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X 5212

:2015 (ISO/IEC 21481:2012)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  適合性  

1

3

  引用規格  

1

4

  用語及び定義  

2

5

  表記 

3

6

  外部 RF フィールド検出  

3

7

  モード選択及び切替え  

3

8

  外部 RF フィールド検出及び初期 RF 発生  

4


X 5212

:2015 (ISO/IEC 21481:2012)

(2)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人情報

処理学会(IPSJ)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改

正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格であ

る。

これによって,JIS X 5212:2010 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


   

日本工業規格

JIS

 X

5212

:2015

(ISO/IEC 21481

:2012

)

近距離通信用インタフェース及びプロトコル 2

(NFCIP-2)

Information technology-Telecommunications and information exchange

between systems-Near Field Communication Interface and Protocol -2

(NFCIP-2)

序文 

この規格は,2012 年に第 2 版として発行された ISO/IEC 21481 を基に,技術的内容及び構成を変更する

ことなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

適用範囲 

この規格は,JIS X 6322 規格群又は JIS X 6323 規格群に従う IC カード読取り機能を JIS X 5211 と合わ

せて実装するデバイスのために,NFC 通信モード,PICC 通信モード,PCD 通信モード及び VCD 通信モー

ドの四つの通信モードのうちの選択された一つに入る方法を規定する。この規格は,これらの通信モード

の仕様は規定しない。

JIS X 5211

(NFCIP-1)

JIS X 6322 規格群及び JIS X 6323 規格群は,13.56 MHz を利用する近接接続デ

バイスの RF 信号インタフェース及び非接触 IC カードへのアクセスの,初期化,衝突回避及び無線相互接

続プロトコルを規定している。相互接続プロトコルとしては,NFC 通信モード,PICC 通信モード,PCD

通信モード及び VCD 通信モードが規定されている。

この規格は,この四つの通信モードのうちの選択された一つに入る方法を規定することを目的としてい

る。通信モード選択後の動作は,その通信モードを規定している規格に従う。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 21481:2012

, Information technology − Telecommunications and information exchange

between systems

−Near Field Communication Interface and Protocol -2 (NFCIP-2)(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

適合性 

この規格の全ての必須の仕様を実装した場合にこの規格に適合する。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの


2

X 5212

:2015 (ISO/IEC 21481:2012)

   

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

ISO/IEC 18092

,Information technology−Telecommunications and information exchange between systems−

Near Field Communication

−Interface and Protocol (NFCIP-1)

注記  JIS X 5211:2010  システム間の通信及び情報交換−近距離通信用インタフェース及びプロト

コル (NFCIP-1)が 2004 年版に一致している。

JIS X 6322-2

  識別カード−非接触(外部端子なし)IC カード−近接型−第 2 部:電力伝送及び信号

インタフェース

注記  対応国際規格:ISO/IEC 14443-2,Identification cards−Contactless integrated circuit(s) cards  −

Proximity cards

−Part 2: Radio frequency power and signal interface(IDT)

JIS X 6322-3

  識別カード−非接触(外部端子なし)IC カード−近接型−第 3 部:初期化及び衝突防

注記  対応国際規格:ISO/IEC 14443-3,Identification cards−Contactless integrated circuit(s) cards  −

Proximity cards

−Part 3: Initialization and anticollision(IDT)

JIS X 6322-4

  識別カード−非接触(外部端子なし)IC カード−近接型−第 4 部:伝送プロトコル

注記  対応国際規格:ISO/IEC 14443-4,Identification cards−Contactless integrated circuit(s) cards  −

Proximity cards

−Part 4: Transmission protocol(IDT)

JIS X 6323-2

  識別カード−非接触(外部端子なし)IC カード−近傍型−第 2 部:電波インタフェー

ス及び初期化

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15693-2,Identification cards−Contactless integrated circuit(s) cards  −

Vicinity cards

−Part 2: Air interface and initialization(IDT)

JIS X 6323-3

  識別カード−非接触(外部端子なし)IC カード−近傍型−第 3 部:衝突防止及び伝送

プロトコル

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15693-3,Identification cards−Contactless integrated circuit(s) cards  −

Vicinity cards

−Part 3: Anticollision and transmission protocol(IDT)

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

4.1 

外部 RF フィールドしきい値,H

THRESHOLD

H

THRESHOLD

外部 RF フィールドの値の最小値。

注記  JIS X 5211:2010 の 4.6 を変更している。

4.2 

NFCIP-2

デバイス(NFCIP-2 device)

JIS X 5212

の実体。

4.3 

NFC

モード(NFC MODE)

