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X 0510

:2004

(1)

まえがき

この規格は,工業標準化法第 14 条によって準用する第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人電子情報

技術産業協会(JEITA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を改正すべ

きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格である。

これによって,JIS X 0510:1999 は改正され,この規格に置き換えられる。

改正に当たっては,日本工業規格と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格の作成及び日

本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO/IEC 18004:2000,Information

technology

−Automatic identification and data capture techniques−Bar code symbology−QR Code を基礎として

用いた。

この規格に従うことは,次に示す特許権の使用に該当するおそれがある。

発明の名称  二次元コード(特許 2938338 号)

設定登録日  平成 11 年 6 月 11 日

なお,この記載は,上記に示す特許権の効力範囲などに対して何ら影響を与えるものではない。

上記特許の権利者は,日本工業標準調査会に対して,非差別的,かつ,合理的な条件で,いかなる者に

対しても当該特許権の実施を許諾する意志があることを保証している。

この規格の一部が,上記に示す以外の技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,

又は出願公開後の実用新案登録出願に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,

このような技術的性格をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録

出願にかかわる確認について,責任はもたない。

JIS X 0510

には,次に示す附属書がある。

附属書 A(規定)誤り検出及び訂正の生成多項式

附属書 B(規定)誤り訂正復号手順

附属書 C(規定)形式情報

附属書 D(規定)型番情報

附属書 E(規定)位置合せパターンの位置

附属書 F(規定)データキャリア識別子

附属書 G(参考)シンボルの符号化例

附属書 H(参考)ビット列の長さの最適化

附属書 I(参考)QR コードシンボルの印刷及び読取りのための利用者手引き

附属書 J(参考)自動識別能力

附属書 K(規定)マトリックスコードの印刷品質の手引き

附属書 L(参考)プロセス制御技術

附属書 M(規定)QR コードモデル 1 シンボルの特性

附属書 1(規定)マイクロ QR コード

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表


X 0510

:2004

目  次

ページ

序文

1

1.

  適用範囲

1

2.

  適合条件

1

3.

  引用規格

1

4.

  定義

2

5.

  記号

3

6.

  記法

3

7.

  QR コードの仕様

4

7.1

  基本的特性

4

7.2

  追加機能のまとめ

5

7.3

  シンボルの構造

5

8.

  要求事項

11

8.1

  符号化手順の概要

11

8.2

  データ分析

14

8.3

  モード

14

8.4

  データの符号化

15

8.5

  誤り訂正

29

8.6

  最終的なメッセージコード語列の構成

37

8.7

  コード語の配置

38

8.8

  マスク処理

42

8.9

  形式情報

45

8.10

  型番情報

47

9.

  構造的連接

48

9.1

  基本原理

48

9.2

  シンボル列指示子

48

9.3

  パリティデータ

49

10.

  シンボルの印刷及びマーキング

49

10.1

  寸法

49

10.2

  文字による表記

49

10.3

  マーキングの手引き

49

11.

  シンボルの品質

49

11.1

  試験画像の取得

49

11.2

  シンボル品質のパラメタ

50

11.3

  シンボル等級の総合評価

50

11.4

  プロセス制御の測定

50


X 0510

:2004

(3) 

ページ

12.

  復号手順の概要

51

13.

  QR コードの参照復号アルゴリズム

52

14.

  自動識別能力

56

15.

  送信データ

57

15.1

  データキャリア識別子

57

15.2

  拡張チャネル解釈

57

15.3

  FNC1

58

附属書 A(規定)誤り検出及び訂正の生成多項式

59

附属書 B(規定)誤り訂正復号手順

64

附属書 C(規定)形式情報

65

附属書 D(規定)型番情報

67

附属書 E(規定)位置合せパターンの位置

70

附属書 F(規定)データキャリア識別子

72

附属書 G(参考)シンボルの符号化例

73

附属書 H(参考)ビット列の長さの最適化

75

附属書 I(参考)QR コードシンボルの印刷及び読取りのための利用者手引き

77

附属書 J(参考)自動識別能力

79

附属書 K(規定)マトリックスコードの印刷品質の手引き

80

附属書 L(参考)プロセス制御技術

84

附属書 M(規定)QR コードモデル シンボルの特性

86

附属書 1(規定)マイクロ QR コード

102

附属書 2(参考)JIS と対応する国際規格との対比表

118


X 0510

:2004

 
 

白      紙


日本工業規格

JIS

 X

0510

:2004

二次元コードシンボル−QR コード−

基本仕様

Two dimensional symbol

−QR Code−Basic spesification

序文  この規格は,2000 年に第 1 版として発行された ISO/IEC 18004,Information technology−Automatic

identification and data capture techniques

−Bar code symbology−QR Code を元に,対応する部分については対

応国際規格を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した日本工業規格であるが,対応国際規格には

規定されていない規定項目を日本工業規格として追加している。

なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にない事項である。変更の一覧

表をその説明を付けて,

附属書 2(参考)に示す。

1. 

適用範囲  この規格は,QR コードとして知られる二次元シンボル体系の技術的要件を規定する。こ

こでは,QR コードのモデル 2 コードシンボル体系並びにマイクロ QR コードシンボル体系の特徴,デー

タキャラクタの符号化,シンボルの形式,寸法特性,誤り訂正規則,参照復号アルゴリズム及びデータキ

ャリア識別子を規定する。また,

附属書 に,QR コードのモデル 2 コードシンボル体系と異なる QR コ

ードのモデル 1 コードシンボル体系の特徴を示す。

備考  この規格の対応国際規格を,次に示す。

なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21 に基づき,IDT(一致している)

,MOD(修

正している)

,NEQ(同等でない)とする。

ISO/IEC 18004:2000

,Information technology−Automatic identification and data capture techniques

−Bar code symbology−QR Code (MOD)

2. 

適合条件  QR コードシンボル(及び,その生成・読取り用に設計された機器)は,QR コードシンボ

ルのモデル 2,QR コードシンボルのモデル 1 又はマイクロ QR コードシンボルのいずれかに対して規定さ

れた要求事項を満足すれば,この規格に合致しているものとみなす。しかし,新規用途又はオープンシス

テム用途にあっては,QR コードモデル 2 シンボル又はマイクロ QR コードシンボルが推奨シンボル形式

であることに注意する。

3. 

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 0201

  7 ビット及び 8 ビットの情報交換用符号化文字集合

備考 ISO/IEC 

646

  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。

JIS X 0208

  7 ビット及び 8 ビットの 2 バイト情報交換用符号化漢字集合


2

X 0510

:2004

JIS X 0221-1

  国際符号化文字集合(UCS)−  第 1 部:体系及び基本多言語面

備考 ISO/IEC 

10646-1

  Information technology−Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS)

−Part 1: Architecture and Basic Multilingual Plane が,この規格と一致している。

JIS X 0520

  バーコードシンボル印刷品質の評価仕様  ―  1 次元シンボル

備考 ISO/IEC 

15416

  Information technology−Automatic identification and data capture techniques−

Bar code print quality test specification

−Linear symbols が,この規格と一致している。

JIS X 0530

  データキャリア識別子(シンボル体系識別子を含む)

備考 ISO/IEC 

15424

  Information technology−Automatic identification and data capture techniques−

Data Carrier Identifiers (including Symbology Identifiers)

が,この規格と一致している。

CEN EN 1556

  Bar Coding−Terminology

AIM Inc.

  Extended Channnel Interpretations: Identidication Schemes and Protocol

参考  この規格の対応国際規格 ISO/IEC 18004 は,SC31 及び AIM Inc.が共同開発した。

4. 

定義  この規格で用いる主な用語の定義は,CEN EN 1556 によるほか,次による。

a) 

位置合せパターン(alignment pattern)  マトリックスシンボル体系における,決められた位置にあ

る,固定参照パターン。このパターンは,画像にある程度のひずみが生じた場合でも,復号ソフトウ

ェアが画像の座標マップを再編成することを可能にする。

b) 

文字数指示子(character count indicator)  モード内におけるデータ文字列の長さを定義するビット

列。

c) ECI

指定(ECI designator)  特定の ECI 割当てを表す 6 けたの番号。

d) 

符号化領域(encoding region)  機能パターン以外のデータの符号化及び誤り訂正コード語に使用さ

れるシンボル領域。

e) ECI

extended channel interpretation)  いくつかのシンボル仕様で,既定の文字集合の解釈とは異な

るデータ列の出力を可能にするために用いられる規約。

f) 

拡張パターン(extension pattern)  モデル 1 の QR コードシンボルの中でデータを符号化することの

ない機能パターン。

g) 

位置検出パターン(finder pattern)  QR コードシンボルの三つの隅に配置される 3 個の位置検出要

素パターンから構成される機能パターン。これは,画像領域でシンボル位置の検索を助ける。

h) 

形式情報(format information)  シンボルに適用する誤り訂正レベル及び使用するマスク処理パター

ンに関する情報をもち,符号化領域を復号するのに必要な符号化パターン。

i) 

機能パターン(function pattern)  復号を補助するシンボル位置の検索又は特性の識別に必要なシン

ボルのオーバーヘッド部分。

j)

マスクパターン参照子(mask pattern reference)  シンボルに適用されるマスク処理パターンのため

の 3 ビットの識別子。

k)

マスク処理(masking)  明及び暗のモジュール数を均一化し,画像の高速処理の障害となるパター

ンの発生を抑えるために行う,符号化領域のビットパターンとマスク処理パターンとの XOR 処理。

l)

モード(mode)  ビット列として定義される文字集合の表示方法。

m) 

モード指示子(mode indicator)  次のデータ列がどのモードで符号化されるかを示す 4 ビットの識別

子。

n)

モジュール(module)  シンボルを構成する単位セル。1 ビットが 1 モジュールに相当する。


3

X 0510

:2004

参考  通常,モジュールの形状は正方形であるが,印字装置によっては円形などの形状となることが

ある。

o) 

埋め草コード語(pad codeword)  コード語の総数がシンボルの容量に満たない場合,空のコード語

位置を充てんする目的で使用する,データを示さない仮のコード語。

p) 

埋め草ビット(padding bit)  データビット列の終端パターンの後にある最終コード語の空の位置を

充てんする目的で使用する,データを示さないゼロのビット。

q) 

位置検出要素パターン(position detection pattern)  位置検出パターンを構成する 3 個の同一要素の

一つ。

r) 

残余ビット(remainder bit)  符号化領域が 8 ビットのシンボル文字で割り切れない場合に,最終シ

ンボル文字の後にあるシンボル符号化領域の空の位置を充てんする目的で使用されるデータを示さな

いゼロのビット。

s) 

残余コード語(remainder codeword)  データ及び誤り訂正コード語の総数が,シンボルの容量を満

たさない場合に,シンボルを完成させるために空のコード語位置を充てんするために使用する埋め草

コード語。

t) 

セグメント(segment)  ECI モード及び符号化モードの規則に基づいて符号化されるデータ列。

u) 

分離パターン(separator)  位置検出パターンをシンボルから分離するために用いる 1 モジュール幅

のすべてが明モジュールの機能パターン。

v) 

構造的連接(structured append)  一つのメッセージを幾つかのシンボルに分割するデータの表示方

法。それらのシンボルは,完全なメッセージが再構築される前にすべての読出しを必要とする。また,

この場合,メッセージ内でのシンボルの順番及び総数が定義される。

w) 

終端パターン(terminator)  データを示すビット列の終了に使用する 0000 のビットパターン。

x) 

タイミングパターン(timing pattern)  シンボル内のモジュール座標を決定する明モジュールと暗モ

ジュールとの交互列。

y) 

型番(version)  21×21 モジュール(1 型)∼177×177 モジュール(40 型)の間において,番号で

示されるシンボルの大きさ。シンボルに適用された誤り訂正レベルを示す場合もある。

z) 

型番情報(version information)  モデル 2 におけるシンボルの型番を表すデータ及びその誤り訂正ビ

ットをもつ符号化パターン。

参考  用語に関しては JIS X 0500(データキャリア用語)も参照。

5.

記号  公式及び数式で使用する記号は,それらが使用される公式又は数式の直後で定義する。

この規格では,次の演算記号を適用する。

div

整数の除算

mod

除算後の整数剰余

XOR

二つの入力が等しくない場合に,出力が“1”となる排他的論理和。記号

⊕ で表す。

6. 

記法

a) 

モジュール位置  参照を容易にするため,モジュール位置は,シンボルの行及び列の座標(i,j)で定

義する。ここに,i 及び j は,0 から数え始め,モジュールの位置する行(上から下へ数える。

)及び

列(左から右へ数える。

)を示す。したがって,モジュール(0,0)は,シンボルの左上隅に位置する。

b) 

バイト表記  バイトの内容は,16 進法で示す。


4

X 0510

:2004

c) 

型番参照  シンボルの型番は,V-E の形式で参照される。ここに,V は型番号(1∼40)を示し,E は

誤り訂正レベル(L,M,Q 及び H)を示す。

参考  L,M,Q 及び H は,7.1 e)参照。

7. QR

コードの仕様  ここでは,QR コードモデル 2 シンボルに適用できる仕様を規定する。附属書 M

で別に規定する場合を除いて,QR コードモデル 1 シンボルにも適用する。

7.1 

基本的特性  QR コードは,次の特性をもつマトリックス式シンボル体系である。

a) 

符号化文字集合

1) 

数字データ(数字 0∼9)

2) 

英数字データ(数字 0∼9,大文字 A∼Z,9 個の特殊文字:スペース,$,%,*,+,−,

,/,

:)

3)  8

ビットバイトデータ(JIS X 0201 に基づくラテン文字・片仮名用 8 ビット符号の文字集合)

4) 

漢字データ(JIS X 0208 

附属書 のシフト符号化表現で規定された文字。QR コードで符号化す

る漢字データは,8140

HEX

∼9FFC

HEX

及び E040

HEX

∼EBBF

HEX

としてあるので,13 ビットに圧縮する

ことが可能となっている。

b) 

データ表示  暗のモジュールは 2 進法の 1,明のモジュールは 2 進法の 0 を意味する。

c) 

シンボルサイズ(クワイエットゾーンを除く。)  21×21 モジュール∼177×177 モジュール(1 型∼

40

型,型番が一つ上がるごとに一辺につき 4 モジュールずつ増加)

d) 

シンボル当たりの文字数(最大シンボルサイズ,40-L 型に対して)

1) 

数字データ   7

089

文字

2) 

英数字データ   4

296

文字

3)  8

ビットバイトデータ   2

953

文字

4) 

漢字データ   1

817

文字

e) 

選択可能な誤り訂正

次の 4 段階の誤り訂正が用意してあり,それぞれ示してある割合までのシンボルの中の符号語を復

元することができる。

L

  7 %

M

  15 %

Q

  25 %

H

  30 %

f) 

コード形式  マトリックス

g) 

方向の独立性  独立している。

図 に 1 型の QR コードシンボルの 1 例を示す。

  1  QR コードシンボルの例


5

X 0510

:2004

7.2 

追加機能のまとめ  次の追加機能は,QR コードに必す(須)のものか,任意機能のものかのいずれ

かとする。

a) 

構造的連接(任意)  この機能によって,データのファイルを,論理的に連続する最大 16 個までの

QR

コードシンボルに分けて表現することができる。任意の順序で読み取ってもオリジナルデータを

正しく再構成できる。

b) 

マスク処理[必す(須)]  復号効率を妨げるようなモジュール配置が現れるのを最小限に抑え,シン

ボルの明及び暗のモジュール比率を 1:1 に近づける。

c) 

拡張チャネル解釈(任意)  この機能によって,既定の符号化文字集合でない文字集合(アラビア文

字,キリル文字,ギリシャ文字など)を使い別のデータ解釈(定義された圧縮方式を用いた圧縮済み

データ)を使ったデータ,又は他の業界専用の要件を使ったデータの符号化を行うことができる。

7.3 

シンボルの構造  各 QR コードシンボルは,正方形様のモジュールを真性正方形配列に並べ,符号

化領域及び機能パターン,すなわち,位置検出パターン,分離パターン,タイミングパターン及び位置合

せパターンの組合せとして構成する。機能パターンは,データの符号化領域としては使用しない。シンボ

ルは,その四辺の周囲にクワイエットゾーンをもつ。

図 は 7 型の QR コードシンボルの構造を示す。

  2  QR コードシンボルの構造

7.3.1 

シンボルの型番及び大きさ  QR コードシンボルには,1 型∼40 型までの 40 種類の型番がある。1

型は 21×21 モジュール,2 型は 25×25 モジュール,40 型は 177×177 モジュールというように,型番が一

つ上がるごとに一辺につき 4 モジュールずつ増加する。

図 3∼図 は,1 型,2 型,6 型,7 型,14 型,21

型及び 40 型の構造を示す。

型番情報


6

X 0510

:2004

備 考

  3  1 型及び 2 型のシンボル

データ及び誤り訂正コード語

形式情報及びその誤り訂正符号

型番情報及びその誤り訂正符号

残余ビット

5

モジュール

5

モジュール

9

モジュール

9

モジュール


7

X 0510

:2004

  4  6 型及び 7 型のシンボル

25

モジュール

25

モジ

ュール

29

モジ

ュール

29

モジュール


8

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  5  14 型のシンボル

57

モジュール

57

モジュール


9

X 0510

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  6  21 型のシンボル

85

モジュール

85

モジュール


10

X 0510

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  7  40 型のシンボル

161

モジュール

161

モジュール


11

X 0510

:2004

7.3.2 

位置検出パターン  位置検出パターンは,図 に示すシンボルの左上,右上及び左下に配置される

3

個の位置検出要素パターンから構成する。各位置検出要素パターンは,3 個の同心正方形が重なった形状

で,暗の 7×7 モジュール,明の 5×5 モジュール及び暗の 3×3 モジュールから構成される。各位置検出要

素パターンにおけるモジュール幅の比率は,

図 に示すように 1:1:3:1:1 とする。これに類似するパ

ターンがシンボルの任意の位置に出現する可能性を抑え,視野内で QR コードシンボルの認識を容易にす

ることができるようにシンボルを符号化する。位置検出パターンを構成する 3 個の位置検出要素パターン

を識別することによって,視野内でのシンボルの位置及び方向を明確に認識できる。

  8  位置検出要素パターンの構造

7.3.3 

分離パターン  1 モジュール幅の分離パターンは,図 に示すように各位置検出要素パターンと符

号化領域との間に配置され,それはすべて明のモジュールで構成される。

7.3.4 

タイミングパターン  水平及び垂直タイミングパターンは,それぞれ 1 モジュール幅で暗と明とが

交互になっているモジュールの行又は列から構成され,暗のモジュールで始まり,暗のモジュールで終了

する。水平タイミングパターンは,シンボルの 6 行目,上部位置検出要素パターンに対する分離パターン

と分離パターンとの間にわたっている。垂直タイミングパターンは,同様にシンボルの 6 列目,左側の位

置検出要素パターンに対する分離パターンと分離パターンの間にわたっている。これらによって,シンボ

ル密度及び型番を決めることができ,モジュール座標を決めるデータ位置が得られる。

7.3.5 

位置合せパターン  各位置合せパターンは,3 個の同心正方形が重なった形状で,暗の 5×5 モジ

ュール,明の 3×3 モジュール及び中心となる暗の 1 モジュールで構成される。位置合せパターンの数は,

シンボルの型番によって決まり,

附属書 に規定する位置に配置する。

7.3.6 

符号化領域  この領域には,データを示すシンボルキャラクタ,それらに対する誤り訂正コード語,

形式情報及び型番情報を含む。シンボルキャラクタの詳細は 8.7.1,形式情報の詳細は 8.9,及び型番情報

の詳細は 8.10 による。

7.3.7 

クワイエットゾーン  シンボルの四辺の周囲を囲む,何も表示されない 4 モジュール幅の領域で,

その公称反射値は,明のモジュール値と等しい。

7.3.8 

明暗(白黒)反転  この規格には,QR コードシンボルの明モジュール及び暗モジュールを逆にし

たシンボルを含める。

7.3.9 

表裏反転  この規格には QR コードシンボルの表裏を逆にしたシンボルを含める。

8. 

