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X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

(1)

目  次

ページ

序文

1

第 章  一般事項

1

1  適用範囲

1

2  適合性

2

2.1  光ディスク

2

2.2  製造システム

2

2.3  情報再生システム

2

3  引用規格

2

4  用語及び定義

2

5  表記法

4

5.1  数値表示

4

5.2  頭字語

5

6  略語

5

7  ディスクの概要

6

8  一般要求事項

7

8.1  環境条件

7

8.2  安全性

8

8.3  耐燃性

8

9  基準測定装置

8

9.1  ピックアップヘッド  (PUH)

8

9.2  測定条件

10

9.3  正規化サーボ伝達関数

10

9.4  軸方向のトラッキング基準サーボ

11

9.5  半径方向のトラッキング基準サーボ

12

第 章  ディスクの寸法特性,機械的特性及び物理的特性

13

10  寸法特性

13

10.1  全体寸法

14

10.2  第 遷移領域

14

10.3  第 遷移領域

14

10.4  クランプゾーン

14

10.5  第 遷移領域

14

10.6  情報ゾーン

15

10.7  情報ゾーン

15

10.8  トラックの寸法

16

10.9  チャネルビット長

16


 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)  目次

(2)

ページ

10.10  リム領域

16

10.11  許容差についての注意

16

10.12  レーベル

17

11  機械的パラメタ

17

11.1  質量

17

11.2  慣性モーメント

17

11.3  ダイナミックインバランス

17

11.4  回転方向

17

11.5  振れ量

17

12  光学的パラメタ

18

12.1  記録済みディスク及び未記録ディスクの特性

18

12.2  記録済みディスクの反射率

19

12.3  未記録ディスクの特性

19

第 章  動作信号

19

13  記録済みディスクの動作信号

19

13.1  測定条件

19

13.2  読取り条件

19

13.3  記録済みディスクの高周波信号  (HF)

19

13.4  信号の品質

21

13.5  サーボ信号

21

13.6  グルーブウォブル信号

22

14  未記録ディスクの動作信号

23

14.1  測定条件

23

14.2  記録条件

23

14.3  ディスクテスト用基本記録ストラテジ

23

14.4  サーボ信号

24

14.5  アドレス信号

26

第 章  データフォーマット

29

15  概要

29

16  データフレーム

29

16.1  識別データ  (ID)

29

16.2  ID 誤り検出符号  (IED)

30

16.3  予備バイト  (RSV)

30

16.4  誤り検出符号  (EDC)

31

17  スクランブルドフレーム

31

18  ECC ブロック

32

19  記録フレーム

33

20  変調

34

21  物理セクタ

35


X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)  目次

(3)

ページ

22  直流成分抑圧制御

36

23  リンキング方式

37

23.1  リンキングの構造

37

23.2  2K リンク及び 32K リンク

37

23.3  ロスレスリンク

38

第 章  情報ゾーンのフォーマット

39

24  情報ゾーンの概要

39

24.1  情報ゾーンのレイアウト

39

24.2  物理セクタの番号付け

40

25  リードインゾーン及びリードアウトゾーン

40

25.1  リードインゾーン

40

25.2  リードアウトゾーン

48

第 章  未記録ゾーンのフォーマット

48

26  未記録ゾーンの概要

48

26.1  未記録ゾーンのレイアウト

48

26.2  ECC ブロックアドレス

48

26.3  ECC ブロックの番号付け

48

27  プリピットデータフォーマット

49

27.1  概要

49

27.2  プリピットブロック構成

51

27.3  プリピットデータブロック構成

53

28  情報ゾーンのデータ構造

66

28.1  パワー校正領域及び記録管理領域の配置

66

28.2  パワー校正領域の構造

66

28.3  記録管理領域(RMA)のデータ構成

67

附属書 A(規定)角度偏差αの測定

76

附属書 B(規定)複屈折の測定

77

附属書 C(規定)位相差トラッキングエラー信号の測定方法

79

附属書 D(規定)光反射の測定

83

附属書 E(規定)ディスククランプのためのテーパコーン

84

附属書 F(規定)ジッタの測定

85

附属書 G(規定)RLL(2,10)制約の 8-16 変調

88

附属書 H(規定)最適パワー制御

97

附属書 J(規定)グルーブウォブル振幅の測定

98

附属書 K(規定)未記録ディスクの動作信号の測定法

100

附属書 L(規定)NBCA 信号

101

附属書 M(規定)ボーダゾーン

107

附属書 N(規定)記録ストラテジの変形

116

附属書 P(規定)ランドプリピット信号の測定方法

117


 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)  目次

(4)

ページ

附属書 Q(参考)輸送

118


X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

(5)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)から,

工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経

済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格に従うことは,次に示す企業が管理する多数の特許権の使用に該当するおそれがある。

株式会社東芝

コーニンクレッカ・フィリップス・エレクトロニクス・エヌヴィ

なお,この記載は,上記に示す企業が管理する特許権の効力,範囲などに関して何ら影響を与えるもの

ではない。

この規格の原案作成団体である財団法人光産業技術振興協会は,上記の企業の子会社である東芝 DVD

ライセンス株式会社,日本フィリップス株式会社が,日本工業標準調査会に対して,それぞれの親会社で

ある株式会社東芝及びコーニンクレッカ・フィリップス・エレクトロニクス・エヌヴィが,非差別的及び

合理的な条件で,いかなる者に対しても当該特許権の実施を許諾する意志があることを保証していること

を表明している旨述べている。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許

出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に係る確認について,責任はもたない。


 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

(6)

白      紙


日本工業規格

JIS

 X

6249

:2009

(ISO/IEC 23912

:2005

)

80 mm(1.46 GB/面)及び 120 mm(4.70 GB/面)

DVD レコーダブルディスク(DVD-R)

Information technology-80 mm(1.46 Gbytes per side) and 120 mm

(4.70 Gbytes per side) DVD Recordable Disk (DVD-R)

序文

この規格は,2005 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 23912 を基に,技術的内容及び対応国際規格の

構成を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。

第 章  一般事項

1

適用範囲

この規格は,80 mm 及び 120 mm の DVD レコーダブルディスク(以下,ディスクという。

)の互換性を

可能にする機械的特性,物理的特性及び光学的特性について規定する。また,それらのディスクによって

情報交換を可能にするプリ記録部(事前記録部)

,未記録部及び記録部の信号品質,データフォーマット,

情報ゾーンのフォーマット,未記録ゾーンのフォーマット及び記録方法について規定する。このディスク

を,DVD レコーダブル (DVD-R) ディスクという。この規格は,次の項目を規定する。

−  直径 80 mm 及び 120 mm の片面又は両面のディスク

−  適合条件

−  ディスクの使用環境及び保存環境

−  データ処理システム間の機械的互換のためのディスクの機械的特性,物理的特性及び寸法特性

−  トラック及びセクタの物理的配置,誤り訂正符号及び符号化方法を含む未記録ディスク上のプリ記録

情報のフォーマット

−  トラック及びセクタの物理的配置,誤り訂正符号及び符号化方法を含むディスク上の記録された情報

のフォーマット

−  データ処理システムがディスク上からプリ記録データを読み,ディスクに記録を可能にするための,

ディスク上のプリ記録及び未記録領域からの信号の特性

−  データ処理システムがディスク上のデータ読取りを可能にするための,ディスク上に記録した信号の

特性

この規格は,ディスクドライブ間のディスクの互換性を与える。また,ボリューム及びファイル構造の

規格とともに,データ処理システム間の完全なデータ互換性を与える。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 23912:2005,Information technology−80 mm(1.46 Gbytes per side) and 120 mm(4.70 Gbytes



X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

per side) DVD Recordable Disk (DVD-R) (IDT)

なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,一致していることを示す。

2

適合性

2.1

光ディスク

規格への適合性を表明する場合,ディスクのタイプ(公称直径及び片面か両面かの別)を明らかにしな

ければならない。ディスクは,そのタイプの要求事項を満たす場合,この規格に適合する。

2.2

製造システム

製造システムは,製造するディスクが 2.1 に合致するとき,この規格に適合する。

2.3

情報再生システム

情報再生システムは,2.1 に適合するディスクを取り扱うことができるとき,この規格に適合する。

3

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用

規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

)には適用しない。

ECMA 287:2002  Safety of electronic equipment

4

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

4.1

ブロック同期ガード領域  (block sync guard area)

未記録領域において,32K リンクを用いて記録が開始された連続領域の最初の ECC ブロック。

4.2

ボーダゾーン  (border zone)

部分的に記録された状態のディスクを再生するときに,ピックアップの暴走を防止するための領域。

4.3

チャネルビット  (channel bit)

変調後の 2 値の“0”及び“1”をディスク上のビットで表す要素。

4.4

クランプゾーン  (clamping zone)

クランプ装置機構によってクランプ力が加わるディスクの環状の部分。

4.5

データゾーン  (data zone)

リードインゾーンとリードアウトゾーンとに挟まれたユーザデータが記録された領域。

4.6

データレコーダブルゾーン  (data recordable zone)

ユーザデータが記録可能なゾーン。

4.7

デジタル総計値  (digital sum value : DSV)

10 進数の数値 1 をビット“1”及び 10 進数の−1 をビット“0”に割り当てることによってビットストリ


3

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ームから得た算術和。

4.8

ディスクアットワンス記録  (disk at once recording)

リードインゾーン,ユーザデータ及びリードアウトゾーンを連続的に記録する記録モード。

4.9

ディスク基準面  (disk reference plane)

ディスクのクランプゾーンをクランプし,理想スピンドルの完全に平らな環状表面で定義される回転軸

に対して垂直な面。

4.10

ECC ブロックアドレス  (ECC block address)

ランドプリピットとして配置され,ディスク上の各領域への記録位置を決定するために用いるトラック

の絶対物理番地。

4.11

誤り訂正符号:ECC (error correction code : ECC)

データの誤りを検出,訂正するために用いる照合バイトを生成するための数学的計算。

4.12

誤り検出符号  (error detection code : EDC)

データの誤りを検出するために生成されたコード。

4.13

ファイナライゼーション  (finalization)

リードインゾーン及びリードアウトゾーンを記録する動作。

4.14

グルーブ  (groove)

トラックの位置決めに用いるディスクの溝。グルーブは,ランドよりも入射面に近く位置する。グルー

ブの中心に記録を行う。

4.15

インクリメンタル記録  (incremental recording)

リンキング方式を用いてディスクが複数回に分けて記録されるときに用いる記録モード。

4.16

情報ゾーン  (information zone)

リードインゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンで構成されるゾーン。

4.17

ランド  (land)

グルーブ間の領域。

4.18

ランドプリピット  (land pre-pit : LPP)

ディスク基板製造工程において,ランド上に形成された番地情報を含むエンボスピット。

4.19

リードインゾーン  (lead-in zone)

データゾーンより内側,かつ,隣接した物理セクタで構成されるゾーン。



X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

4.20

リードアウトゾーン  (lead-out zone)

データゾーンより外側,かつ,隣接した物理セクタで構成されるゾーン。

4.21

記録管理領域  (recording management area: RMA)

リードインゾーンより内側,かつ,隣接した記録管理データで構成される領域。

4.22

記録管理データ  (recording management data: RMD)

ディスク上の記録モードを含む記録に関する情報。

4.23

情報ゾーン  (R-information zone)

パワー校正領域 (PCA) と記録管理領域 (RMA) とで構成される領域。

4.24

ゾーン  (R zone)

インクリメンタル記録及びリストリクテッドオーバライトモードの場合に,ユーザデータ記録用に予約

される連続した ECC ブロック。

4.25

セクタ  (sector)

ディスクの情報ゾーンに存在するトラックの中で,アドレス指定可能な最小領域。

4.26

基板  (substrate)

記録層を機械的に支持する透明な円盤状の基体。これを通して光ビームで記録層にアクセスする。

4.27

トラック  (track)

連続スパイラルの 360°,1 回転分。

4.28

トラックピッチ  (track pitch)

半径方向に測定される,未記録ディスクに対しては一対の隣接するウォブルグルーブ(半径方向にわず

かに蛇行したグルーブ)の平均中心線間の距離で,記録済みディスクに対しては一対の隣接する連なった

記録マークの物理トラックの中心線間の距離。

4.29

ゾーン  (zone)

ディスクの環状領域。

5

表記法

5.1

数値表示

測定値は,該当規格値の最下位けた(桁)に丸める。例えば,+0.01 のプラス許容差及び−0.02 のマイ

ナス許容差をもつ 1.26 という規格値は,1.235 以上 1.275 未満の測定値の範囲を許容する。

10 進数は,0∼9 の数字で表す。

16 進数は,括弧でくくった,0∼9 のアラビア数字と A∼F のアルファベットとで表す。


5

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ビットの設定は,

“0”及び“1”で表す。

2 進数及びビットパターンは,左側を最上位ビットとし,“0”及び“1”の一連で表す。

2 進数の負の値は,2 の補数として表す。

各フィールドで,データは,バイト 0 とする最上位のバイト(MSB)を最初に記録し,最下位バイト(LSB)

を最後に記録する。

8ビットのフィールドで,ビット b

 (8n-1)

は,最上位ビット(msb)とし,ビット b

0

は,最下位ビット(lsb)

としなければならない。

ビット b

 (8n-1)

を最初に記録する。

5.2

頭字語

(対応国際規格では,この細分箇条において,頭字語について英語特有の語句の用法について規定して

いるが,この規格では不要であり,不採用とした。

6

略語

AP

Amplitude of the land Pre-Pit signal  ランドプリピットの信号振幅(ウォブル振幅を含まない。)

AR

Aperture Ratio (of the Land Pre-Pit after recording)  開口比(記録後のランドプリピット信号にお

ける)

BP Byte

Position  バイト位置

BPF

Band Pass Filter  帯域フィルタ

CLV Constant

Linear

Velocity  一定線速度

CNR

Carrier to Noise Ratio  キャリア対雑音比

DCC

DC Component (Suppress) Control  直流成分抑圧制御

DSV Digital

Sum

Value  デジタル総計値

ECC

Error Correction Code  誤り訂正符号

EDC

Error Detection Code  誤り検出符号

HF High

Frequency  高周波

ID Identification

Data  識別データ

LA Lead-out

Attribute  リードアウト属性

IED

ID Error Detection (code)  ID 誤り検出符号

LPF Low-Pass

Filter  低域フィルタ

LPP Land

Pre-Pit  ランドプリピット

LSB 

Least Significant Byte  最下位バイト

lsb 

least significant bit  最下位ビット

MSB 

Most Significant Byte  最上位バイト

msb 

most significant bit  最上位ビット

NBCA

Narrow Burst Cutting Area  ナローバーストカッティング領域

NRZI

Non Return to Zero Inverted  非ゼロ反転復帰

OPC Optimum

Power

Control  最適パワー制御

PBS

Polarizing Beam Splitter  偏光ビームスプリッタ

PCA Power

Calibration

Area  パワー校正領域

PI

Parity (of the) Inner (code)  内符号パリティ



X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

PLL

Phase Locked Loop  位相同期ループ

PO

Parity (of the) Outer (code)  外符号パリティ

PSN

Physical Sector Number  物理セクタ番号

PUH Pick-Up

Head  ピックアップヘッド

RBP

Relative Byte Position  相対バイト位置

RBW Resolution

Bandwidth  レゾルーション帯域幅

RESYNC Re-Synchronization  再同期

RMA Recording

Management

Area  記録管理領域

RMD

Recording Management Data  記録管理データ

RS Reed-Solomon

(code)  リードソロモン符号

SYNC Synchronization  同期

7

ディスクの概要

この規格の主題である 80 mm 及び 120 mm のディスクは,一つの記録層(片面ディスク)又は二つの記

録層(両面ディスク)を内側に設けた基板 2 枚を接着層によって,は(貼)り合わせて構成する。ディスク

の中心位置決めは,読取側のディスク中心孔のエッジで行う。クランプは,クランプゾーンで行う。ディ

スクは,記録層の数によって両面ディスクか又は片面ディスクとなる。両面ディスクは,各基板の内側に

記録層をもつ。片面ディスクは,記録層を内側にもった 1 枚の基板と記録層をもたないダミー基板とをも

つ。記録されたディスクのデータは,ドライブの光ビームによって何回も読むことができる。

タイプ 1S

基板,一つの記録層及びダミー基板からなり,記録層には一方向からアクセスすることがで

きる。容量の公称値は 80 mm ディスクで 1.46 ギガバイト,120 mm ディスクで 4.70 ギガバイトである。

タイプ 2S

2 枚の基板及び二つの記録層からなり,ディスクの一方向からは,これらの記録層の一方に

だけアクセスすることができる。容量の公称値は 80 mm ディスクで 2.92 ギガバイト,120 mm ディスクで

9.40 ギガバイトである。

図 に,模式的にこれらのタイプを示す。


7

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

図 1−ディスク外観

8

一般要求事項

8.1

環境条件

8.1.1

試験環境条件

試験環境条件は,ディスク近傍の空気が次の条件を満たす環境とする。

a)  寸法測定用

温度

:23  ℃±2  ℃

相対湿度

:45  %∼55  %

大気圧

:86∼106 kPa

b)  a)以外の測定用

温度

:15  ℃∼35  ℃

相対湿度

:45  %∼75  %

大気圧

:86∼106 kPa

別に規定しない限り,すべての試験及び測定は,この試験環境条件で行わなければならない。

8.1.2

動作環境条件

規定した測定環境でのこの規格のすべての要求事項を満たすディスクは,動作環境条件において環境パ

ラメタの規定範囲にわたってデータ交換ができなければならない。

データ交換用ディスクは,電源を入れたドライブに装着し,ディスク近傍で測定したとき,次の条件下

で動作しなければならない。

注記  ここで,データ交換とは,再生のことをいう。

8.1.2.1

読取時の環境条件

保存条件にさらされたディスクは,動作前に少なくとも 2 時間動作環境条件に放置してから使用する。

温度

:−25  ℃∼70

 ℃

相対湿度

:3  %∼95  %

絶対湿度

:0.5∼60 g/m

3

反射層

タイプ 1S

タイプ 2S

入射面

入射面

入射面

ダミー基板

基板

基板

基板

接着層

接着層

記録層

記録層

記録層

反射層

反射層



X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

温度変動

:最大 15  ℃/h

相対湿度変動:最大 10  %/h

ディスクに結露があってはならない。

8.1.2.2

未記録ディスクの記録中の環境条件

保存条件にさらされたディスクは,動作前に少なくとも 2 時間  記録環境条件に放置してから使用する。

温度

:−5  ℃∼55  ℃

相対湿度

:3  %∼95  %

絶対湿度

:0.5∼30 g/m

3

ディスクに結露があってはならない。

8.1.3

保存環境条件

保存環境条件はディスク近傍の環境条件とし,次による。

温度

:−20  ℃∼50  ℃

相対湿度

:5  %∼90  %

絶対湿度

:1∼30 g/m

3

大気圧

:75∼106 kPa

温度変動

:最大 15  ℃/h

相対湿度変動:最大 10  %/h

8.1.4

輸送

この規格では,輸送条件については規定しないが,指針を

附属書 に示す。

8.2

安全性

ディスクは,情報処理システムにおいて意図された方法での使用時又は想定される使用時に,ECMA-287

の安全性に関する要求事項を満たさなければならない。

8.3

耐燃性

ディスクは,ECMA-287 に規定しているように,HB 材料の耐燃性クラス以上のクラスに適合する材料

で作る。

9

基準測定装置

この規格に適合するために,光学特性の測定には,記録済みディスク及び未記録ディスクの基準測定装

置を使用しなければならない。これらの装置の重要部品は,ここで規定する特性をもつ。

9.1

ピックアップヘッド  (PUH)

9.1.1

記録済みディスク測定用 PUH

光学パラメタを測定する光学系を,

図 に示す。測定の精度に影響しないようにするために,その光学

系は,ディスク入射面から反射した検出光を最小化する。偏光ビームスプリッタ C を 1/4 波長板 D と組み

合わせることによって,入射光とディスク F からの反射光とは分離される。偏光ビームスプリッタ C の

P-S 強度又は反射率の比は,100 以上とする。光学系 G は,非点収差の焦点合せ及び読取りのために,非

点収差を生成してディスク F の記録層で反射した光をコリメートする。四分割フォトディテクタ H の位置

は,対物レンズの焦点が記録層に合ったとき,光スポットが四分割ディテクタ H の中心と一致する中心を

もつ円になるように調整する。そのようなフォトディテクタ H の例を,

図 に示す。


9

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

A:レーザダイオード 
B:コリメータレンズ 
C:偏光ビームスプリッタ 
D:1/4 波長板 
E:対物レンズ

F:ディスク 
G:非点収差焦点合せ光学系 
H:四分割フォトディテクタ 
I

a

I

b

I

c

I

d

:四分割フォトディテクタ出力電流

J:直流結合増幅器

図 2−記録済みディスク測定用 PUH の光学系

PUH の特性は,次による。

波長(λ)

:650 nm±5 nm

偏光

:円偏光

偏光ビームスプリッタ:特に規定のない限り使用

開口数

:0.60±0.01

対物レンズの  ひとみ(瞳)の縁での光強度:半径方向は最大光強度の 60  %∼70  %,接線方向は最

大光強度の 90  %以上

単層ディスクの理想基板を通過した後の波面収差(厚さ 0.6 mm,屈折率 1.56)

:最大 0.033

λ rms

レーザダイオードの相対ノイズ強度 (RIN)

10 log[(交流光パワー実効値/Hz)/直流光パワー実効値]:最大  −134 dB/Hz

9.1.2

未記録ディスク測定用 PUH

特性測定を行う光学系を,

図 に示す。この光学系は,未記録ディスクの特性測定及びディスク測定に

必要な記録に使用する。

図 の構成の機能と同じであれば,異なる部品及び部品の異なる配置をしてもよ

い。光学系は,測定の精度に影響しないようにするために,ディスクの入射面から反射した検出光を最小

化する。偏光ビームスプリッタ C を 1/4 波長板 D と組み合わせることによって,レーザダイオード A から

の入射光とディスク F からの反射光とは分離される。

偏光ビームスプリッタ C の P-S 強度/反射率の比は,

100 以上とする。


10 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

A:レーザダイオード 
B:コリメータレンズ 
C:偏光ビームスプリッタ 
D:1/4 波長板 
E:対物レンズ

F:ディスク 
G:四分割フォトディテクタ 
H

1

,  H

2

,  H

3

,  H

4

:直流結合増幅器

I

a

,  I

b

,  I

c

,  I

d

:四分割フォトディテクタ出力電流

I

1

,  I

2

:増幅器出力電流

図 3−未記録ディスク測定用 PUH の光学系

データの記録再生に用いる集束光の特性は,次による。

波長(λ)

:650 nm

nm

10

5


偏光

:円偏光

開口数

:0.60±0.01

対物レンズの  ひとみ(瞳)の縁での光強度:半径方向は最大光強度の 40  %,接線方向は最大光強度

の 50  %以上

単層ディスクの理想基板を通過した後の波面収差(厚さ 0.6 mm,屈折率 1.56)

:最大 0.033

λ rms

レーザダイオードの相対ノイズ強度 (RIN)

10 log[(交流光パワー実効値/Hz)/直流光パワー実効値]:最大  −130 dB/Hz

9.2

測定条件

9.2.1

記録済みディスク及び未記録ディスク

チャネルビットレートが 26.156 25 Mbits/s のときの走査速度:3.49 m/s±0.03 m/s

クランプ力

:2.0 N±0.5 N

クランプゾーン  :10.4 及び

附属書 参照

テーパコーン角度 :40.0 °±0.5 °(

附属書 参照)

9.2.2

記録済みディスク

記録済みディスクの動作信号の測定条件は,

附属書 に規定する。

9.2.3

未記録ディスク

未記録ディスクの動作信号の測定条件は,

附属書 に規定する。

9.3

正規化サーボ伝達関数

軸方向と半径方向とのトラッキングのサーボシステムを規定するために,関数 H

s

を用いる[式 (1) 参

照]

。23.1 Hz∼10 kHz の周波数範囲において,基準サーボの開ループ伝達関数 の公称値を規定する。


11

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

( )

0

0

2

0

s

3

i

1

i

3

1

i

3

1

i

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

+

+

×

×

=

H

 (1)

ここに,

ω

  2

π f

ω

0

  2

π f

0

i

1

f

0

開ループ伝達関数の

0 dB

クロスオーバ周波数とする。

サーボの位相進み遅れ回路のクロスオーバ周波数は,次による。

進み交差周波数:

f

1

f

0

×

1/3

遅れ交差周波数:

f

2

f

0

×

3

9.4

軸方向のトラッキング基準サーボ

軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数

H

に対し,|

1

|は,図 に模式的に示すハッチ

ング領域内になければならない。

図 4−軸方向のトラッキング基準サーボ

100 Hz10 kHz の帯域幅

|

1

|は,|

1

H

s

|

20

%以内でなければならない。

クロスオーバ周波数

f

0

ω

0

/ 2

π

は,式

 (2)

による。

kHz

0

.

2

10

23

.

0

3

5

.

