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X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

(1)

目  次

ページ

序文  

1

1

  適用範囲  

1

2

  引用規格  

1

3

  用語及び定義  

3

4

  概念 

3

4.1

  原則  

3

4.2

  ユニットロード及び輸送パッケージ 

3

4.3

  固有の輸送単位識別子  

3

4.4

  ラベルの書式  

4

5

  データの内容  

4

5.1

  データの表現方法  

4

5.2

  データ要素  

5

5.3

  一次元シンボル中のデータ領域の連結 

6

5.4

  構造化データファイル  

6

6

  データキャリア  

6

6.1

  一次元シンボル  

6

6.2

  二次元シンボル  

8

6.3

  可読情報  

8

7

  ラベルの設計  

9

7.1

  一般的要件  

9

7.2

  レイアウト  

9

7.3

  ラベルの寸法  

10

7.4

  テキストのサイズ  

11

7.5

  素材  

12

8

  ラベルの配置  

12

8.1

  一般的要件  

12

8.2

  パレタイズド貨物  

13

8.3

  輸送パッケージ  

13

8.4

  その他の輸送単位  

13

附属書 A(規定)マキシコードの使用手順  

14

附属書 B(規定)PDF417 の使用手順  

17

附属書 C(参考)この規格に適合する適用指針又は業界標準を作成するときの考慮事項  

26

附属書 D(参考)複数のシンボル体系及び形式によって生じるシステムへの影響  

28

附属書 E(参考)ラベルの例  

32

附属書 F(参考)ラベルの貼付位置  

42


X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)  目次

(2)

ページ

附属書 G(規定)荷物仕分け及び追跡における QR コード使用のための手順  

44

附属書 H(規定)出荷及び荷受アプリケーションで QR コードを用いるための手順  

46

参考文献  

51


X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

(3)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,一般社団法人日本

自動認識システム協会(JAISA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本

工業規格を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本

工業規格である。

これによって,JIS X 0515:2003 は改正され,この規格に置き換えられた。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。


日本工業規格

JIS

 X

0515

:2013

(ISO 15394

:2009

)

出荷,輸送及び荷受用ラベルのための

一次元シンボル及び二次元シンボル

Packaging-Bar code and two-dimensional symbols for

shipping, transport and receiving labels

序文 

この規格は,2009 年に第 2 版として発行された ISO 15394 を基に,技術的内容及び構成を変更すること

なく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない参考事項である。

適用範囲 

この規格は,次に示す仕様について規定する。

a)

受渡当事者間でデータを伝えるために,輸送単位に貼付する一次元シンボル及び二次元シンボルを含

むラベルを設計するときの,最小限の必要事項。

b)

固有の輸送単位識別子(ライセンスプレート)による輸送単位の貨物追跡可能な手段。

c)

一次元シンボル,二次元シンボル又は目視可能形式で表示するデータのラベル上の書式の指針。

d)

バーコードシンボル体系の選択に関する特定な推奨の提供,バーコード密度のクラス及び品質要件の

指定。

e)

ラベル貼付位置,サイズ,自由記述文及び任意な特有図形の挿入についての推奨事項。

f)

ラベル素材の選択に関するガイドライン。

この規格は,段ボール表面へのダイレクトプリントには適用しない。

注記 1  段ボール表面へのダイレクトプリントに関するガイダンスは,“The Fiber Box Handbook”

(参

考文献参照)のようなテキストに見られる。

注記 2  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 15394:2009

,Packaging−Bar code and two-dimensional symbols for shipping, transport and

receiving labels

(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”

ことを示す。

引用規格 

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。

は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 0500-1

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 1 部:一般


2

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-1,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques

−Harmonized vocabulary−Part 1: General terms relating to AIDC(IDT)

JIS X 0500-2

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 2 部:光学的読取媒体

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-2,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques

−Harmonized vocabulary−Part 2: Optically readable media (ORM)

(IDT)

JIS X 0500-3

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 3 部:RFID

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-3,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques

−Harmonized vocabulary−Part 3: Radio frequency identification (RFID)

(IDT)

JIS X 0503

  自動認識及びデータ取得技術−バーコードシンボル体系仕様−コード 39

注記  対応国際規格:ISO/IEC 16388,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−Code 39 bar code symbology specification(IDT)

JIS X 0504

  バーコードシンボル−コード 128−基本仕様

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15417,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−Bar code symbology specification−Code 128(IDT)

JIS X 0508

  バーコードシンボル体系仕様−PDF417

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15438,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−PDF417 bar code symbology specification(IDT)

JIS X 0510

  二次元コードシンボル−QR コード−基本仕様

注記  対応国際規格:ISO/IEC 18004,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−QR code 2005 bar code symbology specification(MOD)

JIS X 0520

  バーコードシンボル印刷品質の評価仕様−1 次元シンボル

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15416,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−Bar code print quality test specification−Linear symbols(IDT)

JIS X 0531

  情報技術−EAN/UCC アプリケーション識別子と FACT データ識別子,及びその管理

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15418,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−GS1 Application Identifier and ASC MH10 Data Identifiers and Maintenance(MOD)

JIS X 0532-1

  情報技術−固有の輸送単位識別子−パート 1:総論

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15459-1,Information technology−Unique identifiers−Part 1: Unique

identifiers for transport units

(IDT)

JIS X 0533

  情報技術−大容量自動認識情報媒体のための転送構文

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15434,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−Syntax for high-capacity ADC media(IDT)

ISO/IEC 15415:2004

,Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Bar

code print quality test specification

−Two-dimensional symbols

ISO/IEC 16023:2000

,Information technology−International symbology specification−MaxiCode

ISO/IEC 19762-4

,Information technology−Automatic identification and data capture (AIDC) techniques−

Harmonized vocabulary

−Part 4: General terms relating to radio communications

ISO/IEC 19762-5

,Information technology−Automatic identification and data capture (AIDC) techniques−


3

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

Harmonized vocabulary

−Part 5: Locating systems

ISO 17365

,Supply chain applications of RFID−Transport units

ISO 21067

,Packaging−Vocabulary

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 0500-1JIS X 0500-3ISO/IEC 19762-4ISO/IEC 19762-5

及び ISO 21067 によるほか,次による。

3.1 

仕分け(sortation)

流通段階において,物流自動荷役システムによってパッケージ及び貨物を輸送先別に仕分けする過程。

概念 

4.1 

原則 

バーコードラベルの目的は,流通経路に関わる全ての関係者,例えば,供給者,輸送者,購入者及びそ

の他の中間流通者間の自動データ交換を促進することである。一次元シンボル,二次元シンボル及び目視

可能形式のデータ量は,取引当事者それぞれによって異なる。バーコードラベルが電子データベース及び

/又は電子データ交換(以下,EDI という。

)システムと併用された場合,データ量を大幅に減らすことが

でき,究極的には,輸送単位のための固有の識別子という一つのデータ項目だけにすることができる。こ

の規格に適合して RFID ラベル又は RF タグが利用可能であれば,輸送単位で RFID を用いるために ISO 

17365

を用いなければならない。RFID アプリケーションの表現のために目視及び光学的読取可能なデータ

は,ISO/IEC TR 24729-1 に一致することが望ましい。

各取引当事者は,それぞれに異なる情報の要件をもっている。複数の取引当事者に共通する情報もあれ

ば,特定の受渡当事者に限られる情報もある。取引当事者が必要とする情報は,次に示すとおり,それぞ

れ異なる時点で利用可能である。

a)

部品情報は,製造又は包装時に利用可能である。

b)

注文情報は,注文処理時に利用可能である。

c)

輸送情報は,出荷時に利用可能である。

取引当事者によっては,上記の情報に関わる重要なデータ要素を含めることが必要となる。このような

データ要素では,一次元シンボル及び/又は二次元シンボル(

附属書 及び附属書 参照)及び目視可能

形式の両方を表示する場合がある。

この規格は,関係する取引当事者が選択するパラメタについて定義したアプリケーション指針と併用し

なければならない。

附属書 に,これらのパラメタの規定に関する指針を示す。

4.2 

ユニットロード及び輸送パッケージ 

この規格では,ユニットロードとは,一つ又は複数の輸送パッケージをパレット,シートパレット(ス

リップシート)

,ひも掛け,連結,接着,シュリンク包装,ネット掛けなどを用いて,輸送,積付け及び保

管に適した一つの単位にまとめたものをいう。また,輸送パッケージとは,一つ又は複数の物品,小包又

はバルク材の輸送及び荷役を目的とした一つのパッケージをいう。ユニットロードも輸送パッケージも,

この規格では輸送単位という。

4.3 

固有の輸送単位識別子 

固有の輸送単位識別子を,各輸送単位に割り当てる。これは,この規格が規定する,あらゆるラベル書


4

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

式に共通する要件である。この識別子又は“ライセンスプレート”がコンピュータファイルに保管されて

いる情報へのアクセスを可能にするキーであれば,この情報を EDI によって伝送してもよい。この識別子

は,輸送単位自体に関する情報又はサプライチェーンにおける輸送単位の物理的な動きに関する情報を検

索する目的で,全ての取引事業者が用いることができる。これによって,システムによる個別の輸送単位

の貨物追跡が可能になる。

4.4 

ラベルの書式 

4.4.1 

出荷,輸送及び荷受用基本ラベル 

この規格で規定する基本ラベルは,各受渡当事者間で EDI が利用可能な場合に,サプライチェーンに属

する全ての取引当事者の要件を満たすデータ要素の最小の組合せを含んでいる。

基本ラベルには,固有の輸送単位識別子が含まれていなければならず,輸送先及び住所(配送用として)

の情報を含めることが望ましい。

加えて,次の情報を基本ラベルに含めることが望ましい。

a)

“出荷元”の名前及び住所(この情報があれば,配送不能の場合に出荷先に返却することができる。

b)

輸送者データベースのキー(固有の輸送単位識別子がこのデータ要素とならない場合に用いる。

c)

顧客データベースのキー(固有の輸送単位識別子がこのデータ要素とならない場合に用いる。

4.4.2 

出荷,輸送及び荷受用拡張ラベル 

実際には,輸送単位の動きに関する情報の検索を電子ファイルだけで行えるような通信ネットワークを,

必ずしも利用できるわけではない。このような場合は,輸送単位自体の上に,その識別情報に加えて,関

連情報も示すことが必要となる。

関係する取引当事者が解釈及び処理を容易に行えるようにするためには,

様々な情報の領域を標準的な方法で構成しなければならない。

拡張ラベルは,基本ラベルから得られるデータだけでは,全ての取引当事者の要件を満たせない場合に

用いる。拡張ラベルで表示する情報は,次の三つのセグメントで構成する。

a)

輸送者セグメント:輸送者データベースのキーに加えて,出荷識別,配送指示などの追加データを含

めることができる。

b)

顧客セグメント:顧客データベースのキーに加えて,顧客の部品番号などの追加データを含めること

ができる。

c)

供給者セグメント:製品識別,バッチ番号,寸法などの供給者が作成した追加データを含めることが

できる。

データの内容 

5.1 

データの表現方法 

5.1.1 

一次元シンボルのデータ 

一次元シンボルのデータは,データ及び一次元シンボル体系に関して許可されている,次の三つの組合

せのいずれか一つで表示しなければならない。

a)  ISO/IEC 15418:2009

で規定する GS1 アプリケーション識別子(AI)は,GS1-128(JIS X 0504 に規定

するコード 128 を用いたアプリケーション規格)だけと組み合わせて用いなければならない。

b)  JIS X 0531

で規定する FACT 識別子(DI)は,JIS X 0503 に規定するコード 39 と組み合わせて用いな

ければならない。

c)

JIS X 0531

で規定する FACT 識別子(DI)は,JIS X 0504 に規定するコード 128 と組み合わせて用い

なければならない。


5

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

これらのオプションの使用及び使用者によるオプションへの対応に関する事項を,

附属書 に示す。

5.1.2 

二次元シンボルのデータ 

受渡当事者間の合意に基づき,二次元シンボルによって情報を提供することができる。二次元シンボル

のデータ構文は,JIS X 0533 に従わなければならない。

5.1.3 

目視可能形式のデータ 

一次元シンボルで表す情報は,目視可能形式でも表示することが望ましい。また,一部の情報について

は,目視可能形式だけで表示してもよい(6.3 参照)

5.2 

データ要素 

5.2.1 

固有の輸送単位識別子 

固有の輸送単位識別子を,各輸送単位に割り当てなければならない。

固有の輸送単位識別子は,次のいずれかにしなければならない。

− GS1-128 で示した AI“00”を用いるシリアルシッピングコンテナコード(SSCC)

−  コード 39 又はコード 128 で示した FACT データ識別子“J”又は DI“1J”∼DI“6J”を用いる固有の

輸送単位識別子

固有の輸送単位識別子は,JIS X 0532-1 に基づき,次による。

a)

登録機関によって発行団体に割り当てた発番機関コード(IAC:Issuing Agency Code)で始まる。

b)

発番機関が指定した形式に従う。

c)

最初に発番した番号は,この規格のどの使用者によっても意味をなさなくなるまでの十分な期間,同

一番号が再発行されないという意味において固有とする。

d)

数字及びラテン文字(以下,英文字という。

)の大文字だけを含む(英小文字又は句読点を含まない。

e) 20

文字以下とする。

f)

