>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 1 

2 適合性 2 

2.1 光ディスク  2 

2.2 製造システム  2 

2.3 情報受領システム  2 

2.4 互換性表示  2 

3 引用規格 2 

4 用語及び定義  3 

5 慣例及び表記法  7 

5.1 用語  7 

5.2 数値表示  8 

5.3 整数計算法  9 

5.4 英語名称  9 

6 略語 9 

7 ディスクの概要  12 

8 一般要求事項  13 

8.1 環境条件  13 

8.2 安全性  16 

8.3 難燃性  16 

9 基準ドライブ  16 

9.1 一般  16 

9.2 測定条件  16 

9.3 光学システム  16 

9.4 光ビーム  17 

9.5 高周波(HF)読取りチャネル  18 

9.6 半径方向のプッシュプル(PP)読取りチャネル  18 

9.7 ディスクのクランプ  18 

9.8 ディスクの回転及び測定速度  19 

9.9 正規化サーボ伝達関数  19 

9.10 軸方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ  20 

9.11 半径方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ  22 

10 寸法特性  24 

10.1 一般  24 

10.2 ディスクの基準面及び基準軸  25 


 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 目次 

(2) 

ページ 

10.3 全体寸法  26 

10.4 第1遷移領域  27 

10.5 保護リング  27 

10.6 クランプゾーン  27 

10.7 第2遷移領域  28 

10.8 情報領域  28 

10.9 リム領域  31 

11 機械的特性  31 

11.1 質量  31 

11.2 慣性モーメント  31 

11.3 ダイナミックインバランス  31 

11.4 軸方向の振れ量  31 

11.5 半径方向の振れ量  33 

11.6 カバー層の耐久性  34 

12 情報領域の光学特性  34 

12.1 一般  34 

12.2 透過積層(TS)の屈折率  34 

12.3 透過積層(TS)の厚さ  34 

12.4 記録層の反射率  39 

12.5 複屈折  39 

12.6 角度偏差  39 

13 データフォーマット  40 

13.1 一般  40 

13.2 データフレーム  43 

13.3 エラー検出符号(EDC)  43 

13.4 スクランブルドデータフレーム  43 

13.5 データブロック  44 

13.6 LDCブロック  45 

13.7 LDC符号語  45 

13.8 LDCクラスタ  46 

13.9 アドレス及びコントロールデータ  49 

13.10 アクセスブロック  55 

13.11 BISブロック  55 

13.12 BIS符号語  56 

13.13 BISクラスタ  56 

13.14 ECCクラスタ  59 

13.15 記録フレーム  60 

13.16 物理クラスタ  61 

13.17 記録データのための17PP変調  61 


 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 目次 

(3) 

ページ 

13.18 変調及びNRZI変換  64 

14 物理データの配置及びリンキング  64 

14.1 一般  64 

14.2 記録ユニットブロック(RUB)  64 

14.3 ウォブルアドレスに対するデータの位置決め  67 

15 トラックフォーマット  67 

15.1 一般  67 

15.2 トラックの形  68 

15.3 トラックパス  69 

15.4 トラックピッチ  69 

15.5 HFMグルーブのトラック構成  70 

15.6 ウォブルグルーブのトラック構造  76 

15.7 ADIP情報  78 

15.8 ADIP予備フレームのディスク情報  86 

16 情報ゾーンの概要  133 

16.1 一般  133 

16.2 3層ディスクの情報ゾーンのフォーマット  133 

16.3 4層ディスクの情報ゾーンのフォーマット  133 

17 情報ゾーンの記録領域の構成  133 

18 内側ゾーン  142 

18.1 一般  142 

18.2 不変情報・制御データ(PIC)ゾーン  149 

18.3 3層ディスクのリードインゾーンの記録領域  154 

18.4 3層ディスクの内側ゾーン1の記録領域  158 

18.5 3層ディスクの内側ゾーン2の記録領域  159 

18.6 4層ディスクのリードインゾーンの記録領域  161 

18.7 4層ディスクの内側ゾーン1の記録領域  162 

18.8 4層ディスクの内側ゾーン2の記録領域  163 

18.9 4層ディスクのリードインゾーンの記録領域  165 

19 データゾーン  166 

20 外側ゾーン  166 

20.1 一般  166 

20.2 外側ゾーンの記録領域  168 

21 物理アクセス制御クラスタ  170 

21.1 一般  170 

21.2 PACゾーンの構成  171 

21.3 PACクラスタの一般構成  171 

21.4 IS1 PAC及びIS2 PACクラスタ  175 

22 ディスク管理  176 


 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 目次 

(4) 

ページ 

22.1 一般  176 

22.2 記録管理  176 

22.3 仮ディスク管理領域(TDMA)  177 

22.4 ディスク管理構造(DMS)  178 

22.5 未記録(ブランク)ディスク構造  188 

22.6 記録済み(クローズした)ディスク構造  196 

23 論理セクタ番号(LSN)の割当て  199 

24 グルーブ領域の特性  200 

25 グルーブ領域の試験方法  201 

25.1 一般  201 

25.2 環境条件  201 

25.3 基準ドライブ  201 

25.4 信号の規定  201 

26 HFMグルーブの信号  203 

26.1 プッシュプルの極性  203 

26.2 プッシュプル信号  203 

26.3 ウォブル信号  203 

26.4 HFM信号のジッタ  203 

27 ウォブルグルーブからの信号  203 

27.1 位相深さ  203 

27.2 プッシュプル信号  203 

27.3 ウォブル信号  204 

28 記録層の特性  205 

29 記録層の試験方法  205 

29.1 一般  205 

29.2 環境条件  205 

29.3 基準ドライブ  205 

29.4 記録条件  206 

29.5 信号の規定  207 

30 記録領域からの信号  207 

30.1 HF信号  207 

30.2 変調振幅  207 

30.3 反射率−変調度積  208 

30.4 非対称性  209 

30.5 i-MLSE 209 

30.6 読取耐久性  209 

31 局所欠陥  210 

32 使用者データの特性  210 

33 使用者データの測定方法  210 


 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 目次 

(5) 

ページ 

33.1 一般  210 

33.2 環境条件  211 

33.3 基準ドライブ  211 

33.4 信号の定義  211 

34 記録情報の下限品質  212 

34.1 シンボルエラー率  212 

34.2 最大バーストエラー  212 

34.3 使用者記録データ  213 

35 BCA  213 

附属書A(規定)多層の場合の透過積層の厚さ  214 

附属書B(規定)反射率の測定  217 

附属書C(規定)カバー層のきず耐久性の測定  221 

附属書D(規定)カバー層の汚れはつ(撥)油性の測定  223 

附属書E(規定)ウォブル振幅の測定 226 

附属書F(規定)試験のための記録パルス波形  230 

附属書G(規定)ディスクの最適パワー制御(OPC)方法  238 

附属書H(規定)i-MLSE[統合化最ゆう(尤)法系列エラー推定]測定のHF信号の前処理  242 

附属書I(規定)測定方法  254 

附属書J(参考)複屈折の測定  266 

附属書K(参考)カバー層及びスペーサ層の厚さの測定  268 

附属書L(参考)カバー層の衝突耐久性の測定  271 

附属書M(参考)グルーブ偏移及びウォブル振幅  273 

附属書N(参考)L-SEATエッジシフトを用いた記録パルス調整のガイドライン  275 

附属書O(規定)タイプTL/Dディスク固有の要求事項  283 

附属書P(参考)タイプTL/Dディスクの貼合せ  285 

参考文献  285 

 


 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 目次 

(6) 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出

があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。 

− 氏名:日立コンシューマエレクトロニクス株式会社知財管理本部 

− 住所:〒244−0817 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 

 

− 氏名:パナソニック株式会社知的財産センター 

− 住所:〒540−6207 大阪府大阪市中央区城見2丁目1−61 OBPパナソニックタワー 

 

− 氏名:パイオニア株式会社知的財産部 

− 住所:〒212−0031 神奈川県川崎市幸区新小倉1−1 

 

− 氏名:ソニー株式会社知的財産センター 

− 住所:〒108−0075 東京都港区港南1−7−1 

 

上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施

の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対

しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。 

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。 

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標

準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。 

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

X 6231:2017 

 

(ISO/IEC 30191:2015) 

情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体− 

120 mm 3層片面(100ギガバイト/ディスク), 

3層両面(200ギガバイト/ディスク)及び 

4層片面(128ギガバイト/ディスク) 

BDレコーダブルディスク 

Information technology-Digitally recorded media for information 

interchange and storage-120 mm Triple Layer (100.0 Gbytes single sided 

disk and 200.0 Gbytes double sided disk) and Quadruple Layer (128.0 

Gbytes single sided disk) BD Recordable disk 

 

序文 

100社以上が参加するブルーレイディスクアソシエーション(BDA)で作成された,ブルーレイディス

クTMの物理フォーマットをベースに,四つの記録形ディスクのISO/IEC物理規格が作成された。この規

格は,2015年に第2版として発行されたISO/IEC 30191を基に,技術的内容及び構成を変更することなく

作成した日本工業規格である。 

BDレコーダブルディスクにビデオの記録再生を行うためには,この国際規格以外にBDMV,BDAVな

どBDAで規定したフォーマットが必要となる。これらのBDA規定の応用関連フォーマット,ファイルシ

ステムフォーマット又は著作権保護フォーマットは,ディスク,情報生成システム,及び情報受領システ

ムに必要である。更に詳細なBDフォーマットに関する情報が必要な場合は,http://www.blu-raydisc.infoを

参照。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

 

適用範囲 

この規格は,記録容量100ギガバイト(GB),128 GB又は200 GBの120 mmレコーダブル光ディスク

の機械的特性,物理的特性及び光学的特性を規定するとともに,そのディスクを用いての情報交換を可能

にする記録及び未記録の信号品質,データのフォーマット及び記録方法について規定する。使用者データ

は,非可逆的方法によって一度だけ記録でき,何回も読み取ることができる。このディスクを,BDレコ

ーダブルディスクと称する。 

この規格は,次の項目について規定する。 

− このディスクに関する三つの異なるタイプ 

− 適合条件 


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

− このディスクの使用環境及び保存環境 

− データ処理システム間の機械的互換性のためのディスクの機械的特性及び物理的特性 

− トラック及びセクタの物理的配置を含むディスク上の情報フォーマット 

− エラー訂正符号及び使用した符号化方法 

− データ処理システムがディスクからデータの読取りを可能にする,ディスクに記録した信号の特性 

 

この規格は,ディスクドライブ間のディスクの互換性を与える。ボリューム及びファイル構造の規格と

ともに,データ処理システム間の完全なデータ互換性を与える。 

注記1 この規格では,GBは,109バイトとしている。 

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO/IEC 30191:2015,Information technology−Digitally recorded media for information 

interchange and storage−120 mm Triple Layer (100,0 Gbytes single sided disk and 200,0 

Gbytes double sided disk) and Quadruple Layer (128,0 Gbytes single sided disk) BD Recordable 

disk(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”

ことを示す。 

 

適合性 

2.1 

光ディスク 

この規格への適合の主張には,製造対象のディスクのタイプを明示する。光ディスクは,製造対象のデ

ィスクのタイプの全ての要求事項に適合する場合に,この規格に適合する。 

2.2 

製造システム 

製造システムは,製造する光ディスクが2.1に適合する場合に,この規格に適合する。 

2.3 

情報受領システム 

情報受領システムは,2.1に適合する,タイプTLディスク及びタイプQLディスクの両方を取り扱うこ

とができる場合は,この規格に適合する。情報受領システムが,タイプTL/Dディスクを取り扱うのは,

任意である。ディスクのタイプについては,箇条7を参照。 

2.4 

互換性表示 

製造システム及び情報受領システムがこの規格に適合するというためには,他のサポートする規格の一

覧の表示を含むものとする。この表示は,規格の番号,サポートする光ディスクのタイプ,並びに読取り

だけをサポートするのか,又は記録及び読取り両方をサポートするのかを明示する。 

 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 

JIS C 6950-1 情報技術機器−安全性−第1部:一般要求事項 

注記 対応国際規格:IEC 60950-1,Information technology equipment−Safety−Part 1: General 

requirements 

JIS C 60068-2-2 環境試験方法−電気・電子−第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B) 


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

注記 対応国際規格:IEC 60068-2-2,Environmental testing−Part 2-2: Tests−Test B: Dry heat 

JIS C 60068-2-30 環境試験方法−電気・電子−第2-30部:温湿度サイクル(12+12時間サイクル)試

験方法(試験記号:Db) 

注記 対応国際規格:IEC 60068-2-30,Environmental testing−Part 2-30: Tests−Test Db: Damp heat, 

cyclic (12 h+12 h cycle) 

JIS K 7204 プラスチック−摩耗輪による摩耗試験方法 

注記 対応国際規格:ISO 9352,Plastics−Determination of resistance to wear by abrasive wheels 

JIS X 0201 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合 

注記 対応国際規格:ISO/IEC 646,Information technology−ISO 7-bit coded character set for 

information interchange 

JIS Z 8901:2006 試験用粉体及び試験用粒子 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 

4.1 

アプリケーション(Application) 

ビデオ応用のような,著作権保護及び欠陥管理システムのためのディスク上の領域を要求する,BD用

に規定した応用。 

4.2 

BD 

約0.1 mmの厚さのカバー層及び約1.1 mmの厚さの基板をもち,NA=0.85のレンズ及び波長405 nmの

レーザダイオードを用いる光ピックアップユニットで,ディスク上にデータを読み書きするディスク。 

注記 ディスクに記録する使用者データは,17PP変調及びLDC+BIS符号でフォーマットされる。 

4.3 

ケース(Case) 

ディスクを保護し交換を容易にする,光ディスクを収納するもの。 

4.4 

チャネルビット(Channel bit) 

ディスク上の,ピット又はマークを使い,スペースとの組合せで,2値の“0”又は“1”を表す要素。 

4.5 

カバー層(Cover Layer) 

ディスクの入射面に一番近い記録層を覆う,精密に制御した光学特性をもつ透明な層。 

4.6 

データゾーンn(Data Zone n) 

Ln層にある内側ゾーンと外側ゾーンとの間の領域。 

4.7 

欠陥クラスタ(Defective Cluster) 

信頼できない又は訂正できないとして欠陥リストに登録された,使用者データ領域中のクラスタ。 

4.8 

デジタル総計値,DSV(Digital-Sum Value,DSV) 


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

“1”に設定したチャネルビットに10進数の数値“+1”を,“0”に設定したチャネルビットに10進数

の“−1”を割り当てることによって,ビット列から得られた算術和。 

4.9 

ディスク基準面(Disk reference plane) 

その上でディスクのクランプゾーンがクランプされる,理想スピンドルの完全に平らな環状表面で規定

する,回転軸に対して垂直な面。 

4.10 

エンボスHFM領域(Embossed HFM Area) 

ディスクの製造中に,HFMグルーブによって情報が保存されたディスク領域。 

4.11 

入射面(Entrance surface) 

光ビームが最初に入射する,ディスクの表面。 

4.12 

グルーブ(Groove) 

記録層に連なる,ディスクの溝状構造。 

注記 一つのグルーブは,基板に形成可能で,他のグルーブは,スペーサ層又はカバー層に形成でき

る(図1,図2及び図O.1参照)。グルーブは,トラックの位置決めをするために用いられる。

グルーブは,マスタリングで光スポットを照射した場所に相当する。通常,グルーブは,構造

体の中にくぼみ又は突起の形をとることがある。グルーブがランドよりも入射面に近い場合(図

55参照),記録方法は,“オングルーブ記録”と呼ばれる。BDレコーダブルシステムでは,次

の3種類のグルーブがある。 

− アドレスをもつ記録領域中のウォブルグルーブ 

− 不変制御情報データをもつエンボスHFM領域のHFMグルーブ 

− BCAゾーンの無変調の直線グルーブ 

4.13 

高周波変調グルーブ,HFMグルーブ[HFM (High-Frequency Modulated) Groove] 

比較的高い帯域幅の信号で,半径方向に変調されたグルーブ。 

注記 HFMグルーブは,転写記録する情報のための十分な容量及び転送スピードのデータチャネルを

作っている。 

4.14 

情報領域(Information Area) 

情報を記録できるディスク上の領域。 

4.15 

情報ゾーン(Information Zone) 

情報領域で記録された部分。 

4.16 

ランド(Land) 

連続して渦巻くグルーブの間の記録層の表面。 

4.17 

Ln層(Layer Ln) 


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

数字nで識別される記録層。 

注記 L(n+1)層は,Ln層よりも入射面に近い。 

4.18 

マーク(Marks) 

光学読取りシステムで感知できる未記録層の中の,反射率の高い又は低い領域の形をとることもある記

録層の構造。 

4.19 

測定速度(Measurement Velocity) 

ディスクを読取中に測定する線速度。 

注記 測定速度nxは,基準速度xのn倍を意味している。 

4.20 

変調ビット(Modulation bit) 

通信チャネルで伝送するため又は蓄積システムに蓄積するために,より適するようにデータを変形した

形。 

4.21 

NRZ又はNRZI変換[NRZ (Non-Return-to-Zero)/NRZI (Non-Return-to-Zero Inverting) conversion] 

変調ビットストリームを物理信号に変換する方法。 

4.22 

埋込み(Padding) 

ホストコンピュータが,32セクタから構成される64Kサイズのクラスタに満たないデータを転送してき

て,そのクラスタをデータで満たす必要がある場合に不足のセクタを全て00hのデータで満たす,ドライ

ブの処理方法。 

4.23 

ピット(Pits) 

光学読取りシステムで感知できる,ランド表面のくぼみ又は突起の形をとり得る記録層の構造。 

注記 ピット及びスペースのパタンは,ディスク上のデータを表している。 

4.24 

偏光(Polarization) 

光ビームの電場ベクトルの方向。 

注記 偏光面は,電場ベクトル及びビームの伝ぱ方向を含む面である。 

4.25 

プリ記録領域(Pre-recorded Area) 

ディスクの転写成形工程が終わった後に通常の記録方法によって,ディスク製造業者又は供給者が情報

を記録したディスク上の領域。 

4.26 

保護コート(Protective Coating) 

きず,その他の危害から保護する機能をもつ,カバー層の上に任意で追加する層。 

4.27 

記録領域(Recordable Area) 

ディスクの製造業者若しくは供給者又は最終使用者が箇条13で規定したデータフォーマットによって,


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

マーク及びスペースで情報を記録するディスク上の領域。 

注記 その領域の記録層は,一度記録した後に情報を改変しようとするとデータが読み出せなくなる

材料で構成される。 

4.28 

記録層(Recording Layer) 

製造中及び/又は使用中に,その上又は中にデータが記録される,特定の材料の積層膜から構成される

ディスクの部分。 

4.29 

記録速度(Recording Velocity) 

ディスクを記録する線速度。 

注記 記録速度nxは,基準速度xのn倍を意味している。 

4.30 

基準速度(Reference Velocity) 

チャネルビットレートが66.000 Mbit/sとなる線速度。 

4.31 

リザーブ(値)(Reserved) 

この規格で使用しない予備の値。 

注記 将来の規格でこの値は,使用可能となる。 

4.32 

リザーブ(領域)(Reserved) 

使用を規定しないで互換性は無視し,値はゼロにセットする予備領域。 

注記 将来の規格で,この領域の使用を規定し,値を設定できる。 

4.33 

セクタ(Sector) 

情報ゾーン中のアドレスでアクセスできる,最小サイズのトラックのデータ部分。 

4.34 

スペーサ層(Spacer Layer) 

二つの記録層を分離する,精密に光学特性を制御した透明層。 

4.35 

スペース(Spaces) 

HF信号の流れの接線方向に,ピット又はマークの間を分ける領域。 

注記 ピット又はマーク及びスペースのパタンは,ディスクのデータを表している。 

4.36 

基板(Substrate) 

記録層を機械的に支持する透明又は不透明の層。 

4.37 

トラック(Track) 

グルーブで構成する連続らせんの360°回転分。 

4.38 

トラックピッチ(Track Pitch) 


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

半径方向に測定した隣接トラックのグルーブの中心線間距離。 

4.39 

透過積層(Transmission Stack) 

ディスクの入射面と注目する記録層との間の全部の層を一つとみた層。 

注記 言い換えると,特定の記録層の透過積層は,その記録層にアクセスする場合は光ビームが通過

する全ての層で構成される。 

4.40 

使用者データ領域(User-Data Area) 

ディスク上の全てのデータゾーンを集めたもので,使用者データが記録できるクラスタだけで構成する

もの。 

4.41 

バージングルーブ(Virgin Groove) 

記録されたことがない,ディスク上の未使用グルーブ。 

4.42 

ウォブルグルーブ(Wobbled Groove) 

平均した中心線から,周期的正弦波で偏移するグルーブ。 

注記 正弦波偏移を変調することによって,ウォブルはディスクのアドレス情報及び一般的情報を供

給している。 

4.43 

ゾーン(Zone) 

ディスクの環状領域。 

 

慣例及び表記法 

5.1 

用語 

5.1.1 

末尾の表現 

この規格では次に示す語は,特別の意味をもつ。 

− …(し)てもよい。: 

任意の動作又は機能を示す。 

− 任意: 

実施してもよい又はしなくてもよい機能を示す。実施する場合は, 

 

その機能は規定したとおりにする。 

− …(し)なければならない。: 必須の動作又は機能でこの規定に適合するためには実施しなければ 

…する。 

ならないことを示す。 

 

…とする。 

 

…による。 

注記 shallで書かれた要求事項文は,例えば,“〜する”という能動形で翻訳される。一方,be+

過去分詞,be+現在分詞(現在進行形)又は動詞で書かれた説明文を能動文として“〜する”

の能動形で翻訳すると,要求事項を示した文と説明文とを区別できなくなるという課題が生

じる。そのために,この規格では,次の表現としている。 

− shall:〜(と)するなどの能動形の表現としている。 

− be+過去分詞は,受動形の表現とし,be+現在分詞(現在進行形)又は動詞は,“〜となっ

ている”などの状況説明の表現としている。 


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

− …することが望ましい。: 

任意の動作又は機能を示すが,その実施が強く望まれる。 

5.1.2 

グループのレベル 

上位階層のグループを作ることができる形に集められたデータが再配置される。この動作が何回も繰り

返される。グループの階層を明確にするために,この規格では次の階層を使用している。 

− フレーム(Frame):最下層のグループ。通常フレームは,複数バイトの情報をもつ。 

− ブロック(Block):第2順位のグループ。通常ブロックは,幾つかのフレームで構成する。 

− クラスタ(Cluster):最上位順位のグループ。クラスタは,幾つかのブロックで構成する。 

− フラグメント(Fragment):応用に適用できるレベルのグループ。相応量のデータが(固定した個数の)

連続するクラスタに割り付けられる。 

5.2 

数値表示 

測定値xmeasuredは,対応する規定されている値xの最下位桁に丸めておいてからxと比べてもよい。 

例 

− 規格が

01

.0

02

.0

26

.1

x

(公称値=1.26で,正の許容誤差が+0.01,かつ,負の許容誤差が−0.02)の

場合,次に示す範囲の測定値がこの規格を満たす。 

1.235≦xmeasured<1.275 

注記 この規格において,正又は負の許容誤差がゼロとなる場合についても同様の考え方とし,

ゼロは,小数点以下の有効数字を示す表記としている。 

− 規格がx≦0.3の場合,次に示す測定値が,この規格を満たす(0.30<xmeasured<0.35の測定値に

対し丸めを適用しxmeasured=0.3となる。)。 

xmeasured<0.35 

− 規格がx<0.3の場合, 

− 次に示す範囲の測定値が,この規格を満たす(丸めは必要ない。)。 

xmeasured=0.299 

− 次に示す測定値は,この規格を満たさない。 

xmeasured=0.3 

規定されている値が“最大x単位”又は“最小x単位”と示されている場合は,この規定されている値

との比較に先立って測定値を丸めてはならない。この方法で決めた測定値は,xの値そのものが規定した

限度値を逸脱してはならない。 

例 

− 規格が最大0.3 mmの場合, 

− 測定値0.300 mmは,この規格を満たす。 

− 測定値0.301 mmは,この規格を満たさない。 

− 規格が最小3 dBの場合, 

− 測定値3.00 dBは,この規格を満たす。 

− 測定値2.99 dBは,この規格を満たさない。 

10進数は,0〜9の数字で表す。小数点は,“.”である。大きな数値は,空白を入れて群で分けることが

できる。 

16進数は,括弧でくくるか又は最後に小文字の“h”を付けた0〜9のアラビア数字及びA〜Fのアルフ

ァベットで表される。16進数中の文字xは,任意の0〜9又はA〜Fを表す。 

2進数及びビットパタンは,左側を最上位ビットとする“0”及び“1”の一連で表される。2進数中の文


X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

字xは,“0”又は“1”のいずれかで表される。 

2進数の負の数値は,2の補数で表される。 

nビットのビットパタンで,ビットb(n−1)は最上位ビット(msb)とし,ビットb0は最下位ビット(lsb)

とする。ビットb(n−1)を最初に記録する。 

ビットパタン中で連続して中断のないm個の“0”は,[0m]で表記できる。 

ビットの設定は,“0”及び“1”で示す。 

バイトで構成するデータフィールドで,バイト0とする最上位バイト(MSB)を最初に記録し,最下位

バイト(LSB)を最後に記録する。 

8nビットのフィールドで,ビットb(8n−1)は最上位ビットとし,ビットb0は最下位ビットとする。ビット

b(8n−1)を最初に記録する。 

ニブルで構成するデータフィールドで,ニブル0とする最上位ニブルを最初に記録し,最下位ニブルを

最後に記録する。 

4nビットのフィールドで,ビットb(4n−1)は最上位ビット(msb)とし,ビットb0は最下位ビット(lsb)

とする。ビットb(4n−1)を最初に記録する。 

値の範囲はx〜yで表され,このときx及びyはその範囲に含まれる。 

一連の整数は,i .. jで表される。それは,i及びjを含むiとjとの間の全ての数値を含む(例えば, k

=0 ..7)。変化幅の大きさが1ではない場合は,i, (i+変化幅) .. jと表される(例えば,変化の幅が3の場

合にk=1, 4 .. 16となる。)。 

一群の要素は,Param m .. n又はPm .. Pnで表される。その群は,m及びnを含むmとnとの間の添字を

もつ全ての要素を含む(例えば,バイト 16 .. 31,ビット 7 .. 4)。 

xがyにほぼ等しい場合,

y

x

と表される。 

5.3 

整数計算法 

div(n,d)は,nをdで除した商を表す。 

mod(n,d)は,nをdで除した余りを表し,次の式となる。 

mod(n,d)=n−d×div(n,d) 

例 div(+11,+3)=+3 

div(−11,+3)=−3 

div(+11,−3)=−3 

div(−11,−3)=+3 

 

mod(+11,+3)=+2 

mod(−11,+3)=−2 

mod(+11,−3)=+2 

mod(−11,−3)=−2 

floor(x)は,x以下を満たす最大の整数を表す。 

例 floor(+3.7)=+3 

floor(−3.7)=−4 

5.4 

英語名称 

特定のものを示す名称,例えば,特定のトラック,フィールドなどを示す英語名称は,頭文字に大文字

が当てられる。この規格のために明示的に意味を規定した英語名称も,大文字が当てられる。 

 

略語 

ac: 

交流(alternating current) 

ADIP: 

プリグルーブのアドレス(Address In Pre-Groove) 

APC: 

自動パワー制御(Automatic Power Control) 

AU: 

アドレスユニット(Address Unit) 

AUN: 

アドレスユニット番号(Address-Unit Number) 

BCA: 

バーストカッティング領域(Burst-Cutting Area) 


10 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

BIS: 

バースト検出サブコード(Burst-Indicating Subcode) 

BPF: 

帯域通過フィルタ(Band-Pass Filter) 

CAV: 

角速度一定(方式)(Constant Angular Velocity) 

cbs: 

チャネルビット(channel bits) 

CNR: 

キャリアノイズ比(Carrier-to-Noise Ratio) 

dc: 

直流(direct current) 

DCZ: 

ドライブ校正ゾーン(Drive-Calibration Zone) 

DDS: 

ディスク定義構造(Disk-Definition Structure) 

DFL: 

欠陥リスト(Defect List) 

DI: 

ディスク情報(Disk Information) 

DL: 

2層(Dual Layer) 

DMA: 

ディスク管理領域(Disk-Management Area) 

DMS: 

ディスク管理構造(Disk-Management Structure) 

DSV: 

デジタル総計値(Digital-Sum Value) 

EB: 

緊急制動(Emergency Brake) 

ECC: 

エラー訂正符号(Error-Correction Code) 

EDC: 

エラー検出符号(Error-Detection Code) 

EQ: 

波形等価器(Equalizer) 

FAA: 

(データゾーンの)先頭ADIPアドレス[First ADIP Address (of Data Zone)] 

FS: 

フレーム同期(Frame Sync) 

FWHM: 

半値幅(Full Width at Half Maximum) 

HF: 

高周波(High-Frequency) 

HFM: 

高周波変調の(High-Frequency Modulated) 

HMW: 

高調波変調波(Harmonic-Modulated Wave) 

HPF: 

高域通過フィルタ(High-Pass Filter) 

HTL: 

高反射率から低反射率(High-To-Low) 

LAA: 

(データゾーンの)最終ADIPアドレス[Last ADIP Address (of Data Zone)] 

LDC: 

長距離符号(Long-Distance Code) 

LPF: 

低域通過フィルタ(Low-Pass Filter) 

LRA: 

最終記録アドレス(Last-Recorded Address) 

LSB: 

最下位バイト(Least-Significant Byte) 

lsb: 

最下位ビット(least significant bit) 

LSN: 

論理セクタ番号(Logical-Sector Number) 

MM: 

MSKマーク(MSK Mark) 

MSB: 

最上位バイト(Most-Significant Byte) 

ms: 

ミリ秒(millisecond) 

msb: 

最上位ビット(most-significant bit) 

MSK: 

最小シフトキー(Minimum-Shift Keying) 

MW: 

単一周波数ウォブル(Monotone Wobble) 

NA: 

開口数(Numerical Aperture) 


11 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

NHWS: 

正規化HFMウォブル信号(Normalized HFM-Wobble Signal) 

NRZ: 

NRZ(Non-Return-to-Zero) 

NRZI: 

NRZI(Non-Return-to-Zero Inverting) 

ns: 

ナノ秒(nanosecond) 

NWA: 

次記録可能アドレス(Next-Writable Address) 

NWL: 

公称ウォブル長(Nominal Wobble Length) 

NWS: 

正規化ウォブル信号(Normalized Wobble Signal) 

OPU: 

光ピックアップユニット(Optical Pick-up Unit) 

PAA: 

物理ADIPアドレス(Physical ADIP Address) 

PIC: 

不変情報・制御データ(Permanent Information & Control Data) 

PLL: 

位相同期ループ(Phase-Lock Loop) 

PoA: 

ポストアンブル(Post-amble) 

PP: 

プッシュプル(Push-Pull) 

pp: 

両ピーク(peak-to-peak) 

PrA: 

プリアンブル(Pre-amble) 

ps: 

ピコ秒(picosecond) 

PSN: 

物理セクタ番号(Physical-Sector Number) 

QL: 

4層(Quadruple Layer) 

RH: 

相対湿度(Relative Humidity) 

RIN: 

相対ノイズ強度(Relative-Intensity Noise) 

RMTR: 

最小反転ラン長繰返し(Repeated Minimum-Transition Run-length) 

RS: 

リードソロモン(符号)[Reed-Solomon(code)] 

RT: 

相対厚さ(Relative Thickness) 

RUB: 

記録ユニットブロック(Recording-Unit Block) 

RхIn: 

反射率×In解像度(Reflectivity × In Resolution) 

RхM: 

反射率×変調度(Reflectivity × Modulation) 

SER: 

シンボルエラー率(Symbol Error Rate) 

SHD: 

2次高調波ひずみ(Second-Harmonic Distortion) 

SHL: 

2次高調波レベル(Second-Harmonic Level) 

SL: 

単層(Single Layer) 

SNR: 

信号ノイズ比(Signal-to Noise Ratio) 

SRM: 

連続記録モード(Sequential-Recording Mode) 

SRR: 

連続記録範囲(Sequential-Recording Range) 

SRRI: 

連続記録範囲情報(Sequential-Recording Range Information) 

STW: 

のこぎり波ウォブル(SawTooth Wobble) 

Sync: 

同期(Synchronization) 

TDDS: 

仮ディスク定義構造(Temporary Disk Definition Structure) 

TDFL: 

仮欠陥リスト(Temporary Defect-List) 

TDMA: 

仮ディスク管理領域(Temporary Disk-Management Area) 

TDMS: 

仮ディスク管理構造(Temporary Disk-Management Structure) 


12 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

TL: 

3層(Triple Layer) 

TL/D: 

3層両面(Triple Layer Double-sided) 

TP: 

トラックピッチ(Track Pitch) 

TS: 

透過積層(Transmission Stack) 

Vref: 

基準速度(Reference Velocity) 

wbs: 

ウォブル(wobbles) 

 

ディスクの概要 

この規格では,次の三つのタイプを規定する。 

− タイプTLディスク:この120 mmの光ディスクは,公称厚さ約1.1 mmの基板で構成される。ディス

クの基板は,三つの記録層で覆われている。記録層は,幾つかの層で構成される。三つの記録層は,

各々基板からの順番で約25.0 μm及び18.0 μmの透明な二つのスペーサ層で分離している。これらの

記録層の上に,約57.0 μmの精密に規定した光学特性をもつ透明なカバー層が設けられる(図1参照)。 

− タイプQLディスク:この120 mmの光ディスクは,公称厚さ約1.1 mmの基板で構成される。ディス

クの基板は,四つの記録層で覆われている。四つの記録層は,各々基板からの順番で約15.5 μm,19.5 

μm及び11.5 μmの透明な三つのスペーサ層で分離しており,これらの記録層の上に約53.5 μmの透明

なカバー層がある(図2参照)。 

− タイプTL/Dディスク:この120 mmの光ディスクは,公称厚さ約1.0 mmの基板で構成される。ディ

スクの基板は,両方の面で,三つの記録層で覆われている。各面の記録層は,タイプTLディスクと

同じ特性及び構造をもつ(図O.1参照)。各面の三つの記録層は,その面からだけアクセスできる。

タイプTL/Dディスクにだけ適用する要求事項は,附属書Oに規定する。附属書Oを含み他に規定さ

れない限り,タイプTLディスクに対する全ての要求事項は,タイプTL/Dディスクに適用する。 

 

ディスクの読取側から見た場合の,タイプTLディスク及びタイプTL/Dディスクの最初(L2層)及び

2番目(L1層)並びにタイプQLディスクの最初(L3層),2番目(L2層)及び3番目(L1層)の記録層

は,半透明にする。 

きずへの耐久性を高めるために,カバー層は,ハードコートを任意に追加できる。 

クランプは,クランプゾーンで行われる。 

データは,高パワーの集光した光ビームによって,ディスク上に記録できる。データは,低パワーの集

光した光ビームによって,マークとスペースとの反射率の違いを用いて読み取ることができる。 

記録層にはアドレス情報のあるウォブルグルーブがあり,そのアドレス情報によって回転速度の制御及

び記録層の目的の場所へデータを書くためにアクセスするシステムが可能となる。 

データの記録及び読取りは,どの記録層が対象かによって,カバー層を通して又は最初の記録層スペー

サ層及びカバー層の全体の積層を通して行われる。 

どの記録層にアクセスするかによって,光ビームは,透明なカバー層を通過するか(タイプTLディス

ク若しくはタイプTL/DディスクのL2層,又はタイプQLディスクのL3層の読取り又は記録)又は透明

なカバー層,半透明な記録層及び透明なスペーサ層を通過する(タイプTLディスク若しくはタイプTL/D

ディスクのL0層及びL1層,又はタイプQLディスクのL0層,L1層及びL2層)。 

この規格で,3層ディスク及び4層ディスクの表記も,各々タイプTLディスク及びタイプQLディスク

を意味する。 


13 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

カバー層

基板

回転方向

(保護コート)

スペーサ層1
スペーサ層2

透過積層0

透過積層1

光ビーム入射面

記録層L0
記録層L1
記録層L2

上面

透過積層2

カバー層

基板

回転方向

(保護コート)

スペーサ層1
スペーサ層2

透過積層0

透過積層1

光ビーム入射面

記録層L0
記録層L1
記録層L2

上面

透過積層2

 

図1−タイプTLディスクの概略図 

 

カバー層

基板

回転方向

(保護コート)

スペーサ層1
スペーサ層2

透過積層0

透過積層1

記録層L0
記録層L1
記録層L2

上面

スペーサ層3

透過積層2

透過積層3

記録層L3

光ビーム入射面

カバー層

基板

回転方向

(保護コート)

スペーサ層1
スペーサ層2

透過積層0

透過積層1

記録層L0
記録層L1
記録層L2

上面

スペーサ層3

透過積層2

透過積層3

記録層L3

光ビーム入射面

 

 

図2−タイプQLディスクの概略図 

 

この規格では,二つの記録速度2x及び4xを規定する。 

図3は,各ディスクタイプの記録速度の要求事項を示す。 

 

ディスクタイプ 

プッシュプル極性 

層タイプ 

記録速度 

2х 

4х 

タイプTL 
タイプTL/D 

オングルーブa) 

TL 

タイプQL 

オングルーブa) 

