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X 0610:2006  

(1) 

 

まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)から

DVDフォーラムのDVD Specifications for Read-Only Disc−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONSを基に

作成した工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を

経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。 

JIS X 0610には,次に示す附属書がある。 

附属書A(規定)DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクの要件 

附属書B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法 

附属書C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列 

附属書1(参考)参考文献 

 

 

 


 

X 0610:2006  

目 次 

ページ 

序文  1 

1. 一般  1 

1.1 適用範囲  1 

1.2 引用規格  1 

1.3 定義  2 

1.4 記法  4 

1.5 記述子欄のデータ種別  4 

1.6 記述子の記録  6 

2. ボリューム構造  6 

2.1 DVD-再生専用ディスクの要件  6 

2.2 ボリューム空間  7 

2.3 ブリッジフォーマットのボリューム構造  8 

2.4 ブリッジボリューム認識列 10 

2.5 開始点  11 

2.6 ボリューム記述子列  12 

2.7 論理ボリューム保全列  19 

2.8 CD-ROMボリューム記述子集合  21 

3. ファイル構造  25 

3.1 DVD-再生専用ディスクの要件  25 

3.2 JIS X 0609のファイル構造  26 

3.3 JIS X 0609のファイル集合記述子列  29 

3.4 JIS X 0609のディレクトリ  31 

3.5 ICB  32 

3.6 拡張属性  38 

3.7 JIS X 0606のディレクトリ構造及びパステーブル  41 

附属書A(規定)DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクの要件  47 

附属書B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法  57 

附属書C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列  58 

附属書1(参考)参考文献  59 

 

 


 

 

日本工業規格          JIS 

 

X 0610:2006 

 

DVD-再生専用ディスクのボリューム構造 

及びファイル構造 

Volume and file structure of DVD read-only Disc 

 

序文 この規格は,1996年にDVDフォーラムから発行され,2001年8月までにSupplementとして改訂さ

れたDVD Specifications for Read-Only Disc−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONSを基に作成した日本工

業規格である。 

 

1. 一般  

1.1 適用範囲 この規格は,DVD-再生専用ディスク用のボリューム構造及びファイル構造として,ブリ

ッジフォーマットを規定する。この規定によって,DVD専用プレーヤ及びコンピュータシステム利用者の

間のDVD-再生専用ディスクによる情報交換が可能になる。このブリッジフォーマットは,JIS X 0609及

びJIS X 0606(ISO 9660)に従う。 

JIS X 0609は,JIS X 0607(ISO/IEC 13346)の規定の部分集合を定義することによって,データ交換を

最大限に行い,JIS X 0607を実装するための費用及び複雑性を最小限に抑える。この規格JIS X 0610は,

これをDVD-再生専用ディスクに適用するために,JIS X 0609に幾つかの制限及び条件を付け加えている。

これらの制限及び条件によって,DVD専用プレーヤの設計を容易にする。 

このブリッジフォーマットは,JIS X 0606と互換性のあるボリューム構造及びファイル構造をもつこと

によって,既存のコンピュータシステムにおいても容易に実装できる。 

“DVD-Video/Audio適合”範囲はDVD-Video規定及びDVD-Audio規定の両方に関して,ブリッジフォ

ーマットの上で定義される。DVD-Video/Audio適合範囲は,ブリッジフォーマットを使用する際のボリュ

ーム構造及びファイル構造のパラメタ欄に幾つかの制限を規定する。これは,オペレーティングシステム

(OS)からの独立性を保ち,DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクのデータ構造を単純化する。 

1.2 引用規格 次の規格等は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規

定を構成するものであって,その後の改正版・追補は適用しない。 

JIS X 0201:1997 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字情報集合 

備考 ISO/IEC 646:1991  Information tecnology−ISO 7-bit coded character set for information 

interchangeからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS X 0606:1998 情報交換用CD-ROMのボリューム構造及びファイル構造 

備考 ISO 9660:1988  Information processing−Volume and file structure of CD-ROM for information  

interchangeからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。 

JIS X 0607:2001 非逐次記録を用いる追記形及び書換形の情報交換用媒体のボリューム及びファイル

の構造 


X 0610:2006  

 

備考 ISO/IEC 13346:1999  Volume and file structure of write-once and rewritable media using 

non-sequential recording for information interchangeからの引用事項は,この規格の該当事項と

同等である。 

JIS X 0609:1998 情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム及びファイルの構造 

備考 Universal Disk Format Specification,revision 1.02,Optical Storage Technology Association,1996

が,この日本工業規格に対応している。 

JIS X 6241:2004 120 mm DVD-再生専用ディスク 

備考 ISO/IEC 16448:2002  Information technology−120 mm DVD−Read-only diskが,この日本工業

規格に一致している。 

JIS X 3030:1994 移植可能なオペレーティングシステムのインタフェース(POSIX)第1部 応用プロ

グラム向けのインタフェース(API)[プログラム言語C] 

備考 ISO/IEC 9945-1:1990  Portable Operating System Interface (POSIX)−Part 1: System Application 

Program Interface (API) [C Language] が,この日本工業規格に一致している。 

ISO/IEC 13800:1996  Information technology−Procedure for the registration of identifiers and attributes for 

volume and file structure 

The Unicode Standard,version 1.1,Unicode Consortium 

1.3 

定義  

1.3.1 開始点(anchor point) ボリューム記述子列のエクステントを識別する記述子を記録するための,

規定された論理セクタ番号集合中の一つの論理セクタ番号。 

1.3.2 応用プログラム(application) ファイルの内容を処理し,ファイル又はそのファイルを記録したボ

リュームに関するシステム指定の属性データも処理できるプログラム。 

1.3.3 バイト(byte) 一つの単位として扱う8個の2進数字の列。 

1.3.4 巡回冗長検査[cyclic redundancy check (CRC)] バイト列の正しさを計算する方法。 

1.3.5 データ編集者(data preparer) ボリュームグループ上に記録するデータの編集を管理する人又は他

の実体。 

1.3.6 記述子(descriptor) ボリューム又はファイルに関する記述的情報をもつ構造。 

1.3.7 エクステント(extent) 次の二つの定義を与える。 

a) ボリューム構造及びJIS X 0606のファイル構造では,昇順に連続する論理セクタ番号をもつ論理セク

タの集合。エクステントの番地又は位置は,論理セクタ列の最初の論理セクタの番号とする。 

b) ファイル構造では,昇順に連続する論理ブロック番号をもつ論理ブロックの集合。エクステントの番

地又は位置は,論理ブロック列の最初の論理ブロックの番号とする。 

1.3.8 ファイルセクション(file section) 1個のエクステントに記録したファイルの一部。 

1.3.9 ファイル集合(file set) ファイル又はディレクトリの集合。 

1.3.10 ファイル集合番号(file set number) 論理ボリュームのファイル集合を識別する番号。ファイル集

合番号の一つは0とする。 

1.3.11 ファイル集合記述子番号(file set descriptor number) ファイル集合記述子列のファイル集合記述

子を識別する番号。 

1.3.12 ファイルユニット(file unit) 一つのエクステントを構成する論理セクタの集合。論理セクタ番

号は,連続した昇順列とする。 

1.3.13 ファイルユニットの大きさ(file unit size) ファイルセクションに割り当てられたファイルの一部


X 0610:2006  

 

を構成するファイルユニットの中の論理セクタの個数。 

1.3.14 グループID(group ID) 利用者のグループの識別子。 

1.3.15 処理システム(implementation) 情報処理システムが,作成システム,受領システム又はその両

方のシステムとして動作することを可能とする処理の集合。 

1.3.16 論理ブロック(logical block) 論理ボリューム中の割付けの単位。 

1.3.17 論理セクタ(logical sector) ボリューム中の割付けの単位。 

1.3.18 論理ボリューム(logical volume) 一つ以上の区画の集合。 

1.3.19 作成システム(originating system) 他のシステムとのデータ交換を目的としてボリューム集合中

にファイルの集合を作成することができる情報処理システム。 

1.3.20 区画(partition) ボリューム中においての論理セクタから成る一つのエクステント。 

1.3.21 区画番号(partition number) ボリュームの区画を識別する番号。区画番号は,0から始まる昇順

に割り当てた連続した整数とする。 

1.3.22 物理セクタ(physical sector) JIS X 6241が規定する割当て単位。 

1.3.23 基本ボリューム記述子番号(primary volume descriptor number) ボリューム記述子列の基本ボリュ

ーム記述子を識別する番号。ボリューム記述子列の一つの最新基本ボリューム記述子だけが,基本ボリュ

ーム記述子番号0をもつ。 

1.3.24 受領システム(receiving system) データ交換を目的として他のシステムによって形成されたボリ

ューム集合からファイル集合を読みとることのできる情報処理システム。 

1.3.25 予備(reserved) 次の二つの定義を用いる。 

a) 予備欄に関しては,“予備”という用語は,将来のDVDの規定において用いられる可能性があること

を示し,実装では無視しなければならないことを示す。予備欄のすべてのバイトは,00hに設定しな

ければならない。 

b) 値が定義済みの欄に関しては,“予備”という用語は,将来のDVDの規定において用いられる可能性

があることを示し,実装では無効な値として扱われなければならない。 

1.3.26 セクタ(sector) 媒体の他の番地付け可能部分とは独立にアクセスできる番地付け可能最小部分

のデータ欄。 

1.3.27 記録のための規格(standard for recording) 媒体に記録される情報用の記録方法及び番地指定方法

を規定する規格。記録のための規格は,JIS X 0607の1/5.10の規定による。 

1.3.28 2の補数(twos complement) その数の各ビットを反転させ(1を0に置き換え,0を1に置き換

える),1を加えて計算される数値。ただし,オーバフローは無視する。 

1.3.29 ブリッジフォーマット(Bridge Format) JIS X 0609及びJIS X 0606の両規格に従うフォーマット。 

1.3.30 利用者(user) 処理システムが提供するサービスの実行を呼び出す人又は他の実体(例えば,応

用プログラム)。 

1.3.31 利用者ID(user ID) 利用者の識別子。 

1.3.32 ボリューム(volume) 関係する記録のための規格が規定するセクタ番地空間。 

1.3.33 ボリューム記述子順序番号(volume descriptor sequence number) ボリューム記述子列のボリュー

ム記述子を識別する番号。同一のボリューム記述子順序番号をもつすべてのボリューム記述子は,同一の

内容をもつ。最新記述子は,JIS X 0607の3/8.4.3の規定による。 

1.3.34 ボリュームグループ(volume group) 同時に作られた内容をもち,一つ以上の連続した番号のボ

リュームから成る一つのボリューム集合の中のグループ。 


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1.3.35 ボリューム順序番号(volume sequence number) ボリューム集合中のボリュームに対して,1から

始まる昇順に連続した整数を割り当てた番号。 

1.3.36 ボリューム集合(volume set) 同一のボリューム集合識別子をもつ一つ以上のボリュームの集合。 

1.3.37 ボリューム集合の大きさ(volume set size) ボリュームグループ内で最大のボリューム順序番号

をもつボリュームのボリューム順序番号。 

1.4 記法  

1.4.1 数値記法 10進表記の数値は,0から9までの数字を用いて10進数字で表す。“Digit(s)”は,0か

ら9までを用いて表す。 

16進表記の数値は,二つ以上の16進数字の列で表す。すなわち,0から9までの数字及びアルファベッ

トのAからFまでを用い,末尾に“h”を付与して表す。 

2進表記の数値は,0及び1の組合せの列で表し,末尾に“b”を付与する。“ZERO”は,値0をもつ1

ビットを示す。“ONE”は,値1をもつ1ビットを示す。 

1.4.2 算術記法 ip(x)は,xの整数部分を意味する。 

1.4.3 ビット欄 特定の欄又は欄の一部は,ビットの配列とする。このビットの配列をビット欄と呼ぶ。n

ビット欄でのビット位置は,最下位のビットを0とし,最上位のビットをn-1として番号付けをする。 

1.4.4 文字列 バイト列の値は,JIS X 0201に従って符号化した文字の引用列によって規定する。例えば,

“Sheep”は,53h,68h,65h,65h,70hのバイト列を表す。 

1.4.5 記述子フォーマット 記述子フォーマットの記法は,JIS X 0607の1/6.3に従う。 

1.4.6 記述子列スキーマ 記述子列スキーマの記法は,JIS X 0607の1/6.3に従う。 

1.4.7 略語 この規格では,次の略語を用いる。 

a) BP byte position 記述子内のバイト位置 

b) CPPM Content Protection for Prerecorded Media 記録済み媒体用の内容保護 

c) CPRM Content Protection for Recordable Media 記録可能媒体用の内容保護 

d) CSS Content Scramble System 内容スクランブルシステム 

e) EWCP Early Window Content Protection 早期開示期間の内容保護 

f) 

ICB information control block 情報制御ブロック。ICBの中の一つのエントリは,ファイルの各イン

スタンスを記録する。 

g) ID identifier 識別子 

h) LBN logical block number 論理ブロック番号 

i) 

LSN logical sector number 論理セクタ番号 

j) 

PSC physical sector number 物理セクタ番号 

k) RBP relative byte position 最初のバイトセクタから0で始まる相対バイト位置 

1.5 記述子欄のデータ種別  

1.5.1 数値 “Unit8”で指定する8ビットの数値は,1バイト欄内に8ビットの符号なしの数字として記

述する。 

JIS X 0609が規定する複数バイトの数値は,リトルエンディアン表記で記述する。JIS X 0606が規定す

る複数バイトの数値は,リトルエンディアン,ビッグエンディアン又は両バイト順のいずれかで記述する。 

複数バイトの数値は,次のいずれかの略語で示す。 

a) LB16 16ビットリトルエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0607の1/7.1.3

が規定するUnit16及びJIS X 0606の7.2.1が規定する数字と同じとする。例えば,16ビットの16進


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数1234hは,34h,12hと記録する。 

b) LB32 32ビットリトルエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0607の1/7.1.5

が規定するUnit32及びJIS X 0606の7.3.1が規定する数字と同じとする。例えば,32ビットの16進

数12345678hは,78h,56h,34h,12hと記録する。 

c) LB64 64ビットリトルエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0607の1/7.1.7

が規定するUnit64と同じとする。例えば64ビットの16進数123456789ABCDEF0hは,F0h,DEh,

BCh,9Ah,78h,56h,34h,12hと記録する。 

d) MB16 16ビットビッグエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0606の7.2.2

が規定する数字と同じとする。例えば,16ビットの16進数1234hは,12h,34hと記録する。 

e) MB32 32ビットビッグエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0606の7.3.2

が規定する数字と同じとする。例えば,32ビットの16進数12345678hは,12h,34h,56h,78hと記

録する。 

f) 

BB16 16ビット両バイト順表記。この表記は,JIS X 0606の7.2.3が規定する数字と同じとする。例

えば,16ビットの16進数1234hは,34h,12h,12h,34hと記録する。 

g) BB32 32ビット両バイト順表記。この表記は,JIS X 0606の7.3.3が規定する数字と同じとする。例

えば,32ビットの16進数12345678hは,78h,56h,34h,12h,12h,34h,56h,78hと記録する。 

1.5.2 文字集合及び文字符号化 “charspec”で指定する記述子欄は,JIS X 0609の1.6.2.1が定義する文

字集合の種別及び文字集合情報から構成される。 

文字集合CS0は,FEFFh及びFFFEhを除いたUnicode 1.1が規定するd文字で構成され,JIS X 0609の

1.6.2.1が規定するOSTA圧縮Unicodeフォーマットを用いて記録する。JIS X 0609の1.6.2.4が定義する

“dstring”又はd文字によって指定される記述子欄は,この文字集合を用いて記録する。 

1.5.3 ISO 9660文字集合及び区切り文字 特定の記述子欄に許される文字集合は,a文字,al文字又はdl

文字とする。 

a文字は,JIS X 0201の2/0〜2/2,2/5〜2/15,3/0〜3/15,4/1〜4/15,5/0〜5/10及び5/15の位置の57文

字と定義する。d文字は,JIS X 0201の3/0〜3/9,4/1〜5/10及び5/15の位置の37文字と定義する。al文

字は,JIS X 0606の7.4.2.1の定義による。dl文字は,JIS X 0606の7.4.2.2の定義による。ファイル識別子

の構成要素を区分する文字は,2Ehで表す“区切り文字1”及び3Bhで表す“区切り文字2”とする。 

1.5.4 日時表示 JIS X 0609の1.6.3が規定する日時表示を表1.5.4.1に示す。 

 

表 1.5.4.1 日時表示 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

種別及び時間帯 

LB16 

 2 

年 

LB16 

 4 

月 

Uint8 

 5 

日 

Uint8 

 6 

時 

Uint8 

 7 

分 

Uint8 

 8 

秒 

Uint8 

 9 

1/100秒 

Uint8 

10 

100マイクロ秒 

Uint8 

11 

マイクロ秒 

Uint8 

 


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1.5.4.1 種別及び時間帯(RBP0) 4ビット数として解釈される最上位の4ビットは,日時表示の解釈を

規定する。この数値を1に設定して,日時表示が現地時を指定していることを示す。 

最下位の12ビットは,2の補数表現で符号付き12ビット数とし,次のとおりに解釈する。 

a) 値が−1440〜1440の場合,現地時の時間帯を,協定世界時からの日時の差を分で指定する。 

b) 値が−2047の場合には,時間帯を指定しない。 

1.5.4.2 年(RBP2) この欄には,1〜9999の数字で年を指定する。 

1.5.4.3 月(RBP4) この欄には,1〜12の数字でその年の月を指定する。 

1.5.4.4 日(RBP5) この欄には,1〜31の数字でその月の日を指定する。 

1.5.4.5 時(RBP6) この欄には,0〜23の数字でその日の時間を指定する。 

1.5.4.6 分(RBP7) この欄には,0〜59の数字でその時間の分を指定する。 

1.5.4.7 秒(RBP8) この欄には,0〜59の数字でその分の秒を指定する。 

1.5.4.8 1/100秒(RBP9),100マイクロ秒(RBP10),マイクロ秒(RBP11) 特定のオペレーティングシ

ステム用の,JIS X 0609の1.6.3.8,1.6.3.9及び1.6.3.10の規定による。 

1.5.5 実体識別子 “EntityID”で表す実体識別子は,JIS X 0607の1/7.4及びJIS X 0609の1.6.4の規定

による。 

1.5.6 記述子タグ “tag”で表す記述子タグは,次の2種別に分類される。 

a) ボリューム構造用の記述子タグは,JIS X 0609の3.2.2が規定するtagをもつ。 

b) ファイル構造用の記述子タグは,JIS X 0609の4.2.2が規定するtagをもつ。 

1.5.7 エクステント記述子 extent̲adが表すエクステント記述子は,JIS X 0607の3/7.1の規定による。 

1.5.8 短割付け記述子 short̲adで表す短割付け記述子は,JIS X 0607の4/14.14.1の規定による。 

1.5.9 長割付け記述子 long̲adで表す長割付け記述子は,JIS X 0607の4/14.14.2の規定による。 

1.5.10 論理ブロック番地 lb̲addrで表す論理ブロック番地は,JIS X 0607の4/7.1の規定による。 

1.6 記述子の記録 ボリューム構造及びJIS X 0606のファイル構造(又はJIS X 0609のファイル構造)

において,フォーマットをバイト位置(RBP)で規定するすべての記述子は,記述子の先頭バイトを論理

セクタ(又は論理ブロック)の先頭バイトと一致させて記録する。 

ボリューム構造及びJIS X 0606のファイル構造(又はJIS X 0609のファイル構造)において,フォーマ

ットを相対バイト位置(RBP)で規定する記述子は,論理セクタ(又は論理ブロック)中の位置に関する

制約はない。ただし,記述子中の論理セクタの位置は,適用できる記述子の中で規定する。 

ボリューム構造及びJIS X 0606のファイル構造(又はJIS X 0609のファイル構造)において,記述子を

論理セクタ(又は論理ブロック)に記録する際,記述子の終端から論理セクタ(又は論理ブロック)の終

端までの空間は,将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを00hに設定する。 

 