表 に示した桁数以上の文字を含まない。

5.2.2 

輸送先 

“輸送先”データ要素は,輸送単位の配送先相手の住所を示している。これを用いる場合は,目視可能

文字を用いて,1 行当たり 35 英文字以内,最大 5 行で表さなければならない。また,これを,相手先を識

別するコードを用いて,目視可能形式又は一次元シンボル形式で表してもよい。

注記 1  “輸送先”の目視可能文字は,“輸送先”の国語で記述するとよい。文字数は,日本語の場合,

1

行当たり 18 文字以内とするのがよい。

注記 2  国際間を輸送する場合,“輸送先”の国名は,英字で記述するのがよい。

5.2.3 

出荷元 

“出荷元”データ要素は,配送不能の場合に出荷された輸送単位を返却するべき相手の住所を示してい

る。これを用いる場合,目視可能文字を用いて,1 行当たり 35 アラビア数字(以下,英数字という。

)以

内,最大 5 行で表さなければならない。また,これを,相手先を識別するコードを用いて,目視可能形式

又は一次元シンボル形式で表してもよい。

注記 1  “出荷元”の目視可能文字は,“出荷元”の国語で記述するとよい。文字数は,日本語の場合,

1

行当たり 18 文字以内とするのがよい。

注記 2  国際間を輸送する場合,“出荷元”の国名は,英字で記述するのがよい。

5.2.4 

輸送者データベースのキー 

輸送者データベースのキーについて,輸送者との間で相互に合意することが望ましい。5.2.1 に示した固

有の輸送単位識別子が,輸送者データベースのキーとして用いることができない場合は,次の一つ又は複


6

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

数を用いてもよい。

a)

サービスのクラスを含む輸送者追跡番号

b)

積荷を識別する輸送者コード

c)

輸送単位を識別する輸送者コード

このデータ要素は,一次元シンボル,二次元シンボルのいずれか又はその両方に含めてもよい。

5.2.5 

顧客データベースのキー 

顧客データベースのキーについて,顧客との間で相互に合意することが望ましい。5.2.1 に示した固有の

輸送単位識別子が,顧客データベースのキーとならない場合は,次の一つ又は複数を用いてもよい。

a)

顧客の注文番号

b)

部品番号

c)

かんばん番号又は取引番号

d)

出荷 ID

このデータ要素は,一次元シンボル,二次元シンボルのいずれか又はその両方に含めてもよい。

5.2.6 

その他のデータ要素 

供給者,輸送者及び顧客のニーズを満たすために,必要とされる追加情報の全てを拡張ラベルに含めて

もよい。

5.3 

一次元シンボル中のデータ領域の連結 

5.3.1 

アプリケーション識別子の使用 

複数のアプリケーション識別子及びそれらのデータが,

一つの GS1-128 シンボルの中で連結される場合,

各可変長領域には,そのシンボルで符号化された最後の領域でない限り,FNC1 キャラクタを末尾に付け

なければならない。この目的で用いる FNC1 キャラクタは,復号器によって

G

S

(ASCII 値 29)に置き換え

て伝送する。

5.3.2 

データ識別子の使用 

複数のデータ識別子及びそれらのデータが,

一つのコード 39 又は一つのコード 128 シンボルの中で連結

される場合,各可変長領域には,そのシンボルで符号化された最後の領域を除き,プラス“+”の記号を

末尾に付けなければならない。

5.4 

構造化データファイル 

輸送単位の荷扱いを支援する文書又は完全な EDI メッセージのような構造をもったデータファイルには,

例えば,配達通知書,品質保証書,保険引受証などを全て含めることができる。こうしたデータの表現に

は,高容量の二次元シンボルを用いなければならない。構造化データファイルは,JIS X 0533 に規定する

構文に従わなければならない。

データキャリア 

6.1 

一次元シンボル 

6.1.1 

シンボル体系 

一次元シンボル体系は,次のいずれかでなければならない。

a)  JIS X 0503

に規定しているコード 39

b)  JIS X 0504

に規定しているコード 128

注記 GS1-128 は,コード 128 のサブセットである(コード 128 を用いたアプリケーション規格)。

6.1.2 

シンボルの高さ 


7

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

一次元シンボルの高さは,12.7 mm 以上でなければならない。

6.1.3 

細エレメント寸法 

最小細エレメントの寸法(寸法)は,0.25 mm 以上でなければならない。コード 39 シンボル及びコー

ド 128 シンボルの 寸法は,0.25 mm∼0.43 mm の範囲とし,ラベルの供給者及び/又は発行者の印刷装置

の性能に応じて決めることが望ましい。GS1-128 シンボルの 寸法は,0.25 mm∼0.81 mm の範囲とし,ラ

ベルの供給者及び/又は発行者の印刷装置の性能に応じて決めることが望ましい。GS1-128 SSCC シンボ

ルの 寸法は,0.50 mm∼0.81 mm の範囲とし,ラベルの供給者及び/又は発行者の印刷装置の性能に応じ

て決めることが望ましい。

表 に示したよりも必要文字数が少ない場合は,6.1.8 に示した一次元シンボルの印刷品質及び推奨ラベ

ル幅が満たされる限り,寸法を広げてもよい。

注記  規定した範囲内で,寸法が最小である 0.25 mm∼0.33 mm のシンボルの場合,品質の要件を満

たすために,特別な配慮を必要とする場合がある。

6.1.4 

コード 39 シンボルの太細比 

エレメントの太細比(N)は,公称値(設計値)3.0:1 が望ましい。印刷後の実測値は,2.4:1∼3.2:1 でな

ければならない。

6.1.5 

クワイエットゾーン 

一次元シンボルは,6.4 mm 以上のクワイエットゾーンを確保することが望ましい。寸法が 0.64 mm よ

りも大きい場合は,クワイエットゾーンが 寸法の 10 倍以上でなければならない。最小限のクワイエッ

トゾーンを確保するために,印刷装置のラベル登録パラメタを考慮することが望ましい。

6.1.6 

シンボルの向き 

一次元シンボルは,シンボルエレメントを垂直な向きにして輸送単位上に表示することが望ましい(ピ

ケットフェンス:柵状配置)

。ただし,受渡当事者間で合意すれば,シンボルエレメントを横向きに配置し

てもよい(ラダー:はしご状配置)

6.1.7 

配置場所 

複数の一次元シンボル領域がある場合,一次元シンボルの領域は,走査時に互いに障害にならないよう

な配置にすることが望ましい。

ラベル上に並べて配置できる一次元シンボル数は,二つまでにすることが望ましい。また,二つの一次

元シンボルを並べて配置する場合は,一次元シンボルの走査に支障をきたさないよう,同一線上の配置を

避けることが望ましい。

6.1.8 

一次元シンボルの印刷品質 

印刷された一次元シンボルの品質は,JIS X 0520 に従って測定しなければならない。最小シンボルグレ

ードは,1.5/10/660 でなければならない。

− 1.5 は,シンボルを作成した時点での最小印刷品質グレード(値 1.5 のアルファベット表記は“C”

− 10 は,測定開口径が 0.250 mm(参照番号 10)

− 660 は,照明光源の波長が 660 nm±10 nm

一次元シンボルは,用いる全ての局面において復号できることが重要である。したがって,品質試験は,

ラベル作成時だけでなく,最終使用時に至るまで行われることが望ましい。上記シンボルの品質及び測定

パラメタは,広範囲の走査環境での走査性能を保証している。ラベル貼付者は,顧客が荷物を受け取った

時点のラベルの印刷品質を保証することを求めないほうがよい。そのため,作成時点でのラベルの印刷品

質の要件を,仕様時点における要件よりも高く設定しておかなければならない。


8

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

無人自動走査の場合は,上記の印刷品質グレードよりも高いグレードを必要とする。したがって,無人

自動走査アプリケーションで,この規格を適用する場合は,受渡当事者間で印刷品質の要件について話し

合うことが望ましい。

6.2 

二次元シンボル 

この規格では,一次元シンボルをデフォルトのシンボルとして用いる。二次元シンボル及び特定の二次

元シンボルを用いる場合は,取引先の間で相互に合意されなければならない。使用者は,リーダ(走査技

術)によって読み取ることができるシンボルを確認することが望ましい。

一次元シンボルの収容限度を超えるデータ量を光学的に読み取るシンボルとして,ラベル上に符号化し

なければならない場合は,二次元シンボルを用いてもよい。この規格では,マキシコード(ISO/IEC 16023

又は QR コード(JIS X 0510)のいずれかを推奨する。受渡当事者間(荷主,輸送者及び荷受者)で合意

すれば,荷物の仕分け及び追跡アプリケーションにはマキシコード又は QR コードを,その他のアプリケ

ーションには PDF417(JIS X 0508)又は QR コードを推奨している。

一次元シンボル及び PDF417 シンボル体系は,二次元イメージャ又は二次元シンボル用レーザスキャナ

でも読むことができる。QR コード及びマキシコードは,二次元イメージ技術を必要とする。

二次元シンボルを用いるための詳細な情報及び指針を,

附属書 AB.2B.3,附属書 及び附属書 

示す。

6.3 

可読情報 

6.3.1 

可読解釈 

万一の場合,符号化データの解析及び符号化データのキー入力を可能にするために,各一次元シンボル

の可読解釈を,一次元シンボルに隣接して示さなければならない。このように,可読解釈は,符号化デー

タを表現しなければならない(

図 E.9 参照)。

注記  可読解釈(human readable interpretation)とは,通常は,一次元シンボルの下側に併記する文字

情報をいう。

6.3.2 

人による解釈 

可読解釈に加えて,一次元シンボル情報を“人によって解釈できる情報”として,ラベルの別の部分に

表示してもよい(

図 E.9 参照)。

6.3.3 

データ領域のタイトル 

データ領域は,バーコード又は目視可能形式の情報で構成する。データ領域は,目視可能なテキストの

データ領域タイトルによって識別できなければならない。このようなタイトルは,特有の GS1 アプリケー

ション識別子(AI)又は FACT データ識別子(DI)の接頭語を前に付けてもよい。ただし,データ領域に

次のいずれかのものが含まれている場合は,データ領域のタイトルは不要である。

a)

複数のデータ要素を連結した単一の一次元シンボル

b)  1

回のデータ取得操作で走査できるように設計された複数の一次元シンボルを含むデータ領域

c)

二次元シンボルを含むデータ領域

6.3.4 

自由記述文及びデータ 

一次元シンボル情報の翻訳文字情報ではない目視可能情報は,取引当事者の要件に応じて表示してもよ

い。

6.3.5 

言語の選択 

6.3.5.1 

適応性 

言語の選択は,人が解釈するとき,データ領域タイトル及び自由記述文に適用できる。


9

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

6.3.5.2 

国内貨物 

一つの国内で用いる可読情報は,その国の国語にすることが望ましい。

6.3.5.3 

輸出貨物 

輸出のための貨物は,貿易パートナ間の合意による言語で可読情報を表示することが望ましい。

6.3.5.4 

複数言語 

輸送ラベル上で複数の言語を必要としてもよい。

ラベルの設計 

7.1 

一般的要件 

この規格の必須要素である固有の輸送単位識別子を表す一次元シンボルは,ラベルの最下部に印刷しな

ければならない。

ラベルのセグメントは,流通経路における取引当事者のデータニーズに基づいて,論理的にグループ分

けした情報群であり,輸送者セグメント,顧客セグメント及び供給者セグメントの三つのセグメントを定

義している。各セグメントは,1 枚のラベルに印刷してもよい。輸送単位のサイズ及び構造が許す場合は,

セグメントを上から下に,次の順序で配置することが望ましい。

a)

輸送者セグメント

b)

顧客セグメント

c)

供給者セグメント

ラベルの例を,

附属書 に示す。ただし,附属書 に示すラベルは一例であり,可能性のある全てのラ

ベル様式を表しているわけではない。

ラベル上の別々の部分がそれぞれ異なる場面で使われるが,結果として 1 枚の完全なラベルとなること

もある。

7.2 

レイアウト 

7.2.1 

基本ラベルのレイアウト 

典型的な基本ラベルには,固有の輸送単位識別子に加えて,次のデータ領域を含めてもよい。

a)

“出荷元”住所(目視可能形式)

b)

“輸送先”住所(目視可能形式)

c)

“輸送先”郵便番号又はロケーション番号(一次元シンボル)

d)

輸送者貨物追跡番号(必要に応じて)

(一次元シンボル)

e)

顧客の注文番号(必要に応じて)

(一次元シンボル)

基本ラベルでは,機械読取用のデータは,一次元シンボルだけを用いて表さなければならない。

“輸送先”住所は,

“出荷元”住所の下側又は右側に配置しなければならない。

“出荷元”の文字は,

“輸

送先”の文字よりも明らかに小さく表示し,それによって両フィールドが容易に見分けられるようにしな

ければならない。全ての国際的な貨物は,この条件に適合しなければならない。

輸送のために,国家規格をもっている,もっていないにかかわらず,代替ラベルレイアウトを推奨する。

例えば,出荷元住所及び輸送先住所を予約し,貿易パートナ間で合意して用いてもよい。

7.2.2 

拡張ラベルのレイアウト 

拡張ラベルは,基本ラベルよりも多くの情報で構成する。基本ラベルに収納される情報に加えて,拡張

ラベルには,次の情報も含めることができる。

a)

その他の個々のデータ要素を表す一次元シンボル


10

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

b)

連結データ要素を表す一次元シンボル

c)

二次元シンボル

d)

一次元シンボル情報の可読解釈

e)

目視可能形式だけの情報

f)

