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X 0613

:2015

(1)

目  次

ページ

1

  一般 

1

1.0

  適用範囲  

1

1.1

  構成  

2

1.2

  適合性  

2

1.3

  参照  

3

2

  基本制約及び基本要件  

8

2.1

  第 部  一般  

10

2.2

  第 部  ボリューム構造  

16

2.3

  第 部  ファイルシステム  

38

2.4

  第 部  レコード構造  

50

3

  システム依存要件  

50

3.1

  第 部  一般  

50

3.2

  第 部  ボリューム構造  

51

3.3

  第 部  ファイルシステム  

52

4

  利用者インタフェース要件  

76

4.1

  第 部  ボリューム構造  

76

4.2

  第 部  ファイルシステム  

77

5

  参考情報  

84

5.1

  記述子長  

84

5.2

  処理システム用領域の使用  

84

5.3

  起動記述子(Boot Descriptor  

85

5.4

  未記録セクタの明確化(Clarification of Unrecorded Sectors  

85

6

  関連する規定  

86

6.1

  UDF 実体識別記述子 

86

6.2

  UDF 実体識別子値  

86

6.3

  オペレーティングシステム識別子(OS 識別子)  

86

6.4

  OSTA 圧縮 Unicode の圧縮アルゴリズム  

88

6.5

  CRC 計算  

90

6.6

  方策種別 4 096 のアルゴリズム  

92

6.7

  識別子翻訳アルゴリズム  

93

6.8

  拡張属性チェックサムアルゴリズム(Extended Attribute Checksum Algorithm  

109

6.9

  DVD-ROM に関する要件  

110

6.10

  CD 媒体に関する勧告  

112

6.11

  異なる媒体への記録での共通側面  

115

6.12

  DVD-RDVD-RW 及び DVD-RAM の交換可能性に関する要件  

118


X 0613

:2015  目次

(2)

ページ

6.13

  DVD+R 及び DVD+RW 媒体に関する勧告  

120

6.14

  マウントレイニアフォーマット媒体に関する勧告  

123

6.15

  UDF 媒体フォーマット改正履歴  

123

6.16

  開発者登録フォーム  

126

6.17

  Blu-ray Disc 媒体に関する勧告  

126

6.18

  DVD-R DL LJR(マルチボーダ記録)に関する勧告  

128

6.19

  HD DVD ディスクに関する要件  

129

附属書 JA(参考)商標又は登録商標  

132


X 0613

:2015

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般財団法人光産業技術振興協会(OITDA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,OSTA(Optical Storage Technology Association)による団体規

格 Universal Disk Format Specification Revision 2.50:2003 を基に作成した工業標準原案を具して日本工業規

格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規

格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 X

0613

:2015

ユニバーサルディスクフォーマット(UDF)2.50

Universal Disk Format (UDF) 2.50

一般 

1.0 

適用範囲 

この規格は,JIS X 0607 規格類(JIS X 0607:2001,ISO/IEC 13346-2ISO/IEC 13346-3ISO/IEC 13346-4

及び ISO/IEC 13346-5)の部分集合として,UDF 2.50 を規定する。データ交換を最大限にすること,並び

に JIS X 0607 規格類を実施するためのコスト及び複雑さを最小限にすることを,その主な目的とする。

注記 1  この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応団体規格にはない事項である。

注記 2  この規格では,JIS X 0607 規格類に含まれる JIS X 0607:2001 を第 部,ISO/IEC 13346-2 

第 部,ISO/IEC 13346-3 を第 部,ISO/IEC 13346-4 を第 部,ISO/IEC 13346-5 を第 

と呼ぶ。

注記 3  JIS X 0611 で規定する UDF 2.01,JIS X 0614 で規定する UDF 2.60 も同じ目的をもつ JIS X 

0607

規格類の部分集合であるが,UDF 2.50 は,論理上書きモードの BD-R などはサポートし

ない。

この目的を達成するために,範囲を定義する。範囲は,JIS X 0607 規格類の使用上の規則及び制約を定

義する。ここで定義する範囲を,UDF の適合範囲(UDF Compliant domain)とする。

この規格は,JIS X 0607 規格類の構造 X が与えられたとき,その構造 X の各欄について,指定されたオ

ペレーティングシステム(OS)に関する次の課題を解決する。

a)

その欄を読み出す OS が,その欄中のデータを利用可能である場合,その OS の何に対して,その欄

は対応しなければならないか。

b)

その欄を読み出す OS が,その欄中のデータを制限付きで利用可能である場合,その OS において,

その欄をどのように解釈しなければならないか。

c)

その欄を読み出す OS が,その欄中のデータを利用可能でない場合,その OS において,その欄をど

のように解釈しなければならないか。

d)

その欄を書き込む OS が,その欄中のデータを利用可能である場合,その OS における何を,その欄

へ対応させなければならないか。

e)

その欄を書き込む OS が,その欄中のデータを利用可能でない場合,その OS において,その欄をど

のように解釈しなければならないか。

JIS X 0607

規格類の構造の幾つかに関しては,これらの課題への回答は自明なため,その構造は,ここ

には含めない。

JIS X 0607

規格類を明確にするための補足として,各構造に関する付加情報を提供することがある。

この規格は,JIS X 0607 規格類を実装する作業をより容易にする。

注記 4  この規格では,附属書 JA に示す商標又は登録商標を使用しているが,商標を示す記号

TM


2

X 0613

:2015

は登録商標を示す記号®は表記していない。

1.1 

構成 

この規格は,JIS X 0607 規格類が規定する構造の扱いについての情報を与える。

この規格は,次に示す四つの基本的な箇条から成る。

箇条 2

基本制約及び基本要件:OS に依存しない制約及び要件を定義。

箇条 3

システム依存要件:OS に依存する制約及び要件を定義。

箇条 4

利用者インタフェース要件:利用者インタフェースに関連する制約及び要件を定義。

箇条 6

関連する規定:追加の有用な情報。

注記  箇条 2∼箇条 内の細分箇条の題名(例“2.1  第 部  一般”)に含まれる“第 部”

n = 1∼

5

)の表記は,それぞれ JIS X 0607 規格類の

第 部の規定内容への対応を示す。

この規格は,JIS X 0607 規格類で定義する構造の扱いに関する情報を提供し,次に示す分野を網羅して

いる。

a)

媒体から読み出す場合の構造及び欄の解釈:これを“意味”として示す。

b)

媒体に書き込む場合の構造及び欄の内容:これを“設定値”として示す。特記しない限り,書込みは,

媒体中に新しい構造を作成することだけを意味する。

媒体中に存在する構造の更新に適用する場合は,

その旨を特記する。

各構造の欄がまず示され,次いで前述の分類に関して各欄の記述がある。各欄の記述情報で補足する。

欄に関する意味が明白な場合には,構造の 1 個以上の欄を,記述しない場合がある。

用語遣い:この規格では,“(し)なければならない(shall)”は必須の行為又は要件を示し,“してもよい

(may)

”は任意選択の行為又は要件を示し,

“であることが望ましい(should)

”は推奨するが任意選択で

ある行為又は要件を示す。

欄及び/又は構造に関連する特別な注釈には,

特記事項”を前置きし,一般的な注釈には,“注記”を

前置きして示す。

1.2 

適合性 

この規格に適合するためには,JIS X 0607 規格類の

第 部,第 部,第 部及び第 部への適合性が必

要である。この規格は,JIS X 0607 規格類の

第 部への適合性については規定しない。

ある処理システムがこの規格への適合性を主張するためには,その処理システムは,この規格で規定す

る全ての必須の要件を満たさなければならない。

適合性に関して幾つかの要点を,次に確認する。

a)

複数ボリュームの利用の任意選択性:処理システムは,単一ボリュームだけを利用可能にして,適合

性を主張できる。

b)

複数区画の利用の任意選択性:処理システムは,この規格で定義する単一ボリューム中の特別な複数

区画を利用可能にすることなく,適合性を主張できる。

c)

利用可能な媒体:処理システムは,一つの種別の媒体についての適合性を主張できるし,二つ以上の

種別の媒体の組合せに対しても適合性を主張できる。

d)

複セションを利用可能にする:CD-R の読出しができる処理システムでは,6.10.3 に規定するとおり,

複セションで記録した CD-R の読出しができなければならない。

e)

ファイル名の翻訳:処理システムは,OS の制約に適合するために,ファイル名を翻訳する必要があ

る場合,必ずこの規格で定義するアルゴリズムを使用しなければならない。

f)

拡張属性:全ての適合処理システムでは,媒体中に存在する既存の拡張属性を保存しなければならな


3

X 0613

:2015

い。処理システムは,利用可能な OS に関する拡張属性の作成及び保守をしなければならない。参考

として,例えば,Macintosh の処理システムは,媒体中に存在する OS/2 の拡張属性を保存しなければ

ならない。Macintosh の処理システムは,この規格が規定する全ての Macintosh 拡張属性の作成及び保

守をもしなければならない。

g)

読出しの下位互換性:この規格(UDF 2.50 規定)に適合する処理システムは,UDF 2.50 規定より若い

UDF

版数の規定に従って書き込まれた全ての媒体の読出しができなければならない。

h)

書込みの下位互換性:UDF 2.01 及び UDF 2.50 の構造は,UDF 1.50 及び UDF 1.02 の構造を含む媒体に

書き込んではならない。UDF 1.50 及び UDF 1.02 の構造は,UDF 2.01 及び UDF 2.50 の構造を含む媒体

に書き込んではならない。

これら二つの要件は,

媒体が,

異なる版の UDF 構造を含むことを防止する。

1.3 

参照 

1.3.1 

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

)は適用しない。

JIS X 0221:2007

  国際符号化文字集合(UCS)

注記  JIS X 0221:2007 は,ISO/IEC 10646:2003,Information technology−Universal Multiple-Octet

Coded Character Set (UCS)

に一致している。

JIS X 0606:1998

  情報交換用 CD-ROM のボリューム構造及びファイル構造

注記  JIS X 0606:1998 は,ISO 9660:1988,Information processing−Volume and file structure of

CD-ROM for information interchange

及びその Amendment 1:2013 に一致している。

JIS X 6281:2012

  120 mm 再生専用形光ディスク(CD-ROM)

注記 1

JIS X 6281:2012

は,ISO/IEC 10149:1995,Information technology−Data interchange on

read-only 120 mm optical data disks (CD-ROM)

に一致している。

注記 2

Yellow Book:Compact Disc Read Only Memory System Description

が,JIS X 6281:2006 に対応

している。

JIS X 6282:2012

  情報交換用 120 mm 追記形光ディスク(CD-R)

注記 Orange

Book,

Recordable

Compact Disc System, part-II

が,JIS X 6282:2009 に一致している。

JIS X 6283:2012

  情報交換用 120 mm リライタブル光ディスク(CD-RW)

注記  Orange Book, Recordable Compact Disc System, part-III が,JIS X 6283:2009 に一致している。

IEC 908:1987

,Compact disc digital audio system

注記  IEC 908:1987 は,既に改正されて,IEC 60908:1999 として発行されている。

ISO/IEC 13346-1

-5:1995 及び ISO/IEC 13346-2-4:1999,Information technology−Volume and file

structure of write-once and rewritable media using non-sequential recording for information interchange

Part 1-5

注記 1

ECMA 167 3rd Edition, Volume and file structure of write-once and rewritable media using

non-sequential recording for information interchange

は,

ISO/IEC 13346-1

-5 に一致している。

注記 2

対応日本工業規格:JIS X 0607:2001  非逐次記録を用いる追記形及び書換形の情報交換用

媒体のボリューム及びファイルの構造(全体評価:MOD)

注記 3

この規格において,[ ]でくくられた参照は,JIS X 0607 規格類を[x/a.b.c]の様式で参照し,

ここで,は部番号,a.b.c は細分箇条番号又は図番号とする。

1.3.2 

用語及び定義 


4

X 0613

:2015

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

1.3.2.1

オーディオセション(Audio session)

一つ以上のオーディオトラックを含み,データトラックを含まないセション。

1.3.2.2

オーディオトラック(Audio track)

IEC 908

が規定するオーディオセクタを含むように設計されたトラック。

1.3.2.3

CD-R

(CD-Recordable)

追記形 CD。JIS X 6282 が規定する追記形コンパクトディスク。

1.3.2.4

CD-RW

(CD-Rewritable)

書換形 CD。JIS X 6283 が規定するリライタブルコンパクトディスク。

1.3.2.5

クリーンファイルシステム(Clean File System)

この規格に適合する媒体のファイルシステム。

1.3.2.6

データトラック(Data track)

JIS X 6281

が規定するデータセクタを含む設計がなされたトラック。

1.3.2.7

ダーティファイルシステム(Dirty File System)

クリーンファイルシステムではないファイルシステム。

1.3.2.8

ECC

ブロック長[ECC Block Size (bytes)]

関連する装置及び/又は媒体の規定が定義する値を参照するブロック長。適切な文書,例えば,CD/DVD

クラス媒体のための,

“MMC (Multi-Media Commands)”又は“Mt. Fuji”の規定を参考にすることが望まし

い。

(例えば,ハードディスクのような)外部的にはそのような概念を見せない媒体では,ECC ブロック

長は媒体のセクタ長として解釈しなければならない。さらに,完全に同じではないが,CD-RW のような

固定パケットである媒体には,固定パケットを ECC ブロックと同じであると考え,この規格の ECC ブロ

ックの規定を適用しなければならない。

1.3.2.9

固定パケット(Fixed Packet)

与えられたトラックに含まれるパケット全てが,トラック記述子ブロックに指定された長さをもつ,イ

ンクリメンタル記録方式。CD ドライブに提示される番地は,JIS X 6282 及び JIS X 6283 が規定する,番

地付け方式の方式 2 に従って翻訳される。UDF ファイルシステムである固定パケットの媒体上では,パケ

ットは媒体の全てのトラックで同じ長さでなければならない。各パケットの最初のセクタの論理セクタ番

地は固定パケットごとの論理セクタ数の整数倍でなければならない。固定パケット媒体は ECC ブロックの

規定にも従わなければならない(1.3.2.8 の ECC ブロック長の定義を参照)

1.3.2.10

ICB

(Information Control Block)


5

X 0613

:2015

JIS X 0607

規格類における制御ノード。

1.3.2.11

論理ブロック番地(Logical Block Address)

論理ブロック番号[3/8.8.1]。

特記事項 1  これを,[4/7.1]で規定する論理ブロック番地と混同してはならない。[4/7.1]で規定する論

理ブロック番地は,論理ブロック番号[3/8.8.1]と,区画参照番号[3/8.8]とを含む lb_addr

構造で示され,区画参照番号は,指し示された論理ブロック[3/8.8.1]を含む区画[3/8.7]を

識別する。

特記事項 2  [3/8.8.1]で定義する論理ブロック番号は,指し示す論理ブロック[3/8.8.1]を含む区画

[3/8.7]

の,区画マップ[3/10.7]が示す方法に従って,論理セクタ番号[3/8.1.2]に変換される。

1.3.2.12

媒体ブロック番地(Media Block Address)

記録のための関連規格[1/5.10]で示される,一意のセクタ番地によって定まるセクタ番号[3/8.1.1]。この

規格では,セクタ番号[3/8.1.1]は,論理セクタ番号[3/8.1.2]に等しい。

1.3.2.13

パケット(Packet)

連続する整数個のセクタ[1/5.9]からなる記録可能単位。利用者データセクタから構成される。パケット

ライト動作のオーバヘッドとして記録される追加セクタ[1/5.9]を含むことがあり,記録のための関連規格

[1/5.10]

に従って指し示すことができる。

1.3.2.14

物理番地(Physical Address)

記録のための関連規格[1/5.10]で示される,特有のセクタ番地によって定まるセクタ番号[3/8.1.1]。この

規格では,セクタ番号[3/8.1.1]は,論理セクタ番号[3/8.1.2]に等しい。

1.3.2.15

物理ブロック番地(Physical Block Address)

物理番地。

1.3.2.16

物理セクタ(Physical Sector)

記録のための関連規格[1/5.10]で示されるセクタ[1/5.9]。この規格では,セクタ[1/5.9]は,論理セクタ

[3/8.1.2]

に等しい。

1.3.2.17

ランダムアクセスファイルシステム(Random Access File System)

任意の位置に書込みができる媒体のためのファイルシステム。追記形又は書換形のいずれか。

1.3.2.18

逐次ファイルシステム(Sequential File System)

逐次に書き込まれる媒体(例えば CD-R)のためのファイルシステム。

1.3.2.19

セション(Session)

トラックの列(トラックは 1 個でもよい。

)であって,各トラック番号が連続した昇順を形成しているも

の。例えば CD の場合,ボリューム中のトラックは,JIS X 6282 の規定どおりに,一つ以上のセションに


6

X 0613

:2015

編成しなければならない。

1.3.2.20

トラック(Track)

セクタの列であって,各セクタ番号が連続した昇順を形成しているもの。ボリューム中のセクタは,一

つ以上のトラックに編成されなければならない。一つのセクタが複数のトラックに属してはならない。

特記事項  トラック間に間隙がある場合もある。すなわち,トラックの最後のセクタが,次のトラッ

クの最初のセクタと隣接している必要はない。

1.3.2.21

UDF

(Universal Disk Format)

ユニバーサルディスクフォーマット。

1.3.2.22

利用者データブロック(user data blocks)

パケットのセクタ[1/5.9](この規格では,論理セクタ[3/8.1.2]と同じ。

)に記録された論理ブロック[3/8.8.1]。

ドライブの利用者が意図的に記録したデータが含まれる。記録のための関連規格[1/5.10]に従って番地付

け可能なセクタが存在したときでも,そのセクタがパケット記録のオーバヘッドに使用された論理ブロッ

ク[3/8.8.1]は,特にこれには含まれない。利用者データブロックは,論理ブロック[3/8.8.1]と同様に,論理

ブロック番号[3/8.8.1]で識別される。

1.3.2.23

利用者データセクタ(user data sectors)

ドライブの利用者が意図的に記録したデータを含む,パケットのセクタ[1/5.9]。パケットを記録するオ

ーバヘッドに使用されるセクタ[1/5.9]は,記録のための関連規格[1/5.10]に従って番地付けできても,利用

者データセクタには含まれない。いずれのセクタ[1/5.9]とも同じく,利用者データセクタはセクタ番号

[3/8.1.1]

で識別される。この規格では,セクタ番号[3/8.1.1]は,論理セクタ番号[3/8.1.2]に等しい。

1.3.2.24

可変パケット(Variable Packet)

与えられたトラックにおける各パケットが,ホストが決定した長さをもつインクリメンタル記録方式。

CD

ドライブに提示される番地は,JIS X 6282 及び JIS X 6283 における,方式 1 の番地付けで規定すると

おりとする。

1.3.2.25

仮想番地(Virtual Address)

仮想区画における論理ブロック[3/8.8.1]の論理ブロック番号[3/8.8.1]。このような論理ブロック[3/8.8.1]

は,対応する非仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]の空間を使って記録される。VAT の 番目の Uint32 は,

対応する仮想区画の論理ブロック番号 を記録するために使われる,非仮想区画の論理ブロック番号

[3/8.8.1]

を表す。最初の仮想番地は,0 である。

1.3.2.26

仮想区画(virtual partition)

この規格の 2.2.8 に従って記録される種別 2 の区画マップ[3/10.7.3]によって,論理ボリューム記述子

[3/10.6]

で識別される論理ボリューム[3/8.8]の区画。仮想区画マップには,区画番号が含まれるが,これは,

同一の論理ボリューム記述子[3/10.6]における種別 1 の区画マップ[3/10.7.2]の区画番号[3/10.7.2.4]と同じで

ある。仮想区画の各論理ブロック[3/8.8.1]は,その対応する非仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]の空間を使


7

X 0613

:2015

って記録される。VAT には,その対応する仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]を記録するために使われてい

る,非仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]が列挙される。

1.3.2.27

仮想セクタ(virtual sector)

仮想区画の論理ブロック[3/8.8.1]。このような論理ブロック[3/8.8.1]は,対応する非仮想区画の論理ブロ

ック[3/8.8.1]の空間を使って記録される。仮想セクタを,セクタ[1/5.9]又は論理セクタ[3/8.1.2]と混同しな

いほうがよい。

1.3.2.28

仮想割付け表,VAT(Virtual Allocation Table, VAT)

非仮想区画の空間に記録されるファイル[4/8.8]。対応する仮想区画をもち,そのデータ空間[4/8.8.2]は

2.2.11

に従って構成される。このファイルでは複数の Uint32 の配列リストを備えているが,番目の Uint32

は,対応する仮想区画の論理ブロック番号 を記録するのに使う,非仮想区画の論理ブロック番号[3/8.8.1]

を表す。このファイル[4/8.8]は,論理ボリューム[3/8.8]のファイル集合[4/8.5]におけるディレクトリ[4/8.6]

のファイル識別記述子[4/14.4]で,必ずしも参照されるわけではない。

1.3.2.29

VAT ICB

(Virtual Allocation Table ICB)

VAT

を含むファイルを記述する,ファイルエントリ ICB。

1.3.3 

用語遣い 

1.3.3.1

してもよい(May)

任意選択の行為又は機能を示す。

1.3.3.2

任意選択の(Optional)

実装しても,しなくてもよい機能を示す。実装する場合,その機能は規定どおりに実装しなければなら

ない。

1.3.3.3

(し)なければならない(Shall)

必須であって,この規格に適合していることを主張するために実装しなければならない行為又は機能を

示す。

1.3.3.4

望ましい(Should)

任意選択ではあるが,その実装が強く推奨される行為又は機能を示す。

1.3.3.5

予約(Reserved)

将来の使用のために確保されている。予約欄は,将来の使用のために確保された欄であり,0 に設定し

なければならない。予約値は,将来の使用のために確保された値であり,使用してはならない。

注記 1  JIS X 0607JIS X 0609JIS X 0610JIS X 0611 では予備と訳している。

注記 2  Reserve Volume Descriptor Sequence の訳語は,予備ボリューム記述子列とする(JIS X 0607 

8.4.2.2

を参照。

1.3.4 

略語 


8

X 0613

:2015

この規格で用いる主な略語は,次による。

略語 

意味 

AD

割付け記述子(Allocation Descriptor)

AVDP

開始ボリューム記述子ポインタ(Anchor Volume Descriptor Pointer)

EA

拡張属性(Extended Attribute)

EFE

拡張ファイルエントリ(Extended File Entry)

FE

ファイルエントリ(File Entry)

FID

ファイル識別記述子(File Identifier Descriptor)

FSD

ファイル集合記述子(File Set Descriptor)

ICB

JIS X 0607

規格類における制御ノード(Information Control Block)

IUVD

処理システム用ボリューム記述子(Implementation Use Volume Descriptor)

LV

論理ボリューム(Logical Volume)

LVD

論理ボリューム記述子(Logical Volume Descriptor)

LVID

論理ボリューム保全記述子(Logical Volume Integrity Descriptor)

PD

区画記述子(Partition Descriptor)

PVD

基本ボリューム記述子(Primary Volume Descriptor)

SBD

空間ビットマップ記述子(Space Bitmap Descriptor)

USD

未割付け空間記述子(Unallocated Space Descriptor)

VAT

仮想割付け表(Virtual Allocation Table)

VDS

ボリューム記述子列(Volume Descriptor Sequence)

VRS

ボリューム認識列(Volume Recognition Sequence)

基本制約及び基本要件 

表 は,この規格が定義する基本制約及び基本要件の幾つかを要約している。これらの制約及び要件は,

追加の制約及び要件とともに,この規格の 2.1 以降で詳細に規定する。

表 1−基本制約及び基本要件 

項目 

制約及び要件 

論理セクタ長

特定のボリュームに関する論理セクタ長は,この特定のボリュームの物理セクタ長と同じ

としなければならない。

論理ブロック長

論理ボリュームに関する論理ブロック長は,この特定の論理ボリュームが存在するボリュ
ーム又はボリューム集合の論理セクタ長に設定しなければならない。

ボリューム集合

同一ボリューム集合中の全ての媒体は,同じ物理セクタ長をもたなければならない。書換
形又は上書き可能形の媒体,及び追記形の媒体は,同一ボリューム集合に混在してはなら

ない。

ボリューム空間の最初

の 32 K バイト

ボリューム空間の最初の 32 768 バイトは,JIS X 0607 規格類の構造の記録に使用してはな

らない。この領域は,未割付け空間記述子又は他のいかなる JIS X 0607 規格類の記述子も
参照してはならない。この領域は,元のオペレーティングシステム(OS)での自由使用に

任されている。

ボリューム認識列

JIS X 0607

規格類の

第 部の規定に従ってボリューム認識列を記録しなければならない。

日時表示

全ての日時表示は,現地時で記録しなければならない。時間帯は,時間帯の概念をサポー

トする OS に従って記録しなければならない。

実体識別子

実体識別子は,この規格に従って記録しなければならない。この規格で特記しない限り,

実体識別子は,処理システムを一意に識別する値を含まなければならない。

記述子 CRC CRC は,全ての記述子に関して,利用可能で,計算されなければならない。空間ビットマ

ップ記述子及び割付けエクステント記述子の記述子 CRC 長については,例外規則がある。

ファイル名の長さ

最大 255 バイトとする。


9

X 0613

:2015

表 1−基本制約及び基本要件(続き) 

項目 

制約及び要件 

エクステント長

最大エクステント長は,2

30

−1 を,論理ブロック長の最も近い整数倍の値に端数を切り下

げた値(バイト)でなければならない。仮想区画における最大エクステント長は,論理ブ
ロック長でなければならない。

基本ボリューム記述子  ボリュームごとにただ一つの最新の基本ボリューム記述子を記録しなければならない。こ

の記述子のボリューム順序番号欄が 1 である媒体は,最新の論理ボリューム記述子で定義

された論理ボリュームの一部でなければならない。

開始ボリューム記述子

ポインタ

ボリュームの最大セクタ番号を とするとき,256,N−256,及び の三つの位置のうち,

最低 2 か所に記録しなければならない(2.2.3 参照)

区画記述子

再生専用形,書換形,上書き可能形及び追記形の区画アクセス種別を利用可能としなけれ
ばならない。次に示す一つの例外を除き,ボリュームごとにただ一つの最新の区画記述子

を記録しなければならない。単一ボリュームで構成するボリューム集合において,一つの

区画が再生専用のアクセス種別をもち,他区画が書換形,上書き可能形又は追記形のアク
セス種別をもつ場合だけ,ボリュームは二つの最新の区画記述子とともに,重なり合わな

い二つの区画を含んでもよい。このボリュームの論理ボリュームは,両方の区画の内容で

構成する。

論理ボリューム記述子  ボリューム集合ごとにただ一つの最新のボリューム記述子を記録する。

論理ボリューム識別子欄は,空にしてはならず,論理ボリュームの識別のための識別子を
含むことが望ましい。特に,この規格に適合するボリュームを作成するソフトウェアは,

この欄に固定の値又は無意味な値を設定してはならない。同一であることを意図する複製

ディスクは,この欄が同一の値でもよい。この欄は,ジュークボックス中に複数の媒体が
存在するときの,論理ボリュームの識別のために,特に重要となる。この名前は,一般的

には,利用者に表示されているものである。

基本ボリューム記述子のボリューム順序番号欄が 1 であるボリュームに記録された論理ボ
リューム記述子は,論理ボリュームの全体を示す区画マップの個数欄の値と区画マップ欄

の内容とをもたなければならない。例えば,ボリューム集合が区画を追加することによっ

て拡張された場合は,更新された論理ボリューム記述子が集合の最後のボリュームに書き
込まれ,集合の最初のボリュームにも書き込まれ(又は再度書き込まれ)なければならな

い。

論理ボリューム保全記

述子

記録しなければならない。LVID の論理ボリューム保全列のエクステントは,エクステン

ト長で終了してもよい。

未割付け空間記述子

ボリュームごとに一つだけの最新の未割付け空間記述子を記録する。

ファイル集合記述子

書換形又は上書き可能形の媒体中の論理ボリュームごとに,一つだけのファイル集合記述

子を記録する。追記形の媒体においては,この規格で定義する制約に従って複数のファイ
ル集合記述子を記録してもよい。FSD エクステントは,エクステント長で終了してもよい。

ICB

タグ

方策種別 4 又は方策種別 4 096 だけを記録しなければならない。

ファイル識別記述子

一つのファイル識別記述子の全長は,一つの論理ブロック長を超えてはならない。

ファイルエントリ

一つのファイルエントリの全長は,一つの論理ブロック長を超えてはならない。

割付け記述子

短割付け記述子及び長割付け記述子だけを記録できる。

割付けエクステント記

述子

割付け記述子からなる一つのエクステント長は,一つの論理ブロック長を超えてはならな

い。

未割付け空間エントリ  一つの未割付け空間エントリの全長は,一つの論理ブロック長を超えてはならない。

空間ビットマップ記述

CRC

は必要でない。

区画保全エントリ

記録してはならない。2.3.9 を参照。

ボリューム記述子列エ

クステント

主ボリューム記述子列エクステント及び予備ボリューム記述子列エクステントの両方と

も,最小長 16 個の論理セクタで構成しなければならない。VDS エクステントはエクステ

ント長で終了してもよい。

レコード構造

JIS X 0607

規格類の

第 部で定義するレコード構造ファイルは,作成してはならない。


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X 0613

:2015

2.1 

第 部  一般 

2.1.1 

文字集合 

この規格で定義する構造に関して,UDF で使用する文字集合は,CS0 文字集合である。OSTA CS0 文字

集合は,ここで定義する。

OSTA CS0

は,JIS X 0221 に規定される UCS-2 から#FEFF 及び#FFFE を除いた d 文字から成り,

表 

定義する OSTA 圧縮 Unicode フォーマットで記録される。

注記  表 などに記載されている RBP とは,Relative Byte Position(相対バイト位置)の略である。

表 2OSTA 圧縮 Unicode フォーマット(OSTA Compressed Unicode format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 1

圧縮識別子(Compression ID) Uint8

1 ??

圧縮ビット列(Compressed Bit Stream)

バイト

注記 ??は可変長欄を示す。

圧縮識別子(CompressionID)は,圧縮ビット列(CompressedBitStream)欄の圧縮に使用する圧縮アルゴ

リズムを識別する。

表 に示すアルゴリズムが,現在利用できる。

表 3−圧縮アルゴリズム(Compressed Algorithm 

 

意味 

0

∼7

予約

8

圧縮ビット列(CompressedBitStream)中の 1 文字が,8 ビットであることを示す。

9

∼15

予約

16

圧縮ビット列中の 1 文字が,16 ビットであることを示す。

17

∼253

予約

254 CS0

伸張は,空である一意な状態であることを示す。圧縮アルゴリズム値 8 が圧縮に使われる。

255 CS0

伸張が,空である一意な状態であることを示す。圧縮アルゴリズム値 16 が圧縮に使われる。

圧縮識別子の値が 8 又は 16 のとき,

その値は,

圧縮ビット列欄で定義する d 文字のビット数を規定する。

圧縮識別子が指定するビット数で圧縮ビット列を区切ったときの各ビット列は,OSTA 圧縮 Unicode の d

文字を表す。符号化される文字のビットは,最上位ビットから最下位ビットまで,圧縮ビット列に加えな

ければならない。符号化される文字のビットは,符号化先の着目しているバイトの最上位ビットの位置か

ら圧縮ビット列に加えていかなければならない。

特記事項  この符号化によって,圧縮識別子 16 のアルゴリズムで書き込まれた文字は,ビッグエンデ

ィアンフォーマットで書き込まれる。

Uint16

として解釈される OSTA 圧縮 Unicode の d 文字の値は,Unicode 2.0 の規定に対応する d 文字の値

を定義する。OSTA 圧縮 Unicode については,6.4 に掲げる OSTA 圧縮 Unicode と Unicode 2.0 との間の変換

C

のソースコードの例を参照。

Unicode

のバイト順マーク#FEFF 及び#FFFE は,使用してはならない。254 又は 255 の圧縮識別子は,削

除ビットが 1 に設定されたファイル識別子だけに使わなければならない。254 又は 255 の圧縮識別子をも

つファイル識別子を非圧縮にすると,結果の識別子は空である一意な状態であるとして取り扱わなければ

ならない。

2.1.2 

OSTA CS0 Charspec 

struct charspec{

/* JIS X 0607    1/7.2.1 */


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X 0613

:2015

 Uint8

CharacterSetType;

 byte

CharacterSetInfo[63];

}

文字集合の種別(CharacterSetType)欄は,CS0 符号化文字集合を示す値 0 を指定する。

文字集合情報(CharacterSetInfo)欄は,次に示すバイト値を設定し,欄の残りバイトは 0 に設定する。

#4F, #53, #54, #41, #20, #43, #6F, #6D, #70, #72, #65, #73, #73, #65,

#64, #20, #55, #6E, #69, #63, #6F, #64, #65

このバイト値は,次に示す ASCII 列を表す。

OSTA Compressed Unicode

2.1.3 dstring 

この規格と同様に,JIS X 0607 規格類は,通常は相対バイト位置を 0 から定義している。これに反し,

[1/7.2.12]

では,相対位置が 1 からのものとして,dstring を定義している。これは混乱を招くことがあるの

で,[1/7.2.12]の規定を相対位置が 0 からのものとして変更したものを次に示す。

7.2.12

固定長文字欄

長さ の dstring は,文字[1/7.2]を記録する バイトの欄である。文字の記録に使用するバイト

の数は,バイト nに Uint8[1/7.1.1]で記録する。ここで,は,この欄の長さとする。文字は欄の

先頭バイトから記録し,記録した文字以後からバイト nまでのバイト位置に,すべて#00 を設定

する([1/7.2.12]参照)。”

符号化する d 文字の数が 0 の場合,dstring の長さは 0 としなければならない。

特記事項  長さ 0 の列の場合を除いて,dstring の長さは圧縮識別子(2.1.1)を含む。長さ 0 の列は,

dstring

欄に全て 0 を設定することによって記録されることが望ましい。

2.1.4 

日時表示(Timestamp) 

struct timestamp{

/* JIS X 0607    1/7.3 */

 Uint16

TypeAndTimezone;

 Int16

Year;

 Uint8

Month;

 Uint8

Day;

 Uint8

Hour;

 Uint8

Minute;

 Uint8

Second;

 Uint8

Centiseconds;

 Uint8

HundredsofMicroseconds;

 Uint8

Microseconds;

}

2.1.4.1 

種別及び時間帯(Uint16 TypeAndTimezone) 

次の記載において,種別(Type)は,この欄の最上位 4 ビットを示し,時間帯(TimeZone)欄は,この

欄の最下位 12 ビットを示し,その値は 2 の補数形式の符号付き 12 ビット数と解釈する。

a)

種別(Type

1)

意味:この構造の時刻は,現地時として解釈しなければならない。OSTA UDF 適合媒体では,種別

は 1 でなければならない。


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X 0613

:2015

2)

設定値:種別は,現地時を示す 1 を設定しなければならない。

b)

時間帯(TimeZone

1)

意味:時間帯欄はこの欄を最後に更新したときの現地の時間帯を指定していると解釈しなければな

らない。この欄が値(−2 047)の場合には,時間帯を指定していない。

2)

設定値:時間帯の概念が利用可能な OS は,協定世界時からの時間帯の差(1 分ごと)を時間帯欄に

指定しなければならない。それ以外は,時間帯欄には,値(−2 047)を設定しなければならない。

特記事項 1  協定世界時より西の時間帯は,負の時間差をもつ。例えば,米国東部標準時は−300 分

であり,米国東部夏時間は−240 分である。

特記事項 2  時間帯を利用可能としているシステム上の実装は,時間帯が指定されていない場合は協

定世界時と解釈することが望ましい。また,必須ではないが,この解釈では時間帯を利

用可能としていないシステムで作成されたファイルが,読出しシステムの現地時間帯と

関係なく,常に同じ日時表示で表示されるという利点をもつ。

2.1.5 

実体識別子(Entity Identifier) 

struct EntityID {

/* JIS X 0607    1/7.4 */

 Uint8

Flags;

 char

Identifier[23];

 char

IdentifierSuffix[8];

}

特記事項 UDF は EntityID を JIS X 0607 で regid と呼ばれている構造体に使用している。

UDF

は,実体識別子を次に示す四つの種別に分類する。各種別は識別子添字欄用の添字種別をもつ。四

つの種別を次に示す。

a)

範囲識別子添字をもつ範囲実体識別子(Domain Entity Identifiers with a Domain Identifier Suffix

b) UDF

識別子添字をもつ UDF 実体識別子(UDF Entity Identifiers with a UDF Identifier Suffix

c)

処理システム識別子添字をもつ処理システム実体識別子(Implementation  Entity Identifiers with an 

Implementation Identifier Suffix

d)

アプリケーション識別子添字をもつアプリケーション実体識別子(Application Entity Identifiers with an 

Application Identifier Suffix

これらの異なる種別に基づいて実体識別子のフォーマット及び使用方法を以下に示す。

全ての UDF 記述

子欄は一つの EntityID を含み,Identifier 欄の値及び IdentifierSuffix 欄の添字種別は 2.1.5.2 

表 4  実体識別

子によって定義される。IdentifierSuffix 欄の各添字種別の解釈は 2.1.5.3 で定義される。

2.1.5.1 

フラグ(Uint8 Flags) 

a)

意味:自明。

b)

設定値:0 を設定しなければならない。

2.1.5.2 

識別子(char Identifier[23]) 

この規格では,特記しない限り,この欄には,処理システムを一意に識別する識別子を設定しなければ

ならない。この方法は,異なる処理システム間で交換する媒体中に記録した構造が,どの処理システムに

よるものかの識別を可能にする。

処理システムが,他の処理システムで書き込んだ媒体中に存在する構造を更新する場合,現状の処理シ

ステムは,現状の処理システムを一意に識別する値を識別子欄に設定しなければならない。

表 は,JIS X 0607 規格類及びこの規格で定義する実体識別子欄を要約したものであり,設定しなけれ


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X 0613

:2015

ばならない値を示す。

表 4−実体識別子(Entity Identifiers 

記述子(Descriptor 

欄(Field 

識別子値(ID Value 

添字種別(Suffix Type 

基本ボリューム記述子

処理システム識別子

*Developer ID

処理システム識別子添字

基本ボリューム記述子

アプリケーション識別子 “*Application ID

アプリケーション識別子添字

処理システム用ボリューム

記述子

処理システム識別子

“*UDF LV Info” UDF 識別子添字

処理システム用ボリューム
記述子

処理システム識別子 
(処理システム用欄内)

*Developer ID

処理システム識別子添字

区画記述子

処理システム識別子

*Developer ID

処理システム識別子添字

区画記述子

区画内容

“+NSR03

アプリケーション識別子添字

論理ボリューム記述子

処理システム識別子

*Developer ID

処理システム識別子添字

論理ボリューム記述子

範囲識別子

“*OSTA UDF Compliant”

範囲識別子添字

ファイル集合記述子

範囲識別子

“*OSTA UDF Compliant”

範囲識別子添字

ファイル識別記述子

処理システム用

*Developer ID

処理システム識別子添字

(任意選択)

ファイルエントリ

処理システム識別子

*Developer ID

処理システム識別子添字

装置仕様拡張属性

処理システム用

*Developer ID

処理システム識別子添字

UDF

処理システム用拡張属

処理システム識別子

3.3.4.5

参照 UDF 識別子添字

非 UDF 処理システム用拡

張属性

処理システム識別子

*Developer ID

処理システム識別子添字

UDF

アプリケーション用拡

張属性

アプリケーション識別子

3.3.4.6

参照 UDF 識別子添字

非 UDF アプリケーション

用拡張属性

アプリケーション識別子 “*Application ID

アプリケーション識別子添字

UDF

一意 ID マッピングデ

ータ

処理システム識別子

*Developer ID

処理システム識別子添字

パワーこう(較)正表スト
リーム

処理システム識別子

*Developer ID

処理システム識別子添字

論理ボリューム保全記述子

処理システム識別子 
(処理システム用欄内)

*Developer ID

処理システム識別子添字

区画保全エントリ

処理システム識別子 N/A,2.3.9 参照 N/A

仮想区画マップ

区画種別識別子

“*UDF Virtual Partition”

UDF

識別子添字

仮想割付け表

処理システム用

*Developer ID

処理システム識別子添字 
(任意選択)

予備区画マップ

区画種別識別子

“*UDF Sparable Partition” UDF 識別子添字

予備表

予備識別子

“*UDF Sparing Table” UDF 識別子添字

メタデータ区画マップ

区画種別識別子

“*UDF Metadata Partition” UDF 識別子添字

注記 N/A は,“規定しない”ことを示す。

特記事項 1  表 の識別子値欄の値は,バイトの列として解釈し,CS0 で規定する dstring としては解

釈しない。UDF で容易に使用するために,この欄で使用する値は,ASCII 文字列で指定

する。UDF で定義する実体識別子で使用するバイト列は,6.2 で規定する。

特記事項 2  表 の識別子値欄の“*Application ID”は,書込みを行ったアプリケーションを一意に識

別する識別子を示す。

表 の識別子値欄の“*Developer ID”は,現状の処理システムを一意に識別する実体識別子を示す。指


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X 0613

:2015

定した値は,新しい記述子を作成するときに使用することが望ましい。規定した値は,指定した実体識別

子欄の有効範囲内で何かを更新する場合には,存在する記述子にも使用することが望ましい。

特記事項 3  “*Developer ID”のために選択された値は,処理システムに関する社名及び製品名を識

別できるだけの情報を含むことが望ましい。例えば,DataOne という UDF 製品をもつ

XYZ

という会社は,Developer ID として“*XYZ DataOne”を選択してもよい。Developer

ID

の添字においても,DataOne 製品の現在の版数を記録することを選択してもよい。こ

の情報は,異なる会社の複数の製品が媒体に記録していた場合,どの処理システムが媒

体の一部に不適切な構造を書き込んだのかを決定するとき,非常に助けになる。

表 の添字種別欄は,相当する実体識別子で使用する添字のフォーマットを定義する。これらの異なる

添字種別は,以降で定義する。

特記事項 4  この規格で定義する全ての識別子(6.1)は,UDF 識別子として OSTA によって登録され

ていなければならない。

2.1.5.3 

識別子添字(char IdentifierSuffix[8]) 

識別子添字(IdentifierSuffix)欄のフォーマットは,識別子の種別に依存する。

この規格で規定する OSTA 範囲実体識別子(6.1)に関しては,識別子添字欄は,

表 に示す構成でなけ

ればならない。

表 5−範囲識別子添字欄フォーマット(Domain Identifier Suffix field format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

UDF

版数(UDF Revision) Uint16(= #0250)

2 1

範囲フラグ(Domain Flags) Uint8

3 5

予約(Reserved)

バイト(= #00)

UDF

版数(UDFRevision)欄は,この規格の対応団体規格の規定の版数 2.50 を示す値#0250 を設定する。

この欄は,この規格の対応団体規格の規定の改正版に加えられた変更を,処理システムが検出することを

可能にする。OSTA 範囲識別子は,論理ボリューム記述子及びファイル集合記述子だけに使用する。範囲

フラグ(Domain Flags)欄は,

表 に示すビットフラグを定義する。

表 6−範囲フラグ(Domain Flags 

Bit 

意味 

0

ハード書込み保護(Hard Write-Protect)

1

ソフト書込み保護(Soft Write-Protect)

2

∼7

予約(Reserved)

ソフト書込み保護(SoftWriteProtect)フラグは,利用者が設定可能なフラグであり,このフラグが存在

する記述子の有効範囲で,

ボリューム構造又はファイルシステム構造が書込み保護されていることを示す。

ソフト書込み保護フラグの値が 1 の場合,利用者の書込み保護を示さなければならない。このフラグは,

利用者が設定及び解除してもよい。ハード書込み保護(HardWriteProtect)フラグは,処理システムが設定

可能なフラグであり,このフラグが存在する記述子の有効範囲で永久的な書込み保護を示さなければなら

ない。ハード書込み保護フラグの値が 1 の場合,永久的な書込み保護を示さなければならない。このフラ

グは,一度設定した場合解除してはならない。ハード書込み保護フラグは,ソフト書込み保護フラグに優

先する。


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X 0613

:2015

書込み保護フラグは,論理ボリューム記述子及びファイル集合記述子の中に現れる。それらは次のとお

りに解釈しなければならない。

is_fileset_write_protected = LVD.HardWriteProtect || LVD.SoftWriteProtect ||

FSD.HardWriteProtect || FSD.SoftWriteProtect

is_fileset_hard_protected = LVD.HardWriteProtect || FSD.HardWriteProtect

is_fileset_soft_protected = (LVD.SoftWriteProtect || FSD.SoftWriteProtect) &&

 !

is_fileset_hard_protected

is_vol_write_protected = LVD.HardWriteProtect || LVD.SoftWriteProtect

is_vol_hard_protected = LVD.HardWriteProtect

is_vol_soft_protected = LVD.SoftWriteProtect && !LVD.HardWriteProtect

UDF

で定義する実体識別子(6.1)に対しては,識別子添字欄は,

表 に示す構成でなければならない。

表 7UDF 識別子添字(UDF Identifier Suffix 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

UDF

版数(UDF Revision) Uint16(= #0250)

2 1

オペレーティングシステムクラス(OS Class) Uint8

3 1

オペレーティングシステム識別子(OS Identifier)

Uint8

4 4

予約(Reserved)

バイト(= #00)

オペレーティングシステムクラス(OS Class)及びオペレーティングシステム識別子(OS Identifier)欄

の内容は,6.3 に規定する。

UDF

で定義しない実体識別子に対しては,識別子添字欄は,

表 に示す構成でなければならない。

表 8−処理システム識別子添字(Implementation Identifier Suffix 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 1

オペレーティングシステムクラス(OS Class) Uint8

1 1

オペレーティングシステム識別子(OS Identifier)

