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X 0610

:2006

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,財団法人光産業技術振興協会(OITDA)から

DVD

フォーラムの DVD Specifications for Read-Only Disc−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONS を基に

作成した工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を

経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会

は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新

案登録出願にかかわる確認について,責任をもたない。

JIS X 0610

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(規定)DVD-Video ディスク及び DVD-Audio ディスクの要件

附属書 B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法

附属書 C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列

附属書 1(参考)参考文献


X 0610

:2006

目  次

ページ

序文

1

1.

  一般

1

1.1

  適用範囲

1

1.2

  引用規格

1

1.3

  定義

2

1.4

  記法

4

1.5

  記述子欄のデータ種別

4

1.6

  記述子の記録

6

2.

  ボリューム構造

6

2.1

  DVD-再生専用ディスクの要件

6

2.2

  ボリューム空間

7

2.3

  ブリッジフォーマットのボリューム構造

8

2.4

  ブリッジボリューム認識列

10

2.5

  開始点

11

2.6

  ボリューム記述子列

12

2.7

  論理ボリューム保全列

19

2.8

  CD-ROM ボリューム記述子集合

21

3.

  ファイル構造

25

3.1

  DVD-再生専用ディスクの要件

25

3.2

  JIS X 0609 のファイル構造

26

3.3

  JIS X 0609 のファイル集合記述子列

29

3.4

  JIS X 0609 のディレクトリ

31

3.5

  ICB

32

3.6

  拡張属性

38

3.7

  JIS X 0606 のディレクトリ構造及びパステーブル

41

附属書 A(規定)DVD-Video ディスク及び DVD-Audio ディスクの要件

47

附属書 B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法

57

附属書 C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列

58

附属書 1(参考)参考文献

59

 


日本工業規格

JIS

 X

0610

:2006

DVD-

再生専用ディスクのボリューム構造

及びファイル構造

Volume and file structure of DVD read-only Disc

序文  この規格は,1996 年に DVD フォーラムから発行され,2001 年 8 月までに Supplement として改訂さ

れた DVD Specifications for Read-Only Disc−Part 2: FILE SYSTEM SPECIFICATIONS を基に作成した日本工

業規格である。

1.

  一般

1.1

  適用範囲  この規格は,DVD-再生専用ディスク用のボリューム構造及びファイル構造として,ブリ

ッジフォーマットを規定する。この規定によって,DVD 専用プレーヤ及びコンピュータシステム利用者の

間の DVD-再生専用ディスクによる情報交換が可能になる。このブリッジフォーマットは,JIS X 0609 

び JIS X 0606ISO 9660)に従う。

JIS X 0609

は,JIS X 0607ISO/IEC 13346)の規定の部分集合を定義することによって,データ交換を

最大限に行い,JIS X 0607 を実装するための費用及び複雑性を最小限に抑える。この規格 JIS X 0610 は,

これを DVD-再生専用ディスクに適用するために,

JIS X 0609

に幾つかの制限及び条件を付け加えている。

これらの制限及び条件によって,DVD 専用プレーヤの設計を容易にする。

このブリッジフォーマットは,JIS X 0606 と互換性のあるボリューム構造及びファイル構造をもつこと

によって,既存のコンピュータシステムにおいても容易に実装できる。

“DVD-Video/Audio 適合”範囲は DVD-Video 規定及び DVD-Audio 規定の両方に関して,ブリッジフォ

ーマットの上で定義される。DVD-Video/Audio 適合範囲は,ブリッジフォーマットを使用する際のボリュ

ーム構造及びファイル構造のパラメタ欄に幾つかの制限を規定する。これは,オペレーティングシステム

(OS)からの独立性を保ち,DVD-Video ディスク及び DVD-Audio ディスクのデータ構造を単純化する。

1.2

  引用規格  次の規格等は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。

これらの引用規格のうちで,発効年又は発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規

定を構成するものであって,その後の改正版・追補は適用しない。

JIS X 0201:1997

  7 ビット及び 8 ビットの情報交換用符号化文字情報集合

備考  ISO/IEC 646:1991  Information tecnology − ISO 7-bit coded character set for information

interchange

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS X 0606:1998

  情報交換用 CD-ROM のボリューム構造及びファイル構造

備考  ISO 9660:1988  Information processing−Volume and file structure of CD-ROM for information

interchange

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS X 0607:2001

  非逐次記録を用いる追記形及び書換形の情報交換用媒体のボリューム及びファイル

の構造


2

X 0610

:2006

備考  ISO/IEC 13346:1999  Volume and file structure of write-once and rewritable media using

non-sequential recording for information interchange

からの引用事項は,この規格の該当事項と

同等である。

JIS X 0609:1998

  情報交換用非逐次記録高密度光ディスクのボリューム及びファイルの構造

備考  Universal Disk Format Specification,revision 1.02,Optical Storage Technology Association,1996

が,この日本工業規格に対応している。

JIS X 6241:2004

  120 mm DVD-再生専用ディスク

備考  ISO/IEC 16448:2002  Information technology−120 mm DVD−Read-only disk が,この日本工業

規格に一致している。

JIS X 3030:1994

  移植可能なオペレーティングシステムのインタフェース(POSIX)第 1 部  応用プロ

グラム向けのインタフェース(API)

[プログラム言語 C]

備考  ISO/IEC 9945-1:1990    Portable Operating System Interface (POSIX)−Part 1: System Application

Program Interface (API) [C Language]

が,この日本工業規格に一致している。

ISO/IEC 13800:1996  Information technology

−Procedure for the registration of identifiers and attributes for

volume and file structure

The Unicode Standard

,version 1.1,Unicode Consortium

1.3

定義

1.3.1

  開始点(anchor point)  ボリューム記述子列のエクステントを識別する記述子を記録するための,

規定された論理セクタ番号集合中の一つの論理セクタ番号。

1.3.2

  応用プログラム(application)  ファイルの内容を処理し,ファイル又はそのファイルを記録したボ

リュームに関するシステム指定の属性データも処理できるプログラム。

1.3.3

  バイト(byte)  一つの単位として扱う 8 個の 2 進数字の列。

1.3.4

  巡回冗長検査[cyclic redundancy check (CRC)]  バイト列の正しさを計算する方法。

1.3.5

  データ編集者(data preparer)  ボリュームグループ上に記録するデータの編集を管理する人又は他

の実体。

1.3.6

  記述子(descriptor)  ボリューム又はファイルに関する記述的情報をもつ構造。

1.3.7

  エクステント(extent)  次の二つの定義を与える。

a)

ボリューム構造及び JIS X 0606 のファイル構造では,昇順に連続する論理セクタ番号をもつ論理セク

タの集合。エクステントの番地又は位置は,論理セクタ列の最初の論理セクタの番号とする。

b)

ファイル構造では,昇順に連続する論理ブロック番号をもつ論理ブロックの集合。エクステントの番

地又は位置は,論理ブロック列の最初の論理ブロックの番号とする。

1.3.8

  ファイルセクション(file section)  1 個のエクステントに記録したファイルの一部。

1.3.9

  ファイル集合(file set)  ファイル又はディレクトリの集合。

1.3.10

  ファイル集合番号(file set number)  論理ボリュームのファイル集合を識別する番号。ファイル集

合番号の一つは 0 とする。

1.3.11

  ファイル集合記述子番号(file set descriptor number)  ファイル集合記述子列のファイル集合記述

子を識別する番号。

1.3.12

  ファイルユニット(file unit)  一つのエクステントを構成する論理セクタの集合。論理セクタ番

号は,連続した昇順列とする。

1.3.13

  ファイルユニットの大きさ(file unit size)  ファイルセクションに割り当てられたファイルの一部


3

X 0610

:2006

を構成するファイルユニットの中の論理セクタの個数。

1.3.14

  グループ ID(group ID)  利用者のグループの識別子。

1.3.15

  処理システム(implementation)  情報処理システムが,作成システム,受領システム又はその両

方のシステムとして動作することを可能とする処理の集合。

1.3.16

  論理ブロック(logical block)  論理ボリューム中の割付けの単位。

1.3.17

  論理セクタ(logical sector)  ボリューム中の割付けの単位。

1.3.18

  論理ボリューム(logical volume)  一つ以上の区画の集合。

1.3.19

  作成システム(originating system)  他のシステムとのデータ交換を目的としてボリューム集合中

にファイルの集合を作成することができる情報処理システム。

1.3.20

  区画(partition)  ボリューム中においての論理セクタから成る一つのエクステント。

1.3.21

  区画番号(partition number)  ボリュームの区画を識別する番号。区画番号は,0 から始まる昇順

に割り当てた連続した整数とする。

1.3.22

  物理セクタ(physical sector)  JIS X 6241 が規定する割当て単位。

1.3.23

  基本ボリューム記述子番号(primary volume descriptor number)  ボリューム記述子列の基本ボリュ

ーム記述子を識別する番号。ボリューム記述子列の一つの最新基本ボリューム記述子だけが,基本ボリュ

ーム記述子番号 0 をもつ。

1.3.24

  受領システム(receiving system)  データ交換を目的として他のシステムによって形成されたボリ

ューム集合からファイル集合を読みとることのできる情報処理システム。

1.3.25

  予備(reserved)  次の二つの定義を用いる。

a)

予備欄に関しては,

“予備”という用語は,将来の DVD の規定において用いられる可能性があること

を示し,実装では無視しなければならないことを示す。予備欄のすべてのバイトは,00h に設定しな

ければならない。

b)

値が定義済みの欄に関しては,

“予備”という用語は,将来の DVD の規定において用いられる可能性

があることを示し,実装では無効な値として扱われなければならない。

1.3.26

  セクタ(sector)  媒体の他の番地付け可能部分とは独立にアクセスできる番地付け可能最小部分

のデータ欄。

1.3.27

  記録のための規格(standard for recording)  媒体に記録される情報用の記録方法及び番地指定方法

を規定する規格。記録のための規格は,JIS X 0607 の 1/5.10 の規定による。

1.3.28

  の補数(twos complement)  その数の各ビットを反転させ(1 を 0 に置き換え,0 を 1 に置き換

える)

,1 を加えて計算される数値。ただし,オーバフローは無視する。

1.3.29

  ブリッジフォーマット(Bridge Format)  JIS X 0609 及び JIS X 0606 の両規格に従うフォーマット。

1.3.30

  利用者(user)  処理システムが提供するサービスの実行を呼び出す人又は他の実体(例えば,応

用プログラム)

1.3.31

  利用者 ID(user ID)  利用者の識別子。

1.3.32

  ボリューム(volume)  関係する記録のための規格が規定するセクタ番地空間。

1.3.33

  ボリューム記述子順序番号(volume descriptor sequence number)  ボリューム記述子列のボリュー

ム記述子を識別する番号。同一のボリューム記述子順序番号をもつすべてのボリューム記述子は,同一の

内容をもつ。最新記述子は,JIS X 0607 の 3/8.4.3 の規定による。

1.3.34

  ボリュームグループ(volume group)  同時に作られた内容をもち,一つ以上の連続した番号のボ

リュームから成る一つのボリューム集合の中のグループ。


4

X 0610

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1.3.35

  ボリューム順序番号(volume sequence number)  ボリューム集合中のボリュームに対して,1 から

始まる昇順に連続した整数を割り当てた番号。

1.3.36

  ボリューム集合(volume set)  同一のボリューム集合識別子をもつ一つ以上のボリュームの集合。

1.3.37

  ボリューム集合の大きさ(volume set size)  ボリュームグループ内で最大のボリューム順序番号

をもつボリュームのボリューム順序番号。

1.4

  記法

1.4.1

  数値記法  10 進表記の数値は,0 から 9 までの数字を用いて 10 進数字で表す。“Digit(s)”は,0 か

ら 9 までを用いて表す。

16

進表記の数値は,二つ以上の 16 進数字の列で表す。すなわち,0 から 9 までの数字及びアルファベッ

トの A から F までを用い,末尾に“h”を付与して表す。

2

進表記の数値は,0 及び 1 の組合せの列で表し,末尾に“b”を付与する。

“ZERO”は,値 0 をもつ 1

ビットを示す。

“ONE”は,値 1 をもつ 1 ビットを示す。

1.4.2

  算術記法  ip(x)は,x の整数部分を意味する。

1.4.3

  ビット欄  特定の欄又は欄の一部は,ビットの配列とする。このビットの配列をビット欄と呼ぶ。n

ビット欄でのビット位置は,最下位のビットを 0 とし,最上位のビットを n-1 として番号付けをする。

1.4.4

  文字列  バイト列の値は,JIS X 0201 に従って符号化した文字の引用列によって規定する。例えば,

“Sheep”は,53h,68h,65h,65h,70h のバイト列を表す。

1.4.5

  記述子フォーマット  記述子フォーマットの記法は,JIS X 0607 の 1/6.3 に従う。

1.4.6

  記述子列スキーマ  記述子列スキーマの記法は,JIS X 0607 の 1/6.3 に従う。

1.4.7

  略語  この規格では,次の略語を用いる。

a)  BP

  byte position  記述子内のバイト位置

b)  CPPM

  Content Protection for Prerecorded Media  記録済み媒体用の内容保護

c)

CPRM

  Content Protection for Recordable Media  記録可能媒体用の内容保護

d)  CSS

  Content Scramble System  内容スクランブルシステム

e)

EWCP

  Early Window Content Protection  早期開示期間の内容保護

f)

ICB

  information control block  情報制御ブロック。ICB の中の一つのエントリは,ファイルの各イン

スタンスを記録する。

g)  ID

  identifier  識別子

h)  LBN

  logical block number  論理ブロック番号

i)

LSN

  logical sector number  論理セクタ番号

j)

PSC

  physical sector number  物理セクタ番号

k)  RBP

  relative byte position  最初のバイトセクタから 0 で始まる相対バイト位置

1.5

  記述子欄のデータ種別

1.5.1

  数値  “Unit8”で指定する 8 ビットの数値は,1 バイト欄内に 8 ビットの符号なしの数字として記

述する。

JIS X 0609

が規定する複数バイトの数値は,リトルエンディアン表記で記述する。JIS X 0606 が規定す

る複数バイトの数値は,リトルエンディアン,

ビッグエンディアン又は両バイト順のいずれかで記述する。

複数バイトの数値は,次のいずれかの略語で示す。

a)  LB16

  16 ビットリトルエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0607 の 1/7.1.3

が規定する Unit16 及び JIS X 0606 の 7.2.1 が規定する数字と同じとする。例えば,16 ビットの 16 進


5

X 0610

:2006

数 1234h は,34h,12h と記録する。

b)  LB32

  32 ビットリトルエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0607 の 1/7.1.5

が規定する Unit32 及び JIS X 0606 の 7.3.1 が規定する数字と同じとする。例えば,32 ビットの 16 進

数 12345678h は,78h,56h,34h,12h と記録する。

c)

LB64

  64 ビットリトルエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0607 の 1/7.1.7

が規定する Unit64 と同じとする。例えば 64 ビットの 16 進数 123456789ABCDEF0h は,F0h,DEh,

BCh

,9Ah,78h,56h,34h,12h と記録する。

d)  MB16

  16 ビットビッグエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0606 の 7.2.2

が規定する数字と同じとする。例えば,16 ビットの 16 進数 1234h は,12h,34h と記録する。

e)

MB32

  32 ビットビッグエンディアン表記は,符号なし表記とする。この表記は,JIS X 0606 の 7.3.2

が規定する数字と同じとする。例えば,32 ビットの 16 進数 12345678h は,12h,34h,56h,78h と記

録する。

f)

BB16

  16 ビット両バイト順表記。この表記は,JIS X 0606 の 7.2.3 が規定する数字と同じとする。例

えば,16 ビットの 16 進数 1234h は,34h,12h,12h,34h と記録する。

g)  BB32

  32 ビット両バイト順表記。この表記は,JIS X 0606 の 7.3.3 が規定する数字と同じとする。例

えば,32 ビットの 16 進数 12345678h は,78h,56h,34h,12h,12h,34h,56h,78h と記録する。

1.5.2

  文字集合及び文字符号化  “charspec”で指定する記述子欄は,JIS X 0609 の 1.6.2.1 が定義する文

字集合の種別及び文字集合情報から構成される。

文字集合 CS0 は,FEFFh 及び FFFEh を除いた Unicode 1.1 が規定する d 文字で構成され,JIS X 0609 

1.6.2.1

が規定する OSTA 圧縮 Unicode フォーマットを用いて記録する。JIS X 0609 の 1.6.2.4 が定義する

“dstring”又は d 文字によって指定される記述子欄は,この文字集合を用いて記録する。

1.5.3

  ISO 9660 文字集合及び区切り文字  特定の記述子欄に許される文字集合は,a 文字,al 文字又は dl

文字とする。

a

文字は,JIS X 0201 の 2/0∼2/2,2/5∼2/15,3/0∼3/15,4/1∼4/15,5/0∼5/10 及び 5/15 の位置の 57 文

字と定義する。d 文字は,JIS X 0201 の 3/0∼3/9,4/1∼5/10 及び 5/15 の位置の 37 文字と定義する。al 文

字は,JIS X 0606 の 7.4.2.1 の定義による。dl 文字は,JIS X 0606 の 7.4.2.2 の定義による。ファイル識別子

の構成要素を区分する文字は,2Eh で表す“区切り文字 1”及び 3Bh で表す“区切り文字 2”とする。

1.5.4

  日時表示  JIS X 0609 の 1.6.3 が規定する日時表示を表 1.5.4.1 に示す。

 1.5.4.1  日時表示

RBP

長さ

名前

内容

 0

2

種別及び時間帯 LB16

 2

2

年 LB16

 4

1

月 Uint8

 5

1

日 Uint8

 6

1

時 Uint8

 7

1

分 Uint8

 8

1

秒 Uint8

 9

1

1/100

秒 Uint8

10 1

100

マイクロ秒 Uint8

11 1

マイクロ秒 Uint8


6

X 0610

:2006

1.5.4.1

  種別及び時間帯(RBP0)  4 ビット数として解釈される最上位の 4 ビットは,日時表示の解釈を

規定する。この数値を 1 に設定して,日時表示が現地時を指定していることを示す。

最下位の 12 ビットは,2 の補数表現で符号付き 12 ビット数とし,次のとおりに解釈する。

a)

値が−1440∼1440 の場合,現地時の時間帯を,協定世界時からの日時の差を分で指定する。

b)

値が−2047 の場合には,時間帯を指定しない。

1.5.4.2

  年(RBP2)  この欄には,1∼9999 の数字で年を指定する。

1.5.4.3

  月(RBP4)  この欄には,1∼12 の数字でその年の月を指定する。

1.5.4.4

  日(RBP5)  この欄には,1∼31 の数字でその月の日を指定する。

1.5.4.5

  時(RBP6)  この欄には,0∼23 の数字でその日の時間を指定する。

1.5.4.6

  分(RBP7)  この欄には,0∼59 の数字でその時間の分を指定する。

1.5.4.7

  秒(RBP8)  この欄には,0∼59 の数字でその分の秒を指定する。

1.5.4.8

  1/100 秒(RBP9),100 マイクロ秒(RBP10),マイクロ秒(RBP11)  特定のオペレーティングシ

ステム用の,JIS X 0609 の 1.6.3.81.6.3.9 及び 1.6.3.10 の規定による。

1.5.5

  実体識別子  “EntityID”で表す実体識別子は,JIS X 0607 の 1/7.4 及び JIS X 0609 の 1.6.4 の規定

による。

1.5.6

  記述子タグ  “tag”で表す記述子タグは,次の 2 種別に分類される。

a)

ボリューム構造用の記述子タグは,JIS X 0609 の 3.2.2 が規定する tag をもつ。

b)

ファイル構造用の記述子タグは,JIS X 0609 の 4.2.2 が規定する tag をもつ。

1.5.7

  エクステント記述子  extent_ad が表すエクステント記述子は,JIS X 0607 の 3/7.1 の規定による。

1.5.8

  短割付け記述子  short_ad で表す短割付け記述子は,JIS X 0607 の 4/14.14.1 の規定による。

1.5.9

  長割付け記述子  long_ad で表す長割付け記述子は,JIS X 0607 の 4/14.14.2 の規定による。

1.5.10

  論理ブロック番地  lb_addr で表す論理ブロック番地は,JIS X 0607 の 4/7.1 の規定による。

1.6

  記述子の記録  ボリューム構造及び JIS X 0606 のファイル構造(又は JIS X 0609 のファイル構造)

において,フォーマットをバイト位置(RBP)で規定するすべての記述子は,記述子の先頭バイトを論理

セクタ(又は論理ブロック)の先頭バイトと一致させて記録する。

ボリューム構造及び JIS X 0606 のファイル構造(又は JIS X 0609 のファイル構造)において,フォーマ

ットを相対バイト位置(RBP)で規定する記述子は,論理セクタ(又は論理ブロック)中の位置に関する

制約はない。ただし,記述子中の論理セクタの位置は,適用できる記述子の中で規定する。

ボリューム構造及び JIS X 0606 のファイル構造(又は JIS X 0609 のファイル構造)において,記述子を

論理セクタ(又は論理ブロック)に記録する際,記述子の終端から論理セクタ(又は論理ブロック)の終

端までの空間は,将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを 00h に設定する。

2.