2. ボリューム構造  

2.1 DVD-再生専用ディスクの要件 DVD-再生専用ディスクのボリューム構造に適用する要件を,次に示

す。 

a) すべてのディスクは,ブリッジフォーマットに適合したボリューム構造をもたなければならない。 

b) 論理セクタの大きさ及び論理ブロックの大きさは,2048バイトとする。 

c) DVD-再生専用ディスクは,片面当たり1ボリュームかつ1区画で構成しなければならない。したがっ

て,ボリューム順序番号,最大ボリューム順序番号及び交換水準は,それぞれ1,1及び2とする。 

d) JIS X 0606が定義する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一であり,JIS X 0609が定義する論


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理ブロック番号とは異なる。 

e) 開始ボリューム記述子点は,論理セクタ番号256をもち,最後の論理セクタ番号又は最後の論理セク

タ番号−256のうち少なくとも一つをもつ特定の論理セクタに記録しなければならない。 

f) 

主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は,ボリュームに記録しなければならない。 

g) ボリューム記述子列のエクステントを終結させるために終端記述子を記録しなければならない。 

h) 論理ボリューム保全記述子列は,一つのクローズ論理ボリューム保全記述子をもつが,オープン論理

ボリューム保全記述子はもたない。 

i) 

DVD-再生専用ディスクでは,割付け可能な空間がないため,未割付け空間テーブル及び未割付け空間

ビットマップを記録してはならない。 

j) 

DVD-再生専用ディスクでは,未初期化空間がないため,未初期化空間テーブル及び未初期化空間ビッ

トマップを記録してはならない。 

2.2 ボリューム空間 DVD-再生専用ディスクは,片面ディスク及び両面ディスクがあり,各再生面単位

で単一のボリューム空間を割り付ける。再生面には,3種類の物理構造を定義し,各物理構造に対応した

論理セクタ番号は,図2.2.1に示すとおりに昇順の物理セクタ番号に対して昇順に連続して割り付けられる。

論理セクタ番号は,常に層0の物理セクタ番号030000hをもつ物理セクタに割り付けられる。このボリュ

ーム空間上において,論理セクタ長は物理セクタ長に等しい2048バイトとする。 

 

                      030000h -------------- PSN ------------

 EndPSN(0) 

(内周)                             (外周) 
             層0のデータエリア 

                       0  -------------   LSN  -----------

 Last LSN 

                       ←------------ ボリューム空間 -------------→ 

a) 1層形式 

      030000h ---------- PSN ------

 EndPSN(0)  030000h -------- PSN -------

  EndPSN(1) 

(内周)           (外周) 
     層0のデータエリア 

(内周)           (外周) 
     層1のデータエリア 

       0  ---------------------------------   LSN  ------------------------

  Last LSN 

       ←--------------------------    ボリューム空間   ----------------------------→ 

b) 平行トラック構造をもつ2層形式 

      030000h --------- PSN --------

 EndPSN(0) EndPSN(0) -------- PSN ----

 EndPSN(1) 

(内周)            (外周) 
     層0のデータエリア 

(外周)           (内周) 
     層1のデータエリア 

       0 ---------------------------------   LSN -------------------------

 Last LSN 

       ←---------------------------  ボリューム空間 ------------------------------→   

c) 逆行トラック構造をもつ2層形式 

図 2.2.1 論理セクタの割付け 

 

 


X 0610:2006  

 

EndPSN(i)    層i(i = 0又は1)のデータ領域末尾に位置する物理セクタの物理セクタ番号 

EndPSN(0)    EndPSN(0)の各ビットを反転して求めた番号(1が0に反転し,0が1に反転する。) 

Last LSN     最後の論理セクタ番号 

2.3 ブリッジフォーマットのボリューム構造 ブリッジフォーマットのボリューム構造(ブリッジボリュ

ーム構造)は,ブリッジボリューム認識列,2個の開始点,主ボリューム記述子列,予備ボリューム記述

子列及び論理ボリューム保全列をもつ。 

ブリッジボリューム認識列は,ボリューム空間上において論理セクタ番号16で始まる連続した論理セク

タに配置する。ブリッジボリューム認識列は,CD-ROMボリューム記述子集合,拡張領域先頭記述子,NSR

記述子,拡張領域終端記述子を含み,場合によっては起動記述子を含む。そのCD-ROMボリューム記述子

集合は,ボリューム認識列の先頭部分に配置する。 

最初の開始点は,論理セクタ番号256に配置し,それ以外の開始点は最後の論理セクタ及び/又は最後

の論理セクタ番号−256に配置する。各開始点は,主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列の

両方のエクステントを指定する開始ボリューム記述子ポインタで構成する。 

主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は,基本ボリューム記述子,論理ボリューム記述子,

区画記述子,処理システム用ボリューム記述子,未割付け空間記述子及び終端記述子をもち,場合によっ

ては後続の論理セクタをもつ。主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列の両方のエクステント

は,それぞれ最小長16論理セクタの長さをもつ。論理ボリューム記述子は,論理ボリューム保全列のエク

ステントを指定する。 

論理ボリューム保全列は,論理ボリューム保全記述子をもつ。論理ボリューム保全列はすべて00hバイ

トをもたなければならない空の論理セクタである終端記述子によって終端されなければならず,又は論理

ボリューム記述子の保全列エクステント欄において指定される論理ボリューム記述子列エクステントの末

尾で終端されなければならない。 

区画は,ボリュームのエクステントであり,区画番号によって識別しなければならない。区画に関する

情報は,区画記述子に記録する。論理ボリューム記述子は,論理ボリューム識別情報,論理ボリュームの

論理ブロックのサイズ及び論理ボリュームを構成する区画の順序リストを指定する。論理ボリューム空間

は単一区画で構成する。 

区画の中の論理セクタは,同じ長さの論理ブロックとして編成する。区画の各論理ブロックは,一意な

論理ブロック番号(LBN)で識別する。論理ブロック番号は,昇順に割り振った連続した整数でなければな

らない。論理ブロック番号0は,JIS X 0609論理ボリューム空間での最も小さい論理セクタ番号をもつ論

理セクタに割り当てる。この論理ブロック番号は,JIS X 0606が定義する論理ブロック番号とは異なる。

JIS X 0606が定義する論理ブロック番号は,図2.3.1に示すとおり論理セクタ番号(LSN)と同一である。JIS 

X 0609及びJIS X 0606のどちらも同一のファイル集合を参照しなければならない。 

 

 

 

 

 

 

 

 


X 0610:2006  

 

LSN 

記述子 

構造 

LBN 

0 〜 15 

空の論理セクタ(00h バイト) 

システム領域用
の予備 

未割付け 

16 

基本ボリューム記述子(JIS X 0606) 

ブリッジボリュ
ーム認識列 

17 

ボリューム記述子集合終端子 

18 

拡張領域先頭記述子 

19 

NSR記述子 

20 

拡張領域終端記述子 

21 〜 31 

空の論理セクタ(00h バイト) 

 

32 

基本ボリューム記述子(JIS X 0609) 

主ボリューム 
記述子列 

33 

処理システム用ボリューム記述子 

34 

区画記述子 

35 

論理ボリューム記述子 

36 

未割付け空間記述子 

37 

終端記述子 

38 〜 47 

後続の論理セクタ(00h バイト) 

48 

基本ボリューム記述子(JIS X 0609) 

予備ボリューム 

記述子列 

49 

処理システム用ボリューム記述子 

50 

区画記述子 

51 

論理ボリューム記述子 

52 

未割付け空間記述子 

53 

終端記述子 

54 〜 63 

後続の論理セクタ(00h バイト) 

64 

論理ボリューム保全記述子 

論理ボリューム
保全列 

65 

終端記述子 

66 〜 255 

空の論理セクタ(00h バイト) 

 

256 

開始ボリューム記述子ポインタ 

第1開始点 

257 〜 p−1 

パステーブル/ディレクトリレコード 

JIS X 0606ファイ
ル構造 

p 〜 p+q−1 

ファイル集合記述子/終端記述子/ファイル
識別記述子/ファイルエントリ 

JIS X 0609ファイ
ル構造 

0 〜 q−1 

p+q 〜 

Last LSN−1 

 

 
JIS X 0609/JIS X 0606ファイル 

ファイルデータ
構造 

q 〜 Last LBN 

Last LSN 

開始ボリューム記述子ポインタ 

第2開始点 

 

ボリューム空間                                                                     論理ボリューム空間 

図 2.3.1 ブリッジボリューム構造の例 

ブリッジボリューム構造 

CD-ROMボリューム記述子集合 

LBN = LSN−p (pはJIS X 0609論理ボリューム空間の先頭論理セクタ番号) 
JIS X 0606の基本ボリューム記述子及び開始ボリューム記述子ポインタは,それぞれ論理セク

タ番号16及び256をもつ論理セクタに記録しなければならない。他の記述子などの記録位置は,

参考として示しただけであり,これに限定するものではない。 


10 

X 0610:2006  

 

2.4 ブリッジボリューム認識列 ブリッジフォーマットのボリューム認識は,JIS X 0607の第2部に従わ

なければならない。ボリューム認識空間は,論理セクタの連続列であり,ボリューム空間の先頭の論理セ

クタで始まる。最初の16個の論理セクタは,JIS X 0606が規定するシステム用に確保している。ブリッジ

フォーマットのボリューム認識列は,論理セクタ番号16をもつセクタで始まる連続したセクタに記録する。 

ブリッジフォーマットのボリューム認識列は,CD-ROMボリューム記述子集合及び拡張領域から構成さ

れ,図2.4.1のスキーマに従って記録する。 

 

         [ボリューム認識列] { 

            <CD-ROMボリューム記述子集合>1 

          [拡張領域] { 

              <拡張領域先頭記述子>1 

            {<ボリューム構造記述子> | <起動記述子>}n+ 

              <拡張領域終端記述子>1 

           }1 

          } 

図 2.4.1 ボリューム認識列のスキーマ 

 

CD-ROMボリューム記述子集合は,規格識別子欄が“CD001”を含む連続して記録したボリューム構造

記述子の集合であり,2.8で規定するとおり,JIS X 0606に従って解釈される。 

ボリューム認識列のボリューム構造記述子の一つとして,2.4.2で規定するNSR記述子がある。JIS X 0607

の2/9.4が指定する起動記述子は,拡張領域に記録できる。 

2.4.1 拡張領域先頭記述子 JIS X 0607の2/9.2が規定する拡張領域先頭記述子を表2.4.1.1に示す。 

 

表 2.4.1.1 拡張領域先頭記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

   1 

構造種別 

Uint8=0 

   5 

規格識別子 

バイト=“BEA01” 

   1 

構造版数 

Unit8=1 

2041 

構造データ 

00h バイト 

 

2.4.1.1 構造種別(BP0) ボリューム構造記述子の種別を識別し,この欄の値を0に設定する。 

2.4.1.2 規格識別子(BP1) 拡張領域先頭記述子を識別し,“BEA01”に設定する。 

2.4.1.3 構造版数(BP6) JIS X 0607で指定する拡張領域先頭記述子の版数を表し,1に設定する。 

2.4.1.4 構造データ(BP7) 将来の標準化のために予備とし,すべてのバイトを00hに設定する。 

2.4.2 NSR記述子 JIS X 0607の3/9.1が規定するNSR記述子を表2.4.2.1に示す。 

 


11 

X 0610:2006  

 

表 2.4.2.1 NSR記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

   1 

構造種別 

Uint8=0 

   5 

規格識別子 

バイト=“NSR02” 

   1 

構造版数 

Unit8=1 

   1 

予備 

00h バイト 

2040 

構造データ 

00h バイト 

 

2.4.2.1 構造種別(BP0) ボリューム構造記述子の種別を識別し,この欄の値を0に設定する。 

2.4.2.2 規格識別子(BP1) NSR記述子を識別し,“NSR02”に設定する。 

2.4.2.3 構造版数(BP6) JIS X 0607で規定するこの記述子の版数を表し,1に設定する。 

2.4.2.4 予備(BP7) 将来の標準化のための予備とし,00hを設定する。 

2.4.2.5 構造データ(BP8) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを00hに設定する。 

2.4.3 拡張領域終端記述子 JIS X 0607が規定する拡張領域終端記述子を表2.4.3.1に示す。 

 

表 2.4.3.1 拡張領域終端記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

   1 

構造種別 

Uint8=0 

   5 

規格識別子 

バイト=“TEA01” 

   1 

構造版数 

Unit8=1 

2041 

構造データ 

00h バイト 

 

2.4.3.1 構造種別(BP0) ボリューム構造記述子の種別を識別し,この欄の値を0に設定する。 

2.4.3.2 規格識別子(BP1) 拡張領域終端記述子を識別し,“TEA01”に設定する。 

2.4.3.3 構造版数(BP6) JIS X 0607が規定するこの記述子の版数を表し,1に設定する。 

2.4.3.4 構造データ(BP7) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを00hに設定する。 

2.5 開始点 開始点は,開始ボリューム記述子ポインタで構成し,JIS X 0607の3/8.4.2が規定する主ボリ

ューム記述子列及び予備ボリューム記述子列を識別する。DVD-再生専用ディスクの場合,開始ボリューム

記述子ポインタは,論理セクタ番号256をもつセクタ及び最後の論理セクタ番号又は最後の論理セクタ番

号−256をもつセクタのうち少なくとも一つに記録する。 

2.5.1 開始ボリューム記述子ポインタ JIS X 0607の3/10.2が規定する開始ボリューム記述子ポインタを

表2.5.1.1に示す。 

 

表 2.5.1.1 開始ボリューム記述子ポインタ 

BP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=2) 

16 

  8 

主ボリューム記述子列エクステント 

extent̲ad 

24 

  8 

予備ボリューム記述子列エクステント 

extent̲ad 

32 

480 

予備 

00h バイト 

 

2.5.1.1 記述子タグ(BP0) この記述子に対するtagのタグ識別子欄の値を2とする。 

2.5.1.2 主ボリューム記述子列エクステント(BP16) 主ボリューム記述子列のエクステントを指定する。 


12 

X 0610:2006  

 

2.5.1.3 予備ボリューム記述子列エクステント(BP24) 予備ボリューム記述子列のエクステントを指定

する。 

2.5.1.4 予備(BP32) 将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを00hに設定する。 

2.6 ボリューム記述子列 主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は,ボリュームの特徴を指

定するために同一のボリューム記述子をもつ。ボリューム記述子は,次のいずれかの種別とする。 

a) 2.6.1が規定する基本ボリューム記述子 

b) 2.6.2が規定する処理システム用ボリューム記述子 

c) 2.6.4が規定する区画記述子 

d) 2.6.7が規定する論理ボリューム記述子 

e) 2.6.9が規定する未割付け空間記述子 

ボリューム記述子列のエクステントは,図2.6.1のスキーマに従い,最小長16論理セクタとする。DVD-

再生専用ディスクの場合,後続の論理セクタはすべて00hバイトに設定する。 

 

    [ボリューム記述子列エクステント] { 

        <ボリューム記述子>5 

          [ターミネータ] { 

                  <終端記述子> 

            } <後続の論理セクタ>0+ 

          } 

図 2.6.1 ボリューム記述子列のスキーマ 

 

DVD-再生専用ディスクの場合,ボリューム記述子列は,次に示すとおりとする。 

a) 基本ボリューム記述子 

b) 論理ボリューム記述子 

c) 区画記述子 

d) 処理システム用ボリューム記述子 

e) 未割付け空間記述子 

主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列の例を表2.3.1に示す。 

2.6.1 基本ボリューム記述子 基本ボリューム記述子は,ボリューム及びそのボリュームの属性を識別し,

表2.6.1.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 


13 

X 0610:2006  

 

表 2.6.1.1 基本ボリューム記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

  16 

記述子タグ 

tag(タグ記述子=1) 

 16 

   4 

ボリューム記述子順序番号 

LB32 

 20 

   4 

基本ボリューム記述子番号 

LB32 

 24 

  32 

ボリューム識別子 

dstring 

 56 

   2 

ボリューム順序番号 

LB16=1(DVD-再生専用ディスク) 

 58 

   2 

最大ボリューム順序番号 

LB16=1(DVD-再生専用ディスク) 

 60 

   2 

交換水準 

LB16=2(DVD-再生専用ディスク) 

 62 

   2 

交換最大水準 

LB16=2(DVD-再生専用ディスク) 

 64 

   4 

文字集合リスト 

LB32=00000001h(JIS X 0609,3.5.1.9参照) 

 68 

   4 

文字最大集合リスト 

LB32=00000001h(JIS X 0609,3.5.1.9参照) 

 72 

 128 

ボリューム集合識別子 

dstring 

200 

  64 

記述子用文字集合 

charspec(JIS X 0609,1.6.2.1参照) 

264 

  64 

説明用文字集合 

charspec(JIS X 0609,1.6.2.1参照) 

328 

   8 

ボリューム抄録 

extent̲ad 

336 

   8 

ボリューム著作権通告 

extent̲ad 

344 

  32 

応用プログラム識別子 

EntityID 

376 

  12 

日時記録 

timestamp 

388 

  32 

処理システム識別子 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4.2参照) 

420 

  64 

処理システム用 

バイト 

484 

   4 

先行ボリューム記述子列位置 

LB32 

488 

   2 

フラグ 

LB16=0(DVD-再生専用ディスク) 

490 

  22 

予備 

00h バイト 

 

2.6.1.1 記述子タグ(BP0) この記述子に対するtagのタグ識別子欄の値を1とする。 

2.6.1.2 ボリューム記述子順序番号(BP16) この記述子に対するボリューム記述子の順序番号を指定す

る。 

2.6.1.3 基本ボリューム記述子番号(BP20) この基本ボリューム記述子に割り当てた基本ボリューム記

述子番号を指定する。 

2.6.1.4 ボリューム識別子(BP24) ボリュームの識別情報を指定する。 

2.6.1.5 ボリューム順序番号(BP56) 1を設定する。 

2.6.1.6 最大ボリューム順序番号(BP58) 1を設定する。 

2.6.1.7 交換水準(BP60) 2を設定する。交換水準は,JIS X 0607の3/11に規定する。 

2.6.1.8 交換最大水準(BP62) 2を設定する。 

2.6.1.9 文字集合リスト(BP64) JIS X 0609の3.5.1.9が規定するCS0だけを提供することを示し,

00000001hに設定する。 

2.6.1.10 文字最大集合リスト(BP68) JIS X 0609の3.5.1.10が規定するCS0だけを提供することを示し,

00000001hに設定する。 

2.6.1.11 ボリューム集合識別子(BP72) ボリューム集合の識別情報を指定する。最初の16文字はJIS X 

0609の3.5.1.11が規定するとおり,単一の値に設定する。単一の識別子をもつボリューム集合を保証する

ために,最初の8文字は32ビットのCS0 16進表記とし,残りの8文字は処理システム用として空けてお

く。この欄の残りの文字は,どんな値に設定してもよい。 


14 

X 0610:2006  

 

