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X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 適合性 2 

2.1 光ディスク  2 

2.2 製造システム  2 

2.3 情報受領システム  2 

2.4 互換性表示  2 

3 引用規格 2 

4 用語及び定義  3 

5 慣例及び表記法  7 

5.1 用語  7 

5.2 数値表示  8 

5.3 整数計算法  9 

5.4 英語名称  9 

6 略語 10 

7 ディスクの概要  12 

8 一般要求事項  13 

8.1 環境条件  13 

8.2 安全性  15 

8.3 難燃性  15 

9 基準ドライブ  15 

9.1 一般  15 

9.2 測定条件  15 

9.3 光学システム  15 

9.4 光ビーム  16 

9.5 高周波(HF)読取りチャネル  17 

9.6 半径方向のプッシュプル(PP)読取りチャネル  17 

9.7 ディスクのクランプ  17 

9.8 ディスクの回転及び測定速度  18 

9.9 正規化サーボ伝達関数  18 

9.10 軸方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ  19 

9.11 半径方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ  20 

10 寸法特性  21 

10.1 一般  21 

10.2 ディスクの基準面及び基準軸  22 


 

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ページ 

10.3 全体寸法  23 

10.4 第1遷移領域  23 

10.5 保護リング  24 

10.6 クランプゾーン  24 

10.7 第2遷移領域  24 

10.8 情報領域  24 

10.9 リム領域  26 

11 機械的特性  27 

11.1 質量  27 

11.2 慣性モーメント  27 

11.3 ダイナミックインバランス  27 

11.4 軸方向の振れ量  27 

11.5 半径方向の振れ量  27 

11.6 カバー層の耐久性  28 

12 情報領域の光学的特性  28 

12.1 一般  28 

12.2 透過積層(TS)の屈折率  28 

12.3 透過積層(TS)の厚さ  28 

12.4 3層ディスクのスペーサ層の目標厚さの例  29 

12.5 記録層の反射率  31 

12.6 複屈折  31 

12.7 角度偏差  32 

13 データフォーマット  32 

13.1 一般  32 

13.2 データフレーム  35 

13.3 エラー検出符号(EDC)  35 

13.4 スクランブルドデータフレーム  35 

13.5 データブロック  36 

13.6 LDCブロック  37 

13.7 LDC符号語  38 

13.8 LDCクラスタ  38 

13.9 アドレス及びコントロールデータ  41 

13.10 アクセスブロック  48 

13.11 BISブロック  48 

13.12 BIS符号語  48 

13.13 BISクラスタ  49 

13.14 ECCクラスタ  52 

13.15 記録フレーム  53 

13.16 物理クラスタ  54 


 

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(3) 

ページ 

13.17 記録データのための17PP変調  54 

13.18 変調及びNRZI変換  56 

14 物理データの配置及びリンキング  57 

14.1 一般  57 

14.2 記録ユニットブロック(RUB)  57 

14.3 ウォブルアドレスに対してのデータの位置  60 

15 トラックフォーマット  62 

15.1 一般  62 

15.2 トラックの形  62 

15.3 トラックパス  64 

15.4 トラックピッチ  64 

15.5 HFMグルーブのトラック構成  65 

15.6 ウォブルグルーブのトラック構造  71 

15.7 ADIP情報  73 

15.8 ADIP予備フレームのディスク情報  80 

16 情報ゾーンの概要  123 

16.1 一般  123 

16.2 情報ゾーンのフォーマット  124 

17 情報ゾーンの書換領域の構成  124 

18 内側ゾーン  128 

18.1 一般  128 

18.2 不変情報・制御データ(PIC)ゾーン  132 

18.3 内側ゾーンの書換領域  135 

19 データゾーン  138 

20 外側ゾーン  138 

20.1 一般  138 

20.2 INFO 3のバッファ3  139 

20.3 INFO 3のDMA 3  139 

20.4 INFO 3のコントロールデータ3  139 

20.5 回転バッファ  140 

20.6 INFO 4のDMA 4  140 

20.7 INFO 4のコントロールデータ4  140 

20.8 INFO 4のバッファ4  140 

20.9 DCZ 0のテストゾーン,DCZ 1のテストゾーン及びDCZ 2のテストゾーン  140 

20.10 保護ゾーン3  140 

21 物理アクセス制御クラスタ  140 

21.1 一般  140 

21.2 PACゾーンの構成  140 

21.3 PACクラスタの一般構成  141 


 

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(4) 

ページ 

21.4 主PACクラスタ(必須) 145 

21.5 ディスク記録保護PACクラスタ(任意)  148 

21.6 IS1 PAC及びIS2 PACクラスタ  152 

22 ディスク管理  153 

22.1 一般  153 

22.2 ディスク管理構造(DMS)  154 

23 論理セクタ番号(LSN)の割当て  163 

24 グルーブ領域の特性  164 

25 グルーブ領域の試験方法  164 

25.1 一般  164 

25.2 環境条件  164 

25.3 基準ドライブ  164 

25.4 信号の規定  165 

26 HFMグルーブの信号  166 

26.1 プッシュプルの極性  166 

26.2 プッシュプル信号  166 

26.3 ウォブル信号  166 

26.4 HFM信号のジッタ  166 

27 ウォブルグルーブからの信号  166 

27.1 位相深さ  166 

27.2 プッシュプル信号  166 

27.3 ウォブル信号  167 

28 記録層の特性  168 

29 記録層の試験方法  168 

29.1 一般  168 

29.2 環境条件  168 

29.3 基準ドライブ  168 

29.4 記録条件  169 

29.5 信号の規定  170 

30 記録領域からの信号  170 

30.1 HF信号  170 

30.2 変調振幅  170 

30.3 反射率−変調度積  171 

30.4 非対称性  172 

30.5 i-MLSE 172 

30.6 クロス消去@DOW(n)XE  172 

30.7 読取耐久性  172 

31 局所欠陥  173 

32 使用者データの特性  173 


 

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(5) 

ページ 

33 使用者データの測定方法  173 

33.1 一般  173 

33.2 環境条件  174 

33.3 基準ドライブ  174 

33.4 信号の定義  174 

34 記録情報の下限品質  175 

34.1 一般  175 

34.2 ランダムシンボルエラー率  175 

34.3 最大バーストエラー  175 

34.4 使用者記録データ  175 

35 BCA  175 

附属書A(規定)多層の場合の透過積層の厚さ  177 

附属書B(規定)反射率の測定  179 

附属書C(規定)カバー層のきず耐久性の測定  183 

附属書D(規定)カバー層の汚れはつ(撥)油性の測定  185 

附属書E(規定)ウォブル振幅の測定 188 

附属書F(規定)試験のための記録パルス波形  192 

附属書G(規定)ディスクの最適パワー制御(OPC)方法  200 

附属書H(規定)i-MLSE[統合化最ゆう(尤)法系列エラー推定]測定のHF信号の前処理  203 

附属書I(規定)測定方法  214 

附属書J(参考)複屈折の測定  225 

附属書K(参考)カバー層及びスペーサ層の厚さの測定  227 

附属書L(参考)カバー層の衝突耐久性の測定  230 

附属書M(参考)グルーブ偏移及びウォブル振幅  232 

附属書N(参考)L-SEATエッジシフトを用いた記録パルス調整のガイドライン  234 

参考文献  241 

 


 

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(6) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。 

− 氏名:日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 知財管理本部 

− 住所:〒244−0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 

 

− 氏名:パナソニック株式会社 知的財産センター 

− 住所:〒540−6207 大阪府大阪市中央区城見2丁目1−61 OBPパナソニックタワー 

 

− 氏名:パイオニア株式会社 知的財産部 

− 住所:〒212−0031 神奈川県川崎市幸区新小倉1−1 

 

− 氏名:ソニー株式会社 知的財産センター 

− 住所:〒108−0075 東京都港区港南1−7−1 

 

上記の特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施の

許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対し

ては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。 

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。 

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標

準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。 

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

X 6233:2017 

 

(ISO/IEC 30193:2016) 

情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体− 

120 mm 3層(100ギガバイト/ディスク) 

BD書換形ディスク 

Information technology- 

Digitally recorded media for information interchange and storage- 

120 mm Triple Layer (100.0 Gbytes per disk) BD Rewritable disk 

 

序文 

100社以上が参加するブルーレイディスクアソシエーション(BDA)で作成された,ブルーレイディス

クTMの物理フォーマットをベースに,四つの記録形ディスクのISO/IEC物理規格が作成された。この規

格は,2016年に第2版として発行されたISO/IEC 30193を基に,技術的内容及び構成を変更することなく

作成した日本工業規格である。 

BDレコーダブルディスクにビデオの記録再生を行うためには,この国際規格以外にBDMV,BDAVな

どBDAで規定したフォーマットが必要となる。これらのBDA規定の応用関連フォーマット,ファイルシ

ステムフォーマット又は著作権保護フォーマットは,ディスク,情報生成システム,及び情報受領システ

ムに必要である。更に詳細なBDフォーマットに関する情報が必要な場合は,http://www.blu-raydisc.infoを

参照。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

 

適用範囲 

この規格は,記録容量100ギガバイト(GB)の120 mm書換形光ディスクの機械的特性,物理的特性及

び光学的特性を規定するとともに,そのディスクを用いての情報交換を可能にする記録及び未記録の信号

品質,データのフォーマット及び記録方法について規定する。使用者データは,可逆的方法によって何回

でも記録,読取り及び上書きをすることができる。このディスクを,BD書換形ディスクと称する。 

この規格は,次の項目について規定する。 

− 一つのタイプ 

− 適合条件 

− このディスクの使用環境及び保存環境 

− データ処理システム間の機械的互換性のためのディスクの機械的特性及び物理的特性 

− トラック及びセクタの物理的配置を含むディスク上の情報フォーマット 

− エラー訂正符号及び使用した符号化方法 

− データ処理システムがディスクからデータの読取りを可能にする,ディスクに記録した信号の特性 

 


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

この規格は,ディスクドライブ間のディスクの互換性を与える。ボリューム及びファイル構造の規格と

ともに,データ処理システム間の完全なデータ互換性を与える。 

注記1 この規格では,GBは,109バイトとしている。 

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO/IEC 30193:2016,Information technology−Digitally recorded media for information 

interchange and storage−120 mm Triple Layer (100,0 Gbytes per disk) BD Rewritable disk

(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”

ことを示す。 

 

適合性 

2.1 

光ディスク 

この規格への適合の主張には,製造対象のディスクのタイプを明示する。光ディスクは,製造対象のデ

ィスクのタイプの全ての要求事項に適合する場合に,この規格に適合する。 

2.2 

製造システム 

製造システムは,製造する光ディスクが2.1に適合する場合に,この規格に適合する。 

2.3 

情報受領システム 

情報受領システムは,2.1に適合するタイプの光ディスクを取り扱うことができる場合は,この規格に適

合する。 

2.4 

互換性表示 

製造システム及び情報受領システムがこの規格に適合するというためには,他のサポートする規格の一

覧の表示を含むものとする。この表示は,規格の番号,サポートする光ディスクのタイプ,並びに読取り

だけをサポートするのか,又は記録及び読取り両方をサポートするのかを明示する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 6950-1 情報技術機器−安全性−第1部:一般要求事項 

注記 対応国際規格:IEC 60950-1,Information technology equipment−Safety−Part 1: General 

requirements 

JIS C 60068-2-2 環境試験方法−電気・電子−第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B) 

注記 対応国際規格:IEC 60068-2-2,Environmental testing−Part 2-2: Tests−Test B: Dry heat 

JIS C 60068-2-30 環境試験方法−電気・電子−第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)

試験方法(試験記号:Db) 

注記 対応国際規格:IEC 60068-2-30,Environmental testing−Part 2-30: Tests−Test Db: Damp heat, 

cyclic (12 h + 12 h cycle) 

JIS K 7204 プラスチック−摩耗輪による摩耗試験方法 

注記 対応国際規格:ISO 9352,Plastics−Determination of resistance to wear by abrasive wheels 

JIS X 0201 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合 


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 646,Information technology−ISO 7-bit coded character set for 

information interchange 

JIS Z 8901:2006 試験用粉体及び試験用粒子 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

4.1 

アプリケーション(Application) 

ビデオ応用のような,著作権保護及び欠陥管理システムのためのディスク上の領域を要求する,BD(4.2)

用に規定した応用。 

4.2 

BD 

約0.1 mmの厚さのカバー層(4.4)及び約1.1 mmの厚さの基板(4.38)をもち,NA=0.85のレンズ及

び波長405 nmのレーザダイオードを用いる光学ピックアップユニットでディスク上にデータを読み書き

するディスク。 

注記 ディスクに記録する使用者データは,17PP変調及びLDC+BIS符号でフォーマットされる。 

4.3 

チャネルビット(Channel bit) 

ディスク上の,ピット(4.24)又はマーク(4.18)を使いスペースとの組合せで,2値の“0”又は“1”

を表す要素。 

4.4 

カバー層(Cover Layer) 

ディスクの入射面に一番近い記録層(4.29)を覆う,精密に制御した光学特性をもつ透明な層。 

4.5 

データゾーンn(Data Zone n) 

Ln層(4.17)にある内側ゾーンと外側ゾーンとの間の領域。 

4.6 

欠陥クラスタ(Defective Cluster) 

信頼できない又は訂正できないとして欠陥リストに登録された,使用者データ領域(4.42)中のクラス

タ。 

4.7 

デジタル総計値,DSV(Digital-Sum Value,DSV) 

“1”に設定したチャネルビットに10進数の数値“+1”を,“0”に設定したチャネルビット(4.3)に

10進数の“−1”を割り当てることによって,ビット列から得られた算術和。 

4.8 

ディスク基準面(Disk reference plane) 

その上でディスクのクランプゾーンがクランプされる,理想スピンドルの完全に平らな環状表面で規定

する,回転軸に対して垂直な面。 

4.9 

エンボスHFM領域(Embossed HFM Area) 


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ディスクの製造中に,HFMグルーブ(4.13)によって情報が保存されたディスク領域。 

4.10 

入射面(Entrance surface) 

光ビームが最初に入射するディスクの表面。 

4.11 

消去グルーブ(Erased Groove) 

トラック(4.39)にOPCアルゴリズムで決めたPE0の消去パワーレベルだけを使い照射することによっ

て消去した空のグルーブ(4.12)。 

4.12 

グルーブ(Groove) 

記録層(4.29)に連なるディスクの溝状構造。 

注記 グルーブは,3層ディスクの場合は,一つは基板(4.38)に,他はスペーサ層(4.36)又はカバ

ー層(4.4)に形成できる(図1参照)。グルーブは,トラック(4.39)の位置決めをするために

用いられる。通常,グルーブは,構造体の中にくぼみ又は突起の形をとることがある。グルー

ブがランド(4.16)よりも入射面(4.10)に近い場合(図53参照),記録方法は,“オングルー

ブ記録”と呼ばれる。グルーブがランド(4.16)よりも入射面(4.10)に対して遠い場合,記録

方法は,“イングルーブ記録”と呼ばれる。BD書換形システムでは,次の3種類のグルーブが

ある。 

− アドレスをもつ記録領域中のウォブルグルーブ 

− 不変制御情報データをもつエンボスHFM領域のHFMグルーブ 

− BCAゾーンの無変調の直線グルーブ 

4.13 

高周波変調グルーブ,HFMグルーブ[HFM (High-Frequency Modulated) Groove] 

比較的高い帯域幅の信号で,半径方向に変調されたグルーブ(4.12)。 

注記 HFMグルーブは,転写記録する情報のための十分な容量及び転送スピードのデータチャネルを

作っている。 

4.14 

情報領域(Information Area) 

情報を記録できるディスク上の領域。 

4.15 

情報ゾーン(Information Zone) 

情報領域(4.14)で,記録された部分。 

4.16 

ランド(Land) 

連続して渦巻くグルーブ(4.12)の間の記録層(4.29)の表面。 

4.17 

Ln層(Layer Ln) 

数字nで識別される記録層(4.29)。 

注記 L(n+1)層は,Ln層よりも入射面に近い。 


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

4.18 

マーク(Marks) 

光学読取りシステムで感知できる結晶化した記録膜中の非晶質領域の形をとることもある記録層(4.29)

の構造。 

注記 マーク及びスペース(4.37)のパタンは,ディスク上のデータを表している。 

4.19 

測定速度(Measurement Velocity) 

ディスクを読取中に測定する線速度。 

注記 測定速度nxは,基準速度xのn倍を意味している。 

4.20 

変調ビット(Modulation bit) 

通信チャネルで伝送するため又は蓄積システムに蓄積するために,より適するようにデータを変形した

形。 

4.21 

NRZ又はNRZI変換[NRZ (Non-Return-to-Zero)/NRZI (Non-Return-to-Zero Inverting) conversion] 

変調ビットストリームを物理信号に変換する方法。 

4.22 

埋込み(Padding) 

ホストコンピュータが,32セクタから構成される64Kサイズのクラスタに満たないデータを転送してき

て,そのクラスタをデータで満たす必要がある場合に不足のセクタを全て00hのデータで満たす,ドライ

ブの処理方法。 

4.23 

相変化(Phase Change) 

記録層(4.29)の領域に,レーザ光線を照射して加熱し結晶状態から非晶質状態へ変化させる,及びそ

の逆の変化をさせる物理的効果。 

4.24 

ピット(Pits) 

光学読取りシステムで感知できるランド(4.16)表面の,くぼみ又は突起の形をとり得る記録層(4.29)

の構造。 

注記 ピット(4.24)及びスペース(4.37)のパタンは,ディスク上のデータを表している。 

4.25 

偏光(Polarization) 

光ビームの電場ベクトルの方向 

注記 偏光面は,電場ベクトル及びビームの伝ぱ方向を含む面である。 

4.26 

プリ記録領域(Pre-recorded Area) 

ディスクの転写成形工程が終わった後に通常の記録方法によってディスク製造業者又は供給者が情報を

記録したディスク上の領域。 

4.27 

保護コート(Protective Coating) 


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

きず,その他の危害から保護する機能をもつカバー層(4.4)の上に任意で追加する層。 

4.28 

読取変更記録(Read-Modify-Write) 

クラスタ中の,一つ以上32未満のセクタを書き換えなければならない場合に,32セクタから構成され

る,64Kクラスタの内容を全て読み取り,関係するセクタを置き換えてクラスタ全体を記録して戻す,ド

ライブの工程。 

4.29 

記録層(Recording Layer) 

製造中及び/又は使用中に,その上又は中にデータが記録される,特定の材料の積層膜から構成される,

ディスクの部分。 

4.30 

記録速度(Recording Velocity) 

ディスクを記録する線速度。 

注記 記録速度nxは,基準速度x(4.31)のn倍を意味している。 

4.31 

基準速度(Reference Velocity) 

チャネルビットレートが66.000 Mbit/sとなる線速度。 

注記 基準速度nxは,基準速度xのn倍を意味している。 

4.32 

リザーブ(値)(Reserved) 

この規格で使用しない予備の値。 

注記 将来の規格でこの値は,使用可能となる。 

4.33 

リザーブ(領域)(Reserved) 

使用を規定しないで,互換性は無視し,値はゼロにセットする予備領域。 

注記 将来の規格でこの領域の使用を規定し値を設定できる。 

4.34 

書換領域(Rewritable Area) 

製造中及び/又は使用中に,相変化の効果を用いてマーク(4.18)及びスペース(4.37)によって情報が

記録できるディスクの領域。 

4.35 

セクタ(Sector) 

情報ゾーン(4.15)中のアドレスでアクセスできる,最小サイズのトラック(4.39)のデータ部分。 

4.36 

スペーサ層(Spacer Layer) 

二つの記録層(4.29)を分離する,精密に光学特性を制御した透明層。 

4.37 

スペース(Spaces) 

HF信号の流れの接線方向に,ピット(4.24)又はマーク(4.18)の間を分ける領域。 

注記 ピット(4.24)又はマーク(4.18)及びスペース(4.37)のパタンは,ディスクのデータを表し


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ている。 

4.38 

基板(Substrate) 

記録層(4.29)を機械的に支持する,透明又は不透明の層。 

4.39 

トラック(Track) 

グルーブ(4.12)で構成する連続らせんの360°回転分。 

4.40 

トラックピッチ(Track Pitch) 

半径方向に測定した隣接トラック(4.39)のグルーブ(4.12)の中心線間距離。 

4.41 

透過積層(Transmission Stack) 

ディスクの入射面(4.10)と注目する記録層(4.29)との間の全部の層を一つとみた層。 

注記 言い換えると,特定の記録層(4.29)の透過積層は,その記録層(4.29)にアクセスする場合,

光ビームが通過する全ての層で構成される。 

4.42 

使用者データ領域(User-Data Area) 

ディスク上の全てのデータゾーンを集めたもので,使用者データが記録できるクラスタだけで構成する

もの。 

4.43 

バージングルーブ(Virgin Groove) 

記録も消去もされたことがないディスク上の未使用グルーブ(4.12)。 

4.44 

ウォブルグルーブ(Wobbled Groove) 

平均した中心線から周期的正弦波で偏移するグルーブ(4.12)。 

注記 正弦波偏移を変調することによって,ウォブルはディスクのアドレス情報及び一般的情報を供

給している。 

4.45 

ゾーン(Zone) 

ディスクの環状領域。 

 

慣例及び表記法 

5.1 

用語 

5.1.1 

末尾の表現 

この規格では次に示す語は,特別の意味をもつ。 

− …(し)てもよい。: 

任意の動作又は機能を示す。 

− 任意: 

実施してもよい又はしなくてもよい機能を示す。実施する場合は, 

 

その機能は規定したとおりにする。 

− …(し)なければならない。: 必須の動作又は機能でこの規定に適合するためには実施しなければ 

 

…する。 

ならないことを示す。 


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

…とする。 

 

…による。 

注記 shallで書かれた要求事項文は,例えば,“〜する”という能動形で翻訳される。一方,be+

過去分詞,be+現在分詞(現在進行形)又は動詞で書かれた説明文を能動文として“〜する”

の能動形で翻訳すると,要求事項を示した文と説明文とを区別できなくなるという課題が生

じる。そのために,この規格では,次の表現としている。 

− shall:〜(と)するなどの能動形の表現としている。 

− be+過去分詞は,受動形の表現とし,be+現在分詞(現在進行形)又は動詞は,“〜となっ

ている”などの状況説明の表現としている。 

− …することが望ましい。: 

任意の動作又は機能を示すが,その実施が強く望まれる。 

5.1.2 

グループのレベル 

上位階層のグループを作ることができる形に集められたデータが再配置される。この動作が何回も繰り

返される。グループの階層を明確にするために,この規格では次の階層を使用している。 

− フレーム(Frame):最下層のグループ。通常フレームは,複数バイトの情報をもつ。 

− ブロック(Block):第2順位のグループ。通常ブロックは,幾つかのフレームで構成する。 

− クラスタ(Cluster):最上位順位のグループ。クラスタは,幾つかのブロックで構成する。 

− フラグメント(Fragment)応用に適用できるレベルのグループ。相応量のデータが(固定した個数の)

連続するクラスタに割り付けられる。 

5.2 

数値表示 

測定値xmeasuredは,対応する規定されている値xの最下位桁に丸めておいてからxと比べてもよい。 

例 

− 規格が

01

.0

02

.0

26

.1

x

(公称値=1.26で,正の許容誤差が+0.01,かつ,負の許容誤差が−0.02)

の場合,次の範囲の測定値が,この規格を満たす。 

1.235≦xmeasured<1.275 

注記 この規格において,正又は負の許容誤差がゼロとなる場合についても,同様の考え方とし,ゼ

ロは,小数点以下の有効数字を示す表記としている。 

− 規格がx≦0.3の場合,次の測定値が,この規格を満たす(0.30<xmeasured<0.35の測定値に対

し丸めを適用しxmeasured=0.3となる。)。 

xmeasured<0.3 

− 規格がx<0.3の場合, 

− 次の測定値が,この規格を満たす(丸めは必要ない。)。 

xmeasured=0.299 

− 次に示す測定値は,この規格を満たさない。 

xmeasured=0.3 

規定されている値が“最大x単位”又は“最小x単位”と示されている場合は,この規定されている値

との比較に先立って測定値を丸めてはならない。この方法で決めた測定値は,xの値そのものが規定した

限度値を逸脱してはならない。 

例 

− 規格が最大0.3 mmの場合, 

− 測定値0.300 mmは,この規格を満たす。 


X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− 測定値0.301 mmは,この規格を満たさない。 

− 規格が最小3 dBの場合, 

− 測定値3.00 dBは,この規格を満たす。 

− 測定値2.99 dBは,この規格を満たさない。 

10進数は,0〜9の数字で表す。小数点は,“.”である。大きな数値は,空白を入れて群で分けることが

できる。 

16進数は,括弧でくくるか又は最後に小文字の“h”を付けた0〜9のアラビア数字及びA〜Fのアルフ

ァベットで表される。16進数中の文字xは,任意の0〜9又はA〜Fを表す。 

2進数及びビットパタンは,左側を最上位ビットとする“0”及び“1”の一連で表される。2進数中の文

字xは,“0”又は“1”のいずれかで表される。 

2進数の負の数値は,2の補数で表される。 

nビットのビットパタンで,ビットb(n−1)は最上位ビット(msb)とし,ビットb0は最下位ビット(lsb)

とする。ビットb(n−1)を最初に記録する。 

ビットパタン中で連続して中断のないm個の“0”は,[0m]で表記できる。 

ビットの設定は,“0”及び“1”で示す。 

バイトで構成するデータフィールドで,バイト0とする最上位バイト(MSB)を最初に記録し,最下位

バイト(LSB)を最後に記録する。 

8nビットのフィールドで,ビットb(8n−1)は最上位ビットとし,ビットb0は最下位ビットとする。ビット

b(8n−1)を最初に記録する。 

ニブルで構成するデータフィールドで,ニブル0とする最上位ニブルを最初に記録し,最下位ニブルを

最後に記録する。 

4nビットのフィールドで,ビットb(4n−1)は最上位ビット(msb)とし,ビットb0は最下位ビット(lsb)

とする。ビットb(4n−1)を最初に記録する。 

値の範囲はx〜yで表され,このときx及びyはその範囲に含まれる。 

一連の整数は,i .. jで表される。それは,i及びjを含むiとjとの間の全ての数値を含む(例えば,k=

0 ..7)。変化幅の大きさが1ではない場合は,i,(i+変化幅) .. jと表される(例えば,変化幅が3の場合に

k=1,4 .. 16となる。)。 

一群の要素は,Param m .. n又はPm .. Pnで表される。その群は,m及びnを含むmとnとの間の添字を

もつ全ての要素を含む(例えば,バイト16 .. 31,ビット7 .. 4,Add0 .. Add256)。 

xがyにほぼ等しい場合,

y

x

と表される。 

5.3 

整数計算法 

div(n,d)は,nをdで除した商を表す。 

mod(n,d)は,nをdで除した余りを表し,次の式となる。 

mod(n,d)=n−d×div(n,d) 

例 div(+11,+3)=+3  div(−11,+3)=−3  div(+11,−3)=−3  div(−11,−3)=+3 

mod(+11,+3)=+2  mod(−11,+3)=−2  mod(+11,−3)=+2  mod(−11,−3)=−2 

5.4 

英語名称 

特定のものを示す英語名称,例えば,特定のトラック,フィールドなどの英語名称は,頭文字に大文字

が当てられる。この規格のために明示的に意味を規定した英語名称も,大文字が当てられる。 

 


10 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

略語 

ac: 

交流(alternating current) 

ADIP: 

プリグルーブのアドレス(Address In Pre-Groove) 

APC: 

自動パワー制御(Automatic Power Control) 

AU: 

アドレスユニット(Address Unit) 

AUN: 

アドレスユニット番号(Address-Unit Number) 

BCA: 

バーストカッティング領域(Burst-Cutting Area) 

BIS: 

バースト検出サブコード(Burst-Indicating Subcode) 

BPF: 

帯域通過フィルタ(Band-Pass Filter) 

CAV: 

角速度一定(方式)(Constant Angular Velocity) 

cbs: 

チャネルビット(channel bits) 

CNR: 

キャリアノイズ比(Carrier-to-Noise Ratio) 

dc: 

直流(direct current) 

DCZ: 

ドライブ校正ゾーン(Drive-Calibration Zone) 

DDS: 

ディスク定義構造(Disk-Definition Structure) 

DFL: 

欠陥リスト(Defect List) 

DI: 

ディスク情報(Disk Information) 

DL: 

2層(Dual Layer) 

DMA: 

ディスク管理領域(Disk-Management Area) 

DMS: 

ディスク管理構造(Disk-Management Structure) 

DOW: 

直接上書き記録(Direct OverWrite) 

DOW(n): n回上書き記録(the n-th Overwrite) 

DOW(0): 初期記録(the initial recording) 

DSV: 

デジタル総計値(Digital-Sum Value) 

DWP: 

ディスク記録保護(Disk Write Protect) 

EB: 

緊急制動(Emergency Brake) 

ECC: 

エラー訂正符号(Error-Correction Code) 

EDC: 

エラー検出符号(Error-Detection Code) 

EQ: 

波形等価器(Equalizer) 

FAA: 

(データゾーンの)先頭ADIPアドレス[First ADIP Address (of Data Zone)] 

FS: 

フレーム同期(Frame Sync) 

FWHM: 半値幅(Full Width at Half Maximum) 

HF: 

高周波(High Frequency) 

HFM: 

高周波変調の(High-Frequency Modulated) 

HMW: 

高調波変調波(Harmonic-Modulated Wave) 

HPF: 

高域通過フィルタ(High-Pass Filter) 

HTL: 

高反射率から低反射率(High-To-Low) 

LAA: 

(データゾーンの)最終ADIPアドレス[Last ADIP Address (of Data Zone)] 

LDC: 

長距離符号(Long-Distance Code) 

LPF: 

低域通過フィルタ(Low-Pass Filter) 


11 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

LSB: 

最下位バイト(Least-Significant Byte) 

lsb: 

最下位ビット(least significant bit) 

LSN: 

論理セクタ番号(Logical-Sector Number) 

MM: 

MSKマーク(MSK Mark) 

MSB: 

最上位バイト(Most-Significant Byte) 

ms: 

ミリ秒(millisecond) 

msb: 

最上位ビット(most-significant bit) 

MSK: 

最小シフトキー(Minimum-Shift Keying) 

MW: 

単一周波数ウォブル(Monotone Wobble) 

NA: 

開口数(Numerical Aperture) 

NHWS: 正規化HFMウォブル信号(Normalized HFM-Wobble Signal) 

NRD: 

再配置されない欠陥(Non-Re-allocatable Defect) 

NRZ: 

NRZ(Non-Return-to-Zero) 

NRZI: 

NRZI(Non-Return-to-Zero Inverting) 

ns: 

ナノ秒(nanosecond) 

NWL: 

公称ウォブル長(Nominal Wobble Length) 

NWS: 

正規化ウォブル信号(Normalized Wobble Signal) 

OPU: 

光ピックアップユニット(Optical Pick-up Unit) 

PAA: 

物理ADIPアドレス(Physical ADIP Address) 

PAC: 

物理アクセス制御(Physical-Access Control) 

PBA: 

推定記録不可領域(Possibly Bad Area) 

PIC: 

不変情報・制御データ(Permanent Information and Control data) 

PLL: 

位相同期ループ(Phase-Lock Loop) 

PoA: 

ポストアンブル(Post-amble) 

PP: 

プッシュプル(Push-Pull) 

pp: 

両ピーク(peak-to-peak) 

PrA: 

プリアンブル(Pre-amble) 

ps: 

ピコ秒(picosecond) 

PSN: 

物理セクタ番号(Physical-Sector Number) 

RH: 

相対湿度(Relative Humidity) 

RMTR: 最小反転ラン長繰返し(Repeated Minimum-Transition Run-length) 

R-M-W: 読取変更記録(Read-Modify-Write) 

RS: 

リードソロモン(符号)[Reed-Solomon(code)] 

RT: 

相対厚さ(Relative Thickness) 

RUB: 

記録ユニットブロック(Recording-Unit Block) 

RхIn: 

反射率×In解像度(Reflectivity × In Resolution) 

RхM: 

反射率×変調度(Reflectivity × Modulation) 

SER: 

シンボルエラー率(Symbol Error Rate) 

SHD: 

2次高調波ひずみ(Second-Harmonic Distortion) 

SHL: 

2次高調波レベル(Second-Harmonic Level) 


12 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

SL: 

単層(Single Layer) 

SNR: 

信号ノイズ比(Signal-to-Noise Ratio) 

SPS: 

記録開始位置移動(Start-Position Shift) 

STW: 

のこぎり波ウォブル(Saw-Tooth Wobble) 

Sync: 

同期(Synchronization) 

TL: 

3層(Triple Layer) 

TP: 

トラックピッチ(Track Pitch) 

TS: 

透過積層(Transmission Stack) 

Vref: 

基準速度(Reference Velocity) 

wbs: 

ウォブル(wobbles) 

WP: 

記録保護(Write Protect) 

 

ディスクの概要 

この規格の主題であるディスクは,公称厚さ約1.1 mmの基板で構成される。クランプは,クランプゾ

ーンで行われる。 

記録層は,幾つかの層で構成される。三つの記録層は,基板からの順番で厚さが各々約25.0 μm及び18.0 

μmの二つの透明なスペーサ層で分離している。この記録層の上に,光学特性を精密に規定した約57.0 μm

の透明なカバー層が設けられる(図1参照)。 

ディスクの記録層は,相変化記録技術を用いることができる。記録した非晶質のマークは,未記録層の

結晶スペースよりも低い反射率になる。 

この規格は,そのようなディスクの一つのタイプを規定する。このタイプは,タイプTLで,容量は,

100.0 GBである。 

きずへの耐久性を高めるために,カバー層は,ハードコートを任意に追加できる。 

データは,ディスクに高パワーの集光した光ビームを用いて,記録材料の非晶質状態と結晶状態との間

の相変化効果によって,結晶化した記録層の中に非晶質マークとして記録及び上書きができる。 

データは,低パワーの集光した光ビームによって,非晶質状態及び結晶状態の反射率の違いを用いて読

み取ることができる。 

どの記録層がアクセスされたかによって,光ビームは,透明なカバー層を通過するか,又は透明なカバ

ー層,半透明の記録層及び透明なスペーサ層を通過する。 

参照のために,ある記録層にアクセスする場合,光ビームが通過する全ての層をその記録層に対する透

過積層という。 

データは,グルーブ上に記録される。アドレスで変調されたグルーブのウォブルは,記録中の回転速度

制御及び位置出しのためのシステムに使うことができる。 

 


13 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

カバー層

基板

回転方向

(保護コート)

スペーサ層1
スペーサ層2

透過積層0

透過積層1

光ビーム入射面

記録層L0
記録層L1
記録層L2

上面

透過積層2

カバー層

基板

回転方向

(保護コート)

スペーサ層1
スペーサ層2

透過積層0

透過積層1

光ビーム入射面

記録層L0
記録層L1
記録層L2

上面

透過積層2

 

図1−3層BD書換形ディスクの概略図 

 

図2に,記録速度の要求事項を示す。 

 

記録速度

ディスクタイプ゚

マーク極性

プッシュプル極性

層タイプ

1x

2x

タイプTL

HTL

オングルーブ

TL

-

m

 

 m: 必須とする。 

- : この規格では許されない。 
L0層,L1層及びL2層のグルーブ極性は,全てオングルーブとする。 
 

図2−ディスクタイプの記録速度要求事項 

 

一般要求事項 

8.1 

環境条件 

8.1.1 

試験環境条件 

8.1.1.1 

一般 

ディスクがこの規格に適合するかどうかの試験を行う間,ディスクは,次の試験環境条件下に置く。試

験環境条件は,ディスク近傍の環境条件で,次による。 

− 温度: 

(23±2) ℃ 

− 相対湿度: 45 %〜55 % 

− 大気圧: 86 kPa〜106 kPa 

 

ディスクに結露があってはならない。ディスクは,測定前に十分な時間この環境下に置いておく。 

8.1.1.2 

動作環境の急激変化の試験条件 

幾つかのパラメタは,動作環境条件の変化に影響を受けやすい。次の二つの条件の試験を行う。ディス

クは,いずれの場合も,新しい環境条件に順応する間においても,規格の要求する事項を満たす。 

a) 温度を一定に保ちながら相対湿度を急変化させる。 

相対湿度=90 %,温度=25 ℃ → 相対湿度=45 %,温度=25 ℃[図3のa)参照]。 

b) 絶対湿度を一定(約10.4 g/m3)に保ちながら温度を急変化させる。 

温度=25 ℃,相対湿度=45 % → 温度=55 ℃,相対湿度=10 %[図3のb)参照]。 


14 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

8.1.2 

動作環境条件 

この規格に適合するディスクは,動作環境条件で規定する環境条件の範囲でデータ交換ができる。動作

環境条件は,ディスク近傍の環境条件で,次による。 

− 温度: 

5 ℃〜55 ℃ 

− 相対湿度: 3 %〜90 % 

− 絶対湿度: 0.5 g/m3〜30 g/m3 

− 大気圧: 

60 kPa〜106 kPa 

 

ディスクに結露があってはならない。ディスクが上記の環境条件から外れる条件にさらされていた場合

は,使用前に少なくとも2時間以上動作環境条件下で慣らす。 

 

-40

-20

0

20

40

60

80

100

温度℃

100

80

60

40

20

0

絶対湿度g/m3

0.1

0.5

1

10

100

30

b)

a)

湿

%

 

図3−動作環境条件 

 

