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X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日

本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 17933 : 2000, GEDI−Generic

Electronic Document Interchange

を基礎として用いた。

JIS X 0811

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)  ILL-Request APDU から GEDI への写像

附属書 B(参考)  電子的文献複写物として使用できる書式


X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

(1) 

目次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

2

3.1

  消費側

2

3.2

  領域

2

3.3

  電子的文献複写物

2

3.4

  電子的文献交換トランザクション

2

3.5

  GEDI 領域

2

3.6

  GEDI ヘッダ,GEDI カバー

2

3.7

  GEDI レコード

2

3.8

  中継者

2

3.9

  提供側

2

4.

  記号

2

5.

  サービスモデル及び形態

3

5.1

  序文

3

5.2

  一般モデル

4

5.3

  領域の概念

4

5.4

  機能項目

5

5.5

  GEDI の形態

6

6.

  GEDI レコードの書式構造

6

7.

  GEDI ヘッダ

7

7.1

  一般

7

7.2

  GEDI ヘッダデータ要素−意味

7

7.2.1

  序文

7

7.2.2

  種別 1−文献交換書式情報

8

7.2.3

  種別 2−転送のしくみにかかわるあて先及び蓄積に関する情報

9

7.2.4

  種別 3−トランザクション情報

11

7.2.5

  種別 4−文献の記述

15

7.2.6

  種別 5−埋め草文字

19

7.3

  GEDI ヘッダデータ要素−構文

19

7.4

  英字順タグリスト

22

7.5

  GEDI ヘッダの例

23

8.

  電子的文献書式

25

8.1

  一般

25


X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

目次

(2) 

ページ

8.2

  文献書式の識別

25

9.

  ファイル転送のしくみ

25

9.1

  序文

25

9.2

  ファイル名

25

9.3

  FTP 一般

26

9.4

  FTP 実装仕様

26

9.5

  FTP に対応するプロトコル層

26

9.6

  FTP の名前及びアドレス

26

10.

  メール転送のしくみ

26

10.1

  序文

26

10.2

  MIME 実装プロファイル

27

10.2.1

  GEDI ヘッダ本体部(必す)

27

10.2.2

  人が読むことのできる GEDI ヘッダ本体部(任意)

28

10.2.3

  電子文献複写物本体部(必す)

28

10.3

  MIME に対応するプロトコルスタック

29

11.

  適合性

29

11.1

  送信・受信の機能

29

11.2

  GEDI ヘッダデータ要素への適合性

29

11.3

  電子文献複写物への適合性

30

11.4

  プロトコルへの適合性

30

11.4.1

  FTP への適合性

30

11.4.2

  MIME への適合性

30

附属書 A(参考)  ILL-Request APDU から GEDI への写像

31

附属書 B(参考)  電子的文献複写物として使用できる書式

35

参考文献

41


日本工業規格

JIS

 X

0811

 : 2002

 (ISO

17933

 : 2000

)

電子的文献交換 (GEDI)

GEDI

−Generic Electronic

Document Interchange

序文  この規格は,2000 年に第 1 版として発行された ISO 17933, GEDI−Generic Electronic Document

Interchange

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,計算機システム間の電子的文献複写物の交換書式を規定する。この書式は,

依頼機関,提供側及び文献書式の情報並びに関連する書誌情報を示す,GEDI ヘッダの定義を含む。

この規格は,図書館相互貸借応用及び文献送信応用を支援する計算機システムに,適用できる。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 17933 : 2000

  GEDI−Generic Electronic Document Interchange (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格のうちで,発効年(又は発行年)を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの

規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付

記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 0301

  日付及び時刻の表記

備考  ISO 8601 : 1988, Data elements and interchange formats−Information interchange−Representation

of dates and times

が,が元号による表記を除き,この規格と一致している。

JIS X 0304

  国名コード

備考  ISO 3166-1 : 1997, Codes for the representation of names of countries and their subdivisions−Part

1 : Country codes

が,この規格と一致している。

JIS X 0305

  国際標準図書番号 (ISBN)

備考  ISO 2108 : 1992, Information and documentation  −International standard book numbering (ISBN)

が,この規格と一致している。

JIS X 0306

  国際標準逐次刊行物番号 (ISSN)

備考  ISO 3297 : 1998, Information and documentation−International standard serial number (ISSN)  が,

この規格と一致している。

JIS X 0809

  図書館相互貸借応用のプロトコル仕様−第 1 部  プロトコル仕様


2

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

備考  ISO 10161-1 : 1997, Information and documentation−Open Systems Interconnection−Interlibrary

Loan Application Protocol Specification

−Part 1 : Protocol specification が,この規格と一致し

ている。

ISO 10161-2 : 1997

  Information and documentation−Open Systems Interconnection−Interlibrary Loan

Application Protocol Specification

−Part 2 : Protocol implementation conformance statement (PICS)

proforma

RFC 959

  File Transfer Protocol (FTP), October 1985.

ISO/IEC 646 : 1991

  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,次による。

3.1

消費側 (consumer)    提供側又は中継者が送信した GEDI レコードを受信し,GEDI ヘッダ情報を処

理し,最終利用者が電子的文献複写物を利用できるようにする応用プロセス。

3.2

領域 (domain)    電子的文献交換トランザクションを相互に行うことができる一つ以上の提供側及

び一つ以上の消費側からなる集団であって,次の各項目について共通の合意をもつもの。

1)

電子的文献交換書式及び圧縮アルゴリズム

2)

電子文献転送のしくみ

3)

ネットワーク技術

3.3

電子的文献複写物  (Electronic Document Copy)    GEDI レコードのうち,文献の電子的複写物を含ん

でいる部分。

3.4

電子的文献交換トランザクション  (Electronic Document Interchange Transaction)    提供側での電子文

献の設定に始まり,消費側への当該文献の配送の完了で終わる,電子的文献複写物交換の全体。

3.5

GEDI

領域 (GEDI Domain)    この規格に従うことが共通の合意となっている領域。

3.6

GEDI

ヘッダ,GEDI カバー  (GEDI Header, GEDI Cover)    次の情報を含む,GEDI レコードの先頭

部分。

1) GEDI

レコードの部分の書式及びバージョン

2)

電子的文献交換トランザクション

3)

電子文献の書誌記述

4)

電子的文献複写物の書式

3.7

GEDI

レコード (GEDI Record)   GEDI ヘッダ及び電子的文献複写物の両方を含む,完全な GEDI メ

ッセージ。

3.8

中継者 (Relay)   GEDI レコードをある領域の中で提供側又は中継者から受信し,次の領域の中で他

の中継者又は消費側に送信する応用プロセス。

3.9

提供側 (Supplier)    電子的文献複写物を捕そくし,GEDI レコードを作成し,場合によっては一つ以

上の中継者を経由して,消費側に当該レコードを送信する応用プロセス。

4.

記号  この規格で用いる主な記号は,次による。

FTP

File Transfer Protocol

JFIF

JPEG File Interchange Format

JPEG

Joint Photographic Experts Group

MIME  Multipurpose Intemet Mail Extensions


3

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

PDF

Portable Document Format

POP

Post Office Protocol

RFC

Request for Commemt ; and Internet standard or proposal

SMTP  Simple Mail Transfer Protocol

TIFF

Tag Image File Format

5.

サービスモデル及び形態

5.1

序文  名前の示すとおり,電子的文献交換 (GEDI) は,電子形式による文献交換を想定している。

この観点から,この規格は次の二つの項目にかかわることを規定する。

a)

電子的文献書式の定義

b)

交換のしくみの記述

ここでいう電子的文献交換は,電子的文献配送サービスの提供に必要なものより狭い範囲を想定してい

る。交換は全体的な処理の中の一部分にすぎない。配送サービスを完全に行うには,これら二つの項目の

外に,幾つかの問題に配慮しなければならない。

電子的文献配送の全体には,次に示す項目がかかわる。

a)

識別及び所在確定−文献を識別し,実物の所在を確定させる段階。これは,オンライン総合目録を利

用して〔例えば JIS X 0806[情報検索 (Z39.50) 応用サービス定義及びプロトコル仕様]を使用する。

〕,

又は CD-ROM 若しくは冊子目録といったオフラインサービスを利用して行うことができる。

b)

注文−必要とする文献の配送を依頼する段階。これは,機能的には図書館相互貸借依頼を行うことに

等しい。7.に記述する GEDI ヘッダ情報は,ILL 規格[JIS X 0808(図書館相互貸借応用のサービス定

義)

]を文献識別のための指針として利用している。

c)

ディジタル化−文献のハードコピーを電子画像に変換する段階。これは,一般に,スキャナを用いて

行う。

d)

交換−電子的複写物の実際の移送を行う段階。

e)

ハードコピー再生−文献の画像を変換して紙又は他の媒体に戻す段階。これは,一般に,プリンタを

用いて行う。

f)

請求,課金その他の管理的手続き。

実際には,項目 a)f)は,様々に組み合わせて使用される。場合によっては,関係のない項目もある。

文献複写物の物理的移動を行う場合に,これらの項目の中で欠かせないのは,d)の交換である。それ以

外の項目は,次に示す例のようになくてもよいこともある。

−  識別及び所在確定については,共通の知識をもっている場合。

−  注文については,依頼によらない配送の場合。

−  ディジタル化については,文献が電子出版又は走査蓄積によって,すでにディジタル化されている場

合。

−  再生については,電子的複写物を記憶媒体に蓄積する場合。

−  請求及び課金については,参加者が作業及び費用を分担する共同サービスの場合。

したがって,電子的文献配送サービスを開発する際の共通基盤を提供するために,GEDI では交換につ

いての合意を定める。これによって,異なる電子的文献配送サービス間の連携が容易になる。また,この

交換についての合意によって,配送サービス全体を構成するその他の項目についても,その開発の際に恩

恵を受ける。


4

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

この規格は文献配送サービスの交換項目を扱っているが,その基盤を形成するモデル全体は,世界的な

モデルとする。GEDI がかかわる情報源,すなわち文献の画像は,世界中の様々な場所にある。同様に,

文献配送サービスの対象となる利用者も,世界中にいる。このモデルは,すべての情報源及び対象利用者

に適用できる。

さらに,個別の解法を用いて文献配送に携わる様々な組織の役割も,このモデルで対応できることが望

ましい。一般に,個別の解法は,組織のグループ間のサービスを最適化するために存在している合意に基

づいている。GEDI モデルはこのような合意のもつ様々な可能性及び自由を制限しない。つまり,モデル

全体は,こうしたグループ相互の間での交換を可能にするために行う,開発をいっそう進めるための共通

基盤及び指針の確立を目的としている。

5.2

一般モデル  電子的文献配送のための交換の過程の一般モデルを図 に示す。モデルの主要な特性

は,次による。

a)

