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X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

(1)

目  次

ページ

序文

1

第 章  一般事項

1

1  適用範囲

1

2  適合性

2

2.1  光ディスク

2

2.2  製造システム

2

2.3  情報再生システム

2

2.4  互換性

2

3  引用規格

2

4  用語及び定義

2

5  表記法

4

5.1  数値表記

4

5.2  略式名称

5

6  略語

5

7  ディスクの概要

6

8  一般要求事項

7

8.1  環境条件

7

8.2  安全性

8

8.3  耐燃性

8

9  基準測定装置

8

9.1  光学系

8

9.2  光学ビーム

9

9.3  読取りチャネル 1

10

9.4  ディスククランプ

10

9.5  ディスクの回転

10

9.6  ウォブルチャネル(読取りチャネル 2

10

9.7  トラッキングチャネル(読取りチャネル 2

11

9.8  基準サーボシステム

11

第 章  ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性

13

10  寸法特性

13

10.1  基準面

14

10.2  全体寸法

15

10.3  第 遷移領域

15

10.4  第 遷移領域

15

10.5  クランプゾーン

15


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ページ

10.6  第 遷移領域

16

10.7  情報ゾーン

16

10.8  リム領域

16

10.9  許容公差についての注意

16

11  機械的特性

16

11.1  質量

16

11.2  慣性モーメント

16

11.3  ダイナミックインバランス

16

11.4  軸方向の振れ量

16

11.5  半径方向の振れ量

17

12  情報ゾーンの光学的特性

17

12.1  屈折率

17

12.2  基板の厚さ

17

12.3  反射率

18

12.4  複屈折

18

12.5  角度偏差

18

第 章  情報フォーマット

19

13  データフォーマット

19

13.1  データフレーム

19

13.2  スクランブルドフレーム

21

13.3  ECC ブロック

22

13.4  記録フレーム

23

13.5  変調及び NRZI 変換

24

13.6  物理セクタ

25

13.7  記録ユニット(RUN)のレイアウト

26

13.8  直流成分抑圧制御

27

14  トラックフォーマット

28

14.1  トラック形状

28

14.2  トラック経路

29

14.3  トラックピッチ

29

14.4  トラックレイアウト

29

第 章  情報ゾーンのフォーマット

47

15  情報ゾーンの概要

47

16  情報ゾーンのレイアウト

47

16.1  物理セクタ番号(PSN

48

17  リードインゾーン

48

17.1  イニシャルゾーン

49

17.2  インナーディスクテストゾーン

49

17.3  インナードライブテストゾーン

49


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ページ

17.4  ガードゾーン 1

49

17.5  予約ゾーン 1

49

17.6  予約ゾーン 2

49

17.7  インナーディスク識別ゾーン

50

17.8  予約ゾーン 3

51

17.9  リファレンスコードゾーン

51

17.10  バッファゾーン 

51

17.11  制御データゾーン

51

17.12  バッファゾーン 

53

18  データゾーン

53

19  リードアウトゾーン

53

19.1  バッファゾーン 

53

19.2  アウターディスク識別ゾーン

53

19.3  ガードゾーン 2

54

19.4  予約ゾーン 4

54

19.5  アウタードライブテストゾーン

54

19.6  アウターディスクテストゾーン

54

19.7  ガードゾーン 3

54

20  論理セクタ番号の割当て(LSN

55

21  フォーマッティング

55

21.1  プリフォーマッティング

56

21.2  バックグラウンドフォーマッティング

56

21.3  フォーマッティングなしのシーケンシャル記録

57

22  ディスク制御ブロック

58

22.1  ディスク制御ブロックのフォーマット

58

22.2  フォーマッティング DCBFDCB)のフォーマット

60

22.3  書込み禁止 DCB (WDCB)  のフォーマット

63

第 章  グルーブの特性

65

23  概要

65

24  試験方法

65

24.1  環境

65

24.2  基準測定装置

65

24.3  信号の定義

66

25  グルーブ信号の特性

67

25.1  位相深さ

67

25.2  プッシュプル信号

67

25.3  クロストラック信号

67

25.4  正規化ウォブル信号

67

25.5  ウォブルの特性

67


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(4)

ページ

第 章  記録層の特性

68

26  試験方法

68

26.1  環境

68

26.2  基準測定装置

68

26.3  記録条件

68

26.4  測定条件

69

27  記録済み信号の特性

69

27.1  チャネルビット長

69

27.2  信号の定義

69

27.3  読取りの安定性

71

28  追加試験の条件

71

28.1  試験環境

71

28.2  信号の定義

72

29  記録層の品質

73

29.1  欠陥

73

29.2  データエラー

74

第 章  ユーザデータの特性

74

30  試験方法

74

30.1  環境

74

30.2  基準測定装置

74

31  記録ユニットの最低品質

75

31.1  トラッキング

75

31.2  ユーザ記録データ

75

附属書 A(規定)80 mm ディスク

76

附属書 B(規定)データゾーンの拡張フォーマット情報の構造

80

附属書 C(規定)光反射の測定

81

附属書 D(規定)複屈折の測定

83

附属書 E(規定)ジッタの測定

85

附属書 F(規定)位相差トラッキングエラー信号の測定

88

附属書 G(規定)テスト用記録パルス波形

92

附属書 H(規定)8-16 変調

95

附属書 I(規定)最適パワー制御

104

附属書 J(規定)論理から物理アドレスへの変換

109

附属書 K(参考)グルーブウォブル振幅の測定

110

附属書 L(参考)輸送

112

附属書 M(参考)欠陥管理及び物理フォーマット

113

附属書 N(参考)ビデオコンテンツプロテクション

114

附属書 O(参考)ADIP の物理フォーマット情報の使い方

115

附属書 P(参考)現行及び将来の仕様で使用する値

117


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(5)


X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

(6)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)及び財

団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格には+RW の規定及び DVD の規定とが存在する。この規格に準拠した製品を製造,販売する場

合は,複数の特許権の使用に該当するおそれがあるので留意されたい。

なお,この規格に関連する特許ライセンスを行っている会社として,コーニンクレッカ・フィリップス・

エレクトロニクス・エヌ・ヴィ及び株式会社リコーなどがある。

上記の特許権等の権利者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的及び合理的な条件で,いかなる者

に対しても当該特許権等の実施を許諾等する意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連す

る他の特許権等の権利者に対しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。

この規格の一部が,上記の会社のもつ特許権以外の特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出

願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業

標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出

願にかかわる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 X

6250

:2009

(ISO/IEC 17341

:2006

)

120 mm

(4.7 GB

/面)及び 80 mm(1.46 GB/面)

+RW

フォーマット光ディスク(4 倍速まで)

Information technology-Data interchange on 120 mm and 80 mm optical

disk using +RW format-Capacity: 4.7 Gbytes and 1.46 Gbytes per side

(Recording speed up to 4X)

序文

この規格は,2006 年に第 3 版として発行された ISO/IEC 17341 を基に,技術的内容及び対応国際規格の

構成を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

第 章  一般事項

1

適用範囲

この規格は 4.7 ギガバイト及び 9.4 ギガバイトの容量をもつ 120 mm リライタブル光ディスクの機械的特

性,物理的特性及び光学的特性を規定する。また,これらのディスクによって情報交換を可能とする記録

部及び未記録部の信号品質,データフォーマット並びに記録方法を規定する。データは,相変化方法を使

い,記録,読取り及び書換えが繰返し可能とする。このディスクを+RW と称する。

この規格は,

1.46 ギガバイト及び 2.92 ギガバイトの容量をもつ 80 mm のディスクについても規定する。

80 mm のディスクは,寸法に関するパラメタを除き,120 mm のディスクと同一の特性をもつ。そのすべ

てのパラメタは,

附属書 に規定する。

この規格は,次の項目を規定する。

−  直径 80 mm 及び 120 mm の片面又は両面のディスク(箇条 参照)

−  適合条件

−  ディスクの試験環境,使用環境及び保存環境

−  データ処理システム間の機械的互換のためのディスクの機械特性,物理特性及び寸法特性

−  トラック及びセクタの物理的配置,誤り訂正符号及び符号化方法を含むディスク上の情報のフォー

マット

−  データ処理システムが,ディスク上のデータ読取りを可能にするためのディスク上に記録した信号

の特性

この規格によって,ディスクドライブ間のディスクの互換性を確立する。また,ボリューム及びファイ

ル構造の規定によって,データ処理システム間の完全なデータ互換性を確立する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 17341:2006,Information technology−Data interchange on 120 mm and 80 mm Optical Disk


2

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

using +RW format−Capacity: 4,7 Gbytes and 1,46 Gbytes per Side (Recording speed up to 4X)

(IDT)

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを示す。

2

適合性

2.1

光ディスク

この規格は,片面か両面かでディスクのタイプを規定する。ディスクは,この規格のタイプの要求事項

を満たすとき,この規格に適合する。

2.2

製造システム

製造システムは,製造するディスクが 2.1 に合致するとき,この規格に適合する。

2.3

情報再生システム

情報再生システムは,2.1 に適合するディスクを取り扱うことができるとき,この規格に適合する。

2.4

互換性

製造システム及び情報再生システムの適合を主張するには,引用する他の関連する規格を記載した一覧

表を付けなければならない。その記載には,関連する規格の番号,利用可能な光ディスクのタイプ(必要

に応じて)

並びに再生だけなのか又は記録及び再生の両方をサポートするのか否かを記載しなければなら

ない。

3

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用する。

JIS X 6241:2004  120 mm DVD−再生専用ディスク

注記  対応国際規格:ISO/IEC 16448:2002,Information technology−120 mm DVD−Read-only disk

(IDT)

JIS X 6242:2004  80 mm DVD−再生専用ディスク

注記  対応国際規格:ISO/IEC 16449:2002,Information technology−80 mm DVD−Read-only disk

(IDT)

ISO/IEC 4873:1991,Information technology−ISO 8-bit code for information interchange−Structure and rules

for implementation

ECMA-287:2002,Safety of electronic equipment, 2nd edition

ディスクの効率性及びデータの信頼性は,バックグラウンドフォーマット及び欠陥管理によって改善す

ることができる。そのようなシステムの例は,

附属書 に記載する。

4

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

4.1

チャネルビット(channel bit

2 進数の値“0”及び“1”を,ディスク上のピット及びマークで表す要素。


3

X 6250

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4.2

クランプゾーン(clamping zone

クランプ装置機構によってクランプ力が加わるディスクの環状の部分。

4.3

ディジタル総計値(digital sum value

10 進数の+1 をビット“1”及び 10 進数の−1 をビット“0”に割り当てることによって,ビットストリ

ームから得た算術和。

4.4

ディスク基準面(disk reference plane

ディスクをクランプするための基準となる,ディスク表面にある理想の平面であって,理想的なスピン

ドルの回転軸に対して垂直に位置する面。

4.5

ダミー基板(dummy substrate

透明又は不透明であって,ディスクを,

(場合によっては記録層も)機械的に支持する層。

4.6

入射面(entrance surface

最初に光ビームがディスクに入射する面。

4.7

フィールド(field

セクタの一部分。

4.8

グルーブ(groove

情報を記録する前に使用され,トラックの位置決めに用いるディスクの溝。

注記  グルーブは,グルーブ間の領域(ランド)よりも入射面に近く位置する。記録はグルーブに行

う。

4.9

インタリーブ(interleaving

データをバーストエラーの影響がないようにするため,データの最小単位の物理的な並びを再配置する

プロセス。

4.10

マーク(mark

ピット,非晶質,その他の形態,又は光学的に検出できる形態をもった記録層の特性部分。

注記  マーク及びスペースのパターンによってディスク上のデータを表現する。

4.11

相変化(phase change

記録膜に光ビームを照射して加熱することによって,可逆的に非晶質状態から結晶状態,又はその逆方

向に変化する物理現象。

4.12

物理セクタ(physical sector

ディスクの情報ゾーンに存在するトラックの中で,アドレス指定可能な最小領域。


4

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

4.13

記録層(recording layer

製造時及び/又は使用時にデータを記録したディスクの層。

4.14

リードソロモン符号(reed-solomon code

エラー検出又は訂正の符号。

4.15

基準速度(reference velocity

26.156 25 Mbit/s の公称チャネルビットレートの線速度。

4.16

スペース(space)

結晶,非ピット,その他の形態,又は光学的に検出できる形態をもった記録層の特性部分。

注記  マーク及びスペースのパターンによってディスク上のデータを表現する。

4.17

基板(substrate

記録層を機械的に支持する透明な円盤状の基体。これを通して光ビームで記録層にアクセスする。

4.18

トラック(track

連続スパイラルの 360°,1 回転分。

4.19

トラックピッチ(track pitch

隣接したトラックの中心線間を半径方向で測定した距離。

4.20

ビデオコンテンツプロテクションシステム(Video Contents Protection System

+R 又は+RW のビデオフォーマットで記録されているビデオデータを承認なくコピー及び/又は再配布

することを禁止する方法。

4.21

ウォブル(wobble

トラックの平均中心線からの連続的な正弦波状の偏位。そのウォブルの位相変調データは位置情報を含

んでいる。

4.22

ゾーン(zone

ディスクの環状領域。

5

表記法

5.1

数値表記

測定値は,該当規格値の最下位けた(桁)に丸める。例えば,+0.01 のプラス許容差及び−0.02 のマイ

ナス許容差をもつ 1.26 という規格値は,1.235 以上 1.275 未満の測定値の範囲を許容する。

10 進数は,0∼9 の数字で表す。

16 進数は,括弧でくくった,0∼9 のアラビア数字と A∼F のアルファベットとで表す。


5

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

ビット値は,

“0”及び“1”で表す。

2 進数及びビットパターンは,左側を最上位ビットとし,“0”及び“1”の一連で表す。ビットのパタ

ーンで,ビット b

(n-1)

は,最上位ビット(msb)  とし,ビット b

0

は,最下位ビット(lsb)  としなければならない。

ビット b

(n-1)

  を最初に記録する。

2 進数の負の値は,2 の補数で表す。

各データフィールドでは,データは,バイト 0 とする最上位のバイト(MSB)  を最初に記録し,最下位バ

イト(LSB)  を最後に記録する。

8ビットの 1 フィールドで,ビット b

(8n-1)

  は,最上位ビット(msb)とし,ビット b

0

は,最下位ビット(lsb)

としなければならない。ビット b

(8n-1)

  を最初に記録する。

5.2

略式名称

例えば,特定のトラック,フィールドなどは,頭を大文字にした略式の名称で表記する。

6

略語

この規格で用いる略語は,次による。

a.c. alternating

current  交流

ADIP Address

in

Pre-groove  プリグルーブ内アドレス

ASM Asymmetry  信号の非対称性

BP Byte

Position  バイト位置

BPF

Band Pass Filter  帯域フィルタ

CAV Constant

Angular

Velocity  一定角速度

CLD Constant

Linear

Density  一定線密度

CLV Constant

Linear

Velocity  一定線速度

d.c. direct

current  直流

DCB

Disk Control Block  ディスク制御ブロック

DCC

d.c. Component suppression Control  直流成分抑圧制御

DOW Direct

Over

Write  ダウ

DSV Digital

Sum

Value  ディジタル総計値

ECC

Error Correction Code  誤り訂正符号

EDC

Error Detection Code  誤り検出符号

EI Extended

Information  拡張情報

FDCB Formatting

DCB  フォーマット DCB

HF High

Frequency  高周波

ID Identification

Data  識別データ

IED

ID Error Detection code  ID 誤り検出符号

LPF Low

Pass

Filter  低域フィルタ

LSB

Least Significant Byte  最下位バイト

lsb

Least Significant Bit  最下位ビット

LSN

Logical Sector Number  論理セクタ番号

MSB

Most Significant Byte  最上位バイト

msb

Most Significant Bit  最上位ビット


6

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NA Numerical

Aperture  開口数

NRZ

Non Return to Zero  非ゼロ復帰

NRZI

Non Return to Zero Inverted  非ゼロ反転復帰

NSL Normalized

Slicing

Level  正規化しきい値

OPC Optimum

Power

Control  最適パワー制御

OTP Opposite

Track

Path  対向トラック経路

PAA

Physical Address in ADIP  ADIP 物理アドレス

PBS

Polarizing Beam Splitter  偏光ビームスプリッタ

PI

Parity of Inner-code  内符号パリティ

PLL

Phase Locked Loop  位相同期ループ

PO

Parity of Outer-code  外符号パリティ

PP Push-Pull  プッシュプル

pp peak-to-peak  ピークからピークまで

PSN

Physical Sector Number  物理セクタ番号

PTP Parallel

Track

Path  平行トラック経路

RIN

Relative Intensity Noise  相対ノイズ強度

RPM

Revolutions per Minute  回転/分

RS Reed-Solomon

code  リードソロモン符号

RSV

Reserved (in use by specific applications)  予備

RUN Recording

Unit  記録ユニット

SNR

Signal to Noise Ration  信号対雑音比

SPS

Start Position Shift  開始位置シフト

SYNC Synchronization

code  同期符号

7

ディスクの概要

この規格の対象の光ディスクは,一つ又は二つの記録層を内側に設けた基板 2 枚を接着層によってはり

合わせて構成する。ディスクの中心位置決めは,読取り側のディスク中心孔のエッジで行う。クランプは,

クランプゾーンで行う。この規格は,次の二つのタイプのディスクを提供する。

タイプ S

基板,一つの記録層及びダミー基板からなり,記録層には,一方向からのアクセスが可能とする。容量

の公称値は,120 mm ディスクで 4.7 ギガバイト,80 mm ディスクで 1.46 ギガバイトとする。

タイプ D

2 枚の基板及び二つの記録層からなり,ディスクの一方向からは,これらの記録層の一方にだけアクセ

スが可能とする。容量の公称値は,120 mm ディスクで 9.4 ギガバイト,80 mm ディスクで 2.92 ギガバイ

トとする。

データは,結晶状態の記録層に集光した光学ビームを照射して非晶質状態に変化させ,その部分をマー

クとして記録する。また,非晶質状態と結晶状態との相変化を利用し,ディスクの記録層に書換えができ

る。データは,相変化の非晶質状態と結晶状態との反射率の違いを利用して,集光した光学ビームで読み

出すことができる。ビームは,ディスクの透明な基板を通して,記録層にアクセスする。

図 にこれらのタイプを図示する。


7

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 1+RW ディスクのタイプ

8

一般要求事項

8.1

環境条件

8.1.1

試験環境条件

試験環境条件は,ディスク近傍の空気が次の条件を満たす環境とする。

温度 23

℃±2  ℃

相対湿度 45

%∼55  %

大気圧 60

kPa∼106 kPa

ディスクに結露があってはならない。少なくとも,48 時間この環境に放置してから試験する。試験前に

は,ディスク製造業者の取扱説明書に従いディスクの入射面の汚れを落とすことが望ましい。

別に規定しない限り,すべての試験及び測定は,この試験環境条件で行わなければならない。

8.1.2

動作環境条件

規定した測定環境で,この規格のすべての要求事項を満たすディスクは,動作環境条件において環境パ

ラメタの規定範囲にわたってデータ交換ができなければならない。

動作環境条件は,ディスク近傍の空気が次の条件を満たす環境とする。

温度 5

℃∼55  ℃

相対湿度 3

%∼85  %

絶対湿度 1

g/m

3

∼30 g/m

3

大気圧 60

kPa∼106 kPa

温度変動

最大 10  ℃/h

相対湿度変動  最大 10  %/h

ディスクに結露があってはならない。この条件にさらしたディスクは,動作前に少なくとも 2 時間,環

タイプ  S

タイプ  D

基板

基板

記録層

記録層

記録層

接着層

接着層

ダミー基板

基板

入射面

入射面

入射面


8

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

境条件に放置してから使用する。

8.1.3

保存環境条件

保存環境条件は,ディスク近傍の雰囲気が次の条件を満たす環境とする。

温度

−10  ℃∼55  ℃

相対湿度 3

%∼90  %

絶対湿度 1

g/m

3

∼30 g/m

3

大気圧 60

kPa∼106 kPa

温度変動

最大 15  ℃/h

相対湿度変動  最大 10  %/h

ディスクに結露があってはならない。

8.1.4

輸送

この規格は,輸送条件を規定しないが,指針を

附属書 に示す。

8.2

安全性

ディスクは,情報処理システムにおいて意図された方法での使用時又は想定される使用時に,ECMA-287

の安全性に関する要求事項を満たさなければならない。

8.3

耐燃性

ディスク及びその構成要素は,ECMA-287 に規定する HB 材料の耐燃性クラス以上のクラスに適合する

材料で作る。

9

基準測定装置

この規格の要求事項に適合するために,光学特性の測定には基準測定装置を使用しなければならない。

これらの装置の重要部品は,次に定義する特性をもつ。

9.1

光学系

記録(オーバーライト)及び再生パラメタを測定するために使用する基準測定装置の光学系の基本構成

を,

図 に示す。図 と同じ性能が提供できる場合,構成要素及びその位置が異なってもよい。光学系は,

測定精度に影響しないように,ディスク入射面から反射した検出光を最小化しなければならない。


9

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

A


C

D

E

レーザダイオード 
コリメータレンズ 
偏光ビームスプリッタ 
1/4 波長板 
対物レンズ



H

1

,H

2

,H

3

,H

4

I

a

I

b

I

c

I

d

I

1

I

2

光ディスク 
四分割フォトディテクタ 
直流結合増幅器

フォトディテクタ G の出力電流 
H

3

,H

4

の出力電流

図 2−基準測定装置の光学系

偏光ビームスプリッタ C 及び 1/4 波長板 D の組合せによって,レーザダイオード A からの入射光と光デ

ィスク F からの反射光とは分離される。偏光ビームスプリッタ C の P-S 強度/反射率の比は,100 以上とす

る。

9.2

光学ビーム

記録及び読取りに使用する光学ビームは,次の特性をもつ。

a)  波長(λ) 655

nm

10

5


nm

b)  開口数 0.65±0.01

c)  対物レンズは,厚さ 0.6 mm で屈折率が 1.55 の基板による球面収差を補正しなければならない。

d)  単層ディスクの理想基板を通過した後の波面収差

最大 0.033 λ rms

e)  対物レンズ上のひとみ(瞳)の縁での光強度

半径方向は最大光強度の 35  %∼50  %

接線方向は最大光強度の 45  %∼60  %

f)  偏光

円偏光

g)  読取りパワー(平均) 0.7

mW±0.1 mW(直流又は 400 MHz 以上で変調した高周波)

h)  記録パワー及びパルス幅  附属書 参照 
i)

レーザダイオードの相対ノイズ強度 (RIN)

最大−134 dB/Hz

    RIN (dB/Hz)=10 log[

(交流光パワー実効値/Hz)/直流光パワー実効値]

-

+

読取りチャネル 2

B

A

C

D

E

F

G

G

トラック進行方向

読取りチャネル 1

+

+ +

+

+

+

H

3

H

1

H

2

H

4


10

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

9.3

読取りチャネル 1

読取りチャネル 1 は,記録層のマーク及びスペースから信号を生成する。この読取りチャネルは,相変

化によるマーク及びスペースの反射率の変化を利用してユーザが記録した情報の再生に使用する。読取り

チャネルのフォトディテクタに接続する前置増幅器は,直流成分から 20 MHz まで 1 dB 以内の平たん(坦)

な帯域をもつ。

ジッタの測定のための PLL 及びスライサなどの特性は,

附属書 に規定する。

9.4

ディスククランプ

測定のために,ディスクは,クランプゾーン(10.5 参照)のほとんどを覆う二つの同心状リングの間で

固定する。上側のクランプ領域は,下側のクランプ領域と同じ直径をもたなければならない(

図 参照)。

図 3−クランプ及びチャックの条件

クランプ領域は,d

in

=22.3 mm

0.5

0

.

0

mm と d

out

=32.7 mm

0

.

0
0.5

mm との間とする。

クランプ力は,F

1

=2.0 N±0.5 N とする。クランプ力及びディスク中心孔のリムに加わるチャック力 F

2

によって生じる力のモーメントによるディスクの反りを防ぐために,F

2

は,0.5 N を超えてはならない(

参照)。

テーパコーン角度 α は,40.0°±0.5°とする。

9.5

ディスクの回転

再生時の実際の回転速度は,公称チャネルビットレートが  26.156 25 Mbit/s のとき,3.49 m/s±0.03 m/s

の基準速度とする。ディスクの回転方向は,対物レンズからみて反時計方向とする。

記録時の実際の回転速度は,リードインゾーンの ADIP 補助フレームにある物理フォーマット情報で指

定するパラメタのすべての速度を含む(14.4.1.1 及び 14.4.2 参照)

注記  ディスクの回転速度は半径位置に依存する。角速度=60×実速度 / (2π×r) RPM。

ディスクのテスト時に,角速度は,10 000 RPM を超えてはならない。

9.6

ウォブルチャネル(読取りチャネル 2

装置の読取りチャネル 2 は,記録時にディスク上でアドレス位置決めを制御するウォブル信号に使用す

る。ウォブル信号は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の後で 2 分割した光量の差信号(I

1

I

2

)とし,読取

りチャネル 2 によって生成する。読取りチャネルのフォトディテクタに接続する前置増幅器は,直流成分

α

d

in

F

2

d

out

F

1

F

1

光ディスク


11

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

から 20 MHz まで 1 dB 以内の平たん(坦)な帯域をもつ。

9.7

トラッキングチャネル(読取りチャネル 2

装置の読取りチャネル 2 は,光ビームの半径方向のトラッキングサーボを制御するトラッキングエラー

信号を供給する。半径方向のトラッキングエラーは,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の後で 2 分割した光

量の差信号(I

1

I

2

)とし,読取りチャネル 2 によって生成する。

軸方向のトラッキングエラーを生成する方法は,基準測定装置に規定しない。

9.8

基準サーボシステム

9.8.1

正規化サーボ伝達関数

軸方向及び半径方向のトラッキングサーボを規定する開ループ伝達関数。

H

s

 (iω)  は,式(1)による。

( )

0

0

2

0

s

3

i

1

i

3

1

i

3

1

i

ω

ω

 

ω

ω

 

ω

ω

ω

H

+

+

×

×

=

 (1)

ここに,

i:

1

ω: 2

π f

ω

0

2

π f

0

f

0

は,開ループ伝達関数の 0 dB クロスオーバ周波数とする。

サーボの位相進み遅れ回路のクロスオーバ周波数は,次による。

進み交差周波数:

遅れ交差周波数:f

2

f

0

×3

最大許容残留トラッキングエラーe

max

に等しい振幅をもつ正弦波状偏位での周波数 f

X

は,最大想定加速

度 α

max

に対応して次による。

max

max

0

π

2

1

e

f

α

=

ディスクからのトラッキングエラー信号は大きな変動をもつため,それぞれの基準サーボループに入力

するトラッキングエラー信号は,規定したバンド幅を保障するため一定のレベル(効果的なループ利得校

正のため)に調整しなければならない。

9.8.2

軸方向のトラッキング基準サーボ

軸方向のトラッキングのために,正規化サーボ伝達関数  (H

s

)  のクロスオーバ周波数 f

0

ω

0

/(2π)  は,式

(2)による。α

max

は,軸方向の最大加速度想定値 8.0 m/s

2

の 1.5 倍とする。最大許容トラッキングエラーe

max

は,この α

max

の結果から 0.20 μm とする。

したがって,クロスオーバ周波数 f

0

は,次による。

kHz

1

.

2

10

20

.

0

5

.

1

8

3

π

2

1

3

π

2

1

6

max

max

0

=

×

×

×

=

×

=

e

f

α

 (2)

軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数 に対し|1+H|は,

図 に模式的に示すハッチン

グ領域内になければならない。

100 Hz10 kHz の帯域幅  |1+H|  は,|1+H

S

|  の 20  %以内でなければならない。

26 Hz100 Hz の帯域幅  |1+H|  は,次の 4 点で囲まれる範囲内とする。 
1

) 100

Hz で 41.7 dB(100 Hz で |1+H

S

|−20  %)

3

0

1

f

f

=


12

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

2

) 100

Hz で 45.2 dB(100 Hz で |1+H

S

|+20  %)

3

) 26

Hz で 65.1 dB(26 Hz で |1+H

S

|−20  %)

4

) 26

Hz で 85.1 dB(26 Hz で |1+H

S

|−20  %に 20 dB を加える。)

9.5 Hz26 Hz の帯域幅  |1+H|  は,65.1 dB と 85.1 dB との間になければならない。 

図 4−軸方向のトラッキング基準サーボ

9.8.3

半径方向のトラッキング基準サーボ

半径方向のトラッキングのために,正規化サーボ伝達関数(H

S

)のクロスオーバ周波数 f

0

=ω

0

/(2π)  は,

式(3)による。α

max

は軸方向の最大加速度想定値 1.1 m/s

2

の 1.5 倍とする。最大許容トラッキングエラーe

max

は,この α

max

の結果から 0.022 μm とする。

したがって,クロスオーバ周波数 f

0

は,次による。

kHz

4

.

2

10

022

.

0

5

.

1

1

.

