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X 6243: 1998

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

この規格には,次に示す附属書がある。

附属書 A(規定)  角度偏差

αの測定

附属書 B(規定)  複屈折の測定

附属書 C(規定)  位相差トラッキングエラー信号の測定方法

附属書 D(規定)  反射率の校正及び測定方法

附属書 E(規定)  ディスククランプのためのテーパコーン

附属書 F(規定)  動作信号の測定条件

附属書 G(規定)  RLL (2, 10)  制約の 8-16 記録符号

附属書 H(規定)  書込みパルスの定義

附属書 J(参考)  ギャップ長,ガード 1 長及び記録極性のランダム化のためのガイドライン

附属書 K(参考)  輸送

附属書 L(参考)  現在及び将来の規格で使用する数値

附属書 M(参考)  セクタ置換えのガイドライン


X 6243: 1998

(1) 

目次

ページ

第 1 章  一般事項

1

1.

  適用範囲

1

2.

  適合性

1

2.1

  光ディスク

1

2.2

  製造システム

1

2.3

  情報再生システム

1

3.

  引用規格

1

4.

  定義

2

4.1

  ケース (Case)

2

4.2

  チャネルビット (Channel bit)

2

4.3

  ディジタル総計値 (DSV) [Digital Sum Value (DSV)]

2

4.4

  ディスク基準面 (Disk reference plane)

2

4.5

  ダミー基板 (Dummy substrate)

2

4.6

  エンボスマーク (Embossed mark)

2

4.7

  入射面 (Entrance surface)

2

4.8

  ランド及びグルーブ (Land and Groove)

2

4.9

  マーク (Mark)

2

4.10

  相変化 (Phase change)

2

4.11

  偏光 (Polarization)

2

4.12

  記録層 (Recording layer)

2

4.13

  セクタ (Sector)

2

4.14

  スペース (Space)

2

4.15

  基板 (Substrate)

2

4.16

  トラック (Track)

2

4.17

  トラックピッチ (Track pitch)

2

4.18

  ZCLV (ZCLV)

2

4.19

  ゾーン (Zone)

2

5.

  慣例及び表記法

2

5.1

  数値表示

3

6.

  略語

3

7.

  ディスクの概要

4

8.

  一般要求事項

5

8.1

  環境条件

5

8.1.1

  試験環境条件

5

8.1.2

  動作環境条件

5


X 6243: 1998

目次

(2) 

ページ

8.1.3

  保存環境条件

5

8.1.4

  輸送

5

8.2

  安全性

5

8.3

  耐燃性

5

9.

  基準ドライブ

5

9.1

  光ヘッド

6

9.2

  読取りチャネル

7

9.3

  回転速度

7

9.4

  ディスクのクランプ

7

9.5

  正規化サーボ伝達関数

7

9.6

  軸方向のトラッキング基準サーボ

7

9.7

  半径方向のトラッキング基準サーボ

8

第 2 章  ディスクの寸法,機械的及び物理的特性

8

10.

  寸法特性

8

10.1

  全体寸法

10

10.2

  第 1 遷移領域

10

10.3

  第 2 遷移領域

10

10.4

  クランプゾーン

10

10.5

  第 3 遷移領域

10

10.6

  リム領域

11

10.7

  許容差についての注意

11

10.8

  レーベル

11

11.

  機械的特性

11

11.1

  質量

11

11.2

  慣性モーメント

11

11.3

  ダイナミックインバランス

11

11.4

  回転方向

11

11.5

  振れ量

11

11.5.1

  軸方向の振れ量

12

11.5.2

  半径方向の振れ量

12

12.

  光学的特性

12

12.1

  屈折率

12

12.2

  透明基板の厚さ

12

12.3

  角度偏差

12

12.4

  透明基板の複屈折

12

12.5

  反射率

12

第 3 章  情報のフォーマット

13

13.

  データフォーマット

13

13.1

  データフレーム

13


X 6243: 1998

目次

(3) 

ページ

13.1.1

  データ ID

14

13.1.2

  データ ID 誤り検出符号 (IED)

15

13.1.3

  予備バイト (RSV)

15

13.1.4

  誤り検出符号 (EDC)

15

13.2

  スクランブルドフレーム

15

13.3

  ECC ブロック

16

13.4

  記録フレーム

18

13.5

  記録符号及び NRZI 変換

19

13.6

  記録データフィールド

19

13.7

  直流成分抑圧制御

20

13.7.1

  書換え可能データフィールドでの直流成分抑圧制御

20

13.7.2

  エンボスデータフィールドでの直流成分抑圧制御

20

13.7.3

  物理 ID 及び物理 ID 誤り検出符号

21

14.

  トラックフォーマット

21

14.1

  トラック形状

21

14.2

  トラック経路

22

14.3

  トラックピッチ

22

14.4

  トラックレイアウト

22

14.5

  回転速度

22

14.6

  半径方向のアラインメント

23

14.7

  セクタ番号

24

15.

  セクタフォーマット

24

15.1

  セクタレイアウト

24

15.1.1

  書換え可能領域でのセクタレイアウト

24

15.1.2

  エンボス領域でのセクタレイアウト

25

15.2

  VFO フィールド

26

15.3

  アドレスマーク (AM)

27

15.4

  物理識別データ (PID) フィールド

27

15.5

  物理 ID 誤り検出符号 (PED) フィールド

28

15.6

  ポストアンブル 1,2 (PA1,PA2)  フィールド

28

15.7

  ミラーフィールド

29

15.8

  ギャップフィールド

29

15.9

  ガード 1 フィールド

30

15.10

  プリシンク符号 (PS) フィールド

30

15.11

  データフィールド

30

15.12

  ポストアンブル 3 (PA3)  フィールド

30

15.13

  ガード 2 フィールド

30

15.14

  記録極性のランダム化

30

15.15

  バッファフィールド

31


X 6243: 1998

目次

(4) 

ページ

16.

  情報ゾーンのフォーマット

31

16.1

  情報ゾーンの区分

31

16.2

  リードインゾーン

32

16.2.1

  リードインゾーンの構造

33

16.2.2

  イニシャルゾーン

33

16.2.3

  リファレンスコードゾーン

33

16.2.4

  バッファゾーン 1

33

16.2.5

  バッファゾーン 2

33

16.2.6

  コントロールデータゾーン

34

16.2.7

  結合ゾーン

38

16.2.8

  ガードトラックゾーン 1,2

39

16.2.9

  ディスク試験ゾーン

39

16.2.10

  ドライブ試験ゾーン

39

16.2.11

  予備ゾーン

39

16.2.12

  DMA1 及び DMA2

39

16.3

  データゾーン

39

16.3.1

  データゾーン及び欠陥管理領域の構造

39

16.3.2

  ガードトラックゾーン

40

16.3.3

  区画

40

16.4

  リードアウトゾーン

42

16.4.1

  リードアウトゾーンの構造

42

16.4.2

  DMA3 及び DMA4

42

16.4.3

  予備ゾーン

42

16.4.4

  ガードトラックゾーン 1

42

16.4.5

  ドライブ試験ゾーン

42

16.4.6

  ディスク試験ゾーン

42

16.4.7

  ガードトラックゾーン 2

42

17.

  欠陥管理

42

17.1

  欠陥管理領域 (DMA)

42

17.2

  ディスク定義構造 (DDS)

43

17.3

  スペアセクタ

45

17.4

  スリッピングアルゴリズム

46

17.5

  リニアリプレイスメントアルゴリズム

46

17.6

  一次欠陥管理表 (PDL)

47

17.7

  二次欠陥管理表 (SDL)

48

17.8

  ディスクのフォーマッティング

50

17.8.1

  フルサーティフィケーション及び部分サーティフィケーション

51

17.8.2

  初期化

51

17.8.3

  再初期化

51


X 6243: 1998

目次

(5) 

ページ

17.8.4

  初期化及び再初期化後のデータフィールド番号

52

17.9

  書込み手順

53

17.10

  読取り手順

53

17.10.1

  ブランク ECC ブロック

53

17.10.2

  読取り手順

54

第 4 章  エンボス情報の特性

54

18.

  試験方法

54

18.1

  環境条件

54

18.2

  基準ドライブ

54

18.2.1

  光学及び機構

54

18.2.2

  読取りパワー

54

18.2.3

  読取りチャネル 1,2

54

18.2.4

  トラッキングチャネル

54

18.2.5

  トラッキング

55

18.3

  信号の定義

55

19.

  ランド及びグルーブからの信号

59

19.1

  プッシュプル信号

59

19.2

  デバイデッドプッシュプル信号

59

19.3

  オントラック信号

59

19.4

  位相深さ

59

19.5

  ウォブル信号

59

20.

  書換え可能領域のヘッダフィールドからの信号

60

20.1

  VFO1 及び VFO2

60

20.2

  アドレスマーク,PID,PED 及びポストアンブル

60

20.3

  ヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッダ 4 からの信号

61

20.4

  位相深さ

61

21.

  エンボス領域からの信号

61

21.1

  高周波 (HF) 信号

61

21.1.1

  変調振幅

62

21.1.2

  信号の非対称性

62

21.1.3

  クロストラック信号

62

21.2

  ジッタ

62

21.3

  サーボ信号

62

21.3.1

  位相差トラッキングエラー信号

62

21.3.2

  接線方向のプッシュプル信号

62

第 5 章  記録層の特性

63

22.

  試験方法

63

22.1

  環境条件

63

22.2

  基準ドライブ

63


X 6243: 1998

目次

(6) 

ページ

22.2.1

  光学及び機構

63

22.2.2

  読取りパワー

63

22.2.3

  読取りチャネル

63

22.2.4

  トラッキング

64

22.2.5

  走査速度

64

22.3

  書込み条件

64

22.3.1

  書込みパルス

64

22.3.2

  書込みパワー

64

22.4

  信号の定義

64

23.

  書込み特性

64

23.1

  変調振幅及び信号の非対称性

65

23.2

  ジッタ

65

第 6 章  ユーザデータの特性

65

24.

  試験方法

65

附属書 A(規定)  角度偏差(の測定

66

附属書 B(規定)    複屈折の測定 B.1  測定原理 TC

67

附属書 C(規定)  位相差トラッキングエラー信号の測定方法

69

附属書 D(規定)  反射率の校正及び測定方法

73

附属書 E(規定)  ディスククランプのためのテーパコーン

75

附属書 F(規定)  動作信号の測定条件

76

附属書 G(規定)  RLL (2, 10)  制約の 8-16 記録符号

78

附属書 H(規定)  書込みパルスの定義

87

附属書 J(参考)

90

附属書 K(参考)  輸送

91

附属書 L(参考)  現在及び将来の規格で使用する数値

92

附属書 M(参考)  セクタ置換えのガイドライン

95


日本工業規格

JIS

 X

6243

: 1998

120mm DVD

−書換形ディスク

 (DVD

−RAM)

120mm DVD Rewritable Disk (DVD

−RAM)

第 章  一般事項 

1.

適用範囲  この規格は,120mm DVD−書換形ディスク(以下,ディスクという。)の互換性を可能に

する機械的特性,物理的特性及び光学的特性を規定するとともに,情報交換を可能にする記録した信号の

品質,データのフォーマット及び記録方法について規定する。データは,相変化方式を使用して,多数回

の書込み,読取り及びオーバライトが可能である。このディスクを,120mm DVD−RAM ディスクと称す

る。

この規格は,次の項目について規定する。

−  二つの関連する異なるタイプのディスク(7.参照)

−  適合条件

−  ディスクの使用環境及び保存環境

−  データ処理システム間の機械的互換性のためのディスクの機械的特性,物理的特性及び寸法特性

−  トラック及びセクタの物理的配置,誤り訂正符号及び符号化方法を含むディスク上の情報のフォー

マット

−  データ処理システムがディスクからのデータ読取りを可能にするための,ディスク上の記録信号の

特性

この規格は,ディスクドライブ間の互換性を与えるものである。ボリューム及びファイル構造の規格と

ともに,この規格は,データ処理システム間の完全なデータの互換性を与えるものである。この規格に規

定するディスクは,JIS X 6244 に規定するケースに収納してもよい。

2.

適合性

2.1

光ディスク  この規格では,ディスクのタイプを規定する。ディスクは,ここに規定する要求事項

を満たすとき,この規格に適合する。

2.2

製造システム  製造システムは,製造するディスクが 2.1 に一致するとき,この規格に適合する。

2.3

情報再生システム  情報再生システムは,2.1 に適合する二つのタイプのディスクを取り扱うことが

できるならば,この規格に適合する。

3.

引用規格

JIS X 6244

  120mm DVD-RAM ディスク用ケース

IEC 60950 : 1991

  Safety of information technology equipment including electrical business equipment


2

X 6243: 1998

備考  IEC 規格番号は,1997 年 1 月 1 日から実施の IEC の規格新番号体系によるものであり,こ

れより前に発行された規格についても,規格番号に 60000 を加えた番号に切り替えた。こ

れは,番号だけの切替えであり,内容は同一である。

4.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

4.1

ケース (Case)   ディスクを保護するための入れ物。

4.2

チャネルビット (Channel bit)   変調後の 2 値の“0”及び“1”をディスク上のピット又はマークで

表す要素。

4.3

ディジタル総計値  (DSV) [Digital Sum Value (DSV)]  10 進数の数値 1 をビット“1”及び 10 進数の

数値−1 をビット“0”に割り当てることによってビットストリームから得た算術和。

4.4

ディスク基準面  (Disk reference plane)    ディスクをクランプするための基準となる,ディスク表面

にある環状の平面であって,理想的なスピンドルの回転軸に対して垂直に位置する面。

4.5

ダミー基板 (Dummy substrate)   ディスク及び/又は記録層を機械的に支持するために用意した透

明又は不透明な基体。

4.6

エンボスマーク (Embossed mark)   光学的方法で変更できないように形成したマーク。

4.7

入射面 (Entrance surface)   光ビームが最初に当たるディスクの表面。

4.8

ランド及びグルーブ  (Land and Groove)    情報が記録される前に形成されるディスクの溝状構造。

トラック位置を明らかにするために用いられ,グルーブは,それと一対でトラックを構成するランドより

も入射面に近い方に位置する。グルーブの中心及びランドの中心の両方に記録を行う。

4.9

マーク (Mark)   ピット,非晶質の形態又は光学的に検出できる形態をもった記録層の造作。マー

ク及びスペースのパターンがディスクのデータを表す。

4.10

相変化 (Phase change)   記録膜に光ビームを照射して加熱することによって,可逆的に非晶質状態

から結晶状態,又はその逆方向に変化する物理的効果。

4.11

偏光 (Polarization)   光波の振動ベクトルの振動方向が規則的なもの及びその状態。光ビームの偏

光方向は,光ビームの電気ベクトルの方向。

備考  偏光面は,光ビームの伝ぱ(播)方向と電気ベクトルを含む面である。光ビームの伝ぱ(播)

方向から見て,電気ベクトルの終端が時計回りで長円を示す偏光を,右回転偏光という。

4.12

記録層 (Recording layer)   製造及び/又は使用時にデータを書き込むディスク上又はディスク内

の層。

4.13

セクタ (Sector)   ディスクの情報ゾーンに存在するトラックの中で,アドレス指定可能な最小領域。

4.14

スペース (Space)   非ピット,結晶の形態又は光学的に検出できる形態をもった記録層の造作。マ

ーク及びスペースのパターンがディスクのデータを表す。

4.15

基板 (Substrate)   記録層を機械的に支持する透明な円盤状の基体。これを通して光ビームで記録層

にアクセスする。

4.16

トラック (Track)  360°回転の連続スパイラル。

4.17

トラックピッチ (Track pitch)   隣接するトラック(グルーブ及びランド)中心線間の半方向の距離。

4.18  ZCLV (ZCLV) 

  ゾーン間で定線速度動作に必要なディスクフォーマット。

4.19

ゾーン (Zone)   ディスクの環状領域。

5.

慣例及び表記法


3

X 6243: 1998

5.1

数値表示  測定値は,該当規格値の最下位けた(桁)に丸める。例えば,+0.01 のプラス許容差と

−0.02 のマイナス許容差をもつ 1.26 という規格値は,1.235 以上 1.275 未満の測定値の範囲を許容する。

10

進数は,0 から 9 までの数字で表す。

16

進数は,かっこ(括弧)でくくった,0 から 9 までのアラビア数字と A から F までのアルファベット

で表す。

ビットの設定は,

“0”及び“1”で表す。

2

進数及びビットパターンは,左側を最上位ビットとし,

“0”及び“1”の一連で表す。

2

進数の負の値は,2 の補数として表す。

各フィールドで,データは,バイト 0 とする最上位のバイト (MSB) を最初に記録し,最下位バイト

(LSB)

を最後に記録する。

8n

ビットのフィールドで,ビット b

 (8n−1)

は,最上位ビット (msb) とし,ビット b

0

は,最下位ビット (lsb)

としなければならない。

ビット b

 (8n−1)

を最初に記録する。

“0”又は“1”どちらかをとれる 2 進の数字は,

“x”で表す。

6.

略語

AM

:Address Mark  アドレスマーク

BCA

:Burst Cutting Area  バーストカッティング領域

BPF

:Band Pass Filter  帯域フィルタ

DC

:Direct Current  直流

DCC

:DC Component Suppress Control  直流成分抑圧制御

DDS

:Disk Definition Structure  ディスク定義構造

DMA

:Defect Management Area  欠陥管理領域

DSV

:Digital Sum Value  ディジタル総計値

ECC

:Error Correction Code  誤り訂正符号

EDC

:Error Detection Code  誤り検出符号

HF

:High Frequency  高周波

ID

:Identification Data  識別データ

IED

:ID Error Detection Code  ID 誤り検出符号

LPF

:Low Pass Filter  低域フィルタ

LSN

:Logical Sector Number  論理セクタ番号

NRZ

:Non Return to Zero  非ゼロ復帰

NRZI

:Non Return to Zero Inverted  非ゼロ反転復帰

PA

:Postamble  ポストアンブル

PDL

:Primary Defect List  一次欠陥管理表

PED

:物理 ID 誤り検出符号

PI

:Parity of Inner-coda  内符号パリティ

PID

:Physical Identification Data  物理識別データ

PLL

:Phase Locked Loop  位相同期ループ

PO

:Parity of Outer−code  外符号パリティ


4

X 6243: 1998

PS

:Pre-synchronous Code  プリシンク符号

RS

:Reed-Solomon Code  リードソロモン符号

SDL

:Secondary Defect List  二次欠陥管理表

SYNC

:Synchronous Code  同期符号

VFO

:Variable Frequency Oscillator  VFO 信号

ZCLV

:Zoned Constant Linear Velocity  ゾーン化された線速度一定方式

7.

ディスクの概要  データは,非晶質状態及び結晶状態の間の相変化効果を利用して,結晶の記録層に

非晶質部分を形成してマークとしてディスクに書き込み,また集束光でその上にオーバライトすることが

できる。データは,非晶質状態及び結晶状態の間の相変化効果を利用して,集束光で読み取ることができ

る。光ビームは,ディスクの透明基板を通して記録層にアクセスする。

ディスクの一部分に,製造業者によってエンボスピットの形で形成された再生専用データを含む。この

データは,エンボスピットによる光ビームの回折を利用して読み取ることができる。

この規格で規定されるディスクは,記録層を内側にして,2 枚の基板を接着層では(貼)り合わせた構

造をもつ。ディスクの中心位置決めは,読取り側のディスク中心孔のエッジで行う。クランプは,クラン

プゾーンで行う。この規格は,次の二つのタイプについて規定する。

タイプ 1S

一つの基板,一つの記録層及びダミー基板からなり,記録層には,一方向だけからアクセ

スできる。公称容量は,2.6 ギガバイトである。

タイプ 2S

二つの基板,二つの記録層からなり,ディスクの片面からは,一つの記録層だけにアクセ

スできる。公称容量は,5.2 ギガバイトである

タイプ 1S では,ダミー基板は,例えば,エンボスしてもよい。

JIS X 6244

に規定したケースを使用するとき,タイプ 1S のディスクは,三つのケースタイプのいずれに

収納してもよい。レーベルのないタイプ 1S のディスク及びタイプ 2S のディスクは,タイプ 1 ケースだけ

に収納する。

図 にこれらの二つのタイプを図示する。

図 1  120mm DVD-RAM ディスクのタイプ


5

X 6243: 1998

8.

一般要求事項

8.1

環境条件

8.1.1

試験環境条件  試験環境条件は,ディスク近傍の環境条件とし,次による。

温度

: 23℃±2℃

相対湿度  : 50%±5%

大気圧

: 86∼106kPa

ディスク上に結露があってはならない。試験前に,ディスクを最少 48 時間この環境条件に放置するもの

とする。試験前に,光ディスクの読取り表面をディスク製造業者の指示書に従って清浄にするよう推奨す

る。

別に,規定しない限り,すべての試験及び測定は,この試験環境条件で行わなければならない。

8.1.2

動作環境条件  この規格によって,規定した測定環境でこの規格のすべての要求事項を満たすディ

スクは,

動作環境条件において環境パラメータの規定範囲にわたってデータ交換ができなければならない。

動作環境条件は,ディスク近傍の環境条件とし,次による。

温度

: 5∼60℃

相対湿度

: 3∼85%

絶対湿度

: 1∼30g/m

3

温度変動

: 最大 10℃/h

相対湿度変動  : 最大 10%/h

ディスク上に結露があってはならない。ディスクがこの項に規定する条件以外の条件にさらされたとき,

動作前に少なくとも 2 時間,動作環境条件にならしてから使用するものとする。

8.1.3

保存環境条件  保存環境条件は,ディスク近傍の環境条件とし,次による。

温度

: −10∼50℃

相対湿度

: 3∼85%

絶対湿度

: 1∼30g/m

3

大気圧

: 75∼106kPa

温度変動

: 最大 10℃/h

相対湿度変動  : 最大 10%/h

ディスク上に結露があってはならない。

8.1.4

輸送  この規格は,輸送については規定しないが指針を附属書 に示す。

8.2

安全性  ディスクは,情報処理システムにおいて意図された方法での使用時又は想定される使用時

に,IEC 60950 の安全性に関する要求事項を満たすものとする。

8.3

耐燃性  ディスクは,IEC 60950 に規定しているように,HB 材料の耐燃性クラス又はそれ以上のク

ラスに適合する材料で作るものとする。

9.

基準ドライブ

この規格の要求事項に適合した光学的パラメータの測定には,基準ドライブを用いる。この基準ドライ

ブの基本構成要素は,この節の特性を満たすものとする。


6

X 6243: 1998

9.1

光ヘッド  オーバライト及び読取りのパラメータを測定するために用いる基準ドライブの光学的シ

ステムの基本的構成を

図 に示す。図 の構成の機能と同じであれば,異なる部品及び部品の異なる配置

を許容する。光学系は,測定の精度に影響しないようにするために,ディスクの入射面から反射した光の

影響を最小化するものとする。

図 2  基準ドライブの光学的システム

偏光ビームスプリッタ C を 1/4 波長板 D と組み合わせることによって,入射光とディスク F からの反射

光は分離される。偏光ビームスプリッタ C の P 偏光と S 偏光の強度反射率の比は,100 以上とする。

書込み及び読取りデータのために用いる集束光の特性は,次による。

a)

波長(

λ)

:650nm

10
5

+

nm

b)

偏光

:円偏光

c)

偏光ビームスプリッタ

:別に規定しない限り使用するものとする。

d)

開口数

:0.60±0.01

e)

対物レンズのひとみ(瞳)の縁での光強度

:最大光強度の 30%  以上 55%以下

f)

波面収差

:最大 0.033

λ rms

g)

レーザダイオードの相対ノイズ強度 (RIN)

 RIN

(dB/Hz)

=10log[(交流光パワー実効値/Hz)/直流光パワー]


7

X 6243: 1998

:最大−134dB/Hz

9.2

読取りチャネル  読取りチャネル 1 は,対物レンズのひとみ(瞳)出口の総光量を検出するものと

する。読取りチャネル 2 は,分割フォトディテクタの差動出力を検出するものとする。

波形等化器の周波数特性,PLL,スライサなどの特性は,

附属書 に規定する。

9.3

回転速度  実際の回転速度は,表 で定義される公称回転速度の 1%以内とする。

9.4

ディスクのクランプ

ディスクのクランプ力  : 2.0N±0.5N

テーパコーンの角度

: 40.0°±0.5°(

附属書 参照)

9.5

正規化サーボ伝達関数  軸方向と半径方向のトラッキングのサーボシステムを規定するために,関

数 H

S

を用いる[式(1)参照]

。それは 23.1Hz から 10kHz の周波数範囲において,基準サーボの開ループ伝

達関数 の公称値を規定する。

( )

0

0

2

0

3

1

3

1

3

1

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

i

i

i

i

H

s

+

+

×

÷

ø

ö

ç

è

æ

×

 (1)

ここで,

ω=2πf,ω

0

=2

πf

0

1

i

f

0

は,開ループ伝達関数の 0dB クロスオーバ周波数。サーボの位相進み遅れ回路のクロスオーバ周波数

は,次による。

進み交差周波数:f

1

f

0

×1/3

遅れ交差周波数:f

2

f

0

×3

9.6

軸方向のトラッキング基準サーボ  軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数 に対し

|1

|は,

図 に示すハッチング領域内にある

図 3  軸方向のトラッキング基準サーボ

100Hz

から 10kHz までの帯域幅  |1+|は,|1+H

s

|

の 20%以内でなければならない。

クロスオーバ周波数 f

0

ω

0

/2

πは,式(2)による。

0

.