交換には,提供側及び消費側という二つの集団がある。

b)

提供側及び消費側は,提供側から消費側への電子文献を移送するための装置によって連携する。

c)

文献の移送は,一度に一つとする。

図 1  電子的文献交換のための一般モデル

提供側での電子文献の設定に始まり,消費側への当該文献の配送の完了で終わる交換の全体を,

電子的

文献交換トランザクションと呼ぶ。

図 に示す入力及び出力の機能は,トランザクションに含まれないことに注意されたい。これらの機能

に関する内容はこの規格の適用範囲外とする。実際には,入力及び出力の形式は次の場合に含まれる。

−  入力については,文献のハードコピーを走査する場合(今のところは最も確実な形式)

,文献の画像を

蓄積したファイルを用いる場合,又は電子出版された文献を用いる場合。

−  出力については,ファイルに電子文献を蓄積する場合,又は印字する場合。これらを行う際には,著

作権等の規則に従うのが望ましい。

5.3

領域の概念  サービスモデルは,領域という概念を用いて小さな部分に分けることができる。この

概念は,個別領域ではそれぞれの責任において行う手続きが,国際的に共通な GEDI 領域上で行われる手

続きから,区別されること及び程度は様々であるが独立したものになっていることを可能にする。GEDI

領域内でだけ共通合意が必要とされ,個別領域内では GEDI に従っても従わなくてもよい。

様々な個別領域は,GEDI 領域のサービスを通じて相互に接続する。一般に,個別サービスは,個別領

域内の組織構造を反映した様々な機能的モデル及びネットワークモデルを基礎として,利用可能なものと

なる。個別領域及び GEDI 領域間の境界に供給される,中継者機能の定義は,3.8 による。

領域の定義は,電子的文献交換トランザクションを相互に行うことができる一つ以上の提供側及び一つ

以上の消費側からなる集団であって,次の項目について共通の合意をもつものとする。

a)

電子的文献交換書式及び圧縮アルゴリズム


5

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

b)

電子文献転送のしくみ

c)

ネットワーク技術

領域内合意は,どのしくみ又は規格を用いるか指定するだけでなく,領域内の各構成者(提供側,消費

側及び中継者)が使用する適切な選択肢も決定する。つまり,領域のメンバは共通の仕様に合意すること

になる。これによって,領域を構成するシステム開発の複雑さが減少する。

実際,領域内合意は,規格及び OSI モデルに適合するか否かによらず,すべての通信層にわたる。例え

ば,ある領域内合意では TCP/IP 上の FTP を基盤とする通信を使用する場合もあれば,ほかの領域では

TCP/IP

上の MIME を使用する場合もある。

応用層では,文献の書式に関する合意は,領域にとって通信仕様と同等に重要となる。この場合,提供

側及び消費側にとって電子文献は同一の形態を共有するので,変換及び書式換えの機能を必要としない。

この領域の概念を用いれば,同一領域内の提供側及び消費側は直接的な相互接続が可能になる。逆に,

それらが異なる領域に属している場合,その二つの異なる領域の各合意が同じものであるか否かにもよる

が,直接的な相互接続は一般には不可能である。管理上は分離している二つの領域であっても,共通の仕

様をもっている場合もあることに注意されたい。

二つの異なる領域の各合意が同じものでない場合,相互接続は応用中継者機能を通じて実現する。応用

中継者は第一領域の合意に基づく転送のしくみを使用して GEDI レコードを受信し,第二領域の合意に基

づいてレコードを移送する。応用中継者の役割を,

図 に示す。

図 2  二つの領域にわたる交換

図 は,支援機能を果たす中継者を伴った,提供側及び消費側の間にある電子的文献交換トランザクシ

ョンを示している。

5.4

機能項目  図 に,二つの異なる領域が交わる場合のモデル項目をすべて示した。このモデルは,

共通の中継者をもたない二つの領域が,その両者とも第三の領域への中継者をもつ場合にも拡張できる。

GEDI

領域を用いたモデルについては,5.5 で示す。

図 に示した機能項目の概要及び当該項目のもつ特性は,次による。

a)

入力  この機能は,提供側が電子的文献複写物を利用できるようにする。提供側は領域内で合意され

ている画像の書式で電子的文献複写物を処理するため,入力機能は電子的文献複写物をその領域内合

意に基づいた書式で生成する。入力機能としては,ハードコピー文献の走査及び記憶装置からの電子

文献の読取りがある。

b)

提供  この機能は,入力機能の成果物,すなわち電子的文献複写物に,トランザクションにかかわる

情報を付加して,移送用データ構造を生成する。この付加情報は GEDI ヘッダ情報と呼ばれ,トラン

ザクションの識別,場合によっては ILL トランザクションへの参照,電子的文献複写物の識別並びに

提供側及び消費側に関する情報を含む。提供機能は,例えば夜間移送のために電子的文献複写物の一

括処理を用意する場合のように,実際に移送する前に電子的文献複写物を一時的に蓄積することもあ


6

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

る。

c)

送信  この機能は,電子的文献複写物及び GEDI ヘッダ情報の,ネットワークを介した実際の送信を

取り扱う。移送機能は,起動側又は発信側の役割におけるすべての応用及び下位層プロトコルサービ

スとともに,通信層全体を含む。

d)

受信  この機能は,送信機能と対になり,ネットワークからの GEDI レコードの受信を可能にする。

実装には,対になる送信機能と同じ通信仕様を使用する。また,これは,対象利用者又は受付機関が

行う。

e)

消費  この機能は,GEDI レコードを受信し,次にとるべき動作を決定するために GEDI ヘッダ情報

の内容を解析する。一般には,電子的文献複写物を適切な出力機能に渡すことになるが,同時に,GEDI

ヘッダ情報を,例えば管理上の目的のためなどに,他の応用へ渡すこともある。

f)

出力  この機能は,受信した電子的文献複写物の最終的な再生及び電子的保存を取り扱う。例として

は,レーザプリンタなどでの電子的文献複写物の印字及び後の利用のための永続的な蓄積がある。

g)

転送  この機能は,二つの異なる領域間での通信を可能にする。各領域内合意間で変換を可能にする。

実際には,それは二つの領域の境界に位置し,GEDI レコードを一方の領域から受信し,他方に送信

する。

上に述べた機能項目は,次のように結びついてモデル内の主要なエンティティとなる。

提供側エンティティは,入力,提供及び送信の機能をもつ応用プロセスとする。

消費側エンティティは,受信,消費及び出力の機能をもつ応用プロセスとする。

中継者エンティティは,一方の領域内での受信,転送,及び他方の領域内での送信の機能をもつ応用

プロセスとする。

5.5

GEDI

の形態  GEDI 領域を用いる場面では,多数の個別領域が存在する。これら個別領域は,例え

ば地域サービスが連携して国家的サービスを形成しているような場合に,副領域に細分される。

個別領域及び GEDI 領域間の中継者については,この規格に基づいて開発できる。

図 は,二つの異なる個別領域に属する提供側及び消費側間での,二つの中継者サービスを介した通信

を示している。

図 3  GEDI 領域を介した通信

5.4

までに述べたモデルの概要は,

電子的文献交換に含まれるすべてのエンティティ及び機能項目を記述

している。実際には,これらの項目は,物理的ネットワークリンク上で通信する計算機システムのプログ

ラムによって実装される。

6.

GEDI

レコードの書式構造  文献は,GEDI レコードとなって交換される。また,GEDI レコードの書

式の構成は,次の二つの部分からなる。

a) GEDI

ヘッダ(カバー情報)

b)

電子的文献複写物


7

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

GEDI

ヘッダを電子的文献複写物から分離することによって,中継者システムは,文献の画像の書式を

読み込む機能を必要としない。この方法によって,文献の書式が将来新しくなっても容易に適用できるよ

うになる(

図 参照)。

GEDI

ヘッダ:

文献交換書式情報(種別 1)

あて先及び蓄積に関する情報(種別 2) 
電子的文献配送トランザクション情報(種別 3) 
文献の記述(種別 4)

埋め草文字(種別 5)

電子的文献複写物

図 4  GEDI レコードの交換書式

GEDI

レコードは,異なる領域内のしくみが,それぞれファイル転送プロトコル(例 FTP)及び電子メ

ールプロトコル(例 MIME)のように異なるものであっても,転送できる。異なる領域間に中継者を設け

ることで,一つの GEDI レコードが,一方の領域内での提供側から他方の領域内での消費側へと送られる

あいだに,様々なしくみで転送できる。したがって,GEDI レコードの書式は,特定の転送のしくみを必

要とせず,転送のしくみについては 8 ビットデータを扱えるもの及び誤り検出機能をもつものであればよ

い。

7.

GEDI

ヘッダ

7.1

一般  GEDI ヘッダ情報の分類は,次の五つの種別による。

−  種別 1  文献交換書式自体を識別する情報。

−  種別 2  転送のしくみにかかわる名称,時刻,あて先及び蓄積に関する情報。

−  種別 3  特定の電子的文献配送トランザクションに関する,その他の情報。

−  種別 4  簡易な書誌記述を含む,文献に固有の情報。

−  種別 5  GEDI ヘッダの長さを変更することなく,ヘッダを後から変更できるようにするための埋め草

文字。

備考1. GEDI ヘッダのデータ要素は,必す又は任意によらず,1回だけ発生するものとし,繰り返す

ことはできない。

2. GEDI

ヘッダデータ要素の提供に加えて,さらに電子的文献複写物の一部分として実際のカ

バーページを含めるかどうかは,つねに提供側の選択に任せるものとする。

7.2

GEDI

ヘッダデータ要素−意味

7.2.1

序文  次に掲げるデータ要素は,送信のための GEDI ヘッダを構成する。消費側システムは,GEDI

レコードのカバーシートにそれらを適切な形で印字してもよい。図書館相互貸借応用でこの電子的文献配

送サービスを操作する際に容易であるように,後述のデータ要素は,可能な限り ILL プロトコルの規格で

ある JIS X 0809 の定義順にならべてある。ILL-Request データ要素から GEDI タグへの写像の詳細を

附属書

A

に示す。

“意味”フィールドの最後にある  “JIS X 0809”  は,そのデータ要素が ILL プロトコルの規格と

同じ名称のデータ要素と結びつくことを示している。

“構造”フィールドはデータ要素のためのデータ型を規定する。用いるデータ型は,次による。

文字列: ISO/IEC 646(国際基準版)の 2/0∼7/14。すなわち,すべての ISO/IEC 646(国際基準版)