Uint8

2 6

処理システム用領域(Implementation Use Area)

バイト

注記 OS クラス欄及び OS 識別子欄の,意図した使用及び重要性を理解することが重要になる。これ

らの欄の主な目的は,UDF ボリューム中で問題を検出したときに,誤りを取り除く支援をする

ことである。この欄は,利用者に提供可能な有効な情報も提供する。これらの二つの欄を正し

く設定した場合,処理システムに次の情報を提供する。

−  最後に特定の構造を更新した OS を識別する。

−  最後に特定のファイル又はディレクトリを更新した OS を識別する。

−  開発者が処理システムとともに複数 OS を提供する場合,

問題が発生した OS を決定する支

援をする。

UDF

で定義しないアプリケーション実体識別子に対しては,識別子添字(IdentifierSuffix)欄は,特記し

ない限り,

表 に示す構成としなければならない。


16

X 0613

:2015

表 9−アプリケーション識別子添字(Application Identifier Suffix 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 8

処理システム用領域(Implementation Use Area)

バイト

2.1.6 

初期化時の記述子タグ通し番号(Descriptor Tag Serial Number at Formatting Time) 

障害回復に対応するため,全ての UDF 記述子のタグ通し番号(TagSerialNumber)は初期化時に記録さ

れ,ボリュームの再初期化時には,以前に記録した値と異なる値を設定しなければならない。

障害回復が対応されない場合は,全ての UDF 記述子のタグ通し番号欄には,初期化時に値 0(#0000)

を記録しなければならない([3/7.2.5]及び[4/7.2.5]参照)

障害回復が対応される場合は,使用すべき値はボリュームが初期化される前の状態に依存する。将来に

おいて障害回復可能なボリュームの取り得る状態は,次の二つしかない。

a)

完全に消去されたボリューム:これが行われた後,障害回復が対応される場合にだけ,タグ通し番号

の値に 1(#0001)が使われなければならない。

b)

タグ通し番号によって障害回復に対応しているクリーンな UDF ボリュームであって,少なくとも二つ

の開始ボリューム記述子ポインタのタグ通し番号の値がいずれも X と等しく,X が 0 と等しくない場

合。障害回復が対応される場合は,値 X+1 がタグ通し番号の値として用いられなければならない。X

+1 が 0 に戻ってしまう場合は,それを 0 のままにして障害回復が対応されていないことを示す。

特記事項 1  この理由は,もし,X+1 が 0 に戻ってしまうのであれば,値が 0 でないいずれかのタグ

通し番号の一意性がそのボリューム上では保証できなくなってしまうからである。

特記事項 2  この 2.1.6 では,消去という用語を,例えばセクタを 0 で埋めることによって,UDF と

しては無効なセクタにするという意味で使用している。

2.1.7 

ボリューム認識列(Volume Recognition Sequence) 

次の規則は,ボリューム認識列を書き込むときに守られなければならない。

a)

設定値:JIS X 0607 規格類の

第 部及び第 部で定義されているボリューム認識列を記録しなければ

ならない。ボリューム認識列内には,一つだけの NSR 記述子がなければならない。NSR 及び BOOT2

記述子は拡張領域になければならない。一つの BEA01 及び一つの TEA01 をもつ一つだけの拡張領域

がなければならない。その他のボリューム構造記述子は,拡張領域よりも前だけに置いてもよい。ボ

リューム認識列の直後のセクタは未記録であるか全て#00 バイトで埋まっていなければならない。

b)

意味:処理系作成者は,UDF 1.02 及び UDF 1.50 の版数で記録された媒体がボリューム認識列の直後

のセクタについての要件に従っていないことを予期することが望ましく,それらの場合をそれに応じ

て扱うことが望ましい。

特記事項  現在のところ,BOOT2 記述子は UDF 用には定義されていない(5.3 参照)。さらに,JIS X 

0607

規格類の

第 部,[3/3.1],[3/3.2],[3/9.1]も参照する。

2.2 

第 部  ボリューム構造 

2.2.1 

記述子タグ(Descriptor Tag) 

struct tag{

/* JIS X 0607    3/7.2 */

 Uint16

TagIdentifier;

 Uint16

DescriptorVersion;

 Uint8

TagChecksum;

 byte

Reserved;


17

X 0613

:2015

 Uint16

TagSerialNumber;

 Uint16

DescriptorCRC;

 Uint16

DescriptorCRCLength;

 Uint32

TagLocation;

}

2.2.1.1 

タグ通し番号(Uint16 TagSerialNumber) 

a)

意味:無視する。障害回復を意図する。

b)

設定値:このボリュームの開始ボリューム記述子ポインタのタグ通し番号(TagSerialNumber)の値に

設定しなければならない。

障害回復に対応するため,タグ通し番号はボリュームの再初期化時には,以前に記録した値と異なる値

を設定しなければならない。この値はボリュームの初期化時に決定され,初期化される前の状態に依存す

る。詳細については,2.1.6 を参照。

2.2.1.2 

記述子 CRC 長(Uint16 DescriptorCRCLength) 

記述子 CRC は,各記述子で利用可能であり,計算されなければならない。特記しない限り,記述子 CRC

長の欄の値は,

(記述子の大きさ)−(記述子タグの長さ)

,65 535 の二つの値の最小値を設定しなけれ

ばならない。記述子を読み出すときは,記述子 CRC を検証することが望ましい。

特記事項  記述子 CRC 長(DescriptorCRCLength)欄は記述子の実際の長さ又は読み込まれるバイト長

を決定するのに使用しないことを推奨する。これらの長さは,全ての場合では一致せず,

記述子 CRC 長は 65 535 に丸められる可能性があり,またこの規格中には,これ以外の記

述子 CRC 長が記述子の長さと一致しない例外が存在する。

2.2.2 

基本ボリューム記述子(Primary Volume Descriptor) 

struct PrimaryVolumeDescriptor{               /* JIS X 0607    3/10.1 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint32

VolumeDescriptorSequenceNumber;

 Uint32

PrimaryVolumeDescriptorNumber;

 dstring

VolumeIdentfier[32];

 Uint16

VolumeSequenceNumber;

 Uint16

MaximumVolumeSequenceNumber;

 Uint16

InterchangeLevel;

 Uint16

MaximumInterchangeLevel;

 Uint32

CharacterSetList;

 Uint32

MaximumCharacterSetList;

 dstring

VolumeSetIdentifier[128];

 struct

charspec

DescriptorCharacterSet;

 struct

charspec

ExplanatoryCharacterSet;

 struct

extent_ad

VolumeAbstract;

 struct

extent_ad

VolumeCopyrightNotice;

 struct

EntityID

ApplicationIdentifier;

 struct

timestamp

RecordingDateandTime;

 struct

EntityID

ImplementationIdentifier;


18

X 0613

:2015

 byte

ImplementationUse[64];

 Uint32

PredecessorVolumeDescriptorSequenceLocation;

 Uint16

Flags;

 byte

Reserved[22];

}

2.2.2.1 

交換水準(Uint16 InterchangeLevel) 

a)

意味:関連するボリュームの内容の現状の交換水準([3/11]で規定)及び規定水準が意味する制約につ

いての指定と解釈する。

b)

設定値:このボリュームが,複数ボリュームから成るボリューム集合に属する場合,この水準は値 3

を設定し,それ以外の場合は,値 2 を設定しなければならない。

JIS X 0607

規格類は,規定する現状の交換水準に関連する制約の実施を処理システムに要求する。処理

システムは,最大交換水準(Maximum Interchange Level)欄の値を超えない限り,この欄の値を変更しても

よい。

2.2.2.2 

最大交換水準(Uint16 MaximumInterchangeLevel) 

a)

意味:関連するボリュームの内容についての最大交換水準([3/11]で規定)の指定と解釈する。

b)

設定値:利用者が特別に異なる値を与えない限り,この欄は水準 3(制限なし)を設定しなければな

らない。

特記事項  この欄は,ボリューム作成者の意図の指定に使用する。この欄が値 2 の場合,作成者は,

このボリュームが複数ボリュームから成るボリューム集合(交換水準 3)に属さないこと

を意図する。受領者は,この欄を無視して値 3 を設定してもよいが,その場合には,処理

システムは,ボリューム作成者の意図を示す警告を受領者に与えることが望ましい。

2.2.2.3 

文字集合リスト(Uint32 CharacterSetList) 

a)

意味:[3/10.1.9]で定義する構造で使用する文字集合の指定と解釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 だけを利用可能とする設定をしなければならない。

2.2.2.4 

文字最大集合リスト(Uint32 MaximumCharacterSetList) 

a)

意味:文字集合リスト(CharacterSetList)欄で指定してもよい利用可能な文字集合(JIS X 0607 規格

類で規定)の最大値の指定と解釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 だけを利用可能とする設定をしなければならない。

2.2.2.5 

ボリューム集合識別子(dstring VolumeSetIdentifier[128]) 

a)

意味:ボリューム集合の識別子の指定と解釈する。

b)

設定値:この欄の最初の 16 文字は,一意の値に設定することが望ましい。この欄の残りは,使用可能

な任意の値を設定してもよい。特に,この規格に従ってボリューム構造を生成するソフトウェアは,

この欄に,固定値又は無意味な値を設定してはならない。同一であることを意図された複製ディスク

は,この欄に同じ値を入れてもよい。

特記事項  ここで意図する目的は,一意の識別子をもつボリューム集合の保証にある。この欄の最初

の 16 文字において,最初の 8 文字は,32 ビットの日時の値の CS0 による 16 進表示とする

ことが望ましく,残りの 8 文字は,処理システム用に任されている。

2.2.2.6 

記述子文字集合(struct charspec DescriptorCharacterSet) 

a)

意味:ボリューム識別子(Volume Identifier)欄及びボリューム集合識別子(Volume Set Identifier)欄で

使用可能な文字集合の指定と解釈する。


19

X 0613

:2015

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 を利用可能とする設定をしなければならない。

2.2.2.7 

説明用文字集合(struct charspec ExplantoryCharacterSet) 

a)

意味:ボリューム抄録(VolumeAbstract)及びボリューム著作権通知(VolumeCopyrightNotice)エクス

テントの内容の解釈に使用する文字集合の指定と解釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 を利用可能とする設定をしなければならない。

2.2.2.8 

処理システム識別子(struct EntityID ImplementationIdentifier) 

この欄の適切な扱いに関する詳細情報は,2.1.5 を参照。

2.2.2.9 

アプリケーション識別子(struct EntityID ApplicationIdentifier) 

a)

意味:この欄の有効な実体識別子(2.1.5)は,この欄を最後に書いたアプリケーションを識別し,又

はこの欄が全て#00 バイトで埋められている場合は,アプリケーションが識別されないと解釈する。

b)

設定値:この欄は全て#00 バイトとするか,有効な実体識別子(2.1.5)を設定しなければならない。

2.2.3 

開始ボリューム記述子ポインタ(Anchor Volume Descriptor Pointer) 

struct AnchorVolumeDescriptorPointer{         /* JIS X 0607    3/10.2 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 struct

extent_ad

MainVolumeDescriptorSequenceExtent;

 struct

extent_ad

ReserveVolumeDescriptorSequenceExtent;

 byte

Reserved[480];

}

特記事項 1  開始ボリューム記述子ポインタ構造は,媒体中の次に示す三つの位置のうち,最低 2 か

所に記録する。

−  論理セクタ 256

−  論理セクタ(N−256)

−  論理セクタ  N

特記事項 2  6.10 及び 6.13 で規定されているように,閉じていない逐次記録媒体では,セクタ 256 又

は 512 のいずれかに一つだけの開始ボリューム記述子ポインタが記録されてもよい。閉

じていない媒体でセクタ 256 に一つだけの開始ボリューム記述子ポインタがある場合は,

セクタ 512 に記録された開始ボリューム記述子ポインタは,無視されることを推奨する。

閉じられた媒体は,これらの規則に従うことを推奨する。

2.2.3.1 

主ボリューム記述子列エクステント(struct MainVolumeDescriptorSequenceExtent) 

主ボリューム記述子列エクステントは,最小長 16 論理セクタでなければならない。

2.2.3.2 

予備ボリューム記述子列エクステント(struct ReserveVolumeDescriptorSequenceExtent) 

予備ボリューム記述子列エクステントは,最小長 16 論理セクタでなければならない。

特記事項  主ボリューム記述子列エクステント及び予備ボリューム記述子列エクステントは,異なる

ECC

ブロックに記録しなければならない。ボリューム上のこれらのエクステントの位置は,

できる限り物理的に離れていることが望ましい。通常は,エクステントの開始 LSN の差を

最大にすることで達成される。複層媒体など,特殊な LSN のアドレス体系の場合には,注

意を払うことが望ましい。

2.2.4 

論理ボリューム記述子(Logical Volume Descriptor) 

struct LogicalVolumeDescriptor{               /* JIS X 0607    3/10.6 */

 struct

tag  DescriptorTag;


20

X 0613

:2015

 Uint32

VolumeDescriptorSequenceNumber;

 struct

charspec

DescriptorCharacterSet;

 dstring

LogicalVolumeIdentifier[128];

 Uint32

LogicalBlockSize;

 struct

EntityID

DomainIdentifier;

 byte

LogicalVolumeContentsUse[16];

 Uint32

MapTableLength;

 Uint32

NumberofPartitionMaps;

 struct

EntityID

ImplementationIdentifier;

 byte

ImplementationUse[128];

 extent_ad  IntegritySequenceExtent;

 byte

PartitionMaps[];

}

2.2.4.1 

記述子用文字集合(struct charspec DescriptorCharacterSet) 

a)

意味:論理ボリューム識別子(LogicalVolumeIdentifier)欄で使用可能な文字集合の指定と解釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 を利用可能とする設定をしなければならない。

2.2.4.2 

論理ブロック長(Uint32 LogicalBlockSize) 

a)

意味:この論理ボリューム記述子(LogicalVolumeDescriptor)で識別する論理ボリュームの論理ブロッ

ク長の指定と解釈する。

b)

設定値:この欄は,論理ボリューム記述子で識別する論理ボリュームを構成する媒体中の全ての区画

のうち,最大の論理セクタ長を設定しなければならない。UDF では,ボリューム集合中の全てのボリ

ュームが同一論理セクタ長であることを要求するため,論理ブロック長(LogicalBlockSize)は,ボリ

ュームの論理セクタ長に等しい。

2.2.4.3 

範囲識別子(struct EntityID DomainIdentifier) 

a)

意味:記述子中の欄の使用規則及び制限を規定する範囲の指定と解釈する。

この欄の全てが 0 の場合,

無視する。それ以外の場合は,実体識別子規則に従う。

特記事項  この欄の内容が“*OSTA UDF Compliant”でない場合,処理システムは論理ボリューム

に対する利用者からのアクセスを拒否してもよい。

b)

設定値:この欄は,この規格で定義する範囲に適合する論理ボリュームの内容であることを示す。し

たがって,この範囲識別子(DomainIdentifier)は,

“*OSTA UDF Compliant

に指定しなければならない。

2.1.5

で記載したとおり,実体識別子の識別子添字(IdentifierSuffix)欄には,論理ボリュームの内容が互

換性をもつこの規格の対応団体規格の規定の版数を含む。この欄の適切な扱いに関する詳細情報は,2.1.5

を参照。

特記事項  実体識別子の識別子添字欄は,ソフト書込み保護(SoftWriteProtect)フラグ及びハード書

込み保護(HardWriteProtect)フラグを含む(2.1.5.3 参照)

2.2.4.4 

論理ボリューム内容用[16](byte LogicalVolumeContentUse[16]) 

この欄には,ファイル集合記述子のエクステント位置が含まれる。これは,[4/3.1]に次のとおりに規定

される。


21

X 0613

:2015

3.1

入力

ボリュームが

第 部に従って記録される場合,論理ボリュームの最初のファイル集合記述子列が

記録されるエクステントは,long_ad[4/14.14.2]で識別される。この long_ad は,ファイル集合記述

子 を 記 録 す る 論 理 ボ リ ュ ー ム を 記 載 す る 論 理 ボ リ ュ ー ム 記 述 子 の 論 理 ボ リ ュ ー ム 内 容 用 欄

[3/10.6.7]

に記録されている([4/3.1]参照)。”

この欄は,ファイル集合記述子を見つけるのに使用でき,ファイル集合記述子からルートディレクトリ

を見つけることができる。

2.2.4.5 

処理システム識別子(struct EntityID ImplementationIdentifier) 

この欄の適切な扱いに関する詳細情報は,2.1.5 を参照。

2.2.4.6 

保全列エクステント(struct extent_ad IntegritySequenceExtent) 

この欄の値は,論理ボリューム保全記述子のために必要となる。書換形媒体又は上書き可能形媒体に関

しては,最小値 8 K バイトを設定しなければならない。

警告  追記形媒体に対しては,この欄は,十分な長さのエクステントを設定することが望ましい。論

理ボリューム保全記述子は,最新論理ボリューム記述子と同一のボリュームに存在しなければ

ならないため,論理ボリューム保全記述子が存在する追記形媒体が一杯になった場合は,ボリ

ューム集合に新しいボリュームを追加しなければならない。

2.2.4.7 

区画マップ(byte PartitionMaps[]) 

交換の目的として,区画マップは,2.2.82.2.9 及び 2.2.10 に記載されているとおり,種別 2 を除き,区

画マップ種別 1 に限定しなければならない。

2.2.5 

未割付け空間記述子(Unallocated Space Descriptor) 

struct UnallocatedSpaceDesc{                 /* JIS X 0607    3/10.8 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint32

VolumeDescriptorSequenceNumber;

 Uint32

NumberofAllocationDescriptors;

 exted_ad  AllocationDescriptors[];

}

使用可能なボリューム空間がない場合でも,この記述子を記録しなければならない。ボリューム空間の

始めの 32 768 バイトは,JIS X 0607 規格類の構造を記録するのに使用してはならない。この領域は未割付

け空間記述子又は他のどの JIS X 0607 規格類の記述子によっても参照されてはならない。

2.2.6 

論理ボリューム保全記述子(Logical Volume Integrity Descriptor) 

struct LogicalVolumeIntegrityDesc{             /* JIS X 0607    3/10.10 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Timestamp RecordingDateAndTime;

 Uint32

IntegrityType;

 struct

extend_ad

NextIntegrityExtent;

 byte

LogicalVolumeContentsUse[32];

 Uint32

NumberOfPartitions;

 Uint32

LengthOfImplementationUse;

 Uint32

FreeSpaceTable[];

 Uint32

SizeTable[];


22

X 0613

:2015

 byte

ImplementationUse[];

}

論理ボリューム保全記述子は,関連する論理ボリュームの内容を更新したときに書き込まれなければな

らない構造である。論理ボリューム保全記述子の内容によって,処理システムは,次に示す有用な問いに

対し容易に回答できる。

a)

論理ボリュームの内容は,一貫性のある状態か否か

b)

論理ボリュームを更新した最終日時

c)

論理ボリューム中の使用可能空間の論理ブロック総数

d)

論理ボリューム中の論理ブロック総数

e)

論理ボリューム中で次に使用可能な一意 ID

f)

論理ボリュームを作成した作成処理システムが最後にアクセスした日時以降に論理ボリューム中の内

容を更新した他の処理システムの有無。

2.2.6.1 

論理ボリューム内容用(byte LogicalVolumeContensUse[32]) 

この欄の内容の情報に関しては,3.2.1 を参照。

2.2.6.2 

使用可能空間表(Uint32 FreeSpaceTable[]) 

ほとんどの OS は,媒体のマウント時に,処理システムが論理ボリューム中の使用可能空間の大きさを

提供することを要求するため,これらの値を全ての非仮想区画のために保守することは重要となる。有効

な使用可能空間の量が不明なことを示す#FFFFFFFF の任意選択値は,非仮想区画に使用してはならない。

仮想区画については,使用可能空間表の値を#FFFFFFFF に設定しなければならない。

注記  論理ボリューム保全記述子をクローズ状態にしたときだけ,正しい使用可能空間表を保証する。

2.2.6.3 

サイズ表(Uint32 SizeTable[]) 

ほとんどの OS は,媒体のマウント時に,処理システムが論理ボリュームの大きさを提供することを要

求するため,これらの値を全ての非仮想区画に保守することは重要となる。区画長が不明なことを示す

#FFFFFFFF

の任意選択値は仮想区画に使用してはならない。仮想区画については,サイズ表の値を

#FFFFFFFF

に設定しなければならない。

2.2.6.4 

処理システム用(byte ImplementationUse[]) 

論理ボリューム保全記述子(Logical Volume Integrity Descriptor)の処理システム用(ImplementationUse

領域は,

表 10 に示す構成でなければならない。

表 10−処理システム用フォーマット(ImplementationUse format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 32

処理システム識別子(ImplementationID) EntityID

32 4

ファイル数(Number of Files) Uint32

36 4

ディレクトリ数(Number of Directories) Uint32

40 2

UDF

読出し最小版数(Minimum UDF Read Revision) Uint16

42 2

UDF

書込み最小版数(Minimum UDF Write Revision) Uint16

44 2

UDF

書込み最大版数(Maximum UDF Write Revision) Uint16

46 ??

処理システム用(Implementation Use)

バイト

注記 ??は可変長欄を示す。

特記事項 VAT を使用する逐次ファイルシステムでは,ImplementationID 及び Implementation Use 欄以

外の

表 10 の全ての欄の値が対応する VAT の欄の値によって上書きされる。2.2.11 参照。


23

X 0613

:2015

a)

処理システム識別子(ImplementationID

:処理システム識別子は,実体識別子の有効範囲内のどれか

を最後に更新した処理システムの実体識別子。実体識別子の有効範囲は,論理ボリューム識別子及び

関連する論理ボリュームの内容である。この欄は,論理ボリュームの内容を最後に更新した処理シス

テムを識別することを可能とする。

b)

ファイル数(Number of Files

:論理ボリューム中の現状のハードリンクを含むファイルの個数。個数

には,ディレクトリビット,親ビット及び消去済みビットの全てが ZERO であるディレクトリ階層中

の FID が全て含まれる。ストリームを識別する FID は,個数には含まれない。全ての処理システムは,

この情報を保守しなければならない。

c)

ディレクトリ数(Number of Directories

:論理ボリューム中のルートディレクトリを含むディレクト

リの現状の個数。個数にはルートディレクトリ,及びディレクトリ階層中のディレクトリビットが

ONE

であり,親ビット,消去済みビットの双方が ZERO である全ての FID が含まれる。ストリーム

を識別する FID は,個数には含まれない。全ての処理システムは,この情報を保守しなければならな

い。

d) UDF

読出し最小版数(Minimum UDF Read Revision

:この媒体中の全ての構造を読み出すために,処

理システムが利用可能とする必要がある UDF 版数の最小値でなければならない。この番号は,2 進化

10

進表示で記録しなければならない。例えば,#0150 は UDF 1.50 を示す。

e) UDF

書込み最小版数(Minimum UDF Write Revision

:この媒体中の全ての構造を更新するために,処

理システムが利用可能とする必要がある UDF 版数の最小値でなければならない。この番号は,2 進化

10

進表示で記録しなければならない。例えば,#0150 は UDF 1.50 を示す。

f) UDF

書込み最大版数(Maximum UDF Write Revision

:媒体中を更新した処理システムが利用可能とす

る UDF 版数の最大値でなければならない。処理システムは,媒体の更新によって,媒体がこの欄の現

状の値より大きい UDF 版数を必要とするようになった場合だけ,この欄を更新しなければならない。

この番号は,2 進化 10 進表示で記録しなければならない。例えば,#0150 は,UDF 1.50 を示す。

g)

処理システム用(Implementation Use

:処理システム識別子で識別する処理システムだけの固有情報

を含む。

2.2.7 

処理システム用ボリューム記述子(Implementation Use Volume Descriptor) 

struct ImpUseVolumeDescriptor{                              /* JIS X 0607    3/10.4 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint32

VolumeDescriptorSequenceNumber;

 struct

EntityID

ImplementationIdentifier;

 byte

ImplementationUse[460];

}

この 2.2.7 は,UDF 処理システム用ボリューム記述子を定義する。この記述子はボリューム集合の全て

のボリュームに記録しなければならない。ボリュームは,処理システム固有の追加の処理システム用ボリ

ューム記述子を含んでもよい。この記述子の意図する目的は,特定の論理ボリュームに属するボリューム

集合中のボリュームの識別を支援することである。

特記事項  処理システムは,媒体中にそれ自体のフォーマットにおける追加の処理システム用ボリュ

ーム記述子を記録してもよい。UDF 処理システム用ボリューム記述子は,追加の記述子を

除外しない。


24

X 0613

:2015

2.2.7.1 

処理システム識別子(EntityID ImplementationIdentifier) 

この欄は“*UDF LV Info”を指定しなければならない。実体識別子については 2.1.5 を参照。

2.2.7.2 

処理システム用(byte ImplementationUse[460]) 

処理システム用領域は,次に示す構造でなければならない。

struct LVInformation{

 struct

charspec

LVICharset;

 dstring

LogicalVolumeIdentifier[128];

 dstring

LVInfo1[36];

 dstring

LVInfo2[36];

 dstring

LVInfo3[36];

 struct

EntityID

ImplementationID;

 byte

ImplementationUse[128];

}

2.2.7.2.1 

論理ボリューム情報用文字集合(charspec LVICharset) 

a)

意味:論理ボリューム識別子(LogicalVolumeIdentifier)欄及び論理ボリューム情報(LVInfo)欄で使用

可能な文字集合の指定と解釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 だけを利用可能とする設定をしなければならない。

2.2.7.2.2 

論理ボリューム識別子(dstring LogicalVolumeIdentifier[128]) 

この記述子で参照する論理ボリュームの識別子。

2.2.7.2.3 

論理ボリューム情報(dstring LVInfo1[36], LVInfo2[36], LVInfo3[36]) 

論理ボリューム情報欄(LVInfo1,LVInfo2 及び LVInfo3)は,媒体の識別を支援する追加情報を含むこ

とが望ましい。例えば,論理ボリューム情報欄は,所有者名,組織名及び連絡先の情報を含むことができ

る。

2.2.7.2.4 

処理システム識別子(struct EntityID ImplementionID) 

実体識別子に関する 2.1.5 を参照。

2.2.7.2.5 

処理システム用(byte ImplementationUse[128]) 

この領域は,追加の処理システム固有の情報を記録するために処理システムで使用してもよい。

2.2.8 

仮想区画マップ 

これは,JIS X 0607 規格類の範囲を拡大し,連続書込み媒体(例えば,CD-R)を含んだものである。こ

れを拡大したのは,区画マップエントリが仮想空間を記載するためである。

論理ボリューム記述子には,与えられたボリュームを構成する区画の一覧が含まれる。仮想区画は,物

理区画と同じ方法で記載することはできないので,次に指定する種別 2 区画マップを使わなければならな

い。

仮想区画マップが記録されると,論理ボリューム記述子は,最低二つの区画マップを含まなければなら

ない。一つの区画マップは種別 1 の区画マップとして記録しなければならない。もう一つの区画マップは

種別 2 区画マップとして記録しなければならない。この種別 2 の区画マップのフォーマットは,

表 11 に指

定されたとおりでなければならない。


25

X 0613

:2015

表 11−仮想区画に関する種別 区画マップの配置 

Layout of Type 2 partition map for virtual partition 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 1

区画マップ種別(Partition Map Type) Uint8=2

1 1

区画マップ長(Partition Map Length) Uint8=64

2 2

予約(Reserved) #00 バイト

4 32

区画種別識別子(Partition Type Identifier) EntityID

36 2

ボリューム列番号(Volume Sequence Number) Uint16

38 2

区画番号(Partition Number) Uint16

40 24

予約(Reserved) #00 バイト

注記 1  区画種別識別子:

−  フラグ = 0

−  識別子  = *UDF Virtual Partition 
−  識別子添字は,2.1.5 に定義されるとおりに記録する。

注記 2  ボリューム列番号 = VAT 及び区画を記録するボリューム 
注記 3  区画番号 = 同じ論理ボリューム記述子に含まれる種別 1 区画マップ内の区画番号

2.2.9 

予備区画マップ 

ディスクドライブシステムの中には,欠陥管理を行わないものもある(例えば,CD-RW)

。これらのシ

ステムに明らかに欠陥のない空間を与えるために,種別 2 の区画が使われる。区画マップは,区画番号,

パケットサイズ(1.3.2 参照)

,並びに予備表の大きさ及び位置を定義する。この種別 2 の区画マップは,

通常の媒体にある種別 1 の区画マップと置き換えることを意図している。予備区画マップが記録された場

合は種別 1 の区画マップを記録してはならない。予備区画マップは,区画番号とボリューム列番号とを識

別するだけでなく,パケット長及び予備表を識別する。予備区画マップは,欠陥管理を行うディスクドラ

イブシステムに記録してはならない(

表 12 参照)。


26

X 0613

:2015

表 12−予備区画に関する種別 区画マップの配置 

Layout of Type 2 partition map for sparable partition 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 1

区画マップ種別(Partition Map Type) Uint8=2

1 1

区画マップ長(Partition Map Length) Uint8=64

2 2

予約(Reserved) #00 バイト

4 32

区画種別識別子(Partition Type Identifier) EntityID

36 2

ボリューム列番号(Volume Sequence Number) Uint16

38 2

区画番号(Partition Number) Uint16

40 2

パケット長(Packet Length) Uint16

42 1

予備表数(=N_ST)

[Number of Sparing Tables(=N_ST)] Uint8

43 1

予約(Reserved) #00 バイト

44 4

各予備表の大きさ(Size of each sparing tables) Uint32

48 4

×N_ST

予備表の位置(Locations of each sparing tables) Uint32

48

+4×N_ST 16−4×N_ST  パッド(Pad) #00 バイト

注記 1  区画種別識別子:

−  フラグ = 0

−  識別子  = *UDF Sparable Partition 
−  識別子添字は,2.1.5 に定義されるとおりに記録される。

注記 2  区画番号 = この区画の番号。この区画に関連する区画記述子を識別することが望ましい。 
注記 3  パケット長 = 固定パケットごとの利用者データブロック数。この値は箇条 の媒体固有の規定において示

す。

注記 4  予備表数 = 記録された冗長な表の数。これは 1∼4 の範囲の値が望ましい。 
注記 5  各予備表数 = 各予備表に割り付けられるバイト数。 
注記 6  予備表の位置 = 媒体ブロック番地として指定される各予備表のスタート位置。処理システムでは,各予備

表のスタートをパケットの始めに合わせることが望ましい。処理システムでは,最小二つの予備表を物理

的に離れている位置に記録することが望ましい。

2.2.10 

メタデータ区画マップ 

単一の区画でアクセス種別が種別 1(再生専用)又は種別 4(上書き可能)を含み,LVD に仮想区画マ

ップが記録されていないボリュームは,メタデータ区画マップが記録されなければならない。一つのボリ

ューム上に二つの重なり合わない区画があり,片方のアクセス種別が再生専用でもう一方が上書き可能な

特別な場合,メタデータ区画マップが上書き可能区画に関連しなければならない。それ以外の全ての場合

には,メタデータ区画マップは記録してはならない(

表 12a 参照)。

メタデータ区画についての更に詳しい説明については,2.2.13 を参照。

表 12a−メタデータ区画に関する種別 区画マップの配置 

Layout of Type 2 partition map for metadata partition 

オフセット 

長さ

名前 

内容 

0 1

区画マップ種別(Partition Map Type)

Uint8 = 2

1 1

区画マップ長(Partition Map Length)

Uint8 = 64

2 2

予約(Reserved) #00 バイト

4 32

区画種別識別子(Partition Type Identifier) EntityID

36 2

ボリューム列番号(Volume Sequence Number) Uint16

38 2

区画番号(Partition Number) Uint16

40 4

メタデータファイル位置(Metadata File Location) Uint32

44 4

メタデータ控えファイル位置(Metadata Mirror File Location) Uint32


27

X 0613

:2015

表 12a−メタデータ区画に関する種別 区画マップの配置 

Layout of Type 2 partition map for metadata partition)(続き) 

オフセット 

長さ

名前 

内容 

48 4

メタデータビットマップファイル位置(Metadata Bitmap File Location) Uint32

52 4

割付け単位サイズ(ブロック数)

[Allocation Unit Size(blocks)] Uint32

56 2

整列単位サイズ(ブロック数)

[Aalignment Unit Size(blocks)] Uint16

58 1

フラグ(Flags) Uint8

59 5

予約(Reserved) #00 バイト

注記 1  区画種別識別子:

−  フラグ = 0 
−  識別子  = *UDF Metadata Partition

−  識別子添字は,2.1.5 のとおりに記録される。

注記 2  区画番号 = この区画の番号。この区画に関連する区画記述子を識別しなければならない。これは媒体の種

別に適切に記録されなければならない唯一の,種別 1 マップ又は種別 2 予備マップの区画番号と一致しな

ければならない。

注記 3  メタデータファイル位置 = メタデータファイルのファイルエントリを含むブロックのアドレス。このアド

レスは,区画マップに関連する物理区画内又は予備区画内の論理ブロックアドレスとして解釈されなけれ

ばならない(

注記 の区画番号欄を参照)。

注記 4  メタデータ控えファイル位置 = メタデータファイルのファイルエントリを含むブロックのアドレス。この

アドレスは,区画マップに関連する物理区画内又は予備区画内の論理ブロックアドレスとして解釈されな

ければならない(

注記 の区画番号欄を参照)。

注記 5  メタデータビットマップファイル位置 = メタデータビットマップファイルのファイルエントリを含むブ

ロックのアドレス。このアドレスは,区画マップに関連する物理区画内又は予備区画内の論理ブロックア

ドレスとして解釈されなければならない(

注記 の区画番号欄を参照)。メタデータビットマップファイル

位置の欄の値が#FFFFFFFF である場合,メタデータビットマップファイルのファイルエントリは定義され
ない。

注記 6  割付け単位サイズ = この区画マップに関連するメタデータファイル(又は控えファイル)の割付け単位ご

との論理ブロックの数。この値は,次の三つの値より大きい数の整数倍でなければならない。 
−  媒体の ECC ブロック長を論理ブロック長で除した商

−  パケット長(種別 2 予備区画マップが記録されている場合)

− 32

注記 7  整列単位サイズ = メタデータファイル(又は控えファイル)に割り付けられた全てのエクステントの開始

論理ブロック番号は,この値の整数倍でなければならない。この値は,次の値より大きい数の整数倍でな

ければならない。 
−  媒体の ECC ブロック長を論理ブロック長で除した商

−  パケット長(種別 2 予備区画マップが記録されている場合)

注記 8  フラグ

−  Bit 0 =  複製メタデータフラグ。これがセット(ONE)された場合,メタデータ控えファイルは独自の

割付けをもつことを示す(すなわち,メタデータファイルのデータを複製したものである。

。これが

クリア(ZERO)された場合,メタデータ控えファイルの割付け記述子は,メタデータファイルの割付
け記述子と同じ割付けを記述していることを示す(すなわち,データは複製されてなく,主ファイル

及び控えファイルが同じデータブロックを共有しているが,各ファイルエントリ及びその関連する割

付け記述子は一意で異なる。

−  Bit 1-7 =  予約。書込み時には ZERO にセットされなければならず,読出し時には無視されなければな

らない。

特記事項 1  メタデータ区画は,LVID にサイズ表及び使用可能空間表のエントリをもたなければなら

ない(2.2.6 参照)

特記事項 2  メタデータファイル位置,メタデータ控えファイル位置及びメタデータビットマップフ

ァイル位置の Uint32 の欄は,ファイルエントリ位置を識別する。各ファイルエントリに


28

X 0613

:2015

割り付けられるブロック数は,1 論理ブロックでなければならない。

2.2.11 

仮想割付け表 

仮想割付け表(VAT)

表 13 参照)は,連続書込み媒体(例えば,CD-R)に使われ,ランダムに書込み

可能な媒体のようにシステムに見せかけるために用いられる。VAT は連続書込み媒体(例えば,CD-R)に

だけ記録しなければならない。

VAT

は仮想番地を論理番地に変換するマップである。これは,ファイルエントリ ICB(VAT ICB)で識

別されるファイルとして記録しなければならないが,表を構築する際,大幅な柔軟性を認める。VAT ICB

はいかなる処理でも,最後に記録されるセクタである。VAT 自体は,どの位置に記録してもよい。

VAT

は,ファイル種別 248 のファイルエントリ ICB によって識別しなければならない。この ICB は,記

録された最後の有効データセクタでなければならない。エラー修復計画は,ファイル種別 248 をもつ ICB

を見つけることで,最後の有効な VAT を見つけることができる。

このファイルは,小さいときは,記載する ICB に埋め込むことができる。大きくなると,ICB に先行す

るセクタに記録できる。セクタは,隣接する必要はないが,必要に応じて表の新しい部分にだけ書込みが

できる。これによって,多くのディレクトリをもつディスクでも,僅かな増加分の更新が可能になる。

VAT

が小さいとき(ディスク上の少数ディレクトリ)

,VAT は,埋込み VAT で新しいファイル ICB を書

き込むことによって更新される。VAT が大きくなりすぎて ICB に合わなくなると,VAT で一つのセクタを

書き込み,ICB で他のセクタを書き込むことが必要になる。この点を超えると,VAT のために複数のセク

タが必要になる。しかし,複数のエクステントが利用可能になるため,VAT の更新は,全ての VAT を示す

ポインタで ICB を更新し書き込む必要のあるセクタだけを,書き込むだけでよい。

VAT

は,ある種の情報を求める要求を,適切な論理位置に転送するために使う。この表を用いた間接的

アクセス方法で,直接的な上書き能力があるかのように見せかけることができる。例えば,ルートディレ

クトリを記載する ICB は仮想セクタ 1 として参照できる。仮想セクタは,仮想区画マップエントリによっ

て識別する区画に含まれる。ディスクを更新する過程でルートディレクトリが変わるかもしれない。変わ

る場合,ルートディレクトリを記載する新しいセクタが書き込まれ,論理ブロック番地は,仮想セクタ 1

に対応する論理ブロック番地として記録される。仮想セクタ 1 を参照するものは,たとえ,新しい論理ブ

ロック番地に存在していても,現存するうちで最新の仮想セクタ 1 を示すため,変わる必要はない。

仮想番地付けの使用によって,要求された構造の実効上の上書きが可能になる。この構造は,参照する

全てのポインタが,仮想番地だけでできるとき,書換え可能になる。書換え構造が書き込まれると,仮想

の参照は変わる必要がなくなる。VAT への適切なエントリは,対応する仮想番地の新しい論理ブロック番

地を反映するように変えられ,その後あらゆる仮想の参照は間接的に新しい構造を示す。ディレクトリ ICB

のとおりに,更新が必要な全ての構造は,仮想番地で参照しなければならない。各構造が更新されると,

VAT ICB

内の対応するエントリが更新されなければならない。

VAT

は,Uint32 エントリの連続としてファイルに記録されなければならない。各エントリは,VAT が位

置する物理区画へのセクタ数でのオフセットでなければならない。最初のエントリは,仮想区画セクタ 0

でなければならず,2 番目のエントリは仮想区画セクタ 1 でなければならず,以降同様でなければならな

い。Uint32 エントリは VAT ヘッダに続かなければならない。事前の VAT ICB の入力によって,前の状態

のようなファイルシステムを一覧できる。この欄が#FFFFFFFF である場合,そうした ICB は,指定されな

い。


29

X 0613

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表 13−仮想割付け表構造(Virtual Allocation Table structure 

オフセット 

長さ

名前 

内容 

0 2

ヘッダの長さ(=L_HD)[Length of Header(=L_HD)] Uint16

2 2

処理システム用の長さ(=L_IU)[Length of Implementation Use(=L_IU)] Uint16

4 128

論理ボリューム識別子(Logical Volume Identifier) dstring

132 4

VAT

ICB

前位置(Previous VAT ICB location) Uint32

136 4

ファイル数(Number of Files) Uint32

140 4

ディレクトリ数(Number of Directories) Uint32

144 2

UDF

読出し最小版数(Minimum UDF Read Revision) Uint16

146 2

UDF

書込み最小版数(Minimum UDF Write Revision) Uint16

148 2

UDF

書込み最大版数(Maximum UDF Write Revision) Uint16

150 2

予約(Reserved) #00 バイト

152 L_IU

処理システム用(Implementation Use)

バイト

152

+L_IU 4

VAT

エントリ 0(VAT entry 0) Uint32

156

+L_IU 4

VAT

エントリ 1(VAT entry 1) Uint32

… …

情報の長さ−4

(Information Length

−4)

4 VAT

エントリ n(VAT entry n) Uint32

a)

ヘッダの長さ(Length of Header

:VAT エントリに先行するデータの量を識別する。この値は,152+

L_IU

でなければならない。

b)

処理システム用の長さ(Length of Implementation Use

:処理システム用欄のバイト数を指定しなけれ

ばならない。この欄が 0 でない場合,この値は,最低 32 で 4 の整数倍でなければならない。

c)

論理ボリューム識別子(Logical Volume Identifier

:論理ボリュームを識別しなければならない。この

欄は,論理ボリューム識別子で対応する欄の代わりに,処理システムで使用しなければならない。こ

の欄の値は,利用者が変更するまで,LVD の欄と同じであることが望ましい。

d) VAT

ICB

前位置(Previous VAT ICB location

:区画マップエントリで識別される区画において,前の

VAT ICB

の論理ブロック番号を指定しなければならない。この欄が#FFFFFFFF のとき,ICB は指定さ

れない。

e)

ファイル数(Number of Files

2.2.6.4 の定義による。この欄の内容は,対応する LVID 欄に代わって,

使用されなければならない。

f)

ディレクトリ数(Number of Directories

2.2.6.4 の定義による。この欄の内容は,対応する LVID 欄に

代わって,使用されなければならない。

g) UDF

読出し最小版数(Minimum UDF Read Revision

2.2.6 において定義されている。この欄の内容は,

対応する LVID 欄に代わって,使用されなければならない。

h) UDF

書込み最小版数(Minimum UDF Write Revision

2.2.6 において定義されている。この欄の内容は,

対応する LVID 欄に代わって,使用されなければならない。

i) UDF

書込み最大版数(Maximum UDF Write Revision

2.2.6 において定義されている。この欄の内容は,

対応する LVID 欄に代わって,使用されなければならない。

j)

処理システム用(Implementation Use

:長さが 0 でない場合,処理システム用領域の残りの使用を識

別する実体識別子から始める。

k) VAT

エントリ(VAT entry

:VAT エントリ n は,仮想ブロック n の論理ブロック番号を識別しなけれ


30

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ばならない。#FFFFFFFF のエントリは,仮想セクタが現在使用されていないことを示している。LBN

指定は,区画マップエントリで識別される区画に位置する。表のエントリの数は,ICB の VAT ファイ

ルサイズから決定できる。

エントリ数(N)=(情報の長さ−L_HD)/ 4

2.2.12 

予備表 

ディスクドライブシステムの中には,欠陥管理を行わないものもある(例えば,CD-RW)

。予備表は,

これらのシステムに見かけ上欠陥のない空間を作るために用いられる。特定の媒体では,セクタのまとま

り(パケット)にだけ書込みができ,再配置を更に複雑にする。これは,セクタだけが書き込まれるので

はなく,パケット全体を再配置しなければならないことによる。この問題に取り組むため,区画マップが

予備区画を識別し,予備表の位置を更に識別する。予備表は,媒体上で再配置された領域を識別する。予

備表は,予備区画マップで識別される。予備表は,欠陥管理を行うディスクシステム・ドライブシステムに

記録してはならない。

予備表は,予備用に割り付けられた空間を示し,取替え部分に対する欠陥セクタの配置リストを含む。

予備表の分離コピーは,分離パケットに記録しなければならない。予備表は,最新のものを維持しなけれ

ばならない。

区画マップの論理空間を物理空間へ配置する。通常,これは,オフセットと長さとが指定される直線配

置である。予備区画では,この配置に基づくが,物理空間内の区画のオフセットと長さとは,区画記述子

2.2.14 参照)で指定される。予備区画は一つのパケットの境界で始まり,かつ,一つのパケットの境界

で終わらなければならない。予備表は,更に論理配置から物理配置への例外リストを指定する。あらゆる

配置の長さは,パケット一つ分である。パケットサイズは,予備区画マップで指定される。

予備領域及び予備表のインスタンスは,媒体のどの部分でも,つまり区画の内外いずれでもよい。区画

に重なっている場合,重なっている部分は割り付けられたとして表示されなければならず,割付け禁止空

間ストリームに含まれなければならない。

マップされた位置は,

フォーマット時に埋めることが望ましい。

元の位置は,エラーが起こると,動的に割り当てられる。各予備表は,

表 14 のような構造でなければな

らない。

表 14−予備表配置(Sparing Table layout 

BP 

長さ 

名前 

内容 

0 16

記述子タグ(Descriptor Tag)

タグ=0

16 32

予備識別子(Sparing Identifier) EntityID

48 2

再割付け表長(= RT_L)

[Reallocation Table Length(= RT_L)

] Uint16

50 2

予約(Reserved) #00 バイト

52 4

列番号(Sequence Number) Uint32

56 8

×RT_L

マップエントリ(Map Entry)

マップエントリ

この構造は,必要ならば一つのセクタより大きくてもよい。

a)

記述子タグ

タグ識別子 0 を含むが,これは,記述子タグのフォーマットが,JIS X 0607 規格類で指定されていな

いことを示す。記述子タグの他の欄は,全てタグ識別子は,JIS X 0607 規格類で定義された値である

かのように,有効でなければならない。

b)

予備識別子:

1)

フラグ = 0


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2)

識別子 = *UDF Sparing Table

3)

識別子添字は,2.1.5 に規定されるとおりに記録される。

c)

再割付け表長

マップエントリ表のエントリの数を示す。

d)

列番号

予備表更新の都度,増加する数を含む。

e)