QL 

m:必須とする。 
注a) L0層及びL1層のグルーブ極性は,両方オングルーブとする。 

図3−ディスクタイプ別の記録速度要求事項 

 

一般要求事項 

8.1 

環境条件 

8.1.1 

試験環境条件 

8.1.1.1 

一般 

ディスクがこの規格に適合するかどうかの試験を行う間,ディスクは,次の試験環境条件下に置く。試


14 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

験環境条件は,ディスク近傍の環境条件で,次による。 

− 温度: 

(23±2) ℃ 

− 相対湿度: 45 %〜55 % 

− 大気圧: 86 kPa〜106 kPa 

 

ディスクに結露があってはならない。ディスクは,試験前に十分な時間この環境下に置いておく。 

8.1.1.2 

動作環境の急激変化の試験条件 

幾つかのパラメタは,動作環境の変化に影響を受けやすい。次の二つの条件の試験を行う。ディスクは,

いずれの場合も,新しい環境条件に順応する間においても,規格で要求する事項を満たす。 

a) 温度を一定に保ちながら相対湿度を急変化させる。 

相対湿度=90 %,温度=25 ℃ → 相対湿度=45 %,温度=25 ℃[図4のa)参照]。 

b) 絶対湿度を一定(約10.4 g/m3)に保ちながら温度を急変化させる。 

温度=25 ℃,相対湿度=45 % → 温度=55 ℃,相対湿度=10 %[図4のb)参照]。 

8.1.2 

動作環境条件 

この規格に適合するディスクは,動作環境条件で規定する環境条件の範囲でデータ交換ができる。動作

環境条件は,ディスク近傍の環境条件で,次による。 

− 温度: 

5 ℃〜55 ℃ 

− 相対湿度: 3 %〜90 % 

− 絶対湿度: 0.5 g/m3〜30 g/m3 

− 大気圧: 

60 kPa〜106 kPa 

 

ディスクに結露があってはならない。ディスクが上記の環境条件から外れる条件にさらされていた場合

は,使用前に少なくとも2時間以上動作環境条件下で慣らす。 

 


15 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

-40

-20

0

20

40

60

80

100

温度℃

100

80

60

40

20

0

絶対湿度g/m3

0.1

0.5

1

10

100

30

b)

a)

湿

%

 

図4−動作環境条件 

 

8.1.3 

保存環境条件 

8.1.3.1 

一般 

保存環境条件は,ディスクの近傍の環境条件で,次による。 

− 温度: 

−10 ℃〜55 ℃ 

− 相対湿度: 

5 %〜90 % 

− 絶対湿度: 

1 g/m3〜30 g/m3 

− 大気圧: 

60 kPa〜106 kPa 

− 温度変化: 

最大15 ℃/h 

− 相対湿度変化: 最大10 %/h 

8.1.3.2 

気象保存条件 

ディスクの環境での安定度を検査するために,次の環境条件にディスクを置く。 

− JIS C 60068-2-2による高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B) 

温度(T)=55 ℃,相対湿度(RH)=50 %で96時間 

− JIS C 60068-2-30による温湿度サイクル試験方法(試験記号:Db) 

上限温度=40 ℃,下限温度=25 ℃,RH=95 %,サイクル時間=(12+12)時間,6サイクル 

これらの環境条件にディスクをさらした後で,測定の前に24時間又は48時間の回復時間を置くことが

望ましい。 


16 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

8.1.4 

輸送 

8.1.4.1 

一般 

輸送は,広い範囲の温度及び湿度の変動,異なる所要時間,多くの輸送手段並びに世界のあらゆる地域

で行われているため,輸送又はこん包の必須条件を規定することは不可能である。 

8.1.4.2 

包装 

8.1.4.2.1 

一般 

包装の形は,送り手と受け手との間で合意をとることが望ましい。合意がない場合は,送り手の責任で

ある。次の細分箇条に示す障害を考慮することが望ましい。 

8.1.4.2.2 

温度及び湿度 

緩衝材及び包装は,見込んだ輸送期間中保存条件を維持するように設計することが望ましい。 

8.1.4.2.3 

負荷及び振動の衝撃 

a) ディスクの変形を起こすような機械的負荷は避ける。 

b) ディスクの落下は避ける。 

c) 衝撃を吸収する材料をもつ硬い箱に,ディスクを収納することが望ましい。 

d) 外箱は,中がきれいで,汚れ及び湿度の侵入を防ぐ密閉構造をもつことが望ましい。 

8.2 

安全性 

ディスクは,意図する取扱方法で使われる,又は情報システムの中で予測される範囲内で使用される場

合には,JIS C 6950-1の要求事項を満たす。 

8.3 

難燃性 

ディスクは,JIS C 6950-1に規定するHB材料又はそれ以上の難燃性区分の材料で作る。 

 

基準ドライブ 

9.1 

一般 

この規定の適合を確認するための光学測定及び電気信号測定には,基準ドライブを用いる。この基準ド

ライブの重要部品は,この箇条で規定する。 

9.2 

測定条件 

他に規定しない限り,ディスクは,8.1.1で規定した試験環境条件下で測定する。 

9.3 

光学システム 

規定した記録及び読取りのパラメタの測定に用いる基準ドライブの光学システムの基本構成を図5に示

す。性能が図5の構成と同じ場合,異なる部品及び部品の異なる配置は許容される。 

光学システムは,測定を行う半径で光ビームが集光する記録層に対して,集光した光ビームが垂直にな

るように配置する。 

光学システムは,測定精度に影響が出ないようにディスク入射面で反射した光の検出光を最小にする。 

 


17 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

レーザ
ダイオード

コリメータ

レンズ

偏光

ビームスプリッタ

1/4

波長板

対物

レンズ

球面収差

補正

ディスク

4分割

フォトディテクタ

Ia

Ib

Id

Ic

トラック接線方向

高周波信号読取りチャネル

半径方向プッシュプル読取りチャネル

IaIbIcId

I = I + I

1

a

b

I + I

1    2

I  −I

1    

2

I = I + I

2    c   d

 

図5−基準ドライブの光学システム 

 

レーザダイオードから来る入射光と光ディスクで反射しフォトディテクタに行く反射光とを分離するた

めに,偏光ビームスプリッタ及び1/4波長板を用いる。偏光ビームスプリッタを透過する光ビームは,100:1

以上のPS強度比にする。 

光ビームは,測定を行う半径で光ビームが集光する記録層の透過積層の厚さに対して,集光した光ビー

ムの収差(SA)が最小になるように調整する。 

多層ディスクの片方の層の測定中に,他層から反射された光が影響を与える可能性がある。この影響に

対処するために,フォトディテクタの寸法を制限する。ディテクタの縦横の長さは,M×5 μmよりも小さ

くする。 

ここに,Mは,ディスクから4分割フォトディテクタ近傍の共役面までの光学拡大率である。 

しかしながら,3層ディスク又は4層ディスクでは,フォトディテクタの縦横の長さがM×5 μm未満で

あっても大きさの影響を無視することができない。それゆえ,測定した反射率は,B.4に示す方法を用い

て補正する。 

9.4 

光ビーム 

データの記録及び読取りに用いる集光した光ビームの特性は,次による。 

− レーザビームの波長(λ): 

(405±5) nm 

− 偏光: 

円偏光 

− 開口数(NA): 

0.85±0.01 

− 最大強度に対する対物レンズのひとみ(瞳)の縁での光強度: 

− 接線方向: 

(60±5) % 

− 半径方向: 

(65±5) % 

− 記録層での最大波面収差(チルト及び球面収差補正後): 


18 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

 

0.033×λ rms 

− 次の式で定義するレーザダイオードの最大相対ノイズ強度:−125 dB/Hz 

dc

m

P

P

log

10

 

ここに, 

Pm: 交流光パワー密度/Hz 

 

Pdc: 直流光パワー 

− 正規化ディテクタサイズ: 

S/M2≦25 μm2 

ここに, 

S: 4分割フォトディテクタの全面積 

− ディスク試験読取りパワー(平均): 

− 3層ディスクのL0層及びL1層: 

(1.20±0.10) mW 

− 3層ディスクのL2層: 

(1.10±0.10) mW 

− 4層ディスクのL0,L1及びL2層: (1.20±0.10) mW 

− 4層ディスクのL3層: 

(1.10±0.10) mW 

− 記録パワー及びパルスの形: 

29.4.2及び附属書F参照。 

9.5 

高周波(HF)読取りチャネル 

HF読取りチャネルによって,使用者データを読み取れる信号が供給される。この信号は,4分割フォト

ディテクタの電流の総和(Ia+Ib+Ic+Id)で生成される。これらの電流は,マークとスペースとの反射率

の違いによって使用者が記録した情報を使って変調される。 

フォトディテクタを含むHF読取りチャネルは,直流から44 MHzまでの周波数範囲で,直流利得に対

して±1.0 dB以内で平たんな振幅特性をもつ。群遅延変動は,6 MHz〜44 MHzの周波数範囲で最大1.5 ns pp

とする。 

i-MLSE測定における信号処理部,ビタビ復号器,PLLなどの特性は,附属書Hに規定する。 

9.6 

半径方向のプッシュプル(PP)読取りチャネル 

半径方向のPP読取りチャネルによって,光ビームの半径方向のトラッキング制御用のトラッキングエ

ラー信号が供給される。また,グルーブで変調された情報を読み取るウォブル信号が供給される。 

半径方向のトラッキングエラーは,対物レンズひとみ(瞳)の出口の半分ともう半分との光量の差に関

連した信号[(Ia+Ib) 

 (Ic+Id)]として生成される。 

半径方向のPP読取りチャネル内のフォトディテクタを含む読取増幅器は,直流から16 MHzまでの周波

数範囲で直流利得に対して±1.0 dB以内で平たんな振幅特性とする。 

9.7 

ディスクのクランプ 

ディスクは,パラメタの測定中に,クランプゾーン(10.6参照)のほぼ全域を覆う二つの同心円環の間

でクランプする。上部のクランプ領域は,下部のクランプ領域と同じ内径及び外径とする(図6参照)。 

クランプは,dinとdoutとの間とし,次による。 

din=(23.5±0.5) mm 

dout=(32.5±0.5) mm 

全クランプ力は,F1とし,次による。 

F1=2.0 N±0.5 N 

このクランプ力とディスクの中心孔の縁にテーパコーンによって加わるチャック力F2との間で生じる


19 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

力のモーメントによるディスクの反りを防ぐために,F2は,0.5 Nを超えてはならない(図6参照)。 

ディスクの中心位置決めに用いるテーパコーンの頂角αは,次による。 

α=40.0°±0.5° 

 

 

図6−測定のクランプ条件 

 

9.8 

ディスクの回転及び測定速度 

ディスクの回転方向は,対物レンズから見て反時計方向とする。 

全ての規定は,特に指定がない限り,基準速度の2倍に等しい接線方向の読取速度に基づいている。こ

の線速度は,次に相当している。 

− 使用者データ容量33.368 GB/層の3層ディスクでは,7.375 m/s, 

− 使用者データ容量32.000 GB/層の4層ディスクでは,7.690 m/s。 

9.9 

正規化サーボ伝達関数 

軸方向及び半径方向のトラッキングのサーボシステムを規定するために,関数HN(iω)が用いられる。そ

れは,基準サーボの開ループ伝達関数Hの公称値を規定し,次による。 

K

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

ω

H

i

1

3

i

1

i

3

1

i

3

1

i

int

0

0

2

0

N

 

ここに, 

ω: 2π×f 

 

ω0: 2π×f0 

 

ωint: 2π×fint 

 

i: i2=−1 

 

K: 積分の次数 

f0は,開ループ伝達関数の0 dB交差周波数である。 

サーボの位相進み遅れ回路の交差周波数は,次による。 

− 進み交差周波数:f1=f0/3 

− 遅れ交差周波数:f2=f0×3 

 

式の中の[1+ωint/(iω)]の項は積分関数を表している。そのような積分関数及び同等の関数は,特にディス


20 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

クの回転周波数及びその高次周波数による偏移による低域成分を更に低減するために使用される。 

また,fintは,積分関数の交差周波数である。 

もう一つの重要な周波数はfxであり,その周波数では,振幅が最大許容残留トラッキングエラーemaxと

等しい正弦波偏移が最大加速度期待値αmaxに合致している。この周波数は,次による。 

max

max

π

2

1

e

α

fx

 

ディスクのトラッキングエラー信号は,幾分大きい変動があるため,各基準サーボループに入力するト

ラッキングエラー信号は,規定した帯域幅を保証するために決めた値に調整する(結果として,全体のル

ープゲインを校正することになる。)。 

9.10 軸方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ 

9.10.1 一般 

軸方向の残留エラーを測定する基準サーボ及び状態の選択は,測定するディスクの測定速度に依存する。 

− 軸方向の残留エラーの測定速度は,記録速度の1/2とする。 

− 1x測定速度ディスクの基準サーボは,9.10.2参照。 

− 2x測定速度ディスクの基準サーボは,9.10.3参照。 

 

全ての状態のサーボは,同じ基本特性をもつが積分定数が異なっている。 

9.10.2 1x測定速度の軸方向のトラッキングサーボ基準サーボ 

軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数H(f)について│1+H(f)│は,図7に示す影を付けた

領域内で示される。 

 

100

80

40

20

0

77.0

97.0

利得(dB)

1

10

100

1  10

×

3

10  10

×

3

100  10

×

3

周波数(Hz)

36

54.6

52.9

 

図7−1x測定速度の軸方向のトラッキングサーボ特性 

 

│1+H(f)│の境界を決めるために使うHN(f)の0 dB交差周波数f0(9.9参照)は,次による。 


21 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

kHz

2.3

10

55

0.6

25

.1

3

π

2

1

3

π

2

1

9

max

max

0

e

α

m

f

 

ここに, αmax: 局所的な外乱による最大加速度の期待値。ここでは,αmax=6.0 

m/s2とする。 

 

m: サーボマージンとしての係数。ここでは,m=1.25とする。 

 

emax: m×αmaxによるトラッキングエラー。ここでは,emax=55 nmと

する。 

積分は,1次積分(K=1)とし,交差周波数は,次による。 

fint=100 Hz 

│1+H(f)│の境界は,次のa)〜c)で規定する。 

a) 100 Hz〜10 kHzの帯域で 

0.9×│1+HN(f)│≦│1+H(f)│≦1.1×│1+HN(f)│ 

b) 36 Hz〜100 Hzの帯域で 

78

.4

int

int

N

N

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

f

f

f

H

f

H

f

H

 

c) 36 Hzまでの帯域で 

77.0 dB≦│1+H(f)│≦97.0 dB 

周波数fxは,次による。 

kHz

6.1

10

55

0.6

π

2

1

π

2

1

9

max

max

x

e

α

f

 

9.10.3 2x測定速度の軸方向のトラッキング基準サーボ 

軸方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数H(f)について│1+H(f)│は,図8に示す影を付けた

領域内で示される。 

 

66.5

44.0

45.7

77.0

97.0

200

1×103

10×103

100×103

周波数(Hz)

10

0

20

60

100

利得(dB)

 

図8−2x測定速度の軸方向トラッキングサーボ特性 


22 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

0 dB交差周波数f0は,1x測定速度と同じ測定条件で次による。 

f0=3.2 kHz 

最大残留トラッキングエラー80 nmに対して(11.4.3参照)相当する加速度は,次による。 

2

9

2

3

max

2

0

max

m/s

8.

10

10

80

3

)

10

2.3

π

2(

3

)

π

2(

e

f

α

 

最大残留トラッキングエラー110 nmに対して(11.4.4参照)相当する加速度は,次による。 

2

9

2

3

max

2

0

max

m/s

8.

14

10

110

3

)

10

2.3

π

2(

3

)

π

2(

e

f

α

 

積分は2次積分(K=2)とし,交差周波数は,次による。 

fint=200 Hz 

│1+H(f)│の境界は,次のa)〜c)で規定する。 

a) 200 Hz〜10 kHzの帯域で 

0.9×│1+HN(f)│≦│1+H(f)│≦1.1×│1+HN(f)│ 

b) 66.5 Hz〜200 Hzの帯域で 

36

.5

int

int

N

N

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

f

f

f

H

f

H

f

H

 

c) 66.5 Hzまでの帯域で 

│1+H(f)│≧77.0 dB 

9.11 半径方向トラッキングの測定速度及び基準サーボ 

9.11.1 一般 

半径方向の残留エラーを測定する基準サーボ及び状態の選択は,測定するディスクの測定速度に依存す

る。 

− 半径方向の残留エラーの測定速度は,記録速度の半分とする。 

− 1x測定速度ディスクの基準サーボは,9.11.2参照。 

− 2x測定速度ディスクの基準サーボは,9.11.3参照。 

 

全ての状態のサーボは,同じ基本特性をもつが積分定数が異なっている。 

9.11.2 1x測定速度の半径方向のトラッキング基準サーボ 

半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数H(f)について│1+H(f)│は,図9に示す影を付け

た領域内に示される。 

 


23 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

100

80

40

20

0

79.0

99.0

利得(dB)

1

10

100

1  10

×

3

10  10

×

3

100  10

×

3

周波数(Hz)

36

56.6

54.9

 

図9−1x測定速度の半径方向のトラッキングサーボ特性 

 

│1+H(f)│の境界を決めるために使うHN(f)の0 dB交差周波数f0(9.9参照)は,次による。 

kHz

6.3

10

16

2.2

25

.1

3

π

2

1

3

π

2

1

9

max

max

0

e

α

m

f

 

ここに, αmax: 局所的な外乱による最大加速度の期待値。ここでは,αmax=2.2 

m/s2とする。 

 

m: サーボマージンとしての係数。ここでは,m=1.25とする。 

 

emax: m×αmaxによるトラッキングエラー。ここでは,emax=16 nmと

する。 

積分は1次積分(K=1)とし,交差周波数は,次による。 

fint=100 Hz 

│1+H(f)│の境界は,次のa)〜c)で規定する。 

a) 100 Hz〜10 kHzの帯域で 

0.9×│1+HN(f)│≦│1+H(f)│≦1.1×│1+HN(f)│ 

b) 36 Hz〜100 Hzの帯域で 

78

.4

int

int

N

N

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

f

f

f

H

f

H

f

H

 

c) 36 Hzまでの帯域で 

79.0 dB≦│1+H(f)│≦99.0 dB 

周波数fxは,次による。 

kHz

8.1

10

16

2.2

π

2

1

π

2

1

9

max

max

x

e

α

f

 

9.11.3 2x測定速度の半径方向のトラッキング基準サーボ 

半径方向のトラッキング基準サーボの開ループ伝達関数H(f)について│1+H(f)│は,図10に示す影を付


24 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

けた領域内で示される。 

 

×

x

x

dB

100

99.0

79.0

60

47.7
46.0

20

0

1                 10           66.5     200       1×103

10 ×103

100 ×103

利得(dB)

周波数(Hz)

×

x

x

dB

100

99.0

79.0

60

47.7
46.0

20

0

1                 10           66.5     200       1×103

10 ×103

100 ×103

利得(dB)

周波数(Hz) 

図10−2x測定速度の半径方向のトラッキングサーボ特性 

 

0 dB交差周波数f0は,1x測定速度と同じ測定条件で,次による。 

f0=3.6 kHz 

最大残留トラッキングエラー20 nmに対して(11.5.3参照)相当する加速度は,次による。 

2

9

2

3

max

2

0

max

m/s

4.3

10

20

3

)

10

2.3

π

2(

3

)

π

2(

e

f

α

 

積分は2次積分(K=2)とし,交差周波数は,次による。 

fint=200 Hz 

│1+H(f)│の境界は,次のa)〜c)で規定する。 

a) 200 Hz〜10 kHzの帯域で 

0.9×│1+HN(f)│≦│1+H(f)│≦1.1×│1+HN(f)│ 

b) 66.5 Hz〜200 Hzの帯域で 

36

.5

int

int

N

N

)

(

1

1.1

)

(

1

)

(

1

9.0

f

f

f

H

f

H

f

H

 

c) 66.5 Hzまでの帯域で 

│1+H(f)│≧79.0 dB 

 

10 寸法特性 

10.1 一般 

寸法特性は,ディスクの互換性及び適合をとる上で必須とみなされるパラメタについて規定する。設計

の自由度があるところは,規定した要素の基本特性だけ示す。図11にまとめて寸法要求事項を示している。


25 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ディスクの各部分について,中心孔〜外周リムを規定している。 

 

 

図11−ディスク寸法の全体概要 

 

10.2 ディスクの基準面及び基準軸 

(ディスクの基準面については,図12,図O.2及び図13も参照。) 

ディスク基準面Pは,ディスクの読取面側のクランプゾーン表面(10.6参照)で決まる平面である。 

ディスク基準面Qは,ディスクの基板側のクランプゾーン表面で決まる平面である。 

基準軸Aは,ディスク基準面Pに垂直で,中心孔の中心を通る軸である。 

ディスク基準面Rは,ディスク基準面Pに平行な平面である。ディスク基準面Rは,ディスク基準面P

よりもディスクの内側にe4の距離とし(図12,図O.2及び図13参照),次による。 

e4=(100±25) μm 

ディスク基準面Rは,L0層の半径raと半径rbとの間の平均位置で記録層L0(記録層L0は,3層ディス

ク及び4層ディスクの最も奥の記録層である。)と交差し,次による。 

ra=23 mm 

rb=24 mm 

 


26 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

図12−タイプTLディスク及びタイプQLディスクのディスク寸法の詳細 

 

 

図13−ディスク基準面P及びR並びに記録層L0の詳細 

 

10.3 全体寸法 

ディスクの外径はdとし(図11参照),次による。 

d1=(120.0±0.3) mm 

中心孔の直径はd2とし(図11参照),次による。 

mm

00

.

15

10

.0

00

.0

2

d

 

読取面側の中心孔のエッジにばりがあってはならない。 

読取面側の中心孔のエッジは,ディスクの中心位置決めの基準であり,丸めるか面取りをする。丸めの

半径はreとし,次による。 

最大re=0.1 mm 

面取りの高さは,第1遷移領域の下面よりも上に最大0.1 mmを超えない。丸め又は面取りの高さは,


27 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ディスク基準面Pからh1とし(詳細は図12及び図O.2参照),次による。 

最大h1=0.25 mm 

ディスクの最大厚さは,ディスク入射面から突き出す最も高い構造物とディスクの上面から突き出す最

も高い構造物との間の基準軸Aの方向の距離で規定する。 

タイプTLディスク及びタイプQLディスク(図12参照)では,カバー層,保護コート及びレーベル印

刷を含むディスクの最大厚さは,ディスクのいずれの半径位置でもe1(図12参照)とし,次による。 

e1=1.40 mm 

タイプTL/Dディスクの最大厚さは,附属書O参照。 

ディスクの情報領域の最小厚さはe2とし,次による。 

e2=0.90 mm 

クランプゾーンの外側でディスクの上面はディスク基準面Qよりも内側にh2入ってもよいとし,次によ

る。 

最大h2=0.4 mm 

クランプゾーンの外側でディスクの上面はディスク基準面Qよりも外側にh3出てもよいとし(図12参

照),次による。 

最大h3=0.1 mm 

パラメタh2及びh3は,タイプTLディスク及びタイプQLディスクだけに適用される。 

10.4 第1遷移領域 

クランプゾーンの内側(d<d6)の領域ではディスク表面は,ディスク基準面P及びQに対してそれぞ

れh5,h4内側に入ってもよいとし,次による。 

最大h5=0.20 mm 

最大h4=0.12 mm 

このディスク表面は,ディスク基準面P及びQの外側にそれぞれh7,h6平たんでない部分及びばりがあ

ってもよいとし,次による(図11,図12及び図O.2参照)。 

最大h7=0.05 mm 

最大h6=0.05 mm 

パラメタh4及びh6は,タイプTLディスク及びタイプQLディスクだけに適用される。 

10.5 保護リング 

ディスクの内側の領域に任意に設けるリング状の突出部は,ディスクを置く表面及びディスクが置かれ

る表面が全面で接触するのを防ぐことができる。そのようなリングを設けることによって,ディスクの読

取面がきず付くのを減らすことができる。 

保護リングを設ける場合は,その位置は直径d3と直径d5との間とし,次による。 

d3=17.5 mm 

d5=21.0 mm 

d3と直径d4との間で保護リングの高さはクランプ表面の上にh8とし,次による。 

d4=20.5 mm 

最大h8=0.12 mm 

d4とd5との間で保護リングの高さは,緩やかに周辺の表面の高さまで減少する(図12参照)。 

10.6 クランプゾーン 

ディスククランプゾーンの内径はd6とし,次による。 


28 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

d6≦23.0 mm 

ディスククランプゾーンの外径はd7(図11参照)とし,次による。 

d7≧33.0 mm 

ディスククランプゾーン内のディスク厚さはe3(図12及び図O.2参照)とし,次による。 

mm

20

.1

10

.0

05

.0

3

e

 

ディスククランプゾーン内(d6<d<d7)でディスクの両面は,最大0.1 mm以内の平たんとする。 

ディスククランプゾーン内(d6<d<d7)でディスクの両面は,最大0.1 mm以内の平行とする。 

10.7 第2遷移領域 

第2遷移領域は,クランプゾーンと情報領域との間でd7<d<d9の領域である(図11参照)。 

この領域でディスクの読取側の表面は,ディスク基準面Pよりもh9内側に入ってもよく,次による。 

最大h9=0.12 mm 

この表面は,情報領域の入射面に対してh10外側に出てもよく(図12及び図O.2参照),次による。 

最大h10=0.01 mm 

この領域でディスクの上面はディスク基準面Qよりもh11外側に出てもよく,次による。 

最大h11=0.2 mm 

h16は,この領域のディスク上面から情報領域上面への段差である。l1は,傾斜部の開始半径及び終了半

径間の距離である。h16が0.2 mmよりも大きい場合は,図12に示すとおり,情報領域上面への下降の傾斜

はなだらかとし,かつ,l1は,次による。 

l1>1.8 mm 

第2遷移領域から情報領域の上面へ下がる段差がある場合は,その段差は,直径d8以内でなくなるとし,

次による。 

d8=40.0 mm 

パラメタh11,h16,l1及びd8は,タイプTLディスク及びタイプQLディスクだけに適用される。 

10.8 情報領域 

10.8.1 一般 

情報領域は,直径d9〜直径d10とし(図11及び図14参照),次による。 

d9=42 mm 

d10=117 mm 

各記録層上で,データ領域は,内径dDZIと外径dDZOとの間とする。全ての記録層のデータ領域は,同じ

記録容量をもつ。 

記録層Lnの内径dDZIは,dDZIn,記録層Lnの外径dDZOは,dDZOnとし,次による 

dDZIn=

0.0

2.0

0.

48

mm 

dDZOn≦116.2 mm 

d9とdDZIとの間の領域を内側ゾーンと呼び,dDZOとd10との間の領域を,外側ゾーンと呼ぶ(図14参照)。 

情報領域のディスクの全体厚さは,10.3に規定したとおりとする。 

 


29 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

図14−情報領域の区分 

 

10.8.2 3層ディスクの情報ゾーンの区分 

情報領域は,三つの記録層に分かれた情報ゾーンを記録するために使用される。 

情報ゾーンは,次の主部分に区分される(図15参照)。 

− 記録層L0 

− リードインゾーン(内側ゾーン0の部分) 

− データゾーン0 

− 外側ゾーン0 

− 記録層L1 

− 外側ゾーン1 

− データゾーン1 

− 内側ゾーン1 

− 記録層L2 

− 内側ゾーン2 

− データゾーン2 

− リードアウトゾーン(外側ゾーン2) 

 

L0層及びL2層のらせんグルーブは,ディスクの内側から外側に向かって進む。 

L1層のらせんグルーブは,ディスクの外側から内側に向かって進む。 

 

記録層L0

記録層L1

記録層L2

スペーサ層

スペーサ層

カバー層

データゾン0

データゾーン1

データゾーン2

らせん方向

らせん方向

らせん方向

基板

リードインゾーン

外側ゾーン0

外側ゾーン1

リードアウトゾーン

内側ゾーン1

内側ゾーン2

ディスク内周

ディスク外周

光ビーム

 

図15−3層ディスクの情報領域の使用 

データゾーン0 


30 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

リードインゾーンは,直径44.0 mmと44.4 mmとの間の領域で始まり,データゾーン0の先頭の直径dDZI0

で終了する。 

外側ゾーン0は,データゾーン0の最後の直径dDZO0で始まり,最小で直径117 mmで終了する。 

外側ゾーン1は,最小で直径117 mmで始まり,データゾーン1の始まりの直径dDZO1で終了する。 

内側ゾーン1は,データゾーン1の最後の直径dDZI1で始まり,直径最大44.4 mmで終了する。 

内側ゾーン2は,直径最大44.4 mmで始まり,データゾーン2の始まりの直径dDZO2で終了する。 

リードアウトゾーンは,データゾーン2の終わりの直径dDZO2で始まり,最小で直径117 mmで終了する。 

10.8.3 4層ディスクの情報ゾーンの区分 

情報領域は,四つの記録層に分かれた情報ゾーンを記録するために使用される。 

情報ゾーンは,次の主部分に区分される(図16参照)。 

− 記録層L0 

− リードインゾーン(内側ゾーン0の部分) 

− データゾーン0 

− 外側ゾーン0 

− 記録層L1 

− 外側ゾーン1 

− データゾーン1 

− 内側ゾーン1 

− 記録層L2 

− 内側ゾーン2 

− データゾーン2 

− 外側ゾーン2 

− 記録層L3 

− 外側ゾーン3 

− データゾーン3 

− リードアウトゾーン(内側ゾーン3の部分) 

 

L0層及びL2層のらせんグルーブは,ディスクの内側から外側に向かって進む。 

L1層及びL3層のらせんグルーブは,ディスクの外側から内側に向かって進む。 

リードインゾーンは,直径44.0 mmと44.4 mmとの間の領域で始まり,データゾーン0の先頭の直径dDZI0

で終了する。 

外側ゾーン0は,データゾーン0の最後の直径dDZO0で始まり,最小で直径117 mmで終了する。 

外側ゾーン1は,最小で直径117 mmで始まり,データゾーン1の始まりの直径dDZO1で終了する。 

内側ゾーン1は,データゾーン1の最後の直径dDZI1で始まり,直径最大44.4 mmで終了する。 

内側ゾーン2は,直径最大44.4 mmで始まり,データゾーン2の始まりの直径dDZO2で終了する。 

外側ゾーン2は,データゾーン2の最後の直径dDZO2で始まり,最小で直径117 mmで終了する。 

外側ゾーン3は,最小で直径117 mmで始まり,データゾーン3の始まりの直径dDZO3で終了する。 

リードアウトゾーンは,データゾーン3の終わりの直径dDZO3で始まり,直径44.0 mmと44.4 mmとの

間に広がる領域で終了する。 

 


31 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

記録層L0

記録層L1

記録層L2

記録層L3

データゾーン0

データゾーン1

データゾーン2

データゾーン3

らせん方向

らせん方向

らせん方向

らせん方向

基板

スペーサ層

スペーサ層

スペーサ層

カバー層

リードインゾーン

外側ゾーン3

外側ゾーン0

外側ゾーン1

外側ゾーン2

内側ゾーン1

内側ゾーン2

リードアウトゾーン

光ビーム

ディスク内周

ディスク外周 

図16−4層ディスクの情報領域の使用 

 

10.9 リム領域 

リム領域は,情報領域の外の領域でd10で始まりディスクの外径まで広がっている(図11参照)。 

リム領域の最初の0.5 mmでは読取面側のディスク表面は,情報領域の入射面よりも外側に出てはなら

ない。 

残りのリム領域で読取面側のディスク表面は,情報領域の入射面よりもh13を超えて外側に出てはなら

ないとし,次による。 

最大h13=0.05 mm 

リム領域で読取面側のディスク表面は,情報領域の入射面よりもh14内側に入ってもよいとし(図12及

び図O.2参照),次による。 

最大h14=0.12 mm 

リム領域でディスクの上面は,情報領域の上面よりもh15を超えて外側に出てはならないとし(図12参

照),次による。 

最大h15=0.05 mm 

パラメタh15は,タイプTLディスク及びタイプQLディスクだけに適用される。 

 

11 機械的特性 

11.1 質量 

ディスクの質量mは,次による。 

12 g≦m≦17 g 

11.2 慣性モーメント 

ディスクの慣性モーメントは,0.032 g·m2以下とする。 

11.3 ダイナミックインバランス 

ディスクのダイナミックインバランスは,2.5 g·mm以下とする。 

11.4 軸方向の振れ量 

11.4.1 一般 

軸方向のトラッキング基準サーボをもつ光学システムで,ディスクを記録速度の半分の速度で回転して

測定する場合は(全ての容量で),各記録層とディスク基準面R(図12,図O.2及び図13参照)との間の


32 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

基準軸Aの方向の距離は,ディスク全体でh12とする。 

最大h12=0.3 mm 

1トラック内(1回転内)で,ディスク基準軸Aの方向の各記録層の平均位置からの偏移は,最大0.1 mm

とする。 

基準サーボの積分機能のために(9.10参照)この成分は十分に抑制され,11.4.2及び11.4.3に規定する

残留トラッキングエラーは,主として局所外乱に起因している。 

11.4.2 1x測定速度の軸方向残留トラッキングエラー 

9.10.2で規定した軸方向のトラッキング基準サーボを使って,ディスクをそれぞれ3層ディスクで3.688 

m/s及び4層ディスクで3.845 m/sの1×Vref(基準速度)で回転させ,3層ディスク及び4層ディスク共に

いずれの層も(0.70±0.10) mWの読取りパワーで測定した1.6 kHz(=fx,9.10.2参照)よりも低い周波数で

の各記録層の軸方向の残留トラッキングエラーは,最大45 nmとする(光ビームの焦点が記録層の上に来

るように動かすために,対物レンズの移動が必要である。)。1×Vrefでの読取耐久性の劣化を避けるために,

残留エラーを短時間で測定することが望ましい。 

ほこり,きずなどの局所欠陥による,軸方向の残留トラッキングエラーのスパイクは除く。 

測定フィルタは,次の特性をもつバターワース低域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.6 kHz,傾斜−60 dB/decade 

これは,1.6 kHz未満の周波数で,基準軸A方向の記録層の局所加速度の最大値は,6.0 m/s2を超えない

ことを意味する。 

軸方向のトラッキング基準サーボを使い20 msの積分時間で測定した1.6 kHz〜10 kHzの周波数帯域での

残留エラー信号のノイズ実効値は,最大32 nmとする。測定フィルタは,次の特性をもつバターワース帯

域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.6 kHz,傾斜+60 dB/decadeから,f−3dB=10 kHz,傾斜−60 dB/decadeまで 

11.4.3 2x測定速度の軸方向残留トラッキングエラー 

9.10.3で規定した軸方向のトラッキング基準サーボを使って,ディスクをそれぞれ3層ディスクで7.375 

m/s及び4層ディスクで7.690 m/sの2×Vrefで回転させ,読取りパワー(9.4参照)で測定した3.2 kHzよ

りも低い周波数での各記録層の軸方向の残留トラッキングエラーは,最大80 nmとする(光ビームの焦点

が記録層の上に来るように動かすために,対物レンズの移動が必要である。)。 

ほこり,きずなどの局所欠陥による,軸方向の残留トラッキングエラーのスパイクは除く。 

4x測定速度で,大きな軸方向のトラッキングエラーの原因となるものは,I.10の規定によって対処する。 

測定フィルタは,次の特性をもつバターワース低域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.6 kHz,傾斜−60 dB/decade 

これは,3.2 kHz未満の周波数で,基準軸A方向の記録層の局所加速度の最大値は10.8 m/s2を超えない

ことを意味する(9.10.3参照)。しかし,2次の積分特性によって低域成分が更に減衰するため,400 Hzよ

りも低い周波数での最大加速度は,45 m/s2の値まで近づくことができる。 

軸方向のトラッキング基準サーボを使い,10 msの積分時間で測定した3.2 kHz〜20 kHzの周波数帯域で

の残留エラー信号のノイズ実効値は,最大32 nmとする。測定フィルタは,次の特性をもつバターワース

帯域通過フィルタとする。 

f−3dB=3.2 kHz,傾斜+60 dB/decadeから,f−3dB=20 kHz,傾斜−60 dB/decadeまで 


33 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

11.5 半径方向の振れ量 

11.5.1 一般 

ディスクの外周エッジの振れ量は,最大0.3 mm ppとする。 

各記録層のトラックの半径方向の振れ量(偏芯及び真円からのずれを含む。)は,ディスクを記録速度の

半分の速度で回転させ,半径方向トラッキング基準サーボをもつ光学システムで測定する。 

半径方向の振れ量は,最大75 μm ppとする。 

基準サーボの積分機能のために(9.11参照),この回転成分は十分に抑圧され,11.5.2及び11.5.3に規定

する残留トラッキングエラーは,主として局所外乱に起因している。 

残留トラッキングエラーは,図5に示す半径方向のPP読取りチャネル(I1−I2)信号を,測定及び半径

方向の制御用の両方に供給することによって判定する。 

11.5.2 1x測定速度の半径方向の残留トラッキングエラー 

9.11.2で規定した半径方向のトラッキング基準サーボを使って,ディスクをそれぞれ3層ディスクで

3.688 m/s及び4層ディスクで3.845 m/sの1×Vrefで回転させ,3層ディスク及び4層ディスク共にいずれ

の層も(0.70±0.10) mWの読取りパワーで測定した1.8 kHz(=fx,9.11.2参照)よりも低い周波数での各記

録層の半径方向の残留トラッキングエラーは,最大13 nmとする。1×Vrefでの読取耐久性の劣化を避ける

ために,残留エラーを短時間で測定することが望ましい。 

ほこり,きずなどの局所欠陥による,半径方向の残留トラッキングエラーのスパイクは除く。 

測定フィルタは,次の特性をもつバターワース低域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.8 kHz,傾斜−60 dB/decade 