の図形文字。 

数字  : ISO/IEC 646(国際基準版)の 3/0∼3/9。すなわち,0∼9。


8

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

英数字: ISO/IEC 646(国際基準版)の 3/0∼3/9 4/1∼5/10 6/1∼7/10,すなわち,0∼9,A∼Z,a∼z。

備考 SSAD(業務用記号列通知)では,構造化タグにおける特別な使用のために幾つかの文字を予

約している。

7.2.2

種別 1−文献交換書式情報

名称:交換書式識別子 (interchange-format-id)

タグ:IFID

意味:文献交換書式のあいまい性のない識別子。構文の概要及び符号化を識別する。

構造:文字列

条件:必す

最大長:20

例:GEDI

名称:交換書式バージョン (interchange-format-version)

タグ:IFVR

意味:交換書式識別子のためのバージョン番号。

構造:文字列

条件:必す

最大長:20

例:3.0

名称:カバー情報の長さ (cover-information-length)

タグ:CILN

意味:GEDI カバー情報の長さ(IFID 及び IFVR を含む)。GEDI レコードの先頭を起点とした,電子的文

献複写物の先頭のオフセットとなる。これは,GEDI カバー情報の総バイト数を規定する十進数の文字表

示とする。

構造:数字

条件:必す

最大長:10(埋め草文字フィールドを含む。)

例:123

名称:文献書式識別子 (document-format-id)

タグ:DFID

意味:GEDI レコードにおける電子的文献複写物の書式のあいまい性のない識別子。取ることができる値

として,オブジェクト識別子及び MIME のタイプを含む。現在使用できる識別子については

附属書 に示

す。

構造:文字列

条件:必す

最大長:20

例:TIFF-5.0, TIFF-6.0, PDF-1.1

名称:業務用記号列通知 (service-string-advice)

タグ:SSAD

意味:種別 2,種別 3 及び種別 4 のデータ要素において,その区切記号及び指示記号に選ばれた文字。デ

ータ要素の構造に関する情報の提供に用いられる。文字は,列中の規定された場所に各々配置しなければ


9

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

ならない。用いる順序は,次による。

1

番目の文字:解除指示記号。

2

番目の文字:項目間の区切記号又は分離記号。

3

番目の文字: 新たな補助区分の前置子。記号“=”は,つねに,あらかじめ定義された一けたの英数

字のあとに続く。

4

番目の文字:入れ子構造を開始する開括弧。

5

番目の文字:入れ子構造を終了する閉括弧。

四つの文字は補助区分化のために用いられ,業務用記号列に組み込まれなければならない。その文字は,

次による。

“;”  構造化タグにおける項目間の区切記号。

“=”  新たな補助区分の前置子。記号“=”は,つねに,あらかじめ定義された一けたの英数字のあ

とに続く。

(”

入れ子構造を開始する開括弧。

“)”

入れ子構造を終了する閉括弧。

備考  これは EDIFACT(行政,商業及び輸送のための電子データ交換)符号化から引き継いだ。

構造:文字列

条件:必す

最大長:50

例:?;=()

7.2.3

種別 2−転送のしくみにかかわるあて先及び蓄積に関する情報

名称:消費側名 (Consumer-name)

タグ:CNSN

意味:GEDI レコードのあて先のあいまい性のない識別子。希望する転送のしくみ及びシステムアドレス

も含む。希望するあて先の順序づけられたリストとする。値は,少なくとも一つ以上なくてはならない。

構造:文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ

番号 (X=)。FTP (F=) は,アドレス (A=) /ディレクトリ (D=) に,副構造化されなければならない。消

費側名が複数ある場合は,この一連の下位タグの繰返しによって表示する。

条件:必す

最大長:250

例:F=(A=12911004352;D=LGR.DOC);N=PICA

名称:レコード名 (record-name)

タグ:RCNM

意味:GEDI レコードの名称。名称は,あいまい性がないように提供側が割り当てる。9.2 に定めるファイ

ル名の規則に従わなければならない。

構造:文字列,非構造化

条件:必す

最大長:32

例:RUGOPC2232

名称:提供側名 (supplier-name)

タグ:SPLN


10

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

意味:GEDI レコードの発信地のあいまい性のない識別子。値は,少なくとも一つ以上なくてはならない。

構造:文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ

番号 (X=)。FTP (F=)  は,アドレス (A=) /ディレクトリ (D=) に,副構造化されなければならない。

条件:必す

最大長:250

例:F=(A=12911004352;D=LGR. DOC);N=RLG

名称:サービス日時 (service-date-time)

タグ:SVDT

意味:提供側が送信のために当該 GEDI レコードを作成した日時(日付及び時刻,地方時)。

構造:数字 CCYYMMDDHHMMSS(JIS X 0301 による。)

条件:必す

最大長:14

例:19930204122436

名称:システムサービス識別子 (system-service-id)

タグ:SYID

意味:電子的文献複写物の配送システムの識別子。

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:50

例:DIS 12.12

名称:システムサービスアドレス (system-service-address)

タグ:SYAD

意味:GEDI レコードの配送システムのアドレス。

構造:文字列,構造化。電子メール (E=),印字場所 (P=),ファクシミリ番号 (X=)。印字場所は,部局 (D=),

室 (R=) 及びプリンタ名 (P=) に副構造化されなければならない。

条件:任意

最大長:100

例:E=Devries@ubg.nl;P=(D=development;R=123;P=oakprntr)

名称:配達サービス (delivery-service)

タグ:DLVS

意味:電子的文献複写物の運送に使用される配送サービス又は配送方法の名称又はコード。JIS X 0809

構造:文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ

番号 (X=)。FTP (F=)  は,アドレス (A=) /ディレクトリ (D=) に,副構造化されなければならない。

条件:任意

最大長:50

例:F=(A=12911004352;D=LGR.DOC)

JIS X 0809

の定義:依頼された資料の運送に使用される配達サービス又は配達方法。物理的配送又は電子

的配送の両方が使用される。

名称:確認用アドレス (confirmation-address)

タグ:CNFA


11

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

意味:二つの配送システムの間で GEDI レコードを転送するときの確認用アドレス。

構造:文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ

番号 (X=)。FTP (F=)  は,アドレス (A=) /ディレクトリ (D=) に,副構造化されなければならない。

条件:任意

最大長:50

例:F=(A=12911004352;D=LGR.DOC)

7.2.4

種別 3−トランザクション情報

名称:優先度 (priority)

タグ:PRTY

意味:当該電子的文献配送トランザクションに与えられる優先度。優先度は,0 が一番低く,9 が一番高い

ものとする。

構造:数字。数の 0−9。

条件:任意

最大長:1

例:0

名称:一般注記 (general-note)

タグ:GNLN

意味:提供側から消費側へあてた自由なテキストメッセージ。

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:600

例:End-page of article not sure(論文の最後のページは確認できない。)

名称:図書館利用者名 (client-name)

タグ:CLNT

意味:電子的文献複写物の利用者として想定される読者の名前。JIS X 0809

構造:文字列,構造化。電子メール (E=),名前 (N=)。

条件:任意

最大長:50

例:E=devries@pica.nl;N=De Vries

JIS X 0809

の定義:資料を請求した個人又は団体の名前(ISO 8459-1 の変形)。

名称:図書館利用者識別子 (client-id)

タグ:CLID

意味:電子的文献複写物の利用者として想定される読者の識別子(例えば,図書館利用者番号)。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:25

例:LIB1234567

JIS X 0809

の定義:図書館利用者を一意に識別するために使用される数字又はコード。

名称:図書館利用者区分 (client-status)

タグ:CLST


12

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

意味:電子的文献複写物の利用者として想定される読者の区分。JIS X 0809

構造:文字列,構造化。国名コードは JIS X 0304 による。国及び地域の名称を表示するためのコード (L=),

区分 (S=)。

条件:任意

最大長:25

例:L=NL;S=Ing

JIS X 0809

の定義:図書館利用者の身分又は職業。

名称:個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution)

タグ:NPOI

意味:電子的文献複写物の配送先郵便住所のうち,名称に当たる構成要素。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:150

例:Royal Library

JIS X 0809

の定義:団体名 (name-of-institution) :図書館,機関又は会社を識別する語,句又は略語。個人

名 (name-of-person) :それによって個人が通常知られているか又は指定され,ILL トランザクションに参

加する個人を識別することのできる一語又は複数語及び/又は頭文字の組合せ。

名称:あて名追加情報 (extended-postal-delivery-address)

タグ:XPDA

意味:資料の配送先郵便住所のうち,雑多なものに当たる構成要素。

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:100

例:ILL Department

名称:町名及び番地 (street-and-number)

タグ:STNM

意味:資料の配送先郵便住所のうち,町名及び番地に当たる構成要素。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:128

例:Schipholweg 99

JIS X 0809

の定義:建物の場所を識別するために使用する数字及び/又は句。

名称:私書箱 (post-office-box)

タグ:POBX

意味:資料の配送先郵便住所のうち,私書箱に当たる構成要素。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:40

例:Postbus 67

JIS X 0809

の定義:郵便局が割り当てた箱の番号。


13

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

名称:市 (city)

タグ:CITY

意味:資料の配送先郵便住所のうち,市に当たる構成要素。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:128

例:Maastricht

JIS X 0809

の定義:市町村を識別するために使用される句(ISO 8459-1 の変形)。

名称:地域 (region)

タグ:REGN

意味:資料の配送先郵便住所のうち,地域に当たる構成要素。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:128

例:Limburg

JIS X 0809

の定義:地方,州,地域又は場所を識別するために使用する句。

名称:国 (country)

タグ:CNTR

意味:資料の配送先郵便住所のうち,国に当たる構成要素。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:50

例:The Netherlands

JIS X 0809

の定義:国を指定するために使用される句。

名称:郵便番号 (postal-code)

タグ:POCD

意味:資料の配送先郵便住所のうち,郵便番号に当たる構成要素。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:40

例:2634AC

JIS X 0809

の定義:市又は他の地域内に与えられる地域を識別するコード。

名称:依頼機関識別子 (requester-id)

タグ:RQID

意味:ILL 依頼を生成する図書館(システム),典型的には ILL 部門を識別するための情報。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:25

例:0019/0000

JIS X 0809

の定義:ILL トランザクション依頼機関の識別情報。


14

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

備考  依頼機関は必ず図書館であるとは限らない。

名称:依頼機関名 (requester-name)

タグ:RQNM

意味:文献依頼を生成する図書館(システム)の名称。JIS X 0809

構造:文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ

番号 (X=)。FTP (F=)は,アドレス (A=) /ディレクトリ (D=) に,副構造化されなければならない。

条件:任意

最大長:150

例:N=RUU;E=OPC@ruu.n

JIS X 0809

の定義:依頼機関識別子 (requester-id) :ILL トランザクション依頼機関の識別情報。

名称:受付機関識別子 (responder-id)