2

10

23

.

0

3

5

.

1

8

2

1

3

2

1

6

max

max

0

×

×

×

π

α

π

e

f

 kHz  (2)

ここで,

α

max

は,軸方向の最大加速度期待値 8m/s

2

の 1.5 倍,最大許容トラッキ

ングエラーe

max

は,0.23

µm とする。


8

X 6243: 1998

軸方向のトラッキングエラーは,0 レベルより上か下で,軸方向に測定したピーク偏差である。

23.1Hz

から 100Hz までの帯域幅  |1+|は,次の 4 点で囲まれる範囲内とする。

100Hz

で 40.6dB(100Hz で|1+H

s

|

−20%)

23.1Hz

で 66.0dB(23.1Hz で|1+H

S

|

−20%)

23.1Hz

で 86.0dB(23.1Hz で|1+H

S

|

−20%に 20dB 加える)

100Hz

で 44.1dB(100Hz で|1+H

S

|

+20%)

16.9 Hz

から 23.1Hz までの帯域幅  |1+|は,66.0dB と 86.0dB の間になければならない。

9.7

半径方向のトラッキング基準サーボ  半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数 

対し|1+|は,

図 に示すハッチングの領域内にある。

図 4  半径方向のトラッキング基準サーボ

100Hz

から 10kHz までの帯域幅  |1+|は,|1+H

s

|

の 20%以内でなければならない。

クロスオーバ周波数 f

0

ω

0

/2

πは,式(3)による。

0

.

3

10

22

.

0

3

5

.

1

8

.

1

2

1

3

2

1

6

max

max

0

×

×

×

π

α

π

e

f

 kHz  (3)

ここで,

α

max

は,半径方向の最大加速度期待値 1.8m/s

2

の 1.5 倍,最大許容トラッキングエラーe

max

は,

0.022

µm とする。

半径方向のトラッキングエラーは,0 レベルより内側か外側で,半径方向に測定したピーク偏差である。

39.8Hz

から 100Hz までの帯域幅  |1+|は,次の 4 点で囲まれる範囲内とする。

100Hz

で 47.9dB(100Hz で|1+H

s

|

−20%)

39.8Hz

で 63.9dB(39.8Hz で|1+H

s

|

−20%)

39.8Hz

で 83.9dB(39.8Hz で|1+H

s

|

−20%に 20dB 加える)

100Hz

で 51.4dB(100Hz で|1+H

s

|

+20%)

16.9Hz

から 39.8Hz までの帯域幅  |1+|は,63.9dB と 83.9dB の間になければならない。

第 章  ディスクの寸法,機械的及び物理的特性 

10.

寸法特性  寸法特性は,ディスクの互換性及び適合をとる上に必要なパラメータについて規定する。

設計の自由度があるところは,機能特性の要素記述にとどめる。寸法要求事項は,この規格に記載してい

る図面にまとめて示す。ディスクの各部分について,中心孔から外周部までを記載している。


9

X 6243: 1998

寸法は,二つのディスク基準面 P 及び Q を基準とする。

基準面 P は,主基準面とし,クランプゾーン(10.4 参照)の下側の面とする。

基準面 Q は,クランプゾーンの上側の面の高さで基準面 P と平行な面とする。

図 5参照。

図 5  組立ディスクの孔

図 6  ディスクの領域 


10

X 6243: 1998

図 7  リム領域

10.1

全体寸法  ディスクの直径  (d

1

)

は,次による。

d

1

=120.00mm±0.30mm

基板又はダミー基板の中心孔の直径  (d

2

)

は,次による。

d

2

=15.00mm

15

.

0
0

+

mm

2

枚の基板をは(貼)り合わせたとき,ディスクの中心孔の直径の最小値は,15.00mm とする(

図 

照)

中心孔の両方のエッジにばりがあってはならない。

中心孔のエッジは,丸めるか面取りしなければならない。丸みの半径は,0.1mm 以下とする。面取りは,

0.1mm

以上の高さを超えてはならない。

接着層,スペーサ及びレーベルを含むディスクの厚さは,次による。

e

1

=1.20mm

30

.

0

06

.

0

+

mm

10.2

第 遷移領域  第 1 遷移領域は,直径 d

2

及び次に示す直径 d

3

で囲まれた領域とし,この領域のディ

スク面は,基準面 P 及び/又は基準面 Q から最大 0.10mm の内側にあってもよい。

d

3

≧16.00mm

10.3

第 遷移領域  第 2 遷移領域は,直径 d

3

及び次に示す直径 d

4

に囲まれた領域とする。

d

4

≦22.0mm

この領域では,基準面 P 又は Q の外側に最大 0.05mm の平たんでない部分やばりがあってもよい。

10.4

クランプゾーン  クランプゾーンは,直径 d

4

及び次に示す直径 d

5

に囲まれた領域とする。

d

5

≧33.0mm

クランプゾーンの各面は,0.1mm 以内で平たんでなければならない。クランプゾーンの上面,すなわち,

基準面 Q の面は,下面,すなわち,基準面 P の面に 0.1mm 以内で平行でなければならない。

クランプゾーンの,ディスクの厚さ  (e

2

)

は,次による。

e

2

=1.20mm

20

.

0

10

.

0

+

mm

10.5

第 遷移領域  第 3 遷移領域は,直径 d

5

及び次に示す直径 d

6

で囲まれた領域とする。

d

6

≦44.0mm

この領域では,ディスクの上面は,基準面 Q から高さ h

1

高くなってもよく,高さ h

2

低くなってもよい。


11

X 6243: 1998

ディスクの下面は,基準面 P から高さ h

3

高くなってもよく,高さ h

4

低くなってもよい。

高さ h

1

h

2

h

3

及び h

4

の値は,次による。

h

1

≦0.25mm

h

2

≦0.10mm

h

3

≦0.10mm

h

4

≦0.25mm

10.6

リム領域  リム領域は,直径 d

7

から直径 d

1

の領域とする(

図 参照)。

d

7

=117.2mm

0

.

0

4

.

0

+

mm

この領域では,ディスクの上面は,基準面 Q から高さ h

5

高くなってもよい。ディスクの下面は,基準面

P

から高さ h

6

低くなってもよい。

高さ h

5

及び h

6

の値は,次による。

h

5

≦0.1mm

h

6

≦0.1mm

この領域の全厚さは,1.50mm,すなわち,e

1

の最大値より大きくてはいけない。

リム端の厚さ  (e

3

)

は,次による。

e

3

≧0.60mm

ディスクの外周エッジは,丸み半径最大 0.2mm で丸めるか又は次に示す高さ h

7

h

8

にわたり面取りしな

ければならない。

h

7

≦0.2mm

h

8

≦0.2mm

10.7

許容差についての注意  前項で規定した h

i

で示すすべての高さは,相互に独立した値とする。例え

ば,第 3 遷移領域の上側の面が h

2

だけ基準面 Q から下がっている場合,この領域の下側の面が必ずしも

h

3

だけ基準面 P から上がっていなくてもよいことを意味している。寸法が同じ数値(一般的には最大値)

であるところでは,これは,実際の値が同一でなければならないということを意味していない。

10.8

レーベル  タイプ 1 ケースに収納されていないタイプ 1S ディスクは,レーベルをもたなければなら

ない。レーベルは,ディスクの情報をアクセスする入射面とは反対側のディスク面に設け,ディスクの外

面又はディスク内面の接合面のいずれかに設ける。レーベルは,ディスク中心孔のエッジ及びディスクの

外周エッジからはみ出してはならない。

11.

機械的特性

11.1

質量  ディスクの質量は,13g から 20g の範囲内とする。

11.2

慣性モーメント  回転軸に関するディスクの慣性モーメントは,最大 0.040g・m

2

とする。

11.3

ダイナミックインバランス  回転軸に関するディスクのダイナミックインバランスは,最大 0.010g・

m

とする。

11.4

回転方向  ディスクの回転方向は,光学的システムから見て反時計方向とする。

11.5

振れ量


12

X 6243: 1998

11.5.1

軸方向の振れ量  軸方向のトラッキングのための基準サーボをもつ光ヘッドと各ゾーンの測定走

査速度に対応するディスク回転で測定するとき,

基準面に垂直の方向での公称位置からの記録層の偏差は,

0.3mm

以下とする。軸方向トラッキングのためのサーボを用いて測定した 10kHz 以下の残留トラッキング

エラーは,0.23

µm 以下とする。測定用フィルタは,バタワース LPF, f

c

 (

−3dB) :10kHz(傾斜:−80dB/decade)

とする。

11.5.2

半径方向の振れ量  ディスクの外周のエッジの振れは,0.30mm

p-p

以下とする。

トラックの半径方向の振れは,50

µm

p-p

以下とする。

半径方向のトラッキングのための基準サーボを用いて測定した 1.7kHz 以下の残留トラッキングエラー

は,0.022

µm 以下とする。測定用フィルタは,バタワース LPF, f

c

 (

−3dB)  :1.7kHz,傾斜:−80dB/decade

とする。

半径方向トラッキング基準サーボを用いて 20ms の積分時間で測定した 1.7kHz から 10kHz までの周波数

帯域での残留エラー信号のノイズ実効値は,

書換形領域では,

0.016

µm 以下とし,エンボス領域では 0.025µm

以下とする。測定用フィルタは,バタワース BPF,周波数範囲  (−3dB)  :1.7kHz(傾斜:+80dB/decade)

から,10kHz(傾斜:−80dB/decade)とする。

12.

光学的特性

12.1

屈折率  透明基板の屈折率は,1.55±0.10 とする。

12.2

透明基板の厚さ  透明基板の厚さは,図 に規定するように,屈折率の関数とする。

12.3

角度偏差  角度偏差は,平行光の入射光と反射光との間の角度

αである。入射光は,0.3mm から 3.0mm

の直径をもつものとする。角度偏差は,入射面によるひずみ及び反射層の非平行を含む(

図 A.1 参照)。そ

の値は,

附属書 によって測定したとき,次による。

半径方向で:

α=0.70°以内

接線方向で:

α=0.30°以内

12.4

透明基板の複屈折  透明基板の複屈折は,附属書 によって測定したとき,60nm 以下とする。

12.5

反射率  附属書 によって測定したとき,記録層の反射率は,15∼25%とする。


13

X 6243: 1998

図 8  基板の厚さ 

第 章  情報のフォーマット 

13.

データフォーマット  主データと呼ばれるホストから受け取ったデータは,ディスクに記録される前

に,次の各ステップに変換し,フォーマットを行う。

−  データフレーム

−  スクランブルドフレーム

− ECC ブロック

−  記録フレーム

−  記録データフィールド

これらのステップは,以下の項で規定する。

13.1

データフレーム  データフレームは,図 に示すように,各行 172 バイトを含む 12 行の配列に配置

した 2 064 バイトによって構成する。最初の行は,4 バイトからなるデータ識別データ(データ ID)

,2 バ

イトからなる ID 誤り検出符号 (IED) ,6 バイトの予備バイト (RSV) 及び 160 バイトの主データによって

構成する。次の 10 行は,各 172 バイトの主データとし,最後の行は,168 バイトの主データ及び 4 バイト

の誤り検出符号 (EDC) によって構成する。2 048 バイトの主データは,D

0

から D

2 047

とする。


14

X 6243: 1998

図 9  データフレーム

13.1.1

データ ID  このフィールドは,4 バイトで構成し,そのビットは最下位ビット (lsb) を b

0

とし,

最上位ビット (msb) を b

31

として連続的に番号付けする(

図 10 及び図 11 参照)。

b

31

b

24

b

23

b

0

データフィールド情報

データフィールド番号

図 10  データ ID

b

31

b

30

b

29

b

28

b

27

及び b

26

b

25

b

24

セクタ

フォーマットタイプ

トラッキング

方法

反射率

予備

ゾーンタイプ

データタイプ  レイヤ番号

図 11  データフィールド情報

最上位バイトのビット,すなわち,データフィールド情報の設定は,次による。

ビット b

31

“1”に設定し,ゾーンドフォーマットタイプを示す。

ビット b

30

設定は,次による。

リードインゾーン内のエンボス部で,ピットトラッキングを示す“0”に設定す

る。

その他の領域で,グルーブトラッキングを示す“1”に設定する。

ビット b

29

“1”に設定し,反射率が,40 %以下であることを示す。

ビット b

28

“0”に設定する。

ビット b

27

及び b

26

設定は,次による。

データゾーンで“00”

リードインゾーンで“01”

リードアウトゾーンで“00”

ビット b

25

設定は,次による

エンボス領域で“0”

書換え可能領域で“1”

ビット b

24

“0”に設定し,一つの入射面からは一層の記録層だけがアクセスできることを示


15

X 6243: 1998

す。

ビット b

23

から b

0

までの最下位の 3 バイトの設定は,次による。

リードインゾーン内のエンボス部,欠陥管理領域及び予備ゾーンでは

セクタ番号を 2 進表示で示す。

データゾーンでは 17.8.4 の規定に従って設定する。

リードアウトゾーン内の欠陥管理領域及び予備ゾーンでは

セクタ番号を 2 進表示で示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

附属書 参照。

13.1.2

データ ID 誤り検出符号 (IED)  図 の配列の各バイトを Ci, j (i=0∼11,j=0∼171)  とするとき,

IED

の各バイトは C0, j (j=4∼5)  で表す。この設定は,次による

( )

( )

( )

å

5

4

2

5

,

0

mod

j

E

j

j

x

G

x

x

I

x

C

x

IED

ここで,

( )

å

3

0

3

,

0

j

j

j

x

C

x

I

( )

( )

=

+

=

1

0

k

k

E

x

x

G

α

αは,原始多項式 P (x)  =x

8

x

4

x

3

x

2

+1 の原始根である。

13.1.3

予備バイト (RSV)   この 6 バイトフィールドのすべてのバイトは, (00) に設定する。

13.1.4

誤り検出符号 (EDC)   この 4 バイトのフィールドには,先行するデータフレームの 2 060 バイト

にわたって計算した誤り検出符号を入れる。データフレームを ID フィールドの最初のバイトの最上位ビ

ットで始まり,EDC フィールドの最下位ビットで終了する単一のビットフィールドとしたとき,この最上

位ビットを,b

16 511

とし,最下位ビットを,b

0

とし,EDC の各ビット b

i

は,i=31∼0 に対し次による。

( )

( )

( )

å

0

31

mod

i

i

i

x

G

x

I

x

b

x

EDC

ここで,

( )

å

32

511

16

i

i

i

x

b

x

I

G (

x

)

x

32

x

31

x

4

1

13.2

スクランブルドフレーム

  スクランブルドフレームは,データフレームの主データ D

k

 (

k

0

2 047)

を,次の式によって,スクランブルした D'

k

 (

k

0

2 047)

で置き換えて生成する。

k

k

k

S

D

D

=

      k

0

2 047

ここで,

は排他的論理和

 (EXCLUSIVE OR)

を表す。

バイト S

k

は,

図 12

に示すフィードバックシフトレジスタを用い,以下の手順で生成する。

データフレームのスクランブル処理を始めるとき,シフトレジスタのビット

r

14

から

r

0

は,

表 1

の値にプ

リセットする。

表 1

16

種類の初期プリセット番号に相当するシフトレジスタの初期プリセット値を表す。

初期プリセット番号は,データフレームのデータ

ID

フィールドのビット

b

7

 (msb)

から

b

4

 (lsb)

までのビッ


16

X 6243: 1998

トによって表す値と等しい。同じプリセット値は,

16

個の連続したデータフレームに使用される。シフト

レジスタのビット

r

7

から

r

0

までの初期値の部分は,バイト

S

0

として取り出す。その後,

8

ビットシフトが

2 047

回繰り返され,レジスタの

r

7

から

r

0

より,

2 047

バイトの

S

1

から

S

2 047

として取り出される。

表 1  シフトレジスタの初期値

初期プリセット番号

初期プリセット値

初期プリセット番号

初期プリセット値

(0)  (0001) (8) (0010)

(1)  (5500) (9) (5000)

(2) (0002) (A) (0020)

(3) (2A00) (B) (2001)

(4)  (0004) (C) (0040)

(5)  (5400) (D) (4002)

(6)  (0008) (E) (0080)

(7)  (2800) (F) (0005)

図 12  フィードバックシフトレジスタ

13.3

  ECC

ブロック

ECC

ブロックは,

16

個の連続するスクランブルドフレームを,

図 13

に示すように,

各行

172

バイトを

192

行に配列する。各

172

列に外符号パリティ

16

バイトを加え,その結果

208

行になっ

た各行に内符号パリティ

10

バイトを加える。完全な

ECC

ブロックは,各行

182

バイトの

208

行によって

構成する。この配列のバイトは,が行数で が列数である

B

i, j

とし,次による。

i

0

191

及び j

0

171

に対する

B

i, j

は,スクランブルドフレームからのバイト。

i

192

207

及び j

0

171

に対する

B

i, j

は,外符号パリティのバイト。

i

0

207

及び j

172

181

に対する

B

i, j

は,内符号パリティのバイト。


17

X 6243: 1998

図 13  ECC ブロックの構成

PO

及び

PI

バイトは,次の式によって算出する。

列 j

0

171

の各々で

16PO

バイトは,剰余多項式 R

j

 (

x

)

で定義され,外符号

RS (208, 192, 17)

を形成す

る。

( )

( )

( )

å

207

192

16

207

,

mod

i

PO

j

i

j

i

j

x

G

x

x

I

x

B

x

R

ここで,

( )

å

191

0

191

,

i

i

j

i

j

x

B

x

I

( )

( )

+

15

0

k

k

PO

x

x

G

α

行 i=0∼207 の各々で 10PI バイトは,剰余多項式 R

j

 (x)

で定義し,内符号 RS (182, 172, 11)  を形成する。

( )

( )

( )

å

181

172

10

181

,

mod

j

PI

i

j

j

i

i

x

G

x

x

I

x

B

x

R

ここで,

( )

å

171

0

171

,

j

j

j

i

i

x

B

x

I

( )

( )

+

9

0

k

k

PI

x

x

G

α


18

X 6243: 1998

α

は,原始多項式 P (x)  =x

8

x

4

x

3

x

2

+1 の原始根とする。

13.4

記録フレーム

  16 の記録フレームは,

図 13

の ECC ブロックの各 12 行ごとに,16PO 行の一つをイ

ンタリーブすることによって算出する。これは,ECC ブロックのバイト B

i, j

を次の式に対する B

m, n

として

再配置することによって算出する。

m

i+int [i/12]  及び nj i≦191

m

=13 (i−191)  −1 及び nj i≧192

ここで,int [x]  は,以下の最大の整数とする。

ECC

ブロックの 37 856 のバイトは,2 366 バイトの 16 記録フレーム(

図 14

)に再配置される。各記録

フレームは,各行 182 バイト 13 行の配列を構成する。

図 14  ECC ブロックから得た記録フレーム


19

X 6243: 1998

13.5

記録符号及び NRZI 変換

  各記録フレームの 8 ビットバイトは,二つの“1”の間に最小 2 個の“0”

及び最大 10 個の“0”がなければならない。RLL (2, 10)  というラン長の制限をもつ 16 ビット符号語に変

換する。

附属書 G

は,適用する変換テーブルを規定する。主変換テーブル及び代替テーブルは,各 8 ビッ

トバイトの 4 状態の一つに対する 16 ビット符号語を規定する。各 8 ビットバイトに対して,テーブルは,

相当する符号語だけでなくエンコードする次の 8 ビットバイトの状態を示す。16 ビット符号語は,

図 15

に示すように,ディスクに記録する前に,チャネルビットに NRZI 変換する。

図 15  NRZI 変換

13.6

記録データフィールド

  記録されたデータフィールド(

15.11

参照)の構造は,

図 16

に示すように,

各行が二つの同期フレームからなる 13 行で構成する。一つの同期のフレームは,

表 2

の同期符号の一つと

1 456

チャネルビットで構成し,1 456 チャネルビットは,記録フレームの一つの行のそれぞれの第 1,第 2

の 91 個の 8 ビットバイトを表す。

記録されたデータフィールドの第 1 行は,

記録フレームの第 1 行を表し,

記録されたデータフィールドの第 2 行は,記録フレームの第 2 行を表し,以下同様である。

図 16  記録データフィールド

記録は,第 1 行の第 1 同期フレームで開始し,第 2 同期フレームに続き,以下各行ごとに同様である。

リードインゾーンのエンボス部以外では,SY0 は,状態 1 とする。


20

X 6243: 1998

主同期符号と副同期符号の選択は

13.7

に規定する。

表 2  同期符号

状態 1 及び状態 2

主同期符号

副同期符号

(msb)

(lsb)

(msb)

(lsb)

SY0

0001001001000100 0000000000010001 /

0001001000000100 0000000000010001

SY1

0000010000000100 0000000000010001 /

0000010001000100 0000000000010001

SY2

0001000000000100 0000000000010001 /

0001000001000100 0000000000010001

SY3

0000100000000100 0000000000010001 /

0000100001000100 0000000000010001

SY4

0010000000000100 0000000000010001 /

0010000001000100 0000000000010001

SY5

0010001001000100 0000000000010001 /

0010001000000100 0000000000010001

SY6

0010010010000100 0000000000010001 /

0010000010000100 0000000000010001

SY7

0010010001000100 0000000000010001 /

0010010000000100 0000000000010001

状態 3 及び状態 4

主同期符号

副同期符号

(msb)

(lsb)

(msb)

(lsb)

SY0

1001001000000100 0000000000010001 /

1001001001000100 0000000000010001

SY1

1000010001000100 0000000000010001 /

1000010000000100 0000000000010001

SY2

1001000001000100 0000000000010001 /

1001000000000100 0000000000010001

SY3

1000001001000100 0000000000010001 /

1000001000000100 0000000000010001

SY4

1000100001000100 0000000000010001 /

1000100000000100 0000000000010001

SY5

1000100100000100 0000000000010001 /

1000000100000100 0000000000010001

SY6

1001000010000100 0000000000010001 /

1000000001000100 0000000000010001

SY7

1000100010000100 0000000000010001 /

1000000010000100 0000000000010001

13.7

直流成分抑圧制御

13.7.1

書換え可能データフィールドでの直流成分抑圧制御

  直流成分抑圧制御は,NRZI 変換された“変

調チャネルビットストリーム”において累積するディジタル総計値(DSV,

4.4

参照)の絶対値を最小化す

る。

その制御アルゴリズムは,DSV の絶対値が最小になるように,次の各場合  [

a)

c)

]

で,同期符号及び

変換された符号語の選択をコントロールすることである。その選択は,選択された符号の終わりの位置で

の累積 DSV に基づいて決定する。

DSV

の現在値を減少させる幾つかの方法を以下に示す。


21

X 6243: 1998

a)

主同期符号と副同期符号の間で,同期符号を選択する。

b)

  0

から 87 までの範囲の 8 ビットバイトに対して,主変換テーブルの代わりに代替テーブルを用いるこ

とができる。

c)