2.6.1.12 記述子用文字集合(BP200) ボリューム識別子及びボリューム集合識別子欄で使用可能なd文

字を指定する。charspecの内容は,JIS X 0609の1.6.2.1の規定による。 

2.6.1.13 説明用文字集合(BP264) ボリューム抄録及びボリューム著作権通告エクステントの内容を解

釈する方法を指定する。charspecの内容は,JIS X 0609の1.6.2.1の規定による。 

2.6.1.14 ボリューム抄録(BP328) このボリュームの抄録情報を含む論理セクタのエクステントを指定

する。エクステント長が0である場合,抄録を指定しない。 

2.6.1.15 ボリューム著作権通告(BP336) このボリュームの著作権通告情報を含む論理セクタのエクス

テントを指定する。エクステント長が0である場合,著作権通告を指定しない。 

2.6.1.16 応用プログラム識別子(BP344) 応用プログラムの識別情報を指定する。すベてのバイトが00h

である場合,応用プログラムを指定しない。 

2.6.1.17 日時記録(BP376) この記述子を記録した日付及び時刻を示す。 

2.6.1.18 処理システム識別子(BP388) 処理システムの識別情報を指定する。実体識別子の内容は,JIS 

X 0609の1.6.4.2が指定する。 

2.6.1.19 処理システム用(BP420) 処理システム用に確保する。 

2.6.1.20 先行ボリューム記述子列位置(BP484) 記述子列の一つ前のボリューム記述子列を記録する論

理セクタのエクステントの番地を指定する。0を含む場合,エクステントを識別しない。 

2.6.1.21 フラグ(BP488) DVD-再生専用ディスクでは,ボリューム集合は単一ボリュームから成り,

このフラグを0に設定する。 

2.6.1.22 予備(BP490) 将来の標準化のために確保し,すべてのバイトを00hに設定する。 

2.6.2 処理システム用ボリューム記述子 処理システム用ボリューム記述子は,処理システムを識別し,

処理システム用の情報をもち,表2.6.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。この記述子は,特定の論

理ボリュームであるボリューム集合中のボリュームの識別を補助する目的をもつ。 

 

表 2.6.2.1 処理システム用ボリューム記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=4) 

16 

  4 

ボリューム記述子順序番号 

LB32 

20 

 32 

処理システム識別子 

EntityID(JIS X 0609の1.6.4.2及び3.5.4.3参照) 

52 

460 

処理システム用(2.6.3参照) 

バイト 

 

2.6.2.1 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ識別子欄の値を4とする。 

2.6.2.2 ボリューム記述子順序番号(BP16) この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。 

2.6.2.3 処理システム識別子(BP20) 処理システム用欄の内容を認識し,処理可能な処理システムの識

別情報を指定する。実体識別子の内容は,JIS X 0609の1.6.4.2が規定し,実体識別子の識別子欄には,JIS 

X 0609の3.5.4.3が規定するとおり,“*UDF LV Info”を設定する。 

2.6.2.4 処理システム用(BP52) JIS X 0609の3.5.4.4が規定し,表2.6.3.1に示すフォーマットを用いて

記録する。 

2.6.3 処理システム用欄 処理システム用欄は,表2.6.3.1に示すフォーマットを用いて記録する。 


15 

X 0610:2006  

 

表 2.6.3.1 処理システム用欄 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

 64 

論理ボリューム識別子文字集合 

charspec(JIS X 0609,1.6.2.1参照) 

 64 

128 

論理ボリューム識別子 

dstring 

192 

 36 

論理ボリューム情報1 

dstring 

228 

 36 

論理ボリューム情報2 

dstring 

264 

 36 

論理ボリューム情報3 

dstring 

300 

 32 

処理システムID 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4.2参照) 

332 

128 

処理システム用 

バイト 

 

2.6.3.1 論理ボリューム識別子文字集合(RBP0) 論理ボリューム識別子及び論理ボリューム情報欄に許

可された文字集合を指定する。charspecの内容は,JIS X 0609の1.6.2の規定による。 

2.6.3.2 論理ボリューム識別子(RBP64) この記述子によって参照される論理ボリュームを識別する。 

2.6.3.3 論理ボリューム情報1(RBP192),論理ボリューム情報2(RBP228),論理ボリューム情報3

(RBP264) JIS X 0609の3.5.4.4.3が規定するとおり,媒体の識別を補助するための付加情報を記録する。 

2.6.3.4 処理システムID(RBP300) JIS X 0609の1.6.4.2の規定による。 

2.6.3.5 処理システム用(RBP332) 付加的に処理システムに特化した情報を保存するためのもので,そ

の処理システムが使用できる。 

2.6.4 区画記述子 区画記述子は,区画の大きさ及び位置を指定し,表2.6.4.1に示すフォーマットを用い

て記録する。DVD-再生専用ディスクは,ボリュームごとに単一区画で構成され,一つだけの区画記述子を

記述する。 

表 2.6.4.1 区画記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

 16 

記述子タグ 

タグ(識別子=5) 

 16 

  4 

ボリューム記述子順序番号 

LB32 

 20 

  2 

区画フラグ(JIS X 0607の図3/12参照) 

LB16 

 22 

  2 

区画番号 

LB16 

 24 

 32 

区画内容(2.6.5参照) 

EntityID 

 56 

128 

区画内容用(2.6.6参照) 

バイト 

184 

  4 

アクセス種別 

LB32=1(DVD-再生専用ディスク) 

188 

  4 

区画開始位置 

LB32 

192 

  4 

区画長 

LB32 

196 

 32 

処理システム識別子 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4.2参照) 

228 

128 

処理システム用 

バイト 

356 

156 

予備 

00h バイト 

 

2.6.4.1 記述子タグ(BP0) 記述子タグのタグ識別子欄の値を5とする。 

2.6.4.2 ボリューム記述子順序番号(BP16) この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。 

2.6.4.3 区画フラグ(BP20) JIS X 0607の図3/12が規定するとおり,区画の特性を指定する。 

2.6.4.4 区画番号(BP22) この区画に関する数値の識別子を指定する。 

2.6.4.5 区画内容(BP24) 区画の内容を解釈する方法の識別情報を指定する。この識別情報は,JIS X 0607

の図3/13の規定による。表2.6.5.1に示すフォーマットを用いて記録する。 


16 

X 0610:2006  

 

2.6.4.6 区画内容用(BP56) この区画記述子で識別される区画上に記述する情報の解釈に必要な情報を

指定する。表2.6.6.1に示す区画ヘッダ記述子で構成する。 

2.6.4.7 アクセス種別(BP184) この記述子で記述する区画の論理セクタに許可されるアクセス方法を

指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,読取り専用と解釈する1を設定する。 

2.6.4.8 区画開始位置(BP188) 区画が始まる論理セクタ番号を指定する。 

2.6.4.9 区画長(BP192) 区画を構成する論理セクタ数を指定する。 

2.6.4.10 処理システム識別子(BP196) 処理システムの識別情報を指定する。この記述子の実体識別子

の内容は,JIS X 0609の1.6.4.2の規定による。 

2.6.4.11 処理システム用(BP228) この欄は,処理システム用に確保する。 

2.6.4.12 予備(BP356) 将来の標準化用に確保し,すべて00hバイトを設定する。 

2.6.5 区画内容欄 区画内容欄は,表2.6.5.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.6.5.1 区画内容欄 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 1 

区画内容フラグ 

Unit8=00000010b(DVD-再生専用ディスク) 

 1 

23 

区画内容識別子 

バイト=“+NSR02”(DVD-再生専用ディスク) 

24 

 8 

区画内容識別子添字 

バイト 

 

2.6.5.1 区画内容フラグ(RBP0) JIS X 0607の図1/10が規定する実体識別子の特性を指定する。DVD-

再生専用ディスクの場合,この欄の値を00000010bに設定する。 

2.6.5.2 区画内容識別子(RBP1) 識別方法は,JIS X 0607の図3/13の規定による。DVD-再生専用ディ

スクの場合,区画の内容がJIS X 0607に従っていることを表す“+NSR02”を設定する。 

2.6.5.3 区画内容識別子添字(RBP24) JIS X 0607及びJIS X 0609が規定していない将来の識別方法を

指定する。 

2.6.6 区画内容用欄の区画ヘッダ記述子 区画ヘッダ記述子は,JIS X 0607の4/14.3が規定する未割付け

空間集合,未初期化空間集合及び区画保全表を指定し,表2.6.6.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.6.6.1 区画内容用欄の区画ヘッダ記述子 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 8 

未割付け空間表 

Short̲ad=all 0's(DVD-再生専用ディスク) 

 8 

 8 

未割付け空間ビットマップ 

Short̲ad=all 0's(DVD-再生専用ディスク) 

16 

 8 

区画保全表 

Short̲ad=all 0's(JIS X 0609,4.9.3.3参照) 

24 

 8 

未初期化空間表 

Short̲ad=all 0's(DVD-再生専用ディスク) 

32 

 8 

未初期化空間ビットマップ 

Short̲ad=all 0's(DVD-再生専用ディスク) 

40 

88 

予備 

00h バイト 

 

2.6.6.1 未割付け空間表(RBP0) この区画の未割付け空間表を指定する(JIS X 0607の4/10参照)。DVD-

再生専用ディスクの場合,未割付け空間表は指定せず,すべて0を設定する。 

2.6.6.2 未割付け空間ビットマップ(RBP8) この区画の未割付け空間ビットマップを記録しているエク

ステントを識別する(JIS X 0607の4/10.参照)。DVD-再生専用ディスクの場合,未割付け空間ビットマッ

プは指定せず,すべて0を設定する。 


17 

X 0610:2006  

 

2.6.6.3 区画保全表(RBP16) この区画の区画保全表を指定する(JIS X 0607の4/11.参照)。JIS X 0609

の4.9.3.3が規定するとおり,区画保全実体は使用せず,すべて0を設定する。 

2.6.6.4 未初期化空間表(RBP24) この区画の未初期化空間表を指定する(JIS X 0607の4/10.参照)。

DVD-再生専用ディスクの場合,未初期化空間表は指定せず,すべて0を設定する。 

2.6.6.5 未初期化空間ビットマップ(RBP32) この区画の未初期化空間ビットマップのエクステントを

指定する(JIS X 0607の4/10.参照)。DVD-再生専用ディスクの場合,未初期化空間ビットマップは指定せ

ず,すべて0を設定する。 

2.6.6.6 予備(RBP40) 将来の標準化用に確保し,すべて00hを設定する。 

2.6.7 論理ボリューム記述子 論理ボリューム記述子は,論理ボリュームの識別情報,論理ボリュームの

論理ブロックの大きさ,論理ボリュームを構成する区画の識別情報及び論理ボリュームの属性を指定する。

DVD-再生専用ディスクは,ボリュームごとに単一区画をもち,論理ボリューム記述子の区画マップ欄は単

一マップとする。論理ボリューム記述子は,表2.6.7.1のフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.6.7.1 論理ボリューム記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

 16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=6) 

 16 

  4 

ボリューム記述子順序番号 

LB32 

 20 

 64 

記述子用文字集合 

charspec(JIS X 0609,1.6.2.1参照) 

 84 

128 

論理ボリューム識別子 

dstring 

212 

  4 

論理ブロック長 

LB32=2048(DVD-再生専用ディスク) 

216 

 32 

範囲識別子 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4.2参照) 

248 

 16 

論理ボリューム内容用 

long̲ad 

264 

  4 

マップ表長 

LB32=6(DVD-再生専用ディスク) 

268 

  4 

区画マップの個数 

LB32=1(DVD-再生専用ディスク) 

272 

 32 

処理システム識別子 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4.2参照) 

304 

128 

処理システム用 

バイト 

432 

  8 

保全列エクステント 

extent̲ad 

440 

  6 

区画マップ(2.6.8参照) 

バイト 

 

2.6.7.1 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ識別子欄の値を6とする。 

2.6.7.2 ボリューム記述子順序番号(BP16) この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。 

2.6.7.3 記述子用文字集合(BP20) 論理ボリューム記述子欄に許可されるd文字を指定する。charspec

の内容は,JIS X 0609の1.6.2.1の規定による。 

2.6.7.4 論理ボリューム識別子(BP84) 論理ボリュームの識別情報を指定する。 

2.6.7.5 論理ブロック長(BP212) 論理ブロックの大きさをバイト数で指定する。DVD-再生専用ディス

クの場合,2048に設定する。 

2.6.7.6 範囲識別子(BP216) 記述子の特定の欄の使用及び制限についての規則を指定する範囲を識別

する。この記述子の実体識別子の内容は,JIS X 0609の1.6.4.2及び3.5.6.6の規定による。この規格では範

囲識別子欄には,“*OSTA UDF Compliant”を設定し,この規格が,UDF Revision 1.02に整合するJIS X 0609

に従っていることを示して,UDF版数欄の内容を0102hに設定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS 

X 0609の1.6.4.3が規定するソフト書込み保護フラグ及びハード書込み保護フラグはONEに設定する。 

2.6.7.7 論理ボリューム内容用(BP248) 論理ボリュームの最初のファイル集合記述子列に記録してい


18 

X 0610:2006  

 

るエクステントの位置及び長さを指定する。 

2.6.7.8 マップ表長(BP264) 長さをバイト数で指定する。DVD-再生専用ディスクの場合には,この欄

の値を6に設定する。 

2.6.7.9 区画マップの個数(BP268) 区画マップ欄の長さを指定する。DVD-再生専用ディスクの場合に

は,1を設定する。 

2.6.7.10 処理システム識別子(BP272) 処理システムの識別情報を指定する。実体識別子の内容は,JIS 

X 0609の1.6.4.2の規定による。 

2.6.7.11 処理システム用(BP304) 処理システム用に確保する。 

2.6.7.12 保全列エクステント(BP432) 論理ボリューム保全列の最初のエクステントを指定する。 

2.6.7.13 区画マップ(BP440) 区画マップは,JIS X 0609の3.5.7.1.1が規定するとおり,第1種区画マ

ップに限定する。第1種区画マップは,ボリューム集合のボリューム上の区画を定義する。表2.6.8.1に示

すフォーマットを用いて記録する。 

2.6.8 

第1種区画マップ 第1種区画マップは,表2.6.8.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.6.8.1 第1種区画マップ 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

区画マップ種別 

Unit8=1(JIS X 0609,3.5.7.1.1参照) 

区画マップ長 

Uint8=6 

ボリューム順序番号 

LB16=1(DVD-再生専用ディスク) 

区画番号 

LB16 

 

2.6.8.1 区画マップ種別(RBP0) 区画マップの種別を示す。JIS X 0609の3.5.7.1.1が規定するとおり,

この欄の値を1に設定する。 

2.6.8.2 区画マップ長(RBP1) 区画マップの長さをバイト数で指定する。この欄の値を6に設定する。 

2.6.8.3 ボリューム順序番号(RBP2) この欄の値を1に設定する。 

2.6.8.4 区画番号(RBP4) 区画記述子(2.6.4を参照)の区画番号欄に記録された値に等しく設定する。 

2.6.9 未割付け空間記述子 未割付け空間記述子は,区画を割り当てるため又はボリュームのボリューム

記述子列を記録するために使用できるボリューム空間を識別し,表2.6.9.1に示すフォーマットを用いて記

録する。JIS X 0609の3.5.8が規定するとおり,空ボリューム空間がない場合でもこの記述子を記録する。 

 

表 2.6.9.1 未割付け空間記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

16 

記述子タグ 

tag(記述子=7) 

16 

 4 

ボリューム記述子順序番号 

LB32 

20 

 4 

割付け記述子の個数 

LB32=0(DVD-再生専用ディスク) 

24 

 0 

割付け記述子 

extent̲ad 

 

2.6.9.1 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ識別子欄の値を7とする。 

2.6.9.2 ボリューム記述子順序番号(BP16) この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。 

2.6.9.3 割付け記述子の個数(BP20) この記述子に記述されている割付け記述子の個数を指定する。そ

の値を0に設定する。 


19 

X 0610:2006  

 

2.6.9.4 割付け記述子(BP24) 未割付け空間のエクステントを指定する。 

2.6.10 終端記述子 DVD-再生専用ディスクの場合,終端記述子は,ボリューム記述子列のエクステント

の終端を指定しなければならず,論理ボリューム保全列のエクステントの終端を指定するのに用いてもよ

く,表2.6.10.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.6.10.1 終端記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 16 

記述子タグ 

Tag(Tag Identifier=8) 

16 

496 

予備 

00h バイト 

 

2.6.10.1 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ識別子欄の値を8とする。 

2.6.10.2 予備(BP16) 将来の標準化用に確保し,すべて00hバイトを設定する。 

2.7 論理ボリューム保全列 論理ボリューム保全列は,JIS X 0607の3/8.8.2が規定するとおり,論理ボリ

ューム上に記録した情報の状態を記述し,JIS X 0609の3.5.10が規定するとおりに,論理ボリューム保全

記述子を含む。論理ボリューム保全列はすべて00hバイトをもたなければならない空の論理セクタである

終端記述子によって終端されなければならず,又は論理ボリューム記述子の保全列エクステント欄におい

て指定される論理ボリューム記述子列エクステントの末尾で終端されなければならない。DVD-再生専用デ

ィスクの場合,論理ボリューム保全記述子の種別は,クローズ保全記述子とする。 

論理ボリューム保全列は,図2.7.1のスキーマに従って,エクステントの列として記録する。 

 

   [論理ボリューム保全記述子列エクステント] { 

       <クローズ論理ボリューム保全記述子>1 

               [ターミネータ] { 

                        <終端記述子> 

                      | <空の論理セクタ> 

                 }0+ 

               } 

図 2.7.1 論理ボリューム保全記述子列のスキーマ 

 

論理ボリューム保全列の例を表2.3.1に示す。 

2.7.1 論理ボリューム保全記述子 論理ボリューム保全記述子は,論理ボリュームの保全状態を指定し,

表2.7.1.1に示すフォーマットを用いて記録する。DVD-再生専用ディスクの各ボリュームは,単一の区画

で構成され,利用可能空間テーブル及びサイズテーブルは単一テーブルとする。 

 


20 

X 0610:2006  

 

表 2.7.1.1 論理ボリューム保全記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=9) 

16 

12 

日時記録 

timestamp 

28 

 4 

保全種別 

LB32=1(DVD-再生専用ディスク) 

32 

 8 

保全列続きエクステント 

Extent̲ad=all 0's(DVD-再生専用ディスク) 

40 

32 

論理ボリューム内容用(2.7.2参照) 

バイト 

72 

 4 

区画個数 

LB32=1(DVD-再生専用ディスク) 

76 

 4 

処理システム用の長さ(=L̲IU) 

LB32 

80 

 4 

利用可能空間テーブル 

LB32=0(DVD-再生専用ディスク) 

84 

 4 

サイズテーブル 

LB32 

88 

L̲IU 

処理システム用(2.7.3参照) 

バイト 

 

2.7.1.1 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ識別子欄の値を9とする。 

2.7.1.2 日時記録(BP16) この記述子を記述した日付及び時刻を指定する。 

2.7.1.3 保全種別(BP28) JIS X 0607の図3/23が規定する保全記述子の種別を指定する。DVD-再生専

用ディスクの場合,記述子がクローズ保全記述子であることを示し,1を設定する。 

2.7.1.4 保全列続きエクステント(BP32) 論理ボリューム保全列のエクステントを指定する。DVD-再

生専用ディスクの場合,どのような続きエクステントをも指定していないことを示し,すべて0を設定す

る。 

2.7.1.5 論理ボリューム内容用(BP40) 関連する論理ボリュームの上に記録した情報の解釈に必要な情

報を指定する。表2.7.2.1に示す論理ボリュームヘッダ記述子は,この欄に記録する。 

2.7.1.6 区画個数(BP72) DVD-再生専用ディスクの論理ボリュームは,単一の区画で構成され,区画

個数を1に設定する。 

2.7.1.7 処理システム用の長さ(BP76) 処理システム欄の長さをバイトで指定する。 

2.7.1.8 利用可能空間テーブル(BP80) DVD-再生専用ディスクの場合,利用可能な空間がないことを

示し,FFFFFFFhを設定する。 

2.7.1.9 サイズテーブル(BP84) 区画の大きさを論理ブロック数で指定する。 

2.7.1.10 処理システム用(BP88) JIS X 0609の3.5.10.10が指定するとおり,処理システムの識別情報

を指定し,表2.7.3.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

2.7.2 論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子 論理ボリュームヘッダ記述子は,ファイ

ル及びディレクトリの数値識別子を指定し,表2.7.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.7.2.1 論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 8 

一意ID 

LB64 

24 

予備 

00h バイト 

 

