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X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)  目次

目  次

ページ

序文

1

1.  適用範囲

1

2.  適合性

1

2.1  カートリッジ

1

2.2  書込み装置

1

2.3  読取り装置

1

3.  引用規格

1

4.  定義

2

5.  表記法

3

5.1  数字の表現

3

5.2  名称

3

6.  略号

3

7.  環境条件及び安全性

4

7.1  試験環境条件

4

7.2  使用環境条件

4

7.3  保存環境条件

4

7.4  輸送

4

7.5  安全性

4

7.6  難燃性

4

8.  ケースの寸法及び機械的特性

5

8.1  概要

5

8.2  全体の寸法(図 及び図 6

5

8.3  保持領域

6

8.4  カートリッジ挿入部

6

8.5  窓(図 1

7

8.6  ローディンググリップ(図 及び図 7

7

8.7  ラベル領域(図 及び図 8

7

8.8  基準領域及び基準孔(図 9,図 10 及び図 11

7

8.9  支持領域(図 9

8

8.10  識別孔(図 10,図 11 及び図 12

9

8.11  書込み禁止孔(図 11 及び図 12

10

8.12  位置決め面(図 及び図 10

10

8.13  リッド(図 6,図 13,図 15,図 18 及び図 19

10

8.14  リールロック(図 10,図 16 及び図 17

11

8.15  リール受け孔(図 10

12


 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)  目次

ページ

8.16  リールと駆動スピンドルとの接触領域

12

8.17  光通過経路(図 10,図 12,図 20 及び図 21

13

8.18  ケース内のテープの位置(図 21

13

8.19  テープ走行領域(図 21

14

8.20  テープ引出し開口部(図 10

14

8.21  テープの引出し開口部への要求事項(図 24

14

9.  テープの機械的特性,物理的特性及び寸法

30

9.1  材料

30

9.2  テープの長さ

31

9.3  テープの幅

31

9.4  連続性

33

9.5  テープの厚さ

33

9.6  長手方向の湾曲

33

9.7  カッピング

33

9.8  磁性面及び磁気テープ裏面の接着強度

33

9.9  層間の粘着

34

9.10  引張強度

34

9.11  残留伸び

34

9.12  磁性面の電気抵抗

34

9.13  テープの巻き方

35

9.14  テープの光透過率

35

10.  磁気的特性

35

10.1  試験条件

35

10.2  ティピカル磁界

35

10.3  平均信号振幅

35

10.4  分解能

35

10.5  信号対雑音比

36

10.6  消去特性

36

10.7  テープの品質

36

11.  トラックフォーマット

37

11.1  概要

37

11.2  物理ブロックのフォーマット

37

11.3  トラックパケットフォーマット

44

11.4  制御パケットフォーマット

46

11.5  パケットフレーミング同期

50

12.  テープフォーマット

50

12.1  トラックの要素

51

12.2  データトラックフォーマット

51

12.3  ギャップトラック

52


X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)  目次

ページ

13.  記録方式

53

13.1  記録密度

53

13.2  ビットシフト

53

13.3  再生信号振幅

53

14.  トラックの構成

53

14.1  概要

53

14.2  トラック間隔

54

14.3  平均トラック間隔

54

14.4  トラック幅

54

14.5  トラック角

54

14.6  トラック長

54

14.7  ガードバンド

54

14.8  アジマス角

54

14.9  トラックエッジの直線性

54

15.  テープの配置

55

15.1  概要

55

15.2  パーティションの開始位置

55

15.3  テープヘッダレコード(THR

55

15.4  データ領域

56

15.5  テープディレクトリレコード

56

15.6  データの終端(EOD

57

15.7  パーティションの終端(EOP

57

附属書 A(規定)テープ及びリーダの光透過率の測定方法

58

附属書 B(規定)パケット ECC 

60

附属書 C(規定)セグメント ECC

61

附属書 D(規定)セグメントオーバーヘッド CRC の生成

62

附属書 E(規定)セグメントデータ CRC の生成

63

附属書 F(規定)パケット CRC の生成

64

附属書 G(規定)ビットバイトから 14 ビットパターンへの変換

65

附属書 H(規定)ビットシフトの測定方法

72

附属書 J(規定)テープ計数

74

附属書 K(参考)輸送条件

75

 
 


日本工業規格

JIS

 X

6178

:2006

(ISO/IEC 20062

:2001

)

情報交換用 8 mm 幅,ヘリカル走査記録,

磁気テープカートリッジ−VXA1 様式

Information technology−8 mm wide magnetic tape cartridge

for information interchange Helical scan recording−VXA-1 format

序文  この規格は,2001 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 20062,Information technology−8 mm wide

magnetic tape cartridge for information interchange Helical scan recording−VXA-1 format を翻訳し,技術的内容

及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

1.  適用範囲  この規格は,8 mm 幅,ヘリカル走査記録,VXA-1 様式の磁気テープカートリッジの装置

間での物理的互換性をとるために,物理的特性,磁気的特性及び情報の記録様式について規定する。

この規格は,テープ長によってタイプ A,タイプ B 及びタイプ C の 3 種類のカートリッジを規定する。

この規格は,情報交換当事者間で合意した情報交換符号並びにラベル及びファイル構成の規格を用いる

ことでシステム相互の情報交換に適用する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO/IEC 20062:2001,Information technology−8 mm wide magnetic tape cartridge for information

interchange Helical scan recording−VXA-1 format (IDT)

2.  適合性   
2.1

カートリッジ  カートリッジは,この規格のすべてを満足するとき,この規格に適合する。

2.2

書込み装置  情報交換用カートリッジに用いる書込み装置は,テープに書き込むすべての記録がこ

の規格に適合するとき,この規格に適合する。

適合性を表示する場合,次の機能の有無を明示する。

−  登録した圧縮アルゴリズムの有無及びデータ圧縮の可否。

2.3

読取り装置  情報交換用カートリッジに用いる読取り装置は,この規格に適合するテープ上の記録

を処理でき,次の機能をもつとき,この規格に適合する。

−  定義した圧縮アルゴリズムを用いて圧縮データを識別し,ホストが利用できる登録番号を取り出す。

3.  引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格

の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には,適用しない。



X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

JIS B 0031:2003  製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状の図示方法

備考  ISO 1302:2002,Geometrical Product Specifications(GPS)−Indication of surface texture in technical

product documentation が,この規格と一致している。

JIS K 7127:1999  プラスチック−引張特性の試験方法−第 3 部:フィルム及びシートの試験条件

備考  ISO 527-3:1995,Plastics−Determination of tensile properties−Part 3: Test conditions for films and

sheets が,この規格と一致している。

IEC 60950-1:2001  Information technology equipment−Safety−Part 1: General requirements

4.  定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。 
4.1

交流消去(a.c. erase)  減衰する交流磁界を用いた消去。

4.2

アルゴリズム(algorithm)  データの論理的表現を変換する一連の規則。

4.3

平均信号振幅(average signal amplitude)  記録密度 2 740 ftpmm で記録した磁気テープ上のミッシ

ングパルスのない部分を 100 mm 以上にわたって測定した読取りヘッドの平均ピーク(P-P)出力電圧。

4.4

アジマス(azimuth)  磁束反転とトラックの中心線に垂直な直線との角度。

4.5

裏面(back surface)  データの記録に使う磁性面の反対側のテープの面。

4.6

データの始端[beginning of dataBOD)]  パーティション内でのデータの記録開始位置。

4.7

テープの始端[beginning of tapeBOT)]  磁気テープとリーダテープとの接合箇所。

4.8

ビットセル(bit cell)  トラックに記録する 1 チャネルビットの領域。

4.9

バイト(byte)  一単位として取り扱うビット列。

4.10  カートリッジ(cartridge)  一組のリールに巻いた磁気テープを収納したケース。 
4.11  チャネルビット(channel bit)  8 ビットから 14 ビットに変換後のビット。 
4.12  巡回冗長検査文字[cyclic redundancy checkCRCcharacter]  誤り検出のために巡回符号として

用いる 16 ビットの文字。

4.13  データの終端[end of dataEOD)]  パーティション内でのデータの記録終了位置。 
4.14  パーティションの終端[end of partitionEOP)]  仮想的な箇所でパーティションのテープの長さ

方向の終端。

4.15  テープの終端[end of tapeEOT)]  磁気テープとトレーラテープとの接合箇所。 
4.16  誤り訂正符号[error correcting codeECC)]  数学的処理によって生成し,誤りの検出及び訂正の

ために用いるバイト。

4.17  ファイルマーク(file mark)  ファイルを分離するため,又は追記録点を示すためテープ上に記録

するマーク。ロングファイルマーク及びショートファイルマークがある。

4.18  論理ブロック(logical block)  テープ装置に記録する情報(データ)。 
4.19  磁気テープ(magnetic tape)  磁気記録によってデータを記録できる磁性表面層をもつテープ。 
4.20  主基準テープ(master standard reference tape)  信号振幅,基準磁界,重ね書き及び分解能の標準

として用いるテープ。

参考  この主基準テープは,Exabyte 社によって管理されている。

4.21  パーティション(partition)  データを記録するためのテープの長さ方向の分割。 
4.22  記録密度(physical recording density)  トラックの長さ 1 mm 当たりに記録する磁束反転数(ftpmm)。  
4.23  基準磁界(reference field)  主基準テープのティピカル磁界。


3

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

4.24  二次基準テープ[secondary standard reference tapeSSRT)]  主基準テープの特性との偏差を明示

したテープ。

参考  二次基準テープは,部品番号 111.001 24 にて ExabyteCorporation 1685 38

th

 Street, Boulder, Co.

80301, USA に発注できる。

一般に,このテープは 2011 年まで入手可能である。しかし入手期間は,ISO/IEC と Exabyte

社との合意に基づき,テープの需要動向によって,この期間は,延長又は短縮することができ

る。

このテープは定期校正用の三次基準テープとの偏差を補正するために使用する。

4.25  セットマーク  データセットを分離するため,又は追記録点を示すためテープ上に記録するマーク。 
4.26  標準信号振幅[standard reference amplitudeSRA)]  記録密度 2 740 ftpmm の信号を試験記録電流

で記録したときの主基準テープの平均信号振幅。

4.27  基準電流[standard reference currentIr)]  基準磁界を発生させる記録電流。 
4.28  テープ基準縁(tape reference edge)  供給リールが右側になるようにしてテープの記録面から見た

ときのテープの下端。

4.29  試験記録電流[test recording currentTRC)]  SRA の記録に用い基準電流の 1.4 倍の電流。 
4.30  トラック(track)  磁気信号を直列に記録するテープ上の斜めの領域。 
4.31  ティピカル磁界(typical field)  記録密度 2 740 ftpmm で記録して,再生したとき,その平均信号振

幅が最大値の 90  %を示す最小の印加磁界。

5.  表記法   
5.1

数字の表現  測定した値は,対応する規定値に対して有効数字に丸める。すなわち,規定値が 1.26,

正の許容誤差が 0.01,負の許容誤差が 0.02 である場合,測定した値は,1.235 以上 1.275 未満を許容する。

16 進数は,丸括弧に数字及び英文字で表す。

ビットの設定は,

“0”又は“1”で表す。

ビットの組合せ及び 2 進数表現の数字は,

“0”又は“1”の列で表す。

ビットの組合せ及び 2 進数表現の数字は,最上位ビットを左とし,最下位ビットを右とする。

2 進数の負の表現は,2 の補数で表す。

各フィールド内では,データバイト 0 を最上位バイトとし,最初に記録する。各バイト内では,最上位

ビット(8 ビットバイトのビット 7)を最初に記録し,最下位ビット 0 を最後に記録する。この順序は,特

に規定がない限り,誤り検出符号及び誤り訂正符号の入出力にも適用する。

5.2

名称  名称は,英語表記の場合の頭文字を規定しているので,特別な表記法は用いない。

6.  略号  略号を次に示す。

BOD  :データの始端(beginning of data)

BOT  :テープの始端(beginning of tape)

CRC  :巡回冗長検査(cyclic redundancy check)

ECC  :誤り訂正符号(error correcting code)

EOD  :データの終端(end of data)

EOP  :パーティションの終端(end of partition)

EOT  :テープの終端(end of tape)



X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

LB

:論理ブロック(logical block)

LBA  :論理ブロックアドレス(logical block address)

LBS

:論理ブロックセット(logical block set)

lsb

:最下位ビット(least significant bit)

LSB

:最下位バイト(least significant byte)

msb

:最上位ビット(most significant bit)

MSB  :最上位バイト(most significant byte)

OWG  :重ね書きギャップ(overwritable gap)

SPM  :スプライス位置マーカ(splice position marker)

SRA  :標準信号振幅(standard reference amplitude)

SSRT  :二次基準テープ(secondary standard reference tape)

TDR  :テープディレクトリレコード(tape directory record)

THR  :テープヘッダレコード(tape header record)

VPA  :仮想パケットアドレス(virtual packet address)

7.  環境条件及び安全性  次に規定する条件は,カートリッジ近傍の環境条件とする。カートリッジをこ

れらの規定を超えた環境に放置した場合,永久的な損傷を与えることがある。

7.1

試験環境条件  試験環境条件は,別段の規定がない限り次による。

温度

23

°C ± 2 °C

相対湿度

40  %  ∼ 60 %

試験前放置時間 24

時間

7.2

使用環境条件  使用環境条件は,次による。

温度

5

°C  ∼ 45 °C

相対湿度

20  %  ∼ 80 %

湿球温度

26

°C  以下

カートリッジ近傍の平均温度は,45

°C を超えてはならない。

カートリッジが保存時又は輸送時に使用環境条件を越えた場合は,使用環境条件以外の環境条件に放置

した時間と同等以上,又は 24 時間以上,使用環境条件に放置してから使用する。

7.3

保存環境条件  保存環境条件は,次による。

温度

5

°C  ∼ 32 °C

相対湿度

20  %  ∼ 60 %

周辺磁界

テープ上で 4 000 A/m を超えてはならない。

カートリッジの内部及び表面は,結露してはならない。

7.4

輸送  カートリッジの輸送条件及び輸送での損傷を最小限にするための参考情報を,附属書 に記

載する。

7.5

安全性  カートリッジ及びその構成カートリッジ及びその部品は,IEC 60950-1 の要求を満たさなけ

ればならない。

7.6

難燃性  構成部品の材料は,IEC 60950-1 に規定された HB 材,又は同等以上に適合したものでなけ

ればならない。


5

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

8.  ケースの寸法及び機械的特性   
8.1

概要  カートリッジは,次の構成要素からなる。

−  ケース

−  識別孔

−  書込み禁止機構

−  磁気テープを巻いた一対のリール

−  リールロック機構

構成要素の寸法の規定は,情報交換のための要求事項とする。設計の自由度を確保するため,構成要素

の機能的な特性だけを記述する。具体図は,次による。

  1  リッドが開いた状態の上側から見たカートリッジの外観

  2  リッドが閉じた状態の下側から見たカートリッジの外観

  3  基準面 X,  基準面 Y 及び基準面 Z

  4  リッドが閉じた状態の前面

  5  リッドが閉じた状態の左側面

  6  リッドが閉じた状態の上面

  7  リッドが閉じた状態の右側面

  8  リッドが閉じた状態の背面

  9  底面,基準領域及び支持領域

 10  リッドがない状態の底面

 11  基準孔及び識別孔の詳細図

 12  光通過孔,識別孔及び書込み禁止孔の断面図

 13  リッドの詳細図

 14  リッドロック解除機構の挿入経路

 15  リッドロック解除機構

 16  リールロック解除機構

 17  リールロックの解除に必要な力の方向

 18  リッドのロック解除に必要な力の方向

 19  リッドをあけるために必要な力の方向

 20  光通過経路及び光通過窓

 21  内部のテープ通過経路及び光通過経路

 22  リールの外観及び断面図

 23  リールと駆動スピンドルとの接触領域断面図

 24  テープ引出し開口部

寸法は,三つの直交する基準面 X,基準面 Y 及び基準面 Z に基づく(

図 参照)。

基準面 X は,基準孔 A 及び基準孔 B の中心を通り,基準面 Z に垂直とする。

基準面 Y は,基準孔 A の中心を通り,基準面 X 及び基準面 Z に垂直とする。

基準領域 A,  基準領域 B 及び基準領域 C は,基準面 Z 内とする。

8.2

全体の寸法(図 及び図 6

ケースの長さは,次による。



X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 

l

1

 = 62.5 mm ± 0.3 mm

ケースの幅は,次による。

 

l

2

 = 95.0 mm ± 0.2 mm

ケースの上面から基準面 Z までの長さは,次による。

 

l

3

 = 15.0 mm ± 0.2 mm

背面から基準面 X までの長さは,次による。

 

l

4

 = 47.35 mm ± 0.15 mm

右側面から基準面 Y までの長さは,次による。

 

l

5

 = 13.0 mm ± 0.1 mm

8.3

保持領域  カートリッジを磁気テープ装置に挿入するときの保持領域は,図 の斜線の領域とする。

基準面 X から保持領域までの長さは,次による。

 

l

6

  ≦ 12.0 mm

ケースの端からの幅は,次による。

 

l

7

  ≧ 3.0 mm

8.4

カートリッジ挿入部  カートリッジ挿入部は,誤った向きで磁気テープ装置に挿入することを防ぐ

ために,溝,切込み及びこう配面からなる非対称な形状をもつ。

溝は,リッドが閉じてロックした状態のとき,ロック解除を可能にするために,リッドロック解除ピン

の挿入領域を妨げないように設ける。

溝の基準面 Y からの長さは,次による(

図 及び図 14 参照)。

 

l

8

 = 79.7 mm ± 0.2 mm

溝の端部の面取りは,次による。

 

l

9

 = 1.0 mm ± 0.1 mm

 

l

16

 = 1.5 mm ± 0.1 mm

溝の内部の面取りは,次による。

 

l

10

 = 0.7 mm ± 0.1 mm

 

l

17

 = 1.0 mm ± 0.1 mm

 

l

18

 = 3.8 mm ± 0.1 mm

溝の内部の幅は,次による。

 

l

11

  ≧ 1.0 mm

リッドの厚さは,次による。

 

l

12

 = 1.2 mm ± 0.1 mm

リッドの面取りは,次による。

 

l

13

 = 0.8 mm ± 0.1 mm

 

l

14

 = 1.2 mm ± 0.1 mm

リッドのケースからの突出は,次による。

 

l

15

 = 0.5 mm ± 0.1 mm

ケースの左側面からリッドロックまでの長さは,次による。

 

l

19

 = 0.2 mm ± 0.2 mm

挿入領域の高さは,次による。


7

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 

l

20

  ≧ 2.3 mm

 

l

21

 = 2.5 mm

2

.

