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X 0701

:2005

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人情報科学

技術協会(INFOSTA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべき

との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって JIS X 0701:1989,JIS X 0702:1989,JIS X 0705:1989,JIS X 0706:1989  は廃止・統合され,

この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 5127:2001,Information and docu-

mentation−Vocabulary を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS X 0701

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)資料の保存

附属書 2(参考)情報及びドキュメンテーションの法的視点

附属書 3(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


X 0701

:2005

(2)

目  次

ページ

序文

1

適用範囲

1

表記法

1

情報ドキュメンテーション用語

2

1.

  基本用語

2

1.1

  関連分野の基本用語

2

1.2

  情報及びドキュメンテーションのための基本用語

6

1.3

  管理用語及び職務用語

7

2.

  資料,データ媒体及びそれらの部分

8

2.1

  一般用語

8

2.2

  資料及びその部分

9

2.3

  媒体別資料

12

2.4

  形状別資料

16

3.

  ドキュメンテーション機関及びその所蔵資料

17

3.1

  一般用語

17

3.2

  図書館

19

3.3

  文書館

20

3.4

  博物館,美術館

21

4.

  ドキュメンテーションの過程

22

4.1

  蔵書計画,構成及び収集

22

4.2

  分析,表示及び内容記述

25

4.3

  保管,検索

35

5.

  情報及び資料の利用

41

5.1

  一般用語

41

5.2

  管理

41

5.3

  インフラストラクチャ

42

5.4

  利用の諸形態

43

5.5

  サービス

43

5.6

  利用者調査

45

附属書 1(参考)資料の保存

46

6.1

  一般用語

46

6.2

  保存に適した材料の性質

47

6.3

  資料の製作及び保存のプロセス

49

6.4

  資料を損傷する原因

49

6.5

  資料の仕上げ又は補修に用いる材料

49


X 0701

:2005  目次

(3)

ページ

6.6

  資料損傷の種類

51

6.7

  保存手段

52

6.8

  製本の部分

54

6.9

  製本の種類

55

6.10

  製本プロセス

56

附属書 2(参考)情報及びドキュメンテーションの法的視点

58

7.1

  一般用語

58

7.2

  文学,美術及び産業財産

58

7.3

  プライバシー及び情報アクセス

64

附属書 3(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

67


X 0701

:2005

(4)

白      紙


日本工業規格

JIS

 X

0701

:2005

情報及びドキュメンテーション−用語

Information and documentation

Vocabulary

序文  この規格は,2001 年に第 1 版として発行された ISO 5127,Information and documentation−Vocabulary

を翻訳し,技術的内容を変更して作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

また,この規格で

附属書 及び附属書 は,原国際規格の本体から附属書に変更したものである。変更

の一覧表をその説明を付けて,

附属書 3(参考)に示す。

適用範囲  この規格は,情報及びドキュメンテーション分野における用語及び定義について規定する。こ

の規格は,コミュニケーションを確保するため,該当する概念を選択して定義を付し,用語を与えて,そ

の間の相違を明らかにすることを目的としている。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD

(修正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO 5127:2001

,Information and documentation−Vocabulary (MOD)

表記法  この規格では,各用語を番号,用語,定義及び対応英語の四つの欄に分けて記載する。それぞれ

の欄における記載方法は,次のとおりとする。

a)

用語番号  ISO 5127: 2001 に従い,概念体系に基づくポイントシステムによる。

b)

用語

1)

太字で表されているものは,優先語(優先使用の用語)で,複数あるときは,文脈に従って使い分

け,順位を付けない。

例  システム,体系  (1.1.1.06)

2)

並字で表されているものは容認語で,優先語が適当でない場合に限って使用が許される。

例  資料,文献  (1.2.02)

3)

用語の一部が丸括弧で囲まれているのは,意味を限定する用語で,その部分を省略してもよい。省

略するか,又はしないかは文脈によって,順位はない。

例  (分類記号の)許容性  (4.2.2.4.20)

4)

用語の後に(1)

(2)…の番号が付されているのは,同称異義語であって,異なる定義が同形又は

同音の用語で表現されている場合である。

5)

用語の後の丸括弧(  )内の“平仮名”は,その読みであって,読み方に誤読のおそれのある場合

に付されている。

6)

定義の前の山形かっこ“

〈  〉

”内は,一つの用語が複数の概念を表す場合のそれぞれの概念が属す


2

X 0701

:2005

る主題分野を示す。

c)

対応英語 (equivalency)  この欄の英語は,ISO 5127 に用いられているものであり,定義と対応する。

つづりは,英式  ( spelling in the United Kingdom)  である。

情報ドキュメンテーション用語  この分野の主な用語について,次のとおり規定する。

1.

基本用語

1.1

関連分野の基本用語

1.1.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.1.01

概念

複 数 の 特 性 の 固 有 の 組 合 せ に よ っ て 創 造 さ れ る “ 知 識 ”
(1.1.3.14)  の単位。

参考  概念は,特定の言語に結び付かない。しかし,社会

的又は文化的背景による影響を受ける。

concept

1.1.1.02

事物

認知可能又は想像可能なもの。

参考  事物は物体(例えばエンジン,一枚の紙,ダイヤモ

ンド)

,非物体(例えば変換率,プロジェクト計画)

想像物(例えば一角獣)のいずれであってもよい。

object

1.1.1.03

集合

“事物”(1.1.1.02)  又は“概念”(1.1.1.01)  の集積であって,一
体をなすとみなされるもの。

set

1.1.1.04

要素

“集合”(1.1.1.03)  の一部を構成する個々の“事物”(1.1.1.02)。

 element

1.1.1.05

関係

2 個以上の“要素”(1.1.1.04)  の間の知的結合。 relation

1.1.1.06

システム, 
体系

相互に関係する“概念”(1.1.1.01)  又は“事物”(1.1.1.02)  の“集
合”(1.1.1.03)。

system

1.1.1.07

主題分野

特定の“知識”(1.1.3.14)  分野。主題分野の境界は,目的に関
連した見地から決定される。

subject field

1.1.1.08

順序

異なった“要素”(1.1.1.04)  間の“関係”(1.1.1.05)  が,認知さ
れ,確立された“集合”(1.1.1.03)  の状態。

order

1.1.2

言語及び用語技術

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.2.01

言語

“コミュニケーション”(1.1.3.01)  のために使用される“サイ
ン”(1.1.3.02)の“体系”(1.1.1.06)。一般に,“語い(彙)”
(2.2.1.17)  と規則とで構成される。

language

1.1.2.02

自然言語

人間社会で実際に使用されている“言語”(1.1.2.01)。多くの場
合,その使用規則は,慣習に由来する。

参考  “人工言語”(1.1.2.03)。

natural language

1.1.2.03

人工言語

使用前から規則が明示的に確立されている“言語”(1.1.2.01)

JIS X 0001 参照)

artificial language

1.1.2.04

テキスト, 
本文

“文字”(1.1.2.09),

“記号”(1.1.2.11),

“語(1)

”(1.1.2.07),句,

段落,文,

“表”(2.2.1.32)  又はそれ以外の文字配列で表された

“データ”(1.1.4.01)。

“意味”(1.1.3.04)  の伝達を目的とし,そ

の解釈は,読者が身に付けている“自然言語”(1.1.2.02)  又は

“人工言語”(1.1.2.03)  の“知識”(1.1.3.14)に基づく(JIS X 0001
参照)

text


3

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.2.05

用語句

少なくとも 1 個の“用語”(1.1.2.12)  及びその他の複数の“語
い(彙)

”項目を含む“語(1)”(1.1.2.07)  の組合せ。

“語い(彙)

項目の選択は当該“用語”によって制約される。

例  整理の“レベル”(4.3.1.1.07),知らせを受ける権利

(7.3.4.03)

terminological

phrase

1.1.2.06

同じ性質をもち,一体と認識される“要素”(1.1.1.04)  の連続。

例  文字列,パルス列

string

1.1.2.07

語(1)

文の中で独立の単位として存在し,特定の“意味”(1.1.3.04)  を
伝える最小の言語単位。

参考  “語(2)”(1.1.2.08)

word (1), 
orthographic word

1.1.2.08

語(2)

与えられた目的のために,一つの単位とみなすのが適切な文字
列(JIS X 0004 参照)

参考  “語(1)”(1.1.2.07

word (2)

1.1.2.09

文字

“データ”(1.1.4.01)  の表示,構成又は制御のために使用され

る“要素集合”

備考  文字は,図形文字,制御文字などに区別できる。

character

1.1.2.10

指称

“サイン”(1.1.3.02)  による“概念”(1.1.1.01)  の表示。

備考  用語技術においては,指称には記号,用語及び名称

という 3 形式がある。

designation

1.1.2.11

記号

文字,数字,絵文字,又はそれらの任意の組合せを用いた“指
称”(1.1.2.10)。

symbol

1.1.2.12

用語

特定の“主題分野”  (1.1.1.07)  における一般“概念”(1.1.1.01
の言語“指称”(1.1.2.10)。

備考  用語は,記号を含んでもよい。また,異体(例えば,

つづりかたの相違)を含めることができる。

term

1.1.2.13

名称

言語表現による個別“概念”(1.1.1.01)  の“指称”(1.1.2.10)。

備考  通常用いられる“個別概念”は集合概念に対するも

ので,ここでいう個別概念は唯一の事物をもつ概念
である。

name

1.1.2.14

用語集

特定の“言語”(1.1.2.01)  に属する“指称”(1.1.2.10)  の“集合”

(1.1.1.03)。

terminology

1.1.2.15

命名集

あらかじめ確立された命名規則に従って構成された“用語集” 
(1.1.2.14)。

備考  命名集は,生物学,医学,物理学,化学など,分野

ごとに制定される。

nomenclature

1.1.2.16

同義性

ある“言語”(1.1.2.01)  において,複数の“用語”(1.1.2.12)が
同じ“概念”(1.1.1.01)  を表す“関係”

1.1.1.05

例  馬鈴しょ(薯)−じゃがいも

synonymy

1.1.2.17

準同義性

ある“言語”(1.1.2.01)  において,複数の“用語”(1.1.2.12)  が
類似の“意味”(1.1.3.04)  をもちながらも異なった“概念” 
(1.1.1.01)  を表現し,目的によっては同義語と見なされる“関
係”

1.1.1.05

例  図書−単行書  ;野菜−そ(蔬)菜

quasi-synonymy

1.1.2.18

多義性

ある“言語”(1.1.2.01)  において,1 個の“指称”(1.1.2.10)  が
ある特性を共有する 2 個以上の“概念”(1.1.1.01)を定義すると

きの“指称”と概念との“関係”

1.1.1.05

例  足:1)身体の一部,2)乗り物の総称,3)粘り

polysemy


4

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.2.19

同称異義性

ある“言語”(1.1.2.01)  において,1 個の“指称”(1.1.2.10)  が
互いに無関係な 2 個以上の“概念”(1.1.1.01)  を表現する“関
係”

1.1.1.05

例  株:1)植え替えができる草木のひとかたまり,2)株式

会社における出資権利の持ち分。

homonymy

1.1.2.20

同形異義性

2 個以上の“用語”(1.1.2.12)  において,同じ形態をもつがお互
いに無関係の“意味”(1.1.3.04)  をもつ“質”

1.3.02

例  サイズ: 1)大きさ,2)製紙材料

homography

1.1.2.21

同音異義性

2 個以上の“用語”(1.1.2.12)  において,同じ音声をもつが,無
関係の“意味”(1.1.3.04)をもつ“質”

1.3.02

例  史学−私学

homophony

1.1.2.22

翻音

ある表記体系の“文字”(1.1.2.09)  又は特別に設定された記述
体系を用いて,与えられた“言語”(1.1.2.01)  の発音を表現す
ること。

参考  ISO 5127 で は “ 特 別 に 設 定 さ れ た 分 類 記 号 ”

(4.2.2.4.17)となっているが,これは誤記と解し,修
正した。言語学では転写ともいう。

transcription

1.1.2.23

翻字

ある記述体系の“文字”(1.1.2.09)を第二の記述体系における対

応“文字”で表現すること。

transliteration

1.1.2.24

ローマ字化

“翻字”(1.1.2.23),“翻音”(1.1.2.22),又はこれらの併用によ

って非ラテン記述体系をラテンアルファベットで表現するこ
と。

romanization

1.1.2.25

翻訳

ある“言語”(1.1.2.01)  からほかの“言語”への変換。

備考  この種の言語は,一般に自然言語である。

translation

1.1.2.26

楽譜記号

音楽に用いられる音の数,量,高さ及び持続時間を表現する“記
号”(1.1.2.11)  の“集合”(1.1.1.03)。

notation (1)

1.1.3

コミュニケーション及び情報

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.3.01

コミュニケ 
  ーション

“信号”(1.1.3.03)  の伝送による“意味”(1.1.3.04)  の伝達。 communication

1.1.3.02

サイン

“意味”(1.1.3.04)  の伝達に用いられる物理的現象。 sign

1.1.3.03

信号

“データ”(1.1.4.01)  を表現するために用いられる物理量の変
化  (JIS X 0001 参照)  。

signal

1.1.3.04

意味

“サイン”(1.1.3.02)  で想起される“概念”(1.1.1.01)解釈。 meaning

1.1.3.05

メッセージ

“コミュニケーション”(1.1.3.01)  の目的のために作成された
“データ”(1.1.4.01)。

message

1.1.3.06

コミュニケ 
  ーション 
  理論

“コミュニケーション”プロセス及び“コミュニケーションシ

ステム”(1.1.3.07)  の研究にかかわる科学領域。

communication

theory

1.1.3.07

コミュニケ 
  ーション 
  システム

“コミュニケーション”プロセスを管理する“システム”
(1.1.1.06)。

communication

system

1.1.3.08

情報(1)

伝達された“知識”(1.1.3.14)。

備考  情報(1)は,事実,概念,事物,事件,アイデア,

プロセスなどを含む。

information (1)


5

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.3.09

情報(2)

“コミュニケーション”(1.1.3.01)のプロセスにおいて,

“知識”

(1.1.3.14)  を増やす目的で,“情報(1)”(1.1.3.08)  を表現する
“メッセージ”(1.1.3.05)。

参考  “情報(1)”。

information (2)

1.1.3.10

記録情報

“データ媒体”(1.1.4.02)  に蓄積された“情報(1)

”  (1.1.3.08)。

 recorded

information

1.1.3.11

記録

あらかじめ設定された目的のために選択され提示された人物

又は“事物”(1.1.1.02)  に関する“データ”(1.1.4.01)  の“集合”
(1.1.1.03)。

record (1)

1.1.3.12

情報システ 
  ム

“情報(2)

”(1.1.3.09)  の“コミュニケーション”(1.1.3.01)  及

び 処 理 を 可 能 と す る “ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン シ ス テ ム ” 
(1.1.3.07)。

information system

1.1.3.13

アクセス

“資料”(1.2.02)  から“情報(1)

”(1.1.3.08)  を取得するための

権利,機会又は手段。

access

1.1.3.14

知識

推論に基づき立証を経た認識。 knowledge

1.1.4

データ処理

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.4.01

データ

“コミュニケーション”(1.1.3.01),解釈及び処理に適するよう
に形式化された“情報(1)

”(1.1.3.08)  表現。

data

1.1.4.02

データ媒体

“データ”(1.1.4.01)  を記録し,検索することができる物理的
媒体。

data medium,

support

1.1.4.03

データ処理

“データ”(1.1.4.01)  操作の組織的作業。

例  データの算術的又は論理的演算,データの併合若しく

は並べ替え,プログラムの作成,本文に関する作業(例
えば本文の編集,並べ替え,併合,蓄積,検索,表示,
印刷など)

data processing, 
DP

1.1.4.04

データ媒体 
  変換

ある“データ媒体”(1.1.4.02)  からほかの“データ媒体”への
“データ”(1.1.4.01)  の変換。

例  紙からマイクロフィルムへの変換。

data

transformation

1.1.4.05

データ変換

ある表現形式からほかの表現形式への“データ”(1.1.4.01)  の
変換。

data conversion

1.1.4.06

コード(1),
符号(1)

ある“言語”(1.1.2.01)  を別の“言語”に変換するための規則
の“集合”(1.1.1.03)。

備考  この定義は,JIS X 0004 に収載された定義とは異な

る。

参考  “コード(2)”(1.1.4.07)。 

code (1)

1.1.4.07

コード(2),
符号(2)

あらかじめ設定された規則に従って異なった形式に変換又は
表現された“データ”(1.1.4.01)  の“集合”(1.1.1.03)。

参考  “コード(1)”(1.1.4.06)。

code (2)

1.1.4.08

コーディン 
  グ, 
符号化

“データ媒体変換”(1.1.4.04)  又は“データ”(1.1.4.01)  表示の

プロセス。

coding

1.1.4.09

書式(1)

“データ媒体”(1.1.4.02)  における所定のデータ配列。

参考  “書式(2)”(4.2.1.1.17)  。書式は,入力書式,蓄積

書式及び出力書式に分割できる。 

format (1)


6

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.1.4.10

データバン 
  ク

“ファイル(2)”(2.3.4.10)  又は“データベース”(1.1.4.11)  の“集
合”(1.1.1.03)  であって,蓄積“システム”

,処理“システム”

及び“検索システム”(4.3.2.1.02)  と組み合わされたもの。

参考  この定義は,JIS X 0001 に収載された定義とは大き

く異なる。

data bank

1.1.4.11

データベー 
  ス

関係“データ”(1.1.4.01)  の“集合”(1.1.1.03)  であって,所定

の目的又は所定の“データ処理”

“システム”に適合したもの。

参考  この定義は,JIS X 0001 に収載された定義とはかな

り異なる。

database

1.1.4.12

全文データ 
  ベース

“資料”(1.2.02)  の全文又は主要部分を含む情報源“データベ
ース”(1.1.4.11)。

full text database

1.1.4.13

ホスト

“データベース”(1.1.4.11)を保有するコンピュータであって,
“コミュニケーション”(1.1.3.01)  ネットワークを通じてほか

のコンピュータに接続可能なもの。

host

1.1.4.14

インターネ 
  ット

世界規模で相互接続できるコンピュータシステム及びコンピ

ュータネットワークであって,ゲートウェイを通じてそれらの
間で“データ”(1.1.4.01)  の移動が可能なもの。

internet

1.2

情報及びドキュメンテーションのための基本用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.2.01

ドキュメン 
  テーショ 
  ン

“保管(1)”(4.3.1.1.01),“分類作業”(4.2.2.4.02),“検索” 
(4.3.2.1.01)  ,利用又は伝達を目的とする,“記録情報”(1.1.3.10
の継続的・系統的な蓄積及び処理。

documentation

1.2.02

資料, 
文献

“ドキュメンテーション”プロセスにおいて,一つの単位とし
て処理することが可能な“記録情報”(1.1.3.10)  又は“事物” 
(1.1.1.02)。

document

1.2.03

二次資料, 
二次文献

ほかの“資料”(1.2.02)  についての“データ”(1.1.4.01),

“情報

(1)

”  (1.1.3.08)  又は“情報(2)

”(1.1.3.09)  を含む“資料”

secondary

document,

derived document

1.2.04

情報管理

ある組織内における“情報”源の企画,管理及び利用。 information

management

1.2.05

情報検索

蓄積されたものの中から,特定の“情報(1)”(1.1.3.08)  又は

“情報(2)

”(1.1.3.09)  を取り出すプロセス。

information

retrieval

1.2.06

資料検索

蓄積されたものの中から,特定の“資料”(1.2.02)  を取り出す

プロセス。

document retrieval

1.2.07

参照検索

“参照”(4.2.1.3.07)に限定された“情報検索”(1.2.05)。 reference

retrieval

1.2.08

情報学, 
情報科学

“情報(1)

”(1.1.3.08)  又は“情報(2)

”(1.1.3.09)  の機能,構

造,伝達,及び“情報システム”(1.1.3.12)  管理に関する研究。

information

science

1.2.09

文書館学

“アーカイブズ(1)”(3.1.01)  又は“文書館”(3.1.02)  の組織,
管理及び運営に適用される“情報学”(1.2.08)  の一部門。

archival science

1.2.10

図書館学

“図書館資料”(3.1.03)  又は“図書館”(3.1.04)  の組織,管理
及び運営に応用される“情報学”(1.2.08)  の一部門。

library science

1.2.11

図書館業務

“図書館学”(1.2.10)  の実務的応用。 librarianship

1.2.12

博物館学

“博物館資料”(3.1.05)  又は“博物館”(3.1.06)  の組織及び博
物館法規の適用に関する理論,活動及び技術。

museology

1.2.13

博物館資料 
  作成技術

“博物館資料”(3.1.05)  又は“博物館”(3.1.06)  に保存されて
いる“資料”(1.2.02)  を特定し記述する技術。

museography

1.2.14

書誌作成

“資料”(1.2.02)  を識別し,記述する理論,活動及び技術。 bibliography

(1)


7

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.2.15

書誌学

“図書”(2.1.12)  及び“本”(2.4.01)  の作成及び配布の技術に
関する研究。

bibliology

1.2.16

複製技術

技術的手段による“資料”(1.2.02)  の画像の“複製”(2.1.03)。 reprography

1.2.17

印刷

“インク”(6.5.22)  を付けた活字,平版,活版若しくは丸版に
よって,又はインクジェットから紙などの表面にその印影を転

写すること。

printing

1.2.18

テレコミュ 
  ニケーシ 
  ョン

電磁的又は電子的手段による“信号”(1.1.3.03)  の転送の理論

及び技術。

telecommunication

1.2.19

用語作業

“概念”(1.1.1.01)  及びその“指称”(1.1.2.10)  の収集,記述,
処理及び表示にかかわる作業。

備考  用語作業は,確立された原理及び方法に基づいて実

施することが望ましい。用語作業は,用語の選択,
概念の調和,用語の調和及び用語技術からなる。

terminology work

1.3

管理用語及び職務用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.3.01

評価

雇用予定者,従業員,計画,機関,操業,又は組織の目標の実
現のために寄与する資源の能力又は実績の査定。

evaluation

1.3.02

明示的又は暗黙的な要求を満足する能力に依存する製品又は

“サービス”(5.5.01)の性能及び特性の全体。

quality

1.3.03

計量書誌学

“資料”(1.2.02)  の“利用”(6.1.25)  及び“出版物”(2.1.11)  の

パターンに応用される数学的及び統計学的方法。

bibliometrics

1.3.04

計量情報学

“情報利用”(5.1.01)  の“コミュニケーション”(1.1.3.01)  に応
用される数学的及び統計学的方法。

infometrics

1.3.05

文書館員

“文書館学”(1.2.09)  の訓練を受けた職員。 archivist

1.3.06

保存技術者

“事物”(1.1.1.02)  の保全及び価値を維持するために必要な物
理的作業を実施するために要求される“知識”(1.1.3.14)  及び
技能について専門的又は技術的に訓練を受けた職員。

conservator

1.3.07

博物館専門 
  職員

“コレクション(2)

”(3.1.07)  に対応し,その受入れ及び保全

を行う職員。

curator

1.3.08

ドキュメン 
  タリスト

“ドキュメンテーション”(1.2.01)  の訓練を受けた職員。 documentalist

1.3.09

情報検索業 
  者

ある“事物”(1.1.1.02)  についての“情報(1)

”(1.1.3.08)  又は

“情報(2)”(1.1.3.09)  を探索し,検索し,若しくは提供する
ことを営利事業として実施する職員。

information broker

1.3.10

情報管理者

“情報管理”(1.2.04)  を実施する職員。 information

manager,

information officer

1.3.11

図書館専門 
  職員

“図書館業務”(1.2.11)  の専門的訓練を受けた職員。 librarian

1.3.12

記録管理者

“記録”(1.1.3.11)  の作成,

“利用”(6.1.25)  ,維持及び“処分”

(4.1.1.24)  を経済的・効率的に実施する職員。

records manager

1.3.13

展示担当者

展示を行うことを目的として,

“事物”(1.1.1.02)  の準備,処理,

及び配置を行う職員。

preparator

1.3.14

出版者

“出版物”(2.1.11)  の“印刷”(1.2.17)  及び発行を行う団体又は
個人。

publisher


8

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

1.3.15

主題専門家

“情報”及び“ドキュメンテーション”組織にあって,高等教
育を受け,かつ,特定主題又は領域に関する高度の“知識”
(1.1.3.14)  をもつことによって,当該“主題分野”  (1.1.1.07)  に
おける“受入資料”(4.1.2.02)  の選択及び主題“目録作業”
(4.2.1.1.03)  ,更に関連する“情報サービス”(5.5.02)  を実施す
る職員。

subject specialist

1.3.16

登録責任者

“情報”及び“ドキュメンテーション”組織の“文書担当部門”
(3.3.13)  の代表者。

registrar

2.