マップエントリ

マップエントリは,

表 15 に記述される。マップは元の位置の欄によって昇順に分類しなければならな

い。

表 15−マップエントリ記述(Map Entry description 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 4

元の位置(Original Location) Uint32

4 4

マップ位置(Mapped Location) Uint32

f)

元の位置

パケットの論理ブロック番地を予備とする。パケットの番地は,パケットの最初の利用者データブロ

ックの番地とする。この欄が#FFFFFFFF のとき,このエントリは,予備のために可能となる。この欄

が#FFFFFFF0 のとき,対応するマップ位置は欠陥と表示され,マッピングには使わないことが望まし

い。#FFFFFFFF∼#FFFFFFF1 の元の位置は,予約しておく。

g)

マップ位置

動作中のデータの物理ブロック番地。元のパケット位置への要求は,ここで識別されるパケット位置

に転送される。マップ位置のエントリは全て有効で,元の位置が#FFFFFFF0,#FFFFFFFF,又は予約

であるエントリを含む。マップ位置が区画と重なる場合,その区画は,割付け済みと表示された空間

をもち,その空間は,割付け禁止空間ストリームの一部に入れなければならない。

2.2.13 

メタデータ区画(Metadata Partition) 

2.2.13

で定義するファイル及び方針は,ボリューム中の全てのメタデータの迅速な位置決定を容易にし,

ICB

/ディレクトリ情報のクラスタリングを促進し,更にオプションでメタデータの複製を容易にする。

これはほとんどの場合に,単に ICB の位置を決定するためだけに行う,完全な媒体スキャン又はディレク

トリの横断解析を実行する必要性を取り除くことによって,ファイルシステムの高速な修復作業に大きく

貢献する。メタデータのクラスタリングは,更にメタデータを内包する実装の演算の性能を著しく改善す

る。メタデータの複製のオプションが選択された場合,ある程度の性能の低下はあるが,ファイルシステ

ムの媒体損傷に対する堅ろう(牢)性は向上する。

種別 2 のメタデータ区画マップが記録される場合,メタデータファイル,メタデータ控えファイル,及

びメタデータビットマップファイルも記録され保守されなければならない。例外としてメタデータビット

マップファイルは,再生専用区画に記録されてはならない。

メタデータ控えファイルのファイルエントリの割付け記述子は,次のいずれかでなければならない。

a)

メタデータファイルの割付け記述子で参照されたのと同じ物理区画又は予備区画のエクステントを参

照する。

この場合,

メタデータ区画マップのフラグ欄の複製メタデータフラグを設定してはならない。

b)

違うエクステントを参照する。すなわち,全てのメタデータを複製する。この場合,メタデータ区画

マップのフラグ欄の複製メタデータフラグを設定しなければならない。


32

X 0613

:2015

メタデータファイル,メタデータ控えファイル,及びメタデータビットマップファイルのファイルエン

トリは,メタデータ区画マップ以外のいかなる構造からも参照されてはならず,リンクカウントは 0 でな

ければならない。これらのファイルがある場合は,メタデータ区画マップによって参照される物理区画又

は予備区画に記録されなければならない。

メタデータ区画マップ(2.2.10 参照)は区画空間を定義する。そこには全てのメタデータ(FSD,ICB,

割付け記述子,及びディレクトリのデータ)が記録されなければならないが,前述のとおりメタデータフ

ァイル,メタデータ控えファイル,及びメタデータビットマップファイルを構成する ICB 及びデータだけ

は例外である。

ディレクトリ又はストリームディレクトリを記述するファイルエントリは,ディレクトリのデータ空間

を記述するために,

“直接”参照(すなわち,データがファイルエントリに埋め込まれている。[4/14.6.8]

のフラグビット 0-2 欄参照)

,又は short ad 割付け記述子を用いなければならない。これはこのデータが,

ファイルエントリそのものとともにメタデータ区画に存在することによる。

他の種類の(ストリームを含む)ファイルデータを記述するファイルエントリは,ファイルのデータ空

間を記述するために,

“直接”参照,又はメタデータ区画マップによって参照される物理区画又は予備区画

を参照する long ad 割付け記述子を用いなければならない。2.2.10 で示した再生専用区画及び上書き可能区

画が一つのボリューム上にある,特別な二つの区画の場合,ファイル又は名前付きストリームのデータ空

間もまた再生専用区画に割り付けられてもよい。

メタデータ区画に記録された全ての割付け記述子のエクステント位置(Extent Location)欄は,メタデー

タファイルのブロックでのオフセットとして解釈されなければならない。例えば,メタデータ区画の論理

ブロック 40 は,メタデータファイルのバイトでのオフセット(40 * 論理ブロック長)に相当し,それは

(メタデータファイルの割付け記述子を介して)関連する物理区画又は予備区画のいずれかの論理ブロッ

クに相当する。

実装は,メタデータ控えファイルについて複製及び共有の両方の割付けモードをサポートしなければな

らない(上記及び 2.2.10 メタデータ区画マップのフラグ欄参照)

。メタデータ控えファイルのファイルエ

ントリは,メタデータファイルのファイルエントリと一致して有効に保守されなければならないが,メタ

データファイルのファイルエントリの後に更新されることが望ましい。

メタデータ区画マップのフラグ欄の複製メタデータフラグがセットされた場合は,メタデータ控えファ

イルは,メタデータファイルと常に同一な内容を含むように動的に保守されなければならない。メタデー

タファイル及びメタデータ控えファイルの使われていない論理ブロックは,同一でなくてもよい。この場

合メタデータ区画のブロックは,メタデータ控えファイル又はメタデータファイルの同じオフセットのど

ちらから読んでもよい。データは,まずメタデータファイルに書き込まれ,次にメタデータ控えファイル

に書き込まれることが望ましい。

メタデータ区画マップのフラグ欄の複製メタデータフラグがセットされている場合,実装及び修復ユー

ティリティはメタデータファイルの内容がメタデータ控えファイルの内容に優先すると考える方が望まし

い。例えば,修復ユーティリティは,メタデータファイルから読み出した(読出し不能な部分は控えから

読み出せる)メタデータに基づいてボリュームを修復することができ,その後メタデータ控えファイルの

内容を(既に一貫性のある)メタデータファイルのそれで置き換えることができる。

メタデータ又はメタデータ控えファイルに割り付けられた論理ブロックは,未割付け空間ビットマップ

において割付け済みとしてマークされなければならない。そのためメタデータ区画内の利用可能なブロッ

ク数を決定する仕組みが必要となる。これは,メタデータビットマップファイルによって達成される。メ


33

X 0613

:2015

タデータビットマップファイルは,再生専用区画に記録されてはならない。

図 0−メタデータ区画 

特記事項  図 の中の LBN の値は,説明用であって固定されていない。区画参照番号は,LVD の区

画マップによって決定される。

これらのファイルのより詳しい説明及びどのように使われるかについては,2.2.13.1 に示す。

2.2.13.1 

メタデータファイル(及びメタデータ控えファイル) 

これらのファイルは,そのファイルエントリの ICB タグのファイル種別(File Type)欄の値が 250(メ

タデータファイル)か 251(メタデータ控えファイル)でなければならない。これらのファイルエントリ

の一意 ID(UniqueID)欄の値は 0 でなければならない。

これらのファイルの割付け記述子(2.3.10 参照)は,常に次のとおりでなければならない。

a) short_ad

を使用する(その ICB が存在するのと同じ物理区画又は予備区画の空間を参照。

b)

種別が“割付け済みであるが未記録”であるエクステントを指定しない。


34

X 0613

:2015

c)

種別が“割付け済みかつ記録済み”又は“未割付け”であるエクステントは,[割付け単位サイズ

(Allocation Unit Size)と論理ブロック長との積]の整数倍のエクステント長をもたなければならない。

割付け単位サイズは,メタデータ区画マップで指定される。

d)

種別が“割付け済みかつ記録済み”であるエクステントは,メタデータ区画マップで指定された整列

単位サイズ(Alignment Unit Size)の整数倍である開始論理ブロック番号をもたなければならない。

これらのファイルのファイルエントリの情報長欄は,このストリームの AD で記述されたブロック数と

論理ブロック長との積に等しくなければならない。

これらのファイルの割付け記述子は,次のデータ種別の一つを含む論理ブロックだけを記述しなければ

ならない。ユーザデータ又はその他のメタデータは参照してはならない。

a) FSD

b)

終端記述子

c) ICB

d)

割付け記述子のエクステント(2.3.11 参照)

e)

ディレクトリ又はストリームディレクトリのデータ(例えば,FID)

f)

使用可能な未使用ブロック

特記事項  ファイルエントリ及び可能なメタデータファイルの割付けエクステント記述子は,複製メ

タデータファイルのそれらと(物理的に)可能な限り離れていることが望ましい。メタデ

ータ区画マップの複製メタデータフラグ(Duplicate Metadata Flag)がセットされている場

合,これらの二つのファイルの割り付けられたエクステントの数は同じになる。通常,離

れて記録することは,ファイル及びその控えのエクステントの開始 LBN の差を最大にする

ことで達成される。幾つかのドライブ又は媒体は,

“バックグラウンド物理フォーマッティ

ング”

6.13 及び 6.14 参照)又は“インクリメンタルフォーマッティング”の組合せをサ

ポートしており,このような機能を使用する処理システムは,メタデータファイル及びデ

ータを割り当てるときに考慮することが望ましい。このような場合,迅速な取出し又は媒

体の信頼性に影響を及ぼさずにファイルの場所を離すことは実質的に不可能であるかもし

れない。

メタデータファイル及び控えファイルのファイルエントリの読み書き時間(Access Time)欄及び変更時

間(Modification Time)欄は,フォーマッティング時に正しい値に設定されなければならないが,ファイ

ルシステムによって更新される必要はない。

メタデータファイル及びメタデータ控えファイルのファイルエントリは,NULL ストリームディレクト

リ ICB 欄及び拡張属性 ICB 欄がなければならない。

2.2.13.2 

メタデータビットマップファイル 

このファイルは,そのファイルエントリの ICB タグのファイル種別(File Type)欄の値が 252 でなけれ

ばならない。これらのファイルエントリの一意 ID(UniqueID)欄の値は,0 でなければならない。

このファイルは,メタデータファイルに割り当てられたブロックの使用状況を記述するスペースビット

マップ記述子を含む。すなわち,メタデータ区画に割り当てられた空間を記述するビットマップである。

ビットマップの位置 0 のビットは,

前述のファイルの最初のブロックに該当し,

位置 1 のビットは 2 番目,

以下同様となる。これは,メタデータ控えファイルにも適用される。メタデータファイルとメタデータ控

えファイルとは,メタデータ区画マップのフラグ欄の複製メタデータフラグにかかわらず,ファイル内容


35

X 0613

:2015

が一致しているからである。

このビットマップのビットがセットされている(ONE)場合,メタデータファイル又は複製メタデータ

ファイル内の該当するブロックは,新規のメタデータ用に使用可能であることを示す。

特記事項  メタデータ区画マップのフラグ欄の複製メタデータフラグがセットされていない場合は,

これらのブロックは,複製メタデータファイルの割付け記述子がメタデータファイルの対

応するブロックと同一のブロックを指すため,同一の一つのブロックである。

このビットマップのビットがクリアされている(ZERO)場合は,該当するブロックは新規のメタデー

タ用に使用不可能,すなわち,それらのブロックが使用中であるか,又はメタデータファイルの割り付け

られていない領域に位置するか,のどちらかである。

その他のメタデータファイルの要件を次に示す。

a)

この SBD の記述子タグの記述子 CRC 長欄は,0 又は 8 に設定されなければならない。値 8 が推奨さ

れる。

b)

メタデータビットマップファイルの割付け記述子は,

“未割付け”である種別の割付け記述子を含んで

はならない。

c)

このファイルのファイルエントリの情報長欄は,SBD の大きさと同じでなければならない(特記事

項:SBD の大きさにはビットマップ部が含まれる。

d)

メタデータ区画の各ブロックに対して,ビットマップに 1 ビットが存在しなければならない。

e)

メタデータビットマップファイルのファイルエントリのアクセス日時欄及び変更日時欄は,初期化時

に有効な値が設定されていなければならないが,ファイルシステムによって更新される必要はない。

f)

メタデータビットマップファイルのファイルエントリのストリームディレクトリ ICB 欄及び

(拡張 FE

の場合)拡張属性 ICB 欄は,NULL でなければならない。

g)

この SBD のタグ位置(TagLocation)欄の記述子は,メタデータビットマップファイルに割り付けられ

た最初のブロックの論理ブロック番号に設定されなければならない。

2.2.13.3 

新規のメタデータに対するブロック割付けの手順 

メタデータビットマップファイルからセット(ONE)されたビットを探し,それをクリアする。その後,

メタデータ区画[メタデータファイル及び(複製モードの場合は)複製メタデータファイル]内の該当す

るブロックを新たなデータのために使用してよい。メタデータファイル(及び複製時には複製メタデータ

ファイル)にセット(ONE)されたビットがなかった場合,ファイルは 2.2.13.5 に示すとおりに拡張され

なければならない。

2.2.13.4 

メタデータブロックの割付け解除の手順 

メタデータビットマップファイルの,メタデータ区画内の割付け解除しようとするブロック番号に該当

するビットをセット(ONE)する。

2.2.13.5 

メタデータ区画の推奨される拡張の手順 

2.2.13.5

で示す変更は,新たに割り付けられたブロックがメタデータのために使用される前にドライブ

(最終的には媒体)に書き込まれなければならない。これらの変更が処理システムの書込みキャッシュに

長くとどまってしまい,変更によって記述されたブロックに割り当てられた新たなメタデータが先に媒体

に書き込まれてしまうことは望ましくない。

a)

メタデータファイル及びメタデータ控えファイル割付け記述子に新たな割付け記述子をつなぐのに十

分な場所があることを確認する。ない場合は,新たな割付け記述子エクステントを割り付ける。

b)

メタデータビットマップファイルの割付けが,メタデータファイルに追加された追加ブロックの記述


36

X 0613

:2015

のためのビットマップの拡張に,十分広いことを確認する。足りない場合は,メタデータビットマッ

プファイルにブロックを割り付ける。

c)

(メタデータファイル)のための新たなエクステントのブロックをサイズ及び 2.2.13.1 に規定されて

いるアライメントの要件に従って割り付ける。

d)

メタデータ区画マップのフラグ(Flags)欄の複製メタデータフラグがセットされている場合,

(メタ

データ控えファイルに)第 2 のエクステントのブロックをサイズ及び 2.2.13.1 に規定されているアラ

イメントの要件に従って割り付ける。最初の割付けからできるだけ離れていることが望ましい。

e)

メタデータファイルに新規の割付け記述子を追加するか,又は既存の記述子を変更することによって,

新規に割り付けられたエクステントの最初を参照できるようにする。メタデータ区画マップのフラグ

(Flags)欄の複製メタデータフラグ(Duplicate Metadata Flag)がセットされていない場合,メタデー

タ控えファイルの AD を変更し,同じエクステントを参照する。

f)

上記において第 2 のエクステントが割り付けられた場合,メタデータ控えファイルに新規の割付け記

述子を追加するか,既存の AD を変更し,第 2 のエクステントを参照する。

g)

新規のエクステントがメタデータファイルの最後に追加された場合,メタデータファイル及び複製の

FE

の情報長欄を新規のブロックを含むように増やす。

h)

メタデータビットマップファイルが拡張された場合,その FE の情報長欄をメタデータファイルの新

規のブロックを記述するビットを含むように増やす。

i)

新たなメタデータのために使用可能なことを示すために,メタデータビットマップファイルのメタデ

ータファイルに今回追加されたエクステントに該当するビットをセット(ONE に)する。

2.2.13.6 

メタデータ区画からの空間の推奨される回収の手順 

メタデータファイル及びその複製に割り付けられたブロックは,次の二つのいずれかによって返却され

なければならない。

a)

メタデータファイル及びその複製を切り詰める。

b)

メタデータファイル及びその複製の領域の AD を作成し,散在(未割付け)するのに合わせてメタデ

ータビットマップファイルの該当するビットを ZERO にし,これらのブロックが使用できないことを

示す。

除去されるいかなる領域も次のとおりでなければならない。

a)

現在参照されているメタデータを含んでいてはならない[例えば,メタデータビットマップファイル

の該当する全てのビットが既にセット(ONE に)されていなければならない。

b)  2.2.13.1

に示すサイズ及び整列の制約に適合しなければならない。

切り詰める場合(メタデータ区画が切り詰められようとしている。

)は,次による。

a)

ビットマップのサイズを減らすために,メタデータビットマップファイルの SBD を更新する。

b)

メタデータビットマップファイルのファイルエントリの情報長欄(Information Length)を減少したビ

ットマップのサイズを反映するように更新する。

c)

メタデータファイル及びその複製のファイルエントリの情報長欄(Information Length)を領域を除去

するように更新する。

d)

割付け解除されたブロックを区画の未割付け空間ビットマップで利用可能にマークする。

散在にマークされた場合(メタデータ区画の中間の領域が除去されようとしている。

)は,次による。

a)

メタデータビットマップファイルの該当するビットを ZERO にクリアする。

b)

割付け解除されようとしている領域のために,散在(未割付け)割付け記述子をメタデータファイル


37

X 0613

:2015

(及びその複製)に生成する。

c)

割付け解除されたブロックを区画の未割付け空間ビットマップで利用可能にマークする。

2.2.14 

区画記述子(Partition Descriptor) 

struct PartitionDescriptor {                    /* JIS X 0607    3/10.5 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint32

VolumeDescriptorSequenceNumber;

 Uint16

PartitionFlags;

 Uint16

PartitionNumber;

 struct

EntityID

PartitionContents;

 byte

PartitionContentsUse[128];

 Uint32

AccessType;

 Uint32

PartitionStartingLocation;

 Uint32

PartitionLength;

 struct

EntityID

ImplementationIdentifier;

 byte

ImplementationUse[128];

 byte

Reserved[156];

}

2.2.14.1 

区画内容(Struct EntityID PartitionContents) 

この欄の適切な扱いに関する詳細情報は,実体識別子に関する 2.1.5 を参照。

2.2.14.2 

アクセス種別(Uint32 AccessType) 

幾つかの書換形又は上書き可能形媒体では,区画アクセス種別の 3(書換形)と 4(上書き可能形)との

間で混乱があるかもしれない。

書換形媒体は,書込み前に何らかの形の前処理が必要な媒体(例えば,従来の MO,DVD-RW)とする。

このような媒体は,空き空間ビットマップ又は空き空間表をもたなければならず,アクセス種別 3 を使わ

なければならない。

上書き可能形媒体は,書込み前に何らかの形の前処理が不要な媒体(例えば,CD-RW,DVD+RW,

DVD-RAM

)とする。このような媒体は,空き空間ビットマップ又は空き空間表をもたなければならず,

アクセス種別 4 を使わなければならない。アクセス種別の値が定義済みのアクセス種別の値のいずれとも

等しくない場合,又は媒体とドライブとの組合せがアクセス種別の値で指示された書込み動作を行うこと

ができない場合は,その区画は再生専用区画として取り扱わなければならない(例:追記形媒体上又は再

生専用ドライブ内の上書き可能形区画)

特記事項  上記の規則は,UDF 版数が大きく(例:UDF 2.60),疑似上書き可能区画を使用し,読出

し最小版数の値が 2.50 である媒体に,UDF 2.50 処理システムが再生専用形アクセスを可能

にするために,重要である。

2.2.14.3 

区画開始位置(Uint32 PartitionStartingLocation) 

予備区画においてはこの欄の値は,パケット長の整数倍でなければならない。パケット長は,予備区画

マップで定義される。

物理区画の場合,この欄の値は,その媒体の(

“ECC ブロック長”をセクタ長で除したもの)の整数倍

でなければならない(ECC ブロック長の定義は 1.3.2 参照)


38

X 0613

:2015

2.2.14.4 

区画長(Uint32 PartitionLength) 

予備区画においてはこの欄の値は,パケット長の整数倍でなければならない。パケット長は,予備区画

マップで定義される。

2.2.14.5 

処理システム識別子(Struct EntityID ImplementationIdentifier) 

この欄の適切な扱いに関する詳細情報は,実体識別子に関する 2.1.5 を参照。

2.3 

第 部  ファイルシステム 

2.3.1 

記述子タグ(Descriptor Tag) 

struct tag{

/* JIS X 0607    4/7.2 */

 Uint16

TagIdentifier;

 Uint16

DescriptorVersion;

 Uint8

TagChecksum;

 byte

Reserved;

 Uint16

TagSerialNumber;

 Uint16

DescriptorCRC;

 Uint16

DescriptorCRCLength;

 Uint32

TagLocation;

}

特記事項  JIS X 0607 では値が 0 のタグ識別子は定義されていないが,UDF では予備表の識別子とし

て使用する。

2.3.1.1 

タグ通し番号(Uint16 TagSerialNumber) 

a)

意味:無視する。障害回復のためにある。

b)

設定値:このボリュームの開始ボリューム記述子ポインタのタグ通し番号(TagSerialNumber)と同じ

値を設定しなければならない。

ボリューム構造のタグ通し番号と同じ制約が適用される(2.2.1.1 及び 2.1.6 参照)

2.3.1.2 

記述子 CRC 長(Uint16 DescriptorCRCLength) 

ボリューム構造の記述子 CRC 長と同じことが適用される。2.2.1.2 参照。

2.3.1.3 

タグ位置(Uint32 TagLocation) 

仮想番地(例えば,VAT を通した参照)を通して参照される構造のために,この値は物理番地又は論理

番地ではなく,仮想番地でなければならない。

2.3.2 

ファイル集合記述子(File Set Descriptor) 

struct FileSetDescriptor{

/* JIS X 0607    4/14.1 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 struct

timestamp

RecordingDateandTime;

 Uint16

InterchangeLevel;

 Uint16

MaximumInterchangeLevel;

 Uint32

CharacterSetList;

 Uint32

MaximumCharacterSetList;

 Uint32

FileSetNumber;

 Uint32

FileSetDescriptorNumber;

 struct

charspec

LogicalVolumeIdentifierCharacterSet;


39

X 0613

:2015

 dstring

LogicalVolumeIdentifier[128];

 struct

charspec

FileSetCharacterSet;

 dstring

FileSetIdentifier[32];

 dstring

CopyrightFileIdentifier[32];

 dstring

AbstractFileIdentifier[32];

 struct

long_ad

RootDirectoryICB;

 struct

EntityID

DomainIdentifier;

 struct

long_ad

NextExtent;

 struct

long_ad

SystemStreamDirectoryICB

 byte

Reserved[32];

}

書換形及び上書き可能形媒体中には,一つだけのファイル集合記述子を記録しなければならない。追記

形媒体中には,複数のファイル集合記述子を記録してもよい。

複数のファイル集合に関する UDF 規定を,次に示す。

a)

複数のファイル集合は,追記形媒体中だけに許可する。

b)

デフォルトのファイル集合は,最大のファイル集合番号をもつものと定義する。

c)

デフォルトのファイル集合だけを,書込み可能としてもよい。その列における他の全てのファイル集

合は,ハード書込み保護(2.1.5.3 参照)を設定しなければならない。

d)

書込み不可のファイル集合は,その他のファイル集合で参照(直接又は間接的に)するメタデータ構

造を参照しなければならない。書込み可能のファイル集合は,実ファイルデータエクステントを参照

してもよい。

追記形媒体のファイル集合中では,

全てのファイル及びディレクトリを ICB 方策種別 4 で記録する場合,

そのファイル集合記述子の範囲識別子には,ハード書込み保護を設定しなければならない。

追記形媒体中の複数のファイル集合の意図する目的は,媒体中に複数のアーカイブをもつ機能を利用可

能にすることである。例えば,一つのファイル集合は,特定の時点で作成した情報集合のバックアップを

表現する。

後続のファイル集合は,その後作成した同一情報集合の他のバックアップとして表現する。

2.3.2.1 

交換水準(Uint16 InterchangeLevel) 

a)

意味:関連するファイル集合の内容の現状の交換水準([4/15]で規定)及び規定水準が意味する制約の

指定と解釈する。

b)

設定値:水準 3 を設定しなければならない。

処理システムは,指定された現状の交換水準に関連する制約を実施しなければならない。

2.3.2.2 

最大交換水準(Uint16 MaximumInterchangeLevel) 

a)

意味:関連するファイル集合の内容についての最大交換水準の指定と解釈する。この値は,現状の交

換水準欄で設定してもよい値を制限する。

b)

設定値:水準 3 を設定しなければならない。

2.3.2.3 

文字集合リスト(Uint32 CharacterSetList) 

a)

意味:JIS X 0607 規格類の

第 部において定義され,この欄を含む記述子によって記述するファイル

集合に記録される全ての記述子において,内容を charspec と規定する全ての欄で指定される文字集合

の指定と解釈する。


40

X 0613

:2015

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 だけを利用可能とする設定をしなければならない。

2.3.2.4 

文字最大集合リスト(Uint32 MaximumCharacterSetList) 

a)

意味:関連するファイル集合で利用可能な文字集合の最大値及び規定水準が意味する制限の指定と解

釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 だけを利用可能とする設定をしなければならない。

2.3.2.5 

論理ボリューム識別子用文字集合(struct charspec LogicalVolumeIdentifierCharacterSet) 

a)

意味:論理ボリューム識別子欄で使用可能な d 文字の指定と解釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 だけを利用可能とする設定をしなければならない。

2.3.2.6 

ファイル集合用文字集合(struct charspec FileSetCharacterSet) 

a)

意味:JIS X 0607 規格類の

第 部で定義された,ファイル集合記述子の有効範囲内の内容が dstring で

ある欄で使用可能な d 文字の指定と解釈する。

b)

設定値:2.1.2 で定義する CS0 だけを利用可能とする設定をしなければならない。

2.3.2.7 

範囲識別子(struct EntityID DomainIdentifier) 

a)

意味:記述子中の欄の使用規則及び制約を規定する範囲の指定と解釈する。この欄が NULL の場合,

無視する。それ以外の場合は,実体識別子の規則に従う。

b)

設定値:この欄は,この規格で定義する範囲に適合するファイル集合記述子の有効範囲を示すもので

なければならない。したがって,範囲識別子の値は,

“*OSTA UDF Compliant

に設定しなければならない。

2.1.5

で記載したとおり,実体識別子の識別子添字(IdentifierSuffix)欄には,論理ボリュームの内容が互

換性をもつこの規格の対応団体規格の規定の版数を含む。この欄の適切な扱いに関する詳細情報は,2.1.5.3

を参照。

特記事項  実体識別子の識別子添字欄は,ソフト書込み保護フラグ及びハード書込み保護フラグを含

む。

2.3.3 

区画ヘッダ記述子(Partition Header Descriptor) 

struct PartitionHeaderDescriptor{              /* JIS X 0607    4/14.3 */

 struct

short_ad

UnallocatedSpaceTable;

 struct

short_ad

UnallocatedSpaceBitmap;

 struct

short_ad

PartitionIntegrityTable;

 struct

short_ad FreedSpaceTable;

 struct

short_ad FreedSpaceBitmap;

 byte

Reserved[88];

}

区画ヘッダ記述子は,区画記述子の区画内容用欄に記録される。

すなわち,未割付け空間とした論理ブロックは,前処理なしに書込み可能なブロックである。書換形媒

体の場合,消去処理なしに書き込める。空き空間とした論理ブロックは,書込み準備が必要なブロックで

あり,何らかの前処理をする必要がある。書換形媒体の場合,消去処理後に書き込む。媒体の種別の分類

についての詳細は,2.2.14.2 参照。

特記事項 1  空間表又は空間ビットマップの使用は,論理ボリューム中で一貫していなければならな

い。空間表及び空間ビットマップの両方を一つの論理ボリューム中で同時に使用しては


41

X 0613

:2015

ならない。

特記事項 2  空間表又は空間ビットマップは,再生専用区画,疑似上書き可能区画,VAT を使用して

いるファイルシステムには記録してはならない。

2.3.3.1 

区画保全表(struct short_ad PartitionIntegrityTable) 

区画保全エントリは使用しないため,全て 0 を指定しなければならない。

2.3.4 

ファイル識別記述子(File Identifier Descriptor) 

struct FileIdentifierDescriptor{               /* JIS X 0607    4/14.4 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint16

FileVersionNumber;

 Uint8

FileCharacteristics;

 Uint8

LengthofFileIdentifier;

 struct

long_ad

ICB;

 Uint16

LengthofImplementationUse;

 byte

ImplementationUse[];

 char

FileIdentifier[];

 byte

Padding[];

}

ファイル識別記述子は,一つの論理ブロック長に制限しなければならない。

特記事項 1 UDF の全てのディレクトリは,親ディレクトリの位置を示すファイル識別記述子を一つ

もたなければならない。親ディレクトリを記述するファイル識別記述子は,ディレクト

リの最初のファイル識別記述子にしなければならない。ルートディレクトリの親ディレ

クトリは,[4/8.6]に示されているのと同様に,ルートディレクトリにしなければならな

い。

特記事項 2  メタデータ区画マップの記録された論理ボリュームでは,全てのディレクトリ及びスト

リームディレクトリがメタデータ区画(2.2.10 参照)に記録されなければならない。し

かし,ストリームのデータ空間は物理空間に記録されなければならない。

2.3.4.1 

ファイル版数(Uint16 FileVersionNumber) 

a)

意味:ファイルの版数はただ一つだけとし,次項ではこの値を 1 にしている。

b)

設定値:値 1 を設定しなければならない。

2.3.4.2 

ファイル特性(Uint8 FileCharacteristics) 

2.3.4.2.1 

削除ビット(Deleted bit) 

削除ビットは,ディレクトリから FID を除去せずに,ファイル又はディレクトリが削除されていること

を表示するために使用してもよい。この場合,その地点から最後まで,ディレクトリを書き換えることが

必要になる。ファイル又はディレクトリの空間の割付けが解除されているとき,処理システムでは,ICB

欄を 0 に設定しなければならない。これは,削除ビットが設定されても,FID の欄が全て有効でなければ

ならないことによる([4/14.4.3],

注記 21,及び[4/14.4.5]を参照。)。

[4/8.6]

は,あるディレクトリの全ての FID のファイル識別子(及び常に 1 でなければならないファイル

版数)が一意であることを要求する。JIS X 0607 規格類の

第 部は削除ビットを設定された FID にもこの

要求が及ぶか否か記載がないが,意図は否である。削除ビットを設定された FID は,一意であることの要

求を受けないと解釈される。


42

X 0613

:2015

この解釈をしないで,JIS X 0607 規格類の

第 部を誤解して作られた可能性がある UDF 処理システムを

補助するために,処理システムは FID の削除ビットが設定されるとき,これらの規則に従わなければなら

ない。

もし,ファイル識別子の圧縮識別子が 8 ならば,圧縮識別子は 254 に書き換える。もし,ファイル識別

子の圧縮識別子が 16 ならば,圧縮識別子は 255 に書き換える。ファイル識別子の残りのバイトは変えない

ままにする。

このように,ファイル又はディレクトリを削除しないことを望むユーティリティは,圧縮 ID の書換え

を逆にすることによって元の名前を回復できる。

特記事項  処理システムでは,ディレクトリが大きくなるのを避けるため,削除ビットが 1 に設定さ

れ,ICB 欄が 0 に設定された FID を再使用することが望ましい。

2.3.4.2.2 

親ビット及びディレクトリビット(Parent bit and Directory bit) 

JIS X 0607 [4/14.4.3]

図 13 の下の次の言明には不備がある。

“親ビットが ONE にセットされている場合,ディレクトリビットは ONE にセットされなければならな

い。

この言明にもかかわらず,親 FID 内の親ビットは,FID がディレクトリ又はシステムストリームディレ

クトリを識別する場合だけ ONE にセットされなければならない。親 FID がファイルを識別する場合は,

ディレクトリビットは ZERO にセットされなければならない。後者は,ファイルに結びつけられたストリ

ームディレクトリ内の親 FID の場合である。

2.3.4.3 ICB

(struct long_ad ICB) 

あらゆるファイル識別記述子の long_ad の処理システム用バイトは,ファイル及びディレクトリ名前空

間の UDF 一意 ID を記録するために使用しなければならない(

表 16 参照)。

long_ad

の処理システム用バイトは,2.3.10.1 で規定されている割付け記述子の処理システム用の構造を

保持する。この構造の四つの処理用バイトは,UDF 一意 ID を保持する Uint32 として解釈される。

表 16UDF 一意 IDADImpUse structure holding UDF Unique ID 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

フラグ(2.3.10.1 参照)[Flags (see 2.3.10.1)]

Uint16

2 4

UDF

一意 ID(UDF Unique ID) Uint32

3.2.1

の論理ボリュームヘッダ記述子は,ファイル識別記述子の long_ad の処理システム用バイトにおけ

る UDF 一意 ID(UDF Unique ID)欄,並びにファイルエントリ及び拡張ファイルエントリの一意 ID(Unique

ID

)欄の設定方法を記述している。

2.3.4.4 

処理システム用の長さ(Uint16 LengthofImplementationUse) 

a)

意味:処理システム用(ImplementationUse)欄の長さを指定しなければならない。

b)

設定値:この欄には,処理システム用欄の長さを指定しなければならないが,処理システム用欄が未

使用であることを示す 0 を設定してもよい。

ファイル識別記述子を追記形媒体に書き込むとき,次の FID の記述子タグ欄がブロック境界に及ばない

ことを保証するため,FID の後の現在のブロックに 16 未満のバイトが残っていれば,FID の長さは,これ

を避けるのに十分なだけ増加する(この場合,処理システム用欄を使用する。

。後者の場合,処理システ

ム用欄は少なくとも 32 バイトでなければならない。


43

X 0613

:2015

2.3.4.5 

処理システム用(byte ImplementationUse[]) 

a)

意味:処理システム用の長さ(LengthofImplementationUse)欄が 0 でない場合,この欄の最初の 32 バ

イトは,ファイル識別記述子を最後に更新した処理システムの処理システム実体識別子の指定と解釈

する。

b)

設定値:処理システム用の長さ欄が 0 でない場合,この欄の最初の 32 バイトに,現状の処理システム

の処理システム実体識別子を指定しなければならない。

特記事項  この欄の適切な扱いに関する詳細情報は,実体識別子に関する 2.1.5 を参照。

この欄は,特定のファイル識別記述子を最後に作成又は更新した処理システムを識別することを可能と

する。

2.3.4.6 

ファイル識別子  (char FileIdentifier[]) 

OSTA

圧縮 Unicode 形式のファイル識別子が書かれている(2.1.1 参照)

。この欄のバイト長は,親 FID

のとき 0 になる唯一の例外を除いて,1 より大きくなければならない。このファイル識別子記述子のファ

イル特性欄の削除ビットが設定されている場合は,2.3.4.2 の追加規定を参照。削除ビットが設定されてい

ない場合は,ファイル識別子の Unicode 表現はこのディレクトリ内で一意でなければならない。この一意

性は JIS X 0607  [4/8.6]のバイトごとの一意性だけでなく,OSTA 圧縮 Unicode 形式を伸張して得られる

Unicode

記述子についても要求されている。

2.3.5 ICB

タグ(ICB Tag) 

struct icbtag{

/* JIS X 0607    4/14.6 */

 Uint32

PriorRecordedNumberofDirectEntries;

 Uint16

StrategyType;

 byte

StrategyParameter[2];

 Uint16

MaximumNumberofEntries;

 byte

Reserved;

 Uint8

FileType;

 Lb_addr

ParentICBLocation;

 Uint16

Flags;

}

2.3.5.1 

方策種別(Uint16 StrategyType) 

a)

意味:この欄の内容には,使用する ICB 方策種別を指定する。読出しアクセスの目的の処理システム

は,方策種別 4 及び 4 096 を利用可能としなければならない。

b)

設定値:値 4 又は 4 096 を設定しなければならない。

特記事項参照。

特記事項  6.6 で定義されている方策種別 4 096 は,追記形媒体で使用することを意図している。方策

種別 4 096 は,非逐次記録の追記形媒体に記録されたアクセス種別が追記形である区画内

の ICB だけに許されている。

2.3.5.2 

ファイル種別(Uint8 FileType) 

標準のバイトで番地付け可能なファイルのために値 5 を使用しなければならず,0 を使用してはならな

い。VAT(2.2.11 参照)のために値 248 を使用しなければならない。Real-Time ファイル(6.11 参照)を示

すために値 249 を使用しなければならない。

ファイル種別 250,

251

及び 252 は,

各々メタデータファイル,

メタデータ控えファイル,メタデータビットマップファイルに使用しなければならない。詳細は,2.2.13

を参照。ファイル種別 253∼255 は使用してはならない。


44

X 0613

:2015

2.3.5.2.1 

ファイル種別 249(File Type 249) 

ファイル種別 249 のファイルは,このファイルのデータ領域にアクセスするための特別なコマンドを要

求する。起こり得るダメージを避けるために,これらのコマンドが利用可能でない処理システムの場合,

このファイルのデータ領域にアクセスするか又は変更するコマンドを全く出さない。これは,読出し,書

込み及び削除を含むが限定されるものではない。

2.3.5.3 

親 ICB 位置(ParentICBLocation) 

方策種別 4 の場合,この欄は使用してはならず,全て 0 バイトを書く。方策種別 4 096 の場合,この欄

の使用は,任意選択とする。

特記事項  [4/14.6.7]では,この欄が 0 の場合,そのような ICB を指定していないことを意味すると規

定している。これは,処理システムが ICB を論理ブロック番地 0 に記録できることから,

規定の誤りである。したがって,この欄を使用する場合,ICB を論理ブロック 0 に記録し

てはならない。

2.3.5.4 

フラグ(Uint16 Flags) 

a)

ビット 02

これらのビットは,使用する割付け記述子の種別を指定する。使用する割付け記述子種別の選択のガ

イドラインについては,2.3.10 を参照。

b)

ビット 3[分類(Sorted)]

1)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,このビットは,ディレクトリが未分類でもよい(0)ことを示

さなければならない。

2)

設定値:0 を設定しなければならない。

c)

ビット 4[再配置不可(Non-relocatable)]

1)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,このビットは,もし,ファイルが再配置不可であるならば,

(1)を示さなければならない。もし,[4/14.6.8]でのこのビットの定義に反するならば,処理システ

ムはこのビットを 0 に設定しなければならない。

2)

設定値:0 を設定することが望ましい。

特記事項 1  このフラグはファイルをロックするものではない。それは,処理システムが特定の

応用プログラムの要求を満たすためにファイルの割付けをアレンジしたことを示す

のに使用される。これらの場合では,記録済みのブロック(UDF 予備区画に関する

2.2.9

を参照。

)の再割当て,又はファイルの断片解消処理(defragmentation)は望ま

れないかもしれない。1 に設定されたフラグをもつファイルが複写される場合,フ

ァイルの新しいコピーは,このビットを 0 に設定することが望ましい。

d)

ビット 9[連続性(Contiguous)]

1)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,このビットは,ファイルが連続である(1)ことを示してもよ

い。ファイルが連続であることを処理システムが保証できない場合に,ファイルが不連続でもよい

ことを示すために,処理システムはこのビットを 0 に設定してもよい。

2)

設定値:0 を設定することが望ましい。

e)

ビット 11[変換(Transformed)]

1)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,このビットは,変換がない(0)ことを示さなければならない。

2)

設定値:0 を設定しなければならない。

データ圧縮法及びその他のデータ変換形式は,将来の OSTA の規定で示す。


45

X 0613

:2015

f)

ビット 12[複数版数(Multi-versions)]

1)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,このビットは,複数版数ファイルが存在しない(0)ことを示

さなければならない。

2)

設定値:0 を設定しなければならない。

g)

ビット 13[ストリーム(Stream)]

1)

意味:ファイルエントリ又は名前付きストリームを定義する拡張ファイルエントリ又はファイル若

しくはディレクトリの主データストリームのいずれかである(1)ことを示さなければならない。

[4/8.8.3]

及びこの規格の 3.3.5 参照。

2)

設定値:FE 又は名前付きストリームの EFE のために 1 を設定しなければならない。それ以外の場

合は 0 を設定しなければならない。

特記事項 2  ファイル又はディレクトリの主データストリームの FE 又は EFE,及びシステムス

トリームディレクトリの FE 又は EFE について,ストリームビットは 0 に設定され

なければならない。これらの FE 又は EFE はストリームディレクトリの親 FID によ

って参照されるであろうという事実にもかかわらず,[4/14.6.8]の

注記 24 によって親

FID

の場合は除かれる。

2.3.6 

拡張ファイルエントリ及びファイルエントリ(Extended File Entry and File Entry) 

struct ExtendedFileEntry{  /* JIS X 0607    4/14.17

及び 4/14.9 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 struct

icbtag ICBTag;

 Uint32

Uid;

 Uint32

Gid;

 Uint32

Permissions;

 Uint16

FileLinkCount;

 Uint8

RecordFormat;

 Uint8

RecordDisplayAttributes;

 Uint32

RecordLength;

 Uint64

InformationLength;

 Uint64

ObjectSize;

/* EFE

だけ*/

 Uint64

LogicalBlocksRecorded;

 struct

timestamp

AccessDateAndTime;

 struct

timestamp

ModificationDateAndTime;

 struct

timestamp

CreationDateAndTime;

/* EFE

だけ*/

 struct

timestamp

AttributeDateAndTime;

 Uint32

Checkpoint;

 Byte

Reserved[4];

/* EFE

だけ*/

 struct

long_ad

ExtendedAttributeICB;

 struct

long_ad

StreamDirectoryICB;   /* EFE

だけ*/

 struct

EntityID

ImplementationIdentifier;

 Uint64

UniqueID;

 Uint32

LengthofExtendedAttributors;


46

X 0613

:2015

 Uint32

LengthofAllocationDescriptes;

 byte

ExtendedAttributes[];

 byte

AllocationDescriptors[];

}

一つの拡張ファイルエントリ(Extended File Entry)又はファイルエントリ(File Entry)の全長は,一つ

の論理ブロック長を超えてはならない。全ての場合で FE の代わりに EFE を使用することが推奨される。

EFE

は FE の上位集合である。これは,EFE が FE の全ての欄と,上記の構造で“EFE

だけ”と表示さ

れている差し込まれている特別の欄とをもつことを意味する。EFE と FE とでは同じ欄のオフセットが異

なることがあることに注意する。一般的に,この規格の全文にわたって“拡張ファイルエントリ”は“フ

ァイルエントリ”で置き換えることが可能である。

ボリュームにメタデータ区画マップが記録されている場合,全ての(拡張)ファイルエントリ,割付け

記述子エクステント及びディレクトリのデータは,

メタデータ区画に記録されなければならない。

例えば,

メタデータ及び/又はメタデータ控えファイルに割り付けられた論理ブロック。例外を含む詳細について

は 2.2.13 参照。

2.3.6.1 

レコードフォーマット(Uint8 RecordFormat) 

a)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,ファイルに記録する情報の構造は,この欄で規定しない(0)こ

とを示さなければならない。

b)

設定値:0 を設定しなければならない。

2.3.6.2 

レコード表示属性(Uint8 RecordDisplayAttributes) 

a)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,ファイルに記録する情報の構造は,この欄で規定しない(0)こ

とを示さなければならない。

b)

設定値:0 を設定しなければならない。

2.3.6.3 

レコード長(Uint32 RecordLength) 

a)

意味:OSTA UDF 適合媒体に関して,ファイルに記録する情報の構造は,この欄で規定しない(0)こ

とを示さなければならない。

b)

設定値:0 を設定しなければならない。

2.3.6.4 

情報長(Uint64 InformationLength) 

最後 の割付け記 述子だけが ブロック長 の倍数でな いエクステ ント長をも つ場合は, [4/12.1]及び

[4/14.14.1.1]

を参照。

2.3.6.5 

記録済み論理ブロック(Uint64 LogicalBlocksRecorded) 

データを埋め込んだファイル又はディレクトリについて,この欄の値は 0 を設定しなければならない。

2.3.6.6 

処理システム識別子(struct EntityID ImplementationIdentifier) 

実体識別子に関する 2.1.5 を参照。

2.3.6.7 

一意 ID(Uint64 UniqueID) 

ファイル集合のルートディレクトリに関して,この値は 0 を設定しなければならない。

3.2.1

の論理ボリュームヘッダ記述子は,ファイル識別記述子における long_ad の処理システム用バイト

の UDF 一意 ID 欄,並びにファイルエントリ及び拡張ファイルエントリの一意 ID 欄の設定方法を記述し

ている。

2.3.6.8 

ファイルリンク数(FileLinkCount) 

ディレクトリに対するハードリンク(hard link)は許されない。ディレクトリのファイルエントリは,


47

X 0613

:2015

次によって識別されなければならない。

a)

ルートディレクトリでないディレクトリについては,ディレクトリ名を定義する厳密に一つの FID。

b)

適切な場合は 0 以上の親 FID。もしあれば,各々の直下の子ディレクトリ内に一つの親 FID。

ストリーム及びストリームディレクトリのハードリンクの制約については,3.3.5.1 参照。

2.3.6.9 

アクセス,更新,作成及び属性日時表示  (Access, Modification, Creation and Attribute Timestamps) 

[4/14.9.12]

∼[4/14.9.14]はアクセス,更新及び属性日時は“ファイルの作成日時より前であってはならな

い”と言明している。幾つかのオペレーティングシステムは“作成時間”について異なった概念をもって

いるため,UDF では[4/14.9.12]∼[4/14.9.14]の“前であってはならない”を“前でないほうが望ましい”に

読み替えることによって,この規定を必須から推奨へと変更する。

特記事項  [4/14.9.12]∼[4/14.9.14]はファイル日時拡張属性のファイル作成日時についてしか触れてい

ない。しかし,ファイル日時拡張属性のファイル作成日時は拡張ファイルエントリには記

録してはならない。EFE はその作成日時の欄をもっており,それが使用されなければなら

ない。3.3.4.3.1 及び[4/14.17.13]∼[4/14.17.16]を参照。

2.3.7 

未割付け空間エントリ(Unallocated Space Entry) 

struct UnallocatedSpaceEntry{                 /* JIS X 0607    4/14.11 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 struct

icbtag ICBTag;