 88

から 255 までの範囲の 8 ビットバイトに対して,指定される状態が 1 又は 4 のとき,ラン長に対す

る要求事項を満たすならば,16 ビット符号を状態 1 又は 4 から選択することができる。

13.7.2

エンボスデータフィールドでの直流成分抑圧制御

  半径方向のトラッキング及び HF 信号の検出を

確実にするために,チャネルビットパターンのストリームの低周波成分は,できる限り低く保つことが望

ましい。これを達成するために,ディジタル総計値(DSV,

4.4

参照)は,できる限り低く保つようにする。

変調のはじめの DSV は,0 に設定する。

DSV

の現在値を減少させる幾つかの方法を以下に示す。

a)

主同期符号と副同期符号の間で,同期符号を選択する。

b)

  0

から 87 までの範囲の 8 ビットバイトに対して,主変換テーブルの代わりに代替テーブルを用いるこ

とができる。

c)

 88

から 255 までの範囲の 8 ビットバイトに対して,指定される状態が 1 又は 4 のとき,ラン長に対す

る要求事項を満たすならば,16 ビット符号を状態 1 又は 4 から選択することができる。

これらの可能性を活用するために,ストリーム 1 及びストリーム 2 の二つのデータストリームを各同期

フレームに対して生成し,ストリーム 1 は主同期符号で,ストリーム 2 は同期符号の同じ分類の第 2 同期

符号で,各々開始する。両ストリームは,個別に変調するので,主同期符号と副同期符号のビットパター

ン間の差違のために異なった DSV が得られる。

b)

及び

c)

の場合,一つの 8 ビットバイトを表すのに二つの可能性がある。各ストリームの DSV は,この

選択を行う 8 ビットバイトの一つ手前の 8 ビットバイトまで計算する。

最も絶対値の小さい DSV のストリ

ームを選択し,もう一つのストリームに複製する。それから次の 8 ビットバイトの符号語表現の一つがス

トリーム 1 に入り,他の一つはストリーム 2 に入る。この動作は

b)

又は

c)

の発生の都度繰り返す。

b)

の場合,両ストリームでの同じパターン位置で常に起こるが,

c)

の場合は,例えば,前の 8 ビットバ

イトで規定される次の状態が 1 又は 4 の代わりに 2 又は 3 になり得るために,一方のストリームでは起こ

るが他方では起こらない可能性がある。その場合,次の三つの手順を適用する。

1)

両ストリームの|DSV|を比較する。

2)

c)

が起こるストリームの|DSV|がもう一方のストリームのものより小さければ,

c)

が起こるストリーム

を選択し,他のストリームに複製する。次の 8 ビットバイトの符号表現の一つがこのストリームに入

り,もう一方の表現は,他方のストリームに入る。

3)

c)

が起こるストリームの|DSV|がもう一方のストリームのものより大きければ,

c)

の選択は無視し,そ

の 8 ビットバイトは,規定された状態に決められる。

b)

及び

c)

の場合,|DSV|が等しければ,ストリーム 1 又はストリーム 2 の選択の決定は,実用化のときに

決めればよい。

a)

の場合の手順は,次による。

同期フレームの終わりで,

b)

又は

c)

の起きる起きないにかかわらず全体の同期フレームの DSV は計算さ

れ,最も低い|DSV|をもつストリームが選択される。もし,この DSV が+63 より大きいか−64 より小さい

場合,同期フレームの始めの同期符号は主同期符号から副同期符号に変えるか,副同期符号から主同期符

号に変えるかする。この結果,より小さい|DSV|が得られるなら,そのように変更し,そうでなければ,元

の同期符号が用いられる。


22

X 6243: 1998

DSV

の計算中,DSV の実際値として−1 000 と+1 000 の間を変動する可能性があるため,DSV のカウ

ント範囲は少なくとも−1 024 から+1 023 までを推奨する。

13.7.3

物理 ID 及び物理 ID 誤り検出符号

  書換え可能領域の物理 ID(

15.4

参照)フィールド及び物理 ID

誤り検出符号フィールド(

15.5

参照)の変調は,記録データフィールドと同じやり方又は主変換テーブル

だけを用いる簡便なやり方のいずれかで行う。

前者の場合,DSV 値を,ヘッダフィールドの VFO1 の先頭で 0 にリセットする。

両者とも,変調は,状態 1 で開始する。

14.

トラックフォーマット

14.1

トラック形状

  情報ゾーン内のエンボス領域

(リードインゾーンの最初の 5 ゾーン,

16.2.1

参照)

は,

一連のエンボスピットからなるトラックで構成される。

情報ゾーン内の書換え可能領域(前者以外)は,連続コンポジットサーボトラッキングのためのトラッ

クを含むものとする。各トラックは,360°回転の連続スパイラルを形成する。トラックは,情報ゾーンで

連続とする。トラックの形状は,

第 

の要求事項によって決定する。書換え可能領域は,一連のグルー

ブ及びランドトラックからなる。グルーブトラックは,ランドトラックに交互に結合する。グルーブトラ

ックは,グルーブセクタからなる。ランドトラックは,ランドセクタからなる。各セクタは,ヘッダフィ

ールド,ミラーフィールド及び記録フィールドからなる。グルーブセクタの記録フィールドには,溝を付

ける。ランドセクタの記録フィールドには,溝を付けない。グルーブは,ざんごう(塹壕)のような溝で

あり,その底は,ランドより入射面に近い位置にある。

ミラーゾーンは,グルーブもエンボスマークももたないものとする。

14.2

トラック経路

  トラック経路は,ディスクの内側(リードインゾーンの開始)から外側(リードア

ウトゾーンの終了)までの連続スパイラルとする。

14.3

トラックピッチ

  トラックピッチは,半径方向に隣接するトラック(グルーブトラック及びランド

トラック)の中心線間の距離として測定される。トラックピッチは,0.74

µ

m

±0.03

µ

m

とする。データゾー

ンにわたる平均トラックピッチは,0.74

µ

m

±0.01

µ

m

とする。トラックは,リードインゾーンで下記半径で

始まるものとする。

22.6mm

0

2

.

0

mm

14.4

トラックレイアウト

  各トラックは,セクタに分割するものとする。

リードインゾーンのエンボス領域でのトラック当たりのセクタ数は,18 とする(

表 3

参照)

。各セクタ

は 2 418 バイトからなるものとし,各バイトはディスク上では 16 チャネルビットによって表される。リー

ドインゾーンのエンボス領域でのセクタは,一つのトラックにわたり等しい間隔を置いて並べるものとす

る。セクタのサイズは,38 688 チャネルビットとする。

書換え可能領域でのトラック当たりのセクタ数は,ゾーンによらず記録密度を一定にするために,内周

のゾーン 0 から外周のゾーン 23 へ向かうにつれて増加する。各セクタは 2 697 バイトからなるものとし,

各バイトはディスク上では 16 チャネルビットによって表される。書換え可能領域でのセクタは,一つのト

ラックにわたり等しい間隔を置いて並べるものとする。

セクタのサイズは,

43 152

チャネルビットとする。

14.5

回転速度

  公称回転速度は,各ゾーンで異なり,ゾーンの番号で決定する(

表 3

参照)

。これらの値

は,参考用だけのものである。絶対回転速度は,11.08Mbps のユーザデータビットレートが次の式で実現

するように調整するものとする。

回転速度 (Hz) =11 080 000/(トラック当たりのセクタ数×2 048×8)


23

X 6243: 1998

ディスクは,光ヘッドから見て反時計回りに回転するものとする。


24

X 6243: 1998

表 3  公称回転速度

回転速度

1

トラックの

セクタ数

チャネル

クロック周期

バイトの周期

セクタの周期

 (Hz)

(ns)

(ns)

(

µs)

リードインゾーン

イニシャルゾーン

リファレンスコードゾーン

バッファゾーン 1

コントロールデータゾーン

バッファゾーン 2

37.57

18  38.22 612 1

479

リードインゾーン

ガードトラックゾーン 1

ディスク試験ゾーン

ドライブ試験ゾーン

ガードトラックゾーン 2

予備ゾーン

欠陥管理領域

39.78

17  34.27 548 1

479

ゾーン 0

39.78

17  34.27 548 1

479

ゾーン 1

37.57

18  34.27 548 1

479

ゾーン 2

35.59

19  34.27 548 1

479

ゾーン 3

33.81

20  34.27 548 1

479

ゾーン 4

32.20

21  34.27 548 1

479

ゾーン 5

30.74

22  34.27 548 1

479

ゾーン 6

29.40

23  34.27 548 1

479

ゾーン 7

28.18

24  34.27 548 1

479

ゾーン 8

27.05

25  34.27 548 1

479

ゾーン 9

26.01

26  34.27 548 1

479

ゾーン 10

25.05

27  34.27 548 1

479

ゾーン 11

24.15

28  34.27 548 1

479

ゾーン 12

23.32

29  34.27 548 1

479

ゾーン 13

22.54

30  34.27 548 1

479

ゾーン 14

21.82

31  34.27 548 1

479

ゾーン 15

21.13

32  34.27 548 1

479

ゾーン 16

20.49

33  34.27 548 1

479

ゾーン 17

19.89

34  34.27 548 1

479

ゾーン 18

19.32

35  34.27 548 1

479

ゾーン 19

18.79

36  34.27 548 1

479

ゾーン 20

18.28

37  34.27 548 1

479

ゾーン 21

17.80

38  34.27 548 1

479

ゾーン 22

17.34

39  34.27 548 1

479

データゾーン

ゾーン 23

16.91

40  34.27 548 1

479

リードアウトゾーン  16.91

40  34.27 548 1

479

14.6

半径方向のアラインメント

  データ領域,リードインゾーン又はリードアウトゾーン内のトラック

のうち,ゾーン間でセクタ数が異なるゾーンの境界部以外のトラックに属するセクタは,半径方向に隣接

するセクタの最初のチヤネルビット間の角度方向の距離が 4 チャネルビット以下とするように半径方向に

配置される。

各トラックの先頭は,データゾーン,リードインゾーン又はリードアウトゾーン内の任意の 2 トラック

間の角度方向の距離が 256 チャネルビット以下とするように半径方向に調整する。


25

X 6243: 1998

14.7

セクタ番号

  各セクタは,セクタ番号で識別するものとする。セクタ (030000) は,リードインゾー

ンの書換え可能領域(ガードトラックゾーン 1,

16.2.1

参照)の最初のセクタである。これは,次の半径に

位置する。

24.0mm

0

2

.

0

mm

セクタ (030000) のセクタ番号より大きい半径に位置するセクタ番号は,セクタごとに 1 ずつ増加する

ものとする。

セクタ (030000) は,グルーブトラックの最初のセクタとする。

15.

セクタフォーマット

15.1

セクタレイアウト

15.1.1

書換え可能領域でのセクタレイアウト

  セクタは,ヘッダフィールド,ミラーフィールド及び 2 048

バイトのユーザデータを記録できる記録フィールドからなる。記録フィールドは,記録してもよいし記録

しなくてもよい。セクタ長は,公称 2 697 バイトとする。ヘッダフィールド長は,公称 128 バイト,ミラ

ーフィールド長は,公称 2 バイト,そして記録フィールド長は,公称 2 567 バイトである。記録フィール

ドは,ギャップフィールド,ガード 1 フィールド,VFO3 フィールド,PS フィールド,データフィールド,

PA3

フィールド,ガード 2 フィールド及びバッファフィールドからなる。

ヘッダフィールドは,ヘッダ 1 フィールド,ヘッダ 2 フィールド,ヘッダ 3 フィールド及びヘッダ 4 フ

ィールドからなるものとする。

ヘッダ 1 フィールドは,VFO1,アドレスマーク,物理 ID1,PED1 及び PA1 からなるものとする。

ヘッダ 2 フィールドは,VFO2,アドレスマーク,物理 ID2,PED2 及び PA2 からなるものとする。

ヘッダ 3 フィールドは,VFO1,アドレスマーク,物理 ID3,PED3 及び PA1 からなるものとする。

ヘッダ 4 フィールドは,VFO2,アドレスマーク,物理 ID4,PED4 及び PA2 からなるものとする。

ヘッダフィールドは,千鳥状に配置されたビットアドレスからなる。

ヘッダ 1 フィールド及びヘッダ 2 フィールドは,グルーブトラックと外側近傍ランドトラックとの間の

境界上に配置するものとする。ヘッダ 3 フィールド及びヘッダ 4 フィールドは,グルーブトラックと内側

近接ランドトラックとの間の境界上に配置するものとする。

グルーブは,ギャップフィールドの先頭から 41 072 チャネルビットの長さにあるものとする。グルーブ

は,ウォブルし,一つのウォブルサイクルは,186 チャネルビットとする。このウォブルグルーブは,正

弦波状とし,

各セクタでギャップフィールドの先頭で位相 0 で開始するものとする。

最初の半サイクルは,

外側の半径方向へウォブルするものとする。グルーブセクタの記録フィールドの最後の 4 チャネルビット

は,グルーブであってもなくてもよい。

ミラーフィールドは,ヘッダ 4 とギャップフィールドとの間に配置する。

書換え可能領域のセクタのレイアウトは,

図 17

に示す。

図中,数字は,各フィールドのバイト長を示し,各バイトは

13.5

及び

附属書 G

で規定された手続に従

って生成された 16 ビット符号語又は

15.2

以下に規定されるチャネルビットパターンからなる。一つのト

ラックは,最初のセクタ,最後から 2 番目のセクタ,最後のセクタ及びその他のセクタからなる(

15.4

照)

。グルーブトラック(ランドトラック)の最後のセクタは,ランドトラック(グルーブトラック)の最

初のセクタにつながる。

対物レンズから見たディスク上のヘッダフィールドのレイアウトは,

図 18

に示す。


26

X 6243: 1998

15.1.2

エンボス領域でのセクタレイアウト

  セクタは,連続エンボスビット列で形成した 2 418 バイト長

のデータフィールドからなり,各バイト長は

13.5

及び

附属書 G

で規定された手続に従って生成される。

トラック上のセクタは,いかなるギャップももたず,リードインゾーンの開始からリードインゾーンの

エンボス領域の終了(バッファゾーン 2 の終了)まで連続的に配置される。

記録フィールド

ヘッダ

フィールド

ミラー

フィールド

ギャップ

フィールド

ガード 1

フィールド

VFO3

フィールド

PS

フィールド

データ

フィールド

PA3

フィールド

ガード 2

フィールド

バッファ

フィールド

128 2

10

J/16 20+K

35  3 2

418 1 55

K

25

J/16

0

J≦15    0≦K≦7

a)

  セクタレイアウト

ヘッダ1 フィールド

ヘッダ2 フィールド

ヘッダ3 フィールド

ヘッダ4 フィールド

VFO1 AM PID1 PED1 PA1 VFO2 AM PID2 PED2

PA2 VFO1

AM PID3

PED3

PA1 VFO2 AM PID4 PED4

PA2

36 3 4 2 1 8 3 4 2 1 36 3 4 2 1 8 3 4 2 1

b)

  ヘッダフイールドレイアウト

図 17  書換え可能領域でのセクタレイアウト 


27

X 6243: 1998

b)

  トラックでの最初のセクタ以外のヘッダフィールドのレイアウト

図 18  書換え可能領域のヘッダフィールドのレイアウト

15.2

VFO

フィールド

  読取りチャネルビットの位相同期ループの可変周波数発振器に同期を与えるため

に,ヘッダフィールドに二つのエンボスされた VFO1 フィールド及び二つのエンボスされた VFO2 フィー

ルドがあり,記録フィールドに一つの VFO3 フィールドがあるものとする。VFO1 は,576 チャネルビット

長をもつものとする。VFO2 は,128 チャネルビット長をもつものとする。VFO3 は,560 チャネルビット

長をもつものとする。

VFO

フィールドの連続チャネルビットパターンは,

図 19

による。


28

X 6243: 1998

図 19  VFO パターン

15.3

アドレスマーク (AM) 

  アドレスマークは,8-16 変調では起こらないエンボスパターンからなるも

のとする。このフィールドは,次の PID フィールドのためにドライブにバイト同期を与えるようにしてあ

る。フィールドは,

図 20

のパターンをもち,48 チャネルビット長をもつものとする。

図 20  アドレスマークパターン

15.4

物理識別データ (PID) フィールド

  この 4 バイトのフィールドは,b

0

 (lsb)

から b

31

 (msb)

まで連続

的に番号付けしたビットからなるものとする(

図 21

参照)

b

31

b

30

  b

29

b

28

  b

27

b

26

b

25

b

24

b

23

b

0

予備 PID 番号

セクタタイプ

レイヤ番号

セクタ番号

図 21  物理識別データフィールド

最上位バイト,すなわち,セクタ情報の設定は,次による。

ビット b

31

から b

30

まで

“00”に設定する。

ビット b

29

から b

28

まで

次によって設定する。

“00”  PID1 を示す。

“01”  PID2 を示す。

“10”  PID3 を示す。

“11”  PID4 を示す。

ビット b

27

から b

25

まで

次によって設定する

“100”  トラックの最初のセクタを示す。

“101”  トラックの最後のセクタを示す。

“110”  トラックの最後から 2 番目のセクタを示す。

“111”  トラックの他のセクタを示す。

ビット b

24

“0”に設定し,レイヤ 0 を示す。


29

X 6243: 1998

最下位の 3 バイトである,ビット b

23

から b

0

までは,2 進表記のセクタ番号を規定する。

書換え可能領域の PID1 フィールド及び PID2 フィールドは,それに後続するランドセクタを示す同じセ

クタ番号をもつものとする。書換え可能領域の PID3 フィールド及び PID4 フィールドは,それに後続する

グルーブセクタを示す同じセクタ番号をもつものとする。

15.5

物理 ID 誤り検出符号 (PED) フィールド

  要素 6 の配列 C

j

 (j

=0∼5)  において,物理 ID を最上位バ

イトが C

0

から最下位バイトが C

3

になるように配置したとき,

PED

の各バイト:C

j

 (j

=4∼5)  は,

次による。

( )

( )

( )

x

G

x

x

I

x

C

x

PED

E

j

j

j

mod

2

5

4

5

å

ここで,

( )

å

3

0

3

j

j

j

x

C

x

I

( )

( )

+

1

0

k

k

E

x

x

G

α

α

は,原始多項式 P (x)  =x

8

x

4

x

3

x

2

+1 の原始根である。

15.6

ポストアンブル 12 (PA1PA2)  フィールド  ポストアンブル 1,2 は,それぞれ 16 チャネルビッ

ト長に等しいものとする。PA1 フィールド及び PA2 フィールドによって,先行する PED の最後のバイト

の 8-16 変調が完結する(

図 22 から図 25 参照)。

図 22  状態 及び状態 の PA1


30

X 6243: 1998

図 23  状態 及び状態 の PA1

図 24  状態 及び状態 の PA2

図 25  状態 及び状態 の PA2

15.7

ミラーフィールド  このフィールドは,長さで,32 チャネルビットに等しい領域とする。このフィ

ールドは,

グルーブもエンボスマークももたないものとする。

このフィールドに記録を行ってはならない。

15.8

ギャップフィールド  ギャップフィールドは,公称値として (160+J)  チャネルビットの長さをもつ

ものとする。ここで,番号 は,0 から 15 までランダムに変化させるものとする。実際の記録後の長さは,

公称値の±20 チャネルビットの範囲内でなければならない。ギャップフィールドの長さの変化は,バッフ

ァフィールドの長さで補償する(15.15 及び

附属書 参照)。


31

X 6243: 1998

読取りに際し,その内容は無視するものとするが,エンボスしてはならない。ギャップフィールドは,

記録フィールドの最初のフィールドであり,ヘッダフィールド読取りを終了した後及びガード 1 フィール

ドを書き込むか又は VFO3 フィールドを読み取る前に,処理のために若干の時間を与えるものである。

15.9

ガード フィールド  ガード 1 フィールドは,20 バイトから (20+K)  バイトまでの長さをもつもの

とする。ここで,番号 は,記録フィールドの VFO3 フィールドからガード 2 フィールドまで続くフィー

ルドで形成したマークの位置をシフトさせるために,0 から 7 までランダムに変化させるものとする(

属書 参照)。ガード 1 フィールドの最初の 20 バイトは,多数回オーバライトした後の信号の劣化から VFO3

フィールドの始端を保護する。読取りに際し,その内容は無視するものとする。

ガード 1 フィールドは,16 チャネルビットパターン:1000 1000 1000 1000

を (20+K)  回繰り返すものとする。

15.10

プリシンク符号 (PS) フィールド  PS フィールドは,ドライブに次のデータフィールドのためのバ

イト同期を得るようにしてある。PS フィールドは,48 チャネルビット長で,次のチャネルビットパター

ンで記録するものとする。

0000 0100 0100 1000 0010 0001 0010 0000 1000 0010 0001 0000

15.11

データフィールド  このフィールドは,13.の規定に従って変調の後,記録される。

15.12

ポストアンブル 3 (PA3)  フィールド  ポストアンブル 3 (PA3)  は,長さで,16 ビットチャネルビッ

トに等しいものとする。PA1 フィールド及び PA2 フィールドによって,先行するデータフィールドの最後

のバイトの 8-16 変調が完結する。

状態 1 及び状態 2 に対しては,次のように設定する。

16

チャネルビット:0001 0010 0100 0100/0001 0010 0000 0100

状態 3 及び状態 4 に対しては,次のように設定する。

16

チャネルビット:1001 0010 0000 0100/1001 0010 0100 0100

復調で,PA3 は,次のデータフィールドでの SY0 の最初の 16 チャネルビットの代わりに使用できる。

15.13

ガード フィールド  ガード 2 フィールドは,公称 (55-K)  バイトの長さをもつものとする。ここで,

番号 は,0 から 7 の範囲でガード 1 フィールドとガード 2 フィールドの長さの合計が 71 バイトになるよ

うに設定する。ガード 2 フィールドの最後の 20 バイトは,多数回オーバライトした後のデータフィールド

の終端を信号の劣化から保護する。ガード 2 フィールドの残りは,書き込んだデータの実際の長さの変動

のためにある。その内容は,読取りに際し,無視するものとする。

ガード 2 フィールドは,次に示す 16 チャネルビットパターンを (55-K)  回繰り返すものとする。

1000 1000 1000 1000

ガード 1 フィールド,VFO3 フィールド,PS フィールド,データフィールド及びガード 2 フィールドの

フィールドは,ギャップなしで書き込むものとし,その長さは,2 532 バイトとする(

附属書 参照)。

15.14

記録極性のランダム化  記録領域で多数回オーバライトを繰り返した後の媒体上のマーク及びスペ

ースの位置の確率を均一化するために,NRZI 変換パルスの極性は,各記録ごとにランダムに反転するも

のとする。パルスの反転は,ガード 1 フィールド,VFO3 フィールド,PS フィールド,データフィールド

及びガード 2 フィールドの全体のパルスに,同時に適用するものとする。ランダムな選択は,極性,ギャ

ップフィールドの長さ及びガード 2 の長さが互いに無関係になるように行うものとする(

附属書 参照)。

その極性は,読取りに際し無視するものとする。


32

X 6243: 1998

15.15

バッファフィールド  バッファフィールドは公称値として (400-J  )  チャネルビットの長さをもつも

のとする。ここで,番号 は,15.8 で選択された値と同じとする。実際の記録後の長さは公称値の±272

チャネルビットの範囲内でなければならない。その内容は,読取りに際し無視するものとする。

バッファフィールドは,データの書込みのときのトラックの偏心及びディスクの速度変化による書き込

んだデータの実際の長さの変化のために必要とする。

16.