2.7.2.1 一意ID(RBP0) 関連する論理ボリュームに記述するすべてのファイルエントリ中の一意ID欄

の値よりも大きな値を指定する。 

2.7.2.2 予備(RBP8) 将来の標準化用に確保し,すべて00hバイトを設定する。 


21 

X 0610:2006  

 

2.7.3 処理システム用欄 処理システム用欄は,ファイル及びディレクトリの個数を指定し,表2.7.3.1に

示すフォーマットを用いて記録する。 

表 2.7.3.1 処理システム用欄 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

32 

処理システムID 

EntityID(JIS X0609,1.6.4.2参照) 

32 

 4 

ファイル数 

LB32 

36 

 4 

ディレクトリ数 

LB32 

40 

 2 

UDF読出し最小版数 

LB16 

42 

 2 

UDF書込み最小版数 

LB16 

44 

 2 

UDF書込み最大版数 

LB16 

46 

処理システム用 

バイト 

      a = L̲IU−40 

 

2.7.3.1 処理システムID(RBP0) JIS X 0609の1.6.4.2の規定による。 

2.7.3.2 ファイル数(RBP32) 関連する論理ボリュームのファイルの現在の個数を指定する。 

2.7.3.3 ディレクトリ数(RBP36) 関連する論理ボリュームのディレクトリの現在の個数を指定する。 

2.7.3.4 UDF読出し最小版数(RBP40) 媒体上に記録できる構造を読み出すために処理システムがサポ

ートしなければならないUDFの最小版数を指定する。この数字は2進化10進数で記録する。例えば,0102h

は,UDFのRevision 1.02を示す。 

2.7.3.5 UDF書込み最小版数(RBP42) 媒体上のすべての構造に対して変更するために処理システムが

サポートしなければならないUDFの最小版数を指定する。この数字は2進化10進数で記録する。例え  

ば,0102hは,UDFのRevision 1.02を示す。 

2.7.3.6 UDF書込み最大版数(RBP44) 媒体を変更した処理システムが提供しなければならないUDF

の最大版数を指定する。処理システムが媒体を変更し,その処理システムが提供するUDFの水準が,この

欄の現在の値よりも大きいときに,処理システムはこの欄を更新しなければならない。この数字は2進化

10進数で記録する。例えば,0102hは,UDFのRevision 1.02を示す。 

2.7.3.7 処理システム用(RBP46) 処理システムIDで識別する処理システムに固有の特定の情報を指定

する。この欄の長さは,L̲UI−40とする。 

2.8 CD-ROMボリューム記述子集合 CD-ROMボリューム記述子は,次の種別のいずれかとする。 

a) 2.8.1が規定する基本ボリューム記述子 

b) JIS X 0606の8.5が規定する副ボリューム記述子 

c) 2.8.2が規定するボリューム記述子集合終端子 

d) JIS X 0606の8.2が規定する起動レコード 

e) JIS X 0606の8.6が規定するボリューム区画記述子 

CD-ROMボリューム記述子集合は,論理セクタ番号16をもつ論理セクタで始まる連続した論理セクタ

に記録したボリューム記述子の列とする。各連続したボリューム記述子は,前のボリューム記述子に記録

された論理セクタの論理セクタ番号より大きい番号をもつ論理セクタに記録する。CD-ROMボリューム記

述子集合列は,少なくとも1度は記録された基本ボリューム記述子の一つを含む。その列は,図2.8.1のス

キーマに従って連続した二つ以上のボリューム記述子から構成する。 

 


22 

X 0610:2006  

 

        [CD-ROMボリューム記述子列] { 

        <CD-ROMボリューム記述子>1+ 

       [ターミネータ] { 

        <ボリューム記述子集合終端子>1+ 

            } 

 

          } 

図 2.8.1 CD-ROMボリューム記述子集合列のスキーマ 

 

2.8.1 基本ボリューム記述子 基本ボリューム記述子は,0〜15の論理セクタ番号をもつ論理セクタの内

容を認識し処理するシステム,ボリューム空間の大きさ,ボリューム記述子に適用する規格の版数,ディ

レクトリレコード及びパステーブルレコードの位置並びにボリュームの属性を識別する。基本ボリューム

記述子は,表2.8.1.1のフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.8.1.1 基本ボリューム記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

  1 

ボリューム記述子種別 

Unit8=1 

  1 

  5 

規格識別子 

バイト=“CD001” 

  6 

  1 

ボリューム記述子版数 

Unit8=1 

  7 

  1 

未使用 

00h バイト 

  8 

 32 

システム識別子 

a文字 

 40 

 32 

ボリューム識別子 

d文字 

 72 

  8 

未使用 

00h バイト 

 80 

  8 

ボリューム空間の大きさ 

BB32 

 88 

 32 

未使用 

00h バイト 

120 

  4 

ボリューム集合の大きさ 

BB16=1(DVD-再生専用ディスク) 

124 

  4 

ボリューム順序番号 

BB16=1(DVD-再生専用ディスク) 

128 

  4 

論理ブロックの大きさ 

BB16=2048(DVD-再生専用ディスク) 

132 

  8 

パステーブルの大きさ 

BB32 

140 

  4 

L形パステーブルの位置 

LB32 

144 

  4 

任意L形パステーブルの位置 

LB32 

148 

  4 

M形パステーブルの位置 

MB32 

152 

  4 

任意M形パステーブルの位置 

MB32 

156 

 34 

ルートディレクトリ用ディレクトリレコード
(3.7.1参照) 

バイト 

190 

128 

ボリューム集合識別子 

d文字 

318 

128 

出版者識別子 

a文字 

446 

128 

データ編集者識別子 

a文字 

574 

128 

応用システム識別子 

a文字 

702 

 37 

著作権ファイル識別子 

d文字,区切り文字1,区切り文字2 

739 

 37 

抄録ファイル識別子 

d文字,区切り文字1,区切り文字2 

776 

 37 

書誌ファイル識別子 

d文字,区切り文字1,区切り文字2 

813 

 17 

ボリューム作成日時(JIS X 0606,表5参照) 

Digit(s) 

830 

 17 

ボリューム更新日時(JIS X 0606,表5参照) 

Digit(s) 

847 

 17 

ボリューム失効日時(JIS X 0606,表5参照) 

Digit(s) 

864 

 17 

ボリューム発効日時(JIS X 0606,表5参照) 

Digit(s) 


23 

X 0610:2006  

 

表 2.8.1.1 基本ボリューム記述子(続き) 

BP 

長さ 

名前 

内容 

 881 

  1 

ファイル構造版数 

Unit8=1 

 882 

  1 

予備 

00h バイト 

 883 

512 

応用システム用 

規定しない 

1395 

653 

予備 

00h バイト 

 

2.8.1.1 ボリューム記述子種別(BP0) ボリューム記述子が基本ボリューム記述子であることを示す,8

ビットの番号を指定し,この欄の値を1に設定する。 

2.8.1.2 規格識別子(BP1) JIS X 0606であることの識別子を指定する。文字列“CD001”を設定する。 

2.8.1.3 ボリューム記述子版数(BP6) 基本ボリューム記述子の版数の識別情報を,8ビットの番号とし

て指定する。この欄の値を1に設定して,JIS X 0606の構造を示す。 

2.8.1.4 未使用(BP7) 00hを設定する。 

2.8.1.5 システム識別子(BP8) ボリュームの論理セクタ番号が0から15までの論理セクタの内容を認

識し,処理することができるシステムの識別情報を指定する。 

2.8.1.6 ボリューム識別子(BP40) ボリュームの識別情報を指定する。 

2.8.1.7 未使用(BP72) すべて00hを設定する。 

2.8.1.8 ボリューム空間の大きさ(BP80) DVD-再生専用ディスクの場合,ボリュームのボリューム空

間に記録している論理セクタの数を,32ビット数として指定する。 

2.8.1.9 未使用(BP88) すべて00hを設定する。 

2.8.1.10 ボリューム集合の大きさ(BP120) DVD-再生専用ディスクのボリューム集合は,単一ボリュ

ームで構成され,ボリューム集合の大きさを1に設定する。 

2.8.1.11 ボリューム順序番号(BP124) DVD-再生専用ディスクのボリューム集合は,単一ボリュームで

構成され,ボリューム順序番号を1に設定する。 

2.8.1.12 論理ブロックの大きさ(BP128) 論理ブロックの大きさをバイト数で指定する。DVD-再生専

用ディスクの場合,この欄の値を2048に設定する。 

2.8.1.13 パステーブルの大きさ(BP132) この記述子が識別するパステーブルの大きさを,32ビット数

としてバイト数で指定する。 

2.8.1.14 L形パステーブルの位置(BP140) パステーブルを含むエクステントに割り振った最初の論理

セクタの論理セクタ番号を,32ビット数として指定する。パステーブルの一つのレコードにおける複数バ

イトの数値は,リトルエンディアンの表記で記録する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606が規定

する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一とする。 

2.8.1.15 任意L形パステーブルの位置(BP144) 任意パステーブルを含むエクステントに割り振った最

初の論理セクタの論理セクタ番号を,32ビット数として指定する。値が0の場合,エクステントを記録し

ない。パステーブルの一つのレコードにおける複数バイトの数値は,リトルエンディアンの表記で記録す

る。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606が定義する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一と

する。 

2.8.1.16 M形パステーブルの位置(BP148) パステーブルを含むエクステントに割り振った最初の論理

セクタの論理セクタ番号を,32ビット数として指定する。パステーブルの一つのレコードにおける複数バ

イトの数値は,ビッグエンディアンの表記で記録する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606が定義


24 

X 0610:2006  

 

する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一とする。 

2.8.1.17 任意M形パステーブルの位置(BP152) 任意パステーブルを含むエクステントに割り振った最

初の論理セクタの論理セクタ番号を,32ビット数として指定する。値が0の場合,エクステントを記録し

ない。パステーブルの一つのレコードにおける複数バイトの数値は,ビッグエンディアンの表記で記録す

る。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606が定義する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一と

する。 

2.8.1.18 ルートディレクトリ用ディレクトリレコード(BP156) ルートディレクトリのディレクトリレ

コードを含み,3.7.1に従って記録する。 

2.8.1.19 ボリューム集合識別子(BP190) ボリュームがメンバであるボリューム集合の識別情報を指定

する。 

2.8.1.20 出版者識別子(BP318) ボリューム上に記録された内容を指定する利用者の識別情報を指定す

る。この利用者が識別されない場合,すべてのバイトは20hを設定する。 

2.8.1.21 データ編集者識別子(BP446) ボリュームがメンバであるボリュームグループに,記録したデ

ータの編集を管理する人又は他の実体の識別情報を指定する。このデータ編集者が識別されない場合,す

べて00hを設定する。 

2.8.1.22 応用システム識別子(BP574) ボリュームがメンバであるボリュームグループ上に,データを

記録する方法の規定の識別情報を指定する。応用システムを識別しない場合,すべて20hを設定する。 

2.8.1.23 著作権ファイル識別子(BP702) ルートディレクトリによって記述して,ボリュームの割り当

てられたボリューム集合の大きさより小さいか,同じ大きさかの順序番号をもつボリューム集合のボリュ

ーム用の著作権通告を含むファイルの識別情報を指定する。そのファイルを識別しない場合,すべて20h

を設定する。 

2.8.1.24 抄録ファイル識別子(BP739) ルートディレクトリによって記述して,ボリュームの割り当て

られたボリューム集合の大きさより小さいか,同じ大きさかの順序番号をもつボリューム集合のボリュー

ム用の抄録通告を含むファイルの識別情報を指定する。そのファイルを識別しない場合,すべて20hを設

定する。 

2.8.1.25 書誌ファイル識別子(BP776) ルートディレクトリによって記述して,ボリュームの作成者及

び受領者の間の合意に基づく規格に従って解釈する書誌を含むファイルの識別子を指定する。そのファイ

ルを識別しない場合,すべて20hを設定する。 

2.8.1.26 ボリューム作成日時(BP813) ボリューム中の情報を作成した日付及び時刻を指定する。これ

は,JIS X 0606の8.4.26.1に従って記述する。その日時を識別しない場合,すべて0を設定する。 

2.8.1.27 ボリューム更新日時(BP830) ボリューム中の情報を最後に更新した日付及び時刻を指定する。

これは,JIS X 0606の8.4.26.1に従って記述する。そのような日時を指定しない場合,すべて0を設定す

る。 

2.8.1.28 ボリューム失効日時(BP847) ボリューム中の情報が無効となる日付及び時刻を指定し,JIS X 

0606の8.4.26.1に従って記録する。その日時を指定しない場合,すべて0を指定する。 

2.8.1.29 ボリューム発効日時(BP864) ボリューム内の情報が有効となる日付及び時刻を指定し,JIS X 

0606の8.4.26.1に従って記録する。その日時を指定しない場合,すべて0を指定し,その情報が使用でき

るのは1度だけとする。 

2.8.1.30 ファイル構造版数(BP881) ディレクトリ及びパステーブルレコードの規定の版数を,8ビッ

ト数として指定する。 


25 

X 0610:2006  

 

2.8.1.31 予備(BP882) 将来の標準化のために確保し,00hバイトを設定する。 

2.8.1.32 応用システム用(BP883) 応用システム用に確保する。この欄の内容は,JIS X 0606に規定さ

れていない。 

2.8.1.33 予備(BP1395) 将来の標準化のために確保し,すべて00hバイトを設定する。 

2.8.2 ボリューム記述子集合終端子 ボリューム記述子を記録した集合は,一つ以上のボリューム記述子

集合終端子で終結する。ボリューム記述子集合終端子は,表2.8.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 2.8.2.1 ボリューム記述子集合終端子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

   1 

ボリューム記述子種別 

Unit8=255 

   5 

規格識別子 

バイト=“CD001” 

   1 

ボリューム記述子版数 

Uint8=1 

2041 

予備 

00h バイト 

 

2.8.2.1 ボリューム記述子種別(BP0) ボリューム記述子がボリューム記述子集合終端子であることを

示して,この欄の値を8ビット数で255に設定する。 

2.8.2.2 規格識別子(BP1) JIS X 0606の識別情報を指定する。この欄の文字列は,“CD001”とする。 

2.8.2.3 ボリューム記述子版数(BP6) ボリューム集合終端子の規定版数の識別情報を8ビット数で指

定する。この欄の値を1に設定して,JIS X 0606の構造を示す。 

2.8.2.4 予備(BP7) 将来の標準化のために確保し,すべて00hバイトを設定する。 

 

3. ファイル構造  

3.1 DVD-再生専用ディスクの要件 DVD-再生専用ディスクのファイル構造に適用する要件は,次のとお

りとする。 

a) すべてのディスクは,JIS X 0609のファイル構造及びJIS X 0606のファイル構造の両方をもたなけれ

ばならない。 

b) 短割付け記述子だけを,ファイルエントリの割付け記述子欄の中で使用しなければならない。 

ディレクトリ構造の例を図3.1.1に示す。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


26 

X 0610:2006  

 

    Root 

            VIDEO̲TS 

 

VIDEO̲TS.IFO 

ビデオマネージャ情報 

 

VIDEO̲TS.VOB 

ビデオマネージャメニュー用ビデオプロジェクトセット 

 

VIDEO̲TS.BUP 

バックアップ用ビデオマネージャ情報 

 

VTS̲01̲0.INF 

ビデオタイトルセット情報 

 

VTS̲01̲0.VOB 

ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクト 

 

 

セット 

 

VTS̲01̲1.VOB 

タイトル用ビデオオブジェクトセット 

 

VTS̲01̲2.VOB 

タイトル用ビデオオブジェクトセット 

 

VTS̲01̲0.BUF 

バックアップ用ビデオタイトルセット情報 

 
            AUDIO̲TS 

 

DVDAUDIO.MKB 

メディアキーブロック情報 

 

AUDIO̲PP.IFO 

シンプルオーディオマネージャ情報 

 

AUDIO̲TS.IFO 

オーディオマネージャ情報 

 

AUDIO̲TS.VOB 

オーディオマネージャ用ビデオオブジェクトセット 

 

AUDIO̲TS.BUP 

バックアップ用オーディオマネージャ情報 

 

AUDIO̲SV.IFO 

オーディオ静止ビデオセット情報 

 

AUDIO̲SV.VOB 

オーディオ静止ビデオオブジェクトセット 

 

AUDIO̲SV.BUP 

バックアップ用オーディオ静止ビデオセット情報 

 

ATS̲01̲0.IFO 

オーディオタイトルセット情報 

 

ATS̲01̲1.AOB 

タイトル用オーディオオブジェクトセット 

 

ATS̲01̲0.BUF 

バックアップ用オーディオタイトルセット情報 

 

DVDAUDIO.BUP 

バックアップ用メディアキーブロック情報 

                                                      ディレクトリ 

                                                      ファイル名 

図 3.1.1 ディレクトリ構造の例 

備考 この例は説明用であり規定の一部ではない。ディレクトリ構造に対する制限はDVD-Videoディスク及

びDVD-Audioディスクについて附属書Aの中で規定される。 

 

3.2 JIS X 0609のファイル構造 JIS X 0609のファイル構造は,JIS X 0607 第4部に従う。例として,フ

ァイル集合記述子列,ディレクトリ及び方策4のICBをもつファイル構造を表3.2.1に示す。 

ファイル集合記述子は,ICBの番地を指定することによって,ファイルの集合を記述しているルートデ

ィレクトリを識別する。ディレクトリは,構成ファイルの名前又は構成サブディレクトリの名前を指定す

るファイル識別記述子及びディレクトリの親ディレクトリを識別するファイル識別記述子の集合から成る。 

ファイル識別記述子は,ICBの番地を指定することによって,親ディレクトリ,構成ファイル又はサブ

ディレクトリを識別する。JIS X 0609で規定するとおり,ICB方策種別は,4を使わなくてはならず,4096


27 

X 0610:2006  

 

を使ってもよい。ICB方策4を使う場合,ICB階層は,ファイルエントリを一つもつ単一のICBで構成す

る。ファイルエントリは,ファイルの属性及びファイルの位置を指定する。 

 


28 

X 0610:2006  

 

表 3.2.1 JIS X 0609のファイル構造の例 

LBN 

記述子 

構造 

 0 

ファイル集合記述子 

ファイル集合記述子列 

 1 

終端記述子 

 2 

ファイルエントリ(ルートディレクトリ) 

ルートICB 

 3 

ファイル識別記述子(親ディレクトリ) 

ルートディレクトリ 

ファイル識別記述子(VIDEO̲TS) 

ファイル識別記述子(AUDIO̲TS) 

 4 

ファイルエントリ(VIDEO̲TS) 

VIDEO̲TS ICB 

 5 

ファイル識別記述子(親ディレクトリ) 

VIDEO̲TS ディレクトリ 

ファイル識別記述子(VIDEO̲TS.IFO) 

ファイル識別記述子(VIDEO̲TS.VOB) 

ファイル識別記述子(VIDEO̲TS.BUP) 

ファイル識別記述子(VTS̲01̲0.IFO) 

ファイル識別記述子(VTS̲01̲0.VOB) 

ファイル識別記述子(VTS̲01̲1.VOB) 

ファイル識別記述子(VTS̲01̲2.VOB) 

ファイル識別記述子(VTS̲01̲0.BUP) 

 6 

ファイルエントリ(VIDEO̲TS.IFO) 

VIDEO̲TS ファイル ICB 

 7 

ファイルエントリ(VIDEO̲TS.VOB) 

 8 

ファイルエントリ(VIDEO̲TS.VUP) 

 9 

ファイルエントリ(VTS̲01̲0.IFO) 

10 

ファイルエントリ(VTS̲01̲0.VOB) 

11 

ファイルエントリ(VTS̲01̲1.VOB) 

12 

ファイルエントリ(VTS̲01̲2.VOB) 

13 

ファイルエントリ(VTS̲01̲0.BUP) 

14 

ファイルエントリ(AUDIO̲TS) 