  ボリューム構造

2.1

  DVD-再生専用ディスクの要件  DVD-再生専用ディスクのボリューム構造に適用する要件を,次に示

す。

a)

すべてのディスクは,ブリッジフォーマットに適合したボリューム構造をもたなければならない。

b)

論理セクタの大きさ及び論理ブロックの大きさは,2048 バイトとする。

c) DVD-

再生専用ディスクは,片面当たり 1 ボリュームかつ 1 区画で構成しなければならない。したがっ

て,ボリューム順序番号,最大ボリューム順序番号及び交換水準は,それぞれ 1,1 及び 2 とする。

d)  JIS X 0606

が定義する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一であり,JIS X 0609 が定義する論


7

X 0610

:2006

理ブロック番号とは異なる。

e)

開始ボリューム記述子点は,論理セクタ番号 256 をもち,最後の論理セクタ番号又は最後の論理セク

タ番号−256 のうち少なくとも一つをもつ特定の論理セクタに記録しなければならない。

f)

主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は,ボリュームに記録しなければならない。

g)

ボリューム記述子列のエクステントを終結させるために終端記述子を記録しなければならない。

h)

論理ボリューム保全記述子列は,一つのクローズ論理ボリューム保全記述子をもつが,オープン論理

ボリューム保全記述子はもたない。

i) DVD-

再生専用ディスクでは,割付け可能な空間がないため,未割付け空間テーブル及び未割付け空間

ビットマップを記録してはならない。

j) DVD-

再生専用ディスクでは,未初期化空間がないため,未初期化空間テーブル及び未初期化空間ビッ

トマップを記録してはならない。

2.2

  ボリューム空間  DVD-再生専用ディスクは,片面ディスク及び両面ディスクがあり,各再生面単位

で単一のボリューム空間を割り付ける。再生面には,3 種類の物理構造を定義し,各物理構造に対応した

論理セクタ番号は,

図 2.2.1 に示すとおりに昇順の物理セクタ番号に対して昇順に連続して割り付けられる。

論理セクタ番号は,常に層 0 の物理セクタ番号 030000h をもつ物理セクタに割り付けられる。このボリュ

ーム空間上において,論理セクタ長は物理セクタ長に等しい 2048 バイトとする。

                      030000h -------------- PSN ------------

à EndPSN(0)

(内周)                             (外周)

             層 0 のデータエリア

                       0  -------------   LSN    -----------

à  Last LSN

                       ←------------ ボリューム空間 -------------→

a)

  1

層形式

      030000h ---------- PSN ------

à EndPSN(0)  030000h -------- PSN -------à  EndPSN(1)

(内周)                      (外周) 
          層 0 のデータエリア

(内周)                      (外周) 
          層 1 のデータエリア

       0  ---------------------------------   LSN    ------------------------

à  Last LSN

       ←--------------------------    ボリューム空間   ----------------------------→

b)

平行トラック構造をもつ 層形式

      030000h --------- PSN --------

à EndPSN(0) EndPSN(0) -------- PSN ----à EndPSN(1)

(内周)                       (外周) 
          層 0 のデータエリア

(外周)                      (内周) 
          層 1 のデータエリア

       0  ---------------------------------   LSN  -------------------------

à  Last LSN

       ←---------------------------  ボリューム空間  ------------------------------→ 

c)

逆行トラック構造をもつ 層形式

 2.2.1  論理セクタの割付け


8

X 0610

:2006

EndPSN(i)

層 i(i = 0 又は 1)のデータ領域末尾に位置する物理セクタの物理セクタ番号

EndPSN(0)    EndPSN(0)

の各ビットを反転して求めた番号(1 が 0 に反転し,0 が 1 に反転する。

Last LSN

最後の論理セクタ番号

2.3

  ブリッジフォーマットのボリューム構造  ブリッジフォーマットのボリューム構造(ブリッジボリュ

ーム構造)は,ブリッジボリューム認識列,2 個の開始点,主ボリューム記述子列,予備ボリューム記述

子列及び論理ボリューム保全列をもつ。

ブリッジボリューム認識列は,

ボリューム空間上において論理セクタ番号 16 で始まる連続した論理セク

タに配置する。ブリッジボリューム認識列は,CD-ROM ボリューム記述子集合,拡張領域先頭記述子,NSR

記述子,拡張領域終端記述子を含み,場合によっては起動記述子を含む。その CD-ROM ボリューム記述子

集合は,ボリューム認識列の先頭部分に配置する。

最初の開始点は,論理セクタ番号 256 に配置し,それ以外の開始点は最後の論理セクタ及び/又は最後

の論理セクタ番号−256 に配置する。各開始点は,主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列の

両方のエクステントを指定する開始ボリューム記述子ポインタで構成する。

主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は,

基本ボリューム記述子,

論理ボリューム記述子,

区画記述子,処理システム用ボリューム記述子,未割付け空間記述子及び終端記述子をもち,場合によっ

ては後続の論理セクタをもつ。主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列の両方のエクステント

は,それぞれ最小長 16 論理セクタの長さをもつ。論理ボリューム記述子は,論理ボリューム保全列のエク

ステントを指定する。

論理ボリューム保全列は,論理ボリューム保全記述子をもつ。論理ボリューム保全列はすべて 00h バイ

トをもたなければならない空の論理セクタである終端記述子によって終端されなければならず,又は論理

ボリューム記述子の保全列エクステント欄において指定される論理ボリューム記述子列エクステントの末

尾で終端されなければならない。

区画は,ボリュームのエクステントであり,区画番号によって識別しなければならない。区画に関する

情報は,区画記述子に記録する。論理ボリューム記述子は,論理ボリューム識別情報,論理ボリュームの

論理ブロックのサイズ及び論理ボリュームを構成する区画の順序リストを指定する。論理ボリューム空間

は単一区画で構成する。

区画の中の論理セクタは,同じ長さの論理ブロックとして編成する。区画の各論理ブロックは,一意な

論理ブロック番号(LBN)で識別する。論理ブロック番号は,昇順に割り振った連続した整数でなければな

らない。論理ブロック番号 0 は,JIS X 0609 論理ボリューム空間での最も小さい論理セクタ番号をもつ論

理セクタに割り当てる。この論理ブロック番号は,JIS X 0606 が定義する論理ブロック番号とは異なる。

JIS X 0606

が定義する論理ブロック番号は,

図 2.3.1 に示すとおり論理セクタ番号(LSN)と同一である。JIS 

X 0609

及び JIS X 0606 のどちらも同一のファイル集合を参照しなければならない。


9

X 0610

:2006

LSN

記述子

構造 LBN

0

∼ 15

空の論理セクタ(00h  バイト)

シ ス テ ム 領 域 用
の予備

16

基本ボリューム記述子(JIS X 0606

17

ボリューム記述子集合終端子

18

拡張領域先頭記述子

19

NSR

記述子

20

拡張領域終端記述子

ブ リ ッ ジ ボ リ ュ
ーム認識列

21

∼ 31

空の論理セクタ(00h  バイト)

32

基本ボリューム記述子(JIS X 0609

33

処理システム用ボリューム記述子

34

区画記述子

35

論理ボリューム記述子

36

未割付け空間記述子

37

終端記述子

38

∼ 47

後続の論理セクタ(00h  バイト)

主ボリューム

記述子列

48

基本ボリューム記述子(JIS X 0609

49

処理システム用ボリューム記述子

50

区画記述子

51

論理ボリューム記述子

52

未割付け空間記述子

53

終端記述子

54

∼ 63

後続の論理セクタ(00h  バイト)

予備ボリューム

記述子列

64

論理ボリューム保全記述子

65

終端記述子

論 理 ボ リ ュ ー ム
保全列

66

∼ 255

空の論理セクタ(00h  バイト)

256

開始ボリューム記述子ポインタ

第 1 開始点

257

∼  p−1

パステーブル/ディレクトリレコード

JIS X 0606

ファイ

ル構造

未割付け

p

∼  p+q−1

ファイル集合記述子/終端記述子/ファイル
識別記述子/ファイルエントリ

JIS X 0609

ファイ

ル構造

0

∼  q−1

p

+q  ∼

Last LSN

−1

JIS X 0609/JIS X 0606

ファイル

フ ァ イ ル デ ー タ
構造

q

∼ Last LBN

Last LSN

開始ボリューム記述子ポインタ

第 2 開始点

ボリューム空間                                                                     論理ボリューム空間

 2.3.1  ブリッジボリューム構造の例

ブリッジボリューム構造 CD-ROM ボリューム記述子集合

LBN = LSN

−p  (p は JIS X 0609 論理ボリューム空間の先頭論理セクタ番号)

JIS X 0606

の基本ボリューム記述子及び開始ボリューム記述子ポインタは,それぞれ論理セク

タ番号 16 及び 256 をもつ論理セクタに記録しなければならない。他の記述子などの記録位置は,

参考として示しただけであり,これに限定するものではない。


10

X 0610

:2006

2.4

  ブリッジボリューム認識列  ブリッジフォーマットのボリューム認識は,JIS X 0607 の第 部に従わ

なければならない。ボリューム認識空間は,論理セクタの連続列であり,ボリューム空間の先頭の論理セ

クタで始まる。最初の 16 個の論理セクタは,JIS X 0606 が規定するシステム用に確保している。ブリッジ

フォーマットのボリューム認識列は,論理セクタ番号 16 をもつセクタで始まる連続したセクタに記録する。

ブリッジフォーマットのボリューム認識列は,CD-ROM ボリューム記述子集合及び拡張領域から構成さ

れ,

図 2.4.1 のスキーマに従って記録する。

[ボリューム認識列] {

<CD-ROM ボリューム記述子集合>1

[拡張領域] {

<拡張領域先頭記述子>1

{<ボリューム構造記述子> | <起動記述子>}n+

<拡張領域終端記述子>1

}1

}

 2.4.1  ボリューム認識列のスキーマ

CD-ROM

ボリューム記述子集合は,規格識別子欄が“CD001”を含む連続して記録したボリューム構造

記述子の集合であり,2.8 で規定するとおり,JIS X 0606 に従って解釈される。

ボリューム認識列のボリューム構造記述子の一つとして,

2.4.2

で規定する NSR 記述子がある。

JIS X 0607

の 2/9.4 が指定する起動記述子は,拡張領域に記録できる。

2.4.1

  拡張領域先頭記述子  JIS X 0607 の 2/9.2 が規定する拡張領域先頭記述子を表 2.4.1.1 に示す。

 2.4.1.1  拡張領域先頭記述子

BP

長さ

名前

内容

0

   1

構造種別 Uint8=0

1

   5

規格識別子

バイト=“BEA01”

6

   1

構造版数 Unit8=1

7 2041

構造データ 00h

バイト

2.4.1.1

  構造種別(BP0)  ボリューム構造記述子の種別を識別し,この欄の値を 0 に設定する。

2.4.1.2

  規格識別子(BP1)  拡張領域先頭記述子を識別し,“BEA01”に設定する。

2.4.1.3

  構造版数(BP6)  JIS X 0607 で指定する拡張領域先頭記述子の版数を表し,1 に設定する。

2.4.1.4

  構造データ(BP7)  将来の標準化のために予備とし,すべてのバイトを 00h に設定する。

2.4.2

  NSR 記述子  JIS X 0607 の 3/9.1 が規定する NSR 記述子を表 2.4.2.1 に示す。


11

X 0610

:2006

 2.4.2.1  NSR 記述子

BP

長さ

名前

内容

0

   1

構造種別 Uint8=0

1

   5

規格識別子

バイト=“NSR02”

6

   1

構造版数 Unit8=1

7

   1

予備 00h

バイト

8 2040

構造データ 00h

バイト

2.4.2.1

  構造種別(BP0)  ボリューム構造記述子の種別を識別し,この欄の値を 0 に設定する。

2.4.2.2

  規格識別子(BP1)  NSR 記述子を識別し,“NSR02”に設定する。

2.4.2.3

  構造版数(BP6)  JIS X 0607 で規定するこの記述子の版数を表し,1 に設定する。

2.4.2.4

  予備(BP7)  将来の標準化のための予備とし,00h を設定する。

2.4.2.5

  構造データ(BP8)  将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを 00h に設定する。

2.4.3

  拡張領域終端記述子  JIS X 0607 が規定する拡張領域終端記述子を表 2.4.3.1 に示す。

 2.4.3.1  拡張領域終端記述子

BP

長さ

名前

内容

0

   1

構造種別 Uint8=0

1

   5

規格識別子

バイト=“TEA01”

6

   1

構造版数 Unit8=1

7 2041

構造データ 00h

バイト

2.4.3.1

  構造種別(BP0)  ボリューム構造記述子の種別を識別し,この欄の値を 0 に設定する。

2.4.3.2

  規格識別子(BP1)  拡張領域終端記述子を識別し,“TEA01”に設定する。

2.4.3.3

  構造版数(BP6)  JIS X 0607 が規定するこの記述子の版数を表し,1 に設定する。

2.4.3.4

  構造データ(BP7)  将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを 00h に設定する。

2.5

  開始点  開始点は,開始ボリューム記述子ポインタで構成し,JIS X 0607 の 3/8.4.2 が規定する主ボリ

ューム記述子列及び予備ボリューム記述子列を識別する。DVD-再生専用ディスクの場合,開始ボリューム

記述子ポインタは,論理セクタ番号 256 をもつセクタ及び最後の論理セクタ番号又は最後の論理セクタ番

号−256 をもつセクタのうち少なくとも一つに記録する。

2.5.1

  開始ボリューム記述子ポインタ  JIS X 0607 の 3/10.2 が規定する開始ボリューム記述子ポインタを

表 2.5.1.1 に示す。

 2.5.1.1  開始ボリューム記述子ポインタ

BP

長さ

名前

内容

 0

 16

記述子タグ tag(タグ識別子=2)

16

  8

主ボリューム記述子列エクステント extent_ad

24

  8

予備ボリューム記述子列エクステント extent_ad

32 480

予備 00h

バイト

2.5.1.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子に対する tag のタグ識別子欄の値を 2 とする。

2.5.1.2

  主ボリューム記述子列エクステント(BP16)  主ボリューム記述子列のエクステントを指定する。


12

X 0610

:2006

2.5.1.3

  予備ボリューム記述子列エクステント(BP24)  予備ボリューム記述子列のエクステントを指定

する。

2.5.1.4

  予備(BP32)  将来の標準化のための予備とし,すべてのバイトを 00h に設定する。

2.6

  ボリューム記述子列  主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列は,ボリュームの特徴を指

定するために同一のボリューム記述子をもつ。ボリューム記述子は,次のいずれかの種別とする。

a)  2.6.1

が規定する基本ボリューム記述子

b)  2.6.2

が規定する処理システム用ボリューム記述子

c)

2.6.4

が規定する区画記述子

d)  2.6.7

が規定する論理ボリューム記述子

e)

2.6.9

が規定する未割付け空間記述子

ボリューム記述子列のエクステントは,

図 2.6.1 のスキーマに従い,最小長 16 論理セクタとする。DVD-

再生専用ディスクの場合,後続の論理セクタはすべて 00h バイトに設定する。

        [ボリューム記述子列エクステント] {

                <ボリューム記述子>5

          [ターミネータ] {

                  <終端記述子>

            } <後続の論理セクタ>0+

          }

 2.6.1  ボリューム記述子列のスキーマ

DVD-

再生専用ディスクの場合,ボリューム記述子列は,次に示すとおりとする。

a)

基本ボリューム記述子

b)

論理ボリューム記述子

c)

区画記述子

d)

処理システム用ボリューム記述子

e)

未割付け空間記述子

主ボリューム記述子列及び予備ボリューム記述子列の例を

表 2.3.1 に示す。

2.6.1

  基本ボリューム記述子  基本ボリューム記述子は,ボリューム及びそのボリュームの属性を識別し,

表 2.6.1.1 に示すフォーマットを用いて記録する。


13

X 0610

:2006

 2.6.1.1  基本ボリューム記述子

BP

長さ

名前

内容

    0

    16

記述子タグ tag(タグ記述子=1)

 16

   4

ボリューム記述子順序番号 LB32

 20

   4

基本ボリューム記述子番号 LB32

 24

  32

ボリューム識別子 dstring

 56

   2

ボリューム順序番号 LB16=1(DVD-再生専用ディスク)

 58

   2

最大ボリューム順序番号 LB16=1(DVD-再生専用ディスク)

 60

   2

交換水準 LB16=2(DVD-再生専用ディスク)

 62

   2

交換最大水準 LB16=2(DVD-再生専用ディスク)

 64

   4

文字集合リスト LB32=00000001h(JIS X 06093.5.1.9 参照)

 68

   4

文字最大集合リスト LB32=00000001h(JIS X 06093.5.1.9 参照)

 72

 128

ボリューム集合識別子 dstring

200

  64

記述子用文字集合 charspec(JIS X 06091.6.2.1 参照)

264

  64

説明用文字集合 charspec(JIS X 06091.6.2.1 参照)

328

   8

ボリューム抄録 extent_ad

336

   8

ボリューム著作権通告 extent_ad

344

  32

応用プログラム識別子 EntityID

376

  12

日時記録 timestamp

388

  32

処理システム識別子 EntityID(JIS X 06091.6.4.2 参照)

420

  64

処理システム用

バイト

484

   4

先行ボリューム記述子列位置 LB32

488

   2

フラグ LB16=0(DVD-再生専用ディスク)

490

  22

予備 00h

バイト

2.6.1.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子に対する tag のタグ識別子欄の値を 1 とする。