情報ゾーンのフォーマット

16.1

情報ゾーンの区分  情報ゾーンは,リードインゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンの三

つの部分で構成され,データの互換に関連するディスク上のすべての情報を含む。この情報はトラッキン

グのためのグルーブ及びビット,ヘッダフィールド,データ及びユーザ記録データを含む。リードインゾ

ーンの前半の五つのゾーン(16.2 参照)においては情報はエンボスによって提供される。リードインゾー

ンの後半の六つのゾーン,データゾーン及びリードアウトゾーンにおいては情報は書き換え可能な形で記

録される。

情報ゾーンは,以下のような三つの部分で構成されている。

リードインゾーン 

イニシャルゾーン

リファレンスコードゾーン

バッファゾーン 1,2

コントロールデータゾーン

結合ゾーン

ガードラックゾーン 1,2

ディスク試験ゾーン

ドライブ試験ゾーン

予備ゾーン

欠陥管理領域(DMA1 及び DMA2)

データゾーン

リードアウトゾーン

欠陥管理領域(DMA3 及び DMA4)

予備ゾーン

ガードトラックゾーン 1,2

ドライブ試験ゾーン

ディスク試験ゾーン

情報ゾーンの区分は,

表 に与える。表中のゾーンの半径は,ゾーンの最初のトラックの中心の半径及

び最後のトラックの中心の半径の公称値を示し,実際の半径は公称値の 0.0 と−0.2mm の間とする。


33

X 6243: 1998

表 4  情報ゾーンのレイアウト

ゾーン

公称半径

(mm)

トラック当たり

のセクタ数

トラック

セクタ番号

イニシャルゾーン

リファレンスコードゾーン

バッファゾーン 1

コントロールデータゾーン

バッファゾーン 2

18 1

896

(27AB0)

∼ (2EFFF)

(2F000)

∼ (2F00F)

(2F010)

∼ (2F1FF)

(2F200)

∼ (2FDFF)

(2FE00)

∼ (2FFFF)

結合ゾーン

22.6

∼24.0

リードインゾーン

ガードトラックゾーン 1 
ディスク試験ゾーン 
ドライブ試験ゾーン

ガードトラックゾーン 2 
予備ゾーン

DMA1

及び DMA2

24.0

∼24.2 17 1

888

(30000)

∼ (301FF)

(30200)

∼ (305FF)

(30600)

∼ (30CFF)

(30D00)

∼ (30EFF)

(30F00)

∼ (30F7F)

(30F80)

∼ (30FFF)

0 24.2

∼25.4 17 1

888

(31000)

∼ (37D5F)

1 25.4

∼26.8 18 1

888

(37D60)

∼ (4021F)

2 26.8

∼28.2 19 1

888

(40220)

∼ (48E3F)

3 28.2

∼29.6 20 1

888

(48E40)

∼ (521BF)

4 29.6

∼31.0 21 1

888

(521C0)

∼ (5BC9F)

5 31.0

∼32.4 22 1

888

(5BCA0)

∼ (65EDF)

6 32.4

∼33.8 23 1

888

(65EE0)

∼ (7087F)

7 33.8

∼35.2 24 1

888

(70880)

∼ (7B97F)

8 35.2

∼36.6 25 1

888

(7B980)

∼ (871DF)

9 36.6

∼38.0 26 1

888

(871E0)

∼ (9319F)

10 38.0

∼39.4 27 1

888

(931A0)

∼ (9F8BF)

11 39.4

∼40.8 28 1

888

(9F8C0)

∼ (AC73F)

12 40.8

∼42.2 29 1

888

(AC740)

∼ (B9D1F)

13 42.2

∼43.6 30 1

888

(B9D20)

∼ (C7A5F)

14 43.6

∼45.0 31 1

888

(C7A60)

∼ (D5EFF)

15 45.0

∼46.4 32 1

888

(D5F00)

∼ (E4AFF)

16 46.4

∼47.8 33 1

888

(E4B00)

∼ (F3E5F)

17 47.8

∼49.1 34 1

888

(F3E60)

∼ (10391F)

18 49.1

∼50.5 35 1

888

(103920)

∼ (113B3F)

19 50.5

∼51.9 36 1

888

(113B40)

∼ (1244BF)

20 51.9

∼53.3 37 1888

(1244C0)

∼ (13559F)

21 53.3

∼54.7 38 1

888

(1355A0)

∼ (146DDF)

22 54.7

∼56.1 39 1

888

(146DE0)

∼ (158D7F)

データゾーン

23 56.1

∼57.5 40 1

888

(158D80)

∼ (16B47F)

リードアウトゾーン

DMA3

及び DMA4

予備ゾーン 
ガードトラックゾーン 1

ドライブ試験ゾーン 
ディスク試験ゾーン 
ガードトラックゾーン 2

57.5

∼58.6 40 1

446

(16B480)

∼ (16B4FF)

(16B500)

∼ (16B57F)

(16B580)

∼ (16B77F)

(16B780)

∼ (16BE7F)

(16BE80)

∼ (16C57F)

(16C580)

∼ (17966F)

16.2

リードインゾーン


34

X 6243: 1998

16.2.1

リードインゾーンの構造  リードインゾーンの構造は,図 26 に示す。図に記載されているセクタ

番号は各々のゾーンの先頭セクタを示す。イニシャルゾーンとバッファゾーン 2 については最終セクタの

セクタ番号が併記されている。最初の 5 ゾーンはエンボス領域である。結合ゾーンはミラー領域で,最後

の 6 ゾーンは書換え可能領域である。

セクタ番号

セクタ番号

162480

イニシャルゾーン

30 032

セクタ

(027AB0)

192511

 (02EFFF)

192512

リファレンスコードゾーン

16

セクタ

(02F000)

192528

バッファゾーン 1

496

セクタ

(02F010)

193024

コントロールデータゾーン

3 072

セクタ

(02F200)

196096

バッファゾーン 2

512

セクタ

(02FE00)

196607

 (02FFFF)

結合ゾーン

196608

ガードトラックゾーン 1

512

セクタ

(030000)

197120

ディスク試験ゾーン

1 024

セクタ

(030200)

198144

ドライブ試験ゾーン

1 792

セクタ

(030600)

199936

ガードトラックゾーン 2

512

セクタ

(030D00)

200448

予備ゾーン

128

セクタ

(030F00)

200579

DMA1&DMA2

128

セクタ

(030F80)

200704

データゾーン (031000)

図 26  リードインゾーンの構造

16.2.2

イニシャルゾーン  このゾーンは 30 032 セクタからなる。このゾーンにおいて記録データフィー

ルドに対応するデータフレームの主データのすべてのバイトは (00) とする。

16.2.3

リファレンスコードゾーン  リファレンスコードゾーンは,ディスク上に特定チャネルビットパタ

ーンを生成する一つの ECC ブロックからなる 16 セクタで構成する。これは,対応するデータフレームの

すべての主データバイトを (AC) に設定することによって達成する。このとき,先頭セクタの最初の 160

バイトの主データを除いて,スクランブルを行ってはならない。

16.2.4

バッファゾーン 1  このゾーンは 31ECC ブロックからなる 496 セクタで構成する。このゾーンに

おいて記録データフィールドに対応するデータフレームの主データのすべてのバイトは (00) とする。

16.2.5

バッファゾーン 2  このゾーンは 32ECC ブロックからなる 512 セクタで構成する。このゾーンに

おいて記録データフィールドに対応するデータフレームの主データのすべてのバイトは (00) とする。


35

X 6243: 1998

16.2.6

コントロールデータゾーン  コントロールデータゾーンはセクタ番号 193024 ((02F200))で始まる

192ECC

ブロックからなる。

図 27 に示す各ブロックの 16 セクタの内容は,192 回繰り返す。各 ECC ブロ

ックの最初のセクタは,物理フォーマット情報を含む。各ブロックの 2 番目のセクタは,ディスク製造業

者情報を含む。各ブロックの他のセクタの内容は,予備である。予備ブロックのすべてのバイトは, (00)

に設定する。

物理フォーマット情報

2 048

バイト

ディスク製造情報

2 048

バイト

予備

14

×2 048 バイト[すべて (00) ]

図 27  コントロールデータを構成する ECC ブロックの構造

16.2.6.1

物理フォーマット情報  この情報は,2 048 バイトからなり,その内容は表 に示したものとす

る。

表 5  物理フォーマット情報

バイト位置

内容

バイト数

0

ディスクカテゴリ及びバージョン番号

1

1

ディスクサイズ及び最大転送レート

1

2

ディスク構造

1

3

記録密度

1

4

∼15

データゾーン配置

12

16

∼31

予備

16

32

ディスクタイプ識別子

1

33

∼47

予備

15

48

速度 1

1

49

速度 1 での読取りパワー

1

50

速度 1 でのランドトラックのピークパワー

1

51

速度 1 でのランドトラックのバイアスパワー1

1

52

速度 1 でのランドトラックの先頭パルス開始時間

1

53

速度 1 でのランドトラックの先頭パルス終了時間

1

54

速度 1 でのランドトラックのマルチパルス持続時間

1

55

速度 1 でのランドトラックの末尾パルス開始時間

1

56

速度 1 でのランドトラックの末尾パルス終了時間

1

57

速度 1 でのランドトラックのバイアスパワー2 持続時間

1

58

速度 1 でのグルーブトラックのピークパワー

1

59

速度 1 でのグルーブトラックのバイアスパワー1

1

60

速度 1 でのグルーブトラックの先頭パルス開始時間

1

61

速度 1 でのグルーブトラックの先頭パルス終了時間

1

62

速度 1 でのグルーブトラックのマルチパルス持続時間

1

63

速度 1 でのグルーブトラックの末尾パルス開始時間

1

64

速度 1 でのグルーブトラックの末尾パルス終了時間

1

65

速度1 でのグルーブトラックのバイアスパワー2 持続時間

1

66

∼479

速度 2 から速度 24 までの速度での書込み条件用予備

414

480

∼2047

予備

1 568


36

X 6243: 1998

バイト 0−ディスクカテゴリ及びバージョン番号

ビット b

7

から b

4

は,ディスクカテゴリを規定する。

これらのビットは,

“0001”に設定し,書換形ディスクを示す。

ビット b

3

から b

0

は,バージョン番号を規定する。

これらは,

“0001”に設定し,この規格を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 1−ディスクサイズ及び最大転送レート

ビット b

7

から b

4

は,ディスクサイズを規定する。

これらのビットは,

“0000”に設定し,120mm ディスクを示す。

ビット b

3

から b

0

は,10.08Mbits/s の最大転送レートを規定する。

これらは,

“0010”に設定し,この規格を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 2−ディスク構造

ビット b

7

は,

“0”に設定する。

ビット b

6

及び b

5

は,面の記録層の番号を規定する。

これらは,

“00”に設定し,単層ディスクを示す。

ビット b

4

は,

“0”に設定する。

ビット b

3

から b

0

は,記録層のタイプを規定する。

これらは,

“0100”に設定し,書換え可能記録層を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 3−記録密度 

ビット b

7

から b

4

は,平均チャネルビット長を規定する。

これらは,

“0010”に設定し,0.205∼0.218

µ

m

を示す。

ビット b

3

から b

0

は,平均トラックピッチを規定し,

“0000”に設定して,0.74

µ

m

の平均トラックピッチ

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 415−データゾーン配置

バイト 4 は, (00) に設定する。

バイト 5 から 7 は, (031000) に設定して,データゾーンの最初の物理セクタのセクタ番号 200704 を規

定する。

バイト 8 は, (00) に設定する。

バイト 9 から 11 は, (16B47F) に設定して,データゾーンの最後の物理セクタのセクタ番号 1487999 を

規定する。

バイト 12 は, (00) に設定する。

バイト 13 から 15 は, (000000) に設定する。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 1631

これらのバイトは, (00) に設定する。

バイト 32−ディスクタイプ識別

このバイトは,ディスクタイプを規定する。


37

X 6243: 1998

このバイトの設定は,次による。

  ケースなしでディスクに書込みを禁止するとき, (00) に設定する。

  ケースなしでディスクに書き込んでもよいとき, (10) に設定する。

バイト 3347

これらのバイトは, (00) に設定する。

バイト 48−速度 1

このバイトは,このディスクを使用するための中心線速度を定義する。

このバイトは,

“00111100”に設定し,6.0m/s の線速度を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 49−速度 での読取りパワー

このバイトは,速度 1 での再生のためのディスクの表面の読取りパワーを規定する。

このバイトは,

“00001010”に設定し,1.0mW の読取りパワーを示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 50−速度 でのランドトラックのピークパワー

このバイトは,

速度 1 でのランドトラック上の記録のためのディスクの表面のピークパワーを規定する。

このバイトは,

“01101110”に設定し,11.0mW のピークパワーを示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 52−速度 でのランドトラックの先頭パルス開始時間

このバイトは,速度 1 でのランドトラック上の記録のための先頭パルス開始時間  (T

SFP

)

を規定する(

属書 参照)。

ビット b

7

は,

“0”に設定し,光ビームの走査と同じ方向を示す。

ビット b

6

から b

0

は,

“0010001”に設定し,17ns の T

SFP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 53−速度 でのランドトラックの先頭パルス終了時間

このバイトは,速度 1 でのランドトラック上の記録のための先頭パルス終了時間  (T

EFP

)

を規定する(

属書 参照)。

このバイトは,

“00110011”に設定し,51ns の T

EFP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 54−速度 でのランドトラックのマルチパルス持続時間

このバイトは,

速度 1 でのランドトラック上の記録のためのマルチパルス持続時間  (T

MP

)

を規定する

属書 参照)。

このバイトは,

“00010001”に設定し,17ns の T

MP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 55−速度 でのランドトラックの末尾パルス開始時間

このバイトは,速度 1 でのランドトラック上の記録のための末尾パルス開始時間  (T

SLP

)

を規定する(

属書 参照)。

ビット b

7

は,

“0”に設定し,光ビームの走査と同じ方向を示す。

ビット b

6

から b

0

は,

“0000000”に設定し,0ns の T

SLP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 56−速度 でのランドトラックの末尾パルス終了時間


38

X 6243: 1998

このバイトは,速度 1 でのランドトラック上の記録のための末尾パルス終了時間  (T

ELP

)

を規定する(

属書 参照)。

このバイトは,

“00100010”に設定し,34ns の T

ELP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 57−速度 でのランドトラックのバイアスパワー持続時間

このバイトは,速度 1 でのランドトラック上の記録のためのバイアスパワー2 持続時間  (T

LE

)

を規定す

る(

附属書 参照)。

このバイトは,

“01000100”に設定し,68ns の T

LE

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 58−速度 でのグルーブトラックのピークパワー

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のためのディスクの表面のピークパワーを規定す

る。

このバイトは,

“01101110”に設定し,11.0mW のピークパワーを示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 59−速度 でのグルーブトラックのバイアスパワー1

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のためのディスクの表面のバイアスパワー1 を規

定する。

このバイトは,

“00110010”に設定し,5.0mW のバイアスパワー1 を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 60−速度 でのグルーブトラックの先頭パルス開始時間

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のための先頭パルス開始時間  (T

SFP

)

を規定する

附属書 参照)。

ビット b

7

は,

“0”に設定し,光ビームの走査と同じ方向を示す。

ビット b

6

から b

0

は,

“0010001”に設定し,17ns の T

SFP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 61−速度 でのグルーブトラックの先頭パルス終了時間

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のための先頭パルス終了時間  (T

EFP

)

を規定する

附属書 参照)。

このバイトは,

“00110011”に設定し,51ns の T

EFP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 62−速度 でのグルーブトラックのマルチパルス持続時間

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のためのマルチパルス持続時間  (T

MP

)

を規定する

附属書 参照)。

このバイトは,

“00010001”に設定し,17ns の T

NP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 63−速度 でのグルーブトラックの末尾パルス開始時間

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のための末尾パルス開始時間  (T

SLP

)

を規定する

附属書 参照)。

ビット b

7

は, “0” に設定し,光ビームの走査と同じ方向を示す。

ビット b

6

から b

0

は,

“0000000”に設定し,0ns の T

SLP

を示す。


39

X 6243: 1998

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 64−速度 でのグルーブトラックの末尾パルス終了時間

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のための末尾パルス終了時間  (T

ELP

)

を規定する

附属書 参照)。

このバイトは,

“00100010”に設定し,34ns の T

ELP

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 65−速度 でのグルーブトラックのバイアスパワー持続時間

このバイトは,速度 1 でのグルーブトラック上の記録のためのバイアスパワー2 持続時間  (T

LE

)

を規定

する(

附属書 参照)。

このバイトは,

“01000100”に設定し,68ns の T

LE

を示す。

この規格では,この他の設定を禁止する(

附属書 参照)。

バイト 66479

これらのバイトは, (00) に設定する。

バイト 4802 047

これらのバイトは, (00) に設定する。

16.2.6.2

ディスク製造情報  この規格は,2 048 バイトのフォーマット及び内容を規定しない。これらは,

互換性では,無視するものとする。

16.2.7

結合ゾーン  結合ゾーンは,エンボス領域及び書換え可能領域を結合するためのものである。この

ゾーンは,グルーブもエンボスマークも含まないものとする。

エンボス領域の終了であるセクタ (02FFFF) の中心線と書換え可能領域の開始であるセクタ (030000)

のトラック中心線の間の距離は,1.42∼6.16

µ

m

である(

図 28 参照)。


40

X 6243: 1998

図 28  結合ゾーン回りの構造

16.2.8

ガードトラックゾーン 12  どちらのゾーンも各々512 セクタからなり,グルーブ,ランド,ヘッ

ダフィールド,

ミラーフィールド及び記録フィールドを含む。

ガードトラックゾーンの記録フィールドは,

未記録のままにしておくものとする。

16.2.9

ディスク試験ゾーン  ディスク試験ゾーンは 1 024 セクタからなり,グルーブ,ランド,ヘッダフ

ィールド,ミラーフィールド及び記録フィールドを含む。このゾーンは,ディスク製造業者によって使用

されるためのものである。

16.2.10

ドライブ試験ゾーン  ドライブ試験ゾーンは 1 792 セクタからなり,グルーブ,ランド,ヘッダフ

ィールド,ミラーフィールド及び記録フィールドを含む。このゾーンは,ドライブによって使用されるた

めのものである。

16.2.11

予備ゾーン  このゾーンは,128 セクタからなり,すべてのバイトは (00) に設定される。

16.2.12

  DMA1

及び DMA2  このゾーンは 128 セクタからなる。欠陥管理領域については,17.参照。

16.3

データゾーン

16.3.1

データゾーン及び欠陥管理領域の構造  データゾーンは,書換え可能領域とする。データゾーンは,

(031000)

のセクタ番号から開始するものとする。データゾーンは,16.3.2 に規定するように各ゾーンの境

界でガードトラックゾーンによって遮られるものとする。

データゾーン及び近接のゾーンのレイアウトは,

図 29 に示す。


41

X 6243: 1998

DMA1

リードイン

予備

ゾーン

DMA2

予備

データ 
ゾーン

DMA3

予備

リードアウト

ゾーン

DMA4

予備

図 29  データゾーン及び欠陥管理領域のレイアウト

16.3.2

ガードトラックゾーン  ガードトラックゾーンで開始しないゾーン 0 及びガードトラックゾーン

で終了しないゾーン 23 を除いて,データゾーン内の各ゾーンは,ガードトラックゾーンで開始し,終了す

るものとする。ガードトラックゾーンのセクタの数は,二つのトラックを占有するのに十分,かつ,最も

小さい 16 の倍数とする。

ガードトラックゾーンは,エンボスグルーブ,ヘッダフィールド及び未記録のままとする記録フィール

ドを含むものとする。

16.3.3

区画  データ領域は,24 のグループに区画するものとする。各グループは,ガードトラックゾー

ンを除いて一つの完全なゾーンにまたがっているものとする。ガードトラックゾーンは,ゾーン 0 の開始

及びゾーン 23 の終了を除いて,各ゾーンの開始部及び終了部に配置する。各グループは,ユーザ領域及び

スペア領域からなるものとする。これらの領域の配列は,

表 に示す。ユーザ領域のセクタは,次のよう

に,連続した論理セクタ番号 (LSN) をもつものとする。すなわち,

表 に規定するユーザ領域のすべて

のセクタは,ゾーン 0 のユーザ領域の最初のセクタを 0 に設定して,あらゆるセクタに対して 1 だけ増加

させ,そしてゾーン 1 のユーザ領域の最初のセクタは,ゾーン 0 のユーザ領域の最後のセクタから続くよ

うな方法で,LSN によって順番に番号を付けるものとする。

データゾーンは,ECC ブロックの書込み及び読取りの単位としてのデータブロックからなるものとする。

各データブロックは,連続 LSN をもつ 16 セクタからなるものとする。データブロックは,データブロッ

クの最初のセクタの LSN が 16 の倍数であるように配列するものとする。すなわち,区画は,次のように

ユーザ領域及びデータ領域をデータブロック及びスペアブロックに区画することである。

−  ユーザ領域及びスペア領域を,それぞれデータブロック及びスペアブロックに区分する。

−  データブロックのセクタは,LSN をもつ。

−  一つのデータブロックは,次の三つの状態のうちどれかにあるものとする。

・  それは,ECC ブロックである。

・  そのデータフィールド番号は, (00) から (0F) の範囲にある。

・  それは,未書込みである。


42

X 6243: 1998

42

X 6243:

 19
98

表 6  グループの構造

グループ

ユーザ領域

スペア領域

ゾーン

トラック

当たりの

セクタ数

グループ

の先頭セ

クタのセ

クタ番号

ガードトラックゾーン

の先頭及び最終セクタ

のセクタ番号

グ ル

ー プ

番号

セクタ番号

ブロッ

ク数

セクタ番号

セ ク タ

ガードトラックゾーン

の先頭及び最終セクタ

のセクタ番号

グループ

の最終セ

クタのセ

クタ番号

グループ

の先頭セ

クタの

LSN

グループ

の先頭セ

クタのデ

ータフィー

ルド番号

0 17

(31000)

− 0

(31000)

∼ (377DF)

1 662

(377E0)

∼ (37D2F)

1 360

(37D30)

∼ (37D5F)

(37D5F)

0

(30000)

1 18

(37D60)

(37D60)

∼ (37D8F)

1

(37D90)

∼ (3FB2F)

2 010

(3FB30)

∼ (401EF)

1 728

(401F0)

∼ (4021F)

(4021F)

26 592

(367E0)

2 19

(40220)

(40220)

∼ (4024F)

2

(40250)

∼ (486EF)

2 122

(486F0)

∼ (48E0F)

1 824

(48E10)

∼ (48E3F)

(48E3F)

58 752

(3E580)

3 20

(48E40)

(48E40)

∼ (48E6F)

3

(48E70)

∼ (51A0F)

2 234

(51A10)

∼ (5218F)

1 920

(52190)

(521BF)  (521BF) 92

704 (46A20)

4 21

(521C0)

(521C0)

∼ (521EF)

4

(521F0)

∼ (5B48F)

2 346

(5B490)

∼ (5BC6F)

2 016

(5BC70)

∼ (5BC9F)

(5BC9F)

128 448

(4F5C0)

5 22

(5BCA0)

(5BCA0)

∼ (5BCCF)

5

(5BCD0)

∼ (6566F)

2 458

(65670)

∼ (65EAF)

2 112

(65EB0)

∼ (65EDF)

(65EDF)

165 984

(58860)

6 23

(65EE0)

(65EE0)

∼ (65F0F)

6

(65F10)

∼ (6FFAF)

2 570

(6FFB0)

∼ (7084F)

2 208

(70850)

∼ (7087F)

(7087F)

205 312

(62200)

7 24

(70880)

(70880)

∼ (708AF)

7

(708B0)

∼ (7B04F)

2 682

(7B050)

∼ (7B94F)

2 304

(7B950)

∼ (7B97F)

(7B97F)

246 432

(6C2A0)

8 25

(7B980)

(7B980)

∼ (7B9BF)

8

(7B9C0)

∼ (8683F)

2 792

(86840)

∼ (8719F)

2 400

(871A0)

∼ (871DF)

(871DF)

289 344

(76A40)

9 26

(871E0)

(B71E0)

∼ (8721F)

9

(87220)

∼ (9279F)

2 904

(927A0)

∼ (9315F)

2 496

(93160)

∼ (9319F)

(9319F)

334 016

(818C0)

10 27 (931A0)

(931A0)

∼ (931DF)

10

(931E0)

∼ (9EE5F)

3 016

(9EE60)

∼ (9F87F)

2 592

(9F880)

(9F8BF)  (9F8BF) 380

480 (8CE40)

11 28 (9F8C0)

(9F8C0)

∼ (9F8FF)

11

(9F900)

∼ (ABC7F)

3 128

(ABC80)

∼ (AC6FF)

2 688

(AC700)

∼ (AC73F)

(AC73F)

428 736

(98AC0)

12 29

(AC740)

(AC740)

∼ (AC77F)

12

(AC780)

∼ (B91FF)

3 240

(B9200)

∼ (B9CDF)

2 784

(B9CE0)

∼ (B9D1F)

(B9D1F)

478 784

(A4E40)

13 30

(B9D20)

(B9D20)

∼ (B9D5F)