図形

7.2.3 

その他のデータ 

この規格は,

安全又は規制のために適用されるマーク表示又はラベル貼付の要件に代わるものではない。

この規格は,その他の必須のラベル要件に付加的に適用されなければならない。したがって,安全,危険,

品質を表すサイン,ロゴなどの図形又は自由領域が必要とされる場合もある。

7.3 

ラベルの寸法 

7.3.1 

一般的要件 

ラベルの大きさは,輸送単位の大きさを基に,流通経路に属する全ての取引当事者のデータ要件を満た

すように設定しなければならない。

ここに示すラベル書式は,全体の大きさを固定することを意味するものではない。ラベルの物理的な寸

法は,ラベル貼付者が決めなければならない。ラベルの大きさの選択に際しては,次の点を考慮してもよ

い。すなわち,印刷されるデータ量,用いる印刷装置の物理的性能又は輸送単位の大きさである。

7.3.2 

ラベルの高さ 

ラベルの高さは,ラベル貼付者が決めなければならない。

7.3.3 

ラベルの幅 

ラベルの幅は,ラベル貼付者が決めなければならない。ラベル幅は,印刷する一次元シンボルの 寸法

及び一次元シンボルのデータの最大長によって決めなければならない。

表 に示した文字数制限に基づい

て,寸法及び各 寸法に対応するラベル幅の相関関係を

表 に示す。

既存の業界標準の中には,別の文字数制限を設定しているものもある。

表 に示した文字よりも多くの

文字を含む単一のコード 39 のデータ領域を必要とする取引当事者に対しては,

より幅広いラベル用紙又は

この規格で規定する最小限の 寸法を選択してもよい。

7.3.4 

データの制限 

表 に,ラベル貼付者が,一つの一次元シンボルに用いることができる文字数の制限を示す。

表 1−一次元シンボルの最大文字数制限 

シンボルの種類及び形式

文字数制限

コード 128(数字) 50 桁

(一つの FACT データ識別子に続いて)

コード 128(英数字) 27

GS1-128

(数字) 48

GS1-128

(英数字) 26

コード 39 19

注記 1 GS1-128 については,ファンクション 1(FNC1)キャラクタ及びシンボルチェ

ックキャラクタの間の全てのキャラクタが文字数に含まれる。

注記 2  コード 39 については,スタートキャラクタ及びストップキャラクタの間の全

てのキャラクタが文字数に含まれる。


11

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

表 2−表 に示した最大文字数制限の印刷に必要な最小ラベル幅 

シンボルの

種類

コード 39

コード 128

(数字)

コード 128

(英数字)

GS1-128

SSCC

GS1-128

(数字)

GS1-128

(英数字)

表 に示した
最大文字数

19 50

(一つの FACT
デ ー タ 識 別 子

に続いて)

27 20

(固定値)

48 26

X

寸法

単位  mm

0.25 105  105  105

推奨しない

105 105

0.33 148  148  148

148  148

0.38 148  148  148

148  148

0.43 148

を超える 148 148 を超える

148

を超える 148 を超える

0.50

推奨しない

105 148

を超える 148 を超える

0.66 148

148

を超える 148 を超える

0.76 148

148

を超える 148 を超える

0.81 148

を超える

148

を超える 148 を超える

注記 1  この表は,表 に示している最大文字数制限に適応させるのに必要なラベル用紙サイズに関する指針を,

ラベルの発行者及び/又は使用者に示すためのものである。

注記 2  このラベル幅に関する指針は,105 mm 及び 148 mm の二つのラベルサイズだけを基準にしている。 
注記 3  この表の最小ラベル幅の計算には,次のものを含んでいる。

a)

シンボルのスタートキャラクタ及びストップキャラクタ,2.54 mm の印刷書体及び 6.4 mm 又は 寸法
の 10 倍のいずれか大きいほうのクワイエットゾーン

b) GS1-128

シンボルの場合は,ファンクション 1(FNC1)キャラクタ及びシンボルチェックキャラクタ

c)

コード 39 シンボルの場合は,太細比 3:1 及び 1キャラクタ間ギャップ

d)

コード 128 シンボルの場合は,シンボルチェックキャラクタ

注記 4 GS1-128

SSCC

バーコードシンボルの最小 寸法は,0.432 mm を超える。102 mm のラベルサイズに適合さ

せるために,このシンボルは,GS1 仕様に規定された最も小さい 寸法で印刷することが望ましい。

7.4 

テキストのサイズ 

7.4.1 

一般的要件 

テキスト文字の高さは,一つの行に用いることができる文字数と関連している。

テキストには 9 種類のサイズを指定することができる。9 種類のテキストサイズに対応する正確な文字

の高さは,ラベル貼付者が印刷過程の性能に基づいて選択しなければならない。

文字は明確に読み取れなければならない。

表 に,ラベル貼付者に求めることのできる 1 行当たりのテキスト文字の最大数を示す。


12

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

表 3−文字の高さ及び文字数制限 

文字のおおよその高さ

(単位  mm)

最大幅のラベルの文字数制限

(文字数)

25.4

8

12.7 18

 8.4

28

 6.4

34

 5.1

42

 4.3

48

 3.6

59

 3.2

68

 2.5

77

注記  この表のテキスト文字数の計算は,102 mm 幅のラベルセグメントとし,複数の文

字サイズ間には明確な区別があり,文字幅は固定されていとの想定に基づいてい

る。

7.4.2 

具体的なテキスト寸法 

テキストの具体的な寸法は,次のとおりにしなければならない。

a)

データ領域のタイトルは,2.5 mm 以上にしなければならない。

b)

“出荷元”住所は,2.5 mm 以上とし,必ず“輸送先”住所のテキストよりも小さくしなければならな

い。

c)

“輸送先”住所は,4.3 mm 以上とし,必ず“出荷元”住所のテキストよりも大きくしなければならな

い。

d)

一次元シンボルに関する文字解釈(人が読める情報)は,2.5 mm 以上にしなければならない。

e)

主要な可読情報(人によって解釈できる情報)は,5.1 mm 以上にしなければならない。

f)

補助的な可読情報(テキスト又は説明情報)は,2.5 mm 以上にしなければならない。

7.5 

素材 

ラベルの素材及び輸送単位へのラベル貼付方法については,次の条件を必ず満たすように選択しなけれ

ばならない。

a)

ラベルが有効な期間において,輸送単位に貼付された状態で剝がれない。

b)

ラベルが有効な期間において,読み取れる。

c)

ラベルが有効な期間において,汚れ,熱,光,湿気などの環境に耐える。

d)

ラベルの適正な処分ができる。

ラベルの配置 

8.1 

一般的要件 

ラベルは,損傷の危険が最も少ない適切な位置に貼付することが望ましい。また,ラベルは,人が読み

取ることのできる情報を輸送単位の底部と平行に配置して輸送単位の側面に貼付することが望ましい。ラ

ベルの端の部分は,輸送単位の側面のどの端の部分からも最小 32 mm 以上離すことが望ましい。

さらに,輸送単位の隣接する二つの側面に,同じラベルを貼付することが望ましい。小包の輸送者の場

合には,前項の規定に従って継続的に表示される顧客及び供給者の情報に加えて,輸送者情報を輸送単位

の上の部分に配置してもよい。


13

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

8.2 

パレタイズド貨物 

パレタイズド貨物には,少なくとも一つのラベルを貼付しなければならない。このラベルは,パレタイ

ズド貨物の縦の面の中央から右寄りの位置に,その面の両端から最小 50 mm 離して貼付しなければならな

い。ラベルは,継目の上に貼付しないことが望ましい。また,接着用のテープ又はバンドがラベルの上に

位置し,ラベルの走査に支障をきたさないことが望ましい。固有の輸送単位識別子を表すシンボルの底辺

は,パレットの底部から 400 mm∼800 mm の位置にあることが望ましい。ただし,パレタイズド貨物の高

さが 500 mm 未満である場合には,パレタイズド貨物のできる限り高い位置にラベルを貼付することが望

ましい(

図 参照)。

図 1−パレタイズド貨物のラベル貼付位置 

8.3 

輸送パッケージ 

高さ 1 m までの輸送パッケージの場合には,固有の輸送単位識別子を表すシンボルの底辺の端がパッケ

ージの底部から 32 mm が望ましい。高さが 1 m を超える輸送パッケージについては,8.2 の推奨内容に従

うことが望ましい。

8.4 

その他の輸送単位 

様々な輸送単位のラベル貼付の例を,

附属書 に示す。ラベルの配置に関する要件は,具体的なアプリ

ケーション指針と組み合わせて設定することが望ましい。

最小 50 mm

400

∼800 mm

最小 50 mm

キー:固有の輸送単位識別子

      (ライセンスプレート)


14

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 A

(規定)

マキシコードの使用手順

A.1 

輸送者の仕分け及び貨物追跡アプリケーション 

輸送者の仕分けとは,輸送単位の配送経路が二つ以上の地点間で選択される過程を意味する。また,輸

送者の貨物追跡とは,輸送者の輸送しているユニットロード及び輸送単位の現存場所に関する情報が,当

該輸送者のデータベース内で更新される過程を意味する。

輸送者のデータベースには,輸送単位の配送経路を複数の地点から選択するのに必要なデータ,輸送単

位の現存場所を特定するのに必要なデータ,その他,内部及び外部処理のための仕分け及び/又は貨物追

跡に関連したデータも含んでいる。

二次元シンボルを輸送者の仕分け及び貨物追跡アプリケーションに用いる場合,マキシコードシンボル

ISO/IEC 16023 参照)なら,高速走査環境で読み取ることができる。輸送者の仕分け及び貨物追跡のア

プリケーションに用いるマキシコードシンボルの構造及び構文については,JIS X 0533 に規定している構

造及び構文に従わなければならない。

A.2 

データの符号化 

A.2.1 

コードセット 

マキシコードシンボルを用いて情報を符号化する場合には,文字選択の範囲を,できる限りコードセッ

ト A に限定することが望ましい(ISO/IEC 16023 参照)

A.2.2 

モード 

マキシコードシンボルでは,シンボルごとに一つのモードが組み込まれている。シンボルが損傷した場

合でも仕分けシステムで“輸送先”郵便番号,

“輸送先”国コード及びサービスグレードを確実に復号でき

るようにするため,この規格では,マキシコード  モード 2 又はモード 3 で用いることが望ましい(ISO/IEC 

16023

参照)

どのモードを用いるかは,

“輸送先”郵便番号及びサービスグレードのデータ特性によって決定する。

A.1

によって適切なモードを決定する。

表 A.1−用いるべきマキシコード  モードの選定 

“輸送先”郵便番号

サービスグレード

使用モード

数字(最大 9 桁)

数字

モード 2

英数字(最大 6 文字)

数字

モード 3

上記以外

数字

モード 4

上記のいずれか

英数字

モード 4

A.3 

誤り訂正レベル 

マキシコードでは,誤り訂正レベルが定められている。すなわち,マキシコードシンボルには,ISO/IEC 

16023

で規定する標準誤り訂正レベルを用いることが望ましい。

A.4 

細エレメントの寸法 


15

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

マキシコードは,サイズを変更できる(様々な 寸法をサポートするような)シンボルではない。マキ

シコードシンボルの 寸法(シンボルモジュールの幅)及びその他の寸法については,ISO/IEC 16023 

従わなければならない。クワイエットゾーンを含めたシンボルは,幅 28.14 mm×高さ 26.91 mm で固定で

ある。

A.5 

クワイエットゾーン 

輸送者の仕分けアプリケーションでは,マキシコードシンボルの上下左右それぞれに,最小 1 mm のク

ワイエットゾーンを設けなければならない。

A.6 

マキシコードシンボルの印刷品質 

マキシコードシンボルの印刷品質は,ISO/IEC 15415 に従って決めなければならない。輸送者の仕分け

及び貨物追跡アプリケーションに用いる場合には,このシンボルの最小グレードを 2.5/10/W にしなければ

ならない。広範囲の走査性能保証のため,次のシンボル品質及び測定パラメタを要求する。

− 2.5 は,シンボルを作成した時点での最小総合印刷品質グレード(値 2.5 のアルファベット表記は“B”

− 10 は,測定開口径が 0.250 mm(参照番号 10)

−  W は,広帯域光源での照明

ラベル貼付者は,顧客が荷物を受け取った時点でのラベルの印刷品質までは保証できない。そのためラ

ベル作成時点での印刷品質の要件は,使用時点での要件よりも高く設定しておくことが望ましい。

クラフト紙又は着色段ボール表面に直接印刷する際には,この規格の印刷品質を満たせないおそれがあ

る。したがって,マキシコードシンボルをクラフト紙又は着色段ボール表面に印刷することを検討する場

合は,当該の取引経路全体の走査性能が確保されるよう考慮することが望ましい。

A.7 

ラベルの向き及び配置 

A.7.1 

マキシコードの向き 

マキシコードシンボルの性質上,特にシンボルの向きを指定する必要はない。

A.7.2 

シンボルの配置 

マキシコードシンボルを,この規格で規定するラベルに含める場合には,このシンボルは,輸送者セグ

メント内に配置しなければならない。

図 A.1 に,配置例を示す。

A.7.3 

ラベルの配置 

ラベルは,輸送単位の上の部分に貼付しなければならない。

SHIP
FROM:

SHIP
TO:

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT 
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT 
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

注記  この図は,実物大ではない。

図 A.1−ラベル上のマキシコードシンボル配置 


16

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

A.8 

連接 

A.8.1 

構造的連接を用いたマキシコードシンボル 

データメッセージの長さが,単一のマキシコードシンボルで符号化できる最大データ量を超えている場

合には,二つの構造的連接シンボルを用いなければならない。この規格では,モード 2 及びモード 3 で用

いることを推奨しているため,構造的連接シンボルは,ISO/IEC 16023 に従い,特に次の点に注意しなけ

ればならない。

a)

一次メッセージは,両シンボルで繰り返さなければならない。

b)

構造的連接インジケータシーケンスは,二次メッセージの最初の二つのデータシンボルキャラクタに

配置しなければならない。

c)

データメッセージは,二つ目の二次メッセージへ継続しなければならない。

A.8.2 

構造的連接マキシコードシンボルの印刷 

印刷システムは,輸送者による仕分けアプリケーションにおいて単一メッセージとして符号化すべきデ

ータ量が単一シンボルの容量を超えている場合に,自動的に構造的連接シンボルを用いるような構成にす

ることが望ましい。

それらのシンボルは,並べて印刷しなければならない。

A.8.3 

構造的連接マキシコードシンボルの読取り 

モード 2 及びモード 3 のシンボルに構造的連接を用いると,構造的連接シーケンス内で,どのシンボル

からも一次メッセージを復号することができる。

メッセージ全体は,ISO/IEC 16023 

附属書 に規定しているように再構成しなければならない。


17

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 B

(規定)