1

8

π

2

1

3

π

2

1

6

max

max

0

=

×

×

×

=

=

e

f

α

 (2)

ここに,

α

max

は,軸方向の最大加速度期待値 8 m/s

2

の 1.5 倍,最大許容トラッキングエラーe

max

は,0.23

μm とする。 
23.1 Hz100 Hz の帯域幅

|

1+|は,次の 4 点で囲まれる範囲内とする。

100 Hz で 40.6 dB(100 Hz で|1+H

s

|−20  %)

(dB)

周波数

 (Hz)

86.0

66.0

62.3

0

44.1

40.6

8 m/s

2

100

10 000

(300

μm)

(0.23

μm)

23.1

9.6


12 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

23.1 Hz で 66.0 dB(23.1 Hz で|1+H

s

|−20  %)

23.1 Hz で 86.0 dB(23.1 Hz で|1+H

s

|−20  %に 20 dB 加える。)

100 Hz で 44.1 dB(100 Hz で|1+H

s

|+20  %)

9.6 Hz23.1 Hz の帯域幅

|

1+H|は,66.0 dB と 86.0 dB との間になければならない。

9.5

半径方向のトラッキング基準サーボ

半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数 に対し,|1+H|は,

図 に模式的に示すハッ

チングの領域内になければならない。

図 5−半径方向のトラッキング基準サーボ

100 Hz10 kHz の帯域幅

|

1+H|は,|1+H

s

|の 20  %以内でなければならない。

クロスオーバ周波数 f

0

ω

0

/ 2

π は,式 (3) による。

kHz

4

.

2

10

022

.

0

3

5

.

1

1

.

1

π

2

1

3

π

2

1

6

max

max

0

=

×

×

×

=

=

e

f

α

 (3)

ここに,

α

 

max

は,軸方向の最大加速度期待値 1.1 m/s

2

の 1.5 倍,最大許容トラッキングエラーe

max

は,

0.022

μm とする。

半径方向のトラッキングエラーは,0 レベルより内側か外側で半径方向に測定したピーク偏差とする。

23.1 Hz100 Hz の帯域幅

|

1+|は,次の 4 点で囲まれる範囲内とする。

100 Hz で 43.7 dB(100 Hz で|1+H

s

|−20  %)

23.1 Hz で 69.2 dB(23.1 Hz で|1+H

s

|−20  %)

23.1 Hz で 89.2 dB(23.1 Hz で|1+H

s

|−20  %に 20 dB 加える。)

100 Hz で 47.3 dB(100 Hz で|1+H

s

|+20  %)

9.6 Hz23.1 Hz の帯域幅

|

1+|は,69.2 dB と 89.2 dB との間になければならない。

(dB)

周波数

 (Hz)

89.2

69.2

64.0

0

47.3

43.7

1.1 m/s

2

100

10 000

(35

μm)

(0.022

μm)

23.1

9.6


13

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

第 章  ディスクの寸法特性,機械的特性及び物理的特性

10

  寸法特性

寸法特性は,ディスクの互換性及び適合をとる上で必要なパラメタについて規定する。設計の自由度が

あるところは,機能特性の要素記述にとどめる。寸法要求事項は,

図 6∼図 にまとめて示す。ディスク

の各部分について,中心孔から外周部までを記載している。

寸法は,二つの基準面 P 及び Q を基準とする。

基準面 P は,主基準面とし,クランプゾーン(10.4 参照)の下面が置かれる面とする。

基準面 Q は,クランプゾーンの上面の高さで基準面 P と平行な面とする。

図 6−ディスクの領域

図 7−リム領域


14 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

図 8−組立ディスクの孔

10.1

  全体寸法

120 mm ディスクの直径は,次による。

mm

30

.

0

mm

00

.

120

1

±

=

d

80 mm ディスクの直径は,次による。

mm

30

.

0

mm

00

.

80

1

±

=

d

基板又はダミー基板の中心孔の直径は,次による。

mm

mm

00

.

15

0.15

0

2

+

=

d

2 枚の基板をはり合わせたとき,ディスクの中心孔の直径の最小値は,15.00 mm とする(図 参照)。

中心孔の両方のエッジにばりがあってはならない。

中心孔のエッジは,丸めるか又は面取りしなければならない。丸みの半径は,0.1 mm 以下とする。面取

りは,0.1 mm 以上の高さを超えてはならない。

接着層及びレーベルを含むディスクの厚さは,次による。

mm

mm

20

.

1

30

.

0

06

.

0

1

+

=

e

10.2

  第 遷移領域

第 1 遷移領域は,直径 d

2

及び次に示す直径 d

3

で囲まれた領域とし,この領域のディスク面は,基準面 P

及び/又は基準面 Q から最大 0.10 mm の内側にあってもよい。

mm

0

.

16

3

d

10.3

  第 遷移領域

第 2 遷移領域は,直径 d

3

及び次に示す直径 d

4

で囲まれた領域とする。

mm

0

.

22

4

d

この領域では,基準面 P 又は Q の外側に最大 0.05 mm の平たんでない部分及びばりがあってもよい。

10.4

  クランプゾーン

このゾーンは,直径 d

4

及び次に示す直径 d

5

で囲まれた領域とする。

mm

0

.

33

5

d

クランプゾーンの各面は,0.1 mm 以内で平たんでなければならない。クランプゾーンの上面,すなわち,

基準面 Q の面は,下面,すなわち,基準面 P の面に 0.1 mm 以内で平行でなければならない。

クランプゾーンの,ディスクの厚さ  (e

2

)  は,次による。

mm

mm

20

.

1

20

.

0

10

.

0

2

+

=

e

10.5

  第 遷移領域

第 3 遷移領域は,直径 d

5

及び次に示す直径 d

6

で囲まれた領域とする。


15

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

mm

0

.

40

6

d

(120 mm ディスクのとき)

mm

0

.

37

6

d

(80 mm ディスクのとき)

この領域では,ディスクの上面は,基準面 Q から高さ h

1

高くなってもよく,高さ h

2

低くなってもよい。

ディスクの下面は,基準面 P から高さ h

3

高くなってもよく,高さ h

4

低くなってもよい。

高さ h

1

h

2

h

3

及び h

4

の値は,次による。

mm

25

.

0

1

h

mm

10

.

0

2

h

mm

10

.

0

3

h

mm

25

.

0

4

h

10.6

  情報ゾーン

R 情報ゾーンは,箇条 28 で規定するとおりパワー校正領域の始めの d

7

= 44.00 mm 及びリードインゾー

ンの始めで囲まれた領域とする。R 情報ゾーンでのディスクの厚さは,10.1 で規定する e

1

に等しくなけれ

ばならない。

10.6.1

  情報ゾーンの分割

R 情報ゾーンの主要部分は,次による。

−  パワー校正領域 (PCA)

−  記録管理領域 (RMA)

10.7

  情報ゾーン

情報ゾーンは,リードインゾーンの始め及び

表 に示す直径 d

10

で囲まれた領域とする。情報ゾーンで

のディスクの厚さは,10.1 で規定する e

1

に等しくなければならない。

10.7.1

  情報ゾーンの分割

情報ゾーンの主要部分は,次による。

−  リードインゾーン

−  データゾーン

−  リードアウトゾーン

10.7.1.1

リードインゾーン

リードインゾーンは,25.1 で規定する R 情報ゾーンの終わり及び直径 d

8

で囲まれた領域とする。

10.7.1.2

データゾーン

データゾーンは,直径 d

8

から始まり直径 d

9

で終了する。

直径 d

8

の値は,次による。

mm

mm

0

.

48

0

2

.

0

8

=

d

120 mm

ディスクの

d

9

は,次による。

mm

0

.

116

9

d

80 mm

ディスクの

d

9

は,次による。

mm

0

.

76

9

d


16 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

10.7.1.3

リードアウトゾーン

リードアウトゾーンは,直径

9

で開始し,直径

d

10

で終了する。

d

10

の値は,

表 に示すようにデータゾ

ーンの長さに依存する。

表 1−情報ゾーンの終了

単位  mm

データゾーンの外径 d

9

 120

mm ディスクの d

10

の値 80

mm ディスクの d

10

の値

68.0 以下

最小 70.0

68.0∼115.0

データゾーン外径+最小 2.0

115.0∼116.0

最小 117.0

68.0 以下

最小 70.0

68.0∼75.0

データゾーン外径+最小 2.0

75.0∼76.0

最小 77.0

10.8

トラックの寸法

R

情報ゾーン及び情報ゾーンでのトラックは,

360

°回転のスパイラルによって構成する。データゾーン

全体にわたる平均トラックピッチは,

0.74

μm

±

0.01

μm

とする。トラックピッチの

0.74

μm

からの最大変

位は,±

0.03

μm

とする。

10.9

チャネルビット長

R

情報ゾーン及び情報ゾーンでは,

CLV

モードでデータを記録する。データゾーンの全体にわたる平均

チャネルビット長は,

133.3 nm

±

1.4 nm

とする。

10.10

リム領域

リム領域は,直径

d

11

から直径

d

1

の領域とする。

120 mm

ディスクの

d

11

は,次による。

mm

0

.

118

11

d

80 mm

ディスクの

d

11

は,次による。

mm

0

.

78

11

d

この領域では,ディスクの上面は,基準面

Q

から高さ

h

5

高くなってもよい。ディスクの下面は,基準面

P

から高さ

h

6

低くなってもよい。

高さ

h

5

及び

h

6

の値は,次による。

mm

10

.

0

5

h

mm

10

.

0

6

h

この領域の全体厚さは,

1.50 mm

,すなわち,

e

1

の最大値より大きくてはならない。

リムの厚さ

  (e

3

)

は,次による。

mm

60

.

0

3

e

ディスクの外周エッジは,丸み半径最大

0.2 mm

で丸めるか又は次に示す高さ

h

 7

h

 8

にわたり面取りし

なければならない。

mm

20

.

0

7

h

mm

20

.

0

8

h

10.11

許容差についての注意

10.5 で規定する

h

i

で示すすべての高さは,相互に独立した値とする。例えば,第

3

遷移領域の上側の面

h

2

だけ基準面

Q

から下がっている場合,この領域の下側の面が必ずしも

h

3

だけ基準面

P

から上がって

いなくてもよいことを意味している。寸法が同じ数値“一般的には最大値”のところでは,これは,実際


17

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

の値が同一でなければならないことを意味していない。

10.12

レーベル

レーベルは,それに関連した情報をアクセスする入射面のある基板と反対側の基板とに設け,ディスク

の外面又はディスクの内面の接合面かのいずれかに設ける。前者の場合,レーベルは,クランプゾーンに

かかってはならない。後者の場合,レーベルは,クランプゾーンに及んでもよい。いずれの場合でも,レ

ーベルは,中心孔の縁及びディスクの外周エッジからはみ出してはならない。レーベルは,ディスクの特

性に影響を与えてはならない。両面ディスクは,いずれの読取面にもレーベルを付けてはならない。

11

機械的パラメタ

11.1

質量

120 mm

ディスクの質量は,

13

20 g

の範囲内とする。

80 mm

ディスクの質量は,

6

9 g

の範囲内とする。

11.2

慣性モーメント

回転軸に関する

120 mm

ディスクの慣性モーメントは,最大

0.040 g

m

2

とする。

回転軸に関する

80 mm

ディスクの慣性モーメントは,最大

0.010 g

m

2

とする。

11.3

ダイナミックインバランス

回転軸に関する

120 mm

ディスクのダイナミックインバランスは,最大

0.010 g

m

とする。

回転軸に関する

80 mm

ディスクのダイナミックインバランスは,最大

0.004 5 g

m

とする。

11.4

回転方向

ディスクの回転方向は,光学的システムからみて反時計方向とする。

11.5

振れ量

11.5.1

軸方向の振れ量

軸方向のトラッキングのための基準サーボをもつ

PUH

及び走査速度でのディスクの回転で測定すると

き,基準面に垂直の方向での公称位置からの記録層の偏差は,

120 mm

ディスクは

0.3 mm

以下とし,

80 mm

ディスクは

0.2 mm

以下とする。軸方向トラッキングのためのサーボを用いて測定した

10 kHz

以下の残留

トラッキングエラーは,

0.23

μm

以下とする。測定用フィルタは,バタワース

LPF

f

c

 (

3 dB) : 10 kHz

傾斜:−

80 dB/decade

とする。

11.5.2

半径方向の振れ量

ディスクの外周エッジの振れは,

0.30 mm

p-p

以下とする。

トラックの半径方向の振れは,

70

μm

p-p

以下とする。

半径方向のトラッキングのための基準サーボを用いて測定した

1.1 kHz

以下の残留トラッキングエラー

は,

0.022

μm

以下とする。測定用フィルタは,バタワース

LPF

f

c

 (

3 dB) : 1.1 kHz

,傾斜:−

80 dB/decade

とする。

半径方向トラッキング基準サーボを用いて

20 ms

の積分時間で測定した

1.1 kHz

10 kHz

の周波数帯域で

の残留エラー信号のノイズ実効値は,

0.016

μm

以下とする。測定用フィルタは,バタワース

BPF

,周波数

範囲

  (

3 dB) : 1.1 kHz

,傾斜:+

 80 dB/decade

∼周波数範囲

  (

3 dB) : 10 kHz

,傾斜:−

80 dB/decade

する。


18 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

12

光学的パラメタ

12.1

記録済みディスク及び未記録ディスクの特性

12.1.1

屈折率

基盤の屈折率は,

1.55

±

0.10

とする。

12.1.2

透明基板の厚さ

透明基板の厚さは,屈折率の関数とし,

図 に規定する。

図 9−屈折率及び基板の厚さ

12.1.3

角度偏差

角度偏差は,平行光の入射光と反射光との間の角度

α

とする。入射光は,

0.3 mm

3.0 mm

の直径をも

つ。角度偏差は,入射面によるゆがみ及び反射層の非平行を含む(

図 A.1 参照)。その値は,附属書 

よって測定したとき,次のとおりとする。

半径方向で:

α 

 0.80

°以内

接線方向で:

α 

 0.30

°以内

12.1.4

透明基板の複屈折

透明基板の複屈折は,

附属書 によって測定したとき,

100 nm

以下とする。


19

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

12.2

記録済みディスクの反射率

附属書 によって測定したとき,記録層の反射率は,

45

%∼

85

%(

PBS

をもつ

PUH

)又は

60

%∼

85

PBS

をもたない

PUH

)とする。

12.3

未記録ディスクの特性

12.3.1

反射率変調の極性

反射率は,未記録領域で高く,記録マークで低く変化する。

12.3.2

記録パワーの感度変化(附属書 参照)

ディスクの全面にわたって最適記録パワー

P

0

の変化は,

P

0

±

0.05 P

0

とする。

第 

動作信号

13

記録済みディスクの動作信号

13.1

測定条件

動作信号は,

5

トラック以上の領域に

8-16

変調データを記録した後に測定する。

ピックアップヘッド

(PUH)

は,9.1.1 による。

測定条件は,9.2.1 及び 9.2.2 による。

ジッタ測定の

HF

信号波形等化は,

附属書 による。

正規化サーボ伝達関数は,9.3 による。

軸方向のトラッキングの基準サーボは,9.4 による。

半径方向のトラッキングの基準サーボは,9.5 による。

13.2

読取り条件

読取りパワーは,ディスクの入射面に投射したパワーであり,

1.0 mW

以下とする。

13.3

記録済みディスクの高周波信号 

(

HF

)

HF

信号は,四分割フォトディテクタの電流の和とする。これらの電流は,記録層の情報を表す記録マ

ークにおける光ビームの回折と反射率変化とによって変調される。記録パワー条件は,

附属書 による。

ジッタを除く測定は,波形等化前の

HF

信号によって行う。

13.3.1

変調振幅(図 10 参照)

変調振幅

I

14

は,最長記録マーク及びスペースによって発生したピークからピークまでの値とする。

ピーク値

I

14H

は,高域フィルタ前の

HF

信号のピーク値とする。

I

3

は最短記録マーク及びスペースによって発生したピークからピークまでの値とする。

0

レベルは,ディスクを挿入しないときの測定装置から得る信号レベルとする。

これらのパラメタは,次による。

60

.

0

H

14

14

I

I

15

.

0

14

3

I

I

[(I

14H max

I

14H min

) / I

14H max

]

の最大値は,

表 による。


20 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 2[

(

I

14H max

I

14H min

)

/I

14H max

]の最大値

1 枚のディスク内

1 回転内

PBS をもつ PUH 0.33

0.15

PBS をもたない PUH

0.20 0.10

13.3.2

信号の非対称性

ディスクを最適記録パワー

P

0

で記録したときの信号の非対称性は,次による(

図 10 参照)。

(

)

(

)

[

]

15

.

0

/

2

/

2

/

05

.

0

14

L

3

H

3

L

14

H

14

I

I

I

I

I

+

+

ここで,

(I

14H

I

14L

) / 2

は,

I

14

の中心値とし,

(I

3H

I

3L

) / 2

は,

I

3

の中心値とする。

図 10−変調振幅

13.3.3

クロストラック信号

クロストラック信号は,光ビームがトラックを交差するときの

HF

信号をカットオフ

30 kHz

の低域フィ

ルタで帯域制限したもの(

図 11 参照)。低域フィルタは,

1

次フィルタとする。

クロストラック信号は,次による。

L

H

T

I

I

I

10

.

0

/

H

T

I

I

ここで,

I

H

は,この信号のピーク値とし,

I

T

は,ピークからピークまでの値とする。

図 11−クロストラック信号


21

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

13.4

信号の品質

13.4.1

ジッタ

ジッタは,波形等化器を通過した

2

値化データの時間変動の標準偏差

σ で

表す。立上がりエッジ及び立

下がりエッジのジッタを

PLL

クロックで測定し,チャネルビットクロック周期によって正規化する。

ジッタ

σ

は,

附属書 によって測定するとき,

8.0

%以下とする。

13.4.2

ランダムエラー

PI

エラーの数は,少なくとも

1

バイトのエラーをもつ,

ECC

ブロック(箇条 19 参照)の行の数とする。

どの

8

連続

ECC

ブロックにおいても,エラー訂正前の

PI

エラーの総数は,

280

以下とする。

13.4.3

欠陥

欠陥の直径は,次の規定を満たすものとする。

気泡については,最大

100

μm

とする。

黒点については,最大

200

μm

とする。

複屈折を発生させない黒点については,最大

300

μm

とする。

さらに,欠陥はトラックの走査方向の

80 mm

の距離内で,次の規定を満たすものとする。

 30

μm

より大きい欠陥長の総和の最大値は,

300

μm

とする。

欠陥の数は,最大

6

個とする。

13.5

サーボ信号

図 12 に示す四分割フォトディテクタの出力電流は,

I

a

I

b

I

c

及び

I

d

とする。

97 0047 A

光ビーム

接線方向

I

a

I

b

I

d

I

c

半径方向(外側)

図 12−四分割フォトディテクタ

13.5.1

位相差トラッキングエラー信号

位相差トラッキングエラー信号は,光ビームがトラックを交差するとき,ディテクタの対角の対間の位

相差:位相

  (I

a

I

c

)

−位相

  (I

b

I

d

)

から導く(

図 13 参照)。位相差トラッキングエラー信号は,

30 kHz

カットオフの低減フィルタをかける(

附属書 参照)。この信号は,次の要求事項を満たすものとする(図

13 参照)。

振幅

正のゼロ交差において半径方向オフセット

0.10

μm

があるとき,

1

.

1

5

.

0

/

=

Δ T

t

ここで,

t

Δ

はディテクタの対角の対間の位相差から導く平均時間差とし,

T

はチャネルビッ

トクロック周期とする。

非対称性

非対称性は,次による(

図 13 参照)。

2

.

0

2

1

2

1

T

T

T

T

+


22 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ここに,

  T

1

T

/

Δ

の正のピーク値

T

2

T

/

Δ

の負のピーク値

図 13−位相差トラッキングエラー信号

13.5.2

接線方向のプッシュプル信号

この信号は,差動出力

  (I

a

I

d

)

  (I

b

I

c

)

の瞬時レベルから導く。この信号は,次による(

図 14 参照)。

(

) (

)

[

]

9

0

0

14

p

p

c

b

d

a

.

I

I

I

I

I

+

+

(

)-(+)

a  d

b c

p-p

マーク

(

)

(

)

[

]

p

p

c

b

d

a

+

+

I

I

I

I

図 14−接続方向のプッシュプル信号

13.6

  グルーブウォブル信号

PUH の四分割フォトディテクタの各受光部からの出力電流を I

a

I

b

I

c

及び I

d

とする(

図 12 参照)。グ

ルーブウォブル信号は,光ビームがトラックを追従するときのディテクタの差分出力から導き,[(I

a

I

b

)  −

(I

c

I

d

)]  とする。グルーブウォブル信号は,次による。

−  グルーブウォブルのロック周波数は,同期フレーム周波数の 8 倍とする。

−  グルーブウォブルの CNR:>  31 dB (RBW=1 kHz)

グルーブウォブルの CNR は,RBW を 1 kHz に設定したスペクトラムアナライザを用いて平均値を測定

する(

図 15 参照)。


23

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

キャリアレベル

ノイズレベル

図 15

ウォブル CNR の測定

14

  未記録ディスクの動作信号

14.1

  測定条件

未記録ディスクの特性測定及びディスクの測定に必要な記録を行う記録機のピックアップヘッド

(PUH)

は,

9.1.2

による。

測定条件は,

9.2.1

及び

9.2.3

による。

正規化サーボ伝達関数は,

9.3

による。

軸方向のトラッキングの基準サーボは,

9.4

による。

半径方向のトラッキングの基準サーボは,

9.5

による。

14.2

  記録条件

記録位置:グルーブ

最適記録パワー

  (P

o

)

附属書 H

による

OPC

によって決める。

最適記録パワー範囲

6.0 mW

 P

o

 12.0 mW

バイアスパワー

  (P

b

)

P

b

 0.7 mW

記録パワー

P

o

±

0.25 mW

14.3

  ディスクテスト用基本記録ストラテジ

ディスクの測定に必要な

9.1.2

に規定した記録機のピックアップヘッドを用いて記録するときのレーザ

パワーは,基本記録ストラテジに従って変調する(

図 16

参照)

T

1

クロック周期の長さを表すものと

するとき,

4T

から

11T

及び

14T

の長さの各記録パルスは,先頭パルス及び連続マルチパルスの二つの部

分からなる。

3T

の長さの記録パルスは,先頭パルスだけを用いる。先頭パルスは,記録データの立上がり

エッジから幅を狭め,記録データの立上がりエッジから

3T

のところで終了することによって作る。先頭

パルスの幅

(T

top

)

は,次に示すように記録データの長さ

(T

wd

)

によって選ぶ。連続マルチパルスは,記録デー

タの立上がりエッジから

3T

の時間のところで始まり記録データの立下がりのところで終わる。連続マル

チパルスのパルス周期は

T

とする。その幅

(T

mp

)

は,記録データの長さには依存しない。各パルス幅の推奨

値は,

表 3

による。

表 3

基本記録ストラテジのパラメタ

T

top

T

wd

 = 3 T

T

wd

 = 4 T

T

wd

 ≧ 5 T

T

mp

タイプ 1

1.55 T

1.50 T

1.55 T

0.65 T

タイプ 2

1.50 T

1.50 T

1.55 T

0.65 T

タイプ 3

1.25 T

1.15 T

1.15 T

0.60 T


24 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

記録ストラテジ変形の推奨方法については,

附属書 N

参照。

図 16

基本記録ストラテジ

14.3.1

  記録パルスの定義

対物レンズからの記録パルスは,

図 17

による。

立上がり時間

  (T

r

)

及び立下がり時間

  (T

f

)

は,最大

3 ns

とする。

図 17

記録パルス

14.4

  サーボ信号

図 18

に示す四分割フォトディテクタの出力電流は,

I

a

I

b

I

c

及び

I

d

とする。

I

a

及び

I

b

は,

I

c

及び

I

d

より

もディスクの外側に位置する。

0.5(P

0

P

b

)

0 レベル

0.9(P

0

P

b

)

P

0

T

T

T

f

P

b

T

top

T

mp

T

mp

T

f

T

r

T

r

0.1(P

0

P

b

)

記録データ

記 録 パ ル ス

T

wd

 ( 8T )

T

wd

 (3T )

T

top

T

top

T

mp

Po

Pb

T

0 レベル


25

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

97 0047 A

光ビーム

接線方向

I

a

I

b

I

d

I

c

半径方向(外側)

図 18

四分割フォトディテクタ

14.4.1

  半径方向プッシュプルトラッキングエラー信号

半径方向のプッシュプルトラッキングエラー信号は,光ビームがトラックを横切るときのディテクタの

差分出力から導き,

[(I

a

I

b

)

  (I

c

I

d

)]

とする。半径方向のプッシュプルトラッキングエラー信号は,

9.1.2

に規定するピックアップヘッド

(PUH)

を用いてカットオフ周波数

30 kHz

の低域フィルタを通過させて測定

する。

半径方向の記録前のプッシュプル振幅を

PPb

,記録後を

PPa

とすると,これらのパラメタは,次による

図 19

参照)

PPb

PPa

|

(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)|

a.c.

/|(I

a

I

b

I

c

I

d

)|

d.c.

|

(I

a

I

b

I

c

I

d

)|

d.c.

は,

0

レベルから

|

(I

a

I

b

I

c

I

d

)|

a.c.

の平均値を測定する(

図 19

参照)

半径方向のプッシュプル比は,次による。

PPr

PPb / PPa

上述のパラメタは,次の規定を満たすものとする。

 PPb

の信号振幅

0.22

PPb

0.44

プッシュプル比

0.5

PPr

1.0

 PPb

信号の変化幅

ΔPPb

15

ここに,

ΔPPb

[(PPb)

max

(PPb)

min

] / [(PPb)

max

(PPb)

min

]

  ΔPPb

は,

すべてのディスク面にわたって測定する

80 mm

ディスクで半径

22 mm

38.5 mm

120 mm

ディスクで半径

22 mm

58.5 mm


26 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

(

I

a

+

I

b

+

I

c

+

I

d

)

a.c.

(

I

a

+

I

b

+

I

c

+

I

d

)

d.c.

|(

I

a

+

I

b

)−(

I

c

+

I

d

)|

a.c.

