIP

データユニットで構成する。

1

個の

ADIP

同期ユニットは,

ADIP

同期のための

4

個の反転ウォブルと

4

個の非反転の連続ウォブルで

構成する。

1

個の

ADIP

データユニットは,ビット同期のための

1

個の反転ウォブル,

3

個の非反転の連続ウォブル

及び

1

個のデータを示す

4

個のウォブルで構成する(14.4.1.3 参照)

93 ウォブル

16 ウォブル

16 ウォブル

1 488 チャネルビット

2 同期フレーム

85 個の位相変調のないウォブル信号

1 488 チャネルビット

データ

データ

同期

同期

1 ADIP ユニット

=8 ウォブル

 


30

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

図 19ADIP 語の構造

データビットに含む情報を,次に示す。

ビット 1 

予備。

0

”に設定する。

ビット 223 

これらの

22

ビットは,物理

ADIP

アドレスを含む。

ビット

2

が最上位ビットで,ビット

23

が最下位ビットとする。アドレスは,

一つの

ADIP

語ごとに

1

ずつ増えてゆく。

情報ゾーンの最初の

ADIP

アドレス

 (00C00)

は,ディスク半径が

24.00 mm

0.00 mm /

0.20 mm

の位置とする。

物理

ADIP

アドレス

 (098150)

は,リードアウトゾーンの最初のアドレスに相

当し,ディスク半径にして

58.00 mm

以下の位置とする。

ビット 2431 

これらの

8

ビットは,ディスクに関する補助情報を示す。

連続した

256

個の

ADIP

語から選んだビット

24

31

は,

256

バイトの情報を

もつ

ADIP

補助フレームを形成する。各々の

ADIP

補助フレームの最初のバ

イトは,

256

の倍数の物理アドレスをもつ

ADIP

語の部分に書く

[

物理アドレ

= (xxxx00)]

ディスクのリードインゾーンの補助バイトは,物理フォーマット情報を格納

しなければならない。この

256

バイトの内容は,

表 及び 14.4.2 で定義する。

ディスクのデータゾーンの補助バイトは,拡張フォーマット情報を格納して

よい(

附属書 参照)。使用しない場合は,すべてのバイトを

(00)

に設定する。

ディスクのリードアウトゾーンの補助情報バイトは,

(00)

に設定する。

ビット 3251 

これらの

20

ビットは,

ADIP

情報についてのエラー訂正パリティとして用い

る(14.4.1.2 参照)

14.4.1.2

ADIP エラー訂正

ADIP

のエラー訂正のために,

ADIP

データビットを,

4

ビット単位のニブルとしてグループ化する。デ

ータビットのニブル列への配置を,

図 20 で定義する。ビット

0

は,ダミービットでエラー訂正器の便宜の

ために“

0

”とする。

 

ウォブル  0

ウォブル  1∼3

ウォブル  4∼7

1E C ブロック

同期ユニット

データユニット

データユニット

データユニット

ビット同期

ビット同期

ビット同期

ADIP 語同期

ADI

P

4 ADI

P

4

物理セク

データビット  1

データビット  2

データビット 51


31

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ニブル N

0

ビット 0

ビット 1

ビット 2

ビット 3

ニブル N

1

ビット 4

ビット 5

    :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

ビット 20

    :

        :

ビット 23

6

ニブル

 
ADIP 
アドレス 

        :

ビット 24

    :

        :

        :

ニブル N

7

ビット 28

    :

        :

ビット 31

2

ニブル

AUX 
データ

ニブル N

8

ビット 32

    :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

        :

ニブル N

12

ビット 48

ビット 49

ビット 50

ビット 51

5

ニブル

ニブル

用 R-S 
ECC

図 20ADIP エラー訂正の構造

ニブルを基にしたリードソロモンコード

RS (13.8.6)

が作られ,その中で五つのパリティニブル

N

8

N

12

までを,多項式 R

(

x

)

で定義する。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

N

x

R

i

i

i

PA

5

12

8

12

mod

=

ここに,

I

(

x

)

=

7

0

7

i

i

i

x

N

G

PA

(

x

)

(

)

=

+

4

0

k

k

x

α

αは,原始多項式

P(

x

)

x

4

x

1

の原始根“

0010

”とする。

また,五つのパリティニブル

N

8

N

12

のすべてのビットは,記録前に反転しておく。

14.4.1.3

ADIP の変調規則

ADIP

ユニットは,

8

ウォブルサイクルの中の正弦波の幾つかを反転させることによって変調する。

 PW

を正のウォブルとする。このときウォブルは,ディスクの内周側へ向かって偏位を開始する。

 NW

を負のウォブルとする。このときウォブルは,ディスクの外周側へ向かって偏位を開始する。

反転のない,単純なウォブルはすべて

PW

とする。

図 21 

ADIP

の変調規則を示す。


32

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ADIP

語同期部の変調:

0

”を示す

ADIP

変調:

1

”を示す

ADIP

変調:

図 21ADIP 変調規則

        4NW                            4PW

ウォブル番号  92       0              1              2              3            4              5              6

7            8

ADIP 同期ユニット

  1NW            3PW

  2NW                        2PW

ウォブル番号  92          0              1              2              3              4              5              6              7            8

“1”を示す ADIP のパターン

    1NW            3PW                2PW                      2NW

ウォブル番号  92

0  

  1            2       3           4

5           6

  7            8

“0”を示す ADIP のパターン


33

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 3ADIP 中の物理フォーマット情報

バイト番号

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号 1

1

ディスクサイズ 1

2

ディスク構造 1

3

記録密度

1

4∼15

データゾーン位置の指定 12

16 (00)に設定

1

17

ディスクアプリケーションコード 1

18

拡張情報の参照子 1

19∼26

ディスク製造業者 ID 8

27∼29

メディアタイプ ID 3

30

ディスクの改訂履歴番号 1

31 ADIP のバイト 63 までに使用している物理フォーマット情報の数 1 
32

基本記録ストラテジに対応する主記録速度 1

33

基本記録ストラテジに対応する上位記録速度 1

34

波長  λ

IND

1

35

正規化記録パワーの波長依存性 1

36

主速度での最大読取りパワー 1

37

主速度での P

IND

 1

38

主速度での β

target

 1

39

上位速度での最大読取りパワー 1

40

上位速度での P

IND

 1

41

上位速度での β

target

 1

42

主速度での cm

a

)

≧4T の場合の先頭パルス T

top

の継続時間 1

43

主速度での cm=3T 時の先頭パルス T

top

の継続時間 1

44

主速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間 1

45

主速度での最終パルス T

lp

の継続時間 1

46

主速度での cm≧4T の場合の先頭パルスの dT

top

 1

47

主速度での cm=3T の場合の先頭パルスの dT

top

 1

48

主速度での ps

b

)

=3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

l

e

 1

49

上位速度での cm≧4T の場合の先頭パルス T

top

の継続時間 1

50

上位速度での cm=3T の場合の先頭パルス T

top

の継続時間 1

51

上位速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間 1

52

上位速度での最終パルス T

lp

の継続時間 1

53

上位速度での cm≧4T の場合の先頭パルスの dT

top

 1

54

上位速度での cm=3T の場合の先頭パルスの dT

top

1

55

上位速度での ps=3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

l

e

 1

56∼63

予備  すべて (00)

8

64∼95 EI ブロック 0 32

96∼127 EI ブロック 1 32

128∼159 EI ブロック 2 32 
160∼191 EI ブロック 3 32 
192∼223 EI ブロック 4 32 
224∼247 EI ブロック 5 24 
248∼255

制御データゾーンでの使用のための予備。すべて (00)

8

a

)

 cm:現在のマーク。記録しようとしている NRZI  データパルス。

b

)

 ps:先行するスペース(附属書 参照)。


34

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

14.4.2

ADIP 中の物理フォーマット情報

物理フォーマット情報は,

表 に示す

256

バイトで構成する。

ADIP

には,ディスクに関連する情報及

び最適記録パワー制御

(OPC)

アルゴリズム動作実行時に使用する記録ストラテジと呼ぶレーザ出力に関す

る各種のパラメタを含む(

附属書 及び附属書 参照)。これらの情報は,ディスクをファイナライズす

るときにリードインゾーンにコピーする。

この規格では,異なる記録速度をもつ幾つかの種類のディスクを定義する。各々の記録速度におけるレ

ーザ出力に関するパラメタの詳細は,別のブロック(

EI

ブロック,14.4.2.3 参照)に定義する。これまで

に,

表 に示すディスク(

x

とは倍速を示す)が規定されており,これらの

ADIP

情報は,

表 に示すよ

うに

EI

ブロックの情報も含む。

表 4−ディスクの種類

ディスクの種類

基本記録スト
ラ テ ジ   バ イ
ト 32∼63 
(1x 及び 2.4x)

4x 記録ストラテ
ジ EI ブロック
フォーマット 1

(4x)

6x 以上の記録スト
ラテジ EI ブロッ
クフォーマット 2

(6x∼8x )

6x 以上の記録スト
ラテジ EI ブロック
フォーマット 3

(6x∼16x )

注記

“2.4x”

このディスクは 
3.49 及び 8.44 m/s
の 記 録 速 度 だ け
に使用

“4x”

このディスクは 
3.49, 8.44 及 び
13.95 m/s の記録
速度で使用

“8x”

このディスクは 
3.49, 8.44, 13.95 
m/s 及び 20.9 から
27.9 m/s の記録速
度で使用

“16x”

このディスクは 
3.49, 8.44, 13.95 
m/s 及び 20.9 から
55.8 m/s の記録速
度で使用

注  +:存在する  −:存在しない

14.4.2.1

バイト 031 までの一般情報

バイト 0:ディスクカテゴリ及びバージョン番号

ビット

b

7

b

4

ディスクカテゴリを定義する。

ビット

b

7

を“

1

”に設定する場合,

+R/+RW

規格とする。

ビット

b

6

を“

0

”に設定する場合,単層ディスクとする。

ビット

b

5

b

4

を“

10

”に設定する場合,

+R

ディスクとする。

ビット

b

3

b

0

規格のバージョン番号を規定する。

0001

”に設定する場合,この規格とする。

このバージョン番号は,バイト

32

63

のデータで定義するディスクであること

を識別する。もしドライブが,このバージョン番号をディスクから読み取れなか


35

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

った場合は,上記バイト

32

63

のデータを使って記録を行ってはならない(

属書 参照)。

バイト 1:ディスクサイズ及び最大転送レート

ビット

b

7

b

4

ディスクサイズを定義する。

0000

”に設定する場合,

120 mm

ディスクとする。

ビット

b

3

b

0

ディスクの最大転送レートを定義する。

1111

”に設定する場合,最大再生レートは規定しない。

バイト 2:ディスク構造

ビット

b

7

b

4

0000

”に設定する。

ビット

b

3

b

0

記録層のタイプを定義する。

0010

”に設定する場合,追記形の記録層を規定する。

バイト 3:記録密度

ビット

b

7

b

4

情報ゾーンの平均チャネルビット長を定義する。

0000

”に設定する場合,

0.133 μm

とする。

ビット

b

3

b

0

ディスクの平均トラックピッチを定義する。

0010

”に設定する場合,

0.74 μm

とする。

バイト 415:データゾーンの位置の指定

バイト

4 (00)

に設定する。

バイト

5

7 (030000)

に設定する場合,データゾーンの最初の物理セクタ番号が,

PSN 196 608

とする。

バイト

8 (00)

に設定する。

バイト

9

11 (26053F)

に設定する場合,データゾーンの最後の取り得る物理セクタ番号が

PSN 2 491 711

とする。

バイト

12

15 (00)

に設定する。

バイト 16:一般フラッグビット

このバイトは

 (00)

に設定する。

注記

対応国際規格では,コピープロテクションシステムを使用する場合のビット設定につい

て規定しているが,この規格はデータアプリケーションについて規定するものであるた

め,この細分箇条の規定は不要であり,不採用とした。

バイト 17:ディスクアプリケーションコード

このバイトは,ディスクをある特殊な用途に制限して使うような場合に設定する。ドライブがこ

の特殊な用途について理解できない場合,またこの用途に沿った動作ができない場合は,このデ

ィスクに記録してはならない。

(00)

の場合は,一般用途のディスクとする(このコードをもつディスクには,すべてのドライブ

がいかなる制限もなく記録することができる)

それ以外は予備とする。

バイト 18

拡張情報の参照子

ビット

b

7

b

6

予備“

00

”に設定する。

ビット

b

5

b

0

これらのビットの各々が拡張情報ブロックの有無を示す。

バイト

 (64+

i

×

32)

(95+

i

×

32)

からなる

EI

ブロック を使用する場合には,


36

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ビット

b

i

を“

1

”に設定する。これ以外の場合,

b

i

は,“

0

”に設定する。

バイト 1926:ディスク製造業者 ID

これらの

8

バイトは,ディスクの製造業者を特定する。この名前には,ISO/IEC 4873 に従った

G0set

SPACE

の範囲内のコードを使用する。先頭から使用して,残りのバイトは,

(00)

に設定

する。ディスク製造業者

ID

を使わない場合,これらの

8

バイトは,

(00)

に設定する。

バイト 2729:メディアタイプ ID

ディスク製造業者が異なるタイプのメディアを作る場合(例えば原料を使用したディスクを作る

場合)

,この

3

バイトで特定する。このディスクの特定には,ISO/IEC 4873 に従った

G0set

SPACE

の範囲内のコードを使用する。先頭から使用して,残りのバイトは,

(00)

に設定する。メディア

タイプ

ID

を使わない場合は,これらの

3

バイトは,

(00)

に設定する。

注記

異なる特性のディスクでは,他とは異なるディスク製造業者

ID

とメディアタイプ

ID

の固有の組合せをもつようにする。したがって,バイト

19

29

の記入内容については,

+R

システムのライセンサによる承認を必要とする。

バイト 30:ディスクの改訂履歴番号

このバイトは,

2

値表示によるディスクの改訂履歴番号を識別する。すべての同一ディスク製造

業者

ID

及びメディアタイプ

ID

をもつディスクは,そのディスクの改訂履歴番号にかかわらず同

じ記録特性をもたなければならない(ただし,多少の差異は,認める。ドライブには,無関係と

する)

。このバイトの内容は,ディスク製造業者が任意に決めることができる。

ディスクの改訂履歴番号を使わない場合は,このバイトは,

(00)

に設定する。

バイト 31ADIP のバイト 63 までに使用している物理フォーマット情報の数

このバイトは,バイト

0

63

の基本物理フォーマット情報の中で実際に使用しているバイト数を

示す,

2

値による

1

組の

8

ビットの数字で表す。これは,

56

バイトの物理フォーマット情報を使

用していることを示す

(38)

に設定する。

14.4.2.2

基本記録ストラテジのパラメタ:バイト 3263

バイト 32:基本記録ストラテジに対応する主記録速度

このバイトは,

バイト

34

63

の物理フォーマット情報で規定するディスクの各定数を適用する最

低の記録速度 V

Primary,basic

を示す。この記録速度は,

3.49 m/sec

(基準速度)に等しく,を用いて

次による。

n

10

×V

Primary,basic

は,整数値に丸める。

これは,主記録速度

3.49 m/s

(基準速度)を示す

(23)

に設定する。

バイト 33:基本記録ストラテジに対応する上位記録速度

このバイトは,

バイト

34

63

の物理フォーマット情報で規定するディスクの各定数を適用する最

大の記録速度 V

Upper,basic

を示す。この記録速度は,を用いて次による。

n

10

×V

Upper,basic

は,整数値に丸める。

これは,上位記録速度

8.44 m/s

2.4

倍速)を示す

(54)

に設定する。

バイト 34:波長 λ

IND

このバイトは,ナノメータを単位とするレーザの波長を規定する。この規格で規定する最適記録

定数は,この波長での記録が前提となる。λ

IND

は,を用いて次による。

n=(波長)−

600

+R

規格では は,

λ

IND

655 nm

を示す

(37)

に設定する。


37

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

バイト 35:正規化記録パワーの波長依存性

このバイトは,平均的な記録パワーの,P

IND

と λ

IND

との比で正規化した波長依存性を示す(29.3.3

及び

附属書 参照)。波長依存性は,を用いて次による。

n

IND

IND

λ

P

dP

バイト 36:主速度での最大読取りパワー  P

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した主速度での,最大読取りパワーP

r

を示す。P

r

は,

を用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 37:主速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

wo

を求めるときの初期値とする(

附属書 及び附属書 K

参照)

。このバイトは,主速度及び

λ

IND

での P

wo

に対するミリワットを単位とした P

IND

を示し,

を用いて次による。

n

20

×

(

P

IND

5)

バイト 38:主速度での β

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズム(

附属書 参照)で使用する主速度での β の目標値となる β

target

を示し,を用いて次による。

n

=100

×

(

β

target

1)

バイト 39:上位速度での最大読取りパワー  P

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した上位速度での最大読取りパワーP

r

を示し,

用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 40:上位速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

wo

を求めるときの初期値とする(

附属書 及び附属書 K

参照)

。このバイトは,上位速度及び

λ

IND

での P

wo

に対するミリワットを単位とした P

IND

を,n

を用いて次による。

n

20

×

(

P

IND

5)

バイト 41:上位速度での β

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズム(

附属書 参照)で使用する上位速度での β の目標値となる β

target

を示し,を用いて次による。

n

100

×

(

β

target

1)

バイト 42:主速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合の記録パルス列の最初

のパルスの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長

 (T

W

)

の分数の形

で,を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

T

          n=4∼40

バイト 43:主速度での現在のマーク長が 3T の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が 3T の場合の記録パルス列の最初のパ

ルスの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用


38

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

いて次による。

n=16×

W

top

T

T

      n=4∼40

バイト 44:主速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,第 2 パルスから最終パルスを除くパルス列の一つのパル

スの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用い

て次による。

n=16×

W

mp

T

T

      n=4∼14

バイト 45:主速度での最終パルス T

lp

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が 4T 以上の場合の記録パルス列の最終

のパルスの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,n

を用いて次による。

n=16×

W

lp

T

T

      n=4∼24

バイト 46:主速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の dT

top

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が 4T 以上の場合の NRZI データの 2 番目

のチャネルビットの立下がりから計ったマルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す

G.1 参照)

この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

top

T

dT

      n=0∼24

バイト 47:主速度での現在のマーク長が 3T の場合の dT

top

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が 3T の場合の NRZI データの 2 番目のチ

ャネルビットの立下がりから計った,マルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す(G.1 参照)

この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

top

T

dT

      n=0∼24

バイト 48:主速度での先行スペース長が 3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

このバイトは,主速度で記録するとき,先行するスペース長が 3T の場合の記録パルス列の先頭

パルスの立上がりエッジの補正量を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分

数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

le

T

dT

      n=0∼4

バイト 49:上位速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が 4T 以上の場合の記録パルス列の最

初のパルスの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

を用いて次による。

n=16×

W

top

T

T

          n=4∼40


39

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

バイト 50:上位速度での現在のマーク長が 3T の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が 3T の場合の記録パルス列の最初の

パルスの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

用いて次による。

n=16×

W

top

T

T

      n=4∼40

バイト 51:上位速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,第 2 パルスから最終パルスを除くパルス列の一つのパ

ルスの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用

いて次による。

n=16×

W

mp

T

T

      n=4∼14

バイト 52:上位速度での最終パルス T

lp

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が 4T 以上の場合の記録パルス列の最

終のパルスの継続時間を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

を用いて次による。

n=16×

W

lp

T

T

      n

4

24

バイト 53:上位速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の dT

top

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合の

NRZI

データの

2

番目のチャネルビットの立下がりから計ったマルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す(G.1

参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

dT

      n

0

24

バイト 54:上位速度での現在のマーク長が 3T の場合の dT

top

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が

3T

の場合の

NRZI

データの

2

番目の

チャネルビットの立下がりから計った,マルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す(G.1 参照)

この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

dT

      n

0

24

バイト 55:上位速度での先行スペース長が 3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

このバイトは,上位速度で記録するとき,先行するスペース長が

3T

の場合の記録パルス列の先

頭パルスの立上がりエッジの補正量を示す(G.1 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の

分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

le

T

d      n

0

4

バイト 5663:予備すべて 

(

00

)

これらのバイトはすべて

 (00)

とする。

14.4.2.3

拡張情報ブロック

EI

ブロック)−バイト

(

64i×32

)

(

95i×32

)

6

個の

EI

ブロックは,将来の拡張に備えたものとする

(i

0

5)

。このブロックは,各々

32

バイトで構成


40

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

し,これらのバイトには,例えば,代替の記録ストラテジ又は他の先進的なパラメタを格納する。パラメ

タのセットが

1

個の

EI

ブロックに格納しきれない場合は,連続したビットで特定する追加ブロックを続け

て追加できる。

EI

ブロックが存在するか否かは,バイト

18

に適時表示する。同ブロックを使用しない場合は,すべて

32

バイトは,

(00)

に設定する。

バイト 64i×32:拡張情報ブロック のフォーマット番号/継続ビット

ビット

b

6

b

0

は,

バイト

 (65

i

×

32)

 (95

i

×

32)

のデータが属すフォーマット番号を示す。

ビット

b

7

を“

1

”に設定した場合,関連する

EI

ブロックは独立したブロックでなく先行する

EI

ブロックの続きとする。この場合,継続する

EI

ブロックのフォーマット番号と先行する

EI

ブロ

ックのフォーマット番号は同じでなければならない。

一つのディスクは,複数の

EI

ブロックをもつことができる。各

EI

ブロックの内容は,対応す

るフォーマット番号で規定した定義に従い翻訳する。また,同一のフォーマット番号の

EI

ブロッ

クの内容は,同一のフォーマットで翻訳する。同一のフォーマット番号であっても,その中で規

定するパラメタは,ディスクによっては異なる値を取り得る。ブロック

i

のフォーマット番号を

読み取れないドライブは,その

EI

ブロック内のデータを使ってはならない(

附属書 参照)。

フォーマット番号を“

255

”に設定する場合,対応する

EI

ブロックは,独立したものではなく

一つ前の

EI

ブロックから連続した内容をもつ。ある記録ストラテジの情報が

32

バイトでは格納

しきれない場合に,このような使い方をする。

注記

 EI

ブロック

i

の内容は,その中に定義するフォーマット番号によって認識し,それは,そ

のブロック内だけで有効とする。また

ADIP

補助フレーム中の

EI

ブロックの位置は,これ

に無関係とする。したがって,あるフォーマット番号

n

をもつ

EI

ブロックは,いかなる位

i (i

0~5)