PDF417

の使用手順

B.1 

一般的要件 

この附属書には,顧客情報の一部として,次の一つ又は両方について相互に合意された場合に従わなけ

ればならない規則を示している。

a)

ラベル上のあらゆるバーコードデータを,一つの PDF417 シンボルに効果的にまとめることができる

出荷及び荷受けのデータ(B.2 参照)

b) PDF417

シンボルで符号化される,完全な EDI メッセージ及びトランザクション(B.3 参照)

B.2 

出荷及び荷受けのアプリケーション 

B.2.1 

概要 

出荷及び荷受けのデータによって,物品及び原材料の出荷の段取り,輸送及び荷受けが容易になる。こ

れらのデータは,この規格で規定するラベルに印刷しなければならない。PDF417 シンボルは,ラベル上

のその他のシンボルと同じ環境において走査されることが意図されている。出荷及び荷受けのアプリケー

ションに用いる PDF417 の構造及び構文については,JIS X 0533 に規定する構造及び構文に従わなければ

ならない。

B.2.2 PDF417

シンボルの推奨 

この規格では,出荷及び荷受けのアプリケーションには,PDF417 シンボル(JIS X 0508 参照)を用いる

ことを推奨する。

出荷及び荷受けのアプリケーションには,JIS X 0508 に規定しているコンパクト PDF417(トランケーシ

ョン形)を用いてはならない。

出荷及び荷受けのアプリケーションには,JIS X 0508 に規定しているマクロ PDF417 を用いてはならな

い。

出荷及び荷受けのアプリケーションには,ISO/IEC 24728 に規定しているマイクロ PDF417 を用いては

ならない。

B.2.3 

誤り訂正レベル 

出荷及び荷受けのアプリケーションで PDF417 シンボルを用いる場合は,誤り訂正レベルを 5 としなけ

ればならない。

B.2.4 

細エレメントの寸法 

出荷及び荷受けのアプリケーションでは,細エレメントの寸法(寸法)は 0.254 mm∼0.432 mm の範囲

とし,ラベルの供給者及び/又は発行者の印刷装置の性能に応じて決めることが望ましい。この範囲内で

最小のレベル(0.254 mm∼0.330 mm)の細エレメントをもつシンボルについては,B.2.8 の印刷品質要件

を満たすために,特別の配慮を要する場合がある。印刷品質の要件については,B.2.8 に従って決めなけれ

ばならない。

B.2.5 

列の高さ 

PDF417

シンボルの列の高さ(シンボルエレメントの高さ)は,細エレメントの幅(寸法)の 3 倍以上

にしなければならない。列を高くするほど走査性能を高められる可能性があるが,その反面,与えられた


18

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

スペースに符号化できる文字数は減少することになる。

B.2.6 

クワイエットゾーン 

出荷及び荷受けのアプリケーションでは,PDF417 シンボルの上下左右それぞれに,最小 1 mm のクワイ

エットゾーンを設けなければならない。

なお,クワイエットゾーンは,シンボルサイズの計算に含む。

B.2.7 

シンボルサイズ 

出荷及び荷受けのアプリケーションでは,PDF417 シンボルの高さは,クワイエットゾーンを含めて 61

mm

を超えてはならない。

出荷及び荷受けのアプリケーションに用いる PDF417 シンボルは,12 データ列以下の幅で印刷すること

が望ましい。これによって,読取装置の最も広範囲での読取りが確保される。ただし,受渡当事者間で合

意した場合に限り,18 データ列までは用いてもよい。

表 B.1 は,様々な 寸法について,12 データ列の

PDF417

シンボルの幅(クワイエットゾーンを含む。

)を示している。データ列,シンボル幅,文字数及び

印刷密度の詳細については,B.4.2 及び B.4.3 を参照。

表 B.2∼表 B.8 は,この規格で規定するラベルの設計に PDF417 シンボルを含める際の指針を示している。

PDF417

シンボルの実際のサイズは,データの内容及び印刷過程によって異なる。

表 B.2∼表 B.8 に示した

サイズは,最適な状況を示す。

表 B.112 データ列を用いた場合の最大シンボル幅 

単位  mm

X

寸法

最大幅(クワイエットゾーンを含む。

0.25

71.37

0.33

92.20

0.38 106.17

0.43 119.89

B.2.8 

印刷品質 

PDF417

シンボルの印刷品質は,JIS X 0508 に従って決めなければならない。出荷及び荷受けのアプリケ

ーションに用いる場合には,このシンボルのグレードを,次に示すとおり最小 2.5/10/660 とすることが望

ましい。

− 2.5 は,シンボルを作成した時点での推奨印刷品質グレード(値 2.5 のアルファベット表記は“B”

− 10 は,測定開口径が 0.250 mm(参照番号 10)

− 660 は,照明光源の波長が 660 nm±10 nm

上記のシンボル品質及び測定パラメタによって,広範囲の走査環境での走査性能が保証される。ラベル

貼付者には,顧客が荷物を受け取った時点でのラベルの印刷品質を保証することを求めないほうがよい。

そのため,ラベル作成時点での印刷品質の要件は,使用時点での要件よりも高く設定しておくことが望ま

しい。

B.2.9 

向き及び配置 

B.2.9.1 PDF417

の向き 

PDF417

シンボルのシンボルエレメントは,ラベルの底部に対して垂直に配置しなければならない(

B.1

参照)


19

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

B.2.9.2 

ラベル配置 

ラベルは,箇条 に示したとおりに,輸送単位に貼付しなければならない。

a

SHIP
FROM::

SHIP
TO:

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT 
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT 
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

CUST

a

:コンテナの底部の方向

  注記  この図は,実物大ではない。

図 B.1PDF417 シンボルのラベル上の向き 

B.3 

関係書類アプリケーション 

B.3.1 

概要 

輸送単位の出荷,輸送及び荷受けには,船荷証券,積荷目録,荷造伝票,税関データなどの関係書類又

は EDI でも伝送できるような情報を必要とすることが多い。こうしたデータは,ラベル上に印刷されるこ

とを意図していない。また,ラベル上のデータと同じ環境で走査されるべきものでもない。このカテゴリ

で考慮されるアプリケーションでは,出荷,荷受け及び輸送時の仕分けと貨物追跡とを支援する目的で,

二次元シンボルにデータを符号化している。

B.3.2 

シンボル体系の推奨 

この規格では,関係書類アプリケーションには PDF417 シンボルを用いることが望ましい(関係書類ア

プリケーションについては JIS X 0508 を参照。

。関係書類アプリケーションに用いる PDF417 シンボルの

構造及び構文については,JIS X 0533 に規定している構造及び構文に従わなければならない。

a


20

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

B.3.3 

誤り訂正レベル 

関係書類アプリケーションに PDF417 シンボルを用いる際には,誤り訂正レベルを 5 としなければなら

ない。

B.3.4 

細エレメントの寸法 

この規格では,関係書類アプリケーションには,寸法が 0.254 mm の PDF417 シンボルを用いるよう推

奨する。

B.3.5 

列の高さ 

PDF417

シンボルの列の高さ(シンボルエレメントの高さ)は,細エレメント幅(寸法)の 3 倍にする

ことが望ましい。

B.3.6 

クワイエットゾーン 

関係書類アプリケーションに用いる場合には,PDF417 シンボルの上下左右それぞれに,最小 1 mm のク

ワイエットゾーンを設けなければならない。

B.3.7 

印刷品質 

PDF417

シンボルの印刷品質は,JIS X 0508 及び ISO/IEC 15415 に従って決めなければならない。関係

書類アプリケーションに用いる場合には,このシンボルの総合グレードを,次に示すとおり最小 2.5/06/660

にしなければならない。

− 2.5 は,シンボルを作成した時点での推奨印刷品質グレード(値 2.5 のアルファベット表記は“B”

− 06 は,測定開口径が 0.150 mm{参照番号 06:約 6 mil,0.006 in}

− 660 は,照明光源の波長が 660 nm±10 nm

その他のシンボルを検証するために 0.125 mm{約 5 mil,0.005 in}の開口径を用いるアプリケーション

では,PDF417 シンボルに 0.125 mm の開口径を用いてもよい。

注記  波括弧内の単位は,参考として示す。

B.3.8 

向き及び配置 

B.3.8.1 

向き 

PDF417

シンボルは,全て同じ向きに配置しなければならない。すなわち,PDF417 シンボルのシンボル

エレメントは,そのページの底部に対して垂直な向きに配置しなければならない。関係書類アプリケーシ

ョンでは,シンボルの傾きは±5 度を超えてはならない。

B.3.8.2 

配置 

関係書類アプリケーションに用いる PDF417 シンボルは,全て,文書自体の折り目にかからないように

配置しなければならない。

注記  文書は,印刷後に折りたたまれる可能性があるため,シンボルの適切な配置位置を選択するた

めに試験をすることが望ましい。

B.3.9 

シンボルの連接 

B.3.9.1 

概要 

関係書類アプリケーションでは,単一の PDF417 シンボルに符号化できる最大データ量よりも長いデー

タメッセージは,JIS X 0508 に規定している PDF417 シンボルのマクロ PDF417 バージョンを用いて符号

化しなければならない。

B.3.9.2 

大量メッセージのための設計 

大量のデータを符号化するアプリケーションを設計する場合は,単一のメッセージに符号化できるデー

タ量に配慮しなければならない。単一のデータメッセージが,フォーマッティングキャラクタを含めて英


21

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

数字で約 1 500 字を超える可能性がある場合には,マクロ PDF417 メッセージ全体を構成する全ての連接

シンボルを 1 回の走査シーケンスで読み取れるように設計しなければならない。一次元シンボル,二次元

シンボルを問わず,無関係なシンボルを走査すると走査シーケンスが寸断されるため,予期しない結果を

招くおそれがある。

B.3.9.3 

連結シンボルの印刷 

関係書類アプリケーションでは,単一のメッセージとして符号化されるデータ量が単一シンボルの容量

を超えた場合に,印刷システムがマクロ PDF417 を自動的に用いることができるようにするか,又は用い

ることができるように印刷システムの構成を変更できるようにすることが望ましい。マクロ PDF417 制御

ブロックには,バッファモード,非バッファモードのいずれでも走査できるように,必須の領域に加えて

任意のセグメントカウント領域も含めることが望ましい。

B.3.9.4 

マクロ PDF417 シンボルの読取り 

PDF417

シンボルを適切に読み取るためには,復号器の伝送プロトコルを JIS X 0508 

附属書 H(マク

ロ PDF417)に規定しているマクロ PDF417 に適合させなければならない。復号器は,PDF417 のシンボル

体系識別子オプションを全てサポートしなければならない。

シンボルをバッファモード,非バッファモードのいずれかで伝送してもよい。

各シンボルのデータの前には,シンボル体系識別子“]L1”を付けなければならない。このヘッダは,エ

スケープ文字及びシーケンス文字がリーダによってメッセージに挿入されたことを示しており,アプリケ

ーションプログラムによって取り扱わなければならない。アプリケーションプログラムでシンボル体系識

別子を認識し,エスケープ文字を解読し,オリジナルのメッセージを再組立てしなければならない。エス

ケープ文字及びシーケンス文字の正確な内容,その用途及びマクロ PDF417 の構造は,JIS X 0508 に規定

している。

B.4 PDF417

シンボルの印刷要件 

B.4.1 

概要 

この規格に従って PDF417 シンボルを印刷する場合は,複数の要素について考慮しなければならない。

これらの全要素に基づいて,どの PDF417 オプションを用いるかを決めなければならない。検討すべき要

素には,次のものが含まれている。

a)

データ要件

b)

走査装置の技術

c)

ラベル領域の要件

d)