資料,データ媒体及びそれらの部分

2.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.1.01

原資料

最初に作成された“資料”(1.2.02)。

“原本”(2.1.05)  とは異な

るもの。

original document

2.1.02

マスタ

“資料”(1.2.02)  の“コピー(2)

”(2.1.14)  又は“原資料”(2.1.01)

であって,それからほかの“コピー(1)”(2.1.06)  を作成する
ことが可能なもの。

master

2.1.03

複製

“原資料”(2.1.01)  であると認識される“資料”(1.2.02)  から
複製された類似の“資料”

reproduction

2.1.04

影印資料

“原資料”(2.1.01)  の内容,形態及び外見に可能な限り類似し
ているが,必ずしも同じ大きさではない“複製”(2.1.03)。

facsimile

2.1.05

原本

“複製”(2.1.03)又は,より完成度の高い資料が作成される元の
“資料”(1.2.02)。

備考  自然言語では,原本は原資料として扱われることが

多い。

copy (1)

2.1.06

コピー(1)

“資料”(1.2.02)  の“複製”(2.1.03)  又は転写物。

参考  “コピー(2)”(2.1.14)。

copy (2)

2.1.07

ハードコピ 
  ー

通常は“紙”(6.5.01)  の上に作成された“コピー(1)

”(2.1.06)

であって,機器の助けを借りずに読取りが可能なもの。

hard copy

2.1.08

フォーム

印刷などの方法によって複製された“資料”(1.2.02)  であって,
特別の“情報(1)”(1.1.3.08)  を記録するために,あらかじめ

設定されたスペースをもつもの。

form

2.1.09

改作

ほかの作品から派生した作品,特に別の媒体若しくは別の文章

形態又は音楽形態をとることによって派生した作品。

adaptation

2.1.10

編曲

上演に際しての音楽的な“改作”(2.1.09)。改作に当たっては,
作品作成当初の意図とは異なる歌唱若しくは楽器を受け入れ,

又は当初に意図されたものとは異なる能力レベルの演奏家若
しくは歌手を受け入れる。

arrangement (1)

2.1.11

出版物

広く配布することを目的とする“資料”(1.2.02)。一般に多部数
の“コピー (1)”(2.1.06)  が作成される。

publication

2.1.12

図書

手稿,印刷,又は電子形態で公刊され,一般にページ付けして
物理的単位を構成する“知的創作物”(7.2.1.01)。

book (1)

2.1.13

文書単位

“文書館”(3.1.02)  における単独の“資料”(1.2.02)  又はその
“集合”(1.1.1.03)  であって,一括処理できるもの。

archival unit, 
item

2.1.14

コピー(2)

“資料”(1.2.02)  に複数の見本がある中の一見本。

参考  “原本”(2.1.05),“コピー(1)”(2.1.06)。

copy (3)

2.1.15

文書片

物理的にこれ以上の分割ができないと認識できる“文書単位” 
(2.1.13)。

piece

2.1.16

画像資料

画像表現を主体とする“資料”(1.2.02)。 iconic

document


9

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.1.17

画像

“事物”(1.1.1.02)  又は形状の二次元的表現。 picture

2.1.18

挿図

“本文”(1.1.2.04)  に付随する表現であって,主として文字以
外の手段で当該“本文”の内容を視覚化したもの。

illustration

2.1.19

視聴覚資料

一連の関連映像からなる“資料”(1.2.02)。その内容を見たり聞
いたりするために,特別の装置を使う必要がある。音声を伴わ

なくてもよい。

audio-visual

document

2.1.20

透過資料

“情報(2)”(1.1.3.09)  を担うシートで,光源にすかして,又

はスクリーンに投影して見るもの。

transparency

2.1.21

立体写真

同じ“事物”(1.1.1.02)  を,少し異なった視点から撮った 1 対

の“画像”(2.1.17)。立体鏡(stereoscope)又は特別な眼鏡を通
して,同時に見ることによって三次元的な印象を与える。

stereograph

2.2

資料及びその部分

2.2.1

資料

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.2.1.01

原案

“資料”(1.2.02)  の準備版。 draft

2.2.1.02

補遺

“資料”(1.2.02)  の本体を補足するもの。 supplement

2.2.1.03

簡略版

ある“資料”(1.2.02)  をその本質を失うことなく圧縮すること

によって得られた“資料”

abridgement

2.2.1.04

簡略資料

ある“資料”(1.2.02)  の内容の“要約”(4.2.2.2.05),“抄録” 
(4.2.2.2.01),又は“簡略版”(2.2.1.03)。

brief (1)

2.2.1.05

コレクショ 
  ン(1), 
集成

単一又は複数の主題について,1 人若しくは複数の“著者” 
(4.2.1.5.03)  又は“編集者”(4.2.1.5.07)の作品をまとめ,通常は
“共通タイトル”(4.2.1.4.09)を付与してまとめられた“資料”
(1.2.02)。

参考  “コレクション(2)”(3.1.07),

“コレクション(3)

(3.1.12)  。

collection (1)

2.2.1.06

選集

一般に文学作品の資料群又は“抜粋”(4.2.2.2.06)  の“コレクシ
ョン(1)

”(2.2.1.05)  からなる“資料”(1.2.02)。

anthology

2.2.1.07

ファイル(1)

作業者の当座の利用のために,又は文書的“整理”の過程で集

められ,同じ主題,活動又は業務にかかわるものとして組織化
された単位。

参考  “ファイル(2)”(2.3.4.10)。

file (1)

2.2.1.08

記録(2)

官庁,組織及び個人が,法的義務遂行又は事務的交渉のために
作成し,受領し又は保持する“資料”(1.2.02)。

record (2)

2.2.1.09

議事録

ある会合又は会議において,発言され又は実施されたことの公
式“記録(2)”(2.2.1.08)。

minutes

2.2.1.10

会議録

ある会議に提出された論文の“テキスト”(1.1.2.04)  を含む“資
料”(1.2.02)。一般に,論文から発生する討論記録及びそれらに

関連する事務的事項を含む。

proceedings, 
transactions

2.2.1.11

報告書

事実の提示を含む,又は行為,調査,研究,若しくは出来事の
“記録(2)”(2.2.1.08)  を含む“資料”(1.2.02)。

report

2.2.1.12

日誌

ある組織又は立法府における毎日の出来事,業務,

“議事録”

(2.2.1.09)  などの,非個人的な記述を含む時系列的な“記録(2)”
(2.2.1.08)。

journal (1)

2.2.1.13

覚書

内部の“コミュニケーション”(1.1.3.01)  に使用され,備忘録

としての役割をもつ“資料”(1.2.02)。

memorandum

2.2.1.14

書簡

個人又は組織あてに提出される“資料”(1.2.02)。 letter


10

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.2.1.15

参考資料

ある主題に関する詳細な“情報(1)

”(1.1.3.08)  への迅速な“ア

クセス”(1.1.3.13)  が可能な“資料”(1.2.02)。

reference work

2.2.1.16

辞典

ある“言語”(1.1.2.01)  を構成する“語(2)

”(1.1.2.08)  又は語

の“カテゴリ”(4.2.2.4.07)  のそれぞれに,当該“言語”による
説明,又はほかの“言語”への翻訳を付与し,それらをアルフ

ァベット順又は体系的に配列したリスト。

dictionary

2.2.1.17

用語辞典, 
語い(彙)

一 つ 以 上 の 特 定 “ 主 題 分 野 ” (1.1.1.07)  に お け る “ 指 称 ” 
(1.1.2.10)  及び定義を含む“辞典”(2.2.1.16)。

備考  用語辞典は,一言語であっても,二言語であっても,

多言語であってもよい。

vocabulary

2.2.1.18

用語リスト

専門“用語”(1.1.2.12),難解語,古語又は方言語のリスト。 glossary

2.2.1.19

百科事典

あらゆる主題又は関連する一群の主題を,アルファベット順又
は体系的に配列し,通常それぞれに詳細な“記事”

(2.4.24)を

付与することで,“知識”(1.1.3.14)  を集大成した“資料”
(1.2.02)。

encyclopedia

2.2.1.20

指針(1)

利用者がある作業を実施する上で役立つ,入門的“情報”を含
む“資料”(1.2.02)。

guide (1)

2.2.1.21

ハンドブッ 
  ク

特定の主題に関する基本的“知識”(1.1.3.14)  を含む“参考資
料”(2.2.1.15)。

handbook

2.2.1.22

マニュアル

実行,製造,使用又は修理のための詳細な“指針(1)

”(2.2.1.20)。

 manual

2.2.1.23

年譜

同じ“シリーズ”(4.3.1.1.16)  又は“クラス”  (4.2.2.4.03)  の“資

料”(1.2.02)  ,若しくは各種情報源から選んだ特定の種類の“資
料”を,一般に年代的な順序で配列したリストであって,

“資

料”ごとに“要約”(4.2.2.2.05)  的記述を付したもの。

参考  “暦”(2.2.1.24)。

calendar (1)

2.2.1.24

時系列に関する“情報(1)”(1.1.3.08)  を提供する“資料” 
(1.2.02)。

備考  一般に,数字化された日,週,月及び年からなり,

何らかの追加情報を伴うことが多い。

calendar (2)

2.2.1.25

年鑑

参考資料を含み,年間隔で改定される“逐次刊行物”  (2.4.06)。

 yearbook

2.2.1.26

要覧, 
名鑑, 
ディレクト 
  リ

人物,“事象”(1.1.1.02),団体,場所などを特定したり,探し

出したりするために,アルファベット順,日付順又は体系順に
“情報(1)

”(1.1.3.08)  を掲載した“参考資料”(2.2.1.15)。

directory

2.2.1.27

地図帳

“地図”(2.2.1.28)  の“コレクション(1)

”(2.2.1.05)。 atlas

2.2.1.28

地図

時間及び空間を限定することができる現象を縮尺し,かつ,通
常は,平面上に表記されたもの。

map

2.2.1.29

平面図

ある限定された区域について,大縮尺で表示された“地図” 
(2.2.1.28)。

plan

2.2.1.30

天体儀

天体の立体表現。 globe

2.2.1.31

チャート

表形式で表示され,又は図式で系統的に配列された情報資料。 chart

2.2.1.32

“データ”(1.1.4.01)  を行と列とに規則的に配列された“資料”

(1.2.02)。解説文を付記することがある。

tables

2.2.1.33

人名録

特定の目的のために,人物の“名称”(1.1.2.13)  を列挙した“資
料”(1.2.02)。

roll (1)

2.2.1.34

教皇小書簡

教皇庁尚書院がろう(蝋)

“封印”で封じ,発行した公開“書

簡”

brief (2)

2.2.1.35

教書

円い金属製“公印”で封印し,又は“公印”を添付するかして,

高度の儀礼的性格をもたせた“資料”(1.2.02)。

bull (1)


11

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.2.1.36

証印

ある種の特徴をもつことを明示するために,

“資料”(1.2.02)に

付与された記号。

備考  ここでいう特徴とは,起源,所有者,作成日,版な

どである。

参考  “領収印”(7.1.14)。 

stamp (1)

2.2.1.37

総譜

音楽作品用の“楽譜記号”(1.1.2.26)  を含む“資料”(1.2.02)で,

各“ページ”(2.4.22)上に,パートごとの譜表を,同時に響く音
符が垂直に並ぶように配列されたもの。

score

2.2.1.38

歌詞台本

大規模な音楽作品の歌詞を含む“資料”(1.2.02)。

備考  この種の音楽作品には,歌劇も含まれる。

libretto

2.2.1.39

出版宣伝文

“出版者”(1.3.14)  による“資料”(1.2.02)  紹介。

blurb

2.2.2

資料の部分

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.2.2.01

標題紙

“本”(2.4.01)  の中で,完全な書誌的“情報”を含む“ページ”
(2.4.22)。

参考  日本では,完全な書誌的情報は載せてない。これら

の書誌情報は奥付に付けられることが多い。

title page

2.2.2.02

巻頭語句

“手稿”(2.3.1.01)  ,

“揺らん(籃)期本”(2.4.19)  又は初期に

印刷された“本”(2.4.01)  の書き出し部分の“語(1)

1.1.2.07

又は句。

“タイトル”(4.2.1.4.01)  及び“著者”(4.2.1.5.03)  の“名

称”(1.1.2.13)  を含むことがある。

incipit

2.2.2.03

奥付

“本”(2.4.01)  の中で,著作者,

“著作権”所有者,制作及び出

版の経緯を記載した部分。

“標題紙”(2.2.2.01)  の裏側又は“本”

の末尾に記載される。

備考  新聞においては,奥付は,編集者についての情報を

含む。

colophon

2.2.2.04

目次

“ 資 料 ” (1.2.02)  の 各 “ 標目 ” (4.2.1.3.01)  及 び “ 副 標 目 ” 
(4.2.1.3.05)  を掲載順に列挙したリスト。通常,それらが始まる
最初の“ページ”(2.4.22)  又は“段”(2.4.23)  を付記する。

table of contents

2.2.2.05

まえがき

“資料”(1.2.02)  の冒頭に収載された論述。通常,著作の履歴

及び目的を示す。

preface

2.2.2.06

序文

“資料”(1.2.02)  の“本文”

1.1.2.04)の冒頭部分。

“資料”の

背景,内容又は構成に関する一般的“情報(1)”(1.1.3.08)  を
提供する。

introduction

2.2.2.07

“本文”(1.1.2.04)  を説明又は補足するための“挿図”(2.1.18)。

 figure

2.2.2.08

キャプショ 
  ン

“挿図”(2.1.18)の主題を説明するために,

“挿図”に付記され

た解説文。

caption

2.2.2.09

“本文”(1.1.2.04)  の主体に示された“情報(1)

”(1.1.3.08)  を

説明又は補足するために,

“ページ”(2.4.22)  の最下段,

“資料”

の末尾,又は“資料”の区分ごとの末尾に収載された指示
(indication)

note

2.2.2.10

蔵書ラベル

“資料”(1.2.02)  に添付してその所有者を示すラベル。 bookplate

2.2.2.11

付録

“資料”(1.2.02)  の末尾に掲載され,

“本文”(1.1.2.04)  を補足

するもの。

appendix

2.2.2.12

追補

“資料”(1.2.02)  の附属物として続けて作成され,“本文” 
(1.1.2.04)  を補充又は修正し,その補足機能を明示するもの。

addenda

2.2.2.13

正誤表

“資料”(1.2.02)  の附属物として続けて作成され,“本文” 
(1.1.2.04)  中の誤り及び訂正を表示するもの。

errata, 
corrigenda


12

X 0701

:2005

2.3

媒体別資料

2.3.1

手作業によって作られた資料

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.1.01

手稿

手書き又は筆写による“資料”(1.2.02)。

参考  “原稿”(2.3.1.03)。

manuscript (1)

2.3.1.02

印字資料

タイプライタ又はコンピュータを使用して作成された“資料”
(1.2.02)。

typescript

2.3.1.03

原稿

多部数の“コピー(1)”(2.1.06)  又は“コピー(2)

”(2.1.14)  を

出版するために作成された“写稿”(2.3.1.01)  又は“タイプ稿”

(2.3.1.02)。

manuscript (2)

2.3.1.04

巻装本

1 枚の,又は端部でつづり合わせた多数枚の“羊皮紙”(6.5.37
又は“紙”(6.5.01)  からなる巻物状の“資料”(1.2.02)。

参考  巻子本ともいう。

roll (2)

2.3.1.05

線画, 
素描 

固体鉱物質又はとがった用具で作成された“画像”  (2.1.17)。 drawing

2.3.1.06

敷写し, 
トレース

ある“画像”(2.1.17)  の上に半透明の“紙”(6.5.01)を置き,当
該“画像”から選ばれた“要素”(1.1.1.04)  を,その上に描写

することによって得られた“画像”

tracing (1)

2.3.1.07

転写画

直接接触することで,ある表面からほかの表面に顔料を移動す

ることによって得られた“画像”(2.1.17)。

transfer (1)

2.3.1.08

拓本

浮き彫り又は彫り込みのある表面,又は粗い(textured)表面の

上に“紙”(6.5.01)  を置き,色材で“紙”の上を摩擦し加圧す
ることによって得られた“画像”(2.1.17)。

rubbing

2.3.1.09

水彩画

セピア,ビストル,又は水溶性“色”(6.2.30)  を用いて制作さ
れた“画像”(2.1.17)。

watercolour

2.3.1.10

淡彩画

鉛筆又は“インク”(6.5.22)  で描き,水彩絵具で彩色された“線

画”(2.3.1.05)。

wash drawing

2.3.1.11

下絵

“絵画”(2.3.1.12),モザイク,又は装飾のための下地“線画” 
(2.3.1.05)。一般に最終作品と同じ大きさをもつ。

cartoon (1)

2.3.1.12

絵画

“絵具”(6.5.24)  を用いて制作された“画像”  (2.1.17)。 painting

2.3.1.13

単刷画

圧力をかけて“油絵”(2.3.1.12)  の“転写画”(2.3.1.07)  を作る
ことによって 1 枚だけ制作された“画像”(2.1.17)。

monotype

2.3.1.14

挿入画

“手稿”(2.3.1.01)  又は“本”(2.4.01)  の中に描かれた“画像” 
(2.1.17)。

miniature (1)

2.3.1.15

細密画

象げ(牙)又は“羊皮紙”(6.5.37)  の上に,極めて詳細に描か
れた“画像”(2.1.17)。その多くは肖像画で,高さ 50 mm  を超
えるものはほとんどない。

miniature (2)

2.3.1.16

コラージュ

種々の素材から構成された芸術的“事物”

。 collage

2.3.2

印刷資料

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.2.01

印刷物

感光性をもつ素材上への像の“コピー(2)

”(2.1.14)。 print

2.3.2.02

刷り

“資料”(1.2.02)  から同時に印刷されたすべての“コピー (2)”

(2.1.14)。

impression

2.3.2.03

試刷(ためし 
  ずり)

“ 印 刷 物 ” (2.3.2.01)  の 試 験 的 又 は 念 を 入 れ た “ 刷 り ” 
(2.3.2.02)。

proof

2.3.2.04

凸版印刷物

平板,ブロック,又は円筒の凸部だけに“インク”(6.5.22)  を
付着させることによって作成された“印刷物”(2.3.2.01)。

relief print


13

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.2.05

凹版印刷物

平板又は円筒の凹部だけに“インク”(6.5.22)  を付着させ,周
囲の非印刷部分と区分することによって作成された“印刷物”
2.3.2.01

intaglio print

2.3.2.06

平版印刷物

吸水性の石板又は特殊処理された 1 枚若しくは 2 枚合わせの金
属板を用いて作成された“印刷物”(2.3.2.01)。印刷インクは,

“インク”  (6.5.22)  への親和力又は反発力によって,像が描か
れた部分だけに付着する。

lithograph (1)

2.3.2.07

スクリーン 
  印刷物

液状色材が浸透できる印刷面をもつ絹又は合成繊維のガーゼ
を通すことによって作成された“印刷物”(2.3.2.01)。

screen print

2.3.2.08

孔版印刷物

型版の細孔に“インク”(6.5.22)  を通すことによって,又は細

孔の周囲部分に“インク”を付着させることによって作成され
た印刷物  (2.3.2.01)。当該部分を網で保持する場合もある。

stencil print

2.3.2.09

ドットマト 
  リクス印 
  刷物

列又は行を構成する多数の印刷要素からなる印刷ヘッドを用
い,電子的制御によってドットを画像に構成することによって

作成された“印刷物”(2.3.2.01)。

dot matrix print

2.3.2.10

インクジェ 
  ット印刷 
  物

コンピュータ支援印刷設備を用い,字組みなど画像作成に関す

る指示に従って“紙”(6.5.01)  の上に“インク”(6.5.22)  を噴
射することによって作成された“印刷物”(2.3.2.01)。

ink jet print

2.3.2.11

レーザ印刷 
  物

コンピュータ支援印刷装置を用い,字組みなど画像作成に関す
る指示に従って,レーザ光線を利用して“紙”(6.5.01)  の上に

粉末状トナーを焼き付けることによって作成された“印刷物” 
(2.3.2.01)。

備考  レーザ(laser)は light amplification by stimulated

emission of radiation  の頭字語(acronym)である。

laser print

2.3.2.12

偽造防止印 
  刷物

偽造を防止するために,複数の画像処理方法を組み合わせて,
又 は 何 ら か の 秘 匿 方 法 を 用 い て 作 成 さ れ た “ 印 刷 物 ” 
(2.3.2.01)。

security print

2.3.2.13

板目木版画

通常,木目に沿って切り出した木塊の表面から印刷しない部分
を削りとり,画像を凸部とすることによって作成された版を用

いる“印刷物”(2.3.2.01)。

woodcut

2.3.2.14

金属凸版画

金属板の表面から印刷しない部分を削りとり,画像を凸部とす
ることによって作成された版を用いる“印刷物”

2.3.2.01

metal relief cut

2.3.2.15

金属エッチ 
  ング凸版 
  画

金属板の表面から印刷しない部分を食刻し,画像を凸部とする

ことによって作成された版を用いる“印刷物”

2.3.2.01

metal relief etching

2.3.2.16

レリーフハ 
  ーフトー 
  ン印刷物

大きさの異なるドットで濃淡のかい(諧)調を表現する“金属
エッチング凸版画”(2.3.2.15)。

relief half-tone

print

2.3.2.17

木口木版画

木目を横切って切りだした木塊(木口木版)の表面から印刷し
ない部分を削りとり,画像を凸部とすることによって作成され
た版を用いる“印刷物”

2.3.2.01

wood-engraving

2.3.2.18

リノリウム 
  版画

リノリウム板の表面から印刷しない部分を削りとり,画像を凸
部 と す る こ と に よ っ て 作 成 さ れ た 版 を 用 い る “ 印 刷 物 ”

2.3.2.01

linocut

2.3.2.19

凹版画

凹版から作成された版を用いる“印刷物”(2.3.2.01)。板を手刀
又は機械で削りとり,又は酸で食刻することによって,印刷部

分を非印刷部分よりも低くする。

参考  “彫版画”(2.3.2.22)。

engraving (1)


14

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.2.20

銅版画

銅板又は鋼めっきした銅板を使用し,印刷部分を非印刷部分よ
りも低くすることによって作成された版を用いる“印刷物”
2.3.2.01

copper engraving

2.3.2.21

鋼版画

鋼板を使用し,印刷部分を非印刷部分よりも低くすることによ
って作成された版を用いる“印刷物”(2.3.2.01)。

steel engraving

2.3.2.22

彫版画

金属板を使用し,印刷部分を道具で削りとって非印刷部分より
も低くすることによって作成された版を用いる“印刷物” 
(2.3.2.01)。

参考  “凹版画”(2.3.2.19)。

engraving (2)

2.3.2.23

線刻版画

金属板を使用し,印刷部分を彫刻刀(ビュラン,burin)で削り

とって,非印刷部分よりも低くすることによって作成された版
を用いる“印刷物”(2.3.2.01)。

line engraving

2.3.2.24

メゾチント 
  版画

金属板を使用し,はじめに全体を粗く(伝統的にはロッカーを
用いて)仕上げ,次に印刷部分を磨いて(reburnishing)白くす
る(ハーフトーン効果を出す)ことによって作成された版を用

いる“印刷物”(2.3.2.01)。

参考  ロッカー:端に弧形の刃の付いた鋼鉄製の道具。

mezzotint

2.3.2.25

ドライポイ 
  ント版画

金属板を使用し,印刷部分を鋼鉄針で引っかくことによって作

成された版を用いる“印刷物”(2.3.2.01)。

dry point

2.3.2.26

エッチング, 
腐食版画

金属板を使用し,はじめに金属板を耐酸性の下塗りで覆ってか

ら図柄を描き,次に酸を用いて程度に差をつけて食刻すること
によって印刷部分を非印刷部分より低くすることによって作
成された版を用いる“印刷物”(2.3.2.01)。

etching

2.3.2.27

ソフト  グラ 
  ウンド  エ 
  ッチング

“紙”

6.5.01)の上張りをトレースして図柄を描き,次に酸を

用いて程度に差をつけて食刻するエッチング。

soft ground etching

2.3.2.28

アクアチン 
  ト版画

金属板を使用し,はじめに樹脂粉又はアスファルトで金属板を

覆い,部分的にそれらを除去したり補足するなどして図柄を作
り,次に酸を用いて程度に差をつけて食刻して,金属板を露出
さ せ る こ と に よ っ て 作 成 さ れ た 版 を 用 い る “ 印 刷 物 ” 
(2.3.2.01)。

aquatint

2.3.2.29

石版印刷物

石板を用いる“印刷物”(2.3.2.01)。像の絵柄を石板の上に直接
描くか,又は特別に調製した“紙”

6.5.01)からの転写画とし

て描く。

lithograph (2)

2.3.2.30

コロタイプ 
  印刷物

金属板の版を用いる“印刷物”(2.3.2.01)。はじめに重クロム酸

塩処理をしたゼラチンで金属板の表面を覆い,反転させた写真
陰画をのせて各部分が受ける光量に強弱をつけて,その強弱に
応じてインクの付着量を加減する。

collotype print

2.3.3

写真及びその他の光学的資料

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.3.01

写真

電磁放射線の作用によって感光表面の上に,耐久性のある直接
像を固定するプロセスによって作成された“画像”(2.1.17)。

photograph, 
photo

2.3.3.02

銀板写真, 
ダゲレオタ 
  イプ

銀を塗布した銅板に固定された陽画“写真”

。 daguerreotype

2.3.3.03

カーボンプ 
  リント

はじめに写真陰画を通じて感光させたカーボンティッシュか

ら,紙又はほかのフィルム媒体の上に転写させることによって
作成された“印刷物”

2.3.2.01

carbon print


15

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.3.04

コロジオン 
  プリント

銀塩で感光性をもたせたコロジオンの“塗工”(6.3.01)  に写真
陰画を通じて感光させることによって作成された“印刷物”
(2.3.2.01)。

collodion print

2.3.3.05

卵白プリン 
  ト

銀塩で感光性をもたせ,写真陰画を通して露光させた卵白“塗
工”によって作成された“印刷物”(2.3.2.01)。

albumen print

2.3.3.06

ビトロタイ 
  プ

コロジオン又は卵白を被覆したガラス板に形成された陽画“写
真”

vitrotype

2.3.3.07

フェロタイ 
  プ

コロジオンを被覆した黒色又は黒褐色エナメル鉄板に形成さ
れた陽画“写真”

ferrotype

2.3.3.08

パンノタイ 
  プ

コロジオンを被覆したオイルクロスに形成された陽画“写真”

 pannotype

2.3.3.09

フィルムス 
  トリップ

静止“画像”として投影するために写像(photographic image)
を焼き付けた短い“映画フィルム”(2.3.3.10)。

filmstrip

2.3.3.10

映画フィル 
  ム

透明材の細長い薄片又は電子的データ媒体に記録し,画面上に

高速,かつ,連続的に投影又は再生することによって,自然で
連続的な動きを錯覚させる一連の“画像”(2.1.17)。

cinematographic

film

2.3.3.11

フォトコピ 
  ー

電磁放射の作用によって感光材の上又は感光材を通して制作

された“ハードコピー”(2.1.07)。

photocopy

2.3.3.12

マイクロフ 
  ォーム

マイクロ像を収めた写真“資料”

。通常は,写真フィルム(JIS 

Z 6000

参照)

microform

2.3.3.13

マイクロカ 
  ード

不透明シートにマイクロ像を格子状に配列した“マイクロフォ

ーム”(2.3.3.12)。

microcard

2.3.3.14

マイクロフ 
  ィルム

ストリップ状又はロール状の“マイクロフォーム”(2.3.3.12)  
JIS Z 6000 参照)

microfilm

2.3.3.15

マイクロフ 
  ィッシュ

通常は格子状に配列した複数のマイクロ像(単一のマイクロ像
のこともある)及び上部に見出し欄をもつ長方形シート状の

“マイクロフォーム”(2.3.3.12)(JIS Z 6000 参照)

microfiche

2.3.3.16

ウルトラフ 
  ィッシュ

縮小率 90 倍以上のマイクロ像をもつ“マイクロフィッシュ” 
(2.3.3.15)。

ultrafiche

2.3.3.17

ホログラム

コヒーレントな(可干渉距離の長い)光波の干渉によって得ら

れた三次元写真表現。

hologram

2.3.4

電磁気的及び電子的資料並びにそれらの媒体

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.4.01

ディスク

平 ら な 円 盤 状 の “ デ ー タ 媒 体 ”( 1.1.4.02 )。“ 情 報 ( 1 )”
1.1.3.08)又は“情報(2)

1.1.3.09)を表面に記録し,特別

の装置を用いて読み取る。

disc, 
disk

2.3.4.02

レコード

一般にプラスチック材を用い,その上にら(螺)旋状に音声を
記録し,それからの再生を可能とする“ディスク”  (2.3.4.01)。

gramophone

record

2.3.4.03

磁気テープ

一般にプラスチック材を用い,その上を磁気化された層で被覆
し,

“データ”(1.1.4.01)  の記録を可能とするテープ。

magnetic tape

2.3.4.04

ビデオテー 
  プ

“映画フィルム”(2.3.3.10)  を記録し再生するための“磁気テ
ープ”  (2.3.4.03)。

videotape

2.3.4.05

磁気ディス 
  ク

磁気化された層で被覆し,

“データ”(1.1.4.01)  の記録を可能と

する平板状の“ディスク”(2.3.4.01)。

magnetic disc

2.3.4.06

フロッピー 
  ディスク

曲げやすい材料で作り,標準化された大きさをもつ可搬性の
“磁気ディスク”(2.3.4.05)。コンピュータで作成されたデジタ
ル“データ”を蓄積するために使用する。

diskette, 
floppy disc


16

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.3.4.07

光ディスク

レーザスキャナを使用して“データ”  (1.1.4.01)  を記録し,再
生し,又は“検索(1)”(4.3.2.1.01)  するための“ディスク” 
(2.3.4.01)。

optical disc

2.3.4.08

コンパクト 
  ディスク, 
CD

小形の“光ディスク”(2.3.4.07)。

備考  一般に,コンパクトディスクの直径は,11.989 cm

(4.27 inches)  である。

compact disc

2.3.4.09 CD-ROM

読取り専用の“コンパクトディスク”(2.3.4.08)。

備考 CD-ROM は,compact disc read-only memory  の短縮

形である。

CD-ROM

2.3.4.10

ファイル(2)

一つの単位として蓄積され処理される“記録”

“集合”

参考  “ファイル(1)”(2.2.1.07)。

file (2)

2.3.4.11

画面表示

モニタ又はほかの類似装置で表示されるアナログ“データ”又

はデジタル“データ”

screen image

2.3.4.12

ホームペー 
  ジ

“データ”(1.1.4.01)  の提供者によって供給された“情報(1)

(1.1.3.08)  の“アクセスポイント”(4.2.1.1.12)  として機能する
“画面表示”(2.3.4.11)。“ハイパテキスト”  “システム”  に
基づく“インターネット”(1.1.4.14)  又は他のネットワーク上
でアクセスできる。

homepage

2.4

形状別資料

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.4.01

“製本”(6.8.01)  によって一つの物理単位を形成する“リーフ”

(2.4.21)  の重なり。

参考  “図書(1)”(2.1.12)。

volume, 
book (2)

2.4.02

単行書

印刷形態又は非印刷形態の“出版物”  (2.1.11)。一冊の“本” 
(2.4.01)  として完了したものであっても,又は限定巻数で完了
し若しくは完了することが意図されているものであってもよ

い。

monograph, 
monographic

publication

2.4.03

小冊子

最大 48 ページの“単行書”(2.4.02)。 pamphlet

2.4.04

共通の性格によって特徴付けられる同一の“刷り”  (2.3.2.02
のすべての“コピー (2)”(2.1.14)。

備考  性格は,形式,改定版などである。

edition

2.4.05

ある“資料”(1.2.02)  の中で番号又は標題が付けられた部分。

章は,一般にこれだけで独立しているが,その前後の章と関係
付けられている。

chapter

2.4.06

逐次刊行物

印刷形態又は非印刷形態の“出版物”(2.1.11)であって,一般に

番号又は日付を表示し,発行間隔にかかわりなく,期限を定め
ずに継続的に出版されるもの。

serial, 
serial publication

2.4.07

定期刊行物

“逐次刊行物”(2.4.06)  であって,一般に同一号の中でも,異
なる号にわたっても,多彩な内容及び寄稿者をもつもの。

periodical

2.4.08

そう(叢)書  一群の“本”(2.4.01)  から構成される“逐次刊行物”  (2.4.06)。

番号付けの有無は問わず,

“本”ごとにそれ自身の“タイトル”

(4.2.1.4.01)  を も つ ほ か , 全 体 と し て “ 共 通 タ イ ト ル ” 
(4.2.1.4.09)  をもち,期間を定めずに発行される。

参考  “シリーズ”(4.3.1.1.16)。

series (1)

2.4.09

雑誌

特定の主題又は専門分野に関心をもつ読者を対象とした“逐次
刊行物”(2.4.06)。

参考  日誌  (2.2.1.12)。

journal (2)


17

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

2.4.10

ニューズレ 
  ター, 
会報

ある団体が出版する“逐次刊行物”(2.4.06)であって,一般に団
体構成員に対してその活動領域における最新の“情報(1)” 
(1.1.3.08)  を提供するもの。

newsletter

2.4.11

新聞

極めて頻繁な間隔で発行される“逐次刊行物”(2.4.06)。現在発
生している出来事についての最新の“情報(1)”(1.1.3.08)  を
提供し,更に解説を加えることが多い。

newspaper

2.4.12

コラム

“逐次刊行物”(2.4.06)  のなかに定常的に掲載される“記事” 
(2.4.24)。

column (1)

2.4.13

当座資料

特定又は一連の行事のために作成される“資料”(1.2.02)  。後
日又は別の脈絡のために役立たせることを意図したものでは

ない。

ephemera

2.4.14

パンフレッ 
  ト

一時的性格をもつ“小冊子”(2.4.03)。 brochure

2.4.15

ポスター

壁面に掲示するために作成された片面の“印刷物”(2.3.2.01)。 poster

2.4.16

漫画

物語を形成する“画像”(2.1.17)。一般に短い解説文を伴う。 cartoon

(2),

strip cartoon

2.4.17

葉書

郵送によって伝達されるカード。片面に“画像”(2.1.17)  を伴
うことが多い。

postcard

2.4.18

シートミュ 
  ージック

“表紙”(6.8.13)のない印刷楽譜。一枚物かどうかは問わない。 sheet

music

2.4.19

揺らん(籃) 
  期本, 
インキュナ 
  ブラ

ヨーロッパで活版印刷された“本”(2.4.01)  で,西暦 1499 年
12 月 31 日までの日付をもつもの。

備考  揺らん(籃)期本の印刷者の名前は,印刷物に使用

されたフォントから推定できる。

incunabulum

2.4.20

別刷

包括的な“出版物”(2.1.11)  の一部であって,その印字面から
作成され,当該“出版物”とは独立に入手できる“資料”(1.2.02)。

offprint

2.4.21

リーフ, 
ペラ

“紙”(6.5.01)  又は類似の薄い素材のシートであって,その上
に“情報(1)

”(1.1.3.08)  を記録した又は記録可能なもの。

leaf

2.4.22

ページ

“リーフ”(2.4.21)  の片面。 page

2.4.23

“ページ”(2.4.22)  の縦区分。

参考  縦書きの際の用語が踏襲されている。

column (2)

2.4.24

記事

出版物の一部を構成する独立の“テキスト”(1.1.2.04)。 article

2.4.25

装丁

“中身”(6.8.02)  の片側に取り付けた“表紙”(6.8.13)。

備考  装丁の形状については,6.を参照のこと。

binding (1), 
book binding

3.