0

0

.

0

+

mm

切込みは,カートリッジの右側面に設ける。その位置及び寸法は,次による(

図 及び図 10 参照)。

 

l

22

  ≦ 7.5 mm

 

l

23

 = 11.0 mm ± 0.2 mm

 

l

24

 = 1.5 mm ± 0.1 mm

切込みの深さは,次による。

 

l

25

 = 1.5 mm ± 0.1 mm

こう配面は,リッドの構造の一部とし,基準面 X からの長さは,次による(

図 13 参照)。

 

l

26

 = 7.7 mm

00

5

.

2

mm

こう配面の角度は,次による。

 

a

1

 = 20

° ± 1 °

こう配面は,半径 r

3

との交点で終わる(8.13 参照)

8.5

窓(図 1)  窓は,リールの一部を目視可能とするために上面に設けてもよい。窓を設ける場合,カ

ートリッジの高さを越えてはならない。

8.6

ローディンググリップ(図 及び図 7)  ローディンググリップは,磁気テープ装置にカートリッジ

を自動的に装着するために設ける。

ローディンググリップの中心線の基準面 X からの長さは,次による。

 

l

28

 = 39.35 mm ± 0.20 mm

ローディンググリップの基準面 Z 及びカートリッジ上面からの長さは,次による。

 

l

29

 = 1.5 mm ± 0.1 mm

ローディンググリップのくぼみの幅は,次による。

 

l

30

 = 5.0 mm ± 0.3 mm

ローディンググリップのくぼみの深さは,次による。

 

l

31

 = 2.0 mm ± 0.2 mm

ローディンググリップのくぼみの傾斜は,次による。

 

a

2

 = 90

° ± 5 °

8.7

ラベル領域(図 及び図 8)  ラベル領域は,カートリッジの背面及び上面に設けてもよい。各ラベ

ル領域の位置及び寸法は,カートリッジの機構部の要求事項及び動作を妨げてはならない。

上面のラベル領域は,l

6

及び l

7

で規定した保持領域の内側に入ってはならない。

背面のラベル領域の位置及び寸法は,次による。

 

l

32

  ≧ 0.5 mm

 

l

33

  ≧ 1.5 mm

 

l

34

  ≦ 80.0 mm

ラベル領域のくぼみの深さは,0.3 mm  以下とする。

8.8

基準領域及び基準孔(図 9,図 10 及び図 11)  環状の基準領域 A,基準領域 B 及び基準領域 C は,

基準面 Z 上に設け,磁気テープ装置に装着したときのカートリッジの垂直方向位置決めに用いる。それぞ

れの直径 d

1

は,6.0 mm ± 0.1 mm とし,それぞれの基準孔の中心と同心とする。

基準孔 A 及び基準孔 B の中心は,基準面 X 上とする。

円形の基準孔 A の中心は,基準面 X 及び基準面 Y の交線とする(

図 参照)。



X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

基準孔 B の中心から基準面 Y までの長さは,次による(

図 参照)。

 

l

35

 = 68.0 mm ± 0.1 mm

円形の基準孔 C の中心から基準面 Y までの長さは,次による(

図 11 参照)。

 

l

36

 = 10.20 mm ± 0.05 mm

基準孔 D の中心から基準面 Y までの長さは,次による(

図 11 参照)。

 

l

37

 = 79.2 mm ± 0.1 mm

基準孔 C 及び基準孔 D の中心から基準面 X までの長さは,次による(

図 10 参照)。

 

l

38

 = 36.35 mm ± 0.08 mm

基準領域のケースの厚さは,次による。

 

l

39

 = 1.2 mm ± 0.1 mm

基準孔 A 及び基準孔 C の深部の直径は,次による。

 

l

40

  ≧ 2.6 mm

基準孔の深さは,次による。

 

l

42

  ≧ 4.0 mm

基準孔 A 及び基準孔 C の開口部付近の直径は,次による。

 

l

44

 = 3.00 mm

05

.

0

00

.

0

+

mm

基準孔 A 及び基準孔 C の直径が l

44

となる部分の深さは,次による。

 

l

41

  ≧ 1.5 mm

基準孔 A 及び基準孔 C の開口部の面取りは,次による。

 

l

43

  ≦ 0.3 mm

 

a

3

 = 45

° ± 1 °

基準孔 B 及び基準孔 D の深部の幅は,l

40

とする。

基準孔 B 及び基準孔 D の深さは,l

42

とする。

基準孔 B 及び基準孔 D の開口部付近の寸法は,次による。

 

l

45

 = 3.5 mm ± 0.1 mm

 

l

46

 = 3.00 mm

05

.

0

00

.

0

+

mm

 

r

1

 = 1.75 mm ± 0.05 mm

基準孔 B 及び基準孔 D の寸法が l

45

l

46

及び r

1

となる部分の深さは,l

41

とする。

基準孔 B 及び基準孔 D の開口部の面取りは,l

43

及び a

3

とする。

8.9

支持領域(図 9)  カートリッジ支持領域は,図 の網掛け部分とする。支持領域 A,支持領域 B

及び支持領域 C は,それぞれ,基準領域 A,基準領域 B 及び基準領域 C から± 0.1 mm  以内で同一の平面

上とする。支持領域 D は,基準面 Z から± 0.15 mm  以内で同一の平面上とする。

カートリッジの端から l

49

の長さの領域は,支持領域から除かなければならない。

 

l

49

 = 0.5 mm ± 0.1 mm

基準面 X から支持領域 A 及び支持領域 B のケース前面側の端までの長さは,次による。

 

l

47

 = 10.0 mm ± 0.1 mm

基準孔 A 及び基準孔 B の中心から,それぞれ支持領域 A 及び支持領域 B のケース側面側の端までの長

さは,l

47

とする。

基準孔 A 及び基準孔 B の中心から,それぞれ支持領域 A 及び支持領域 B のケース内側の端までの長さ


9

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

は,次による。

 

l

48

 = 11.0 mm ± 0.1 mm

基準面 X から支持領域 A 及び支持領域 B のケース背面側の端までの長さは,次による。

 

l

50

 = 7.0 mm ± 0.1 mm

基準面 X から支持領域 C 及び支持領域 D までの長さは,次による。

 

l

51

 = 30.0 mm ± 0.1 mm

支持領域 C 及び支持領域 D の寸法は,l

47

及び次による。

 

l

52

 = 5.5 mm ± 0.1 mm

 

l

53

 = 64.5 mm ± 0.2 mm

8.10  識別孔(図 10,図 11 及び図 12)  識別孔は,図 11 に示す 1∼6 の番号を付けた 6 個を設ける。

識別孔 1 の中心の位置は,l

55

及び l

56

とする。

識別孔 2 の中心の位置は,次による。

 

l

54

 = 43.35 mm ± 0.15 mm

 

l

61

 = 10.0 mm ± 0.1 mm

識別孔 3 の中心の位置は,l

54

及び l

57

とする。

識別孔 4 の中心の位置は,l

54

及び次による。

 

l

58

 = 79.0 mm ± 0.2 mm

識別孔 5 の中心の位置は,次による。

 

l

55

 = 3.7 mm ± 0.1 mm

 

l

56

 = 2.3 mm ± 0.1 mm

識別孔 6 は,次による。

 

l

96

 = 46.0 mm ± 0.1 mm

 

l

97

 = 3.4 mm

1

.

0

0

.

0

+

mm

 

l

98

 = 26.4 mm ± 0.05 mm

 

l

99

 = 3.60 mm

05

.

0

00

.

0

+

mm

識別孔 1∼5 は,

図 12 の E – 及び図 12 の F – に示す断面構造をもち,その直径は,3.0 mm ± 0.1 mm

とする。

識別孔 6 は,

図 12 の M – に示す断面構造をもつ。

閉じた識別孔の基準面 Z からの深さは,次による。

 

l

59

 = 1.2 mm

3

0

1

0

.

.

+

mm

開いた識別孔の基準面 Z からの深さは,次による。

 

l

60

  ≧ 5.0 mm

図 12 の E – は,識別孔をプラグで閉じた状態を示し,図 12 の F – は,二つの識別孔のうち一つを

プラグで閉じ,もう一方は,プラグを打ち抜いて開いた状態を示す。これらのプラグは,最大 0.5 N の力

を加えても打ち抜かれてはならない。

タイプ A カートリッジの識別孔の開閉状態は,次による。

−  識別孔 1 は,閉じる。

−  識別孔 2 は,開く。

−  識別孔 3 は,閉じる。

−  識別孔 4 は,開く。


10 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

−  識別孔 5 は,閉じる。

−  識別孔 6 は,開く。

タイプ B 及びタイプ C カートリッジの識別孔の開閉状態は,次による。

−  識別孔 1 は,閉じる。

−  識別孔 2 は,開く。

−  識別孔 3 は,開く。

−  識別孔 4 は,閉じる。

−  識別孔 5 は,閉じる。

−  識別孔 6 は,開く。

8.11  書込み禁止孔(図 11 及び図 12

書込み禁止孔の位置は,l

54

及び次による。

 

l

57

 = 6.4 mm ± 0.1 mm

書込み禁止孔の直径は,3.0 mm ± 0.1 mm とする。

閉じた書込み禁止孔の基準面 Z からの深さは,l

59

とする。

開いた書込み禁止孔の基準面 Z からの深さは,l

60

とする。

書込み禁止孔は,開いた状態で書込み禁止とし,閉じた状態で書込み可能とする。

書込み禁止孔は,可動の機構としてもよい。このとき,書込み禁止孔の開閉の状態が目視できなければ

ならない(

図 参照)。書込み禁止孔を閉じたとき,0.5 N の力を加えても開いてはならない。書込み禁止

孔の開閉に要する力は,1 N∼15 N とする。

8.12  位置決め面(図 及び図 10)  位置決め面は,カートリッジを磁気テープ装置に装着したとき,カ

ートリッジの位置決めに用い,その寸法は,次による。

基準面 Z からの長さは,次による。

 

l

62

 = 2.4 mm

0

.

0

1

.

0

mm

基準面 Y からの長さは,次による。

 

l

63

 = 1.0 mm ± 0.1 mm

 

l

64

 = 69.0 mm ± 0.2 mm

基準面 X からの長さは,次による。

 

l

65

 = 14.65 mm ± 0.10 mm

位置決め面の面取りは,次による。

 

l

66

 = 13.15 mm ± 0.10 mm

 

a

4

 = 45

° ± 1 °

8.13  リッド(図 6,図 13,図 15,図 18 及び図 19)  リッドは,カートリッジの取扱い中,保管中及び

運搬中にテープを保護するために設け,主リッド及び副リッドからなる。

主リッドは,ケースに取り付けた軸 A を軸として回転する(

図 13 参照)。

軸 A の位置は,次による。

 

l

27

 = 0.55 mm

05

0

10

0

.

.

+

mm

 

l

67

 = 7.5 mm ± 0.1 mm

副リッドは,主リッドに取り付け,主リッドとともに動く軸 B を軸として回転する。リッドが閉じた状

態では,軸 B の位置は,次による。


11

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 

l

68

 = 7.0 mm ± 0.1 mm

 

l

69

 = 10.1 mm ± 0.1 mm

副リッドの回転は,両側のカムによって,

図 13 に示す経路で制御する。

完全に開いた副リッドの開口部の長さは,次による。

 

l

70

  ≧ 14.8 mm

 

l

71

 = 11.5 mm ± 0.2 mm

 

l

72

 = 1.2 mm ± 0.1 mm

リッドは,完全に開いた状態では,主リッド及び副リッドともに基準面 Z に平行で l

73

離れた平面を超え

てはならない。

 

l

73

  ≦ 22.3 mm

完全に開いたリッドの底面が基準面 Z に対する角度は,次による。

 

a

5

 = 85

°

°

+

°

1

2

リッドは,途中まで開いた状態では,主リッド及び副リッドともに基準面 Z に平行で l

74

離れた平面を超

えてはならない。

 

l

74

  ≦ 22.5 mm

リッドが開くとき,リッドの頂点の通過経路は,次による。

 

r

2

  ≦ 14.9 mm

ケースと主リッドの継ぎ目は,次による(

図 の B – 参照)。

 

l

75

  ≦ 8.4 mm

主リッドの基準面 Z からの高さは,次による(

図 13 参照)

 

l

76

 = 15.2 mm

0

.

0

5

.

0

mm

主リッドの前面の基準面 X からの長さは,次による。

 

l

77

 = 15.3 mm

0

.

0

3

.

0

mm

リッドの内側のすき間は,次による。

 

l

78

 = 13.15 mm ± 0.10 mm

リッド前面の曲面の中心は,軸 A とし,半径は,次による。

 

r

3

  ≦ 14.7 mm

リッドロック機構は,装置の解除ピンによって解除する。

解除ピンは,

図 15 の網掛け領域にあるとき,リッドロック機構を解除する。図 15 の網掛け領域は,次

による。

 

l

79

 = 2.0 mm ± 0.1 mm

 

l

80

 = 8.2 mm ± 0.2 mm

 

l

81

 = 0.7 mm ± 0.2 mm

 

a

6

 = 30

° ± 1 °

リッドロックの解除に要する力は,

図 18 に示す方向に 0.25 N 以下とする。

リッドを開く力は,

図 19 に示す方向に 1.0 N 以下とする。

8.14  リールロック(図 10,図 16 及び図 17)  リールは,カートリッジを磁気テープ装置から取り出し

たとき,ロックしなければならない。ロック機構は,装置の解除ピンによって解除する。

ロック機構は,

図 10 に示す方形孔を通して動作する。その方形孔の中心線の基準面 Y からの長さは,

次による。


12 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 

l

82

 = 34.5 mm ± 0.1 mm

方形孔の基準面 X からの寸法は,次による(

図 10 参照)。

 

l

83

 = 35.85 mm ± 0.15 mm

 

l

84

 = 4.0 mm ± 0.1 mm

 

l

85

  ≧ 6.5 mm

ロック機構の寸法は,次による。

 

l

86

 = 3.2 mm

0

.

0

5

.

0

mm

 

l

87

 = 4.0 mm ± 0.1 mm

 

a

7

 = 60.0

° ± 1.0 °

解除ピンの動作面が基準面 X から l

88

に位置するとき,リールはロックする。

 

l

88

 = 39.0 mm

0

.

2

0

.