印刷装置の技術

PDF417

印刷ソフトウェアの開発者及び使用者は,どの PDF417 オプションを用いるのがよいかを決める

場合は,これらの指針に従うことが望ましい。最適なオプションが存在しないため,場合によってはトレ

ードオフも必要となる。これらの指針によって,有効なシンボルの印刷を保証する。さらに,これらは使

用者による走査及び印刷の要件を保証するよう考慮されている。そのため,B.4.2B.4.3 及び B.4.4 を,

B.2

の内容と併せて考慮することが望ましい。

B.4.2 

ラベル配置の設計 

B.4.2.1 

最大データ量の設計 

メッセージに必要な領域及び各領域の最大長を決めなければならない。また,フォーマットに必要な追

加文字も付加しなければならない。


22

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

B.4.2.2 

使用が見込まれる走査装置の設計 

PDF417

シンボルを符号化する印刷領域を選択する場合は,使用が見込まれる走査装置の機能について

検討することが重要である。

例えば,最大視野が 76 mm の走査装置では 100 mm 幅のシンボルを読み取ることはできないが,シンボ

ルを縦方向に高くして幅を 66 mm まで縮小すれば,このシンボルを読み取ることができる。

B.4.2.3 

使用可能な最大 寸法の設計 

PDF417

シンボルをこの規格で規定するラベルに配置するのに必要な印刷領域について設計するとき,

設計者は,印刷に用いる最大の 寸法及びデータ列数について考慮することが望ましい。これらの二つの

要素は,実質的なシンボルの幅を決定する。

シンボルをどの 寸法で印刷するかは,最終的にはラベルの供給者及び/又は発行者が決めるため,出

荷及び荷受けのアプリケーションで印刷される PDF417 シンボルの 寸法は,0.254 mm∼0.432 mm の範囲

内の値となる。用いるプリンタの性能によって,選択可能な 寸法が決まる。

この規格では,出荷及び荷受けのアプリケーションに用いる PDF417 シンボルは,全ての受渡当事者間

で別途合意されない限り,12 データ列以下で印刷することを推奨している(

図 B.2 参照)。ラベル上でシ

ンボルに割り当てられた印刷領域の量とともにこのような制約は,シンボルを印刷するための 寸法の選

択に影響を与える。用いる印刷装置の性能によって使用可能な 寸法を決めなければならない。

符号化されたデータは,

図 B.2 のように,データ列に収容される。

注記  対応国際規格では,“表 B.2”になっているが,ミスプリントなので“図 B.2”に修正した。

B.4.2.4 

表での適切なサイズの選択 

表 B.2 には,寸法を 0.43 mm,0.38 mm,0.33 mm 及び 0.25 mm とし,文字数を英数字で最大 1 500 字

までとした場合について,高さ 20 mm 及び 40 mm の PDF417 シンボルのおおよそのシンボル幅を示してい

る。この表を参照してアプリケーションで予想される最大 寸法を選択し,これに基づいて最大サイズを

表す文字数を決定すればよい。ただし,

表 B.2 に示されたサイズは近似値であり,実際のサイズは圧縮の

アルゴリズム及び符号化されるデータの性質によって異なる場合がある。

利用できる印字領域に,当初の文字数では収まりきらない場合は,文字数の削減を検討するのも選択肢

の一つである。

表 B.2PDF417 シンボルのシンボル幅及び文字数 

X

寸法

0.43 mm

0.38 mm

0.33 mm

0.25 mm

文字数

高さ 20 mm

での

シンボル幅

高さ 40 mm

での

シンボル幅

高さ 20 mm

での

シンボル幅

高さ 40 mm

での

シンボル幅

高さ 20 mm

での

シンボル幅

高さ 40 mm

での

シンボル幅

高さ 20 mm

での

シンボル幅

高さ 40 mm

での

シンボル幅

50

 83.31 mm

 61.21 mm

 73.66 mm

 47.75 mm

 58.42 mm

 41.66 mm

 41.15 mm

 28.19 mm

100

105.16 mm

  68.58 mm

  80.26 mm

  54.36 mm

  64.01 mm

  47.24 mm

  45.47 mm

  36.83 mm

150

119.89 mm

  75.95 mm

  93.22 mm

  60.71 mm

  75.44 mm

  52.83 mm

  49.78 mm

  36.83 mm

200

134.62 mm

  83.31 mm

106.17 mm

  67.31 mm

  86.61 mm

  52.83 mm

  54.10 mm

  36.83 mm

250

149.35 mm

  90.68 mm

119.13 mm

  73.66 mm

  92.20 mm

  58.42 mm

  62.74 mm

  41.15 mm

300

164.08 mm

  97.79 mm

132.08 mm

  80.26 mm

103.38 mm

  64.01 mm

  67.06 mm

  41.15 mm

400

200.66 mm

112.52 mm

157.99 mm

  93.22 mm

125.98 mm

  75.44 mm

  80.01 mm

  49.78 mm

500

230.12 mm

127.25 mm

183.90 mm

106.17 mm

142.75 mm

  81.03 mm

  88.65 mm

  54.10 mm

750

310.90 mm

164.08 mm

248.67 mm

132.08 mm

187.71 mm

103.38 mm

118.87 mm

  67.06 mm

1 000

391.41 mm

208.03 mm

313.44 mm

164.34 mm

238.25 mm

125.98 mm

144.78 mm

  80.01 mm

1 250

472.19 mm

244.60 mm

371.60 mm

196.85 mm

282.96 mm

148.34 mm

175.01 mm

  92.96 mm

1 500

560.32 mm

281.43 mm

436.37 mm

222.76 mm

333.50 mm

170.69 mm

200.91 mm

105.92 mm


23

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

表 B.2PDF417 シンボルのシンボル幅及び文字数(続き) 

注記 1  シンボル幅には,クワイエットゾーンも含まれている。 
注記 2  誤り訂正レベルは,5 である。

B.4.3 

ラベルへのシンボルの印刷 

B.4.3.1 

概要 

この規格で規定するラベルに PDF417 シンボルを印刷する場合は,ラベルの供給者及び/又は発行者が,

そのシンボルに割り当てられた印刷領域の大きさを考慮しなければならない。

B.4.3.2 

用いる 寸法の決定 

この規格では,出荷及び荷受けのアプリケーションに用いる PDF417 シンボルは,全ての受渡当事者間

で別途合意されない限り,12 データ列以下で印刷することを推奨している(

図 B.2 参照)。ラベル上でシ

ンボルに割り当てられた印刷領域の量とともにこのような制約は,シンボルを印刷するための 寸法の選

択に影響を与える。用いる印刷装置の性能によって使用可能な 寸法を決めなければならない。

符号化されたデータは,

図 B.2 のように,データコード語列に収容される。

1

:左行指示子列

2

:データコード語列

3

:右行指示子列

4

:スタートパターン

5

:ストップパターン

図 B.2PDF417 シンボルの構造 

B.4.4 

適切なラベルサイズの決定 

表 B.3∼表 B.8 は,PDF417 シンボルに収容できるキャラクタの概数を示している。各表には,シンボル

高さ及び近似幅と決められた実際の幅,データ列数及び収容可能なキャラクタ数の概数を表示している。

サイズは,近似値である。圧縮アルゴリズム及び符号化されるデータの性質によって,実際のサイズが異

なる場合がある。誤り訂正レベルは 5 である。

表 B.3∼表 B.8 では,各表の一番上の行でのおおよその幅

は,シンボルクワイエットゾーンを含んでいる。

B.4.4.1 

幅 102 mm までのラベル用シンボル 

表 B.3∼表 B.6 は,幾つかの 寸法及びラベル幅に対して,ラベル幅が 102 mm 未満でシンボルの高さを

25 mm

又は 50 mm と仮定した場合に,PDF417 シンボルに符号化できるデータ列数及び英数字キャラクタ

数を表している。誤り訂正レベルは 5 である。


24

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

表 B.3−一定の幅及び高さにおける PDF417 シンボルに収容可能な 

英数字数の近似値(X0.25 mm,幅=102 mm 未満の場合) 

シンボル高さ

幅  約 38.1 mm

幅  約 50.8 mm

幅  約 63.5 mm

幅  約 76.2 mm

幅  約 96.5 mm

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

36.8 4 49.8 7 62.7 10 75.7 13 93.0 17

25 mm

  56

文字 185 文字 315 文字 445 文字 617 文字

50 mm

293

文字 601 文字 909 文字 1

217

文字 1

535

文字

注記  幅にはクワイエットゾーンを含む。

表 B.4−一定の幅及び高さにおける PDF417 シンボルに収容可能な 

英数字数の近似値(X0.33 mm,幅=102 mm 未満の場合) 

シンボル高さ

幅  約 38.1 mm

幅  約 50.8 mm

幅  約 63.5 mm

幅  約 76.2 mm

幅  約 96.5 mm

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

36.1 2 47.2 4 55.8 6 75.4 9 92.2 12

25 mm

N/A

  13

文字

77

文字 175 文字 272 文字

50 mm

41

文字 200 文字 358 文字 596 文字 833 文字

注記 1  幅にはクワイエットゾーンを含む。 
注記 2 N/A は,“適用外”であることを意味する。N/A と表記されている場合は,設定されているラベル幅及び誤

り訂正レベル 5 では,データの符号化が不可能である。

表 B.5−一定の幅及び高さにおける PDF417 シンボルに収容可能な 

英数字数の近似値(X0.38 mm,幅=102 mm 未満の場合) 

シンボル高さ

幅  約 38.1 mm

幅  約 50.8 mm

幅  約 63.5 mm

幅  約 76.2 mm

幅  約 96.5 mm

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

34.8 1 47.8 3 60.7 5 73.7 7 93.2 10

25 mm

N/A

N/A

  27

文字

85

文字 171 文字

50 mm

N/A

88

文字 225 文字 362 文字 567 文字

注記 1  幅にはクワイエットゾーンを含む。 
注記 2  N/A は,“適用外”であることを意味する。N/A と表記されている場合は,設定されているラベル幅及び

誤り訂正レベル 5 では,データの符号化が不可能である。

表 B.6−一定の幅及び高さにおける PDF417 シンボルに収容可能な 

英数字数の近似値(X0.43 mm,幅=102 mm 未満の場合) 

シンボル高さ

幅  約 38.1 mm

幅  約 50.8 mm

幅  約 63.5 mm

幅  約 76.2 mm

幅  約 96.5 mm

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

31.8 0 46.5 2 61.2 4 75.9 6 90.7 8

25 mm

N/A

N/A

N/A

  34

文字

85

文字

50 mm

N/A

N/A

121

文字 239 文字 358 文字

注記 1  幅にはクワイエットゾーンを含む。 
注記 2 N/A は,“適用外”であることを意味する。N/A と表記されている場合は,設定されているラベル幅及び誤

り訂正レベル 5 では,データの符号化が不可能である。


25

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

B.4.4.2 

幅 102 mm 以上のラベル用シンボル 

表 B.7 及び表 B.8 は,寸法が 0.38 mm 又は 0.43 mm でラベル幅が 102 mm 以上のとき,シンボル高さ

を 25 mm 又は 50 mm に仮定した場合に,PDF417 シンボルに符号化できるデータ列数及び英数字キャラク

タ数を表している。誤り訂正レベルは 5 である。

表 B.7−一定の幅及び高さにおける PDF417 シンボルに収容可能な 

英数字数の近似値(X0.38 mm,幅=102 mm 以上の場合) 

シンボル高さ

幅  約 122 mm

幅  約 135 mm

幅  約 147 mm

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

119 14 132 16 145 18

25 mm

286

文字 344 文字 401 文字

50 mm

841

文字 891 文字 920 文字

注記  幅にはクワイエットゾーンを含む。

表 B.8−一定の幅及び高さにおける PDF417 シンボルに収容可能な 

英数字数の近似値(X0.43 mm,幅=102 mm 以上の場合) 

シンボル高さ

幅  約 122 mm

幅  約 135 mm

幅  約 147 mm

幅  約 160 mm

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

実幅

mm

データ

120 12 135 14 142 15 157 17

25 mm

185

文字 236 文字 261 文字 311 文字

50 mm

596

文字 715 文字 747 文字 770 文字

注記  幅にはクワイエットゾーンを含む。


26

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 C

(参考)

この規格に適合する適用指針又は業界標準を作成するときの考慮事項

C.1 

一般的要件 

この規格は,様々な業界の出荷及び荷受け用バーコードラベルのアプリケーション標準の規範とするこ

とが望ましい枠組みを示している。この規格は,最小限の共通の要素を定めており,データ識別子及びシ

ンボル体系のオプションについて示している。各アプリケーション指針は,この規格に適合し,より具体

的な内容を示すことが望ましい。この附属書は,アプリケーション指針に定義すべき内容を示している。

C.2 

アプリケーション指針 

C.2.1 

アプリケーション指針又は業界標準の対象範囲は,次による。 

a)

アプリケーション指針を発行及び管理する責任機関(通常は,業界団体,業界連合又はその他の類似

の組織)

b)

産業部門

c)

対象地域

d)

アプリケーション指針が対象とする取引当事者の分類

C.2.2 

データ表現方法の選択は,次による(5.1.1 及び 5.1.2 参照)

a) GS1

アプリケーション識別子

b) FACT

データ識別子

c)

二次元シンボルを標準の対象に含める場合は,JIS X 0533 のどのフォーマットを許すかを指定する。

C.2.3 

基本ラベル及び/又は拡張ラベル(4.4 参照)が取引当事者に受け入れられるかを明示する文書構

成が望ましい。 

C.2.4

必須又は任意の定義と合わせて,次のデータ要素の集合を指定する。 

a)

固有の輸送単位識別子(5.2.1)の必須データ要素については,必ず,次のように定めなければならな

い。

1) GS1

アプリケーション識別子を用いる場合は,供給者は,全て,GS1 シリアルシッピングコンテナ

コード(SSCC)の規則に従わなければならない。

2) FACT

識別子を用いる場合は,アプリケーション標準の発行者は,JIS X 0532-2 で規定している発番

機関としての責任を全うし,登録機関への登録を行わなければならない。また,全ての供給者は,

アプリケーション指針に記載された固有の識別子に関する規則に従わなければならない。

b)

輸送者の情報ニーズ,特に,輸送者情報の指針について考慮しなければならない(5.2.4 参照)

c)

顧客の情報ニーズ,特に,顧客情報の指針について考慮しなければならない(5.2.5 参照)

d)

その他のデータについては,供給者,輸送者及び顧客間の相互の合意によって考慮しなければならな

い(5.2.6 参照)

。そのためには,GS1 アプリケーション識別子及び FACT データ識別子の符号化機能

について,より詳しく分析する必要がある。

C.2.5 

固有の輸送単位識別子を FACT データ識別子で符号化する場合は,次による。 

a)  ISO/IEC JTC 1/SC 31

によって,一つの国際登録機関が指定される。

b)

この国際登録機関は,発番機関に固有なコード(IAC)を割り当てる。


27

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

c)

この発番機関は,識別子の管理及び個々の組織又は個人への割当てを担当し,これらの識別子がその

システム内で重複しないよう管理する。

d)

各組織又は個人は,発番機関コード(IAC)及びその発番機関が割り当てた識別子を用いて,更にデ

ータ識別子“J”を用いて固有の輸送単位識別子番号を作成する。

“J”識別子に続くデータは発番機関

コード(IAC)で始まり,その発番機関の定めた形式に従わなければならない。これによって,一度

発行された番号は,当該番号がデータのどの使用者にとっても意味をなさなくなるまでの相当期間,

再発行されないという意味において,そのデータが固有であることを保証しなければならない。

C.2.6 

二次元シンボルを含める場合は,選択したフォーマットを指定する。

附属書 A,附属書 B,附属書

G

及び/又は

附属書 の規則の内容を正確に盛り込む必要がある。

C.2.7 

どの一次元シンボルを用いるかを指定する(6.1 参照)

。コード 39 から移行する場合は,

附属書 D

を参照。

C.2.8 

X

寸法を指定する(6.1.3 参照)