これは,1.8 kHz未満の周波数で,半径方向の記録層の局所加速度の最大値は2.2 m/s2を超えないことを

意味している。 

半径方向のトラッキング基準サーボを使い20 msの積分時間で測定した1.8 kHz〜10 kHzの周波数帯域で

の残留エラー信号のノイズ実効値は,最大9.2 nmとする。測定フィルタは,次の特性をもつバターワース

帯域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.8 kHz,傾斜+60 dB/decadeから,f−3dB=10 kHz,傾斜−60 dB/decadeまで 

11.5.3 2x測定速度の半径方向の残留トラッキングエラー 

9.11.3で規定した半径方向のトラッキング基準サーボを使って,ディスクをそれぞれ3層ディスクで

7.375 m/s及び4層ディスクで7.690 m/sの2×Vrefで回転させ,9.4参照の読取りパワーで測定した3.6 kHz

よりも低い周波数での各記録層の半径方向の残留トラッキングエラーは,最大20 nmとする。 

ほこり,きずなどの局所欠陥による,半径方向の残留トラッキングエラーのスパイクは除く。 

測定フィルタは,次の特性をもつバターワース低域通過フィルタとする。 

f−3dB=1.8 kHz,傾斜−60 dB/decade 

これは,3.6 kHz未満の周波数で,半径方向の記録層の局所加速度の最大値は3.4 m/s2を超えないことを

意味する(9.11.3参照)。しかし,2次の積分特性によって低域成分が更に減衰するため,400 Hzよりも低

い周波数での最大加速度は,15 m/s2の値までなり得る。 

半径方向のトラッキング基準サーボを使い10 msの積分時間で測定した3.6 kHz〜20 kHzの周波数帯域で

の残留エラー信号のノイズ実効値は,最大9.2 nmとする。 

測定フィルタは,次の特性をもつバターワース帯域通過フィルタとする。 

f−3dB=3.6 kHz,傾斜+60 dB/decadeから,f−3dB=20 kHz,傾斜−60 dB/decadeまで 


34 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

11.6 カバー層の耐久性 

11.6.1 カバー層の衝突耐久性 

ディスクの読取面に対物レンズが衝突する場合に,過度にディスクが損傷するのを防ぐために,ディス

ク表面は,最低限の衝突耐久性をもつことが望ましい。この衝突耐久性は,附属書Lに規定する測定方法

で測定できる。 

11.6.2 カバー層のきず耐久性 

過度にきずが付かないように,ディスク表面は,最低限の硬さをもつ。きず耐久性は,附属書Cに規定

する測定方法で測定する。 

11.6.3 カバー層による指紋はつ(撥)油性 

過度の汚れを防ぐため,ディスク表面は,できるだけ汚れをはじくことが望ましい。汚れのはじき具合

は,附属書Dに規定する測定方法で測定する。 

 

12 情報領域の光学特性 

12.1 一般 

ディスクの情報領域内で,次の要求事項を満たす。 

これらの透過積層(TS)の規格は,記録層の上の全ての関連する層(例えば,積層膜の場合は接着層,

TS0の場合はスペーサ層及び全てのLn層の半透明記録層,カバー層及び保護コート付きの場合は保護コ

ート層など)を含んでいる。 

12.2 透過積層(TS)の屈折率 

TS全体を形成する層が異なる屈折率をもっている場合は,附属書Aに規定した方法に従う。ディスク

のカバー層及びスペーサ層の屈折率nは,次による。 

1.45≦n≦1.70 

12.3 透過積層(TS)の厚さ 

12.3.1 3層ディスクの透過積層の厚さ 

半径raと半径rbとの間の平均厚さは,関連するディスクの透過積層(TS0,TS1又はTS2)の基準厚さ

という。 

ディスク全面で測定したTS0,TS1及びTS2の厚さは,次の八つの要求事項を満たす。 

要求事項a)〜c)に関連して図17では,曲線は,等価な球面収差となる厚さを示す。屈折率1.60に対す

る任意の屈折率nにおける厚さの比は,近似関数g(n)で表される。 

g(n)=−1.111 1n3+5.814 3n2−9.880 8n+6.476 0 

図18は,実際の厚さを要求事項f)の有効厚さに変換する係数を示す。実際の厚さは,その物理的な値を

意味する。有効厚さは,屈折率を1.60と仮定した場合の仮想的な値を意味する。 

任意の屈折率の実際の厚さは,標準の屈折率1.60の有効厚さに変換される。実際の厚さ及び有効厚さの

デフォーカスの値は同じである。この箇条では,デフォーカスは,それぞれの厚さ及び屈折率をもった透

明な材料を光が透過する場合のフォーカス位置の動きと規定する。 

係数の関数f(n)は,tan(θr)/tan(θ0)に等しい。ここに,θ0及びθrは,それぞれ屈折率が1.60及び任意の屈

折率nの場合の,透過積層中の収束角度である。関数f(n)は,近似的に次の式で表される。 

f(n)=−1.088 0n3+6.102 7n2−12.042n+9.100 7 

a) 屈折率で決まるTS0(L0層の上の全ての層)の厚さは,図17の最上部の網掛け領域内とする[屈折

率がnの場合の厚さは,94.0×g(n) μm〜106.0×g(n) μmとし,図中太い破線は,公称厚さを屈折率の


35 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

関数として示す。]。 

b) 屈折率で決まるTS1(L1層の上の全ての層)の厚さは,図17の中央の網掛け領域内とする[屈折率

がnの場合の厚さは,69.0×g(n) μm〜81.0×g(n) μmとし,図中太い破線は,公称厚さを屈折率の関数

として示す。]。 

c) 屈折率で決まるTS2(L2層の上の全ての層)の厚さは,図17の最下部の網掛け領域内とする[屈折

率がnの場合の厚さは,52.0×g(n) μm〜62.0×g(n) μmとし,図中太い破線は,公称厚さを屈折率の関

数として示す。]。 

d) L0層及びL1層に挟まれたスペーサ層1(S1)の厚さは,20.0 μm〜30.0 μmとする。 

e) L1層及びL2層に挟まれたスペーサ層2(S2)の厚さは,13.0 μm〜23.0 μmとする。 

f) 

厚さの差は,次の要求事項を満たす。 

C−(S1+S2)≧1.0 μm 

S1−S2≧1.0 μm 

C,S1,S2は,実際の厚さに図18に示す係数f(n)を乗じて有効厚さに変換する。 

ここに, TS2の厚さ: カバー層の厚さ(C)に等しい。 
 

n: 屈折率 

g) TS0及びTS1の厚さの各々の基準厚さからの偏差ΔDの最大値は,次による。 

│ΔD│≦2.5 μm 

h) TS2の厚さの基準厚さからの偏差ΔDの最大値は,次による。 

│ΔD│≦2.0 μm 

12.3.2 3層ディスクのスペーサ層の目標厚さの例 

ディスクの量産では,厚さの簡単な目標値が使いやすい。 

次の三つの要求事項を満たすことが推奨されるが,その場合には12.3.1のa)〜f)の要求事項は屈折率1.60

に対して常に満たされる。 

a) スペーサ層1の厚さS1は,(25.0±2.0) μmを満たすことが望ましい。 

b) スペーサ層2の厚さS2は,(18.0±2.0) μmを満たすことが望ましい。 

c) TS2の厚さCは,(57.0±2.0) μmを満たすことが望ましい。 

12.3.3 4層ディスクの透過積層の厚さ 

raとrbとの間の平均厚さは,関連するディスクの透過積層(TS0,TS1,TS2又はTS3)の基準厚さとい

う。 

ディスク全面で測定したTS0,TS1,TS2及びTS3の厚さは,次の10個の要求事項を満たす。 

要求事項a)〜d)に関連して図19では,曲線は,等価な球面収差となる厚さを示す。屈折率1.60に対す

る任意の屈折率nにおける厚さの比は,近似関数g(n)で表される。 

g(n)=−1.111 1n3+5.814 3n2−9.880 8n+6.476 0 

図18は,実際の厚さを要求事項h)の有効厚さに変換する係数を示す。実際の厚さは,その物理的な値

を意味する。有効厚さは,屈折率を1.60と仮定した場合の仮想的な値を意味する。 

任意の屈折率の実際の厚さは,標準の屈折率1.60の有効厚さに変換される。実際の厚さ及び有効厚さの

デフォーカスの値は同じである。この箇条では,デフォーカスは,各々の厚さ及び屈折率をもった透明な

材料を光が透過する場合のフォーカス位置の動きと規定する。 

係数の関数f(n)は,tan(θr)/tan(θ0)に等しい。ここに,θ0及びθrは,各々屈折率が1.60及び任意の屈折率n

の場合の,透過積層中の収束角度である。関数f(n)は,近似的に次の式で表される。 


36 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

f(n)=−1.088 0n3+6.102 7n2−12.042n+9.100 7 

a) 屈折率で決まるTS0(L0層の上の全ての層)の厚さは,図19の最上部の網掛け領域内とする[屈折

率がnの場合の厚さは,94.0×g(n) μm〜106.0×g(n) μmとし,図中太い破線は,公称厚さを屈折率の

関数として示す。]。 

b) 屈折率で決まるTS1(L1層の上の全ての層)の厚さは,図19の上から2番目の網掛け領域内とする

[屈折率がnの場合の厚さは,78.5×g(n) μm〜90.5×g(n) μmとし,図中太い破線は,公称厚さを屈折

率の関数として示す。]。 

c) 屈折率で決まるTS2(L2層の上の全ての層)の厚さは,図19の最下部の網掛け領域内とする[屈折

率がnの場合の厚さは,50.5×g(n) μmと56.5×g(n) μmとの間とし,図中太い破線は,公称厚さを屈

折率の関数として示す。]。 

d) 屈折率で決まるTS3(L3層の上の全ての層)の厚さは,図19の下から2番目の網掛け領域内とする

[屈折率がnの場合の厚さは,60.5×g(n) μmと69.5×g(n) μmとの間とし,図中太い破線は,公称厚

さを屈折率の関数として示す。]。 

e) L0層及びL1層に挟まれたスペーサ層1の厚さS1は,11.0 μm〜20.5 μmとする。 

f) 

L1層及びL2層に挟まれたスペーサ層2の厚さS2は,14.5 μm〜24.5 μmとする。 

g) L2層及びL3層に挟まれたスペーサ層3の厚さS3は,10.0 μm〜16.5 μmとする。 

h) 厚さの差は,次の要求事項を満たす。 

C−(S1+S2+S3)≧1.0 μm 

S1−S3≧1.0 μm 

S2−S1≧1.0 μm 

S3≧10 μm 

C,S1,S2,S3は,実際の厚さに図18に示す係数f(n)を乗じて有効厚さに変換する。 

ここに, TS3の厚さ: カバー層の厚さ(C)に等しい。 
 

n: 屈折率 

i) 

TS0,TS1及びTS2の厚さのそれぞれの基準厚さからの偏差ΔDの最大値は,次による。 

│ΔD│≦2.5 μm 

j) 

TS3の厚さの基準厚さからの偏差ΔDの最大値は,次による。 

│ΔD│≦2.0 μm 

12.3.4 4層ディスクのスペーサ層の目標厚さの例 

ディスクの量産では,厚さの簡単な目標値が使いやすい。 

次の四つの要求事項を満たすことが推奨されるが,その場合には12.3.3のa)〜h)の要求事項は屈折率1.60

に対して常に満たされる。 

a) スペーサ層1の厚さS1は,(15.5±1.5) μmを満たすことが望ましい。 

b) スペーサ層2の厚さS2は,(19.5±1.5) μmを満たすことが望ましい。 

c) スペーサ層3の厚さS3は,(11.5±1.5) μmを満たすことが望ましい。 

d) TS2の厚さCは,(53.5±1.5) μmを満たすことが望ましい。 

 


37 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

透過積層の屈折率

102.3

76.7

58.3

100.099.298.798.6

75.875.074.4

57.657.056.556.356.2

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

110.0

TS2

TS1

TS0

74.074.0

1.40

1.50

1.60

1.70

1.45

1.55

1.65

1.75

101.1

m

)

 

図17−屈折率の関数としての透過積層の厚さ 

 


38 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

スペーサ層の屈折率

1.154

1.097

1.046

1.000

0.959

0.921

0.9

1.0

1.1

1.2

1.40

1.50

1.60

1.70

1.45

1.55

1.65

1.75

f(

n

)

 

図18−屈折率1.60及び任意の屈折率nにおける有効厚さの比 

 


39 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

TS1

TS0

98.6

98.7

99.2

100.0

101.1

83.3

83.4

83.8

84.5

85.4

64.1

64.2

64.5

65.0

65.7

52.8

52.8

53.1

53.5

54.1

TS2

TS3

98.6

98.7

99.2

100.0

101.1

102.3

83.3

83.4

83.8

84.5

85.4

86.4

64.1

64.2

64.5

65.0

65.7

66.5

52.8

53.1

53.5

54.1

54.7

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

110.0

透過積層の屈折率

1.40

1.50

1.60

1.70

1.45

1.55

1.65

1.75

(m

m

)

 

図19−屈折率の関数としての透過積層の厚さ 

 

12.4 記録層の反射率 

カバー層の透過を含む情報ゾーンの記録層の反射率は,附属書Bの測定条件の下で次の要求事項を満た

す。 

− 未記録のバージングルーブ: 

− 3層ディスクのL0層及びL1層又は4層ディスクのL0層,L1層及びL2層: 1.8 %≦Rg-v≦4.0 % 

− 3層ディスクのL2層又は4層ディスクのL3層: 

2.0 %≦Rg-v≦4.0 % 

− 記録グルーブ: 

− 3層ディスクのL0層及びL1層又は4層ディスクのL0層,L1層及びL2層: 1.6 %≦R8H≦4.0 % 

− 3層ディスクのL2層又は4層ディスクのL3層: 

1.8 %≦R8H≦4.0 % 

− ディスクの各部: 

0.75×Rg-v<R8H<1.25×Rg-v 

 

記録マークは,未記録層よりも低い反射率とする。 

12.5 複屈折 

透過積層のディスク面方向の複屈折(附属書J参照)は,次による。 

Δn//≦1.5×10−4 

透過積層のディスク面に対して垂直方向の複屈折(附属書J参照)は,次による。 

Δn┴≦1.2×10−3 

12.6 角度偏差 

角度偏差は,ディスクの基準面Pに垂直な入射平行光と反射光との間の角度αである。入射光の直径は,

0.3 mm〜1.0 mmの範囲とする。角度偏差αは,入射面のゆがみ並びにカバー層及び/又はスペーサ層の非


40 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

平行を含んでいる(図20参照)。 

 

カバー層

基板

記録層

読取り面

反射光

a

入射光

 

図20−角度偏差の規定 

 

角度偏差αの要求事項は,次による。 

− 半径方向 

− 8.1.1に規定する通常の試験環境条件: 最大│α│=0.60° 

− 8.1.1に規定する急激変化の試験条件: 最大│α│=0.70° 

 

− 接線方向 

− 8.1.1に規定する通常の試験環境条件: 最大│α│=0.30° 

 

13 データフォーマット 

13.1 一般 

情報源(ホストコンピュータ又は応用)から受け取ったデータは使用者データフレームと呼ばれ,ディ

スクに記録する前に幾つかのステップを踏んで,次のとおりにフォーマットされる(図21参照)。 

 


41 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

32 フレーム

使用者データ

x 2 048バイト

32 セクタ

データブロック

304 列

216 行

アクセスブロック

24 列

30

LDC ブロック

304 列

216 行データ

32 行パリティ

使用者コントロールデータ

32 ユニット

x18 バイト

物理セクタ番号

アドレスユニット番号

16アドレス

x9 バイト

24 列

30 行データ

32 行パリティ

BIS ブロック

BIS クラスタ

3 列

496 行

LDC クラスタ

152 列

496 行

物理クラスタ

ECC クラスタ

(155 列)

(

1 288 データビット)

1 932 チャネルビット

LDC

38 列

BIS

1 列

LDC

38 列

BIS

1 列

LDC

38 列

BIS

1 列

LDC

38 列

496 行は、各31行の
16 アドレスユニットに
分割する。

フレーム

同期

20

データ

25

直流
制御

1

直流
制御

1

直流

制御

1

データ

45

データ

45

496

記録フレーム

32 フレーム

データフレーム

x(2 048バイトデータ

+4 バイトEDC)

32 フレーム

スクランブルドデータフレーム

x2 052バイト

 

図21−エンコードプロセスの図 

 

− 使用者データは,データフレーム,スクランブルドデータフレーム,データブロック,LDCブロック

及びLDCクラスタと,順番に変換される。 

− BDレコーダブルシステムで追加するアドレス及びコントロールデータは,アクセスブロック,BIS

ブロック及びBISクラスタと,順番に変換される。 

− LDCクラスタ及びBISクラスタは,多重化され16アドレスユニットに分割されるECCクラスタとな


42 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

り,変調されて496記録フレームから構成される物理クラスタとなる。 

 

BDレコーダブルディスクのデータは,2 048バイトの使用者データから構成される,32個のデータフレ

ームをもつクラスタと呼ぶ64Kのパーティションに記録される。このクラスタは,二つのエラー訂正の仕

組みで保護されている。 

− 第1に,(248,216,33)リードソロモン(RS)符号語で構成する長距離(LDC)エラー訂正符号で保護

される。この符号は,十分なパリティ及びインターリーブ長をもち,効率がよく,ランダムエラー及

びバーストエラーの両方を訂正できる。 

− 第2に,データは,(62,30,33)RS符号語で構成する強力なバースト検出サブコード(BIS)と多重化

される。このBIS符号は,場所を特定するためのアドレス及び使用者データに付随したコントロール

情報をもっている。また,LDCが効率的に消失訂正できるように,長いバーストエラーを示すために

使うことができる。 

これらの二つの符号の組合せは,LDC+BIS符号と呼ばれる(図22参照)。 

全てのデータは,図22に示す配列に構成される。この配列は,行から行へと水平方向に読まれ,直流制

御ビットを追加し,変調し,同期パタンを追加してディスク上に記録される。 

エラー訂正符号は,ディスク上のバーストエラーを原理的にうまく分割する垂直方向に適用される。さ

らに,LDC符号は,対角線方向にインターリーブされている。 

 

同期

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

D0........D37

B0

D38......D75

B1

D76....D113

B2

D114...D151

D152…. D189

B3

D190...........

アドレス

ユニット0

31

496

ディスク上の

データの流れ

:
:
:

アドレス

ユニット14

31

アドレス

ユニット15

....... D75 391

31

同期

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

1

バイト

38

バイト

D0........D37

B0

D38......D75

B1

D76....D113

B2

D114...D151

D152…. D189

B3

D190...........

アドレス

ユニット0

31

496

ディスク上の

データの流れ

:
:
:

アドレス

ユニット14

31

アドレス

ユニット15

....... D75 391

31

 

図22−ディスク上の物理クラスタの図 

 

アドレスユニット,物理セクタ及び論理セクタは,次のとおりとする。 

− アドレスユニット 

ディスク上の所定の位置へ,光ピックアップの位置決めをするために,物理クラスタは,それぞれ

が31の連続する行から構成される16個のアドレスユニットに細分される。アドレスユニット番号


43 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

(AUN)を記録データに埋め込むことによって,迅速な位置決めができる。 

− 物理セクタ 

コントロールデータが附属したデータフレームは,セクタと呼ばれる。ディスク全体(内側ゾーン

及び外側ゾーンを含む。)の全ての物理クラスタ内の全てのセクタは,物理セクタと呼ばれる。全ての

物理セクタは,物理セクタ番号(PSN)と呼ぶ仮想番号をもっている。このPSNは,ディスク上に記

録されないがAUNと同期している。 

− 論理セクタ 

ホストコンピュータ又は応用から供給される使用者データを保存するために,全ての物理セクタが

利用できるわけではない。内側ゾーン及び外側ゾーンは除かれる。残りのセクタは,使用者データ保

存に利用でき,論理セクタと呼ばれる。 

13.2 データフレーム 

一つのデータフレームは,2 048バイトの使用者データ及び4バイトのエラー検出符号(EDC)の2 052

バイトで構成される。2 048バイトの使用者データバイトは,ud0〜ud2 047として,また,4バイトのEDC

は,ed2 048〜ed2 051として識別される(図23参照)。 

 

ud0

:

2048

:

使用者データ

:

バイト

:

2052

ud2047

バイト

ed2048

4

ed2049

EDCバイト

ed2050
ed2051

ud0

:

2048

:

使用者データ

:

バイト

:

2052

ud2047

バイト

ed2048

4

ed2049

EDCバイト

ed2050
ed2051

 

図23−データフレーム 

 

13.3 エラー検出符号(EDC) 

4バイトのフィールドed2 048〜ed2 051は,2 048バイトの使用者データ全体に対し,算出されたエラー検出

符号を収納する。データフレームを,最初の使用者データバイト(ud0)の最上位ビットから始まり,最後

のEDCバイト(ed2 051)の最下位ビットで終わる一つのビットフィールドとして考えると,msbはb16 415

で,lsbはb0となる。 

EDCの各ビットbiは,i=0〜31に対して,次のとおりに示される。 

)

(

mod

)

(

b

)

(

0

31

x

G

x

I

x

x

EDC

i

i

i

 

ここに, I(x): 

32

415

16

b

)

(

i

i

ix

x

I

 

 

G(x): G(x)=x32+x31+x4+1 

13.4 スクランブルドデータフレーム 

使用者データ及びEDCの2 052バイトから構成される各データフレームは,図24に規定する回路の出

力でスクランブルする。この図でビットs7 (msb)〜s0 (lsb)は,各8ビットシフトごとのスクランブルバイト

を表す。 

回路の心臓部は線形帰還シフトレジスタ(LFSR)で,次の多項式によっている。 


44 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

φ(x)=x16+x15+x13+x4+1 

ここで,s0〜s1は16ビットシフトレジスタを構成している。各シフトクロックで,snの中身はsn+1(n

=0...14)にシフトし,一方,s0は,s15⊕s14⊕s12⊕s3(⊕は排他的論理和を表す。)にセットされる。 

各データフレームのスクランブル手順の最初で,s0〜s15のシフトレジスタは,データフレームに付随す

る(仮想)PSN(箇条17参照)から生成する値にプリセットする。16ビットのプリセット値は,次に示

す方法で作成する。 

− s15は,1にセットする。 

− s14〜s0は,PSNのPS19〜PS5にセットする(図24参照)。 

 

同じプリセット値を,同一クラスタ内の全32データフレームに用いる。 

 

最上位バイト

“1”

最下位バイト

PS31

PS23

PS15

PS7

PS24

PS16

PS19

PS8

PS0

PS5PS4

s15s14

s12

s7s6s5s4s3s2s1s0

PSN

パラレル
入力

シフトクロック

 

図24−スクランブル回路 

 

プリセット値を読み込んだ後,s7〜s0は,スクランブルバイトS0として取り出される。さらに,8ビッ

トシフトを2 051回繰り返し,続きの2 051バイトは,s7〜s0からスクランブルバイトS1〜S2 051として取り

出される。データフレームの2 052バイトのud/edkは,スクランブルバイトdkとなり,次による。 

dk=ud/edk⊕Sk 

ここに, 

k: 0〜2 051 

 

⊕: 排他的論理和 

13.5 データブロック 

次のステップで,32個のスクランブルドデータフレーム(Fは,0〜31。)は,一塊のデータに統合され

る(図25参照)。 

 

32 フレーム

0

1

:

F

:

31

d0,0

d0,1

:

d0,F

:

d0,31

d1,0

d1,1

:

d1,F

:

d1,31

2052

:

:

:

:

:

バイト

:

:

:

:

:

d2050,0

d2050,1

:

d2050,F

:

d2050,31

d2051,0

d2051,1

:

d2051,F

:

d2051,31

32 フレーム

0

1

:

F

:

31

d0,0

d0,1

:

d0,F

:

d0,31

d1,0

d1,1

:

d1,F

:

d1,31

2052

:

:

:

:

:

バイト

:

:

:

:

:

d2050,0

d2050,1

:

d2050,F

:

d2050,31

d2051,0

d2051,1

:

d2051,F

:

d2051,31

 

図25−32スクランブルドデータフレーム 

 


45 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

これらのデータは,各スクランブルドデータフレームを図26に示すとおり9,5列に分けることによって,

216行×304列の配列に再配置される。この新しい配列は,データブロックと呼ばれる。全ての偶数スクラ

ンブルドデータフレームは列を半分下がったところで終わり,全ての奇数スクランブルドデータフレーム

は列を半分下がったところから始まることに注意することが望ましい。 

 

304 列

0

1

:

9

10

:

18

19

303

d0,0

d216,0

:

d1944,0

d108,1

:

d1836,1

d0,2

:

d1836,31

d1,0

d217,0

:

d1945,0

d109,1

:

d1837,1

d1,2

:

d1837,31

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d2050,0

:

:

:

:

:

:

216

:

:

:

d2051,0

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d0,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d1,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d106,1

:

:

:

:

:

:

d215,0

d431,0

:

d107,1

d323,1

:

d2051,1

d215,2

:

d2051,31

304 列

0

1

:

9

10

:

18

19

303

d0,0

d216,0

:

d1944,0

d108,1

:

d1836,1

d0,2

:

d1836,31

d1,0

d217,0

:

d1945,0

d109,1

:

d1837,1

d1,2

:

d1837,31

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d2050,0

:

:

:

:

:

:

216

:

:

:

d2051,0

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d2050,0

:

:

:

:

:

:

216

:

:

:

d2051,0

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d0,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d1,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d0,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d1,1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

d106,1

:

:

:

:

:

:

d215,0

d431,0

:

d107,1

d323,1

:

d2051,1

d215,2

:

d2051,31 

図26−32スクランブルドデータフレームからのデータブロックの構成 

 

13.6 LDCブロック 

データブロックの各列のバイトは,図27に示すとおり各行の先頭からLが符号語番号(=列番号:0〜

303)を表すとして,e0,L  e1,L .. ei,L ..〜e215,L  という番号に付け直される。 

LDCブロックは,各列を,(248,216,33)長距離RS符号に従って32パリティバイトで拡張して完成され

る。パリティバイトは,p216,L  p217,L ... pj,L〜p247,Lと番号が付けられる。 

 

304 列

符号語

0

符号語

1

:

符号語

L

:

符号語

302

符号語

303

1 LDC

符号語

216

データ行

e0,0
e1,0
e2,0

:
:

e215,0

e0,1
e1,1

:
:
:

e215,1

:
:
:
:
:
:

e0,L
e1,L

:
:
:

e215,L

:
:
:
:
:
:

e0,302
e1,302

:
:
:

e215,302

e0,303
e1,303

:
:
:

e215,303

= 248

バイト

32

パリティ行

p216,0

:
:
:
:

p247,0

p216,1

:
:
:
:

p247,1

:
:
:
:
:
:

p216,L

:
:
:
:

p247,L

:
:
:
:
:
:

p216,302

:
:
:
:

p247,302

p216,303

:
:
:
:

p247,303

304 列

符号語

0

符号語

1

:

符号語

L

:

符号語

302

符号語

303

1 LDC

符号語

216

データ行

e0,0
e1,0
e2,0

:
:

e215,0

e0,1
e1,1

:
:
:

e215,1

:
:
:
:
:
:

e0,L
e1,L

:
:
:

e215,L

:
:
:
:
:
:

e0,302
e1,302

:
:
:

e215,302

e0,303
e1,303

:
:
:

e215,303

= 248

バイト

32

パリティ行

p216,0

:
:
:
:

p247,0

p216,1

:
:
:
:

p247,1

:
:
:
:
:
:

p216,L

:
:
:
:

p247,L

:
:
:
:
:
:

p216,302

:
:
:
:

p247,302

p216,303

:
:
:
:

p247,303

 

図27−データバイトの再番号割当て及びパリティ追加によるLDCブロックの構成 

 

13.7 LDC符号語 

長距離RS符号は,GF(28)の有限体上で規定する。有限体GF(28)の非ゼロ要素は,原始根αによって生

成される。ここに,αは次の原始多項式p(x)の根である。 

p(x)=x8+x4+x3+x2+1 

GF(28)のシンボルは,(α7,α6,α5,..,α2,α,1)を元とする元多項式の表現を用いてバイト(8ビットのグループ)


46 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

で表される。したがって,根αは次で表される。 

α=00000010 

ベクトルIdc=(e0,L .. ei,L .. e215,L .. p216,L .. pj,L .. p247,L)で表す各LDC符号語は,216の情報バイト及び32のパ

リティバイトをもつGF(28)上のRS符号である。そのような符号語は,247次の多項式Idc(x)で表すことが

できる(幾つかの係数はゼロの可能性がある。)。ここに,最高次はベクトルの情報部分(e0,L .. など)に

相当し,最低次はベクトルのパリティ部分(p216,L ..など)に相当する。 

Idc(x)は,LDC符号語の生成多項式g(x)の倍数である。生成多項式は,次による。 

31

0

)

(

i

x

x

g

 

LDCは組織符号で,216の情報バイトは,変わることなく各符号語の最高次に現れる。Idc符号のパリテ

ィチェック行列HLDCは,全てのLDC符号語Idcに対して,次による。 

HLDC×IdcT=0 

パリティチェック行列HLDCの第2行hLDC2は,生成多項式g(x)のゼロαに相当し,エラーの場所の特定

に用いる符号の位置を規定する。このパリティチェック行列HLDCの第2行hLDC2は,次による。 

hLDC2=(α247, α246 .. α2, α, 1) 

13.8 LDCクラスタ 

13.8.1 一般 

LDC符号語を生成した後,LDCブロックは,二つのステップでインターリーブが行われLDCクラスタ

となる。 

13.8.2 インターリーブの第1のステップ 

第1のインターリーブのステップで,高さ248の304列は152列×496行の新しい配列に再構築される。 

各新しい列は,LDCブロックの各偶数列及び次の奇数列を組み合わせることによって作られる。新しい

列は,図28に示すとおりLDCブロックの偶数列の最初のバイトを取り込み,次にLDCブロックの奇数列

の最初のバイトを取り込み,次にLDCブロックの偶数列の2番目のバイトを取り込み,その後奇数列の2

番目のバイトを取り込むという形を続けることで埋められる。 

 

 


47 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

152 列

0

1

151

e0,0

e0,2

:

:

e0,302

e0,1

e0,3

:

:

e0,303

432

e1,0

e1,2

:

:

e1,302

データ行

e1,1

e1,3

:

:

e1,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

e215,0

e215,2

:

:

e215,302

e215,1

e215,3

:

:

e215,303

496

p216,0

p216,2

:

:

p216,302

p216,1

p216,3

:

:

p216,303

64

p217,0

p217,2

:

:

p217,302

パリティ行

p217,1

p217,3

:

:

p217,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

p247,0

p247,2

:

:

p247,302

p247,1

p247,3

:

:

p247,303

152 列

0

1

151

e0,0

e0,2

:

:

e0,302

e0,1

e0,3

:

:

e0,303

432

e1,0

e1,2

:

:

e1,302

データ行

e1,1

e1,3

:

:

e1,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

e215,0

e215,2

:

:

e215,302

e215,1

e215,3

:

:

e215,303

496

p216,0

p216,2

:

:

p216,302

p216,1

p216,3

:

:

p216,303

64

p217,0

p217,2

:

:

p217,302

パリティ行

p217,1

p217,3

:

:

p217,303

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

p247,0

p247,2

:

:

p247,302

p247,1

p247,3

:

:

p247,303

 

図28−インターリーブの第1のステップ 

 

13.8.3 インターリーブの第2のステップ 

エラー伝ぱの影響を低減しバーストエラーの訂正能力を更に良くするために,追加のインターリーブが

行われる。 

第1のインターリーブのステップによって生成されたLDCブロックの全ての行は,mod(k×3.152)バイ

ト左にシフトする。 

ここで,0≦行番号≦495,かつ,k=div(行番号,2)である。 

シフトによって左からはみ出したバイトは,配列の右側から再投入される(図29参照)。 

この工程の後にバイトは,全ての行にわたって水平方向に番号が付け直され,図22に示すとおり,D0

〜D75 391となる。 

 


48 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

152 

バイト

シフト

e0,0

e0,2

...

...

e0,300

e0,302

0

e0,1

e0,3

...

...

e0,301

e0,303

シフト

e1,6

e1,8

...

...

e1,300

e1,302

e1,0

e1,2

e1,4

3

e1,7

e1,9

...

...

e1,301

e1,303

e1,1

e1,3

e1,5

シフト

e2,12

e2,14

...

...

e2,302

e2,0

e2,2

e2,4

e2,6

e2,8

e2,10

6

e2,13

e2,15

...

...

e2,303

e2,1

e2,3

e2,5

e2,7

e2,9

e2,11

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

e50,300

e50,302

e50,0

...

...

e50,298

150

e50,301

e50,303

e50,1

...

...

e50,299

シフト

e51,2

e51,4

...

...

e51,300

e51,302

e51,0

1

e51,3

e51,5

...

...

e51,301

e51,303

e51,1

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

...

...

...

...

mod(k×3,152)

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト130

p246,260

p246,262

...

p246,302

p246,0

...

p246,258

p246,261

p246,263

...

p246,303

p246,1

...

p246,259

シフト133

p247,266

p247,268

...

p247,302

p247,0

p247,2

p247,4

p247,6

...

p247,264

p247,267

p247,269

...

p247,303

p247,1

p247,3

p247,5

p247,7

...

p247,265

152 

バイト

シフト

e0,0

e0,2

...

...

e0,300

e0,302

0

e0,1

e0,3

...

...

e0,301

e0,303

シフト

e1,6

e1,8

...

...

e1,300

e1,302

e1,0

e1,2

e1,4

3

e1,7

e1,9

...

...

e1,301

e1,303

e1,1

e1,3

e1,5

シフト

e2,12

e2,14

...

...

e2,302

e2,0

e2,2

e2,4

e2,6

e2,8

e2,10

6

e2,13

e2,15

...

...

e2,303

e2,1

e2,3

e2,5

e2,7

e2,9

e2,11

...

e2,302

e2,0

e2,2

e2,4

e2,6

e2,8

e2,10

6

e2,13

e2,15

...

...

e2,303

e2,1

e2,3

e2,5

e2,7

e2,9

e2,11

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

e50,300

e50,302

e50,0

...

...

e50,298

150

e50,301

e50,303

e50,1

...

...

e50,299

...

e50,298

150

e50,301

e50,303

e50,1

...

...

e50,299

シフト

e51,2

e51,4

...

...

e51,300

e51,302

e51,0

1

e51,3

e51,5

...

...

e51,301

e51,303

e51,1

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト

...

...

...

...

mod(k×3,152)

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

...