13

(B9D60)

∼ (C6EDF)

3 352

(C6EE0)

(C7A1F) 2

880 (C7A20)

∼ (C7A5F)

(C7A5F)

530 624

(B18C0)

14 31

(C7A60)

(C7A60)

∼ (C7A9F)

14

(C7AA0)

∼ (D531F)

3 464

(D5320)

∼ (D5EBF)

2 976

(D5EC0)

∼ (D5EFF)

(D5EFF)

584 256

(BEA40)

15 32 (D5F00)

(D5F00)

∼ (D5F3F)

15

(D5F40)

∼ (E3EBF)

3 576

(E3EC0)

∼ (E4ABF)

3 072

(E4AC0)

∼ (E4AFF)

(E4AFF)

639 680

(CC2C0)

16 33 (E4B00)

(E4B00)

∼ (E4B4F)

16

(E4B50)

∼ (F31AF)

3 686

(F31B0)

∼ (F3E0F)

3 168

(F3E10)

∼ (F3E5F)

(F3E5F)

696 896

(DA240)

17 34 (F3E60)

(F3E60)

∼ (F3EAF)

17

(F3EB0)

∼ (102C0F)

3 798

(102C10)

∼ (1038CF)

3 264

(1038D0)

∼ (10391F)

(10391F)

755 872

(E88A0)

18 35

(103920)

(103920)

∼ (10396F)

18

(103970)

∼ (112DCF)

3 910

(112DD0)

∼ (113AEF)

3 360

(113AF0)

∼ (113B3F)

(113B3F)

816 640

(F7600)

19 36

(113B40)

(113B40)

∼ (113B8F)

19

(113B90)

∼ (1236EF)

4 022

(1236F0)

∼ (12446F)

3 456

(124470)

∼ (1244BF)

(1244BF)

879 200

(106A60)

20 37

(1244C0)

(1244C0)

∼ (12450F)

20

(124510)

∼ (13476F)

4 134

(134770)

∼ (13554F)

3 552

(135550)

∼ (13559F)

(13559F)

943 552

(1165C0)

21 38

(1355A0)

(1355A0)

∼ (1355EF)

21

(1355F0)

∼ (145F4F)

4 246

(145F50)

∼ (146D8F)

3 648

(146D90)

∼  (146DDF)

(146DDF)

1 009 696

(126820)

22 39

(146DE0)

(146DE0)

∼ (146E2F)

22

(146E30)

∼ (157E8F)

4 358

(157E90)

∼ (158D2F)

3 744

(158D30)

∼  (158D7F)

(158D7F)

1 077 632

(137180)

23 40

(158D80)

(158D80)

∼ (158DCF)

23

(158DD0)

∼ (16A57F)

4 475

(16A580)

∼ (16B47F)

3 840

(16B47F)

1 147 360

(1481E0))

合計

76 185

65 392


43

X 6243: 1998

16.4

リードアウトゾーン

16.4.1

リードアウトゾーンの構造  リードアウトゾーンの構造を,図 30 に示す。

セクタ番号

データゾーン

セクタ番号

1488000

DMA3&DMA4

128

セクタ

(16B480)

1488128

予備ゾーン

128

セクタ

(16B500)

1488256

ガードトラックゾーン 1

256

セクタ

(16B580)

1488768

ドライブ試験ゾーン

1 792

セクタ

(16B780)

1490560

ディスク試験ゾーン

1 792

セクタ

(16BE80)

1492352

1545839

ガードトラックゾーン 2

53 488

セクタ

(16C580)

(17966F)

図 30  リードアウトゾーンの構造

16.4.2

  DMA3

及び DMA4  このゾーンは,128 セクタからなる。欠陥管理領域については,17.1 参照。

16.4.3

予備ゾーン  このゾーンは,128 セクタからなり,すべてのバイトは (00) に設定される。

16.4.4

ガードトラックゾーン 1  このゾーンは,512 セクタからなり,グルーブ,ランド,ヘッダフィー

ルド,ミラーフィールド及び記録フィールドを含む。ガードトラックゾーンの記録フィールドは,未記録

のままにしておくものとする。

16.4.5

ドライブ試験ゾーン  ドライブ試験ゾーンは,1 792 セクタからなり,グルーブ,ランド,ヘッダ

フィールド,ミラーフィールド及び記録フィールドを含む。このゾーンは,ドライブによって使用される

ためのものであり,読取りに際してはその内容は無視される。

16.4.6

ディスク試験ゾーン  ディスク試験ゾーンは,1 792 セクタからなり,グルーブ,ランド,ヘッダ

フィールド,ミラーフィールド及び記録フィールドを含む。このゾーンは,ディスク製造業者によって使

用されるためのものであり,読取りに際してはその内容は無視される。

16.4.7

ガードトラックゾーン 2  このゾーンは,53 488 セクタからなり,グルーブ,ランド,ヘッダフィ

ールド,ミラーフィールド及び記録フィールドを含む。ガードトラックゾーンの記録フィールドは,未記

録のままにしておくものとする。

17.

欠陥管理

17.1

欠陥管理領域 (DMA)   四つの欠陥管理領域は,データゾーンの構造及び欠陥管理に関する情報を

含む。各 DMA の長さは,32 セクタとする DMA の二つの DMA1 及び DMA2 は,ディスクの内径の近傍

に位置し,他の二つの DMA3 及び DMA4 は,ディスクの外径の近傍に位置するものとする。DMA の境界

は,

表 に示す。


44

X 6243: 1998

表 7  DMA の位置

セクタ番号の始まり

セクタ番号の終わり

ブロックの数

DMA1 (30F80)

(30F9F)

2

予備 (30FA0)

(30FFB)

2

DMA2 (30FC0)

(30FFD)

2

予備 (30FE0)

(30FFF)

2

DMA3 (16B480)

(16B49F)

2

予備 (16B4A0)

(16B4BF)

2

DMA4 (16B4C0)

(16B4DF)

2

予備 (16B4E0)

(16B4FF)

2

各 DMA は,二つの ECC ブロックからなるものとし,二つの予備ブロックに続く。ディスク定義構造

(DDS)

及び一次欠陥管理表 (PDL) は,各 DMA(DDS/PDL ブロック)の最初の ECC ブロックに含まれる

ものとする。二次欠陥管理表 (SDL) は,各 DMA(SDL ブロック)の二番目の ECC ブロックに含まれる

ものとする。四つの DMA の内容は,同一とする。DDS/PDL ブロックは,DDS 及び PDL を含む ECC ブロ

ックを意味する。

ディスクの初期化の後,各 DMA は,次の内容をもつものとする。

− DDS/PDL ブロックの第一セクタは,DDS を含む。

− DDS/PDL ブロックの第二セクタは,PDL の最初のセクタとする。

− SDL は,SDL ブロックの第一セクタから始まる。

PDL

及び SDL の長さは,各リストのエントリの数によって決まる。DDS の内容は,17.2 に規定する。

PDL

及び SDL の内容は,17.8 及び 17.9 に規定する。DMA の未使用セクタは, (FF) で満たすものとする。

すべての予備セクタは, (00) で満たすものとする。

17.2

ディスク定義構造 (DDS)  DDS は,1 セクタの長さをもつ表からなる。DDS は,ディスクのフォー

マッティングの方法を規定する。DDS は,ディスクのフォーマッティングの終わりに各 DMA の最初のセ

クタに記録する。

表 に与えるディスク構造に関する情報は,四つの DDS の各々に記録するものとする。

表 8  ディスク定義構造のバイト割り当て

バイト位置

内容

バイト数

0

∼1 DDS 識別子 (0A0A)

2

2

予備 1

3

ディスクサーティフィケーションフラグ 1

4

∼7 DDS/PDL 更新カウンタ 4

8

∼9

グループの数 2

10

∼15

予備 6

16

グループ 0 用グループサーティフィケーションフラグ

17

グループ 1 用グループサーティフィケーションフラグ

39

グループ23 用グループサーティフィケーションフラグ

64

40

∼79

予備 40

80

∼2 047

予備 1

968

バイト 01DDS 識別子

この 2 バイトは, (0A0A) に設定し,DDS 識別子を示す。

バイト 2−予備

バイトは, (00) に設定する。


45

X 6243: 1998

バイト 3−ディスクサーティフィケーションフラグ

このフラグは,

図 31 にあるようなビットフィールドに分割する。

b

7

b

6

b

5

b

4

b

5

b

2

b

1

b

0

インプロセス

予備

ユーザ

サーティフィケーション

製造業者

サーティフィケーション

図 31  ディスクサーティフィケーションフラグ

このフィールドの設定は,次による。

ビット b

7

設定は,次による。

  フォーマッティングが完了したとき,

“0”

  フォーマッティングがインプロセス中のとき, “1”

ビット b

6

設定は,次による。

  インプロセス中のフォーマッティングがフルサーティフィケーションを使用して

いるとき,“0”

  インプロセス中のフォーマッティングが部分サーティフィケーションを使用して

いるとき,“1”

ビット b

5

設定は,次による。

  インプロセス中のフォーマッティングが全ティスク用のとき,

“0”

  インプロセス中のフォーマッティングが一つのグループ用だけのとき,  “1”

  この場合,グループサーティフィケーションフラグは,有効である。

ビット b

4

∼b

2

“000”に設定する。

ビット b

1

設定は,次による。

  ディスクがユーザーによってサーティフィケーションされていないとき,“0”

  ディスクがユーザーによってサーティフィケーション済みのとき,

“1”

ビット b

0

設定は,次による。

  ディスクが製造業者によってサーティフィケーションされていないとき,“0”

  ディスクが製造業者によってサーティフィケーション済みのとき,

“1”

備考  ビット b

5

∼b

7

は,どんなサーティフィケーションをもつフォーマッティングの開始でも “1xx”

に設定し,フォーマッティングの終了で“000”に設定するものとする。

バイト 47DDS/PDL 更新カウンタ 

このフィールドは,DDS/PDL ブロックの更新及び書換え操作の回数を規定する。

このフィールドは,初期化の始まりで 0 に設定し,DDS/PDL ブロックを更新,又は書換えするとき,1

だけ増加するものとする。

すべての DDS/PDL ブロックは,フォーマッティングの完了後同一の更新カウンタをもつものとする。

バイト 89−グループの番号 

この 2 バイトフィールドは, (0018) に設定し,24 グループを示す。

バイト 1015 

すべてのバイトは, (00) に設定する。

バイト 1639−グループサーティフィケーションフラグ 

あらゆるバイトは,下記に規定する同じ構成をもつ。

バイトは,

図 32 にあるような幾つかのビットフィールドに区分するものとする。


46

X 6243: 1998

b

7

b

6

b

5

b

4

b

3

b

2

b

1

b

0

インプロセス

予備

ユーザ

サーティフィケーション

予備

図 32  グループサーティフィケーションフラグ

ビット b

7

設定は,次による。

  このグループのフォーマッティングが完了したとき,  “0”

  このグループのフォーマッティングがインプロセス中のとき,  “1”

ビット b

6

設定は,次による。

  インプロセス中のこのグループのフォーマッティングがフルサーティフィケー

ションを使用しているとき,“0”

  インプロセス中のこのグループのフォーマッティングが部分サーティフィケー

ションを使用しているとき,“1”

ビット b

5

∼b

2

“0000”に設定する。

ビット b

1

設定は,次による。

  ユーザーがこのグループをサーティフィケーションしていなかったとき,“0”

  ユーザーがこのグループをサーティフィケーション済みのとき,

“1”

ビット b

0

“0”に設定する。

バイト 4079 

すべてのバイトは, (00) に設定する。

バイト 802 047 

すべてのバイトは, (00) に設定する。

17.3

スペアセクタ  データ領域の欠陥のあるセクタは,下記の欠陥管理方法に従って良好なセクタで置

き換えるものとする。ディスクは,使用前にフォーマッティングするものとする。この規格は,サーティ

フィケーション付きフォーマッティングとサーティフィケーションなしのフォーマッティングの両者を許

容する。スペアセクタの全数は,65 392 とする。欠陥のあるセクタは,スリッピングアルゴリズム又はリ

ニアリプレイスメントアルゴリズムによって処理する。一次欠陥管理表 (PDL) (17.6 参照)及び二次欠

陥管理表 (SDL) (17.7 参照)に登録したエントリの全数は,次の要求事項を満たすものとする。

S

PDL

S

SDL

≦16 (1≦S

PDL

≦15,1≦S

SDL

≦15)

(

)

úû

ù

êë

é

+

+

×

=

048

2

047

2

4

4

PDL

PDL

E

INT

S

(

)

úû

ù

êë

é

+

+

×

=

2048

2047

24

8

SDL

SDL

E

INT

S

ここで,

S

PDL

は,

PDL

エントリを保持するために使用するセクタの番号

S

SDL

は,

SDL

エントリを保持するために使用するセクタの番号

E

PDL

は,

PDL

エントリの番号

E

SDL

は,

SDL

エントリの番号

PDL

に登録した一つのグループ内のセクタの数は,グループのスペア領域のセクタの総数を超えてはな

らない。


47

X 6243: 1998

17.4

スリッピングアルゴリズム  スリッピングアルゴリズムは,欠陥セクタが

PDL

に登録されているな

らば,データ領域のそれぞれのグループに個別に適用するものとする。

PDL

に登録した欠陥のあるデータセクタは,その欠陥セクタに後続する良好な最初のセクタに置き換え

るものとし,そしてグループの終わりに向かって一つのセクタのズレ,すなわち,スリップを起こすこと

になる。

その場合グループの最後のデータセクタは,

グループのスペアセクタ領域に入り込むことになる。

欠陥のあるセクタのセクタ番号は,

PDL

に書き込む。欠陥セクタは,ユーザデータを記録するために使用

してはならない。

PDL

に記録したスペア領域のセクタは,最後のデータセクタがスペア領域に入り込んだ

ときスリップされる。

スリッピングアルゴリズムを使用するときのセクタ番号と論理セクタ番号との関係を,

図 33 に示す。

図 33  スリッピングアルゴリズムを使用するときのセクタ番号と論理セクタ番号との関係

17.5

リニアリプレイスメントアルゴリズム  リニアリプレイスメントアルゴリズムは,フォーマッティ

ングの後に発見された欠陥セクタ又はフォーマッティング中に

PDL

に記録しきれない欠陥セクタを処理

するために使用する。置き換えは,

16

セクタ単位,すなわち,データブロックで行う。

欠陥ブロックは,グループの最初の利用可能な良品スペアブロックで置き換えるものとする。グループ

に残された良品スペアブロックがないならば,すなわち,グループに

16

個未満のセクタしか残されていな

いならば,このことを,当該グループの

SDL

のスペア領域フルフラグ(

図 36 参照)を

1

に設定して示す

ものとし,欠陥ブロックは,他のグループの利用できる良品の最初のスペアブロックで置き換えるものと

する。この際,欠陥ブロックの第一セクタのセクタ番号及び最終的な交替ブロックの第一セクタのセクタ

番号は,強制再割当マーキングを“

0

”に設定し,

SDL

エントリとして

SDL

に記録するものとする。

書き込むブロックが“

0

”の強制再割当マーキングをもって

SDL

に登録してあれば,データは,

SDL

指し示されたスペア領域の交替ブロックに書き込むものとする。

書き込むブロックが“

1

”の強制再割当マーキングを付けて

SDL

に登録してあれば,データは,グルー

プ内の利用できる最初の良品スペアブロックに書き込むものとする。グループに残されたスペアブロック

がないならば,すなわち,グループに

16

以下のセクタしか残されていないならば,相当するグループの

SDL

のスペア領域フルフラグは,

1

”に設定するものとし,欠陥ブロックは,他のグループの利用できる

最初の良品スペアブロックで置き換えるものとする。この場合,相当する

SDL

エントリの強制再割当マー

キングは“

0

”に変更し,相当する

SDL

エントリの交替ブロックの最初のセクタ番号は,新しい交替ブロ


48

X 6243: 1998

ックの最初のセクタ番号に変更するものとする。

再生の際,読み出そうとしたデータブロックかスペアブロック(交替ブロックとして使用中)に欠陥が

あり

ECC

による訂正不能の場合,もしディスクが記録禁止でないならば,そのような欠陥ブロックを強制

再割当マーキングを“

1

”と設定して登録できる。この登録の可否は装置に依存し,及び/又はホストから

指定される。このようなデータブロックの登録する際には,強制再割当マーキングを“

1

”とし,交替ブロ

ックの第一セクタのセクタ番号を

 (000000)

に設定して,

SDL

エントリとして欠陥ブロックの第一セクタ

のセクタ番号を

SDL

に記録する。このようなスペアブロック(交替ブロックとして使用中)を登録する場

合には,それに対応する

SDL

エントリの強制再割当マーキングを“

1

”に変更するものとする。

フォーマッティング後にデータブロックに欠陥があることが分かれば,それは欠陥ブロックとみなし,

新しいエントリとして

SDL

に登録する。

SDL

に登録した交替ブロックが後に欠陥ブロックであると分かれば,直接ポインタ方法を適用し,

SDL

に登録する。この直接ポインタ方法では,

SDL

エントリ中の交替ブロックの第一セクタを欠陥のものから

新しいものへ変更することによって欠陥交替ブロックを登録するものとする。

SDL

を更新する時点で,

SDL

更新カウンタは,

1

だけ増加するものとする。

リニアリプレイスメントを使用するときのセクタ番号と論理セクタ番号との関係を,

図 34 に示す。

図 34  リニアリプレイスメントを使用するときのセクタ番号と論理セクタ番号との関係

17.6

一次欠陥管理表 (PDL)   一次欠陥管理表

 (PDL)

は,各

DDS/PDL

ブロックに常に記録するものと

する。それは,空であってもよい。欠陥セクタのリストは,ディスクのサーティフィケーション以外の手

段で得てもよい。

PDL

は,フォーマッティングで識別した欠陥セクタのエントリを含むものとする。セクタ番号は,昇順

でリストするものとする。

PDL

は,必要な最少セクタに記録し,

PDL

の第一セクタのバイト

0

に始まるも

のとする。

PDL

の最終のセクタの未使用バイトは,

 (FF)

に設定するものとする。

DDS/PDL

ブロックのす

べての未使用セクタは,

 (FF)

のデータで記録するものとする。

表 の情報は,各

PDL

に記録する。

PDL

が複数にわたる場合,欠陥セクタのエントリのリストは,第二セクタ及びそれに続くセクタの第一

バイトへ続くものとする。したがって,

PDL

識別子及び

PDL

のエントリ数は,

PDL

の最初のセクタでだ

け存在するものとする。空の

PDL

では,

PDL

のエントリ数(

PDL

の第一セクタのバイト

2

及びバイト

3

は,

 (0000)

に設定し,バイト

4

からバイト

2 047

は,

 (FF)

に設定するものとする。

エントリタイプは,欠陥セクタの発生元を規定する。


49

X 6243: 1998

1)

ディスク製造業者が定義する欠陥セクタ(

P

リスト)

2)

サーティフィケーションプロセスで発見した欠陥セクタ(

G1

リスト)

3)

サーティフィケーションプロセスなしで

SDL

から移動した欠陥セクタ(

G2

リスト)

P

リストは,どのフォーマッティングの後でも以前のリストを保存するものとする。

表 9  PDL の内容

バイト位置

内容

バイト数

0

∼1 PDL 識別子 (0001)

2

2

∼3 PDL のエントリ数 2

4

∼7

第一 PDL エントリ

4

8

∼11

第二 PDL エントリ

4

n

n+3

最後の PDL エントリ

4

バイト 01PDL 識別子 

このフィールドは,

 (0001)

に設定し,

PDL

識別子を示す。

バイト 23PDL のエントリ数 

このフィールドは,

PDL

のエントリ数を規定するものとする。

PDL

エントリ 

4

バイトフィールドは,

図 35 に示すように三つのフィールドに区分する。

b

31

b

30

b

29

b

24

b

23

b

0

エントリタイプ

予備

欠陥セクタ番号

図 35  PDL エントリ

ビット

b

31

b

30

の設定は,次による。

00

  P

リストを示す。

10

 G1

リストを示す。

11

 G2

リストを示す。

この規格では,この他の設定を禁止する。

ビット

b

31

b

30

は,

000000

”に設定する。

ビット

b

23

b

0

は,欠陥セクタのセクタ番号を規定する。

17.7

二次欠陥管理表 (SDL)   二次欠陥管理表

 (SDL)

は,各

SDL

ブロックに記録するものとする。これ

は,空でもよい。

SDL

は,欠陥ブロックの第一セクタのセクタ番号及び置き換える交替先の第一セクタのセクタ番号を含

むエントリを含むものとする。

SDL

の各エントリは,

8

バイト,すなわち,欠陥ブロックの第一セクタのセクタ番号に対して

3

バイト,

交替ブロックの第一セクタ番号に対して

3

バイト,強制再割当マーキング

 (FRM)

に対しての

1

バイト及

1

予備バイトを含む。欠陥ブロックの第一セクタのセクタ番号は,昇順でリストするものとする。

SDL

は,必要最少数のセクタに記録するものとする。

SDL

の最終セクタのすべての未使用バイトは,

 (FF)

設定するものとする。

SDL

ブロックのすべての未使用セクタは,

 (FF)

を記録するものとする。

表 10 の情

報は,四つの

SDL

の各々に記録するものとする。

SDL

に登録した交替ブロックが後で欠陥ブロックであると分かれば,直接ポインタ方法を適用して

SDL

に登録するものとする。この方法で,欠陥交替ブロックが登録されている

SDL

エントリは,交替ブロック

の最初のセクタのセクタ番号を欠陥交替ブロックから新しいものに変更することによって修正するものと


50

X 6243: 1998

する。したがって,

SDL

のエントリ数は,欠陥セクタの登録の際にも変更しないものとする。

SDL

が複数のセクタにまたがる場合,エントリのリストは,第二セクタ及びそれに続くセクタの第一バ

イトへ続くものとする。したがって,

SDL

識別子,

SDL

更新カウンタ,スペア領域フルフラグ及び

SDL

のエントリ数は,

SDL

の最初のセクタにだけ存在するものとする。

表 10  SDL の内容

バイト位置

内容

バイト数

0

∼1 SDL 識別子 (0002)

2

2

∼3

予備 2

4

∼7 SDL 更新カウンタ 4

8

∼15

スペア領域フルフラグ

8

16

∼19

DDS/PDL

更新カウンタ

4

20

∼21

予備 2

22

∼23 DDS のエントリ数 2

24

∼31

最初の SDL エントリ 8

m

m+7

最後の SDL エントリ 8

バイト 01SDL 識別子

このフィールドは,

 (0002)

に設定し,

SDL

識別子を示す。

バイト 23−予備

すべてのバイトは,

 (00)

に設定する。

バイト 47SDL 更新カウンタ

このフィールドは,

SDL

ブロックに対する更新操作の回数を規定するものとする。

このフィールドは,初期化(17.8.2 参照)で

0

に設定し,

SDL

の内容を更新するごとに

1

ずつ増加する

ものとする。

バイト 815−スペア領域のフルフラグ

これらのフラグは,相当するグループの残存スペアブロックの有無を規定する。

フラグの各ビットは,

図 36 に示す各グループに対応する。

b

63

…b

24

b

23

b

22

b

21

b

20

…b

3

b

2

b

1

b

0

予備

グループ 23

グループ 22

グループ 21

・・・・・・・・・

グループ 2

グループ 1

グループ 0

図 36  スペア領域フルフラグ

各グループに対応する各ビットの設定は,次による。

スペアブロックがグループに残っていないとき, “

1

スペアブロックがグループに残っているとき,

0

バイト 1619DDS/PDL 更新カウンタ

このフィールドは,

DDS/PDL

ブロックに対する更新及び書換えの回数を規定するものとする。

このフィールドは,初期化の始まりで

0

に設定し,

DDS/PDL

の内容を更新又は書換えするごとに

1

ずつ

増加するものとする。すべての

DDS/PDL

ブロック及び

SDL

ブロックは,フォーマッティングの後同一の

更新カウンタ値をもつものとする。

バイト 2021−予備

すべてのバイトは,

 (00)