8.1.3 

保存環境条件 

8.1.3.1 

一般 

保存環境条件は,ディスクの近傍の環境条件で,次による。 

− 温度: 

−10 ℃〜55 ℃ 

− 相対湿度: 

5 %〜90 % 

− 絶対湿度: 

1 g/m3〜30 g/m3 

− 大気圧: 

60 kPa〜106 kPa 


15 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− 温度変化: 

最大15 ℃/h 

− 相対湿度変化: 最大10 %/h 

8.1.3.2 

気象保存条件 

ディスクの環境での安定度を検査するために,次の環境条件にディスクを置く。 

− JIS C 60068-2-2による高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B) 

温度(T)=55 ℃,相対湿度(RH)=50 %で96時間 

− JIS C 60068-2-30による温湿度サイクル試験方法(試験記号:Db) 

上限温度=40 ℃,下限温度=25 ℃,RH=95 %,サイクル時間=(12+12)時間,6サイクル 

 

これらの環境条件にディスクをさらした後で,測定の前に24時間又は48時間の回復時間を置くことが

望ましい。 

8.1.4 

輸送 

8.1.4.1 

一般 

輸送は,広い範囲の温度及び湿度の変動,異なる所要時間,多くの輸送手段並びに世界のあらゆる地域

で行われているため,輸送又はこん包の必須条件を規定することは不可能である。 

8.1.4.2 

包装 

8.1.4.2.1 

一般 

包装の形は,送り手と受け手との間で合意をとることが望ましい。合意がない場合は,送り手の責任で

ある。次の細分箇条に示す障害を考慮することが望ましい。 

8.1.4.2.2 

温度及び湿度 

緩衝材及び包装は,見込んだ輸送期間中保存条件を維持するように設計することが望ましい。 

8.1.4.2.3 

負荷及び振動の衝撃 

a) ディスクの変形を起こすような機械的負荷は避ける。 

b) ディスクの落下は避ける。 

c) 衝撃を吸収する材料をもつ硬い箱に,ディスクを収納することが望ましい。 

d) 外箱は,中がきれいで,汚れ及び湿度の侵入を防ぐ密閉構造をもつことが望ましい。 

8.2 

安全性 

ディスクは,意図する取扱い方法で使われる,又は情報システムの中で予測される範囲内で使用される

場合には,JIS C 6950-1の要求事項を満たす。 

8.3 

難燃性 

ディスクは,JIS C 6950-1に規定するHB材料又はそれ以上の難燃性区分の材料で作る。 

 

基準ドライブ 

9.1 

一般 

この規定の適合確認のための光学測定及び電気信号測定には,基準ドライブを用いる。この基準ドライ

ブの重要部品は,この箇条で規定する。 

9.2 

測定条件 

ほかに規定しない限り,ディスクは,8.1.1で規定した試験環境条件下で測定する。 

9.3 

光学システム 

規定した記録及び読取りのパラメタの測定に用いる基準ドライブの光学システムの基本構成を図4に示


16 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

す。性能が図4の構成と同じ場合,異なる部品及び部品の異なる配置は許容される。 

光学システムは,測定を行う半径で光ビームが集光する記録層に対して,集光した光ビームが垂直にな

るように配置する。 

光学システムは,測定精度に影響が出ないようにディスク入射面で反射した光の検出光を最小にする。 

 

レーザ
ダイオード

コリメータ

レンズ

偏光

ビームスプリッタ

1/4

波長板

対物

レンズ

球面収差

補正

ディスク

4分割

フォトディテクタ

Ia

Ib

Id

Ic

トラック接線方向

高周波信号読取りチャネル

半径方向プッシュプル読取りチャネル

IaIbIcId

I = I + I

1

a

b

I + I

1    2

I  −I

1    

2

I = I + I

2    c   d

 

図4−基準ドライブの光学システム 

 

レーザダイオードから来る入射光と光ディスクで反射しフォトディテクタに行く反射光とを分離するた

めに,偏光ビームスプリッタ及び1/4波長板を用いる。偏光ビームスプリッタを透過する光ビームは,100:1

以上のPS強度比にする。 

光ビームは,測定を行う半径で光ビームが集光する記録層の透過積層の厚さに対して,集光した光ビー

ムの収差(SA)が最小になるように調整する。 

多層ディスクの一つの層の測定中に他層から反射された光が影響を与える可能性がある。この影響に対

処するために,フォトディテクタの寸法を制限する。ディテクタの縦横の長さは,M×5 μmよりも小さく

する。 

ここに,Mは,ディスクから4分割フォトディテクタ近傍の共役面までの光学拡大率である。 

しかしながら,タイプTLディスクでは,フォトディテクタの縦横の長さをM×5 μm未満にしても影響

が無視できない。したがって,測定した反射率は,B.4に示す方法によって補正する。 

9.4 

光ビーム 

データの記録及び読取りに用いる集光した光ビームの特性は,次による。 

− レーザビームの波長(λ): 

(405±5) nm 

− 偏光: 

円偏光 

− 開口数(NA): 

0.85±0.01 

− 最大強度に対する対物レンズの瞳の縁での光強度: 


17 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− 接線方向: 

(60±5) % 

− 半径方向: 

(65±5) % 

− 記録層での最大波面収差(チルト及び球面収差補正後): 

0.033×λ rms 

− 次の式で定義するレーザダイオードの最大相対ノイズ強度: −125 dB/Hz 

dc

m

log

10

P

P

 

ここに, 

Pm: 交流光パワー密度/Hz 

 

Pdc: 直流光パワー 

− 正規化ディテクタサイズ: 

S / M2≦25 μm2 

ここに, 

S: 4分割フォトディテクタの全面積 

− ディスク試験読取りパワー(平均): 

− L0層及びL1層: 

(1.44±0.10) mW 

− L2層: 

(1.00±0.10) mW 

− 記録パワー及びパルスの形: 

29.4.2及び附属書F参照 

9.5 

高周波(HF)読取りチャネル 

HF読取りチャネルによって,使用者データを読み取ることができる信号が供給される。この信号は,4

分割フォトディテクタの電流の総和(Ia+Ib+Ic+Id)で生成される。これらの電流は,相変化効果による

マークとスペースとの反射率の違いによって使用者が記録した情報を使って変調される。 

フォトディテクタを含むHF読取りチャネルは,直流から44 MHzまでの周波数範囲で直流利得に対し

て±1.0 dB以内で平たんな振幅特性とする。群遅延変動は,6 MHz〜44 MHzの周波数範囲で最大1.5 ns pp

とする。 

i-MLSE測定における信号処理部,ビタビ復号器,PLLなどの特性は,附属書Hに規定する。 

9.6 

半径方向のプッシュプル(PP)読取りチャネル 

半径方向のPP読取りチャネルによって,光ビームの半径方向のトラッキング制御用のトラッキングエ

ラー信号が供給される。また,グルーブで変調された情報を読み取るウォブル信号が供給される。 

半径方向のトラッキングエラーは,対物レンズ瞳の出口の半分ともう半分との光量の差に関連した信号

[(Ia+Ib)−(Ic+Id)]として生成される。 

半径方向のPP読取りチャネル内のフォトディテクタを含む読取増幅器は,直流から16 MHzまでの周波

数範囲で直流利得に対して± 1.0 dB以内で平たんな振幅特性とする。 

9.7 

ディスクのクランプ 

ディスクは,パラメタの測定中にクランプゾーン(10.6参照)のほぼ全域を覆う二つの同心円環の間で

クランプする。上部のクランプ領域は,下部のクランプ領域と同じ内径及び外径とする(図5参照)。 

クランプは,dinとdoutとの間とし,次による。 

din=(23.5±0.5) mm 

dout=(32.5±0.5) mm 

全クランプ力は,F1とし,次による。 

F1=2.0 N±0.5 N 

このクランプ力と,ディスクの中心孔の縁にテーパコーンによって加わるチャック力F2との間で生じる


18 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

力のモーメントによるディスクの反りを防ぐために,F2は,0.5 Nを超えてはならない(図5参照)。 

ディスクの中心位置決めに用いるテーパコーンの頂角αは,次による。 

α=40.0°±0.5° 

 

 

図5−測定のクランプ条件 

 

9.8 

ディスクの回転及び測定速度 

ディスクの回転方向は,対物レンズから見て反時計方向とする。 

全ての規定は,特に指定がない限り基準速度の2倍に等しい接線方向の読取速度に基づいている。この

速度は,一定線速度7.375 m/sに相当している。 

9.9 

正規化サーボ伝達関数 

軸方向及び半径方向のトラッキングのサーボシステムを規定するために,関数HN(iω)が用いられる。

それは,基準サーボの開ループ伝達関数Hの公称値を規定し,次による。 

K

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

H

i

1

3

i

1

i

3

1

i

3

1

i

int

0

0

2

0

N

 

ここに, 

ω: 2π×f 

 

ω0: 2π×f0 

 

ωint: 2π×fint 

 

i: i2=−1 

 

K: 積分の次数 

f0は,開ループ伝達関数の0 dB交差周波数である。 

サーボの位相進み遅れ回路の交差周波数は,次による。 

− 進み交差周波数:f1=f0 / 3 

− 遅れ交差周波数:f2=f0×3 

 

式の中の[1+ωint/(iω)]の項は,積分関数を表している。そのような積分関数及び同等の関数は,特にディ

スクの回転周波数及びその高次周波数による偏移による低域成分を更に低減するために使用される。 

また,fintは,積分関数の3 dB交差周波数である。 


19 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

もう一つの重要な周波数は,fxであり,その周波数では,振幅が最大許容残留トラッキングエラーemax

と等しい正弦波偏移が,最大加速度期待値αmaxに合致している。この周波数は,次による。 

max

max

π

2

1

e

α

fx

 

ディスクのトラッキングエラー信号は,幾分大きい変動があるため,各基準サーボループに入力するト

ラッキングエラー信号は,規定した帯域幅を保証するために決めた値に調整する(結果として全体のルー

プゲインを校正することになる。)。 

9.10 軸方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ 

9.10.1 一般 

軸方向残留エラーの測定速度は,記録速度の半分の3.688 m/sとする。 

9.10.2 軸方向トラッキングの基準サーボ 

軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数H(f)について│1+H(f)│は,図6に示す影を付けた

領域内で示される。 

 

100

80

40

20

0

77.0

97.0

利得(dB)

1

10

100

1  10

×

3

10  10

×

3

100  10

×

3

周波数(Hz)

36

54.6

52.9

 

図6−軸方向のトラッキングサーボ特性 

 

│1+H(f)│の境界を決めるために使うHN(f)の0 dB交差周波数f0(9.9参照)は,次による。 

kHz

2.3

10

55

0.6

25

.1

3

π

2

1

3

π

2

1

9

max

max

0

e

α

m

f

 

ここに, αmax: 局所的な外乱による最大加速度の期待値。ここでは,αmax=6.0 

m/s2とする。 

 

m: サーボマージンとしての係数。ここでは,m=1.25とする。 

 

emax: m×αmaxによるトラッキングエラー。ここでは,emax=55 nmと

する。 

積分は1次積分(K=1)とし,交差周波数は,次による。 


20 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

fint=100 Hz 

│1+H(f)│の境界は,次のa)〜c)による。 

a) 100 Hz〜10 kHzの帯域で 

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

N

N

f

H

f

H

f

H

 

b) 36 Hz〜100 Hzの帯域で 

78

.4

int

int

N

N

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

f

f

f

H

f

H

f

H

 

c) 36 Hzまでの帯域で 

dB

97.0

)

(

1

dB

77.0

f

H

 

周波数fxは,次による。 

kHz

6.1

10

55

0.6

π

2

1

π

2

1

9

max

max

x

e

α

f

 

9.11 半径方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ 

9.11.1 一般 

半径方向の残留エラーの測定速度は,記録速度の半分の3.688 m/sとする。 

9.11.2 半径方向のトラッキング基準サーボ 

半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数H(f)について│1+H(f)│は,図7に示す影を付け

た領域内で示される。 

 

100

80

40

20

0

79.0

99.0

利得(dB)

1

10

100

1  10

×

3

10  10

×

3

100  10

×

3

周波数(Hz)

36

56.6

54.9

 

図7−半径方向のトラッキングサーボ特性 

 

│1+H(f)│の境界を決めるために使うHN(f)の0 dB交差周波数f0(9.9参照)は,次による。 


21 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

kHz

6.3

10

16

2.2

25

.1

3

π

2

1

3

π

2

1

9

max

max

0

e

α

m

f

 

ここに, αmax: 局所的な外乱による最大加速度の期待値。ここでは,αmax=2.2 

m/s2とする。 

 

m: サーボマージンとしての係数。ここでは,m=1.25とする。 

 

emax: m×αmaxによるトラッキングエラー。ここでは,emax=16 nmと

する。 

積分の3 dB交差周波数fintは,次による。 

fint=100 Hz 

│1+H(f)│の境界は,次のa)〜c)による。 

a) 100 Hz〜10 kHzの帯域で 

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

N

N

f

H

f

H

f

H

 

b) 36 Hz〜100 Hzの帯域で 

78

.4

int

int

N

N

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

f

f

f

H

f

H

f

H

 

c) 36 Hzまでの帯域で 

dB

99.0

)

(

1

dB

79.0

f

H

 

周波数fxは,次による。 

kHz

8.1

10

16

2.2

π

2

1

π

2

1

9

max

max

x

e

α

f

 

 

10 寸法特性 

10.1 一般 

寸法特性は,ディスクの互換性及び適合をとる上で必須とみなされるパラメタについて規定する。設計

の自由度があるところは,規定した要素の基本特性だけ示す。図8にまとめて,寸法要求事項を示してい

る。ディスクの各部分について,中心孔〜外周リムを規定している。 

 

 

図8−ディスク寸法の全体概要 

 


22 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

10.2 ディスクの基準面及び基準軸 

(ディスクの基準面については,図9及び図10も参照) 

ディスク基準面Pは,ディスクの読取面側のクランプゾーン表面(10.6参照)で決まる平面である。 

ディスク基準面Qは,ディスクの基板側のクランプゾーン表面で決まる平面である。 

基準軸Aは,ディスク基準面Pに垂直で中心孔の中心を通る軸である。 

ディスク基準面Rは,ディスク基準面Pに平行な平面である。ディスク基準面Rは,ディスク基準面P

よりもディスクの内側にe4の距離とし(図9及び図10参照),次による。 

e4=(100±25) μm 

ディスク基準面Rは,L0層の半径raと半径rbとの間の平均位置で記録層L0(記録層L0は,3層ディス

クの最も奥の記録層である。)と交差し,次による。 

ra=23 mm 

rb=24 mm 

 

 

図9−ディスク寸法の詳細 

 

 


23 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

図10−ディスク基準面P及びR並びに記録層L0の詳細 

 

10.3 全体寸法 

ディスクの外径はd1とし(図8参照),次による。 

d1=(120.0±0.3) mm 

中心孔の直径はd2とし(図8参照),次による。 

d2=

10

.0

00

.0

00

.

15

 mm 

読取面側の中心孔のエッジに,ばりがあってはならない。 

読取面側の中心孔のエッジは,ディスクの中心位置決めの基準であり,丸めるか面取りをする。丸めの

半径はreとし,次による。 

最大re=0.1 mm 

面取りの高さは,第1遷移領域の下面よりも上に最大0.1 mmとする。丸め又は面取りの高さは,ディ

スク基準面Pからh1とし(詳細は図9参照),次による。 

最大h1=0.25 mm 

ディスクの最大厚さは,ディスク入射面から突き出す最も高い構造物とディスクの上面から突き出す最

も高い構造物との間の基準軸Aの方向の距離で規定する。 

カバー層,保護コート及びレーベル印刷を含むディスクの最大厚さは,ディスクのいずれの半径位置で

もe1(図9参照)とし,次による。 

e1=1.40 mm 

ディスクの情報領域の最小厚さはe2とし,次による。 

e2=0.90 mm 

クランプゾーンの外側でディスクの上面はディスク基準面Qよりも内側にh2入ってもよいとし,次によ

る。 

最大h2=0.4 mm 

クランプゾーンの外側でディスクの上面はディスク基準面Qよりも外側にh3出てもよいとし(図9参照),

次による。 

最大h3=0.1 mm 

10.4 第1遷移領域 

クランプゾーンの内側(d<d6)の領域では,ディスク表面はディスク基準面P及びQに対してそれぞ

れh5,h4内側に入ってもよいとし,次による。 

最大h5=0.20 mm 

最大h4=0.12 mm 


24 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

このディスク表面はディスク基準面P及びQの外側にそれぞれh7,h6平たんでない部分及びばりがあっ

てもよいとし,次による(図8及び図9参照)。 

最大h7=0.05 mm 

最大h6=0.05 mm 

10.5 保護リング 

ディスクの内側の領域に任意に設けるリング状の突出部は,ディスクを置く表面及びディスクが置かれ

る表面が全面で接触するのを防ぐことができる。そのようなリングを設けることによって,ディスクの読

取面がきず付くのを減らすことができる。 

保護リングを設ける場合,その位置は直径d3と直径d5との間とし,次による。 

d3=17.5 mm 

d5=21.0 mm 

d3と直径d4との間で保護リングの高さはクランプ表面の上にh8とし,次による。 

d4=20.5 mm 

最大h8=0.12 mm 

d4とd5との間で保護リングの高さは,緩やかに周辺の表面の高さまで減少する(図9参照)。 

10.6 クランプゾーン 

ディスククランプゾーンの内径はd6とし,次による。 

d6≦23.0 mm 

ディスククランプゾーンの外径はd7(図8参照)とし,次による。 

d7≧33.0 mm 

ディスククランプゾーン内のディスク厚さはe3(図9参照)とし,次による。 

e3=

10

.0

05

.0

20

.1

 mm 

ディスククランプゾーン内(d6<d<d7)でディスクの両面は,最大0.1 mm以内の平たんとする。 

ディスククランプゾーン内(d6<d<d7)でディスクの両面は,最大0.1 mm以内の平行とする。 

10.7 第2遷移領域 

第2遷移領域は,クランプゾーンと情報領域との間でd7<d<d9の領域である(図8参照)。 

この領域でディスクの読取側の表面はディスク基準面Pよりもh9内側に入ってもよく,次による。 

最大h9=0.12 mm 

この表面は,情報領域の入射面に対してh10外側に出てもよく(図9参照),次による。 

最大h10=0.01 mm 

この領域でディスクの上面はディスク基準面Qよりもh11外側に出てもよく,次による。 

最大h11=0.2 mm 

h16は,この領域のディスク上面から情報領域上面への段差である。l1は,傾斜部の開始半径と終了半径

との間の距離である。h16が0.2 mmよりも大きい場合は,図9に示すとおり,情報領域上面への下降の傾

斜はなだらかとし,かつ,l1は,次による。 

l1>1.8 mm 

第2遷移領域から情報領域の上面へ下がる段差がある場合は,その段差は,直径d8以内でなくなるとし,

次による。 

d8=40.0 mm 

10.8 情報領域 


25 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

10.8.1 一般 

情報領域は直径d9〜直径d10とし(図9及び図11参照),次による。 

d9=42 mm 

d10=117 mm 

各記録層上で,データ領域は,内径dDZIと外径dDZOとの間とする。全ての記録層のデータ領域は,同じ

記録容量をもつ。 

記録層Lnの内径dDZIはdDZIn,記録層Lnの外径dDZOはdDZOnとし,次による。 

dDZIn=

0.0

2.0

0.

48

 mm 

dDZOn≦116.2 mm 

d9とdDZIとの間の領域を内側ゾーンと呼び,dDZOとd10との間の領域を外側ゾーンと呼ぶ(図11参照)。 

情報領域のディスクの全体厚さは,10.3に規定したとおりである。 

 

 

図11−情報領域の区分 

 

10.8.2 3層ディスクの情報ゾーンの区分 

情報領域は,三つの記録層に分かれた情報ゾーンを記録するために使用される。 

情報ゾーンは,次の主部分に区分される(図12参照)。 

− 記録層L0 

− リードインゾーン(内側ゾーン0の部分) 

− データゾーン0 

− 外側ゾーン0 

− 記録層L1 

− 外側ゾーン1 

− データゾーン1 

− 内側ゾーン1 

− 記録層L2 

− 内側ゾーン2 

− データゾーン2 

− リードアウトゾーン(外側ゾーン2) 

 

L0層のらせんグルーブは,ディスクの内側から外側に向かって進む。 


26 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

L1層のらせんグルーブは,ディスクの外側から内側に向かって進む。 

L2層のらせんグルーブは,ディスクの内側から外側に向かって進む。 

 

記録層L0 

記録層L1 

記録層L2 

スペーサ層

スペーサ層

データゾン0

データゾーン1

データゾーン2

らせん方向

らせん方向

らせん方向

リードインゾーン

外側ゾーン0

外側ゾーン1

リードアウトゾーン

内側ゾーン1

内側ゾーン2

ディスク内周

ディスク外周

光ビーム

スペーサ層

スペーサ層

カバー層

データゾン0

データゾーン1

データゾーン

らせん方向

らせん方向

らせん方向

外側ゾーン0

外側ゾーン1

リードアウトゾーン

ディスク内周

ディスク外周

光ビーム

データゾーン0

データゾーン1

データゾーン2

らせん方向

らせん方向

らせん方向

基板

外側ゾーン0

外側ゾーン1

リードアウトゾーン

ディスク内周

ディスク外周

光ビーム

 

図12−3層ディスクの情報領域の細分 

 

リードインゾーンは直径44.0 mmと44.4 mmとの間の領域で始まり,データゾーン0の先頭の直径dDZI0

で終了する。 

外側ゾーン0はデータゾーン0の最後の直径dDZO0で始まり,最小で直径117 mmで終了する。 

外側ゾーン1は最小で直径117 mmで始まり,データゾーン1の始まりの直径dDZO1で終了する。 

内側ゾーン1はデータゾーン1の最後の直径dDZI1で始まり,データゾーン1の始まりの直径dDZO1で終

了する。 

内側ゾーン2は直径44.0 mmと直径44.4 mmとの間の領域で始まり,データゾーン2の始まりの直径dDZI2

で終了する。 

リードアウトゾーンはデータゾーン2の終わりの直径dDZO2で始まり,最小で直径117 mmで終了する。 

10.9 リム領域 

リム領域は,情報領域の外の領域でd10で始まりディスクの外径まで広がっている(図8参照)。 

リム領域の最初の0.5 mmでは読取面側のディスク表面は,情報領域の入射面よりも外側に出てはなら

ない。 

残りのリム領域で読取面側のディスク表面は,情報領域の入射面よりもh13を超えて外側に出てはなら

ないとし,次による。 

最大h13=0.05 mm 

リム領域で読取面側のディスク表面は情報領域の入射面よりもh14内側に入ってもよいとし(図9参照),

次による。 

最大h14=0.12 mm 

リム領域でディスクの上面は情報領域の上面よりもh15を超えて外側に出てはならないとし(図9参照),

次による。 

最大h15=0.05 mm 

 


27 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

11 機械的特性 

11.1 質量 

ディスクの質量mは,次による。 

12 g≦m≦17 g 

11.2 慣性モーメント 

ディスクの慣性モーメントは,0.032 g·m2以下とする。 

11.3 ダイナミックインバランス 

ディスクのダイナミックインバランスは,2.5 g·mm以下とする。 

11.4 軸方向の振れ量 

11.4.1 一般 

軸方向のトラッキング基準サーボをもつ光学システムで,記録速度の半分の速度で回転して測定する場

合(全ての容量で),各記録層とディスク基準面R(図9及び図10参照)との間の基準軸Aの方向の距離

は,ディスク全体でh12とし,次による。 

最大h12=0.3 mm 

1トラック内(1回転内)で,ディスク基準軸Aの方向の各記録層の平均位置からの偏移は,最大0.1 mm

とする。 

基準サーボの積分機能のために(9.10参照)この成分は十分に抑制され,11.4.1及び11.4.2に規定する

残留トラッキングエラーは,主として局所外乱に起因している。 

11.4.2 軸方向残留トラッキングエラー 

9.10.2で規定した軸方向のトラッキング基準サーボを使って3層ディスクの任意の層を1×Vref(基準速

度)3.688 m/sで回転させ,(0.70±0.10) mWの読取りパワーで測定した場合,1.6 kHz(=fx,9.10.2参照)

より低い周波数での各記録層の軸方向の残留トラッキングエラーは最大45 nmとする(光ビームの焦点が

記録層の上に来るように動かすために対物レンズの移動が必要である。)。1×Vrefでの読取耐久性の劣化を

避けるために,残留エラーを短時間で測定することが望ましい。 

ほこり,きずなどの局所欠陥による軸方向の残留トラッキングエラーのスパイクは除く。 

測定フィルタは,次の特性をもつバターワース低域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.6 kHz,傾斜−60 dB/decade 

これは,1.6 kHz未満の周波数で基準軸A方向の記録層の局所加速度の最大値は6.0 m/s2を超えないこと

を意味する。 

軸方向のトラッキング基準サーボを使い,20 msの積分時間で測定した1.6 kHz〜10 kHzの周波数帯域で

の残留エラー信号のノイズ実効値は最大32 nmとする。測定フィルタは,次の特性をもつバターワース帯

域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.6 kHz,傾斜+60 dB/decadeから,f−3dB=10 kHz,傾斜−60 dB/decadeまで 

11.5 半径方向の振れ量 

11.5.1 一般 

ディスクの外周エッジの振れ量は,最大0.3 mm ppとする。 

各記録層のトラックの半径方向の振れ量(偏芯及び真円からのずれを含む。)は,ディスクを記録速度の

半分の速度で回転させ半径方向トラッキング基準サーボをもつ光学システムで測定する。 

半径方向の振れ量は,最大75 μm ppとする。 

基準サーボの積分機能のために(9.11参照)この回転成分は十分に抑圧され,11.5.2に規定する残留ト


28 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ラッキングエラーは,主として局所外乱に起因している。 

残留トラッキングエラーは,図4に示す半径方向のPP読取りチャネル(I1−I2)信号を測定及び半径方

向の制御用の両方に供給することによって判定する。 

11.5.2 半径方向の残留トラッキングエラー 

9.11.2で規定した半径方向のトラッキング基準サーボを使って,3層ディスクの任意の層を1×Vrefの

3.688 m/sで回転させ(0.70±0.10) mWの読取りパワーで測定した場合,1.8 kHz(=fx,9.11.2参照)より低

い周波数での各記録層の半径方向の残留トラッキングエラーは最大13 nmとする。1×Vrefでの読取耐久性

の劣化を避けるために,残留エラーを短時間で測定することが望ましい。 

ほこり,きずなどの局所欠陥による半径方向の残留トラッキングエラーのスパイクは除く。 

測定フィルタは,次の特性をもつバターワース低域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.8 kHz,傾斜−60 dB/decade 

これは,1.8 kHz未満の周波数で半径方向の記録層の局所加速度の最大値は2.2 m/s2を超えないことを意

味している。 

半径方向のトラッキング基準サーボを使い,20 msの積分時間で測定した1.8 kHz〜10 kHzの周波数帯域

での残留エラー信号のノイズ実効値は最大9.2 nmとする。測定フィルタは,次の特性をもつバターワース

帯域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.8 kHz,傾斜+60 dB/decadeから,f−3dB=10 kHz,傾斜−60 dB/decadeまで 

11.6 カバー層の耐久性 

11.6.1 カバー層の衝突耐久性 

ディスクの読取面に対物レンズが衝突する場合に,過度にディスクが損傷するのを防ぐために,ディス

ク表面は最低限の衝突耐久性をもつことが望ましい。この衝突耐久性は,附属書Lに規定する測定方法で

測定できる。 

11.6.2 カバー層のきず耐久性 

過度にきずが付かないように,ディスク表面は最低限の硬さをもつ。きず耐久性は,附属書Cに規定す

る測定方法で測定する。 

11.6.3 カバー層による指紋はつ(撥)油性 

過度の汚れを防ぐため,ディスク表面はできるだけ汚れをはじくことが望ましい。汚れのはじき具合は,

附属書Dに規定する測定方法で測定する。 

 

12 情報領域の光学的特性 

12.1 一般 

ディスクの情報領域内で,次の要求事項を満たす。 

これらの透過積層(TS)の規格は,記録層の上の全ての関連する層(例えば,積層膜の場合は接着層,

TS0の場合はスペーサ層及び全てのLn層の半透明記録層,カバー層及び保護コート付きの場合保護コー

ト層など。)を含んでいる。 

12.2 透過積層(TS)の屈折率 

TS全体を形成する層が異なる屈折率をもっている場合は,附属書Aに規定した方法に従う。ディスク

のカバー層及びスペーサ層の屈折率nは,次による。 

1.45≦n≦1.70 

12.3 透過積層(TS)の厚さ 


29 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

半径raと半径rbとの間の平均厚さは,関連するディスクの透過積層(TS0,TS1又はTS2)の基準厚さ

という(10.2及び図10参照)。 

ディスク全面で測定したTS0,TS1及びTS2の厚さは,次の八つの要求事項を満たす。 

要求事項a)〜c)に関連して図13では,曲線は,等価な球面収差となる厚さを示す。屈折率1.60に対す

る任意の屈折率nの厚さの比は,近似関数g(n)で表される。 

g(n)=−1.111 1×n3+5.814 3×n2−9.880 8×n+6.476 0 

図14は,実際の厚さを要求事項f)の有効厚さに変換する係数を示す。実際の厚さは,その物理的な値を

意味する。有効厚さは,屈折率を1.60と仮定した場合の仮想的な値を意味する。 

任意の屈折率の実際の厚さは,標準の屈折率1.60の有効厚さに変換される。実際の厚さ及び有効厚さの

デフォーカスの値は,同じである。この細分箇条では,デフォーカスは,各々の厚さ及び屈折率をもった

透明な材料を光が透過する場合のフォーカス位置の動きと規定する。 

係数の関数f(n)は,tan(θr)/tan(θ0)に等しい。ここに,θ0及びθrは,各々屈折率が1.60の場合及び任意の

屈折率nの場合の透過積層中の収束角度である。関数f(n)は,近似的に次の式で表される。 

f(n)=−1.088 0×n3+6.102 7×n2−12.042×n+9.100 7 

a) 屈折率で決まるTS0(L0層の上の全ての層)の厚さは,図13の最上部の網掛け領域内とする[屈折

率がnの場合の厚さは94.0×g(n) μm〜106.0×g(n) μmとし,図中太い破線は公称厚さを屈折率の関数

として示す。]。 

b) 屈折率で決まるTS1(L1層の上の全ての層)の厚さは,図13の中央の網掛け領域内とする[屈折率

がnの場合の厚さは69.0×g(n) μm〜81.0×g(n) μmとし,図中太い破線は公称厚さを屈折率の関数とし

て示す。]。 

c) 屈折率で決まるTS2(L2層の上の全ての層)の厚さは,図13の最下部の網掛け領域内とする[屈折

率がnの場合の厚さは52.0×g(n) μm〜62.0×g(n) μmとし,図中太い破線は公称厚さを屈折率の関数と

して示す。]。 

d) L0層及びL1層に挟まれたスペーサ層1の厚さS1は,20.0 μm〜30.0 μmとする。 

e) L1層及びL2層に挟まれたスペーサ層2の厚さS2は,13.0 μm〜23.0 μmとする。 

f) 

厚さの差は,次の要求事項を満たす。 

C−(S1+S2)≧1.0 μm 

S1−S2≧1.0 μm 

C,S1,S2は,実際の厚さに図14に示す係数f(n)を乗じて有効厚さに変換する。 

ここに, TS2の厚さ: カバー層の厚さ(C)に等しい 
 

n: 屈折率 

g) TS0及びTS1の厚さの各々の基準厚さからの偏差ΔDの最大値は,次による。 

│ΔD│≦2.5 μm 

h) TS2の厚さの基準厚さからの偏差ΔDの最大値は,次による。 

│ΔD│≦2.0 μm 

12.4 3層ディスクのスペーサ層の目標厚さの例 

ディスクの量産では,厚さの簡単な目標値が使いやすい。 

次の三つの要求事項を満たすことが推奨されるが,その場合には12.3のa)〜f)の要求事項は,屈折率1.60

に対して常に満たされる。 

a) スペーサ層1の厚さS1は,(25.0±2.0) μmを満たすことが望ましい。 


30 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

b) スペーサ層2の厚さS2は,(18.0±2.0) μmを満たすことが望ましい。 

c) TS2の厚さCは,(57.0±2.0) μmを満たすことが望ましい。 

 

透過積層の屈折率

102.3

76.7

58.3

100.099.298.798.6

75.875.074.4

57.657.056.556.356.2

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

110.0

TS2

TS1

TS0

74.074.0

1.40

1.50

1.60

1.70

1.45

1.55

1.65

1.75

101.1

m

)

 

図13−屈折率の関数としての透過積層の厚さ 

 


31 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

スペーサ層の屈折率

1.154

1.097

1.046

1.000

0.959

0.921

0.9

1.0

1.1

1.2

1.40

1.50

1.60

1.70

1.45

1.55

1.65

1.75

f(

n

)

 

図14−屈折率1.60の厚さ及び任意の屈折率nにおける有効厚さの比 

 

12.5 記録層の反射率 

カバー層の透過を含む情報ゾーンの記録層の反射率は,他の記録層の状態(未記録か記録されているか

又は部分記録か)によらず,附属書Bの測定条件の下で,次による。 

− 未記録のバージングルーブ: 

− L0層及びL1層: 

1.5 %≦Rg−v≦4.0 % 

− L2層: 

2.2 %≦Rg−v≦4.0 % 

 

− 未記録の消去グルーブ: 

− L0層及びL1層: 

1.4 %≦Rg−v≦4.0 % 

− L2層: 

2.0 %≦Rg−v≦4.0 % 

− ディスクの各場所: 0.75×Rg−v<Rg−e<1.25×Rg−v 

 

− 記録済みグルーブの最初の10DOWサイクル: 

− L0層及びL1層: 

1.4 %≦R8H≦4.0 % 

− L2層: 

2.0 %≦R8H≦4.0 % 

− ディスクの各場所: 0.75×Rg−v<R8H<1.25×Rg−v 

 

記録マークは,未記録層よりも低い反射率とする。 

12.6 複屈折 


32 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

透過積層のディスク面方向の複屈折(附属書J参照)は,次による。 

Δn//≦1.5×10−4 

透過積層のディスク面に対して垂直方向の複屈折(附属書J参照)は,次による。 

Δn┴≦1.2×10−3 

12.7 角度偏差 

角度偏差は,ディスクの基準面Pに垂直な入射平行光と反射光との間の角度αである。入射光の直径は,

0.3 mm〜1.0 mmの範囲とする。角度偏差αは,入射面のゆがみ並びにカバー層及び/又はスペーサ層の非

平行を含んでいる(図15参照)。 

 

 

カバー層

基板

記録層

読取り面

反射光

a

入射光

 

図15−角度偏差の規定 

 

角度偏差αの要求事項は,次による。 

− 半径方向 

− 8.1.1に規定する通常の試験環境条件: 最大│α│=0.60° 

− 8.1.1に規定する急激変化の試験条件: 最大│α│=0.70° 

− 接線方向 

− 8.1.1に規定する通常の試験環境条件: 最大│α│=0.30° 

 

13 データフォーマット 

13.1 一般 

情報源(ホストコンピュータ又は応用)から受け取ったデータは,使用者データフレームと呼ばれ,デ

ィスクに記録する前に幾つかのステップを踏んで,次のとおりにフォーマットされる(図16参照)。 

 


33 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

32 フレーム

使用者データ

x 2 048バイト

32 セクタ

データブロック

304 列

216 行

アクセスブロック

24 列

30

LDC ブロック

304 列

216 行データ

32 行パリティ

使用者コントロールデータ

32 ユニット

x18 バイト

物理セクタ番号

アドレスユニット番号

16アドレス

x9 バイト

24 列

30 行データ

32 行パリティ

BIS ブロック

BIS クラスタ

3 列

496 行

LDC クラスタ

152 列

496 行

物理クラスタ

ECC クラスタ

(155 列)

(

1 288 データビット)

1 932 チャネルビット

LDC

38 列

BIS

1 列

LDC

38 列

BIS

1 列

LDC

38 列

BIS

1 列

LDC

38 列

496 行は、各31行の
16 アドレスユニットに
分割する。

フレーム

同期

20

データ

25

直流
制御

1

直流
制御

1

直流

制御

1

データ

45

データ

45

496

記録フレーム

32 フレーム

データフレーム

x(2 048バイトデータ

+4 バイトEDC)

32 フレーム

スクランブルドデータフレーム

x2 052バイト

 

図16−エンコードプロセスの図 

 

− 使用者データは,データフレーム,スクランブルドデータフレーム,データブロック,LDCブロック

及びLDCクラスタと,順番に変換される。 

− BD書換形システムで追加するアドレス及びコントロールデータは,アクセスブロック,BISブロック

及びBISクラスタと,順番に変換される。 

− LDCクラスタ及びBISクラスタは,多重化され16アドレスユニットに分割されるECCクラスタとな


34 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

り,変調されて496記録フレームから構成される物理クラスタとなる。 

BD書換形ディスクのデータは,2 048バイトの使用者データから構成される32個のデータフレームを

もつクラスタと呼ぶ64Kのパーティションに記録される。このクラスタは,二つのエラー訂正の仕組みで

保護されている。 

− 第1に,(248,216,33)リードソロモン(RS)符号語で構成する長距離(LDC)エラー訂正符号で保護

される。この符号は,十分なパリティ及びインターリーブ長をもち効率がよく,ランダムエラー及び

バーストエラーの両方を訂正できる。 

− 第2に,データは,(62,30,33)RS符号語で構成する,強力なバースト検出サブコード(BIS)と多重

化される。このBIS符号は,場所を特定するためのアドレス及び使用者データに付随したコントロー

ル情報をもっている。また,LDCが効率的に消失訂正できるように,長いバーストエラーを示すため

に使うことができる。 

これらの二つの符号の組合せはLDC+BIS符号と呼ばれる(図17参照)。 

全てのデータは,図17に示す配列に構成される。この配列は,行から行へと水平方向に読まれ,直流制

御ビットを追加し,変調し,同期パタンを追加してディスク上に記録される。 

エラー訂正符号は,ディスク上のバーストエラーを原理的にうまく分割する垂直方向に適用される。さ

らに,LDC符号は対角線方向にインターリーブされている。 

 

同期

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

D0........D37

B0

D38......D75

B1

D76....D113

B2

D114...D151

D152…. D189

B3

D190...........