シフト130

p246,260

p246,262

...

p246,302

p246,0

...

p246,258

p246,261

p246,263

...

p246,303

p246,1

...

p246,259

シフト133

p247,266

p247,268

...

p247,302

p247,0

p247,2

p247,4

p247,6

...

p247,264

p247,267

p247,269

...

p247,303

p247,1

p247,3

p247,5

p247,7

...

p247,265

p247,268

...

p247,302

p247,0

p247,2

p247,4

p247,6

...

p247,264

p247,267

p247,269

...

p247,303

p247,1

p247,3

p247,5

p247,7

...

p247,265 

図29−LDCクラスタ 

 

2

 

X

 6

2

3

1

2

0

1

7

 (I

S

O

/IE

C

 3

0

1

9

1

2

0

1

5

 

 

 


49 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

13.9 アドレス及びコントロールデータ 

13.9.1 一般 

ディスク上のデータにアクセスするために,アドレス及びコントロールデータが含まれている。 

13.9.2 アドレスユニット 

13.9.2.1 一般 

光ヘッドを目的のトラックに位置決めするために,64Kの物理クラスタを16のアドレスユニットに更に

分割することによる,高速アドレスの仕組みが組み込まれている。各アドレスユニットは,迅速に位置決

めできるように,BIS符号語(13.11参照)の中にアドレスをもっている(図30参照)。 

各アドレスフィールドは,9バイトで,次のとおりに構成される。 

− 変形され反転されたアドレスユニット番号の4バイトのパリティ(13.9.2.2参照) 

− フラグビット1バイト 

− エラー訂正4バイト 

 

16 アドレス

0

1

:

S

:

15

AF0,0

AF0,1

:

AF0,S

:

AF0,15

アドレス-

AF1,0

AF1,1

:

:

:

AF1,15

ユニット番号

:

:

:

:

:

:

9

AF3,0

AF3,1

:

AF3,S

:

AF3,15

バイト

フラグビット

AF4,0

AF4,1

:

AF4,S

:

AF4,15

AF5,0

AF5,1

:

AF5,S

:

AF5,15

パリティ

:

:

:

:

:

:

AF8,0

AF8,1

:

AF8,S

:

AF8,15

16 アドレス

0

1

:

S

:

15

AF0,0

AF0,1

:

AF0,S

:

AF0,15

アドレス-

AF1,0

AF1,1

:

:

:

AF1,15

ユニット番号

:

:

:

:

:

:

9

AF3,0

AF3,1

:

AF3,S

:

AF3,15

バイト

フラグビット

AF4,0

AF4,1

:

AF4,S

:

AF4,15

AF5,0

AF5,1

:

AF5,S

:

AF5,15

パリティ

:

:

:

:

:

:

AF8,0

AF8,1

:

AF8,S

:

AF8,15

 

図30−16アドレスフィールド 

 

13.9.2.2 アドレスフィールドのバイト割付け 

アドレスフィールドを規定する前に,アドレスユニット番号,フラグビット及びパリティビットで構成

する主アドレスフィールドを,次に規定する(図31参照)。 

PAF0,S=次に示すビット順を変えたアドレスユニット番号の最上位バイト 

(AU31,AU30,AU29,AU28,AU24,AU27,AU26,AU25) 

PAF1,S=アドレスユニット番号の第2上位バイト 

PAF2,S=アドレスユニット番号の第3上位バイト 

PAF3,S=アドレスユニット番号の最下位バイト 

PAF4,S=フラグビットで,これらのビットは,クラスタ中の個々のデータフレームの状態を示すため,

又はアドレスのような他の情報を収納するために使用できる。これらのフラグビットの幾つかの基本的な

割当ては,13.9.2.4に規定する。使用しないフラグビットは,“0”にセットする。 

PAF5,S〜PAF8,S=主アドレスフィールドで,(9,5,5)RS符号を構成するためのパリティバイト 

このRS符号は,GF(28)の有限体上で規定される。有限体GF(28)の非ゼロ要素は,原始根αによって生

成される。ここに,αは,次の原始多項式p(x)の根である。 

p(x)=x8+x4+x3+x2+1 

GF(28)のシンボルは,(α7,α6,α5..α2,α,1)を元とする元多項式の表現を用いて,バイト(8ビットのグルー

プ)で表される。したがって,根αは次で表される。 

α=00000010 


50 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ベクトルpafc=(PAF0,S .. PAFi,S ...PAF8,S)で表す各主アドレスフィールド符号語(PAFC)は,四つのパリ

ティバイト及び五つの情報バイトをもつGF(28)上のRS符号である。そのような符号語は,8次の多項式

pafc(x)で表すことができる(幾つかの係数はゼロの可能性がある。)。ここに,最高次は,ベクトルの情報

部分(PAF0,S ... など)に相当し,最低次は,ベクトルのパリティ部分(PAF5,S .. など)に相当する。 

pafc(x)は,主アドレスフィールド符号語の生成多項式g(x)の倍数である。生成多項式は,次による。 

3

0

)

(

i

x

x

g

 

主アドレスフィールド符号語は組織符号で,五つの情報バイトは変わることなく各符号語の最高次に現

れる。pafc符号のパリティチェック行列HPAFCは,全ての主アドレスフィールド符号語pafcに対して,次

による。 

HPAFC×pafcT=0 

パリティチェック行列HPAFCの第2行hPAFC2は生成多項式g(x)のゼロαに相当し,エラーの場所の特定に

用いる符号の位置を規定する。このパリティチェック行列HPAFCの第2行hPAFC2は,次による。 

hPAFC2=(α8, α7 .. α2, α, 1) 

アドレスフィールドは,次に示すとおり部分的に主アドレスフィールドを反転して規定する。 

AF0,S=PAF0,S 

AF1,S=PAF1,S 

AF2,S=PAF2,Sの全ビット反転 

AF3,S=PAF3,Sの全ビット反転 

AF4,S=PAF4,S 

AF5,S=PAF5,Sの全ビット反転 

AF6,S=PAF6,Sの全ビット反転 

AF7,S=PAF7,S 

AF8,S=PAF8,S 

13.9.2.3 アドレスユニット番号 

物理クラスタのBIS列に記録する16個のアドレスフィールドは,それぞれ4バイトのアドレスユニッ

ト番号(AUN)をもっている。 

アドレスユニット番号は,図31に規定するとおり,物理セクタ番号(PSN)から生成する。 

アドレスユニット番号は,PSNと同期をとるために,各連続したアドレスユニット間で,二つずつ増加

している(箇条17参照)。 

各物理クラスタの最初のアドレスユニット番号は,32の倍数である。 

データゾーン0の最初のアドレスユニット番号は,00 10 00 00h(10進数で1 048 576)となる。 

データゾーン1の最後のアドレスユニット番号は,03 EF FF FEh(10進数で66 060 286)となる。 

データゾーン2の最初のアドレスユニット番号は,04 10 00 00h(10進数で68 157 440)となる。 

4層ディスクでは,データゾーン3の最後のアドレスユニット番号は,07 EF FF FEh(10進数で

133 169 150)となる。 

アドレスユニット番号のビット設定は,次による。 

− AU31 .. AU5は,PSNからPS31 .. PS5を複製する。 

− AU4 .. AU1は,物理クラスタ内で0〜15をカウントする。 

− AU0は,リザーブ(領域)とする。 


51 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

最上位バイト

クラスタ内
カウント

“0”

フラグビット

パリティバイト

主アドレスフィールド

アドレスフィールド

PSN

PS0

PS4

PS5

PS7

PS8

PS15

PS16

PS23

PS24

PS31

AU0

AU5 AU4

AU1

AU7

AU8

AU15

AU16

AU23

AU31

AU28 AU27

AU26 AU25

AU24

msb

lsb

msb

msb

lsb

lsb

msb

lsb

PAF0,S

PAF1,S

PAF2,S

PAF3,S

PAF4,S

PAF8,S

PAF7,S

PAF6,S

PAF5,S

AF0,S

AF1,S

AF3,S

AF4,S

AF5,S

AF6,S

AF7,S

AF8,S

AF2,S

アドレスユニット番号

最下位バイト

 

図31−PSNからAUN,主アドレスフィールド,アドレスフィールドの生成 

 


52 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

13.9.2.4 フラグビットの割付け 

 

ビット

バイト
AF4,S

b7

b6

b5

b4

b3

b2

b1

b0

AF4,0

Sa0,1

Sa1,1

Sa0,0

Sa1,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,1

Sa2,1

Sa3,1

Sa2,0

Sa3,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,2

Sa4,1

Sa5,1

Sa4,0

Sa5,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,3

Sa6,1

Sa7,1

Sa6,0

Sa7,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,4

Sa8,1

Sa9,1

Sa8,0

Sa9,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,5

Sa10,1

Sa11,1

Sa10,0

Sa11,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,6

Sa12,1

Sa13,1

Sa12,0

Sa13,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,7

Sa14,1

Sa15,1

Sa14,0

Sa15,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,8

Sa16,1

Sa17,1

Sa16,0

Sa17,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,9

Sa18,1

Sa19,1

Sa18,0

Sa19,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,10

Sa20,1

Sa21,1

Sa20,0

Sa21,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,11

Sa22,1

Sa23,1

Sa22,0

Sa23,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,12

Sa24,1

Sa25,1

Sa24,0

Sa25,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,13

Sa26,1

Sa27,1

Sa26,0

Sa27,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,14

Sa28,1

Sa29,1

Sa28,0

Sa29,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

AF4,15

Sa30,1

Sa31,1

Sa30,0

Sa31,0

Rsv

Rsv

Rsv

Rsv

 

Rsvは,アプリケーションで規定する場合を除いてリザーブ(領域)とする。 

図32−16アドレスフィールドからのフラグビット 

 

状態ビットSai,j(0≦i≦31,0≦j≦1):各クラスタは,32データフレームを含み16のアドレスユニット

しかないため,そのような各アドレスユニットは,二つのデータフレームに対応したフラグビットをもつ

(図32参照)。 

連続したフラグバイトAF4,Sのb7及びb5ビットは,それぞれデータフレーム2Sの状態ビットSa2S,1及び

Sa2S,0を規定する。 

連続したフラグバイトAF4,Sのb6及びb4ビットは,それぞれデータフレーム2S+1の状態ビット 

Sa2S+1,1及びSa2S+1,0を規定する。 

全フラグバイトAF4,Sのb3〜b0ビットは,アプリケーションに規定する場合を除いてリザーブ(領域)

とする。 

13.9.2.5 状態ビットSai, jの使用方法 

クラスタの中の個別のデータフレームの状態を示すために,状態ビットの組合せSai,1/Sai,0が使用される。

次のセッティングで規定する。 

− Sai,1/Sai,0=00:データフレームは,通常の使用者データを含む。 

− Sai,1/Sai,0=11:データフレームは,ディスクに記録する前にクラスタを完結させるために,ドライブ

によって挿入した埋込みデータを含む。 

− 他の設定:アプリケーションに規定する場合を除いて,リザーブ(値)とする。 

使用者データ領域で,状態ビットSai,1/Sai,0は,ディスクに記録する前にクラスタを完結させるために,

ドライブによってデータを挿入したデータフレーム(埋込み)に対して,11に設定する。 


53 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

データフレームiのデータがホストコンピュータから供給される他の全ての場合は,状態ビットSai,1/Sai,0

は,00に設定する。 

注記 Sai,1及びSai,0の2ビットの組合せを,Sai,1/Sai,0と表記している。 

13.9.3 使用者コントロールデータ 

使用者データにアクセスするために,各使用者データフレームに特別なコントロールデータを付加する

ことができる。これらの追加バイトは,アプリケーションに関連した情報をもつことができる。使用者コ

ントロールデータユニットを伴う使用者データフレームは,セクタと呼ばれる。各使用者コントロールデ

ータユニットは,18バイトで構成される(図33参照)。 

 

32 ユニット

0

1

:

S

:

31

UC0,0

UC0,1

:

UC0,S

:

UC0,31

UC1,0

UC1,1

:

:

:

UC1,31

18 バイト

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

UC17,0

UC17,1

:

UC17,S

:

UC17,31

32 ユニット

0

1

:

S

:

31

UC0,0

UC0,1

:

UC0,S

:

UC0,31

UC1,0

UC1,1

:

:

:

UC1,31

18 バイト

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

UC17,0

UC17,1

:

UC17,S

:

UC17,31

 

図33−使用者コントロールデータユニット 

 

13.9.4 使用者コントロールデータのビット又はバイト設定 

使用者コントロールデータバイトは,アプリケーションに依存している。これらの設定をアプリケーシ

ョンに規定する場合を除いて,これらのバイトは,00hに設定する。 

 


54 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

24列 

 
 

6行 
物理 

アドレス 

AF0,0 

AF1,0 

AF2,0 

AF0,7 

AF1,7 

AF2,7 

AF0,6 

AF1,6 

AF2,6 

AF0,5 

AF0,1 

AF1,1 

AF2,1 

30 

行 

AF0,8 

AF1,8 

AF2,8 

AF0,15 

AF0,14 

AF0,13 

AF0,9 

AF1,9 

AF2,9 

AF4,1 

AF5,1 

AF3,1 

AF4,0 

AF5,0 

AF3,0 

AF4,7 

AF5,7 

AF3,7 

AF4,6 

AF4,2 

AF5,2 

AF3,2 

AF4,9 

AF4,8 

AF5,8 

AF3,8 

AF4,15 

AF4,14 

AF4,10 

AF5,10 

AF3,10 

AF8,2 

AF6,2 

AF7,2 

AF8,1 

AF6,1 

AF7,1 

AF8,0 

AF6,0 

AF7,0 

AF8,7 

AF8,3 

AF6,3 

AF7,3 

AF8,10 

AF8,9 

AF8,8 

AF6,8 

AF7,8 

AF8,15 

AF8,11 

AF6,11 

AF7,11 

24行 

使用者 

コントロール 

データ 

UC0,0 

UC6,1 

UC12,2 

UC0,4 

UC12,30 

UC17,2 

UC17,30 

UC0,3 

UC0,31 

UC17,1 

UC0,2 

UC0,30 

UC17,0 

UC17,4 

UC0,1 

UC0,5 

UC5,1 

UC11,2 

UC17,3 

UC11,30 

UC17,31 

図34−アクセスブロックの構成 

(16アドレスフィールド及び32使用者コントロールデータユニットから) 

 

2

 

X

 6

2

3

1

2

0

1

7

 (I

S

O

/IE

C

 3

0

1

9

1

2

0

1

5

 

 

 


55 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

13.10 

アクセスブロック 

アドレスフィールド及び使用者コントロールデータユニットのデータは,30行×24列の配列に配置され,

アクセスブロックと呼ばれる。 

アドレスフィールドを迅速に位置決めする必要があるため,これらのアクセスフィールドのデータは,

特別なプリインターリーブの方法で配置される。 

各16アドレスの9バイト(図34参照)は,3バイトの3グループにまとめられる。 

各アドレス0〜7の3グループのバイトはアドレス0から始まり,各続きのアドレスは,3ポジション左

に循環的にシフトする位置にアクセスブロックの第1,第3及び第5の行の対角方向に配置される(図34

参照)。 

各アドレス8〜15の3グループのバイトはアドレス8から始まり,各続きのアドレスは,3ポジション

左に循環的にシフトする位置にアクセスブロックの第2,第4及び第6の行の対角方向に配置される。 

第3及び第4行の各バイトグループ内では,バイトは,左方向に循環的に1バイトシフトされる。 

第5及び第6行の各バイトグループ内では,バイトは,左方向に循環的に2バイトシフトされる。 

数式で表すと,このアクセスブロックへのアドレスバイトAFx,yの配置は,次に示す式で表すことができ

る。 

− 行r=2×div(x,3)+div(y, 8) 

− 列c=3×mod{[div(x,3)+16 

 y], 8}+mod{[x 

 div(x,3)],3} 

 

使用者コントロールデータユニットは列方向に配置され,各使用者コントロールデータは,1列の3/4

だけを埋めることになる(3列に4使用者コントロールデータユニットが入る。図34参照。)。 

13.11 

BISブロック 

アクセスブロックの各列のバイトは,Cが符号語番号を表す場合(=0〜23の列番号)は,図35に示す

とおり各列の先頭からb0,C  b1,C .. bi,C ..〜b29,Cというように番号が付け直される。 

BISブロックは,各列に対し,(62,30,33)RS符号による32個のパリティバイトを追加拡張して完成とな

る。パリティバイトは,pb30,C,pb31,C .. pbj,C .. pb61,Cと番号が付けられる。 

 

24 列

符号語

0

符号語

1

:

符号語

C

:

符号語

22

符号語

23

1BIS

符号語

30

情報バイト

b0,0
b1,0:

:
:

b29,0

b0,1
b1,1:

:
:

b29,1

:
:
:
:
:
:

b0,C
b1,C

:

bN,C

:

b29,C

:
:
:
:
:
:

:
:
:
:
:
:

b0,23
b1,23

:
:
:

b29,23

= 62 バイト

32

パリティバイト

pb30,0

:
:
:

pb61,0

pb30,1

:
:
:

pb61,1

:
:
:
:

:

pb30,C

:
:
:

pb61,C

:
:
:
:

:

:
:
:
:

:

pb30,23

:
:
:

pb61,23

 

図35−データバイトの再番号割当て及びパリティ追加によるBISブロック構成 

 


56 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

13.12 

BIS符号語 

BIS RS符号は,GF(28)の有限体上で規定される。有限体GF(28)の非ゼロ要素は,原始根αによって生成

される。ここに,αは,次の原始多項式p(x)の根である。 

p(x)=x8+x4+x3+x2+1 

GF(28)のシンボルは,(α7,α6,α5,...,α2,α,1)を元とする元多項式の表現を用いてバイト(8ビットのグルー

プ)で表される。したがって,根αは次で表される。 

α=00000010 

ベクトルbis=(b0,C .. bi,C .. b29,C  pb30,C  .. pbj,C .. pb61,C)で表す各BIS符号語は,32個のパリティバイト及

び30個の情報バイトをもつGF(28)上のリードソロモン符号である。そのような符号語は,61次の多項式

bis(x)で表すことができる(幾つかの係数はゼロの可能性がある。)。ここに,最高次はベクトルの情報部分

(b0,C ... など)に相当し,最低次はベクトルのパリティ部分(b30,C .. など)に相当する。 

bis(x)は,BIS符号語の生成多項式g(x)の倍数である。生成多項式は,次による。 

31

0

)

(

i

x

x

g

 

BIS符号語は,組織符号で30個の情報バイトは変わることなく各符号語の最高次に現れる。bis符号の

パリティチェック行列HBISは,全てのBIS符号語bisに対して,次による。 

HBIS×bisT=0 

パリティチェック行列HBISの第2行hBIS 2は,生成多項式g(x)のゼロαに相当し,エラーの場所の特定に

用いる符号の位置を規定する。このパリティチェック行列HBISの第2行hBIS 2は,次による。 

hBIS2=(α61, α60 .. α2, α, 1) 

13.13 

BISクラスタ 

BIS符号語生成の後,BISブロックは,インターリーブされ496行×3列の配列に配置される。この新し

くフォーマットした配列は,BISクラスタと呼ばれる。 

BISクラスタは,図22に示すとおりアドレスユニットによって更に分割される。ユニットは,u=0〜15

の番号が付けられ,ユニット内では,行がr=0〜30及び列がe=0〜2に番号が付けられる(図36参照)。 

BISのインターリーブ方法の要点は,次のとおりである(図35,図36,図37及び図38中の例を参照)。 

− BISブロックの各行は,3バイトの8グループに分けられる。これらの3バイトのグループは,それ

ぞれBISクラスタの一行に配置される。 

− BISブロックの偶数行はユニット0〜7に配置され,BISブロックの奇数行はユニット8〜15に配置さ

れる。 

− BISブロックの偶数行からの3バイトのグループは,ユニット0〜7の同じ行に配置される。ここに,

ユニットは,(番号に従って)逆順で使用される。 

− BISブロックの各連続する行の最初の3バイトグループは,前の行で使用された開始ユニットよりも

一つ大きい番号のユニットに配置する。 

− BISブロックのN=0の行は,ユニット:0,7,6,5,..,2,1のr=0の行に配置される。 

− BISブロックのN=2の行は,ユニット:1,0,7,6,..,2のr=1の行に配置される。 

− BISブロックのN=4の行は,ユニット:2,1,0,7,..,4,3のr=2の行に配置される。 

− このようにこのプロセスは,r=30の行のユニット6,5,4,3,..,0,7に配置されるN=60の行

まで繰り返される。 

− ここに,各ユニットの中で各行rは,循環的に右側に位置をmod(r,3)だけシフトされる。r=0の行は,


57 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

シフトされない。r=1の行は,1シフトされる。r=2の行は,2シフトされる。r=3の行は,シフト

されない。r=4の行は,1シフトされる。 

− BISブロックの奇数行についても同様の方法が行われるが,ユニット8〜15が使用される。 

 

3列

B0

B1

B2

31

:

:

:

B90

B91

B92

B93

B94

B95

31

:

:

:

:

:

:

:

:

u

496

16

31

e

r

ユニット

Bm

:

:

31

B1 487

 

図36−BISクラスタ 

 

BISブロックからBISクラスタへのバイトbN,C又はpbN,C(図35参照)の配置は,数式で表すと,次の

式で表すことができる。 

− ユニット: u=mod{[div(N,2)+8 − div(C,3)], 8}+8×mod(N,2) 

− その行: 

r=div(N,2) 

− その列: 

e=mod{[C+div(N,2)], 3} 

 

物理クラスタとしてディスクに記録されるBmに付与される連続番号(図22参照)であるバイト番号m

は,次による。 

m=(u×31+r)×3+e 

 


58 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

BISブロックのバイト番号N,C

右シフト

(= mod(r, 3))

上方向に挿入

ユニット

u

行r

0

列e

1

2

0

0

0,0

0,1

0,2

0

開始ブロック行

N= 0

1

2,5

2,3

2,4

1

継続ブロック

N= 2

2

4,7

4,8

4,6

2

3

6,9

6,10

6,11

0

:

7

14,23

14,21

14,22

1

8

16,1

16,2

16,0

2

開始ブロック行

N= 16

:

30

60,18

60,19

60,20

0

1

0

0,21

0,22

0,23

0

終了ブロック行

N= 0

1

2,2

2,0

2,1

1

開始ブロック行

N= 2

2

4,4

4,5

4,3

2

3

6,6

6,7

6,8

0

:

2

0

0,18

0,19

0,20

0

1

2,23

2,21

2,22

1

終了ブロック行

N= 2

2

4,1

4,2

4,0

2

開始ブロック行

N= 4

3

6,3

6,4

6,5

0

:

3

0

0,15

0,16

0,17

0

1

2,20

2,18

2,19

1

2

4,22

4,23

4,21

2

3

6,0

6,1

6,2

0

開始ブロック行

N= 6

:

4

0

0,12

0,13

0,14

0

1

2,17

2,15

2,16

1

2

:

5

0

0,9

0,10

0,11

0

1

2,14

2,12

2,13

1

2

:

6

0

0,6

0,7

0,8

0

1

2,11

2,9

2,10

1

2

4,13

4,14

4,12

2

:

7

0

0,3

0,4

0,5

0

↑継続ブロック行N= 0

1

2,8

2,6

2,7

1

↑継続ブロック行N= 2

2

4,10

4,11

4,9

2

:

7

14,2

14,0

14,1

1

開始ブロック行

N= 14

:

30

60,21

60,22

60,23

0

終了ブロック行

N= 60

 

図37−BISバイトを最初の8ユニットに配置する例(部分) 

 


59 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

BISブロックからのバイト番号N,C

右シフト

(= mod(r,3))

上方向へ挿入

ユニットu

行r

0

列e

1

2

8

0

1,0

1,1

1,2

0

開始ブロック行

N= 1

1

3,5

3,3

3,4

1

2

5,7

5,8

5,6

2

3

7,9

7,10

7,11

0

:

8

17,1

17,2

17,0

2

開始ブロック行

N= 17

:

30

61,18

61,19

61,20

9

0

1,21

1,22

1,23

終了ブロック行

N= 1

10

0

1,18

1,19

1,20

11

0

1,15

1,16

1,17

12

0

1,12

1,13

1,14

13

0

1,9

1,10

1,11

14

0

1,6

1,7

1,8

15

0

1,3

1,4

1,5

0

↑継続ブロック行N= 1

1

3,8

3,6

3,7

1

2

5,10

5,11

5,9

2

:

7

15,2

15,0

15,1

1

開始ブロック行

N= 15

:

30

61,21

61,22

61,23

0

終了ブロック行

N= 61

 

図38−BISバイトを最後の8ユニットへ配置する例(部分) 

 

結論は,次のとおりとする。 

− BISブロックの全ての情報バイトは,各アドレスユニットの最初の15行の中に見つかる。 

− BISブロックの全てのパリティバイトは,各アドレスユニットの最後の16行の中に見つかる。 

− 各アドレスフィールドは,各アドレスユニットの最初の3行に見つかる(図39参照)。 

13.14 

ECCクラスタ 

LDCクラスタ及びBISクラスタを構成の後,LDCクラスタは,各38列の四つのグループに分割される。

この4グループの間に3列のBISクラスタから1列ずつが挿入される。BISクラスタ及びLDCクラスタを

多重した後に図39のECCクラスタになる。 

 


60 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

LDC

38

BIS

1

LDC

38

BIS

1

LDC

38

BIS

1

LDC

38

AF0,0

AF1,0

AF2,0

AF3,0

AF4,0

AF5,0

AF6,0

AF7,0

AF8,0

アドレス

UCu,v

:

:

ユニット0

:

:

:

AF0,1

AF1,1

AF2,1

496

AF3,1

AF4,1

AF5,1

AF6,1

AF7,1

AF8,1

アドレス

UCx,y

:

:

ユニット1

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

:

 

図39−BISクラスタ及びLDCクラスタを多重した後のECCクラスタ 

 

13.15 

記録フレーム 

各ECCクラスタの行は,規定の場所にフレーム同期ビット及び直流制御ビットを加えて記録フレームに

変換される。 

このために,各ECCクラスタの各行155バイトから形成される一連の1 240データビットは,25データ

ビットの1グループ及び45データビットの27グループに分けられ(図40参照),バイトの最上位ビット

が最初に処理される。 

最初の25データビットのグループは,特別な30変調チャネルビット列であるフレーム同期を挿入する

ための20データビット位置分が拡張される。 

次に,各45データビットのグループは,直流制御ブロックを構成する1ビットの位置を足して完成とな

る。 

 


61 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

38

バイト

38

バイト

38

バイト

38

バイト

1

バイト

1

バイト

1

バイト

データ

25

データ

45

データ

45

フレーム

同期

20

直流

制御

1

直流

制御

1

直流
制御

1

25

ビット

45

ビット

45

ビット

45

ビット

45

ビット

155バイト

1240ビット

1288ビット

46ビット

46ビット

46ビット

直流制御ブロック#0

直流制御ブロック#1

直流制御ブロック#2..26

直流制御ブロック#27

25 46ビット

×

 

図40−記録フレームの生成 

 

13.16 

物理クラスタ 

記録フレームに変換されたECCクラスタの496行は,物理クラスタと呼ばれる。 

13.17 

記録データのための17PP変調 

13.17.1 

一般 

フレーム同期以外の記録フレームの全てのビットは,17PP変調符号則に従い変調ビットに変換される。

この17PP変調符号は,ラン長が,2T以上かつ8T以下のRLL(1,7)符号で,幾つかの特徴がある。 

PPは,パリティ保存及びRMTR禁止を意味しており,次を意味する。 

− パリティ保存 

− データビット列の“1”の数が偶数の場合は,変調ビット列の“1”の数も偶数である。 

− データビット列の“1”の数が奇数の場合は,変調ビット列の“1”の数も奇数である。 

この性質によって,記録信号の低周波成分を効率よく制御することが簡単になる(13.17.3参照)。 

− RMTR禁止 

− 連続する最小ラン長(2T)の数は,6に制限される。 

最小ラン長は信号振幅が小さいため,この措置によって読取性能が改善される。 

13.17.2 

ビット変換規則 

図41の表は,データビットを変調ビットに変換する規則を規定している。データビットは左から右へ(最

上位ビットが最初で図40参照)処理する。記録フレームの最後に残ったビットは,終端ビット用の表に

従って変換する。 

表の“1”は,記録信号の反転を表している。変調ビット列は,NRZIチャネルビット列に変換された後

に(13.18参照)ディスクに記録される。 

 


62 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

データビット

変調ビット

00 00 00 00

010 100 100 100

00 00 10 00

000 100 100 100

00 00 00

010 100 000

00 00 01

010 100 100

00 00 10

000 100 000

00 00 11

000 100 100

00 01

000 100

00 10

010 000

00 11

010 100

01

010

10

001

11

000
101

前の変調ビットがxx1の場合

前の変調ビットがxx0の場合

置き換える

データビットパターン

置き換える

変調ビット

置き換えの条件

11 01 11

001 000 000

次の変調ビットが010の場合

終端の

データビット

終端の
変調ビット

00 00

010 100

00

000

 

図41−17PP変調符号変換表 

 

13.17.3 

直流制御方法 

変調ビット列の“1”は記録信号の反転を意味するため,奇数の変調ビット“1”を制御して変調ビット

列に追加すれば,この信号の極性を反転することができる。17PP変調符号のパリティ保存の特徴から,単

にデータビット列に追加ビットを挿入し,反転が必要な場合は,“1”に設定することで,これは可能とな

る。 

前の直流制御ブロックの最後の直流制御ビットを“0”又は“1”に設定することによって,各直流制御

ブロックの後で記録信号の積算したDSVが最小になるようにする(図40参照)。 

13.17.4 

フレーム同期 

物理クラスタは16アドレスユニットで構成され,各アドレスユニットは31の記録フレームから構成さ

れる(図22及び図40参照)。 

変調された記録フレームは,30チャネルビットから構成されるフレーム同期で始まる。 

フレーム同期の主部は,17PPの変調法則に従わない24ビットパタン(ラン長9Tが2回)で構成される。 

最後の6ビットは,七つの異なるフレーム同期パタンを識別する記号を規定する。6ビットのフレーム

同期IDのための記号は,変調の反転間隔が2以上となるように選択されている。 

フレーム同期の前の最後のデータビットが終端表(図40参照)に従って符号化されている場合は,フレ

ーム同期#の最初の変調ビットは“1”であり,そうでなければ“0”である(図42参照)。 

フレーム同期パタンは,変調ビットによって規定される。表の“1”は,記録信号の反転を表している。

ディスクに記録する前に,フレーム同期符号はNRZIチャネルビット列に変換される(13.18参照)。 


63 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

同期番号

24-bit 同期主部

6-bit 同期ID

FS0

#01 010 000 000 010 000 000 010

000 001

FS1

#01 010 000 000 010 000 000 010

010 010

FS2

#01 010 000 000 010 000 000 010

101 000

FS3

#01 010 000 000 010 000 000 010

100 001

FS4

#01 010 000 000 010 000 000 010

000 100

FS5

#01 010 000 000 010 000 000 010

001 001

FS6

#01 010 000 000 010 000 000 010

010 000

 

図42−30ビットフレーム同期符号 

 

七つの異なるフレーム同期では31の記録フレームを識別するためには不十分なので,各フレームは自分

自身のフレーム同期と前の記録フレームのいずれかのフレーム同期との組合せで識別される。これらの組

合せ配置によって,前のフレーム同期がたとえ1,2又は3フレームにわたって欠落したとしても,その記

録フレームは,自分のフレーム同期及び最後にあったフレーム同期から識別できる(図43参照)。 

 

記録フレームn−4

記録フレームnは,下記のフレーム同期IDの組合わせで識別できる。:

記録フレームn + 記録フレームn −1
記録フレームn+ 記録フレームn−2
記録フレームn+ 記録フレームn−3
記録フレームn+ 記録フレームn−4

記録フレームn−3記録フレームn−2記録フレームn−1

記録フレームn

 

図43−記録フレームの識別 

 

各アドレスユニットの最初の記録フレームは,特別なフレーム同期:FS0をもっている。 

他のフレーム同期の配置は,図44による。 

 

フレーム番号

フレーム同期

フレーム番号

フレーム同期

0

FS0

1

FS1

16

FS5

2

FS2

17

FS3

3

FS3

18

FS2

4

FS3

19

FS2

5

FS1

20

FS5

6

FS4

21

FS6

7

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

フレーム番号

フレーム同期

フレーム番号

フレーム同期

0

FS0

1

FS1

16

FS5

2

FS2

17

FS3

3

FS3

18

FS2

4

FS3

19

FS2

5

FS1

20

FS5

6

FS4

21

FS6

7

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

 

図44−記録フレームのフレーム同期符号の配置 

 


64 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

13.18 

変調及びNRZI変換 

ディスクに記録する前にデータビットは変調ビットに変換され,それは,図45に示す方法によって最後

にNRZIチャネルビットに変換される。 

 

変調ビット

データ

ビット

NRZ

変換

変調器

排他的論理和

1T

遅延

NRZI変換された

チャネルビット

T=1チャネルクロック周期

データビットパターンの例:

01

01

10

01

-

変調ビットパターン

:

010010

001

0100

NRZ変換信号

:

NRZI変換信号

:

 

図45−変調及びNRZI変換 

 

14 物理データの配置及びリンキング 

14.1 一般 

記録の単位は,データランインが手前にデータランアウトが後に配置される,物理クラスタで構成する

記録ユニットブロック(RUB)である。 

記録ユニットブロックは,一つずつ又は幾つかのRUBの連続(記録列)で記録できる。 

ディスクの記録可能領域でチャネルビットレートがウォブル周波数に同期している場合は,ウォブルの

周期は69チャネルビットとする。これは,変調された1 932チャネルビット(=1 288データビット)の

記録フレームは,正確に28ウォブル周期になることを意味している。この同期状態は,標準の状態とみな

される。 

14.2 記録ユニットブロック(RUB) 

14.2.1 一般 

各RUBは,2 760 cbs(公称40ウォブル周期)のデータランイン,496×1 932 cbs(公称496×28ウォブ

ル周期)の物理クラスタ,及び1 104 cbs(公称16ウォブル周期)のデータランアウトから構成される。 

 

ランイン

物理クラスタ

ランアウト

ガード̲3

40 wbs

496×28 wbs

16 wbs

8 wbs

 

図46−単一記録の記録ユニットブロックの構成 

 

各単一記録したRUB又は各連続記録した列のRUBは,いかなる二つのRUB間にもギャップ(未記録

領域)ができないことを確実にするため,ガード̲3フィールドで終端する。 

そのようなガード̲3フィールドは,540 cbs(公称 ≈ 8ウォブル周期)によって構成する。 

 


65 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ランイン

物理クラスタ

ランアウト

ランイン

物理クラスタ

:

物理クラスタ

ランアウト

ガード゙̲3

40 wbs

496×28 wbs

16 wbs

40 wbs

496×28 wbs

:

496×28 wbs

16 wbs

8 wbs

 

図47−連続記録の記録ユニットブロックの構成 

 

14.2.2 データランイン 

14.2.2.1 一般 

データランインは,次に示す部分から構成されている。 

− ガード̲1: 

1 080チャネルビット 

− PrA(プリアンブル): 

1 680チャネルビット 

 

PrAフィールドは,(PLLロックと同期のための)信号処理用のランイン用である。 

ガード̲1フィールドは,記録動作の開始を決める位置がばらつくために,前回記録箇所と重なることに

対処するためのフィールドである(図48参照)。 

 

ガード̲1

1080 cbs

プリアンブル

1680 cbs

任意のAPC

≈ 5 ウォブル

ビットパターンの繰返し

≈ 11ウォブル

公称値

≈ 24ウォブル

 

図48−データランインの構成 

 

14.2.2.2 ガード̲1フィールドの内容 

ガード̲1フィールドは,1 080チャネルビットの長さである。 

変調ビットで表す内容は,01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]を36回繰り返すパタンである。 

これらのパタンは,5T/5T/3T/3T/7T/7Tが繰り返されるものとなり,電子回路を再度安定させるために適

している。 

14.2.2.3 自動パワー制御(APC) 

記録動作の開始でのガード̲1フィールドの最初の5ウォブルは,自動パワー制御を行うために使用でき

る。そのようなAPCのために使う変調ビットパタンは,記録機の製造業者が自由に選ぶことができ,14.2.2.2

で規定した繰返しパタンと異なっていてもよい。 

14.2.2.4 PrAフィールドの内容 

PrAフィールドは,1 680チャネルビットの長さである。 

PrAフィールドの内容は,図49による。 

 

を52回繰り返す

01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]

同期̲1

同期̲2

01[02]1[02]1[06]1[05]

1560cbs

30cbs

40cbs 

30cbs

20 cbs 

01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1

[06]1[04]1[03]

 

図49−PrAフィールドの構成 


66 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

一般に,PrAの後の最初のフレーム同期がFS(N)(N=0..6,13.17.4参照)の場合は,同期̲1はFS{mod[(N

+4),7]}とし,同期̲2は,FS{mod[(N+6),7]}とする。 

これは,同期̲1はFS4とし,同期̲2はFS6とすることを意味する(PrAの後の最初のフレーム同期は

FS0である。)。 

各同期̲1,同期̲2及びPrAの後の最初のフレーム同期の先頭のビットは,直流制御に使用できる(#=

“0”又は“1”,図42参照)。 

14.2.3 データランアウト 

14.2.3.1 一般 

データランアウトは,次に示す部分から構成されている。 

− PoA(ポストアンブル): 

564チャネルビット 

− ガード̲2: 

540チャネルビット 

 

PoAフィールドは,信号処理のランアウト用である。 

ガード̲2フィールドは,記録動作の開始位置決定がばらつくことに対処するためのフィールドである

(図50参照)。 

 

PoA

564 cbs

ガード̲2

540 cbs

公称値
≈ 8 ウォブル

公称値
≈ 8 ウォブル

 

図50−データランアウトの構成 

 

14.2.3.2 PoAフィールドの内容 

PoAフィールドは,564チャネルビットの長さである。 

PoAフィールドの内容は,図51による。 

 

同期̲3

01[08]1[08]1[08]1[08]1[08]1[07]

を16回繰り返す

01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]

30 cbs

54 cbs

480 cbs 

 

図51−PoAフィールドの構成 

 

一般に,PoAの前の使用者データがフレーム番号nで終わる場合は,フレーム番号n+1に相当するも

のとして,同期̲3を選ぶこととする(13.17.4を参照)。 

これは,同期̲3をFS0とすることを意味する。 

同期̲3パタンの最初のビットは,13.17.4の規定に従って用いる。 

同期̲3の後の9T/9T/9T/9T/9T/9Tパタンは,“使用者データ停止”の指示として使うことができる。 

14.2.3.3 ガード̲2フィールドの内容 

ガード̲2フィールドは,540 チャネルビットの長さである。 

変調ビットで表す内容は,01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]を18回繰り返すパタンである。 


67 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

14.2.4 ガード̲3フィールド 

14.2.4.1 一般 

 

ガード̲3

540 cbs

ビットパターンの繰返し

≈ 3 ウォブル

任意のAPC

≈ 5ウォブル

 

図52−ガード̲3フィールドの構成 

 

ガード̲3フィールドは,540チャネルビットの長さである。 

変調ビットで表す内容は,01[04]1[04]1[02]1[02]1[06]1[05]を18回繰り返すパタンである(図52参照)。 

14.2.4.2 自動パワー制御(APC) 

記録動作の最後にあるガード̲3フィールドの最後の5ウォブルは,自動パワー制御を行うために使用で

きる。そのようなAPC動作のために使う変調ビットパタンは,記録機器の製造業者が自由に選ぶことがで

き,14.2.4.1で規定した繰返しパタンと異なっていてもよい。 

14.2.4.3 リンキングの要求事項 

ガード̲1フィールド及びガード̲3フィールドは,別々に記録された記録ユニットブロック列のリンキン

グに用いる。一つ前の記録ユニットブロック列のガード̲3領域は,現在記録している記録ユニットブロッ

ク列のガード̲1フィールドで上書きする。リンク動作でのSERの要求事項は,34.1に規定している。 

図53に,3回に分けて別々に記録した単一記録ユニットブロックのリンキングの例を示す。 

 

PoA

G2

G3

リンク

G1 = ガード̲1 フィールド

G2 = ガード̲2 フィールド

G3 = ガード̲3 フィールド

G1

PrA

物理クラスタ

PoA

G2

G3

ランアウト

G1

PrA

PoA

G2

G3

ランイン

PrA

G1

物理クラスタ

ランアウト

ランアウト

ランイン

物理クラスタ

リンク

ランイン

 

図53−3回に分けて別々に記録した単一記録ユニットブロックのリンキング 

 

14.3 ウォブルアドレスに対するデータの位置決め 

連続する複数のRUB(及び単一RUB)の公称記録開始位置は,PAAがAA1,AA0=00であるADIP語

の同期̲3ユニットと最初のデータ̲xユニットとの間の基準ユニットにある,NWL 25ウォブルの中央であ

る(15.7参照)。 

記録開始位置は,±34 cbsよりも良い精度で決める。 

この結果,重ね書き領域の長さは,7〜9ウォブル長とする。 

 

15 トラックフォーマット 

15.1 一般 

トラックは,連続らせんの360°1回転分で形成される。 

各記録層は,ほぼ同じ場所に同じ基本トラックをもつ(図54参照)。 


68 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

15.2 トラックの形 

半径r1と半径r3との間のゾーンは,BCAに用いるために確保されており(箇条35参照),r1及びr3は,

次による。 

r1=21.0 mm 

r3=22.2 mm 

半径

mm

0.