0

+

mm

解除ピンの動作面が基準面 X から l

89

に位置するとき,リールはロックしてはならない。

 

l

89

 = 41.75 mm

50

.

0

00

.

0

+

mm

カートリッジの背面板の内側とロック機構の間に l

90

のすき間を設ける。

 

l

90

  ≧ 0.5 mm

解除ピンをカートリッジに挿入する深さは,次による。

 

l

91

  ≦ 7.8 mm

ロック機構のすき間は,次による。

 

l

92

 = 4.0 mm ± 0.1 mm

 

r

4

  ≦ 0.3 mm

リールロックの解除に要する力は,

図 17 に示す方向に 1.0 N 以下とする。

8.15  リール受け孔(図 10)  二つのリール受け孔は,駆動スピンドルを通すために設ける。

リール受け孔の位置は,次による。

 

l

93

 = 23.00 mm ± 0.05 mm

 

l

94

 = 11.40 mm ± 0.05 mm

 

l

95

 = 46.2 mm ± 0.1 mm

リール受け孔の直径は,次による。

 

d

2

 = 18.80 mm ± 0.05 mm

8.16  リールと駆動スピンドルとの接触領域  リールと駆動スピンドルとの接触領域は,次による(図 22

及び

図 23)。

 

l

102

 = 5.4 mm ± 0.1 mm

 

l

103

 = 4.4 mm ± 0.1 mm

 

l

104

  ≦ 0.6 mm

 

d

4

 = 10.00 mm

08

.

0

00

.

0

+

mm

 

d

5

  ≦ 16.0 mm

 

d

6

 = 18.0 mm

0

.

0

1

.

0

mm

 

d

7

 = 16.0 mm

0

.

0

5

.

0

mm

リール駆動孔の面取りは,次による。

 

l

105

 = 2.4 mm ± 0.1 mm


13

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 

a

9

 = 15

° ± 1 °

リール底面の外側のエッジの面取りは,次による。

 

l

106

  ≦ 0.2 mm

 

a

8

 = 45

° ± 1 °

リール駆動孔のスロットの位置及び寸法は,次による。

 

l

107

 = 2.4 mm

0

.

0

5

.

0

mm

 

a

10

 = 60

° ± 1 °

リール駆動孔の歯の半径は,次による。

 

r

5

  ≦ 0.2 mm

リール駆動孔の深さ l

108

は,直径 d

3

の部分までとし,次による。

 

l

108

  ≧ 9.4 mm

 

d

3

 = 6.50 mm

0

.

0

5

.

0

mm

基準面 Z からのテープ中心線の位置は,磁気テープ装置にカートリッジを装着したとき,次による。

 

l

109

 = 7.05 mm ± 0.10 mm

基準面 Z からのリールの位置は,磁気テープ装置にカートリッジを装着したとき,次による。

 

l

110

 = 0.6 mm ± 0.2 mm

リールを挿入したとき,リールと駆動スピンドルとのかみ合いは,次による。

 

l

111

  ≦ 7.5 mm

 

l

112

  ≦ 8.0 mm

 

a

11

 = 60

° ± 1 °

リールのばね力 F は,磁気テープ装置にカートリッジを装着し,支持部が基準面 Z から l

110

の位置にあ

るとき,

図 23 に示す方向に 0.6 N ± 0.2 N  とする。

8.17  光通過経路(図 10,図 12,図 20 及び図 21)  光通過経路は,リーダテープ及びトレーラテープを

検出するために設ける。リッドが開いたとき,光は,直径 d

10

の光通過孔から一辺が l

118

の正方形の窓,及

びリッドの光通過窓を遮られることなく通過しなければならない(

図 12 の D – 参照)。

光通過孔の中心の位置は,l

82

及び次による。

 

l

115

 = 8.35 mm ± 0.10 mm

光通過孔の直径は,次による。

 

d

10

 = 6.5 mm

0

.

0

5

.

0

mm

光通過孔の開口部の面取りは,次による。

 

l

116

  ≦ 0.5 mm

 

a

12

 = 45

° ± 1 °

光通過孔側面の二つの正方形の窓の位置及び寸法は,次による。

 

l

117

 = 6.05 mm ± 0.10 mm

 

l

118

 = 2.5 mm

4

.

0

0

.

0

+

mm

光通過孔は,発光素子を挿入するため,次の深さとする。

 

l

119

  ≧ 12.5 mm

光通過経路の角度は,次による。

 

a

13

 = 5.50

° ± 0.25 °

リッドの光通過窓の位置及び寸法は,次による。


14 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 

l

120

 = 3.8 mm ± 0.1 mm

 

l

121

 = 2.5 mm

4

.

0

0

.

0

+

mm

 

l

122

 = 6.05 mm ± 0.10 mm

8.18  ケース内のテープの位置(図 21)  テープは,基準面 X に平行な二つのガイド面を通る。

基準面 X からガイド面までの長さは,次による。

 

l

123

 = 13.15 mm ± 0.20 mm

ガイド面は,r

6

の半径をもち,

図 21 に示すカートリッジの外側の点からリールハブに引いた接線としな

ければならない。

 

r

6

 = 3.0 mm ± 0.1 mm

これらの点の位置及び寸法は,次による。

 

l

124

 = 76.28 mm ± 0.30 mm

 

l

125

 = 27.25 mm ± 0.20 mm

 

l

126

 = 31.15 mm ± 0.20 mm

 

l

127

 = 9.67 mm ± 0.10 mm

8.19  テープ走行領域(図 21)  カートリッジを磁気テープ装置に挿入すると,テープは,テープガイド

によってカートリッジの外側に引き出される。このときテープは,ガイド面に接触してはならない。テー

プ走行領域は,テープが自由に走行できることとし,その位置及び寸法は,l

124

から l

127

及び次による。

 

l

128

 = 23.0 mm ± 0.1 mm

 

l

130

 = 46.2 mm ± 0.2 mm

 

l

131

 = 11.4 mm ± 0.1 mm

テープとガイドのすき間は,次による。

 

l

129

  ≧ 0.3 mm

 

l

132

  ≧ 0.3 mm

8.20  テープ引出し開口部(図 10)  磁気テープ装置にカートリッジを装着すると,磁気テープ装置のテ

ープガイドは,カートリッジからテープを引き出す。二つの半径 r

7

の中心は,基準孔 A 及び基準孔 B の

中心とする。

テープ引出し開口部の形状及び寸法は,l

63

l

64

及び次による。

 

r

7

 = 2.3 mm ± 0.1 mm

二つの半径 r

8

の中心は,二つのリール受け孔の中心とする。

 

r

8

 = 24.15 mm ± 0.10 mm

 

l

133

 = 3.85 mm ± 0.10 mm

8.21  テープの引出し開口部への要求事項(図 24)  ケースは,テープ引出し機構のためのすき間を設け,

開口部への要求事項は,次による。

 

l

134

  ≦ 1.2 mm

 

l

135

 = 1.15 mm

0

.

0

5

.

0

mm

 

l

136

 = 14.0 mm

0

.

0

2

.

0

mm

 

l

137

  ≧ 66.8 mm

 

l

138

  ≧ 10.0 mm

 

l

139

  ≧ 66.8 mm


15

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 

a

14

  ≦ 49

°

 

l

140

  ≦ 1.2 mm

 

l

141

  ≧ 14.8 mm

 

l

113

  ≧ 13.0 mm

 

l

114

  ≦ 4.0 mm

  1  リッドが開いた状態の上側から見たカートリッジの外観

右側面


16 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  2  リッドが閉じた状態の下側から見たカートリッジの外観

  3  基準面 X,基準面 Y 及び基準面 Z


17

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  4  リッドが閉じた状態の前面

  6  リッドが閉じた状態の上面

  5  リッドが閉じた

      状態の左側面 

  7  リッドが閉じた

      状態の右側面 

l

62

誤挿入防止孔


18 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  8  リッドが閉じた状態の背面


19

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  9  底面,基準領域及び支持領域


20 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 10  リッドがない状態の底面


21

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 11  基準孔及び識別孔の詳細図

l

39

l

43

×a

3

l

41

l

57

l

40

l

45

l

98

l

99

l

61

E

F

F

l

58

l

57

l

55

l

46

l

45

l

37

l

36

E

l

56

l

42

l

44

r

1

l

46

l

96

M M

l

54

l

55

l

54

l

56

l

97


22 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 12  光通過孔,識別孔及び書込み禁止孔の断面図

l

59

l

116

×a

12

l

11

7

l

11

9

l

59

l

60

l

118

除去可能なプラグ

除去可能なプラグ


23

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 13  リッドの詳細図


24 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 14  リッドロック解除機構の挿入経路

 15  リッドロック解除機構


25

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 16  リールロック解除機構

 17  リールロックの解除に必要な力の方向


26 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 18  リッドのロック解除に必要な力の方向

 19  リッドをあけるために必要な力の方向

 20  光通過経路及び光通過窓

l

120

l

121

l

121

l

122


27

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 21  内部のテープ通過経路及び光通過経路

l

125

l

128

l

126


28 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 22  リールの外観及び断面図

d

3

d

4

d

5

d

6

l

108

l

102

l

103

d

7

l

104

l

106

a

8

a

9

l

105

I

I

H

H

a

10

a

10

l

107

r

5


29

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 23  リールと駆動スピンドルとの接触領域断面図

l

109

l

11

0

l

111

l

11

2

a

11


30 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 24  テープ引出し開口部

9.  テープの機械的特性,物理的特性及び寸法   
9.1

材料  ケース内にあるテープは,リーダテープ,磁気テープ及びトレーラテープで構成される(図

25 参照)。

l

134

l

137

K

J

J

l

135

l

136

a

14

l

140

l

138

l

139

l

63

a

4

l

64

K

a

4

l

141

l

133

l

11

4

l

113


31

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 25  テープ構成

磁気テープは,ベース(ポリエチレンテレフタレートフィルム又はこれと同等品)上の片面に,メタル

材料を蒸着し,強固で柔軟性のあるもの(又はこれと同等品)とする。磁気テープの裏面は,塗布しても

よい。

テープの始端には,巻取りリールのハブと BOT との間にリーダテープを設ける。テープの終端には,供

給リールのハブと EOT との間にトレーラテープを設ける。リーダテープ及びトレーラテープは,磁性材の

塗布及び裏面の塗布がないベース材料(又はこれと同等品)と同じ半透明な材料とする。

リーダテープ及びトレーラテープは,それぞれスプライシングテープによって磁気テープと接合する。

スプライシングテープは,ポリエチレンテレフタレート(又はこれと同等品)とし,片面にはアクリル系

接着剤(又はこれと同等品)を塗布する。

9.2

テープの長さ

9.2.1

磁気テープの長さ  BOT と EOT との間のテープの長さは,次による。

タイプ A:169.5 m∼171.0 m

タイプ B:107.0 m∼108.5 m

タイプ C:62.0 m∼63.5 m

9.2.2

リーダテープ及びトレーラテープの長さ  リーダテープ及びトレーラテープの長さは,70 mm∼90

mm とする。リーダテープ及びトレーラテープと磁気テープとの接合は,テープ基準縁の垂直方向に 1  °

以内とする。

9.2.3

スプライシングテープの長さ  スプライシングテープの長さは,13 mm 以下とし,リーダテープ及

びトレーラテープ上で 6.5 mm ± 1.5 mm とする。

9.3

テープの幅

9.3.1

磁気テープ,リーダテープ及びトレーラテープの幅  磁気テープの幅は,8.00 mm ± 0.01 mm とす

る。幅の最大値と最小値との差は,6 µm を超えてはならない。

リーダテープ,トレーラテープの幅は,8.00 mm ± 0.02 mm とする。

磁気テープの幅の測定方法は,次による。

a)  顕微鏡用のスライドガラスを試験片にかぶせる。

b)  少なくとも 2.5 µm の精度の顕微鏡,投影機又はこれと同等の装置を使用し,張力をかけないで幅を測

定する。

c)  長さ 1 m 以上のテープで異なる位置 5 か所以上の測定を繰り返す。

測定した値の平均をテープの幅とする。

9.3.2

スプライシングテープの幅及び位置  スプライシングテープの幅並びにスプライシングテープが

リーダテープ,トレーラテープ及び磁気テープの幅方向に占める位置は,次による。

70 mm∼90 mm

62 m,107 m 又は 170 m

70 mm∼90 mm


32 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

スプライシングテープの下端は,その他のテープの下端から 0.60 mm 以下とし,スプライシングテープ

の上端は,その他のテープの上端から 0.60 mm 以下とする。スプライシングテープの端がリーダテープ,

トレーラテープ及び磁気テープの端を超えてはならない。

9.3.3

テープ縁の波形  テープ縁の波形は,長さ 50 mm のテープの試験片で算出したテープ基準縁の平

均位置からの平均偏差とし,6

µm を超えてはならない。

測定方法は,次による。

a)  長さ 450 mm の試験片を 0.050 N ± 0.005 N の力で引っ張る。

b) 0.5

µm 以上の精度で校正した縁位置センサで,試験片のテープ基準縁の長さ 250 mm にわたって 0.25

mm 間隔に 1 001 か所を測定する(図 26 参照)。

c) 1∼201 の測定点で,線形回帰解析を用いて長さ 50 mm のテープ基準縁位置の平均値を算出する(図

27 参照)。

d)  c)  の 201 個の測定値の中で平均テープ基準位置からの最大偏差を求める(図 27 参照)。 
e) 2∼202,3∼203 続いて 800∼1 001 の測定点について,c)  及び d)  を繰り返し算出する。

f) 800 個の測定値から得た 800 個の最大偏差の平均値をテープ縁の波形とする。

 26  テープ縁の波形の測定

0.050 N

0.050 N


33

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 27  テープ縁の波形

9.4

連続性  テープは,BOT と EOT との間に継ぎ目及び孔のような不連続があってはならない。

9.5

テープの厚さ

9.5.1

磁気テープの厚さ  磁気テープの厚さは,6.5 µm  ∼ 7.3 µm とする。

9.5.2

リーダテープ及びトレーラテープの厚さ  リーダテープ及びトレーラテープの厚さは,9 µm  ∼ 17

µm  とする。

9.5.3

スプライシングテープの厚さ  スプライシングテープの厚さは,20 µm  以下とする。

9.6

長手方向の湾曲  長手方向の湾曲は,曲率半径 33 m 以上とする。

試験方法は,次による。

a)  長さ 1 m のテープを平面上に自然の状態で置く。

b) 1

m の弦からの偏差を測定する。

c)  偏差は,3.8 mm 以下とする。この偏差は,33 m の曲率半径と一致する。

9.7

カッピング  カッピングは,平面からテープ幅方向での浮き上がり量とし,0.7 mm 以下とする。

a)  テープを長さ 150 mm ± 10 mm に切りとる。

b)  磁性面を試験環境の雰囲気に露出するように垂らして 3 時間以上放置する。

c)  中心間 35 mm 離して水平に置いた 2 個の円筒形ガイドにテープを置く。

d)  テープの両端に 0.3 g のおもりを付ける。

e)  テープの端で決まる面とこの面からの最大偏差との距離を測定する。

9.8

磁性面及び磁気テープ裏面の接着強度  磁性面の接着強度は,磁性面をテープのベース材料からは

がす力とし,0.10 N 以上とする。

試験方法は,次による(

図 28 参照)。

a)  長さ約 380 mm のテープの試験片を採り,一方の端から 125 mm の位置でテープ幅方向にけがき線を

ベース面に達するまで引く。

b)  磁性面を下向きにして,両面接着テープで試験片を全幅にわたって滑らかな金属の板にはり付ける。

c)  試験片を 180  °折り曲げ,金属の板と試験片の自由端とを引張試験機に取り付けて 254 mm/min で引

っ張る。

d)  磁性面のどの部分でも最初にベースから磁性面がはがれたときの力を記録する。この力が 0.10 N に達

する前に両面接着テープが試験片からはがれた場合は,別の種類の両面接着テープを使用する。

テープの裏面に塗布されている場合は,a)  ∼  d)  に準じ,裏面の試験を行う。


34 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 28  磁性面又は磁気テープ裏面の接着強度の試験法