アドレス

ユニット0

31

496

ディスク上の

データの流れ

:
:
:

アドレス

ユニット14

31

アドレス

ユニット15

....... D75 391

31

同期

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

D0........D37

B0

D38......D75

B1

D76....D113

B2

D114...D151

D152…. D189

B3

D190...........

アドレス

ユニット0

31

496

ディスク上の

データの流れ

:
:
:

アドレス

ユニット14

31

アドレス

ユニット15

....... D75 391

31

 

図17−ディスク上の物理クラスタの図 

 

アドレスユニット,物理セクタ及び論理セクタは,次による。 

− アドレスユニット 

ディスク上の所定の位置へ光ピックアップの位置決めをするために,物理クラスタは,それぞれが

31の連続する行から構成される16個のアドレスユニットに細分される。アドレスユニット番号

(AUN)を記録データに埋め込むことによって,迅速な位置決めができる。 


35 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− 物理セクタ 

コントロールデータが附属したデータフレームは,セクタと呼ばれる。ディスク全体(内側ゾーン

及び外側ゾーンを含む。)の全ての物理クラスタ内の全てのセクタは,物理セクタと呼ばれる。全ての

物理セクタは,物理セクタ番号(PSN)と呼ぶ仮想番号をもっている。このPSNは,ディスク上に記

録されないがAUNと同期している。 

− 論理セクタ 

ホストコンピュータ又は応用から供給される使用者データを保存するために,全ての物理セクタが

利用できるわけではない。内側ゾーン及び外側ゾーンは除かれる。残りのセクタは,使用者データ保

存に利用でき,論理セクタと呼ばれる。 

13.2 データフレーム 

一つのデータフレームは,2 048バイトの使用者データ及び4バイトのエラー検出符号(EDC)の2 052

バイトで構成される。2 048バイトの使用者データバイトはud0〜ud2 047として,また,4バイトのEDCは

ed2 048〜ed2 051として識別される(図18参照)。 

 

ud0

:

2048

:

使用者データ

:

バイト

:

2052

ud2047

バイト

ed2048

4

ed2049

EDCバイト

ed2050
ed2051

ud0

:

2048

:

使用者データ

:

バイト

:

2052

ud2047

バイト

ed2048

4

ed2049

EDCバイト

ed2050
ed2051

 

図18−データフレーム 

 

13.3 エラー検出符号(EDC) 

4バイトのフィールドed2 048〜ed2 051は,2 048バイトの使用者データ全体に対し算出されたエラー検出符

号を収納する。データフレームを,最初の使用者データバイト(ud0)の最上位ビットから始まり最後の

EDCバイト(ed2 051)の最下位ビットで終わる一つのビットフィールドとして考えると,msbはb16 415でlsb

はb0となる。 

EDCの各ビットbiは,i=0〜31に対して,次のとおりに示される。 

)

(

mod

)

(

b

)

(

0

31

x

G

x

I

x

x

EDC

i

i

i

 

ここに, I(x): 

32

415

16

b

)

(

i

i

ix

x

I

 

 

G(x): G(x)=x32+x31+x4+1 

13.4 スクランブルドデータフレーム 

使用者データ及びEDCの2 052バイトから構成される各データフレームは,図19に規定する回路の出

力でスクランブルする。この図でビットs7 (msb)〜s0 (lsb)は,各8ビットシフトごとのスクランブルバイト

を表す。 

回路の心臓部は,線形帰還シフトレジスタ(LFSR)で,次の多項式によっている。 

φ(x)=x16+x15+x13+x4+1 


36 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ここで,s0〜s15:16ビットシフトレジスタを構成している。各シフトクロックでsnの中身はsn+1(n=

0...14)にシフトし,一方,s0は

3

12

14

15

s

s

s

s

は排他的論理和を表す。)にセットされる。 

各データフレームのスクランブル手順の最初で,s0〜s15のシフトレジスタは,データフレームに付随す

る(仮想)PSN(箇条17参照)から生成する値にプリセットする。16ビットのプリセット値は,次に示

す方法で作成する。 

− s15は,“1”にセットする。 

− s14〜s0は,PSNのPS19〜PS5にセットする(図19参照)。 

 

同じプリセット値を,同一クラスタ内の全32データフレームに用いる。 

 

最上位バイト

“1”

最下位バイト

PS31

PS23

PS15

PS7

PS24

PS16

PS19

PS8

PS0

PS5PS4

s15s14

s12

s7s6s5s4s3s2s1s0

PSN

パラレル
入力

シフトクロック

 

図19−スクランブル回路 

 

プリセット値を読み込んだ後,s7〜s0は,スクランブルバイトS0として取り出される。さらに,8ビッ

トシフトを2 051回繰り返し,続きの2 051バイトは,s7〜s0からスクランブルバイトS1〜S2 051として取り

出される。データフレームの2 052バイトのud/edkは,スクランブルバイトdkとなり,次による。 

k

k

k

S

ud/ed

d

 

ここに, 

k: 0〜2 051 

 

: 排他的論理和 

13.5 データブロック 

次のステップで,32個のスクランブルドデータフレーム(Fは,0〜31)は,一塊のデータに統合され

る(図20参照)。 

 

 


37 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

32 フレーム

0

1

:

F

:

31

d0,0

d0,1

:

d0,F

:

d0,31

d1,0

d1,1

:

d1,F

:

d1,31

2052

:

:

:

:

:

バイト

:

:

:

:

:

d2050,0

d2050,1

:

d2050,F

:

d2050,31

d2051,0

d2051,1

:

d2051,F

:

d2051,31

32 フレーム

0

1

:

F

:

31

d0,0

d0,1

:

d0,F

:

d0,31

d1,0

d1,1

:

d1,F

:

d1,31

2052

:

:

:

:

:

バイト

:

:

:

:

:

d2050,0

d2050,1

:

d2050,F

:

d2050,31

d2051,0

d2051,1

:

d2051,F

:

d2051,31

 

図20−32スクランブルドデータフレーム 

 

これらのデータは,各スクランブルドデータフレームを図21に示すとおり9,5列に分けることによって,

216行×304列の配列に再配置される。この新しい配列は,データブロックと呼ばれる。全ての偶数スクラ

ンブルドデータフレームは,列を半分下がったところで終わり,全ての奇数スクランブルドデータフレー

ムは,列を半分下がったところから始まることに注意することが望ましい。 

注記 この規格において,行列の2次元の位置を示す添字(例えば,d109,1)では,対応国際規格と同

じ半角カンマを用いた表記としている。 

 

304 列

0

1

:

9

10

:

18

19

303

d0,0

d216,0

:

d1944,0

d108,1

:

d1836,1

d0,2

:

d1836,31

d1,0

d217,0

:

d1945,0

d109,1

:

d1837,1

d1,2

:

d1837,31

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d2050,0

:

:

:

:

:

:

216

:

:

:

d2051,0

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d0,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d1,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d106,1

:

:

:

:

:

:

d215,0

d431,0

:

d107,1

d323,1

:

d2051,1

d215,2

:

d2051,31

304 列

0

1

:

9

10

:

18

19

303

d0,0

d216,0

:

d1944,0

d108,1

:

d1836,1

d0,2

:

d1836,31

d1,0

d217,0

:

d1945,0

d109,1

:

d1837,1

d1,2

:

d1837,31

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d2050,0

:

:

:

:

:

:

216

:

:

:

d2051,0

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d2050,0

:

:

:

:

:

:

216

:

:

:

d2051,0

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d0,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d1,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d0,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d1,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d106,1

:

:

:

:

:

:

d215,0

d431,0

:

d107,1

d323,1

:

d2051,1

d215,2

:

d2051,31 

図21−32スクランブルドデータフレームからのデータブロックの構成 

 

13.6 LDCブロック 

データブロックの各列のバイトは,図22に示すとおり各行の先頭から,Lが符号語番号(=列番号:0

〜303)を表すとしてe0,L  e1,L .. ei,L..〜e215,L という番号に付け直される。 

LDCブロックは,各列を,(248,216,33)長距離RS符号に従って32パリティバイトで拡張して完成され

る。パリティバイトは,p216,L  p217,L ... pj,L〜p247,Lと番号が付けられる。 

 


38 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

304 列

符号語

0

符号語

1

:

符号語

L

:

符号語

302

符号語

303

1 LDC

符号語

216

データ行

e0,0
e1,0
e2,0

:
:

e215,0

e0,1
e1,1

:
:
:

e215,1

:
:
:
:
:
:

e0,L
e1,L

:
:
:

e215,L

:
:
:
:
:
:

e0,302
e1,302

:
:
:

e215,302

e0,303
e1,303

:
:
:

e215,303

= 248

バイト

32

パリティ行

p216,0

:
:
:
:

p247,0

p216,1

:
:
:
:

p247,1

:
:
:
:
:
:

p216,L

:
:
:
:

p247,L

:
:
:
:
:
:

p216,302

:
:
:
:

p247,302

p216,303

:
:
:
:

p247,303

 

図22−データバイトの再番号割当て及びパリティ追加によるLDCブロックの構成 

 

13.7 LDC符号語 

長距離RS符号は,GF(28)の有限体上で規定する。有限体GF(28)の非ゼロ要素は,原始根αによって生

成される。ここに,αは次の原始多項式p(x)の根である。 

p(x)=x8+x4+x3+x2+1 

GF(28)のシンボルは,(α7, α6, α5,..,α2, α, 1)を元とする元多項式の表現を用いてバイト(8ビットのグルー

プ)で表される。したがって,根αは次で表される。 

α=00000010 

ベクトルIdc=(e0,L .. ei,L .. e215,L .. p216,L .. pj,L .. p247,L)で表す各LDC符号語は,216の情報バイト及び32のパ

リティバイトをもつGF(28)上のRS符号である。そのような符号語は,247次の多項式Idc(x)で表すことが

できる(幾つかの係数はゼロの可能性がある。)。ここに,最高次はベクトルの情報部分(e0,L .. など)に

相当し,最低次はベクトルのパリティ部分(p216,L ..など)に相当する。 

Idc(x)は,LDC符号語の生成多項式g(x)の倍数である。生成多項式は,次による。 

31

0

)

(

i

x

x

g

 

LDCは組織符号で,216の情報バイトは,変わることなく各符号語の最高次に現れる。Idc符号のパリテ

ィチェック行列HLDCは,全てのLDC符号語Idcに対して,次による。 

HLDC×IdcT=0 

パリティチェック行列HLDCの第2行hLDC2は,生成多項式g(x)のゼロαに相当し,エラーの場所の特定

に用いる符号の位置を規定する。このパリティチェック行列HLDCの第2行hLDC2は,次による。 

,

,

..

,

2

246

247

LDC2

α

α

α

α

h

 

13.8 LDCクラスタ 

13.8.1 一般 

LDC符号語を生成した後,LDCブロックは,二つのステップでインターリーブが行われLDCクラスタ

となる。 

13.8.2 インターリーブの第1のステップ 

第1のインターリーブのステップで,高さ248の304列は152列×496行の新しい配列に再構築される。 

各新しい列は,LDCブロックの各偶数列及び次の奇数列を組み合わせることによって作られる。新しい


39 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

列は,図23に示すとおりLDCブロックの偶数列の最初のバイトを取り込み,次にLDCブロックの奇数列

の最初のバイトを取り込み,次にLDCブロックの偶数列の2番目のバイトを取り込み,その後奇数列の2

番目のバイトを取り込む,という形を続けることで埋められる。 

 

152 列

0

1

151

e0,0

e0,2

:

:

e0,302

e0,1

e0,3

:

:

e0,303

432

e1,0

e1,2

:

:

e1,302

データ行

e1,1

e1,3

:

:

e1,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

e215,0

e215,2

:

:

e215,302

e215,1

e215,3

:

:

e215,303

496

p216,0

p216,2

:

:

p216,302

p216,1

p216,3

:

:

p216,303

64

p217,0

p217,2

:

:

p217,302

パリティ行

p217,1

p217,3

:

:

p217,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

p247,0

p247,2

:

:

p247,302

p247,1

p247,3

:

:

p247,303

152 列

0

1

151

e0,0

e0,2

:

:

e0,302

e0,1

e0,3

:

:

e0,303

432

e1,0

e1,2

:

:

e1,302

データ行

e1,1

e1,3

:

:

e1,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

e215,0

e215,2

:

:

e215,302

e215,1

e215,3

:

:

e215,303

496

p216,0

p216,2

:

:

p216,302

p216,1

p216,3

:

:

p216,303

64

p217,0

p217,2

:

:

p217,302

パリティ行

p217,1

p217,3

:

:

p217,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

p247,0

p247,2

:

:

p247,302

p247,1

p247,3

:

:

p247,303

 

図23−インターリーブの第1のステップ 

 

13.8.3 インターリーブの第2のステップ 

エラー伝ぱの影響を低減しバーストエラーの訂正能力を更に良くするために,追加のインターリーブが

行われる。 

第1のインターリーブのステップによって生成されたLDCブロックの全ての行は,mod(k×3 152)バイ

ト左にシフトする。 

ここで,0≦行番号≦495,かつ,k=div(行番号,2)である。 

シフトによって左からはみ出したバイトは,配列の右側から再投入される(図24参照)。 

この工程の後にバイトは,全ての行にわたって水平方向に番号が付け直され,図17に示すとおりD0〜

D75 391となる。 

 


 

 

152 

バイト

シフト

e0,0

e0,2

...

...

e0,300

e0,302

0

e0,1

e0,3

...

...

e0,301

e0,303

シフト

e1,6

e1,8

...

...

e1,300

e1,302

e1,0

e1,2

e1,4

3

e1,7

e1,9

...

...

e1,301

e1,303

e1,1

e1,3

e1,5

シフト

e2,12

e2,14

...

...

e2,302

e2,0

e2,2

e2,4

e2,6

e2,8

e2,10

6

e2,13

e2,15

...

...

e2,303

e2,1

e2,3

e2,5

e2,7

e2,9

e2,11

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

e50,300

e50,302

e50,0

...

...

e50,298

150

e50,301

e50,303

e50,1

...

...

e50,299

シフト

e51,2

e51,4

...

...

e51,300

e51,302

e51,0

1

e51,3

e51,5

...

...

e51,301

e51,303

e51,1

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

...

...

...

...

mod(k×3,152)

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト130

p246,260

p246,262

...

p246,302

p246,0

...

p246,258

p246,261

p246,263

...

p246,303

p246,1

...

p246,259

シフト133

p247,266

p247,268

...

p247,302

p247,0

p247,2

p247,4

p247,6

...

p247,264

p247,267

p247,269

...

p247,303

p247,1

p247,3

p247,5

p247,7

...

p247,265

152 

バイト

シフト

e0,0

e0,2

...

...

e0,300

e0,302

0

e0,1

e0,3

...

...

e0,301

e0,303

シフト

e1,6

e1,8

...

...

e1,300

e1,302

e1,0

e1,2

e1,4

3

e1,7

e1,9

...

...

e1,301

e1,303

e1,1

e1,3

e1,5

シフト

e2,12

e2,14

...

...

e2,302

e2,0

e2,2

e2,4

e2,6

e2,8

e2,10

6

e2,13

e2,15

...

...

e2,303

e2,1

e2,3

e2,5

e2,7

e2,9

e2,11

...

e2,302

e2,0

e2,2

e2,4

e2,6

e2,8

e2,10

6

e2,13

e2,15

...

...

e2,303

e2,1

e2,3

e2,5

e2,7

e2,9

e2,11

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

e50,300

e50,302

e50,0

...

...

e50,298

150

e50,301

e50,303

e50,1

...

...

e50,299

...

e50,298

150

e50,301

e50,303

e50,1

...

...

e50,299

シフト

e51,2

e51,4

...

...

e51,300

e51,302

e51,0

1

e51,3

e51,5

...

...

e51,301

e51,303

e51,1

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

...

...

...

...

mod(k×3,152)

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト130

p246,260

p246,262

...

p246,302

p246,0

...

p246,258

p246,261

p246,263

...

p246,303

p246,1

...

p246,259

シフト133

p247,266

p247,268

...

p247,302

p247,0

p247,2

p247,4

p247,6

...

p247,264

p247,267

p247,269

...

p247,303

p247,1

p247,3

p247,5

p247,7

...

p247,265

p247,268

...

p247,302

p247,0

p247,2

p247,4

p247,6

...

p247,264

p247,267

p247,269

...

p247,303

p247,1

p247,3

p247,5

p247,7

...

p247,265 

図24−LDCクラスタ 

 

2

 

X

 6

2

3

3

2

0

1

7

 (I

S

O

/IE

C

 3

0

1

9

3

2

0

1

6

 

 

 


41 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

13.9 アドレス及びコントロールデータ 

13.9.1 一般 

ディスク上のデータにアクセスするために,アドレス及びコントロールデータが含まれている。 

13.9.2 アドレスユニット 

13.9.2.1 一般 

光ヘッドを目的のトラックに位置決めするために,64Kの物理クラスタを16のアドレスユニットに更に

分割することによる高速アドレスの仕組みが組み込まれている。各アドレスユニットは,迅速に位置決め

できるように,BIS符号語(13.11参照)の中にアドレスをもっている(図25参照)。 

各アドレスフィールドは9バイトで,次のとおりに構成される。 

− アドレスユニット番号4バイト(箇条17参照) 

− フラグビット1バイト 

− エラー訂正4バイト 

 

16 アドレス

0

1

:

S

:

15

AF0,0

AF0,1

:

AF0,S

:

AF0,15

アドレス-

AF1,0

AF1,1

:

:

:

AF1,15

ユニット番号

:

:

:

:

:

:

9

AF3,0

AF3,1

:

AF3,S

:

AF3,15

バイト

フラグビット

AF4,0

AF4,1

:

AF4,S

:

AF4,15

AF5,0

AF5,1

:

AF5,S

:

AF5,15

パリティ

:

:

:

:

:

:

AF8,0

AF8,1

:

AF8,S

:

AF8,15

16 アドレス

0

1

:

S

:

15

AF0,0

AF0,1

:

AF0,S

:

AF0,15

アドレス-

AF1,0

AF1,1

:

:

:

AF1,15

ユニット番号

:

:

:

:

:

:

9

AF3,0

AF3,1

:

AF3,S

:

AF3,15

バイト

フラグビット

AF4,0

AF4,1

:

AF4,S

:

AF4,15

AF5,0

AF5,1

:

AF5,S

:

AF5,15

パリティ

:

:

:

:

:

:

AF8,0

AF8,1

:

AF8,S

:

AF8,15

 

図25−16アドレスフィールド 

 

13.9.2.2 アドレスフィールドのバイト割付け 

アドレスフィールドを規定する前に,アドレスユニット番号,フラグビット及びパリティビットで構成

する主アドレスフィールドを,次に規定する。 

PAF0,S=次に示すビット順を変えたアドレスユニット番号の最上位バイト 

 

(AU31, AU30, AU29, AU28, AU24, AU27, AU26, AU25) 

PAF1,S=アドレスユニット番号の第2上位バイト 

PAF2,S=アドレスユニット番号の第3上位バイト 

PAF3,S=アドレスユニット番号の最下位バイト 

PAF4,S=フラグビットで,これらのビットは,クラスタ中の個々のデータフレームの状態を示すため,

又はアドレスのような他の情報を収納するために使用できる。これらのフラグビットの幾つかの

基本的な割当ては,13.9.2.4に規定する。使用しないフラグビットは,“0”にセットする。 

PAF5,S〜PAF8,S=主アドレスフィールドで,(9,5,5)RS符号を構成するためのパリティバイト 

このRS符号は,GF(28)の有限体上で規定される。有限体GF(28)の非ゼロ要素は,原始根αによって生

成される。ここに,αは,次の原始多項式p(x)の根である。 

p(x)=x8+x4+x3+x2+1 

GF(28)のシンボルは,(α7,α6,α5,...,α2,α,1)を元とする元多項式の表現を用いて,バイト(8ビットのグル

ープ)で表される。したがって,根αは次で表される。 

α=00000010 


42 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ベクトルpafc=(PAF0,S .. PAFi,S ... PAF8,S)で表す各主アドレスフィールド符号語は,四つのパリティバイト

及び五つの情報バイトをもつGF(28)上のRS符号である。そのような符号語は,8次の多項式pafc(x)で表

すことができる(幾つかの係数はゼロの可能性がある。)。ここに,最高次はベクトルの情報部分(PAF0,S ... 

など)に相当し,最低次はベクトルのパリティ部分(PAF5,S .. など)に相当する。 

pafc(x)は,主アドレスフィールド符号語の生成多項式g(x)の倍数である。生成多項式は,次による。 

3

0

)

(

i

x

x

g

 

主アドレスフィールド符号語は組織符号で,五つの情報バイトは変わることなく各符号語の最高次に現

れる。pafc符号のパリティチェック行列HPAFCは,全ての主アドレスフィールド符号語pafcに対して,次

による。 

HPAFC×pafcT=0 

パリティチェック行列HPAFCの第2行hPAFC2は生成多項式g(x)のゼロαに相当し,エラーの場所の特定に

用いる符号の位置を規定する。このパリティチェック行列HPAFCの第2行hPAFC2は,次による。 

,

,

..

,

2

7

8

PAFC2

α

α

α

α

h

 

アドレスフィールドは,次に示すとおり部分的に主アドレスフィールドを反転して規定する。 

AF0,S=PAF0,S 

AF1,S=PAF1,S 

AF2,S=PAF2,Sの全ビット反転 

AF3,S=PAF3,Sの全ビット反転 

AF4,S=PAF4,S 

AF5,S=PAF5,Sの全ビット反転 

AF6,S=PAF6,Sの全ビット反転 

AF7,S=PAF7,S 

AF8,S=PAF8,S 

13.9.2.3 アドレスユニット番号 

物理クラスタのBIS列に記録する16個のアドレスフィールドは,それぞれ4バイトのアドレスユニッ

ト番号(AUN)をもっている。 

アドレスユニット番号は,図26に規定するとおりに,PSNから生成する。 

アドレスユニット番号は,PSNと同期をとるために,各連続したアドレスユニット間で二つずつ増加し

ている(箇条17参照)。 

各物理クラスタの最初のアドレスユニット番号は,32の倍数である。 

データゾーン0の最初のアドレスユニット番号は,00 10 00 00h(10進数で1 048 576)となる。 

データゾーン1の最後のアドレスユニット番号は,03 EF FF FEh(10進数で66 060 286)となる。 

データゾーン2の最初のアドレスユニット番号は,04 10 00 00h(10進数で68 157 440)となる。 

アドレスユニット番号のビット設定は,次による。 

− AU31 .. AU5は,PSNからPS31 .. PS5を複製する。 

− AU4 .. AU1は,物理クラスタ内で0〜15をカウントする。 

− AU0は,リザーブ(領域)とする。 

 


43 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

最上位バイト

クラスタ内
カウント

“0”

フラグビット

パリティバイト

主アドレスフィールド

アドレスフィールド

PSN

PS0

PS4

PS5

PS7

PS8

PS15

PS16

PS23

PS24

PS31

AU0

AU5 AU4

AU1

AU7

AU8

AU15

AU16

AU23

AU31

AU28 AU27

AU26 AU25

AU24

msb

lsb

msb

msb

lsb

lsb

msb

lsb

PAF0,S

PAF1,S

PAF2,S

PAF3,S

PAF4,S

PAF8,S

PAF7,S

PAF6,S

PAF5,S

AF0,S

AF1,S

AF3,S

AF4,S

AF5,S

AF6,S

AF7,S

AF8,S

AF2,S

アドレスユニット番号

最下位バイト

 

図26−PSNからAUN,主アドレスフィールド,アドレスフィールドの生成 

 


44 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

13.9.2.4 フラグビットの割付け 

 

ビット

バイト

AF4,S

b7

b6

b5

b4

b3

b2

b1

b0

AF4,0

Sa0,1

Sa1,1

Sa0,0

Sa1,0

IdT7

Rd15

Rsv

Rsv

AF4,1

Sa2,1

Sa3,1

Sa2,0

Sa3,0

IdT6

Rd14

Rsv

Rsv

AF4,2

Sa4,1

Sa5,1

Sa4,0

Sa5,0

IdT5

Rd13

Rsv

Rsv

AF4,3

Sa6,1

Sa7,1

Sa6,0

Sa7,0

IdT4

Rd12

Rsv

Rsv

AF4,4

Sa8,1

Sa9,1

Sa8,0

Sa9,0

IdT3

Rd11

Rsv

Rsv

AF4,5

Sa10,1

Sa11,1

Sa10,0

Sa11,0

IdT2

Rd10

Rsv

Rsv

AF4,6

Sa12,1

Sa13,1

Sa12,0

Sa13,0

IdT1

Rd9

Rsv

Rsv

AF4,7

Sa14,1

Sa15,1

Sa14,0

Sa15,0

IdT0

Rd8

Rsv

Rsv

AF4,8

Sa16,1

Sa17,1

Sa16,0

Sa17,0

Rsv

Rd7

Rsv

Rsv

AF4,9

Sa18,1

Sa19,1

Sa18,0

Sa19,0

Rsv

Rd6

Rsv

Rsv

AF4,10

Sa20,1

Sa21,1

Sa20,0

Sa21,0

Rsv

Rd5

Rsv

Rsv

AF4,11

Sa22,1

Sa23,1

Sa22,0

Sa23,0

Rsv

Rd4

Rsv

Rsv

AF4,12

Sa24,1

Sa25,1

Sa24,0

Sa25,0

Rsv

Rd3

Rsv

Rsv

AF4,13

Sa26,1

Sa27,1

Sa26,0

Sa27,0

Rsv

Rd2

Rsv

Rsv

AF4,14

Sa28,1

Sa29,1

Sa28,0

Sa29,0

Rsv

Rd1

Rsv

Rsv

AF4,15

Sa30,1

Sa31,1

Sa30,0

Sa31,0

Rsv

Rd0

Rsv

Rsv

 

 Rsvは,アプリケーションで規定する場合を除いてリザーブ(領域)とする。 

 

図27−16アドレスフィールドからのフラグビット 

 

状態ビットSai,j(0≦i≦31,0≦j≦1):各クラスタは,32データフレームを含み16のアドレスユニット

しかないため,そのような各アドレスユニットは二つのデータフレームに対応したフラグビットをもつ

(図27参照)。 

連続したフラグバイトAF4,Sのb7及びb5ビットは,それぞれデータフレーム2Sの状態ビットSa2S,1及び

Sa2S,0を規定する。 

連続したフラグバイトAF4,Sのb6及びb4ビットは,それぞれデータフレーム2S+1の状態ビットSa2S+1,1

及びSa2S+1,0を規定する。 

全フラグバイトAF4,Sのb3〜b0ビットは,アプリケーションに規定する場合を除いてリザーブ(領域)

とする。 

RID̲TagビットIdTi:連続したフラグバイトAF4,0〜AF4,7のb3ビットは,このアドレスユニットを含む

クラスタを記録したレコーダのRID̲Tagの値を表す(21.4参照)。msbは,IdT7とする(図27参照)。 

連続したフラグバイトAF4,8〜AF4,15のb3ビットは,リザーブ(領域)とする。 

記録日付ビットRdi:連続したフラグバイトAF4,Sのb2ビットは,このアドレスユニットをもつクラスタ

が次のフォーマットで記録された場合,日付を表す(図27参照)。 


45 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− Rd15〜Rd9:この7ビットは,実際の年数から2 000を引いたものを,Rd15をmsbとする正の2進数で

表す。 

− Rd8〜Rd5:この4ビットは,実際の月数を,Rd8をmsbとする正の2進数で表す。 

− Rd4〜Rd0:この5ビットは,その月の実際の日数を,Rd4をmsbとする正の2進数で表す。 

ドライブがこのフィールドを正しく設定できない場合は,Rdiの全てのビットは“0”に設定する。 

13.9.2.5 状態ビットSai, jの使用方法 

クラスタの中の個別のデータフレームの状態を示すために,状態ビットの組合せSai,1/Sai,0が用いられる。 

次のセッティングで規定する。 

− Sai,1/Sai,0=00:データフレームは,通常の使用者データを含む。 

− Sai,1/Sai,0=01:データフレームは,読取変更記録(RMW)中に破棄することが許される特別な使用者

データを含む。 

− Sai,1/Sai,0=11:データフレームは,ディスクに記録する前にクラスタを完結させるために,ドライブ

によって挿入した埋込みデータを含む。 

− 他の設定:アプリケーションに規定する場合を除いてリザーブ(値)とする。 

 

使用者データ領域で,ストリーミングモードで記録されたクラスタでは全ての状態ビットSai,1/Sai,0は,

01に設定することが望ましい。 

さらに,ディスクに記録する前にクラスタを完結させるために,ドライブによってデータを挿入したデ

ータフレーム(埋込み)に対して,状態ビットSai,1/Sai,0は11に設定する。 

データフレームiのデータがホストコンピュータから供給される他の全ての場合は,状態ビットSai,1/Sai,0

は00に設定する。 

その結果,データフレームiの内容は,次のとおりに処理する。 

− Sai,1/Sai,0が00に設定された場合は,データフレームiの内容は,R-M-W動作中に保存する。 

− Sai,1/Sai,0が01又は11に設定された場合は,データフレームiの内容は,R-M-W動作中に破棄しても

よい。Sai,1/Sai,0ビットの幾つかに信頼性に疑義がある場合は,関連するデータフレームiの内容は,

R-M-W動作中に保存する(Sai,1/Sai,0は,00の値と考える。)。 

注記 Sai,1及びSai,0の2ビットの組合せを,Sai,1/Sai,0と表記している。 

13.9.3 使用者コントロールデータ 

使用者データにアクセスするために,各使用者データフレームに特別なコントロールデータを付加する

ことができる。これらの追加バイトは,アプリケーションに関連した情報をもつことができる。使用者コ

ントロールデータユニットを伴う使用者データフレームは,セクタと呼ばれる。各使用者コントロールデ

ータユニットは,18バイトで構成される(図28参照)。 

 

 


46 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

32 ユニット

0

1

:

S

:

31

UC0,0

UC0,1

:

UC0,S

:

UC0,31

UC1,0

UC1,1

:

:

:

UC1,31

18 バイト

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

UC17,0

UC17,1

:

UC17,S

:

UC17,31

32 ユニット

0

1

:

S

:

31

UC0,0

UC0,1

:

UC0,S

:

UC0,31

UC1,0

UC1,1

:

:

:

UC1,31

18 バイト

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

UC17,0

UC17,1

:

UC17,S

:

UC17,31

 

図28−使用者コントロールデータユニット 

 

13.9.4 使用者コントロールデータのビット又はバイト設定 

使用者コントロールデータバイトは,アプリケーションに依存している。これらの設定をアプリケーシ

ョンに規定する場合を除いて,これらのバイトは,00hに設定する。 

 


 

 

 

 

24列 

 
 

6行 
物理 

アドレス 

AF0,0 

AF1,0 

AF2,0 

AF0,7 

AF1,7 

AF2,7 

AF0,6 

AF1,6 

AF2,6 

AF0,5 

AF0,1 

AF1,1 

AF2,1 

30 

行 

AF0,8 

AF1,8 

AF2,8 

AF0,15 

AF0,14 

AF0,13 

AF0,9 

AF1,9 

AF2,9 

AF4,1 

AF5,1 

AF3,1 

AF4,0 

AF5,0 

AF3,0 

AF4,7 

AF5,7 

AF3,7 

AF4,6 

AF4,2 

AF5,2 

AF3,2 

AF4,9 

AF4,8 

AF5,8 

AF3,8 

AF4,15 

AF4,14 

AF4,10 

AF5,10 

AF3,10 

AF8,2 

AF6,2 

AF7,2 

AF8,1 

AF6,1 

AF7,1 

AF8,0 

AF6,0 

AF7,0 

AF8,7 

AF8,3 

AF6,3 

AF7,3 

AF8,10 

AF8,9 

AF8,8 

AF6,8 

AF7,8 

AF8,15 

AF8,11 

AF6,11 

AF7,11 

24行 

使用者 

コントロール 

データ 

UC0,0 

UC6,1 

UC12,2 

UC0,4 

UC12,30 

UC17,2 

UC17,30 

UC0,3 

UC0,31 

UC17,1 

UC0,2 

UC0,30 

UC17,0 

UC17,4 

UC0,1 

UC0,5 

UC5,1 

UC11,2 

UC17,3 

UC11,30 

UC17,31 

図29−アクセスブロックの構成 

(16アドレスフィールド及び32使用者コントロールデータユニットから) 

 

2

 

X

 6

2

3

3

2

0

1

7

 (I

S

O

/IE

C

 3

0

1

9

3

2

0

1

6

 

 

 


48 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

13.10 

アクセスブロック 

アドレスフィールド及び使用者コントロールデータユニットのデータは30行×24列の配列に配置され,

アクセスブロックと呼ばれる。 

アドレスフィールドを迅速に位置決めする必要があるため,これらのアクセスフィールドのデータは,

特別なプリインターリーブの方法で配置される。 

各16アドレスの9バイト(図25参照)は,3バイトの3グループにまとめられる。 

各アドレス0〜7の3グループのバイトはアドレス0から始まり,各続きのアドレスは3ポジション左に

循環的にシフトする位置に,アクセスブロックの第1,第3及び第5の行の対角方向に配置される(図29

参照)。 

各アドレス8〜15の3グループのバイトは,アドレス8から始まり,各続きのアドレスは,3ポジショ

ン左に循環的にシフトする位置に,アクセスブロックの第2,第4及び第6の行の対角方向に配置される。 

第3及び第4行の各バイトグループ内では,バイトは,左方向に循環的に1バイトシフトされる。 

第5及び第6行の各バイトグループ内では,バイトは,左方向に循環的に2バイトシフトされる。 

数式で表すと,このアクセスブロックへのアドレスバイトAFx,yの配置は,次に示す式で表すことができ

る。 

− 行r=2×div(x,3)+div(y,8) 

− 列c=3×mod{[div(x,3)+16−y],8}+mod{[x−div(x,3)],3} 

 

使用者コントロールデータユニットは列方向に配置され,各使用者コントロールデータは,1列の3/4

だけを埋めることになる(3列に4使用者コントロールデータユニットが入る。図29参照)。 

13.11 

BISブロック 

アクセスブロックの各列のバイトは,Cが符号語番号を表す場合(=0〜23の列番号),図30に示すと

おり各列の先頭からb0,C  b1,C .. bi,C ..〜b29,Cというように番号が付け直される。 

BISブロックは,各列に対し,(62,30,33)RS符号による32個のパリティバイトを追加拡張して,完成と

なる。パリティバイトは,pb30,C  pb31,C .. pbj,C .. pb61,Cと番号が付けられる。 

 

24 列

符号語

0

符号語

1

:

符号語

C

:

符号語

22

符号語

23

1BIS

符号語

30

情報バイト

b0,0
b1,0

:
:
:

b29,0

b0,1
b1,1

:
:
:

b29,1

:
:
:
:
:
:

b0,C
b1,C

:

bN,C

:

b29,C

:
:
:
:
:
:

:
:
:
:
:
:

b0,23
b1,23

:
:
:

b29,23

= 62 バイト

32

パリティバイト

pb30,0

:
:
:

pb61,0

pb30,1

:
:
:

pb61,1

:
:
:
:

:

pb30,C

:
:
:

pb61,C

:
:
:
:

:

:
:
:
:

:

pb30,23

:
:
:

pb61,23

 

図30−データバイトの再番号割当て及びパリティ追加によるBISブロック構成 

 

13.12 

BIS符号語 

BIS RS符号は,GF(28)の有限体上で規定される。有限体GF(28)の非ゼロ要素は,原始根αによって生成


49 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

される。ここに,αは,次の原始多項式p(x)の根である。 

p(x)=x8+x4+x3+x2+1 

GF(28)のシンボルは,(α7, α6, α5, ..., α2, α, 1)を元とする元多項式の表現を用いてバイト(8ビットのグル

ープ)で表される。したがって,根αは次で表される。 

α=00000010 

ベクトルbis=(b0,C .. bi,C .. b29,C  pb30,C .. pbj,C .. pb61,C)で表す各BIS符号語は,32個のパリティバイト及び

30個の情報バイトをもつGF(28)上のリードソロモン符号である。そのような符号語は,61次の多項式bis(x)

で表すことができる(幾つかの係数はゼロの可能性がある。)。ここに,最高次はベクトルの情報部分(b0,C ... 

など)に相当し,最低次はベクトルのパリティ部分(b30,C .. など)に相当する。 

bis(x)は,BIS符号語の生成多項式g(x)の倍数である。生成多項式は,次による。 

31

0

)

(

i

x

x

g

 

BIS符号語は,組織符号で30個の情報バイトは変わることなく各符号語の最高次に現れる。bis符号の

パリティチェック行列HBISは,全てのBIS符号語bisに対して,次による。 

HBIS×bisT=0 

パリティチェック行列HBISの第2行hBIS 2は,生成多項式g(x)のゼロαに相当し,エラーの場所の特定に

使用する符号の位置を規定する。このパリティチェック行列HBISの第2行hBIS 2は,次による。 

,

..