にも存在できる。ドライブは,常に

EI

ブロックの内容を読み,正しい記録ス

トラテジを得る。

バイト 65i×3295i×32

これら

32

バイトのセットは,同一のフォーマット番号で認識し,各パラメタを規定する。

バイト 248255

予備として

 (00)

に設定する。

14.4.2.3.1

4

倍速以上”に適用する記録ストラテジのための拡張情報

この

EI

ブロックは,

4

倍速以上の記録速度を適用するときのパラメタを,規定する。

4

倍速とは,

3.49m/s

(基準速度)の

4

倍の記録速度を表す。このような速度で記録するときに使う記録ストラテジは,

“ブロッ

ク状”記録ストラテジと呼び,G.2 で定義する。

ディスクがこのような

4

倍速以上の速度条件で記録できない場合は,この

EI

ブロックは使用してはなら

ない[すべてのバイトを

(00)

に設定し,関連する拡張情報の有無の参照子を

ZERO

に設定する]

バイト 18

拡張情報の有無の参照子

このバイトは,

EI

ブロック

0

を使用する場合は,

xxxx xxx1

”に設定する。


41

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 5EI ブロック 0

バイト番号

内容

バイト数

64

継続ビット/フォーマット番号 1

65

予備 (00) に設定 1

66 EI ブロック 0 のパラメタの主記録速度 1 
67 EI ブロック 0 のパラメタの上位記録速度 1 
68

主速度での最大読取りパワー 1

69

主速度での P

IND

 1

70

主速度での β

target

 1

71

主速度での cm=3T の場合の追加出力 dPw の量 1

72

主速度での cm=4T の場合の追加出力 dPw の量 1

73

主速度での cm  ≧ 4T の場合の先頭パルス T

top

の継続時間

                            [=  dT

top

 (≧ 4T)+T

W

]

1

74

主速度での cm=3T の場合の先頭パルス T

top

の継続時間 1

75

主速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間 1

76

主速度での cm  ≧ 4T の場合の最終パルス T

lp

の継続時間 1

77

主速度での cm  ≧ 4T の場合の先頭パルスの dT

top

 1

78

主速度での cm=3T の場合の先頭パルスの先行時間 dT

top

 1

79

主速度での ps=3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

 1

80

予備 (00) に設定 1

81

予備 (00) に設定 1

82

上位速度での最大読取りパワー 1

83

上位速度での P

IND

 1

84

上位速度での β

target

 1

85

上位速度での cm=3T の場合の追加出力 dPw の量 1

86

上位速度での cm=4T の場合の追加出力 dPw の量 1

87

上位速度での cm  ≧ 4T の場合の先頭パルス T

top

の継続時間

                            [=dT

top

 (≧ 4T)+T

W

]

1

88

上位速度での cm=3T の場合の先頭パルス T

top

の継続時間 1

89

上位速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間 1

90

上位速度での cm  ≧ 4T の場合の最終パルス T

lp

の継続時間 1

91

上位速度での cm  ≧ 4T の場合の先頭パルスの dT

top

 1

92

上位速度での cm=3T の場合の先頭パルスの dT

top

93

上位速度での ps=3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

 1

94

予備 (00) に設定 1

95

予備 (00) に設定 1

バイト 64EI ブロック の継続ビット・フォーマット番号

このバイトは,

0000 0001

”に設定する。これは,次のバイト

65

95

まではフォーマット

1

で書

いており,また継続するブロックでないことを示す。バイト

65

95

は次による。

バイト 65:予備

このバイトは,

(00)

に設定する。

バイト 66EI ブロック のパラメタの主記録速度

このバイトは,

EI

ブロック

0

で規定するディスクの各パラメタを適用する最低の記録速度を示す。

この速度は,

n

を用いて次による。


42

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

n

4

×

V

Primary,EI 0

n

は,整数値に丸める。

これは,主記録速度

14 m/s

4

倍速)を示す

 (38)

に設定する。

バイト 67EI ブロック のパラメタの上位記録速度

このバイトは,この

EI

ブロック

0

で規定するディスクの各パラメタを適用する最大の記録速度を

示す。この速度は,

n

を用いて次による。

n

4

×

V

Upper,EI 0

n

は,整数値に丸める。

これは,上位記録速度

14 m/s

4

倍速)を示す

 (38)

に設定する(将来,より大きな記録速度がこ

こで使用するのと同じ記録ストラテジで可能になった場合は,より大きな値に改訂する。

バイト 68:主速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した主速度での最大読取りパワー

P

r

を示し,

n

を用

いて次による。

n

20

×

(P

r

0.7)

バイト 69:主速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する

Pwo

を求めるときの開始値とする(

附属書 及び附属書 K

参照)

。このバイトは,主速度及び

λ

IND

での

Pwo

に対するミリワットを単位とした

P

IND

を,

n

用いて次による。

n

5

×

(P

IND

5)

バイト 70:主速度での β

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズム(

附属書 参照)で使用する主速度での

β

の目標値となる

β

target

を示し,

n

を用いて次による。

n

100

×

(β

target

1)

バイト 71:主速度での現在のマーク長が 3T の場合の,追加出力 dPの量

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が

3T

G.2 参照)のときに適用する追加

レーザパワー

dPw

を示し,

n

を用いて次による。

n

200

×

wo

w

d

P

P

          n

0

100

バイト 72:主速度での現在のマーク長が 4T の場合の,追加出力 dPの量

このバイトは,主速度で記録するとき,現在マーク長が

4T

G.2 参照)のときに適用する追加レ

ーザパワー

dPw

を示し,

n

を用いて次による。

n

200

×

wo

w

d

P

P

          n

0

100

バイト 73:主速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合の記録パルス列の最初

のパルスの継続長さを示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

T

            n

=(バイト

77

の値)+

16

バイト 74:主速度での現在のマーク長が 3T の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が

3T

の場合の記録パルス列の最初のパ

ルスの継続長さを示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用


43

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

いて次による。

n

16

×

W

top

T

T

      n

4

48

バイト 75:主速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,第

2

パルスから最終パルスを除くパルス列の一つのパル

スの継続時間を示す(

附属書 参照)。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

mp

T

T

        n

16

バイト 76:主速度での最終パルス T

lp

の継続時間

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合の記録パルス列の最終

のパルスの継続時間を示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

lp

T

T

      n

0

16

バイト 77:主速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の dT

top

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合,

NRZI

データの

2

番目

のチャネルビットの立下がりから計った,マルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す(G.2 

照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

dT

      n

0

32

バイト 78:主速度での現在のマーク長が 3T の場合の dT

top

このバイトは,主速度で記録するとき,現在のマーク長が

3T

の場合,

NRZI

データの

2

番目のチ

ャネルビットの立下がりから計った,マルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す(G.2 参照)

この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

dT

      n

0

32

バイト 79:主速度での先行スペース長が 3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

このバイトは,主速度で記録するとき,先行するスペース長が

3T

の場合の,記録パルス列の先

頭のパルスの立上がりエッジの補正量を示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長

の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

le

T

d      n

0

4

バイト 8081:予備 

(

00

)

これらのバイトは,すべて

(00)

に設定する。

バイト 82:上位速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した上位速度での最大読取りパワー

P

r

を示し,

n

用いて次による。

n

20

×

(P

r

0.7)


44

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

バイト 83:上位速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する

Pwo

を求めるときの開始値とする(

附属書 及び附属書 K

参照)

。このバイトは,上位速度,及び

λ

IND

での

Pwo

に対するミリワットを単位とした

P

IND

を,

n

を用いて次による。

n

5

×

(P

IND

5)

バイト 84:上位速度での β

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズム

附属書 参照)で使用する上位速度での

β

の目標値となる

β

target

を示し,

n

を用いて次による。

n

100

×

(β

target

1)

バイト 85:上位速度での現在のマーク長が 3T の場合の,追加出力 dPの量

このバイトは,上位速度での記録のとき,現在のマーク長が

3T

G.2 参照)の場合に適用する追

加レーザパワー

dPw

を示し,

n

を用いて次による。

n

200

×

wo

w

d

P

P

          n

0

100

バイト 86:上位速度での現在のマーク長が 4T の場合の,追加出力 dPの量

このバイトは,上位速度での記録のとき,現在マーク長が

4T

G.2 参照)の場合に適用する追加

レーザパワー

dPw

を示し,

n

を用いて次による。

n

200

×

wo

w

d

P

P

          n

0

100

バイト 87:上位速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合の記録パルス列の最

初のパルスの継続長さを示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

T

            n

=(バイト

91

の値)+

16

バイト 88:上位速度での現在のマーク長が 3T の場合の,先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が

3T

の場合の記録パルス列の最初の

パルスの継続長さを示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

用いて次による。

n

16

×

W

top

T

T

      n

4

48

バイト 89:上位速度でのマルチパルス T

mp

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,第

2

パルスから最終パルスを除くパルス列の一つのパ

ルスの継続時間を示す(

附属書 参照)。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

mp

T

T

  n

16

バイト 90:上位速度での最終パルス T

lp

の継続時間

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合の記録パルス列の最

終のパルスの継続時間を示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,


45

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

n

を用いて次による。

n

16

×

W

lp

T

T

n

0

16

バイト 91:上位速度での現在のマーク長が 4T 以上の場合の dT

top

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が

4T

以上の場合の,

NRZI

データの

2

番目のチャネルビットの立下がりから計った,マルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す(G.2

参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

dT

n

0

32

バイト 92:上位速度での現在のマーク長が 3T の場合の dT

top

このバイトは,上位速度で記録するとき,現在のマーク長が

3T

の場合の,

NRZI

データの

2

番目

のチャネルビットの立下がりから計った,マルチパルスの先頭パルスの進み時間を示す(G.2 

照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

dT

n

0

32

バイト 93:上位速度での先行スペース長が 3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

このバイトは,上位速度で記録するとき,先行するスペース長が

3T

の場合の,記録パルス列の

先頭のパルスの立上がりエッジの補正量を示す(G.2 参照)

。この値は,チャネルビットクロック

長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

le

T

d

n

0

4

バイト 9495:予備

(

00

)

これらのバイトはすべて

 (00)

に設定する。

14.4.2.3.2

6

倍速以上”に適用する記録ストラテジのための拡張情報

この

EI

ブロックは,

6

倍速以上の記録速度を適用するときのパラメタを規定する。

6

倍速とは,

3.49 m/s

(基準速度)の

6

倍の記録速度を表す。このような速度で記録するときに使う記録ストラテジは,

“キャッ

スル形”記録ストラテジと呼び,G.3 で定義する。

内周においてディスクの回転数が増すため(9.5 参照)

,上位速度で使う記録ストラテジは,そのディス

クの外周側の直径によって決定する。

ディスクを

6

倍速以上の速度条件で記録できない場合は,この

EI

ブロックは使用してはならない[すべ

てのバイトを

(00)

に設定し,関連する拡張情報の参照子を

ZERO

に設定する]

バイト 18:拡張情報の有無の参照子

このバイトは,

EI

ブロック

1

を使用する場合は“

xxxx xx1x

”に設定する。


46

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 6EI ブロック 1

バイト番号

内容

バイト数

96

継続ビット/フォーマット番号 1

97

予備 (00) に設定 1

98 EI ブロック 1 のパラメタの主記録速度 1 
99 EI ブロック 1 のパラメタの上位記録速度 1

100

主速度での最大読取りパワー 1

101

主速度での P

IND

 1

102

主速度での β

target

 1

103

主速度での追加出力の量 dPw 1

104

主速度で cm=3T 時の記録パルス T

l3

の継続時間 1

105

主速度での T

top

  パルスへの追加出力の継続時間 1

106

主速度で cm  ≧ 5T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

107

主速度で cm=4T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

108

主速度での ps=3T 時の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

 1

109

主速度でのクーリングギャップの長さ T

c

 1

110

予備 (00) に設定 1

111

予備 (00) に設定 1

112

予備 (00) に設定 1

113

予備 (00) に設定 1

114

上位速度での最大読取りパワー 1

115

上位速度での P

IND

 1

116

上位速度での β

target

 1

117

上位速度での追加出力の量 dPw 1

118

上位速度で cm=3T 時の記録パルス T

l3

の長さ 1

119

上位速度での T

top

  パルスへの追加出力の継続時間 1

120

上位速度で cm  ≧ 5T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

121

上位速度で cm=4T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

122

上位速度での ps=3T 時の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

 1

123

上位速度でのクーリングギャップの長さ T

c

 1

124

予備 (00) に設定 1

125

予備 (00) に設定 1

126

予備 (00) に設定 1

127

P

Upper

 / P

Primary

の比率 1

バイト 96EI ブロック の継続ビット/フォーマット番号

このバイトは“

0000 0010

”に設定する。これは,次のバイト

96

127

まではフォーマット

2

で書

いており,また継続するブロックでないことを示す。バイト

97

127

は次による。

バイト 97:予備

このバイトは

(00)

に設定する。

バイト 98EI ブロック のパラメタの主記録速度

このバイトは,

EI

ブロック

1

で規定するディスクの各パラメタを適用する最低の記録速度を示し,

n

を用いて次による。

n

4

×

V

Primary,EI 1

n

は整数値に丸める。

この値は,主記録速度は

21 m/s

6

倍速)を示す

 (54)

に設定する。

バイト 99EI ブロック のパラメタの上位記録速度

このバイトは,

EI

ブロック

1

で規定するディスクの各パラメタを適用する最大の記録速度を示す。


47

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

この速度は,

n

を用いて次による。

n

4

×

V

Upper,EI 1

n

は整数値に丸める。

この値は,上位記録速度

28 m/s

8

倍速)を示す

(70)

に設定する(将来,より大きな記録速度が

ここで使用するのと同じ記録ストラテジで可能になった場合は,より大きな値に改訂する。

バイト 100:主速度での最大読取りパワー  P

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した主速度での最大読取りパワー

P

r

を示し,

n

を用

いて次による。

n

20

×

(Pr

0.7)

バイト 101:主速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する

Pwo

を求める場合の開始値とする(

附属書 及び附属書

参照)。このバイトは,主速度,及び

λ

IND

での

Pwo

に対するミリワットを単位とした

P

IND

を,

n

を用いて次による。

n

5

×

(P

IND

5)

バイト 102:主速度での β

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズム(

附属書 参照)で使用する主速度での

β

の目標値となる

β

target

を示し,

n

を用いて次による。

n

100

×

(β

target

1)

バイト 103:主速度での追加出力 dPの量

このバイトは,主速度での記録のとき,

3T

長のパルス全体及びすべての他の長さのパルス(G.3

参照)の最初と最後の部分に与える追加レーザパワー

dPw

を示し,

n

を用いて次による。

n

200

×

wo

w

d

P

P

          n

0

255

バイト 104:主速度で現在のマーク長が 3T の場合の記録パルス T

I3

の長さ

このバイトは,主速度での記録のとき,現在のマーク長が

3T

の場合の記録パルスの継続時間を

示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

I3

T

        n

16

48

バイト 105:主速度での T

top

パルスへの追加出力の継続時間

このバイトは,主速度での記録のとき,現在のマーク長が

4T

又はそれ以上の場合の,記録パル

スの前部への追加出力の継続時間を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分

数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

top

T

T

            n

4

32

バイト 106:主速度で現在のマーク長が 5T 以上の場合の T

end

パルスの継続時間

このバイトは,主速度での記録のとき,現在のマーク長が

5T

又はそれ以上の場合の,記録パル

スの後部への追加出力の継続時間を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分

数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

end

T

T

          n

4

32


48

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

バイト 107:主速度で現在のマーク長が 4T の場合の T

end

パルスの継続時間

このバイトは,主速度で記録するときの現在のマーク長が

4T

の場合の,記録パルスの後部への

追加出力の継続時間を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長さの分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

end

T

T

          n

4

32

バイト 108:主速度で先行するスペース長が 3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

このバイトは,主速度での記録のとき,先行するスペース長が

3T

の場合の,記録パルス列の先

頭パルスの立上がりエッジの補正量を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の

分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

le

T

d            n

0

4

バイト 109:主速度でのクーリングギャップの長さ T

c

このバイトは,主速度での記録のとき,クーリングギャップの終了地点を示す(G.3 参照)

。この

値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

n

を用いて次による。

n

16

×

W

c

T

              n

16

32

バイト 110113:予備

これらのバイトはすべて

 (00)

に設定する。

バイト 114:上位速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した上位速度での最大読取りパワー

P

r

を示し,

n

用いて次による。

n

20

×

(P

r

0.7)

バイト 115:上位速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する

Pwo

を求めるときの初期値とする(

附属書 及び附属書 K

参照)

。このバイトは,上位速度,及び

λ

IND

での

Pwo

に対するミリワットを単位とした

P

IND

を,

n

を用いて次による。

n

5

×

(P

IND

5)

バイト 116:上位速度での β

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズム

附属書 参照)で使用する上位速度での

β

の目標値となる

β

target

を示し,

n

を用いて次による。

n

100

×

(β

target

1)

バイト 117:上位速度での追加出力 dP

w

の量

このバイトは,上位速度での記録のとき,

3T

長のパルス全体及びすべての他の長さのパルス(G.3

参照)の最初と最後の部分に与える追加レーザパワー

dPw

を示し,

n

を用いて次による。

n

200

× wo

w

d

P

P

          n=0∼255

バイト 118:上位速度で現在のマーク長が 3T の場合の記録パルス T

l3

の長さ

このバイトは,上位速度での記録のとき,現在のマーク長が 3T の場合の記録パルスの継続時間

を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用いて次による。


49

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

n=16×

W

l3

T

        n=16∼48

バイト 119:上位速度での T

top

パルスへの追加出力の継続時間

このバイトは,上位速度での記録のとき,現在のマーク長が 4T 又はそれ以上の場合の,記録パ

ルスの先頭部への追加出力の継続時間を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長

の分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

top

T

T

            n=4∼32

バイト 120:上位速度で現在のマーク長が 5T 以上の場合の T

end

パルスの継続時間

このバイトは,上位速度での記録のとき,現在のマーク長が 5T 又はそれ以上の場合の,記録パ

ルスの後部への追加出力の継続時間を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の

分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

end

T

T

          n=4∼32

バイト 121:上位速度で現在のマーク長が 4T の場合の T

end

パルスの継続時間

このバイトは,上位速度での記録のとき,現在のマーク長が 4T の場合の,記録パルスの後部へ

の追加出力の継続時間を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,

を用いて次による。

n=16×

W

end

T

T

          n=4∼32

バイト 122:上位速度で先行するスペース長が 3T の場合の先頭パルスの立上がりエッジの補正量

dT

le

このバイトは,上位速度での記録のとき,先行するスペース長が 3T の場合の,記録パルス列の

先頭パルスの立上がりエッジの補正量を示す(G.3 参照)

。この値は,チャネルビットクロック長

の分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

e

l

T

dT

            n=0∼4

バイト 123:上位速度でのクーリングギャップの長さ T

c

このバイトは,上位速度での記録のとき,クーリングギャップの終了地点を示す(G.3 参照)

。こ

の値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

c

T

              n=16∼32

バイト 124126:予備

これらのバイトはすべて(00)に設定する。

バイト 127P

Upper

 / P

Primary

の比率

このバイトは,上位記録速度での最適記録パワーPwo

Upper

と主記録速度での最適記録パワー

Pwo

Primary

の比率を示す。この値は,ディスク上の同一の場所でのものでなければならない。

この比率は を用いて次による。

n=200×

(

)

1

wo

wo

Primar

Upper

y

P

P

 


50

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

14.4.2.3.3

  “倍速以上”に適用する記録ストラテジのための拡張情報(16x パラメタ)

この EI ブロックは,基準速度の 6 倍速(6×3.49 m/s)∼16 倍速(16×3.49 m/s)までの記録速度を適用

するときのパラメタを規定する。このような速度で記録するときに使う記録ストラテジを,

“キャッスル

形”記録ストラテジと呼び,14.4.2.3.2 及び G.3 に定義する。

内周においてディスクの回転数が増すため(9.5 参照)

,上位速度で使う記録ストラテジは,そのディス

クの外周側の直径によって決定する。

ディスクを 6 倍速以上の速度条件で記録できない場合は,この EI ブロックは使用してはならない[すべ

てのバイトを(00)に設定し,関連する拡張情報の有無の参照子を ZERO に設定する]

バイト 18:拡張情報の有無の参照子

このバイトは,EI ブロック 2 を使用する場合は“xxxx x1xx”に設定する。

表 7EI ブロック 2

バイト番号

内容

バイト数

128

継続ビット/フォーマット番号 1

129

予備 (00) に設定 1

130 EI ブロック 1 のパラメタの主記録速度 1 
131 EI ブロック 1 のパラメタの上位記録速度 1 
132

主速度での最大読取りパワー 1

133

主速度での P

IND

 1

134

主速度での β

target

 1

135

主速度での追加出力の量 dPw 1

136

主速度で cm=3T 時の記録パルス T

l3

の継続時間 1

137

主速度での T

top

  パルスへの追加出力の継続時間 1

138

主速度で cm  ≧ 5T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

139

主速度で cm=4T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

140

主速度での ps=3T 時の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

 1

141

主速度でのクーリングギャップの長さ T

c

 1

142

予備 (00) に設定 1

143

予備 (00) に設定 1

144

予備 (00) に設定 1

145

予備 (00) に設定 1

146

上位速度での最大読取りパワー 1

147

上位速度での P

IND

 1

148

上位速度での β

target

 1

149

上位度での追加出力の量 dPw 1

150

上位速度で cm=3T 時の記録パルス T

l3

の長さ 1

151

上位速度での T

top

  パルスへの追加出力の継続時間 1

152

上位速度で cm  ≧ 5T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

153

上位速度で cm=4T 時の T

end

パルスへの追加出力の継続時間 1

154

上位速度での ps=3T 時の先頭パルスの立上がりエッジの補正量 dT

le

 1

155

上位速度でのクーリングギャップの長さ T

c

 1

156

予備 (00) に設定 1

157

予備 (00) に設定 1

158

予備 (00) に設定 1

159

P

Upper

 / P

Primary

の比率 1


51

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

バイト 128EI ブロック の継続ビット・フォーマット番号

このバイトは“0000 0010”に設定する。これは,次のバイト 129∼156 まではフォーマット 3 で

書いており,また継続するブロックでないことを示す。バイト 129∼156 は次による。

バイト 129:予備

このバイトは(00)に設定する。

バイト 130EI ブロック のパラメタの主記録速度

このバイトは,

EI ブロック 2 で規定するディスクの各パラメタを適用する最低の記録速度を示し,

を用いて次による。

n=4×V

Primary,EI 1

    (は整数値に丸める)

この値は,主記録速度は 21 m/s(6 倍速)を示す (54) に設定する。

バイト 131EI ブロック のパラメタの上位記録速度

このバイトは,

EI ブロック 2 で規定するディスクの各パラメタを適用する最大の記録速度を示す。

この速度は,を用いて次による。

n=4×V

Upper,EI 1

        (は整数値に丸める)

この値は,上位記録速度は 55.8 m/s(16 倍速)を示す(DF)  に設定する。

バイト 132140

これらのバイトは,14.4.2.3.2 のバイト 100∼108 と同じ定義及び数値とする。

バイト 141:主速度でのクーリングギャップの長さ T

c

このバイトは,主速度での記録のとき,クーリングギャップの終了地点を示す(G.3 参照)

。この

値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

c

T

              n=16∼40

注記  記録中に良好なトラッキング信号を得るため,クーリングギャップはできるだけ短いほう

がよい。

バイト 142145:予備

これらのバイトはすべて (00) に設定する。

バイト 146154

これらのバイトは,14.4.2.3.2 のバイト 114∼122 と同じ定義及び数値とする。

バイト 155:上位速度でのクーリングギャップの長さ T

c

このバイトは,上位速度での記録のとき,クーリングギャップの終了地点を示す(G.3 参照)

。こ

の値は,チャネルビットクロック長の分数の形で,を用いて次による。

n=16×

W

c

T

              n=16∼40

注記  記録中に良好なトラッキング信号を得るため,クーリングギャップはできるだけ短いほう

がよい。

バイト 156158:予備

これらのバイトはすべて(00)に設定する。

バイト 159P

Upper

 / P

Primary

の比率

このバイトは,上位記録速度での最適記録パワーPwo

Upper

と主記録速度での最適記録パワー

Pwo

Primary

との比率を示す。この値は,ディスク上の同一の場所でのものでなければならない。


52

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

この比率は を用いて次による。

n=200×

)

5

.