2.6.1.2

  ボリューム記述子順序番号(BP16)  この記述子に対するボリューム記述子の順序番号を指定す

る。

2.6.1.3

  基本ボリューム記述子番号(BP20)  この基本ボリューム記述子に割り当てた基本ボリューム記

述子番号を指定する。

2.6.1.4

  ボリューム識別子(BP24)  ボリュームの識別情報を指定する。

2.6.1.5

  ボリューム順序番号(BP56)  1 を設定する。

2.6.1.6

  最大ボリューム順序番号(BP58)  1 を設定する。

2.6.1.7

  交換水準(BP60)  2 を設定する。交換水準は,JIS X 0607 の 3/11 に規定する。

2.6.1.8

  交換最大水準(BP62)  2 を設定する。

2.6.1.9

  文字集合リスト(BP64)  JIS X 0609 の 3.5.1.9 が規定する CS0 だけを提供することを示し,

00000001h

に設定する。

2.6.1.10

  文字最大集合リスト(BP68)  JIS X 0609 の 3.5.1.10 が規定する CS0 だけを提供することを示し,

00000001h

に設定する。

2.6.1.11

  ボリューム集合識別子(BP72)  ボリューム集合の識別情報を指定する。最初の 16 文字は JIS X 

0609

の 3.5.1.11 が規定するとおり,単一の値に設定する。単一の識別子をもつボリューム集合を保証する

ために,最初の 8 文字は 32 ビットの CS0 16 進表記とし,残りの 8 文字は処理システム用として空けてお

く。この欄の残りの文字は,どんな値に設定してもよい。


14

X 0610

:2006

2.6.1.12

  記述子用文字集合(BP200)  ボリューム識別子及びボリューム集合識別子欄で使用可能な d 文

字を指定する。charspec の内容は,JIS X 0609 の 1.6.2.1 の規定による。

2.6.1.13

  説明用文字集合(BP264)  ボリューム抄録及びボリューム著作権通告エクステントの内容を解

釈する方法を指定する。charspec の内容は,JIS X 0609 の 1.6.2.1 の規定による。

2.6.1.14

  ボリューム抄録(BP328)  このボリュームの抄録情報を含む論理セクタのエクステントを指定

する。エクステント長が 0 である場合,抄録を指定しない。

2.6.1.15

  ボリューム著作権通告(BP336)  このボリュームの著作権通告情報を含む論理セクタのエクス

テントを指定する。エクステント長が 0 である場合,著作権通告を指定しない。

2.6.1.16

  応用プログラム識別子(BP344)  応用プログラムの識別情報を指定する。すベてのバイトが 00h

である場合,応用プログラムを指定しない。

2.6.1.17

  日時記録(BP376)  この記述子を記録した日付及び時刻を示す。

2.6.1.18

  処理システム識別子(BP388)  処理システムの識別情報を指定する。実体識別子の内容は,JIS 

X 0609

の 1.6.4.2 が指定する。

2.6.1.19

  処理システム用(BP420)  処理システム用に確保する。

2.6.1.20

  先行ボリューム記述子列位置(BP484)  記述子列の一つ前のボリューム記述子列を記録する論

理セクタのエクステントの番地を指定する。0 を含む場合,エクステントを識別しない。

2.6.1.21

  フラグ(BP488)  DVD-再生専用ディスクでは,ボリューム集合は単一ボリュームから成り,

このフラグを 0 に設定する。

2.6.1.22

  予備(BP490)  将来の標準化のために確保し,すべてのバイトを 00h に設定する。

2.6.2

  処理システム用ボリューム記述子  処理システム用ボリューム記述子は,処理システムを識別し,

処理システム用の情報をもち,

表 2.6.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。この記述子は,特定の論

理ボリュームであるボリューム集合中のボリュームの識別を補助する目的をもつ。

 2.6.2.1  処理システム用ボリューム記述子

BP

長さ

名前

内容

 0

 16

記述子タグ tag(タグ識別子=4)

16

  4

ボリューム記述子順序番号 LB32

20

32

処理システム識別子 EntityID(JIS X 0609 の 1.6.4.2 及び 3.5.4.3 参照)

52 460

処理システム用(2.6.3 参照)

バイト

2.6.2.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ識別子欄の値を 4 とする。

2.6.2.2

  ボリューム記述子順序番号(BP16)  この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。

2.6.2.3

  処理システム識別子(BP20)  処理システム用欄の内容を認識し,処理可能な処理システムの識

別情報を指定する。実体識別子の内容は,JIS X 0609 の 1.6.4.2 が規定し,実体識別子の識別子欄には,JIS 

X 0609

の 3.5.4.3 が規定するとおり,

“*UDF LV Info”を設定する。

2.6.2.4

  処理システム用(BP52)  JIS X 0609 の 3.5.4.4 が規定し,表 2.6.3.1 に示すフォーマットを用いて

記録する。

2.6.3

  処理システム用欄  処理システム用欄は,表 2.6.3.1 に示すフォーマットを用いて記録する。


15

X 0610

:2006

 2.6.3.1  処理システム用欄

RBP

長さ

名前

内容

  0

 64

論理ボリューム識別子文字集合 charspec(JIS X 06091.6.2.1 参照)

 64

128

論理ボリューム識別子 dstring

192

36

論理ボリューム情報 1 dstring

228

36

論理ボリューム情報 2 dstring

264

36

論理ボリューム情報 3 dstring

300

32

処理システム ID EntityID(JIS X 06091.6.4.2 参照)

332 128

処理システム用

バイト

2.6.3.1

  論理ボリューム識別子文字集合(RBP0)  論理ボリューム識別子及び論理ボリューム情報欄に許

可された文字集合を指定する。charspec の内容は,JIS X 0609 の 1.6.2 の規定による。

2.6.3.2

  論理ボリューム識別子(RBP64)  この記述子によって参照される論理ボリュームを識別する。

2.6.3.3

  論理ボリューム情報 1RBP192),論理ボリューム情報 2RBP228),論理ボリューム情報 3

RBP264)  JIS X 0609 の 3.5.4.4.3 が規定するとおり,媒体の識別を補助するための付加情報を記録する。

2.6.3.4

  処理システム IDRBP300)  JIS X 0609 の 1.6.4.2 の規定による。

2.6.3.5

  処理システム用(RBP332)  付加的に処理システムに特化した情報を保存するためのもので,そ

の処理システムが使用できる。

2.6.4

  区画記述子  区画記述子は,区画の大きさ及び位置を指定し,表 2.6.4.1 に示すフォーマットを用い

て記録する。DVD-再生専用ディスクは,ボリュームごとに単一区画で構成され,一つだけの区画記述子を

記述する。

 2.6.4.1  区画記述子

BP

長さ

名前

内容

  0

 16

記述子タグ

タグ(識別子=5)

 16

  4

ボリューム記述子順序番号 LB32

 20

  2

区画フラグ(JIS X 0607 

図 3/12 参照) LB16

 22

  2

区画番号 LB16

 24

 32

区画内容(2.6.5 参照) EntityID

 56

128

区画内容用(2.6.6 参照)

バイト

184

  4

アクセス種別 LB32=1(DVD-再生専用ディスク)

188

  4

区画開始位置 LB32

192

  4

区画長 LB32

196

32

処理システム識別子 EntityID(JIS X 06091.6.4.2 参照)

228 128

処理システム用

バイト

356 156

予備 00h

バイト

2.6.4.1

  記述子タグ(BP0)  記述子タグのタグ識別子欄の値を 5 とする。

2.6.4.2

  ボリューム記述子順序番号(BP16)  この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。

2.6.4.3

  区画フラグ(BP20)  JIS X 0607 の図 3/12 が規定するとおり,区画の特性を指定する。

2.6.4.4

  区画番号(BP22)  この区画に関する数値の識別子を指定する。

2.6.4.5

  区画内容(BP24)  区画の内容を解釈する方法の識別情報を指定する。この識別情報は,JIS X 0607

図 3/13 の規定による。表 2.6.5.1 に示すフォーマットを用いて記録する。


16

X 0610

:2006

2.6.4.6

  区画内容用(BP56)  この区画記述子で識別される区画上に記述する情報の解釈に必要な情報を

指定する。

表 2.6.6.1 に示す区画ヘッダ記述子で構成する。

2.6.4.7

  アクセス種別(BP184)  この記述子で記述する区画の論理セクタに許可されるアクセス方法を

指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,読取り専用と解釈する 1 を設定する。

2.6.4.8

  区画開始位置(BP188)  区画が始まる論理セクタ番号を指定する。

2.6.4.9

  区画長(BP192)  区画を構成する論理セクタ数を指定する。

2.6.4.10

  処理システム識別子(BP196)  処理システムの識別情報を指定する。この記述子の実体識別子

の内容は,JIS X 0609 の 1.6.4.2 の規定による。

2.6.4.11

  処理システム用(BP228)  この欄は,処理システム用に確保する。

2.6.4.12

  予備(BP356)  将来の標準化用に確保し,すべて 00h バイトを設定する。

2.6.5

  区画内容欄  区画内容欄は,表 2.6.5.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 2.6.5.1  区画内容欄

RBP

長さ

名前

内容

  0

  1

区画内容フラグ

Unit8=00000010b

(DVD-再生専用ディスク)

  1

23

区画内容識別子

バイト=“+NSR02”

(DVD-再生専用ディスク)

24

  8

区画内容識別子添字

バイト

2.6.5.1

  区画内容フラグ(RBP0)  JIS X 0607 の図 1/10 が規定する実体識別子の特性を指定する。DVD-

再生専用ディスクの場合,この欄の値を 00000010b に設定する。

2.6.5.2

  区画内容識別子(RBP1)  識別方法は,JIS X 0607 の図 3/13 の規定による。DVD-再生専用ディ

スクの場合,区画の内容が JIS X 0607 に従っていることを表す“+NSR02”を設定する。

2.6.5.3

  区画内容識別子添字(RBP24)  JIS X 0607 及び JIS X 0609 が規定していない将来の識別方法を

指定する。

2.6.6

  区画内容用欄の区画ヘッダ記述子  区画ヘッダ記述子は,JIS X 0607 の 4/14.3 が規定する未割付け

空間集合,未初期化空間集合及び区画保全表を指定し,

表 2.6.6.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 2.6.6.1  区画内容用欄の区画ヘッダ記述子

RBP

長さ

名前

内容

  0

  8

未割付け空間表

Short_ad=all 0's

(DVD-再生専用ディスク)

  8

  8

未割付け空間ビットマップ

Short_ad=all 0's

(DVD-再生専用ディスク)

16

  8

区画保全表

Short_ad=all 0's

JIS X 06094.9.3.3 参照)

24

  8

未初期化空間表

Short_ad=all 0's

(DVD-再生専用ディスク)

32

  8

未初期化空間ビットマップ

Short_ad=all 0's

(DVD-再生専用ディスク)

40

88

予備

00h

バイト

2.6.6.1

  未割付け空間表(RBP0)  この区画の未割付け空間表を指定する(JIS X 0607 の 4/10 参照)。DVD-

再生専用ディスクの場合,未割付け空間表は指定せず,すべて 0 を設定する。

2.6.6.2

  未割付け空間ビットマップ(RBP8)  この区画の未割付け空間ビットマップを記録しているエク

ステントを識別する(JIS X 0607 の 4/10.参照)

。DVD-再生専用ディスクの場合,未割付け空間ビットマッ

プは指定せず,すべて 0 を設定する。


17

X 0610

:2006

2.6.6.3

  区画保全表(RBP16)  この区画の区画保全表を指定する(JIS X 0607 の 4/11.参照)。JIS X 0609

の 4.9.3.3 が規定するとおり,区画保全実体は使用せず,すべて 0 を設定する。

2.6.6.4

  未初期化空間表(RBP24)  この区画の未初期化空間表を指定する(JIS X 0607 の 4/10.参照)。

DVD-

再生専用ディスクの場合,未初期化空間表は指定せず,すべて 0 を設定する。

2.6.6.5

  未初期化空間ビットマップ(RBP32)  この区画の未初期化空間ビットマップのエクステントを

指定する(JIS X 0607 の 4/10.参照)

。DVD-再生専用ディスクの場合,未初期化空間ビットマップは指定せ

ず,すべて 0 を設定する。

2.6.6.6

  予備(RBP40)  将来の標準化用に確保し,すべて 00h を設定する。

2.6.7

  論理ボリューム記述子  論理ボリューム記述子は,論理ボリュームの識別情報,論理ボリュームの

論理ブロックの大きさ,論理ボリュームを構成する区画の識別情報及び論理ボリュームの属性を指定する。

DVD-

再生専用ディスクは,ボリュームごとに単一区画をもち,論理ボリューム記述子の区画マップ欄は単

一マップとする。論理ボリューム記述子は,

表 2.6.7.1 のフォーマットを用いて記録する。

 2.6.7.1  論理ボリューム記述子

BP

長さ

名前

内容

  0

 16

記述子タグ tag(タグ識別子=6)

 16

  4

ボリューム記述子順序番号 LB32

 20

 64

記述子用文字集合 charspec(JIS X 06091.6.2.1 参照)

 84

128

論理ボリューム識別子 dstring

212

  4

論理ブロック長 LB32=2048(DVD-再生専用ディスク)

216

32

範囲識別子 EntityID(JIS X 06091.6.4.2 参照)

248

16

論理ボリューム内容用 long_ad

264

  4

マップ表長 LB32=6(DVD-再生専用ディスク)

268

  4

区画マップの個数 LB32=1(DVD-再生専用ディスク)

272

32

処理システム識別子 EntityID(JIS X 06091.6.4.2 参照)

304 128

処理システム用

バイト

432

  8

保全列エクステント extent_ad

440

  6

区画マップ(2.6.8 参照)

バイト

2.6.7.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ識別子欄の値を 6 とする。

2.6.7.2

  ボリューム記述子順序番号(BP16)  この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。

2.6.7.3

  記述子用文字集合(BP20)  論理ボリューム記述子欄に許可される d 文字を指定する。charspec

の内容は,JIS X 0609 の 1.6.2.1 の規定による。

2.6.7.4

  論理ボリューム識別子(BP84)  論理ボリュームの識別情報を指定する。

2.6.7.5

  論理ブロック長(BP212)  論理ブロックの大きさをバイト数で指定する。DVD-再生専用ディス

クの場合,2048 に設定する。

2.6.7.6

  範囲識別子(BP216)  記述子の特定の欄の使用及び制限についての規則を指定する範囲を識別

する。この記述子の実体識別子の内容は,JIS X 0609 の 1.6.4.2 及び 3.5.6.6 の規定による。この規格では範

囲識別子欄には,

“*OSTA UDF Compliant”を設定し,この規格が,UDF Revision 1.02 に整合する JIS X 0609

に従っていることを示して,UDF 版数欄の内容を 0102h に設定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS 

X 0609

の 1.6.4.3 が規定するソフト書込み保護フラグ及びハード書込み保護フラグは ONE に設定する。

2.6.7.7

  論理ボリューム内容用(BP248)  論理ボリュームの最初のファイル集合記述子列に記録してい


18

X 0610

:2006

るエクステントの位置及び長さを指定する。

2.6.7.8

  マップ表長(BP264)  長さをバイト数で指定する。DVD-再生専用ディスクの場合には,この欄

の値を 6 に設定する。

2.6.7.9

  区画マップの個数(BP268)  区画マップ欄の長さを指定する。DVD-再生専用ディスクの場合に

は,1 を設定する。

2.6.7.10

  処理システム識別子(BP272)  処理システムの識別情報を指定する。実体識別子の内容は,JIS 

X 0609

の 1.6.4.2 の規定による。

2.6.7.11

  処理システム用(BP304)  処理システム用に確保する。

2.6.7.12

  保全列エクステント(BP432)  論理ボリューム保全列の最初のエクステントを指定する。

2.6.7.13

  区画マップ(BP440)  区画マップは,JIS X 0609 の 3.5.7.1.1 が規定するとおり,第 1 種区画マ

ップに限定する。第 1 種区画マップは,ボリューム集合のボリューム上の区画を定義する。

表 2.6.8.1 に示

すフォーマットを用いて記録する。

2.6.8

第 種区画マップ  第 1 種区画マップは,表 2.6.8.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 2.6.8.1  第 種区画マップ

RBP

長さ

名前

内容

0

1

区画マップ種別

Unit8=1

JIS X 06093.5.7.1.1 参照)

1

1

区画マップ長

Uint8=6

2

2

ボリューム順序番号

LB16=1

(DVD-再生専用ディスク)

4

2

区画番号

LB16

2.6.8.1

  区画マップ種別(RBP0)  区画マップの種別を示す。JIS X 0609 の 3.5.7.1.1 が規定するとおり,

この欄の値を 1 に設定する。

2.6.8.2

  区画マップ長(RBP1)  区画マップの長さをバイト数で指定する。この欄の値を 6 に設定する。

2.6.8.3

  ボリューム順序番号(RBP2)  この欄の値を 1 に設定する。

2.6.8.4

  区画番号(RBP4)  区画記述子(2.6.4 を参照)の区画番号欄に記録された値に等しく設定する。

2.6.9

  未割付け空間記述子  未割付け空間記述子は,区画を割り当てるため又はボリュームのボリューム

記述子列を記録するために使用できるボリューム空間を識別し,

表 2.6.9.1 に示すフォーマットを用いて記

録する。JIS X 0609 の 3.5.8 が規定するとおり,空ボリューム空間がない場合でもこの記述子を記録する。

 2.6.9.1  未割付け空間記述子

BP

長さ

名前

内容

  0

16

記述子タグ

tag

(記述子=7)

16

  4

ボリューム記述子順序番号

LB32

20

  4

割付け記述子の個数

LB32=0

(DVD-再生専用ディスク)

24

  0

割付け記述子

extent_ad

2.6.9.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ識別子欄の値を 7 とする。

2.6.9.2

  ボリューム記述子順序番号(BP16)  この記述子のボリューム記述子順序番号を指定する。

2.6.9.3

  割付け記述子の個数(BP20)  この記述子に記述されている割付け記述子の個数を指定する。そ

の値を 0 に設定する。


19

X 0610

:2006

2.6.9.4

  割付け記述子(BP24)  未割付け空間のエクステントを指定する。

2.6.10

  終端記述子  DVD-再生専用ディスクの場合,終端記述子は,ボリューム記述子列のエクステント

の終端を指定しなければならず,論理ボリューム保全列のエクステントの終端を指定するのに用いてもよ

く,

表 2.6.10.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 2.6.10.1  終端記述子

BP

長さ

名前

内容

  0

 16

記述子タグ

Tag

(Tag Identifier=8)

16

496

予備

00h

バイト

2.6.10.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ識別子欄の値を 8 とする。

2.6.10.2

  予備(BP16)  将来の標準化用に確保し,すべて 00h バイトを設定する。

2.7

  論理ボリューム保全列  論理ボリューム保全列は,JIS X 0607 の 3/8.8.2 が規定するとおり,論理ボリ

ューム上に記録した情報の状態を記述し,JIS X 0609 の 3.5.10 が規定するとおりに,論理ボリューム保全

記述子を含む。論理ボリューム保全列はすべて 00h バイトをもたなければならない空の論理セクタである

終端記述子によって終端されなければならず,又は論理ボリューム記述子の保全列エクステント欄におい

て指定される論理ボリューム記述子列エクステントの末尾で終端されなければならない。

DVD-

再生専用デ

ィスクの場合,論理ボリューム保全記述子の種別は,クローズ保全記述子とする。

論理ボリューム保全列は,

図 2.7.1 のスキーマに従って,エクステントの列として記録する。

      [論理ボリューム保全記述子列エクステント] {

              <クローズ論理ボリューム保全記述子>1

                [ターミネータ] {

                         <終端記述子>

                       │ <空の論理セクタ>

                  }0+

                }

 2.7.1  論理ボリューム保全記述子列のスキーマ

論理ボリューム保全列の例を

表 2.3.1 に示す。

2.7.1

  論理ボリューム保全記述子  論理ボリューム保全記述子は,論理ボリュームの保全状態を指定し,

表 2.7.1.1 に示すフォーマットを用いて記録する。DVD-再生専用ディスクの各ボリュームは,単一の区画

で構成され,利用可能空間テーブル及びサイズテーブルは単一テーブルとする。


20

X 0610

:2006

 2.7.1.1  論理ボリューム保全記述子

BP

長さ

名前

内容

  0

16

記述子タグ

tag

(タグ識別子=9)

16

12

日時記録

timestamp

28

  4

保全種別

LB32=1

(DVD-再生専用ディスク)

32

  8

保全列続きエクステント

Extent_ad=all 0's

(DVD-再生専用ディスク)

40

32

論理ボリューム内容用(2.7.2 参照)

バイト

72

  4

区画個数

LB32=1

(DVD-再生専用ディスク)

76

  4

処理システム用の長さ(=L_IU)

LB32

80

  4

利用可能空間テーブル

LB32=0

(DVD-再生専用ディスク)

84

  4

サイズテーブル

LB32

88

L_IU

処理システム用(2.7.3 参照)

バイト

2.7.1.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ識別子欄の値を 9 とする。

2.7.1.2

  日時記録(BP16)  この記述子を記述した日付及び時刻を指定する。

2.7.1.3

  保全種別(BP28)  JIS X 0607 の図 3/23 が規定する保全記述子の種別を指定する。DVD-再生専

用ディスクの場合,記述子がクローズ保全記述子であることを示し,1 を設定する。

2.7.1.4

  保全列続きエクステント(BP32)  論理ボリューム保全列のエクステントを指定する。DVD-再

生専用ディスクの場合,どのような続きエクステントをも指定していないことを示し,すべて 0 を設定す

る。

2.7.1.5

  論理ボリューム内容用(BP40)  関連する論理ボリュームの上に記録した情報の解釈に必要な情

報を指定する。

表 2.7.2.1 に示す論理ボリュームヘッダ記述子は,この欄に記録する。

2.7.1.6

  区画個数(BP72)  DVD-再生専用ディスクの論理ボリュームは,単一の区画で構成され,区画

個数を 1 に設定する。

2.7.1.7

  処理システム用の長さ(BP76)  処理システム欄の長さをバイトで指定する。

2.7.1.8

  利用可能空間テーブル(BP80)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用可能な空間がないことを