,

2

60

61

2

BIS

α

α

α

α

h

 

13.13 

BISクラスタ 

BIS符号語生成の後BISブロックは,インターリーブされ496行×3列の配列に配置される。この新し

くフォーマットした配列は,BISクラスタと呼ばれる。 

BISクラスタは,図17に示すとおりアドレスユニットによって更に分割される。ユニットは,u=0〜15

の番号が付けられ,そのユニット内では,行がr=0〜30及び列がe=0〜2に番号が付けられる(図31参

照)。 

BISのインターリーブ方法の要点は,次のようである(図30,図31,図32及び図33中の例を参照)。 

− BISブロックの各行は,3バイトの8グループに分けられる。これらの3バイトのグループは,それ

ぞれBISクラスタの一行に配置される。 

− BISブロックの偶数行は,ユニット0〜7に配置され,BISブロックの奇数行は,ユニット8〜15に配

置される。 

− BISブロックの偶数行からの3バイトのグループは,ユニット0〜7の同じ行に配置される。ここに,

ユニットは,(番号に従って)逆順で使用される。 

− BISブロックの各連続する行の最初の3バイトグループは,前の行で使用された開始ユニットよりも

一つ大きい番号のユニットに配置する。 

− BISブロックのN=0の行は,ユニット:0,7,6,5,..,2,1のr=0の行に配置される。 

− BISブロックのN=2の行は,ユニット:1,0,7,6,..,3,2のr=1の行に配置される。 

− BISブロックのN=4の行は,ユニット:2,1,0,7,..,4,3のr=2の行に配置される。 

− このようにこのプロセスは,r=30の行のユニット6,5,4,3,..,0,7に配置されるN=60の行

まで繰り返される。 

− ここに,各ユニットの中で各行rは,循環的に右側に位置をmod(r,3)だけシフトされる。r=0の行は,


50 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

シフトされない。r=1の行は,1シフトされる。r=2の行は,2シフトされる。r=3の行は,シフト

されない。r=4の行は,1シフトされる。 

− BISブロックの奇数行についても同様の方法が行われるが,ユニット8〜15が使用される。 

 

3列

B0

B1

B2

31

:

:

:

B90

B91

B92

B93

B94

B95

31

:

:

:

:

:

:

:

:

u

496

16

31

e

r

ユニット

Bm

:

:

31

B1 487

 

図31−BISクラスタ 

 

BISブロックからBISクラスタへのバイトbN,C又はpbN,C(図30参照)の配置は,数式で表すと,次の

式で表すことができる。 

− ユニット: u=mod{[div(N,2)+8 − div(C,3)],8}+8×mod(N,2) 

− その行: 

r=div(N,2) 

− その列: 

e=mod{[C+div(N,2)],3} 

 

物理クラスタとしてディスクに記録されるBmに付与される連続番号(図17参照)であるバイト番号m

は,次による。 

m=(u×31+r)×3+e 

 


51 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

BISブロックのバイト番号N,C

右シフト

(= mod(r, 3))

上方向に挿入

ユニット

u

行r

0

列e

1

2

0

0

0,0

0,1

0,2

0

開始ブロック行

N= 0

1

2,5

2,3

2,4

1

継続ブロック

N= 2

2

4,7

4,8

4,6

2

3

6,9

6,10

6,11

0

:

7

14,23

14,21

14,22

1

8

16,1

16,2

16,0

2

開始ブロック行

N= 16

:

30

60,18

60,19

60,20

0

1

0

0,21

0,22

0,23

0

終了ブロック行

N= 0

1

2,2

2,0

2,1

1

開始ブロック行

N= 2

2

4,4

4,5

4,3

2

3

6,6

6,7

6,8

0

:

2

0

0,18

0,19

0,20

0

1

2,23

2,21

2,22

1

終了ブロック行

N= 2

2

4,1

4,2

4,0

2

開始ブロック行

N= 4

3

6,3

6,4

6,5

0

:

3

0

0,15

0,16

0,17

0

1

2,20

2,18

2,19

1

2

4,22

4,23

4,21

2

3

6,0

6,1

6,2

0

開始ブロック行

N= 6

:

4

0

0,12

0,13

0,14

0

1

2,17

2,15

2,16

1

2

:

5

0

0,9

0,10

0,11

0

1

2,14

2,12

2,13

1

2

:

6

0

0,6

0,7

0,8

0

1

2,11

2,9

2,10

1

2

4,13

4,14

4,12

2

:

7

0

0,3

0,4

0,5

0

↑継続ブロック行

N= 0

1

2,8

2,6

2,7

1

↑継続ブロック行N= 2

2

4,10

4,11

4,9

2

:

7

14,2

14,0

14,1

1

開始ブロック行

N= 14

:

30

60,21

60,22

60,23

0

終了ブロック行

N= 60

 

図32−BISバイトを最初の8ユニットに配置する例(部分) 

 


52 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

BISブロックからのバイト番号N,C

右シフト

(= mod(r,3))

上方向へ挿入

ユニットu

行r

0

列e

1

2

8

0

1,0

1,1

1,2

0

開始ブロック行

N= 1

1

3,5

3,3

3,4

1

2

5,7

5,8

5,6

2

3

7,9

7,10

7,11

0

:

8

17,1

17,2

17,0

2

開始ブロック行

N= 17

:

30

61,18

61,19

61,20

9

0

1,21

1,22

1,23

終了ブロック行

N= 1

10

0

1,18

1,19

1,20

11

0

1,15

1,16

1,17

12

0

1,12

1,13

1,14

13

0

1,9

1,10

1,11

14

0

1,6

1,7

1,8

15

0

1,3

1,4

1,5

0

↑継続ブロック行N= 1

1

3,8

3,6

3,7

1

2

5,10

5,11

5,9

2

:

7

15,2

15,0

15,1

1

開始ブロック行

N= 15

:

30

61,21

61,22

61,23

0

終了ブロック行

N= 61

 

図33−BISバイトを最後の8ユニットへ配置する例(部分) 

 

結論は,次による。 

− BISブロックの全ての情報バイトは,各アドレスユニットの最初の15行の中に見つかる。 

− BISブロックの全てのパリティバイトは,各アドレスユニットの最後の16行の中に見つかる。 

− 各アドレスフィールドは,各アドレスユニットの最初の3行に見つかる(図34参照)。 

13.14 

ECCクラスタ 

LDCクラスタ及びBISクラスタを構成の後,LDCクラスタは,各38列の四つのグループに分割される。

この4グループの間に3列のBISクラスタから1列ずつが挿入される。BISクラスタ及びLDCクラスタを

多重した後に図34のECCクラスタになる。 

 


53 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

LDC

38

BIS

1

LDC

38

BIS

1

LDC

38

BIS

1

LDC

38

AF0,0

AF1,0

AF2,0

AF3,0

AF4,0

AF5,0

AF6,0

AF7,0

AF8,0

アドレス

UCu,v

:

:

ユニット0

:

:

:

AF0,1

AF1,1

AF2,1

496

AF3,1

AF4,1

AF5,1

AF6,1

AF7,1

AF8,1

アドレス

UCx,y

:

:

ユニット1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

 

図34−BISクラスタ及びLDCクラスタを多重した後のECCクラスタ 

 

13.15 

記録フレーム 

各ECCクラスタの行は,規定の場所にフレーム同期ビット及び直流制御ビットを加えて記録フレームに

変換される。 

このために,各ECCクラスタの各行155バイトから形成される一連の1 240データビットは,25データ

ビットの1グループ及び45データビットの27グループに分けられ(図35参照),バイトの最上位ビット

が最初に処理される。 

最初の25データビットのグループは,特別な30変調チャネルビット列であるフレーム同期を挿入する

ための20データビット位置分が拡張される。 

次に,各45データビットのグループは,直流制御ブロックを構成する1ビットの位置を足して完成とな

る。 

 


54 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

38

バイト

38

バイト

38

バイト

38

バイト

1

バイト

1

バイト

1

バイト

データ

25

データ

45

データ

45

フレーム

同期

20

直流

制御

1

直流

制御

1

直流
制御

1

25

ビット

45

ビット

45

ビット

45

ビット

45

ビット

155バイト

1240ビット

1288ビット

46ビット

46ビット

46ビット

直流制御ブロック#0

直流制御ブロック#1

直流制御ブロック#2..26

直流制御ブロック#27

25

46ビット

×

 

図35−記録フレームの生成 

 

13.16 

物理クラスタ 

記録フレームに変換されたECCクラスタの496行は,物理クラスタと呼ばれる。 

13.17 

記録データのための17PP変調 

13.17.1 

一般 

フレーム同期以外の記録フレームの全てのビットは,17PP変調符号則に従い変調ビットに変換される。

この17PP変調符号は,ラン長が2T以上かつ8T以下のRLL(1,7)符号で幾つかの特徴がある。 

PPは,パリティ保存及びRMTR禁止を意味しており,次を意味する。 

− パリティ保存 

− データビット列の“1”の数が偶数の場合は,変調ビット列の“1”の数も偶数である。 

− データビット列の“1”の数が奇数の場合は,変調ビット列の“1”の数も奇数である。 

この性質によって,記録信号の低周波成分を効率よく制御することが簡単になる(13.17.3参照)。 

− RMTR禁止 

− 連続する最小ラン長(2T)の数は,6に制限される。 

最小ラン長は信号振幅が小さいため,この措置によって読取性能が改善される。 

13.17.2 

ビット変換規則 

図36の表は,データビットを変調ビットに変換する規則を規定している。データビットは左から右へ(最

上位ビットが最初で図35参照)処理する。記録フレームの最後に残ったビットは,終端ビット用の表に

従って変換する。 

表の“1”は,記録信号の反転を表している。変調ビット列は,NRZIチャネルビット列に変換された後

に(13.18参照)ディスクに記録される。 

 


55 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

データビット

変調ビット

00 00 00 00

010 100 100 100

00 00 10 00

000 100 100 100

00 00 00

010 100 000

00 00 01

010 100 100

00 00 10

000 100 000

00 00 11

000 100 100

00 01

000 100

00 10

010 000

00 11

010 100

01

010

10

001

11

000
101

前の変調ビットがxx1の場合
前の変調ビットがxx0の場合

置き換える

データビットパターン

置き換える

変調ビット

置換えの条件

11 01 11

001 000 000

次の変調ビットが010の場合

終端の

データビット

終端の
変調ビット

00 00

010 100

00

000

 

図36−17PP変調符号変換表 

 

13.17.3 

直流制御方法 

変調ビット列の“1”は記録信号の反転を意味するため,奇数の変調ビット“1”を制御して変調ビット

列に追加すれば,この信号の極性を反転することができる。17PP変調符号のパリティ保存の特徴から,単

にデータビット列に追加ビットを挿入し,反転が必要な場合は“1”に設定することでこれは可能となる。 

前の直流制御ブロックの最後の直流制御ビットを“0”又は“1”に設定することによって,各直流制御

ブロックの後で記録信号の積算したDSVが最小になるようにする(図35参照)。 

13.17.4 

フレーム同期 

物理クラスタは,16アドレスユニットで構成され,各アドレスユニットは31の記録フレームから構成

される(図17及び図35参照)。 

変調された記録フレームは,30チャネルビットから構成されるフレーム同期で始まる。 

フレーム同期の主部は,17PPの変調法則に従わない24ビットパタン(ラン長9Tが2回)で構成される。 

最後の6ビットは,七つの異なるフレーム同期パタンを識別する記号を規定する。6ビットのフレーム

同期IDのための記号は,変調の反転間隔が2以上となるように選択されている。 

フレーム同期の前の最後のデータビットが終端表(図36参照)に従って符号化されている場合は,フレ

ーム同期#の最初の変調ビットは“1”であり,そうでない場合は,“0”である(図37参照)。 

フレーム同期パタンは,変調ビットによって規定される。表の“1”は,記録信号の反転を表している。

ディスクに記録する前に,フレーム同期符号はNRZIチャネルビット列に変換される(13.18参照)。 

 


56 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

同期番号

24-bit 同期主部

6-bit 同期ID

FS0

#01 010 000 000 010 000 000 010

000 001

FS1

#01 010 000 000 010 000 000 010

010 010

FS2

#01 010 000 000 010 000 000 010

101 000

FS3

#01 010 000 000 010 000 000 010

100 001

FS4

#01 010 000 000 010 000 000 010

000 100

FS5

#01 010 000 000 010 000 000 010

001 001

FS6

#01 010 000 000 010 000 000 010

010 000

 

図37−30ビットフレーム同期符号 

 

七つの異なるフレーム同期では,31の記録フレームを識別するためには不十分なので,各フレームは自

分自身のフレーム同期と前の記録フレームのいずれかのフレーム同期との組合せで識別される。これらの

組合せ配置によって,前のフレーム同期がたとえ1,2又は3フレームにわたって欠落したとしても,その

記録フレームは,自分のフレーム同期及び最後にあったフレーム同期から識別できる(図38参照)。 

 

記録フレームn−4

記録フレームnは,下記のフレーム同期IDの組合わせで識別できる。:

記録フレームn + 記録フレームn −1
記録フレームn+ 記録フレームn−2
記録フレームn+ 記録フレームn−3
記録フレームn+ 記録フレームn−4

記録フレームn−3記録フレームn−2記録フレームn−1

記録フレームn

 

図38−記録フレームの識別 

 

各アドレスユニットの最初の記録フレームは,特別なフレーム同期:FS0をもっている。 

他のフレーム同期の配置は,図39による。 

 

フレーム番号

フレーム同期

フレーム番号

フレーム同期

0

FS0

1

FS1

16

FS5

2

FS2

17

FS3

3

FS3

18

FS2

4

FS3

19

FS2

5

FS1

20

FS5

6

FS4

21

FS6

7

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

フレーム番号

フレーム同期

フレーム番号

フレーム同期

0

FS0

1

FS1

16

FS5

2

FS2

17

FS3

3

FS3

18

FS2

4

FS3

19

FS2

5

FS1

20

FS5

6

FS4

21

FS6

7

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

 

図39−記録フレームのフレーム同期符号の配置 

 

13.18 

変調及びNRZI変換 

ディスクに記録する前にデータビットは,変調ビットに変換され,それは,図40に示す方法によって最

後にNRZIチャネルビットに変換される。 

 


57 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

変調ビット

データ

ビット

NRZ

変換

変調器

排他的論理和

1T

遅延

NRZI変換された

チャネルビット

T=1チャネルクロック周期

データビットパターンの例 :

01

01

10

01

-

変調ビットパターン

:

010 010

001

010 0

NRZ変換信号

:

NRZI変換信号

:

 

図40−変調及びNRZI変換 

 

14 物理データの配置及びリンキング 

14.1 一般 

記録の単位は,データランインが手前にデータランアウトが後に配置される物理クラスタで構成する記

録ユニットブロック(RUB)である。ランイン及びランアウトによって,完全にランダムな記録又は上書

きを行うための十分なバッファが確保される。 

記録ユニットブロックは,一つずつ又は幾つかのRUBの連続(記録列)で記録できる。 

ディスクの書換領域で,チャネルビットレートがウォブル周波数に同期している場合は,ウォブルの周

期は69チャネルビットとする。これは,変調された1 932チャネルビット(=1 288データビット)の記

録フレームは,正確に28ウォブル周期になることを意味している。この同期状態は,標準の状態とみなさ

れる。 

14.2 記録ユニットブロック(RUB) 

14.2.1 一般 

各RUBは,2 760 cbs(公称40ウォブル周期)のデータランイン,496×1 932 cbs(公称496×28ウォブ

ル周期)の物理クラスタ,及び1 104 cbs(公称16ウォブル周期)のデータランアウトから構成される(図

41参照)。 

 

ランイン

物理クラスタ

ランアウト

ガード̲3

40 wbs

496×28 wbs

16 wbs

8 wbs

 

図41−単一記録の記録ユニットブロックの構成 

 

各単一記録したRUB又は各連続記録した列のRUBは,図42に示すとおり,いかなる二つのRUB間に

もギャップ(未記録領域)ができないことを確実にするため,ガード̲3フィールドで終端する。 

そのようなガード̲3フィールドは,540 cbs(公称≈ 8ウォブル周期)によって構成する。 

 


58 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ランイン

物理クラスタ

ランアウト

ランイン

物理クラスタ

:

物理クラスタ

ランアウト

ガード゙̲3

40 wbs

496×28 wbs

16 wbs

40 wbs

496×28 wbs

:

496×28 wbs

16 wbs

8 wbs

 

図42−連続記録の記録ユニットブロックの構成 

 

上記の選択に加えて,最大約±2ウォブルのSPS(14.3.2参照)及び約±0.5ウォブルの開始位置精度に

よって,ランダム記録又は上書きの重なりは3〜13ウォブルの間となり,データランインの重ならない最

短長は約27ウォブル(最小≈ 1記録フレーム)となる。 

 

14.2.2 データランイン 

14.2.2.1 一般 

データランインは,次に示す部分から構成されている。 

− ガード̲1: 

1 080チャネルビット 

− PrA(プリアンブル): 

1 680チャネルビット 

 

PrAフィールドは,(PLLロックと同期のための)信号処理用のランイン用である。 

ガード̲1フィールドは,記録動作の開始を決める位置がばらつくため及びSPSのために前回記録箇所と

重なることに対処するためのフィールドである(図43参照)。 

 

ガード̲1

1080 cbs

プリアンブル

1680 cbs

任意のAPC

≈ 5 ウォブル

ビットパタンの繰返し

≈ 11ウォブル

公称値

≈ 24ウォブル

 

図43−データランインの構成 

 

14.2.2.2 ガード̲1フィールドの内容 

ガード̲1フィールドは,1 080チャネルビットの長さである。 

変調ビットで表す内容は,01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]を36回繰り返すパタンである。これらのパタン

は,5T/5T/3T/3T/7T/7Tが繰り返されるものとなり電子回路を再度安定させるために適している。 

14.2.2.3 自動パワー制御(APC) 

記録動作の開始でのガード̲1フィールドの最初の5ウォブルは,自動パワー制御を行うために使用でき

る。そのようなAPCのために使う変調ビットパタンは,記録機の製造業者が自由に選ぶことができ,14.2.2.2

で規定した繰返しパタンと異なっていてもよい。 

14.2.2.4 PrAフィールドの内容 

PrAフィールドは,1 680チャネルビットの長さである。 

PrAフィールドの内容は,図44による。 

 


59 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

を52回繰り返す

01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]

同期̲1

同期̲2

01[02]1[02]1[06]1[05]

1560cbs

30cbs

40cbs 

30cbs

20 cbs 

01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1

[06]1[04]1[03]

図44−PrAフィールドの構成 

 

一般に,PrAの後の最初のフレーム同期がFS(N)(N=0..6,13.17.4参照)の場合は,同期̲1はFS{mod[(N

+4),7]}とし,同期̲2は,FS{mod[(N+6),7]}とする。 

これは,同期̲1はFS4とし,同期̲2はFS6とすることを意味する(PrAの後の最初のフレーム同期は

FS0である。)。 

各同期̲1,同期̲2及びPrAの後の,最初のフレーム同期の先頭のビットは直流制御に使用できる(#=

“0”又は“1”,図37参照)。 

14.2.3 データランアウト 

14.2.3.1 一般 

データランアウトは,図45に示すとおり,次に示す部分から構成されている。 

− PoA(ポストアンブル): 564チャネルビット 

− ガード̲2: 

540チャネルビット 

 

PoAフィールドは,信号処理のランアウト用である。 

ガード̲2フィールドは,SPSに起因するもの,及び記録動作の開始位置決定がばらつくことに起因する

ものによる重なりに対処するためのフィールドである。 

 

PoA

564 cbs

ガード̲2

540 cbs

公称値
≈ 8 ウォブル

公称値
≈ 8 ウォブル

 

図45−データランアウトの構成 

 

14.2.3.2 PoAフィールドの内容 

PoAフィールドは,564チャネルビットの長さである。 

PoAフィールドの内容は,図46による。 

 

同期̲3

01[08]1[08]1[08]1[08]1[08]1[07]

を16回繰り返す

01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]

30 cbs

54 cbs

480 cbs 

 

図46−PoAフィールドの構成 

 

一般に,PoAの前の使用者データがフレーム番号nで終わる場合は,フレーム番号n+1に相当するも


60 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

のとして同期̲3を選ぶこととする(13.17.4を参照)。 

これは,同期̲3をFS0とすることを意味する。 

同期̲3パタンの最初のビットは,13.17.4の規定に従って使用する。 

同期̲3の後の9T/9T/9T/9T/9T/9Tパタンは,“使用者データ停止”の指示として使うことができる。 

14.2.3.3 ガード̲2フィールドの内容 

ガード̲2フィールドは,540チャネルビットの長さである。 

変調ビットで表す内容は,01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]を18回繰り返すパタンである。 

14.2.4 ガード̲3フィールド 

14.2.4.1 一般 

 

ガード̲3

540 cbs

ビットパターンの繰返し

≈ 3 ウォブル

任意のAPC

≈ 5ウォブル

 

図47−ガード̲3フィールドの構成 

 

ガード̲3フィールドは,540チャネルビットの長さである(図47参照)。 

変調ビットで表す内容は,01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]を18回繰り返すパタンである。 

14.2.4.2 自動パワー制御(APC) 

記録動作の最後にあるガード̲3フィールドの最後の5ウォブルは,自動パワー制御を行うために使用で

きる。そのようなAPC動作のために使う変調ビットパタンは,記録機器の製造業者が自由に選ぶことがで

き,14.2.4.1で規定した繰返しパタンと異なっていてもよい。 

14.3 ウォブルアドレスに対してのデータの位置 

14.3.1 一般 

単一のRUB及び連続する複数のRUBを記録する場合の公称記録開始位置は,PAAがAA1,AA0=00

であるADIP語の同期̲3ユニットと最初のデータ̲xユニットとの間の基準ユニットにある,NWL25ウォ

ブルの中央である(15.7参照)。 

記録開始位置は,±34 cbsよりも良い精度で決める。 

14.3.2 記録開始位置移動(SPS) 

ディスクの過度の疲弊を避けるため,各記録動作(一つ又は複数のRUB)の記録開始位置は,記録開始

位置移動と呼ぶ方法で公称開始位置からランダムなチャネルビット数だけ(−128 cbs≦SPS≦+127 cbs)

移動する(図48参照)。 

 


61 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

NWL 25

開始位置

+34
cbs

‒34

cbs

+127 cbs

‒128 cbs

SPS

記録開始位置の範囲

ランアウト

ランイン

Run-in

SPS + 不正確性

+ 58 cbs

SPS +

‒80 cbs

重ね書きの例

+2,33 wbs

‒2,35 wbs

~~

NWL 25

公称

+34
cbs

‒34

cbs

変動範囲

+127 cbs

‒128 cbs

SPS

SPS 

cbs

SPS +  不正確性

‒80 cbs

+2,33 wbs

‒2,35 wbs

~~

~~

ランイン

 

図48−データ記録の公称開始位置 

 

次に示す一連の図は,新たに記録するRUBが前に記録したRUBとどのように重なるかを示す例である

(図49,図50及び図51参照)。 

新しいRUBの記録の開始で,新たに記録するRUBのランインは,前に記録したRUB(既に記録されて

いた場合)のランアウト又はガード̲3の一部を重ね書きする。 

新たに記録するRUBの終わりで,新たに記録するRUBのランアウト又はガード̲3は,次に続くRUB

(既に記録されている場合)のランインの部分を重ね書きする。 

全ての場合で,ランダムアクセス中に電子回路が再同期をかけるために十分なランイン及びランアウト

が残る。 

 

Run-out

ランイン

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

記録公称開始位置

(±34 cbs)

+127 cbs

‒128 cbs

25.5 wbs

9.5 wbs

SPS

Guard̲3

クラスタk-1

記録フレーム496

クラスタk

記録フレーム1

ランアウト

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

第1データ̲xユニット

同期̲3ユニット

±34 cbs)

≤+127 cbs

≥‒128 cbs

wbs

wbs

SPS

ガード̲3

基準ユニット

第2データ̲xユニット

クラスタk

記録フレーム2

クラスタk

記録フレーム3

Run-out

ランイン

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

記録公称開始位置

(±34 cbs)

+127 cbs

‒128 cbs

25.5 wbs

9.5 wbs

SPS

Guard̲3

クラスタk-1

記録フレーム496

クラスタk

記録フレーム1

ランアウト

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

第1データ̲xユニット

同期̲3ユニット

±34 cbs)

≤+127 cbs

≥‒128 cbs

wbs

wbs

SPS

ガード̲3

基準ユニット

第2データ̲xユニット

クラスタk

記録フレーム2

クラスタk

記録フレーム3

 

 (SPS+前の記録の不正確性=0及びSPS+新しい記録の不正確性=0) 

 

図49−データ記録の公称開始位置の例 

 


62 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

Cluster k-1
Rec.Frame496

Run-out

Run-in

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

Reference Unit

1stData̲xUnit

2ndData̲xUnit

Sync̲3 Unit

nominal start position
for writing

25,5 wbs

9,5 wbs

Guard̲3

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

25.5 wbs

9.5 wbs

同期̲3ユニット

基準ユニット

第1データ̲xユニット

第2データ̲xユニット

ランアウトガード̲3

クラスタk-1

記録フレーム496

記録公称開始位置

ランイン

クラスタk

記録フレーム1

クラスタk

記録フレーム2 

クラスタk

記録フレーム3 

Cluster k-1
Rec.Frame496

Run-out

Run-in

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

Reference Unit

1stData̲xUnit

2ndData̲xUnit

Sync̲3 Unit

nominal start position
for writing

25,5 wbs

9,5 wbs

Guard̲3

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

25.5 wbs

9.5 wbs

同期̲3ユニット

基準ユニット

第1データ̲xユニット

第2データ̲xユニット

ランアウトガード̲3

クラスタk-1

記録フレーム496

記録公称開始位置

ランイン

クラスタk

記録フレーム1

クラスタk

記録フレーム2 

クラスタk

記録フレーム3 

 

 (SPS+前の記録の不正確性=+161及びSPS+新しい記録の不正確性=−162) 

 

図50−重なりが最大となるデータ記録の例 

 

Run-in

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

Reference Unit

1stData̲xUnit

2ndData̲xUnit

Sync̲3 Unit

25,5 wbs

9,5 wbs

Guard̲3

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

25.5 wbs

9.5 wbs

同期̲3ユニット

基準ユニット

第1データ̲xユニット

第2データ̲xユニット

クラスタk-1

記録フレーム496

ランアウトガード̲3

記録公称開始位置

ランイン

クラスタk

記録フレーム1

クラスタk

記録フレーム2

クラスタk

記録フレーム3 

Run-in

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

Reference Unit

1stData̲xUnit

2ndData̲xUnit

Sync̲3 Unit

25,5 wbs

9,5 wbs

Guard̲3

NWL 9

NWL 25

NWL 9

NWL 37

NWL 37

25.5 wbs

9.5 wbs

同期̲3ユニット

基準ユニット

第1データ̲xユニット

第2データ̲xユニット

クラスタk-1

記録フレーム496

ランアウトガード̲3

記録公称開始位置

ランイン

クラスタk

記録フレーム1

クラスタk

記録フレーム2

クラスタk

記録フレーム3 

 

 (SPS+前の記録の不正確性=−162及びSPS+新しい記録の不正確性=+161) 

 

図51−重なりが最小となるデータ記録の例 

 

15 トラックフォーマット 

15.1 一般 

トラックは,連続らせんの360°1回転分で形成される。 

各記録層は,ほぼ同じ場所に同じ基本トラックをもつ(図52参照)。 

15.2 トラックの形 

半径r1と半径r3との間のゾーンは,BCAに使用するために確保されており(箇条35参照),r1及びr3

は,次による。 

r1=21.0 mm 

r3=22.2 mm 

このゾーンに,1本のらせんのグルーブで形成されるトラックを置き,その内側半径は

mm

0.

21

0.0

1.0

とす

る。 

L0層でBCAゾーンとエンボスHFM領域との間での直線グルーブからHFMグルーブへの移行は,半径

r2とr3との間とし(図52参照),r2は,次による。 

r2=22.0 mm 

この移行で,らせんグルーブは中断しない。 

L0層では半径21 mmとエンボスHFM領域でHFMグルーブのエンコードが開始する点との間,他の層

では半径21 mmとウォブルグルーブが終了する点との間,BCAゾーンのグルーブトラックは(変調のな

い)直線グルーブとする(箇条18参照)。 

 


63 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

図52−異なるグルーブタイプの接続領域 

 

L0層のエンボスHFM領域では(箇条17参照),BCAゾーンの直線グルーブから中断することなく続く

1本のらせんグルーブでトラックが形成される。 

エンボスHFM領域のグルーブトラックは,比較的高い周波数で公称中心線の周りで半径方向に偏移し,

それによって,転写情報を保存するための高ビットレートかつ高容量のデータチャネル(HFMグルーブ)

を供給する。 

各トラックの形は,箇条26の要求事項で決められる。 

書換領域では(箇条16参照),トラックは,L0層ではエンボスHFM領域の最後から,L2層では直線グ

ルーブの最後から開始する,1本のらせんグルーブで形成される。L1層で,トラックは,エンボスHFM

グルーブ領域のグルーブの始めで終了する1本のらせんで形成される。 

書換領域のグルーブは,主として単一正弦波で公称中心線の周りで半径方向に偏移し,ウォブルグルー

ブと呼ばれる。その正弦波偏移は,幾つかのサイクルを規定の場所で違うパタンに置き換える形で変調さ

れる。 

ウォブルは,ディスクのスピード制御及びドライブの記録クロックの同期に使うことができ,変調され

た部分はプリグルーブ中のアドレス又はADIPというアドレス情報(15.7参照)を表している。各トラッ

クの形は,箇条27に規定する要求事項で決められる。 

注記 この規格では,“プリグルーブ”という用語は規定していないが,“ADIP”は,“プリグルーブ

中のアドレス”の頭字語として光ディスクの規格では広く使用されている。“プリグルーブ”の

意味は,この規格の“グルーブ”と同じ意味である。 

エンボスHFM領域と書換領域との間の接続部分では,らせんグルーブは中断しない。HFMグルーブと

ウォブルグルーブのADIP情報との間では,トラックの接線方向に最大1 mmの長さのグルーブだけの場

所(変調がない状態)が許されている。 

グルーブ形状は,次による。 

− 各層では,“オングルーブ記録”だけが許容される。 


64 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− “オングルーブ記録”では,グルーブは,ランドよりも入射面に近くする形状が使用される。グルー

ブ形状の概要を,図53に示す。 

 

透過積層

基板

グルーブ

ランド

“オングルーブ記録”

読取りビーム

 

図53−グルーブ形状の概要(ディスクの半径方向の断面) 

 

15.3 トラックパス 

偶数番号をもつ層では,ディスクが9.8に従って回転する場合,らせんはディスクの内周側からディス

クの外周側に向かって進む。 

奇数番号をもつ層では,ディスクが9.8に従って回転する場合,らせんはディスクの外周側からディス

クの内周側に向かって進む。 

偶数番号nをもつ層では,トラックは,内側ゾーンnの開始位置で始まり,外側ゾーンnの終端で終わ

り,情報ゾーンで連続にする。奇数番号nをもつ層では,トラックは,外側ゾーンnの開始位置で始まり,

内側ゾーンnの終端で終わり,情報ゾーンで連続にする(図12参照)。 

15.4 トラックピッチ 

15.4.1 BCAゾーンのトラックピッチ 

BCAゾーンのトラックピッチ(TP)は,半径方向に測定した隣り合うトラックのグルーブの平均中心線

間の距離である。 

トラックピッチは,(2.0±0.1) μmとする。 

r2とr3との間の領域では,トラックピッチは,L0層では2.0 μmから0.35 μmのエンボスHFM領域のト

ラックピッチへ移行し,その他の層ではウォブルグルーブ領域のトラックピッチ0.32 μmへ移行する。 

15.4.2 エンボスHFM領域のトラックピッチ 

エンボスHFM領域のトラックピッチは,半径方向に測定した隣り合うトラックのHFMグルーブの平均

中心線間の距離である。 

トラックピッチは,(0.350±0.010) μmとする。 

エンボスHFM領域全体で平均したトラックピッチは,(0.350±0.003) μmとする。 

15.4.3 書換領域のトラックピッチ 

書換領域のトラックピッチは,半径方向に測定した隣り合うトラックのウォブルグルーブの平均中心線

間の距離である。 

トラックピッチは,(0.320±0.010) μmとする。 

書換領域全体で平均したトラックピッチは,(0.320±0.003) μmとする。 

15.4.4 エンボスHFM領域と書換領域との間のトラックピッチ 

トラックピッチ0.35 μmから0.32 μm(L0層)への移行は,そのトラックを保護ゾーン2の中に完全に


65 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

収めることとし,最大100トラック(回転)の間に実現する(図81参照)。 

15.5 HFMグルーブのトラック構成 

15.5.1 一般 

15.5では,データのエンコードフォーマットだけを規定する。場所及び内容は,箇条18及び18.2で規

定される。 

HFMグルーブのデータは,PICクラスタという4Kパーティションで記録される。そのような,各PIC

クラスタは,各2 048バイトのデータの二つのデータフレームを含んでいる。このデータを保護するエラ

ー訂正のメカニズム及びパーティション全体をフォーマットする方法は,箇条13に規定したものと十分に

似ている。 

図54に示すとおり,LDC+BIS符号の組合せの一部が使用される。 

関連するプロセスの段階及び応用符号化の詳細な規定は,箇条13の規定を参照できる。 

 

同期

1バイト

10 バイト

1 バイト

9 バイト

D0......... D9

B0

D10....... D18

D19..... D28

B1

D29............

:

:

248 行

ディスク上の

データ列方向

:

:

216 データ

:
:

B247

.... D4 711

32 パリティ

 

図54−ディスク上の4K PICクラスタの図示 

 

15.5.2 データフォーマット 

15.5.2.1 データフレーム 

各データフレームは,13.2及び他の細分箇条に規定したとおり4バイトのエラー検出符号(EDC)を追

加して拡張される。 

15.5.2.2 スクランブルドデータフレーム 

EDCを追加した各データフレームは,13.4に規定した方法によってスクランブルされる。スクランブラ

ーのプリセットには,PS19 .. PS5の代わりにAUN15 .. AUN1(15.5.3.2及び13.9.2.2参照)を使用する。 

15.5.2.3 データブロック 

各2スクランブルドデータフレームは,13.5に規定した図21に示される216行×19列の配列に配置さ

れる(0〜18列だけ使用。)。 

15.5.2.4 LDCブロック 

次に,エラー訂正パリティの32行は,(L=0 .. 18)の19列しかないという違いはあるものの13.6及び

他の細分箇条に規定された方法によって追加される。この結果,248行×19列の配列ができる。 

15.5.2.5 インターリーブ 

インターリーブの方法は,13.8及び他の細分箇条に規定したものと異なる。13.8.3に規定した第2のイ

ンターリーブステップだけが適用される。各連続した行は,左に1バイト以上シフトされる。シフト(shift)


66 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

は,次による。 

shift=mod(k,19) 

ここに, 

k: 行番号 0≦k≦247 

左側からはみ出したバイトは,列の右側から再投入される(図55参照)。 

 

19 バイト

シフト0

e0,0

e0,1

...

...

e0,18

シフト1

e1,1

e1,2

...

...

e1,18

e1,0

シフト2

e2,2

e2,3

...

...

e2,18

e2,0

e2,1

...

...

...

...

シフト18

e18,18

e18,0

...

...

e18,17

248

シフト0

e19,0

e19,1

...

...

e19,18

...

...

...

...

シフトmod(k,19)

...

...

...

...

...

...

...

...

p246,18

p246,0

...

...

p246,17

p247,0

p247,1

...

