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X 0532-1

:2003 (ISO/IEC 15459-1:1999)

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)/財

団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,日本工

業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

制定に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/IEC 15459-1:1999,Information

technology

−Unique identification of transport units−Part 1:General を基礎として用いた。

この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の

実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。主務大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新案登

録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS X 0532-1

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(参考)一意性(Uniqueness)

附属書 B(参考)固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)の例


X 0532-1

:2003 (ISO/IEC 15459-1:1999)

(2) 

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  定義

1

4.

  固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)

1

附属書 A(参考)一意性(Uniqueness

3

附属書 B(参考)固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)の例

5

 


     

日本工業規格(案)

JIS

 X

0532-1

:2003

(ISO/IEC 15459-1

:1999

)

情報技術−固有の輸送単位識別子−パート 1:総論

Information technology

−Unique identification of transport units−

Part 1:General

序文  この規格は,1999 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 15459-1:1999,Information technology−

Unique identification of transport units

−Part 1:General を翻訳し,技術的内容及び規格票の様式を変更するこ

となく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある“参考”は,原国際規格にはない事項である。

1.

適用範囲  この規格は,輸送単位に関する固有の番号,すなわち固有の輸送単位識別子(ライセンス

プレート)番号について規定する。この番号は,輸送単位にてん(貼)付されるバーコードラベル又はそ

の他の自動認識情報媒体で表示する。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO/IEC 15459-1:1999

, Information technology− Unique identification of transport units − Part

1:General (IDT)

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 0532-2

  情報技術−固有の輸送単位識別子−パート 2:登録手順

備考  ISO/IEC 15459-2   Information technology− Unique identification of transport units − Part 2 :

Registration Procedures

がこの規格と一致している。

ISO 15394

  Packaging-−Bar code and two-dimensional symbols for shipping transport and receiving labels

ISO/IEC 646

  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

CEN EN 1556

  Bar coding−Terminology

3.

定義  この規格で用いる主な用語の定義は CEN EN 1556 で規定する定義を用いる。

4.

固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)  固有の輸送単位識別子は,その発行者によって輸送

単位に付与する。固有の輸送単位識別子発行者は,発番機関の定めた規則並びに ISO/IEC 15459-2 に従っ

て,発番機関によって認可を受けなければならない。発番機関は登録機関より認可を受け,登録されてい

なければならない。

固有の輸送単位識別子番号は,次の要件を具備しなければならない。


2

X 0532-1

:2003 (ISO/IEC 15459-1:1999)

     

a)

登録機関から発番機関に付与されている,発番機関コード(IAC)を表す文字列から始まる。

b)

発番機関の定める形式に従う。

c)

十分な期間が経過して,発番機関に対して責任を負う利用者にとって最初の番号が無意味なものとな

るまで,いかなる発行者も番号を再発行しないという意味で,一意(一つしかないもの)であること。

d)  ISO/IEC 646

で規定する数字及び大文字アルファベットだけで構成する(小文字及び句読記号は含ま

ない。

e)

最大 35 文字とする。

備考  バーコードシステムにおいて効率よく利用するためには,可能な限り文字数を 20 文字までとす

るのが望ましい。しかし,どの処理システムも 35 文字(EDIFACT で認められている最大数)

から成る番号を処理できなければならない。

参考1. EDIFACT:Electronic Data Interchange for Administration, Commerce and Transport

2. IAC

:Issuing Agency Code


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X 0532-1

:2003 (ISO/IEC 15459-1:1999)

     

附属書 A(参考)一意性(Uniqueness)

ここでは二つの発番機関(IA)

,すなわち EAN/UCC 及び万国郵便連合(UPU)が登録機関(RA)より

認可を受けていると想定して,固有の輸送単位識別子番号の一意性を明確にする。

EAN/UCC

の規則では,固有の輸送単位識別子番号が 18 個の数字で構成されることになっており,最初

の数字(0,1,2  …  9)は登録機関(RA)から付与され,次の数字列は EAN/UCC から固有の輸送単位識

別子発行者へと付与され,これに続く数字列を固有の輸送単位識別子発行者が付与する。最後の数字は,

これより前にある 17 けたに基づいて計算されたチェックディジットである(

図 B.1 参照)。

1. EAN/UCC の規則に従って発行される固有の輸送単位識別子番号

0  0098756  000000011    5

万国郵便連合(UPU)の規則では,固有の輸送単位識別子番号が 35 個を超えない英数字(第 4 項を参照)