タグ:RSID

意味:文献依頼を充足させる図書館(システム)を識別するための情報。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:25

例:0019/0000

JIS X 0809

の定義:ILL トランザクションの受付機関の識別情報。

名称:受付機関名 (responder-name)

タグ:RSNM

意味:文献依頼を充足させる図書館(システム)の名称。JIS X 0809

構造:文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ

番号 (X=)。FTP (F=)は,アドレス (A=) /ディレクトリ (D=) に,副構造化されなければならない。

条件:任意

最大長:150

例:F=(A=12900045;D=KGH.DOC)

JIS X 0809

の定義:受付機関識別子 (responder-id) :ILL トランザクションの受付機関の識別情報。

名称:著作権適合性 (copyright-compliance)

タグ:CPRT

意味:依頼機関が遵守する適用著作権規則又は法を示す依頼機関の備考。JIS X 0809

構造:文字列,構造化。コード (C=),注記 (N=)。

条件:任意

最大長:150

例:C=1;N=Only private use(個人的利用)

JIS X 0809

の定義:依頼機関が遵守する適用著作権規則又は法を示す依頼機関の備考。

名称:ILL トランザクション識別子 (ILL-transaction-id)

タグ:ILTI

意味:電子的文献配送トランザクションに関する ILL トランザクションを一意に識別するための情報。JIS 

X 0809

構造:文字列,構造化。記号 (S=),名称 (N=),グループ修飾子 (G=),修飾子 (Q=),副修飾子 (B=)。


15

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

条件:任意

最大長:25+150+25+25+25+ (5×4) =270

例:S=1200/0000;N=RUU;G=ION;Q=1234;B=1

JIS X 0809

の定義:トランザクション修飾子 (transaction-qualifier) :一つの ILL トランザクションに関係

するすべてのサービス及びメッセージを識別する英数字の文字列。ILL トランザクションの最初の依頼機

関によって割り当てられ,ILL の相手によって ILL トランザクションに関係する後継のすべてのサービス

及びメッセージに適用される一意な文字列。依頼機関の識別子とトランザクショングループ修飾子とを組

み合わせることで,ILL トランザクションの広く一意な識別子となる。

名称:受付機関用備考 (responder-note)

タグ:RSNT

意味:ILL 依頼を受け付ける団体からの自由なテキストメッセージ。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:600

例:Last page missing(最後のページは,欠ページ)

JIS X 0809

の定義:ILL トランザクション受付機関が提供する備考。

名称:受信制御 (receive-control)

タグ:RCON

意味:受信資料に対し,受信側が実行可能な動作を制御するための情報。

構造:文字列,構造化。D(印字及び削除だけ),F(転送不可),P(印字だけ),V(閲覧だけ),X(転

送された場合は削除)

条件:提供側に対し任意。存在する場合は,受信側に対し必す。

最大長:1

例:D

7.2.5

種別 4−文献の記述

名称:著者 (author)

タグ:ATHR

意味:JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:125

例:James, E.R.

JIS X 0809

の定義:資料の知的芸術的内容に責任をもつ個人又は団体の名前。資料の作曲者,作成者又は

創造者を含む。

名称:タイトル (title)

タグ:TTLE

意味:当該文献を掲載している逐次刊行物,単行書,又はあらゆるもののタイトル。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:250


16

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

例:Journal of the American Chemical Society

JIS X 0809

の定義:資料を識別するための語又は語のグループからなる資料の名。

名称:巻号 (volume-issue)

タグ:VLIS

意味:JIS X 0809

構造:文字列,構造化。巻 (V=),号 (I=),合冊 (B=)。

条件:任意

最大長:25

例:V=1.2

JIS X 0809

の定義:逐次刊行物又は複数冊の単行書の物理単位の識別子又は出版された資料の部分の単位

を識別する数,文字又は語。

名称:記事の著者 (author-of-article)

タグ:AART

意味:JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:125

例:Jones, Q.X

JIS X 0809

の定義:ある資料の部分要素をなす資料(記事)の著者。

名称:論文のタイトル (title-of-article)

タグ:TART

意味:送信される文献のタイトル。JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:250

例:From Babel to EDIL-the evolution of a standard

JIS X 0809

の定義:資料の一構成部分である資料(論文)のタイトル。

名称:ISBN (ISBN)

タグ:ISBN

意味:JIS X 0305 : 1999[ドキュメンテーション−国際標準図書番号 (ISBN)]の定義する国際標準図書番

号。JIS X 0809

構造:英数字

条件:任意

最大長:10

例:1234567890

JIS X 0809

の定義:JIS X 0305 で規定された,単行書に割り当てられた国際的な図書番号。

名称:ISSN (ISSN)

タグ:ISSN

意味:JIS X 0306 : 1999[ドキュメンテーション−国際標準逐次刊行物番号 (ISSN)]の定義する逐次刊行

物のあいま性のない識別コード。JIS X 0809


17

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

構造:英数字

条件:任意

最大長:8

例:12345678

JIS X 0809

の定義:JIS X 0306 で規定された,逐次刊行物のタイトルに割り当てられた国際的な逐次刊行

物番号。

名称:ページ (page-numbers)

タグ:PGNS

意味:文献の電子的複写物が含む,原資料中のページ番号の範囲。

タグ:文字列,非構造化

最大長:100

例:1-23, 36

名称:走査日時 (date-scanned)

タグ:DTSC

意味:文献の電子的文献複写物を作成した日時。文献交換書式レコードに電子的複写物を取り込んだ日時

と同じでなくてもよい。

構造:数字。CCYYMMDDHHMMSS(JIS X 0301 による。)

条件:任意

最大長:14

例:19930101123554

名称:総ページ数 (number-of-pages)

タグ:NMPG

意味:電子的文献複写物に表示されたページの総計。

構造:数字

条件:任意

最大長:5

例:123

名称:請求記号 (call-number)

タグ:CLNO

意味:JIS X 0809

構造:文字列,構造化。雑誌 (J=),図書 (B=),レポート (R=)及び不明 (U=)。

条件:任意

最大長:50

例:J=12.9

JIS X 0809

の定義:所蔵機関における物理的な所在を示す資料記号。

名称:要素の発行日 (publication-date-of-component)

タグ:PDOC

意味:JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意


18

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

最大長:25

例:1992

JIS X 0809

の定義:著作の書誌的に識別可能な一部分に出版者が記載した発行の日付。

名称:発行日 (publication-date)

タグ:PUBD

意味:JIS X 0809

構造:文字列,非構造化。

条件:任意

最大長:25

例:2-03-93

JIS X 0809

の定義:出版者が記載した著作の発行の日付。

名称:出版地 (place-of-publication)

タグ:PLPB

意味:JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:128

例:London

JIS X 0809

の定義:出版者の住所。出版者が欠落していれば,印刷者,頒布者又は製造業者の住所。

名称:出版者 (publisher)

タグ:PUBL

意味:JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:50

例:Harvard University Press

JIS X 0809

の定義:資料の出版に責任のある個人又は団体。

名称:版 (edition)

タグ:EDIT

意味:JIS X 0809

構造:文字列,非構造化

条件:任意

最大長:25

例:12A

JIS X 0809

の定義:ある出版者又は出版者のグループが発行した資料であって,一つの原版,又は非図書

資料の場合,実質的に同じ原盤から作成され,同じ内容をもつすべての複写物。

名称:引用による依頼 (request-as-quoted)

タグ:RQAQ

意味:依頼機関が引用した,依頼資料の詳細。

構造:文字列,非構造化


19

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

条件:任意

最大長:600

例:Jnl Am Chem Soc. 1993 642 (3) 3412-3417 Smith and Jones

名称:著作権表示 (copyright-statement)

タグ:STAT

意味:著作権の理由から課された配送資料の使用に関する何らかの制限を,提供側が詳細に説明した自由

なテキストメッセージ。

構造:文字列,非構造化

条件:任意,ただし,存在する場合は,指示を資料に印字出力しなければならない。また,スクリーンに

表示する場合,指示をスクリーンに表示しなければならない。

最大長:600

例:Further copying of this document (including storage in any medium by electronic means), other than that allowed

under copyright law, is not permitted without the permission of the copyright owner or an authorized licensing body.

[この文献の再複写(電子的方法による媒体への蓄積も含む)は,著作権法に基づいて許可されている場

合を除き,著作権者又は権利を所有する団体の許諾がなければ認められない。]

名称:資料識別子 (Item id)

タグ:ITID

意味:BICI,DOI,SICI 及び URN といった,資料のため標準的な識別子。

構造:文字列,構造化。識別子の種別 (T=),識別子の値 (V=)。

条件:任意

最大長:200

例:T=SICI ; V=0002-8231(199412)45 : 10<737 : T10DIM>2.3. tx ; 2-M

7.2.6

種別 5−埋め草文字

名称:埋め草文字 (zpadding)

タグ:ZPAD

意味:このフィールドの長さは,GEDI ヘッダを書式換えするための領域を確保する。これによって,シ

ステムは,GEDI ヘッダ全体の長さを変更することなく GEDI ヘッダ中の個々のデータ要素の長さを変更

することが可能となる。ZPAD の長さは,他のデータ要素全体での長さの変化を補正するために,変更で

きる。ZPAD の値の内容は,意味をもたない。

構造:なし

条件:任意

最大長:8k

例:

7.3

GEDI

ヘッダデータ要素−構文  各データ要素は,  <タグ> <長さ> <値>  という構造で表示される。

タグは,記憶しやすい 8 ビットの ISO/IEC 646(国際基準版)の英文字列で,いかなる場合も 8 ビット文

字四つの固定長とする。長さは,ISO/IEC 646(国際基準版)の数字四つで表示される十進整数で,固定

長とする。値は,8 ビットの ISO/IEC 646(国際基準版)の図形文字列とする。  <タグ>  と  <長さ>  との

間,  <長さ>  と  <値>  との間及び  <値>  と次の  <タグ>  との間には,文字又はいかなる“空白”もない

ものとする。


20

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

表 1  種別 1−文献交換書式情報

タグ

名称

条件

最大長

構造

IFID

交換書式識別子

必す

20

文字列

IFVR

交換書式バージョン

必す

20

文字列

CILN

カバー情報の長さ

必す

10

数字

DFID

文献書式識別子

必す

20

文字列

SSAD

業務用記号列通知

必す

50

文字列

表 2  種別 2−あて先及び蓄積に関する情報

タグ

名称

条件

最大長

構造

CNSN

消費側名

必す

250

文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP
アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ番号

(X=)

。FTP (F=) は,アドレス (A=) /デイレクト

リ (D=) に,副構造化されなければならない。消費
側名が複数ある場合には,この一連の下位タグの繰
返しによって表示する。

RCNM

レコード名

必す

32

文字列,非構造化

SPLN

提供側名

必す

250

文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP

アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ番号

(X=)