ドキュメンテーション機関及びその所蔵資料

3.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3.1.01

アーカイブ 
  ズ(1), 
史料

案件遂行の過程で機関又は個人によって集積され,永続的価値
をもつために保存される,同一“出所”(4.1.1.10)の“記録(2)”
(2.2.1.08)。

archives (1)

3.1.02

文書館(もん 
  じょか 
  ん)

アーカイブ 
  ズ(2)

“アーカイブズ(1)”(3.1.0.1)の選定,

“受入”(4.1.2.01),

“保存”

(6.1.01)及び“利用可能性”(5.6.06)を担当する機関又は機関の部
署。

archives (2), 
record office

3.1.03

図書館資料 
  ライブラ 
  リ(1)

一定の“対象集団”(5.1.04)による“利用”(6.1.25)のために選定・
保持される,

“資料”(1.2.02)の組織化された“コレクション(2)”

(3.1.07)。

library (1)


18

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3.1.04

図書館, 
ライブラリ 
  (2)

“図書館資料”

(3.1.03)を集成・維持し,職員の“サービス”(5.5.01)

によって利用に供する機関又は機関の部署。

library (2)

3.1.05

博物館資料, 
ミュージア 
  ム(1)

展示目的で永久的に保存される,文化的若しくは科学的価値の
ある人工物又は自然物の組織化された“コレクション(2)”
(3.1.07)。

museum (1)

3.1.06

博物館, 
ミュージア 
  ム(2)

“博物館資料”(3.1.05)の収集・保存及び展示を担当する機関又
は機関の部署。

museum (2)

3.1.07

コレクショ 
  ン(2)

“出所”(4.1.1.10)とは無関係に,何らかの共通特性に基づき集

められた“資料”(1.2.02)の集積。

参考  “コレクション(1)”(2.2.1.05)  及び“コレクション

(3)”(3.1.12)。

collection (2)

3.1.08

包括コレク 
  ション

特定の“主題分野”(1.1.1.07),年代又は“出所”(4.1.1.10)に関
しての完全性を目指す“コレクション(2)”(3.1.07)。

comprehensive

collection

3.1.09

機密文書コ 
  レクショ 
  ン

“限定アクセス記録”(7.3.5.04)の“コレクション(2)”(3.1.07)。 classified

collection

3.1.10

専門コレク 
  ション

“コレクション(2)”(3.1.07)の一部分であって,形式・種類・主
題・時期又は地域に基づき集成され,別に管理されるもの。

special collection

3.1.11

参考用コレ 
  クション

“アクセス”(1.1.3.13)が容易で,通常“貸出”利用の対象外で
ある“参考資料”(2.2.1.15)及びその他の利用頻度の高い“資料”
(1.2.02)を主とする“コレクション(2)”(3.1.07)又は“コレクシ
ョン(2)”の一部。

reference

collection,

on-site collection

3.1.12

コレクショ 
  ン(3)

手稿保存施設の“所蔵資料”(3.1.13)全体。

参考  “コレクション(1)”(2.2.1.05)  及び“コレクション

(2)”(3.1.07)。

collection (3)

3.1.13

所蔵資料

情報ドキュメンテーション機関の“保管責任”(6.1.02)における
“資料”(1.2.02)の全体。

holdings

3.1.14

基礎コレク 
  ション

一つ又は複数の”主題分野”(1.1.1.07)について,基礎的な“知
識”(1.1.3.14)を供給する“コレクション(2)”(3.1.07)。

basic collection, 
basic level

collection basic 
stock

3.1.15

保存コレク 
  ション

“コレクション(2)”(3.1.07)の一部であって,

“利用”(6.1.25)の

頻度が低いために別途保管されるもの。

reserve collection

(1),

off-site collection,
storage collection

3.1.16

展示

芸術的,歴史的,科学的,又は技術的な“資料”を集めたもの
であって,教育的意図又は美学に基づき計画された順序に従

い,来場者がその中を移動し通覧するもの。

exhibition

3.1.17

美術館(1)

絵画,彫刻その他の美術作品を展示する機関又は機関の部署。 gallery

3.1.18

情報センタ

“情報サービス”(5.5.02)を提供する施設。 information

centre

3.1.19

ドキュメン 
  テーショ 
  ンセンタ

“ドキュメンテーション”機能を遂行する機関。 documentation

centre

3.1.20

クリアリン 
  グハウス

機関が作成又は集積した“資料”(1.2.02)の提供サービスを担当
する部署。

clearing-house


19

X 0701

:2005

3.2

図書館

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3.2.01

総合図書館

一般に,すべての“主題分野”(1.1.1.07)を扱う“図書館”(3.1.04)。

 general

library

3.2.02

国立図書館

国内で出版された“出版物”(2.1.11)の“原本”(2.1.05)を入手し,
保存する特別の責任を負っている“図書館”(3.1.04)。

national library

3.2.03

著作権登録 
  図書館

国の“著作権納本”

“図書館”であって,

“著作権”(7.2.2.02)が,

指定“図書館”への公式“寄託”行為に依存するか,又は過去
に依存していた図書館。

copyright library

3.2.04

専門図書館

一つの学問分野又は特定の“主題分野”(1.1.1.07)を対象とする
か,若しくは特定の“利用者グループ”(5.1.08)のニーズに対応

する“図書館”(3.1.04)。

備考  同じ基本定義は,“医学図書館”又は“児童図書館”

など,図書館の種類を別の名称で表す用語にも適用

される。

special library

3.2.05

中核主題図 
  書館

国内で特定の“主題分野”(1.1.1.07)の“資料”(1.2.02)を収集す
る,特別な責任を負っている“図書館”(3.1.04)。

main subject

library

3.2.06

研究図書館

特定の“主題分野”(1.1.1.07)での網羅的な調査が遂行可能な“図
書館”(3.1.04)。

research library

3.2.07

中央図書館

ある地域又は機関内にある他の“図書館”(3.1.04)に対し,特定
の“サービス”(5.5.01)を提供する“図書館”

central library (1)

3.2.08

中央館

中央での管理のために必要な人員,資材などが配置され,また,

通常最大で最も重要な“所蔵資料”(3.1.13)が配置される“図書
館”(3.1.04)中の部署。

central library (2),
main library

3.2.09

分館

“中央館”(3.2.08)以外の“図書館”(3.1.04)中の部署。 branch

library

3.2.10

寄託図書館

“資料”(1.2.02)が一定の条件のもとに寄託される“図書館”
(3.1.04)。

deposit library

3.2.11

参考調査用 
  図書館資 
  料

“利用”(6.1.25)が“図書館”(3.1.04)内に限定されている“図

書館資料”(3.1.03)。

reference library

3.2.12

指定参考用 
  コレクシ 
  ョン

特定の行事のため,その参加者による“利用”(6.1.25)を主目的

として,一定の主題に関し一時的に集成される“参考用コレク
ション”(3.1.11)。

reserve collection

(2),

reserve books

collection

3.2.13

貸出用コレ 
  クション

館外“貸出”が可能な“資料”(1.2.02)の“コレクション(2)”
(3.1.07)。

loan collection

3.2.14

短期貸出用 
  コレクシ 
  ョン

教科書又は教科書類似の基礎的“出版物”の“貸出用コレクシ
ョン”(3.2.13)で,通常複数の“コピー(2)”(2.1.14)があり,学

生が限られた期間,

“利用”(6.1.25)するもの。

short loan

collection

3.2.15

公共図書館

地域社会を対象とする“総合図書館”(3.2.01)。

備考  同じ基本定義は,“市立図書館”,“地方自治体図書

館”など,図書館の種類を別の名称で表す用語にも
適用される。

public library

3.2.16

移動図書館

“資料”(1.2.02)を直接利用者に提供するための特別な設備と備
品とを備えた車両などを使用する“図書館”(3.1.04)。

“公共図

書館”(3.2.15)の一部門となることがある。

mobile library

3.2.17

巡回文庫

一つの“サービス”提供場所に一時的に保有され,そこから次

の場所へと,あらかじめ定められた日程に従って次々と送られ
る“コレクション(2)”(3.1.07)。

travelling library


20

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3.2.18

私立ライブ 
  ラリ

個人又は法人団体が所有する“図書館資料”(3.1.03)又は“図書
館”(3.1.04)。

private library

3.2.19

学術図書館

高等教育施設及び研究施設が設立し,運営する“図書館”
(3.1.04)。

備考  同じ定義は,“大学図書館”,“学部図書館”など,高

等教育施設の種類を表す別の名称を用いる用語にも
適用される。

academic library

3.2.20

行政ライブ 
  ラリ

行政機関内に設立され,主として職員の“利用”(6.1.25)を目的
とする“図書館資料”(3.1.03)又は”図書館”(3.1.04)。

administrative

library

3.2.21

希書ライブ 
  ラリ

主に非常に古い時代のもの又は希少な“図書”(2.1.12)からなる

“図書館資料”(3.1.03)又は“専門コレクション”(3.1.10)。

rare book library,
rare book

collection

3.2.22

アートライ 
  ブラリ

創作美術品及び“複製”(2.1.03)並びに関連文献の“コレクショ
ン(2)”(3.1.07)。

art library

3.3

文書館

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3.3.01

国立公文書 
  館

主に国の中央行政機関を出所とする中央“アーカイブズ(1)”の
保存を担当する“文書館”(3.1.02)。

national archives

3.3.02

地方文書館

主に中間的レベルの行政機関を出所とする“アーカイブズ(1)”
(3.1.01)の保存を担当する“文書館”(3.1.02)。

参考  日本では,都道府県文書館をいう。

regional archives

3.3.03

地域文書館

主に市又はそのほかの地域行政機関を出所とする“アーカイブ
ズ(1)”(3.1.01)の保存を担当する“文書館”(3.1.02)。

参考  日本では,市区町村の行政範囲を基本とする文書館

をいう。

local archives

3.3.04

機関アーカ 
  イブズ

政府の部局若しくは省庁の施設,機関などの“アーカイブズ(1)”
(3.1.01)又は“文書館”(3.1.02)。

備考  同じ基本定義は,施設の種類を表す別の名称を用い

る用語,例えば“病院アーカイブズ”

“会社アーカ

イブズ”などにも適用される。

departmental

archives

3.3.05

現用記録

部局,施設又は機関の現行業務遂行のために,経常的に利用さ
れる“記録”(1.1.3.11)。

current  records

3.3.06

半現用記録

現行業務遂行に,非経常的に必要とされる“記録”(1.1.3.11)。 semicurrent

records

3.3.07

非現用記録

“原局”(3.3.10)の現行業務遂行に,既に必要がなくなった“記
録”(1.1.3.11)。

noncurrent records

3.3.08

公記録

“省庁”などの行政機関が,公務遂行上作成又は収受し,かつ,
蓄積した“記録(1)”(1.1.3.11)又は“アーカイブズ(1)”(3.1.01)。

public records

3.3.09

私文書

個人又は家族の“資料”(1.2.02)が,自然に“集積”(4.1.2.05)
したもの。

papers, 
personal papers, 
private archives

3.3.10

原局

業務遂行の過程で,一群の“記録”(1.1.3.11)が作成又は収受さ
れ,かつ,集積される機関又は機関の部署。

office of origin, 
controlling agency

3.3.11

部局文書管 
  理担当

“原局”(3.3.10)での“現用記録”(3.3.05)及び“半現用記録”
(3.3.06)の管理を行う機関の部門。

departmental

records office


21

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3.3.12

記録保管施 
  設

最終的な“処分”(4.1.1.24)までの期間に“半現用記録”(3.3.06)
の低経費“保管”

,維持及び“参照”(4.2.1.3.07)“利用”(6.1.25)

を行うための施設。

records centre

3.3.13

文書担当部 
  門

“現用記録”(3.3.05)の作成及び管理を担当する機関の一部門。 registry

3.4

博物館,美術館

番号

用語

定義

対応英語(参考)

3.4.01

総合博物館

一般に,すべての“知識”(1.1.3.14)分野を対象とする“博物館”
(3.1.06)。

general museum

3.4.02

国立博物館

国内の重要な“博物館資料”(3.1.05)の入手及び保全の責任を負
っている“博物館”(3.1.06)。

national museum

3.4.03

専門博物館

一つの主題に関してあらゆる側面を表現するか,又は特定の利

用者群の要求を満たす“博物館”(3.1.06)。

備考  同じ基本定義は,施設の種類を表す別の名称を用い

る用語,例えば“海洋博物館”,

“児童博物館”など

にも適用される。

specialized

museum

3.4.04

地方博物館

ある地方又は同等の行政単位を対象として,その地方の重要な

“博物館資料”(3.1.05)の入手及び保全の責任を負っている“総
合博物館”(3.4.01)。

provincial museum

3.4.05

地域博物館

特定の地域を対象として,その地域の重要な“博物館資料”
(3.1.05)の入手及び保全の責任を負っている“総合博物館”
(3.4.01)。

regional museum

3.4.06

市立博物館

市の地域社会を対象として,その市内の重要な“博物館資料”
(3.1.05)の入手及び保全の責任を負っている“総合博物館”
(3.4.01)。

city museum, 
municipal museum

3.4.07

私立博物館

個人又は法人団体が所有する“博物館資料”(3.1.05)又は“博物
館”(3.1.06)。

private museum

3.4.08

大学博物館

大学が設立し運営する“博物館”(3.1.06)。

備考  同じ基本定義は,“単科大学博物館”,“専門学校博

物館”など,高等教育施設の種類を別の名称で表す
用語にも適用される。

参考  日本では“単科大学博物館”は,“大学博物館”で表

す。

university museum

3.4.09

美術館(2)

創作美術品及び“複製”(2.1.03)からなる“博物館資料”(3.1.05)
又は“博物館”(3.1.06)。

art museum, 
art gallery

3.4.10

屋外博物館

“コレクション(2)”(3.1.07)が一定の地理的範囲内で屋外に構
成される“博物館”(3.1.06)。

備考  屋外博物館は,その“コレクション(2)”の一部であ

る建物の内部に,建築物の部分その他の人工物を展
示することがある。

open air museum

3.4.11

産業博物館

設備及び装置をそのまま保持した産業施設が,主要な“博物館
資料”(3.1.05)となっている“博物館”(3.1.06)。

industrial

museum,

factory museum


22

X 0701

:2005

4.

ドキュメンテーションの過程

4.1

蔵書計画,構成及び収集

4.1.1

蔵書計画及び構成

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.1.1.01

蔵書構成

“コレクション(2)”(3.1.07)の計画,設立,拡大及び維持にわ
たる,情報ドキュメンテーション機関の応用分野。

collection

development

4.1.1.02

蔵書構成方 
  針

情報ドキュメンテーション機関による,“蔵書構成”(4.1.1.01)
に割り当てられた財源を有効に利用するための戦略の表明。

collection policy

4.1.1.03

蔵書管理

“蔵書構成方針”(4.1.1.02)を実行するための,計画及び業務遂
行。

collection

management

4.1.1.04

主題範囲

“蔵書構成方針”(4.1.1.02)に含まれる“主題分野”(1.1.1.07)の
範囲。

subject scope

4.1.1.05

蔵書広範度

“主題範囲”(4.1.1.04)に関しての“コレクション(2)”(3.1.07)
の網羅性の程度。

collection breadth

4.1.1.06

蔵書深度

各“主題分野”(1.1.1.07)での“コレクション(2)”(3.1.07)の完全
さの度合い。

collection depth

4.1.1.07

蔵書新鮮度

“コレクション(2)”(3.1.07)内の“資料”(1.2.02)が,どの程度
最新の“知識”(1.1.3.14)を反映しているかの度合い。

collection currency

4.1.1.08

カバレージ

“蔵書広範度”(4.1.1.05),“蔵書深度”(4.1.1.06)及び“蔵書新
鮮度”(4.1.1.07)から見た“コレクション(2)”(3.1.07)の完全さの
度合い。

coverage

4.1.1.09

カバー率

ある“主題分野”(1.1.1.07)の“資料”(1.2.02)の推定総体に関連
しての“蔵書深度”(4.1.1.06)を表す比率。

coverage ratio

4.1.1.10

出所

過去に“記録(2)”(2.2.1.08)を作成,蓄積,維持及び利用した機
関又は個人。

provenance

4.1.1.11

査定

“記録(2)”(2.2.1.08)の価値を決定し,それによってその資料の
“処分”(4.1.1.24)又は他の“資料”(1.2.02)の“受入”(4.1.2.01)
を決定するプロセス。

appraisal

4.1.1.12

一次的価値

“記録(2)”(2.2.1.08)又は“アーカイブズ(1)”(3.1.01)の内容に
基づく価値及びそれらを発生させた業務の継続処理に役立つ

価値。

primary value

4.1.1.13

管理的価値

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)の管理業
務遂行上の“一次的価値”(4.1.1.12)。

administrative

value

4.1.1.14

財政的価値

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)の財務若
しくは会計業務遂行上又は財務上の証拠物件としての“一次的

価値”(4.1.1.12)。

fiscal value, 
financial value

4.1.1.15

法的価値

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)の法律業

務遂行上又は法的証拠物件としての“一次的価値”(4.1.1.12)。

legal value

4.1.1.16

二次的価値

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)が,その

内容に基づき作成者以外の個人又は機関に対してもつ価値。

secondary value,
archival value

4.1.1.17

証明価値

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)が,その
作成者の出自,機能及び活動内容を証明する“二次的価値”
(4.1.1.16)。

evidential value

4.1.1.18

情報価値

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)の,その

“情報”内容に基づく,参照としての使用上,及び研究上の“二
次的価値”(4.1.1.16)。

informational

value


23

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.1.1.19

内在的価値

“資料”(1.2.02)が,

“情報”源としての価値以外にもつ固有の

価値。

備考  内在的価値の理由としては,年代,利用,作成時の

状況,署名又は附属の印章などがある。

intrinsic value

4.1.1.20

記録調査

記録管理又は史料化処理の計画立案のために,その機関の“記
録(2)”(2.2.1.08)に関する基本的“情報(1)”(1.1.3.08)を収集する

過程。

records survey

4.1.1.21

記録保存年 
  限表

機関の“記録(2)”(2.2.1.08)を記載した“資料”(1.2.02)であって,

“保存期間”(4.1.1.23)を確定すると共に“処分”(4.1.1.24)のた
めの保証を与えるもの。

records schedule,
disposal schedule,
retention schedule

4.1.1.22

全庁記録保 
  存年限表

ある機関の中で幾つかの又はすべての部局又は組織管理単位
に共通の,特別な“記録(2)”(2.2.1.08)の“シリーズ”(4.3.1.1.16)
を対象とする“記録保存年限表”(4.1.1.21)。

general records

schedule,

general schedule,
common records

schedule

4.1.1.23

保存期間

“記録(2)”(2.2.1.08)が,情報ドキュメンテーション機関に移さ
れるか,そうでない場合は廃棄されるまで,

“原局”(3.3.10)又

は“記録保管施設”(3.3.12)に保存されるべき期間。

retention period

4.1.1.24

処分

“記録(2)”(2.2.1.08)の“査定”(4.1.1.11)後,

“保存期間”(4.1.1.23)

を過ぎたものに対して取られる措置。

備考  この措置には,廃棄又は“アーカイブズ(1)”(3.1.01)

への移行が含まれる。

disposal, 
disposition

4.1.1.25

サンプリン 
  グ

“記録(2)”(2.2.1.08)の総体から全体を表現する目的で,個別の
ものを選出する作業。

sampling

4.1.1.26

有期限記録

査定の結果“二次的価値”(4.1.1.16)がないとされ,即時又は“保

存期間”(4.1.1.23)後の“処分”(4.1.1.24)が承認された“記録(2)”
(2.2.1.08)。

temporary record

4.1.1.27

廃棄凍結記 
  録

特別な状況によって“保存期間”(4.1.1.23)の一時的な延長を必
要とするために,“記録保存年限表”(4.1.1.21)に従って廃棄す
ることができない“有期限記録”(4.1.1.26)。

備考  特別な状況の一例は,法廷の命令による場合である。

frozen record

4.1.2

資料の収集

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.1.2.01

資料収集, 
受入

情報ドキュメンテーション機関の“所蔵資料”(3.1.13)を確立,
拡大又は更新する業務。

acquisition

4.1.2.02

受入資料

情報ドキュメンテーション機関の“所蔵資料”(3.1.13)に追加さ
れる“資料”(1.2.02)又は資料群。

accession

4.1.2.03

追加受入

“文書館”(3.1.02)が既に所蔵する“シリーズ”(4.3.1.1.16)への
“受入資料”(4.1.2.02)。

accrual


24

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.1.2.04

移管

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)の物理的
“保管責任”を,法的権利の変更の上又は変更なしに移し替え
る行為,並びに移管される“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイ

ブズ(1)”

transfer (2)

4.1.2.05

集積

“記録(2)”(2.2.1.08)及び“アーカイブズ(1)”(3.1.01)が,あら
ゆる業務の処理で作成される過程,並びにその過程の結果。

accumulation

4.1.2.06

発注前調査

“資料”(1.2.02)の重複“受入”を避けるための点検処置。 pre-order

search

4.1.2.07

著作権納本

“資料”(1.2.02)が法に従って“著作権登録図書館”(3.2.03)の
“所蔵資料”(3.1.13)に追加される過程,又はその過程を経た資
料。

参考  日本の国立国会図書館法による納本制度は,収集目

的であり,著作権登録目的ではない。

legal deposit, 
copyright deposit

4.1.2.08

寄託

“資料”(1.2.02)が情報ドキュメンテーション機関に,所有若し
くは法的権利の変更なしに“移管”(4.1.2.04)されること,又は

そのような移管による受入資料。

deposit

4.1.2.09

交換

物々交換又は物納による“資料収集”(4.1.2.01)。 exchange

4.1.2.10

寄贈

金銭的な対価を支払わず,所有及び法的権利を変更する“資料
収集”(4.1.2.01)。

donation, 
gift

4.1.2.11

入手依頼

“資料”(1.2.02)の“交換”(4.1.2.09),

“寄贈”(4.1.2.10)又は“寄

託”(4.1.2.08)による入手を求める行為。

request (1)

4.1.2.12

手配中資料

特定利用者の“請求”(5.1.11)によって,情報ドキュメンテーシ
ョン機関が探し求める“資料”(1.2.02)。

desiderata

4.1.2.13

発注番号

情報ドキュメンテーション機関が,発注に当たって,

“資料”

(1.2.02)又は資料群識別のため割り当てる個別の番号。

acquisition number

4.1.2.14

資料検査

“資料”(1.2.02)が完全で,製作上の“欠陥”(6.1.16)がないこ

とを確かめる点検処置。

collating

4.1.2.15

原本証明

“資料”(1.2.02)が真正であることを証明する行為。 authentication

4.1.2.16

受入登録

“受入資料”(4.1.2.02)を“コレクション(2)”(3.1.07)の“所蔵資
料”(3.1.13)に統合する操作。

accessioning

4.1.2.17

受入原簿

すべての“受入資料”(4.1.2.02)を,受入日によって経時的“順
序”に配列した原簿。

備考  順序は,アルファベット順などである場合もある。

accession register,
accession record

4.1.2.18

受入リスト

情報ドキュメンテーション機関の“所蔵資料”(3.1.13)に,最近
追加された“資料”(1.2.02)のリスト。

accession list

4.1.2.19

移管リスト

一回ごとの“移管”(4.1.2.04)で対象となる“記録(2)”(2.2.1.08)
又は“アーカイブズ(1)”(3.1.01)のリスト。

transfer list

4.1.2.20

受入番号

“受入原簿”(4.1.2.17)中で“資料”(1.2.02)又は資料群に永続的
識別のため割り当てられる,個別の番号又は“コード(2)”
(1.1.4.07)。

accession number

4.1.2.21

押印

“資料”(1.2.02)がある機関若しくは個人の所有であるか,又は
法的“保管責任”の対象であることを示すために,その資料又

は資料の“リーフ”(2.4.21)の上に,識別用“証印”を行う作業。

stamping

4.1.2.22

在架寿命

“資料”(1.2.02)が,情報ドキュメンテーション機関の利用者に

公開される理想的な期間。

参考  “在架期間”(5.6.09)  及び“保存寿命”(6.1.21)。

shelf life (1)


25

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.1.2.23

資料の間引 
  き

あらかじめ確定した基準に基づき,

“コレクション(2)”(3.1.07)

又は“集積”(4.1.2.05)から,個別の“資料”(1.2.02)を除去する
作業。

備考  除去の基準には,二次的価値の欠落,通用性の喪失,

資料の物理的状態などがある。

weeding

4.1.2.24

重複資料

“コレクション(2)”(3.1.07)に既に存在する“資料”(1.2.02)の

“コピー(1)”(2.1.06)。

duplicate

4.1.2.25

複本

“コレクション(2)”(3.1.07)用に収集又は保持される“重複資

料”(4.1.2.24)。

added copy

4.1.2.26

継続入手資 
  料リスト

継続注文によって受入れる,分冊で刊行される全“資料”(1.2.02)

のリスト。

continuation

record

4.1.2.27

未着資料フ 
  ァイル

発注又は入手依頼したが未着の“資料”(1.2.02)に関する,“情

報(1)”(1.1.3.08)を格納した“資料収集”

“ファイル”

dead file

4.1.2.28

再査定

どの資料を受入解除すべきか決定するために,“文書館”
(3.1.02)の“所蔵資料”(3.1.13)又はその一部に対して行う再評
価。

reappraisal

4.1.2.29

除籍, 
受入解除

“コレクション(2)”(3.1.07)又は“集積”(4.1.2.05)からの“資料”
(1.2.02)削除。

de-accessioning

4.1.2.30

流出

“記録(2)”(2.2.1.08)又は“文書館”(3.1.02)の管理者又は所有者

による,管理・所有の法的権利をもたない者への資料“移管”
又は“保管責任”喪失。

alienation

4.1.2.31

除籍簿

“コレクション(2)”(3.1.07)又は“集積”(4.1.2.05)から削除され
た“資料”(1.2.02)の“記録(2)”(2.2.1.08)。

de-accession

register,

discards register

4.1.2.32

流出史料

公式“保管責任”の対象でなくなったか,又はもともと資料が
蓄積されていた国から流出した“アーカイブズ(1)”(3.1.01)。

removed archives,
migrated archives

4.1.2.33

受入取消し

“文書館”(3.1.02)の物理的・法的“保管責任”から,

“原局”