AUDIO̲TS ICB 

15 

ファイル識別記述子(親ディレクトリ) 

AUDIO̲TS ディレクトリ 

ファイル識別記述子(DVDAUDIO.MKB) 

ファイル識別記述子(AUDIO̲TS.IFO) 

ファイル識別記述子(AUDIO̲TS.BUP) 

ファイル識別記述子(ATS̲01̲0.IFO) 

ファイル識別記述子(ATS̲01̲1.AOB) 

ファイル識別記述子(ATS̲01̲0.BUP) 

ファイル識別記述子(DVDAUDIO.BUP) 

16 

ファイルエントリ(DVDAUDIO.MKB) 

 

17 

ファイルエントリ(AUDIO̲PP.IFO) 

AUDIO̲TS ファイル ICB  

18 

ファイルエントリ(AUDIO̲TS.IFO) 

19 

ファイルエントリ(AUDIO̲TS.VOB) 

20 

ファイルエントリ(AUDIO̲TS.BUP) 

21 

ファイルエントリ(AUDIO̲SV.IFO) 

22 

ファイルエントリ(AUDIO̲SV.VOB) 

23 

ファイルエントリ(AUDIO̲SV.BUP) 

24 

ファイルエントリ(ATS̲01̲0.IFO) 

25 

ファイルエントリ(ATS̲01̲1.AOB) 

26 

ファイルエントリ(ATS̲01̲0.BUP) 

27 

ファイルエントリ(DVDAUDIO.BUP) 

 


29 

X 0610:2006  

 

3.3 

JIS X 0609のファイル集合記述子列 区画に記録したファイル集合は,ファイル集合及びその属性

を記述したディレクトリ階層のルートを識別するファイル集合記述子によって識別する。ファイル集合記

述子は,JIS X 0607の4/8.3.1が規定するとおり,ファイル集合記述子列に記録する。DVD-再生専用ディ

スクは,ボリュームごとに単一のファイル集合で構成され,ファイル集合記述子列は,一つのファイル集

合記述子を含み,ファイル集合記述子列は,すべて00hバイトをもたなければならない空の論理セクタで

ある終端記述子によって終端されなければならず,又は論理ボリューム記述子の論理ボリューム内容欄に

おいて指定されるファイル集合記述子列エクステントの末尾で終端されなければならない。 

DVD-再生専用ディスクの場合,ファイル集合記述子列は,図3.3.1のスキーマに従って記録する。 

 

      [ファイル集合記述子列エクステント] { 

           <ファイル集合記述子> 1 

        [ターミネータ] { 

             <終端記述子> 

           | <空の論理ブロック> 

                 } 0+ 

               } 

図 3.3.1 ファイル集合記述子列のスキーマ 

 

3.3.1 

ファイル集合記述子 ファイル集合記述子は,ファイル及びディレクトリを識別し,表3.3.1.1に

示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.3.1.1 ファイル集合記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

 16 

記述子タグ 

tag(タグ記述子=256) 

 16 

 12 

日時記録 

日時表示 

 28 

  2 

交換水準 

LB16=3(JIS X 0609,4.9.1.3参照) 

 30 

  2 

交換最大水準 

LB16=3(JIS X 0609,4.9.1.4参照) 

 32 

  4 

文字集合リスト 

LB32=00000001h(JIS X 0609,4.9.1.5参照) 

 36 

  4 

文字最大集合リスト 

LB32=00000001h(JIS X 0609,4.9.1.6参照) 

 40 

  4 

ファイル集合番号 

LB32=0(JIS X 0609,4.9.1参照) 

 44 

  4 

ファイル集合記述子番号 

LB32=0(DVD-再生専用ディスク) 

 48 

 64 

論理ボリューム識別子用文字集合 

charaspec(JIS X 0609,1.6.2参照) 

112 

128 

論理ボリューム識別子 

Dstring 

240 

 64 

ファイル集合用文字集合 

charaspec(JIS X 0609,1.6.2参照) 

304 

 32 

ファイル集合識別子 

Dstring 

336 

 32 

著作権ファイル識別子 

Dstring 

368 

 32 

抄録ファイル識別子 

Dstring 

400 

 16 

ルートディレクトリICB 

Long̲ad 

416 

 32 

範囲記述子 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4参照) 

448 

 16 

後続エクステント 

Long̲ad=all 0's(DVD-再生専用ディスク) 

464 

 48 

予備 

00h バイト 

 


30 

X 0610:2006  

 

3.3.1.1 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ記述子欄の値を256とする。 

3.3.1.2 日時記録(BP16) 記述子を記録した日時及び時刻を示す。 

3.3.1.3 交換水準(BP28) JIS X 0609の4.9.1.3が規定するとおり,3を設定する。交換水準の定義は,

JIS X 0607の4/15.の規定による。 

3.3.1.4 交換最大水準(BP30) JIS X 0609の4.9.1.4が規定するとおり,3を設定する。 

3.3.1.5 文字集合リスト(BP32) JIS X 0609の4.9.1.5が規定するとおり,CS0だけを利用可能とするこ

とを示して,00000001hを設定する。 

3.3.1.6 文字最大集合リスト(BP36) JIS X 0609の4.9.1.6が規定するとおり,CS0だけを利用可能とす

ることを示して,00000001hを設定する。 

3.3.1.7 ファイル集合番号(BP40) JIS X 0609の4.9.1が規定するとおり,DVD-再生専用ディスクが一

つのファイル集合で構成されていることを示して,0を設定する。 

3.3.1.8 ファイル集合記述子番号(BP44) DVD-再生専用ディスクでは,一つのファイル集合記述子を

記録することを示して,0を設定する。 

3.3.1.9 論理ボリューム識別子用文字集合(BP48) 論理ボリューム識別子欄に許可されているd文字を

指定する。charspecの内容は,JIS X 0609の1.6.2の規定による。 

3.3.1.10 論理ボリューム識別子(BP112) ファイル集合を記録する論理ボリュームの識別子を指定する。 

3.3.1.11 ファイル集合用文字集合(BP240) ファイル集合記述子の範囲内で,JIS X 0607の第4部が規

定する記述子の欄で使用可能なd文字を指定する。charspecの内容は,JIS X 0609の1.6.2の規定による。 

3.3.1.12 ファイル集合識別子(BP304) このファイル集合記述子で識別するファイル集合の識別子を指

定する。 

3.3.1.13 著作権ファイル識別子(BP336) このファイル集合記述子で識別したファイル集合中に記録し

た情報に対する著作権通告を含むルートディレクトリの中の一つのファイルを識別する。この欄がすべて

00hバイトの場合,著作権ファイルを識別しないことを示す。 

3.3.1.14 抄録ファイル識別子(BP368) このファイル集合記述子で識別したファイル集合中に記録した

情報に関する抄録ファイルを含むルートディレクトリの中の一つのファイルを識別する。この欄がすべて

00hバイトの場合,抄録ファイルを識別しないことを示す。 

3.3.1.15 ルートディレクトリICB(BP400) long̲adによってルートディレクトリを記述するICBの位

置を指定する。例えば,表3.2.1では,ルートディレクトリICBは,論理ブロック番号2に位置する。 

3.3.1.16 範囲記述子(BP416) 記述子の特定の欄の使用及び制限についての規則を指定する範囲の識別

情報を指定する。この記述子の実体識別子の内容は,JIS X 0609の3.5.6.6の規定による。この規格では,

範囲記述子欄には“*OSTA UDF Compliant”を設定する。UDF版数欄は,この規定がUDF Revision 1.02に

整合するJIS X 0609に従うことを示して,0102hを設定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0609

の1.6.4.3が規定するソフト書込み保護フラグ及びハード書込み保護フラグをONEに設定する。 

3.3.1.17 後続エクステント(BP448) ファイル集合記述子を記録できる次のエクステントを指定する。

DVD-再生専用ディスクの場合,次のエクステントは指定していないことを示して,すべて0を設定する。 

3.3.1.18 予備(BP464) 将来の標準化のために確保し,すべて00hバイトを設定する。 

3.3.2 終端記述子 DVD-再生専用ディスクの場合,終端記述子はファイル集合記述子列のエクステントを

終端させるために使ってもよく,表3.3.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 


31 

X 0610:2006  

 

表 3.3.2.1 終端記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=8) 

16 

496 

予備 

00h バイト 

 

3.3.3 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ記述子欄の値を8とする。 

3.3.4 予備(BP16) この欄は,将来の標準化のために確保し,すべて00hバイトを設定する。 

3.4 JIS X 0609のディレクトリ 一つのディレクトリは,0個以上のファイル又はディレクトリの識別情

報を含む。ディレクトリ階層は,単一のルートディレクトリから分岐するディレクトリの集合とする。 

ディレクトリは,JIS X 0607の4/8.6が規定するとおり,ファイル識別記述子の集合であり,図3.4.1の

スキーマに従って記録する。 

 

               { 

                              <ファイル識別記述子> 

                            } 0+ 

図 3.4.1 ディレクトリのスキーマ 

 

ファイル識別記述子は,相対バイト位置で指定し,JIS X 0607の4/13.が規定するとおり,論理ブロック

中に記録できる場所には,どのような制約もない。最後の記述子の端から論理ブロックの端までのすべて

の空間は,すべて00hバイトを記録する。 

3.4.1 ファイル識別記述子 ファイル識別記述子は,構成ファイルの名前若しくは構成サブディレクトリ

の名前を指定するか,又はディレクトリの親ディレクトリを識別する。ファイル識別記述子は,ICBの番

地を指定することによって,親ディレクトリ,構成ファイル又は構成サブディレクトリを識別し,表3.4.1.1

に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.4.1.1 終端記述子 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=257) 

16 

 2 

ファイル版数番号 

LB16=1(JIS X 0609,4.9.4.2参照) 

18 

 1 

ファイル特性 

Unit8 

19 

 1 

ファイル識別子の長さ(=L̲FI) 

Unit8 

20 

16 

ICB 

long̲ad 

36 

 2 

処理システム用の長さ(=L̲IU) 

LB16 

38 

L̲IU 

処理システム用 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4参照) 

L̲FI 

ファイル識別子 

d文字 

埋込み 

バイト 

    a = L̲IU + 38    b = L̲FI + L̲IU + 38    c = 4×ip((L̲FI + L̲IU + 38 + 3)/4)−(L̲FI + L̲IU + 38) 

 

3.4.1.1 記述子タグ(RBP0) 記述子タグのタグ記述子欄の値を257とする。 

3.4.1.2 ファイル版数番号(RBP16) JIS X 0609の4.9.4.2が規定するとおり,その値を1に設定する。 

3.4.1.3 ファイル特性(RBP18) ファイルの特性を指定し,JIS X 0607の4/14.4.3が規定するとおり,存


32 

X 0610:2006  

 

在ビット,ディレクトリビット,削除ビット及び親ビットをもつ。種々のオペレーティングシステムでの

ファイル特性ビットの使用に関しては,JIS X 0609の附属書3の規定による。 

3.4.1.4 ファイル識別子の長さ(RBP19) ファイル識別子欄の長さをバイト数で指定する。ファイル識

別子欄の親ビットをONEに設定した場合,ファイル識別子欄の長さは,JIS X 0607の4/14.4.4が規定する

とおり,0を設定する。 

3.4.1.5 ICB(RBP20) long̲adでファイルを記述するICBの番地を指定する。 

3.4.1.6 処理システム用の長さ(RBP36) 処理システム用欄の長さをバイト数で指定する。L̲UIは,4

の整数倍とする。JIS X 0609の4.9.4.6が規定するとおり,処理システム用欄を用いていないことを示して,

0を設定してもよい。 

3.4.1.7 処理システム用(RBP38) JIS X 0609の4.9.4.7が規定するとおり,処理システム用欄の長さが

0でない場合,最初の32バイトは処理システム実体識別子を指定すると解釈する。実体識別子の内容は,

JIS X 0609の1.6.4の規定による。 

3.4.1.8 ファイル識別子(RBPa) ICB欄で識別するICBによって記述したファイルの識別情報を指定す

る。特定のオペレーティングシステム用のファイル記述子翻訳アルゴリズムの概要は,JIS X 0609の附属

書4が規定する。 

3.4.1.9 埋込み(RBPb) 4×ip((L̲FI + L̲IU + 38 + 3)/4)−(L̲FI + L̲IU + 38)バイトの長さであり,すべ

て00hバイトを設定する。 

3.5 ICB ICBは,JIS X 0607の4/8.10が定義する。ファイルの各インスタンスは,情報制御ブロック(ICB)

中のエントリで記述する。ファイルのインスタンスを記述するエントリの集合は,一つ以上のICB中のエ

ントリで記述する。これらのICBは,ICB階層をもつ。JIS X 0609の4.9.6.2が規定するとおり,ICB方策

4を使用しなければならず,4096を使ってもよい。ICB方策4を使う場合,ICB階層は,1個のファイル

エントリをもつ単一ICBで構成する。ICB方策4096は,JIS X 0609の附属書5で定義され,JIS X 0607

の4/8.10が設定するとおり,ファイルのすべての版数の履歴を利用可能とするのに有効となる。 

3.5.1 ファイルエントリ ファイルは,そのファイル属性及びファイルの記録されたデータの位置を指定

するファイルエントリによって記述する。ファイルエントリは,ICBに記録した直接エントリであり,表

3.5.1.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 


33 

X 0610:2006  

 

表 3.5.1.1 終端記述子 

BP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=261) 

 16 

20 

ICBタグ(3.5.2参照) 

icbtag 

 36 

 4 

利用者ID 

LB32 

 40 

 4 

グループID 

LB32 

 44 

 4 

許可条件(3.5.4参照) 

LB32 

 48 

 2 

ファイルリンク数 

LB16 

 50 

 1 

レコードフォーマット 

Uint8=0(JIS X 0609,4.9.9.7参照) 

 51 

 1 

レコード表示属性 

Uint8=0(JIS X 0609,4.9.9.8参照) 

 52 

 4 

レコード長 

LB32=0(JIS X 0609,4.9.9.9参照) 

 56 

 8 

情報長 

LB64 

 64 

 8 

記録済み論理ブロック 

LB64 

 72 

12 

アクセス日時 

timestamp 

 84 

12 

変更日時 

timestamp 

 96 

12 

属性日時 

timestamp 

108 

 4 

チェックポイント 

LB32=1(DVD-再生専用ディスクの場合) 

112 

16 

拡張属性ICB 

long̲ad 

128 

32 

処理システム識別子 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4参照) 

160 

 8 

一意ID 

LB64(JIS X 0609,4.9.9.18参照) 

168 

 4 

拡張属性の長さ(=L̲EA) 

LB32 

172 

 4 

割付け記述子の長さ(=L̲AD) 

LB32 

176 

L̲EA 

拡張属性(3.6参照) 

バイト 

L̲AD 

割付け記述子 

バイト 

       a = L̲EA + 176 

 

3.5.1.1 記述子タグ(BP0) この記述子タグのタグ記述子欄の値を261とする。 

3.5.1.2 ICBタグ(BP16)  ICBタグは,ICB方策種別,ファイル種別及びファイル特性を指定する。

表3.5.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

3.5.1.3 利用者ID(BP36) ファイル所有者の利用者IDを指定する。JIS X 0609の4.9.9.3が規定すると

おり,利用者識別子の概念を利用可能としないオペレーティングシステムでは,処理システムは,無効な

利用者IDであることを示して,232−1に設定する。 

3.5.1.4 グループID(BP40) ファイル所有者のグループIDを指定する。JIS X 0609の4.9.9.4が規定す

るとおり,グループ記述子の概念を利用可能としないオペレーティングシステムでは,処理システムは,

無効なグループIDであることを示して,232−1に設定する。 

3.5.1.5 許可条件(BP44) 利用者のクラス別に許可されているファイルアクセスを指定し,表3.5.4.1に

示すフォーマットを用いて記録する。 

3.5.1.6 ファイルリンク数(BP48) このICBを識別するファイル識別記述子の個数を指定する。 

3.5.1.7 レコードフォーマット(BP50) ファイルに記録された情報の構造を指定していないことを示し

て,JIS X 0609の4.9.9.7が規定するとおり,0を設定する。 

3.5.1.8 レコード表示属性(BP51) ファイルに記録した情報の構造を指定していないことを示して,JIS 

X 0609の4.9.9.8が規定するとおり,0を設定する。 

3.5.1.9 レコード長(BP52) ファイルに記録された情報の構造を指定していないことを示して,JIS X 

0609の4.9.9.9が規定するとおり,0を設定する。 


34 

X 0610:2006  

 

3.5.1.10 情報長(BP56) ファイルサイズをバイト数で指定する。ファイル本体の割付け記述子の情報

長の和に等しくなければならない。 

3.5.1.11 記録済み論理ブロック(BP64) ファイル本体の割付け記述子によって指定する記録した論理ブ

ロックの個数を指定する。 

3.5.1.12 アクセス日時(BP72) DVD-再生専用ディスクの場合,ファイルを作成した最新の時間を指定

する。この日時は,ファイル日時拡張属性に指定されたファイル作成日時よりも前になることはない。 

3.5.1.13 変更日時(BP84) DVD-再生専用ディスクの場合,ファイルを作成した最新時間を指定する。

この日時は,ファイル日時拡張属性で指定したファイル作成日時よりも前になることはない。この欄の内

容は,アクセス日時欄の内容と同一とする。 

3.5.1.14 属性日時(BP96) DVD-再生専用ディスクの場合,ファイルを作成した最新時間を指定する。

この日時は,ファイル日時拡張属性で指定したファイル作成日時よりも前になることはない。この欄の内

容はアクセス日時欄の内容と同一とする。 

3.5.1.15 チェックポイント(BP108) ファイルの最初のインスタンスであり,DVD-再生専用ディスク

の場合,1に設定する。 

3.5.1.16 拡張属性ICB(BP112) JIS X 0607の4/9が規定する拡張属性ファイルを記述するICBを指定

する。拡張属性ICBを指定していない場合,エクステントの長さは,0に設定する。特定のオペレーティ

ングシステム用の拡張属性は,JIS X 0609の4.9.10の規定による。 

3.5.1.17 処理システム識別子(BP128) 処理システムの識別情報を指定する。この記述子の実体識別子

の内容は,JIS X 0609の1.6.4の規定による。 

3.5.1.18 一意ID(BP160) ファイルの数値記述子を指定する。同じ内容をもつすべてのファイルエント

リは,同じファイル又はディレクトリを記述する。JIS X 0609の4.9.9.18が規定するとおり,ルートディ

レクトリ用に,この値は0に設定し,1から15までの値は,特定の処理システム用に確保する。 

3.5.1.19 拡張属性の長さ(BP168) 拡張属性欄の長さをバイト数で指定する。L̲EAは,4の整数倍数と

する。 

3.5.1.20 割付け記述子の長さ(BP172) 割付け記述子欄の長さをバイト数で指定する。 

3.5.1.21 拡張属性(BP176) JIS X 0607の4/9が定義する拡張属性空間を含む。記録した拡張属性は,

最大L̲EAバイトを占め,未使用バイトは00hに設定する。特定のオペレーティングシステム用の拡張属

性は,JIS X 0609の4.9.10の規定による。 

3.5.1.22 割付け記述子(BPa) JIS X 0607の4/12.1が定義する割付け記述子列を記述する。DVD-再生専

用ディスクの場合,短割付け記述子だけを使用する。 

3.5.2 ICBタグ JIS X 0609の4.9.6が規定するとおり,ICBタグは,方策種別,ファイル種別及びファイ

ル特性を指定し,表3.5.2.1に示すフォーマットで記述する。方策4096用のICBタグのパラメタは,JIS X 

0609の附属書5の規定による。 

 


35 

X 0610:2006  

 

