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X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

(1) 

目次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  適合性

1

3.

  引用規格

1

4.

  用語の定義

2

4.1

  交流消去

2

4.2

  アルゴリズム

2

4.3

  平均信号振幅

2

4.4

  アジマス

2

4.5

  裏面

2

4.6

  ビットセル

2

4.7

  バイト

2

4.8

  カートリッジ

2

4.9

  圧縮データ

2

4.10

  巡回冗長検査文字

2

4.11

  誤り訂正符号

2

4.12

  磁束反転位置

2

4.13

  磁束反転間隔

2

4.14

  論理レコード

2

4.15

  磁気テープ

2

4.16

  標準テープ

2

4.17

  PBOT

2

4.18

  PEOT

2

4.19

  記録密度

2

4.20

  副標準信号振幅

2

4.21

  副基準磁界

2

4.22

  副標準テープ

2

4.23

  基準電流

3

4.24

  テープ基準縁

3

4.25

  試験記録電流

3

4.26

  トラック

3

4.27

  ティピカル磁界

3

4.28

  非圧縮データ

3

5.

  環境条件及び安全性

3

5.1

  試験環境条件

3

5.2

  使用環境条件

3


X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

目次

(2) 

5.3

  保存環境条件

3

5.4

  輸送

3

5.5

  安全性

3

5.6

  燃焼性

3

6.

  カートリッジの寸法及び機械的特性

3

6.1

  概要

3

6.2

4

6.3

  保持領域

4

6.4

  カートリッジ挿入部

4

6.5

5

6.6

  ローディンググリッ

5

6.7

  ラベル領

5

6.8

  基準領域及び基準

5

6.9

  支持領域

6

6.10

  識別

7

6.11

  書込み禁止

7

6.12

  位置決め

7

6.13

  リッ

8

6.14

  リールロッ

9

6.15

  リール受け

9

6.16

  リールと駆動スピンドルとの接触領

9

6.17

  光通過経

10

6.18

  ケース内のテープの位

10

6.19

  テープ走行領

11

6.20

  テープ引出し開口

11

6.21

  テープ引出し開口部の要求事

11

7.

  テープの機械的特性,物理的特性及び寸法

26

7.1

  材料

26

7.2

  長さ

26

7.2.1

  磁気テープの長さ

26

7.2.2

  リーダテープ及びトレーラテープの長さ

26

7.2.3

  接合テープの長さ

26

7.3

  幅

26

7.4

  連続性

26

7.5

  厚さ

26

7.5.1

  磁気テープの厚さ

26

7.5.2

  リーダテープ及びトレーラテープの厚さ

26

7.6

  長手方向の湾曲

26

7.7

  カッピング

26

7.8

  塗布面の接着強

26


X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

目次

(3) 

7.9

  層間の粘着

27

7.10

  引張強度

27

7.10.1

  破断強度

27

7.10.2

  降伏強度

27

7.11

  残留伸び

27

7.12

  表面の電気抵抗

27

7.13

  テープの巻き方

28

7.14

  光透過率

28

8.

  磁気記録特性

28

8.1

  試験条件

28

8.2

  ティピカル磁界

28

8.3

  平均信号振幅

28

8.4

  分解能

28

8.5

  狭帯域の信号対雑音比 (NB-SNR)

29

8.5.1

  要求事項

29

8.5.2

  試験方法

29

8.6

  消去特性

29

8.7

  テープの品質

29

8.7.1

  ミッシングパルス

29

8.7.2

  ミッシングパルスゾーン

29

8.8

  不良テープ

29

9.

  フォーマット

29

9.1

  概要

29

9.2

  情報マトリクス

30

9.2.1

  情報マトリクスのロード

30

10.

  記録方式

34

10.1

  記録密度

34

10.1.1

  長周期平均ビットセル長

34

10.1.2

  短周期平均ビットセル長

34

10.1.3

  短周期平均ビットセル長の変動率

34

10.2

  ビットシフト

34

10.3

  情報交換時の再生信号振幅

34

10.3.1

  データ信号の平均信号振幅

35

10.3.2

  サーボ信号の平均信号振幅

35

10.4

  消去

35

11.

  トラック

35

11.1

  トラックの位置

35

11.2

  トラック間隔

36

11.2.1

  隣接トラック間隔

36

11.2.2

  平均トラック間隔

36


X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

目次

(4) 

11.3

  トラック幅

36

11.4

  トラック角

37

11.5

  トラックエッジの直線性

37

11.6

  アジマス角

37

12.

  トラックのフォーマット

37

12.1

  チャネルビット

37

12.2

  情報セグメント

37

12.2.1

  ビット同期フィールド

37

12.2.2

  情報セグメント番号

37

12.2.3

  情報セグメントフィールド

38

12.3

  情報ブロック

39

12.4

  物理トラックの形式

39

12.4.1

  T1 トラック,T2 トラックの構

39

12.5

  サーチフィールドゾーン

40

12.5.1

  サーチフィールドデータゾー

40

12.5.2

  サーチフィールドゾーンシーケンスの記録

42

12.6

  サーボゾーン

42

12.6.1

  第 1 サーボゾーン

42

12.6.2

  第 2 サーボゾーン

43

12.6.3

  第 3 サーボゾーン

43

12.7

  情報トラック

43

12.7.1

  フォーマットトラック

43

12.7.2

  データトラック

43

12.7.3

  ロングテープマークトラック

43

12.7.4

  ギャップトラック

43

12.7.5

  エンドオブデータトラック

43

13.

  テープマーク

43

13.1

  ロングテープマーク

43

13.2

  ショートテープマーク

43

14.

  エンドオブデータ

44

15.

  ID 情報

44

15.1

  物理ブロック ID

44

15.2

  論理ブロック ID

44

15.3

  論理レコード ID

44

15.4

  ブロック形式

44

15.4.1

  データブロック

45

15.4.2

  ギャップブロック

45

15.4.3

  フォーマットブロック

46

15.4.4

  ロング/ショートテープマークブロック

46

15.4.5

  エンドオブデータブロック

47


X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

目次

(5) 

16.

  再書込み情報ブロック

47

17.

  テープの物理フォーマット

47

17.1

  初期消去領域

47

17.2

  LBOT 領域

47

17.3

  テープの使用可能領域

48

附属書 A(規定)  光透過率の測定方法

49

附属書 B(規定)  ビットシフトの測定方法

51

附属書 C(規定)  8 ビットバイトから 10 ビットパターンへの変換

53

附属書 D(参考)  輸送条件

57

附属書 E(参考)  不良テープ

58


日本工業規格

JIS

 X

6142

-1995

 (

12246

: 1993

)

8mm

幅,ヘリカル走査記録,

情報交換用磁気テープカートリッジ,

デュアルアジマス様式

8 mm wide magnetic tape cartridge dual azimuth format for

information interchange

−Helical scan recording

日本工業規格としてのまえがき 

この規格は,1993 年初版として発行された ISO/IEC 12246 (Information technology-8mm wide magnetic tape

cartridge dual azimuth format for information interchange

−Helical scan recording)  を翻訳し,技術的内容及び規

格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

1.

適用範囲  この規格は,電子計算機,関連周辺端末機器などの機器及びシステム間で情報交換用に用

いる 8mm 幅,ヘリカル走査記録,磁気テープカートリッジ(以下,カートリッジという。

)の物理的特性

及び磁気的特性について規定する。この規格は,JIS X 0601 とともに,テープカートリッジを媒体として

情報交換に使用できるように磁気テープカートリッジの記録信号の品質,フォーマット及び記録様式を規

定する。この規格は,JIS X 6141(8mm 幅,ヘリカル走査記録,情報交換用磁気テープカートリッジ)を

基本としているが,記録容量を 2 倍とするために,デュアルアジマス様式を用いている。記録様式は,可

変長論理レコード,高速サーチ及び登録されたデータ圧縮アルゴリズムを適用する。

2.

適合性  カートリッジは,この規格のすべてを満たすとき,この規格に適合する。テープの要求事項

は,テープの全域について適用する。

3.

引用規格  次の規格は,この規格がよりどころとしている規格を含んでいる。出版時に明示されてい

る版号が有効であるが,すべての規格は改正されるので,この規格の関係者は,次の最新のものを調査し

適用するよう推奨する。

ISO/R 527 : 1966

  Plastics−Determination of tensile properties

ISO 1001 : 1986

  Information processing−File structure and labelling of magnetic tapes for

information interchange

備考  JIS X 0601-1990  (情報交換用磁気テープのラベル及びファイル構成)が,この国際規格と

一致している。

ISO 1302 : 1992

  Technical drawings−Method of indicating surface texture


2

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ISO/IEC 11319 : 1993

  Information technology − 8 mm wide magnetic tape cartridge for

information interchange

−Helical scan recording

ISO/IEC 11576 : 1993

  Information technology−Procedure for the registration of algorithms for

the lossless compression of data

IEC 950 : 1990

  Safety of information technology equipment, including electrical business

equipment

4.

用語の定義  この規格で用いる用語の定義は,次による。

4.1

交流消去  (a. c. erase)    減衰する交流磁界を用いた消去。

4.2

アルゴリズム  (algorithm)    論理的に表現したデータに変換する規則。

4.3

平均信号振幅  (Average Signal Amplitude)    規定の記録密度で記録したテープ上のミッシングパルス

がない部分の長さ 1.40mm 以上にわたって測定した読取りヘッドの出力電圧の平均ピーク値 (P−P)。

4.4

アジマス  (azimuth)    磁束反転のトラックの中心線に垂直な直線に対する角度の偏差。

4.5

裏面  (back surface)    データの記録に使う磁性面の反対側のテープの面。

4.6

ビットセル  (bit cell)    トラックに記録するデータの 1 ビットの領域。

4.7

バイト  (byte)    一単位として取り扱われるビット列。

4.8

カートリッジ  (cartridge)    一組のリールに巻かれた磁気テープを収納したケース。

4.9

圧縮データ  (compressed data)    データ圧縮アルゴリズムによって変換処理したデータ。

4.10

巡回冗長検査文字  [Cyclic Redundancy Check (CRC) Character]  誤り検出及び誤り訂正のために巡回

符号として用いる文字。

4.11

誤り訂正符号  [Error Correcting Code (ECC)]  誤りを自動訂正できるように設計された符号。

4.12

磁束反転位置  (flux transition position)    テープ表面に垂直の方向に磁束密度が最大となる点。

4.13

磁束反転間隔  (flux transition spacing)    一つのトラックに沿って連続する磁束反転の長さ。

4.14

論理レコード  (logical record)    ホストから送られて,情報の単位として取り扱うデータ。

4.15

磁気テープ  (magnetic tape)    磁気記録によってデータを記録できる磁性表面層をもつテープ。

4.16

標準テープ  (Master Standard Reference Tape)    平均信号振幅,ティピカル磁界及び分解能の標準とし

て用いるテープ。

参考  標準テープは,ソニー株式会社で管理されている。

4.17  PBOT (Physical Beginning of Tape)

  磁気テープ始端での磁気テープとリーダテープとの接合箇所。

4.18  PEOT (Physical End of Tape)

  磁気テープ終端での磁気テープとトレーラテープとの接合箇所。

4.19

記録密度  (physical recording density)   トラックの長さ 1mm 当たりに記録される磁束反転数

(ftpmm)

4.20

副標準信号振幅  (Secondary Reference Amplitude)    副標準テープに記録密度 2 236ftpmm の信号を試

験記録電流で記録したときの平均信号振幅。

4.21

副基準磁界  (Secondary Reference Field)    副標準テープのティピカル磁界。

4.22

副標準テープ  (Secondary Standard Reference Tape)    テープの平均信号振幅,ティピカル磁界及び分

解能を標準テープのそれらと比較するために用い,その特性と標準テープの特性との偏差が明示されて,

実測値の偏差を補正することによって,間接的に供試テープと標準テープとの特性の比較を行うことを可

能とするテープ。

参考  副標準テープは,東京都品川区北品川 6-7-35  ソニー株式会社記録メディア営業本部データメ


3

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ディア営業部が,部品番号 RSE-5001 で 2001 年まで供給する。

4.23

基準電流  (Standard Reference Current)    副基準磁界を生じさせる記録電流。

4.24

テープ基準縁  (Tape Reference Edge)    テープの記録面を上側にして水平に置き,繰出しリールが右

側となるように見たときのテープの下端。

4.25

試験記録電流  (Test Recording Current)    基準電流の 1.5 倍。

4.26

トラック  (track)    磁気反転を直列に記録するテープ上の斜めの領域。

4.27

ティピカル磁界  (Typical Field)    記録密度 2 236ftpmm で連続する磁束反転を記録して,これを再生

するとき,その再生出力電圧が最大出力電圧(飽和値)の 90%となる最小印加磁界。

4.28

非圧縮データ  (uncompressed data)    データ圧縮アルゴリズムによって変換処理されていないホスト

からのデータ。

5.