に設定するものとする。

バイト 2223SDL のエントリ数

このフィールドは,

SDL

のエントリ数を規定する。


51

X 6243: 1998

SDL

エントリ

8

バイトフィールドは,

図 37 に示すような幾つかのフィールドに区分する。

b

63

b

62

…b

56

b

55

………

b

32

b

31

…b

24

b

23

………

b

0

FRM

予備

欠陥ブロックでの

第一セクタのセクタ番号

予備

交替ブロックでの

第一セクタのセクタ番号

図 37  SDL エントリ

b

63

の設定は,次による。

交替ブロックが割り当てられ,欠陥がないとき,

0

交替ブロックが割り当てられないか又は割当て交替ブロックに欠陥があるとき,

1

b

62

から

b

56

は“

0

”に設定する。

b

55

から

b

32

は,欠陥ブロックの最初のセクタのセクタ番号を規定する。

b

31

から

b

24

は“

0

”に設定する。

b

23

から

b

0

は交替ブロックの第一セクタのセクタ番号を規定するか,又は交替ブロックが割り当てられ

ないとき

 (000000)

に設定する。

17.8

ディスクのフォーマッティング  ディスクは,ディスクの使用前にフォーマットするものとする。

フォーマッティング処理前にディスク上に記録済みの

DMA

がなければ,その処理は初期化とみなすもの

とする。フォーマッティング処理前にディスク上に記録済みの

DMA

があれば,その処理は,再初期化と

みなす。

ディスクのどのフォーマッティングの後にも,四つの

DMA

を記録するものとする。データゾーンは,

24

グループに区画する(16.3.3 参照)

。各グループは,ユーザ領域及びスペア領域を含むものとする。スペ

ア領域のセクタは,欠陥セクタの交替として使用可能である。フォーマッティングは,初期化又は再初期

化のどちらかによって行うものとする。フォーマッティングは,すべてのグループ又は指定されたグルー

プに対するサーティフィケーションを含んでよい。

すべての

DDS

パラメータは,四つの

DDS

セクタに記録するものとする。

PDL

及び

SDL

は,四つの

DMA

に記録するものとする。すべての予備ブロックは,

00

で満たすものとする。

PDL

及び

SDL

の記録の要求

事項は,

表 及び表 10 に記述している。

フォーマッティング後,スリッピングアルゴリズム(17.4 参照)の結果として割り当てられたデータブ

ロック及びスペアブロックはどれも次のいずれかの状態にあるものとする。

a)

一つのデータブロック又はスペアブロックは,13.3 に定義する完全

ECC

ブロックを組織する一組の

16

データフレームを含むものとする。データフレームは,再初期化の前などに書き込まれているもの

とする。

b)

一つのデータブロック又はスペアブロックのすべてのセクタは,未記録である。

c)

一つのデータブロック又はスペアブロックのすべてのセクタは,サーティフィケーション処理中など

に書き込まれる

 (000000)

から

 (00000F)

までのデータフィールド番号を含む。

フォーマッティング後,三つのタイプのエントリ,

P

リスト,

G1

リスト及び

G2

リストは

PDL

中に存在

してもよい。

SDL

も,エントリを含んでもよい。タイプは,エントリごとにエントリタイプによって識別

する(

表 参照)。

ディスクをサーティフィケーションするとき,サーティフィケーションは,ユーザ領域及びスペア領域

のセクタに適用するものとする。

サーティフィケーション中に発見したユーザ及びスペア領域の欠陥セクタは,

PDL

G1

リストに登録


52

X 6243: 1998

し,スリッピングアルゴリズムによって処理するものとする。欠陥セクタは,読取り又は書込みに使用し

てはならない。欠陥セクタを置き換えるためのガイドラインは,

附属書 に与える。

フォーマッティング処理がサーティフィケーション又は他のデータ書込み処理を伴うならば,データフ

ィールド番号は,

 (000000)

から

 (000000F)

までにあるものとする。サーティフィケーション又は他のデ

ータ書込み処理を伴う前のフォーマッティング中のシステムの故障を,この手順によって検出するように

する。

スペアブロックは,フォーマッティングのとき割り当てられるが,

LSN

は,付与されない。スペアブロ

ックは,欠陥データブロックを置き換えるのに用いたり,スペアブロックの代用に用いる。スペアブロッ

クは,フォーマッティングのときスペア領域に割り当てられる。

17.8.1

フルサーティフィケーション及び部分サーティフィケーション  二つのタイプのサーティフィケ

ーションがある。フルサーティフィケーション及び部分サーティフィケーションである。前者の場合,グ

ループ内のユーザ領域及びスペア領域のすべてのセクタを試験する。後者の場合,

PDL

及び

SDL

G2

ストに登録された欠陥ブロックだけを試験する。

PDL

又は

SDL

G2

リストに登録してないスペア領域の

他のブロックも,サーティフィケーションを行ってもよい。

17.8.2

初期化  ディスク上に記録済みの

DMA

がなければ,ディスクを初期化するものとする。初期化で

は,

DDS/PDL

更新カウンタ及び

SDL

更新カウンタは,

0

に設定するものとする。ディスク製造業者によ

る初期化の場合,初期化中に発見された欠陥セクタは,

PDL

P

リストに登録するものとする。ディスク

製造業者以外の者による初期化の場合,初期化中に発見された欠陥セクタは,

PDL

G1

リストに登録す

るものとする。両方の場合,ユーザ領域の欠陥セクタだけでなくスペア領域の欠陥セクタも

PDL

に登録す

るものとする。サーティフィケーション処理は,初期化中に適用してよい。サーティフィケーション処理

をディスク製造業者が適用したならば,ディスクサーティフィケーションフラグのディスク製造業者サー

ティフィケーションフィールドは,

1

”に設定するものとする。フルサーティフィケーション処理をディ

スク製造業者以外の者が全体のディスクに対して適用してあるならば,ディスクサーティフィケーション

フラグのユーザサーティフィケーションフィールドは,

1

”に設定するものとする。フルサティフィケー

ション処理をグループに対して適用するならば,相当するグループサーティフィケーションフラグのユー

ザサーティフィケーションフィールドは,

1

”に設定するものとする。すべてのグループサーティフィケ

ーションフラグのユーザサーティフィケーションフィールドが“

1

”に設定されているならば,ディスクサ

ーティフィケーションフラグのユーザサーティフィケーションフィールドは“

1

に設定するものとする。

PDL

に登録するグループのセクタの数は,そのグループでのスペア領域のセクタの数を超えてはならな

い。

グループ内で遭遇する欠陥セクタの数がそのグループのスペア領域のセクタの数を超えるならば,

PDL

に登録しきれない欠陥セクタは,

SDL

に登録し,そのグループに相当するスペア領域フルフラグは,

1

に設定するものとする。

17.8.3

再初期化

DMA

がフォーマッティング前にディスクに既に記録してあるなら,フォーマッティン

グは,再初期化とみなす。

P

リストは,再初期化処理の前後を通じて保存するものとし,

DDS/PDL

更新カ

ウンタ及び

SDL

更新カウンタも再初期化前の値を引き続いて使用するものとする。再初期化は,次の処理

を伴ってもよい。

1)

 PDL

から

G1

リストを削除するために及び/又はサーティフィケーション中に発見された新しい

PDL

エントリを登録するために,フルサーティフィケーションを適用する。

2)

 SDL

エントリを

PDL

G2

リストに変換する。


53

X 6243: 1998

3)

 G2

リストを

PDL

から除去し,

SDL

エントリを除去する。

4)

 G2

リストを

PDL

から除去し,

SDL

エントリを除去するために,部分サーティフィケーションを適

用する。

処理 1)では,

PDL

G2

リストを常に除去する。サーティフィケーション中に発見された欠陥セクタは,

PDL

G1

リストに登録するものとする。この処理は,書込み操作を伴うディスクのサーティフィケーシ

ョンを必ずしも要求しない。

10

”のエントリタイプである

PDL

エントリの

G1

リストの修正を行うと,17.8[記述 a)b)又は c)

の要求条件に反する

ECC

ブロックミスアラインメントを起こす結果となることがある。しかし,ディスク

をフォーマットするシステムは,要求条件を維持するようにしなければならない。フルサーティフィケー

ションを全体のディスクに対しディスク製造業者以外の者が適用した場合は,ディスクサーティフィケー

ションフラグのユーザサーティフィケーションは,

1

”に設定するものとする。

フルサーティフィケーション処理をあるグループに適用した場合,相当するグループサーティフィケー

ションフラグのユーザサーティフィケーションは,

1

”に設定するものとする。すべてのグループサーテ

ィフィケーションフラグのユーザサーティフィケーションフィールドが“

1

”に設定されれば,ディスクサ

ーティフィケーションフラグのユーザサーティフィケーションフィールドは,

1

に設定するものとする。

処理 2)で,

PDL

G1

リストを保存し,

SDL

に登録した欠陥ブロックの

16

セクタのすべては,

16

個の

PDL

エントリとして

PDL

G2

リストに登録するものとする。

処理 3)は,

PDL

エントリを迅速に最新サーティフィケーション後の状態に戻すようにするためのもので

ある。

処理 4)で,部分サーティフィケーションは,

PDL

及び

SDL

G2

リストに登録した欠陥ブロックだけに

対してサーティフィケーションを行い,

PDL

G1

リストの実際の欠陥セクタを登録する。

PDL

G2

スト又は

SDL

にリストしてないスペア領域での他のブロックについても,サーティフィケーションが必要

となる場合がある。

10

”のエントリタイプをもつ

PDL

エントリである

G1

リストを変更すると,17.8[記

述 a)b)又は c)]の要求条件に反する

ECC

ブロックミスアラインメントを起こす結果となることがある。

しかし,ディスクをフォーマットするシステムは,要求条件を維持するようにしなければならない。

上記のどの場合も,

PDL

に登録したグループのセクタ数は,そのグループのスペア領域のセクタの数を

超えてはならない。

グループ内での欠陥セクタ数がそのグループのスペア領域のセクタの数を超えるならば,

PDL

に登録す

ることのできないこれらの欠陥セクタは

SDL

に登録し,そのグループに相当するスペア領域フルフラグは,

1

”に設定するものとする。

PDL

PDL

エントリが存在するとき,これらのセクタは,ユーザサーティフィケーションフラグ及び

ディスク製造業者サーティフィケーションフラグの両方が

0

であるとしても,

スキップするものとする。

この処理は,17.4 に規定する処理と同じである。

17.8.4

初期化及び再初期化後のデータフィールド番号

a)

サーティフィケーション付き初期化

1)

未使用ブロックの各セクタのデータフィールド番号は

 (000000)

 (00000F)

の間に設定する。

2)

このような未使用ブロックを使用するとき,そのデータフィールド番号は

 (031000)

LSN

とする。

b)

サーティフィケーションなしの初期化

1)

未使用ブロックの各セクタのデータフィールド番号は,未記録である。


54

X 6243: 1998

2)

このような未使用ブロックを使用するとき,そのデータフィールド番号は

 (031000)

LSN

とする。

c)

サーティフィケーション付きで初期化されたディスクの再初期化

1)

サーティフィケーション付き再初期化

1.1)

未使用ブロックの各セクタのデータフィールド番号は

 (000000)

 (00000F)

の間に設定する。

1.2)

このような未使用ブロックを使用するとき,そのデータフィールド番号は

 (031000)

LSN

とする。

2)

サーティフィケーションなしの再初期化

2.1)

未使用ブロックの各セクタのデータフィールド番号は,次の

2

種のうちいずれかに設定する。

先頭セクタのセクタ番号を

 (10)

の倍数とし,そのブロック内の後続セクタは連続的に番号付

けされている。

各セクタのデータフィールド番号は

 (000000)

 (00000F)

の間にある。

2.2)

このような未使用ブロックを使用するとき,そのデータフィールド番号は

 (031000)

LSN

とする。

d)

サーティフィケーションなしで初期化されたディスクの再初期化

1)

サーティフィケーション付き再初期化

1.1)

未使用ブロックの各セクタのデータフィールド番号は

 (000000)

 (00000F)

の間に設定する。

1.2)

このような未使用ブロックを使用するとき,そのデータフィールド番号は

 (031000)

LSN

とする。

2)

サーティフィケーションなしの再初期化

2.1)

未使用ブロックの各セクタのデータフィールド番号は,次の

2

種のうちいずれかに設定する。

先頭セクタのセクタ番号を

 (10)

の倍数とし,そのブロック内の後続セクタは連続的に番号付

けされている。

各セクタのデータフィールド番号は,未記録である。

2.2)

このような未使用ブロックを使用するとき,そのデータフィールド番号は

 (031000)

LSN

とする。

e)

一度再初期化されたディスクの再初期化

1)

c) 1)

c) 2)及び d) 1)の手続で得られたディスクの再初期化は,c)の手順で扱うものとする。

2)

d) 2)

の手続で得られたディスクの再初期化は,d)のプロセスによる。

17.9

書込み手順  グループのセクタにデータを書き込むとき,

PDL

に登録した欠陥セクタをスキップし,

スリッピングアルゴリズムに従って,次のデータセクタにデータを書き込むものとする。

書き込むブロックに欠陥があると分かれば,欠陥ブロックは,リニアリプレイスメントアルゴリズムに

従って,利用できる良品の最初のスペアブロックに置き換えるものとする。

書き込むブロックが“

0

”の

FRM

をもつ

SDL

に登録してあれば,リニアリプレイスメントアルゴリズム

に従って,

SDL

によって示されたスペア領域の交替ブロックにデータを書き込むものとする。

書き込むブロックが“

1

”の

FRM

をもつ

SDL

に登録してあれば,リニアリプレイスメントアルゴリズム

に従って,利用可能な良品の最初のスペアブロックに置き換えるものとする。

17.10

読取り手順

17.10.1

ブランク ECC ブロック  ブランク

ECC

ブロックは,次の二つの条件のどちらかを満たすブロック

である。

1)

 ECC

ブロックの各セクタのデータフィールド番号は,

 (000000)

及び

 (00000F)

の間にある(17.8.4 

照)

2)

各セクタの記録フィールドは,未記録である。

ブランク

ECC

ブロックは,ユーザデータを含まない。


55

X 6243: 1998

17.10.2

読取り手順  グループのセクタからデータを読み取るとき,

PDL

に登録した欠陥セクタをスキッ

プし,リニアリプレイスメントアルゴリズムに従って,次のデータセクタからデータを読み取るものとす

る。

読み取るブロックが“

0

”又は“

1

”の

FRM

をもつ

SDL

に登録してあり,交替ブロックの第一セクタの

セクタ番号が

 (000000)

以外であれば,リニアリプレイスメントアルゴリズムに従って,

SDL

によって示

されたスペア領域の交替ブロックからデータを読み取るものとする。

読み取るブロックが“

1

”の

FRM

をもつ

SDL

に欠陥ブロックとして登録してあり,交替ブロックの最初

のセクタのセクタ番号が

 (000000)

であれば,その欠陥ブロックからデータを読み取るものとする。

読み取るブロックに欠陥があり,修正可能で,ディスクが書込み禁止でないならば,リニアリプレイス

メントアルゴリズムに従って,利用可能な良品の最初のスペアブロックで欠陥ブロックを置き換えてもよ

い。

読み取るブロックに欠陥があり,修正不可能で,ディスクが書込み禁止でないならば,リニアリプレイ

スメントアルゴリズムに従って,

FRM

を“

1

”として

SDL

に欠陥ブロックを登録してもよい。

読み取るスペアブロック(交替ブロックとして使用中)に欠陥があり,修正不可能で,ディスクが書込

み禁止でなければ,相当する

SDL

エントリの

FRM

を“

1

”に変えてもよい。

第 章  エンボス情報の特性 

18.

試験方法  ディスクのエンボス情報のフォーマットは,第 章で定義してある。19.から 21.までは,

9.1

で定義した光ヘッドを使用するとき得られる,ランド及びグルーブ,ヘッダフィールド及びエンボスデ

ータからの信号の要求事項を規定する。

19.

から 21.までは,エンボス情報の平均品質だけを規定する。規定値からの局部的な変動は,これを欠

陥と呼ぶが,トラッキングエラー,ヘッダフィールドでのエラー及びデータフィールドでのエラーの原因

となる。

18.1

環境条件  19.から 21.までのすべての信号は,8.1.2 で定義された許容動作環境条件の範囲にあるデ

ィスクにおいて規定範囲にあるものとする。

18.2

基準ドライブ  19.から 21.までに規定するすべての信号は,基準ドライブの規定チャネルで測定する

ものとする。基準ドライブは,これらの試験の目的のために次の特性をもつものとする。

18.2.1

光学及び機構  焦点を合わせた光ビームは,9.1 に定義された性質をもつものとする。

18.2.2

読取りパワー  読取りパワーは,ディスクの入射面に投射した光学的パワーで,情報の読取りに使

用する。読取りパワーは,コントロールデータゾーンで与えるものとする(16.2.6 参照)

。パワー変動の許

容値は,与えられたパワーの±

10 %

以内とする。

18.2.3

読取りチャネル 12  ドライブは,対物レンズのひとみ(瞳)の出口での全光量を測定するため

の,読取りチャネル

1

をもつものとする。読取りチャネルからの読取り信号は,ジッタを測定するとき以

外は波形等化を行わない。ドライブは,分割フォトディテクタの差動出力を測定する,読取りチャネル

2

をもつものとする。読取りチャネル

2

からの読取り信号は,ジッタを測定するとき以外は波形等化を行わ

ないものとする(9.2 参照)

18.2.4

トラッキングチャネル  ドライブは,四分割フォトディテクタの総出力及び差動出力を測定するた

めの,トラッキングチャネルをもつものとする。


56

X 6243: 1998

18.2.5

トラッキング  信号の測定中,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向のトラッキングエラーは,

次の値を超えてはならない。

e

max

(軸方向)=

0.23

µm

そして,光ビームの焦点とトラックのセンターの半径方向のエラーは,次の値を超えてはならない。

e

max

(半径方向)=

0.022

µm

18.3

信号の定義  すべての信号は,フォトディテクタの電流に対してリニアな関係にあり,したがって,

ディテクタに入る光学的パワーに対しリニアな関係にある。

光ヘッドの直流結合増幅器

H

1

H

2

の出力,すなわち,

I

a

I

b

I

c

I

d

をそれぞれ

I

1

I

2

で示す(9.1 参照)

トラッキングチャネルの信号は,信号

  (I

1

I

2

)

a

を基準とする。信号

  (I

1

I

2

)

a

は,例えば,セクタのミラー

フィールドのように,情報ゾーン(16.1 参照)内で未記録であり,かつ,グルーブのない領域から得た信

号の合計値である。

読取りチャネル

1

の信号は,

I

0

を基準とした

I

1

及び

I

2

の合計値である。

I

0

は例えば,セクタのミラーフ

ィールドのように,情報ゾーン内で未記録であり,かつ,グルーブのない領域からの読取りチャネルの信

  (I

1

I

2

)

である。

読取りチャネル

2

の信号は,

I

0

を基準とした

I

1

及び

I

2

の差異である。

図 3845 は,19.20.及び 21.で規定した信号を示す。

図 38  トラッキングチャネルのランド及びグルーブからの信号

図 39  読取りチャネル のヘッダフィールドからの信号

図 40  読取りチャネル のミラーフィールド及びギャップフィールドからの信号


57

X 6243: 1998

図 41  読取りチャネル のヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 及びヘッダ からの信号 


58

X 6243: 1998

a)

  グルーブセクタ上

b)

  ランドセクタ上

図 42  読取りチャネル のヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 及びヘッダ からの信号


59

X 6243: 1998

図 43  高周波信号 

図 44  エンボス領域からのクロストラック信号 

a)

  グルーブトラック上

b)

  ランドトラック上


60

X 6243: 1998

図 45  読取りチャネル のグルーブ又はランドからの信号

19.

ランド及びグルーブからの信号  トラッキングチャネルでの信号

  (I

1

I

2

)

及び

  (I

1

I

2

)

は,

30kHz

遮断周波数で低域フィルタされるものとする。低域フィルタは,一次フィルタである。この条件は,

  (I

1

I

2

)

 a

の測定に適用してはならない。

グルーブの形状は,次の要求事項を満たすものとする。

19.1

プッシュプル信号  プッシュプル信号は,光ビームが,書換え可能領域の書込み及び書込みをして

ない記録フィールドの両方のトラックを横切るときの,トラッキングチャネルでの差動信号

  (I

1

I

2

)

であ

る。プッシュプル信号の

p-p

値は,次の要求事項を満たすものとする。

(

)

(

)

05

.

1

35

.

0

2

1

2

1

a

pp

I

I

I

I

+

19.2

デバイデッドプッシュプル信号  デバイデッドプッシュプル信号の第一次項は,書換え可能領域の

書込み及び書込みをしてない記録フィールドの両方のトラックを光ビームが横切るときの

  (I

1

I

2

)

の瞬時

レベルを

  (I

1

I

2

)

の瞬時レベルで除した値の

p-p

値である。

デバイデッドプッシュプル信号の第二次項は,

第一次項の最小値を第一次項の最大値で除した値である。

トラッキングサーボは,この測定中,開ループモードで動作するものとする。

第一次項は,次の要求事項を満たすものとする。

(

)

(

)

65

.

1

10

.

1

2

1

2

1

pp

I

I

I

I

ú

û

ù

ê

ë

é

+

第二次項は,次を満たすものとする。

(

)

(

)

(

)

(

)

70

.

0

max

2

1

2

1

min

2

1

2

1

ïþ

ï

ý

ü

ïî

ï

í

ì

ú

û

ù

ê

ë

é

+

ïþ

ï

ý

ü

ïî

ï

í

ì

ú

û

ù

ê

ë

é

+

pp

pp

I

I

I

I

I

I

I

I

19.3

オントラック信号

  オントラック信号は,光ビームが書換え可能領域の記録フィールドのグルーブ

又はランドを追従するときの読取りチャネル 1 の信号である。書き込みのないギャップフィールドで測定

されたオントラック信号 I

ot

は,次の要求事項を満たすものとする。

a)

グルーブトラック上

84

.

0

56

.

0

0

I

I

ot

b)

ランドトラック上

84

.

0

56

.

0

0

I

I

ot

次の追加条件を,ランドトラック上だけでなく,グルーブトラック上でも満たすものとする。

( )

( )

1

.

1

9

.

0

land

ot

groove

ot

I

I

19.4

位相深さ

  グルーブの位相深さは,90°以下とする。

19.5

ウォブル信号

  ウォブル信号は,光ビームが書換え可能領域の記録フィールドのグルーブ又はラン

ドを追従するときの読取りチャネル 2 の信号である。


61

X 6243: 1998

ウォブル信号の狭帯域信号対雑音比は,次の要求事項を満たすものとする。

a)

グルーブトラック上

狭帯域信号対雑音比は,少なくとも 20dB(3kHz のレゾルーション帯域)とする。

b)

ランドトラック上

狭帯域信号対雑音比は,少なくとも 20dB(3kHz のレゾルーション帯域)とする。

ウォブル信号の振幅 W

pp

は,次の要求事項を満たすものとする。ウォブル信号の振幅は,記録されてい

ない領域で測定する。

a)

グルーブトラック上

(

)

10

.

0

05

.

0

2

1

pp

pp

I

I

W

b)

ランドトラック上

(

)

10

.

0

05

.

0

2

1

pp

pp

I

I

W

(I

1

I

2

)

pp

は,書換え可能領域の書込みのない記録フィールドのトラックを光ビームが横切るときのトラ

ッキングチャネルでの  (I

1

I

2

)

の p-p 値である。

20.

書換え可能領域のヘッダフィールドからの信号

  書換え可能領域のヘッダフィールドから得た信号

は,基準ドライブの読取りチャネル 2 で測定する。

ジッタは,次の手順に従いグルーブトラック及びランドトラックの各々に対して測定するものとする。

18.2

で規定する条件のもとで,ヘッダ 1 フィールドのアドレスマークに先行する VFO1 フィールドの

後端から約 8 バイトを含み,ヘッダ 2 フィールドの PA2 フィールドまでの信号を読み取る。

18.2

で規定する条件のもとで,ヘッダ 3 フィールドのアドレスマークに先行する VFO1 フィールドの

後端から約 8 バイトを含み,ヘッダ 4 フィールドの PA2 フィールドまでの信号を読み取る。

ジッタは,

18.2.3

で規定する読取りチャネル 2 を通過した 2 値化データの時間変動の標準偏差

σで表す。

立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのジッタを,PLL クロックで測定し,チャネルクロック周期で正

規化する。ジッタ

σは,

附属書 F

に従って測定するとき,チャネルクロック周期の 8.5 %以下とする。

20.1

VFO1

及び VFO2

VFO1

及び VFO2 フィールドのマークからの信号は,次の要求事項を満たすもの

とする。

25

.