9.9

層間の粘着  層間の粘着は,次の試験方法によって試験したとき,試験片に粘着及び磁性面又は磁

気テープ裏面のはがれの兆候があってはならない。

試験方法は,次による。

a)  直径 36 mm のガラス管の表面に,長さ 1 m の試験片の端を付ける。

b) 1.1

N

の張力でガラス管にテープを巻く。

c)  巻かれた試験片を温度 45 °C ± 3 °C  ,相対湿度 80  %の環境の中に 4 時間放置する。

d)  さらに,試験環境条件に 24 時間放置する。

e)  試験片の自由端に 0.1 N の力を加え,ゆっくりほどく。

9.10  引張強度  引張強度は,JIS K 7127 の試験方法による。

テープの試験片の長さは,200 mm とする。リーダテープの試験片の長さは,50 mm とする。トレーラ

テープの試験片の長さは,50 mm とする。引張速度は,100 mm/min とする。

9.10.1  破断強度  破断強度は,テープが破断するのに要する力とし,8 N 以上とする。 
9.10.2  降伏強度  降伏強度は,テープが 5  %伸びるのに要する力とし,4 N 以上とする。 
9.11  残留伸び  残留伸びは,元のテープの長さの 0.04  %未満とする。

試験方法は,次による。

a) 0.20

N 次の張力で,約 1 m 長の試験片の初期の長さを測定する。

b)  さらに全断面に 20.5 N・mm

2

の力を 10 分間加える。

c)  加えた力を取り除き,10 分後にテープ長を測定する。

9.12  磁性面の電気抵抗  テープの磁性面の電気抵抗は,10

3

Ω  以下とする。

試験方法は,次による(

図 29 参照)。

a)  テープ試験片を試験環境条件に 24 時間放置する。

b) 24 カラットの金めっきした半径 =10 mm で粗さを N4(JIS B 0031 参照)で仕上げてある二つの半円

の電極に,記録面が接するように置く。これらの電極は,水平で,中心間の距離 = 8 mm となるよう

に平行に置く。

c) 5

N・mm

2

の張力を発生させるために必要な力 を試験片の両端に加える。

d)  電極に 7 V ± 1 V の直流電圧を印加して電流を測定する。この値から電気抵抗を求める。

この測定を一つのテープの試験片の 5 か所について行い,読み取った抵抗値を平均する。

試験片を電極に置くとき,電極間には,試験片以外の導電性のものがあってはならない。

備考  試験前に電極の表面を清掃する。


35

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 29  磁性面の電気抵抗試験法

9.13  テープの巻き方  テープの巻き方は,テープの磁性面をカートリッジ及びリールの外側とする。 
9.14  テープの光透過率  磁気テープ及びクリーニングテープの光透過率は,5  %以下とする。

リーダテープ及びトレーラテープの光透過率は,60  %以上とする。

光透過率の測定方法は,

附属書 による。

10.  磁気的特性  磁気的特性の試験は,次による。

この試験を行うとき,出力信号又は残留信号の測定は,主基準テープ,供試テープともに同じ装置の同

じ走行系を使用し,記録時再生によって行う。

規定がない限り,正アジマストラックを用いて試験する。

10.1  試験条件  磁気的特性の試験条件は,次による。

テープの状態

:記録密度  2 740 ftpmm の平均信号振幅の−40 dB 以下に交流消去。

ヘッド/テープ速度

:10.683 7 m/s  ±  0.003 0 m/s

テープ張力

:スキャナ(ドラム)入口で 0.10 N

± 0.02 N

トラック幅

:15.0

µm ± 1.5 µm

記録ヘッドのギャップ長

:0.25

µm ± 0.03 µm

再生ヘッドのギャップ長

:0.25

µm ± 0.03 µm

ギャップアジマス

:20.00 ゚± 0.16 ゚

記録電流

:試験記録電流

記録波形

:方形波

再生ヘッドの配置

:記録トラックの全幅が再生ヘッドの内側

再生出力レベル

:ピーク値間の振幅

10.2  ティピカル磁界  ティピカル磁界は,基準磁界の 85  %∼115  %とする。

基準磁界の特性値は,二次基準テープの校正値を用いて代えることができる。

10.3  平均信号振幅  平均信号振幅は,記録密度 2 740 ftpmm で記録したとき,主基準テープの平均信号

振幅の−1.7 dB  ∼ 2.0 dB とする。

主基準テープの平均信号振幅の特性値は,二次基準テープの校正値を用いて代えることができる。

10.4  分解能  分解能は,記録密度 2 740 ftpmm の平均信号振幅を 783 ftpmm の平均信号振幅で除した値

とし,その値は,主基準テープを用いて同じ条件で測定したときの値に対して 90  %∼110  %とする。

主基準テープの分解能の特性値は,二次基準テープの校正値を用いて代えることができる。


36 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

10.5  信号対雑音比  信号対雑音比(SNR)は,平均信号振幅の実効電力を平均雑音振幅の実効電力の積

分で除した値とし,デシベル(dB)で表す。

試験方法は,次による。

a)  分解能 30 kHz 及びビデオ帯域幅 300 Hz のスペクトラムアナライザを使用する。

b)  テープ上のある箇所の雑音の実効電力を測定し,その雑音の実効電力を 1 MHz から 33 MHz まで,実

際の分解能帯域幅で規準化して積分する。この結果を dB

NOISE

とする。

c)  スペクトラムアナライザを用いてテープ上の同じ箇所の記録密度 2 740 ftpmm の再生信号振幅を測定

する。1 回の測定でトラックの少なくとも 50  %以上を測定し,20 回以上繰り返し測定する。この結

果を

15  µm のヘッド幅へ規準化する。

dB

HF

(15) = dB(W) + 20 log (15/W)

W:再生ヘッドの幅

 SNR は,これらの結果から算出する。SNR = dB

HF

(15)−dB

NOISE

 SNR は,主基準テープの SNR の−2 dB 以下であってはならない。

10.6  消去特性  消去特性は,次による。

試験記録電流で記録密度 783 ftpmm の信号を記録した後,テープの長手方向に 320 000 A/m の均一な磁

界中を通過したとき,残留信号の信号振幅は,標準信号振幅の−35 dB を超えてはならない。消去磁界は,

ソレノイドの中央部の磁界のように,均一でなければならない。

10.7  テープの品質  テープの品質は,次による。 
10.7.1  ミッシングパルス  ミッシングパルスは,再生信号振幅の欠損であり,再生信号の出力電圧の 0 V

を基準としたピーク値(0-P)が記録密度  2 740 ftpmm の信号の平均信号振幅の 1/2 の 30  %以下とする。

10.7.2  ミッシングパルスゾーン  ミッシングパルスゾーンは,次による。

ミッシングパルスゾーンは,ミッシングパルスによって開始し,トラック方向に 1 mm の長さに達した

とき終了する。ミッシングパルスが連続して 1 mm を超えて発生したとき,次のミッシングパルスゾーン

とする。

一つのミッシングパルスゾーンは,次のトラックにまたがってはならない。

ミッシングパルスゾーンの発生頻度は,正アジマス及び負アジマスのトラックの両方について 25 トラッ

ク当たり 1 個未満とする。

10.7.3  重ね書き  重ね書きは,低記録密度の信号を記録をした後に,高記録密度の信号を重ね書きし,残

留する低記録密度の信号の平均信号振幅を元の低記録密度の信号の平均信号振幅で除した値とする。

主基準テープの重ね書きの特性値は,二次基準テープの校正値を用いて代えることができる。

試験方法は,次による。

a)  テープを交流消去する。

b)  記録密度 783 ftpmm の信号を記録し,平均信号振幅を測定する。

c)  記録密度  2 740 ftpmm の信号を重ね書きし,残留した記録密度 783 ftpmm の信号の平均信号振幅を測

定する。

d)  二次基準テープについて繰り返し測定する。

要求事項は,次による。

重ね書きは,次の比によって求めたとき,主基準テープの 1.5 dB を超えてはならない。

の信号の平均信号振幅

記録密度

の信号の平均信号振幅

記録密度

重ね書き後に残留する

ftpmm

783

ftpmm

783

log

20


37

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

11.  トラックフォーマット   
11.1  概要  テープに書き込む情報は,データバイト又は制御情報からなる。使用者データは,固定長で

も可変長でもよい。固定長使用者データは,固定長論理ブロックの集合として表す。可変長使用者データ

は,単一の論理ブロックとして表す。使用者データは,実行時圧縮データとして処理することもある論理

ブロックセット(LBS)を形成する。使用者が最初に書き込むとき,複数の論理ブロックセットの場合も

ある。論理ブロックは,11.2 に規定するようにセグメントデータパケットに変換する。トラックパケット

は,11.3 に規定し,制御パケットは,11.4 に規定する。同期と変調を構成するトラックパケットは,11.5

に規定する。チャネルビットに変換後,トラックは一対の正アジマス及び負アジマスで書き込まれる。使

用者データをテープ上に書き込むトラックデータパケットへ変換する順序は,

図 30 に示す。

図 30  トラックフォーマットの順序

11.2  物理ブロックのフォーマット   
11.2.1  論理ブロックセット(LBS)  論理ブロックセット(LBS)は,ホストコンピュータからテープ記

録装置へ送る使用者データの集合で,1 個以上の論理ブロックからなる。LBS は,1∼8 191 個の論理ブロ

ック(LB)を含んでもよい。

LBS 長は,可変長で,連続する LBS は異なる長さをもってもよい。

書込み

複数書込み

使用者データ

テープへの書込み


38 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

圧縮は,実行時,LBS を圧縮単位として処理する。LBS 内で圧縮モードと通常(非圧縮)モードとを切

り替えることはできない。圧縮 LBS 及び非圧縮 LBS は,テープ上で隣接してもよい(

図 31 参照)。

 31  論理ブロックセットの例

11.2.2  論理ブロック  LBS 内の各論理ブロック(LB)は,1∼262 144 バイトの同じ長さをもつ。LBS 内

の LB は,4 バイト長の固有の論理ブロックアドレス(LBA)をもつ。LBA は,各パーティション内で 1

から始まり昇順に割り当てる。論理ブロックは,LBA から直接アクセスできる。

論理ブロックは,セグメントパケットに分割し,各セグメントパケットは,64 バイトの使用者データを

含む。データパケットは,制御情報とともにテープに書き込むためのバッファに格納する(11.2.3 及び

32 参照)。

図 32  論理ブロックからセグメントデータパケットへの変換例

11.2.3  セグメントパケット  セグメントは,図 33 に示すように 1 220 個のセグメントパケット(78 080

バイト)の集合とする。セグメントの各要素は,64 バイトのパケットとする。各セグメントは,二つの領

域に分割する。

・  セグメントデータパケット・セグメントオーバーヘッドパケット:1 024 パケット

・  ECC 領域:196 パケット

セグメントデータパケット・セグメントオーバーヘッドパケット領域は,32 行 32 列に配列する 1 024

個のパケットの集合である(

図 33 参照)。この領域は,LBS データとセグメントオーバーヘッドパケット

とを記録するのに使用する。セグメントオーバーヘッドパケットは,LBS がセグメントで開始及び終了す

る位置に置く。論理ブロックセットは,セグメントデータパケット境界の始点で始まり,各セグメントデ

ータパケットは,1 個以上の LBS を含めてはならない。各セグメントデータパケットは,64 バイト長とし,

LBS が 64 バイト未満のとき充てんデータを詰めてもよい。充てんデータは,この規格では規定しない。

情報交換時には,無視する。

セグメントの最終パケットは,31 行 31 列に位置し,キーオーバーヘッドパケットとする。追加のセグ

メントオーバーヘッドパケットが必要なときこのパケットは,31 行 30 列で始まり降順に連続するセグメ

ントに置く。


39

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

11.2.4  セグメントオーバーヘッドパケット  セグメントのデータ領域のセグメントオーバーヘッドパケ

ットは,セグメントに記録する LBS に関するオーバーヘッド情報を含む。この情報は,次による。

・  セグメントの LBS 間の全境界の位置

・  セグメントの開始する LBS の論理ブロックアドレス

・  セグメントの開始する各 LBS 内の LB の長さ及び個数

・  テープパーティション,ボリューム初期値及び LBS が圧縮又は非圧縮

・  セグメントフラッシュインディケータ

・  セグメント CRC

セグメントのセグメントオーバーヘッド数は,可変で LBS がセグメントに何個あるかによる。これは,

LBS サイズが可変であることによる。キーオーバーヘッドパケットは,セグメントの最終パケット位置(31

行 31 列)とする。セグメント内の LBS 境界が 7 個以下の場合,キーオーバーヘッドパケットは,セグメ

ントの唯一のオーバーヘッドパケットとする。LBS データは,それ以外のセグメントの全位置を占める(31

行 30 列まで)

セグメントに存在する 8 個以上の LBS 境界について,追加のセグメントオーバーヘッドパケットは,31

行 30 列で始まり,31 行がオーバーヘッドパケットで満たされるまでセグメントに置く。1 個のセグメント

に存在する LBS 境界の最大数は,247 とする。


40 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 33  セグメント構成

11.2.4.1    キーオーバーヘッドパケットフォーマット  キーオーバーヘッドパケットは,64 バイトからなり,

図 34 に示すようにフィールドを形成する。各フィールドは,セグメント CRC フィールドを除き,誤り検

出用 8 ビット CRC をもつ。

LBS データを含むセグメントでは,セグメント CRC 及びメインキーフィールドは,常に有効である。

メインキーフィールドの情報は,有効情報を含む追加オーバーヘッドフィールドの数を規定する。


41

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

パケット内の

バイト位置

バイト

内容

0  ∼ 7

8

LBS 境界フィールド

8  ∼ 15

8

LBS 境界フィールド

16  ∼ 23

8

LBS 境界フィールド

24  ∼ 31

8

LBS 境界フィールド

32  ∼ 39

8

LBS 境界フィールド

40  ∼ 47

8

LBS 境界フィールド(第 1 境界)

48  ∼ 55

8

第 1LBS 属性フィールド

56  ∼ 59

4

セグメント CRC

60  ∼ 63

4

メインキーフィールド

 34  キーオーバーヘッドパケットフォーマット

11.2.4.1.1  LBS 境界フィールド  LBS 境界フィールドは,キーオーバーヘッドパケットに最大 6 個とし,

第 1 境界フィールドは,バイト 40∼47,第 2 境界フィールドは,バイト 32∼39 とする。

図 35 は,各 8 バ

イトフィールドのフォーマットを示す。

バイト

位置

b7 b6 b5 b4 b3 b2  b1  b0

n  LSZ7 LSZ6 LSZ5 LSZ4 LSZ3 LSZ2  LSZ1  LSZ0

n+1  LSZ15 LSZ14 LSZ13 LSZ12 LSZ11 LSZ10  LSZ9  LSZ8 
n+2  NLB5 NLB4 NLB3 NLB2 NLB1 NLB0 LSZ17 LSZ16 
n+3  LBSC  NLB12 NLB11 NLB10  NLB9  NLB8  NLB7  NLB6 
n+4 ECOL1

ECOL0

EBYTE5

EBYTE4

EBYTE3

EBYTE2

EBYTE1

EBYTE0

n+5  EROW4 EROW3 EROW2 EROW1 EROW0  ECOL4  ECOL3  ECOL2 
n+6 0 0 0 0 0

スキップ

フラッシュ

有効終了

n+7 C7 C6 C5 C4 C3 C2  C1  C0

 35  LBS 境界フィールド

LBS 境界フィールドは,二つの部分からなる。最初の 4 バイトは,LBS の情報を含み,次の 4 バイトは,

セグメント位置,LBS 終点キー及び LBS 境界フィールド CRC を含む。

・LSZ

:論理ブロック長ビット 0  ∼ 17。最下位バイトは,このフィールドのバイト 0 とする。

・NLB

:LBS 当たりの論理ブロック数。この 13 ビット数の最上位ビットは,バイト 3 の b6 とする。

・LBSC

:LBS 圧縮フラッグ。0 のとき,この LBS は非圧縮で,1 のとき,この LBS は圧縮処理する。

・ECOL

:このセグメント内の LBS 最終列。

・EROW  :このセグメント内の LBS 最終行。

・EBYTE  :ECOL 及び EROW で規定するデータパケットの LBS 最終バイト。

・バイト 6 :b7∼b3 は,0 に設定する。b2 は,LBS 終点後 1 個の未使用パケットがあるとき,1 に設定

し,それ以外のとき,0 に設定する。

b1 は,セグメントがこの終点後掃き出すとき(11.2.6 参照),1 に設定し,それ以外のとき,

0 に設定する。この書込みセッションでこのセグメントに LBS データパケットが残ってい

ないとき,セグメントは,掃き出す。

b0 は,このセグメントで LBS が有効に終了するとき,1 に設定し,それ以外のとき,0 設

定する。


42 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

b0 を 0 に設定し,b2 及び b1 は,無視し,バイト 4 及びバイト 5 の内容は,無効とする。

・CRC

:8 ビット CRC は,次の多項式で 7 バイトフィールド全体にわたって生成する(

附属書 

照)

