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X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

(1) 

目次

ページ

第 1 章  一般的要求事項

1

1.

  適用範囲

1

2.

  適合性

2

2.1

  FDC の適合性

2

2.2

  情報処理システムの適合性

2

3.

  引用規格

2

4.

  定義

4

4.1

  バイト

4

4.2

  セクタのデータフィールド

4

4.3

  データ交換規格

4

4.4

  欠陥セクタ

4

4.5

  記述子

4

4.6

  FDC

4

4.7

  ファイル

4

4.8

  フォーマッティング

4

4.9

  処理システム

4

4.10

  初期化

4

4.11

  ODC

4

4.12

  作成システム

4

4.13

  受領システム

5

4.14

  セクタ

5

4.15

  物理トラック

5

4.16

  利用者

5

4.17

  固定長レコード

5

4.18

  レコード

5

4.19

  セグメント

5

4.20

  セグメント化レコード

5

4.21

  可変長レコード

5

5.

  表記方法

5

5.1

  10 進及び 16 進の表記方法

5

5.2

  他の表記方法

5

5.3

  大文字

5

第 2 章  媒体に対する要求事項

5

6.

  ボリューム構造

5

6.1

  FDC 上のデータの配置

5


X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

目次

(2) 

ページ

6.2

  データ領域の配置

6

6.3

  システム領域の構成

7

6.4

  ファイル

8

6.5

  サブディレクトリ

8

7.

  ファイルの内容

9

8.

  記述子のフィールドの記録方法

9

8.1

  1 バイトフィールドの数値

9

8.2

  2 バイトフィールドの数値

9

8.3

  4 バイトフィールドの数値

9

8.4

  12 ビット整数の組

9

8.5

  文字集合と符号化

10

8.6

  文字の位置調整

10

9.

  FDC 記述子

10

9.1

  FDC 記述子及び拡張 FDC 記述子の様式

10

9.2

  FDC 記述子及び拡張 FDC 記述子のフィールド

11

10.

  ファイル割当て表

13

10.1

  フォーマット識別子

13

10.2

  FAT 項目

13

10.3

  各 FAT 内のセクタ数

13

10.4

  FAT の記録形式

14

11.

  ファイルディレクトリ

14

11.1

  特性

14

11.2

  ディレクトリ項目の種類

14

11.3

  ディレクトリ項目フィールドに関する一般的規定

14

11.4

  ファイル項目

16

11.5

  ボリュームラベル項目

16

11.6

  サブディレクトリ指示項目

17

11.7

  サブディレクトリ識別項目

17

11.8

  サブディレクトリ親指示項目

18

11.9

  消去項目

18

11.10

  未使用項目

18

第 3 章  システムの要求事項

19

12.

  システムの記述に関する要求事項

19

13.

  作成システムの要求事項

19

13.1

  概要

19

13.2

  ファイル

19

13.3

  記述子

19

14.

  受領システムの要求事項

14.1

  概要

19


X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

目次

(3) 

ページ

14.2

  ファイル

19

14.3

  記述子

19

第 4 章  レコード構造

20

15.

  レコード構造

20

15.1

  概要

20

15.2

  レコード

20

15.3

  ファイルの属性

21

15.4

  システムの要求事項

21

附属書 A(規定)  他の FDC フォーマットに対するパラメタ値

23

附属書 B(参考)  情報交換用の規格に適合した FDC 対するパラメタ値

24

                  情報交換用として媒体規格に適合した ODC に対するパラメタ値

27

附属書 C(参考)  JIS X 0201 の 7 単位符号表

29

附属書 D(参考)  ボリューム構造及びファイルの位置の例

31

附属書 E(参考)  略号の索引

34

附属書 F(参考)  パーシャル ROM

35


日本工業規格

JIS

 X

0605

 : 1997

 (ISO/IEC

9293

 : 1994

)

情報交換用ディスク

カートリッジのボリューム

及びファイル構成

Volume and file structure of disk cartridges

for information interchange

序文  この規格は,1994 年に発行された ISO/IEC 9293 (Information technology−Volume and file structure of

disk cartridges for information interchange)

を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更することなく作成

した日本工業規格である。

  なお,この規格で下線(点線)を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

第 1 章  一般的要求事項 

1.

適用範囲  この規格は,情報システムの利用者間で情報交換用媒体として使用するディスクカートリ

ッジのボリューム及びファイル構成について規定する。

備考  附属書 を除いたフレキシブルディスクカートリッジ(以下,FDC という。)のすべての記述

は,光ディスクカートリッジ(以下,ODC という。

)に適用できる。

この規格は,3.に示す引用規格に規定したディスクカートリッジに適用する。日本工業規格で,この規

格を適用すると規定したフレキシブルディスクにも適用する。

この規格は,FDC に記録したファイルの配置及び次の項目を示す記述子について規定する。

−  情報交換のためのファイル

−  ファイルの位置

−  ファイルの属性

− FDC の未使用領域の位置

− FDC の欠陥領域の位置

− FDC の属性及び記述子の属性

この規格は,FDC を異なった情報処理システム間で交換可能とするために,システムにおける処理に関

する条件について規定する。すなわち,この規格に適合する FDC を作成又は受領するシステムの要求事項

について規定する。

この規格は,ボリュームに記録するファイルの個数に依存しない記録領域の割当ての方法を規定し,未

使用の記録領域が存在する範囲内でファイルの大きさを拡張又は縮小することを可能にする。

ファイルの内容については,交換する FDC の作成者と受領者の合意によることとし,この規格では規定


2

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

しない。

2.

適合性

2.1

FDC

の適合性  FDC に記録するすべての情報がこの規格の第 章の規定に適合するとき,その FDC

は,この規格に適合していることとする。

この適合性の前提条件は,FDC が情報交換のための媒体の規格に適合していることである。

2.2

情報処理システムの適合性  この規格の第 章で規定する作成システムの要求事項,受領システム

の要求事項又はその両方に適合しているとき,

情報処理システムは,

この規格に適合していることとする。

システムの適合性の表現は,いずれの要求事項に適合しているかを示さなければならない。

第 章の適合性は,この規格では要求しない。

3.

引用規格  次の規格は,この規格がよりどころとしている規格を含んでいる。出版時に明示されてい

る版号が有効であるが,すべての規格は,改正されるので,この規格の関係者は,次の最新のものを調査

するよう推奨する。

JIS X 0201 : 1997

  7 ビット及び 8 ビットの情報交換用符号化文字集合

備考  ISO 646 : 1991  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

がこの規格と対応している。

JIS X 0202 : 1991

  情報交換用符号の拡張法

備考  ISO/IEC 2022 : 1994  Information technology−Character code structure and extension techniques

がこの規格と一致している。

JIS X 0208 : 1997

  7 ビット及び 8 ビットの 2 バイト情報交換用符号化漢字集合

JIS X 0603 : 1988

  情報交換用フレキシブルディスクカートリッジのラベルとファイル構成

備考  ISO 7665 : 1983  Information processing−File structure and labelling of flexible disk cartridges for

information interchange

がこの規格と一致している。

JIS X 6211 : 1986

  130mm フレキシブルディスクカートリッジ

備考  ISO 7487-1 : 1986  Information processing−Data interchange on 130mm (5,25in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 7 958 ftprad, 1,9tpmm (48tpi), on

both sides

−Part 1 : Dimensional, physical and magnetic characteristics

ISO 8378-1 : 1986

  Information processing−Data interchange on 130mm (5,25in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 7 958 ftprad, 3,8tpmm (96tpi), on

both sides

−Part 1 : Dimensional, physical and magnetic characteristics

ISO 8630-1 : 1987

  Information processing−Data interchange on 130mm (5,25in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 13 262 ftprad, on 80 tracks, on

each sides

−Part 1 : Dimensional, physical and magnetic characteristics がこの規格と一致し

ている。

JIS X 6212 : 1990

  130 mm フレキシブルディスクカートリッジのトラックフォーマット−7958 磁束反

転/rad

備考  ISO 7487-3 : 1986  Information processing−Data interchange on 130mm (5,25in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 7 958 ftprad, 1,9tpmm (48tpi), on

both sides

−Part 3 : Track format B


3

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

ISO 8378-3 : 1986

  Information processing−Data interchange on 130mm (5,25in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 7 958 ftprad, 3,8tpmm (96tpi), on

both sides

−Part 3 : Track format B がこの規格と一致している。

JIS X 6213 : 1990

  130mm フレキシブルディスクカートリッジのトラックフォーマット−13262 磁束

反転/rad

備考  ISO 8630-3 : 1987  Information processing−Data interchangeon 130mm (5,25in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 13 262 ftprad, on 80 tracks on each

side

−Part 3 : Track format B for 80 tracks がこの規格と一致している。

JIS X 6221 : 1987

  90mm フレキシブルディスクカートリッジ(7958 磁束反転/rad)

備考  ISO 8860-1 : 1987  Information processing−Data interchange on 90mm (3,5in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 7 958 ftprad, on 80 tracks on each

side

−Part 1 : Dimensional, physical and magnetic characteristics がこの規格と一致している。

JIS X 6222 : 1990

  90mm フレキシブルディスクカートリッジのトラックフォーマット−7958 磁束反

転/rad

備考  ISO 8860-2 : 1987  Information processing−Data interchange on 90mm (3,5in) flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 7 958 ftprad, on 80 tracks on each

side

−Part 2 : Track format がこの規格と一致している。

JIS X 6223 : 1987

  90mm フレキシブルディスクカートリッジ(13262/15916 磁束反転/rad)

備考  ISO/IEC 9529-1 : 1989  Information processing systems−Data interchange on 90mm (3,5in)

flexible disk cartridges using modified frequency modulation recording at 15 916 ftprad, on 80

tracks on each side

−Part 1 : Dimensional, physical and magnetic characteristics がこの規格と

一致している。

JIS X 6224 : 1995

  90mm フレキシブルディスクカートリッジのトラックフォーマット−13262 磁束反

転/rad

JIS X 6225 : 1995

  90mm フレキシブルディスクカートリッジのトラックフォーマット−15916 磁束反

転/rad

備考  ISO/IEC 9529-2 : 1989  Information processing systems−Data interchange on 90mm (3,5 in)

flexible disk cartridges using modified frequency modulation recording at 15 916 ftprad, on 80

tracks on each side

−Part 2 : Track format がこの規格と一致している。

JIS X 6226 : 1992

  90mm フレキシブルディスクカートリッジ−31831 磁束反転/rad

備考  ISO/IEC 10994 : 1992   Information technology − Data interchange on 90mm flexible disk

cartridges using modified frequency modulation recording at 31 831 ftprad on 80 tracks on each

side

−ISO type 303 がこの規格と一致している。

JIS X 6227 : 1992

  90mm フレキシブルディスクカートリッジ−10 メガバイト,セクタサーボ,33157

磁束反転/rad

備考  ISO/IEC 13422 : 1994   Information technology − Data interchange on 90mm Flexible Disk