(3.3.10)若しくはその継承者への,又は“寄託”(4.1.2.08)の場合
は所有者への,

“資料”(1.2.02)返還。

withdrawal

4.1.2.34

資料返還請 
  求

所有権を主張する機関又は個人による,

“資料”占有回復のた

めの法的行為。

replevin

4.2

分析,表示及び内容記述

4.2.1

公式表示

4.2.1.1

記述及び目録

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.1.01

記述

“資料”(1.2.02)の識別及び管理を確保するための,資料“デー

タ”の把握・分析・組織化,記録などの作業又は作業結果。

description (1), 
document

description

4.2.1.1.02

書誌記述

主に“資料”(1.2.02)内の特定情報源から転写した“データ”
(1.1.4.01)に基づき,所定の規則に従って行う“書誌単位”
(4.2.1.1.08)の“記述”(4.2.1.1.01)。

bibliographic

description

4.2.1.1.03

目録作業

“目録”(4.3.2.1.06)の作成及び維持。 cataloguing,

cataloging (US)


26

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.1.04

出版時目録

“資料”(1.2.02)発行時,又は場合によって発行以前に,

“出版

者”(1.3.14)又は書誌作成機関によって作成される“記述”
(4.2.1.1.01)。

備考  出版時目録には件名標目・索引語・分類記号が含ま

れることがある。

cataloguing in

publication,

CIP

4.2.1.1.05

分担目録作 
  業

作業の重複を避けるために,複数の情報ドキュメンテーション

機関によって行われる“目録作業”(4.2.1.1.03)。

shared cataloguing

4.2.1.1.06

中央目録作 
  業

単一の指定書誌作成機関又は“図書館”(3.1.04)によって行われ

る“目録作業”(4.2.1.1.03)。

centralized

cataloguing

4.2.1.1.07

記述単位

一体として処理される“資料”(1.2.02)及びその部分又は集合体。

  unit of description

4.2.1.1.08

書誌単位

“書誌記述”(4.2.1.1.02)に用いられる“記述単位”(4.2.1.1.07)。

 bibliographic

unit

4.2.1.1.09

書誌要素

“書誌記述”(4.2.1.1.02)に用いられる最小の論理的“データ”

単位。

bibliographic

element

4.2.1.1.10

エントリ

“資料”(1.2.02)の“記録”(1.1.3.11)。

備考  エントリは,しばしば“目録”,“書誌”のような用

語及び種々の探索支援項目と組み合わせて用いられ
る。

entry

4.2.1.1.11

書誌的記録

“書誌記述”(4.2.1.1.02)を含む“エントリ”(4.2.1.1.10)。 bibliographic

entry

4.2.1.1.12

アクセスポ 
  イント

“書誌的記録”(4.2.1.1.11)の探索及び識別に使用できる,すべ
ての“要素”(1.1.1.04)。

備考  アクセスポイントには,名称・用語・コードその他

がある。

access point

4.2.1.1.13

記述エント 
  リ

“資料”(1.2.02)の詳細な“記述”(4.2.1.1.01)を伴う“書誌的記

録”(4.2.1.1.11)。

備考  記述エントリは,一般に希書及び非常に古い年代の

資料に適用される。

descriptive entry

4.2.1.1.14

目録エント 
  リ

“目録”(4.3.2.1.06)中の“エントリ”(4.2.1.1.10)。

備考  目録エントリは,通常,資料を特定のコレクション

と関係付ける,書誌データ又は書誌データ以外のデ
ータを含む。

catalogue entry

4.2.1.1.15

基本エント 
  リ

最も完全度の高い“書誌記述”(4.2.1.1.02)がなされている“書
誌的記録”(4.2.1.1.11)。

main entry

4.2.1.1.16

典拠レコー 
  ド

“典拠ファイル”(4.2.1.1.21)中の“エントリ”(4.2.1.1.10)。 authority

record

4.2.1.1.17

書式(2)

“記述”要素を,それらに対応する“コード(2)”(1.1.4.07)及び

適用規則と共に,所定の順序に配列したもの。

参考  “書式(1)”(1.1.4.09)。

format (2)

4.2.1.1.18

国際標準書 
  誌記述, 
ISBD

国際的に標準化された“書誌記述”規則。 international

standard 
bibliographic 
description,

ISBD

4.2.1.1.19

国際標準記 
  録史料記 
  述, 
ISAD

国際的に標準化された記録史料の“記述”規則。 international

standard for 
archival 
description,

ISAD

4.2.1.1.20

典拠コント 
  ロール

“検索システム”(4.3.2.1.02)において,

“資料”(1.2.02)に対す

る“アクセスポイント”(4.2.1.1.12)の割り当てを,確実に標準
化する作業。

authority control


27

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.1.21

典拠ファイ 
  ル

“用語辞典”(2.2.1.17)において,各種“名称”(1.1.2.13)などの
“アクセスポイント”(4.2.1.1.12)を標準化した参照用リスト。

authority file

4.2.1.1.22

マークアッ 
  プ言語

機械可読“テキスト”の種々な要素の特性を識別する“コーデ

ィング”

“システム”

markup language

4.2.1.1.23

SGML

“マークアップ言語”(4.2.1.1.22)応用の規格。 standard

generalized 
markup 
language,

SGML

4.2.1.1.24

HTML

選択“アクセスポイント”をとおして“資料”間リンクを可能

にする“SGML”応用言語。

備考 HTML は,SGML のサブセットである。

hypertext markup

language,

HTML

4.2.1.1.25

URI

“インターネット”(1.1.4.14)上の“資料”(1.2.02)の単一“コピ
ー(1)”(2.1.06)又は他の資源のアドレスを識別する“コード(1)”
(1.1.4.06)。

universal resource

identifier,

URI

4.2.1.1.26

URL

“インターネット”(1.1.4.14)上で,

“資料”(1.2.02)の単一“コ

ピー(1)”(2.1.06)又はあらゆる資源若しくは“サービス”(5.5.01)
を識別する“コード(1)”(1.1.4.06)。

universal resource

locator,

URL

4.2.1.1.27

URN

“インターネット”(1.1.4.14)上での,ある“サービス”(5.5.01)
又は資源を識別する“コード(1)”(1.1.4.06)。

universal resource

name,

URN

4.2.1.2

番号システム

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.2.01

国際標準図 
  書番号, 
ISBN

“図書”(2.1.12)又は他の“単行書”(2.4.02)の“タイトル”
(4.2.1.4.01)又は“版”(2.4.04)を識別する国際標準“コード”。

international

standard book 
number,

ISBN

4.2.1.2.02

国際標準逐 
  次刊行物 
  番号, 
ISSN

“逐次刊行物”(2.4.06)を識別する国際標準“コード”

。 international

standard serial 
number,

ISSN

4.2.1.2.03

国際標準楽 
  譜番号, 
ISMN

楽譜を識別する国際標準“コード”

。 international

standard music 
number,

ISMN

4.2.1.2.04

ISRC

音楽録音を識別する国際標準“コード”

。 international

standard 
recording code,

ISRC

4.2.1.2.05

ISFN

“映画フィルム”(2.3.3.10)を識別する国際標準“コード”

。 international

standard film 
number,

ISFN

4.2.1.2.06

ISRN

技術報告書を識別する国際標準“コード”

。 international

standard 
technical report 
number,

ISRN


28

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.2.07

バーコード

多様な種類の物品の識別に国際的に使用され,また情報ドキュ
メンテーション機関でも用いられる,線条で構成される“コー
ディング”

“システム”

例  バーコードは,出版者又は流通業者から図書館に対し

て,出版時の目録データを資料に添付したタグによっ
て転送するのに用いられる。

bar code

4.2.1.2.08

EAN

主にヨーロッパで商品識別に使用され,“図書館”(3.1.04)でも
用いられる標準“コード”

例  図書及び逐次刊行物の識別に EAN を使用する図書館

もある。

European article

number,

EAN

4.2.1.3

標目

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.3.01

標目

“情報”検索“システム”において,

“記述”(4.2.1.1.01)を見出

すための最初の“アクセスポイント”(4.2.1.1.12)。

heading

4.2.1.3.02

著者標目

“ 著 者 ” (4.2.1.5.03) の “ 名 称 ” (1.1.2.13) に 基 づ く “ 標 目 ”
(4.2.1.3.01)。

備考  著者標目には,資料作成上の役割・肩書又は日付が

続くことがある。

author heading

4.2.1.3.03

形式標目

同じ書誌形態の複数“資料”(1.2.02)の“エントリ”(4.2.1.1.10)
を並置するための“標目”(4.2.1.3.01)。

form heading

4.2.1.3.04

件名標目

内容が類似した“資料”(1.2.02)の“エントリ”(4.2.1.1.10)を並
置するための“標目”(4.2.1.3.01)。

subject heading

4.2.1.3.05

副標目

標目を更に細分するために用いられる“標目”(4.2.1.3.01)。 subheading

4.2.1.3.06

標目指示, 
トレーシン 
  グ

“資料”(1.2.02)の複出“エントリ”のため,すべての代替及び

関連“標目”を列挙する作業。

tracing (2)

4.2.1.3.07

参照

“目録”(4.3.2.1.06)又は“書誌”(4.3.2.1.07)において,関連“資
料”が見出される可能性のあるほかの“アクセスポイント”
(4.2.1.1.12)を提示する行為。

reference

4.2.1.4

タイトル

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.4.01

タイトル

“資料”(1.2.02)の冒頭にあって資料を識別し,また通常その資
料をほかの資料と区別する語句。

title

4.2.1.4.02

本タイトル

“資料”(1.2.02)の主要なタイトルと認識される“タイトル”
(4.2.1.4.01)。

備考  本タイトルは,別タイトルも含むが,副タイトル及

び並列タイトルは含まない。

title proper

4.2.1.4.03

副タイトル

通常,しばしば故意にあいまいにされている“本タイトル”
(4.2.1.4.02)の意味を説明する目的で,“タイトル”(4.2.1.4.01)に
追加される語句。

subtitle

4.2.1.4.04

並列タイト 
  ル

ほかの“言語”(1.1.2.01)又は文字による“タイトル”(4.2.1.4.01)。

 parallel

title

4.2.1.4.05

原タイトル, 
原書名

“資料”(1.2.02)の原“版”の“タイトル”(4.2.1.4.01)。 original

title

4.2.1.4.06

統一タイト 
  ル

種々のタイトルによって知られる“資料”(1.2.02)の“エントリ”
(4.2.1.1.10)を並置するための標準“タイトル”。

uniform title


29

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.4.07

キータイト 
  ル

“ISSN”ネットワークが付与した“逐次刊行物”(2.4.06)の固
有“タイトル”

備考 ISSN ネットワークの旧名は,ISDS(国際逐次刊行

物データシステム)である。

key title

4.2.1.4.08

別タイトル

“資料”(1.2.02)の“本タイトル”(4.2.1.4.02)の最初の部分を言
い換える形で続く第二の部分。

alternative title

4.2.1.4.09

共通タイト 
  ル

一つの“集合”(1.1.1.03)の部分となる幾つかの“書誌単位”
(4.2.1.1.08)に共通な“タイトル”(4.2.1.4.01)部分。

common title

4.2.1.4.10

集合タイト 
  ル, 
総合タイト 
  ル

幾つかの“記述単位”(4.2.1.1.07)に共通な“タイトル”(4.2.1.4.01)
又はタイトルの一部。

collective title

4.2.1.4.11

略タイトル, 
略書名

“リーフ”(2.4.21)の表ページ上で“標題紙”(2.2.2.01)の前にあ
る,通常短縮された“タイトル”(4.2.1.4.01)。

half title

4.2.1.4.12

欄外タイト 
  ル

各“テキスト”の“ページ”に反復される,通常短縮された“タ

イトル”(4.2.1.4.01)。

running title

4.2.1.5

その他の記述要素

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.1.5.01

責任表示

“著者”(4.2.1.5.03)並びにほかの寄稿者の氏名及び“資料”作
成上の役割りの明示。

statement of

responsibility

4.2.1.5.02

著者表示

“資料”(1.2.02)の“著者”の氏名の表示。 author

statement

4.2.1.5.03

著者, 
著作者

“資料”(1.2.02)の作成責任を負うと考えられる個人。 author

4.2.1.5.04

筆名

“著者”(4.2.1.5.03)が“資料”(1.2.02)の出版に使う本名以外の

“名称”(1.1.2.13)又はほかの表現。

pseudonym

4.2.1.5.05

著者所属機 
  関

“著者”(4.2.1.5.03)が所属する団体。 author

affiliation

4.2.1.5.06

団体著者

“資料”(1.2.02)の作成責任を負うと考えられる団体。 corporate

author

4.2.1.5.07

編集者

“出版物”(2.1.11)に対して知的責任を負う団体又は個人。 editor

4.2.1.5.08

無著者名資 
  料

著者が不明であるなど,著者名が表示されていない“資料”
(1.2.02)。

anonymous

document

4.2.1.5.09

版表示

“資料”(1.2.02)の“版”(2.4.04)又は“刷り”(2.3.2.02)に関する

“データ”(1.1.4.01)。

statement of

edition

4.2.1.5.10

出版事項

出版地,

“出版者”(1.3.14)並びに出版及び“印刷”年に関する

“データ”(1.1.4.01)。

imprint

4.2.1.5.11

形態的記述

“資料”(1.2.02)の大きさ,媒体,

“挿図”(2.1.18),附属物及び

関連“データ”(1.1.4.01)の“記述”(4.2.1.1.01)。

physical

description

4.2.1.5.12

丁番号付け

“資料”(1.2.02)の“リーフ”(2.4.21)に番号を付ける作業。 foliation

4.2.1.5.13

ページ付け

“資料”(1.2.02)の“ページ”(2.4.22)に番号を付ける作業。 pagination

4.2.1.5.14

シリーズ表 
  示

“資料”(1.2.02)が属している“そう(叢)書”(2.4.08)の名称

表示。しばしば対応する ISSN(4.2.1.2.02)も表示される。

series statement

4.2.1.5.15

注記

“記述”(4.2.1.1.01)の非公式部分。 notes

4.2.1.5.16

人名注記

個人の経歴についての“注記”(4.2.1.5.15)。 biographical

note


30

X 0701

:2005

4.2.2

内容分析及び記述

4.2.2.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.1.01

主題分析

“資料”(1.2.02)の内容要素及びその相互の“関係”(1.1.1.05)
を決定するための分析。

content analysis,
subject analysis

4.2.2.1.02

内容記述

“資料”(1.2.02)から取られた“データ”(1.1.4.01)に基づき,

“索

引言語”(4.2.2.1.04)から採られた“索引語”(4.2.2.1.06)又は“分

類記号”(4.2.2.4.17)を付与することによって行われる“記述”
(4.2.1.1.01)。

備考  内容記述は,テキスト表現によって行うこともでき,

索引語の付与は,人手で行う場合もプログラムで行
う場合もある。

content description

4.2.2.1.03

統制語い 
  (彙)

“索引作業”(4.2.2.7.01)のために使用が認められた“語(1)”
(1.1.2.07)又は句のリスト。

controlled

vocabulary

4.2.2.1.04

索引言語

“資料”(1.2.02)の内容又は形式を特徴付けるために作成された

“人工言語”(1.1.2.03)。

indexing language

4.2.2.1.05

キーワード

“資料”(1.2.02)の内容を表現するためにその“タイトル”
(4.2.1.4.01)  又は“テキスト”(1.1.2.04)から取られた重要“語”。

key word

4.2.2.1.06

索引語

“索引”(4.3.2.1.08)に収載される“語(1)”(1.1.2.07)又は句。 index

term

4.2.2.2

内容分析並びに記述を反映する資料及び資料の部分

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.2.01

抄録

“資料”(1.2.02)の表現であって,知的手順によって作成され,
その資料の内容の概要を示すもの。

abstract

4.2.2.2.02

注釈

“資料”(1.2.02)の短い“内容記述”(4.2.2.1.02)。

備考  注釈は,通常ただ一つの句又は文からなる。

annotation

4.2.2.2.03

指示的抄録

“資料”(1.2.02)の内容及び形式の概念を与える短い“抄録”
(4.2.2.2.01)。

indicative abstract

4.2.2.2.04

報知的抄録

“資料”(1.2.02)の内容を,その“テキスト”全体を読むべきか
否かを決定するのに十分な程度に説明した“抄録”(4.2.2.2.01)。

informative

abstract

4.2.2.2.05

要約

“資料”(1.2.02)を,その線的順序に従って表現したもの。 summary

4.2.2.2.06

抜粋

“資料”(1.2.02)を,その中から選択した“語(1)”(1.1.2.07),句

又は文に基づいて簡潔に表現したもの。

extract

4.2.2.2.07

管理履歴

“文書館”(3.1.02)の“探索補助手段”(4.3.2.1.03)の一部であっ
て,その“所蔵資料”(3.1.13)を作成又は集積した機関の履歴を

示すもの。

administrative

history

4.2.2.2.08

手引

情報ドキュメンテーション機関の“所蔵資料”(3.1.13)のための,

広範又は一般的な“探索補助手段”(4.3.2.1.03)。

guide (2)

4.2.2.2.09

所在索引

“アーカイブズ(1)”(3.1.01)及び“記録(2)”(2.2.1.08)の一般的

“探索補助手段”(4.3.2.1.03)であって,それらの所在を示す“索
引”(4.3.2.1.08)又は“登録簿”(7.1.07)。

location index, 
location register

4.2.2.2.10

蔵書目録

“クラス”(4.2.2.4.03)又は“シリーズ”(4.3.1.1.16)を主要な“ア
ク セ スポ イ ント ” (4.2.1.1.12)と し ,し ば しば “管 理履 歴”
(4.2.2.2.07)及び“所蔵資料”(3.1.13)の各部の詳細を示した,“ア
ーカイブズ(1)”(3.1.01)又は“記録(2)”(2.2.1.08)の“探索補助
手段”(4.3.2.1.03)。

inventory


31

X 0701

:2005

4.2.2.3

分類の種類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.3.01

分類

“概念”(1.1.1.01)の“クラス”(4.2.2.4.03)又はその下位区分へ

の 帰 属 を 示 す こ と に よ っ て , 概 念 間 の “ 一 般 特 殊 関 係 ”
(4.2.2.5.02)又はそのほかの“関係”(1.1.1.05)を表現した“記号”
(1.1.2.11)の配列。

classification

4.2.2.3.02

書誌分類

“図書館”(3.1.04)が各々の“本”(2.4.01)に,ただ一つの“分
類記号”(4.2.2.4.17)を付与できるように設計された普遍的“分
類”

例  Bliss Bibliographic Classification; 1900-; 1967-.

bibliographic

classification,

library

classification,

book classification

4.2.2.3.03

単一題目分 
  類法

性質の全面的類似を,

“クラス”(4.2.2.4.03)への帰属の基準とす

る“分類”法。

monothetic

classification

4.2.2.3.04

複数題目分 
  類法

性質の部分的類似を,

“クラス”(4.2.2.4.03)への帰属の基準とす

る“分類”法。

polythetic

classification

4.2.2.3.05

排他的分類 
  法

各“記述単位”(4.2.1.1.07)が,一つの“クラス”(4.2.2.4.03)に
だけ帰属し得る“分類”法。

disjunct

classification

4.2.2.3.06

重複分類法

“記述単位”(4.2.1.1.07)が,複数の“クラス”(4.2.2.4.03)に帰

属し得る“分類”法。

conjunct

classification

4.2.2.4

分類及びその要素

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.4.01

分類体系

割り付けられた“分類記号”(4.2.2.4.17)をもつ“索引言語”
(4.2.2.1.04)。

classification

system

4.2.2.4.02

分類作業

“分類体系”(4.2.2.4.01)から取られた“クラス”(4.2.2.4.03)の
“記号”(1.1.2.11)を,

“資料”(1.2.02)に付与すること。

classifying

4.2.2.4.03

クラス

少なくとも一つの特性を共有する“要素”(1.1.1.04)の“集合”
(1.1.1.03)。

class

4.2.2.4.04

メインクラ 
  ス

“分類体系”(4.2.2.4.01)の一次的区分。 main class

4.2.2.4.05

サブクラス

“クラス”(4.2.2.4.03)の二次的区分。 subclass

4.2.2.4.06

連鎖

階層の最上位を除いて,その各々が上位の類に従属する一連の
“クラス”(4.2.2.4.03)。

chain

4.2.2.4.07

カテゴリ

一般的分類体系の“メインクラス”(4.2.2.4.04)  の,又は専門的
“分類体系”の一次区分。

category, 
broad facet

4.2.2.4.08

区分原理

“クラス”(4.2.2.4.03)への分割のために用いられる基準。 principle

of

division

4.2.2.4.09

一般概念

共通の性質をもつことによって,グループを形成する二つ以上
の“事物”(1.1.1.02)に対応する“概念”(1.1.1.01)。

備考  辞書学・辞書編さん(纂)においては,“一般概念”

(general concept)が好まれる。

genus, 
generic concept

4.2.2.4.10

種概念

“ 一 般特 殊 関係 ” (4.2.2.5.02)に お ける , より 狭い “概 念”
(1.1.1.01)。

備考  辞書学・辞書編さん(纂)においては,“特殊概念”

(specific concept)が好まれる。

species, 
specific concept

4.2.2.4.11

ファセット 

一つの分割基準を適用して得られる“クラス”(4.2.2.4.03)又は
“サブクラス”(4.2.2.4.05)。

facet, 
array

4.2.2.4.12

サブファセ 
  ット

“ファセット”(4.2.2.4.11)内の一つの“フォーカス”(4.2.2.4.13)
を分割して得られる“サブクラス”(4.2.2.4.05)。

subfacet

4.2.2.4.13

フォーカス

“ファセット”(4.2.2.4.11)を構成する“クラス”(4.2.2.4.03)又は
“サブクラス”(4.2.2.4.05)。

focus


32

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.4.14

列挙順序

複合主題において,各種の“ファセット”(4.2.2.4.11)が提示さ
れる“順序”(1.1.1.08)。

citation order, 
facet formula

4.2.2.4.15

標準列挙順 
  序

ロンドンの Classification Research Group (CRG) が確立した,

“ファセット”分析に基づく“列挙順序”(4.2.2.4.14)。

standard citation

order

4.2.2.4.16

倒置の原則

“列挙順序”(4.2.2.4.14)と“ファイリング”(4.3.1.2.01)の順序

との間の倒置“関係”

principle of

inversion

4.2.2.4.17

分類記号

“クラス”(4.2.2.4.03)の間の“関係”(1.1.1.05)を表現し,

“分類

体系”(4.2.2.4.01)に定められた順序を維持する順序的“記号”
の“体系”(1.1.1.06)。

notation (2), 
notation system

4.2.2.4.18

分類記号

  の)基本要 
  素

“分類記号”(4.2.2.4.17)の“文字”

“集合”

。 base

4.2.2.4.19

分類記号

  の)表現性

“クラス”

“記号”が,合成若しくは  “関係”(1.1.1.05),又は

記憶に便利な略号の形をとることによって,利用者が,追加的

な“情報(1)”(1.1.3.08)を得られるような“分類記号”(4.2.2.4.17)
の“質”(1.3.02)。

expressiveness

4.2.2.4.20

分類記号

  の)許容性

“分類体系”(4.2.2.4.01)において,新しい主題を容易に包含し
得るような“分類記号”(4.2.2.4.17)の“質”(1.3.02)。

hospitality

4.2.2.4.21

記号シフト 
  構成法

“ファセット”(4.2.2.4.11)間の“関係”(1.1.1.05)を,一つの“文

字”(1.1.2.09)から次の低位の文字へのシフトによって示す“ク
ラス”

“記号”の構成法。

retroactive

notation

4.2.2.4.22

列挙型分類 
  体系

“概念”(1.1.1.01)の間の“形式関係”(4.2.2.5.06)が,あらかじ
め定められていることを特徴とする“分類体系”(4.2.2.4.01)。

enumerative

classification 
system

4.2.2.4.23

ファセット 
  分類体系

“概念”(1.1.1.01)の間の“形式関係”(4.2.2.5.06)が,

“索引作業”

(4.2.2.7.01)又は“分類作業”(4.2.2.4.02)のときに定められるこ
とを特徴とする“分類体系”(4.2.2.4.01)。

faceted

classification 
system

4.2.2.4.24

主表

“分類体系”(4.2.2.4.01)において,

“メインクラス”(4.2.2.4.04)

及びその固有の下位区分を含む部分。

main table

4.2.2.4.25

補助表

“分類体系”(4.2.2.4.01)において,二つ以上の“メインクラス”
(4.2.2.4.04)に適用できる一般的下位区分を含む部分。

auxiliary table

4.2.2.5

関係の種類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.5.01

意味論的関 
  係

“概念”(1.1.1.01)間,及び“クラス”“記号”とその“意味”
(1.1.3.04)との間の“関係”(1.1.1.05)。

備考  シソーラスにおいては,意味論的関係は,言語ディ

スクリプタの間のあらゆる種類の関係を指す。

semantic relation

4.2.2.5.02

一般特殊関 
  係

二つの“概念”(1.1.1.01)の一方が他方の内包をすべて含み,加
えて少なくとも一つの限定的特性をもつときの,両概念の“関

係”(1.1.1.05)。

例  語−代名詞,車両−自動車,人−子供

generic relation

4.2.2.5.03

全体部分関 
  係

二つの“概念”(1.1.1.01)の一方がある“事物”(1.1.1.02)の全体

を表し,他方がその一部を表すときの,両概念の“関係”
(1.1.1.05)。

例  週−日,分子−原子

partitive relation


33

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.5.04

関連関係, 
連想関係

二つの“概念”(1.1.1.01)が,経験に基づく非階層的な主題的結
び付きをもつときの,両概念の“関係”(1.1.1.05)。

例  教育−教授法,パン焼き−窯

associative relation

4.2.2.5.05

概念実現値 
  関係

一般“概念”と個別的概念との“関係”(1.1.1.05)。

備考  個別的概念は,人であっても物であってもよい。

instance relation

4.2.2.5.06

形式関係

“索引言語”(4.2.2.1.04)における“用語”(1.1.2.12)間の“関係”
(1.1.1.05)。

formal relation

4.2.2.5.07

分析的関係

“索引言語”(4.2.2.1.04)の“表”(2.2.1.32)又は“用語”(1.1.2.12)
リストにおいて明示される“形式関係”(4.2.2.5.06)。

analytic relation

4.2.2.5.08

階層関係

二つの“概念”(1.1.1.01)の一方が他方に従属するときの,両概
念の“形式関係”(4.2.2.5.06)。

hierarchical

relation

4.2.2.5.09

合成関係

規則の適用によって確立される“概念”(1.1.1.01)間の“形式関
係”(4.2.2.5.06)。

synthetic relation

4.2.2.5.10

相関係

“カテゴリ”(4.2.2.4.07)間及び“ファセット”(4.2.2.4.11)間で暗
示されるもの以外の,二つ以上の“メインクラス”(4.2.2.4.04)

の間の“形式関係”(4.2.2.5.06)。

phase relation

4.2.2.5.11

ファセット 
  内関係

“ファセット”(4.2.2.4.11)内の“フォーカス”(4.2.2.4.13)間の“関
係”(1.1.1.05)。

intrafacet relation

4.2.2.5.12

ファセット 
  間関係

異 な る “ フ ァ セッ ト ” (4.2.2.4.11) に属 す る “ フォ ー カ ス”
(4.2.2.4.13)の間の“形式関係”(4.2.2.5.06)。

interfacet relation

4.2.2.5.13

同等関係

異なる“概念”(1.1.1.01)が,同一の“優先語”(4.2.2.6.04)又は
“クラス” “記号”で表されるときの“形式関係”(4.2.2.5.06)。

equivalence

relation

4.2.2.6

シソーラス及びその要素

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.6.01

シソーラス

“同等語”(4.2.2.6.11),相互関係及び適用規則を含む“統制語
い”(4.2.2.1.03)。

thesaurus

4.2.2.6.02

上位語

“シソーラス”(4.2.2.6.01)の“索引語”(4.2.2.1.06)であって,

“階

層関係”(4.2.2.5.08)において,それより下位にあるほかの索引
語より広い“概念”(1.1.1.01)を表すもの。

broader term, 
BT

4.2.2.6.03

下位語

“シソーラス”(4.2.2.6.01)の“索引語”(4.2.2.1.06)であって,

“階

層関係”(4.2.2.5.08)において,それより上位にあるほかの索引
語より特定的な“概念”(1.1.1.01)を表すもの。

narrower term, 
NT

4.2.2.6.04

優先語, 
ディスクリ 
  プタ

“シソーラス”(4.2.2.6.01)の“索引語”(4.2.2.1.06)であって,
関連する等価な見出語よりも優先して用いられるもの。

備考  関連する用語との関係は,同義性,準同義性などで

ある。

preferred term, 
descriptor

4.2.2.6.05

最上位語

“シソーラス”(4.2.2.6.01)の“索引語”(4.2.2.1.06)であって,

“階

層関係”(4.2.2.5.08)において,それより下位にある他のすべて
の索引語より広い“概念”(1.1.1.01)を表し,

“上位語”(4.2.2.6.02)