差動信号

内周方向

グルーブ

|(

I

a

+

I

b

)−(

I

c

+

I

d

)|

a.c.

図 19

半径方向プッシュプルトラッキングエラー信号

14.4.2

  欠陥

特性は,

13.4.3

と同じとする。

14.5

  アドレス信号

図 18

に示す四分割フォトディテクタの出力電流は,

I

a

I

b

I

c

及び

I

d

とする。

14.5.1

  ランドプリピット信号

ランドプリピット信号は,光ビームがトラックを追従するときのフォトディテクタの差分出力の瞬時値

から導き,

[(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)]

とする。この差動信号は,

9.1.2

に規定する記録機のピックアップヘッドによ

って測定する。記録前のランドプリピット信号振幅

 (LPPb)

は,次による。

LPPb

=│

 (I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)

o-p

 /

 (I

a

I

b

I

c

I

d

)

d.c.

図 19

及び

図 20

参照)

(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)

o-p

は,信号の最大と最小との場所の平均を測定し,フォトディテクタの増幅器の

帯域を

20 MHz

以上とする。

(I

a

I

b

I

c

I

d

)

d.c.

は,光ビームがトラックを追従するときに測定し,低域フィルタのカットオフ周

波数は

30 kHz

とする。

記録後のランドプリピット信号の開口比

(AR)

は,次による。

AR=AP

min.

/AP

max.


27

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

AP

min.

及び

AP

max.

は,ウォブル信号を含まないランドプリピット信号

AP=|(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)|

の最小値及び

最大値とする(

図 20

及び

附属書 P

参照)

前記のパラメタは,次の規定を満たすものとする。

記録前の信号振幅

0.18

LPPb

0.28

記録後の開口比

(AR)

AR

15

記録前のブロックエラー比:

BLER

b

3

記録後のブロックエラー比:

BLER

a

5

LPPb

の半値全幅は,

1T

以上とする。光ビームがトラックを追従するとき外周側のランドプリピットを

検出する。ランドプリピットデータのブロックエラー比は,誤り訂正前のパリティ

A

の誤りを

1 000 ECC

ブロックにわたって測定する。

|(Ia+Ib)−(Ic+Id)|

o-p

 

a)  LPPb 測定用の記録前信号

AP

min

AP

max

b)  AR 測定用の記録後信号 

図 20

ランドプリピット信号

14.5.2

  グルーブウォブル信号

グルーブウォブル信号は,

光ビームがトラックを追従するときのフォトディテクタの差分出力から導き,

[(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)]

とする。グルーブウォブル信号は,

9.1.2

に規定する

PUH

によって,記録前及び記録後に

測定する。

記録前のグルーブウォブル信号振幅を

WO

b

,記録後を

WO

a

とすると,これらのパラメタは,次による。

WO

b

WO

a

[(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)]

P-P

WO

b

WO

a

のパラメタは,次の規定を満たす。

グルーブウォブルのロック周波数は,同期フレーム周波数の

8

倍とする。

  WO

b

CNR

:>

35 dB (RBW

1 kHz)

  WO

a

CNR

:>

31 dB (RBW

1 kHz)


28 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

WO

b

及び

WO

a

CNR

は,

RBW

1 kHz

に設定したスペクトラムアナライザを用いて平均値を測定する

図 21

参照)

正規化ウォブル信号

(NWO)

は,ウォブル振幅を

nm

単位で導出できるようにするために規定する。

NWO

WO

b

 / RPS

で定義され,値は次の規定を満たす。

0.06

NWO

0.12

ここで

RPS

は,光ビームがトラックを横切るときの記録前の半径方向プッシュプル信号

[(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)]

のピークからピークまでの値で,カットオフ周波数

30 kHz

の低域フィルタ通過後の値とする。

キャリアレベル

ノイズレベル

図 21

ウォブル CNR の測定

14.5.3

  ウォブルとランドプリピットとの位相関係

グルーブウォブル信号及びランドプリピット信号は,差分出力電流から導き

 [(I

a

I

b

)

(I

c

I

d

)]

とする。

四分割フォトディテクタの要素

(I

a

I

b

)

がディスクの外側に位置し,グルーブウォブルがサイン波とみなさ

れるとき,グルーブウォブルとランドプリピットとの位相関係

(PWP)

は,次の規定を満たすものとする。

PWP =

90 °

±

10 °

PWP

の値は,

LPP

信号の最大信号振幅点とウォブル信号の平均的ゼロクロス点との間の位相差とする

図 22

参照)

PWP

の値は,記録前に測定する。

    0 クロス

PWP

WO

b

図 22

ウォブルとランドプリピットとの位相関係


29

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

第 章  データフォーマット

15

  概要

主データと呼ぶホストから受け取ったデータは,ディスクに記録する前に,次の順に変換し,フォーマ

ットを行う。

データフレーム

スクランブルドフレーム

 ECC

ブロック

記録フレーム

物理セクタ

これらのステップは,次の箇条で規定する。

16

  データフレーム

データフレームは,

図 23

に示すとおりに,各行

172

バイトを含む

12

行の配列に配置した

2 064

バイト

によって構成する。最初の行は,

4

バイトからなる識別データ

(ID)

2

バイトからなる

ID

誤り検出符号

(IED)

6

バイトからなる予備バイト

(RSV)

の三つのフィールド及び

160

バイトの主データによって構成す

る。次の

10

行は,各

172

バイトの主データからなり,最後の行は,

168

バイトの主データ及び

4

バイトの

誤り検出符号

(EDC)

によって構成する。

2 048

バイトの主データは,

D

0

D

2 047

とする。

4 バイト

6 バイト

ID

IED

主データ 160 バイト( D

0

∼D

159

 )

2 バイト

主データ 172 バイト ( D

160

∼D

331

 )

主データ 172 バイト ( D

172

∼D

503

 )

主データ 172 バイト (D

1078

∼D

1879

)

RSV

主データ 168 バイト (D

1880

∼D

2047

)

EDC

4  バイト

172  バイト

    12

  行

図 23

データフレーム

16.1

  識別データ  (ID)

このフィールドは

4

バイトで構成し,そのビットは最下位ビット

(lsb)

b

0

とし,最上位ビット

(msb)

b

31

とする連続した番号付けをする(

図 24

及び

図 25

参照)


30 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

b

31

b

24

b

23

b

0

セクタ情報

セクタ番号

図 24

識別データ  (ID)

b

31

b

30

b

29

b

28

b

27

及び b

26

b

25

b

24

セクタ

フォーマットタイプ

トラッキング

方法

反射率

予備

ゾーンタイプ データタイプ  レイヤ番号

図 25

識別データ  (ID)  のセクタ情報

ビット

b

0

b

23

の最下位

3

バイトは,セクタ番号を

2

進表示で表す。

16

セクタの

ECC

ブロックの最初の

セクタ番号は,

16

の倍数とする。

セクタ情報である

図 25

に示した最上位バイトのビットは,次による。

a) 

セクタフォーマットタイプ

ビット b

31

再生専用ディスク及びレコーダブルディスク用 CLV フォ

ーマットを示す 0 に設定する。

b) 

トラッキング方法

ビット b

30

位相差トラッキングを示す 0 に設定する。

c) 

反射率

ビット b

29

 PBS を用いた PUH で反射率が 40  %以上を示す,0 に設

定する。

d) 

予備

ビット b

28

0 に設定する。

e) 

ゾーンタイプ

ビット b

27

及び b

26

次の値に設定する。

データゾーン        00 
リードインゾーン    01 
リードアウトゾーン  10

f) 

データタイプ

ビット b

25

次の値に設定する。

再生専用データを示すとき    0

リンキングデータを示すとき  1  (箇条 23 参照)

g) 

レイヤ番号

ビット b

24

0 に設定し,入射面から一つの記録層だけがアクセスでき
ることを示す。

この規格では,その他の値を設定してはならない。

16.2

  ID 誤り検出符号  (IED)

図 23

に示す配列のすべてのバイトを

C

i, j

 (i

0

11

j

0

171)

とするとき,

IED

のバイトは,

C

0, j

 (j

4

5)

で表す。これらの設定は,次による。

( )

( )

( )

x

G

 

x

x

I

x

x

IED

j

j

j

,

E

2

5

4

5

0

mod

C

=

=

=

ここに,

( )

=

=

3

0

3

,

0

C

j

j

j

x

x

I

( )

(

)

=

+

=

1

0

E

k

k

x

x

G

α

 
α は,原始多項式 P

 (

x

)

x

8

x

4

x

3

x

2

1

の原始根とする。

16.3

  予備バイト  (RSV)

このフィールドは,

6

バイトで構成する。アプリケーションによって規定しない場合,デフォルトの設

定とし,すべてのバイトを

0

に設定する。


31

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

16.4

  誤り検出符号  (EDC)

この

4

バイトのフィールドには,先行するデータフレームの

2 060

バイトにわたって計算した誤り検出

符号を入れる。データフレームを,

ID

フィールドの最初のバイトの最上位ビットで始まり,

EDC

フィー

ルドの最下位ビットで終了する単一のビットフィールドとしたとき,この最上位ビットを,

b

16 511

とし,最

下位ビットを,

b

0

とし,

EDC

の各ビット

b

i

は,i

31

0

に対し次による。

( )

( )

( )

x

G

x

I

x

x

EDC

i

i

i

mod

b

0

31

=

ここに,

( )

=

32

511

16

b

i

i

i

x

x

I

(x)  =  x

32

x

31

x

4

+1

17

スクランブルドフレーム

2 048 主データバイトは,

図 26

に示すシフトレジスタのビット r

7

 (msb)∼r

0

 (lsb)のビットが,各 8 ビット

シフトごとにスクランブルをかけるバイトを表すフィードバックビットシフトレジスタ回路によってスク

ランブルする。データフレームのスクランブル処理を始めるとき,シフトレジスタのビット r

14

∼r

0

は,

4

の値にプリセットする。同じプリセット値は,16 個の連続したデータフレームに使用される。16 グルー

プの 16 データフレームの後に,手順は最初から繰り返される。初期のプリセット番号は,データフレーム

の ID フィールドのシフトレジスタのビット b

7

(msb)∼b

4

(lsb)のビットによって表す値と等しい。

表 4

は,

16 初期プリセット番号に相当するシフトレジスタの初期プリセット値を表す。

表 4

シフトレジスタの初期値

初期プリセット番号  初期プリセット値 初期プリセット番号 初期プリセット値

(0) (0001)  (8) (0010) 
(1) (5500)  (9) (5000) 
(2) (0002)  (A) (0020) 
(3) (2A00)  (B) (2001) 
(4) (0004)  (C) (0040) 
(5) (5400)  (D) (4002) 
(6) (0008)  (E) (0080) 
(7) (2800)  (F) (0005)

r

14

r

13

r

12

r

11

r

10

r

9

r

8

r

6

r

5

r

4

r

3

r

2

r

7

r

1

r

0

図 26

フィードバックシフトレジスタ

シフトレジスタのビット r

7

∼r

0

の初期値の部分は,スクランブルをかけるバイト S

0

として取り出す。そ

の後,8 ビットシフトが 2 047 回繰り返され,レジスタ r

7

∼r

0

によって,スクランブルをかける 2 047 バイ

トを S

1

S

2 047

として取り出さなければならない。データフレームの主データバイト D

k

は,次によってス


32 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

クランブルバイト D′

k

となる。

k

k

k

S

D

D

=

 
 
 

ここに,  k=0∼2 047

⊕ は,排他的論理和 (Exclusive OR)を表す。

18

ECC ブロック

ECC ブロックは,16 連続スクランブルドフレームを,

図 27

に示すように,各行 172 バイトを 192 行に

配列する。各 172 列に外符号パリティ 16 バイトを加え,その結果 208 行になった各行に内符号パリティ

10 バイトを加える。完全な ECC ブロックは,各行 182 バイトの 208 行によって構成する。この配列のバ

イトは,が行数で が列数の B

i, j

とし,次による。

i=0∼191 及び j=0∼171 に対する B

i, j

は,スクランブルドフレームからのバイト。

i=192∼207 及び j=0∼171 に対する B

i, j

は,外符号パリティのバイト。

i=0∼207 及び j=172∼181 に対する B

i, j

は,内符号パリティのバイト。

B

0,0

B

0,1

B

0,170

B

0,171

B

0,172

B

0,181

B

1,0

B

2,0

B

1,1

B

2,1

B

1,170

B

2,170

B

1,171

B

1,172

B

1,181

B

2,171

B

2,172

B

2,181

B

189,0

B

189,1

B

189,170

  B

189,171

  B

189,172

B

189,181

B

190,0

B

190,1

B

190,170

  B

190,171

  B

190,172

B

190,181

B

191,0

B

191,1

B

191,170

  B

191,171

  B

191,172

B

191,181

B

192,0

B

192,1

B

192,170

  B

192,171

  B

192,172

B

192,181

B

207,0

B

207,1

B

207,170

  B

207,171

  B

207,172

B

207,181

172 バイト

PI

10  バイト

192

PO

16

図 27

ECC ブロック

PO 及び PI バイトは,次の式によって算出する。

列 j=0∼171 の各々で 16 PO バイトは,剰余多項式 R

j

  (x)  で定義され,外符号 RS (208,192,17)  を形

成する。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

x

R

j

i

i

j

i

j

PO

16

207

192

207

,

mod

B

=

=

=


33

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ここに,

( ) ∑

=

=

191

0

191

,

B

i

i

j

i

j

x

x

I

( )

(

)

=

+

=

15

0

PO

k

k

x

x

G

α

i

0

207

の各々

10 PI

バイトは,剰余多項式

R

i

 (x)

で定義され,内符号

RS (182,172,11)

を形成する。

( )

( )

( )

x

G

  

x

x

I

x

x

R

i

j

j

i,j

i

PI

10

181

172

181

mod

B

=

=

=

ここに,

( )

=

=

171

0

171

,

B

j

j

j

i

i

x

x

I

( )

(

)

=

+

=

9

0

PI

k

k

x

x

G

α

α は,原始多項式

P (x)

x

8

x

4

x

3

x

2

1

の原始根とする。

19

  記録フレーム 
16

の記録フレームは,

図 28

に示すとおり,

ECC

ブロックの各

12

行ごとの後に,

16 PO

行の一つをイン

タリーブすることによって算出する。これは,

ECC

ブロックのバイト

B

i, j

を,次の式に対する

B

m, n

として

再配置することによって算出する。

m

i

int[i/12]

及び

n

j

  (

191

の場合)

13 (i

191)

1

及び

  n

j

  (

192

の場合)

ECC

ブロックの

37 856

のバイトは,各セクタ

2 366

バイトの

16

記録フレームに再配置される。各記録

フレームは,各行

182

バイト

13

行の配列を構成する。


34 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

182

バイト

B

0,0

………………………………………………

B

0,171

B

0,172

……

B

0,181

 
13

記録

フレーム

No. 0

B

11,0

………………………………………………

B

11,171

B

11,172

……

B

11,181

B

192,0

………………………………………………

B

192,171

B

192,172

……

B

192,181

B

12,0

………………………………………………

B

12,171

B

12,172

……

B

12,181

 
13

記録

フレーム

No. 1

B

23,0

………………………………………………

B

23,171

B

23,172

……

B

23,181

B

193,0

………………………………………………

B

193,171

B

193,172

……

B

193,181

B

180,0

………………………………………………

B

180,171

B

180,172

……

B

180,181

 
13

記録

フレーム

No. 15

B

191,0

………………………………………………

B

191,171

B

191,172

……

B

191,181

B

207,0

………………………………………………

B

207,171

B

207,172

……

B

207,181

図 28

ECC ブロックから得た記録フレーム

20

  変調

各記録フレームの

8

ビットバイトは,二つの“

1

”の間に最小

2

個の“

0

”及び最大

10

個の“

0

”が含ま

れる

RLL (2,10)

というラン長の制限をもつ

16

ビット符号語に変換する。

附属書 G

は,適用する変換テー

ブルを規定する。主変換テーブル及び代替テーブルは,各

8

ビットバイトに対して

4

状態の一つと

16

ビッ

ト符号語とを規定する。各

8

ビットバイトに対して,テーブルは,相当する符号語だけでなくエンコード

する次の

8

ビットバイトの状態を示す。

16

ビット符号語は,

図 29

に示すようにディスクに記録する前に,チャネルビットに

NRZI

変換する。

図 29

NRZI 変換


35

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

21

  物理セクタ

物理セクタの構造は,

図 30

に示すように,各行が二つの同期フレーム

13

行で構成する。一つの同期フ

レームは,

表 5

の同期符号の一つと

1 456

チャネルビットとで構成し,

1 456

チャネルビットは記録フレー

ムの一つの行のそれぞれの第

1

及び第

2

91

8

ビットバイトを表す。

物理セクタの第

1

行は記録フレー

ムの第

1

行を表し,物理セクタの第

2

行は記録フレームの第

2

行を表し,以下同様とする。

記録は,第

1

行の第

1

同期フレームで開始して,第

2

同期フレームに続き,次の各行ごとに同様とする。

SY1

SY2

SY3

SY2

SY3

SY4

SY6

SY7

チャネルビット

SY0

SY1

SY2

SY3

SY4

SY1

1 456

SY4

32

SY5

13

同期フレーム

同期フレーム

SY5

SY5

SY5
SY5

SY6
SY6

SY6

SY7

SY7
SY7

チャネルビット

チャネルビット

チャネルビット

1 456

32

図 30

物理セクタ


36 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 5

同期符号

状態 1 及び状態 2

主同期符号

副同期符号

                  (msb)

(lsb)   (msb)

        (lsb)

SY0=0001001001000100 0000000000010001 / 0001001000000100 0000000000010001 
SY1=0000010000000100 0000000000010001 / 0000010001000100 0000000000010001 
SY2=0001000000000100 0000000000010001 / 0001000001000100 0000000000010001 
SY3=0000100000000100 0000000000010001 / 0000100001000100 0000000000010001 
SY4=0010000000000100 0000000000010001 / 0010000001000100 0000000000010001 
SY5=0010001001000100 0000000000010001 / 0010001000000100 0000000000010001 
SY6=0010010010000100 0000000000010001 / 0010000010000100 0000000000010001 
SY7=0010010001000100 0000000000010001 / 0010010000000100 0000000000010001

状態 3 及び状態 4

主同期符号

副同期符号

                  (msb)

(lsb)   (msb)

        (lsb)

SY0=1001001000000100 0000000000010001 / 1001001001000100 0000000000010001 
SY1=1000010001000100 0000000000010001 / 1000010000000100 0000000000010001 
SY2=1001000001000100 0000000000010001 / 1001000000000100 0000000000010001 
SY3=1000001001000100 0000000000010001 / 1000001000000100 0000000000010001 
SY4=1000100001000100 0000000000010001 / 1000100000000100 0000000000010001 
SY5=1000100100000100 0000000000010001 / 1000000100000100 0000000000010001 
SY6=1001000010000100 0000000000010001 / 1000000001000100 0000000000010001 
SY7=1000100010000100 0000000000010001 / 1000000010000100 0000000000010001

物理セクタは,記録フレームの

91

バイトごとの先頭に,同期符号を付加する

8/16

変調後のセクタとす

る。

22

  直流成分抑圧制御

半径方向のトラッキング及び

HF

信号の検出を確実にするために,チャネルビットパターンのストリー

ムの低周波成分は,できる限り低く保つことが望ましい。これを達成するために,デジタル総計値(

DSV

4.7

参照)は,できるだけ低く保つようにする。変調の始めの

DSV

は,

0

に設定する。

DSV

の現在値を減少させる幾つかの方法を,次に示す。

a

)

主同期符号と副同期符号との間の同期符号を選択する。

b

) 0

87

の範囲の

8

ビットバイトに対して,代替テーブルは,すべての状態に対して代わるべき

16

ビッ

ト符号語を提示する。

c

) 88

255

の範囲の

8

ビットバイトに対して,指定した状態が

1

又は

4

のとき,

RLL

の要求事項を満た

すならば,

16

ビット符号を状態

1

又は状態

4

から選択することができる。

これらの可能性を活用するため,ストリーム

1

及びストリーム

2

の二つのデータストリームを各同期フ

レームに対して生成し,ストリーム

1

は主同期符号で,ストリーム

2

は同期符号の同じ分類の副同期符号

で,各々開始する。両ストリームは,個別に変調するので,主同期符号と副同期符号とのビットパターン

間の差異によって異なった

DSV

を生成する。

b

)

及び

c

)

の場合,一つの

8

ビットバイトを表すのに二つの可能性がある。各ストリームの

DSV

は,この

選択を行う

8

ビットバイトの手前から一つ前の

8

ビットバイトまで計算する。最も低い

|

DSV|

のストリーム

を選択し,もう一つのストリームに複製する。それから次の

8

ビットバイトの符号語表現の一つがストリ


37

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ーム

1

に入り,他の一つは,ストリーム

2

に入る。この動作は,

b

)

又は

c

)

の発生の都度繰り返す。

b

)

の場合は,両ストリームでの同じパターン位置で常に起こるが,

c

)

の場合は,例えば,前の

8

ビット

バイトで規定した次の状態が

1

又は

4

の代わりに

2

又は

3

になり得るために,ストリームの一つで起こる

が他の一つでは起こらない可能性がある。その場合,次の三つの手順を適用する。

1

)

両ストリームの

|

DSV|

を比較する。

2

)  c)

の場合が起こるストリームの

|

DSV|

がもう一方のストリームのものより小さければ,そのとき

c

)

の場

合が起こったストリームを選択し,他のストリームに複製する。次の

8

ビットバイトの符号語表現の

一つがこのストリームに入り,もう一つは,もう一方のストリームに入る。

3

)  c)

の場合が起こったストリームの

|

DSV|

が他のストリームのものより大きければ,そのとき

c

)

の場合は

無視し,その

8

ビットバイトは,規定された状態に従って決められる。

b

)

及び

c

)

の場合,

|

DSV|

が等しければ,ストリーム

1

又はストリーム

2

の選択の決定は,実用化のときに

決めればよい。

a

)

の場合の手順は,次による。

同期フレームの終わりで,

b

)

又は

c

)

の生起にかかわらず全体の同期フレームの

DSV

は計算され,最も低

|

DSV|

をもつストリームが選択される。この

DSV

が+

63

より大きいか又は−

64

より小さければ,そのと

き同期フレームの始めの同期符号は,主同期符号から副同期符号に変えるか又はその逆にする。これがよ

り小さい

|

DSV|

を生じるならば,その変更は決定され,

|

DSV|

がより小さくなければ,元の同期符号が保持

される。

DSV

の計算中,

DSV

の実際値は,−

1 000

と+

1 000

との間を変動する可能性があり,

DSV

のカ

ウント範囲は,少なくとも−

1 024

∼+

1 023

を推奨する。

23

  リンキング方式

リンキング方式は,インクリメンタル記録モードでデータを追加する場合のために規定する。リンキン

グ方式は,

2K

リンク,

32K

リンク及びロスレスリンクと呼ぶ三つのタイプのリンキング方法が存在する。

23.1

  リンキングの構造

追加されるデータは,

ECC

ブロックの最初の物理セクタであるリンキングセクタから,又はそのセクタ

まで記録する。

各リンキング動作で,

データ記録は,

リンキングセクタの第

1

同期フレームの第

16

番目バイトで終了し,

リンキングセクタの第

1

同期フレームの第

15

17

番目で開始しなければならない(

図 31

参照)

。ディスク

がインクリメンタル記録モードで,かつ,

図 31 b)

の場合のとき,リンキング前にはブロック同期ガード領

域が第

1 ECC

ブロックに位置するものとし,また,リンキング後にリンキングロス領域の一部になる。

23.2

  2K リンク及び 32K リンク

リンキングロス領域は,

2K

リンク及び

32K

リンクの場合に,リンキングの影響によるデータ信頼性の

劣化を防ぐために割り付ける。リンキングロス領域は,

図 32

2K

リンク)及び

図 33

32K

リンク)

示すように,それぞれ

2 048

バイト及び

32 768

バイトの最小サイズをもち,パディングセクタを含めても

よいものとする。リンキングロス領域の主データは,

(00)

に設定する。

リンキングのないセクタのうち,リンキングロス領域に属するセクタが後ろに続くセクタは,そのデー

タタイプビット(

16.1

参照)を“

1

”に設定する。リンキングセクタのデータタイプは常に“

0

”を設定す

る(

図 32

及び

図 33

参照)

R

ゾーンの最後に記録されるセクタは,

2K

リンク又は

32K

リンクで記録され,そのデータタイプビ

ットは“

1

”に設定する。


38 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

23.3

  ロスレスリンク

リンキングロス領域のないリンキングは,

図 34

に示すように,ロスレスリンクとして許可される。この

リンキング方式にはデータタイプビットが“

1

”となるセクタは存在しない。

パッディング

セクタ

16バイト

ECC ブロック

記録の終了

記録の開始

ECC ブロック

リンキングロス領域(32 Kリンク)

リンキングセクタ

第1同期フレーム

第2同期フレーム

15 ∼17
バイト

a

)  記録済み領域直後のリンキング 

パッディング

セクタ

16バイト

ECCブロック

記録の終了

記録の開始

ECC ブロック

リンキングロス領域(32 Kリンク)

ブロック同期ガード領域

リンキングセクタ

第1同期フレーム

第2同期フレーム

15 ∼17

バイト

b

)  記録済み領域直前のリンキング 

図 31

リンキングの構造

リンキングセクタ

最後に記録されるアドレス

リンキングロス領域

データ: (00)

データタイプ: “1”

パディングセクタ: (00)