1

3

π

2

1

3

π

2

1

6

max

max

0

=

×

×

×

=

×

=

e

f

α

 (3)

半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数 に対し|1+H|  は,

図 に模式的に示すハッチ

ング領域内になければならない。

100 Hz10 kHz の帯域幅  |1+H|  は,|1+H

S

|  の 20  %以内でなければならない。

28.2 Hz100 Hz の帯域幅  |1+H|  は,次の 4 点で囲む範囲内とする。 
1

) 100

Hz で 43.7 dB(100 Hz で |1+H

S

|−20  %)

2

) 100

Hz で 47.2 dB(100 Hz で |1+H

S

|+20  %)

3

) 28.2

Hz で 65.6 dB(28.2 Hz で |1+H

S

|−20  %)

4

) 28.2

Hz で 85.6dB(28.2 Hz で |1+H

S

|−20  %に 20 dB を加える。)

9.5 Hz28.2 Hz の帯域幅  |1+H|  は,65.6 dB と 85.6 dB との間になければならない。

-10

85.1

80

65.1

60

45.2 
41.7

20

0

1

100

1 000

10 000

9.5

26

100 000

周波数 (Hz)

 (dB)


13

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 5−半径方向のトラッキング基準サーボ

第 章  ディスクの寸法,機械的特性及び物理的特性

10

  寸法特性

寸法特性は,ディスクの互換性及び適合をとるうえで必要なパラメタを規定する。設計の自由度がある

ところは,機能特性の要素を規定するにとどめる。寸法要求事項は,

図 に示す。ディスクの各部分につ

いて,中心孔から外周リムまでを規定する。

-10

80

65.6

60

47.2

43.7

20

0

1

100

1 000

10 000

9.5

28.2

100 000

周波数 (Hz)

85.6

(dB)


14

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

遷移領域及びクランプゾーン(拡大図)

リム領域(拡大図)

図 6−ディスクの寸法

10.1

  基準面

寸法は,二つの基準面 P 及び Q を基準とする。

基準面 P は,主基準面とし,クランプゾーン(10.5 参照)の下面を置く面とする。

リム領域

第 2 遷移領域

第 3 遷移領域

リム領域

遷移領域及びクランプゾーン

d

1

第 1 遷移領域

クランプゾーン

情報ゾーン

d

7

d

6

d

5

d

4

d

3

d

2

h

6

h

6

h

7

h

7

P

Q

d

1

d

7

h

2

e

1

Q

d

2

d

3

d

4

d

5

d

6

h

3

e

2

P

h

5

h

5

h

1

h

4


15

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

基準面 Q は,クランプゾーンの上面の高さで基準面 P と平行な面とする(

図 参照)。

10.2

  全体寸法

ディスクの直径は,次による。

d

1

=120.00 mm±0.30 mm

基板又はダミー基板の中心孔の直径は,次による(

図 参照)。

d

substrate

=15.00 mm

0.15
0

mm

2 枚の基板をはり合わせたとき,ディクスの中心孔の直径は,次による。

d

2

≧15.00 mm

図 7−組立ディスクのあな(孔)

中心孔の両方のエッジは,ばりがあったり,とがった形状であったりしてはならない。それらのエッジ

は,次のとおりに丸めるか又は面取りをしなければならない。

h

5

≦0.1 mm

ディスクの厚さは,次による。

e

1

=1.20 mm

0.30

06

.

0


mm

10.3

  第 遷移領域

第 1 遷移領域は,直径 d

2

と次の直径とで囲まれた領域とする。

d

3

≧16.0 mm

この領域は,基準面 P より上及び/又は基準面 Q より下で最大 0.10 mm とする。

10.4

  第 遷移領域

第 2 遷移領域は,直径 d

3

と次の直径とで囲まれた領域とする。

d

4

≦22.0 mm

この領域は,基準面 P 及び/又は基準面 Q を超えて最大 0.05 mm とし,平たん(坦)でない部分及びば

りがあってもよい。

10.5

  クランプゾーン

このゾーンは,直径 d

4

と次の直径とで囲まれた領域とする。

d

5

≧33.0 mm

d

substrate

d

2

d

substrate


16

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

各面のクランプゾーンは,0.1 mm 以内とし,平たん(坦)でなければならない。クランプゾーンの上面,

すなわち,基準面 Q と,下面,すなわち,基準面 P との間隔は 0.1 mm 以内とし,両面は,平行でなけれ

ばならない。

クランプゾーンのディスク厚さ e

2

は,次による。

e

2

=1.20 mm

0.20

10

.

0


mm

10.6

  第 遷移領域

第 3 遷移領域は,直径 d

5

と次の直径とで囲まれた領域とする。

d

6

≦44.0 mm

この領域の上面は,基準面 Q からの高さが h

1

だけ高くなってもよく,h

2

だけ低くなってもよい。

h

1

≦0.25 mm

h

2

≦0.10 mm

この領域の下面は,基準面 P からの高さが h

3

だけ高くなってもよく,h

4

だけ低くなってもよい。

h

3

≦0.10 mm

h

4

≦0.25 mm

10.7

  情報ゾーン

情報ゾーンは,直径 d

6

と次の直径とで囲まれた領域とする。

d

7

≧117.5 mm

このゾーンは,リードインゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンで構成する。

10.8

  リム領域

リム領域は,直径 d

7

∼直径 d

1

に囲まれた領域とする。この領域は,基準面 P 又は基準面 Q からの高さ

が h

6

だけ高くてもよい。

h

6

≦0.1 mm

ディスクの外周エッジは,ばりがあったり,とがった形状であったりしてはならない。それらのエッジ

は,次のとおりに丸めるか又は面取りをしなければならない。

h

7

≦0.2 mm

10.9

  許容公差についての注意

10.610.8 で規定する h

i

で示す各々の高さは,相互に独立とする。例えば,第 3 遷移領域の上面が h

2

け基準面 Q から下がっている場合,この領域の下面が必ずしも h

3

だけ基準面 P から上がっていなくても

よいことを意味している。寸法が同じ数値“一般的には最大値”の場合,実際の値が同一でなければなら

ないことを意味していない。

11

  機械的特性

11.1

  質量

ディスクの質量は,13.0 g∼20.0 g の範囲内とする。

11.2

  慣性モーメント

回転軸に関するディスクの慣性モーメントは,最大 0.040 g・m

2

とする。

11.3

  ダイナミックインバランス

回転軸に関するディスクのダイナミックインバランスは,最大 2.5 g・mm とする。

11.4

  軸方向の振れ量

3.49 m/s の基準速度(9.5 参照)で回転させ,軸方向のトラッキングのための基準サーボをもつ光学シス


17

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

テムで測定するとき,基準面に垂直の方向での公称位置からの記録層の偏差は,0.30 mm 以下とする。

軸方向トラッキングの基準サーボで測定した 10 kHz 以下の残留トラッキングエラーは,0.13 μm 以下と

する(対物レンズの移動は,記録層への光学ビームの焦点で移動する。

測定フィルタは,次のバタワース低域フィルタとする。

    f

c

 (−3 dB):10 kHz,傾斜:−80 dB/decade

11.5

  半径方向の振れ量

ディスクの外周エッジの振れは,0.30 mm

pp

以下とする。

トラックの半径方向の振れは,70 μm

pp

以下とする。

3.49 m/s の基準速度(9.5 参照)で回転させて,半径方向トラッキングの基準サーボで測定した 1.1 kHz

以下の残留トラッキングエラーは,0.015 μm 以下とする。

測定フィルタは,次のバタワース低域フィルタとする。

    f

c

 (−3 dB):1.1 kHz,傾斜:−80 dB/decade

半径方向トラッキング基準サーボを用いて 20 ms の積算時間で測定した 1.1 kHz∼10 kHz の周波数帯域で

の残留エラー信号のノイズ実効値は,0.016 μm 以下とする。

測定フィルタは,次のバタワース帯域フィルタとする。

    周波数範囲  (−3 dB):1.1 kHz,傾斜:+80 dB/decade

    周波数範囲  (−3 dB):10 kHz,傾斜:−80 dB/decade

12

  情報ゾーンの光学的特性

12.1

  屈折率

情報ゾーンにおける基板の屈折率は,1.55±0.10 とする。

12.2

  基板の厚さ

入射面から記録層までの基板厚さは,基板の屈折率の関数とし,

図 の囲まれた領域とする。


18

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 8−基板の厚さ

12.3

  反射率

基板のダブルパス光学的透過及び記録層の反射率は,ディスクの反射率 として一緒に測定する。

値は,

附属書 によって測定し,情報ゾーンでは,次による。

未記録のグルーブにおいて R

d

は,18  %∼30  %とする。

記録済みのグルーブにおいて R

14H

は,18  %∼30  %とする。

12.4

  複屈折

基板の複屈折は,

附属書 によって測定し,60 nm 以下とする。

12.5

  角度偏差

角度偏差は,基準面 P に垂直に入射する光と反射する光との間の角度 α とする(

図 参照)。入射光は,

0.3 mm∼3.0 mm 範囲の直径をもつ。この角度 α は,入射面及び記録層と入射面との非平行によるゆがみを

含む。

1.40

1.50

1.60

1.70

0.600

0.580

0.620

(1.45; 0.633)

(1.65; 0.620)

(1.56; 0.620)

(1.45; 0.593)

(1.56; 0.580)

(1.65; 0.580)

厚さ

(mm

)

屈折率


19

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 9−角度偏差α

その角度偏差は次による。

    半径方向:|α|≦0.70°

1 回転の半径方向の α の偏差は,最大 0.80°

pp

とする。

    接線方向:|α|≦0.30°

第 章  情報フォーマット

13

  データフォーマット

ホストから受け取ったデータを,主データという。主データを,ディスクに記録する前に,次の順に変

換し,フォーマットを行う。

−  データフレーム

−  スクランブルドフレーム

− ECC ブロック

−  記録フレーム

−  物理セクタ

−  記録ユニット

これらのステップは,13.113.8 で規定する。

13.1

  データフレーム

データフレームは,各行 172 バイトを含む 12 行の配列に配置した 2 064 バイトによって構成する(

図 10

参照)

。最初の行は,4 バイトからなる識別データ (ID),2 バイトからなる ID 誤り検出符号 (IED),6 バイ

トからなる予備バイト (RSV) の三つのフィールド及び 160 バイトの主データによって構成する。次の 10

行は,各 172 バイトの主データからなり,最後の行は,168 バイトの主データ及び 4 バイトの誤り検出符

号 (EDC) によって構成する。2 048 バイトの主データは,D

0

∼D

2 047

とする。

基板

α

入射ビーム

反射ビーム

入射面

記録層

P


20

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

 172 バイト 
 4

バイト

2

バイト

6

バイト

ID IED  RSV

主データ 160 バイト (D

0

∼D

159

)

主データ 172 バイト (D

160

∼D

331

)

主データ 172 バイト (D

332

∼D

503

)

主データ 172 バイト (D

504

∼D

675

)

主データ 172 バイト (D

676

∼D

847

)

主データ 172 バイト (D

848

∼D

1 019

)

主データ 172 バイト (D

1 020

∼D

1 191

)

主データ 172 バイト (D

1 192

∼D

1 363

)

主データ 172 バイト (D

1 364

∼D

1 535

)

主データ 172 バイト (D

1 536

∼D

1 707

)

主データ 172 バイト (D

1 708

∼D

1 879

)

12 行

主データ 168 バイト (D

1 880

∼D

2 047

) EDC

4 バイト

図 10−データフレーム

13.1.1

  識別データ(ID

このフィールドは,4 バイトで構成し,そのビットは,最下位ビット(lsb)を b

0

とし,最上位ビット(msb)

を b

31

とする連続した番号付けをする(

図 11 参照)。

セクタ情報

物理セクタ番号

(msb) b

31

b

24

  b

23

b

0

 (lsb)

b

31

b

30

b

29

b

28

b

27

b

26

b

24

b

25

セクタフォー
マットタイプ

トラッキング

方法

反射率

予備

ゾーンタイプ

データタイプ

レイヤ番号

図 11−識別データ(ID

セクタ情報である最上位バイトのビットは,次による。

ビット b

31

 CLD フォーマットを示す“0”に設定する。

ビット b

30

グルーブトラッキングを示す“1”に設定する(箇条 14 参照)

ビット b

29

反射率が 40  %以下を示す“1”に設定する。

ビット b

28

“0”に設定する。

ビット b

27

及び b

26

次の値に設定する。

データゾーン

“00”

リードインゾーン

“01”

リードアウトゾーン

“10”

ビット b

25

書換えデータを示す“1”に設定する。

ビット b

24

入射面から一つの記録層だけアクセスできることを示す“0”に設定する。


21

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

ビット b

0

∼b

23

の最下位 3 バイトは,物理セクタ番号を 2 進数表示で表す。ECC ブロックの最初の物理

セクタ番号は,16 の整数倍とする。

13.1.2

  ID 誤り検出符号(IED

図 10 に示す配列のすべてのバイトを C

i,j

  (i=0∼11,j=0∼171)とするとき,IED のバイトは,C

0,j

  (j=4

∼5)  で表す。これらの設定は,次による。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

C

x

j

j

j

E

2

5

5

4

0,

mod

IED

=

=

ここに,

I (x):

j

j

j

,

x

C

=

3

3

0

0

G

E

 (x): (x+1)(xα)

α は原始多項式 P (x)=x

8

x

4

x

3

x

2

+1 の原始根とする。

13.1.3

  予備バイト(RSV

このフィールドは,6 バイトで構成する。最初のバイトは,アプリケーションで規定する。アプリケー

ションで規定しない場合は,これを予備とし,(00)とする。残りの 5 バイトは,予備とし,すべて(00)とす

る。

どのような状況であっても,ホストから受け取ったデータ以外のものをこのフィールドに記録すること

があってはならない。

注記  レコーダ及びドライブは,ユーザが任意に定義した数値をフィールドに何らかの方法で記録す

るように作られているか又は記録できるようにこれらの機器を容易に改造できるとき,このド

ライブは,回避装置とみなす。

13.1.4

  誤り検出符号(EDC

この 4 バイトのフィールドには,先行するデータフレームの 2 060 バイトにわたって計算した誤り検出

符号を入れる。データフレームを,ID フィールドの最初のバイトの最上位ビットで始まり,EDC フィー

ルドの最下位ビットで終了する単一のビットフィールドとしたとき,この最下位ビットを b

0

とし,最上位

ビットを b

16 511

とし,EDC の各ビット b

i

は,i=0∼31 に対し次による。

( )

( )

( )

x

G

x

I

x

x

i

i

i

mod

b

EDC

31

0

=

=

=

ここに,

I (x):

i

i

i

x

=

511

16

32

b

G (x): x

32

x

31

x

4

+1

13.2

  スクランブルドフレーム

2 048 主データバイトは,図 12 に示すシフトレジスタのビット r

7

 (msb)∼r

0

 (lsb)  のビットが,8 ビットシ

フトごとに,スクランブルをかけるバイトを表すフィードバックビットシフトレジスタ回路によって,ス

クランブルする。


22

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 12−フィードバックシフトレジスタ

データフレームのスクランブル処理を始めるとき,シフトレジスタのビット r

14

∼r

0

は,

表 の値にプリ

セットする。同じプリセット値は,16 個の連続したデータフレームに使用する。16 グループの 16 データ

フレームの後に,手順は最初から繰り返す。初期のプリセット番号は,データフレームの ID フィールド

のシフトレジスタのビット b

7

 (msb)∼b

4

 (lsb)  のビットによって表す値と等しい。表 は,16 初期プリセッ

ト番号に相当するシフトレジスタの初期プリセット値を表す。

表 1−シフトレジスタの初期値

初期プリセット番号

初期プリセット値

初期プリセット番号

初期プリセット値

(0) (0001) (8) (0010) 
(1) (5500) (9) (5000) 
(2) (0002) (A) (0020) 
(3) (2A00) (B) (2001) 
(4) (0004) (C) (0040) 
(5) (5400) (D) (4002) 
(6) (0008) (E) (0080) 
(7) (2800) (F) (0005)

シフトレジスタのビット r

7

∼r

0

の初期値の部分は,スクランブルをかけるバイト S

0

として取り出す。そ

の後,8 ビットシフトが 2 047 回繰り返し,レジスタ r

7

∼r

0

によって,スクランブルをかける 2 047 バイト

を S

1

S

2 047

として取り出さなければならない。データフレームの主データバイト D

k

は,次によってスク

ランブルバイト D′

k

とする。

D′

k

D

k

S

k

      k=0∼2 047

ここに,

排他的論理和(Exclusive OR)

13.3

  ECC ブロック

ECC ブロックは,16 連続スクランブルドフレームを,図 13 に示すように,各行 172 バイトを 192 行に

配列する。各 172 列に外符号パリティ(PO)16 バイトを加え,その結果 208 行になった各行に内符号パ

リティ(PI)10 バイトを加える。完全な ECC ブロックは,各行 182 バイトの 208 行によって構成する。

この配列のバイトは,が行数で が列数とする B

ij

とし,次による。

i=0∼191 及び j=0∼171 に対する B

ij

は,スクランブルドフレームからのバイト。

i=192∼207 及び j=0∼171 に対する B

ij

は,PO のバイト。

i=0∼207 及び j=172∼181 に対する B

ij

は,PI のバイト。

r

14

r

13

r

11

r

12

r

10

r

9

r

7

r

8

r

6

r

5

r

3

r

4

r

2

r

1

r

0

各 8 ビットシフトの S

k


23

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

192 行

B

0

B

1

,0

B

2

,0

B

0

,1

B

0,170

B

0,171

B

0,172

B

0

,181

B

1

,1

B

1,170

B

1,171

B

1,172

B

1

,181

B

2

,1

B

2,170

B

2,171

B

2,172

B

2

,181

B

190

,0

  B

190

,1

B

190,170

B

190,171

B

190,172

B

190

,181

B

189

,0

  B

189

,1

B

189,170

B

189,171

B

189,172

B

189

,181

B

207

,0

  B

207

,1

B

207,170

B

207,171

B

207,172

B

207

,181

B

191

,0

  B

191

,1

B

191,170

B

191,171

B

191,172

B

191

,181

B

192

,0

  B

192

,1

B

192,170

B

192,171

B

192,172

B

192

,181

16 行

10 バイト

PI 

172 バイト

PO 

,0

図 13ECC ブロック

 
PO

及び

PI

のバイトは,次の式による。

列 j

0

171

の各列の

16 PO

バイトは,

剰余多項式 R

j

 (

x

)

で定義し,

外符号

RS (208,192,17)

を形成する。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

B

x

R

j

i

i

j

i,

j

PO

16

207

192

207

mod

=

=

=

ここに,

I

j

(

x

)

i

-

i

j

i,

x

B

191

191

0

=

G

PO

(

x

)

(

)

+

15

0

=

k

k

α

x

行 i

0

207

の各行の

10 PI

バイトは,剰余多項式 R

i

 (

x

)

で定義し,内符号

RS (182,172,11)

を形成する。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

B

x

R

i

j

j

j

i,

i

PI

10

181

172

181

mod

=

=

=

ここに,

I

i

(

x

)

j

-

j

j

i,

x

B

171

171

0

=

G

PI

(

x

)

(

)

+

9

0

=

k

k

α

x

α は原始多項式 P

 (

x

)

x

8

x

4

x

3

x

2

1

の原始根とする。

13.4

記録フレーム

16

個の記録フレームは,

ECC

ブロックの

12

行ごとの後に,

16 PO

行の一つをインタリーブすることに

よって算出する(

図 14 参照)。これは,

ECC

ブロックのバイト B

ij

を,次の式に対する B

mn

として再配置

することによって算出する。

mi

int [

i

 / 12]

及び nj

i

191

の場合)

m

13

×

(

i

191)

1

及び nj

i

192

の場合)

ここに,

 int

[

x

]

以下の最大の整数

ECC

ブロックの

37 856

バイトは,各セクタ

2 366

バイトからなる

16

個の記録フレームとして再配置す

る。各記録フレームは,各行

182

バイトからなる

13

行の配列を構成する。


24

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

182 bytes

13

rows

  B

0,0

  B

11,0

  B

12,0

  B

23,0

  B

192,0

  B

193,0

  B

191,0

  B

207,0

  B

180,0

  B

0,171

  B

11,171

  B

192,171

  B

193,171

  B

191,171

  B

,171

207

  B

180,171

  B

12,171

  B

,171

23

  B

0,172

  B

11,172

  B

192,172

  B

193,172

  B

191,172

  B

,172

207

  B

180,172

  B

12,172

  B

,172

23

  B

0,181

  B

11,181

  B

192,181

  B

193,181

  B

191,181

  B

,181

207

  B

180,181

  B

12,181

  B

,181

23

13

rows

13

rows

Recording

Frames 2 - 14

Recording

Frame 0

Recording

Frame 1

Recording

Frame 15

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . . . . . . . . . . . . . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

. . . . .

図 14ECC ブロックから得た記録フレーム

13.5

変調及び NRZI 変換

各記録フレームの

8

ビットバイトは,二つの“

1

”の間に最小

2

個の“

0

”及び最大

10

個の“

0

”を含む

RLL (2,10)

というラン長の制限をもつ

16

ビット符号語に変換する。

附属書 は,適用する変換表を規定

する。主変換表及び代替変換表は,各

8

ビットバイトに対して

4

状態の一つと

16

ビット符号語とを規定す

る。各

8

ビットバイトに対して,変換表は,相当する符号語だけでなくエンコードする次の

8

ビットバイ

トの状態を示す。

16

ビット符号語は,ディスクに記録する前に,チャネルビットに

NRZI

変換する(

図 15 参照)。チャネ

ルクロック長は

2

連続したチャネルビットの間の時間とする。

182 バイト

記録フレーム

0

記録フレーム

1

記録フレーム

2∼14

13 行

記録フレーム

15

13 行

13 行


25

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 15NRZI 変換

13.6

物理セクタ

物理セクタの構造は,

図 16 に示すように,各行が二つの同期フレームからなる

13

行で構成する。一つ

の同期フレームは,

表 の同期符号の一つと

1 456

チャネルビットとで構成し,

1 456

チャネルビットは,

記録フレームの一つの行のそれぞれの第

1

及び第

2

91

個の

8

ビットバイトを表す。物理セクタの第

1

行は記録フレームの第

1

行を表し,

物理セクタの第

2

行は記録フレームの第

2

行を表し,

以下同様とする。

32 チャネルビ

ット

1 456 チャネルビット 32 チャネルビ

ット

1 456 チャネルビット

 SY0

SY5

 SY1

SY5

 SY2

SY5

 SY3

SY5

 SY4

SY5

 SY1

SY6

13 行

SY2  SY6

 SY3

SY6

 SY4

SY6

 SY1

SY7

 SY2

SY7

 SY3

SY7

 SY4

SY7

同期フレーム

同期フレーム

図 16−物理セクタ

物理セクタの記録は,第

1

行の第

1

同期フレームで始まり,第

2

行の第

2

同期フレームに続き,行ごと

に以下同様とする。同期符号及び

16

チャネルビットの状態は,13.8 に定義する。

16 チャネルビット
NRZI 変換パルス

8 ビット 
バイト

NRZ 変換

変調器

排他的論理和

1 T 遅延

16 ビット 
符号語

T=1 チャネルクロック間隔

1

NRZ 変換信号:

NRZI 変換信号:

16 ビット符号語パターン:

0

0

0

0

0

0

0 0 0

0

0  0

1

1

1


26

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 2−同期符号

状態 1 及び状態 2

主同期符号

副同期符号

     (msb)

(lsb)  (msb)

    (lsb)

SY0=0001001001000100 0000000000010001   0001001000000100 0000000000010001 
SY1=0000010000000100 0000000000010001   0000010001000100 0000000000010001 
SY2=0001000000000100 0000000000010001   0001000001000100 0000000000010001 
SY3=0000100000000100 0000000000010001   0000100001000100 0000000000010001 
SY4=0010000000000100 0000000000010001   0010000001000100 0000000000010001 
SY5=0010001001000100 0000000000010001   0010001000000100 0000000000010001 
SY6=0010010010000100 0000000000010001   0010000010000100 0000000000010001 
SY7=0010010001000100 0000000000010001   0010010000000100 0000000000010001

状態 3 及び状態 4

主同期符号

副同期符号

     (msb)

(lsb)  (msb)

    (lsb)

SY0=1001001000000100 0000000000010001   1001001001000100 0000000000010001 
SY1=1000010001000100 0000000000010001   1000010000000100 0000000000010001 
SY2=1001000001000100 0000000000010001   1001000000000100 0000000000010001 
SY3=1000001001000100 0000000000010001   1000001000000100 0000000000010001 
SY4=1000100001000100 0000000000010001   1000100000000100 0000000000010001 
SY5=1000100100000100 0000000000010001   1000000100000100 0000000000010001 
SY6=1001000010000100 0000000000010001   1000000001000100 0000000000010001 
SY7=1000100010000100 0000000000010001   1000000010000100 0000000000010001

13.7

記録ユニット(RUN)のレイアウト

図 17 

RUN

のレイアウトを示す。

1

個の

RUN

は,単一

ECC

ブロック内の

16

個の物理セクタを

1

セットとして,その整数倍(

M

1

)で

構成する。

M

個の

ECC

ブロックの先頭には,リンクの位置が不正確な場合の影響を低減するために

8

ャネルビットを配置する。

ただし,

最後の物理セクタの最後尾の

8

チャネルビットは記録時には使わない。

リンクの

8

チャネルビット及び次の同期符号

SY0

(状態

1/2

又は状態

3/4

から選択する。

)は,13.5 で規定

するラン長の制限を満たすように無作為に選択する。

ECC

ブロック

N

で始まる

M

個の

ECC

ブロック(

M

1

)の各

RUN

は,次のように記録する。

ECC

ブロック

N

1

中のリンクのための

8

チャネルビット

ECC

ブロック

N

N

M

2

M

2

以上とする。

ECC

ブロック

N

M

1

      (記録しない最終の

8

チャネルビットを除く。

ECC

ブロック

N

1

までが記録されておらず,

ECC

ブロック

N

から始まる

RUN

を記録するとき,その

RUN

は,すべての主データバイトを

 (00)

に設定したダミー

ECC

ブロック

N

1

をもつように拡張する。


27

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

 
 

図 17−記録ユニットのレイアウト

13.7.1

記録ユニットの位置

16

個の物理セクタからなる各々の

ECC

ブロックは,四つの

ADIP

語に対応する(14.4.1.1 参照)

RUN

は,二つの最下位ビットを無視した物理セクタ番号

 (PSN)

が,

ADIP

のローカル物理アドレス

 (PAA)

対応するようにトラックの構造上に配置する。

PSN

は,次による。

PSN

4

×

PAA

ここに,

i

0

1

2

及び

3

例えば,物理セクタ番号

 (030000)

(030003)

は,物理

ADIP

アドレス

 (00C000)

に対応する。

理論上の

RUN

の開始位置の基準は,二つの最下位アドレスビットを

 (00)

に設定する

ADIP

語の

ADIP

語同期ユニットに続くウォブル

15

とする(14.4.1.1 及び

図 21 参照)。理論上の開始位置は,読取りチャネ

2

から得られたウォブル信号で先述のウォブル

15

の中心であるゼロクロスの位置から

8

チャネルビット

分,後の位置とする。

各記録の開始は,理論上の開始位置から±

5

チャネルビット以内とする。

記録時のチャネルビットクロックは,ウォブル周波数に位相同期しなければならない。

13.8

直流成分抑圧制御

半径方向のトラッキング及び高周波信号の検出を確実にするために,チャネルビットパターンのストリ

ームの低周波成分は,

できる限り低く保つことが望ましい。

これを達成するために,

ディジタル総計値

DSV

4.3 参照)は,できるだけ低く保つようにする。変調の始めの

DSV

は,

0

に設定する。

DSV

の現在値を減少させる幾つかの方法を,次に示す。

a

)

主同期信号と副同期信号との間の同期符号を選択する。

b

) 0

87

の範囲の

8

ビットバイトに対して,代替変換表(

表 H.2 参照)は,すべての状態に対して代わ

8 T

最大±5T

理論的開始位置

実際の開始位置

ウォブル 15 の中間

M ECC ブロック

記録される部分

リンク

8チャネル

ビット

記録時に

無視される

部分

以前に記録したものはオーバーライトする

ECC ブロック

ECC ブロック

ECC ブロック

ECC ブロック

N

N+M-1

N+M

N-1

ECC ブロック

N

ECC ブロック

N+M-1

最後の 8

チャネル

ビット


28

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

るべき

16

ビット符号語を示す。

c

) 88

255

の範囲の

8

ビットバイトに対して,指定した状態が

1

又は

4

のとき,

RLL

の要求事項を満た

す場合,

16

ビット符号語を状態

1

又は状態

4

から選択できる。

これらの可能性を活用するため,ストリーム

1

及びストリーム

2

の二つのデータストリームを各同期フ

レームに対して生成し,ストリーム

1

は主同期符号で,ストリーム

2

は同期符号の同じ分類の副同期符号

で,各々開始する。両ストリームは,個別に変調するので,主同期符号と副同期符号とのビットパターン

間の差異によって異なった

DSV

を生成する。

b

)

及び c

)