Cartridges 10 MBytes capacity using sector servo tracking

−ISO Type 304 がこの規格と一致

している。

JIS X 6228 : 1994

  90mm フレキシブルディスクカートリッジ−21 メガバイト,セクタサーボ,内周帯

域 31831 磁束反転/rad,外周帯域 47747 磁束反転/rad


4

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

備考  ISO/IEC 14169 : 1995  Information technology-90mm flexible disk cartridges for information

interchange-21 MBytes formatted capacity

−ISO Type 305 がこの規格と一致している。

JIS X 6261 : 1991

  130 mm 追記形光ディスクカートリッジ

備考  ISO/IEC 9171-1 : 1990  Information technology-130mm optical disk cartridge, write-once, for

information interchange

−Part 1 : Unrecorded optical disk cartridge

ISO/IEC 9171-2 : 1990

  Information technology-130mm optical disk cartridge, write-once, for

information interchange

−Part 2 : Recording format がこの規格と一致している。

JIS X 6271 : 1991

  130mm 書換形光ディスクカートリッジ

備考  ISO/IEC 10089 : 1991   Information technology-130mm rewritable optical disk cartridge for

information interchange

がこの規格と一致している。

JIS X 6272 : 1992

  90mm 書換形及び再生専用光ディスクカートリッジ

備考  ISO/IEC 10090 : 1992  Information technology-90mm optical disk cartridges, rewritable and read

only, for data interchange

がこの規格と一致している。

ISO/IEC 11560 : 1992

  Information technology−Information interchange on 130mm optical disk

cartridges using the magneto-optical effect, for write once, read multiple functionality

ISO/IEC 13481 : 1993

  Information technology − Data interchange on 130mm optical disk

cartridges

−Capacity : 1 gigabyte per cartridge

ISO/IEC 13549 : 1993

  Information technology−Data interchange on 130 mm optical disk

cartridges

−Capacity : 1, 3 gigabytes per cartridge

ISO/IEC 13842 : 1995

  Information technology-130mm optical disk cartridges Capacity : 2 Gbyte

per cartridge

−For information interchange

ISO/IEC 13963 : 1994

  Information technology − Data interchange on 90 mm optical disk

cartridges

−Capacity : 230 megabytes per cartridge

4.

定義  この規格で用いる用語の定義は,次による。

4.1

バイト (byte)   一単位として取り扱われるビット列。この規格では,1 バイトを 8 ビットとする。

4.2

セクタのデータフィールド  (data field of a sector)    セクタ中でデータを含む固定長のフィールド。

4.3

データ交換規格 (data interchange standard)   FDC の物理的,磁気的特性,記録方式及びトラックフ

ォーマットを規定する規格。

4.4

欠陥セクタ (defective sector)   正常に読み書きできないセクタ。

4.5

記述子 (descriptor)   ボリューム又はファイルの属性を記述したデータの集合。

4.6

FDC (Flexible Disk Cartridge)

  フレキシブルディスクカートリッジ。

4.7

ファイル (file)   情報の集まり。

4.8

フォーマッティング (formatting)   FDC にセクタの物理的アドレスを設定する制御情報の記録。

4.9

処理システム (implementation)   情報処理システムを作成システム,受領システム又はその両方の

システムとして動作させる処理の集合。

4.10

初期化 (initialization)   一般的処理又は使用する前に,FDC の初期に必要となる記述子の記録。

4.11  ODC (Optical Disk Cartridge)

  光ディスクカートリッジ。

4.12

作成システム (originating system)   他のシステムとのデータ交換のために,FDC にファイルを記録

する情報処理システム。


5

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

4.13

受領システム (receiving system)   データ交換のために,他のシステムによって記録済みの FDC か

らファイルを読み取る情報処理システム。

4.14

セクタ (sector)   ヘッドによって個別にアクセスできる FDC 上のトラックの部分。

4.15

物理トラック (physical track)   ディスクの 1 回転でヘッドがアクセスできる FDC 上の部分

4.16

利用者 (user)   処理システムが提供するサービスを要求する人又はその他の実体(応用プログラム

など)

4.17

固定長レコード (fixed-length record)   一つのファイルですべてのレコードが同じ長さをもつレコ

ード。

4.18

レコード (record)   情報の一つの単位として取り扱われるデータ。

4.19

セグメント (segment)   レコードの一部。

4.20

セグメント化レコード (segmented record)   一つのファイルで分離した一つ以上のセグメントによ

って構成するレコード。それぞれのレコードは,異なる長さでもよい。

4.21

可変長レコード (variable-length record)   一つのファイルで異なるレコード長をもち,分離したセグ

メントが存在しないレコード。

5.

表記方法  表記方法は,次による。

5.1

10

進及び 16 進の表記方法  10 進数は,0 から 9 の数字で表現する。

16

進数は,0 から 9 及び A から F を括弧でくくって表現する。

5.2

他の表記方法  他の表記方法は,次による。

BP

:  1 から始まる記述子の中のバイト位置

0

:  値が 0 の単一ビット

1

:  値が 1 の単一ビット

ip (x)

:  の整数部

ceil (x)

:  より大きい最小の整数

rem (xy)

:  を で除した整数除算の剰余。すなわち,rem (xy)  =xy×ip (x/y)

5.3

大文字  この規格では規定しない。

参考  国際規格では大文字の使用方法が規定されているが,英文特有の表記方法であり,この規格で

は規定しない。

第 2 章  媒体に対する要求事項 

6.

ボリューム構造

6.1

FDC

上のデータの配置

6.1.1

FDC

パラメタ  データ交換規格上重要な FDC パラメタを表 に示す。

その値は,

附属書 のとおりとする。


6

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

表 1  FDC パラメタ

FDC

パラメタ

略号

記録可能な面の数

NOS

面当たりのトラック数

NOT

トラック当たりのセクタ数

SPT

FDC

当たりの全セクタ数

TS

セクタのデータ領域のバイト数 SS

6.1.2

物理アドレス  物理アドレスは,面番号,トラック番号及びセクタ番号からなり,各セクタを識別

する。面番号は,0 又は 1 とし,トラック番号は,00 から付与する。セクタ番号は,各トラックごとに 1

から付与する。

6.1.3

論理セクタ番号  論理セクタ番号は,ボリューム上の各セクタを識別し,物理アドレスと 1 対 1

に対応する。論理セクタ番号は,0 面,トラック 00,セクタ 1 から始まり,1 面,トラック 00(FDC が両

面に記録できる場合)

,0 面,トラック 01 と続いて 0 から昇順に付与する。

面番号  (HN),トラック番号  (TN),セクタ番号  (SN),及び論理セクタ番号  (LSN)  の関係は,次による。

LSN

SPT×  [HN×  (NOS×TN)]  +SN−1

SN

rem {rem [LSN, (SPT×NOS)], SPT}  +10

úû

ù

êë

é

×

=

NOS

SPT

LSN

ip

TN

(

)

[

]

þ

ý

ü

î

í

ì

×

=

SPT

NOS

SPT

LSN

rem

ip

HN

,

6.1.4

システム領域とデータ領域

FDC

の記録領域は,システム領域とデータ領域とに区分する。

システム領域は,論理セクタ番号

0

から論理セクタ番号

SSA-1

までのセクタを占有する。ここで,

SSA

は,システム領域のセクタ数とする(6.3.4 参照)

。システム領域は,

FDC

の記録形式を規定し,データ領

域の使用状態を記述し,ボリューム上のファイルのディレクトリを提供するための記述子を含む。システ

ム領域には,ファイルを含んではならない。

データ領域は,論理セクタ番号

SSA

から始まるセクタを占有する。交換を目的とするファイル(以下,

交換用ファイルという。

)及び補助の記述子(例えば,サブディレクトリ)は,データ領域に含む。交換を

目的としないファイルを,データに含んでもよい。

6.1.5

ボリューム構造のパラメタ  ボリューム構造のパラメタは,システム領域及びデータ領域中の種々

のデータ構造について規定する。データ構造の大きさは,幾つかの数値パラメタによって判別する。この

パラメタを

表 に示す。その値は,附属書 のとおりとする。

表 2  ボリューム構造のパラメタ

ボリューム構造のパラメタ

略号

クラスタ当たりのセクタ数

SC

予約セクタ数

RSC

FAT

当たりのセクタ数

SF

ルートディレクトリの項目数

RDE

6.2

データ領域の配置

6.2.1

クラスタ  データ領域は,クラスタと呼ぶ割り当ての単位で形成する。各クラスタのセクタ数(ク

ラスタ当たりのセクタ数

SC

)は,同じであり,その数は,

2

のべき乗(すなわち,

1

2

4

8

,…)とす

る(

附属書 参照)。クラスタのデータは,対応するセクタのデータフィールドに記録する。


7

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

クラスタが複数のセクタをもつ場合,それらのセクタの論理セクタ番号

  (LSN)

は,連続した昇順とする。

各クラスタは,クラスタ番号

  (CN)

で識別する。クラスタ番号は,

2

から始まる昇順の整数とし,論理

セクタ番号が

SSA

であるセクタを含むクラスタのクラスタ番号を

2

とする。これに続くクラスタのクラス

タ番号は,次の大きな論理セクタ番号の組をもつセクタ群を含むクラスタに割り当てる。

データ領域の全セクタ数が

SC

の倍数でない場合,残りのセクタは,使用してはならない。

各クラスタの先頭のセクタの論理セクタ番号は,次の式による。

LSN

 [(CN

2)

×

SC]

SSA

ここに,

LSN

論理セクタ番号

CN

クラスタ番号

SC

クラスタ当たりのセクタ数

SSA

システム領域のセクタ数(6.3.4 参照)

6.2.2

クラスタの状態  クラスタの状態は,次のいずれかとする。

割当て済み

空き

欠陥

各クラスタの状態は,システム領域のファイル割当て表

 (FAT)