。この規格に従って 0.25 mm∼0.43 mm の範囲を,全て認めること

が望ましい。ただし,各業界の事情に応じて,より厳格に範囲を定めてもよい。

C.2.9 

シンボル品質の総合グレードを指定する(6.1.8A.6B.2.8 及び B.3.7 参照)

。この規格と同一のグ

レードにすることが望ましいが,各業界の必要に応じて,別のグレードを定めてもよい。アプリケーショ

ン指針を作成する場合は,次の両方の影響について考慮する必要がある。 

a)

アプリケーション指針の対象となる供給者から,その業界の領域外の顧客にラベルが届けられる場合

b)

その業界の領域外の供給者からラベルが届けられる場合

上記のいずれの場合にも,この規格に示されたシンボル品質グレードに従うことが望ましい。

C.2.10 

アプリケーションに適切な範囲で,詳細にラベルのサイズ(7.3 参照)及び特定のラベルの素材(7.5

参照)を考慮に入れて,ラベルの設計方法を指定する(箇条 参照)

C.2.11 

アプリケーションに適したラベルの配置を指定する(箇条 参照)

。輸送者の仕分け及び貨物追跡

データを含むアプリケーションの場合は,マキシコードシンボル又は QR コードは,輸送単位の上の部分

に配置することが望ましい点に言及が必要である(A.7.3 参照)


28

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 D

(参考)

複数のシンボル体系及び形式によって生じるシステムへの影響

D.1 

一般的要件 

この規格に示したようなオープンシステムは,輸送者を介して行われる供給者及び顧客間の輸送単位の

自由な移動を促進する。各組織は,出荷及び荷受け用のバーコードラベルを走査する場合,自組織の特殊

な要件は満たしていないが,サプライチェーンのどこか他の部分では有用なシンボルに直面する可能性が

ある。この附属書では,このような状況に関わる事項について取り上げる。こうした事項は,あらゆる組

織に影響を及ぼす可能性がある。また,この附属書では,オプション間で移行を計画する場合に考慮すべ

き問題についても取り上げている。

この附属書では,JIS X 0530 に規定しているデータキャリア識別子及びシンボル体系識別子の使用につ

いて記述している。シンボル体系識別子は,復号器によって伝送されるデータの接頭語である。データキ

ャリア識別子及びシンボル体系識別子は,シンボルに含まれる符号化情報の一部ではない。

5.1.1

で規定したオプションは,次のとおりである。

a) GS1-128

シンボルに用いる GS1 アプリケーション識別子

b)

コード 39 シンボルに用いる FACT データ識別子

c)

コード 128 シンボルに用いる FACT データ識別子

上記の組合せのうち,一つだけをシステムに含めるつもりであっても,その他の組合せのいずれかが走

査システムに現れる場合もあり得ることを,全てのシステム使用者が認識していることが重要である。こ

のことを受けて,単一のオプションのサポートを選択する組織及び複数のオプションのサポートを選択す

る組織に分かれる。このような問題について,D.2 で取り上げる。

D.2 

単一のオプションの走査を予定しているシステム 

単一のオプション環境で作業することを選択した使用者は,

次の手順について考慮することが望ましい。

a) 

上記 D.1 のオプション a)  だけを用いる場合は,オプション c)  に記したコード 128 を含めて,復号器

のその他全てのシンボル体系を読取不能に設定できる。復号器がシンボル体系識別子をサポートして

いる場合は,ホストコンピュータシステムは,特定のシンボル体系識別子,すなわち,スタートコー

ドの直後に FNC1 キャラクタを用いる GS1-128 シンボルを表す“]C1”を特有の識別子として認識し

なければならない。

b) 

上記 D.1 のオプション b)  だけを用いる場合は,あらゆる復号器でその他全てのシンボル体系を読取

不能に設定しなければならない。復号器がシンボル体系識別子をサポートしている場合は,ホストコ

ンピュータシステムは,特定のシンボル体系識別子“]A0”を特有のシンボル体系識別子として認識

しなければならない。

c) 

上記 D.1 のオプション c)  だけを用いる場合は,シンボル体系識別子の機能を完全に実行しなければな

らない。シンボル体系識別子をサポートしていない復号器では,ホストコンピュータシステムは,オ

プション a)  及びオプション c)  を自動的に区別することはできない。ただし,シンボル体系識別子を

用いれば,ホストコンピュータがオプションの違いを見分けることができ,不要なオプションを除去

することができる。ホストコンピュータシステムは,特定のシンボル体系識別子“]C0”を特有のシン


29

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

ボル体系識別子として認識しなければならない。

D.3 

複数のオプションの走査を予定しているシステム 

二つ又は全てのオプションを用いて,ラベルから情報を走査するシステムを選択した場合は,シンボル

体系識別子の機能を完全に実行しなければならない。シンボル体系識別子をサポートしていない復号器で

は,ホストコンピュータシステムは,オプション a),オプション b)  及びオプション c)  を見分けることが

できない。ただし,シンボル体系識別子を用いれば,ホストコンピュータがオプションの違いを見分け,

不要なオプションを除去することができる。シンボル体系識別子と,FACT データ識別子又はアプリケー

ション識別子とを組み合わせることによって,入力の信頼性を高めていかなければならない。また,適宜,

B.4.3

に示した,その他の信頼性に関する機能の採用についても検討することが望ましい。

D.4 

移行の選択肢−考慮事項 

D.4.1 

概要 

一つのオプションから別のオプションへの移行が可能である。実際に可能な移行例を次に示す。

a) FACT

データ識別子を用いるコード 39 から GS1-128 へ

b) FACT

データ識別子を用いるコード 39 から,FACT データ識別子を用いるコード 128 へ

c) FACT

データ識別子を用いるコード 128 から GS1-128 へ

移行を行うには,ある程度の(通常は相当の)併用期間が必要である。このことは,システム(D.4.2

参照)と装置(D.4.3 参照)の両方に該当する。

D.4.2 

システム 

任意の二つのオプション間での移行を進めている業界団体及び個々の供給者は,顧客に対する各自の責

任を認識しなければならない。企業又は業界団体にとって,そのバーコードラベルの規格が,全ての顧客

に等しく影響を及ぼすと考えるのは比較的容易であるが,現実はそれほど単純ではない。

FACT

データ識別子及び GS1 アプリケーション識別子の間で変更を行う場合[例えば,D.4.1 の a)  及び

c) 

の移行を選択した場合]

,ラベル作成をサポートしているコンピュータシステムと輸送者及び顧客との

コンピュータシステムを,GS1 アプリケーション識別子が取り扱えるように,事前に改良しなければなら

ない。

どのような移行を選択するにも,ホストコンピュータシステムのソフトウェアが,シンボル体系識別子

を認識できることが必要である(D.4.3 参照)

。なぜならば,これらの識別子だけが,それぞれのシンボル

体系及びその一部のオプション機能を区別する,唯一の信頼できる手段であるからである。

このような移行には,相当な変更作業が必要であり,これらの作業について供給者,輸送者及び顧客の

間で相互に合意しなければならない。こうした合意がなく移行を行うと,既に確立されたシステムに支障

をきたし,データが破壊されることにもなりかねない。

D.4.3 

装置 

D.4.3.1 

印刷装置 

印刷用のハードウェア,印刷用のソフトウェア及びこれらの使用者は,FACT データ識別子及び/又は

GS1-128

アプリケーション識別子を正しく収容し,正しいシンボル体系を作成することによって,新しい

形式のシンボルを生成できなければならない。

D.4.3.2 

復号器 

自動データ収集での誤りを避けるために,複数のシンボル体系を自動的に読み取ることのできるバーコ


30

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

ードリーダについては,アプリケーションに必要なシンボル体系だけを読み取るように構成することが望

ましい。

復号器は,新旧両方のシンボル体系のデータの読取り及び伝送並びに適切なシンボル体系識別子の伝送

を行えるように構成することが望ましい。

注記  D.4.1 c)  の移行を選択した場合には,新旧の規格間で異なる復号器の設定を行う必要がある。

全ての復号器がシンボル体系識別子を伝送できるわけではない。新旧のシンボル体系を扱うシステムに

おいて,この規格に適合していない復号器を用いると,新旧のシンボル体系を正しく区別できないという

結果に至るおそれがある。こうした復号器の中には,改良可能なものもあれば不可能なものもあり,不可

能な場合には,取替えが必要である。

走査装置に影響を及ぼすことはないが,復号器内蔵形の機種には影響する場合がある。

D.5 

移行を管理する推奨作業 

D.5.1 

責任業界団体 

移行を推進する業界団体は,移行によって供給者,輸送者及び顧客にどのような重要な過渡期的な問題

が生じ得るかについて認識する必要がある。したがって,供給者側が移行を検討し始めた時点で,輸送者

及び顧客の利益を代表する団体と即座に連携することが望ましい。具体的には,次のようにすることが望

ましい。

a)

移行問題について,その範囲を定め,慎重に検討する。

b)

供給者,輸送者及び顧客それぞれの装置がどの程度旧式化するかについて調査を行う。

c)

また,データベースをどの程度更新しなければならないかについて,これらグループの調査を行う。

d)

新しい規格を満たすシンボルを走査する使用者は,新しいラベル書式の導入前にそのためのシステム

を装備しなければならないことを念頭において,装置及びコンピュータシステムを拡張するための猶

予期間を設定する。

注記  これは,走査の実施より先行して多くのラベルが出回る場所で,バーコードシステムを新た

に導入する場合に,通常用いられる実施計画とは,全く異なっている。

e)

旧式のラベル書式の段階的廃止を計画する。

D.5.2 

ラベルを作成する組織 

識別子の標準及び/又はシンボル体系を変更しようとする供給者は,次のことを行うことが望ましい。

a) GS1

アプリケーション識別子に変更する場合は,内部データベース及びアプリケーション識別子の間

のマッピングソフトウェアが正確であることを確認する。

注記  公称データについては,FACT データ識別子及び GS1 アプリケーション識別子の間で,デー

タ形式が異なる可能性がある(例えば,日付又は測定単位の符号化方法)

b) GS1-128

に変更する場合は,印刷ソフトウェア及び/又はハードウェアが,スタートコード直後の

FNC1

及びその他の位置の FNC1 を含めて,そのシンボル体系のオプションを完全にサポートしてい

ることを確認する。

c)

新しい書式のラベルを実際に導入する前に,コード 128 及び GS1-128 の印刷品質試験を行う。

こうしたシステム試験によって,既存のシステム及びハードウェアを更新又は取り替える必要があるか

どうかを確認することができる。

D.5.3 

ラベルを走査する組織 

新しい書式のラベルを走査する必要のある組織は,こうしたラベルを実際に導入する前に,次を行うこ


31

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

とが望ましい。

a)

コード 39 及びコード 128 に関して,復号器が JIS X 0530 に規定しているデータキャリア識別子及び

シンボル体系識別子の仕様に完全に従っていることを確認する。

b) FACT

データ識別子及び GS1 アプリケーション識別子の両方の有効性を確認するソフトウェアを実行

する。

c)

データの形式及び長さを分析するソフトウェアを実行する。

d) GS1

アプリケーション識別子に変更する場合には,データを GS1 アプリケーション識別子の形式から

ホストコンピュータの必要とする形式に変換するソフトウェアを実行する。

注記  データ領域の中には,FACT データ識別子及び GS1 アプリケーション識別子の間で形式が異

なるものがあるので,変換ソフトウェアの実行が必要である。


32

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 E

(参考)

ラベルの例

E.1 

基本ラベルの例 

E.1.1 

必要最小限の基本ラベル例 

最小限,次の

図 E.1 及び図 E.2 に示した二つの書式のいずれかが必要である。

1

:フィールド名称(この例では,シリアルシッピングコンテナ・コードを示している。

2

:ライセンスプレートを表すシンボル

3

:ライセンスプレートを目視可能形式にしたもの

  注記  この図は,実物大ではない。

図 E.1GS1-128 ライセンスプレートを用いた基本ラベル 

LICENSE PLATE (J)

J NL 17KLM 1234567890

1

2 3

4

5

1

:FACT データ識別子

2

:登録機関から万国郵便連合に付与された独自の発番機関コード(IAC)

3

:国を表すコード

4

:企業を表すコード

5

:固有の識別子

  注記  この例の発番機関コード“J”は,万国郵便連合(UPU)を指している。

図 E.2−“J”データ識別子ライセンスプレートを用いたコード 128 基本ラベル 


33

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

E.1.2 

取引当事者のデータベース指針によるバーコードシンボルを用いた基本ラベルの例 

受渡当事者間の合意によって,輸送者又は顧客のデータベース指針を必要とする場合は,

図 E.3 又は図

E.4

に示した書式を用いることを推奨する。

SHIP TO LOC.