。FTP (F=) は,アドレス (A=) /ディレクト

リ (D=) に,副構造化されなければならない。

SVDT

サービス日時

必す

14

数字 CCYYMMDDHHMMSS(JIS X 0301 による。

SYID

システムサービス識別子

任意

50

文字列,非構造化

SYAD

システムサービスアドレス

任意

100

文字列,構造化。電子メール (E=),印字場所 (P=),
ファクシミリ番号 (X=)。印字場所は,部局 (D=),

室 (R=) 及びプリンタ名 (P=) に副構造化されな
ければならない。

DLVS

配達サービス

任意

50

文字列,構造化。名称 (N=)。電子メール (E=),FTP

アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ番号

(X=)

。FTP (F=) は,アドレス (A=) /ディレクト

リ (D=) に,副構造化されなければならない。

CNFA

確認用アドレス

任意

50

文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP
アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ番号

(X=)

。FTP (F=) は,アドレス (A=) /ディレクト

リ (D=) に,副構造化されなければならない。


21

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

表 3  種別 3−電子的文献配送トランザクション情報

タグ

名称

条件

最大長

構造

PRTY

優先度

任意

1

数字。数の 0−9

GNLN

一般注記

任意

600

文字列,非構造化

CLNT

図書館利用者名

任意

50

文字列,構造化。電子メール (E=),名前 (N=)。

CLID

図書館利用者識別子

任意

25

文字列,非構造化

CLST

図書館利用者区分

任意

25

文字列,構造化。国名コードは JIS X 0304 による。

国及び地域の名称を表示するためのコード (L=),
区分 (S=)。

NPOI

個人名又は団体名

任意

150

文字列,非構造化

XPDA

あて名追加情報

任意

100

文字列,非構造化

STMN

町名及び番地

任意

128

文字列,非構造化

POBX

私書箱

任意

40

文字列,非構造化

CITY

任意

128

文字列,非構造化

REGN

地域

任意

128

文字列,非構造化

CNTR

任意

50

文字列,非構造化

POCD

郵便番号

任意

40

文字列,非構造化

RQID

依頼機関識別子

任意

25

文字列,非構造化

RQNM

依頼機関名

任意

150

文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP
アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ番号

(X=)

。FTP (F=) は,アドレス (A=) /ディレクト

リ (D=) に,副構造化されなければならない。

RSID

受付機関識別子

任意

25

文字列,非構造化

RSNM

受付機関名

任意

150

文字列,構造化。名称 (N=),電子メール (E=),FTP
アドレス/ディレクトリ (F=),ファクシミリ番号

(X=)

。FTP (F=) は,アドレス (A=) /ディレクト

リ (D=) に,副構造化されなければならない。

CPRT

著作権適合性

任意

150

文字列,構造化。コード (C=),注記 (N=)。

ILTI ILL

トランザクション識別子

任意

270

文字列,構造化。記号 (S=),名称 (N=),グループ
修飾子 (G=),修飾子 (Q=),副修飾子 (B=)。

RSNT

受付機関用備考

任意

600

文字列,非構造化

RCON

受信制御

任意

1

文字列,構造化。D(印字及び削除だけ)

,F(転送

不可)

,P(印字だけ)

,V(閲覧だけ)

,X(転送さ

れた場合は削除)


22

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

表 4  種別 4−文献の記述

タグ

名称

条件

最大長

構造

ATHR

著者

任意

125

文字列,非構造化

TTLE

タイトル

任意

250

文字列,非構造化

VLIS

巻号

任意

25

文字列,構造化。巻 (V=),号 (I=),合冊 (B=)。

AART

記事の著者

任意

125

文字列,非構造化

TART

論文のタイトル

任意

250

文字列,非構造化

ISBN ISBN

任意

10

英数字

ISSN ISSN

任意

8

英数字

PGNS

ページ

任意

100

文字列,非構造化

DTSC

走査日時

任意

14

数字。CCYYMMDDHHMMSS,JIS X 0301 による。

NMPG

総ページ数

任意

5

数字

CLNO

請求記号

任意

50

文字列,構造化。雑誌 (J=),図書 (B=),レポート

(R=)

及び不明 (U=)。

PDOC

要素の発行日

任意

25

文字列,非構造化

PUBD

発行日

任意

25

文字列,非構造化

PLPB

出版地

任意

128

文字列,非構造化

PUBL

出版者

任意

50

文字列,非構造化

EDIT

任意

25

文字列,非構造化

RQAQ

引用による依頼

任意

600

文字列,非構造化

STAT

著作権表示

任意

600

文字列,非構造化

ITID

資料識別子

任意

200

文字列,構造化。識別子の種別 (T=),識別子の値

(V=)

表 5  種別 5−埋め草文字

タグ

名称

条件

最大長

構造

ZPAD

埋め草文字

任意

8k

なし

7.4

英字順タグリスト

タグ

種別

名称

AART 4

記事の著者 (author-of-article)

ATHR 4

著者 (author)

CILN 1

カバー情報の長さ (cover-information-length)

CITY 3

市 (city)

CLNO 4

請求記号 (call-number)

CLID 3

図書館利用者識別子 (client-id)

CLNT 3

図書館利用者名 (client-name)

CLST 3

図書館利用者区分 (client-status)

CNFA 2

確認用アドレス (confirmation-address)

CNSN 2

消費側名 (Consumer-name)

CNTR 3

国 (country)

CPRT 3

著作権適合性 (copyright-compliance)

DFID 1

文献書式識別子 (document-format-id)

DLVS 2

配達サービス (delivery-service)

DTSC 4

走査日時 (date-scanned)

EDIT 4

版 (edition)


23

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

GNLN 3

一般注記 (general-note)

IFID 1

交換書式識別子 (interchange-format-id)

IFVR 1

交換書式バージョン (interchange-format-version)

ILTI 3  ILL

トランザクション識別子 (ILL-transaction-id)

ISBN 4

ISBN

ISSN 4

ISSN

ITID 4

資料識別子 (Item id)

NMPG 4

総ぺージ数 (number-of-pages)

NPOI 3

個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution)

PDOC 4

要素の発行日 (publication-date-of-component)

PGNS 4

ぺージ (page-numbers)

PLPB 4

出版地 (place-of-publication)

POBX 3

私書箱 (post-office-box)

POCD 3

郵便番号 (postal-code)

PUBD 4

発行日 (publication-date)

PUBL 4

出版者 (publisher)

PRTY 3

優先度 (priority)

RCNM 2

レコード名 (record-name)

RCON 3

受信制御 (receive-control)

REGN 3

地域 (region)

RQAQ 4

引用による依頼 (request-as-quoted)

RQID 3

依頼機関識別子 (requester-id)

RQNM 3

依頼機関名 (requester-name)

RSID 3

受付機関識別子 (responder-id)

RSNM 3

受付機関名 (responder-name)

RSNT 3

受付機関用備考 (responder-note)

SPLN 2

提供側名 (supplier-name)

SSAD 1

業務用記号列通知 (service-string-advice)

STAT 4

著作権表示 (copyright-statement)

STNM 3

町名及び番地 (street-and-number)

SVDT 2

サービス日時 (service-date-time)

SYAD 2

システムサービスアドレス (system-service-address)

SYID 2

システムサービス識別子 (system-service-id)

TART 4

論文のタイトル (title-of-article)

TTLE 4

タイトル (title)

VLIS 4

巻号 (volume-issue)

XPDA 3

あて名追加情報 (extended-postal-delivery-address)

ZPAD 5

埋め草文字 (zpadding)

7.5

GEDI

ヘッダの例

IFID0004GEDIIFVS00033.0CILN00042048DFID0008TIFF6.0SSAD0005?;=() CNSN0006N=PICARCNM0008RL


24

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

G00001SPLN0005N=RLGSVDT001419910802140600TTLE0012PC/ComputingAART0013PaulSomersonTART0

031The DOS you’ve been waiting forZPAD1860

タグ IFID

長さ 0004

値 GEDI

タグ IFVS

長さ 0003

値 3.0

タグ CILN

長さ 0004

値 2048

タグ DFID

長さ 0008

値 TIFF-6.0

タグ SSAD

長さ 0005

?;=()

タグ CNSN

長さ 0006

N

=PICA

タグ RCNM

長さ 0008

値 RLG0001

タグ SPLN

長さ 0005

N

=RLG

タグ SVDT

長さ 0014

値 19910802140600

タグ TTLE

長さ 0012


25

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

値 PC/Computing

タグ AART

長さ 0013

値 Paul

Somerson

タグ TART

長さ 0031

The DOS you’ve been waiting for

タグ ZPAD

長さ 1860

[空白]

8.

電子的文献書式

8.1

一般  GEDI は,TIFF,PDF 及び JPEG といった,電子的な形態の文献を表示するためのさまざまな

書式に対応する。

6.

で示したように,GEDI レコードの構造は,ODA 又は SGML といった文献を表示するための将来の新

たな書式にも容易に対応できるように設計されている。

8.2

文献書式の識別  どの GEDI レコードにおいても,GEDI ヘッダ中の文献書式識別子 (DFID) フィー

ルドが,電子的文献複写物の書式を規定する。文献複写物として使用できる書式及び対応する DFID の値

については,

附属書 に示す。

9.

ファイル転送のしくみ

9.1

序文  この規格は,送信側及び受信側の間で文献が単一のファイル(“GEDI レコード”)として交換

できることが望ましいという意図をもって定義されている。このため GEDI は,個々の単一のファイル転

送のために,国際標準化団体によって採択された規格,プロトコル及び仕様への対応を試みている。

ファイル転送のしくみには,インターネット FTP プロトコルを選択する。

この規格は原則として,今回選択した転送のしくみとはできる限り独立して規定されるべきであるが,

このしくみの選択にともなってある程度追加事項を規定する必要があることに留意されたい。このため,

ここでは,当該プロトコルのための仕様を定義する。

9.2

から 9.6 は,この FTP に対応する仕様を規定している。

9.2

ファイル名  重複が発生しないように,文献は一意なファイル名で交換しなければならない。これ

らのファイル名は提供側から消費側まで一貫して使用される。したがって,それらは大半の計算機で使用

できるようにしなければならない。

ファイル名の規則は,次による。

−  8 文字の長さで,必要があればその後に分離記号“.