 Uint32

LengthofAllocationDescriptors;

 byte

AllocationDescriptors[];

}

特記事項  未割付け空間エントリの最大長は,一つの論理ブロック長でなければならない。

2.3.7.1 

割付け記述子(byte AllocationDescriptors[]) 

短割付け記述子だけを使用する。

特記事項  割付け記述子中のエクステント長欄の上位 2 ビットは,エクステント種別[4/14.14.1.1]を指

定する。未割付け空間エントリで規定する割付け記述子に関して,この種別は,割付け済

みであるが未記録であるエクステントを示す値 1 に設定するか,又はエクステントが割付

け記述子の後続エクステントであることを示す値 3 に指定するかしなければならない。割

付け記述子の後続エクステントは,一つの論理ブロック長に制限しなければならない。

割付け記述子は,位置の昇順に連続的に並べなければならない。表中の割付け記述子は重複してはなら

ない。例えば,位置 = 2,長さ  = 2 048(論理ブロック長  = 1 024)の割付け記述子の次が,位置 = 3 の割

付け記述子であることは許されない。隣接する割付け記述子が続いてはならない。例えば,位置 = 2,長

さ  = 1 024(論理ブロック長  = 1 024)の割付け記述子の次が,位置 = 3 の割付け記述子であってはならず,

位置 = 2,長さ  = 2 048 の一つの割付け記述子でなければならない。隣接する割付け記述子が続いてもよ

い唯一の場合は,いずれか一方の隣接する割付け記述子の長さが,割付け記述子で記述可能な最大値のと

きである。

2.3.8 

空間ビットマップ記述子(Space Bitmap Descriptor) 

struct SpaceBitmap{

/* JIS X 0607    4/14.12 */

 struct

Tag  DescriptorTag;

 Uint32

NumberOfBits;

 Uint32

NumberOfBytes;


48

X 0613

:2015

 byte

Bitmap[];

}

2.3.8.1 

記述子タグ(struct Tag DescriptorTag) 

空間ビットマップ記述子の記述子 CRC 長については,例外規定がある。2.3.1.2 で定義されるとおりの記

述子 CRC 長のデフォルトの値が使われない場合,記述子 CRC 長は 0 又は 8 のどちらかでなければならな

い。値 8 が推奨される。

2.3.9 

区画保全エントリ(Partition Integrity Entry) 

JIS X 0607 [4/14.13]参照)論理ボリューム保全記述子(2.2.6 参照)の機能によってこの記述子は必要

でないため,この記述子は記録してはならない。

2.3.10 

割付け記述子(Allocation Descriptor) 

ファイルのデータ領域を構成するとき,処理システムは,選択対象の幾つかの種別の割付け記述子をも

つ。次に示すガイドラインは,使用する適切な割付け記述子の選択時に従わなければならない。

a)

短割付け記述子:単一ボリューム中に存在する論理ボリューム(例えば,独立した装置で作成した論

理ボリューム)で,他のボリュームを拡張する予定のない論理ボリュームに関して,短割付け記述子

を使用することが望ましい。

特記事項 1  最大交換水準については,2.2.2.2 を参照。

b)

長割付け記述子:複数ボリュームに存在する論理ボリューム,又は現在は単一ボリューム内に存在す

るが,後で複数ボリュームにまたがる予定の論理ボリュームに関して,長割付け記述子を使用するこ

とが望ましい。

特記事項 2  単一ボリューム中でも長割付け記述子を使用する利点はある。この利点は,書換形媒体

中の消去したエクステントの追跡を利用可能とすることである。付加情報については,

2.3.10.1

を参照。

短割付け記述子及び長割付け記述子の両方に関して,エクステント長(ExtentLength)欄の下位 30 ビッ

トが 0 の場合,上位 2 ビットは 0 でなければならない。

特記事項 3  仮想区画マップの記録されたボリュームの場合

a)

仮想空間を識別する割付け記述子は,ブロック長以下の長さのエクステント長をも

たなければならない。ファイルデータ,ディレクトリ,又はストリームデータを識

別する割付け記述子は物理空間を識別しなければならない。仮想空間に記録された

ICB

は,物理空間を識別するために,long_ad 割付け記述子を使用しなければならな

い。short_ad 割付け記述子を使用することによって,もし,ICB が仮想空間にある

ならば,仮想空間のファイルデータを識別することになる。

b)

仮想空間に記録された記述子は,タグ位置欄に記録された仮想論理ブロック番号を

もたなければならない。

特記事項 4  メタデータ区画マップの記録されたボリュームの場合

a)

ディレクトリ又はストリームディレクトリのデータを識別する割付け記述子は,メ

タデータ空間を識別しなければならない。

b)

ファイル又はストリームのデータを識別する割付け記述子は,物理空間を識別しな

ければならない。

c)

メタデータ空間に記録された割付け記述子は,同様にメタデータ空間にあるエクス

テントを識別するときは short_ad を使わなければならない。


49

X 0613

:2015

d)

エクステント種別 3(継続)である割付け記述子は,種別 3 の記述子そのものが記

録されている同じ区画を識別しなければならない。

e)

メタデータ空間に記録された記述子は,適切な場合,記述子そのもののメタデータ

空間論理ブロック番号をその記述子タグのタグ位置欄(TagLocation)に記録しなけ

ればならない。

2.3.10.1 

長割付け記述子(Long Allocation Descriptor) 

struct long_ad{

/* JIS X 0607    4/14.14.2 */

 Uint32

ExtentLength;

 Lb_addr

ExtentLocation;

 byte

ImplementationUse[6];

}

UDF

及び処理システムの両方に処理システム用(ImplementationUse)欄の使用を許可するために,6 バ

イトの処理システム用欄の中に次の構造を記録しなければならない。

  struct ADImpUse 
    { 
                  Uint16      flags; 
                  byte          impUse[4]; 
    } 
 
    /* 
      *ADImpUse Flags (NOTE:bits 1-15 reserved for future use by UDF) 
  */ 
  #define EXTENTErased     (0x01)

前処理の利点である書換形媒体の効率のために,このエクステント消去(EXTENTErasd)フラグは,消

去したエクステントを示す 1 を設定しなければならない。これは,割付け済みであるが未記録であるエク

ステントだけに使用する。

2.3.11 

割付けエクステント記述子(Allocation Extent Descriptor) 

struct AllocationExtentDescriptor{          /* JIS X 0607    4/14.5 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint32

PreviousAllocationExtentLocation;

 Uint32

LengthOfAllocationDescriptors;

}

割付けエクステント記述子は,割付け記述子それ自体を含まない。UDF は,[4/14.5]を割付け記述子が割

付けエクステント記述子の割付け記述子長(LengthOfAllocationDescriptors)欄に続く最初のバイトから始

まる方法として解釈する。割付けエクステント記述子はその割付け記述子とともに割付け記述子のエクス

テントを構成する。割付け記述子のエクステント長は,論理ブロック長を超えてはならない。割付け記述

子の次から論理ブロックの最後まで続く不使用のバイトは,値#00 をもつ。

2.3.11.1 

記述子タグ(Struct tag DescriptorTag) 

記述子タグの記述子 CRC 長は,割付け記述子エクステントに続く割付け記述子を含む。記述子 CRC 長

は,8 又は 8+割付け記述子長でなければならない。

2.3.11.2 

先行割付けエクステント位置(Units32 PreviousAllocationExtentLocation) 

a)

意味:この欄は使用してはならない。


50

X 0613

:2015

b)

設定値:0 を設定しなければならない。

2.3.12 

パス名(Pathname) 

2.3.12.1 

パス要素(Path Component) 

struct PathComponent{

/* JIS X 0607    4/14.16.1 */

 Uint8

ComponentType;

 Uint8

LengthofComponentIdentifier;

 Uint16

ComponentFileVersionNumber;

 char

ComponentIdentifier[];

}

2.3.12.1.1 

要素ファイル版数(Uint16 ComponentFileVersionNumber) 

a)

意味:ファイルの版数はただ一つだけとし,次項ではこの値を 0 にしている。

b)

設定値:値 0 を設定しなければならない。

2.4 

第 部  レコード構造 

レコード構造ファイルは,作成してはならない。これらが媒体中に存在し,処理システムが利用可能で

ない場合は,内容を解釈しないバイト列として扱わなければならない。

システム依存要件 

3.1 

第 部  一般 

3.1.1 

日時表示(Timestamp) 

struct timestamp{

/* JIS X 0607    1/7.3 */

 Uint16

TypeAndTimezone;

 Int16

Year;

 Uint8

Month;

 Uint8

Day;

 Uint8

Hour;

 Uint8

Minute;

 Uint8

Second;

 Uint8

Centiseconds;

 Uint8

HundredsofMicroseconds;

 Uint8

Microsecond;

}

3.1.1.1 1/100

秒(Uint8 Centisecond) 

a)

意味:1/100 秒の概念が利用可能でないオペレーティングシステム(OS)では,処理システムはこの

欄を無視しなければならない。

b)

設定値:1/100 秒の概念が利用可能でない OS では,処理システムはこの欄に 0 を設定しなければなら

ない。

3.1.1.2 100

マイクロ秒(Uint8 HundredsofMicrosecond) 

a)

意味:100 マイクロ秒の概念が利用可能でない OS では,処理システムはこの欄を無視しなければな

らない。

b)

設定値:100 マイクロ秒の概念が利用可能でない OS では,処理システムはこの欄に 0 を設定しなけ


51

X 0613

:2015

ればならない。

3.1.1.3 

マイクロ秒(Uint8 Microsecond) 

a)

意味:マイクロ秒の概念が利用可能でない OS では,処理システムはこの欄を無視しなければならな

い。

b)

設定値:マイクロ秒の概念が利用可能でない OS では,処理システムはこの欄に 0 を設定しなければ

ならない。

3.2 

第 部  ボリューム構造 

3.2.1 

論理ボリュームヘッダ記述子(Logical Volume Header Descriptor) 

struct LogicalVolumeHeaderDesc{         /* JIS X 0607    4/14.15 */

 Uint64

UniqueID,

 bytes

reserved[24]

}

この構造体は,LVID の論理ボリューム内容用(Logical Volume Contents Use)欄内にある。

3.2.1.1 

一意 ID(Uint64 UniqueID) 

この欄は,UDF 一意 ID マッピングデータストリーム(Unique ID Mapping Data Stream)の次の新規のオ

ブジェクトに使用するための,次一意 ID の値を含む,3.3.7.1 参照。次一意 ID の値は,0 がルートディレ

クトリに予約されており,システムストリームディレクトリオブジェクト及び 1∼15 の値は Macintosh の

実装で使用するのに予約されているため,16 に初期設定する。次一意 ID の値は,次に記載する,新たに

作成されたオブジェクトのための新規の UDF 一意 ID の値の各割付けとともに単調に増加する。次一意 ID

の値の下位 32 ビットが#FFFFFFFF に達すると,64 ビット値に期待されるとおり,次の増加は上位 32 ビッ

トを 1 ずつ増加させることによって実行されるが,下位 32 ビットは,16(初期設定値)に折り返す。この

ような折り返しが行われると,

32

ビット FID の UDF 一意 ID の値の一意性は保証できなくなる。

そのため,

次一意 ID の値が#FFFFFFFF より大きい場合,UDF 一意 ID マッピングデータストリームは完全に削除さ

れなければならない。

一意 ID は,新しいファイル又はディレクトリが生成されるか,他の名前を現存のファイル又はディレ

クトリにリンクするときに使用する。名前の変更又は移動の場合,オブジェクトの FID 一意 ID の値は変

更されてはならず,該当する UDF 一意 ID マッピングエントリは正しく維持されなければならない

3.3.7.1.2 参照)

。オブジェクトが別のディレクトリへ移動したときには,親からのこのマッピングエント

リへの参照は更新されなければならない。FID が削除されたときは,使われなくなった UDF 一意 ID に該

当するマッピングエントリは再利用してはならず,削除するか無効と印を付けられなければならない。フ

ァイル識別記述子及びファイルエントリ又は拡張ファイルエントリは,ファイル又はディレクトリに関連

する,ストリームディレクトリ又は名前付きストリームに使われるが,一意 ID は使用しない。むしろ,

これらの構造の一意 ID 欄は,ストリームが関連するファイル及びディレクトリの,ファイルエントリ・

拡張ファイルエントリの一意 ID から,そうした値をとる。同じファイルエントリ・拡張ファイルエント

リの計数(counts)が拡張属性空間の定義のために使われる。親の FID は,その一意 ID の値を親 FID に識

別されるファイルエントリ・拡張ファイルエントリの下位 32 ビットからとる。システムストリームディレ

クトリの FID 及びファイルエントリ,並びにシステムストリームディレクトリに関連するストリームの

FID

及びファイルエントリは,値が 0 である一意 ID を使わなければならない。

ファイル又はディレクトリが生成されると,この一意 ID は,ファイルエントリ・拡張ファイルエント

リの一意 ID 欄に割り付けられ,一意 ID の下位 32 ビットは,ファイル識別記述子(2.3.4.3 参照)の long_ad


52

X 0613

:2015

の処理システム用バイトの UDF 一意記述子に割り付けられ,

一意 ID は,

前に記載された方法で増加する。

名前が現存のファイル又はディレクトリにリンクすると,次一意 ID の下位 32 ビットが,ファイル識別

記述子(2.3.4.3 参照)の long_ad の処理システム用バイトの UDF 一意 ID に割り付けられ,一意 ID は先に

記載された方法で増加する。

下位 32 ビットは,ファイルエントリ・拡張ファイルエントリ及び最初のファイル識別記述子において同

じでなければならないが,後続の FID では異ならなければならない。

UDF

処理システムは全て,この 3.2.1.1 に記載されているとおりに,FID で UDF 一意 ID を維持するもの

とし,ファイルエントリ及び拡張ファイルエントリでは一意 ID を維持しなければならない。閉じた論理

ボリューム保全記述子の論理ボリュームヘッダ記述子は,有効な一意 ID をもたなければならない。

VAT

を使用するファイルシステムでは,LVID の LVHD の一意 ID 欄の機能は,VAT ICB ファイルエント

リの一意 ID 欄によって引き継がれ,それに加え,新たに作られたオブジェクトの最初の一意 ID の値は,

この 3.2.1.1 で記載されている次一意 ID の増加処理に従って VAT ICB 一意 ID の値を一度増加させた値が

使われる。このため,VAT ファイルエントリと同じ一意 ID をもつオブジェクトはない。

3.3 

第 部  ファイルシステム 

3.3.1 

ファイル識別記述子(File Identifier Descriptor) 

struct FileIdentifierDescriptor{               /* JIS X 0607    4/14.4 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint16

FileVersionNumber;

 Uint8

FileCharacteristics;

 Uint8

LengthofFileIdentifier;

 struct

long_ad

ICB;

 Uint16

LengthofImplementationUse;

 byte

ImplementationUse[];

 char

FileIdentifier[];

 byte

Padding[];

}

3.3.1.1 

ファイル特性(Uint8 FileChacteristics) 

いろいろな OS でのファイル特性の使用法を以降の細分箇条に記載する。

3.3.1.1.1 MS-DOS

OS/2Windows 95Windows NTMacintosh OS 9

以前,及び Macintosh OS X 

a)

意味:

1)

ビット 0 が 1 の場合,隠しファイルと解釈しなければならない。

2)

ビット 1 が 1 の場合,ディレクトリファイルと解釈しなければならない。

3)

ビット 2 が 1 の場合,削除ファイルと解釈しなければならない。

4)

ビット 3 が 1 の場合,関連するファイル識別子構造中の ICB 欄は,この記述子に記録するディレク

トリの親ディレクトリを識別していると解釈しなければならない。

b)

設定値:

1)

隠しファイルを示す場合,ビット 0 に 1 を指定しなければならない。

2)

ディレクトリファイルを示す場合,ビット 1 に 1 を指定しなければならない。

3)

削除ファイルを示す場合,ビット 2 に 1 を指定しなければならない。

Macintosh OS X

では隠しファイルビットに関する追加の規定が 3.3.4.5.4.2 にある。


53

X 0613

:2015

3.3.1.1.2 UNIX

及び OS/400 

UNIX

及び OS/400 で,

隠しファイルを隠しファイルでない普通のファイルとして処理することを除けば,

これらのビットは 3.3.1.1.1 の規定と同様に処理しなければならない。

3.3.2 ICB

タグ(ICB Tag) 

struct icbtag{

/* JIS X 0607    4/14.6 */

 Uint32

PriorRecordedNumberofDirectEntries;

 Uiny16

StrategyType;

 byte

StrateryParameter[2];

 Uint16

MaximumNumberofEntries;

 byte

Reserved;

 Uint8

FileType;

 Lb_addr

ParentICBLocation;

 Uint16

Flags;

}

3.3.2.1 

フラグ(Uint16 Flags) 

3.3.2.1.1 MS-DOS

OS/2Windows 95

及び Windows NT 

a)

ビット 及び 7Setuid & Setgid

1)

意味:無視する。

2)

設定値:これらのビットを利用可能とする環境の下でのセキュリティ情報のメンテナンスのために,

次に示す状態のいずれかの一つが真の場合,ビット 6 及び 7 を 0 に設定しなければならない。

−  一つのファイルを作成する。

−  ファイルに関連付けた属性及び許可条件を修正する。

−  ファイルを書き込む(ファイルに関係するデータの内容を更新して)

−  ファイルに関連する拡張属性を修正する。

−  ファイルに関連するストリームを修正する。

b)

ビット 8Sticky

1)

意味:無視する。

2)

設定値:0 を設定しなければならない。

c)

ビット 10System

1)

意味:MS-DOS 及び OS/2 システムビットに配置する。

2)

設定値:MS-DOS 及び OS/2 システムビットに配置する。

3.3.2.1.2 

Macintosh OS 9

以前 

a)

ビット 及び 7Setuid & Setgid

1)

意味:無視する。

2)

設定値:これらのビットを利用可能とする環境の下でのセキュリティ情報のメンテナンスのために,

次に示す状態のいずれかの一つが真の場合,ビット 6 及び 7 を 0 に設定しなければならない。

−  一つのファイルを作成する。

−  ファイルに関連付けた属性及び許可条件を修正する。

−  ファイルを書き込む(ファイルに関係するデータの内容を更新して)

−  ファイルに関連する拡張属性を修正する。


54

X 0613

:2015

−  ファイルに関連するストリームを修正する。

b)

ビット 8Sticky

1)

意味:無視する。

2)

設定値:0 を設定しなければならない。

c)

ビット 10System

1)

意味:無視する。

2)

設定値:ファイル作成時だけ 0 を設定し,ほかは保守しなければならない。

3.3.2.1.3 UNIX

及び Macintosh OS X 

a)

ビット 6及び 8Setuid, Setgid, Sticky

これらのビットは,対応する標準 UNIX ファイルシステムのビットに配置される。

b)

ビット 10System

1)

意味:無視する。

2)

設定値:ファイル作成時だけ 0 を設定し,ほかは保守しなければならない。

3.3.2.1.4 OS/400 

a)

ビット 及び 7Setuid & Setgid

1)

意味:無視する。

2)

設定値:これらのビットを利用可能とする環境の下でのセキュリティ情報のメンテナンスのために,

次に示す状態のいずれかの一つが真の場合,ビット 6 及び 7 を 0 に設定しなければならない。

−  一つのファイルを作成する。

−  ファイルに関連付けた属性及び許可条件を修正する。

−  ファイルを書き込む(ファイルに関係するデータの内容を更新して)

−  ファイルに関連する拡張属性を修正する。

−  ファイルに関連するストリームを修正する。

b)

ビット 8Sticky

1)

意味:無視する。

2)

設定値:0 を設定しなければならない。

c)

ビット 10System

1)

意味:無視する。

2)

設定値:ファイル作成時だけ 0 を設定し,ほかは保守しなければならない。

3.3.3 

拡張ファイルエントリ及びファイルエントリ(Extended File Entry and File Entry) 

struct ExtendedFileEntry{  /* JIS X 0607    4/14.17

及び 4/14.9 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 struct

icbtag ICBTag;

 Uint32

Uid;

 Uint32

Gid;

 Uint32

Permissions;

 Uint16

FileLinkCount;

 Uint8

RecordFormat;

 Uint8

RecordDisplayAttributes;

 Uint32

RecordLength;


55

X 0613

:2015

 Uint64

InformationLength;

 Uint64

ObjectSize;

/* EFE

だけ*/

 Uint64

LogicalBlocksRecorded;

 struct

timestamp

AccessDateAndTime;

 struct

timestamp

ModificationDateAndTime;

 struct

timestamp

CreationDateAndTime;  /* EFE

だけ*/

 struct

timestamp

AttributeTime;

 Uint32

checkpoint;

 Byte

Reserved[4];

/* EFE

だけ*/

 struct

long_ad

ExtendedAttributeICB;

 struct

long_ad

StreamDirectoryICB;

/* EFE

だけ*/

 struct

EntityID

ImplementationIdentifier;

 Uint64

UniqueID;

 Uint32

LengthofExtendedAttributors;

 Uint32

LengthofAllocationDescriptors;

 byte

ExtendedAtrributes[];

 byte

AllocationDescriptors[];

}

拡張ファイルエントリ(EFE)とファイルエントリ(FE)との間の差異及び規定については 2.3.6 を参照。

3.3.3.1 

利用者 ID(Uint32 Uid) 

a)

意味:利用者識別子の概念を利用可能としない OS では,処理システムは,この欄を無視しなければ

ならない。

この欄を利用可能とする OS では,

(2

32

−1)

の値は無効な利用者 ID と解釈し,

ほかの場合,

この欄は有効な利用者 ID を含む。

b)

設定値:利用者が指定しない限り,利用者 ID の概念を利用可能としない OS では,処理システムは,

無効な利用者 ID と解釈するための値(2

32

−1)をこの欄に設定しなければならない。

3.3.3.2 

グループ ID(Uint32 Gid) 

a)

意味:グループ識別子の概念を利用可能としない OS では,処理システムは,この欄を無視しなけれ

ばならない。この欄を利用可能とする OS では,

(2

32

−1)の値は無効なグループ ID と解釈し,ほかの

場合,この欄は有効なグループ ID を含む。

b)

設定値:利用者が指定しない限り,グループ ID の概念を利用可能としない OS では,処理システムは,

無効なグループ ID と解釈するための値(2

32

−1)をこの欄に設定しなければならない。

3.3.3.3 

許可条件(Uint32 Permissions) 

   /* Definition: */

   /*  Bit

for  a  file

for  a  Directory

*/

      /*    - - - - -    - - - - - - - - - - - - - - - - - -    - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - */

   /*  Execute  May excute file

May search directory

*/

   /*  write

May change file contents

May create and delete files

*/

      /*    Read

May examine fil contents

May list files in directory

*/

   /*  ChAttr  May change file attributes  May change dir attributes

*/

   /*  Delete  May delete file

May delete directory

*/

   #define OTHER_Execute  0x00000001

   #define OTHER_Write

0x00000002


56

X 0613

:2015

   #define OTHER_Read

0x00000004

   #define OTHER_ChAttr

0x00000008

   #define OTHER_Delete

0x00000010

   #define GROUP_Execute  0x00000020

   #define GROUP_Write

0x00000040

   #define GROUP_Read

0x00000080

   #define GROUP_ChAttr

0x00000100

   #define GROUP_Delete

0x00000200

   #define OWNER_Execute  0x00000400

   #define OWNER_Write

0x00000800

   #define OWNER_Read

0x00001000

   #define OWNER_ChAttr  0x00002000

   #define OWNER_Delete

0x00004000

セキュリティ情報を扱う許可条件の概念は,OS 間で完全には移植可能でない。この規格では,次に示

す基本的な課題に言及することによって,

許可条件ビットを処理する処理システム間で一貫性を保持する。

a) OS

が,利用者 ID 及びグループ ID の概念をもたない場合,所有者,グループ及びその他の許可条件

をどのように処理システムが扱うことが望ましいのか。

b) OS

が,利用可能にする許可条件ビットに直接変換されない特定の許可条件ビットがある場合,処理

システムは,どのように許可条件ビットを処理することが望ましいのか。

c)

新しいファイルを作成するときに,OS が利用可能にする許可条件ビットに直接変換されない許可条

件に関しては,どのようなデフォルト値を用いることが望ましいのか。

3.3.3.3.1 

所有者,グループ,その他(Owner, Group and Other) 

一般に,利用者 ID 及びグループ ID を利用可能にしない OS では,許可条件ビットを処理するとき,次

に示すアルゴリズムを使用する。

a)

特定の許可条件を読み出す場合,全ての三つ(所有者,グループ,その他)の許可条件の論理和で値

を検査することが望ましい。例えば,OWNER_Write,GROUP_Write 及び OTHER_Write の論理和が 1

に等しかった場合,ファイルは書込み可能を示す。

b)

特定の許可条件を設定する場合,処理システムは許可条件ビットの三つ(所有者,グループ及びその

他)の集合を設定することが望ましい。例えば,書込み可能なファイルを示す場合,OWNER_Write,

GROUP_Write

及び OTHER_Write を全て値 1 に設定することが望ましい。

3.3.3.3.2 

デフォルト許可値(Default Permission Values) 

表 17 では,この規格で扱う各 OS に関して,その OS で利用可能な許可条件ビットに直接変換されない

許可条件ビットについて,新しいファイルを作成するときにどのようなデフォルト値を使用することが望

ましいかを記載している。


57

X 0613

:2015

表 17−許可条件 

許可 

ファイル又は
ディレクトリ 

記載 DOS

OS/2

Win

95 

Win

NT 

Mac 

OS 9

以前 

UNIX

OS/400

Mac OS X

読出し

ファイル

ファイルを読み出してもよい。  1 1 1 1 1  U

読出し

ディレクトリ  ディレクトリが実行の表示がある

場合だけ,読み出してもよい。

1 1 1 1 1  U

書込み

ファイル

ファイルの内容を修正してもよい。

U U U U U  U

書込み

ディレクトリ  ディレクトリが実行の表示がある

場合だけ,ファイル,又はサブディ

レクトリは,名前を変更したり,加
えたり,削除してもよい。

U U U U U  U

実行

ファイル

ファイルは実行してもよい。

0 0 0 0 0  U

実行

ディレクトリ  ディレクトリの許可条件は,変更し

てもよい。

1 1 1 1 1  U

属性

ファイル

ファイルの許可条件は変更しても
よい。

1 1 1 1 1

特記

事項 

属性

ディレクトリ  ディレクトリの許可条件は変更し

てもよい。

1 1 1 1 1

特記

事項 

削除

ファイル

ファイルは削除してもよい。

特記

事項 2

特記

事項 2

特記

事項 2

特記

事項 

特記

事項 

特記

事項 

削除

ディレクトリ  ディレクトリは削除してもよい。

特記

事項 2

特記

事項 2

特記

事項 2

特記

事項 

特記

事項 

特記

事項 

U

:利用者指定  1:設定  0:除去

特記事項 1 UNIX では,ファイル及びディレクトリの所有者だけが,その属性を変更してもよい。Macintosh OS X で

は,属性許可条件は UNIX と同様に取り扱うか又はユーザの指示に従う。

特記事項 2  削除許可条件ビットは,書込み許可条件ビットの状態を基に設定することが望ましい。DOS,OS/2 及び

Macintosh OS 9

以前では,ファイル又はディレクトリに書込みの表示が出たら(書込み許可条件設定)

ファイルは削除可能と考えられ,削除許可条件ビットを設定することが望ましい。ファイルが再生専用の

場合,削除許可条件ビットを設定するのは望ましくない。これは,ファイル作成とファイルの属性変更と

にも適用する。Macintosh OS X では,

削除許可条件は UNIX と同様に取り扱うか又はユーザの指示に従う。

3.3.3.3.3 

許可条件処理(Processing Permissions) 

この規格で扱う OS において,許可条件ビットの処理法を記載する

表 18 に従って,処理システムは許可

条件ビットを処理する。

表 18 は,OS が利用可能な許可条件ビットに直接変換されない許可条件ビットに

関連する項目を示す。


58

X 0613

:2015

表 18−各 OS の許可条件ビット処理 

許可 

ファイル又は
ディレクトリ 

記載 DOS

OS/2

Win 

95

Win 

NT

Mac 

OS 9

以前 

UNIX OS/

400

Mac 

OS X

読出し

ファイル

ファイルを読み出してもよい。

E  E E E E  E E E

読出し

ディレクトリ  ディレクトリを読み出してもよい。

E  E E E  I  E E E

書込み

ファイル

ファイルの内容を更新してもよい。

E  E E E E  E E E

書込み

ディレクトリ  ファイル又はディレクトリを作成,

削除又は名前を変更してもよい。

E  E E E E  E E E

実行

ファイル

ファイルは実行してもよい。

I  I I I I  E I E

実行

ディレクトリ  ファイル又はサブディレクトリを

規定するために,ディレクトリを検

索してもよい。

E  E E E E  E E E

属性

ファイル

ファイルの許可条件を変更しても

よい。

E  E E E E  I  I

特記
事項

属性

ディレクトリ  ディレクトリの許可条件を変更し

てもよい。

E  E E E E  I  I

特記
事項

削除

ファイル

ファイルを削除してもよい。

E  E E E E  I  I

特記
事項

削除

ディレクトリ  ディレクトリを削除してもよい。 E  E E E E  I  I

特記
事項

E

:実施する  I:無視する

特記事項  Macintosh OS X では,処理系が条件を UNIX と同様に取り扱うと決めた場合は,これらの許可条件は無視さ

れる。処理系がユーザに許可条件を設定することを許した場合は,この許可条件は実施される。同様に,

処理系が削除条件を UNIX と同様に取り扱うと決めた場合は,この条件は無視される。処理系がユーザに
削除条件を設定することを許した場合は,この条件は実施される。

検索ビットとして時々参照するディレクトリの実行ビットは,特別な意味をもつ。このビットは,ディ

レクトリの検索を可能にするが,その内容を一覧表示できるわけではない。例えば,実行許可条件だけを

設定し,読出し許可条件ビットを設定しない PRIVATE と呼ぶディレクトリがある場合,ディレクトリ

PRIVATE

の内容は,一覧表示できない。PRIVATE ディレクトリ中に README と呼ぶ一つのファイルがあ

ると仮定する。利用者は,PRIVATE ディレクトリが検索可能であるため,README ファイルにアクセス

できる。

ディレクトリの内容を一覧表示するためには,読出し許可条件ビット及び実行許可条件ビットの両方を

ディレクトリに設定しなければならない。ファイル又はサブディレクトリの作成,削除及び名前を変更す

るためには,書込み許可条件ビット及び実行許可条件ビットの両方をディレクトリに設定しなければなら

ない。ディレクトリに対する実行ビットをもっとよく理解するためには,ファイル及びディレクトリの許

可条件を扱う UNIX の文献を参照する。ディレクトリの実行ビットに定義する規則は,全ての処理システ

ムで実施しなければならない。この規則は Macintosh OS 9 以前の処理システムには該当しない。Macintosh

OS 9

以前の処理システムでは,ディレクトリのアクセス可能性を決定する際,読出しビットの状態を無視

してもよい。

特記事項  ファイル又はサブディレクトリを削除するには,ファイル又はサブディレクトリの削除許

可条件ビットが設定されており,ファイル又はサブディレクトリを含むディレクトリには,

書込み許可条件ビット及び実行許可条件ビットの両方が設定されていなければならない。


59

X 0613

:2015

3.3.3.4 

一意 ID(Uint64 UniqueID) 

3.2.1

は,この欄の値がどのように設定されるかを示す。VAT を使用するファイルシステムでは,LVID

の LVHD の一意 ID 欄の機能は,

VAT

のファイルエントリの一意 ID 欄によって引き継がれる。

3.2.1.1

参照。

特記事項 UDF

2.01

及び UDF 2.50 の版では,UDF 一意 ID マッピングデータで使われる一意 ID の値

は,ファイルエントリからではなくファイル識別記述子からとる。

3.3.3.5 

拡張属性(byte Extended Attributes[]) 

ある種の拡張属性は,実行処理のためにファイルエントリ(FileEntry)のこの欄に記録することが望ま

しい。その他の拡張属性は,拡張属性 ICB(ExtendedAttributeICB)欄で指示する ICB に記録することが望

ましい。3.3.4 では,この欄に記録することが望ましい拡張属性について規定する。

3.3.4 

拡張属性(Extended Attributes) 

長さの変更が起こり得る,より長い拡張属性(EA)を扱うために,次に示す規則を EA 空間に適用する。

a)

一つの論理ブロック以上の属性長をもつ全ての EA は,論理ブロック境界で開始し,論理ブロック境

界で終了するブロック列でなければならない。この規則に関する唯一の例外は,最初の ECMA 167 EA

の開始とする。

b)

より短い EA は,4 バイト単位の属性長でなければならない。

c)

各拡張属性空間は,次に示す構成のうち,一つの連続論理空間を表さなければならない。

1)  JIS X 0607

規格類の拡張属性

2)

ブロック境界でない処理システム用拡張属性

3)

ブロック境界の処理システム用拡張属性

4)

応用プログラム用拡張属性

特記事項  ファイルごとに,二つの拡張属性空間が存在してもよい。一方は,ファイルエントリ又は

拡張ファイルエントリに埋め込まれ,他方は,ファイルエントリ又は拡張ファイルエント

リ内の拡張属性 ICB 番地によってアクセスされる分離された空間とする。各拡張属性空間

が存在する場合は,独自の拡張属性ヘッダ記述子をもたなければならない(3.3.4.1 参照)

3.3.4.1 

拡張属性ヘッダ記述子(Extended Attribute Header Descriptor) 

struct ExtendedAttributedHeaderDescriptor{      /* JIS X 0607    4/14.10.1 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint32

ImplementationAttributesLocation;

 Uint32

ApplicationAttributesLocation;

}

a)

意味:この記述子の位置(Location)欄の一つの値が,拡張属性空間の長さと同等であるか,それよ

り大きいものは,対応する属性が存在しないと解釈しなければならない。

b)

設定値:この記述子の位置(Location)欄の一つに関係している属性が存在しない場合,対応する位

置欄の値は#FFFFFFFF に設定しなければならない。

3.3.4.2 

代替許可条件(Alternate Permissions) 

struct AltematePermissionsExtendedAttribute{      /* JIS X 0607    4/14.10.4 */

 Uint32

AttributeType;

 Uint8

AttributeSubtype;

 byte

Reserved[3];

 Uint32

AttributeLength;


60

X 0613

:2015

 Uint16

OwnerIdentification;

 Uint16

GroupIdentification;

 Uint16

Permission;

}

この構造は,記録してはならない。

3.3.4.3 

ファイル日時拡張属性(File Times Extended Attribute) 

struct FileTimesExtendedAttribute{            /* JIS X 0607    4/14.10.5 */

 Uint32

AttributeType;

 Uint8

AttributeSubtype;

 byte

Reserved[3];

 Uint32

AttributeLength;

 Uint32

DataLength;

 Uint32

FileTimeExistence;

 byte

FileTimes;

}

3.3.4.3.1 

ファイル日時(byte FileTimes) 

a)

意味:この欄にファイル作成日時が含まれている場合,関連ファイルの作成日時と解釈しなければな

らない。主ファイルエントリが拡張ファイルエントリである場合,この構造のファイル作成日時は無

視し,主ファイルエントリのファイル作成日時を使用しなければならない。

b)

設定値:主ファイルエントリが拡張ファイルエントリである場合,この構造は,ファイル作成日時を

記録してはならない。

主ファイルエントリが拡張ファイルエントリではなく,ファイル日時拡張属性が存在しない場合,又は

ファイル作成日時を含まない場合,処理システムでは,ファイル作成日時を表すために,ファイルエント

リの訂正日時欄を使用しなければならない。

3.3.4.4 

装置仕様の拡張属性(Device Specification Extended Attribute) 

struct DeviceSpecificationExtendedAttribute{      /* JIS X 0607    4/14.10.7 */

 Uint32

AttributeType;

 Uint8

AttributeSubtype;

 byte

Reserved[3];

 Uint32

AttributeLength;

Uint32

ImplementationUseeLength;    /* (= IU_L) */

 Uint32

MajorDeviceIdentification;

 Uint32

MinorDeviceIdentification;

 byte

ImplementationUse[IU_L];

}

次に示す規範は,ファイルに関連する装置仕様拡張属性を作成する処理システムに従わなければならな

い。

a)

ファイルが関連する装置仕様拡張属性をもつ場合,icbtag 構造中のファイル種別欄の内容は,値 6(ブ

ロック特殊装置ファイルを示す。

)又は値 7(文字特殊装置ファイルを示す。

)を指定する。

b) icbtag

構造中のファイル種別欄の内容が値 6 又は値 7 でない場合,ファイルに関連する装置仕様拡張


61

X 0613

:2015

属性は無視する。

c) icbtag

構造中のファイル種別欄の内容が値 6 又は値 7 に等しく,ファイルに関連する装置仕様拡張属

性がない場合,ファイルへのアクセスは拒否しなければならない。

d)

ブロック特殊装置ファイルに関連する解釈方法を提供しない OS 環境において,関連する装置仕様拡

張属性をもつファイルへの open, read, write 及び close 要求は拒否しなければならない。

e)

全ての処理システムは,処理システム用欄内の最初の構造体として,一つの EntityID 構造体を記録し

なければならない。この EntityID 構造体は,Developer ID によって現在の処理システムを一意に識別

する(2.1.5 参照)

3.3.4.5 

処理システム用拡張属性(Implementation Use Extended Attribute) 

struct ImplementationUseExtendedAttribute{   /* JIS X 0607    4/14.10.8 */

 Uint32

AttributeType;

 Uint8

AttributeSubtype;

 byte

Reserved[3];

 Uint32

AttributeLength;

 Uint32

ImplementationUseLength; /* (= IU_L) */

 struct

EntityID

ImplementationIdentifier;

 byte

ImplementationUse[IU_L];

}

属性長(AttributeLength)欄は,全体の拡張属性の長さを指定する。処理システム用拡張属性の使用を定

義する可変長の拡張属性に関して,属性長欄には,処理システム用(Implementation Use)欄の最後と処理

システム用拡張属性(Implementation Use Extended Attribute)の最後との間に埋込み空間を残すのに,十分

な大きさを指定することが望ましい。

3.3.4.5.1

3.3.4.5.6 では,オペレーティングシステム(OS)固有の拡張属性を記録するために,いろい

ろな OS で処理システム用拡張属性を使用する方法を記述する。

3.3.4.5.1

3.3.4.5.6 に定義する構造は,ヘッダチェックサム(header checksum)欄を含む。この欄は,処

理システム用拡張属性ヘッダの 16 ビットチェックサムを表す。属性種別(AttributeType)から処理システ

ム識別子(ImplementationIdentifier)までの欄を,チェックサムで保護するデータとして表す。ヘッダチェ

ックサム欄は,拡張属性空間の障害回復の支援として使う。ヘッダチェックサムのための C のソースコー

ドを 6.8 に示す。

特記事項  全ての適合する処理システムでは,媒体中の既存の拡張属性を保存することを推奨する。

処理システムは,動作中の OS に関する拡張属性を作成し,利用可能にすることが望まし

い。例えば,Macintosh 処理システムでは,媒体中に存在する OS/2 拡張属性を保存するこ

とを推奨する。また,この規格に規定する全ての Macintosh 拡張属性を作成し,利用可能

にすることが望ましい。

3.3.4.5.1 

全てのオペレーティングシステム(All Operating System) 

3.3.4.5.1.1 

空き EA 空間(FreeEASpace) 

この拡張属性は,

拡張属性空間で未使用な空間を示すために使用しなければならない。

この拡張属性は,

処理システム用拡張属性として記録しなければならない。その処理システム用拡張属性の処理システム識

別子(ImplementationIdentifier)は,

“*UDF FreeEASpace


62

X 0613

:2015

に設定する。

この拡張属性の処理システム用(ImplementationUse)領域は,

表 19 に示す構成でなければならない。

表 19−空き EA 空間のフォーマット(FreeEASpace format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Uint16

2 IU_L

−2

空き EA 空間(Free EA Space)

バイト

この拡張属性は,拡張属性空間の全てを再度書き込むことなく,処理システムが他の拡張属性の全長を

縮小又は拡大することを可能にする。空き EA 空間(FreeEASpace)の拡張属性は上書きしてもよく,上書

きを必要とする処理システムがその空間を再利用してもよい。

3.3.4.5.1.2 DVD

著作権管理情報(DVD Copyright Management Information) 

この拡張属性は,DVD 著作権管理情報を示すために使用しなければならない。この拡張属性は,処理シ

ステム用拡張属性として記録しなければならない。その処理システム用拡張属性の処理システム識別子

ImplementationIdentifier)は,

“*UDF DVD CGMS Info

に設定しなければならない。

この拡張属性の処理システム用(ImplementationUse)領域は,

表 20 に示す構成でなければならない。

表 20DVD CGMS Info のフォーマット 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Uint16

2 1

CGMS

情報(CGMS Information)

バイト

3 1

データ構造種別(Data Structure Type) Uint8

4 4

保護システム情報(Protection System Information)

バイト

この拡張属性は,DVD 著作権管理情報の記録を可能にする。このフォーマットの解釈は,DVD

Format/Logo Licensing Corporation

6.9.3 参照)が出版する DVD 規定で定義しなければならない。この拡張

属性を利用可能にすることは,任意選択とする。

3.3.4.5.2 MS-DOS

Windows95

及び WindowsNT 

a)

意味:無視する。

b)

設定値:この拡張属性は,利用できない。媒体中の既存ファイルの拡張属性は保存しなければならな

い。

3.3.4.5.3 OS/2 

OS/2

は,制限のない個数の拡張属性を利用可能にする。これらの拡張属性は,3.3.8.2 に定義するとおり,

名前付きストリームとして記録しなければならない。性能を高めるために,次に示す処理システム用拡張

属性を作成する。

3.3.4.5.3.1 OS/2

拡張属性長(OS2EALength) 

この拡張属性は,OS/2 拡張属性ストリーム(3.3.8.2)情報の長さを規定する。この値は,ディレクトリ

操作で OS/2 に通知する必要があるため,効率上の理由から,ファイルエントリ(FileEntry)の拡張属性

( ExtendedAttributes ) 欄 に 記 録 す る こ と が 望 ま し い 。 こ の 拡 張 属 性 は , 処 理 シ ス テ ム 識 別 子

ImplementationIdentifier)に,処理システム用拡張属性として記録しなければならない。その処理システ


63

X 0613

:2015

ム用拡張属性の処理システム識別子(ImplementationIdentifier)は,

“*UDF OS/2 EALength

に設定しなければならない。

この拡張属性の処理システム用(ImplementationUse)領域は,

表 21 に示す構成とする。

表 21OS/2 拡張属性長フォーマット(OS/2 EALength format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Uint16

2 4

OS/2

拡張属性長(OS/2 Extended Attribute Length) Uint32

OS/2

拡張属性長欄に記録する値は,OS/2EA ストリームのファイルエントリの情報長(OS/2Extended 

AttributedLength

)欄に一致しなければならない。

3.3.4.5.4 Macintosh 

OS 

Macintosh OS

は,次の 3.3.4.5.4.1 及び 3.3.4.5.4.2 に示す拡張属性の利用を要求する。

3.3.4.5.4.1 Macintosh

ボリューム情報(MacVolumeInfo) 

この拡張属性は,Macintosh ボリューム情報を含み,処理システム用識別子(ImplementationIdentifier)に

処理システム用拡張属性として記録しなければならない。その処理システム用拡張属性の処理システム識

別子(ImplementationIdentifier)は,

“*UDF Mac VolumeInfo

に設定しなければならない。

この拡張属性の処理システム用(ImplementationUse)領域は,

表 22 に示す構成でなければならない。

表 22Macintosh ボリューム情報フォーマット(MacVolumeInfo format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Uint16

2 12

最後の更新日時(Last Modification Date) timestamp

14 12

最後のバックアップ日時(Last Backup Date) timestamp

26 32

ボリュームファインダ情報(Volume Finder Information) Uint32

Macintosh

ボリューム情報(MacVolumeInfo)の拡張属性は,ルートディレクトリのファイルエントリ

FileEntry)の拡張属性として記録しなければならない。

3.3.4.5.4.2 Macintosh

ファインダ情報(MacFinderInfo) 

この拡張属性は,関連ファイル又はディレクトリの Macintosh ファインダ情報を含む。この情報は頻繁

にアクセスするため,効率上の理由からファイルエントリ(FileEntry)の拡張属性(ExtendedAttributes

欄に記録することが望ましい。

Macintosh

ファインダ情報の拡張属性は,処理システム用識別子(ImplementationIdentifier)に処理システ

ム用拡張属性として記録しなければならない。その処理システム用拡張属性の処理システム識別子

ImplementationIdentifier)は,

“*UDF Mac FinderInfo

に設定しなければならない。

この拡張属性の処理システム用(ImplementationUse)領域は,

表 23 及び表 24 に示す構成でなければな

らない。


64

X 0613

:2015

表 23−ディレクトリに対する Macintosh ファインダ情報フォーマット 

MacFinderInfo format for a directory 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Uint16

2 2

埋込み(Reserved for Padding)

Uint16 = 0

4 4

親ディレクトリ ID(Parent Directory ID) Uint32

8 16

ディレクトリ情報(Directory Information) UDFDInfo

24 16

ディレクトリ拡張情報(Directory Extended Information) UDFDXInfo

表 24−ファイルに対する Macintosh ファインダ情報フォーマット(MacFinderInfo format for a file 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Uint16

2 2

埋込み(Reserved for Padding)