 ECC ブロック

 ECC ブロック

図 32

2 048 バイト

2K リンク

のリンキングロス領域を備えた ECC ブロックの構造

パディング

セクタ

パディング

セクタ


39

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

最後に記録されるアドレス

リンキングロス領域

データ: (00)

データタイプ: “1”

パディングセクタ: (00)

リンキングセクタ

32 768  バイト

 ECC ブロック

 ECC ブロック

図 33

32 768 バイト

32K リンク

のリンキングロス領域を備えた ECC ブロックの構造

リ ン キ ン グ セ ク タ

 ECC ブロック

 ECC ブロック

図 34

リンキングロス領域を備えていない ECC ブロックの構造

ロスレスリンク

第 章  情報ゾーンのフォーマット

24

  情報ゾーンの概要

情報ゾーンは,リードインゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンの

3

部分に分割する。データ

ゾーンは,主データを記録する領域とする。リードインゾーンは,制御情報を含んでいる。リードアウト

ゾーンは,読出しの終了を連続的で滑らかとすることを可能とする。

24.1

  情報ゾーンのレイアウト

情報ゾーンは,

表 6

に示すように,細分割する。表示された半径の値は,最初の物理セクタ及びゾーン

の最後の物理セクタの最後のトラックに対する公称値とする。


40 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 6

情報ゾーンのレイアウト

公称半径

 mm

開始セクタ

番号

物理セクタ

リードインゾーン

イニシャルゾーン

(022FA0)

45 664

バッファゾーン 0

(02E200)

512

R 物理フォーマット 
情報ゾーン

(02E400)

3 072

リ フ ァ レ ン ス コ ー ド
ゾーン

(02F000)

32

バッファゾーン 1

(02F020)

480

制御データゾーン

(02F200)

3 072

エキストラボーダ 
ゾーン

(02FE00)

512

データゾーン

24.0 ∼r

1

 (030000)

120 mm ディスクのリ
ードアウトゾーン

r

1

<34.0 のとき,

r

1

∼35.0 最小

34.0≦r

1

≦57.5 の

とき, 
r

1

∼(r

1

+1.0)  

57.5<r

1

<58.0 の

とき, 
r

1

∼58.5

80 mm ディスクのリ
ードアウトゾーン

r

1

<34.0 のとき,

r

1

∼35.0 最小

34.0≦r

1

≦37.5 の

とき, 
r

1

∼(r

1

+1.0)

37.5<r

1

<38.0 の

とき, 
r

1

∼38.5

24.2

  物理セクタの番号付け

データゾーンの最初の物理セクタは,セクタ番号

 (030000)

をもつものとする。

物理セクタは,ギャッ

プを含まない。物理セクタは,リードインゾーンの初めからリードアウトゾーンの終わりまで互いに連続

的に続く。物理セクタ番号

 (PSN)

は,リードインゾーンの初めからリードアウトゾーンの終わりまで連続

的に増加する(

図 35

参照)

リードインゾーン

リードアウトゾーン

データゾーン

アドレス

物理 
セクタ 
番号

(02FFFF)

(030000)

半径

情報ゾーン

図 35

物理セクタの番号付け

25

  リードインゾーン及びリードアウトゾーン

25.1

  リードインゾーン

リードインゾーンは,情報ゾーンの最も内側のゾーンとする。リードインゾーンは,次の部分で構成す

る(

図 36

参照)


41

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

イニシャルゾーン

バッファゾーン

0

  R

物理フォーマット情報ゾーン

リファレンスコードゾーン

バッファゾーン

1

制御データゾーン

エキストラボーダゾーン

各部分の最初の物理セクタのセクタ番号は,

図 36

に示す。

 
 

イニシャルゾーン

すべての物理セクタで,主データ(00)に設定

セクタ番号(022FA0)  
(リードイン開始)   
 

セクタ番号 188 928

バッファゾーン 0

512  物理セクタ

主データを(00)に設定

セクタ番号(02E200)

セクタ番号 189 440

R 物理フォーマット情報ゾーン

3 072  物理セクタ

セクタ番号(02E400)

セクタ番号 192 512

リファレンスコードゾーン

32  物理セクタ

セクタ番号(02F000)

セクタ番号 192 544

バッファゾーン 1

480  物理セクタ

主データを(00)に設定

セクタ番号(02F020)

セクタ番号 193 024

制御データゾーン

3 072  物理セクタ

セクタ番号(02F200)

セクタ番号 196 096

エキストラボーダゾーン

512  物理セクタ

セクタ番号(02FE00)

セクタ番号 196 608

データゾーン

セクタ番号(030000)

図 36

リードインゾーン

25.1.1

  イニシャルゾーン

イニシャルゾーンでの物理セクタとして最終的に記録されるデータフレームの主データは,

(00)

で設定

する。

25.1.2

  バッファゾーン 0

このゾーンは,

32 ECC

ブロックからの

512

セクタで構成する。このゾーンでの物理セクタとして最終的

に記録されるデータフレームの主データは,

(00)

で設定する。

25.1.3

  物理フォーマット情報ゾーン


42 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

R

物理フォーマット情報ゾーンは,セクタ番号

 (02E400)

から開始する

192 ECC

ブロック(

3 072

セクタ)

で構成する。

個々の

R

物理フォーマット情報ブロックの

16

セクタの内容は,

192

回繰り返す。

R

物理フォーマット情

報ブロックの構造は,

図 37

に示す。

相対セクタ番号

0

(00) に設定

1

製造情報

2

物理フォーマット情報

3

.  
.  
.  
.  
.

15

(00)  に設定

図 37

物理フォーマット情報ブロックの構造

25.1.3.1

  製造情報

この規格は,これらの

2 048

バイトのフォーマット及び内容を規定しない。この内容は,互換性では無

視する。

25.1.3.2

  物理フォーマット情報

この情報は,

表 7

に示し,次に規定する

2 048

バイトを含まなければならない。

表 7

物理フォーマット情報

BP

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号

1

1

ディスクサイズ及びディスクの最大転送レート

1

2

ディスク構造

1

3

記録密度

1

4∼15

データゾーン割付け 12

16

NBCA 記述子

1

17∼31

(00) に設定

15

32∼39

ボーダゾーンの最初のセクタのセクタ番号

8

40∼2 047

(00)  に設定

2 008

注記  ボーダゾーンは,附属書 を参照する。

バイト 0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号

ビット

b

0

b

3

は,バージョン番号を指定する。

これらのビットは,

0101

”に設定し,この規格を示す。

ビット

b

4

b

7

は,ディスクカテゴリを指定する。

これらのビットは,

0010

”に設定し,記録可能なディスクを示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 1

ディスクサイズ及びディスクの最大転送レート


43

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ビット

b

0

b

3

は,ディスクの最大転送レートを規定する。

0000

”に設定するとき,これらは,

2.52 Mbits/s

の最大転送レートを規定する。

0001

”に設定するとき,これらは,

5.04 Mbits/s

の最大転送レートを規定する。

0010

”に設定するとき,これらは,

10.08 Mbits/s

の最大転送レートを規定する。

1111

”に設定するとき,これらの最大転送レートを規定しない。

ビット

b

4

b

7

は,ディスクサイズを規定する。

ディスクの直径が

120 mm

のとき,これらは,

0000

”に設定する。

ディスクの直径が

80 mm

のとき,これらは,

0001

”に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 2

ディスク構造

ビット

b

0

b

3

は,レイヤタイプを規定する。

これらは,

0010

”に設定し,ディスクが記録可能なユーザデータゾーンを含むことを示す。

ビット

b

4

は,トラックパスを規定する。これは,

0

”に設定する。

ビット

b

5

及び

b

6

は,記録済み層数を規定する。これらは,

00

”に設定する。

ビット

b

7

は,

0

”に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 3

記録密度

ビット

b

0

b

3

は,平均トラックピッチを規定する。

これらは,

0000

”に設定し,

0.74 μm

の平均トラックピッチを示す。

ビット

b

4

b

7

は,平均チャネルビット長を規定する。

これらは,

0000

”に設定し,

0.133 μm

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 4

15

データゾーン割付け

バイト

4

は,

(00)

に設定する。

バイト

5

7

は,

(030000)

に設定し,データゾーンの最初の物理セクタのセクタ番号

196 608

を規定す

る。

バイト

8

は,

(00)

に設定する。

バイト

9

11

は,ボーダエリアで最後の

R

ゾーンに最後に記録されるアドレスを規定する(

附属書 M

参照)

リードインゾーンをディスクアットワンス記録モードで記録するとき,これらのビットは,データゾ

ーンの終了セクタ番号を規定する。

バイト

12

15

は,

(00)

に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 16

NBCA 記述子

ビット

b

7

は,

NBCA

がディスク上にあるかどうかを規定する(

附属書

L

参照)

NBCA

が存在しないとき,

0

”に設定する。

NBCA

が存在するとき,

1

”に設定する。

ビット

b

6

b

0

は,

0000000

”に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 17

31


44 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

これらのバイトは,

(00)

に設定する。

バイト 32

39

ボーダゾーンの最初のセクタのセクタ番号

附属書 M

参照)

バイト

32

35

は,現在のボーダアウトの開始セクタ番号を規定する。

バイト

36

39

は,次のボーダインの開始セクタ番号を規定する。

リードインゾーンをディスクアットワンス記録モードで記録するとき,これらフィールドは,

(00)

設定する。インクリメンタル記録モードでは,現在のボーダアウトの開始セクタ番号フィールドは,現

在のボーダエリア(

附属書

M

参照)のボーダアウトの開始セクタ番号を規定し,次のボーダインの開始

セクタ番号フィールドは,次のボーダエリアのボーダインの開始セクタ番号を規定する。このフィール

ドを

(00)

に設定した場合,次のボーダエリアは記録してはならない。

バイト 40

2 047

これらのバイトは,

(00)

に設定する。

25.1.4

  リファレンスコードゾーン

リファレンスコードゾーンは,ディスク上で特定のチャネルビットパターン

 (3T-6T-7T)

を生成する二つ

ECC

ブロックからの

32

物理セクタで構成する。各々の対応するデータフレームのすべての

2 048

主デ

ータバイトを

 (AC)

に設定することによって,これを達成しなければならない。さらに,各

ECC

ブロック

の最初のデータフレームの最初の

160

主データバイトに適用する以外に,これらのデータフレームにスク

ランブルを適用してはならない。

25.1.5

  バッファゾーン 1

このゾーンは,

30 ECC

ブロックからの

480

物理セクタで構成する。このゾーンでの物理セクタとして最

終的に記録されるデータフレームの主データは,

(00)

に設定する。バッファゾーン

1

の最後の

ECC

ブロ

ックは,ブロック同期ガード領域でなければならない。

ブロック同期ガード領域は,リンキング後のリン

キングロス領域の一部となる。

記録済み領域は,ブロック同期ガード領域のリンキングセクタから開始する。リンキング方式は,制御

データゾーンに接続するためにバッファゾーン

1

の記録に対して適用する。

25.1.6

  制御データゾーン

制御データゾーンは,セクタ番号

193 024 (02F200)

から開始する

192 ECC

ブロック(

3 072

セクタ)を含

み,制御データゾーン(制御データブロック)のそれぞれの

ECC

ブロックは記録済み又はエンボスにしな

ければならない。

制御データブロックの構造は,

図 38

に示す。

各制御データブロックの第

1

及び第

2

セクタは,記録済み物理フォーマット情報及びディスク製造情報

をそれぞれ含み,また,それらの内容は,

192

回繰り返すものとする。


45

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

相対セクタ番号

0

記録済み物理フォーマット情報

2 048  バイト

1

ディスク製造情報

2 048  バイト

2

3

.

.

.

15

システム使用の予備

14×2 048 バイト

図 38

制御データブロックの構造

25.1.6.1

  記録済み物理フォーマット情報

この情報は,

表 8

に示し,かつ,次に規定する

2 048

バイトを含まなければならない。

表 8

記録済み物理フォーマット情報

BP

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号

1

1

ディスクサイズ及びディスクの最大転送レート

1

2

ディスク構造

1

3

記録密度

1

4∼15

データゾーン割付け 12

16

NBCA 記述子

1

17∼31

(00) に設定

15

32∼39

エキストラボーダゾーンの最初のセクタのセクタ番号

8

40∼2 047

(00)  に設定 2

008

バイト 0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号

ビット

b

0

b

3

は,バージョン番号を規定する。

これらは,

0101

”に設定し,この規格を示す。

ビット

b

4

b

7

は,ディスクカテゴリを規定する。

これらのビットは,

0010

”に設定し,記録可能なディスクを示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 1

ディスクサイズ及びディスクの最大転送レート

ビット

b

0

b

3

は,ディスクの最大転送レートを規定する。

これらは,

1111

”に設定し,規定しないことを示す。

ビット

b

4

b

7

は,ディスクサイズを規定する。


46 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ディスクの直径が

120 mm

のとき,

0000

”に設定する。

ディスクの直径が

80 mm

のとき,

0001

”に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 2

ディスク構造

ビット

b

0

b

3

は,レイヤタイプを規定する。

これらは,

0010

”に設定し,ディスクが記録可能なユーザデータゾーンを含むことを示す。

ビット

b

4

は,トラックパスを規定する。これは,

0

”に設定する。

ビット

b

5

及び

b

6

は,層数を規定する。これらのビットは,

00

”に設定する。

ビット

b

7

は,

0

”に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 3

記録密度

ビット

b

0

b

3

は,平均トラックピッチを規定する。

これらは,

0000

”に設定し,

0.74 μm

の平均トラックピッチを示す。

ビット

b

4

b

7

は,チャネルビット長を規定する。

これらは,

0000

”に設定し,

0.133 μm

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 4

15

データゾーン割付け

バイト

4

は,

(00)

に設定する。

バイト

5

7

は,

(030000)

に設定し,データゾーンの最初の物理セクタ番号

196 608

を規定する。

バイト

8

は,

(00)

に設定する。

バイト

9

11

は,データレコーダブルゾーンの最外限度を規定する。これらのバイトは,フィールド

ID1

のプリピットデータブロックのプリピット情報で規定された

ECC

ブロックアドレスに対応するセク

タ番号に設定する(

27.3.5.3

参照)

バイト

12

は,

(00)

に設定する。

バイト

13

15

は,

(00)

に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 16

NBCA 記述子

ビット

b

7

は,

NBCA

がディスク上にあるか否かを規定する(

附属書 L

参照)

NBCA

が存在しないとき,

0

”に設定する。

NBCA

が存在するとき,

1

”に設定する。

ビット

b

6

b

0

は,

0000000

”に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 17

31

これらのバイトは,

(00)

に設定する。

バイト 32

39

エキストラボーダゾーンの最初のセクタのセクタ番号

バイト

32

35

は,エキストラボーダゾーンでカレント

RMD

の開始セクタ番号を規定する。

これらは,

(02FE10)

に設定する。

バイト

36

39

は,

エキストラボーダゾーンで物理フォーマット情報ブロック開始セクタ番号を規定す

る。

これらは,

(02FFA0)

に設定する。


47

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

バイト 40

2 047

これらのバイトは,

(00)

に設定する。

25.1.6.2

  ディスク製造情報

この規格は,これらの

2 048

バイトのフォーマット及び内容を規定しない。これらは,互換性では無視

する。

25.1.6.3

  システム使用のための予備

このフィールドでのビットの設定は,例えば,ビデオアプリケーションのようなアプリケーションに依

存する。この設定がアプリケーションによって規定しないとき,初期設定値は,すべて“

0

”でなければな

らない。

25.1.7

  エキストラボーダゾーン

エキストラボーダゾーンの構成は,

表 9

に示す。

表 9

エキストラボーダゾーンの構造

ユニット

位置

内容

0

リンキングロス領域  [すべて(00)  バイト]

1∼5

カレント RMD

6∼25

予備 [ (00) に設定]

26∼30

物理フォーマット情報ブロック

31

予備 [ (00) に設定]

ブロック同期ガード領域

**

  ディスクアットワンス記録モード

**

  インクリメンタル記録モード

ユニット位置は,エキストラボーダゾーンの初めからの相対的な位置を示す。

五重書きされたカレント

RMD

の各セクタ

0

直前のセクタのデータタイプビットは,

0

”に設定する。

図 39

に示すデータ構造で物理フォーマット情報ブロックを

5

回記録する。

物理フォーマット情報

2 048  バイト

製造情報

2 048  バイト

(00)  に設定

図 39

物理フォーマット情報ブロックの構造

物理フォーマット情報は,

25.1.3.2

に規定する。

製造情報は,

25.1.3.1

に規定する。


48 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

25.2

  リードアウトゾーン

リードアウトゾーンでの物理セクタとして最終的に記録されるデータフレームの主データは,

(00)

に設

定する。この規格は,リードアウトゾーンで物理セクタの数を規定しない。

第 章  未記録ゾーンのフォーマット

26

  未記録ゾーンの概要

ディスクの内周からディスクの外周に及ぶ連続的な

(

)

旋プリグルーブは,未記録ゾーンのトラック

を形成する。トラックは,ドライブの機能を制御するために特定の周波数でウォブルする。未記録ディス

クのための正確なアドレス情報は,隣接グルーブ部位間のランドにエンボスで形成する。

未記録ゾーンは,

R

情報ゾーン及び情報ゾーンの二つの部分に分割する。

R

情報ゾーンは,パワー校正領域及び記録管理領域の二つの部分に分割する。

図 40

に示す情報ゾーンは,三つの部分に分割する。内周の半径位置から開始して,これらのゾーンは,

リードインゾーン,データレコーダブルゾーン及びリードアウトゾーンからなる。リードアウトゾーンの

配置は,ファイナライズすることによって決まる。これらの三つのゾーンは,不可欠であり,かつ,通常,

DVD

再生専用ディスク上の同じゾーンと同一とする。

記録データは,ランドにエンボスで形成されたプリピット情報及びトラックのウォブルにガイドされた

プリグルーブに記録する。

記録前の正確な開始アドレスは,ランド上のプリピット情報を復号することによって決める。

26.1

  未記録ゾーンのレイアウト

表 10

に示すように,未記録ゾーンは,細分割する。各ゾーンの第

1

ブロックの

ECC

ブロックアドレス

26.2

参照)は,

表 10

に示す。

表 10

未記録ゾーンのレイアウト

ゾーンの第 1 ブロックの ECC

ブロックアドレス

ブロックの数

パワー校正領域 (FFE17F)

443

R 情報ゾーン

記録管理領域 (FFDFC3)

701

リードインゾーン (FFDD05)

334

データゾーン (FFCFFF) −

26.2

  ECC ブロックアドレス

ECC

ブロックアドレス(

4.10

及び

27.3.2

参照)は,トラックの絶対物理アドレスとする。

各ゾーンの開始及び停止の位置は,

ECC

ブロックアドレスを使用して定義する。

ECC

ブロックアドレスは,ディスクの内周から外周にかけて減少する。

ECC

ブロックアドレスは,プリピット情報としてランド上にエンボスで形成する。

26.3

  ECC ブロックの番号付け

ECC

ブロックアドレスは,ディスクの内周の半径から外周の半径まで連続的に減少しなければならない。

ECC

ブロックアドレスは,データゾーンの始めに置かれたブロックが

 (FFCFFF)

であるように

ECC

ロックアドレスを設定することによって計算する。データゾーンのこの第

1

ブロックは,リードインゾー

ン後の位置とする。


49

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

図 40

に示すパワー校正領域及び記録管理領域は,リードインゾーン前の位置とする。

リードイン 
ゾーン

データレコーダブル 
ゾーン

リードアウト 
ゾーン

ECC ブロックアドレス

(FFCFFF)

(FFD000)

半径

ECC

ブロックアドレス

R 情報ゾーン

情報ゾーン

記録管理領域

パワー校正領域

図 40

プリピットセクタレイアウト及び ECC ブロックの番号付け

27

  プリピットデータフォーマット

27.1

  概要

プリピットデータは,ランド上のプリピットのシーケンスとしてエンボスで形成する。プリピットデー

タシーケンスは,一つの

ECC

ブロックの物理サイズがグルーブに記録される主データの

16

セクタの物理

サイズに相当する。

一つのセットのプリピットは,二つの同期フレームごとに

3

ビット

(b

2

b

1

b

0

)

ずつ与えられるものとす

る。プリピット物理セクタのプリピットの第

1

セットは,プリピット同期符号と呼ぶものとする。

3

ビッ

トの先頭ビットはフレーム同期ビットと呼ぶものとする。インクリメンタル記録モード及びリストリクテ

ッドオーバライトモードで,フレーム同期ビットは,グルーブの

16

ビット符号語の記録済み同期符号の特

定位置とする。これらのビットの割当ては,

表 11

に示す。

表 11

ランドプリピットの割当て

b

2

b

1

b

0

偶数位置のプリピット同期符号

1

1

1

奇数位置のプリピット同期符号

1

1

0

“1”に設定したプリピットデータ

1

0

1

“0”に設定したプリピットデータ

1

0

0

プリピットの割り当てられた位置及び

16

ビット符号語の同期パターンは,

図 41

及び

図 42

に示す。ウォ

ブルとランドプリピットとの位相関係は,

14.5.3

に規定する。


50 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

0

1

2

3

4

5

6

22

23

24

25

1 物理セクタサイズ

ランド

ランド

偶数位置での

ランドの

プリピット同期符号

奇数位置での

ランドの

プリピット同期符号

偶数位置での

データ “1”

奇数位置での

データ “0”

1 同期フレーム

グルーブの記録済み

同期符号位置

記録するグルーブ

図 41

トラック構成

スペーススタイルで記録された同期符号

マークスタイルで記録された同期符号

XXXXX0010000000000000100 XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

プリグルーブに記録された同期パターン

検出されたウォブル信号

奇数位置での
ランドのプリピット同期符号

“0” に設定したプリピットデータ

“1” に設定したプリピットデータ

偶数位置での
ランドのプリピット同期符号

16ビット符号語

図 42

グルーブ及びランドに記録された信号の関係

プリピット位置には二つの場合があり,二つの同期フレームの位置関係から偶数位置及び奇数位置と呼

ぶ。通常は,偶数位置でプリピットを記録することが望ましい。マスタリングで,近隣のランド上にプリ

ピットが既にある場合,プリピットの位置を奇数位置へ移す。

図 43

にそのような場合について記載する。

プリピット物理セクタ内でプリピット位置を変えることができる。


51

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

図 43

ランドプリピット位置の配置

プリピットデータフレームは,

27.3.1

に規定する相対アドレスの 4 ビット及びユーザデータの 8 ビット

で構成する。

プリピットデータは,プリピットデータフレームのユーザデータ領域で記録する。  プリピットデータフ

レームは,

図 44

に示す。

プリピット物理セクタは,1 ビットを 3 ビットに変換し,プリピット同期符号を加えた後のプリピット

データフレームとする。プリピットの物理セクタは,ランドプリピット記録の一部としてランドに記録す

る(

図 45

及び

表 11

参照)

相対アドレス

4 ビット

ユーザデータ

8 ビット

図 44

プリピットデータフレーム構成

プリピット同期符号

3 ビット

変換した相対アドレス

12 ビット

変換したユーザデータ

24 ビット

図 45

プリピット物理セクタ構成

27.2

プリピットブロック構成

プリピットデータブロックは,16 のプリピットデータフレームで構成する。

プリピットデータブロックは,パート A 及びパート B の二つのデータパートをもつものとする。

パート A は,ECC ブロックアドレス(

27.3.2

参照)の 3 バイト及びパリティ A(

27.3.3

参照)の 3 バイ

ト,並びに相対アドレス“0000∼0101”

27.3.1

参照)で構成する。したがって,パート A は,6 プリピッ

トデータフレームで構成する。

パート B は,フィールド ID の 1 バイト,ディスク情報の 6 バイト及びパリティ B の 3 バイト並びに相

対アドレス“0110∼1111”で構成する。したがって,パート B  は,10 プリピットデータフレームで構成

する。

プリピット物理ブロックは,プリピットデータブロックの各 1 ビットを 3 ビットに変換し,プリピット

同期符号を加えることによって構成される 16 のプリピット物理セクタで構成する。


52 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

この信号処理は,

図 46

に示す。

 

ECC ブロックア
ドレス+相対アド
レス

 
 
 
 
 
 
 

フィールド ID+
ディスク情報+相
対アドレス

 

パート A+パート B

 
 
 
 

プリピットデータ
ブロック

 
 
 
 
 
 
 
 

プリピット同期符号を
加える前のプリピット
物理ブロック

 
 
 

プリピットデータ
ブロック

パート B

パート A

 
 
 
 

プリピット物理
ブロック

パリティ A 符号

パリティ B 符号

 
 
 
 

1 ビットを 3 ビ
ットに変換

 
 
 
 

プリピット
同期符号

図 46

プリピットブロックを構成する処理手順

プリピットブロック構成は,

図 47

に示す。

プリピット物理ブロック 
[変換したプリピットデータブロック(

表 11 参照)を使用する。]

プリピットデータブロック 
ECC ブロックアドレス(3 バイト)

パート A

相対アドレス 
0000∼ 0101

パリティ A  (3 バイト)

プリピットフィールド ID 及び

ディスク情報

(7 バイト)

パート B

プリピット同期符号

相対アドレス 
0110  ∼1111

パリティ B  (3 バイト)

図 47

プリピットブロック構成

プリピット物理ブロックは,

図 48

に示す。


53

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

  ←------------------------------------------------------26  同期フレーム------------------------------------------------------------------------→

  ←-------プリピット同期符号及び相対アドレス------------→ ←---------プリピットパート A 及びパート B 情報-----------→