示し,FFFFFFFh を設定する。

2.7.1.9

  サイズテーブル(BP84)  区画の大きさを論理ブロック数で指定する。

2.7.1.10

  処理システム用(BP88)  JIS X 0609 の 3.5.10.10 が指定するとおり,処理システムの識別情報

を指定し,

表 2.7.3.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

2.7.2

  論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子  論理ボリュームヘッダ記述子は,ファイ

ル及びディレクトリの数値識別子を指定し,

表 2.7.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 2.7.2.1  論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子

RBP

長さ

名前

内容

0

  8

一意 ID

LB64

8

24

予備

00h

バイト

2.7.2.1

  一意 IDRBP0)  関連する論理ボリュームに記述するすべてのファイルエントリ中の一意 ID 欄

の値よりも大きな値を指定する。

2.7.2.2

  予備(RBP8)  将来の標準化用に確保し,すべて 00h バイトを設定する。


21

X 0610

:2006

2.7.3

  処理システム用欄  処理システム用欄は,ファイル及びディレクトリの個数を指定し,表 2.7.3.1 

示すフォーマットを用いて記録する。

 2.7.3.1  処理システム用欄

RBP

長さ

名前

内容

  0

32

処理システム ID

EntityID

JIS X06091.6.4.2 参照)

32

  4

ファイル数

LB32

36

  4

ディレクトリ数

LB32

40

  2

UDF

読出し最小版数

LB16

42

  2

UDF

書込み最小版数

LB16

44

  2

UDF

書込み最大版数

LB16

46

a

処理システム用

バイト

            a = L_IU−40

2.7.3.1

  処理システム IDRBP0)  JIS X 0609 の 1.6.4.2 の規定による。

2.7.3.2

  ファイル数(RBP32)  関連する論理ボリュームのファイルの現在の個数を指定する。

2.7.3.3

  ディレクトリ数(RBP36)  関連する論理ボリュームのディレクトリの現在の個数を指定する。

2.7.3.4

  UDF 読出し最小版数(RBP40)  媒体上に記録できる構造を読み出すために処理システムがサポ

ートしなければならない UDF の最小版数を指定する。

この数字は 2 進化 10 進数で記録する。

例えば,

0102h

は,UDF の Revision 1.02 を示す。

2.7.3.5

  UDF 書込み最小版数(RBP42)  媒体上のすべての構造に対して変更するために処理システムが

サポートしなければならない UDF の最小版数を指定する。この数字は 2 進化 10 進数で記録する。例え

ば,0102h は,UDF の Revision 1.02 を示す。

2.7.3.6

  UDF 書込み最大版数(RBP44)  媒体を変更した処理システムが提供しなければならない UDF

の最大版数を指定する。処理システムが媒体を変更し,その処理システムが提供する UDF の水準が,この

欄の現在の値よりも大きいときに,処理システムはこの欄を更新しなければならない。この数字は 2 進化

10

進数で記録する。例えば,0102h は,UDF の Revision 1.02 を示す。

2.7.3.7

  処理システム用(RBP46)  処理システム ID で識別する処理システムに固有の特定の情報を指定

する。この欄の長さは,L_UI−40 とする。

2.8

  CD-ROM ボリューム記述子集合  CD-ROM ボリューム記述子は,次の種別のいずれかとする。

a)  2.8.1

が規定する基本ボリューム記述子

b)  JIS X 0606

の 8.5 が規定する副ボリューム記述子

c)

2.8.2

が規定するボリューム記述子集合終端子

d)  JIS X 0606

の 8.2 が規定する起動レコード

e)

JIS X 0606

の 8.6 が規定するボリューム区画記述子

CD-ROM

ボリューム記述子集合は,論理セクタ番号 16 をもつ論理セクタで始まる連続した論理セクタ

に記録したボリューム記述子の列とする。各連続したボリューム記述子は,前のボリューム記述子に記録

された論理セクタの論理セクタ番号より大きい番号をもつ論理セクタに記録する。CD-ROM ボリューム記

述子集合列は,少なくとも 1 度は記録された基本ボリューム記述子の一つを含む。その列は,

図 2.8.1 のス

キーマに従って連続した二つ以上のボリューム記述子から構成する。


22

X 0610

:2006

             [CD-ROM ボリューム記述子列] {

                <CD-ROM ボリューム記述子>1+

              [ターミネータ] {

                <ボリューム記述子集合終端子>1+

                    }

          }

 2.8.1  CD-ROM ボリューム記述子集合列のスキーマ

2.8.1

  基本ボリューム記述子  基本ボリューム記述子は,0∼15 の論理セクタ番号をもつ論理セクタの内

容を認識し処理するシステム,ボリューム空間の大きさ,ボリューム記述子に適用する規格の版数,ディ

レクトリレコード及びパステーブルレコードの位置並びにボリュームの属性を識別する。基本ボリューム

記述子は,

表 2.8.1.1 のフォーマットを用いて記録する。

 2.8.1.1  基本ボリューム記述子

BP

長さ

名前

内容

    0

    1

ボリューム記述子種別 Unit8=1

    1

    5

規格識別子

バイト=“CD001”

    6

    1

ボリューム記述子版数 Unit8=1

    7

    1

未使用 00h

バイト

  8

 32

システム識別子

a

文字

 40

 32

ボリューム識別子

d

文字

 72

  8

未使用 00h

バイト

 80

  8

ボリューム空間の大きさ BB32

 88

 32

未使用 00h

バイト

120

  4

ボリューム集合の大きさ BB16=1(DVD-再生専用ディスク)

124

  4

ボリューム順序番号 BB16=1(DVD-再生専用ディスク)

128

  4

論理ブロックの大きさ BB16=2048(DVD-再生専用ディスク)

132

  8

パステーブルの大きさ BB32

140

  4

L

形パステーブルの位置 LB32

144

  4

任意 L 形パステーブルの位置 LB32

148

  4

M

形パステーブルの位置 MB32

152

  4

任意 M 形パステーブルの位置 MB32

156

34

ル ー ト デ ィ レ ク ト リ 用 デ ィ レ ク ト リ レ コ ー ド
3.7.1 参照)

バイト

190 128

ボリューム集合識別子

d

文字

318 128

出版者識別子

a

文字

446 128

データ編集者識別子

a

文字

574 128

応用システム識別子

a

文字

702

37

著作権ファイル識別子

d

文字,区切り文字 1,区切り文字 2

739

37

抄録ファイル識別子

d

文字,区切り文字 1,区切り文字 2

776

37

書誌ファイル識別子

d

文字,区切り文字 1,区切り文字 2

813

17

ボリューム作成日時(JIS X 0606

表 参照) Digit(s)

830

17

ボリューム更新日時(JIS X 0606

表 参照) Digit(s)

847

17

ボリューム失効日時(JIS X 0606

表 参照) Digit(s)

864

17

ボリューム発効日時(JIS X 0606

表 参照) Digit(s)


23

X 0610

:2006

 2.8.1.1  基本ボリューム記述子(続き)

BP

長さ

名前

内容

 881

  1

ファイル構造版数 Unit8=1

 882

  1

予備 00h

バイト

 883

512

応用システム用

規定しない

1395 653

予備 00h

バイト

2.8.1.1

  ボリューム記述子種別(BP0)  ボリューム記述子が基本ボリューム記述子であることを示す,8

ビットの番号を指定し,この欄の値を 1 に設定する。

2.8.1.2

  規格識別子(BP1)  JIS X 0606 であることの識別子を指定する。文字列“CD001”を設定する。

2.8.1.3

  ボリューム記述子版数(BP6)  基本ボリューム記述子の版数の識別情報を,8 ビットの番号とし

て指定する。この欄の値を 1 に設定して,JIS X 0606 の構造を示す。

2.8.1.4

  未使用(BP7)  00h を設定する。

2.8.1.5

  システム識別子(BP8)  ボリュームの論理セクタ番号が 0 から 15 までの論理セクタの内容を認

識し,処理することができるシステムの識別情報を指定する。

2.8.1.6

  ボリューム識別子(BP40)  ボリュームの識別情報を指定する。

2.8.1.7

  未使用(BP72)  すべて 00h を設定する。

2.8.1.8

  ボリューム空間の大きさ(BP80)  DVD-再生専用ディスクの場合,ボリュームのボリューム空

間に記録している論理セクタの数を,32 ビット数として指定する。

2.8.1.9

  未使用(BP88)  すべて 00h を設定する。

2.8.1.10

  ボリューム集合の大きさ(BP120)  DVD-再生専用ディスクのボリューム集合は,単一ボリュ

ームで構成され,ボリューム集合の大きさを 1 に設定する。

2.8.1.11

  ボリューム順序番号(BP124)  DVD-再生専用ディスクのボリューム集合は,単一ボリュームで

構成され,ボリューム順序番号を 1 に設定する。

2.8.1.12

  論理ブロックの大きさ(BP128)  論理ブロックの大きさをバイト数で指定する。DVD-再生専

用ディスクの場合,この欄の値を 2048 に設定する。

2.8.1.13

  パステーブルの大きさ(BP132)  この記述子が識別するパステーブルの大きさを,32 ビット数

としてバイト数で指定する。

2.8.1.14

  形パステーブルの位置(BP140)  パステーブルを含むエクステントに割り振った最初の論理

セクタの論理セクタ番号を,32 ビット数として指定する。パステーブルの一つのレコードにおける複数バ

イトの数値は,リトルエンディアンの表記で記録する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606 が規定

する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一とする。

2.8.1.15

  任意 形パステーブルの位置(BP144)  任意パステーブルを含むエクステントに割り振った最

初の論理セクタの論理セクタ番号を,32 ビット数として指定する。値が 0 の場合,エクステントを記録し

ない。パステーブルの一つのレコードにおける複数バイトの数値は,リトルエンディアンの表記で記録す

る。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606 が定義する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一と

する。

2.8.1.16

  形パステーブルの位置(BP148)  パステーブルを含むエクステントに割り振った最初の論理

セクタの論理セクタ番号を,32 ビット数として指定する。パステーブルの一つのレコードにおける複数バ

イトの数値は,ビッグエンディアンの表記で記録する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606 が定義


24

X 0610

:2006

する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一とする。

2.8.1.17

  任意 形パステーブルの位置(BP152)  任意パステーブルを含むエクステントに割り振った最

初の論理セクタの論理セクタ番号を,32 ビット数として指定する。値が 0 の場合,エクステントを記録し

ない。パステーブルの一つのレコードにおける複数バイトの数値は,ビッグエンディアンの表記で記録す

る。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606 が定義する論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一と

する。

2.8.1.18

  ルートディレクトリ用ディレクトリレコード(BP156)  ルートディレクトリのディレクトリレ

コードを含み,3.7.1 に従って記録する。

2.8.1.19

  ボリューム集合識別子(BP190)  ボリュームがメンバであるボリューム集合の識別情報を指定

する。

2.8.1.20

  出版者識別子(BP318)  ボリューム上に記録された内容を指定する利用者の識別情報を指定す

る。この利用者が識別されない場合,すべてのバイトは 20h を設定する。

2.8.1.21

  データ編集者識別子(BP446)  ボリュームがメンバであるボリュームグループに,記録したデ

ータの編集を管理する人又は他の実体の識別情報を指定する。このデータ編集者が識別されない場合,す

べて 00h を設定する。

2.8.1.22

  応用システム識別子(BP574)  ボリュームがメンバであるボリュームグループ上に,データを

記録する方法の規定の識別情報を指定する。応用システムを識別しない場合,すべて 20h を設定する。

2.8.1.23

  著作権ファイル識別子(BP702)  ルートディレクトリによって記述して,ボリュームの割り当

てられたボリューム集合の大きさより小さいか,同じ大きさかの順序番号をもつボリューム集合のボリュ

ーム用の著作権通告を含むファイルの識別情報を指定する。そのファイルを識別しない場合,すべて 20h

を設定する。

2.8.1.24

  抄録ファイル識別子(BP739)  ルートディレクトリによって記述して,ボリュームの割り当て

られたボリューム集合の大きさより小さいか,同じ大きさかの順序番号をもつボリューム集合のボリュー

ム用の抄録通告を含むファイルの識別情報を指定する。そのファイルを識別しない場合,すべて 20h を設

定する。

2.8.1.25

  書誌ファイル識別子(BP776)  ルートディレクトリによって記述して,ボリュームの作成者及

び受領者の間の合意に基づく規格に従って解釈する書誌を含むファイルの識別子を指定する。そのファイ

ルを識別しない場合,すべて 20h を設定する。

2.8.1.26

  ボリューム作成日時(BP813)  ボリューム中の情報を作成した日付及び時刻を指定する。これ

は,JIS X 0606 の 8.4.26.1 に従って記述する。その日時を識別しない場合,すべて 0 を設定する。

2.8.1.27

  ボリューム更新日時(BP830)  ボリューム中の情報を最後に更新した日付及び時刻を指定する。

これは,JIS X 0606 の 8.4.26.1 に従って記述する。そのような日時を指定しない場合,すべて 0 を設定す

る。

2.8.1.28

  ボリューム失効日時(BP847)  ボリューム中の情報が無効となる日付及び時刻を指定し,JIS X 

0606

の 8.4.26.1 に従って記録する。その日時を指定しない場合,すべて 0 を指定する。

2.8.1.29

  ボリューム発効日時(BP864)  ボリューム内の情報が有効となる日付及び時刻を指定し,JIS X 

0606

の 8.4.26.1 に従って記録する。その日時を指定しない場合,すべて 0 を指定し,その情報が使用でき

るのは 1 度だけとする。

2.8.1.30

  ファイル構造版数(BP881)  ディレクトリ及びパステーブルレコードの規定の版数を,8 ビッ

ト数として指定する。


25

X 0610

:2006

2.8.1.31

  予備(BP882)  将来の標準化のために確保し,00h バイトを設定する。

2.8.1.32

  応用システム用(BP883)  応用システム用に確保する。この欄の内容は,JIS X 0606 に規定さ

れていない。

2.8.1.33

  予備(BP1395)  将来の標準化のために確保し,すべて 00h バイトを設定する。

2.8.2

  ボリューム記述子集合終端子  ボリューム記述子を記録した集合は,一つ以上のボリューム記述子

集合終端子で終結する。

ボリューム記述子集合終端子は,

表 2.8.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 2.8.2.1  ボリューム記述子集合終端子

BP

長さ

名前

内容

0

      1

ボリューム記述子種別

Unit8=255

1

      5

規格識別子

バイト=“CD001”

6

      1

ボリューム記述子版数

Uint8=1

7

2041

予備

00h

バイト

2.8.2.1

  ボリューム記述子種別(BP0)  ボリューム記述子がボリューム記述子集合終端子であることを

示して,この欄の値を 8 ビット数で 255 に設定する。

2.8.2.2

  規格識別子(BP1)  JIS X 0606 の識別情報を指定する。この欄の文字列は,“CD001”とする。

2.8.2.3

  ボリューム記述子版数(BP6)  ボリューム集合終端子の規定版数の識別情報を 8 ビット数で指

定する。この欄の値を 1 に設定して,JIS X 0606 の構造を示す。

2.8.2.4

  予備(BP7)  将来の標準化のために確保し,すべて 00h バイトを設定する。

3.

  ファイル構造

3.1

  DVD-再生専用ディスクの要件  DVD-再生専用ディスクのファイル構造に適用する要件は,次のとお

りとする。

a)

すべてのディスクは,JIS X 0609 のファイル構造及び JIS X 0606 のファイル構造の両方をもたなけれ

ばならない。

b)

短割付け記述子だけを,ファイルエントリの割付け記述子欄の中で使用しなければならない。

ディレクトリ構造の例を

図 3.1.1 に示す。


26

X 0610

:2006

        Root

                        VIDEO_TS

VIDEO_TS.IFO

ビデオマネージャ情報

VIDEO_TS.VOB

ビデオマネージャメニュー用ビデオプロジェクトセット

VIDEO_TS.BUP

バックアップ用ビデオマネージャ情報

VTS_01_0.INF

ビデオタイトルセット情報

VTS_01_0.VOB

ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクト

セット

VTS_01_1.VOB

タイトル用ビデオオブジェクトセット

VTS_01_2.VOB

タイトル用ビデオオブジェクトセット

VTS_01_0.BUF

バックアップ用ビデオタイトルセット情報

                        AUDIO_TS

DVDAUDIO.MKB

メディアキーブロック情報

AUDIO_PP.IFO

シンプルオーディオマネージャ情報

AUDIO_TS.IFO

オーディオマネージャ情報

AUDIO_TS.VOB

オーディオマネージャ用ビデオオブジェクトセット

AUDIO_TS.BUP

バックアップ用オーディオマネージャ情報

AUDIO_SV.IFO

オーディオ静止ビデオセット情報

AUDIO_SV.VOB

オーディオ静止ビデオオブジェクトセット

AUDIO_SV.BUP

バックアップ用オーディオ静止ビデオセット情報

ATS_01_0.IFO

オーディオタイトルセット情報

ATS_01_1.AOB

タイトル用オーディオオブジェクトセット

ATS_01_0.BUF

バックアップ用オーディオタイトルセット情報

DVDAUDIO.BUP

バックアップ用メディアキーブロック情報

ディレクトリ

ファイル名

 3.1.1  ディレクトリ構造の例

備考  この例は説明用であり規定の一部ではない。ディレクトリ構造に対する制限は DVD-Video ディスク及

び DVD-Audio ディスクについて

附属書 の中で規定される。

3.2

  JIS X 0609 のファイル構造  JIS X 0609 のファイル構造は,JIS X 0607  第 部に従う。例として,フ

ァイル集合記述子列,ディレクトリ及び方策 4 の ICB をもつファイル構造を

表 3.2.1 に示す。

ファイル集合記述子は,ICB の番地を指定することによって,ファイルの集合を記述しているルートデ

ィレクトリを識別する。ディレクトリは,構成ファイルの名前又は構成サブディレクトリの名前を指定す

るファイル識別記述子及びディレクトリの親ディレクトリを識別するファイル識別記述子の集合から成る。

ファイル識別記述子は,ICB の番地を指定することによって,親ディレクトリ,構成ファイル又はサブ

ディレクトリを識別する。JIS X 0609 で規定するとおり,ICB 方策種別は,4 を使わなくてはならず,4096


27

X 0610

:2006

を使ってもよい。ICB 方策 4 を使う場合,ICB 階層は,ファイルエントリを一つもつ単一の ICB で構成す

る。ファイルエントリは,ファイルの属性及びファイルの位置を指定する。


28

X 0610

:2006

 3.2.1  JIS X 0609 のファイル構造の例

LBN

記述子

構造

 0

ファイル集合記述子

 1

終端記述子

ファイル集合記述子列

 2

ファイルエントリ(ルートディレクトリ)

ルート ICB

ファイル識別記述子(親ディレクトリ)

ファイル識別記述子(VIDEO_TS)

 3

ファイル識別記述子(AUDIO_TS)

ルートディレクトリ

 4

ファイルエントリ(VIDEO_TS) VIDEO_TS ICB

ファイル識別記述子(親ディレクトリ)

ファイル識別記述子(VIDEO_TS.IFO)

ファイル識別記述子(VIDEO_TS.VOB)

ファイル識別記述子(VIDEO_TS.BUP)

ファイル識別記述子(VTS_01_0.IFO)

ファイル識別記述子(VTS_01_0.VOB)

ファイル識別記述子(VTS_01_1.VOB)

ファイル識別記述子(VTS_01_2.VOB)

 5

ファイル識別記述子(VTS_01_0.BUP)

VIDEO_TS

ディレクトリ

 6

ファイルエントリ(VIDEO_TS.IFO)

 7

ファイルエントリ(VIDEO_TS.VOB)

 8

ファイルエントリ(VIDEO_TS.VUP)

 9

ファイルエントリ(VTS_01_0.IFO)