G(x):x

8

 + x

7

 + x

2

 + x

0

11.2.4.1.2  第 1LBS 属性フィールド  第 1 LBS 属性フィールドのフォーマットを図 36 に示す。

バイト

位置

b7 b6 b5 b4 b3 b2 b1 b0

48  LBA7 LBA6 LBA5 LBA4 LBA3 LBA2 LBA1 LBA0 
49  LBA15 LBA14 LBA13 LBA12 LBA11 LBA10  LBA9  LBA8 
50  LBA23 LBA22 LBA21 LBA20 LBA19 LBA18 LBA17 LBA16 
51  LBA31 LBA30 LBA29 LBA28 LBA27 LBA26 LBA25 LBA24 
52  INIT7 INIT6 INIT5 INIT4 INIT3 INIT2 INIT1 INIT0 
53  INIT15 INIT14 INIT13 INIT12 INIT11 INIT10  INIT9  INIT8 
54  PART7 PART6 PART5 PART4 PART3 PART2 PART1 PART0 
55  CRC7 CRC6 CRC5 CRC4 CRC3 CRC2 CRC1 CRC0

 36  LBS 属性フィールド

・LBA  :このセグメントで始まる第 1LBS の論理ブロックアドレス

・INIT  :テープ初期化回数。このフィールドは,テープを初期化するごとに 1 を加算する。

・PART  :テープパーティション数。この数は,

(00)又は(01)に設定する。

・CRC  :8 ビット CRC は,

次の多項式で 7 バイトフィールド全体にわたって生成する

附属書 参照)。

g(x):x

8

 + x

7

 + x

2

 + x

0

11.2.4.1.3  セグメント CRC フィールド  セグメント CRC フィールドは,バイト 56∼59 とし,誤り検出訂

正に用いる 32 ビット CRC を含むこととする。LBS データを含むセグメントの全データ領域パケットは,

生成多項式によって除算し,4 バイト CRC を生成する。セグメントの最終データパケット(LBS がこのパ

ケットで終わるとき充てんデータを含む場合がある。

)は,この計算で完全なパケットとしていつも用いな

ければならない。セグメントオーバーヘッド及びスキップしたパケットは,CRC 算出に含めてはならない。

セグメント CRC で用いる生成多項式は,

附属書 に規定する。

11.2.4.1.4  メインキーフィールド  メインキーフィールドは,図 37 に示す 4 バイトからなる。

バイト

位置

b7 b6  b5

b4

b3  b2  b1

b0

60 0  0  0

0

0  0  0

0

61 0  0

スキップ

システムデータ

LBS 終了

LBS 開始

有効開始  フラッシュ

62 COL4

COL3 COL2

COL1

COL0  IPK2  IPK1  IPK0

63 CRC7

CRC6 CRC5

CRC4

CRC3 CRC2 CRC1  CRC0

 37  メインキーフィールドフォーマット

・バイト 60:このバイトは,未使用とし,すべて“0”に設定する。

・バイト 61:b7 及び b6 は,未使用とし,

“0”に設定する。

b5 は,1 個の未使用パケットをスキップするとき,“1”に設定し,それ以外のとき,“0”


43

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

に設定する(11.2.5 参照)

b4 は,このセグメントの LBS データが使用者論理ブロックデータでないとき,“1”に設

定し,それ以外のとき“0”に設定する。

b3 は,少なくとも 1 個の LBS がこのセグメントで終わるとき,“1”に設定し,それ以外

のとき,

“0”に設定する。

b2 は,少なくとも 1 個の LBS がこのセグメントで始まるとき,“1”に設定し,それ以外

のとき,

“0”に設定する。b1 は,LBS がこのセグメントで終わり,同じセグメントで始ま

らないとき,

“1”に設定し,それ以外のとき,

“0”に設定する。b0 は,このセグメントが

掃き出されたとき,

“1”に設定し,それ以外のとき,

“0”に設定する。

・バイト 62:b7∼b3 は,最終 LBS 境界フィールドが 31 行のどの列にあるか示す。

b2∼b0 は,最終 LBS 境界フィールドが始まる 64 バイトパケット内の 8 個の開始アドレス

の一つを示す。

・バイト 63:8 ビット CRC は,次の多項式で 7 バイトフィールド全体にわたって生成する(

附属書 D

参照)

G(x):x

8

 + x

7

 + x

2

 + x

0

11.2.5  スキップセグメントパケット  セグメントパケットは,セグメントに 1 個のパケットだけで,LBS

がセグメントで終了し,オーバーヘッドパケットが新しい LBS の開始を示す場合,スキップする。この状

態ではオーバーヘッドパケット及びセグメントデータパケット両者がセグメントの同じパケット領域で競

合するので,この 1 個のパケットは,スキップし,新しい LBS は,次のセグメントで開始する。この状態

は,セグメントの 31 列だけに発生する。

11.2.6  セグメント ECC パケット  リードソロモン誤り訂正符号は,消去ポインタを用いてセグメントの

いずれの行,列又は対角線にある 2 個のパケットを訂正できる(

附属書 参照)。消去ポインタは,消失

又は訂正できないパケットから結果を得る。さらに,行及び列 ECC パケットは,4 セットの特別 ECC パ

ケットによって訂正できる。

11.2.6.1  行 ECC パケット  セグメント全体の 32×32 パケットのデータ/オーバーヘッド領域を用いて,

行 ECC 符号を生成する。各行単位に 2 個の行 ECC パケットを生成する。生成アルゴリズムは,同じ行パ

ケットの関連するバイトから 2 個の行 ECC パケットのそれぞれに 4 バイトを生成する(

附属書 参照)。

11.2.6.2  列 ECC パケット  セグメント全体の 32×32 パケットのデータ/オーバーヘッド領域を用いて,

列 ECC 符号を生成する。各列単位に 2 個の列 ECC パケットを生成する。生成アルゴリズムは,同じ列パ

ケットの関連するバイトから 2 個の列 ECC パケットのそれぞれに 4 バイトを生成する(

附属書 参照)。

11.2.6.3  対角 ECC パケット  セグメント全体の 32×32 パケットのデータ/オーバーヘッド領域を用いて,

対角 ECC 符号を生成する。各対角単位に 2 個の列 ECC パケットを生成する。生成アルゴリズムは,同じ

対角パケットの関連するバイトから 2 個の対角 ECC パケットのそれぞれに 4 バイトを生成する(

附属書 E

参照)

対角パケットは,それぞれ 32 個のパケットからなり,列 0 及び行 から始まる。対角パケットの次の要

素は,列及び行の数に 1 を加算し,modulo32 で算出する(

表 参照)。


44 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  1  対角 ECC 生成

対角番号

開始行

開始列

最終行

最終列

0 0 0 31 31 
1 1 0 0 31 
2 2 0 1 31 
n n 0 n-1

31

11.2.6.4  特別 ECC パケット  4 個の追加の ECC パケットは,32 個の列パケット及び 32 個の行パケット

から生成する(

附属書 及び図 33 参照)。これらの 4 個の特別 ECC パケットは,消失した列又は行 ECC

パケットを訂正するのに用いる。これらの ECC パケットが LPA パケット(11.3.2 参照)を参照するとき,

フォーマット内のビットの状態の規定は,次による。

Q=0 Q=1

S = 0

S = 1

11.2.7  セグメントのフラッシュ  セグメントのフラッシュは,スプライス位置マーカ(SPM)をテープに

書き込んだときに発生する(11.4 及び 12.3 参照)

1 220 個のすべてのパケット(1 024 個のデータ・オーバーヘッドパケット及び 196 個の ECC パケット)

が,トラックパケット(11.3 参照)に変換し,SPM の前のテープへ書き込む。データが終了し,SPM の前

にセグメントを完全に満たせない場合,SPM の前にパーシャルセグメントを書き込む。

パーシャルセグメントを掃き出すとき,LBS データ,セグメントオーバーヘッド及びすべての ECC パ

ケットを含むパケットだけを,テープへ記録する。パーシャルセグメントの場合,テープ上に未使用又は

消失パケットが存在する(11.4 参照)

11.3  トラックパケットフォーマット  トラックパケットは,64 バイトのセグメントパケット,仮想パケ

ットアドレス,ローカルパケットアドレス,CRC/ECC バイトからなり,74 バイトを形成する。その中 72

バイトは,1-6RLL 符号化に従ってテープへ書き込む。

図 38 は,トラックパケットのフォーマットを示す。

パケット要素

ラベル

バイト位置

内容

仮想パケットアドレス VPA

0 及び 1

アドレス拡張

ローカルパケットアドレス LPA

2 及び 3

パケットの種類及び位置

パケットデータ PKDATA

4

∼ 67

セグメントパケット(64 バイト)

パケット CRC PKCRC

68

∼ 71

パケット CRC(4 バイト)

パケット ECC P

PKECCP

72

リードソロモン符号,P

パケット ECC Q

PKECCQ

73

リードソロモン符号,Q

 38  トラックパケットフォーマット

11.3.1  仮想パケットアドレス  仮想パケットアドレス(VPA)は,書込みセッションに関連するフィール

ドを 2 バイトで表す。VPA の初期値は,テープに初めて書き込んだとき 1 に設定し,追加書込みするごと

に 1 を加算する。VPA を用いて,読取り装置は,読む必要がない古い書込みセッションから正常なトラッ

クパケットを除くことができる。そのようなパケットは,書込み装置の速度変更に関連する領域に存在す

ることがある(11.4 参照)

VPA は,CRC 及びリードソロモン符号の計算に含むが,テープにトラックパケットとともに書き込んで


45

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

はならない。VPA は,パケットの数を誤り訂正を用いて決定することがある。この計算から得た VPA は,

訂正した VPA をもつパケットだけが正常であることを確認するのに用いる。古い(異なる VPA をもつ)

セッションから読み込んだ正常パケットは,破棄しなければならない。

11.3.2  ローカルパケットアドレス  ローカルパケットアドレス(LPA)は,トラックパケットのバイト 2

及びバイト 3 に格納するフィールドで 2 バイトで表す。LPA は,セグメントに属さず,パケットがデータ

パケット・ECC パケット又は制御パケットであるかを示す。データパケット・ECC パケットのとき,LPA

は,パケット用のセグメントアドレスを含むこととする。セグメントアドレスは,データ/ECC パケット

が 4 個の完全なバッファグループ内の正しいセグメントの明確な位置を示す。各バッファグループは,6

個のセグメントを含む。

・  データパケット LPA

15  14 13 12 11 10 9  8  7  6 5 4 3 2 1 0

バッファ番号 S2  S1  S0

行番号

列番号

R

バッファ番号:  バッファ番号を示し,

(0)∼(3)に設定する。

S2∼S0:

セグメント番号を示し,

(0)∼(5)に設定する。

行番号:

このデータパケットのセグメント内の行を示し,0∼31 に設定する。

列番号:

このデータパケットのセグメント内の列を示し,0∼31 に設定する。

R:

このパケットが再書込みのとき,

“1”に設定し,それ以外のとき,

“0”に設定する。

・  行 ECC パケット LPA

15  14 13 12 11 10 9  8  7  6  5 4 3 2 1 0

バッファ番号 1  1  S2 S1 S0  0  0 P/Q

行番号

R

バッファ番号:  バッファ番号を示し,

(0)∼(3)に設定する。

b13∼b12:

“11”に設定する。

S2∼S0:

セグメント番号を示し,

(0)∼(5)に設定する。

行番号:

このデータパケットのセグメント内の行を示し,0∼31 に設定する。

b8∼b7:

“00”に設定する。

P/Q:

ECC

P のとき,“0”に設定し,ECC Q のとき,“1”に設定する。

R:

このパケットが再書込みのとき,

“1”に設定し,それ以外のとき,

“0”に設定する。

・  列 ECC パケット LPA

15  14 13 12 11 10 9  8  7  6  5 4 3 2 1 0

バッファ番号 1  1  S2 S1 S0  0  0 P/Q

列番号

R

バッファ番号:  バッファ番号を示し,

(0)∼(3)に設定する。

b13∼b12:

“11”に設定する。

S2∼S0:

セグメント番号を示し,

(0)∼(5)に設定する。

列番号:

このデータパケットのセグメント内の列を示し,0∼31 に設定する。

b8∼b7:

“01”に設定する。

P/Q:

ECC

P のとき,“0”に設定し,ECC Q のとき,“1”に設定する。

R:

このパケットが再書込みのとき,

“1”に設定し,それ以外のとき,

“0”に設定する。

・  対角 ECC パケット LPA

15  14 13 12 11 10 9  8  7  6  5 4 3 2 1 0

バッファ番号 1  1  S2 S1 S0  0  0 P/Q

対角番号

R

バッファ番号:  バッファ番号を示し,

(0)∼(3)に設定する。


46 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

b13∼b12:

“11”に設定する。

S2∼S0:

セグメント番号を示し,

(0)∼(5)に設定する。

対角番号:

このデータパケットのセグメント内の対角を示し,0∼31 に設定する。

b8∼b7:

“10”に設定する。

P/Q:

ECC

P のとき,“0”に設定し,ECC Q のとき,“1”に設定する。

R:

このパケットが再書込みのとき,

“1”に設定し,それ以外のとき,

“0”に設定する。

・  特別 ECC パケット LPA

15  14 13 12 11 10

9 8 7 6 5 4 3 2 1 0

バッファ番号

1 1 S2

S1

S0

1 1 1 1 1 1 S

P/Q

R

バッファ番号:  バッファ番号を示し,

(0)∼(3)に設定する。

b13∼b12:

“11”に設定する。

S2∼S0:

セグメント番号を示し,

(0)∼(5)に設定する。

b8∼b3:

すべて“1”に設定する。

S:

特別 ECC の第 1 行を“0”に設定し,特別 ECC の第 2 行を“1”に設定する。

P/Q:

ECC

P のとき,“0”に設定し,ECC Q のとき,“1”に設定する。

R:

このパケットが再書込みのとき,

“1”に設定し,それ以外のとき,

“0”に設定する。

・  制御パケット LPA

15  14 13 12 11 10 9  8  7  6  5 4 3 2 1 0

バッファ番号

1 1 1 1 1 0 0 1  制御パケットタイプ番号

R

バッファ番号:  バッファ番号を示し,

(0)∼(3)に設定する。

b13∼b9:

すべて“1”に設定する。

b8∼b6:

すべて“0”に設定する。

タイプ番号:

制御パケットタイプ番号(11.4 参照)

b0:

“0”に設定する。

11.3.3  パケットデータ  パケットデータフィールドは,LPA で指定した位置に対応するセグメントからの

データ及び ECC パケット又は LPA で指定した制御パケットに対応する制御パケットのデータ領域を含む。

パケットは,常にそのまま記録する。充てんデータは,LBS データによって完全に満たさない LBS の終了

に関連するパケットを完成する。充てんデータは,この規格では規定しない。情報交換時には無視する。

制御パケットのパケットデータは,11.4 に規定する。

11.3.4  パケット CRC  パケットの誤り検出に用いる 32 ビット CRC は,パケットに含み,VPA,LPA 及

びパケットデータから算出する。パケット CRC の生成は,

附属書 による。

11.3.5  パケットリードソロモン ECC  16 ビットリードソロモン ECC 符号は,トラックパケットの最後の
2 バイトを形成し,VPA,LPA,パケットデータ及び CRC から算出する(附属書 参照)。この ECC は,

誤り検出及び訂正に用いる。

11.4  制御パケットフォーマット  制御パケットは,物理位置(テープ計数),論理位置(LBA),ギャッ

プタイプの識別,スプライス点に関係する情報,性能及び構成情報を含む。

表 は,制御パケットデータ

領域のフォーマットを示す。

制御パケットは,トラックのどこに存在してもよいが,常に,トラックの中心にあり,この制御パケッ

トは,正規制御パケットとする。制御パケット及びその符号は,

表 に示す。


47

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  2  制御パケットタイプ定義

タイプ

名称

説明

(0)

未定義

情報交換時無視

(1)

正規

全トラックのトラックの中心にトラック当たり 1

(2)

空セグメント

空セグメント,データなし又は再書込み

(3)

フラッシュ SPM

データ掃き出し後のスプライス位置マーカ

(4)

テープマーク SPM

テープマークのスプライス位置マーカ

(5)

固定 SPM

直前の掃き出しがないスプライス位置マーカ

(6) OWG1

重ね書きギャップタイプ 1

(7)