21

0.0

1.0

で,L0層では開始しL1層では終了する,1本のらせんのグルーブで形成されるトラッ

クをこのゾーンに置く。 

L0層で,BCAゾーンとエンボスHFM領域との間での直線グルーブからHFMグルーブへの移行は,半

径r2とr3との間とし(図54参照),r2は,次による。 

r2=22.0 mm 

この移行で,らせんグルーブは,中断しない。 

L0層では半径21 mmとエンボスHFM領域でHFMグルーブのエンコードが開始する点との間,他の層

では半径21 mmとウォブルグルーブの内側端との間,BCAゾーンのグルーブトラックは,(変調のない)

直線グルーブとする(箇条18参照)。 

 

 

図54−異なるグルーブタイプ間の接続領域 

 

L0層のエンボスHFM領域では(箇条16参照),BCAゾーンの直線グルーブから中断することなく続く

1本のらせんグルーブでトラックが形成される。 

これらのエンボスHFM領域のグルーブトラックは,比較的高い周波数で公称中心線の周りで半径方向

に偏移し,それによって,転写情報を保存するための高ビットレートかつ高容量のデータチャネル(HFM

グルーブ)を供給する。 

各トラックの形は,箇条26の要求事項で決められる。 

記録領域では(箇条16参照)トラックは,L0層ではエンボスHFM領域の最後から,L2層では直線グ

ルーブの最後から,開始する。奇数番号の層ではトラックは,直線グルーブ領域の始めで終了する。記録


69 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

領域のグルーブは,主として単一正弦波で,ウォブルグルーブの公称中心線の周りで半径方向に偏移する。

その正弦波偏移は,幾つかのサイクルを規定の場所で違うパタンに置き換える形で変調される。 

ウォブルは,ディスクのスピード制御及びドライブの記録クロックの同期に使うことができ,変調され

た部分は,プリグルーブ中のアドレス又はADIPというアドレス情報(15.7参照)を表している。各トラ

ックの形は,箇条27に規定する要求事項で決められる。 

注記 この規格では,“プリグルーブ”という用語は規定していないが,“ADIP”は,“プリグルーブ

中のアドレス”の頭字語として,光ディスクの規格では広く使用されている。“プリグルーブ”

の意味は,この規格の“グルーブ”と同じ意味である。 

エンボスHFM領域と記録領域との間の接続部分では,らせんグルーブは中断しない。HFMグルーブの

転写情報とウォブルグルーブのADIP情報との間では,トラックの接線方向に最大1 mmの長さのグルー

ブだけの場所(変調がない状態)が許されている。 

グルーブ形状は,次のとおりとする。 

− この規格では,各層でオングルーブ記録だけが許容される(箇条7参照)。 

− オングルーブ記録では,ランドよりも入射面に近いグルーブの形状が使用される。グルーブ形状の概

要を図55に示す。 

 

透過積層

基板

グルーブ

ランド

“オングルーブ記録”

読取りビーム

 

 

ディスクの半径方向の断面 

 

図55−グルーブ形状の概要 

 

15.3 トラックパス 

偶数番号の層では,ディスクが9.8に従って回転する場合は,らせんはディスクの内周側からディスク

の外周側に向かって進む。 

奇数番号の層では,ディスクが9.8に従って回転する場合は,らせんはディスクの外周側からディスク

の内周側に向かって進む。 

偶数番号nの層のトラックは,内側ゾーンnの開始位置で始まり,外側ゾーンnの終端で終わり,情報

ゾーンで連続にする(図17参照)。奇数番号nの層のトラックは,外側ゾーンnの開始位置で始まり,内

側ゾーンnの終端で終わり,情報ゾーンでは連続にする(図15及び図16参照)。 

15.4 トラックピッチ 

15.4.1 BCAゾーンのトラックピッチ 

BCAゾーンのトラックピッチ(TP)は,半径方向に測定した隣り合うトラックのグルーブの平均中心線

間の距離である。 

トラックピッチは,(2.0±0.1) μmとする。 


70 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

r2とr3との間の領域では,トラックピッチはL0層では2.0 μmからエンボスHFM領域の0.35 μmへ移行

し,他の層では2.0 μmからウォブルグルーブ領域のトラックピッチ0.32 μmへ移行する。 

15.4.2 エンボスHFM領域のトラックピッチ 

エンボスHFM領域のトラックピッチは,半径方向に測定した隣り合うトラックのHFMグルーブの平均

中心線間の距離である。 

トラックピッチは,(0.350±0.010) μmとする。 

エンボスHFM領域全体で平均したトラックピッチは,(0.350±0.003) μmとする。 

15.4.3 記録領域のトラックピッチ 

記録領域のトラックピッチは,半径方向に測定した隣り合うトラックのウォブルグルーブの平均中心線

間の距離である。 

トラックピッチは,(0.320±0.010) μmとする。 

記録領域全体で平均したトラックピッチは,(0.320±0.003) μmとする。 

15.4.4 エンボスHFM領域と記録領域との間のトラックピッチ 

トラックピッチ0.35 μmから0.32 μm(L0層)の変更は,そのトラックが保護ゾーン2の中に完全に収

まることとし,最大100トラック(回転)の間に実現する(図85参照)。 

15.5 HFMグルーブのトラック構成 

15.5.1 一般 

15.5では,データのエンコードフォーマットだけを規定する。場所及び内容は,箇条18及び18.2で規

定される。 

HFMグルーブのデータは,PICクラスタという4Kパーティションで記録される。そのような,各PIC

クラスタは,2 048バイトのデータの二つのデータフレームを含んでいる。このデータを保護するエラー訂

正のメカニズム及びパーティション全体をフォーマットする方法は,箇条13に規定したものとよく似てい

る。 

図56に図示するように,LDC+BIS符号の組合せの一部が使用される。 

関連するプロセスの段階及び応用符号化の詳細な規定は,箇条13の規定を参照できる。 

 

同期

1バイト

10 バイト

1 バイト

9 バイト

D0......... D9

B0

D10....... D18

D19..... D28

B1

D29............

:

:

248 行

ディスク上の

データ列方向

:

:

216 データ

:
:

B247

.... D4 711

32 パリティ

 

図56−ディスク上の4K PICクラスタの図 

 


71 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

15.5.2 データフォーマット 

15.5.2.1 データフレーム 

各データフレームは,13.2及び13.3に規定したとおり4バイトのエラー検出符号(EDC)を追加して拡

張される。 

15.5.2.2 スクランブルドデータフレーム 

EDCを追加した各データフレームは,13.4に規定した方法によってスクランブルされる。スクランブラ

のプリセットには,PS19 .. PS5の代わりにAUN15 .. AUN1(15.5.3.2及び13.9.2.2参照)を用いる。 

15.5.2.3 データブロック 

各2スクランブルドデータフレームは,13.5に規定し図26に示される216行×19列の配列に配置され

る(0〜18列だけ使用)。 

15.5.2.4 LDCブロック 

次に,エラー訂正パリティの32行は,(L=0 .. 18)の19列しかないという違いはあるものの,13.5及

び13.6に規定された方法によって追加される。この結果,248行×19列の配列ができる。 

15.5.2.5 インターリーブ 

インターリーブの方法は,13.8に規定したものと異なる。13.8.3に規定した第2のインターリーブステ

ップだけが適用される。各連続した行は,左に1バイト以上シフトされる。シフト(shift)は,次による。 

shift=mod(k,19) 

ここに, 

k: 行番号。0≦k≦247 

左側からはみ出したバイトは,列の右側から再投入される(図57参照)。 

 

19 バイト

シフト0

e0,0

e0,1

...

...

e0,18

シフト1

e1,1

e1,2

...

...

e1,18

e1,0

シフト2

e2,2

e2,3

...

...

e2,18

e2,0

e2,1

...

...

...

...

シフト18

e18,18

e18,0

...

...

e18,17

248

シフト0

e19,0

e19,1

...

...

e19,18

...

...

...

...

シフトmod(k,19)

...

...

...

...

...

...

...

...

p246,18

p246,0

...

...

p246,17

p247,0

p247,1

...

...

p247,18

シフト18

シフト0

 

図57−PIC LDCブロックのインターリーブ 

 

この工程の後,バイトは,全ての行を通して番号を水平方向に振り直し,図56に示すとおりD0 .. D4 711

となっている。 


72 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

15.5.3 アドレス及びコントロールデータ 

15.5.3.1 一般 

記録領域のフォーマットと異なり,BISブロックは四つのBIS符号から成り,各9バイトの八つのアド

レスが18行に,各24バイトの二つの使用者コントロールデータが12行に入っている(図58参照)。 

 

4 列

0

1

2

3

0

AF0,0

AF0,3

AF0,2

AF0,1

1

AF0,4

AF0,7

AF0,6

AF0,5

2

AF1,1

AF1,0

AF1,3

AF1,2

3

AF1,5

AF1,4

AF1,7

AF1,6

4

AF2,2

AF2,1

AF2,0

AF2,3

5

AF2,6

AF2,5

AF2,4

AF2,7

6

AF3,3

AF3,2

AF3,1

AF3,0

7

AF3,7

AF3,6

AF3,5

AF3,4

8

AF4,0

:

:

AF4,1

18 行

9

AF4,4

:

:

:

アドレス

10

AF5,1

AF5,0

:

:

11

AF5,5

:

:

:

12

AF6,2

AF6,1

AF6,0

:

1 BIS符号

13

AF6,6

:

:

:

= 62 バイト

14

AF7,3

:

AF7,1

AF7,0

15

AF7,7

:

:

:

16

AF8,0

:

:

AF8,1

17

AF8,4

AF8,7

AF8,6

AF8,5

18

UC0,0

UC12,0

UC0,1

UC12,1

19

UC1,0

UC13,0

UC1,1

UC13,1

12 行

:

:

:

:

:

使用者コントロールデータ

28

UC10,0

UC22,0

UC10,1

UC22,1

29

UC11,0

UC23,0

UC11,1

UC23,1

30

pb30,0

pb30,1

pb30,2

pb30,3

31

pb31,0

pb31,1

pb31,2

pb31,3

32 行

:

:

:

:

:

パリティ

61

pb61,0

pb61,1

pb61,2

pb61,3

符号語0

符号語1

符号語2

符号語3

 

図58−PIC BISブロック 

 

15.5.3.2 アドレスフィールド 

各64Kのクラスタの1/16(=4Kバイト)が一つのアドレスユニット番号で識別される(13.9.2及び細分

箇条参照),ディスクの記録領域と同じように,各4KのPICクラスタは,アドレスユニット番号で識別す

る。これらのアドレスユニット番号は,連続した4KのPICクラスタ間で2ずつ増やす。 

各PICのBISブロックは,同じアドレスを8回繰り返し(S=0 .. 7),繰返し回数を識別するフラグビッ

トが使われる。 

アドレスフィールドは,主アドレスフィールドから派生している(13.9.2及び他の細分箇条参照)。 

AF0,S=PAF0,S(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 

AF1,S=PAF1,S(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 


73 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

AF2,S=PAF2,Sの全ビット反転(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 

AF3,S=PAF3,Sの全ビット反転(S=0 .. 7に対して全て同じ。) 

AF4,S=PAF4,S[フラグビットであり,b7〜b3はリザーブ(領域)とし,b2〜b0はSの2値の値に設定する。] 

AF5,S=PAF5,Sの全ビット反転 

AF6,S=PAF6,Sの全ビット反転 

AF7,S=PAF7,S 

AF8,S=PAF8,S 

PAF5,S .. PAF8,S=アドレスフィールド上で構成する,(9,5,5)RS符号のパリティバイト 

主アドレスフィールドのパリティバイトPAF5,S .. PAF8,Sは,13.9.2で規定したとおりに計算する。 

八つのアドレスは,PICのBISブロックに特殊なプリインターリーブの方法で配列される。 

アドレス0〜3のバイトは偶数行の対角線上に配置され,アドレス0のバイト0は行列0,0から開始し,

続きの各アドレスは循環しながら一つ左の位置にシフトされる(図58参照)。 

アドレス4〜7のバイトは奇数行の対角線上に配置され,アドレス4のバイト0は行列1,0から開始し,

続きの各アドレスは循環しながら一つ左の位置にシフトされる。 

数式で表すと,このPICのBISクラスタへのバイトAFx, yの配列は,次の式で表すことができる。 

− 行r:r=2×x+div(y,4) 

− 列c:c=mod[(x+8 − y),4] 

15.5.3.3 使用者コントロールデータ 

各24バイトにて構成される,二つの使用者コントロールデータユニットがある。最初の使用者コントロ

ールデータユニットのバイト0〜11は,PICのBISブロックの0列18〜29行に配置し,バイト12〜23は,

1列18〜29行に配置する。同様に,第2の使用者コントロールデータユニットのバイト0〜11は,PICの

BISブロックの2列に,バイト12〜23は3列に配置する(図58参照)。 

両方の使用者コントロールデータは,全てリザーブ(領域)とする。 

15.5.3.4 BIS符号語 

PICのBISブロックは,4列(c=0 .. 3)しかないという違いはあるものの,13.11及び13.12に規定する

方法によって,32行のパリティ(図58参照)を追加して完成となる。その結果,62行×4列の配列がで

きる。 

15.5.3.5 BISクラスタ 

最後に,BIS符号の配列は,図56に示すとおりPICクラスタに挿入可能な248バイトの1列に再配置さ

れる。 

バイトB0〜B123は,行列0,0から開始して,循環しながらBISブロックの偶数行を対角線上に続けて

複製して埋められる(図59参照)。 

バイトB124〜B247は,行列1,0から開始して,循環しながらBISブロックの奇数行を対角線上に続けて

複製して埋められる。 

数式で表すと,PICのBISブロックからPICのBISクラスタへのバイトの配置は,次の式で表すことが

できる。 

− バイトbr, c:行r列cのBISブロックのバイト 

− バイトBi:BISクラスタの列のi番目のバイト 

− 行r:r=mod(2×i,62)+div(i,124) 

− 列c:c=mod(i,4) 


74 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

逆に,iは,r及びcを用いて次の式で表すことができる。 

i=124×mod(r,2)+div(r,2)+31×mod{[4 − c+div(r,2)],4} 

インターリーブの結果,1列248バイトのBISクラスタは,それぞれが,9アドレスバイト,6使用者コ

ントロールデータバイト及び16パリティバイトの順に構成される,31バイトの8グループに分かれる。

アドレスバイトは,プリインターリーブのおかげで直接アクセスするために適切な順番で表れる。 

 

BIS ブロック

BIS クラスタ

i

c= 0

1

2

3

1 バイト

r= 0

0

93

62

31

B0

1

124

217

186

155

:

2

32

1

94

63

:

3

156

125

218

187

:

4

33

2

95

:

5

157

126

219

Bi

6

34

3

:

7

158

127

:

8

4

35

:

9

128

159

:

10

5

:

11

129

B123

248

12

6

B124

13

130

:

:

:

:

:

:

:

53

243

:

54

120

27

:

55

244

:

56

28

121

:

57

152

245

:

58

60

29

122

:

59

184

153

246

:

60

92

61

30

123

:

61

216

185

154

247

B247

 

図59−PIC BISクラスタを構成するための読取順 

 

15.5.4 記録フレーム 

15.5.4.1 一般 

次の工程で,19列のインターリーブされたLDCブロックは,1列のBISクラスタと合わせて,図56に

規定したとおり拡張して1列の同期パタンが追加される。 

21列×248行の配列の各行は,PIC記録フレームと呼ばれる。 

15.5.4.2 変調 

各PIC記録フレームの168ビットは,同期パタンのビットを除きバイフェーズ変調によって変調ビット

に変換される。この変調方式ではビット“0”は,ビットセルの最初の反転で表され,ビット“1”は,ビ

ットセルの最初及び中央の反転で表される(図60の例参照)。 

変調ビットは,図60に示すとおり,ディスク上にグルーブの平均中心線からの偏移として記録される。


75 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

各セルの長さは,Tを記録領域のチャネルビット長とする場合は,36Tとする。 

 

 

図60−バイフェーズ変調されたHFMグルーブ 

 

15.5.4.3 フレーム同期 

各記録フレームは,8データビット相当の同期パタンで始まる。最初の4ビットは,通常のバイフェー

ズエンコード規則を破る特別のパタンの4ビットセルで置き換えられる(図61参照:最初の位相による

二通りの可能性のあるパタン)。 

 

1

1

1

1

0

0

0

0

1

1

0

0

0

0

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

1

同期主部

同期識別子

ID0

ID1

ID2

パリティ

データ

データ

x

x

x

x

x

x

x

x

同期パターン

 

図61−バイフェーズ同期パタン 

 

7種類の同期パタンがID0 .. ID2及びパリティビットの終わりの4ビットで識別される(図62参照)。 

 

同期番号

ID0

ID1

ID2

パリティ

FS0

0

0

0

0

FS1

0

0

1

1

FS2

0

1

0

1

FS3

0

1

1

0

FS4

1

0

0

1

FS5

1

0

1

0

FS6

1

1

0

0

 

図62−同期の識別 

 

PICのBIS列によって,248行のPICクラスタは,31記録フレームの8グループに分けることができ,


76 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

各記録フレームのグループは,それぞれの最初の9行にアドレスがある(15.5.3.5参照)。 

そのような連続した31記録フレームの各グループは,特別な同期パタンの配列で識別される(13.17.4

も参照)。各グループの最初の記録フレームは,特別な同期パタンFS0をもっている。 

他の同期パタンは,図63に規定するとおり配置される。 

 

フレーム番号

同期番号

0

FS0

1

FS1

16

FS5

2

FS2

17

FS3

3

FS3

18

FS2

4

FS3

19

FS2

5

FS1

20

FS5

6

FS4

21

FS6

7

FS1

22

FS5

8

FS5

23

FS1

9

FS5

24

FS1

10

FS4

25

FS6

11

FS3

26

FS2

12

FS4

27

FS6

13

FS6

28

FS4

14

FS6

29

FS4

15

FS3

30

FS2

フレーム番号

同期番号

 

図63−PIC記録フレームへの同期パタンの配置 

 

15.6 ウォブルグルーブのトラック構造 

15.6.1 一般 

トラックのウォブルは,おおよそ平均センターラインからの正弦波偏移である。 

公称ウォブル長NWL(69チャネルビットと等価)は,記録領域全体で平均した場合に,次による。 

− 使用者データ容量32.0 GB/層のディスクで,(4.020 0±0.005) μm 

− 使用者データ容量33.4 GB/層のディスクで,(3.855 3±0.005) μm 

これは,2×Vrefにおいて基本周波数fwobに相当し,次による。 

fwob=1 913.043 kHz 

15.6.2 ウォブルの変調 

15.6.2.1 一般 

ウォブルの基本形は,コサイン波:cos(2π×fwob×t)である。この基本形のウォブルは,“単一周波数ウォ

ブル”(MW)と呼ばれる。 

ウォブルのうち幾つかが変調され,次の二つの変調方法を併用する。 

− 第1の変調方法:“MSK-cos”(最小シフトキー−コサイン変形)と呼ばれる。 

− 第2の変調方法:“HMW”(高調波変調波)と呼ばれる。 

 

外側ゾーンの保護ゾーン3領域(箇条16及び20.2.10参照)では,グルーブはHMWでは変調せず,MSK-cos

だけで変調する。 

両方の変調方法は,15.7に規定するとおりにADIP情報を表す。 


77 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

15.6.2.2 MSK-cos変調 

MSK-cos変調は,三つの連続した単一周波数ウォブルを一つのMSKマーク(MM)で置き換えること

によって行われる。 

MSKマークは,図64に示すとおり,次に示すウォブルパタンをもった3個の公称ウォブル長NWLで

構成される。 

− 第1番目のNWL:周波数=1.5×fwobのコサインウォブルでMSKマークを始める。 

− 第2番目のNWL:周波数=fwobのコサインウォブルが続く。 

− 第3番目のNWL:周波数=1.5×fwobのコサインウォブルでMSKマークを終える。 

 

 

図64−MSKマークの規定(オングルーブ) 

 

15.6.2.3 HMW変調 

HMW変調は,連続した単一周波数ウォブルを,同数ののこぎり波ウォブル(STW)に置き換えること

によって行われる。一つののこぎり波ウォブルは,基本コサイン波に2倍の周波数のサイン波を組み合わ

せることで形成され,次の式で表される。 

cos(2π×fwob×t)±a×sin[2π×(2×fwob)×t] 

ここに, 

a: 0.25 

そのような基本周波数のコサイン波及びある量の2次高調波の組合せは,1次近似ではのこぎり波を表

している。“+”又は“−”の符号は,左又は右の傾斜を作り出し,“+”記号はビット“1”を表すために,

“−”記号は,ビット“0”を表すために使用される(図65参照)。 

 


78 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

図65−のこぎり波ウォブルの規定(オングルーブ) 

 

15.6.3 ウォブル極性 

プッシュプルの極性(26.1参照)が負の場合は,ウォブルグルーブは,最初のウォブル偏移をディスク

の外周方向に開始する。 

プッシュプルの極性(26.1参照)が正の場合は,ウォブルグルーブは,最初のウォブル偏移をディスク

の内周方向に開始する。 

15.7 ADIP情報 

15.7.1 一般 

ディスクに記録するデータは,ウォブル中に変調されて入っているADIPアドレスに同期する。したが

って,56 NWLは,2記録フレームに相当する(13.16参照)。そのような56 NWLのグループは,ADIPユ

ニットと呼ばれる(図66参照)。 

 

2 記録フレーム

1 932 チャネルビット

1 932 チャネルビット

同期

データ

同期

データ

9.5 

ウォブル

9.5 

ウォブル

1ADIPユニット

56 NWLs

 

図66−ADIPの一般構造 

 

15.7.2 ADIPユニットタイプ 

ADIPユニットの56 NWLの中で,隣り合うMM間の長さを個別の距離にするようにMMを挿入するこ

とによって,異なるタイプのADIPユニットを作ることができる。 

データビットを表すADIPユニットは,追加でSTWで変調される。 


79 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

さらに,基準のSTWが規定される。各タイプのADIPユニットは,MMで始まる。 

次のタイプのADIPユニットを規定する(図67参照)。 

− 単一周波数ユニット:1MM,続いて53 MWの構成 

− 基準ユニット:1MM,続いて15 MW,37 STW及び1MWの構成 

− 同期̲0ユニット:1MM,続いて13 MW,1MM,7 MW,1MM及び27 MWの構成 

− 同期̲1ユニット:1MM,続いて15 MW,1MM,7 MW,1MM及び25 MWの構成 

− 同期̲2ユニット:1MM,続いて17 MW,1MM,7 MW,1MM及び23 MWの構成 

− 同期̲3ユニット:1MM,続いて19 MW,1MM,7 MW,1MM及び21 MWの構成 

− データ̲xユニット:xは“1”又は“0”を表す 

− データ̲1ユニット:1MM,続いて9 MW,1MM,3 MW,37 STW及び1MWの構成 

− データ̲0ユニット:1MM,続いて11 MW,1MM,1 MW,37 STW及び1MWの構成 

 

四つの同期ユニットは,同期をとるために用いられ,一方,データ̲1ユニットはビット値“1”を表す

ために使用され,データ̲0ユニットはビット値“0”を表すために使用される。 

 

基準ユニット

単一周波数ユニット

同期̲0ユニット
同期̲1ユニット
同期̲2ユニット
同期̲3ユニット
データ̲0ユニット

データ̲1ユニット

NWL 番号

0

18

55

3

....

..

..

..

単一周波数ウォブル

MSK マーク

“0”を表す、のこぎり波ウォブル

“1”を表す、のこぎり波ウォブル

 

図67−ADIPユニットタイプ 

 

15.7.3 ADIPワード構造 

83ADIPユニットは,まとめて一つのADIPワードとなる。これは,3ADIPワードが一つの記録ユニット

(RUB)に等価な3×83×2=498記録フレームに相当することを意味する(14.2参照)。 

各ADIPワードは,図68に示すとおりに構成する。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


80 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ADIPユニット番号 

ADIPユニットタイプ 

ADIPニブル 

ビット番号 

ADIP符号 

ニブル番号 

単一周波数 

− 

− 

同期̲0 

− 

単一周波数 

− 

同期̲1 

− 

単一周波数 

− 

同期̲2 

− 

単一周波数 

− 

同期̲3 

− 

基準 

− 

データ̲x 

b3 

c0 

10 

データ̲x 

b2 

11 

データ̲x 

b1 

12 

データ̲x 

b0 

13 

基準 

− 

− 

14 

データ̲x 

b3 

c1 

15 

データ̲x 

b2 

16 

データ̲x 

b1 

17 

データ̲x 

b0 

18 

基準 

− 

− 

8+i×5 

基準 

− 

− 

9+i×5 

データ̲x 

b3 

ci 

10+i×5 

データ̲x 

b2 

11+i×5 

データ̲x 

b1 

12+i×5 

データ̲x 

b0 

78 

基準 

− 

− 

79 

データ̲x 

b3 

c14 

80 

データ̲x 

b2 

81 

データ̲x 

b1 

82 

データ̲x 

b0 

図68−ADIPワード構造 

 


81 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

15.7.4 ADIPデータ構造 

15.7.4.1 一般 

各ADIPワードは全部で60ビットを含み,非組織リードソロモン(RS)エラー訂正符号によって符号

語を形成している。この符号語は,36の情報ビットで構成される。エンコード前に,36の情報ビットは,

図69の配列によって規定するn0〜n8の九つの4ビットニブルに整列される。 

 

b3

b2

b1

b0

n0

AS23

AS22

AS21

AS20

n1

AS19

AS18

:

:

6

ADIP

:

:

:

:

:

シンボル

n5

AS3

:

:

AS0

n6

AX11

:

:

:

:

:

:

:

:

ニブル

予備データ

n8

AX3

:

:

AX0

ニブル

ニブル

 

図69−ADIP情報構造 

 

n0〜n8のニブルは,エラー訂正システムによって,c0〜c14のニブルにコード変換される(15.7.5参照)。 

このエラー訂正システムは非組織符号であり,情報ビット列のビットとADIPユニット内の符号ビット

との間には単純な直接の関係はない。 

15.7.4.2 ADIP情報ビットの割当て 

ADIPデータに入れる情報は,次のとおりとする。 

− AS23 .. AS0:これらの24ビットは,物理ADIPシンボル(PAS)を入れる。AS23は,msbでAS0は,

lsbとする。これらのシンボルは,物理ADIPアドレス(PAA)から,次のとおりに変換する。 

 

最上位バイト

最下位バイト

AA7

AA2AA1AA0

00,01,10

に連続して設定

AA15

AA8

AA23AA22AA21AA20

AA16

AA24

物理ADIPアドレス

AS7

AS2AS1AS0

AS15

AS8

AS23AS22AS21AS20

AS16

物理ADIPシンボル

“11”に設定

AS7

AS2AS1AS0

AS15

AS8

AS23AS22AS21AS20

AS16

AA22=AA21の場合

AA22≠AA21の場合

層番号に設定

連続番号

 

図70−PAA及びPASの間の関係 

 


82 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

外周

内周

内周

外周

外周

内周

層構造

物理ADIPアドレス(PAA)中の

[AA22,AA21]

L0

L1

L2

[0,0]

[0,1]

PAA=05FFFFEh

[1,1]

[0,0]

[0,1]

PAA=0A00000h

PAA=0200000h

[1,0]

 

図71−3層ディスクのAA22及びAA21の組合せ 

 

外周

内周

内周

外周

外周

内周

層構造

[AA22,AA21] 

物理ADIPアドレス(PAA)中の

L0

L1

L2

[0,0]

[0,1]

PAA=0 5F FF FEh

[1,0]

[1,1]

[0,0]

PAA=0 A0 00 00h

PAA=0 20 00 00h

L3

外周

内周

[0,1]

PAA=0 DF FF FEh

[1,0]

 

図72−4層ディスクのAA22及びAA21の組合せ 

 

− AA24 .. AA0:これらの25ビットは,物理ADIPアドレス(PAA)を入れる。AA24はmsbで,AA0

はlsbとする。これらのシンボルは,三つの部分の構成とする(図71及び図72参照)。 

− AA24 .. AA22:この3ビットは,層番号とし,L0層,L1層,L2層及びL3層でそれぞれ,000,001,

010及び011に設定する。他の設定は,リザーブ(値)とする。 

− AA21 .. AA2:この20ビットは,三つの連続するADIPワードごとに1増加する連続番号を入れる

(RUBに同期する。14.2参照)。 

− AA1,AA0:この2ビットは,1RUBに相当する三つの連続するADIPワードの中で,00,01及び

10と連続して設定する。11の設定は,使用しない。 

 

L0層の情報ゾーンの最初のアドレスは,データゾーンの最初のアドレスであるPAA 0 02 00 00hが半径

mm

0.

24

0.0

1.0

の位置とする。 

L0層のデータゾーンの最終ADIPアドレス(LAA)は,半径58.1 mm未満となる位置とする。 

L1層のデータゾーンの先頭ADIPアドレス(FAA)は,半径58.1 mm未満となる位置とする。 

L1層のデータゾーンの最終ADIPアドレス(0 7D FF FEh)は,半径

mm

0.

24

0.0

1.0

の位置とする。 

L2層のデータゾーンの先頭ADIPアドレス(0 82 00 00h)は,半径

mm

0.

24

0.0

1.0

の位置とする。 

L2層のデータゾーンの最終ADIPアドレス(LAA+0 80 00 00h)は,半径58.1 mm未満となる位置とす

る。 

L3層のデータゾーンの先頭ADIPアドレス(FAA+0 80 00 00h)は,半径58.1 mm未満となる位置とす

る。 

L3層のデータゾーンの最終ADIPアドレス(0 FD FF FEh)は,半径

mm

0.

24

0.0

1.0

の位置とする。 

− AX11 .. AX0:この12ビットは,ディスクの予備情報が入っている。 

− ディスクのデータゾーン及び外側ゾーンでは,予備ビットは,“0”に設定する。 

− ディスクの内側ゾーンで,予備ビットは,次のとおりに用いる。 

− 96の連続したADIPワード(32RUB相当)のAX11 .. AX0は,一つの144バイトのADIP予備フ


83 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

レームを構成する。 

− 各ADIP予備フレームの最初のビットは,128の倍数のPAA(PAA=x xxxx xxxx xxxx xxxx 0000)

をもつADIPワードの位置に置く。 

− 144バイトの内容は,15.8に規定する。 

15.7.4.3 L0層〜L3層の物理ADIPアドレスの関係 

L0層〜L3層のPAAは,決まった関係とする。L0層(又はL2層)のPAAとL1層(又はL3層)のPAA

とは同じ半径にある(それぞれの内側ゾーンからADIPワードの数が同じ距離にある。)が,それらはAA21

〜AA2が反転したビットをもつ。L0層及びL2層(又はL1層及びL3層)の同じ半径にあるPAAは,同

じAA21〜AA2のビットとする(図73及び図74参照)。 

このようにすることによって,L1層(又はL3層)のPAAは,トラッキング方向であるディスクの外周

部から内周部に向かって増加することになる。同時に,PAA1(又はPAA3)のAA21〜AA2を反転したア

ドレスビットは,L0層(又は2層)の同じ半径の相当する反転しないアドレスビットと同じ関係となる。 

 

層番号

連続番号l

内部-RUB 番号

L0層のPAA0

AA24.. AA22= 000

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

L1層のPAA1

AA24.. AA22= 001

AA1,AA0 = 00,01,10

外周から内周へ

L2層のPAA2

AA24.. AA22= 010

AA21 .. AA2

AA1,AA0 = 00,01,10

内周から外周へ

L3層のPAA3

AA24.. AA22= 011

AA1,AA0 = 00,01,10

外周から内周へ

AA21.. AA2

AA21 .. AA2

 

図73−L0層〜L3層の物理ADIPアドレスの関係 

 


84 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

L0層

最初のアドレス

最終アドレス

0 02 00 00h.....

PAA0

.....   LAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L1層

最終アドレス

最初のアドレス

0 7D FF FEh.....

PAA1

.....   FAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L2層

最初のアドレス

最終アドレス

0 820000h.....

PAA2

.....   LAA + 0 80 00 00h

内側ゾーン

外側ゾーン

L3層

最終アドレス

最初のアドレス

0 FD FF FEh.....

PAA3

.....   FAA

+ 0 80 00 00h

L0層

最初のアドレス

最終アドレス

0 02 00 00h.....

PAA0

.....   LAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L1層

最終アドレス

最初のアドレス

0 7D FF FEh.....

PAA1

.....   FAA

内側ゾーン

外側ゾーン

L2層

最初のアドレス

最終アドレス

0 820000h.....