表 3.5.2.1 ICBタグ 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

記録済み直接エントリの個数 

LB32 

 4 

方策種別 

LB16 

 6 

方策パラメタ 

LB16 

 8 

最大エントリの個数 

LB16 

10 

予備 

00h バイト 

11 

ファイル種別 

Uint8 

12 

親ICB位置 

lb̲addr 

18 

フラグ(3.5.3参照) 

LB16 

 

3.5.2.1 記録済み直接エントリの個数(RBP0) このエントリより前に,このICB階層中に記録した直接

エントリの個数を指定する。 

3.5.2.2 方策種別(RBP4) 4に設定することが望ましいが,JIS X 0609の4.9.6.2が規定する4096に設

定してもよい。方策種別は,JIS X 0607の4/14.6.2の規定による。 

3.5.2.3 方策パラメタ(RBP6) 方策種別欄で規定した方策によって解釈する。 

3.5.2.4 最大エントリの個数(RBP8) このICBに記述できる直接エントリ又は間接エントリの最大個数

を設定する。 

3.5.2.5 予備(RBP10) 将来の標準化のために確保し,00hバイトを記録する。 

3.5.2.6 ファイル種別(RBP11) JIS X 0607の4/14.6.6が規定するファイルの種別を指定する。値4は,

このファイルがディレクトリであることを示す。JIS X 0609の4.9.6.6が規定するとおり,値5は,バイト

単位でアクセス可能な標準的なファイルに対して使用する。この欄の利用者インタフェースの必要条件は,

JIS X 0609の附属書6の規定による。 

3.5.2.7 親ICB位置(RBP12) そのICBは,記述子を記録しているICBを規定する間接エントリを含む

ICBの位置を指定する。この欄が0の場合,そのICBを指定しない。 

3.5.2.8 フラグ(RBP18) JIS X 0607の4/14.6.8が規定するファイルの記録情報を指定し,表3.5.3.1に

示すフォーマットを用いて記録する。 

3.5.3 ICBタグのフラグ欄 JIS X 0607の4/14.6.8が定義し,特定ビットの指定方法及びその解釈につい

ては,JIS X 0609の4.9.6.8の規定による。表3.5.3.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.5.3.1 ICBタグ中のフラグ欄 

Bit 

名前 

内容 

0〜2 

割付け記述子の種別 

0:短割付け記述子(DVD-再生専用ディスク) 

 3 

ディレクトリソート 

ZERO:未ソート(JIS X 0609,4.9.6.8参照) 

 4 

再配置不可能 

ZERO 又はONE 

 5 

アーカイブ 

ZERO 又は ONE 

 6 

Setuid 

ZERO 又は ONE 

 7 

Setgid 

ZERO 又は ONE 

 8 

Sticky 

ZERO 又は ONE 

 9 

Contiguous 

ZERO 又は ONE 

10 

システム 

ZERO 又は ONE 

11 

Transformed 

ZERO:変換されない(JIS X 0609,4.9.6.8参照) 

12 

複数版数 

ZERO:複数版数でない(JIS X 0609,4.9.6.8参照) 

13〜15 

予備 

ZEROs 


36 

X 0610:2006  

 

3.5.3.1 割付け記述子の種別(Bit0〜2) 短割付け記述子を使うことを示して,値0を設定する。 

3.5.3.2 ディレクトリソート(Bit3) ファイルがディレクトリでない場合,このビットは,将来の標準

化のために確保し,ZEROに設定する。ファイルがディレクトリであり,このビットをZEROに設定する

場合,そのディレクトリは,JIS X 0607の4/8.6.1に従ってソートする必要はないことを意味する。JIS X 0609

の4.9.6.8が規定するとおり,このビットはZEROに設定する。 

3.5.3.3 再配置不可能(Bit4) ZEROに設定した場合,ファイルのデータを指定する割付け記述子の変更

方法には制約がないことを示す。ONEに設定した場合,割付け記述子は,ファイルのエクステントの番地

を変更するか,記録したエクステントの長さを短くする変更はできない。 

3.5.3.4 アーカイブ(Bit5) ファイルが作成されるか書き込まれるとき,このビットはONEとし,処理

システムの方式に応じてZEROとする。 

3.5.3.5 Setuid(Bit6) このビットはISO/IEC 9945-1が規定するとおり,S̲ISUIDビットと解釈する。

特定のオペレーティングシステム用に,このビットは,JIS X 0609の附属書7の規定による。 

3.5.3.6 Setgid(Bit7) このビットは,ISO/IEC 9945-1が規定するとおり,S̲ISGIDビットと解釈する。

特定のオペレーティングシステム用に,このビットは,JIS X 0609の附属書7の規定による。 

3.5.3.7 Sticky(Bit8) このビットはISO/IEC 9945-1が規定するとおり,C̲ISVTXビットと解釈する。

特定のオペレーティングシステム用に,このビットは,JIS X 0609の附属書7の規定による。 

3.5.3.8 Contiguous(Bit9) ZEROに設定した場合,ファイルのエクステントは,そのファイルの前のエ

クステントの最後の論理ブロックの次の最初の論理ブロックから始まる必要はない。ONEに設定した場合,

ファイルのエクステントは,そのファイルの前のエクステントの最後の論理ブロックの次の最初の論理ブ

ロックから始まる。 

3.5.3.9 システム(Bit10) このビットは,処理システム用に確保する。特定のオペレーティングシステ

ム用に,このビットは,JIS X 0609の附属書7の規定による。 

3.5.3.10 Transformed(Bit11) 記録しているファイルのデータ空間の記録したバイトが,利用者が供給

したものであることを示す。このビットは,JIS X 0609の4.9.6.8の規定に従い,ZEROとする。 

3.5.3.11 複数版数(Bit12) ファイルがディレクトリでない場合,このビットは将来の標準化のために確

保し,ZEROとする。ファイルがディレクトリで,ビットをZEROに設定する場合,そのディレクトリの

中に記録した二つのファイル識別記述子は,ファイル識別子欄で同じ内容をもたないことを意味する。JIS 

X 0609の4.9.6.8が規定するとおり,このビットは,ZEROに設定する。 

3.5.3.12 予備(Bit13〜15) すべてのビットを,ZEROに設定する。 

3.5.4 ファイルエントリの許可条件欄 JIS X 0607の4/14.9.5が定義するとおり,次に示す特定クラスの

利用者に許されたファイルアクセスを指定する。 

a) 利用者IDが,利用者ID欄と同じであれば,ビットは,10〜14が適用される。 

b) このa)以外の場合で,利用者のグループIDがグループID欄と同じであれば,ビットは,5〜9が適用

される。 

c) それ以外の場合は,ビットは,0〜4が適用される。 

アクセス許可の定義を表3.5.4.1に示す。特定のオペレーティングシステム用に,この欄は,JIS X 0609

の附属書8の規定による。 

 


37 

X 0610:2006  

 

表 3.5.4.1 ファイルエントリの許可条件欄 

Bit 

名前 

内容 

 0 

Other Execute 

ZERO 又は ONE 

 1 

Other Write 

ZERO:Other not write(DVD-再生専用ディスク) 

 2 

Other Read 

ZERO 又は ONE 

 3 

Other Change Attribute 

ZERO:Other not change Attribute(DVD-再生専用ディスク) 

 4 

Other Delete 

ZERO:Other not delete(DVD-再生専用ディスク) 

 5 

Group Execute 

ZERO 又は ONE 

 6 

Group Write 

ZERO:Group not write(DVD-再生専用ディスク) 

 7 

Group Read 

ZERO 又は ONE 

 8 

Group Change Attribute 

ZERO:Group not change Attribute(DVD-再生専用ディスク) 

 9 

Group Delete 

ZERO:Group not delete(DVD-再生専用ディスク) 

10 

Owner Execute 

ZERO 又は ONE 

11 

Owner Write 

ZERO:Owner not write(DVD-再生専用ディスク) 

12 

Owner Read 

ZERO 又は ONE 

13 

Owner Change Attribute 

ZERO:Owner not change Attribute(DVD-再生専用ディスク) 

14 

Owner Delete 

ZERO:Owner not delete(DVD-再生専用ディスク) 

15〜31 

予備 

ZEROs 

 

3.5.4.1 Other Execute(Bit0) ZEROに設定した場合,利用者はファイルを実行してはならない。ONE

に設定した場合は,実行してもよい。 

3.5.4.2 Other Write(Bit1) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルに書き込んではならない

ことを示して,このビットはZEROとする。 

3.5.4.3 Other Read(Bit2) ZEROに設定した場合,利用者はファイルを読み出してはならない。ONE

に設定した場合は,読み出してもよい。 

3.5.4.4 Other Change Attribute(Bit3) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルのどのような

属性をも変更してはならないことを示して,このビットをZEROとする。 

3.5.4.5 Other Delete(Bit4) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルを削除してはならないこ

とを示して,このビットをZEROとする。 

3.5.4.6 Group Execute(Bit5) ZEROに設定した場合,利用者はファイルを実行してはならない。ONE

に設定した場合は,実行してもよい。 

3.5.4.7 Group Write(Bit6) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルに書き込んではならな

いことを示して,このビットをZEROとする。 

3.5.4.8 Group Read(Bit7) ZEROに設定した場合,利用者はファイルを読み出してはならない。ONE

に設定した場合は,読み出してもよい。 

3.5.4.9 Group Change Attribute(Bit8) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルのどのよう

な属性をも変更してはならないことを示して,このビットをZEROとする。 

3.5.4.10 Group Delete(Bit9) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルを削除してはならない

ことを示して,このビットをZEROとする。 

3.5.4.11 Owner Execute(Bit10) ZEROに設定した場合,利用者はファイルを実行してはならない。ONE

に設定した場合は,実行してもよい。 

3.5.4.12 Owner Write(Bit11) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルに書き込んではなら

ないことを示して,このビットをZEROとする。 


38 

X 0610:2006  

 

3.5.4.13 Owner Read (Bit12) ZEROに設定した場合,利用者はファイルを読み出してはならない。

ONEに設定した場合は,読み出せる。 

3.5.4.14 Owner Change Attribute(Bit13) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルのどのよ

うな属性も変更してはならないことを示して,このビットをZEROとする。 

3.5.4.15 Owner Delete(Bit14) DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルを削除してはならな

いことを示して,このビットをZEROとする。 

3.5.4.16 予備(Bit15〜31) すべてのビットはZEROに設定する。 

3.6 拡張属性 拡張属性は,属性種別及び属性副種別を指定し,JIS X 0607の4/9.が規定するとおり,フ

ァイルに関連する属性に固有な情報を指定してもよい。すべての拡張属性は,そのファイルに関連する一

つ以上の拡張属性空間に記録する。ファイルの拡張属性空間は,次の一つとする 

a) ファイルのファイルエントリの拡張属性欄 

b) ファイルのファイルエントリ中のICB記述子によって記述するファイル 

いずれの場合も拡張属性空間は,図3.6.1に示すスキーマによって記録する。 

 

       <拡張属性ヘッダ記述子> 

       <拡張属性>0+ 

図 3.6.1 拡張属性空間のスキーマ 

 

拡張属性は,次のとおり拡張属性空間内に隣接し,重複しない三つの領域中に記録する。 

a) 第一の領域は,拡張属性ヘッダ記述子の後の最初のバイトから始まり,属性種別1,5,6及び12をも

つ属性の記録用に確保する。 

b) 第二の領域は,拡張属性ヘッダ記述子の処理システム属性位置欄に指定されるバイトから始まり,属

性種別2048〜65535の記録用に確保する。属性種別2049〜65535はJIS X 0607の4/9.に規定するとお

りISO/IEC 13800に従う登録によって指定される。 

c) 第三の領域は,拡張属性ヘッダ記述子の応用プログラム属性位置欄に指定されるバイトから始まり,

属性種別65536以上の記録用に確保する。 

DVD-再生専用ディスクの場合,3.6.3で規定する空き拡張属性空間及び3.6.4で規定する著作権管理情報

用の処理システム用拡張属性は,ファイルエントリの拡張属性欄に記録する。 

3.6.1 拡張属性ヘッダ記述子 拡張属性ヘッダ記述子は,表3.6.1.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.6.1.1 拡張属性ヘッダ記述子 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=262) 

16 

 4 

処理システム属性位置 

LB32 

20 

 4 

応用プログラム属性位置 

LB32 

 

3.6.1.1 記述子タグ(RBP0) この記述子のタグ記述子欄の値を262とする。 

3.6.1.2 処理システム属性位置(RBP16) 処理システム用拡張属性の先頭を,ファイルの拡張属性を記

録する拡張属性空間の先頭からのバイトの相対位置で指定する。拡張属性の種別2048〜65535が存在しな

ければ,JIS X 0609の4.9.10.1.2が規定するとおり,拡張属性空間の終端を指定する。 


39 

X 0610:2006  

 

3.6.1.3 応用プログラム属性位置(RBP20) 応用プログラム用拡張属性の先頭を,ファイルの拡張属性

を記録する拡張属性空間の先頭からのバイトの相対位置で指定する。拡張属性の種別65536以上が存在し

なければ,JIS X 0609の4.9.10.1.2が規定するとおり,拡張属性空間の終端を指定する。 

3.6.2 処理システム用拡張属性 属性種別及び属性副種別は,拡張属性の種別を指定する。空き拡張属性

空間及び著作権管理情報の場合,属性種別2048及び属性副種別1である処理システム用拡張属性を使う。

処理システム用拡張属性は,表3.6.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.6.2.1 処理システム用拡張属性 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 4 

属性種別 

LB32=2048 

 4 

 1 

属性副種別 

Uint8=1 

 5 

 3 

予備 

00h バイト 

 8 

 4 

属性長 

LB32 

12 

 4 

処理システム用長(IU̲L) 

LB32 

16 

32 

処理システム識別子 

EntityID(JIS X 0609,1.6.4参照) 

48 

IU̲L 

処理システム用(3.6.3及び3.6.4参照) 

バイト 

 

3.6.2.1 属性種別(RBP0) この欄の値を2048に設定する。 

3.6.2.2 属性副種別(RBP4) この欄の値を1に設定する。 

3.6.2.3 予備(RBP5) 将来の標準化のために確保し,すべて00hバイトを記録する。 

3.6.2.4 属性長(RBP8) 拡張属性全体の長さを指定する。JIS X 0609の4.9.10.8.4が規定するとおり,

処理システム用拡張属性を使って定義する可変長の拡張属性用に,属性長欄は処理システム用欄の終端と

処理システム用拡張属性の終端との間に埋込み空間を残し,十分大きく採らなければならない。 

3.6.2.5 処理システム用長(RBP12) 処理システム用欄の長さを指定する。 

3.6.2.6 処理システム識別子(RBP16) 処理システム用欄の内容を認識し,実行できる処理システムの

識別情報を記述する。 

3.6.2.7 処理システム用(RBP48) DVD-再生専用ディスクの場合,空き拡張属性空間及び著作権管理情

報用に3.6.3及び3.6.4で規定する。 

3.6.3 処理システム用欄の空き拡張属性空間 空き拡張属性空間は,JIS X 0609の附属書11の1.が規定す

るとおり,拡張属性空間内の未使用空間を示すために処理システム用拡張属性中に記述される。この処理

システム用拡張属性の処理システム識別子欄には,“UDF FreeEASpace”を設定する。この処理システム用

拡張属性の処理システム用欄は,表3.6.3.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.6.3.1 処理システム用欄の空き拡張属性空間 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

ヘッダチェックサム 

LB16 

空き拡張属性空間 

00h バイト(DVD-再生専用ディスク) 

 

3.6.3.1 ヘッダチェックサム(RBP0) JIS X 0609の附属書11が規定するとおり,処理システム用拡張

属性ヘッダの16ビットチェックサムを表す。属性種別欄から処理システム記述子欄までの欄は,チェック

サムによって補償されたデータを表す。ヘッダチェックサム欄は,データの破壊から拡張属性空間の回復


40 

X 0610:2006  

 

を補助するために使う。 

3.6.3.2 空き拡張属性空間(RBP2) DVD-再生専用ディスクの場合,00hバイトを設定する。 

3.6.4 処理システム用欄の著作権管理情報 著作権管理情報は,各ファイルのファイルエントリの拡張属

性欄中に記録する処理システム用拡張属性の中に記述する。処理システム用拡張属性の処理システム記述

子欄には,“*UDF DVD CGMS Info”を設定する。この処理システム用拡張属性の処理システム用欄は,表

3.6.4.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.6.4.1 処理システム用欄の著作権管理情報 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

ヘッダチェックサム 

LB16 

CGMS情報 

バイト 

データ構造種別 

Uint8 

保護システム情報 

バイト 

 

3.6.4.1 ヘッダチェックサム(RBP0) JIS X 0609の附属書11が規定するとおり,処理システム用拡張

属性ヘッダの16ビットチェックサムを表す。 

3.6.4.2 CGMS情報(RBP2) 表3.6.4.2に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.6.4.2 CGMS情報欄 

Bit 

名前 

内容 

0〜3 

予備 

ZEROs 

4〜5 

CGMS 

0, 1, 2 又は 3 

予備 

ZERO 

著作物 

ZERO 又は ONE 

 

3.6.4.2.1 予備(Bit0〜3) すべてのビットを,ZEROに設定する。 

3.6.4.2.2 CGMS(Bit4〜5) 著作物ビットをONEに設定した場合,CGMS(Copy Generation Management 

System)欄の内容は,次に示す2ビット符号なし2進数と解釈する。 

a) 3:“コピー禁止”ファイル(コピーは許可しない。) 

b) 2:“1世代コピー可能”ファイル(1世代のコピー生成は許可する。) 

c) 1:予備 

d) 0:“コピー可能”ファイル(無制限にコピーを許可する。) 

著作物ビットをZEROに設定した場合,この欄は予備として確保する。 

3.6.4.2.3 予備(Bit6) このビットを,ZEROに設定する。 

3.6.4.2.4 著作物(Bit7)  

a) ONE:このファイルは,著作物を含む(AVオブジェクトデータを含む。)。 

b) ZERO:このファイルは,著作物を含まない。 

3.6.4.3 データ構造種別(RBP3) 保護システム情報欄のデータ構造の識別情報を指定する。この欄中で

指定する種別は,表3.6.4.3に示すとおりに解釈する。 

 


41 

X 0610:2006  

 

表 3.6.4.3 データ構造の解釈 

種別 

解釈 

保護システム情報欄は,表3.6.4.4のとおり規定する。 

1〜255 

予備 

 

3.6.4.4 保護システム情報(RBP4) 著作権管理用の保護システムの識別情報を指定する。データ構造種

別0の場合,表3.6.4.4に示すとおりに定義する。 

 

表 3.6.4.4 データ構造種別0の保護システム情報欄 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

保護システム種別 

Uint8 

予備 

00h バイト 

 

3.6.4.4.1 保護システム種別(RBP0) この欄の値を,次に定義する。 

a) 0:このファイルは,著作権保護システム用のデータ構造をもたない。 

b) 1:このファイルは,DVD-Videoのための著作権保護システム(CSS)用のデータ構造をもつ。 

c) 2:このファイルは,DVD-Audioのための著作権保護システム(CPPM)用のデータ構造をもつ。 

d) 3:記録可能DVDのための著作権保護システム(CPRM)用の予備。 

e) 4〜127:私用内容に適用する著作権保護システム用の予備。 

f) 