...

p247,18

シフト18

シフト0

 

図55−PIC LDCブロックのインターリーブ 

 

この工程の後,バイトは,全ての行を通して番号を水平方向に振り直し,図54に示すとおりD0 .. D4 711

となっている。 

15.5.3 アドレス及びコントロールデータ 

15.5.3.1 一般 

書換領域のフォーマットと異なり,BISブロックは四つのBIS符号から成り,各9バイトの八つのアド

レスが18行に,各24バイトの二つの使用者コントロールデータが12行に入っている(図56参照)。 

 


67 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

4 列

0

1

2

3

0

AF0,0

AF0,3

AF0,2

AF0,1

1

AF0,4

AF0,7

AF0,6

AF0,5

2

AF1,1

AF1,0

AF1,3

AF1,2

3

AF1,5

AF1,4

AF1,7

AF1,6

4

AF2,2

AF2,1

AF2,0

AF2,3

5

AF2,6

AF2,5

AF2,4

AF2,7

6

AF3,3

AF3,2

AF3,1

AF3,0

7

AF3,7

AF3,6

AF3,5

AF3,4

8

AF4,0

:

:

AF4,1

18 行

9

AF4,4

:

:

:

アドレス

10

AF5,1

AF5,0

:

:

11

AF5,5

:

:

:

12

AF6,2

AF6,1

AF6,0

:

1 BIS符号

13

AF6,6

:

:

:

= 62 バイト

14

AF7,3

:

AF7,1

AF7,0

15

AF7,7

:

:

:

16

AF8,0

:

:

AF8,1

17

AF8,4

AF8,7

AF8,6

AF8,5

18

UC0,0

UC12,0

UC0,1

UC12,1

19

UC1,0

UC13,0

UC1,1

UC13,1

12 行

:

:

:

:

:

使用者コントロールデータ

28

UC10,0

UC22,0

UC10,1

UC22,1

29

UC11,0

UC23,0

UC11,1

UC23,1

30

pb30,0

pb30,1

pb30,2

pb30,3

31

pb31,0

pb31,1

pb31,2

pb31,3

32 行

:

:

:

:

:

パリティ

61

pb61,0

pb61,1

pb61,2

pb61,3

符号語0

符号語1

符号語2

符号語3

 

図56−PIC BISブロック 

 

15.5.3.2 アドレスフィールド 

各64Kのクラスタの1/16(=4Kバイト)が一つのアドレスユニット番号で識別される(13.9.2及び他の

細分箇条参照),ディスクの記録領域と同じように,各4KのPICクラスタはアドレスユニット番号で識別

する。これらのアドレスユニット番号は,連続した4KのPICクラスタ間で二つずつ増やす。 

各PICのBISブロックは,同じアドレスを8回繰り返し(S=0 .. 7),繰返し回数を識別するフラグビッ

トが使われる。 

アドレスフィールドは,主アドレスフィールドから派生している(13.9.2及び他の細分箇条参照)。 

AF0,S=PAF0,S(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 

AF1,S=PAF1,S(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 

AF2,S=PAF2,Sの全ビット反転(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 

AF3,S=PAF3,Sの全ビット反転(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 

AF4,S=PAF4,S(フラグビットであり,b7〜b3はリザーブ(領域)とし,b2〜b0はSの2値の値に設定する。) 

AF5,S=PAF5,Sの全ビット反転 

AF6,S=PAF6,Sの全ビット反転 


68 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

AF7,S=PAF7,S 

AF8,S=PAF8,S 

PAF5,S .. PAF8,S=アドレスフィールド上で構成する(9,5,5)RS符号のパリティバイト 

主アドレスフィールドのパリティバイトPAF5,S .. PAF8,Sは,13.9.2で規定したとおりに計算する。 

八つのアドレスは,PICのBISブロックに特殊なプリインターリーブの方法で配列される。 

アドレス0〜3のバイトは偶数行の対角線上に配置され,アドレス0のバイト0は行列0,0から開始し,

続きの各アドレスは循環しながら一つ左の位置にシフトされる(図56参照)。 

アドレス4〜7のバイトは奇数行の対角線上に配置され,アドレス4のバイト0は行列1,0から開始し,

続きの各アドレスは循環しながら一つ左の位置にシフトされる。 

数式で表すと,このPICのBISクラスタへのバイトAFx, yの配列は,次の式で表すことができる。 

− 行r:r=2×x+div(y,4) 

− 列c:c=mod[(x+8 − y),4] 

15.5.3.3 使用者コントロールデータ 

各24バイトにて構成される,二つの使用者コントロールデータユニットがある。最初の使用者コントロ

ールデータユニットのバイト0〜11はPICのBISブロックの0列18〜29行に配置し,バイト12〜23は1

列18〜29行に配置する。同様に,第2の使用者コントロールデータユニットのバイト0〜11はPICのBIS

ブロックの2列に,バイト12〜23は3列に配置する(図56参照)。 

両方の使用者コントロールデータは,全てリザーブ(領域)とする。 

15.5.3.4 BIS符号語 

PICのBISブロックは,4列(c=0 .. 3)しかないという違いはあるものの,13.11及び13.12に規定する

方法によって32行のパリティ(図56参照)を追加して完成となる。その結果,62行×4列の配列ができ

る。 

15.5.3.5 BISクラスタ 

最後に,BIS符号の配列は,図54に示すとおりPICクラスタに挿入可能な248バイトの1列に再配置さ

れる。 

バイトB0〜B123は,行列0,0から開始して,循環しながらBISブロックの偶数行を対角線上を続けて複

製して埋められる(図57参照)。 

バイトB124〜B247は,行列1,0から開始して,循環しながらBISブロックの奇数行を対角線上を続けて複

製して埋められる。 

数式で表すと,PICのBISブロックからPICのBISクラスタへのバイトの配置は,次の式で表すことが

できる。 

− バイトbr, c:行r列cのBISブロックのバイト 

− バイトBi:BISクラスタの列のi番目のバイト 

− 行r:r=mod(2×i,62)+div(i,124) 

− 列c:c=mod(i,4) 

 

逆に,iは,r及びcを用いて次の式で表すことができる。 

i=124×mod(r,2)+div(r,2)+31×mod{[4−c+div(r,2)],4} 

インターリーブの結果,1列248バイトのBISクラスタは,それぞれが,9アドレスバイト,6使用者コ

ントロールデータバイト及び16パリティバイトの順で構成する,31バイトの8グループに分かれる。ア


69 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ドレスバイトは,プリインターリーブのおかげで直接アクセスするために適切な順番で表れる。 

 

BIS ブロック

BIS クラスタ

i

c= 0

1

2

3

1 バイト

r= 0

0

93

62

31

B0

1

124

217

186

155

:

2

32

1

94

63

:

3

156

125

218

187

:

4

33

2

95

:

5

157

126

219

Bi

6

34

3

:

7

158

127

:

8

4

35

:

9

128

159

:

10

5

:

11

129

B123

248

12

6

B124

13

130

:

:

:

:

:

:

:

53

243

:

54

120

27

:

55

244

:

56

28

121

:

57

152

245

:

58

60

29

122

:

59

184

153

246

:

60

92

61

30

123

:

61

216

185

154

247

B247

 

図57−PIC BISクラスタを構成するための読取順 

 

15.5.4 記録フレーム 

15.5.4.1 一般 

次の工程で,19列のインターリーブされたLDCブロックは1列のBISクラスタと合わせて,図54に規

定したとおりに拡張して1列の同期パタンが追加される。 

21列×248行の配列の各行は,PIC記録フレームと呼ばれる。 

15.5.4.2 変調 

各PIC記録フレームの168ビットは,同期パタンのビットを除きバイフェーズ変調によって変調ビット

に変換される。この変調方式では,ビット“0”はビットセルの最初の反転で表され,ビット“1”はビッ

トセルの最初及び中央の反転で表される(図58の例参照)。 

変調ビットは,図58に示すとおりディスク上にグルーブの平均中心線からの偏移として記録される。各

セルの長さは,Tを書換領域のチャネルビット長とする場合36Tとする。 


70 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

0

1

0

1

1

0

36 T

36 T

グルーブ中心
の平均

データ列の例

 

図58−バイフェーズ変調されたHFMグルーブ 

 

15.5.4.3 フレーム同期 

各記録フレームは,8データビット相当の同期パタンで始まる。最初の4ビットは,通常のバイフェー

ズエンコード規則を破る特別のパタンの4ビットセルで置き換えられる(図59参照:最初の位相による

二通りの可能性のあるパタン。)。 

 

1

1

1

1

0

0

0

0

1

1

0

0

0

0

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

同期主部

同期識別子

ID0

ID1

ID2

パリティ

データ

データ

x

x

x

x

x

x

x

x

同期パターン

 

図59−バイフェーズ同期パタン 

 

7種類の同期パタンがID0 .. ID2及びパリティビットの終わりの4ビットで識別される(図60参照)。 

 

同期番号

ID0

ID1

ID2

パリティ

FS0

0

0

0

0

FS1

0

0

1

1

FS2

0

1

0

1

FS3

0

1

1

0

FS4

1

0

0

1

FS5

1

0

1

0

FS6

1

1

0

0

 

図60−同期の識別 

 

PICのBIS列によって,248行のPICクラスタは,31記録フレームの8グループに分けることができ,

各記録フレームのグループは,それぞれの最初の9行にアドレスがある(15.5.3.5参照)。 

そのような連続した31記録フレームの各グループは,特別な同期パタンの配列で識別される(13.17.4

も参照)。各グループの最初の記録フレームは,特別な同期パタンFS0をもっている。 

他の同期パタンは,図61に規定するとおりに配置される。 

 


71 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

フレーム番号

同期番号

0

FS0

1

FS1

16

FS5

2

FS2

17

FS3

3

FS3

18

FS2

4

FS3

19

FS2

5

FS1

20

FS5

6

FS4

21

FS6

7

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

フレーム番号

同期番号

 

図61−PIC記録フレームへの同期パタンの配置 

 

15.6 ウォブルグルーブのトラック構造 

15.6.1 一般 

トラックのウォブルは,おおよそ平均センターラインからの正弦波偏移である。 

公称ウォブル長NWL(69チャネルビットと等価)は,使用者データ容量33.4 GB/層のディスクで書換

領域全体で平均した場合に,3.855 3 μm±0.005 μmとする。 

これは,基準速度の2倍の場合の基本周波数fwobに相当し,次による。 

fwob=1 913.043 kHz 

15.6.2 ウォブルの変調 

15.6.2.1 一般 

ウォブルの基本形は,コサイン波:cos(2π×fwob×t)である。この基本形のウォブルは,“単一周波数ウォ

ブル”(MW)と呼ばれる。 

ウォブルのうち幾つかが変調され,二つの変調方法を併用する。 

− 第1の変調方法:“MSK-cos”(最小シフトキー−コサイン変形)と呼ばれる。 

− 第2の変調方法:“HMW”(高調波変調波)と呼ばれる。 

 

外側ゾーンの保護ゾーン3領域(箇条17及び20.10参照)では,グルーブはHMWでは変調せず,MSK-cos

だけで変調する。 

両方の変調方法は,15.7に規定するとおりにADIP情報を表す。 

15.6.2.2 MSK-cos変調 

MSK-cos変調は,三つの連続した単一周波数ウォブルを一つのMSKマーク(MM)で置き換えること

によって行われる。 

MSKマークは,図62に示すとおり次に示すウォブルパタンをもった3公称ウォブル長NWLで構成さ

れる。 

− 最初のNWLは,周波数=1.5×fwobのコサインウォブルでMSKマークを開始する。 

− 第2番目のNWLは,周波数=fwobのコサインウォブルが続く。 

− 第3番目のNWLは,周波数=1.5×fwobのコサインウォブルでMSKマークを終端する。 


72 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

図62−MSKマークの規定 

 

15.6.2.3 HMW変調 

HMW変調は,連続した単一周波数を同数ののこぎり波ウォブル(STW)に置き換えることによって行

われる。一つののこぎり波ウォブルは,基本コサイン波に2倍の周波数のサイン波を組み合わせることで

形成され,次の式で表される。 

cos(2π×fwob×t)±a×sin[2π×(2×fwob)×t] 

ここに, 

a: 0.25 

そのような基本周波数のコサイン波及びある量の2次高調波の組合せは,1次近似ではのこぎり波を表

している。“+”又は“−”の符号は,左又は右の傾斜を作り出し,“+”記号はビット“1”を表すために,

“−”記号は,ビット“0”を表すために用いられる(図63参照)。 

 

 

図63−のこぎり波ウォブルの規定 

 

15.6.3 ウォブル極性 

プッシュプルの極性(26.1参照)が負の場合,ウォブルグルーブの最初のウォブル偏移はディスクの外

周方向とする。 


73 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

15.7 ADIP情報 

15.7.1 一般 

ディスクに記録するデータは,ADIPアドレスに同期する。ADIPアドレスは,ウォブル中に変調されて

入っているADIPシンボルから得られる(図68参照)。したがって,56 NWLは,2記録フレームに相当す

る(13.15参照)。そのような56 NWLのグループは,ADIPユニットと呼ばれる(図64参照)。 

 

2 記録フレーム

1 932 チャネルビット

1 932 チャネルビット

同期

データ

同期

データ

9.5 

ウォブル

9.5 

ウォブル

1ADIPユニット

56 NWLs

 

図64−ADIPの一般構造 

 

15.7.2 ADIPユニットタイプ 

ADIPユニットの56 NWLの中で,隣り合うMM間の長さを個別の距離にするようにMMを挿入するこ

とによって,異なるタイプのADIPユニットを作ることができる。 

データビットを表すADIPユニットは,追加でSTWで変調される。 

さらに,基準のSTWが規定される。各タイプのADIPユニットは,MMで始まる。 

次のタイプのADIPユニットを規定する(図65参照)。 

− 単一周波数ユニット:1MM,続いて53 MWの構成 

− 基準ユニット:1MM,続いて15 MW,37 STW及び1MWの構成 

− 同期̲0ユニット:1MM,続いて13 MW,1MM,7 MW,1MM及び27 MWの構成 

− 同期̲1ユニット:1MM,続いて15 MW,1MM,7 MW,1MM及び25 MWの構成 

− 同期̲2ユニット:1MM,続いて17 MW,1MM,7 MW,1MM及び23 MWの構成 

− 同期̲3ユニット:1MM,続いて19 MW,1MM,7 MW,1MM及び21 MWの構成 

− データ̲xユニット:xは“1”又は“0”を表す。 

− データ̲1ユニット:1MM,続いて9 MW,1MM,3 MW,37 STW及び1MWの構成 

− データ̲0ユニット:1MM,続いて11 MW,1MM,1 MW,37 STW及び1MWの構成 

 

四つの同期ユニットは同期をとるために使用され,一方,データ̲1ユニットはビット値“1”を表すた

めに使用され,データ̲0ユニットはビット値“0”を表すために使用される。 

 


74 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

基準ユニット

単一周波数ユニット

同期̲0ユニット
同期̲1ユニット
同期̲2ユニット
同期̲3ユニット
データ̲0ユニット
データ̲1ユニット

NWL 番号

0

18

55

3

.... ..

..

..

単一周波数ウォブル

MSK マーク

“0”を表す、のこぎり波ウォブル

“1”を表す、のこぎり波ウォブル

 

図65−ADIPユニットタイプ 

 

15.7.3 ADIPワード構造 

83 ADIPユニットは,まとめて一つのADIPワードとなる。これは,3 ADIPワードが一つの記録ユニッ

トブロック(RUB)に等価な3×83×2=498記録フレームに相当することを意味する(14.2参照)。 

各ADIPワードは,図66に示すとおり構成する。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


75 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ADIPユニット番号 

ADIPユニットタイプ 

ADIPニブル 

ビット番号 

ADIP符号 

ニブル番号 

単一周波数 

− 

− 

同期̲0 

− 

単一周波数 

− 

同期̲1 

− 

単一周波数 

− 

同期̲2 

− 

単一周波数 

− 

同期̲3 

− 

基準 

− 

データ̲x 

b3 

c0 

10 

データ̲x 

b2 

11 

データ̲x 

b1 

12 

データ̲x 

b0 

13 

基準 

− 

− 

14 

データ̲x 

b3 

c1 

15 

データ̲x 

b2 

16 

データ̲x 

b1 

17 

データ̲x 

b0 

18 

基準 

− 

− 

8+i×5 

基準 

− 

− 

9+i×5 

データ̲x 

b3 

ci 

10+i×5 

データ̲x 

b2 

11+i×5 

データ̲x 

b1 

12+i×5 

データ̲x 

b0 

78 

基準 

− 

− 

79 

データ̲x 

b3 

c14 

80 

データ̲x 

b2 

81 

データ̲x 

b1 

82 

データ̲x 

b0 

図66−ADIPワード構造 

 


76 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

15.7.4 ADIPデータ構造 

15.7.4.1 一般 

各ADIPワードは全部で60ビットを含み,非組織リードソロモン(RS)エラー訂正符号によって符号

語を形成している。この符号語は,36の情報ビットで構成される。エンコード前に,36の情報ビットは,

図67の配列によって規定するn0〜n8の九つの4ビットニブルに整列される。 

 

b3

b2

b1

b0

n0

AS23

AS22

AS21

AS20

n1

AS19

AS18

:

:

6

ADIP

:

:

:

:

:

シンボル

n5

AS3

:

:

AS0

n6

AX11

:

:

:

:

:

:

:

:

ニブル

予備データ

n8

AX3

:

:

AX0

ニブル

ニブル

 

図67−ADIP情報構造 

 

n0〜n8のニブルは,エラー訂正システムによって,c0〜c14のニブルにコード変換される(15.7.5参照)。 

このエラー訂正システムは非組織符号であり,情報ビット列のビットとADIPユニット内の符号ビット

との間には単純な直接の関係はない。 

15.7.4.2 ADIP情報ビットの割当て 

ADIPデータに入れる情報は,次による。 

− AS23 .. AS0:これらの24ビットは,物理ADIPシンボル(PAS)を入れる。AS23はmsbで,AS0は

lsbとする。これらのシンボルは,物理ADIPアドレス(PAA)から,次のとおりに変換する(図68

及び図69参照)。 

 

最上位バイト

最下位バイト

AA7

AA2AA1AA0

00, 01, 10

に連続して設定

AA15

AA8

AA23AA22AA21AA20

AA16

AA24

物理ADIPアドレス

AS7

AS2AS1AS0

AS15

AS8

AS23AS22AS21AS20

AS16

物理ADIPシンボル

“11”に設定

AS7

AS2AS1AS0

AS15

AS8

AS23AS22AS21AS20

AS16

もしAA22 =AA21なら

もしAA22≠AA21なら

層番号に設定

連続番号

最上位バイト

最下位バイト

AA7

AA2AA1AA0

00, 01, 10

に連続して設定

AA15

AA8

AA23AA22AA21AA20

AA16

AA24

物理ADIPアドレス

AS7

AS2AS1AS0

AS15

AS8

AS23AS22AS21AS20

AS16

物理ADIPシンボル

“11”に設定

AS7

AS2AS1AS0

AS15

AS8

AS23AS22AS21AS20

AS16

AA22 =AA21の場合

AA22≠AA21

層番号に設定

連続番号

の場合

 

図68−PAA及びPASの間の関係 

 


77 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

外周

内周

内周

外周

外周

内周

層構造

物理ADIPアドレス(PAA)中の

[AA22,AA21]

L0

L1

L2

[0,0]

[0,1]

PAA=05FFFFEh

[1,1]

[0,0]

[0,1]

PAA=0A00000h

PAA=0200000h

[1,0]

 

図69−AA22及びAA21の組合せ 

 

− AA24 .. AA0:これらの25ビットは,物理ADIPアドレス(PAA)を入れる。AA24はmsbで,AA0

はlsbとする。これらのシンボルは,三つの部分の構成とする。 

− AA24 .. AA22:この3ビットは,層番号とし,L0層,L1層,及びL2層でそれぞれ,000,001及び

010に設定する。他の設定は,リザーブ(値)とする。 

− AA21 .. AA2:この20ビットは,三つの連続するADIPワードごとに一つ増加する連続番号を入れ

るRUBに同期する(14.2参照)。 

− AA1,AA0:この2ビットは,1RUBに相当する三つの連続するADIPワードの中で,00,01及び

10と連続して設定する。11の設定は使用しない。 

L0層の情報ゾーンの最初のアドレスは,データゾーンの最初のアドレスであるPAA 0 02 00 00hが半径

mm

0.

24

0.0
1.0

の位置とする。 

L0層のデータゾーンの最終ADIPアドレス(LAA)は,半径58.1 mm未満となる位置とする。 

L1層のデータゾーンの先頭ADIPアドレス(FAA)は,半径58.1 mm未満となる位置とする。 

L1層のデータゾーンの最終ADIPアドレス(0 7D FF FEh)は,半径

mm

0.

24

0.0
1.0

の位置とする。 

L2層のデータゾーンの先頭ADIPアドレス(0 82 00 00h)は,半径

mm

0.

24

0.0
1.0

の位置とする。 

L2層のデータゾーンの最終ADIPアドレス(LAA+0 80 00 00h)は,半径58.1 mm未満となる位置とす

る。 

− AX11 .. AX0:この12ビットは,ディスクの予備情報が入っている。 

− ディスクのデータゾーン及び外側ゾーンでは,予備ビットは,“0”に設定する。 

− ディスクの内側ゾーンで,予備ビットは,次のとおりに使用する。 

− 96の連続したADIPワード(32 RUB相当)のAX11 .. AX0は,一つの144バイトのADIP予備フ

レームを構成する。 

− 各ADIP予備フレームの最初のビットは,128の倍数のPAA(PAA=x xxxx xxxx xxxx xxxx 

x000 0000)をもつADIPワードの位置に置く。 

− 144バイトの内容は,15.7に規定する。 

15.7.4.3 L0層〜L2層の物理ADIPアドレスの関係 

L0層〜L2層のPAAは,決まった関係とする。L0層(又はL2層)のPAAとL1層のPAAとは同じ半

径にある(各々の内側ゾーンからADIPワードの数が同じ距離にある。)が,それらはAA21〜AA2が反転

したビットをもつ。L0層及びL2層の同じ半径にあるPAAは,同じAA21〜AA2のビットとする(図70

参照)。 

このようにすることによって,L1層のPAAは,トラッキング方向であるディスクの外周部から内周部

に向かって増加することになる。同時に,PAA1のAA21〜AA2を反転したアドレスビットは,L0層(又


78 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

は2層)の同じ半径の相当する反転しないアドレスビットと同じ関係となる。 

 

層番号

連続番号l

内部-RUB 番号

L0層のPAA0

AA24..AA22= 000

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

L1層のPAA1

AA24..AA22= 001

AA1,AA0 = 00,01,10

外周から内周へ

L2層のPAA2

AA24..AA22= 010

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

AA21..AA2

L0層

最初のアドレス

最終アドレス

0 02 00 00h.....

PAA0

.....   LAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L1層

最終アドレス

最初のアドレス

0 7D FF FEh.....

PAA1

.....   FAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L2層

最初のアドレス

最終アドレス

0 820000h.....

PAA2

.....   LAA + 0 80 00 00h

層番号

連続番号l

内部-RUB 番号

L0層のPAA0

AA24..AA22= 000

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

L1層のPAA1

AA24..AA22= 001

AA1,AA0 = 00,01,10

外周から内周へ

L2層のPAA2

AA24..AA22= 010

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

AA21..AA2

層番号

連続番号l

内部-RUB 番号

L0層のPAA0

AA24..AA22= 000

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

L1層のPAA1

AA24..AA22= 001

AA1,AA0 = 00,01,10

外周から内周へ

L2層のPAA2

AA24..AA22= 010

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

AA21..AA2

L0層

最初のアドレス

最終アドレス

0 02 00 00h.....

PAA0

.....   LAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L1層

最終アドレス

最初のアドレス

0 7D FF FEh.....

PAA1

.....   FAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L2層

最初のアドレス

最終アドレス

0 820000h.....

PAA2

.....   LAA + 0 80 00 00h

L0層

最初のアドレス

最終アドレス

0 02 00 00h.....

PAA0

.....   LAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L1層

最終アドレス

最初のアドレス

0 7D FF FEh.....

PAA1

.....   FAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L2層

最初のアドレス

最終アドレス

0 820000h.....

PAA2

.....   LAA + 0 80 00 00h

 

図70−L0層,L1層及びL2層間のPAAの関係の図示 

 

数学的には,次のとおりに説明できる。 

PAA0に1 80 00 01hを加算した後に全ての25ビットを反転することによって,L1層の対応するアドレ

スPAA1となる。 

数式で表すと,次になる。 

01h

00

0

18

PAA

PAA

0

1

 

(1の加算は内部のRUB番号の順番を修正し,一方,1 80 00 00hの加算は正しい層番号に配慮している。) 

このようにして,データゾーン1の最終ADIPアドレスは,次のとおりに生成される。 

01h

00

0

18

00h

00

02

 0

FEh

FF

7D

 0

 

データゾーン1の先頭ADIPアドレスは,次のとおりに生成される。 

01h

00

 0

18

LAA

FAA

 

PAA2は,PAA0に0 80 00 00hを加えることによって,生成される。 

注記 

LAAは,LAAの各ビットの“1”及び“0”を反転したものを表している。 

15.7.5 ADIPエラー訂正 

エラー訂正システムは,ニブルベースであり,有限体GF(24)で規定される(15,9,7)非組織RS符号である。

符号の全ニブル数は15で,符号は9情報ニブルから計算され,この符号の最小距離は7である。 

有限体GF(24)の非ゼロ要素は,原始根αによって生成される。ここに,αは,次の原始多項式p(x)の根


79 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

である。 

p(x)=x4+x+1 

GF(24)のシンボルは,多項式表現の(α3,α2,α,1)を元とするニブル(4ビットのグループ)の多項式で表

される。したがって,根αは次の式で表される。 

α=0010 

ベクトル(c0 c1 .. c13 c14)で表す符号語は,情報シンボルn0〜n8から,次の式によって計算できる。 

)

(

n

)

(

n

c

)

(

p

8

)

(

7

0

14

0

14

x

g

x

g

x

x

C

i

i

i

i

i

i

 

ここに,gp(x)は,親生成多項式で,次による。 

13

0

p

)

(

i

x

x

g

 

g(i) (x)は,各シンボルni (i=0 .. 7)に対する,特別生成多項式である。 

g(i) (x)は,親生成多項式gp(x)からgp(x)のゼロのうちの1個のziを除き,その結果をg(i)(zi)=1となるよう

に正規化することで生成される。 

除くべきゼロziは,次による。 

zi=αi+6 

生成多項式は,次によって計算される。 

i

i

i

β

x

g

x

g

)

(

~

)

(

)

(

)

(

 

ここに, 

i

p

i

z

x

x

g

x

g

)

(

)

(

~

)

(

 及び 

i

i

i

z

g

β

)

(~

 

ディスクに記録する前に,ニブルc0,c1,c2,c3,c7,及びc12の全てのビットを反転する。 

留意事項1 符号は非組織符号であるために,通常のRS復号で訂正した後に,符号語のシンボルか

ら情報シンボルを生成するために追加の計算が必要となる。 

注記 留意事項は,規格をシステムに実装する場合の注意事項を示したものである。 

n0〜n7の情報シンボルは,訂正した符号語C(x)に情報シンボルのゼロを代入することによって生成され

る。すなわち,次のとおりにシンドロームを計算する。 

j

i

j

j

i

i

i

α

c

α

C

S

)6

(

14

0

14

6

6

)

(

n

 

n8は,組織シンボルでC(x)からc0を複製することによって,直接生成することができる。 

留意事項2 各情報シンボルniは,親生成多項式gp(x)のゼロに相当する。図71は,各情報シンボル

に対応したゼロ要素を示している(n8は,対応するゼロ要素はないことに注意されたい。)。 

 


80 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

シンボル

相当するゼロ要素

(x ‒α0)

(x ‒α1)

(x‒α2)

(x‒α3)

(x‒α4)

(x ‒α5)

n0

(x‒α6) 

n1

(x‒α7)

n2

(x‒α8)

n3

(x‒α9)

n4

(x‒α10)

n5

(x ‒α11)

n6

(x ‒α12)

n7

(x ‒α13)

 

図71−各情報ビットに対応したゼロ要素 

 

情報シンボルが既知で,それに対応したゼロが(x−α0) .. (x−α5) .. に相当する既存の一連のゼロを拡張す

る場合は,ハミング距離は増える。例えば,n0が既知の場合は,ハミング距離はd=8となる。n0及びn1

が共に既知の場合は,ハミング距離はd=9となる。 

すなわち,情報シンボルの事前情報によってハミング距離を増やすことができる。ADIPのアドレスは,

直線的に増加するため,このような事前情報となっている。 

この現象は,復号結果の信頼性の追加確認に使用できる。 

15.8 ADIP予備フレームのディスク情報 

15.8.1 一般 

96の連続したADIPワード予備フィールドの情報ニブルは,バイト単位のフレームにまとめられ,幾つ

かのディスクパラメタをもっている。図72に従って,ニブルはバイトに再配置される。幾つかのディス

ク情報(DI)予備フレームは,DIブロックにグループ化できる。全てのディスク情報ブロック(DIブロ

ック)は,同じ内容とする。 

 


81 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

バイト

番号

b7

b6

b5

b4

b3

b2

b1

b0

0

AX11

ワード1

AX10

AX9

AX8

AX7

AX6

AX5

AX4

1

AX3

AX2

AX1

AX11

AX10

AX9

AX8

2

AX7

AX6

AX5

AX4

AX3

AX2

AX1

AX0

3

AX11

AX10

AX9

AX8

AX7

AX6

AX5

AX4

:

:

141

AX11

AX10

AX9

AX8

AX7

AX6

AX5

AX4

142

AX3

AX2

AX1

AX0

AX11

AX10

AX9

AX8

143

AX7

AX6

AX5

AX4

AX3

AX2

AX1

AX0

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

AX0

ワード1

ワード95

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード95

ワード95

ワード95

ワード95ワード95

ワード95

ワード95

ワード95ワード95

ワード95

ワード95

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

 

図72−ADIP予備フレームバイトの順番 

 

15.8.2 ディスク情報予備フレームのエラー保護 

DI予備フレームは,13.7の長距離RS符号によって保護される。そのような長距離符号は248バイトで

構成されるため,104のダミーバイト(ディスク上に記録しない。)は,DI予備フレームの長距離符号語

を完成するために追加される(図73参照)。13.7のバイトe0,L .. e103,Lはダミーバイトを表し(全てFFhに

設定される。),バイトe104,L .. e215,Lはディスク情報バイトを表し,バイトp216,L .. p247,Lはパリティバイトを

表す。 

 

各DI予備フレームに追加する104 バイト

96 ADIP ワード

12 ビット=144 バイト

×

FFh

ディスク情報ユニット(112 バイト)

パリティ

216

32

長距離エラー訂正符号

ダミーバイト:

ディスクの1 DI 予備フレーム:

0

0

1

N-1

DI 予備フレーム

N-1

....

DI ブロック

DI 予備フレーム

DI 予備フレーム

DI 予備フレーム

DI 予備フレーム

 

図73−ディスク情報構造及びエラー訂正フォーマット 

 


82 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

15.8.3 ディスク情報データ構造 

15.8.3.1 一般 

DIブロックは,複数の144バイトのDI予備フレーム(図73参照)で構成できる。必要な場合は,最大

31個まで,DI予備フレームを追加して使うことができる。各記録層は,同じDI予備フレームで構成する

同じDIブロックをもつ。 

DI予備フレーム列は,内側ゾーンで繰り返し,DI予備フレーム0は,L0層ではPAA 01 B8 00hから開

始し,L1層ではPAA 0 7E 00 00hから開始し,L2層ではPAA 0 81 B8 00hから開始する。 

L0層の保護ゾーン2の開始PAA〜PAA 0 01 B7 FEh(図81参照),PAA 0 7E 48 00h〜L1層の保護ゾーン

1の最終PAA(図82参照),及びL2層の保護ゾーン1の開始PAA〜PAA 0 81 B7 FEh(図83参照)は,予

備ビットを“0”に設定するか,又はDI予備フレームを含むことができる(それによって,上記アドレス

で規定したDI予備フレーム0からDI予備フレームが連続でつながる。)。 

各DI予備フレームのディスク情報112バイトは,ディスク情報(DI)ユニットと呼ばれる。各DIユニ

ットは,DIユニットヘッダを構成する8バイトで開始する(15.8.3.2参照)。 

DIユニットは,異なる記録ストラテジなどの違ったパラメタセットを収納できる。内容が異なる定義の

DIユニットを区別するために,DIユニット特有の識別子が必要である。 

DIユニットヘッダのバイト2のDIフォーマット番号は,この目的に用いる。このバイトで,256タイ

プの違う内容のDIユニットが識別できる。 

一つのセットのパラメタ群が一つのDIユニットに収まらない場合は,連続した複数のDIユニットに収

納する。この場合,バイト6のビットb7は,次のDIユニットが一連の続きであることを示す。 

記録ストラテジに関するDIユニットの使用方法は,15.8.3.6に示される。この規格の将来の拡張では,

例えば,より高速の記録線速度及び新しい記録ストラテジを規定するために,追加のDI予備フレームが

必要になる可能性がある。新しいDI予備フレームが追加される場合に,既存のものが適切の場合は継続

して使用し,そのような方法で,既存のドライブとのバックワード互換を容易に保つことができる。各ド

ライブは,ディスクにある全てのDI予備フレームを検査し,DIフォーマット番号(バイト2)及び示さ

れる記録速度(バイト28及び29)に基づき,サポートするものだけを使うことが望ましい(15.8.3も参

照)。 

15.8.3.2 DIユニットの一般規定 

各DIユニットは,図74に示すとおりヘッダ,本体及びフッタで構成する。 

 

 


83 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

バイト番号

内容

バイト数

0〜1

ディスク情報識別子

2

2

DIフォーマット番号

1

3

各DIブロックのDI予備フレーム数(5ビット)

このDIユニットを適用する層数(3ビット)

1

4

リザーブ(領域)

1

5

DIブロック内のDIユニット連続番号

1

6

継続フラグ(1ビット)

このDI ユニットで使用中のDIバイト数(7ビット)

1

ヘッダ

7

リザーブ(領域)

1

本体

8 〜99

DIユニットの内容

92

100 〜105

ディスク製造業者識別子

6

106 〜108

メディアタイプ識別子

3

109 〜110

タイムスタンプ

2

フッタ

111

製造改正番号

1

 

図74−DIユニットの通常フォーマット 

 

バイト0〜1: 

ディスク情報識別子 

 

この2バイトは,文字“DI”を表す,44 49hに設定する。 

バイト2: 

DIフォーマット番号 

 

このバイトで,DIユニット又はDIユニットセットの内容を識別する(バイト6の

規定参照)。 

 

BCAコード付きのディスクは,このバイトのmsbを,“0”に設定する。 

 

BCAコードなしのディスクは,このバイトのmsbを,“1”に設定する。 

注記 DIフォーマット番号は,DIユニットの内容だけを規定し,バイト11に規定するクラス番号及

びバージョン番号とは関係ない。 

この規格は,将来,高速記録,高密度記録などの新しい機能が許されるように拡張される可

能性がある。その場合,新しいディスクと古いドライブとの間のバックワード互換の問題をで

きるだけ防ぐために,クラス番号及びバージョン番号が導入されている。 

クラス番号は,新しい規定によってBD層が,既存のドライブで全く記録も読取りもしない

ほうがよい場合(例えば,ディスク又はドライブの破損を防ぐため。),番号が上げられる。 

既存のクラスとの読取互換が確認できれば,新しいクラス番号は不要である。 

クラス番号の更新を必要としない(読取互換が維持される。)で記録互換ができない場合の,

拡張又は変更の新規格の場合は,バージョン番号が上げられる。 

そのようなBD層は上のバージョン番号であるが,前に定義したDIユニットの記録ストラテ

ジに従って記録できる場合は,そのDIユニットを保持できる。 

結果,ドライブは,既知のDIフォーマット番号をもつDIユニットを常に確認することが望

ましい。そのような場合,記録ストラテジに絡む記録パラメタ(記録速度,記録パワー,必要

なタイミングなど)を確認でき,それらがドライブの能力の範囲内の場合は,ドライブはその

ディスクに記録することが望ましい。 

上記のように,クラス番号及びバージョン番号を使うことによって,ディスク及びドライブ


84 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

の想定される破損を防ぎながら,将来のディスクのバックワード互換が最大限確保できる。 

各層のタイプ(バイト8〜10で規定。)には,独立したDIフォーマット番号がある。DIフォ

ーマット番号は,DIユニットに規定される記録ストラテジの指標でもある。 

バイト3: 

各DIブロックのDI予備フレーム数及びこのDIユニット適用の層数 

ビットb7〜b3: この5ビットは,各DIブロックのDI予備フレーム数Nを規定する(1≦N≦31)。 

ビットb2〜b0: この3ビットは,このDIユニットの規定を適用する記録層の数を規定する。 

バイト4: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト5: 

DIブロック内のDIユニットの連続番号 

 

このバイトは,DIブロック内のDIユニットの連続番号を規定する。 

 

実際のDIブロックの,実際のDIユニット番号n(0≦n≦N−1)に設定する。 

 

DIユニットは,序列を付けて並べる(図75参照)。第1優先は公称記録速度の増加

順(バイト28及び29),第2優先は同じ公称記録速度内のDIユニット列で,層番

号(バイト3)増加順,第3優先は記録ストラテジの推奨順(DIフォーマット番号

によって識別されるが,DIフォーマット番号の連番順でなくてもよい。)。 

 

連続番号

記録速度

層番号

記録ストラテジ(WS)

0

推奨WS

1

0

代替WS

:

推奨WS

k‒1

1

代替WS

k

推奨WS

:

:

代替WS

:

推奨WS

2k‒1

v1

k‒1

代替WS

2k

:

0

最も推奨するWS

:

:

:

:

:
:

v2>v1

k‒1

:

最後に推奨するWS

:

v3>v2

0

:

:

:

:

:

N‒1

:

 

図75−DIブロック順の例 

 

バイト6: 

継続フラグ及びこのDIユニットで使用されているDIバイト数 

ビットb7: 

このビットは,このDIユニット内のパラメタセットが次のDIユニットへも継続す

るのか,又は次のDIユニットで新しいパラメタセットが始まるのかを規定する。 

 

次のDIユニットで新しいパラメタセットが始まる場合は,“0”に設定する。 

 

このDIユニットのパラメタセットが次のDIユニットに継続する場合は,“1”に設

定する(図76参照)。 

ビットb6〜b0: この7ビットは,フッタ直前の最後の未使用[リザーブ(領域)]バイトまでの実際

のDIユニット中で用いているバイト数を示す(例えば,図77参照)。 


85 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

:

バイト2 = ..
バイト3 = N / L0層
バイト5 = n‒1

先行するパラメタセットの終了

バイト2 = x
バイト3 = N/ L1層
バイト5 = n

今のパラメタセットの開始
:
:
:

バイト2 = x 
バイト3 = N/ L1層
バイト5 = n+1

:

今のパラメタセット継続

:

L1層の3DIユニット

にまたがる

パラメタセット

バイト2 = x 
バイト3 = N/ L1層
バイト5 = n+2

:
:
:
今のパラメタセット終了

バイト2 = .. 
バイト3 = N/ L0層
バイト5 = n+3

次のパラメタセットの開始

:

バイト6,ビットb7= 0

バイト6,ビットb7= 0

バイト6,ビットb7= 1

バイト6,ビットb7= 1

バイト6,ビットb7= ..