で構成されることになっており,先頭の英数字は,登録機関(RA)から万国郵便連合(UPU)に付与され

た発番機関コード(IAC)である“J”となっている。次の英数字はサブドメインを設けて,これを識別す

るために万国郵便連合(UPU)から付与される。関連する万国郵便連合(UPU)規格では,数多くの異な

る構造が定義されており,その中の一つは,ISO 3166 に従う 2 文字の国名コードを利用して,各国の郵便

組織向けにサブドメインを設けている。この“郵便組織識別子”の次には特に形式の定められていない領

域があり,それぞれの郵便組織が,この規格の枠組みに従う範囲で,独自に構造を定義できるようになっ

ている(

図 B.2 参照)。

例 2.  万国郵便連合(UPU)の規則に従って発行される,固有の輸送単位識別子番号

J    NL    Y  1234567890

先行する 17 けたに基づいて計算されたチェックディジット

固有の輸送単位識別子発行者から輸送単位に付与された固
有のコード

EAN/UCC

から固有の輸送単位識別子発行者に付与された固

有のコード

登録機関(RA)から EAN/UCC に付与された固有の発番機関
コード(IAC)

固有の輸送単位識別子発行者から輸送単位に付与された固
有のコード

サブドメインから固有の輸送単位識別子発行者に付与され
た固有のコード

万国郵便連合(UPU)からサブドメインに付与された独自の
サブドメインコード

登録機関(RA)から万国郵便連合(UPU)に付与された独自
の発番機関コード(IAC)


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X 0532-1

:2003 (ISO/IEC 15459-1:1999)

     

したがって,固有の輸送単位識別子発行者の確立した固有の輸送単位識別子番号が,別の発行者によっ

て確立された番号と同じになることはあり得ない。さらに,ISO/IEC 15459-2 によって,すべての固有の

輸送単位識別子番号の独自性が確実なものとなっている。

参考1. UPU:United Postal Union

2. EAN

:European Article Numbering Association International

3. UCC

:Uniform Code Council

4. RA

:Registration Authority


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附属書 B(参考)固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)の例

SSCC 

(00) 0 00 98756 000000011 5

固有の輸送単位識別子のシ ン ボル表記

固有の輸送単位識別子
番号発行組織によ っ て
輸送単位に割り 当てら
れる 固有のコ ード

EAN/UCC 
ア プ リ ケ
ー シ ョ ン
識別子

登 録 機 関 に よ っ て
EAN/UCC に割り 当
て ら れ る 固 有 の 発
番機関コ ード  (IAC)

EAN/UCC に よ っ て 固
有の 輸送単位識別子番
号発行組織に 割り 当て
ら れる 固有のコ ード

先行する 17 け
た に基づいて ,
計算さ れる チェ
ッ ク ディ ジ ッ ト

図 B.1  EAN/UCC-128 シンボル体系で表示された固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)

EAN/UCC アプリケーション識別子“00”と可読表示とを含む

上記のバーコードが読み取られると,コンピュータシステムへは,次のデータ文字列が送られる。

]C1

00

000987560000000115

データキャリア識別子 EAN/UCC アプリケーション識別子

固有の輸送単位識別子番号

参考  データキャリア識別子:データキャリア識別子は,ISO/IEC 15424(Information technology−

Automatic identification and data capture techniques

−Data Carrier Identifiers)で規定する。

参考 SSCC:欧米では Serial Shipping Container Code(SSCC)を SSCC18 と呼び,アプリケーション

識別子(AI)

“00”で定義されている。


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:2003 (ISO/IEC 15459-1:1999)

     

(J)  J     N L   Y       1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 *36*

固有の輸送単位識別子のシン ボル表記

固有の輸送
単位識別子

固有の 輸送単位識別
子発行者に よ っ て 輸
送単位に 割り 当て ら
れる 固有のコ ード

FACT データ
識別子

登 録 機 関 に よ っ て

UPU に割り 当て ら れ
る 固有の 発番機関コ
ード (IAC)

UPU に よ っ て サ
ブ ド メ イ ン に 割
り 当 て れ ら れ る
独自のコ ード

サブド メ イ ン によ っ て
固有の輸送単位識別子
発行者に割り 当て ら れ
る 固有のコ ード

キー入力データ 用の U PU
チェ ッ ク キ ャ ラ ク タ ( 固
有の輸送単位識別子には
含ま ない。 )

図 B.2  Code128 シンボル体系で表示された固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)

FACT データ識別子“J”と可読表示とを含む

上記のバーコードが読み取られると,コンピュータシステムへは,次のデータ文字列が送られる。

]C0

J

JNLY1234567890

データキャリア識別子 FACT データ識別子

固有の輸送単位識別子番号