128:このファイルは,早期開示期間内容保護システム(EWCP)用のデータ構造をもつ。 

g) 129〜255:商用内容に適用する著作権保護システム用の予備。 

備考 “商用内容”は,限定された利用者のために生成され,限定された利用者のために設計された

特別な装置だけによって扱われる。 

3.6.4.4.2 予備(RBP1) すべて00hバイトを記録する。 

3.7 JIS X 0606のディレクトリ構造及びパステーブル ディレクトリは,それぞれがファイルセクション,

又は他のディレクトリを識別するレコードの集合を含んだファイルとして記録する。 

ディレクトリレコードは,ファイルセクションの位置情報,拡張属性レコードの位置情報,ファイルの

識別並びにファイル及びファイルセクションの属性を含む。 

論理セクタに記録した最初の又は唯一のディレクトリレコードは,論理セクタの最初のバイトから始ま

る。論理セクタに記録したそれぞれの後続のディレクトリレコードは,その論理セクタ中の前のディレク

トリレコードの最後のバイトの直後のバイトから始まる。それぞれのディレクトリレコードは,その論理

セクタ内で終わる。論理セクタの最後のディレクトリレコード以降の未使用バイトの位置は,00hに設定

する。 

ボリューム上に記述するパステーブルは,ディレクトリ階層を記述するレコードの集合を含む。ルート

ディレクトリ以外のディレクトリ階層のそれぞれのディレクトリ用に,パステーブルは,ディレクトリ,

その親ディレクトリ及びその位置を識別するレコードを含む。パステーブル中のレコードは,1から始ま

る番号を付ける。パステーブル中の最初のレコードは,ルートディレクトリ及びその位置を識別する。 

パステーブルは,L形パステーブル又はM形パステーブルとする。 

L形パステーブルでは,数値は,16ビット数で表す場合にはLB16に従って記録し,32ビット数で表す

場合にはLB32に従って記録する。 


42 

X 0610:2006  

 

M形パステーブルでは,数値は,16ビット数で表す場合にはMB16に従って記録し,32ビット数で表

す場合にはMB32に従って記録する。 

JIS X 0606のディレクトリ構造及びパステーブルの例を,表3.7.1に示す。 

 

表 3.7.1 JIS X 0606ディレクトリ構造及びパステーブルの例 

LSN 

内容 

備考 

257 

ルートディレクトリ用L形パステーブルレコード 

L形パステーブル 

 

AUDIO̲TS用L形パステーブルレコード 

 

 

VIDEO̲TS用L形パステーブルレコード 

 

258 

ルートディレクトリ用M形パステーブルレコード 

M形パステーブル 

 

AUDIO̲TS用M形パステーブルレコード 

 

 

VIDEO̲TS用M形パステーブルレコード 

 

259 

ルートディレクトリ用ディレクトリレコード(1st) 

ルートのディレクトリレコード 

 

ルートディレクトリ用ディレクトリレコード(2nd) 

 

 

AUDIO̲TS用ディレクトリレコード 

 

 

VIDEO̲TS用ディレクトリレコード 

 

260 

VIDEO̲TS用ディレクトリレコード(1st) 

VIDEO̲TSのディレクトリレコード 

 

親ディレクトリ用ディレクトリレコード(2nd) 

 

 

VIDEO̲TS.BUP用ディレクトリレコード 

 

 

VIDEO̲TS.IFO用ディレクトリレコード 

 

 

VIDEO̲TS.VOB用ディレクトリレコード 

 

 

VTS̲01̲0.BUP用ディレクトリレコード 

 

 

VTS̲01̲0.IFO用ディレクトリレコード 

 

 

VTS̲01̲0.VOB用ディレクトリレコード 

 

 

VTS̲01̲1.VOB用ディレクトリレコード 

 

 

VTS̲01̲2.VOB用ディレクトリレコード 

 

261 

AUDIO̲TS用ディレクトリレコード 

AUDIO̲TSのディレクトリレコード 

 

親ディレクトリ用ディレクトリレコード 

 

 

ATS̲01̲0.BUP用ディレクトリレコード 

 

 

ATS̲01̲0.IFO用ディレクトリレコード 

 

 

ATS̲01̲1.AOB用ディレクトリレコード 

 

 

AUDIO̲PP.IFO用ディレクトリレコード 

 

 

AUDIO̲SV.BUP用ディレクトリレコード 

 

 

AUDIO̲SV.IFO用ディレクトリレコード 

 

 

AUDIO̲SV.VOB用ディレクトリレコード 

 

 

AUDIO̲TS.BUP用ディレクトリレコード 

 

 

AUDIO̲TS.IFO用ディレクトリレコード 

 

 

AUDIO̲TS.VOB用ディレクトリレコード 

 

 

DVDAUDIO.BUP用ディレクトリレコード 

 

DVDAUDIO.MKB用ディレクトリレコード 

 

3.7.1 ディレクトリレコード ディレクトリレコードは,表3.7.1.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 


43 

X 0610:2006  

 

表 3.7.1.1 ディレクトリレコード 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

ディレクトリレコードの長さ(=LEN̲DR) 

Uint8 

 1 

拡張属性レコードの長さ 

Uint8 

 2 

エクステントの位置 

BB32 

10 

データ長 

BB32 

18 

日時記録(JIS X 0606,表9参照) 

数値 

25 

ファイルフラグ(JIS X 0606,表10参照) 

8ビット 

26 

ファイルユニットの大きさ 

Unit8 

27 

インタリーブ間げき(隙)の大きさ 

Uint8 

28 

ボリューム順序番号 

BB16=1(DVD-再生専用ディスク) 

32 

ファイル識別子の長さ(=LEN̲FI) 

Uint8 

33 

LEN̲FI 

ファイル識別子 

d文字,d1文字,区切り文字1,区切り文
字2,00h バイト又は 01h バイト 

埋込み 

00h バイト 

システム用(3.7.2参照) 

バイト 

 a = 33 + LEN̲FI 
 b = 0(ファイル記述子の長さが奇数のとき) 
 b = 1(ファイル記述子の長さが偶数のとき) 
 c = a + b 
 d = LEN̲DR−c 

 

3.7.1.1 ディレクトリレコードの長さ(RBP0) このディレクトリレコードのバイト長を8ビット数で指

定する。 

3.7.1.2 拡張属性レコードの長さ(RBP1) 拡張属性レコードを記録する場合,割り当てた拡張属性レコ

ードの長さを8ビット数で指定する。 

3.7.1.3 エクステントの位置(RBP2) エクステントに割り振った最初の論理セクタの論理セクタ番号を,

32ビット数で指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606が定義する論理ブロック番号は,論

理セクタ番号と同一とする。 

3.7.1.4 データ長(RBP10) ファイルセクションのデータ長を,32ビット数で指定する。 

3.7.1.5 日時記録(RBP18) ディレクトリレコードによって記述するエクステント中の情報を記録した

日付及び時刻を示す。 

3.7.1.6 ファイルフラグ(RBP25) JIS X 0606の表10が規定するとおり,ファイルの特定の特性を指定

する。 

3.7.1.7 ファイルユニットの大きさ(RBP26) ファイルセクションをインタリーブモードで記録する場

合,ファイルセクション用に割り振ったファイルユニットの大きさを,8ビット数で指定する。それ以外

の場合には,0を設定する。 

3.7.1.8 インタリーブ間げき(隙)の大きさ(RBP27) ファイルセクションをインタリーブモードで記

録する場合,ファイルセクション用に割り振ったインタリーブ間げき(隙)の大きさを,8ビット数で指

定する。それ以外の場合には,0を設定する。 

3.7.1.9 ボリューム順序番号(RBP28) ディレクトリレコードで記述するエクステントを記録するボリ

ューム集合内のボリュームの順序番号を,16ビットで指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,1に設定

する。 


44 

X 0610:2006  

 

3.7.1.10 ファイル識別子の長さ(RBP32) ディレクトリレコードのファイル識別子欄のバイト長を,8

ビットで指定する。 

3.7.1.11 ファイル識別子(RBP33) JIS X 0606の9.1.11が規定するとおり,ファイル又はディレクトリ

の識別情報を指定する。 

3.7.1.12 埋込み(RBPa) ファイル識別子欄の長さが偶数である場合だけ,ディレクトリレコードに存

在する。その場合には,00hバイトを設定する。 

3.7.1.13 システム用(RBPc) 著作権管理情報は,この欄の最後の6バイトに記述する。この欄の残り

がある場合,システム用に確保する。 

3.7.2 システム用欄の著作権管理情報 著作権管理情報は,各ファイルのディレクトリレコードのシステ

ム用欄の最後の6バイトに指定し,表3.7.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.7.2.1 システム用欄の著作権管理情報 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

CGMS情報 

バイト 

データ構造種別 

Uint8 

保護システム情報 

バイト 

 

3.7.2.1 CGMS情報(RBP0) 表3.7.2.2に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.7.2.2 CGMS情報 

Bit 

名前 

内容 

0〜3 

予備 

ZEROs 

4〜5 

CGMS 

0,1,2 又は 3 

予備 

ZERO 

著作物 

ZERO 又は ONE 

 

3.7.2.1.1 予備(Bit0〜3) すべてのビットをZEROに設定する。 

3.7.2.1.2 CGMS(Bit4〜5) 著作物ビットをONEに設定した場合,CGMS(Copy Generation Management 

System)欄の内容は,次に示す2ビット符号なし2進数で解釈する。 

a) 3:“コピー禁止”ファイル(コピーは許可しない。) 

b) 2:“1世代コピー可能”ファイル(1世代のコピー生成は許可する。) 

c) 1:予備 

d) 0:“コピー可能”ファイル(無制限にコピーを許可する。) 

著作物ビットをZEROに設定した場合,この欄は確保する。 

3.7.2.1.3 予備(Bit6) このビットをZEROに設定する。 

3.7.2.1.4 著作物(Bit7)  

a) ONE:このファイルは著作物を含む(AVオブジェクトデータを含む)。 

b) ZERO:このファイルは著作物を含まない。 

3.7.2.2 データ構造種別(RBP1) 保護システム情報欄のデータ構造の識別情報を指定する。指定する種

別は,表3.7.2.3に示すとおりに解釈する。 

 


45 

X 0610:2006  

 

表 3.7.2.3 データ構造の解釈 

種別 

解釈 

保護システム情報欄は,表3.7.2.4のとおり規定する。 

1〜255 

予備 

 

3.7.2.3 保護システム情報(RBP2) 著作権管理用の保護システムの識別を指定する。データ構造種別0

の場合,表3.7.2.4に示すとおりに定義する。 

 

表 3.7.2.4 データ構造種別0の保護システム情報欄 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

保護システム種別 

Uint8 

予備 

00h バイト 

 

3.7.2.3.1 保護システム種別(RBP0) この欄の値は,次のとおりに定義する。 

a) 0:このファイルは,著作権保護システム用のデータ構造をもたない。 

b) 1:このファイルは,DVD-Videoのための著作権保護システム(CSS)用のデータ構造をもつ。 

c) 2:このファイルは,DVD-Audioのための著作権保護システム(CPPM)用のデータ構造をもつ。 

d) 3:記録可能DVDのための著作権保護システム(CPRM)用の予備。 

e) 4〜127:私用内容に適用する著作権保護システム用の予備。 

f) 

128:このファイルは,早期開示期間内容保護システム(EWCP)用のデータ構造をもつ。 

g) 129〜255:商用内容に適用する著作権保護システム用の予備。 

備考 “商用内容”は,限定された利用者のために生成され,限定された利用者のために設計された

特別な装置だけによって扱われる。 

3.7.2.3.2 予備(RBP1) すべて00hバイトとして記録する。 

3.7.3 パステーブルレコード パステーブルレコードは,表3.7.3.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 3.7.3.1 パステーブルレコード 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

ディレクトリ識別子の長さ(=LEN̲DI) 

Uint8 

拡張属性レコードの長さ 

Uint8 

エクステントの位置 

LB32 又は MB32 

親ディレクトリ番号 

LB16 又は MB16 

LEN̲DI 

ディレクトリ識別子 

d文字,d1文字,00hバイト 

埋込み 

00hバイト 

  a = 8 + LEN̲DI 
  b = 0(ディレクトリ識別子の長さが偶数のとき) 
  b = 1(ディレクトリ識別子の長さが奇数のとき) 

 

3.7.3.1 ディレクトリ識別子の長さ(RBP0) パステーブルレコードのディレクトリ記述子欄のバイト長

を,8ビットで指定する。 

3.7.3.2 拡張属性レコードの長さ(RBP1) 拡張属性レコード長を記録する場合,割り振った拡張属性レ

コードの長さを,8ビット数で指定する。それ以外の場合には,0に設定する。 


46 

X 0610:2006  

 

3.7.3.3 エクステントの位置(RBP2) ディレクトリを記録したエクステントに割り当てた最初の論理セ

クタの論理セクタ番号を,32ビットで指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606が定義する

論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一とする。 

3.7.3.4 親ディレクトリ番号(RBP6) ディレクトリの親ディレクトリ用のパステーブル中のレコード番

号を,16ビットで指定する。 

3.7.3.5 ディレクトリ識別子(RBP8) ディレクトリの識別情報を指定する。 

3.7.3.6 埋込み(RBPa) ディレクトリ記述子欄の長さの番号が奇数である場合だけ,この欄は,このパ

ステーブルレコードに存在する。その場合,00hバイトを設定する。 

 

 

 


47 

X 0610:2006  

 

附属書A(規定)DVD-Videoディスク及びDVD-Audioディスクの要件 

 

A.1 一般 この附属書は,参考文献[1]及び[2](附属書1参照)に示すDVD-Videoディスク及びDVD-Audio

ディスクのボリューム構造及びファイル構造に対して,特定のパラメタ欄に付加する要件を規定する。 

この要件は,OSへの非依存性及び単純なデータ構造のために定義する。 

 

A.2 処理システム識別子欄の実体識別子 実体識別子は,表A.2.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

a) 基本ボリューム記述子の処理システム識別子欄 

b) 処理システム用ボリューム記述子の処理システム用欄における処理システムID欄 

c) 区画記述子の処理システム識別子欄 

d) 論理ボリューム記述子の処理システム識別子欄 

e) 論理ボリューム保全記述子の処理システム識別子欄 

f) 

ファイルエントリの処理システム識別子欄 

ファイル識別記述子中の処理システム用欄の長さは,0に設定する。したがって,ファイル識別記述子

中の実体識別子として指定する処理システム用欄は,存在しない。 

 

表 A.2.1 処理システム識別子欄の実体識別子 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

 1 

フラグ 

Uint8=0 

 1 

23 

識別子 

バイト=“*Developer ID”(DVD-Video/Audioディスク) 

24 

 1 

OSクラス 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

25 

 1 

OS識別子 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

26 

 6 

処理システム用領域 

バイト 

 

A.2.1 識別子(RBP1) 各オーサリングシステム開発者が登録している“*Developer ID”を設定する。 

A.2.2 OSクラス(RBP24) この欄の値を0に設定し,OSが定義されていないことを示す。 

A.2.3 OS識別子(RBP25) 処理システム用領域(RBP26) 

A.2.4 処理システム用領域(RBP26) オーサリングシステム開発者のオーサリングソフトウェアの版数

を含む処理システムの専門情報を指定する。 

 

A.3 UDF識別子添字 JIS X 0609の1.6.4.3が規定するUDF識別子添字は,処理システム用ボリューム記

述子中の処理システム識別子欄及びUDF拡張属性の識別子欄に記録し,表A.3.1に示すフォーマットを用

いて記録する。 

表 A.3.1 UDF識別子添字 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

UDF版数 

LB16=0102h 

OSクラス 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

OS識別子 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

予備 

00h バイト 


48 

X 0610:2006  

 

A.3.1 OSクラス(RBP2) この欄の値を0に設定し,OSを定義しないことを示す。 

A.3.2 OS識別子(RBP3) この欄の値を0に設定する。 

 

A.4 識別子 特定の識別子は,次の欄に記述する。例えば,次の欄は,タイトル名を記録することができ

る。 

a) 基本ボリューム記述子(JIS X 0609)のボリューム識別子欄 

b) 基本ボリューム記述子(JIS X 0609)のボリューム集合識別子欄 

c) 処理システム用ボリューム記述子の処理システム用欄における,論理ボリューム識別子欄 

d) 論理ボリューム記述子の論理ボリューム識別子欄 

e) ファイル集合記述子の論理ボリューム識別子欄 

f) 

ファイル集合記述子のファイル集合識別子欄 

g) 基本ボリューム記述子(JIS X 0606)のボリューム識別子欄 

h) 基本ボリューム記述子(JIS X 0606)のボリューム集合識別子欄 

 

A.5 開始ボリューム記述子ポインタ 開始ボリューム記述子ポインタは論理セクタ番号256及び最後の

論理セクタ番号をもつ指定された論理セクタの中に記録されなければならない。 

 

A.6 基本ボリューム記述子中のボリューム集合識別子欄 基本ボリューム記述子中のボリューム集合識

別子欄は,表A.6.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

表 A.6.1 基本ボリューム記述子集合識別子欄 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

  1 

圧縮ID 

Uint8=8  

  1 

  8 

時間値 

バイト 

  9 

  8 

処理システム用 

バイト 

 17 

110 

許容値 

バイト 

127 

 1 

文字列の長さ 

Uint8 

 

A.6.1 圧縮ID(RBP0) この欄の値を8に設定し,時間値欄,処理システム用欄及び許容値欄は,1文

字ごとに8ビットとして圧縮する。 

A.6.2 時間値(RBP1) 32ビットの時間値の16進表記の,JIS X 0201によって符号化した文字列を指定

する。DVD-Videoディスクの場合,32ビット時間フォーマットは,表A.6.2に定義する。 

 

表 A.6.2 DVD-Video/Audioディスクの32ビット時間フォーマット 

Bit 

長さ 

名前 

内容 

 0〜4 

5ビット 

2で除した秒 

0〜29  

 5〜10 

6ビット 

分 

0〜59  

11〜15 

5ビット 

時 

0〜23  

16〜20 

5ビット 

日 

0〜31  

21〜24 

4ビット 

月 

1〜12  

25〜31 

7ビット 

年 

1980代 

 


49 

X 0610:2006  

 

例えば,1995年11月28日14:35:50という日付及び時刻は,10進数で年:月:日:時:分:2で除した

秒として15:11:28:14:35:25であり,その32ビット時間フォーマットの値は2進数で,0001111b:

1011b:11100b:01110b:100011b:11001b,16進数では,1F7C7479hと成る。したがって,時間値欄の値

は,31h,46h,37h,43h,37h,34h,37h,39hと成る。 

A.6.3 処理システム用(RBP9) 処理システム用として,自由に使用する。 

A.6.4 許容値(RBP17) ボリューム集合の識別を指定する。 

A.6.5 文字列の長さ(RBP127) このボリューム集合識別子欄に文字を記録するために用いたバイト数

に設定しなくてはならない。 

 

A.7 論理ボリューム保全列 論理ボリューム保全列は終端記述子によって終端されなければならない。 

 

A.8 論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子  

 

表 A.8.1 論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 8 

一意ID 

LB64< 231−1(DVD-Video/Audioディスク) 

24 

予備 

00h バイト 

 

A.8.1 一意ID(RBP0) 関連した論理ボリュームに記録したファイルエントリ中の一意ID欄の値より

も大きい値を指定する。DVD-Video/Audioディスクの場合,処理システムは,231−1より小さいこの値を

維持する。 

 

A.9 ファイル集合記述子列 ファイル集合記述子列は終端記述子によって終端されなければならない。 

 

A.10 ファイルエントリ 特定のファイルは,ジャケットピクチャフォーマットを含む,参考文献[1]及び

[2](附属書1参照)で定義される。特定のファイル,特定のファイルを検索する各ディレクトリ及びルー

トディレクトリは,各々一つのエクステントに記録されなければならない。 

したがって,ファイルエントリの割付け記述子欄には短割付け記述子を記録しなければならない。 

 


50 

X 0610:2006  

 

表 A.10.1 ファイルエントリ 

BP 

長さ 

名前 

内容 

  0 

16 

記述子タグ 

tag(タグ識別子=261) 

 16 

20 

ICBタグ 

icbtag(DVD-Video/Audioディスクは,A.11参照) 