1

wo

wo

(

Primary

Upper

P

P

第 

情報ゾーンのフォーマット

15

  情報ゾーンについての概要

情報ゾーンは,ディスクのデータ交換にかかわるすべての情報を格納する場所とする。情報ゾーンは,

一つ以上のセションをもつ(箇条 22 参照)

。両面ディスクでは,一つの面に一つの情報ゾーンをもつ。デ

ータゾーンに,ユーザの記録するデータを格納する。

リードインゾーンは,制御情報を含む。リードアウトゾーンは,データゾーンに連続し,制御情報を含

む。

内周部及び外周部に設けた機器エリアは,ディスクの試験のために使用する。

箇条 1621 は,シングルセションディスクを記述する。ディスクは,リードインゾーン,データゾーン

及びリードアウトゾーンを一つの連続した記録可能な領域として認識する。マルチセションディスクのデ

ータ構造は,箇条 22 で規定する。

16

  シングルセションディスクの情報ゾーンのレイアウト

片面ディスクの情報ゾーン及び両面ディスクの各面の情報ゾーンを,

表 に示す。同表で幾つかのゾー

ンは,その場所を特定する半径値を示し,それは,そのゾーンの最初又は最後のトラックの中央部の位置

を示す公称値とする。

16.1

  物理セクタ番号  (PSN)

データゾーンの最初の物理セクタのアドレスは,PSN (030000)  とする。PSN はすべての情報ゾーン内で,

そのアドレスは一つずつ増加する(

図 22 参照)。

図 22−物理セクタの番号付け

注記  データゾーンの最初の物理セクタの PSN (030000)は,いかなる場合でも負の PSN が生じないよ

うに選択する。

アウタードライブ

領域

データゾーン

情報ゾーン

インナードライブ

領域

PSN

アドレス

ディスク半径

リードアウトゾーン

リードインゾーン

(02FFFF)  (030000)


53

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 8−全面記録したシングルセションディスクのレイアウト

ゾーン

内容

公称半径

mm

開始セクタ番号

物理セクタ数

イニシャルゾーン

開始 22.000

記録しない

インナーディスクテストゾーン

開始 22.616 (023080)  16

384

カウントゾーンランイン

開始 23.052 (027480)  1

024

インナーディスクカウントゾーン

開始 23.079 (027480)  4

096

インナーディスク管理ゾーン

開始 23.186 (028480)  4

096

 
 
イ ン ナ ー

ド ラ イ ブ
領域

目次情報ゾーン

開始 23.293 (029480)  4

096

ガードゾーン 1

開始 23.400 (02A480)  14

848

予約ゾーン 1

(02DE80)

096

予約ゾーン 2

(02EE80)

64

インナーディスク識別ゾーン

(02EEC0)

256

予約ゾーン 3

(02EFC0)

64

リファレンスコードゾーン

開始 23.896 (02F000)

32

バッファゾーン 1

(02F020)

480

制御データゾーン

(02F200)

072

 
 
 
 
リ ー ド イ

バッファゾーン 2

(02FE00)

512

データ

データゾーン

開始 24.000 (030000)

最大 2 295 104

バッファゾーン 3

開始 58.000 
最大容量時

最大(260540) 768

アウターディスク認識ゾーン

最大(260840) 256

 
リ ー ド ア

ウト

ガードゾーン 2

最大(260940)

最小 4 096

アウターディスク管理ゾーン

開始 58.053 (261940)  4

096

アウターディスクカウントゾーン

開始 58.096 (262940)  4

096

アウターディスクテストゾーン

開始 58.139 (263940)  16

384

 
ア ウ タ ー

ド ラ イ ブ
領域

ガードゾーン 3

開始 58.310

終了≧58.500

(267940)

記録しない

17

  インナードライブ領域

インナードライブ領域は,ディスクの最内周に位置するゾーンで,ドライブがディスクの性能を試し

OPC を実行するために使用する。このゾーンの構成を,図 23 に示す。

各々の部分の最初及び最後の物理セクタ番号は,

図 23 に 16 進法及び 10 進法で示し,それぞれの物理セ

クタの大きさは,10 進法で示す。インナードライブ領域の使用しない ECC ブロックについては,未記録

のままにしておく。ディスクの終了化時も同様にする。


54

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

イニシャルゾーン

物理セクタ 143 488

物理セクタ(023080)

物理セクタ 159 871

インナーディスクテストゾーン

16 384 物理セクタ

物理セクタ(02707F)

物理セクタ 159 872

物理セクタ(027080)

物理セクタ 160 895

カウントゾーンランイン

1 024 物理セクタ

物理セクタ(02747F)

物理セクタ 160 896

物理セクタ(027480)

物理セクタ 164 991

インナーディスクカウントゾーン

4 096 物理セクタ

物理セクタ(02847F)

物理セクタ 164 992

物理セクタ(028480)

物理セクタ 169 087

インナーディスク管理ゾーン

4 096 物理セクタ

物理セクタ(02947F)

物理セクタ 169 088

物理セクタ(029480)

物理セクタ 173 183

目次情報ゾーン

4 096 物理セクタ

物理セクタ(02A47F)

リードインゾーン

図 23−インナードライブ領域

17.1

  イニシャルゾーン

このゾーンはブランクにする。

17.2

  インナーディスクテストゾーン

16 384 個の物理セクタを,ドライブの記録テスト及び OPC 実行のために割り当てる(附属書 参照)。

これらの物理セクタを使用する順序は,ディスクの外周から内周に向かってであり,したがって大きいア

ドレスから小さいアドレスに向かって使用する。

17.3

  カウントゾーンランイン

この領域は 1 024 個の物理セクタをもち,内周側 OPC カウントゾーンへのランインの役割を果たす。し

たがって,未記録状態にする。

17.4

  インナーディスクカウントゾーン

4 096 個の物理セクタを,ディスク内周での OPC の実施回数を記録するために使用する(附属書 参照)。

インナーディスクテストゾーン内の一つの ECC ブロック又はその 1 部分でも OPC に使用した場合,その

ECC ブロックの場所に対応した,インナーディスクカウントゾーンの 4 個の物理セクタをフォーマットし

てフラグを立てる。この 4 個の物理セクタの記録方法は,13.113.213.413.5 及び 13.6 の規定を満た

す。

なお,主データバイト及び PI,PO バイト(13.3 参照)は,自由に選択可能とする。

使用したインナーディスクテストゾーン(IDT)の ECC ブロックの最初の物理セクタ番号 PSN

IDT

及び対応

するインナーディスクカウントゾーン(IDC)の物理セクタ番号 PSN

IDC

∼PSN

IDC

+3 の関係は,次による。

(

) (

)

( )

(

)

027480

04

023080

PSN

PSN

IDT

IDC

+

=

17.5

  インナーディスク管理ゾーン

4 096 個の物理セクタを,ドライブ固有の情報のために使用できる(表 参照)。この領域の最初の 16

セクタは,すべて (00) とする。


55

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 9−ディスク管理 ECC ブロックの一般仕様

各々の管理ブロックの物理セクタ

主データのバイト位置

内容

0 D

0

∼D

3

内容記述子

0 D

4

∼D

7

予備 (00) に設定

0 D

8

∼D

39

ドライブ ID

0 D

40

∼D

63

予備 (00) に設定

0 D

64

∼D

2 047

ドライブ固有情報

1∼15 D

0

∼D

2 047

ドライブ固有情報

物理セクタ 0  バイト D

0

D

3

内容記述子

これらのバイトは,ここが管理ブロックであることを示す(41444D00)と設定する。これは,“ADM”

(ADMinistration)及びバージョン 0 を示す。

物理セクタ 0  バイト D

4

D

7

予備

これらのバイトは,予備で(00)に設定する。

物理セクタ 0  バイト D

8

D

39

ドライブ ID

これらのバイトは,25.1 のバイト D

8

∼D

39

で規定するドライブの認識番号を示す。

物理セクタ 0  バイト D

40

D

63

予備

これらのバイトは,予備で(00)に設定する。

物理セクタ 0  バイト D

64

D

2 047

ドライブ固有情報

これらのバイトは,ドライブ固有の情報のために使用できる。記録内容は,規定しない。

物理セクタ 115  バイト D

0

D

2

047

ドライブ固有情報

これらのバイトは,ドライブ固有の情報のために使用できる。記録内容は,規定しない。

17.6

  目次情報(TOC)ゾーン

4 096 個の物理セクタは,ディスク上の記録部分及びセションの位置に関する情報を格納する。このゾー

ンの最初の 16 セクタの主データは,すべて(00)にする。このゾーンは,次の二つのパートで構成する。

パート 1  191 個の ECC ブロックで構成し,これらは TOC ブロックと呼ぶ。このブロックは,すべ

ての閉じたセションの位置情報を格納する。

パート 2  1 024 個の物理セクタで構成し,それらは 4 個のセクタを一つのユニットとするグループ

に分割する。各々のユニットは,一つの ADIP 語に対応する。これらのユニットを,す

べて記録したゾーンの参照子として使用する。

17.6.1

  目次情報ブロック

あるセションを閉じる場合はいつでも,目次情報(TOC)ゾーンに位置する TOC ブロックの最後尾に続く

次の ECC ブロックに,そのディスク上のすべての閉じているセションの位置を記録する。TOC ゾーンの

最初の ECC ブロックは,二番目の ECC ブロックのランインとして使用する。

191 個のすべての TOC ブロックを使用した場合は,それ以上のセションの記録を追加してはならない

23.2 及び 23.3 参照)

TOC ブロックのフォーマットを,表 10 に示す。 


56

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 10TOC ブロックのフォーマット

TOC ブロックの

物理セクタ

主データのバイト位置

内容

バイト数

0 D

0

∼D

3

内容記述子 4

0 D

4

∼D

7

予備 (00) に設定 4

0 D

8

∼D

39

ドライブ ID 32

0 D

40

∼D

63

予備 (00) に設定 24

0 D

64

∼D

79

 TOC 項目 0 16

0

0 D

64

i

×

16

∼D

79

i

×

16

 TOC 項目 i 16

0

0 D

64(N−1)

×

16

∼D

79

(N−1)

×

16

 TOC 項目 N−1 16

0 D

64

N

×

16

∼D

2 047

予備 (00) に設定 1

984−N×16

1∼3 D

0

∼D

2 047

 TOC 項目の拡張又は

予備 (00) に設定

3×2 048

4∼7 D

0

∼D

2 047

セクタ 0∼3 の繰返しを推奨

又は 
予備 (00) に設定

4×2 048

8∼11 D

0

∼D

2 047

セクタ 0∼3 の繰返しを推奨 
又は 
予備 (00) に設定

4×2 048

12∼15 D

0

∼D

2 047

セクタ 0∼3 の繰返しを推奨 
又は 
予備 (00) に設定

4×2 048

物理セクタ 0  バイト D

0

D

3

:内容記述子

これらのバイトは,ここが TOC ブロックであることを示す(544F4300)  を記録する。これは“TOC”(Table

Of Content)及びバージョン 0 を示す。

物理セクタ 0  バイト D

4

D

7

:予備

これらのバイトは,予備で(00)に設定する。

物理セクタ 0  バイト D

8

D

39

:ドライブ ID

これらのバイトは,ドライブの認識番号を含み,25.1 のバイト D

8

∼D

39

で規定する。

物理セクタ 0  バイト D

40

D

63

:予備

これらのバイトは予備で(00)に設定する。

物理セクタ 0  バイト D

64

D

2 047

TOC 項目

これらのバイトは,16 バイトごとのユニットにグループ化する。各々の 16 バイトのユニットは,17.6.1.1

で規定する TOC 項目を格納する。使用しないバイトは,(00)に設定する。

物理セクタ 13  バイト D

0

D

2 047

TOC 拡張項目又は予備

これらのバイトは,TOC 項目で追加する項目がある場合にここへ格納する。使用しないバイトは,(00)

に設定する。

物理セクタ 415  バイト D

0

D

2 047

:セクタ 0の繰返し又は予備

読取りを確実にするために,上記セクタ 0∼3 の内容をセクタ 4∼7 へ,セクタ 8∼11 の内容をセクタ 12

∼15 へコピーするのがよい。この繰返し記録をしない場合は,これらのすべてのバイトは,(00)に設定す

る。繰返し記録をするか否かは,規定しない。


57

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

17.6.1.1

  TOC 項目

表 10ATOC 項目

項目バイトの位置

内容

バイト数

B

0

∼B

2

 TOC 項目記述子 3

B

3

セション状態 1

B

4

セション番号 1

B

5

∼B

7

セション開始アドレス 3

B

8

∼B

10

セション終了アドレス 3

B

11

∼B

12

セションの最後のフラグメント番号 2

B

13

∼B

15

予備 (00) に設定 3

TOC ブロックには,そのディスクに存在するすべての閉じたセションの TOC 項目を格納する。TOC 項

目の配列順は,すべて昇べき順の番号とアドレスを用いる(

表 10A 参照)。

TOC 項目バイト B

0

B

2

TOC 項目記述子

これらの 3 バイトは,次の項目が TOC 情報を表していることを示し,

“TCI”(Table of Content Indicator)

示す(544349)と記録する。

TOC 項目バイト B

3

:セション状態

このバイトは,各セションの状態を示す。最後尾以外のセションでは,(00)に設定する。ただし,最後

尾のセションについては次に定める。

最後の TOC 項目を,(00)に設定する場合は,新たなセションの追加を可能とする。

最後の TOC 項目を,(01)に設定する場合は,最後のセションはそのディスクの最終セションとする。す

なわちディスクは終了化が完了していて,それ以上セションを追加できない(23.3 参照)

TOC 項目バイト B

4

:セション番号

このバイトは,この項目で規定するセションの連続番号を示す。

TOC 項目バイト B

5

B

7

:セション開始アドレス

これらの 3 バイトは,この項目で規定するセションのデータゾーンの最初の物理セクタの PSN を示す。

TOC 項目バイト B

8

B

10

:セション終了アドレス

これらの 3 バイトは,この項目で規定するセションのデータゾーンの最後の物理セクタの PSN を示す。

TOC 項目バイト B

11

B

12

:セションの最後のフラグメント番号

これらの 2 バイトは,この項目で規定するセションの最後の部分の番号を示す。これを使用しない場合

は,これらの 2 バイトは,(00)に設定する。

TOC 項目バイト B

13

B

15

:予備

これらのバイトは,予備である(00)に設定する。

17.6.2

  記録領域参照子

ディスクのアクセス速度を上げるため,ドライブが最後に書き込んだ ECC ブロックの位置を知るために,

ビットマップを定義する。このビットマップは,1ADIP 語長に相当する 4 物理セクタ分の長さ単位で記録

する。4 個の物理セクタは,13.113.213.413.5 及び 13.6 に規定する。ただし,主データバイト,PI

バイト及び PO バイトの扱いは任意とする(13.3 参照)

1 024 個の物理セクタは,このビットマップ用に割り当て,この部分は,ディスクを最大 256 個のゾーン

に分割する。記録済み領域の参照子は,TOC ゾーンの外周側から内周側へと使用する(

図 24 参照)。高周

波信号の検知によってドライブは,記録済み参照子の位置を知り,そして記録済みの ECC ブロックの存在


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X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

する領域を決定することができる。

図 24−記録済み領域の参照子の用例

PSN=(030000)  と PSN=(26053F)  との間の 640 個の ECC ブロックの各々の領域を,一つの記録済み領

域の参照子とする。一つ以上の記録された ECC ブロックを含むすべての領域は,対応する記録済み参照子

(Recorded Area Indocator, RAI)によって表示しなければならない。これは次による。

例として,PSN

RAI

∼PSN

RAI

+3 の物理セクタが記録済みであることを記録済み参照子が示す場合は,次

の領域の ECC ブロックを,使用者が記録したとする。

PSN=[(02A47C)−(PSN

RAI

)]×(A00)+(030000)∼PSN=[(0A47C)−(PSN

RAI

)]×(A00)+(0327FF)

又は 10 進法では,次のようになる。

PSN=(173 180−PSN

RAI

)×2 560+196 608∼PSN=(173 180−PSN

RAI

)×2 560+206 847

ディスクをドライブから取り出す場合はいつでも,記録済み参照子は,そのディスクの最新の記録状態

を反映していなければならない。

18

  リードインゾーン

リードインゾーンは,情報ゾーンの内周側にある。これは,

図 25 で示す部分で構成する。

各部分の最初の物理セクタ番号及び最後の物理セクタを,

図 25 では,16 進法及び 10 進法で表示し,各

部分に含まれる物理セクタ数を,10 進法で表示する。

初めて使用するディスクには,

リードインゾーンには何のデータもない。

ディスクのファイナライズ後,

又は最初のセションの終了後,18.118.9 に従って,リードインゾーンを記録しなければならない。

記録済み

TOC

ブロック

(02A080)

−(02A083)

(02A084)

−(02A087)

---

(02A300)

−(02A303)

ガード

ゾーン 1

(02A304)

−(02A307)

(02A47C)

−(02A47F)

(02A478)

−(02A47B)

記録済みゾーン参照子(参照子の PSN にて認識)

未記録

---


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:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

インナードライブ領域

物理セクタ 173 184

カードゾーン 1

物理セクタ(02A480)

14

848 物理セクタ

物理セクタ 188 031

主データを(00)に設定

物理セクタ(02DE7F)

物理セクタ 188 032

物理セクタ(02DE80)

物理セクタ 192 127

予約ゾーン 1

4 096 物理セクタ

物理セクタ(02EE7F)

物理セクタ 192 128

物理セクタ(02EE80)

物理セクタ 192 191

予約ゾーン 2

64 物理セクタ

物理セクタ(02EEBF)

物理セクタ 192 192

物理セクタ(02EEC0)

物理セクタ 192 447

インナーディスク識別ゾーン

256 物理セクタ

物理セクタ(02EFBF)

物理セクタ 192 448

物理セクタ(02EFC0)

物理セクタ 192 511

予約ゾーン 3

64 物理セクタ

物理セクタ(02EFBF)

物理セクタ 192 512

物理セクタ(02F000)

物理セクタ 192 543

リファレンスコードゾーン

32 物理セクタ

物理セクタ(02E01F)

物理セクタ 192 544

バッファゾーン 1

物理セクタ(02F020)

480 物理セクタ

物理セクタ 193 023

主データを(00)に設定

物理セクタ(02F1FF)

物理セクタ 193 024

物理セクタ(02F200)

物理セクタ 196 095

制御データゾーン

3 072 物理セクタ

物理セクタ(02FDFF)

物理セクタ 196 096

バッファゾーン 2

物理セクタ(02FE00)

512 物理セクタ

物理セクタ 196 607

主データを(00)に設定

物理セクタ(02FFFF)