をもたないもの。

top term

4.2.2.6.06

関連語

他の索引語と同格関係にあって,同位の“関係”(1.1.1.05)にあ
る“索引語”(4.2.2.1.06)。

備考  関連語は,ほかの索引語と関連した意味をもつが,

同義ではない。

related term

4.2.2.6.07

主題ディス 
  クリプタ

“ 資 料 ” (1.2.02) の 主 題 を 示 す の に 用 い ら れ る “ 優 先 語 ”
(4.2.2.6.04)。

content descriptor


34

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.6.08

形式ディス 
  クリプタ

“資料”(1.2.02)の物理的又は書誌的形態を示すのに用いられる
“索引語”(4.2.2.1.06)。

form descriptor

4.2.2.6.09

スコープノ 
  ート

“索引語”(4.2.2.1.06)の使い方の簡単な説明。 scope

note

4.2.2.6.10

非ディスク 
  リプタ

“シソーラス”(4.2.2.6.01)において,ある“概念”(1.1.1.01)の

表現に使用されず,代わりに用いるべき“優先語”(4.2.2.6.04)
への参照が付された“用語”(1.1.2.12)。

non-descriptor

4.2.2.6.11

同等語

ほかの用語と“同等関係”(4.2.2.5.13)にある“用語”(1.1.2.12)。

 equivalent

term

4.2.2.6.12

演えき(繹) 
  的構築法, 
先験的構築 
  法

語いの分析による“シソーラス”(4.2.2.6.01)の構築方法。 gestalt

method,

a priori method

4.2.2.6.13

帰納的構築 
  法, 
後験的構築 
  法

“資料”(1.2.02)の分析に基づく“統制語い”(4.2.2.1.03)の構築
方法。

analytical method,
a posteriori method

4.2.2.6.14

マクロシソ 
  ーラス

“知識”(1.1.3.14)の広い範囲をカバーする高位の一般的“索引

語”(4.2.2.1.06)の“シソーラス”(4.2.2.6.01)。

macrothesaurus

4.2.2.6.15

マイクロシ 
  ソーラス

“知識”(1.1.3.14)の限られた分野を,詳細にカバーする“シソ

ーラス”(4.2.2.6.01)。

microthesaurus

4.2.2.6.16

起点シソー 
  ラス

2 言語又は“多言語シソーラス”(4.2.2.6.19)の構築において,
基本資料となる“シソーラス”(4.2.2.6.01)。

source thesaurus

4.2.2.6.17

目標シソー 
  ラス

“起点シソーラス”(4.2.2.6.16)から構築される“シソーラス”
(4.2.2.6.01)。

target thesaurus

4.2.2.6.18

単一言語シ 
  ソーラス

単一の“言語”(1.1.2.01)だけの“索引語”(4.2.2.1.06)をもつ“シ
ソーラス”(4.2.2.6.01)。

monolingual

thesaurus

4.2.2.6.19

多言語シソ 
  ーラス

複数の“言語”(1.1.2.01)の“索引語”(4.2.2.1.06)及びそれらの
“同等語”(4.2.2.6.11)をもつ“シソーラス”(4.2.2.6.01)。

multilingual

thesaurus

4.2.2.6.20

体系的表示

“ シ ソ ー ラ ス ” (4.2.2.6.01) の 表 示 法 で あ っ て ,“ 索 引 語 ”
(4.2.2.1.06)を構造化された系列として示すもの。

classified display

4.2.2.6.21

アルファベ 
  ット順表 
  示

“シソーラス”(4.2.2.6.01)の表示法であって,

“用語”(1.1.2.12)

並びにほかの“索引語”(4.2.2.1.06)及び“同等語”(4.2.2.6.11)
に対するその“関係”(1.1.1.05)をアルファベット順に示し,か

つ,場合によっては“スコープノート”(4.2.2.6.09)を含むもの。

alphabetical

display

4.2.2.6.22

図式表示

“索引語”(4.2.2.1.06)を図形で示す“シソーラス”(4.2.2.6.01)

の表示方法。

thesaurus

diagram,

graphic display

4.2.2.7

索引作業

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.7.01

索引作業, 
インデクシ 
  ング

“索引語”(4.2.2.1.06)の規則に従い,

“語(1)”(1.1.2.07),句,又

は“分類記号”(4.2.2.4.17)によって,“資料”(1.2.02)の内容又
は形式を表現すること。

indexing

4.2.2.7.02

特殊性の原 
  則

“ 資 料 ” (1.2.02) の 特 殊 性 の レ ベ ル に 応 じ て “ 索 引 作 業 ”
(4.2.2.7.01)を行う原則。

principle of

specificity

4.2.2.7.03

抽出型索引

“索引語”(4.2.2.1.06)を“資料”(1.2.02)から採択する“索引作
業”(4.2.2.7.01)の方法。

derived indexing

4.2.2.7.04

付与型索引

“索引語”(4.2.2.1.06)を“索引言語”(4.2.2.1.04)から採択する
“索引作業”(4.2.2.7.01)の方法。

assigned indexing


35

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.7.05

深い索引

“資料”(1.2.02)の幾つかの部分又は全部を対象として索引を行
い,比較的多数の“索引語”(4.2.2.1.06)を用いる“索引作業”
(4.2.2.7.01)。

depth indexing

4.2.2.7.06

浅い索引

“資料”(1.2.02)の主な内容だけを対象として索引を行い,比較
的少数の“索引語”(4.2.2.1.06)を用いる“索引作業”(4.2.2.7.01)。

shallow indexing

4.2.2.7.07

自動索引

コ ン ピ ュ ー タ プ ロ グ ラ ム に よ っ て 行 わ れ る “ 索 引 作 業 ”
(4.2.2.7.01)。

automatic indexing

4.2.2.8

索引結果の評価

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.2.2.8.01

用語資料マ 
  トリック 
  ス

“資料”(1.2.02)及び“索引語”(4.2.2.1.06)との照応関係を示す
マトリックス。

term/document

matrix

4.2.2.8.02

クラスタリ 
  ング

“資料”(1.2.02)の自動的な“分類”(4.2.2.3.01)であって,通常

は“複数題目分類”(4.2.2.3.04)であり,順序付けを伴わないが
しばしば排他的であるもの。

clustering

4.2.2.8.03

セントロイ 
  ド

クラスタ内の資料の“クラス”(4.2.2.4.03)を代表する仮想的な
“資料”(1.2.02)。

centroid

4.2.2.8.04

重み付け

ある“用語”(1.1.2.12)に,ほかの用語よりも高い重要性を付与
する手法。

weighting

4.2.2.8.05

識別力

“資料”(1.2.02)を相互に区別する“索引語”(4.2.2.1.06)の“質”
(1.3.02)の尺度。

term

discrimination 
value

4.3

保管,検索

4.3.1

直接的保管

4.3.1.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.1.1.01

保管(1)

後の“利用”(6.1.25)に備えるための,

“データ”(1.1.4.01)並び

に“資料”(1.2.02)の配置及び保持にかかわる過程。

参考  “保管 (2)”(6.1.08)。

storage (1)

4.3.1.1.02

直接的保管

“保管計画”(4.3.1.1.03)に従う,

“資料”(1.2.02)の組織的な“保

管(1)

”(4.3.1.1.01)。

direct storage

4.3.1.1.03

保管計画

書架その他の用具の位置並びに空間利用の現状及び予定を示
す,書庫又は保管場所の計画。

storage plan, 
filing plan, 
filing system

4.3.1.1.04

隔離保管

“資料”(1.2.02)の利用場所以外への“保管(1)

”(4.3.1.1.01)。 remote

storage

4.3.1.1.05

中間保管

“半現用記録”(3.3.06)の最終“処分”までの“記録保管施設”
(3.3.12)での“保管(1)”(4.3.1.1.01)。

intermediate

storage

4.3.1.1.06

整理

“資料”(1.2.02)を組織化し管理するための知的及び物理的作
業。

arrangement (2)

4.3.1.1.07

整理のレベ 
  ル

経営的及び知的管理の目的のための“記録(2)”(2.2.1.08)の階層

的グルーピング。

備考  レベルには,収蔵機関,レコードグループ,コレク

ション,サブグループ,シリーズ,サブシリーズ,  フ

ァイル及び個別資料がある。

level of

arrangement


36

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.1.1.08

主題分類原 
  則

“資料”(1.2.02)の主題内容に基づく整理の原則。 principle of

pertinence

4.3.1.1.09

出所原則

“資料”(1.2.02)の出所に基づく整理の原則。 principle of

provenance

4.3.1.1.10

原秩序尊重 
  の原則 

“アーカイブズ(1)”(3.1.01)において,

“資料”(1.2.02)の作成者

による“整理”(4.3.1.1.06)を維持する整理の原則。

principle of respect

for original 
order

4.3.1.1.11

カテゴリ化

“情報利用者”(5.1.05)に想定される関心を反映するように行わ
れ,

“開架”(4.3.1.3.06)への配列を目的とする,

“資料”(1.2.02)

への“カテゴリ”

“記号”の付与。

categorization

4.3.1.1.12

レコードグ 
  ループ

アーカイブズのための“整理”(4.3.1.1.06)における,出所の部
署又は機関レベルでの第一次的区分。

archive group, 
record group

4.3.1.1.13

完結レコー 
  ドグルー 
  プ

“記録(2)”(2.2.1.08)が追加される可能性の小さい“レコードグ
ループ”(4.3.1.1.12)。

closed record

group

4.3.1.1.14

完結ファイ 
  ル

“資料”(1.2.02)を含む“ファイル(1)”(2.2.1.07)であって,作業
が完了し,資料が追加される可能性の小さいもの。

closed file

4.3.1.1.15

サブグルー 
  プ

“レコードグループ”(4.3.1.1.12)の,出所機関の管理部門を示
す下位区分。

subgroup

4.3.1.1.16

シリーズ

“出所”(4.1.1.10)及び機能又は形態を同じくする“資料”
(1.2.02)。

参考  “そう(叢)書”(2.4.08)。

series (2)

4.3.1.1.17

サブシリー 
  ズ

ファイルの配列,形態,形式又は内容を同じくする“資料”
(1.2.02)の“シリーズ”(4.3.1.1.16)。

subseries

4.3.1.1.18

全文蓄積

“資料”(1.2.02)全体の“テキスト”(1.1.2.04)の機械可読な媒体
への蓄積。

full-text storage

4.3.1.1.19

ハイパテキ 
  スト

“資料”(1.2.02)及びそれに関連する資料を,それらの“アクセ
スポイント”(4.2.1.1.12)間のリンクと共に蓄積し,ある資料か

らほかの資料へ直ちに移行できるようにしたもの。

hypertext

4.3.1.1.20

電子的レコ 
  ード

機械可読な媒体に保存された“記録(2)”(2.2.1.08)。 electronic

record,

machine-readable

record

4.3.1.2

ファイリング

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.1.2.01

ファイリン 
  グ

“資料”(1.2.02)を“ファイル(1)”(2.2.1.07)又は“ファイル(2)”
(2.3.4.10)に収めること。

filing

4.3.1.2.02

縦置きファ 
  イリング

“資料”(1.2.02)を書架上に立てて置くこと。 vertical

filing

4.3.1.2.03

横置きファ 
  イリング

“資料”(1.2.02)を書架の棚板に平行な位置に置くこと。 flat

filing

4.3.1.3

配架

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.1.3.01

配架

“資料”(1.2.02)の書架上への“直接的保管”(4.3.1.1.02)。 shelving

4.3.1.3.02

資料ボック 
  ス

“資料”(1.2.02)の“配架”(4.3.1.3.01)及び取扱いを容易にする

ための保護容器。

archive box


37

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.1.3.03

地図キャビ 
  ネット

大判の“資料”(1.2.02)を“保管(1)

”(4.3.1.1.01)するためのキ

ャビネット。

備考  地図キャビネットは,通常,金属製である。

plan cabinet, 
plan case

4.3.1.3.04

配架リスト

“保管(1)

”(4.3.1.1.01)の場所を反映した“所蔵資料”(3.1.13)

のリスト。

shelf list

4.3.1.3.05

ハニカム配 
  架

“追加受入”(4.1.2.03)の挿入を容易にするため,配架された“資
料”(1.2.02)の間に空間を残す配架。

honeycombing

4.3.1.3.06

開架

利用者が“アクセス”(1.1.3.13)できる書架。 open

shelves

4.3.1.3.07

閉架

利用者が通常はアクセスできない書架。 closed

shelves

4.3.1.3.08

密集配架

空間の節約及び安全性の向上のための,可動式設備を用いる
“配架”(4.3.1.3.01)。

compact shelving

4.3.1.3.09

複式配架

背を合わせた 2 列の書架への“配架”(4.3.1.3.01)。 back-to-back

shelving

4.3.1.3.10

ベイ配架

水平に配列され垂直部材又はフレームで区切られた片側又は
両側書架への“配架”(4.3.1.3.01)。

備考  ベイ配架用書架には,両側からアクセス可能なもの

もある。

bay shelving

4.3.2

間接的蓄積・検索システム

4.3.2.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.2.1.01

検索 (1)

蓄積された“データ”(1.1.4.01)を選択的に取り出す能動的過程。

参考  “検索 (2)”(4.3.3.1.01)  。

retrieval

4.3.2.1.02

検索システ 
  ム

“資料”(1.2.02)の表現,そのアドレス,及び資料自体への”ア

クセス”(1.1.3.13)を可能にする“システム”(1.1.1.06)。

retrieval system

4.3.2.1.03

探索補助手 
  段

“記録(2)”(2.2.1.08)又は“アーカイブズ(1)”(3.1.01)の管理の
ための“検索システム”(4.3.2.1.02)。

例  探索補助手段には,“手引”(4.2.2.2.08),蔵書目録など

がある。

finding aid

4.3.2.1.04

文献検索シ 
  ステム

書誌的“データ”への“アクセス”(1.1.3.13)を可能にする“検
索システム”(4.3.2.1.02)。

bibliographic

retrieval system

4.3.2.1.05

文献データ 
  ベース

“データベース”(1.1.4.11)の形態をとる“文献検索システム”
(4.3.2.1.04)。

備考  文献データベースには,内容記述及び索引語が収録

されていることが多い。

bibliographic

database

4.3.2.1.06

目録

一つの“コレクション(1)”(2.2.1.05)に含まれる“データ”
(1.1.4.01)及び“資料”(1.2.02)のアドレスへの“アクセス”
(1.1.3.13)を可能にする,順序付けられたリスト又は“文献検索
システム”(4.3.2.1.04)。

catalogue, 
catalog (US)

4.3.2.1.07

書誌

“資料”(1.2.02)を記述し,一義的に定義する“データ”(1.1.4.01)
への“アクセス”(1.1.3.13)が可能な“文献検索システム”
(4.3.2.1.04)。

備考  “書誌”(4.3.2.1.07)には,資料の内容の記述が含ま

れることがある。

bibliography (2)


38

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.2.1.08

索引

順序付けられたリスト又は“検索システム”(4.3.2.1.02)の一部
であって,別様に組織されたその一部,“資料”(1.2.02)のアド
レス,又は資料自体への“アクセス”(1.1.3.13)を可能にするも

の。

備考  索引において資料の所在を示す用語は,通常,資料

自体から選択される。

index

4.3.2.1.09

主題索引

“検索システム”(4.3.2.1.02)の“表”(2.2.1.32)における“件名
標目”(4.2.1.3.04)の所在を示すアルファベット順の“索引”
(4.3.2.1.08)。

備考  固有名詞は,主題索引から除外し,別途索引するこ

とがある。

subject index

4.3.2.1.10

連鎖索引

“クラス”

“記号”の“連鎖”(4.2.2.4.06)の分析によって作成さ

れた“主題索引”(4.3.2.1.09)。

chain index

4.3.2.1.11

相関索引

デューイ十進分類法 (DDC) において,

“主題索引”(4.3.2.1.09)

に与えられた名称。

relative index

4.3.2.1.12

引用

ある“資料”(1.2.02)内における,ほかの資料又はその一部への
“参照”(4.2.1.3.07)。

citation; quotation

4.3.2.1.13

引用索引

複数の“資料”(1.2.02)を,それらに含まれる“引用”(4.3.2.1.12)

によってリンクする“索引”(4.3.2.1.08)。

citation index

4.3.2.1.14

書誌結合

二つの“資料”(1.2.02)が,一つ以上の他の資料を共通に“引用”
(4.3.2.1.12)したことによって,それらの間に形成されたリンク
に基づく“索引作業”(4.2.2.7.01)又は“分類作業”(4.2.2.4.02)
の方法。

bibliographic

coupling

4.3.2.1.15

共引用

一つの“資料”(1.2.02)の二つ以上のほかの資料への“引用”
(4.3.2.1.12)。

co-citation

4.3.2.1.16

対応表

配列の異なる二つ以上の“索引言語”(4.2.2.1.04)又は“探索補
助手段”(4.3.2.1.03)の“用語”(1.1.2.12)の間の“関係”(1.1.1.05)
のリスト。

concordance list,
conversion list

4.3.2.2

特定及び間接的蓄積・検索システム

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.2.2.01

事前結合索 
  引

複合主題が,

“索引作業”(4.2.2.7.01)の時点でその基本的“要素”

に分析され,

“クラス”(4.2.2.4.03)及び“用語”(1.1.2.12)の順序

が固定された“索引言語”(4.2.2.1.04)によって,それらの要素
があらかじめ定められた“順序”(1.1.1.08)で結合される“索引”
(4.3.2.1.08)。

precoordinate

index

4.3.2.2.02

分類目録

“分類体系”(4.2.2.4.01)及び“主題索引”(4.3.2.1.09)に基づく

“エントリ”(4.2.1.1.10)をもつ“目録”(4.3.2.1.06)。

classified

catalogue

4.3.2.2.03

主題目録

“件名標目”表又は“典拠ファイル”(4.2.1.1.21)から取られた

“エントリ”(4.2.1.1.10)を,主題ごとにアルファベット又は分
類の“順序”(1.1.1.08)にファイルした“目録”(4.3.2.1.06)。

subject catalogue

4.3.2.2.04

辞書体目録

“件名標目”リスト又は“典拠ファイル”(4.2.1.1.21)から取ら
れた主題“エントリ”を,

“著者”(4.2.1.5.03)及び“タイトル”

(4.2.1.4.01)のエントリと統合又は同時ファイルして一つの統制
されたアルファベット順の系列とした“目録”(4.3.2.1.06)。

dictionary

catalogue

4.3.2.2.05

著者目録

“著者”(4.2.1.5.03)及び“タイトル”(4.2.1.4.01)のエントリだ
け を ,“ ア ク セ ス ポ イ ン ト ” (4.2.1.1.12) と す る “ 目 録 ”
(4.3.2.1.06)。

author catalogue


39

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.2.2.06

アルファベ 
  ット順分 
  類目録

アルファベット順に配列した広い“クラス”(4.2.2.4.03)を,そ
れぞれの中で同じくアルファベット順に配列した主題によっ
て下位区分した“目録”(4.3.2.1.06)。

alphabetico-

classified 
catalogue

4.3.2.2.07

事後結合索 
  引

複合主題が,

“索引作業”(4.2.2.7.01)の時点でその基本的“要素”

(1.1.1.04)に分析されるが,“検索 (2)”(4.3.3.1.01)の時点まで結
合されず,

“クラス”(4.2.2.4.03)及び“用語”(1.1.2.12)の固定さ

れた順序を利用しない“索引”(4.3.2.1.08)。

postcoordinate

index

4.3.2.2.08

項目エント 
  リ方式

“資料”(1.2.02)を示す書誌的“データ”(1.1.4.01)を,

“アクセ

スポイント”(4.2.1.1.12)とする“索引作業”

“システム”

例  へり穴パンチカード

item entry system

4.3.2.2.09

用語エント 
  リ方式

“事物”(1.1.1.02)を示す“索引語”(4.2.2.1.06)を,

“アクセスポ

イント”(4.2.1.1.12)とする事後結合形の“索引作業”“システ
ム”

例  ピーカブーカード

term entry system

4.3.3

検索

4.3.3.1

検索の方法及び要素

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.3.1.01 
 
 

検索 (2)

“検索システム”(4.3.2.1.02)によって,

“資料”(1.2.02)に関す

る“情報(1)”(1.1.3.08)を見出すために行われる操作。

参考  “検索 (1)”(4.3.2.1.01)。

search and

retrieval

4.3.3.1.02

検索言語

検索を実行するのに用いられる“人工言語”(1.1.2.03)であって,
しばしば“索引言語”(4.2.2.1.04)と所定のソフトウェア“シス
テム”のメニュー又は“コマンド”(4.3.3.2.04)の組合せからな

るもの。

search language

4.3.3.1.03

請求プロフ 
  ァイル

“請求”(5.1.11)及び利用者の関心領域の自然語による“記述”
(4.2.1.1.01)。

request profile

4.3.3.1.04

マスキング

共通の文字列を含む“語(2)”(1.1.2.08)を結合する検索技術。 masking

4.3.3.1.05

部分一致

“検索式”(4.3.3.2.03)に用いられる“語(1)”(1.1.2.07)の冒頭,
中間又は末尾部分の“マスキング”(4.3.3.1.04)。

truncation

4.3.3.1.06

対話型検索

“検索システム”(4.3.2.1.02)とのオンラインでの対話によって,
“検索戦略”(4.3.3.2.01)を変更し得る検索法。

interactive search

4.3.3.1.07

バッチ検索

複数の“検索式”(4.3.3.2.03)をまとめて,“検索システム”
(4.3.2.1.02)のバッチ処理によって同時に処理する検索法。

differed search, 
batch search

4.3.3.1.08

ブール演算 
  検索

論理演算子を用いる検索法。 Boolean search

4.3.3.1.09

メニュー方 
  式の検索

“検索システム”(4.3.2.1.02)であらかじめ定められた選択肢に

よって,

“検索式”(4.3.3.2.03)を定式化する検索法。

menu-based search

4.3.3.1.10

フリーテキ 
  スト検索

“日常言語”(1.1.2.02)を用いて,

“資料”(1.2.02)の全体又は一

部を走査し合致を求める検索法。

free-text search

4.3.3.1.11

確率的検索

“情報検索”(1.2.05)において,ある“コレクション(2)”(3.1.07)
に属する“資料”(1.2.02)の“適合性”(4.3.3.2.12)を評価するた

めに行われる,ベイズの定理及び幾つかの仮定に基づく検索
法。

probabilistic

retrieval

4.3.3.1.12

照合関数

“資料”(1.2.02)と“検索式”(4.3.3.2.03)との類似性を測定する
関数。

matching function

4.3.3.1.13

類似度

“資料”(1.2.02)群をクラスタに分け,検索“用語”間の合致を
定める尺度。

similarity measure


40

X 0701

:2005

4.3.3.2

サービス及び検索の評価

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.3.2.01

検索戦略

“情報”要求に適合するための,一群の選択肢から選ばれた検
索手順の一般的特徴。

search strategy

4.3.3.2.02

検索プロフ 
  ァイル

“索引言語”(4.2.2.1.04)による“請求プロファイル”(4.3.3.1.03)
の定義。

search profile

4.3.3.2.03

検索式

“検索システム”(4.3.2.1.02)から“参照”(4.2.1.3.07)又はその
他の“データ”(1.1.4.01)の形で回答を得るための,一つ以上の
段階からなる質問。

query

4.3.3.2.04

コマンド

“検索言語”(4.3.3.1.02)において,

“検索システム”(4.3.2.1.02)

に与えられる指示。

command

4.3.3.2.05

検索回答

“検索システム”(4.3.2.1.02)から得られる,定式化された検索
に合致する回答。

hit

4.3.3.2.06

適合度順配 
  列

“検索回答”(4.3.3.2.05)の“照合関数”(4.3.3.1.12)による並べ
替え。

rank

4.3.3.2.07

検索履歴

一つの“検索式”(4.3.3.2.03)による,又は一連の検索式を含む
セッションで行われた検索の“記録(2)”(2.2.1.08)。

search history

4.3.3.2.08

検索評価

“ 検 索シ ス テム ” (4.3.2.1.02)及 び 用い ら れた “検 索戦 略”
(4.3.3.2.01)によって得られた結果の効率性の検討。

search evaluation

4.3.3.2.09

ノイズ

“検索式”(4.3.3.2.03)への回答として得られた,適合性のない
“資料”(1.2.02)。

noise

4.3.3.2.10

検索もれ

適合性のある“資料”(1.2.02)が,“検索式”(4.3.3.2.03)への回

答として見出されないために欠けている状態。

silence

4.3.3.2.11

冗長的回答

“ 情 報 利 用 者 ” (5.1.05) に 既 に 知 ら れ て い る ,“ 適 合 性 ”
(4.3.3.2.12)の低い回答。

redundancy

4.3.3.2.12

適合性

“請求プロファイル”(4.3.3.1.03)に対して,適切な“検索回答”
(4.3.3.2.05)として得られた“資料”(1.2.02)の“質”(1.3.02)。

relevance

4.3.3.2.13

適切性

“情報利用者”(5.1.05)の要求に対して,適切な“検索回答”
(4.3.3.2.05)として得られた“資料”(1.2.02)の“質”(1.3.02)。

pertinence

4.3.3.2.14

再現率

適合性ある“検索回答”(4.3.3.2.05)の数と,すべての適合的な

“資料”(1.2.02)の数との比。

recall

4.3.3.2.15

正規化再現 
  率

考えられる最良及び最悪の結果に関する,適合性ある“検索回

答”(4.3.3.2.05)の順位付き“再現率”(4.3.3.2.14)の比率。

normalized recall

4.3.3.2.16

精度

適合性ある“検索回答”(4.3.3.2.05)の数と,すべての検索回答

の数との比。

precision

4.3.3.2.17

正規化精度

考 え ら れ る 最 良 及 び 最 悪 の 結 果 に 関 す る ,“ 検 索 回 答 ”
(4.3.3.2.05)の“精度”(4.3.3.2.16)の精細さ。

normalized

precision

4.3.3.2.18

フォールア 
  ウト

適合性のない“検索回答”(4.3.3.2.05)の数と,すべての不適合
“資料”(1.2.02)の数との比。

fallout

4.3.3.2.19

一般性

適合性のない“検索回答”(4.3.3.2.05)の数と,すべての“資料”
(1.2.02)の数との比。

generality

4.3.3.2.20

偶然発見性 
  因子

“情報利用者”(5.1.05)が予期しない適合性ある“検索回答”
(4.3.3.2.05)を得る可能性を増加させるような,“検索システム”
(4.3.2.1.02)の“質”(1.3.02)。

serendipity factor

4.3.3.2.21

ブラウジン 
  グ

特定の方法によらず,一般的に“資料”(1.2.02)の“コレクショ
ン(2)”(3.1.07)又は“ファイル(1)”(2.2.1.07)中の“記録(2)”
(2.2.1.08)を探索して,質問に適合する“データ”(1.1.4.01)を探
す方法。

browsing


41

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

4.3.3.2.22

サーフィン 
  グ

ネットワーク内での“ブラウジング”(4.3.3.2.21)。 surfing

5.