Uint16 = 0

4 4

親ディレクトリ ID(Parent Directory ID) Uint32

8 16

ファイル情報(File Information) UDFFInfo

24 16

ファイルの拡張情報(File Extended Information) UDFFXInfo

40 4

リソースフォークデータ長(Resource Fork Data Length) Uint32

44 4

リソースフォーク割付け長(Resource Fork Allocated Length) Uint32

Macintosh

ファインダ情報(MacFinderInfo)の拡張属性は,論理ボリューム中の全てのファイル及びデ

ィレクトリの拡張属性として記録しなければならない。

Macintosh

ファインダ情報中で使用する構造は,明確化のために

表 25∼表 30 で示す。これらの構造の完

全な情報については,

“Inside Macintosh”と呼ぶ Macintosh の文献を参照。各構造のボリューム及びページ

番号は,

“Inside Macintosh”固有のボリューム及びページに対応する。

表 25UDFPoint フォーマット(ボリューム I139 ページ) 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

V

Int16

2 2

H

Int16

表 26UDFRect フォーマット(ボリューム I141 ページ) 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

Top

Int16

2 2

Left

Int16

4 2

Bottom

Int16

6 2

Right

Int16

表 27UDFDInfo フォーマット(ボリューム IV105 ページ) 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 8

FrRect

UDFRect

8 2

FrFlags

Int16

10 4

FrLocation

UDFPoint

14 2

FrView

Int16


65

X 0613

:2015

表 28UDFDXInfo フォーマット(ボリューム IV106 ページ) 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 4

FrScroll

UDFPoint

4 4

FrOpenChain

Int32

8 1

FrScript

Uint8

9 1

FrXflags

Uint8

10 2

FrComment

Int16

12 4

FrPutAway

Int32

表 29UDFFInfo フォーマット(ボリューム II84 ページ) 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 4

FdType

Uint32

4 4

FdCreator

Uint32

8 2

FdFlags

Uint16

10 4

FdLocation

UDFPoint

14 2

FdFldr

Int16

表 30UDFFXInfo フォーマット(ボリューム IV105 ページ) 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

FdIconID

Int16

2 6

FdUnused

バイト

8 1

FdScript

Int8

9 1

FdXFlags

Int8

10 2

FdComment

Int16

12 4

FdPutAway

Int32

特記事項 1  前述した構造は,元の Macintosh 構造と実際に異なることを示すために,“UDF”が先行

する元の Macintosh 名をもつ。媒体中では,ビッグエンディアン形式の元の Macintosh 構

造に対して,UDF 構造では,リトルエンディアンで記録する。

特記事項 2 Macintosh

OS

X

はファインダ情報に特別な隠しビットをもっている。このファインダ情

報の隠しビットは,

ファイルについては UDFFInfo の FdFlags の 15 番目のビットであり,

ディレクトリについては FrFlags の 15 番目のビットである。

a)

意味:ファイル又はディレクトリのファインダ情報を読んだ後,このファイル又は

ディレクトリのファイル識別子(FID)の File Characterics 欄の隠しビットの値はア

プリケーションに返すファインダ情報の隠しフラグにコピーされなければならない。

このファイル又はディレクトリがファインダ情報をもたず,かつ,FID の隠しビッ

トが設定されている場合は,隠しビットだけが設定された,全て 0 のファインダ情

報をアプリケーションに返さなければならない。このファイルを二つ以上の FID が

指している場合は,アプリケーションに返すファインダ情報の隠しフラグは,この

ファイルを探すのに最後に使った FID の隠しビットの値と同じに設定しなければな

らない。読出し時にはディスク上のデータは変更してはならない。

b)

設定値:媒体上のファインダ情報を更新する場合は,ファインダ情報の隠しフラグ

はこのファイル又はディレクトリを指す FID の隠しビットにコピーされなければな


66

X 0613

:2015

らない。このファイルを二つ以上の FID が指している場合は,少なくとも一つの FID

の隠しビットがファインダ情報の隠しフラグによって更新されなければならない。

どの FID が更新されるかは処理系に依存する。

この規定は Windows と Macintosh OS X との間の隠しファイルの相互互換性を向上させ,

Windows

上の隠しファイルは Macintosh OS X でも隠され,また,その逆も成り立つ。ハ

ードリンクをもつファイルについては,隠しファイルの振る舞いは不定である。

3.3.4.5.5 UNIX 

a)

意味:無視する。

b)

設定値:この拡張属性は,利用できない。媒体上の既存ファイルの拡張属性は,保存しなければなら

ない。

3.3.4.5.6 OS/400 

OS/400

は,次の 3.3.4.5.6.1 に示す拡張属性の利用を要求する。

3.3.4.5.6.1 OS400DirInfo

フォーマット 

この属性は,OS/400 拡張ディレクトリ情報を規定する。この値は,ディレクトリ操作で OS/400 に通知

する必要があるため,効率上の理由から,ファイルエントリの拡張属性欄に記録することが望ましい。こ

の拡張属性は,処理システム用拡張属性として記録しなければならない。その処理システム用拡張属性の

処理システム識別子は,

“*UDF OS/400 DirInfo

に設定しなければならない。

この拡張属性の処理システム用(ImplementationUse)領域は,

表 31 に示す構成でなければならない。

表 31OS400DirInfo フォーマット(OS400DirInfo format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Int16

2 2

埋込み(Reserved for Padding)

Int16 = 0

4 44

ディレクトリ情報(DirectoryInfo) Int16

OS400DirInfo

フォーマットに記録するディレクトリ情報の構造の全ての情報は,IBM の次の規定を参照

する。

IBM OS/400 UDF Implementation

Optical Storage Solutions, Department HTT

IBM

Rochester, Minnesota

3.3.4.6 

応用プログラム用拡張属性(Application Use Extended Attribute) 

struct ApplicationUseExtendedAttribute{        /* JIS X 0607    4/14.10.9 */

Uint32

AttributeType;    /*= 65536 */

 Uint8

AttributeSubtype;

 byte

Reserved[3];

 Uint32

AttributeLength;

 Uint32

ApplicationUseLength; /* (= AU_L) */

 struct

EntityID

ApplicationIdentifier;


67

X 0613

:2015

 byte

ApplicationUse[AU_L];

}

属性長(AttributeLength)欄は,全体の拡張属性の長さを指定する。アプリケーション用拡張属性の使用

を定義する可変長の拡張属性に対して,属性長欄には,アプリケーション用(Application Use)欄の最後及

びアプリケーション用拡張属性(Application Use Extended Attribute)の最後との間に埋込み空間を残すのに,

十分な大きさを指定することが望ましい。

次の 3.3.4.6.1 に定義する構造は,ヘッダチェックサム(header checksum)欄を含む。この欄は,アプリ

ケーション用拡張属性ヘッダの 16 ビットチェックサムを表す。属性種別(AttributeType)からアプリケー

ション識別子(ApplicationIdentifier)までの欄を,チェックサムで保護するデータとして表す。ヘッダチェ

ックサム欄は,拡張属性空間の障害回復の支援として使う。ヘッダチェックサムのための C のソースコー

ドを 6.8 に例示する。

特記事項  全ての適合する処理システムでは,媒体中の既存の拡張属性を保存することを推奨する。

処理システムは,動作中の OS に対する拡張属性を作成し,利用可能にすることが望まし

い。例えば,Macintosh 処理システムでは,媒体中に存在する OS/2 拡張属性を保存するこ

とを推奨する。この規格に規定する全ての Macintosh 拡張属性をも作成し,利用可能にす

ることが望ましい。

3.3.4.6.1 

全てのオペレーティングシステム(All Operating Sytsem) 

3.3.4.6.1.1 FreeAppEASpace 

この拡張属性は,拡張属性空間でアプリケーション用拡張属性に確保された未使用な空間を示すために

使用しなければならない。この拡張属性は,アプリケーション識別子(ApplicationIdentifier)に

“*UDF FreeAppEASpace

を設定するアプリケーション用拡張属性として記録しなければならない。

この拡張属性のアプリケーション用(ApplicationUse)領域は,

表 32 に示す構成でなければならない。

ファイル

表 32FreeAppEASpace のフォーマット(FreeAppEASpace format 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

ヘッダチェックサム(Header Checksum) Uint16

2 IU_L

−1

空き EA 空間(Free EA Space)

バイト

この拡張属性は,拡張属性空間の全てを再度書き込むことなく,処理システムが他の拡張属性の全長を

縮小又は拡大することを可能にする。FreeAppEASpace の拡張属性は,上書きしてもよく,上書きを必要と

する処理システムがその空間を再利用してもよい。

3.3.5 

名前付きストリーム(Named Stream) 

名前付きストリームは,ファイルの関連データを関連付ける機構を提供する。この機構は,概念的に拡

張属性に類似している。しかし,名前付きストリームは,拡張属性よりもはるかに優れている。名前付き

ストリームには,長さの制限がない。各ストリームは独自の空間をもつため,拡張属性の共通空間よりも

はるかに空間管理を行いやすい。特定のストリームを見つけるのに,拡張属性の場合に必要であったデー

タ空間全体の検索は行わない。

名前付きストリームは,主に利用者データを対象にする。例えば,データベースアプリケーションは,

レコードをデフォルトストリーム又は主ストリームに記録してもよく,索引を名前付きストリームに記録


68

X 0613

:2015

してもよい。そこで利用者は,多くのファイルではなくデータベース用の一つのファイルだけを見ること

になり,アプリケーションは,多様なストリームをあたかも独立したファイルとして使用できる。

名前付きストリームは,拡張ファイルエントリによって識別する。拡張ファイルエントリは,関連付け

られた名前付きストリームをもつファイルに必要となる。名前付きストリームをもたないファイルは,拡

張ファイルエントリを使用することが望ましい。ファイルは通常のファイルエントリを含んでもよい。通

常のファイルエントリは,DVD ビデオディスクの書込みなどの下位互換性が必要な場合に使われる。

ファイル集合記述子によって識別されるストリームディレクトリであるシステムストリームディレクト

リがある。これらのストリームは,ファイルに関連するデータではなく,媒体全体に関連するデータを記

載するために使用する。UDF は,システムストリームディレクトリによって識別される幾つかのシステム

ストリームを定義する。

唯一の例外は,システムストリームディレクトリの親は,システムストリームディレクトリでなければ

ならないことである。

名前付きストリームは,新しい処理システムにおいて,拡張属性ではなく,メタデータ及びアプリケー

ションデータを記録するのに使うことを推奨する。

3.3.5.1 

名前付きストリームの制約(Named Stream Restrictions) 

JIS X 0607

規格類はその追補 1 とともに,ストリームディレクトリを識別する欄を含む,新しい拡張フ

ァイルエントリを定義している。

新しい拡張ファイルエントリは,

古いファイルエントリの代わりに用い,

名前付きストリーム自体を記述するのに用いることが望ましい。ファイルエントリ及び拡張ファイルエン

トリは,自由に混合してもよい。特に,古い再生用の処理システムとの互換性で,特定のファイルが保守

され得る。しかし,ファイルエントリの代わりに拡張ファイルエントリを使用することが推奨される(3.3.5

参照)

制約:

a)

ストリームディレクトリ又は名前付きストリームを記述する ICB の,ストリームディレクトリ ICB 欄

は,0 に設定しなければならない(階層的なストリームではない。

b)

各名前付きストリームは,厳密に一つのストリームディレクトリにおける,厳密に一つの FID によっ

て識別されなければならない[名前付きストリーム又はファイルとのハードリンク(hard link)では

ない。

c)

各ストリームディレクトリ ICB は,厳密に一つのストリームディレクトリ ICB 欄によって識別されな

ければならない(ストリームディレクトリへのハードリンクではない。

d)

名前付きストリームをもつファイルへのハードリンクは,許容される。

e)

名前付きストリーム及びストリームディレクトリは,拡張属性をもってはならない。

f)

名前付きストリーム及びストリームディレクトリを規定するファイル識別記述子及びファイルエント

リ・拡張ファイルエントリの一意 ID 欄がどのように設定されるかは,3.2.1.1 に示す。

g)

主ファイルエントリの UID,GID 及び許可条件の欄は,主ストリームに関連付けられた全ての名前付

きストリームに適用する。名前付きストリームの作成時に,主ファイルエントリの UID,GID 及び許

可条件の欄の値は,名前付きストリームの対応する欄のデフォルト値として使用することが望ましい。

処理システムは,名前付きストリームのこれらの欄を保守又はチェックする必要はない。

h)

処理システムは,FID の中で設定されたメタデータビットでマーク付けされたストリームを利用者に

示さないことが望ましい。メタデータビットでマーク付けされたストリームは,ファイルシステムの

実装での使用だけを目的とする。


69

X 0613

:2015

i)

ストリームディレクトリにおける親エントリ FID は,

主拡張ファイルエントリを指示し,

したがって,

その参照は,拡張ファイルエントリのリンク数欄で数えなければならない。唯一の例外は,システム

ストリームディレクトリの親は,システムストリームディレクトリでなければならないことである。

特記事項  ファイル又はディレクトリを削除する場合,次の危険があり得る。FID が削除されるとき

に,リンク数が 1 になると,処理システムでは,ストリームディレクトリの存在をチェッ

クすることが望ましい。ストリームディレクトリが存在すると,このファイルエントリを

示す FID はもはやない。したがって,それと関連する構造は,全て削除されることが望ま

しい。

j)

主拡張ファイルエントリの訂正日時欄は,関連する名前付きストリームの訂正時には必ず更新するこ

とが望ましい。主拡張ファイルエントリのアクセス日時欄は,関連する名前付きストリームへのアク

セス時には必ず更新することが望ましい。主拡張ファイルエントリにおける ICB タグフラグ欄の

SETUID

ビット及び SETGID ビットは,関連する名前付きストリームの訂正時には,必ずクリアする

ことが望ましい。

k)

名前付きストリームディレクトリの ICB は,ファイル種別 13 をもたなければならない。全ての名前

付きストリームは,ファイル種別 5 をもたなければならない。

l)

全てのシステムは,名前付きストリームを実装していない実装システムにおいても,主データストリ

ームを利用可能にしなければならない。

3.3.5.2 UDF

定義システム名前付きストリーム(メタデータ)[System Named Stream(Metadata)] 

名前付きストリームの集合は,ファイルシステム用に UDF によって規定する。UDF 名前付きストリー

ムの中には,ファイル集合記述子[システムストリームディレクトリ(System Stream Directory)

]によっ

て識別され,ファイル集合全体に適用されるものもある。これらは UDF 定義のシステムストリームと呼ば

れ,3.3.7 で定義される。他の UDF 名前付きストリームは,個々のファイル又はディレクトリに属し,そ

のファイル又はディレクトリのストリームディレクトリによって識別される。

これらは UDF 定義の非シス

テムストリームと呼ばれ,3.3.8 で定義される。

全ての UDF 定義名前付きストリームは,この規格で特記しない限り,ストリームディレクトリのファイ

ル識別記述子においてセットされたメタデータビットをもたなければならない。ファイルシステムの実装

によって生成されないストリームは,全てこのビットを 0 に設定しなければならない。

4

文字の*UDF は,この規格における UDF 定義の全ての名前付きストリームの最初の 4 文字とする。処

理システムは,この規格で規定していない名前付きストリームに,*UDF で始まる識別子を使用してはな

らない。*UDF で始まる名前付きストリームのための全ての識別子は,OSTA による将来の定義のために

確保される。

3.3.6 

名前付きストリームとしての拡張属性(Extended Attributes as named stream) 

特記事項  幾つかの種類の拡張属性から名前付きストリームへの変更が不可能だと判明したため,そ

して,拡張属性から名前付きストリームへの自動変換を許すことははじめから意図されて

いなかったため,この 3.3.6 は,UDF 2.01 の後の版(UDF 2.50 及び UDF 2.60)では修正さ

れた。いかなる拡張属性も名前付きストリームに変換することは許されていない。

3.3.7 UDF

定義のシステムストリーム(UDF Defined System Streams) 

この細分箇条は,UDF 定義のシステムストリームの規定を含む(

表 33 参照)。


70

X 0613

:2015

表 33UDF 定義のシステムストリーム 

ストリーム名 

ストリーム位置 

メタデータフラグ

“*UDF Unique ID Mapping Data”

システムストリームディレクトリ(ファイル集合記述子) 1

“*UDF Non-Allocatable Space”

システムストリームディレクトリ(ファイル集合記述子) 1

“*UDF Power Cal Table”

システムストリームディレクトリ(ファイル集合記述子) 1

“*UDF Backup”

システムストリームディレクトリ(ファイル集合記述子) 1

表 33 に列挙されたストリームは,メタデータフラグ集合を備えているので,処理システムは,プラット

フォームの“プラグインファイルシステムインタフェース(plug-in file system interface)

”を介してストリ

ームの名前を渡してはならない。

3.3.7.1 

一意 ID マッピングデータストリーム(Unique ID Mapping Data Stream) 

一意 ID マッピングデータは,処理システムが,UDF 一意 ID に関連付けられたファイル及びディレクト

リに対する ICB 階層に直接進むことを可能にするか,又は UDF 一意 ID に関連付けられたファイル及びデ

ィレクトリを含むディレクトリに対する ICB 階層に進むことを可能にする。このために使われる UDF 一

意 ID の値は,UDF 2.01 及び UDF 2.50 の版ではファイルエントリからではなくファイル識別記述子からと

られる。

一意 ID マッピングデータは,

(ファイル集合記述子に関連付けられた)システムストリームディレクト

リの名前付きストリームとして記録される。このストリームの名前は

“*UDF Unique ID Mapping Data

に設定しなければならない。

このストリームのファイル識別記述子のファイル特性欄の中のメタデータビットは,プラットフォーム

のファイルシステムインタフェースのクライアントに,このストリームの存在を知らせないことが望まし

いことを示すため,1 に設定しなければならない。一意 ID マッピングデータストリームの存在及び一貫性

のための規則は,

a)

再生専用媒体のために作成されなければならない。

b)

追記形及び書換可能形媒体にボリュームをバッチ書込みする処理システム(例えば,プリマスタリン

グツール)によって作成されなければならない。

c)

追記形又は書換可能形媒体(例えば,オンラインファイルシステム)にボリュームのインクリメンタ

ルな更新をする処理システムには,次の規則を適用する。

1)

存在しない場合は,作成し,保守してもよい。

2)

存在しており,ボリュームがクリーンな場合,保守しなければならない。

3)

存在しているが,ボリュームがダーティな場合,修復し保守することが望ましいが,消去してもよ

い。

これらの規則に関して,有効な閉じた論理ボリューム保全記述子,又は有効な仮想番地表のいずれかが

記録されれば,ボリュームはクリーンである。

3.3.7.1.1 UDF

一意 ID マッピングデータ(UDF Unique ID Mapping Data) 

一意 ID マッピングのストリームの内容は,

“UDF 一意 ID マッピングデータ”及び“UDF 一意 ID マッ

ピングエントリ”表によって示される。マッピングデータはマッピングエントリの配列の前にヘッダ欄を

含む。この構造の欄は,

表 34 の対応表によって示される。


71

X 0613

:2015

表 34UDF 一意 ID マッピングデータ 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 32

処理システム識別子

実体 ID

32 4

フラグ Uint32

36 4

マッピングエントリカウント(= MEC) Uint32

40 8

予約(Reserved)

バイト(= #00)

48 16

×MEC

マッピングエントリ ID マッピングエントリ

処理システム識別子は,2.1.5 に記載されている。

フラグは,次のとおりに規定される。

a)

ビット 0 はインデックスビットであり,1 に設定するとき,インデックスモードと呼ぶ。インデック

スモードでは,UDF 一意 ID は一度 16(次一意 ID が初期設定される値)減らされると,配列マッピ

ングエントリの項目として使用できる。

b)

予約のビット 1∼31 は,0 に設定しなければならない。

c)

マッピングエントリカウントは,配列マッピングエントリの,エントリにおける大きさである。

d)

マッピングエントリは,UDF 一意 ID マッピングエントリ(

表 35 参照)構造の配列である。非ストリ

ームの親でないファイル識別記述子ごとに,一つのマッピングエントリがある。

ボリュームが一致していれば,常に配列は,UDF 一意 ID の昇順にソートされる。

3.3.7.1.2 UDF

一意 ID マッピングエントリ(UDF Unique ID Mapping Entry) 

表 35UDF 一意 ID マッピングエントリ 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 4

UDF

一意 ID Uint32

4 4

親論理ブロック番号 Uint32

8 4

オブジェクト論理ブロック番号 Uint32

12 2

親区画参照数 Uint16

14 2

オブジェクト区画参照数 Uint16

a) UDF

一意 ID は,オブジェクトを識別する FID の値とする。

b)

親論理ブロック番号は,オブジェクトを識別する FID を含むディレクトリを識別する ICB の論理ブロ

ック番号とする。

c)

オブジェクト論理ブロック番号は,オブジェクトを識別する FID の ICB 欄の long_ad からの論理ブロ

ック番号とする。

d)

親区画参照番号は,オブジェクトを識別する FID を含むディレクトリを識別する ICB の区画参照番号

とする。

e)

オブジェクト区画参照番号は,オブジェクトを識別する FID の ICB 欄の long_ad からの区画参照番号

とする。

インデックスモードでは,最初のエントリは 16 である UDF 一意 ID をもち,引き続くエントリはそれ

以前のエントリより 1 以上大きな UDF 一意 ID の値をもつことを求められる。

インデックスモードでない場合は,配列を縮めるために無効なエントリは削除されてもよい。無効なエ

ントリは,UDF 一意 ID 欄以外の全ての欄で 0 の値をもつことで示される。無効なエントリは,媒体から

オブジェクトが削除された結果であるか,マッピングエントリ配列の最後のまだ使用中でないエントリで

ある。


72

X 0613

:2015

ストリームでなく,親 FID でないものは,有効なエントリでなければならない。

特記事項  オブジェクトのマッピングエントリの UDF 一意 ID の値はそのオブジェクトのファイルエ

ントリの一意 ID の値と同じである必要はない。

次の手順を実行することによって,マッピングエントリの正しさを検証できる。

a)

オブジェクトの親ディレクトリのファイルエントリをマッピングエントリの親論理ブロック番号及び

親区画参照番号を用いて読み出す。

b)

親ディレクトリ内でマッピングエントリの UDF 一意 ID と同じ値の UDF 一意 ID をもつ FID を探す。

c)

この FID の ICB 欄の long_ad は,マッピングエントリのオブジェクト論理ブロック番号及びオブジェ

クト区画参照番号の値にそれぞれ等しい論理ブロック番号及び区画参照番号の値を含んでいなければ

ならない。

3.3.7.2 

割付け禁止空間ストリーム(Non-Allocatable Space Stream) 

JIS X 0607

規格類は,媒体の欠陥領域を記載したり,ファイルシステム以外の割付けのために使用でき

ない領域を記載する機構を規定しない。割付け禁止空間ストリームは,ファイルシステムが使用できない

空間を記載するための方法を提供する。割付け禁止空間ストリームは,予備区画マップが記録されたボリ

ュームだけに記録されなければならない。

割付け禁止空間ストリームは,初期化時に生成されなければならない。割付け禁止空間ストリームが示

す空間も,全て使用可能空間マップで割り付けられたとしてマーク付けされなければならない。割付け禁

止空間ストリームは,ファイル集合記述子のシステムストリームディレクトリで名前付きストリームとし

て記録されなければならない。ストリーム名は,次のとおりでなければならない。

“*UDF Non-Allocatable Space

ストリームは,メタデータ(ファイル特性集合のビット 4 を ONE に設定する。

)及びシステム(ICB タ

グフラグ欄のビット 10 を ONE に設定する。

)の属性でマーク付けされなければならない。このストリー

ムの割付け記述子は,割付け禁止パケットを識別しなければならない。この割付け記述子は,割付け種別

1

(割付け済みであるが未記録)でなければならない。このストリームのファイルエントリの情報長は 0

でなければならず,そのため全ての割付け記述子はファイルの最後にある。このストリームには,初期化

時の欠陥パケットと初期化時に予備のため割り付けられる空間との両方が含まれなければならない。

3.3.7.3 

パワーこう(較)正ストリーム(Power Calibration Stream) 

CD-R

ドライブのパケットライト機能を効果的に利用するときにあり得る制限の一つに,現 CD-R 媒体

で利用可能な,パワーこう(較)正領域の限られた数(100)がある。これらのパワーこう(較)正領域は,

ドライブに現在入っている CD-R ディスクに,データを確実にうまく書き込める適切なパワーこう(較)

正設定を確立するのに使われる。特定のドライブのための適切な設定値は,同一の製造及び型をもつ二つ

の異なるドライブ間で異なり,同一のディスク,ドライブ及びシステム構成を使っても,環境条件が異な

れば,ディスク間で大きく異なる。

このため,ほとんどの現在の CD-R ドライブは,媒体変更が起きた後の最初の書込みが行われようとす

るときに,こう(較)正し直す。ディスクアトワンス又はトラックアトワンスのモードを使って記録する

場合には,これが制約を課することはない。それは,これらの各モードでは,100 回に満たない各書込み

でディスクが(利用可能なデータ容量を全て使い,又は記録可能なトラック数を全て使って)一杯になる

ことによる。しかしパケットライトを使うと,ディスクはディスクが一杯になるまで,長期間にわたって,

何千回も書き込むことができる。

例えば,仮に,各作業日の最後に新規ファイル・訂正ファイルを増加的にバックアップしたいとする(ド


73

X 0613

:2015

ライブは同じ日に他の仕事で断続的に使われるかもしれないが)

。これらのバックアップには,1 日に 1 MB

(又はそれ以下)程度の書込みが必要かもしれない。毎日ディスクに書込みする前に,パワーこう(較)

正領域の一つがドライブのこう(較)正に使われれば,5 か月以内にパワーこう(較)正領域は全て使用

されることになるが,消費されるのは,ディスクの全容量の一部分だけとなる。その結果は,それらの製

品の利用者が予期しないことであり,受け入れられそうもない。

業界では,CD-R ディスクのパワーこう(較)正領域を使わなければならない頻度を減らす方法を提供

しようと試みている。少なくとも,現在の CD-R ドライブのあるモデルは,最近使用した少数のディスク

それぞれにデータを記録するのに使われた最後のパワーこう(較)正値を記憶しようとする。ほとんどの

CD-R

ドライブは,ホストソフトウェアが,現ディスクにデータを記録するために,ドライブで使われた

最新のパワーこう(較)正設定をドライブから検索し,将来それらを回復して使用する機構を備えている。

ここに示されるパワーこう(較)正表は,互換性のある処理システムで将来使用するため,こうして得

られたパワーこう(較)正情報をディスクに記録するのに使われる。表はヘッダで構成されており,この

ヘッダの後には,このディスクにデータを記録するため,異なる条件の下で多様なドライブ・ホストが使

用してきたパワーこう(較)正設定を含むレコードのリストが続く。記録済みこう(較)正設定のいずれ

が将来の状況で使用するのに適しているかを決定するのに使用できる,他の関連情報も続く。記録済みパ

ワーこう(較)正情報を効果的に使用するため,あらゆる必要な情報を予想し,含めるための努力が払わ

れてきたが,

それらの情報が実際に使われるのか,

使われる場合はいつどのような形でかを決定するには,

個々の処理システムに依存している。

パワーこう(較)正表は,3.3.5 の規則に従って,ファイル集合記述子のシステムストリームとして記録

されなければならない。ストリーム名は,次のとおりでなければならない。

“*UDF Power Cal Table

パワーこう(較)正表を利用できない処理システムは,このストリームを消去してはならない。さらに,

パワーこう(較)正表を利用可能な処理システムは,その処理システムがその使用によって,明らかにか

つ特定して使われていない又は更新した以外のレコードを表から消去したり修正してはならない。

ストリームは次のとおりに初期化しなければならない。

3.3.7.3.1 

パワーこう(較)正表ストリーム(Power Calibration Table Stream) 

表 36−パワーこう(較)正表ストリーム 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 32

処理システム識別子(Implementation Identifier)

実体 ID(2.1.5

32 4

レコード数(Number of Records) Uint32[1/7.1.5]

56 *

パワーこう(較)正表レコード(Power Calibration Table Records)

バイト

処理システム識別子については,2.1.5 を参照。

レコード数は,パワーこう(較)正表に含まれるレコード数を指定しなければならない。

パワーこう(較)正表レコードは,このディスクに書き込んだドライブのための一連のパワーこう(較)

正表レコードとする。この表の長さは可変であるが,4 バイトの倍数とする。未構造化欄のデータの記録

は左そろ(揃)えにしなければならず,右側は,#20 バイトで埋めなければならない(

表 36 参照)。


74

X 0613

:2015

表 37−パワーこう(較)正表レコードレイアウト 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 2

レコード長(Record Length) Uint16[1/7.1.3]

2 2

ドライブ一意領域長[DUA_L]  (Drive Unique Area Length[DUA_L]) Uint16[1/7.1.3]

4 32

ベンダ ID(Vendor ID)

バイト

36 16

製品 ID(Product ID)

バイト

52 4

ファームウェア改正レベル(Firmware Revision Level)

バイト

56 16

連続番号又は装置一意 ID(Serial Number/Device Unique ID)

バイト

72 8

ホスト ID(Host ID)

バイト

80 12

生成日時スタンプ(Originating Time Stamp)

日時スタンプ[1/7.3]

92 12

更新日時スタンプ(Updated Time Stamp)

日時スタンプ[1/7.3]

104 2

速度(Speed) Uint16[1/7.1.3]

106 6

パワーこう(較)正値(Power Calibration Values)

バイト

112 [DUA_L]

ドライブ一意領域(Drive Unique Area)

バイト

a)

レコード長:このパワーこう(較)正表レコード(

表 37 参照)のバイトの長さで,任意選択の可変長

ドライブ一意領域を含む。4 バイトの倍数でなければならない。

b)

ドライブ一意領域長:このレコードの最後のバイトに記録される任意選択のドライブ一意領域の長さ。

4

バイトの倍数でなければならない。

c)

ベンダ ID:ドライブによって報告されるベンダ ID。

d)

製品 ID:ドライブによって報告される製品 ID。

e)

ファームウェア改正レベル:ドライブによって報告されるファームウェア改正レベル。

f)

連続番号又は装置一意 ID:ベンダによって指定されるモデルの,特定ドライブに関する連続番号又は

その他の一意識別子,及びこのディスクにデータを記録するために報告されたパワーこう(較)正値

をうまく使用した,与えられた製品 ID。

g)

ホスト ID:ホスト連続番号,イーサネット ID 又はその他の値(又は値の組合せ)

。これは,このディ

スクにデータを記録するために報告されるパワーこう(較)正値をうまく使用したときに,ドライブ

が接続されている特定のホストコンピュータを識別する処理システムによって使用される。処理シス

テムでは,各ホストに対して一意の値を提供しようとしなければならないが,値の一意性を保証する

必要はない。

h)

生成日時スタンプ:パワーこう(較)正値が記録された日時で,適切に使用されたことを最初に証明

している。

i)

更新日時スタンプ:パワーこう(較)正値が記録された日時で,適切に使用されたことを最近証明し

ている。

j)

速度:ドライブで報告される記録速度で,ここに記録されたパワーこう(較)正値が適切に使用され

た記録速度。この値は,データがドライブによってディスクに書き込まれた,毎秒のキロバイト(バ

イト/1 000 分の 1)数である(端数は切り捨てる。

。例えば,176 という速度は,データがディスク

に毎秒 176 キロバイトで書き込まれたことを意味する。これは,基本的な CD-DA(ディジタルオーデ

ィオ)のデータ速度(CD-DA で別名“1X”

)である。353 の速度は,データがディスクに毎秒 353 キ

ロバイト,つまり,CD-DA の基本速度の 2 倍の速度(CD-DA で別名“2X”

)で書き込まれたことを

意味する。CD-ROM の記録速度は,正しい速度値(例えば,

“1X”の CD-ROM データ速度は,176 の

速度である“1X”CD-DA として記録することが望ましい。

)を決定するために,対応する CD-DA 速


75

X 0613

:2015

度に対して高めに(約 15 %)調整することが望ましい。注意することは,これらは未処理のデータで

あり,

(追加の)ヘッダ,エラー訂正データなどに起因するオーバヘッドを全て反映しているわけでは

ない。

k)

パワーこう(較)正値:ドライブによって報告されるベンダ固有のパワーこう(較)正値である。

l)

ドライブ一意領域:ドライブに対して一意の,非制限情報を記録するための任意選択の領域で,ある

処理システムは,記録済みパワーこう(較)正情報の使用,又は関連付けられたドライブの操作を拡

張するために,この領域を使用してもよい。この欄のデータの記録は,ドライブ製造業者が定義しな

ければならない。この領域は,4 バイト長の整数倍でなければならない。

3.3.7.4 UDF

バックアップ日時(UDF Backup Time) 

このストリームの名前は

“*UDF Backup

に設定しなければならない。

このストリームは,

表 38 の内容をもつものとし,ICB に埋め込まなければならない。

表 38UDF バックアップ日時 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 12

バックアップ日時(Backup Time)

日時スタンプ

バックアップ日時は,このボリュームのバックアップが実行された最新の時間である。

3.3.8 UDF

定義の非システムストリーム(UDF Defined Non-System Streams) 

この細分箇条では,

表 39 の非システムストリームを定義している。

表 39UDF 定義の非システムストリーム 

ストリーム名 

ストリーム位置 

メタデータフラグ

*UDF Macintosh Resource Fork

ファイル(Any File) 0

*UDF OS/2 EA

ファイル又はディレクトリ(Any File or directory) 0

*UDF NT ACL

ファイル又はディレクトリ(Any File or directory) 0

*UDF UNIX ACL

ファイル又はディレクトリ(Any File or directory) 0

3.3.8.1 Macintosh

資源フォークストリーム(Macintosh Resource Fork Stream) 

資源フォークは明瞭なインタフェースで参照するため,UDF 処理システムでは,このストリームに正式

な名前を与えていない。交換のためには,名前は,次のとおりに設定しなければならない。

“*UDF Macintosh Resource Fork

ファイル識別記述子のファイル特性(File Characteristics)欄のメタデータビットは,プラットフォーム

ファイルシステムインタフェースのクライアントに,このファイルの存在を知らせることが望ましいこと

を示すため,0 に設定しなければならない。

3.3.8.2 OS/2 

EA

ストリーム(OS/2 EA Stream) 

OS/2

で規定できる拡張属性は,全て名前付きストリームとして記録するものとし,その名前は,次のと

おりに設定しなければならない。

“*UDF OS/2 EA

OS/2 EA

ストリーム(OS2EA Stream)は,

表 40 に示すとおり,OS/2 完全 EA(FEA)の表を含む。


76

X 0613

:2015

表 40FEA フォーマット 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

0 1

Flags

Uint8

1

1

Length of Name(= L_N)

Uint8

2

2

Length of Value(= L_V)

Uint16

4 L_N

Name

バイト

4

+L_N L_V

Value

バイト

完全 EA(FEA)の完全な記述のためには,IBM の次の規定を参照。

“Installable File System for OS/2 Version 2.0”

OS/2 File Systems Department

PSPC Boca Raton, Florida

February 17, 1992

3.3.8.3 

アクセス管理リスト(Access Control List) 

ある種のオペレーティングシステム(OS)では,ファイルへのアクセスの制約を強化するためアクセス

管理リスト(ACL)の概念を利用可能としている。ACL の利用を促進するため,UDF 2.00 では,システム

レベルの名前付きストリームの集合を規定している。このストリームの目的は,与えられたファイル対象

に関連する ACL を記録することである。

UDF

の ACL は,3.3.5 の規則に従って,名前付きストリームとして記録される。名前付きストリーム ACL

の内容は不明瞭であり,この規格では規定しない。名前付きストリーム ACL の内容の解釈は,ACL が意

図している OS に任されなければならない。次の名前は,ACL を識別するのに使われ,予約されなければ

ならない。これらの名前はアプリケーション名前付きストリームに使用してはならない。

“*UDF NT ACL

この名前は,Windows NT OS で,名前付きストリーム ACL を識別しなければならない。

“*UDF UNIX ACL

この名前は,UNIX OS で,名前付きストリーム ACL を識別しなければならない。

利用者インタフェース要件 

4.1 

第 部  ボリューム構造 

JIS X 0607

規格類の

第 部には,処理システムに依存して,利用者に提示しなければならないいろいろ

な識別子を含む。

a)

ボリューム識別子(VolumeIdentifier

b)

ボリューム集合識別子(VolumeSetIdentifier

c)

論理ボリューム識別子(LogicalVolumeIdentifier

これらの識別子は,CS0 で記録され,利用者に表示可能にするために,ある翻訳方式を採らなければな

らないことがある。そのため,処理システムが前記の識別子について,オペレーションシステム(OS)固

有の解釈を実行しなければならないとき,処理システムは 4.2.2.1 に記載するアルゴリズムを使用しなけれ

ばならない。

翻訳アルゴリズムのための C のソースコードは,6.7 に示す。


77

X 0613

:2015

4.2 

第 部  ファイルシステム 

4.2.1 ICB

タグ(ICB Tag) 

Struct icbtag {

/* JIS X 0607    4/14.6 */

 Uint32

PriorRecordedNumberofDirectEntries;

 Uint16

StrategyType;

 byte

StrategyParameter[2];

 Uint16

MaximumNumberofEntries;

byte

Reserved;

/* == #00 */

 Uint8

FileType;

 Lb_addr

ParentICBLocation;

 Uint16

Flags;

}

4.2.1.1 

ファイル種別(FileType) 

UNIX

でない OS 環境では,次に示す値のいずれかをこの欄の中にもつファイルに関する open,close,

read

及び write 要求は,アクセス拒否エラーの状態でなければならない。

ファイル種別値−0(Unknown)

,6(ブロック装置)

,7(文字装置)

,9(FIFO)

及び 10(C_ISSOCK)

種別 12[シンボリックリンク(SymbolicLink

]のファイルに関する open,close,read 及び write 要求は,

このシンボリックリンクが指し示しているファイル又はディレクトリにアクセスしなければならない。

4.2.2 

ファイル識別記述子(File Identifier Descriptor) 

Struct FileIdentifierDescriptor{

/* JIS X 0607    4/14.4 */

 struct

tag  DescriptorTag;

 Uint16

FileVersionNumber;

 Uint8

FileCharacteristics;

 Uint8

LengthofFileIdentifier;

struct long_ad      ICB;

 Uint16

LengthofImplementationUse;

 byte

ImplementationUse[];

 char

FileIdentifier[];

 byte

Padding[];

}

4.2.2.1 

ファイル識別子(char FileIdentifier[]) 

ほとんどの OS は,正当なファイル識別子(FileIdentifier)の特性に関するそれ自体の規定があるので,

これは交換に伴う問題となる。そのため,全ての処理システムが,ファイル識別子翻訳の何らかの方式を

実行しなければならないので,全ての処理システムが同一アルゴリズムを使用すれば,それは利用者にと

って有益となる。

ファイル識別子翻訳の問題は,次に示す a)e)  のうちの一つ以上に分類される。

a)

名前長(Name Length

:ほとんどの OS は,ファイル識別子の長さに,ある決まった制限がある。

b)

無効文字(Invalid Characters

:ほとんどの OS は,ファイル識別子名中に不当と考えられる文字があ

る。


78

X 0613

:2015

c)

表示可能文字(Displayable Characters

:UDF が Unicode 文字集合を利用可能にするので,ファイル識

別子中の文字が,受領システムで表示可能でないものを含むことがある。

d)

大文字と小文字との区別(Case Insensitive

:幾つかの OS は,ファイル識別子に関して大文字と小文

字との区別を行わない。例えば,OS/2 はファイルを作成するとき,ファイル識別子の元の状態を記録

するが,

ファイル識別子にアクセスしているとき,

大文字と小文字との区別をしない操作を使用する。

OS/2

では,

“Abc”及び“ABC”は同一ファイル名とする。

e)

予約名(Reserved Names

:幾つかの OS には,ファイル識別子名に使用できない名前がある。

4.2.2.1.1

4.2.2.1.7 は,この規格で扱う各特定 OS に対するファイル識別子の翻訳アルゴリズムを概説す

る。全ての OSTA UDF 適合処理システムは,このアルゴリズムを使用しなければならない。このアルゴリ

ズムは,不当なファイル識別子を読み出した場合だけに適用する。媒体中の元のファイル識別子名は,変

更してはならない。このアルゴリズムは,OS のファイル識別子の制約に合致させるために,ファイル識

別子の翻訳方式を実行する処理システムに適用しなければならない。

全ての OSTA UDF 適合処理システムは,UDF の翻訳アルゴリズムを利用可能としなければならないが,

追加のアルゴリズムを利用可能にしてもよい。複数のアルゴリズムを利用可能にする場合,処理システム

の利用者に,UDF 翻訳アルゴリズムの選択方法を提供しなければならない。デフォルトの表示可能アルゴ

リズムは,UDF が定義するアルゴリズムであることを推奨する。

これらのアルゴリズムの主目的は,ファイルが属するディレクトリの全てを調べずに,固有の OS の制

約に適合する一意のファイル名を作成することである。

次に示すアルゴリズムのための C のソースコードは,6.7 に示す。

特記事項 1  次のアルゴリズムの定義では,常に,d 文字は引用符中に指定され,Unicode の 16 進の

数値が指定される。さらに,このアルゴリズムは,CS0 の 16 進表示を参照する。これは,

16

進数で値を表すのに Unicode の値#0030∼#0039 及び#0041∼#0046 を使用することに

相当する。さらに,次のアルゴリズムは,CS0 の Base41 表示を参照する。これは,16

∼40 数字を表すのに Unicode の値#0047∼#005A,#0023,#005F,#007E,#002D 及び#0040

を使用する CS0 の 16 進表示を増大させることに相当する。

次のアルゴリズムは,処理システムの利用者に名前の重複を報告する結果となることもある。その理由

としては,

(可能ならば,ファイル名の変更によって)ディレクトリ中のどんなファイルも利用者がアクセ

スできるときに,ディレクトリの内容への効率的なアクセス,並びに,複数の論理ボリュームマウント間

及び複数のファイルシステムドライバ処理システム間の名前の翻訳の一貫性の必要性を含む。

この細分箇条での幾つかの名前の変換は,与えられたディレクトリですぐに認識できる二つの名前空間

をもたらす。与えられたディレクトリとは,物理的にディレクトリに記録される基本の名前の空間,及び

基本の名前から得られる生成された名前の空間のことである。この変換は,システム上のディレクトリの

名前空間の一部とは考えられない不法な名前(変換しなければ不法な名前になる名前)を合法なフォーム

にする変換とは異なる。このような変換を使用する UDF 処理システムでは,当該処理システムは,二つの

処理でディレクトリを探すことが望ましい。処理 1 は基本名前空間に一致することが望ましく,処理 2 は

生成された名前空間に一致することが望ましい。基本名前空間での一致は,生成された名前空間に対する

一致よりも望ましい。

定義:ファイル識別子は,ファイル名及びファイル拡張子の二つの部分で構成しなければならない。

文字“.”(#002E)は,ファイルのファイル識別子に関する分離子としなければならない。最後の“.”

(#002E)に続く文字が 5 文字以下の場合,それはファイル拡張子を構成しなければならない。5 文字を超


79

X 0613

:2015

える場合,ファイル拡張子は存在してはならない。ファイル拡張子に先行して現れ,最後の“.”

(#002E)

を除いた文字は,ファイル名を構成しなければならない。

特記事項 2  たとえ,OS/2,Macintosh 及び UNIX が,ファイル拡張子の概念を形式的にもたないとし

ても,1∼5 文字の拡張子がその後に続く“.”でもってファイルを終えることが,共通の

ファイル命名規則である。そのため,次のアルゴリズムでは,ファイル拡張子は最大 5

文字までとしている。

4.2.2.1.1 MS-DOS 

MS-DOS OS

環境が,ファイルに関連するファイル識別子に制約を強いるため,上に挙げた OS 環境でフ

ァイル識別子を扱うために,次に示す方法を使用しなければならない。

例外:通常,この変換を使用することで二元的な名前空間(8.3 形式及び非 8.3 形式)を提供するかもしれ

ない非 MS-DOS システムの実現は,その使用を無効にするためのメカニズムを省略してもよいし,

提供してもよい。

制約:ファイル識別子のファイル名要素は,8 文字を超えてはならない。ファイル識別子のファイル拡張

子要素は,3 文字を超えてはならない。

a)

ファイル識別子(FileIdentifier)の照合:ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字と小文字

との区別をしない比較を実行しなければならない。

b)

ファイル識別子の有効性確認:ファイル識別子が有効な MS-DOS ファイル識別子である場合,次の段

階は適用しない。

c)

スペースの除去:識別子中の全ての埋込みスペースは,削除されなければならない。

d)

無効文字:

(先に定義した)ファイル名中の無効文字,ファイル拡張子中の無効文字,又は現状の環境

で表示不可能な文字を含むファイル識別子は,これらを“_”

(#005F)に翻訳しなければならない(媒

体中のファイル識別子は,変更しない。

。複数の連続する無効文字,又は表示不可能な文字は,1 文

字の“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。無効文字は 6.7 に示す C ソースコードを参照。

e)

先行終止符:最初の“.”

(#002E)文字の前に文字が存在しない場合,このヒューリスティックなアプ

リケーションでは,先行する“.”

(#002E)を,最初の“.”

(#002E)でない文字まで無視しなければ

ならない。

f)

複数終止符:複数の“.”

(#002E)文字を含むファイル識別子の場合,最後の“.”

(#002E)に続く全

ての文字が 5 文字以下の場合,ファイル拡張子を構成しなければならない。ファイル拡張子の前の最

後の“.”

(#002E)を除く文字はファイル名を構成しなければならない。ファイル名中の“.”