E   O   E   O   E   O   E   O   E

O  E  O  E  O  E  O  E  O  E  O  E  O  E  O  E  O

G

A No.0

L

111  100  100  100  100

ECC ブロックアドレス

G

No.1

L

111  100  100  100  101

ECC ブロックアドレス

G

No.2

L

111  100  100  101  100

ECC ブロックアドレス

G

No.3

L

111  100  100  101  101

パリティ A

G

No.4

L

111  100  101  100  100

パリティ A

G

No.5

L

111  100  101  100  101

パリティ A

G

B No.6

L

111  100  101  101  100

フィールド ID

G

No.7

L

111  100  101  101  101

ディスク情報

G

No.8

L

111  101  100  100  100

ディスク情報

G

No.9

L

111  101  100  100  101

ディスク情報

G

No.10

L

111  101  100  101  100

ディスク情報

G

No.11

L

111  101  100  101  101

ディスク情報

G

No.12

L

111  101  101  100  100

ディスク情報

G

No.13

L

111  101  101  100  101

パリティ B

G

No.14

L

111  101  101  101  100

パリティ B

G

No.15

L

111  101  101  101  101

パリティ B

説明: 
1

) G はグルーブ,L はランド,E は偶数位置及び O は奇数位置を意味する。

2

)  プリピット同期符号は,この表現での偶数位置に示す。相対アドレスプリピットデータ“1”は,“101”で表す。

また,プリピットデータ“0”は,この表現で“100”で表される。ランドプリピットの割当ては,

表 11 に規定

する。

3

)  最後のカラムは,プリピット物理ブロックのプリピットの物理セクタ番号とする。

4

)  最後のカラムから第 2 番目は,プリピット物理ブロック構造のパート A 及びパート B を表示する。

図 48

プリピット物理ブロック

27.3

プリピットデータブロック構成

パート A 及びパート B のユーザデータは,プリピット情報と呼ぶ。パート A のプリピット情報は,ECC

ブロックアドレスとする。パート B のプリピット情報は,パート B のディスク情報フィールド中に記録す


54 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

る。

パート B のディスク情報の内容は,階層化され,フィールド ID によって区別する。したがって,階層

化したパート B を含む各プリピットデータブロックは,フィールド ID によって区別する。

プリピットデータブロックの階層及び位置は,

表 12

に示す。

表 12

プリピットデータブロックの階層及び位置

フィールド ID

パート B のディスク情報の内容

位置

0 ECC ブロックアドレス

すべてのゾーン

1

アプリケーションコード・物理データ

リードインゾーン

2 OPC 推奨コード・記録ストラテジコードの

第 1 フィールド

リードインゾーン

3

製造業者 ID の第 1 フィールド

リードインゾーン

4

製造業者 ID の第 2 フィールド

リードインゾーン

5

記録ストラテジコードの第 2 フィールド

リードインゾーン

リードインゾーンで,

フィールド ID 1∼5 のプリピットデータブロックは,

図 49

に示すように記録する。

フィールド ID

位置 ECC ブロックアドレス

フィールド ID1

フィールド ID2

フィールド ID3

フィールド ID4

フィールド ID5

フィールド ID1

フィールド ID2

フィールド ID3

フィールド ID4

フィールド ID5

フィールド ID1



:

フィールド ID4

フィールド ID5

フィールド ID0

(FFDD05)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

(FFD003)

フィールド ID0 (FFD002)

フィールド ID0 (FFD001)

フィールド ID0

リードインゾーンの開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

リードインゾーンの終了

(FFD000)

フィールド ID0

(FFCFFF)

図 49

リードインゾーンのプリピットデータブロックの配置

27.3.1

相対アドレス

プリピットデータフレームは,相対アドレスを含む。  相対アドレスは,16 プリピットデータフレーム

(一つのプリピットデータブロック)

の位置を示す。

  相対アドレスを規定するために 4 ビットを使用する。


55

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

0000      第 1 プリピットデータフレーム 
0001    第 2 プリピットデータフレーム   
:

:

1111    最後のプリピットデータフレーム

相対アドレス番号は,グルーブに記録される物理セクタ番号の最下位の 4 ビットによって表される値に

等しいものとする。  相対アドレスは,誤り検出及び誤り訂正符号をもってはならない。

27.3.2

ECC ブロックアドレスデータ構造

ECC ブロックアドレスは,隣接した内側のグルーブに記録される物理セクタ番号の b

23

∼b

4

によって表

される値の反転ビットに等しいものとする。データゾーンの開始での ECC ブロックアドレスは,

図 50

示す (FFCFFF)とする。

ECC ブロックアドレスは,パリティをもたなければならない。したがって,誤り訂正が可能になる。 

リードインゾーン

データレコーダブルゾーン

リードアウトゾーン

グルーブ:物理セクタ番号(030000)

  ランド:ECC ブロックアドレス(FFCFFF)

図 50

物理セクタ番号と ECC ブロックアドレスとの関係

リードアウトゾーンの配置は,ファイナライズすることによって決めるものとする。

注記

  “ECC ブロックアドレス”の定義は,この規格に特有のものである。

27.3.3

パリティ 及びパリティ B

図 51

で行列に割り付けられた各バイトが C

j

= 0∼15)のとき,その後,パリティ C

j

= 3∼5 及び

=

13∼15)用の各バイトは,次による。

パリティ A:

( )

=

=

5

3

5

C

A

Parity

j

j

j

x

x

( )

{

}

( )

{

}

x

G

x

x

I

E

3

mod

=

ここに,

( )

=

=

2

0

2

C

j

j

j

x

x

Ι

( )

(

)

=

+

=

2

0

E

k

k

x

x

G

α

αは,原始多項式

G

p

(

x

)  =

x

 8

x

4

x

3

x

2

+1 の原始根を表す。

パリティ B:

( )

=

=

15

13

15

C

B

Parity

j

j

j

x

x

( )

{

}

( )

{

}

x

G

x

x

I

E

3

mod

=


56 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ここに,

( )

=

=

12

6

12

C

j

j

j

x

x

Ι

( )

(

)

=

+

=

2

0

E

k

k

x

x

G

α

α

は,原始多項式

G

p

(

x

)  =

x

 8

x

4

x

3

x

2

+1 の原始根を表す。

27.3.4

フィールド ID0

フィールド ID0 のプリピットデータブロック構成は,

図 51

に示す。

ビット位置

プリピット

データフレーム

番号

0 1∼4 5

(msb)

∼12 (lsb)

0

プリピット同期符号* 0000

ECC ブロックアドレスの第 1 バイト

パート A

1

 0001

ECC ブロックアドレスの第 2 バイト

2

 0010

ECC ブロックアドレスの第 3 バイト

3

 0011 パリティ A の第 1 バイト

4

 0100 パリティ A の第 2 バイト

5

 0101 パリティ A の第 3 バイト

6

 0110

フィールド ID (00)

パート B

7

 0111

ECC ブロックアドレスの第 1 バイト

8

 1000

ECC ブロックアドレスの第 2 バイト

9

 1001

ECC ブロックアドレスの第 3 バイト

10

 1010

(00)

に設定

11

 1011

(00)

に設定

12

 1100

(00)

に設定

13

 1101 パリティ B の第 1 バイト

14

 1110 パリティ B の第 2 バイト

15

 1111 パリティ B の第 3 バイト

注*

プリピット同期符号を,プリピット物理ブロックを構成するためにプリピットデータブロックに付加する。

図 51

フィールド ID0 のプリピットデータブロック構成

27.3.5

フィールド ID1

フィールド ID1 のプリピットブロック構成は,

図 52

に示す。


57

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ビット位置

プリピット

データフレーム

番号

0 1∼4 5

(msb)

∼12 (lsb)

0 0000

ECC ブロックアドレスの第 1 バイト

1 0001

ECC ブロックアドレスの第 2 バイト

2 0010

ECC ブロックアドレスの第 3 バイト

3 0011

パリティ A の第 1 バイト

4 0100

パリティ A の第 2 バイト

5 0101

パリティ A の第 3 バイト

パート A

6 0110

フィールド ID (01)

7 0111

応用コード

8 1000

ディスク物理コード

9 1001

データレコーダブルゾーンの最終アドレスの

第 1 バイト

10 1010

データレコーダブルゾーンの最終アドレスの

第 2 バイト

11 1011

データレコーダブルゾーンの最終アドレスの

第 3 バイト

12 1100

バージョン番号

拡張符号

13 1101

パリティ B の第 1 バイト

14

プリピット同期符号*

1110

パリティ B の第 2 バイト

パート B

15

 1111

パリティ B の第 3 バイト

注*

プリピット同期符号を,プリピット物理ブロックを構成するためにプリピットデータブロックに付加する。

図 52

フィールド ID1 のプリピットデータブロック構成

27.3.5.1

アプリケーションコード

アプリケーションコードは,次のように規定する。

ビット位置 5

“0”に設定

ビット位置 6

“0”に設定:限定用途のディスク

ビット位置 7∼12

“000000”に設定:一般目的ドライブに使用する一般用途のディスク

ビット位置 7∼12

その他に設定:特別のドライブだけに使用する特別用途のディスク

ビット位置 6

“1”に設定:限定しない用途のディスク

ビット位置 7∼12

“000000”に設定:民生用ドライブに使用する民生用途のディスク

ビット位置 7∼12

その他に設定:予備

27.3.5.2

ディスク物理コード

ディスクの基本物理特性は,

表 13

に示すディスク物理コードフィールドに規定する。


58 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 13

ディスク物理コード

ビット位置

内容

ビット設定値及び意味

5 (msb)

トラックピッチ

“1”に設定し,トラックピッチが 0.74 μm であることを示す。

6

基準速度

“1”に設定し,基準速度が 3.49 m/s  であることを示す。

7

ディスク直径

“0”= 120 mm    “1”= 80 mm

8

反射率(1)

“0”に設定し,反射率が 45  %∼85  %であることを示す。

9

反射率(2)

“0”に設定

10

メディアタイプ(1)

“0”=  有機色素    “1”=  その他

11

メディアタイプ(2)

“0”に設定し,記録可能なメディアを示す。

12 (lsb)

記録波長

“0”に設定し,レーザ波長が 650 nm であることを示す。

27.3.5.3

データレコーダブルゾーンの最終アドレス

データレコーダブルゾーンの最終アドレスフィールドには,データレコーダブルゾーンの最終の ECC ブ

ロックアドレスを,16 進法で規定する。

最終の ECC ブロックアドレスは,12 cm ディスクの片面 4.70 GB 及び 8 cm ディスクの片面 1.46 GB のユ

ーザデータ容量を保証するために定義する。

データレコーダブルゾーンの最終アドレスは,データレコーダブルゾーンの最外限度を示すものであっ

て,ディスクの最小 ECC ブロックアドレスを示さない。プリピット物理ブロックは,データレコーダブル

ゾーンの最終アドレスによって示されたゾーンを越えてディスクの外周の方へ広がらなければならない。

27.3.5.4

バージョン番号

これらのビットは,

“0101”に設定し,この規格を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

27.3.5.5

拡張コード

これらのビットは,

“0000”に設定し,この規格を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

27.3.6

フィールド ID2 及び ID5

フィールド ID2 及び ID5 のプリピットデータブロック構成は,

図 53

及び

図 54

に示す。


59

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ビット位置

プリピット

データ

フレーム番号

0 1∼4 5

(msb)

∼12 (lsb)

0 0000

ECC ブロックアドレスの第 1 バイト

1

プリピット

同期符号*

0001 ECC ブロックアドレスの第 2 バイト

2

 0010

ECC ブロックアドレスの第 3 バイト

3

 0011

パリティ A の第 1 バイト

4

 0100

パリティ A の第 2 バイト

5

 0101

パリティ A の第 3 バイト

パート A

6

 0110

フィールド ID(02)

7

 0111

OPC 推奨コード

(

β 値)

OPC 推奨コード

(記録パワー)

8

 1000

波長コード

9

 1001

記録ストラテジコードの第 1 バイト

10

 1010

記録ストラテジコードの第 2 バイト

11

 1011

記録ストラテジコードの第 3 バイト

12

 1100

記録ストラテジコードの第 4 バイト

13

 1101

パリティ B の第 1 バイト

14

 1110

パリティ B の第 2 バイト

15

 1111

パリティ B の第 3 バイト

パート B

注*

プリピット同期符号を,プリピット物理ブロックを構成するためにプリピットデータブロックに付加する。

図 53

フィールド ID2 のプリピットデータブロック構成

ビット位置

プリピット

データ

フレーム番号

0 1∼4 5

(msb)

∼12 (lsb)

0 0000

ECC ブロックアドレスの第 1 バイト

1

プリピット

同期符号*

0001 ECC ブロックアドレスの第 2 バイト

2

 0010 ECC ブロックアドレスの第 3 バイト

3

 0011

パリティ A の第 1 バイト

4

 0100

パリティ A の第 2 バイト

5

 0101

パリティ A の第 3 バイト

パート A

6

 0110

フィールド ID(05)

7

 0111 記録ストラテジコードの第 5 バイト

8

 1000 記録ストラテジコードの第 6 バイト

9

 1001 記録ストラテジコードの第 7 バイト

10

 1010 記録ストラテジコードの第 8 バイト

11

 1011 記録ストラテジコードの第 9 バイト

12

 1100 記録ストラテジコードの第 10 バイト

(基本記録ストラテジコード)

13

 1101

パリティ B の第 1 バイト

14

 1110

パリティ B の第 2 バイト

15

 1111

パリティ B の第 3 バイト

パート B

注*

プリピット同期符号を,プリピット物理ブロックを構成するためにプリピットデータブロックに付加する。

図 54

フィールド ID5 のプリピットデータブロック構成


60 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

27.3.6.1

OPC 推奨コード

この OPC 推奨コードフィールドは,ディスクのための最適

β

値及び最適記録パワーを規定する。

β

値及

び記録パワーのためのコードはそれぞれ,

表 14

及び

表 15

に示すようにこのフィールドの上位,下位の 4

ビットで構成する。それぞれを規定しない場合,このコードは,

“0000”に設定する(

附属書 H

参照)

表 14

OPC 推奨コード

β 値

OPC 推奨コード

β 値

0000

規定しない

0001

−0.02

0010

−0.01

0011 0.00

0100 0.01

0101 0.02

0110 0.03

0111 0.04

1000 0.05

1001 0.06

1010 0.07

1011 0.08

1100 0.09

1101 0.10

1110 0.11

1111 0.12

表 15

OPC 推奨コード

記録パワー

OPC 推奨コード mW 単位の記録パワー

0000

規定しない

0001 6.0

0010 6.5

0011 7.0

0100 7.5

0101 8.0

0110 8.5

0111 9.0

1000 9.5

1001 10.0

1010 10.5

1011 11.0

1100 11.5

1101 12.0

この規格では,この他の設定を禁止する。


61

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

27.3.6.2

波長コード

この波長コードフィールドは,

表 16

に示すように推奨記録パワーのレーザ波長を規定する。OPC 推奨

コードが (00) に設定される場合は,このフィールドのすべてのバイトは (00) に設定されなければならな

い。

表 16

波長コード

波長コード nm 単位の波長

(00)

規定しない

(01) 645

(02) 646

(03) 647

(04) 648

(05) 649

(06) 650

(07) 651

(08) 652

(09) 653

(0A) 654

(0B) 655

(0C) 656

(0D) 657

(0E) 658

(0F) 659

(10) 660

この規格では,この他の設定を禁止する。

27.3.6.3

記録ストラテジコード

記録ストラテジコードフィールドは,ディスク用の最適記録ストラテジを示す。  記録ストラテジコード

フィールドは,

表 17

に示すように,フィールド ID2 及び ID5 に位置して,ユーザデータの 10 バイトで構

成する。

フィールド ID2 に位置する第 1 記録ストラテジコードフィールドは,記録ストラテジの基本パラメタを

示す。ID5 に位置する第 2 記録ストラテジコードフィールドは,第 12 プリピットデータフレームを除いて

記録ストラテジの適応パラメタを示す。

図 53

に示す記録ストラテジコードフィールドの第 1 バイトが(00)に設定された場合は,他の記録ストラ

テジコードフィールドは無効となり,すべてのバイト(記録ストラテジコードフィールドの第 2 バイトか

ら第 9 バイトまで)は(00)に設定されなければならない。

記録ストラテジコードフィールドの第 1 バイトの値にかかわらず,

第 12 プリピットデータフレームは基

本記録ストラテジコードを示す。

27.3.6.3.5

参照。


62 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 17

記録ストラテジコードフィールド

フィールド ID

プリピットデータ

フレームの数

内容

9

T

top

10 3T

dtp

4T

dtp

11 5T

dtp

6T

dtp

∼ 11T

dtp

及び 14T

dtp

 

ID2

12

T

mp

予備

7 3-3T

ld

 3-3T

tr

 3-4T

ld

 3-4T

tr

8 3-5T

ld

 3-5T

tr

 4-3T

ld

 4-3T

tr

9 4-4T

ld

 4-4T

tr

 4-5T

ld

 4-5T

tr

10 5-3T

ld

 5-3T

tr

 5-4T

ld

 5-4T

tr

11 5-5T

ld

 5-5T

tr

予備

 

ID5

12

基本記録ストラテジコード

記録ストラテジコードは,

T

top

コードの 1 バイト,n

T

dtp

コードの 4 ビット,

T

mp

コードの 4 ビット,m-n

T

ld

コードの 18 ビット及び

T

tr

コードの 18 ビットで構成する。

27.3.6.3.1

T

top

フィールド

このフィールドは,

表 18

から選択された

T

top

コードを規定する。

T

top

は,記録パルスの基準先頭パルス

幅であり,記録データ長に依存しない(

附属書 M

参照)

表 18

T

top

コード

T

top

コード

T

top

パルス幅

(01)

0.70T

(02)

0.75T

(03)

0.80T  

(04)

0.85T

(05)

0.90T

(06)

0.95T

(07)

1.00T

(08)

1.05T

(09)

1.10T

(0A)

1.15T

(0B)

1.20T

(0C)

1.25T

(0D)

1.30T

(0E)

1.35T

(0F)

1.40T

(10)

1.45T

(11)

1.50T

(12)

1.55T

(13)

1.60T

(14)

1.65T

(15)

1.70T  

この規格では,この他の設定を禁止する。


63

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

27.3.6.3.2

nT

dtp

フィールド

n=3

11 及び 14

これらのフィールドは,

表 19

から選択された 3

T

dtp

, 4

T

dtp

,5

T

dtp

,6

T

dtp

∼11

T

dtp

及び 14

T

dtp

コードを規定す

る。

n

T

データ(

n

=3∼11 及び 14)を記録する場合,n

T

dtp

は,

T

top

からの先頭パルス幅の差となる(

附属書 M

参照)

。したがって,個々のトップのパルス幅(n

T

top

)は,

T

top

及び n

T

dtp

のコードで表せる。

n

T

top

T

top

+n

T

dtp

n

=3∼11 及び 14)

表 19

nT

dtp

コード

nT

dtp

コード

T

top

との差

0001

−0.35T

0010

−0.30T

0011

−0.25T

0100

−0.20T

0101

−0.15T

0110

−0.10T

0111

−0.05T

1000

  0.00T

1001

+0.05T

1010

+0.10T

1011

+0.15T

1100

+0.20T

1101

+0.25T

1110

+0.30T

1111

+0.35T

27.3.6.3.3

T

mp

フィールド

このフィールドは,

表 20

から選択された

T

mp

コードを規定する。

T

mp

は,マルチパルス幅とする(

附属

書 M

参照)

表 20

T

mp

コード

T

mp

コード

マルチパルス幅

0001 0.30T 
0010 0.35T 
0011 0.40T 
0100 0.45T 
0101 0.50T 
0110 0.55T 
0111 0.60T 
1000 0.65T 
1001 0.70T 
1010 0.75T 
1011 0.80T 
1100 0.85T 
1101 0.90T 
1110 0.95T

1111 1.00T


64 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

27.3.6.3.4

m-nT

ld

及び m-nT

tr

フィールド

m=3,4,5 及び n=3,4,5

これらのフィールドは,先行するスペース長と記録データ長との組合せに従って,

表 21

及び

表 22

から

選択された

T

ld

コード及び

T

tr

コードを規定する(

附属書 M

参照)

先行するスペース長が m

T

で記録データ長が n

T

の場合,

T

ld

は m-n

T

ld

と表され,

T

tr

は m-n

T

tr

と表される

(m=3,4,5 及び n =3,4,5)

m 又は n が 5 の場合は,5

T

以上(5

T

  ∼11

T

及び 14

T

)の機能を表す。

表 21

T

ld

コード

コード

T

ld

00 0.00T

01 0.05T

10

−0.05T

11

−0.10T

表 22

T

tr

コード

コード

T

tr

00 0.00T

01 0.05T

10

−0.05T

11

−0.10T

27.3.6.3.5

基本記録ストラテジコード

このフィールドは,

表 23

から選択されたディスクの基本記録ストラテジコードを規定する

14.3

参照)

T

cl

は,冷却パルス幅とする。

表 23

基本記録ストラテジコード

基本記録ストラテジコード

パラメタ

(01)

タイプ 1

(02)

タイプ 2

(03)

タイプ 3

この規格では,この他の設定を禁止する。

27.3.7

フィールド ID3 及びフィールド ID4

フィールド ID3 及びフィールド ID4 のプリピットデータブロック構成は,

図 55

及び

図 56

に示す。

この規格は,製造業者 ID として規定された 12 バイトの内容を規定しない。この内容は,互換性では無

視する。


65

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ビット位置

プリピット

データ

フレーム番号

0 1∼4 5

(msb)

∼12 (lsb)

0 0000

ECC ブロックアドレスの第 1 バイト

1

プリピット

同期符号*

0001 ECC ブロックアドレスの第 2 バイト

2

 0010

ECC ブロックアドレスの第 3 バイト

3

 0011

パリティ A の第 1 バイト

4

 0100

パリティ A の第 2 バイト

5

 0101

パリティ A の第 3 バイト

パート A

6

 0110

フィールド ID(03)

7

 0111

製造業者 ID の第 1 バイト

8

 1000

製造業者 ID の第 2 バイト

9

 1001

製造業者 ID の第 3 バイト

10

 1010

製造業者 ID の第 4 バイト

11

 1011

製造業者 ID の第 5 バイト

12

 1100

製造業者 ID の第 6 バイト

13

 1101

パリティ B の第 1 バイト

14

 1110

パリティ B の第 2 バイト

15

 1111

パリティ B の第 3 バイト

パート B

注*

プリピット同期符号を,プリピット物理ブロックを構成するためにプリピットデータブロックに付加する。

図 55

フィールド ID3 のプリピットデータブロック構成

ビット位置

プリピット

データ

フレーム番号

0 1∼4 5

(msb)

∼12 (lsb)

0 0000

ECC ブロックアドレスの第 1 バイト

1

プリピット

同期符号*

0001 ECC ブロックアドレスの第 2 バイト

2

 0010

ECC ブロックアドレスの第 3 バイト

3

 0011

パリティ A の第 1 バイト

4

 0100

パリティ A の第 2 バイト

5

 0101

パリティ A の第 3 バイト

パート A

6

 0110

フィールド ID(04)

7

 0111

製造業者 ID の第 7 バイト

8

 1000

製造業者 ID の第 8 バイト

9

 1001

製造業者 ID の第 9 バイト

10

 1010

製造業者 ID の第 10 バイト

11

 1011

製造業者 ID の第 11 バイト

12

 1100  製造業者 ID の第 12 バイト

13

 1101

パリティ B の第 1 バイト

14

 1110

パリティ B の第 2 バイト

15

 1111

パリティ B の第 3 バイト

パート B

注*

プリピット同期符号を,プリピット物理ブロックを構成するためにプリピットデータブロックに付加する。

図 56

フィールド ID4 のプリピットデータブロック構成


66 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

28

情報ゾーンのデータ構造

28.1

パワー校正領域及び記録管理領域の配置

図 57

に示すパワー校正領域及び記録管理領域は,リードインゾーンの前に位置する。

R 情報ゾーン

パワー校正領域

記録管理領域

リードインゾーン

PCA 開始アドレス

R A 終了アドレス

リードインゾーン終了アドレス

ECC ブロックアドレス:

(FFE17F)--------------------------------------------(FFDD07)-------------------------------------------------(FFD000)

物理セクタ番号:

(01E800)---------------------------------------------(022F8F)---------------------------------------------------(02FFFF)

図 57

情報ゾーンのアドレス配置

28.2

パワー校正領域の構造

パワー校正領域は,ECC ブロックアドレスの(FFE17F)  ∼(FFDFC5)の位置とする。

パワー校正のための最小単位は,1 プリピット物理セクタとし,パワー校正セクタと呼ぶ。  パワー校正

処理は,パワー校正セクタの開始から終了まで連続的に使用されなければならない。

未使用の領域との境界を容易に見つけ出すために,

各パワー校正処理で使用される最も内側のセクタに,

十分な読出し振幅をもつ信号を記録することを推奨する。信号は,パワー校正セクタの少なくとも四連続

同期記録フレームの長さにおいて少なくとも 0.5 の変調振幅  (

I

14

/

I

14H

)  (

図 10

参照)又はこれと等価のも

のとする。この信号は,32 の連続するセクタごとに少なくとも一度,最も内側に使用されるセクタに記録

されるものとする。

パワー校正領域は,7 088 パワー校正セクタで構成する。パワー校正領域の構造は,

図 58

に示す。

この規格は,ディスク製造業者のための PCA でのパワー校正処理を規定していない。しかし,この領域

の少なくとも 8 ECC ブロックは,第 1RMD の記録を安定にするために記録しないままにしておくことを推

奨する。

(FFDFD4)

(FFDFC5)

(FFDFD5)

(FFE17F)

パワー校正方向

ドライブ用 PCA

 (6832 セクタ)