10

ファイルエントリ(VTS_01_0.VOB)

11

ファイルエントリ(VTS_01_1.VOB)

12

ファイルエントリ(VTS_01_2.VOB)

13

ファイルエントリ(VTS_01_0.BUP)

VIDEO_TS

ファイル ICB

14

ファイルエントリ(AUDIO_TS) AUDIO_TS ICB

ファイル識別記述子(親ディレクトリ)

ファイル識別記述子(DVDAUDIO.MKB)

ファイル識別記述子(AUDIO_TS.IFO)

ファイル識別記述子(AUDIO_TS.BUP)

ファイル識別記述子(ATS_01_0.IFO)

ファイル識別記述子(ATS_01_1.AOB)

ファイル識別記述子(ATS_01_0.BUP)

15

ファイル識別記述子(DVDAUDIO.BUP)

AUDIO_TS

ディレクトリ

16

ファイルエントリ(DVDAUDIO.MKB)

17

ファイルエントリ(AUDIO_PP.IFO)

18

ファイルエントリ(AUDIO_TS.IFO)

19

ファイルエントリ(AUDIO_TS.VOB)

20

ファイルエントリ(AUDIO_TS.BUP)

21

ファイルエントリ(AUDIO_SV.IFO)

22

ファイルエントリ(AUDIO_SV.VOB)

23

ファイルエントリ(AUDIO_SV.BUP)

24

ファイルエントリ(ATS_01_0.IFO)

25

ファイルエントリ(ATS_01_1.AOB)

26

ファイルエントリ(ATS_01_0.BUP)

27

ファイルエントリ(DVDAUDIO.BUP)

AUDIO_TS

  ファイル ICB


29

X 0610

:2006

3.3

JIS X 0609

のファイル集合記述子列  区画に記録したファイル集合は,ファイル集合及びその属性

を記述したディレクトリ階層のルートを識別するファイル集合記述子によって識別する。ファイル集合記

述子は,JIS X 0607 の 4/8.3.1 が規定するとおり,ファイル集合記述子列に記録する。DVD-再生専用ディ

スクは,ボリュームごとに単一のファイル集合で構成され,ファイル集合記述子列は,一つのファイル集

合記述子を含み,ファイル集合記述子列は,すべて 00h バイトをもたなければならない空の論理セクタで

ある終端記述子によって終端されなければならず,又は論理ボリューム記述子の論理ボリューム内容欄に

おいて指定されるファイル集合記述子列エクステントの末尾で終端されなければならない。

DVD-

再生専用ディスクの場合,ファイル集合記述子列は,

図 3.3.1 のスキーマに従って記録する。

            [ファイル集合記述子列エクステント] {

                      <ファイル集合記述子> 1

                [ターミネータ] {

                       <終端記述子>

                     │ <空の論理ブロック>

                 } 0+

               }

 3.3.1  ファイル集合記述子列のスキーマ

3.3.1

ファイル集合記述子  ファイル集合記述子は,ファイル及びディレクトリを識別し,表 3.3.1.1 

示すフォーマットを用いて記録する。

 3.3.1.1  ファイル集合記述子

BP

長さ

名前

内容

  0

 16

記述子タグ tag(タグ記述子=256)

 16

 12

日時記録

日時表示

 28

  2

交換水準 LB16=3(JIS X 06094.9.1.3 参照)

 30

  2

交換最大水準 LB16=3(JIS X 06094.9.1.4 参照)

 32

  4

文字集合リスト LB32=00000001h(JIS X 06094.9.1.5 参照)

 36

  4

文字最大集合リスト LB32=00000001h(JIS X 06094.9.1.6 参照)

 40

  4

ファイル集合番号 LB32=0(JIS X 06094.9.1 参照)

 44

  4

ファイル集合記述子番号 LB32=0(DVD-再生専用ディスク)

 48

 64

論理ボリューム識別子用文字集合 charaspec(JIS X 06091.6.2 参照)

112 128

論理ボリューム識別子 Dstring

240

64

ファイル集合用文字集合 charaspec(JIS X 06091.6.2 参照)

304

32

ファイル集合識別子 Dstring

336

32

著作権ファイル識別子 Dstring

368

32

抄録ファイル識別子 Dstring

400

16

ルートディレクトリ ICB Long_ad

416

32

範囲記述子 EntityID(JIS X 06091.6.4 参照)

448

16

後続エクステント Long_ad=all

0's

(DVD-再生専用ディスク)

464

48

予備 00h

バイト


30

X 0610

:2006

3.3.1.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ記述子欄の値を 256 とする。

3.3.1.2

  日時記録(BP16)  記述子を記録した日時及び時刻を示す。

3.3.1.3

  交換水準(BP28)  JIS X 0609 の 4.9.1.3 が規定するとおり,3 を設定する。交換水準の定義は,

JIS X 0607

の 4/15.の規定による。

3.3.1.4

  交換最大水準(BP30)  JIS X 0609 の 4.9.1.4 が規定するとおり,3 を設定する。

3.3.1.5

  文字集合リスト(BP32)  JIS X 0609 の 4.9.1.5 が規定するとおり,CS0 だけを利用可能とするこ

とを示して,00000001h を設定する。

3.3.1.6

  文字最大集合リスト(BP36)  JIS X 0609 の 4.9.1.6 が規定するとおり,CS0 だけを利用可能とす

ることを示して,00000001h を設定する。

3.3.1.7

  ファイル集合番号(BP40)  JIS X 0609 の 4.9.1 が規定するとおり,DVD-再生専用ディスクが一

つのファイル集合で構成されていることを示して,0 を設定する。

3.3.1.8

  ファイル集合記述子番号(BP44)  DVD-再生専用ディスクでは,一つのファイル集合記述子を

記録することを示して,0 を設定する。

3.3.1.9

  論理ボリューム識別子用文字集合(BP48)  論理ボリューム識別子欄に許可されている d 文字を

指定する。charspec の内容は,JIS X 0609 の 1.6.2 の規定による。

3.3.1.10

  論理ボリューム識別子(BP112)  ファイル集合を記録する論理ボリュームの識別子を指定する。

3.3.1.11

  ファイル集合用文字集合(BP240)  ファイル集合記述子の範囲内で,JIS X 0607 の第 部が規

定する記述子の欄で使用可能な d 文字を指定する。charspec の内容は,JIS X 0609 の 1.6.2 の規定による。

3.3.1.12

  ファイル集合識別子(BP304)  このファイル集合記述子で識別するファイル集合の識別子を指

定する。

3.3.1.13

  著作権ファイル識別子(BP336)  このファイル集合記述子で識別したファイル集合中に記録し

た情報に対する著作権通告を含むルートディレクトリの中の一つのファイルを識別する。この欄がすべて

00h

バイトの場合,著作権ファイルを識別しないことを示す。

3.3.1.14

  抄録ファイル識別子(BP368)  このファイル集合記述子で識別したファイル集合中に記録した

情報に関する抄録ファイルを含むルートディレクトリの中の一つのファイルを識別する。この欄がすべて

00h

バイトの場合,抄録ファイルを識別しないことを示す。

3.3.1.15

  ルートディレクトリ ICBBP400)  long_ad によってルートディレクトリを記述する ICB の位

置を指定する。例えば,

表 3.2.1 では,ルートディレクトリ ICB は,論理ブロック番号 2 に位置する。

3.3.1.16

  範囲記述子(BP416)  記述子の特定の欄の使用及び制限についての規則を指定する範囲の識別

情報を指定する。この記述子の実体識別子の内容は,JIS X 0609 の 3.5.6.6 の規定による。この規格では,

範囲記述子欄には“*OSTA UDF Compliant”を設定する。UDF 版数欄は,この規定が UDF Revision 1.02 に

整合する JIS X 0609 に従うことを示して,0102h を設定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0609

の 1.6.4.3 が規定するソフト書込み保護フラグ及びハード書込み保護フラグを ONE に設定する。

3.3.1.17

  後続エクステント(BP448)  ファイル集合記述子を記録できる次のエクステントを指定する。

DVD-

再生専用ディスクの場合,次のエクステントは指定していないことを示して,すべて 0 を設定する。

3.3.1.18

  予備(BP464)  将来の標準化のために確保し,すべて 00h バイトを設定する。

3.3.2

  終端記述子  DVD-再生専用ディスクの場合,終端記述子はファイル集合記述子列のエクステントを

終端させるために使ってもよく,

表 3.3.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。


31

X 0610

:2006

 3.3.2.1  終端記述子

BP

長さ

名前

内容

 0

 16

記述子タグ tag(タグ識別子=8)

16 496

予備 00h

バイト

3.3.3

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ記述子欄の値を 8 とする。

3.3.4

  予備(BP16)  この欄は,将来の標準化のために確保し,すべて 00h バイトを設定する。

3.4

  JIS X 0609 のディレクトリ  一つのディレクトリは,0 個以上のファイル又はディレクトリの識別情

報を含む。ディレクトリ階層は,単一のルートディレクトリから分岐するディレクトリの集合とする。

ディレクトリは,JIS X 0607 の 4/8.6 が規定するとおり,ファイル識別記述子の集合であり,

図 3.4.1 

スキーマに従って記録する。

                           {

                              <ファイル識別記述子>

                            } 0+

 3.4.1  ディレクトリのスキーマ

ファイル識別記述子は,相対バイト位置で指定し,JIS X 0607 の 4/13.が規定するとおり,論理ブロック

中に記録できる場所には,どのような制約もない。最後の記述子の端から論理ブロックの端までのすべて

の空間は,すべて 00h バイトを記録する。

3.4.1

  ファイル識別記述子  ファイル識別記述子は,構成ファイルの名前若しくは構成サブディレクトリ

の名前を指定するか,又はディレクトリの親ディレクトリを識別する。ファイル識別記述子は,ICB の番

地を指定することによって,親ディレクトリ,構成ファイル又は構成サブディレクトリを識別し,

表 3.4.1.1

に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.4.1.1  終端記述子

RBP

長さ

名前

内容

 0

16

記述子タグ tag(タグ識別子=257)

16

2

ファイル版数番号 LB16=1(JIS X 06094.9.4.2 参照)

18

1

ファイル特性 Unit8

19

1

ファイル識別子の長さ(=L_FI) Unit8

20 16

ICB

long_ad

36

2

処理システム用の長さ(=L_IU) LB16

38 L_IU

処理システム用 EntityID(JIS X 06091.6.4 参照)

a L_FI

ファイル識別子

d

文字

b c

埋込み

バイト

        a = L_IU + 38        b = L_FI + L_IU + 38        c = 4×ip((L_FI + L_IU + 38 + 3)/4)−(L_FI + L_IU + 38)

3.4.1.1

  記述子タグ(RBP0)  記述子タグのタグ記述子欄の値を 257 とする。

3.4.1.2

  ファイル版数番号(RBP16)  JIS X 0609 の 4.9.4.2 が規定するとおり,その値を 1 に設定する。

3.4.1.3

  ファイル特性(RBP18)  ファイルの特性を指定し,JIS X 0607 の 4/14.4.3 が規定するとおり,存


32

X 0610

:2006

在ビット,ディレクトリビット,削除ビット及び親ビットをもつ。種々のオペレーティングシステムでの

ファイル特性ビットの使用に関しては,JIS X 0609 

附属書 の規定による。

3.4.1.4

  ファイル識別子の長さ(RBP19)  ファイル識別子欄の長さをバイト数で指定する。ファイル識

別子欄の親ビットを ONE に設定した場合,ファイル識別子欄の長さは,JIS X 0607 の 4/14.4.4 が規定する

とおり,0 を設定する。

3.4.1.5

  ICBRBP20)  long_ad でファイルを記述する ICB の番地を指定する。

3.4.1.6

  処理システム用の長さ(RBP36)  処理システム用欄の長さをバイト数で指定する。L_UI は,4

の整数倍とする。

JIS X 0609

の 4.9.4.6 が規定するとおり,

処理システム用欄を用いていないことを示して,

0

を設定してもよい。

3.4.1.7

  処理システム用(RBP38)  JIS X 0609 の 4.9.4.7 が規定するとおり,処理システム用欄の長さが

0

でない場合,最初の 32 バイトは処理システム実体識別子を指定すると解釈する。実体識別子の内容は,

JIS X 0609

の 1.6.4 の規定による。

3.4.1.8

  ファイル識別子(RBPa)  ICB 欄で識別する ICB によって記述したファイルの識別情報を指定す

る。特定のオペレーティングシステム用のファイル記述子翻訳アルゴリズムの概要は,JIS X 0609 

附属

書 が規定する。

3.4.1.9

  埋込み(RBPb)  4×ip((L_FI + L_IU + 38 + 3)/4)−(L_FI + L_IU + 38)バイトの長さであり,すべ

て 00h バイトを設定する。

3.5

  ICB  ICB は,JIS X 0607 の 4/8.10 が定義する。ファイルの各インスタンスは,情報制御ブロック(ICB)

中のエントリで記述する。ファイルのインスタンスを記述するエントリの集合は,一つ以上の ICB 中のエ

ントリで記述する。これらの ICB は,ICB 階層をもつ。JIS X 0609 の 4.9.6.2 が規定するとおり,ICB 方策

4

を使用しなければならず,4096 を使ってもよい。ICB 方策 4 を使う場合,ICB 階層は,1 個のファイル

エントリをもつ単一 ICB で構成する。ICB 方策 4096 は,JIS X 0609 

附属書 で定義され,JIS X 0607

の 4/8.10 が設定するとおり,ファイルのすべての版数の履歴を利用可能とするのに有効となる。

3.5.1

  ファイルエントリ  ファイルは,そのファイル属性及びファイルの記録されたデータの位置を指定

するファイルエントリによって記述する。ファイルエントリは,ICB に記録した直接エントリであり,

3.5.1.1

に示すフォーマットを用いて記録する。


33

X 0610

:2006

 3.5.1.1  終端記述子

BP

長さ

名前

内容

  0

16

記述子タグ tag(タグ識別子=261)

 16

20

ICB

タグ(3.5.2 参照) icbtag

 36

 4

利用者 ID LB32

 40

 4

グループ ID LB32

 44

 4

許可条件(3.5.4 参照) LB32

 48

 2

ファイルリンク数 LB16

 50

 1

レコードフォーマット Uint8=0(JIS X 06094.9.9.7 参照)

 51

 1

レコード表示属性 Uint8=0(JIS X 06094.9.9.8 参照)

 52

 4

レコード長 LB32=0(JIS X 06094.9.9.9 参照)

 56

 8

情報長 LB64

 64

 8

記録済み論理ブロック LB64

 72

12

アクセス日時 timestamp

 84

12

変更日時 timestamp

 96

12

属性日時 timestamp

108

4

チェックポイント LB32=1(DVD-再生専用ディスクの場合)

112 16

拡張属性 ICB long_ad

128 32

処理システム識別子 EntityID(JIS X 06091.6.4 参照)

160

8

一意 ID LB64(JIS X 06094.9.9.18 参照)

168

4

拡張属性の長さ(=L_EA) LB32

172

4

割付け記述子の長さ(=L_AD)

LB32

176 L_EA

拡張属性(3.6 参照)

バイト

a L_AD

割付け記述子

バイト

              a = L_EA + 176

3.5.1.1

  記述子タグ(BP0)  この記述子タグのタグ記述子欄の値を 261 とする。

3.5.1.2

  ICB タグ(BP16)    ICB タグは,ICB 方策種別,ファイル種別及びファイル特性を指定する。

表 3.5.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

3.5.1.3

  利用者 IDBP36)  ファイル所有者の利用者 ID を指定する。JIS X 0609 の 4.9.9.3 が規定すると

おり,利用者識別子の概念を利用可能としないオペレーティングシステムでは,処理システムは,無効な

利用者 ID であることを示して,2

32

−1 に設定する。

3.5.1.4

  グループ IDBP40)  ファイル所有者のグループ ID を指定する。JIS X 0609 の 4.9.9.4 が規定す

るとおり,グループ記述子の概念を利用可能としないオペレーティングシステムでは,処理システムは,

無効なグループ ID であることを示して,2

32

−1 に設定する。

3.5.1.5

  許可条件(BP44)  利用者のクラス別に許可されているファイルアクセスを指定し,表 3.5.4.1 

示すフォーマットを用いて記録する。

3.5.1.6

  ファイルリンク数(BP48)  この ICB を識別するファイル識別記述子の個数を指定する。

3.5.1.7

  レコードフォーマット(BP50)  ファイルに記録された情報の構造を指定していないことを示し

て,JIS X 0609 の 4.9.9.7 が規定するとおり,0 を設定する。

3.5.1.8

  レコード表示属性(BP51)  ファイルに記録した情報の構造を指定していないことを示して,JIS 

X 0609

の 4.9.9.8 が規定するとおり,0 を設定する。

3.5.1.9

  レコード長(BP52)  ファイルに記録された情報の構造を指定していないことを示して,JIS X 

0609

の 4.9.9.9 が規定するとおり,0 を設定する。


34

X 0610

:2006

3.5.1.10

  情報長(BP56)  ファイルサイズをバイト数で指定する。ファイル本体の割付け記述子の情報

長の和に等しくなければならない。

3.5.1.11

  記録済み論理ブロック(BP64)  ファイル本体の割付け記述子によって指定する記録した論理ブ

ロックの個数を指定する。

3.5.1.12

  アクセス日時(BP72)  DVD-再生専用ディスクの場合,ファイルを作成した最新の時間を指定

する。この日時は,ファイル日時拡張属性に指定されたファイル作成日時よりも前になることはない。

3.5.1.13

  変更日時(BP84)  DVD-再生専用ディスクの場合,ファイルを作成した最新時間を指定する。

この日時は,ファイル日時拡張属性で指定したファイル作成日時よりも前になることはない。この欄の内

容は,アクセス日時欄の内容と同一とする。

3.5.1.14

  属性日時(BP96)  DVD-再生専用ディスクの場合,ファイルを作成した最新時間を指定する。

この日時は,ファイル日時拡張属性で指定したファイル作成日時よりも前になることはない。この欄の内

容はアクセス日時欄の内容と同一とする。

3.5.1.15

  チェックポイント(BP108)  ファイルの最初のインスタンスであり,DVD-再生専用ディスク

の場合,1 に設定する。

3.5.1.16

  拡張属性 ICBBP112)  JIS X 0607 の 4/9 が規定する拡張属性ファイルを記述する ICB を指定

する。拡張属性 ICB を指定していない場合,エクステントの長さは,0 に設定する。特定のオペレーティ

ングシステム用の拡張属性は,JIS X 0609 の 4.9.10 の規定による。

3.5.1.17

  処理システム識別子(BP128)  処理システムの識別情報を指定する。この記述子の実体識別子

の内容は,JIS X 0609 の 1.6.4 の規定による。

3.5.1.18

  一意 IDBP160)  ファイルの数値記述子を指定する。同じ内容をもつすべてのファイルエント

リは,同じファイル又はディレクトリを記述する。JIS X 0609 の 4.9.9.18 が規定するとおり,ルートディ

レクトリ用に,この値は 0 に設定し,1 から 15 までの値は,特定の処理システム用に確保する。

3.5.1.19

  拡張属性の長さ(BP168)  拡張属性欄の長さをバイト数で指定する。L_EA は,4 の整数倍数と

する。

3.5.1.20

  割付け記述子の長さ(BP172)  割付け記述子欄の長さをバイト数で指定する。

3.5.1.21

  拡張属性(BP176)  JIS X 0607 の 4/9 が定義する拡張属性空間を含む。記録した拡張属性は,

最大 L_EA バイトを占め,未使用バイトは 00h に設定する。特定のオペレーティングシステム用の拡張属

性は,JIS X 0609 の 4.9.10 の規定による。

3.5.1.22

  割付け記述子(BPa)  JIS X 0607 の 4/12.1 が定義する割付け記述子列を記述する。DVD-再生専

用ディスクの場合,短割付け記述子だけを使用する。

3.5.2

  ICB タグ  JIS X 0609 の 4.9.6 が規定するとおり,ICB タグは,方策種別,ファイル種別及びファイ

ル特性を指定し,

表 3.5.2.1 に示すフォーマットで記述する。方策 4096 用の ICB タグのパラメタは,JIS X 

0609

附属書 の規定による。


35

X 0610

:2006

 3.5.2.1  ICB タグ

RBP

長さ

名前

内容

 0

4

記録済み直接エントリの個数 LB32

 4

2

方策種別 LB16

 6

2

方策パラメタ LB16

 8

2

最大エントリの個数 LB16

10 1

予備 00h

バイト

11 1

ファイル種別 Uint8

12 6

親 ICB 位置 lb_addr

18 2

フラグ(3.5.3 参照) LB16

3.5.2.1

  記録済み直接エントリの個数(RBP0)  このエントリより前に,この ICB 階層中に記録した直接

エントリの個数を指定する。

3.5.2.2

  方策種別(RBP4)  4 に設定することが望ましいが,JIS X 0609 の 4.9.6.2 が規定する 4096 に設

定してもよい。方策種別は,JIS X 0607 の 4/14.6.2 の規定による。

3.5.2.3

  方策パラメタ(RBP6)  方策種別欄で規定した方策によって解釈する。

3.5.2.4

  最大エントリの個数(RBP8)  この ICB に記述できる直接エントリ又は間接エントリの最大個数

を設定する。

3.5.2.5

  予備(RBP10)  将来の標準化のために確保し,00h バイトを記録する。

3.5.2.6

  ファイル種別(RBP11)  JIS X 0607 の 4/14.6.6 が規定するファイルの種別を指定する。値 4 は,

このファイルがディレクトリであることを示す。JIS X 0609 の 4.9.6.6 が規定するとおり,値 5 は,バイト

単位でアクセス可能な標準的なファイルに対して使用する。

この欄の利用者インタフェースの必要条件は,

JIS X 0609

附属書 の規定による。

3.5.2.7

  親 ICB 位置(RBP12)  その ICB は,記述子を記録している ICB を規定する間接エントリを含む

ICB

の位置を指定する。この欄が 0 の場合,その ICB を指定しない。

3.5.2.8

  フラグ(RBP18)  JIS X 0607 の 4/14.6.8 が規定するファイルの記録情報を指定し,表 3.5.3.1 

示すフォーマットを用いて記録する。

3.5.3

  ICB タグのフラグ欄  JIS X 0607 の 4/14.6.8 が定義し,特定ビットの指定方法及びその解釈につい

ては,JIS X 0609 の 4.9.6.8 の規定による。

表 3.5.3.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.5.3.1  ICB タグ中のフラグ欄