データゾーン

図 25−リードインゾーン

18.1

  ガードゾーン 1

このガードゾーンは,互換性に必要な最少量のリードインを生成するために使用する。このゾーンは,

14 848 個の物理セクタで構成し,主データはすべて(00)に設定する。 
18.2

  予約ゾーン 1

4 096 個の物理セクタは,予約済みで(00)に設定する。

18.3

  予約ゾーン 2

64 個の物理セクタは,予約済みで(00)に設定する。

18.4

  インナーディスク識別ゾーン

256 個の物理セクタを,データ交換の情報用のために割り当てる。1 個の ECC ブロックからなる 16 個の

物理セクタの各集合は,箇条 25 に示すディスク制御ブロック(DCB)とするか,すべての主データを(00)で

記録するかのいずれかとする

。このゾーンでは,主データをすべて(00)で記録した ECC ブロックに続く各

ECC ブロックも,主データはすべて(00)を記録しなければならない。 
18.5

  予約ゾーン 3

64 個の物理セクタは,予約済みで(00)に設定する。


60

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

18.6

  リファレンスコードゾーン

記録済みのリファレンスコードゾーンは,ディスク上で特定のチャネルビットパターンを生成する二つ

の ECC ブロックからなる 32 個の物理セクタで構成する。各々の対応するデータフレームのすべての 2 048

主データバイトを(AC)に設定する。さらに,各 ECC ブロックの最初のデータフレームの最初の 160 主デー

タバイトに適用する以外に,これらのデータフレームにスクランブルを適用してはならない。

18.7

  バッファゾーン 1

このゾーンは,30 個の ECC ブロックすなわち 480 個の物理セクタで構成する。このゾーンのデータフ

レームの主データは,すべて(00)に設定する。

18.8

  制御データゾーン

このゾーンは,192 個の ECC ブロックすなわち 3 072 個の物理セクタで構成する。各 ECC ブロックの

16 個の物理セクタの内容は,192 回繰り返さなければならない。制御データブロックの構造を,図 26 に示

す。

物理フォーマット情報

2 048  バイト

ディスク製造情報

2 048  バイト

出版元情報

14×2 048  バイト

図 26−制御データブロックの構造

18.8.1

  物理フォーマット情報

この情報は,

表 11 に示す 2 048 バイトで構成し,ディスク及びフォーマット情報を含む。


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:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 11−物理フォーマット情報

バイト番号

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号 1

1

ディスクサイズ 1

2

ディスク構造 1

3

記録密度 1

4∼15

データゾーン位置の指定 12

16

一般フラッグビット 1

17

ディスク応用コード 1

18

拡張情報の有無の参照子 1

19∼26

ディスク製造業者 ID 8

27∼29

メディアタイプ ID 3

30

ディスクの改訂履歴番号 1

31 ADIP のバイト 63 までに使われている物理フォーマット情報の数 1

32∼63

基本記録ストラテジパラメタ 32

64∼95

拡張情報ブロック 0 32

96∼127

拡張情報ブロック 1 32

128∼159

拡張情報ブロック 2 32

160∼191

拡張情報ブロック 3 32

192∼223

拡張情報ブロック 4 32

224∼247

拡張情報ブロック 5 24

248∼251

最初のセションの開始位置の設定 4

252∼255

最初のセションの終了位置の設定 4

256∼2 047

予備  すべて(00) 1

792

0∼255 までのバイトの情報は,表 及び 14.4.2 で定義する ADIP の物理フォーマット情報と同じ内容を

もつ。ただし,次に示すバイトは除く。

バイト 1:ディスクサイズ及び最大転送レート

ビット b

7

∼b

4

は,14.4.2 

バイト と同じとする。

ビット b

3

∼b

0

は,最大再生転送レートを定義する。

これらのビットは,アプリケーションが必要とする最大のリードアウト速度によって決まる次の

値のうちの一つに設定してもよい。

“0000”に設定する場合, 2.52 Mbits/s の最大転送レートを示す(30.3 

注記参照)。

“0001”に設定する場合, 5.04 Mbits/s の最大転送レートを示す(30.3 

注記参照)。

“0010”に設定する場合,10.08 Mbits/s の最大転送レートを示す。

“1111”に設定する場合,最大転送レートを規定しないことを示す。

その他すべての組合せは予備であり,それらを用いてはならない。

バイト 415:データゾーン位置の指定

バイト 4∼8 は,14.4.2 

バイト 4と同じとする。

バイト 9∼11 は,ファイナライズしたシングルセションディスク(23.3 参照)では,データゾー

ンの物理セクタの終了セクタ番号を示す。マルチセションディスク(箇条 22 参照)では,(26053F)

に設定し,PSN2 491 711 がユーザデータの記憶のためのディスク上の最後の物理セクタとする。

バイト 12∼15 は,14.4.2 

バイト 1215 と同じとする。


62

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:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

バイト 16:一般フラッグビット

対応国際規格では,この細分箇条において,コピープロテクションシステムを使用する場合のビ

ット設定について規定しているが,この規格では不要であり,不採用とした。

すべて(00)に設定する。

バイト 248251:最初のセションの開始位置の設定  

バイト 248 は,(00)に設定する。

バイト 249∼251 は,

(030000)に設定し,最初のセションのデータゾーンの最初の物理セクタが PSN

196 608 であることを示す(箇条 22 参照)。

バイト 252255:最初のセションの終了位置の設定

バイト 252 は,(00)に設定する。

バイト 253∼255 は,最初のセションのデータゾーンの物理セクタの終了セクタ番号を示す(箇条

22 参照)。

バイト 2562 047:予備

すべて(00)に設定する。これらの残りのバイトは,ADIP 情報との関係はなく,すべて(00)に設定

する。

18.8.2

  ディスク製造情報

この規格では,これら 2 048 バイトの形式及び内容を規定しない。これらは,データ交換時には無視する。

18.8.3

  出版元情報

これら 28 672 バイトは,すべて(00)に設定する。

どのような場合でも,ホストから受信したデータは,このフィールドに記録してはならない。

注記  レコーダ及びドライブは,ユーザが任意に定義した数値をフィールドに何らかの方法で記録す

るように作られているか又は記録できるようにこれらの機器を容易に改造できるとき,このド

ライブは,回避装置とみなす。

18.9

  バッファゾーン 2

この記録済みゾーンは,32 個の ECC ブロックすなわち 512 個の物理セクタで構成する。このゾーンで

は,データフレームの主データは,すべて (00) に設定する。

注記  対応国際規格では,コピープロテクションシステムを使用する場合のビット設定について規定

しているが,この規格はデータアプリケーションについて規定するものであるため,この細分

箇条の規定は不要であり,不採用とした。

19

データゾーン

ユーザデータを記憶するための 2 295 104 個の物理セクタで構成する。データゾーンの開始半径は,物理

ADIP アドレス (00C000) の位置によって決定され,最大終了半径は,物理 ADIP アドレス (098150) の位

置によって決定する(14.4.1.1 

ビット 223 及び 13.7.1 参照)。

20

  リードアウトゾーン

リードアウトゾーンは,情報ゾーンの外周側に位置する。リードアウトゾーンは,

図 27 に示す部分で構

成する。各部分の最初及び最後の物理セクタの物理セクタ番号は,

図 27 では,16 進法及び 10 進法で表示

し,各部分に含む物理セクタ数は,10 進法で表示する。


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X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

データゾーン

物理セクタ 2 491 712

バッファゾーン 3

最大物理セクタ(260540)

768 物理セクタ

物理セクタ 2 492 479

主データを(00)に設定

最大物理セクタ(26083F)

物理セクタ 2 492 480

最大物理セクタ(260840)

物理セクタ 2 492 735

アウターディスク識別ゾーン

256 物理セクタ

最大物理セクタ(26093F)

物理セクタ 2 492 736

ガードゾーン 2

最大物理セクタ(260940)

最小 4 096 物理セクタ

主データを(00)に設定

物理セクタ 2 496 831

  (残りのセクタは未記録でよい)

物理セクタ(26193F)

アウタードライブ領域

図 27−リードアウトゾーン

20.1

  バッファゾーン 3

この記録済みのゾーンは,768 個の物理セクタで構成する。バッファゾーン 3 の開始位置は,(2605409)

以下とする。このゾーンのデータフレームの主データは,すべて(00)に設定する。

20.2

  アウターディスク識別ゾーン

256 個の物理セクタは,データ交換の情報用のための予備とする。1 個の ECC ブロックすなわち 16 個の

物理セクタの各集合は,ディスク制御ブロック(DCB)又はすべての設定が(00)の主データのいずれかで構成

する。このゾーンの内容は,最後のインナーセション識別ゾーンの内容と等しいか,シングルセションデ

ィスクの場合は,インナーディスク識別ゾーンの内容と等しくなければならない。

20.3

  ガードゾーン 2

このガードゾーンは,ユーザデータを含む情報ゾーンを,テスト記録ゾーンから分離するための緩衝領

域として使用する。このゾーンは,主データをすべて(00)に設定した最小限 4 096 個の物理セクタで構成す

る。

ディスクの総記録容量の全体を利用しない場合,ガードゾーン 2 は,主データがすべて(00)に設定した

物理セクタで一定の半径まで又はアウタードライブ領域まで拡張でき,未記録の状態にしておくこともで

きる。これらの選択は,この規格では規定しない。

21

  アウタードライブ領域

アウタードライブ領域は,ディスク試験及び OPC アルゴリズムを実行するためのドライブが使用するデ

ィスクの最外周のゾーンとし,構成を

図 28 に示す。

各部分の最初及び最後の物理セクタの物理セクタ番号は,

図 28 では,16 進法及び 10 進法で表示し,各

部分に含む物理セクタ数は,10 進法で表示する。


64

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

リードアウトゾーン

物理セクタ 2 496 832

物理セクタ(261940)

物理セクタ 2 500 927

アウターディスク管理ゾーン

4 096 物理セクタ

物理セクタ(26293F)

物理セクタ 2 500 928

物理セクタ(262940)

物理セクタ 2 505 023

アウターディスクカウントゾーン

4 096 物理セクタ

物理セクタ(26393F)

物理セクタ 2 505 024

物理セクタ(263940)

物理セクタ 2 521 407

アウターディスクテストゾーン

16 384 物理セクタ

物理セクタ(26793F)

物理セクタ 2 521 408

ガードゾーン 3

物理セクタ(267940)

ブランク

図 28−アウタードライブ領域

21.1

  アウターディスク管理ゾーン

ドライブ固有の情報に任意に使用する 4 096 個の物理セクタで構成する。このゾーンの最初の 16 個の物

理セクタは,すべての主データを(00)に設定する。このゾーンは,インナーディスク管理ゾーンと同じ方

法で使用する(17.5 参照)

21.2

  アウターディスクカウントゾーン

アウターディスクテストゾーンで実行する OPC アルゴリズムの数を数えるために確保する 4 096 個の物

理セクタで構成する(

附属書 参照)。

アウターディスクテストゾーンの ECC ブロック又はその一部を記録した場合は,常に,アウターディス

クカウントゾーンの 4 個の物理セクタを記録することによって ECC ブロックにフラグを付ける。これら 4

個の物理セクタは,13.1 及びその下の 13.213.413.513.6 の規定に従ってフォーマットし,主データ

のバイト,PI バイト及び PO バイト(13.3 参照)を自由に選択することができる。

アウターデスクカウントゾーンで使用する ECC ブロックの最初の物理セクタ番号 PSN

ODT

と,アウター

ディスクカウントゾーンの 4 物理セクタの物理セクタ番号 PSN

ODC

∼PSN

ODC

+3 との関係は,次による。

940)

(262

(04)

940)

(263

PSN

PSN

ODT

ODC

+

=

21.3

  アウターディスクテストゾーン

ドライブ試験及び OPC アルゴリズム用に割り当てた 16 384 個の物理セクタで構成する

附属書 参照)。

これらの物理セクタは,ディスクの外側から内側に向かって,すなわち,最大のアドレスから最小のア

ドレスに向かって順に使用する。

21.4

  ガードゾーン 3

このゾーンは,ブランクのままとする。

22

  マルチセションレイアウト

再生専用機器がデータを取得できるために,ディスクにはリードインゾーンがあり,データゾーンには

ブランクの領域が存在せず,何らかのリードアウトゾーンをもつのが望ましい。同時に,部分的に記録し

たディスクに付加データを追加することも望まれる。このため,次のマルチセションの概念を規定する。

マルチセションディスクでは,複数のセションの存在を可能とする。イントロ及びクロージャのあるセ


65

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ションをクローズドセションと呼ぶ。イントロセションの代わりに,リードインゾーンが最初のセション

に先行し,クロージャゾーンの代わりに,リードアウトゾーンが最後のセションの後に続く。いったんリ

ードアウトゾーンを記録すると,ディスクは“ファイナライズした”とみなし,ディスクに追記してはな

らない。

マルチセションディスクのレイアウトを,

表 12 に示す。

表 12−マルチセションディスクの情報ゾーンのレイアウト

セション

ゾーン

内容

物理セクタ数

インナードライブ領域

予約ゾーン 2 64

インナーディスク識別ゾーン 256

制御データゾーン 3

072

 
 
リードイン

バッファゾーン 2

 

箇条 18 参照

512

データ

データゾーン

最小 16

バッファゾーン C 768

 
 
 

セション 1

クロージャ

アウターセション識別ゾーン

22.3 参照

256

バッファゾーン A 64

インナーセション識別ゾーン 256

セション制御データゾーン 640

 
イントロ

バッファゾーン B

22.1 参照

64

データ

データゾーン

最小 16

バッファゾーン C 768

 
 

セション 2

クロージャ

アウターセション識別ゾーン

22.3 参照

256

・ 

・ 

・ 

− 

イントロ

22.1 参照

データ

データゾーン

最小 16

バッファゾーン 3 768

アウターディスク識別ゾーン 256

 

セション N

(N  ≦ 191)

 
リードアウト

箇条 20 参照

アウタードライブ領域

 

セション中に部分的に記録したリードインゾーン又はイントロゾーンに部分的な記録があり,リードア

ウトゾーン又はクロージャゾーンが存在しない場合は,オープンセションと呼ぶ。オープンセションとし

て許可した最後の一つを除いて,すべてのセションはクローズドセションでなければならない。ユーザデ

ータは,オープンセションにだけ追加が可能とする。すべてのセションを閉じた場合,最初に新しいオー

プンセションを生成しなければならない(23.1 参照)

ディスク上の最初のクローズドセションには,箇条 18 に適合するリードインが存在する。次のクローズ

ドセションには,22.1 で定義するイントロが存在する。すべてのクローズドセションには,22.3 で定義す

るクロージャが存在するが,最後のセションは例外であり,箇条 20 で定義するリードアウトをもつ。

22.1

  イントロ

2 番目以降の各セションは,バッファゾーン A,インナーセション識別ゾーン,セション制御データゾ


66

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ーン及びバッファゾーン B で構成するイントロゾーンから開始する。イントロゾーンは,データフレーム

のビット b

27

∼b

26

を“00”に設定する。

22.1.1

  バッファゾーン A

64 個の物理セクタは,予備で (00) に設定する。

22.1.2

  インナーセション識別ゾーン

セションに関する情報を格納するために割り当てた 256 個の物理セクタで構成する。1 個の ECC ブロッ

クすなわち 16 個の物理セクタの各集合は,ディスク制御ブロック(DCB)(箇条 25 参照)か,又はすべて

の設定が(00)の主データのいずれかで構成する。このゾーンでは,主データをすべて(00)で記録した ECC

ブロックに続く各 ECC ブロックも,同様に,主データをすべて(00)で記録する。

22.1.3

  セション制御データゾーン

このゾーンは 40 個の ECC ブロックすなわち 640 個の物理セクタで構成する。各 ECC ブロックの 16 個

の物理セクタの内容は,40 回繰り返す。制御データブロックの構造を

図 26 に示す。

22.1.4

  バッファゾーン B

64 個の物理セクタは,予備で(00)に設定する。

22.2

  データゾーン

各データゾーンは,16 個の物理セクタの倍数で構成し,16 個を最小とする。最初のデータゾーンは,

PSN(030000)  から始まる。記録するデータが少ない場合には,再生専用機器との互換を容易にするために,
(00)の主データを含むデータフレームでデータゾーンを一定の半径,又はデータゾーンの最後まで埋める

ことができる。

22.3

  クロージャ

各セションは,バッファゾーン C 及びアウターセション識別ゾーンの二つの部分からなるクロージャゾ

ーンで終了する。クロージャゾーンは,データフレームのビット b

27

∼b

26

を“00”に設定する。

22.3.1

  バッファゾーン C

768 個の物理セクタは,予備で(00)に設定する。

22.3.2

  アウターセション識別ゾーン

1 個の ECC ブロックすなわち 16 個の物理セクタの各集合は,ディスク制御ブロック(DBC)(箇条 25 

照)か,すべての設定が(00)の主データのいずれかで構成する。このゾーンの内容は,同じセションのイ

ンナー識別ゾーンの内容に等しい。

23

  フラグメントの連続記録

通常,この規格に従ったディスクは,連続的に記録されなければならない。一方で,ファイルシステム

情報など,事前に決められたディスク上のある場所に特定のデータを追記するのを容易にするために,セ

ションを幾つものフラグメントに分けることができる。このようなフラグメント内部では,ディスクの内

側から外側に向かって,ユーザデータを連続的に記録する。

23.1

  セションの開始

新しいデータは,オープンセションに追記して,ディスクに追加することができる。オープンセション

が存在しない場合は,新しいセションを開かなければならない(

表 13 参照)。

新しいセションを開く場合は,バッファゾーン A 及びインナーセション識別ゾーンの最初の ECC ブロ

ックに SDCB(25.2 参照)を記録する(又は,ブランクディスクの第 1 セションの場合は,予約ゾーン 2

及びインナーディスク識別ゾーンの最初の ECC ブロックに SDCB を記録する。


67

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 13−オープンセション の詳細

データ

データゾーン

ユーザデータ

セション n−1

バッファゾーン C

(00)で記録した 48 個の ECC ブロック

クロージャ  アウターセション認識ゾーン

DCB 及び/又は(00)で記録した 16 個の ECC ブ
ロック

バッファゾーン A

(00)で記録した 4 個の ECC ブロック

インナーセション認識ゾーン

SDCB を記録した 1 個の ECC ブロック

セション n

イントロ

ブランク

セション制御データゾーン

ブランク

バッファゾーン B (00)で記録した 4 個の ECC ブロック

データ

データゾーン

予約フラグメント(任意)

ランインのための 1 個の ECC ブロック

ユーザデータを記録した不完全フラグメント

フラグメント

23.1.1

  不完全フラグメント

予約フラグメント(23.1.2 参照)を作らない場合は,バッファゾーン B の次に来るデータゾーンの残り

すべての領域を不完全フラグメントと呼ぶ。予約フラグメントが存在する場合は,最後の予約フラグメン

トの次に来るデータゾーンの残りすべての領域を不完全フラグメントと呼ぶ。

不完全フラグメントを閉じる(23.1.4 参照)まで,どの SDCB にも,不完全フラグメントのためのフラ

グメント項目(25.2.1 参照)は存在しない。

23.1.2

  予約フラグメント

例えば,ファイルシステム情報など,既に記録済みのユーザデータの前に,後でデータを追加できるよ

うにするために,予約フラグメントを作ることができる。1 番目のフラグメントは,バッファゾーン B の

終了直後に開始するが,オープンセションでは,すべての予約フラグメントは連続しており,重複するこ

とはない。

二つのフラグメント間ではいかなる場合も,ランインを目的とする ECC ブロックが存在する。この ECC

ブロックは,上記フラグメントのいずれにも属さず,予約フラグメント の終了位置の直後に,次に続く

フラグメント(i+1)の最初の ECC ブロックの記録と同時に記録する(

図 29 参照)。

23.1.2.1

  予約フラグメントの追加

新しい予約フラグメントを定義すると,このフラグメントは,不完全フラグメントの先頭から始まり,

少なくとも,不完全フラグメントに既に書き込んだすべてのデータを含む。新たに定義する予約フラグメ

ントは,フラグメント(n+1)となり,その場合,はすぐ前の(予約)フラグメントの番号とする。追

加する予約フラグメントの開始アドレス及び終了アドレスを示す新しいフラグメント項目を含む新しい

SDCB を,そのセションの識別ゾーンに記録する(25.2.1 参照)。

現セションの内周側識別ゾーンで,SDCB を記録するためのスペースの数が二つ以上ある場合,予約フ

ラグメントを追加することができる。SDCB を記録するための最後のスペースは,セションを終了するた

めに確保しなければならない。

新たに定義した予約フラグメントに続く領域は,新しい不完全フラグメント(n+2)となるように指定す

る。


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X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

フラグメント

n-1

クロージャ イントロ

予約フラグ

メントn

不完全フラグ

メント(n+1)

セション K-1

セション K

フラグメント

n-1

予約フラグ

メントn

予約フラグメ

ント(n+1)

セション K-1

セション K

不完全フラグ

メント(n+2)

フラグメン

トn

フラグメント

(n+1)

セション K-1

セション K

フラグメント

(n+2)

セション K+1

予約フラグメントが1個あ
るオープンセションK

不完全フラグメント(n+1)
に記録した後の予約フラグ
メントがあるオープンセシ
ョン

セションKのクローズ

クロージャ イントロ

クロージャ イントロ

クロージャ イントロ

図 29−予約フラグメントの生成

23.1.3

  フラグメントでのユーザデータの記録

データゾーンに追加するユーザデータは,不完全フラグメント又は予約フラグメントに事前に書き込ん

でいるデータにすき(隙)間なくリンクする。

23.1.4

  フラグメントの終了

予約フラグメントを終了する場合,

フラグメントのすべてのブランク領域は,

ダミーデータを記録する。

不完全フラグメントを終了する場合,その不完全フラグメントの開始アドレス及び記録終了アドレスを

示すフラグメント項目を含む新しい SDCB を,そのセションの識別ゾーンに記録する(25.2 参照)