要求事項

8.1 

符号化手順の概要  ここでは,入力データを QR コードシンボルに変換する際に要求する手順の概

要を規定する。


12

X 0510

:2004

手順 1  データ分析  符号化する種々の異なる文字を識別するため,入力データ列を分析する。QR コード

は拡張チャネル解釈機能に対応しており,

既定の文字集合とは異なるデータを符号化することができる。

QR

コードには,異なる文字集合を効果的にシンボルキャラクタに変換するための幾つかのモード(8.3

参照)がある。最も効果的にデータを 2 進文字列へ変換するため,必要に応じてモードを切り替える。

必要な誤り検出及び誤り訂正レベルを選択する。利用者が使用するシンボル型番を指定していない場合

は,データが収容できる最小型番を選択する。シンボル型番及びそのデータ容量の一覧を

表 に示す。

手順 2  データの符号化  8.4.18.4.5 で定義するとおり,適用中のモードの規則に従ってデータ文字をビ

ット列に変換する。新しいモードセグメントの開始時にモード変更に必要なモード指示子を挿入し,デ

ータ列の最後に終端パターンを挿入する。得られたビット列を 8 ビットコード語に分割する。その型番

が要求するデータコード語数を満たすために必要に応じて埋め草キャラクタを付加する。

手順 3  誤り訂正符号  誤り訂正アルゴリズムを実行するため,コード語列を要求するブロック数(表 13

表 22 で定義)に分割する。各ブロックに対して誤り訂正コード語を生成し,データコード語列の後に

付加する。

手順 4  最終的なメッセージの構築  8.6 c)で規定するとおり各ブロックのデータ及び誤り訂正コード語

をインタリーブにし,必要に応じて残余ビットを付加する。

手順 5  マトリックスにおけるモジュールの配置  マトリックスに位置検出パターン,分離パターン,タ

イミングパターン及び位置合せパターンとともにコード語モジュールを配置する。

手順 6  マスク処理  シンボルの符号化領域にマスク処理パターンを適用する。明及び暗のモジュールバ

ランスを最適にし,また望ましくないパターンの出現を最小限に抑えるパターンを評価し,選択する。

手順 7  形式情報及び型番情報  形式情報及び型番情報(適用する場合)を生成し,シンボルを完成する。


13

X 0510

:2004

  1  QR コードの全型番のデータ容量

型番

モジュール数/

機能パターン

形式情報及び

(C)以外のデータ

データ容量

残余

辺(A)

モジュール(B)

型番情報

モジュール

[コード語](

1

)

(E)

ビット

モジュール(C) (D4=A

2

−B−C)

1  21 202 31  208  26 0

2  25 235 31  359  44 7

3  29 243 31  567  70 7

4  33 251 31  807 100 7

5  37 259 31 1079 134 7

6  41 267 31 1383 172 7

7  45 390 67 1568 196 0

8  49 398 67 1936 242 0

9  53 406 67 2336 292 0

10  57 414 67 2768 346 0

11  61 422 67 3232 404 0

12  65 430 67 3728 466 0

13  69 438 67 4256 532 0

14 73 611 67 4651

581 3

15  77 619 67 5243 655 3

16  81 627 67 5867 733 3

17  85 635 67 6523 815 3

18  89 643 67 7211 901 3

19  93 651 67 7931 991 3

20  97 659 67 8683

1085 3

21 101 882 67 9252

1156 4

22 105 890 67

10068

1258 4

23 109 898 67

10916

1364 4

24 113 906 67 11796

1474 4

25 117 914 67

12708

1588 4

26 121 922 67

13652

1706 4

27 125 930 67

14628

1828 4

28 129 1203  67 15371

1921  3

29 133 1211  67 16411

2051  3

30 137 1219  67 17483

2185  3

31 141 1227  67 18587

2323  3

32 145 1235  67 19723

2465  3

33 149 1243  67 20891

2611  3

34 153 1251  67 22091

2761  3

35 157 1574  67 23008

2876  0

36 161 1582  67 24272

3034  0

37 165 1590  67 25568

3196  0

38 169 1598  67 26896

3362  0

39 173 1606  67 28256

3532  0

40 177 1614  67 29648

3706  0

注(

1

) 

すべてのコード語は,8 ビット長とする。


14

X 0510

:2004

8.2 

データ分析  内容を決定するために入力データ文字列を分析し,8.4 に従って各文字列を符号化する

ために既定又は他の適切な ECI 及び適切なモードを選択する。数字モードから漢字モードに進むにつれ,

文字当たりに要求されるビット数が増加する。混在モードでは,データのビット列の長さを最少にするた

め,シンボル内でモードを切り替えることができ,部分的には,一つのモードで,他の部分より効率的に

符号化できる(例えば,数字列の後に英数字列が続く場合)

。一般的には,文字当たりの最少ビットを要求

するモードでデータを符号化することが最も効果的であるが,モード変更に伴ってモード指示子及び文字

数指示子のオーバーヘッドがあるため,文字数の少ない場合にもモードを変更することが常に最短のビッ

ト列となるわけではない。これに関する手引きは,

附属書 に示す。また,シンボルの容量は,ある型番

から次の型番へと段階的に増加するため,すべての事例で最大の変換効率を達成することは,必ずしも必

要ではない。

8.3 

モード  次に定義するモードは,文字値及び既定の ECI 値を伴う割当てに基づいている。他の ECI

を適用する場合には,最適なデータ圧縮モードを選択するのに特定の文字割当ての代わりにバイト値を使

用する。例えば,データのバイト値が 30

HEX

∼39

HEX

の範囲にある文字列の場合には,数字モードを適切と

する。この場合,既定の数字又は英字相当のバイト値を用いて圧縮する。

8.3.1 

拡張チャネル解釈モード  ECI プロトコルによって,出力データ列は,省略時の文字集合とは異

なる解釈を得ることができる。ECI プロトコルは,多くのシンボル体系に適用できるように定義されてい

る。QR コードでは,次の 4 種類の解釈を用意している。

a) 

各国で使用される文字

b) 

暗号化又は圧縮のような一般目的

c) 

クローズシステム向けの利用者定義による解釈

d) 

未編集モードでの構造的連接に対する制御情報

ECI

プロトコルは,AIM Inc.発行の“拡張チャネル解釈の割当て[Extended Channel Interpretation (ECI)

Assignments

”において定義する。このプロトコルは,印字前及び復号後のバイト値の特定の解釈に関す

る一貫した規定方法を示す。

JIS X 0201

及び JIS X 0208 の文字集合を表現する QR コードの既定の ECI 値は,ECI 000020 とする。

8.3.2 

数字モード  数字モードは,10 進数集合(0∼9)のデータを通常,3 文字を 10 ビットで符号化す

る。

8.3.3 

英数字モード  英数字モードは,45 文字[10 個の数字(0∼9)],26 個のアルファベット文字(A

∼Z)及び 9 個の記号(スペース,$,%,*,+,−,

,/,

:)のデータを符号化する。通常,2 文字を 11

ビットで符号化する。

8.3.4 8

ビットバイトモード  8 ビットバイトモードは,JIS X 0201 に基づく 8 ビットのラテン文字・片

仮名用 8 ビット符号に規定された文字を扱う。このモードにおいて,データは,1 文字を 8 ビットで符号

化する。

参考  このモードで使用する符号化文字集合は,QR コードを使用するアプリケーションで指定する

符号化文字集合とする。ただし,アプリケーションごとに使用する符号化文字集合が異なると,

複数のアプリケーションを扱うシステムでは符号化文字集合の切替が必要となり,システムが

複雑になる。このため,国際的なアプリケーションとしては JIS X 0201ISO 8859-15 及び JIS 

X 0221-1

(UTF-8)の使用を推奨する。各国国内に限られたアプリケーションでは,ISO 8859 

各パートの使用を推奨する。日本では JIS X 0201 の使用を推奨する。UTF-8 は UCS-2(Universal

Multiple-Octet Coded Character Set-2

)で定義される文字集合を用いて記述された文字列をバイト


15

X 0510

:2004

列に変換する方式の一つで,1文字を 1∼6 バイトの可変長マルチバイトに変換する。

8.3.5 

漢字モード  漢字モードは,JIS X 0208 の附属書 で符号化を行う漢字集合(漢字のほかに仮名,

英数字等を含む。

)を扱う。各 2 バイトの文字値は,13 ビット 2 進コード語に圧縮する。

8.3.6 

混在モード  QR コードは,8.3.18.3.5 に規定する任意のモードの組合せによるデータ列を扱うこ

とができる。

混在モードにおける入力データ文字列の最も効率的な表現方法の選択については,

附属書 による。

8.3.7 

構造的連接モード  構造的連接モードは,データの符号化を幾つかの QR コードシンボル上に分割

するために使用する。すべてのシンボルを読み出すことを要求し,データメッセージを,正しい順序で再

構成する。データメッセージの長さ及びシンボルの位置を識別するために,各シンボルの構造的連接ヘッ

ダを符号化し,すべてのシンボルが同じメッセージに属することを検証する。構造的連接モードの符号化

の詳細については 9.を参照する。

8.3.8 FNC1

モード  FNC1 モードは,UCC/EAN アプリケーション識別子規格又は AIM Inc.が認めた特

定の工業規格のいずれかに従うデータ形式から構成するメッセージに使用する。

8.4 

データの符号化  最初の ECI が既定の ECI 値以外の場合は,入力データは,それぞれのモードで 1

個以上のセグメントが後続する ECI ヘッダで構成されるビット列に変換する。既定の ECI 値では,ビット

列は,モード指示子で開始する。

ECI

ヘッダ(存在する場合)は,次をもつ。

− ECI モード指示子(4 ビット)

− ECI 指定(8 ビット,16 ビット又は 24 ビット)

残りのビット列は,次をもつセグメントで構成する。

−  モード指示子(4 ビット)

−  文字数指示子

−  データビット列

ECI

ヘッダは,ECI モード指示子の最初(最上位けた)のビットで始まり,ECI 指定の最後(最下位け

た)のビットで終了する。各モードセグメントは,モード指示子の最初(最上位けた)のビットで始まり,

データビット列の最後(最下位けた)のビットで終了する。セグメントの長さは,適用中のモードの規則

及び入力データの文字数によって明確に定義するので,セグメントとセグメントとの間には明確な分離を

示すパターンは存在しない。

規定のモードで入力データ列を符号化するには,8.4.18.4.6 に定義する手順に従う。

表 に,各モード

のモード指示子を示す。

表 に,適用するモード及びシンボル型番によって変化する,文字数指示子の長

さを定義する。


16

X 0510

:2004

  2  モード指示子

モード

指示子

ECI

0111

数字

0001

英数字

0010

8

ビットバイト

0100

漢字

1000

FNC1

0101

(1 番目の位置)

1001

(2 番目の位置)

構造的連接

0011

終端パターン(メッセージの終了) 0000

予約

0110

1010

1011

1100

1101

1110

1111 

  3  文字数指示子のビット数

型番

数字

モード

英数字

モード

8

ビットバイト

モード

漢字

モード

1

∼9

10

9

8

8

10

∼26

12

11

16

10

27

∼40

14

13

16

12

シンボルにおけるデータの最後は,4 ビット終端パターン 0000 で示す。しかし,データビット列の後ろ

の残りのシンボル容量が 4 ビット未満の場合,4 ビット終端パターン 0000 は,省略又は短縮する。

8.4.1 

拡張チャネル解釈モード  このモードは,この形式のデータを前処理する方法を規定する AIM

Inc.

の ECI 仕様に従って,バイト値を別の解釈(すなわち別の文字集合)に従うデータを符号化するため

に用いられ,モード指示子 0111 によって機能を呼び出す。QR コードの既定の ECI 値(000020)は,JIS X 

0208

のシフト符号化表現の文字集合に対応しており,任意のシンボルの開始時に特にこれを指定する必要

はない。

ECI

は,データキャリア識別子を送信できる読取装置によってだけ使用できる。データキャリア識別子

を送信できない読取装置は,ECI を含むどのシンボルからのデータも送信できない。

入力した ECI データは,一連の 8 ビットバイト値として符号化システムで処理する。

ECI

手順におけるデータは,その意味に関係なく,どのモード又は最も効率的な符号化を行うモードに

よって符号化してもよい。例えば,30

HEX

∼39

HEX

の範囲にあるバイト列は,実際には数字を意味しない場

合でも,0∼9 の数字列のように,数字モード(8.4.2 参照)で符号化できる。文字数指示子の値を決定する

ために,バイト数(漢字モードではバイトの組の数)を用いる。

8.4.1.1 ECI

指定  ECI は,6 けたの割当て番号で指定する。この番号は,ECI モード指示子に続く最初

の 1 個∼3 個のコード語として QR コードシンボルに符号化する。符号化規則は,

表 で定義する。ECI

指定は,5C

HEX

ISO 646 IRV では“\”すなわち逆斜線,JIS X 0201 では“¥”すなわち円マーク)に続

く 6 けたの割当て番号が符号化されたデータとして出現する。実データとして 5C

HEX

が出現する場合に

は,シンボルに符号化する前の,ECI プロトコルを適用するデータ列の中では 5C

HEX

を二重にしなければ


17

X 0510

:2004

ならない。

復号の際,最初の ECI 割当てコード語(ECI モードでのモード指示子に続くコード語)の 2 進パターン

によって ECI 指定を示すコードワード語の長さが決まる。最初の 0 ビットの前の 1 ビットの数によって,

ECI

割当て番号の定義に使用した第 1 コード語の後の追加コードワード数が決まる。最初の 0 ビット後の

ビット列は,ECI 割当て番号を示す 2 進値とする。ECI の割当て番号が小さいときは,複数の方法で符号

化できるが,短い方法が望ましい。

  4  ECI 割当て番号の符号化

ECI

指定

コード語数

コード語値

000000

∼000127 1

0bbbbbbb

000000

∼016383 2

10bbbbbb bbbbbbbb

000000

∼999999 3

110bbbbb bbbbbbbb bbbbbbbb

ここに,b…b=ECI 割当て番号の 2 進値

  1−H 型シンボルで ISO 8859-7(ECI 000009)の文字集合を使用し,データをギリシャ文字で符号

化する場合

符号化するデータ:

AB

Γ∆E(文字値 A1

HEX

,A2

HEX

,A3

HEX

,A4

HEX

,A5

HEX

シンボルのビット列

  ECI モード指示子:

0111

  ECI 割当て番号 (000009):

00001001

  モード指示子(8 ビットバイト)

: 0100

  文字数指示子(5 けた)

00000101

  データ:

10100001 10100010 10100011 10100100 10100101

  最終的なビット文字列:

0111 00001001 0100 00000101 10100001 10100010 10100011

10100100 10100101

復号したデータの送信例については,15.2 参照。

8.4.1.2 

複数の ECI  ECI データセグメントにおける連続する ECI の効果を指定する AIM Inc.の ECI 仕様

を参照する。例えば,文字集合 ECI が適用されたデータは,最初の ECI と共存できる非文字集合 ECI を用

いて,暗号化又は圧縮することがある。また,二番目の ECI が最初の ECI を無効にし,新たな ECI セグメ

ントを開始する効果をもつことがある。データ中に,ECI 指定が出現するところでは,いずれの ECI 指定

も 8.4.1.1 に従って QR コードシンボルに符号化し,新たなモードセグメントを開始する。

8.4.1.3 ECI

及び構造的連接  適用する任意の ECI は,8.4.1.2 の規則及び AIM Inc.の ECI 仕様に従って,

符号化するデータの終了又は ECI の変更(モード指示子 0111 による)が発生するまで適用する。ECI にお

いて符号化したデータが構造的連接モードで 2 個以上のシンボルにわたる場合,ECI を適用し続けている

後続シンボルでは,構造的連接ヘッダの直後に,ECI モード指示子及び適用する各 ECI に対する ECI 指定

番号から構成する ECI ヘッダが必要となる。

8.4.2 

数字モード  入力データ文字列を 3 けたのグループに分割し,各グループを 10 ビットの 2 進値に

変換する。入力けた数が 3 の倍数でない場合,最終の 1 けた又は 2 けたは,それぞれ 4 ビット又は 7 ビッ

トに変換する。次に 2 進データを接続し,モード指示子及び文字数指示子を最初の部分に付加する。

数字モードの文字数指示子は,

表 で定義するとおり 10 ビット,12 ビット又は 14 ビット長とする。入

力データ文字数を,10 ビット,12 ビット又は 14 ビットの 2 進値に変換し,モード指示子の後で 2 進デー

タ列の前に付加する。


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X 0510

:2004

1.  1−H 型シンボル

入力データ

01234567

1. 3

けたのグループに分割:

012

  345  67

2.

各グループを 2 進値に変換:

012

0000001100

345

0101011001

67 

1000011

3. 2

進データを順に接続:

0000001100

  0101011001  1000011

4.

文字数指示子を 2 進値(1-H 型は 10 ビット)に変換: 

入力データ文字数

8

0000001000

5.

モード指示子 0001 及び文字数指示子を 2 進データに付加: 

0001

  0000001000  0000001100  0101011001  1000011

2.  1−H 型シンボル

入力データ

0123456789012345

1. 3

けたのグループに分割:

012

  345  678  901  234  5

2.

各グループを 2 進値に変換:

012

0000001100

345

0101011001

678

1010100110

901

1110000101

234

0011101010

0101

3. 2

進データを順に接続:

0000001100

  0101011001  1010100110  1110000101  0011101010 0101

4.

文字数指示子を 2 進値(1-H 型は 10 ビット)に変換: 

入力データ文字数

16

0000010000

5.

モード指示子 0001 及び文字数指示子を 2 進データに付加: 

 0001

  0000010000  0000001100  0101011001  1010100110  1110000101  0011101010

 0101

数字モードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって得られる。

B

=4+C+10(D DIV 3)+R

ここに,

B

:  ビット列のビット数

C

:  文字数指示子のビット数(

表 から)

D

:  入力データ文字数

R

:  (D M0D 3)=0 ならば 0,(D M0D 3)=1 ならば 4,(D M0D 3)

=2 ならば 7

8.4.3 

英数字モード  各入力文字に,表 に基づいて 0∼44 の文字値を割り当てる。


19

X 0510

:2004

  5  英数字モードの符号化・復号表

文字

文字

文字

文字

文字

文字

文字

文字

0 0 6 6 C 12 I 18

O 24

U 30

SP

36 . 42

1 1 7 7 D 13 J 19

P 25

V 31

$ 37 / 43

2 2 8 8 E 14 K 20

Q 26

W

32

% 38 : 44

3 3 9 9 F 15 L 21

R 27

X 33

* 39

4  4  A 10

G 16 M 22

S 28

Y 34

+ 40

5  5  B 11 H 17 N 23

T 29

Z 35

− 41

入力文字を,2 けたのグループに分け,11 ビットの 2 進コードに符号化する。最初の文字の文字値は,

45

で乗算し,2 番目の文字値をそれに加算する。合計値を 11 ビットの 2 進値に変換する。入力文字数が 2

の倍数でない場合,最終文字の文字値は,6 ビットの 2 進値に変換する。これらの 2 進データは,接続し,

モード指示子及び文字数指示子を前に付加する。英数モードの文字数指示子は,

表 で定義するとおり 9

ビット,11 ビット又は 13 ビット長とする。入力データ文字数を,9 ビット,11 ビット又は 13 ビットの 2

進値に変換し,モード指示子の後で 2 進データ列の前に付加する。

例  1−H 型シンボル

入力データ  AC-42

1.

表 に従って文字値を割当て:

AC-42

    (10124142)

2.

結果を 2 けたの 10 進数のグループに分割:

(10

12)

  (414)  (2)

3.

各グループを 11 ビットの 2 進値に変換:

(10

12)

  10*4512462  00111001110

(41

4) 

  41*4541849  11100111001

(2)

        2               000010

4. 2

進データを順に接続:

00111001110

  11100111001  000010

5.

文字数指示子を 2 進値(1-H 型は 9 ビット)に変換:

入力データ文字数

5

000000101

6.

モード指示子 0010 及び文字数指示子を 2 進データに付加:

0010

  000000101  00111001110  11100111001  000010

英数字モードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって得られ

る。

B

=4+C+11(D DIV 2)+6(D MOD 2)

ここに,

B

:  ビット列のビット数

C

:  文字数指示子のビット数(

表 から)

D

:  入力データ文字数

8.4.4 8

ビットバイトモード  このモードでは,1 個の 8 ビットコード語は,表 に示す入力データ文字

に対する文字値を直接割り当てる(密度は,1 文字当たり 8 ビット)

。既定の ECI 以外の ECI では,8 ビッ

トバイトの値を直接表す。

  6  ラテン文字・片仮名用 8 ビット符号の符号化・復号表


20

X 0510

:2004

文字 16 進  文字 16 進  文字 16 進  文字 16 進

文字 16 進

文字 16 進

文字 16 進  文字 16 進

NUL

  00 SP   20

@

  40 '    60 80

  A0

タ    C0 E0

SOH

  01

  21

A

  41 a    61 81

。    A1

チ    C1 E1

STX

  02

  22

B

  42 b    62 82

「    A2

ツ    C2 E2

ETX

  03 #    23

C

  43 c    63 83

」    A3

テ    C3 E3

EOT

  04 $    24

D

  44 d    64 84

、    A4

ト    C4 E4

ENQ

  05 %    25

E

  45 e    65 85

・    A5

ナ    C5 E5

ACK

  06 &    26

F

  46 f    66 86

ヲ    A6

ニ    C6 E6

BEL

  07 '    27

G

  47 g    67 87

ァ    A7

ヌ    C7 E7

BS

  08 (    28

H

  48 h    68 88

ィ    A8

ネ    C8 E8

HT

  09 )    29

I

  49 i    69 89

ゥ    A9

ノ    C9 E9

LF

  0A *    2A J    4A j    6A

8A

ェ    AA

ハ    CA EA

VT

  0B +    2B K    4B k    6B

8B

ォ    AB

ヒ    CB EB

FF

  0C

  2C L    4C i    6C

8C

ャ    AC

フ    CC EC

CR

  0D -    2D M    4D m    6D

8D

ュ    AD

へ    CD ED

SO

  0E

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マ    CF EF

DLE

  10 0    30

P

  50 p    70 90

−    B0

ミ    D0 F0

DC1

  11 1    31

Q

  51 q    71 91

ア    B1

ム    D1 F1

DC2

  12 2    32

R

  52 r    72 92

イ    B2

メ    D2 F2

DC3

  13 3    33

S

  53 s    73 93

ウ    B3

モ    D3 F3

DC4

  14 4    34

T

  54 t    74 94

エ    B4

ヤ    D4 F4

NAK

  15 5    35

U

  55 u    75 95

オ    B5

ユ    D5 F5

SYN

  16 6    36

V

  56 v    76 96

カ    B6

ヨ    D6 F6

ETB

  17 7    37

W

  57 w   77 97

キ    B7

ラ    D7 F7

CAN

  18 8    38

X

  58 x    78 98

ク    B8

リ    D8 F8

EM

  19 9    39

Y

  59 y    79 99

ケ    B9

ル    D9 F9

SUB

  1A

  3A Z    5A z    7A

9A

コ    BA

レ    DA FA

ESC

  1B

  3B [    5B {    7B

9B

サ    BB

ロ    DB FB

IS4

  1C <    3C ¥    5C

  7C

9C

シ    BC

ワ    DC FC

IS3

  1D =    3D ]    5D }    7D

9D

ス    BD

ン    DD FD

IS2

  1E >    3E

  5E ¯    7E

9E

セ    BE

  DE FE

IS1

  1F

  3F

_

  5F DEL

  7F

9F

ソ    BF

゜    DF FF

参考1.  JIS X 0208 の 8 ビット符号のバイト値 80

HEX

∼9F

HEX

及び E0

HEX

∼FF

HEX

までは未定義で,保留と

する。これらの幾つかは,シフト符号化表現では第 1 バイトとして使用し,8 ビット符号とシフ
ト符号化表現とを区別するのにも適用できる。詳細については,JIS X 0208 

附属書 1(シフト

符号化表現)を参照する。

2.  JIS X 0208

の 8 ビット符号のバイト値 00

HEX

∼FF

HEX

は,

5C

HEX

及び 7E

HEX

を除いて,

ISO/IEC 646

に対応している。 

次に 2 進データを接続し,モード指示子及び文字数指示子を前に付加する。8 ビットバイトモードの文


21

X 0510

:2004

字数指示子は,

表 で定義するとおり 8 ビット又は 16 ビット長とする。入力データ文字数を,8 ビット又

は 16 ビット 2 進値に変換し,モード指示子の後で 2 進データ列の前に付加する。

8

ビットバイトモードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって

得られる。

B

=4+C+8D

ここに,

B

:  ビット列のビット数

C

:  文字数指示子のビット数(

表 から)

D

:  入力データ文字数

8.4.5 

漢字モード  JIS X 0208 のシフト符号化表現では,漢字は,2 バイトの組合せによって表現する。

漢字モードの入力データ文字は,次に示すように,13 ビット 2 進コード語に圧縮する。2 進データを接続

し,モード指示子及び文字数指示子を前に付ける。漢字モードの文字数指示子は,

表 で定義するとおり

8

ビット,10 ビット又は 12 ビット長とする。入力データ文字数を,8 ビット,10 ビット又は 12 ビットの

2

進値に変換し,モード指示子の後で 2 進データ列の前に付加する。

a)  8140

HEX

∼9FFC

HEX

までのシフト符号化表現値の文字

1) 

シフト符号化表現値から 8140

HEX

を減算する。

2) 

得られた値の上位バイトに C0

HEX

を乗じる。

3)  2

)の結果に下位バイトを加算する。

4) 

結果を 13 ビット 2 進文字列に変換する。

参考  JIS X 0208 のシフト符号化表現では,下位バイトは,40

HEX

∼FC

HEX

(7F を除く。

)の範囲のた

め,下位バイトがこの範囲以外の場合には,8 ビットバイトモードで符号化する。

b)  E040

HEX

∼EBBF

HEX

までのシフト符号化表現値の文字

1) 

シフト符号化表現値から C140

HEX

を減算する。

2) 

得られた値の上位バイトに C0

HEX

を乗じる。

3)  2

)の結果に下位バイトを加算する。

4) 

結果を 13 ビット 2 進文字列に変換する。

参考  JIS X 0208 のシフト符号化表現では,下位バイトは,40

HEX

∼FC

HEX

(7F を除く。

)の範囲のた

め,下位バイトがこの範囲以外の場合には,8 ビットバイトモードで符号化する。

  

入力文字

“点”

“茗”

(シフト符号化表現値)

935F

E4AA

1. 8140

又は C140 を引く。

935F

8140121F

E4AA

C140236A

2.