Bit

名前

内容

0

∼2

割付け記述子の種別

0

:短割付け記述子(DVD-再生専用ディスク)

 3

ディレクトリソート ZERO:未ソート(JIS X 06094.9.6.8 参照)

 4

再配置不可能 ZERO

又は ONE

 5

アーカイブ ZERO

又は ONE

 6

Setuid

ZERO

又は ONE

 7

Setgid

ZERO

又は ONE

 8

Sticky

ZERO

又は ONE

 9

Contiguous

ZERO

又は ONE

10

システム ZERO

又は ONE

11 Transformed

ZERO

:変換されない(JIS X 06094.9.6.8 参照)

12

複数版数 ZERO:複数版数でない(JIS X 06094.9.6.8 参照)

13

∼15

予備 ZEROs


36

X 0610

:2006

3.5.3.1

  割付け記述子の種別(Bit02)  短割付け記述子を使うことを示して,値 0 を設定する。

3.5.3.2

  ディレクトリソート(Bit3)  ファイルがディレクトリでない場合,このビットは,将来の標準

化のために確保し,ZERO に設定する。ファイルがディレクトリであり,このビットを ZERO に設定する

場合,

そのディレクトリは,

JIS X 0607

の 4/8.6.1 に従ってソートする必要はないことを意味する。

JIS X 0609

の 4.9.6.8 が規定するとおり,このビットは ZERO に設定する。

3.5.3.3

  再配置不可能(Bit4)  ZERO に設定した場合,ファイルのデータを指定する割付け記述子の変更

方法には制約がないことを示す。ONE に設定した場合,割付け記述子は,ファイルのエクステントの番地

を変更するか,記録したエクステントの長さを短くする変更はできない。

3.5.3.4

  アーカイブ(Bit5)  ファイルが作成されるか書き込まれるとき,このビットは ONE とし,処理

システムの方式に応じて ZERO とする。

3.5.3.5

  SetuidBit6)  このビットは ISO/IEC 9945-1 が規定するとおり,S_ISUID ビットと解釈する。

特定のオペレーティングシステム用に,このビットは,JIS X 0609 

附属書 の規定による。

3.5.3.6

  SetgidBit7)  このビットは,ISO/IEC 9945-1 が規定するとおり,S_ISGID ビットと解釈する。

特定のオペレーティングシステム用に,このビットは,JIS X 0609 

附属書 の規定による。

3.5.3.7

  StickyBit8)  このビットは ISO/IEC 9945-1 が規定するとおり,C_ISVTX ビットと解釈する。

特定のオペレーティングシステム用に,このビットは,JIS X 0609 

附属書 の規定による。

3.5.3.8

  ContiguousBit9)  ZERO に設定した場合,ファイルのエクステントは,そのファイルの前のエ

クステントの最後の論理ブロックの次の最初の論理ブロックから始まる必要はない。ONE に設定した場合,

ファイルのエクステントは,そのファイルの前のエクステントの最後の論理ブロックの次の最初の論理ブ

ロックから始まる。

3.5.3.9

  システム(Bit10)  このビットは,処理システム用に確保する。特定のオペレーティングシステ

ム用に,このビットは,JIS X 0609 

附属書 の規定による。

3.5.3.10

  TransformedBit11)  記録しているファイルのデータ空間の記録したバイトが,利用者が供給

したものであることを示す。このビットは,JIS X 0609 の 4.9.6.8 の規定に従い,ZERO とする。

3.5.3.11

  複数版数(Bit12)  ファイルがディレクトリでない場合,このビットは将来の標準化のために確

保し,ZERO とする。ファイルがディレクトリで,ビットを ZERO に設定する場合,そのディレクトリの

中に記録した二つのファイル識別記述子は,ファイル識別子欄で同じ内容をもたないことを意味する。JIS 

X 0609

の 4.9.6.8 が規定するとおり,このビットは,ZERO に設定する。

3.5.3.12

  予備(Bit1315)  すべてのビットを,ZERO に設定する。

3.5.4

  ファイルエントリの許可条件欄  JIS X 0607 の 4/14.9.5 が定義するとおり,次に示す特定クラスの

利用者に許されたファイルアクセスを指定する。

a)

利用者 ID が,利用者 ID 欄と同じであれば,ビットは,10∼14 が適用される。

b)

この a)以外の場合で,利用者のグループ ID がグループ ID 欄と同じであれば,ビットは,5∼9 が適用

される。

c)

それ以外の場合は,ビットは,0∼4 が適用される。

アクセス許可の定義を

表 3.5.4.1 に示す。特定のオペレーティングシステム用に,この欄は,JIS X 0609

附属書 の規定による。


37

X 0610

:2006

 3.5.4.1  ファイルエントリの許可条件欄

Bit

名前

内容

 0

Other Execute

ZERO

又は ONE

 1

Other Write

ZERO

:Other not write(DVD-再生専用ディスク)

 2

Other Read

ZERO

又は ONE

 3

Other Change Attribute

ZERO

:Other not change Attribute(DVD-再生専用ディスク)

 4

Other Delete

ZERO

:Other not delete(DVD-再生専用ディスク)

 5

Group Execute

ZERO

又は ONE

 6

Group Write

ZERO

:Group not write(DVD-再生専用ディスク)

 7

Group Read

ZERO

又は ONE

 8

Group Change Attribute

ZERO

:Group not change Attribute(DVD-再生専用ディスク)

 9

Group Delete

ZERO

:Group not delete(DVD-再生専用ディスク)

10 Owner

Execute

ZERO

又は ONE

11 Owner

Write

ZERO

:Owner not write(DVD-再生専用ディスク)

12 Owner

Read

ZERO

又は ONE

13 Owner

Change

Attribute

ZERO

:Owner not change Attribute(DVD-再生専用ディスク)

14 Owner

Delete

ZERO

:Owner not delete(DVD-再生専用ディスク)

15

∼31

予備 ZEROs

3.5.4.1

  Other ExecuteBit0)  ZERO に設定した場合,利用者はファイルを実行してはならない。ONE

に設定した場合は,実行してもよい。

3.5.4.2

  Other WriteBit1)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルに書き込んではならない

ことを示して,このビットは ZERO とする。

3.5.4.3

  Other ReadBit2)  ZERO に設定した場合,利用者はファイルを読み出してはならない。ONE

に設定した場合は,読み出してもよい。

3.5.4.4

  Other Change AttributeBit3)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルのどのような

属性をも変更してはならないことを示して,このビットを ZERO とする。

3.5.4.5

  Other DeleteBit4)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルを削除してはならないこ

とを示して,このビットを ZERO とする。

3.5.4.6

  Group ExecuteBit5)  ZERO に設定した場合,利用者はファイルを実行してはならない。ONE

に設定した場合は,実行してもよい。

3.5.4.7

  Group WriteBit6)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルに書き込んではならな

いことを示して,このビットを ZERO とする。

3.5.4.8

  Group ReadBit7)  ZERO に設定した場合,利用者はファイルを読み出してはならない。ONE

に設定した場合は,読み出してもよい。

3.5.4.9

  Group Change AttributeBit8)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルのどのよう

な属性をも変更してはならないことを示して,このビットを ZERO とする。

3.5.4.10

  Group DeleteBit9)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルを削除してはならない

ことを示して,このビットを ZERO とする。

3.5.4.11

  Owner ExecuteBit10)  ZERO に設定した場合,利用者はファイルを実行してはならない。ONE

に設定した場合は,実行してもよい。

3.5.4.12

  Owner WriteBit11)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルに書き込んではなら

ないことを示して,このビットを ZERO とする。


38

X 0610

:2006

3.5.4.13

  Owner Read Bit12)  ZERO に設定した場合,利用者はファイルを読み出してはならない。

ONE

に設定した場合は,読み出せる。

3.5.4.14

  Owner Change AttributeBit13)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルのどのよ

うな属性も変更してはならないことを示して,このビットを ZERO とする。

3.5.4.15

  Owner DeleteBit14)  DVD-再生専用ディスクの場合,利用者がファイルを削除してはならな

いことを示して,このビットを ZERO とする。

3.5.4.16

  予備(Bit1531)  すべてのビットは ZERO に設定する。

3.6

  拡張属性  拡張属性は,属性種別及び属性副種別を指定し,JIS X 0607 の 4/9.が規定するとおり,フ

ァイルに関連する属性に固有な情報を指定してもよい。すべての拡張属性は,そのファイルに関連する一

つ以上の拡張属性空間に記録する。ファイルの拡張属性空間は,次の一つとする

a)

ファイルのファイルエントリの拡張属性欄

b)

ファイルのファイルエントリ中の ICB 記述子によって記述するファイル

いずれの場合も拡張属性空間は,

図 3.6.1 に示すスキーマによって記録する。

              <拡張属性ヘッダ記述子>

              <拡張属性>0+

 3.6.1  拡張属性空間のスキーマ

拡張属性は,次のとおり拡張属性空間内に隣接し,重複しない三つの領域中に記録する。

a)

第一の領域は,拡張属性ヘッダ記述子の後の最初のバイトから始まり,属性種別 1,5,6 及び 12 をも

つ属性の記録用に確保する。

b)

第二の領域は,拡張属性ヘッダ記述子の処理システム属性位置欄に指定されるバイトから始まり,属

性種別 2048∼65535 の記録用に確保する。属性種別 2049∼65535 は JIS X 0607 の 4/9.に規定するとお

り ISO/IEC 13800 に従う登録によって指定される。

c)

第三の領域は,拡張属性ヘッダ記述子の応用プログラム属性位置欄に指定されるバイトから始まり,

属性種別 65536 以上の記録用に確保する。

DVD-

再生専用ディスクの場合,3.6.3 で規定する空き拡張属性空間及び 3.6.4 で規定する著作権管理情報

用の処理システム用拡張属性は,ファイルエントリの拡張属性欄に記録する。

3.6.1

  拡張属性ヘッダ記述子  拡張属性ヘッダ記述子は,表 3.6.1.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.6.1.1  拡張属性ヘッダ記述子

RBP

長さ

名前

内容

 0

16

記述子タグ tag(タグ識別子=262)

16

4

処理システム属性位置 LB32

20

4

応用プログラム属性位置 LB32

3.6.1.1

  記述子タグ(RBP0)  この記述子のタグ記述子欄の値を 262 とする。

3.6.1.2

  処理システム属性位置(RBP16)  処理システム用拡張属性の先頭を,ファイルの拡張属性を記

録する拡張属性空間の先頭からのバイトの相対位置で指定する。拡張属性の種別 2048∼65535 が存在しな

ければ,JIS X 0609 の 4.9.10.1.2 が規定するとおり,拡張属性空間の終端を指定する。


39

X 0610

:2006

3.6.1.3

  応用プログラム属性位置(RBP20)  応用プログラム用拡張属性の先頭を,ファイルの拡張属性

を記録する拡張属性空間の先頭からのバイトの相対位置で指定する。拡張属性の種別 65536 以上が存在し

なければ,JIS X 0609 の 4.9.10.1.2 が規定するとおり,拡張属性空間の終端を指定する。

3.6.2

  処理システム用拡張属性  属性種別及び属性副種別は,拡張属性の種別を指定する。空き拡張属性

空間及び著作権管理情報の場合,属性種別 2048 及び属性副種別 1 である処理システム用拡張属性を使う。

処理システム用拡張属性は,

表 3.6.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.6.2.1  処理システム用拡張属性

RBP

長さ

名前

内容

 0

 4

属性種別 LB32=2048

 4

 1

属性副種別 Uint8=1

 5

 3

予備 00h

バイト

 8

 4

属性長 LB32

12

4

処理システム用長(IU_L) LB32

16 32

処理システム識別子 EntityID(JIS X 06091.6.4 参照)

48 IU_L

処理システム用(3.6.3 及び 3.6.4 参照)

バイト

3.6.2.1

  属性種別(RBP0)  この欄の値を 2048 に設定する。

3.6.2.2

  属性副種別(RBP4)  この欄の値を 1 に設定する。

3.6.2.3

  予備(RBP5)  将来の標準化のために確保し,すべて 00h バイトを記録する。

3.6.2.4

  属性長(RBP8)  拡張属性全体の長さを指定する。JIS X 0609 の 4.9.10.8.4 が規定するとおり,

処理システム用拡張属性を使って定義する可変長の拡張属性用に,属性長欄は処理システム用欄の終端と

処理システム用拡張属性の終端との間に埋込み空間を残し,十分大きく採らなければならない。

3.6.2.5

  処理システム用長(RBP12)  処理システム用欄の長さを指定する。

3.6.2.6

  処理システム識別子(RBP16)  処理システム用欄の内容を認識し,実行できる処理システムの

識別情報を記述する。

3.6.2.7

  処理システム用(RBP48)  DVD-再生専用ディスクの場合,空き拡張属性空間及び著作権管理情

報用に 3.6.3 及び 3.6.4 で規定する。

3.6.3

  処理システム用欄の空き拡張属性空間  空き拡張属性空間は,JIS X 0609 の附属書 11 の 1.が規定す

るとおり,拡張属性空間内の未使用空間を示すために処理システム用拡張属性中に記述される。この処理

システム用拡張属性の処理システム識別子欄には,

“UDF FreeEASpace”を設定する。この処理システム用

拡張属性の処理システム用欄は,

表 3.6.3.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.6.3.1  処理システム用欄の空き拡張属性空間

RBP

長さ

名前

内容

0 2

ヘッダチェックサム LB16

2 2

空き拡張属性空間 00h

バイト(DVD-再生専用ディスク)

3.6.3.1

  ヘッダチェックサム(RBP0)  JIS X 0609 の附属書 11 が規定するとおり,処理システム用拡張

属性ヘッダの 16 ビットチェックサムを表す。属性種別欄から処理システム記述子欄までの欄は,チェック

サムによって補償されたデータを表す。ヘッダチェックサム欄は,データの破壊から拡張属性空間の回復


40

X 0610

:2006

を補助するために使う。

3.6.3.2

  空き拡張属性空間(RBP2)  DVD-再生専用ディスクの場合,00h バイトを設定する。

3.6.4

  処理システム用欄の著作権管理情報  著作権管理情報は,各ファイルのファイルエントリの拡張属

性欄中に記録する処理システム用拡張属性の中に記述する。処理システム用拡張属性の処理システム記述

子欄には,

“*UDF DVD CGMS Info”を設定する。この処理システム用拡張属性の処理システム用欄は,

3.6.4.1

に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.6.4.1  処理システム用欄の著作権管理情報

RBP

長さ

名前

内容

0 2

ヘッダチェックサム LB16

2 1

CGMS

情報

バイト

3 1

データ構造種別 Uint8

4 4

保護システム情報

バイト

3.6.4.1

  ヘッダチェックサム(RBP0)  JIS X 0609 の附属書 11 が規定するとおり,処理システム用拡張

属性ヘッダの 16 ビットチェックサムを表す。

3.6.4.2

  CGMS 情報(RBP2)  表 3.6.4.2 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.6.4.2  CGMS 情報欄

Bit

名前

内容

0

∼3

予備 ZEROs

4

∼5 CGMS

0

,  1, 2 又は 3

6

予備 ZERO

7

著作物 ZERO

又は ONE

3.6.4.2.1

  予備(Bit03)  すべてのビットを,ZERO に設定する。

3.6.4.2.2

  CGMSBit45)  著作物ビットを ONE に設定した場合,CGMS(Copy Generation Management

System)

欄の内容は,次に示す 2 ビット符号なし 2 進数と解釈する。

a) 3

“コピー禁止”ファイル(コピーは許可しない。

b) 2

“1 世代コピー可能”ファイル(1 世代のコピー生成は許可する。

c) 1

:予備

d) 0

“コピー可能”ファイル(無制限にコピーを許可する。

著作物ビットを ZERO に設定した場合,この欄は予備として確保する。

3.6.4.2.3

  予備(Bit6)  このビットを,ZERO に設定する。

3.6.4.2.4

  著作物(Bit7

a) ONE

:このファイルは,著作物を含む(AV オブジェクトデータを含む。

b) ZERO

:このファイルは,著作物を含まない。

3.6.4.3

  データ構造種別(RBP3)  保護システム情報欄のデータ構造の識別情報を指定する。この欄中で

指定する種別は,

表 3.6.4.3 に示すとおりに解釈する。


41

X 0610

:2006

 3.6.4.3  データ構造の解釈

種別

解釈

0

保護システム情報欄は,

表 3.6.4.4 のとおり規定する。

1

∼255

予備

3.6.4.4

  保護システム情報(RBP4)  著作権管理用の保護システムの識別情報を指定する。データ構造種

別 0 の場合,

表 3.6.4.4 に示すとおりに定義する。

 3.6.4.4  データ構造種別 の保護システム情報欄

RBP

長さ

名前

内容

0 1

保護システム種別 Uint8

1 3

予備 00h

バイト

3.6.4.4.1

  保護システム種別(RBP0)  この欄の値を,次に定義する。

a) 0

:このファイルは,著作権保護システム用のデータ構造をもたない。

b) 1

:このファイルは,DVD-Video のための著作権保護システム(CSS)用のデータ構造をもつ。

c) 2

:このファイルは,DVD-Audio のための著作権保護システム(CPPM)用のデータ構造をもつ。

d) 3

:記録可能 DVD のための著作権保護システム(CPRM)用の予備。

e) 4

∼127:私用内容に適用する著作権保護システム用の予備。

f) 128

:このファイルは,早期開示期間内容保護システム(EWCP)用のデータ構造をもつ。

g) 129

∼255:商用内容に適用する著作権保護システム用の予備。

備考  “商用内容”は,限定された利用者のために生成され,限定された利用者のために設計された

特別な装置だけによって扱われる。

3.6.4.4.2

  予備(RBP1)  すべて 00h バイトを記録する。

3.7

  JIS X 0606 のディレクトリ構造及びパステーブル  ディレクトリは,それぞれがファイルセクション,

又は他のディレクトリを識別するレコードの集合を含んだファイルとして記録する。

ディレクトリレコードは,ファイルセクションの位置情報,拡張属性レコードの位置情報,ファイルの

識別並びにファイル及びファイルセクションの属性を含む。

論理セクタに記録した最初の又は唯一のディレクトリレコードは,論理セクタの最初のバイトから始ま

る。論理セクタに記録したそれぞれの後続のディレクトリレコードは,その論理セクタ中の前のディレク

トリレコードの最後のバイトの直後のバイトから始まる。それぞれのディレクトリレコードは,その論理

セクタ内で終わる。論理セクタの最後のディレクトリレコード以降の未使用バイトの位置は,00h に設定

する。

ボリューム上に記述するパステーブルは,ディレクトリ階層を記述するレコードの集合を含む。ルート

ディレクトリ以外のディレクトリ階層のそれぞれのディレクトリ用に,パステーブルは,ディレクトリ,

その親ディレクトリ及びその位置を識別するレコードを含む。パステーブル中のレコードは,1 から始ま

る番号を付ける。パステーブル中の最初のレコードは,ルートディレクトリ及びその位置を識別する。

パステーブルは,L 形パステーブル又は M 形パステーブルとする。

L

形パステーブルでは,数値は,16 ビット数で表す場合には LB16 に従って記録し,32 ビット数で表す

場合には LB32 に従って記録する。


42

X 0610

:2006

M

形パステーブルでは,数値は,16 ビット数で表す場合には MB16 に従って記録し,32 ビット数で表

す場合には MB32 に従って記録する。

JIS X 0606

のディレクトリ構造及びパステーブルの例を,

表 3.7.1 に示す。

 3.7.1  JIS X 0606 ディレクトリ構造及びパステーブルの例

LSN

内容

備考

257

ルートディレクトリ用 L 形パステーブルレコード

L

形パステーブル

 AUDIO_TS

用 L 形パステーブルレコード

 VIDEO_TS

用 L 形パステーブルレコード

258

ルートディレクトリ用 M 形パステーブルレコード

M

形パステーブル

 AUDIO_TS

用 M 形パステーブルレコード

 VIDEO_TS

用 M 形パステーブルレコード

259

ルートディレクトリ用ディレクトリレコード(1st)