ランダム消去ギャップ

消去用ランダムギャップ

(8) BOD

BOD 領域ギャップ

(9) EOD

EOD 領域ギャップ

(A)

固定消去ギャップ

消去用正規ギャップ

(B) OWG1 トレーラ OWG1 ギャップの直後

(C) OWG2

重ね書きギャップタイプ 2

(D)

ファイルマーク

ファイルマークギャップ

(E)

セットマーク

セットマークギャップ

(F)

プリ SPM スキップ SPM と直前データと混在

(10)

ポストデータダミー

トラック接合の直前

(11)

プリデータダミー

トラック接合の直後

(12)∼(1F)

  未定義

情報交換時無視

制御パケットタイプは,バイト 15 のビット 0∼4 の制御パケットデータに記録する。


48 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  3  制御パケットデータ領域

バイト位置

内容

説明

0 GSAD

LSB

グローバルセグメントアドレス LSB

1 GSAD

グローバルセグメントアドレス

2 GSAD

MSB

グローバルセグメントアドレス MSB

3

テープパーティション

テープパーティション番号

4 LBA

LSB

論理ブロックアドレス LSB

5 LBA

論理ブロックアドレス

6 LBA

論理ブロックアドレス

7 LBA

MSB

論理ブロックアドレス MSB

8

トラック LSB

トラック番号 LSB

9

トラック MSB

トラック番号 MSB

10 PHYPKT

物理パケット番号

11

制御

ギャップフラグ,書込み速度,物理パケット番号

12

フラッシュ

フラッシュデータパケットアドレス

13

フラッシュ

フラッシュデータパケットアドレス

14

フラッシュセグメント

フラッシュセグメント

15

制御,タイプ

フラッシュシステムデータビット,制御パケットタイプ

16 VPA

LSB

仮想パケットアドレス LSB

17 VPA

MSB

仮想パケットアドレス MSB

18

テープ計数 LSB

テープ計数 LSB

19

テープ計数 MSB

テープ計数 MSB

20

初期化数 LSB

初期化数 LSB

21

初期化数 MSB

初期化数 MSB

22

(22)

23

(22)

24

ファイルマーク数 LSB

ファイルマーク数 LSB

25

ファイルマーク数 MSB

ファイルマーク数 MSB

26

セットマーク数 LSB

セットマーク数 LSB

27

セットマーク数 MSB

セットマーク数 MSB

28

(22)

29

(22)

30

(22)

31

(22)

32∼64

未定義

情報交換時無視

制御パケットデータ領域の内容は,次による。

バイト  0:

グローバルセグメントアドレス LSB

バイト  1:

グローバルセグメントアドレス

バイト  2:

グローバルセグメントアドレス MSB

グローバルセグメントアドレス(GSAD)は,セグメント単位のアドレスを示し,24 ビットで表す。

バイト  3:

制御パケットを書き込んだテープパーティション番号。この規格では,

(00)及び(1)

だけを有効とする。

バイト  4:

論理ブロックアドレス LSB

バイト  5:

論理ブロックアドレス

バイト  6:

論理ブロックアドレス

バイト  7:

論理ブロックアドレス MSB


49

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

論理ブロックアドレス(LBA,11.2.2 参照)は,制御パケットをテープに書き込んだ時点のセグメント

を満たす最新の LBS の最初の LBA とする。該当トラックの制御パケットの LBA は,同じトラックにある

データパケットの LBA より大きくできる。スプライスに関する SPM 制御パケットの LBA は,SPM 領域

に続く LBS データの開始に対応する。

バイト  8:

トラック番号 LSB

バイト  9:

トラック番号 MSB

これらのバイトは,パケットを書き込むトラック番号を規定する。バイト 8 の最下位ビットは,トラッ

クのアジマスを示す(0 =  正  及び 1 = 負)

バイト 10:

物理パケット番号は,制御パケットに関連するトラックの位置を示す。

バイト 11:

b7 b6 b5 b4

b3

b2  b1

b0

0 0 IPG  書込み速度

PHYPKT

9

PHYPKT

8

b7  及び b6:: 00 に設定する。

b5:

制御パケットだけを含むトラックのとき,

“1”に設定し,それ以外のとき

“0”設定する。

b4  ∼ b2:

このパケットを書き込むときのテープ書込み速度を示す。

001

全速(FS)

010 1/2

FS

011 1/3

FS

100 1/4

FS

101 1/5

FS

110 1/6

FS

b1 及び b0:  物理パケット番号の最上位ビット(バイト 10 参照)

バイト 12 及び  バイト 13:

バイト b7  b6 b5 b4 b3 b2

b1

b0

12 0

フラッシュポイント行

フラッシュポイント列

13

フラッシュポイント列

最終オーバーヘッド列

このフィールドは,スプライス位置マーク(SPM)について有効で,SPM に先行するセグメントのフラ

ッシュデータパケットアドレスを含む。このフィールドは,最後のデータパケット(行及び列)

,フラッシ

ュポイント及び最終オーバーヘッドパケットの位置を示す。このフィールドは,書き出したセグメントの

どのパケットが必要かを示す。

バイト 14: b7

∼ b3 は,すべて“0”に設定する。

b2  ∼ b0 は,掃き出したセグメントのセグメント番号を示す。

バイト 15:

b7

b6  b5  b4 b3 b2 b1 b0

フラッシュ SPM システム

制御パケットタイプ

 b7:このビットは,制御パケットがフラッシュ領域にあることを示す。制御パケットの

GSAD がスプライスポイント以降のセグメントに属していることを示す。このビッ

トは,フラッシュ SPM トラックのとき“1”設定し,OWG1 トレーラトラック対の

後を消去する。


50 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

b6:このビットは,SPM 領域が OWG に関連するとき,“1”に設定し,OWG ギャップ

が完成したとき“0”に設定する。

 b5:このビットは,SPM がシステムデータに先行するとき,“1”に設定し,SPM が使用

者データに先行するとき“0”に設定する。

b4  ∼ b0:制御パケットタイプ

バイト 16 及びバイト 17:仮想パケットアドレス。VPA は,パケットを読み込むのに既知であるため,

この情報は冗長度である。

バイト 18 及びバイト 19:テープ計数は,パケットを書き込むごとに BOT 及び EOT に対応するテープ

上の位置を示す値である(

附属書 参照)。

バイト 20 及びバイト 21:このフィールドは,テープを初期化した回数を記録し,テープを始めて初期

化したとき,

(1)に設定し,それ以降初期化するごとに(1)を加算する。

バイト 22 及びバイト 23:それぞれ(22)に設定する。

バイト 24 及びバイト 25:この数は,現在のテープパーティションに書き込んだファイルマーク数を示

す。

バイト 26 及びバイト 27:この数は,現在のテープパーティションに書き込んだセットマーク数を示す。

バイト 28 及びバイト 31:それぞれ(22)に設定する。

バイト 32 ∼  バイト 64:これらのバイトの内容は,この規格では規定せず,情報交換時には無視する。

11.5  パケットフレーミング同期  すべてのデータパケット及び制御パケットは,テープに書き込む前に

符号化する(

附属書 参照)。さらに,パケットフレーミング同期信号は,各トラックパケットの後に書

き込む。パケットフレーミング同期信号は,トラックパケットを検出する同期のために用いるチャネル領

域の固有な信号である。この信号は,チャネル変調符号のランレングス制限に従わない。同期信号は,そ

れに関連するバイトシンボルをもたない。

すなわち,

変調符号器によってバイトシンボルへ符号化しない。

この信号は,長さ 16 ビットセルで,

(X0001000000001000)とする。ここで,X は最後に書いたデータに

よって“1”又は“0”に設定する。

パケットフレーミング信号の検出は,トラックパケットの開始とする。

12.  テープフォーマット  トラックの物理フォーマットは,トラック当たり 387 個のトラックパケットか

ら構成する(

図 39 参照)。各トラックの先頭は,トラックパケットの直前に“1”と“0”を交互に繰り返

す最大記録周波数トーンのトラック同期領域をもつこととする。各トラックは,トラックの物理中心の近

傍に位置し,正規制御パケットをもつ。


51

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

図 39  トラックフォーマット

トラックは,データ(ECC を含む。

)及びギャップの 2 種類とする。データトラックは,データ及び ECC

トラックパケット及び数種類の制御パケットを含む。ギャップトラックは,制御パケットだけを含んでも

よい(フラッシュ SPM データパケットも含む。

。ギャップトラックは,テープフォーマット構造を生成す

るのに用いる。

12.1  トラックの要素  各トラックは,端部,トラック同期領域(128 個のチャネルバイト),データトラ

ックパケット(193 個のトラックパケット)

,正規制御パケット,データトラックパケット(193 個のトラ

ックパケット)及び負アジマストラックにあるクリーンアップチャネルバイトから構成する。クリーンア

ップバイトの内容は,この規格では規定せず,最終有効バイト後テープのランレングス違反を防止するの

に用いる。端部は,最大記録周波数で“1”と“0”を交互に繰り返すパターンとする。端部は,正アジマ

ストラックのデータパケットの第二セット(242 個のチャネルバイト)後及び負アジマストラックのトラ

ック同期領域(241 個のチャネルバイト)前に置く。トラック同期領域は,最大記録周波数で“1”と“0”

を交互に繰り返すパターンとする。

12.2  データトラックフォーマット  標準的なデータトラックは,その中心にある 1 個の正規制御パケッ

トをもつデータ及び ECC トラックパケットから構成する。制御パケットの空セグメントタイプは,データ

トラック内に存在してもよい。

この制御パケットは,

トラックに書き込むためにフォーマット化するので,

書込みデータがないことを示す。プリ SPM スキップ制御パケットは,データトラック内に許される唯一の

他のタイプの制御パケットとする。プリ SPM スキップ制御パケットは,テープのフラッシュ SPM 領域に

だけ先行して用いる。

データパケットは,2 個のトラックに同時書込み及び再書込み処理のためセグメントアドレスの順に記

録しない。

12.2.1  データトラックのパケット順  セグメントから得たテープパケットの順序は,パケットがトラック

内に存在することから,この規格では規定しない。パケットの順序は,セグメント内のデータパケットの

再書込みの発生に依存する。再書込みがないとき,セグメントから取り出し一対のトラックに交互に書き

込むデータパケット・ECC パケットの順序は,次による。

トラックパケット


52 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

・  パケットは,昇順にセグメントの各行から取り出す。

・  行 ECC の 2 個のパケットは,データの各行を書き込んだ後に書き込む。

・  行 31 のデータ及び ECC を書き込んだ後,セグメント全体の列 ECC,対角 ECC 及び特別 ECC 領域

を書き込む。

12.2.2  再書込み  再書込みパケットは,リードアフタライトの検査中に正常に読み込めないセグメントの

任意のパケットとする。再書込みパケットは,次の 3 種類の方法の一つでテープトラックに挿入する。

・  再書込みパケットの数が一対のトラックの容量の半分以下のとき,再書込みパケットは,一対のト

ラックの中点後に代替で書き込む。

・  再書込みパケットの数が一対のトラックの容量の半分以上のとき,再書込みパケットは,一対のト

ラックの先頭から代替で書き込む。

・  書くべき再書込みパケットが一対のトラックの容量以下で,かつ,セグメントから書くべき新デー

タパケットがないとき,再書込みパケットの一部又は全部をトラック中に 1 回以上再書込みする。

12.3  ギャップトラック  ギャップトラックは,テープ上に固有の位置を規定するのに用いる。スプライ

スポイントで用いるフラッシュ SPM を除いて,

テープ上すべての固有位置は,

ギャップトラックからなる。

・  BOD 領域及び EOD 領域

テープの BOD 領域及び EOD 領域は,ギャップトラックであり,それぞれ BO 制御パケット D 及び EOD

制御パケットからなる。これらの領域は,テープパーティションの始端と終端を規定する。

・  消去領域

消去の目的のために重ね書きするテープの領域は,ギャップトラックとし,ランダム又は正規消去ギャ

ップパケットからなる。

・  スプライスポイント

追記録しないテープ上のスプライスポイントは,ギャップトラックの次のシーケンスによる。

・  スプライス位置マーカ(SPM)−  2 対のトラック

・  重ね書き可能ギャップタイプ 1(OWG1)−  20 対のトラック

・  OWG1 トレーラマーク  −  1 対のトラック

スプライスポイントに追記するとき,追記録は,OWG1 ギャップ領域で開始する。SPM は,重ね書きし

てはならない。追記録は,常に OWG タイプ 2 ギャップ領域で開始する。追記録後,テープのトラックの

スプライスポイントシーケンスは,次による。

・  スプライス位置マーカ(SPM)

・  重ね書き可能ギャップタイプ 1(OWG1)

・  重ね書き可能ギャップタイプ 2(OWG2)は,新しい追記録に関連し,この書込みセッション用の

新しい VPA をもつ 10 対の OWG2 トラックからなる。

SPM ギャップは,固定長である。フラッシュ SPM トラックは,再書込みデータパケットに混在するフ

ラッシュ SPM 制御パケットからなる。フラッシュ SPM 領域を規定するトラックの数は,再書込みに関連

し,再書込みが必要なとき,多くなってもよい。

・  テープマーク

テープマークは,ファイルマーク又はセットマークとする。トラックのシーケンスは,次による。

・  テープマーク(ファイル又はセット)

・  テープマーク SPM


53

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

・  重ね書き可能ギャップタイプ 1(OWG1)

テープマークは,追記録シーケンスの最初のとき,OWG2 ギャップトラックに先行する。テープマーク

は,最大 256 個とし,テープ上に連続することができる。

・  トラック接合

トラック接合は,速度変更に関連するテープ上の領域でテープに書込み中に発生してもよい。データ書

込み中に速度変更が必要なとき,ポストデータダミーギャップトラックは,速度を変更する前に最低 1 個

書き込むこととする。プリデータダミーギャップトラックは,速度変更の完了後,正常なデータパケット

に復帰する前にテープ上に最低 1 個を書き込む。

13.  記録方式  記録方式は,“1”の場合,ビットセルの中央で磁束を反転し,“0”の場合,ビットセルで

磁束を反転しないこととする。

13.1  記録密度  最大記録密度は,“1”と“0”交互のパターンのとき,公称 2 740 ftpmm とする。公称ビ

ットセル長は,0.182 5

µm とする。最大記録密度で磁束反転間の長さは,公称 0.365 0 µm とする。最小記

録波長は,0.729 9

µm とする。

13.1.1  長周期平均ビットセル長  長周期平均ビットセル長は,各トラックについて 200 個以上の連続する

パケットの記録を測定し,その値は,公称ビットセル長の ± 0.05 %以内とする。

13.1.2  短周期平均ビットセル長  短周期平均ビットセル長は,任意のビットセルを基準とし,その前の
32 個のビットセルの平均とする。その値は,同一アジマスのその前のトラックの長周期平均ビットセル長

の±0.1  %以内とする。

13.1.3  変動率  短周期平均ビットセル長の変動率は,任意の 2 個の連続する 32 ビットセル長当たり
0.05  %を超えてはならない。

13.2  ビットシフト  ミッシングパルスを除去して“1”を再生したときの再生信号のゼロ交差は,平均ビ

ットセル長の規定による予測位置から 32  %以上ずれてはならない。ビットシフトの測定は,

附属書 

よる。

13.3  再生信号振幅  記録密度 2 740 ftpmm で 2 500 磁束反転以上にわたる平均信号振幅は,標準信号振幅

の−1.7 dB∼2.0 dB とする。

14.  トラックの構成   
14.1  概要  トラックパターンは,テープ走行方向と一対のヘッドの回転軸との相対関係で形成する。こ

の一対のヘッドの一つは,正のアジマス角をもち,他のヘッドは,負のアジマス角をもつ。記録の方向は,

テープ基準縁から離れる方向とする。トラックの位置及び寸法は,

図 40 による。


54 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

 
A

:トラック角

T

:トラック幅

P

:トラック間隔

L

:トラック長

G

:正アジマストラックガードバンド

H

:負アジマストラックガードバンド

 40  トラックの位置及び寸法

14.2  トラック間隔  トラック間隔は,任意の隣接した二つのトラック間で,9.10

µm ± 0.50 µm とする。

この値は,トラック接合又は追記録点に適用しないこととする。

14.3  平均トラック間隔  平均トラック間隔は,任意の連続した 30 トラックの間隔の平均とし,その値は,
9.10 µm ± 0.30 µm とする。トラック接合又は追記録点のトラック間隔は,この平均値に含まない。