に表示する。

6.2.2.1

割当て済みクラスタ  割当て済みクラスタは,

FAT

で識別する。同一のファイルに割り当てられ

ているクラスタは,連続したクラスタ番号をもつ必要はない。

6.2.2.2

空きクラスタ  空きクラスタは,

FAT

で識別し,連続したクラスタ番号をもつ必要はない。その

クラスタの内容は,交換時には無視する。

6.2.2.3

欠陥クラスタ  一つ以上の欠陥セクタを含むクラスタは,

FAT

の中で欠陥クラスタとして識別し,

その欠陥クラスタの内容は,交換時には無視する。

6.3

システム領域の構成  システム領域は,

FDC

記述子,システム用の部分,ルートディレクトリ及び

二重化したファイル割当て表

 (FAT)

を含まなければならない。

6.3.1

FDC

記述子及びシステム用の部分  論理セクタ番号

0

のセクタは,

FDC

記述子及びシステム用空

間を含む。

FDC

記述子は,

FDC

パラメタ,

FDC

記述子を記録したシステムの識別子,及びボリューム構造のパラ

メタに関する情報を含む。

これに続く論理セクタ番号をもつセクタは,システム用に確保してもよい。これらのセクタは,交換時

には無視する。システム用に確保したセクタ数

  (RSC)

には,論理セクタ番号

0

のセクタを含む(

附属書 B

参照)

6.3.2

ファイル割当て表

 (FAT)

FAT

は,フォーマット識別子及び

FDC

のデータ領域の各クラスタに対

応する項目を含まなければならない。これらの項目は,

2

から始まる連続した番号とし,その項目番号は,

対応するクラスタのクラスタ番号と同一とする。

FAT

の各項目は,対応するクラスタの状態を示す。

FAT

の項目は,各ファイルに割り当てられているク

ラスタの集まりを識別するために使用する。

附属書 は,

FAT

の例を示す。

FAT

当たりのセクタ数

  (SF)

は,データ領域のクラスタの数に依存する(

附属書 参照)。

FAT

は,システム領域に記録する。二重化された

FAT

1

番目の

FAT

は,論理セクタ番号が

RSC

であ

るセクタから記録し,

2

番目の

FAT

は,

1

番目の

FAT

の直後のセクタから記録しなければならない。


8

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

6.3.3

ルートディレクトリ  ルートディレクトリは,システム領域の

2

番目の

FAT

の直後のセクタから

記録しなければならない。ルートディレクトリ項目は,ファイル,ボリュームラベル若しくはサブディレ

クトリを識別するか,又は使用しない項目の集まりとする(

附属書 参照)。

6.3.4

システム領域の大きさ  システム領域のセクタ数

  (SSA)

は,次の式による。

÷

ø

ö

ç

è

æ

×

+

×

+

=

SS

RDE

ceil

SF

RSC

SSA

32

2

ここに,

RSC

1

番目の

FAT

に先行するセクタ数(予約セクタ数)

SF

FAT

当たりのセクタ数

RDE

ルートディレクトリの項目数

SS

セクタのデータ領域のバイト数

6.4

ファイル  ファイルは,交換用ファイル,サブディレクトリ又は交換を目的としないファイルのい

ずれかとする。

各ファイルは,ディレクトリ中の

1

個の項目によって識別する。

6.4.1

ファイル空間  各ファイルは,クラスタの集まりを構成しているセクタのデータフィールドに記録

する。このクラスタの集まりをファイル空間という。ファイル空間内のクラスタの順序は,対応する

FAT

項目によって指定する。

ファイル空間内のバイトは,連続的に番号を付ける。番号は,

1

から始まり,番号

1

は,ファイル空間

の最初のクラスタの最初のバイトに割り当てる。番号は,最初のクラスタの後続するバイトに続き,更に

ファイル空間に後続するクラスタが存在する場合には,そのクラスタのバイトに続く。番号は,クラスタ

当たりのバイト数

  (SS

×

SC)

とファイル空間内のクラスタ数との積と同じ値で終了する。

6.4.2

クラスタとの関係  ファイル空間を構成するクラスタ番号は,次のとおり連鎖して記録する。

ファイル空間の最初のクラスタのクラスタ番号は,ファイルのディレクトリ項目の先頭クラスタ番号

フィールドに記録する。

ファイル空間の最後のクラスタ以外のクラスタについては,対応する

FAT

項目が,ファイル空間の次

のクラスタのクラスタ番号をもつ。

ファイル空間の最後のクラスタについては,対応する

FAT

項目が,このクラスタがファイルの最後の

クラスタであることを示す。

6.4.3

ファイル長  ファイル長は,ファイル空間の最初のバイトから始まる交換を目的とする連続したバ

イトの数とする。ファイル長がファイル空間のバイト数よりも小さいときは,ファイル空間の残りのバイ

トは,交換時に無視する。

6.5

サブディレクトリ  システム領域のルートディレクトリに加えて,サブディレクトリという追加の

ディレクトリを,

FDC

のデータ領域にファイルとして記録することができる。サブディレクトリは,ディ

レクトリ項目をもつ。各ディレクトリ項目は,ファイル又は他のサブディレクトリを識別したり,その項

目が使用されていないことを示したりする。

サブディレクトリの項目数は,次の式による。

÷

ø

ö

ç

è

æ

×

×

=

SS

SC

K

ip

32

1

目数

サブディレクトリの項

ここに,

K

:  サブディレクトリに割り当てられたクラスタの数

各サブディレクトリは,他のディレクトリのサブディレクトリ指示項目という 1 個の項目によって識別

する。

サブディレクトリ指示項目をもつディレクトリを,このサブディレクトリの親ディレクトリという。各


9

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

サブディレクトリは,親ディレクトリを指す親ディレクトリ指示項目をもつ。異なるサブディレクトリが

同一の親ディレクトリをもつことができる。

ルートディレクトリとすべてのサブディレクトリとの間には,次に示す階層的な関係が存在する。

階層は,幾つかのレベル(レベル 0,  レベル 1,  …)からなる。ルートディレクトリは,レベル 0 の階層

の唯一のディレクトリとする。

親ディレクトリがレベル の階層にあれば,そのサブディレクトリは,レベル  (n+1)  の階層にある。

レベルの数は,次によって算出するパス名の長さに対する制約だけに限定する。

パス名の長さは,次の総数とし,63 バイトを超えてはならない。

−  ファイル名の長さ

−  ファイル拡張名を使用する場合には,ファイル拡張名の長さに 1 を加えた数

−  パスに含まれるすべてのサブディレクトリ名の長さ

−  パスに含まれるすべてのサブディレクトリ名の拡張名の長さ

−  サブディレクトリの数

−  サブディレクトリの拡張名の数

7.

ファイルの内容

  交換用ファイルの情報は,情報の符号化表現を規定した

JIS X 0201

JIS X 0202

JIS X 0208

などによって表現しなければならない。

備考

ファイルの内容の符号化が適合する規格の識別は,ファイルの作成者と受領者との合意による

ものとする。この規格では,この識別を FDC 上に記録する方法は,規定しない。しかし,ディ

レクトリのファイル項目の拡張名フィールドの内容によって,適合する規格を識別してもよい

11.5.1

参照)

8.

記述子のフィールドの記録方法

8.1

1

バイトフィールドの数値

  1 バイトフィールドの数値は,2 進表記方法で記録した 8 ビットの数と

する。

8.2

2

バイトフィールドの数値

  2 バイトフィールドの数値は,16 ビットの数とする。その 16 進表現が

(wx yz)

のとき, (yz wx) と記録する。

 10

進数 72 は,16 進表現 (00 48) を (48 00) と記録する。

8.3

4

バイトフィールドの数値

  4 バイトフィールドの数値は,

32

ビットの数とする。

その 16 進表現が (st

uv wx yz)

のとき,  (yz wx uv st)  と記録する。

 10

進数  305 419 896 は,16 進表現  (12 34 56 78)  を  (78 56 34 12)  と記録する。

8.4

12

ビット整数の組

  16 進表現 (abc) 及び (def) である 12 ビット整数の組は, (bc fa de) と記録す

る。この方法は,12 ビット FAT 項目で用いる。

 16

進表現が (123) 及び (456) である 12 ビット整数の組は, (23 61 45) と記録する。


10

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

8.5

文字集合と符号化

  特に指定がない限り,記述子の文字は,

JIS X 0201

に従って符号化する(

附属

書 C

参照)

JIS X 0201

のローマ文字用 7 単位符号表の次の位置にある 37 文字は,d−文字とする。

3

列 0 行∼3 列 9 行,4 列 1 行∼5 列 10 行及び 5 列 15 行

JIS X 0201

のローマ文字用 7 単位符号表の次の位置にある 57 文字は,a−文字とする。

2

列 0 行∼2 列 2 行,2 列 5 行∼2 列 15 行,3 列 0 行∼3 列 15 行,4 列 1 行∼4 列 15 行,5 列 0 行∼5 列

10

行及び 5 列 15 行

参考

 FDC

の作成者と受領者の合意があれば,ディレクトリのファイル項目及びサブディレクトリ指

示項目の名前フィールドで

JIS X 0201

のローマ文字・片仮名用 8 単位符号表の 10∼13 列の文

字又は

JIS X 0208

で規定する任意の文字を d−文字として使用してもよい。

8.6

文字の位置調整

  この規格で,その内容が d−文字であると指定された各フィールドでは,d−文字

は,左詰めにし,右側の余りの位置には (20) を埋める。

9.