ディスク製造業者用 PCA

パワー構成領域

(256  セクタ)

6832  6831              16                4      3      2     1

ECC  
ブロック

アドレス

図 58

パワー校正領域の構造


67

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

28.3

記録管理領域

(

RMA

)

のデータ構成

28.3.1

記録管理領域のセクタフォーマット

記録管理領域は,ECC ブロックアドレスの(FFDFC3)∼(FFDD07)  の位置とする。

図 59

参照。

RMA は,RMA リードイン及び記録管理データ(RMD)ブロックで構成する。 
RMA リードインは,32 768 バイトのサイズをもち,また,16 384 バイトのシステム予備フィールド及

び 16 384 バイトのユニーク識別データ(ID)フィールドで構成する。

システム予備フィールドでのデータは,(00)に設定する。

ユニーク ID フィールドは,同じ 2 048 バイトサイズ及び内容をもつ 8 ユニットで構成する。各ユニット

のバイト割当ては,

表 24

に示す。

RMA

PCA

リードインゾーン

リンキングロス領域

RMAリードイン

1

PCA

リンキングロス領域

(32 768 バイト

システム予備フィールド

(16 384 バイト

ユニークID フィールド

(16 384 バイト

1

RMD

図 59

記録管理領域の配置

表 24

ユニーク ID フィールドの内容

BP

内容

0∼31

ドライブ製造業者 ID

32∼39

(00) に設定

40∼55

シリアル番号

56∼63

(00) に設定

64∼79

モデル番号

80∼87

(00) に設定

88∼105

ドライブ製造業者 ID

106∼2 047

(00)  に設定

バイト 0

31

ドライブ製造業者 ID

この規格は,これらの 32 バイトの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 32

39

これらのバイトは,(00)  に設定する。

バイト 40

55

シリアル番号

この規格は,これらの 16 バイトの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 56

63

これらのバイトは,(00)  に設定する。

バイト 64

79

モデル番号

この規格は,これらの 16 バイトの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。


68 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

バイト 80

87

これらのバイトは,(00)  に設定する。

バイト 88

105

ドライブ製造業者 ID

この規格は,これらの 18 バイトの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 106

2 047

これらのバイトは,(00)  に設定する。

28.3.2

記録管理データ 

(

RMD

)

記録管理データ(RMD)は,ディスクへの記録に関する情報をもつ。RMD の大きさは 32 768 バイトとす

る。RMD の構造は,

表 25

に示す。

表 25

記録管理データのデータ構造

セクタ番号

フィールド

セクタ 0

リンキングロス領域

セクタ 1 RMD フィールド 0

セクタ 2 RMD フィールド 1

セクタ 3 RMD フィールド 2

セクタ 4 RMD フィールド 3

セクタ 5 RMD フィールド 4

セクタ 6 RMD フィールド 5

セクタ 7 RMD フィールド 6

セクタ 8 RMD フィールド 7

セクタ 9 RMD フィールド 8

セクタ 10 RMD フィールド 9

セクタ 11 RMD フィールド 10

セクタ 12 RMD フィールド 11

セクタ 13 RMD フィールド 12

セクタ 14 RMD フィールド 13

セクタ 15 RMD フィールド 14

RMD はそれぞれ 2 048 バイトの主データであり,第 4 章に規定されている信号生成過程によって記録さ

れなければならない。

RMD を追記するために,2K リンクを用いなければならない。箇条

23

参照。

28.3.2.1

RMD フィールド 0

RMD  フィールド 0 は,ディスクの一般情報を規定し,また,このフィールドの内容を,

表 26

に規定す

る。

表 26

RMD フィールド 0

BP

内容

バイト数

0 及び 1

RMD フォーマット

2

2

ディスクステータス

1

3

(00) に設定

1

4∼21

ドライブ製造業者 ID

18

22∼85

プリピット情報のコピー 64

86∼2 047

(00)  に設定

1 962


69

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

バイト 及び 1

RMD フォーマット

これらのバイトは,(0001)に設定する。

バイト 2

ディスクステータス

このフィールドは,次のとおりディスクステータスを規定する。

(00)に設定するとき,ディスクが空であることを規定する。 
(01)に設定するとき,ディスクがディスクアットワンス記録モードにあることを規定する。 
(02)に設定するとき,ディスクがインクリメンタル記録モードにあることを規定する。 
(03)に設定するとき,ディスクがインクリメンタル記録の場合のファイナライズしたディスクである

ことを規定する。

この規格では,この他の設定を禁止する。

バイト 3

このバイトは,(00)に設定する。

バイト 4

21

ドライブ製造業者 ID

この規格は,これらの 18 バイトの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 22

85

プリピット情報のコピー

27.3

に規定するプリピット情報のコピーは,このフィールドで記録する。記録フォーマットは,

表 27

に示す。

表 27

プリピット情報のコピー

BP

内容

22 (01)

に設定したフィールド ID

23

アプリケーションコード

24

ディスク物理コード

25∼27

データレコーダブルゾーンの最終アドレス   
27.3.5.3 参照)

28

パートバージョン

拡張コード

29

(00) に設定

30

(02) に設定したフィールド ID

31

OPC 推奨コード(

β 値)

OPC 推奨コード(記録パワー)

32

波長コード

33∼36

記録ストラテジコードの第 1 フィールド

37

(00) に設定

38

(03) に設定したフィールド ID

39∼44

製造業者 ID の第 1 フィールド

45

(00) に設定

46

(04) に設定したフィールド ID

47∼52

製造業者 ID の第 2 フィールド

53

(00) に設定

54

(05) に設定したフィールド ID

55∼60

記録ストラテジコードの第 2 フィールド

61∼85

(00) に設定


70 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

バイト 86

2047

これらのバイトは,(00)  に設定する。

28.3.2.2

RMD フィールド 1

RMD  フィールド 1 は,OPC 関連情報を含まなければならない。RMD  フィールド 1 には,一つのシス

テムで共存する 4 台までのドライブのための OPC 関連情報を記録することができる(

表 28

参照)

1 台のドライブシステムの場合には,フィールド No.1 に OPC 関連情報を記録しなければならない。ま

た,他のフィールドは,(00)  に設定する。  すべての場合に,RMD  フィールド 1 の未使用フィールドは,

(00)  に設定する。


71

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 28

RMD フィールド 1

BP

内容

バイト数

0∼31

ドライブ製造業者 ID 32

32∼47

シリアル番号 16

48∼63

モデル番号 16

64∼67

記録ストラテジコードの第 1 フィールド 4

68∼71

記録パワー 4

72∼79

タイムスタンプ 8

80∼83

パワー校正アドレス 4

84∼107

ランニング OPC 情報 24

108∼113

記録ストラテジコードの第 2 フィールド 6

114∼115 DSV

2

116∼127

No.1

(00)  に設定 12

128∼159

ドライブ製造業者 ID 32

160∼175

シリアル番号 16

176∼191

モデル番号 16

192∼195

記録ストラテジコードの第 1 フィールド 4

196∼199

記録パワー 4

200∼207

タイムスタンプ 8

208∼211

パワー校正アドレス 4

212∼235

ランニング OPC 情報 24

236∼241

記録ストラテジコードの第 2 フィールド 6

242∼243 DSV

2

244∼255

No.2

(00)  に設定 12

256∼287

ドライブ製造業者 ID 32

288∼303

シリアル番号 16

304∼319

モデル番号 16

320∼323

記録ストラテジコードの第 1 フィールド 4

324∼327

記録パワー 4

328∼335

タイムスタンプ 8

336∼339

パワー校正アドレス 4

340∼363

ランニング OPC 情報 24

364∼369

記録ストラテジコードの第 2 フィールド 6

370∼371 DSV

2

372∼383

No.3

(00)  に設定 12

384∼415

ドライブ製造業者 ID 32

416∼431

シリアル番号 16

432∼447

モデル番号 16

448∼451

記録ストラテジコードの第 1 フィールド 4

452∼455

記録パワー 4

456∼463

タイムスタンプ 8

464∼467

パワー校正アドレス 4

468∼491

ランニング OPC 情報 24

492∼497

記録ストラテジコードの第 2 フィールド 6

498∼499 DSV

2

500∼511

No.4

(00)  に設定 12

512∼2 047

(00)  に設定 1

536


72 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

バイト 0

31128

159256

287384

415

ドライブ製造業者 ID

この規格は,これらフィールドの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 32

47160

175288

303416

431

シリアル番号

この規格は,これらフィールドの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 48

63176

191304

319432

447

モデル番号

この規格は,これらフィールドの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 64

67192

195320

323448

451

記録ストラテジコードの第 フィールド

これらフィールドは,フィールド ID2 のプリピットデータブロック中の記録ストラテジコードの基本

パラメタを規定する(

27.3.6.3

参照)

バイト 68

71196

199324

327452

455

記録パワー

この規格は,これらフィールドの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 72

79200

207328

335456

463

タイムスタンプ

この規格は,これらフィールドの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 80

83208

211336

339464

467

パワー校正アドレス

これらフィールドは,最後のパワー校正を行った PCA の開始 ECC ブロックアドレスを規定する。こ

れらフィールドを (00) に設定するとき,互換性では無視する。

バイト 84

107212

235340

363468

491

ランニング OPC 情報

この規格は,これらフィールドの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

バイト 108

113236

241364

369492

497

記録ストラテジコードの第 フィールド

これらフィールドは,フィールド ID5 のプリピットデータブロック中の記録ストラテジコードの適応

パラメタを規定する(

27.3.6.3

参照)

バイト 114

115242

243370

371498

499

DSV

インクリメンタル記録が選択されたとき,これらのフィールドは,最後の DSV を 2 進数で規定する。

これらのフィールドを(00)に設定するときは無効となる。

b

15

b

14

b

13

b

12

b

11

b

10

b

9

b

8

初期値

b

7

b

6

b

5

b

4

b

3

b

2

b

1

b

0

初期値

次の状態

T

フラグ

0

図 60

DSV フィールド

第 1 バイト及び第 2 バイトのビット b

7

∼b

5

は次回のインクリメンタル記録の DSV 初期値を示すため

に用いる。このフィールドは 11 ビットを使用して最大±1 023 を表す(箇条

22

参照)

。第 2 バイトのビ

ット b

4

∼b

2

は,

16 ビット符号の次の状態を示すために用いる。このフィールドは規定した状態に従って,

同期符号の状態 1∼状態 4 を表す(箇条

21

参照)

。第 2 バイトのビット b

1

は 16 ビット符号の最後のビッ

トを示すために用いる(1 又は 0)

。1 はスペースを表し,0 は記録マークを表す。

DSV は前回の記録におけるリンキングセクタの第 2 シンクフレームの初期状態から決定されなければ

ならない。

バイト 116

127244

255372

383500

511512

2 047

これらのバイトは,(00)に設定する。


73

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

28.3.2.3

RMD フィールド 2

RMD  フィールド 2 は,ユーザ特定データを規定してもよい。  このフィールドを使用しないとき,(00)

に設定する。

この規格は,これらのバイトの内容を規定しない。この内容は,互換性では無視する。

28.3.2.4

RMD フィールド 3

ボーダアウトを記録するならば,ボーダゾーン情報は,

表 29

に示す RMD  フィールド 3 に記録しなけ

ればならない。これらのフィールドは,RMD  フィールド 3 を (00) に設定しない限り,ボーダアウトの開

始セクタ番号を示す。

第 1 ボーダを閉じる前に RMD を記録するとき又はボーダを記録しないとき,RMD フィールド 3 のすべ

てのフィールドは,(00)に設定する。

表 29

RMD フィールド 3

BP

内容

バイト数

0∼3

ボーダアウト領域 No.1 の開始セクタ番号 4

4∼7

ボーダアウト領域 No.2 の開始セクタ番号 4


:


:


:

2 044  ∼2 047

ボーダアウト領域 No.の開始セクタ番号 4

バイト 0

3

2 044

2 047

ボーダアウト No.n

n =1,2,

,512

の開始セクタ番号

これらのフィールドは,(00)  に設定されていない限り,ボーダアウト開始セクタ番号を示す。

28.3.2.5

RMD フィールド 4

RMD フィールド 4 は,R ゾーンの情報を規定する。また,フィールドの内容は,

表 30

に規定する。

ユーザデータの記録のために予約されているデータレコーダブルゾーンの部分は,R ゾーンと呼ぶ。R

ゾーンは,記録条件に依存して二つのタイプに分類する。開放 R ゾーンでは,データを追加することがで

きる。  完了 R ゾーンでは,更にユーザデータを追加することができない。  データレコーダブルゾーンに

は,二つより多くの開放 R ゾーンがあってはならない。

データを記録するためにまだ予約していないデータレコーダブルゾーンの部分は,インビジブル R ゾー

ンと呼ぶ。後続の R ゾーンのためのゾーンは,インビジブル R ゾーンで予約することができる。

さらに,データを追加できない場合,インビジブル R ゾーンは,存在しない。

表 30

RMD フィールド 4

BP

内容

バイト数

0 及び 1

インビジブル R ゾーン数 2

2 及び 3

第 1 開放 R ゾーン番号 2

4 及び 5

第 2 開放 R ゾーン番号 2

6∼15 (00)

に設定 10

16∼19 R ゾーン No.1 の開始セクタ番号 4 
20∼23 R ゾーン No.1 の最後に記録されるアドレス 4 
24∼27 R ゾーン No.2 の開始セクタ番号 4 
28∼31 R ゾーン No.2 の最後に記録されるアドレス 4


:


:


:

2 040∼ 2 043

R ゾーン No.254 の開始セクタ番号 4

2 044  ∼2 047

R ゾーン No.254 の最後に記録されるアドレス 4


74 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

バイト 及び 1

インビジブル ゾーン数

このフィールドは,インビジブル R ゾーン数を規定する。インビジブル R ゾーン数は,インビジブル

R ゾーン,開放 R ゾーン及び完了 R ゾーンの合計数とする。

バイト 及び 3

第 開放 ゾーン番号

このフィールドは,第 1 開放 R ゾーン番号を規定する。第 1 開放 R ゾーンがない場合,このフィール

ドは,(00)に設定する。

バイト 及び 5

第 開放 ゾーン番号

このフィールドは,第 2 開放 R ゾーン番号を規定する。第 2 開放 R ゾーンがない場合,このフィール

ドは,(00)に設定する。

バイト 6

15

これらのバイトは,(00)  に設定する。

バイト 16

1924

27

2 040

2 043

ゾーン No.n

n = 1,2,

.,254

の開始セクタ番号

これらフィールドは,R ゾーンの開始セクタ番号を規定する。これらフィールドを(00)に設定する場

合,この R ゾーン番号の R ゾーンはない。

バイト 20

2328

31

2 044

2 047

ゾーン No.n

n=1,2,

.,254

の最後に記録されるアドレス

これらフィールドは,R ゾーンの最後に記録されるセクタ番号を規定する。これらフィールドを(00)

に設定する場合,この R ゾーン番号の R ゾーンはない。

28.3.2.6

RMD フィールド 5

RMD フィールド 12

RMD フィールド 5∼RMD フィールド 12 は,R ゾーンの情報を規定する。また,このフィールドの内容

は,

表 31

に規定する。

これらフィールドを使用しない場合,これらはすべて,(00)に設定する。

表 31

RMD  フィールド 5

RMD  フィールド 12

BP

内容

バイト数

0∼3 R ゾーン No.の開始セクタ番号 4

4∼7 R ゾーン No.の最後に記録されるアドレス 4

8∼11 R ゾーン No.n+1 の開始セクタ番号 4

12∼15 R ゾーン No.n+1 の最後に記録されるアドレス 4


:


:


:

2 044  ∼2 047

R ゾーン No.n+255 の最後に記録されるアドレス 4

RMD フィールド 5∼RMD フィールド 12 の各 No.

n

は,次による。

RMD フィールド 5

:No.n=255

RMD フィールド 6

:No.n=511

RMD フィールド 7

:No.n=767

RMD フィールド 8

:No.n=1 023

RMD フィールド 9

:No.n=1 279

RMD フィールド 10

:No.n=1 535

RMD フィールド 11

:No.n=1 791


75

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

RMD フィールド 12

:No.n=2 047

28.3.2.7

RMD フィールド 13 及び RMD フィールド 14

RMD フィールド 13 及び RMD フィールド 14 は,(00)に設定する。 


76 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 A

規定)

角度偏差αの測定

序文

この附属書は,角度偏差

α の測定について規定する。

角度偏差は,基準面 P に垂直な入射光と反射光とによって作られる角度

α とする(

図 A.1

参照)

図 A.1

角度偏差

α

角度偏差

α の測定のために,ディスクは,クランプゾーンのほぼ全域を覆う同心円環の間でクランプす

る。上面のクランプゾーンは,下面のクランプゾーンと同じ直径でなければならない。

mm

3

.

22

0.5

0

in

+

=

d

mm

7

.

32

0

0.5

out

=

d

全クランプ力は,

F

1

=2.0 N±0.5 N とする。クランプ力とディスクの中心孔のリムに加わるチャック力

F

2

とによって生じる力のモーメントによるディスクの反りを防ぐために,

F

2

は,0.5 N を超えてはならな

い(

図 A.2

参照)

この測定は,

8.1.1 a

)の条件の下で行う。

図 A.2

α 角測定のクランプ及びチャックの条件


77

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 B

規定)

複屈折の測定

序文

この附属書は,複屈折の測定について規定する。

B.1

測定原理

複屈折を測定するために,平行光の円偏光を使用する。位相遅延は,反射光の  だ円率を観測することに

よって測定する(

図 B.1

参照)

a

b

半径方向

θ

図 B.1

だ円率 eb/及び方位

θ

をもつ  だ円

だ円の方位

θ は,光学軸の方位で決定する。

4

/

π

=

γ

θ

 (1)

ここに,

γ:  光学軸と半径方向との間の角度を表す。

だ円率

e

b

/

a

は,位相遅延

δ の関数を表す。

=

δ

2

π

2

1

tan

e

 (2)

位相遅延

δ が既知であるとき,複屈折

BR

は,波長の分数として表す。

nm

π

2

δ

λ

=

BR

 (3)

このように,ディスクから反射した  だ円偏光を観測することによって,複屈折を測定でき,光学軸の方

位も評価できる。

B.2

測定条件

B.1

に規定する複屈折の測定は,次の条件で行う。


78 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

反射での測定モード

:ダブルパス測定法

レーザ光の波長

λ

 

:640 nm±15 nm

光ビーム径 (FWHM)

:1.0 mm±0.2 mm

基準面 P に垂直な半径方向の面に関して半径方向の入射光の角度

β:7.0 °±0.2 °

クランプ及びチャックの条件:

附属書 A

の規定による。

ディスクの装着

:水平

回転

:1 Hz 以下

温度及び相対湿度

8.1.1 b

)

の規定による。

B.3

測定装置の例

この規格は,複屈折を測定する特定の測定装置を規定しないが,この測定に適した装置の例を

図 B.2

示す。

β

フォトディテクタ

コリメータレンズ

回転検光子

レーザ

偏光子

1/4 波長板

ディスク

図 B.2

複屈折測定装置の例

偏光子(消光比

10

5

)にコリメートしたレーザ光源からの光は,

λ

/4 波長板によって円偏光にする。反

射光のだ円率は,回転検光子及びフォトディテクタで分析する。ディスクのあらゆる位置に対して強度の

最小及び最大値を測定する。だ円率はこのとき,

max

min

2

I

I

e

=

 (4)

式(2),式(3)及び式(4)を組み合わせて,

max

min

arctan

π

/

4

/

I

I

BR

×

=

λ

λ

この装置は,次のように容易に校正できる。

I

min

は,偏光子又は

λ

/4 波長板を測定することによって 0 に設定する。

−  鏡面を測定するときは,

I

max

I

min

表面反射による,直流的変化以外に,表面反射及び記録面からの反射のために交流成分が生じる可能性

がある。この交流成分は,基板が限りなく平らで光源の干渉性が高いときにだけ顕著となる。

λ 


79

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 C 

規定)

位相差トラッキングエラー信号の測定方法

序文

この附属書は,位相差トラッキングエラー信号の測定方法について規定する。

C.1

位相差トラッキングエラー信号の測定方法

トラッキングエラー測定の基準回路を,

図 C.1

に示す。

四分割フォトディテクタの対角の対の各出力は,

次の式によって,定義した波形等化の後に独立して 2 値化する。

( )

(

) (

)

ω

ω

i

10

7

.

4

1

/

i

10

6

.

1

1

8

7

×

+

×

+

=

s

H

比較器の利得は,最小の信号振幅でも出力が完全飽和に達しなければならない。2 値化したパルス信号

のエッジ(信号

B

1

及び

B

2

)の位相は,相互に比較し時間進み信号

C

1

及び時間遅れ信号

C

2

を作る。位相比

較器は,個々のエッジに応じて,Δ

t

i

の符号(正負)に応じ,信号

C

1

又は

C

2

を出力する。トラッキングエ

ラー信号は,低域フィルタによって

C

1

及び

C

2

信号を平滑化し,単位利得差動増幅器の手段で差し引くこ

とによって作る。低域フィルタは,30 kHz で−3 dB の遮断周波数をもつ 1 次フィルタとする。

T

の 1  %は,0.38 ns のように非常に小さい時間差を測定しなければならないので,回路実装に当たって

は特別な注意をしなければならない。また,注意深い平均化が必要となる。

四分割フォトディテクタの対角の対からの二つの信号間の平均時間差は,次による。

( )

Δ

=

Δ

i

t

N

t

/

1

ここで,

N

は立上がり及び立下がりの両方のエッジの数とする。

C.2

タイムインターバルアナライザを使用しない

Δt/の測定

相対時間差

T

t

/

Δ

は,

C

1

及び

C

2

信号の振幅及び読取信号の周波数成分を基準化している場合のトラッキ

ングエラー信号の振幅で表す。トラッキングエラー振幅

TVE

Δ

と時間差との関係は,次による。

n

V

T

t

V

NnT

t

V

T

t

TVE

i

i

i

pc

pc

pc

Δ

Δ

Δ

Δ

×

ここに,

V

pc

C

1

及び C

2

信号の振幅

T

i

3T∼14の範囲内で読取信号の実際の長さ

nT: 実際の長さの重み付き平均

NnT: 平均時間の総和

V

pc

5V とし,測定した の値を

5 とすると,トラッキングエラー振幅

 ̄ ̄

ΔTVEと時間差

Δtとの上の関

係は,次のとおり簡略化することができる。

T

t

TVE

Δ

=

Δ

トラッキングの利得の規格は,トラッキングエラー振幅を用いて,半径方向のオフセット 0.1

μ

m で,次

のように書き換えることができる。

(

)

(

)

 /

1

.

1

Δ

 /

5

.

0

pc

pc

n

V

TVE

n

V


80 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

C.3

Δt/の校正

位相比較器の利得は,ばらつく傾向があるので,位相比較器の利得の校正には特別な注意をしなければ

ならない。位相差トラッキングエラー信号の測定に当たって,次のチェック及び校正方法を行う。

a

)  測定回路の検査

1

)  最初の比較器の入力 (3T) の振幅とトラッキングエラー信号の振幅との関係を測定する。

2

)  増幅器の現状利得が飽和領域であることを検査する(

図 C.2

参照)

b

)  校正係数 の決定

1

)  周波数が 2.616 MHz(5T に相当)で,位相差をもつ二つの正弦波信号 A

1

及び A

2

を生成し,二つの

波形等化回路に加える。

2

)

Δt/

pc

/V

TVE

Δ

との関係を測定する。

(

) ( )

n

T

t

K

V

TVE

/

/

/

pc

Δ

=

Δ

n=5 に対して

(

) (

)

pc

/

Δ

 /

/

Δ

2

.