の場合,一つの

8

ビットバイトを表すのに二つの可能性がある。各ストリームの

DSV

は,こ

の選択を行う

8

ビットバイトの手前から一つ前の

8

ビットバイトまで計算する。最も低い

|DSV|

のストリー

ムを選択し,もう一つのストリームに複製する。それから次の

8

ビットバイトの符号語表現の一つがスト

リーム

1

に入り,他の一つは,ストリーム

2

に入る。この動作は,b

)

又は c

)

の発生の都度繰り返す。

b

)

の場合は,両ストリームでの同じパターン位置で常に起こるが,c

)

の場合は,例えば,前の

8

ビッ

トバイトで規定した次の状態が

1

又は

4

の代わりに

2

又は

3

になり得るために,ストリームの一つで起こ

るが他の一つでは起こらない可能性がある。その場合,次の三つの手順を適用する。

1

)

両ストリームの

|DSV|

を比較する。

2

)

c

)

の場合が起こるストリームの

|DSV|

がもう一つのストリームの

|DSV|

より小さいとき,c

)

の場合が

起こったストリームを選択し,他のストリームに複製する。次の

8

ビットバイトの符号語表現の一

つがこのストリームに入り,もう一方は,もう一方のストリームに入る。

3

)

c

)

の場合が起こったストリームの

|DSV|

が他のストリームのものより大きいとき c

)

の場合は無視

し,その

8

ビットバイトは,規定した状態に従って決める。

b

)

及び c

)

の場合,

|DSV|

が等しいとき,ストリーム

1

又はストリーム

2

の選択の決定は,規定しない。

a

)

の場合の手順は,次による。

1

)

同期フレームの終わりで,b

)

又は c

)

のいずれかが発生した場合に,両方の同期フレームの

DSV

計算し,より低い

|DSV|

をもつストリームを選択し,もう一方のストリームに複製する。そして,適

切なカテゴリの次の主同期符号及び副同期符号のそれぞれのストリームに挿入する。

2

)

同期フレームの終わりで

DSV

が,+

63

より大きいか又は−

64

より小さい場合,そのとき同期フレ

ームの始めの同期符号は,主同期信号から副同期信号に変えるか又はその逆にする。これによって

小さい

|DSV|

を得られるならば,その変更を決定し,

|DSV|

がより小さくなければ,元の同期符号を

保持する。

DSV

の計算中,

DSV

の実際値は,−

1 000

と+

1 000

との間を変動する可能性があり,

DSV

のカウント

範囲は,少なくとも−

1 024

∼+

1 023

がよい。

14

トラックフォーマット

14.1

トラック形状

情報ゾーン(10.7 参照)の領域には,単一スパイラルのグルーブからなるトラックがある。各々のトラ

ックは,この連続したスパイラルの

1

回転分から成り立つ。各トラックの形状は,

第 章によって定義す

る。データの記録は,このグルーブに行う。

情報ゾーン上のトラックは,中心線から位相変調した正弦波状にウォブルしており,このウォブルにデ

ィスクの位置情報を含める。

トラックは,情報ゾーンでは連続していて,その開始位置は,半径

22.00 mm

(最大)とし,終了位置は,


29

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

半径

58.75 mm

(最小)とする。

14.2

トラック経路

トラック経路は,内周から外周へと連続する

1

本のスパイラルであり,リードインゾーンから始まりリ

ードアウトゾーンの終了位置で終わる。ここにおいて,ディスクの回転方向は光ピックアップヘッド側か

ら見て反時計方向とする。

14.3

トラックピッチ

トラックピッチは,隣接したトラックの各平均トラックセンター線間距離を半径方向に測定する。トラ

ックピッチは,

0.74 μm

±

0.03 μm

とし,情報ゾーン内での平均値は,

0.74 μm

±

0.01 μm

とする。

14.4

トラックレイアウト

トラックのウォブルは,トラックの仮想的中心線からの正弦波状偏位であり,その波長は,

4.265 6 μm

±

0.045 0 μm

とし,

32

チャネルビットの長さに相当する。

ディスク製造時に,このウォブル正弦波を発生させる発振器の全高調波ひずみは,−

40 dB

以下とする。

ウォブルは,そのウォブル繰返しを交互に反転することによって位相変調する。このウォブル変調によっ

て格納する情報を,プリグルーブ内アドレス又は

ADIP

と呼ぶ(14.4.1.1 参照)

14.4.1

ADIP 情報

ディスクに記録するデータは,ウォブルに格納する

ADIP

情報に対して正しい位置関係で記録しなけれ

ばならない。したがって,

93

個のウォブル長さが,二つの同期フレーム長さに相当する。この

93

個のウ

ォブル部分のうち,最初の

8

個のウォブル部分に

ADIP

情報を含む(

図 18 参照)。

1

ウォブルは,

32

チャネルビット長に等しい

  (

32T)

1 ADIP

ユニットは,二つの同期フレーム当たり,八つの変調したウォブルに等しい。

図 18ADIP の構造

14.4.1.1

ADIP 語の構造

52

個の

ADIP

ユニットが,まとまって

1

個の

ADIP

語を構成する。すなわち

1

個の

ADIP

語は,

4

×

13

×

2

同期フレーム,すなわち

4

物理セクタに相当する。

各々の

ADIP

語は,

1

個の

ADIP

同期ユニットと

51

個の

ADIP

データユニットとで構成する。

1

個の

ADIP

同期ユニットは,

ADIP

語同期のための

4

個の反転ウォブルと非反転の連続ウォブルとで構

成する。

1

個の

ADIP

データユニットは,ビット同期のための一つの反転ウォブル,

3

個の非反転の連続ウォブル

93 ウォブル

16 ウォブル

16 ウォブル

1 488 チャネルビット

2 同期フレーム

85 個の位相変調のないウォブル信号

1 488 チャネルビット

データ

データ

同期

同期

1 ADIP ユニット

=8 ウォブル


30

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

及び

1

個のデータビットを表す

4

個のウォブルで構成する(14.4.1.3 参照)

図 19ADIP 語の構造

データビットに含む情報を,次に示す。

ビット 1

予備。

0

”に設定する。

ビット 223

これらの

22

ビットは,物理アドレスを含む。

データビット

2

が最上位ビットで,データビット

23

が最下位ビットとする。

アドレスは,一つの

ADIP

語ごとに

1

ずつ増えてゆく。

情報ゾーンの最初のアドレスは,物理アドレス

(00C000)

がディスク半径

24.00

mm

0.0 mm /

0.2 mm

の位置とする。

物理アドレス

(098150)

は,リードアウトゾーンの最初のアドレスに相当し,デ

ィスク半径にして

58.0 mm

以下の位置とする。

ビット 2431

これらの

8

ビットは,ディスクに関する補助情報を含む。

連続した

256

個の

ADIP

語から選んだビット

24

31

は,

256

バイトの情報を

もつ

ADIP

補助フレームを形成する。各々の

ADIP

補助フレームの最初のバイ

トは,

256

の倍数の物理アドレスをもつ

ADIP

語の部分に書く

[

物理アドレス=

(xxxx00)]

ディスクのリードインゾーンの補助バイトは,

物理フォーマット情報を格納し

なければならない。この

256

バイトの内容は,

表 及び 14.4.2 で定義する。

ディスクのデータゾーンの補助バイトは,

拡張フォーマット情報を格納してよ

い(

附属書 参照。)。使用しない場合は,すべてのバイトを

(00)

に設定する。

ディスクのリードアウトゾーンの補助情報バイトは,

(00)

に設定する。

ビット 3251

これらの

20

ビットは,

ADIP

情報についてのエラー訂正パリティとして用い

る(14.4.1.2 参照)

14.4.1.2

ADIP エラー訂正

ADIP

のエラー訂正のために,

ADIP

データビットを,

4

ビット単位のニブルとしてグループ化する。デ

ータビットのニブルへの配置を,

図 20 で定義する。ビット

0

は,ダミービットでエラー訂正器の便宜のた

ウォブル  0

ウォブル  1∼3

ウォブル  4∼7

1  E C ブロック

同期ユニット

データユニット

データユニット

データユニット

ビット同期

ビット同期

ビット同期

ADIP 語同期

ADI

P

4 ADI

P

4

物理セク

データビット  1

データビット  2

データビット 51


31

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

めに“

0

”とする。

ニブル N

0

ビット 0

ビット 1

ビット 2

ビット 3

ニブル N

1

ビット 4

ビット 5

ビット 20

ビット 23

6

ニブル

ADIP 
アドレス

ビット 24

ニブル N

7

ビット 28

ビット 31

2

ニブル

補助 
情報

ニブル N

8

ビット 32

ニブル N

12

ビット 48

ビット 49

ビット 50

ビット 51

5

ニブル

ニブル用 
R-S 
ECC

図 20ADIP エラー訂正の構造

ニブルを基にしたリードソロモンコード

RS

13.8.6

)を生成し,その中で五つのパリティニブル

N

8

N

12

までを,多項式 R

(

x

)

の余りで定義する。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

N

x

R

i

i

i

PA

5

12

8

12

mod

=

=

=

ここに,

I

 (

x

)

=

7

0

7

i

i

i

x

N

G

PA

 (

x

)

(

)

=

+

4

0

k

k

x

α

α は,原始多項式 P

(

x

)

x

4

x

1

の原始根“

0010

”とする。

また,五つのパリティニブル

N

8

N

12

のすべてのビットは,記録前に反転しておく。

14.4.1.3

ADIP の変調規則

ADIP

ユニットは,

8

ウォブルサイクルの中の正弦波の幾つかを反転させて変調する。

変調は,次による。

 PW

を正のウォブルとする。このときウォブルは,ディスクの内周側へ向かって偏位を開始する。

 NW

を負のウォブルとする。このときウォブルは,ディスクの外周側へ向かって偏位を開始する。

反転のない,単純なウォブルはすべて

PW

とする。

図 21 

ADIP

の変調規則を示す。


32

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

ADIP

語同期部の変調:

0

”を示す

ADIP

変調:

1

”を示す

ADIP

変調:

 

図 21ADIP 変調規則

14.4.2

ADIP 中の物理フォーマット情報

物理フォーマット情報は,

表 に示す

256

バイトで構成する。

ADIP

には,ディスクに関連する情報及

び記録時に最適記録パワー制御(

OPC

)アルゴリズム動作を実行するための記録ストラテジと呼ぶレーザ

出力に関する各種のパラメタを含む(

附属書 及び附属書 参照)。これらの情報は,ディスクを初期化

するときに制御データゾーン(17.11.1 参照)にコピーする。

        4NW                            4PW

ウォブル番号 92          0          1            2           3             4          5          6          7             8

ADIP 同期ユニット

    1NW            3PW                2PW                      2NW

ウォブル番号 92      0            1             2           3           4               5           6              7          8

“0”を示す ADIP のパターン

  1NW            3PW

  2NW                        2PW

ウォブル番号 92             0          1            2            3           4             5          6           7          8

“1”を示す ADIP のパターン


33

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 3−物理フォーマット情報

バイト番号

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号 1

1

ディスクサイズ 1

2

ディスク構造 1

3

記録密度

1

4∼15

データゾーン位置の指定 12

16

一般フラッグビット 1

17

ディスクアプリケーションコード 1

18

拡張情報の有無の参照子 1

19∼26

ディスク製造業者 ID 8

27∼29

メディアタイプ ID 3

30

ディスク製造の改訂履歴番号 1

31 ADIP のバイト 63 までに使用している物理フォーマット情報バイトの数 1 
32

基本記録ストラテジに対応する記録速度の範囲 1

33

基準速度での最大読取りパワーP

r

 1

34

基準速度での P

IND

 1

35

基準速度での ρ 1

36

基準速度での ε

1

 1

37

基準速度での ε

2

 1

38

基準速度での γ

target

 1

39

上位速度での最大読取りパワーP

r

 1

40

上位速度での P

IND

 1

41

上位速度での ρ 1

42

上位速度での ε

1

 1

43

上位速度での ε

2

 1

44

上位速度での γ

target

 1

45

中間速度での最大読取りパワーP

r

 1

46

中間速度での P

IND

 1

47

中間速度での ρ 1

48

中間速度での ε

1

 1

49

中間速度での ε

2

 1

50

中間速度での γ

target

 1

51

先頭パルス T

top

の継続時間 1

52

マルチパルス T

mp

の継続時間 1

53

先頭パルスの進み時間 dT

top

 1

54

基準速度での消去の進み時間 dT

era

 1

55

上位速度での消去の進み時間 dT

era

 1

56

中間速度での消去の進み時間 dT

era

 1

57∼63

予備  すべて (00)

7

64∼95 EI ブロック 0 32

96∼127 EI ブロック 1 32

128∼159 EI ブロック 2 32 
160∼191 EI ブロック 3 32 
192∼223 EI ブロック 4 32 
224∼255 EI ブロック 5 32


34

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 4−物理フォーマット情報(続き)

[対応国際規格にある

表 4(続き)は,表 に統合したため,不採用とした。]

この規格では,異なる記録速度範囲をもつ

2

種類のディスクを定義する。各々の記録速度におけるレー

ザ出力に関するパラメタの詳細は,別のブロック(

EI

ブロック,14.4.2.3 参照)に定義する。これまでに,

表 に示すディスク(

x

とは倍速を示す。

)を規定しており,これらの

ADIP

情報は,

表 に示すように

EI

ブロックの情報も含む。

表 5−ディスクの種類

ディスクの種類

基本記録ストラテジ

バイト 32∼63

(1x∼2.4x)

4x 記録ストラテジ

EI ブロックフォーマット 1

(1.6x∼4x)

注記

2.4 x

このディスクは 
3.49∼8.44 m/s の記録速度
だけに使用

4x

このディスクは 
3.49∼8.44 m/s 及び 5.77∼
13.95 m/s の記録速度で使用

注記  +:存在する    −:存在しない 

(両記録ストラテジは,完全 CAV 記録に対応している。

14.4.2.1

バイト 031 までの一般情報

バイト 0:ディスクカテゴリ及びバージョン番号

ビット

b

7

b

4

ディスクカテゴリを定義する。

ビット

b

7

を“

1

”と設定する場合,

+R/+RW

規格とする(箇条 参照)

ビット

b

6

を“

0

”と設定する場合,単層ディスクとする。

ビット

b

5

b

4

を“

01

”と設定する場合,

+RW

ディスクとする。

ビット

b

3

b

0

規格のバージョン番号を定義する。

0010

”に設定する場合,この規格とする。

このバージョン番号は,バイト

32

63

のデータで定義するディスクであるこ

とを識別する。ドライブが,このバージョン番号をディスクから読み取れな

かった場合は,上記バイト

32

63

のデータを使って記録を行ってはならない

附属書 参照)。

バイト 1:ディスクサイズ及び最大転送レート

ビット

b

7

b

4

ディスクサイズを定義する。

0000

”に設定する場合,

120 mm

ディスクとする。

ビット

b

3

b

0

ディスクの最大再生転送レートを定義する。

1111

”に設定する場合,最大再生レートは規定しない。

バイト 2:ディスク構造

ビット

b

7

b

4

0000

”に設定する。

ビット

b

3

b

0

ディスクの記録層のタイプを定義する。


35

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

0100

”に設定する場合,書換形の記録層とする。

バイト 3:記録密度

ビット

b

7

b

4

情報ゾーンの平均チャネルビット長を定義する。

0000

”に設定する場合,

0.133 μm

とする。

ビット

b

3

b

0

ディスクの平均トラックピッチを定義する。

0000

”に設定する場合,

0.74 μm

とする。

バイト 415:データゾーン位置の指定

バイト

4 (00)

に設定する。

バイト

5

7 (030000)

に設定する場合,データゾーンの最初の物理セクタ番号が

PSN 196 608

とする。

バイト

8 (00)

に設定する。

バイト

9

11 (26053F)

に設定する場合,データゾーンの最後の取り得る物理セクタ番号が

PSN 2 491 711

とする。

バイト

12

15 (00)

に設定する。

バイト 16:一般フラッグビット

このバイトは

 (00)

に設定する。

注記

対応国際規格では,ビデオアプリケーションの場合のビデオコンテンツプロテクション

のビット設定について規定しているが,この規格はデータアプリケーションについて規

定するものであるため,この細分箇条の規定は不要であり,不採用とした。

バイト 17:ディスクアプリケーションコード

このバイトは,ディスクをある特殊な用途に制限して使うような場合に設定する。ドライブがこ

の特殊な用途について判定できない場合,また,この用途に沿った動作ができない場合は,この

ディスクに記録してはならない。

(00)

の場合は,一般用途のディスクとする(このコードをもつディスクには,すべてのドライブ

がいかなる制限もなく記録することができる。

それ以外のコードは予備とする。

バイト 18:拡張情報の参照子

ビット

b

7

b

6

予備

(00)

に設定する。

ビット

b

5

b

0

これらのビットの各々が

EI

ブロックの有無を示す。

バイト

(64

i×

32)

(95

i×

32)

からなる

EI

ブロック を使用する場合には,

ビット

b

i

  を“

1

”に設定する。これ以外の場合,

b

i

は,

0

”に設定する。

バイト 1926:ディスク製造業者 ID

これらの

8

バイトは,ディスク製造業者を特定する。この名前には ISO/IEC 4873 に従った

G0set

+SPACE

の範囲内の文字コードを使用する。先頭から使用して,残りのバイトは,

(00)

に設定す

る。ディスク製造業者

ID

を使わない場合,これらの

3

バイトは,

(00)

に設定する。

バイト 2729:メディアタイプ ID

ディスク製造業者が異なるタイプのメディアを作る場合,この

3

バイトで特定する。このディス

クの特定には,ISO/IEC 4873 に従った

G0set+SPACE

の範囲内の文字コードを使用する。先頭か

ら使用して,残りのバイトは,

(00)

に設定する。メディアタイプ

ID

を使わない場合は,これら

3

バイトは,

(00)

に設定する。


36

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

注記

異なる特性のディスクでは,他とは異なるディスク製造業者

ID

とメディアタイプ

ID

の固有の組合せをもつようにする。したがって,バイト

19

29

の記入内容については,

+RW

システムのライセンサによる承認を必要とする。

バイト 30:ディスク製造の改訂履歴番号

このバイトは,

2

値表示によるディスクの改訂履歴番号を識別する。すべての同一ディスク製造

業者

ID

及びメディアタイプ

ID

をもつディスクは,そのディスクの改訂履歴番号にかかわらず同

じ記録特性をもたなければならない(ただし,多少の差異は,認める。ドライブには,無関係と

する。

。このバイトの内容は,ディスク製造業者が任意に決めることができる。

ディスクの改訂履歴番号を使わない場合は,このバイトは,

(00)

に設定する。

バイト 31ADIP のバイト 63 までに使用している物理フォーマット情報の数

このバイトは,バイト

0

63

の基本物理フォーマット情報の中で実際に使用しているバイトの数

を示す,

2

値による一組の

8

ビットの数字で表す。これは,

57

バイトの物理フォーマット情報を

使用していることを示す

 (39)

に設定する。

14.4.2.2

基本記録ストラテジのパラメタ:バイト 3263

バイト 32:基本記録ストラテジに対応する主記録速度

このバイトは,バイト

33

63

の物理フォーマット情報で規定するディスクの各定数を適用する最

低の記録速度を示す。この記録速度は,

3.49 m/sec

(基準速度 V

ref

)に等しく,を用いて次によ

る。

n

10

×V

ref

は,整数値に丸める。

この値は,基準記録速度

3.49 m/s

から

CAV

での上位速度

8.44 m/s

までの範囲を示す

 (23)

に設定

する。この規格では,基本記録ストラテジを適用する記録速度として,次の三つを規定する。

基準速度

3.49 m/s

中間速度

5.95 m/s

上位速度

8.44 m/s

バイト 33:基準速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した基準速度での最大読取りパワーP

r

を示す。

P

r

は,を用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 34:基準速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

wo

を求めるときの初期値とする(

附属書 参照)。この

バイトは,基準速度での P

target

に対するミリワットを単位とした P

IND

を,を用いて次による。

n

20

×

(

P

IND

5)

バイト 35:基準速度での ρ

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する基準速度でのピーク記録パワーを得る増倍率 ρ を与

える(

OPC

については,

附属書 参照)。ρ は,を用いて次による。

n

100

×ρ

バイト 36:基準速度での ε

1

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する基準速度での消去パワーの記録パワーに対する比率

ε

1

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

1

は,を用いて次による。

n

200

×ε

1


37

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

バイト 37:基準速度での ε

2

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する基準速度でのバイアスパワーの記録パワーに対する

比率 ε

2

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

2

は,を用いて次による。

n

200

×ε

2

バイト 38:基準速度での γ 

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する基準速度での γ を求めるときの初期値 γ

 target

を示す

OPC

については,

附属書 参照)。γ

 target

は,を用いて次による。

n

20

×γ

target

バイト 39:上位速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,

ミリワット単位を用いて表示した上位速度での最大読取りパワーP

r

を示す。

P

r

は,

を用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 40:上位速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

WO

を求めるときの初期値とする(

附属書 参照)。この

バイトは,上位速度での P

 target

に対するミリワットを単位とした P

IND

を,を用いて次による。

n

20

×

(

P

IND

5)

バイト 41:上位速度での ρ

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度でのピーク記録パワーを得る増倍率 ρ を与

える(

OPC

については,

附属書 参照)。ρ は,を用いて次による。

n

100

×ρ

バイト 42:上位速度での ε

1

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度での消去パワーの記録パワーに対する比率

ε

1

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

1

は,を用いて次による。

n

200

×ε

1

バイト 43:上位速度での ε

2

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度でのバイアスパワーの記録パワーに対する

比率 ε

2

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

2

は,を用いて次による。

n

200

×ε

2

バイト 44:上位速度での γ 

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度での γ を求めるときの初期値 γ

 target

を示す

OPC

については,

附属書 参照)。γ 

target

は,を用いて次による。

n

20

×γ

target

バイト 45:中間速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した中間速度での最大読取りパワーP

r

を示す。

これは を用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 46:中間速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

wo

を求めるときの初期値とする(

附属書 参照)。この

バイトは,中間速度での P

 target

に対するミリワットを単位とした P

IND

を,を用いて次による。

n

20

×

(

P

IND

5)


38

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

バイト 47:中間速度での ρ

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度でのピーク記録パワーを得る増倍率 ρ を与

える(

OPC

については,

附属書 参照)。ρ は,を用いて次による。

n

100

×ρ

バイト 48:中間速度での ε

1

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度での消去パワーの記録パワーに対する比率

ε

1

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

1

は,を用いて次による。

n

200

×ε

1

バイト 49:中間速度での ε

2

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度でのバイアスパワーの記録パワーに対する

比率 ε

2

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

2

は,を用いて次による。

n

200

×ε

2

バイト 50:中間速度での γ 

target

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度での γ を求めるときの初期値 γ

 target

を示す

OPC

については,

附属書 参照)。γ

 target

は,を用いて次による。

n

20

×γ

target

バイト 51:先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,記録するときの

NRZI

信号に対応する記録パルス列の最初のパルスの継続時間を

示す

附属書 参照)。この値は,変動部分及び固定部分の二つから構成する

  (

T

top

T

top,var

T

top,fix

)

このバイトのビット

7

4

は,チャネルビットクロック長 を分数の形で表す変数部分で,ビッ

3

0

は定数部分をナノ秒単位で表示する(

表 参照)。

  なお,

表 で,予備の部分は使用してはならない。

表 6−先頭パルスの継続時間

ビット 7∼4

T

top,var

 (T)

ビット 3∼0

T

top,fix

 (ns)

0000 0

0000

予備

0001 1/6

0001  2

0010 2/6

0010  4

0011∼1111

予備  0011

6

0100

8

0101

10

0110

12

0111

14

1000∼1111

予備

バイト 52:マルチパルス T

mp

の継続時間

このバイトは,記録するときの先頭パルスを除いた同一パルス列の一つのパルスの継続時間を示

す(

附属書 参照)。この値は,変動部分と固定部分の二つから構成する

  (

T

mp

T

mp,var

T

mp,fix

)

このバイトのビット

7

4

は,チャネルビットクロック長 を分数の形で表す変数部分で,ビッ

3

0

は定数部分をナノ秒単位で表示する(

表 参照)。

  なお,

表 で,予備の部分は使用してはならない。


39

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 7−マルチパルスの継続時間

ビット 7∼4

T

mp,var

 (T)

ビット 3∼0

T

mp,fix

 (ns)

0000 0

0000

予備

0001 1/6

0001  2

0010∼1111

予備  0010

4

0011

6

0100

8

0101

10

0110∼1111

予備

バイト 53:先頭パルスの進み時間 dT

top

このバイトのビット

7

4

は,

NRZI

信号に対応する記録パルス列の,先頭パルスの進み時間を示

す(

附属書 参照)。この値は,

NRZI

信号の最初のパルスの立下がり部分からの進み量として,

実際のチャネルビットクロック長 の分数の形で,次のように表す(

表 参照)。ビット

3

0

0000

”に設定する。

  なお,

表 で,予備の部分は使用してはならない。

表 8−先頭パルスの進み時間

ビット 7∼4 dT

top

の進み時間  (T)

0000 0 
0001 1/6 
0010 2/6 
0011 3/6 
0100 4/6

0101∼1111

予備

バイト 54:基準速度での消去の進み時間 dT

era

このバイトのビット

7

4

は,基準速度で記録するときに,

NRZI

チャネルビットの立下がりから

始まる消去タイミングの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,実際のチャネルビットク

ロック長 の分数の形で,

表 のように表す。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

  なお,

表 で,予備の部分は使用してはならない。

バイト 55:上位速度での消去の進み時間 dT

era

このバイトのビット

7

4

は,上位速度で記録するときに,

NRZI

チャネルビットの立下がりから

始まる消去タイミングの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,実際のチャネルビットク

ロック長 の分数の形で,

表 のように表す。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

  なお,

表 で,予備の部分は使用してはならない。

バイト 56:中間速度での消去の進み時間 dT

era

このバイトのビット

7

4

は,中間速度で記録するときに,

NRZI

チャネルビットの立下がりから

始まる消去タイミングの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,実際のチャネルビットク

ロック長 の分数の形で,

表 のように表す。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

  なお,

表 で,予備の部分は使用してはならない。


40

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 9−消去の進み時間

ビット 7∼4

進み時間 dT

era

 (T)

0000 0 
0001 1/6 
0010 2/6 
0011 3/6

0100∼1100

予備

1101 -3/6 
1110 -2/6 
1111 -1/6

バイト 5763:予備  すべて 

(

00

)

これらのバイトは,すべて

 (00)

とする。

14.4.2.3

拡張情報ブロック

EI

ブロック −バイト 

(

64i×32

)

(

95i×32

)

6

個の

EI

ブロックは,将来の拡張に備えたものである(i

0

5

。このブロックは,各々

32

バイトで構

成し,これらのバイトには,例えば,代替の記録ストラテジ又は他の先進的なパラメタを格納する。パラ

メタのセットが

1

個の

EI

ブロックに入らない場合は,継続ビットで特定する追加ブロックを続けて追加で

きる。

EI

ブロックが存在するか否かは,バイト

18

に適時表示する。同ブロックを使用しない場合は,すべて

32

バイトは,

00

)に設定する。

バイト 64i×32EI ブロック のフォーマット番号/継続ビット

ビット

b

6

b

0

は,バイト

 (65

i×

32)

(95

i×

32)

までのデータが属すフォーマット番号を示す。

ビット

b

7

を“

1

”に設定した場合,関連する

EI

ブロックは独立したブロックでなく先行する

EI

ブロックの続きとする。この場合,継続する

EI

ブロックのフォーマット番号と先行する

EI

ブロ

ックのフォーマット番号は同じでなければならない。

一つのディスクは,複数の

EI

ブロックをもつ。各

EI

ブロックの内容は,対応するフォーマット

番号にて規定した定義に従い翻訳する。また,同一のフォーマット番号の

EI

ブロックの内容は,

同一のフォーマットにて翻訳する。同一のフォーマット番号であっても,その中で規定するパラ

メタは,ディスクによっては異なる値を取り得る。

ブロック のフォーマット番号を読み取れないドライブは,その

EI

ブロック内のデータを使って

はならない(

附属書 参照)。

フォーマット番号を“

255

”に設定する場合,対応する

EI

ブロックは,独立したものではなく一

つ前の

EI

ブロックから連続した内容をもつ。ある記録ストラテジの情報が

32

バイトでは格納し

きれない場合に,このような使い方をする。

注記

 EI

ブロック の内容は,その中に定義するフォーマット番号によって認識し,それは,

そのブロック内だけで有効とする。

また,

ADIP

補助フレーム中の

EI

ブロックの位置は,

これに無関係とする。したがって,フォーマット番号 をもつ

EI

ブロックは,いかなる

位置 i

  (

i

0

5)