FDC

記述子

  FDC 記述子は,ディスクの形式を記述し,FDC のシステム領域にある他の記述子につ

いての情報を提供する。

この規格では,FDC 記述子の次の二つの形式について規定する。

− FDC 記述子

−  拡張 FDC 記述子

拡張 FDC 記述子は,FDC 記述子の上位の表現である。拡張 FDC 記述子だけは,65 535 セクタを超える

ボリュームができ,受領システムで使用する付加情報に規定する。

9.1

FDC

記述子及び拡張 FDC 記述子の様式

  FDC 記述子及び拡張 FDC の様式は,

表 3a

及び

表 3b

に示

す。

表 3a  FDC 記述子

バイト位置 (BP)

名前

略号

内容

  1

∼3

(システムのため確保)

規定しない

  4

∼11

作成システム識別子

a

−文字

12, 13

セクタのデータフィールドのバイト数

SS

数値

14

クラスタ当たりのセクタ数

SC

数値

15, 16

予約セクタ数

RSC

数値

17 FAT

FN

数値 2

18, 19

ルートディレクトリの項目数

RDE

数値

20, 21

全セクタ数

TS

数値

22

媒体識別子

 

規定しない

23, 24

FAT

当たりのセクタ数

SF

数値

25, 26

トラック当たりのセクタ数

SPT

数値

27, 28

面の数

NOS

数値

29, 30

(将来の標準化のために確保)

 (00) (00)

31

∼512

(システムのために確保)

規定しない


11

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

表 3b  拡張 FDC 記述子

バイト位置 (BP)

名前

略号

内容

  1

∼3

(システムのため確保)

規定しない

  4

∼11

作成システム識別子

a

−文字

12, 13

セクタのデータフィールドのバイト

SS

数値

14

クラスタ当たりのセクタ数

SC

数値

15, 16

予約セクタ数

RSC

数値

17 FAT

数 FN

数値 2

18, 19

ルートディレクトリの項目数

RDE

数値

20, 21

全セクタ数

TS

数値

 65

535

以下のとき:全セクタ数

 65

566

以上のとき:0

22

媒体識別子

規定しない

23, 24

FAT

当たりのセクタ数

SF

数値

25, 26

トラック当たりのセクタ数

SPT

数値

27, 28

面の数

NOS

数値

29

∼32

(システムのために確保)

規定しない

33

∼36

全セクタ数

TS

数値

 BP20,

21

が 0 のとき:全セクタ数

その他:規定しない

37

(システムのために確保)

規定しない

38

確保

(00)

39

拡張ブートレコード記号

(29)

40

∼43

ボリューム ID 番号

数値

44

∼54

ボリュームラベル

d

−文字

55

∼62

ファイルシステム形式

d

−文字

63

∼512

(システムのために確保)

規定しない

9.2

FDC

記述子及び拡張 FDC 記述子のフィールド

9.2.1

システムのために確保するフィールド (BP13) 

  このフィールドは,システムのために確保する。

内容については規定しない。交換時には無視する。

9.2.2

作成システム識別子 (BP411) 

  このフィールドは,FDC 記述子又は拡張 FDC 記述子を記録した

システムの識別情報を指定する。このフィールドの文字は,a−文字とする。

9.2.3

セクタのデータフィールドのバイト数 (BP12, 13) 

  このフィールドは,セクタのデータフィール

ドの長さを指定し,

8.2

に従って記録する。

9.2.4

クラスタ当たりのセクタ数 (BP14) 

  このフィールドは,クラスタ当たりのセクタ数を指定し,

8.1

に従って記録する。

9.2.5

予約セクタ数 (BP15, 16) 

  このフィールドは,システムのために確保したセクタ数を指定し,

8.2

に従って記録する。

9.2.6

FAT

 (BP17) 

  このフィールドは,数値 2 を指定し,

8.1

に従って記録する。

9.2.7

ルートディレクトリの項目数 (BP18, 19) 

  このフィールドは,ルートディレクトリの項目数を指

定し,

8.2

に従って記録する。

9.2.8

全セクタ数 (BP20, 21) 

  このフィールドは,全セクタの数が 65 535 以下のとき,FDC 当たりの欠

陥セクタを含むセクタの総数を指定する。全セクタの数が 65 536 以上のとき,このフィールドに 0 を記録

し,拡張 FDC 記録子を用いて全セクタの数を BP33∼BP36 に記録する。

これら数値は,

8.2

に従って記録する。


12

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

9.2.9

媒体識別子 (BP22) 

  このフィールドの内容については規定しない。交換時には無視する。

参考

このフィールドは,媒体識別として使用しないので規定しない。

9.2.10

FAT

当たりのセクタの数 (BP23, 24) 

  このフィールドは,二重化された 1 個の FAT が占有するセ

クタ数を指定し,

8.2

に従って記録する。

9.2.11

トラック当たりのセクタの数 (BP25, 26) 

  このフィールドは,トラック当たりのセクタ数を指定

し,

8.2

に従って記録する。

9.2.12

面の数 (BP27, 28) 

  このフィールドは,記録可能な面の数を指定し,

8.2

に従って記録する。

9.2.13

将来の標準化のために確保するフィールド(FDC 記述子 BP29, 30

  このフィールドは,将来の

標準化のために確保し,0 を記録する。

9.2.14

システムのために確保するフィールド(拡張 FDC 記述子 BP2932

  このフィールドは,シス

テムのために確保し,その内容については,規定しない。交換時には無視する。

9.2.15

全セクタ数(拡張 FDC 記述子 BP3336

  このフィールドは,BP20, 21 に 0 を記録したとき,欠

陥セクタを含む FDC の全セクタ数を指定する。

この値は,

8.3

に従って 32 ビットの数値を記録する。

9.2.16

システムのために確保するフィールド(拡張 FDC 記述子 BP37

  このフィールドは,システム

のために確保し,その内容については,規定しない。交換時には無視する。

9.2.17

将来の標準化のために確保するフィールド(拡張 FDC 記述子 BP38

  このフィールドは,将来

の標準化のために確保し,0 を記録する。

9.2.18

拡張ブートレコード記号(拡張 FDC 記述子 BP39

  このフィールドは,拡張 FDC 記述子の記述

子形式を識別するために使用し,BP20 又は BP21 が 0 でないとき, (29) を記録する。

9.2.19

ボリューム ID 番号(拡張 FDC 記述子 BP4043

  このフィールドは,ディスクを交換したとき

の検査及びボリュームの識別に使用し,ボリューム識別番号を指定する。

この数値は,

8.3

に従って記録する。

9.2.20

ボリュームラベル(拡張 FDC 記述子 BP4454

  このフィールドは,ボリュームラベルを指定す

る。

このフィールドの文字は,d−文字とする。ラベルは,11 バイトフィールドの左詰めとし,未使用バイ

トは, (20) を設定する。

9.2.21

ファイルシステム形式(拡張 FDC 記述子 BP5562

  このフィールドは,ファイルシステムの形

式を指定する。

このフィールドは,

表 4

に示す文字列の一つとする。

表 4  ファイルシステムの形式

内容

意味

FAT12 12

ビット FAT

FAT16 16

ビット FAT

このフィールドの文字は,d−文字とする。この内容は,8 バイトフィールドの左詰めとし,未使用バイ

トは, (20) を設定する。

9.2.22

システムのために確保するフィールド(FDC 記述子 BP31512;拡張 FDC 記述子 BP63512

  こ

のフィールドは,システムのために確保する。この内容は,規定しない。交換時には無視する。


13

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

10.

ファイル割当て表

  FAT の最初の 3 バイト(12 ビット FAT)又は 4 バイト(16 ビット FAT)は,次に

よる。

バイト 0 は,フォーマット識別子をもち,バイト 1 及びバイト 2(12 ビット FAT)又はバイト 1,バイ

ト 2 及びバイト 3(16 ビット FAT)は,それぞれ (FF) とする。

FAT

の残りのバイトは,FAT 項目をもつ。各 FAT 項目は,対応するクラスタの状態を示す,2 から始ま

る番号を付ける。

10.1

フォーマット識別子

  このフィールドは,規定しない。交換時には無視する。

10.2

FAT

項目

10.2.1

FAT

項目長

  各 FAT 項目の長さは,12 ビット又は 16 ビットとする。

この値は,12 ビット FAT については,

8.4

に従って記録し,16 ビット FAT については,

8.2

に従って記

録する。

10.2.2

FAT

項目数

  FAT の項目数は,クラスタ数と同じとする。

10.2.3

FAT

項目値

  FAT 項目の値は,次のとおりとする。

左欄の上側は,12 ビット FAT の項目,下側は,16 ビット FAT の項目を示す。

(000)

:対応するクラスタは,空きであり,どのファイル空間にも割当て可能なことを示す。

(0000)

(002)

MAX

(0002)

MAX

:対応するクラスタは,割当て済みを示す。項目の値は,ファイル空間の次のクラス

タのクラスタ番号とする。MAX は,最大クラスタ番号とする(

10.2.4

参照)

MAX

+1∼ (FF6)

:将来の標準化のために確保し,使用してはならない。

MAX

+1∼ (FFF6)

(FF7)

:対応するクラスタは,欠陥クラスタを含むことを示す。

(FFF7)

(FF8)

∼ (FFF)

:対応するクラスタは,割当て済みで,ファイル空間の最後のクラスタを示す。

(FFF8)

∼ (FFFF)

10.2.4

最大クラスタ番号  (MAX)  

最大クラスタ番号は,次の式による。

1

+

÷

ø

ö

ç

è

æ

=

SC

SSA

TS

ip

MAX

ここに,

TS

媒体の全セクタ数

SSA

システム領域のセクタ数

SC

クラスタ当たりのセクタ数

10.3

各 FAT 内のセクタ数

  各 FAT は,1 個又は複数のセクタを占有する。各 FAT 当たりのセクタ数  (SF)

は,次の式による。

ï

ï

ï

ï

ï

þ

ïï

ï

ï

ï

ý

ü

ï

ï

ï

ï

ï

î

ïï

ï

ï

ï

í

ì

×

×

ú

ú

ú

ú

û

ù

ê

ê

ê

ê

ë

é

÷

ø

ö

ç

è

æ ×

=

SS

SC

SS

RDE

ceil

SF

RSC

TS

ip

ceil

SF

8

12

32

ここに,

TS

媒体の全セクタ数

SC

クラスタ当たりのセクタ数


14

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

SS

セクタのデータフィールドのバイト数

RSC

予約セクタ数

RDE

ルートディレクトリの項目数

10.4

  FAT

の記録形式

12

ビット

FAT

の記録形式は,

3

バイトフィールドの列とする。最初のフィールド

は,フォーマット識別子と後続する

2

バイトの

 (FF)

をもつ。後に続く

3

バイトフィールドは,

FAT

項目

の連続した組をもつ(

n

番と

n

1

番が組をつくる。ここで

n

は,偶数)

FAT

項目の各組は,

8.4

に従って

記録する。

16

ビット

FAT

の記録形式は,

4

バイトフィールドの列とする。最初のフィールドは,フォーマット識別

子と後続する

3

バイトの

 (FF)

をもつ。後に続く

4

バイトフィールドは,

FAT

項目の連続した組をもつ(

n

番と

n

1

番が組をつくる。ここで

n

は,偶数)

FAT

項目の各組は,

8.2

に従って記録する。

FAT

項目の組は,

FAT

の連続するセクタ間に分割してもよい。

FAT

の最後のセクタのデータフィールド

の終わりで,

FAT

項目として使用しないバイトは,交換時には無視する。

11.