14.4  トラック幅  トラック幅は,測定値 9.10

µm ± 1.10 µm とする。この値は,トラック接合又は追記録

点に適用しない。

14.5  トラック角  トラック角は,テープ基準縁に対する角度とし,公称値 4.885 8 °∼4.892 2 °とする。 
14.6  トラック長  トラック長は,73.317 mm ± 0.070 mm とする。 
14.7  ガードバンド  ガードバンドは,テープ基準縁から正アジマストラックの記録開始までとし,その

幅は,1.027 mm ± 0.015 mm とする。負アジマストラックの記録開始は,正アジマストラックの記録開始よ

り 0.042 mm ± 0.00 mm 下の位置とする。

14.8  アジマス角  正のアジマス角は,20.00 ± 0.16  とする。負のアジマス角は,−20.00 ° ± 0.16 °とする。 
14.9  トラックエッジの直線性  記録したトラックエッジは,27

µm 間隔の 2 本の平行線の間になければ

ならない。平行線は,テープ基準縁から公称トラック角で設定する。


55

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

15.  テープの配置   
15.1  概要  テープの配置は,図 41 による。テープは,1 個又は 2 個の利用者パーティションからなる。

パーティションは,最初のパーティションをパーティション 0 とし,昇順に番号を付ける。テープフォー

マットの構成要素は,次の 15.215.7 に規定する。テープ計数は,テープフォーマットの種々の構成要素

の位置を示すのに用いる(

附属書 参照)。テープは,全体に消去ギャップを書込み消去する(12.3 参照)。

利用者パーティションは,テープをフォーマットするとき,システムパーティションに続いて 1 個又は 2

個を書き込む。システムパーティションは,BOT からテープ計数の固定数に書き込み,BOD 領域,16 個

の識別 TDR 及び EOD 領域を含む。

利用者パーティションは,

システムパーティションに続いて書き込み,

BOD 領域,16 個の識別 THR,利用者データ,SPM,16 個の識別 TDR 及び EOD 領域を含む。初期化した

テープは,利用者データを書く場所に 0 を設定した LBA で SPM をもつ。終端予告(EW)及び仮想 EOP

は,テープ計数値で示す。利用者パーティションの物理終端は,固定テープ計数で示し(

表 参照),EOP

の前約 0.25 m とする。EW と EOP との間の距離は,約 0.25 m とし,固定テープ計数で示す。EOP と BOD

との間の距離は,パーティションが EOP に続くとき,約 0.25 m とし,固定テープ計数で示す。最後の利

用者パーティションの物理終端は,固定テープ計数で示し,EOT から 0.5 m 以上とする。

図 41  テープの配置

15.2  パーティションの開始位置  すべてのパーティションは,BOD で開始する。システムパーティショ

ンの BOD 領域は,290 トラックとし,各トラックは,BOD 制御パケットからなる。システムパーティシ

ョンの BOD 領域は,BOT から 0.5 m 以上離れた位置にあるトラック 1 で開始し,その位置をテープ計数

で示す。利用者パーティション 1 の BOD 領域は,1 448 トラックとし,各トラックは,BOD 制御パケット

からなる。利用者パーティション 1 の BOD 領域は,システムパーティションの EOP に続くトラック 1 で

開始し,その位置をテープ計数で示す。利用者パーティション 2 が存在するとき,その BOD 領域は,1 448

トラックとし,各トラックは,BOD 制御パケットからなる。利用者パーティション 2 の BOD 領域は,利

用者パーティション 1 の EOP に続くトラック 1 で開始し,その位置をテープ計数で示す。

15.3  テープヘッダレコード(THR)  THR は,各利用者パーティションに書き込む。THR は,BOD 領

域に続いて記録し,利用者パーティションの利用者データに先行する。THR は,データの信頼性を確保す

るため 16 回書き込む。THR の内容を

表 に示す。THR は,(FFFFFF40)∼(FFFFFF4F)の唯一の LBA

をもつ論理アドレスとする。

利用者データ:

利用者パーティション n


56 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  4  テープヘッダレコード

バイト位置

内容

1

レコードタイプ –  (10)に設定

2

版数番号 –  (06)に設定

3

パーティション ID –  この THR の位置

4

下位版数互換性 –  (06)に設定

5  及び 6

初期化回数 – 媒体フォーマット及びパーティション回数

7

フォーマットタイプ –  (00)に設定

8

パーティション番号 – テープの利用者パーティションの数

9  及び 10

利用者パーティション 0 が始まるテープ計数 – 利用者パーティション 0 の物理開始位置

11  及び 12

利用者パーティション 0 の長さ – メガバイト単位で表示

13  及び 14

予約済 –  (00)に設定

15  及び 16

利用者パーティション 1 が始まるテープ計数 – 利用者パーティション 1 の物理開始位置 –

単一パーティションのとき(00)に設定

17  及び 18

利用者パーティション 0 の長さ – メガバイト単位で表示 – 単一パーティションのとき

(00)に設定

19  及び 20

予約済 –  (00)に設定

21  及び 22

システムパーティションが始まるテープ計数 – システムパーティションの物理開始位置

23  及び 24

システムパーティションの長さ – (00)に設定

25  ∼ 90

予約済 –  (00)に設定

15.4  データ領域  データ領域は,利用者パーティションにある THR に続いて記録し,データパケット,
ECC パケット及びギャップパケットから構成する。ファイルマーク及びセットマークは,ホストシステム

からの要求で記録する。データパケット又は ECC パケットは,誤りがあるとき,再書込みしてもよい。再

書込み物理ブロックのパケットヘッダは,テープ上の位置を示すエントリを除いて元のパケットヘッダと

同じとする。パケットは,繰り返し再書込みしてもよい。スプライス位置マーカ(SPM)は,利用者デー

タの終わり及び追記録用テープディレクトリレコードの前に書き込む(12.3 参照)

15.5  テープディレクトリレコード  TDR は,各パーティションの内容を規定する情報を含み,THR のコ

ピーも含む。TDR は,16 回書き込むこととし,

(FFFFFFC0)∼(FFFFFFCF)の唯一の LBA をもつ論理

アドレスとする。TDR の内容は,

表 に示す。


57

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

  5  テープディレクトリレコード

バイト位置

内容

1

レコードタイプ – (20)に設定

2

版数番号 – (06)に設定

3  ∼ 92

テープヘッダレコード情報

93  及び 94

利用者パーティション 0 の最後の VPA

95  及び 96

利用者パーティション 0 の THR の開始位置のテープ計数

97  及び 98

利用者パーティション 0 のデータの開始位置のテープ計数

99  及び 100

利用者パーティション 0 の TDR の開始位置のテープ計数

101  及び 102  利用者パーティション 0 の EOD の終了位置のテープ計数 
103  及び 104  利用者パーティション 0 の終端予告のテープ計数   
105  及び 106  利用者パーティション 0 の EOP の開始位置のテープ計数   
107  及び 108  利用者パーティション 0 の EOP の終了位置のテープ計数

109  ∼ 112

利用者パーティション 0 の最後の LBA

113  及び 114  利用者パーティション 0 の最後の LBA  のテープ計数 
115  及び 116  利用者パーティション 1 の最後の VPA[存在しないとき,(00)に設定] 
117  及び 118  利用者パーティション 1 の THR の開始位置のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定]
119  及び 120  利用者パーティション 1 のデータ開始位置のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定]

121  及び 122  利用者パーティション 1 の TDR の開始位置のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定]
123  及び 124  利用者パーティション 1 の EOD の終了位置のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定]
125  及び 126  利用者パーティション 1 の終端予告のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定] 
127  及び 128  利用者パーティション 1 の EOP の開始位置のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定]
129  及び 130  利用者パーティション 1 の EOP の終了位置のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定]

131  ∼ 134

利用者パーティション 1 の最後の LBA[存在しないとき,

(00)に設定]

135  及び 136  利用者パーティション 1 の最後の LBA  のテープ計数[存在しないとき,(00)に設定] 
137  及び 138  システムパーティションの最後の VPA

139  ∼ 146

予約済 –  (00)に設定

147  及び 148  システムパーティションの終端予告のテープ計数 
149  及び 150  システムパーティションの EOP の開始位置のテープ計数 
151  及び 152  システムパーティション 0 の EOP の終了位置のテープ計数

153  ∼ 1526

予約済 –  (00)に設定

15.6  データの終端(EOD)  EOD は,各パーティションの TDR の直後に書き込む。システムパーティ

ションの EOD 領域は,TDR に続く公称テープ速度で書き込んだ 290 トラックとし,各トラックは,EOD

制御パケットを含む。利用者パーティションの EOD 領域は,そのパーティションの TDR に続く 1 448 ト

ラックとし,各トラックは,EOD 制御パケットを含む。データ領域は,追記録してもよい(12.3 参照)

15.7  パーティションの終端(EOP)  EOP は,テープ計数で規定するパーティションの仮想終端で(附

属書 参照),パーティションのデータを次のパーティションに重ね書きすることを防ぐ。


58 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 A(規定)テープ及びリーダの光透過率の測定方法

A.1  概要  この附属書は,テープの光透過率の測定装置及び測定方法を規定する。

光透過率は,測定装置に試験片を入れないときの計測値と入れたときの計測値の比を百分率(%)で表

す。

A.2  測定装置の構成  測定装置の構成は,次による。

−  光源

−  光検出部

−  測定用マスク

−  光学系

−  測定回路

A.2.1  光源  光源は,次のパラメータをもつ赤外線発光ダイオード(LED)を使用する。

波長:

850 nm

± 50 nm

半値幅:

± 50 nm

A.2.2  光検出部  光検出部は,平らなシリコンフォトダイオードを用い,閉回路で動作する。 
A.2.3  測定用マスク  測定用マスクは,厚さを 2 mm とし,孔の直径(d)をフォトダイオードの受光領

域の 80  %∼100  %の大きさに設定する。

表面は,黒のつや消しとする。

試験片は,マスクの孔を覆い,かつ,周りの光が漏れないようにマスクに固定する。

A.2.4  光学系(附属書 図 1)  光は,マスクに垂直に入射し,光源からマスクまでの距離(L)は,次の

式による。

L = d / 2 tan  α

ここに,

d: mm

α:  光軸上の最大光量に対して 95  %以上の光量がある領域に設定

A.2.5  仕上げ  装置全体は,つや消しの黒いケースで覆う。 
A.2.6  測定回路(附属書 図 2)  測定回路は,次による。

E

:出力電圧可変の定電圧電源

R

:電流制限用の抵抗器

LED

:赤外線発光ダイオード

Di

:シリコンフォトダイオード

A

:演算増幅器

R

f0

,R

f1

:帰還用の抵抗器

S

:増幅率切替えスイッチ

V

:電圧計

LED に流れる電流,すなわち,照射力は,供給電圧(E)によって変化させる。

Di は,回路を閉じて動作させる。

演算増幅器の出力電圧は,次による。

V

0

 = I

k

  ×  R

f


59

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

ここに,

I

k

: Di の閉回路での電流

出力電圧は,光量に比例する。

R

f0

  及び  R

f1

  は,許容誤差 1 %で,温度による抵抗変化の小さい抵抗器とする。これらの抵抗値の比は,

次の式による。

R

f0

R

f1

 = 1/20

A.3  測定方法  測定方法は,次による。

−  スイッチ(S)を位置(0)に設定する。

−  試験片を取り付けないで,電圧計(V)の指示がフルスケール(100  %)になるように LED の供給

電圧(E)を変化させる。

−  リーダテープ又はトレーラテープをマスクに取り付ける。このときの電圧計は,60  %∼100  %を示

す。

−  磁気テープの試験片をマスクに取り付ける。スイッチ(S)を位置(1)に設定する。このときの電

圧計のフルスケールは,光透過率 5  %を示す。

附属書   1  光学系の構成

附属書   2  測定回路

2

α

 L 


60 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 B(規定)パケット ECC

パケット ECC 検査バイトは,リード・ソロモン符合とする。パケット ECC の生成多項式は,次による。

( )

(

)

å

=

+

=

1

0

i

i

x

x

g

α

符号シンボルは,ガロア体 GF(256)とする。ガロア体の生成多項式

p

(

x

)は,次による。

( )

1

2

3

4

8

+

+

+

+

=

x

x

x

x

x

p

パケット ECC 検査バイトは,72 個のパケットバイトから情報多項式に

x

8

を乗算し,次に

g

(

x

)を除算し

て得る。この除算の剰余は,パケット ECC の 2 個の検査バイトとする。

情報多項式は,2 個の VPA バイト,2 個の LPA バイト,64 個のデータバイト及び 4 個の CRC バイト(合

計 72 バイト)からなる。VPA の最初のバイトは,最上位係数とし,最後の CRC バイトは,最下位係数と

する。


61

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 C(規定)セグメント ECC

各セグメントは,4 種類の ECC パケットを生成する(行 ECC,列 ECC,対角 ECC 及び特別 ECC)

。同

じアルゴリズムを用いて,4 種類の ECC を生成する。

セグメント ECC 検査バイトは,リードソロモン符合とする。セグメント ECC 生成多項式は,次による。

( )

å

=

+

=

1

0

)

(

i

i

x

x

g

α

符号シンボルは,ガロア体

GF(256)

とする。ガロア体の生成多項式

p(x)

は,次による。

( )

1

2

3

7

8

+

+

+

+

=

x

x

x

x

x

p

セグメント

ECC

検査バイトは,

32

個のセグメントバイトから情報多項式に

x

8

を乗算し,次に

g(x)

を除

算して得る。この除算の剰余は,セグメント

ECC

2

個の検査バイトとする。

情報多項式は,同じバイト数の

32

個の異なるパケットからなる。行

ECC

,列

ECC

及び特別

ECC

の場

合,最下位番号パケットのバイトは,最上位係数とし,最上位番号パケットは,最下位係数とする。対角

ECC

の場合,行番号が対角番号に等しいパケットのバイトは,最上位係数とし,行番号が対角番号マイナ

1

mod 32

)に等しいパケットのバイトは,最下位係数とする。


62 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 D(規定)セグメントオーバーヘッド CRC の生成

セグメントオーバーヘッドは,次の

3

種類の

8

ビット

CRC

からなる。

1

) LBS

境界フィールド

CRC

2

)

メインキーフィールド

CRC

3

)

1LBS

属性フィールド

CRC

3

種類の

CRC

の生成は,次の生成多項式による。

( )

0

2

7

8

x

x

x

x

x

g

+

+

+

=

CRC

は,特定のセグメントオーバーヘッドフィールドごとに生成し,オーバーヘッドフィールド全体か

ら情報多項式に

x

8

を乗じ,次に

g

(x)

で除して得る。この除算の剰余は,

8

ビット

CRC

とする。

情報多項式は,特定のセグメントオーバーヘッドの全ビットからなる。特定のセグメントオーバーヘッ

ドフィールドの第一(最下位アドレス)バイトは,最上位係数とし,最後(最上位アドレス)のバイトは,

最下位係数とする。各バイトのビット

0

は,最上位係数とし,ビット

7

は,最下位係数とする。

CRC

レジスタは,各セグメントオーバーヘッドフィールドごとに

0

に初期化する。


63

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 E(規定)セグメントデータ CRC の生成

セグメントデータ

CRC

の生成は,次の生成多項式による。

( )

0

1

2

4

5

7

8

10

11

12

16

22

23

26

32

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

g

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

=

セグメント

CRC

は,セグメントデータパケットごとに生成し,セグメントデータ全体から情報多項式に

x

32

を乗じ,次に

g

(x)

で除して得る。この除算の剰余は,

32

ビットセグメントデータ

CRC

とする。

情報多項式は,セグメントデータパケットの全ビットからなる。セグメントのパケット

0

の第一バイト

は,最上位係数とし,セグメントのデータ領域に含む最後パケットの最後のバイトは,最下位係数とする。

各バイトのビット

7

は,最上位係数とし,ビット

0

を最下位係数とする。

セグメントデータ

CRC

レジスタは,各セグメントごとに

0

に初期化する。


64 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 F(規定)パケット CRC の生成

パケット

CRC

の生成は,次の生成多項式による。

( )

0

1

4

6

8

10

12

13

15

17

18

20

21

22

32

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

x

g

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

=

パケット

CRC

は,パケットの

VPA

LPA

及びデータフィールドからの情報多項式に

x

32

を乗じ,次に

g

(x)