上位バイトに C0 を乗じる。

12

×C0D80

23

×C01A40

3.

下位バイトを足す。

D80

1FD9F

1A40

6A1AAA

4. 13

ビット 2 進に変換する。

0D9F

1AAA

0 1101 1001 1111

1 1010 1010 1010

c) 

8140

HEX

∼9FFC

HEX

までのシフト符号化表現値の文字及び E040

HEX

∼EBBF

HEX

までのシフト符号化表現

値の文字すべてに対し,入力文字の 2 進列の前にモード指示子(1000)及び文字数指示子 2 進値(8,

10

又は 12 ビット)を付加する。

漢字モードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって得られ


22

X 0510

:2004

る。

B

=4+C+13D

ここに,

B

:  ビット列のビット数

C

:  文字数指示子(

表 から)のビット数

D

:  入力文字数

8.4.6 

混在モード  データの内容によって,あるモードにおけるデータ列を別のモードへ変更する場合又

は符号化密度を高める場合,この任意機能を用いる。手引きに関しては,

附属書 による。データの各セ

グメントは,モード指示子,文字数指示子,データ及び次のセグメントを開始するモード指示子によって

続く基本構造で,8.4.18.4.5 に示す適切なモードで符号化する。

図 に,n 個のセグメントを含むデータ

の構造を図示する。

セグメント 1

セグメント 2

・・・

セグメント n

モード

文字数

モード

文字数

モード

文字数

指示子 1

指示子

データ

指示子 2

指示子

データ

・・・

指示子 n

指示子

データ

  9  混在モードの形式

8.4.7 FNC1

モード  特定のあらかじめ定義された業界仕様又はアプリケーション仕様に従うメッセー

ジ形式を符号化するシンボルを識別するために,8.3.18.3.8 及び 8.4.18.4.6 で定義するモード及び累積

的に使用する二つのモード指示子を用いる。この二つのモード指示子(任意のパラメタデータを伴う)は,

データを効率よく符号化するために使用するモード指示子の前に置かれる。これらのモード指示子を使用

する場合,復号器は,15.1 及び

附属書 で定義するデータキャリア識別子を送信する必要がある。

8.4.7.1 FNC1

1

番目の位置)  このモード指示子は,UCC/EAN アプリケーション識別子規格に従うデ

ータ形式を符号化するシンボルを認識する。このために,シンボル内で 1 回だけ使用し,効率的なデータ

符号化(数字データ,英数字データ,8 ビットバイトデータ及び漢字データ)のために使用する最初のモ

ード指示子の前で,かつ,任意の ECI ヘッダ又は構造的連接ヘッダの後に置く。UCC/EAN 仕様が,デー

タのフィールド分離パターン(つまり,可変長データのフィールドの最後で)として使用する FNC1(他

のシンボルではこの特殊文字を使用する。

)を要求する場合,QR コードシンボルは,この機能を実行する

ために,英数字モードにおける%又は 8 ビットバイトモードにおける IS3(1D

HEX

)を使用する。%がデー

タの一部として現れる場合は,%%として符号化する。復号器はシンボル内で%に出会うと 1D

HEX

として送

信する。%%の場合は,1 個の%として送信する。

1.

入力データ

0104912345123459

(アプリケーション識別子 01=UCC/EAN 物品番号,

固定長データ 04912345123459)

15970331

(アプリケーション識別子 15=最小耐久期日 YYMMDD,固定長データ 97 年 3 月 31 日)

30128

(アプリケーション識別子 30=数量,可変長データ 128)

(分離パターン文字が必要)

10ABC123

(アプリケーション識別子 10=バッチ番号,可変長データ ABC123)

符号化するデータ 

01049123451234591597033130128%10ABC123

シンボルのビット列

0101

[モード指示子  FNC1(1 番目の位置)

0001

(モード指示子  数字モード)


23

X 0510

:2004

0000011101

(文字数カウント指示子  29 けた)

<01049123451234591597033130128 に対するデータビット>

0010

(モード指示子英数字モード)

000001001

(文字数カウント指示子  9 けた)

<%10ABC123 に対するデータビット>

送信データ(15.1 及び

附属書 参照) 

]Q301049123451234591597033130128<1D

HEX

>10ABC123

例 2.  データにおける%の符号化及び送信

入力データ 123%

符号化 123%%

送信 123%

8.4.7.2 FNC1

2

番目の位置)  このモード指示子は,AIM Inc.が認めた特定の業界仕様又はアプリケー

ション仕様に従って形式付けするシンボルを認識する。AIM Inc.によって関係付けされた仕様を識別する

アプリケーション指示子の値とする 1 バイトのコード語が後続する。このために,シンボル内で 1 回だけ

使用し,効率的なデータ符号化(数字データ,英数字データ,8 ビットバイトデータ,漢字データ)のた

めに使用する最初のモード指示子の前で,かつ,任意の ECI ヘッダ又は構造的連接ヘッダの後に置く。ア

プリケーション指示子は,

(a∼z 及び A∼Z)の任意のラテンアルファベット文字(文字の 8 ビット符号値

に 100 を加えた)又は 2 けたの数字(直接数値で表示)の形式とし,復号器によって,データの直前に最

初の 1 個又は 2 個の文字として送信する。

  

(アプリケーション指示子 37 は,この規格の発行時には割当て機関による割当てをしておらず,例の

データ内容は,全くの架空とする。

 

アプリケーション指示子 37

入力データ              AA1234BBB112text text text text<CR>

シンボルのビット列

1001

[モード指示子  FNC1(2 番目の位置)

00100101

(アプリケーション指示子  37)

0010

(モード指示子  英数字モード)

000001100

(文字数カウント指示子  12 けた)

<AA1234BBB112 に対するデータビット>

0100

(モード指示子  8 ビットバイトモード)

00010100

(文字数カウント指示子  20 けた)

<text text text text<CR>に対するデータビット>

送信データ 

]Q537AA1234BBB112text text text text<CR>


24

X 0510

:2004

8.4.8 

終端パターン  シンボルのデータの最後は,終端パターン 0000 で示し,最終のモードセグメント

に続いてデータビット列に付加する。データビット列がシンボル容量を完全に満たしている場合は終端パ

ターンを省略し,シンボルの残りの容量が 4 ビット未満の場合は短縮する。

8.4.9 

コード語変換に対するビット列  各モードセグメントに対応するビット列を順番に接続する。デー

タビット列が完全にシンボル容量を満たしていないときは,終端パターンをビット列に付加する。得られ

たメッセージのビット列を,コード語に分割する。最後のコード語の長さが 8 ビットでないビット列の場

合,最後のコード語に 2 進値 0 の埋め草ビットを付加し,8 ビット長にする。埋め草ビットを,データ列

の最終ビット(最下位けた)の後に付加する。メッセージビット列は,埋め草コード語 11101100 及び

00010001

を交互に付加することによって,

表 7∼表 10 で定義する,型番及び誤り訂正レベルに対応するシ

ンボルのデータ容量を満たす長さにする。得られた一連のコード語,すなわち,データコード語列は,8.5

で規定するとおり処理し,誤り訂正コード語をメッセージに付加する。シンボルのある型番においては,

シンボル容量を完全に満たすためにメッセージの最後に 3 個,4 個又は 7 個の残余ビット(すべて値 0)を

付加する必要がある(

表 参照)。


25

X 0510

:2004

  7  1 型∼10 型のデータコード語数及び入力データ容量

データ容量

型番

誤り訂正

データ

データ

数字

英数字

8

ビット

漢字

レベル

コード語数(

2

)

ビット数 (

3

)

バイト

1  L  19 152

41 25 17 10

 M  16 128 34 20 14  8

 Q  13 104

27 16 11  7

 H  9 72

17

10 7 4

2  L  34 272

77 47 32 20

 M  28 224

63 38 26 16

 Q  22 176

48 29 20 12

 H  16 128

34 20 14  8

3  L  55 440

127 77 53 32

 M  44 352

101 61 42 26

 Q  34 272

77 47 32 20

 H  26 208

58 35 24 15

4  L  80 640

187 114 78 48

 M  64 512

149 90 62 38

 Q  48 384

111 67 46 28

 H  36 288

82 50 34 21

5 L 108 864

255

154

106 65

 M  86 688

202

122 84 52

 Q  62 496

144 87 60 37

 H  46 368

106 64 44 27

6 L 136

1

088

322

195

134 82

 M 108 864

255

154

106 65

 Q  76 608

178

108 74 45

 H  60 480

139 84 58 36

7 L 156

1

248

370

224

154 95

 M 124 992

293

178

122 75

 Q  88 704

207

125 86 53

 H  66 528

154 93 64 39

8 L 194

1

552

461

279

192

118

 M 154

1

232

365

221

152 93

 Q 110 880

259

157

108 66

 H  86 688

202

122 84 52

9  L  232 1

856

552 335 230 141

 M 182

1

456

432

262

180 111

 Q 132

1

056

312

189

130 80

 H 100 800

235

143 98 60

10  L  274 2

192 652 395 271 167

  M  216 1

728 513 311 213 131

 Q 154

1

232

364

221

151 93

 H 122 976

288

174

119 74

注(

2

)

すべてのコード語は,8 ビット長とする。

(

3

) 

データビット数には,モード指示子及び文字数指示子も含む。


26

X 0510

:2004

  8  11 型∼20 型のデータコード語数及び入力データ容量

データ容量

型番

誤り訂正

データ

データ

数字

英数字

8

ビット

漢字

レベル

コード語数(

2

)

ビット数(

3

)

バイト

11 L 324

2

592

772

468

321

198

 M

254

2

032

604

366

251

155

 Q

180

1

440

427

259

177

109

 H

140

1

120

331

200

137

85

12 L 370

2

960

883

535

367

226

 M

290

2

320

691

419

287

177

 Q

206

1

648

489

296

203

125

 H

158

1

264

374

227

155

96

13 L 428

3

424

1 022

619

425

262

 M

334

2

672

796

483

331

204

 Q

244

1

952

580

352

241

149

 H

180

1

440

427

259

177

109

14 L 461

3

688

1 101

667

458

282

 M

365

2

920

871

528

362

223

 Q

261

2

088

621

376

258

159

 H

197

1

576

468

283

194

120

15 L 523

4

184

1 250

758

520

320

 M

415

3

320

991

600

412

254

 Q

295

2

360

703

426

292

180

 H

223

1

784

530

321

220

136

16 L 589

4

712

1 408

854

586

361

 M

453

3

624

1 082

656

450

277

 Q

325

2

600

775

470

322

198

 H

253

2

024

602

365

250

154

17 L 647

5

176

1 548

938

644

397

 M

507

4

056

1 212

734

504

310

 Q

367

2

936

876

531

364

224

 H

283

2

264

674

408

280

173

18 L 721

5

768

1 725

    1 046

718

442

 M

563

4

504

1 346

816

560

345

 Q

397

3

176

948

574

394

243

 H

313

2

504

746

452

310

191

19 L 795

6

360

1 903

    1 153

792

488

 M

627

5

016

1 500

909

624

384

 Q

445

3

560

1 063

644

442

272

 H

341

2

728

813

493

338

208

20 L 861

6

888

2 061

    1 249

858

528

 M

669

5

352

1 600

970

666

410

 Q

485

3

880

1 159

702

482

297

 H

385

3

080

919

557

382

235

注(

2

)

及び(

3

)

は,

表 の注参照。


27

X 0510

:2004

  9  21 型∼30 型のデータコード語数及び入力データ容量

データ容量

型番

誤り訂正

データ

データ

数字

英数字

8

ビット

漢字

レベル

コード語数(

2

)

ビット数(

3

)

バイト

21

L

932

   7 456

2 232

   1 352

929

572

M

714

   5 712

1 708

   1 035

711

438

Q

512

   4 096

1 224

742

509

314

H

406

   3 248

     969

587

403

248

22 L

1 006

   8 048

2 409

   1 460

   1 003

618

M

782

   6 256

1 872

   1 134

779

480

Q

568

   4 544

1 358

823

565

348

H

442

   3 536

1 056

640

439

270

23 L

1 094

   8 752

2 620

   1 588

   1 091

672

M

860

   6 880

2 059

   1 248

857

528

Q

614

   4 912

1 468

890

611

376

H

464

   3 712

1 108

672

461

284

24 L

1 174

   9 392

2 812

   1 704

   1 171

721

M

914

   7 312

2 188

   1 326

911

561

Q

664

   5 312

1 588

963

661

407

H

514

   4 112

1 228

744

511

315

25 L

1 276

  10 208

3 057

   1 853

   1 273

784

 M

1 000

   8 000

2 395

   1 451

997

614

Q

718

   5 744

1 718

   1 041

715

440

H

538

   4 304

1 286

779

535

330

26 L

1 370

  10 960

3 283

   1 990

   1 367

842

 M

1 062

   8 496

2 544

   1 542

   1 059

652

Q

754

   6 032

1 804

   1 094

751

462

H

596

   4 768

1 425

864

593

365

27 L

1 468

   1 744

3 517

   2 132

   1 465

902

 M

1 128

   9 024

2 701

   1 637

   1 125

692

Q

808

   6 464

1 933

   1 172

805

496

H

628

   5 024

1 501

910

625

385

28 L

1 531

  12 248

3 669

   2 223

   1 528

940

 M

1 193

   9 544

2 857

   1 732

   1 190

732

Q

871

   6 968

2 085

   1 263

868

534

H

661

   5 288

1 581

958

658

405

29 L

1 631

  13 048

3 909

   2 369

   1 628

   1 002

 M

1 267

  10 136

3 035

   1 839

   1 264

778

Q

911

   7 288

2 181

   1 322

908

559

H

701

   5 608

1 677

   1 016

698

430

30 L

1 735

  13 880

4 158

   2 520

   1 732

   1 066

 M

1 373

  10 984

3 289

   1 994

   1 370

843

Q

985

   7 880

2 358

   1 429

982

604

H

745

   5 960

1 782

   1 080

742

457

注(

2

)

及び(

3

)

は,

表 の注参照。


28

X 0510

:2004

 10  31 型∼40 型のデータコード語数及び入力データ容量

データ容量

型番

誤り訂正

データ

データ

数字

英数字

8

ビット

漢字

レベル

コード語数(

2

)

ビット数(

3

)

バイト

31

L

   1 843

  14 744

4 417

2 677

   1 840

   1 132

M

   1 455

  11 640

3 486

2 113

   1 452

894

Q

   1 033

   8 264

2 473

1 499

   1 030

634

H

793

   6 344

1 897

1 150

790

486

32

L

   1 955

  15 640

4 686

2 840

   1 952

   1 201

M

   1 541

  12 328

3 693

2 238

   1 538

947

Q

   1 115

   8 920

2 670

1 618

   1 112

684

H

845

   6 760

2 022

1 226

842

518

33

L

   2 071

  16 568

4 965

3 009

   2 068

   1 273

M

   1 631

  13 048

3 909

2 369

   1 628

   1 002

Q

   1 171

   9 368

2 805

1 700

   1 168

719

H

901

   7 208

2 157

1 307

898

553

34

L

   2 191

  17 528

5 253

3 183

   2 188

   1 347

M

   1 725

  13 800

4 134

2 506

   1 722

   1 060

Q

   1 231

   9 848

2 949

1 787

   1 228

756

H

961

   7 688

2 301

1 394

958

590

35

L

   2 306

  18 448

5 529

3 351

   2 303

   1 417

M

   1 812

  14 496

4 343

2 632

   1 809

   1 113

Q

   1 286

  10 288

3 081

1 867

   1 283

790

H

986

   7 888

2 361

1 431

983

605

36

L

   2 434

  19 472

5 836

3 537

   2 431

   1 496

M

   1 914

  15 312

4 588

2 780

   1 911

   1 176

Q

   1 354

  10 832

3 244

1 966

   1 351

832

H

   1 054

   8 432

2 524

1 530

   1 051

647

37

L

   2 566

  20 528

6 153

3 729

   2 563

   1 577

M

   1 992

  15 936

4 775

2 894

   1 989

   1 224

Q

   1 426

  11 408

3 417

2 071

   1 423

876

H

   1 096

   8 768

2 625

1 591

   1 093

673

38

L

   2 702

  21 616

6 479

3 927

   2 699

   1 661

M

   2 102

  16 816

5 039

3 054

   2 099

   1 292

Q

   1 502

  12 016

3 599

2 181

   1 499

923

H

   1 142

   9 136

2 735

1 658

   1 139

701

39

L

   2 812

  22 496

6 743

4 087

   2 809

   1 729

M

   2 216

  17 728

5 313

3 220

   2 213

   1 362

Q

   1 582

  12 656

3 791

2 298

   1 579

972

H

   1 222

   9 776

2 927

1 774

   1 219

750

40

L

   2 956

  23 648

7 089

4 296

   2 953

   1 817

M

   2 334

  18 672

5 596

3 391

   2 331

   1 435

Q

   1 666

  13 328

3 993

2 420

   1 663

   1 024

H

   1 276

  10 208

3 057

1 852

   1 273

784

注(

2

)

及び(

3

)

は,

表 の注参照。


29

X 0510

:2004

8.5 

誤り訂正

8.5.1 

誤り訂正能力  QR コードは,データを損失することなく,シンボルが損傷に耐えることができる

よう,データコード語列に付加する一連の誤り訂正コード語を生成するリードソロモン誤り訂正を備えて

いる。誤り訂正には,

表 11 に示すように利用者が選択できる 4 段階のレベルがあり,次のように損傷の度

合いに応じた復元能力が得られる。

 11  誤り訂正レベル

誤り訂正レベル

復元能力%(概数)

L 7

M 15

Q 25

H 30

附属書 の I.3 に,シンボルに適用する誤り訂正の適正レベルに関する手引きを示す。

誤り訂正コード語は,2 種類の誤りコード語,すなわち,棄却誤り(位置が分かっている誤りコード語)

及び代入誤り(位置が分からない誤りコード語)を訂正することができる。棄却誤りは,未走査又は復号

不能のシンボルキャラクタとする。代入誤りは,間違って復号したシンボルキャラクタとする。QR コー

ドは,マトリックス式シンボル体系のため,暗から明へ又は明から暗へのモジュール変換での不具合は,

シンボルキャラクタとしては有効であるが,異なるコード語に復号する結果になる。データ内におけるそ

のような代入誤りを訂正するには,2 個の誤り訂正コード語が必要となる。

訂正可能な棄却誤りと代入誤りとの数は,次の式で得られる。

p

d

t

e

+ 2

ここに,

e

:  棄却誤り数

t

:  代入誤り数

d

:  誤り訂正コード語数

p

:  復号誤り防止コード語数

例えば,6-H 型には全部で 172 のコード語があり,そのうちの 112 が誤り訂正コード語とする(残りの

60

は,データコード語とする。

。112 個の誤り訂正コード語は,56 の復号誤り又は代入誤りを訂正するこ

とができる(すなわち,56/172 又はシンボル容量の 32.6%)

上の式において,1-L 型のシンボルでは p=3,1-M 型及び 2-L 型シンボルでは p=2,1-Q 型,1-H 型及

び 3-L 型シンボルでは p=1,その他の場合では p=0 となる。p>0 の場合,誤り検出コード語として機能

し,誤り数が誤り訂正能力を超える場合に,シンボルからのデータ送信を防止するコード語が p(1,2 又

は 3)個となり,は d/2 未満となる。例えば,2-L 型において,コード語の合計が 44 の場合,そのうち

34

は,データコード語で,10 が誤り訂正コード語となる。

表 12 から,e=0 とした場合,誤り訂正能力は,

4

であることがわかる。上の式に代入すると,次のとおりになる。

0

+(2×4)=10−2

この式は,4 個の誤り訂正には 8 個の誤り訂正コード語が必要で,残りの 2 個の誤り訂正コード語はそ

れに加えて他の誤りを検出(訂正ではない)することができ,誤りが 4 個を超える場合,復号できないこ

とを示す。

型番及び誤り訂正レベルによっては,データコード語列を一つ以上の RS(リードソロモン)ブロックに

分ける。それぞれの RS ブロックに対し,誤り訂正アルゴリズムを別々に適用する。

表 12∼表 16 に,各型


30

X 0510

:2004

番及び誤り訂正レベルについて,コード語の総数,誤り訂正コード語の総数,RS ブロックの構造及び数を

示す。

シンボル容量の残りを満たすために残余ビットが必要な型番に対しては,それらのビットは,すべて 0

とする。

 12  1 型∼8 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル 誤り訂正コード語数

RS

ブロック数 RS ブロック  (

4

)

L 7  1

(26,19,2)(

5

)

M 10

1

(26,16,4)(

5

)

Q 13  1

(26,13,6)(

5

)

1 26

H 17  1

(26,  9,8)(

5

)

L 10  1

(44,34,4)(

5

)

M 16

1

(44,28,8)

Q 22  1

(44,22,11)

2 44

H 28  1

(44,16,14)

L 15  1

(70,55,7)(

5

)

M 26

1

(70,44,13)

Q 36  2

(35,17,9)

3 70

H 44  2

(35,13,11)

L 20  1

(100,80,10)

M 36

2

(50,32,9)

Q 52  2

(50,24,13)

4 100

H 64  4

(25,9,8)

L 26  1

(134,108,13)

M 48

2

(67,43,12)

2

(33,15,9)

Q 72

2

(34,16,9)

2

(33,11,11)

5 134

H 88

2

(34,12,11)

L 36  2

(86,68,9)

M 64

4

(43,27,8)

Q 96  4

(43,19,12)

6 172

H 112

4

(43,15,14)

L 40  2

(98,78,10)

M 72

4

(49,31,9)

2

(32,14,9)

Q 108

4

(33,15,9)

4

(39,13,13)

7 196

H 130

1

(40,14,13)

L 48  2

(121,97,12)

2

(60,38,11)

M 88

2

(61,39,11)

4

(40,18,11)

Q 132

2

(41,19,11)

4

(40,14,13)

8 242

H 156

2

(41,15,13)

注(

4

)  (c

kr)  c=総コード語数[

表 1(E)を参照],k=データコード語数,r=誤り訂正数

(

5

) 

誤り訂正数は,復号誤りの可能性を低減するために誤り訂正コード語数の半分未満となっている。


31

X 0510

:2004

 13  9 型∼14 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル 誤り訂正コード語数

RS

ブロック数 RS ブロック  (

4

)

L 60  2

(146,116,15)

3

(58,36,11)

M 110

2

(59,37,11)

4

(36,16,10)

Q 160

4

(37,17,10)

4

(36,12,12)

9 292

H 192

4

(37,13,12)

2

(86,68,9)

L 72

2

(87,69,9)

4

(69,43,13)

M 130

1

(70,44,13)

6

(43,19,12)

Q 192

2

(44,20,12)

6

(43,15,14)

10 346

H 224

2

(44,16,14)

L 80  4

(101,81,10)

1

(80,50,15)

M 150

4

(81,51,15)