”及び 3 文字の拡張子を続けてもよい。

−  分離記号以外は,大文字 (A,B,C,

,Z)  及び数字 (0,1,

,9)  とする。

−  一意なシステム ID 及びそれに続く一連番号から構成するものとする。

一連番号は,ある期間内において(提供側で)一意であるために,提供側が定める。これによって,一


26

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

連番号のあいまいな再利用を防止する。

この規則にあてはまるファイル名の一例として,IP アドレスに基づく形式がある。このファイル名の規

則は,次による。

− 12 文字の長さとする。

−  最初の 8 文字は,IP アドレスの 16 進数表示とする。

−  9 文字目は,分離記号“.

”とする。

−  最後の 3 文字は,一連番号とする。

9.3

FTP

一般  送信側は,制御接続を開始しファイルを送信するクライアントとして機能し,受信側は,

外部からの制御接続を感知して store (STOR)  コマンドを受け取り,クライアントからのファイルを受信す

るサーバとして機能する。

9.4

FTP

実装仕様  下線で示した項目は,GEDI 応用に必すとする。

RFC 959

の File Transfer Protocol minimum implementation (5.1)に加えて,Image Data Type(3.1.1.3)並びに

Password (PASS)

及び Allocate (ALLO) コマンドを参照されたい。GEDI ファイルは,常に,IMAGE

Representation Type, STREAM Transfer Mode

及び FILE Structure で送信される。

TYPE

−ASCII Non-print 又は IMAGE*

MODE

−Stream

STRUCTURE

−File, Record

COMMANDS

User Name (USER)

Logout (QUIT)

Data Port (PORT)

Representation Type (TYPE)

は,ASCII Non-print 又は Image とする

Transfer Mode (MODE)

File Structure (STRU)

は,File 又は Record とする

Retrieve (RETR)

Store (STOR)

Noop (NOOP)

Password (PASS)

Allocate (ALLO)

*

RFC 959

の 5.1 で規定される minimum implementation にはない項目である。

9.5

FTP

に対応するプロトコル層  FTP は,TCP/IP 上で機能する。

9.6

FTP

の名前及びアドレス  FTP は,各システムに割り当てられたホストアドレスの,FTP 用に一般

的に使われているポート,すなわちコマンド対応のポート 21 及びデータ対応のポート 20 で利用できる。

10.

メール転送のしくみ

10.1

序文  GEDI レコードを電子メールで送る場合,そのレコード全体は,一つの電子メールメッセージ

に含まれた形で送られる。この場合,単一のメッセージの中で、機械可読の GEDI ヘッダ本体部は,人が

読むことのできる GEDI ヘッダ(任意)に用いられる本体部又は文献複写物に用いられる本体部とは区別

されている。


27

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

本体部 A

GEDI

ヘッダ(必す)

本体部 A′

人が読むことのできる GEDI ヘッダ(任意)

本体部 B

文献複写物(必す)

この書式では,メッセージの主要な Content-Type の値として “GEDI Header”  を用いることで、このレ

コードが GEDI レコードであることを明確に指定することができる。これによって,利用側は文献を表示・

印字・処理する際に GEDI 専用読取りソフトウェアを採用することができる。

ただし, “GEDI” という新たな MIME タイプを認識しない応用の場合では,当該メッセージを

multipart/mixed

メッセージとして扱うことが望ましい。いかなる構成要素も理解しない応用の場合では,

メッセージをファイルに蓄積するために,利用側がそのためのファイルを指定できることが望ましい。

10.2  MIME

実装プロファイル  GEDI ヘッダを含むメッセージ全体の content-type は,次のようになる。

Content-Type: multipart/gedi-record

パラメータは,定義しない。

10.2.1  GEDI

ヘッダ本体部(必す)  最初の本体部は機械可読の GEDI ヘッダであり,この GEDI ヘッダ

の構文は,6.及び 7.で定義した。機械可読の GEDI ヘッダについては,MIME の新しい content type として

“application/gedi-header”

を用い,これによって GEDI 専用ソフトウェアがこの content type を利用し,この

本体部が GEDI ヘッダの構文に基づいていると特定することができる。

この GEDI ヘッダ本体部では,Content-Transfer-Encoding の値として “quoted-printable” が用いられる。

なぜなら,GEDI ヘッダの構文は改行コードを使わないので,76 文字以上の長さの文字列を記述できるか

らである。この GEDI ヘッダ本体部に対応する Content-Type 行は, “charset=” というパラメータを含んで

もよい。これは,本体部が ISO/IEC 646(国際基準版)文字集合以外の文字を含む場合は,必すとする。

人が読むことのできるの GEDI ヘッダ(任意)

10.2.2 参照)がない場合の MIME メッセージの形式を,

図 に示す。

Content type : multipart/gedi-record;

boundary=”<unique-bundary1>”

--<unique-boundary1>

GEDI

ヘッダ 

本体部

--<unique-boundary1>

電子文献

本体部

--<unique-boundary1>

図 5  GEDI レコードの MIME 構造(人が読むことのできる GEDI ヘッダがない場合)


28

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

10.2.2

人が読むことのできる GEDI ヘッダ本体部(任意)  人が読むことのできる本体部が存在する場合,

その内容にふさわしい,すなわち,そのメッセージの発信側が決定する MIME の媒体種別を用いる。多く

の場合は適切な文字集合で書かれた “text/plain” が用いられるので,ここでは “text/plain” を事例とする。

この本体部は任意とする。人が読むことのできる GEDI ヘッダ本体部が ISO/IEC 646(国際基準版)文字

集合以外の文字を用いる場合及び/又は 76 文字以上の文字列からなる場合は,できるだけ人が読める形式

で表示されるように,base64 ではなく quoted-printable で符号化されることが望ましい。

(機械可読形の)GEDI ヘッダとは異なり,人が読むことのできる GEDI ヘッダの内容及び書式につい

ては,この規格で定義しない。GEDI ヘッダの内容及び書式は実装の際自由に行うものとする。GEDI ヘッ

ダの内容及び書式については,いかなる想定もしない。

人が読むことのできる GEDI ヘッダ(任意)が存在する場合,

(機械可読の)GEDI ヘッダ及び人が読む

ことのできる GEDI ヘッダは,

図 に示すように,content-type の値が multipart/mixed である本体部に含ま

れる。

GEDI

ヘッダ本体部 

人が読むことのできる 

GEDI

ヘッダ本体部 

電子文献本体部 

図 6  GEDI レコードの MIME 構造(人が読むことのできるヘッダがある場合) 

10.2.3

電子文献複写物本体部(必す)  メッセージは,電子的文献複写物を送信する一つ以上の本体部で

完結する。

文献の送信は,その文献全体を単一の本体部として又は多くの本体部に分割して,行うものとする。

ある種の書式,例えば multi-page TIFF には,ページ付け及び構成の機能が元から備わっているので,ペ

ージごとに本体部を作成する必要はないことに注意されたい。

Content-Type

及び Content-Transfer-Encoding は,例えば tiff,jpeg,pdf といった文献の書式に応じて,決

定する。

通常はおそらく全ページが同じ Content-Type をもつが,同じである必要はない。

人が読むことのできる GEDI ヘッダのある例:

Content-Type : multipart/gedi-record;


29

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

boundary="unique-boundary1"

--unique-boundary1

Content-type : multipart/mixed;

boundary="unique-boundary2"

--boundary2

Content-Type : application/gedi-header

             Content-Transfer-Encoding : quoted-printable

IFID0004GEDIIFVS00033.0CILN00042048DFID0008TIFF6.0SSAD0005?;=()CNSN0006N=PICARCNM0008RL

G00001SPLN0005N=RLGSVDT001419910802140600TTLE0012PC/ComputingAART0013PaulSomersonTART0

031The DOS you’ve been waiting forZPAD1860

--unique-boundary2

Content-Type : text/plain

interchange-format-id

GEDI

interchange-format-version

3.0

document-format-id

TIFF-6.0

consumer-name

PICA

record-name

RLG00001

supplier-name

RLG

service-date-time

1991/08/02 14 : 06 : 00

title

PC/Computing

author-of-article

Paul Somerson

title-of-article

The DOS you’ve been waiting for

--unique-boundary2--

--unique-boundary1

Content-Type : image/tiff

Content-Transfer-Encoding : base64

<multi-page TIFF image> 

--unique-boundary1--

10.3  MIME

に対応するプロトコルスタック  送信には,SMTP プロトコルを用いる。受信には,SMTP

又は POP3 プロトコルを用いる。これらは,TCP/IP 上で機能する。

11.

適合性

11.1

送信・受信の機能  システムは,次のいずれかに適合していればよい。

a)

送信システム(提供側)

b)

受信システム(消費側)

c)

送信(提供側)及び受信(消費側)の両システム

11.2  GEDI

ヘッダデータ要素への適合性  送信システム(提供側)として適合するためには,システム

は,すべての必すデータ要素(7.2 参照)の送信が可能でなければならない。これには,すべて必すである

種別 1 のデータ要素(7.2.2 参照)及び種別 2 のデータ要素のうち必すであるもの(7.2.3 参照)が含まれる。

受信システム(消費側)として適合するためには,システムは,必す又は任意にかかわらずすべてのデ


30

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

ータ要素(7.2 参照)の受信が可能でなければならない。また,拡張性をもたせるために,受信システム(消

費側)は,それが認識しない GEDI ヘッダデータ要素も受信が可能でなくてはならない。システムは,認

識しないデータ要素についてはすべて無視するものと仮定する。

11.2.1

提供側として GEDI 文献交換書式レコードに適合するためには,システムは,この規格が定義する

すべての必す GEDI ヘッダ要素の送信が可能でなければならない。

備考1.  最初の IFID 及び最後の ZPAD を除き,タグの順序は,規定しない。

2.