。この

結果この終了した不完全フラグメントには,未記録領域が存在しない。

終了した不完全フラグメントの次の領域は,自動的に新しい不完全フラグメントとする。新しい不完全

フラグメントと終了した不完全フラグメントとの間には,ランインブロックを配置する。

23.2

  セションの終了

再生機器が,そのセションのデータを読み取るためには,このセション及び以前のすべてのセションは

終了していなければならない。すべてのフラグメントの全ブランク領域にダミーデータを記録し,リード

インゾーン又はイントロゾーンのすべての部分に必要項目を記録し,クロージャゾーンを追加することに

よってセションを終了する。

セションが終了すると,不完全フラグメントが終了し,フラグメント(n+1)として指定する。このと

き,は不完全フラグメントの前の最後の予約フラグメントの番号とする(

図 29 参照)。

フラグメントの番号は,すべてのセションを通して,連続する(

図 29 参照)。

終了しようとするセションが 191 番目(取り得る最大数)の場合,セションを終了する代わりに,ディ

スクをファイナライズする(23.3 参照)

。また,セション終了後のディスクの残りの空スペースが 128 個の

ECC ブロック(2 048 物理セクタ)よりも少なくなる場合も,セションを終了する代わりに,ディスクを

ファイナライズする(23.3 参照)

23.2.1

  リードインゾーン及びイントロゾーン

終了した不完全フラグメントが最後のフラグメントであるという情報を含めて[

図 29 の例の(n+2)]

SDCB を更新(追記)する。複数の SDCB が存在する場合は,最後に書き込まれた SDCB を有効な SDCB


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X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

とする。

リードインゾーンの制御データゾーンは,18.8 に従う。

各イントロのセション制御データゾーンは,次の設定で,18.8 で規定するフォーマットに従って,40 個

の ECC ブロックを記録する。

物理フォーマット情報

バイト 024718.8.1 と同じ

これらのバイトは,物理フォーマット情報のコピーを含む。

バイト 248251:現セションの開始

バイト 248 は (00) に設定する。バイト 249∼251 は,現セションのデータゾーンの最初の物理セ

クタのセクタ番号を示す(箇条 22 参照)

バイト 252255:現セションの終了

バイト 252 は (00) に設定する。バイト 253∼255 は,現セションのデータゾーンの最後の物理セ

クタのセクタ番号を示す(箇条 22 参照)

バイト 2562 047:予備すべて  (00)

これら残りのバイトは,ADIP 情報と関係はなく,すべて (00) に設定する。

ディスク製造情報  18.8.2 参照。

出版元情報        18.8.3 参照。

23.2.2

  クロージャゾーン

セションの終了時,バッファゾーン C は,アウターセション識別ゾーンとともに記録する。

23.3

  ディスクのファイナライズ

ディスクをファイナライズする場合,クロージャゾーンの代わりに,箇条 20 に従ってリードアウトゾー

ンを記録する。ディスクのファイナライズ後は,それ以上データを追加することはできない。最後のセシ

ョンを記述する TOC 項目でのセションのステータスは,それに応じて設定する[17.6.1.1(TOC 項目)の

バイト B

3

参照]

24

  論理セクタ番号の割当て  (LSN)

論理セクタ番号(LSN)は,LSN 0 から連続して割り当て,最初のデータゾーンの最初の PSN から始まっ

て,最後のデータゾーンの終了位置で終わる。LSN と PSN との関係は次による。

LSN=PSN−(030000)

25

  ディスク制御ブロック

ディスク制御ブロックは,この規格で規定しディスクの互換性を保つための追加情報を含む。DCB は,

ディスク及びセションのインナー識別ゾーン及びアウター識別ゾーンに記録する。新たに DCB を定義す

る場合,互換性を確保するため,最初の 40 個のデータバイトは,同じフォーマットでなければならない。

セションのステータスを反映するために,特別な DCB を定義する(25.2 参照)

25.1

  ディスク制御ブロックのフォーマット

各ディスク制御ブロックの主データを,

表 14 に示す。ディスク制御ブロックを更新しなければならない

場合は,インナーディスク識別ゾーン及びセション識別ゾーンで,最後に書き込んだ DCB の直後に新し

い DCB を追記する。同じ内容記述子をもつ DCB が複数存在する場合は,最も大きいアドレスをもつ DCB

を有効な DCB とする。いったんセションを終了すると,そのセションの DCB をそれ以上更新することは


70

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

できない。

表 14−ディスク制御ブロックのフォーマット

DCB の物理セクタ

メインデータのバイト位置

内容

0 D

0

∼D

3

内容記述子

0 D

4

∼D

7

 DCB の内容及び使用方法が不

明な場合の処理

0 D

8

∼D

39

ドライブ ID

0 D

40

∼D

2 047

特有の内容記述子

1∼15 D

0

∼D

2 047

特有の内容記述子

バイト D

0

D

3

:内容記述子

(00000000)の場合,DCB は使用されていない。そして,残りすべてのバイト,表 13 の物理セク

タ 0 の D

4

∼D

2 047

及び物理セクタ 1∼15 の D

0

∼D

2 047

は,(00)に設定する。また,これに続くす

べての DCB の内容記述子は,(00000000)に設定する。(53444300)に設定する場合,この DCB は

25.2 で定義する。内容記述子の他のすべての値は予備とする。

インナー識別ゾーン又はアウター識別ゾーンに追加した新しい各 DCB は,最初の有効な未記録

の DCB の場所に記録する。

セションのインナー識別ゾーンで,

(00000000)に設定しない内容記述子をもつ一般的な各 DCB は,

個々のセションのアウター識別ゾーンで,

同一の DCB をもつ。

更新によって古くなった DCB は,

アウター識別ゾーンに存在する必要はない。

バイト D

4

D

7

DCB の内容及び使用方法が不明な場合の処理

これらのビットは,DCB の内容及び使用方法をドライブが判定できない場合(例えば,内容記述

子が既知の値に設定していない場合)の処理を規定する。これらのバイトは個々の 32 ビットで構

成するフィールドを形成する。

ビット b

31

∼b

4

予備

これらのビットはすべて“0”に設定する。

ビット b

3

DCB 更新

“1”に設定する場合,現 DCB を更新することはできない。その他の場合は,

“0”に設定する。

ビット b

2

フォーマット

“1”に設定する場合,ディスクの再フォーマットはできないことを示す。

ビット b

1

DCB 読取り保護

“1”に設定した場合,この DCB の中の情報は,再生機器内部だけによる使用

を意味し,再生機器外に転送してならない。それ以外では,

“0”に設定する。

ビット b

0

データゾーン記録

“1”に設定する場合,データゾーンでの記録はできない。それ以外では,

“0”

に設定する。

バイト D

8

D

39

:ドライブ ID

バイト D

8

∼D

39

は固有の記述子を含み,DCB を書き込むドライブを識別する。この固有のドラ

イブ識別子のフォーマットは,次による。

−  バイト D

8

∼D

23

ドライブの製造業者を識別する。この名前は,ISO/IEC 4873 に従って,値


71

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

の範囲が,G0 set+SPACE の集合からの文字によって表示する。残りのバイトは,使用しな

い場合,(00)に設定する。

−  バイト D

24

∼D

35

ドライブのモデル名又は型番号を識別する。このモデル名又は型番号は

ISO/IEC 4873 に従って,値の範囲が,G0 set+SPACE の集合からの文字によって表示する。

末尾のバイトを使用しない場合は,(00)に設定する。

−  バイト D

36

∼D

39

ドライブ固有のシリアル番号を含む。この 4 バイトは,一つの 32 ビット

の 2 進数で構成する。

バイト D

40

D

2 047

:内容記述子に特有のバイト

これらのバイトは,実際の内容記述子の値をもつ DCB のフォーマット記述で定義する。

物理セクタ 115  バイト D

0

D

2

047

:内容記述子に特有のバイト

これらのバイトは,実際の内容記述子の値をもつ DCB のフォーマット記述で定義する。

25.2

  セション DCB(SDCB)のフォーマット

オープンセションのリードインゾーン又はイントロゾーンは,オープンセションの構造及び前のすべて

のセションの場所を記述する SDCB を含まなければならない。セションを終了する場合,インナー識別ゾ

ーンの SDCB を更新し,アウター識別ゾーンにコピーが書き込む。

表 15 に SDCB を定義する。

表 15SDCB のフォーマット

ECC ブロック

の物理セクタ

メインデータのバイト位置

内容

バイト数

0 D

0

∼D

3

内容記述子 4

0 D

4

∼D

7

内容記述子が不明な場合の処理 4

0 D

8

∼D

39

ドライブ ID 32

0 D

40

∼D

41

セション番号 2

0 D

42

∼D

63

予備(00)に設定 22

0 D

64

∼D

95

ディスク ID(リードゾーンだけ) 32

0 D

96

∼D

127

アプリケーション依存 32

0 D

128

∼D

143

セション項目 0 16

0

0 D

128

i

×

16

∼D

143+i

×

16

セション項目 i 16

0

0 D

128

(N

1)

×

16

∼D

143

(N

1)

×

16

セション項目 N−1 16

0 D

128

N

16

∼D

2 047

予備(00)に設定 1

920−N×16

1∼3 D

0

∼D

2 047

セション項目の拡張又は予備(00)に設定

3×2 048

4∼7 D

0

∼D

2 047

セクタ 0∼3 の繰返し(推奨)

又は予備(00)に設定

4×2 048

8∼11 D

0

∼D

2 047

セクタ 0∼3 の繰返し(推奨)

又は予備(00)に設定

4×2 048

12∼15 D

0

∼D

2 047

セクタ 0∼3 の繰返し(推奨)

又は予備(00)に設定

4×2 048

物理セクタ 0  バイト D

0

D

3

:内容記述子に特有のバイト

これらのバイトは,セション DCB を識別し,(53444300)に設定する。これは,文字“SDC”及びバージ

ョン番号 0 を示す。

物理セクタ 0  バイト D

4

D

7

:内容記述子が不明な場合の処理


72

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

(0000000D)に設定する。この DCB をドライブが判定できない場合,DCB を更新したり,ディスクを再

フォーマット化したりしてはならない。また,ドライブからホストコンピュータへ DCB 情報を転送する

ことはできるが,データゾーンへの記録はできない。

物理セクタ 0  バイト D

8

D

39

:ドライブ ID

これらのバイトは,25.1 のバイト D

8

∼D

39

で規定するとおり,ドライブ ID を含む。

物理セクタ 0  バイト D

40

D

41

:セション番号

これらのバイトは,SDCB が属するセションの番号を規定する。最初のセションの番号を 1 とし,以降

の各セション番号は一つずつ増やす。

物理セクタ 0  バイト D

42

D

63

:予備

これらのバイトは,予備で,(00)に設定する。

物理セクタ 0  バイト D

64

D

95

:ディスク ID

ディスクのリードインゾーンにあるインナーディスク識別ゾーンの SDCB では,

これらの 32 バイトは,

ディスクの初期化時(最初のセションの開始時)に,統計上ランダムな 256 ビットの 2 進数で記録する。

次の各セションのイントロにおいては,インナーセション識別ゾーンの SDCB のバイト D

64

∼D

95

をすべて

(00)に設定する。

物理セクタ 0  バイト D

96

D

127

:アプリケーションに依存するバイト

このフィールドは,32 バイトで構成し,アプリケーションによる使用を目的に予約し,特定のコピー保

護データなどの情報を記録する。アプリケーションがこの設定を規定しない場合,バイトは,(00)に設定

する。

各セションでは,これらのバイトを単独で設定することができる。

物理セクタ 0  バイト D

128

D

2 047

:セション項目

これらのバイトは,それぞれ 16 バイト単位でグループ化する。16 バイトの各単位は,セション項目の

異なる二つのタイプのうち一つを含むことができる。二つのタイプを次に示す。

−  タイプ 1  現セションのフラグメントを規定する。

−  タイプ 2  以前のすべてのセションの開始アドレス及び終了アドレスを規定する。

すべてのセション項目は,そのタイプ番号(最初はタイプ 1,次にタイプ 2)に従って,SDC の中に順

番に並べる。使用しないすべてのバイトは,(00)に設定する。

物理セクタ 13  バイト D

0

D

2 047

:セション項目の拡張又は予備

これらのバイトを使用して,セション項目を追加することができる。使用しないすべてのバイトは,(00)

に設定する。

物理セクタ 415  バイト D

0

D

2 047

:セクタ 0の反復又はすべて予備

堅ろう(牢)性の観点から,セクタ 4∼7,セクタ 8∼11 及びセクタ 12∼15 は,セクタ 0∼3 の内容を繰

り返すことが好ましい。繰り返さない場合,これらのバイトは,(00)に設定する。繰り返すか否かは,規

定しない。

25.2.1

  セション項目

25.2.1.1

  タイプ 1  フラグメント項目


73

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 15A−フラグメント項目

項目のバイト位置

内容

バイト数

B

0

∼B

2

フラグメント項目記述子 3

B

3

∼B

4

フラグメント番号 2

B

5

∼B

7

フラグメント開始アドレス 3

B

8

∼B

10

フラグメント終了アドレス 3

B

11

∼B

15

予備(00)に設定 5

一つの SDCB は,複数のフラグメント項目を含むことができる。予約フラグメントがない場合は,フラ

グメント項目は存在しない。

新しい予約フラグメントをオープンセションに追加しなければならない場合は,現セションのインナー

識別ゾーンで,新しい状況を反映するのに必要なフラグメント項目を含む新しい SDCB を,最後の SDCB

の直後に記録する。セションの中の予約フラグメントのアドレスは,重ねてはならない。

セションを終了すると,現セションのインナー識別ゾーンで,不完全フラグメントのフラグメント項目

を含む新しい SDCB を,最後の SDCB の直後に記録する。

フラグメント項目は,番号及びアドレスの増加とともに順番に並べる。インナー識別ゾーンでは,最後

に記録した SDCB が有効な SDCB とする(

表 15A 参照)。

フラグメント項目バイト B

0

B

2

:フラグメント項目記述子

これらのバイトは,項目タイプを識別し,文字 “FRG” を示す(465247)に設定する。

フラグメント項目バイト B

3

B

4

:フラグメント番号

これら 2 バイトは,フラグメントの番号を定義する。フラグメントの番号は,すべてのセションを通じ

て連続しており,以降の各フラグメントに対して,一つずつ増加する。最初のセションの最初のフラグメ

ントの番号は 1 であり,次の各セションの最初のフラグメントの番号は,先行するセションの最後のフラ

グメントの番号より一つ大きくなる。

フラグメント項目バイト B

5

B

7

:フラグメント開始アドレス

これら 3 バイトは,この項目で規定するフラグメントの最初の物理セクタの PSN を定義する

フラグメント項目バイト B

8

B

10

:フラグメント終了アドレス

これら 3 バイトは,この項目で規定するフラグメントの最後の物理セクタの PSN を定義する。

フラグメント項目バイト B

11

B

15

:予備

これら 5 バイトは,予備で(00)に設定する

25.2.1.2

  タイプ 2:前セション項目

SDCB は,現セションから前の各セションの項目を含む。1 番目のセションの SDCB は,前セション項

目を含まない。前セション項目は,アドレスの増加とともに順番に並べる(

表 15B 参照)。

表 15B−前セション項目

項目のバイト位置

内容

バイト数

B

0

∼B

2

前セション項目記述子 3

B

3

予備(00)に設定 1

B

4

前セション番号 1

B

5

∼B

7

前セション開始アドレス 3

B

8

∼B

10

前セション終了アドレス 3

B

11

∼B

15

予備(00)に設定 5


74

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

前セション項目バイト B

0

B

2

:前セション項目記述子

これら 3 バイトは,項目のタイプを識別し,文字“PRS”を示す(505253)に設定する。

前セション項目バイト B

3

:予備

このバイトは,予備で,(00)に設定する。

前セション項目バイト B

4

:前セション番号

このバイトは,この項目で規定する前セションの番号を示す。

前セション項目バイト B

5

B

7

:前セション開始アドレス

これら 3 バイトは,この項目で規定する前セションのデータゾーンの最初の物理セクタの PSN を示す。

前セション項目バイト B

8

B

10

:前セション終了アドレス

これら 3 バイトは,この項目で規定する前セションのデータゾーンの最初の物理セクタの PSN を示す。

前セション項目バイト B

11

B

15

:予備

これら 5 バイトは,予備で,(00)に設定する

第 

グルーブの特性

26

  概要

記録は,すべてグルーブ領域内だけで行う。グルーブの中心線は,トラックの平均的中心線から,位相

変調のある正弦波でウォブルしている。この位相変調のあるウォブルから,ADIP 情報を復号することが

できる。

ディスク上のグルーブ情報のフォーマットは,14.4 で定義する。箇条 による基準測定装置を使用する

ものとして,箇条 28 では,グルーブからの信号について規定する。

27

  試験方法

27.1

  環境

箇条 28 のすべての信号は,8.1.1 で定義する試験環境条件にあるディスクに対して規定範囲内になけれ

ばならない。

27.2

  基準測定装置

箇条 28 で規定するすべての信号は,箇条 による基準測定装置の指示したチャネルで測定する。この測

定装置は,これらの試験を目的として,次の特性を満たす。

27.2.1

  光学系及び機械系

集束光ビームは,9.2   a)∼i)で定義する特性を満たす。ディスクは,9.5 に従って,回転する。

27.2.2

  読取りパワー

読取りパワーは,ディスクの入射面に入射したパワーとし,0.7 mW±0.1 mW とする。

27.2.3

  読取りチャネル

測定装置には,二つの読取りチャネルがある。読取りチャネル 1 は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)で,

総光量の和信号  (I

1

I

2

)  とする。読取りチャネル 2 は,2 等分した対物レンズの出射ひとみ(瞳)で,光

量の差信号(I

1

I

2

)とする。これらのチャネルは,箇条 に従って実装する。

プッシュプル及びクロストラック信号は,読取りチャネルの信号を,カットオフ周波数 30 kHz の一次低

域フィルタを通過させて測定する。

ウォブル信号は,読取りチャネルの信号を,周波数帯域(−3 dB)=25 kHz,傾斜=+20 dB / decade∼周波

数帯域(−3 dB)= 4.0 MHz,傾斜=−20 dB / decade の一次帯域フィルタを通過させて測定する。


75

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

27.2.4

  トラッキング

信号の測定中は,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向トラッキングエラーは,0.20  μm 以下とする。

さらに,光ビームの焦点とトラックの中心との間の半径方向トラッキングエラーは,0.022 μm 以下とする。

27.3

  信号の定義

すべての信号は,フォトディテクタの出力電流に対して直線関係にあり,したがって,ディテクタの受

光パワーに対して直線関係になければならない。

図 30−トラックを交差するときの読取りチャネルでのグルーブ信号

プッシュプル信号

プッシュプル信号は,光ビームの焦点がトラックを交差するときの読取りチャネル 2 の信号で,フィ

ルタ通過後の正弦波状の差信号  (I

1

I

2

)  とする。半径方向のトラッキング用の信号として測定装置を用

いる。

クロストラック信号

クロストラック信号は,光ビームの焦点がトラックを交差するときの読取りチャネル 1 の信号で,フ

ィルタ通過後の正弦波状の和信号  (I

1

I

2

)  とする。

ウォブル信号

ウォブル信号 I

W

は,測定装置が最小限のトラッキング規定を満たすときの読取りチャネル 2 の信号で,

フィルタ通過後の正弦波状の差信号  (I

1

I

2

)  とする。

28

  グルーブ信号の特性

28.1

  位相深さ

グルーブの位相深さは,最大で 90°とする。

28.2

  プッシュプル信号

0レベル

半径位置

(I

1

+

I

2

)max

(I

1

+

I

2

)pp

(I

1

+

I

2

)min

(I

1

I

2

)pp

ランド

グルーブ


76

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

プッシュプル信号 PP のピークからピークまでの値は,次の範囲とする。

a

)  記録前:

(

)

(

)

(

)

[

]

60

.

0

2

/

30

.

0

min

2

1

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

I

I

+

+

+

記録前のプッシュプル信号の最大の変動幅は,次による。

15

.

0

min

max

min

max

<

+

PP

PP

PP

PP

b

)  記録後:

(

)

(

)

(

)

[

]

80

.

0

2

/

40

.

0

min

2

1

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

I

I

+

+

+

c

)  未記録グルーブのプッシュプル信号に対する記録済みグルーブのプッシュプル信号の比率は,次の式

による。

00

.

1

60

.

0

after

before

PP

PP

28.3

  クロストラック信号

未記録ディスクのクロストラック信号は,次の要求に合致しなければならない。(I

1

I

2

)

min

値が,グルー

ブ中心で出ている(信号の極性の反転がないとする)

28.4

  正規化ウォブル信号

トラックのセンターラインからの偏位は,正規化ウォブル信号によって測定する。ウォブルグルーブの

中心の標準のトラックセンターラインからの偏位量は,

附属書 に従って計算する。

ウォブル信号は,振幅が隣接するトラックからのウォブルの正の干渉によって強調されない場所,すな

わち未記録トラックの位相変調していないウォブル部分で測定する。

正規化ウォブル信号は,次による。

(

)

25

.

0

15

.

0

PP

2

1

min

PP

,

W

I

I

I

ウォブル信号の振幅が,隣接するトラックからのウォブルの正の干渉によって強調される場所では,最

大のウォブル信号は,次の式による。

6

.