0

0

VFO

I

I

追加条件として,各ヘッダフィールド内で次の式を満たすものとする。

50

.

0

max

h

VFO

I

I

ここで,I

h max

は,20.で定義されたヘッダフィールドのマークからの信号の最大値である。

20.2

アドレスマーク,PIDPED 及びポストアンブル  アドレスマーク,PID,PED 及びポストアンブル

は,次の要求事項を満たすものとする。

10

.

0

0

min

I

I

h


62

X 6243: 1998

30

.

0

0

max

I

I

h

30

.

0

max

min

h

h

I

I

最後の式の要求事項は,どのヘッダフィールドに対しても適用する。I

h min

及び I

h max

は,セクタのヘッダ

1

,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッダ 4 の各々の最小値及び最大値である。

20.3

ヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 及びヘッダ からの信号  読取りチャネル 2 のヘッダ 1,ヘッダ 2,

ヘッダ 3 及びヘッダ 4 からの信号は,

ランドトラック及びグルーブトラックの境界を検出するために用い,

読取りチャネル 1 のヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッダ 4 からの信号は,トラッキングオフセットを

補正するために用いる。読取りチャネル 2 のグルーブセクタのヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッダ 4

からの信号は,

図 42 に示す。読取りチャネル 2 のランドセクタのヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッ

ダ 4 からの信号は,

図 42 に示す。グルーブセクタのヘッダ 1 及びヘッダ 2 からの信号は,読取りチャネル

2

のランドセクタのこれらのヘッダに対して反対の極性をもつ。グルーブセクタのヘッダ 3 及びヘッダ 4

からの信号は,読取りチャネル 2 のランドセクタのこれらのヘッダに対して反対の極性をもつ。読取りチ

ャネル 2 のヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッダ 4 からの信号は,次の要求事項を満たすものとする。

1

.

1

9

.

0

1

AMHD

2

AMHD

I

I

1

.

1

9

.

0

3

AMHD

4

AMHD

I

I

8

.

0

1

AMHD

13

AM

I

I

8

.

0

3

AMHD

31

AM

I

I

−0.1≦  (I

βHD1

I

αHD1

) /2I

AMHD1

≦0.1

−0.1≦  (I

βHD2

I

αHD2

) /2I

AMHD2

≦0.1

−0.1≦  (I

βHD3

I

αHD3

) /2I

AMHD3

≦0.1

−0.1≦  (I

βHD4

I

αHD4

) /2I

AMHD4

≦0.1

読取りチャネル 1 のヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッダ 4 からの信号は,次の要求事項を満たすも

のとする(

図 41 参照)。

| [I

HD1

I

HD2

)

−  (I

HD3

I

HD4

) ] /2I

0

|

≦0.05

読取りチャネル 1 のヘッダ 1,ヘッダ 2,ヘッダ 3 及びヘッダ 4 からの信号は,次の要求事項を満たすも

のとする(

図 41 参照)。

|

⊿  [I

HD1

I

HD2

)

−  (I

HD3

I

HD4

) ] /2I

0

|

≧0.10

⊿は,半径方向に光ビームを 0.1

µ

m

オフセットさせたときの変化分を表す。

20.4

位相深さ  エンボスピットの位相深さは,90°以下とする。

21.

エンボス領域からの信号

21.1

高周波 (HF) 信号  HF 信号は,読取りチャネル 1 で測定されたエンボス領域のマークからの信号で

ある(

図 43 及び附属書 参照)。


63

X 6243: 1998

21.1.1

変調振幅  変調振幅 I

14

は,最大ピット長又はランド長によって発生した値 (p-p) とする。ピーク

値 I

14H

は,高域フィルタ前の HF 信号のピーク値とし,最短ピット又はランド長の値 (p-p) は,I

3

とする。

0

レベルは,ディスクの存在しないときの反射のないレベルである。

上記のパラメータは,次の規格値を満たすものとする。

I

14

/I

14H

≧0.35

I

3

/I

14

≧0.35

(I

14H max

I

14 min

) /I

14H max

≦0.33(1 枚のディスク内)

(I

14H max

I

14 min

) /I

14H max

≦0.15(1 回転内)

ここで,I

14H max

はディスク内又は 1 回転内の I

14H

の最大値,I

14H min

はディスク内又

は 1 回転内の I

14H

の最小値とする。

21.1.2

信号の非対称性  非対称性値は,次の規格値を満たすものとする。

−0.05≦ [ (I

14H

I

14L

)

−  (I

3H

I

3L

) ] /2 (I

14H

I

14L

)

≦0.15

21.1.3

クロストラック信号  クロストラック信号は,光ビームがトラックを横切るとき,30kHz の遮断周

波数で低域フィルタされた HF 信号から得る。低域フィルタは一次フィルタである(

図 44 参照)。

信号は,次の規格値を満たすものとする。

I

T

I

H

I

L

I

T

/I

H

≧0.10

21.2

ジッタ  ジッタは,波形等化器を通過した 2 値化データの時間変動の標準偏差

σ

で表す。立ち上がり

エッジ及び立ち下がりエッジのジッタを,PLL クロックで測定し,チャネルクロック周期で正規化する。

ジッタ

σ

は,

附属書 に従って測定するとき,チャネルクロック周期の 8.0 %以下とする。

21.3

サーボ信号  光ヘッドの各々の四分割フォトディテクタの出力電流は,I

a

I

b

I

c

及び I

d

である(

46

参照)

21.3.1

位相差トラッキングエラー信号  位相差トラッキングエラー信号は,光ビームがトラックを横切る

とき,ディテクタの対角の対間の位相差  位相  (I

a

I

c

)

−位相  (I

b

I

d

)

から導かれる(

図 48 参照)。位相差

トラッキングエラー信号は,30kHz の遮断周波数で低域フィルタをかける(

附属書 参照)。この信号は,

次の要求事項を満たすものとする。

振幅  正のゼロ交差において,半径方向のオスセット 0.10

µ

m

があるとき, t

/T

=0.5∼1.1。ここで, t

ディテクタの対角の対間の位相差から導く平均時間差とし,は,チャネルクロック周期とする。

非対称性  非対称性値は,次の規格値を満たすものとする。

| (T

1

T

2

) / (T

1

T

2

) |

≦0.2

21.3.2

接線方向のプッシュプル信号  接線方向のプッシュプル信号は,光ビームが一つのトラックを追従

するときの差動出力, [ (I

a

I

d

)

−  (I

b

I

c

) ]

の瞬時レベルから導く(

図 47 参照)。

上記パラメータは,次の規格値を満たすものとする。

| (I

a

I

d

)

−  (I

b

I

c

) |

p

p

/I

14

≦1.2

図 46  四分割フォトディテクタ


64

X 6243: 1998

図 47  接線方向のプッシュプル信号

図 48  位相差トラッキングエラー信号

第 章  記録層の特性 

22.

試験方法  23.は,データを書き込むために用いる記録層の相変化記録性能を評価する一連の試験を述

べている。試験は,書換え可能領域のセクタの記録フィールドで行うものとする。試験に必要な書込み及

び読取り動作は,同じ基準ドライブで行うものとする。

22.1

環境条件  23.のすべての信号は,8.1.2 で定義した許容動作環境条件の範囲にあるディスクにおいて

規定範囲内にあるものとする。

22.2

基準ドライブ  23.で述べたオーバライト及び読取り試験は,基準ドライブの読取りチャネル 1 で測

定する。基準ドライブは,これらの試験の目的のために次の特性をもつものとする。

22.2.1

光学及び機構  焦点を合わせた光ビームは,9.1 に定義した性質をもつものとする。ディスクは,

9.3

に規定するように回転するものとする。

22.2.2

読取りパワー  読取りパワーは,ディスクの入射面に投射した光ビームのパワーであり,情報を読

取るために用いる。読取りパワーは,コントロールデータゾーンに与えるものとする(16.2.6 参照)

。パワ

ー変動の許容値は,与えられたパワーの±10 %以内とする。

22.2.3

読取りチャネル  基準ドライブは,記録層のマーク及びスペースを検出できる読取りチャネル 1

をもつものとする。読取りチャネルからの読取り信号は,ジッタを測定するとき以外は波形等化を行わな

い。読取り信号を 2 値化するしきい値レベルは,オーバライトによるマーク及びスペースのサイズの変化

の影響を最小化するように調整するものとする(

附属書 参照)。

ドライブは,対物レンズの出口ひとみ(瞳)での全光量を測定する読取りチャネル 1 をもつものとする


65

X 6243: 1998

9.2 参照)

22.2.4

トラッキング  信号の測定中,光ビームの焦点は,18.2.5 に規定するようにトラックに追従するも

のとする。

22.2.5

走査速度  すべてのオーバライト及び読取り試験は,線速度:速度 1× (1±0.01)  で行う。速度 1

は,コントロールデータゾーンで規定するものとする(16.2.6 参照)

22.3

書込み条件  マーク及びスペースは,ピークパワー,バイアスパワー1 及びバイアスパワー2 によっ

て,ディスク上にオーバライトする。マークは,ピークパワーとバイアスパワー2 との間で変調した書込

みパルスを照射することによってディスク上にオーバライトする。スペースは,バイアスパワー1 を照射

することによってディスク上にオーバライトする。

22.3.1

書込みパルス  書込みパルスは,附属書 の図 H.1 で与えられる光パルスからなる。書込みパル

スは,先頭パルス,マルチパルス列及び末尾パルスからなる。書込みパルスは,先頭パルスで開始し,末

尾パルスで終了する。末尾パルスに引き続き,バイアスパワー2 が照射される。先頭パルスは,NRZI 信号

の立ち上がりエッジから遅れて T

SFP

で開始し,

NRZI

信号の立ち上がりエッジから遅れて T

EFP

で終了する。

T

SFP

及び T

EFP

は,コントロールデータゾーンで与えるものとする(16.2.6 参照)

マルチパルス列は,持続期間 T

MP

及び周期 の繰返しパルスからなる。は,チャネルロックの周期で

あり,T

MP

は,コントロールデータゾーンで与えるものとする(16.2.6 参照)

T

EFP

が より小さい場合,マルチパルス列は,NRZI 信号の 4から 14に相当する書込みパルスに対し

て存在し,NRZI 信号の立ち上がりエッジから だけ遅れて開始する。

T

EFP

が より大きいか又は等しい場合,マルチパルス列は,NRZI 信号の 5から 14に相当する書込み

パルスに対して存在し,NRZI 信号の立ち上がりエッジから 2だけ遅れて開始する。

マルチパルス列の最後のパルスは,NRZI 信号の立ち下がりエッジの 3前で開始する。

末尾パルスは,NRZI 信号の立ち下がりエッジの時間の前の 2T-T

SLP

で開始し,NRZI 信号の立ち下がり

エッジの時間の前の 2T-T

ELP

で終了する。T

SLP

及び T

ELP

は,コントロールデータゾーンで与えるものとする

16.2.6 参照)

。末尾パルスから続くバイアスパワー2 の期間は,NRZI 信号の立ち下がりエッジの時間の

前の 2T-T

LE

で終了する。これは,コントロールデータゾーンで与えるものとする(16.2.6 参照)

T

EFP

-T

SFP

T

MP

T

ELP

-T

SLP

及び T

LE

-T

ELP

は,半値幅での持続期間である。各光パルスの半値幅での持続期間は,

附属書

H

図 H.2 に定義する。立ち上がり時間 T

r

及び立ち下がり時間 T

f

は,各々5ns 以下とする。各パルスの実

際の持続期間の変動の許容値は,10%以内とする。

22.3.2

書込みパワー  書込みパワーは,三つのレベル,ピークパワー,バイアスパワー1 及びバイアスパ

ワー2 をもっており,これらは,ディスクの入射面に投射する光ビームのパワーで,マーク及びスペース

を書き込むために使うものである。

ピークパワー及びバイアスパワーは,コントロールデータゾーンに与えるものとし(16.2.6 参照)

,バイ

アスパワー2 は,読取りパワーより小さいか又は等しいものとする。先頭パルス及びマルチパルス列の全

ピークパワーは,ピークパワーと同値である。実際のパワー変動の許容値は,これらの選択されたものの

5%

以内にあるものとする。最大ピークパワーは,14mW を超えてはならない。最大バイアスパワー1 は,

10mW

を超えてはならない。

22.4

信号の定義  読取りチャネルの信号は,分割フォトディテクタの出力電流の総計値とリニアな関係

があり,それはディテクタに入射する光学的パワーとリニアな関係がある。


66

X 6243: 1998

23.

書込み特性  試験は,ディスク試験ゾーン及びドライブ試験ゾーンで行うものとする。

23.1

変調振幅及び信号の非対称性  変調振幅及び信号の非対称性は,読取りチャネル 1 で測定する(図

43

及び

附属書 参照)。

この測定は,ディスク試験ゾーン及びドライブ試験ゾーンのグルーブトラック及びランドトラックの

各々に対して行うものとする。

−  記録フィールドにランダムデータを 10 回オーバライトする。書込み条件は,22.3 に規定する。

−  22.2 に規定する条件のもとで記録フィールドを読み取る。

変調振幅 I

14

は,最大マーク長又はスペース長によって発生した値 (p-p) とする。ピーク値 I

14H

は,高域

フィルタ前の HF 信号のピーク値とし,最短マーク又はスペース長の値 (p-p) は,I

3

とする。0 レベルは,

ディスクの存在しないときの反射のないレベルである(

図 43 参照)。

上記のパラメータは,次の規格値を満たすものとする。

I

14

/I

14H

≧0.43

I

3

/I

14

≧0.40

(I

14 max

I

14 min

) /I

14 max

≦0.10(1 セクタ内)

(I

14H max

I

14H min

) /I

14H max

≦0.33(1 枚のディスク内)

(I

14H max

I

14H min

) /I

14H max

≦0.15(1 トラック内)

ここで,I

14 max

及び I

14 min

はセクタ内での I

14

の最大値及び最小値,I

14H max

はディ

スク内又は 1 トラック内の I

14H

及び I

0t

の最大値,I

14H min

はディスク内又は 1 ト

ラック内の I

14H

及び I

0t

の最小値とする。

非対称性値は,次の規格値を満たすものとする。

−0.05≦ [ (I

14H

I

14L

)

−  (I

3H

I

3L

) ] /2 (I

14H

I

14L

)

≦0.15

23.2

ジッタ  ジッタの試験は,ディスク試験ゾーン及びドライブ試験ゾーンの記録フィールドで,  (m

2)

,  (m−1)  ,m,  (m+1)  ,  (m+2)  で表した任意の五つの隣接したトラックで行う。トラック がグ

ルーブのとき,  (m−2)  ,  (m+2)  は,グルーブであり,  (m−1)  ,  (m+1)  のトラックは,ランドであ

る。一方,トラック がランドのとき,  (m−2)  ,  (m+2)  は,ランドであり,  (m−1)  ,  (m+1)  のト

ラックは,グルーブである。ジッタは,グルーブ及びランドトラックの各々に対し,次の手続で測定する

ものとする。

−  すべての五つのトラックの記録フィールドにランダムデータをそれぞれ 10 回オーバライトする。

き込み条件は,22.3 に規定する。

−  22.2 に規定する条件のもとでトラック の少なくとも PS フィールド,データフィールド及び PA3

フィールドを読み取る(

図 17 参照)。

ジッタは,22.2.3 で規定する読取りチャネルを通過した 2 値化データの時間変動の標準偏差

σ

で表す。立

ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジのジッタを,PLL クロックで測定し,チャネルクロック周期で正規

化する。ジッタ

σ

は,

附属書 に従がって測定するとき,チャネルクロック周期の 8.5%以下とする。

第 章  ユーザデータの特性 

24.

試験方法  ユーザ書込みデータの読取り試験は,基準ドライブで行うものとする。すべての信号は,

8.1.2

で定義した動作環境条件の範囲において,この規格範囲内になければならない。ただし,試験前にデ

ィスクの入射面は,ディスクの製造業者の指示に従って清浄にすることを推奨する。


67

X 6243: 1998

附属書 A(規定)  角度偏差

αの測定

角度偏差は,基準面 P に垂直な入射光と反射光とによって作られる角度

α

である(

図 A.1 参照)。

図 A.1  角度偏差

α

角度偏差

α

の測定のために,ディスクは,クランプゾーンのほぼ全域を覆う同心円環の間でクランプす

る。上面のクランプゾーンは,下面のクランプゾーンと同じ直径とする。

d

in

=22.3mm

5

.

0
0

+

mm

d

out

=32.7mm

0

5

.

0

mm

全クランプ力は,F

1

=2.0N±0.5N とする。クランプ力とディスクの中心孔のリムに加わるチャック力 F

2

によって生じる力のモーメントによるディスクの反りを防ぐために,F

2

は,0.5N を超えてはならない(

A.2

この測定は,8.1.1 の条件のもとで行う。

図 A.2  クランプ及びチャックの条件


68

X 6243: 1998

附属書 B(規定)    複屈折の測定 

B.1

測定原理  複屈折を測定するために,平行光の円偏光を使用する。位相遅延は,反射光のだ(楕)円率

を観測することによって測定する。

図 B.1  だ円率 eb/及び方位

θ

をもつだ円

だ円の方位

θ

は,光学軸の方位で決定する。

θ

γ

π

/4 (1)

ここで,

γ

  は,光学軸と半径方向との間の角度を表す。

だ円率 eb/は,位相遅延

δ

の関数を表す。

÷

ø

ö

ç

è

æ −δ

π

2

2

1

tan

e

 (2)

位相遅延

δ

が既知であるとき,複屈折 BR は,波長の分数として表す。

δ

π

λ

2

BR

 nm (3)

このように,ディスクから反射しただ円偏光を観測することによって複屈折を測定でき,光学軸の方位

も評価できる。

B.2

測定条件  上記に規定した複屈折の測定は,次の条件で行う。

反射での測定モード

:  ダブルパス測定法

レーザ光の波長

λ

: 645nm±15nm

光線径 (FWHM)

: 1.0mm±0.2mm

基準面 P に垂直な半径方向の面に関して半径方向での入射光の角度

β

: 7.0°±0.2°

クランプ及びチャックの条件  :

附属書 の規定による

ディスクの装着

:  水平

回転

: 1Hz 以下

温度及び相対湿度

:  8.1.1 の規定による


69

X 6243: 1998

B.3

測定装置の例  この規格は,複屈折を測定する特定の測定装置を規定しないが,この測定に適した装

置の例を

図 B.2 に示す。

図 B.2  複屈折測定用装置の例

偏光子(消光比

10

5

)にコリメートしたレーザ光源からの光は,1/4 波長板によって円偏光にする。反

射光のだ円率は,回転検光子及びフォトディテクタで分析する。ディスクのあらゆる位置に対して強度の

最小及び最大値を測定する。だ円率は,このとき,

e

2

I

min

/I

max

 (4)

式 (2),(3)及び(4)を組み合わせて,

max

min

arctan

/

4

/

I

I

BR

×

=

π

λ

λ

この装置は,次のように容易に校正できる。

−  I

min

は,偏光子又は 1/4 波長板を測定することによって 0 に設定する。

−  鏡面を測定するときは,I

max

I

min

表面反射による,直流的変化以外に,表面反射と記録面からの反射のために交流成分が生じる可能性が

ある。この交流成分は,基板が限りなく平らで光源の干渉性が高いときだけ顕著となる。


70

X 6243: 1998

附属書 C(規定)  位相差トラッキングエラー信号の測定方法

C.1

位相差トラッキングエラー信号の測定方法  トラッキングエラー測定の基準回路は,図 C.1 に示す。

四分割ディテクタの対角の対の各出力は,

次の式によって,

定義した波形等化の後に独立して 2 値化する。

H (s)

= (1+1.6×10

7

i

ω

) / (1

+4.7×10

8

i

ω

)

比較器の利得は,最小の信号振幅でも出力が完全飽和に達しなければならない。2 値化したパルス信号

のエッジ(信号 B1 及び B2)の位相は,相互に比較し時間進み信号 C1 及び時間遅れ信号 C2 を作る。位相

比較器は,個々のエッジに応じて,⊿t

i

の符号(正負)に応じ,信号 C1 又は C2 を出力する。トラッキン

グエラー信号は,低域フィルタによって信号 C1,C2 を平滑化し,単位利得差動増幅器の手段で差し引く

ことによって作る。低域フィルタは,30kHz で−3dB の遮断周波数をもつ一次フィルタとする。

T

の 1%は,0.38ns のように非常に小さい時間差を測定しなければならないので,回路実装に当たっては

特別な注意をしなければならない。また,注意深い平均化が必要である。

四分割ディテクタの対角の対からの二つの信号間の平均時間差は,次による。

( )

i

t

N

t

å

=

/

1

ここで,

N

は,立ち上がり及び立ち下がりの両方のエッジの数とする。

C.2

タイムインタバルアナライザを使用しない

T

/

の測定  相対時間差

T

/

は,

C1

及び

C2

信号の振幅

及び読取り信号の周波数成分を基準化している場合のトラッキングエラー信号の振幅で表す。トラッキン

グエラー振幅

TVE

と時間差との関係は,次による。

n

V

T

t

V

NnT

t

V

T

t

TVE

i

i

i

PC

PC

PC

×

å

å

å

ここで,

  V

PC

は,

C1

及び

C2

信号の振幅。

T

i

は,

3T

から

14T

の範囲内で読取り信号の実際の長さ。

nT

は,実際の長さの重みつき平均。

NnT

は,平均時間の総和。

V

pc

≈ 5V

とし,測定した

n

の値を

≈ 5

とすると,トラッキングエラー振幅

TVE

と時間差

t

の上記の関

係は,次のとおり簡略化することができる。

T

t

TVE

/

C.3

T

/

の校正  位相比較器の利得は,ばらつく傾向があるので,位相比較器の利得の校正には特別の注

意をしなければならない。位相差トラッキングエラー信号の測定に当たって,次のチェック及び校正方法

を行う。

a)

測定回路のチェック

1)

最初の比較器の入力

 (3T)

の振幅とトラッキングエラー信号の振幅との関係を測定する。

2)

増幅器の現状利得が飽和領域であることをチェックする(

図 C.2 参照)。

b)

校正係数

K

の決定

1)

周波数が

2.616MHz

5T

に相当)で,位相差をもつ二つの正弦波信号

A1

及び

A2

を生成し,二つの

波形等化回路に加える。

2)

T

/

及び

PC

/V

TVE

との関係を測定する


71

X 6243: 1998

(

) ( )

n

T

t

K

V

TVE

/

/

/

PC

n

=5 に対して

(

) (

)

PC

/

/

/

2

.