ファイルディレクトリ

11.1

特性

  ディレクトリは,連続する

32

バイトからなる複数のディレクトリ項目で構成する。各ディレ

クトリ項目は,ファイル,ボリュームラベル,他のディレクトリ又は空きの状態を識別する。

ディレクトリは,ルートディレクトリ及びサブディレクトリの

2

種類とする。ディレクトリ項目は,デ

ィレクトリを記録する領域の先頭バイトから記録する。

11.2

ディレクトリ項目の種類

  ディレクトリ項目は,使用中又は空きのいずれかの状態とする。

使用中のディレクトリ項目は,例えば,

FDC

に記録したファイルの名前,属性,記録時刻,記録日付,

記録位置及びファイル長の情報をもつ。

使用中のディレクトリ項目は,次の

5

種類がある。

ファイル項目

ボリュームラベル項目

サブディレクトリ指示項目

サブディレクトリ識別項目

親ディレクトリ指示項目

空きのディレクトリ項目は,次の

2

種類がある。

消去項目(現在は使用されていない項目)

未使用項目(一度も使用されていない項目)

11.3

ディレクトリ項目フィールドに関する一般的規定

  ディレクトリ項目フィールドの一般的構成は,

表 5

のとおりとする。


15

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

表 5  ディレクトリ項目フィールドの一般的構成

バイト位置 (BP)

名前

内容

1

∼8

名前

項目の種類に依存

9

∼11

拡張名

d

−文字

12

属性

8

ビット

13

∼22

予約

す べ て  (00) 又 は

(FF)

23, 24

記録時刻

数値

25, 26

記録日付

数値

27, 28

先頭クラスタ番号

数値

29

∼31

ファイル長

数値

11.3.1

名前 (BP18) 

  このフィールドは,ディレクトリ項目の種類によって内容と意味が異なる。

11.3.2

拡張名 (BP911) 

  このフィールドのビットは,ディレクトリ項目の種類によって内容と意味が

異なり,

d

−文字で記録する。

11.3.3

属性 (BP12) 

  このフィールドのビットは,最上位ビットをビット

1

,最下位ビットをビット

8

する。

11.3.3.1

ビット 1, 2

  これらのビットは,システムが使用する予約ビットとし,交換時には無視する。

11.3.3.2

保存ビット(ビット 3

  このビットは,ファイルの写しの有無を示す。

0

:この媒体又は他の媒体にファイルの写しがあることを示す。

1

:ファイルの写しがないことを示す。

11.3.3.3

サブディレクトリ項目ビット(ビット 4

  このビットは,ディレクトリ項目がサブディレクト

リ項目か否かを示す。

0

:サブディレクトリ項目でないことを示す。

1

:サブディレクトリ項目であることを示す。

11.3.3.4

ボリュームラベルビット(ビット 5

  このビットは,ディレクトリ項目がボリュームラベル項

目か否かを示す。

0

:ボリュームラベル項目でないことを示す。

1

:ボリュームラベル項目であることを示す。

11.3.3.5

ビット 6, 7

  これらのビットは,交換用ファイルに対しては,

0

に設定する。いずれかのビット

1

のとき,交換時にはファイルを無視する。

11.3.3.6

読取り専用ビット(ビット 8

  このビットは,受領者によるファイルの更新が可能か否かを示

す。

0

:更新が可能であることを示す。

1

:更新を禁止していることを示す。

この属性は,ファイル項目以外に適用してはならない。

11.3.4

予約 (BP1322) 

  このフィールドは,ディレクトリ項目の種類によって内容が異なる(

11.4

11.10

参照)

11.3.5

記録時刻 (BP23, 24) 

  このフィールドは,

16

ビットの整数とし,記録した時刻[時

 (0

23)

,分

 (0

59)

,秒

 (0

59)

]からその値を[

2048

×時)+(

32

×分)+(秒/

2

]で算出し,

8.2

に従って記録す

る。


16

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

11.3.6

記録日付 (BP25, 26) 

  このフィールドは,

16

ビットの整数とし,記録された日付[年

 (1980

2107)

 (1

12)

,日

 (1

31)

]からその値を[

(年−

1980

)×

512

+(月×

32

)+日]で算出し,

8.2

に従って記

録する。

11.3.7

先頭クラスタ番号 (BP27, 28) 

  このフィールドは,ディレクトリ項目の種類によって内容が異な

り,

8.2

に従って記録する。

11.3.8

ファイル長 (BP2932) 

  このフィールドは,ディレクトリ項目の種類によって内容が異なり,

8.3

に従って記録する。

11.4

ファイル項目

  属性フィールドのボリュームラベルビット及びサブディレクトリ項目ビットが

0

で,

名前フィールドの先頭が

d

−文字である場合,このディレクトリ項目は,ファイル項目とする。

フィールド項目は,名前と拡張名を含み,それらはディレクトリの中で重複してはならない。

11.4.1

名前 (BP18) 

  このフィールドは,ファイル名を指定する。この内容は,左詰めの

d

−文字とし,

残りのバイトは,

 (20)

とする。

11.4.2

拡張名 (BP911) 

  このフィールドは,ファイル拡張名を指定し,

11.3.2

に従って記録する。

11.4.3

属性 (BP12) 

  このフィールドのボリュームラベルビット及びサブディレクトリ項目ビットは,

0

とする。他のビットは,

11.3.3

による。

11.4.4

予約 (BP1322) 

  このフィールドは,すべてのバイトを

 (00)

とする。

11.4.5

記録時刻 (BP23, 24) 

  このフィールドは,ファイルを記録した時刻を指定し,

11.3.5

に従って記

録する。

11.4.6

記録日付 (BP25, 26) 

  このフィールドは,ファイルを記録した日付を指定し,

11.3.6

に従って記

録する。

11.4.7

先頭クラスタ番号 (BP27, 28) 

  このフィールドは,ファイルに割り当てた先頭のクラスタのクラ

スタ番号を指定し,

8.2

に従って記録する。

11.4.8

ファイル長 (BP2932) 

  このフィールドは,バイト単位のファイル長を指定し,

8.3

に従って記

録する。

11.5

ボリュームラベル項目

  ボリュームラベル項目の有無は,任意とし,ルートディレクトリの任意の

位置に記録する。

属性フィールドのボリュームラベルビットが

1

,サブディレクトリ項目ビットが

0

である場合,このデ

ィレクトリ項目は,ボリュームラベル項目とする。

11.5.1

名前及び拡張名 (BP111) 

  名前と拡張名を合わせた

11

文字以内をボリューム名として使用す

る。文字は,

d

−文字でなければならない。ボリューム名は,

11

バイト内で左詰めとし,残りのバイトは,

(20)

とする。

ボリューム名は,作成者と受領者との間で取り決めた場合を除いて,交換用ファイルの識別には使用し

ない。

11.5.2

属性 (BP12) 

  このフィールドのボリュームラベルビットは,

1

とし,他のすべてのビットは,

0

とする。

11.5.3

予約 (BP1322) 

  このフィールドは,すべてのバイトを

 (00)

とする。

11.5.4

記録時刻 (BP23, 24) 

  このフィールドは,ボリュームラベル項目を記録した時刻を指定し,

11.3.5

に従って記録する。

11.5.5

記録日付 (BP25, 26) 

  このフィールドは,ボリュームラベル項目を記録した日付を指定し,

11.3.6

に従って記録する。


17

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

11.5.6

先頭クラスタ番号 (BP27, 28) 

  このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

11.5.7

ファイル長 (BP2932) 

  このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

11.6

サブディレクトリ指示項目

  属性フィールドのサブディレクトリ項目ビットが

1

で,名前フィール

ドの先頭が

d

−文字である場合,このディレクトリ項目は,サブディレクトリ指示項目とする。

サブディレクトリ指示項目は,名前と拡張名を含み,それらはサブディレクトリ項目を含むディレクト

リの中で重複してはならない。

11.6.1

名前 (BP18) 

  このフィールドは,サブディレクトリ名を指定する。この内容は,左詰めの

d

文字とし,残りのバイトは,

 (20)

とする。

11.6.2

拡張名 (BP911) 

  このフィールドは,サブディレクトリ拡張名を指定し,

11.3.2

に従って記録す

る。

11.6.3

属性 (BP12) 

  このフィールドのサブディレクトリ項目ビットは,

1

とし,ボリュームラベルビッ

トは,

0

とする。他のビットは,

11.3.3

による。

11.6.4

予約 (BP1322) 

  このフィールドは,すべてのバイトを

 (00)

とする。

11.6.5

記録時刻 (BP23, 24) 

  このフィールドは,サブディレクトリ指示項目を記録した時刻を指定し,

11.3.5

に従って記録する。

11.6.6

記録日付 (BP25, 26) 

  このフィールドは,サブディレクトリ指示項目を記録した日付を指定し,

11.3.6

に従って記録する。

11.6.7

先頭クラスタ番号 (BP27, 28) 

  このフィールドは,サブディレクトリに割り当てられた先頭のク

ラスタのクラスタ番号を指定し,

8.2

に従って記録する。

11.6.8

ファイル長 (BP2932) 

  このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

11.7

サブディレクトリ識別項目

  サブディレクトリの第

1

項目であって,属性フィールドのサブディレ

クトリ項目ビットが

1

,名前フィールドの先頭のバイトが

 (2E)

で,残りの

7

バイトを

 (20)

に設定した場

合,このディレクトリ項目は,サブディレクトリ識別項目とする。

サブディレクトリ識別項目は,ファイルをサブディレクトリとして識別する。サブディレクトリの有無

は,

任意とするが,

サブディレクトリ識別項目をサブディレクトリの第

1

項目に記録しなければならない。

サブディレクトリ識別項目は,ルートディレクトリに存在してはならない。

11.7.1

名前 (BP18) 

  このフィールドは,先頭の

1

バイトを

 (2E)

,残りの

7

バイトを

 (20)

とする。

11.7.2

拡張名 (BP911) 

  このフィールドは,すべてのバイトを

 (20)

とする。

11.7.3

属性 (BP12) 

  このフィールドのサブディレクトリ項目ビットは,

1

とし,ボリュームラベルビッ

トは,

0

とする。他のビットは,交換時には無視する。

11.7.4

予約 (BP1322) 

  このフィールドは,すべてのバイトを

 (00)

とする。

11.7.5

記録時刻 (BP23, 24) 

  このフィールドは,サブディレクトリ識別項目を記録した時刻を指定し,

11.3.5

に従って記録する。

11.7.6

記録日付 (BP25, 26) 

  このフィールドは,サブディレクトリ識別項目を記録した日付を指定し,

11.3.6

に従って記録する。

11.7.7

先頭クラスタ番号 (BP27, 28) 

  このフィールドは,サブディレクトリに割り当てられた先頭のク

ラスタのクラスタ番号を指定し,

8.2

に従って記録する。

11.7.8

ファイル長 (BP2932) 

  このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。


18

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

11.8

サブディレクトリ親指示項目

  ディレクトリ項目がサブディレクトリの第

2

項目であって,属性フ

ィールドのサブディレクトリ項目ビットが

1

,名前フィールドの最初の

2

バイトが

 (2E)

で,残りの

6

イトを

 (20)

に設定した場合,このディレクトリ項目は,親ディレクトリ指示項目とする。

親ディレクトリ指示項目は,そのサブディレクトリの位置を示すサブディレクトリ指示項目を含むディ

レクトリの位置を示す。

サブディレクトリの有無は,任意とするが,親ディレクトリ指示項目をサブディレクトリの第

2

項目に

記録しなければならない。

親ディレクトリ指示項目は,ルートディレクトリに存在してはならない。

11.8.1

名前 (BP18) 

  このフィールドは,先頭の

2

バイトを

 (2E)

,残りの

6

バイトを

 (20)

とする。

11.8.2

拡張名 (BP911) 

  このフィールドは,すべてのバイトを

 (20)

とする。

11.8.3

属性 (BP12) 

  このフィールドのサブディレクトリ項目ビットは,

1

とし,ボリュームラベルビッ

トは,

0

とする。他のビットは,交換時には無視する。

11.8.4

予約 (BP1322) 

  このフィールドは,すべてのバイトを

 (00)

とする。

11.8.5

記録時刻 (BP23, 24) 

  このフィールドは,親ディレクトリ指示項目を記録した時刻を指定し,

11.3.5

に従って記録する。

11.8.6

記録日付 (BP25, 26) 

  このフィールドは,親ディレクトリ識別項目を記録した日付を指定し,

11.3.6

に従って記録する。

11.8.7

先頭クラスタ番号 (BP27, 28) 

  このフィールドは,親ディレクトリに割り当てられた先頭のクラ

スタのクラスタ番号を指定する。親ディレクトリがサブディレクトリの場合,先頭クラスタ番号は,

8.2

に従って記録し,親ディレクトリがルートディレクトリの場合,

 (00 00)

を記録する。

11.8.8

ファイル長 (BP2932) 

  このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

11.9

消去項目

  先頭の

1

バイトが

 (E5)

のディレクトリ項目は,消去項目とする。消去項目は,利用でき

るディレクトリの領域を示し,新たなディレクトリ項目を記録するために使用することができる。

消去項目は,サブディレクトリの第

1

項目又は第

2

項目に存在してはならない。

11.9.1

名前 (BP18) 

  このフィールドは,先頭の

1

バイトを

 (E5)

とし,残りの

7

バイトは,規定しな

い。交換時には無視する。

11.9.2

残りのバイト (BP932)  

このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。

11.10

未使用項目

  先頭の

1

バイトが

 (00)

のディレクトリ項目は,未使用項目とする。未使用項目は,一

度も使われていないディレクトリの領域を示し,新たなディレクトリ項目を記録するために使用すること

ができる。

未使用項目は,サブディレクトリの第

1

項目又は第

2

項目に存在してはならない。かつ,他の種類のデ

ィレクトリ項目の前に存在してはならない。すなわち,すべての未使用項目は,ディレクトリの終わりの

部分に存在しなければならない。

11.10.1

名前 (BP18) 

  このフィールドは,先頭の

1

バイトを

 (00)

とし,残りの

7

バイトは,規定しな

い。交換時には無視する。

11.10.2

残りのバイト (BP932) 

  このフィールドの内容は,規定しない。交換時には無視する。


19

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

第 3 章  システムの要求事項 

12.

システムの記述に関する要求事項

  この規格の

13.

及び

14.

は,利用者と処理システムとの間で受け渡

される情報について規定する。

この規格に適合する情報処理システムは,利用者が前記の情報を供給することができ,また利用可能な

情報を得ることができる方法を明確に記述しなければならない。

13.

作成システムの要求事項

13.1

概要

  作成システムは,この規格に適合する

FDC

に記録できなければならない。

13.2

ファイル

  処理システムは,記録する交換用ファイルの情報を,利用者から得なければならない。

13.3

記述子

13.3.1

処理システムは,利用者が指定した情報を,次の記述子フィールドに記録しなければならない。利

用者が情報を指定しないフィールドには,その情報を補充しなければならない。

−名前

ファイル項目

BP1

8

−拡張名

ファイル項目

BP9

11

−読取り専用ビット

ファイル項目

BP12

(ビット

8

13.3.2

処理システムは,利用者が指定した情報を次の記述子フィールドに記録しなければならない。利用

者が情報を供給しない場合には,ボリュームラベル項目を記録する必要はない。

−名前

ボリュームラベル項目

BP1

8

−拡張名

ボリューム項目

BP9

11

13.3.3

処理システムは,次の記述子フィールドに記録する情報を利用者が指定することを許してもよい。

許す場合には,

利用者が指定した情報を記述子フィールドに記録する。

利用者が情報が指定しないときは,

そのフィールドに記録する情報を補充しなければならない。

−記録時刻

ボリュームラベル項目

BP23, 24

−記録日付

ボリュームラベル項目

BP25, 26

−記録時刻

ファイル項目

BP23, 24

−記録日付

ファイル項目

BP25, 26

−記録時刻

サブディレクトリ指示項目

BP23, 24

−記録日付

サブディレクトリ指示項目

BP25, 26

−記録時刻

親ディレクトリ指示項目

BP23, 24

−記録日付

親ディレクトリ指示項目

BP25, 26

−記録時刻

サブディレクトリ識別項目

BP23, 24

−記録日付

サブディレクトリ識別項目

BP25, 26

14.

受領システムの要求事項 

14.1

概要

  受領システムは,この規格に適合する

FDC

からすべての交換用ファイルを読み取ることがで

きなければならない。

14.2

ファイル

  処理システムは,ボリューム上の交換用ファイルの情報を,利用者が得られるようにし

なければならない。

14.3

記述子


20

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

14.3.1

処理システムは,利用者が要求したファイル及びそのファイルを記録した

FDC

を特定するのに十

分な情報を,利用者が得られるようにしなければならない。

14.3.2

処理システムは,次の記述子フィールドに記録している情報を,利用者が得られるようにしなけれ

ばならない。

−名前

ボリュームラベル項目

BP1

8

−拡張名

ボリュームラベル項目

BP9

11

−名前

ファイル項目

BP1

8

−拡張名

ファイル項目

BP9

11

−読取り専用ビット

ファイル項目

BP12

(ビット

8

14.3.3

処理システムは,次の記述子フィールドに記録されている情報を,利用者が得られるようにする必

要はない。

−記録時刻

ボリュームラベル項目

BP23, 24

−記録日付

ボリュームラベル項目

BP25, 26

−記録時刻

ファイル項目

BP23, 24

−記録日付

ファイル項目

BP25, 26

−記録時刻

サブディレクトリ指示項目

BP23, 24

−記録日付

サブディレクトリ指示項目

BP25, 26

−記録時刻

親ディレクトリ指示項目

BP23, 24

−記録日付

親ディレクトリ指示項目

BP25, 26

−記録時刻

サブディレクトリ識別項目

BP23, 24

−記録日付

サブディレクトリ識別項目

BP25, 26

第 4 章  レコード構造 

15.