2

min

PP

W,

max

PP

W,

I

I

28.5

ウォブルの特性

記録前ウォブル信号の平均の狭帯域 SNR は,1 kHz 幅の分解能で測定を行い,45 dB を超えなければな

らない。

記録後ウォブル信号の平均の狭帯域 SNR は,1 kHz 幅の分解能で測定を行い,38 dB を超えなければな

らない。

第 

記録層の特性

29

試験方法

ディスク上の情報のフォーマットは,箇条

13

で定義する。箇条

30

は,箇条

9

で定義する基準測定装置

の使用時に得られる記録済みグルーブからの信号について規定する。

ここでは,記録情報の標準の品質を規定する。欠陥と呼ばれる規定値からの局部的な偏差は,トラッキ


77

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

ングエラー又はデータフィールドのエラーの原因となり得る。これらのエラーについては,箇条

32

及び

に記述する。

29.1

環境

30.2.2

30.2.6

までのすべての信号は,

8.1.1

で定義する試験環境の条件にあるディスクに対して規定範囲

内になければならない。

29.2

基準測定装置

30.2.2

30.2.6

までに規定するすべての信号は,箇条

9

で規定した基準測定装置の指示したチャネルで測

定する。この測定装置は,これらの試験の目的として,次の特性を満たす。

29.2.1

光学系及び機械系

集束ビームは,

9.2

a

)∼

i

)  で定義する特性を満たす。ディスクは,

9.5

に従って,回転する。

29.2.2

読取りパワー

読取りパワーは,ディスクの入射面に入射したパワーとし,0.7 mW±0.1 mW とする。

29.2.3

読取りチャネル

測定装置には二つの読取りチャネルがある。読取りチャネル 1 は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)で,

総光量の和信号  (I

1

I

2

)  とする。読取りチャネル 2 は,2 等分した対物レンズの出射ひとみ(瞳)で,光

量の差信号  (I

1

I

2

)  とする。これらのチャネルは,箇条

9

に従って実装する。

プッシュプル及びクロストラック信号は,読取りチャネルの信号を,カットオフ周波数 30 kHz の一次低

域フィルタの通過後,測定する。

読取りチャネル 1 からの信号は,ジッタの測定時以外には,波形等化しない。読取り信号を 2 値化する

ためのしきい値を,書込みの間,パラメタ変化によって,マーク及びスペースサイズの変動の影響を最小

化するように制御する。

附属書 E

の特性を満たす読取りチャネル 1 を使用して,ジッタ測定を行う。

29.2.4

トラッキング

記録中及び信号の測定中,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向のトラッキングエラーは,0.20  μm

以下とする。さらに,光ビームの焦点とトラックの中心との間の半径方向のトラッキングエラーは,0.022

μm 以下とする。

注記

  速い記録速度又は再生速度においては,これらの最大値以下のトラッキングエラーを得るため

に,高度サーボシステムを必要とすることがある。

29.2.5

試験速度

すべての書込み試験は,

14.4.2

で定義するディスクの速度で実行する。ディスクは,関連する記録スト

ラテジを用いて,すべての主速度及び上位速度で検査する。すべての読取り試験は,基準速度で行う。

29.3

記録条件

マーク及びスペースは,レーザの出力を変調して,ディスク上に書き込む。

29.3.1

記録パルス波形

レーザパワーを,

附属書 G

にある記録パルス波形の一つに従って変調する。

3T∼14T は,記録パルスのマルチパルス列を適用するか,又は単一の記録パルスを適用して記録する。

記録パワーは,記録パワー(Pw)及びバイアスパワー(Pb)の二つの基本レベルをもつ。これらは,ディス

クの入射表面での光パワーであり,マーク及びスペースを書き込むために使用する。

単一の記録パルスの場合,パルスのタイプ及び長さに応じて追加出力 dPw を適用する。さらに,マーク

記録後の記録層の最適な冷却のために,記録パルスの直後規定する時間,パワーを取り得る最低のレベル

(Pc)  に切り換える(

G.2

及び

G.3

参照)


78

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

Pw のパワーレベルの値を,

附属書 I

に従って最適化する。

実際の Pw パワーレベルの誤差は,最適値の 5  %以内とする。

29.3.2

記録パワー

最適化した記録パワーPwo 及び Pbo は,次の範囲とする。

P

peak

=追加出力を適用しない場合の Pwo

P

peak

=追加出力を適用する場合の Pwo+dPwo(あらゆるマークに対して適用される最大値)

14.4.2.2

で定義する基本記録ストラテジの場合(

12.3

参照)

650 nm≦λλ

IND

の場合 P

peak

≦15.0 mW

λ

IND

λ≦665 nm の場合 P

peak

≦19.0 mW

14.4.2.3.1

で定義する 4 倍速以上の記録ストラテジの場合(

12.3

参照)

650 nm≦λλ

IND

の場合 P

peak

≦19.0 mW

λ

IND

λ≦665 nm の場合 P

peak

≦22.0 mW

14.4.2.3.2

で定義する 6 倍速以上で 8 倍速までの記録ストラテジの場合(

12.3

参照)

650 nm≦λλ

IND

の場合 P

peak

≦30.0 mW

λ

IND

λ≦665 nm の場合 P

peak

≦35.0 mW

14.4.2.3.3

で定義する 6 倍速以上で 16 倍速までの記録ストラテジの場合(

12.3

参照)

650 nm≦λλ

IND

の場合 P

peak

≦45.0 mW

λ

IND

λ≦665 nm の場合 P

peak

≦53.0 mW

λλ

IND

では P

peak

≧6 mW

Pbo=0.7 mW±0.1 mW 
Pco<0.1 mW

29.3.3

記録パワーの波長依存性

レーザ波長の変化(

附属書 K

参照)によって生じる最適記録パワーの変動は,次の規定を満たす。

25

d

d

d

wo

d

0

IND

IND

λ

P

λ

P

(dPwo / dλ は,645 nm∼670 nm の波長範囲で平均化する。

29.3.4

記録パワーウィンドウ

実際の記録装置で実装する記録パワーに対して,いくらかの変動を許容するために,正規化記録パワー

ウィンドウ(NWPW)は,ある幅以上をもたなければならない。正規化記録パワーウィンドウは,次の方法

で決定する。

−  ジッタは,データゾーンの内側の半径及び外側の半径で,それぞれ,記録パワーPw の関数として測

定する。一般に,それら二つのカーブは,一致しない(

図 31

参照)

−  一つの記録パワーウィンドウは,関連するジッタのカーブが 9  %以下となるパワー範囲は,次による

図 31

参照)

正規化した各々の記録パワーウィンドウは,次の規定を満たす。

NWPW

S

12

.

0

2

n

lower,

n

upper,

n

lower,

n

upper,

P

P

P

P

+

−  ネット記録パワーウィンドウは,ジッタの両カーブが 9  %以下となるパワー範囲として定義する(


79

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

31

参照)

。ネットパワーウィンドウ=P

upper,1

P

lower,2

とする。

正規化ネット記録パワーウィンドウは,次の規定を満たす。

NWPW

N

10

.

0

2

n

lower,

m

upper,

n

lower,

m

upper,

P

P

P

P

+

この場合,P

upper,m

は,ジッタの両カーブが 9  %以下となる最高のパワーであり,P

lower,n

は,ジッタ

の両カーブが 9  %以下となる最低のパワーとする。

−  上記の規定は,定義したすべての記録速度で満たさなければならない。

図 31

記録パワーウィンドウの例

注記

  上記の手順は,パワーウィンドウの単調なシフトを半径の関数として示す通常のディスクを基

準としている。そうでない場合,複数の半径で記録パワーウィンドウを測定し,すべてのジッ

タのカーブが 9  %以下となるパワー範囲として,ネット記録パワーウィンドウを定義する。

29.4

測定条件

ジッタの試験は,ディスクの情報ゾーンで,(m−2),(m−1),m,(m+1),(m+2)  と指定する五つの隣

接するトラックのグループで行う。ジッタは,

14.4.2.2

バイト 32

及び

バイト 33

並びに

14.4.2.3

で定義す

る拡張情報ブロックに規定するすべての記録速度で測定する。

ジッタの測定は,

附属書 E

に記述するシステムを使用する。

ジッタは,次の手順に従って測定する。

29.3.1

に従って,五つのすべてのトラック上にランダムデータを記録する。

29.2

で規定する条件下でのトラック のデータを読み取る。

30

記録済み信号の特性

ジッタ(%)

3

6

9

12

15

P

lower,1

P

lower,2

P

upper,2

P

upper,1

パワーウィンドウ 2

ネットパワーウィンドウ

内側半径でのジッタ

外側半径でのジッタ

記録パワー


80

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

次の信号は,

29.3.1

で規定した記録条件を用いて記録した後に測定する。

30.1

チャネルビット長

記録ユニットごとの平均チャネルビット長は,133.3 nm±1.4 nm とする。

30.2

信号の定義

すべての信号は,フォトディテクタの出力電流に対して直線関係にあり,したがって,ディテクタの受

光パワーに対して直線関係になければならない。

30.2.1

高周波信号 

(

HF 信号

)

HF 信号は,読取りチャネル 1 で生成される,4 分割フォトディテクタの電流の和とする。HF 信号は,

記録層の情報を表す記録マーク及びスペースによって変調する。

0

レベル

I

14

I

14L

I

3L

I

3

I

3H

I

14H

図 32

変調振幅

30.2.2

変調振幅

変調振幅 I

14

は,最長記録マーク及びスペースによって発生したピークからピークまでの値とする(

32

参照)

。ピークの値 I

14H

は,高域フィルタ前の HF 信号のピーク値とする。変調振幅 I

3

は,最短記録マー

ク及びスペースによって発生したピークからピークまでの値とする。0 レベルは,ディスクを挿入しない

ときの測定装置から得る信号レベルとする。これらのパラメタは,異なる記録速度で実行する場合も,す

べての条件下において,次の範囲とする。

60

.

0

H

14

14

I

I

15

.

0

14

3

I

I

一つのディスク内では,

25

.

0

max

H

14

min

H

14

max

H

14

I

I

I

1 回転周期内では,

15

.

0

max

H

14

min

H

14

max

H

14

I

I

I

30.2.3

信号の非対称性

信号の非対称性は,次による。


81

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

15

.

0

2

2

05

.

0

14

L

3

H

3

L

14

H

14

+

+

+

I

I

I

I

I

30.2.4

正規化しきい値ジャンプ

二つの連続する ECC ブロック間では,いずれの場合も,正規化しきい値(NSL)ジャンプは,次の範囲と

する。

(

) (

)

(

) (

)

50

.

0

1

L,

3

1

H,

3

2

L,

3

2

H,

3

1

L,

3

1

H,

3

2

L,

3

2

H,

3

+

+

+

I

I

I

I

I

I

I

I

ここに,  I

3H,1

及び I

3L,1

は,リンク位置直前の I

3

レベルを示す。

I

3H,2

及び I

3L,2

は,リンク位置直前の I

3

レベルを示す。

この規定は,二つの ECC ブロックを異なる速度で記録する場合にも満たさなければならない。

30.2.5

ジッタ

ジッタは,2 値化した読取り信号の時間変動の標準偏差 σ とする。この 2 値化した読取り信号は,HF 読

取りチャネルからの HF 信号を波形等化器及び低域フィルタを通した後,スライスして生成する(

附属書

E

参照)

。立上がりエッジ及び立下がりエッジのジッタを PLL クロックで測定し,チャネルビットクロッ

ク周期によって正規化する。

ジッタは,

附属書 E

で規定する回路を使用して,基準速度で測定する。

ジッタの測定には,

29.4

で規定する条件を使用する。

測定されたジッタは,最大で 9.0  %とする。

30.2.6

クロストラック信号

クロストラック信号は,光ビームがトラックを交差するときに,読取りチャネル 1 において,フィルタ

を通過した正弦波状の和信号  (I

1

I

2

)  とする。クロストラック信号は,次による。

(

)

(

)

13

.

0

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

+

+

30.3

読取りの安定性

気温 55  ℃及び読取りパワー0.8 mW で読み取る場合,

30.2.2

30.2.6

で規定するすべてのパラメタは,100

万回繰返し読み取った後でも規定範囲内とする。

注記

  読取りパワーが同じでも基準速度より速度が遅い場合には,読取りの安定性は,低下する。

31

追加試験の条件

この規格に従った記録済みディスクを,

JIS X 6241

に従ったピックアップヘッドで測定する場合は,次

の基本信号規定を満足しなければならない。

31.1

試験環境

次を除くすべての条件は,

29.1

29.2.5

と同じにする。

31.1.1

光学系

データの読取りに使用する集束光ビームは,次による。

a

)  波長  (λ) 650

nm±5 nm

b

)  開口数 0.60±0.01


82

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

c

)  対物レンズは,厚さ 0.6 mm 及び屈折率 1.55 の平行基板による球面収差を補正しなければならない。

d

)  単層ディスクの理想基板を通過した後の波面収差

最大 0.033×λ

rms

e

)  対物レンズのひとみ(瞳)の縁での光強度

半径方向では最大光強度の 60  %∼70  %

接線方向では最大光強度の 90  %以上

f

)  偏光

円偏光

g

)  読取りパワー 0.7

mW±0.1 mW

h

)  レーザダイオードの相対ノイズ強度(RIN)

*

    最大−134 dB/Hz

 RIN=10

log[(交流光パワー実効値/Hz)/直流光パワー実効値] (dB/Hz)

31.2

信号の定義

次の信号の定義は,

30.2

及びその細分箇条を参照する。

31.2.1

変調振幅

60

.

0

H

14

14

I

I

15

.

0

14

3

I

I

一つのディスク内では,

33

.

0

max

H

14

min

H

14

max

H

14

I

I

I

(PBS あり)

一つのディスク内では,

20

.

0

max

H

14

min

H

14

max

H

14

I

I

I

(PBS なし)

1 回転周期内では,

15

.

0

max

H

14

min

H

14

max

H

14

I

I

I

(PBS あり)

1 回転周期内では,

10

.

0

max

H

14

min

H

14

max

H

14

I

I

I

(PBS なし)

31.2.2

信号の非対称性

15

.

0

2

2

05

.

0

14

L

3

H

3

L

14

H

14

+

+

+

I

I

I

I

I

31.2.3

ジッタ

ジッタは,

附属書 E

で規定する回路を使用して,基準速度で測定する。ジッタの測定は,

29.4

で規定す

る条件を使用する。測定されたジッタは,最大で 9.0  %とする。

31.2.4

クロストラック信号

(

)

(

)

10

.

0

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

+

+

31.2.5

位相差トラッキングエラー信号

図 33

で示す四分割フォトディテクタ各素子の出力電流は,I

a

I

b

I

c

及び I

d

で識別する。

位相差トラッキングエラー信号は,光ビームがトラックを交差するとき,ディテクタの対角の対間の位


83

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

相差:位相(I

a

I

c

)−位相(I

b

I

d

)から導く(

図 34

及び

附属書 F

参照)

この位相差信号は,30 kHz のカットオフの低域フィルタをかける。

この信号は,次の規定を満たすものとする(

図 34

参照)

振幅

正のゼロ交差において,

半径方向のオフセット 0.10 μm があるとき t

Δ /T=0.5∼1.1 の範囲とする。

ここで, t

Δ は,フォトディテクタ素子の対角の対の出力電流の和信号の位相差から導く平均時間差とし,

はチャネルビットクロック周期とする。

非対称性

非対称性は,次の範囲とする(

図 34

参照)

20

.

0

2

1

2

1

T

T

T

T

+

ここに,

T

1

t

Δ /T の正のピーク値

T

2

t

Δ /T の負のピーク値

外周側

内周側

図 33

四分割フォトディテクタ

図 34

位相差トラッキングエラー信号

31.2.6

接線方向のプッシュプル信号

この信号は,差動出力  (I

a

I

d

)−(I

b

I

c

)の瞬時レベルから導く。この信号は,次による(

図 35

参照)

(

) (

)

[

]

9

.

0

0

14

pp

c

b

d

a

I

I

I

I

I

+

+

光ビーム

接線方向

I

b

I

c

I

a

I

d


84

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

(

)-(+)

a  d

b c

p-p

マーク

図 35

接線方向のプッシュプル信号

32

記録層の品質

ディスク上のデータの完全性のために,記録層は,次の初期品質規定を満たさなければならない。

32.1

欠陥

欠陥は,気泡及び黒点とする。欠陥の直径は,次の規定を満たさなければならない。

−  気泡については,最大 100 μm とする。

−  複屈折を発生させる黒点については,最大 200 μm とする。

−  複屈折を発生させない黒点については,最大 300  μm とする。さらに,欠陥は,トラックの走査方向

の 80 mm の距離内で,次の規定を満たさなければならない。

− 30

μm より大きい欠陥長の総和の最大値は,300 μm とする。

−  欠陥の数は,最大 6 個とする。

32.2

データエラー

バイトエラーは,1 バイト内の一つ以上のビットがそれらの元の記録値と比較して,間違った値をもつ

場合に起こる。

13.3

で定義する ECC ブロックの行に,少なくとも 1 バイトのエラーがある場合は,その行は,PI エラ

ーと判定する。

13.3

で定義する ECC ブロックの行に,五つより多いエラーバイトがある場合は,その行は,

“訂正不能

PI”と呼ぶ。

ディスクは,リードインゾーンの開始からリードアウトゾーンの終了までの連続した単一の記録処理の

中で,任意のデータを用いて書き込まれる(

“ディスクアットワンス”モード)

初期記録後の再生において,エラー訂正システムが検出するエラーは,次の規定を満たさなければなら

ない。

−  どの 8 連続 ECC ブロックにおいても,エラー訂正前の PI エラーの総数は 280 以下とする。

−  どの ECC ブロックにおいても,訂正不能 PI の行の数は,4 個以下とする。

第 

ユーザデータの特性

33

試験方法

箇条

34

では,この規格に従って,ディスク上のユーザデータの適合性を検査するための一連の測定法に

ついて示す。これは,ユーザ記録データの読みやすさを検査する。データは任意であると仮定する。デー

 
 
 
 
 
 
 

[(I

a

I

d

)−(I

b

I

c

)]pp


85

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

タは,

8.1.2

で規定した動作環境及び記録装置によって記録する。読取り試験は,箇条

9

で定義した基準測

定装置上で行う。

箇条

29

が欠陥を無視しているのに対して,箇条

34

は,欠陥を読取り信号の不可避な劣化として扱う。

欠陥の重大性は,

33.2

で定義する読取りチャネルのエラー検出及び訂正回路によるエラーの訂正可能性に

よって決定する。箇条

34

の規定は,データ交換に必要となる最低限のデータの品質を定義する。

33.1

環境

34.1

及び

34.2

のすべての信号は,

8.1.2

で定義した動作環境条件の範囲にあるすべての環境において,規

定の範囲内になければならない。試験前には,ディスクの製造業者の指示に従って,ディスクの入射表面

の汚れを除去しなければならない。

33.2

基準測定装置

箇条

34

で規定するすべての信号は,箇条

9

で定義した基準測定装置の指示されたチャネルで測定する。

この測定装置は,これらの試験の目的として,次の特性を満たす。

33.2.1

光学系及び機械系

集束光ビームは,

9.2

a

)∼

i

)で定義する特性を満たす。ディスクは,

9.5

に従って回転する。

33.2.2

読取りパワー

読取りパワーは,ディスク入射面に入射したパワーとし,0.7 mW±0.1 mW とする。

33.2.3

読取りチャネル

測定装置には,二つの読取りチャネルがある。読取りチャネル 1 は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の

総光量の和信号(I

1

I

2

)とする。読取りチャネル 2 は,2 等分した対物レンズの出射ひとみ(瞳)において,

光量の差信号(I

1

I

2

)とする。これらのチャネルは,

9.3

及び

9.6

に従って実装する。

読取りチャネル 1 からの信号は,前処理として,波形等化し,フィルタを通す。読取り信号を 2 値化す

るためのしきい値は,記録中のパラメタ変動によるマーク及びスペースサイズの変化の影響を最小化する

ように制御する。箇条

34

で規定するディスクの品質を測定するための,波形等化器,フィルタ及びスライ

サ並びに PLL の特性は,ジッタ測定に関して

附属書 E

で規定するものと同一とする。

33.2.4

エラー訂正

データバイトのエラーの訂正は,

13.3

の定義に基づくエラー検出及び訂正システムによって行う。

33.2.5

トラッキング

信号の測定中,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向のトラッキングエラーは,0.20  μm 以下とし,

光ビームの焦点とトラックの中心との間の半径方向のトラッキングエラーは,0.022 μm 以下とする。

34

記録ユニットの最低品質

この箇条では,データ交換に要求される記録ユニットのデータの最低品質を規定する。

品質は,箇条

9

及び

附属書 E

で定義する基準測定装置上で測定する。

バイトエラーは,一つのバイト内で一つ以上のビットが間違った値をもつ場合に発生し,ECC 及び EDC

回路で検出する。

34.1

トラッキング

光ビームの焦点は,意図なくトラックをジャンプしてはならない。

34.2

ユーザ記録データ

読取りチャネル 1 で読み取る記録ユニットのユーザ記録データは,

13.3

で定義するエラー訂正で訂正で

きないバイトエラーを含んではならない。


86

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 A

規定)

80 mm+R

ディスク

序文

この附属書は,1.46 ギガバイト及び 2.92 ギガバイトの容量をもつ 80 mm ディスクについて規定する。

A.1

80 mm ディスクの特性

80 mm ディスクのすべての機械特性,物理特性及び光学特性は,次に挙げる項目を除いて本体に規定す

るものと同じにしなければならない。

全体寸法

10.2

参照)

ディスクの直径 d

1

は,次による。

d

1

=80.00 mm±0.30 mm

情報ゾーン

10.7

参照)

情報ゾーンは,直径 d

6

から次に示す直径 d

7

とで囲む領域とする。

d

7

≧77.5 mm

情報ゾーンは,リードインゾーン,データゾーン,リードアウトゾーン及びインナー,アウタードライ

ブ領域で構成する(箇条

15

参照)

質量

11.1

参照)

ディスクの質量は,6.0 g∼9.0 g とする。

慣性モーメント

11.2

参照)

回転軸に関するディスクの慣性モーメントは,最大 0.010 g・m

2

とする。

ダイナミックインバランス

11.3

参照)

回転軸に関するディスクのダイナミックインバランスは,最大 1.5 g・mm とする。

トラック形状

14.1

参照)