4

(50,22,14)

Q 224

4

(51,23,14)

3

(36,12,12)

11 404

H 264

8

(37,13,12)

2

(116,92,12)

L 96

2

(117,93,12)

6

(58,36,11)

M 176

2

(59,37,11)

4

(46,20,13)

Q 260

6

(47,21,13)

7

(42,14,14)

12 466

H 308

4

(43,15,14)

L 104

4

(133,107,13)

8

(59,37,11)

M 198

1

(60,38,11)

8

(44,20,12)

Q 288

4

(45,21,12)

12

(33,11,11)

13 532

H 352

4

(34,12,11)

3

(145,115,15)

L 120

1

(146,116,15)

4

(64,40,12)

M 216

5

(65,44,12)

11

(36,16,10)

Q 320

5

(37,17,10)

11

(36,12,12)

14 581

H 384

5

(37,13,12)

注(

4

)

は,

表 12 の注参照。


32

X 0510

:2004

 14  15 型∼19 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル 誤り訂正コード語数

RS

ブロック数 RS ブロック  (

4

)

5

(109,87,11)

L 132

1

(110,88,11)

5

(65,41,12)

M 240

5

(66,42,12)

5

(54,24,15)

Q 360

7

(55,25,15)

11

(36,12,12)

15 655

H 432

7

(37,13,12)

5

(122,98,12)

L 144

1

(123,99,12)

7

(73,45,14)

M 280

3

(74,46,14)

15

(43,19,12)

Q 408

2

(44,20,12)

3

(45,15,15)

16 733

H 480

13

(46,16,15)

1

(135,107,14)

L 168

5

(136,108,14)

10

(74,46,14)

M 308

1

(75,47,14)

1

(50,22,14)

Q 448

15

(51,23,14)

2

(42,14,14)

17 815

H 532

17

(43,15,14)

5

(150,120,15)

L 180

1

(151,121,15)

9

(69,43,13)

M 338

4

(70,44,13)

17

(50,22,14)

Q 504

1

(51,23,14)

2

(42,14,14)

18 901

H 588

19

(43,15,14)

3

(141,113,14)

L 196

4

(142,114,14)

3

(70,44,13)

M 364

11

(71,45,13)

17

(47,21,13)

Q 546

4

(48,22,13)

9

(39,13,13)

19 991

H 650

16

(40,14,13)

注(

4

)

は,

表 12 の注参照。


33

X 0510

:2004

 15  20 型∼25 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル 誤り訂正コード語数

RS

ブロック数 RS ブロック  (

4

)

3

(135,107,14)

L 224

5

(136,108,14)

3

(67,41,13)

M 416

13

(68,42,13)

15

(54,24,15)

Q 600

5

(55,25,15)

15

(43,15,14)

20 1

085

H 700

10

(44,16,14)

4

(144,116,14)

L 224

4

(145,117,14)

M 442

17

(68,42,13)

17

(50,22,14)

Q 644

6

(51,23,14)

19

(46,16,15)

21 1

156

H 750

6

(47,17,15)

2

(139,111,14)

L 252

7

(140,112,14)

M 476

17

(74,46,14)

7

(54,24,15)

Q 690

16

(55,25,15)

22 1

258

H 816  34

(37,13,12)

4

(151,121,15)

L 270

5

(152,122,15)

4

(75,47,14)

M 504

14

(76,48,14)

11

(54,24,15)

Q 750

14

(55,25,15)

16

(45,15,15)

23 1

364

H 900

14

(46,16,15)

6

(147,117,15)

L 300

4

(148,118,15)

6

(73,45,14)

M 560

14

(74,46,14)

11

(54,24,15)

Q 810

16

(55,25,15)

30

(46,16,15)

24 1

474

H 960

2

(47,17,15)

8

(132,106,13)

L 312

4

(133,107,13)

8

(75,47,14)

M 588

13

(76,48,14)

7

(54,24,15)

Q 870

22

(55,25,15)

22

(45,15,15)

25 1

588

H

 

1 050

13

(46,16,15)

注(

4

)

は,

表 12 の注参照。


34

X 0510

:2004

 16  26 型∼30 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル 誤り訂正コード語数

RS

ブロック数 RS ブロック  (

4

)

10 (142

,114,14)

L 336

2 (143

,115,14)

19 (74

,46,14)

M 644

4 (75

,47,14)

28 (50

,22,14)

Q 952

6 (51

,23,14)

33 (46

,16,15)

26 1

706

H

            1 110

4 (47

,17,15)

8 (152

,122,15)

L 360

4 (153

,123,15)

22 (73

,45,14)

M 700

3 (74

,46,14)

8 (53

,23,15)

Q

            1 020

26 (54

,24,15)

12 (45

,15,15)

27 1

828

H

            1 200

28 (46

,16,15)

3 (147

,117,15)

L 390

10 (148

,118,15)

3 (73

,45,14)

M 728

23 (74

,46,14)

4 (54

,24,15)

Q

            1 050

31 (55

,25,15)

11 (45

,15,15)

28 1

921

H

            1 260

31 (46

,16,15)

7 (146

,116,15)

L 420

7 (147

,117,15)

21 (73

,45,14)

M 784

7 (74

,46,14)

1 (53

,23,15)

Q

            1 140

37 (54

,24,15)

19 (45

,15,15)

29 2

051

H

            1 350

26 (46

,16,15)

5 (145

,115,15)

L 450

10 (146

,116,15)

19 (75

,47,14)

M 812

10 (76

,48,14)

15 (54

,24,15)

Q

            1 200

25 (55

,25,15)

23 (45

,15,15)

30 2

185

H

            1 440

25 (46

,16,15)

注(

4

)

は,

表 12 の注参照。


35

X 0510

:2004

 17  31 型∼35 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル 誤り訂正コード語数

RS

ブロック数 RS ブロック  (

4

)

13

(145,115,15)

L 480

3

(146,116,15)

2

(74,46,14)

M 868

29

(75,47,14)

42

(54,24,15)

Q

            1 290

1

(55,25,15)

23

(45,15,15)

31 2

323

H

            1 530

28

(46,16,15)

L 510  17

(145,115,15)

10

(74,46,14)

M 924

23

(75,47,14)

10

(54,24,15)

Q

            1 350

35

(55,25,15)

19

(45,15,15)

32 2

465

H

            1 620

35

(46,16,15)

17

(145,115,15)

L 540

1

(146,116,15)

14

(74,46,14)

M 980

21

(75,47,14)

29

(54,24,15)

Q

            1 440

19

(55,25,15)

11

(45,15,15)

33 2

611

H

            1 710

46

(46,16,15)

13

(145,115,15)

L 570

6

(146,116,15)

14

(74,46,14)

M

            1 036

23

(75,47,14)

44

(54,24,15)

Q

            1 530

7

(55,25,15)

59

(46,16,15)

34 2

761

H

            1 800

1

(47,17,15)

12

(151,121,15)

L 570

7

(152,122,15)

12

(75,47,14)

M

            1 064

26

(76,48,14)

39

(54,24,15)

Q

            1 590

14

(55,25,15)

22

(45,15,15)

35 2

876

H

            1 890

41

(46,16,15)

注(

4

)

は,

表 12 の注参照。


36

X 0510

:2004

 18  36 型∼40 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル 誤り訂正コード語数

RS

ブロック数 RS ブロック  (

4

)

6

(151,121,15)

L 600

14

(152,122,15)

6

(75,47,14)

M

            1 120

34

(76,48,14)

46

(54,24,15)

Q

            1 680

10

(55,25,15)

2

(45,15,15)

36 3

034

H

            1 980

64

(46,16,15)

17

(152,122,15)

L 630

4

(153,123,15)

29

(74,46,14)

M

            1 204

14

(75,47,14)

49

(54,24,15)

Q

            1 770

10

(55,25,15)

24

(45,15,15)

37 3

196

H

            2 100

46

(46,16,15)

4

(152,122,15)

L 660

18

(153,123,15)

13

(74,46,14)

M

            1 260

32

(75,47,14)

48

(54,24,15)

Q

            1 860

14

(55,25,15)

42

(45,15,15)

38 3

362

H

            2 220

32

(46,16,15)

20

(147,117,15)

L 720

4

(148,118,15)

40

(75,47,14)

M

            1 316

7

(76,48,14)

43

(54,24,15)

Q

            1 950

22

(55,25,15)

10

(45,15,15)

39 3

532

H

            2 310

67

(46,16,15)

19

(148,118,15)

L 750

6

(149,119,15)

18

(75,47,14)

M

            1 372

31

(76,48,14)

34

(54,24,15)

Q

            2 040

34

(55,25,15)

20

(45,15,15)

40 3

706

H

            2 430

61

(46,16,15)

注(

4

)

は,

表 12 の注参照。


37

X 0510

:2004

8.5.2 

誤り訂正コード語の生成  データコード語(必要に応じ,埋め草コード語を含む。)は,表 12∼表

18

で示す RS ブロック数に分割する。誤り訂正コード語は,各 RS ブロックに対して計算され,データコ

ード語に付加する。

QR

コードの多項式は,2 を法とする算術及び 100011101 を法とする算術(体の原始多項式 x

8

x

4

x

3

x

2

+1 の係数を示す 100011101 をもつ 2

8

のガロア体)を用いて計算する。

データコード語は,多項式の項の係数で,最高次項を最初のデータコード語,最低次項を最終データコ

ード語とする。

誤り訂正コード語は,誤り訂正検出及び訂正(

附属書 参照)で使用される多項式 g(x)によってデー

タコード語を除算して得られた剰余とする。この剰余の最上位係数が最初の誤り訂正コード語となり,ゼ

ロ乗の係数が最終誤り訂正コード語で,RS ブロックにおける最終コード語となる。

誤り訂正コード語の生成には,

31

の異なる生成多項式を使用する。

附属書 の A.1 にこれらの式を示す。

これを実施するには,

図 10 に示すような除算回路を利用する。レジスタ b

0

b

k-1

は,ゼロに初期化され

る。符号化には 2 段階がある。最初の段階では,データコード語は,スイッチが下向きになった状態で出

力及び回路を通る。第 1 段階は 個のクロックパルスで完了する。第 2 段階(n+1,…,n個のクロッ

クパルス)では,スイッチは上向きの状態で,データの入力を 0 にしたまま,レジスタを順番にフラッシ

ュし,出力の補数をとることで,誤り訂正コード語

ε

k-1

,…,

ε

0

を生成する。

入力

0

出力

g

k-1

g

1

g

0

スイッチ

 10  誤り訂正コード語の符号化回路

8.6 

最終的なメッセージコード語列の構成  メッセージのコード語の総数は,表 7∼表 10 及び表 12∼表

18

で示すように,シンボル表示が可能なコード語の総数と常に等しい。

コード語の最終列(データ,誤り訂正コード語及び必要であれば,残余コード語を付加する。

)を構成す

るには,次の手順に従う。

a

) 

表 12∼表 18 で定義される型番及び誤り訂正レベルに基づき,データコード語列を n 個の RS ブロック

に分割する。

b

) 

各データブロックに対して,8.5.2 及び

附属書 で定義するように対応するデータブロックの誤り訂正

コード語を計算する。

c

) 

各 RS ブロックから順次,データ及び誤り訂正コード語をとり,最終列を構成する。データブロック 1

∼データブロック n の最初のコード語,

データブロック 1∼データブロック n の 2 番目のコード語,

データブロック 1∼データブロック n の最終コード語,次に誤り訂正ブロック 1∼誤り訂正ブロック n

の最初のコード語,誤り訂正ブロック 1∼誤り訂正ブロック n の 2 番目のコード語,・・・誤り訂正ブロ

ック 1∼誤り訂正ブロック n の最終コード語を並べて,QR コードシンボルとする。QR コードシンボ

b

k-1

b

1

b

0


38

X 0510

:2004

ルは,シンボルのコード語サイズを常に満たすデータ及び誤り訂正ブロックで構成する。しかし,あ

る型番においては,符号化領域のモジュール数を完全に満たすために最終メッセージの後に付加する

3

個,4 個又は 7 個の残余ビットを必要とする。

一番短いデータブロックをデータ列の最初に配置し,すべてのデータコード語は,誤り訂正コード

語の前に配置する。例えば,5-H 型シンボルは 4 個のデータ及び誤り訂正ブロックで構成するが,最

初の 2 ブロックはそれぞれ,11 個のデータ及び 22 個の誤り訂正コード語,3 番目及び 4 番目のブロッ

クはそれぞれ,12 個のデータ及び 22 個の誤り訂正コード語を含む RS ブロックとする。このシンボル

におけるキャラクタ配列は,

表 19 のようになる。表の各行は,誤り訂正コード語(En で示す。)のブ

ロックとともにデータコード語(Dn で示す。

)の 1 ブロックに対応する。シンボルにおけるキャラク

タ配置の列は,表の各列を順次,下にとっていくことで得られる

 19  5-H 型シンボルの RS ブロック構成

データコード語

誤り訂正コード語

RS

ブロック 1 Dl  D2

… D11

 E1

E2

… E22

RS

ブロック 2 D12 D13

… D22

 E23

E24

… E44

RS

ブロック 3 D23 D24

… D33

D34

E45

E46

… E66

RS

ブロック 4 D35 D36

… D45

D46

E67

E68

… E88

したがって,5-H 型シンボルにおける最終的なメッセージコード語列は,次のようになる。すなわ

ち,D1,D12,D23,D35,D2,D13,D24,D36,…,D11,D22,D33,D45,D34,D46,E1,E23,

E45

,E67,E2,E24,E46,E68,…,E22,E44,E66,E88 となる。必要に応じて,最終コード語の

後に残余ビット“0”を付加することでシンボルのモジュール容量を満たす。

8.7 

コード語の配置

8.7.1 

シンボルキャラクタの表示  QR コードシンボルには規則的及び不規則的な 2 種類のシンボルキャ

ラクタを使う。これらの使用は,シンボルの位置に依存し,他のシンボルキャラクタ及び機能パターンに

関係する。

シンボルにおいて多くのコード語は,規則的な 2×4 モジュールブロックとして表示する。これらブロッ

クの配置は,2 種類とし,垂直配列(幅が 2 モジュール,高さが 4 モジュール)と,必要に応じて配列方

向を変更する場合の水平配列(幅が 4 モジュール,高さが 2 モジュール)とになる。不規則的なシンボル

キャラクタは,配列方向が変わる場合,位置合せパターン又は他の機能パターン付近で使用する。

8.7.2 

機能パターンの配置  使用する型番に従って,水平及び垂直に配置するモジュールで正方形の空マ

トリックスを構成する。位置検出パターン,分離パターン,タイミングパターン及び位置合せパターンに

対応する位置は,特定の暗モジュール又は明モジュールで占める。形式情報及び型番情報のモジュール位

置は,一時的に空とする。これらの位置は,すべての型番に共通し,

図 14 及び図 15 に示す。位置合せパ

ターンの位置については,

附属書 に示す。

8.7.3 

シンボルキャラクタの配置  QR コードシンボルの符号化領域において,シンボルキャラクタは,

2

モジュール幅の縦列で,シンボルの右下隅から開始し,上方向及び下方向を交互に走査し,右から左へ

配置する。主なキャラクタ及びキャラクタ内のビット配置方法については,次による。これらの規則を適

用した 2 型及び 7 型のシンボルを

図 14 及び図 15 に示す。

a

) 

列におけるビット配列方向は,右から左とし,シンボルキャラクタの配置方向によって上向き又は下

向きのいずれかとする(

図 11 参照)。


39

X 0510

:2004

b

) 

各コード語の最上位ビット(ビット 7 で示す。

)は,最初に利用できるモジュール位置に配置する。後

続するビットは,次のモジュール位置に配置する(

図 11 参照)。

したがって,最上位ビットは,配置方向が上向きの場合は規則的なシンボルキャラクタの右下モジ

ュールに,配置方向が下向きの場合は右上モジュールに置く。しかし,それは,直前のキャラクタが

右側のモジュール列で終了する場合などは,不規則的なシンボルキャラクタの左下に置くこともある

図 13 参照)。

 11  上方向及び下方向の規則的な配置

c

) 

シンボルキャラクタが両モジュール列で位置合せパターン又はタイミングパターンの水平境界に達す

る場合,符号化領域が連続しているとし,それらのパターンの上又は下に連続する(

図 12 参照)。

d

) 

シンボルキャラクタ領域の上側又は下側の境界に到達した場合(すなわち,シンボルの端,形式情報,

型番情報又は分離パターン)

,コード語の残りのビットは左側の次の列に配置し,配置方向が反転する

図 12 参照)。

 12  配置方向転換の例

e) 

シンボルキャラクタ列の右側のモジュール列が位置合せパターン又は型番情報で占められている領域

に到達した場合,ビットは,位置合せパターン又は型番情報に隣接する 1 列のモジュールに沿って延

長する不規則的なシンボルキャラクタを形成するように配置する。また,2 列が次のシンボルキャラ

クタに使用される前にキャラクタが終了する場合,次のキャラクタの最上位ビットは 1 列で配置する

図 13 参照)。

(A は,位置合せパターンを示す。)

 13  位置合せパターン付近の配置例

シンボルにおける配置の別法(結果的に同じ。

)は,単一ビット列として 2 モジュール幅の左右交互配置


40

X 0510

:2004

コード語列とみなす。それは,シンボルの右から左へ,上方向及び下方向を交互に 2 モジュール幅の縦列

で配置する。各列において,ビットは,右及び左のモジュールを交互に,配置方向によって上向き又は下

向きに,機能モジュールで占められている領域を飛ばし,列の一番上又は一番下で方向を変えながら配置

する。各ビットは,常に最初に利用できるモジュールから配置する。

シンボルのデータ容量が 8 ビットのシンボルキャラクタで割り切れない場合,シンボル容量を満たすた

めに適切な個数の残余ビットを使用する。これらの残余ビットは,8.8 によるマスク処理の前では,常に値

0

とする。

 14  2-M 型におけるシンボルキャラクタ配列

残余ビット


41

X 0510

:2004

 15  7-H 型におけるシンボルキャラクタの配列


42

X 0510

:2004

8.8 

マスク処理  QR コードの読出しを確実にするためには,明及び暗のモジュールをバランスよくシン

ボル内に配列することが望ましい。位置検出要素パターンに特徴的に見られる 1011101 のビットパターン

がシンボル内にできるだけ存在しないようにする。上の条件を満たすため,次の手順に従ってマスク処理

を適用する。

a

) 

マスク処理は,機能パターンには適用しない。

b

) 

符号化領域(形式情報及び型番情報を除く。

)で与えられたモジュールパターンと複数のマスク処理マ

トリックスパターンとで順に XOR 演算による変換をする。XOR 演算とは,各マスク処理マトリック

スパターン上にモジュールパターンを重ね合わせ,マスク処理パターンの暗モジュールに対応するモ

ジュールを反転(明から暗へ,暗から明へ)することとする。

c

) 

それぞれの変換結果において,望ましくない項目に失点を課すことですべての変換結果を評価する。

d

) 

失点の合計が一番低いパターンを選択する。

8.8.1 

マスクパターン  表 20 は,マスクパターン参照子(形式情報で使用される 2 進値)及びマスクパ

ターン生成条件を示す。マスクパターンは,符号化領域(形式情報及び型番情報の領域を除く。

)において

条件が真であるモジュールを暗と定義することで,マスクパターンを生成する。条件において,はモジ

ュールの行位置を示し,は列位置を示す。

ij)=(0,0)は,シンボルの左上モジュールを示す。

 20

マスクパターン

参照子

条件

000 (i

j) mod 2=0

001

i mod 2

=0

010

j mod 3

=0

011 (i

j) mod 3=0

100 ((i div 2)

+(j div 3))mod 2=0

101 (i j) mod 2

+(i j) mod 3=0

110 ((i j) mod 2

+(i j) mod 3) mod 2=0

111 ((i j) mod 3

+(ij) mod 2) mod 2=0

図 16 は,1 型シンボルに対するすべてのマスクパターンを示す。図 17 は,マスクパターン参照子 000

∼111 によるマスク処理効果のシミュレーションを示す。


43

X 0510

:2004

備考1.  各パターン下の 3 ビットがマスクパターン情報となる。

2.  3

ビットの下の式は,マスクパターン生成条件を示し,式を満たすモジュールが暗モジュールに対応

する。

3. 