にも存在できる。ドライブは,常に

EI

ブロックの内容を読み,正しい

記録ストラテジを得る。

バイト 65i×3295i×32

この

32

バイトは,同一のフォーマット番号で認識し,各パラメタを設定する。


41

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

14.4.2.3.1

4

倍速”に適用する記録ストラテジのための拡張情報

この

EI

ブロックは,

5.77 m/s

13.95 m/s

の記録速度を適用するときのパラメタを定義する

表 10 参照)。

4

倍速とは,

3.49 m/s

(基準速度)の

1.66

倍∼

4

倍の記録速度とする。また,この速度の範囲は,

CAV

記録

での

2 300 rpm

に相当する。

注記

この速度範囲は,基本記録ストラテジが適用している速度範囲と重複している。

最適な記録品質を得るために,幾つかのパラメタは,次の三つの速度範囲で別々に定義する

下位速度

5.77 m/s

1.66

倍速)

中間速度

9.86 m/s

2.8

倍速)

上位速度

13.95 m/s

4

倍速)

ディスクが“

4

倍速”の速度条件で記録できない場合は,この

EI

ブロックは使用せず,すべてのバイト

を(

00

)に設定する。

バイト 18:拡張情報の有無の参照子

このバイトは,

EI

ブロック

0

を使用する場合は,

xxxx xxx1

”に設定する。

表 10EI ブロック 0

バイト番号

内容

バイト数

64

継続ビット/フォーマット番号 1

65

予備 (00) に設定 1

66 EI ブロック 0 のパラメタの下位記録速度 1 
67 EI ブロック 0 のパラメタの上位記録速度 1 
68

下位速度での最大読取りパワーP

r

 1

69

下位速度での P

IND

 1

70

下位速度での ρ 1

71

下位速度での ε

1

 1

72

下位速度での ε

2

 1

73

下位速度での γ

target

 1

74

上位速度での最大読取りパワーP

r

 1

75

上位速度での P

IND

 1

76

上位速度での ρ 1

77

上位速度での ε

1

 1

78

上位速度での ε

2

 1

79

上位速度での γ

target

 1

80

中間速度での最大読取りパワーP

r

 1

81

中間速度での P

IND

 1

82

中間速度での ρ 1

83

中間速度での ε

1

 1

84

中間速度での ε

2

 1

85

中間速度での γ

target

 1

86

先頭パルス T

top

の継続時間 1

87

マルチパルス T

mp

の継続時間 1

88

下位速度での先頭パルスの進み時間 dT

top

 1

89

上位速度での先頭パルスの進み時間 dT

top

 1

90

中間速度での先頭パルスの進み時間 dT

top

 1

91

下位速度での消去の進み時間 dT

era

 1

92

上位速度での消去の進み時間 dT

era

 1

93

中間速度での消去の進み時間 dT

era

 1

94∼95

予備(00)  に設定 1


42

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

バイト 64EI ブロック のフォーマット番号

このバイトは,

0000 0001

”に設定する。これは,フォーマット

1

で書いており,また継続する

ブロックでないことを示し,バイト

65

95

は次による。

バイト 65:予備

00

)に設定。

バイト 66EI ブロック のパラメタの下位記録速度

このバイトは,この

EI

ブロック

0

で規定するディスクの各パラメタを適用する最低の記録速度を

示す。この速度は,次による。

n

4

×V

Lower,EI 0

は,整数値に丸める。

これは,下位記録速度 V

Lower

,

EI 0

5.75 m/s

を示す

 (17)

に設定する。

バイト 67EI ブロック のパラメタの上位記録速度

このバイトは,この

EI

ブロック

0

で規定するディスクの各パラメタを適用する最大の記録速度を

示す。この速度は,次による。

n

4

×V

Upper,EI 0

は,整数値に丸める。

これは,上位記録速度 V

Upper,EI 0

14 m/s

4

倍速)を示す

 (38)

に設定する。

バイト 68:下位速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した主速度での最大読取りパワーP

r

を示す。P

r

は,n

を用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 69:下位速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

wo

を求めるときの初期値とする(

附属書 参照)。下位

速度での P

target

に対するミリワットを単位とした P

IND

を,を用いて次による。

n

5

×

(

P

IND

5)

バイト 70:下位速度での ρ

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する下位速度でのピーク記録パワーを得る増倍率 ρ を与

える(

OPC

については,

附属書 参照)。ρ は,を用いて次による。

n

100

×ρ

バイト 71:下位速度での ε

1

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する下位速度での消去パワーの記録パワーに対する比率

ε

1

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

1

は,を用いて次による。

n

200

×ε

1

バイト 72:下位速度での ε

2

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する下位速度でのバイアスパワーの記録パワーに対する

比率 ε

2

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

2

は,を用いて次による。

n

200

×ε

2

バイト 73:下位速度での γ

 target

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する下位速度での γ を求めるときの初期値 γ

 target

を示す

OPC

については,

附属書 参照)。γ 

target

は,を用いて次による。

n

20

×γ

 target

バイト 74:上位速度での最大読取りパワーP

r


43

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

このバイトは,

ミリワット単位を用いて表示した最大速度での最大読取りパワーP

r

を示す。

P

r

は,

を用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 75:上位速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

target

を求めるときの初期値とする(

附属書 参照)。上位

速度での P

target

に対するミリワットを単位とした P

IND

を,を用いて次による。

n

5

×

(

P

IND

5)

バイト 76:上位速度での ρ

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度でのピーク記録パワーを得る増倍率 ρ を与

える(

OPC

については,

附属書 参照)。ρ は,を用いて次による。

n

100

×ρ

バイト 77:上位速度での ε

1

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度での消去パワーの記録パワーに対する比率

ε

1

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

1

は,を用いて次による。

n

200

×ε

1

バイト 78:上位速度での ε

2

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度でのバイアスパワーの記録パワーに対する

比率 ε

2

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

2

は,を用いて次による。

n

200

×ε

2

バイト 79:上位速度での γ

 target

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する上位速度での γ を求めるときの初期値 γ 

target

を示す

OPC

については,

附属書 参照)。γ 

target

は,を用いて次による。

n

20

×γ

 target

バイト 80:中間速度での最大読取りパワーP

r

このバイトは,ミリワット単位を用いて表示した中間速度での最大読取りパワーP

r

を示す。P

r

は,を用いて次による。

n

20

×

(

P

r

0.7)

バイト 81:中間速度での P

IND

P

IND

は,

OPC

アルゴリズムで使用する P

target

を求めるときの初期値とする(

附属書 参照)。中間

速度での P

target

に対するミリワットを単位とし P

IND

を,を用いて次による。

n

5

×

(

P

IND

5)

バイト 82:中間速度での ρ

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度でのピーク記録パワーを得る増倍率 ρ を与

える(

OPC

については,

附属書 参照。)。ρ は,を用いて次による。

n

100

×ρ

バイト 83:中間速度での ε

1

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度での消去パワーの記録パワーに対する比率

ε

1

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

1

は,を用いて次による。

n

200

×ε

1

バイト 84:中間速度での ε

2


44

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度でのバイアスパワーの記録パワーに対する

比率 ε

2

を示す(

OPC

については,

附属書 参照)。ε

2

は,を用いて次による。

n

200

×ε

2

バイト 85:中間速度での γ

 target

このバイトは,

OPC

アルゴリズムで使用する中間速度での γ を求めるときの初期値 γ 

target

を示す

OPC

については,

附属書 参照)。γ 

target

は,を用いて次による。

n

20

×γ

 target

バイト 86:先頭パルス T

top

の継続時間

このバイトは,記録するときの,

NRZI

信号に対応する記録パルス列の先頭パルスの継続時間を

示す(

附属書 参照)。この値は,定数部分と変数部分の二つから構成する

  (

T

top

T

top,var

T

top,fix

)

このバイトのビット

7

4

は,実際のチャネルビットクロック長の分数の形で表す変数部分で,ビ

ット

3

0

は定数部分をナノ秒単位で表示する(

表 11 参照)。

  なお,

表 11 で規定しないビットの組合せは使用してはならない。

表 11−先頭パルスの継続時間

ビット 7∼4

T

top,var

 (T)

ビット 3∼0

T

top,fix

 (ns)

0000 0

0000

予備

0001 1/6

0001 0.6

0010 2/6

0010 1.2

0011 3/6

0011 1.8

0100 4/6

0100 2.4

0101 5/6

0101 3.0

0110 6/6

0110 3.6

0111 7/6

0111 4.2

1000 8/6

1000 4.8

1001∼1111

予備  1001

5.4

1010

6.0

1011

6.6

1100

7.2

1101

7.8

1110

8.4

1111

9.0

バイト 87:マルチパルス T

mp

の継続時間

このバイトは,記録するとき,先頭パルスを除いた同一パルス列の一つのパルスの継続時間を示

す(

附属書 参照)。この値は,変動部分及び固定部分の二つから構成する

  (

T

mp

T

mp,var

T

mp,fix

)

このバイトのビット

7

4

は,チャネルビットクロック長を分数の形で表す変数部分で,ビット

3

0

は定数部分をナノ秒単位で表示する(

表 12 参照)。

  なお,

表 12 で規定しないビットの組合せは使用してはならない。


45

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 12−マルチパルスの長さ

ビット 7∼4

T

mp,var

 (T)

ビット 3∼0

T

mp,fix

 (ns)

0000 0

0000

予備

0001 1/16

0001  0.6

0010 2/16

0010  1.2

0011 3/16

0011  1.8

0100 4/16

0100  2.4

0101 5/16

0101  3.0

0110 6/16

0110  3.6

0111 7/16

0111  4.2

1000 8/16

1000  4.8

1001∼1111

予備  1001

5.4

1010

6.0

1011∼1111

予備

バイト 88:下位速度での先頭パルスの進み時間 dT

top

このバイトのビット

7

4

は,

下位速度で記録するときに,

NRZI

信号に対応する記録パルス列の,

先頭パルスの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,

NRZI

信号の最初のパルスの立下がり

部分からの進み量として,チャネルビットクロック長 の分数の形で,

表 13 による。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

  なお,

表 13 で規定しないビットの組合せは使用してはならない。

バイト 89:上位速度での先頭パルスの進み時間 dT

top

このバイトのビット

7

4

は,

上位速度で記録するときに,

NRZI

信号に対応する記録パルス列の,

先頭パルスの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,

NRZI

信号の最初のパルスの立下がり

部分からの進み量として,チャネルビットクロック長 の分数の形で,

表 13 による。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

  なお,

表 13 で規定しないビットの組合せは使用してはならない。

バイト 90:中間速度での先頭パルスの進み時間 dT

top

このバイトのビット

7

4

は,

中間速度で記録するときに,

NRZI

信号に対応する記録パルス列の,

先頭パルスの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,

NRZI

信号の最初のパルスの立下がり

部分からの進み量として,チャネルビットクロック長 の分数の形で,

表 13 による。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

  なお,

表 13 で規定しないビットの組合せは使用してはならない。


46

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 13−先頭パルスの進み時間

ビット 7∼4 dT

top

の進み時間  (T)

0000 0 
0001 1/16 
0010 2/16 
0011 3/16 
0100 4/16 
0101 5/16 
0110 6/16

0111 7/16

1000∼1011

予備

1100 -4/16 
1101 -3/16 
1110 -2/16 
1111 -1/16

バイト 91:下位速度での消去の進み時間 dT

era

このバイトのビット

7

4

は,下位速度で記録するときに,

NRZI

チャネルビットの立下がりから

始まる消去タイミングの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,実際のチャネルビットク

ロック長 の分数の形で

表 14 による。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

表 14 で規定しない

ビットの組合せは使用してはならない。

バイト 92:上位速度での消去の進み時間 dT

era

このバイトのビット

7

4

は,上位速度で記録するときに,

NRZI

チャネルビットの立下がりから

始まる消去タイミングの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,実際のチャネルビットク

ロック長 の分数の形で

表 14 による。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

表 14 で規定しない

ビットの組合せは使用してはならない。

バイト 93:中間速度での消去の進み時間 dT

era

このバイトのビット

7

4

は,中間速度で記録するときに,

NRZI

チャネルビットの立下がりから

始まる消去タイミングの進み時間を示す(

附属書 参照)。この値は,実際のチャネルビットク

ロック長 の分数の形で

表 14 による。ビット

3

0

は“

0000

”に設定する。

  なお,

表 14 で規定しないビットの組合せは使用してはならない。


47

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 14−消去パルスの進み時間

ビット 7∼4

進み時間 dT

era

 (T)

0000 4/16 
0001 5/16 
0010 6/16 
0011 7/16 
0100 8/16 
0101 9/16 
0110 10/16

0111 11/16

1000 -4/16 
1001 -3/16 
1010 -2/16 
1011 -1/16 
1100 0 
1101 1/16

1110 2/16 
1111 3/16

バイト 9495:予備

これらのバイトは,すべて(

00

)に設定する。

第 

情報ゾーンのフォーマット

15

情報ゾーンの概要

情報ゾーンは,ディスクのデータ交換にかかわるすべての情報を格納する。情報ゾーンは,リードイン

ゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンの三つの部分で構成する。

両面ディスクでは,一つの面に

一つの情報ゾーンをもつ。データゾーンは,ユーザの記録するデータを格納する場所とする。リードイン

ゾーンは,制御情報を格納する。リードアウトゾーンは,データゾーンに連続し,制御情報を格納する。

内周部及び外周部に設けた機器エリアは,ディスクの試験のために使用する。

リードインゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンは,一つの連続した記録可能な領域として認

識し,記録は相変化現象を利用して行う。

16

情報ゾーンのレイアウト

片面ディスクの情報ゾーン及び両面ディスクの各面の情報ゾーンは,

表 15 のように分割する。表 15 

幾つかのゾーンは,その場所の存在する半径を示しているが,それはそのゾーンの最初又は最後のトラッ

クの中央部の位置を示す公称値となる。


48

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 15−全面フォーマットした情報ゾーンのレイアウト

ゾーン

内容

公称半径

mm

開始セクタ番号

物理セクタ数

イニシャルゾーン

開始 22.000 (01D830) 公称 52 304

インナーディスクテストゾーン

開始 23.400 (02A480)

2

048

インナードライブテストゾーン

 (02AC80)

12

288

ガードゾーン 1

(02DC80)

512

予約ゾーン 1

開始 23.782 (02DE80)

4

096

予約ゾーン 2

開始 23.886 (02EE80)

64

インナーディスク認識ゾーン   (02EEC0)

256

予約ゾーン 3

(02EFC0)

64

リファレンスコードゾーン

開始 23.896 (02F000)

32

バッファゾーン 1

(02F020)

480

制御データゾーン

(02F200)

072

リードイン

バッファゾーン 2

(02FE00)

512

データ

データゾーン

開始 24.000 (030000)  2

295

104

バッファゾーン 3

開始 58.000 (260540)

768

アウターディスク認識ゾーン   (260840) 256

ガードゾーン 2

(260940)

096

予約ゾーン 4

開始 58.053 (261940)

4

096

アウタードライブテストゾーン

 (262940)

12

888

アウターディスクテストゾーン

 (265940)

2

048

リードアウト

ガードゾーン 3

開始 58.246

終了≧58.500

(266140)

公称 24 400

16.1

物理セクタ番号(PSN

データゾーンの最初の物理セクタは,

PSN (030000)

とする。

PSN

はすべての情報ゾーン内で,そのアド

レスは一つずつ増加する(

図 22 参照)。

 
 
 
 (02FFFF)    (030000)

図 22−物理セクタの番号付け

17

リードインゾーン

リードインゾーンは,情報ゾーンの内周側にあり,

図 23 で示す部分で構成する。

リードインゾーン

リードアウトゾーン

データゾーン

情報ゾーン

PSN

アドレス

ディスク半径


49

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 23 では,各部分の最初の物理セクタ番号及び最後の物理セクタを,

16

進法及び

10

進法で表示してお

り,各部分に含む物理セクタ数を,

10

進法で表示する。

初めて使用するディスクには,リードインゾーンにデータは何もない。ディスクのファイナライズ後,

17.117.12 に従って,リードインゾーンに記録しなければならない。

17.1

イニシャルゾーン

イニシャルゾーンでのデータフレームの主データは,記録時に,すべて

 (00)

に設定する。イニシャル

ゾーンでの記録は,最大半径

22.6 mm

から開始する。この規格は,イニシャルゾーンの物理セクタ数を規

定しない。

注記

データゾーンの最初の物理セクタの物理セクタ番号を大きくすることによって,

0

以下の物理

セクタ番号がイニシャルゾーンに現れないようにする。

17.2

インナーディスクテストゾーン

2 048

個の物理セクタをディスク製造業者の試験用に割り当て,このゾーンの主データは,

(00)

に設定

する。

17.3

インナードライブテストゾーン

12 288

個の物理セクタをドライブ試験及び

OPC

アルゴリズム用に割り当て,このゾーンの主データは

(00)

に設定する。

17.4

ガードゾーン 1

このガードゾーンは,ユーザデータを含む情報ゾーンを試験書込みゾーンから分離するための緩衝領域

として使用する。このゾーンを記録するとき,主データは

 (00)

に設定する。このゾーンは,

512

個の物理

セクタからなる。

17.5

予約ゾーン 1

予約した

4 096

個の物理セクタ(

256

個の

ECC

ブロック)

。使用しない場合は,すべてのバイトを

 (00)

設定する。

17.6

予約ゾーン 2

予約した

64

個の物理セクタ。使用しない場合は,すべてのバイトを

 (00)

に設定する。


50

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 23−インナードライブ領域

17.7

インナーディスク識別ゾーン

256

個の物理セクタは,データ交換の情報用のために割り当てる。

1

個の

ECC

ブロックからなる

16

個の

物理セクタの各集合は,箇条 22 に示すディスク制御ブロック

 (DCB)

とするか,又はすべての主データを

(00)

で記録するかのいずれかとする。このゾーンでは,主データをすべて

 (00)

で記録した

ECC

ブロック

物理セクタ 192 127

物理セクタ 175 231

物理セクタ 187 520

物理セクタ 188 032

物理セクタ 192 511

物理セクタ 173 183

物理セクタ 187 519

物理セクタ 188 031

物理セクタ 192 191

物理セクタ 192 543

物理セクタ(02DC7F)

物理セクタ(02DE7F)

物理セクタ(02DC80)

物理セクタ(02EE7F)

物理セクタ(02DE80)

物理セクタ(02EE80)

物理セクタ(02EEBF)

物理セクタ(02EFBF)

物理セクタ(02A47F)

物理セクタ(02EFFF)

イニシャルゾーン

すべての物理セクタで

主データを(00)に設定

データゾーン

インナーディスクテストゾーン

2048 物理セクタ

予約ゾーン 1

4096 物理セクタ

インナーディスク識別ゾーン

256 物理セクタ

制御データゾーン

3 072 物理セクタ

リファレンスコードゾーン

32 物理セクタ

インナードライブテストゾーン

12 288 物理セクタ

物理セクタ(02A480)

物理セクタ 173 184

物理セクタ(02AC80)

物理セクタ(02AC7F)

物理セクタ 175 232

ガードゾーン 1 
512 物理セクタ

主データを(00)に設定

予約ゾーン 2

64 物理セクタ

物理セクタ 192 128

物理セクタ(02EEC0)

物理セクタ 192 192

予約ゾーン 3

64 物理セクタ

物理セクタ(02EFC0)

物理セクタ 192 447

物理セクタ 192 448

物理セクタ 192 512

物理セクタ(02F000)

バッファゾーン 1

480 物理セクタ

主データを(00)に設定

物理セクタ 192 544

物理セクタ(02F01F)

物理セクタ(02F020)

バッファゾーン 2

512 物理セクタ

主データを(00)に設定

物理セクタ(02F1FF)

物理セクタ(02FDFF)

物理セクタ(02FFFF)

物理セクタ(030000)

物理セクタ(02F200)

物理セクタ(02FE00)

物理セクタ 193 023

物理セクタ 193 024

物理セクタ 196 095

物理セクタ 196 096

物理セクタ 196 607

物理セクタ 196 608


51

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

に続く各

ECC

ブロックも,主データはすべて

 (00)

を記録しなければならない。

17.8

予約ゾーン 3

予約した

64

個の物理セクタ。使用しない場合は,すべてのバイトを

 (00)

に設定する。

17.9

リファレンスコードゾーン

記録済みのリファレンスコードゾーンは,ディスク上で特定のチャネルビットパターンを生成する二つ

ECC

ブロックからなる

32

個の物理セクタで構成する。各々の対応するデータフレームのすべての

2 048

主データバイトを

 (AC)

に設定する。さらに,各

ECC

ブロックの最初のデータフレームの最初の

160

主デ

ータバイトに適用する以外に,これらのデータフレームにスクランブルを適用してはならない。

17.10

バッファゾーン 1

このゾーンは,

30

個の

ECC

ブロックすなわち

480

個の物理セクタで構成する。このゾーンのデータフ

レームの主データは,すべて

 (00)

に設定する。

17.11

制御データゾーン

このゾーンは,

192

個の

ECC

ブロックすなわち

3 072

個の物理セクタで構成する。各

ECC

ブロックの

16

個の物理セクタの内容は,ほかで規定しない限り

192

回繰り返す。制御データブロックの構造を,

24 に示す。

物理フォーマット情報

2 048 バイト

ディスク製造情報

2 048 バイト

出版元情報

14×2 048 バイト

図 24−制御データブロックの構造

17.11.1

物理フォーマット情報

この情報は,

表 16 に示す

2 048

バイトで構成する。これは,ディスク及びフォーマット情報を含む。


52

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 16−物理フォーマット情報

バイト番号

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号 1

1

ディスクサイズ 1

2

ディスク構造 1

3

記録密度

1

4∼15

データゾーン位置の指定 12

16

一般フラッグビット 1

17

ディスク応用コード 1

18

拡張情報の有無の参照子 1

19∼26

ディスク製造業者 ID 8

27∼29

メディアタイプ ID 3

30

ディスクの改訂履歴番号 1

31 ADIP のバイト 63 までに使用している物理フォーマット情報の数 1

32∼63

基本記録ストラテジのパラメタ 32

64∼95 EI ブロック 0 32

96∼127 EI ブロック 1 32

128∼159 EI ブロック 2 32 
160∼191 EI ブロック 3 32 
192∼223 EI ブロック 4 32 
224∼255 EI ブロック 5 32

256∼2 047

予備  すべて(00) 1

792

表 17−物理フォーマット情報(続き)

(対応国際規格にある

表 17 は,表 16 に統合したため,不採用とした。)

バイト

0

から

255

の情報は,ディスクを初期化するときに

ADIP

データから複写し,データゾーンの終

了位置を変更した場合など,ディスクの実際の状態を反映するように変更する。すべての

256

バイトは同

じフォーマットで定義し,

表 及び 14.4.2 で定義する物理フォーマット情報と同じ内容をもつ。ただし,

次のバイトは除く。

バイト 1:ディスクサイズ及び最大転送レート

ビット

b

7

b

4

は,14.4.2 

バイト と同じとする。

ビット

b

3

b

0

は,最大再生転送レートを定義する。

これらのビットは,アプリケーションが必要とする最大のリードアウト速度によって決まる次の

値のうちの一つに設定してもよい。

  “

0000

”に設定する場合,

 2.52 Mbits/s

の最大転送レートを示す(27.3 

注記参照)。

  “

0001

”に設定する場合,

 5.04 Mbits/s

の最大転送レートを示す(27.3 

注記参照)。

  “

0010

”に設定する場合,

10.08 Mbits/s

の最大転送レートを示す。

  “

1111

”に設定する場合,最大転送レートを規定しないことを示す。

その他のすべての組合せは予備であり,それらを使用してはならない。

バイト 415:データゾーン位置の指定

バイト

4

8

は,14.4.2 

バイト 4と同じとする。

バイト

9

11

が,制御データゾーンの最初の

16

個の

ECC

ブロックにある場合,それらは,デー


53

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

タゾーン記録部の最後の物理セクタのセクタ番号を設定する。

バイト

9

11

が,残りの

176

個の

ECC

ブロックにある場合,それらすべてに,データゾーン記録

部の最後の物理セクタのセクタ番号を設定するか,又はそれらすべてに,データゾーンが取り得

る最後の物理セクタの

PSN2 491 711

を示す

 (26053F)

に設定する。

バイト

12

15

は,14.4.2 

バイト 1215 と同じとする。

バイト 16:一般フラッグビット

すべて(

00

)に設定する。

注記

対応国際規格では,この細分箇条において,コピープロテクションシステムを使用する

場合のビット設定ついて規定しているが,この規格では不要であり,不採用とした。

バイト 2562 047:予備

これらの残りのバイトは,予備で,すべて

 (00)

に設定する。

17.11.2

ディスク製造情報

この規格では,これら

2 048

バイトの形式及び内容を規定しない。これらは,データ交換時には無視す

る。

17.11.3

出版元情報

これら

28 672

バイトは,すべて(

00

)に設定する。

どのような場合でも,ホストから受信したデータは,このフィールドに記録してはならない。

注記

レコーダ及びドライブは,ユーザが任意に定義した数値をフィールドに何らかの方法で記録す

るように作られているか又は記録できるようにこれらの機器を容易に改造できるとき,このド

ライブは,回避装置とみなす。

17.12

バッファゾーン 2

この記録済みゾーンは,

32

個の

ECC

ブロックすなわち

512

個の物理セクタで構成する。このゾーンで

は,データフレームの主データは,すべて(

00

)に設定する。

注記

対応国際規格では,この細分箇条において,コピープロテクションシステムを使用する場合の

設定について規定しているが,この規格では不要であり,不採用とした。

18

データゾーン

ユーザデータを記憶するための

2 295 104

個の物理セクタで構成する。データゾーンの開始半径は,物理

ADIP

アドレス(

00C000

)の位置によって決定し,最大終了半径は,物理

ADIP

アドレス(

098150

)の位

置によって決定する(14.4.1.1 

ビット 223 及び 13.7.1 参照)。

19

リードアウトゾーン

リードアウトゾーンは,情報ゾーンの外周側に位置する。リードアウトゾーンは,

図 25 で示す部分で構

成する。

各部分の最初及び最後の物理セクタの物理セクタ番号は,

図 25 では

16

進法及び

10

進法で表示し,

各部分に含む物理セクタ数は,

10

進法で表示する。

19.1

バッファゾーン 3

この記録済みのゾーンは,

768

個の物理セクタで構成する。バッファゾーン

3

の開始位置は,

260540

以下とする。このゾーンのデータフレームの主データは,すべて(

00

)に設定する。

19.2

アウターディスク識別ゾーン

256

個の物理セクタは,データ交換の情報用のために割り当てる。

1

個の

ECC

ブロックすなわち

16

個の


54

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

物理セクタの各集合は,ディスク制御ブロック(

DCB

)とするか,すべて(

00

)の主データで記録してい

るかのいずれかとする。このゾーンの内容は,最後のインナーディスク識別ゾーンの内容と等しくなけれ

ばならない。

19.3

ガードゾーン 2

このガードゾーンは,ユーザデータを含む情報ゾーンを,テスト記録ゾーンから分離するための緩衝領

域として使用する。このゾーンは,主データをすべて(

00

)に設定した最小限

4 096

個の物理セクタで構

成する。

 

図 25−リードアウトゾーン

19.4

予約ゾーン 4

4 096

個の物理セクタを予約し,これらはすべて

 (00)

に設定する。

19.5

アウタードライブテストゾーン

ドライブ試験及び

OPC

アルゴリズム用に予約した

12 288

個の物理セクタで構成する。

19.6

アウターディスクテストゾーン

2 048

個の物理セクタをディスク製造業者の試験用に予約する。

19.7

ガードゾーン 3

このゾーンは,主データを(

00

)に設定した

24 400

個の物理セクタで構成する。

物理セクタ 2 491 712

物理セクタ 2 492 479

物理セクタ 2 492 480

物理セクタ(260540)

データゾーン

バッファゾーン 3

768 物理セクタ

アウターディスク識別ゾーン

256 物理セクタ

ガードゾーン 2

4 096 物理セクタ

主データを(00)に設定

物理セクタ 2 492 735

物理セクタ 2 492 736

物理セクタ 2 496 831

物理セクタ(26083F)

物理セクタ(260840)

物理セクタ(26093F)

物理セクタ(260940)

物理セクタ(26193F)

予約ゾーン 4

4 096 物理セクタ

ガードゾーン 3

24 400 物理セクタ

主データを(00)に設定

アウタードライブテストゾーン

12 288 物理セクタ

アウターディスクテストゾーン

12 288 物理セクタ

物理セクタ(261940)

物理セクタ 2 496 832

物理セクタ(26293F)

物理セクタ(262940)

物理セクタ(265940)

物理セクタ(266140)

物理セクタ(26593F)

物理セクタ(26613F)

物理セクタ(26C08F)

物理セクタ 2 500 927

物理セクタ 2 500 928

物理セクタ 2 513 215

物理セクタ 2 513 216

物理セクタ 2 515 263

物理セクタ 2 515 264

物理セクタ 2 539 663


55

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

20

論理セクタ番号の割当て(LSN

論理セクタ番号

 (LSN)

は,最初の

PSN

030000

)に位置する

LSN 0

から,データゾーンの終わりの位

置まで,連続して割り当てる(

附属書 参照)。

21

フォーマッティング

情報ゾーンのすべての領域が記録済みの場合は,ディスクは完全にフォーマットしているとみなす。

ECC

ブロックの主データバイトは,ユーザデータを含むことができるか,又はすべてのバイトを

 (00)