NFCIP-2

デバイスが JIS X 5211 で規定される仕様で動作するモード。

4.4 

動作周波数,fcfc

JIS X 6322-2

で規定する動作磁界の周波数(搬送波周波数)


3

X 5212

:2015 (ISO/IEC 21481:2012)

注記  周波数の許容偏差は電波法に定められている。

4.5 

PICC

モード(PICC MODE)

JIS X 6322-2

JIS X 6322-3 及び JIS X 6322-4 で規定する A 型若しくは B 型の近接型カード,又は同様

な動作をする対象物として,NFCIP-2 デバイスが動作するモード。

4.6 

PCD

モード(PCD MODE)

JIS X 6322-2

JIS X 6322-3 及び JIS X 6322-4 で規定する近接型カード結合装置として,NFCIP-2 デバイ

スが動作するモード。

4.7 

VCD

モード(VCD MODE)

JIS X 6323-2

及び JIS X 6323-3 で規定する近傍型結合装置として,

NFCIP-2

デバイスが動作するモード。

表記 

5.1 

名称 

固有フィールドなどの基本的要素の名称(ラテンアルファベット表記)は,先頭を大文字とする。

外部 RF フィールド検出 

外部 RF フィールド検出処理の実行中,NFCIP-2 デバイスは,T

IDT

n×T

RFW

JIS X 5211 の 11.1.1 参照)

期間,fc において H

THRESHOLD

の強さを超える外部 RF フィールドを検出したら,自らの RF フィールドを発

生してはならない。

モード選択及び切替え 

NFCIP-2

デバイスのモード切替えは,事前に選択しておいた NFC モード,PCD モード,PICC モード又

は VCD モードのいずれかのモードに入る手順を規定する。

NFCIP-2

デバイスは,次に示す手順を実施しなければならない。

1) NFCIP-2

デバイスは,自らの RF フィールドの発生を停止する。

2) PICC

モードを選択している場合,NFCIP-2 デバイスは,PICC モードに入る。

3) NFCIP-2

デバイスは,箇条 で規定する外部 RF フィールドを検出した場合,ターゲットとして NFC

モードに入らなければならない。

4) NFCIP-2

デバイスは,NFC モードを選択していて外部 RF フィールドを検出できない場合,イニシエ

ータとして NFC モードに入らなければならない。

5) NFCIP-2

デバイスは,PCD モード又は VCD モードを選択していて外部 RF フィールドを検出できない

場合,箇条 で規定する外部 RF 検出及び初期 RF 発生を実施しなければならない。

上記の手順を,

図 に図示する。


4

X 5212

:2015 (ISO/IEC 21481:2012)

   

開始

外部RFフィールド

を検出したか?

PCDモード

終了

NFCモード

VCDモード

NFCモード,

PCDモード,VCDモードの

どれを選択して

いるか?

外部RF

フィールドを検出

したか又は時間

切れか?

外部RF

フィールドを検出

したか又は時間

切れか?

NFCIP-2デバイスは,RF

フィールドの発生を停止し

なければならない

PICCモード

PICC

モードを選択している

か?

外部RFフィールド

を検出した

外部RFフィールド

を検出した

NFCモード

VCDモード

 PCDモード

いいえ

はい

はい

いいえ

外部RFフィールド検出

期間が経過した

外部RFフィール
ド検出期間が経
過した

図 1−モード選択 

外部 RF フィールド検出及び初期 RF 発生 

T

IDT

n×T

RFW

の期間中に NFCIP-2 デバイスが外部 RF フィールドを箇条 で規定するように検出したと

き,箇条 に規定する手順を再び最初から実施しなければならない。

NFCIP-2

デバイスは,T

IDT

n×T

RFW

の期間中に外部 RF フィールドを検出できない場合には,RF フィー

ルドの発生を開始し,T

IRFG

経過後に,選択している通信モードに入らなければならない。T

IDT

,T

RFW

及び

n

については,JIS X 5211 の 11.1.1 を参照。T

IRFG

は,RF フィールド発生開始時点と,命令又はデータの送

信に係る変調の開始時点との間にある初期保護時間とする。JIS X 6322-3 の 5.1(ポーリング)及び JIS X 


5

X 5212

:2015 (ISO/IEC 21481:2012)

6323-2

の 7.3(VCD から VICC への伝送フレーム)でそれぞれ PCD モード及び VCD モードに対する T

IRFG

を規定している。

外部 RF 検出及び初期 RF 発生を

図 に示す。

図 2PCD モード及び VCD モードにおける RF 検出及び初期 RF 発生