ここに示すマスクパターンの大きさは,1 型シンボルのマスクパターンとする。

 16  1 型シンボルに対する全マスクパターン

111

110


44

X 0510

:2004

 17  マスク処理のシミュレーション


45

X 0510

:2004

8.8.2 

マスク処理結果の評価  各マスクパターンで順次マスク処理を実行した後,次の特徴の発生に失点

を課すことで結果を評価する。失点が高いほど,結果が受け入れにくい。

表 21 で,変数 N

1

N

4

は,望ま

しくない特徴(N

1

=3,N

2

=3,N

3

=40,N

4

=10)に対する重み付けされた失点を示す。は同色の隣接モジ

ュール数が 5 個を超える分で,はシンボル内の暗モジュール比率で,50 %から 5 %ごとの偏差の度合い

とする。マスク処理は,シンボルの符号化領域[形式情報及び型番情報(存在する場合)を除く。

]につい

て行われるが,評価される領域はシンボル全体とする(

図 参照)。

 21  マスク処理結果の失点

特徴

評価条件

失点

同色の行・列の隣接モジュール

モジュール数=(5+i

N

1

i

同色のモジュールブロック

ブロックサイズ=2×2

N

2

行・列における 1:1:3:1:1 比率の

(暗:明:暗:明:暗)のパターン

1

:1:3:1:1 比率のパターンの前又は後ろに比率

4

の幅以上の明パターンが存在する。

N

3

全体に対する暗モジュールの占める割合 50±(5×k)%∼50±(5×(k+1))%

N

4

×k

失点の合計が最小となるマスクパターンをシンボルに適用する。

参考  

−  同色の行又は列の隣接モジュール

横及び縦の両方向について,明(白)モジュール又は暗(黒)モジュールが 5 個以上連続す

るブロックをカウントする。

なお,失点は,5 個連続のブロック 1 個につき 3 点,6 個連続のブロック 1 個につき 4 点とし,

ブロック数が増加する度に 1 点ずつ増加する。例えば“暗暗暗暗暗暗暗”のブロックがあった

場合には,7 個連続するモジュールが 1 ブロックとみなし,失点は 5 点とする(暗の 5 個連続

が 1 個,暗の 6 個連続が 1 個,暗の 7 個連続が 1 個と重複してカウントしない。

−  同色のモジュールブロック

暗又は明の 2×2 のブロックの個数をカウントし,その個数を失点とする。例えば暗の 3×3

ブロックには,暗の 2×2 ブロックが 4 個あるので,4 個×3 点=12 点を失点とする。

−  行/列における 1 : 1 : 3 : 1 : 1 比率のパターン

1 : 1 : 3 : 1 : 1

の比率の暗:明:暗:明:暗のパターンに続いて比率 4 の幅以上の明パターン

が存在する場合,失点は 40 点とする。

−  全体に占める暗モジュールの割合

50 %

(0 点)から 5 %増減する度に 10 点を加算する。例えば暗のモジュールの比率が 45 %

∼55 %の場合,失点は 10 点,40 %∼60 %の場合,失点は 20 点とする。

8.9 

形式情報  形式情報は(15,5)BCH コードで計算する 10 誤り訂正ビット及び 5 データビットをも

つ 15 ビット列とする。形式情報の誤り訂正計算に関する詳細は,

附属書 による。表 22 に示すように,

最初の 2 データビットは,シンボルの誤り訂正レベルとする。

 22  誤り訂正レベル指示子

誤り訂正レベル

2

進指示子

L 01

M 00

Q 11

H 10


46

X 0510

:2004

形式情報の 3 番目∼5 番目のデータビットは,8.8.2 に基づき選択されるパターンに対するマスクパター

ン参照子(

表 20 参照)とする。

10

誤り訂正ビットは,

附属書 のとおり計算され,5 データビットに付加する。

15

ビットの誤り訂正化された形式情報は,誤り訂正レベル及びマスクパターンの組合せによってデータ

文字列がすべてゼロにならないよう,特定のビットパターンとで XOR 演算する。その XOR 演算用のマス

クパターンは,101010000010010 とする。

得られたマスク形式情報は,

図 18 に示すようにシンボルの予約領域に割り当てる。形式情報の正確な

復号は,完全なシンボルの復号に必す(須)であるので,その冗長性を与えるため,形式情報はシンボル

に 2 か所存在する。形式情報の最下位ビットは,

図 18 のモジュール数 0 に位置し,最上位ビットは,モジ

ュール数 14 に位置する。位置(4V+9,8)のモジュールは,常に暗で形式情報の一部ではない(ここに,

V

は型番番号)

  

誤り訂正レベル M:

   00

マスクパターン参照子:

101

データ:

   00101

BCH

ビット:

   0011011100

マスク前のビット列:   001010011011100

XOR

演算用マスクパターン:

010100000100101

形式情報モジュールパターン: 100000011001110

 18  形式情報の配置


47

X 0510

:2004

8.10 

型番情報  型番情報は,(18,6)拡張 BCH コードで計算される 12 誤り訂正ビット及び 6 データビ

ットをもつ 18 ビット列とする。型番情報の誤り訂正計算に関する詳細は,

附属書 による。6 データビッ

トは,型番情報であり,最上位ビットを先頭とする。

12

誤り訂正ビットは,

附属書 のとおり計算され,6 データビットに付加する。

7

型∼40 型のシンボルが型番情報を保つために,すべてが 0 のデータ列となる型番情報は存在しない。

したがって,型番情報にマスク処理は適用されない。

得られた型番情報は,

図 19 に示すようにシンボルの予約領域に割り当てる。型番情報の正確な復号は,

完全なシンボルの復号に必す(須)であるので,その冗長性を与えるため,型番情報はシンボルに 2 か所

存在する。型番情報の最下位ビットは,

図 20 のモジュール数 0 に位置し,最上位ビットはモジュール数

17

に位置する。

  

型番番号:

7

データ:

000111

BCH

ビット:

110010010100

型番情報モジュール: 000111110010010100

型番情報の領域は,右上の位置検出要素の左側の 6×3 モジュールブロック,及び左下の位置検出要素の

上側の 3×6 モジュールブロックとする。

 19  型番情報の配置


48

X 0510

:2004

 20  型番情報のモジュール配列

9. 

構造的連接

9.1 

基本原理  最大 16 個までの QR コードシンボルを構造的連接の形で連結することができる。シンボ

ルが構造的連接メッセージの一部の場合には,最初の 3 個のシンボルキャラクタ位置にあるヘッダブロッ

クに構造的に連接されていることを示す。

構造的連接モード指示子 0011 を最初のシンボルキャラクタの上位 4 ビットに置く。

次に,2 個の構造的連接コード語が後続する。最初のシンボルキャラクタの下位 4 ビット,2 番目のシン

ボルキャラクタ及び 3 番目のシンボルキャラクタの上位 4 ビットにわたる。最初のコード語は,シンボル

列指示子とする。2 番目のコード語は,パリティデータで,メッセージの全シンボルで等しく,すべての

シンボルが同じ構造的連接メッセージから読み出されたことが確認できる。このヘッダのすぐ後に,最初

のモード指示子で始まるシンボルのデータコード語が続く。既定の ECI 以外の一つ以上の ECI を適用する

場合,各 ECI に対する ECI ヘッダ(ECI モード指示子及び ECI 指定で構成する。

)は,構造的連接ヘッダ

の後に続く。

図 21 は,構造的連接 QR コードの例を示す。

 21  構造的連接

9.2 

シンボル列指示子  このコード語は,連接構造における QR コードシンボルのセット(最大 16 個ま

で)の中でのシンボル位置を示す(シンボル中の 番目の形式で)

。このコード語の最初の 4 ビットは,

そのシンボルの位置を示す。最後の 4 ビットは,構造的連接の形で連結されるシンボルの合計数を示す。4

ビットパターンは,それぞれ(m−1)及び(n−1)の 2 進値とする。


49

X 0510

:2004

  

合計 7 シンボル中の第 3 シンボルを示す場合は,次のように符号化する

第 3 位置

  0010

全 7 シンボル

0110

ビットパターン

00100110

9.3 

パリティデータ  パリティデータは,シンボル列指示子に続く 8 ビットバイトで,シンボルブロッ

クへの分割前の全入力データをバイトごとに XOR 演算で得られる値とする。モード指示子,文字数指示

子,埋め草ビット,終端パターン及び埋め草キャラクタは,この計算から除く。入力データは,漢字の場

合には 2 バイトのシフト符号化表現で規定された文字(各バイトは XOR 計算で別個に処理される。

,他

の文字は,

表 に示す 8 ビット符号で表示する。ECI モードでは,データの暗号化又は圧縮後に得られる

8

ビットバイト値を計算に使用する。

例えば,

“0123456789 日本”を次のように“0123”

“4567”及び“89 日本”に分割した場合,

第 1 シンボルブロック(

“0123”

)−16 進値 30,31,32,33

第 2 シンボルブロック(

“4567”

)−16 進値 34,35,36,37

第 3 シンボルブロック(

“89 日本”

)−16 進値 38,39,93FA,967B

バイトごとに,順次,データを XOR 演算することで“0123456789 日本”のパリティデータを得る。

30

⊕31⊕32⊕33⊕34⊕35⊕36⊕37⊕38⊕39⊕93⊕FA⊕96⊕7B=85 
備考  パリティデータの計算は,印字装置の能力に応じて,データを印字装置へ転送する前又は印字

装置内で実行する。

10. 

シンボルの印刷及びマーキング

10.1 

寸法  次の寸法を QR コードシンボルに適用する。

X

寸法

モジュール幅は,使用するスキャン技術及びシンボル生成技術を考慮した

上でアプリケーションによって指定される。

Y

寸法

モジュールの高さは 寸法と同じとする。

最小クワイエットゾーン

四辺すべてにおいて 4と同値とする。

10.2 

文字による表記  QR コードシンボルは,何千もの文字を符号化することができるので,データ文字

を人が読取り可能な文字で表記することはあまり実際的ではない。その代わりとして,テキストそのもの

を示すのでなく,そのシンボルの内容を記述するものをシンボルに併記する。印刷する場合は,文字の大

きさ及びフォントについて特に指定はなく,メッセージは,シンボルの周辺のどこか適切なところに印刷

すればよい。人が読取り可能な記述は,シンボル及びクワイエットゾーンを妨害してはならない。

10.3 

マーキングの手引き  幾つかの異なる技術で QR コードシンボルは,印刷及びマーキングされる。

附属書 に利用者のための手引きを示す。

11. 

シンボルの品質  附属書 に示す二次元マトリックスコードシンボルの印刷品質手引きを適用し,

11.2

11.4 に従って QR コードシンボルの品質を評価する。

11.1 

試験画像の取得  附属書 の K.1 に示すように精密ビデオカメラを基本とした装置で,試験するシ

ンボルのグレースケールの画像を得る。ただし,照明の色及び方向は,アプリケーションによって規定す

る。


50

X 0510

:2004

11.2 

シンボル品質のパラメタ

11.2.1 

復号  13.で設定する参照復号アルゴリズムを試験画像に適用する。データメッセージ全体の復号

が成功した場合,等級“A”

(4.0)で復号は合格とし,それ以外は等級“F”

(0.0)で不合格とする。

11.2.2 

シンボルコントラスト  参照復号で決定される 4 モジュール幅のクワイエットゾーンを含むシン

ボル境界内にある試験画像のすべてのグレースケールピクセルの値を用いて,シンボルのコントラストの

等級を決める。この手順を

附属書 の K.2.2 に示す。

11.2.3 

モジュールの伸縮  試験シンボルの高解像度の 2 進ディジタル画像を作成することで,参照復号を

開始し,シンボルのタイミングパターンを二分する“明暗モジュールの中心線”の位置を設定する。明暗

パターンを通して,線の“デューティサイクル”が約 50 %かどうかを検査することでモジュールの伸縮を

評価する。

二つのタイミングパターンをそれぞれとり(水平方向及び垂直方向の伸縮は異なるので)

,各タイミング

パターンに隣接する位置検出要素パターンの外側の正方形の内側から各タイミングパターンに沿って,も

う一つの位置検出要素パターンに隣接する分離パターンの外縁まで進み,出現する明(N

L

)及び暗(N

D

のピクセル数を合計する。各方向でのモジュールの伸縮の測定結果は,DN

D

/(N

L

N

D

)となる。これ

は,

附属書 の K.2.3 に示す D

NOM

=0.50,D

MIN

=0.35 及び D

MAX

=0.65 に対する等級とする。垂直及び水

平のタイミングパターンに沿って得られるモジュールの伸縮の等級は,低くなる。

11.2.4 

軸の非均一性  参照復号アルゴリズムによって,試験画像の全領域を通してデータモジュール標本

化点のグリッドを生成する。これらの標本化点の水平及び垂直方向の正確な間隔を,軸の非均一性の評価

の基準とする。

隣接するデータモジュール間の水平及び垂直方向の間隔をそれぞれ用いて,シンボル全体に関してそれ

らの平均値 X

AVG

及び Y

AVG

を計算する。

附属書 の K.2.4 で定義する手順で計算して,軸の非均一性等級

は,二つの平均間隔値どうしがどれだけ近い値かを基準にする。

11.2.5 

未使用誤り訂正  QR コードは,リードソロモン誤り符号を使用する。小さいシンボルは一つのリ

ードソロモンブロックを含むのに対し,大きなシンボルは二つ以上のリードソロモンブロックに分割され

る。あらゆる場合において,各リードソロモンブロックは,

附属書 の K.2.5 に示すように別々に等級を

決める。未使用誤り訂正等級は,これらの各ブロックの等級値の中で一番低い値とする。

なお,この計算は,形式情報及び型番情報には適用しない。

11.3 

シンボル等級の総合評価  QR コードシンボルの印刷品質等級の総合評価は,上で得られる 5 項目の

等級値の中で一番低い値とする。

表 23 に等級規準の一覧を示す。

 23  シンボル等級規準

等級

参照復号

シンボル

コントラスト

モジュールの伸縮

軸の非均一性

未使用

誤り訂正

A

(4.0)

合格 SC≧0.70

−0.50≦D'≦0.50 AN≦0.06 UEC≧0.62

B

(3.0)

SC

≧0.55

−0.70≦D'≦0.70 AN≦0.08 UEC≧0.50

C

(2.0)

SC

≧0.40

−0.85≦D'≦0.85 AN≦0.10 UEC≧0.37

D

(1.0)

SC

≧0.20

−1.00≦D'≦1.00 AN≦0.12 UEC≧0.25

F

(0.0)

不合格 SC<0.20 D'<−1.00 or D'>1.00

AN

>0.12 UEC<0.25

11.4 

プロセス制御の測定  QR コードシンボルの生成プロセスを監視及び制御する種々の有用な測定ツ

ール及び測定方法が存在する。これらのツール及び方法は,次を含む。

a

) 

バーコード検証機を使用したシンボルコントラストの読取り


51

X 0510

:2004

b

) 

バーコード検証機を使用した位置検出要素パターンの両軸の測定による水平(垂直)モジュールの伸

c

) 

物理的な測定による軸の非均一性の決定

d

) 

グリッドの非均一性及び欠陥に対する位置検出及びタイミングパターンの目視検査

a

)∼d)のツール及び方法については,それぞれ

附属書 に示す。

12. 

復号手順の概要  QR コードシンボルの読取りからデータ文字出力に至る復号手順は,符号化手順の

逆手順とする。

図 22 にこの過程の概要を示す。

a

) 

シンボルの位置を検出し,画像を取得する。

“0”及び“1”のビット列として明及び暗のモジュールを

認識する。

b

) 

形式情報を読み出す(マスク処理を解除し,必要に応じて誤り訂正を実行し,誤り訂正レベル及びマ

スクパターン参照を認識する。

c

) 

シンボルの型番を決定する。

d

) 

形式情報で得られたマスクパターンを使って符号化領域ビットパターンを XOR 演算し,マスク処理

を解除する。

e

) 

配置規則に従い,シンボルキャラクタを読み取り,メッセージのデータ及び誤り訂正コード語を復元

する。

f

) 

誤りがあるかどうかの検出をする。誤りが検出された場合,これを訂正する。

g

) 

モード指示子及び文字数指示子に基づいて,データコード語をセグメントに分割する。

h

) 

最後に,使用モードに基づいてデータ文字を復号し,結果を出力する。


52

X 0510

:2004

 22  QR コードの復号手順

13. QR

コードの参照復号アルゴリズム  ここでは,参照復号アルゴリズムを規定する。この参照復号ア

ルゴリズムは,画像内のシンボルを検出し,復号する。この復号アルゴリズムは,画像内の明暗状態を参

照する。

a

) 

画像内における最大反射値及び最小反射値の間の中間反射値をしきい値とする。これを使って,画像

を暗及び明のピクセル集合に変換する。

b

) 

位置検出パターンの位置を求める。QR コードの位置検出パターンは,シンボルの 4 隅の内の 3 隅に

配置される同一の位置検出要素パターンで構成する。7.3.2 で示すように,各位置検出要素パターンの

モジュール幅は,1 : 1 : 3 : 1 : 1 の比率をもつ暗-明-暗-明-暗の列で構成する。このアルゴリズムにお

いて,これらの幅の許容値は,0.5 とする(つまり,1 個のモジュールに対しては 0.5∼1.5 の範囲,3

個のモジュールに対しては 2.5∼3.5 の範囲となる。

1

) 

領域の候補が検出されたときに,画像内のピクセル線が位置検出要素パターンの外縁に接する最初

の点 A 及び最後の点 B の位置を記憶する(

図 23 参照)。画像内の x 軸方向に対して位置検出要素パ

ターンの内側の暗の正方形を横切るすべての線が認識されるまで,画像内の隣接するピクセル線に

ついてこれを繰り返す。


53

X 0510

:2004

 23  位置検出要素パターンの走査線

2

) 

画像内の y 軸方向に対して,位置検出要素パターンの内側の暗の正方形を横切るピクセル列につい

て手順 1)を繰り返す。

3

) 

パターンの中心位置を求める。x 軸方向に対して位置検出要素パターンの内側の暗の正方形を横切

る一番外側のピクセル線上の点 A 及び点 B の中央を通る線を求める。同様に y 軸方向に対して位置

検出要素パターンの内側の暗の正方形を横切る一番外側のピクセル列上の点 A 及び点 B の中央を通

る線を求める。パターンの中心は,この 2 本の線の交点として求める。

4

)  1

)∼3)の手順を繰り返し,他の 2 個の位置検出要素パターンの中心位置を求める。

c

) 

シンボルにおいて,左上の位置検出要素パターン及びシンボルの回転角を認識する位置検出要素パタ

ーンの中心座標を分析することによって,シンボルの向きを求める。

d

) 

シンボルの最大幅を横切る,左上の位置検出要素パターン及び右上の位置検出要素パターンの中心間

の距離 及び二つのパターンの幅(W

UL

及び W

UR

)を求める(

図 24 参照)。

 24  上側の位置検出要素パターン

e

) 

シンボルの公称 寸法を計算する。

X

= (W

UL

W

UR

) /14

f

) 

シンボルの型番 V を仮に求める。

V

= [(D/X)  −10] /4

g

) 

仮のシンボル型番が 6 以下の場合,この値を型番として使用する。仮のシンボル型番が 7 以上の場合

は,次のように型番情報を復号する。

1

) 

右上の位置検出要素パターンの幅 W

UR

を 7 で除し,モジュールサイズ CP

UR

を求める。

CP

UR

W

UR

/7

2

) 

図 25 に示す 3 個の位置検出要素パターンの中心位置 A,B 及び C から補助線 AC 及び AB を求める。

この補助線の平行線,位置検出要素パターンの中心座標及びモジュールサイズ CP

UR

に基づき,型

番情報 1 領域の各モジュールの中心に対するサンプリンググリッドを設定する。サンプリンググリ


54

X 0510

:2004

ッド上の明又は暗の状態から 2 進値 0 及び 1 を決定する。

 25  位置検出パターンと型番情報

3

) 

型番情報に適用されている拡張 BCH 誤り訂正(

附属書 参照)に基づき,誤りがあれば,それを

検出訂正し,型番を決定する。

4

) 

誤り訂正能力を超える誤りを検出した場合,左下の位置検出要素パターンのパターン幅 W

DL

を計算

し,同様の方法で上の手順 1

2)及び 3)を実施し,型番情報 2 を復号する。

h

) 

位置合せパターンのない 1 型シンボルについては,

附属書 の手順 g)及び h)を実施し,このアル

ゴリズムの手順 i)に戻る。2 型以上のシンボルについては,7.3.5 及び

附属書 に示す座標で定義す

る各位置合せパターンの中心座標を求め,サンプリンググリッドを設定する(

図 26 参照)。

 26  位置検出要素パターン及び位置合せパターン

1

)

左上の位置検出要素パターン P

UL

の幅 W

UL

を 7 で除し,モジュールの大きさ CP

UL

を求める。

CP

UL

=W

UL

/7

2

)

左上の位置検出要素パターン P

UL

の中心座標 A,g)の 2)で求めた補助線 AC 及び AB の平行線並

びにモジュールの大きさ CP

UL

に基づいて,位置合せパターン P1 及び P2 の仮の中心座標を求める。

3

)

仮の中心座標のピクセルから,それぞれ,位置合せパターン P1 及び P2 の白い正方形の外形を走査

し,実際の中心座標 X

i

及び Y

j

を求める(

図 27 参照)。


55

X 0510

:2004

 27  位置合せパターンの中心座標

4

)

左上の位置検出要素パターン P

UL

の中心座標並びに 3)で求めた位置合せパターン P1 及び P2 の実

際の中心座標から,位置合せパターン P3 の仮の中心座標を推定する。

5

)

3

)と同様の手順で,位置合せパターン P3 の実際の中心座標を求める。

6

)

位置合せパターン P2 及び P3 の中心距離 L

x

並びに位置合せパターン P1 及び P3 の中心距離 L

y

を求

める。L

x

及び L

y

を定義されている位置合せパターン間隔で割り,シンボルの左上領域(

図 28 参照)

の下辺及び右辺におけるモジュールピッチ CP

x

及び CP

y

を求める。

CP

x

L

x

/AP

CP

y

L

y

/AP

ここに,AP は,位置合せパターンの中心モジュール間隔(

附属書 表 参照)

同様に左上の位置検出要素パターン P

UL

の中心座標及び位置合せパターン P1 の中心座標の水平

距離 L

x

,左上の位置検出要素パターンの中心座標及び位置合せパターン P2 の中心座標の垂直距離

L

y

を求める。L

x

及び L

y

を次の式の間隔で割り,シンボルの左上領域の上辺及び左辺におけるモジ

ュールピッチ CL

x

CP

y

を求める。

CP

x

=L

x

/

(位置合せパターン P1 の中心の列座標−左上の位置検出要素パター

ン P

UL

の中心の列座標)

CP

y

L

y

/

(位置合せパターン P2 の中心の行座標−左上の位置検出要素パター

ン P

UL

の中心の行座標)

 28  シンボルの左上領域

7

)

シンボルの左上領域の各辺のモジュールピッチ CP

x

CP

x

CP

y

及び CP

y

に基づき,左上の領域を

網羅するサンプリンググリッドを設定する。

8

)

同様にして,シンボルの右上領域(右上の位置検出要素パターン P

UR

,位置合せパターン P1,P3

及び P4 で囲まれる)及び左下領域(左下の位置検出要素パターン P

DL

,位置合せパターン P2,P3

及び P5 で囲まれる)のサンプリンググリッドを設定する。

9

)

位置合せパターン P6(

図 29 参照)については,位置合せパターン P3,P4 及び P5 の間隔から求め


56

X 0510

:2004

たモジュールピッチ CP

x

及び CP

y

,位置合せパターン P3 及び P4 の中心を通る補助線,P3 及び P5

の中心を通る補助線及びそれら位置合せパターンの中心座標から仮の中心座標を推定する。

 29  シンボルの右下領域

10

)

手順 5)∼8)を繰り返して,シンボルの右下領域のサンプリンググリッドを設定する。

11

)

同様の原理で未処理の領域のサンプリンググリッドを設定する。

i

) 

グリッド線の各交点上の画像ピクセルをサンプリングし,しきい値に基づき,それらが明暗のいずれ

かを決める。暗のピクセルを 2 進 1 とし,明のピクセルを 2 進 0 とするビットマトリックスを構築す

る。

j

) 

左上の位置検出要素パターンに隣接する形式情報を復号し,シンボルに適用された誤り訂正レベル及

びマスクパターンを得る。形式情報の誤り訂正能力を超える誤りが検出された場合は,右上及び左下

の位置検出要素パターンに隣接する形式情報を復号し,同様の手順を実施する。

k

) 

シンボルの符号化領域でマスクパターンを XOR 演算することによって,マスク処理を解除し,デー

タ及び誤り訂正を示すシンボルキャラクタを復元する。これは,符号化過程で適用されたマスク処理

の手順を逆順することとする。

l) 8.7.3

の配置規則に従い,シンボルのコード語を求める。

m

) 

シンボル型番及び誤り訂正レベルに応じ,8.6 の手順 c)に示すインタリーブの過程を逆順するによっ

て,ブロック化されたコード語列を並び替える。

n

) 

附属書 の誤り検出及び訂正復号手順に従い,シンボル型番及び誤り訂正レベルに対する最大訂正容

量までの棄却誤り及び代入誤りを訂正する。

o

) 

列におけるデータブロックを結合することによって,元のメッセージを復元する。

p

) 

データビット列をモード指示子で始まるセグメントに更に分割する。その長さは,モード指示子に続

く文字数指示子によって決まる。

q

) 

適用中のモードの規則に従い,各セグメントを復号する。

14. 

自動識別能力  QR コードは,他の多くのシンボル体系とともに自動識別環境で使用することができ

る(

附属書 参照)。また,モデル 1 及びモデル 2 シンボルは,形式情報のマスクパターンを分析すること

によって自動識別が可能となる。


57

X 0510

:2004

15. 