に設定

したダミーデータに設定することができる。ダミーデータに設定した

ECC

ブロックを含むすべての

ECC

ブロックは,箇条 13 に従って記録しなければならない。

リードインゾーンに,少なくともインナーディスクテストゾーン,インナードライブテストゾーン,ガ

ードゾーン

1

,予約ゾーン

1

,予約ゾーン

2

,インナーディスク識別ゾーン,予約ゾーン

3

,リファレンス

コードゾーン,バッファゾーン

1

,制御データゾーン及びバッファゾーン

2

が記録済みの場合は,ディス

クが部分的にフォーマットしているとみなす。

ディスクの状態を示すために,ディスク識別ゾーンに,フォーマッティングディスク制御ブロック

(FDCB)

を記録しなければならない(22.2 参照)

注記

再生専用ドライブによるデータ読出しを可能にするために,ディスクをフォーマットするか,

又はシーケンシャル記録を行う。

フォーマッティングは,プリフォーマッティング及びバックグラウンドフォーマッティングの二つの方

法で行うことができる。また,フォーマッティングなしでシーケンシャル記録を行うこともできる。

1

)

プリフォーマッティング  多くの記録メディアで使用されている従来からのフォーマッティング方

法。プリフォーマッティング処理後,ディスクは完全にフォーマットする。プリフォーマッティン

グ処理が完了するまで,ディスクにユーザデータを記録してはならない。

プリフォーマッティング処理は,次のステップで行う。

リードインゾーンの記録

データゾーンの記録

リードアウトゾーンの記録

データゾーンのベリファイ(任意)

21.1.1 及び 21.2.4 参照)

2

)

バックグラウンドフォーマッティング  アプリケーションからアクセスしていない間にドライブ自

身によって実行するフォーマット方法。バックグラウンドフォーマッティング処理中に,ユーザデ

ータをディスクに記録してもよい。初期化ステップの後は,いつでもディスクが交換可能となる。

バックグラウンドフォーマッティング処理は,次のステップで行う。

初期化

デアイシング(21.2.2 参照)

ファイナライゼーション

ベリフィケーション

未使用のディスクには,常に初期化を適用するが,他のステップは任意とする。

ディスクを使用する

3

番目の方法を次に示す。

3

)

フォーマッティングなしのシーケンシャル記録  この場合,データゾーンの最後の部分に続いてデ

ータを追記することによって,ディスクへの記録を行う。


56

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

21.1

プリフォーマッティング

プリフォーマッティングを適用する場合,ユーザデータをディスクに記録する前にこれを行わなければ

ならない。

インナーディスク識別ゾーン及びアウターディスク識別ゾーンには,プリフォーマッティングを実行中

であることを示す

FDCB

を 22.2 によって記録しなければならない。

他のすべてのゾーンは,箇条 17,箇条 18 及び箇条 19 によって記録する。

ディスクが完全にフォーマッティングした後,そのディスクを取り出す前に,ドライブは

FDCB

を更新

しなければならない。

21.1.1

ベリフィケーション

任意選択的にデータゾーンをべリファイすることができる。この処理中に,データゾーンのすべての

ECC

ブロックが正確に記録されているかどうかを検査する。

21.2

バックグラウンドフォーマッティング

プリフォーマッティング処理にはかなり時間がかかるため,ユーザが空ディスクをすぐに使用したい場

合には,プリフォーマッティングの代わりに,バックグラウンドフォーマッティングを使用することがで

きる。バックグラウンドフォーマッティング処理するとき,最小限のデータ量だけをディスクに記録し,

その後,アプリケーションがディスクを使用することができる。バックグラウンドフォーマッティングを

許可しているディスクに対し,アプリケーションがディスクにアクセスしていない間に,ドライブがフォ

ーマッティングを更に進めることができる。未記録領域にユーザデータを記録することは,その領域をフ

ォーマットしているとみなす。

21.2.1

初期化

バックグラウンドフォーマッティング処理するときは,リードインゾーンのインナーディスクテストゾ

ーン,インナードライブテストゾーン,ガードゾーン

1

,予約ゾーン

1

,予約ゾーン

2

,インナーディスク

識別ゾーン,予約ゾーン

3

,リファレンスコードゾーン,バッファゾーン

1

,制御データゾーン及びバッフ

ァゾーン

2

の記録から始めるのがよい(

表 15 参照)。いかなる場合でも,ディスクの取出し前に,これら

の領域を記録する。

インナーディスク識別ゾーンには,22.2 に従って,

FDCB

を記録しなければならない。箇条 17 に従って,

他のすべてのゾーンを記録しなければならない。

リードアウトゾーンのバッファゾーン

3

,アウターディスク識別ゾーン及びガードゾーン

2

を記録する

ことができる(任意)

初期化後に,アプリケーションがディスクを利用することができる。

21.2.2

デアイシング

デアイシングは,データゾーンのすべての

ECC

ブロックにデータを記録する処理とする。デアイシング

中は,データゾーンの未記録領域には,すべて

 (00)

のバイトを含む

ECC

ブロックか,又は,アプリケー

ションが要求したときはユーザデータを記録する。テンポラリリードアウトをもつ部分的にフォーマット

したディスクをデアイシング処理する場合は,データフレームの

ID

フィールドのビット

b

27

b

26

を“

00

に設定し,データゾーンをもつことを示す

ECC

ブロックで,テンポラリリードアウトを上書きする(21.3

参照)

すべて記録済みの領域は,インナー(及びアウター)ディスク識別ゾーンの中のフォーマットディスク

制御ブロック

 (FDCB)

のフォーマットビットマップに登録しなければならない。アプリケーションがドラ

イブにディスクアクセスを要求しないときは,ドライブが制御するデアイシング処理をバックグラウンド


57

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

で続行することができる。アプリケーションがディスクアクセスを要求するときは,デアイシング処理を

一時中断して,ディスクの制御をアプリケーションに返す。未記録領域へアプリケーションによって要求

した記録の結果は,

FDCB

に登録する。バックグラウンドでデアイシングを行っているときは,ドライブ

FDCB

の更新を行うことが望ましい。バックグラウンドでデアイシングを行っている最中にディスク取

出しの要求があるときは,ドライブは,

FDCB

を更新した後にディスクを排出する。

21.2.3

ファイナライゼーション

デアイシング処理が終了し,データゾーンのすべての領域が記録済みとなったときは,ドライブは,箇

条 19 によって,リードアウトゾーンを追記しなければならない。

アウターディスク識別ゾーンは,インナーディスク識別ゾーンと同じ

DCB

を含まなければならない(箇

条 22 参照)

箇条 17 によってイニシャルゾーンを追加することによって,

リードインゾーンの記録を完了しなければ

ならない。

21.2.4

ベリフィケーション(任意)

ベリフィケーションは,データゾーンのすべての

ECC

ブロックを読み取り,検査する処理とする。

ECC

ブロックが信頼できないと判明した場合,欠陥管理システムを用いて,このブロックを置換することがで

きる。

インナーディスク識別ゾーン及びアウターディスク識別ゾーンの中のフォーマットディスク制御ブロッ

 (FDCB)

の最終ベリファイアドレス

 (LVA)

ポインタには,ベリファイ済みの領域が登録されなければ

ならない。ディスクをアクセスしていない間は,ドライブが制御するベリフィケーション処理をバックグ

ラウンドで続行することができる。アプリケーションがディスクのアクセスを要求するときは,ベリフィ

ケーション処理を一時中断して,ディスクの制御をアプリケーションに返す。バックグラウンドでベリフ

ィケーションを行うときは,ドライブは

FDCB

の更新を続ける方がよい。バックグラウンドでベリフィケ

ーションが行っている最中にディスク取出しの要求があるときは,ドライブは,ディスクを排出する前に

FDCB

を更新しなければならない。

21.3

フォーマッティングなしのシーケンシャル記録

ディスクをシーケンシャル記録だけで使用する場合,ディスクを排出する前に,最後に記録したユーザ

データの直後にテンポラリリードアウトゾーンを記録した方がよい。アプリケーションは,テンポラリリ

ードアウトゾーンをユーザデータで上書きすることによって,ディスクに追加データを書き込むことがで

きる。その場合,新しいテンポラリリードアウトゾーンをユーザデータ直後に続いて記録する。

FDCB

でのフォーマット状態(22.2 参照)は,

“一部フォーマット済み”に設定し,最終記録アドレスは,

最後に連続して記録したデータゾーンの

ECC

ブロックの最後の

PSN

に設定する。その場合には,フォー

マットビットマップを使用してはならない。他のすべてのビットはそれらに応じて適切に設定する。

テンポラリリードアウトゾーンは,次のルールを満たさなければならない。

テンポラリリードアウトゾーン中のデータフレームの

ID

フィールドのビット

b

27

b

26

は,リードアウ

トゾーンを示す“

10

”に設定する。

テンポラリリードアウトゾーンの長さは,

表 18 で示す規則に従うのがよいが,少なくとも

64ECC

ロックでなければならない。


58

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 18−テンポラリリードアウトゾーンの終了位置

データゾーンの記録部分の長さ(終了半径) テンポラリリードアウトゾーンの終了位置(半径)
34.0 mm 以下の場合 35.0

mm  最小

34.0 mm∼57.5 mm の場合

データゾーン終了半径+1.0 mm  最小

57.5 mm∼58.0 mm の場合 58.5

mm

テンポラリリードアウトゾーンの主データはすべて

 (00)

がよい。

テンポラリリードアウトゾーンの

49

番目∼

64

番目の

ECC

ブロックには,19.2 によって,テンポラリ

アウターディスク識別ゾーンを含むことができる(任意)

テンポラリリードアウトゾーンの終了位置と半径

58 mm

に位置するバッファゾーン

3

の間に,未記録

領域があってもよい。

22

ディスク制御ブロック

ディスク制御ブロックは,この規格で規定したディスクの互換性を保つための追加情報を含んでいる。

DCB

は,ディスクのインナー識別ゾーン及びアウターディスク識別ゾーンに記録する。新たに

DCB

を定

義する場合,互換性を確保するため,最初の

40

個のデータバイトは,同じフォーマットでなければならな

い。フォーマット処理の状態を反映し,何らかの一般情報を保持するために,特別な

DCB

を定義する。

DCB

のタイプ,すなわち,

(00000000)

(FFFFFFFE)

又は

 (FFFFFFFF)

以外の何らかの特定な内容を

示す記述子は,インナーディスク識別ゾーン及びアウターディスク識別ゾーンで,それぞれ一度だけ現れ

る。

22.1

ディスク制御ブロックのフォーマット

各ディスク制御ブロックの主データを,

表 19 に示す。

表 19−ディスク制御ブロックのフォーマット

DCB の物理セクタ

主データのバイト位置

内容

0 D

0

∼D

3

内容記述子

0 D

4

∼D

7

 DCB の内容及び使用方法が不明な場合の処理

0 D

8

∼D

39

ドライブ ID

0 D

40

∼D

2 047

特有の内容記述子

1∼15 D

0

∼D

2 047

特有の内容記述子

バイト D

0

D

3

:内容記述子

00000000

)の場合,

DCB

は使用してない。

これに続くインナーディスク認識ゾーン及びアウターディスク認識ゾーンのすべ

ての

DCB

の内容記述子は,

00000000

)に設定する。

残りすべてのバイト,

表 19 の物理セクタ

0

D

4

D

2 047

及び物理セクタ

1

15

D

0

D

2 047

は,

00

)に設定する。

46444300

)に設定する場合,この

DCB

は,22.2 で定義する。

57444300

)に設定する場合,この

DCB

は,22.3 で定義する。

FFFFFFFE

)に設定する場合,この

DCB

は,不良であり使用してはならない。

FFFFFFFF

)に設定する場合,この

DCB

は,事前に使用したものであり,現在は再利用可能


59

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

とする。

残りすべてのバイト,

表 19 の物理セクタ

0

D

4

D

2 047

及び物理セクタ

1

15

D

0

D

2 047

は,

00

)に設定する。

内容記述子の他のすべての値は予備とする。

インナーディスク識別ゾーン又はアウターディスク識別ゾーンに追加した新しい各

DCB

は,最

初の有効な未使用の

DCB

[内容記述子=

(00000000)

又は

 (FFFFFFFF)

]の場所に記録する。

セションのインナーディスク識別ゾーンで,

00000000

FFFFFFFE

)又は(

FFFFFFFF

)に設定

しない内容記述子をもつ各

DCB

は,個々のセションのアウターディスク識別ゾーンで,同一の

DCB

をもたなければならない。インナーディスク識別ゾーンにある

DCB

の現れる順序は,アウ

ターディスク識別ゾーンにある

DCB

の現れる順序と必ずしも同じではない。

バイト D

4

D

7

DCB の内容及び使用方法が不明な場合の処理

これらのビットは,

DCB

の内容及び使用方法をドライブが判定できない場合(例えば,内容記述

子が既知の値に設定していない場合)の処理を規定する。これらのバイトは個々の

32

ビットで構

成するフィールドを形成する。

ビット

b

31

b

4

予備

これらのビットは,すべて“

0

”に設定する。

ビット

b

3

 DCB

更新

1

”に設定する場合,現

DCB

を更新することはできない。その他の場合は,

0

”に設定する。

ビット

b

2

フォーマット

1

”に設定する場合,ディスクの再フォーマットはできない。

ビット

b

1

 DCB

読取り保護

1

”に設定した場合,この

DCB

の中の情報は,再生機器内部だけによる使用

を意味し,再生機器外に転送してならない。それ以外では,

0

”に設定する。

ビット

b

0

データゾーン記録

1

”に設定する場合,データゾーンでの記録はできない。それ以外では,

0

に設定する。

バイト D

8

D

39

:ドライブ ID

バイト

D

8

D

39

は固有の記述子を含み,

DCB

を書き込むドライブを識別する。この固有のドライ

ブ識別子のフォーマットは,次による。

バイト

D

8

D

23

ドライブの製造業者を識別する。この名前は,ISO/IEC 4873 に従って,

G0

集合からの

文字及び

SPACE

文字によって表示する。残りのバイトは,使用しない場合(

00

)に設定す

る。

バイト

D

24

D

35

ドライブのモデル名/型番号を識別する。このモデル名/型番号は,ISO/IEC 4873 に従

って,

G0

集合からの文字及び

SPACE

文字によって表示しなければならない。残りのバイ

トは,使用しない場合(

00

)に設定する。

バイト

D

36

D

39

ドライブ固有のシリアル番号を含む。この

4

バイトは,一つの

32

ビットの

2

進数で構成


60

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

する。

バイト D

40

D

2 047

:内容記述子に特有のバイト

これらのバイトは,実際の内容記述子の値をもつ

DCB

のフォーマット記述で定義する。

物理セクタ 115 バイト D

0

D

2 047

:内容記述子に特有のバイト

これらのバイトは,実際の内容記述子の値をもつ

DCB

のフォーマット記述で定義する。

22.2

フォーマッティング DCBFDCB)のフォーマット

インナーディスク認識ゾーン及びアウターディスク識別ゾーンは,両方ともディスクの状態を反映する

1

個の

DCB

を含まなければならない。インナーディスク認識ゾーン及びアウターディスク識別ゾーンの

FDCB

は同一であり,

表 20 で定義する内容をもたなければならない。

物理セクタ バイト D

0

D

3

:内容記述子

これらのバイトは,フォーマット

DCB

を識別し,

46444300

)に設定する。これは,文字“

FDC

”及び

バージョン番号

0

を示す。

物理セクタ バイト D

4

D

7

:内容記述子が不明な場合の処理

0000000D

)に設定する。この

DCB

がドライブが理解できない場合,

DCB

を更新したり,ディスクを

再フォーマット化したりしてはならない。また,ドライブからホストコンピュータへ

DCB

情報を転送す

ることはできるが,データゾーンへの記録はできない。

物理セクタ バイト D

8

D

39

:ドライブ ID

これらのバイトは,22.1 で規定するとおり,ドライブ

ID

を含む。

物理セクタ バイト D

40

D

43

FDCB 更新回数

これらのバイトは,

FDCB

が更新動作が行われた回数を示す。

FDCB

を生成すると,このフィールドは,

00000000

)に設定し,

FDCB

を再書込みするごとに,

1

ずつ増加する。

表 20FDCB のフォーマット

ECC ブロック

の物理セクタ

主データの

バイト位置

内容

バイト数

0 D

0

∼D

3

内容記述子 4

0 D

4

∼D

7

内容記述子が不明な場合の処理 4

0 D

8

∼D

39

ドライブ ID 32

0 D

40

∼D

43

 FDCB 更新回数 4

0 D

44

∼D

47

フォーマット状態及びモード 4

0 D

48

∼D

51

最終記録アドレス 4

0 D

52

∼D

55

最終ベリファイアドレス 4

0 D

56

∼D

59

ビットマップ開始アドレス 4

0 D

60

∼D

63

ビットマップ長 4

0 D

64

∼D

95

ディスク ID 32

0 D

96

∼D

127

アプリケーションに依存するバイト 32

0 D

128

∼D

191

 DCB リスト 16×4

0 D

192

∼D

2 047

予備(00)に設定 1

856

1∼9 D

0

∼D

2 047

フォーマッティングビットマップ

9×2 048

10∼15 D

0

∼D

2 047

予備(00)に設定

6×2 048

物理セクタ バイト D

44

D

47

:フォーマット状態及びモード

バイト D

44

:フォーマット状態フラグ(表 20A 参照)


61

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 20A−フォーマット状態

ビット 7∼6

ビット 5

ビット 4∼0

フォーマット

状態

フォーマッテ

ィング開始

予備

ビット

7

6

00

”  ディスクは,フォーマットしていない。

01

”  ディスクは,部分的にフォーマットしている。

10

”  ディスクは,ユーザによって完全にフォーマットしている。

11

”  ディスクは,製造業者によって完全にフォーマットしている。

ビット

5

0

”  ディスク上の

FDCB

は,ディスクの実際の状態を反映する。

1

”  ドライブのフォーマット処理を実行中であり,ディスク上の

FDCB

は,ディスク

の実際の状態を反映しなくてもよい。

ビット

4

0

:予備。

バイト D

45

:ベリファイ状態フラグ(表 20B 参照)

表 20B−ベリファイ状態フラグ

ビット 7∼6

ビット 5∼0

ベリファイ状態

予備

ビット

7

6

00

”  ディスクは,ベリファイしていない。

01

”  ディスクは,部分的にベリファイしている。

10

”  ディスクは,ユーザによって完全にベリファイしている。

11

”  ディスクは,製造業者によって完全にベリファイしている。

ビット

5

0

:予備。

バイト D

46

:記録状態フラグ(表 20C 参照)

表 20C−記録状態フラグ

ビット 7

ビット 6∼5

ビット 4∼0

リードイン状態

リードアウト状態

予備

ビット

7

0

”  リードインは,

PSN (02A480)

(02FFFF)

まで記録している。

1

”  リードインは,完全に記録している。

ビット

6

5

00

”  リードアウトは,未記録とする。

01

”  テンポラリリードアウトは,記録済みとする。

10

”  リードアウトは,

PSN (260540)

(26193F)

の間,記録済みとする(箇条 19 及び

21.2.1 参照)。

11

”  リードアウトは,すべて記録済みとする。

ビット

4

0

:予備。

バイト D

47

:予備

(00)

に設定する。


62

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

物理セクタ バイト D

48

D

51

:最終記録アドレス(LWA

これらの

4

バイトは,

PSN (030000)

から開始するデータゾーン(リードアウトゾーン属性を含まない。

が連続して記録した部分の最後の

ECC

ブロックの最後の

PSN

を示す。

PSN (030000)

LWA

との間に未記録の

ECC

ブロックがあってはならない。

]これらを使用しない場

合,

LWA

 (00000000)

に設定する。

注記

古いドライブでは,最初の

ECC

ブロックが未記録の場合に,

LWA

(0002FFF)

又は

(00030000)

に設定することができる。この設定は,

(00000000)

と解釈するのがよい。

フォーマットが終了した後,

LWA

(00000000)

に設定してもよい。

物理セクタ バイト D

52

D

55

:最終ベリファイアドレス(LVA

これらの

4

バイトは,

PSN (030000)

から開始する連続して検証した領域の最後のアドレスを示す。これ

らを使用しない場合,

LVA

 (00000000)

に設定する。

物理セクタ バイト D

56

D

59

:ビットマップ開始アドレス(BSA

これらの

4

バイトは,フォーマットビットマップで表示される最初の

ECC

ブロックのアドレスを示す。

この値は,最終記録アドレスより小さいか,又は等しい。ディスクを完全にフォーマットした場合,又は

フォーマットビットマップを使用しない場合は,

(00000000)

に設定する。

物理セクタ バイト D

60

D

63

:ビットマップ長

これらの

4

バイトは,フォーマットビットマップで表示される

ECC

ブロックの番号を示す。ディスクを

完全にフォーマットした場合,又はフォーマットビットマップを使用しない場合は,

(00000000)

に設定す

る。

物理セクタ バイト D

64

D

95

:ディスク ID

これらの

32

バイトは,ディスクの初期化時に,統計上ランダムな

256

ビットの

2

進数で記録しなければ

ならない。

物理セクタ バイト D

96

D

127

:アプリケーションに依存するバイト

このフィールドは,

32

バイトで構成し,アプリケーションによる使用を目的に予約し,特定のコピー保

護データなどの情報を記録する。アプリケーションがこの設定を規定しない場合,バイトは

 (00)

に設定

する。

物理セクタ バイト D

128

D

191

DCB のリスト

実際に有効な

DCB

にアクセス時間と信頼性改善のために,これらの各ロケーションに含む

DCB

の内容

記述子を用いて,

インナーディスク情報ゾーン及びアウターディスク情報ゾーンの

16

個のロケーションを

示すリストを,格納するのが望ましい。

表 21 に従って,このリストをフォーマットしなければならない。

表 21DCB リストのフォーマット

ECC ブロック

の物理セクタ

主データの

バイト位置

内容

バイト数

0 D

128

∼D

131

ロケーション 0 にある DCB の内容記述子 4

0 D

132

∼D

135

ロケーション 1 にある DCB の内容記述子 4

0 :

:

:

0 D

(128

i

×

4)

∼D

(131

i

×

4)

ロケーション にある DCB の内容記述子 4

0 :

:

:

0 D

188

∼D

191

ロケーション 15 にある DCB の内容記述子 4


63

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

バイト D

(128

i

×

4)

D

(131

i

×

4)

:ロケーション にある DCB の内容記述子

4

バイトからなる各グループ情報によって,この

FDCB

が保持されているディスク識別ゾーン(インナ

ー又はアウター)に存在する,指定したロケーションにある

DCB

の内容記述子(22.1

バイト D

0

D

3

照)を表示しなければならない。

インナーディスク識別ゾーンのロケーション は,

PSN (02EEC0)

i×

16

から始まる

ECC

ブロックとす

る。

アウターディスク識別ゾーンのロケーション は,

PSN (260840)

i×

16

から始まる

ECC

ブロックとする。

DCB

のリストは,

FDCB

自体を含まなくてはならない。

FDCB

のロケーションは,

0

に制限されない。

これらを使用しない場合は,

DCB

のリストは,すべて

 (00000000)

に設定する。

注記

旧タイプのドライブでは,

DCB

のリストに情報を正確に反映できないかもしれない。

物理セクタ バイト D

192

D

2 047

:予備

これらのバイトは,予備で

 (00)

に設定する。

物理セクタ 1バイト D

192

D

2 047

:フォーマットビットマップ

FDCB

の物理セクタ

1

9

は,ビットマップを含む。この場合,各ビットは,

1

個の

ECC

ブロックの記

録状態を反映する。セクタ

1

の主データバイト

D

0

のビット

0 (lsb)

は,ビットマップ開始アドレスを示す

最初の

ECC

ブロックを表し,セクタ

1

の主データバイト

D

0

のビット

1

は,ビットマップ開始アドレスが

示す

ECC

ブロックの次の

ECC

ブロックを表す。ビットマップに後続する物理セクタ

1

9

の中の残りのす

べてのビットは,

0

”に設定する。

ビットマップの中の

ECC

ブロックは,シーケンス番号 で識別する。ここに,は,ビットマップ開始

アドレスで,

ECC

ブロックに対し,

0

から開始する。セクタ の主データバイト

D

m

のビット は,ビット

マップ開始アドレスから 番目の

ECC

ブロックを表す。

i

[(

k

1)

×

2 048

m

]

×

8

ここに,k

1

9

m

0

2 047

n

0

7

とする。

番目の

ECC

ブロックの最初の物理セクタのアドレスは,ビットマップ開始アドレス+i×

16

とする。

番目の

ECC

ブロックを表すビットを“

1

”に設定する場合,番目の

ECC

ブロックが未記録とする。

番目の

ECC

ブロックを表すビットを“

0

”に設定する場合,番目の

ECC

ブロックが記録済みとする。

物理セクタ 1015 バイト D

0

D

2 047

:予備

これらのセクタのすべてのバイトは,

(00)

に設定する。

22.3

書込み禁止 DCB 

(

WDCB

)

  のフォーマット

インナーディスク識別ゾーン及びアウターディスク識別ゾーンは,ディスクの書込み禁止状態を反映す

DCB

を任意に含んでもよい。インナー及びアウターディスク識別ゾーンの

WDCB

は,同一とし,その

内容は,

表 22 で定義する。


64

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 22WDCB のフォーマット

ECC ブロック

の物理セクタ

主データの 
バイト位置

内容

バイト数

0 D

0

∼D

3

内容記述子 4

0 D

4

∼D

7

内容記述子が不明な場合の処理 4

0 D

8

∼D

39

ドライブ ID 32

0 D

40

∼D

43

 WDCB 更新回数 4

0 D

44

∼D

47

書込み禁止動作 4

0 D

48

∼D

63

予備 (00) に設定 16

0 D

64

∼D

95

 WDCB パスワード 32

0 D

96

∼D

2 047

予備 (00) に設定 1

952

1∼15 D

0

∼D

2 047

予備 (00) に設定 15×2 048

物理セクタ バイト D

0

D

3

:内容記述子

これらのバイトは,書込み禁止

DCB

を示し,文字“

WDC

”及びバージョン番号

0

を表す

(57444300)

設定する。

物理セクタ バイト D

4

D

7

:内容記述子が不明な場合の処理

これは

 (0000000F)

に設定し,この

DCB

をドライブが判定できない場合に次の処理を行う。

DCB

を上書きしてはならない。

ディスクを再フォーマットしてはならない。

データゾーンへの書き込みを許可してはならない。

ドライブからホストコンピュータへの

DCB

情報の転送を許可してはならない。

物理セクタ バイト D

8

D

39

:ドライブ ID

これらのバイトは,22.1 で規定するとおり,ドライブ

ID

を含まなくてはならない。

物理セクタ バイト D

40

D

43

WDCB 更新回数

これらのバイトは,

WDCB

の更新動作の回数を示す。

WDCB

を生成すると,このフィールドは,

00000000

)に設定し,

WDCB

を再書込みするごとに,

1

ずつ増やす。

物理セクタ バイト D

44

D

47

:書込み禁止についての規定

この

4

バイトすなわち

32

ビットで一つのフィールドを構成し,これらのビットは,次の許容動作及び要

求動作を規定する。

ビット

b

31

b

8

予備。

これらのビットは,すべて“

0

”に設定する。

ビット

b

7

書込み禁止変更

0

”に設定する場合,書込み禁止状態のビット

b

6

b

0

を変更してもよい。

1

”に設定し,ホストから受信するパスワードがこの

DCB

WDCB

パスワードと同

じ場合には,書込み禁止状態のビット

b

6

b

0

を変更してもよい。

1

”に設定し,ホストから受信するパスワードがこの

DCB

WDCB

パスワードと異

なる場合には,書込み禁止状態のビット

b

6

b

0

を変更してはならない。

ビット

b

6

b

2

予備

これらのビットは,すべて“

0

”に設定する。

ビット

b

1

b

0

書込み禁止状態


65

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

11

”に設定する場合,ディスク上のいずれの領域にも記録してはならない。

10

”に設定する場合,

附属書 参照。

01

”に設定する場合,ディスク上のデータゾーン(リードインゾーンの最後とリード

アウトゾーンの最初との間のすべての領域)に記録してはならない。

00

”に設定する場合,ディスク上のすべての領域で記録することができる。

注記

データゾーン内のユーザデータ領域は,欠陥管理システムを使用した場合のユーザデータの格

納をさす。これは,可能な節約とディスクのデータゾーンにある欠陥管理システムのテーブル

領域を書込み禁止から除くことを意味する。この場合,欠陥管理システムは使用可能のままで

いることができる。

物理セクタ バイト D

48

D

63

:予備

これらのバイトは予備で,

(00)

に設定する。

物理セクタ バイト D

64

D

95

WDCB パスワード

これらのバイトは,ISO/IEC 4873 に従って,

G0

集合及び

SPACE

からの

32

文字までで構成するユーザ

定義のパスワードを含まなければならない。残りのバイトは,使用しない場合,

00

)に設定する。

WDCB

パスワードフィールドのすべてのバイトを

 (00)

に設定する場合,書込み禁止規定フィールドの

32

ビットはすべて“

0

”に設定する。

WDCB

パスワードフィールドをすべて

 (FF)

に設定する場合,ディスクは上書き禁止とする。書込み禁

止規定フィールドのビット

b

7

b

1

,及び

b

0

は“

1

”に設定する。

物理セクタ バイト D

96

D

2 047

:予備

これらのバイトは予備で,

(00)

に設定する。

物理セクタ 115 バイト D

0

D

2 047

:予備

これらのセクタのすべてのバイトは,

(00)

に設定する。

第 

グルーブの特性

23

概要

すべての記録は,グルーブ領域内だけで行う。グルーブの中心線は,トラックの平均的中心線から,位

相変調のある正弦波でウォブルしている。物理アドレス情報は,この位相変調のあるウォブルから復号で

きる。

ディスク上のグルーブ情報のフォーマットは,14.4 で定義する。箇条 による基準測定装置を使用する

ものとして,箇条 25 では,グルーブからの信号について規定する。

24

試験方法

24.1

環境

箇条 25 のすべての信号は,8.1.1 で定義する試験環境条件にあるディスクに対して規定範囲内とする。

24.2

基準測定装置

箇条 25 で規定するすべての信号は,箇条 による基準測定装置の指示したチャネルで測定する。この測

定装置は,これらの試験を目的として,次の特性を満たす。

24.2.1

光学系及び機械系

集束光ビームは,9.2 の a

)

i

)

で定義する。ディスクは,9.5 に従って,回転する。


66

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

24.2.2

読取りパワー

読取りパワーは,ディスクの入射面に入射したパワーとし,

0.7 mW

±

0.1 mW

とする。

24.2.3

読取りチャネル

測定装置には,二つの読取りチャネルがある。読取りチャネル

1

は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)で,

総光量の和信号

  (

I

1

I

2

)

とする。読取りチャネル

2

は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の後で,

2

分割し

た光量の差信号

  (

I

1

I

2

)

とする。これらのチャネルは,箇条 に従って実装する。

プッシュプル及びクロストラック信号は,読取りチャネルの信号を,カットオフ周波数

30 kHz

の一次低

域フィルタを通過させて測定する。

ウォブル信号は,読取りチャネルの信号を,周波数帯域

25 kHz

,傾斜:+

20 dB / decade

∼周波数帯域

4.0

MHz

,傾斜:−

20 dB / decade

の一次帯域フィルタを通過させて測定する。

24.2.4

トラッキング

信号の測定中は,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向トラッキングエラーは,

0.20 μm

以下とする。

さらに,

光ビームの焦点とトラックの中心との間の半径方向トラッキングエラーは,

0.022 μm

以下とする。

24.3

信号の定義

すべての信号は,フォトディテクタの出力電流に対して直線関係にあり,したがって,ディテクタの受

光パワーに対して直線関係にある。

 

図 26−トラックを交差するときの読取りチャネルでのグルーブ信号

プッシュプル信号

プッシュプル信号は,光ビームの焦点がトラックを交差するときの読取りチャネル

2

の信号で,フィル

タ通過後の正弦波状の差信号

  (

I

1

I

2

)

とする。半径方向のトラッキング用の信号として測定装置を用いる。

クロストラック信号

クロストラック信号は,光ビームの焦点がトラックを交差するときの読取りチャネル

1

の信号で,フィ

ルタ通過後の正弦波状の和信号

  (

I

1

I

2

)

とする。

0 レベル

半径位置

(I

1

I

2

)max

(I

1

I

2

)pp

(I

1

I

2

)min

(I

1

I

2

)pp

ランド

グルーブ


67

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

ウォブル信号

ウォブル信号 I

W

は,測定装置が最小限のトラッキング規定を満たすときの読取りチャネル

2

の信号で,

フィルタ通過後の正弦波状の差信号

  (

I

1

I

2

)

とする。

25

グルーブ信号の特性

25.1

位相深さ

グルーブの位相深さは,最大で

90

°とする。

25.2

プッシュプル信号

プッシュプル信号

PP

のピークからピークまでの値は,次の範囲とする。

a

)

記録前:

(

)

(

)

(

)

[

]

56

.