タグは,繰返し不可とする。

11.2.2

消費側として GEDI 文献交換書式レコードに適合するためには,システムは,次の条件を満たさな

ければならない。

a)

この規格が定義するすべての任意 GEDI ヘッダ要素の受信及び処理が可能でなければならない。

b)

附属書 に示す TIFF Version 6.0 画像の受信及び処理が可能でなければならない。

また,拡張性をもたせるために,消費側システムは,未知の要素を受信した場合,それらが 7.3 

規定した〈4 文字のタグ〉

〈4 文字で示される長さ〉

〈値〉という構造にしたがう限り,すべて無視でき

なくてはならない。

11.2.3

中継者とし GEDI 文献交換書式レコードに適合するためには,システムは,次の条件を満たさなけ

ればならない。

a) GEDI

レコードの,変化を伴わない透過的な受信及び送信が可能でなければならない。

b)

附属書 に示す TIFF Version 6.0 画像の生成及び送信が可能でなければならない。

11.3

電子文献複写物への適合性  送信システム(提供側)として適合するためには,システムは,附属

書 の B.1 に示す TIFF 画像書式の電子的文献複写物の送信が可能でなければならない。

受信システム(消費側)として適合するためには,システムは,

附属書 の B.1 に示す TIFF 画像書式

の電子的文献複写物の受信が可能でなければならない。

11.4

プロトコルへの適合性  システムは,次のいずれかに適合していればよい。

a) FTP

システム

b) MIME

システム

c) FTP

システム及び MIME システムの両方

11.4.1  FTP

への適合性  FTP システムに適合するためには,システムは,9.の規定に従わなければならな

い。

11.4.2  MIME

への適合性  MIME システムに適合するためには,システムは,10.の規定に従わなければ

ならない。


31

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

附属書 A(参考)  ILL-Request APDU から GEDI への写像

表 A.1 

ILL

データ要素

構成要素/要素 GEDI タグ

備考

プロトコル版番号

(protocol-version-num)

トランザクション識別子

最初の依頼機関識別子 (initial-requester-id)

(transaction-id)

−  個人記号又は団体記号 (person-or-institution-symbol)

ILTI (S

=)

−  個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution)

ILTI (N

=)

トランザクショングループ修飾子 (transaction-group-qualifier)

 ILTI

(G

=)

トランザクション修飾子 (transaction-qualifier)

ILTI (Q

=)

副トランザクション修飾子 (sub-transaction-qualifier)

ILTI (B

=)

サービス日時

当該サービスの日時 (date-time-of-this-service)

(service-date-time)

− date

− time

元のサービスの日時 (date-time-of-original-service)

− date

− time

依頼機関識別子

個人記号又は団体記号 (person-or-institution-symbol)

RQID

(requester-id)

個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution)

RQNM (N

=)

受付機関識別子

個人記号又は団体記号 (person-or-institution-symbol)

RSID

(responder-id)

個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution)

RSNM (N

=)

トランザクションの種別

(transaction-type)

送付住所

郵便住所 (postal-address)

(delivery-address)

−  個人名又は団体名 (name-of-person-or-insntution)

NPOI

−  あて名追加情報 (extended-postal-delivery-address)

XPDA

*

−  町名及び番地 (street-and-number)

STNM

−    私書箱 (post-office-box)

POBX

−  市 (city)

CITY

−  地域 (region)

REGN

−  国 (country)

CNTR

−  郵便番号 (postal-code)

POCD

通信上のアドレス (electronic-address)

−  通信サービス識別子 (telecom-service-identifier)

SYID

−  通信サービスアドレス (telecom-service-address)

SYAD

配達サービス

物理的送付 (physical-delivery)

(delivery-service)

電子的送付 (electronic-delivery)

− e-delivery-service

CNSN

−− e-delivery-mode

−− e-delivery-parameters

− document-type

−− document-type-id

−− document-type-parameters

− e-delivery-description

− e-delivery-details

CNSN

e-delivery-address

又 は e-delivery-id
の ど ち ら か 一 方
が存在する


32

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

ILL

データ要素

構成要素/要素 GEDI タグ

備考

−− e-delivery-address

−−−

通信サービス識別子 (telecom-service-identifier)

−−−

通信サービスアドレス (telecom-service-address)

−− e-delivery-id

−−−

個人記号又は団体記号

        (person-or-institution-symbol)

−−−

個人名又は団体名

        (name-of-person-or-institution)

− name-or-code

− delivery-time

請求書送付先

郵便住所 (postal-address)

(billing-address)

−  個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution)

−  あて名追加情報 (extended-postal-delivery-address)

−  町名及び番地 (street-and-number)

−  私書箱 (post-office-box)

−  市 (city)

−  地域 (region)

−  国 (country)

−  郵便番号 (postal-code)

通信上のアドレス (electronic-address)

−  通信サービス識別子 (telecom-service-identifier)

−  通信サービスアドレス (telecom-service-address)

ILL

サービス型

(in-service-type)

受付機関固有サービス

(responder-specific-servic

e)

依頼機関の任意選択メ

ッセージ

RECEIVED APDU

提供可 (can-send-RECEIVED)

RETURNED APDU

提供可 (can-send-RETURNED)

(requester-optional-messa

ges)

依頼機関 SHIPPED (requester-SHIPPED)

依頼機関 CHEKED-IN (requester-CHECKED-IN)

GEDI

カバーの転送

に は 適 切 で は な い

が,これを使用する

GEDI

応用があって

もよい。

検索種別 (search type)

サービスのレベル (level-of-service)

必要とする日 (need-before-date)

廃棄フラグ (expiry-flag)

廃棄日 (expiry-date)

提供媒体情報の種別

提供媒体の種別 (supply-medium-type)

(supply-medium-info-type

)

媒体仕様 (medium-characteristics)

予約 (place-on-hold)

図書館利用者識別子

図書館利用者名 (client-name)

CLNT

(client-id)

図書館利用者区分 (client-status)

CLST

図書館利用者識別子 (client-identifier)

CLID

依頼資料の識別

資料形式 (item-type)

(item-id)

所蔵媒体の形式 (held-medium-type)

請求記号 (can-number)

CLNO

著者 (author)

ATHR

タイトル (title)

TTLE

サブタイトル (sub-title)

TTLE

*

タ イ ト ル (title)

に追加


33

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

ILL

データ要素

構成要素/要素 GEDI タグ

備考

後援者 (sponsoring-body)

ATHR

*?

著 者

(author)

に追加

出版地 (place-of-publication) PLPB

出版者 (publisher)

PUBL

シリーズのタイトル及び番号 (series-title-number)

VLIS

*

追加

巻号 (volume-issue)

VLIS

版 (edition)

EDIT

発行日 (publication-date)

PUBD

要素の発行日 (publication-date-of-component)

PDOC

記事の著者 (author-of-article)

AART

論文のタイトル (title-of-article)

TART

ページ付 (pagination)

PGNS &

NMPS

全国書誌番号 (national-bibliography-no)

 ISBN

(ISBN)

ISBN

 ISSN

(ISSN)

ISSN

システム番号 (system-number)

追加コード (additional-no-letters)

参照源検証 (verification-reference-source)

補足情報

(supplemental-item-descri

ption)

料金情報

利用者番号 (accunt-number)

(cost-info-type)

最大費用 (maximum-cost)

− currency-code

− monetary-value

相互同意 (reciprocal-agreement)

支払意思備考 (will-pay-fee)

支払確定 (payment-provided)

著作権適合性

CPRT

(copyright-compliance)

第三機関の情報

転送の許可 (permission-to-forward)

(third-party-info-type)

連鎖の許可 (permission-to-chain)

区分化の許可 (permission-to-partition)

送付先リスト変更許可 (permission-to-change-send-to-list)

最初の依頼機関アドレス (initial-requester-address)

−  通信サービス識別子 (telecom-service-identifier)

−  通信サービスアドレス (telecom-service-address)

優先順序 (preference)

送付先一覧 (send-to-list)

− system-id

−−  個人記号又は団体記号

(person-or-institution-symbol)

−−  個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution)

−  利用者番号 (account-number)

− system-address

−−  通信サービス識別子 (telecom-service-identifier)

−−  通信サービスアドレス (telecom-service-address)

照会済一覧 (already-tried-list)

−−  個人記号又は団体記号


34

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

ILL

データ要素

構成要素/要素 GEDI タグ

備考

(person

or-institution-symbol)

−−  個人名又は団体名 (name-of-person-or-institution) −

再依頼フラグ (retry-flag)

転送フラグ (forward-flag)

依頼機関用備考

RSTN

(requester-note)

転送備考 (forward-note)

ill-request-extension

実 装 者 の 合 意 又
は プ ロ フ ァ イ ル

で の 定 義 が 必 要
な場合もある。


35

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

附属書 B(参考)  電子的文献複写物として使用できる書式

B.1  TIFF

B.1.1  TIFF

一般  文献を走査した画像の送信は,Tag Image File Format (TIFF)  の TIFF Class B による。Tag

Image File Format Specificatipn Revision 6.0

のうち,Bilevel image 及び Grayscale image のためのすべての要

件を適用する。画像全体は,単一の multi-page TIFF ファイルに等しい。

TIFF

を識別するために,DFID に次の値を使用してもよい。

TIFF-5.0

TIFF-6.0

TIFF

を識別するために,次の MIME 媒体種別を使用する。

image/TIFF;class=B

image/TIFF;class=G

B.1.2  TIFF

画像ファイルの GEDI ヘッダ

表 B.1 

バイト

記述

書込み

読取り

0

−1

バイト順 II  II 又は MM

2

−3 TIFF

42

42

4

−7 IFD のオフセット

任意

表 B.1 から B.5 で用いる記号は,次による。

太字

すべての TIFF クラスで必要なフィールド

太字

イタリック

 TIFF

で必要な付加的フィールド

網掛け

参考フィールド

M

必す

O

任意

v

内容可変

規定しない


36

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

表 B.2 

 GEDI

要件

TIFF

ベースライン

フィールド

タグ

タイプ

タイプ

書込み 読取り

Artist 315

ASCII

− ASCII

O

受信

BitsPerSample

258 SHORT 1

SHORT 1

M

M

CellLength 265

SHORT

− SHORT

CellWidth 264

SHORT

− SHORT

ColorMap 320

SHORT

− SHORT

Compression 259

SHORT

1

,2 又は 32733 SHORT

1

2

4

又は 32733(

1

)  M

M

既定値=1

Copyright 33432

ASCII

− ASCII

DateTime 306

ASCII

− ASCII

O

受信

ExtraSamples 338

SHORT

0

,1 又は 2 SHORT

既定値=フィールドなし

FillOrder 266

SHORT

1

又は 2  既定値=1 SHORT

FreeByteCounts 289

LONG

− LONG

FreeOffsets 288

LONG

− LONG

GrayResponseCurve 291

SHORT

− SHORT

GrayResponseUnit 290  SHORT  1

…5  既定値=2 SHORT

HostComputer 316

ASCII

− ASCII

O

受信

ImageDescription 270 ASCII

− ASCII

O

受信

ImageLength

257

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG(

2

)

LONG(

2

)

ImageWidth

256

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG(

2

)

LONG(

2

)

Make 271

ASCII

− ASCII

O

受信

MaxSampleValue 281 SHORT

既定値 SHORT

=2

**

 (BitsPerSample) -1

MinSampleValue 280 SHORT

既定値=0 SHORT

Model 272

ASCII

− ASCII

− O

受信

NewSubfileType 254 LONG

既定値=0 LONG

v(

3

)

M

M

Orientation 274

SHORT

1

…8  既定値=1 SHORT

Photometric 

Interpretation

262 SHORT  0

…4 SHORT

0

…4

M

M

PlanarConfiguration 284

SHORT

1

又は 2  既定値=1 SHORT

1

又は 2  既定値=1

M

M

ResolutionUnit 296

SHORT

1

…3  既定値=2 SHORT

1

…3  既定値=2

M

M

RowsPerStrip 278

SHORT,

既定値=2

**

32-1 SHORT,

M

M

LONG(

4

)