送信データ  すべての符号化データは,データ送信に含まれる。機能パターン,形式情報,型番情報,

誤り訂正キャラクタ,埋め草及び残余キャラクタは,送信されない。すべてのデータに対する既定の送信

モードは,8 ビット符号値又は 16 ビットシフト符号値とする。キャラクタ値が割り当てられているので,

これは明らかに数字,英数字,片仮名及び漢字データの任意の列の送信となる。送信の前に全メッセージ

を再構築するバッファモードで運用されている場合,復号器によって構造的連接ヘッダブロックは,送信

されないが,非バッファモードで運用されている場合,それぞれのシンボルの最初の 2 バイトである構造

的連接ヘッダブロックは,送信される。拡張チャネル解釈におけるデータ送信を含むより複雑なものは,

15.2

による。

15.1 

データキャリア識別子  JIS X 0530 は,復号器に設定される任意機能及びシンボルに見られる特別

な特徴とともに読み出されるシンボルの送信に関する標準手順を規定している。

データ(任意の ECI の使用を含む。

)の構造を識別すると,復号器は,適切なデータキャリア識別子を

送信データの前に付加する。ECI が使用されている場合,データキャリア識別子を必要とする。データキ

ャリア識別子及び QR コードに適用される任意機能値に関しては,

附属書 による。

15.2 

拡張チャネル解釈  ECI プロトコルを使用できるシステムでは,送信ごとにシンボル体系識別子の

送信を必要とする。ECI モード指示子がある場合,それはエスケープ文字 5C

HEX

として送信する。5C

HEX

は,JIS X 0201(ECI 割当て文書及び ISO 646  IRV の文字集合において,この“¥”の値は,逆斜線“\”

とする。

)に基づく QR コードの既定の符号化において,

“¥”で示す。ECI 指定を示すコード語は,

表 

定義されている規則で 6 けたの数字に変換する。この 6 けたの数字は,エスケープ文字に続いて 30

HEX

39

HEX

までの範囲で対応する 8 ビット値として送信する。

\nnnnnn を認識するアプリケーションソフトウェアは,それに続くすべてのキャラクタは 6 けたの指定

によって定義される ECI からのものとして解釈する。この解釈は次のことが発生するまで有効とする。

a

) 

符号化データの最後

b

) 

モード指示子 0111 による別の ECI への変更(AIM Inc.の ECI 仕様に従う。

既定の解釈へ復帰する場合,復号器は,データの前に適切なエスケープ列を付加し,出力する。

文字“¥”を符号化データとして使用する必要がある場合,5C

HEX

を 2 個送信する。5C

HEX

の 1 回の出現

は常にエスケープ文字であり,2 回の出現はデータを意味する。

1.

符号化データ ABC¥1234

送信データ ABC¥¥1234

符号化データ ABC に続く ECI123456 の規則による〈あるデータ〉の符号化

送信データ ABC¥123456〈あるデータ〉

2. (8.4.1.1 のデータを使用)

メッセージは,ECI モード指示子,ECI 指定,モード指示子,文字数指示子及びデータで次

のとおり構成する。

0111 00001001 0100 00000101 10100001 10100010 10100011 10100100 10100101

シンボル体系識別子]Q1(

附属書 参照)は,送信データに付加されなければならない。

送信(16 進値)

5D 51 31 5C 30 30 30 30 30 39 A1 A2 A3 A4 A5

000009

における符号化データ  AB

ΓΔE

構造的連接モードで,ECI モード指示子のいずれかがシンボルの先頭に出現した場合,後続するデータ

文字は,前のシンボルの最後で適用されていた ECI からのものとして解釈する。


58

X 0510

:2004

備考  逆斜線“\”(ASCII 値 5C

HEX

)は JIS X 0201 における“¥”と等価とする。

15.3 FNC1

  FNC1 が 1 番目又は 2 番目の位置に適用されているモードにおいて,FNCl に対応する文字が

存在しないので,適用されている文字を直接,送信することはできない。したがって,適切なシンボル識

別子(]Q3,]Q4,]Q5 又は]Q6)の送信によって,1 番目又は 2 番目の位置における FNC1 の存在を示す必

要がある。これらのシンボルにおける他の位置において,FNC1 は,適切なアプリケーション仕様に従う

データのフィールド分離子として使用される場合がある。それは,英数字モードでは%で,8 ビットバイ

トモードでは IS3 として表現する。両方の場合において,復号器は 1D

HEX

を送信する。

英数字モードで%が符号化データの一部として使用されている場合,

シンボル内でその文字は%%として

表現する。%%が出現すると,復号器は 1 個の%を送信する。


59

X 0510

:2004

附属書 A(規定)誤り検出及び訂正の生成多項式

誤り訂正の生成多項式は,データコード語の多項式の除算に使用する。ここで各コード語は,累乗の降

順に除算される多項式の係数となる。この除算の剰余の係数は,誤り訂正コード語の値となる。

附属書 表 1は,各型番及びレベルで使用する誤り訂正コードに対する生成多項式を示す。同表に

おいて,

α は GF(2

8

)上の原始要素 2 の根とする。各生成多項式は 1 次多項式 x−2

0

,x−2

1

,…,x−2

n-1

から生成される。ここに,n は,生成多項式の次数とする。

附属書   1  誤り訂正コードの生成多項式(誤り訂正コード語数:7∼26)

誤り訂正

コード語数

生成多項式

7 x

7

α

87

x

6

α

229

x

5

α

146

x

4

α

149

x

3

α

238

x

2

α

102

x

α

21

10 x

10

α

251

x

9

α

67

x

8

α

61

x

6

α

118

x

5

α

70

x

4

α

64

x

3

α

94

x

2

α

32

x

α

45

13 x

13

α

74

x

12

α

152

x

11

α

176

x

10

α

100

x

9

α

86

x

8

α

100

x

7

α

106

x

6

α

104

x

5

α

130

x

4

α

218

x

3

α

206

x

2

α

140

x

α

78

15 x

15

α

8

x

14

α

183

x

13

α

61

x

12

α

91

x

11

α

202

x

10

α

37

x

9

α

51

x

8

α

58

x

7

α

58

x

6

α

237

x

5

α

140

x

4

α

124

x

3

α

5

x

2

α

99

x

α

105

16 x

16

α

120

x

15

α

104

x

14

α

107

x

13

α

109

x

12

α

102

x

11

α

161

x

10

α

76

x

9

α

3

x

8

α

91

x

7

α

191

x

6

α

147

x

5

α

169

x

4

α

182

x

3

α

194

x

2

α

225

x

α

120

17 x

17

α

43

x

16

α

139

x

15

α

206

x

14

α

78

x

13

α

43

x

12

α

239

x

11

α

123

x

10

α

206

x

9

α

214

x

8

α

147

x

7

α

24

x

6

α

99

x

5

α

150

x

4

α

39

x

3

α

243

x

2

α

163

x

α

136

18 x

18

α

215

x

17

α

234

x

16

α

158

x

15

α

94

x

14

α

184

x

13

α

97

x

12

α

118

x

11

α

170

x

10

α

79

x

9

α

187

x

8

α

152

x

7

α

148

x

6

α

252

x

5

α

179

x

4

α

5

x

3

α

98

x

2

α

96

x

α

153

20 x

20

α

17

x

19

α

60

x

18

α

79

x

17

α

50

x

16

α

61

x

15

α

163

x

14

α

26

x

13

α

187

x

12

α

202

x

11

α

180

x

10

α

221

x

9

α

225

x

8

α

83

x

7

α

239

x

6

α

156

x

5

α

164

x

4

α

212

x

3

α

212

x

2

α

188

x

α

190

22 x

22

α

210

x

21

α

171

x

20

α

247

x

19

α

242

x

18

α

93

x

17

α

230

x

16

α

14

x

15

α

109

x

14

α

221

x

13

α

53

x

12

α

200

x

11

α

74

x

10

α

8

x

9

α

172

x

8

α

98

x

7

α

80

x

6

α

219

x

5

α

134

x

4

α

160

x

3

α

105

x

2

α

165

x

α

231

24 x

24

α

229

x

23

α

121

x

22

α

135

x

21

α

48

x

20

α

211

x

19

α

117

x

18

α

251

x

17

α

126

x

16

α

159

x

15

α

180

x

14

α

169

x

13

α

152

x

12

α

192

x

11

α

226

x

10

α

228

x

9

α

218

x

8

α

111

x

7

+x

6

α

117

x

5

α

232

x

4

α

87

x

3

α

96

x

2

α

227

x

α

21

26 x

26

α

173

x

25

α

125

x

24

α

158

x

23

α

2

x

22

α

103

x

21

α

182

x

20

α

118

x

19

α

17

x

18

α

145

x

17

α

201

x

16

α

111

x

15

α

28

x

14

α

165

x

13

α

53

x

12

α

161

x

11

α

21

x

10

α

245

x

9

α

142

x

8

α

13

x

7

α

102

x

6

α

48

x

5

α

227

x

4

α

153

x

3

α

145

x

2

α

218

x

α

70


60

X 0510

:2004

附属書   2  誤り訂正コードの生成多項式(誤り訂正コード語数:28∼42)

誤り訂正

コード語数

生成多項式

28 x

28

α

168

x

27

α

223

x

26

α

200

x

25

α

104

x

24

α

224

x

23

α

234

x

22

α

108

x

21

α

180

x

20

α

110

x

19

α

190

x

18

α

195

x

17

α

147

x

16

α

205

x

15

α

27

x

14

α

232

x

13

α

201

x

12

α

21

x

11

α

43

x

10

α

245

x

9

α

87

x

8

α

42

x

7

α

195

x

6

α

212

x

5

α

119

x

4

α

242

x

3

α

37

x

2

α

9

x

α

123

30 x

30

α

41

x

29

α

173

x

28

α

145

x

27

α

152

x

26

α

216

x

25

α

31

x

24

α

179

x

23

α

182

x

22

α

50

x

21

α

48

x

20

α

110

x

19

α

86

x

18

α

239

x

17

α

96

x

16

α

222

x

15

α

125

x

14

α

42

x

13

α

173

x

12

α

226

x

11

α

193

x

10

α

224

x

9

α

130

x

8

α

156

x

7

α

37

x

6

α

251

x

5

α

216

x

4

α

238

x

3

α

40

x

2

α

192

x

α

180

32 x

32

α

10

x

31

α

6

x

30

α

106

x

29

α

190

x

28

α

249

x

27

α

167

x

26

α

4

x

25

α

67

x

24

α

209

x

23

α

138

x

22

α

138

x

21

α

32

x

20

α

242

x

19

α

123

x

18

α

89

x

17

α

27

x

16

α

120

x

15

α

185

x

14

α

80

x

13

α

156

x

12

α

38

x

11

α

60

x

10

α

171

x

9

α

60

x

8

α

28

x

7

α

222

x

6

α

80

x

5

α

52

x

4

α

254

x

3

α

185

x

2

α

220

x

α

241

34 x

34

α

111

x

33

α

77

x

32

α

146

x

31

α

94

x

30

α

26

x

29

α

21

x

28

α

108

x

27

α

19

x

26

α

105

x

25

α

94

x

24

α

113

x

23

α

193

x

22

α

86

x

21

α

140

x

20

α

163

x

19

α

125

x

18

α

58

x

17

α

158

x

16

α

229

x

15

α

239

x

14

α

218

x

13

α

103

x

12

α

56

x

11

α

70

x

10

α

114

x

9

α

61

x

8

α

183

x

7

α

129

x

6

α

167

x

5

α

13

x

4

α

98

x

3

α

62

x

2

α

129

x

α

51

36 x

36

α

200

x

35

α

183

x

34

α

98

x

33

α

16

x

32

α

172

x

31

α

31

x

30

α

246

x

29

α

234

x

28

α

60

x

27

α

152

x

26

α

115

x

25

+ x

24

α

167

x

23

α

152

x

22

α

113

x

21

α

248

x

20

α

238

x

19

α

107

x

18

α

18

x

17

α

63

x

16

α

218

x

15

α

37

x

14

α

87

x

13

α

210

x

12

α

105

x

11

α

177

x

10

α

120

x

9

α

74

x

8

α

121

x

7

α

196

x

6

α

117

x

5

α

251

x

4

α

113

x

3

α

233

x

2

α

30

x

α

120

40 x

40

α

59

x

39

α

116

x

38

α

79

x

37

α

161

x

36

α

252

x

35

α

98

x

34

α

128

x

33

α

205

x

32

α

128

x

31

α

161

x

30

α

247

x

29

α

57

x

28

α

163

x

27

α

56

x

26

α

235

x

25

α

106

x

24

α

53

x

23

α

26

x

22

α

187

x

21

α

174

x

20

α

226

x

19

α

104

x

18

α

170

x

17

α

7

x

16

α

175

x

15

α

35

x

14

α

181

x

13

α

114

x

12

α

88

x

11

α

41

x

10

α

47

x

9

α

163

x

8

α

125

x

7

α

134

x

6

α

72

x

5

α

20

x

4

α

232

x

3

α

53

x

2

α

35

x

α

15

42 x

42

α

250

x

41

α

103

x

40

α

221

x

39

α

230

x

38

α

25

x

37

α

18

x

36

α

137

x

35

α

231

x

34

x

33

α

3

x

32

α

58

x

31

α

242

x

30

α

221

x

29

α

191

x

28

α

110

x

27

α

84

x

26

α

230

x

25

α

8

x

24

α

188

x

23

α

106

x

22

α

96

x

21

α

147

x

20

α

15

x

19

α

131

x

18

α

139

x

17

α

34

x

16

α

101

x

15

α

223

x

14

α

39

x

13

α

101

x

12

α

213

x

11

α

199

x

10

α

237

x

9

α

254

x

8

α

201

x

7

α

123

x

6

α

171

x

5

α

162

x

4

α

194

x

3

α

117

x

2

α

50

x

α

96


61

X 0510

:2004

附属書   3  誤り訂正コードの生成多項式(誤り訂正コード語数:44∼52)

誤り訂正

コード語数

生成多項式

44 x

44

α

190

x

43

α

7

x

42

α

61

x

41

α

121

x

40

α

71

x

39

α

246

x

38

α

69

x

37

α

55

x

36

α

168

x

35

α

188

x

34

α

89

x

33

α

243

x

32

α

191

x

31

α

25

x

30

α

72

x

29

α

123

x

28

α

9

x

27

α

145

x

26

α

14

x

25

α

247

x

24

α

x

23

α

238

x

22

α

44

x

21

α

78

x

20

α

143

x

19

α

62

x

18

α

224

x

17

α

126

x

16

α

118

x

15

α

114

x

14

α

68

x

13

α

163

x

12

α

52

x

11

α

194

x

10

α

217

x

9

α

147

x

8

α

204

x

7

α

169

x

6

α

37

x

5

α

130

x

4

α

113

x

3

α

102

x

2

α

73

x

α

181

46 x

46

α

112

x

45

α

94

x

44

α

88

x

43

α

112

x

42

α

253

x

41

α

224

x

40

α

202

x

39

α

115

x

38

α

187

x

37

α

99

x

36

α

89

x

35

α

5

x

34

α

54

x

33

α

113

x

32

α

129

x

31

α

44

x

30

α

58

x

29

α

16

x

28

α

135

x

27

α

216

x

26

α

169

x

25

α

211

x

24

α

36

x

23

α

x

22

α

4

x

21

α

96

x

20

α

60

x

19

α

241

x

18

α

73

x

17

α

104

x

16

α

234

x

15

α

8

x

14

α

249

x

13

α

245

x

12

α

119

x

11

α

174

x

10

α

52

x

9

α

25

x

8

α

157

x

7

α

224

x

6

α

43

x

5

α

202

x

4

α

223

x

3

α

19

x

2

α

82

x

α

15

48 x

48

α

228

x

47

α

25

x

46

α

196

x

45

α

130

x

44

α

211

x

43

α

146

x

42

α

60

x

41

α

24

x

40

α

251

x

39

α

90

x

38

α

39

x

37

α

102

x

36

α

240

x

35

α

61

x

34

α

178

x

33

α

63

x

32

α

46

x

31

α

123

x

30

α

115

x

29

α

18

x

28

α

221

x

27

α

111

x

26

α

135

x

25

α

160

x

24

α

182

x

23

α

205

x

22

α

107

x

21

α

206

x

20

α

95

x

19

α

150

x

18

α

120

x

17

α

184

x

16

α

91

x

15

α

21

x

14

α

247

x

13

α

156

x

12

α

140

x

11

α

238

x

10

α

191

x

9

α

11

x

8

α

94

x

7

α

227

x

6

α

84

x

5

α

50

x

4

α

163

x

3

α

39

x

2

α

34

x

α

108

50 x

50

α

232

x

49

α

125

x

48

α

157

x

47

α

161

x

46

α

164

x

45

α

9

x

44

α

118

x

43

α

46

x

42

α

209

x

41

α

99

x

40

α

203

x

39

α

193

x

38

α

35

x

37

α

3

x

36

α

209

x

35

α

111

x

34

α

195

x

33

α

242

x

32

α

203

x

31

α

225

x

30

α

46

x

29

α

13

x

28

α

32

x

27

α

160

x

26

α

126

x

25

α

209

x

24

α

130

x

23

α

160

x

22

α

242

x

21

α

215

x

20

α

242

x

19

α

75

x

18

α

77

x

17

α

42

x

16

α

189

x

15

α

32

x

14

α

113

x

13

α

65

x

12

α

124

x

11

α

69

x

10

α

228

x

9

α

114

x

8

α

235

x

7

α

175

x

6

α

124

x

5

α

170

x

4

α

215

x

3

α

232

x

2

α

133

x

α

205

52 x

52

α

116

x

51

α

50

x

50

α

86

x

49

α

186

x

48

α

50

x

47

α

220

x

46

α

251

x

45

α

89

x

44

α

192

x

43

α

46

x

42

α

86

x

41

α

127

x

40

α

124

x

39

α

19

x

38

α

184

x

37

α

233

x

36

α

151

x

35

α

215

x

34

α

22

x

33

α

14

x

32

α

59

x

31

α

145

x

30

α

37

x

29

α

242

x

28

α

203

x

27

α

134

x

26

α

254

x

25

α

89

x

24

α

190

x

23

α

94

x

22

α

59

x

21

α

65

x

20

α

124

x

19

α

113

x

18

α

100

x

17

α

233

x

16

α

235

x

15

α

121

x

14

α

22

x

13

α

76

x

12

α

86

x

11

α

97

x

10

α

39

x

9

α

242

x

8

α

200

x

7

α

220

x

6

α

101

x

5

α

33

x

4

α

239

x

3

α

254

x

2

α

116

x

α

51


62

X 0510

:2004

附属書   4  誤り訂正コードの生成多項式(誤り訂正コード語数:54∼60)

誤り訂正

コード語数

生成多項式

54 x

54

α

183

x

53

α

26

x

52

α

201

x

51

α

87

x

50

α

210

x

49

α

221

x

48

α

113

x

47

α

21

x

46

α

46

x

45

α

65

x

44

α

45

x

43

α

50

x

42

α

238

x

41

α

184

x

40

α

249

x

39

α

225

x

38

α

102

x

37

α

58

x

36

α

209

x

35

α

218

x

34

α

109

x

33

α

165

x

32

α

26

x

31

α

95

x

30

α

184

x

29

α

192

x

28

α

52

x

27

α

245

x

26

α

35

x

25

α

254

x

24

α

238

x

23

α

175

x

22

α

172

x

21

α

79

x

20

α

123

x

19

α

25

x

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α

122

x

17

α

43

x

16

α

120

x

15

α

108

x

14

α

215

x

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α

80

x

12

α

128

x

11

α

201

x

10

α

235

x

9

α

8

x

8

α

153

x

7

α

59

x

6

α

101

x

5

α

31

x

4

α

198

x

3

α

76

x

2

α

31

x

α

156

56 x

56

α

106

x

55

α

120

x

54

α

107

x

53

α

157

x

52

α

164

x

51

α

216

x

50

α

112

x

49

α

116

x

48

α

2

x

47

α

91

x

46

α

248

x

45

α

163

x

44

α

36

x

43

α

201

x

42

α

202

x

41

α

229

x

40

α

6

x

39

α

144

x

38

α

254

x

37

α

155

x

36

α

135

x

35

α

208

x

34

α

170

x

33

α

209

x

32

α

12

x

31

α

139

x

30

α

127

x

29

α

142

x

28

α

182

x

27

α

249

x

26

α

177

x

25

α

174

x

24

α

190

x

23

α

28

x

22

α

10

x

21

α

85

x

20

α

239

x

19

α

184

x

18

α

101

x

17

α

124

x

16

α

152

x

15

α

206

x

14

α

96

x

13

α

23

x

12

α

163

x

11

α

61

x

10

α

27

x

9

α

196

x

8

α

247

x

7

α

151

x

6

α

154

x

5

α

202

x

4

α

207

x

3

α

20

x

2

α

61

x

α

10

58 x

58

α

82

x

57

α

116

x

56

α

26

x

55

α

247

x

54

α

66

x

53

α

27

x

52

α

62

x

51

α

107

x

50

α

252

x

49

α

182

x

48

α

200

x

47

α

185

x

46

α

235

x

45

α

55

x

44

α

251

x

43

α

242

x

42

α

210

x

41

α

144

x

40

α

154

x

39

α

237

x

38

α

176

x

37

α

141

x

36

α

192

x

35

α

248

x

34

α

152

x

33

α

249

x

32

α

206

x

31

α

85

x

30

α

253

x

29

α

142

x

28

α

65

x

27

α

165

x

26

α

125

x

25

α

23

x

24

α

24

x

23

α

30

x

22

α

122

x

21

α

240

x

20

α

214

x

19

α

6

x

18

α

129

x

17

α

218

x

16

α

29

x

15

α

145

x

14

α

127

x

13

α

134

x

12

α

206

x

11

α

245

x

10

α

117

x

9

α

29

x

8

α

41

x

7

α

63

x

6

α

159

x

5

α

142

x

4

α

233

x

3

α

125

x

2

α

148

x

α

123

60 x

60

α

107

x

59

α

140

x

58

α

26

x

57

α

12

x

56

α

9

x

55

α

141

x

54

α

243

x

53

α

197

x

52

α

226

x

51

α

197

x

50

α

219

x

49

α

45

x

48

α

211

x

47

α

101

x

46

α

219

x

45

α

120

x

44

α

28

x

43

α

181

x

42

α

127

x

41

α

6

x

40

α

100

x

39

α

247

x

38

α

2

x

37

α

205

x

36

α

198

x

35

α

57

x

34

α

115

x

33

α

219

x

32

α

101

x

31

α

109

x

30

α

160

x

29

α

82

x

28

α

37

x

27

α

38

x

26

α

238

x

25

α

49

x

24

α

160

x

23

α

209

x

22

α

121

x

21

α

86

x

20

α

11

x

19

α

124

x

18

α

30

x

17

α

181

x

16

α

84

x

15

α

25

x

14

α

194

x

13

α

87

x

12

α

65

x

11

α

102

x

10

α

190

x

9

α

220

x

8

α

70

x

7

α

27

x

6

α

209

x

5

α

16

x

4

α

89

x

3

α

7

x

2

α

33

x

α

240


63

X 0510

:2004

附属書   5  誤り訂正コードの生成多項式(誤り訂正コード語数:62∼68)