(#002E)

文字は,削除しなければならない。

g)

長拡張子:この処理のこの段階で,ファイル拡張子を構成する文字数が 3 を超える場合,このファイ

ル拡張子は,この処理のこの段階でのファイル拡張子を構成している文字の中の先頭の 3 文字で構成

するとみなさなければならない。

h)

長ファイル名:この処理のこの段階で,ファイル名を構成する文字数が 8 を超える場合,ファイル名

は 4 文字に切り縮めなければならない。

i)

ファイル識別子 CRC:前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われているので,同

一ディレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大

きく減らすために,ファイル名を元ファイル識別子の CRC を含むように変更しなければならない。フ

ァイル名は,この処理のこの段階でファイル名を構成する 4 文字を先頭として,これに分離子“#”

(#0023)を続け,元のファイル名の UNICODE 伸張の 16 ビット CRC を CS0 の Base41 表示した 3 数


80

X 0613

:2015

字を続けて構成しなければならない。

j)

新しいファイル識別子は,全て大文字に翻訳しなければならない。

4.2.2.1.2 OS/2 

OS/2 OS

環境が,ファイルに関連するファイル識別子に制約を強いるため,前述の OS 環境でファイル

識別子を扱うために,次に示す方法を使用しなければならない。

a)

ファイル識別子(FileIdentifier)の照合:ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字と小文字

との区別をする比較を実行してもよい。大文字と小文字との区別をする比較が行われなかったり,失

敗した場合,大文字と小文字との区別をしない比較を実行しなければならない。

b)

ファイル識別子の有効性確認:ファイル識別子が有効な OS/2 ファイル識別子である場合,次の段階

は適用しない。

c)

無効文字:OS/2 のファイル名として無効な文字,又は現状の環境で表示不可能な文字を含むファイル

識別子は,これらを“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。複数の連続する無効文字又は表示不

可能な文字は,1 文字の“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。無効文字は 6.7 に示す C ソースコ

ードを参照。

d)

末尾の終止符及びスペース:全ての末尾の“.”

(#002E)及び“  ”

(#0020)は削除しなければならな

い。

e)

ファイル識別子 CRC:前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われるので,同一デ

ィレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大きく

減らすために,ファイル名を元のファイル識別子の CRC を含むように変更しなければならない。

ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の文字数から成らなければならず,その個数は次による。

254

−(新ファイル拡張子の長さ+1)−5

ここに,

1

“.”用

5

#CRC

これに分離子“#”

(#0023)が続き,元の CS0 ファイル識別子の 16 ビット CRC を CS0 の 16 進表示した

4

数字を続けて,更に“.”

(#002E)及びこの処理のこの段階でのファイル拡張子を続けて構成しなければ

ならない。

ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の[254−(#CRC 用の)5]個の文字から成る。これに分離子“#”

(#0023)を続け,元の CS0 ファイル

識別子の 16 ビット CRC を CS0 の 16 進表示した 4 数字を続けて構成する。

4.2.2.1.3 

Macintosh OS 9

以前 

Macintosh OS 9

以前の環境が,ファイルに関連するファイル識別子に制約を強いているため,前述の OS

環境でファイル識別子を扱うために,次に示す方法を使用しなければならない。

a)

ファイル識別子(FileIdentifier)の照合:ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字と小文字

との区別をする比較を実行してもよい。大文字と小文字との区別をする比較が行われなかったり,失

敗した場合,大文字と小文字との区別をしない比較を実行しなければならない。

b)

ファイル識別子の有効性確認:ファイル識別子が有効な Macintosh OS 9 以前のファイル識別子である

場合,次の段階を適用しない。

c)

無効文字:Macintosh OS 9 以前のファイル名として無効な文字,又は現状の環境で表示不可能な文字

を含むファイル識別子は,これらを“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。複数の連続する無効


81

X 0613

:2015

文字又は表示不可能文字は,1 文字の“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。無効文字は 6.7 に示

す C ソースコードを参照。

d)

長ファイル識別子:この処理のこの段階で,ファイル識別子を構成する文字数が 31 個(Macintosh OS

9

以前での名前の最大長)より大きい場合,この処理のこの段階で,新しいファイル識別子はファイ

ル識別子の先頭 26 文字で構成する。

e)

ファイル識別子 CRC:前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われているので,同

一ディレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大

きく減らすために,ファイル名を元のファイル識別子の CRC を含むように変更しなければならない。

ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の文字数から成らなければならず,その個数は次による。

31

−(新ファイル拡張子の長さ+1)−5

ここに,

1

“.”用

5

#CRC

これに分離子“#”

(#0023)が続き,元の CS0 ファイル識別子の 16 ビット CRC を CS0 の 16 進表示した

4

数字を続けて,更に“.”

(#002E)及びこの処理のこの段階でのファイル拡張子を続けて構成しなければ

ならない。

ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の[31−5(#CRC 用)

]個の文字から成る。これに分離子“#”

(#0023)を続け,元の CS0 ファイル識別

子の 16 ビット CRC を CS0 の 16 進表示した 4 数字を続けて構成しなければならない。

4.2.2.1.4 Windows 

95

及び Windows NT 

Windows 95

及び Windows NT OS 環境が,ファイルに関連するファイル識別子に制約を強いるため,前

述の OS 環境でファイル識別子を扱うために,次に示す方法を使用しなければならない。

a)

ファイル識別子(FileIdentifier)の照合:ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字と小文字

との区別をする比較を実行してもよい。大文字と小文字との区別をする比較が行われなかったり,失

敗した場合,大文字と小文字との区別をしない比較を実行しなければならない。

b)

ファイル識別子の有効性確認:ファイル識別子が有効な Windows 95 又は Windows NT ファイル識別子

である場合,下の段階を適用しない。

c)

無効文字:Windows 95 又は Windows NT のファイル名として無効な文字,又は現状の環境で表示可能

でない文字を含むファイル識別子は,これらを“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。複数の連

続する無効文字又は表示不可能な文字は,1 文字の“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。無効文

字は 6.7 に示す C ソースコードを参照。

d)

末尾の終止符及びスペース:全ての末尾の“.”

(#002E)及び“  ”

(#0020)は削除しなければならな

い。

e)

ファイル識別子 CRC:前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われているので,同

一ディレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大

きく減らすために,ファイル名を元のファイル識別子の CRC を含むように変更しなければならない。

ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の文字数から成らなければならず,その個数は次による。

255

−(新ファイル拡張子の長さ+1)−5

ここに,

1

“.”用


82

X 0613

:2015

5

#CRC

これに分離子“#”

(#0023)が続き,元の CS0 ファイル識別子の 16 ビット CRC の CS0 の 16 進表示した

4

数字を続けて,更に“.”

(#002E)及びこの処理のこの段階でのファイル拡張子を続けて構成しなければ

ならない。

ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する最

初の[255−5(#CRC 用)

]個の文字から成らなければならない。これに分離子“#”

(#0023)を続け,元

の CS0 ファイル識別子の 16 ビット CRC を CS0 の 16 進表示した 4 数字を続けて構成する。

4.2.2.1.5 UNIX 

UNIX OS

環境による制約のため,ファイルに関連するファイル識別子に関して,前述の OS 環境でファ

イル識別子を扱うために,次の方法を使用しなければならない。

a)

ファイル識別子(FileIdentifier)の照合:ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字と小文字

との区別をする比較を実行しなければならない。

b)

有効ファイル識別子:ファイル識別子が,現在のシステム環境に有効な UNIX ファイル識別子である

場合,次の段階には適応しない。

c)

無効ファイル識別子:現在のシステム環境に関して,UNIX ファイル名内で無効と考えられる文字,

又は,現在の環境で表示できないと考えられる文字を含むファイル識別子は,それらを“_”

(#005F)

に変換しなければならない。複数の連続無効文字又は表示不能文字は,1 文字の“_”

(#005F)に変換

しなければならない。無効文字の完全リストについては 6.7 に示す C ソースコードを参照。

d)

長ファイル識別子:この処理のこの段階でファイル識別子を構成する文字数が最大名前長(特定の

UNIXOS

の最大名前長)より大きい場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階のファイル

識別子の,最初の 5 文字の最大名前長から成る。

e)

ファイル識別子 CRC:前述の手順によって,元のファイル識別子の文字情報が失われるので,同一の

ディレクトリに,重複ファイル識別子を作成する機会が増える。重複ファイル識別子を作成する機会

を大幅に減らすためには,元のファイル識別子の CRC を含むように,ファイル名を変更しなければな

らない。

ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の文字数から成らなければならず,その個数は次による。

最大名前長−(新しいファイル拡張子長+1)−5

ここに,

1

“.”用

5

#CRC

これに分離子“#”

(#0023)を続け,元の CS0 ファイル識別子の 16 ビット CRC の CS0 の 16 進表示した

4

数字を続け,更に“.”及びこの処理のこの段階でのファイル拡張子を続けて構成しなければならない。

ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する,

先頭[最大名前長−5(#CRC 用)

]の数文字で構成しなければならない。これに,分離子“#”

(#0023)が

続き,元の CS0 ファイル識別子の 16 ビットの CRC を CS0 の 16 進表示した 4 数字が続く。

4.2.2.1.6 OS/400 

OS/400 OS

環境が,ファイルに関連するファイル識別子に制約を強いているため,前述の OS 環境でフ

ァイル識別子を扱うために,次に示す方法を使用しなければならない。

a)

ファイル識別子(FileIdentifier)の照合:ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字と小文字

との区別をする比較を実行してもよい。大文字と小文字との区別をする比較が行われなかったり,失


83

X 0613

:2015

敗した場合,大文字と小文字との区別をしない比較を実行しなければならない。

b)

ファイル識別子の有効性確認:ファイル識別子が有効な OS/400 ファイル識別子である場合,次の段

階を適用しない。

c)

無効文字:OS/400 ファイル名として無効な文字,又は現状の環境で表示不可能な文字を含むファイル

識別子は,これらを“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。複数の連続する無効文字又は表示不

可能文字は,1 文字の“_”

(#005F)に翻訳しなければならない。

d)

末尾のスペース:全ての末尾の“.”

(#002E)は削除しなければならない。

e)

ファイル識別子 CRC:前述の処理によって,元のファイル識別子の文字情報が失われるので,同一デ

ィレクトリ中で重複ファイル識別子を作成する機会が増す。重複ファイル識別子をもつ機会を大きく

減らすために,ファイル名を元のファイル識別子の CRC を含むように変更しなければならない。

ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の文字数から成らなければならず,その個数は次による。

255

−(新ファイル拡張子の長さ+1)−5

ここに,

1

“.”用

5

#CRC

これに分離子“#”

(#0023)が続き,元の CS0 ファイル識別子の 16 ビット CRC を CS0 の 16 進表示した

4

数字を続けて,更に“.”

(#002E)及びこの処理のこの段階でのファイル拡張子を続けて構成しなければ

ならない。

ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階でファイル名を構成する先

頭の[255−(#CRC 用の)5]個の文字から成る。これに分離子“#”

(#0023)を続け,元の CS0 ファイル

識別子の 16 ビット CRC を CS0 の 16 進表示した 4 数字を続けて構成する。

特記事項 OS/400 の無効文字は,“/”(#002F)だけである。OS/400 の表示不可能な文字は,EBCDIC

Multilingual

の 500 ページのコードに翻訳しない文字である。

4.2.2.1.7 Macintosh 

OS 

Mac OS X

環境による制約のため,ファイル又はディレクトリに関連するファイル識別子に関して,前

述の OS 環境でファイル識別子を扱うために,次の方法を使用しなければならない。

a)

ファイル識別子(FileIdentifier)の照合:ファイル識別子の“照合”に対する要求に,大文字と小文字

との区別をする比較を実行しなければならない。大文字と小文字との区別をする比較が失敗した場合

は,大文字と小文字との区別をしない比較を実行してもよい。

b)

有効ファイル識別子:ファイル識別子が,現在のシステムインタフェースに有効な Mac OS X ファイ

ル識別子である場合,c)以降の段階は適応しない。

c)

無効ファイル識別子:現在のシステム環境に関して,Mac OS X ファイル名内で無効と考えられる文

字,又は,現在の環境で表示できないと考えられる文字を含むファイル識別子は,それらを“_”

(#005F)に変換しなければならない。複数の連続無効文字又は表示不能文字は,1 文字の“_”

(#005F)

に変換しなければならない。無効文字の完全リストについては 6.7.2 に示す C ソースコードを参照。

d)

長ファイル識別子:この処理のこの段階でファイル識別子が現在のシステムインタフェースの制限に

適合しない場合,新しいファイル識別子は,この処理のこの段階のファイル識別子の,最初の 文字

から成るものとし,ここで はファイル識別子の最初の 文字に 5 文字(CRC の長さ)を足したも

ので現在のシステムインタフェースに適合する最大の可能な値とする。

e)

ファイル識別子 CRC:前述の手順によって,元のファイル識別子の文字情報が失われるので,同一の


84

X 0613

:2015

ディレクトリに,重複ファイル識別子を作成する機会が増える。重複ファイル識別子を作成する機会

を大幅に減らすためには,元のファイル識別子の CRC を含むように,ファイル名を変更しなければな

らない。

CRC

は 5 文字である。分離子“#”

(#0023)で始まり,元の CS0 ファイル識別子の 16 ビット CRC の CS0

の 16 進表示した 4 数字が続く。

ファイル拡張子がある場合,新しいファイル識別子は,次のように変換される。

[手順 c)の直後に得られたファイル識別子からファイル拡張子を除いたものの最初の 文字及びファイ

ル拡張子の前の“.”

“#”

(4 文字の CRC)

“.”

(ファイル拡張子)

そうでなければ,ファイル拡張子がない場合,新しいファイル識別子は,次のように変換される。

[手順 c)の直後に得られたファイル識別子の最初の 文字]

“#”

(4 文字の CRC)

いずれの場合も は変換されたファイル識別子が現在のシステムインタフェースに適合する可能な最大

の値とする。

参考情報 

5.1 

記述子長 

表 41 は,JIS X 0607 規格類に記載する記述子の長さに対する UDF 制限を要約する。

表 41JIS X 0607 規格類に規定する記述子の長さに対する UDF 制限 

記述子 

長さ 

開始ボリューム記述子ポインタ(Anchor Volume Descriptor Pointer) 512

ボリューム記述子ポインタ(Volume Descriptor Pointer) 512

処理システム用ボリューム記述子(Implementation Use Volume Descriptor)

512

基本ボリューム記述子(Primary Volume Descriptor) 512

区画記述子(Partition Descriptor) 512

論理ボリューム記述子(Logical Volume Descriptor)

最大値なし

未割付け空間記述子(Unallocated Space Descriptor)

最大値なし

終端記述子(Terminating Descriptor) 512

論理ボリューム保全記述子(Logical Volume Intrgrity Descriptor)

最大値なし

ファイル集合記述子(File Set Descriptor) 512

ファイル識別記述子(File Identifier Descriptor)

論理ブロック長

割付けエクステント記述子(Allocation Extent Descriptor) 24

間接エントリ(Indirect Entry) 52

終端エントリ(Terminal Entry) 36

ファイルエントリ(File Entry)

論理ブロック長

拡張ファイルエントリ(Extended File Entry)

論理ブロック長

拡張属性ヘッダ記述子(Extended Attribute Header Descriptor) 24

未割付け空間エントリ(Unallocated Space Entry)

論理ブロック長

空間ビットマップ記述子(Space Bitmap Descriptor)

最大値なし

区画保全エントリ(Partition Integrity Entry) N/A

予備表(Sparing Table)

最大値なし

N/A

:規定しない

5.2 

処理システム用領域の使用 

5.2.1 

実体識別子(Entity Identifiers) 

実体識別子は,この規格のはじめに定義する実体識別子に関する 2.1.5 を参照。


85

X 0613

:2015

5.2.2 

孤立空間(Orphan Space) 

孤立空間が論理ボリューム中に存在してもよいが推奨はしない。それは,幾つかの論理ボリュームの修

理機能によって再割付けされる可能性があるためである。孤立空間は,JIS X 0607 規格類で定義する処理

システム用記述子以外のいずれかの記述子で,直接又は間接に参照しない空間として定義する。

特記事項  処理システム用欄中だけに参照が存在する割付け済みのエクステントを孤立空間とみな

す。

5.3 

起動記述子(Boot Descriptor) 

将来,決定する。

5.4 

未記録セクタの明確化(Clarification of Unrecorded Sectors) 

[3/8.1.2.2]

には,次のように記載されている。

論理セクタを構成するどのような未記録構成セクタであっても全て#00 バイトを含むものとして解釈

されなければならない。論理セクタの最後のバイトを含むセクタの中では,その最後のバイトの後のどの

ようなバイトの解釈も,この

第 部によって規定されない。

記録の規格がセクタが未記録かどうかの検出方法を規定しており,論理セクタを構成するセクタの全て

が未記録の場合,論理セクタは未記録である。論理セクタの構成セクタは,全て記録されているか,又は

全て記録されていないことが望ましい([3/8.1.2.2]参照)。”

交換の目的のために,UDF はこのセクションの正しい解釈を明確にしなければならない。

上記の部分は,未記録セクタは論理的に#00 バイトを含むことを規定している。しかし,#00 バイトだけ

を含むセクタが未記録であるという逆の主張は成立せず,そのようなセクタは JIS X 0607 規格類において

は,

“未記録”ではない。媒体におけるセクタの記録を支配する規格だけが,セクタが未記録であるか否か

を決定するための規則を提供できる。例えば,ブランクチェック状態は,追記形ディスクのための正しい

決定を提供できる。

JIS X 0607

規格類[3/8.4.2],[3/8.8.2],[4/3.1],[4/8.3.1]及び[4/8.10]は,[3/8.1.2.2]に定義された規則を参照

している。これによって,この規格の 6.6(方策種別 4 096 のアルゴリズム)も影響を受ける。未記録のセ

クタ又はブロックは,記述子の列の終了条件である。したがって,処理システムは,使用されている記録

媒体が未記録セクタの検知可能性をもっていることを確認しなければならず,セクタに書き込まれていな

いことが検出可能であることを前提としてはならない。

そうでない場合は,

正しくない上記の逆の主張を,

結果として信用してしまうことがあり得る。適切な未記録セクタが検出されない場合には,明白な終端記

述子が使われなければならない。


86

X 0613

:2015

関連する規定 

6.1 UDF

実体識別記述子(表 42 参照) 

表 42UDF 実体識別記述子 

実体識別子 

記述 

“*OSTA UDF Compliant”

論理ボリューム規定の内容,又はファイル集合の内容が,この規格で定義する適合範囲

であることを示す。

“*UDF LV Info”

付加的な論理ボリューム識別情報を含む。

“*UDF FreeEASpace”

処理システム用拡張属性空間中の未使用の空き空間を含む。

“*UDF FreeAppEASpace”

アプリケーション用拡張属性空間中に未使用の空き空間を含む。

“*UDF DVD CGMS Info”

DVD

著作権管理情報を含む。

“*UDF OS/2 EALength”

OS/2

拡張属性長を含む。

“*UDF Mac Volume Info”

Macintosh

ボリューム情報を含む。

“*UDF Mac FinderInfo”

Macintosh

ファインダ情報を含む。

“*UDF Virtual Partition”

UDF

仮想区画を記載する。

“*UDF Sparable Partition”

UDF

予備区画を記載する。

“*UDF OS/400 DirInfo”

OS/400

拡張ディレクトリ情報

“*UDF Sparing Table”

媒体で欠陥領域を扱う情報を含む。

“*UDF Metadata Partition”  UDF

メタデータ区画を記載する。

6.2 UDF

実体識別子値(表 43 参照) 

表 43UDF 実体識別子値 

実体識別子 

バイト値 

“*OSTA UDF Compliant”

#2A, #4F, #53, #54, #41, #20, #55, #44, #46, #20, #43, #6F, #6D, #70, #6C, #69, #61, #6E, #74

“*UDF LV Info”

#2A, #55, #44, #46, #20, #4C, #56, #20, #49, #6E, #66, #6F

“*UDF FreeEASpace”

#2A, #55, #44, #46, #20, #46, #72, #65, #65, #45, #41, #53, #70, #61, #63, #65

“*UDF FreeAppEASpace”

#2A, #55, #44, #46, #20, #46, #72, #65, #65, #41, #70, #70, #45, #41, #53, #70, #61, #63, #65

“*UDF DVD CGMS Info”

#2A, #55, #44, #46, #20, #44, #56, #44, #20, #43,#47, #4D, #53, #20, #49, #6E, #66, #6F

“*UDF OS/2 EALength”

#2A, #55, #44, #46, #20, #4F, #53, #2F, #32, #20, #45, #41, #4C, #65, #6E, #67, #74, #68

“*UDF OS/400 DirInfo”

#2A, #55, #44, #46, #20, #4F, #53, #2F, #34, #30, #30, #20, #44, #69, #72, #49, #6E, #66, #6F

“*UDF Mac VolumeInfo”

#2A, #55, #44, #46, #20, #4D, #61, #63, #20, #56, #6F, #6C, #75, #6D, #65, #49, #6E, #66, #6F

“*UDF Mac FinderInfo”

#2A, #55, #44, #46, #20, #4D, #61, #63, #20, #49, #69, #6E, #64, #65, #72, #49, #6E, #66, #6F

“*UDF Virtual Partition”

#2A, #55, #44, #46, #20, #56, #69, #72, #74, #75, #61, #6C, #20, #50, #61, #72, #74, #69, #74,

#69, #6F, #6E

“*UDF Sparable Partition”

#2A, #55, #44, #46, #20, #53, #70, #61, #72, #61, #62, #6C, #65, #20, #50, #61, #72, #74, #69,

#74, #69, #6F, #6E

“*UDF Sparing Table”

#2A, #55, #44, #46, #20, #53, #70, #61, #72, #69, #6E, #67, #20, #54, #61, #62, #6C, #65

“*UDF Metadata Partition”  #2A, #55, #44, #46, #20, #4D, #65, #74, #61, #64, #61, #74, #61, #20, #50, #61, #72, #74, #69,

#74, #69, #6F, #6E

6.3 

オペレーティングシステム識別子(OS 識別子) 

表 44 及び表 45 は,実体識別子の識別子添字中の OS クラス欄及び OS 識別子欄に対して現状許可する

値を定義する。

OS

クラス(OS Class)欄は,記述子を記録した OS のクラスを識別する。この欄の有効な値を

表 44 に示

す。


87

X 0613

:2015

表 44OS クラス欄の値 

 OS クラス 

0

未定義(Undefined)

1 DOS

2 OS/2

3 Macintosh

OS

4 UNIX

5 Windows

9x

6 Windows

NT

7 OS/400

8 BeOS

9 Windows

CE

10

∼255

予約(Reserved)

OS

識別子(OS Identifier)欄は,記述子を記録した OS を識別する。この欄の有効な値は,

表 45 のとお

りである。

表 45OS 識別子の値 

OS

クラス OS 識別子 

識別される OS 

0

任意の値

未定義(Undefined)

1 0

DOS/Windows

3.x

2 0

OS/2

3

0

Macintosh OS 9

以前

3

1

Macintosh OS X-generic

(Cheetah,Puma,Jaguar,Panther,

Tiger

,及び同じコードベースの以降の版を含む。

4 0

UNIX-Generic

4 1

UNIX-IBM

AIX

4 2

UNIX-SUN

OS/Solaris

4 3

UNIX-HP/UX

4

4

UNIX-Silicon Graphics Irix

4 5

UNIX-Linux

4 6

UNIX-MKLinux

4 7

UNIX-FreeBSD

4 8

UNIX-NetBSD

5 0

Windows

9x-generic

(Windows 98 及び ME を含む。

6 0

Windows

NT-generic

(Windows 2000,XP,Server 2003,及

び同じコードベースの以降の版を含む。

7 0

OS/400

8 0

BeOS-generic

9 0

WindowsCE-generic

OS

クラス及び OS 識別子に関する値の最新の表については,OSTA に連絡し,UDF 実体識別子ディレク

トリのコピーを要求する。このディレクトリには,必須情報を OSTA へ提供した ISV らの処理システム識

別子も含まれる。


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X 0613

:2015

6.4 OSTA

圧縮 Unicode の圧縮アルゴリズム 

 /*****************************************************************************

* OSTA compliant unicode compression, uncompression routines.

* Copyright 1995 Micro Design International, Inc,

* Written by Jason M. Rinn.

* Micro Design International gives permission for the free use of the

* following source code.

 */

  #include  <stddef.h>

/******************************************************************************

* The follwing two typedef's are to remove compiler dependancies.

* byte needs to be unsigned 8-bit, and unicode_t needs to be

* unsigned 16-bits.

 */

  typedef  unsigned  short  unicode_t;

  typedef unsigned char byte;

/***********************************************************************************

* Takes an OSTA CS0 compressed unicode name, and converts

* it to unicode.

* The unicode output will be in the byte order

* that the local compiler uses for 16-bit values.

* NOTE: This routine only performs error checking on the compID.

* It is up to the user to ensure that the unicode buffer is large

* enough, and that the compressed unicode name is correct.

 *

* RETURN VALUE

 *

*    The number of unicode characters which were uncompressed.

*    A -1 is returned if the compression ID is invalid.

 */

   int  UncompressUnicode(

   int  numberOfBytes,    /*  (Input)  number  of  bytes  read  from  media.  */

   byte *UDFCompressed, /* (Input) bytes read from media. */

   unicode_t *unicode)  /* (Output) uncompressed unicode characters. */

   {

     unsigned  int  compID;

     int  returnValue,  unicodeIndex,  byteIndex;

     /*  Use  UDFCompressed  to  store  courrent  byte  being  read.    */

     compID=UDFCompressed[0];

     /* First check for valid compID. */

     if  (compID  !=8  &&  compID  !=16)

     {

        returnValue  =-1;

     }

     else

     {

        unicodeIndex  =0;

        byteIndex  =1;

        /*  Loop  through  all  the  bytes.  */

        while  (byteIndex  <  numberOfBytes)

        {


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           if  (compID  ==16)

           {

            /*Move  the  first  byte  to  the  high  bits  the  unicode  char.  */

              unicode[unicodeIndex]  =  UDFCompressed[byteIndex++]  <<8;

           }

           else

           {

             unicode[unicodeIndex]=0;

           }

           if  (byteIndex  <  numberOfBytes)

           {

               /*Then  the  next  byte  to  the  low  bits.  */

               unicode[unicodeIndex]  |=  UDFCompressed[byteIndex++];

           }

           unicodeIndex++;

         }

         returnValue  =  unicodeIndex;

       }

       return(returnValue);

     }

   /***************************************************************************

 *

DESCRIPTION:

* Takes a string of unicode wide characters and returns an OSTA CS0

* compressed unicode string.  The unicode MUST be in the byte order of

* the compiler in order to obtain correct results.  Returns an error

* if the commpression ID is invalid.

 *

* NOTE:  This routine assumes the implementation already knows, by

* the local environment, how many bits are appropriate and

* therefore does no checking to test if the input characters fit

* into that number of bits or not.

 *

* RETURN VALUE

 *

*    The total number of bytes in the compressed OSTA CS0 string,

*    including  the  compression  ID.

*    A -1 is returned if the compression ID is invarild.

 */

   int  CompressUnicode(

   int  numberOfChars,      /*  (Input)  number  of  unicode  characters.      */

   int  compID,             /*  (Input)  compression  ID  to  be  used.        */

   unicode_t  *unicode,        /*  (Input)  unicode  characters  to  compress.    */

   byte  *UDFCompressed)   /*  (Output)  compressed  string,  as  bytes.      */

   {

       int  byteIndex,  unicodeIndex;

       if  (compID  !=  8  &&  compID  !=  16)

       {

           byteIndex  =  -1;    /*  Unsupported  compression  ID  !  */

       }

       else

       {

           /*  place  compression  code  in  first  byte.   */

           UDFCompressed[0]  =  compID;


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           byteIndex  =  1;

           unicodeIndex  =  0;

           while  (unicodeIndex  <  numberOfChars)

           {

               if  (compID  ==  16)

               {

                   /*  First,  place  the  high  bits  of  the  char

* into the byte stream.

 */

                   UDFCompressed[byteIndex++]  =

                                  (unicode[unicodeIndex]  &  0xFF00)  >>  8;

               }

               /*  Then  place  the  low  bits  into  the  stream.   */

               UDFCompressed[byteIndex++]  =  unicode[unicodeIndex]  &  0x00FF;

               unicodeIndex++;

           }

        }

        return(byteIndex);

     } 

6.5 CRC

計算 

次に示す C プログラムは,JIS X 0607 規格類のタグ記述子に使用する CRC-CCITT チェックサムを計算

するために利用する。

なお,次に示すプログラムは,アルゴリズムを表現するものであって,標準の C でそのままコンパイル

できないことがある。

    /*

*    CRC  010041

 */

    static unsigned short crc_table[256] = {

          0x0000,

0x1021,

0x2042,

0x3063,

0x4084,

0x50A5,

0x60C6,

0x70E7,

          0x8108,

0x9129,

0xA14A,

0xB16B,

0xC18C,

0xD1AD,

0xE1CE,

0xF1EF,

          0x1231,

0x0210,

0x3273,

0x2252,

0x52B5,

0x4294,

0x72F7,

0x62D6,

          0x9339,

0x8318,

0xB37B,

0xA35A,

0xD3BD,

0xC39C,

0xF3FF,

0xE3DE,

          0x2462,

0x3443,

0x0420,

0x1401,

0x64E6,

0x74C7,

0x44A4,

0x5485,

          0xA56A,

0xB54B,

0x8528,

0x9509,

0xE5EE,

0xF5CF,

0xC5AC,

0xD58D,

          0x3653,

0x2672,

0x1611,

0x0630,

0x76D7,

0x66F6,

0x5695,

0x46B4,

          0xB75B,

0xA77A,

0x9719,

0x8738,

0xF7DF,

0xE7FE,

0xD79D,

0xC7BC,

          0x48C4,

0x58E5,

0x6886,

0x78A7,

0x0840,

0x1861,

0x2802,

0x3823,

          0xC9CC,

0xD9ED,

0xE98E,

0xF9AF,

0x8948,

0x9969,

0xA90A,

0xB92B,

          0x5AF5,

0x4AD4,

0x7AB7,

0x6A96,

0x1A71,

0x0A50,

0x3A33,

0x2A12,

          0xDBFD,

0xCBDC,

0xFBBF,

0xEB9E,

0x9B79,

0x8B58,

0xBB3B,

0xAB1A,

          0x6CA6,

0x7C87,

0x4CE4,

0x5CC5,

0x2C22,

0x3C03,

0x0C60,

0x1C41,

          0xEDAE,

0xFD8F,

0xCDEC,

0xDDCD,

0xAD2A,

0xBD0B,

0x8D68,

0x9D49,

          0x7E97,

0x6EB6,

0x5ED5,

0x4EF4,

0x3E13,

0x2E32,

0x1E51,

0x0E70,

          0xFF9F,

0xEFBE,

0xDFDD,

0xCFFC,

0xBF1B,

0xAF3A,

0x9F59,

0x8F78,

          0x9188,

0x81A9,

0xB1CA,

0xA1EB,

0xD10C,

0xC12D,

0xF14E,

0xE16F,

          0x1080,

0x00A1,

0x30C2,

0x20E3,

0x5004,

0x4025,

0x7046,

0x6067,

          0x83B9,

0x9398,

0xA3FB,

0xB3DA,

0xC33D,

0xD31C,

0xE37F,

0xF35E,

          0x02B1,

0x1290,

0x22F3,

0x32D2,

0x4235,

0x5214,

0x6277,

0x7256,

          0xB5EA,

0xA5CB,

0x95A8,

0x8589,

0xF56E,

0xE54F,

0xD52C,

0xC50D,

          0x34E2,

0x24C3,

0x14A0,

0x0481,

0x7466,

0x6447,

0x5424,

0x4405,

          0xA7DB,

0xB7FA,

0x8799,

0x97B8,

0xE75F,

0xF77E,

0xC71D,

0xD73C,

          0x26D3,

0x36F2,

0x0691,

0x16B0,

0x6657,

0x7676,

0x4615,

0x5634,


91

X 0613

:2015

          0xD94C,

0xC96D,

0xF90E,

0xE92F,

0x99C8,

0x89E9,

0xB98A,

0xA9AB,

          0x5844,

0x4865,

0x7806,

0x6827,

0x18C0,

0x08E1,

0x3882,

0x28A3,

          0xCB7D,

0xDB5C,

0xEB3F,

0xFB1E,

0x8BF9,

0x9BD8,

0xABBB,

0xBB9A,

          0x4A75,

0x5A54,

0x6A37,

0x7A16,

0x0AF1,

0x1AD0,

0x2AB3,

0x3A92,

          0xFD2E,

0xED0F,

0xDD6C,

0xCD4D,

0xBDAA,

0xAD8B,

0x9DE8,

0x8DC9,

          0x7C26,

0x6C07,

0x5C64,

0x4C45,

0x3CA2,

0x2C83,

0x1CE0,

0x0CC1,

          0xEF1F,

0xFF3E,

0xCF5D,

0xDF7C,

0xAF9B,

0xBFBA,

0x8FD9,

0x9FF8,

          0x6E17,

0x7E36,

0x4E55,

0x5E74,

0x2E93,

0x3EB2,

0x0ED1,

0x1EF0

    };

    unsigned  short

    cksum(s,  n)

            register  unsigned  char  *s;

            register  int  n;

    {

            register  unsigned  short  crc=0;

            while  (n--  >  0)

                crc  =  crc_table[(crc>>8  ^  *s++)  &  0xff]  ^  (crc<<8);

            return  crc;

    }

    /*  UNICODE  Checksum  */

    unsigned  short

    unicode_cksum(s,  n)

            register  unsigned  short  *s;

            register  int  n;

    {

            register  unsigned  short  crc=0;

            while  (n--  >  0)  {

    /* Take high order byte first-corresponds to a big endian byte stream.*/

                    crc  =  crc_table  [(crc  >>8  ^  (*s>>8)  &  0xff]  ^  (crc  <<8);

                   crc  =  crc_table  [(crc  >>8  ^  (*s++  &  0xff))  &  0xff]  ^  (crc  <<8);

            }

            return  crc;

    }

    #ifdef    MAIN

    unsigned  char  bytes[]  =  {  0x70,  0x6A,  0x77};

    main()

    {

            usigned  short  x;

            x  =  cksum(bytes,  sizeof  bytes);

            printf("checksum:  calculated=%4.4x,  correct=%4.4x\en",  x,  0x3299);

            exit(0);

    }

    #endif 

先に挙げた CRC 表は,次のプログラムで生成した。

    #include  <stdio.h>

/*

*  a.out 010041 for CRC-CCITT


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X 0613

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 */

    main(argc,  argv)

            int  argc;  char  *argv[];

    {

            unsigned  long  crc,  poly;

            int  n,  i;

            sscanf(argv[1],  "%lo",  &poly);

            if(poly  &  0xffff0000){

                    fprintf(stderr,  "polynomial  is  too  large\en");

                    exit(1);

          }

      printf("/*\en  *  CRC  0%o\en  */\en",  poly);

      printf("static  unsigned  short  crc_table[256]  =  {\en");

      for(n  =0;  n  <  256;  n++){

                  if(n  %  8  ==0)

                          printf("    ");

                crc  =  n  <<8;

                for(i  =  0;  i  <  8;  i++){

                          if(crc  &  0x8000)

                                  crc  =  (crc  <<  1)  ^  poly;

                          else

                                  crc  <<=  1;

                          crc  &=  0xFFFF;

                  }

                  if(n  ==  255)

                          printf("0x%04X  ",  crc);

                  else

                          printf("0x%04X,  ",  crc);

                  if(n  %  8  ==  7)

                          printf("\en");

        }

        printf("};\en");

        exit(0);

    } 

これらの全ての CRC 符号は,AT&T Bell 研究所の Don P. Mitchell 及び Software System Group の Ned W.

Rhodes

が考案した。これは,既に文献“Design and Validation of Computer Protocols”

(Prentice Hall, Englewood

Cliffs, NJ, 1991, Chapter 3, ISBN 0-13-539925-4

)で公開されており,AT&T が著作権をもっている。

AT&T

は,上記のソースコードの自由使用の許可を与えている。

6.6 

方策種別 4 096 のアルゴリズム 

この細分箇条は,ICB 階層を構成するための方策を記載する。方策種別 4 096 のルート ICB 階層は,1

個の直接エントリ及び 1 個の間接エントリを含まなければならない。1 個の直接エントリがあることを示

すために,ICB タグ欄の方策パラメタ欄中の Uint16 に値 1 を記録する。ICB タグ欄のエントリの最大個数

MaximumNumberOfEntries)欄に値 2 を記録する。

間接エントリが,1 個の直接エントリ及び 1 個の間接エントリをも含む他の ICB 番地を指定し,この間

接エントリは,同一種別の他の ICB 番地を指定しなければならない(

図 を参照)。


93

X 0613

:2015

図 1ICB 番地の規定 

特記事項  この方策は,直接エントリの簡単なリンクリストの ICB 階層を構成する。

6.7 

識別子翻訳アルゴリズム 

次に示すサンプルソースコードの例は,この規格に記載するファイル識別子翻訳アルゴリズムを与えて

いる。

次 に 示 す 基 本 ア ル ゴ リ ズ ム は , ボ リ ュ ー ム 識 別 子 ( VolumeIdentifier ), ボ リ ュ ー ム 集 合 識 別 子

VolumeSetIdentifier

,論理ボリューム識別子(LogicalVolumeID)及びファイル集合識別子(FileSetID)の

OS

固有の翻訳を扱うために利用してもよい。

6.7.1 DOS

アルゴリズム(DOS Algorithm) 

次に示すプログラムは,アルゴリズムを表現するものであって,標準の C でそのままコンパイルできな

いことがある。

     /*  OSTA  UDF  compliant  file  name  translation  routine  for  DOS  and      */

     /*  Windows  short  namespaces                                                 */

     /*  Define  constants  for  namespace  translation                            */

     #define  DOS_NAME_LEN  8

     #define  DOS_EXT_LEN   3

     #define  DOS_LABEL_LEN   11

     #define  DOS_CRC_LEN   4

     #define  DOS_CRC_MODULUS   41

     /* Define standard types used in example code.

                   */

     typedef  BOOLEAN  int;

     typedef  short  INT16;

     typedef  unsigned  short  UINT16;

     typedef  UINT16  UNICODE_CHAR;

     #define  FALSE  0

     #define  TRUE  1

     static  char  crcChar[]  =

     "0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ#_~-@";

     /*  FUNCTION  PROTOTYPES  */

     UNICODE_CHAR  UnicodeToUpper(UNICODE_CHAR  value);

     BOOLEAN  IsFileNameCharLegal(UNICODE_CHAR  value);

     BOOLEAN  IsVolumeLabelCharLegal(UNICODE_CHAR  value);

     INT16  NativeCharLength(UNICODE_CHAR  value);

     BOOLEAN  IsDeviceName(UNICODE_CHAR*  name,  UINT16  nameLen);

     /***********************************************************************/

     /*  UDFDOSName()                                                      */

DE 

IE 

DE 

直接エントリ

IE 

間接エントリ

DE

IE

DE

IE


94

X 0613

:2015

     /*  Translate  udfName  to  dosName  using  OSTA  compliant  algorithm.          */

     /*  dosName  must  be  a  Unicode  string  buffer  at  least  12  characters        */

     /*  in  length.                                                                      */       

     /***********************************************************************/

     UINT16  UDFDOSName(UNICODE_CHAR*  dosName,  UNICODE_CHAR*  udfName,

     UINT16  udfNameLen)

     {

              INT16  index;

              INT16  targetIndex;

              INT16  crcIndex;

              INT16  extLen;

              INT16  nameLen;

              INT16  charLen;

              INT16  overlayBytes;

              INT16  bytesLeft;

              UNICODE_CHAR  current;

              BOOLEAN  needsCRC;

              UNICODE_CHAR  ext[DOS_EXT_LEN];

              needsCRC  =  FALSE;

              /* Start at the end of the UDF file name and scan for a period  */

              /*  ('.').  This  will  be  where  the  DOS  extension  starts  (if        */

              /*  any).  */

              index  =  udfNameLen;

              while  (index--  >  0)  {

                  if  (udfName[index]  ==  '.')

                    break;

              }

              if  (index  <  0)  {

                /*  There  name  was  scanned  to  the  beginning  of  the  buffer  */

                /*  and  no  extension  was  found.  */

                extLen  =  0;

                nameLen  =  udfNameLen;

              }

              else  {

                 /*  A  DOS  extension  was  found,  process  it  first.  */

                 extLen  =  udfNameLen

−index−1;

                 nameLen  =  index;

                 targetIndex  =  0;

                 bytesLeft  =  DOS_EXT_LEN;

                 while  (++index  <  udfNameLen  &&  bytesLeft  >  0)  {

                     /*  Get  the  current  character  and  convert  it  to  upper  */

                     /*  case.                                  */

                     current  =  UnicodeToUpper(udfName[index]);

                     if  (current  ==  '  ')  {

                        /*  If  a  space  is  found,  a  CRC  must  be  appended  to  */

                        /*  the  mangled  file  name.  */

                        needsCRC  =  TRUE;

                     }

                     else  {

                        /*  Determine  if  this  is  a  valid  file  name  char  and   */

                        /*  calculate  its  corresponding  BCS  character  byte    */

                        /*  length  (zero  if  the  char  is  not  legal  or           */

                        /*  undisplayable  on  this  system).                  */


95

X 0613

:2015

                        charLen  =  (IsFileNameCharLegal(current))  ?

                                 NativeCharLength(current)  :  0;

                        /*  If  the  char  is  larger  than  the  available  space   */

                        /*  in  the  buffer,  pretend  it  is  undisplayable.  */

                        if  (charLen  >  bytesLeft)

                           charLen  =  0;

                        if  (charLen  ==  0)  {

                           /*  Undisplayable  or  illegal  characters  are  */

                           /*  substituted  with  an  underscore  ("_"),  and  */

                           /*  required  a  CRC  code  appended  to  the  mangled  */

                           /*  file  name.  */

needsCRC = TRUE;

charLen = 1;

current = '_';

                            /*  Skip  over  any  following  undiplayable  or  */

                            /*  illegal  chars.  */

                            while  (index  +1  <udfNameLen  &&

                                  (!IsFileNameCharLegal(udfName[index  +  1])  ||

                                      NativeCharLength(udfName[index  +  1])  ==  0))

                                  index++;

                    }

                            /*  Assign  the  resulting  char  to  the  next  index  in  */

                            /*  the  extension  buffer  and  determine  how  many  BCS  */

                            /*  bytes  are  left.  */

                            ext[targetIndex++]  =  current;

                            bytesLeft  -=  charLen;

                        }

               }

              /*  Save  the  number  of  Unicode  characters  in  the  extension  */

              extLen  =  targetIndex;

              /*  If  the  extension  was  too  large,  or  it  was  zero  length  */

              /*  (i.e.  the  name  ended  in  a  period),  a  CRC  code  must  be  */

              /*  appended  to  the  mangled  name.  */

              if  (index  <  udfNameLen  ||  extLen  ==  0)

                    needsCRC  =  TRUE;

         }

         /*  Now  process  the  actual  file  name.  */

         index  =  0;

         targetIndex  =  0;

         crcIndex  =  0;

         overlayBytes  =  -1;

         bytesLeft  =  DOS_NAME_LEN;

         while  (index  <  nameLen  &&  bytesLeft  >  0)  {

             /*  Get  the  current  character  and  convert  it  to  upper  case.  */

             current  =  UnicodeToUpper(udfName[index]);

             if  (current  =='  '  ||current  ==  '.')  {

                /*  Spaces  and  periods  are  just  skipped,  a  CRC  code  */

                /*  must  be  added  to  the  mangled  file  name.  */

                needsCRC  =  TRUE;

             }


96

X 0613

:2015

             else  {

             /*  Determine  if  this  is  a  valid  file  name  char  and  */

             /*  calculate  its  corresponding  BCS  character  byte  */

             /*  length  (zero  if  the  char  is  not  legal  or  */

             /*  undisplayable  on  this  system).  */

             charLen  =  (IsFileNameCharLegal(current))  ?