0

2

/

38

.

0

min

2

1

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

I

I

+

+

+

記録前のプッシュプル信号の最大の変動幅は,次による。

15

.

0

min

max

min

max

<

+

PP

PP

PP

PP

b

)

記録後:

(

)

(

)

(

)

[

]

56

.

0

2

/

25

.

0

min

2

1

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

I

I

+

+

+

c

)

未記録グルーブのプッシュプル信号に対する記録済みグルーブのプッシュプル信号の比率は,

0.75

1.25

の範囲とする。

25.3

クロストラック信号

未記録ディスクのクロストラック信号は,次の要求に合致しなければならない。

(I

1

I

2

)

min

値が,グルー

ブ中心ででている(信号の極性の反転がないとする。

25.4

正規化ウォブル信号

トラックのセンターラインからの偏位は,正規化ウォブル信号によって測定する。ウォブルグルーブの

中心の標準のトラックセンターラインからの偏位量は,

附属書 に従って計算する。

ウォブル信号は,振幅が隣接するトラックからのウォブルの正の干渉によって強調されない場所,すな

わち,未記録トラックの位相変調していないウォブル部分で測定する。

正規化ウォブル信号は,次による。

(

)

30

.

0

20

.

0

PP

2

1

min

-

pp

W,

I

I

I

ウォブル信号の振幅が,隣接するトラックからのウォブルの正の干渉によって強調される場所では,最

大のウォブル信号は,次による。

6

.

2

min

-

pp

W,

max

-

pp

W,

I

I

25.5

  ウォブルの特性

記録前ウォブル信号の平均の狭帯域 SNR は,1 kHz 幅の分解能で測定を行い,45 dB を超えなければな

らない。記録後ウォブル信号の平均の狭帯域 SNR は,1 kHz 幅の分解能で測定を行い,38 dB を超えなけ

ればならない。


68

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

第 

記録層の特性

26

  試験方法

ディスク上の情報のフォーマットは,箇条 13 で定義する。箇条 27 は,箇条 で定義する基準測定装置

の使用して得る記録済みグルーブからの信号について規定する。

ここでは,記録情報の平均品質を規定する。欠陥などで生じる規定値からの局部的な偏差は,トラッキ

ングエラー又はデータフィールドのエラーの原因となり得る。これらのエラーについては,箇条 29 及び

章に記述する。 
26.1

  環境

27.2.227.2.6 までのすべての信号は,8.1.1 で定義する試験環境の条件にあるディスクに対して規定範囲

内とする。

26.2

  基準測定装置

27.2.227.2.6 までに規定するすべての信号は,箇条 で規定した基準測定装置の指示したチャネルで測

定する。この測定装置は,これらの試験の目的として,次の特性を満たす。

26.2.1

  光学系及び機械系

集束ビームは,9.2 a)∼i)  で定義する特性を満たす。ディスクは,9.5 に従って,回転する。

26.2.2

  読取りパワー

読取りパワーは,ディスクの入射面に入射したパワーとし,0.7 mW±0.1 mW とする。

26.2.3

  読取りチャネル

測定装置には二つの読取りチャネルがある。読取りチャネル 1 は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)で,

総光量の和信号  (I

1

I

2

)  とする。読取りチャネル 2 は,2 等分した対物レンズの出射ひとみ(瞳)で,光

量の差信号  (I

1

I

2

)  とする。これらのチャネルは,箇条 に従って実装する。

プッシュプル及びクロストラック信号は,読取りチャネルの信号を,カットオフ周波数 30 kHz の一次低

域フィルタの通過後,測定する。

読取りチャネル 1 からの信号は,ジッタの測定時以外には,波形等化しない。読取り信号を 2 値化する

ためのしきい値を,書き込む間,パラメタ変化によって,マーク及びスペースサイズの変動の影響を最小

化するように制御する。

附属書 の特性を満たす読取りチャネル 1 を使用して,ジッタ測定を行う。

26.2.4

  トラッキング

記録中及び信号の測定中,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向のトラッキングエラーは,0.20  μm

以下とする。さらに,光ビームの焦点とトラックの中心との間の半径方向のトラッキングエラーは,0.022

μm 以下とする。

注記  速い記録速度又は再生速度においては,これらの最大値以下のトラッキングエラーを得るため

に,高度サーボシステムを必要とすることがある。

26.2.5

  試験速度

書込み試験は,関連する記録ストラテジを用いて,14.4.2 で定義するディスクの速度で行う。

すべての読取り試験は,基準速度で行う。

26.3

  記録条件

マーク及びスペースは,レーザの出力を変調して,ディスク上に書き込む。

26.3.1

  記録パルス波形

レーザパワーを,

附属書 にある記録パルス波形の一つに従って変調する。

3T∼14T は,記録パルスのマルチパルス列を適用して記録する。


69

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

記録パワーは,記録パワー(Pw)

,消去パワー(Pe)及び冷却パワー(Pc)の三つのレベルをもつ。こ

れらは,ディスクの入射表面での光パワーであり,マーク及びスペースを書き込むために使用する。これ

ら三つのパワーレベルの値を,

附属書 に従って最適化する。

実際の Pw,Pe 及び Pc の誤差は,最適値の 5  %以内とする。

26.3.2

  記録パワー

最適化した記録パワーPwo,Peo 及び Pco は,次の範囲とする。

14.4.2.2 で定義する基本記録ストラテジの場合:

 8.0

mW

≦  Pwo  ≦ 16.0 mW

 3.0

mW

≦  Peo  ≦ 9.0

mW

 0.1

mW

≦  Pco  ≦ 0.7

mW

14.4.2.3.1 で定義する 4 倍速の記録ストラテジの場合: 
 11.0

mW

≦  Pwo  ≦ 22.0 mW

 3.0

mW

≦  Peo  ≦ 11.0 mW

 0.1

mW

≦  Pco  ≦ 0.7

mW

26.4

  測定条件

ジッタの試験は,ディスクの情報ゾーンで,(m-2),(m-1),m,(m+1),(m+2)  と指定する五つの隣接す

るトラックのグループで行う。ジッタは,14.4.2.2 

バイト 32 及び 14.4.2.3 で定義する EI ブロックに規定

するすべての記録速度で測定する。

ジッタの測定は,

附属書 に記述するシステムを使用する。

ジッタは,次の手順に従って測定する。

26.3.1 に従って,五つのすべてのトラック上に 10 回ランダムデータを記録する。

26.2 で規定する条件下でのトラック のデータを読み取る。

27

  記録済み信号の特性

次の信号は,26.3.1 で規定した記録条件を用いて記録した後に測定する。

27.1

  チャネルビット長

記録ユニットごとの平均チャネルビット長は,次を満たさなくてはならない。

133.3 nm±1.4 nm

27.2

  信号の定義

すべての信号は,フォトディテクタの出力電流に対して直線関係にあり,したがって,ディテクタの受

光パワーに対して直線関係にある。

27.2.1

  高周波信号(HF

HF 信号は,読取りチャネル 1 で生成される 4 分割フォトディテクタの電流の和とする。HF 信号は,記

録層の情報を表す記録マーク及びスペースによって変調する。


70

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

0

レベル

I

14

I

14L

I

3L

I

3

I

3H

I

14H

図 27−変調振幅

27.2.2

  変調振幅

変調振幅 I

14

は,最長記録マーク及びスペースによって発生したピークからピークまでの値とする(

27 参照)。ピークの値 I

14H

は,高域フィルタ前の HF 信号のピーク値とする。変調振幅 I

3

は,最短記録マー

ク及びスペースによって発生したピークからピークまでの値とする。0 レベルは,ディスクを挿入しない

ときの測定装置から得る信号レベルとする。これらのパラメタは,異なるオーバーライト回数の場合,及

び異なる記録速度で実行する場合にもすべての条件下において,次の範囲とする。

60

.

0

H

14

14

I

I

15

.

0

14

3

I

I

一つのディスク内では,

0.25

Hmax

14

Hmin

14

Hmax

14

I

I

I

1

回転周期内では,

15

.

0

Hmax

14

14Hmin

Hmax

14

I

I

I

27.2.3

  信号の非対称性

信号の非対称性は,次による。

15

.

0

2

2

05

.

0

14

L

3

H

3

L

14

H

14

+

⎟⎟

+

+

I

I

I

I

I

27.2.4

正規化しきい値ジャンプ

二つの連続する ECC ブロック間では,いずれの場合も,正規化しきい値 (NSL) ジャンプは,次の範囲

とする。

(

) (

)

(

) (

)

50

.

0

1

L,

3

1

H,

3

2

L,

3

2

H,

3

1

L,

3

1

H,

3

2

L,

3

2

H,

3

+

+

+

I

I

I

I

I

I

I

I

ここに,  I

3H, 1

及び I

3L, 1

は,リンク位置直前の I

3

レベルを示す。

I

3H, 2

及び I

3L, 2

は,リンク位置直前の I

3

レベルを示す。


71

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

この規定は,二つの ECC ブロック(500 DOW サイクルまで)が,異なるオーバーライト回数の場合及

び異なる速度で記録する場合にも満たさなければならない。

27.2.5

ジッタ

ジッタは,2 値化した読取り信号の時間変動の標準偏差 σ とする。この 2 値化した読取り信号は,HF 読

取りチャネルからの HF 信号を波形等化器及び低域フィルタを通した後,スライスして生成する(

附属書

E

参照)

。立上がりエッジ及び立下がりエッジのジッタを PLL クロックで測定し,チャネルビットクロッ

ク周期によって正規化する。

ジッタは,

附属書 E

で規定する回路を使用して,基準速度で測定する。

ジッタの測定には,

26.4

で規定する条件を使用する。

測定したジッタは,最大で 9.0  %とする。

27.2.6

クロストラック信号

クロストラック信号は,光ビームがトラックを交差するときに,読取りチャネル 1 において,フィルタ

を通過した正弦波状の和信号  (I

1

I

2

)  とする。クロストラック信号は,次による。

(

)

(

)

13

.

0

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

+

+

27.3

読取りの安定性

気温 55  ℃及び読取りパワー0.8 mW で読み取る場合,

27.2.2

27.2.6

で規定するすべてのパラメタは,100

万回繰返し読み取った後でも規定範囲内とする。

注記

  読取りパワーが同じでも基準速度より速度が遅い場合には,読取りの安定性は,低下する。

28

追加試験の条件

この規格に従った記録済みディスクを,

JIS X 6241

に従ったピックアップヘッドで測定する場合は,次

の基本信号規定を満足しなければならない。

28.1

試験環境

次を除くすべての条件は,

26.1

26.2.5

と同じにする。

28.1.1

光学系

データの読取りに使用する集束光ビームの特性は,次による。

a

)  波長(λ) 650

nm±5 nm

b

)  開口数 0.60±0.01

c

)  対物レンズは,厚さ 0.6 mm 及び屈折率 1.55 の平行基板による球面収差を補正しなければならない。

d

)  単層ディスクの理想基板を通過した後の波面収差

最大 0.033×λ rms

e

)  対物レンズのひとみ(瞳)の縁での光強度

半径方向では最大光強度の 60  %∼70  %

接線方向では最大光強度の 90  %以上

f

)  偏光

円偏光

g

)  読取りパワー 0.7

mW±0.1 mW

h

)  レーザダイオードの相対ノイズ強度(RIN)*  最大−134 dB/Hz

* RIN=10 log[(交流光パワー実効値/Hz)/直流光パワー実効値](dB/Hz)


72

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

28.2

信号の定義

次の信号の定義は,

27.2

及び細分箇条を参照。

28.2.1

変調振幅

60

.

0

H

14

14

I

I

15

.

0

14

3

I

I

一つのディスク内では,

33

.

0

Hmax

14

Hmin

14

Hmax

14

I

I

I

(PBS あり)

一つのディスク内では,

20

.

0

Hmax

14

14Hmin

14Hmax

I

I

I

(PBS なし)

1 回転周期内では,

15

.

0

14Hmax

Hmin

14

Hmax

14

I

I

I

(PBS あり)

1 回転周期内では,

10

.

0

Hmax

14

Hmin

14

Hmax

14

I

I

I

(PBS なし)

28.2.2

信号の非対称性

15

.

0

2

2

05

.

0

14

L

3

H

3

L

14

H

14

+

⎟⎟

⎜⎜

+

+

I

I

I

I

I

28.2.3

ジッタ

ジッタは,

附属書 E

で規定する回路を使用して,基準速度で測定する。ジッタの測定は,

26.4

で規定す

る条件を使用する。測定したジッタは,最大で 9.0  %とする。

28.2.4

クロストラック信号

(

)

(

)

10

.

0

max

2

1

PP

2

1

I

I

I

I

+

+

28.2.5

位相差トラッキングエラー信号

図 28

で示す四分割フォトディテクタ各素子の出力電流は,I

a

I

b

I

c

及び I

d

で識別する。

位相差トラッキングエラー信号は,光ビームがトラックを交差するとき,ディテクタの対角の対間の位

相差:位相(I

a

I

c

)−位相(I

b

I

d

)から導く(

図 29

及び

附属書 F

参照)

位相差トラッキング信号は,30 kHz のカットオフの低域フィルタをかける。

この信号は,次の規定を満たす(

図 29

参照)

振幅

  正のゼロ交差において,半径方向のオフセット 0.10 μm があるとき,

1

.

1

5

.

0

/

Δ

T

t

。ここで, t

Δ

は,フォトディテクタ素子の対角の対間の出力電流の和信号の位相差から導く平均時間差とし,はチャ

ネルビットクロック周期とする。

非対称性

  非対称性は次による(

図 29

参照)

2

.

0

2

1

2

1

T

T

T

T

+

ここに,

T

1

T

t

Δ

の正のピーク値

T

2

T

t

Δ

の負のピーク値


73

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 28

四分割フォトディテクタ

図 29

位相差トラッキングエラー信号

28.2.6

接線方向のプッシュプル信号

この信号は,差動出力  (I

a

I

d

)−(I

b

I

c

)の瞬時レベルから導く。この信号は,次による(

図 30

参照)

(

) (

)

[

]

9

.

0

0

14

pp

c

b

d

a

I

I

I

I

I

+

+

(

)-(+)

a  d

b c

p-p

マーク

図 30

接線方向のプッシュプル信号

29

記録層の品質

ディスク上のデータの完全性のために,記録層は,次の初期品質規定を満たさなければならない。

29.1

欠陥

欠陥は,気泡及び黒点とする。欠陥の直径は,次の規定を満たす。

−  気泡については,最大 100 μm とする。

−  複屈折を発生させる黒点については,最大 200 μm とする。

−  複屈折を発生させない黒点については,最大 300  μm とする。さらに,欠陥は,トラックの走査方向

光ビーム

接線方向

I

b

I

c

I

a

I

d

 
 
 
 
 
 
 

[(I

a

I

d

)−(I

b

I

c

)]pp


74

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

の 80 mm の距離内で,次の規定を満たす。

− 30

μm より大きい欠陥長の総和の最大値は,300 μm とする。

−  欠陥の数は,最大 6 個とする。

29.2

データエラー

バイトエラーは,1 バイト内の一つ以上のビットがそれらの元の記録値と比較して,間違った値をもつ

場合に起こる。

13.3

で定義する ECC ブロックの行に,少なくとも 1 バイトのエラーがある場合は,その行は,PI エラ

ーと判定する。

13.3

で定義する ECC ブロックの行に,五つより多いエラーバイトがある場合は,その行は,

“訂正不能

PI”と呼ぶ。

ディスクは,リードインゾーンの開始からリードアウトゾーンの終了までの連続した単一の記録処理の

中で,任意のデータを用いて書き込まれる(

“ディスクアットワンス”モード)

初期記録後の再生において,エラー訂正システムが検出するエラーは,次の規定を満たす。

−  どの 8 連続 ECC ブロックにおいても,エラー訂正前の PI エラーの総数は 280 以下とする。

−  どの ECC ブロックでも,訂正不能 PI の行の数は,4 個以下とする。

第 

ユーザデータの特性

30

試験方法

箇条

31

では,この規格に従って,ディスク上のユーザデータの適合性を検査するための一連の測定法に

ついて示す。これは,ユーザ記録データの読みやすさを検査する。データは任意と仮定する。データは,

8.1.2

で規定した動作環境及び記録装置によって記録する。読取り試験は,箇条

9

で定義した基準測定装置

上で行う。

箇条

26

が欠陥を無視しているのに対して,箇条

31

は,欠陥を読取り信号の不可避な劣化として扱う。

欠陥の重大性は,

30.2

で定義する読取りチャネルのエラー検出及び訂正回路によるエラーの訂正可能性に

よって決定する。箇条

31

の規定は,データ交換に必要な最低限のデータの品質を定義する。

30.1

環境

31.1

及び

31.2

のすべての信号は,

8.1.2

で定義した動作環境条件の範囲にあるすべての環境において,規

定の範囲内になければならない。試験前には,ディスクの製造業者の指示に従って,ディスクの入射表面

の汚れを取り除かなければならない。

30.2

基準測定装置

箇条

31

で規定するすべての信号は,箇条

9

で定義した基準測定装置の指示したチャネルで測定する。こ

の測定装置は,これらの試験の目的として,次の特性を満たす。

30.2.1

光学系及び機械系

集束光ビームは,

9.2 a

)∼

i

)  で定義する特性を満たす。ディスクは,

9.5

に従って回転する。

30.2.2

読取りパワー

読取りパワーは,ディスクの入射面に入射したパワーとし 0.7 mW±0.1 mW とする。

30.2.3

読取りチャネル

測定装置には,二つの読取りチャネルがある。読取りチャネル 1 は,対物レンズの出射ひとみ(瞳)の

総光量の和信号  (I

1

I

2

)  とする。読取りチャネル 2 は,2 等分した対物レンズの出射ひとみ(瞳)におい


75

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

て,光量の差信号  (I

1

I

2

)  とする。これらのチャネルは,

9.3

及び

9.6

に従って実装する。

読取りチャネル 1 からの信号は,前処理として,波形等化し,フィルタを通す。読取り信号を 2 値化す

るためのしきい値は,記録中のパラメタ変動によるマーク及びスペースサイズの変化の影響を最小化する

ように制御する。箇条

31

で規定するディスクの品質を測定するための,波形等化器,フィルタ及びスライ

サ並びに PLL の特性は,ジッタ測定に関して

附属書 E

で規定するものと同一とする。

30.2.4

エラー訂正

データバイトのエラーの訂正は,

13.3

の定義に基づくエラー検出及び訂正システムによって行う。

30.2.5

トラッキング

信号の測定中,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向のトラッキングエラーは,0.20  μm 以下とし,

光ビームの焦点とトラックの中心との間の半径方向のトラッキングエラーは,0.022 μm 以下とする。

31

記録ユニットの最低品質

この箇条では,データ交換に要求される記録ユニットのデータの最低品質を規定する。品質は,箇条

9

及び

附属書 E

で定義する基準測定装置上で測定する。

バイトエラーは,一つのバイト内で一つ以上のビットが間違った値をもつ場合に発生し,ECC 及び EDC

回路で検出する。

31.1

トラッキング

光ビームの焦点は,意図なくトラックをジャンプしてはならない。

31.2

ユーザ記録データ

読取りチャネル 1 で読み取る記録ユニットのユーザ記録データは,

13.3

で定義するエラー訂正で訂正で

きないバイトエラーを含んではならない。訂正できないバイトエラーが発生した場合は欠陥管理システム

を使うことができる(

附属書 M

参照)


76

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 A

規定)

80 mm

ディスク

序文

この附属書は,1.46 ギガバイト及び 2.92 ギガバイトの容量をもつ 80 mm ディスクについて規定する。

A.1

80 mm ディスクの特性

80 mm ディスクのすべての機械的特性,物理的特性及び光学的特性は,次に挙げる項目を除いて本体に

規定するものと同じにしなければならない。

全体寸法

10.2

参照)

ディスクの直径 d

1

は,次による。

d

1

=80.00 mm±0.30 mm

情報ゾーン

10.7

参照)

情報ゾーンは,直径 d

6

及び次に示す直径 d

7

とで囲む領域とする。

d

7

≧77.5 mm

情報ゾーンは,リードインゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンで構成する。

質量

11.1

参照)

ディスクの質量は,6.0 g∼9.0 g とする。

慣性モーメント

11.2

参照)

回転軸に関するディスクの慣性モーメントは,最大 0.010 g・m

2

とする。

ダイナミックインバランス

11.3

参照)

回転軸に関するディスクのダイナミックインバランスは,最大 1.5 g・mm とする。

トラックの形状

14.1

参照)

トラックは,情報ゾーン内で連続する。グルーブトラックは,半径 22.0 mm(最大)から始まり,半径

38.75 mm(最小)で終了する。

ADIP 語の構造,ビット 223

14.4.1.1

参照)

リードアウトゾーンの最初のアドレスとなる物理 ADIP アドレス (0379CC) は,最大半径 38.00 mm に位

置する。

一般情報

バイト  031

14.4.2.1

参照)

a

)

バイト 1

ディスクサイズ

  ビット b

7

∼b

4

は,ディスクサイズを規定し,80 mm ディスクを示す“0001”

に設定する。

b

)

バイト 415

データゾーン位置の指定

  バイト 9∼11 は,データゾーンの最大取り得る物理セクタ

として PSN 911 151 を示す (0DE72F) に設定する。

他のバイトは本体と同じとする。


77

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

情報ゾーンのレイアウト

(箇条

16

参照)

表 A.1

全面フォーマットした情報ゾーンのレイアウト

ゾーン

内容

公称半径 (mm)

開始セクタ番号

物理セクタ数

リードイン 120

mm ディスクとすべて同じ

データ

データゾーン

開始 24.000

(030000) 714

544

バッファゾーン 3

開始 38.000

(0DE730) 768

アウターディスク識別ゾーン

(0DEA30) 256

ガードゾーン 2

(0DEB30) 4

096

予約ゾーン 4

開始 38.082

(0DFB30) 4

096

アウタードライブテストゾーン

(0E0B30) 12

288

アウターディスクテストゾーン

(0E3B30) 2

048

リードアウト

ガードゾーン 3

開始 38.375

終了≧38.500

(0E4330)

公称 7 936

物理フォーマット情報

17.11.1

参照)

バイト 415

データゾーン位置の指定

バイト 9∼11 は,次のように規定する。

バイト 9∼11 が,制御データゾーンの最初の 16 個の ECC ブロックにある場合,それらは,データゾー

ン記録部の最後の物理セクタのセクタ番号を規定する。

バイト 9∼11 が,残りの 176 個の ECC ブロックにある場合,それらすべてに,データゾーン記録部の最

後の物理セクタのセクタ番号を規定するか,又はそれらすべてに,データゾーンが取り得る最後の

物理セクタとなる  PSN 911 151 を指定する (0DE72F) に設定する。

他のバイトは本体と同じとする。

データゾーン

(箇条

18

参照)

ユーザデータ領域での記録用の 714 544 個の物理セクタとする。

データゾーンの開始半径は,物理 ADIP アドレスの位置(00C000)によって決定し,最大終了半径は,

ADIP 物理アドレスの位置(0379CC)によって決定する(

14.4.1.1

ビット 2

23

及び

13.7.1

参照)


78

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

リードアウトゾーン

(箇条

19

参照)

 

図 A.1

リードアウトゾーン

バッファゾーン 3

19.1

参照)

バッファゾーン 3 の開始位置は,

(0DE730)以下とする。

シーケンシャル記録

21.3

参照)

表 A.2

テンポラリリードアウトゾーンの終了位置

データゾーンの記録した部分の長さ

(終了半径)

テンポラリリードアウトゾーンの終了位置

(半径)

34.0 mm 以下の場合 35.0

mm  最小

34.0 mm∼37.5 mm の場合

データゾーン終了半径+1.0 mm  最小

37.5 mm∼38.0 mm の場合 38.5

mm

テンポラリリードアウトゾーンの終了位置と,半径 38 mm に位置するバッファゾーン 3 との間に,未記

録領域があってもよい。

物理セクタ番号 911 152

物理セクタ番号 911 919

物理セクタ番号 911 920

物理セクタ番号(0DE730)

データゾーン

バッファゾーン 3

768 物理セクタ

アウターディスク識別ゾーン

256 物理セクタ

ガードゾーン 2

4 096 物理セクタ

主データを(00)に設定

物理セクタ番号 911 175

物理セクタ番号 911 176

物理セクタ番号 911 271

物理セクタ番号(0DEA2F)

物理セクタ番号(0DEA30)

物理セクタ番号(0DEB2F)

物理セクタ番号(0DEB30)

物理セクタ番号(0DFB2F)

アウタードライブテストゾーン

12 288 物理セクタ

アウターディスクテストゾーン

2 048 物理セクタ

予約ゾーン

4 096 物理セクタ

ガードゾーン 3

7 936 物理セクタ

主データを(00)に設定

物理セクタ番号 911 272

物理セクタ番号(0DFB30)

物理セクタ番号(0E0B2F)

物理セクタ番号(0E0B30)

物理セクタ番号(0E3B2F)

物理セクタ番号(0E3B30)

物理セクタ番号(0E4330)

物理セクタ番号(0E432F)

物理セクタ番号(0E622F)