SHIP FROM:

SHIP TO:

SSCC:

GOOD CUSTOMER 

RUE ROYAL 92 
1000 BRUSSELS BELGIUM 

GOOD SUPPLIER 

3693 LOWLANDER 
PINEY RAPIDS, IA,  52403 USA

(00) 0 00 98756 000000011 5

ORDER NUMBER:

(410) 5412345000167

(400) M166312

1

2

3

4

5

1

:出荷者

2

:荷受者

3

:輸送者データベースの指針

4

:荷受者又は顧客データベースの指針

5

:GS1-128 を用いたライセンスプレート

  注記  この図は,実物大ではない。

図 E.3−輸送者及び顧客データベースの指針による GS1-128 ライセンスプレートを用いたラベル 


34

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

SHIP FROM:

SHIP TO:

GOOD SUPPLIER 

3693 LOWLANDER 
PINEY RAPIDS, IA 52403 USA

KFR572219672

LICENSE PLATE (J)

1234567

(12K) SCAC & 
PRO #:

SCAC110780

M166312+04

(14K) P.O. + 
LINE #

TELEFONAKTLEBOLAGET

OLAFSSON -  PHYSICAL DISTRIBUTION 

STOCKHOLM S-131 89 SWEDEN

1

2

3

4

5

1

:出荷者

2

:荷受者

3

:輸送者データベースの指針

4

:荷受者又は顧客データベースの指針

5

:コード 39 データ識別子“J”ライセンスプレート

  注記  この図は,実物大ではない。

図 E.4−輸送者及び顧客データベースの指針による“J”データ識別子ライセンスプレートを用いたラベル 

E.2 

拡張ラベル 

E.2.1 

受渡当事者データベース指針にバーコードシンボルを用いたラベルの例 

当事者間の合意によって,輸送者又は顧客データベースの指針を必要とする場合は,

図 E.5 又は図 E.6

に示した書式を用いることが望ましい。


35

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

1

2

3

4

5

6

7

SHIP TO:

GOOD CUSTOMER 

 RUE ROYALE 92

1000 BRUSSELS BELGIUM 

GOOD SUPPLIER 

3693 LOWLANDER 
PINEY RAPIDS, IA 52403    
USA

(00) 0 00 98756 000000011 5

(241) AA00211211

(01) 90098756100016 (30) 0500

(400) M166312

SHIP TO LOC.

(410) 5412345000167

SSCC:

ORDER NUMBER:

GTIN & QTY:

CUST 
PART NO:

1

:出荷者

5

:任意データ

2

:荷受者

6

:任意データ

3

:輸送者のデータベースの指針

7

:GS1-128 ライセンスプレート

4

:荷受者又は顧客のデータベース指針

  注記  この図は,実物大ではない。

図 E.5−輸送者及び顧客のデータベース指針による GS1-128 ライセンスプレートを用いたラベル 


36

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

SHIP FROM:

SHIP TO:

GOOD SUPPLIER

3693 LOWLANDER

PINEY RAPIDS, IA 52403 USA

(12K) SCAC &

PRO #:

SCAC110780

(14K) P.O. +

LINE #

MH80312

(1P) PART #

SPLR

16

(Q) QTY

P.O. NUMBER:  M166312

P.O. LINE NUMBER:  04

PART NUMBER:  MH80312

QUANTITY:  16

TELEFONAKTLEBOLAGET

OLAFSSON - PHYSICAL DISTRIBUTION

STOCKHOLM S-131 89 SWEDEN

M166312+04

(J) LICENSE PLATE

UN0433257110000001

1

2

3

4

5

6

7

1

:出荷者

5

:任意データ

2

:荷受者

6

:任意データ

3

:輸送者データベースの指針

7

:コード 39 データ識別子“J”ライセンスプレート

4

:荷受者又は顧客データベース指針

  注記  この図は,実物大ではない。

図 E.6−輸送者及び顧客のデータベース指針による“J”ライセンスプレートを用いたラベル 


37

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

E.2.2 

ライセンスプレート及び追加の取引当事者データを表す二次元シンボルを用いたラベルの例 

受渡当事者間の合意によって,取引当事者データを二次元シンボルで表す必要がある場合は,

図 E.7

図 E.8 又は図 E.9 に示された書式を用いることを推奨する。二次元シンボルの走査には,既存の走査装置

が二次元シンボル対応のものでない限り,別の走査装置が必要となる点に注意することが望ましい。

SHIP FROM:

SHIP TO:

GOOD SUPPLIER

3693 LOWLANDER

PINEY RAPIDS, IA

52403

GOOD CUSTOMER

2020 VALLEYDALE ROAD

BIRMINGHAM, AL  35244

SHIPMENT ID:  480546160
PO#:  123456789
PO LINE #:  1
COUNTRY OF ORIGIN:  US
CARTON 1 OF 3 CARTONS

CUSTOMER PRODUCT ID:  098756100013

SUPPLIER ID:  098756

TRACEABILITY CODE:  MJH110780

QUANTITY:  500 EACH

SHIPMENT WEIGHT:  263.2 KG

SHIPMENT VOLUME:  1.65 CR

SSCC:

(00) 0 00 98756 000000011 5

1

2

4

3

5

1

:出荷者

4

:荷受者又は顧客のデータを表す二次元シンボル

2

:荷受者

5

:GS1-128 ライセンスプレート

3

:輸送者の仕分け及び貨物追跡のための二次元シンボル

  注記  この図は,実物大ではない。

図 E.7−追加の取引当事者データを二次元シンボルで表し,GS1-128 ライセンスプレートを用いたラベル 


38

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

図 E.7 のマキシコードシンボルに符号化されているデータは,次のとおりである。

コンプライアンス・インジケータ [)>

R

S

仕分け及び貨物追跡フォーマットヘッダ 01

G

S

96

輸送者データ 352440000

G

S

840

G

S

001

G

S

輸送者データ 9631415926535984147098

G

S

SCAC

G

S

輸送者データ 5215716587

G

S

G

S

480546160

G

S

G

S

580

G

S

Y

R

S

アプリケーション識別子フォーマットヘッダ 05

G

S

供給者固有の輸送単位識別子 00000987560000000115

R

S

E

O

T

図 E.7 の PDF417 シンボルに符号化されているデータは,次のとおりである。

ヘッダ [)>

R

S

データフォーマット“03”フォーマットヘッダ 03003030

F

S

G

S

U

S

出荷者の名前 N1

G

S

SF

G

S

GOOD SUPPLIER

F

S

出荷者の街路名及び番地 N3

G

S

3693 LOWLANDER

F

S

出荷者の都市名,州名及び郵便番号 N4

G

S

PINEY RAPIDS

G

S

IA

G

S

52403

F

S

荷受者の名前 N1

G

S

ST

G

S

GOOD CUSTOMER

F

S

荷受者の街路名及び番地 N3

G

S

2020 VALLEYDALE ROAD

F

S

荷受者の都市名,州名及び郵便番号 N4

G

S

BIRMINGHAM

G

S

AL

G

S

35244

R

S

アプリケーション識別子フォーマットヘッダ 05

G

S

出荷番号 902S480546160

G

S

輸送単位 ID(コンテナライセンスプレート) 00000987560000000115

G

S

輸送者の出荷番号 9631415926535984147098

G

S

顧客の注文番号及び明細番号 400123456789+001

G

S

SCC-14

(アイテムコード)及び数量(各) 019009875610001630500

G

S

顧客の製品コード 241AA00211211

G

S

原産国 904LUS

G

S

ロット番号又はバッチ番号 10MJH110780

G

S

x

(総数)のうち 番目のカートン 9013Q1/3

G

S

出荷質量 3301263

G

S

出荷体積 3362165CR

R

S

トレーラ

E

O

T

注記 SCC とは,輸送コンテナコード(shipping container code)のことである。


39

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

SHIP FROM:

SHIP TO:

GOOD SUPPLIER

185 MONMOUTH PKWY

E. SHORT BRANCH, NJ

07764-1394

TELEFONAKTLEBOLAGET

OLAFSSON - PHYSICAL DISTRIBUTION

STOCKHOLM S-131 89

SWEDEN

(J) LICENSE PLATE

 DESPATCH ADVICE #:  9305678ML

PO#:  PO505054 
COUNTRY OF ORIGIN:  US 
CARTON 1 OF 3 CARTONS

CUSTOMER PRODUCT ID:  AA00211211

SUPPLIER ID:  0662742

TRACEABILITY CODE:  MJH110780

QUANTITY:  500 EACH

SHIPMENT WEIGHT:  263.2 KG

SHIPMENT VOLUME:  1.65 CR

CUST

CARR

UN0433257110000001

1

1

2

4

3

5

1

:出荷者

2

:荷受者

3

:輸送者の仕分け及び貨物追跡のための二次元シンボル

4

:荷受者又は顧客のデータを表す二次元シンボル

5

:コード 39 データ識別子“J”ライセンスプレート

    注記  この図は,実物大ではない。

図 E.8−追加の取引当事者データを二次元シンボルで表し,

J

データ識別子ライセンスプレートを用いたラベル 


40

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

図 E.8 のマキシコードシンボルに符号化されている輸送者データは,次のとおりである。

ヘッダ [)>

R

S

仕分け及び貨物追跡フォーマットヘッダ 01

G

S

96

輸送者データ S-131

89

G

S

752

G

S

006

G

S

MH80312

G

S

SCAC

G

S

輸送者データ 5215716587

G

S

G

S

1JEABCXXXA

G

S

G

S

580

G

S

Y

R

S

E

O

T

図 E.8 の PDF417 シンボルに符号化されている顧客データは,次のとおりである。

ヘッダ [)>

R

S

データフォーマット“04”フォーマットヘッダ 04092001

F

S

G

S

U

S

出荷者の名前及び住所 NAD

G

S

SF

G

S

G

S

G

S

GOOD SUPPLIER

G

S

185 MONMOUTH PKWY

G

S

E.

 SHORT

BRANCH

G

S

NJ

G

S

07764-1394

G

S

USA

F

S

荷受者の名前及び住所 NAD

G

S

ST

G

S

G

S

G

S

TELEFONAKTLEBOLAGET OLAFSSON+PHYSICAL

DISTRIBUTION

G

S

G

S

G

S

STOCKHOLM

G

S

G

S

G

S

S-131 89

G

S

 SEK

F

S

配送通知番号 BGM

G

S

351

G

S

93-5678ML

G

S

9

R

S

データ識別子フォーマットヘッダ 06

G

S

輸送単位 ID(コンテナライセンスプレート) JEABCXXXA

G

S

輸送者の出荷番号 12KSCACMH80312

G

S

顧客の注文番号 KPO505054

G

S

数量(各) Q500

G

S

供給者コード 3V0662742

G

S

顧客の製品コード PAA00211211

G

S

原産国 4LUS

G

S

ロット番号又はバッチ番号 1TMJH110780

G

S

x

(総数)のうち 番目のカートン 13Q1/3

G

S

出荷質量 7Q263.2KG

G

S

出荷体積 7Q1.65CR

R

S

トレーラ

E

O

T


41

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

SHIP FROM:

SHIP TO:

GOOD SUPPLIER

185 MONMOUTH PKWY

E. SHORT BRANCH, NJ

07764-1394

GOOD CUSTOMER

2020 VALLEYDALE ROAD

BIRMINGHAM, AL 35244

PEANUT BUTTER

SSCC:

(00) 0 00 98756 000000011 5

GTIN &

BATCH/LOT:

(01)00098756100013(10)110780

GTIN:  00098756100013

BATCH NUMBER:  110780

SSCC:  000987560000000115

1

2

3

4

5

6

7

8

9

1

:出荷者

6

:目視可能意味情報(human translation)

2

:荷受者

7

:GS1 番号又はバッチ番号

3

:輸送者の仕分け及び貨物追跡のための二次元シンボル

8

:GS1-128 ライセンスプレート

4

:製品説明

9

:目視可能文字情報(human readable interpretation)

5

:ロゴ

  注記  この図は,実物大ではない。

図 E.9−輸送者ラベル(上側)及び供給者ラベル(下側) 


42

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 F

(参考)

ラベルの貼付位置

図 F.1 は,様々な輸送単位のラベル貼付位置の例を示している。

a)

  箱又はカートン b)  パレタイズド貨物 

c)

  ドラム缶,たる(樽),又はシリンダ状の容器 d)  こり(梱) 

e)

  かご(籠),ワイヤメッシュの容器 f)  金属の容器又はタブ(おけ) 

図 F.1−ラベルの貼付位置例 


43

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

g)

  ボックスパレット貨物 h)  ラック 

i)

  束 j)  袋 

k)

  ロール又はコイル l)  リール又はケーブル 

図 F.1−ラベルの貼付位置例(続き) 


44

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 G 
(規定)

荷物仕分け及び追跡における QR コード使用のための手順

G.1 

荷物仕分け及び追跡アプリケーション 

輸送者仕分けは,輸送ユニットを二つ以上の箇所に発送する手続きである。輸送者追跡は,輸送者のデ

ータベースで,輸送者によって輸送されている積荷の位置及び輸送ユニットが更新される手順である。

データには,必要とする複数箇所間へのルート輸送,輸送単位の確認,及び内部又は外部手続きのため

の適切な仕分け及び/又は追跡用データのサポートの,いずれかの要求を含む。

二次元シンボルを輸送者仕分け及び追跡アプリケーションのために用いるとき,QR コードシンボル体

系(JIS X 0510)は,高速スキャン環境で安定して読み取ることができる。輸送者仕分け及び追跡アプリ

ケーション用の QR コードシンボルの構造及び構文は,JIS X 0533 で規定する構造及び構文に適合してい

なければならない。

G.2 

符号化データ 

G.2.1 

コードセット 

QR

コードシンボルで情報を符号化するときは,ビット列の長さを最適化することを推奨する(JIS X 

0510

参照)

G.2.2 

シンボル体系 

輸送者仕分け及び追跡アプリケーション用の QR コードシンボルには,モデル 2 形のシンボルを推奨す

る(JIS X 0510 参照)。これらのアプリケーションでは,構造的連接機能(JIS X 0510 参照)を用いては

ならない。

G.3 

誤り訂正レベル 

誤り訂正レベルは,

“M”

(約 15 %)

“Q”

(約 25 %)

又は

“H”

(約 30 %)

でなければならない

JIS X 0510

参照)

G.4 

モジュール寸法 

モジュール寸法は,0.8 mm∼1.5 mm の範囲でなければならない。ラベル供給者及び/又は発行者が求め

る印刷品質によって寸法を決めることを推奨する。

G.5 

クワイエットゾーン 

QR

コードシンボルは,シンボルの上下左右それぞれに,最小 4 モジュールをもたなければならない。

G.6 

印刷品質 

QR

コードシンボルの印刷品質は,JIS X 0510 によって決めなければならない。輸送者仕分け及び追跡

アプリケーションでは,シンボルのグレードを最小限,次のとおりにしなければならない。

a)