ルートのディレクトリレコード

ルートディレクトリ用ディレクトリレコード(2nd)

 AUDIO_TS

用ディレクトリレコード

 VIDEO_TS

用ディレクトリレコード

260 VIDEO_TS

用ディレクトリレコード(1st) VIDEO_TS のディレクトリレコード

親ディレクトリ用ディレクトリレコード(2nd)

 VIDEO_TS.BUP

用ディレクトリレコード

 VIDEO_TS.IFO

用ディレクトリレコード

 VIDEO_TS.VOB

用ディレクトリレコード

 VTS_01_0.BUP

用ディレクトリレコード

 VTS_01_0.IFO

用ディレクトリレコード

 VTS_01_0.VOB

用ディレクトリレコード

 VTS_01_1.VOB

用ディレクトリレコード

 VTS_01_2.VOB

用ディレクトリレコード

261 AUDIO_TS

用ディレクトリレコード AUDIO_TS のディレクトリレコード

親ディレクトリ用ディレクトリレコード

 ATS_01_0.BUP

用ディレクトリレコード

 ATS_01_0.IFO

用ディレクトリレコード

 ATS_01_1.AOB

用ディレクトリレコード

 AUDIO_PP.IFO

用ディレクトリレコード

 AUDIO_SV.BUP

用ディレクトリレコード

 AUDIO_SV.IFO

用ディレクトリレコード

 AUDIO_SV.VOB

用ディレクトリレコード

 AUDIO_TS.BUP

用ディレクトリレコード

 AUDIO_TS.IFO

用ディレクトリレコード

 AUDIO_TS.VOB

用ディレクトリレコード

 DVDAUDIO.BUP

用ディレクトリレコード

 DVDAUDIO.MKB

用ディレクトリレコード

3.7.1

  ディレクトリレコード  ディレクトリレコードは,表 3.7.1.1 に示すフォーマットを用いて記録する。


43

X 0610

:2006

 3.7.1.1  ディレクトリレコード

RBP

長さ

名前

内容

 0

1

ディレクトリレコードの長さ(=LEN_DR) Uint8

 1

1

拡張属性レコードの長さ Uint8

 2

8

エクステントの位置 BB32

10 8

データ長 BB32

18 7

日時記録(JIS X 0606

表 参照)

数値

25 1

ファイルフラグ(JIS X 0606

表 10 参照)

8

ビット

26 1

ファイルユニットの大きさ Unit8

27 1

インタリーブ間げき(隙)の大きさ Uint8

28 4

ボリューム順序番号 BB16=1(DVD-再生専用ディスク)

32 1

ファイル識別子の長さ(=LEN_FI) Uint8

33 LEN_FI

ファイル識別子

d

文字,d1 文字,区切り文字 1,区切り文

字 2,00h  バイト又は 01h バイト

a b

埋込み 00h

バイト

c d

システム用(3.7.2 参照)

バイト

  a = 33 + LEN_FI

 b = 0

(ファイル記述子の長さが奇数のとき)

 b = 1

(ファイル記述子の長さが偶数のとき)

  c = a + b

  d = LEN_DR

−c

3.7.1.1

  ディレクトリレコードの長さ(RBP0)  このディレクトリレコードのバイト長を 8 ビット数で指

定する。

3.7.1.2

  拡張属性レコードの長さ(RBP1)  拡張属性レコードを記録する場合,割り当てた拡張属性レコ

ードの長さを 8 ビット数で指定する。

3.7.1.3

  エクステントの位置(RBP2)  エクステントに割り振った最初の論理セクタの論理セクタ番号を,

32

ビット数で指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606 が定義する論理ブロック番号は,論

理セクタ番号と同一とする。

3.7.1.4

  データ長(RBP10)  ファイルセクションのデータ長を,32 ビット数で指定する。

3.7.1.5

  日時記録(RBP18)  ディレクトリレコードによって記述するエクステント中の情報を記録した

日付及び時刻を示す。

3.7.1.6

  ファイルフラグ(RBP25)  JIS X 0606 の表 10 が規定するとおり,ファイルの特定の特性を指定

する。

3.7.1.7

  ファイルユニットの大きさ(RBP26)  ファイルセクションをインタリーブモードで記録する場

合,ファイルセクション用に割り振ったファイルユニットの大きさを,8 ビット数で指定する。それ以外

の場合には,0 を設定する。

3.7.1.8

  インタリーブ間げき(隙)の大きさ(RBP27)  ファイルセクションをインタリーブモードで記

録する場合,ファイルセクション用に割り振ったインタリーブ間げき(隙)の大きさを,8 ビット数で指

定する。それ以外の場合には,0 を設定する。

3.7.1.9

  ボリューム順序番号(RBP28)  ディレクトリレコードで記述するエクステントを記録するボリ

ューム集合内のボリュームの順序番号を,16 ビットで指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,1 に設定

する。


44

X 0610

:2006

3.7.1.10

  ファイル識別子の長さ(RBP32)  ディレクトリレコードのファイル識別子欄のバイト長を,8

ビットで指定する。

3.7.1.11

  ファイル識別子(RBP33)  JIS X 0606 の 9.1.11 が規定するとおり,ファイル又はディレクトリ

の識別情報を指定する。

3.7.1.12

  埋込み(RBPa)  ファイル識別子欄の長さが偶数である場合だけ,ディレクトリレコードに存

在する。その場合には,00h バイトを設定する。

3.7.1.13

  システム用(RBPc)  著作権管理情報は,この欄の最後の 6 バイトに記述する。この欄の残り

がある場合,システム用に確保する。

3.7.2

  システム用欄の著作権管理情報  著作権管理情報は,各ファイルのディレクトリレコードのシステ

ム用欄の最後の 6 バイトに指定し,

表 3.7.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.7.2.1  システム用欄の著作権管理情報

RBP

長さ

名前

内容

0 1

CGMS

情報

バイト

1 1

データ構造種別 Uint8

2 4

保護システム情報

バイト

3.7.2.1

  CGMS 情報(RBP0)  表 3.7.2.2 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.7.2.2  CGMS 情報

Bit

名前

内容

0

∼3

予備 ZEROs

4

∼5 CGMS

0

,1,2  又は 3

6

予備 ZERO

7

著作物 ZERO

又は ONE

3.7.2.1.1

  予備(Bit03)  すべてのビットを ZERO に設定する。

3.7.2.1.2

  CGMSBit45)  著作物ビットを ONE に設定した場合,CGMS(Copy Generation Management

System)

欄の内容は,次に示す 2 ビット符号なし 2 進数で解釈する。

a) 3

“コピー禁止”ファイル(コピーは許可しない。

b) 2

“1 世代コピー可能”ファイル(1 世代のコピー生成は許可する。

c) 1

:予備

d) 0

“コピー可能”ファイル(無制限にコピーを許可する。

著作物ビットを ZERO に設定した場合,この欄は確保する。

3.7.2.1.3

  予備(Bit6)  このビットを ZERO に設定する。

3.7.2.1.4

  著作物(Bit7

a) ONE

:このファイルは著作物を含む(AV オブジェクトデータを含む)

b) ZERO

:このファイルは著作物を含まない。

3.7.2.2

  データ構造種別(RBP1)  保護システム情報欄のデータ構造の識別情報を指定する。指定する種

別は,

表 3.7.2.3 に示すとおりに解釈する。


45

X 0610

:2006

 3.7.2.3  データ構造の解釈

種別

解釈

0

保護システム情報欄は,

表 3.7.2.4 のとおり規定する。

1

∼255

予備

3.7.2.3

  保護システム情報(RBP2)  著作権管理用の保護システムの識別を指定する。データ構造種別 0

の場合,

表 3.7.2.4 に示すとおりに定義する。

 3.7.2.4  データ構造種別 の保護システム情報欄

RBP

長さ

名前

内容

0 1

保護システム種別 Uint8

1 3

予備 00h

バイト

3.7.2.3.1

  保護システム種別(RBP0)  この欄の値は,次のとおりに定義する。

a) 0

:このファイルは,著作権保護システム用のデータ構造をもたない。

b) 1

:このファイルは,DVD-Video のための著作権保護システム(CSS)用のデータ構造をもつ。

c) 2

:このファイルは,DVD-Audio のための著作権保護システム(CPPM)用のデータ構造をもつ。

d) 3

:記録可能 DVD のための著作権保護システム(CPRM)用の予備。

e) 4

∼127:私用内容に適用する著作権保護システム用の予備。

f) 128

:このファイルは,早期開示期間内容保護システム(EWCP)用のデータ構造をもつ。

g) 129

∼255:商用内容に適用する著作権保護システム用の予備。

備考  “商用内容”は,限定された利用者のために生成され,限定された利用者のために設計された

特別な装置だけによって扱われる。

3.7.2.3.2

  予備(RBP1)  すべて 00h バイトとして記録する。

3.7.3

  パステーブルレコード  パステーブルレコードは,表 3.7.3.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 3.7.3.1  パステーブルレコード

RBP

長さ

名前

内容

0 1

ディレクトリ識別子の長さ(=LEN_DI) Uint8

1 1

拡張属性レコードの長さ Uint8

2 4

エクステントの位置 LB32

又は MB32

6 2

親ディレクトリ番号 LB16

又は MB16

8 LEN_DI

ディレクトリ識別子

d

文字,d1 文字,00h バイト

a b

埋込み 00h バイト

    a = 8 + LEN_DI

    b = 0(ディレクトリ識別子の長さが偶数のとき) 
    b = 1(ディレクトリ識別子の長さが奇数のとき)

3.7.3.1

  ディレクトリ識別子の長さ(RBP0)  パステーブルレコードのディレクトリ記述子欄のバイト長

を,8 ビットで指定する。

3.7.3.2

  拡張属性レコードの長さ(RBP1)  拡張属性レコード長を記録する場合,割り振った拡張属性レ

コードの長さを,8 ビット数で指定する。それ以外の場合には,0 に設定する。


46

X 0610

:2006

3.7.3.3

  エクステントの位置(RBP2)  ディレクトリを記録したエクステントに割り当てた最初の論理セ

クタの論理セクタ番号を,32 ビットで指定する。DVD-再生専用ディスクの場合,JIS X 0606 が定義する

論理ブロック番号は,論理セクタ番号と同一とする。

3.7.3.4

  親ディレクトリ番号(RBP6)  ディレクトリの親ディレクトリ用のパステーブル中のレコード番

号を,16 ビットで指定する。

3.7.3.5

  ディレクトリ識別子(RBP8)  ディレクトリの識別情報を指定する。

3.7.3.6

  埋込み(RBPa)  ディレクトリ記述子欄の長さの番号が奇数である場合だけ,この欄は,このパ

ステーブルレコードに存在する。その場合,00h バイトを設定する。


47

X 0610

:2006

附属書 A(規定)DVD-Video ディスク及び DVD-Audio ディスクの要件

A.1

  一般  この附属書は,参考文献[1]及び[2](附属書 参照)に示す DVD-Video ディスク及び DVD-Audio

ディスクのボリューム構造及びファイル構造に対して,特定のパラメタ欄に付加する要件を規定する。

この要件は,OS への非依存性及び単純なデータ構造のために定義する。

A.2

  処理システム識別子欄の実体識別子  実体識別子は,表 A.2.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

a)

基本ボリューム記述子の処理システム識別子欄

b)

処理システム用ボリューム記述子の処理システム用欄における処理システム ID 欄

c)

区画記述子の処理システム識別子欄

d)

論理ボリューム記述子の処理システム識別子欄

e)

論理ボリューム保全記述子の処理システム識別子欄

f)

ファイルエントリの処理システム識別子欄

ファイル識別記述子中の処理システム用欄の長さは,0 に設定する。したがって,ファイル識別記述子

中の実体識別子として指定する処理システム用欄は,存在しない。

 A.2.1  処理システム識別子欄の実体識別子

RBP

長さ

名前

内容

 0

 1

フラグ Uint8=0

 1

23

識別子

バイト=

“*Developer ID”

(DVD-Video/Audio ディスク)

24

1

OS

クラス Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

25

1

OS

識別子 Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

26

6

処理システム用領域

バイト

A.2.1

  識別子(RBP1)  各オーサリングシステム開発者が登録している“*Developer ID”を設定する。

A.2.2

  OS クラス(RBP24)  この欄の値を 0 に設定し,OS が定義されていないことを示す。

A.2.3

  OS 識別子(RBP25)  処理システム用領域(RBP26)

A.2.4

  処理システム用領域(RBP26)  オーサリングシステム開発者のオーサリングソフトウェアの版数

を含む処理システムの専門情報を指定する。

A.3

  UDF 識別子添字  JIS X 0609 の 1.6.4.3 が規定する UDF 識別子添字は,処理システム用ボリューム記

述子中の処理システム識別子欄及び UDF 拡張属性の識別子欄に記録し,

表 A.3.1 に示すフォーマットを用

いて記録する。

 A.3.1  UDF 識別子添字

RBP

長さ

名前

内容

0 2

UDF

版数 LB16=0102h

2 1

OS

クラス Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

3 1

OS

識別子 Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

4 4

予備 00h

バイト


48

X 0610

:2006

A.3.1

  OS クラス(RBP2)  この欄の値を 0 に設定し,OS を定義しないことを示す。

A.3.2

  OS 識別子(RBP3)  この欄の値を 0 に設定する。

A.4

  識別子  特定の識別子は,次の欄に記述する。例えば,次の欄は,タイトル名を記録することができ

る。

a)

基本ボリューム記述子(JIS X 0609)のボリューム識別子欄

b)

基本ボリューム記述子(JIS X 0609)のボリューム集合識別子欄

c)

処理システム用ボリューム記述子の処理システム用欄における,論理ボリューム識別子欄

d)

論理ボリューム記述子の論理ボリューム識別子欄

e)

ファイル集合記述子の論理ボリューム識別子欄

f)

ファイル集合記述子のファイル集合識別子欄

g)

基本ボリューム記述子(JIS X 0606)のボリューム識別子欄

h)

基本ボリューム記述子(JIS X 0606)のボリューム集合識別子欄

A.5

  開始ボリューム記述子ポインタ  開始ボリューム記述子ポインタは論理セクタ番号 256 及び最後の

論理セクタ番号をもつ指定された論理セクタの中に記録されなければならない。

A.6

  基本ボリューム記述子中のボリューム集合識別子欄  基本ボリューム記述子中のボリューム集合識

別子欄は,

表 A.6.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

 A.6.1  基本ボリューム記述子集合識別子欄

RBP

長さ

名前

内容

    0

    1

圧縮 ID Uint8=8

    1

    8

時間値

バイト

    9

    8

処理システム用

バイト

 17

110

許容値

バイト

127

1

文字列の長さ Uint8

A.6.1

  圧縮 IDRBP0)  この欄の値を 8 に設定し,時間値欄,処理システム用欄及び許容値欄は,1 文

字ごとに 8 ビットとして圧縮する。

A.6.2

  時間値(RBP1)  32 ビットの時間値の 16 進表記の,JIS X 0201 によって符号化した文字列を指定

する。DVD-Video ディスクの場合,32 ビット時間フォーマットは,

表 A.6.2 に定義する。

 A.6.2  DVD-Video/Audio ディスクの 32 ビット時間フォーマット

Bit

長さ

名前

内容

  0

∼4 5 ビット

2

で除した秒

0

∼29

  5

∼10 6 ビット

0

∼59

11

∼15 5 ビット

0

∼23

16

∼20 5 ビット

0

∼31

21

∼24 4 ビット

1

∼12

25

∼31 7 ビット

年 1980 代


49

X 0610

:2006

例えば,1995 年 11 月 28 日 14:35:50 という日付及び時刻は,10 進数で年:月:日:時:分:2 で除した

秒として 15:11:28:14:35:25 であり,その 32 ビット時間フォーマットの値は 2 進数で,0001111b:

1011b

:11100b:01110b:100011b:11001b,16 進数では,1F7C7479h と成る。したがって,時間値欄の値

は,31h,46h,37h,43h,37h,34h,37h,39h と成る。

A.6.3

  処理システム用(RBP9)  処理システム用として,自由に使用する。

A.6.4

  許容値(RBP17)  ボリューム集合の識別を指定する。

A.6.5

  文字列の長さ(RBP127)  このボリューム集合識別子欄に文字を記録するために用いたバイト数

に設定しなくてはならない。

A.7

  論理ボリューム保全列  論理ボリューム保全列は終端記述子によって終端されなければならない。

A.8

  論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子

 A.8.1  論理ボリューム内容用欄の論理ボリュームヘッダ記述子

RBP

長さ

名前

内容

0

8

一意 ID LB64<

2

31

−1(DVD-Video/Audio ディスク)

8 24

予備 00h

バイト

A.8.1

  一意 IDRBP0)  関連した論理ボリュームに記録したファイルエントリ中の一意 ID 欄の値より

も大きい値を指定する。DVD-Video/Audio ディスクの場合,処理システムは,2

31

−1 より小さいこの値を

維持する。

A.9

  ファイル集合記述子列  ファイル集合記述子列は終端記述子によって終端されなければならない。

A.10

  ファイルエントリ  特定のファイルは,ジャケットピクチャフォーマットを含む,参考文献[1]及び

[2]

附属書 参照)で定義される。特定のファイル,特定のファイルを検索する各ディレクトリ及びルー

トディレクトリは,各々一つのエクステントに記録されなければならない。

したがって,ファイルエントリの割付け記述子欄には短割付け記述子を記録しなければならない。


50

X 0610

:2006

 A.10.1  ファイルエントリ

BP

長さ

名前

内容

  0

16

記述子タグ tag(タグ識別子=261)

 16

20

ICB

タグ icbtag(DVD-Video/Audio ディスクは,A.11 参照)