物理セクタ番号 920 367

物理セクタ番号 920 368

物理セクタ番号 932 655

物理セクタ番号 932 656

物理セクタ番号 934 703

物理セクタ番号 934 704

物理セクタ番号 942 639


79

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

FDCB のフォーマット

22.2

参照)

バイト D

46

記録状態フラグ

ビット 6∼5 は,次のように規定する。

“00”  リードアウトは,未記録とする。

“01”  テンポラリリードアウトは,記録済みとする。

“10”  リードアウトは,PSN (0DE730)∼(0DFB2F)  の間,記録済みとする(箇条

19

及び

21.2.1

参照)

“11”  リードアウトは,すべて記録済みとする。


80

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 B

規定)

データゾーンの拡張フォーマット情報の構造

(対応国際規格では,この附属書において,コピープロテクションシステムでの暗号化・解凍などのデ

ータゾーンにおける ADIP 補助フレームについて規定しているが,この規格では不要であり,不採用とし

た。


81

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 C 

規定)

光反射の測定

序文

この附属書は,光反射の測定について規定する。

C.1

校正方法

ディスクの反射率は,幾つかの方法で測定する。最も一般的な方法は,平行光法及び集束光法の二つで

ある。

プレーヤで使用するには,反射率の分かった基準ディスクを用いる集束光法が最も適切で簡単な方法だ

が,基準ディスクの校正には平行光法がより簡単である。

集束光法で反射率を測定する場合,

ディスクの反射層から返って来た光  (I

m

)  だけがフォトディテクタ上

に落ちる。ディスク表面からの反射光及び記録層間の内部反射からの光は,大部分がフォトディテクタ外

に落ちる。平行光法では,

“総”反射  (I

//

)  だけが測定されるので,反射層からの“主”反射を決定するに

は計算が必要となる。

良好な基準ディスク,例えば,金の反射鏡面をもつ厚さ 0.6 mm のガラスディスクを用いる。この基準

ディスクは,

図 C.1

に示すように平行光で測定する。

図 C.1

反射の校正

図 C.1

の各事項は,次による。

  R=記録層の反射率(ダブルパスでの基板透過を含む)

  r

s

=入射面の反射率

  R

ref

=集束光で測定した反射率(I

m

 / I

B

で定義する。

  R

//

=平行光で測定した反射率(I

//

 / I

B

で定義する。

  I

B

=入射光

  I

s

=入射面の反射による反射光

  I

m

=記録層の反射による主反射光

I

s

I

m

I

int

I

//

R

r

s

I

B


82

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

  I

int

=入射面及び記録層間の内部反射による反射光

  I

//

=測定値(I

s

I

m

I

int

入射面の反射率は,次による。

2

S

1

1

+

=

n

n

r

ここに,

n: 基板の屈折率

主反射 I

m

I

//

I

s

I

int

から R

ref

を次のように導く。

(

) (

)

(

)

×

×

=

//

S

S

//

2

S

ref

2

1

1

R

r

r

R

r

R

基準ディスクは,基準測定装置で測定する。集束光で測定した基準ディスクから得る全ディテクタ電流

(I

1

I

2

)は,上記の方法で計算して I

m

とする。

ここにアレンジメントは校正し,集束光反射率は,入射面の反射率とは無関係になり,ダブルパスでの

基板透過を含む記録層の反射率に線形に比例した値となる。

C.2

測定方法

a

)

未記録情報ゾーンの反射率

基準測定装置を用いた反射率の測定法は,次による。

1

)  校正した反射率 R

ref

をもつ基準ディスクから,全ディテクタ電流  (I

1

I

2

)

s

  を測定する。

2

)  測定対象となるディスクのグルーブトラック領域から,全ディテクタ電流  (I

1

I

2

)

g

を測定する。こ

の場合,測定するグルーブトラック及びその両側に隣接する二つのトラックは未記録でなければな

らない。未記録状態にするには OPC アルゴリズムによって決定した Pe パワーをトラックに照射し

て行う(

附属書 I

参照)

3

)  未記録ディスクの反射率 R

d

は,次による。

(

)

(

)

ref

S

2

1

g

2

1

d

R

I

I

I

I

R

×

+

+

=

b

)

記録済み情報ゾーンの反射率

基準測定装置を用いた反射率の測定法は,次による。

1

)  校正した反射率 R

ref

をもつ基準ディスクからの全ディテクタ電流  (I

1

I

2

)

s

を測定する。

2

)  測定対象となるディスクの記録済みグルーブトラックから I

14H

を測定する。この場合,測定するト

ラックの両側に隣接する少なくとも二つのトラックは記録済みでなければならない。トラックへの

記録は OPC アルゴリズムによって決定した最適パワーを用いて行う(

附属書 I

参照)

3

)  記録したディスクの反射率 R

14H

は,次による。

(

)

ref

S

2

1

H

14

H

14

R

I

I

I

R

×

+

=


83

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 D 

規定)

複屈折の測定

序文

この附属書は,複屈折の測定について規定する。

D.1

測定原理

複屈折を測定するために,平行光の円偏光を使用する。位相遅延は,反射光のだ円率を観測することに

よって測定する(

図 D.1

参照)

図 D.1

だ円率 eb/及び方位

θ

をもつだ円

だ円の方位

θ は,光学軸の方位で決定する。

4

π

=

γ

θ

(D.1)

ここに,

γ: 光学軸と半径方向との間の角度

だ円率 eb/は,位相遅延

δ の関数を表す。

=

δ

2

π

2

1

tan

e

(D.2)

位相遅延

δ が既知のとき,複屈折 BR は,波長の分数として表す。

δ

λ

π

2

=

BR

mm(D.3)

このように,ディスクから反射しただ円偏光を観測することによって複屈折を測定でき,光学軸の方位

も評価できる。

D.2

測定条件

D.1

に規定する複屈折の測定は,次の条件で行う。

半径方向

a

b

θ


84

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

反射での測定モード

:ダブルパス測定法

レーザ光の波長

:640 nm±15 nm

光ビーム径 (FWHM)

:1.0 mm±0.2 mm

基準面 P に垂直な半径方向の面に関する半径方向の入射光の角度 β

:7.0°±0.2°

ディスク装着

:水平

回転

:1 Hz 以下

温度及び相対湿度

8.1.1

の規定による。

D.3

測定装置の例

この規格は,複屈折を測定する特定の測定装置を規定しないが,この測定に適した装置の例を

図 D.2

示す。

図 D.2

複屈折測定装置の例

偏光子(消光比≒10

5

)にコリメートしたレーザ光源からの光は,1/4 波長板によって円偏光にする。反

射光のだ円率は,回転検光子及びフォトディテクタで分析する。ディスクのあらゆる位置に対して強度の

最小及び最大値を測定する。だ円率はこのとき,

max

min

2

I

I

e

=

(D.4)

式(D.2),式(D.3)及び式(D.4)を組み合わせて,次を得る。

max

min

arctan

π

4

I

I

BR

×

=

λ

λ

この装置は,次のように容易に校正できる。

−  I

min

は,偏光子又は 1/4 波長板を測定することによって 0 に設定する。

−  鏡面を測定するときは,I

min

I

max

表面反射による直流的変化以外に,表面反射及び記録面からの反射のために交流成分が生じる可能性が

ある。この交流成分は,基板が限りなく平らで光源の干渉性が高いときにだけ顕著となる。

ディスク

1/4  波長板

偏光子

レーザ

回転検光子

コリメータレンズ

フォトディテクタ

β


85

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 E

規定)

ジッタの測定

序文

この附属書は,ジッタの測定について規定する。

E.1

ジッタ測定のためのシステム図及びユーザデータの特性表示

一般システム図を,

図 E.1

に示す。

図 E.1

ジッタ測定のための一般システム図

前置増幅器

四分割

ディテクタ

HF  信号

交流カップリング

LPF

EQ

スライサ

PLL

全データエッジ

クロック信号

位相検出器

フィルタ

VCO

回転パルスからの 
開始・停止信号

ジッタアナライザ

(例えば,

タイムインターバルアナライザ)


86

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

E.2

PLL の開ループ伝達関数

PLL の開ループ伝達関数を,

図 E.2

に示す。

図 E.2

PLL の開ループ伝達関数の図表示

E.3

スライサ

スライサは,閉ループ−3 dB で帯域幅 5 kHz の 1 次積分フィードバック型オートスライサとする。

E.4

測定条件

フォトディテクタ前置増幅器の帯域幅は,遅延ひずみを防ぐために 20 MHz 以上とする。

等化器:伝達関数 H(z)=1.364z

2

−0.182(1+z

4

)をもつ 3 タップトランスバーサルフィルタ

低域フィルタ:6 次ベッセルフィルタ,f

c

(−3 dB)=8.2 MHz

フィルタ及び波形等化

−  利得変動:最大 1 dB(7 MHz 以下)

−  群遅延変動:最大 1 ns(7 MHz 以下)

−  (5.0 MHz での利得−0 Hz での利得)

:3.2 dB±0.3 dB

交流カップリング(高域フィルタ)=1 次,f

c

 (−3 dB)=1 kHz

角度偏差の修正:直流偏差だけ修正する。


87

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

 

図 E.3

波形等化及び低域フィルタの周波数特性

E.5

測定

1 回転中のすべての立上がり及び立下がりエッジのジッタを測定する。 

利 

(dB)

+6

0

−3

−6

周波数 (MHz)

0 5

10

等化器

ベッセルフィルタ

等化器+

ベッセルフィルタ

+3


88

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 F

規定)

位相差トラッキングエラー信号の測定

序文

この附属書は,位相差トラッキングエラー信号の測定について規定する。

F.1

位相差トラッキングエラー信号の測定方法

トラッキングエラー測定の基準回路を,

図 F.1

に示す。四分割フォトディテクタの対角の対の各出力は,

次の伝達関数によって定義した波形等化の後に独立して 2 値化する。

( )

ω

ω

ω

i

10

7

.

4

1

i

10

6

.

1

1

i

8

7

×

×

+

×

×

+

=

H

比較器の利得は,最小の信号振幅でも出力が完全飽和に達しなければならない。

2

値化したパルス信号

のエッジ(信号

B1

及び

B2

)の位相は,相互に比較し時間進み信号

C1

及び時間遅れ信号

C2

を作る。位相

比較器は,個々のエッジに応じて,

Δt

i

の符号(正負)に応じ,信号

C1

又は

C2

を出力する。トラッキン

グエラー信号は,低域フィルタによって

C1

及び

C2

信号を平滑化し,単位利得差動増幅器の手段で差し引

くことによって作る。低域フィルタは,

30 kHz

で−

3 dB

の遮断周波数をもつ

1

次フィルタとする。

T

1

%は,

0.38 ns

のように非常に小さい時間差を測定しなければならないので,回路実装に当たって

は特別な注意をしなければならない。また,注意深い平均化が必要となる。

四分割フォトディテクタの対角の対からの二つの信号間の平均時間差は,次による。

=

i

Δ

1

Δ

t

N

t

ここに,

N

立上がり及び立下がりの両方のエッジの数

F.2

タイムインターバルアナライザを使用しない

T

t/

Δ

の測定

相対時間差

T

/

Δ

は,

C1

及び

C2

信号の振幅及び読取り信号の周波数成分を基準化している場合のトラ

ッキングエラー信号の振幅で表す。トラッキングエラー振幅

TVE

Δ

と時間差との関係は,次による。

n

V

T

t

V

NnT

t

V

T

t

TVE

pc

pc

i

pc

i

i

Δ

Δ

Δ

Δ

×

=

=

=

ここに,

  V

pc

C1

及び

C2

信号の振幅

T

i

3T

14T

の範囲内で読取り信号の実際の長さ

nT

実際の長さの重み付き平均

NnT

: 平均時間の総和

トラッキングの利得の規格は,トラッキングエラー振幅を用いて,半径方向のオフセット

0.1

μm

で,次

のように書き換えることができる。

⎟⎟

⎜⎜

⎟⎟

⎜⎜

n

V

TVE

n

V

pc

pc

1.10

Δ

50

.

0


89

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 F.1

トラッキングエラー測定回路

Δt

i

=正

V

pc

T

i

Δt

i

=負

信号 A1

信号 A2

信号 B1

信号 B2

信号 C1

信号 C2

V

pc

Ia

増幅器

波形等化器

H(i

ω

)

レベル比較器

位相比較器

差動増幅器

(利得 1)

信号 A1

信号 TVE

トラッキングエラー

(0.1

μm)

ω

ω

ω

H

i

10

4.7

1

i

10

6

.

1

1

)

i

(

8

7

×

×

×

×

1 次 LPF

fc (−3 dB)  = 30 kHz

増幅器

信号 A2

波形等化器

H(i

ω

)

レベル比較器

信号 B1

信号 B2

低域フィルタ

信号 C1

信号 C2

低域フィルタ

Δ

TVE

Ib

Ic

Id


90

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

F.3

回路の校正

V

pc

5V

とし,測定した

n

の値をおおむね

5

とすると,トラッキングエラー振幅

TVE

Δ

と時間差

t

Δ

との

関係は,次のとおり簡略化することができる。

T

t

n

V

T

t

TVE

Δ

Δ

Δ

pc

×

=

8-16

変調の平均ラン長

n

はデータ成分及び平均化時間に依存する。したがって,回路は

5T

ラン長で変

調した信号と一致する固定周波数で校正する。この目的のために周波数が

2.616 MHz

の正弦波信号を使用

する。

信号

C1

及び

C2

のパルスは,通常グラウンドレベルと供給電圧の間で切り換わる出力信号をもつディジ

タルゲート回路によって生成する。

この電圧の振れ幅は約

5 V

と考えられるが,

適用する技術によっては,

5 V

から大きく外れる場合がある。

DPD

信号の公式規格は,半径方向のオフセット

0.1 μm

で,次による。

1

.

1

Δ

5

.

0

T

t

TVE

Δ

による測定は,V

pc

の実際値及び に影響される。したがって,次のような校正手順を適用する。

F.3.1

比較器の飽和

レベル比較器の利得が,信号 B1 及び B2 が方形波信号のすべての実際の入力信号レベルにあっているこ

とを確かめる。この場合,TVE 信号の振幅は入力信号の振幅に依存しない。

図 F.2−トラッキングエラー信号振幅と比較器入力信号振幅との関係

F.3.2

及び V

pc

の校正

上述した 及び V

pc

の偏差,場合によっては他の回路パラメタの理由で補正係数 は,次による。

(

)

(

)

測定値

真の値

TVE

K

T

t

Δ

/

Δ

×

=

これは次のような方法で実現する。

a)  周波数が 2.616 MHz で,位相差をもつ二つの正弦波信号 A1 及び A2 を生成し,二つの波形等化回路に

注入する。

飽和領域

比較器入力信号振幅

TVE 信号 
振幅

0

0


91

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

b)

T

/

Δ

と TVE

Δ

との関係を測定し,

図 F.3 から を決定する。

(

)

(

)

測定値

注入値

TVE

T

t

K

Δ

/

Δ

=

 

図 F.3− TVE

Δ

T

t/

Δ

との関係

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0 1.2

Δ

TVE

0

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

1.2

Vpc=5V,n=5 の場合の
理論ライン

実測ラインの例

Δt / T


92

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 G 

規定)

テスト用記録パルス波形

序文

この附属書は,異なる速度範囲に対して,異なる記録ストラテジを用いるために,次の二つを規定する。

これらは,同じ記録パルス波形を用いるが,時間分解能が異なる。

− NRZI データから得る記録パルス波形及びチャネルクロックを,

図 G.1 に示す。記録パルス波形は,

N-1 個のパルスで構成する。ここに,はチャネルクロック周期の数で表す NRZI の長さとする。

−  Pp,Pe 及び Pb の値は,OPC アルゴリズムに従って決定する(

附属書 参照)。最小マーク,最小ス

ペース及び 8マークの記録パルス波形の例を

図 G.2 に示す。

図 G.1−記録パルス波形

G.1  基本記録ストラテジの時間パラメタ

T

top

及び T

mp

のパルス幅は,それぞれ 14.4.2.2 

バイト 51 及びバイト 52 に記載のとおりとする。継続時

間は,一部が固定で一部が記録速度によって決まる変動量とする。

は整数)

及び

j

i

j

i

j

i

T

7

1

2

0

ns

5

.

0

ns

2

T

6

1

W

top

±

×

+

×

=

は整数)

及び

n

m

n

m

n

m

T

5

1

1

0

ns

5

.

0

ns

2

T

6

1

W

mp

±

×

+

×

=

先頭パルスの進み時間及び消去の進み時間は,それぞれ

14.4.2.2

バイト 53

及び

バイト 54

55

56

記載のとおりとする。継続時間は,記録速度によって可変だが,記録するクロック周期に対して固定の比

率とする。

W

top

T

6

1

d

×

p

T

p

0

4

p

は整数)

W

era

T

6

1

d

×

q

T

q

=−

3

3

q

は整数)

(正の値は,

図 G.1

に示すように進み

0 mW

Pp

T

mp

dT

top

T

W

NRZI  チャネルビット

T

top

dT

era

Pe

Pb


93

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

を意味する)

レーザパワーは,

T

top

及び

T

mp

パルスの後で,それぞれ少なくとも

1 ns

の間,バイアスレベルに切り換え

る。

G.2

倍速

記録ストラテジの時間パラメタ

T

top

及び

T

mp

のパルス幅は,それぞれ

14.4.2.3.1

バイト 86

及び

バイト 87

に記載のとおりとする。継続

時間は,一部が固定で一部が記録速度によって決まる変動量とする。

ns

3

.

0

ns

6

.

0

T

16

1

W

top

±

×

+

×

=

j

i

T

i

0

8

及び

j

1

15

i

j

は整数)

ns

3

.

0

ns

6

.

0

T

16

1

W

mp

±

×

+

×

=

n

m

T

m

1

8

及び

n

1

10

m

n

は整数)

先頭パルスの進み時間及び消去の進み時間は,それぞれ

14.4.2.3.1

バイト 88

89

90

及び

バイト 91

92

93

に記載のとおりとする。継続時間は,記録速度によって可変であるが,記録するクロック周期に対

して固定の比率とする。

W

top

T

16

1

d

×

p

T

p

=−

4

7

p

は整数)

(

)

W

top

T

16

1

4

d

×

+

q

T

q

=−

8

7

q

は整数)

(正の値は,

図 G.1

に示すよう

に進みを意味する)

レーザパワーは,

T

top

及び

T

mp

パルスの後で,それぞれ少なくとも

1 ns

の間,バイアスレベルに切り換え

る。ただし,最後の

T

mp

パルスの後は,この時間を

0

に減じることができる。

図 G.2

マルチパルスの例

G.3  立上がり及び立下がり時間

立上がり時間

T

r

,及び立下がり時間

T

f

は,

図 G.3

に示すように最大

2 ns

とする。取り得るオーバーシュ

ート量は,ステップサイズ(

P

1

P

2

及び

P

3

)の

20

%未満とする。

3 T マーク

NRZI  データ

3 T スペース

8 T マーク


94

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 G.3

立上がり時間及び立下がり時間

0.5P

1

T

r1

T

r1

0.1P

1

0.9P

1

P

1

dT

top

T

top

T

W

0.9P

2

P

2

0.5P

2

0.1P

2

T

r2

T

f1

T

f2

T

r3

0.9P

3

P

3

0.5P

3

0.1P

3

T

mp

T

W

dT

era


95

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 H 

規定)

8-16

変調

序文

この附属書は,

8-16

変調について規定する。

H.1  8-16 変調

8-16

変調は,

RLL(2,10)

の要求事項を満たす。符号化システムを

図 H.1

に,変換表を

表 H.1

及び

表 H.2

に示す。

表 H.1

及び

表 H.2

は,

8

ビットバイトを

16

ビット符号語に変換した表を示す。

図 H.1

は,符号語

及び関係状態規定がどのように生じているかを図示する。

図 H.2

は状態の決定を示す。

T

変換テーブル

状態 S(t)

8ビットバイト B(t)

16ビット符号語 X(t)

次の状態 S(t+1)

T = 1変換遅延

図中の記号は,次による。

図中の記号は,次による

X(t)=H[B(t), S(t)]    X

15

(t)=msb 及び X

0

(t)=lsb

S(t+1)=G[B(t), S(t)] 
は,変換テーブルからの出力関数 
は,変換テーブルからの次の状態の出力関数

図 H.1

符号語生成システム

符号語

X(t)

の状態は,隣接する二つの“

1

”の間で最小

2

及び最大

10

の“

0

”がなければならないという

RLL(2,10)

の要求事項を満たすように選ぶ。

符号語 X (t)

次の状態 S (t+1)

符号語 X (t+1)

末尾部“0”が 1 個又はなし

状態 1

先頭部“0”が 2 個から 9 個まで

末尾部“0”が 2 個から 5 個まで

状態 2

先頭部“0”が 1 個又は 5 個まで及び 
X

15

 (t+1),X

3

 (t+1)=0,0

末尾部“0”が 2 個から 5 個まで

状態 3

先頭部“0”が 0 個又は 5 個まで及び 
X

15

 (t+1),X

3

 (t+1)  ≠0,0

末尾部“0”が 6 個から 9 個まで

状態 4

先頭部“0”が 1 個又はなし

図 H.2

状態の決定

注記

記録したデータを復号するとき,元の主データを再構築するためには符号器の知識を必要とす

ることに留意されたい。

B (t)

H

1

 [X (t), S (t)]


96

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

誤り伝ぱ(播)を含むために,そのような状態依存の復号を避けるのがよい。この

8-16

変調の場合には,

状態についての知識をほとんどの場合必要としないように変換表を選んでいる。テーブルから集められる

ように,幾つかの場合で,二つの

8

ビットバイト,例えば,

表 H.1

の状態

1

及び状態

2

における

8

ビット

バイト

5

及び

6

は,同じ

16

ビット符号語を生成する。表の構成によって,この明らかなあいまいさを解決

する。

実際,二つの同一符号語が“状態”を離れる場合,その一つは“状態

2

”に行き,他方は“状態

3

”に行

く。ビット

X

15

及び

X

3

の設定がこの二つの状態で常に異なっているために,どの符号語も次の符号語のビ

ット

X

15

及び

X

3

と一緒に符号語それ自体を解析することによって一義的に復号することができる。

B (t)

H

1

 [X (t)

X

15

 (t

1)

X

3

 (t

1)]

13.8

DCC

要求事項を満たすことを約束するために,代替変換表(

表 H.2

)を含める。


97

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 H.1

主変換表

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8 ビット

バイト

符号語

msb         lsb

次の

状態

符号語

msb                  lsb

次の

状態

符号語

msb                    lsb

次の

状態

符号語

msb                    lsb

次の

状態

0  0010000000001001

1 0100000100100000

2 0010000000001001

1 0100000100100000

2

1  0010000000010010

1 0010000000010010

1 1000000100100000

3 1000000100100000

3

2  0010000100100000

2 0010000100100000

2 1000000000010010

1 1000000000010010

1

3  0010000001001000

2 0100010010000000

4 0010000001001000

2 0100010010000000

4

4  0010000010010000

2 0010000010010000

2 1000000100100000

2 1000000100100000

2

5  0010000000100100

2 0010000000100100

2 1001001000000000

4 1001001000000000

4

6  0010000000100100

3 0010000000100100

3 1000100100000000

4 1000100100000000

4

7  0010000001001000

3 0100000000010010

1 0010000001001000

3 0100000000010010

1

8  0010000010010000

3 0010000010010000

3 1000010010000000

4 1000010010000000

4

9  0010000100100000

3 0010000100100000

3 1001001000000001

1 1001001000000001

1

10  0010010010000000

4 0010010010000000

4 1000100100000001

1 1000100100000001

1

11  0010001001000000

4 0010001001000000

4 1000000010010000

3 1000000010010000

3

12  0010010010000001

1 0010010010000001

1 1000000010010000

2 1000000010010000

2

13  0010001001000001

1 0010001001000001

1 1000010010000001

1 1000010010000001

1

14  0010000001001001

1 0100000000100100

3 0010000001001001

1 0100000000100100

3

15  0010000100100001

1 0010000100100001

1 1000001001000001

1 1000001001000001

1

16  0010000010010001

1 0010000010010001

1 1000000100100001

1 1000000100100001

1

17  0010000000100010

1 0010000000100010

1 1000001001000000

4 1000001001000000

4

18  0001000000001001

1 0100000010010000

2 0001000000001001

1 0100000010010000

2

19  0010000000010001

1 0010000000010001

1 1001000100000000

4 1001000100000000

4

20  0001000000010010

1 0001000000010010

1 1000100010000000

4 1000100010000000

4

21  0000100000000010

1 0000100000000010

1 1000000010010001

1 1000000010010001

1

22  0000010000000001

1 0000010000000001

1 1000000001001001

1 1000000001001001

1

23  0010001000100000

2 0010001000100000

2 1000000001001000

2 1000000001001000

2

24  0010000100010000

2 0010000100010000

2 1000000001001000

3 1000000001001000

3

25  0010000010001000

2 0100000000100100

2 0010000010001000

2 0100000000100100

2

26  0010000001000100

2 0010000001000100

2 1000000000100010

1 1000000000100010

1

27  0001000100100000

2 0001000100100000

2 1000000000010001

1 1000000000010001

1

28  0010000000001000

2 0100000010010000

3 0010000000001000

2 0100000010010000

3

29  0001000010010000

2 0001000010010000

2 1001001000000010

1 1001001000000010

1

30  0001000001001000

2 0100000100100000

3 0001000001001000

2 0100000100100000

3

31  0001000000100100

2 0001000000100100

2 1001000100000001

1 1001000100000001

1

32  0001000000000100

2 0001000000000100

2 1000100100000010

1 1000100100000010

1

33  0001000000000100

3 0001000000000100

3 1000100010000001

1 1000100010000001

1

34  0001000000100100

3 0001000000100100

3 1000000000100100

2 1000000000100100

2

35  0001000001001000

3 0100001001000000

4 0001000001001000

3 0100001001000000

4

36  0001000010010000

3 0001000010010000

3 1000000000100100

3 1000000000100100

3

37  0001000100100000

3 0001000100100000

3 1000010001000000

4 1000010001000000

4

38 
39 
40 
41

0010000000001000
0010000001000100
0010000010001000
0010000100010000




3

0100100100000001
0010000001000100
0100010010000001
0010000100010000




3

0010000000001000
1001000010000000
0010000010001000
1000010010000010




1

0100100100000001
1001000010000000
0100010010000001
1000010010000010




1

42  0010001000100000

3 0010001000100000

3 1000001000100000

2 1000001000100000

2

43  0010010001000000

4 0010010001000000

4 1000010001000001

1 1000010001000001

1

44  0001001001000000

4 0001001001000000

4 1000001000100000

3 1000001000100000

3

45  0000001000000001

1 0100010001000000

4 1000001001000010

1 0100010001000000

4

46  0010010010000010

1 0010010010000010

1 1000001000100001

1 1000001000100001

1

47  0010000010001001

1 0100001001000001

1 0010000010001001

1 0100001001000001

1

48  0010010001000001

1 0010010001000001

1 1000000100010000

2 1000000100010000

2

49  0010001001000010

1 0010001001000010

1 1000000010001000

2 1000000010001000

2

50  0010001000100001

1 0010001000100001

1 1000000100010000

3 1000000100010000

3


98

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 H.1

主変換表

続き

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8 ビット

バイト

符号語

msb         lsb

次の

状態

符号語

msb                  lsb

次の

状態

符号語

msb                    lsb

次の

状態

符号語

msb                    lsb

次の

状態

51  0001000001001001

1 0100000100100001

1 0001000001001001

1 0100000100100001

1

52  0010000100100010

1 0010000100100010

1 1000000100100010

1 1000000100100010

1

53  0010000100010001

1 0010000100010001

1 1000000100010001

1 1000000100010001

1

54  0010000010010010

1 0010000010010010

1 1000000010010010

1 1000000010010010

1

55  0010000001000010

1 0010000001000010

1 1000000010001001

1 1000000010001001

1

56  0010000000100001

1 0010000000100001

1 1000000001000010

1 1000000001000010

1

57  0000100000001001

1 0100000010010001

1 0000100000001001

1 0100000010010001

1

58  0001001001000001

1 0001001001000001

1 1000000000100001

1 1000000000100001

1

59  0001000100100001

1 0001000100100001

1 0100000001001001

1 0100000001001001

1

60  0001000010010001

1 0001000010010001

1 1001001000010010

1 1001001000010010

1

61  0001000000100010

1 0001000000100010

1 1001001000001001

1 1001001000001001

1

62  0001000000010001

1 0001000000010001

1 1001000100000010

1 1001000100000010

1

63  0000100000010010

1 0000100000010010

1 1000000001000100

2 1000000001000100

2

64  0000010000000010

1 0000010000000010

1 0100000001001000

2 0100000001001000

2

65  0010010000100000

2 0010010000100000

2 1000010000100000

2 1000010000100000

2

66  0010001000010000

2 0010001000010000

2 1000001000010000

2 1000001000010000

2

67  0010000100001000

2 0100000000100010

1 0010000100001000

2 0100000000100010

1

68  0010000010000100

2 0010000010000100

2 1000000100001000

2 1000000100001000

2

69  0010000000010000

2 0010000000010000

2 1000000010000100

2 1000000010000100

2

70  0001000010001000

2 0100001000100000

2 0001000010001000

2 0100001000100000

2

71  0001001000100000

2 0001001000100000

2 0100000010001000

2 0100000010001000

2

72  0001000000001000

2 0100000100010000

2 0001000000001000

2 0100000100010000

2

73  0001000100010000

2 0001000100010000

2 1000000001000100

3 1000000001000100

3

74  0001000001000100

2 0001000001000100

2 0100000001001000

3 0100000001001000

3

75  0000100100100000

2 0000100100100000

2 1000010000100000

3 1000010000100000

3

76  0000100010010000

2 0000100010010000

2 1000001000010000

3 1000001000010000

3

77  0000100001001000

2 0100000001000100

2 0000100001001000

2 0100000001000100

2

78  0000100000100100

2 0000100000100100

2 1000000100001000

3 1000000100001000

3

79  0000100000000100

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X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 H.1