環境条件及び安全性  次に規定する条件は,カートリッジ近傍の環境条件である。この条件を超えた

環境にさらされたカートリッジは,機能的に使用可能であっても恒久的な損傷を受ける原因となる。

5.1

試験環境条件  試験環境条件は,規定がない限り次による。

温度 23℃±2℃

相対湿度 40%∼60%

試験前放置時間 24 時間

5.2

使用環境条件  使用環境条件は,次による。

温度

5

℃∼45℃

相対湿度 20%∼80%

湿球温度 26℃以下

カートリッジの内部及び表面は,結露してはならない。

カートリッジが保存時又は輸送時に使用環境条件を超えた場合,使用環境条件以外の環境条件に放置し

た時間と同等以上又は最大 24 時間,使用環境条件に放置してから使用しなければならない。

参考  急激な温度変化は,避けることが望ましい。

5.3

保存環境条件  保存環境条件は,次による。

温度

5

℃∼32℃

相対湿度 20%∼60%

湿球温度 26℃以下

周辺磁界は,テープ上で 4 000A/m を超えてはならない。カートリッジの内部及び表面は,結露しては

ならない。

5.4

輸送  カートリッジの輸送条件及び輸送での損傷を最小限にするための諸注意は,附属書 による。

5.5

安全性  カートリッジ及びその構成部品は,IEC 950 の規定を満たさなければならない。

5.6

燃焼性  カートリッジ及びその構成部品の材料は,マッチなどの炎によって着火してもよいが,二

酸化炭素中で燃焼し続けてはならない。

6.

カートリッジの寸法及び機械的特性

6.1

概要  カートリッジは,上ハーフ,下ハーフ,及び上ハーフに取り付けた回転式リッドからなり,

具体図は,次による。

図 は,上側から見たカートリッジの外観を示す。


4

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 は,下側から見たカートリッジの外観を示す。

図 は,リッドが閉じた状態での上面を示す。

図 は,底面,基準領域及び支持領域を示す。

図 は,リッドを開いた状態での底面を示す。

図 は,基準孔及び識別孔の拡大を示す。

図 は,光通過経路孔,識別孔及び書込み禁止孔の断面を示す。

図 は,リッドが閉じたとき,回転しているとき,及び開いたときの詳細を示す。

図 は,リッドロック解除用挿入溝の詳細を示す。

図 10 は,リッドロック解除の要件を示す。

図 11 は,リールロック解除の要件を示す。

図 12 は,リールロック解除に要する力の方向を示す。

図 13 は,リッドロック解除に要する力の方向を示す。

図 14 は,リッド開放に要する力の方向を示す。

図 15 は,光通過経路及び光窓を示す。

図 16 は,テープ走行領域及び光通過経路を示す。

図 17 は,リール及びその断面を示す。

図 18 は,リール及び駆動スピンドルの接触領域の断面を示す。

図 19 は,テープ引出し開口部を示す。

寸法は,三つの直交する基準面 X,Y 及び Z に基づく。

6.2

全体の寸法(

図 参照)リッドが閉じた状態でのケースの全体の寸法は,次による。

l

1

=62.5mm±0.3mm

l

2

=95.0mm±0.2mm

l

3

=15.0mm±0.2mm

ケースの背面から基準面 X までの距離は,次による。

l

4

=47.35mm±0.15mm

ケースの右側面から基準面 Y までの距離は,次による。

l

5

=13.0mm±0.1mm

6.3

保持領域  磁気テープ装置にカートリッジを保持するときの保持領域は,図 の斜線部分とし,そ

の位置及び寸法は,次による。

l

6

≦12.0mm

l

7

≧ 3.0mm

6.4

カートリッジ挿入部  カートリッジは,磁気テープ装置に誤った向きに挿入できないように溝,切

込み及びこう配面からなる非対称のカートリッジ挿入部を設ける。

溝は,リッドロック解除ピンの挿入領域を妨げないように設け,その位置及び寸法は,

図 3,図 及び

次による。

l

8

=79.7mm±0.2mm

l

9

= 1.0mm±0.1mm

l

10

= 0.7mm±0.1mm

l

11

≧ 1.0mm

l

12

= 1.2mm±0.1mm


5

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

l

13

= 0.8mm±0.1mm

l

14

= 1.2mm±0.1mm

l

15

= 0.5mm±0.1mm

l

16

= 1.5mm±0.1mm

l

17

= 1.0mm±0.1mm

l

18

= 3.8mm±0.1mm

l

19

= 0.2mm±0.2mm

l

20

≧ 2.3mm

l

21

= 2.5mm±0.2mm

切込みの寸法は,

図 3,図 及び次による。

l

22

≦7.5mm

l

23

=11.0mm±0.2mm

l

24

=1.5mm±0.1mm

l

25

=1.5mm±0.1mm

リッドの一部は,こう配面とし,その寸法は,

図 及び次による

l

26

=7.7mm

0

.

0

5

.

2

+

mm

l

27

=0.55mm

05

.

0

10

.

0

+

mm

A

1

=17.5°±4.0°

6.5

窓(図 参照)  窓は,リールの一部が見えるように上面に設けてもよいが,カートリッジの高さ

を超えてはならない。

6.6

ローディンググリップ(図 参照)  ローディンググリップは,磁気テープ装置にカートリッジを

自動的に装着するために設け,その位置及び寸法は,次による。

l

28

=39.35mm±0.20mm

l

29

=1.5mm±0.1mm

l

30

=5.0mm±0.3mm

l

31

=2.0mm±0.2mm

A

2

=90°±5°

6.7

ラベル領域(図 参照)  ラベル領域は,カートリッジの背面及び上面に設ける。背面のラベルは,

磁気テープ装置に挿入又は積み重ねたときに目視でき,各ラベルの位置及び寸法は,カートリッジの機構

部の要求事項及び動作を妨げてはならない。

上面のラベル領域は,l

6

及び l

7

で規定した保持領域の内側に入ってはならない。

背面のラベル領域の位置及び寸法は,次による。

l

32

≧0.5mm

l

33

≧1.5mm

l

34

≦80.0mm

ラベル領域のくぼみの深さは,0.3mm 以下とする。

6.8

基準領域及び基準孔(図 4,図 及び図 参照)  環状の基準領域 A,B 及び C は,磁気テープ装

置に装着したときのカートリッジの垂直位置決めに用い,基準面 Z とする(

図 の斜線部参照)。それぞ

れの直径 d

1

は,6.0mm±0.1mm とし,それぞれの基準孔の中心と同心とする。

基準孔 A 及び B の中心は,基準面 X 上とする。


6

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

円形の基準孔 A の中心は,基準面 X 及び Y の交線とする(

図 参照)。

基準孔 B の中心から基準面 Y までの距離は,

図 及び次による。

l

35

=68.0mm±0.1mm

基準孔 C の中心から基準面 Y までの距離は,

図 及び次による。

l

36

=10.20mm±0.05mm

基準孔 D の中心から基準面 Y までの距離は,

図 及び次による。

l

37

=79.2mm±0.1mm

基準孔 C 及び D の中心から基準面 X までの距離は,

図 及び次による。

l

38

=36.35mm±0.08mm

基準孔 A 及び C の直径は,3.00mm

05

.

0

0

+

mm

とし,基準孔 A 及び C の寸法は,

図 及び次による。

l

39

=1.2mm

0

.

1

0

+

mm

l

40

≧2.6mm

l

41

≧1.5mm

l

42

≧4.0mm

l

43

≦0.3mm

A

3

=45°±1°

基準孔 B 及び D の寸法は,

図 及び次による。

l

39

=1.2mm

0

.

1

0

+

mm

l

40

≧2.6mm

l

41

≧1.5mm

l

42

≧4.0mm

l

43

≦0.3mm

l

44

=3.00mm

05

.

0

0

+

mm

l

45

=3.5mm±0.1mm

l

46

=3.00mm±0.05mm

A

3

=45°±1°

r

1

≧1.7mm

6.9

支持領域  カートリッジの支持領域 A,B,C 及び D は,図 の網掛け部とする。支持領域 A,B 及

び C は,基準領域 A,B 及び C からそれぞれ±0.1mm 以内で同一の平面上とする。支持領域 D は,基準面

Z

から±0.15mm 以内で同一の平面上とする。

カートリッジの端から l

49

の距離の領域は,支持領域から除かなければならない。

支持領域の位置及び寸法は,

図 及び次による。

l

35

=68.0mm±0.1mm

l

47

=10.0mm±0.1mm

l

48

=11.0mm±0.1mm

l

49

= 0.5mm±0.1mm

l

50

= 7.0mm±0.1mm

l

51

=30.0mm±0.1mm

l

52

= 5.5mm±0.1mm

l

53

=64.5mm±0.2mm


7

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

6.10

識別孔(図 5,図 及び図 参照)  識別孔は,図 に示す番号 1 から 5 までの 5 個を設け,それぞ

れの位置及び寸法は,次による。

l

54

=43.35mm±0.15mm

l

55

= 3.7mm±0.1mm

l

56

= 2.3mm±0.1mm

l

57

= 6.4mm±0.1mm

l

58

= 3.7mm±0.1mm

l

59

= 2.3mm±0.1mm

l

60

= 6.4mm±0.1mm

l

61

=79.0mm±0.2mm

すべての識別孔は,

図 の断面 F

F

に示す断面構造をもち,直径は,3.0mm±0.1mm とする。

識別孔の寸法は,次による。

l

62

=1.2mm

3

.

0

1

.

0

+

mm

l

63

≧5.0mm

断面図の一つは,プラグで閉じた識別孔を示し,他方は,プラグが打ち抜かれた状態を示す。これらの

プラグは,

最大 0.5N の力を加えても打ち抜かれてはならない。

これらの識別孔の開閉の状態は,

次による。

−  識別孔 1 は,閉じる。

−  識別孔 2 は,公称 13

µm 厚テープの場合,閉じる。

−  識別孔 2 は,公称 10

µm 厚テープの場合,開く。

−  識別孔 3,4 及び 5 は,閉じる。

6.11

書込み禁止孔(図 及び図 参照)  書込み禁止孔の位置及び寸法は,次による。

l

55

= 3.7mm±0.1mm

l

62

= 1.2mm

3

.

0

1

.

0

+

mm

l

63

≧ 5.0mm

l

64

=10.0mm±0.1mm

書込み禁止孔の直径は,3.0mm±0.1mm とする。

書込み禁止孔は,開いた状態で書込み禁止とし,閉じた状態で書込み可能とする。

書込み禁止孔は,可動の機構としてもよい。この場合,書込み禁止孔が目視できなければならない(

3

参照)

。書込み禁止孔を閉じたとき,0.5N の力を加えても開いてはならない。書込み禁止孔の開閉に要す

る力は,1N から 15N までとする。

6.12

位置決め面(図 及び図 参照)  位置決め面は,磁気テープ装置に装着したとき,カートリッジ

の Y 方向の位置決めに用い,その位置及び寸法は,次による。

l

25

= 1.5mm±0.1mm

l

65

= 2.4mm

0

1

.

0

mm

l

66

= 2.4mm

0

1

.

0

mm

l

67

= 1.0mm±0.1mm

l

68

=69.0mm±0.2mm

l

69

=14.65mm±0.10mm

l

70

=13.15mm±0.10mm

A

4

=45°±1°


8

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

6.13

リッド(図 及び図 参照)  装着,格納及び輸送のとき,テープを保護するリッドは,主リッド

及び副リッドからなる。

主リッドは,ケースに取り付けたピボット A を軸として回転する(

図 参照)。ピボット A の位置は,

l

27

及び次による。

l

71

=7.5mm±0.1mm

副リッドは,主リッドに取り付け,主リッドとともに動くピボット B を軸として回転する。リッドが閉

じた状態では,ピボット B の位置は,次による。

l

72

=7.0mm±0.1mm

l

73

=10.1mm±0.1mm

副リッドの回転は,両側のカムによって,

図 に示した経路で制御される。

リッドは,完全に開いた状態では,基準面 Z と平行な l

77

に位置する平面を超えてはならない。

l

74

≧14.8mm

l

75

=11.5mm±0.2mm

l

76

=1.2mm±0.1mm

l

77

≦22.3mm

A

5

=85°±2°

リッドは,部分的に開いた状態では,基準面 Z と平行な l

78

に位置する平面を超えてはならない。

l

78

≦22.5mm

r

2

≦14.9mm

主リッドの位置及び寸法は,

図 3,図 及び次による。

l

71

=7.5mm±0.1mm

l

79

≦8.4mm

l

80

=15.2mm

0

5

.

0

mm

l

81

=15.3mm

0

3

.

0

mm

l

82

=13.15mm±0.10mm

r

3

=14.7mm

0

3

.