 36

 4

利用者 ID LB32

 40

 4

グループ ID LB32

 44

 4

許可条件 LB32

 48

 2

ファイルリンク数 LB16

 50

 1

レコードフォーマット Uint8=0

 51

 1

レコード表示属性 Uint8=0

 52

 4

レコード長 LB32=0

 56

 8

情報長 LB64

 64

 8

記録済み論理ブロック LB64

 72

12

アクセス日時 Timestamp

 84

12

変更日時 Timestamp

 96

12

属性日時 Timestamp

108

4

チェックポイント LB32=1

112 16

拡張属性 ICB long_ad

128 32

処理システム識別子 EntityID(DVD-Video/Audio ディスクは,A.2 参照)

160

8

一意 ID LB64

168

4

拡張属性の長さ(=L_EA) LB32

172

4

割付け記述子の長さ LB32=8(DVD-Video/Audio ディスク)

176 L-EA

拡張属性

バイト

a

8

割付け記述子

バイト

          a = L_EA + 176

A.10.1

  ICB タグ(BP16)  ICB タグ欄は,A.11 で指定する。

A.10.2

  処理システム識別子(BP128)  処理システム識別子欄は,A.2 で指定する。

A.10.3

  割付け記述子の長さ(BP172)  8 に設定する。これは,一つの短割付け記述子だけを割付け記述

子欄に記述することを示す。

A.10.4

  割付け記述子(BPa)  短割付け記述子を記述する。

A.11

  ICB タ グ   特 定 の フ ァ イ ル は , ジ ャ ケ ッ ト ピ ク チ ャ フ ォ ー マ ッ ト を 含 む , Part 3 VIDEO

SPECIFICATION

及び Part 4 AUDIO SPECIFICATIONS で定義される。各特定のファイル,特定のファイル

を検索する各ディレクトリ及びルートディレクトリは,各々ICB 方策 4 を用いて記録しなければならない。

ICB

タグは

表 A.11.1 に示すフォーマットを用いて記録されなければならない。


51

X 0610

:2006

 A.11.1  ICB タグ

RBP

長さ

名前

内容

 0

4

記録済み直接エントリの個数

LB32=0

(DVD-Video/Audio ディスク)

 4

2

方策種別 LB16=4(DVD-Video/Audio ディスク)

 6

2

方策パラメタ LB16=0(DVD-Video/Audio ディスク)

 8

2

最大エントリ個数 LB16=1(DVD-Video/Audio ディスク)

10 1

予備 00h

バイト

11 1

ファイル種別 Uint8

12 6

親 ICB 位置 lb_addr=all

0’s

(DVD-Video/Audio ディスク)

18 2

フラグ(A.12 参照) LB16

A.11.1

  記録済み直接エントリの個数(RBP0)  ICB 階層は一つの ICB から成り,記録済み直接エントリ

の個数は 0 に設定する。

A.11.2

  方策種別(RBP4)  この欄の値を 4 に設定する。

A.11.3

  方策パラメタ(RBP6)  この欄の値を 0 に設定する。

A.11.4

  最大エントリ個数(RBP8)  この欄の値を 1 に設定する。

A.11.5

  親 ICB 位置(RBP12)  すべて 0 を設定する。

A.11.6

  フラグ(RBP18)  この欄は,表 A.12.1 に示すフォーマットを用いて記録する。

A.12

  ICB タグ中のフラグ欄

 A.12.1  ICB タグ中のフラグ欄

Bit

記述子

内容

0

∼2

割付け記述子の種別

0

:短割付け記述子

 3

ディレクトリソート ZERO:未ソート

 4

再配置不可能 ONE:再配置不可能(DVD-Video/Audio ディスク)

 5

アーカイブ ZERO

又は ONE

 6

Setuid

ZERO

又は ONE

 7

Setgid

ZERO

又は ONE

 8

Sticky

ZERO

又は ONE

 9

Contiguous

ONE

:Contiguous(DVD-Video/Audio ディスク)

10

システム ZERO

又は ONE

11 transformed

ZERO

:変換がない。

12

複数版数 ZERO:複数版数でない。

13

∼15

予備 ZEROs

A.12.1

  再配置不可能(Bit 4)  このビットは,システムの特定の性能を保証して,ONE を設定する。

A.12.2

  ContiguousBit 9)  このビットは,システムの特定の性能を保証して,ONE を設定する。

A.13

  著作権管理情報  JIS X 0609 及び JIS X 0606 のファイル構造中に記録した著作権管理情報の中の

CGMS

情報欄の値は,一つのビデオマネージャ,ビデオタイトルセット,オーディオマネージャ,オーデ

ィオ静止ビデオセット又はオーディオタイトルセットを構成するすべてのファイルに関して,同一の値と

する。


52

X 0610

:2006

A.14

  起動記述子  起動記述子は,ブリッジボリューム認識列には記録しない。起動レコードも同様に,

ブリッジボリューム認識列には記録しない。

A.15

  CD-ROM ボリューム記述子集合  CD-ROM ボリューム記述子集合は,一つの基本ボリューム記述

子及び一つのボリューム記述子集合終端子をもち,一つの副ボリューム記述子をもつことができる。基本

ボリューム記述子は,論理セクタ番号 16 に配置しなければならない。

A.16

  基本ボリューム記述子  基本ボリューム記述子のフォーマットを表 A.16.1 に示す。

 A.16.1  基本ボリューム記述子

RBP

長さ

名前

内容

   0

1

ボリューム記述子種別 Uint8=1

   1

5

規格識別子

バイト=“CD001”

   6

1

ボリューム記述子版数 Uint8=1

   7

1

未使用 00h

バイト

   8

32

システム識別子 20h

バイト(DVD-Video/Audio ディスク)

  40

32

ボリューム識別子

d

文字

    72

8

未使用 00h

バイト

    80

8

ボリューム空間の大きさ BB32

  88

32

未使用 00h

バイト

 120

4

ボリューム集合の大きさ BB16=1

 124

4

ボリューム順序番号 BB16=1

 128

4

論理ブロックの大きさ BB16=2048

 132

8

パステーブル BB32

 140

4

L

形パステーブルの位置 LB32

 144

4

任意 L 形パステーブルの位置 LB32

 148

4

M

形パステーブルの位置 MB32

 152

4

任意 M 形パステーブルの位置 MB32

 156

34

ルートディレクトリ用ディレクトリレコ
ード(A.17 参照)

バイト

 190

128

ボリューム集合識別子

d

文字

 318

128

出版者識別子

a

文字

 446

128

データ編集者識別子

a

文字

 574

128

応用システム識別子

a

文字

 702

37

著作権ファイル識別子

d

文字,区切り文字 1,区切り文字 2

 739

37

抄録ファイル識別子

d

文字,区切り文字 1,区切り文字 2

 776

37

書誌ファイル識別子

d

文字,区切り文字 1,区切り文字 2

 813

17

ボリューム作成日時 Digit(s)

 830

17

ボリューム変更日時 Digit(s)

 847

17

ボリューム失効日時 Digit(s)

 864

17

ボリューム発効日時 Digit(s)

 881

1

ファイル構造版数 Uint8=1

 882

1

予備 00h

バイト

 883

512

処理システム用

規定しない。

1395 653

予備 00h

バイト


53

X 0610

:2006

A.16.1

  システム識別子  20h バイトを設定する。

A.17

  ディレクトリレコード  ディレクトリレコードのフォーマットを表 A.17.1 に示す。

 A.17.1  ディレクトリレコード

RBP

長さ

名前

内容

 0

1

ディレクトリレコードの長さ(LEN_DR) Uint8

 1

1

拡張属性レコードの長さ Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

 2

8

エクステントの位置 BB32

10 8

データ長 BB32

18 7

記録日時

数値

25 1

ファイルフラグ

8

ビット

26 1

ファイルユニットの大きさ Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

27 1

インタリーブ間げき(隙)の大きさ Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

28 4

ボリューム順序番号 BB16=1

32 1

ファイル識別子の長さ(=LEN_FI) Uint8

33 LEN_FI

ファイル識別子

d

文字,区切り文字 1,区切り文字 1,00h  バ

イト  又は 0h バイト

a b

埋込み 00h

バイト

c 6

システム用

バイト

  a = 33 + LEN_FI 
  b = 0  (ファイル識別子欄の長さが偶数のとき)

  b = 1  (ファイル識別子欄の長さが奇数のとき) 
  c = a + b

A.17.1

  拡張属性レコードの長さ(RBP1)  拡張属性レコードは記録していないことを示して,0 を設定

する。

A.17.2

  ファイルユニットの大きさ(RBP26)  ファイルセクションがノンインタリーブモードで記録し

たことを示して,0 を設定する。

A.17.3

  インタリーブ間げき(隙)の大きさ(RBP27)  ファイルセクションがノンインタリーブモード

で記録したことを示して,0 を設定する。

A.17.4

  システム用(RBPc)  著作権管理情報は,この 6 バイトの欄に記録する。

A.18

  パステーブル  パステーブルレコードのフォーマットを表 A.18.1 に示す。


54

X 0610

:2006

 A.18.1  パステーブルレコード

RBP

長さ

名前

内容

0 1

ディレクトリ識別子の長さ(=LEN_DI) Uint8

1 1

拡張属性レコードの長さ Uint8=0(DVD-Video/Audio ディスク)

2 4

エクステントの位置 LB32

又は MB32

6 2

親ディレクトリ番号 LB16

又は MB16

8 LEN_DI

ディレクトリ識別子

d

文字,00h  バイト

a b

埋込み 00h

バイト

  a = 8 + LEN_DI 
  b = 0  (ディレクトリ識別子欄の長さが偶数のとき)

  b = 1  (ディレクトリ識別子欄の長さが奇数のとき)

A.18.1

  拡張属性レコードの長さ(RBP1)  拡張属性レコードを記録していないことを示して,0 に設定

する。

A.19

  ディレクトリ及びファイル  DVD-Video ディスクの実装及び DVD-Audio ディスクの実装のディレ

クトリ及びファイルに対する要件を,次に示す。

a)  Part 3 VIDEO SPECIFICATIONS

に示すビデオマネージャ及びビデオタイトルセット用のディレクトリ

はルートディレクトリのサブディレクトリとして DVD-Video ディスクに記録されなければならず,

“VIDEO_TS”

という固定された名前をもたなければならない。

VIDEO_TS

ディレクトリは DVD-Audio

ディスクに記録してもよい。Part 4 AUDIO SPECIFICATIONS に示すメディアキーブロック,シンプル

オーディオマネージャ,オーディオマネージャ,オーディオ静止ビデオセット及びオーディオタイト

ルセット用のディレクトリはルートディレクトリのサブディレクトリとして DVD-Audio ディスクだ

けに記録されなければならず,

“AUDIO_TS”という固定された名前をもたなければならない。

b)

ビデオマネージャ情報,ビデオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセット,バックアップ用ビ

デオマネージャ情報,ビデオタイトルセット情報,ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェ

クトセット及びバックアップ用ビデオタイトルセット情報は,各々VIDEO_TS ディレクトリの構成フ

ァイルのデータ空間の中に記録しなければならない。ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジ

ェクトセットの構成ファイルは DVD-Audio ディスクに記録してはならない。

c) 1GB

(=2

30

バイト)以上の大きさのタイトル用ビデオオブジェクトセットは,各ファイルの大きさを

1GB

より小さくするために,9 ファイルまで分割する。これらのファイルは,VIDEO_TS ディレクト

リの構成ファイルでなければならない。タイトル用オーディオオブジェクトセットの中のこれらの構

成ファイルの配置は,各ファイルが隣接して配置されるものとする。

d)

シンプルオーディオマネージャ,オーディオマネージャ情報,オーディオマネージャメニュー用ビデ

オオブジェクトセット,バックアップ用オーディオマネージャ情報,オーディオ静止ビデオセット情

報,オーディオ静止ビデオセットオブジェクトセット,バックアップ用オーディオ静止ビデオセット

情報,オーディオタイトルセット情報及びバックアップ用オーディオタイトルセット情報は,各々

AUDIO_TS

ディレクトリの構成ファイルのデータ空間の中に記録しなければならない。

e) 3

MB

(=3,145,728 バイト)の大きさをもつメディアキーブロックは,利用者ファイル及び 2 重化

バックアップファイルとして記録されなければならない。これらのファイルは,AUDIO_TS ディレク

トリの構成ファイルでなければならない。各メディアキーブロックの最初のバイトは,論理セクタ番


55

X 0610

:2006

号が 16 の整数倍の値をもつ論理セクタの最初のバイトと一致しなければならない。

f) 1GB

(=2

30

バイト)以上の大きさのタイトル用オーディオオブジェクトセットは,各ファイルの大き

さを 1GB より小さくするために,9 ファイルまで分割する。これらのファイルは,AUDIO_TS ディレ

クトリの構成ファイルでなければならない。タイトル用オーディオオブジェクトセットの中のこれら

の構成ファイルの配置は,各ファイルが隣接して配置されるものとする。

g)

ファイル名は,次に示す規則に従って与える。

1)

ビ デ オ マ ネ ー ジ ャ (VMG) 用 フ ァ イ ル 名   ビ デ オ マ ネ ー ジ ャ 情 報 の フ ァ イ ル 名 と し て ,

“VIDEO_TS.IFO”を固定的に用いる。ビデオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセットの

ファイル名として,

“VIDEO_TS.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用ビデオマネージャ情報

のファイル名として,

“VIDEO_TS.BUP”を固定的に用いる。

2)

ビデオタイトルセット(VTS)用ファイル名  ビデオタイトルセット情報のファイル名として,

“VTS_@@_0.IFO”を用いる。ビデオタイトルセットメニュー用ビデオオブジェクトセットのファ

イル名として,

“VTS_@@_0.VOB”を用いる。タイトル用ビデオオブジェクトセットのファイル名

として,

“VTS_@@_#.VOB”を用いる。バックアップ用ビデオタイトルセット情報のファイル名と

して,

“VTS_@@_0.BUP”を用いる。

“@@”は,

“01”∼“99”の 2 文字を用いて,ビデオタイトルセット番号と同じ番号を割り当て

なければならない。

“#”は,

“1”∼“9”の 1 文字を用いて,ビデオオブジェクトセットの各ファイルに対して,論

理ボリューム空間の中で昇順に,連続的に割り当てなければならない。

3)

シンプルオーディオマネージャ(SAMG)用ファイル名  シンプルオーディオマネージャのファイル

名として,

“AUDIO_PP.IFO”を固定的に用いる。

4)

メ デ ィ ア キ ー ブ ロ ッ ク 用 フ ァ イ ル 名   メ デ ィ ア キ ー ブ ロ ッ ク の フ ァ イ ル 名 と し て ,

“DVDAUDIO.MKB”を固定的に用いる。バックアップ用メディアキーブロックのファイル名とし

て,

“DVDAUDIO.BUP”を固定的に用いる。

5)

オーディオマネージャ(AMG)用ファイル名  オーディオマネージャ情報のファイル名として,

“AUDIO_TS.IFO”を固定的に用いる。オーディオマネージャメニュー用ビデオオブジェクトセッ

トのファイル名として,

“AUDIO_TS.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用オーディオマネー

ジャ情報のファイル名として,

“AUDIO_TS.BUP”を固定的に用いる。

6)

オーディオ静止ビデオセット(ASVS)用ファイル名  オーディオ静止ビデオセット情報のファイル

名として,

“AUDIO_SV.IFO”を固定的に用いる。オーディオ静止ビデオオブジェクトセットのファ

イル名として,

“AUDIO_SV.VOB”を固定的に用いる。バックアップ用オーディオ静止ビデオセッ

ト情報のファイル名として,

“AUDIO_SV.BUP”を固定的に用いる。

7)

オーディオタイトルセット(ATS)用ファイル名  オーディオタイトルセット情報のファイル名とし

て,

“ATS_@@_0.IFO”を用いる。タイトル用オーディオオブジェクトセットのファイル名として,

“ATS_@@_#.AOB

”を用いる。バックアップ用オーディオタイトルセット情報のファイル名として,

“ATS_@@_0.BUP”を用いる。

“@@”は,

“01”∼“99”の 2 文字を用いて,オーディオタイトルセット番号と同じ番号を割り

当てなければならない。

”#”

は,

“1”∼“9”の 1 文字を用いて,オーディオオブジェクトセットの各ファイルに対して,

論理ボリューム空間の中で昇順に,連続的に割り当てなければならない。


56

X 0610

:2006

h)  JIS X 0609

ファイル構造では,ディレクトリ及びファイルのファイル識別子は,OSTA 圧縮 Unicode

フォーマットを用いて記録されなければならない。ファイル識別記述子のファイル識別子欄中に記録

する圧縮 ID は,8 を設定する。例えば,VIDEO_TS ディレクトリのファイル識別子は,ファイル識別

子欄の中に 08h+“VIDEO_TS”として記録し,このファイル識別子の長さは,9 とする。


57

X 0610

:2006

附属書 B(参考)ボリューム及びファイル構造の読出し方法

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな

い。

ファイルシステムが JIS X 0606 から JIS X 0609 へ移行することが予想されるため,DVD-Video プレーヤ

及び DVD-Audio プレーヤは JIS X 0609 ファイルシステムを使うことを推奨する。例えば

図 3.1.1 に示す

VIDEO_TS.IFO

ファイルを読出す手続を示す。

a)

手続 1.  ボリューム認識列  ボリューム認識列領域は,論理セクタ 16 で始まる。“NSR02”をもつ規格

識別子欄の NSR 記述子を探し出す。

b)

手続 2.  開始点  主ボリューム記述子列の位置を指定する論理セクタ 256 に位置する第 1 の開始点を読

み込む。読み込めないときには,最後の LSN に位置する第 2 の開始点を読み込む。

c)

手続 3.  ボリューム記述子列  主ボリュームを読み出す。読み出せない場合には,予備ボリューム記述

子列を読み込む。その列の論理ボリューム記述子に指定されているファイル集合記述子の位置を見つ

け出す。その列の区画記述子に指定されている区画の開始位置を見つけ出す。

d)

手続 4.  ファイル集合記述子  ファイル集合記述子の位置を読み出し,ルートディレクトリを記述する

ファイルエントリの位置及び長さを見つけ出す。

e)

手続 5.  ルートディレクトリのファイルエントリ  ルートディレクトリファイルエントリを読み出し,

ルートディレクトリの属性及び位置を見つけ出す。

f)

手続 6.  ルートディレクトリ  ファイル識別記述子で構成されるルートディレクトリを読み出す。ファ

イル識別子欄が,VIDEO_TS を識別し,ファイルがディレクトリであることを指定するファイル特性

欄をもつファイル識別記述子を見つけ出す。そのファイル識別記述子を読み出し,VIDEO_TS ディレ

クトリを記述しているファイルエントリの位置を見つけ出す。

g)

手続 7.  サブディレクトリのファイルエントリ  VIDEO_TS ディレクトリのファイルエントリを読み

出し,VIDEO_TS ディレクトリの位置及び長さを見つけ出す。

h)

手続 8.  サブディレクトリ  ファイル識別記述子から成る VIDEO_TS ディレクトリを読み出す。ファ

イル識別子欄が VIDEO_TS.IFO を指定し,ファイル特性欄がファイルディレクトリでないことを指定

するファイル識別記述子を見つけ出す。

i)

手 続 9.  構 成 フ ァ イ ル の フ ァ イ ル エ ン ト リ   VIDEO_TS.IFO フ ァ イ ル エ ン ト リ を 読 み 出 し ,

VIDEO_TS.IFO

ファイルの位置を見つけ出す。


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X 0610

:2006

附属書 C(参考)起動レコードをもつブリッジボリューム認識列

この附属書(参考)は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではな

い。

JIS X 0606

起動レコードを使うとき,この起動レコードは

表 C.1.1 に示すとおり,論理セクタ番号 17 を

もつ特定の論理セクタの中に配置されなければならない。

 C.1.1  起動レコードをもつブリッジボリューム認識列の例

LSN

記述子

16

基本ボリューム記述子(JIS X 0606

17

起動レコード(JIS X 0606

18

ボリューム記述子集合ターミネータ

19

拡張領域記述子の始まり

20 NSR

記述子

21

拡張領域記述子の終わり


59

X 0610

:2006

附属書 1(参考)参考文献

[1]

  DVD Specifications for Read-Only Disc−Part 3: VIDEO SPECIFICATIONS

[2]

  DVD Specifications for Read-Only Disc−Part 4: AUDIO SPECIFICATIONS