 

図76−DIユニット拡張の例 

 

バイト7: 

リザーブ(領域) 

バイト8〜99: 

DIユニット内容 

 

この92バイトは,DIユニットの一般的なディスクパラメタ,読取り,記録パワー,

記録ストラテジパラメタなどの,特定の内容を含む。 

バイト100〜105: ディスク製造業者識別子 

 

この6バイトのフォーマット及び内容は,関係者間の合意が必要であり,合意がな

い場合は,これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト106〜108: メディアタイプ識別子 

 

この3バイトのフォーマット及び内容は,関係者間の合意が必要であり,合意がな

い場合は,これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト109〜110: タイムスタンプ 

 

この2バイトは,このディスクが転写されたマスターディスクの製造日に関する情

報を与える。同じディスク製造業者識別子及び同じメディアタイプ識別子をもつ全

てのディスクは,タイムスタンプにかかわらず同じ記録特性をもつ(軽微な違いだ

け許され,タイムスタンプは記録機には無関係とする。)。 

 

バイト109のビットb7〜b0+バイト110のビットb7〜b4は,製造年を表す12ビット

2進数の一つの領域とする。 

 

バイト110のビットb3〜b0は,製造月を表す4ビット2進数とする。 

 

タイムスタンプが使われない場合は,両方のバイトは,00hに設定する。 

バイト111: 

製造改正番号 


86 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

このバイトは,製造改正番号を2進数で識別する。同じディスク製造業者識別子及

び同じメディアタイプ識別子をもつ全てのディスクは,製造改正番号にかかわらず

同じ記録特性をもつ(軽微な違いだけ許され,製造改正番号は,記録機には無関係

とする。)。 

 

このバイトの内容は,ディスク製造業者が自由に設定できる。この規格では,この

バイトのフォーマット及び内容は規定しない。互換性を確保するためには無視する。 

15.8.3.3 DIフォーマット4(拡張N−1記録ストラテジ)の規定 

フォーマット4のDIユニットの主部の内容は,図77に示すとおり規定する。 

 


87 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

12

DI ユニットフッタ

100 〜111

1

リザーブ(領域)

99

0.5

リザーブ(領域)

98 (lsb 4ビット)

8.5

消去レベルのオフセット開始時間.

90〜97 及び98 

(msb 4ビット)

4.5

最後のパルスのオフセット継続時間.

85 (lsb 4ビット) 

及び86 〜89

4.5

最後のパルスのオフセット開始時間

81 〜84 及び85 

(msb 4ビット)

7.5

最初の記録パルスのオフセット継続時間

73 (lsb4ビット)及

び74 〜80

8.5

最初の記録パルスのオフセット開始時間.

65 〜72及び73 

(msb4ビット)

1

リザーブ(領域)

64

5

dTE:消去レベルの開始時間.

59 〜63

3

TLP:最後のパルスの継続時間.

56 〜58

3

dTLP:最後の記録パルスの開始時間

53 〜55

5

Ttop:最初の記録パルスの継続時間

48 〜52

5

dTtop:最初の記録パルスの開始時間

43 〜47

1

TMP:記録マルチパルスの継続時間

42

9

記録パワー設定

33 〜41

1

リザーブ(領域)

32

1

公称記録速度の最大高周波重じょう(畳)読取りパワー

31

1

公称記録速度の最大直流読取りパワー

30

2

記録速度

28 〜29

1

リザーブ(領域)

27

8

データゾーンの配置

19 〜26

2

リザーブ(領域)

17 〜18

1

BCA記述子

16

1

記録マーク極性フラグビット

15

1

プッシュプル極性フラグビット

14

1

チャネルビット長

13

1

BD構造

12

1

ディスクサイズ,クラス及びバージョン

11

3

BD層タイプ識別子

8 〜10

8

DIユニットヘッダ

0 〜7

バイト数

内容

バイト番号

 

図77−DIフォーマット4のディスク情報内容 

 

バイト0〜1: 

ディスク情報識別子 

 

15.8.3.2参照。 

バイト2: 

DIフォーマット番号 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 


88 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

このバイトは,BCAコード付きのディスクでは,04hに設定する。 

 

このバイトは,BCAコードなしのディスクでは,84hに設定する。 

バイト3: 

各DIブロックのDI予備フレーム数及びこのDIユニット適用の層数 

 

15.8.3.2参照。 

バイト4: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト5: 

DIブロック内のDIユニットの連続番号 

 

15.8.3.2参照。 

バイト6: 

継続フラグ及びこのDIユニット使用のDIバイト数 

 

このバイトは,このDIユニットの最初の99バイトを使用し,次のDIユニットに

継続がないことを示す63hに設定する。残りのDIユニット主部(DIユニットフッ

タのバイトを除く。)のバイトは使用せず,00hに設定する。 

バイト7: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト8〜10: 

BD層タイプ識別子 

 

この3バイトは,DIユニットが適用されるBD層のタイプを識別し,各書換層で

“BDW”の文字を示す42 44 57hに設定する。 

バイト11: 

ディスクサイズ,クラス及びバージョン 

ビットb7〜b6: この2ビットは,ディスクのサイズを規定する。120 mmディスクを示す00に設定

する。 

ビットb5〜b4: この2ビットは,クラス番号を規定する。クラス番号は,同じ層タイプで異なる基

本特性をもつBD層を識別する。 

 

この規格に適合したBD層は,これらのビットを01に設定する。 

 

ドライブが,ある特定のクラスの層を認識できない場合は,その層のデータゾーン

にアクセスしないことが望ましい(読取りも記録も行わない。)。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,バージョン番号を規定する。この規格に適合した層であることを

示す0011に設定する。 

バイト12: 

BD構造 

ビットb7〜b4: この4ビットは,ディスク上のBDの記録可能層及び記録済み層の層数の全層数を

規定する。記録層が三つであることを示す0011に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,このDIユニットを適用するBDの記録可能層又は記録済み層の層

のタイプを規定する。 

 

ビットb3〜b0は,書換形記録層を示す0100に設定する。 

注記 記録済み層は,(半透明)反射層から構成される再生専用ディスクの層である。 

バイト13: 

チャネルビット長 

ビットb7〜b4: この4ビットは,0000に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,メインデータのチャネルビット長を規定し,全てのBD記録層で

同じとする。 

 

次の設定とする。 

 

0000:リザーブ(領域) 


89 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

0101:チャネルビット長が55.87 nm(33.4 GB/層)であることを示す 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト14: 

プッシュプル極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liのプッシュプル信号の極性を規定し,次による(26.1参照)。 

 

次の設定とする。 

 

“0”:記録層Liのプッシュプル極性が正 

 

“1”:記録層Liのプッシュプル極性が負 

 

存在しない記録層に対して,biは,“0”に設定する。 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト15: 

記録マーク極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liの記録マークの極性を規定し,次による。 

 

“0”:記録マークの反射率が未記録層よりも低い層タイプ(HTLディスク) 

 

“1”:記録マークの反射率が未記録層よりも高い層タイプ 

 

存在しない記録層に対して,biは,“0”に設定する。 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト16: 

BCA記述子 

ビットb7〜b4: この4ビットは,リザーブ(領域)とする。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,ディスク上のBCAコードの有無を示す。 

 

次の設定とする。 

 

0000:BCAコードなし 

 

0001:BCAコード付き 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト17〜18: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト19〜26: 

データゾーンの配置 

バイト19〜22: これらのバイトは,関係する層のデータゾーンの最初の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン0の最初のPAA

がPAA 131 072であることを示す00 02 00 00hに設定する。 

 

L1層に関連する各DIユニットで,これらのバイトはFAAの値に設定し,33.4 GB/

層のディスクでは00 5E EC 80hとする。これは,データゾーン1の最初のPAAが,

33.4 GB/層のディスクではPAA 6 220 928であることを示す。 

 

L2層に関連するDIユニットでは,これらのバイトは,データゾーン2の最初のPAA

としてPAA 8 519 680を示す00 82 00 00hに設定する。 

バイト23〜26: これらのバイトは,関連する層のデータゾーンの最後の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットで,LAAの値に設定し,33.4 GB/層のディスクでは

00 21 13 7Ehとする。これは,データゾーン0の最後のPAAが,使用者データ容量

33.4 GB/層のディスクではPAA 2 167 678であることを示す。L1層に関連する各DI

ユニットで,これらのバイトは,データゾーン1の最後のPAAがPAA 8 257 534で

あることを示す00 7D FF FEhに設定する。 

 

L2層に関連する各DIユニットでは,これらのバイトは,LAA+00 80 00 00hの値に


90 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

設定し,使用者データ容量33.4 GB/層のディスクでは00 A1 13 7Ehとする。これは,

データゾーン2の最後のPAAが,使用者データ容量33.4 GB/層のディスクではPAA 

10 556 286であることを示す。 

バイト27: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト28〜29: 

記録速度 

 

これらのバイトは,公称記録速度を規定する。それは,このDIユニットに2バイト

の2進数(バイト28がMSB)で規定するパラメタを用いて使用される。 

 

公称記録速度を数値nとして規定し,次による。 

n=100×Vnorm 

 

nは,次による。 

 

 公称記録速度が7.38 m/s:02 E2h 

バイト30: 

公称記録速度の最大直流読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できるディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.7参照)。 

 

この細分箇条での最大読取りパワーは,30.7で規定する読取りパワー以上にする。

規定値として,30.7に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい

読取速度の場合の最大直流読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表記は,

次に示す数値nの式とする。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 規定された最低速度よりも遅い速度で読み取る場合は,ディスク上の記録の耐久性を保証する

ために,読取りパワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト31: 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できるディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.7参照)。 

 

この細分箇条での最大読取りパワーは,30.7で規定する読取りパワー以上にする。

規定値として,30.7に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい

読取速度の場合の最大高周波重畳読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表

記は,次に示す数値nによる。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 このDIユニットで規定された公称速度よりも遅い速度で読み取る場合は,ディスク上の記録

の耐久性を保証するために,読取りパワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト32: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト33〜41: 

記録パワー設定 

バイト33〜34: PIND:PINDは,OPCで,Ptargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G参

照)。 

 

これらのバイトは,Ptargetを示唆する値PINDをミリワットの単位で規定し,次に示す


91 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

数値nによる。 

n=20×PIND 

 

バイト33のビットb7がmsbで,バイト34のビットb0がlsbである。 

バイト35: 

mIND:mINDは,OPCで,Ptargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G

参照)。 

 

このバイトは,メディア製造業者によって決められるPINDでの変調度を規定し,次

に示す数値nによる。 

n=200×mIND 

バイト36: 

ρ:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録パワーに乗

ずる係数ρを規定し,次に示す数値nによる。 

n=100×ρ 

バイト37: 

εBW:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録バイアス

パワーと記録ピークパワーとの比εBWを規定し,次に示す数値nによる。 

n=200×εBW 

バイト38: 

εc:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる冷却パワーと記

録ピークパワーとの比εcを規定し,次に示す数値nによる。 

n=200×εc 

バイト39: 

εE:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる消去パワーと記

録ピークパワーとの比εEを規定し,次に示す数値nによる。 

n=200×εE 

バイト40: 

κ:このバイトは,OPC(附属書G参照)で使われるターゲット値κを規定し,次

に示す数値nによる。 

n=20×κ 

バイト41: 

このバイトは,リザーブ(領域)とする。 

バイト42: 

TMP:記録マルチパルスの継続時間 

 

このバイトは,マークを記録するための拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス

列の2番目で高レベルのパルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

このバイトの最初の5ビット(ビットb7〜b3)は,可変部分を実際のチャネルビッ

トクロック周期の分数として規定し,次に示す正の2進数pによる。 

W

MP

32TT

p

(0≦p≦30) 

 

このバイトの最後の3ビット(ビットb2〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト43〜63のバイトで,dTtop,Ttop,dTLP,TLP及びdTEの基準位置又は基準継続時間を規定する。基

準位置は,各記録パルスの立上がりエッジの位置を意味する(図F.1参照)継続時間に関しても,基準点

に関しては,同様に規定する。 

バイト43〜47: 

dTtop:最初の記録パルスの開始時間 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースに続くラ

ン長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマ

ルチパルス列の最初の記録パルスの開始時間を規定する(正の値は進みで負の値は

遅れを示す。附属書F参照)。 


92 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

最初のパルスの開始時間dTtopは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として

次に示す符号付き2の補数aで表される。 

W

top

32

T

dT

a

(−28≦a≦30) 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト43: 

このバイトは,2Tスペースが後に続くラン長2Tマークを記録するパルスの開始時

間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する(正

の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト44: 

このバイトは,3T以上のスペースが後に続くラン長2Tマークを記録するパルスの

開始時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定

する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト45: 

このバイトは,ラン長3Tマークを記録するマルチパルス列の最初のパルスの開始

時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する

(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト46: 

このバイトは,ラン長4Tマークを記録するマルチパルス列の最初のパルスの開始

時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する

(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト47: 

このバイトは,ラン長5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最初のパルス

の開始時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規

定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト48〜52: 

Ttop:最初の記録パルスの継続時間 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースに続くラ

ン長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマ

ルチパルス列の最初の記録パルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数を規定し,次の式で

正の2進数bによる。 

W

top

32TT

b

(0≦b≦60) 

 

これらのバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト48: 

このバイトは,後に2Tスペースが続くラン長2Tマークを記録するパルスの継続時

間を規定する(附属書F参照)。 

バイト49: 

このバイトは,後に3T以上のスペースが続くラン長2Tマークを記録するパルスの

継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト50: 

このバイトは,ラン長3Tマークを記録するマルチパルス列の最初のパルスの継続

時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト51: 

このバイトは,ラン長4Tマークを記録するマルチパルス列の最初のパルスの継続

時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト52: 

このバイトは,ラン長5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最初のパルス

の継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト53〜55: 

dTLP:最後の記録パルスの開始時間 


93 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースが後に続

くラン長3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマ

ルチパルス列の最後の記録パルスの開始時間を規定する(正の値は進み,負の値は

遅れを示す。附属書F参照)。 

 

最後のパルスの開始時間dTLPは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として,

次に示す符号付き2の補数cで表される。 

W

LP

32

T

dT

c

(−30≦c≦30) 

 

これらのバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト53: 

このバイトは,データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対する,

ラン長3Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの開始時間を規定する

(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト54: 

このバイトは,データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対する,

ラン長4Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの開始時間を規定する

(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト55: 

このバイトは,データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対する,

ラン長5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの開始時間を規

定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト56〜58: 

TLP:最後のパルスの継続時間 

 

これらのバイトの最初の5ビット(ビットb7〜b3)は,5T以上のスペースが後に続

くラン長3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマ

ルチパルス列の最後の記録パルスの長さを規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数を規定し,次の正の

2進数dによる。 

W

LP

32TT

d

(0≦d≦30) 

 

これらのバイトの最後の3ビット(ビットb2〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト56: 

このバイトは,ラン長3Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの継続

時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト57: 

このバイトは,ラン長4Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの継続

時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト58: 

このバイトは,ラン長5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最後のパルス

の継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト59〜63: 

dTE:消去レベルの開始時間 

 

これらのバイトの最初の7ビット(ビットb7〜b1)は,後に5T以上のスペースが続

くラン長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジ

の消去レベルの開始時間を規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書

F参照)。 

 

消去レベルの開始時間dTEは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として,

次に示す符号付きの2の補数eで表される。 


94 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

W

S

32TdT

e

(−48≦e≦30) 

 

これらのバイトの最後のビット(b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト59: 

このバイトは,2Tスペースが先行するラン長2Tマークを記録する消去レベルの開

始時間を規定する。 

バイト60: 

このバイトは,3T以上のスペースが先行するラン長2Tマークを記録する消去レベ

ルの開始時間を規定する。 

バイト61: 

このバイトは,ラン長3Tマークを記録するマルチパルス列の消去レベルの開始時

間を規定する。 

バイト62: 

このバイトは,ラン長4Tマークを記録するマルチパルス列の消去レベルの開始時

間を規定する。 

バイト63: 

このバイトは,ラン長5T以上のマークを記録するマルチパルス列の消去レベルの

開始時間を規定する。 

バイト64: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hとする。 

バイト65〜98のバイトでは,バイト43〜63に規定した基準位置又は基準継続時間に対するオフセット

としてΔを規定する。オフセットは,基準位置に対しての時間差を意味する。継続時間に対しても,オフ

セットは同様に規定する(図F.1参照)。 

バイト65〜72及び73(msb 4ビット):ΔdTtop:最初の記録パルスのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行するラン長2T,3T,4T及び

5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最初の

立上がりエッジのオフセットを規定する(附属書F参照)。 

 

最初のパルスのオフセット開始時間ΔdTtopは,実際のチャネルビットクロック周期

の分数として,次に示す符号付き2の補数fで表される。 

 

バイト65及び66では,次による。 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−28≦f≦30) 

 

バイト67〜72及び73(msb 4ビット)では,次による。 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−8≦f≦7) 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

a

2M

2S

≥3S

3M

dTtop

4M

≥5M

f

≧3S

≧5M

≧5S

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

a

2M

2S

≥3S

3M

dTtop

4M

≥5M

f

≧3S

≧5M

≧5S

 

 

この表は,記録する各マークの前後のスペースによる,dTtopの値の影響を示している。 

 

“a”で示す領域は,基準値にあった部分で,“f”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 


95 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

このパタンの領域は,“f”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“a”で示し,基準値を含んでいる。 

“i=f+a”の値は,−28≦i≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト65: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規

定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト43に規定している(5T

以上のスペースが先行し2Tスペースが後に続くラン長2T記録マークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト66: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時

間を規定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト44に規定している

(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2T記録マークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト67: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト45に規

定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト46に規

定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのdTtop)。 

バイト68: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規

定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト47に規

定している(5T以上のスペースが先行する5T以上マークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規

定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト43に規

定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

バイト69: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時

間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト44に規

定している(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2Tマークの

dTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト45に規

f

a


96 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

バイト70: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト46に規

定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規

定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト47に規

定している(5T以上のスペースが先行する5T以上マークのdTtop)。 

バイト71: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規

定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト43に規

定している(5T以上のスペースが先行し2Tのスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時

間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト44に規

定している(5T以上のスペースが先行し3T以上スペースが後に続く2Tマークの

dTtop)。 

バイト72: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト45に規

定している(5Tのスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト46に規

定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのdTtop)。 

バイト73(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラ

ン長5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開

始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位

置は,バイト47に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマークの

dTtop)。 

バイト73(lsb 4ビット)及び74〜80:ΔTtop:最初の記録パルスのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行するラン長2T,3T,4T及び

5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最初の

パルスのオフセット継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す符号付き2の補数gによる。 


97 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

W

top

Δ

32

T

T

g

(−8≦g≦7) 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

Ttop

4M

≥5M

g

b

2M

2S

≥3S

3M

≧3S

≧5M

≧5S

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

Ttop

4M

≥5M

g

b

2M

2S

≥3S

3M

≧3S

≧5M

≧5S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,Ttopの値の影響を示している。 

 

“b”で示す領域は,基準値にあった部分で,“g”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“g”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“b”で示し,基準値を含んでいる。 

“j=g+b”の値は,0≦j≦60を満たしている(F.2参照)。 

バイト73(lsb 4ビット):このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行した

後に2Tのスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続

時間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペー

スが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト74: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上の

スペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト75: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継

続時間は,バイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上マーク

のTtop)。 

バイト76: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行した後に2T

のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

g

b


98 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

継続時間は,バイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが

後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上の

スペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト77: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

バイト78: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継

続時間は,バイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマー

クのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行した後に2T

のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが

後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト79: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上の

スペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト80: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長4T記

録マークパルスの,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定す

る(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続時

間は,バイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規


99 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継

続時間は,バイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマー

クのTtop)。 

バイト81〜84及び85(msb 4ビット):ΔdTLP:最後のパルスのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最後の記録パ

ルスのオフセット開始時間(附属書F参照)を規定する。 

 

最後のパルスのオフセット開始時間ΔdTLPは,実際のチャネルビットクロック周期

の分数として,次に示す符号付き2の補数hで表される。 

W

LP

Δ

32

T

dT

h

(−8≦h≦7) 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

h

c

dTLP

3M

4M

≧5M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,dTLPの値の影響を示している。 

 

“c”で示す領域は,基準値にあった部分で,“h”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

 このパタンの領域は,“h”で示し,オフセットを含んでいる。 

 このパタンの領域は,“c”で示し,基準値を示している。 

 “r=h+c”は,−30≦r≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト81: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置

は,バイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置

は,バイト54に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTLP)。 

バイト82: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基

準位置は,バイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く,5T以上のマ

ークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置

は,バイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTLP)。 

h

c


100 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

バイト83: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置

は,バイト54に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基

準位置は,バイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上のマー

クのdTLP)。 

バイト84: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置

は,バイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置

は,バイト54に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTLP)。 

バイト85(msb 4ビット):このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続

くラン長5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセッ

ト開始時間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用す

る場合,基準位置は,バイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T

以上のマークのdTLP)。 

バイト85(lsb 4ビット)及び86〜89:ΔTLP:最後のパルスのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最後の記録パ

ルスのオフセット継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

このバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として,次に示す符号付

き2の補数vで表される。 

W

LP

Δ

32

T

T

v

(−8≦v≦7) 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

v

d

TLP

3M

4M

≧5M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,TLPの値の影響を示している。 

 

“d”で示す領域は,基準値にあった部分で,“v”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

 


101 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

このパタンの領域は,“v”で示し,オフセットを含んでいる。 

このパタンの領域は,“d”で示し,基準値を含んでいる。 

“s=v+d”の値は,0≦s≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト85(lsb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続く

ラン長3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く3Tマー

クのTLP)。 

バイト86: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続

時間は,バイト57に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基

準継続時間は,バイト58に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上の

マークのTLP)。 

バイト87: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続

時間は,バイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継続

時間は,バイト57に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのTLP)。 

バイト88: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基

準継続時間は,バイト58に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上の

マークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続

時間は,バイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのTLP)。 

バイト89: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続

時間は,バイト57に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間

v

d


102 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基

準継続時間は,バイト58に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上の

マークのTLP)。 

バイト90〜97及び98(msb 4ビット):ΔdTE:消去レベルのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジの消去レベルのオフセット開始時

間を規定する(正の値は進みで負の値は遅れ。附属書F参照)。 

 

消去レベルのオフセット開始時間ΔdTSは,実際のチャネルビットクロック周期の分

数として,次に示す符号付き2の補数wで表される。 

 

バイト90及び91では,次による。 

W

S

Δ

32

T

dT

w

(−24≦w≦15) 

 

バイト92〜97及び98(msb 4ビット)では,次による。 

W

S

Δ

32

T

dT

w

(−8≦w≦7) 

注記 

マーク

前のスペース

続きのスペース

2S
3S
4S

≧5S

e

dTE

2M

3M

4M

≧5M

2S

≧3S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,dTEの値の影響を示している。 

 

“e”で示す領域は,基準値にあった部分で,“w”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“w”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“e”で示し,基準値を含んでいる。 

“u=w+e”の値は,−48≦u≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト90: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始時間

を規定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト59に規定している(2T

スペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2T記録マークのdTE)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト91: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,3T以上のスペースが先行した後

に2Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始

時間を規定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト60に規定してい

る(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2T記録マークのdTE)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト92: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット開始時間を規定す

る。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト61に規

w

e


103 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後の消去レベルのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト

62に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTE)。 

バイト93: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト

63に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上のマークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行した後に3T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始時間

を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用するとき,基準位置は,バイ

ト59に規定している(2Tスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2Tマー

クのdTE)。 

バイト94: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3T以上のスペースが先行した後

に3Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始

時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,

バイト60に規定している(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続

く2T記録マークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット開始時間を規定す

る。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト61に規

定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTE)。 

バイト95: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット開始時間を規定す

る。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト62に規

定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット開始オフ時

間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バ

イト63に規定している(5T以上のスペースが後に続く 5T以上のマークのdTE)。 

バイト96: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行した後に4T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始時間

を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用するとき,基準位置は,バイ

ト59に規定している(2Tスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2T記録

マークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3T以上のスペースが先行した後

に4Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始

時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,

バイト60に規定している(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続


104 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

く2T記録マークのdTE)。 

バイト97: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット開始時間を規定す

る。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト61に規

定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット開始時間を規定す

る。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト62に規

定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTE)。 

バイト98(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続

くラン長5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の消去レベルのオフセット

開始時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置

は,バイト63に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上のマークの

dTE)。 

バイト98(lsb 4ビット):リザーブ(領域) 

 

これらのビットは,0000とする。 

バイト99: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hとする。 

バイト100〜111: DIユニットフッタ 

 

15.8.3.2参照。 

15.8.3.4 DIフォーマット5(拡張N/2記録ストラテジ)の規定 

フォーマット5によるDIユニットの主部の内容は,図78に示すとおり規定する。 

 


105 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

12

DI ユニットフッタ

100 〜111

6

リザーブ(領域)

94〜99

0.5

リザーブ(領域)

93(lsb4ビット)

8.5

消去レベルのオフセット開始時間

85〜92 及び93 

(msb4ビット)

3

最後のパルスのオフセット継続時間

82 〜84

3

最後のパルスのオフセット開始時間

79 〜81 

7.5

最初の記録パルスのオフセット継続時間

71 (lsb4ビット)及び

72 〜78

8.5

最初の記録パルスのオフセット開始時間

63 〜70及び71 

(msb4ビット)

1

リザーブ(領域)

62

5

dTE:消去レベルの開始時間

57 〜61

2

TLP:最後のパルスの継続時間

55 〜56

2

dTLP:最後の記録パルスの開始時間

53 〜54

5

Ttop:最初の記録パルスの継続時間

48 〜52

5

dTtop:最初の記録パルスの開始時間

43 〜47

1

TMP:記録マルチパルスの継続時間

42

9

記録パワー設定

33 〜41

1

リザーブ(領域)

32

1

公称記録速度の最大高周波重じょう(畳)読取りパワー

31

1

公称記録速度の最大直流読取りパワー

30

2

記録速度

28 〜29

1

リザーブ(領域)

27

8

データゾーンの配置

19 〜26

2

リザーブ(領域)

17 〜18

1

BCA記述子

16

1

記録マーク極性フラグビット

15

1

プッシュプル極性フラグビット

14

1

チャネルビット長

13

1

BD構造

12

1

ディスクサイズ,クラス及びバージョン

11

3

BD層タイプ識別子

8 〜10

8

DIユニットヘッダ

0 〜7

バイト数

内容

バイト番号

 

図78−DIフォーマット5のディスク情報の内容 

 

バイト0〜1: 

ディスク情報識別子 

 

15.8.3.2参照。 

バイト2: 

DIフォーマット番号 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 


106 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

このバイトは,BCAコード付きのディスクでは,05hに設定する。 

 

このバイトは,BCAコードなしのディスクでは,85hに設定する。 

バイト3: 

各DIブロックのDI予備フレーム数及びこのDIユニット適用の層数 

 

15.8.3.2参照。 

バイト4: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト5: 

DIブロック内のDIユニットの連続番号 

 

15.8.3.2参照。 

バイト6: 

継続フラグ及びこのDIユニット使用のDIバイト数 

 

このバイトは,このDIユニットの最初の94バイトを使用し,次のDIユニットに

継続がないことを示す5Ehに設定する。残りのDIユニット主部(DIユニットフッ

タのバイトを除く。)のバイトは使用せず,00hに設定する。 

バイト7: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト8〜10: 

BD層タイプ識別子 

 

この3バイトは,DIユニットが適用されるBD層のタイプを識別し,各書換層で

“BDW”の文字を示す42 44 57hに設定する。 

バイト11: 

ディスクサイズ,クラス及びバージョン 

ビットb7〜b6: この2ビットは,ディスクのサイズを規定する。120 mmディスクを示す00に設定

する。 

ビットb5〜b4: この2ビットは,クラス番号を規定する。クラス番号は,同じ層タイプで異なる基

本特性をもつBD層を識別する。 

 

この規格に適合したBD層は,このビットを01に設定する。 

 

ドライブが,ある特定のクラスの層を認識できない場合は,その層のデータゾーン

にアクセスことが望ましい(読取りも記録も行わない。)。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,バージョン番号を規定する。この規格に適合した層であることを

示す0011に設定する。 

バイト12: 

BD構造 

ビットb7〜b4: この4ビットは,ディスク上のBDの記録可能層及び記録済み層の層数の全層数を

規定する。記録層が三つであることを示す0011に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,このDIユニットを適用するBDの記録可能層又は記録済み層の層

のタイプを規定する。 

 

ビットb3〜b0は,書換形記録層を示す0100に設定する。 

バイト13: 

チャネルビット長 

ビットb7〜b4: この4ビットは,0000に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,メインデータのチャネルビット長を規定し,全てのBD記録層で

同じとする。 

 

次の設定とする。 

 

0000:リザーブ(領域) 

 

0101:チャネルビット長が55.87 nm(33.4 GB/層)であることを示す 


107 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト14: 

プッシュプル極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liのプッシュプル信号の極性を規定し,次による(26.1参照)。 

 

次の設定とする。 

 

“0”:記録層Liのプッシュプル極性が正 

 

“1”:記録層Liのプッシュプル極性が負 

 

存在しない記録層に対して,biは,“0”に設定する。 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト15: 

記録マーク極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liの記録マークの極性を規定し,次による。 

 

“0”:記録マークの反射率が未記録層よりも低い層タイプ(HTLディスク) 

 

“1”:記録マークの反射率が未記録層よりも高い層タイプ 

 

存在しない記録層に対して,biは,“0”に設定する。 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト16: 

BCA記述子 

ビットb7〜b4: この4ビットは,リザーブ(領域)とする。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,ディスク上のBCAコードの有無を示す。 

 

次の設定とする。 

 

0000:BCAコードなし 

 

0001:BCAコード付き 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト17〜18: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト19〜26: 

データゾーンの配置 

バイト19〜22: これらのバイトは,関係する層のデータゾーンの最初の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン0の最初のPAA

がPAA 131 072であることを示す00 02 00 00hに設定する。 

 

L1層に関連する各DIユニットで,これらのバイトはFAAの値に設定し,33.4 GB/

層のディスクでは,00 5E EC 80hとする。これは,データゾーン1の最初のPAAが,

33.4 GB/層のディスクではPAA 6 220 928FAAであることを示す。 

 

L2層に関連するDIユニットでは,これらのバイトは,データゾーン2の最初のPAA

としてPAA 8 519 680を示す00 82 00 00hに設定する。 

バイト23〜26: これらのバイトは,関連する層のデータゾーンの最後の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットでLAAの値に設定し,33.4 GB/層のディスクでは00 

21 13 7Ehとする。これは,データゾーン0の最後のPAAが使用者データ容量33.4 GB/

層のディスクではPAA 2 167 678であることを示す。L1層に関連する各DIユニット

で,これらのバイトはデータゾーン1の最後のPAAがPAA 8 257 534であることを

示す00 7D FF FEhに設定する。 

 

L2層に関連する各DIユニットでは,これらのバイトはLAA+00 80 00 00hの値に

設定し,使用者データ容量33.4 GB/層のディスクでは00 A1 13 7Ehとする。これは,


108 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

データゾーン2の最後のPAAが,使用者データ容量33.4 GB/層のディスクではPAA 

10 556 286であることを示す。 

バイト27: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト28〜29: 

記録速度 

 

これらのバイトは,公称記録速度を規定する。それは,このDIユニットで規定する

2バイトの2進数(バイト28がMSB)で規定するパラメタを用いて使用される。 

 

公称記録速度を数値nとして規定し,次による。 

n=100×Vnorm 

 

nは,次による。 

 

 公称記録速度が7.38 m/s:02 E2h 

バイト30: 

公称記録速度の最大直流読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できるディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.7参照)。 

 

この細分箇条での最大読取りパワーは,30.7で規定する読取りパワー以上にする。

規定値として,30.7に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい

読取速度の場合の最大直流読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表記は,

次に示す数値nの式とする。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 このDIユニットに規定された公称速度よりも遅い速度で読み取る場合は,ディスク上の記録

の耐久性を保証するために,読取りパワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト31: 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できるディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.7参照)。 

 

この細分箇条での最大読取りパワーは,30.7で規定する読取りパワー以上にする。

規定値として,30.7に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい

読取速度の場合の最大高周波重畳読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表

記は,次に示す数値nによる。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 このDIユニットに規定された公称速度よりも遅い速度で読み取る場合は,ディスク上の記録

の耐久性を保証するために,読取りパワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト32: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト33〜41: 

記録パワー設定 

バイト33〜34: PIND:PINDは,OPCで,Ptargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G参

照)。 

 

これらのバイトは,Ptargetを示唆する値PINDをミリワットの単位で規定し,次に示す

数値nによる。 


109 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

n=20×PIND 

 

バイト33のビットb7がmsbで,バイト34のビットb0がlsbである。 

バイト35: 

mIND:mINDは,OPCで,Ptargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G

参照)。 

 

このバイトは,メディア製造業者によって決められるPINDでの変調度を規定し,次

に示す数値nによる。 

n=200×mIND 

バイト36: 

ρ:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録パワーに乗

ずる係数ρを規定し,次に示す数値nによる。 

n=100×ρ 

バイト37: 

εBW:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録バイアス

パワーと記録ピークパワーとの比εBWを規定し,次に示す数値nによる。 

n=200×εBW 

バイト38: 

εc:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる冷却パワーと記

録ピークパワーとの比εcを規定し,次に示す数値nによる。 

n=200×εc 

バイト39: 

εE:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる消去パワーと記

録ピークパワーとの比εEを規定し,次に示す数値nによる。 

n=200×εE 

バイト40: 

κ:このバイトは,OPC(附属書G参照)で使われるターゲット値κを規定し,次

に示す数値nによる。 

n=20×κ 

バイト41: 

このバイトは,リザーブ(領域)とする。 

バイト42: 

TMP:記録マルチパルスの継続時間 

 

このバイトは,マークを記録するための拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列

の2番目とそれに続くパルスとの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,可変部分を実際のチャネルビッ

トクロック周期の分数として,次に示す正の2進数pによる。 

W

MP

32TT

p

(0≦p≦62) 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト43〜61のバイトで,dTtop,Ttop,dTLP,TLP及びdTEの,基準位置又は基準継続時間を規定する。 

基準位置は,各記録パルスの立上がりエッジの位置を意味する(図F.3参照)継続時間に関しても,基

準に関しては同様に規定する。 

バイト43〜47: 

dTtop:最初の記録パルスの開始時間 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースに続くラ

ン長2T,3T,[4T,6T,8T]及び[5T,7T,9T]マークを記録する,拡張N/2記録スト

ラテジのマルチパルス列の最初のパルスの開始時間を規定する(正の値は進み,負

の値は遅れ。附属書F参照)。 

 

最初のパルスの開始時間dTtopは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として,


110 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

次に示す符号付き2の補数aで表される。 

W

top

32

T

dT

a

(−32≦a≦30) 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト43: 

このバイトは,2Tスペースが後に続くラン長2Tマークを記録するパルスの開始時

間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する(正

の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト44: 

このバイトは,3T以上のスペースが後に続くラン長2Tマークを記録するパルスの

開始時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定

する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト45: 

このバイトは,ラン長3Tマークを記録するマルチパルス列の最初のパルスの開始

時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する

(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト46: 

このバイトは,ラン長[4T,6T,8T]マークを記録するマルチパルス列の最初のパル

スの開始時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して

規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト47: 

このバイトは,ラン長[5T,7T,9T]マークを記録するマルチパルス列の最初のパル

スの開始時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して

規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト48〜52: 

Ttop:最初の記録パルスの継続時間 

 

これらのバイト最初の7ビット(ビットb7〜b1)は,5T以上のスペースに続くラン

長2T,3T,[4T,6T,8T]及び[5T,7T,9T]マークを記録する,拡張N/2記録ストラ

テジのマルチパルス列の最初のパルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す正の2進数bによる。 

W

top

32TT

b

(0≦b≦92) 

 

これらのバイトの最後のビット(ビットb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト48: 

このバイトは,後に2Tスペースが続くラン長2Tマークを記録するパルスの継続時

間を規定する(附属書F参照)。 

バイト49: 

このバイトは,後に3T以上のスペースが続くラン長2Tマークを記録するパルスの

継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト50: 

このバイトは,ラン長3Tマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継

続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト51: 

このバイトは,ラン長[4T,6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパ

ルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト52: 

このバイトは,ラン長[5T,7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパ

ルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト53〜54: 

dTLP:最後の記録パルスの開始時間 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースが後に続


111 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

くラン長[4T,6T,8T]及び[5T,7T,9T]マークを記録する,拡張N/2記録ストラテ

ジのマルチパルス列の最後のパルスの開始時間を規定する(正の値は進み,負の値

は遅れを示す。附属書F参照)。 

 