0

mm

ロック機構は,装置の解除ピンによって解除される。リッドが閉じロックした位置のとき,リッドロッ

クの解除動作は,

図 10 の斜線部に遮られてはならない。この領域の位置及び寸法は,図 10 及び次による。

l

83

=2.0mm±0.1mm

l

84

=6.3mm±0.2mm

l

85

=1.2mm±0.1mm

A

6

=45°±1°

A

7

=15°±1°

リッドの解除機構は,解除ピンが

図 10 の網掛け部にあるとき,作動しなければならない。この領域の位

置及び寸法は,

図 10 及び次による。

l

83

=2.0mm±0.1mm

l

86

=8.2mm±0.2mm

l

87

=0.7mm±0.2mm

A

8

=15°±1°

リッドロックの解除に要する力は,

図 13 に示す方向に 0.25N 以下とする。


9

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

リッドを開く力は,

図 14 に示す方向に 1.0N 以下とする。

6.14

リールロック(図 11 参照)  リールは,カートリッジを磁気テープ装置から取り外すとき,ロック

されなければならない。

解除機構は,ケースの孔を通して動作するとき,その位置及び寸法は,

図 及び次による。

l

88

=34.5mm±0.1mm

l

89

=35.85mm±0.15mm

l

90

= 4.0mm±0.1mm

l

91

≧ 6.5mm

解除ピンの動作面が基準面 X から l

95

にあるとき,リールは,ロックしてはならない。この位置では,

ロック機構とカートリッジの背面板の内側との間に l

96

のすき間がなければならない。解除機構の寸法は,

図 11 及び次による。

l

92

= 3.2mm

3

.

0

2

.

0

+

mm

l

93

= 4.0mm±0.1mm

l

94

=39.0mm

0

.

2

0

+

mm

l

95

=41.75mm

50

.

0

0

+

mm

l

96

≧ 0.5mm

l

97

≦ 7.8mm

l

98

= 4.0mm±0.1mm

A

9

=60.0°±1.0°

r

4

≦ 0.3mm

リールロックの解除に要する力は,

図 12 に示す方向に 1.0 N 以下とする。

6.15

リール受け孔(図 参照)  二つの円形のリール受け孔は,駆動スピンドルを通すために設け,そ

の位置及び寸法は,次による。

l

99

=23.00mm±0.05mm

l

100

=11.40mm±0.05mm

l

101

=46.2mm±0.1mm

d

2

=18.80mm±0.05mm

6.16

リールと駆動スピンドルとの接触領域(図 17 及び図 18 参照)  駆動スピンドルは,次の領域でリ

ールとかみ合わなければならない。

l

102

=5.4mm±0.1mm

l

103

=4.4mm±0.1mm

l

104

≦0.6mm

l

105

=2.4mm±0.1mm

l

106

≦0.2mm

l

107

=2.4mm±0.2mm

A

10

=45°±1°

A

11

=15°±1°

A

12

=60°±1°

r

5

≦0.2mm

d

3

=6.50mm

08

.

0

0

+

mm


10

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

d

4

=10.00mm

08

.

0

0

+

mm

d

5

≦16.0mm

d

6

=18.0mm

0

1

.

0

mm

リール駆動孔の深さ l

108

は,直径 d

3

の部分までとし,次による。

l

108

≧9.4mm

リールのスプリング力 F は,磁気テープ装置にカートリッジを装着し,支持領域が基準面 Z から l

110

位置にあるとき,

図 18 に示す方向に 0.6N±0.2N とする。接触領域の寸法は,次による。

l

109

=7.05mm±0.10mm

l

110

=0.6mm±0.2mm

l

111

≦7.5mm

l

112

≦8.0mm

A

13

=60°±1°

6.17

光通過経路(図 5,図 7,図 15 及び図 16 参照)  光通過経路は,リーダテープ及びトレーラテープ

を検出するために設ける。リッドが開いたとき,光通過経路は,直径 d

7

の通過孔から一辺が l

116

の正方形

の孔,及びリッドの光窓を遮られることなく通過しなければならない。

光通過経路の位置及び寸法は,次による。

l

88

=34.5mm±0.1mm

l

113

=8.35mm±0.10mm

l

114

≦0.5mm

l

115

=6.05mm±0.10mm

l

116

=2.5mm±0.4mm

l

117

≧12.5mm

l

118

=3.8mm±0.1mm

l

119

=2.5mm±0.4mm

l

120

=6.05mm±0.10mm

A

14

=45°±1°

A

15

=5.50°±0.25°

d

7

=6.5mm

3

.

0

0

+

mm

6.18

ケース内のテープの位置(図 16 参照)  テープは,基準面 X に平行な二つのガイドの間を通る。こ

の二つのガイドの間隔は,次による。

l

121

=12.46mm±0.10mm

ガイド面は,r

6

の半径をもち,

図 16 に示すカートリッジの外側の点からリールハブに引いた接線としな

ければならない。ガイドの位置及び寸法は,次による。

l

122

=76.28mm±0.30mm

l

123

=27.15mm±0.20mm

l

124

=31.15mm±0.20mm

l

125

=9.67mm±0.10mm

r

6

≧1.5mm


11

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

6.19

テープ走行領域(図 16 及び図 17 参照)  磁気テープ装置にカートリッジを挿入すると,テープは,

カートリッジの外側に引き出される。このときテープは,ガイド面に接触してはならない。テープ走行領

域は,テープが自由に走行できることとし,その位置及び寸法は,次による。

l

122

=76.28mm±0.30mm

l

123

=27.15mm±0.20mm

l

124

=31.15mm±0.20mm

l

125

=9.67mm±0.10mm

l

126

=23.0mm±0.1mm

l

127

≧0.3mm

l

128

=46.2mm±0.2mm

l

129

=11.4mm±0.1mm

l

130

≧0.3mm

d

8

=16.05mm

0

10

.

0

mm

6.20

テープ引出し開口部(図 参照)  磁気テープ装置にカートリッジを装着すると,磁気テープ装置

のテープガイドは,カートリッジからテープを引き出す。このテープガイドのためのテープ引出し開口部

の形状及び寸法は,次による。

r

7

=2.3mm±0.1mm

r

8

=24.15mm±0.10mm

l

67

=1.0mm±0.1mm

l

68

=69.0mm±0.2mm

l

131

=3.81mm±0.10mm

なお,二つの半径 r

7

の中心は,基準孔 A 及び B の中心とし,二つの半径 r

8

の中心は,リール受け孔の

中心とする。

6.21

テープ引出し開口部の要求事項(図 19 参照)  テープ引出し開口部の機構は,次の要求事項を満た

さなければならない。

l

132

≦1.2mm

l

133

=1.15mm

20

.

0

0

+

mm

l

134

=14.0mm

0

2

.

0

mm

l

135

≧66.8mm

l

136

≧10.0mm

A

16

≦49°


12

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 1  カートリッジの上側外観(リッドを開いた状態)

図 2  カートリッジの下側外観(リッドを閉じた状態)


13

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 3  上面図(リッドを閉じた状態)


14

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 4  底面,基準面及び支持領域


15

X 6142-

199

5 (ISO

/IEC

 12
246

: 1993)

図 5  底面図(リッドを開いた状態)


16

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 6  基準孔及び識別孔の拡大図


17

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 7  光通過径路孔,識別孔及び書込み禁止孔の断面図


18

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 8  リッド(リッドが閉じたとき,回転しているとき及び開いたとき)


19

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 9  リッドロック解除用挿入溝の詳細図


20

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 10  リッドロック解除の要求条件


21

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 11  リールロック解除機構

図 12  リールロック解除に要する力の方向


22

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 13  リッドロック解除に要する力の方向

図 14  リッド開放に要する力の方向

図 15  光通過経路及び光窓


23

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 16  テープ走行領域及び光通過経路


24

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 17  リール


25

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 18  リール及び駆動スピンドルの接触領域

図 19  テープ引出し開口部


26

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

7.

テープの機械的特性,物理的特性及び寸法

7.1

材料  テープの記録面は,ベース(延伸したポリエチレンテレフタレートフィルム又はこれと同等

品)上の片面に強固で柔軟性がある磁性材料を塗布しなければならない。テープの裏面は,磁性材又は非

磁性材を塗布してもよい。

リーダテープ及びトレーラテープは,テープのベースと同じか又は同等の材質とし,表面及び裏面に塗

布があってはならない。

7.2

長さ

7.2.1

磁気テープの長さ  テープの PBOT から PEOT までの長さは,14.72m∼113m とする。

7.2.2

リーダテープ及びトレーラテープの長さ  リーダテープ及びトレーラテープの長さは,70mm∼

90mm

とする。

7.2.3

接合テープの長さ  接合テープの長さは,13mm 以下とする。

7.3

幅  磁気テープの幅は,8.00mm±0.01mm とし,最大値と最小値との差は,6

µm 以下とする。

リーダテープ,トレーラテープ及び接合テープの幅は,8.00mm±0.02mm とする。

磁気テープの幅の測定方法は,次による。

顕微鏡用のスライドグラスを試験片にかぶせる。少なくとも 2.5

µm の精度の顕微鏡,投影器又はこれと

同等の装置を使用し,張力をかけずに幅を測定する。長さ 1m 以上のテープについて異なる位置 5 か所以

上の測定を繰り返す。測定した値の平均をテープの幅とする。

7.4

連続性  テープは,PBOT から PEOT までに継目があってはならない。

7.5

厚さ

7.5.1

磁気テープの厚さ  この規格では,厚さが異なる 2 形式のテープを規定し,それら磁気テープの厚

さは,全幅にわたり 12.0

µm∼14.0µm 又は 9.2µm∼11.2µm とする。

7.5.2

リーダテープ及びトレーラテープの厚さ  リーダテープ及びトレーラテープの厚さは,13

µm∼

17

µm とする。

7.6

長手方向の湾曲  長手方向の湾曲は,曲率半径 33m 以上とする。

試験方法は,次による。

長さ 1m のテープを平面上に自然の状態で置く。1m の弦からの偏差を測定する。偏差は,3.8mm 以下と

する。この偏差は,33m の曲率半径と一致する。

7.7

カッピング  カッピングは,平面から磁気テープの幅方向での浮き上がり量とし,0.9mm 以下とす

る。

試験方法は,次による。

テープを長さ 1.0m±0.1m に切り取る。塗布面を露出するように垂らして,試験環境条件に 3 時間以上

放置する。このテープの中央部分から,長さ 25mm の試験片を切り取る。この試験片を,テープの一方の

切断部を下側にして高さ 25mm 以上,内径 8mm の円筒内に立てる。この円筒を光学的コンパレータに立

てて載せ,試験片の基準縁と反対側の縁とをコンパレータの十字線にそろえて,十字線から試験片の中心

までの距離を測定する。

7.8

塗布面の接着強度(図 20 参照)  塗布面をテープのベース材料からはがす力は,0.10N 以上とする。

試験方法は,次による。

長さ 380mm のテープの試験片を取り,一方の端から 125mm の位置でテープの幅方向にけがき線をベー

ス面に達するまで引く。塗布面を下向きにして,両面接着テープで試験片を全幅にわたって滑らかな金属

の板に張り付ける。けがき線に平行に,試験片を 180°折り曲げ,金属の板と試験片の自由端とを引張試


27

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

験機に取り付けて,254mm/min で引っ張る。塗布面のいかなる部分でも,最初にベースからはがれたとき

の力を記録する。この力が 0.10N に達する前に両面接着テープが試験片からはがれる場合,別の種類の両

面接着テープを使用しなければならない。テープの裏面が塗布されている場合,裏面についてもこの試験

を行う。

図 20  塗布面の接着強度の試験方法

7.9

層間の粘着  テープの試験片は,粘着又は塗布面のはがれの徴候があってはならない。

試験方法は,次による。

直径 36mm のガラス管の表面に,長さ 1m の試験片の端を付ける。1.1N の張力でガラス管にテープを巻

く。巻かれた試験片を温度 45℃±3℃,相対湿度 80%の環境の中に 4 時間放置する。さらに,試験環境条

件に 24 時間放置する。試験片の自由端に 0.1N の力をかけ,ゆっくりとほどく。

7.10

引張強度  引張強度は,ISO/R527 の測定方法によって試験したとき,次による。

試験片の長さは,200mm とし,引張り速度は,100mm/min とする。  (ISO/R527, rateD)

7.10.1

破断強度  破断強度は,試験片が破断するまで負荷をかけたときとし,その値は,17.6N 以上とす

る。

7.10.2

降伏強度  降伏強度は,テープが 5%伸びるのに要する力とし,その値は,4.9N を超えなければな

らない。

7.11

残留伸び  残留伸びは,元のテープ長の 0.03%未満とする。

試験方法は,次による。

0.20N

以下の張力で約 1m の長さの試験片の初期の長さを測定する。さらに,全断面積に対し,20.5N/mm

2

の力を 10 分間加える。加えた力を除き,10 分経過後にテープの長さを測定する。

7.12

表面の電気抵抗  表面の電気抵抗は,次による。

裏面が塗布されていないテープの記録面 10

5

Ω∼5×10

8

裏面が塗布されているテープの記録面 10

5

Ω∼5×10

12

裏面が塗布されているテープの裏面

9

×10

8

Ω未満

試験方法は,次による(

図 21 参照)。

テープの試験片を試験環境条件に 24 時間放置する。24 カラットの金めっきをした半径 r=10mm で,粗

さを N4(ISO 1302 参照)で仕上げてある二つの半円の電極に,記録面が接するように置く。これらの電

極は,水平で,かつ,中心間の距離 d=8mm となるように平行に置く。試験片の両端に 5N/mm

2

の力を加

える。電極に 100V±10V の直流電圧を加えて,電流を測定する。この値から表面の電気抵抗を算出する。

この測定を一つのテープ試験片の 5 か所について行い,これらの表面の電気抵抗の平均を求める。テープ


28

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

の裏面が塗布されている場合,裏面についてもこの試験を行う。試験片を電極に置くとき,電極の間にテ

ープの試験片以外の導電性の物質があってはならない。

参考  表面は,清浄にするのがよい。

図 21  表面の電気抵抗の試験方法

7.13

テープの巻き方  テープの巻き方は,テープの磁性面を外側とする(図 参照)。

7.14

光透過率  磁気テープの光透過率は,5%以下とする。

リーダテープ及びトレーラテープの光透過率は,60%以上とする。

光透過率の測定方法は,

附属書 による。

8.