トラックは,情報ゾーン内で連続する。グルーブトラックは,半径 22.0 mm(最大)から始まり,半径

38.75 mm(最小)で終了する。

ADIP 語の構造,  ビット 223

14.4.1.1

参照)

リードアウトゾーンの最初のアドレスである,物理 ADIP アドレス (0379CC) は,最大半径 38.00 mm に

位置する。

一般情報,バイト  031

14.4.2.1

参照)

a

)

バイト 1−ディスクサイズ

  ビット b

7

∼b

4

は,ディスクサイズを規定し,80 mm ディスクを示す“0001”

に設定する。

b

)

バイト 415−データゾーン位置の指定

  バイト 9∼11 は,データゾーンの最大取り得る物理セクタ

として PSN 911 151 を示す (0DE72F) に設定する。

他のバイトは本体と同じとする。

シングルセションディスクの情報ゾーンのレイアウト

(箇条

16

参照)

全面記録したシングルセションディスクの情報ゾーンのレイアウトを

表 A.1

に示す。


87

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 A.1

全面記録したシングルセションディスクのレイアウト

図 27

参照)

ゾーン

内容

公称半径(mm)

開始セクタ番号

物理セクタ数

インナードライブ

領域

120 mm ディスクとすべて同じ

リードイン 120

mm ディスクとすべて同じ

データ

データゾーン

開始 24.000

(030000)

最大 714 544

バッファゾーン 3

開始 38.000

(最大容量のとき)

最大 (0DE730)

768

アウターディスク識別ゾーン

最大 (0DEA30)

256

リードアウト

ガードゾーン 2

最大 (0DEB30)

最小 4 096

アウターディスク管理ゾーン

開始 38.082

(0DFB30)

4 096

アウターディスクカウント 
ゾーン

開始 38.147

(0E0B30)

4 096

アウターディスクテスト 
ゾーン

開始 38.212

(0E1B30)

16 384

アウタードライブ

領域

ガードゾーン 3

開始 38.472

終了≧38.500

(0E5B30)

ブランク

物理フォーマット情報

18.8.1

参照)

バイト 4∼15−データゾーン配置

バイト 9∼11 は,ファイナライズしたシングルセションディスク(

23.3

参照)上では,データゾーン最

後の物理セクタのセクタ番号を規定する。マルチセションディスク(箇条

22

参照)では,ユーザデータを

記録するディスク上の最大取り得る物理セクタとして PSN 911 151 を示す(0DE72F)に設定する。

データゾーン

(箇条

19

参照)

ユーザデータ領域での記録用の 714 544 個の物理セクタとする。

データゾーンの開始半径は,物理 ADIP アドレスの位置(00C000)によって決定し,最大終了半径は,物

理 ADIP アドレスの位置(0379CC)によって決定する(

14.4.1.1

ビット 2

23

及び

13.7.1

参照)

リードアウトゾーン

(箇条

20

参照)

リードアウトゾーンを

図 A.1

に示す。

データゾーン

物理セクタ番号 911 152

バッファゾーン 3

物理セクタ番号(0DE730)

768 物理セクタ

物理セクタ番号 911 919

主データを(00)に設定

物理セクタ番号(0DEA2F)

物理セクタ番号 911 920

物理セクタ番号(0DEA30)

物理セクタ番号 911 175

アウターディスク識別ゾーン

256 物理セクタ

物理セクタ番号(0DEB2F)

物理セクタ番号 911 176

ガードゾーン 2

物理セクタ番号(0DEB30)

最小 4 096 物理セクタ

物理セクタ番号 911 271

主データを(00)に設定

物理セクタ番号(0DFB2F)

アウタードライブ領域

図 A.1

リードアウトゾーン

図 27

参照)

バッファゾーン 3

20.1

参照)

バッファゾーンの開始位置は,(0DE730)以下とする。


88

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

アウタードライブ領域

(箇条

21

参照)

リードアウトゾーン

物理セクタ番号 916 272

物理セクタ番号(0DFB30)

物理セクタ番号 920 367

アウターディスク管理ゾーン

4 096 物理セクタ

物理セクタ番号(0E0B2F)

物理セクタ番号 920 368

物理セクタ番号(0E0B30)

物理セクタ番号 924 463

アウターディスクカウントゾーン

4 096 物理セクタ

物理セクタ番号(0E1B2F)

物理セクタ番号 924 464

物理セクタ番号(0E1B30)

物理セクタ番号 940 847

アウターディスクテストゾーン

16 384 物理セクタ

物理セクタ番号(0E5B2F)

物理セクタ番号 940 848

ガードゾーン 3

物理セクタ番号(0E5B30)

ブランク

図 A.2

アウタードライブ領域

図 28

参照)

アウターディスクカウントゾーン

21.2

参照)

アウターディスクテストゾーンで使用する ECC ブロックの最初の物理セクタ番号 PSN

ODT

とアウターデ

ィスクカウントゾーンの四つの物理セクタの物理セクタ番号 PSN

ODC

∼PSN

ODC

+3 との関係は,次による。

(

)

( )

(

)

0E0B30

04

0E1B30

PSN

PSN

ODT

ODC

+

=


89

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 B

規定)

データゾーンの拡張フォーマット情報の構造

(対応国際規格では,この附属書において,ビデオアプリケーションの場合のビデオコンテンツプロテ

クションについて規定しているが,

この規格はデータアプリケーションについて規定するものであるため,

この附属書は不要であり,不採用とした。


90

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 C 

規定)

光反射の測定

序文

この附属書は,光反射の測定について規定する。

C.1

校正方法

ディスクの反射率は,幾つかの方法で測定する。最も一般的な方法は,平行光法及び集束光法の二つが

ある。

プレーヤで使用するには,反射率の分かった基準ディスクを用いる集束光法が最も適切で簡単な方法だ

が,基準ディスクの校正には平行光法がより簡単といえる。

集束光法で反射率を測定する場合,

ディスクの反射層から返って来た光(I

m

)だけがフォトディテクタ上に

落ちる。ディスク表面からの反射光及びディスク内の寄生反射からの光は,大部分がフォトディテクタ外

に落ちる。平行光法では,

“総”反射(I

//

)だけが測定されるので,反射層からの“主”反射を決定するには

計算が必要となる。

良好な基準ディスク,例えば,金の反射鏡面をもつ厚さ 0.6 mm のガラスディスクを用いる。この基準

ディスクは,

図 C.1

に示すように平行光で測定する。

I

s

int

//

R

r

I

B

s

m

図 C.1

反射の校正

図 C.1

の各事項は,次による。

  R=記録層の反射率(ダブルパスでの基板透過を含む)

  r

s

=入射面の反射率

  R

ref

=集束光で測定した反射率(  I

m

 / I

B

で定義する)

R

//

=平行光で測定した反射率  (  I

//

I

B

で定義する)

  I

B

=入射光

  I

s

=入射面の反射による反射光

  I

m

=記録層の反射による主反射光

  I

int

=入射面及び記録層間の内部反射による反射光

  I

//

=測定値(I

s

I

m

I

int

I

I

int

I

m

I

s


91

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

入射面の反射率は,次による。

2

S

1

1

n

n

r

ここに,

n: 基板の屈折率

主反射  I

m

I

//

I

s

I

int

  から R

ref

を次のように導く。

(

) (

)

(

)

×

×

//

S

S

//

2

S

ref

2

1

1

R

r

r

R

r

R

基準ディスクは,基準測定装置で測定する。集束光で測定した基準ディスクから得る全ディテクタ電流

(I

1

I

2

)は,上記の方法で計算して I

m

とする。

ここにアレンジメントは校正し,集束光反射率は,入射面の反射率とは無関係になり,ダブルパスでの

基板透過を含む記録層の反射率に線形に比例した値となる。

C.2

測定方法

a

)

未記録情報ゾーンの反射率

基準測定装置を用いた反射率の測定法は,次による。

1

)  校正した反射率 R

ref

をもつ基準ディスクから,全ディテクタ電流  (I

1

I

2

)

s

を測定する。

2

)  測定対象となるディスクのグルーブトラック領域から,全ディテクタ電流  (I

1

I

2

)

g

を測定する。こ

の場合,測定するグルーブトラック及びその両側に隣接する二つのトラックは未記録でなければな

らない。

3

)  未記録ディスクの反射率 R

d

の算出は,次による。

(

)

(

)

S

2

1

g

2

1

d

I

I

I

I

R

×R

ref

b

)

記録済み情報ゾーンの反射率

基準測定装置を用いた反射率の測定法は,次による。

1

)  校正した反射率 R

ref

をもつ基準ディスクからの全ディテクタ電流  (I

1

I

2

)

s

を測定する。

2

)  測定対象となるディスクの記録済みグルーブトラックから I

14H

を測定する。この場合,測定するト

ラックの両側に隣接する少なくとも二つのトラックは記録済みでなければならない。

3

)  記録したディスクの反射率 R

14H

の算出は,次による。

(

)

S

2

1

H

14

H

14

I

I

I

R

+

×R

ref


92

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 D 

規定)

複屈折の測定

序文

この附属書は,複屈折の測定について規定する。

D.1

測定原理

複屈折を測定するために,平行光の円偏光を使用する。位相遅延は,反射光のだ円率を観測することに

よって測定する(

図 D.1

参照)

図 D.1

だ円率 eb/及び方位

θ

をもつだ円

だ円の方位

θ は,光学軸の方位で決定する。

4

π

γ

θ

(D.1)

ここに,

γ: 光学軸と半径方向との間の角度

だ円率 eb/は,位相遅延

δ の関数を表す。

δ

2

π

2

1

tan

e

(D.2)

位相遅延

δ が既知のとき,複屈折 BR は,波長の分数として表す。

δ

λ

π

2

BR

nm (D.3)

このように,ディスクから反射しただ円偏光を観測することによって複屈折を測定でき,光学軸の方位

も評価できる。

D.2

測定条件

D.1

に規定する複屈折の測定は,次の条件で行う。

半径方向

a

b

θ


93

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

反射での測定モード

  ダブルパス測定法

レーザ光の波長

  640 nm±15 nm

光ビーム径 (FWHM)

  1.0 mm±0.2 mm

基準面 P に垂直な半径方向の面に関する半径方向の入射光の角度

β

  7.0°±0.2°

ディスク装着

  水平

回転

  1 Hz 以下

温度及び相対湿度

8.1.1

の規定による。

D.3

測定装置の例

この規格は,複屈折を測定する特定の測定装置を規定しないが,この測定に適した装置の例を

図 D.2

示す。

図 D.2

複屈折測定装置の例

偏光子(消光比≒10

5

)にコリメートしたレーザ光源からの光は,1/4 波長板によって円偏光にする。反

射光のだ円率は,回転検光子及びフォトディテクタで分析する。ディスクのあらゆる位置に対して強度の

最小及び最大値を測定する。だ円率はこのとき,

max

min

2

I

I

(D.4)

式(D.2),式(D.3)及び式(D.4)を組み合わせて,次を得る。

max

min

arctan

π

4

I

I

BR

×

λ

λ

この装置は,次のように容易に校正できる。

I

min

は,偏光子又は

1/4

波長板を測定することによって

0

に設定する。

鏡面を測定するときは,

I

min

I

max

表面反射による直流的変化以外に,表面反射及び記録面からの反射のために交流成分が生じる可能性が

ある。この交流成分は,基板が限りなく平らで光源の干渉性が高いときにだけ顕著となる。

ディスク

1/4 波長板

偏光子

レーザ

回転検光子

コリメータレンズ

フォトディテクタ

β


94

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 E

規定)

ジッタの測定

序文

この附属書は,ジッタの測定について規定する。

E.1

ジッタ測定のためのシステム図及びユーザデータの特性表示

一般システム図を,

図 E.1 に示す。

図 E.1−ジッタ測定のための一般システム図

前置増幅器

四分割

ディテクタ

HF  信号

交流カップリング

LPF

EQ

スライサ

PLL

全データエッジ

クロック信号

位相検出器

フィルタ

VCO

回転パルスからの 
開始・停止信号

ジッタアナライザ

(例えば,

タイムインターバルアナライザ)


95

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

E.2

PLL の開ループ伝達関数

PLL

の開ループ伝達関数を,

図 E.2 に示す。

図 E.2PLL の開ループ伝達関数の図表示

E.3

スライサ

スライサは,閉ループ−

3 dB

で帯域幅

5 kHz

1

次積分フィードバック型オートスライサとする。

E.4

測定条件

フォトディテクタ前置増幅器の帯域幅は,遅延ひずみを防ぐために

20 MHz

以上とする。

等化器:伝達関数

H(z)

1.364z

2

0.182(1

z

4

)

をもつ

3

タップトランスバーサルフィルタ

低域フィルタ:

6

次ベッセルフィルタ,

f

c

 (

3 dB)

8.2 MHz

フィルタ及び波形等化

利得変動  最大

1 dB

7 MHz

以下)

群遅延変動  最大

1 ns

7 MHz

以下)

5.0 MHz

での利得−

0 Hz

での利得)

3.2 dB

±

0.3 dB

交流カップリング(高域フィルタ)=

  1

次,

f

c

 (

3 dB)

1 kHz

角度偏差の修正:直流偏差だけ修正する。

1.5

25

75

利 

(dB)

0 dB

−40 dB/decade

−40 dB/decade

−20 dB/decade

周波数 (kHz)


96

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

図 E.3−波形等化及び低域フィルタの周波数特性

E.5

測定

1

回転中のすべての立上がり及び立下がりエッジのジッタを測定する。

(dB)

+6

+3

0

−3

−6

周波数 (MHz)

0 5

10

等化器

ベッセルフィルタ

等化器+

ベッセルフィルタ


97

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 F

規定)

位相差トラッキングエラー信号の測定

序文

この附属書は,位相差トラッキングエラー信号の測定について規定する。

F.1

位相差トラッキングエラー信号の測定方法

トラッキングエラー測定の基準回路を,

図 F.1 に示す。四分割フォトディテクタの対角の対の各出力は,

次の伝達関数によって定義した波形等化の後に独立して

2

値信号に変換する。

( )

ω

ω

ω

i

10

7

.

4

1

i

10

6

.

1

1

i

8

7

×

×

×

×

H

比較器の利得は,最小の信号振幅でも出力が完全飽和に達しなければならない。

2

値化したパルス信号

のエッジ(信号

B1

及び

B2

)の位相は,相互に比較し時間進み信号

C1

及び時間遅れ信号

C2

を作る。位相

比較器は,個々のエッジに応じて,

Δ

t

i

の符号(正負)に応じ,信号

C1

又は

C2

を出力する。トラッキン

グエラー信号は,低域フィルタによって

C1

及び

C2

信号を平滑化し,単位利得差動増幅器の手段で差し引

くことによって作る。低域フィルタは,

30 kHz

で−

3 dB

の遮断周波数をもつ

1

次フィルタとする。

T

1

%は,

0.38 ns

のように非常に小さい時間差を測定しなければならないので,回路実装に当たって

は特別な注意をしなければならない。また,注意深い平均化が必要となる。

四分割フォトディテクタの対角の対からの二つの信号間の平均時間差は,次による。

Δ

Δ

i

1

t

N

t

ここに,

N

立上がり及び立下がりの両方のエッジの数

F.2

タイムインターバルアナライザを使用しない

Δ

t /の測定

相対時間差

t

Δ /T

は,

C1

及び

C2

信号の振幅及び読取り信号の周波数成分を基準化している場合のトラッ

キングエラー信号の振幅で表す。トラッキングエラー振幅

TVE

Δ

と時間差との関係は,次による。

n

V

T

t

V

NnT

t

V

T

t

TVE

pc

pc

i

pc

i

i

×

Δ

Δ

Δ

Δ

ここに,

V

pc

C1

及び

C2

信号の振幅

T

i

3T

14T

の範囲内で読取り信号の実際の長さ

nT

実際の長さの重み付き平均

NnT

平均時間の総和

トラッキングの利得の規格は,トラッキングエラー振幅を用いて,半径方向のオフセット

0.1

μ

m

で,次

のように書き換えることができる。

⎟⎟

⎜⎜

Δ

⎟⎟

⎜⎜

n

V

TVE

n

V

pc

pc

1.10

50

.

0


98

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

図 F.1−トラッキングエラー測定回路

 

Δt

i

=正

V

pc

T

i

Δt

i

=負

信号 A1

信号 A2

信号 B1

信号 B2

信号 C1

信号 C2

V

pc

Ia

増幅器

波形等化器

H(i

ω

)

レベル比較器

位相比較器

差動増幅器

(利得 1)

信号 A1

信号 TVE

トラッキングエラー

(0.1

μm)

ω

ω

ω

H

i

10

4.7

1

i

10

6

.

1

1

)

i

(

8

7

×

×

×

×

1 次 LPF

fc (−3 dB)  = 30 kHz

増幅器

信号 A2

波形等化器

H(i

ω

)

レベル比較器

信号 B1

信号 B2

低域フィルタ

信号 C1

信号 C2

低域フィルタ

Δ

TVE

Ib

Ic

Id


99

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

F.3

回路の校正

V

pc

5V

とし,測定した

n

の値をおおむね

5

とすると,トラッキングエラー振幅

TVE

Δ

と時間差

t

Δ との

関係は,次のとおり簡略化することができる。

T

t

n

V

T

t

TVE

Δ

×

Δ

Δ

pc

8-16

変調の平均ラン長

n

はデータ成分及び平均化時間に依存する。したがって,回路は

5T

ラン長で変

調された信号と一致する固定周波数で校正する。この目的のために周波数が

2.616 MHz

の正弦波信号を用

いる。

信号

C1

及び

C2

のパルスは,通常アース端子と供給電圧との間で切り換わる出力信号をもつディジタル

ゲート回路によって生成する。この電圧の振幅は約

5 V

と考えられるが,適用する技術によっては,

5 V

から大きく外れる場合がある。

DPD

信号の公式規格は,半径方向のオフセット

0.1

μ

m

で,次によるから,

10

.

1

50

.

0

T

t

Δ

TVE

Δ

による測定は,

V

pc

の実際値及び

n

に影響される。したがって,次のような校正手順を適用する。

F.3.1

比較器の飽和

レベル比較器の利得が,信号

B1

及び

B2

が方形波信号であるすべての実際の入力信号レベルにあってい

ることを確かめる。この場合,

TVE

信号の振幅は入力信号の振幅に依存しない。

図 F.2−トラッキングエラー信号振幅と比較器入力信号振幅との関係

F.3.2

及び V

pc

の校正

上述した

n

及び

V

pc

の偏差,並びに場合によっては他の回路パラメタの理由で,補正係数

K

は次による。

t

Δ

/

T

(真の値)=

K

×

TVE

Δ

(測定値)

これは次のような方法で実現する。

a

)

周波数が

2.616 MHz

で,位相差をもつ二つの正弦波信号

A1

及び

A2

を生成し,二つの波形等化回路に

注入する。

飽和領域

比較器入力信号振幅

TVE  信号振幅

0

0


100

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

b

)

t

Δ

/

T

TVE

Δ

との関係を測定し,

図 F.3 から

K

を決定する。

(測定値)

(注入値)

TVE

T

t

K

Δ

Δ /

図 F.3

ΔTVE とΔt /との関係

0

0.2

0.4

0.6

0.8 1.0 1.2

Δ

TVE

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

Vpc=5V,n=5 の場合
の理論ライン

実測ラインの例

Δt / T


101

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 G 

規定)

テスト用記録パルス波形

序文

この附属書は,異なる速度範囲に対して,異なる記録ストラテジを用いるために,次の三つを規定する。

パルス記録ストラテジは,各マークをパルス列で構成する。

ブロック記録ストラテジは,各マークを一つの連続したパルスで構成する。

“キャッスル”記録ストラテジは,各マークをパルスの最初及び最後にパワーを強調した部分をもつ

一つの連続したパルスで構成する。

G.1

パルス記録ストラテジ

NRZI

データから得られる記録パルス波形及びチャネルクロックを

図 G.1 に示す。記録パルス波形は,

N

2

個のパルスで構成する。ここに,

N

はチャネルクロック周期の数で表す

NRZI

の長さとする。

記録マーク長

N

3

の記録パルス波形は,先頭パルス

(

T

top

)

だけで構成する。

記録マーク長

N

4

の記録パルス波形は,

先頭パルス

(

T

top

)

N

4

個のマルチパルス及び最終パルス

(

T

lp

)

構成する。

図 G.1−記録パルス波形

T

mp

及び

T

lp

の公称パルス幅時間は,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.2 による。継続時間は記録

速度によって決まる。

W

mp

T

16

1

×

m

m

4

14

m

は整数)

0.25 T

W

T

mp

0.875 T

W

W

lp

T

16

1

×

n

n

4

24

n

は整数)

0.25 T

W

T

lp

1.5 T

W

レーザパワーは,隣接したパルス間で少なくとも

2/16T

w

以上の間,バイアスレベルに切り換える。

P

w

Pb

T

top

T

mp

T

mp

T

 

lp

dT

le

dT

top

T

W

2T

W

NRZI  チャネルビット

0 mW


102

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

T

top

の公称パルス幅時間は,現在のマーク

(cm)

の長さによって決まり,

表 の物理フォーマット情報及び

14.4.2.2 の記載による。継続時間は,記録速度によって決まる。

W

top

T

16

1

)

3T

cm

(

×

i

T

i

4

40

i

は整数)

0.25 T

W

T

top

25 T

W

W

top

T

16

1

)

T

4

cm

(

×

j

T

j

4

40

j

は整数)

0.25 T

W

T

top

25 T

W

最初のパルスの公称進み時間,すなわち

NRZI

データパルスの

2

番目のチャネルビット立下がりエッジ

から計る

d

T

top

は,現在のマーク

(cm)

の長さによって決まり,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.2 

記載による。

d

T

top

の値は,記録速度によって決まる。

W

top

T

16

1

3T)

(cm

d

×

p

T

p

0

24

p

は整数)

 (0.0 T

W

d

T

top

(cm

3T)

1.5T

W

)

W

top

T

16

1

)