最後のパルスの開始時間dTLPは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として

規定し,次に示す符号付き2の補数cによる。 

W

LP

32

T

dT

c

(−30≦c≦30) 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト53: 

このバイトは,ラン長[4T,6T,8T]マークを記録するマルチパルス列の最後のパル

スの開始時間を,データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対して

規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト54: 

このバイトは,ラン長[5T,7T,9T]マークを記録するマルチパルス列の最後のパル

スの開始時間を,データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対して

規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト55〜56: 

TLP:最後のパルスの継続時間 

 

これらのバイト最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースが後に続く

ラン長[4T,6T,8T]及び[5T,7T,9T]マークを記録する,拡張N/2記録ストラテジ

のマルチパルス列の最後のパルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す正の2進数dによる。 

W

LP

32TT

d

(0≦d≦62) 

 

これらのバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト55: 

このバイトは,ラン長[4T,6T,8T]のマークを記録するマルチパルス列の最後のパ

ルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト56: 

このバイトは,ラン長[5T,7T,9T]のマークを記録するマルチパルス列の最後のパ

ルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト57〜61: 

dTE:消去レベルの開始時間 

 

これらのバイトの最初の7ビット(ビットb7〜b1)は,後に5 T以上のスペースが

続くラン長2T,3T,[4T,6T,8T]及び[5T,7T,9T]のマークを記録する,拡張N/2

記録ストラテジの消去レベルの開始時間を規定する(正の値は進み,負の値は遅れ

を示す。附属書F参照)。 

 

消去レベルの開始時間dTEは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として,

次に示す符号付きの2の補数eで表される。 

W

E

32

T

dT

e

(−62≦e≦30) 

 

このバイトの最後のビット(b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト57: 

このバイトは,2Tスペースが先行するラン長2Tのマークを記録する消去レベルの

開始時間を,データパルスの最後のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定

する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 


112 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

バイト58: 

このバイトは,3T以上のスペースが先行するラン長2Tのマークを記録する消去レ

ベルの開始時間を,データパルスの最後のチャネルビットの立下がりエッジに対し

て規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト59: 

このバイトは,ラン長3Tのマークを記録する消去レベルの開始時間を,データパ

ルスの最後のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する(正の値は進み,

負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト60: 

このバイトは,ラン長[4T,6T,8T]マークを記録するマルチパルス列の消去レベル

の開始時間を,データパルスの最後のチャネルビットの立下がりエッジに対して規

定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト61: 

このバイトは,ラン長[5T,7T,9T]マークを記録するマルチパルス列の消去レベル

の開始時間を,データパルスの最後のチャネルビットの立下がりエッジに対して規

定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト62: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト63〜93のバイトでは,バイト43〜61に規定した,基準位置又は基準継続時間に対するオフセッ

トとしてΔを規定する。オフセットは,基準位置に対しての時間差を意味する。継続時間に対しても,オ

フセットは同様に規定する(図F.3参照)。 

バイト63〜70及び71(msb 4ビット):ΔdTtop:最初の記録パルスのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行するラン長2T,3T,[4T,6T,

8T]及び[5T,7T,9T]のマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス

列の最初のパルスの立上がりエッジのオフセットを規定する(附属書F参照)。 

 

立上がりパルスのオフセット開始時間ΔdTtopは,実際のチャネルビットクロック周

期の分数として,次に示す符号付き2の補数fで表される。 

 

バイト63〜64では,次による。 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−32≦f≦30) 

 

バイト65〜70及び71(msb 4ビット)では,次による。 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−8≦f≦7) 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≧5S

a

dTtop

2M

3M

4,6,8M

5,7,9M

2S

≧3S

 

 

この表は,記録する各マークの前後のスペースによる,dTtopの値の影響を示している。 

 

“a”で示す領域は,基準値にあった部分で,“f”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“f”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“a”で示し,基準値を含んでいる。 

f

a


113 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

“i=f+a”の値は,−28≦i≦30を満たしている(F.3参照)。 

バイト63: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規

定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト43に規定している(5T

以上のスペースが先行し2Tスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト64: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時

間を規定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト44に規定している

(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト65: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。

これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト45に規定し

ている(5T以上のスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト

46に規定している(5T以上のスペースが先行する[4T,6T,8T]マークのdTtop)。 

バイト66: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト

47に規定している(5T以上のスペースが先行する[5T,7T,9T]マークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト43

に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが後に続く2Tマークの

dTtop)。 

バイト67: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時

間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バ

イト44に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く

2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。

これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト45に規定し

ている(5T以上のスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

バイト68: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。

これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト46に規定し


114 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ている(5T以上のスペースが先行する[4T,6T,8T]マークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト

47に規定している(5T以上のスペースが先行する[5T,7T,9T]マークのdTtop)。 

バイト69: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト43

に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tのスペースが後に続く2Tマークの

dTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時

間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バ

イト44に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く

2TマークのdTtop)。 

バイト70: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定する。

これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト45に規定し

ている(5T以上のスペースが先行し3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト

46に規定している(5T以上のスペースが先行する[4T,6T,8T]マークのdTtop)。 

バイト71(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラ

ン長[5T,7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット

開始時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置

は,バイト47に規定している(5T以上のスペースが先行する[5T,7T,9T]マーク

のdTtop)。 

バイト71(lsb 4ビット)及び72〜78:ΔTtop:最初の記録パルスのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行するラン長2T,3T,[4T,6T,

8T]及び[5T,7T,9T]マークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列

の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す符号付き2の補数gによる。 

W

top

Δ

32

T

T

g

(−8≦g≦7) 


115 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≧5S

g

b

Ttop

2M

3M

4,6,8M

5,7,9M

2S

≧3S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,Ttopの値の影響を示している。 

 

“b”で示す領域は,基準値にあった部分で,“g”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“g”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“b”で示し,基準値を含んでいる。 

“j=g+b”の値は,0≦j≦92を満たしている(F.3参照)。 

バイト71(lsb 4ビット):このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行した

後に2Tのスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続

時間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペー

スが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト72: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上の

スペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト73: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する[4T,6T,8T]

マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する[5T,7T,9T]

マークのTtop)。 

バイト74: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行した後に2T

のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが

g

b


116 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上の

スペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト75: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する[4T,6T,8T]

マークのTtop)。 

バイト76: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する[5T,7T,9T]

マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行した後に2T

のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが

後に続く,2T記録マークのTtop)。 

バイト77: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行した後に3T

以上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット継続時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,

基準継続時間は,バイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上の

スペースが後に続く,2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準継続時間

は,バイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト78: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する[4T,6T,8T]

マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長[5T,


117 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する[5T,7T,9T]

マークのTtop)。 

バイト79〜81: 

ΔdTLP:最後のパルスのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長[4T,6T,8T]及び[5T,

7T,9T]のマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の最後のパ

ルスのオフセット開始時間を規定する。 

 

最後のパルスのオフセット開始時間ΔdTLPは,実際のチャネルビットクロック周期

の分数として,次に示す符号付き2の補数hで表される。 

W

LP

Δ

32

T

dT

h

(−8≦h≦7) 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

h

c

dTLP

4,6,8M

5,7,9M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,dTLPの値の影響を示している。 

 

“c”で示す領域は,基準値にあった部分で,“h”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“h”で示し,オフセットを含んでいる。 

このパタンの領域は,“c”で示し,基準値を示している。 

“r=h+c”は,−30≦r≦30を満たしている(F.3参照)。 

バイト79: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト

53に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]マークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト

54に規定している(5T以上のスペースが後に続く[5T,7T,9T]マークのdTLP)。 

バイト80: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト

53に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]マークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト

54に規定している(5T以上のスペースが後に続く[5T,7T,9T]マークのdTLP)。 

h

c


118 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

バイト81: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイト

53に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]マークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を

規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイト

54に規定している(5T以上のスペースが後に続く[5T,7T,9T]マークのdTLP)。 

バイト82〜84: 

ΔTLP:最後のパルスのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続く,ラン長[4T,6T,8T]及び

[5T,7T,9T]のマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の最

後のパルスのオフセット継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す符号付き2の補数vによる。 

W

LP

Δ

32

T

T

v

(−8≦v≦7) 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

v

d

TLP

4,6,8M

5,7,9M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,TLPの値の影響を示している。 

 

“d”で示す領域は,基準値にあった部分で,“v”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“v”で示し,オフセットを含んでいる。 

このパタンの領域は,“d”で示し,基準値を含んでいる。 

“s=v+d”の値は,0≦s≦62を満たしている(F.3参照)。 

バイト82: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]

マークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く[5T,7T,9T]

マークのTLP)。 

バイト83: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を

v

d


119 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]

マークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く[5T,7T,9T]

マークのTLP)。 

バイト84: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]

マークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]マークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット継続時間を

規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

継続時間は,バイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く[5T,7T,9T]

マークのTLP)。 

バイト85〜92及び93(msb 4ビット):ΔdTE:消去レベルのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長2T,3T,4T及び5T

以上のマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジの消去レベルのオフセット開始

時間を規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

 

消去レベルのオフセット開始時間ΔdTEは,実際のチャネルビットクロック周期の分

数として,次に示す符号付き2の補数wで表される。 

 

バイト85及び86では,次による。 

W

E

Δ

32

T

dT

w

(−24≦w≦15) 

 

バイト87〜92及び93(msb 4ビット)では,次による。 

W

E

Δ

32

T

dT

w

(−8≦w≦7) 

注記 

マーク

前のスペース

続きのスペース

2S
3S
4S

≧5S

e

dTE

2M

3M

4,6,8M

5,7,9M

2S

≧3S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,dTEの値の影響を示している。 

 

“e”で示す領域は,基準値にあった部分で,“w”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 


120 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

このパタンの領域は,“w”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“e”で示し,基準値を含んでいる。 

 “u=w+e”の値は,−62≦u≦30)を満たしている(F.3参照)。 

バイト85: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行した後に2T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始時間

を規定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト57に規定している(2T

スペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2TマークのdTE)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト86: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,3T以上のスペースが先行した後

に2Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始

時間を規定する。このバイトを適用する場合,基準位置は,バイト58に規定してい

る(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2TマークのdTE)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト87: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベルのオ

フセット開始時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,

基準位置は,バイト59に規定している(5T以上のスペースが後に続く3Tマークの

dTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベル

のオフセットを規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

位置は,バイト60に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]マ

ークのdTE)。 

バイト88: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]のマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベ

ルのオフセットを規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基

準位置は,バイト61に規定している(2Tのスペースが後に続く[5T,7T,9T]マー

クのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行した後に3T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始時間

を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,バイ

ト57に規定している(2Tスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2Tマー

クのdTE)。 

バイト89: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3T以上のスペースが先行した後

に3Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始

時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,

バイト58に規定している(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続

く2T記録マークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベルのオ

w

e


121 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

フセット開始時間を規定する。このビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

位置は,バイト59に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTE)。 

バイト90: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベル

のオフセットを規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準

位置は,バイト60に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]マ

ークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長[5T,

7T,9T]のマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベ

ルのオフセットを規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基

準位置は,バイト61に規定している(5T以上のスペースが後に続く[5T,7T,9T]

マークのdTE)。 

バイト91: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行した後に4T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始時間

を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,バイ

ト57に規定している(2Tスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2Tマー

クのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3T以上のスペースが先行した後

に4Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録する消去レベルのオフセット開始

時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準位置は,

バイト58に規定している(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続

く2TマークのdTE)。 

バイト92: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベルのオ

フセットを規定する。このビット(ビットb7〜b4)を適用する場合,基準位置は,

バイト59に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTE)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長[4T,

6T,8T]マークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパルス列の消去レベル

のオフセットを規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合,基準

位置は,バイト60に規定している(5T以上のスペースが後に続く[4T,6T,8T]マ

ークのdTE)。 

バイト93(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続

くラン長[5T,7T,9T]のマークを記録する,拡張N/2記録ストラテジのマルチパル

ス列の消去レベルのオフセットを規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適

用する場合,基準位置は,バイト61に規定している(5T以上のスペースが後に続

く[5T,7T,9T]マークのdTE)。 

バイト93(lsb 4ビット):リザーブ(領域) 

 

これらのビットは,0000とする。 

バイト94〜99: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hとする。 


122 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

バイト100〜111: DIユニットフッタ 

 

15.8.3.2参照。 

15.8.3.5 記録ストラテジの要求事項 

この規格によるディスクは,図79に示すとおり各記録層に対し少なくとも一つのDIユニットをもつ。

代替記録ストラテジのパラメタセットをもつ追加のDIユニットは,使いたい順番によって追加してもよ

い(図79参照)。 

 

15.8.3.3によるDIユニット

(DI フォーマット4,

拡張N-1記録ストラテジ゙)

15.8.3.4によるDIユニット

(DI フォーマット5,

拡張N/2記録ストラテジ)

2x記録速度用

任意a)

任意a)

 

 

注a) 少なくともこの二つのストラテジのいずれかは備えている。 

 

図79−記録ストラテジタイプの要求事項 

 

15.8.3.6 DIユニットの使用方法 

DIフォーマット番号(バイト2)で識別される,複数のDIユニットの概念を使うことによって,BDの

システムはバックワード互換を最善の方法で確保しながら,3又はそれ以上の記録層に対して異なる記録

速度でディスクを(将来に)容易に使うことができる。 

一般的に,異なる記録速度でそれぞれ異なる記録ストラテジ(異なるパラメタセット)が必要になる可

能性があり,さらに,記録ストラテジは応用した技術に依存する可能性がある。 

なお,各記録層は,記録パラメタの異なる値の組合せが必要になる可能性がある。 

バイト3は,15.8.3.2の規定によって設定される。 

バイト5は,15.8.3.2の規定によって使用される。 

2x記録速度を規定する全てのDIユニットで,バイト28及び29は,公称記録速度が7.38 m/sを示す02 E2h

に設定する。 

そのような設定の例を,図80に示す。 

 


123 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

-

拡張N-1及びN/2 記録ストラテジを備える2x(TL)ディスク

バイト2: DI-フォーマット番号

4

バイト3: DI/L#の#

6/0

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 〜29: 速度

2x

バイト42 〜98:WS

拡張̲N-1

バイト2: DI-フォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の

6/0

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

1

バイト6のmsb:

0

バイト28 〜29: 速度

2x

バイト42 〜93:WS

拡張̲N/2

バイト2: DI-フォーマット番号

4

バイト3: DI/L#の#

6/1

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

2

バイト6のmsb

0

バイト28 〜29: 速度

2x

バイト42 〜98:WS

拡張̲N-1

バイト2: DI-フォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

6/1

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

3

バイト6のmsb:

0

バイト28 〜29: 速度

2x

バイト42 〜93:WS

拡張̲N/2

バイト2: DI-フォーマット番号

4

バイト3: DI/L#の#

6/2

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

4

バイト6のmsb:

0

バイト28 〜29: 速度

2x

バイト42 〜98:WS

拡張̲N-1

バイト2: DI-フォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

6/2

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

5

バイトのmsb:

0

バイト28 〜29: 速度

2x

バイト42 〜93:WS

拡張̲N/2

繰返し

 

図80−一連のDIの例 

 

16 情報ゾーンの概要 

16.1 一般 

情報ゾーンは,データ交換に関する全てのディスク上の情報を含み,d9〜d10の情報領域の中に位置して

いる(10.8.1及び図11参照)。 

内側ゾーン0の内周部(保護ゾーン1+PIC)は,ディスクに関する転写情報をもつことができるHFM

グルーブをもつ。内側ゾーン0の他の部分,他の内側ゾーン,データゾーン及び外側ゾーンは,ウォブル


124 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

グルーブ上に情報を相変化効果を用いて記録することができる書換領域を構成している。 

16.2 情報ゾーンのフォーマット 

情報ゾーンは,L0層のリードインゾーン(内側ゾーン0の一部),データゾーン0及び外側ゾーン0,

L1層の外側ゾーン1,データゾーン1及び内側ゾーン1,並びにL2層の内側ゾーン2,データゾーン2及

びリードアウトゾーンの九つの部分に分けられる(図81,図82及び図83参照)。 

データゾーン0,データゾーン1及びデータゾーン2は,使用者データの記録に当てられる。リードイ

ンゾーンは,転写及び記録による制御情報並びにディスク及びドライブのテスト領域を含んでいる。内側

ゾーン1,内側ゾーン2,外側ゾーン0,外側ゾーン1及び外側ゾーン2は,個々の層への円滑な導入又は

終了を可能にするとともに,制御情報ももっている。 

 

17 情報ゾーンの書換領域の構成 

情報ゾーンの記録領域は,内側ゾーン,データゾーン及び外側ゾーンの部分から構成されている。図81,

図82及び図83に示す開始半径は,各ゾーンの最初又は最後のグルーブトラックの中心の公称値である。 

図に示す物理ADIPアドレス(PAA)は,各ゾーンのグルーブトラックの開始又は終了アドレスである。

ゾーン当たりの記録できる物理クラスタ(RUB)数も示している。 

 


125 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

L0層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

ゾーンの最初の

PAA

:

物理
クラスタ数

第1遷移領域

終了半径11.5 mm

クランプゾーン

開始半径11.5 mm
終了半径16.5 mm

第2遷移領域

開始半径16.5 mm

終了半径21.0 mm

開始半径

21.0 mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

BCA

22.2

---

---

エンボス

HFM

(HFM

グルーブ゙)

PIC

22.510

(最初のAUN = 
00 0C 04 80h 

:

最後のAUN = 

00 0C 19 BEh)

2 720

(×4 KB)

リードイン

23.068

0 01 83 38h

:

0 01 87 E6h

300

ゾーン

(内側ゾーン0  

の一部)

INFO 2

23.468

0 01 B8 00h

:

0 01 BB FEh

256

OPC 0

23.498

0 01 BC 00h

:

0 01 DB FEh

2 048

情報領域

23.736

0 01 DC 00h

:

0 01 FB FEh

2 048

書換え

INFO 1

23.971

0 01 FC 00h

:

0 01 FF FEh

256

(ウォブル

24.000

0 02 00 00h

グルーブ)

データ

ゾーン0

:

:

LAA

509 152

INFO 3/4

58.000

LAA + 2h

:
:

LAA +  4 98h

294

DCZ 0

58.014

LAA +  4 9Ah

:

LAA + 10 78h

760

情報ゾーン

トラッキング方向

外側ゾーン0

58.050

LAA + 10 7Ah

:

---

終了半径58.5 mm

リム領域

開始半径58.5 mm

ゾーンの最後の

PAA

保護ゾーン1

保護ゾーン2

保護ゾーン3

0 01 87 E8h

0 01 B7 FEh

3 078

バッファ

23.107

リザーブ
(領域)

:

 

図81−L0層の情報ゾーンの構成 

 


126 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

L1層

記載事項

公称

終了半径

(mm)

ゾーンの最後の

PAA

:

物理

クラスタ数

終了半径

21.0 mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

ウォブル

グルーブ

22.2

:

0 7E C5 B8h

---

バッファゾーン

22.510

0 7E C5 B6h

:

0 7E 85 98h

4 104

OPC 1

23.004

0 7E 85 96h

:

0 7E 65 98h

2 048

23.246

0 7E 65 96h

:

0 7E 48 00h

1 894

内側ゾーン1 INFO 2

23.468

0 7E 47 FEh

:

0 7E 44 00h

256

23.498

0 7E 43 FEh

:

4 096

情報領域

0 7E 04 00h

書換え

INFO 1

23.971

0 7E 03 FEh

:

0 7E 00 00h

256

(ウォブル

24.000

0 7D FF FEh

グルーブ)

データ

ゾーン1

:

:

FAA a)

509 152

INFO 3/4

58.000

FAA ‒2h

:

FAA ‒498h

294

DCZ 1

58.014

FAA ‒49Ah

:

FAA ‒1078h

760

トラッキング方向

情報ゾーン

外側

ゾーン1

58.050

FAA ‒107Ah

:

---

開始半径58.5 mm

ゾーンの最初の

PAA

保護ゾーン1

保護ゾーン3

リザーブ
(領域)

リザーブ
(領域)

 

 

注a) 

01h 

 

00

 

80

 1

LAA

FAA

(15.7.4.3参照) 

 

図82−L1層の情報ゾーンの構成 

 


127 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

リザーブ
(領域)

リザーブ
(領域)

開始半径

21.0 mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

22.2

---

---

バッファ

22.510

0813A48h

:

081 3D66h

200

22.535

0 81 3D 68h

:

0 81 5D 66h

2 048

内側ゾーン2

INFO2

22.973

0 81 76 68h

:

0 81 7A 66h

256

23.004

0 81 7A 68h

:

0 81 9A 66h

2048

情報領域

バッファ

23.246

0 81 9A 68h

:

0 81 FB FEh

6246

書換え

INFO1

23.971

0 81 FC 00h

:

0 81 FF FEh

256

( ウォブル

24.000

0 82 00 00h

グルーブ)

データ

ゾーン2

:

:

LAA 2a)

509152

INFO 3/4

58.000

LAA 2 + 2h

:
:

LAA2 +  498h

294

DCZ2

58.014

LAA2 +  49Ah

:

LAA2 + 1078h

760

情報ゾーン

トラッキング゙方向

リードアウト
ゾーン

(外側

ゾーン2)

58.050

LAA2 + 107Ah

:

---

終了半径58.5 mm

リム領域

開始半径58.5 mm

L2層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

ゾーンの最初の

PAA

:

物理
クラスタ数

ゾーの最後の

PAA

保護ゾーン1

OPC 2

保護ゾーン3

0 81 5D 68h

0 81 76 66h

1 600

22.782

ウォブル
グルーブ

:

 

 

注a) LAA2=LAA+0 08 00 00h(15.7.4.3参照) 

 

図83−L2層の情報ゾーンの構成 

 


128 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

物理セクタの番号付けは,次による。 

− 各クラスタは32物理セクタをもち,各物理セクタは2Kデータバイトをもつ。ディスクに記録したデ

ータには各物理セクタの番号は含まれないが,各物理セクタは,(仮の)物理セクタ番号(PSN)と関

連付けられる。 

− PSNは,関連する記録層のトラッキング方向に続く物理セクタで一つずつ増加する。 

− 各物理クラスタの最初の物理セクタのPSNは,32の倍数である。 

− PSNのPS31〜PS28のビットは,リザーブ(領域)とする。 

− PSNのPS27〜PS25のビットは,層番号を設定する。 

− データゾーン0の最初のPSNは,00 10 00 00hである。 

− データゾーン0の最後のPSNは,8×LAA+15で,01 08 9B FFhである。 

− データゾーン1の最初のPSNは,8×FAAで,02 F7 64 00hである。 

− データゾーン1の最後のPSNは,03 EF FF FFhである。 

− データゾーン2の最初のPSNは,04 10 00 00hである。 

− データゾーン2の最後のPSNは,8×LAA2+15で,05 08 9B FFhである。 

 

MSB

”0”

LSB

AU31

PS31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

PS0

AU1

AU23

PS23

AU24

PS24

AU25

AU27

AU15

PS15

AU7

PS7

AU5

PS5

AU4

PS4

AU16

PS16

Physical-Sector Number

in Cluster

count

AA23

AA21AA20

AA0

AA1

AA2

AA15

AA16

AA17

AA7

AA8

Address Unit Number

set to
00, 01, 10
consecutively

set to

layer number

AA24

AA22

MSB

”0”

LSB

AU31

PS31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

AA2

AA15

AA16

AA17

AA7

AA8

Address Unit Number

set to
00, 01, 10
consecutively

set to

Layer number

AA24

AA22

MSB

”0”

LSB

AU31

PS31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

PS0

AU1

AU23

P

23

AU24

PS24

AU25

AU27

AU

AA22

最上位バイト

“0”

最下位バイト

AU31

S31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

PS0

AU1

AU23

PS23

AU24

PS24

AU25

AU27

AU15

PS15

AU7

PS7

AU5

PS5

AU4

PS4

AU16

PS16

PSN

物理ADIPアドレス

クラスタ内
カウント

AA23

AA21AA20

AA0

AA1

AA2

AA15

AA16

AA17

AA7

AA8

連続で
00, 01, 10に設定

層番号に設定

AA24

AA22

P

アドレスユニット番号

 

図84−PSNから派生する物理ADIPアドレス 

 

これらのPSNは,ECCクラスタのBIS列に記録するアドレスユニット番号に変換される(13.9.2.3参照)。 

図84に規定するとおりに,物理ADIPアドレスは,PSN及びAUNから派生する。このPAAによって,

データを記録しなければならないディスクの場所が識別される。 

 

18 内側ゾーン 

18.1 一般 

L0層の情報ゾーンの最内ゾーンは,リードインゾーン(内側ゾーン0の一部)と呼ばれる。L1層及び


129 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

L2層では,内側ゾーン1及び内側ゾーン2と呼ばれる。 

内側ゾーン0(リードインゾーンの部分)は,エンボスHFM領域及び書換領域を含んでいる。内側ゾー

ン1,及び内側ゾーン2(リードアウトゾーン部分)は,エンボスウォブル部分及び書換領域を含む(図

85,図86,及び図87参照)。 

L0層のエンボスHFM領域で,全てのグルーブは,15.5及び他の細分箇条に規定するフォーマットでエ

ンコードする。 

L0層でエンコードは,最初のクラスタのAUNを00 0B F8 E2hとし,半径

0.0

1.0

2.

22

mmで開始する。 

アドレスは,15.5.3.2に規定するとおりに連続で増加させ,PICゾーンの最外半径の最後の4Kクラスタ

で,AUN=00 0C 19 BEhで終了する。 

内側ゾーン0の保護ゾーン1では,データフレームの内容は全て00hに設定するか,又はPICゾーンの

内容と同じにするかのいずれかにできる。 

保護ゾーン1は,PICゾーンがBCAコードで上書きされないように保護のためにある。 

不変情報・制御データ(PIC)ゾーンは,ディスクの一般情報及び種々の他の情報を,エンボスHFMグ

ルーブに保存できる。 

記録領域及びウォブルグルーブ領域(L1層,L2層の保護ゾーン1)では,全てのグルーブを15.6の規

定によってウォブルする。 

各内側ゾーンの書換領域は,OPC(最適パワー制御)を実行するため,及びディスク管理情報,制御情

報などの,ディスクに関する特有な情報を保存するために使用される。ドライブがその特有な情報を保存

するために使用可能なゾーンも確保されている。 

 


130 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

リードイン

ゾーン

記載事項

ゾーンの最初の
PAA

物理クラスタ数

目的

---

---

---

エンボス

HFM

PIC

---

---

不変情報・制御データゾーン

---

0 01 83 38h

300

---

リザーブ(領域)8

0 01 B8 00h

32

将来の拡張

リザーブ(領域)7

0 01 B8 80h

32

リザーブ(領域)6

0 01 B9 00h

32

リザーブ(領域)5

0 01 B9 80h

32

PAC 2

0 01 BA 00h

32

物理アクセス制御

DMA 2

0 01 BA 80h

32

ディスク管理

書換え

コントロールデータ2

0 01 BB 00h

32

データ情報

INFO 2

バッファ2

0 01 BB 80h

32

---

トラッキング方向

テストゾーン

0 01 BC 00h

2 048

OPCテスト

OPC 0

リザーブ(領域)

---

0 01 DC 00h

2048

バッファ1

0 01 FC 00h

32

ドライブ゙領域

0 01 FC 80h

32

ドライブ特有の情報

0 01 FD 00h

32

0 01 FD 80h

32

0 01 FE 00h

32

DMA 1

0 01 FE 80h

32

ディスク管理

コントロールデータ1

0 01 FF 00h

32

データ情報

INFO 1

PAC 1

0 01 FF 80h

32

物理アクセス制御

(データゾーン0)

0 02 00 00h

保護ゾーン1

保護ゾーン2

リザーブ(領域)3

リザーブ(領域)2

リザーブ(領域)1

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

バッファ

---

0 01 87 E8h

3 078

---

将来の拡張

---

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

 

図85−リードインゾーン 

 


131 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

書換え

コントロールデータ20 7E 44 80h

32

データ情報

DMA 2

0 7E 45 00h

32

ディスク管理

PAC 2

0 7E 45 80h

32

物理アクセス制御

リザーブ(領域)50 7E 46 00h

32

将来の拡張

リザーブ(領域)60 7E 46 80h

32

リザーブ(領域)70 7E 47 00h

32

トラッキング方向

INFO2

リザーブ(領域)80 7E 47 80h

32

内側

ゾーン1

記載事項

ゾーンの最初
のPAA

物理クラスタ数

目的

(データゾーン1)

PAC1

0 7E 00 00h

32

物理アクセス制御

コントロールデータ10 7E 00 80h

32

データ情報

DMA 1

0 7E 01 00h

32

ディスク管理

リザーブ(領域)10 7E 01 80h

32

0 7E 02 00h

32

0 7E 02 80h

32

0 7E 03 00h

32

INFO1

バッファ1

0 7E 03 80h

32

リザーブ(領域)

---

0 7E 04 00h

4 096

将来の拡張

バッファ2

0 7E 44 00h

32

---

リザーブ(領域)

---

0 7E 48 00h

1894

OPC1

テストゾーン0 7E 65 98h

2048

OPC テスト

バッファ

---

0 7E 85 98h

4104

---

ウォブル

グルーブ

保護ゾーン1

---

---

リザーブ(領域)2

リザーブ(領域)3

ドライブ領域

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

ドライブ特有の情報

将来の拡張

0 7E C5 B8h

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

---

 

図86−内側ゾーン1 

 


132 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

(データゾーン2)0 82 00 00h

内側

ゾーン2

記載事項

ゾーンの最初
のPAA

物理クラスタ数

目的

ウォブル

グルーブ

保護ゾーン1

---

---

---

バッファ

---

0 81 3A 48h

200

---

テストゾーン

0 81 3D 68h

2 048

OPC テスト

OPC 2

リザーブ(領域)

---

0 81 5D 68h

1 600

将来の拡張

リザーブ(領域)8

0 81 76 68h

32

リザーブ(領域)7

0 81 76 E8h

32

リザーブ(領域)6

0 81 77 68h

32

リザーブ(領域)5

0 81 77 E8h

32

リザーブ(領域)

0 81 78 68h

32

DMA 2

0 81 78 E8h

32

ディスク管理

書換

コントロールデータ2

0 81 79 68h

32

データ情報

INFO 2

バッファ2

0 81 79 E8h

32

---

トラッキング

方向

リザーブ(領域)

---

0 81 7A 68h

2 048

将来の拡張

バッファ

---

0 81 9A 68h

6 246

---

バッファ1

0 81 FC 00h

32

ドライブ領域

0 81 FC 80h

32

ドライブ特有の情報

0 81 FD 00h

32

0 81 FD 80h

32

0 81 FE 00h

32

DMA 1

0 81 FE 80h

32

ディスク管理

コントロールデータ1

0 81 FF 00h

32

データ情報

INFO 1

リザーブ(領域)

0 81 FF 80h

32

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張
将来の拡張

---

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

リザーブ(領域)3

リザーブ(領域)2

リザーブ(領域)1

 

図87−内側ゾーン2 

 

18.2 不変情報・制御データ(PIC)ゾーン 

18.2.1 一般 

不変情報・制御データ(PIC)ゾーンは,ディスク情報などの種々の目的のためのデータをもつエンボ

スHFM領域である。特にPICが供給されない場合は,全ての使用者データを(スクランブルする前の),

00hに設定する。 

18.2.2 PICゾーンの内容 

PICゾーンは,PIC情報フラグメントを5回繰り返して構成する。ここに,各PICフラグメントは,544

のPICクラスタから構成されている(全体では2 720で,図88参照)。PICクラスタは,15.5の規定に従

ってフォーマットする。 

PIC情報フラグメントは,L0層の各AUN,00 0C 04 80h,00 0C 08 C0h,00 0C 0D 00h,00 0C 11 40h及

び00 0C 15 80hで開始する。 


133 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

PIC情報フラグメント番号

PICクラスタ番号

L0層のAUN

0

00 0C 04 80h

1

00 0C 04 82h

IF0

2

00 0C 04 84h

:

:

543

00 0C 08 BEh

0

00 0C 08 C0h

IF1

:

:

543

00 0C 0CFEh

0

00 0C 0D 00h

IF2

:

:

543

00 0C 11 3Eh

0

00 0C 11 40h

IF3

:

:

543

00 0C 15 7Eh

0

00 0C 15 80h

IF4

:

:

543

00 0C 19 BEh

 

図88−PICゾーン 

 

各情報フラグメントの最初のPICクラスタは,ADIP予備フレームにあるディスク情報ブロックの複製

をもつ(15.8.3及び図89参照)。ディスク情報予備フレームの最初の112バイトだけを含む(32パリティ

バイトは,除く。)。32 DIユニット以下の場合は,3 584バイトまでの残りのバイトは,00hに設定する。 

各PIC情報フラグメントの最初のPICクラスタの最後の512バイトは,緊急制動(EB)データセットを

もつ(18.2.3及び図89参照)。 

 

PIC クラスタ中の

バイト位置

内容

バイト数

0 〜111

DI ユニット0

112

112 〜223

DI ユニット1

112

:

:

112×28

3360 〜3471

DI ユニット30

112

3472 〜3583

リザーブ(領域)

112

3584 〜4095

EB データセット

512

 

図89−各情報フラグメントの最初のPICクラスタ 

 

全ての他のPICクラスタは,アプリケーションに規定する場合を除いてリザーブ(領域)とする。 


134 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

18.2.3 緊急制動 

保護措置として,破壊的な誤動作を防ぐために,特別の取扱いを必要とするディスクを特定のモデルの

ドライブが認識するために使うことができるように,データセットを規定する。 

このデータセットは,緊急制動(EB)データと呼ばれる。 

EBデータは,各情報フラグメントの最初のPICクラスタの3 584バイト〜4 095バイトに規定する。EB

データは,EBヘッダ,EBデータフィールド及びEBフッタで構成される。EBデータフィールドは,例え

ば,ディスク又はドライブの破損を防ぐためというような,特定のドライブがディスクを扱うために,特

定の動作を要求するという合意がある場合に限り関係するディスク製造業者及びドライブ製造業者の相互

に導入する。最大で62個のEBデータフィールドを用意してもよい。緊急制動データは,図90に示すと

おり実装する。 

 

バイト番号

機能

記載事項

バイト数

3584 〜3585

識別子

2

3586

バージョン

1

3587

リザーブ(領域)

1

3588

リスト長

1

3589 〜3591

EB

ヘッダ

リザーブ(領域)

3

3592 〜3593

ドライブ゙製造業者ID

-

2

3594 〜3595

ドライブモデル

2

3596 〜3597

ファームウェアバージョン

2

3598 〜3599

EB

データフィールド

1

ドライブアクション

2

:

:

:

:

:

:

:

:

(3584+i×8) 〜(3584+i ×8) + 1

2

(3584+i ×8) + 2 〜(3584+i ×8) + 3

2

(3584+i ×8) + 4 〜(3584+i ×8) + 5

2

(3584+i ×8) + 6 〜(3584+i ×8) + 7

EB

i

(1 ≦i≦N)

2

:

:

:

:

:

:

:

:

(3584+N×8) 〜(3584+N×8) + 1

2

(3584+N×8) + 2 〜(3584+N×8) + 3

2

(3584+N×8) + 4 〜(3584+N×8) + 5

2

(3584+N×8) + 6 〜(3584+N×8) + 7

EB

N

(N≦62)

2

[3584+(N+1)×8] 

〜[3584+(N+1)×8] + 7

EB フッタ

終端子

8

[3584+(N+2) ×8] 〜4095

未使用

リザーブ(領域)

512 ‒(N+2) ×8

データフィールド

データフィールド

ドライブ゙製造業者ID

ドライブ゙製造業者ID

ドライブモデル

ドライブモデル

ファームウェアバージョン

ファームウェアバージョン

ドライブアクション

ドライブアクション

 

図90−緊急制動データの規定 

 

バイト3 584〜3 585:EB識別子 

これらのバイトは,“EB”の文字を表す,45 42hに設定する。 

バイト3 586:EBバージョン 


135 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

このバイトは,EBフォーマットのバージョン1を表す,01hに設定する。 

バイト3 587:リザーブ(領域) 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト3 588:長さNのEBリスト 

このバイトは,EBデータフィールドの数を設定する。 

EBデータフィールドがない場合は,このバイトは,00hに設定する。 

バイト3 589〜3 591:リザーブ(領域) 

これらのバイトは,00 00 00hに設定する。 

バイト(3 584+i×8)〜(3 584+i×8)+1 (1≦i≦N):ドライブ製造業者ID 

これらの2バイトのフォーマット及び内容は,データ交換する受渡当事者間で合意が必要で,合意

がなければこれらのバイトは,00hに設定する。 

バイト(3 584+i×8)+2〜(3 584+i×8)+3 (1≦i≦N):ドライブモデル番号 

これらの2バイトは,ドライブのモデル番号を表し,ドライブ製造業者が規定する。この規格は,

これらのバイトの規定をしていない。互換性を確保するためには無視する。 

バイト(3 584+i×8)+4〜(3 584+i×8)+5 (1≦i≦N):ドライブファームウェアバージョン 

これらの2バイトは,ドライブのファームウェアバージョンを表し,ドライブ製造業者が規定する。

この規格は,これらのバイトの規定をしていない。互換性を確保するためには無視する。 

バイト(3 584+i×8)+6〜(3 584+i×8)+7 (1≦i≦N):ドライブ製造業者動作 

これらの2バイトは,ドライブモデルが,ディスクを扱うために行う動作を表す。ドライブの製造

業者が規定する。この規格は,これらのバイトの規定をしていない。互換性を確保するためには無視

する。 

バイト[3 584+(N+1)×8]〜[3 584+(N+1)×8]+7 (0≦N≦62):EB終端子 

これらのバイトは,EBデータの最後を示すために,FF FF FF FF FF FF FF FFhに設定する。 

バイト[3 584+(N+2)×8]〜4 095 (0≦N≦62):リザーブ(領域) 