0

V

TVE

T

t

K

=

Δt/

pc

/V

TVE

Δ

との関係は,線形とする(

図 C.3

参照)

c

)  測定された

Δt/と算出されたものを比較する。

1

)

C.1

の方法を用いて,

Δt/を測定する。

2

)

Δt/T(真の値)を,次のようにして算出する。

(

)

(

)

測定値

真の値

T

t

K

T

t

/

/

Δ

×

=

Δ


81

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

図 C.1−トラッキングエラー測定回路

A

1

A

2

B

1

B

2

C

1

C

2

+

A

1

A

2

B

1

B

2

C

1

C

2

V

pc

V

pc


82 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

図 C.2−比較器入力信号振幅とトラッキングエラー信号振幅との関係

図 C.3

Δt/

¯¯¯¯

ΔTVEV

pc

との関係


83

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 D 

規定)

光反射の測定

序文

この附属書は,光反射の測定について規定する。

D.1

  校正方法

良好な基準ディスク,例えば,金の反射鏡面をもつ 0.6 mm 厚さのガラスディスクを用いる。この基準

ディスクは,

図 D.1 に示すように平行光で測定する。

R

I

R

R

r

r

int

s

R

s

I

r      R

R

int

r

図 D.1−反射の校正

図 D.1 の各事項は,次による。

I

入射光

r

入射面の反射

R

s

記録層の主反射

R

int

入射面及び記録層からのその他の反射

R

図 D.1 のアレンジメントを用いた測定値

R

rR

s

R

int

r

 [(

n

1) / (

n

1)]

2

  ここに,は基板の屈折率

R

s

R

rR

int

R

s

  [(1

r

)

2

× (

R

r

)] / [1

r

× (2

R

)]

基準ディスクは,基準ドライブで測定する。集束光で測定した I

mirror

は,前記の方法で計算して R

s

となる。

アレンジメントは校正され,集束光反射率は,入射面の反射率とは無関係になり,記録面の反射率に線

形に比例した値となる。

D.2

測定方法

測定方法は,次のステップからなる。

a

)

校正した反射率 R

s

をもつ基準ディスクから反射光パワーD

s

を測定する。

b

)

ディスクの情報ゾーンの I

14H

を測定する(13.3 参照)

c

)

反射率の算出は,次による。

s

H

14

s

H

14

D

I

R

R

×

=


84 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 E

規定)

ディスククランプのためのテーパコーン

序文

この附属書は,ディスククランプのためのテーパコーンについて規定する。

測定用ディスクの中心位置決めに用いる装置は,テーパ角度

40.0 °

±

0.5 °

をもつコーンとする(

図 E.1

参照)

図 E.1−テーパコーン


85

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 F

規定)

ジッタの測定

序文

この附属書は,ジッタの測定について規定する。

ジッタは,9.1 の条件の下で,この附属書で規定する追加条件によって測定する。

F.1

ジッタ測定のためのシステム図

ジッタ測定のための一般システム図は,

図 F.1 に示すとおりとする。

EQ

スライサ

PLL

HF-信号

LPF

四分割

ディテクタ

前置増幅器

交流カップリング

位相検出器

フィルタ

O

全データエッジ

クロック信号

ジッタアナライザ

(例えば,タイムインタバルアナライザ)

回転パルスからの

開始/停止信号

VCO

 
 
 

 
PLL

TIA

図 F.1−ジッタ測定のための一般システム図


86 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

F.2

PLL の開ループ伝達関数

図 F.1 に示す PLL の開ループ伝達関数は,図 F.2 に示すとおりとする。

図 F.2PLL の開ループ伝達関数の図表示

F.3

スライサ

スライサは,閉ループ−3 dB で帯域幅 5 kHz の 1 次積分フィードバック形オートスライサとする。

F.4

測定条件

フォトディテクタ前置増幅器の帯域幅は,遅延ひずみを防ぐために 20 MHz 以上とする。

低域フィルタ:6 次ベッセルフィルタ,f

c

(−3 dB)=8.2 MHz

アナログ波形等化器の例:伝達関数 H  (z)=1.35z

2.093

−0.175 (1+z

4.186

)をもつ 3 タップトランスバーサ

ルフィルタ。

フィルタ及び波形等化:

−  利得変動:最大 1 dB(7 MHz 以下)

−  群遅延変動:最大 3 ns(6.5 MHz 以下)

−  (5.0 MHz での利得)−(0 Hz における利得)=3.2 dB±0.3 dB

交流カップリング(高域フィルタ)

:1 次,f

c

(−3 dB)=1 kHz

角度偏差の修正:直流偏差だけ


87

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

図 F.3−波形等化及び低域フィルタの周波数特性

F.5

測定

1 回転中のすべての立上がり及び立下がりエッジのジッタを測定する。

この測定でジッタは,チャネルビットクロック周期の 8.0  % (1

σ

 )以下とする。


88 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 G 

規定)

RLL(2,10)制約の 8-16 変調

序文

この附属書は,RLL(2,10)制約の 8-16 変調について規定する。

表 G.1 及び表 G.2 は,8 ビットバイトを 16 ビット符号語に変換した表を示す。図 G.1 は,符号語及び関

係状態規定がどのように生じているかを図示する。

図 G.2 は,状態の決定を示す。

図 G.1−符号語の生成

図 G.1 の記号は,次による。

X (t)=H {B (t),S (t)}      X

15

 (

t)=msb 及び X

0

 (

t)=lsb

S (t+1)=G {B (t),S (t)}

ここに,は,出力関数であり,は,次の状態関数である。

状態を離れる符号語は,一つの状態に入る符号語とその状態から離れる符号語との接続部において,二

つの“1”の間で最小 2 及び最大 10 の“0”がなければならないという要求事項を満たすように選ぶ。

追加要求事項は,次による。

−  状態 2 を離れる符号語では,ビット X

15

及びビット X

3

の両者を,

“0”に設定する。

−  状態 3 を離れる符号語では,ビット X

15

とビット X

3

とのいずれか又は両者を“1”に設定する。

このことは,状態 2 及び状態 3 の符号語のセットが一致しないことを意味する。

符号語 X (t)

次の状態 S (t+1)

符号語 X (t+1)

末尾部連続“0”が 1 個又はなし

状態 1

先頭部連続“0”が 2 個∼9 個

末尾部連続“0”が 2 個∼5 個

状態 2

先頭部連続“0”が 1 個∼5 個及び

X

15

 (t+1),X

3

(t+1)  =0,0

末尾部連続“0”が 2 個∼5 個

状態 3

先頭部連続“0”が 0 個∼5 個及び

X

15

 (t+1),X

3

(t+1) ≠0,0

末尾部連続“0”が 6 個∼9 個

状態 4

先頭部連続“0”が 1 個又はなし

図 G.2−状態の決定


89

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

記録したデータを復号するとき,元の主データを再構築するためには符号器の知識を必要とすることに

留意されたい。

( )

( ) ( )

{

}

t

S

t

X

H

t

B

,

1

=

誤り伝ぱ(播)が含まれているために,そのような状態依存の復号を避けるのがよい。この 8-16 変調の

場合には,状態についての知識をほとんどの場合必要としないように変換表を選んでいる。テーブルから

集められるように,幾つかの場合で,二つの 8 ビットバイト,例えば,

表 G.1 の状態 1 及び状態 2 におけ

る 8 ビットバイト 5 及び 6 は,同じ 16 ビット符号語を生成する。表の構成によって,この明らかなあいま

いさを解決する。実際,二つの同一符号語が“状態”を離れる場合,その一つは“状態 2”に行き,他方

は“状態 3”に行く。ビット X

15

及び X

3

の設定がこの二つの状態で常に異なっているために,どの符号語

も次の符号語のビット X

15

及び X

3

と一緒に符号語それ自体を解析することによって一義的に復号すること

ができる。

( )

( )

( ) ( )

{

}

1

,

1

,

3

15

1

+

+

=

t

X

t

X

t

X

H

t

B

テーブルでは,8 ビットバイトをその 10 進数で表す。

表 G.1−主変換表

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

符号語

符号語

符号語

符号語

8 ビット

バイト

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

0 0010000000001001

1

0100000100100000

2

0010000000001001

1

0100000100100000

2

1 0010000000010010

1

0010000000010010

1

1000000100100000

3

1000000100100000

3

2 0010000100100000

2

0010000100100000

2

1000000000010010

1

1000000000010010

1

3 0010000001001000

2

0100010010000000

4

0010000001001000

2

0100010010000000

4

4 0010000010010000

2

0010000010010000

2

1000000100100000

2

1000000100100000

2

5 0010000000100100

2

0010000000100100

2

1001001000000000

4

1001001000000000

4

6 0010000000100100

3

0010000000100100

3

1000100100000000

4

1000100100000000

4

7 0010000001001000

3

0100000000010010

1

0010000001001000

3

0100000000010010

1

8 0010000010010000

3

0010000010010000

3

1000010010000000

4

1000010010000000

4

9 0010000100100000

3

0010000100100000

3

1001001000000001

1

1001001000000001

1

10 0010010010000000

4

0010010010000000

4

1000100100000001

1

1000100100000001

1

11 0010001001000000

4

0010001001000000

4

1000000010010000

3

1000000010010000

3

12 0010010010000001

1

0010010010000001

1

1000000010010000

2

1000000010010000

2

13 0010001001000001

1

0010001001000001

1

1000010010000001

1

1000010010000001

1

14 0010000001001001

1

0100000000100100

3

0010000001001001

1

0100000000100100

3

15 0010000100100001

1

0010000100100001

1

1000001001000001

1

1000001001000001

1

16 0010000010010001

1

0010000010010001

1

1000000100100001

1

1000000100100001

1

17 0010000000100010

1

0010000000100010

1

1000001001000000

4

1000001001000000

4

18 0001000000001001

1

0100000010010000

2

0001000000001001

1

0100000010010000

2

19 0010000000010001

1

0010000000010001

1

1001000100000000

4

1001000100000000

4

20 0001000000010010

1

0001000000010010

1

1000100010000000

4

1000100010000000

4

21 0000100000000010

1

0000100000000010

1

1000000010010001

1

1000000010010001

1

22 0000010000000001

1

0000010000000001

1

1000000001001001

1

1000000001001001

1

23 0010001000100000

2

0010001000100000

2

1000000001001000

2

1000000001001000

2

24 0010000100010000

2

0010000100010000

2

1000000001001000

3

1000000001001000

3

25 0010000010001000

2

0100000000100100

2

0010000010001000

2

0100000000100100

2

26 0010000001000100

2

0010000001000100

2

1000000000100010

1

1000000000100010

1


90 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 G.1−主変換表(続き)

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

符号語

符号語

符号語

符号語

8 ビット

バイト

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

27 0001000100100000

2

0001000100100000

2

1000000000010001

1

1000000000010001

1

28 0010000000001000

2

0100000010010000

3

0010000000001000

2

0100000010010000

3

29 0001000010010000

2

0001000010010000

2

1001001000000010

1

1001001000000010

1

30 0001000001001000

2

0100000100100000

3

0001000001001000

2

0100000100100000

3

31 0001000000100100

2

0001000000100100

2

1001000100000001

1

1001000100000001

1

32 0001000000000100

2

0001000000000100

2

1000100100000010

1

1000100100000010

1

33 0001000000000100

3

0001000000000100

3

1000100010000001

1

1000100010000001

1

34 0001000000100100

3

0001000000100100

3

1000000000100100

2

1000000000100100

2

35 0001000001001000

3

0100001001000000

4

0001000001001000

3

0100001001000000

4

36 0001000010010000

3

0001000010010000

3

1000000000100100

3

1000000000100100

3

37 0001000100100000

3

0001000100100000

3

1000010001000000

4

1000010001000000

4

38 0010000000001000

3

0100100100000001

1

0010000000001000

3

0100100100000001

1

39 0010000001000100

3

0010000001000100

3

1001000010000000

4

1001000010000000

4

40 0010000010001000

3

0100010010000001

1

0010000010001000

3

0100010010000001

1

41 0010000100010000

3

0010000100010000

3

1000010010000010

1

1000010010000010

1

42 0010001000100000

3

0010001000100000

3

1000001000100000

2

1000001000100000

2

43 0010010001000000

4

0010010001000000

4

1000010001000001

1

1000010001000001

1

44 0001001001000000

4

0001001001000000

4

1000001000100000

3

1000001000100000

3

45 0000001000000001

1

0100010001000000

4

1000001001000010

1

0100010001000000

4

46 0010010010000010

1

0010010010000010

1

1000001000100001

1

1000001000100001

1

47 0010000010001001

1

0100001001000001

1

0010000010001001

1

0100001001000001

1

48 0010010001000001

1

0010010001000001

1

1000000100010000

2

1000000100010000

2

49 0010001001000010

1

0010001001000010

1

1000000010001000

2

1000000010001000

2

50 0010001000100001

1

0010001000100001

1

1000000100010000

3

1000000100010000

3

51 0001000001001001

1

0100000100100001

1

0001000001001001

1

0100000100100001

1

52 0010000100100010

1

0010000100100010

1

1000000100100010

1

1000000100100010

1

53 0010000100010001

1

0010000100010001

1

1000000100010001

1

1000000100010001

1

54 0010000010010010

1

0010000010010010

1

1000000010010010

1

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1

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X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 G.2−代替表

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

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符号語

符号語

符号語

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96 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 G.2−代替表(続き)

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

符号語

符号語

符号語

符号語

8 ビット

バイト

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

msb lsb

次の

状態

47 0010001000000001

1

0010001000000001

1

1000100000010010

1

1000100000010010

1

48 0010010000000010

1

0010010000000010

1

0100010000001000

3

0100010000001000

3

49 0000000001000010

1

0100100010010001

1

1001000000010001

1

0100100010010001

1

50 0000000010001001

1

0100100001000100

3

1001000000100010

1

0100100001000100

3

51 0000000010010010

1

0100010010010000

3

1001000001001001

1

0100010010010000

3

52 0000000100010001

1

0100010010010000

2

1001000010010001

1

0100010010010000

2

53 0000000100100010

1

0100100001000100

2

1001000100100001

1

0100100001000100

2

54 0000001000100001

1

0100100100100001

1

1001001001000001

1

0100100100100001

1

55 0000001001000010

1

0100100100010000

3

0100001000001001

1

0100100100010000

3

56 0001000001000000

4

0001000001000000

4

1001001000100000

3

1001001000100000

3

57 0010000010000000

4

0010000010000000

4

1001000010001000

2

1001000010001000

2

58 0010010010010000

3

0010010010010000

3

1001000100010000

2

1001000100010000

2

59 0010010001001000

3

0100100100010000

2

0010010001001000

3

0100100100010000

2

60 0010010000100100

3

0010010000100100

3

1001001000100000

2

1001001000100000

2

61 0010010000000100

3

0010010000000100

3

0100001001001000

2

0100001001001000

2

62 0001001001001000

3

0100000010000001

1

0001001001001000

3

0100000010000001

1

63 0001001000100100

3

0001001000100100

3

0100001001001000

3

0100001001001000

3

64 0001001000000100

3

0001001000000100

3

0100010010001000

3

0100010010001000

3

65 0000100100100100

3

0000100100100100

3

0100100100001000

3

0100100100001000

3

66 0000100100000100

3

0000100100000100

3

1000010000000100

3

1000010000000100

3

67 0000100000100000

3

0000100000100000

3

1000010000100100

3

1000010000100100

3

68 0000010010000100

3

0000010010000100

3

1000010001001000

3

1000010001001000

3

69 0000010000010000

3

0000010000010000

3

1000010010010000

3

1000010010010000

3

70 0000001001000100

3

0100001000000100

2

1000100000001000

3

0100001000000100

2

71 0000001000001000

3

0100100000010000

3

1000100010001000

3

0100100000010000

3

72 0000000100100100

3

0100010001000100

3

1000100100010000

3

0100010001000100

3

73 0000000100000100

3

0100001000100100

3

1001000000010000

3

0100001000100100

3

74 0000010000010000

2

0000010000010000

2

1000100001000100

3

1000100001000100

3

75 0001001001001000

2

0100001000000100

3

0001001001001000

2

0100001000000100

3

76 0000010010000100

2

0000010010000100

2

0100010000001000

2

0100010000001000

2

77 0000100000100000

2

0000100000100000

2

0100010010001000

2

0100010010001000

2

78 0010010001001000

2

0100000100000010

1

0010010001001000

2

0100000100000010

1

79 0000100100000100

2

0000100100000100

2

0100100100001000

2

0100100100001000

2

80 0000100100100100

2

0000100100100100

2

1000010000000100

2

1000010000000100

2

81 0001001000000100

2

0001001000000100

2

1000010000100100

2

1000010000100100

2

82 0001001000100100

2

0001001000100100

2

1000010001001000

2

1000010001001000

2

83 0010010000000100

2

0010010000000100

2

1000010010010000

2

1000010010010000

2

84 0010010000100100

2

0010010000100100

2

1000100000001000

2

1000100000001000

2

85 0010010010010000

2

0010010010010000

2

0100010001001001

1

0100010001001001

1

86 0000000100000100

2

0100001000100100

2

1000100001000100

2

0100001000100100

2

87 0000000100100100

2

0100010001000100

2

1000100010001000

2

0100010001000100

2


97

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 H 

規定)

最適パワー制御

序文

この附属書は,最適パワー制御について規定する。

ディスクを記録するレーザパワーは,

実際に使用するディスク及び記録機の両方に依存する。

そのため,

このパワーは,各記録機とディスクとの組合せによって決まる。  そのような実際の最適記録パワーP

o

決定方法は,最適パワー制御(OPC)と呼ばれる。

OPC をやりやすくするために,記録パワーの基準値を与える。この値は,リードインゾーンでのプリピ

ットの特別な情報として符号化する(箇条 27

。この値を,波長コードとして規定された波長に対する基

準速度での OPC 推奨コードとする。

OPC は,この目的のために特別に予約されたディスクの領域で行う。これが,パワー校正領域(PCA,

箇条 28)とする。

OPC 推奨コードで符号化された最適記録パワーは,記録済みディスクの特性の測定条件でジッタを最小

にするレーザパワーによって決める(箇条 13

実際の記録機で,P

o

を決めるための簡単な OPC 手順の例について次に示す。

記録済みの 8-16 変調データの非対称性は,記録パワーによって異なる。したがって,特定の記録機とデ

ィスクとの組合せの最適記録パワーは,異なる記録パワーをもつ 8-16 変調データをテスト記録し,その結

果の HF 信号の非対称性を測定することによって求めることができる。しかし,規定の非対称性を直接測

定することは,実際の記録機では困難である。

そこで非対称性を表すのに実用的なパラメタを定義する。このパラメタ β は,波形等化する前の交流結

合した HF 信号を用いることによって,次のように定義する。

(

) (

)

2

1

2

1

/

A

A

A

A

+

=

β

ここに,

(

A

1

A

2

): HF 信号のピークレベル  A

1

と A

2

との差

(A

1

A

2

): HF 信号のピークピーク値

図 H.1∼図 H.3 参照。

測定した HF 信号の非対称性がゼロのとき β=0  となる。

β は,9.1.2 に規定する記録用の PUH で,非対称性は,再生用の PUH(9.1.1)でそれぞれ測定する。こ

れは,各記録機の設計で,記録機の読取状態から再生用 PUH の状態への変換をしなければならないことを

意味する。

A

1

0

A

2

A

1

0

A

2

0

A

1

A

2

H

F

H

F

H

F

A

1

A

1

A

1

A

2

A

2

A

2

図 H.1

β0

低パワー

図 H.2

β0

図 H.3

β0

高パワー


98 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 J

規定)

グルーブウォブル振幅の測定

序文

この附属書は,グルーブウォブル振幅の測定について規定する。

ウォブル振幅の nm 値は,次に示す正規化ウォブル信号(NWO)から得ることができる。

J.1

ウォブル信号 

(

WO

b

)

ウォブル信号は,次の式によって計算する。

=

p

b

π

2

sin

2

2

T

a

RPS

WO

したがって,

=

p

b

π

2

sin

T

a

RPS

WO

 (1)

ここに(

図 J.1

参照)

WO

b

近隣のウォブルが同相のときのウォブル信号
のピークピーク値(最小値)

RPS

半径方向プッシュプル信号のピークピーク値

a

ウォブル振幅の nm 値

T

p

トラックピッチの nm 値

したがって,

=

=

p

b

π

2

sin

T

a

RPS

WO

NWO

 (2)

この正規化によって,グルーブ寸法,光スポット形状及び光学収差の影響は,除かれる。

J.2

ウォブル振幅

式(2)の定義によって,NWO とトラックピッチが 0.74

μ

m のときのウォブル振幅との関係は,次のとお

りとする。

下限値

:7 nm に相当する 0.06

上限値

:14 nm に相当する 0.12


99

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

 

ランド

ランド

グルーブ

半 径 方 向

−a

a

トラックピッチ  (T

p)

RPS

2

トラッキングエラー信号

RPS

2

WO

b

2

WO

b

2

a

a

図 J.1

グルーブウォブル信号


100 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 K

規定)

未記録ディスクの動作信号の測定法

序文

この附属書は,未記録ディスクの動作信号の測定法について規定する。

次に示す方法によって,未記録ディスクの動作信号を測定する。

−  フォーカス方法

:非点収差法

−  トラッキング方法

:プッシュプル法

−  ランドプリピット検出方法

:プッシュプル法

−  ウォブル信号検出方法

:プッシュプル法

K.1

測定回路の加算回路に対する条件

半径方向プッシュプルトラッキングエラー信号及びランドプリピット振幅の測定において用いられる加

算回路との出力はレーザダイオードが点灯し,かつ,ディスクがスピンドルモータ上にない場合に 0 とな

るよう調整されなければならない。

K.2

測定回路の差動回路に対する条件

半径方向プッシュプルトラッキングエラー信号,ランドプリピット振幅及びウォブル信号の測定におい

て用いられるそれぞれのフォトディテクタ出力回路の増幅量及び差動バランス量は,それぞれの交流信号

振幅が一致するように調整されなければならない。

K.3

加算回路及び差動回路の出力増幅量

半径方向プッシュプルトラッキングエラー信号及びランドプリピット振幅の正規化において用いられる

加算回路及び差動回路の出力増幅量は,正確に一致するよう調整されなければならない。


101

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 L

規定)

NBCA 信号

序文

この附属書は,NBCA 信号について規定する。

L.1

NBCA 及びリードインゾーンの位置

NBCA は,中心孔の中心から 22.71±0.06 mm と 23.51±0.06 mm との間に位置しなければならない(

L.1

参照)

。NBCA 符号を適用する場合,リードインゾーンでの記録は,セクタ番号(02DA80)から行う。

図 L.1

NBCA の概要

L.2

記録フォーム

NBCA は,円周方向に配列した一連の低反射のストライプで記録する。各々のストライプは,半径方向

に NBCA の幅にわたって完全に広がらなければならない。

L.3

変調方法方式

NBCA 符号記録データビットは,NBCA 符号チャネルビットへの移送符号化によって符号化する。移送

符号化では,データビット“0”は,

“01”の NBCA 符号チャネルビットに変換し,また,データビット“1”

は,

“10”の NBCA 符号チャネルビットに変換しなければならない。NBCA 符号チャネルビット列は,RZ

変調方式によって変調しなければならない。低い反射率のストライプは,RZ 変調プロセス後のパルスに

対応して形成しなければならない。低い反射率のストライプ幅は,NBCA 符号チャネルビット周期の半分

以下でなければならない。

前記に規定する移送符号化方式は,NBCA データフィールドで,情報データ,誤り検出符号(EDC

NBCA

)

の 4 チェックバイト及び誤り訂正符号(ECC

NBCA

)の 16 バイトに適用する。NBCA データ構造の他のフィー

ルドでは,データビット“0”は,

“10”の NBCA 符号チャネルビットに変換し,また,データビット“1”

は,

“01”の NBCA 符号チャネルビットに変換しなければならない(

L.4

及び

図 L.2

参照)

L.4

NBCA 符号の構造

NBCA 符号のデータは,NBCA プリアンブルフィールド,NBCA データフィールド及び NBCA ポストア

ンブルフィールドで構成する。これらのフィールドは,すべて,

図 L.2

に示すように,連続的にギャップ

なしで記録する。


102 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

L.4.1

NBCA プリアンブルフィールド

NBCA プリアンブルフィールドは,NBCA 同期記録バイト(SB

NBCA

)  に続く(00)の 4 バイトで構成する。

L.4.2

NBCA データフィールド

NBCA データフィールドでは,情報データ (I

0

,I

1

… I

16n-5

)  の 16n−4 バイト,誤り検出符号 (D

0

,D

1

D

2

,D

3

)  の 4 チェックバイト及び誤り訂正符号 (C

00

…C

03

,C

10

…C

13

,…,C

30

…C

33

)  の 16 バイトをこの順

に記録しなければならない。ここに,

n

は,12 以下の正整数とする。このフィールド全体で 4 バイトごと

の前に NBCA-Resync (RS

NBCA

)を挿入する。

L.4.3

NBCA ポストアンブルフィールド

NBCA ポストアンブルフィールドは,NBCA-Resync (RS

NBCA

)  が先行し,かつ,後続する,(55)の 4 バイ

トで構成する。

5 バイト

1 バイト

4 バイト

SB

NBCA

 NBCA プリアンブル[すベて(00)]

1 行

RS

NBCA1

I

0

I

1

I

2

I

3

4 バイト(予備)

RS

NBCA1

I

4

I

5

I

6

I

7

RS

NBCA1

RS

NBCA1

RS

NBCA2

:

情報

:

  

RS

NBCAi-1

RS

NBCAi

4

n

RS

NBCAi

(1≦

n

≦12)

RS

NBCAi

RS

NBCAi

RS

NBCAi

1

:

  

:

  

RS

NBCAn

1

RS

NBCAn

RS

NBCAn

RS

NBCAn

I

16n-8

I

16n-7

I

16n-6

I

16n-5

RS

NBCAn

EDC

NBCA

(4 バイト)

 L.2

NBCA データ構造


103

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

5 バイト

1 バイト

4 バイト

RS

NBCA13

C

0.0

C

1.0

C

2.0

C

3.0

RS

NBCA13

ECC

NBCA

4 行

RS

NBCA13

RS

NBCA13

C

0.3

C

1.3

C

2.3

C

3.3

RS

NBCA14

 NBCA ポストアンブル[すべて(55)]

1 行

RS

NBCA15

 L.2

NBCA データ構造

続き

L.5

NBCA 誤り検出符号

  (

EDC

NBCA

)

情報データ(I

0

,I

1

...I

16n-5

)に,誤り検出符号(D

0

,D

1

,D

2

,D

3

) (EDC

NBCA

)の 4 チェックバイトを付けなけれ

ばならない。多項式 EDC

NBCA

(

x

)及び

I

NBCA

(

x

)を,次のように定義する。

=

=

31

0

NBCA

)

(

EDC

i

i

i

x

b

x

=

=

1

n

128

32

NBCA

)

(

i

i

i

x

b

x

I

ここに,

i

は,0 から始まるビット番号であり,また,EDC

NBCA

の最後のバイトの LSB から,情報デー

タの第 1 バイトが MSB へ向かって増分する。また,b

i

は,第

i

番目のビットの値を表す。

多項式 EDC

NBCA

(

x

)  は,次のように計算する。

( )

( )

( )

x

G

x

I

x

mod

EDC

NBCA

NBCA

=

ここに,

G

(

x

):

x

32

x

31

x

4

+1

L.6

NBCA 誤り訂正符号 

(

ECC

NBCA

)

