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X 4166

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準

原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大

臣が制定した日本工業規格である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS X 4166

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)例

附属書 2(参考)参考文献


X 4166

:2005

(2)

目  次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  グリフ参照言語 

1

4.1

  全体的規定 

1

4.2

  name 属性 

2

5.

  適合性

2

附属書 1(参考)例 

3

附属書 2(参考)参考文献 

4


日本工業規格

JIS

 X

4166

:2005

XML

文書へのグリフ識別子の埋込み

Embedding Glyph Identifiers in XML Documents

1.

適用範囲  この規格は,XML 文書へグリフ識別子を埋め込むための XML に基づく言語について規定

する。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構

成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。

JIS X 4158:2005

  XML 名前空間

備考  W3C Recommendation, Namespaces in XML, 1999-01-14 が,この規格に一致している。

参考  この W3C 勧告は,http://www.w3.org/TR/1999/REC-xml-names-19990114/から入手できる。

JIS X 4159:2005

  拡張可能なマーク付け言語(XML)

備考  W3C Recommendation, Extensible Markup Language (XML) 1.0 (Third Edition), 2004-02-04 が,この

規格に一致している。

参考  この W3C 勧告は,http://www.w3.org/TR/2004/REC-xml-20040204 から入手できる。

JIS X 4161:2002

  フォント情報交換−第 1 部:体系

備考  ISO/IEC 9541-1:1991, Information technology−Font Information Interchange−Part 1: Architecture

並びに Amd.1:2001, Amd.2:1998 及び Amd.3:2000 が,  この規格に一致している。

JIS X 4165:2002

  フォント関連識別子の登録手続き

備考  ISO/IEC 10036:1996, Information Technology − Font information interchange − Procedures for

registration of font-related identifiers

及び Cor.1:2001 が,  この規格に一致している。

JIS X 4172:1998

  SGML公開テキスト所有者識別子

備考  ISO/IEC 9070:1991, Information Technology−SGML support facilities−Registration procedures for

public text owner identifiers

が,この規格に一致している。

3. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は, JIS X 4158JIS X 4159JIS X 4161JIS X 4165 及び JIS X 

4172

による。

4.

グリフ参照言語

4.1 

全体的規定  グリフ参照言語は,XML 文書にグリフ識別子を埋め込むための言語とする。この言語

は,XML 文書を構成する要素がどんな名前空間に属している場合にも,どんな局所名をもつ場合にも利用

できる。


2

X 4166

:2005

4.2

name

属性  name 属性は,グリフ参照言語の唯一の言語機構とする。この属性の構文及び意味は,

次のとおりとする。

a) 

名前空間  JIS X 4158 による名前空間 http://www.xml.gr.jp/xmlns/PRE/Reference に属するものとする。

b) 

局所名  局所名は,name とする。

c) 

属性値  属性値は,JIS X 4165 に従うグリフ識別子とする。

要素がこの属性をもつ(この属性が DTD によってデフォルトとして指定される場合も含む。

)のは、要素

の内容が一つの文字だけからなる場合に限る。ただし、文字が、文字参照や実体参照によって表現されて

もよい。

参考  ある文字を内容とする要素に対し、name 属性によってどんなグリフ識別子を指定するかの判断

は利用者の責任とする。

この属性をもつ要素を E とし(この属性が DTD によってデフォルトとして指定される場合も含む。

,属

性値によって参照されるグリフを G とする。この属性は,E の表示及び印刷に G を利用することを意味す

る(附属書1参照)

5.

適合性  XML 文書を表示又は印刷する応用プログラムは,name 属性をもつ要素を表示又は印刷する

とき,name 属性の値であるグリフ識別子に対応するグリフを用いなければならない。他のグリフを用いて

はならない。

参考  グリフを利用する他の処理(検索など)については規定しない。


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X 4166

:2005

     

附属書 1(参考)  例

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

この附属書は,本体に規定する言語機構を用いてグリフ識別子の埋込みを行った XML 文書の記述例及

びその意味を示す。

次の例では,相撲力士の曙太郎の姓となる“曙”の文字を使用している。文字“曙”には,内部に点を

含むグリフ ISO/IEC 10036/RA//Glyphs: 10014220 と点を含まないグリフ ISO/IEC 10036/RA//Glyphs 10054157

とがどちらも使用できる。言い換えれば、JIS X 0221-1 では,二つのグリフは一つのコード位置に包摂さ

れている。しかし,相撲力士の曙太郎は,大関に昇進するまでは“天下を取る”という意図を表現するた

めに,点を含まない“曙”を名乗り,大関昇進後に点を含む“曙”に改名した。この改名を意味のあるも

のとみなし,区別して扱う要求は当然存在し得る。

なお,曙太郎は,昭和 63 年 3 月から平成 13 年 1 月まで活躍したアメリカ合衆国ハワイ州出身の相撲力

士である。

.

この例は,XHTML 及びこの規格で規定する言語を使用した XML 文書である。XHTML 利用者エージェ

ントによって表示又は印刷を行った場合,

“曙”が点を含むかどうかは使用されるフォントのデザインに依

存する。

XHTML

文書を表示又は印刷する応用プログラムが本規格に適合するためには、グリフ ISO/IEC

10036/RA//Glyphs:10054157

が指定されていることを name 属性の値によって認識し,適切なフォントを用

いるなどの方法によって、このグリフを用いなければならない。すなわち、内部に点を含めずに表示しな

ければならない。

 <html

xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">

  <body xmlns:glyph="http://www.xml.gr.jp/PRE/Reference">

        <p>昭和 63 年 3 月に初土俵を踏んだ<span

     glyph:name="ISO/IEC 10036/RA//Glyphs:10054157">曙</span>太郎

          はハワイ出身である。</p>

  </body>

 </html>


4

X 4166

:2005

附属書 2(参考)  参考文献

この規格に関連する参考文献を次に示す。

JIS X 0221-1:2001

  国際符号化文字集合(UCS)  −  第 1 部:  体系及び基本多言語面

備考  ISO/IEC 10646-1:2000 Universal Multiple−Octet Coded Charatcer Set (UCS)−Part 1: Architecture

and Basic Multilingual Plane

が,  この規格に一致している。

World Wide Web Consortium(W3C) Recommendation, XHTML™ 1.0 The Extensible HyperText Markup

Language

参考  TR X 0037: 2001,  拡張可能なハイパテキストマーク付け言語(XHTML) 1.0 が,この W3C 勧告に

一致している。