で除して得る。この除算の剰余は,

32

ビットパケット

CRC

とする。

情報多項式は,パケットの

VPA

LPA

及びデータフィールドの全ビットからなる。

VPA

の第一バイトは,

最上位係数とし,データ領域の最後(第

64

番目)のバイトは,最下位係数とする。各バイトのビット

7

は,最上位係数とし,ビット

0

は,最下位係数とする。

パケット

CRC

レジスタは,各セグメントごとに

0

に初期化する。


65

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 G(規定)8 ビットバイトから 14 ビットパターンへの変換

附属書 表 からコードワードの選択は,第一基準(

1A

及び

1B

)を満たすこととする。少なくとも

1

個のコードワードは,

附属書 表 の定義を満たさなければならない。

1

) A

)最終デジタル合計値(

DSV

)は,−

2

0

又は+

2

とする。

B

)直前のコードワードの結合は,ランレングス違反をしてはならない。新しいコードワードの

2

ビットとそれに隣接する直前のコードワードの最後の

6

ビットは,単独の孤立した

1

(又は

0

又は

8

個の

1

(又は

0

)をもってはならない。

1

個のコードワードだけがステップ

1

を満たすとき,コードワードは,そのシンボルに用いる。ステッ

1

を満たす幾つかの可能なコードワードがあるとき,次のステップを行う。

2

)

ビット変化の最大数をもつコードワードを選択する。直前のコードワードの最終ビットは,変化数

を計数するとき考慮する。

  1

個以上のコードワードがステップ

2

の後に残るとき,次のステップ

3

を行う。

3

) 1

個以上のコードワードがステップ

2

の後に残るとき,

0

の最終

DSV

をもつコードワードを選択す

る。

1

個以上のコードワードがこれを満たすとき,コードワードは,次のように解決する:

1

MSB

をもつコードワードを選択する。コードワードが同じ

MSB

をもつとき,最も負のコードデジタル

合計(

CDS

)をもつコードワードを選択する。

4

)

ステップ

3

を満たすコードワードがないとき,ステップ

2

の結果を次のように解決する:

1

MSB

をもつコードワードを選択する。コードワードが同じ

MSB

をもつとき,最も負のコードデジタル

合計(

CDS

)をもつコードワードを選択する。

次の表で(

31

)∼(

7F

A1

)∼(

C5

DA

)∼(

E9

)及び(

F4

)∼(

FD

)は,

4

個のコードワード

をもち,他のすべての値は,

2

個のコードワードをもつ


66 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書   1  ビットから 14 ビットへの変換

バイト

(10 進数)

バイト

(16 進数)

表 1 パターン

表 2 パターン

表 3 パターン

表 4 パターン

0

(00) 01111110000001

10000001111110

1

(01) 01111100110000

10000011001111

2

(02) 01111100011000

10000011100111

3

(03) 01111100001100

10000011110011

4

(04) 01111100000110

10000011111001

5

(05) 01111100000011

10000011111100

6

(06) 01111001110000

10000110001111

7

(07) 01111001100001

10000110011110

8

(08) 01111000111000

10000111000111

9

(09) 01111000110001

10000111001110

10

(0A) 01111000011100 10000111100011

11

(0B) 01111000011001

10000111100110

12

(0C) 01111000001110 10000111110001

13

(0D) 01111000000111 10000111111000

14

(0E) 01110011110000 10001100001111

15

(0F) 01110011100001

10001100011110

16

(10) 01110011001100

10001100110011

17

(11) 01110011000110

10001100111001

18

(12) 01110011000011

10001100111100

19

(13) 01110001111000

10001110000111

20

(14) 01110001110001

10001110001110

21

(15) 01110001100110

10001110011001

22

(16) 01110001100011

10001110011100

23

(17) 01110000111100

10001111000011

24

(18) 01110000111001

10001111000110

25

(19) 01110000110011

10001111001100

26

(1A) 01110000011110 10001111100001

27

(1B) 01110000001111 10001111110000

28

(1C) 01100111110000 10011000001111

29

(1D) 01100111100001

10011000011110

30

(1E) 01100111001100

10011000110011

31

(1F) 01100111000110

10011000111001

32

(20) 01100111000011

10011000111100

33

(21) 01100110011100

10011001100011

34

(22) 01100110011001

10011001100110

35

(23) 01100110001110

10011001110001

36

(24) 01100110000111

10011001111000

37

(25) 01100011111000

10011100000111

38

(26) 01100011110001

10011100001110

39

(27) 01100011100110

10011100011001

40

(28) 01100011100011

10011100011100

41

(29) 01100011001110

10011100110001

42

(2A) 01100011000111

10011100111000

43

(2B) 01100001111100 10011110000011

44

(2C) 01100001111001

10011110000110


67

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

45

(2D) 01100001110011

10011110001100


68 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書   1  ビットから 14 ビットへの変換(続き)

バイト

(10 進数)

バイト

(16 進数)

表 1 パターン

表 2 パターン

表 3 パターン

表 4 パターン

46

(2E) 01100001100111

10011110011000

47

(2F) 01100000111110

10011111000001

48

(30) 01100000011111

10011111100000

49

(31) 01111111001100

10000000110011

01111100000001 10000011111110

50

(32) 01111001100000

10000110011111 01111111000110 10000000111001

51

(33) 01111000110000

10000111001111 01111111000011 10000000111100

52

(34) 01111000011000

10000111100111 01111110011100 10000001100011

53

(35) 01111110011001

10000001100110

01111000001100 10000111110011

54

(36) 01111000000110

01111110001110 10000001110001 10000111111001

55

(37)  01111110000111 10000001111000

01111000000011 10000111111100

56

(38) 01110011100000

10001100011111 01111100111100 10000011000011

57

(39) 01110011000001

10001100111110 01111100111001 10000011000110

58

(3A) 01111100110011 10000011001100

01110001110000 10001110001111

59

(3B) 01110001100001

10001110011110 01111100011110 10000011100001

60

(3C) 01110000111000

10001111000111 01111100001111 10000011110000

61

(3D) 01110000110001

10001111001110 01111001111100 10000110000011

62

(3E) 01111001111001 10000110000110

01110000011100 10001111100011

63

(3F)  01111001110011 10000110001100

01110000011001 10001111100110

64

(40) 01111001100111

10000110011000

01110000001110 10001111110001

65

(41) 01111000111110

10000111000001

01110000000111 10001111111000

66

(42) 01100111100000

10011000011111 01111000011111 10000111100000

67

(43) 01100111000001

10011000111110 01110011111100 10001100000011

68

(44) 01100110011000

10011001100111

01110011111001 10001100000110

69

(45) 01100110001100

10011001110011

01110011110011 10001100001100

70

(46) 01100110000110

10011001111001

01110011100111 10001100011000

71

(47)  01110011001111 10001100110000

01100110000011 10011001111100

72

(48) 01100011110000

10011100001111 01110001111110 10001110000001

73

(49) 01100011100001

10011100011110 01110000111111 10001111000000

74

(4A) 01100011001100

10011100110011

01100111111100 10011000000011

75

(4B) 01100011000110

10011100111001

01100111111001 10011000000110

76

(4C) 01100011000011

01100111110011 10011000001100 10011100111100

77

(4D) 01100111100111 10011000011000

01100001111000 10011110000111

78

(4E) 01100001110001

10011110001110 01100111001111 10011000110000

79

(4F) 01100001100110

10011110011001

01100110011111 10011001100000

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91

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70 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書   1  ビットから 14 ビットへの変換(続き)

バイト

(10 進数)

バイト

(16 進数)

表 1 パターン

表 2 パターン

表 3 パターン

表 4 パターン

92

(5C) 01100001100001

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X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

137

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11000011100110

附属書   1  ビットから 14 ビットへの変換(続き)

バイト

(10 進数)

バイト

(16 進数)

表 1 パターン

表 2 パターン

表 3 パターン

表 4 パターン

138

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附属書   1  ビットから 14 ビットへの変換(続き)

バイト

(10 進数)

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(16 進数)

表 1 パターン

表 2 パターン

表 3 パターン

表 4 パターン

184

(B8)  11100011001110 00011100110001

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11100111110000 00110011111110 11001100000001

198

(C6) 00011111110000 11100000001111

199

(C7) 00011111100001 11100000011110

200

(C8) 00011111001100 11100000110011

201

(C9) 00011111000110 11100000111001

202

(CA) 00011111000011 11100000111100

203

(CB) 00011110011100 11100001100011

204

(CC) 00011110011001

11100001100110

205

(CD) 00011110001110 11100001110001

206

(CE) 00011110000111 11100001111000

207

(CF) 00011100111100 11100011000011

208

(D0) 00011100111001

11100011000110

209

(D1) 11100011001100

00011100110011

210

(D2) 00011100011110 11100011100001

211

(D3) 00011100001111 11100011110000

212

(D4) 00011001111100 11100110000011

213

(D5) 00011001111001

11100110000110

214

(D6) 11100110001100

00011001110011

215

(D7) 00011001100111

11100110011000

216

(D8) 00011000111110 11100111000001

217

(D9) 00011000011111 11100111100000

218

(DA) 00001110000011

11110001111100 00011111110001 11100000001110

219

(DB) 00011111100110 11100000011001

00001100000111 11110011111000

220

(DC) 00011111100011 11100000011100

00001111110000 11110000001111

221

(DD) 00011111001110 11100000110001

00001111100001 11110000011110

222

(DE) 00001111001100

00001111001100

00011111000111 11100000111000

223

(DF) 00001111000110

11110000111001 00011110011110 11100001100001

224

(E0) 00001111000011

11110000111100 00011110001111 11100001110000

225

(E1) 00001110011100

11110001100011 00011100111110 11100011000001

226

(E2) 00001110011001

11110001100110 00011100011111 11100011100000


73

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

227

(E3) 00001110001110

11110001110001 00011001111110 11100110000001

228

(E4) 00001110000111

11110001111000 00011000111111 11100111000000

229

(E5) 00001100111100

11110011000011 00011111110011 11100000001100

附属書   1  ビットから 14 ビットへの変換(続き)

バイト

(10 進数)

バイト

(16 進数)

表 1 パターン

表 2 パターン

表 3 パターン

表 4 パターン

230

(E6) 00001100111001

11110011000110 00011111100111 11100000011000

231

(E7) 00001100110011

11110011001100 00011111001111 11100000110000

232

(E8) 00001100011110

11110011100001 00011110011111 11100001100000

233

(E9) 00001100001111

11110011110000 00011100111111 11100011000000

234

(EA) 00001111111000 11110000000111

235

(EB) 00001111110001 11110000001110

236

(EC) 00001111100110 11110000011001

237

(ED) 00001111100011 11110000011100

238

(EE) 00001111001110 11110000110001

239

(EF) 11110000111000 00001111000111

240

(F0) 00001110011110

11110001100001

241

(F1) 00001110001111 11110001110000

242

(F2) 00001100111110

11110011000001

243

(F3) 00001100011111 11110011100000

244

(F4) 00001111111001

11110000000110

00000111111000 11111000000111

245

(F5) 00000111110001

11111000001110 00001111110011 11110000001100

246

(F6) 00000111100110

11111000011001 00001111100111 11110000011000

247

(F7) 00000111100011

11111000011100 00001111001111 11110000110000

248

(F8) 00000111001110

11111000110001 00001110011111 11110001100000

249

(F9) 00000111000111

11111000111000 00001100111111 11110011000000

250

(FA) 00000110011110

11111001100001 00000111111100 11111000000011

251

(FB) 00000110001111

11111001110000 00000111111001 11111000000110

252

(FC) 11111000001100 00000111110011

253

(FD) 00000111100111 11111000011000

254

(FE) 00000111001111 11111000110000

255

(FF) 00000110011111 11111001100000


74 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 H(規定)ビットシフトの測定方法

H.1

記録装置  試験テープは,情報交換に使用する磁気テープ装置で記録する。

テープは,システムの動作に支障がないように記録されているものを用いる。

H.2

読取り装置  読取りヘッドの出力電圧の絶対値は,規定しない。ただし,読取りヘッド,前置増幅

器,回転トランス及びヘッドとテープの相対速度は,低い信号対雑音比に起因する問題が発生しないよう

に選択する。この試験は,リードアフターライトモードで実行する。

読取りヘッド

ギャップ長

0.25 µm ± 0.03 µm

トラック幅

9.10 µm ± 1.10 µm

正アジマス

20.00 ° ± 0.16 °

負アジマス

:−

20.00 ° ± 0.16 °

H.3

測定方法  平均ビットセルの長さ(

L

)は,試験ゼロ交差点(

TZC

)の両側にある二つの基準ゼロ交

差点(

RZC

)の間隔から得る。基準ゼロ交差点は,最大物理記録密度で少なくとも両側にそれぞれ

2

個以

上のビット“

1

”のゼロ交差点をもつようなビット“

1

”のゼロ交差点とする。

RZC

は,その変化率を

2

未満に保つため,

40

ビットセル以下とする(

附属書 図 参照)。

13.2 に規定したビットシフト値は,データパターンを附属書 の規定によって記録した場合に適用する。

H.4

データ分析

ここに,

RZC

:基準ゼロ交差点

TZC

:試験ゼロ交差点

Pn

  :

n

番目の“

1

”のゼロ交差点の位置

二つの基準ゼロ交差点の間にあるビットセルの数を

n

としたとき,平均ビットセル長は,次による。

n

P

P

L

1

3

=

最初の基準ゼロ交差点と試験ゼロ交差点との間に

m

ビットの間隔がある場合,ビットシフト

(BS

)は,

次による。

%

100

)

(

shift

Bit

1

2

×

=

L

P

P

mL


75

X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書   1  波形の測定


76 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 J(規定)テープ計数

テープ計数は,

VXA-1

フォーマットの各種要素の位置を示すのに用いる。テープ計数に関連する要素は,

次による。

・制御パケット

・利用者パーティション

・システムパーティション

THR

・利用者使用者データの開始

・データの終端(

EOD

TDR

・終端予告

・パーティションの終端(

EOP

・最後の

LBA

各種テープは,

BOT

でテープ計数を初期値に設定し,仮想

EOT

でテープ計数を最大値に設定する。テ

ープ計数は,テープが供給リールから巻取りリールへ移動するごとに

 1

を加算する。テープ計数は,テー

プが巻取りリールから供給リールへ移動するごとに

 1

を減算する。

VXA-1

フォーマットで使用するテープ計数の固定値は,次による。

附属書   1  テープ計数の固定値

タイプ  A(170 m)

タイプ  B(107 m)

タイプ  C(62 m)

BOT のテープ計数値

(100)

(100)

(100)

テープ計数の最大値

(AD80)

(7DB0)

(5380)

BOT とシステムパーティション間の
テープ計数値

(A6)

(AE)

(BB)

シ ス テ ム パ ー テ ィ シ ョ ン デ ー タ
(BOD / TDR / EOD)のテープ計数値

(A0)

(A7)

(B0)

終端予告領域のテープ計数値

(53)

(53)

(5D)

EOP のテープ計数値

(53)

(53)

(5D)

最終パーティションの EOP の終端で
可能な最大テープ計数値

(ACDA)

(7D02)

(52C5)


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X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)

附属書 K(参考)輸送条件

この附属書は,カートリッジの望ましい輸送条件を記述するもので,規定の一部ではない。

K.1

環境条件  カートリッジの輸送時の環境条件は,次によることが望ましい。

温度

:−

 40 °C

 45 °C

相対湿度

5

 80

湿球温度

26 °C

以下

カートリッジの内部及び表面は,結露させない。

K.2

カートリッジの輸送条件  カートリッジの輸送は,次による。

K.2.1

衝撃及び振動  輸送中のカートリッジへの損傷を最小限にするために,次のような対策をとること

が望ましい。

カートリッジを変形させるおそれがある機械的な荷重を加えない。

カートリッジは,

1 m

を超える高さから落下させない。

カートリッジは,十分な衝撃吸収材をもった強固な箱の中に収納する。

カートリッジの収納箱は,内部が清浄で,かつ,じんあい(塵埃)

,水などの侵入がない構造とする。

カートリッジの収納箱内での収納方法は,テープリールの中心軸が水平になるようにする。

カートリッジの収納箱は,正しい方向(天地)に置けるように明確な表示をする。

K.2.2

極端な温度差及び湿度  温度及び湿度の急激な変化は,どのような場合でも可能な限り回避する。

輸送されたカートリッジは,必ず使用環境条件に最低

24

時間放置する。

K.2.3

誘導磁界の影響  カートリッジとカートリッジ収納箱の最外壁との距離は,外部磁界の影響による

信号破壊の危険性を最小限にするため,

80 mm

以上とする。


78 
X 6178:2006 (ISO/IEC 20062:2001)