PAA2

.....   LAA + 0 80 00 00h

内側ゾーン

外側ゾーン

L3層

最終アドレス

最初のアドレス

0 FD FF FEh.....

PAA3

.....   FAA

+ 0 80 00 00h

 

図74−層間のPAAの関係の説明 

 

数学的には,次のとおりに説明できる。 

PAA0に1 80 00 01hを加算した後に,全ての25ビットを反転することによってL1層の対応するアドレ

スPAA1となる。 

数式で表すと,次になる。 

01h

00

0

18

PAA

PAA

0

1

 

(1の加算は,内部のRUB番号の順番を修正し,一方,1 80 00 00hの加算は,正しい層番号に配慮して

いる。) 

このようにして,データゾーン1の最終ADIPアドレスは,次のとおりに生成される。 

01h

00

0

18

00h

00

02

 0

FEh

FF

7D

 0

 

データゾーン1の先頭ADIPアドレスは,次のとおりに生成される。 

01h

00

 0

18

LAA

FAA

 

PAA2は,PAA0に0 80 00 00hを加えることによって生成される。 

PAA3は,PAA1に0 80 00 00hを加えることによって生成される。 

注記 

LAAは,LAAの各ビットの“1”及び“0”を反転したものを表している。 

15.7.5 ADIPエラー訂正 

エラー訂正システムはニブルベースであり,有限体GF(24)で規定される(15,9,7)非組織RS符号である。

符号の全ニブル数は15で,符号は9情報ニブルから計算され,この符号の最小距離は7である。 

有限体GF(24)の非ゼロ要素は,原始根αによって生成される。ここに,αは,次の原始多項式p(x)の根


85 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

である。 

p(x)=x4+x+1 

GF(24)のシンボルは,多項式表現の(α3,α2,α,1)を元とするニブル(4ビットのグループ)の多項式

で表される。したがって,根αは次の式で表される。 

α=0010 

ベクトル(c0 c1 .. c13 c14)で表す符号語は,情報シンボルn0〜n8から,次の式によって計算できる。 

)

(

n

)

(

n

c

)

(

p

8

)

(

7

0

14

0

-

14

x

g

x

g

x

x

C

i

i

i

i

i

i

 

ここに,gp(x)は,親生成多項式で,次による。 

13

0

p

α

)

(

i

i

x

x

g

 

g(i)(x)は,各シンボルni (i=0 .. 7)に対する特別生成多項式である。 

g(i)(x)は,親生成多項式gp(x)からgp(x)のゼロのうちの1個のziを除き,その結果をg(i)(zi)=1となるよう

に正規化することで生成される。 

除くべきゼロziは,次による。 

zi=αi+6 

生成多項式は,次によって計算される。 

i

i

i

β

x

g

x

g

)

(

~

)

(

)

(

)

(

 

ここに, 

i

p

i

z

x

x

g

x

g

)

(

)

(

~

)

(

 及び 

i

i

i

z

g

β

)

(~

 

ディスクに記録する前に,ニブルc0,c1,c2,c3,c7及びc12の全てのビットを反転する。 

留意事項1 符号は非組織符号であるために,通常のRS復号で訂正した後に符号語のシンボルから

情報シンボルを生成するために,追加の計算が必要となる。 

注記 留意事項は,規格をシステムに実装する場合の注意事項を示したものである。 

n0〜n7の情報シンボルは,訂正した符号語C(x)に情報シンボルのゼロを代入することによって生成され

る。すなわち,次のとおりにシンドロームを計算する。 

j

i

j

j

i

i

i

C

S

)6

(

14

0

14

6

6

α

c

)

α(

n

 

n8は,組織シンボルでC(x)からc0を複製することによって直接生成することができる。 

留意事項2 各情報シンボルniは,親生成多項式gp(x)のゼロに相当する。図75は,各情報シンボル

に対応したゼロ要素を示している(n8は,対応するゼロ要素はないことに注意されたい。)。 

 


86 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

シンボル

相当するゼロ要素

(x ‒α0)

(x ‒α1)

(x‒α2)

(x‒α3)

(x‒α4)

(x ‒α5)

n0

(x‒α6) 

n1

(x‒α7)

n2

(x‒α8)

n3

(x‒α9)

n4

(x‒α10)

n5

(x ‒α11)

n6

(x ‒α12)

n7

(x ‒α13)

 

図75−各情報ビットに対応したゼロ要素 

 

情報シンボルが既知で,それに対応したゼロが(x−α0) .. (x−α5) .. に相当する既存の一連のゼロを拡張す

る場合は,ハミング距離は増える。例えば,n0が既知の場合は,ハミング距離は,d=8となる。n0及びn1

が共に既知の場合は,ハミング距離は,d=9となる。 

すなわち,情報シンボルの事前情報によってハミング距離を増やすことができる。ADIPのアドレスは,

直線的に増加するため,このような事前情報となっている。 

この現象は,復号結果の信頼性の追加確認に使用できる。 

15.8 ADIP予備フレームのディスク情報 

15.8.1 一般 

96の連続したADIPワード予備フィールドの情報ニブルは,バイト単位のフレームにまとめられ,幾つ

かのディスクパラメタをもっている。図76に従って,ニブルは,バイトに再配置される。幾つかのディ

スク情報(DI)予備フレームは,DIブロックにグループ化できる。全てのディスク情報ブロック(DIブ

ロック)は,同じ内容とする。 

 


87 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト

番号

b7

b6

b5

b4

b3

b2

b1

b0

0

AX11

ワード1

AX10

AX9

AX8

AX7

AX6

AX5

AX4

1

AX3

AX2

AX1

AX11

AX10

AX9

AX8

2

AX7

AX6

AX5

AX4

AX3

AX2

AX1

AX0

3

AX11

AX10

AX9

AX8

AX7

AX6

AX5

AX4

:

:

141

AX11

AX10

AX9

AX8

AX7

AX6

AX5

AX4

142

AX3

AX2

AX1

AX0

AX11

AX10

AX9

AX8

143

AX7

AX6

AX5

AX4

AX3

AX2

AX1

AX0

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

ワード1

AX0

ワード1

ワード95

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード2

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード3

ワード95

ワード95

ワード95

ワード95ワード95

ワード95

ワード95

ワード95ワード95

ワード95

ワード95

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

ワード96

 

図76−ADIP予備フレームバイトの順番 

 

15.8.2 ディスク情報予備フレームのエラー保護 

DI予備フレームは,13.7の長距離RS符号によって保護される。そのような長距離符号は248バイトで

構成されるため,104のダミーバイト(ディスク上に記録しない。)は,DI予備フレームの長距離符号語

を完成するために追加される(図77参照)。13.7のバイトe0,L .. e103,Lは,ダミーバイトを表し(全てFFh

に設定される。),バイトe104,L .. e215,Lはディスク情報バイトを表し,バイトp216,L .. p247,Lはパリティバイト

を表す。 

 

各DI予備フレームに追加する104 バイト

96 ADIP ワード

12 ビット=144 バイト

×

FFh

ディスク情報ユニット(112 バイト)

パリティ

216

32

長距離エラー訂正符号

ダミーバイト:

ディスクの1 DI 予備フレーム:

0

0

1

N-1

DI 予備フレーム

N-1

....

DI ブロック

DI 予備フレーム

DI 予備フレーム

DI 予備フレーム

DI 予備フレーム

 

図77−ディスク情報構造及びエラー訂正フォーマット 

 


88 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

15.8.3 ディスク情報データ構造 

15.8.3.1 一般 

DIブロックは,複数の144バイトの予備DIフレーム(図77参照)で構成できる。必要な場合は,最大

31個までDI予備フレームを追加して,使うことができる。各記録層は,同じDI予備フレームで構成する

同じDIブロックをもつ。 

DI予備フレーム列は内側ゾーンで繰り返し,DI予備フレーム0は,L0層ではPAA 0 01 B8 00hで,L1

層ではPAA 0 7E 00 00hで,L2層ではPAA 0 81 B8 00hで,及び4層ディスクの場合のL3層ではPAA 0 FE 

00 00hで開始する。 

L0層の保護ゾーン2の開始PAA〜PAA 0 01 B7 FEh(図85の3層ディスクのL0層の構成及び図88の4

層ディスクのL0層の構成参照),PAA 0 7E 48 00h〜L1層の保護ゾーン1の最終PAA(図86の3層ディス

クのL1層の構成及び図89の4層ディスクのL1層の構成参照),L2層の保護ゾーン1の開始PAA〜PAA 0 

81 B7 FEh(図87の3層ディスクのL2層の構成及び図90の4層ディスクのL2層の構成参照)並びにL3

層のPAA 0 FE 48 00h〜保護ゾーン1の保護ゾーン1の最終PAA(図91の4層ディスクのL3層の構成参

照)は,予備ビットを“0”に設定するか,又はDI予備フレームを含むことができる(それによって,上

記アドレスで規定したDI予備フレーム0から,DI予備フレームが連続でつながる。)。 

各DI予備フレームのディスク情報112バイトは,ディスク情報(DI)ユニットと呼ばれる。各DIユニ

ットは,DIユニットヘッダを構成する8バイトで開始する(15.8.3.2参照)。 

DIユニットは,異なる記録ストラテジなどの違ったパラメタセットを収納できる。内容が異なる定義の

DIユニットを区別するために,DIユニット特有の識別子が必要である。 

DIユニットヘッダのバイト2のDIフォーマット番号は,この目的に用いる。このバイトで,256タイ

プの違う内容のDIユニットが識別できる。 

一つのセットのパラメタ群が一つのDIユニットに収まらなければ,連続した複数のDIユニットに収納

する。この場合,バイト6のビットb7は,次のDIユニットが一連の続きであることを示す。 

記録ストラテジに関するDIユニットの使用方法は,15.8.3.6に示される。 

この規格の将来の拡張では,例えば,より高速の記録線速度及び新しい記録ストラテジを規定するため

に,追加のDI予備フレームが必要になる可能性がある。新しいDI予備フレームが追加される場合に,既

存のものが適切の場合は継続して使用し,そのような方法で,既存のドライブとのバックワード互換を容

易に保つことができる。各ドライブは,ディスクにある全てのDI予備フレームを検査し,DIフォーマッ

ト番号(バイト2)及び示される記録速度(バイト28〜29)に基づき,サポートするものだけを使うこと

が望ましい(15.8.3.6も参照)。 

15.8.3.2 DIユニットの一般規定 

各DIユニットは,図78に示すとおりヘッダ,本体及びフッタで構成する。 

 


89 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト番号

内容

バイト数

0〜1

ディスク情報識別子

2

2

DIフォーマット番号

1

3

各DIブロックのDI予備フレーム数(5 ビット)

このDIユニットを適用する層数(3 ビット)

1

4

リザーブ(領域)

1

5

DIブロック内のDIユニット連続番号

1

6

継続フラグ(ビット)
このDI ユニットで使用中のDIバイト数(7 ビット)

1

ヘッダ

7

リザーブ(領域)

1

本体

8 〜99

DIユニットの中身

92

100 〜105

ディスク製造業者識別子

6

106 〜108

メディアタイプ識別子

3

109 〜110

タイムスタンプ

2

フッタ

111

製造変更番号

1

 

図78−DIユニットの通常フォーマット 

 

バイト0〜1: 

ディスク情報識別子 

 

この2バイトは,文字“DI”を表す,44 49hに設定する。 

バイト2: 

DIフォーマット番号 

 

このバイトで,DIユニット又はDIユニットセットの内容を識別する(バイト6の

規定参照)。 

 

BCAコード付きのディスクは,このバイトのmsbを,“0”に設定する。 

 

BCAコードなしのディスクは,このバイトのmsbを,“1”に設定する。 

注記 DIフォーマット番号は,DIユニットの内容だけを規定し,バイト11に規定するクラス番号及

びバージョン番号とは関係ない。 

この規格は,将来,高速記録,高密度記録などの新しい機能が許されるように拡張される可

能性がある。その場合,新しいディスクと古いドライブとの間のバックワード互換の問題をで

きるだけ防ぐために,クラス番号及びバージョン番号が導入されている。 

クラス番号は,新しい規定によってBD層が既存のドライブで全く記録も読取りもしないほ

うがよい場合(例えば,ディスク又はドライブの破損を防ぐため。),番号が上げられる。 

既存のクラスとの読取互換が確認できれば,新しいクラス番号は不要である。 

クラス番号の更新を必要としない(読取互換が維持される。)が,記録互換ができない場合の

拡張又は変更の新規格の場合は,バージョン番号が上げられる。 

そのようなBD層は,上のバージョン番号であるが,前に定義したDIユニットの記録ストラ

テジに従って記録できる場合は,そのDIユニットを保持できる。 

結果,ドライブは,既知のDIフォーマット番号をもつDIユニットを常に確認することが望

ましい。そのような場合,記録ストラテジに絡む記録パラメタ(記録速度,記録パワー,必要

なタイミングなど)を確認でき,それらがドライブの能力の範囲内の場合は,ドライブは,そ

のディスクに記録をすることが望ましい。 

上記のように,クラス番号及びバージョン番号を使うことによって,ディスク及びドライブ

の想定される破損を防ぎながら,将来のディスクのバックワード互換が最大限確保できる。 

製造改正番号 

DIユニットの内容 


90 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

各層のタイプ(バイト8〜10で規定する。)には,独立したDIフォーマット番号がある。DI

フォーマット番号は,DIユニットに規定される記録ストラテジの指標でもある。 

バイト3: 

各DIブロックのDI予備フレーム数及びこのDIユニット適用の層数 

ビットb7〜b3: この5ビットは,各DIブロックのDI予備フレーム数Nを規定する(1≦N≦31)。 

ビットb2〜b0: この3ビットは,このDIユニットの規定を適用する記録層の数を規定する。 

バイト4: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト5: 

DIブロック内のDIユニットの連続番号 

 

このバイトは,DIブロック内のDIユニットの連続番号を規定する。 

 

実際のDIブロックの,実際のDIユニット番号n (0≦n≦N−1)に設定する。 

 

DIユニットは,序列を付けて並べる(図79参照)。第1優先は,公称記録速度の増

加順(バイト28〜29),第2優先は,同じ公称記録速度内のDIユニット列で,層番

号(バイト3)増加順,第3優先は,記録ストラテジの推奨順(DIフォーマット番

号によって識別されるが,DIフォーマット番号の連番順でなくてもよい。)。 

 

連続番号

記録速度

層番号

記録ストラテジ(WS)

0

推奨WS

1

0

代替WS

:

推奨WS

k‒1

1

代替WS

k

推奨WS

:

:

代替WS

:

推奨WS

2k‒1

v1

k‒1

代替WS

2k

:

0

最も推奨するWS

:

:

:

:

:
:

v2>v1

k‒1

:

最後に推奨するWS

:

v3>v2

0

:

:

:

:

:

N‒1

:

 

図79−DIブロック順の例 

 

バイト6: 

継続フラグ及びこのDIユニットで使用されているDIバイト数 

ビットb7: 

このビットは,このDIユニット内のパラメタセットが,次のDIユニットへも継続

するのか,又は次のDIユニットで,新しいパラメタセットが始まるのかを規定する。 

 

次のDIユニットで,新しいパラメタセットの始まる場合は,“0”に設定する。 

 

このDIユニットのパラメタセットが次のDIユニットに継続する場合は,“1”に設

定する(図80参照)。 

ビットb6〜b0: この7ビットは,フッタ直前の最後の未使用[リザーブ(領域)]バイトまでの,実

際のDIユニット中で用いているバイト数を示す(例えば,図81参照)。 


91 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

:

バイト2 = ..
バイト3 = N / L0層
バイト5 = n‒1

先行するパラメタセットの終了

バイト2 = x
バイト3 = N/ L1層
バイト5 = n

今のパラメタセットの開始
:
:
:

バイト2 = x 
バイト3 = N/ L1層
バイト5 = n+1

:

今のパラメタセット継続

:

L1層の3DIユニット

にまたがる

パラメタセット

バイト2 = x 
バイト3 = N/ L1層
バイト5 = n+2

:
:
:
今のパラメタセット終了

バイト2 = .. 
バイト3 = N/ L0層
バイト5 = n+3

次のパラメタセットの開始

:

バイト6,ビットb7= 0

バイト6,ビットb7= 0

バイト6,ビットb7= 1

バイト6,ビットb7= 1

バイト6,ビットb7= ..

 

図80−DIユニット拡張の例 

 

バイト7: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト8〜99: 

DIユニット内容 

 

この92バイトは,DIユニットの一般的なディスクパラメタ,読取り,記録パワー,

記録ストラテジのパラメタなどの,特定の内容を含む。 

バイト100〜105: ディスク製造業者識別子 

 

この6バイトのフォーマット及び内容は,関係者間の合意が必要であり,合意がな

い場合はこれらのバイトは,00hに設定する。 

バイト106〜108: メディアタイプ識別子 

 

この3バイトのフォーマット及び内容は,関係者間の合意が必要であり,合意がな

い場合はこれらのバイトは,00hに設定する。 

バイト109〜110: タイムスタンプ 

 

この2バイトは,このディスクが転写されたマスターディスクの製造日に関する情

報を与える。同じディスク製造業者識別子及び同じメディアタイプ識別子をもつ全

てのディスクは,タイムスタンプにかかわらず同じ記録特性をもつ(軽微な違いだ

け許され,タイムスタンプは,記録機には無関係とする。)。 

 

バイト109のビットb7〜b0+バイト110のビットb7〜b4は,製造年を表す12ビット

2進数の一つの領域とする。 


92 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

バイト110のビットb3〜b0は,製造月を表す4ビット2進数とする。タイムスタン

プが使われない場合は,両方のバイトは,00hに設定する。 

バイト111: 

製造改正番号 

 

このバイトは,製造改正番号を2進数で識別する。同じディスク製造業者識別子及

び同じメディアタイプ識別子をもつ全てのディスクは,製造改正番号にかかわらず

同じ記録特性をもつ(軽微な違いだけ許され,製造改正番号は,記録機には無関係

とする。)。 

 

このバイトの内容は,ディスク製造業者が自由に設定できる。この規格では,この

バイトのフォーマット及び内容は,規定しない。互換性を確保するためには,無視

する。 

15.8.3.3 DIフォーマット4(拡張N−1記録ストラテジ)の規定 

フォーマット4のDIユニットの主部の内容は,図81に示すとおり規定する。 

 


93 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト番号

内容

バイト数

0 〜7

DIユニットヘッダ

8

8 〜10

BD層タイプ識別子

3

11

ディスクサイズ,クラス及びバージョン

1

12

BD構造

1

13

チャネルビット長

1

14

プッシュプル極性フラグビット

1

15

記録マーク極性フラグビット

1

16

BCA記述子

1

17 〜18

リザーブ(領域)

2

19 〜26

データゾーンの配置

8

27

リザーブ(領域)

1

28 〜29

記録速度

2

30

公称記録速度の最大直流読取りパワー

1

31

公称記録速度の最大高周波重じょう(畳)読取りパワー

1

32

リザーブ(領域)

1

33 〜41

記録パワー設定

9

42

TMP:記録マルチパルス継続時間

1

43 〜47

dTtop: 最初の記録パルスの開始時間

5

48 〜52

Ttop:最初の記録パルスの継続時間

5

53 〜55

dTLP:最後の記録パルスの開始時間

3

56 〜58

TLP:最後のパルスの継続時間.

3

59 〜63

dTS:スペースレベルの開始時間.

5

64

リザーブ(領域)

1

65 〜72及び

73 (msb4ビット)

最初の記録パルスのオフセット開始時間

8.5

73 (lsb4ビット)

及び74 〜80

最初の記録パルスのオフセット継続時間

7.5

81 to 84 and 85 

(msb 4bits)

最後のパルスのオフセット開始時間

4.5

85 (lsb 4bits) 

and 86 to 89

最後のパルスのオフセット継続時間.

4.5

90 to 97 and 98 

(msb 4bits)

スペースレベルのオフセット開始時間

8.5

98 (lsb 4bits)

リザーブ(領域)

0.5

99

リザーブ(領域)

1

100 to 111

DI ユニットフッタ

12

 

図81−DIフォーマット4のディスク情報内容 

 

バイト0〜1: 

ディスク情報識別子 

 

15.8.3.2参照。 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 


94 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト2: 

DIフォーマット番号 

 

このバイトは,BCAコード付きのディスクでは,04hに設定する。 

 

このバイトは,BCAコードなしのディスクでは,84hに設定する。 

バイト3: 

各DIブロックのDI予備フレーム数及びこのDIユニット適用の層数 

 

15.8.3.2参照。 

バイト4: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト5: 

DIブロック内のDIユニットの連続番号 

 

15.8.3.2参照。 

バイト6: 

継続フラグ及びこのDIユニット使用のDIバイト数 

 

このバイトは,このDIユニットの最初の99バイトを使用し,次のDIユニットに

継続がないことを示す63hに設定する。残りのDIユニット主部(DIユニットフッ

タのバイトを除く。)のバイトは使用せず,00hに設定する。 

バイト7: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト8〜10: 

BD層タイプ識別子 

 

この3バイトは,DIユニットが適用されるBD層のタイプを識別し,各記録層で,

“BDR”の文字を示す42 44 52hに設定する。 

バイト11: 

ディスクサイズ,クラス及びバージョン 

ビットb7〜b6: この2ビットは,ディスクのサイズを規定する。120 mmディスクを示す00に設定

する。 

ビットb5〜b4: この2ビットは,クラス番号を規定する。クラス番号は,同じ層タイプで異なる基

本特性をもつBD層を識別する。 

 

この規格に適合したBD層は,これらのビットを,01に設定する。 

 

ドライブが,ある特定のクラスの層を認識できない場合は,その層のデータゾーン

にアクセスしないほうがよい(読取りも記録も行わない。)。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,バージョン番号を規定する。この規格に適合した層であることを

示す0010に設定する。 

バイト12: 

BD構造 

ビットb7〜b4: この4ビットは,ディスク上のBDの記録可能層及び記録済み層の層数の全層数を

規定する。3層ディスクでは,記録層が三つであることを示す0011に設定する。 

 

4層ディスクでは,記録層が四つであることを示す0100に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,このDIユニットを適用する,BDの記録可能層又は記録済み層の

層のタイプを規定する。 

 

ビットb3〜b0は,レコーダブル記録層を示す0010に設定する。 

注記 記録済み層は,(半透明)反射層から構成される再生専用ディスクの層である。 

バイト13: 

チャネルビット長 

ビットb7〜b4: この4ビットは,0000に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,メインデータのチャネルビット長を規定し,全てのBD記録層で

同じとする。 


95 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

次の設定とする。 

 

チャネルビット長が58.26 nm(32.0 GB/層)であることを示す0100 

 

チャネルビット長が55.87 nm(33.4 GB/層)であることを示す0101 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト14: 

プッシュプル極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liのプッシュプル信号の極性を,次のとおりとする(26.1

参照)。 

 

“0”:記録層Liのプッシュプル極性が正 

 

“1”:記録層Liのプッシュプル極性が負 

 

存在しない記録層に対して,biは,“0”に設定する。 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト15: 

記録マーク極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liの記録マークの極性を,次のとおりとする。 

 

“0”:記録マークの反射率が未記録層よりも低い層タイプ(HTLディスク) 

 

“1”:記録マークの反射率が未記録層よりも高い層タイプ 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト16: 

BCA記述子 

ビットb7〜b4: この4ビットは,リザーブ(領域)とする。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,ディスク上のBCAコードの有無を示す。 

 

0000:BCAコードなし 

 

0001:BCAコード付き 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト17〜18: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト19〜26: 

データゾーンの配置 

バイト19〜22: これらのバイトは,関係する層のデータゾーンの最初の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン0の最初のPAA

がPAA 131 072であることを示す00 02 00 00hに設定する。 

 

L1層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン1の最初のPAA

が,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクではPAA 6 304 384,33.4 GB/層のディ

スクではPAA 6 220 928であることを示すために,FAAの値に設定し,使用者デー

タ容量32.0 GB/層のディスクでは,00 60 32 80hに,33.4 GB/層のディスクでは,00 5E 

EC 80hに設定する。 

 

L2層に関連するDIユニットでは,これらのバイトは,データゾーン2の最初のPAA

としてPAA 8 519 680を示す00 82 00 00hに設定する。 

 

L3層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン3の最初のPAA

が,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクでPAA 14 692 992であることを示すた

めに,FAA+00 80 00 00hの値である00 E0 32 80hに設定する。 

バイト23〜26: これらのバイトは,関連する層のデータゾーンの最後の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン0の最後のPAA


96 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

が,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクではPAA 2 084 222,33.4 GB/層のディ

スクではPAA 2 167 678であることを示すためにLAAの値に設定し,使用者データ

容量32.0 GB/層のディスクでは,00 1F CD 7Ehに,33.4 GB/層のディスクでは,00 21 

13 7Ehに設定する。 

 

L1層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン1の最後のPAA

がPAA 8 257 534であることを示す00 7D FF FEhに設定する。 

 

L2層に関連する各DIユニットでは,これらのバイトは,データゾーン2の最後の

PAAが,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクではPAA 10 472 830,33.4 GB/層

のディスクではPAA 10 556 286であることを示すために,LAA+00 80 00 00hの値

に設定し,使用者データ容量32 GB/層のディスクでは00 9F CD 7Eh,33.4 GB/層の

ディスクでは00 A1 13 7Ehに設定する。 

 

L3層に関連するDIユニットでは,データゾーン3の最後のPAAがPAA 16 646 142

であることを示すために,00 FD FF FEhに設定する。 

バイト27: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト28〜29: 

記録速度 

 

これらのバイトは,公称記録速度を規定する。それは,このDIユニットに2バイト

の2進数(バイト28がMSB)で規定するパラメタを用いて使用される。 

 

公称記録速度を数値nとして規定し,次のとおりとする。 

n=100×Vnorm 

 

nは,次のとおりとする。 

 

公称記録速度が7.69 m/s(32.0 GB/層):03 01h 

 

公称記録速度が7.38 m/s(33.4 GB/層):02 E2h 

バイト30: 

公称記録速度の最大直流読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できるディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.6参照)。 

 

この箇条での最大読取りパワーは,30.6で規定する読取りパワー以上とする。デフ

ォルトとして,30.6に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい

読取速度の場合の最大直流読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表記は,

次に示す数値nの式とする。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 規定された最低速度よりも遅い速度で読取りをする場合は,ディスク上の記録の耐久性を保証

するために,読取りパワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト31: 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できるディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.6参照)。 

 

この箇条での最大読取りパワーは,30.6で規定する読取りパワーと等しい又はそれ

以上にする。デフォルトとして,30.6に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい


97 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

読取速度の場合の最大読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表記は,次に

示す数値nの式とする。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 規定された最低速度よりも遅い速度で読み取る場合は,ディスク上の記録の耐久性を保証する

ために,パワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト32: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト33〜41: 

記録パワー設定 

バイト33〜34: PIND:PINDは,OPCで,Ptargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G参

照)。 

 

これらのバイトは,Ptargetを示唆する値PINDをミリワットの単位で規定し,次に示す

数値nで表す。 

n=20×PIND 

 

バイト33のビットb7がmsbで,バイト34のビットb0がlsbである。 

バイト35: 

mIND:mINDは,OPCでPtargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G参

照)。 

 

このバイトは,メディア製造業者によって決められるPINDでの変調度を規定し,次

に示す数値nで表す。 

n=200×mIND 

バイト36: 

ρ:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録パワーに乗

ずる係数ρを規定し,次に示す数値nで表す。 

n=100×ρ 

バイト37: 

εBW:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録バイアス

パワーと記録ピークパワーとの比εBWを規定し,次に示す数値nで表す。 

n=200×εBW 

バイト38: 

εc:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる冷却パワーと記

録ピークパワーとの比εcを規定し,次に示す数値nで表す。 

n=200×εc 

バイト39: 

εs:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われるスペースパワー

と記録ピークパワーとの比εsを規定し,次に示す数値nで表す。 

n=200×εs 

バイト40: 

κ:このバイトは,OPC(附属書G参照)で使われるターゲット値κを規定し,次

に示す数値nで表す。 

n=20×κ 

バイト41: 

β:このバイトは,代替のOPC(附属書G参照)で使われるターゲット値βを規定

し,次に示す数値nで表す。 

n=500×(β+0.2) 

バイト42: 

TMP:記録マルチパルスの継続時間 

 

このバイトは,マークを記録するための拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス

列の2番目で高レベルのパルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 


98 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

このバイトの最初の5ビット(ビットb7〜b3)は,可変部分を実際のチャネルビッ

トクロック周期の分数として規定し,次に示す正の2進数pとして表す。 

W

MP

32TT

p

(0≦p≦30)(ここに,p:偶数) 

 

このバイトの最後の3ビット(ビットb2〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト43〜63のバイトで,dTtop,Ttop,dTLP,TLP及びdTSの基準位置又は基準継続時間を規定する。基

準位置は,各記録パルスの立上がりエッジの位置を意味する(図F.1及び図F.4参照)継続時間に関して

も,基準点に関しては同様に規定する。 

バイト43〜47: 

dTtop:最初の記録パルスの開始時間 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースに続く,

ラン長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジの

マルチパルス列の最初の記録パルスの開始時間を規定する(正の値は進み,負の値

は遅れを示す。附属書F参照)。 

 

最初のパルスの開始時間dTtopは,実際のチャネルビットクロック周期の分数とし 

 

て,次に示す符号付き2の補数aで表される。 

W

top

32

T

dT

a

(−28≦a≦30)(ここに,a:偶数) 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト43: 

このバイトは,2Tスペースが後にくる2Tマークを記録するパルスの開始時間を,

データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する(正の値

は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト44: 

このバイトは,3T以上のスペースが後にくる2Tマークを記録 

するパルスの開始時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する

(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト45: 

このバイトは,3Tマークを記録するマルチパル列の最初の記録パルスの開始時間を,

データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する(正の値

は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト46: 

このバイトは,4Tマークを記録するマルチパルス列の最初の記録パルスの開始時間

を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定する(正

の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト47: 

このバイトは,5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最初の記録パルスの開

始時間を,データパルスの最初のチャネルビットの立下がりエッジに対して規定す

る(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト48〜52: 

Ttop:最初の記録パルスの継続時間 

 

これらのバイト最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースに続くラン

長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマル

チパルス列の最初の記録パルスの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数を正の2進数bとし

て規定し,次の式で表す。 


99 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

W

top

32TT

b

(0≦b≦60)(ここに,b:偶数) 

 

これらのバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト48: 

このバイトは,後に2Tスペースが続く2T記録マークパルスの継続時間を規定する

(附属書F参照)。 

バイト49: 

このバイトは,後に3T以上のスペースが続く2T記録マークパルスの継続時間を規

定する(附属書F参照)。 

バイト50: 

このバイトは,3Tマークを記録するマルチパルス列の最初の記録パルスの継続時間

を規定する(附属書F参照)。 

バイト51: 

このバイトは,4Tマークを記録するマルチパルス列の最初の記録パルスの継続時間

を規定する(附属書F参照)。 

バイト52: 

このバイトは,5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最初の記録パルスの継

続時間を規定する(附属書F参照)。 

バイト53〜55: 

dTLP:最後の記録パルスの開始時間 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースが後に続

くラン長3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマ

ルチパルス列の最後の記録パルスの開始時間(正の値は進み,負の値は遅れを示す。

附属書F参照)を規定する。 

 

最後のパルスの開始時間dTLPは実際のチャネルビットクロック周期の分数として,

次に示す符号付き2の補数cで表される。 

W

LP

32

T

dT

c

(−30≦c≦30)(ここに,c:偶数) 

 

これらのバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト53: 

このバイトは,3Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの開始時間を,

データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対して規定する(正の値

は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト54: 

このバイトは,4Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの開始時間を,

データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対して規定する(正の値

は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト55: 

このバイトは,5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの開始時

間,データパルスの最後のチャネルビットの立上がりエッジに対して規定する(正

の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

バイト56〜58: 

TLP:最後のパルスの継続時間 

 

これらのバイトの最初の5ビット(ビットb7〜b3)は,5T以上のスペースが後に続

くラン長3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマ

ルチパルス列の最後の記録パルスの長さ(附属書F参照)を規定する。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数を正の2進数dとし

て規定し,次の式で表す。 

W

LP

32TT

d

(0≦d≦60)(ここに,d:偶数) 


100 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

これらのバイトの最後の3ビット(ビットb2〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト56: 

このバイトは,3Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの継続時間を規

定する(附属書F参照)。 

バイト57: 

このバイトは,4Tマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの継続時間を規

定する(附属書F参照)。 

バイト58: 

このバイトは,5T以上のマークを記録するマルチパルス列の最後のパルスの継続時

間を規定する(附属書F参照)。 

バイト59〜63: 

dTS:スペースレベルの開始時間 

 

これらのバイトの最初の7ビット(ビットb7〜b1)は,後に5T以上のスペースが続

くラン長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジ

のスペースレベルの開始時間を規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附

属書F参照)。 

 

スペースレベルの開始時間dTSは,実際のチャネルビットクロック周期の分数とし

て規定し,次に示す符号付き2の補数eで表す。 

W

S

32TdT

e

(−48≦e≦30)(ここに,e:偶数) 

 

これらのバイトの最後のビット(b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト59: 

このバイトは,2Tスペースが先行する2T記録マークに対するスペースレベルの開

始時間を規定する。 

バイト60: 

このバイトは,3T以上のスペースが先行する2T記録マークに対するスペースレベ

ルの開始時間を規定する。 

バイト61: 

このバイトは,マルチパルス列の3Tの記録マークに対するスペースレベルの開始

時間を規定する。 

バイト62: 

このバイトは,マルチパルス列の4Tの記録マークに対するスペースレベルの開始

時間を規定する。 

バイト63: 

このバイトは,マルチパルス列の5T以上の記録マークに対するスペースレベルの

開始時間を規定する。 

バイト64: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hとする。 

バイト65〜98のバイトでは,バイト43〜63に規定した基準位置又は基準継続時間に対するオフセット

としてΔを規定する。オフセットは,基準位置に対しての時間差を意味する。継続時間に対しても,オフ

セットは同様に規定する。 

バイト65〜72及び73(msb 4ビット):ΔdTtop:最初の記録パルスのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行する2T,3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最初のパルス

の立上がりエッジのオフセットを規定する(附属書F参照)。 

 

最初のパルスのオフセット開始時間ΔdTtopは,実際のチャネルビットクロック周期

の分数として,次に示す符号付き2の補数fで表される。 

 

バイト65及び66では,次による。 


101 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−28≦f≦30)(ここに,f:偶数) 

 

バイト67,72及び73(msb 4ビット)では,次による。 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−8≦f≦7)(ここに,f:偶数) 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

a

2M

2S

≥3S

3M

dTtop

4M

≥5M

f

≧3S

≧5M

≧5S

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

a

2M

2S

≥3S

3M

dTtop

4M

≥5M

f

≧3S

≧5M

≧5S

 

 

この表は,記録する各マークの前後のスペースによる,dTtopの値の影響を示している。 

 

“a”で示す領域は,基準値にあった部分で,“f”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“f”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“a”で示し,基準値を含んでいる。 

“i=f+a”の値は,−28≦i≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト65: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規定

する。このバイトを適用する場合は,基準位置はバイト43に規定している(5T以

上のスペースが先行し,2Tスペースが後に続く,2T記録マークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト66: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間

を規定する。このバイトを適用する場合は,基準位置はバイト44に規定している(5T

以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2T記録マークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト67: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長3Tの

マークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの開始オフセット時間を規定す

る。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト45に規

定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行するラン長4T

のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を規定

する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト46に規

定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのdTtop)。 

バイト68: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行するラン長5T

以上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開始時間を

f

a


102 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト47に規

定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規定

する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト43に規

定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

バイト69: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間

を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト44に規

定している(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2Tマークの

dTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの開始オフセット時間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト45に規

定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

バイト70: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの開始オフセット時間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト46に規

定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの開始オフセット時間を規

定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト47に規

定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマークのdTtop)。 

バイト71: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間を規定

する。 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト43に規

定している(5T以上のスペースが先行し2Tのスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスのオフセット開始時間

を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト44に規

定している(5T以上のスペースが先行し,3T以上のスペースが後に続く,2Tマー

クのdTtop)。 

バイト72: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの開始オフセット時間を規定する。 


103 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト45に規

定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの開始オフセット時間を規定する。 

 

このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト46に規

定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのdTtop)。 

バイト73(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラ

ン長5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスのオフセット開

始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準

位置はバイト47に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマークの

dTtop)。 

バイト73(lsb 4ビット)及び74〜80:ΔTtop:最初の記録パルスのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行する2T,3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最初のパルス

の継続時間のオフセットを規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す符号付き2の補数gで表す。 

W

top

Δ

32

T

T

g

(−8≦g≦7)(ここに,g:偶数) 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

Ttop

4M

≥5M

g

b

2M

2S

≥3S

3M

≧3S

≧5M

≧5S

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

Ttop

4M

≥5M

g

b

2M

2S

≥3S

3M

≧3S

≧5M

≧5S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,Ttopの値の影響を示している。 

 

“b”で示す領域は,基準値にあった部分で,“g”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“g”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“b”で示し,基準値を含んでいる。 

“j=g+b”の値は,0≦j≦60を満たしている(F.2参照)。 

バイト73(lsb 4ビット) 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行し後に2Tの

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスの継続オフセット時間を規

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準

継続時間はバイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが後

に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト74: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスの継続時間のオフセッ

g

b


104 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ト時間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場

合は,基準継続時間はバイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以

上のスペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継続時

間はバイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト75: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継続時

間はバイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規

定する(附属書F参照)。このビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継続

時間はバイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマークの

Ttop)。 

バイト76: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行し後に2Tの

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスの継続オフセット時間を規

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準

継続時間はバイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが後

に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスの継続オフセット時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上のス

ペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト77: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継続時

間はバイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継続時

間はバイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

バイト78: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準

継続時間はバイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマー

クのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行し後に2Tの


105 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスの継続オフセット時間を規

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準

継続時間はバイト48に規定している(5T以上のスペースが先行し2Tスペースが後

に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト79: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するパルスの継続オフセット時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト49に規定している(5T以上のスペースが先行し3T以上のス

ペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継続時

間はバイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト80: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規定する

(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継続時

間はバイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,マルチパルス列の最初のパルスの継続オフセット時間を規

定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準

継続時間はバイト52に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上のマー

クのTtop)。 

バイト81〜84及び85(msb 4ビット):ΔdTLP:最後のパルスのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最後の記録パ

ルスのオフセット開始時間(附属書F参照)を規定する。 

 

最後のパルスのオフセット開始時間ΔdTLPは,実際のチャネルビットクロック周期

の分数として,次に示す符号付き2の補数hで表される。 

W

LP

Δ

32

T

dT

h

(−8≦h≦7)(ここに,h:偶数) 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

h

c

dTLP

3M

4M

≧5M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,dTLPの値の影響を示している。 

 

“c”で示す領域は,基準値にあった部分で,“h”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 


106 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 このパタンの領域は,“h”で示し,オフセットを含んでいる。 

 このパタンの領域は,“c”で示し,基準値を示している。 

 “r=h+c”は,−30≦r≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト81: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位

置はバイト53に規定している(5T以上のスぺースが後に続く3TマークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続く4Tマー

クを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの開始オフセット時間を規定する(附

属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイ

トト54に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTLP)。 

バイト82: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続く5T以上

のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの開始オフセット時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位

置はバイト55に規定している5T以上のスペースが後に続く5T以上のマークの

dTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位

置はバイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTLP)。 

バイト83: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位

置はバイト54に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,

基準位置はバイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上マーク

のdTLP)。 

バイト84: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位

置はバイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセット開始時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位

置はバイト54に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTLP)。 

バイト85(msb 4ビット):このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続

くラン長5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスのオフセッ

ト開始時間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用す

h

c


107 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

る場合は,基準位置はバイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T

以上のマークのdTLP)。 

バイト85(lsb 4ビット)及び86〜89:ΔTLP:最後のパルスのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのマルチパルス列の最後の記録パ

ルスのオフセット継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

このバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として,次に示す符号付

き2の補数vで表される。 

W

LP

Δ

32

T

T

v

(−8≦v≦7)(ここに,v:偶数) 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

v

d

TLP

3M

4M

≧5M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,TLPの値の影響を示している。 

 

“d”で示す領域は,基準値にあった部分で,“v”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“v”で示し,オフセットを含んでいる。 

このパタンの領域は,“d”で示し,基準値を含んでいる。 

“s=v+d”の値は,0≦s≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト85(lsb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続く

ラン長3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時

間を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く3Tマーク

のTLP)。 

バイト86: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト57に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト58に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上の

マークのTLP)。 

バイト87: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継

v

d


108 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

続時間はバイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト57に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのTLP)。 

バイト88: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト58に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上の

マークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト56に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのTLP)。 

バイト89: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間を規定

する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト57に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列の最後のパルスの継続オフセット時間

を規定する(附属書F参照)。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト58に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上の

マークのTLP)。 

バイト90〜97及び98(msb 4ビット):ΔdTS:スペースレベルのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張N−1記録ストラテジのスペースレベルのオフセット開

始時間を規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

 

スペースレベルのオフセット開始時間ΔdTSは,実際のチャネルビットクロック周期

の分数として,次に示す符号付き2の補数wで表される。 

 

バイト90及び91では,次による。 

W

S

Δ

32

T

dT

w

(−24≦w≦15)(ここに,w:偶数) 

 

バイト92,97及び98(msb 4ビット)では,次による。 

W

S

Δ

32

T

dT

w

(−8≦w≦7)(ここに,w:偶数) 


109 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

注記 

マーク

前のスペース

続きのスペース

2S
3S
4S

≧5S

e

dTS

2M

3M

4M

≧5M

2S

≧3S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,dTSの値の影響を示している。 

 

“e”で示す領域は,基準値にあった部分で,“w”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“w”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“e”で示し,基準値を含んでいる。 

 

“u=w+e”の値は,−48≦u≦30を満たしている(F.2参照)。 

バイト90: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するスペースレベルのオフセット開始時

間を規定する。このバイトを適用する場合は,基準位置はバイト59に規定している

(2Tスペースが先行し,5T以上のスペースが後に続く2T記録マークのdTS)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト91: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,3T以上のスペースが先行し後に

2Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するスペースレベルのオフセット開

始時間を規定する。このバイトを適用する場合は,基準位置はバイト60に規定して

いる(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2T記録マークの

dTS)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト92: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト61

に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb3〜b0を適用する場合は,基準位置はバイト62

に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTS)。 

バイト93: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時

間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバ

イト63に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上のマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,前に2Tスペースがあり後に3T

スペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するスペースレベルのオフセット開始

時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置は

バイト59に規定している(2Tスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2T

w

e


110 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

マークのdTS)。 

バイト94: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3T以上のスペースが先行し後に

3Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するスペースレベルのオフセット開

始時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置

はバイト60に規定している(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に

続く2T記録マークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト61

に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTS)。 

バイト95: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト62

に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時

間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバ

イト63に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上のマークのdTS)。 

バイト96: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行し後に4Tス

ペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するスペースレベルのオフセット開始時

間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバ

イト59に規定している(2Tスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2T記

録マークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3T以上のスペースが先行し後に

4Tスペースが続く,ラン長2Tのマークを記録するスペースレベルのオフセット開

始時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置

はバイト60に規定している(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に

続く2T記録マークのdTS)。 

バイト97: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト61

に規定している(5T以上のスペースが後に続く3TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセット開始時間を規

定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト62

に規定している(5T以上のスペースが後に続く4TマークのdTS)。 

バイト98(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続

くラン長5T以上のマークを記録する,マルチパルス列のスペースレベルのオフセ

ット開始時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基

準位置はバイト63に規定している(5T以上のスペースが後に続く5T以上のマーク


111 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

のdTS)。 

バイト98(lsb 4ビット):リザーブ(領域) 

 

これらのビットは,0000とする。 

バイト99: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hとする。 

バイト100〜111: DIユニットフッタ 

 

15.8.3.2参照。 

15.8.3.4 DIフォーマット5(拡張キャッスル記録ストラテジ)の規定 

フォーマット5によるDIユニットの主部の内容は,図82に示すとおり規定する。 

 


112 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト番号

内容

バイト数

0 〜7

DIユニットヘッダ

8

8 〜10

BD層タイプ識別子

3

11

ディスクサイズ,クラス及びバージョン

1

12

BD構造

1

13

チャネルビット長

1

14

プッシュプル極性フラグビット

1

15

記録マーク極性フラグビット

1

16

BCA識別子

1

17 〜18

リザーブ(領域)

2

19 〜26

データゾーンの配置

8

27

リザーブ(領域)

1

28 〜29

記録速度

2

30

公称記録速度の最大直流読取りパワー

1

31

公称記録速度の最大高周波重じょう(畳)読取りパワー

1

32

リザーブ(領域)

1

33 〜41

記録パワー設定

9

42 〜46

dTtop:Ttopレベルの開始時間

5

47 〜51

Ttopレベルの継続時間.