T

4

cm

(

d

×

q

T

q

0

24

q

は整数)

 (0.0 T

W

d

T

top

(cm

4T)

1.5T

W

)

別々の値である

T

top

(cm

3T)

及び

d

T

top

(cm

3T)

を使って,最適なジッタを得るために,

3T

マークを

強調したり移動したりする。

3T

記録パルスの拡大幅は,次による。

Δ

T

T

top

(cm

3T)

T

top

(cm

4T)

3T

記録パルスの移動量は,次による。

δ

T

d

T

top

(cm

3T)

d

T

top

(cm

4T)

通常,

3T

パルスの移動量

T

δ

及び拡大幅

T

Δ

は独立に選ぶが,一部の実装においては限界があるため,

この規格では一つの例外を設ける。

もし

3T

パルスの移動が必要な場合,

3T

パルスの変化が対称になるように幅の拡大と組み合わせる。す

なわち数学的に説明すると,次のようになる。

δ

T

0

のとき,

Δ

T

2

×

δ

T

に選ぶ(

図 G.2 参照)。

立上がりエッジの位置及びそれによる先頭パルスの幅は,先行するスペース

(ps)

の長さによって決まる

d

T

le

によって補正する。この機能を,

“熱均衡”と呼ぶ。

d

T

le

は,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.2

の記載による。先行スペースが

4

チャネルクロック周期以上の場合は,

d

T

le

はゼロにする。

d

T

le

の値は,

記録速度によって決まる。

dT

le

W

T

16

1

)

T

3

ps

(

×

=

=

u

u

0

4 0.0

T

W

d

T

le

0.25 T

W

dT

le

図 G.1 に示すように,先頭パルスを遅らせ,幅を減少させる。

Pw

及び

Pb

の値は,

OPC

アルゴリズムに従って決定する(

附属書 参照)。記録波形の例を図 G.2 に示す。


103

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

8T

マーク

3T

マーク

3T

スペース

NRZIデータ

増強された

記録パルス

縮小された
先頭パルス

δ

T

Δ

T/2

Δ

T/2

dT

le

図 G.2−マルチパルスの例

G.2

ブロック記録ストラテジ

ブロック記録ストラテジの波形(

図 G.3 参照)は,パルス記録ストラテジの

T

mp

T

W

 (m

16)

と同じに

設定し,及び

T

top

 (cm

4T)

d

T

top

T

W

 (

j

q

16)

と同じに設定した波形から生じる。

T

top

 (cm

3T)

は個

別に最適化する。

記録マーク長

N

3

の記録パルス波形は,

T

top

 (cm

3T)

の長さのパルスとする。

記録マーク長

N

4

の記録パルス波形は,

d

T

top

 (cm

4T)

(

N

3)

×

T

W

T

lp

の長さのパルスとする。

特に高い記録速度では,

マーク記録後の記録層を最適に冷却することが必要となる。

この目的のために,

記録パルスの立下がりエッジから,

NRZI

データパルスの立下がりから後方

2

番目のチャネルビットの

1/4

までの間,バイアスパワーを

Pc

に切り換える。

Pc

0.1 mW

未満とする。

また高い記録速度でのブロック記録ストラテジは,短いマークのパワーを強調する必要がある。付加す

るパワー

d

Pw

は,

3T

マーク及び

4T

マークだけに適用し,記録パルス幅いっぱいに広がる(

図 G.3 及び図

G.4 参照)。それは,物理フォーマット情報の表及び 14.4.2.3.1 の記載による。

w

200

)

T

3

cm

(

w

d

P

y

P

×

y

0

100

y

は整数)

 (0.00

Pw

d

Pw

0.50

Pw)

w

200

)

T

4

cm

(

w

d

P

z

P

×

z

0

100

z

は整数)

 (0.00

Pw

d

Pw

0.50

Pw)

d

Pw

(cm

5T)

0

3T

3T


104

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

図 G.3−一般的なブロック波形

T

mp

及び

T

lp

の公称パルス幅は,現在のマークの長さによって決まり,物理フォーマット情報の表及び

14.4.2.3.1 の記載による。継続時間は,記録速度によって決まる。

W

mp

T

16

1

×

m

m

16 (

T

mp

1.0 T

W

)

W

lp

T

16

1

×

n

n

0

16

n

は整数)

 (0.0

T

W

T

lp

1.0 T

W

)

T

top

の公称パルス幅は,現在のマーク

 (cm)

の長さによって決まり,

表 の物理フォーマット情報及び

14.4.2.3.1 の記載による。継続時間は,記録速度によって決まる。

W

top

T

16

1

)

3T

cm

(

×

i

T

i

16

48

i

は整数)

 (1

T

W

T

top

3 T

W

)

W

top

T

16

1

)

T

4

cm

(

×

j

T

j

16

48

j

は整数)

 (1

T

W

T

top

3 T

W

)

j

q

16

d

T

top

参照)

最初のパルスの公称進み時間,すなわち

NRZI

データパルスの

2

番目のチャネルビット立下がりエッジ

から計る

d

T

top

は,現在のマーク

 (cm)

の長さによって決まり,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.3.1

の記載による。

d

T

top

の値は,記録速度によって決まる。

W

top

T

16

1

)

3T

cm

(

d

×

=

=

p

T

p

0

32

p

は整数)

 (0.0

T

W

d

T

top

(cm

3 T)

2 T

W

)

W

top

T

16

1

)

T

4

cm

(

d

×

q

T

q

0

32

q

は整数)

 (0.0

T

W

d

T

top

(cm

4 T)

2 T

W

)

q

j

16

T

top

参照)

別々の値である,

T

top

 (cm

3T)

及び

d

T

top

 (cm

3T)

を使って,最適なジッタを得るために,

3T

マークを

強調したり移動したりする。

3T

記録パルスの相対移動量は,次による。

  δ

T

d

T

top

(cm

3 T)

d

T

top

(cm

4 T)

立上がりエッジの位置及びそれによる先頭パルスの幅は,先行するスペース

(ps)

の長さによって決まる

d

T

le

によって補正する。この機能を,

“熱均衡”と呼ぶ。

d

T

le

は,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.3.1

の記載による。先行スペースが

4

チャネルクロック周期以上の場合は,

d

T

le

はゼロにする。

d

T

le

の値は,記

0mW

Pw

dPw

P

b

P

b

Pc

T

top

T

mp

T

mp

dT

le

dT

top

1.25T

W

2T

W

T

W

T

lp

NRZI  チャネルビット


105

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

録速度によって決まる。

dT

le

W

T

16

1

)

3

ps

(

×

=

=

u

u

0

4

u

は整数)

 (0.0

T

W

d

T

le

0.25 T

W

)

dT

le

は,

図 G.3 に示すように先頭パルスを遅延させ,幅を減少させる。

Pw

及び

Pb

の値は,

OPC

アルゴリズムに従って決定する(

附属書 参照)。記録波形の例を図 G.4 に示

す。

図 G.4−“ブロック”波形

G.3

キャッスル記録ストラテジ

NRZI

データから得られる記録パルス波形とチャネルクロックを,

図 G.5 に示す。これは,最初と最後の

パワーを強調した連続したパルスで構成する。

記録マーク長

N

3

の記録パルス波形は,

T

l3

の幅のパルスとする。

記録マーク長

N

  4

の記録パルス波形は,

T

l3

(

N

3)

×

T

W

の幅のパルスとする。

付加するパワー

d

Pw

は,

3T

マークでは記録パルスのすべての区間に適用し,

4T

以上のマークでは,記

録パルスの最初及び最後それぞれにある

T

top

及び

T

end

の区間に適用する。これは,

表 の物理フォーマッ

ト情報及び 14.4.2.3.2 の記載による。

w

200

w

d

P

y

P

×

y

0

255

y

は整数)

 (0.00

Pw

d

 Pw

1.275

Pw)


106

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

図 G.5−一般的なキャッスル波形

T

I3

の公称パルス幅は,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.3.2 の記載による。継続時間は,記録速

度によって決まる。

W

I3

T

16

1

×

k

k

16

48

k

は整数)

 (1.0

T

W

T

I3

3.0 T

W

)

T

top

の公称パルス幅は,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.3.2 の記載による。継続時間は,記録速

度によって決まる。

T

top

W

T

16

1

×

i

i

4

32

i

は整数)

 (0.25

T

W

T

top

2.0 T

W

)

T

end

の公称パルス幅は,現在のマーク

 (cm)

の長さによって決まり,

表 の物理フォーマット情報及び

14.4.2.3.2 の記載による。継続時間は,記録速度によって決まる。

T

end

W

T

16

1

)

4

cm

(

×

m

 

m

4

32

m

は整数)

 (0.25

T

W

T

end

2.0 T

W

)

T

end

W

T

16

1

)

5

cm

(

×

n

n

4

32

n

は整数)

 (0.25

T

W

T

end

2.0 T

W

)

一部の実装においては限界があるため,暫定的に次の制約事項をつける。

T

end

(任意のマーク)<

T

I3

及び

n

  4

の各マークにおいて,

(

)

(

)

W

end

top

W

3

I

T

16

4

cm

T

3

n

T

T

n

T

×

(パワーレベル

Pw

は,少なくとも

0.25 T

W

の間維持する。

立上がりエッジ及びそれによるパルスの開始位置は,先行するスペース

(ps)

の長さによって決まる

d

T

le

によって補正する。この機能を,

“熱均衡”と呼ぶ。

d

T

le

は,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.3.2

の記載による。先行するスペースが

4

チャネルクロック周期以上の場合は,

d

T

le

はゼロにする。

d

T

le

の値は,

記録速度によって決まる。

W

le

T

16

1

)

3

ps

(

d

×

u

T

u

0

4

u

は整数)

 (0.0

T

W

d

T

le

0.25 T

W

)

d

T

le

図 G.5 に示すように,先頭パルスを遅らせ,幅を減少させる。

高い記録速度では,マーク記録後の記録層を最適に冷却することが必要とする。この目的のために,記

録パルスの立下がりエッジから,

NRZI

データパルスの立下がりから後の

T

C

までの間,バイアスパワーを

Pc

に切り換える。

Pc

は,

0.1 mW

未満とする。

T

C

は,

表 の物理フォーマット情報及び 14.4.2.3.2 の記載

による。

T

C

の値は,記録速度によって決まる。

T

I3

T

C

T

W

Pw

dPw

NRZI  チャネルビット

T

I3

+(n−3)×T

W

Pc

Pb

T

top

dT

le

dT

le

T

end


107

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

W

C

T

16

1

×

v

v

16

32

v

は整数)

 (1.0

T

W

T

C

2.0 T

W

)

注記

クーリングギャップの長さは,次に記録するマークの立上がりエッジの位置に多少影響を及ぼ 
し,特に短いスペースの場合に影響が大きい。したがって,

d

T

le

T

C

との間の微調整はディスク

の記録特性を改善する。

P

w及び

Pb

の値は,

OPC

アルゴリズムに従って決定する(

附属書 参照)。記録波形の例を図 G.6 に示す。

図 G.6−キャッスル波形の例

G.4

立上がり及び立下がり時間

立上がり時間

T

r

及び立下がり時間

T

f

は,

図 G.7 に示すように最大

2 ns

とする。取り得るオーバーシュ

ートの量は,ステップサイズ

P

20

%未満とする。

図 G.7−立上がり時間及び立下がり時間

3 T マーク

熱均衡に対応するための先行エッジシフト

熱均衡に起因する微調整

dT

le

dT

le

3 T スペース

>3 T スペース

8 T マーク

P

1

P

2

0.9P

1

0.9P

2

0.5P

1

0.5P

2

0.1P

1

0.1P

2

T

width1

T

width2

T

rise

T

fall

T

width3


108

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

附属書 H 

規定)

8-16

変調

序文

この附属書は,

8-16

変調について規定する。

H.1

8-16 変調

8-16

変調は,

RLL(2,10)

の要求事項を満たす。符号化システムを

図 H.1 に,変換表を表 H.1 及び表 H.2

に示す。

表 H.1 及び表 H.2 は,

8

ビットバイトを

16

ビット符号語に変換した表を示す。

図 H.1 は,符号語

及び関係状態規定がどのように生じているかを図示する。

図 H.2 は状態の決定を示す。

T

変換テーブル

状態 S(t)

8ビットバイト B(t)

16ビット符号語 X(t)

次の状態 S(t+1)

T = 1変換遅延

図中の記号は,次による。

(t) = H[B(t), S(t)]

X

15

(t) = msb 及び X

0

(t) = lsb

S(t+1) = G[B(t), S(t)]
Hは、変換テーブルからの出力関数
Gは、変換テーブルからの次の状態の関数

図 H.1−符号語生成システム

符号語

X(t)

の状態は,隣接する二つの“

1

”の間で最小

2

及び最大

10

の“

0

”がなければならないという

RLL(2,10)

の要求事項を満たすように選ぶ。

符号語 X (t)

次の状態 S (t+1)

符号語 X (t+1)

末尾部連続“0”が 1 個又はなし

状態 1

先頭部連続“0”が 2 個から 9 個まで

末尾部連続“0”が 2 個から 5 個まで

状態 2

先頭部連続“0”が 1 個又は 5 個まで及び
X

15

 (t+1),X

3

(t+1)  =0,0

末尾部連続“0”が 2 個から 5 個まで

状態 3

先頭部連続“0”が 0 個又は 5 個まで及び
X

15

 (t+1),X

3

(t+1) ≠0,0

末尾部連続“0”が 6 個から 9 個まで

状態 4

先頭部連続“0”が 1 個又はなし

図 H.2−状態の決定

注記

記録したデータを復号するとき,元の主データを再構築するためには符号器の知識を必要とす

ることに留意されたい。

B (t)

H

1

[

(t)

S (

t) ]

誤り伝ぱ(播)が含まれているために,そのような状態依存の復号を避けるのがよい。この

8-16

変調の

場合には,状態についての知識をほとんどの場合必要としないように変換表を選んでいる。テーブルから

, 


109

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

集められるように,幾つかの場合で,二つの

8

ビットバイト,例えば,

表 H.1 の状態

1

及び状態

2

におけ

8

ビットバイト

5

及び

6

は,同じ

16

ビット符号語を生成する。表の構成によって,この明らかなあいま

いさを解決する。

実際,二つの同一符号語が“状態”を離れる場合,その一つは“状態

2

”に行き,他方は“状態

3

”に行

く。ビット

X

15

及び

X

3

の設定がこの二つの状態で常に異なっているために,どの符号語も次の符号語のビ

ット

X

15

及び

X

3

と一緒に符号語それ自体を解析することによって一義的に復号することができる。

B (t)

H

1

 [

X (t)

X

15

 (

t

1)

X

3

 (

t

1)]

13.8 

DCC

要求事項を満たすことを約束するために,代替変換表(

表 H.2)を含める。

表 H.1−主変換表

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8 ビット

バイト

符号語

msb         lsb

次の

状態

符号語

msb                  lsb

次の

状態

符号語

msb                    lsb

次の

状態

符号語

msb                    lsb

次の

状態

0  0010000000001001

1 0100000100100000

2 0010000000001001

1 0100000100100000

2

1  0010000000010010

1 0010000000010010

1 1000000100100000

3 1000000100100000

3

2  0010000100100000

2 0010000100100000

2 1000000000010010

1 1000000000010010

1

3  0010000001001000

2 0100010010000000

4 0010000001001000

2 0100010010000000

4

4  0010000010010000

2 0010000010010000

2 1000000100100000

2 1000000100100000

2

5  0010000000100100

2 0010000000100100

2 1001001000000000

4 1001001000000000

4

6  0010000000100100

3 0010000000100100

3 1000100100000000

4 1000100100000000

4

7  0010000001001000

3 0100000000010010

1 0010000001001000

3 0100000000010010

1

8  0010000010010000

3 0010000010010000

3 1000010010000000

4 1000010010000000

4

9  0010000100100000

3 0010000100100000

3 1001001000000001

1 1001001000000001

1

10  0010010010000000

4 0010010010000000

4 1000100100000001

1 1000100100000001

1

11  0010001001000000

4 0010001001000000

4 1000000010010000

3 1000000010010000

3

12  0010010010000001

1 0010010010000001

1 1000000010010000

2 1000000010010000

2

13  0010001001000001

1 0010001001000001

1 1000010010000001

1 1000010010000001

1

14  0010000001001001

1 0100000000100100

3 0010000001001001

1 0100000000100100

3

15  0010000100100001

1 0010000100100001

1 1000001001000001

1 1000001001000001

1

16  0010000010010001

1 0010000010010001

1 1000000100100001

1 1000000100100001

1

17  0010000000100010

1 0010000000100010

1 1000001001000000

4 1000001001000000

4

18  0001000000001001

1 0100000010010000

2 0001000000001001

1 0100000010010000

2

19  0010000000010001

1 0010000000010001

1 1001000100000000

4 1001000100000000

4

20  0001000000010010

1 0001000000010010

1 1000100010000000

4 1000100010000000

4

21  0000100000000010

1 0000100000000010

1 1000000010010001

1 1000000010010001

1

22  0000010000000001

1 0000010000000001

1 1000000001001001

1 1000000001001001

1

23  0010001000100000

2 0010001000100000

2 1000000001001000

2 1000000001001000

2

24  0010000100010000

2 0010000100010000

2 1000000001001000

3 1000000001001000

3

25  0010000010001000

2 0100000000100100

2 0010000010001000

2 0100000000100100

2

26  0010000001000100

2 0010000001000100

2 1000000000100010

1 1000000000100010

1

27  0001000100100000

2 0001000100100000

2 1000000000010001

1 1000000000010001

1

28  0010000000001000

2 0100000010010000

3 0010000000001000

2 0100000010010000

3

29  0001000010010000

2 0001000010010000

2 1001001000000010

1 1001001000000010

1

30  0001000001001000

2 0100000100100000

3 0001000001001000

2 0100000100100000

3

31  0001000000100100

2 0001000000100100

2 1001000100000001

1 1001000100000001

1

32  0001000000000100

2 0001000000000100

2 1000100100000010

1 1000100100000010

1

33  0001000000000100

3 0001000000000100

3 1000100010000001

1 1000100010000001

1

34  0001000000100100

3 0001000000100100

3 1000000000100100

2 1000000000100100

2

35  0001000001001000

3 0100001001000000

4 0001000001001000

3 0100001001000000

4

36  0001000010010000

3 0001000010010000

3 1000000000100100

3 1000000000100100

3

37  0001000100100000

3 0001000100100000

3 1000010001000000

4 1000010001000000

4

38  0010000000001000

3 0100100100000001

1 0010000000001000

3 0100100100000001

1

39  0010000001000100

3 0010000001000100

3 1001000010000000

4 1001000010000000

4


110

X 6251

:2009 (ISO/IEC 17344:2006)

表 H.1−主変換表(続き)

40  0010000010001000

3 0100010010000001

1 0010000010001000

3 0100010010000001

1

41  0010000100010000

3 0010000100010000

3 1000010010000010

1 1000010010000010

1

42  0010001000100000

3 0010001000100000

3 1000001000100000

2 1000001000100000

2

43  0010010001000000

4 0010010001000000

4 1000010001000001

1 1000010001000001

1

44  0001001001000000

4 0001001001000000

4 1000001000100000

3 1000001000100000

3

45  0000001000000001

1 0100010001000000

4 1000001001000010

1 0100010001000000

4

46  0010010010000010

1 0010010010000010

1 1000001000100001

1 1000001000100001

1

47  0010000010001001

1 0100001001000001

1 0010000010001001

1 0100001001000001

1

48  0010010001000001

1 0010010001000001

1 1000000100010000

2 1000000100010000

2

49  0010001001000010

1 0010001001000010

1 1000000010001000

2 1000000010001000

2

50  0010001000100001

1 0010001000100001

1 1000000100010000

3 1000000100010000

3

51  0001000001001001

1 0100000100100001

1 0001000001001001

1 0100000100100001

1

52  0010000100100010

1 0010000100100010

1 1000000100100010

1 1000000100100010

1

53  0010000100010001

1 0010000100010001

1 1000000100010001

1 1000000100010001

1

54  0010000010010010

1 0010000010010010

1 1000000010010010

1 1000000010010010

1

55  0010000001000010

1 0010000001000010

1 1000000010001001

1 1000000010001001

1

56  0010000000100001

1 0010000000100001

1 1000000001000010

1 1000000001000010

1

57  0000100000001001

1 0100000010010001

1 0000100000001001

1 0100000010010001

1

58  0001001001000001

1 0001001001000001

1 1000000000100001

1 1000000000100001

1

59  0001000100100001

1 0001000100100001

1 0100000001001001

1 0100000001001001

1

60  0001000010010001

1 0001000010010001

1 1001001000010010

1 1001001000010010

1

61  0001000000100010

1 0001000000100010

1 1001001000001001

1 1001001000001001

1

62  0001000000010001

1 0001000000010001

1 1001000100000010

1 1001000100000010

1

63  0000100000010010

1 0000100000010010

1 1000000001000100

2 1000000001000100

2

64  0000010000000010

1 0000010000000010

1 0100000001001000

2 0100000001001000

2

65  0010010000100000

2 0010010000100000

2 1000010000100000

2 1000010000100000

2

66  0010001000010000

2 0010001000010000

2 1000001000010000

2 1000001000010000

2

67  0010000100001000

2 0100000000100010

1 0010000100001000

2 0100000000100010

1

68  0010000010000100

2 0010000010000100

2 1000000100001000

2 1000000100001000

2

69  0010000000010000

2 0010000000010000

2 1000000010000100

2 1000000010000100

2

70  0001000010001000

2 0100001000100000

2 0001000010001000

2 0100001000100000

2

71  0001001000100000

2 0001001000100000

2 0100000010001000

2 0100000010001000

2

72  0001000000001000

2 0100000100010000

2 0001000000001000

2 0100000100010000

2

73  0001000100010000

2 0001000100010000

2 1000000001000100

3 1000000001000100

3

74  0001000001000100

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