誤り訂正

コード語数

生成多項式

62 x

62

α

65

x

61

α

202

x

60

α

113

x

59

α

98

x

58

α

71

x

57

α

223

x

56

α

248

x

55

α

118

x

54

α

214

x

53

α

94

x

52

+x

51

α

122

x

50

α

37

x

49

α

23

x

48

α

2

x

47

α

228

x

46

α

58

x

45

α

121

x

44

α

7

x

43

α

105

x

42

α

135

x

41

α

78

x

40

α

243

x

39

α

118

x

38

α

70

x

37

α

76

x

36

α

223

x

35

α

89

x

34

α

72

x

33

α

50

x

32

α

70

x

31

α

111

x

30

α

194

x

29

α

17

x

28

α

212

x

27

α

126

x

26

α

181

x

25

α

35

x

24

α

221

x

23

α

117

x

22

α

235

x

21

α

11

x

20

α

229

x

19

α

149

x

18

α

147

x

17

α

123

x

16

α

213

x

15

α

40

x

14

α

115

x

13

α

6

x

12

α

200

x

11

α

100

x

10

α

26

x

9

α

246

x

8

α

182

x

7

α

218

x

6

α

215

x

4

α

36

x

3

α

186

x

2

α

110

x

α

106

64 x

64

α

45

x

63

α

51

x

62

α

175

x

61

α

9

x

60

α

7

x

59

α

158

x

58

α

159

x

57

α

49

x

56

α

68

x

55

α

119

x

54

α

92

x

53

α

123

x

52

α

177

x

51

α

204

x

50

α

187

x

49

α

254

x

48

α

200

x

47

α

78

x

46

α

141

x

45

α

149

x

44

α

119

x

43

α

26

x

42

α

127

x

41

α

53

x

40

α

160

x

39

α

93

x

38

α

199

x

37

α

212

x

36

α

29

x

35

α

24

x

34

α

145

x

33

α

156

x

32

α

208

x

31

α

150

x

30

α

218

x

29

α

209

x

28

α

4

x

27

α

216

x

26

α

91

x

25

α

47

x

24

α

184

x

23

α

146

x

22

α

47

x

21

α

140

x

20

α

195

x

19

α

195

x

18

α

125

x

17

α

242

x

16

α

238

x

15

α

63

x

14

α

99

x

13

α

108

x

12

α

140

x

11

α

230

x

10

α

242

x

9

α

31

x

8

α

204

x

7

α

11

x

6

α

178

x

5

α

243

x

4

α

217

x

3

α

156

x

2

α

213

x

α

231

66 x

66

α

5

x

65

α

118

x

64

α

222

x

63

α

180

x

62

α

136

x

61

α

136

x

60

α

162

x

59

α

51

x

58

α

46

x

57

α

117

x

56

α

13

x

55

α

215

x

54

α

81

x

53

α

17

x

52

α

139

x

51

α

247

x

50

α

197

x

49

α

171

x

48

α

95

x

47

α

173

x

46

α

65

x

45

α

137

x

44

α

178

x

43

α

68

x

42

α

111

x

41

α

95

x

40

α

101

x

39

α

41

x

38

α

72

x

37

α

214

x

36

α

169

x

35

α

197

x

34

α

95

x

33

α

7

x

32

α

44

x

31

α

154

x

30

α

77

x

29

α

111

x

28

α

236

x

27

α

40

x

26

α

121

x

25

α

143

x

24

α

63

x

23

α

87

x

22

α

80

x

21

α

253

x

20

α

240

x

19

α

126

x

18

α

217

x

17

α

77

x

16

α

34

x

15

α

232

x

14

α

106

x

13

α

50

x

12

α

168

x

11

α

82

x

10

α

76

x

9

α

146

x

8

α

67

x

7

α

106

x

6

α

171

x

5

α

25

x

4

α

132

x

3

α

93

x

2

α

45

x

α

105

68 x

68

α

247

x

67

α

159

x

66

α

223

x

65

α

33

x

64

α

224

x

63

α

93

x

62

α

77

x

61

α

70

x

60

α

90

x

59

α

160

x

58

α

32

x

57

α

254

x

56

α

43

x

55

α

150

x

54

α

84

x

53

α

101

x

52

α

190

x

51

α

205

x

50

α

133

x

49

α

52

x

48

α

60

x

47

α

202

x

46

α

165

x

45

α

220

x

44

α

203

x

43

α

151

x

42

α

93

x

41

α

84

x

40

α

15

x

39

α

84

x

38

α

253

x

37

α

173

x

36

α

160

x

35

α

89

x

34

α

227

x

33

α

52

x

32

α

199

x

31

α

97

x

30

α

95

x

29

α

231

x

28

α

52

x

27

α

177

x

26

α

41

x

25

α

125

x

24

α

137

x

23

α

241

x

22

α

166

x

21

α

225

x

20

α

118

x

19

α

2

x

18

α

54

x

17

α

32

x

16

α

82

x

15

α

215

x

14

α

175

x

13

α

198

x

12

α

43

x

11

α

238

x

10

α

235

x

9

α

27

x

8

α

101

x

7

α

184

x

6

α

127

x

5

α

3

x

4

α

5

x

3

α

8

x

2

α

163

x

α

238


64

X 0510

:2004

附属書 B(規定)誤り訂正復号手順

1-M

型シンボルを例に規定する。このシンボルでは GF(2

8

)上の(26,16,4)リードソロモン符号を

誤り訂正に使用する。シンボルからマスク処理を解除した後のコード語が

R

=  (r

0

r

1

r

2

,…,r

25

)

すなわち,

R (x)

r

0

r

1

x

r

2

x

2

+…+r

25

x

25

であったとする。

ここに,  r

i

i=0∼25)は,GF(2

8

)の元とする。

a

) 

シンドロームを計算する。

シンドローム S

i

i=0∼7)を求める。

S

0

R (1)  =r

0

r

1

r

2

+…+r

25

S

1

(

α

)

r

0

r

1

α

r

2

α

2

+…+r

25

α

25

S

7

R (

α

7

)

r

0

r

1

α

7

r

2

α

14

+…+r

25

α

175

ここに,

α

は,GF(2

8

)の原始元とする。

b

) 

誤り位置を求める。

S

0

σ

4

S

1

σ

3

S

2

σ

2

S

3

σ

1

S

4

=0

S

1

σ

4

S

2

σ

3

S

3

σ

2

S

4

σ

1

S

5

=0

S

2

σ

4

S

3

σ

3

S

4

σ

2

S

5

σ

1

S

6

=0

S

3

σ

4

S

4

σ

3

S

5

σ

2

S

6

σ

1

S

7

=0

上の式を使ってそれぞれの誤り位置変数

σ

i

i=1∼4)を求める。

さらに,次の多項式にその変数を代入し,GF(2

8

)の元を順次代入する。

σ

 (x)

σ

4

σ

3

x

σ

2

x

2

σ

1

x

3

+x

4

この結果,

σ

α

j

)=0 となる元

α

j

に対し,けた目(0 けた目から数えて)に誤りがあることがわかる。

c

)

誤りの大きさを求める。

b

)において j

1

j

2

j

3

j

4

けた目に誤りがあるとし,次にその誤りの大きさを求める。

Y

1

α

j

1

Y

2

α

j

2

Y

3

α

j

3

Y

4

α

j

4

S

0

Y

1

α

2

j

1

Y

2

α

2

j

2

Y

3

α

2

j

3

Y

4

α

2

j

4

S

1

Y

1

α

3

j

1

Y

2

α

3

j

2

Y

3

α

3

j

3

Y

4

α

3

j

4

S

2

Y

1

α

4

j

1

Y

2

α

4

j

2

Y

3

α

4

j

3

Y

4

α

4

j

4

S

3

各誤りの大きさ Y

i

i=1∼4)を求めるために上の式を解く。

d

)

誤りを訂正

各誤り位置に誤りの大きさの値の補数を加算し,誤りを訂正する。


65

X 0510

:2004

附属書 C(規定)形式情報

形式情報は,5 ビットのデータ及び 10 ビットの BCH 誤り訂正からなる 15 ビット列で構成する。この附

属書では,誤り訂正ビットの計算及び誤り訂正復号手順について規定する。

C.1

誤り訂正ビット計算  Bose-Chaudhuri-Hocquenghem(15,5)符号を誤り訂正として使用する。デー

タビット文字列を係数とする多項式を生成多項式 G (x)  =x

10

x

8

x

5

x

4

x

2

x+1 で除算する。剰余多項

式の係数文字列をデータビット文字列に付加し,

(15,5)BCH 符号文字列を形成する。最後に,どのよう

なマスクパターン及び誤り訂正レベルの組合せでも形式情報のビットパターンがすべてゼロにならないよ

うに , ま た ,モ デ ル 1 シ ン ボ ル が モ デ ル 2 シ ンボ ルと 自 動識 別で きる よう に, ビ ット 文字 列を

101010000010010

と XOR 演算し,マスク処理をする。

  

誤り訂正レベル M;マスクパターン 101

2

進文字列:

   00101

多項式:

x

2

+1

(15−5)乗する:

x

12

x

10

G

x)で除算する:

=(x

10

x

8

x

5

x

4

x

2

x+1)x

2

+(x

7

x

6

x

4

x

3

x

2

上の多項式の係数文字列を形式情報のデータ文字列に付加する。

00101

+0011011100

001010011011100

マスクと XOR 演算     101010000010010

結果:

   100000011001110

本体の 8.9 に規定する方法で,これらのビットを形式情報領域に配置する。

C.2

誤り訂正復号手順  マスクパターン 101010000010010 でビット列を XOR 演算し,形式情報のマスク

処理を解除する。

これによって次のコード語が得られる。

R

=  (r

0

r

1

r

2

,…,r

14

)

すなわち,

R (x)

r

0

r

1

x

r

2

x

2

+…+r

14

x

14

ここに,  r

i

i=0∼14)は,0 又は 1 とする。

シンドロームを計算する。

シンドローム S

i

i=1,3,5)を求める。

S

1

R (

α

)

r

0

r

1

α

r

2

α

2

+…+r

14

α

14

S

3

R (

α

3

)

r

0

r

1

α

3

r

2

α

6

+…+r

14

α

42

S

5

R (

α

5

)

r

0

r

1

α

5

r

2

α

10

+…+r

14

α

70

ここに,

α

は,GF(2

4

)の原始元とする。

誤り位置を求める。

S

1

σ

1

=0


66

X 0510

:2004

S

3

S

2

σ

1

S

1

σ

2

σ

3

=0

S

5

S

4

σ

1

S

3

σ

2

S

2

σ

3

=0

ここに,  S

2

=(S

1

2

S

4

=(S

2

2

とする。

上の式を使ってそれぞれの誤り位置変数

σ

i

i=1∼3)を求める。

さらに,次の多項式にその変数を代入し,GF(2

4

)の元を順次代入する。

σ

x)=x

3

σ

1

x

2

σ

2

x

σ

3

この結果,

σ

α

j

)=0 となる元

α

j

に対し,けた目(0 けた目から数えて)に誤りがあることがわかる。

各誤り位置のビット値を反転し,誤りを訂正する。


67

X 0510

:2004

附属書 D(規定)型番情報

型番情報は,6 ビットのデータ及び 12 ビットの拡張 BCH 誤り訂正からなる 18 ビット列で構成する。こ

の附属書では誤り訂正ビットの計算及び誤り訂正復号手順について規定する。

D.1

誤り訂正ビット計算  拡張 Bose-Chaudhuri-Hocquenghem(18,6)符号を誤り訂正として使用する。

データビット文字列を係数とする多項式を生成多項式 G(x)=x

12

x

11

x

10

x

9

x

8

x

5

x

2

+1 で除算す

る。剰余多項式の係数文字列をデータビット文字列に付加し,

(18,6)拡張 BCH 符号文字列を形成する。

  

型番:

7

2

進文字列:

000111

多項式:

x

2

x+1

(18−6) 乗する:

x

14

x

13

x

12

G

(x) で除算する:

=(x

12

x

11

x

10

x

9

x

8

x

5

x

2

+1)x

2

+(x

11

x

10

x

7

x

4

x

2

上の多項式の係数文字列を型番情報のデータ文字列に付加する。

000111

+110010010100  →  000111110010010100

本体の 8.10 で規定されているように,これらのビットを型番情報領域に配置する。

各型番に対する全型番情報のビット列を

附属書 表 に示す。


68

X 0510

:2004

附属書   1  各型番における型番情報のビット例

型番

型番情報のビット列 16 進表記

  7

00 0111 1100 1001 0100

07C94

  8

00 1000 0101 1011 1100

085BC

  9

00 1001 1010 1001 1001

09A99

10

00 1010 0100 1101 0011

0A4D3

11

00 1011 1011 1111 0110

0BBF6

12

00

1100

0111

0110

0010

0C762

13

00

1101

1000

0100

0111

0D847

14

00

1110

0110

0000

1101

0E60D

15

00 1111 1001 0010 1000

0F928

16

01

0000

1011

0111

1000

10B78

17

01 0001 0100 0101 1101

1145D

18

01 0010 1010 0001 0111

12A17

19

01

0011

0101

0011

0010

13532

20

01 0100 1001 1010 0110

149A6

21

01

0101

0110

1000

0011

15683

22

01

0110

1000

1100

1001

168C9

23

01 0111 0111 1110 1100

177EC

24

01

1000

1110

1100

0100

18EC4

25

01 1001 0001 1110 0001

191E1

26

01

1010

1111

1010

1011

1AFAB

27

01

1011

0000

1000

1110

1B08E

28

01 1100 1100 0001 1010

1CC1A

29

01 1101 0011 0011 1111

1D33F

30

01

1110

1101

0111

0101

1ED75

31

01 1111 0010 0101 0000

1F250

32

10 0000 1001 1101 0101

209D5

33

10

0001

0110

1111

0000

216F0

34

10 0010 1000 1011 1010

228BA

35

10

0011

0111

1001

1111

2379F

36

10

0100

1011

0000

1011

24B0B

37

10 0101 0100 0010 1110

2542E

38

10

0110

1010

0110

0100

26A64

39

10 0111 0101 0100 0001

27541

40

10

1000

1100

0110

1001

28C69


69

X 0510

:2004

D.2

誤り訂正復号手順  型番情報に用いる誤り訂正符号は,符号間距離が 8 であり,3 ビットまでの訂正

が可能である。型番情報に用いるコード語は,34 種類しかないので,

附属書 表 と比較して復号する方

法が簡単で処理も速い。シンボルの型番情報領域から読み取られたコード語を

附属書 表 の 34 種類の

型番情報ビット列とビットごとに比較する。比較した結果,3 ビット以下の違いであれば,比較した

附属

書 表 の型番情報ビット列を採用する。

  

シンボルの型番情報領域から読み取られたコード語 000111110010010101

附属書 表 の型番情報のビット列と比較して,最も違いの少ないビット列を求める

000111110010010100     7

この例では二つのビット列の違いは 1 ビットのため,7 型のビット列を採用する。


70

X 0510

:2004

附属書 E(規定)位置合せパターンの位置

位置合せパターンは,シンボルの左上隅∼右下隅への対角線の両側で対称的に配置される。それらはタ

イミングパターンとその反対側との間でできるだけ均等間隔となる。不均等となる間隔は,タイミングパ

ターンと最初の位置合せパターンとの間で調整する。

各型番の位置合せパターンの数及び各位置合せパターンの中心モジュールの行座標又は列座標を

附属書

E

表 に示す。


71

X 0510

:2004

附属書   1  位置合せパターンの中心の行座標又は列座標

型番

位置合せパ 
ターンの数

中心モジュールの行座標又は列座標

 1

 0

2  1  6

18

 

3  1  6

22

 

4  1  6

26

 

5  1  6

30

 

6  1  6

34

 

 7

 6

6

22

38

 8

 6

6

24

42

 9

 6

6

26

46

10  6  6

28

50

11  6  6

30

54

12  6  6

32

58

13  6  6

34

62

14 13  6

26

46

66

15 13  6

26

48

70

16 13  6

26

50

74

17 13  6

30

54

78

18 13  6

30

56

82

19 13  6

30

58

86

20 13  6

34

62

90

21 22  6

28

50

72

94

22 22  6

26

50

74

98

23 22  6

30

54

78

102

24 22  6

28

54

80

106

25 22  6

32

58

84

110

26 22  6

30

58

86

114

27 22  6

34

62

90

118

28

33

6  26 50 74 98 122

29 33  6

30

54

78

102

126

30 33  6

26

52

78

104

130

31 33  6

30

56

82

108

134

32 33  6

34

60

86

112

138

33 33  6

30

58

86

114

142

34 33  6

34

62

90

118

146

35 46  6

30

54

78

102

126

150

36 46  6

24

50

76

102

128

154

37 46  6

28

54

80

106

132

158

38 46  6

32

58

84

110

136

162

39 46  6

26

54

82

110

138

166

40 46  6

30

58

86

114

142

170

備考  例えば,7 型は,表で 6,22,及び 38 という値である。したがって,位置合せパターンは

(行,列)すなわち座標(6,22)

(22,6)

(22,22)

(22,38)

(38,22)及び(38,38)

を中心とする。座標(6,6)

(6,38)及び(38,6)は,位置検出要素パターンで占められ

るため,位置合せパターンとしては使用しない。


72

X 0510

:2004

附属書 F(規定)データキャリア識別子

QR

コードに割り当てられているデータキャリア識別子(適切にプログラムされた復号器によって,復

号されたデータの頭に付加される。

)を

附属書 表 に示す。

]Qm

ここに,

]

データキャリア識別子フラグ(JIS X 0201 値 93)

Q

QR

コードシンボルのシンボル識別子。

m

附属書 表 で定義するいずれかの値をもつ変更子。

附属書   1  データキャリア識別子任意機能及び変更子値

変更子値

任意機能

0

モデル 1 シンボル

1

モデル 2 シンボル,ECI プロトコル未適用

2

モデル 2 シンボル,ECI プロトコル適用

3

モデル 2 シンボル,ECI プロトコル未適用,FNC1 適用(1 番目の位置)

4

モデル 2 シンボル,ECI プロトコル適用,    FNC1 適用(1 番目の位置)

5

モデル 2 シンボル,ECI プロトコル未適用,FNC1 適用(2 番目の位置)

6

モデル 2 シンボル,ECI プロトコル適用,    FNC1 適用(2 番目の位置)

備考1.  の許容値は,0,1,2,3,4,5,6 とする。

2. 

モデル 1 シンボルについての変更子値は,0 だけとする。


73

X 0510

:2004

附属書 G(参考)シンボルの符号化例

序文  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

この附属書では,

本体の 8.4.2 に従う数字モードで,データ文字列 01234567 の 1-M 型シンボルへの符号

化を記述する。

手順 1  データの符号化

3

けたのグループに分割し,各グループを 10 又は 7 ビットの 2 進値に変換する。

012

=0000001100

345

=0101011001

67

=1000011

文字数指示子を 2 進(1-M 型は 10 ビット)に変換する。

文字数指示子(8)=0000001000

数字モード(0001)に対するモード指示子,文字数指示子,2 進データ及び終端パターン (0000) を接続

する。

0001

  0000001000  0000001100  0101011001  1000011  0000

8

ビットコード語に分割し,必要な埋め草ビット(下線で示す。

)を付加する。

00010000

  00100000  00001100  01010110  01100001  10000000

シンボルのデータコード語容量(1-M 型は 16 データコード語であるので,10 埋め草コード語が必要)

を満たすために埋め草コード語(下線で示す。

)を付加する。結果は,次のとおりとなる。

00010000

  00100000   00001100   01010110   01100001   10000000   11101100   00010001   11101100

00010001

  11101100  00010001  11101100  00010001  11101100  00010001

手順 2  誤り訂正コード語の生成

リードソロモンのアルゴリズムを使用し,必要数の誤り訂正コード語(1-M 型は 10 個必要)を生成する。

これら(下線で示す。

)は,ビット列に付加される。結果は次のとおりとなる。

00010000

  00100000   00001100   01010110   01100001   10000000   11101100   00010001   11101100

00010001 11101100

  00010001   11101100   00010001   11101100   00010001   10100101   00100100

11010100

  11000001 11101101  00110110  11000111  10000111  00101100  01010101

手順 3  マトリックスにモジュールを配置

1-M

型シンボルでは一つのリードソロモンブロックしか存在しないので,この例ではインタリーブ配置

は,必要ではない。21×21 の空マトリックス内に位置検出要素パターン及びタイミングパターンを配置

し,形式情報のモジュール位置は,一時的に空とする。手順 2 で得られたコード語を

本体の 8.7.3 に従い,

マトリックス内に配置する。


74

X 0510

:2004

附属書   1  モジュール配置後のシンボル

手順 4  マスク処理パターンの選択

本体の 8.8.1 で定義されているマスク処理パターンを順次,適用し,本体の 8.8.2 に従い,結果を評価す

る。選択されたマスク処理パターンは参照 010 となる。

手順 5  形式情報

誤り訂正レベルは M であり,マスク処理パターンは 010 となる。したがって,形式情報のデータビット

は,00 010 となる。

BCH

誤り訂正の計算によって,データに付加されるビット列として 1001101110 が生成され,マスク前

の形式情報として 000101001101110 を得る。

マスク 101010000010010 で上のビット列を XOR 演算する。

000101001101110

(マスク前のビット列)

101010000010010

(マスク)

101111001111100

(シンボルに配置される形式情報)

手順 6  最終的なシンボル構築

本体の 8.8 で規定するようにシンボルの符号化領域に選択されたマスク処理パターンを適用し,手順 3

で保留した位置に形式情報モジュールを付加する。

附属書   2  最終的なシンボル


75

X 0510

:2004

附属書 H(参考)ビット列の長さの最適化

序文  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

本体で規定するとおり,QR コードは様々な符号化モードがあり,その各モードは与えられたデータ列

を表すのに必要なビット数がそれぞれ異なる。各モードの文字集合間では重複があり,例えば,数字デー

タは数字,英数字及び 8 ビットバイトのモードで,そしてラテン英数字データは英数字及び 8 ビットバイ

トのモードで符号化できる。したがって,シンボル生成ソフトウェアは,複数のモードで表されるデータ

文字を符号化する場合,最も適切なモードを選択する必要がある。

この選択は最初に行わなければならないが,データ列の途中においても可能な場合がある。

ビット列長を最短にするために幾つかの他の手法を適用する。アルゴリズムは,モード変更時に要求さ

れる付加情報を考慮し,直後の文字列だけでなく,次のデータ列も考慮する必要がある。

本体の 8.4.28.4.5 で与えられる圧縮効率を注意深く解釈する必要がある。与えられたデータ集合に対

する最良の方法は,データごとに最小ビットとなる方法をとることではない。最高次の圧縮が要求される

場合,モード変更に必要な追加ビット(モード指示子及び文字数指示子)が考慮されなければならない。

また,コード語数が最小でも,シンボルを満たすためにコード語列は,拡張される場合がある。この拡張

には,埋め草キャラクタを使用する。

次の手引きは,任意の与えられた入力データに対する最小のビット列を決定する一つのアルゴリズムの

基本を形成するものとする。括弧で示される数字,例えば,

[5,7,9]の場合,第 1 要素“5”は 1 型∼9

型,第 2 要素“7”は 10 型∼26 型,第 3 要素“9”は 27 型∼40 型に適用される文字数を示す。この手引き

において,

“排他的部分集合”は,あるモードの文字集合において別のモードのより限定された文字集合と

共用されない文字集合を参照する。例えば,8 ビットバイト文字集合の排他的部分集合は,16 進数 20,24,

25

,2A,2B,2D∼3A,及び 41∼5A を除く 8 ビット符号値 00

HEX

∼FF

HEX

で構成される。また,英数字の

排他的部分集合は,

{A∼Z,space,$,%,*,+,−,

,/,:}とする。

H.1

初期モードの選択

a

) 