これらのバイトは,リザーブ(領域)とする。 

18.3 内側ゾーンの書換領域 

18.3.1 保護ゾーン2 

このゾーンは300物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 83 38hから始まり,エンボスHFM領域

から記録領域への移行のバッファゾーンとしている(15.4.4参照)。 

18.3.2 バッファ 

このゾーンは,L0層ではPAA 0 01 87 E8hで始まる3 078物理クラスタをもち,L1層ではPAA0 7E 85 98h

で始まる4 104物理クラスタをもち,L2層ではPAA 0 81 3A 48hで始まる200物理クラスタ及びPAA0 81 9A 

68hで始まる6 246物理クラスタをもち,未記録のままとする。 

18.3.3 INFO 2のリザーブ(領域)8 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 01 B8 00h,L1層のPAA 0 7E 47 80h,及びL2

層のPAA0 81 76 68hから始まり,アプリケーションに依存している。 

BCA符号付きのディスクでは,アプリケーションに規定する場合を除いて,このゾーンは未記録のまま

とする。 

BCA符号なしのディスクでは,出荷前にこのゾーンは,全て00hを記録する。 


136 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

18.3.4 INFO 2のリザーブ(領域)7 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 B9 80h,L1層のPAA 0 7E 47 00h及びL2

層のPAA 0 81 76 E8hから始まり未記録のままとする。 

18.3.5 INFO 2のリザーブ(領域)6 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 01 B9 00h,L1層のPAA 0 7E 46 80h及びL2

層のPAA0 81 77 68hから始まり未記録のままとする。 

18.3.6 INFO 2のリザーブ(領域)5 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA0 01 B9 80h,L1層のPAA0 7E 46 00h及びL2

層のPAA081 77 E8hから始まりアプリケーションに依存している。 

BCA符号付きのディスクでは,アプリケーションに規定する場合を除いて,このゾーンは未記録のまま

にする。 

BCA符号なしのディスクでは,出荷前にこのゾーンは,全て00hを記録する。 

18.3.7 INFO 2のPAC 2 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 BA 00h及びL1層のPAA0 7E 45 80hから

始まり,物理アクセス制御(PAC)クラスタを保存するために使用される(21.2参照)。このゾーンの未使

用のクラスタは未記録のままとする。 

18.3.8 INFO 2のリザーブ(領域) 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L2層のPAA 0 81 78 68hから始まり未記録のままとする。 

18.3.9 INFO 2のDMA 2 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 BA 80h,L1層のPAA0 7E 45 00h及びL2

層のPAA0 81 79 68hから始まり,ディスク管理システムが用いる(22.2参照)。このゾーンの未使用のク

ラスタは,全て00hとするか又は未記録のままとする。 

18.3.10 

INFO 2のコントロールデータ2 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 BB 00h,L1層のPAA0 7E 44 80h及びL1

層のPAA0 81 79 68hから始まり制御情報が保存される。このゾーンの未使用のクラスタは,全て00hとす

る。 

18.3.11 

INFO 2のバッファ2 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 BB 80h,L1層のPAA0 7E 44 00h及びL2

層のPAA0 81 79 E8hから始まり未記録のままとする。 

18.3.12 

OPC 0のテストゾーン 

テストゾーンは2 048物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 BC 00h,L1層のPAA 0 7E 65 98h及

びL2層のPAA0 81 3D 68hから始まりテスト及び/又はOPCのために予約されている。 

この領域を用いた後,用いたトラックは,最適な消去パワーだけで照射して,消去するか,又はそのク

ラスタを最適記録パワーを用いて任意の使用者データで上書きする。 

18.3.13 

リザーブ(領域) 

このゾーンは,L0層ではPAA 01 DC 00hから始まる2 048クラスタ,L1層ではPAA0 7E 04 00hから始

まる4 096物理クラスタ及びPAA0 7E 48 00hから始まる1 894物理クラスタ並びにL2層ではPAA 0 81 5D 

68hから始まる1 600物理クラスタ及びPAA0 81 7A 68hから始まる2 048物理クラスタから構成され,未

記録のままとする。 


137 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

18.3.14 

INFO1のバッファ1 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 0 01 FC 00h,L1層のPAA0 7E 03 80h及びL2

層のPAA0 81 FC 00hから始まり,未記録のままとする。 

18.3.15 

INFO 1のドライブ領域(任意) 

18.3.15.1 

一般 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA 01 FC 80h,L1層のPAA0 7E 03 00h及びL2

層のPAA0 81 FC 80hから始まり,その使用は,任意である。このゾーンは,ドライブがドライブ特有の情

報を保存するために使用でき,その情報を作ったドライブに限定して使用される。ドライブがその情報を

位置決めできるように,次のフォーマットを用いる。このゾーンのクラスタは,互換性を確保するために

は無視する。 

18.3.15.2 

ドライブ特有の情報のフォーマット 

各ドライブ特有の情報は,一つの2Kデータフレーム中に収める。データフレームの最初の128バイト

に,次に示すフォーマットによって当該のデータフレームを作ったドライブの署名を収納する。 

− JIS X 0201の文字セットによる文字で表す,製造業者名用の48バイト 

− JIS X 0201の文字セットによる文字で表す,追加の識別用の48バイト 

− ドライブ特有の連続番号用の32バイト 

 

残りのデータフレームの1 920バイトは規定されず,各ドライブの設計者が自由に選べる。 

この任意の領域を用いる最新の32ドライブのドライブ特有の情報を,新しく記録する物理クラスタに保

存する。新しいドライブがこのドライブ特有の情報を新しい物理クラスタに書き始めるごとに,最後に記

録された物理クラスタのデータフレーム31に位置する最も古いドライブ特有の情報は削除され,最後に記

録された物理クラスタのデータフレーム0〜30の内容は,新しい物理クラスタのデータフレーム1〜31に

複製され,新しい情報はデータフレーム0に記録される(図91参照)。 

耐性向上のため,ドライブ特有情報を含む物理クラスタは,ディスクに2回記録される。 

ドライブ特有の情報を記録するために,PAA 0 01 FC 80h及びPAA0 01 FC 84hから始まる二つの物理ク

ラスタを初めに用いる。両方の物理クラスタの信頼性がなくなった場合,ドライブ領域の次の二つの物理

クラスタがドライブ特有情報を保存するために使用できる。高速で効率的なドライブ領域のアクセスのた

めに,DMA領域のDDSにドライブ領域の最初の有効な物理クラスタのアドレスポインタを含む。 

 

ドライブ領域

“シフトイン”

物理クラスタ

データフレーム

損傷

ドライブ

i

製造業者名

損傷

ドライブ

i-1

1つの2K

セクタ

追加 ID

有効ドライブ情報

32×2K

セクタ

特有連続番号

複製ドライブ情報

予備

:

:

各アップデートで

シフト

ドライブ

i-31

ドライブ特有

の情報を

自由な

フォーマットで

“シフトアウト”

アドレス
ポインタ

(DDS中)

 

図91−ドライブ領域のフォーマット(例) 

 


138 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

18.3.16 

INFO 1のリザーブ(領域)3 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA0 01 FD 00h,L1層のPAA0 7E 02 80h及びL2

層のPAA0 81 FD 00hから始まり,未記録のままとする。 

18.3.17 

INFO 1のリザーブ(領域)2 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA0 01 FD 80h,L1層のPAA0 7E 02 00h及びL2

層のPAA0 81 FD 80hから始まり,未記録のままとする。 

18.3.18 

INFO 1のリザーブ(領域)1 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA0 01 FE 00h,層のPAA0 7E 01 80h及びL2層

のPAA0 81 FE 00hから始まり,未記録のままとする。 

18.3.19 

INFO 1のDMA 1 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA0 01 FE 80h,L1層のPAA0 7E 01 00h及びL2

層のPAA0 81 FE 80hから始まり,ディスク管理システムに用いられる(22.2参照)。このゾーンの未使用

のクラスタは,全て00hとするか又は未記録のままとする。 

18.3.20 

INFO 1のコントロールデータ1 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA0 01 FF 00h,L1層のPAA0 7E 00 80h及びL2

層のPAA0 81 FF 00hから始まり,制御情報を保存するために用いられる。未使用のクラスタは,全て00h

とする。 

18.3.21 

INFO 1のPAC 1 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L0層のPAA0 01 FF 80h及びL1層のPAA0 7E 00 00hから

始まり,物理アクセス制御(PAC)クラスタを保存するために用いられる(21.2参照)。このゾーンの未使

用のクラスタは,00hとするか又は未記録のままとする。 

18.3.22 

INFO 1のリザーブ(領域) 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,L2層のPAA 0 81 FF 80hから始まり,未記録のままとする。 

 

19 データゾーン 

データゾーンは,総計1 527 456クラスタの使用者データを収納できる。 

 

20 外側ゾーン 

20.1 一般 

外側ゾーン0及び外側ゾーン1は,L0層のデータゾーンからL1層のデータゾーンへの遷移領域として

機能している。外側ゾーン2は,リードアウトゾーンとしての機能をもっている(図92及び図93参照)。 

 


139 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

外側

ゾーン0 / 2

記載事項

ゾーンの最初の

PAA

物理クラスタ数

目的

バッファ3

LAAn+ 2h

32

---

INFO 3

DMA 3

LAAn+ 82h

32

ディスク管理

コントロールデータ3

LAAn+ 1 02h

32

データ情報

---

回転バッファ

LAAn+ 1 82h

102

---

DMA 4

LAAn+ 3 1Ah

32

INFO 4

コントロールデータ4

LAAn+ 3 9Ah

32

バッファ4

LAAn+ 4 1Ah

32

---

書換

トラッキング方向

DCZ 0/2

テストゾーン

LAAn+ 4 9Ah

760

ドライブ校正

---

保護ゾーン3

LAAn+10 7Ah

---

---

ディスク管理

データ情報

 

 LAAnは,外側ゾーン0ではLAAであり,外側ゾーン2ではLAA2である。 

 

図92−外側ゾーン0又は2(リードアウトゾーン) 

 

外側

ゾーン1

記載事項

ゾーンの最初の

PAA

物理クラスタ「数

目的

---

保護ゾーン3

---

---

DCZ1

テストゾーン

FAA−10 78h

760

ドライブ゙校正

バッファ4

FAA−4 98h

32

---

コントロールデータ4

FAA−4 18h

32

データ情報

INFO 4

DMA 4

FAA−3 96h

32

ディスク管理

---

回転バッファ

FAA−3 18h

102

---

コントロールデータ3

FAA−1 80h

32

DMA 3

FAA−1 00h

32

書換

トラッキング方向

INFO 3

バッファ3

FAA−

80h

32

---

データ情報

ディスク管理

---

 

図93−外側ゾーン1 

 

20.2 INFO 3のバッファ3 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,未記録のままとする。 

20.3 INFO 3のDMA 3 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,ディスク管理システムに用いられる(22.2参照)。このゾ

ーンの未使用クラスタは,全て00hとするか又は未記録のままとする。 

20.4 INFO 3のコントロールデータ3 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,制御情報を保存するために用いられる。未使用のクラスタ

は,全て00hとする。 


140 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

20.5 回転バッファ 

このゾーンは102物理クラスタから構成され,未記録のままとする。 

20.6 INFO 4のDMA 4 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,ディスク管理システムに用いられる(22.2参照)。このゾ

ーンの未使用クラスタは,全て00hとするか又は未記録のままとする。 

20.7 INFO 4のコントロールデータ4 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,制御情報を保存するために用いられる。このゾーンの未使

用のクラスタは,全て00hとする。 

20.8 INFO 4のバッファ4 

このゾーンは32物理クラスタから構成され,未記録のままとする。 

20.9 DCZ 0のテストゾーン,DCZ 1のテストゾーン及びDCZ 2のテストゾーン 

これらのテストゾーンは760物理クラスタから構成され,ドライブ校正のために予約されている。 

20.10 保護ゾーン3 

このゾーンは,未記録のグルーブをもっている。 

このゾーンのグルーブの全てのADIPユニットは,MSK-cosだけで変調し,HMWでは変調しない(15.6.2

参照)。 

 

21 物理アクセス制御クラスタ 

21.1 一般 

物理アクセス制御(PAC)クラスタは,情報交換をする関係者間の追加情報を交換するためにディスク

上に構造を用意している。PACクラスタはINFO 1のPAC 1ゾーンに記録する,そしてバックアップ複製

はINFO 2のPAC 2ゾーンに記録する。全てのPACクラスタは,PACヘッダを構成する最初の384バイト

のデータに関しては同一のフォーマットとする。 

将来,特別な応用又は機能について新しいPACを規定できる。 

新しいPACを導入する日付以前に設計されたドライブは,一般に,その新PACを解釈できないため,

そのようなPACをいわゆる“未知PAC”として取り扱う。PACのヘッダに規定される,標準の“未知PAC

ルール”に従うことによって,互換問題及び特別な応用のデータが不本意に破壊されることを可能な限り

避けることができる。 

新PACの導入日以降に設計されたドライブは,新PACに関連した特定の応用又は機能が解釈できると

仮定できる。そのようなドライブは,“未知PACルール”を無視することができ,PACの“PAC特別情報”

フィールドに規定する規則を応用できる。そのような“既知PAC”に対し“PAC特別情報”フィールドに

規定する場合を除き物理的なアクセス制限はない。 

注記 互換性を確保するために,次の状態となっている。 

− ゾーン配置の観点から,PAC 1及びPAC 2はL0層及びL1層だけに配置され,L2層の該当

ゾーンは予備となっている。 

− PACの内容の観点から,この予備のゾーンには,追加の未知PACルールはなく,この予備

のゾーンはPAC制御の対象外である。 

21.2 PACゾーンの構成 

L0層及びL1層のINFO 1のPAC 1ゾーンは一つの64クラスタの領域を構成し,PACの保存に使え,L0

層及びL1層のINFO 2のPAC 2ゾーンはもう一つの64クラスタの領域を構成し,PACの保存に使える。 


141 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

各PACクラスタは,常に各PACクラスタの二つの複製が記録されるように,INFO 1のPAC 1及びINFO 

2のPAC 2の両方のゾーンに記録する。PACは,最初にINFO 1のPAC 1ゾーンを更新し,次に,INFO 2

のPAC 2ゾーンに複製する。これによって,起こり得るパワーダウンによる失敗への対処が容易になる。

INFO 2のPAC 2に記録するPACクラスタのPAC更新カウントは,INFO 1のPAC 1に記録したPACクラ

スタのPAC更新カウントと同じにする。 

PACクラスタが記録中に欠陥と分かった場合は,欠陥クラスタをスキップし,DDS(図94参照)に無

効であることを示す。そのようなPACは,次の使えるクラスタに記録することが望ましい。 

INFO 1のPAC 1ゾーン及びINFO 2のPAC 2ゾーン両方の全ての位置の状態は,次に示す2ビットのパ

タンでDDSに示す(22.2.2参照)。 

 

b(n+1),bn 

PAC位置の内容 

00 

未記録 

(層がない場合も使用) 

01 

再使用に使用できる。a) 

10 

無効なPACを含む。a) 

11 

有効なPACを含む。 

注a) DDSで示される状態01又は10のPACクラスタは,重ね書きは許容されるが,ドライブの外に転送

することが許されない(未知のPACルールのビットb0及びビットb1の設定とは独立に設定する。)。 

図94−PACの場所の状態 

 

21.3 PACクラスタの一般構成 

PACクラスタの使用者データは,図95に従ってフォーマットする。最初の384バイトは,PACヘッダ

を構成している。 

 


142 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

データフレーム

データフレーム中

のバイト位置

内容

バイト数

0

0〜2

PAC̲ID

3

0

3

PAC フォーマット

1

0

4〜7

PAC更新カウント

4

0

8〜11

未知PACルール

4

0

12

未知PAC ディスク全体フラグ

1

0

13〜14

リザーブ(領域)

2

0

15

セグメント数

1

0

16〜23

セグメント̲0

8

0

24〜31

セグメント̲1

8

0

32〜263

:

29 ×8 

0

264〜271

セグメント̲31

8

0

272〜383

リザーブ(領域)

112

0

384

既知PACディスク全体フラグ

1

0

385〜387

リザーブ(領域)

3

0

388〜2 047

PAC特別情報

1660

1

0〜2 047

2048

:

:

:

:

30

0〜2 047

2048

31

0〜2 047

リザーブ(領域)

2048

PAC特別情報

PAC特別情報

 

図95−PACクラスタの一般構成 

 

PAC̲IDは,PACクラスタの特別なタイプを識別する。 

− 00 00 00h設定の場合は,PACクラスタは未使用である。 

− その後に続く,INFO1のPAC 1ゾーン又はINFO2のPAC 2ゾーンの全てのPACクラスタのPAC̲ID

は,00 00 00hに設定するか又はその後に続くPACクラスタの場所は未記録とする。 

− 50 52 4Dh設定の場合は,PACクラスタは,21.4に規定する主PACである。 

− 44 57 50h設定の場合は,PACクラスタは,21.5に規定するDWP PACである。 

− 49 53 31h設定の場合は,PACクラスタは,21.6に規定するIS1 PACである。 

− 49 53 32h設定の場合は,PACクラスタは,21.6に規定するIS2 PACである。 

− FF FF FFh設定の場合は,PACクラスタは未使用である。 

 

PACは,以前に使用され現在は再利用できる状態である。 

他のPAC̲IDの値は,将来のこの規格で設定できる。 

INFO 1のPAC 1ゾーン又はINFO 2のPAC 2ゾーンに追加される新しい各PACは,これらのゾーンで使

える最初のクラスタ(DDSで状態00又は01で示される。図94参照)に記録する。 

PACフォーマットフィールドは,特定のPACのバージョン番号を示す。 

PAC更新カウントは,現在のPACが更新された回数の総数を規定する。このフィールドは,最初のフ

ォーマット動作の間だけ,00 00 00 00hに設定し,そして,現在のPACを書き換えるごとに一つ増やす。 

未知PACルールは,PACの内容及び使用法が分からない(例えば,PAC̲IDが既知の値に設定されてい


143 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

ないなど。)場合の,要求する動作を規定する。これらのバイトは,32の個別ビットから構成されるフィ

ールドを構成する(ビットb31は,バイト8のmsbとし,ビットb0はバイト11のlsbとする。)。関係する

領域(図96参照)の中のいずれのクラスタに対しても(PACが未知の場合),次に規定する動作をする。

使用者データ領域の規定した動作は,セグメントが規定されている場合は規定したセグメント内だけで行

い,セグメントが規定されていない場合は使用者データ領域全体のいずれのクラスタに対しても行う。 

ドライブがディスク上の複数の既知のPACを見つけた場合は,未知PACルールのOR(論理和)をとっ

た動作をする(すなわち,PACの一つがある動作を排除した場合は,他のPACの同じ規則は,意味がない。)。 

 

領域

ビット

制タイプ

必須設定

リザーブ(領域)8

リザーブ(領域)7

リザーブ(領域)6

リザーブ(領域)5

ドライブ領域

コントロールデータゾーン

使用者データ領域/セグメント

PAC クラスタ

b31〜b24

00000000

b23

記録

-

b22

読取り

-

b21

記録

“1”

b20

読取り

-

b19

記録

“1”

b18

読取り

-

b17

記録

-

INFO 2

b16

読取り

-

b15

記録

“0”

INFO 1

b14

読取り

“0”

b13

記録

“1”

b12

読取り

-

b11

記録

“1”

b10

読取り

-

b9

記録

“1”

INFO 1

b8

読取り

-

INFO 1,2,3,4DMA ゾーン(DDSを含まない。

22.2参照。)

b7

記録

-

b6

アプリケーションに規定する

場合を除きリザーブ(領域)

b5

記録

-

INFO 1,2,3,4

b4

読取り

-

b3

記録

-

データゾーン

b2

読取り

-

b1

記録

-

INFO 1&2

b0

読取り

-

リザーブ(領域)1

リザーブ(領域)3

リザーブ(領域)2

リザーブ(領域)

 

 “-”は,必須の設定が規定されないことを意味する。特定のPACでは,“0”又は“1”が許される。 

 

図96−未知PACルールの一般的なビット設定 

 

PACクラスタ以外の全てのゾーン又は領域で,ビットは,次の意味をもっている。 

制御タイプ 


144 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− 制御タイプ=記録 

− 設定が“0”の場合は,関連するゾーン又は領域の記録を許すことを示している。 

− 設定が“1”の場合は,関連するゾーン又は領域の記録を許さないことを示している。 

− 制御タイプ=読取り 

− 設定が“0”の場合は,関連するゾーン又は領域の読取りを許すことを示している。 

− 設定が“1”の場合は,関連するゾーン又は領域の読取りを許さないことを示している。 

 

(“読取りを許さない”とは,関連する領域のクラスタのデータ内容のドライブの外への転送又は使

用者への開示を許さないことを意味している。) 

 

PACクラスタでは,ビットは,次の意味をもっている。 

− 制御タイプ=記録 

− 設定が“0”の場合は,現在のPACクラスタの書換又はDDSの状態ビットの変更を許すことを示し

ている。 

− 設定が“1”の場合は,現在のPACクラスタの書換及びDDSの状態ビットの変更を許さないことを

示している。 

− 制御タイプ=読取り 

− 設定が“0”の場合は,現在のクラスタの内容を読み取り,ドライブの外への転送を許すことを示し

ている。 

− 設定が“1”の場合は,最初のデータフレームの最初の384バイト以外は現在のPACクラスタのド

ライブの外への転送を許さないで,クラスタの内容を転送する前にPACヘッダ以外の全てのバイト

を00hに設定するように強制されることを示している。 

 

未知PACのディスク全体フラグバイトは,ディスク全体をカバーする未知PACルールを規定している。 

− ビットb7〜b1:これらのビットは,リザーブ(領域)とする。 

− ビットb0:再初期化 

− 設定が“0”の場合は,ディスク全体に対する他の記録保護の仕組みによって阻止される場合を除き,

再初期化を許す。 

− 設定が“1”の場合は,PACがドライブにとって未知である場合は再初期化は許さない。 

 

セグメント数は,現在のPACで規定しているセグメントの総数N(0≦N≦32)を規定する。 

さらに,ディスクの全てのPACで規定するセグメントの総数は,32を超えない。 

PAC

32

PAC

全ての

のセグメント数

i

 

セグメント̲iフィールドは,セグメントと呼ばれるクラスタが連続した領域の,開始及び終了アドレス

を規定する。セグメントは,セグメント̲0からセグメント̲(N−1) (N≦32)までに割り当てる。 

一つのPAC中に規定するセグメントは,重なることなく,アドレスの昇順に保存する。セグメントは,

クラスタ境界だけで開始及び終了する。iがN以上の場合に,全てのセグメント̲iフィールドは,00hに設

定する。 

− セグメント̲iフィールドの最初の4バイトは,使う場合には,セグメントに所属する最初のクラスタ

の最初のPSNを入れる。 


145 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− そして,最後の4バイトは,セグメントに属する最後のクラスタの最後のPSNを入れる。 

 

これらのセグメントは,未知PACルールだけに適用する。異なるPAC間でセグメントが重なる場合に

は,ドライブは,重なった領域で関連した未知PACルールに対してORを適用する。 

既知PACのディスク全体フラグバイトは,ドライブがPACを解釈できる場合のディスク全体の規則を

規定する。 

− ビットb7〜b1:これらのビットは,リザーブ(領域)とする。 

− ビットb0:再初期化 

− 設定が“0”の場合は,ディスク全体にする他の記録保護の仕組みによって阻止される場合を除き,

再初期化を許す。 

− 設定が“1”の場合は,再初期化は許さない。 

 

PAC特別情報のフィールドは,現在のPACに特有の情報をもっている。 

21.4 主PACクラスタ(必須) 

主PACクラスタは,ディスクが最初に記録された日付及びディスクの個々のクラスタを記録した各レコ

ーダを示すための情報を供給するために,各ディスクに含む。主PACの構成は,図97に示すとおりフォ

ーマットする。 

 


146 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

データフレーム

データフレーム中の

バイト位置

内容

バイト数

PAC フォーマット

PACカウント更新

未知PAC ルール

未知のPACのディスク全体フラグ

リザーブ(領域)

セグメント数

セグメント̲0

セグメント̲1

セグメント̲31

リザーブ(領域)

既知のPAC全体ディスクフラグ

リザーブ(領域)

0

0~ 2

PAC̲ID

3

0

3

1

0

4~ 7

4

0

8~ 11

4

0

12

1

0

13~ 14

2

0

15

1

0

16~ 23

8

0

24~ 31

8

0

32~ 263

:

29×8

0

264~ 271

8

0

272~ 383

112

0

384

1

0

385~ 387

3

0

388~ 389

2

0

390~ 393

4

0

394

-

1

0

395~ 511

117

0

512~ 639

128

0

640~ 767

128

0

768~ 895

128

:

:

:

:

0

1 920~ 2 047

:

128

1

0~ 127

128

:

:

:

:

15

1920~ 2 047

128

16

0~ 2 047

2048

:

:

:

:

31

0~ 2 047

2048

レコーダID入力欄数

再初期化RIDタグ#

初期記録の年/月/日

リザーブ(領域)

RIDタグ01hのレコーダID

RIDタグ02hのレコーダID

RIDタグ03hのレコーダID

RIDタグxxhのレコーダID

RIDタグFChのレコーダID

リザーブ(領域)

リザーブ(領域)

 

図97−主PACクラスタの構成 

 

PAC̲IDは,文字“PRM”を表す,50 52 4Dhに設定する。 

PACフォーマットフィールドは,この主PACバージョンが0であることを示す00hに設定する。 

PAC更新カウントは,現在のPACが更新された回数の総数を規定する。このフィールドは,最初のフ

ォーマット動作の間だけ,00 00 00 00hに設定する,そして,現在のPACを書き換えるごとに一つ増やす。 

未知PACルールは,図98に示すとおり設定する。 

 


147 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

領域

ビット

制御タイプ

必須設定

b31〜b24 リザーブ(領域)0000 0000

b23

記録

“0”

リザーブ(領域)8

b22

読取り

“0”

b21

記録

“1”

リザーブ(領域)7

b20

読取り

“0”

b19

記録

“1”

リザーブ(領域)6

b18

読取り

“0”

b17

記録

“0”

INFO 2

リザーブ(領域)5

b16

読取り

“0”

b15

記録

“0”

INFO 1

ドライブ領域

b14

読取り

“0”

b13

記録

“1”

リザーブ(領域)3

b12

読取り

“0”

b11

記録

“1”

リザーブ(領域)2

b10

読取り

“0”

b9

記録

“1”

INFO 1

リザーブ(領域)1

b8

読取り

“0”

INFO 1,2,3,4

DMA ゾーン(DDS含まず

22.2参照)

b7

記録

“0”

b6

アプリケーションに規定する
場合を除きリザーブ(領域)

b5

記録

“0”

INFO 1,2,3,4

コントロールデータゾーン

b4

読取り

“0”

b3

記録

“0”

データゾーン 使用者データ領域のセグメント

b2

読取り

“0”

b1

記録

“0”

INFO 1&2

PAC クラスタ

b0

読取り

“0”

 

図98−主PACの未知PACルールのビット設定 

 

未知PACのディスク全体フラグバイトは,このPACがドライブにとって未知であり,初期化を阻止す

る他の仕組みがない場合は,ディスクの再初期化を許すことを示す00hに設定する。 

セグメント数は,00hに設定する。 

セグメント̲iフィールドは,00hに設定する。 

既知PACのディスク全体フラグバイトは,このPACをドライブが解釈でき初期化を阻止する他の仕組

みがない場合は,ディスクの再初期化を許すことを示す00hに設定する。 

レコーダID入力欄数フィールドは,データフレーム0のバイト512〜2 047及びデータフレーム1〜15

のバイト0〜2 047に収納される,128バイトのレコーダIDの数(252以下)を規定する。使える場所の最

大の数は,252である(RID̲TAG xxhのレコーダIDの規定も参照)。 

初期記録の年/月/日フィールドは,ディスクに一番最初の記録がされた年(BCD4桁),月(BCD2桁)

及び日(BCD2桁)を規定する。ドライブが,このフィールドを正しく設定できない場合は,00hに設定


148 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

する。 

再初期化RIDタグ#は,最後にディスクをフォーマット(又は再フォーマット)したレコーダのレコー

ダIDタグ番号を規定する。 

RID̲Tag xxhのレコーダIDフィールドは,ディスクに記録をした全てのレコーダの128バイトのドラ

イブ署名(最大252まで)を入れる。そのような,ドライブ署名は,次のフォーマットによって記入する

(18.3.15.1参照)。 

− JIS X 0201文字セットによって表す,製造業者名用の48バイト 

− JIS X 0201文字セットによって表す,追加の識別用の48バイト 

− ドライブ特有の連続番号用の,32バイト 

 

レコーダは,ディスクに最初に記録する場合にリストにレコーダIDを追加する。複製の入力欄はなく

新しい入力は,リストの最後に追加する。各入力の相対位置が各特定のレコーダに割り当てるRID̲Tag(図

97参照)の値を決めるため,このリストの並び順の変更又は他の方法による変更はしない。全ての使うこ

とができるレコーダIDフィールドを使った後に,PACにレコーダIDを登録できないレコーダは,RID̲Tag

の値としてFFhを使う。 

特定のレコーダに割り当てたRID̲Tagの値は,クラスタがそのレコーダに記録されたことを示すために,

13.9.2.3の規定に従ってアドレスユニットに記録する。 

21.5 ディスク記録保護PACクラスタ(任意) 

ディスク記録保護(DWP)PACクラスタは任意で,ディスクを意図しない記録動作又は権限のない人に

よる記録動作から保護するために使用できる。後者の用途には,パスワードを入れることができる。ディ

スクに有効なDWP PACクラスタがある場合,そのPACを理解する製品は,WP制御ビットで指示される

規則に従い,理解できない場合は未知PACルールに従う。DWP PACクラスタの構成は,図99に示すとお

りフォーマットする。 

 


149 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

データフレーム

データフレーム

中のバイト位置

内容

バイト数

0

0~ 2

PAC̲ID

3

0

3

PAC フォーマット

1

0

4~ 7

PAC-更新カウント

4

0

8~ 11

未知-PACルール

4

0

12

未知PAC 全体ディスクフラグ゙

1

0

13~ 14

リザーブ(領域)

2

0

15

セグメント数

1

0

16~ 23

セグメント̲0

8

0

24~ 31

セグメント̲1

8

0

32~ 263

:

29 ×8

0

264~ 271

セグメント̲31

8

0

272~ 383

リザーブ(領域)

112

0

384

既知PAC 全体ディスクフラグ

1

0

385~ 387

リザーブ(領域)

3

0

388

WP制御バイト

1

0

389~ 395

リザーブ(領域)

7

0

396~ 427

WPパスワード゙

32

0

428~ 2 047

リザーブ(領域)

1620

1

0~ 2 047

リザーブ(領域)

2048

:

:

:

:

31

0~ 2 047

リザーブ(領域)

2048

 

図99−DWP PACクラスタの構成 

 

PAC̲IDは,文字“DWP”を表す,44 57 50hに設定する。 

PACフォーマットフィールドは,DWP PACバージョン0を表す,00hに設定する。 

PAC更新カウントは,現在のPACが更新された回数の総数を規定する。このフィールドは,最初のフ

ォーマット動作の間だけ00 00 00 00hに設定し,そして,現在のPACを書き換えるごとに一つ増やす。 

未知PACルールは,図100に示すとおり設定する。 

 


150 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

領域

ビット

制御タイプ

必須設定

b31〜b24

リザーブ(領域)

0000 0000

b23

記録

“0”

リザーブ(領域)8

b22

読取り

“0”

b21

記録

“1”

リザーブ(領域)7

b20

読取り

“0”

b19

記録

“1”

リザーブ(領域)6

b18

読取り

“0”

b17

記録

“0”

INFO 2

リザーブ(領域)5

b16

読取り

“0”

b15

記録

“0”

INFO 1

ドライブ領域

b14

読取り

“0”

b13

記録

“1”

リザーブ(領域)3

b12

読取り

“0”

b11

記録

“1”

リザーブ(領域)2

b10

読取り

“0”

b9

記録

“1”

INFO 1

リザーブ(領域)1

b8

読取り

“0”

INFO 1,2,3,4DMA ゾーン(DDS含まず

22.2参照) 

b7

記録

“0”又は“1”

b6

アプリケーションに規定する場合
を除きリザーブ(領域)

b5

記録

“0”又は“1”

INFO 1,2,3,4コントロールデータゾーン

b4

読取り

“0”

b3

記録

“0”又は“1”

データゾーン

使用者データ領域のセグメント

b2

読取り

“0”

b1

記録

“1”

INFO 1&2

PAC クラスタ

b0

読取り

“1”

 

図100−DWP PACの未知PACルールのビット設定 

 

WP制御バイトのビットb0が“0”に設定(WPオフ)の場合,ビットb7,b6,b5及びb3は“0”に設定

し,WP制御バイトのビットb0が“1”に設定(WPオン)の場合,ビットb7,b6,b5及びb3は“1”に設

定する。 

未知PACのディスク全体フラグバイトは,このPACがドライブにとって未知の場合は,ディスクの再

初期化を許さないことを示す01hに設定する。 

セグメント数は,00hに設定する。 

セグメント̲iフィールドは,00hに設定する。 

既知PACのディスク全体フラグバイトは,このPACをドライブが解釈でき,初期化を阻止する他の仕

組みがない場合は,ディスクの再初期化を許すことを示す00hに設定する。 

WP制御バイトは,許容される動作及び要求される動作を,規定する(図101参照)。 

− ビットb7〜b3:これらの5ビットは予備とする。 

− ビットb2:このビットは,パスワードあり又はなしWP(PWP)を示す。 

− “0”設定の場合は,パスワードの検査不要。 


151 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

− “1”設定の場合は,記録保護がスイッチオンであることを示すために,ビットb0が“1”に設定さ

れている場合はホストコンピュータから供給されたパスワードが,ディスクにあるパスワードと一

致する場合だけホストコンピュータ起因の記録を許容する。 

− ビットb1:このビットは,記録保護の方法を示す。 

− “0”設定の場合は,このビットは,仮想WPを示す。図101規定の要求動作を実施後,ディスクの

記録保護の設定を変更することなくホストコンピュータ起因の記録動作を行う。 

− “1”設定の場合は,このビットは,物理WPを示す。図101規定の要求動作を実施後記録保護がス

イッチオフとなったことを示すために,ビットb0を“0”に設定後にホストコンピュータ起因の記

録動作だけを行う。 

− ビットb0:このビットは,WPオン又はオフを示す。 

− “0”設定の場合は,記録保護がスイッチオフ(WPオフ)となっていることを示し,ホストコンピ

ュータ起因の記録動作は何ら制限なく許容される。 

− “1”設定の場合は,記録保護がスイッチオン(WPオン)であることを示し,全てのホストコンピ

ュータ起因の記録動作はドライブによって阻止することを意味し,ホストコンピュータ起因の記録

動作は図101規定の要求動作を実施後だけ許可される。 

記録保護がスイッチオンの場合は,ディスクの再初期化は許さない。 

 

WP制御バイトは,図101規定の要求動作実施後だけ変更する。 

WPパスワードは,JIS X 0201文字セットの32文字までで構成できる。未使用の後に続くバイトは,00h

に設定する。WPパスワードは,ドライブの外に決して出してはならない。 

WPパスワードフィールドの全てのバイトが00h設定の場合は,WPパスワード機能は動作しておらず

WP制御バイトのビットb2は,“0”に設定する。 

WPパスワードフィールドのバイトが全てFFh設定の場合は,ディスクは永久に記録保護となり,以降

のホストコンピュータ起因の記録動作は許さない。WP制御バイトのビットb2,b1及びb0は,111に設定

する。 

 


152 

X 6233:2017 (ISO/IEC 30193:2016) 

 

WP 制御

状態

行動

b2

b1

b0

記録データに対して

WP制御ビット又は

パスワード変更

0

0

0

PWD無し/ 仮想/ WP オフ

許可

許可

0

0

1

PWD無し/ 仮想/ WP オン

ホスト確認後許可

ホスト確認後許可

0

1

0

PWD無し/物理/ WP オフ

許可

許可

0

1

1

PWD無し/ 物理/ WP オン

ホスト確認後許可し
WPオフに変更

ホスト確認後許可

1

0

0

PWD有り/ 仮想/ WPオフ

許可

ホスト供給のパスワード
確認後許可

1

0

1

PWD有り/ 仮想/ WP オン

1

1

0

PWD有り/ 物理/ WP オフ

許可

1

1

1

PWD有り/ 仮想/ WP オン

ホスト供給のパスワード
確認後許可

ホスト供給のパスワード
確認後許可

ホスト供給のパスワード
確認後許可

ホスト供給のパスワード
確認後許可

ホスト供給のパスワード
確認後許可しWPオフに
変更

WP 制御

状態

行動

b2

b1

b0

記録データに対して

WP制御ビット又は

パスワード変更

0

0

0

PWD無し/ 仮想/ WP オフ

許可

許可

0