レコード構造

15.1

概要

  本体の

第 

に適合した

FDC

上に記録するファイルで使用可能なレコード構造を示す。

このレコード構造は,データ列がレコードの組として編成する場合,応用プログラムでの入出力データ

列として使用してもよい。ここで規定するレコード構造を使用する場合,プログラム言語で記述した応用

プログラムに,利用者がプログラムの命令文を追加してもよい。作成システム又は受領システムで取り扱

えるように,レコード構造を変換するユーティリティを作成してもよい。

15.2

レコード

15.2.1

特性

  レコードは,ファイル内の情報の一部で,符号化したバイト列とする。

レコード長は,レコード中のバイト数とする。

レコードは,固定長レコード,可変長レコード又はセグメント化レコードのいずれかとする。

15.2.2

測定データ単位

  測定データ単位(以下,

MDU

という。

)は,固定長レコード,可変長レコード又

はレコードセグメントのいずれかを含まなければならない。

MDU

は,ファイル空間の連続するバイトに記録する。最初又は唯一の

MDU

は,ファイル空間の最初の

バイトから始まる。連続する

MDU

は,ファイル空間のそれぞれ直前の

MDU

の最終バイトの直後のバイ

トから始まる。


21

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

15.2.3

固定長レコード

  固定長レコードは,すべてのレコードの長さが同じであるファイルに含まれるレ

コードとする。このようなファイルのレコード形式を,固定長形式とする。

固定長レコードは,そのレコードからなる一つの

MDU

に含まなければならない。

固定長レコードの最小の長さは,

1

とする。

15.2.4

可変長レコード

  可変長レコードは,各レコードの長さが異なってもよいファイルに含まれるレコ

ードとする。このようなファイルのレコードの形式を可変長形式とする。

一つの可変長レコードは,一つの

MDU

に含まなければならない。

MDU

は,レコード制御語(以下,

RCW

という。

)とその直後に続く可変長レコードからなる。

RCW

は,

JIS X 0201

によって符号化した

4

文字からなり,レコード長と

RCW

の長さの和を

4

けたの

10

進数で表す。

各ファイルには,最大レコード長を設定しなければならない。ファイル内のレコード長は,この値を超

えてはならない。最大レコード長は,

0

であってはならない。かつ,

9 995

を超えてはならない。

可変長レコードの最小の長さは,

0

とする。

15.2.5

セグメント化レコード

  セグメント化レコードは,レコード長が異なっていてもよく,一つ以上の

MDU

に含まれるように記録したファイル内のレコードとする。このファイルに含まれるレコードの形式

をセグメント化レコード形式とする。

一つの

MDU

に記録したセグメント化レコードの一部は,レコードセグメントである。

一つのレコードの連続するセグメントは,連続する

MDU

に記録しなければならない。

一つのセグメントを一つの

FDC

の最後の

MDU

に記録し,かつ,これに続くセグメントを他の

FDC

最後の

MDU

に記録する場合,同一レコードの異なるセグメントは,異なる

FDC

に記録する。

各ファイルには,最大レコード長を設定しなければならない。ファイル内のレコード長は,この値を超

えてはならない。最大レコード長は,

0

であってはならない。

備考

レコード内のレコードセグメントの個数に制限がないので,最大レコード長には制限がない。

一つのレコードセグメントは,一つの

MDU

に含まれる。

MDU

は,セグメント制御語(以下,

SCW

いう。

)とその直後に続くレコードセグメントからなる。

SCW

は,

JIS X 0201

による

5

文字からなる。

SCW

の最初の文字を,セグメント指示子という。この文字は,

0

1

2

又は

3

のいずれかであり,次の

意味をもつ。

0

レコードがこのレコードセグメントで始まり,かつ,終わる。

1

レコードがこのレコードセグメントで始まるが,終わっていない。

2

レコードがこのレコードセグメントで始まっていないし,終わってもいない。

3

レコードがこのレコードセグメントで始まっていないが,終わる

SCW

の残りの

4

文字は,レコードセグメントの長さと

SCW

の長さの和を

4

けたの

10

進数で表す。

レコードセグメントの長さの最大値は,

9 994

とする。

レコードセグメントの長さの最小値は,

0

とする。

15.3

ファイルの属性

  ファイルの属性は,次のとおりとする。

−ファイルのレコード形式

−固定長形式の場合には,レコード長

−可変長形式又はセグメント化形式の場合には,最大レコード長

備考

ファイルの属性は,ファイルを記録する

FDC

の作成者と受領者の合意による。

15.4

システムの要求事項


22

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

15.4.1

作成システム

  処理システムは,ファイルの各レコードのレコード長を利用者から得なければなら

ない。

セグメント化レコードの場合,処理システムは,最大レコード長に制限を加えてもよい。

15.4.2

受領システム

  処理システムは,ファイルの各レコードのレコード長を利用者に与えなければなら

ない。

セグメント化レコードの場合,処理システムは,レコード長に制限を加えてもよい。

処理システムは,レコードの最初の

n

バイト(

n

は,設定された制御値)を超えるバイトを利用者に与

える必要がない。


23

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

附属書 A(規定)  他の FDC フォーマットに対するパラメタ値

将来,日本工業規格が

附属書 B

に示すボリューム構造のパラメタ値以外の

FDC

を採用した場合,その

FDC

に対して,この規格の要求事項を適用してもよい。

FDC

に対して,

本体

6.1.1

のパラメタが示されていることが必要条件である。

ボリューム構造のパラメタ(

本体

6.1.5

参照)は,次のとおりとする。

A.1

クラスタ当たりのセクタ数

  クラスタ当たりのセクタ数は,処理システムによって選択し,

FDC

記述

子を記録する。

A.2

予約セクタ数

  予約セクタ数は,

1

以上とする。

A.3

  FAT

当たりのセクタ数

FAT

当たりのセクタ数は,

本体

10.3

の式による。

A.4

ルートディレクトリの項目数

  ルートディレクトリの項目数

  (RDE)

は,処理システムによってルー

トディレクトリに割り当てるセクタ数が選択され

FDC

記述子を記録し,次の式による。

(

)

ú

û

ù

ê

ë

é

×

=

32

SS

ip

RDE

のセクタ数

ルートディレクトリ内

ここに,  SS:  セクタのデータ部のバイト数


24

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

附属書 B(参考)  情報交換用の規格に適合した FDC に対するパラメタ値

B.1

  データ交換用規格のパラメタ

日本工業規格

JIS X 6212

JIS X 6212

JIS X 6213

国際規格

ISO 7487-3

ISO 8378-3

ISO 8630-3

諸元

直径

[mm]

130 130 130

記録密度                  [ftprad]

7 958

7 958

13 262

DC

パラメタ

トラック数  (NOT)

40 80 80

面数  (NOS)

2 2 2

トラック当たりセクタ数  (SPT) 9

9

15

データ部のバイト数  (SS)

512 512 512

全セクタ数  (TS)

720 1

440 2

400

B.2

  この規格のパラメタ

ボリューム構造のパラメタ

クラスタ当たりのセクタ数  (SC)

2 2 1

予約セクタ数  (RSC)

1 1 1

FAT

当たりのセクタ数  (SF)

2 3 7

ル ー ト デ ィ レ ク ト リ の 項 目 数

(RDE)

112 176 224

B.3

  B.1 及び B.2 パラメタから算出し

た変数

媒体上の配置概要

−トラック番号,面番号,セクタ番号

システム領域の始め

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

FDC

記述子

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

一番目の FAT

00 ; 0, 2

00 ; 0, 2

00 ; 0, 2

二番目の FAT

00 ; 0, 4

00 ; 0, 5

00 ; 0, 9

ルートディレクトリ

00 ; 0, 6

00 ; 0, 8

00 ; 1, 1

データ領域の始め

00 ; 1, 4

01 ; 0, 1

00 ; 1, 15

ルートディレクトリのセクタ数 7

11

14

システム領域のセクタ数  (SSA)

12 18 29

最大クラスタ番号  (MAX) 355  712  372


25

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

B.1

  データ交換用規格のパラメタ

日本工業規格

JIS X 6222

JIS X 6224

JIS X 6225

国際規格

ISO 8860-2

ISO/IEC 9529-2

諸元

直径                       [mm]

90

90

90

記録密度                  [ftprad]

7 958

13 262

15 916

DC

パラメタ

トラック数  (NOT) 80

80

80

面数  (NOS) 2

2

2

トラック当たりセクタ数  (SPT) 9

15

18

データ部のバイト数  (SS) 512

512 512

全セクタ数  (TS)

1 440

2 400

2 880

B.2

この規格のパラメタ

ボリューム構造のパラメタ

クラスタ当たりのセクタ数  (SC)

2 1 1

予約セクタ数  (RSC)

1 1 1

FAT

当たりのセクタ数  (SF) 3

7

14

ルートディレクトリの項目数  (RDE)

112 224 224

B.3

  B.1

及び B.2 パラメタから算出し

た変数

媒体上の配置概要

−トラック番号,面番号,セクタ番号

システム領域の始め

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

FDC

記述子

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

一番目の FAT

00 ; 0, 2

00, 0, 2

00 ; 0, 2

二番目の FAT

00 ; 0, 5

00 ; 0, 9

00 ; 0, 16

ルートディレクトリ

00 ; 0, 8

00 ; 1, 1

00 ; 1, 12

データ領域の始め

00 ; 1, 6

00 ; 1, 15

00 ; 2, 8

ルートディレクトリのセクタ数

7 14 14

システム領域のセクタ数  (SSA)

14 29 43

最大クラスタ番号  (MAX)  714 2

372 2

838


26

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

B.1

  データ交換用規格のパラメタ

日本工業規格

JIS X 6226

JIS X 6227

JIS X 6228

国際規格

ISO/IEC 10994

ISO/IEC 13422

ISO/IEC 14169

諸元

直径

[mm]

90 90 90

記録密度                  [ftprad]

31 831

33 157

31 831, 47 747

DC

パラメタ

トラック数  (NOT)

80 255 326

面数  (NOS)

2 2 2

トラック当たりセクタ数  (SPT) 36

39

84

データ部のバイト数  (SS)

512 512 512

全セクタ数  (TS)

5

760 19

890 41

944

B.2

  この規格のパラメタ

ボリューム構造のパラメタ

クラスタ当たりのセクタ数  (SC)

2 8 4

予約セクタ数  (RSC)

1 1 1

FAT

当たりのセクタ数  (SF) 14

8

41

ル ー ト デ ィ レ ク ト リ の 項 目 数

(RDE)

224 368 512

B.3

  B.1 及び B.2 パラメタから算出し

た変数

媒体上の配置概要

−トラック番号,面番号,セクタ番号

システム領域の始め

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

FDC

記述子

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

00 ; 0, 1

一番目の FAT

00 ; 0, 2

00 ; 0, 2

00 ; 0, 2

二番目の FAT

00 ; 0, 16

00 ; 0, 10

00 ; 0, 43

ルートディレクトリ

00 ; 0, 30

00 ; 0, 18

00 ; 0, 84

データ領域の始め

00 ; 1, 8

00 ; 1, 2

00 ; 1, 32

ルートディレクトリのセクタ数

14 23 32

システム領域のセクタ数  (SSA) 43

40

115

最大クラスタ番号  (MAX)

2 859

2 482

10 458


27

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

情報交換用として媒体規格に適合した ODC に対するパラメタ値

B.1

  データ交換用規格のパラメタ

日本工業規格

JIS X 6261

JIS X 6271

国際規格

ISO/IEC 9171-2

ISO/IEC 10089

諸元

直径

[mm]

130 130 130 130

フォーマット A**

フォーマットB**

フォーマット A**  フォーマットB**

DC

パラメタ

トラック数  (NOT) 18

744* 19

980* 18

744* 19

980*

面数  (NOS)

2 2 2

2

トラック当たりセクタ数  (SPT) 17

31

32

17

31  32

データ部のバイト数  (SS)

1 024

512

512

1 024

512

512

全セクタ数  (TS)

637296

1162128

1 278 720

637296

1162128

1 278 720

*

この値は,論理トラックの数である。すなわち,このトラック数は,システムが認識するユーザゾーンのユー
ザデータの記録に利用できる。

**

フォーマット A:コンティニアスコンポジットサーボ

フォーマット B:サンプルサーボ


28

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

B.1

  データ交換用規格のパラメタ

日本工業規格

JIS X 6272

国際規格

ISO/IEC 10090

ISO/IEC 13963

諸元

直径

[mm]

90

90

DC

パラメタ

トラック数  (NOT) 9

994* 17

930*/17 928*

(エンボス)

面数  (NOS) 1

1

トラック当たりセクタ数  (SPT) 25

25

データ部のバイト数  (SS) 512

512

全セクタ数  (TS)

249 850

448 250/448 200

(エンボス)

*

この値は,論理トラックの数である。すなわち,このトラック数は,システムが認識するユーザゾーンのユー
ザデータの記録に利用できる。

B.1

データ交換用規格のパラメタ

日本工業規格

国際規格

ISO/IEC 11560

ISO/IEC 13481

諸元

直径                       [mm]

130

130

DC

パラメタ

トラック数  (NOT) 18

744* 20

009* 20

010*

面数  (NOS) 2

2

2

トラック当たりセクタ数  (SPT) 17

31

17-33

31-60

データ部のバイト数  (SS)

1 024

512

1 024

512

全セクタ数  (TS)

637 296

1 162 128

1 000 450

1 820 910

*

この値は,論理トラックの数である。すなわち,このトラック数は,システムが認識するユーザゾーンのユー
ザデータの記録に利用できる。

B.1

データ交換用規格のパラメタ

日本工業規格

国際規格

ISO/IEC 13549

ISO/IEC 13842

諸元

直径

[mm]