磁気記録特性  磁気記録特性の試験は,次に示す試験項目による。

この試験を行うとき,出力信号又は残留信号の測定は,副標準テープ及び供試テープ共に同じ装置上の

同じ走行系(記録同時読取りをするか,記録同時読取り機能がない装置の場合,記録後の 1 回目の再生時

に読み取る)を使用する。

8.1

試験条件  磁気記録特性の試験条件は,規定がない限り,次による。

テープの状態

残留する信号の振幅が記録密度 2 236 ftpmm での平均信号振幅の 2%

以下になるように交流消去する。

ヘッドとテープの相対速度 3.759m/s±0.2%

トラック幅 25

µm±1µm

アジマス

−10.000°±0.133°

ギャップ長 0.30

µm±0.05µm

テープの張力 0.117

0N

±0.009 8N

記録電流

試験記録電流

8.2

ティピカル磁界  ティピカル磁界は,副基準磁界の 80%∼120%とする。

8.3

平均信号振幅  平均信号振幅は,記録密度 2 236ftpmm を記録したとき,副標準信号振幅の 70%∼

130%

とする。ただし,ミッシングパルスを除く。

8.4

分解能  分解能は,記録密度 2 236ftpmm の平均信号振幅を記録密度 745.33ftpmm の平均信号振幅で

除した値とし,副標準テープを用いて測定したときの値の 80%∼120%とする。


29

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

8.5

狭帯域の信号対雑音比 (NB-SNR)  狭帯域の信号対雑音比は,実効電力の平均信号振幅を雑音の実

効電力の積分(側帯波)で除した値とし,デシベル (dB) で表す。

8.5.1

要求事項  NB-SNR は,トラック幅を 25

µm としたとき,34dB 以上とする。

次の式によって算出する。

W

W

dB

dB

25

log

10

)

(

)

25

(

+

=

ここに,

W

測定に用いた磁気ヘッドのトラック幅

  (

µm)

8.5.2

試験方法  試験方法は,分解能

3kHz

及びビデオ帯域幅

30Hz

のスペクトラムアナライザを使用し,

次による。

記録密度

2 236ftpmm

の再生信号振幅をテープの長さ

6m

以上にわたり,

150

か所以上のサンプルについ

て測定する。次の走行(再生時)でテープ上の同じ箇所の雑音の実効電力を測定し,その雑音の実効電力

3.59MHz

から

3.96MHz

まで,実際の分解能帯域幅で規準化して積分する。

8.6

消去特性  消去特性は,記録密度

2 236ftpmm

の試験記録電流と等しい記録電流で,記録密度

745.33ftpmm

の信号を記録した後,テープの長手方向に

320 000A/m

の均一な磁界中を通過したときの残留

した信号振幅で表し,その値は,副標準信号振幅の

2%

以下とする。

消去磁界は,ソレノイドの中央部の磁界のように,均一でなければならない。この測定は,バンドパス

フィルタを通し,少なくとも第

3

高調波まで行う。

8.7

テープの品質

8.7.1

ミッシングパルス  ミッシングパルスは,再生信号振幅の欠損とし,再生信号振幅のピーク値

 (0-P)

を記録密度

2236ftpmm

の平均信号振幅

 (P

P)

2

1

25%

以下とする。

8.7.2

ミッシングパルスゾーン  ミッンングパルスゾーンは,

7

個の連続したミッシングパルスで始まり,

28

個の連続した磁束反転を検出したとき,又はトラックの

0.038mm

の長さを検出したとき終了する。そ

れ以後のミッシングパルスは,次のミッシングパルスゾーンとする。

一つのミッシングパルスゾーンは,次のトラックにまたがってはならない。

平均ミッシングパルスゾーンの発生頻度は,検出したミッシングパルスゾーンの数をテープに記録した

磁束反転数の合計で除した値とし,その値は,

2 236ftpmm

の密度で記録したとき,

2

×

10

7

未満でなけれ

ばならない。

8.8

不良テープ  不良テープの規格値は,この規格では規定しない。

なお,不良テープの特性は,

附属書 に示す。

9.

フォーマット

9.1

概要  記録するデータは,ホストコンピュータからテープサブシステムへ送られる。テープサブシ

ステムは,テープ上に記録する前に付加情報をこのデータに加える。付加情報は,可変長の論理レコード

の形式をもったホストデータと固定長の物理ブロックとの関係の定義を含む。さらに,ホストデータを記

録するとき,テープサブシステムは,圧縮データか,又は非圧縮データかを識別する。

参考

このフォーマットを用いる既存の装置は,

1K

バイト∼

240K

バイトの論理レコード長を使用し

ている。この規格は,誤り検出符号及び誤り訂正符号の使用を含み,ホストコンピュータから

受信したデータの処理,並びにテープ上への記録方法及びテープの記録形式について規定する。


30

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

9.2

情報マトリクス  ホストコンピュータからの受信データは,情報マトリクスと呼ぶ二次元のグルー

プに配置する。

情報マトリクスは,

60

列×

24

行に配置した

1 440

セルで構成する。各セルは,

1

データバイトで構成し,

行番号及び列番号によって識別する。

情報マトリクスは,次による。

ID

情報

    14

バイト(15.参照)

データバイト

 1

024

バイト(9.2.1.1.2 参照)

CRC

バイト

      2

バイト(9.2.1.2 参照)

水平

EC

バイト

160

バイト(9.2.1.3.1 参照)

垂直

EC

バイト

240

バイト(9.2.1.3.2 参照)

合計

 1

440

バイト

図 22  情報マトリクス

9.2.1

情報マトリクスのロード  各セルは,

00

列/

00

行から

59

列/

23

行の書式で,列及び行によって

識別する。

CRC

バイト及び

EC

バイトの計算データの付加は,

EXCLUSIVE-OR

演算による。

9.2.1.1

G1

グループ

G1

グループは,

ID

情報の

14

バイト,及びその他の

1 024

バイトで構成する。

9.2.1.1.1

ID

情報

ID

情報は,

00

列/

00

行から

00

列/

13

行のセルに格納する。これらの各バイトの内

容は,15.で規定する。

9.2.1.1.2

データバイト  ホストコンピュータからのデータバイトは,

00

列/

14

行∼

00

列/

19

行に,次

02

列/

00

行∼

02

列/

19

行に,更に

50

列/

19

行までの偶数列に順次格納する。その後,

01

列/

00

行∼

01

列/

19

行に格納し,以下

51

/17

行までの奇数列に順次格納する。これらは,次の五つの規則による。

規則 1:ホストコンピュータからのユーザデータバイトが,情報マトリクスで

2

個を超える論理レコー

ドを構成するとき,情報マトリクスの

3

番目以降の論理レコードの最初のユーザデータバイトに先立ち,

2

バイトグループを順次

2

個のセルに格納する。

バイト 0


31

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ビット

7

5

0

”とする。

ビット

4

論理レコードのユーザデータがテープサブシステムで圧縮処理さ

れていれば“

1

”,圧縮処理されていなければ“

0

”とする。

ビット

3

論理レコードが情報マトリクスで最終の論理レコードであれば

1

”,最終の論理レコードでなければ“

0

”とする。

ビット

2

論理レコードがこの情報マトリクスで終了すれば“

1

”,この情報

マトリクスで終了しなければ“

0

”とする。

ビット

1

0

及びバイト

1

情報マトリクスに含まれている論理レコードのバイト数を

2

進数

で表示する。バイト

1

のビット

0

は,最下位ビットとする。フォ

ーマットブロックのバイト

4

のビット

7

が“

1

”であれば,この数

は,情報マトリクスの中にある

CRC

バイトも含まなければならな

い。

規則 2:フォーマットブロックのバイト

4

のビット

7

が“

1

”に設定され,この論理レコードが情報マト

リクスの中で終了しているとき,この論理レコードのユーザデータについて

2

個の

CRC

バイトを算出し,

順次この論理レコードの最終バイトのセルに格納しなければならない。15.3 の規定によって,テープ上の

最初の論理レコードは,論理レコード

0

とする。論理レコードの最初のバイトは,バイト

0

とする。

2

CRC

バイトは,次によって算出する。

å

=

=

=

7

0

,

)

(

j

j

j

j

k

k

x

D

x

D

å

=

=

+

=

1

n

k

0

j

)

k

1

n

(

8

k

x

)

x

(

D

)

x

(

D

1

)

(

5

12

16

+

+

+

=

x

x

x

x

G

CRC

)

(

mod

)

(

)

(

x

G

x

D

x

C

CRC

=

å

=

=

+

+

=

+

+

+

+

+

+

+

=

7

0

8

3

5

7

8

10

12

14

)

(

)

(

j

j

j

j

j

j

x

CL

x

CH

x

x

x

x

x

x

x

x

x

C

ここに,

D

k

論理レコードの

k

番目のバイト

D

k, j

k

番目のバイトの

j

番目のビット

n

論理レコードの中のユーザデータバイト数

CH

0

CH

1

,

CH

7

CH

7

を最上位ビットとする第

1CRC

バイト

  (CH)

CL

0

CL

1

,

CL

7

CL

7

を最上位ビットとする第

2CRC

バイト

  (CL)

規則 3:テープサブシステムは,ユーザデータを圧縮処理するとき,規定の圧縮アルゴリズム(15.4.3

参照)を使用しなければならない。

また,圧縮処理したユーザデータは,偶数バイトになるように“

0

”を詰め,情報マトリクスに格納する。

規則 4:データバイトの数が

1 024

未満のとき,残りのバイトは,すべて“

0

”とする。

G1

グループは,

データバイトを含まない場合もある(12.3 参照)

規則 5:データバイトがデータブロックの終わりであれば(12.3 及び 14.参照),バイト

14

のビット

1

7

は“

0

”とし,バイト

14

のビット

0

及びバイト

15

17

は,このテープ上の最初の

EOD

ブロックの物理ブ


32

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ロック

ID

番号より

1

少ない物理ブロック

ID

番号を

25

ビットで表す。

9.2.1.2

G2

グループ

G2

グループは,

G1

グループに

CRC1

及び

CRC2

2

バイトを付加する。この

CRC

2

バイトは,

G1

グループの

1 038

バイトについて算出し,

51

列/

18

行及び

51

列/

19

行のセルに格納す

る。

この

CRC

バイトの生成は,次による。

å

=

=

=

7

j

0

j

jxj

,

k

k

D

)

x

(

D

å

=

=

=

037

1

k

0

j

)

k

039

1

(

8

k

x

)

x

(

D

)

x

(

D

1

)

(

5

12

16

+

+

+

=

x

x

x

x

G

CRC

)

(

mod

)

(

)

(

x

G

x

D

x

C

CRC

=

å

=

=

+

+

=

+

+

+

+

+

+

+

=

7

0

8

3

5

7

8

10

12

14

)

(

)

(

k

k

k

k

k

k

x

CL

x

CH

x

x

x

x

x

x

x

x

x

C

ここに,

D

k

c

列と

r

行のバイト

k

0

1 037

k

(10c

r)

c

が偶数のとき

k

(10c

r

510)

c

が奇数のとき

c

0

51

r

0

19

D

k, 0

D

k, 1

,

D

k, 7

Dk, 7

を最上位ビットとする

D

k

8

ビット

CH

0

CH

1

,

CH

7

CH

7

を最上位ビットとする第

1CRC

バイト

(CRC1)

CL

0

CL

1

,

CL

7

CL

7

を最上位ビットとする第

2CRC

バイト

(CRC2)

9.2.1.3

誤り訂正符号 (ECC)

ECC

は,リードソロモン符号

  (30, 26, 5)

を水平符号,リードソロモン符

  (24, 20, 5)

を垂直符号とし,水平

EC

バイトと垂直

EC

バイトの

2

種類の検査バイトを生成する。

ECC

の変換演算子は,次による。

]

[

];

[

1

B

T

A

A

T

B

=

=

ここに,

T [A]

8

ビット

EC

バイトの線形変換演算子

T

1

 [B]