5

52 〜54

dTC:冷却レベルの開始時間

3

55 〜56

TLP:最後のパルスの継続時間

2

57 〜61

dTS:スペースレベルの開始時間

5

62

リザーブ(領域)

1

63 〜70 及び

71 (msb4ビット)

Ttopレベルのオフセット開始時間.

8.5

71 (lsb4ビット) 

及び72 〜78

Ttopレベルのオフセット継続時間

7.5

79 〜82 及び

83 (msb4ビット)

冷却レベルのオフセット開始時間

4.5

83 (lsb4ビット) , 

84 ,85 及び86 

(msb4ビット)

最後のパルスのオフセット継続時間

3

86 (lsb4ビット)

リザーブ(領域)

0.5

87 〜94 及び

95 (msb4ビット)

スペースレベルのオフセット開始時間

8.5

95 (lsb4ビット)

リザーブ(領域)

0.5

96 〜99

リザーブ(領域)

4

100 〜111

DIユニットフッタ

12

 

図82−DIフォーマット5のディスク情報内容 

 

バイト0〜1: 

ディスク情報識別子 

 

15.8.3.2参照。 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 


113 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト2: 

DIフォーマット番号 

 

このバイトは,BCAコード付きのディスクでは,04hに設定する。 

 

このバイトは,BCAコードなしのディスクでは,84hに設定する。 

バイト3: 

各DIブロックのDI予備フレーム数及びこのDIユニット適用の層数 

 

15.8.3.2参照。 

バイト4: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト5: 

DIブロック内のDIユニットの連続番号 

 

15.8.3.2参照。 

バイト6: 

継続フラグ及びこのDIユニット使用のDIバイト数 

 

このバイトは,このDIユニットの最初の99バイトを使用し,次のDIユニットに

継続がないことを示す63hに設定する。残りのDIユニット主部(DIユニットフッ

タのバイトを除く。)のバイトは使用せず,00hに設定する。 

バイト7: 

リザーブ(領域) 

 

15.8.3.2参照。 

バイト8〜10: 

BD層タイプ識別子 

 

この3バイトは,DIユニットが適用されるBD層のタイプを識別し,各記録層で,

“BDR”の文字を示す42 44 52hに設定する。 

バイト11: 

ディスクサイズ,クラス及びバージョン 

ビットb7〜b6: この2ビットは,ディスクのサイズを規定する。120 mmディスクを示す00に設定

する。 

ビットb5〜b4: この2ビットは,クラス番号を規定する。クラス番号は,同じ層タイプで異なる基

本特性をもつBD層を識別する。 

 

この規格に適合したBD層は,これらのビットを,01に設定する。 

 

ドライブが,ある特定のクラスの層を認識できない場合は,その層のデータゾーン

にアクセスしないほうがよい(読取りも記録も行わない。)。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,バージョン番号を規定する。この規格に適合した層であることを

示す0010に設定する。 

バイト12: 

BD構造 

ビットb7〜b4: この4ビットは,ディスク上のBDの記録可能層及び記録済み層の層数の全層数を

規定する。3層ディスクでは,記録層が三つであることを示す0011に設定する。 

 

4層ディスクでは,記録層が四つであることを示す0100に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,このDIユニットを適用する,BDの記録可能層又は記録済み層の

層のタイプを規定する。 

 

ビットb3〜b0は,レコーダブル記録層を示す0010に設定する。 

バイト13: 

チャネルビット長 

ビットb7〜b4: この4ビットは,0000に設定する。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,メインデータのチャネルビット長を規定し,全てのBD記録層で

同じとする。 

 

次の設定とする。 


114 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

チャネルビット長が58.26 nm(32.0 GB/層)であることを示す0100 

 

チャネルビット長が55.87 nm(33.4 GB/層)であることを示す0101 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト14: 

プッシュプル極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liのプッシュプル信号の極性を,次のとおりとする(26.1

参照)。 

 

“0”:記録層Liのプッシュプル極性が正 

 

“1”:記録層Liのプッシュプル極性が負 

 

存在しない記録層に対してbiは,“0”に設定する。 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト15: 

記録マーク極性フラグビット 

ビットbi: 

各ビットbiは,記録層Liの記録マークの極性を,次のとおりとする。 

 

“0”:未記録層よりも記録マークの反射率が低い層タイプ(HTLディスク) 

 

“1”:未記録層よりも記録マークの反射率が高い層タイプ 

 

この規格では,このバイトは,00hに設定する。 

バイト16: 

BCA記述子 

ビットb7〜b4: この4ビットは,リザーブ(領域)とする。 

ビットb3〜b0: この4ビットは,ディスク上のBCAコードの有無を示す。 

 

0000:BCAコードなし 

 

0001:BCAコード付き 

 

他の設定は,リザーブ(値)とする。 

バイト17〜18: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト19〜26: 

データゾーンの配置 

バイト19〜22: これらのバイトは,関係する層のデータゾーンの最初の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン0の最初のPAA

がPAA 131 072であることを示す00 02 00 00hに設定する。 

 

L1層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン1の最初のPAA

が,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクではPAA 6 304 384,33.4 GB/層のディ

スクではPAA 6 220 928であることを示すために,FAAの値に設定し,使用者容量

32.0 GB/層のディスクでは00 60 32 80hに,33.4 GB/層のディスクでは00 5E EC 80h

に設定する。 

 

L2層に関連するDIユニットでは,これらのバイトは,データゾーン2の最初のPAA

としてPAA 8 519 680を示す00 82 00 00hに設定する。 

 

L3層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン3の最初のPAA

が,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクでPAA 14 692 992であることを示すた

めに,FAA+00 80 00 00hの値を00 E0 32 80hに設定する。 

バイト23〜26: これらのバイトは,関連する層のデータゾーンの最後の物理ADIPを規定する。 

 

L0層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン0の最後のPAA

が,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクではPAA 2 167 678,33.4 GB/層のディ


115 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

スクではPAA 2 167 678であることを示すために,LAAの値を,使用者データ容量

32.0 GB/層のディスクでは00 1F CD 7Ehに,33.4 GB/層のディスクでは00 21 13 7Eh

に設定する。 

 

L1層に関連する各DIユニットで,これらのバイトは,データゾーン1の最後のPAA

がPAA 8 257 534であることを示す00 7D FF FEhに設定する。 

 

L2層に関連する各DIユニットでは,これらのバイトは,データゾーン2の最後の

PAAが,使用者データ容量32.0 GB/層のディスクではPAA 10 472 830,33.4 GB/層

のディスクではPAA 10 556 286であることを示すためにLAA+00 80 00 00hの値を,

使用者データ容量32 GB/層のディスクでは00 9F CD 7Ehに,33.4 GB/層のディスク

では00 A1 13 7Ehに設定する。 

 

L3層に関連するDIユニットでは,データゾーン3の最後のPAAがPAA 16 646 142

であることを示すために,00 FD FF FEhに設定する。 

バイト27: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト28〜29: 

記録速度 

 

これらのバイトは,公称記録速度を規定する。それは,このDIユニットに規定する

2バイトの2進数のパラメタ(バイト28がMSB)を用いて使用される。 

 

公称記録速度を数値nとして規定し,次のとおりとする。 

n=100×Vnorm 

 

nは,次のとおりとする。 

 

公称記録速度が7.69 m/s(32.0 GB/層):03 01h 

 

公称記録速度が7.38 m/s(33.4 GB/層):02 E2h 

バイト30: 

公称記録速度の最大直流読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できるディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.6参照)。 

 

この箇条での最大読取りパワーは,30.6で規定する読取りパワー以上とする。デフ

ォルトとして,30.6に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい

読取速度の場合の最大直流読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表記は,

次に示す数値nの式とする。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 規定された最低速度よりも遅い速度で読取りをする場合は,ディスク上の記録の耐久性を保証

するために,読取りパワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト31: 

公称記録速度の最大高周波重畳読取りパワー 

 

最大読取りパワーは,記録信号が劣化することなく少なくとも106回連続読取りが

できる,ディスクの入射面上の最大光パワーとして規定する(30.6参照)。 

 

この箇条での最大読取りパワーは,30.6で規定する読取りパワー以上とする。デフ

ォルトとして,30.6に規定したパワーを用いる。 

 

このバイトは,このDIユニットのバイト28〜29で規定する公称記録速度に等しい

読取速度の場合の最大読取りパワーPrを規定する。このバイトの10進表記は,次に


116 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

示す数値nの式とする。ここに,Prの単位はミリワットである。 

n=100×Pr 

注記 規定された最低速度よりも遅い速度で読み取る場合は,ディスク上の記録の耐久性を保証する

ために,パワーを下げることが必要になる可能性がある。 

バイト32: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hに設定する。 

バイト33〜41: 

記録パワー設定 

バイト33〜34: PIND:PINDは,OPCで,Ptargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G参

照)。 

 

これらのバイトは,Ptargetを示唆する値PINDをミリワットの単位で規定し,次に示す

数値nで表す。 

n=20×PIND 

 

バイト33のビットb7がmsbで,バイト34のビットb0がlsbである。 

バイト35: 

mIND:mINDは,OPCでPtargetを決めるための開始値として使用できる(附属書G参

照)。 

 

このバイトは,メディア製造業者によって決められるPINDでの変調度を規定し,次

に示す数値nで表す。 

n=200×mIND 

バイト36: 

ρ:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録パワーに乗

ずる係数ρを規定し,次に示す数値nで表す。 

n=100×ρ 

バイト37: 

εBW:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる記録バイアス

パワーと記録ピークパワーとの比εBWを,次に示す数値nで規定する。 

n=200×εBW 

バイト38: 

εc:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われる冷却パワーと記

録ピークパワーとの比εcを規定し,次に示す数値nで表す。 

n=200×εc 

バイト39: 

εs:このバイトは,OPCアルゴリズム(附属書G参照)で使われるスペースパワー

と記録ピークパワーとの比εsを規定し,次に示す数値nで表す。 

n=200×εs 

バイト40: 

κ:このバイトは,OPC(附属書G参照)で使われるターゲット値κを規定し,次

に示す数値nで表す。 

n=20×κ 

バイト41: 

β:このバイトは,代替のOPC(附属書G参照)で使われるターゲット値βを規定

し,次に示す数値nで表す。 

n=500×(β+0.2) 

バイト42〜61のバイトでは,dTtop,Ttop,dTC,TLP及びdTSの基準位置又は基準継続時間を規定する。

基準位置は,各記録パルスの立上がりエッジの位置を意味する(図F.1及び図F.4参照)。継続時間に関し

ても,基準に関しては同様に規定する。 

バイト42〜46: 

dTtop Ttopレベルの開始時間 


117 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

これらのバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースに続くラ

ン長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記

録パルスのTtop部分のデータパルスの開始時間を,最初のチャネルビットの立下が

りエッジに対して規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附属書F参照)。 

 

最初のパルスの開始時間dTtopは,実際のチャネルビットクロック周期の分数とし

て,次に示す符号付き2の補数aで表される。 

W

top

32

T

dT

a

(−32≦a≦30)(ここに,a:偶数) 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

 

バイト42は,2Tスペースが後にくる2T記録マークの開始時間を規定する。 

 

バイト43は,3T以上のスペースが後にくる2T記録マークの開始時間を規定する。 

 

バイト44は,3T記録マークの開始時間を規定する。 

 

バイト45は,4T記録マークの開始時間を規定する。 

 

バイト46は,5T以上の記録マークの開始時間を規定する。 

バイト47〜51: 

Ttopレベルの継続時間 

 

これらのバイト最初の7ビット(ビットb7〜b1)は,5T以上のスペースに続くラン

長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録

パルスのTtopレベルの継続時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,Ttopレベルの継続時間を,実際のチャネルビットクロック周期の

分数として規定し,次の式で正の2進数bとして表す。 

W

top

32TT

b

(0≦b≦92)(ここに,b:偶数) 

 

これらのバイトの最後のビット(ビットb0)は,リザーブ(領域)とする。 

 

バイト47は,後に2Tスペースが続く2T記録マークパルスの継続時間を規定する。 

 

バイト48は,後に3T以上のスペースが続く2T記録マークパルスの継続時間を規

定する。 

 

バイト49は,3Tマークの最初の記録パルスの継続時間を規定する。 

 

バイト50は,4Tマークの最初の記録パルスの継続時間を規定する。 

 

バイト51は,5T以上のマークの最初の記録パルスの継続時間を規定する。 

バイト52〜54: 

dTC:冷却レベルの開始時間 

 

これらのバイトの最初の7ビット(ビットb7〜b1)は,5T以上のスペースが後に続

くラン長3T,4T及び5T以上の,拡張キャッスルストラテジの記録パルスの冷却レ

ベルの開始時間を規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,開始時間を実際のチャネルビットクロック周期の分数として規

定し,次に示す符号付き2の補数cで表す。 

W

C

32TdT

c

(−62≦c≦16)(ここに,c:偶数) 

 

このバイトの最後のビット(ビットb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト52: 

このバイトは,拡張キャッスルストラテジの,3T記録パルスの冷却レベルの開始時

間を規定する。 


118 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト53: 

このバイトは,拡張キャッスルストラテジの,4T記録パルスの冷却レベルの開始時

間を規定する。 

バイト54: 

このバイトは,拡張キャッスルストラテジの,5T以上の記録パルスの冷却レベルの

開始時間を規定する。 

バイト55〜56: 

TLP:最後のパルスの継続時間 

 

これらのバイト最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,5T以上のスペースが後に続く

ラン長4T及び5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パル

スの最後の記録パルスレベルの長さを規定する(附属書F参照)。 

 

これらのバイトは,TLPの長さを実際のチャネルビットクロック周期の分数として規

定し,次に示す正の2進数dで表す。 

W

LP

32TT

d

(0≦d≦62) 

 

これらのバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

 

バイト55は,4T記録マークの最後のパルスを規定する。 

 

バイト56は,5T以上の記録マークの最後のパルスを規定する。 

バイト57〜61: 

dTS:スペースレベルの開始時間 

 

これらのバイトの最初の7ビット(ビットb7〜b1)は,後に5T以上のスペースが続

くラン長2T,3T,4T及び5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ

のスペースレベルの開始時間を規定する(正の値は進み,負の値は遅れを示す。附

属書F参照)。 

 

スペースレベルの開始時間dTSは,実際のチャネルビットクロック周期の分数とし

て,次に示す符号付き2の補数eで表される。 

W

S

32TdT

e

(−62≦e≦30)(ここに,e:偶数) 

 

このバイトの最後のビット(b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト57: 

このバイトは,2Tスペースが先行するラン長2Tの,拡張キャッスルストラテジの

記録パルスのスペースレベルの開始時間を規定する。 

バイト58: 

このバイトは,3T以上のスペースが先行するラン長2Tの,拡張キャッスルストラ

テジの記録パルスのスペースレベルの開始時間を規定する。 

バイト59: 

このバイトは,ラン長3Tの拡張キャッスルストラテジの記録パルスのスペースレ

ベルの開始時間を規定する。 

バイト60: 

このバイトは,ラン長4Tの拡張キャッスルストラテジの記録パルスのスペースレ

ベルの開始時間を規定する。 

バイト61: 

このバイトは,ラン長5T以上の拡張キャッスルストラテジの記録パルスのスペー

スレベルの開始時間を規定する。 

バイト62: 

リザーブ(領域) 

 

このバイトは,00hに設定する。 

バイト63〜95のバイトでは,バイト42〜61に規定した基準位置又は基準継続時間に対するオフセット

としてΔを規定する。オフセットは,基準位置に対しての時間差を意味する。継続時間に対しても,オフ

セットは同様に規定する。 


119 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト63〜70及び71(msb 4ビット):ΔdTtop:Ttopレベルのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行する2T,3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上が

りエッジのオフセットを規定する。 

 

立上がりパルスのオフセットΔdTtopは,実際のチャネルビットクロック周期の分数

として,次に示す符号付き2の補数2値fで表される。 

 

バイト63〜64では,次による。 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−31≦f≦30)(ここに,f:偶数) 

 

バイト65〜70及び71(msb 4ビット)では,次による。 

W

top

Δ

32

T

dT

f

(−8≦f≦7)(ここに,f:偶数) 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

a

2M

2S

≥3S

3M

dTtop

4M

≥5M

f

≧3S

≧5M

≧5S

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

a

2M

2S

≥3S

3M

dTtop

4M

≥5M

f

≧3S

≧5M

≧5S

 

 

この表は,記録する各マークの前後のスペースによる,dTtopの値の影響を示している。 

 

“a”で示す領域は,基準値にあった部分で,“f”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“f”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“a”で示し,基準値を含んでいる。 

“i=f+a”の値は,−32≦i≦30を満たしている(F.3参照)。 

バイト63: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パ

ルスのTtop部分の立上がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトを

適用する場合は,基準位置はバイト42に規定している(5T以上のスペースが先行

し2Tスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト64: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの

記録パルスのTtop部分の立上がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバ

イトを適用する場合は,基準位置はバイト43に規定している(5T以上のスペース

が先行し3T以上のスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1及びb0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト65: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続く,ラン長3T

マークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上がり

エッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb7〜b4)を

f

a


120 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

適用する場合は,基準位置はバイト44に規定している(5T以上のスペースが先行

する3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上がりエ

ッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適

用する場合は,基準位置はバイト45に規定している(5T以上のスペースが先行す

る4TマークのdTtop)。 

バイト66: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上

がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb7〜b4)

を適用する場合は,基準位置はバイト46に規定している(5T以上のスペースが先

行する5T以上のマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パ

ルスのTtop部分の立上がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトの

ビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト42に規定している(5T

以上のスペースが先行し2Tスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

バイト67: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの

記録パルスのTtop部分の立上がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバ

イトのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト43に規定して

いる(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上がりエ

ッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb3〜b0)を適

用する場合は,基準位置はバイト44に規定している(5T以上のスペースが先行す

る3TマークのdTtop)。 

バイト68: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上がりエ

ッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb7〜b4)を適

用する場合は,基準位置はバイト45に規定している(5T以上のスペースが先行す

る4TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上

がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb3〜b0)

を適用する場合は,基準位置はバイト46に規定している(5T以上のスペースが先

行する5T以上のマークのdTtop)。 

バイト69: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パ

ルスのTtop部分の立上がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトの


121 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト42に規定している(5T

以上のスペースが先行し2Tのスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの

記録パルスのTtop部分の立上がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバ

イトのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト43に規定して

いる(5T以上のスペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2TマークのdTtop)。 

バイト70: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長3Tの

マークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上がり

エッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb7〜b4)を

適用する場合は,基準位置はバイト44に規定している(5T以上のスペースが先行

する3TマークのdTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長4Tの

マークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分の立上がり

エッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビットb3〜b0)を

適用する場合は,基準位置はバイト45に規定している(5T以上のスペースが先行

する4TマークのdTtop)。 

バイト71(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラ

ン長5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop

部分の立上がりエッジのオフセット開始時間を規定する。このバイトのビット(ビ

ットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト46に規定している(5T以上の

スペースが先行する5T以上のマークのdTtop)。 

バイト71(lsb 4ビット)及び72〜78:ΔTtop:Ttopレベルのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tのスペースが先行し2T,3T,4T及び5T以上の

マークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtopレベルのオフセ

ット継続時間を規定する。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す符号付き2の補数gで表す。 

W

top

Δ

32

T

T

g

(−8≦g≦7)(ここに,g:偶数) 

注記 

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

Ttop

4M

≥5M

g

b

2M

2S

≥3S

3M

≧3S

≧5M

≧5S

マーク

続きのスペース

前のスペース

2S
3S
4S

≥5S

Ttop

4M

≥5M

g

b

2M

2S

≥3S

3M

≧3S

≧5M

≧5S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,Ttopの値の影響を示している。 

 

“b”で示す領域は,基準値にあった部分で,“g”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 


122 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

このパタンの領域は,“g”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“b”で示し,基準値を含んでいる。 

“j=g+b”の値は,0≦j≦92を満たす(F.3参照)。 

バイト71(lsb 4ビット):このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行し後

に2Tのスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ

の記録パルスのTtop部分のオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビッ

トb3〜b0)を適用する場合は,基準継続時間はバイト47に規定している(5T以上

のスペースが先行し2Tスペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト72: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの

記録パルスのTtop部分のオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビット

b7〜b4)を適用する場合は,基準継続時間はバイト48に規定している(5T以上のス

ペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフセット

継続時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト49に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト73: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスの,Ttop部分のオフセット

継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する,4TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフ

セット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上の

マークのTtop)。 

バイト74: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースが先行し後に2Tの

スペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録

パルスのTtop部分のオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜

b4)を適用する場合は,基準継続時間はバイト47に規定している(5T以上のスペ

ースが先行し2Tスペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースが先行し後に3T以

上 のスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの

記録パルスのTtop部分のオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビット

b3〜b0)を適用する場合は,基準継続時間はバイト48に規定している(5T以上のス

ペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト75: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフセット

継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト49に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

g

b


123 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフセット

継続時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

バイト76: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフ

セット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上の

マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースが先行し後に2Tの

スペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録

パルスのTtop部分のオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜

b0)を適用する場合は,基準継続時間はバイト47に規定している(5T以上のスペ

ースが先行し2Tスペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

バイト77: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースが先行し後に3T以

上のスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの

記録パルスのTtop部分のオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビット

b7〜b4)を適用する場合は,基準継続時間はバイト48に規定している(5T以上のス

ペースが先行し3T以上のスペースが後に続く2T記録マークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長3Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフセット

継続時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト49に規定している(5T以上のスペースが先行する3TマークのTtop)。 

バイト78: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,4Tスペースに続くラン長4Tマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフセット

継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準継

続時間はバイト50に規定している(5T以上のスペースが先行する4TマークのTtop)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,4Tスペースに続くラン長5T以

上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの記録パルスのTtop部分のオフ

セット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,

基準継続時間はバイト51に規定している(5T以上のスペースが先行する5T以上の

マークのTtop)。 

バイト79〜82及び83(msb 4ビット):ΔdTC:冷却レベルのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長3T,4T及び5T以上

のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジの冷却レベルの開始時間の立上が

りエッジオフセットを規定する。 

 

立上がりエッジオフセットΔdTCは,実際のチャネルビットクロック周期の分数とし

て,次に示す符号付き2の補数hで表される。 

W

C

Δ

32

T

dT

h

(−8≦h≦7)(ここに,h:偶数) 


124 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

h

c

dTC

3M

4M

≧5M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの,前後のスペースによるdTCの値の影響を示している。 

 

“c”で示す領域は,基準値にあった部分で,“h”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“h”で示し,オフセットを含んでいる。 

このパタンの領域は,“c”で示し,基準値を示している。 

“k=h+c”は,−62≦k≦16を満たしている(F.3参照)。 

バイト79: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの開始時

間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適

用する場合は,基準位置はバイト52に規定している(5T以上のスペースが後に続

く3TマークのdTC)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの開始時

間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適

用する場合は,基準位置はバイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続

く4TマークのdTC)。 

バイト80: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの

開始時間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)

を適用する場合は,基準位置はバイト54に規定している(5T以上のスペースが後

に続く5T以上のマークのdTC)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの開始時

間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適

用する場合は,基準位置はバイト52に規定している(5T以上のスペースが後に続

く3TマークのdTC)。 

バイト81: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの開始時

間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適

用する場合は,基準位置はバイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続

く4TマークのdTC)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの

h

c


125 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

開始時間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)

を適用する場合は,基準位置はバイト54に規定している(5T以上のスペースが後

に続く5T以上のマークのdTC)。 

バイト82: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの開始時

間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適

用する場合は,基準位置はバイト52に規定している(5T以上のスペースが後に続

く3TマークのdTC)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却レベルの開始時

間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適

用する場合は,基準位置はバイト53に規定している(5T以上のスペースが後に続

く4TマークのdTC)。 

バイト83(msb 4ビット):このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続

くラン長5T以上マークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの冷却

レベルの開始時間の立上がりエッジオフセットを規定する。これらのビット(ビッ

トb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト54に規定している(5T以上のス

ペースが後に続く5T以上のマークのdTC)。 

バイト83(lsb 4ビット)及び84〜86:ΔTLP:最後のパルスのオフセット継続時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長4T及び5T以上のマ

ークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの最後のパルスレベルの長

さのオフセット継続時間を規定する。 

 

これらのバイトは,実際のチャネルビットクロック周期の分数として規定し,次に

示す符号付き2の補数vで表す。 

W

LP

Δ

32

T

T

v

(−8≦v≦7)(ここに,v:偶数) 

注記 

マーク

2S
3S
4S

≧5S

v

d

TLP

4M

≧5M

続きのスペース

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,TLPの値の影響を示している。 

 

“d”で示す領域は,基準値にあった部分で,“v”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“v”で示し,オフセットを含んでいる。 

このパタンの領域は,“d”で示し,基準値を含んでいる。 

“p=v+d”の値は,0≦p≦62を満たしている(F.3参照)。 

バイト83(lsb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続く

v

d


126 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ラン長4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの最後のパル

スレベルの長さのオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)

を適用する場合は,基準継続時間はバイト55に規定している(5T以上のスペース

が後に続く4TマークのTLP)。 

バイト84: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの最後のパルス

レベルの長さのオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)

を適用する場合は,基準継続時間はバイト56に規定している(5T以上のスペース

が後に続く5T以上のマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3スペースが続くラン長4T

マークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの最後のパルスレベルの

長さのオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜b0)を適用す

る場合は,基準継続時間はバイト55に規定している(5T以上のスペースが後に続

く4TマークのTLP)。 

バイト85: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの最後のパルス

レベルの長さのオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)

を適用する場合は,基準継続時間はバイト56に規定している(5T以上のスペース

が後に続く5T以上のマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの最後のパルスレベル

の長さのオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)を適用

する場合は,基準継続時間はバイト55に規定している(5T以上のスペースが後に

続く4TマークのTLP)。 

バイト86: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスの最後のパルス

レベルの長さのオフセット継続時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜b4)

を適用する場合は,基準継続時間はバイト56に規定している(5T以上のスペース

が後に続く5T以上のマークのTLP)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0):リザーブ(領域) 

 

これらのビットは,0000に設定する。 

バイト87〜94及び95(msb 4ビット):ΔdTS:スペースレベルのオフセット開始時間 

 

これらのバイトは,2T,3T又は4Tスペースが後に続くラン長2T,T,4T及び5T

以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベル

の開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。 

 

スペースレベルの立上がりエッジオフセットΔdTSは,実際のチャネルビットクロッ

ク周期の分数として,次に示す符号付き2の補数wで表される。 

 

バイト87及び88では,次による。 

W

S

Δ

32

T

dT

w

(−31≦w≦30)(ここに,w:偶数) 


127 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

 

バイト89,94及び95(msb 4ビット)では,次による。 

W

S

Δ

32

T

dT

w

(−8≦w≦7)(ここに,w:偶数) 

注記 

マーク

前のスペース

続きのスペース

2S
3S
4S

≧5S

e

dTS

2M

3M

4M

≧5M

2S

≧3S

 

 

この表は,記録される各マークの前後のスペースによる,dTSの値の影響を示している。 

 

“e”で示す領域は,基準値にあった部分で,“w”で示す部分は,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“w”で示し,オフセット値を含んでいる。 

このパタンの領域は,“e”で示し,基準値を含んでいる。 

“q=w+e”の値は,−62≦q≦30を満たしている(F.3参照)。 

バイト87: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,2Tスペースが先行し後に2Tス

ペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パル

スのスペースレベルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。この

バイトを適用する場合は,基準位置はバイト57に規定している(2Tスペースが先

行し5T以上のスペースが後に続く2TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト88: 

このバイトの最初の6ビット(ビットb7〜b2)は,3T以上のスペースが先行し後に

2Tスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録

パルスのスペースレベルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。

このバイトを適用する場合は,基準位置はバイト58に規定している(3T以上のス

ペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の2ビット(ビットb1〜b0)は,リザーブ(領域)とする。 

バイト89: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベルの開

始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜

b4)を適用する場合は,基準位置はバイト59に規定している(5T以上のスペース

が後に続く3TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に2Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベルの開

始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜

b0)を適用する場合は,基準位置はバイト60に規定している(5T以上のスペース

が後に続く4TマークのdTS)。 

バイト90: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に2Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベ

w

e


128 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

ルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビッ

トb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト61に規定している(2Tのスペー

スが後に続く5T以上のマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,2Tスペースが先行し後に3Tス

ペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パル

スのスペースレベルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これ

らのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト57に規定してい

る(2Tスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2TマークのdTS)。 

バイト91: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,3T以上のスペースが先行し後に

3Tスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録

パルスのスペースレベルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。

これらのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト58に規定し

ている(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2T記録マークの

dTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

3Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベルの開

始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜

b0)を適用する場合は,基準位置はバイト59に規定している(5T以上のスペース

が後に続く3TマークのdTS)。 

バイト92: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に3Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベルの開

始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜

b4)を適用する場合は,基準位置はバイト60に規定している(5T以上のスペース

が後に続く4TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に3Tスペースが続くラン長

5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベ

ルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビッ

トb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト61に規定している(5T以上のス

ペースが後に続く5T以上のマークのdTS)。 

バイト93: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,2Tスペースが先行し後に4Tス

ペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パル

スのスペースレベルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これ

らのビット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト57に規定してい

る(2Tスペースが先行し,5T以上のスペースが後に続く2TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,3T以上のスペースが先行し後に

4Tスペースが続くラン長2Tのマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録

パルスのスペースレベルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。

これらのビット(ビットb3〜b0)を適用する場合は,基準位置はバイト58に規定し

ている(3T以上のスペースが先行し5T以上のスペースが後に続く2TマークのdTS)。 

バイト94: 

このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続くラン長


129 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

3Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベルの開

始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビットb7〜

b4)を適用する場合は,基準位置はバイト59に規定している(5T以上のスペース

が後に続く3TマークのdTS)。 

 

このバイトの最後の4ビット(ビットb3〜b0)は,後に4Tスペースが続くラン長

4Tマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのスペースレベルの開

始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビット(ビットb3〜

b0)を適用する場合は,基準位置はバイト60に規定している(5T以上のスペース

が後に続く4TマークのdTS)。 

バイト95(msb 4ビット):このバイトの最初の4ビット(ビットb7〜b4)は,後に4Tスペースが続

くラン長5T以上のマークを記録する,拡張キャッスルストラテジ記録パルスのス

ペースレベルの開始時間の立上がりエッジオフセット時間を規定する。これらのビ

ット(ビットb7〜b4)を適用する場合は,基準位置はバイト61に規定している(5T

以上のスペースが後に続く5T以上のマークのdTS)。 

バイト95(lsb 4ビット):リザーブ(領域) 

 

これらのビットは,0000とする。 

バイト96〜99: 

リザーブ(領域) 

 

これらのバイトは,00hとする。 

バイト100〜111: DIユニットフッタ 

 

15.8.3.2参照。 

15.8.3.5 記録ストラテジ要求事項 

この規格によるディスクの記録ストラテジの要求事項を,図83に示す。 

 

必須

-----

4x

任意a)

任意a)

2x

拡張キャッスル

拡張N-1

記録ストラテジ

記録速度

ディスクタイプ

TL/QL

 

 2xだけのディスクは,許されない。 

注a) 少なくとも二つの記録ストラテジのうち一つを用意し,最も望ましい記録ス

トラテジとして規定する。 

 

図83−記録ストラテジタイプ要求事項 

 