印刷されたシンボルの箇所で,3.0(B)以上の印刷品質グレード

b)

照明光源の波長が(660±10)nm


45

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

上記のシンボル品質及び測定パラメタによって,広範囲の走査環境での走査性能が保障される。ラベル

貼付者には,顧客が荷物を受け取った時点でのラベルの印刷品質を保証することを求めないほうがよい。

そのため,ラベル作成時点での印刷品質の要件は,使用時点での要件よりも高く設定しておくことが望ま

しい。

G.7 

向き及び配置 

G.7.1 

向き 

QR

コードシンボルの性質上,特にシンボルの向きを指定する必要はない。

G.7.2 

シンボルの配置 

QR

コードシンボルをこの規格のラベルに含める場合には,QR コードシンボルは,顧客セグメントに配

置しなければならない。

図 G.1 に配置例を示す。

G.7.3 

ラベルの配置 

ラベルは,輸送ユニットの上部に配置しなければならない。

SHIP
FROM:

SHIP
TO:

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TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT 
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT
TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

注記  この図は,実物大ではない。

図 G.1−ラベル上の QR コードシンボルの位置 


46

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

附属書 H

(規定)

出荷及び荷受アプリケーションで QR コードを用いるための手順

H.1 

一般要件 

この附属書は,次の要因の一つ又は両方が,顧客情報の一部として相互に同意する場合,従わなければ

ならない規則を規定する。

a)

ラベル上の全てのバーコード化データが,一つの QR コードシンボルに符号化できる出荷及び荷受デ

ータ(H.2 参照)

b) QR

コードシンボルに完全な EDI メッセージ及び業務が符号化される場合(H.3 参照)

H.2 

出荷及び荷受アプリケーション 

H.2.1 

概要 

出荷及び荷受けのデータによって,物品及び原材料の出荷の段取り,輸送及び荷受けが容易になる。こ

れらのデータは,この規格で規定するラベルに印刷されなければならない。QR コードシンボルは,ラベ

ル上のその他のシンボルと同じ環境において走査されることが意図されている。出荷及び荷受けのアプリ

ケーションに用いる QR コードの構造と構文については,JIS X 0510 に規定している構造及び構文に従わ

なければならない。

H.2.2 

シンボル体系の推奨 

出荷及び荷受けのアプリケーションには JIS X 0510 に規定している QR コードモデル 2 シンボルを用い

ることを推奨する。このアプリケーションでは,JIS X 0510 に規定している構造的連接機能を用いてはな

らない。

H.2.3 

誤り訂正レベル 

誤り訂正レベルは,M(約 15 %)にすることが望ましい。

H.2.4 

モジュール寸法 

モジュール寸法(寸法)は,0.33 mm∼0.42 mm の範囲にすることが望ましい。ラベルの供給者及び/

又は発行者の印刷性能に応じて決めることが望ましい。

H.2.5 

クワイエットゾーン 

出荷及び荷受けのアプリケーションでは,QR コードシンボルには,上下左右それぞれに,最小 4のク

ワイエットゾーンを含んでいる。4クワイエットゾーンは,シンボルサイズに含めて計算している。

H.2.6 

シンボルサイズ 

シンボルサイズは,50 mm 以下にすることが望ましい。

H.2.7 

シンボル印刷品質 

QR

コードシンボルの印刷品質は,JIS X 0510 に従って決めなければならない。輸送者の仕分け及び貨

物追跡アプリケーションに用いる場合には,このシンボルのグレードを最小限,次に示すとおりとしなけ

ればならない。

−  シンボルを作成した時点での印刷品質が 3.0 以上(値 3.0 のアルファベット表記は“B”

−  照明光源の波長が 660 nm±10 nm

上記のシンボル品質と測定パラメタによって,広範囲の走査環境での走査性能が保証される。ラベル貼


47

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

付者には,顧客が荷物を受け取った時点でのラベルの印刷品質を保証することを求めないほうがよい。そ

のため,ラベル作成時点での印刷品質の要件は,使用時点での要件よりも高く設定しておくことが望まし

い。

H.2.8 

向き及び配置 

H.2.8.1 

向き 

QR

コードシンボルの性質上,特にシンボルの向きを指定する必要はない。

H.2.8.2 

ラベル位置 

QR

コードシンボルを,この規格のラベルに含める場合は,QR コードシンボルは,顧客セグメントに配

置しなければならない。

図 H.1 に位置例を示す。

H.3 

関係書類アプリケーション 

H.3.1 

概要 

輸送単位の出荷,輸送及び荷受けには,船荷証券,積荷目録,荷造伝票,税関データなどの関係書類又

は EDI でも伝送できるような情報を必要とすることが多い。こうしたデータは,ラベル上に印刷されるこ

とを意図していない。また,ラベル上のデータと同じ環境で走査されるべきものでもない。このカテゴリ

で考慮されるアプリケーションでは,

出荷,

荷受け及び輸送時の仕分け並びに貨物追跡を支援する目的で,

二次元シンボルにデータを符号化している。

H.3.2 

シンボル体系の推奨 

関係書類アプリケーションには JIS X 0510 で規定している QR コードモデル 2 シンボルを用いることを

推奨する。QR コードシンボルの構造及び構文については,JIS X 0510 に規定している構造及び構文に従

わなければならない。

H.3.3 

誤り訂正レベル 

関係書類アプリケーションには,誤り訂正レベルは M(約 15 %)を推奨する。

H.3.4 

モジュールの寸法 

モジュール寸法(寸法)は,0.33 mm を推奨する。

H.3.5 

クワイエットゾーン 

QR

コードシンボルには,上下左右それぞれに,最小 4のクワイエットゾーンを含んでいる。4クワ

イエットゾーンは,シンボルサイズに含めて計算している。


48

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

SHIP
FROM::

SHIP
TO:

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TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

TEXT  TEXT  TEXT  TEXT  TEXT

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CUST

注記  この図は,実物大ではない。

図 H.1−ラベル上の QR コードシンボルの位置 

H.3.6 

シンボル印刷品質 

QR

コードシンボルの印刷品質は,JIS X 0510 に従って決めなければならない。関係書類アプリケーシ

ョンに用いる場合は,このシンボルのグレードを最小限,次に示すとおりにしなければならない。

−  シンボルを作成した時点での印刷品質が 3.0 以上(値 3.0 のアルファベット表記は“B”

−  照明光源の波長が 660 nm±10 nm

H.3.7 

向き及び配置 

H.3.7.1 

向き 

QR

コードシンボルの性質上,特にシンボルの向きを指定する必要はない。

H.3.7.2 

配置 

QR

コードシンボルは,全て,文書自体の折り目にかからないように配置しなければならない。

注記  文書は,印刷後に折りたたまれる可能性があるため,シンボルの適切な配置位置を選択するた

めに試験を行うことが望ましい。

H.3.8 

シンボルの連結 

H.3.8.1 

概要 


49

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

関係書類アプリケーションでは,単一の QR コードシンボルに符号化できる最大データ量よりも長いデ

ータメッセージは,JIS X 0510 で規定している構造的連接 QR コードシンボルを用いて符号化することが

できる。最大 16 個までの QR コードシンボルを連結構造で連結することができる。

H.3.8.2 

大量メッセージのための設計 

大量のデータを符号化するアプリケーションを設計する場合は,単一のメッセージに符号化できるデー

タ量に配慮しなければならない。単一のデータメッセージが,QR コードの型番が 22 を超える文字数(詳

細は,JIS X 0510 を参照。

)の場合には,構造的連接 QR コードを用いることが望ましい。

H.3.8.3 

連結シンボルの印刷 

単一のメッセージとして符号化されるデータ量が単一のシンボルの容量を超えた場合に,印刷システム

が連結 QR コードを自動的に用いることができるようにするか又は用いることができるように印刷システ

ムの構成を変更できるようにすることが望ましい。

H.3.8.4 

連結シンボルの読取り 

QR

コードシンボルを適切に読み取るためには,復号器の伝送プロトコルを JIS X 0510 に規定している

構造的連接 QR コードにすることが望ましい。復号器は,QR コードのシンボル体系識別子オプションを

全てサポートすることが望ましい。

H.4 QR

コードシンボルの印刷要件 

H.4.1 

概要 

QR

コードシンボルを印刷する場合は,複数の要素について考慮することが望ましい。これら全ての要

素に基づいて,どのモジュール寸法を用いるかを決めることが望ましい。こうした検討すべき要素には,

次のものを含んでいる。

a)

データ要件

b)

走査装置の技術

c)

ラベル領域の要件

d)

印刷装置の技術

QR

コード印刷ソフトウェアの開発者及び使用者は,どのモジュール寸法を用いるのがよいかを決める

場合は,これらの指針に従うことが望ましい。これらの指針によって,有効なシンボルの印刷を保証する。

さらに,これらは,使用者による走査及び印刷の要件を保証するように考慮されている。そのため,H.4.2

及び H.4.3 を,

表 H.1 の内容と併せて考慮することが望ましい。

H.4.2 

ラベルレイアウトの設計 

H.4.2.1 

使用可能な最大モジュールの寸法の設計 

QR

コードシンボルをこの規格のラベルに配置するのに必要な印刷領域について設計する場合は,設計

者は,印刷に用いる最大のモジュール寸法について考慮することが望ましい。シンボルをどのモジュール

寸法で印刷するかは,最終的にはラベルの供給者及び/又は発行者が決めるため,出荷及び荷受けのアプ

リケーションで印刷される QR コードシンボルのモジュール寸法は,0.33 mm∼0.42 mm の範囲内の値にし

てもよい。

H.4.2.2 

最大データ量の設計 

メッセージに必要な領域及び各領域の最大長を決めなければならない。また,フォーマットに必要な追

加文字も付加しなければならない。

H.4.2.3 

使用が見込まれる走査装置の設計 


50

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

QR

コードシンボルを符号化する印字領域を選択する場合は,使用が見込まれる走査装置の機能につい

て検討することが重要である。

表 H.1QR コードシンボルの一辺の長さ及び文字数の近似値 

(誤り訂正レベル M,クワイエットゾーンを含む。) 

文字数

モジュール寸法

英数字

漢字

0.42 mm

0.33 mm

 50

 25

15.91 mm

12.21 mm

100

  50

19.35 mm

14.85 mm

150

  65

21.07 mm

16.17 mm

200

  90

24.51 mm

18.81 mm

250

110

26.23 mm

20.13 mm

300

130

27.95 mm

21.45 mm

400

170

31.39 mm

24.09 mm

500

220

34.83 mm

26.73 mm

750

345

41.71 mm

32.01 mm

1 000

435

46.87 mm

35.97 mm

1 250

560

N/A

39.93 mm

1 500

650

N/A

42.57 mm

1 750

770

N/A

46.53 mm

2 000

890

N/A

49.17 mm

注記 N/A は,“適用外”であることを意味する。

H.4.2.4 

表での適切なサイズの選択 

表 H.1 には,誤り訂正レベルを M(約 15 %),モジュール寸法を 0.42 mm 及び 0.33 mm,文字数を英数

字で最大 2 000 字までとした場合の QR コードシンボルのおおよその一辺の長さを示している。この表を

参照してアプリケーションで予想される最大モジュール寸法を選択し,これに基づいて最大サイズを表す

文字数を決定すればよい。ただし,表に示されたサイズは近似値であり,実際のサイズは,圧縮アルゴリ

ズム及び符号化するデータの性質によって異なる場合がある。利用できる印字領域に,当初の文字数では

収まらない場合は,文字数の削減を検討することも選択肢の一つである。

H.4.3 

ラベルへのシンボルの印刷 

この規格で規定するラベルに QR コードシンボルを印刷する場合は,ラベルの供給者及び/又は発行者

は,そのシンボルに割り当てられた印字領域の大きさについて考慮しなければならない。

参考までに,2 種類のモジュール寸法について,QR コードシンボルのサイズが 30 mm 及び 50 mm,誤

り訂正レベルが M(約 15 %)の QR コードシンボルに符号化できる英数字数の近似値を

表 H.2 に示す。

表 H.2種類のサイズの QR コードシンボルに収めることのできる文字数の近似値 

(誤り訂正レベル M,クワイエットゾーンを含む。) 

モジュール寸法

0.42 mm

0.33 mm

文字種

英数字

漢字

英数字

漢字

シンボルサイズ

30 mm

366

文字 155 文字 656 文字 277 文字

シンボルサイズ

50 mm

1 248

文字 528 文字 2

113

文字 894 文字


51

X 0515

:2013 (ISO 15394:2009)

参考文献

[1]  ISO /IEC 24728

, Information technology

Automatic identification and data capture techniques

MicroPDF417 bar code symbology specification

[2]  ISO/IEC TR 24729-1

Information technology

Radio frequency identification for item management

Implementation guidelines

Part 1: RFID-enabled labels and packaging supporting ISO/IEC 18000-6C

[3]  The Fibre Box Handbook, Fibre Box Association, 25 Northwest Point Blvd. Suite 510, Elk Grove Village, IL

60007, USA, http://www.fibrebox.org/

[4]  JIS Q 9000

  品質マネジメントシステム−基本及び用語

注記  対応国際規格:ISO 9000,Quality management systems−Fundamentals and vocabulary(IDT)

[5]  JIS X 0516

  製品包装用 1 次元シンボル及び 2 次元シンボル

注記  対応国際規格:ISO 22742,Packaging−Linear bar code and two-dimensional symbols for product

packaging

(IDT)

[6]  JIS X 0530

  データキャリア識別子(シンボル体系識別子を含む)

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15424,Information technology−Automatic identification and data capture

techniques

−Data Carrier Identifiers (including Symbology Identifiers)(IDT)

[7]  JIS X 0532-2

  情報技術−固有の輸送単位識別子−パート 2:登録手順

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15459-2,Information technology−Unique identifiers−Part 2: Registration

procedures

(IDT)