8

ビット

EC

バイトの逆線形変換演算子

バイト

A

とバイト

B

の相互変換は,次による。

B

0

A

0

A

2

A

3

A

5

A

7

A

0

B

5

B

1

A

3

A

4

A

6

A

7

A

1

B

4

B

2

A

0

A

6

A

7

A

2

B

3

B

7

B

3

A

0

A

1

A

6

A

3

B

2

B

6

B

7

B

4

A

1

A

4

B

1

B

5

B

6

B

7

B

5

A

0

A

5

B

0

B

4

B

5

B

6

B

6

A

1

A

2

A

3

A

7

A

6

B

3

B

4

B

5

B

7

A

0

A

1

A

2

A

6

A

7

B

2

B

3

B

4


33

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ここに,

A

0

A

1

,

A

7

A

7

を最上位ビットとするバイト

A

8

ビット

B

0

B

1

,

B

7

B

7

を最上位ビットとするバイト

B

8

ビット

ガロア体

GF (2

8

)

の生成多項式は,次の式による。

1

)

(

1

2

3

4

8

+

+

+

+

+

=

x

x

x

x

x

x

G

α

B

は,ガロア体

GF (2

8

)

の任意の元とし,次の式によって算出する。

å

=

=

=

7

0

k

k

k

k

B

B

α

ここに,

B

0

B

1

,

B

7

B

7

を最上位ビットとするバイト

B

8

ビット

G (x)

は,次の式によって定義する。

=

=

+

=

2

1

)

(

)

(

i

i

i

x

x

G

α

9.2.1.3.1

G3

グループ

G3

グループは,

G2

グループに水平

EC

バイトを付加する。

D

cr

は,

c

0

51

の列番号,

r

0

19

の行番号とし,

G2

グループのバイトを表す。

DHE

r

 (x)

は,

r

行の偶数列のバイトを変換した値を係数とする多項式,

T [CRE

k, r

]

は,

r

行の偶数列の水

EC

バイトの変換,

CRE

k, r

は,

r

行の偶数列の水平

EC

バイトを表し,それぞれ次の式によって算出する。

å

=

=

=

25

0

29

)

,

2

(

]

[

)

(

k

k

k

r

k

r

x

D

T

x

DHE

å

=

=

=

4

1

4

,

]

[

)

(

mod

)

(

k

k

k

r

k

r

x

CRE

T

x

G

x

DHE

]]

[

[

,

1

,

r

k

r

k

CRE

T

T

DHE

=

ここに,

  r

0, 1,

, 19

k

1, 2, 3, 4

CRE

k, r

は,

c

50

2k

とする

c

列及び各

r

行のセルに格納する。

DHO

r

 (x)

は,

r

行の奇数列のバイトが変換した値を係数とする多項式,

T [CRO

k, r

]

は,

r

行の奇数列の水

EC

バイトの変換,

CRO

k, r

は,

r

行の奇数列の水平

EC

バイトを表し,それぞれ次の式によって算出する。

å

=

=

+

=

25

0

29

),

1

2

(

]

[

)

(

k

k

k

r

k

r

x

D

T

x

DHO

å

=

=

=

4

1

4

,

]

[

)

(

mod

)

(

k

k

k

r

k

r

x

CRO

T

x

G

x

DHO

]]

[

[

,

1

,

r

k

r

k

CRO

T

T

CRO

=


34

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ここに,

  r

0, 1,

, 19

k

1, 2, 3, 4

CRO

k, r

は,

c

51

2k

とする

c

列及び各

r

行のセルに格納する。

9.2.1.3.2

G4

グループ

G4

グループは,

G3

グループに垂直

EC

バイトを付加する。

D

c, r

は,

c

0

59

の列番号,

r

0

19

の行数番号として,

0

行∼

19

行のすべての列で構成する

G3

ループの各バイトを表す。

DV

c

 (x)

は,

c

列のバイトを変換した値を係数とする多項式,

T [CC

c, k

]

は,

c

列の中の垂直

EC

バイトの

変換,

CC

c, k

は,

c

列の中の垂直

EC

バイトを表し,それぞれは次の式によって算出する。

å

=

=

=

19

0

23

,

]

[

k

k

k

k

c

c

x

D

T

DV

å

=

=

=

4

1

4

,

]

[

)

(

mod

)

(

k

k

k

k

c

c

x

CC

T

x

G

x

DV

]]

[

[

,

1

,

k

c

k

c

CC

T

T

CC

=

ここに,

  c

0, 1,

, 59

k

1, 2, 3, 4

CC

c, k

は,

r

19

k

とする

c

列及び

r

行のセルに格納する。

10.

記録方式  データの記録方式は,データが“

1

”のときは,ビットセルの中央で磁化を反転し,データ

が“

0

”のときは,磁化を反転しない

NRZ1

方式とする。

10.1

記録密度  最大記録密度は,

2 236ftpmm

ですべて“

1

”を記録したときとし,この公称ビットセル長

は,

0.447

µm

とする。

10.1.1

長周期平均ビットセル長  各トラックの長周期平均ビットセル長は,連続する

140 083

個以上のビ

ットセルにわたる平均とし,その値は,

0.447

µm

±

0.2%

とする。

10.1.2

短周期平均ビットセル長  短周期平均ビットセル長は,任意の

16

個以上のビットセルの平均とし,

その値は,直前のトラックの長周期平均ビットセル長の

0.35%

を超えて変化してはならない。

10.1.3

短周期平均ビットセル長の変動率  短周期平均ビットセル長の変動率は,任意の二つの連続する

16

ビットセル

 (STA

n

, STA

n

1

)

の長さの変動と一つの連続する

16

ビットセル

 (STA

n

)

の長さの比とし,そ

の値は,次の式で算出し,

0.05%

以下とする。

(%)

100

1

×

=

+

n

n

n

STA

STA

STA

変動率

10.2

ビットシフト  任意のビット“1”  のゼロ交差の最大位置誤差は,ミッシングパルスを除いて,短

周期平均ビットセル長による公称位置から 25%を超えて偏移してはならない。測定方法は,

附属書 によ

る。

10.3

情報交換時の再生信号振幅


35

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

10.3.1

データ信号の平均信号振幅  記録密度 2 236ftpmm で,ミッシングパルスを除く 1 800 磁束反転以

上にわたるデータ信号の平均信号振幅は,副標準信号振幅の 70%∼130%とする。

10.3.2

サーボ信号の平均信号振幅  任意のサーボゾーン(12.6 参照)の平均信号振幅は,試験記録電流で

副標準テープに記録した 745.33ftpmm の信号振幅の 70%∼130%とする。

10.4

消去  すべての消去領域は,テープの走行方向にテープの全幅を交流消去する。消去の後に残留す

る再生信号振幅は,同じテープ上に 2 236ftpmm で記録したときの平均信号振幅の 2%以下とする。

11.

トラック

11.1

トラックの位置  記録したトラックのトラック長 は,62.651mm±0.144mm とする。テープ基準縁

から各トラックの記録開始までをガードバンドとし,その幅 は,1.785mm±0.018mm とする。


36

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 23  トラック構成及び位置(記録面側を示す)

11.2

トラック間隔

11.2.1

隣接トラック間隔  隣接トラック間隔は,テープ上で最後に記録したトラックを除き,任意の隣接

するトラックの中心線をトラックの方向に垂直に測定したときの距離とし,その値 A は,14.0

µm∼17.0µm

とする。

11.2.2

平均トラック間隔  テープ上に最後に記録したトラックを除き,任意の連続した 60 トラックグル

ープの平均トラック間隔は,そのグループ内の任意の隣接するトラックの中心線をトラックの方向に垂直

に測定したときの距離の平均とし,その値は,15.4

µm∼15.6µm とする。

参考  テープ基準縁に平行に測定したときの縦方向のトラック間隔 は,公称 0.181mm である。

11.3

トラック幅  記録したトラック幅 は,テープ上に最後に記録したトラックを除き,15.5

µm±2.0µm

とする。


37

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

11.4

トラック角  トラック角

θ

は,任意の各トラックの中心線とテープ基準縁との角度とし,その値は,

4.899 1

°±0.001 5°とする。

11.5

トラックエッジの直線性  記録したトラックエッジは,5

µm 間隔の 2 本の平行線の間になければな

らない。

11.6

アジマス角  記録したビットのアジマス角は,T1 トラックを+20.014 1°±0.134 5°とし,T2 トラ

ックを−9.987 9°±0.1345°とする。

12.

トラックのフォーマット

12.1

チャネルビット  1 個のチャネルビットは,1 個のビットセルで構成する。

ビット同期フィールド,プリアンブル及びポストアンブルは,チャネルビットで規定する。

各情報セグメント番号は,10 チャネルビットのパターンで表す(12.2.2 参照)

情報セグメントフィールドの各 8 ビットバイトは,

附属書 の規定によって 10 チャネルビットのパタ

ーンに変換する。

12.2

情報セグメント  情報セグメントの構成は,図 24 による。

図 24  情報セグメント

12.2.1

ビット同期フィールド  ビット同期フィールドは,第 1 ビット及び第 20 ビットを“0”,第 2∼第

19

ビットを“1”とする 20 ビットパターンからなる。

12.2.2

情報セグメント番号  00∼47 の情報セグメント番号は,表 に示す 10 ビットの記録パターンで表

し,情報セグメント番号の最高位のビット(ビット 10)から順次記録する。


38

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

表 1  情報セグメント番号

情報セグメント番号

記録パターン

情報セグメント番号

記録パターン

00

1 1 1 1 1 1 1 0 1 1

24

1 1 0 1 1 1 1 1 1 1

01

1 1 1 1 1 1 1 1 0 1

25

1 1 0 1 1 1 1 1 0 1

02

1 1 1 1 1 1 0 1 1 1

26

1 1 0 1 1 1 1 0 1 1

03

1 1 1 1 1 1 0 1 0 1

27

1 1 0 1 1 1 0 1 0 1

04

1 1 1 0 1 1 1 0 1 1

28

1 0 1 1 1 1 1 1 1 1

05

1 1 1 0 1 1 1 1 0 1

29

1 0 1 1 1 0 1 1 0 1

06

1 1 1 0 1 1 0 1 1 1

30

1 0 1 1 0 1 0 1 1 1

07

1 1 1 0 1 1 0 1 0 1

31

1 0 1 1 0 1 0 1 0 1

08

1 1 0 1 0 1 1 0 1 1

32

1 1 1 0 1 1 1 1 1 1

09

1 1 0 1 0 1 1 1 0 1

33

1 1 1 1 1 0 1 1 1 1

10

1 1 0 1 0 1 0 1 1 1

34

1 1 1 1 1 0 1 1 0 1

11

1 1 0 1 0 1 0 1 0 1

35

1 1 1 1 1 0 1 0 1 1

12

1 0 1 1 1 1 1 0 1 1

36

1 1 1 0 1 0 1 1 1 1

13

1 0 1 1 1 1 1 1 0 1

37

1 1 1 0 1 0 1 1 1 1

14

1 0 1 1 1 1 0 1 1 1

38

1 1 1 0 1 0 1 1 0 1

15

1 0 1 1 1 1 0 1 0 1

39

1 1 1 0 1 0 1 0 1 1

16

1 0 1 0 1 1 1 0 1 1

40

1 0 1 0 1 1 1 1 1 1

17

1 0 1 0 1 1 1 1 0 1

41

1 0 1 1 1 0 1 1 1 1

18

1 0 1 0 1 1 0 1 1 1

42

1 0 1 1 1 0 1 1 0 1

19

1 0 1 0 1 1 0 1 0 1

43

1 0 1 1 1 0 1 0 1 1

20

1 1 1 1 0 1 1 1 1 1

44

1 0 1 1 1 1 1 1 1 1

21

1 1 1 1 0 1 1 1 0 1

45

1 0 1 0 1 0 1 1 1 1

22

1 1 1 1 0 1 0 1 1 1

46

1 0 1 0 1 0 1 0 1 1

23

1 1 1 1 0 1 0 1 0 1

47

1 1 0 1 1 0 1 0 1 1

ビット位置 10            1

ビット位置 10            1

12.2.3

情報セグメントフィールド  情報セグメントフィールドは,情報マトリクスから順次読み取った

30

データバイトを表す 300 チャネルビットからなる。

情報マトリクスの各行 (R) は,二つの情報セグメントフィールド 00∼29 列と 30∼59 列とに分割する。

これらの情報セグメントフィールドは,

図 25 に示すように番号付けすることとし,この番号順に読み取

らなければならない。

図 25  情報マトリクスセグメントフィールドの分割


39

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

12.3

情報ブロック  情報ブロックは,00∼47 に番号付けした 48 情報セグメントで構成し,情報セグメン

ト 00 を最初に記録する。

情報ブロックは,データブロック,ギャップブロック,フォーマットブロック,ロングテープマークブ

ロック,ショートテープマークブロック及びエンドオブデータブロック (EOD) の 6 形式とし,ID 情報で

識別する(15.4 参照)

ID

情報を除いて,ギャップブロック,フォーマットブロック,ロングテープマークブロック及びショー

トテープマークブロックの G1 グループのバイトは,規定しないこととし,情報交換時無視する。

12.4

物理トラックの形式  物理トラックは,T1 トラック及び T2 トラックの二つの形式とする(11.6 

照)