情報及び資料の利用

5.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.1.01

情報利用

情報ドキュメンテーション機関の提供するインフラストラク

チャ,

“サービス”(5.5.01)又は資材の利用。

use of information

5.1.02

アクセス可 
  能性

法的根拠及び“探索補助手段”(4.3.2.1.03)の存在の結果として

の,閲覧しようとする“資料”(1.2.02)への“アクセス”(1.1.3.13)
の“利用可能性”(5.6.06)及び容易さ。

accessibility

5.1.03

情報リテラ 
  シー

“情報(1)”(1.1.3.08),

“情報(2)”(1.1.3.09)及び関連資源の有効

性の認識,並びにそれらを利用する能力。

information

literacy

5.1.04

対象集団

ある情報ドキュメンテーション機関の提供する“情報サービ

ス”(5.5.02)の現実の,又は想定される“情報利用者”(5.1.05)
の集団。

target population

5.1.05

情報利用者

“情報センタ”(3.1.18)の提供するインフラストラクチャ,“サ
ービス”(5.5.01)又は資材の利用者。

information user

5.1.06

最終利用者

“情報サービス”(5.5.02)の行った特定の検索の結果を,自らの
“情報(1)”(1.1.3.08)要求を満たすために利用する“情報利用者”
(5.1.05)。

end user

5.1.07

熟練利用者

提供される“情報サービス”(5.5.02)に関して,相当の経験をも
つ“情報利用者”(5.1.05)。

備考  情報サービスは,熟練利用者向けに,標準的利用者

モードと異なる特別のモードをもつことがある。

expert user

5.1.08

利用者グル 
  ープ

共通の関心をもつ多数の“情報利用者”(5.1.05)。 user

group

5.1.09

特定利用者 
  グループ

公衆ネットワーク又はビデオテックス“システム”における,

“データ”(1.1.4.01),

“情報(1)”(1.1.3.08)又は“情報(2)”(1.1.3.09)

に,排他的に“アクセス”(1.1.3.13)し得る“利用者グループ”
(5.1.08)。

closed user group,
CUG

5.1.10

情報サービ 
  スネット 
  ワーク

“サービス”(5.5.01)及び“情報利用者”(5.1.05)の利益のため
の資源を,共有して共同作業を行う単位のグループ。

information

service network

5.1.11

請求

情報ドキュメンテーション機関に向けられる“情報利用者”
(5.1.05)の問合せ又は要求。

備考  請求には,特定資材の貸出し・閲覧,情報サービス,

相談サービスなどの要求が含まれる。

request (2)

5.2

管理

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.2.01

利用時間

“情報利用者”(5.1.05)が,情報ドキュメンテーション機関を利
用できる時間,日又は年間の一定期間。

access hours

5.2.02

開館時間

情報ドキュメンテーション機関が,

“情報利用者”(5.1.05)に開

放されている時間。

opening hours

5.2.03

貸出期間

“情報利用者”(5.1.05)が,

“資料”(1.2.02)を貸出機関の構外で

所持することを許されている期間。

loan period, 
lending period


42

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.2.04

資料提供所 
  要時間

“情報利用者”(5.1.05)による 1 件の“資料”

“請求”にこたえ

るために必要な時間。

document delivery

time

5.2.05

帯出記録(1)

“資料”(1.2.02)の“保管”場所からの移動を記録すること。

参考  “帯出記録(2)”(5.2.06)。

charge out (1)

5.2.06

帯出記録(2)

“帯出記録(1)”(5.2.05)を記録するために用いられる書類。

参考  “帯出記録(1)”(5.2.05)。

charge out (2)

5.2.07

登録済み利 
  用者

あ る 情 報 ド キ ュ メ ン テ ー シ ョ ン 機 関 に 自 ら の “ デ ー タ ”
(1.1.4.01)を登録し,同機関の“コレクション(1)”(2.2.1.05)を同
機関の構内又は構外において利用することのできる“情報利用
者”(5.1.05)。

registered user

5.2.08

利用者カー 
  ド

ある情報ドキュメンテーション機関が発行する,同機関への

“アクセス”(1.1.3.13)のための識別カード。

user identification

card,

reader's ticket, 
admission card

5.2.09

ネットワー 
  ク利用者 
  識別記号

ネットワーク“サービス”の利用登録者に対して,資格ある“情
報利用者”(5.1.05)であることを証明するために与えられる識別
記号。

network user

identification,

NUI

5.2.10

利用者パス 
  ワード

特定のコンピュータ“システム”に“アクセス”(1.1.3.13)し得
る“情報利用者”(5.1.05)を,識別するための“語(2)”(1.1.2.08),

“コード(2)”(1.1.4.07)又は“文字”

“集合”

user password

5.2.11

自由アクセ 
  ス

“情報(2)”(1.1.3.09),

“資料”(1.2.02),又は“情報サービス”

(5.5.02)への無制限の“アクセス”(1.1.3.13)。

open access

5.2.12

制限アクセ 
  ス

一般的又は特定的な規制によって制限された,“情報(2)”
(1.1.3.09),“資料”(1.2.02),又は“情報サービス”(5.5.02)への
“アクセス”(1.1.3.13)。

closed access

5.3

インフラストラクチャ

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.3.01

サービス地 
  域

ある機関が住民に“情報サービス”(5.5.02)を提供する地理的範
囲。

service area

5.3.02

オンライン 
  利用者用 
  目録, 
OPAC

“情報(2)”(1.1.3.09)が,コンピュータ“システム”の“データ
ベース”(1.1.4.11)に保存され,

“情報利用者”(5.1.05)が,遠隔

地点にある端末機から直接参照できる“目録”(4.3.2.1.06)。

online public

access 
catalogue,

OPAC

5.3.03

ヘルプデス 
  ク

“情報利用者”(5.1.05)が,特定の“システム”(1.1.1.06),

“情

報サービス”(5.5.02)又は“データベース”(1.1.4.11)に関する助

言をなし得る職員と接触できる場所,又は電話若しくは電子メ
ールの連絡先。

help desk

5.3.04

利用者エリ 
  ア

情報ドキュメンテーション機関内において“情報利用者”
(5.1.05)に提供される区画。

reader area

5.3.05

閲覧室

情報ドキュメンテーション機関内において,通常,参考用コレ
クション(3.1.11)を用意して,

資料(1.2.02)の相談に提供される区

画。

reading room

5.3.06

キャレル

“利用者エリア”(5.3.04)内にある,周囲から遮断されているが
完全に仕切られてはいない,

“情報利用者”(5.1.05)のための作

業空間。

備考  キャレル内には,継続利用のため作業用書類を保管

することができる。

bay, 
carrel

5.3.07

館内研究室

“利用者エリア”(5.3.04)内にある,完全に仕切られた研究室。 study

cabin


43

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.3.08

返納箱

“情報利用者”(5.1.05)が,職員の助けを借りずに“資料”(1.2.02)
を返却するための箱又はシュート。

book drop

5.3.09

出納台

情報ドキュメンテーション機関内において,

“貸出”(5.4.03)及

び関連業務を扱う区画。

circulation desk

5.4

利用の諸形態

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.4.01

資料の館内 
  利用

“情報センタ”(3.1.18)の構内において,

“帯出記録(1)”(5.2.05)

を作成することなく“資料”(1.2.02)を閲覧すること。

inhouse use of

documents

5.4.02

遠隔利用

“中央館”(3.2.08)の提供する“サービス”(5.5.01)を,その館

又は“分館”(3.2.09)の外部の“アクセスポイント”(4.2.1.1.12)
から電子的ネットワークを介して利用すること。

remote use

5.4.03

貸出

“資料”(1.2.02)をその“保管”場所からほかの場所へ一定期間
物理的に移動すること。

loan

5.4.04

図書館間貸 
  出

一定の条件のもとで,

“資料”(1.2.02)をある“図書館”(3.1.04)

又は“文書館”(3.1.02)からほかの図書館又は文書館へ一定期間
物理的に移動すること。

interlending

5.4.05

館内貸出

情報ドキュメンテーション機関内において,

“資料”(1.2.02)を

その“保管”場所からほかの場所へ閲覧の目的で移動すること。

reading-room

lending

5.4.06

貸出可能性

請求された“資料”(1.2.02)の,

“貸出”(5.4.03)のための“利用

可能性”(5.6.06),及び貸出条件の明示。

loan availability

5.4.07

貸出更新

承認を得た“貸出期間”(5.2.03)の延長。

renewal of loan

5.4.08

館内請求番 
  号

個々の情報ドキュメンテーション機関が,

“貸出”請求に付与

する,一つの貸出請求にかかわるすべての“メッセージ”
(1.1.3.05)を識別する番号。

local request

number

5.4.09

資料所在調 
  査請求

請求された“資料”(1.2.02)の“コピー(2)”(2.1.14)を所蔵する

機関のリストの“請求”(5.1.11)。

document-location

request

5.4.10

貸出更新請 
  求

“貸出期間”(5.2.03)延長の“請求”(5.1.11)。 loan-renewal

request

5.4.11

延滞通知

“情報利用者”(5.1.05)に対する,貸し出された“資料”(1.2.02)
の,

“貸出期間”(5.2.03)の超過による返却を要する旨の通知。

overdue notice

5.4.12

返納督促

“情報利用者”(5.1.05)に対する,貸し出された“資料”(1.2.02)

の返却の請求。

recall notice

5.5

サービス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.5.01

サービス

供給者と利用者との接点,又は供給者内部において行われる,
利用者の要求を満たすための活動の結果。

service

5.5.02

情報サービ 
  ス

特定の“情報利用者”(5.1.05)の要求を満たすための,

“情報(1)”

(1.1.3.08)又は“情報(2)”(1.1.3.09)の保管,アクセス,加工又は
提供。

備考  情報サービスには,図書,雑誌,“アーカイブズ(1)”

(3.1.01),規格,特許,研究レポートなどを扱う伝統
的な図書館及び情報サービスに加えて,CD-ROM,
電子形態の資料,マルチメディアの取り扱い,オン

ライン情報検索,カレントアウェアネス,電子的資
料提供などの電子的資材・サービスも含まれる。

information

service


44

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.5.03

広報プログ 
  ラム

情報ドキュメンテーション機関による,潜在的な“情報利用者”
(5.1.05)に“情報サービス”(5.5.02)を知らせるための組織的活
動。

outreach

programme

5.5.04

域外サービ 
  ス

通常の“サービス地域”(5.3.01)外でほかの情報サービスが利用

できない場合,又は情報利用者が情報ドキュメンテーション機
関に出向くことができない場合に,現実の,又は潜在的な“情
報利用者”(5.1.05)に“情報サービス”(5.5.02)を提供すること。

outreach service,
extension service

5.5.05

レファレン 
  スインタ 
  ビュー

“情報利用者”(5.1.05)及び“情報”担当職員が,要求を正確に

表現し,適切な“検索戦略”(4.3.3.2.01)を決定するために行う
討論。

reference

interview,

presearch

interview

5.5.06

レファレン 
  スサービ 
  ス

情報ドキュメンテーション機関が,

“請求”(5.1.11)に応じて行

う“情報(2)”(1.1.3.09)及び助言の提供。

reference service

5.5.07

レフェラル 
  サービス

請求された“情報(1)”(1.1.3.08)又は“情報(2)”(1.1.3.09)が提供

できないとき,“情報利用者”(5.1.05)にほかの情報源又は情
報サービスを紹介する“情報サービス”(5.5.02)。

referral service

5.5.08

カレントア 
  ウェアネ 
  スサービ 
  ス

“情報利用者”(5.1.05)に,新たに利用可能となった“資料”
(1.2.02)に関する“情報(1)”(1.1.3.08)を定期的に提供すること。

current awareness

service

5.5.09

選択的情報 
  提供, 
SDI

あらかじめ定められた“情報利用者”(5.1.05)の,

“検索プロフ

ァイル”(4.3.3.2.02)に適合する“カレントアウェアネスサービ
ス”(5.5.08)。

selective

dissemination of 
information,

SDI

5.5.10

補完情報サ 
  ービス

検索が成功した後,選択された“資料”(1.2.02)を提供する,追

加的な“情報サービス”(5.5.02)。

back-up service

5.5.11

資料編集サ 
  ービス

特定の“利用者グループ”(5.1.08)の要求にこたえるため,種々
の出処から得られた資料の,編集又は統合することによる“情

報サービス”(5.5.02)又は製品の提供。

information

repackaging

5.5.12

資料提供サ 
  ービス

“資料”(1.2.02)の“原本”(2.1.05)又は“コピー(1)”(2.1.06)を,

“貸出”(5.4.03)のためでなく“情報利用者”(5.1.05)が所持す
るために提供すること。

備考  資料提供サービスには,雑誌記事などの複写を供給

者から購入することも含まれる。

document delivery

service,

document supply

service

5.5.13

相談サービ 
  ス

“情報(2)”(1.1.3.09)スタッフが,

“情報利用者”(5.1.05)に提供

する,口頭又は文書による支援。

advisory service,
consulting service

5.5.14

利用者教育

“情報利用者”(5.1.05)に対して,情報源,及び“図書館”(3.1.04),

“ドキュメンテーションセンタ”(3.1.19)又はその他の情報ドキ
ュメンテーション機関で利用できる“情報サービス”(5.5.02)
の,有効な利用法を教えることを目的とする正規の教育。

user education, 
bibliographic

instruction (US)

5.5.15

利用案内

特定の情報ドキュメンテーション機関内の物理的配置を,利用
者に示すための記号,標識,案内書,小冊子,

“地図”(2.2.1.28)

又は“平面図”(2.2.1.29)。

user guide


45

X 0701

:2005

5.6

利用者調査

番号

用語

定義

対応英語(参考)

5.6.01

利用者調査

“情報利用”(5.1.01)のパターン,潜在的若しくは顕在的な“情

報”要求,又は“情報利用者”(5.1.05)の“情報サービス”(5.5.02)
に対する期待に関する科学的調査。

user study

5.6.02

サービス能 
  力

情報ドキュメンテーション機関の提供する“情報サービス”
(5.5.02)の有効性,及びそれらの保有する資源の利用の効率性。

service

performance

5.6.03

サービス能 
  力測定

情報ドキュメンテーション機関の“サービス能力”(5.6.02)を評
価するための,比率又はそのほかの定量化の方法。

備考  サービス能力測定は,統計及び評価の目的で行われ

ることもある。

performance

measure

5.6.04

サービス能 
  力指標

行われた活動又は提供された“サービス”(5.5.01)の量を,あら
かじめ定められた目標との比較において示す数値。

performance

indicator

5.6.05

コレクショ 
  ンの利用 
  度

“コレクション(2)”(3.1.07)が,一定期間内に“情報利用者”
(5.1.05)によって閲覧された回数。

collection use

5.6.06

利用可能性

情報ドキュメンテーション機関が,

“情報利用者”(5.1.05)の要

求に応じて資材,設備又は”情報サービス”(5.5.02)を実際に提
供できる程度。

availability

5.6.07

資料利用度

一つの“資料”(1.2.02)が,1 人の“情報利用者”(5.1.05)によっ
て閲覧される時間。

document

exposure

5.6.08

貸出冊数

情報ドキュメンテーション機関が,一定期間内に“情報利用者”
(5.1.05)に貸し出した“資料”(1.2.02)の数。

circulation

5.6.09

在架期間

ある“資料”(1.2.02)が,2 回の“貸出”(5.4.03)の間に書架にと
どまっている期間。

shelf life (2)

5.6.10

貸出頻度

ある“資料”(1.2.02)が,一定期間内に貸し出された回数を示す
数値。

lending frequency

5.6.11

資料閲覧頻 
  度

ある“資料”(1.2.02)が,一定期間内に利用された回数を示す数
値。

document

consultation 
frequency

5.6.12

オブソレッ 
  センス, 
経年減衰

“資料”(1.2.02)又は資料群が,古くなるにつれて閲覧回数が減
少し,場合によって,又はある“主題分野”(1.1.1.07)において,

価値が低下すること。

obsolescence

5.6.13

利用者満足 
  度

“情報”要求と,

“情報利用者”(5.1.05)が提供された“情報サ

ービス”(5.5.02)に対して表明した満足との比率を,示すサービ
ス能力の尺度。

user satisfaction

5.6.14

請求充足度

情報ドキュメンテーション機関がこたえ得た“請求”(5.1.11)

の,

“請求”の総数に対する比を,示すサービス能力の尺度。

備考  サービス能力指標による請求充足度の測定は,統計

及び評価の目的で行われることもある。

request satisfaction

5.6.15

利用者の反 
  響

“情報利用者”(5.1.05)が,情報ドキュメンテーション機関に対
して“利用者満足度”(5.6.13)を表明する応答。

user feedback

5.6.16

利用者プロ 
  ファイル

“情報利用者”(5.1.05)の関心領域又は所属機関の表示。 user

profile


46

X 0701

:2005

附属書 1(参考)資料の保存

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。この内容には,他の規格

に別に定められている定義を含んでいるので,本体から外して附属書とした。

6.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.1.01

資料)保存  “資料”(1.2.02)及び“コレクション(1)”(2.2.1.05)の健全性を

保持し,寿命を長くする他のすべての方策で,財政的,政策的

決定をも含む。

preservation

6.1.02

保管責任

“資料”(1.2.02)の物理的“保存”に関する責任。

備考  法的権限を必ずしも要しない。

custody

6.1.03

資料保全

“劣化”(6.1.13)を防止,抑制,遅らせるための介入技術。 conservation

6.1.04

修復

“劣化”(6.1.13),

“損傷”(6.1.14)などを被った“資料”(1.2.02)

を,その当初の状態に可能な限り近い状態に戻すための行為。

備考  アーカイブにおける“修復”(6.1.04)においては,失

われたテキストの復元などは行わない。また,すべ

ての“修復”のこん(痕)跡は,残されなければな
らない。

restoration

6.1.05

修理

“資料”(1.2.02)の現役復帰のための,“資料保全”  (6.1.03)及
び“修復”(6.1.04)方策。

repair

6.1.06

担体(1)

“情報(1)”(1.1.3.08)を提示できるようにするため,“データ
媒体”(1.1.4.02)に重畳される材料。

例  インク,色,その他 
参考  “担体 (2)”(6.1.07)。

carrier(1)

6.1.07

担体(2)

“データ媒体”(1.1.4.02)の成分であって,

“情報(1)

”(1.1.3.08)

を提示できるようにするために,その状態を変化させられるも
の。

例  磁気層,石(刻字) 
参考  “担体(1)”(6.1.06)。

carrier(2)

6.1.08

保管(2)

“資料”(1.2.02)を規定の条件下に保ち,その“検索(1)” 
(4.3.2.1.01)  又はその中に含まれる“情報(1)”(1.1.3.08)の“検
索(1)

”を可能にするための“保存”(6.1.01)方策。

参考  “保管(1)”(4.3.1.1.01)。

storage(2)

6.1.09

補強

適切な物質を導入することによる“データ媒体”(1.1.4.02)の強
化。

consolidation

6.1.10

保存記録

“資料”(1.2.02)の状態,又は“資料”に適用された“資料保全”
(6.1.03)若しくは“修復”(6.1.04)に関する“ドキュメンテーシ
ョン”(1.2.01)。

conservation

record

6.1.11

可逆性

“資料”(1.2.02)が“損傷”(6.1.14)を受けることなく,処理前
の状態に戻すことを可能にする“資料保全”(6.1.03)の“質” 
(1.3.02)。

reversibility

6.1.12

長期耐用品 
  質

無期限の“保存”(6.1.01)及び制限された条件下における“利用”

(6.1.25)を可能とする“資料”(1.2.02),並びに“資料保全”(6.1.03)
及び“修復”(6.1.04)に用いられた材料に特有の物理特性。

archival quality


47

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.1.13

劣化

材料自体の分解又は環境条件との相互作用による,材料の漸進
的分解及び予想される最終破壊。

deterioration

6.1.14

損傷

外的及び内的作用による“資料”(1.2.02)の物理的条件の有害な

変化。

damage

6.1.15

破損

機能単位が要求機能を果たす能力の終えん(焉)

。 failure

6.1.16

欠陥

“破損”(6.1.15)の起因になりかねない偶発的条件。 fault

6.1.17

生物劣化

生物体に起因する“劣化”(6.1.13)。 biodeterioration

6.1.18

物理的損傷

材料に対して,内的又は外的に加えられた力の相互作用に起因
する“損傷”(6.1.14)で,材料の形状又は特性に変化をもたらす

もの。

mechanical

damage

6.1.19

化学的損傷

材料自身の不安定性又は外的影響によってもたらされる,構成

物質の化学変化による“損傷”(6.1.14)。

chemical damage

6.1.20

疲労破損

長 期 間 に わ た る 繰 返 し 応 力 の 結 果 起 こ る 材 料 の “ 破 損 ” 
(6.1.15)。

fatigue failure

6.1.21

保存寿命

“利用”(6.1.25)に不適なほどに,材料が“劣化”(6.1.13)する

までの時間。

shelf life (3)

6.1.22

経年変化

時間の経過による“劣化”(6.1.13)。 aging

6.1.23

加速劣化

“劣化”(6.1.13)を発生するような高レベルの環境条件にさらす
ことによって,材料の“経年変化”効果を推定する試験方法。

accelerated aging

6.1.24

取扱い

“資料”(1.2.02)の“保存”(6.1.01)及び“利用”(6.1.25)に必要
とされる物理作用。

handling

6.1.25

利用

“資料”(1.2.02)の参照。

備考  個人的参照及び団体参照,すなわち展示を含む。

use

6.1.26

絶対湿度

単位体積の空気中の水蒸気量。 absolute

humidity

6.1.27

相対湿度

ある温度において,ある体積の空気中に最大保持できる水蒸気
量に対する実際の水蒸気量の比率を,パーセントで示したも

の。

relative humidity

6.1.28

湿度計

“相対湿度”(6.1.27)の測定器。 hygrometer

6.1.29

自記温湿度 
  計

温度及び“相対湿度”(6.1.27)を連続的に記録する装置。 thermo-hygrograph

6.1.30

防災計画

自然災害及び人為的災害を防止し,その影響を減じ,復旧を容
易にするための手続きを,組織化したもの。

disaster control

plan

6.2

保存に適した材料の性質

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.2.01

永久保存性

通常の“保管(2)”(6.1.08)及び“利用”(6.1.25)の条件で,長
期間の化学変化に抗し,少なくとも数百年間顕著な“劣化”
(6.1.13)を被ることなく保たれるような材料の能力。

permanence

6.2.02

耐久性

長期間にわたる摩耗に耐える材料の能力。 durability

6.2.03

吸収性

接触する液体を,吸収し保持する材料特性。 absorbency

6.2.04

ぬれ特性

液体を受け入れる“データ媒体”(1.1.4.02)の表面特性。 receptivity

6.2.05

透過性

材料の,ある表面からほかの表面へ,気体又は液体の透過を許
す材料特性。

permeability

6.2.06

空げき(隙) 
  率

空げき(隙)をもつ材料の特性。通常,全体積中に占める空げ
きの体積比で表現される。

porosity

6.2.07

色堅ろう 
  (牢)性

“顔料”(6.5.21)又は“染料”(6.5.23)が,当初の色調を保つ特
性。

colour fastness


48

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.2.08

アルカリ量

“経年変化”(6.1.22)又は環境汚染によって生成される酸を中和
するため,

“紙”(6.5.01)に加える化合物の量。特定の試験条件

で決定される。

alkali reserve

6.2.09

接合強度

特定の試験条件で測定される接着の尺度。

備考  接合強度は,通常,接着された二つの材料を切り離

すのに必要な単位面積当たりの荷重で表現される。

bond strength

6.2.10

破裂強さ

材料の表面に,直角に加えられた均一に分散した圧力に,材料
が耐える尺度。特定の試験条件で測定される。

bursting strength

6.2.11

引張強さ

材料が破れるまでに,引張りに耐える能力の尺度。特定の試験
条件で測定される。

tensile strength

6.2.12

しわ性

“き裂”(6.6.10)を起こすことなく,シート状の材料を折ること
ができる特性。

creasibility

6.2.13

耐折強さ

特定の試験条件で測定される,材料が折り曲げに耐える尺度。 folding

endurance

6.2.14

弾性

引張りを加えた後,材料が,

“損傷”(6.1.14)を受けることなく

以前の形状に戻る能力。

elasticity

6.2.15

可とう(撓) 
  性

折り曲げを加えた後,材料が,“損傷”(6.1.14)を受けることな

く以前の形状に戻る能力。

flexibility

6.2.16

可塑性

材料が,

“損傷”(6.1.14)を受けることなく新しい形になる能力。

 plasticity

6.2.17

曲げ剛性

“接着剤”(6.5.27)の“可とう(撓)性”  (6.2.15)の尺度。 flexural

strength

6.2.18

展性

材料が,

“損傷”(6.1.14)を受けることなく引き延ばされる能力。

 extensibility

6.2.19

剛性

材料又は構造が,機械的な力にさらされたときに,“損傷” 
(6.1.14)を受けることなく,その形状をとどめる能力。

rigidity

6.2.20

ぜい(脆)性  剛性材料が,機械的な力にさらされたときに,突然“破損”

(6.1.15)する特性。

brittleness

6.2.21

消去可能性

“記録情報”(1.1.3.10)を消し去り,再利用を可能にすることの
できる“担体(1)”(6.1.06)の特性。

erasability

6.2.22

引裂強さ

材料が引裂きに耐える能力で,特定の試験条件で測定される。 tear

resistance

6.2.23

寸法安定性

処理,環境,

“経年変化”(6.1.22)及び“利用”(6.1.25)の影響を

受けても,材料が,寸法及び形状を保つ能力。

dimensional

stability

6.2.24

湿潤強さ

水を満たされたとき,破断又は分裂に耐える材料の能力。特定

の試験条件で測定される。

wet strength

6.2.25

耐水性

水の作用又は浸せきを完全に阻まないまでも,それに抗する,
材料の能力。

water resistance

6.2.26

耐火性

材料及び構造が,が(瓦)解,火炎貫通又は非露出表面の過度
の温度上昇に耐える能力の尺度。特定の試験条件で測定され

る。

fire resistance

6.2.27

不燃性

材料が空気存在下で熱せられたとき燃焼に耐える能力で,特定

の試験条件で測定される。

non-

combustibility

6.2.28

非引火性

特定の試験条件での燃焼の場合に,材料が発炎に耐える能力。 non-flammability

6.2.29 pH

水溶液中で酸及びアルカリ濃度を示す尺度。

備考 pH 値は,7.0 を中性とし,0∼14 の対数値で表され

る。7 より高い数値はアルカリ性を,7 より低い数値

は酸性を示す。

pH value

6.2.30

にじ(虹)の色相のどれか,及びこれらの色相を白黒と混ぜて

できる明暗。

colour

6.2.31

平滑度

材料の表面の起伏の度合いの尺度で,特定の試験条件で測定さ

れる。

smoothness

6.2.32

白色度

材料の表面が光を反射する能力の尺度。 whiteness

6.2.33

不透明度

材料によって反射された光の量と吸収された光の量との比。 opacity


49

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.2.34

半透明性

透明になることなく,光を透過させる材料表面の能力。 translucence

6.2.35

透明性

固体物質又は空げき(隙)を通して,明確な画像を見ることを
可能にする材料の能力。

transparence

6.3

資料の製作及び保存のプロセス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.3.01

塗工

材料表面にほかの液体材料を単層又は複層に塗布するプロセ

ス。

coating

6.3.02

サイジング

“紙”(6.5.01)若しくは“板紙”(6.5.02)の表面,又は製紙材料
に材料を添加するプロセス。

備考  サイジングは,通常,インクなどの液体の浸せき若

しくは拡散を防いだり,又は表面の強度を上げるた
めに行われる。

sizing

6.3.03

紙の仕上げ

機械的方法によって“紙”(6.5.01)又は“板紙”  (6.5.02)に施さ
れた表面特性。

finish

6.3.04

縦方向

“紙”(6.5.01)又は“板紙”(6.5.02)の地の目の方向で,抄紙機
で紙匹(しひつ)が移動する方向と平行のもの。

machine direction

6.3.05

横方向

“紙”(6.5.01)又は“板紙”(6.5.02)の地の目の方向で,

“縦方向”

(6.3.04)と垂直のもの。

cross direction

6.3.06

漂白

“紙”(6.5.01)の白色度を向上させるための,化学物質によるパ
ルプの処理。

bleaching(1)

6.4

資料を損傷する原因

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.4.01

微生物

通常,肉眼では確認できない小さな寸法の生物。 micro-organism

6.4.02

菌類

有機物を栄養とする,葉緑素をもたない隠花植物。 fungus

6.4.03

チャタデム 
  シ

植物性材料上の“菌類”(6.4.02)を食物とする,こう(噛)虫目
の昆虫。

book louse

6.4.04

しみ

“資料”(1.2.02)を侵食する,各種の幼虫。 bookworm

6.5

資料の仕上げ又は補修に用いる材料

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.5.01

懸濁液中のパルプを乾燥して微細網目上に形成される,セルロ
ース繊維からなる,密着したシート又は紙匹(しひつ)

備考  “紙”という用語は,紙及び板紙の両者に対して使

うことができる。通常,ひょう量 0.225 g/m

2

未満を

“紙”

,それ以上を“板紙”とみなしている。

paper

6.5.02

板紙

“破裂強さ”(6.2.10)の高い“紙”(6.5.01)。

備考  6.5.01 の備考に同じ。

board(1)

6.5.03

損紙

製造過程で捨てられる“紙”(6.5.01)。 broke

6.5.04

砕木パルプ 
  紙

木材から機械的方法で得た,パルプから作られる紙。

備考  砕木パルプ紙は,歴史的にはリジン含有量が多いた

め“劣化”(6.1.13)しやすかった。

ground wood paper

6.5.05

上質紙

木材から化学的に得た,又はそのほかの植物から得たセルロー

ス繊維だけで作られた“紙”(6.5.01)。

woodfree paper

6.5.06

無酸紙

中性又はアルカリ性の pH“値”(6.2.29)をもつ“紙”(6.5.01)。 acid-free

paper


50

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.5.07

保存用紙

“図書館”(3.1.04),

“文書館”(3.1.02),その他保護された環境

下で,長期の“保管(2)”(6.1.08)  の間,

“利用”(6.1.25)に影響

するような特性変化のない,又は極めて少ない“紙”(6.5.01)。

permanent paper

6.5.08

リクレーム 
  紙

紙製品の製造過程で発生する廃棄物起源の繊維,又は“損紙” 
(6.5.03)を混入した“紙”(6.5.01)。

reclaimed paper

6.5.09

再生紙

使用後回収した“紙”(6.5.01)からの繊維を混入した“紙”