4 ウェイインタリービングを備えたリードソロモンタイプ ECC は,情報データ及び EDC

NBCA

に使用する。

多項式

R

NBCA

(

x

)  及び

I

NBCA

(

x

)  は,次のように定義する。

=

=

3

0

3

,

NBCA

C

)

(

i

i

i

j

j

x

x

R

=

+

+

=

2

4

0

4

52

51

4

NBCA

)

(

n

i

n

j

i

i

j

j

x

D

x

I

x

I

ここに,

I

m

は,

m

番目の情報データバイトの値を表す。また,

D

k

は,

k

番目の EDC

NBCA

バイトの値を表

す。

多項式

R

NBCAj

(

x

)  は,次のように計算する。

( )

( )

( )

x

G

x

I

x

R

j

j

NBCA

p

NBCA

NBCA

mod

=

=

+

=

3

0

pNBCA

)

(

)

(

k

k

x

x

G

α


104 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ここに,α は,多項式の根を表す。

G

p

(

x

) =

x

8

+

x

4

+

x

3

+

x

2

+1

L.7

NBCA 同期バイト 

(

SB

NBCA

)

及び NBCA 再同期 

(

RS

NBCA

)

NBCA 同期バイト(SB

NBCA

)は,NBCA プリアンブルに先行する。4 情報バイトごとの前,EDC

NBCA

の前,

ECC

NBCA

の前,及び NBCA ポストアンブルの前後に NBCA 再同期(RS

NBCA

)を挿入しなければならない。

NBCA 同期バイト及び NBCA 再同期は,

表 L.1

に示すパターンをもたなければならない。

表 L.1

NBCA 同期バイト及び NBCA 再同期のビットパターン

ビットパターン

固定パターン

同期符号

(チャネルビット)

(データビット)

同期バイト

/再同期

C

15

    C

14

C

13

    C

12

    C

11

  C

10

C

9

C

8

b

3

b

2

b

1

b

0

SB

NBCA

  0

1 0

0

0 1 1 0

0

0

0

0

RS

NBCA1

  0

1 0

0

0 1 1 0

0

0

0

1

RS

NBCA2

 0

1 0

0

0 1 1 0

0

0

1

0

:  
:  
:

:  
:  
:

:  
:  
:

RS

NBCAi

  0

1 0

0

0 1 1 0

i

:  
:  
:

:  
:  
:

:  
:  
:

RS

NBCA15

 0

1 0

0

0 1 1 0

1

1

1

1

RZ 変調で記録

PE-RZ 変調で記録

L.8

NBCA 信号仕様

9.1.1 

及び

9.1.2 

の測定状態で規定された光学ピックアップによる NBCA からの読取信号は,NBCA 信

号特性を満たさなければならない。NBCA 読取信号は,ビームがトラックを横断するとき,四分割フォト

ディテクタの四つの素子の電流を合計して求める。

L.8.1

NBCA 信号振幅

高い反射率及び低い反射率に対応する信号レベルは,それぞれ,IBH 及び IBL とし,ゼロレベルは,

L.3

に示すように,ディスクを挿入しないとき測定装置から得る信号レベルとする。

これらの信号は,次の仕様を満たさなければならない。

IBL / IBH:  最大 0.50

L.8.2

NBCA 時間間隔

NBCA 信号の検出位置は,NBCA 信号が IBH と IBL との間の平均レベルと交差する位置とする。NBCA

の時間間隔は,ディスクの回転速度が 1 440 rpm (24 Hz)  である場合,次の仕様を満たさなければならない

図 L.3

参照)


105

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

立上がり時間間隔  (TPI):  8.89n±2.00 μs (n=1,2,3 又は 4) 
パルス幅  (TL):   3.00±1.50 μs

TL

TP1

IBH

IBL

(IBH + IBL) / 2

0 レベル

TL

TPI

図 L.3

NBCA からの読取信号

L.8.3

NBCA ジッタ値

ジッタ値は,立上がり時間間隔(

TPI

)の正規化標準偏差として定義し,また,次の仕様を満たさなければ

ならない。

ジッタ値<8  %

測定法:

a

)  信号の条件:フィルタリングのない生の NBCA 信号

b

)  回転速度:1 440 rpm (24 Hz)

c

)  位置の測定:

r

=23.1 mm(NBCA ラインの中心の周り)

d

)  タイムインターバルアナライザのスライスレベルは,NBCA パルス信号の半分の深さに設定する。

e

)  ジッタ値:σ/8.89

ここに,σ (μs)は,

n

=1 のときの

TPI

の標準偏差,8.89 (μs)は,

n

=1 のときの

TPI

の標準値。

L.9

情報データの論理フォーマット

NBCA データフィールドは,

L.4.2

に規定する情報データ(I

0

,I

1

・・・・

I

16n-5

)の(16n−4)バイトをもたなければ

ならない。この情報データは,NBCA 記録の一つのユニット上に記録する。 NBCA 記録の長さは,4 バイ

トの倍数とする。各 NBCA 記録は,

表 L.2

に示す NBCA 記録 ID フィールド,バージョン番号フィールド,

データ長フィールド及び記録データフィールドで構成する。

表 L.2

NBCA 記録形式

相対的バイト位置(RBP)

内容

バイト数

0∼1 NBCA 記録 ID 2 バイト

2

バージョン番号

1 バイト

3

データ長

1 バイト

4∼4m+3

記録データ 4m バイト

m:正整数


106 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

RBP 0

1

NBCA 記録 ID

このフィールドは,各 NBCA 記録のためにユニークに割り当てられた NBCA 記録 ID とする。

RBP 2

バージョン番号

このフィールドは,各 NBCA 記録のために別々に割り当てられたバージョン番号とする。

RBP 3

データ長

このフィールドは,記録データ長を規定する。

RBP 4

4m3

記録データ

このフィールドは,4 バイトの倍数とし,また,記録データだけを含んでいなければならない。

NBCA 記録 ID は,すべての DVD の物理仕様に対し共通に定義し,また,

表 L.3

に示す二つのカテゴ

リに分類する。

表 L.3

NBCA 記録 ID のカテゴリ

NBCA 記録 ID

定義

(0000)  ∼ (7FFF)

認可アプリケーションに割り当てる

(8000)  ∼ (FFFF)

通知アプリケーションに割り当てる

二つ以上の NBCA 記録を NBCA データフィールドに記録する場合,各 NBCA 記録は,異なる NBCA 記

録 ID をもち,かつ,NBCA 記録 ID の昇順に記録する。情報データの (16n−4)バイトに対して調整するた

めにゼロを記録しなければならない。

表 L.4

に情報データの例を示す。

表 L.4

情報データの例

バイト位置

内容

バイト数

0∼11 NBCA 記録 No.1(8 バイトの記録データ長)

12 バイト

12∼31 NBCA 記録 No.2(16 バイトの記録データ長) 20 バイト

32∼43

後置ゼロ

12 バイト


107

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 M

規定)

ボーダゾーン

序文

この附属書は,ボーダゾーンについて規定する。

M.1

ボーダゾーンの構成

ボーダゾーンは,再生専用機器での読取中,光学ピックアップがファイナライズ前の未記録領域にオー

バーランをするのを防ぐ接続領域とする。

ボーダゾーンは,カレントボーダアウト及びネクストボーダインで構成する(

図 M.1

参照)

ボーダゾーンは,次のボーダ領域を示すために三つのネクストボーダマーカをもたなければならない。

ファイナライズ前のディスクが再生専用機器で読み取られるとき,ディスクはボーダアウト及びボーダ

インをもたなければならない。

リードアウトゾーンが後続するボーダアウトは,最初の 37 ECC ブロック(0∼36 のユニット位置,

M.6

及び

表 M.6

参照)で構成することができる。

カレントボーダアウト

ネクストボーダイン

ボーダゾーン

図 M.1

ボーダゾーンの構造

ディスクの異なる領域での様々な状態のボーダゾーンは,

図 M.2

に示す。


108 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

リ ー ド

ア ウ ト

ゾーン

第 2 インビジブル R ゾーン

データレコーダブルゾーン

第 1 インビジブル R ゾーン

a)  ボーダ領域のないオープン状態 

エクストラボーダゾーン

ボーダゾーン

リード

イン

ゾーン

ボーダ領域

第 1 完了 R ゾーン

b)  クローズ状態 

c)  ボーダ領域のあるオープン状態 

d)  ファイナライズ状態 

第 2 完了 R ゾーン

データゾーン

LLA :  リンキングロスエリア

情報ゾーン

データレコーダブルゾーン

データレコーダブルゾーン

リード

イン

ゾーン

リード

イン

ゾーン

リード

イン

ゾーン

エクストラボーダゾーン

エクストラボーダゾーン

エクストラボーダゾーン

第 1 完了 R ゾーン

第 1 完了 R ゾーン

第 2 インビジブル R ゾーン

ボーダ領域

ボーダ領域

ボーダ領域

LL

A

LLA

LL

A

LL

A

ボ ー ダ

アウト

ボ ー ダ

アウト

ボ ー ダ

アウト

ボ ー ダ

イン

ボ ー ダ

イン

ボ ー ダ

イン

ボ ー ダ

アウト

データ記録領域の外側限界

図 M.2

情報ゾーンでのボーダ記録例


109

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

M.2

ボーダゾーンサイズ

ボーダゾーンのサイズは,その位置及び順序に依存するものとする。

ボーダアウトのセクタ番号は,(03FEFF)  より大きいものとする。

ボーダアウトは,ECC ブロック境界で開始するものとする。

ボーダゾーンのサイズは,

表 M.1

に示す。

表 M.1

ボーダゾーンサイズ

ボーダアウト開始 PSN

(03FF00) 
∼(0B25FF)

(0B2600)  
∼(1656FF)

(165700)  ∼データレコーダブルゾ
ーンの最外限度− (ボーダゾーンサ
イズ+短縮ボーダアウトサイズ)

第 1 ボーダゾーン 
サイズ

56 MB   
1 792 ECC ブロック

74 MB   
2 368 ECC  ブロック

92MB  
2 944 ECC ブロック

他のボーダゾーン 
サイズ

12 MB   
384 ECC ブロック

15 MB   
480 ECC ブロック

19 MB   
608 ECC ブロック

M.3

ボーダゾーン情報

M.3.1

ボーダゾーン情報構造

ボーダゾーン情報構造は,

図 M.3

に示す。

各ユニットの内容は,

表 M.2

に示す。

各ユニットは,一つの ECC ブロックで構成する。

ボーダゾーン

RMD の 
コピー

ストップブロック

ネクストボーダマーカ

1 ユニット: 1ECC  ブロック

(16  セクタ)

No.1

No.2

No.3

0  1  2  3  4  • • • •     • • • •

• • • •

• • • •

• • • •

N
+1

N
+2

N
+3

N
+4

N
+5

N
+6

N  

カレント

ボーダアウト

ネクスト

ボーダイン

図 M.3

ボーダゾーン情報構造

第 1 ボーダマーカのアドレスは,次のように算出する。

第 1 ボーダマーカのアドレス=[

(ネクストボーダインの開始セクタ番号)+(カレントボーダアウトの

開始セクタ番号)

]/ 2

ネクストボーダインの開始セクタ番号及びカレントボーダアウト開始セクタ番号は,リードインゾーン

又はボーダインに記録する。


110 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 M.2

ボーダゾーン情報の内容

ユニット位置(UP)

内容

0∼4

カレント RMD

5∼36

予備

37,38

ストップブロック

39  ∼M−1

予備

M∼M+1

第 1 ネクストボーダマーカ

M+2

第 1 ブロック同期ガード領域

M+3∼M+9

予備

M+10∼M+11

第 2 ネクストボーダマーカ

M+12

第 2 ブロック同期ガード領域

M+13∼M+19

予備

M+20∼M+21

第 3 ネクストボーダマーカ

M+22

第 3 ブロック同期ガード領域

M+23∼N−1

予備

ボーダアウト

N

リンキングロス領域

N+1∼N+5

最新物理フォーマット情報ブロック

ボーダイン

N+6

ブロック同期ガード領域

ユニット位置は,ボーダゾーンの初めからの相対的な位置に相当する。

M 及び N は,各ボーダゾーンの位置及び順序に依存する。

(

UP 0

4

)

  カレント RMD

この領域では,最新の RMD のコピーをボーダアウトの初めから 5 回連続で記録する。

カレント RMD の五つのコピーにおけるセクタのデータタイプビットは,

“0”に設定する。

(

UP 5

36

)

予備

(

UP 37

38

)

  ストップブロック

ストップブロックのエリアタイプはリードアウト属性であり,このブロックのメインデータは,(00)

に設定する。

(

UP 39

M

1

)

予備

(

UP M

M

1

)

  第 ネクストボーダマーカ

ネクストボーダマーカはボーダゾーンのボーダアウト内に配置され,このボーダゾーンに続く次のボ

ーダ領域があるか否かを示す。

次のボーダ領域がなければ,ネクストボーダマーカは記録してはならない。

次のボーダ領域がある場合は,ネクストボーダマーカは(00)又は同じボーダゾーン内にある最新物理

フォーマット情報ブロックのデータと同一のデータとを記録しなければならない(

 M.3

  参照)。

ネクストボーダマーカの構造を,

図 M.4

に示す。

最新物理フォーマット情報ブロックをネクストボーダマーカに記録する場合は,それぞれのネクスト

ボーダマーカ(第 1∼第 3)にロスレスリンキングで 2 度書きする(

23.3

参照)


111

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

ディスクをファイナライズするときは,それぞれのネクストボーダマーカの内容はリードアウト属性

の(00)で記録しなければならない。

ユニット M−1

ユニット M

ユニット M+2

ユニット M+1

1ECC  ブロック

第 1 ネクストボーダマーカ

第 1 ブロック同期ガード領域

未記録状態

図 M.4

ネクストボーダマーカの構造

(

UP M

2

)

  第 ブロック同期ガード領域

ブロック同期ガード領域は,次の ECC ブロックに記録されるデータを読むために使用する。ネクスト

ボーダマーカの記録後は,リンキングロス領域となる(箇条

23

参照)

(

UP M

3

M

9

)

予備

(

UP M

10

M

11

)

  第 ネクストボーダマーカ

このフィールドは,(UP M∼M+1)第 1 ネクストボーダマーカの規定と同一である。

(

UP M

12

)

  第 ブロック同期ガード領域

このフィールドは,(UP M+2)第 1 ブロック同期ガード領域の規定と同一である。

(

UP M

13

M

19

)

予備

(

UP M

20

M

21

)

  第 ネクストボーダマーカ

このフィールドは,(UP M∼M+1)第 1 ネクストボーダマーカの規定と同一である。

(

UP M

22

)

  第 ブロック同期ガード領域

このフィールドは,(UP M+2)第 1 ブロック同期ガード領域の規定と同一である。

(

UP M

23

N

1

)

予備

(

UP N

)

  リンキングロス領域

箇条

23 

参照。

(

UP N

1

N

5

)

  最新物理フォーマット情報ブロック

このブロックを,

図 M.5

に示す。同じブロックをこのフィールドで 5 回記録する。

このブロックは,

表 M.3

に示すように,最新データ領域割付け(BP 4∼15),カレントボーダアウト(BP

32∼35)の最新開始セクタ番号及びネクストボーダイン(BP 36∼39)の最新開始セクタ番号を含んでいる

最新物理フォーマット情報を規定する。


112 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

相対セクタ番号

0

最新物理フォーマット情報

1

製造情報*

2

3

.

.

.

15

すべて (00)

*

25.1.3.1  参照。

図 M.5

最新物理フォーマット情報ブロックの構造

表 M.3

最新物理フォーマット情報

BP

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号

1

1

ディスクサイズ及びディスクの最大転送レート 1

2

ディスク構造

1

3

記録密度

1

4∼15

最新データ領域割付け

12

16

NBCA 記述子 1

17∼31

予備

15

32∼39

ボーダゾーンの最新開始セクタ番号

8

40∼2 047    予備 2

0

(

BP 0

)

  ディスクカテゴリ及びバージョン番号

25.1.3.2 

の規定と同じ。

(

BP 1

)

  ディスクサイズ及びディスクの最大転送レート

25.1.3.2 

の規定と同じ。

(

BP 2

)

  ディスク構造

25.1.3.2 

の規定と同じ。

(

BP 3

)

  記録密度

25.1.3.2 

の規定と同じ。

(

BP 4

15

)

  最新データ領域割付け

表 M.4

に定義する。


113

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 M.4

最新データ領域割付け

BP

内容

4

(00)

5  ∼7   データ領域の開始セクタ番号 (030000)

8

(00)

9∼11   ボーダエリア最後の R ゾーンの最終記録アドレス

12

(00)

13∼15   (000000)

(

BP 16

)

 NBCA 記述子

25.1.3.2

  の規定と同じ。

(

BP 17

31

)

25.1.3.2

  の規定と同じ。

(

BP 32

39

)

  ボーダゾーンの最新開始セクタ番号

表 M.5

に定義する。

表 M.5

ボーダゾーンの最新開始セクタ番号

BP

内容

32∼35

カレントボーダアウトの開始セクタ番号

36∼39

ネクストボーダインの開始セクタ番号

カレントボーダアウトフィールドの開始セクタ番号は,現在のボーダエリアのボーダアウトの開始セ

クタ番号を規定する。

ネクストボーダインフィールドの開始セクタ番号は,次のボーダエリアのボーダインの開始セクタ番

号を規定する。このフィールドを(00)に設定した場合,次のボーダ領域は記録してはならない。

(

BP 40

2047

)

  予備

25.1.3.2

  の規定と同じ。

(

UP N

6

)

  ブロック同期ガード領域

このフィールドは,(UP M+2)第 1 ブロック同期ガード領域の規定と同一である。

M.4

ボーダアウト及び短縮ボーダアウト

リードアウトゾーンが後続するボーダアウト及び短縮ボーダアウトは,ディスクを再生する場合,光学

ピックアップが未記録領域でオーバーランするのを防ぐ領域である。

ボーダアウト及び短縮ボーダアウトの構成は,

表 M.6

に定義する。

ボーダエリアは,エキストラボーダゾーン又はボーダインとボーダアウト又は短縮ボーダアウトとの間

に位置するものとする。インクリメンタル記録モードでディスクのファイナライズをするとき,データゾ

ーンの終了位置で,リードアウトゾーンは,ボーダゾーンの代わりにディスク上でボーダアウト及び短縮

ボーダアウトの後に位置するものとする。インクリメンタル記録モードでファイナライズした後の構造例

を,

図 M.6

に示す。


114 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

a

)

データを完全に記録した単一のボーダエリア

(a) 

  データを完全に記録した単一のボーダエリア 

エキストラボーダゾーン

データレコーダブルゾーンの外周限界

LLA

リードイン

ゾーン

ボーダアウト 
  又は 
 TBO

リードアウト
ゾーン

≧ 92 MB

b

)

データを完全に記録した複数のボーダエリア

エキストラボーダゾーン

データレコーダブルゾーンの外周限界

LLA

LLA

ボーダアウト

ボーダイン

56 MB / 74 MB / 92 MB

LLA:  リンキンギロス領域

TBO:  短縮ボーダアウト

リードイン

ゾーン

≧92 MB

ボーダアウト 
  又は

TBO

リードアウト
ゾーン

図 M.6

ファイナライズした後の情報領域構造の例

M.4.1

リードアウトゾーンが後に続くボーダアウト及び短縮ボーダアウトの最小サイズ

ボーダアウト又は短縮ボーダアウト及びリードアウトゾーンのサイズは,

表 M.6

に示す。

表 M.6

ボーダアウト又は短縮ボーダアウト及びリードアウトゾーンの最小サイズ

ボーダアウト又は 
短縮ボーダアウトの

開始物理セクタ番号

(03FF00)  ∼(0B25FF)

(0B2600) ∼ (1656FF)

(165700)∼データレコーダブル
ゾーンの最外限度−(ボーダア

ウトのサイズ又は短縮ボーダ
アウトのサイズ)

ボーダアウト又は

短縮ボーダアウト 
及びリードアウトゾ
ーンのサイズ

56 MB   
1 792 ECC ブロック

74 MB   
2 368 ECC ブロック

92 MB   
2 944 の ECC ブロック

M.4.2

ボーダアウト及び短縮ボーダアウトの構造

各ユニットの内容は,

表 M.7

に示す。

各ユニットは,一つの ECC ブロックで構成する。


115

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

表 M.7

リードアウトゾーンが後に続くボーダアウト及び短縮ボーダアウトの構成

内容

ユニット位置

ボーダアウト

短縮ボーダアウト

0∼4

カレント RMD

カレント RMD

5∼36

(00) に設定

(00) に設定

37,38

ストップブロック

39∼M−1

予備

M∼M+1

第 1 ネ ク ス ト ボ ー ダ 
マーカ[すべて(00)]

M+2

第 1 ブロック同期ガード
領域

M+3∼M+9

予備

M+10∼M+11

第 2 ネ ク ス ト ボ ー ダ 
マーカ[すべて(00)]

M+12

第 2 ブロック同期ガード
領域

M+13∼M+19  予備

M+20∼M+21

第 3 ネ ク ス ト ボ ー ダ 
マーカ[すべて(00)]

M+22

第 3 ブロック同期ガード
領域

M+23∼N−1

予備

N

リンキングロス領域

N+1∼

(リードアウトゾーン)

(リードアウトゾーン)

ユニット位置は,ボーダゾーンの始めからの相対的位置に相当する。

M 及び N は,各ボーダゾーンの位置及び順序に依存する。

各ユニット位置の内容は,

表 M.2

のものと同一とする。


116 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 N 

規定)

記録ストラテジの変形

序文

この附属書は,記録ストラテジの変形について規定する。

14.3

に規定する基本記録ストラテジに加えて,次の記録ストラテジの変形を推奨する(

図 N.1

参照)

T を 1 クロック周期の長さを表すものとするとき,4T から 11T の長さの各記録パルスは,先頭パルスと

連続マルチパルス列との二つの部分からなる。

3T の長さの記録パルスは,先頭パルスだけを用いる。

先頭パルスは,記録データの立上がりエッジの後から始まり,必ず記録データの立上がりエッジから 3T

のところで終了する(

T

はクロック周期を表す)

。先頭パルスの幅(

T

top

)は,

27.3.6.3

で規定される記録スト

ラテジコードに従って,データの長さ(

T

wd

)によって選択する。

トップパルスの立上がりと立下がりエッジは,時間軸方向に独立に動かせる。立上がりエッジの移動量

(

T

ld

)と立下がりエッジの移動量(

T

tr

)は,前スペースの長さ(

T

sp

)と記録データの長さ(

T

wd

)とに従って選択する。

詳細なパラメタは記録ストラテジコードによって得られる(

27.3.6.3

参照)

マルチパルス列は,記録データの立上がりエッジから 3T の時間のところで始まり,記録データの立下

がりのところで終わる。マルチパルス列のパルス周期は,

T

でなければならない。その幅(

T

mp

)は,記録デ

ータの長さには依存しない。このパラメタは,記録ストラテジコードによって得られる(

27.3.6.3

参照)

記録データ

記録パルス

Twd(8T)

Twd(3T)

Ttop

Ttop

Tmp

Po

Pb

T

Tsp(3T)

Ttr

Ttr

+Tld

Tld

Tld

Tld

Ttr

Ttr

ゼロレベル

図 N.1

記録ストラテジの変形


117

X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 P

規定)

ランドプリピット信号の測定方法

序文

この附属書は,ランドプリピット信号の測定方法について規定する。

ランドプリピット信号の測定方法のブロックダイヤグラムを,

図 P.1

に示す。ランドプリピット検出器

の例を,

図 P.2

に示す。

アンプ

プリピット 
デコーダ

+

+

+

+

+

+

+

Ia+Ib+Ic+Id

(

Ia+Ib)−(Ic+Id)

I

a

I

b

I

c

I

d

ゲイン調整

ゲイン調整

ゲイン調整

ゲイン調整

バランス 
調整

LPF

ランドプリピット

  検出器

アンプ

アンプ

アンプ

図 P.1

ランドプリピット信号測定ブロックダイヤグラム

+

+

V1

ウォブル PLL からの 140 kHz

プリピット 
デコーダ

過大入力リミッタ

BPF

V2

ノイズゲート

比較器

比較器

過大入力リミッタは,ウォブル信号振幅よりも大きなノイズ成分を除去するために用意されている。 
V

1

及び V

2

は各機器の適度な電圧

バンドパスフィルタ:4 次

中心周波数=140.6 kHz(ウォブル周波数) 
遮断周波数=±42.2 kHz(−3 dB)

図 P.2

ランドプリピット検出器の例


118 
X 6249:2009 (ISO/IEC 23912:2005)

附属書 Q 

参考) 
輸送

序文

この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

Q.1

一般

輸送は,例えば,異なる期間,様々な輸送方法によって,そして世界の各所で,広い範囲の温度及び湿

度の変動の中で行われるので,輸送又は包装の必す(須)条件を規定することは不可能である。

Q.2

包装

包装の形態は,送付元と受領先との間で合意を得ておくことが望ましいが,そのような合意がない場合

は,送付元の責任とする。次のような損害を考慮しておくことが望ましい。

Q.2.1

温度及び湿度

断熱及び包装は,

輸送の見込まれる期間中にわたる保存条件を維持するように設計することが望ましい。

Q.2.2

衝撃負荷及び振動

a

)  ディスクの形状にひずみを与える機械的負荷を避ける。

b

)  ディスクの落下を避ける。

c

)  ディスクは,適切な衝撃吸収材料を含む堅い箱にこん包することが望ましい。

d

)  個装箱は,清浄な内部並びに汚れ及び湿気の侵入を防ぐシールをした構造をもつことが望ましい。