0

V

TVE

T

t

K

T

/

及び

PC

/V

TVE

との関係はリニアである(

図 C.3

参照)

c)

測定された

T

/

と算出されたものを比較する。

1)

C.1

の方法を用いて

T

/

を測定する

2)

T

/

(真の値)を次のようにして算出する

T

/

(真の値)=

T

t

K

/

×

(測定値)


72

X 6243: 1998

図 C.1  トラッキングエラー測定回路


73

X 6243: 1998

図 C.2  比較器入力信号振幅とトラッキングエラー信号振幅との関係

図 C.3

T

/

PC

/V

TVE

との関係


74

X 6243: 1998

附属書 D(規定)  反射率の校正及び測定方法

D.1

校正方法

  良好な基準ディスク,例えば,金の反射鏡面をもつ 0.6mm 厚さのガラスディスクを用いる。

この基準ディスクは,

図 D.1

に示すように平行光で測定する。

図 D.1  反射の校正

この図の各事項は,次による。

I

:  入射光

r

:  入射面の反射

R

s

:  記録層の主反射

R

in

t

:  入射面及び記録層からのその他の反射

R

//

図 D.1

での反射率の測定値

R

//

=  rR

s

R

int

r

= [(n−1) / (n+1)]

2

  ここで,は基板の屈折率

R

s

=  R

//

-r-R

int

R

s

= [(1−r)

2

×  (R

//

r)] / [1-r× (2−R

//

)]

R

//

から上記の方法で R

s

を求める。

ここで,R

s

は,基準ドライブで測定される収束光反射率と等価であり,入射面の反射の影響を受けない

ものである。

D.2

測定方法

  反射光パワーは,基準ドライブで測定する。

a)

書換え可能領域での反射率

光ヘッドによる反射率の測定方法

1)

校正した反射率 R

s

をもつ基準ディスクの反射光パワーD

s

を測定する。

2)

被測定ディスクのミラーフィールドから反射光パワーD

s

を測定する。

3)

被測定ディスクの書換え可能領域でのディスクの反射率 R

d

の算出は,次による。

m

s

s

d

D

D

R

R


75

X 6243: 1998

b)

エンボス領域での反射率

光ヘッドによる反射率の測定方法

1)

校正した反射率 R

s

をもつ基準ディスクの反射光パワーD

s

を測定する。

2)

被測定ディスクのエンボス領域から反射光パワーI

14H

を測定する。

3)

被測定ディスクのエンボス領域でのディスクの反射率 R

14H

の算出は,次による。

14H

14H

I

D

R

R

s

s


76

X 6243: 1998

附属書 E(規定)  ディスククランプのためのテーパコーン

測定用ディスクの中心位置決めに用いる装置は,テーパ角度 40.0°±0.5°をもつコーンとする(

図 E.1

参照)

図 E.1  テーパコーン


77

X 6243: 1998

附属書 F(規定)  動作信号の測定条件

1)

 PLL

自然角周波数

4T

ωn=0.3×10

6

 rad/s

ダンピング比

4T

ζ=0.7

2)

スライサ

デューティフィードバック法 f

c

=10kHz

3)

ジッタ

ディスクの 1/4 回転のジッタを測定する。

測定周波数帯域は,1kHz∼HF とする。

図 F.1  スライサの回路図の例

フォトディテクタ前置増幅器の帯域幅は,群遅延ひずみを防ぐために 20MHz 以上とする。

低域フィルタ:6 次ベッセルフィルタ,f

c

 (

−3dB)  =10.0MHz

アナログ波形等化器の例:伝達関数 H  (z)  =1.30z

2

−0.15 (1+z

4

)

をもつ 3 タップトランスバーサルフ

ィルタ

フィルタ及び波形等化:

−  利得変動:最大 1.0dB(8.0MHz 以下)

−  群遅延変動:最大 3ns(7.0MHz 以下)

−  (6.0MHz での利得)−(0Hz での利得)=2.8dB±0.3dB


78

X 6243: 1998

図 F.2  波形等化器及び低域フィルタの周波数特性


79

X 6243: 1998

附属書 G(規定)  RLL (2, 10)  制約の 8-16 記録符号

表 G.1

及び

表 G.2

は,8 ビットバイトを 16 ビット符号語に変換した表を示す。

図 G.1

は,符号語及び関

係状態規定がどのように生じているかを図示する。

図 G.1  符号語の生成

図 G.1

の記号は,次による。

X (t)

H {B (t) , S (t)}

X

15

 (t)

=msb 及び X

0

 (t)

=lsb

S (t

+1)  =G {B (t) , S (t)}

H

は,出力関数

G

は,次の状態の関数

状態を離れる符号語は,一つの状態に入る符号語と,その状態から離れる符号語の接続部において,二

つの“1”の間で最小 2 及び最大 10 の“0”がなければならないという要求事項を満たすように選ぶ。

追加要求事項は,次による。

−  状態 2 を離れる符号語では,ビット X

15

及びビット X

3

の両者を,

“0”に設定する。

−  状態 3 を離れる符号語では,ビット X

15

,ビット X

3

のいずれか又は両者を,

“1”に設定する。

このことは,状態 2 及び状態 3 の符号語のセットが一致しないことを意味する。

符号語 X (t)

次の状態 S (t+1)

符号語 X (t+1)

末尾部連続“0”が 1 個又はなし

状態 1

先頭部連続“0”が 2 個又は 9 個まで

末尾部連続“0”が 2 個又は 5 個まで

状態 2

先頭部連続“0”が 1 個又は 5 個まで及び

X

15

 (t

+1) , X

3

 (t

+1)  =0, 0

末尾部連続“0”が 2 個又は 5 個まで

状態 3

先頭部連続“0”が 0 個又は 5 個まで及び

X

15

 (t

+1) , X

3

 (t

+1)  ≠0, 0

末尾部連続“0”が 6 個又は 9 個まで

状態 4

先頭部連続“0”が 1 個又はなし

図 G.2  状態の決定

記録したデータをデコードするとき,元の主データを再構築するためには,エンコーダの知識を必要と

することに留意されたい。

B (t)

H

1

 {X (t) , S (t)}

誤り伝ぱ(播)が含まれているために,そのような状態依存のデコーディングを避けるべきである。こ

の 8-16 変調の場合には,状態についての知識をほとんどの場合必要としないように変換テーブルを選んで


80

X 6243: 1998

きた。テーブルから集められるように,幾つかの場合で,二つの 8 ビットバイト,例えば,

表 G.1

の状態

1

及び状態 2 における 8 ビットバイト 5 及び 6 は,同じ 16 ビット符号語を生成する。テーブルの構成によ

って,この明らかなあいまいさを解決する。実際,二つの同一符号語が“状態”を離れる場合,その一つ

は“状態 2”に行き,他方は“状態 3”に行く。ビット X

15

及び X

3

の設定がこの二つの状態で常に異なっ

ているために,どの符号語も次の符号語のビット X

15

及び X

3

と一緒に符号語それ自体を解析することによ

って一義的にデコードすることができる。

B (t)

H

1

 {X (t) , X

15

 (t

+1) , X

3

 (t

+1)}

テーブルでは,8 ビットバイトをその 10 進数で表す。

表 G.1  主変換テーブル

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8

ビット

バイト

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

0  0010000000001001

1 0100000100100000

2 0010000000001001

1 0100000100100000

2

1  0010000000010010

1 0010000000010010

1 1000000100100000

3 1000000100100000

3

2  0010000100100000

2 0010000100100000

2 1000000000010010

1 1000000000010010

1

3  0010000001001000

2 0100010010000000

4 0010000001001000

2 0100010010000000

4

4  0010000010010000

2 0010000010010000

2 1000000100100000

2 1000000100100000

2

5  0010000000100100

2 0010000000100100

2 1001001000000000

4 1001001000000000

4

6  0010000000100100

3 0010000000100100

3 1000100100000000

4 1000100100000000

4

7  0010000001001000

3 0100000000010010

1 0010000001001000

3 0100000000010010

1

8  0010000010010000

3 0010000010010000

3 1000010010000000

4 1000010010000000

4

9  0010000100100000

3 0010000100100000

3 1001001000000001

1 1001001000000001

1

10  0010010010000000

4 0010010010000000

4 1000100100000001

1 1000100100000001

1

11  0010001001000000

4 0010001001000000

4 1000000010010000

3 1000000010010000

3

12  0010010010000001

1 0010010010000001

1 1000000010010000

2 1000000010010000

2

13  0010001001000001

1 0010001001000001

1 1000010010000001

1 1000010010000001

1

14  0010000001001001

1 0100000000100100

3 0010000001001001

1 0100000000100100

3

15  0010000100100001

1 0010000100100001

1 1000001001000001

1 1000001001000001

1

16  0010000010010001

1 0010000010010001

1 1000000100100001

1 1000000100100001

1

17  0010000000100010

1 0010000000100010

1 1000001001000000

4 1000001001000000

4

18  0001000000001001

1 0100000010010000

2 0001000000001001

1 0100000010010000

2

19  0010000000010001

1 0010000000010001

1 1001000100000000

4 1001000100000000

4

20  0001000000010010

1 0001000000010010

1 1000100010000000

4 1000100010000000

4

21  0000100000000010

1 0000100000000010

1 1000000010010001

1 1000000010010001

1

22  0000010000000001

1 0000010000000001

1 1000000001001001

1 1000000001001001

1

23  0010001000100000

2 0010001000100000

2 1000000001001000

2 1000000001001000

2

24  0010000100010000

2 0010000100010000

2 1000000001001000

3 1000000001001000

3

25  0010000010001000

2 0100000000100100

2 0010000010001000

2 0100000000100100

2

26  0010000001000100

2 0010000001000100

2 1000000000100010

1 1000000000100010

1

27  0001000100100000

2 0001000100100000

2 1000000000010001

1 1000000000010001

1

28  0010000000001000

2 0100000010010000

3 0010000000001000

2 0100000010010000

3

29  0001000010010000

2 0001000010010000

2 1001001000000010

1 1001001000000010

1

30  0001000001001000

2 0100000100100000

3 0001000001001000

2 0100000100100000

3

31  0001000000100100

2 0001000000100100

2 1001000100000001

1 1001000100000001

1

32  0001000000000100

2 0001000000000100

2 1000100100000010

1 1000100100000010

1

33  0001000000000100

3 0001000000000100

3 1000100010000001

1 1000100010000001

1

34  0001000000100100

3 0001000000100100

3 1000000000100100

2 1000000000100100

2

35  0001000001001000

3 0100001001000000

4 0001000001001000

3 0100001001000000

4

36  0001000010010000

3 0001000010010000

3 1000000000100100

3 1000000000100100

3


81

X 6243: 1998

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8

ビット

バイト

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

37  0001000100100000

3 0001000100100000

3 1000010001000000

4 1000010001000000

4

38  0010000000001000

3 0100100100000001

1 0010000000001000

3 0100100100000001

1

39  0010000001000100

3 0010000001000100

3 1001000010000000

4 1001000010000000

4

40  0010000010001000

3 0100010010000001

1 0010000010001000

3 0100010010000001

1

41  0010000100010000

3 0010000100010000

3 1000010010000010

1 1000010010000010

1

42  0010001000100000

3 0010001000100000

3 1000001000100000

2 1000001000100000

2

43  0010010001000000

4 0010010001000000

4 1000010001000001

1 1000010001000001

1

44  0001001001000000

4 0001001001000000

4 1000001000100000

3 1000001000100000

3

45  0000001000000001

1 0100010001000000

4 1000001001000010

1 0100010001000000

4

46  0010010010000010

1 0010010010000010

1 1000001000100001

1 1000001000100001

1

47  0010000010001001

1 0100001001000001

1 0010000010001001

1 0100001001000001

1

48  0010010001000001

1 0010010001000001

1 1000000100010000

2 1000000100010000

2

49  0010001001000010

1 0010001001000010

1 1000000010001000

2 1000000010001000

2

50  0010001000100001

1 0010001000100001

1 1000000100010000

3 1000000100010000

3

51  0001000001001001

1 0100000100100001

1 0001000001001001

1 0100000100100001

1

52  0010000100100010

1 0010000100100010

1 1000000100100010

1 1000000100100010

1

53  0010000100010001

1 0010000100010001

1 1000000100010001

1 1000000100010001

1

54  0010000010010010

1 0010000010010010

1 1000000010010010

1 1000000010010010

1

55  0010000001000010

1 0010000001000010

1 1000000010001001

1 1000000010001001

1

56  0010000000100001

1 0010000000100001

1 1000000001000010

1 1000000001000010

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2

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4

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1

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1

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1

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1

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1

表 G.2  代替テーブル

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8

ビット

バイト

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

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3


86

X 6243: 1998

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8

ビット

バイト

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

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3

66  0000100100000100

3 0000100100000100

3 1000010000000100

3 1000010000000100

3

67  0000100000100000

3 0000100000100000

3 1000010000100100

3 1000010000100100

3


87

X 6243: 1998

状態 1

状態 2

状態 3

状態 4

8

ビット

バイト

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

符号語

msb lsb

次の

状態

68  0000010010000100

3 0000010010000100

3 1000010001001000

3 1000010001001000

3

69  0000010000010000

3 0000010000010000

3 1000010010010000

3 1000010010010000

3

70  0000001001000100

3 0100001000000100

2 1000100000001000

3 0100001000000100

2

71  0000001000001000

3 0100100000010000

3 1000100010001000

3 0100100000010000

3

72  0000000100100100

3 0100010001000100

3 1000100100010000

3 0100010001000100

3

73  0000000100000100

3 0100001000100100

3 1001000000010000

3 0100001000100100

3

74  0000010000010000

2 0000010000010000

2 1000100001000100

3 1000100001000100

3

75  0001001001001000

2 0100001000000100

3 0001001001001000

2 0100001000000100

3

76  0000010010000100

2 0000010010000100

2 0100010000001000

2 0100010000001000

2

77  0000100000100000

2 0000100000100000

2 0100010010001000

2 0100010010001000

2

78  0010010001001000

2 0100000100000010

1 0010010001001000

2 0100000100000010

1

79  0000100100000100

2 0000100100000100

2 0100100100001000

2 0100100100001000

2

80  0000100100100100

2 0000100100100100

2 1000010000000100

2 1000010000000100

2

81  0001001000000100

2 0001001000000100

2 1000010000100100

2 1000010000100100

2

82  0001001000100100

2 0001001000100100

2 1000010001001000

2 1000010001001000

2

83  0010010000000100

2 0010010000000100

2 1000010010010000

2 1000010010010000

2

84  0010010000100100

2 0010010000100100

2 1000100000001000

2 1000100000001000

2

85  0010010010010000

2 0010010010010000

2 0100010001001001

1 0100010001001001

1

86  0000000100000100

2 0100001000100100

2 1000100001000100

2 0100001000100100

2

87  0000000100100100

2 0100010001000100

2 1000100010001000

2 0100010001000100

2


88

X 6243: 1998

附属書 H(規定)  書込みパルスの定義

NRZI

信号波形及び光パルスの形状は,

図 H.1

に示す。


89

X 6243:

 19
98

図 H.1  書込みパルスの波形


90

X 6243: 1998

図 H.2  光パルス形状の定義


91

X 6243: 1998

附属書 J(参考)

ギャップ長,ガード 長及び記録極性のランダム化のためのガイドライン

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事項を補足するもので規定の一部ではない。

図 J.1  ギャップ長,ガード 長及び記録極性のランダム化のためのガイドライン

図 J.2  ランダム信号発生器の例


92

X 6243: 1998

附属書 K(参考)  輸送

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事項を補足するもので規定の一部ではない。

K.1

一般

  輸送は,例えば,異なる期間,多くの輸送方法によって,そして世界中のすべての場所で,広

い範囲の温度及び湿度の変動の中で行われるので,輸送又は包装の規定条件を規定することは不可能であ

る。

K.2

包装

  包装の形態は,送付元及び受領先との間で合意を得ておくことが望ましいが,そのような合意

がない場合は,送付元の責任である。次のような損害を考慮しておくことが望ましい。

K.2.1

温度及び湿度

  断熱及び包装は,輸送の見込まれる期間中にわたる保存条件を維持するように設計

することが望ましい。

K.2.2

衝撃負荷及び振動

a)

ディスクの形状にひずみを与える機械的負荷を避ける。

b)

ディスクの落下を避ける。

c)

ディスクは,適切な衝撃吸収材料を含む堅い箱にこん包することが望ましい。

d)

個装箱は,清浄な内部と汚れや湿気の侵入を防ぐシールをした構造をもつことが望ましい。


93

X 6243: 1998

附属書 L(参考)  現在及び将来の規格で使用する数値

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事項を補足するもので規定の一部ではない。

この規格が規定するバイト値は,この規格,すなわち,

“120mm DVD−書換形ディスク”の規格に適合

する DVD ディスクに関するものである。DVD ディスクの他のカテゴリーを将来標準化することを期待す

る。したがって,次の数値をこれら他の DVD ディスクに使うよう推奨する。さらに可能なビットパター

ンが規定されていないところでは,将来の規格を意図しており使用すべきでない。

データ ID

ビット b

31

の設定は,次による

“0”

再生専用又はレコーダブル (DVD-R) ディスク用定線速度フォーマットを示す。

“1”

書換形ディスク用ゾーンフォーマットを示す。

ビット b

30

の設定は,次による。

“0”

ビットトラッキングを示す。

“1”

グルーブトラッキングを示す。

ビット b

29

の設定は,次による。

“0”

反射率は,40%を超えることを示す。

“1”

反射率は,40%以下であることを示す。

ビット b

28

は,“0”に設定する。

ビット b

27

及び b

26

の設定は,次による。

データゾーンで,

“00”

リードインゾーンで,

“01”

リードアウトゾーンで,

“10”

ミドルゾーンで,

“11”

ビット b

25

の設定は,次による。

セクタデータが再生専用データであるとき, “0”

セクタデータが書換え可能データのとき,

“1”

ビット b

24

の設定は,次による。

2

層ディスクのレイヤ 0 のとき, “0”

2

層ディスクのレイヤ 1 のとき, “1”

単層ディスクのとき,

“0”

ビット b

23

から b

0

までは,セクタ番号又はデータフィールド番号を規定する。

物理フォーマット情報

バイト 0−ディスクカテゴリー及びバージョン番号

ビット b

7

から b

4

は,ディスクカテゴリーを規定する。

“0000”に設定のとき,再生専用ディスクを示す。

“0001”に設定のとき,書換形ディスクを示す。


94

X 6243: 1998

“0010”に設定のとき,レコーダブル (DVD-R) ディスクを規定する。

ビット b

0

から b

3

は,バージョン番号を規定する。

“0000”に設定のとき,書換形ディスクの DVD 規格で試験用だけに用いるバージョン 0.9 を規定する。

“0001”に設定のとき,この規格を規定する。

バイト 1−ディスクサイズ及び最大転送レート

ビット b

7

から b

0

は,ディスクサイズを規定する。

“0000”に設定のとき,120mm のディスクを規定する。

“0001”に設定のとき,80mm のディスクを規定する。

ビット b

3

から b

0

は,最大転送レートを規定する。

“0000”に設定のとき,2.52Mbit/s の最大転送レートを規定する。

“0001”に設定のとき,5.04Mbit/s の最大転送レートを規定する。

“0010”に設定のとき,10.08Mbit/s の最大転送レートを規定する。

バイト 2−ディスク構造

ビット b

3

から b

0

は,記録層のタイプを規定する。

“0001”に設定すれば,書換え可能レイヤを規定する。

別のビットパターンに設定のとき,次の規則を適用する。

ビット b

0

“0”に設定のとき,ディスクはエンボス領域を含まないことを規定する。

“1”に設定のとき,ディスクはエンボス領域を含むことを規定する。

ビット b

1

“0”に設定のとき,ディスクはレコーダブル領域を含まないことを規定する。

“1”に設定のとき,ディスクはレコーダブル領域を含むことを規定する。

ビット b

2

“0”に設定のとき,ディスクは書換え可能領域を含まないことを規定する。

“1”に設定のとき,ディスクは書換え可能領域を含むことを規定する。

ビット b

3

は,

“0”に設定する。

ビット b

4

は,トラック経路を規定する。

“0”に設定のとき,2 層ディスクの PTP(並行トラック経路)又は単層ディスクを規定する。

“1”に設定のとき,2 層ディスクの OTP(対向トラック経路)を規定する。

ビット b

5

及び b

6

は,ディスク面のレイヤの数を規定する。

“00”に設定のとき,単層ディスクを規定する。

“01”に設定のとき,2 層ディスクを規定する。

ビット b

7

は,

“0”に設定する。

バイト 3−記録密度

ビット b

7

から b

4

は,平均チャネルビット長を規定する。

“0000”に設定のとき,0.134

µm の平均チャネルビット長を示す。

“0001”に設定のとき,0.147

µm のチャネルビット長を示す。

“0010”に設定のとき,0.205∼0.218

µm の平均チャネルビット長を示す。

ビット b

3

から b

0

は,平均トラックピッチを規定する。

“0000”に設定のとき,0.74

µm の平均トラックピッチを示す。

“0001”に設定のとき,0.80

µm の平均トラックピッチを示す。

バイト 415−データゾーン配置

バイト 4 は, (00) に設定する。


95

X 6243: 1998

バイト 5 は,データゾーンの最初のセクタのセクタ番号を規定する。

バイト 8 は, (00) に設定する。

バイト 9 は,データゾーンの最後のセクタのセクタ番号を規定する。

バイト 12 は, (00) に設定する。

バイト 13 から 15 までは,再生専用ディスク用ミドルゾーンの開始アドレスのセクタ番号を規定する。

バイト 16BCA 記述子

バイトは,BCA(バーストカッティング領域)が存在するかどうかを示す。

(00)

に設定のとき,BCA が存在しないことを示す。

(10)

に設定のとき,BCA が存在することを示す。

BCA

は DVD−再生専用ディスク  (

JIS X 6241

)

で規定される。

バイト 1731 

これらのバイトは, (00) に設定する。

バイト 32−ディスクタイプ識別子 

このバイトは,ディスクタイプを規定する。

(00)

に設定のとき,ディスクにケースなしで書き込んではならないことを示す。

(10)

に設定のとき,ディスクにケースなしで書き込んでもよいことを示す。

バイト 33 から 47 まで 

これらのバイトは, (00) に設定する。

バイト 48−速度 

このバイトは,このディスクを用いるための中心線速度を示す。

このバイトの値は,実際の線速度=値×0.1 (m/s)  を規定する。

バイト 485051575859 

実際のパワーは,バイトの値×0.1 (m/s)  で表す。

バイト 52556063 

ビット b

7

は,極性を表す。

“0”に設定するとき,極性は,正を表す。

“1”に設定するとき,極性は,負を表す。

ビット b

6

から b

0

は,ns での実際の時間を表す。

バイト 535456616264 

ビット b

7

から b

0

は,ns での実際の時間を表す。


96

X 6243: 1998

附属書 M(参考)  セクタ置換えのガイドライン

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事項を補足するもので規定の一部ではない。

本体 17.

では,欠陥セクタは,欠陥管理によって置き換えられることを想定している。以下は,欠陥管理

を適用してセクタの交替処理を行う場合の判断基準の例を示す。ただし,

PID

エラー  :  1 セクタに三つ以上の ID にエラーがある。

行エラー

: ECC ブロックの 1 行内で 4 バイト以上のエラーがある。

と定義する。

スリッピングアルゴリズム

PID

エラーのときは,そのセクタは交替する。

1

セクタに四つ以上の行エラーがあるとき,そのセクタは交替する。

1ECC

ブロック内に六つ以上の行エラーがあるとき,行エラーの数を 6 未満に抑えるのに必要なだけの

セクタを交替する。

リニアリプレイスメントアルゴリズム

1ECC

ブロック内に PID エラーのセクタが一つ以上あった場合,その ECC ブロック全体を交替する。

1ECC

ブロックに八つ以上の行エラーがあった場合,その ECC ブロック全体を交替する。


97

X 6243: 1998

光ディスク標準化委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

板  生      清

東京大学

石  井  正  則

日本電気株式会社

磯  村  嘉  伯

日本電信電話株式会社

伊  藤      武

富士通株式会社

入  江  英  之

株式会社東芝

金  沢  安  矩

橋  爪  邦  隆

通商産業省工業技術院

木  目  健治郎

三菱電機株式会社

小  町  祐  史

松下電送株式会社

佐  藤  正  聡

株式会社ニコン

菅  谷  寿  鴻

株式会社東芝

高  橋  正  彦

株式会社日立製作所

土  屋  洋  一

三洋電機株式会社

徳  丸  春  樹

日本放送協会

戸  島  知  之

日本電信電話株式会社

増  井  久  之

財団法人マルチメディアコンテンツ振興協会

松  林  宣  秀

オリンパス光学工業株式会社

三  和  邦  彦

日本アイ・ビー・エム株式会社

村  上  善  照

シャープ株式会社

山  上      保

ソニー株式会社

山  田      昇

松下電器産業株式会社

横  川  文  彦

パイオニア株式会社

吉  田  秀  実

三菱化学株式会社

光ディスク標準化委員会第

2

メディア分科会  構成表

氏名

所属

(総括)

菅  谷  寿  鴻

株式会社東芝

伊  藤  雅  樹

日本電気株式会社

伊  藤  正  也

三菱電機株式会社

大  林  元太郎

東レ株式会社

小  平  康  人

旭化成工業株式会社

佐  藤  哲  生

帝人株式会社

杉  本      守

セイコーエプソン株式会社

南  雲      收

パルステック工業株式会社

西  田  哲  也

株式会社日立製作所

橋  爪  邦  隆

通商産業省工業技術院

橋  詰      隆

株式会社小野測器

宮  園      泰 HOYA 株式会社

山  田      昇

松下電器産業株式会社