             NativeCharLength(current)  :  0;

             /*  If  the  char  is  larger  than  the  available  space  in  */

             /*  the  buffer,  pretend  it  is  undisplayable.  */

             if  (charLen  >  bytesLeft)

                  charLen  =  0;

             if  (charLen  ==  0)  {

                /*  Undisplayable  or  illegal  characters  are  */

                /*  substituted  with  an  underscore  ("_"),  and  */

                /*  required  a  CRC  code  appended  to  the  mangled  */

                /*  file  name.  */

                needsCRC  =  TRUE;

                charLen  =  1;

                current  =  '_';

                /*  Skip  over  any  following  undiplayable  or  illegal  */

                /*  chars.  */

                while  (index  +1  <nameLen  &&

                       (!IsFileNameCharLegal(udfName[index  +  1])  ||

                            NativeCharLength(udfName[index  +  1])  ==  0))

                            index++;

                /*  Terminate  loop  if  at  the  end  of  the  file  name.  */

                if  (index  >=  nameLen)

                       break;

         }

         /* Assign the resulting char to the next index in the */

         /* file name buffer and determine how many BCS bytes */

         /*  are  left.  */

         dosName[targetIndex++]  =  current;

         bytesLeft  -=  charLen;

         /* This figures out where the CRC code needs to start */

         /*  in  the  file  name  buffer.  */

         if  (bytesLeft  >=  DOS_CRC_LEN)  {

              /*  If  there  is  enough  space  left,  just  tack  it  */

              /*  onto  the  end.  */

              crcIndex  =  targetIndex;

         }

         else  {

            /*  If  there  is  not  enough  space  left,  the  CRC  */

            /*  must  overlay  a  character  already  in  the  file  */

            /*  name  buffer.  Once  this  condition  has  been  */

            /*  met,  the  value  will  not  change.  */

              if  (overlayBytes  <  0)  {

               /*  Determine  the  index  and  save  the  length  of  */


97

X 0613

:2015

               /*  the  BCS  character  that  is  overlayed.  It  */

               /*  is  possible  that  the  CRC  might  overlay  */

               /*  half  of  a  two-byte  BCS  character  depending  */

               /*  upon  how  the  character  boundaries  line  up.  */

               overlayBytes  =  (bytesLeft  +  charLen  >  DOS_CRC_LEN)?1  :0;

               crcIndex  =  targetIndex

−1;

           }

        }

     }

     /* Advance to the next character. */

     index++;

 }

 /* If the scan did not reach the end of the file name, or the */

 /* length of the file name is zero, a CRC code is needed. */

 if (index < nameLen || index == 0)

      needsCRC  =  TRUE;

/* If the name has illegal characters or and extension, it */

/* is not a DOS device name. */

if (needsCRC == FALSE && extLen == 0) {

/* If this is the name of a DOS device, a CRC code should */

/* be appended to the file name. */

if (IsDeviceName(udfName, udfNameLen))

needsCRC = TRUE;

 }

/* Append the CRC code to the file name, if needed. */

if (needsCRC) {

      /* Get the CRC value for the original Unicode string */

      UINT16  udfCRCValue  =  CalculateCRC(udfName,  udfNameLen);

   /* Determine the character index where the CRC should */

   /*  begin.  */

   targetIndex  =  crcIndex;

   /* If the character being overlayed is a two-byte BCS */

   /* character, replace the first byte with an underscore. */

   if  (overlayBytes  >  0)

         dosName[targetIndex++]  =  '_';

/* Append the encoded CRC value with delimiter. */

dosName[targetIndex++] = '#';

dosName[targetIndex++] =

crcChar[udfCRCValue / (DOS_CRC_MODULUS * DOS_CRC_MODULUS)];

udfCRCValue %= DOS_CRC_MODULUS * DOS_CRC_MODULUS;

dosName[targetIndex++] =

crcChar[udfCRCValue / DOS_CRC_MODULUS];

udfCRCValue %= DOS_CRC_MODULUS;

dosName[targetIndex++] = crcChar[udfCRCValue];

  }

/* Append the extension, if any. */

if (extLen > 0) {

/* Tack on a period and each successive byte in the */


98

X 0613

:2015

/* extension buffer. */

dosName[targetIndex++] = '.';

for (index = 0; index < extLen; index++)

dosName[targetIndex++] = ext[index];

  }

  /* Return the length of the resulting Unicode string. */

  return  (UINT16)targetIndex;

}

/*******************************************************************/

/* UDFDOSVolumeLabel() */

/* Translate udfLabel to dosLabel using OSTA compliant algorithm. */

/* dosLabel must be a Unicode string buffer at least 11 characters */

/* in length. */

/*******************************************************************/ UINT16

UDFDOSVolumeLabel(UNICODE_CHAR* dosLabel, UNICODE_CHAR*

udfLabel, UINT16 udfLabelLen)

{

INT16 index;

INT16 targetIndex;

INT16 crcIndex;

INT16 charLen;

INT16 overlayBytes;

INT16 bytesLeft;

UNICODE_CHAR current;

BOOLEAN needsCRC;

needsCRC = FALSE;

/* Scan end of label to see if there are any trailing spaces. */

index = udfLabelLen;

while (index-- > 0) {

if (udfLabel[index] != ' ')

break;

       }

/* If there are trailing spaces, adjust the length of the */

/* string to exclude them and indicate that a CRC code is */

/* needed. */

if (index +1 !=udfLabelLen) {

udfLabelLen = index + 1;

needsCRC = TRUE;

       }

index = 0;

targetIndex = 0;

crcIndex = 0;

overlayBytes = -1;

bytesLeft = DOS_LABEL_LEN;

while (index < udfLabelLen && bytesLeft > 0) {

 /* Get the current character and convert it to upper case. */

current = UnicodeToUpper(udfLabel[index]);

if (current == '.') {

/* Periods are just skipped, a CRC code must be added */

/* to the mangled file name. */


99

X 0613

:2015

needsCRC = TRUE;

}

else {

/* Determine if this is a valid file name char and */

/* calculate its corresponding BCS character byte */

/* length (zero if the char is not legal or */

/* undisplayable on this system). */

charLen = (IsVolumeLabelCharLegal(current)) ?

NativeCharLength(current) : 0;

/* If the char is larger than the available space in */

/* the buffer, pretend it is undisplayable. */

if (charLen > bytesLeft)

charLen = 0;

if (charLen == 0) {

/* Undisplayable or illegal characters are */

/* substituted with an underscore ("_"), and */

/* required a CRC code appended to the mangled */

/* file name. */

needsCRC = TRUE;

charLen = 1;

current = '_';

/* Skip over any following undiplayable or illegal */

/* chars. */

while (index +1 <udfLabelLen &&

(!IsVolumeLabelCharLegal(udfLabel[index + 1]) ||

NativeCharLength(udfLabel[index + 1]) == 0))

index++;

/* Terminate loop if at the end of the file name. */

if (index >= udfLabelLen)

break;

}

/* Assign the resulting char to the next index in the */

/* file name buffer and determine how many BCS bytes */

/* are left. */

dosLabel[targetIndex++] = current;

bytesLeft -= charLen;

/* This figures out where the CRC code needs to start */

/* in the file name buffer. */

if (bytesLeft >= DOS_CRC_LEN) {

/* If there is enough space left, just tack it */

/* onto the end. */

crcIndex = targetIndex;

}

else {

/* If there is not enough space left, the CRC */

/* must overlay a character already in the file */

/* name buffer. Once this condition has been */

/* met, the value will not change. */

if (overlayBytes < 0) {

/* Determine the index and save the length of */

/* the BCS character that is overlayed. It */

/* is possible that the CRC might overlay */


100

X 0613

:2015

/* half of a two-byte BCS character depending */

/* upon how the character boundaries line up. */

overlayBytes = (bytesLeft + charLen >

DOS_CRC_LEN)

?1 :0;

crcIndex = targetIndex

−1;

}

}

}

/* Advance to the next character. */

index++;

}

/* If the scan did not reach the end of the file name, or the */

/* length of the file name is zero, a CRC code is needed. */

if (index < udfLabelLen || index == 0)

needsCRC = TRUE;

/* Append the CRC code to the file name, if needed. */

if (needsCRC) {

/* Get the CRC value for the original Unicode string */

UINT16 udfCRCValue = CalculateCRC(udfName, udfNameLen);

/* Determine the character index where the CRC should */

/* begin. */

targetIndex = crcIndex;

/* If the character being overlayed is a two-byte BCS */

/* character, replace the first byte with an underscore. */

if (overlayBytes > 0)

dosLabel[targetIndex++]  =  '_';

/* Append the encoded CRC value with delimiter. */

dosLabel[targetIndex++] = '#';

dosLabel[targetIndex++] =

crcChar[udfCRCValue / (DOS_CRC_MODULUS * DOS_CRC_MODULUS)];

udfCRCValue %= DOS_CRC_MODULUS * DOS_CRC_MODULUS;

dosLabel[targetIndex++] =

crcChar[udfCRCValue / DOS_CRC_MODULUS];

udfCRCValue %= DOS_CRC_MODULUS;

dosLabel[targetIndex++] = crcChar[udfCRCValue];

}

/* Return the length of the resulting Unicode string. */

return (UINT16)targetIndex;

    }

/*******************************************************************/

/*  UnicodeToUpper()  */

/* Convert the given character to upper-case Unicode. */

/*******************************************************************/

UNICODE_CHAR UnicodeToUpper(UNICODE_CHAR value)

{

         /* Actual implementation will vary to accommodate the target */


101

X 0613

:2015

         /*  operating  system  API  services.  */

         /* Just handle the ASCII range for the time being. */

         return  (value  >=  'a'  &&  value  <=  'z')  ?

              value

−('a'−'A') : value;

}

/*******************************************************************/

/* IsFileNameCharLegal() */

/* Determine if this is a legal file name id character. */

/*******************************************************************/

BOOLEAN IsFileNameCharLegal(UNICODE_CHAR value)

{

         /*  Control  characters  are  illegal.  */

         if  (value  <'  ')

                 return  FALSE;

         /*  Test  for  illegal  ASCII  characters.  */

         switch  (value)  {

              case  '\\':

              case  '/':

              case  ':':

              case  '*':

              case  '?':

              case  '\"':

              case  '<':

              case  '>':

              case  '|':

              case  ';':

              case  '^':

              case  ',':

              case  '&':

              case  '+':

              case  '=':

              case  '[':

              case  ']':

                         return  FALSE;

                 default:

                         return  TRUE;

       }

}

/*******************************************************************/

/* IsVolumeLabelCharLegal() */

/* Determine if this is a legal volume label character. */

/*******************************************************************/

BOOLEAN IsVolumeLabelCharLegal(UNICODE_CHAR value)

{

         /*  Control  characters  are  illegal.  */

         if  (value  <'  ')

return FALSE;

         /*  Test  for  illegal  ASCII  characters.  */

         switch  (value)  {

               case  '\\':


102

X 0613

:2015

               case  '/':

               case  ':':

               case  '*':

               case  '?':

               case  '\"':

               case  '<':

               case  '>':

               case  '|':

               case  '.':

               case  ';':

               case  '^':

               case  ',':

               case  '&':

               case  '+':

               case  '=':

               case  '[':

               case  ']':

                         return  FALSE;

               default:

                         return  TRUE;

         }

}

/*******************************************************************/

/* NativeCharLength() */

/* Determines the corresponding native length (in bytes) of the */

/* given Unicode character. Returns zero if the character is */

/* undisplayable on the current system. */

/*******************************************************************/

INT16 NativeCharLength(UNICODE_CHAR value)

{

        /*  Actual  implementation  will  vary  to  accommodate  the  target  */

        /*  operating  system  API  services.  */

        /* This is an example of a conservative test. A better test */

        /*  will  utilize  the  platform’s  language/codeset  support  to  */

        /* determine how wide this character is when converted to the */

        /*  active  variable  width  character  set.  */

        return  1;

}

/*******************************************************************/

/* IsDeviceName() */

/* Determine if the given Unicode string corresponds to a DOS */

/* device name (e.g. "LPT1", "COM4", etc.). Since the set of */

/* valid device names with vary from system to system, and */

/* a means for determining them might not be readily available, */

/* this functionality is only suggested as an optional */

/* implementation enhancement. */

/*******************************************************************/

BOOLEAN IsDeviceName(UNICODE_CHAR* name, UINT16 nameLen)

{

      /* Actual implementation will vary to accommodate the target */

      /*  operating  system  API  services.  */

      /* Just return FALSE for the time being. */


103

X 0613

:2015

      return  FALSE;

 } 

6.7.2 OS/2, 

Macintosh

Windows 95Windows NT

及び UNIX アルゴリズム(OS/2,Macintosh,Windows

95

,Windows NT and UNIX Algorithm) 

次に示すプログラムは,アルゴリズムを表現するものであって,標準の C でそのままコンパイルできな

いことがある。

/***********************************************************************

 * OSTA UDF compliant file name translation routine for OS/2,

 * Windows 95, Windows NT, Macintosh and UNIX.

 * Copyright 1995 Micro Design International, Inc.

 * Written by Jason M. Rinn.

 * Micro Design International gives permission for the free use of the

 * following source code.

 ***********************************************************************

 *

 * To use these routines with different operating systems.

 *

 *  OS/2

 *   Define  OS2

 *   Define  MAXLEN  =  254

 *

 * Windows 95

 *   Define  WIN_95

 *   Define  MAXLEN  =  255

 *

 * Windows NT

 *   Define  WIN_NT

 *   Define  MAXLEN  =  255

 *

 * Macintosh OS 9/older:

 *   Define  MAC9.

 *   Define  MAXLEN  =  31.

 *

 * Macintosh OS X:

 *   Define  MACOSX

 *   Define  MAXLEN  =  255

 *

 *  UNIX

 *   Define  UNIX.

 *   Define MAXLEN as specified by unix version.

 */

#define ILLEGAL_CHAR_MARK 0x005F

#define  CRC_MARK          0x0023

#define  EXT_SIZE           5

#define  TRUE                1

#define  FALSE              0

#define  PERIOD            0x002E

#define  SPACE             0x0020

/***********************************************************************

 * The following two typedef's are to remove compiler dependancies.

 * byte needs to be unsigned 8-bit, and unicode_t needs to


104

X 0613

:2015

 * be unsigned 16-bit.

 */

typedef unsigned short unicode_t;

typedef unsigned char byte;

/*** PROTOTYPES ***/

int IsIllegal(unicode_t ch);

unsigned short unicode_cksum(register unsigned short *s, register int n);

/* Define a function or macro which determines if a Unicode character is

 * printable under your implementation.

 */

int UnicodeIsPrint(unicode_t);

#ifdef MACOSX

size_t GetMaxUnicodeLen(unicode_t *name, /* the unicode name */

size_t charcnt, /* number of unicode characters */

size_t maxUtf8Len); /* maximum size of the utf-8 buffer in bytes */

/***********************************************************************

 * this function returns the number of bytes required to encode

 * bytecnt/2 unicode characters into the encoding required by the

 * current system.

 *

 * For example, in Mac OS X 10.4 (Tiger), this is UTF-8 encoding

 * normalized to NFD (decomposed) from.

 *

 * The implementation of this function is not included in this standard.

 */

size_t UTF8EncodeLength(unicode_t *str, size_t bytecnt, int flag);

#endif

/***********************************************************************

 * Translates a long file name to one using a MAXLEN and an illegal

 * char set in accord with the OSTA requirements. Assumes the name has

 * already been translated to Unicode.

 *

 * RETURN VALUE

 *

 *    Number  of  unicode  characters  in  translated  name.

 */

int UDFTransName(

unicode_t *newName,/*(Output)Translated name. Must be of length MAXLEN*/

unicode_t *udfName, /* (Input) Name from UDF volume.*/

int  udfLen)         /*  (Input)  Length  of  UDF  Name.  */

{

   int index, newIndex = 0, needsCRC = FALSE;

   int extIndex = 0, newExtIndex = 0, hasExt = FALSE;

#if defined(OS2) || defined(WIN_95) || defined(WIN_NT)

   int  trailIndex  =  0;

#endif

#ifdef MACOSX

   int  decomposedUtf8len  =  0;

#endif


105

X 0613

:2015

   unsigned  short  valueCRC;

   unicode_t  current;

   const  char  hexChar[]  =  "0123456789ABCDEF";

   for (index = 0; index < udfLen; index++)

   {

      current  =  udfName[index];

      if  (IsIllegal(current)  ||  !UnicodeIsPrint(current))

      {

         needsCRC  =  TRUE;

        /* Replace Illegal and non-displayable chars with underscore. */

         current  =  ILLEGAL_CHAR_MARK;

         /*  Skip  any  other  illegal  or  non-displayable  characters.  */

         while(index+1  <  udfLen  &&  (IsIllegal(udfName[index+1])

                     ||  !UnicodeIsPrint(udfName[index+1])))

         {

            index++;

         }

      }

      /* Record position of extension, if one is found. */

      if  (current  ==  PERIOD  &&  (udfLen

−index -1) <= EXT_SIZE)

      {

         if  (udfLen  ==  index  +  1)

         {

            /*  A  trailing  period  is  NOT  an  extension.  */

            hasExt  =  FALSE;

         }

         else

         {

            hasExt  =  TRUE;

            extIndex  =  index;

            newExtIndex  =  newIndex;

         }

      }

#if defined(OS2) || defined(WIN_95) || defined(WIN_NT)

      /* Record position of last char which is NOT period or space. */

      else if (current != PERIOD && current != SPACE)

      {

         trailIndex  =  newIndex;

      }

#endif

      if  (newIndex  <  MAXLEN)

      {

         newName[newIndex++]  =  current;

      }

      else

      {

         needsCRC  =  TRUE;

      }

#ifdef MACOSX


106

X 0613

:2015

      decomposedUtf8len  +=  UTF8EncodeLength(&current,  2,  UTF_DECOMPOSED);

      if  (decomposedUtf8len  >=  MAXLEN)

         needsCRC  =  TRUE;

#endif

   }

#if defined(OS2) || defined(WIN_95) || defined(WIN_NT)

   /* For OS2, 95 & NT, truncate any trailing periods and\or spaces. */

   if  (trailIndex  !=  newIndex

−1)

   {

      newIndex  =  trailIndex  +  1;

      needsCRC  =  TRUE;

      hasExt = FALSE; /* Trailing period does not make an extension. */

   }

#endif

   if  (needsCRC)

   {

      unicode_t  ext[EXT_SIZE];

      int  localExtIndex  =  0;

      if  (hasExt)

      {

         int  maxFilenameLen;

         /*  Translate  extension,  and  store  it  in  ext.  */

         for(index = 0; index<EXT_SIZE && extIndex + index +1 < udfLen;

              index++)

         {

            current  =  udfName[extIndex  +  index  +  1];

            if  (IsIllegal(current)  ||  !UnicodeIsPrint(current))

            {

               /*  Replace  Illegal  and  non-displayable  chars

                *  with  underscore.

                */

               current  =  ILLEGAL_CHAR_MARK;

               /*  Skip  any  other  illegal  or  non-displayable

                *  characters.

                */

               while(index  +  1  <  EXT_SIZE

                           &&  (IsIllegal(udfName[extIndex  +  index  +  2])

                           ||  !UnicodeIsPrint(udfName[extIndex  +  index  +  2])))

               {

                  index++;

               }

            }

            ext[localExtIndex++]  =  current;

         }

         /* Truncate filename to leave room for extension and CRC. */

#ifdef MACOSX

         maxFilenameLen  =  (MAXLEN

−5) -

             UTF8EncodeLength(ext,  localExtIndex*2,  UTF_DECOMPOSED)

−1;

         newIndex  =  GetMaxUnicodeLen(newName,  newExtIndex,  maxFilenameLen);

#else

         maxFilenameLen  =  ((MAXLEN

−5)−localExtIndex−1);

         if  (newIndex  >  maxFilenameLen)


107

X 0613

:2015

         {

            newIndex  =  maxFilenameLen;

         }

         else

         {

            newIndex  =  newExtIndex;

         }

#endif

      }

      else  if  (newIndex  >  MAXLEN

−5)

      {

         /*If no extension, make sure to leave room for CRC. */

#ifdef MACOSX

         newIndex  =  GetMaxUnicodeLen(newName,  newIndex,  MAXLEN

−5);

#else

         newIndex  =  MAXLEN

−5;

#endif

      }

      newName[newIndex++] = CRC_MARK; /* Add mark for CRC. */

      /*Calculate CRC from original filename from FileIdentifier. */

      valueCRC  =  unicode_cksum((unsigned  short  *)udfName,  udfLen);

      /*  Convert  16-bits  of  CRC  to  hex  characters.  */

      newName[newIndex++]  =  hexChar[(valueCRC  &  0xf000)  >>  12];

      newName[newIndex++]  =  hexChar[(valueCRC  &  0x0f00)  >>  8];

      newName[newIndex++]  =  hexChar[(valueCRC  &  0x00f0)  >>  4];

      newName[newIndex++]  =  hexChar[(valueCRC  &  0x000f)];

      /* Place a translated extension at end, if found. */

      if  (hasExt)

      {

         newName[newIndex++]  =  PERIOD;

         for  (index  =  0;index  <  localExtIndex  ;index++)

         {

            newName[newIndex++]  =  ext[index];

         }

      }

   }

   return(newIndex);

}

#if defined(OS2) || defined(WIN_95) || defined(WIN_NT)

/***********************************************************************

 * Decides if a Unicode character matches one of a list

 * of ASCII characters.

 * Used by OS2 version of IsIllegal for readability, since all of the

 * illegal characters above 0x0020 are in the ASCII subset of Unicode.

 * Works very similarly to the standard C function strchr().

 *

 * RETURN VALUE

 *

 *    Non-zero if the Unicode character is in the given ASCII string.

 */

int UnicodeInString(

unsigned char *string,  /* (Input) String to search through.   */


108

X 0613

:2015

unicode_t ch)  /* (Input) Unicode char to search for. */

{

   int  found  =  FALSE;

   while (*string != '\0' && found == FALSE)

   {

      /* These types should compare, since both are unsigned numbers. */

      if  (*string  ==  ch)

      {

         found  =  TRUE;

      }

      string++;

   }

   return(found);

}

#endif /* if defined(OS2) || defined(WIN_95) || defined(WIN_NT) */

/***********************************************************************

 * Decides whether the given character is illegal for a given OS.

 *

 * RETURN VALUE

 *

 *    Non-zero  if  char  is  illegal.

 */

int IsIllegal(unicode_t ch)

{

#ifdef MAC9

   /* Only illegal character on the Mac OS 9/older is the colon. */

   if  (ch  ==  0x003A)

   {

      return(1);

   }

   else

   {

      return(0);

   }

#elif defined(UNIX) || defined(MACOSX)

   /* Illegal UNIX and Mac OS X characters are NULL and slash. */

   if (ch == 0x0000 || ch == 0x002F)

   {

      return(1);

   }

   else

   {

      return(0);

   }

#elif defined(OS2) || defined(WIN_95) || defined(WIN_NT)

   /* Illegal char's for OS/2 according to WARP toolkit. */

   if (ch < 0x0020 || UnicodeInString("\\/:*?\"<>|", ch))

   {

      return(1);

   }

   else

   {

      return(0);

   }

#endif


109

X 0613

:2015

   return 1; // should never reach here

}

#ifdef MACOSX

/***********************************************************************

 * given the maximum size of the utf8 buffer, return the number of

 * unicode characters that can fit in the utf8 buffer

 */

size_t GetMaxUnicodeLen(

unicode_t *name, /* the unicode name  */

size_t charcnt, /* number of unicode characters */

size_t maxUtf8Len) /* maximum size of the utf-8 buffer in bytes */

{

   size_t  len,  i;

   len  =  0;

   for  (i=0;  i<charcnt;  i++)

   {

      len  +=  UTF8EncodeLength(name++,  2,  UTF_DECOMPOSED);

      if  (len  >  maxUtf8Len)

         break;

   }

   return  i;

}

int UnicodeIsPrint(unicode_t ch)

{

   return  1;

}

#endif 

6.8 

拡張属性チェックサムアルゴリズム(Extended Attribute Checksum Algorithm) 

次に示すプログラムは,アルゴリズムを表現するものであって,標準の C でそのままコンパイルできな

いことがある。

 /*

     * Calculates a 16-bit checksum of the Implementation Use

     * Extended Attribute header or Application Use Extended Attribute

     *  header.  The  fields  AttributeType  through  ImplementationIdentifier

     *  (or  ApplicationIdentifier)  inclusively  represent  the

     * data covered by the checksum (48 bytes).

     *

     */

    Uint16  ComputeEAChecksum(byte  *data)

    {

          Uint16    checksum  =  0;

          Uint      count;

          for(count  =0;  count  <  48;  count++)

          {

               checksum  +=  *data++;

           }

           return(checksum);

    } 


110

X 0613

:2015

6.9 DVD-ROM

に関する要件 

この細分箇条は,ユニバーサルディスクフォーマット(UDFS)の DVD-ROM ディスクに対する要件及

び制約を定義する。

a) DVD-ROM

ディスクは,UDF ファイルシステムで作成しなければならない。

b) DVD-ROM

ディスクは,単一ボリューム及び単一区画から成らなければならない。

特記事項  ディスクは,JIS X 0606 ファイルシステムも含んでよい。ディスクが UDF ファイルシステ

ム及び JIS X 0606 ファイルシステムの両方を含むとき,UDF ブリッジディスクとしなけれ

ばならない。UDF ブリッジディスクは,JIS X 0606 だけを利用可能なコンピュータで直接

DVD-ROM

媒体を再生することを可能にする。UDF コンピュータ処理システムの提供によ

って,

JIS X 0606

の必要性はなくなり,

将来のディスクは UDF だけを含むことが望ましい。

6.9.1 DVD-Video

に関する UDF の制約(Constraints imposed by UDF for DVD-Video) 

この 6.9.1 は,専用 DVD プレーヤのための UDF で初期化した DVD-Video ディスクに対する制限及び要

件を記載する。DVD-Video は,家電市場向けに UDF を使用する DVD-ROM の一つの専用アプリケーショ

ンである。DVD プレーヤ中では,コンピュータ資源が限られているので DVD プレーヤが UDF 定義の全

ての機能を利用可能にしなくともよいように制限及び要件を作成した。

全ての DVD-Video ディスクは,JIS X 0607 規格類(追補を含まない。

)及び UDF の規定に従って,全て

の必要なデータを含むように作成しなければならない。これによって,DVD-Video をコンピュータシステ

ムで再生することが可能になる。そのデータの例は,日時及び許可条件のビット並びに使用可能空間表(使

用可能な空間がないことを示す。

)を含む。DVD プレーヤの処理システムは,これらの欄を無視してもよ

いが,UDF コンピュータの処理システムがこれらを無視することはしない。娯楽用の内容及びコンピュー

タ用の内容が,同一のディスクに共存できる。

特記事項 UDF 2.50 に従って作成された DVD-Video ディスクは,DVD-Video プレーヤと互換性がな

い。DVD-Video プレーヤは,UDF 1.02 フォーマットの媒体であることを前提にしている。

符号量の削減及び効率の向上を意図して,全ての除算は整数で記載し,全ての除数は 2 の 乗でなけれ

ばならない。その結果,全ての除算は論理シフト演算で行ってよい。

a) DVD

プレーヤは,UDF だけを利用可能とし,JIS X 0606 は利用可能としてはならない。

b)

作成システムは,各ファイルの長さを(2

30

−論理ブロック長)バイト以下としなければならない。

c)

各ファイルのデータは,単一エクステントに記録する。各ファイルエントリは,ICB 方策種別 4 を用

いて記録しなければならない。

d)

ファイル名及びディレクトリ名は,OSTA 圧縮 Unicode 形式で,1 文字当たり 8 ビットに圧縮しなけれ

ばならない。

e) DVD

プレーヤは,どんなファイルに対するシンボリックリンクにも従ってはならない。

f) DVD-Video

ファイルは,ルートディレクトリの下の“VIDEO_TS”という名前のサブディレクトリに

記録しなければならない。ディレクトリ名は,文献“DVD Specifications for Read-Only Disc”において

標準化されている。

特記事項 DVD

Specification

for Read-Only Disc

は,DVD フォーマット  ロゴ  ライセンシング株式会

社が出版する規定であり,媒体上に記録する DVD-Video ファイルの名前及び DVD-Video

ディレクトリの名前を記載している。さらに,DVD-Video ファイルの内容についても記

載している。6.9.3 参照。

g) VIDEO_TS

サブディレクトリにおいて“VIDEO_TS.IFO”と名付けられたファイルを最初に読み出さ


111

X 0613

:2015

なければならない。

これら全ての制約は,DVD プレーヤがアクセスする必要があるディレクトリ及びファイルだけに適用す

る。媒体中には DVD プレーヤ向けではなく,これらの制約に適合しない,他のファイル及びディレクト

リが存在してもよい。これらの他のファイル及びディレクトリを,DVD プレーヤは無視する。これによっ

て,同一ディスク上に娯楽用の内容及びコンピュータ用の内容の両方をもつことができる。

6.9.2 UDF

ディスクの読出し法(How to read a UDF DVD-Video disc) 

この 6.9.2 は,DVD プレーヤが,UDF で初期化した DVD-Video ディスクを読み出すために実行する基

本的な手続きを記載する。

6.9.2.1 

手順 1  ボリューム認識列(Volume Recognition Sequence) 

論理セクタ 16 から開始しなければならないボリューム認識列中の JIS X 0607 の記述子を見つける。

6.9.2.2 

手順 2  開始ボリューム記述子ポインタ(Anchor Volume Descriptor Pointer) 

開始位置の開始ボリューム記述子ポインタを見つけなければならない。二つの開始位置は,論理セクタ

256

及び論理セクタ に記録されなければならない。ここで,はディスクの論理セクタに番号付けした

最大数とする。

DVD

プレーヤは,論理セクタ 256 だけを見ればよい。論理セクタ のコピーは冗長であり,欠陥対応

のためだけに必要とする。開始ボリューム記述子ポインタは,次の 3 項目を含む。

a)

ディスクの識別及び保全検証のために使用してもよい静的構造

b)

主ボリューム記述子列の位置(絶対論理セクタ番号)

c)

主ボリューム記述子列の長さ(バイト)

開始ボリューム記述子ポインタのバイト 0∼3 及び 5 にあるデータは,

必要に応じて初期化検証に使用し

てもよい。

バイト 4 のチェックサム及びバイト 8∼11 の CRC の検証は,

実行すべき適切な追加検証である。

MVDS_Location

及び MVDS_Length を,この構造から読み出す。

6.9.2.3 

手順 3  ボリューム記述子列(Volume Descriptor Sequence) 

次の論理セクタを読み出す。

MVDS_Location

∼ MVDS_Location +(MVDS_Length−1)/セクタ長

論理セクタ長は,DVD 媒体では 2 048 バイトでなければならない。この列が読み出せない場合,予備ボ

リューム記述子列を読み出すことが望ましい。

区画記述子は,値 5 のタグ識別子をもつ記述子でなければならない。区画番号及び論理セクタ番号によ

る区画位置が記録されなければならない。

この構造から,Partition_Location 及び Partition_Length を得る。

論理ボリューム記述子は,値 6 のタグ識別子をもつ記述子でなければならない。ファイル集合記述子の

位置及び長さが論理ブロック番号で記録されなければならない。

この構造から,FSD_Location 及び FSD_Length を得る。

6.9.2.4 

手順 4  ファイル集合記述子列(File Set Descriptor) 

ファイル集合記述子は,次に示す論理セクタ番号の論理セクタに存在する。

Partition_Location

+FSD_Location  ∼

Partition_Location

+FSD_Location  +(FSD_Length−1)/ブロック長

RootDir_Location

及び RootDir_Length を,論理ブロック番号によってファイル集合記述子から読み出さ

なければならない。


112

X 0613

:2015

6.9.2.5 

手順 5  ルートディレクトリのファイルエントリ(Root Directory File Entry) 

RootDir_Location

及び RootDir_Length は,ファイルエントリの位置を定義する。このファイルエントリ

は,ルートディレクトリのデータ空間及び許可条件を記載する。

ルートディレクトリの位置及び長さを得る。

6.9.2.6 

手順 6  ルートディレクトリ(Root Directory) 

“VIDEO_TS”サブディレクトリを見つけるために,ルートディレクトリエクステント中のデータを解

釈する。

VIDEO_TS

ファイル識別子記述子を見つける。その名前は,8 ビットの圧縮 UDF フォーマットとしなけ

ればならない。VIDEO_TS が,ディレクトリであることを検証する。

ファイル識別子記述子を読み出し,VIDEO_TS ディレクトリを記載するファイルエントリの位置及び長

さを得る。

6.9.2.7 

手順 7  VIDEO_TS のファイルエントリ(File Entry of VIDEO_TS) 

前述の段階で見つけたファイルエントリは,

VIDEO_TS

ディレクトリのデータ空間及び許可条件を含む。

VIDEO_TS

ディレクトリの位置及び長さを得る。

6.9.2.8 

手順 8  VIDEO_TS ディレクトリ(VIDEO_TS Directory) 

前述の段階で見つけたエクステントは,ファイル識別子記述子の集合を含む。このパスでは,エントリ

がファイルをポイントしており,かつ,VIDEO_TS.IFO という名前をもつことを検証する。

6.9.2.9 

手順 9  VIDEO_TS.IFO のファイルエントリ(File Entry of VIDEO_TS.IFO) 

前述の段階で見つけたファイルエントリは,VIDEO_TS.IFO ファイルのデータ空間及び許可条件を含む。

VIDEO_TS.IFO

ファイルの位置及び長さを得る。

必要ならば,他のファイルは,VIDEO_TS.IFO ファイルと同じ方法で見つけることができる。

6.9.3 DVD

関連文献の入手(Obtaining DVD Document) 

文献“DVD Specifications for Read-Only Disc”及び他の DVD 関連資料のコピーを入手するには,次に連

絡されたい。

DVD Format/Logo Licensing Corporation

Shiba Shimizu Bldg. 6F,

2-3-6 Shibadaimon, Minato-ku,

Tokyo, 105-0012 JAPAN

TEL: 03-5777-2883

FAX: 03-5777-2884

6.10 CD

媒体に関する勧告 

CD

媒体(CD-R 及び CD-RW)は,その特徴によって,特別な配慮を必要とする。CD は元々,再生専用

アプリケーションのために設計されており,そのことが書込み方法に影響する。次の指針は,交換を確実

に行うために作られた。

各ファイル及びディレクトリは,1 個の直接 ICB で記載しなければならない。その ICB は,書込み中の

データ不足を見込んで,ファイルデータの後で書き込まれることが望ましいが,これは,ファイルデータ

の論理ギャップを引き起こす。ICB は,後で書き込むことができるが,このことは,ファイルデータの全

てのエクステントを正しく識別する。ICB は,データトラック,ファイルシステムトラック(もし存在す

れば)

,又は両方に書き込まれなければならない。


113

X 0613

:2015

6.10.1 CD-R

媒体での UDF の使用 

CD-R

については,6.11 の規定が 6.10.1 の追加とともに適用される。

VAT

は,未完成媒体の場合には READ TRACK INFORMATION を使用するか,又は完成媒体の場合には

READ TOC

若しくは READ CD RECORDED CAPACITY を使用して,位置を決めてもよい。X3T10-1048D

(SCSI-3  マルチメディアコマンド)を参照する。

6.10.1.1 CD-R

でのモードの要件 

a)

書込みでは,モード 1 又はモード 2 フォーム 1 のセクタを使用しなければならない。1 枚のディスク

で,モード 1 又はモード 2 フォーム 1 のどちらかを使用しなければならない。1 枚のディスクでモー

ド 1 とモード 2 フォーム 1 のセクタとを混合して使用することはできない。

特記事項  JIS X 6282 の箇条 10(複セションディスク及び複合形ディスク)によると,ディスクのデ

ータセションの全ては,同じ種別(モード 1 又はモード 2 フォーム 1)でなければならな

い。

b)

モード 2 フォーム 1 を使用する場合,利用者データファイル及び UDF 構造で使用される全てのセクタ

のサブヘッダバイトは,次の値をもたなければならない。

ファイル数 = 0

チャネル数 = 0

サブモード = 08h

コード化情報 = 0

6.10.1.2 CD-R

での UDF ブリッジフォーマット 

JIS X 0606

ブリッジディスクにモード 2 フォーム 1 セクタが含まれる場合,JIS X 0606 用 CD-ROM XA

拡張を使用しなければならない。さらに,6.11.4 の規定が適用される。

6.10.2 CD-RW

媒体での UDF の使用 

CD-RW

媒体は,任意の位置の読出し及びブロックの書込みができる。つまり,個々のセクタを読みと

るとき,複数セクタを含むブロックで書込みが行われなければならない。CD-RW システムでは,不良領

域の予備は用意しない。書込み規則及び予備機構は定義されている。

6.10.2.1 

要件 

a)  6.10.2.1

に適合する書込みを行う場合,固定長パケットを使用しなければならない。

b)

書込みは,モード 1 又はモード 2 フォーム 1 のセクタを使用して行わなければならない。1 枚のディ

スクではモード 1 又はモード 2 フォーム 1 のいずれかを使用しなければならない。

特記事項  JIS X 6282 の箇条 10 によると,ディスクのデータセションの全ては,同じ種別(モード 1

又はモード 2 のフォーム 1)でなければならない。

c)

モード 2 フォーム 1 を使用する場合,利用者データファイル及び UDF 構造で使用する全てのセクタの

サブヘッダバイトは,次の値をもたなければならない。

ファイル数 = 0

チャネル数 = 0

サブモード = 08h

コード化情報 = 0

d)

ホストでは,2K セクタの書込みを明確に行えるように,読み出し変更し書き込む動作を実行しなけれ

ばならない。

e)

パケット長は,ディスクの初期化時に設定しなければならない。パケット長は,32 セクタ(64 KB)


114

X 0613

:2015

でなければならない。

f)

初期化時に知られている欠陥パケットは,割付け禁止空間ストリームによって割り付けられなければ

ならない(3.3.7.2 参照)

g)

予備は,予備区画及び予備表を介してホストが管理しなければならない。

h)

ディスクは,使用前に初期化しなければならない。

6.10.2.2 

初期化 

初期化は,リードイン,利用者データ領域及びリードアウトの書込みから成らなければならない。これ

らの領域は,任意の順序で書込みをしてもよい。この物理的フォーマットには,検証パスが続いてもよい。

検証パスの間に見つかる欠陥パケットは,割付け禁止空間ストリームに列挙しなければならない(3.3.7.2

参照)

。最後にファイルシステムルート構造が記録されなければならない。これらの強制的なファイルシス

テム及びルート構造にはボリューム認識列,開始ボリューム記述子ポインタ,ボリューム記述子列,ファ

イル集合記述子,及びルートディレクトリが含まれる。

開始ボリューム記述子ポインタは,セクタ 256 及び N−256 に記録しなければならないが,この場合,N

は,番地付け可能な最後のセクタの物理番地とする。

予備の割付けは,初期化プロセスの間に行わなければならない。予備割付けの長さは 0 でもよい。

未割当て空間記述子を,欠陥領域及びセクタ予備領域に割り付けられた空間を反映するように,記録し

なければならない。

フォーマットは,媒体で利用可能な全ての空間を含んでよい。しかし,利用者が要求した場合,初期化

時間を節約するため,部分集合を初期化してもよい。その少量のフォーマットを,後に,完全に利用可能

な空間に“成長”させてもよい。

6.10.2.3 

成長するフォーマット 

媒体を部分的に初期化し,後に大きく成長させてもよい。この動作は次の要素から成る。

a)

最後のセションのリードインを任意選択で消去する。

b)

最後のセションのリードアウトを任意選択で消去する。

c)

パケットの書込みを,事前に記録した最後のパケットのすぐ後から始める。

d)

予備表の更新は,新しい予備領域を反映する。

e)

区画マップを適宜調節する。

f)

新しく利用可能な領域を示すために,使用可能空間マップを更新する。

g)

最後の AVDP を新しい(N−256)に移動する。

h)

リードイン(新しいトラックサイズを反映する。

)の書込みをする。

i)

リードアウトの書込みをする。

6.10.2.4 

ホストベースの欠陥管理 

ホストでは欠陥管理動作を行わなければならない。CD フォーマットは欠陥管理を含めないで定義され

たので,現存の技術及びコンポーネントと互換性をもたせるには,ホストで欠陥を管理しなければならな

い。欠陥管理には 2 段階がある。すなわち,初期化時に不良セクタをマーク付けすること,及びオンライ

ンで予備を割り当てることである。ホストは現在の媒体に表を保持しなければならない。

6.10.2.5 

読み出し変更し書き込む動作 

CD-RW

媒体は大きな書込み可能単位を必要とする。これは,各装置が,14 KB オーバヘッドを受けるた

めである。ファイルシステムは 2 KB の書込み可能単位を必要とする。書込みサイズの差は,ホストの読

み出し変更し書き込む動作で処理される。パケット全体が読み取られ,適切な部分が変更され,パケット


115

X 0613

:2015

全体が CD に書き込まれる。

パケット及びトラックは,32 セクタ境界に整列しなければならない。

6.10.2.6 

適合のレベル 

6.10.2.6.1 

レベル 

ディスクは,厳密に 1 個のリードイン,プログラム領域,及びリードアウトで初期化しなければならな

い。プログラム領域は,厳密に 1 個のトラックを含まなければならない。

6.10.2.6.2 

レベル 

最後のセションは UDF ファイルシステムを含まなければならない。その前のセションの全ては,一つの

再生専用区画内に含まれなければならない。

6.10.2.6.3 

レベル 

いかなる制約も適用してはならない。

6.10.3 

複セション及び混合モード 

CD-R

及び CD-RW については,6.11 の規定が,次の追加規定とともに適用される。

ランダム書込みモードを使用する場合,媒体は 0 又は 1 のオーディオセションでフォーマットし,その

後に,1 個のトラックを含む,書込み可能なデータセションを厳密に 1 個続けてもよい。他のセションの

構成も可能だが,ここでは記載していない。

ランダムアクセスモードで記録するとき,重複ボリューム認識列は,セクタ N−16 から記録を始めるこ

とが望ましい。

複セション CD ディスクはオーディオセションを含むことがある。UDF ブリッジフォーマットは CD 強

化ディスクの作成を許可している(6.11.5 の例を参照)

6.11 

異なる媒体への記録での共通側面 

6.11

では,異なる媒体への記録での共通側面について規定する。

側面としては,次がある。

a) Real-Time

ファイル

b) VAT

を用いるインクリメンタル記録

c)

複セションディスク

d) UDF

ブリッジディスク

セションを利用できない媒体は,論理セクタ 0 から始まり,番地付け可能な最大の論理セクタ番号で終

わる単一のセションをもつものとして扱われる。トラックを利用できない媒体は,セションと同じ大きさ

かつ同じ開始番地である単一のトラックをもつものとして扱われる。媒体によってはトラック及びセショ

ンに対して異なる用語が使われることがある,例えば DVD+R では,トラックはフラグメント(Fragment)

ト呼ばれる。

6.11.1 Real-Time

ファイル(Real-Time Files) 

Real-Time

ファイルは,

ファイルの ICB タグのファイル種別欄のファイル種別 249 によって識別される。

Real-Time

ファイルは,例えば,オーディオビデオデータを書き込むとき又は読み出すときに,最低限のデ

ータ転送レートの保証が必要なファイルである。これらのファイルは,特別な読出しコマンドと書込みコ

マンドとを必要とする。例えば,CD 及び DVD では,これらの特別なコマンドは,SCSI-3 MMC command

set specification

で見つけることができる。

6.11.2 VAT

を用いるインクリメンタル記録 

この方式の記録は論理ボリューム記述子内に仮想区画マップ(Virtual Partition Map)が記録された逐次


116

X 0613

:2015

記録媒体で使用される(2.2.8 参照)

。VAT の使用方法は 2.2.11 に記述されている。VAT ICB は媒体の最大

の記録済みの論理セクタ番号の箇所に記録されている。この論理セクタ番号は関連する媒体に対する

READ TRACK INFORMATION

命令を使用して,位置を決めてもよい,例えば X3T10-1048D(SCSI-3  マル

チメディアコマンド)を参照。

JIS X 0607

規格類では,セクタ 256,又は(N−256)

(この場合,は,媒体に最後に記録された物理

番地とする。

)のうち少なくとも 2 か所に開始ボリューム記述子ポインタ(AVDP)を必要とする(2.2.3 

照)

。VAT ICB が最後として記録されるため,は AVDP には使用できない。最終セションが閉じられた場

合だけ,AVDP は(N−256)になければならない。ファイルシステムは,閉じる前は中間状態にあり,ま

だ交換可能状態であるが,JIS X 0607 規格類と厳密に互換性がなくてもよい。中間状態では,ただ一つの

AVDP

が存在する。セクタ 256 に存在することが望ましいが,トラック予約のためにそれが不可能な場合

は,セクタ 512 に存在しなければならない。512 にある AVDP は,256,

N−256)又は に AVDP が存在

する場合は無視されなければならない。512 にある AVDP は中間状態だけで使用される臨時のボリューム

記述子列を指すことができる。

処理システムでは,ファイルシステム管理構造を仮想空間に,ファイルデータは,現実の空間に置くこ

とが望ましい。読取装置処理システムは,VAT 全体をキャッシュメモリに入れてもよい。VAT の大きさは,

UDF

に基づくソフトウェアで検討することが望ましい。

6.11.2.1 

要件 

a)

中間状態は,ただ一つの AVDP が記録される媒体で可能とする。この一つの AVDP は,セクタ 256 又

はセクタ 512 にあるものとし,6.11.3 の複セション規則に従う。

b)

論理ボリューム保全記述子は,記録するものとし,ボリュームは開放と表示しなければならない。論

理ボリュームの保全性は,

最後に記録された物理番地に VAT ICB を見つけることで証明できる。

もし,

VAT ICB

が存在すれば,ボリュームはクリーンであり,もし,存在していなければ,ダーティである。

c)

区画ヘッダ記述子は,未割付け空間表,未割付け空間ビットマップ,空き空間表,及び空き空間ビッ

トマップは規定してはならない。ドライブは,空き空間を直接報告することができ,別々の記述子の

必要性を取り除く。

d)

各表面には,0 個又は 1 個の再生専用区画,0 個又は 1 個の追記区画,及び 0 個又は 1 個の仮想区画が

含まれなければならない。VAT を使用する媒体は,1 個の追記区画,及び 1 個の仮想区画を含むこと

が望ましい。

6.11.2.2 

セションデータの末端 

幾つかの再生専用ドライブ(例えば,CD-ROM,DVD-ROM)は閉じられたセションしか読取りが行え

ない。ディスク上の最後の完全セションは完全に JIS X 0607 規格類に従い,2 個の AVDP を記録しなけれ

ばならない。これは,

表 46 のセションデータの末端に従って,データを書き込むことで完成しなければ

ならない。

表 46−セションデータの末端 

 