。各トラックは,140 083 チャネルビット±100 チャネルビット (“1”) の長さとする。

12.4.1

  T1

トラック,T2 トラックの構成(図 26 参照)  T1 トラックは,1 プリアンブル,サーチフィー

ルドゾーンによって区切られた 8 情報ブロック及び 1 ポストアンブルで構成する。

T2

トラックは,1 プリアンブル,サーチフィールドゾーンとサーボゾーンによって区切られた 8 情報ブ

ロック及び 1 ポストアンブルで構成する。

T1

トラックのプリアンブルは,1 093 チャネルビット (“1”) ±50 チャネルビット (“1”) で構成する。T2

トラックのプリアンブルは,1 503 チャネルビット (“1”) ±50 チャネルビット (“1”) で構成する。

T1

トラックのポストアンブルは,2 120 チャネルビット (“1”) ±50 チャネルビット (“1”) で構成する。

T2

トラックのポストアンブルは,931 チャネルビット (“1”) ±50 チャネルビット (“1”) で構成する。

図 26 T1 及び T2 トラックの構成


40

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

12.5

サーチフィールドゾーン  サーチフィールドゾーンは,すべてのトラックに含まれ,チャネルビッ

ト及びサーチフィールドデータゾーンとの組合せで構成する。

12.5.1

サ ー チ フ ィ ー ル ド デ ー タ ゾ ー ン ( 図 27 参 照 )   サ ー チ フ ィ ー ル ド デ ー タ ゾ ー ン は ,

“011111111111111111101101111011”  の 30 チャネルビットパターン及びこれに続く 23 情報バイトと 2 検

査バイトで構成する。記録したトラックすべてのサーチフィールドデータゾーンは,同一のデータで構成

する。サーチフィールドデータゾーンの各 8 ビット情報バイト及び各検査バイトは,

附属書 による 10

チャネルビットパターンで記録する。記録するサーチフィールドデータゾーンは,280 チャネルビットと

する。


41

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

図 27  サーチフィールドデータゾーン

バイト 0∼2

これらのバイトは,LBOT からその以前のトラックまでに記録したロングテープマーク及びショートテ

ープマークの数で表す。最初のテープマーク以前のトラックのバイトは,計数を 0 とする。計数は,1 個

以上のロングテープマークブロックを含む T1 トラックごとに一つずつ増加する。

ショートテープマークブロックの ID 情報バイト 0 のビット 5 を “1” に設定しているとき,再書込みを

意味し,このショートテープマークブロックでは,計数を行わない。その他のショートテープマークブロ

ックについては,計数を行う。

バイト 3∼6

これらのバイトは,このトラックの以前に記録した論理レコード ID 番号の最大値を表す。

バイト 7∼10

これらのバイトは,直前に記録したトラックに含まれる物理ブロック ID 番号の最大値を表す。

バイト 11

このバイトは,すべて “0” とする。

バイト 12

ビット 7 は,EOD トラックのときだけ “1” とし,その他のとき “0” とする。ビット 6∼0 は, “0” と

する。

バイト 13∼16

これらのバイトは,フォーマットトラックのとき,すべて “0” とし,その他のトラックでは,現在のト

ラック以前に記録されたトラックのコピーであることが確認されていない論理ブロック ID 番号の最小値

を としたとき,n−1 とする。ただし,が 0 のとき,これらのバイトは “0” とする。

バイト 17∼20

これらのバイトは,フォーマットトラックのとき,すべて “0” とし,その他のトラックのとき,LBOT

とこのトラックとの間に記録した論理ブロック ID 番号の最大値とする。

バイト 21∼22

これらのバイトは,すべて “0” とする。

バイト C

H

と C

L

これらのバイトは,

サーチフィールドデータゾーンの 23 情報バイトについて算出した検査バイトとする。


42

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

これらのバイトは,次式によって生成する。

å

=

=

=

22

0

23

)

(

k

k

k

k

x

D

x

D

)

(

mod

)

(

1

α

+

=

x

x

D

C

H

å

=

=

+

=

22

0

k

k

k

H

L

D

C

C

ここに,

k

=0∼22

α

1

は,ガロア体 GF (2

8

)

の元で,次の式で生成する。

1

)

(

2

3

4

8

+

+

+

+

=

x

x

x

x

x

G

a

12.5.2

サーチフィールドゾーンシーケンスの記録

12.5.2.1

  T1

  T1 トラックは,3 サーチフィールドゾーンをもつ。

第 1 サーチフィールドゾーンは,3 760 チャネルビットの長さとし,プリアンブルに続いて 80 チャネル

ビット (“1”) とサーチフィールドデータゾーンとを 10 回繰返し記録した後,160 チャネルビット (“1”) を

記録する。

第 2 サーチフィールドゾーンは,3 870 チャネルビットの長さとし,第 4 情報ブロックの後に 55 個のチ

ャネルビット (“1”) を記録し,これに続いて 80 チャネルビット (“1”) とサーチフィールドゾーンとを 10

回繰返し記録し,更に 215 チャネルビット (“1”) を記録する。

第 3 サーチフィールドゾーンは,2 520 チャネルビットの長さとし,第 8 情報ブロックの後に 80 チャネ

ルビット (“1”) とサーチフィールドゾーンとを 7 回繰返し記録する。

12.5.2.2

  T2

  T2 トラックは,5 サーチフィールドゾーンをもつ。

第 1 サーチフィールドゾーンは,800 チャネルビットの長さとし,第 1 情報ブロックに先立ってサーチ

フィールドデータゾーン,80 チャネルビット (“1”),サーチフィールドデータゾーン及び 160 チャネルビ

ット (“1”) を記録する。

第 2 サーチフィールドゾーンは,360 チャネルビットの長さとし,第 4 情報ブロックに続いて 80 チャネ

ルビット (“1”) 及びサーチフィールドデータゾーンを記録する。

第 3 サーチフィールドゾーンは,800 チャネルビットの長さとし,第 5 情報ブロックに先立ってサーチ

フィールドデータゾーン,80 チャネルビット (“1”),サーチフィールドデータゾーン及び 160 チャネルビ

ット (“1”) を記録する。

第 4 サーチフィールドゾーンは,360 チャネルビットの長さとし,第 8 情報ブロックに続いて 80 チャネ

ルビット (“1”) 及びサーチフィールドデータゾーンを記録する。

第 5 サーチフィールドゾーンは,640 チャネルビットの長さとし,ポストアンブルの直前にサーチフィ

ールドデータゾーン,80 チャネルビット (“1”) 及びサーチフィールドデータゾーンを記録する。

12.6

サーボゾーン  サーボゾーンは,記録したトラックとヘッドとの相対位置を決めるために使用し,

T2

トラックだけに記録する。T2 トラック上のサーボゾーンは,3 個とする。

12.6.1

第 サーボゾーン  第 1 サーボゾーンは,プリアンブルに続いて 797 チャネルビット (“1”),

745.33ftpmm

で記録した長さが 356

µm(797 チャネルビットに相当)の信号及び 957 チャネルビット (“1”)

を記録する。


43

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

12.6.2

第 サーボゾーン  第 2 サーボゾーンは,第 2 サーチフィールドゾーンに続いて,957 チャネルビ

ット (“1”),745.33ftpmm で記録した長さが 356

µm(797 チャネルビットに相当)の信号及び 957 チャネル

ビット (“1”) の長さを記録する。

12.6.3

第 サーボゾーン  第 3 サーボゾーンは,第 4 サーチフィールドゾーンに続いて,957 チャネルビ

ット (“1”),745.33ftpmm で記録した長さが 356

µm(797 チャネルビットに相当)の信号及び 957 チャネル

ビット (“1”) を記録する。

12.7

情報トラック  情報トラックは,次の 5 形式とする。

−  フォーマットトラック

−  データトラック

−  ロングテープマークトラック

−  ギャップトラック

−  エンドオブデータトラック

12.7.1

フォーマットトラック  フォーマットトラックは,フォーマットブロックで構成する(15.4.3 参照)。

第 1 フォーマットトラックの第 1 フォーマットブロックは,物理ブロック ID 番号を 0 としなければな

らない。物理ブロック ID 番号は,15.1 で規定するすべてのトラックのすべてのブロックの順序で割り付

ける。LBOT 領域は,320 番目のフォーマットトラックで終わる。320 番目のフォーマットトラックのブロ

ック 8 は,物理ブロック ID 番号を 2 559 [2 559=(320×8)−1]  とする。

12.7.2

データトラック  データトラックは,データブロック,ギャップブロック及び/又はショートテー

プマークブロックで構成する(15.4.115.4.215.4.4 参照)

12.7.3

ロングテープマークトラック  ロングテープマークトラックは,ロングテープマークブロックで構

成する(15.4.4 参照)

12.7.4

ギャップトラック  ギャップトラックのすべてのブロックは,ギャップブロックで構成する(15.4.2

参照)

。ギャップトラックの位置と数は,次の事項を除いて規定しない。

a)

ギャップトラックは,LBOT 領域にあってはならない。

b)

ギャップトラックは,シングルロングテープマークのロングテープマークトラックの間にあってはな

らない。

c)

ギャップトラックは,EOD トラックの間に発生してはならない。

12.7.5

エンドオブデータトラック  エンドオブデータトラックは,15.4.5 の規定によるエンドオブデータ

ブロックで構成する。

13.

テープマーク  テープマークは,記録したユーザデータのグループの境界を定めるために使用し,二

つの形式とする。

13.1

ロングテープマーク  ロングテープマークは,2 ギャップトラック,2 ロングテープマークトラック

及び 2 ギャップトラックで構成する。ロングテープマークは,T1 トラックから始まらなければならない。

ID

情報(15.4.4 参照)は,物理ブロック ID 番号を除いて,ロングテープマークの 2 個のロングテープ

マークトラックのすべてのブロックについて同じとする。

13.2

ショートテープマーク  ショートテープマークは,1 物理ブロックで構成する。

参考  ショートテープマークは,再書込みしてもよい(16.参照)。ショートテープマークブロックは,

データブロックの再書込みに先行してもよく,また後続の複数のデータブロックは,ショート

テープマークの再書込みに先行してもよい。


44

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

14.

エンドオブデータ  テープ上のエンドオブデータは,600 エンドオブデータトラック及びそれに先行

し連続した 2 個のギャップトラックで表す。エンドオブデータは,T1 トラックから始まらなければならな

い。

データを追加したとき,エンドオブデータトラックは,重ね書きしなければならない。

15.

  ID

情報  トラックの 8 情報ブロックは,それぞれ 14 バイトの ID 情報をもつ。これらのバイトは,テ

ープサブシステムの管理のためテープサブシステムが供給し,使用する。情報マトリクスフィールドの 00

列の 00∼13 行は,ユーザデータブロックの論理的分割及び物理的分割に関する情報,ブロック形式,スタ

ート/エンド物理ブロックフラグ並びにその他のサブシステム制御情報を含まなければならない。

15.1

物理ブロック ID  物理ブロック ID は,0 から始まり,テープ上に記録した各物理ブロックごとに一

つずつ加算する。バイト 7 のビット 7 及びバイト 11∼13 は,すべてのブロック形式の ID 情報の中に計数

を 25 ビットで表す。バイト 13 のビット 0 は,この 25 ビットの計数値の最下位ビットとする。LBOT 領域

に続く最初の物理ブロックの物理ブロック ID 番号は,2 560 とする。

15.2

論理ブロック ID  論理ブロック ID は,0 から始まり,LBOT から記録する各データブロック,ロン

グテープマーク,

ショートテープマークブロック又はエンドオブデータブロックごとに一つずつ加算する。

バイト 0 のビット 4 及びバイト 1∼3 は,データブロック,ロングテープマークブロック,ショートテープ

マークブロック又はエンドオブデータブロックの ID 情報の中に 25 ビットの計数値で表す。バイト 3 のビ

ット 0 は,この 25 ビット計数値の最下位ビットとする。

この計数値は,再書込みしたデータブロック又はショートテープマークブロックについて加算してはな

らない。

15.3

論理レコード ID  論理レコード ID は,0 から始まり,LBOT からそのテープに記録した各論理レコ

ード,ロングテープマーク又はショートテープマークブロックごとに一つずつ加算する。バイト 7 のビッ

ト 0∼6 及びバイト 8∼10 は,偶数番号の論理ブロック ID をもつデータブロック,ロングテープマークブ

ロック,ショートテープマークブロック又はエンドオブデータブロックの ID 情報の中に計数を 31 ビット

で表す。バイト 10 のビット 0 は,この 31 ビットの計数の最下位ビットとする。

15.4

ブロック形式  バイト 0 のビット 3∼0 の内容は,ブロック形式を示す。

ビット 3210

0000

:  ユーザデータが非圧縮であるデータブロックを表示。

0001

:  第 1 論理レコードを圧縮処理し,もし,第 2 レコードがあればそのレコードを圧縮

処理していないデータブロックを表示。

0010

:  第 2 論理レコードを圧縮処理し,第 1 論理レコードを圧縮処理していないデータブ

ロックを表示。

0011

:  第 1 及び第 2 両方の論理レコードを圧縮処理したデータブロックを表示。

0100

:  使用しない。

0101

:  使用しない。

0110

:  使用しない。

0111

:  使用しない。

1000

:  使用しない。

1001

:  使用しない。


45

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

1010

:  ロングテープマークブロックを表示。

1011

:  ショートテープマークブロックを表示。

1100

:  フォーマットブロックを表示。

1101

:  使用しない。

1110

:  ギャップブロックを表示。

1111

:  エンドオブデータブロックを表示。

15.4.1

データブロック

バイト 0

ビット 7 及び 6

: “0”