15.8.3.6 記録ストラテジのDIユニットの使用方法 

DIフォーマット番号(バイト2)で識別される複数のDIユニットの概念を使うことによって,BDのシ

ステムは,バックワード互換を最善の方法で確保しながら,3,4又はそれ以上の記録層に対して異なる記

録速度でディスクを(将来に)容易に使うことができる。 

一般的に,異なる記録速度でそれぞれ異なる記録ストラテジ(異なるパラメタセット)が必要になる可

能性があり,さらに,記録ストラテジは,応用した技術に依存する可能性がある。 

なお,各記録層は,記録パラメタの異なる値の組合せが必要になる可能性がある。 

基準速度(Vref)は,チャネルクロック周波数が66 MHzに相当する速度である。 


130 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

記録速度は,DIの公称記録速度を参照する。 

この規格のパラメタは,“4xディスク”と呼ばれるディスクに対し規定されている(使える記録速度は,

2×Vref及び4×Vrefとする。図84参照)。各記録層は,図83に示す記録ストラテジの要求事項を満たす。 

代替の記録ストラテジパラメタセットをもつDIユニットは,使いたい順番に追加してもよい(図79参

照)。 

2x記録速度のパラメタを規定するDIユニットで,バイト28〜29は,次のとおりに設定される。 

− バイト28〜29: 公称記録速度7.69 m/s(32.0 GB/層)を示す03 01h 

 

公称記録速度7.38 m/s(33.4 GB/層)を示す02 E2h 

4x記録速度のパラメタを規定するDIユニットで,バイト28〜29は,次のとおりに設定される。 

− バイト28〜29: 公称記録速度15.38 m/s(32.0 GB/層)を示す06 02h 

 

公称記録速度14.75 m/s(33.4 GB/層)を示す05 C3h 

 


131 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

4x ディスク(TL) で2x拡張N−1及びキャッスル

4x ディスク(QL)で2x 拡張N−1及びキャッスル

並びに4x 拡張キャッスル記録ストラテジ

並びに4x拡張キャッスル記録ストラテジ

バイト2: DIフォーマット番号

4

バイト2: DIフォーマット番号

4

バイト3:  DI/L#の#

9/0

バイト3: DI/L#の#

12/0

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

0

バイト5: 連番#

0

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト42 ~ 98:記録ストラテジ

拡張N−1

バイト42 ~ 98:記録ストラテジ

拡張N−1

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

9/0

バイト3: DI/L#の#

12/0

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

1

バイト5: 連番#

1

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト42 ~ 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~ 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォーマット番号

4

バイト2: DIフォーマット番号

4

バイト3: DI/L#の#

9/1

バイト3: DI/L#の#

12/1

バイト4: ---

00h

バイト4:---

00h

バイト5: 連番#

2

バイト5: 連番#

2

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト42 ~ 98:記録ストラテジ

拡張N−1

バイト42 ~ 98:記録ストラテジ

拡張N−1

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

9/1

バイト3: DI/L#の#

12/1

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

3

バイト5: 連番#

3

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト42 ~ 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~ 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォーマット番号

4

バイト2: DIフォーマット番号

4

バイト3: DI/L#の#

9/2

バイト3: DI/L#の#

12/2

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

4

バイト5: 連番#

4

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

:

0

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト42 ~ 98:記録ストラテジ

拡張N−1

バイト42 ~ 98:記録ストラテジ

拡張N−1

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

9/2

バイト3: DI/L#の#

12/2

バイト4: ---

00h

バイト4:---

00h

バイト5: 連番#

5

バイト5: 連番#

5

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 to 29: 速度

2x

バイト28 ~ 29: 速度

2x

バイト42 to 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~ 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

 

図84−4xディスクの一連のDIの例 

 


132 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト2:DIフォーマット番号

4

バイト3: DI/L#の#

9/0

バイト3: DI/L#の#

12/3

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

6

バイト5: 連番#

6

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト28 ~29: 

速度

2x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~98:記録ストラテジ

拡張N‒1

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

9/1

バイト3: DI/L#の#

12/3

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

7

バイト5: 連番#

7

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト28 ~29: 

速度

2x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォー^マット番号

5

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

9/2

バイト3: DI/L#の#

12/0

バイト4:---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

8

バイト5: 連番#

8

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

繰返し

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

12/1

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

9

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

12/2

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

10

バイト6のmsb:

0

バイト28 to 29: 

速度

4x

バイト42 to 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

12/3

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

11

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

繰返し

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト2:DIフォーマット番号

4

バイト3: DI/L#の#

9/0

バイト3: DI/L#の#

12/3

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

6

バイト5: 連番#

6

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト28 ~29: 

速度

2x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~98:記録ストラテジ

拡張N‒1

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

9/1

バイト3: DI/L#の#

12/3

バイト4: ---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

7

バイト5: 連番#

7

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト28 ~29: 

速度

2x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォー^マット番号

5

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

9/2

バイト3: DI/L#の#

12/0

バイト4:---

00h

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

8

バイト5: 連番#

8

バイト6のmsb:

0

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

12/1

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

9

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

12/2

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

10

バイト6のmsb:

0

バイト28 to 29: 

速度

4x

バイト42 to 95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

バイト2: DIフォーマット番号

5

バイト3: DI/L#の#

12/3

バイト4: ---

00h

バイト5: 連番#

11

バイト6のmsb:

0

バイト28 ~29: 

速度

4x

バイト42 ~95:記録ストラテジ

拡張キャッスル

 

図84−4xディスクの一連のDIの例(続き) 

 

DIフォーマット番号 


133 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

16 情報ゾーンの概要 

16.1 一般 

情報ゾーンは,データ交換に関する全てのディスク上の情報を含み,d9〜d10の情報領域の中に位置して

いる(10.8.1及び図14参照)。 

内側ゾーン0の内周部(保護ゾーン1+PIC)は,ディスクに関する転写情報をもつことができるHFM

グルーブをもつ。内側ゾーン0の外側の部分,他の内側ゾーン,データゾーン及び外側ゾーンは,ウォブ

ルグルーブ上に情報を記録することができる記録領域を構成している。 

16.2 3層ディスクの情報ゾーンのフォーマット 

情報ゾーンは,L0層のリードインゾーン(内側ゾーン0の一部),データゾーン0及び外側ゾーン0,

L1層の外側ゾーン1,データゾーン1及び内側ゾーン1,L2層の内側ゾーン2,データゾーン2並びにリ

ードアウトゾーンの,九つの部分に分けられる(図85,図86及び図87参照)。 

データゾーン0,データゾーン1及びデータゾーン2は,使用者データの記録に当てられる。リードイ

ンゾーンは,転写及び記録による制御情報並びにディスク及びドライブのテスト領域を含んでいる。内側

ゾーン1,内側ゾーン2,外側ゾーン0,外側ゾーン1及び外側ゾーン2は,個々の層への円滑な導入又は

終了を可能にし,また,制御情報をもっている。 

16.3 4層ディスクの情報ゾーンのフォーマット 

情報ゾーンは,L0層のリードインゾーン(内側ゾーン0の一部),データゾーン0及び外側ゾーン0,

L1層の外側ゾーン1,データゾーン1及び内側ゾーン1,L2層の内側ゾーン2,データゾーン2及び外側

ゾーン2,L3層の外側ゾーン3,データゾーン3並びにリードアウトゾーンの,12個の部分に分けられる

(図88,図89,図90及び図91参照)。 

データゾーン0,データゾーン1,データゾーン2及びデータゾーン3は,使用者データの記録に当てら

れる。リードインゾーンは,転写及び記録による制御情報並びにディスク及びドライブのテスト領域を含

んでいる。内側ゾーン1,内側ゾーン2,内側ゾーン3,外側ゾーン0,外側ゾーン1,外側ゾーン2及び

外側ゾーン3は,個々の層への円滑な導入又は終了を可能にし,また,制御情報をもっている。 

 

17 情報ゾーンの記録領域の構成 

情報ゾーンの記録領域は,内側ゾーン,データゾーン及び外側ゾーンの部分から構成されている。図85,

図86,図87,図88,図89,図90及び図91に示す開始半径は,各ゾーンの最初又は最後のグルーブトラ

ックの中心の公称値である。 

図に示す物理ADIPアドレス(PAA)は,各ゾーンのグルーブトラックの開始又は終了アドレスである。

ゾーン当たりの記録できる物理クラスタ(RUB)数も示している。 

 


134 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

L0層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

PAA

:

物理

第1遷移領域

終了半径

11.5mm

クランプゾーン

開始半径

11.5 mm

終了半径

16.5 mm

第2遷移領域

開始半径

16.5 mm

終了半径

21.0 mm

開始半径

21.0 mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

BCA

22.2

---

---

エンボス

HFM

(HFM

グルーブ)

PIC

22.510

(最初の

AUN = 

000C0480h

:

最後の

AUN = 

000C19

BEh)

2720

(×4KB)

リードイン

23.068

0 01 83 38h

0 01 87 E6h

300

ゾーン

の一部)

INFO

2

23.468

0 01 B8 00h

0 01 BB 

256

OPC

0

23.498

0 01 BC 00h

:

0 01 DB 

2

情報領域

TDMA

0

23.736

0 01 DC 00h

:

0 01 FB 

2

記録可能

INFO

1

23.971

0 01 FC 00h

:

0 01 FF 

256

(ウォブル

24.000

0 02 00 00h

グーブ)

データ

:

:

LAA

509152

INFO 3/4

58.000

LAA + 2h

:

:

LAA+ 498h

294

DCZ

0

58.014

LAA+ 49Ah

:

LAA + 10

760

情報ゾーン

58.050

LAA + 107Ah

:

---

終了半径

58.5 mm

リム領域

開始半径

58.5 mm

PAA

保護ゾーン

1

2

3

0 01 87 E8h

3 078

バッファ
ゾーン

23.107

L0層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

ゾーンの最初の
PAA

:

物理

クラスタ数

第1遷移領域

終了半径

11.5mm

開始半径

11.5 mm

終了半径

16.5 mm

第2遷移領域

開始半径

16.5 mm

終了半径

21.0 mm

開始半径

21.0 mm

BCA

22.2

---

---

エンボス

HFM

(HFM

グルーブ)

PIC

22.510

(最初の

AUN = 

000C0480h

:

最後の

AUN = 

000C19

BEh)

2720

(×4KB)

23.068

0 01 83 38h

300

(内側ゾーン0

の一部)

INFO

2

23.468

0 01 B8 00h

0 01 BBFEh

256

OPC

0

23.498

0 01 BC 00h

:

0 01 DBFEh

2048

情報領域

TDMA

0

23.736

0 01 DC 00h

:

0 01 FBFEh

2048

記録可能

INFO

1

23.971

0 01 FC 00h

:

0 01 FF FEh

256

(

24.000

0 02 00 00h

ゾーン0

:

:

LAA

INFO 3/4

58.000

LAA + 2h

:

:

294

DCZ

0

58.014

:

LAA + 1078h

760

トラッキング方向

外側ゾーン0

58.050

:

---

終了半径

58.5 mm

開始半径

58.5 mm

ゾーンの最後の

PAA

保護ゾーン1

保護ゾーン2

保護ゾーン3

0 01 87 E8h

0 01 B7FEh

3 078

バッファ
ゾーン

23.107

 

図85−3層ディスクのL0層の情報ゾーンの構成 

 

(ウォブル 
 グルーブ) 


135 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

リザーブ
(領域)

リザーブ
(領域)

L1層

記載事項

公称

終了半径

(mm)

ゾーンの最後の

PAA

:

物理

クラスタ数

終了半径

21.0mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

ウォブル

グルーブ

22.2

:

0 7E C5 B8h

---

バッファゾーン

22.510

0 7E C5 B6h

:

0 7E 85 98h

4104

23.004

0 7E 85 96h

:

0 7E 65 98h

2048

23.246

0 7E 65 96h

:

0 7E 48 00h

1894

内側ゾーン1

23.468

0 7E 47FEh

:

0 7E 44 00h

256

23.498

0 7E 43FEh

:

0 7E 24 00h

2048

情報領域

23.736

0 7E 23FEh

:

0 7E 04 00h

2048

記録可能

INFO1

23.97

0 7E 03FEh

:

0 7E 00 00h

256

(ウォブル

24.000

0 7D FFFEh

グルーブ゙)

データ

ゾーン1

:

:

FAA a)

509152

INFO 3/4

58.000

FAA 

2h

:

FAA ‒4

294

58.014

FA 

‒49Ah

:

FAA ‒1078h

760

トラッキング方向

情報ゾーン

外側

ゾーン1

58.050

FAA ‒107Ah

:

---

開始半径

58.5mm

ゾーンの最初の
PAA

保護ゾーン

1

保護ゾーン3

L1層

記載事項

公称

終了半径

(mm)

ゾーンの最後の

PAA

:

物理

終了半径

21.0mm

ウォブル

グルーブ

22.2

:

0 7E C5 B8h

---

バッファゾーン

22.510

:

OPC1

23.004

:

23.246

:

INFO2

23.468

:

TDMA1

23.498

:

情報領域

23.736

:

記録可能

23.971

:

24.000

:

:

INFO 3/4

58.000

‒:

‒498h

DCZ1

58.014

:

外側

58.050

:

---

開始半径

58.5mm

ゾーンの最初の
PAA

保護ゾーン1

 

 

注a) 

01h

 

00

 

80

 1

LAA

FAA

(15.7.4.3参照) 

 

図86−3層ディスクのL1層の情報ゾーンの構成 

 

(ウォブル 

グルーブ) 


136 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

リザーブ
(領域)

開始半径

21.0 mm

“幅広ピッチ”

22.2

---

---

バッファ
ゾーン

22.510

081 3A 48h

081 3D 66h

200

22.535

0 81 5D 66h

2 048

内側ゾーン2

INFO

2

22.973

0 81 76 68h

0 81 7A 66h

256

TDMA 2

23.004

0 81 7A 68h

:

0 81 9A 66h

2

情報領域

バッファ
ゾーン

23.246

0 81 9A 68h

:

0 81 FBFEh

6

記録可能

INFO

1

23.971

0 81 FC 00h

:

0 81 FFFEh

256

(ウォブル

24.000

0 82 00 00h

グルーブ)

データ

ゾーン2

:

:

LAA 2

509

INFO 3/4

58.000

LAA 2 + 2h

:

294

DCZ 2

58.014

:

LAA2 

760

情報ゾーン

トラッキング方向

リードアウト
ゾーン

58.050

:

---

終了半径 58.5 mm

リム領域

開始半径 58.5 mm

L2層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

PAA

:

物理

PAA

保護ゾーン1

OPC 2

0 81 5D 68h

0 81 76 66h

1 600

22.782

ウォブル
グルーブ

開始半径

21.0 mm

グルーブ

22.2

---

---

バッファ
ゾーン

22.510

:

200

22.

0 81 3D 68h

:

2 048

INFO

2

22.973

0 81 76 68h

:

0 81 7A 66h

256

TDMA 2

23.004

0 81 7A 68h

:

0 81 9A 66h

2048

情報領域

バッファ
ゾーン

23.246

0 81 9A 68h

:

6246

記録可能

INFO

1

23.971

0 81 FC 00h

:

256

(

24.000

0 82 00 00h

)

:

:

LAA 2a)

509152

INFO 3/4

58.000

LAA 2 + 2h

LAA 2 + 498h

294

DCZ 2

58.014

LAA2 + 49Ah

:

+ 1078h

760

リードアウト
ゾーン

(外側ゾーン2)

58.050

LAA2 + 107Ah

:

---

終了半径 58.5 mm

開始半径 58.5 mm

L2層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

ゾーンの最初の

PAA

:

物理

PAA

L2層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

PAA

:

物理

クラスタ数

PAA

保護ゾーン1

OPC 2

保護ゾーン3

1 600

22.782

ウォブル
グルーブ

ゾーンの最後の

 

 

注a) LAA2=LAA+0 80 00 00h(15.7.4.3参照) 

 

図87−3層ディスクのL2層の情報ゾーンの構成 

 


137 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

L0層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

PAA

:

物理
クラスタ数

第1遷移領域

終了半径

11.5mm

クランプゾーン

開始半径

11.5 mm

終了半径

16.5 mm

第2遷移領域

開始半径

16.5 mm

終了半径

21.0 mm

開始半径
21.0 mm

“幅広ピッチ”

BCA

22.2

---

---

エンボス

HFM

(HFM

グルーブ)

PIC

22.510

(最初の

AUN = 

000C4540h

:

最後の AUN = 

000C5A7Eh)

2720

(×4KB)

リードイン

23.091

0 01 8B 50h

0 01 8FFEh

300

ゾーン

(内側ゾーン0

の一部)

INFO

2

23.232

0 01 9C B8h
0 01 A0 B6h

256

OPC

0

23.263

0 01 A0 B8h

:

0 01 C0 B6h

2048

情報領域

バッファ

ゾーン

23.513

0 01 C0 B8h

:

0 01 FBFEh

3794

記録可能

INFO

1

23.970

0 01 FC 00h

:

0 01 FFFEh

256

(ウォブル

24.000

0 02 00 00h

グルーブ)

データ

ゾーン0

:
:

LAA

488288

INFO 3/4

58.000

LAA + 2h

:
:

LAA +498h

294

DCZ

0

58.014

LAA + 49Ah

:

LAA + 1008h

732

情報ゾーン

トラッキング方向

外側ゾーン0

58.050

LAA + 100Ah

:

---

終了半径

58.5 mm

リム領域

開始半径

58.5 mm

ゾーンの最後の

PAA

保護ゾーン1

保護ゾーン2

保護ゾーン3

0 01 90 00h

0 01 9C B6h

814

バッファ
ゾーン

23.132

L0層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

ゾーンの最初の

PAA

:

物理

第1遷移領域

終了半径

11.5mm

開始半径

11.5 mm

終了半径

16.5 mm

第2遷移領域

開始半径

16.5 mm

終了半径

21.0 mm

開始半径
21.0 mm

グルーブ゙

BCA

22.2

---

---

エンボス

HFM

(HFM

グルーブ)

PIC

22.510

(最初の

AUN = 

000C 45 40h

:

最後の AUN = 

000C 5A 7Eh)

2720

(×4KB)

23.091

:

300

(

の一部)

INFO

2

23.232

:

256

OPC

0

23.263

:

情報領域

バッファ

ゾーン

23.513

:

記録可能

INFO

1

23.970

0 01 FC 00h

:

256

(

24.000

0 02 00 00h

:
:

INFO 3/4

58.000

:
:

294

DCZ

0

58.014

:

732

58.050

:

---

終了半径

58.5 mm

開始半径

58.5 mm

PAA

保護ゾーン1

814

バッファ
ゾーン

23.132

 

図88−4層ディスクのL0層の情報ゾーンの構成 

 


138 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

L1層

記載事項

公称

終了半径

(mm)

ゾーンの最後の

PAA

:

物理

クラスタ数

終了半径

21.0mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

ウォブル

グルーブ

22.2

:

0 7E BD B8h

---

バッファ
ゾーン

22.509

0 7E BD B6h

:

0 7E 96 A8h

2500

OPC1

22.824

0 7E 96 A6h

:

0 7E 76 A8h

2048

23.079

0 7E 76 A6h

:

0 7E 72 A8h

256

TDMA 0

23.111

0 7E 72 A6h

:

0 7E 4E A8h

2 304

バッファ
ゾーン

23.394

0 7E 4E A6h

:

0 7E 04  00h

4778

情報領域

記録可能

INFO 1

23.970

0 7E 03 FEh

:

0 7E 00 00h

256

(ウォブル

24.000

0 7D FF FEh

グルーブ)

データ

ゾーン1

:
:

FAAa)

488288

INFO 3/4

58.000

FAA ‒2h

:

FAA ‒498h

294

DCZ1

58.014

FAA ‒49Ah

:

FAA ‒1008h

732

トラッキング方向

情報ゾーン

外側

ゾーン1

58.050

FAA ‒100Ah

:

---

開始半径58.5mm

ゾーンの最初の

PAA

保護ゾーン1

INFO 2

保護ゾーン3

L1層

記載事項

公称

終了半径

(mm)

PAA

:

物理

終了半径

21.0mm

ウォブル

グルーブ

22.2

:

0 7E BD B8h

---

バッファ
ゾーン

22.509

0 7E BD B6h

:

0 7E 96 A8

2500

OPC1

22.824

0 7E 96 A6h

:

0 7E 76 A8h

2048

23.079

0 7E 76 A6h

:

0 7E 72 A8h

256

内側ゾーン1

TDMA 0

23.111

0 7E 72 A6h

:

0 7E 4E A8h

2 304

バッファ
ゾーン

23.394

0 7E 4E A6h

:

0 7E 04  00h

4778

情報領域

記録可能

INFO 1

23.970

0 7E 03 FEh

:

0 7E 00 00h

256

(

24.000

0 7D FF FEh

:
:

FAA

488288

INFO 3/4

58.000

FAA ‒2h

:

FAA ‒498h

294

DCZ1

58.014

FAA ‒49Ah

:

FAA ‒1008h

732

外側

58.050

FAA ‒100Ah

:

---

開始半径58.5mm

PAA

保護ゾーン

INFO 2

 

 注a) 

01h

 

00

 

80

 1

LAA

FAA

(15.7.4.3参照) 

 

図89−4層ディスクのL1層の情報ゾーンの構成 

 


139 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

開始半径

21.0 mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

22.2

---

---

バッファ
ゾーン

22.509

081 42 48h

:

081 75 56h

3268

22.920

0 81 75 58h

:

0 81 79 56h

256

内側ゾーン2

バッファ
ゾーン

23.111

0 81 8D 58H

0 81 C7FEh

3 754

OPC 2

23.570

0 81 C8 00h

:

0 81 E7FEh

2048

情報領域

TDMA 2

23.817

0 81 E8 00h

:

0 81 FBFEh

1280

記録可能

INFO1

23.970

0 81 FC 00h

:

0 81 FFFEh

256

(ウォブル

24.000

0 82 00 00h

データ

ゾーン

:

:

488288

INFO 3/4

58.000

LAA 2 + 2h

:
:

LAA 2 + 498h

294

DCZ2

58.014

LAA2+ 49Ah

:

LAA2+ 10 08h

732

情報ゾーン

トトラッキング方向

外側ゾーン2

58.050

LAA2 + 100Ah

:

---

終了半径58.5 mm

開始半径58.5 mm

L2層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

ゾーンの最初の

PAA

:

物理

ゾーンの最後の

PAA

保護ゾーン1

INFO2

保護ゾーン3

0 81 79 58h

0 81 8D 56h

1 280

TDMA 1

22.952

ウォブル

グルーブ

開始半径

21.0 mm

22.2

---

---

バッファ
ゾーン

22.509

:

22.920

:

バッファ
ゾーン

23.111

OPC 2

23.

:

情報領域

TDMA 2

23.817

:

記録可能

INFO1

23.970

:

(

24.000

グルーブ)

:

:

LAA 2a)

INFO 3/4

58.000

:
:

DCZ2

58.014

732

58.050

:

---

終了半径58.5 mm

リム領域

開始半径58.5 mm

L2層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

PAA

:

物理

クラスタ数

PAA

L2層

記載事項

公称

開始半径

(mm)

PAA

:

物理

PAA

保護ゾーン1

INFO2

TDMA 1

22.952

ウォブル

グルーブ

081 42 46h

 

 

注a) LAA2=LAA+0 80 00 00h(15.7.4.3参照) 

 

図90−4層ディスクのL2層の情報ゾーンの構成 

 


140 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

L3層

記載事項

公称

終了半径

(mm)

:

物理

終了半径

21.0mm

“幅広ピッチ”

グルーブ

ウォブル

グルーブ

22.2

:

0 FE BD B8h

---

OPC 3

22.509

0 FE BD B6h

:

0 FE 9D B8h

2048

バッファ
ゾーン

22.768

0 FE 9D B6h

:

0 FE 3C 00h

6254

23.539

0 FE 3B FEh

:

0 FE 38 00h

256

リードアウト
ゾーン
(内側ゾーン3

の部分)

TDMA 3

23.570

0 FE 37 FEh

:

0 FE 04 00h

3 328

:

情報領域

記録可能

INFO1

23.970

0 FE 03 FEh

:

0 FE 00 00h

256

(

24.000

0 7D FF FEh

グルーブ

データ
ゾーン3

:
:

FAA3a)

488288

INFO 3/4

58.000

FAA3 ‒2h

:

FAA3 ‒498h

294

DCZ3

58.014

FAA3 ‒49Ah

:

FAA3 ‒1008h

732

トラッキング方向

情報ゾーン

外側

ゾーン3

58.050

FAA3 ‒100Ah

:

---

開始半径58.5mm

最初のPAAゾーン

保護ゾーン1

INFO 2

保護ゾーン3

L3層

記載事項

公称

終了半径

(mm)

最後のPAAゾーン

:

物理

クラスタ数

終了半径

21.0mm

ウォブル

グルーブ

22.2

:

0 FE BD B8h

---

OPC 3

22.509

0 FE BD B6h

:

0 FE 9D B8h

2048

バッファ
ゾーン

22.768

0 FE 9D B6h

:

0 FE 3C 00h

6254

23.539

0 FE 3B FEh

:

0 FE 38 00h

256

リードアウト
ゾーン

TDMA 3

23.570

0 FE 37 FEh

:

0 FE 04 00h

3 328

:

情報領域

記録可能

INFO1

23.970

0 FE 03 FEh

:

0 FE 00 00h

256

(ウォブル

24.000

0 7D FF FEh

)

:
:

FAA3

488288

INFO 3/4

58.000

FAA3 ‒2h

:

FAA3 ‒498h

294

DCZ3

58.014

FAA3 ‒49Ah

:

FAA3 ‒1008h

732

58.050

FAA3 ‒100Ah

:

---

開始半径58.5mm

保護ゾーン1

INFO 2

 

 

注a) 

01h

 

00

 

00

 1

LAA 

FAA3

(15.7.4.3参照) 

 

図91−4層ディスクのL3層の情報ゾーンの構成 

 

物理セクタの番号付けは,次のとおりとする。 

− 各クラスタは,32物理セクタをもち,各物理セクタは,2Kデータバイトをもつ。ディスクに記録し

たデータには各物理セクタの番号は含まれないが,各物理セクタは,(仮の)物理セクタ番号(PSN)

と関連付けられる。 

− PSNは,関連する記録層のトラッキング方向に続く物理セクタで一つずつ増加する。 

− 各物理クラスタの最初の物理セクタのPSNは,32の倍数である。 

− PSNのPS31〜PS28のビットは,リザーブ(領域)とする。 


141 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

− PSNのPS27〜PS25のビットは,層番号を設定する。 

− データゾーン0の最初のPSNは,00 10 00 00hである。 

− データゾーン0の最後のPSNは,8×LAA+15で,次による。 

− 3層ディスク:  01 08 9B FFh 

− 4層ディスク:  00 FE 6B FFh 

− データゾーン1の最初のPSNは,8×FAAで,次による。 

− 3層ディスク:  02 F7 64 00h 

− 4層ディスク:  03 01 94 00h 

− データゾーン1の最後のPSNは,03 EF FF FFhである。 

− データゾーン2の最初のPSNは,04 10 00 00hである。 

− データゾーン2の最後のPSNは,8×LAA2+15で,次による。 

− 3層ディスク:  05 08 9B FFh 

− 4層ディスク:  04 FE 6B FFh 

− データゾーン3の最初のPSNは,8×FAA3で,次による。 

− 4層ディスク:  07 01 94 00h 

− データゾーン3の最後のPSNは,07 EF FF FFhである。 

 

MSB

”0”

LSB

AU31

PS31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

PS0

AU1

AU23

PS23

AU24

PS24

AU25

AU27

AU15

PS15

AU7

PS7

AU5

PS5

AU4

PS4

AU16

PS16

Physical-Sector Number

in Cluster

count

AA23

AA21AA20

AA0

AA1

AA2

AA15

AA16

AA17

AA7

AA8

Address Unit Number

set to
00, 01, 10
consecutively

set to

layer number

AA24

AA22

MSB

”0”

LSB

AU31

PS31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

AA2

AA15

AA16

AA17

AA7

AA8

Address Unit Number

set to
00, 01, 10
consecutively

set to

Layer number

AA24

AA22

MSB

”0”

LSB

AU31

PS31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

PS0

AU1

AU23

P

23

AU24

PS24

AU25

AU27

AU

AA22

最上位バイト

“0”

最下位バイト

AU31

S31

PS27

PS25

AU8

PS8

AU0

PS0

AU1

AU23

PS23

AU24

PS24

AU25

AU27

AU15

PS15

AU7

PS7

AU5

PS5

AU4

PS4

AU16

PS16

PSN

物理ADIPアドレス

クラスタ内
カウント

AA23

AA21AA20

AA0

AA1

AA2

AA15

AA16

AA17

AA7

AA8

連続で
00, 01, 10に設定

層番号に設定

AA24

AA22

P

アドレスユニット番号

 

図92−PSNから派生する物理ADIPアドレス 

 

これらのPSNは,ECCクラスタのBIS列に記録するアドレスユニット番号に変換される(13.9.2.2参照)。 

図92に規定するとおり,物理ADIPアドレスは,PSN及びAUNから派生する。このPAAによって,デ

ータを記録しなければならないディスクの場所が識別される。 

 


142 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

18 内側ゾーン 

18.1 一般 

L0層の情報ゾーンの最内ゾーンは,リードインゾーン(内側ゾーン0の一部)と呼ばれる。L1層及び

L2層では,内側ゾーン1及び内側ゾーン2と呼ばれる。4層ディスクのL3層では,リードアウトゾーン

(内側ゾーン3の一部)と呼ばれる。 

内側ゾーン0(リードインゾーンの部分)は,エンボスHFM領域及び記録領域を含んでいる。内側ゾー

ン1,内側ゾーン2及び内側ゾーン3(リードアウトゾーン部分)は,エンボスウォブル部分及び記録領域

を含む(図93,図94,図95,図96,図97,図98及び図99参照)。 

L0層のエンボスHFM領域で,全てのグルーブは,15.5及び細分箇条に規定するフォーマットでエンコ

ードする。 

L0層でエンコードは,半径

0.0

1.0

2.

22

mmで開始し,最初のクラスタのAUNを,次に設定する。 

− 3層ディスク: AUN=00 0B F8 E2h 

− 4層ディスク: AUN=00 0C 3A 1Ch 

 

アドレスは,15.5.3.2に規定するとおり連続で増加させ,PICゾーンの最外半径の最後の4Kクラスタで,

3層ディスクではAUN=00 0C 19 BEhで,4層ディスクでは00 0C 5A 7Ehで終了する。 

内側ゾーン0の保護ゾーン1では,データフレームの内容は,全て00hに設定するか,又はPICゾーン

の内容と同じにするかのいずれかにできる。 

保護ゾーン1は,PICゾーンがBCAコードで上書きされないように保護のためにある。 

不変情報・制御データ(PIC)ゾーンは,ディスクの一般情報及び種々の他の情報をエンボスHFMグル

ーブに保存できる。 

記録領域及びウォブルグルーブ領域(L1層,L2層及び4層ディスクのL3層の保護ゾーン1)では,全

てのグルーブを15.6の規定によってウォブルする。 

各内側ゾーンの記録領域は,OPC(最適パワー制御)を実行すること及びディスク管理情報,制御情報

などのディスクに関する特有な情報を保存するために使用される。ドライブがその特有な情報を保存する

ために使用可能なゾーンも確保されている。 

 


143 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

リードイン

ゾーン

記載事項

ゾーンの最初の

PAA

物理クラスタ数

目的

---

---

---

エンボス

HFM

PIC

---

---

不変情報・制御データゾーン

---

0 01 83 38h

300

---

リザーブ(領域)8

0 01 B8 00h

32

将来の拡張

リザーブ(領域)7

0 01 B8 80h

32

リザーブ(領域)6

0 01 B9 00h

32

リザーブ(領域)5

0 01 B9 80h

32

PAC 2

0 01 BA 00h

32

物理アクセス制御

DMA 2

0 01 BA 80h

32

ディスク管理

記録可能

コントロールデータ2

0 01 BB 00h

32

データ情報

INFO2

バッファ2

0 01 BB 80h

32

---

トラッキング方向

テストゾーン

0 01 BC 00h

2044

OPC テスト

OPC 0

OPC 0 バッファ

0 01 DB F0h

4

バッファ

TDMA 0

---

0 01 DC 00h

2048

仮ディスク管理領域

プリ記録領域

0 01 FC 00h

32

ドライブ校正

ドライブ領域

0 01 FC 80h

32

ドライブ゙特有の情報

0 01 FD 00h

32

0 01 FD 80h

32

0 01 FE 00h

32

DMA 1

0 01 FE 80h

32

ディスク管理

コントロールデータ1

0 01 FF 00h

32

データ情報

INFO 1

PAC 1

0 01 FF 80h

32

物理アクセス制御

(データゾーン0)

0 02 00 00h

保護ゾーン1

保護ゾーン2

ドライブ゙領域

ドライブ゙領域

ドライブ゙領域

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

ドライブ゙特有の情報

ドライブ゙特有の情報

ドライブ゙特有の情報

バッファ

---

0 01 87 E8h

3 078

---

 

図93−3層ディスクのリードインゾーン 

 

ドライブ領域 

ドライブ領域 

ドライブ領域 

ドライブ領域 

ドライブ特有の情報 

ドライブ特有の情報 

ドライブ特有の情報 

ドライブ特有の情報 


144 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

記録可能

コントロールデータ2

0 7E 44 80h

32

データ情報

DMA 2

0 7E 45 00h

32

ディスク管理

PAC 2

0 7E 45 80h

32

物理アクセス制御

リザーブ(領域)5

0 7E 46 00h

32

将来の拡張

リザーブ(領域)6

0 7E 46 80h

32

リザーブ(領域)7

0 7E 47 00h

32

トラッキング方向

INFO2

リザーブ(領域)8

0 7E 47 80h

32

内側

ゾーン1

記載事項

ゾーンの最初

のPAA

物理クラスタ数

目的

(データゾーン1)

PAC 1

0 7E 00 00h

32

物理アクセス制御

コントロールデータl 

0 7E 00 80h

32

データ情報

DMA 1

0 7E 01 00h

32

ディスク管理

ドライブ領域

0 7E 01 80h

32

ドライブ゙特有の情報

0 7E 02 00h

32

0 7E 02 80h

32

0 7E 03 00h

32

INFO1

プリ記録領域

0 7E 03 80h

32

ドライブ゙校正

リザーブ(領域)

---

0 7E 04 00h

2048

将来の拡張

TDMA1

---

0 7E 24 00h

2048

仮ディスク管理領域

バッファ2

0 7E 44 00h

32

---

---

0 7E 48 00h

1894

OPC1

テストゾーン

0 7E 65 98h

2048

OPCテスト

バッファ

---

0 7E 85 98h

4104

---

ウォブル

グルーブ

保護ゾーン1

---

---

ドライブ゙領域

ドライブ領域

ドライブ領域

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

ドライブ゙特有の情報

ドライブ゙特有の情報

ドライブ゙特有の情報

将来の拡張

0 7E C5 B8h

リザーブ(領域)

 

図94−3層ディスクの内側ゾーン1 

 

ドライブ領域 

ドライブ領域 

ドライブ領域 

ドライブ領域 

ドライブ特有の情報 

ドライブ特有の情報 

ドライブ特有の情報 

ドライブ特有の情報 

ドライブ校正 


145 

X 6231:2017 (ISO/IEC 30191:2015) 

 

内側

ゾーン 2

記載事項

ゾーンの最初

のPAA

物理クラスタ数

目的

ウォブル

グルーブ

保護ゾーン

1

---

---

---

バッファ

---

0 81 3A 48h

200

---

0 81 3D 68h

2 044

OPC 2

OPC 2 バッファ

0 81 5D 58h

4

バッファ

リザーブ(領域)

---

0 81 5D 68h

1 600

将来の拡張

0 8

32

0 8

32

0 8

32

0 8

32

0 8

32

DMA 2

0 8

32

ディスク管理

記録可能

コントロールデータ

0 8

32

データ情報

INFO 2

バッファ

0 8

32

---

トラッキング

TDMA 2

---

0 8

2 048

バッファ

---

0 81 9A 68h

6 246

---

プリ記録領域

0 8

32

ドライブ校正

ドライブ領域

0 8

32

ドライブ特有の情報

0 8

32

0 8

32

0 8

32

DMA 1

0 8

32

ディスク管理

コントロールデータ

0 8

32

データ情報

INFO 1

0 8

32

将来の拡張

0 8

ドライブ領域

ドライブ領域

ドライブ領域

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

将来の拡張

ドライブ特有の情報

ドライブ特有の情報

ドライブ特有の情報

内側

ゾーン 2

記載事項

ゾーンの最初

のPAA

物理クラスタ数

目的

ウォブル

グルーブ

保護ゾーン1

---

---

---

バッファ

---

0 81 3A 48h

200

---

テストゾーン

0 81 3D 68h

2 044

OPCテスト

OPC 2

OPC 2 バッファ

0 81 5D 58h

4

バッファ

---

0 81 5D 68h

1 600

将来の拡張

0 81 76 68h

32

0 81 76 E8h

32

0 81 77 68h

32

0 81 77 E8h

32

0 81 78 68h

32

DMA 2

0 81 78 E8h

32

ディスク管理

記録可能

コントロールデータ2

0 81 79 68h

32

データ情報

INFO 2

バッファ2

0 81 79 E8h

32

---

方向

TDMA 2

---

0 81 7A 68h

2 048

仮ディスク管理領域

バッファ

---

0 81 9A 68h

6 246

---

プリ記録領域

0 81 FC 00h

32

ドライブ校正

ドライブ領域

0 81 FC 80h

32

ドライブ特有の情報

0 81 FD 00h

32

0 81 FD 80h

32

0 81 FE 00h

32

DMA 1

0 81 FE 80h

32

ディスク管理

コントロールデータ1