 36 

 4 

利用者ID 

LB32 

 40 

 4 

グループID 

LB32 

 44 

 4 

許可条件 

LB32 

 48 

 2 

ファイルリンク数 

LB16 

 50 

 1 

レコードフォーマット 

Uint8=0 

 51 

 1 

レコード表示属性 

Uint8=0 

 52 

 4 

レコード長 

LB32=0 

 56 

 8 

情報長 

LB64 

 64 

 8 

記録済み論理ブロック 

LB64 

 72 

12 

アクセス日時 

Timestamp 

 84 

12 

変更日時 

Timestamp 

 96 

12 

属性日時 

Timestamp 

108 

 4 

チェックポイント 

LB32=1 

112 

16 

拡張属性ICB 

long̲ad 

128 

32 

処理システム識別子 

EntityID(DVD-Video/Audioディスクは,A.2参照) 

160 

 8 

一意ID 

LB64 

168 

 4 

拡張属性の長さ(=L̲EA) LB32 

172 

 4 

割付け記述子の長さ 

LB32=8(DVD-Video/Audioディスク) 

176 

L-EA 

拡張属性 

バイト 

 8 

割付け記述子 

バイト 

     a = L̲EA + 176 

 

A.10.1 ICBタグ(BP16) ICBタグ欄は,A.11で指定する。 

A.10.2 処理システム識別子(BP128) 処理システム識別子欄は,A.2で指定する。 

A.10.3 割付け記述子の長さ(BP172) 8に設定する。これは,一つの短割付け記述子だけを割付け記述

子欄に記述することを示す。 

A.10.4 割付け記述子(BPa) 短割付け記述子を記述する。 

 

A.11 ICBタグ 特定のファイルは,ジャケットピクチャフォーマットを含む,Part 3 VIDEO 

SPECIFICATION及びPart 4 AUDIO SPECIFICATIONSで定義される。各特定のファイル,特定のファイル

を検索する各ディレクトリ及びルートディレクトリは,各々ICB方策4を用いて記録しなければならない。

ICBタグは表A.11.1に示すフォーマットを用いて記録されなければならない。 

 


51 

X 0610:2006  

 

表 A.11.1 ICBタグ 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

記録済み直接エントリの個数 

LB32=0(DVD-Video/Audioディスク) 

 4 

方策種別 

LB16=4(DVD-Video/Audioディスク) 

 6 

方策パラメタ 

LB16=0(DVD-Video/Audioディスク) 

 8 

最大エントリ個数 

LB16=1(DVD-Video/Audioディスク) 

10 

予備 

00h バイト 

11 

ファイル種別 

Uint8 

12 

親ICB位置 

lb̲addr=all 0ʼs(DVD-Video/Audioディスク) 

18 

フラグ(A.12参照) 

LB16 

 

A.11.1 記録済み直接エントリの個数(RBP0) ICB階層は一つのICBから成り,記録済み直接エントリ

の個数は0に設定する。 

A.11.2 方策種別(RBP4) この欄の値を4に設定する。 

A.11.3 方策パラメタ(RBP6) この欄の値を0に設定する。 

A.11.4 最大エントリ個数(RBP8) この欄の値を1に設定する。 

A.11.5 親ICB位置(RBP12) すべて0を設定する。 

A.11.6 フラグ(RBP18) この欄は,表A.12.1に示すフォーマットを用いて記録する。 

 

A.12 ICBタグ中のフラグ欄  

 

表 A.12.1 ICBタグ中のフラグ欄 

Bit 

記述子 

内容 

0〜2 

割付け記述子の種別 

0:短割付け記述子 

 3 

ディレクトリソート 

ZERO:未ソート  

 4 

再配置不可能 

ONE:再配置不可能(DVD-Video/Audioディスク) 

 5 

アーカイブ 

ZERO 又は ONE 

 6 

Setuid 

ZERO 又は ONE 

 7 

Setgid 

ZERO 又は ONE 

 8 

Sticky 

ZERO 又は ONE 

 9 

Contiguous 

ONE:Contiguous(DVD-Video/Audioディスク) 

10 

システム 

ZERO 又は ONE 

11 

transformed 

ZERO:変換がない。 

12 

複数版数 

ZERO:複数版数でない。 

13〜15 

予備 

ZEROs 

 

A.12.1 再配置不可能(Bit 4) このビットは,システムの特定の性能を保証して,ONEを設定する。 

A.12.2 Contiguous(Bit 9) このビットは,システムの特定の性能を保証して,ONEを設定する。 

 

A.13 著作権管理情報 JIS X 0609及びJIS X 0606のファイル構造中に記録した著作権管理情報の中の

CGMS情報欄の値は,一つのビデオマネージャ,ビデオタイトルセット,オーディオマネージャ,オーデ

ィオ静止ビデオセット又はオーディオタイトルセットを構成するすべてのファイルに関して,同一の値と

する。 


52 

X 0610:2006  

 

A.14 起動記述子 起動記述子は,ブリッジボリューム認識列には記録しない。起動レコードも同様に,

ブリッジボリューム認識列には記録しない。 

 

A.15 CD-ROMボリューム記述子集合 CD-ROMボリューム記述子集合は,一つの基本ボリューム記述

子及び一つのボリューム記述子集合終端子をもち,一つの副ボリューム記述子をもつことができる。基本

ボリューム記述子は,論理セクタ番号16に配置しなければならない。 

 

A.16 基本ボリューム記述子 基本ボリューム記述子のフォーマットを表 A.16.1に示す。 

 

表 A.16.1 基本ボリューム記述子 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

   0 

ボリューム記述子種別 

Uint8=1 

   1 

規格識別子 

バイト=“CD001” 

   6 

ボリューム記述子版数 

Uint8=1 

   7 

未使用 

00h バイト 

   8 

32 

システム識別子 

20h バイト(DVD-Video/Audioディスク) 

  40 

32 

ボリューム識別子 

d文字 

  72 

未使用 

00h バイト 

  80 

ボリューム空間の大きさ 

BB32 

  88 

32 

未使用 

00h バイト 

 120 

ボリューム集合の大きさ 

BB16=1 

 124 

ボリューム順序番号 

BB16=1 

 128 

論理ブロックの大きさ 

BB16=2048 

 132 

パステーブル 

BB32 

 140 

L形パステーブルの位置 

LB32 

 144 

任意L形パステーブルの位置 

LB32 

 148 

M形パステーブルの位置 

MB32 

 152 

任意M形パステーブルの位置 

MB32 

 156 

34 

ルートディレクトリ用ディレクトリレコ
ード(A.17参照) 

バイト 

 190 

128 

ボリューム集合識別子 

d文字 

 318 

128 

出版者識別子 

a文字 

 446 

128 

データ編集者識別子 

a文字 

 574 

128 

応用システム識別子 

a文字 

 702 

37 

著作権ファイル識別子 

d文字,区切り文字1,区切り文字2 

 739 

37 

抄録ファイル識別子 

d文字,区切り文字1,区切り文字2 

 776 

37 

書誌ファイル識別子 

d文字,区切り文字1,区切り文字2 

 813 

17 

ボリューム作成日時 

Digit(s) 

 830 

17 

ボリューム変更日時 

Digit(s) 

 847 

17 

ボリューム失効日時 

Digit(s) 

 864 

17 

ボリューム発効日時 

Digit(s) 

 881 

ファイル構造版数 

Uint8=1 

 882 

予備 

00h バイト 

 883 

512 

処理システム用 

規定しない。 

1395 

653 

予備 

00h バイト 

 


53 

X 0610:2006  

 

A.16.1 システム識別子 20hバイトを設定する。 

 

A.17 ディレクトリレコード ディレクトリレコードのフォーマットを表 A.17.1に示す。 

 

表 A.17.1 ディレクトリレコード 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

 0 

ディレクトリレコードの長さ(LEN̲DR) Uint8 

 1 

拡張属性レコードの長さ 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

 2 

エクステントの位置 

BB32 

10 

データ長 

BB32 

18 

記録日時 

数値 

25 

ファイルフラグ 

8ビット 

26 

ファイルユニットの大きさ 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

27 

インタリーブ間げき(隙)の大きさ 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

28 

ボリューム順序番号 

BB16=1 

32 

ファイル識別子の長さ(=LEN̲FI) 

Uint8 

33 

LEN̲FI 

ファイル識別子 

d文字,区切り文字1,区切り文字1,00h バ
イト 又は 0h バイト 

埋込み 

00h バイト 

システム用 

バイト 

 a = 33 + LEN̲FI 
 b = 0 (ファイル識別子欄の長さが偶数のとき) 
 b = 1 (ファイル識別子欄の長さが奇数のとき) 
 c = a + b 

 

A.17.1 拡張属性レコードの長さ(RBP1) 拡張属性レコードは記録していないことを示して,0を設定

する。 

A.17.2 ファイルユニットの大きさ(RBP26) ファイルセクションがノンインタリーブモードで記録し

たことを示して,0を設定する。 

A.17.3 インタリーブ間げき(隙)の大きさ(RBP27) ファイルセクションがノンインタリーブモード

で記録したことを示して,0を設定する。 

A.17.4 システム用(RBPc) 著作権管理情報は,この6バイトの欄に記録する。 

 

A.18 パステーブル パステーブルレコードのフォーマットを表A.18.1に示す。 

 


54 

X 0610:2006  

 

表 A.18.1 パステーブルレコード 

RBP 

長さ 

名前 

内容 

ディレクトリ識別子の長さ(=LEN̲DI) 

Uint8 

拡張属性レコードの長さ 

Uint8=0(DVD-Video/Audioディスク) 

エクステントの位置 

LB32 又は MB32 

親ディレクトリ番号 

LB16 又は MB16 

LEN̲DI 

ディレクトリ識別子 

d文字,00h バイト 

埋込み 

00h バイト 

 a = 8 + LEN̲DI 
 b = 0 (ディレクトリ識別子欄の長さが偶数のとき) 
 b = 1 (ディレクトリ識別子欄の長さが奇数のとき) 

 

A.18.1 拡張属性レコードの長さ(RBP1) 拡張属性レコードを記録していないことを示して,0に設定

する。 

 

A.19 ディレクトリ及びファイル DVD-Videoディスクの実装及びDVD-Audioディスクの実装のディレ

クトリ及びファイルに対する要件を,次に示す。 

a) Part 3 VIDEO SPECIFICATIONSに示すビデオマネージャ及びビデオタイトルセット用のディレクトリ

はルートディレクトリのサブディレクトリとしてDVD-Videoディスクに記録されなければならず,

“VIDEO̲TS”という固定された名前をもたなければならない。VIDEO̲TSディレクトリはDVD-Audio

ディスクに記録してもよい。Part 4 AUDIO SPECIFICATIONSに示すメディアキーブロック,シンプル

オーディオマネージャ,オーディオマネージャ,オーディオ静止ビデオセット及びオーディオタイト

ルセット用のディレクトリはルートディレクトリのサブディレクトリとしてDVD-Audioディスクだ

けに記録されなければならず,“AUDIO̲TS”という固定された名前をもたなければならない。 

b) ビデオマネージャ情報,ビデオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセット,バックアップ用ビ

デオマネージャ情報,ビデオタイトルセット情報,ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェ

クトセット及びバックアップ用ビデオタイトルセット情報は,各々VIDEO̲TSディレクトリの構成フ

ァイルのデータ空間の中に記録しなければならない。ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジ

ェクトセットの構成ファイルはDVD-Audioディスクに記録してはならない。 

c) 1GB(=230バイト)以上の大きさのタイトル用ビデオオブジェクトセットは,各ファイルの大きさを

1GBより小さくするために,9ファイルまで分割する。これらのファイルは,VIDEO̲TSディレクト

リの構成ファイルでなければならない。タイトル用オーディオオブジェクトセットの中のこれらの構

成ファイルの配置は,各ファイルが隣接して配置されるものとする。 

d) シンプルオーディオマネージャ,オーディオマネージャ情報,オーディオマネージャメニュー用ビデ

オオブジェクトセット,バックアップ用オーディオマネージャ情報,オーディオ静止ビデオセット情

報,オーディオ静止ビデオセットオブジェクトセット,バックアップ用オーディオ静止ビデオセット

情報,オーディオタイトルセット情報及びバックアップ用オーディオタイトルセット情報は,各々

AUDIO̲TSディレクトリの構成ファイルのデータ空間の中に記録しなければならない。 

e) 3 MB(=3,145,728バイト)の大きさをもつメディアキーブロックは,利用者ファイル及び2重化

バックアップファイルとして記録されなければならない。これらのファイルは,AUDIO̲TSディレク

トリの構成ファイルでなければならない。各メディアキーブロックの最初のバイトは,論理セクタ番


55 

X 0610:2006  

 

号が16の整数倍の値をもつ論理セクタの最初のバイトと一致しなければならない。 

f) 

1GB(=230バイト)以上の大きさのタイトル用オーディオオブジェクトセットは,各ファイルの大き

さを1GBより小さくするために,9ファイルまで分割する。これらのファイルは,AUDIO̲TSディレ

クトリの構成ファイルでなければならない。タイトル用オーディオオブジェクトセットの中のこれら

の構成ファイルの配置は,各ファイルが隣接して配置されるものとする。 

g) ファイル名は,次に示す規則に従って与える。 

1) ビデオマネージャ(VMG)用ファイル名 ビデオマネージャ情報のファイル名として,

“VIDEO̲TS.IFO”を固定的に用いる。ビデオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセットの

ファイル名として,“VIDEO̲TS.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用ビデオマネージャ情報

のファイル名として,“VIDEO̲TS.BUP”を固定的に用いる。 

2) ビデオタイトルセット(VTS)用ファイル名 ビデオタイトルセット情報のファイル名として,

“VTS̲@@̲0.IFO”を用いる。ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクトセットのファ

イル名として,“VTS̲@@̲0.VOB”を用いる。タイトル用ビデオオブジェクトセットのファイル名

として,“VTS̲@@̲#.VOB”を用いる。バックアップ用ビデオタイトルセット情報のファイル名と

して,“VTS̲@@̲0.BUP”を用いる。 

“@@”は,“01”〜“99”の2文字を用いて,ビデオタイトルセット番号と同じ番号を割り当て

なければならない。 

“#”は,“1”〜“9”の1文字を用いて,ビデオオブジェクトセットの各ファイルに対して,論

理ボリューム空間の中で昇順に,連続的に割り当てなければならない。 

3) シンプルオーディオマネージャ(SAMG)用ファイル名 シンプルオーディオマネージャのファイル

名として,“AUDIO̲PP.IFO”を固定的に用いる。 

4) メディアキーブロック用ファイル名 メディアキーブロックのファイル名として,

“DVDAUDIO.MKB”を固定的に用いる。バックアップ用メディアキーブロックのファイル名とし

て,“DVDAUDIO.BUP”を固定的に用いる。 

5) オーディオマネージャ(AMG)用ファイル名 オーディオマネージャ情報のファイル名として,

“AUDIO̲TS.IFO”を固定的に用いる。オーディオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセッ

トのファイル名として,“AUDIO̲TS.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用オーディオマネー

ジャ情報のファイル名として,“AUDIO̲TS.BUP”を固定的に用いる。 

6) オーディオ静止ビデオセット(ASVS)用ファイル名 オーディオ静止ビデオセット情報のファイル

名として,“AUDIO̲SV.IFO”を固定的に用いる。オーディオ静止ビデオオブジェクトセットのファ

イル名として,“AUDIO̲SV.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用オーディオ静止ビデオセッ

ト情報のファイル名として,“AUDIO̲SV.BUP”を固定的に用いる。 

7) オーディオタイトルセット(ATS)用ファイル名 オーディオタイトルセット情報のファイル名とし

て,“ATS̲@@̲0.IFO”を用いる。タイトル用オーディオオブジェクトセットのファイル名として,

“ATS̲@@̲#.AOB”を用いる。バックアップ用オーディオタイトルセット情報のファイル名として,

“ATS̲@@̲0.BUP”を用いる。 

“@@”は,“01”〜“99”の2文字を用いて,オーディオタイトルセット番号と同じ番号を割り

当てなければならない。 

”#”は,“1”〜“9”の1文字を用いて,オーディオオブジェクトセットの各ファイルに対して,

論理ボリューム空間の中で昇順に,連続的に割り当てなければならない。 


56 

X 0610:2006  

 

h) JIS X 0609ファイル構造では,ディレクトリ及びファイルのファイル識別子は,OSTA圧縮Unicode

フォーマットを用いて記録されなければならない。ファイル識別記述子のファイル識別子欄中に記録

する圧縮IDは,8を設定する。例えば,VIDEO̲TSディレクトリのファイル識別子は,ファイル識別

子欄の中に08h+“VIDEO̲TS”として記録し,このファイル識別子の長さは,9とする。 

 

 

 


57 

X 0610:2006  

 

附属書B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法 

 

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな

い。 

 

ファイルシステムがJIS X 0606からJIS X 0609へ移行することが予想されるため,DVD-Videoプレーヤ

及びDVD-AudioプレーヤはJIS X 0609ファイルシステムを使うことを推奨する。例えば図3.1.1に示す

VIDEO̲TS.IFOファイルを読出す手続を示す。 

 

a) 手続1. ボリューム認識列 ボリューム認識列領域は,論理セクタ16で始まる。“NSR02”をもつ規格

識別子欄のNSR記述子を探し出す。 

b) 手続2. 開始点 主ボリューム記述子列の位置を指定する論理セクタ256に位置する第1の開始点を読

み込む。読み込めないときには,最後のLSNに位置する第2の開始点を読み込む。 

c) 手続3. ボリューム記述子列 主ボリュームを読み出す。読み出せない場合には,予備ボリューム記述

子列を読み込む。その列の論理ボリューム記述子に指定されているファイル集合記述子の位置を見つ

け出す。その列の区画記述子に指定されている区画の開始位置を見つけ出す。 

d) 手続4. ファイル集合記述子 ファイル集合記述子の位置を読み出し,ルートディレクトリを記述する

ファイルエントリの位置及び長さを見つけ出す。 

e) 手続5. ルートディレクトリのファイルエントリ ルートディレクトリファイルエントリを読み出し,

ルートディレクトリの属性及び位置を見つけ出す。 

f) 

手続6. ルートディレクトリ ファイル識別記述子で構成されるルートディレクトリを読み出す。ファ

イル識別子欄が,VIDEO̲TSを識別し,ファイルがディレクトリであることを指定するファイル特性

欄をもつファイル識別記述子を見つけ出す。そのファイル識別記述子を読み出し,VIDEO̲TSディレ

クトリを記述しているファイルエントリの位置を見つけ出す。 

g) 手続7. サブディレクトリのファイルエントリ VIDEO̲TSディレクトリのファイルエントリを読み

出し,VIDEO̲TSディレクトリの位置及び長さを見つけ出す。 

h) 手続8. サブディレクトリ ファイル識別記述子から成るVIDEO̲TSディレクトリを読み出す。ファ

イル識別子欄がVIDEO̲TS.IFOを指定し,ファイル特性欄がファイルディレクトリでないことを指定

するファイル識別記述子を見つけ出す。 

i) 

手続9. 構成ファイルのファイルエントリ VIDEO̲TS.IFOファイルエントリを読み出し,

VIDEO̲TS.IFOファイルの位置を見つけ出す。 

 

 

 


58 

X 0610:2006  

 

附属書C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列 

 

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな

い。 

 

JIS X 0606起動レコードを使うとき,この起動レコードは表C.1.1に示すとおり,論理セクタ番号17を

もつ特定の論理セクタの中に配置されなければならない。 

 

表 C.1.1 起動レコードをもつブリッジボリューム認識列の例 

LSN 

記述子 

16 

基本ボリューム記述子(JIS X 0606) 

17 

起動レコード(JIS X 0606) 

18 

ボリューム記述子集合ターミネータ 

19 

拡張領域記述子の始まり 

20 

NSR記述子 

21 

拡張領域記述子の終わり 

  

 


59 

X 0610:2006  

 

附属書1(参考)参考文献 

 

[1] DVD Specifications for Read-Only Disc−Part 3: VIDEO SPECIFICATIONS 

[2] DVD Specifications for Read-Only Disc−Part 4: AUDIO SPECIFICATIONS