とする。

ビット 5

:  以前の物理ブロックを再書込みしたとき,“1”  とし,その他

のとき,“0”  とする。

ビット 4 及びバイト 3∼1

:  15.2 で規定した論理ブロック ID 番号を示す。

ビット 3∼0

:  15.4 で規定したブロック形式を示す。

バイト 4

ビット 7

:  第 2 論理レコードが物理ブロックの中で最終論理レコードのと

き,“1”  とし,その他の場合 “0” とする。

ビット 6

:  第 2 論理レコードが物理ブロックの中で終了したとき,“1”  とし,

その他の場合 “0” とする。

ビット 5

:  論理レコードの最初のデータがその物理ブロックの 00/14 の位置

で始まるとき,“1”  とし,その他の場合 “0” とする。

ビット 4

:  物理ブロックの第 1 論理レコードがこの物理ブロックで終了した

とき,“1”  とし,その他の場合 “0” とする。

ビット 3,2 及びバイト 6

:  物理ブロックの中で,第 2 論理レコードのバイト数の計数値をこ

れらの 10 ビットで表す。バイト 6 のビット 0 は,この計数値の最

下位ビットとする。この計数値は,フォーマットブロックのバイ

ト 4 のビット 7 が “1” のとき,CRC バイトを示す。

ビット 1,0 及びバイト 5

:  物理ブロックの中で,第 1 論理レコードのバイト数の計数値をこ

れらの 10 ビットで表す。バイト 5 のビット 0 は,この計数値の最

下位ビットとする。この計数値は,フォーマットブロックのバイ

ト 4 のビット 7 が “1” のとき,CRC バイトを示す。

バイト 7

ビット 7 及びバイト 11∼13  :  15.1 で規定した物理ブロック ID 番号を表す。

ビット 6∼0

:  データブロックの論理ブロック ID 番号が偶数のとき,15.3 で規定

した内容とし,奇数のとき,オール “0” とする。

バイト 8∼10

データブロックの論理ブロック ID 番号が偶数のとき,15.3 で規定した内容とし,奇数のとき,その

テープ上の次のテープマークの 0 から始まる数を 3 バイトで表す。バイト 10 のビット 0 は,この計

数値の最下位ビットとする。

15.4.2

ギャップブロック

バイト 0


46

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ビット 7∼4

: “0”

とする。

ビット 3∼0

15.4

で規定したブロック形式を表す。

バイト 1∼4

そのテープ上の次の論理レコード ID 番号で,0 から始まる計数値を 4 バイトで表す。

バイト 5,6

すべて “0” する。

バイト 7

ビット 7 及びバイト 11∼13

15.1

で規定した物理ブロック ID 番号を表す。

ビット 6∼0 及びバイト 8∼10

すべて “0” とする。

15.4.3

フォーマットブロック

バイト 0

ビット 7∼4

すべて “0” とする。

ビット 3∼0

15.4

で規定したブロック形式を表す。

バイト 1∼3

すべて “0” とする。

バイト 4

ビット 7

2

個の CRC バイトが算出され,テープ上の各論理レコードへの

付加が終了したとき,“1”  とする。その他のとき,“0”  とする

9.2.1.1.2 参照)。

ビット 6

却下された情報ブロックの再書込みと同時に “1” とする。その

他のとき,“0”  とする。

ビット 5∼0 及びバイト 5

すべて “0” とする。

バイト 6

このバイトは,論理レコードに対してテープサブシステムで使用する登録されたデータ圧縮アルゴ

リズム(ISO/IEC 11576 参照)を表す。データ圧縮を使用しないとき,すべて “0” とする。

バイト 7

ビット 7 及びバイト 11∼13

15.1

で規定した物理ブロック ID 番号を表す。

ビット 6 及びバイト 8∼10

すべて “0” とする。

15.4.4

ロング/ショートテープマークブロック

バイト 0

ビット 7,6

: “0”

とする。

ビット 5

ショートテープマークブロックを再書込みしたとき,“1”  とし,

その他の場合は,“0”  とする。

ビット 4 及びバイト 1∼3

15.2

で規定した論理ブロック ID 番号を表す。

ビット 3∼0

15.4

で規定したブロック形式を表す。

バイト 4∼6

これらのバイトは,LBOT からテープマークの 0 から始まる計数値を表す。バイト 6 のビット 0 は,

この計数値の最下位ビットとする。

バイト 7

ビット 7 及びバイト 11∼13

15.1

で規定した物理ブロック ID 番号を表す。


47

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

ビット 6∼0 及びバイト 8∼10

15.3

で規定した論理レコード ID 番号を表す。

15.4.5

エンドオブデータブロック

バイト 0

ビット 7∼5

すべて “0” とする。

ビット 4 及びバイト 1∼3

15.2

で規定した論理ブロック ID 番号を表す。

ビット 3∼0

15.4

で規定したブロック形式を表す。

バイト 4∼6

これらのバイトは,テープ上の LBOT からのテープマークの数を 0 から計数した値に 1 を加えた値

とする。バイト 6 のビット 0 は,この計数値の最下位ビットとする。

バイト 7

ビット 7 及びバイト 11∼13

15.1

で規定した物理ブロック ID 番号を表す。

ビット 6∼0 及びバイト 8∼10

15.3

で規定した論理レコード ID 番号を表す。

16.

再書込み情報ブロック  再書込み情報ブロックは,1 個のデータブロック及び 1 個のショートテープ

マークブロックだけを再書込み可能とする。データブロック又はショートテープマークブロックを再書込

みしたとき,再書込みしたブロックの ID 情報は,再書込みフラグ(バイト 0,  ビット 5)及び再書込みし

た場所を示す物理ブロック ID 番号(15.1 参照)を除いて,本来のものと同じとする。例えば,物理ブロ

ック に対して再書込みを要求すると,物理ブロック n+27 で再書込みする。再書込みした情報ブロック

の物理ブロックのずれは,最初の位置から 297 物理ブロックを超えてはならない。記録済みのデータの信

頼性を保証するため,ミッシングパルスゾーンを含む情報セグメントは,1 ブロック当たり 2 個未満とす

る。

17.

テープの物理フォーマット  テープの物理フォーマットは,図 28 による。

図 28  テープの物理フォーマット(記録面側を示す)

17.1

初期消去領域  初期消去領域は,PBOT から LBOT 領域の始まりまでとし,その長さ M は,725.0mm

∼745.0mm とする。

17.2

  LBOT

領域  LBOT 領域は,320 フォーマットトラックからなる。


48

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

17.3

テープの使用可能領域  テープの使用可能領域は,LBOT 領域の終わりから PEOT の手前最少 13mm

の位置までとする。


49

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

附属書 A(規定)  光透過率の測定方法

A.1

概要  この附属書は,テープの光透過率の測定装置及び測定方法についての概略を示す。

光透過率は,装置にテープ試験片を入れないときの読取り値と入れたときの読取り値との比を百分比で

表す。

A.2

装置及び構成  装置及び構成は,次による。

光源

光検出部

測定用マスク

光学系の配置

測定回路

A.2.1

光源  光源は,次のパラメータをもつ赤外線発光ダイオード (LED) を使用する。

波長

: 850nm±50nm

半値幅

±50nm

A.2.2

光検出部  光検出部は,平らなシリコンフォトダイオードを用い,回路を閉じた状態で動作する。

A.2.3

測定用マスク  測定用マスクの厚さは,2mm とし,円形の孔の直径  (d)  は,シリコンフォトダイオ

ードの受光領域の 80%∼100%とする。マスクの表面は,黒のつや消し仕上げとする。

試験片は,マスクの孔を覆い,かつ,周りの光が漏れないように,マスクに固定する。

A.2.4

光学系の配置(附属書 図 参照)  光軸に対してマスクは垂直に設置する。光源からマスクまで

の距離  (l)  は,次の式による。

mm

d

l

α

tan

2

=

角度

α

は,光軸上の最大強度の

95%

以上の光の強度がある角度とする。

A.2.5

追補  装置全体は,つや消しの黒いケースで覆う。

A.2.6

測定回路(附属書 図 参照)  測定回路は,次によって構成する。

E

出力電圧を変えられる直流安定化電源

R

電流を制限する抵抗器

LED

赤外線発光ダイオード

Di

シリコンフォトダイオード

A

演算増幅器

R

0

, R

f1

帰還用の抵抗器

S

利得切換用スイッチ

V

電圧計

LED

に流す電流(照射力)は,供給電圧

 (E)

によって変化させる。

Di

は,回路を閉じて動作させる。

演算増幅器の出力は,

V

0

I

k

×

R

f

で与えられる。ここで,

I

k

は,回路を閉じているときの電流値とする。

出力電圧は,光の強度の一次関数である。


50

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

R

0

及び

R

f1

は,許容差

1%

の温度変化特性がよい抵抗器とする。

これらの抵抗値の比は,次の式による。

20

1

1

0

=

f

f

R

R

A.3

測定方法  スイッチ

 (S)

を位置

 (0)

に設定する。試験片を取り付けないで,電圧計

 (V)

がフルスケ

ール

 (100%)

になるように供給電圧

 (E)

を変化させる。リーダテープ又はトレーラテープをマスクに取り

付ける。電圧計は,

60%

100%

を示す。

スイッチ

 (S)

を位置

 (1)

に設定し,テープの試験片をマスクに取り付ける。電圧計のフルスケールは,

光透過率

5%

を示す。

附属書 図 1  光学系の配置

附属書 図 2  測定回路


51

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

附属書 B(規定)  ビットシフトの測定方法

ビットシフトの試験で用いる書込み装置は,通常の情報交換用に用いる装置とする。

なお,テープは,システム動作と同様の起動停止方式で書き込む。

B.1

読取り装置  読取り装置は,次による。

トラックの直線性が

5

µm

の範囲内に保持されている磁気テープ装置によってテープを読み取る。読取り

ヘッドの出力電圧の絶対値は,規定しない。

なお,ヘッドの性能,回転トランス,プリアンプ及びヘッドとテープとの相対速度は,信号対雑音比を

低くするために選択する。

ヘッド,回転トランス,プリアンプ及び関連する回路の周波数特性は,次による。

読取りヘッド

ギャップ長

 0.30

µm

±

0.05

µm

共振周波数

 “1”

パターンの周波数の

15

倍以上

トラック幅

 25

µm

±

3

µm

アジマス

10.000

°±

0.133

°又は+

20.000

°±

0.133

°

回転トランス

バンド幅

f

high

 (

3dB)

は,

“1”

パターンの周波数の

4

倍以上

f

low

 (

3dB)

は,

“1”

パターンの周波数の

400

1

以下

プリアンプ

増幅率

 100

以上

入力雑音

Hz

V

n

2

以下

バンド幅

f

high

 (

3dB)

は,

“1”

パターンの周波数の

3

倍以上

f

low

 (

3dB)

は,

“1”

パターンの周波数の

400

1

以下

読取りフィルタ

ローパスフィルタ

 “1”

パターンの周波数の少なくとも

2

倍のカットオフ周波数をもつ

3

次のバターワース特性とする。

ハイパスフィルタ

 “1”

パターンの周波数の

40

1

の点で

Q

0.7

とする

2

個の極以上をもつ

(すべての他の交流対極は,

“1”

パターンの周波数の

800

1

に存在しなけ

ればならない)。

イコライザ

イコライザの伝達関数は,次の式による。

÷÷ø

ö

ççè

æ

+

+

+

+

=

2

0

0

2

)

(

)

)(

(

)

(

ω

ω

ω

ω

ω

Q

s

s

s

s

s

K

s

G

p

z

z

ここに,

K

1

W

1

2

πf

i

f

z

“1”

パターンの周波数の

4

1

f

p

“1”

パターンの周波数の

40

1


52

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

f

0

“1”

パターンの周波数の

2

Q

0.7

B.2

測定  測定は,次による。

平均ビットセルの長さ

  (L)

は,試験ゼロ交差点

 (TZC)

の両側にある二つの基準ゼロ交差点

 (RZC)

の間

隔から得る。基準ゼロ交差点は,少なくとも両側にそれぞれ

2

個以上のビット

 “1”

のゼロ交差点をもつよ

うなビット

 “1”

のゼロ交差点とし,その変化率を

2%

未満に保つため,

40

ビットセル以下とする。

また,本体の 10.2 に規定したビットシフト値は,ユーザデータが本体の 9.17.の規定によって記録した

場合に適用する。

B.3

データ分析  データ分析は,附属書 図 及び次による。

二つの基準ゼロ交差点の間にあるビットセルの数を

n

としたとき,平均ビットセル長

  (L)