。 recycled

paper

6.5.10

耐久紙

特定の試験条件で測定される“耐久性”(6.2.02)への要求を満た

す“紙”(6.5.01)。

durable paper

6.5.11

新聞巻取紙

“砕木パルプ紙”(6.5.04)に,

“てん(填)料”(6.5.33)を全く又

はほとんど加えずに作った“紙”(6.5.01)。

newsprint

6.5.12

アート紙(1)

高級な描画“紙”

art paper (1)

6.5.13

アート紙(2)

謄写“印刷”のための,木砕パルプを含まない“塗工紙”(6.5.18)。

  art paper (2)

6.5.14

イミテーシ 
  ョンアー 
  ト紙

“アート紙(2)”(6.5.13)の性質をもたせるため“てん(填)料”
(6.5.33)を極端に高配合し,カレンダ仕上げを強化した”紙” 
(6.5.01)。

imitation art paper

6.5.15 

インディア 
  ペーパー

“本”(2.4.01)の体積を少なく印刷するための,薄く,高密度,
かつ,不透明で,耐久性の高い印刷用紙。

India paper

6.5.16

地図用紙

高い強さ特性,特に“引張強さ”(6.2.11),

“耐折強さ”(6.2.13),

及び耐摩耗性,並びに高い“寸法安定性”(6.2.23)を備えた,高

度にサイズした“紙”(6.5.01)。

plan paper, 
map paper

6.5.17

証券用紙

偽造防止のための識別用の特徴をもたせた“紙”(6.5.01)。

例  銀行券を印刷するのに用いる紙。

security paper

6.5.18

塗工紙

“紙の仕上げ”(6.3.03)を改善するため,クレーその他の材料を
塗工した“紙”(6.5.01)。

coated paper

6.5.19

カレンダ処 
  理紙

ローラを通過させることによって,表面を平滑にした“紙” 
(6.5.01)。

calendered paper

6.5.20

無サイズ紙

“サイズ剤”(6.5.30)を加えていない“紙”(6.5.01)。

例  吸取紙,“修復薄葉紙”(6.5.40)。

unsized paper

6.5.21

顔料

“担体(1)”(6.1.06)に“色”(6.2.30)をもたせるために用いる,
通常,微細な非溶解性粒子からなる物質。

pigment

6.5.22

インク

“顔料”(6.5.21),

“染料”(6.5.23),又はそれらの混合物からな

る線描用液体。

ink

6.5.23

染料

“含浸”(6.7.13)によって,

“データ媒体”(1.1.4.02)又は“担体

(1)”(6.1.06)に,必要な“色”(6.2.30)を与えるための,天然物
質又は合成物質。

dye

6.5.24

絵具

液体又は“顔料”(6.5.21)を含む粉体で,

“データ媒体” (1.1.4.02)

に塗布することによって,保護,装飾そのほかの特性をもつ不

透明な薄膜を形成するもの。

paint

6.5.25

溶剤

自身の化学組成を変えることなく,他の物質を溶解又は希釈す

る特性をもった,通常,液体の物質。

solvent

6.5.26

溶液

固体又は気体が,

“溶剤”(6.5.25)と混合物を作ることによって

液体に変化したもの。

solution

6.5.27

接着剤

化学的作用,機械的作用又はその両者によって,材料を接合す
る物質。

adhesive

6.5.28

にかわ

動物の皮若しくは骨,又は合成改質高分子炭化水素から作る
“接着剤”(6.5.27)。

glue

6.5.29

のり

通常,でん粉と水とから作る柔らかい可塑性の“接着剤”
(6.5.27)。

paste


51

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.5.30

サイズ剤

“紙”(6.5.01)パルプ又は紙の表面に添加し,

“吸収性”(6.2.03)

を減じ,強度を高める物質。

size

6.5.31

硫酸ばんど

〈製紙〉

“サイズ剤”(6.5.30)として用いるロジンと組み合わせ

て使う硫酸アルミ。

備考  紙中の酸性の原因の一つとされる。

alum

6.5.32

緩衝剤

“アルカリ量”(6.2.08)を確保するのに用いる物質。 buffer

6.5.33

てん(填)料  〈製紙〉特定の性質をもたせるために,製品に添加する不活性

物質。

例  紙に加えるカオリン。

filler (1)

6.5.34

充てん(填) 
  剤

〈修復〉

“事物”(1.1.1.02)のささいな“損傷”(6.1.14)を直すの

に用いる“のり”(6.5.29)又は液体。

filler (2)

6.5.35

酢酸セルロ 
  ース

セルロースの酢酸エステル。 cellulose

acetate,

cellulose ester

6.5.36

間紙(かん 
  し)

“ページ”(2.4.22)間で,

“転写”(6.6.21)又は化学薬品の拡散を

防ぐために挿入する“紙”シート。

barrier sheet

6.5.37

羊皮紙

動物の皮を加工して得られた物質。通常,羊又はやぎの皮。 parchment

6.5.38

ベラム

子牛の皮から作られる上質の“羊皮紙”(6.5.37)。

備考  通常,みょうばん仕上げが施されている。

vellum

6.5.39

薄葉紙(うす 
  ようし)

軽量の“無サイズ紙”(6.5.20)。 tissue

6.5.40

修復薄葉紙

“紙”

“資料”の“修復”(6.1.04)の場合,上張りとして使うた

めの“薄葉紙”(6.5.39)。

repair tissue

6.5.41

薄葉和紙

植物繊維からできた“修復薄葉紙”(6.5.40)。

例  くわ(桑)の葉で作った“薄葉紙”(6.5.39)。

Japanese tissue

6.6

資料損傷の種類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.6.01

損耗

“資料”(1.2.02)の“取扱い”(6.1.24)及び“利用”(6.1.25)の場

合に,加えられる機械的力に起因する“損傷”(6.1.14)。

wear and tear

6.6.02

摩耗

ほかの材料との接触によって,材料が擦れ,摩滅することに起
因する“損傷”(6.1.14)。

abration

6.6.03

ブロッキン 
  グ(1)

“リーフ”(2.4.21)の接着。 blocking

6.6.04

保じん(塵) 
  性

ちりを寄せ,保持する表面特性。 dust

retention

6.6.05

ふくれ

材料の部分的な凸面状の変形。トラップされた空気,気体及び
液体によって起きる。

blister

6.6.06

ぜい(脆)化  材料の特性が“可とう(撓)性”(6.2.15)から“ぜい(脆)性”

(6.2.20)に変化すること。

embrittlement

6.6.07

おちょこ

一つ以上の平面のゆがみによって原形を失うこと。 buckling

6.6.08

波打ち

一つの平面で波状に起きる“おちょこ”(6.6.07)。 cockling

6.6.09

カール

シートの一平面で“おちょこ”(6.6.07)がおき,シート自身で丸
まること。

curling

6.6.10

き(亀)裂

“事物”(1.1.1.02)の表面又は内部で,連続性が失われる“損傷”

(6.1.14)。

cracking

6.6.11

ひび割れ

“事物”(1.1.1.02)の全表面に,模様状に広がる“き裂”(6.6.10)。

 crazing

6.6.12

漏えい(洩)  “事物”(1.1.1.02)の表面に,液体内容物が漏れ出すこと。 exudation

6.6.13

色あせ

“色堅ろう性”(6.2.07)を欠く“顔料”(6.5.21)又は“染料”(6.5.23)。

 fugitive

colours


52

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.6.14

クリープ(1)

長期にわたり定常荷重を受けることによって,

“資料”(1.2.02)

が寸法拡大変形すること。

creep (1)

6.6.15

クリープ(2)

“接着剤”(6.5.27)が,当初使用された場所から経年で拡散する
こと。

creep(2)

6.6.16

湿潤伸び

湿気を吸収することによって,“資料”(1.2.02)が寸法拡大変形

すること。

damp stretching

6.6.17

湿潤収縮

湿気を吸収することによって,“資料”(1.2.02)が寸法縮小変形
すること。

shrinking

6.6.18

切り落とし

“資料”  (1.2.02)の一部が切り落とされ,寸法又は“情報(1)”
(1.1.3.08)内容に変化を来すこと。

cropping

6.6.19

折れ込み

製造上の“欠陥”(6.1.16),故意の行為又は“損耗”(6.6.01)の
結果として起きる,

“リーフ”(2.4.21)の角の折り返し。

dog-eared

6.6.20

ブリード

液体との接触によって,

“顔料”(6.5.21)又は“染料”(6.5.23)が

流れ出したり,隣接部に拡散すること。

bleeding

6.6.21

転写

“印刷”(1.2.17)の過程,乾燥前及びその後の拡散において,イ
ンク,その他の“担体(1)”(6.1.06)が,隣接する“リーフ”  (2.4.21)
に移動すること。

off-setting

6.6.22

欠落

“資料”(1.2.02)の一部又は全部がないこと。 loss

6.6.23

欠像

画像“資料”からの“記録情報”(1.1.3.10)の“欠落”(6.6.22)。 lacuna

6.6.24

ホリデー

“接着剤”(6.5.27)に覆われた面のうち,ほかの面と接合してい

ない部分。

holiday

6.6.25

変色

“色”(6.2.30)の濃度又は“質”(1.3.02)の変化。 discolouration

6.6.26

汚点

異物との接触によって起こる“変色”(6.6.25)した部分。 stain

6.6.27

水ぬれ跡

水との接触で起こる“汚点”(6.6.26)。 damp stain

6.6.28

きつね(狐) 

色変色

小褐色点の形態の“紙”(6.5.01)の“変色”(6.6.25)

備考  きつね(狐)色変色は,菌類の活動によって起こる。

foxing

6.6.29 

黄色化

“経年変化”(6.1.22)による“変色”(6.6.25)。徐々に暗色化し
更には茶色化すること。

yellowing

6.6.30

退色(1)

“色”(6.2.30)の強度が失われる“変色”(6.6.25)。 bleaching

(2)

6.6.31

退色(2)

漸進的な“退色(1)”(6.6.30)。 fading

6.6.32

光劣化

光の作用による“劣化”(6.1.13)。 photodegradation

6.6.33

酸劣化

内 部 又 は 外 部 の 化 学 薬 品 の 反 応 に よ っ て 起 こ る “ 劣 化 ” 
(6.1.13)。

acid deterioration

6.6.34

酸の拡散

酸性材料から,それに接触している,より酸性度の低い材料へ

酸が移動すること。

acid migration

6.6.35

酸化

電子交換によって,化合物の性質を変化させるような化学反応

の効果。

備考  この効果は,酸素を吸収することによって起きると

されてきた。

oxidation

6.6.36

はく(剥)離  積層材料の接合損傷,又は“接着剤”(6.5.27)の損傷の結果,積

層材料の層がはがれること。

備考  これには,ラミネーションによって保存処理を受け

た資料の,不注意なはく(剥)離も含まれる。

delamination (1)

6.7

保存手段

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.7.01

クリーニン 
  グ

“資料”(1.2.02)から異物の除去。 cleaning


53

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.7.02

物理的クリ 
  ーニング

機械的方法による,

“資料”表面からのほこり,汚れなどの“ク

リーニング”(6.7.01)。

mechanical

cleaning

6.7.03

乾式クリー 
  ニング

磨き剤による“クリーニング”(6.7.01)。 dry

cleaning

6.7.04

洗浄

水の浸せき,又は水を表面に塗布することによる“クリーニン
グ”(6.7.01)。

washing

6.7.05

酵素

生体外で作用し,特定の生化学反応に触媒作用をする天然有機
物質。

enzyme

6.7.06

酵素クリー 
  ニング

“酵素”(6.7.05)を使った“クリーニング”(6.7.01)。 biological

cleaning

6.7.07

化学クリー 
  ニング

化学物質の浸せき,又は化学物質を表面に塗布することによる
“クリーニング”(6.7.01)。

chemical cleaning

6.7.08

化学漂白

酸化剤又は還元剤を用いた“化学クリーニング”(6.7.07)。 bleaching

(3)

6.7.09

脱酸処理

“事物”(1.1.1.02)の“保存”(6.1.01)のために,アルカリ性物質

を使って材料の“pH 値”(6.2.29)を上げること。

deacidification

6.7.10

水性脱酸

水溶液を用いた“脱酸処理”(6.7.09)。 aqueous

deacidification

6.7.11

非水性脱酸

非水溶液を用いた“脱酸処理”(6.7.09)。

備考  水によって“損傷”(6.1.14)を受ける“事物”(1.1.1.02)

を扱うときに必要である。

non-aqueous

deacidification

6.7.12

再サイジン 
  グ

“サイズ剤”(6.5.30)を用いて,

“事物”(1.1.1.02)の機械強度を

向上させる“修復”技術。

resizing

6.7.13

含浸

材料へ液体を注入し又は吸収させること。 impregnation

6.7.14

駆除

昆虫,小げっ(齧)歯動物,その他の害虫を排除すること。 disinfestation

6.7.15

殺菌

有害な“微生物”(6.4.01)を破壊すること。 disinfection

6.7.16

くん(燻)蒸  真空又は気密容器中で,“資料”(1.2.02)を気体又は蒸気にさら

し,

“駆除”(6.7.14)又は“殺菌”(6.7.15)すること。

fumigation

6.7.17

加湿(1)

温度を一定に保ちながら,相対湿度を上げること。 humidification

(1)

6.7.18

加湿(2)

“加湿(1)”(6.7.17)によって,材料の絶対湿度を上げる“資料
保全”処理。

humidification (2)

6.7.19

除湿

“相対湿度”(6.1.27)を減ずること。 dehumidification

6.7.20

解本

製本された“本”(2.4.01)を,構成部分に分解すること。 pulling

6.7.21

緩和

“資料”(1.2.02)を原状に復帰させるため,又は以後の“資料保
全”(6.1.03)処理をしやすくするために,“資料”をより柔軟に
する“資料保全”処理。

relaxation

6.7.22

平面化

“資料”(1.2.02)から平面ゆがみを取り去ること。 flattening

6.7.23

マウンティ 
  ング

別の“データ媒体”(1.1.4.02)を,

“資料”(1.2.02)に接合する“資

料保全”処理。

備考  マウンティングは,取扱い又は展示目的の保護手段

として用いられることが多い。

mounting

6.7.24

裏打ち

“資料”(1.2.02)を極力原状に保ちながら,裏側に補強層を加え

ること。

backing

6.7.25

エンキャプ 
  シュレー 
  ション

不活性で透明な材料の層間に,材料を密閉すること。 encapsulation

6.7.26

ラミネーシ 
  ョン

“紙”シートの補強及び保護のために,シートの片面又は両面
に,接着によって透明材料を固定すること。

lamination

6.7.27

絹張り補強

絹ガーゼを使う“ラミネーション”(6.7.26)。 silking


54

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.7.28

熱シール

熱及び圧力で接着を行う“ラミネーション”(6.7.26)。 heat-sealing

6.7.29

溶媒ラミネ 
  ーション

化学作用で接着を行う“ラミネーション”(6.7.26)。通常,溶媒
ラミネーションは,酢酸セルロースに対してアセトンを使用す

る。

solvent lamination

6.7.30

デラミネー 
  ション

物理的又は化学的方法によって“ラミネーション”(6.7.26)した

材料を取り去ること。

delamination (2)

6.7.31

ドライマウ 
  ンティン 
  グ

熱及び圧力を使った非液体の“接着剤”(6.5.27)によって接合す

るマウンティング”(6.7.23)。 

dry mounting

6.7.32

エンキャプ 
  シュレー 
  ションマ 
  ウンティ 
  ング

“資料”(1.2.02)の一部又は全部が見えるような穴の空いた上側
の材料と,“データ媒体”(1.1.4.02)とからなる“マウンティン
グ”(6.7.23)。

encapsulation

mounting

6.7.33

インフィリ 
  ング

材料の欠落部分を適切な材料で置き換えること。 infilling

6.7.34

ペーパース 
  プリット 
  法

“紙”(6.5.01)のシートを二つの面に分けること。

備考  ペーパースプリット法は,補強層挿入の前処理とし

て行われる。

paper splitting

6.7.35

す(漉)きば 
  (嵌)め法

真空吸引によってパルプを,

“紙”

“資料”にインフィリングす

ること。

leafcasting

6.7.36

大量修復保 
  存

自動化した“資料保全”処理技術を用い,大量の“資料”  (1.2.02)
を同時に処理すること。

mass conservation

6.7.37

画像処理に 
  よる復元

光学的又は電子的技術によって,退色したり,不完全な“資料”

(1.2.02)中の“情報”内容を再創造すること。

image

enhancement

6.8

製本の部分

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.8.01

製本

“リーフ”(2.4.21)をまとめ,

“表紙”(6.8.13)に接合するプロセ

ス及び技術。

binding (2)

6.8.02

中身

“製本”  (6.8.01)の準備作業として,

“本”単位でまとめられた

“リーフ”(2.4.21)。

book block

6.8.03

折り丁(1)

“製本”  (6.8.01)の目的のための一単位として扱う,折った“リ
ーフ”  (2.4.21)をまとめたもの。

section

6.8.04

折り丁(2)

“本”  (2.4.01)中の“折り丁(1)”(6.8.03)を形成する,印刷され
たシートを折ったもの。

signature

6.8.05

入紙

“テキスト”  (1.1.2.04)とは別に印刷されたシート又は“折り
丁(2)”(6.8.04)で,

“製本”過程で“中身”  (6.8.02)に縫い付け,

又ははり込ませたもの。

insert

6.8.06

まくら(枕)  “製本”  (6.8.01)にゆがみを与えることなく追加物を挿入でき

るように,“中身”  (6.8.02)に縫い付ける布片又は“紙片”
(6.5.01)。

guard, 
hinge (2)

6.8.07

“中身”  (6.8.02)の“と(綴)じ小口”  (6.8.19)をつないだも

の。

back

6.8.08

背ばり

“くるみ表紙” (6.8.14)の“背表紙” (6.8.17)又は“中身” (6.8.02)
の“背”  (6.8.07)に,

“接着剤”(6.5.27)で付けられた材料。

lining

6.8.09

寒冷しゃ 
  (紗)

合本製本の場合,

“背”  (6.8.07)又は“中身”  (6.8.02)に,にか

わ付けされた粗い布で,“くるみ表紙”  製本された“本” 
(2.4.01)の最初の“背ばり”(6.8.08)を形成するもの。

super


55

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.8.10

見返し

合本製本の場合“中身”  (6.8.02)に接合された折った“紙” 
(6.5.01)のシートで,“本”  (2.4.01)が“くるみ表紙”  (6.8.14)
に収められるとき,外側の“ページ”  (2.4.22)は,

“平”  (6.8.15)

の内側に“接着剤”(6.5.27)で固定される。

endpaper

6.8.11

きき紙

“平”  (6.8.15)の内側にのり付けされた方の,

“見返し”(6.8.10)

の半分。

paste-down

6.8.12

見返しの遊 
  び

“本”  (2.4.01)の最初と最後に,“見返し”(6.8.10)と最初・最
後の“折り丁(1)”(6.8.03)との間に挿入する白紙。

fly-leaf

6.8.13

表紙

“利用”(6.1.25)する場合に,

“中身”  (6.8.02)を保護するため,

“中身”の両わき(脇)及び“背”  (6.8.07)に固定する材料。

cover

6.8.14

くるみ表紙

“中身”  (6.8.02)にはり付ける前に,作成される“表紙”(6.8.13)。

 case

6.8.15

平(ひら)

“表紙”  (6.8.13)の一部分として“中身”  (6.8.02)の両脇に固
定される“板紙”  (6.5.02)

board (2)

6.8.16

製本用板紙

“平”  (6.8.15)として使うための剛直堅ろうな“板紙”  (6.5.02)。

 binder's

board

6.8.17

背表紙

“本”  (2.4.01)の“背”  (6.8.07)及びその上にかぶる“表紙” 
(6.8.13)の部分。

spine

6.8.18

前小口

“本”  (2.4.01)の“リーフ”  (2.4.21)の前側。 fore

edge

6.8.19

と(綴)じ小 
  口

“本”  (2.4.01)の“リーフ”  (2.4.21)又は“折り丁(1)”(6.8.03)
の後ろ側。

binding edge

6.8.20

“表紙”  (6.8.13)を開閉する場合に,折り曲がるようにした,
“背表紙”  (6.8.17)と“表紙”の外側接合部。

joint

6.8.21

のど布

“背表紙”  (6.8.17)と“表紙”  (6.8.13)の接合部の内側。 hinge

(1),

inner joint

6.8.22

のど空き

“本”  (2.4.01)の対面する“ページ”  (2.4.22)の内側の余白に
よってできる空間。

gutter

6.9

製本の種類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.9.01

全装製本

“背表紙”(6.8.17)と両側に同じ素材を使う,

“本”(2.4.01)の完

全な“製本”  (6.8.01)。

備考  この素材は,伝統的には皮革である。

full binding

6.9.02

クロス製本

堅い“平”(6.8.15)に布を用いた“全装製本”(6.9.01)。 cloth

binding

6.9.03

半皮製本

“平”(6.8.15)の幅の四分の一まで“背表紙”(6.8.17)が伸び,
“平”の角又は“前小口”(6.8.18)が,ほかの側と異なる素材で
覆われている“製本”(6.8.01)。

備考  “背表紙”などの素材には,伝統的には皮革が使わ

れる。

half binding

6.9.04

七分革製本

“平”(6.8.15)の幅の四分の三まで“背表紙”  (6.8.17)が伸び,
“平”の角又は“前小口”(6.8.18)が,ほかの側と異なる素材で
覆われている“製本”(6.8.01)。

three-quarter

binding

6.9.05

背革製本

“背表紙”(6.8.17)がほかの側と異なる素材で覆われている“製
本”(6.8.01)。

quarter binding

6.9.06

図書館製本

厳しい“利用”(6.1.25)を意図した製本。 library

binding

6.9.07

柔軟製本

“本”(2.4.01)が平面的に開けるように,糸とじ及び表紙付けし

た“製本”(6.8.01)。

flexible binding,
leaf attachment

method

6.9.08

無線とじ

“リーフ”(2.4.21)を“接着剤”(6.5.27)を用いてまとめる“製
本”(6.8.01)。

adhesive binding,
perfect binding


56

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.9.09 

メカニカル 
  バインデ 
  ィング

“リーフ”(2.4.21)をまとめるのに,糸又は“接着剤”(6.5.27)
を使わずに,機械的方法を用いる“製本”(6.8.01)。

mechanical

binding

6.9.10

ら(螺)旋と 
  じ

“リーフ”(2.4.21)と両側の“表紙”(6.8.13)に並べて穴をあけ,
ら旋状のワイヤを通すことによる“メカニカル・バインディン
グ”(6.9.09)。

spiral binding

6.9.11

コーム製本

柔軟な“背表紙”(6.8.17)から伸びる湾曲したつめ(爪)を,

“リ

ーフ”  (2.4.21)及び“表紙”(6.8.13)の間けつ(歇)に差し込む

ことによる“メカニカル・バインディング”(6.9.09)。

comb binding

6.10

製本プロセス

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.10.01

総繰り

“リーフ”(2.4.21)又は“折り丁(1)”(6.8.03)の集まりで,それ

らが正しい順序に並んだもの。

collation

6.10.02

糸とじ

針及び糸を使って“折り丁(1)”(6.8.03)を固定すること。 sewing

6.10.03

オーバーソ 
  ーイング

“リーフ”(2.4.21)又は“折り丁(1)”(6.8.03)を,糸又はテープ
に固定して“中身”(6.8.02)を形成するための“糸とじ”  (6.10.02)

技法で,各“折り丁(1)”の“背”(6.8.07)を糸が取り囲み,

“リ

ーフ”を固定する。

oversewing

6.10.04

鎖とじ

“折り丁(1)”(6.8.03)を糸又はワイヤでつなぐために用いる,
結び目のある糸。

kettle stitch

6.10.05

締めかがり

“リーフ”(2.4.21)又は“折り丁(1)”(6.8.03)を,糸又はワイヤ

でつなぐこと。

stitching

6.10.06

平とじ

“本”(2.4.01)の厚さ方向に,糸又はワイヤが貫通するような“締

めかがり”(6.10.05)。

side stitching

6.10.07

中とじ

金属のステープルが,“本”(2.4.01)の中央の折り目を貫通し,

単一の“折り丁(1)”(6.8.03)を形成するような“締めかがり”
(6.10.05)。

saddle stitching

6.10.08

は(貼)り込 
  み

挿入する“リーフ”(2.4.21)の一端に,

“接着剤”(6.5.27)を細く

塗り,ほかの“リーフ”と接合すること。

tipping-in

6.10.09

くるみ

“中身”(6.8.02)の“見返し”(6.8.10)の外側に,

“接着剤”(6.5.27)

を塗り,

“中身”を“くるみ表紙”(6.8.14)に固着する過程。

casing-in

6.10.10

下ごしらえ

“見返し”(6.8.10)の“はり込み”(6.10.08)を含む,“丸み耳だ

し”(6.10.14)及び“背表紙”(6.8.17)の“背ばり”(6.8.08)。

備考  これは,糸とじの後,くるみ又は表紙の装着前に行

う製本のステップである。

forwarding

6.10.11

のり付け

“糸とじ”(6.10.02)の後,

“中身”(6.8.02)の“背”(6.8.07)に“接

着剤”(6.5.27)を塗るプロセス。

gluing-off

6.10.12

ニッピング

糸の張力によって起きる膨張を減らすために,“糸とじ”
(6.10.02)し,“背”(6.8.07)を“のり付け”(6.10.11)した後,“中
身”(6.8.02)に圧力をかけること。

nipping

6.10.13

あじろ(網 
  代)とじ

“無線とじ”(6.9.08)の場合,“中身”(6.8.02)の“背”(6.8.07)
に溝を切っておくこと。

notching


57

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

6.10.14

丸み耳だし

化粧裁ちの後,

“背ばり”(6.8.08)装着の前に“中身”(6.8.02)を

整形すること。

備考  ラウンディングは,“背表紙”(6.8.17)を凸状に,“前

小口”(6.8.18)を凹状にする。バッキングは,

“折り

丁(2)”(6.8.04)のとじた側を扇形にする。これらによ
って製本後,表紙が開くように“のど布”(6.8.21)を

形成する。ラウンディングとバッキングとを合わせ
て,

“丸み耳だし”という。

rounding and

backing


58

X 0701

:2005

附属書 2(参考)情報及びドキュメンテーションの法的視点

この附属書は,本体に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。この内容には,国内法に

既に定められている定義を含んでいるので,本体から外して附属書とした。

7.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.1.01

公文書

国内法で定められた“記録” (1.1.3.11)  及び“アーカイブズ(1)”
(3.1.01)。

参考  “公記録”(3.3.08)。

public record (2)

7.1.02

非譲渡性, 
非侵害性

法的資格のない何人へも,

“公文書” (7.1.01)  の所有権を移転

できない原則。

inalienability, 
inviolability

7.1.03

非時効性

非譲渡性公共財のゆえに,

“公文書”  (7.1.01)  が無期限に“資

料返還請求”  (4.1.2.34)  の対象にとどめられる原則。

imprescriptibility

7.1.04

証明

“資料”  (1.2.02)  又は“原本”  (2.1.05)  若しくは“コピー(1)”
(2.1.06)  の公的性格を明らかにする行為。

certification (1)

7.1.05

認証

保証制度において,あらかじめ定められた要求に,製品及び
サービスがどの程度,合致しているかを明らかにする宣言。

certification (2)

7.1.06

認証謄本

適格な権威を証する“コピー(1)”  (2.1.06)。 certified

copy

7.1.07

登録簿

法的権威を公式に“データ”(1.1.4.01)に記入した“資料”
(1.2.02)。通常は,“本”(2.4.01)となっている。

register

7.1.08

法律

立法府又は公的権威の決定を,公式に収載した“資料”(1.2.02)。

 act

7.1.09

文化財法(文 
  化財保護 
  法)

国家的文化遺産の一部を形成する私的所有の“資料” (1.2.02),
及びほかの資料の販売輸出を規制する“法律”(7.1.08)。

cultural property

law

7.1.10

公報

法的性格をもつ“情報(2)”  (1.1.3.09)  の公的典拠となる“資
料”  (1.2.02)。

official bulletin

7.1.11

封印

権威を付するため,道具によって押印し,何らかの方法で“資
料”(1.2.02)  に添付するはじめ柔かい材料。

seal (1)

7.1.12

印具

“封印”(7.1.11)  に用いる道具。 seal

(2)

7.1.13

公印

高い公式性をもつ“資料”(1.2.02)に付する“封印”(7.1.11)。 bull

(2)

7.1.14

領収印

権威に適正料金を払ったことを示す印符又はなつ(捺)印。

参考  “証印”(2.2.1.36)。

stamp (2)

7.2

文学,美術及び産業財産

7.2.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.1.01

知的創作物

知的活動の結果,

“独創性”(7.2.1.05)  又は“新規性”(7.2.1.06)

のゆえに,

“著作権”(7.2.2.02)  又は“工業所有権”(7.2.3.1.02)