記述 

1

開始ボリューム記述子ポインタ

255

処理システム仕様。利用者データ,ファイルシステム構造・リンク領域を含んでもよい。

1 VAT ICB

処理システム仕様データは,VAT 及び,VAT ICB の反復コピーを含んでもよい。最後のセクタの位置を


117

X 0613

:2015

正確に報告しないドライブとの互換性が高まる。処理システムでは,セションデータの最後尾を記録する

のに十分な空間が利用できることを確実にしなければならない。セションデータの最後尾を記録すること

によって,ボリュームは JIS X 0607 規格類に一致する。

6.11.3 

複セションの使用方法 

ボリューム認識列及び開始ボリューム記述子ポインタの位置は,ディスクの始まりに関連する位置であ

ると,JIS X 0607 規格類で規定されている。ディスクの始まりは,VRS 及び AVDP を見つける目的で,基

本番地 S から決定しなければならない。

S”は,ボリュームの最後の既存のセション内に記録された,最初のデータトラックの,最初のデータ

セクタの物理番地である。

S”は,複セションの JIS X 0606 の記録で使われているものと同じ値である。

このセションの最初のトラックはデータトラックでなければならない。

N”はボリューム上の番地付け可能な最後のデータセクタの論理セクタ番号である。

1

回に 1 個だけ書込み可能区画又はセションがあるものとし,このセションはディスクでは最後のセシ

ョンでなければならない。

新しい主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は,各追加セションに存在してもよく,前の

VDS

と異なってもよい。

媒体の最後のセションが有効な UDF ファイルシステムを含まない場合,そのディスクは UDF ディスク

ではない。最後のセションの中の UDF 構造,並びにその UDF 構造を通じて参照される全ての UDF 構造及

びデータだけが有効とする。

UDF

セションは,他のセションにあるデータ若しくはメタデータへのポインタ,その UDF セション内

だけにあるデータ又はメタデータへのポインタ,又は両方の組合せを含んでいてもよい。

6.11.3.1 

ボリューム認識列 

複セションディスクを扱うために,次の記載を UDF に加える(JIS X 0607 規格類の

第 部参照)。

a) UDF

ブリッジフォーマット(6.11.4 参照)のボリューム認識領域は,

(2K セクタであるとした場合)

セクタ S+16 で始まるボリューム空間の一部でなければならない。

b)

ボリューム認識空間の,始まりと終わりのセションは同じでなければならない。この定義の結果,ボ

リューム認識領域は常にディスクの最後のセションに存在する。

6.11.3.2 

開始ボリューム記述子ポインタ 

開始ボリューム記述子ポインタ(AVDP)は,S+256,N−256 及び の論理セクタ数の場所のうち少な

くとも 2 か所に記録しなければならない。セクタ 又は N−256 の AVDP はセション開放している間は,

記録してはならない。中間状態では,S+256 又は  S+512 に一つだけの AVDP が存在できる。S+512 にあ

る AVDP は,S+256,N−256 又は に AVDP が存在する場合は無視されなければならない。

6.11.4 UDF

ブリッジフォーマット 

UDF

ブリッジフォーマットによって,UDF は,別のファイルシステムを含んでいるディスクに加えるこ

とができる。UDF ブリッジディスクは,最後のセションに UDF ファイルシステムを含まなければならな

い。最後のセションは,6.11.3 に記載された規則に従わなければならない。このディスクは,JIS X 0606

CD

オーディオ若しくはベンダ独自のファイルシステム,又はそれらのファイルシステムの組合せに基づ

くセションを含んでもよい。

JIS X 0606

では,

(2K セクタであるとした場合)セクタ 16 に基本ボリューム記述子(ISO PVD)を要求

する。JIS X 0606 のファイルシステムが要求すれば,JIS X 0607 規格類の構造でアクセスされる,同一フ

ァイルへのアクセスを含んでもよい。また,異なるファイル集合へのアクセス,又は両方の組合せを含ん


118

X 0613

:2015

でもよい。

6.11.5 

複セション UDF 及び UDF ブリッジの例 

複セション UDF ディスク及び UDF ブリッジディスクの幾つかの例を

図 2∼図 に示す。

図 2−複セション UDF ディスク 

図 3CD 強化ディスク 

図 4JIS X 0606 の UDF への変換 

図 5−異種フォーマットの UDF への変換 

6.12 DVD-R

DVD-RW

及び DVD-RAM の交換可能性に関する要件 

この規定は,コンピュータシステムと家電のユーザとの情報交換のために,DVD-RAM ディスク(6.12.1

参照)

,DVD-RW ディスク(6.12.2 参照)

,DVD-R ディスク(6.12.3 参照)を含むがそれに限らない,書込

第 1 セション

第 2 セション

第 3 セション

データセション

データセション

UDF

セション

UDF

で管理されている領域

他のファイルシステムで書かれた領域

第 1 セション

第 2 セション

第 3 セション

JIS X 0606

セション

JIS X 0606

セション

UDF

セション

UDF

で管理されている領域

JIS X 0606

フォーマットで書かれた領域

第 1 セション

第 2 セション

UDF

セション

UDF

に使用されている領域

従来の CD プレーヤにかかる演奏可能な領域

LSN=256

へのアクセス

LSN=16+x

へのアクセス

16

セクタ

256

セクタ

16

セクタ

256

セクタ

最終セションで最初に記録されたトラック

第 1 セション

ボリューム認識領域

開始点(Anchor point)


119

X 0613

:2015

み可能な DVD 媒体に対するボリューム構造及びファイル構造の要件及び制約を規定する。これらの要件

はコンピュータシステム環境だけで使われ,家電との交換性のないディスクには適応されない。これらの

DVD

ディスクに対する共通の要件を,次に示す。

a)

ボリューム及びファイル構造は UDF 2.00 に従わなければならない。

b) UDF

読出し最小版数及び UDF 書込み最小版数は 2.00 でなければならない。

c)

論理セクタ長及び論理ブロック長は 2 048 バイトでなければならない。

d)

一つの主ボリューム記述子列及び一つの予備ボリューム記述子列が記録されなければならない。

6.12.1 DVD-RAM

に関する要件 

DVD-RAM

ディスクに対する要件は UDF 2.00 によっている。ボリューム構造及びファイル構造は非逐

次記録を用いる上書き可能形のディスクとして単純化されている。

ボリューム構造に関する要件を,次に示す。

a) DVD-RAM

ディスクの区画は,アクセス種別 4 で指定される上書き可能区画でなければならない。

b)

仮想区画マップ及び仮想割付け表は記録してはならない。

c)

予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。

ファイル構造に関する要件を,次に示す。

d)

未割付け空間表又は未割付け空間ビットマップを用いて空間を示さなければならない。空き空間表及

び空き空間ビットマップは,記録してはならない。

e)

割付け禁止空間ストリームは,記録してはならない。

6.12.2 DVD-RW

に関する要件 

リストリクテッドオーバライトモードで記録された DVD-RW ディスクに対する要件は,UDF 2.00 によ

っている。ボリューム構造及びファイル構造は,非逐次記録を用いる書換形のディスクとして単純化され

ている。

ボリューム構造に関する要件を,次に示す。

a)

ディスクの各面は,一つの予備区画をもつ一つのボリュームで構成されなければならない。

b)

予備区画表及び予備表が記録されなければならない。

c)

パケット長は 16 セクタ(32 KB)でなければならず,パケットの最初のセクタ番号は 16 の倍数でな

ければならない。

d)

仮想区画マップ及び仮想割付け表は,記録してはならない。

ファイル構造に関する要件を,次に示す。

e)

未割付け空間ビットマップを用いて空間を示さなければならない。未割付け空間表,空き空間表及び

空き空間ビットマップは記録してはならない。

f)

割付け禁止空間ストリームが記録されなければならない。

g) ICB

方策種別 4 を用いなければならない。

h)

ファイルエントリ又は拡張ファイルエントリの割付け記述子欄には,短割付け記述子又は埋込みデー

タが記録されなければならない。この欄には長割付け記述子を記録してはならない。

6.12.3 DVD-R

に関する要件 

ディスクアトワンス記録モード及びインクリメンタル記録モードで記録された DVD-R ディスクに対す

る要件は,UDF 2.00 によっている。ボリューム構造及びファイル構造は逐次記録を用いる追記形のディス

クとして単純化されている。

ボリューム構造に関する要件を,次に示す。


120

X 0613

:2015

a)

パケット長は 16 セクタ(32 KB)でなければならず,パケットの最初のセクタ番号は 16 の倍数でな

ければならない。

b)

予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。

c)

インクリメンタル記録モードでは,論理ボリューム保全列には開いた保全記述子は一つだけしか記録

してはならない。

d)

インクリメンタル記録モードでは,仮想区画マップが記録されなければならない。

ファイル構造に関する要件を,次に示す。

e)

未割付け空間表,未割付け空間ビットマップ,空き空間表及び空き空間ビットマップは記録してはな

らない。

f)

ファイル集合記述子は一つだけしか記録してはならない。

g)

割付け禁止空間ストリームは記録してはならない。

h)

インクリメンタル記録モードでは,仮想割付け表及び VAT ICB が記録されなければならない。

i)

インクリメンタル記録モードでは,ICB 方策種別 4 を用いなければならない。

j)

インクリメンタル記録モードでは,仮想割付け表の VAT エントリは,次のように割り当てられなけれ

ばならない。

1)

仮想アドレス 0 は,ファイル集合記述子のために使わなければならない。

2)

仮想アドレス 1 は,ルートディレクトリの ICB のために使わなければならない。

3)

仮想アドレス 2∼255 の範囲は,DVD_RTAV ディレクトリのファイルエントリ及び DVD_RTAV ディ

レクトリ下のファイルのファイルエントリのために使わなければならない。

6.12.4 DVD

ディスク上の Real-Time ファイルに関する要件 

DVD

ビデオ記録規定は,DVD 固有のサブディレクトリ“DVD_RTAV”及び DVD_RTAV ディレクトリ

下の DVD 固有の全てのファイルを規定している。DVD 固有のファイルは,ファイル種別 249 の Real-Time

ファイルと関連する情報ファイルとから構成されている。

ボリューム構造に関する要件を,次に示す。

a) DVD-RAM

ディスク及び DVD-RW ディスクでは,ディスクの各面は,一つの区画をもつ一つのボリ

ュームで構成されなければならない。DVD-R ディスクでは,ディスクの各面は,一つの追記形区画と

一つの仮想区画とをもつ一つのボリュームで構成されなければならない。

b) DVD-RW

ディスクでは,第 1 予備表及び第 2 予備表が記録されなければならない。

ファイル構造に関する要件を,次に示す。

c) DVD-RAM

ディスク及び DVD-RW ディスクでは,未割付け空間ビットマップだけを用いなければな

らない。

d) DVD-RW

ディスクでは,未割付け空間ビットマップのエクステントは,使用可能な記録領域を示すた

めに,空間ビットマップ記述子の長さをもつことが望ましい。

e)

家電の記録機は,ルートディレクトリにある特別なサブディレクトリである DVD_RTAV に全てのデ

ータを記録する。DVD_RTAV ディレクトリ及びその内容は,DVD フォーマットロゴライセンシング

株式会社が出版する DVD 規定に定められた特別なファイルシステム制約をもつ(6.9.3 参照)

。実装又

はアプリケーションは,上記 DVD 仕様によって定められた制約に従えない場合は,このディレクト

リ内のファイルを作成又は変更するのは望ましくない。

6.13 DVD+R

及び DVD+RW 媒体に関する勧告 

DVD+R

及び DVD+RW 媒体は,

1

層及び 2 層の媒体であり,

その性質によって特別な配慮を必要とする。


121

X 0613

:2015

次に示すガイドラインは,交換を確実にするために制定された。

a)

論理セクタ長 2 048 バイト

b)

読出し及び書込みのユーザデータ転送 2 048 バイト

c) ECC

ブロック長は 32 768 バイト(32 KB)及び ECC ブロックの最初のセクタ番号は 16 の整数倍でな

ければならない。

1

層の DVD+R 及び DVD+RW 媒体は最大 4.7 G バイトの容量をもつ。

2

層の DVD+R DL 及び DVD+RW DL

媒体は最大 8.5 G バイトの容量をもつ。より詳細な情報については,SCSI-3 MMC command set specification

及び DVD+R 及び DVD+RW の Basic Format Specification document を参照。マウントレイニアフォーマット

された DVD+MRW 媒体については 6.14 を参照。

UDF

の構造を“物理的に離れている”場所に記録することが望ましい場合,特別な配慮が必要になる。

2.2.3.2

及び 2.2.13.1 を参照。2 層の媒体では,物理的に離れていることと論理的に離れていることは同じ

ではない。

6.13.1 DVD+R

媒体での追記のための UDF の使用 

1

層及び 2 層の DVD+R 媒体はディスクアトワンス,セションアトワンス及びインクリメンタル記録に

使用することができる。複セションは利用可能である。6.11 の一般的な規定が適用される。

6.13.2 DVD+RW

媒体での UDF の使用 

1

層及び 2 層の DVD+RW 媒体はランダムに読み書き可能である。必要な場合,DVD+RW ドライブが読

出し-変更-書込みのサイクルを行ってこれを実現する。ドライブは DVD+RW 媒体のためには欠陥管理を行

わない。DVD+RW 媒体は次に示す機能を提供する。

a)

ランダムアクセス読出し及び書込み

b)

バックグラウンドでの物理フォーマッティング

c)

媒体種別は上書き可能形(区画アクセス種別 4,上書き可能形)

DVD+RW

媒体では複セションは利用できない。

6.13.2.1 

要件 

a)

予備は,予備区画及び予備表を介して,ホストによって管理されなければならない。

b)

予備パケット長は 16 セクタ(32 KB,一つの ECC ブロック)でなければならない。UDF 1.50 及び UDF

2.00

では,予備パケット長が 32 論理ブロックである可能性がある(正誤表 DCN-5163 参照)

c)

初期化時に知られている欠陥パケットは,割付け禁止空間ストリームによって割り付けられなければ

ならない(3.3.7.2 参照)

ブランクである DVD+RW 媒体を UDF で使用するために準備するのは,物理フォーマッティング及び論

理フォーマッティングによって行われる。物理フォーマッティングは基本的な物理構造の書込み,及び再

生専用形装置への互換性のためのデアイシング(JIS X 6250 参照)である全てのセクタへの一度の書込み

である。論理フォーマッティングは必須である基本的な UDF ファイルシステム構造の書込みである

6.13.2.3 参照)

。物理フォーマッティングは論理フォーマッティングに先だって行うことができる。これ

は物理プリフォーマッティングと呼ばれる。しかし,これには多くの時間がかかる。DVD+RW はバック

グラウンド物理フォーマッティングの可能性を提供する(6.13.2.2 参照)

。論理フォーマッティング,ユー

ザデータの書込み及び媒体の排出・再挿入はバックグラウンド物理フォーマッティングの進行中に行うこ

とができる。物理フォーマッティングには,検証パスが続いてもよい。

6.13.2.2 

バックグラウンド物理フォーマッティング 

バックグラウンド物理フォーマッティングが開始されるとある程度の最小限の初期化が行われた後,デ


122

X 0613

:2015

アイシングはバックグラウンドで続けられる。この時から論理フォーマッティング及びユーザデータの書

込みが実行可能になる。ディスクはバックグラウンドフォーマッティングが終了する前に排出することが

可能である。このような早期排出のため,バックグラウンドフォーマッティング処理は保留されなければ

ならず,いわゆる互換性停止又は迅速停止を使う。互換性停止の後,媒体は再生専用形装置と互換性があ

る。互換性停止のため,ドライブはディスクの内側の記録済み領域との間の全ての未記録領域をフォーマ

ッティングしなければならない。これは,早期排出処理を非常に遅らせる原因になり得る。バックグラウ

ンドフォーマッティングがまだ終了していない間,ファイルシステムの割付け方策の一時的変更によって

互換性停止の遅延を非常に減らすことが可能である(6.13.2.4 参照)

。バックグラウンドフォーマッティン

グが保留された媒体への書込みが再開されたときは,バックグラウンド物理フォーマッティング処理も再

開されなければならない。バックグラウンド物理フォーマッティングはディスクの内側から始まる。互換

性停止の後は,L0 層のディスクの内側に中断のない領域が,2 層のディスクでは更に L1 層のディスクの

内側の相等しい領域が記録される。

これらの L0 及び L1 の領域の対応する二つの相等しい部分は,

各々UDF

ボリューム空間の始まり及び終わりにある。

6.13.2.3 

論理フォーマッティング 

論理フォーマッティングは必須である基本的な UDF ファイルシステム構造,例えば VRS,AVDP,VDS,

FSD

,ルートディレクトリ及び予備表等を書き込むことである。

AVDP

は 256,N−256 及び のうち,2 か所に記録されなければならない,はボリューム空間の最後

の有効な番地とする。しかし,特に DVD+RW DL ディスクでは,AVDP が記録される領域がディスクの内

側の両方の層となり物理的に離れていないため,AVDP を 3 か所全てに記録することが推奨される。予備

のための割付けは論理フォーマッティング処理の最中に行われなければならない。予備割付けの長さは 0

であってよい。論理フォーマッティング時に知られている欠陥パケットは予備表によって予備化してはな

らないが,割付け禁止空間ストリームに追加される。予備化されていない欠陥パケット及び予備表のイン

スタンス又は予備領域は,常に割付け済みと表示されなければならない。UDF 区画空間の内部では,これ

らのパケットは割付け禁止空間ストリームに追加されなければならず,その結果として区画空間集合で割

付け済みと表示される(2.2.12 及び 3.3.7.2 参照)

。UDF 区画空間の外部では,これらのパケットは未割付

け空間記述子によって割付け済みと表示されなければならない。

バックグラウンド物理フォーマッティングの状態は LVID の記録には影響してはならない。早期排出の

場合,LVID はバックグラウンド物理フォーマッティングの利用できない上書き可能形媒体に記録される

のと同様に記録されなければならない。

6.13.2.4 

バックグラウンドフォーマッティング時の DVD-ROM との互換性に関する制約 

ここで示す制約は,バックグラウンド物理フォーマッティングがまだ完了していない場合の早期排出時

に DVD-ROM との互換性が要求された場合にだけ推奨する。バックグラウンド物理フォーマッティングが

完了すると,DVD-ROM との互換性が実現し制約は必要とされない。これらの制約は早期排出の場合の互

換性停止の遅延を減らすことを狙ったものである。

バックグラウンド物理フォーマッティング時の制約を,次に示す。

a)  1

層の DVD+RW については,バックグラウンド物理フォーマッティングが開始されたら,セクタ 256

に最初の AVDP だけを記録しなければならない。二つ目の及び三つ目の AVDP は,バックグラウンド

物理フォーマッティングが終了した後に書き込まれなければならない。AVDP が一つだけ記録されて

いるときには,ファイルシステムは中間状態にあり,JIS X 0607 規格類との厳密な互換性がない。2

層の DVD+RW DL はバックグラウンドフォーマッティングが始まった直後に全ての AVDP の記録が可


123

X 0613

:2015

能になるためこの制約はない。これは,6.13.2.2 で述べられている両方の層の物理フォーマッティング

で可能になる。

b)

早期排出時の互換性停止の遅延を減らすために,バックグラウンドフォーマッティングがまだ完了し

ていないときには,割付け方策は制約される。ボリューム空間の始まりにある最小の論理セクタ番地

及び 2 層の DVD+RW DL では,更にボリューム空間の終わりにある最大の論理セクタ番地は,互換性

停止の遅延を減らすために,最初に割り付けられ,かつ,記録されなければならない。

6.14 

マウントレイニアフォーマット媒体に関する勧告 

次に示すガイドラインは,マウントレイニア(MRW)フォーマット媒体の交換を確実にするために規定

された。

6.14.1 CD-MRW

媒体,DVD+MRW 媒体及びドライブの属性 

MRW

媒体及びドライブの主要な属性のリストを次に示す。

a)

物理セクタサイズ 2 048 バイト

b)

ドライブが,必要に応じて読出し-変更-書込みのサイクルを行う。ホストと MRW ドライブとの間の

データ転送は 2 048 バイトの倍数とする。

c)

ランダムアクセス読出し及び書込みが可能

d)

ドライブによる欠陥管理

e)

ドライブは,バックグラウンド物理フォーマッティングを行う。

f)

媒体種別は上書き可能形(区画アクセス種別 4)

g)

割付け禁止空間リスト,割付け禁止空間ストリーム,予備表は MRW フォーマット媒体には使用して

はならない。

6.14.2 

バックグラウンド物理フォーマッティング 

ファイルシステムの初期化時に,バックグラウンド物理フォーマッティングが開始されたら,ホストは

セクタ 256 に最初の AVDP を記録しなければならない。二つ目の AVDP は,バックグラウンド物理フォー

マッティングが終了した後に記録されなければならない。二つ目の AVDP が記録される前では,ファイル

システムは中間状態にあり,JIS X 0607 規格類とは厳密な互換性がない。媒体はバックグラウンドフォー

マッティングが終了する前に排出でき,その場合 AVDP が一つだけ MRW 媒体上に存在する。早期排出時

には,ドライブはホストによって記録された最大セクタ番号までの全ての未記録領域を初期化しなければ

ならないことに注意する。これは早期排出処理を非常に遅らせる原因になり得る。バックグラウンド物理

フォーマッティングが行われている場合,実装は利用できる最小の番号のブロックを割り付けることが推

奨される。

バックグラウンド物理フォーマッティングの状態は,LVID の記録に影響してはならない。LVID は早期

排出時に,バックグラウンド物理フォーマッティングが行えない書換形媒体に記録されるのと同様に,記

録されなければならない。

6.15 UDF

媒体フォーマット改正履歴 

表 47 は,媒体に記録できる UDF フォーマットに影響する UDF 定義の変更がいつ行われたかを示す。各

変更を示す文書変更通知(DCN)が表中に記入してある。変更 UDF 版数の欄には,変更を含む UDF 規定

の版数を示す。UDF 読出し最小版数及び UDF 書込み最小版数の欄は,2.2.6.4 で記載する版数アクセス制

御欄に関連する。


124

X 0613

:2015

表 47−改正履歴 

記述 DCN 

変更 UDF

版数 

UDF

読出し

最小版数 

UDF

書込み

最小版数 

UDF 1.02 

割付けエクステント記述子

2-002

1.02 1.02 1.02

パス要素ファイル版数

2-003

1.02 1.02 1.02

親ディレクトリエントリ

2-004

1.02 1.02 1.02

装置仕様拡張属性

2-005

1.02 1.01 1.02

最大論理エクステント長

2-006

1.02 1.02 1.02

未割付け空間エントリ

2-008

1.02 1.01 1.02

DVD

著作権管理情報

2-009

1.02 1.02 1.02

論理ボリューム識別子

2-010

1.02 1.01 1.02

割付け記述子のエクステント長欄

2-012

1.02 1.01 1.02

再配置禁止フラグ及び連続フラグ

2-013

1.02 1.01 1.02

DVD-ROM

に対する要件の改版

2-014

1.02 1.02 1.02

版数アクセス制御

2-015

1.02 1.01 1.02

ボリューム集合識別子

2-017

1.02 1.01 1.02

拡張 ID の一意属性

2-018

1.02 1.02 1.02

dstring

の明確化

2-010

1.02 1.01 1.02

アプリケーション FreeEASpace 拡張属性

2-020

1.02 1.02 1.02

識別子添字の 1.02 への変更

2-021

1.02 1.02 1.02

UDF 1.50

識別子添字の 1.50 への変更 

2-025

1.50 1.50 1.50

仮想区画マップエントリ

2-026

1.50 1.50 1.50

予備区画マップの割付け

2-027

1.50 1.50 1.50

仮想割付け表の追加

2-028

1.50 1.50 1.50

予備表の追加

2-029

1.50 1.50 1.50

割付け禁止空間リストの追加

2-030

1.50 1.02 1.50

CD

媒体の推薦

2-031

1.50 1.50 1.50

UDF 2.00

1.50

から 2.00 への変更 

2-033

2.00 1.02 2.00

明確化されたドメインフラグ

2-034

2.00 1.02 2.00

Unicode2.0

の利用

2-035

2.00 1.02 2.00

名前付きストリーム

2-036

2.00 2.00 2.00

名前付きストリームとしての一意 ID 表

2-037

2.00 1.02 2.00

名前付きストリームとしての Mac リソースフォーク

2-038

2.00 2.00 2.00

拡張属性ヘッダの位置欄

2-043

2.00 1.02 2.00

アクセス管理リスト

2-044

2.00 2.00 2.00

ブロック境界にまたがる記述子タグ

2-047

2.00 1.02 2.00

パワーこう(較)正ストリーム

2-048

2.00 1.02 2.00

要求される CD-R 複セションの提供

2-050

2.00 1.50 2.00

CD-R

の仮想区画用 LVID の欄の値

2-051

2.00 1.50 2.00

ボリュームバックアップ日時を示すシステムストリーム

2-055

2.00 2.00 2.00

新 VAT

2-056

2.00 2.00 2.00

制約的仮想番地

2-057

2.00 1.50 2.00

ファイル日時拡張属性

2-058

2.00 1.02 2.00

OS/2 EA

ストリーム

2-061

2.00 2.00 2.00

割付け禁止空間ストリーム

2-062

2.00 1.02 2.00


125

X 0613

:2015

表 47−改正履歴(続き) 

記述 DCN 

変更 UDF

版数 

UDF

読出し

最小版数 

UDF

書込み

最小版数 

UDF 2.01 

タグ通し番号及び障害回復 5000

2.01

1.02

1.02

DOS

の名前の翻訳アルゴリズムの変更 5002

2.01

− 1.02

二つの名前空間でのディレクトリを探す順序 5004

2.01

1.02

1.02

方策種別 4 096 での終了条件の明確化 5006

2.01

1.02

1.02

圧縮識別子 254 及び 255 の明確化 5007

2.01

2.00

2.00

Mac

資源フォークはファイルだけに存在する 5008

2.01

2.00

2.00

CD

媒体での要件 5009

2.01

1.50

1.50

AVDP

の配置 5013

2.01

1.50

1.50

再配置不可ビットの明確化 5014

2.01

1.02

1.02

種々の編集上の修正 5015

2.01

パワーこう(較)正ストリームの修正 5018

2.01

2.00

2.00

システムストリームディレクトリの親 5019

2.01

2.00

2.00

OS/400

に関する更新 5020

2.01

2.00

2.00

欠落した実体識別子の定義 5021

2.01

2.00

2.00

種々の編集上の修正 5024

2.01

新規の OS 種別 5025

2.01

2.00

2.00

PVD

のアプリケーション識別子欄の明確化 5026

2.01

1.02

1.02

記述子 CRC 長 5027

2.01

1.02

1.02

POSIX

の許可条件の明確化 5029

2.01

2.00

2.00

ボリューム認識列 5031

2.01

1.02

2.00

パス長 5032

2.01

1.02

1.02

FID

の処理システム用長(LengthOfImplementationUse)欄

5034 2.01  1.02  1.02

編集上の修正−割付け禁止空間ストリーム 5035

2.01

割付けエクステント記述子の CRC 長 5036

2.01

2.00

2.00

248

∼255 のファイル種別 5037

2.01

2.00

2.00

DVD-RAM

上の Real-Time ファイル 5038

2.01

2.00

2.00

パケット長の規定 5039

2.01

2.00

2.00

相反する欄をもつ重なり合う構造 5040

2.01

2.00

2.00

情報の長さの再構成 5041

2.01

2.00

2.00

時間帯の解釈 5042

2.01

1.02

1.02

欠落した区画記述子及び予備区画 5044

2.01

1.02

1.02

基本制約及び基本要件の区画記述子の訂正 5045

2.01

1.50

1.50

PVD

及び LVD のボリューム順序番号 5046

2.01

1.02

1.02

5.1

記述子長の表への追加 5047

2.01

2.00

2.00

EA

及びストリームでの一意 ID の使用の明確化 5048

2.01

2.00

2.00

UDF 2.50 

FID

のファイル識別子長及びユニコードの一意性 5049

2.50

1.02

2.01

重なり合う区画の禁止 5061

2.50

1.02

1.02

方策種別 4 096 は追記形媒体だけに許される 5062

2.50

1.02

1.02

UDF

一意 ID マッピングデータ 5063

2.50

2.50

2.50

拡張属性ブロック境界 5064

2.50

1.02

1.02

UDF

定義名前付きストリームの細分箇条 5065

2.50

2.00

2.00

ファイル識別子翻訳コードの修正 5066

2.50

1.02

1.02

ソフト書込み保護の規定の修正 5069

2.50

2.00

2.00

ディレクトリのハードリンクの禁止 5070

2.50

1.02

2.50


126

X 0613

:2015

表 47−改正履歴(続き) 

記述 DCN 

変更 UDF

版数 

UDF

読出し

最小版数 

UDF

書込み

最小版数 

DVD-R

,DVD-RW 及び DVD-RAM の交換可能性に関する

要件

5071

2.50 2.00 2.00

システムストリームディレクトリの一意 ID

5072

2.50 2.50 2.50

LVID

及び VAT の欄の共通記述

5074

2.50 2.01 2.01

マウントレイニアフォーマット媒体に関する勧告  5075

2.50 1.02 1.02

DVD+R

及び DVD+RW に関する勧告

5076

2.50 1.50 1.50

3.3.5

の削除

5077

2.50 2.00 2.00

UDF

一意 ID の明確化

5078

2.50 2.00 2.00

区画アクセス種別 3 及び 4 の明確化

5079

2.50 2.01 2.01

ICB

タグの親 ICB 位置の問題

5081

2.50 1.02 2.50

ボリューム識別列の明確化

5082

2.50 1.02 2.01

メタデータ区画マップ

5086

2.50 2.50 2.50

区画境界及び ECC ブロック長の定義

5089

2.50 1.02 2.50

割付け禁止空間ストリーム使用法の明確化

5090

2.50 1.50 1.50

HD DVD

ディスクに関する要件 5154

x.yz

2.50

2.50

拡張ファイルエントリのより重要な役割 5160

x.yz

2.00

2.00

固定パケットを ECC ブロックと同じに扱う 5161

x.yz

1.50

1.50

注記 x.yz は 2.60 より後の次の UDF の版を示す。

6.16 

開発者登録フォーム 

この JIS では規定しない。

6.17 Blu-ray 

Disc

媒体に関する勧告 

この規定は,Blu-ray Disc(BD)媒体に関するボリューム及びファイル構造の要件及び勧告を定義し,

コンピュータシステムと家電との間でのデータ交換を支援する。これらの要件は,ディスクの使用がコン

ピュータシステムに限られ,しかも家電との交換性を提供する必要のない場合には,適用されない。BDAV

及び BDMV アプリケーション処理に関係する特定要件は,6.17.4 に示す。

Blu-ray Disc

には,次の 3 種類の媒体がある。

a)

再生専用 Blu-ray Disc フォーマット(BD-ROM)

特記事項参照。

b)

書換形 Blu-ray Disc フォーマット(BD-RE)

c)

追記形 Blu-ray Disc フォーマット(BD-R)

BD-R

は,LOW あり SRM 又は LOW なし SRM のどちらかで使用可能とする,詳細については 6.17.3 

参照。BD-ROM,BD-RE 及び LOW なし SRM を使用する BD-R は,全て UDF 2.50 版を使用する。LOW あ

り SRM を使用する BD-R は,UDF 2.50 版ではなく,UDF 2.60 版を使用する。

これらの 3 種類の媒体に共通する特徴及び要件を次に示す。

a)

論理セクタサイズは 2 048 バイトとする。

b) ECC

ブロック長は 65 536 バイト(64 KB)とする,

特記事項参照。

c)

予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。

d)

割付け禁止空間ストリームは記録してはならない。

特記事項  容量 4.7 G バイト又は 8.5 G バイトのディスク上に“BDMV アプリケーション”を規定し

た,再生専用 Blu-ray Disc フォーマットがある。その ECC ブロック長は 32 768(32 KB)

である。これ以外のこのフォーマットに対する全ての要件は BD-ROM と同様である。


127

X 0613

:2015

6.17.1 

再生専用 Blu-ray Disc フォーマット(BD-ROM)に関する要件 

再生専用 Blu-ray Disc(BD-ROM)は再生専用形媒体とする。

BD-ROM

ファイルシステムフォーマットは UDF 2.50 に従わなければならず,かつ,次の追加の要件を

伴う。

ボリューム構造に関する要件を次に示す。

a)

区画記述子アクセス種別は 1(再生専用)でなければならない。

b)

三つの開始ボリューム記述子ポインタ(AVDP)が記録されることが望ましい。

ファイル構造に関する要件を次に示す。

c)

未割付け空間表及び未割付け空間ビットマップは記録してはならない。

d)

メタデータビットマップファイルは記録してはならない。

特記事項  メタデータファイルのデータの複製は任意選択とする。堅ろう(牢)性が要求される場合,

複製が用いられ,かつ,メタデータファイル及び複製メタデータファイルのデータと記述

子とは,物理的に内側の環状領域と外側の環状領域とにそれぞれ記録されることが推奨さ

れる。

6.17.2 

書換形 Blu-ray Disc フォーマット(BD-RE)に関する要件 

書換形 Blu-ray Disc(BD-RE)は書換形媒体とする。BD-RE ドライブは,必要に応じて読出し修正書込

みの動作を行う。欠陥のない論理空間が,線形置換えアルゴリズムを実行する BD-RE ドライブによって提

供される。

BD-RE

ファイルシステムフォーマットは,UDF 2.50 に従わなければならず,かつ,次の追加の要件を伴

う。

ボリューム構造に関する要件を次に示す。

a)

区画記述子アクセス種別は 4(上書き可能)でなければならない。

ファイル構造に関する要件を次に示す。

b)

未割付け空間ビットマップを記録しなければならず,未割付け空間表を記録してはならない。

特記事項 1  メタデータファイルのデータの複製は任意選択とする。利用者が書込み性能より堅ろう

(牢)性を要求する場合,複製が用いられ,かつ,メタデータファイル及び複製メタデ

ータファイルのデータと記述子とは,物理的に内側の環状領域と外側の環状領域とにそ

れぞれ記録されることが推奨される。

欠陥管理への要件を次に示す。UDF ファイルシステムが要求するドライブシステムによるドライブ欠陥

管理どおりに,BD-RE ディスクには予備領域が割り当てられなければならない。一般に,デフォルトのサ

イズの予備領域が初期化時に割り当てられる。

特記事項 2  予備領域の利用可能なクラスタが枯渇した場合,全てのデータを別の媒体に退避した後

に,追加の予備領域を割り付けることが可能である。他方,特別なユーティリティツー

ルが,ボリューム空間を切り詰めるのに必要なディスク上の幾つかのファイルのデータ

とボリューム構造を移動できれば,ファイルのデータをディスク上に保ったまま予備領

域を拡張できる。

6.17.3 

追記形 Blu-ray Disc フォーマット(BD-R)に関する要件 

追記形 Blu-ray Disc(BD-R)は追記形媒体であり,逐次記録モード(SRM)を論理上書きモード(LOW)

あり又はなしのどちらででも使用できる。ドライブによる線形置換えアルゴリズムを使用した欠陥管理を

利用できる。


128

X 0613

:2015

LOW

あり SRM(疑似上書き方式,POW 方式)を使用した BD-R 媒体のファイルシステムフォーマット

は,UDF 2.60 が使われる。詳細については UDF 2.60 規定を参照。

LOW

なし SRM を使用した BD-R 媒体のファイルシステムフォーマットは,UDF 2.50 に従わなければな

らない。次に示す追加の要件が適用される。

ボリューム構造に関する要件を次に示す。

a)

区画記述子アクセス種別は 1(再生専用)又は 2(追記)でなければならない。

ファイル構造に関する要件を次に示す。

b)

未割付け空間表及び未割付け空間ビットマップを記録してはならない。

c) ICB

方策種別 4 だけを使用しなければならない。

6.17.4 AV

アプリケーションについての情報 

Blu-ray Disc

フォーマットには“BDAV アプリケーション(BDAV Application)

”及び“BDMV アプリケ

ーション(BDMV Application)

”の 2 種類の AV アプリケーションフォーマットがある。

− BDAV アプリケーション用についての情報を次に示す。

“BDAV アプリケーション(BDAV Application)

”は,BD-RE ディスク及び BD-R ディスクのための動画

記録フォーマットであり,AV ストリーム及び AV ストリームの再生のためのデータベースを含む。

ルートディレクトリの直下の“BDAV”

“BDAV1”

“BDAV2”

“BDAV3”

,及び“BDAV4”ディレクト

リが BDAV アプリケーションのために予約されている。

− BDMV アプリケーション用についての情報を次に示す。

“BDMV アプリケーション(BDMV Application)

”は,BD-ROM ディスクのための動画アプリケーショ

ンのフォーマットであり,AV ストリーム及び AV ストリームの再生のためのデータベースを含む。また,

インタラクティブなアプリケーションの証明が利用できる。

ルートディレクトリの直下の“BDMV”及び“CERTIFICATE”ディレクトリが BDMV アプリケーショ

ンのために予約されている。

6.17.4.1 BDAV

及び BDMV のアプリケーションの使用方法に対する要件 

次の BDAV 及び BDMV アプリケーション処理に対する追加の要件が適用される。

a)

一つのボリューム集合が一つだけのボリュームから構成されなければならない。

b)

一つだけの優勢な区画記述子がボリューム識別子列に記録されなければならない。

c)

メタデータ区画マップが記録されなければならない。

d)

全てのファイル及びディレクトリにシンボリックリンクを使用してはならない(ICB のファイル種別

欄の値は 12 であってはならない)

e)

全てのファイル及びディレクトリにハードリンクを使用してはならない。

f)

複セション及び VAT 記録を使用してはならない。

6.18  DVD-R DL LJR

(マルチボーダ記録)に関する勧告 

DVD-R DL LJR

は,MMC 規定及び Mt Fuji 規定に示される,層ジャンプ記録(Layer Jump Recording,LJR)

と呼ばれる新しい記録方式を導入する。この新しい記録方式は,インクリメンタル記録方式と類似してい

るが幾分異なる。予約 R ゾーン及び DVD-R DL LJR の層ジャンプブロック(Layer Jump Block, LJB)は,

一つの UDF トラックの定義に適合しないが,二つの論理トラックに適合する。その結果,ボーダは UDF

のセションの定義に適合しない。LJR は,開始点セクタを再配置する可能性も導入する。複セション UDF

は,そのままでは DVD-R DL LJR に適用できない,そのため 6.18 では DVD-R DL LJR 上の複ボーダ及び

複セションの記録の実行方法を示す。


129

X 0613

:2015

この規定は,DVD-R DL LJR 媒体に関するボリューム及びファイル構造の勧告を定義し,コンピュータ

システムのユーザ間でのデータ交換を支援する。

a)

ボリューム及びファイル構造は UDF 2.00 に従わなければならない。

b) UDF

読出し最小版数及び UDF 書込み最小版数は 2.00 でなければならない。

c)

論理セクタ長及び論理ブロック長は 2 048 バイトでなければならない。

さらに,DVD-R DL LJR には次の追加の勧告が適用される。

DVD-R DL LJR

は通常のセションの規定に従わない。DVD-R DL LJR では各ボーダの始まりは通常と同

じに,

新規のセションの始まりと関連する。

しかし各セションの終わりは常に各ディスクの終わりである。

これによる重なり合うセションは,1.3.2 によるセションの定義に厳密には従っていない。

DVD-R DL LJR

は固定長の媒体である。

各 R ゾーンは一つ以上の LJB を含む。

各 R ゾーンは READ TRACK

INFORMATION

命令に(物理)トラック数 1 を返すが,UDF の処理系は LJB ごとに,層 0 に一つと層 1

に一つの二つの論理トラックがあると考えなければならない。論理トラックの境界は次層ジャンプ番地

(Next Layer Jump Address)で示される現在の R ゾーンの NWA を含む。

(層 1 上の)2 番目の論理トラックの開始番地の計算式は Mt. Fuji 規定にある。ファイルは層 0 又は 1

の各々のトラックで始まり,層 1 又は 0 の各々のトラックへ続く。このため UDF の処理系は関連するファ

イルのエクステントの書込みに留意しなければならない。

DVD-ROM

ドライブへの互換性のため,UDF 処理系はボーダを閉じなければならない。

6.18.0  DVD-R DL LJR

の特徴 

再配置を使用する DVD-R DL LJR は 6.11 の勧告とは若干異なる。

6.11.3

の複セションの使用方法との相違点は次の点である。

a)

第一セションの後,論理セクタ番号 256,N−256 及び のうち少なくとも 2 か所に AVDP があり,更

に少なくとも以前のセションに再配置された AVDP は,最後のセションから再配置されている。最終

セションの位置タグ 256,N−256 又は/及び をもつ AVDP の書込みには再配置が必要となるため,

ドライブに SEND DISC STRUCTURE コマンドの再配置番地(フォーマットコード = 24h)で開始点

番号(Anchor Point Number)2,3 又は/及び 4 を各々256,N−256 又は/及び に用いて,再配置を

指示する。

b)

第一セションの後,AVDP のうち少なくとも二つが論理セクタ番号 S+256,C−256,C に書き込まれ

る。C は最終セションの LRA とする。

6.19 HD 

DVD

ディスクに関する要件 

この規定は,コンピュータシステムと家電のユーザとの情報交換のために,HD DVD-ROM ディスク

6.19.1 参照)

,HD DVD-RAM ディスク(6.19.2 参照)

,及び SL/DL の HD DVD-R ディスク(6.19.3 参照)

を含むがそれに限らない,HD DVD 媒体に対するボリューム構造及びファイル構造の要件及び制約を規定

する。これらの要件はコンピュータシステム環境だけで使われ,家電との交換性のないディスクには適応

されない。

これらの HD DVD ディスクに対する共通の要件を,次に示す。

a)

ボリューム及びファイル構造は UDF 2.50 に従わなければならない。

b)

論理セクタ長及び論理ブロック長は 2 048 バイトでなければならない。

c) ECC

ブロック長は 32 セクタ(64 KB)とする。

d)

一つの主ボリューム記述子列及び一つの予備ボリューム記述子列が記録されなければならない。

e) HD

DVD

ディスクは一面当たり単一の区画記述子をもつ単一のボリュームをもたなければならない。


130

X 0613

:2015

そのため,ボリューム順序番号は 1 でなければならず,最大ボリューム順序番号は 1 でなければなら

ない。さらに,基本ボリューム記述子の交換水準は 2 でなければならない。

f) ICB

方策種別 4 だけが使用されなければならない。

6.19.1 HD 

DVD-ROM

に関する要件 

ボリューム及びファイル構造は再生専用形ディスクとして単純化されている。

ボリューム構造に関する要件を,次に示す。

a) HD

DVD-ROM

ディスクの区画は,アクセス種別 1 で指定される再生専用区画でなければならない。

b)

開始ボリューム記述子ポインタの一つが論理セクタ 256 に記録されていることが望ましい。

c)

ボリューム記述子列のエクステントに終端のための終端記述子が記録されなければならない。

d)

未割付け空間表及び未割付け空間ビットマップは記録してはならない。

e)

予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。

f)

仮想区画マップは記録してはならない。

g)

メタデータ区画マップ,メタデータファイル及びメタデータ控えファイルが記録されなければならな

い。メタデータビットマップファイルは記録してはならない。

ファイル構造に関する要件を,次に示す。

HD DVD

ディスクに対する共通の要件が適用されなければならない。

6.19.2 HD 

DVD-RAM

に関する要件 

ボリューム及びファイル構造は非逐次記録を用いる上書き可能形ディスクとして単純化されている。

ボリューム構造に関する要件を,次に示す。

a) HD

DVD-RAM

ディスクの区画は,

アクセス種別 4 で指定される上書き可能区画でなければならない。

b)

予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。

c)

仮想区画マップは記録してはならない。

d)

メタデータ区画マップ,メタデータファイル及びメタデータビットマップファイルが記録されなけれ

ばならない。

ファイル構造に関する要件を,次に示す。

e)

割付け禁止空間ストリームは記録してはならない。

6.19.3 SL/DL

の HD DVD-R に関する要件 

SL/DL

の HD DVD-R ディスクに対する要件は,データ更新可能な構造(VAT)によるものであるか,HD

DVD-ROM

互換の構造によるものである。ボリューム構造及びファイル構造は逐次記録を用いる追記形の

ディスクとして単純化されている。

HD DVD-ROM

互換の構造の場合は,要件は HD DVD-ROM のためのものと同じである。6.19.1 を参照。

HD DVD-R DL

では単一セションだけが利用可能である。

データ更新可能な構造(VAT)の場合は,次に示す要件が適用される。

ボリューム構造に関する要件を,次に示す。

a)

区画は,アクセス種別 2 で指定される追記形区画でなければならない。

b)

未割付け空間表,未割付け空間ビットマップは記録してはならない。

c)

予備区画マップ及び予備表は記録してはならない。

d)

論理ボリューム保全列には開いた保全記述子は一つだけしか記録してはならない。

e)

仮想区画マップが記録されなければならない。そのため,メタデータ区画マップは記録してはならな

い。


131

X 0613

:2015

ファイル構造に関する要件を,次に示す。

f)

ファイル集合記述子は一つだけしか記録してはならない。

g)

割付け禁止空間ストリームは記録してはならない。

h)

仮想割付け表及び VAT ICB が記録されなければならない。

i)

メタデータファイル,メタデータ控えファイル及びメタデータビットマップファイルは記録してはな

らない。


132

X 0613

:2015

附属書 JA

(参考)

商標又は登録商標

この附属書(参考)は,この規格にある商標又は登録商標について記載するものであって,規定の一部

ではない。

この規格における商標又は登録商標は,次による。

a)  Universal Disk Format

及び UDF は,OSTA の米国における登録商標である。

b) Blu-ray

及び Blu-ray Disc は,Blu-ray Disc Association の商標である。

c) IBM

OS/2

及び OS/400 は,

IBM Corp.

の米国及び/又はその他の国における商標又は登録商標である。

d) Macintosh

,Mac OS 及び OS X は,Apple Inc.の米国及び/又はその他の国における商標又は登録商標

である。

e) UNIX

は,The Open Group の米国及び/又はその他の国における商標又は登録商標である。

f) Microsoft

,Windows 及び MS-DOS は,Microsoft Corp.の米国及び/又はその他の国における商標又は

登録商標である。

この他にも商標又は登録商標があり得ることに注意を喚起する。

参考文献  JIS X 6250  120 mm(4.7 GB/面)及び 80 mm(1.46 GB/面)+RW フォーマット光ディスク

(4 倍速まで)