は,次の式に

よる。

n

P

P

L

1

3

=

最初の基準ゼロ交差点と試験ゼロ交差点との間に

m

ビットの間隔がある場合,ビットシフトは,次の式

による。

100

)

(

1

2

×

=

L

P

P

mL

BS

ここに,

BS

ビットシフト

 (%)

L

平均ビットセル長

P

n

  n

番目の

 “1”

パターンのゼロ交差点

附属書 図 1  波形の測定


53

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

附属書 C(規定)  ビットバイトから 10 ビットパターンへの変換

8

ビットバイトは,左側を最上位ビットとし,右側を最下位ビットとする。

10

ビットパターンは,左側を最初の記録ビットとし,右側を最後の記録ビットとする。

括弧で示した数は,

16

進数で表す。

8

ビットバイト 10 ビットパターン

(00) 00000000

0100100101

(01) 00000001

0100100111

(02) 00000010

0100101010

(03) 00000011

0100101101

(04) 00000100

0100101111

(05) 00000101

0100111001

(06) 00000110

0100111011

(07) 00000111

0100111110

(08) 00001000

0101001001

(09) 00001001

0101001011

(0A) 00001010

0101001110

(0B) 00001011

0101010010

(0C) 00001100

0101010101

(0D) 00001101

0101010111

(0E) 00001110

0101011010

(0F) 00001111

0101011101

(10) 00010000

0101101001

(11) 00010001

0101101011

(12) 00010010

0101101110

(13) 00010011

0101110010

(14) 00010100

0101110101

(15) 00010101

0101110111

(16) 00010110

0101111010

(17) 00010111

0101111101

(18) 00011000

0110100101

(19) 00011001

0110100111

(1A) 00011010

0110101010

(1B) 00011011

0110101101

(1C) 00011100

0110101111

(1D) 00011101

0110111001

(1E) 00011110

0110111011

(1F) 00011111

0110111110

(20) 00100000

0111001001

(21) 00100001

0111001011

(22) 00100010

0111001110

(23) 00100011

0111010010

(24) 00100100

0111010101

(25) 00100101

0111010111

(26) 00100110

0111011010

(27) 00100111

0111011101

(28) 00101000

0111101001

(29) 00101001

0111101011

(2A) 00101010

0111101110

8

ビットバイト 10 ビットパターン

(2B) 00101011

0111110010

(2C) 00101100

0111110101

(2D) 00101101

0111110111

(2E) 00101110

0111111010

(2F) 00101111

0111111101

(30) 00110000

1001110011

(31) 00110001

1001110110

(32) 00110010

1001001010

(33) 00110011

1001001101

(34) 00110100

1001001111

(35) 00110101

1001011001

(36) 00110110

1001011011

(37) 00110111

1001011110

(38) 00111000

0110010011

(39) 00111001

0110010110

(3A) 00111010

1010011111

(3B) 00111011

1010010010

(3C) 00111100

1010010101

(3D) 00111101

1010010111

(3E) 00111110

1010011010

(3F) 00111111

1010011101

(40) 01000000

1010101001

(41) 01000001

1010101011

(42) 01000010

1010101110

(43) 01000011

1010110010

(44) 01000100

1010110101

(45) 01000101

1010110111

(46) 01000110

1010111010

(47) 01000111

1010111101

(48) 01001000

1011100101

(49) 01001001

1011100111

(4A) 01001010

1011101010

(4B) 01001011

1011101101

(4C) 01001100

1011101111

(4D) 01001101

1011111001

(4E) 01001110

1011111011

(4F) 01001111

1011111110

(50) 01010000

1100100101

(51) 01010001

1100100111

(52) 01010010

1100101010

(53) 01010011

1100101101

(54) 01010100

1100101111

(55) 01010101

1100111001


54

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

8

ビットバイト 10 ビットパターン

(56) 01010110

1100111011

(57) 01010111

1100111110

(58) 01011000

1101001001

(59) 01011001

1101001011

(5A) 01011010

1101001110

(5B) 01011011

1101010010

(5C) 01011100

1101010101

(5D) 01011101

1101010111

(5E) 01011110

1101011010

(5F) 01011111

1101011101

(60) 01100000

1101101001

(61) 01100001

1101101011

(62) 01100010

1101101110

(63) 01100011

1101110010

(64) 01100100

1101110101

(65) 01100101

1101110111

(66) 01100110

1101111010

(67) 01100111

1101111101

(68) 01101000

1110100101

(69) 01101001

1110100111

(6A) 01101010

1110101010

(6B) 01101011

1110101101

(6C) 01101100

1110101111

(6D) 01101101

1110111001

(6E) 01101110

1110111011

(6F) 01101111

1110111110

(70) 01110000

1111001001

(71) 01110001

1111001011

(72) 01110010

1111001110

(73) 01110011

1111010010

(74) 01110100

1111010101

(75) 01110101

1111010111

(76) 01110110

1111011010

(77) 01110111

1111011101

(78) 01111000

1111101001

(79) 01111001

1111101011

(7A) 01111010

1111101110

(7B) 01111011

1111110010

(7C) 01111100

1111110101

(7D) 01111101

1111110111

(7E) 01111110

1111111010

(7F) 01111111

1111111101

(80) 10000000

0100101011

(81) 10000001

0100101110

(82) 10000010

0100110101

(83) 10000011

0100111010

(84) 10000100

0101101010

(85) 10000101

0101101111

(86) 10000110

0101111011

(87) 10000111

0101111110

(88) 10001000

0111001010

8

ビットバイト 10 ビットパターン

(89) 10001001

0111001111

(8A) 10001010

0111011011

(8B) 10001011

0111011110

(8C) 10001100

1001001011

(8D) 10001101

1001001110

(8E) 10001110

1001010101

(8F) 10001111

1001011010

(90) 10010000

1001101001

(91) 10010001

1001110010

(92) 10010010

1001110111

(93) 10010011

1001111101

(94) 10010100

1010101010

(95) 10010101

1010101111

(96) 10010110

1010111011

(97) 10010111

1010111110

(98) 10011000

1011001001

(99) 10011001

1011010010

(9A) 10011010

1011010111

(9B) 10011011

1011011101

(9C) 10011100

1011101011

(9D) 10011101

1011101110

(9E) 10011110

1011110101

(9F) 10011111

1011111010

(A0) 10100000

1101001010

(A1) 10100001

1101001111

(A2) 10100010

1101011011

(A3) 10100011

1101011110

(A4) 10100100

1010100101

(A5) 10100101

1110010010

(A6) 10100110

1110010111

(A7) 10100111

1110011101

(A8) 10101000

1110101011

(A9) 10101001

1110101110

(AA) 10101010

1110110101

(AB) 10101011

1110111010

(AC) 10101100

1111100101

(AD) 10101101

1111101010

(AE) 10101110

1111101111

(AF) 10101111

1111111011

(B0) 10110000

0100111111

(B1) 10110001

1001011111

(B2) 10110010

1011111111

(B3) 10110011

1110111111

(B4) 10110100

0101100101

(B5) 10110101

0110100110

(B6) 10110110

1111010011

(B7) 10110111

1111010110

(B8) 10111000

0101010011

(B9) 10111001

0111110011

(BA) 10111010

1010010011

(BB) 10111011

1101110011


55

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

8

ビットバイト 10 ビットパターン

(BC) 10111100

0101010110

(BD) 10111101

0111110110

(BE) 10111110

1010010110

(BF) 10111111

1101110110

(C0) 11000000

0101001101

(C1) 11000001

1011010011

(C2) 11000010

1011010110

(C3) 11000011

0101011001

(C4) 11000100

0110010101

(C5) 11000101

1010011001

(C6) 11000110

0110011010

(C7) 11000111

0110011111

(C8) 11001000

0110101001

(C9) 11001001

0110110010

(CA) 11001010

0110110111

(CB) 11001011

0110111101

(CC) 11001100

0111100111

(CD) 11001101

0111101101

(CE) 11001110

0111111001

(CF) 11001111

0101111111

(D0) 11010000

1100101001

(D1) 11010001

1100110010

(D2) 11010010

1100110111

(D3) 11010011

1100111101

(D4) 11010100

1101100111

(D5) 11010101

1101101101

(D6) 11010110

1101111001

(D7) 11010111

1101111111

(D8) 11011000

1111001101

(D9) 11011001

1110010011

(DA) 11011010

1110010110

(DB) 11011011

1111011001

(DC) 11011100

0101011111

(DD) 11011101

0111011111

(DE) 11011110

1010111111

(DF) 11011111

1101011111

(E0) 11100000

0111101010

(E1) 11100001

0111101111

(E2) 11100010

0111111011

(E3) 11100011

0111111110

(E4) 11100100

1101101010

(E5) 11100101

1101101111

(E6) 11100110

1101111011

(E7) 11100111

1101111110

(E8) 11101000

1111001111

(E9) 11101001

1111011011

(EA) 11101010

1111011110

(EB) 11101011

1100111111

(EC) 11101100

0110101110

(ED) 11101101

1111110011

(EE) 11101110

1111100110

8

ビットバイト 10 ビットパターン

(EF) 11101111

0110111111

(F0) 11110000

1010101101

(F1) 11110001

0111010110

(F2) 11110010

0101011110

(F3) 11110011

1001111111

(F4) 11110100

1011010101

(F5) 11110101

1011110111

(F6) 11110110

1011111101

(F7) 11110111

1011011111

(F8) 11111000

1100100110

(F9) 11111001

1110110111

(FA) 11111010

1110111101

(FB) 11111011

1110011111

(FC) 11111100

1111100111

(FD) 11111101

1111101101

(FE) 11111110

1111111001

(FF) 11111111

1111011111


56

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)


57

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

附属書 D(参考)  輸送条件

D.1

環境条件  カートリッジの輸送の場合は,次の環境条件とすることが望ましい。

温度

40

℃∼

45

相対湿度

 5%

80%

湿球温度

 26

℃以下

カートリッジの内部及び表面は,結露してはならない。

D.2

危険  カートリッジの輸送には,次の

3

種類の危険がある。

D.2.1

衝撃及び振動  輸送中のカートリッジへの損傷を最小限にするために,次の対策をとることが望ま

しい。

a)

カートリッジを変形させるおそれのある機械的な荷重を加えてはならない。

b)

カートリッジは,

1m

を超える高さから落下させてはならない。

c)

カートリッジは,十分な衝撃吸収材がある堅い箱の中に収容する。

d)

カートリッジの収容箱は,内部が清浄で,かつ,じんあい(塵埃)や水の浸入防止が十分可能な構造

とする。

e)

カートリッジの収容方向は,カートリッジの収容箱内でテープリールの中心軸を水平にする。

f)

カートリッジの収容箱は,正しい位置方向(天地)に置くように明確な表示をする。

D.2.2

温度及び湿度の極端な変化  温度及び湿度の極端な変化は,いかなる場合でも可能な限り回避する。

輸送されたカートリッジは,必ず使用環境条件に最低

24

時間放置する。

D.2.3

誘導磁界の影響  カートリッジとカートリッジの収容箱の最外壁との距離は,外部磁界の影響によ

る信号破壊の危険性を最小限にするため

80mm

以上とする。


58

X 6142-1995 (ISO/IEC 12246 : 1993)

附属書 E(参考)  不良テープ

テープ装置又は他のテープの性能を低下させるテープを不良テープとよぶ。テープの特性には,テープ

装置の性能を低下させる次のものがある。このような不良テープを使用するとき,テープ装置の性能が低

下し,かつ,誤りが多く発生するので不良テープは,使用しない方がよい。

E.1

不良特性  テープの不良特性を,次に示す。

a)

高い研磨性

b)

テープ走行部に対する高い摩擦力

c)

テープエッジの不良な状態

d)

テープ又はテープ走行部への帯電

e)

テープの層間の滑り

f)

テープの裏面への記録表面塗膜の転移

g)

テープのスティッキング又は他のテープの特性を低下させるようなテープ組成物の浸み出し

JIS

磁気テープ原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

大  石  完  一

パルステック工業株式会社

(幹事)

富  田  正  典

日本電信工業株式会社

(委員)

金  子      悟

富士通株式会社

竹  内      正

株式会社トリム・アソシエイツ

徳  永  賢  次

住友スリーエム株式会社

平  川      卓

富士写真フイルム株式会社

山  口  茂  孝

ティアック株式会社

新  井      清

日本システムハウス株式会社

今  井  伸  二

日本電気株式会社

安  藤  晴  夫

日立マクセル株式会社

三  瓶      徹

株式会社日立製作所

堀  川  憲  一

ソニー株式会社

荒  木      学

日本ユニシス株式会社

岸  野  忠  信

財団法人日本規格協会

中  島  一  郎

通商産業省

古  市  正  敏

工業技術院標準部

瀬戸屋  英  雄

工業技術院標準部

(関係者)

佐々木  修  二

財団法人日本電子部品信頼性センター

(事務局)

東  條  喜  義

社団法人日本電子工業振興協会