を取得できる“資料”(1.2.02)  の内容。

intellectual work

7.2.1.02

保護

“知的創作物”(7.2.1.01)  に与えられる“著作者権”(7.2.2.01
又は“工業所有権”(7.2.3.1.02)  の法的保証。

protection

7.2.1.03

公有

“倫理権”(7.2.2.1.01)  の侵害のない限り,自由に使用できる
“知的創作物”(7.2.1.01)  の全体。

public domain


59

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.1.04

従来技術

“特許出願”(7.2.3.3.02)  の“優先日”(7.2.3.3.09)  以前に,

“説

明”(7.2.3.4.02),口述,使用又はほかの方法で,公衆に供され
たすべての内容。

prior art

7.2.1.05

独創性, 
創意の高さ

既存の“知的創作物”  (7.2.1.01)又はその組合せからは直ちに
導くことのできない知的創作物の質。

備考  すべての独創物は,新規である。

originality, 
inventive height

7.2.1.06

新規性

既存の“知的創作物”(7.2.1.01)  から区別される知的創作物の
質。

備考   すべての新規物が,独創ではない。

novelty

7.2.1.07

新規性調査

“発明”(7.2.1.08)  の“新規性”(7.2.1.06)  又は独創性(7.2.1.05)

に影響する“要素”(1.1.1.04)  の探索。

novelty search

7.2.1.08

発明

“事物”(1.1.1.02),道具若しくは物質の組合せ又は生産の過

程に関し,

“特許性”(7.2.1.09)  をもつ“知的創作物”(7.2.1.01)。

参考  自然法則を利用した技術的思想の創作のうち,高度

のもの(特許法第二条)

invention

7.2.1.09

特許性

“ 工 業 知 的 財 産 ” (7.2.3.1.01)  分 野 に あ っ て ,“ 特 許 ”
(7.2.3.1.10)  の法的要件を満たす“知的創作物”(7.2.1.01)  の特
性。

patentability

7.2.1.10

使用許諾

特定の条件のもとで,“知的創作物”(7.2.1.01)  の利用の権利
を承諾する公的手順。

license

7.2.1.11

譲渡

“著作者権”(7.2.2.01),発明者の権利又は“工業所有権”
(7.2.3.1.02)  の個人又は法人への移転。

assignment

7.2.1.12

盗作, 
海賊行為

“知的創作物”(7.2.1.01)の全部又は一部に関し,付随する権
利を侵害した,複製,公演若しくは“コミュニケーション”
(1.1.3.01)  又は“二次資料”(1.2.03)  の作成。

pirated work, 
piracy

7.2.1.13

ひょうせつ 
  (剽窃)

ほかの“著作者”(4.2.1.5.03)の“知的創作物”(7.2.1.01)  の全
部又は一部を借用又は模倣によって,自己の知的創作物とし
て提示する行為。

plagiary

7.2.1.14

公正使用

法律が規定し又は条約が承認する制限に従った,“知的創作
物”(7.2.1.01)  の自由使用。

fair dealing

7.2.2

著作者権

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.2.01

著作者権

“知的創作物”(7.2.1.01)  の“著作者”(4.2.1.5.03)  に与えられ
るすべての権利。

参考  著作者は,著作者人格権並びに著作権を享有する

(著作権法第十七条)

author's rights

7.2.2.02

著作権

“知的創作物”(7.2.1.01)  を利用する独占的権利。

参考  複製権,上演権及び演奏権,公衆送信権等,口述権,

展示権,上映権,頒布権,譲渡権,貸与権,翻訳権
等,

二次的著作物の利用に関する原著作者の権利を

著作権という(著作権法第十七条)

copyright

7.2.2.03

著作権表示

“著作権”(7.2.2.02)  の年及び所有者を示す“出版事項”
(4.2.1.5.10)  の表示。

例  C 記号

copyright notice


60

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.2.04

隣接権

文学的又は美術的制作への貢献者に与えられる“著作者権”
(7.2.2.01)。

参考  実演家,レコード製作者,放送事業者,有線事業者

の権利が“著作隣接権”として,著作権法第八十九
条に規定されている。

neighbouring

rights

7.2.2.05

死後発行権

“著作者”(4.2.1.5.03)  が死亡した場合,未公刊であった“知
的創作物”(7.2.1.01),の所有者の“著作者権”(7.2.2.01)。

right of

posthumous 
publication

7.2.2.06

翻訳権

“知的創作物”(7.2.1.01)  の“翻訳”  (1.1.2.25)  を許諾する著

作者権(7.2.2.01)。

参考  著作者は,その著作物を翻訳する権利を専有する

(著作権法第二十七条)

right of translation

7.2.2.07

翻訳許諾

“知的創作物”(7.2.1.01)  の最初の“出版物”(2.1.11)  の期日
から 7 年後まで,ある“言語”(1.1.2.01)  への“翻訳”(1.1.2.25
がなされてなく,

“翻訳権”所有者から許諾が得られないこと

を証することができるときに,当該言語への翻訳を許可する
非独占的権利。

translation license

7.2.2.08

排他的権利

“知的創作物”(7.2.1.01)  による利益からほかを排する“著作
者権”(7.2.2.01)。

exclusive rights

7.2.2.1

著作権の倫理権

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.2.1.01

倫理権

“著作者権”(7.2.2.01)  のうち,永久的,非譲渡性及び非時効
のもの。

参考  公表権,氏名表示権,及び同一性保持権を著作者人

格権という(著作権法第十七条)

moral right

7.2.2.1.02

氏名表示権, 
氏名尊重権, 
氏名権

著作者が希望するとおりに“知的創作物”(7.2.1.01)  に署名し,
及び引用され上演されるときは,常に氏名を表示される“著

作者”(4.2.1.5.03)  の“倫理権”(7.2.2.1.01)。

参考  著作物の原作品に,又は著作物の公衆への提供若し

くは提示に際し,

その実名若しくは変名を著作者名

として表示し,

又は著作者名を表示しないこととす

る権利(著作権法第十九条)

right to be

identified,

right of respect for

the name,

right of appellation

7.2.2.1.03

き(毀)損拒 
  絶権, 
著作物尊重 
  権, 
同一性保持権

わい曲,又はき(毀)損行為に対し,

“知的創作物”(7.2.1.01)

を保護する“倫理権”(7.2.2.1.01)。

参考  著作物及びその題号の同一性を保持する権利であ

って,著作者の意に反してこれらの変更,切除その
他の改変を受けないもの(著作権法第二十条)

right to object to

derogatory 
treatment

7.2.2.1.04

公表権

“知的創作物”(7.2.1.01)  を発行するか,又はしないかを決め
る“著作者”(4.2.1.5.03)  の“倫理権”(7.2.2.1.01)。

参考  著作物でまだ公表されていないもの(同意を得ない

で公表された著作物を含む。

)を公衆に提供し,又

は提示する権利(著作権法第十八条)

right of disclosure

7.2.2.1.05

修正・引上権  “出版者”(1.3.14)  に正当に補償を支払う条件で,いかなると

きにも“知的創作物”(7.2.1.01)  を廃し,修正し又は配布から
回収する“著作者”(4.2.1.5.03)  の“倫理権”(7.2.2.1.01)。

参考  日本法には,規定されてない。

right of correction

or withdrawal


61

X 0701

:2005

7.2.2.2

著作権の経済権

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.2.2.01

経済権

金銭上の利益のため,“知的創作物”(7.2.1.01)  の利用を独占

的に与えられる“著作者権”(7.2.2.01)。

economic rights

7.2.2.2.02

実演権

“知的創作物”(7.2.1.01)  の上演又は“コミュニケーション”
(1.1.3.01)  に関する決定を行う“著作者権”所有者の“経済権”
(7.2.2.2.01)。

参考1.  著作物を,演劇的に演じ,舞い,演奏し,歌い,

口演し,朗詠し,又はその他の方法によって演じ

る権利(著作権法第二条三)

2.

演奏(歌唱を含む。

)以外の方法によって著作物

を演ずることをいう(著作権法第二条十六)

right of public

performance

7.2.2.2.03

複製権

“知的創作物”(7.2.1.01)  の複製の形式及び可否を決める“著
作者権  ”所有者の“経済権”(7.2.2.2.01)。

参考  印刷,写真,複写,録音,録画その他の方法によっ

て有形的に再製する権利

(著作権法第二条第十五)

right of

reproduction

7.2.2.2.04

翻案権

“知的創作物”(7.2.1.01)  の“二次資料”(1.2.03)  の創作を許
諾する“著作者権”(7.2.2.01)  所有者の“経済権”(7.2.2.2.01)。

参考  著作物を編曲し,若しくは変形し,又は脚色し,映

画化し,その他翻案する権利(著作権法第二十七
条)

right of adaptation

7.2.2.2.05

使用料請求権  “知的創作物”(7.2.1.01)  の利用によって,定期的に払われる

利益の分配を受ける“著作者権”所有者の“経済権”(7.2.2.2.01)。

right to royalties

7.2.3

工業所有権

7.2.3.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.3.1.01

工業知的財産  “発明”(7.2.1.08),“意匠”(7.2.3.1.08),“商標”(7.2.3.1.05),

“サービスマーク”(7.2.3.1.07)  又は“名称”(1.1.2.13)  の所有。

industrial property

7.2.3.1.02

工業所有権

“特許庁”(7.2.3.1.11)  に出願し,許可され,登録される独占

的“工業知的財産”  (7.2.3.1.01)の権利。

industrial property

title

7.2.3.1.03

実用新案

通常,“特許性”(7.2.1.09)  より短かい期間と,より低い保護
条件で,許可される限定的“工業所有権”(7.2.3.1.02)。

参考  産業上利用することができる考案であって,物品の

形状,構造又は組合せに係るもの(実用新案法第三
条)

utility model

patent

7.2.3.1.04

発明者証, 
特許証(特許 
  法)

“発明”(7.2.1.08)  に対して,

“倫理権”  (7.2.2.1.01)  及び発明

者への公正な支払を許可し,全“経済権”(7.2.2.2.01)  を留保
する“工業所有権”(7.2.3.1.02)。

inventor’s

certificate

7.2.3.1.05

商標

企業の製品を区別するのに用いられる“サイン”(1.1.3.02)  又
は“記号”(1.1.2.11)。

参考  文字,図形,記号若しくは立体的形状,若しくはこ

れらの結合,又はこれらと色彩との結合であって,
業として商品を生産し加工し証明し又は譲渡する

者がその商品について使用するもの(商標法第二
条)

trade mark

7.2.3.1.06

登録商標表示  登録“商標”(7.2.3.1.05)  の所有の表示。

例  記号 Ⓡ 又は

TM

  に登録年を伴う。

registered trade

mark notice


62

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.3.1.07

サービスマー 
  ク

企業のサービスを区別するのに用いられる“サイン”(1.1.3.02
又は“記号”(1.1.2.11)。

備考  サービスマークは,通常,商標に含まれる。

service mark

7.2.3.1.08

意匠

“事物”(1.1.1.02)  の全部又は一部の形状又は構成(内部又は
外形)の様相又は“要素”(1.1.1.04)。

参考  物品の形状,模様若しくは色彩又はこれらの結合で

あって,視覚を通じて美観を起こさせるもの(意匠
法第二条)

design

7.2.3.1.09

意匠簿

“意匠”(7.2.3.1.08)  の“記録(2)”(2.2.1.08)。

備考  図,文書,写真,コンピュータ蓄積データ又はその

ほかの記録である。

design document

7.2.3.1.10

特許, 
発明特許, 
独占特許

特定の期間,

“発明”(7.2.1.08),

“実用新案”(7.2.3.1.03)  又は

“意匠”(7.2.3.1.08)  に“保護”  (7.2.1.02)  を与える“工業所
有権”(7.2.3.1.02)。

patent, 
patent of

invention,

exclusion patent

7.2.3.1.11

特許庁

“工業知的財産”(7.2.3.1.01)法の国の行政に当たり,特に,

“工

業所有権”(7.2.3.1.02)  の登録,審査,許可及び発行を司る政
府又は国際官庁。

patent office

7.2.3.2

特許の種類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.3.2.01

原特許

“追加特許”(7.2.3.2.02)  が依存する“特許”  (7.2.3.1.10)。 main

patent

7.2.3.2.02

追加特許 

特許法

  第三一条)

特許の対象である“発明”(7.2.1.08)  の軽微な改善又は修正し

た“特許”  (7.2.3.1.10)  であって,通常,同じ所有者によるも
の。

patent of addition

7.2.3.2.03

改良特許

“発明”(7.2.1.08)  の改良であって,実施前に先行発明の所有

者の許諾を必要とする“特許”(7.2.3.1.10)。

improvement

patent

7.2.3.2.04

内国特許

1 国だけに有効な“特許”(7.2.3.1.10)。 national

patent

7.2.3.2.05

広域特許

共通の特許制度に合意した諸国に有効な“特許”(7.2.3.1.10)。 regional

patent

7.2.3.2.06

簡易特許

簡易な“特許出願”(7.2.3.3.02)  で受理される,短い有効期間
の“特許”(7.2.3.1.10)。

petty patent

7.2.3.3

工業所有権の取得

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.3.3.01

事前公表

“特許出願”(7.2.3.3.02)  の“優先日”(7.2.3.3.09)  に先立つ,
同じ“著作者”(4.2.1.5.03)  による同じ主題の“出版物”(2.1.11)。

prior disclosure

7.2.3.3.02

特許出願

管轄の“特許庁”(7.2.3.1.11)  の“ファイリング”(4.3.1.2.01)  用
に提出された,

“特許”(7.2.3.1.10)  を得るための“特許明細書”

(7.2.3.4.04)  及び記入済み“フォーム”(2.1.08)。

備考  この用語には,法的手続における特許出願の行為も

含む。

patent application

7.2.3.3.03

分割出願

二つ以上の“発明”(7.2.1.08)  にわたるため,幾つかに分けた
“特許出願”  (7.2.3.3.02)。

divisional

application


63

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.3.3.04

優先権

最初,ある国で登録された“工業知的財産”(7.2.3.1.01)の“保
護”(7.2.1.02)  が,ほかのパリ条約の加盟国に行う第二の出願
に対しても同じ優先が与えられる権利。

備考  パリ条約 (1883) 及びその後の改正によって,全主

題に対して,

各加盟国の国民に与えられるのと同じ

保護及び利益が,

ほかの全加盟国にも保証されてい

る。

union priority right

7.2.3.3.05

特許証, 
特許抄本(1)

“ 工 業 所 有 権 ” (7.2.3.1.02)  の 証 拠 と し て ,“ 特 許 庁 ”
(7.2.3.1.11)  が発行する文書。

備考  ほかの文脈では,特定の許可である旨,なつ印され

ているが,一般も閲覧できる,内容を公知するため
の公式文書を意味する,広い用語である。

参考  “特許抄本(2)”(7.2.3.4.03)。

letters patent, 
patent abridgement

(1)

7.2.3.3.06

特許原簿

“特許出願”(7.2.3.3.02)  及び“特許”(7.2.3.1.10)  の“データ”
(1.1.4.01)  並びにその有効性及び財産性の“登録簿”(7.1.07)。

patent register

7.2.3.3.07

特許の再発行  “発明”(7.2.1.08)  の全部又は一部を無効又は実施不能とす

る,作為のない誤びゅう(謬)に対する訂正“請求”を受け

て,再審査に続く 2 回目の“特許”(7.2.3.1.10)  の発行手続。

reissue of a patent

7.2.3.3.08

特許の再審査  先立つ審査で考慮されなかった適切な“資料”(1.2.02)  に基づ

く,登録済“特許”の再審手続。

re-examination of

a patent

7.2.3.3.09

優先日

“特許”(7.2.3.1.10)  の権利の開始日を定める“特許出願”
(7.2.3.3.02)  の最初の登録日。

priority date

7.2.3.4

工業所有権の要素

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.2.3.4.01

請求項

要求又は取得する“保護”(7.2.1.02)  の範囲を規定する“発明”
(7.2.1.08)  の技術特性の記述。

claim

7.2.3.4.02

説明

“ドキュメンテーション”(1.2.01)  目的の,

“発明”(7.2.1.08)

の対象及び“特許明細書”(7.2.3.4.04)  の内容のすべてで,明

りょうな記述。

参考  “記述”(4.2.1.1.01)。

description (2)

7.2.3.4.03

特許抄録, 
特許抄本(2)

“ドキュメンテーション”(1.2.01)  目的の,

“発明”(7.2.1.08)

の対象を示す簡単な“説明”(7.2.3.4.02)。

参考  “特許抄本(1)”(7.2.3.3.05)。

patent abstract, 
patent abridgement

(2)

7.2.3.4.04

特許明細書

“特許”(7.2.3.1.10)  に関する“説明”(7.2.3.4.02)  及び“請求
項”(7.2.3.4.01)。

備考  特許明細書は,通常,図及び抄録を含む。

patent

specification

7.2.3.4.05

前文

“発明”(7.2.1.08)  の分野を述べる“請求項”(7.2.3.4.01)  の最

初の部分。

preamble

7.2.3.4.06

特徴部分

請求し,又は取得する“保護”  (7.2.1.02)  の範囲を述べ,か
つ,必要な“独創性”(7.2.1.05)  及び“新規性”(7.2.1.06)をも

つ ,“ 発 明 ” (7.2.1.08)  の 部分 を 特 に 記 述 す る “ 請 求 項 ” 
(7.2.3.4.01)  の第二の部分。

characterizing

portion

7.2.3.4.07

主請求項

“保護”(7.2.1.02)  の可及的広い範囲を含む第一の“請求項”
(7.2.3.4.01)。

main claim

7.2.3.4.08

独立形式請求 
  項

“主請求項”(7.2.3.4.07)  とは異なり,それには含まれない技

術事項に言及する“請求項”(7.2.3.4.01)。

independent claim

7.2.3.4.09

従属形式請求 
  項

先行の請求項に関係し,その請求項の範囲を限定し,明確に
する“請求項”(7.2.3.4.01)。

dependent claim


64

X 0701

:2005

7.3

プライバシー及び情報アクセス

7.3.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.1.01

被記録者

“個人データ”(7.3.2.01)が記録されている人。 data

subject

7.3.1.02

記録者

“データ”(1.1.4.01)を記録し,利用することが認められた人,

又は機関。

data holder

7.3.1.03

処理者

“データ”(1.1.4.01)を処理することが認められた人。 data

handler

7.3.1.04

第三者

“被記録者”(7.3.1.01),データ使用者以外の人又は機関。 third

party

7.3.1.05

使用者

“データ”(1.1.4.01)を操作することを認められた人又は機関。

 data

user

7.3.1.06

レジスター

データコレクション並びに内容及び目的の記述。

register of data

files

7.3.1.07

告知義務

“使用者”(7.3.1.05)が,

“個人データ”(7.3.2.01)を“保管”し

ていることを知らせる義務。

obligation of

notification

7.3.1.08

データ修正

表現する“情報(2)”(1.1.3.09)を変更するような“データ”
(1.1.4.01)の更新。

modification of

data

7.3.1.09

連携

単一の“被記録者”(7.3.1.01)に関する複数の情報限からの“デ
ータ”(1.1.4.01)の統合。

data linkage

7.3.1.10

データ健全性  合法的に収集し,検証し,蓄積し,及び最新状態に保たれて

いる“データ”(1.1.4.01)の“質”(1.3.02)。

data integrity

7.3.2

データの種類

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.2.01

個人データ

個人として識別された,又は識別が可能な人に関する“デー
タ”(1.1.4.01)。

personal data

7.3.2.02

無制限データ  公共的にアクセスできる,情報源から得た“データ”(1.1.4.01)。

 unrestricted

data

7.3.2.03

匿名化された 
  データ

“被記録者”(7.3.1.01)に対する,直接の参照を取り除いた“個

人データ”(7.3.2.01)。

anonymyzed data

7.3.2.04

取扱注意デー 
  タ

“情報開示”(7.3.3.1.03)又は誤使用によって,有害な効果を生

じる可能性のある“データ”(1.1.4.01)。

sensitive data

7.3.2.05

機密データ

“データ保護”(7.3.3.1.01)の程度に応じ,管理的手段によって

アクセスが制限されている“データ”(1.1.4.01)。

classified data

7.3.2.06

極秘データ

限定された人しかアクセスさせず,限定された使用を前提と
した“データ”(1.1.4.01)。

confidential data

7.3.3

データ保護及び保障

7.3.3.1

一般用語

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.3.1.01

データ保護

“データ”(1.1.4.01)に対して,資格のない“アクセス”(1.1.3.13)
を避けるためにとられる,法的,管理的,技術的及び物理的

方策。

data protection

7.3.3.1.02

データセキュ 
  リティ

“データ健全性”(7.3.1.10)を保証するために施された“デー
タ保護”(7.3.3.1.01)の結果。

data security

7.3.3.1.03

情報開示

“データ”(1.1.4.01)への“アクセス”(1.1.3.13)を,

“第三者”

(7.3.1.04)に提供すること。

disclosure


65

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.3.1.04

処理許可

記録“データ”に特定の作業を行う資格を,

“処理者”(7.3.1.03)

又は“使用者”(7.3.1.05)に与えること。

備考  作業には,データの削除,データの修正,データの

コピー又はデータの開示を含む。

processing permit

7.3.3.1.05

アクセス承認  特定の“機密データ”(7.3.2.05)に対して,アクセスする資格

を与えること。

clearance

7.3.3.1.06

リグレーディ 
  ング

“機密データ”(7.3.2.05)の保護のレベルの変更。 

regrading

7.3.3.1.07

ダウングレー 
  ディング

“機密データ”(7.3.2.05)の保護のレベルを低くする“リグレ
ーディング”(7.3.3.1.06)。

downgrading

7.3.3.1.08

機密解除

“機密データ”(7.3.2.05)に対する“アクセス”(1.1.3.13)の制
限の取り除き。

declassification

7.3.3.1.09

データ保護監 
  視機関

“データ保護”(7.3.3.1.01)の法規制を執行する公機関又は公
人。

data protection

supervisory 
authority

7.3.3.2

データ保障手段

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.3.2.01

信任

“取扱注意データ”(7.3.2.04)を処理する資格の,

“データ保護

監視機関”(7.3.3.1.09)からの付与。

accreditation

7.3.3.2.02

アクセス管理  適切な“アクセス承認”(7.3.3.1.05)をもつ“使用者”(7.3.1.05)

に,

“アクセス”(1.1.3.13)を制限する方策。

access control

7.3.3.2.03

ブロッキング  保持する“データ”(1.1.4.01)の,入力,処理及び転送を防ぐ

方策。

blocking of data,
locking of data

7.3.4

データ保護権

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.4.01

同意

法で定められているものを除き,

“記録者”(7.3.1.02)が,

“個

人データ”(7.3.2.01)を記録する場合に必要な“被記録者”
(7.3.1.01)の許諾。

consent

7.3.4.02

知る権利

法で定められた種類の記録“データ”(1.1.4.01)の存在,それ

に施される操作,それに対して“アクセス”(1.1.3.13)を与え
られた“第三者”(7.3.1.04)に関しての“知らせを受ける権利”
(7.3.4.03)。

right to know 

7.3.4.03

知らせを受け 
  る権利

“被記録者”(7.3.1.01)が,自分に関する“個人データ”(7.3.2.01)
の存在,内容,目的及び利用に関して告知されることができ

る権利。

right to be

informed

7.3.4.04

閲覧権

“被記録者”(7.3.1.01)が,自分に関する“個人データ”(7.3.2.01)

を監視することができる権利。

right to inspect

7.3.4.05

監視権

“データ保護監視機関”(7.3.3.1.09)が,

“データ”(1.1.4.01)を

参照し,管理することができる権利。

right of inspection

7.3.4.06

コンプライア 
  ント権

“個人データ”(7.3.2.01)に関して,

“データ保護”(7.3.3.1.01)

法規の侵害があったとき,法的訴訟をとることができる,

“被

記録者”(7.3.1.01)及び“データ保護監視機関”(7.3.3.1.09)の権
利。

right of compliant

7.3.4.07

訂正権

“被記録者”(7.3.1.01)が,自分に関する“個人データ”(7.3.2.01)
の誤った記載を訂正することができる権利。

right to correction


66

X 0701

:2005

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.4.08

消去権

“データ保護”法規の侵害があったとき,

“データ”(1.1.4.01)

を消去することができる,

“被記録者”(7.3.1.01)及び“データ

保護監視機関”(7.3.3.1.09)の権利。

right to deletion of

data

7.3.4.09

ブロッキング 
  権

規則違反があると思われるとき,

“ブロッキング”(7.3.3.2.03)

をすることができる,

“被記録者”(7.3.1.01)及び“データ保護

監視機関”(7.3.3.1.09)の権利。

right to data

blocking,

right to data

locking

7.3.5

アクセス権

番号

用語

定義

対応英語(参考)

7.3.5.01

アクセス権

ある条件下で,政府機関の“記録 (2)”(2.2.1.08)に含まれる“情
報(1)”(1.1.3.08)を得る権利。

access to

information,

freedom of

information

7.3.5.02

開示日

“記録(2)”(2.2.1.08)又は“アーカイブズ(1)”(3.1.01)が市民に
開示される日付。

備考  データは,通常,“記録 (2)”又は“アーカイブズ

(1)”(3.1.01)  を創作した特定の年からの経過によっ
て決められる。一般に,情報法へのアクセスのない

国々だけに適用される。

access date

7.3.5.03

自由アクセス 
  記録

市民による“アクセス”(1.1.3.13)に制限のない“記録 (2)”
(2.2.1.08)。

open access

records

7.3.5.04

限定アクセス 
  記録

市民による“アクセス”(1.1.3.13)に制限のある“記録 (2)”
(2.2.1.08)。

restricted access

records

7.3.5.05

制限アクセス 
  記録

市民による“アクセス”(1.1.3.13)を認めない“記録 (2)”
(2.2.1.08)。

closed access

records

7.3.5.06

スクリーニン 
  グ

“限定アクセス記録”(7.3.5.04)又は“制限アクセス記録”
(7.3.5.05)の存在を発見するために行う“所蔵資料”(3.1.13)の
調査。

screening

関連規格  JIS X 0001  情報処理用語−基本用語

備考  ISO/IEC 2382-1:1993,Information technology−Vocabulary−Part 1: Fundamental terms か

らの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS X 0004

  情報処理用語(データの構成)

備考  ISO/IEC 2382-4:1999,Information technology−Vocabulary−Part 4: Organization of data

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS Z 6000

  マイクログラフィックス用語

備考  ISO 6196-1:1993,Micrographics−Vocabulary−Part 1: General terms 及び ISO 6196-4:1998,

Micrographics−Vocabulary−Part 4: Materials and packaging からの引用事項は,この規格

の該当事項と同等である。


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X 0701

:2005

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X 0701

2005

67

X 0701

2005

附属書 3(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

JIS X 0701

:2005  情報及びドキュメンテーション−用語

ISO 5127

:2001,Information and documentation−Vocabulary

(Ⅰ) JIS の規定

(Ⅲ)  国際規格の規定

(Ⅳ)  JIS と国際規格との技術的差異
の項目ごとの評価及びその内容

  表示箇所:本体及び附属書 
  表示方法:点線の下線

項目

番号

内容

(Ⅱ)  国際
規格番号

項目

番号

内容

項 目 ご と

の評価

技術的差異の内容

(Ⅴ)  JIS と国際規格との技術的差異の理由
及び今後の対策

適用範囲  情報及びドキュメンテーシ

ョン用語を定義

ISO 5127 Scope

情 報 及 び ド キ ュ メ ン

テ ー シ ョ ン 用 語 を 定

IDT

表記法

各用語を番号,用語,定義
及び対応英語の 4 欄に分け
て記述。

Principles 
and rules 
followed

各用語を番号,用語,
定 義 及 び 対 応 フ ラ ン
ス語の 4 欄に分けて記

述。

MOD/変更

ISO 5127

の対応フラ

ンス語の欄を対応英
語欄に変更。

情報ドキ

ュメンテ
ーション
用語

716 語を収載

1-5 716 語を収載 MOD/削除

他の規格で規定すべ

き 236  語及び国内法
に 規 定 さ れ て い る
124 用語を削除。

附属書 1 
(参考)

資料の保存  236 語を収載

6 Preservation

of

documents

MOD/変更

他の規格で規定すべ
き 236  用語を本体か
ら移動。

技術的差異はない。

附属書 2
(参考)

法的視点 124 用語を収載

7

Legal aspects of 
information and 
documentation

MOD/変更

国内法に規定されて
いる 124 用語を本体

から移動。

技術的差異はない。

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価:MOD


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X 0701

:2005

68

X 0701

2005

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X 0701

2005

備考1.  項目ごとの評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  IDT………………  技術的差異がない。 
    ―  MOD/削除………  国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。

    ―  MOD/変更………  国際規格の規定内容を変更している。

2.

JIS

と国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次のとおりである。

    ―  MOD……………  国際規格を修正している。


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X 0701

:2005