130

130

DC

パラメタ

トラック数  (NOT) 37

594* 58

724* 55

754*

面数  (NOS) 2

2

2

トラック当たりセクタ数  (SPT) 17 31

17 31

データ部のバイト数  (SS)

1 024

512

1 024

512

全セクタ数  (TS)

1 278 196

2 330 828

1 996 616

3 456 748

*

この値は,論理トラックの数である。すなわち,このトラック数は,システムが認識するユーザゾーンのユー
ザデータの記録に利用できる。


29

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

附属書 C(参考)  JIS X 0201 の 単位符号表

d

−文字は,

附属書 表 の網掛け部以外の 37 文字とする。

a

−文字は,

附属書 表 の網掛け部以外の 57 文字とする。

附属書 表 1  d−文字


30

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

附属書 表 2  a−文字


31

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

附属書 D(参考)  ボリューム構造及びファイルの位置の例

D.1

  FDC

のセクタに対するクラスタ番号の配置の例  この配置例は,NOS=2,SPT=9,NOT=40,SC=2,

RSC

=1,SF=2,RDE=112 とする。

トラック

セクタ

00 01 02 03 04 05 06 07 08  09

1

2

R

F

5  14 23 32 41

3

4

F

F

6  15 24 33 42

5

6

F

D

7  16 25 34 43

7

8

D

D

8  17 26 35 44

0

9

1

D

D

9  18 27 36 45

2

3

D

D

10 19 28 37 46

4

5

2  11 20 29 38 47

6

7

3  12 21 30 39 48

1

8

9

4  13 22 31 40 49

ここに,  R:予約セクタ

F

:FAT セクタ

D

:ルートデイレクトリセクタ

R

,F,D 以外の各項目は,クラスタ番号である。例えば,クラスタ番号 11 は,

1

面,トラック 01 のセクタ 4 と 5 にある。


32

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

D.2

ファイル割当て表の例  この例では,3 個のファイルを仮定し,FAT は,次のとおりである。FAT に

示された内容は,論理内容であり,記録した形式ではない。

クラスタ番号

00 01 02 03 04 05 06 07 08 09

00 (FDF)

(FFF)

000

000

000

006 008 000 (FFF)

(FFF)

10

000 024 000 000 000 000 000 018 019 020

20

(FFF) 000 000 000 009 000 000 000 000 000

30

000 000 000 000 000 000 000 000 000 000

40

000 000 000 000 000 000 000 000 000 000

340

000 000 000 000 000 000 000 000 000 000

350

000 000 000 000 000 000 000 000 000 000

クラスタ番号は,10 進数で示してある。各ファイルの終わりを表示する項目は,16 進数 (FFF) で示し,

16

ビット FAT の場合 (FFFF) を記録する。 (FDF FFF) 及び 16 ビット FAT の場合の  (F0 FF FF FF)  の意味

は本体 10.に示す。

1

番目のファイルの連鎖=11,24 及び 9

2

番目のファイルの連鎖=5,6 及び 8

3

番目のファイルの連鎖=17,18,19 及び 20

空きクラスタ=2∼4,7,10,12∼16,21∼23 及び 25∼359

D.3

アドレス配置例  この例では,D.1 及び D.2 のパラメタの値を使用する。

D.3.1

ファイル空間  1 個のファイルは,18 個の 128 バイト固定長レコードの連鎖したものとする。

ファイル空間は,2 560 バイトで構成し,ファイル長は,2 304 (18×128=2 304)  バイトである。

D.3.2

クラスタ空間  どの空きクラスタを割り当ててもよく,また,空きクラスタの位置は,クラスタの

現在までの使用歴によって決まるので,空きクラスタは,連続したクラスタ番号をもたないこともある。

レコード

1

∼4 5∼8 9∼12

13

∼16

17, 18

クラスタ番号 011 011 024  024 009

クラスタ当たり 2 個のセクタなので,8 個のレコードの組は,1 個のクラスタだけを占有する。クラスタ

番号 009 の 2 番目のセクタは,この例では使用せず,その後のファイルの拡張に使用可能である。このフ

ァイルを拡張している過程で,他のファイルがクラスタを解放すれば,クラスタの順序は,昇順とは限ら

ない。

D.3.3

論理セクタ番号  FDC のセクタは,論理的に 0 から番号を付ける。論理セクタ番号 0 は,0 面,ト

ラック 00,セクタ 1 に対応する。論理セクタ番号 1 は,0 面,トラック 00,セクタ 2 に対応する。この番

号付けは,0 面のトラックから 1 面の同一トラック(両面の FDC の場合)

,次に高位番号のトラックヘと

連続する。

クラスタ番号  (CN)  は,次の式によって論理セクタ番号  (LSN)  に変換できる。

LSN

= [(CN−2)  ×SC]  +SSA

ここに,

SC

クラスタ当たりのセクタ数

SSA

システム領域内のセクタ数

この例では,クラスタ当たり 2 個のセクタ  (SC)  と,システム領域内に 12 個のセクタ  (SSA)  がある。


33

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

したがって,クラスタ番号と論理セクタ番号との関係は,

附属書 表 のようになる。

附属書 表 1  番号の関係

クラスタ番号

(10 進数) 論理セクタ番号

002 12,

13

011 30,

31

024 56,

57

009 26,

27

D.3.4

物理アドレス空間  論理セクタ番号を物理アドレスに変換するには,論理セクタ番号を 9(トラック

当たりのセクタ数)と 2(記録可能な面の数)で割る。そのときの商がトラック番号,余りを更に 9 で割

り,そのときの商が面番号,余りに 1 を加えたものがセクタ番号である(

附属書 表 参照)。他の FDC

形式に対しては,9 と 2 の値をトラック当たりのセクタ数と記録可能な面の数に置き換えなければならな

い。

附属書 表 2  アドレスの関係

物理アドレス

論理セクタ番号

トラック

セクタ

30 1

01

4

31 1

01

5

56 0

03

3

57 0

03

4

26 0

01

9

27 1

01

1

クラスタ 009 は,FDC の二つの面で論理セクタ番号 26 及び 27 に割り当てる。

D.3.5

アドレス配置例の概要

附属書 表 3  アドレスの配置例

レコード

1

∼4 5∼8 9∼12 13∼16

17

∼18

*

クラスタ番号

001 001 024 024 009 009

クラスタのセクタ

1 2 1 2 1 2

論理セクタ番号 30 31 56 57 26 27

1 1 0 0 0 1

トラック 01 01 03 03 01 01

物理

アド
レス  セクタ  4 5 3 4 9 1

*

クラスタ番号 009 の二番目のセクタは,このファイルの拡張に使用できる。


34

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

附属書 E(参考)  略号の索引

BP

バイト位置

CN

クラスタ番号

HN

面番号

FAT

ファイル割当て表

FDC

フレキシブルディスクカートリッジ

LSN

論理セクタ番号

MDU

測定データ単位

NOS

記録可能な面の数

NOT

面当たりのトラック数

ODC

光ディスクカートリッジ

RCW

レコード制御語

RDE

ルートディレクトリの項目数

RSC

予約セクタ数

SC

クラスタ当たりのセクタ数

SCW

セグメント制御語

SF FAT

当たりのセクタ数

SN

セクタ番号

SPT

トラック当たりのセクタ数

SS

セクタのデータ部のバイト数

SSA

システム領域内のセクタ数

TN

トラック番号

TS FDC

当たりの全セクタ数


35

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

附属書 F(参考)  パーシャル ROM

ISO/IEC 10090

は,光磁気ディスク全面に記録再生領域をもつ媒体,一部にエンボス(再生専用)をも

つ媒体及び全面にエンボス領域をもつ媒体について規定する。

部分エンボス光媒体(パーシャル ROM)は,媒体の低アドレス部に記録再生領域をもち,高アドレス

部に再生専用セクタをもっている。この附属書は,この規格のボリュームとファイルパーシャル ROM 光

磁気媒体の適用方法について記述する。

ISO/IEC 10090

は,システム情報を記録する記録再生可能な領域,及び製造段階で記録されたシステム

情報の原始データを記録する再生専用領域が設けられる。システム情報の記録は,

附属書 図 及び次に

よる。

−  システム情報(FDC 記述子,FAT 及びルートディレクトリ)は,記録再生領域の最低アドレスのセク

タ  (LSN=0)  に記録する。

−  システム情報の原始データは,その他のデータを記録する外側のセクタ領域に媒体製造時成型し,媒

体を初期化又は記録再生時に記録再生領域に指定の位置にコピーする。

−  他の情報は,記録再生領域の指定位置に媒体製造時に成型又は記録時にコピーする。

−  コピー情報は,媒体の最後の 2 セクタ(又は 3 セクタ以上)に記録した ITB(情報転換ブロック)に

記録することが望ましい(

附属書 図 参照)。

附属書 図 1  パーシャル ROM の論理構成


36

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

F.1

情報転換ブロック (ITB) ITB は,媒体の LSNMAX 及び LSNMIN-1 の最後の 2 セクタに配置する。及び

LSNMAX-1

は,同じを冗長にコピーする。

2

セクタ以上必要のとき,LSNMAX-2 と LSNMAX-3,LSNMAX-4 と LSNMAX-5 などに配置する。

附属書 図 2  ITB の構成


37

X 0605 : 1997 (ISO/IEC 9293 : 1994)

情報交換用ディスクカートリッジのボリュームとファイル構成

フレキシブルディスク JIS 原案作成専門委員会  構成表

氏名

所属(敬省略・順不同)

(委員長)

富  田  正  典

日本システムインテグレーション株式会社

(幹事)

林  田  俊  夫

富士通株式会社

広  知  利  彦

株式会社イーアールシー

(委員)

中  島  郁  志

ソニー株式会社

大  石  完  一

パルステック株式会社

早  川  雄  一

日本電気株式会社

長谷川      正

三菱電機株式会社

高  波  修  一

株式会社ワイ・イー・データ

瀬  尾  雄  三

三菱化学株式会社

千  葉  健  一

富士通株式会社

柴  田  不二夫 TDK 株式会社

中  村  眞  和

株式会社日立情報システムズ

村  山  邦  樹

ティアック株式会社

荒  木      学

日本ユニシス株式会社

菊  池  紀  彦

松下通信工業株式会社

平  川      卓

富士写真フィルム株式会社

松  本  冨士雄

日立マクセル株式会社

磯  崎      眞

コニカ株式会社

松  永  荘  一

通商産業省機械情報産業局

兼  谷  明  男

工業技術院

嶋  津  泰  治

工業技術院

(事務局)

東  條  善  義

社団法人日本電子工業振興協会

内  山  誠  作

社団法人日本電子工業振興協会