LONG(

4

)

SamplesPerPixel 277 SHORT

既定値=1 SHORT

既定値=1

M

M

Software 305

ASCII

− ASCII

O

受信

StripByteCounts

279

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG(

4

)

LONG(

4

)

StripOffsets

273

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG(

4

)

LONG(

4

)

SubfileType

(廃止)

 255  SHORT

1

…3  既定値なし SHORT

使用禁

Thresholding 263

SHORT

1

…3  既定値=1 SHORT

Xresolution 282

RATIONAL

 v

RATIONAL

v

M

M

Yresolution 283

RATIONAL

 v

RATIONAL

v

M

M


37

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

(

1

) Compression

フィールドの値 

1=

非圧縮

2=CCITT

勧告 G3 1 次元修正ハフマンランレングス符号化

4=

ファクシミリ互換 CCITT 勧告 G4

32733=

パックビット

(

2

) LONG

を推奨

(

3

) NewSubfileType

フィールドの値 

ビット 0 
ビット 1 
ビット 2

(

4

) SHORT

を推奨


38

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

表 B.3 

Bilevel Image

の要件 GEDI 要件

TIFF Bilevel Image

必すフィールド

タグ

書込み 読取り

Compression 259

SHORT

1

,2 又は 32733 SHORT

1

,2,4 又は 32733(

5

)  M

M

既定値=1

ImageLength

257

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG

LONG(

6

)

ImageWidth

250

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG(

6

)

LONG(

6

)

Photometric 

Interpretation

262 SHORT  0

…4 SHORT

0

…4

M

M

RowsPerStrip 278

SHORT,

既定値=2

**

32-1 SHORT,

M

M

LONG(

7

)

LONG(

7

)

StripByteCounts

279

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG(

7

)

LONG(

7

)

StripOffsets

273

SHORT,

v

SHORT,

v

M

M

LONG(

7

)

LONG(

7

)

Xresolution 282

RATIONAL

v

RATIONAL v

M

M

Yresolution 283

RATIONAL

v

RATIONAL v

M

M

備考  消費側応用はこれらのフィールドを受信できなければならないが,受信した値をす(棄)ててもよい。 

(

5

) Compression

フィールドの値 

1=

非圧縮

2=CCITT

勧告 G3 1 次元修正ハフマンランレングス符号化

4=

ファクシミリ互換 CCITT 勧告 G4

32733=

パックビット

(

6

) LONG

を推奨

(

7

) SHORT

を推奨


39

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

表 B.4 

CCITT Bilevel Encodings

の Class B 要件 GEDI 要件

TIFF CCITT Bilevel

Encodings

フィールド

タグ

書込み 読取り

Compression 259

SHORT

3

又は 4 SHORT

1

,2,4 又は 32733(

8

)  M

M

T4Options 292

LONG

既定値=0

T6Options 293

LONG

既定値=0

これらのフィールドに書き込んではならない。受
信できなくてはならない。受信した値をすてても
よい。

(

8

) Compression

フィールドの値 

1=

非圧縮

2=CCITT

勧告 G3 1 次元修正ハフマンランレングス符号化

4=

ファクシミリ互換 CCITT 勧告 G4

32733=

パックビット

表 B.5 

Document Storage and Retrieval

要件 GEDI 要件

TIFF Document

Storage and Retrieval

フィールド

タグ

書込み 読取り

DocumentName 269

ASCII

− ASCII

O

受信

PageName 285

ASCII

− ASCII

O

受信

PageNumber(

9

) 297

SHORT,

v

SHORT,

v

O

受信

 SHORT

SHORT

Xresolution 282

RATIONAL

 v

RATIONAL

v

M

受信

Yresolution 283

RATIONAL

v

RATIONAL

v

M

受信

備考  消費側応用はこれらのフィールドを受信できなければならないが,受信した値をすててもよい。

(

9

)

このフィールドは複数ページにわたる文献(例  ファクシミリ)のページ数を規定する。PageNumber [0]  はペー

ジ番号とし,PageNumber [1]  は文献の総ページ数とする。もし PageNumber [1]  が0ならば,文献の総ページ数は
得られない。最初のページは0とする。 

B.1.3  TIFF

圧縮アルゴリズム  GEDI は,Tag Image File Format Specification Revision 6.0 が規定する,次の

圧縮アルゴリズムを支援する。

表 B.6 

圧縮アルゴリズム

書込み

読取り

非圧縮 1

任意

必す

CCITT

勧告 G3 1 次元修正ハフマンランレ

ングス符号化

2

任意

任意

ファクシミリ互換 CCITT 勧告 G4 4

任意

必す

パックビット 32733

任意

必す

TIFF Class B

との互換性のため,CCITT 勧告 G3 1 次元修正ハフマンランレングス符号化を含む。

B.2  PDF

  PDF の規定は,

Portable Document Format Reference Manual Version 1.3, Adobe Systems incorporated,

March 11, 1999

で入手できる。

この規定の著作権は,Adobe Systems Inc.が所有する。

PDF

ファイルの作成方法及び PDF 文献の閲覧並びに印字に使用する Adobe Acrobat 製品のいずれについ

ても,GEDI は規定しない。

PDF

は,IANA によって MIME の本体部として登録されている。登録は,次で入手できる。

ftp://ftp.isi.edu/in-notes/iana/assignments/media-types/application/pdf

PDF

を識別するために,DFID に次の値を使用してもよい。


40

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

PDF

PDF

を識別するために,次の MIME 媒体種別を使用する。

application/pdf

B.3  JFIF/JPEG

  GEDI は,TIFF の外に画素を輸送する低品位な書式,JFIF (JPEG File Interchange Format)

を認識する。通常,JFIF は,

“JPEG ファイル”を参照している。WWW ブラウザは普通この書式を支援し

ている。これと,GEDI の規定に含まれない TIFF/JPEG とを混同してはならない。

JFIF

に関する情報は,次を参照されたい。

www.cis.ohio-state.edu/hypertext/faq/usenet/jpet-faq/part1/faq-doc-14.html

JFIF/JPEG

を識別するために,DFID に次の値を使用してもよい。

JFIF

JFIF/JPEG

を識別するために,次の MIME 媒体種別を使用する。

JPEG


41

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

参考文献 

[1]  ISO/IEC 8859-1 : 1998, Information technology

− 8-bit single coded graphic character sets− Part 1 :

Latin-alphabet No. 1.

[2]  JIS X 7011-1

  行政,商業及び輸送のための電子データ交換 (EDIFACT) −業務レベル構文規則−第 1

部:共通構文規則及び共通構文用ディレクトリ

備考  ISO 9735-1 : 1998, Electronic data interchange for administration, commerce and transport (EDIFACT)

−Application level syntax rules (Syntax version number : 4)  −Part 1 : Syntax rules common to all

parts, together with syntax service directories for each of the parts

が,この規格と一致している。

[3]  JIS X 0808

  図書館貸借応用のサービス定義

備考  ISO 10160 : 1997, Information and documentation−Open Systems Interconnection−Interlibrary Loan

Application Service Definition

がこの規格と一致している。

[4]  JIS X 0806

  情報検索 (Z39.50) 応用サービス定義及びプロトコル仕様

備考  ISO 23950 : 1998 Information and documentation−Information retrieval (Z39.50) −Application

service definition and protocol specification

が,この規格と一致している。

[5]  RFC 822, Standard for the format of ARPA Internet text messages, August 13,1982.

[6]  RFC 1512, FDDI Management Information Base, September 1993.

[7]  RFC 1522 (obsoleted by RFC 2045)

[8]  RFC 1524, A User Agent Configuration Mechanism For Multimedia Mail Format Information. N.Borenstein,

September 9,1993.

[9]  RFC 1939, Post Office Protocol

−Version 3. J.Myers & M.Rose, May 14,1996.

[10] RFC 2045, Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME)

−Part 1 : Format of Internet Message Bodies. N. 

Freed & N. Borenstein, November 1996.

[11]  RFC 2046, Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME)

−Part 2 : Media Types. N.Freed & N.Borenstein,

November 1996.

[12] RFC 2047, Multipurpose Intemet Mail Extensions (MIME)

−Part 3 : Message Header Extensions for Non−

ASCII Text. K.Moore, November 1996.

[13] RFC 2048, Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME)

−Part 4 : Registration Procedures. N.Freed, J.

Klensin & J.Postel, November 1996.

[14] RFC 2049, Multipurpose Intemet Mail Extensions (MIME)

−Part 5 : Conformance Criteria and Exsamples. N.

Freed & N.Borenstein, November 1996.

[15] Portabl Document Format Reference Manual, Version 1.3, Adobe Systems Incorporated, March 11,1999.  

[16] JPEG File Interchange Format, Version 1.02. Eric Hamilton, September 1,1992.


42

X 0811 : 2002 (ISO 17933 : 2000)

原案作成委員会  構成表

データベース表記・表現専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

菅  野  育  子

愛知淑徳大学

(委員)

糸  賀  雅  児

慶鷹義塾大学

長  田  孝  治

株式会社システムソフト

加  藤  信  哉

名古屋大学附属図書館

鎌  倉  治  子

国立国会図書館

神  門  典  子

国立情報学研究所

菊  池  亮  一

明治大学

岸  田  和  明

駿河台大学

木  戸  達  雄

経済産業省

倉  田  敬  子

慶應義塾大学

小  山      修

科学技術振興事業団

鈴  木  正  紀

文教大学

田  村  貴代子

財団法人市川房枝記念会

徳  原  直  子

国立国会図書館

長谷川  豊  祐

鶴見大学

長谷川      均

株式会社ジー・サーチ

原  井  直  子

国立国会図書館

本  田      博

早稲田大学

宮  澤      彰

国立情報学研究所

森      宗  正

規格調整委員

門  條      司

社団法人日本化学会

安  江  明  夫

国立国会図書館

渡  辺  信  一

教育出版株式会社

長  町  英  彦

経済産業省産業技術環境局

(事務局)

内  藤  昌  幸

財団法人日本規格協会

データベース表記・表現専門委員会 WG3  構成表

氏名

所属

(主査)

菅  野  育  子

愛知淑徳大学

(エディタ)

鎌  倉  治  子

国立国会図書館

(委員)

長  田  孝  治

株式会社システムソフト

加  藤  信  哉

名古屋大学附属図書館

徳  原  直  子

国立国会図書館

宮  澤      彰

国立情報学研究所

長  町  英  彦

経済産業省産業技術環境局

(事務局)

内  藤  昌  幸

財団法人日本規格協会