主変換表

続き

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

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102

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代替変換表

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状態 4

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4 0100100000001001

1 0100100000001001

1

3  0000001001000000

4 0100010000000001

1 1000001000000000

4 0100010000000001

1

4  0000000100100000

3 0100100000000010

1 1001000000000100

3 0100100000000010

1

5  0000000010010000

3 0100001000000000

4 1001000000100100

3 0100001000000000

4

6  0000000001001000

3 0100100000000100

2 1001000001001000

3 0100100000000100

2

7  0000000001001000

2 0100000100000000

4 1001000000000100

2 0100000100000000

4

8  0000000010010000

2 0100100010010000

3 1001000000100100

2 0100100010010000

3

9  0000000100100000

2 0100100000100100

2 1001000001001000

2 0100100000100100

2

10  0000010001000000

4 0000010001000000

4 1001001001000000

4 1001001001000000

4

11  0000100010000000

4 0000100010000000

4 1000100001001000

3 1000100001001000

3

12  0001000100000000

4 0001000100000000

4 0100010001001000

3 0100010001001000

3

13  0010001000000000

4 0010001000000000

4 1000100000000100

3 1000100000000100

3

14  0000001000100000

3 0100100000000100

3 1001000010010000

3 0100100000000100

3

15  0000000100010000

3 0100100010010000

2 1001000100100000

3 0100100010010000

2

16  0000000010001000

3 0100001000000001

1 0100100000001000

3 0100001000000001

1

17  0000000001000100

3 0100010000000010

1 0100100010001000

3 0100010000000010

1

18  0000000001000100

2 0100100000100100

3 1001000010010000

2 0100100000100100

3

19  0000000010001000

2 0100100100100000

3 1001000100100000

2 0100100100100000

3

20  0000000100010000

2 0100100100100000

2 0100010001001000

2 0100100100100000

2

21  0000001000100000

2 0100100000010010

1 0100100000001000

2 0100100000010010

1

22  0000010010000001

1 0000010010000001

1 1000100000100100

3 1000100000100100

3

23  0000100100000001

1 0000100100000001

1 1000100010010000

3 1000100010010000

3

24  0001001000000001

1 0001001000000001

1 0100100010001000

2 0100100010001000

2

25  0010010000000001

1 0010010000000001

1 1000100000000100

2 1000100000000100

2

26  0000000001001001

1 0100010000000100

3 1000010000000001

1 0100010000000100

3

27  0000000010010001

1 0100000100000001

1 1000100000000010

1 0100000100000001

1

28  0000000100100001

1 0100010000000100

2 1001000000001001

1 0100010000000100

2

29  0000001001000001

1 0100001000000010

1 1001000000010010

1 0100001000000010

1

30  0000100001000000

4 0000100001000000

4 1000100000100100

2 1000100000100100

2

31  0001000010000000

4 0001000010000000

4 1000100001001000

2 1000100001001000

2

32  0010000100000000

4 0010000100000000

4 0100010000001001

1 0100010000001001

1

33  0000010000100000

3 0000010000100000

3 0100100001001001

1 0100100001001001

1

34  0000001000010000

3 0100010000010010

1 1000100100100000

3 0100010000010010

1

35  0000000100001000

3 0100100000010001

1 1001000000001000

3 0100100000010001

1

36  0000000010000100

3 0100000010000000

4 1001000001000100

3 0100000010000000

4

37  0000010000100000

2 0000010000100000

2 1000001000000001

1 1000001000000001

1

38  0000000010000100

2 0100010000100100

3 1000100010010000

2 0100010000100100

3

39  0000000100001000

2 0100010000100100

2 1000100100100000

2 0100010000100100

2

40  0000001000010000

2 0100100000100010

1 1001000000001000

2 0100100000100010

1

41  0000010001000001

1 0000010001000001

1 1000010000000010

1 1000010000000010

1

42  0000010010000010

1 0000010010000010

1 1000000100000000

4 1000000100000000

4

43  0000100010000001

1 0000100010000001

1 1001000001000100

2 1001000001000100

2

44  0000100100000010

1 0000100100000010

1 1000100000001001

1 1000100000001001

1

45  0001000100000001

1 0001000100000001

1 1001000010001000

3 1001000010001000

3

46 
47 
48

0001001000000010
0010001000000001
0010010000000010



1

0001001000000010
0010001000000001
0010010000000010



1

1001000100010000
1000100000010010
0100010000001000



3

1001000100010000
1000100000010010
0100010000001000



3

49  0000000001000010

1 0100100010010001

1 1001000000010001

1 0100100010010001

1

50  0000000010001001

1 0100100001000100

3 1001000000100010

1 0100100001000100

3


103

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

表 H.2

代替変換表

続き

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8 ビット

バイト

符号語

msb                    lsb

次の

状態

符号語

msb                    lsb

次の

状態

符号語

msb                  lsb

次の

状態

符号語

msb                  lsb

次の

状態

51  0000000010010010

1 0100010010010000

3 1001000001001001

1 0100010010010000

3

52  0000000100010001

1 0100010010010000

2 1001000010010001

1 0100010010010000

2

53  0000000100100010

1 0100100001000100

2 1001000100100001

1 0100100001000100

2

54  0000001000100001

1 0100100100100001

1 1001001001000001

1 0100100100100001

1

55  0000001001000010

1 0100100100010000

3 0100001000001001

1 0100100100010000

3

56  0001000001000000

4 0001000001000000

4 1001001000100000

3 1001001000100000

3

57  0010000010000000

4 0010000010000000

4 1001000010001000

2 1001000010001000

2

58  0010010010010000

3 0010010010010000

3 1001000100010000

2 1001000100010000

2

59  0010010001001000

3 0100100100010000

2 0010010001001000

3 0100100100010000

2

60  0010010000100100

3 0010010000100100

3 1001001000100000

2 1001001000100000

2

61  0010010000000100

3 0010010000000100

3 0100001001001000

2 0100001001001000

2

62  0001001001001000

3 0100000010000001

1 0001001001001000

3 0100000010000001

1

63  0001001000100100

3 0001001000100100

3 0100001001001000

3 0100001001001000

3

64  0001001000000100

3 0001001000000100

3 0100010010001000

3 0100010010001000

3

65  0000100100100100

3 0000100100100100

3 0100100100001000

3 0100100100001000

3

66  0000100100000100

3 0000100100000100

3 1000010000000100

3 1000010000000100

3

67  0000100000100000

3 0000100000100000

3 1000010000100100

3 1000010000100100

3

68  0000010010000100

3 0000010010000100

3 1000010001001000

3 1000010001001000

3

69  0000010000010000

3 0000010000010000

3 1000010010010000

3 1000010010010000

3

70  0000001001000100

3 0100001000000100

2 1000100000001000

3 0100001000000100

2

71  0000001000001000

3 0100100000010000

3 1000100010001000

3 0100100000010000

3

72  0000000100100100

3 0100010001000100

3 1000100100010000

3 0100010001000100

3

73  0000000100000100

3 0100001000100100

3 1001000000010000

3 0100001000100100

3

74  0000010000010000

2 0000010000010000

2 1000100001000100

3 1000100001000100

3

75  0001001001001000

2 0100001000000100

3 0001001001001000

2 0100001000000100

3

76  0000010010000100

2 0000010010000100

2 0100010000001000

2 0100010000001000

2

77  0000100000100000

2 0000100000100000

2 0100010010001000

2 0100010010001000

2

78  0010010001001000

2 0100000100000010

1 0010010001001000

2 0100000100000010

1

79  0000100100000100

2 0000100100000100

2 0100100100001000

2 0100100100001000

2

80  0000100100100100

2 0000100100100100

2 1000010000000100

2 1000010000000100

2

81  0001001000000100

2 0001001000000100

2 1000010000100100

2 1000010000100100

2

82  0001001000100100

2 0001001000100100

2 1000010001001000

2 1000010001001000

2

83  0010010000000100

2 0010010000000100

2 1000010010010000

2 1000010010010000

2

84  0010010000100100

2 0010010000100100

2 1000100000001000

2 1000100000001000

2

85  0010010010010000

2 0010010010010000

2 0100010001001001

1 0100010001001001

1

86  0000000100000100

2 0100001000100100

2 1000100001000100

2 0100001000100100

2

87  0000000100100100

2 0100010001000100

2 1000100010001000

2 0100010001000100

2


104

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 I

規定)

最適パワー制御

序文

この附属書は,ディスクを記録する最適パワーの制御について規定する。

I.1

最適記録パワー

最適記録パワー

Pwo

Peo

及び

Pco

は,ディスク,ドライブ及び記録速度によって決まる。

実際に記録する速度で,実際に使用するディスクと記録機との組合せに対する

Pwo

Peo

及び

Pco

の値

の決定を,最適パワー制御手順と呼ぶ(

OPC

手順)

高感度な

OPC

手順については,変調度対パワー曲線

m (Pw)

は,正規化傾斜

γ

γ

(dm/dPw)/(m/Pw)

で表

される約

0.5

2.0

の値,

図 I.1

参照]をもつパワーの関数として,変調度の変化が十分取れるパワー範囲

で決めなければならない。

OPC

手順は,実際のディスク,ドライブの組合せ及び記録速度での,

γ

γ

target

に対するパワーの

P

target

値を決める。

図 I.1

変調度と γ のパワーとの関係

OPC

手順を行いやすくするために,

P

IND

γ

target

ρ

ε

1

及び

ε

2

の値を,物理フォーマット情報の中に規定

する。これらの値は,実際の最適値

Pwo

Peo

及び

Pco

を決める試験記録での開始値として使用する。

Pwo

Peo

及び

Pco

を決めるためのパラメタ間の関係は,次の式及び

図 I.1

に示す。

H

14

14

I

I

m

=

 HF

信号の変調振幅

W

W

/

d

/

d

P

m

P

m

=

γ

関数

m(Pw)

の正規化傾斜

P

IND

物理情報ゾーンの

P

target

の指示推定値

P

target

Pw

γ

target

における)

  γ

γ

target

での記録パワー

m(P

w

)

P

target

P

p

m

γ

γ

target

記録パワー  P

w

m

P

P

m

w

w

d

d

×

=

γ


105

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

ρ

Ppo

を得る増倍率

Pwo

ρ

×

P

target

最適記録パワー

ε

1

消去/記録パワー比

ε

2

バイアス/記録パワー比

Peo

ε

1

×

Pwo

最適消去パワー

Peo

Pbo

ε

2

×

Pwo

最適バイアスパワー

Pbo

I.2

変調及びパワー関数の関係を表す数式モデル

ランダムな測定誤差及びノイズの影響を最小化するために,変調度対パワー曲線を次の関数によって近

似する。

( )

×

=

w

1

w

thr

max

P

P

m

P

m

ここに,

  m

max

最大変調度(飽和レベル)

P

thr

しきい値パワー

この近似から計算される

γ

値は,次による。

( )

thr

thr

w

w

P

P

P

P

=

γ

そして,

P

target

は,次による。



+

×

=

target

thr

target

1

1

γ

P

P

その結果,関数

f(Pw)

Pw

×

m(Pw)

は,

Pw

×

m(Pw)

m

max

×

(Pw

P

thr

)

で表される直線になる。

Pe

i

ε

1

×

Pw

i

及び

Pc

ε

2

×

ρ

×

P

IND

を使い,異なる記録パワー

Pw

i

で,ランダムな

8

16

符号化データを

試験記録することによって,対応する変調の値

m

i

を得る。

直線

Pw

×

m(Pw)

m

max

×

(Pw

P

thr

)

を幾つかの座標点

  (Pw

i

,  m

i

×

Pw

i

)

に近似することによって,

m

max

P

thr

の点を簡単に決めることができる(この近似の精度の限界によって,

m

max

1

を超える値にとる。

図 I.2

異なったパワーで記録した交流結合 HF 信号

直線近似

Pw

× m(Pw)

P

threshold

記録パワー Pw


106

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

I.3  メディアパラメタの決定手順

物理フォーマット情報の

P

IND

P

target

の指示値)

γ

target

ρ

ε

1

及び

ε

2

の値を決めるために,メディア製造

業者はメディアの最適記録パワー

Pwo

Peo

及び

Pco

を,最初に見つけなければならない。これは,

Pw

Pe

及び

Pc

の幾つかの組合せによる試験記録と,記録結果としてのパラメタを

27.2.2

27.2.6

に従って測定

することによって行う。その場合,記録は,最大速度,基準速度及び最低速度で行い,再生は,基準速度

で行う。これらの測定は,

9.2

に記載の光学系を用いて,

23

℃で行う。

Pw

Pwo

Pe

Peo

及び

Pc

Pco

の組合せを選ぶことによって,

記録パラメタが最適となり,

ε

1

Peo/Pwo

及び

ε

2

Pco/Pwo

の比率が確定する。

注記

すべての記録パラメタを上記の方法で最適化することができない場合は,メディア製造業者の

提供するパラメタに従う。

次の段階で,物理フォーマット情報に規定する他のパラメタを決定する。

ディスク製造業者は,目標記録パワー

P

IND

の指示推定値の選択肢を作らなければならない。

γ

target

値の決定手順

Pe

i

ε

1

×

Pw

i

及び

Pc

ε

2

×

ρ

×

P

IND

を使い,

0.9

×

P

IND

1.1

×

P

IND

の範囲の異なる記録パワー

Pw

i

で,ラン

ダムな

8

16

符号化データを記録した後,結果としての

m

i

を測定する。記録及び

m

i

の測定は,

9.2

に従う

基準記録機を使用して,

T

23

℃で行わなければならない。

次に,得られた測定点に対して

I.2

で示した直線近似を行い,

γ

target

値を次のように計算する。

thr

IND

thr

target

P

P

P

=

γ

注記 1

最適記録パワーは,

10

回書換えを行った後に,最適な記録結果を与えるパワーを目的として

作られている。

注記 2

変調度の測定を正確に行うために,パワー範囲は,一番低いパワー値での変調度が

30

%以

上になるように選ぶ。

I.4  装置に対する OPC 手順の例

Pe

i

ε

1

×

Pw

i

及び

Pc

ε

2

×

ρ

×

P

IND

を用いて,異なる記録パワー

  Pw

i

でランダムな

8

16

符号化データを

試験記録することによって,対応する変調の値

m

i

を得る。

直線

Pw

×

m(Pw)

m

max

×

(Pw

P

thr

)

を幾つかの座標点

  (Pw

i

m

i

×

Pw

i

)

に近似することによって,

m

max

P

thr

の点を簡単に決めることができる。

次に規定のパワー範囲に対する

P

target

を,物理フォーマット情報で与えられた

γ

target

を用いて計算する(

I.2

参照)

数式モデルは一次近似なので,十分正確な

P

target

になるまで,補間又は上記の手順を繰り返すことが必要

になる。

補間手順の例を次に示す。

直線近似のために,二つの中心パワー値を選ぶ。

P

fit, 1

0.95

×

P

IND

及び

P

fit, 2

1.05

×

P

IND

 0.9

×

P

fit, 1

1.1

×

P

fit, 1

の範囲のパワー

Pw

i

で測定した

m

i

値から,対応する

P

target,1

値を決める。

 0.9

×

P

fit, 2

1.1

×

P

fit, 2

の範囲のパワー

Pw

i

で測定した

m

i

値から,対応する

P

target,2

値を決める。

ここに,

P

target

を点(

P

target, 1

P

fit, 1

)と(

P

target, 2

P

fit, 2

)を結ぶ直線と,

P

target

P

fit

で代表される直線の交

差から計算する。結果は,次のようになる。


107

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

fit,1

fit,2

target,1

target,2

fit,2

target,1

fit,1

target,2

target

P

P

P

P

P

P

P

P

P

+

×

×

=

この手順を必要に応じて繰り返し,最終精度を改善する。

得られた

P

target

を用いて,

Pwo

Peo

及び

Pco

を,次のようにして求める(

ρ

ε

1

ε

2

は物理フォーマット

情報で与えられる)

Pwo

ρ

×

P

target

Peo

ε

1

×

Pwo

Pco

ε

2

×

Pwo

注記 3 OPC

手順は,ドライブテストゾーン又はディスクテストゾーンのように,この目的のために

特別に規定するディスクの領域で行い,その領域の中でランダムに選んだ場所で行うことが

望ましい。

OPC

の結果の精度向上のため,ドライブテストゾーン及びディスクテストゾーンを初期化

するのがよい。続いて,物理フォーマット情報の

Pw

ρ

×

P

IND

Pe

ε

1

×

Pw

及び

Pe

ε

2

×

Pw

によって決定する記録パワーを使用し,すべて

(00)

をこの領域に書き込む。

その後に,使用するトラック(ブランクディスクでも同様に)を,

Pe

パワー

  (Pe

ε

1

×

ρ

×

P

IND

)

だけを用いてトラックに照射し,消去しなければならない。

OPC

手順の後は,使用

したトラックを,公称パワーでオーバーライトしなければならない。この場合,主データを

(00)

に設定するとともにアドレス情報を

 (ID

IED)

に修正したセクタを用いる。

注記 4

同じ記録ストラテジを用いる一つの速度範囲内では,この

OPC

手順を使って決めた一つの線

速度

v1

での比率

Pp/ρ

×

P

IND

を,他の線速度

v2

での最適パワー

Pp

を決めるのに用いる。これ

は,他の線速度での指示パワー

P

IND

及び増倍率

ρ

を使って,次の式で与えられる。

1

IND

1

1

2

IND

2

2

p

p

v

v

v

v

v

v

P

ρ

P

P

ρ

P

×

×

×

=

I.5

異なる書換え条件下でのメディアマージン

異なる速度でオーバーライトした場合に,誤りのないデータ互換を保証するために,ディスクは次の方

法で試験されなければならない。

最初にブランクディスクを,

3.49 m/s

1

倍速)で,この附属書に記述されている

OPC

手順を用いて

決めた最適記録パワーで,

1

回記録する。

記録済みの情報を,

13.95 m/s

4

倍速)で,この附属書に記述されている

OPC

手順を用いて決めた最

適記録パワーの

0.9

倍のパワーで,

1

回書き換える。

その結果,連続する任意の

8ECC

ブロックの訂正前

PI

エラーの総数が,

280

を超えてはならない(

29.2

参照)

記録及び測定は,箇条

9

及び

附属書 E

で定義した基準記録機で行わなければならない。

I.6

最適でない記録パワー及びディスク寿命にかかわるメディアマージン

ドライブ実装においては実用的な精度を要求するため,ディスクはいくらかのマージンを作って,最適

パワーからのずれを許容しなければならない。したがって,次の要件を満たすことが求められる。

実際の記録パワー

Pp

が,

0.85

×

Pwo

1.1

×

Pwo

の範囲で,

14.4.2

に指示される公称値による

ε

1

及び

ε

2

を用いた

Pe

ε

1

×

Pw

及び

Pc

ε

2

×

Pw

で,

10

回の書換え時,すべての規定を満たさなければならない。さ


108

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

らにジッタは,

Pwo

を用いた

500

回までの書換えで

10

%以下でなければならない。ディスクは,少なく

とも

1 000

回の書換えまですべてのパラメタが規定を満たすのがよい。


109

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 J

規定)

論理から物理アドレスへの変換

序文

この附属書は,論理から物理アドレスへの変換について規定する。

J.1

論理から物理アドレスへの変換

論理から物理アドレスへの変換は,適用する欠陥管理システムに依存する。したがって,論理セクタ番

号付けの最初と最後の物理アドレスは,箇条

20

で規定する値とは異なる。


110

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 K

参考)

グルーブウォブル振幅の測定

序文

この附属書は,グルーブウォブル振幅の測定について記載するものであって,規定の一部ではない。

K.1  ウォブル信号とウォブル振幅との関係

ウォブル振幅の

nm

値を直接測定することは容易でないが,正規化したウォブル信号から導くことがで

きる。その理論上の計算は,次による。

ウォブル信号のピーク値

I

W

は,次による。

⎟⎟

⎜⎜

×

×

×

=

p

a

A

I

π

2

sin

Wp

ここに,

a

ウォブル振幅

p

ラジアルエラー信号のトラックピッチ

A

ラジアルエラー信号のピーク値

図 K.1

にパラメタ

a

p

A

及び

I

Wp

を示す。グルーブは,グルーブの平均化した中心からグルーブの実

際の中心の間で,最大偏位“

a

(ウォブル振幅)を生じる。正規化したウォブル信号は,次による。

(

)

⎟⎟

⎜⎜

×

×

=

×

×

=

p

a

A

I

I

I

I

π

2

sin

2

2

Wp

pp

2

1

Wpp

ここに,

(I

1

I

2

)

pp

2

×

A

ウォブル信号

I

W

は,ウォブル振幅

a

だけでなくトラックピッチ

p

に依存する。正規化によって,グルー

ブ寸法,光スポット形状及び光学収差の影響を除く。

K.2  正規化ウォブル信号の許容差

上述の正規化ウォブル信号の数式から,

25.4

で規定した許容差は,既知のトラックピッチ“

p

”=

0.74 μm

に対して

nm

値に変換する。

下限

0.15

は,

a

18 nm

に相当する。

上限

0.25

は,

a

30 nm

に相当する。


111

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

図 K.1

グルーブのウォブル振幅


112

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 L

参考) 
輸送

序文

この附属書は,輸送について記載するものであって,規定の一部ではない。

L.1  概要

輸送は,例えば,異なる期間,様々な輸送方法によって,そして世界の各所で,広い範囲の温度及び湿

度の変動の中で行われるので,輸送又は包装の必す(須)条件を規定することは不可能である。

L.2  包装

包装の形態は,送付元と受領先との間で合意を得ておくことが望ましいが,そのような合意がない場合

は,送付元の責任とする。次のような損害を考慮しておくことが望ましい。

L.2.1  温度及び湿度

断熱及び包装は,

輸送の見込まれる期間中にわたる保存条件を維持するように設計することが望ましい。

L.2.2  衝撃負荷及び振動 
a)

ディスクの形状にひずみを与える機械的負荷を避ける。

b)

ディスクの落下を避ける。

c)

ディスクは,適切な衝撃吸収材料を含む堅い箱にこん包することが望ましい。

d)

個装箱は,清浄な内部並びに汚れ及び湿気の侵入を防ぐシールをした構造をもつことが望ましい。


113

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 M

参考)

欠陥管理及び物理フォーマット

序文

この附属書は,欠陥管理及び物理フォーマットについて記載するものであって,規定の一部ではない。

M.1  欠陥管理及び物理フォーマット

一般的な記録応用の効率及びデータの信頼性を改善するために,この規格に従う

+RW

ディスクは,バッ

クグラウンドフォーマット及び欠陥管理システムと組み合わせる。そのようなシステムを,通称“マウン

トレイニア欠陥管理(

Mount Rainier Defect Management

”とも呼ぶ。


114

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 N 

参考)

ビデオコンテンツプロテクション

(対応国際規格では,この附属書において,ビデオアプリケーションの場合のビデオコンテンツプロテ

クションについて規定しているが,

この規格はデータアプリケーションについて規定するものであるため,

この附属書は不要であり,不採用とした。


115

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 O 

参考)

ADIP

の物理フォーマット情報の使い方

序文

この附属書は,

ADIP

の物理フォーマット情報の使い方について記載するものであって,規定の一部で

はない。

O.1  ADIP の物理フォーマット情報の使い方

ADIP

の物理フォーマット情報を十分に生かすために,次の規則を推奨ガイドラインとして記載する(

O.1

参照)

ドライブが,ADIP を読んで次の情報を確認する場合

1)

バイト

0

のディスクカテゴリを確認する。

ディスクが

+R

又は

+RW

であるかを決定する。

ドライブが,ディスクアプリケーションコードを反映する場合

2)

バイト

17

のアプリケーションコードを確認する。

ドライブが,特定のディスクアプリケーションコードの規則に従うことができない場合は,ド

ライブはディスクへの記録を阻止しなければならない。

ドライブが,“メディア認識”を行える場合

例えば,ドライブが,一義的にディスク製造業者及びメディ

アタイプを決定でき,そのディスクの最適な記録パラメタセットを自身のメモリにもっている場合

3)

ディスク製造業者及びメディアタイプ

ID

を確認する(バイト

19

29

ドライブのメモリから,この特定ディスクに最適な記録ストラテジを選ぶ。

ドライブが,メディア認識に失敗する場合

4)

バイト

0

のバージョン番号を確認する。

バージョン番号が未知の場合,バイト

32

63

の内容を使用しない。

バージョン番号が既知の場合,正しいバージョン番号をもつ規格書に従って,バイト

32

63

を解釈する。

5)

バイト

18

を調べて,

EI

ブロックの有無を確認する。

 EI

ブロックがない場合,基本記録ストラテジを使用する。

EI ブロックがある場合

6)

存在する各

EI

ブロックのフォーマット番号を確認する。

フォーマット番号が未知の場合,その

EI

ブロックの内容を使用しない。

フォーマット番号が既知の場合,正しいバージョン番号をもつ規格書に従って,

EI

ブロックを

解釈する。

上述によって,ドライブが最適な記録速度及び記録ストラテジを次の選択肢の中から選択できる。

バイト

32

63

で定義する基本記録ストラテジ(

1

2.4

倍速)を使用する。

既知の

EI

ブロックの一つから,記録ストラテジを使用する。

関係するバイトに示している,ドライブで実際に利用可能としている記録速度から,使用可能

な記録ストラテジを使用する(利用可能とする記録速度は,

この規格の将来の版にも適用する。


116

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

注記

一つのディスク上に一つ以上の EI ブロックが存在する可能性がある。

図 O.1

ADIP 内の物理フォーマット情報の使い方を示したフローチャート


117

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

附属書 P

参考)

現行及び将来の仕様で使用する値

序文

この附属書は,

現行及び将来の仕様で使用する値について記載するものであって,

規定の一部ではない。

P.1

現行及び将来の仕様で使用する値

この規格で指定するバイト設定値は,

+RW

フォーマットのディスクに適合する書換え形ディスクに関連

する。近い将来,他の分類のディスクが規格化されることが見込まれる。したがって,次の値はこれら他

のディスクのために使うことを推奨する。さらに取り得るビットパターンは,将来の規格を対象としてい

る。

すべての規格は見直しをするので,この附属書の情報は,変更される可能性がある。したがって,指示

された規格の最新版を参照して,この情報の確認を行うことを推奨する。

識別データ

ビット

b

31

次の値に設定する。

0

”は,

CLD

フォーマットを示す。

1

”は,ゾーンフォーマットを示す。

ビット

b

30

次の値に設定する。

0

”は,ピットトラッキングを示す。

1

”は,グルーブトラッキングを示す。

ビット

b

29

次の値に設定する。

0

”は,

PBS

を使用した光学系で反射率が

40

%を超えるときを示す。

1

”は,

PBS

を使用した光学系で反射率が

40

%以下のときを示す。

ビット

b

28

予約済みで“

0

”に設定する。

ビット

b

27

b

26

次の値に設定する。

00

”  データゾーン

01

”  リードインゾーン

10

”  リードアウトゾーン

11

”  ミドルゾーン

ビット

b

25

次の値に設定する。

0

”は,再生専用データを示す。

1

”は,再生専用データ以外を示す。

ビット

b

24

次の値に設定する。

0

”は,

2

層ディスクのレイヤ

0

を示す。

1

”は,

2

層ディスクのレイヤ

1

を示す。

0

”は,単層ディスクを示す。

ビット

b

23

b

0

物理セクタ番号を指定する。


118

X 6250

:2009 (ISO/IEC 17341:2006)

リードインにある ADIP の物理フォーマット情報

バイト 0  ディスクカテゴリ及びバージョン番号

ビット

b

7

b

4

ディスクカテゴリを指定する。

0000

”に設定する場合,これらは,

DVD

再生専用ディスクを示す。

1001

”に設定する場合,これらは,

+RW

ディスクを示す。

1010

”に設定する場合,これらは,

+R

単層ディスクを示す。

ビット

b

3

b

0

は,バージョン番号を指定する。同時にビット

b

7

b

4

は,関連規格を指定する。

b

7

b

4

を“

0000

b

3

b

0

を“

0000

”に設定する場合,

JIS X 6241

及び

JIS X 6242

を示す。

b

7

b

4

を“

1001

b

3

b