初期入力データが漢字文字集合の場合,漢字モードを選択する。

b

) 

初期入力データが 8 ビットバイト文字の排他的部分集合の場合,8 ビットバイトモードを選択する。

c

) 

初期入力データが英数字の排他的文字集合であり,それらが[6,7,8]より少ない文字数でかつ 8

ビットバイト文字集合が後続する場合は 8 ビットバイトモードを選択,その他の場合は英数字モード

を選択する。

d

) 

初期データが数字で,かつ,それらが[4,4,5]より少ない文字数で 8 ビットバイトの排他的サブセ

ットのデータが後続する場合,8 ビットバイトモードを選択,

[7,8,9]より少ない文字数で英数字

の排他的部分集合が後続する場合,英数字モードを選択,その他の場合は数字モードを選択する。

H.2

ビットバイトモード中において

a

) 

一つ以上の漢字が発生する場合,漢字モードに変更する。

b

)  8

ビットバイト文字集合の排他的部分集合のデータの前に少なくとも[6,8,9]個の数字の列が発生


76

X 0510

:2004

する場合,数字モードへ変更する。

c

) 

8

ビットバイト文字集合の排他的部分集合のデータの前に少なくとも[11,15,16]個の英数字の排

他的部分集合の列が発生する場合,英数字モードへ変更する。

H.3

英数字モード中において

a

) 

一つ以上の漢字が発生する場合,漢字モードに変更する。

b

) 

一つ以上の 8 ビットバイト文字集合の排他的部分集合が発生する場合,8 ビットバイトモードへ変更

する。

c

) 

英数字文字集合の排他的部分集合のデータの前に少なくとも[13,15,17]個の数字の列が発生する

場合,数字モードへ変更する。

H.4

数字モード中において

a

) 

一つ以上の漢字が発生する場合,漢字モードに変更する。

b

) 

一つ以上の 8 ビットバイト文字集合の排他的部分集合が発生する場合,8 ビットバイトモードへ変更

する。

c

) 

一つ以上の英数字集合の排他的部分集合が発生する場合,英数字モードへ変更する。


77

X 0510

:2004

附属書 I(参考)QR コードシンボルの印刷

及び読取りのための利用者手引き

序文  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

I.1

一般  いかなる QR コードのアプリケーションも総合的なシステムとしてとらえなければならない。

シンボル体系の符号化・復号を構成する要素(マーカ又は印字装置,ラベル,読取り装置)が 1 個のシス

テムとして機能することが重要である。

いずれかの要素が動作不良を起こしたり,

要素間の相性が悪いと,

システム全体の性能低下を招くことになる。

仕様を遵守することはシステム全体の成功を確実にする一つのかぎとなるが,それ以外にも性能に影響

する要因が幾つか存在する。次の手引きは,バーコードシステム又はマトリックスコードシステムの仕様

を定めたり,機器の選定をする際に考慮すべき点を示している。

a

) 

使用するマーキング技術又は印刷技術によって,許容範囲内の印字が可能である印刷密度を選択する。

モジュール寸法が確実に印刷ヘッドピクセル寸法(印刷方向に対して水平方向及び垂直方向の両方)

の整数倍となるようにする。個々の暗(又は明)モジュールのビットマップは,全体的に均衡となる

寸法で調整されるが,モジュールの中心間隔が一定となることを確実にするために,ピクセルの整数

相当を個々又は隣接する暗モジュールのグループにおける明暗境界上で明を暗(又は暗を明)へ変更

することで印刷による増加(又は減少)の任意の調整が実行されることを確実にする。

b

) 

マーキング技術又は印刷技術によって制作されるシンボル密度及び品質に適した分解能をもつ読取り

装置を選択する。

c

) 

印字されたシンボルの光学的な特性が読取り装置の光源又はセンサの波長に確実に適合するようにす

る。全般的にひずみの影響が少なくなるように,モデル 2 シンボルを指定することが望ましい。

d

) 

最終ラベル状態又は包装形態において,シンボルが仕様に合致していることを検証する。ラベルのか

ぶり,透過,湾曲又は凹凸面いずれもシンボルの可読性に影響する。これらの設計がひずみの影響を

受けにくくするために,モデル 2 シンボルを指定することが望ましい。

光沢のあるシンボル面の場合,鏡面反射の影響について考慮する必要がある。また,読取り装置は,明

暗の拡散反射の変化も考慮しなければならない。読取り角度によっては,反射光の鏡面反射成分が望まし

い拡散反射成分を大幅に上回ることも考えられ,その場合は,読取り能力が低下することになる。材質又

は部品の表面を変えることができる場合は,つや消し又は無光沢面に変えることで鏡面反射の影響を最小

限に抑えることができる。これが不可能な場合には,読み取るシンボルの照度が望ましいコントラストの

構成になるように,特に注意を払う必要がある。

参考  モジュールの形状は,通常正方形が望ましいが,ダイレクトマーキングなどに用いられる印字

装置では,円形などの形状となることがある。このような場合には,アプリケーションで使用

する読取装置での読取評価を十分に行うことが望ましい。


78

X 0510

:2004

I.2

モデルの利用者選択  すべての新規アプリケーションには,モデル 2 のシンボルを推奨する。位置合

せパターンがモジュールグリッドの決定又はその正確性の確保における読取り過程を大きく助け,また,

40

型までのシンボルが利用できるので,大データ容量を提供することができる。モデル 1 のシンボルは,

既存のアプリケーションに限定する。

I.3

誤り訂正レベルの利用者選択  利用者は,アプリケーションで要求される適切な誤り訂正のレベルを

定義する。

本体の表 14 に示すとおり,L∼H の 4 レベルで誤りを検出し訂正する能力があるが,レベルを

上げると与えられたメッセージの長さに対してシンボルの寸法が大きくなることがある。例えば,20-Q 型

のモデル 2 シンボルの場合,485 個のデータコード語をもつが,より低レベルの誤り訂正が容認される場

合は,この同じデータを 15-L 型シンボルで表すこともできる(正確には 523 個のデータコード語容量)

誤り訂正レベルは,次の関係において決定する。

a

) 

予想されるシンボルの品質:予想される品質レベルが低ければ,より高いレベルを採用する。

b

) 

初回読取り率の高さ。

c

) 

読取りができなかった場合に再読取りの機会があるか。

d

) 

シンボルの印刷領域の制限によって,使用できる誤り訂正レベルはどのレベルまでか。

誤り訂正レベル L は,高いシンボル品質及び/又は与えられたデータに対してシンボルをできるだけ小

さくする必要がある場合に適している。レベル M は,

“標準”レベルで,サイズの縮小化及び信頼性向上

の両方を実現する。レベル Q は,

“高い信頼性”をもつレベルで,より厳しい読取り又は印刷品質が低い

アプリケーションに適している。レベル H は,実現し得る最高の信頼性を提供する。


79

X 0510

:2004

附属書 J(参考)自動識別能力

序文  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

QR

コードは,他のシンボル体系と自動識別するように設計された復号器を適切にプログラムすること

で読み込むことができる。適切にプログラムされた QR コード読取り装置は,別のシンボル体系のシンボ

ルを,正当な QR コードとして復号することはない。しかし,QR コードを含む任意のマトリックスシン

ボル内に短いバーコードシンボルの表現が見つかることもある。

QR

コードのモデル 1 シンボル及びモデル 2 シンボルも,互いに自動識別することを可能とする。

読取りの正確性を最大限にするために,復号器の有効シンボル体系セットを,使用するアプリケーショ

ンで必要とされるシンボル体系に限定することが望ましい。


80

X 0510

:2004

附属書 K(規定)マトリックスコードの印刷品質の手引き

この附属書は,どのマトリックス式シンボル体系にも適用することができる,二次元マトリックスコー

ドシンボルの印刷品質評価の枠組みを示す。

本体の 11.では,QR コードへの適用について規定している。

ここに示す方法は,バーコードシンボル品質の評価に用いられる JIS X 0520 と多くの点で類似している。

この方法は,制御された照明及び観察条件の下で,シンボルの高解像度のグレースケール画像を得ること

から始める。次に得られた画像は,復号,シンボルコントラスト,印刷時の太り,細り,軸の非均一性及

び未使用誤り訂正のパラメタについて解析される。これらの 5 個のパラメタに対する等級,与えられたシ

ンボル体系及びアプリケーションで規定される等級の中で,

一番低い等級値がシンボルの最終評価となる。

ここで示す手順は,参照復号アルゴリズム及び関連するシンボル体系の仕様における他の測定項目によ

って必然的に増える。また,シンボル体系又はアプリケーション仕様の統括によって,適切に変更又は無

効にしてもよい。

K.1

試験画像の取得  シンボルの試験画像は,そのシンボルに対する典型的な読取り環境を模倣する状況

において得られるものでなければならないが,これは,より高い解像度,均一照明及び最適な焦点という

条件を伴う。特殊なアプリケーションは,要求される画像の解像度とともにシンボルへの照明の色及び角

度を明確に指定しなければならないが,次に示す一般的な試験設定は,多くの一般的なアプリケーション

に合うようにするのがよい。

標準モノクロビデオカメラで,試験シンボルの中心でかつ,その平面に垂直な軸上に直接,試験シンボ

ルの画像を得る。適切な焦点で,かつ,光学的ひずみを最小限にするために,十分に小さな視野で,シン

ボル全体(要求されるクワイエットゾーンを含む。

)をフレームに入れるのに適切なレンズを使用する。光

照明は,少なくとも二つの側面から 45 度の入射角でシンボル領域を均一に照らすことが必要となる。試験

画像は,

標準フレーム取込み機器によって 8 ビットのグレースケールで取り入れられることが可能であり,

グレースケールは,既知の拡散反射の目標物を用いて測定する。

正確な光学設定にかかわらず,二つの原則がその選択に関係する。第 1 に,試験画像のグレースケール

は,直線状で,いかなる場合にもコントラストの向上又は外観の改善に対して調整されない。第 2 は,画

像の解像度が安定した読取りに適切とすることで,一般にはモジュール幅及び高さが少なくとも 5 個の画

像ピクセルをもつことを要求する。

K.2

シンボルパラメタの評価

K.2.1

復号  シンボル体系の参照復号アルゴリズムを試験画像に適用する。有効な復号が成立すれば等級

は A(4.0)

,成立しなければ F(0.0)とする。

復号パラメタは,適切な画像が取得されたときに,シンボルが正しく読み取れる特徴をもっているかど

うかについて,合格又は不合格を基準に試験する。さらに,参照復号の初期段階では,後続する他のシン

ボル品質パラメタの測定に必要な三つのタスクを追加して行う。第 1 のタスクは,画像内で試験シンボル

によって網羅される領域の位置を定め,定義する。第 2 は,モジュールの中心をサンプリングするために

そのグリッドマップを作成する。第 3 は,シンボルの損傷が誤り訂正機能を使用する場合,誤り訂正及び

検出を実行する。こうした画像,画像座標及び誤り訂正は,次の一つ以上の測定を容易にする。


81

X 0510

:2004

K.2.2

シンボルコントラスト  グレースケールの画像において,要求されるクワイエットゾーンの範囲に

まで広がる試験シンボルの領域内に入るすべての画像ピクセル値を反射率によって分類し,ピクセルの最

も暗い部分 10 %及び最も明るい部分 10 %を抽出する。ピクセルの最も暗い部分 10 %と最も明るい部分

10 %

との反射率の平均を計算する。両者の平均値の違いをシンボルのコントラスト(SC)とする。

シンボルコントラストの等級は次のように定義する。

SC

≧70 %の場合,A (4.0)

SC

≧55 %の場合,B (3.0)

SC

≧40 %の場合,C (2.0)

SC

≧20 %の場合,D (1.0)

SC

<20 %の場合,F (0.0)

シンボルコントラストは,シンボル内の二つの反射状態,つまり,明及び暗がシンボル全体を通して十

分に,かつ,一定して識別できるかを試験する。

K.2.3

モジュールの伸縮  K.2.2 で計算される明暗間の平均の参照反射率しきい値を計算する。しきい値

を用いて,明及び暗の領域を区別する 2 次的な 2 値化画像を作る。

モジュールの伸縮のパラメタ(明部又は暗部がそのモジュール境界を占める範囲)は,読取り性能に影

響する印刷過程の品質の重要な指針である。公称寸法に対するモジュールの伸縮を最もよく表す特有のグ

ラフィック構造は,シンボル体系によって大きく異なり,その仕様書において定義されるが,通常,固定

構造又は寸法 が 2 値化画像内のピクセル数によって決定される独立モジュールのいずれかで構成する。

複数の寸法(例えば,水平及び垂直双方への伸縮)は,それぞれ個別に規定し,検査する。

検査した各寸法は,公称値 D

NOM

並びに許容される最大値 D

MAX

及び最小値 D

MIN

で規定する。測定した

D

は,それぞれに対応する公称値及び限界値で評価する。

D>D

NOM

の場合,D'= (DD

NOM

) / (D

MAX

D

NOM

)

それ以外の場合,D'= (DD

NOM

) / (D

NOM

D

MIN

)

したがって,モジュールの伸縮は,次のように各等級に分ける。

−0.50≦D'≦0.50 の場合,A (4.0)

−0.70≦D'≦0.70 の場合,B (3.0)

−0.85≦D'≦0.85 の場合,C (2.0)

−1.00≦D'≦1.00 の場合,D (1.0)

D'

<−1.00 又は D'>1.00 の場合,F (0.0)

モジュールの伸縮は,シンボルを構成するグラフィック特性が,公称値から伸縮(試験条件より劣るが

最適な画像条件での読取り性能を妨げるような)していないことを試験する。

K.2.4

軸の非均一性  二次元マトリックスコードシンボルは,多角形グリッド上に配置されたモジュール

からなるデータフィールドを含み,いかなる参照復号アルゴリズムもそれらのモジュールの中心位置を適

切にとらえてデータを引き出さなければならない。軸の非均一性は,グリッドの各主要軸方向におけるマ

ッピングの中心(つまり,標本化点)間隔を測定し,等級を分ける。

隣接する標本化点の間隔は,各多角形軸に対して個々に分類し,各軸に沿った平均間隔 X

AVG

を計算する。

軸の非均一性とは,軸間で標本化点間隔がどれだけ異なるかを測定することである。つまり,

AN

=abs (X

AVG

Y

AVG

) / ((X

AVG

Y

AVG

) /2)

ここに, abs

(  )  は,絶対値を与える関数。

シンボル体系が 2 個以上の主要軸をもつ場合は,その中で最も大きく異なる二つの平均間隔値を用いて


82

X 0510

:2004

AN

を算出する。

軸の非均一性は,次のとおりに等級分けする。

AN

≦0.06 の場合,A (4.0)

AN

≦0.08 の場合,B (3.0)

AN

≦0.10 の場合,C (2.0)

AN

≦0.12 の場合,D (1.0)

AN

>0.12 の場合,F (0.0)

軸の非均一性は,正常でない視野角度で,読取り性能を妨げるシンボルの非均一的な度合いを検査する。

K.2.5

未使用誤り訂正  リードソロモンを使用した復号の訂正能力は,次の式で表す。

e

+2tdp

ここに,

e

:  棄却誤り数

t

:  代入誤り数

d

:  誤り訂正コード語数

p

:  誤り検出のために予約されたコード語数

d

及び の値は,シンボル体系仕様(シンボルサイズに依存するが)によって決定し,及び の値は参

照復号中に決定する。未使用の誤り訂正量は,次のように計算する。

UEC

=1.0−  (e+2t) / (dp)

複数(例えば,インタリーブ)のリードソロモンブロックをもつシンボル体系の場合,UEC は各ブロッ

クについてそれぞれ計算され,各ブロックの等級(次に示す)の中で,一番低い等級値をシンボルの等級

とする。

UEC

≧0.62 の場合,A (4.0)

UEC

≧0.50 の場合,B (3.0)

UEC

≧0.37 の場合,C (2.0)

UEC

≧0.25 の場合,D (1.0)

UEC

<0.25 の場合,F (0.0)

未使用誤り訂正パラメタは,シンボルの部分的又はスポット的な損傷が,誤り訂正機能による読取り安

全性のクワイエットゾーンをどれだけ侵すかを試験する。

K.3

シンボル等級の総合評価  上で得られたパラメタの等級の中で一番低い値をシンボルの総合的な等

級とする。

附属書 表 に試験パラメタ及び等級の一覧を示す。

附属書   1  マトリックスコード記号の品質パラメタの一覧

等級

参照復号

シンボル

コントラスト

モジュールの伸縮

軸の非均一性

未使用誤り訂正

A

(4.0)

合格 SC≧0.70

−0.50≦D'≦0.50 AN≦0.06 UEC≧0.62

B

(3.0)   SC≧0.55

−0.70≦D'≦0.70 AN≦0.08 UEC≧0.50

C

(2.0)   SC≧0.40

−0.85≦D'≦0.85 AN≦0.10 UEC≧0.37

D

(1.0)   SC≧0.20

−1.00≦D'≦1.00 AN≦0.12 UEC≧0.25

F

(0.0)

不合格 SC<0.20

D'

<−1.00 or D'>1.00 AN>0.12 UEC<0.25

品質等級は,英字又はそれに相当する数字のいずれかで表す。前者は,JIS X 0520 で参照されるように,

不合格等級を F として,質の高いものから順に A∼D の英字で表し,後者は,EN 1635(Bar Coding−Test

Specifications for Bar Code Symbols

)に従って 4.0∼0.0 の小数点以下 1 けたの数字で表す。


83

X 0510

:2004

附属書 表 は,英字及び数字等級の相関関係を示す。

附属書   2  英字品質等級と数字品質等級との関係

3.5

≦A≦4.0

2.5

≦B<3.5

1.5

≦C<2.5

0.5

≦D<1.5

F

<0.5


84

X 0510

:2004

附属書 L(参考)プロセス制御技術

序文  この附属書は,本体及び附属書(規定)に関連する事柄を補足するもので,規定の一部ではない。

この附属書では,読取り可能な QR コードシンボルの作成プロセスを監視及び制御するために有効なツ

ール及び手順を示す。これらの技術は,作成されるシンボルの印刷品質検査を規定するものではない(

体の 11.及び附属書 で定義する手法はシンボルの品質評価に要求される手法)が,これらの技術は個別

に,かつ,総合的に,シンボル生成の過程で使用可能なシンボルが作成されるかどうかのよい指針となる。

L.1

シンボルコントラスト  ほとんどの一次元バーコードシンボル用検証器は,反射計測モード,走査反

射率をプロット及び/又は復号不能な走査のシンボルコントラスト(JIS X 0520 で定義される)を出力す

るモードのいずれかを備えている。特殊な照明構成が要求されるシンボルを除き,660 nm 波長で 0.150 mm

又は 0.250 mm の口径で得られるシンボルコントラスト(又は最大走査反射率から最小走査反射率を通し

て得られるシンボルコントラスト値,

若しくは反射計測で得られる最大値及び最小値の差のいずれか)

は,

画像に起因するシンボルコントラスト値と相互関係があることが分かっている。

特にこのような読取りは,

シンボルコントラストが,意図するシンボル品質等級で許容される最小値を十分に超えることを検査する

のに用いることができる。

L.2

軸の非均一性の評価  どのシンボルにおいても,左上の位置検出要素パターンの左端から右上の位置

検出要素パターンの右端までの距離,及び左上の位置検出要素パターンの上端から左下の位置検出要素パ

ターンの下端までの距離を測定する。各距離をその型番のモジュール数で除算する。例えば,2 型のシン

ボルは,除数として 25 をもつ。

附属書 の K.2.4 の式における X

AVG

及び Y

AVG

の結果を代入し,軸の非均

一性の評価に対する結果を等級化する。

L.3

シンボルのひずみ及び欠陥の目視検査  サンプルシンボルの位置検出要素パターン及びタイミング

パターンの目視検査中に,シンボル作成の過程の重要な様相を監視することができる。

マトリックスコードシンボルは,マトリックスグリッドの部分的なひずみを生じやすい。そのようなひ

ずみは,どれも位置検出要素パターン上の湾曲した縁,又は位置検出要素パターン間のタイミングパター

ン及び位置検出要素パターン内部境界線に並行する非均一な間隔として,視覚的に現れる。

位置検出要素パターン及びそれに隣接するクワイエットゾーン領域は,常に一様に暗及び明とする。シ

ンボル全体を通して明又は暗の線による不具合を生じる印刷機構の欠陥は,位置検出パターン又はクワイ

エットゾーンを横切る箇所で視覚的に現れる。このような印刷の過程のシステム的な欠陥は,修正しなけ

ればならない。


85

X 0510

:2004

L.4

モジュールの伸縮の評価  バー及びスペースパターンの直接測定値が出力可能なバーコード検証器

を,水平方向及び垂直方向の印刷の伸縮評価に用いてもよい。その場合,直交する 2 本の走査線(一本は

上方の二つの位置検出要素パターンの 3×3 モジュールブロックの中央を横切り,

もう一本は同様に左側の

二つの位置検出要素パターンを横切る。

)に沿って測定する。出力はそれぞれの走査線の終端が,明白な暗

-明-暗-明-暗のパターンを示すことが望ましい。印刷の伸び(又は縮み)は,五つのエレメント測定値と,

理想的な 1:1:3:1:1 の幅の比率とを比較することで評価できる。


86

X 0510

:2004

附属書 M(規定)QR コードモデル 1 シンボルの特性

QR

コードモデル 1 シンボルは,幾つかの又はクローズドシステム用途で用いられるシンボル体系の形

式であるが,新たな用途,オープンシステム用途又はデータ容量が多くなりそうな用途には推奨しない。

ほとんどの事項でモデル 2 と同じ仕様であるが,いくつかの重要な事項で異なる。それらの事項をこの附

属書で詳細に記載する。

M.1

  QR

コードモデル シンボルの特徴  モデル 1 シンボルとモデル 2 シンボルとの相違は,次のとおり

とする。

a

) 

シンボルサイズ(クワイエットゾーンを除く。

21

×21 モジュール∼73×73 モジュール(1 型から 14 型,型番が一つ上がるごとに一辺につき 4 モ

ジュールずつ増加)

b

) 

最大データ容量[最も低い誤り訂正レベルをもつ最大シンボルサイズ(14-L 型)に対する]

1

) 

数字データ

      1 167

文字

2

) 

英数字データ 707 文字

3

)  8

ビットバイトデータ 486 文字

4

) 

漢字データ 299 文字

c

) 

シンボルの構造

1

) 

位置補正パターン:

モデル 1 シンボルは,位置補正パターンをもたない。

2

) 

拡張パターン:

モデル 1 シンボルは,右側及び下側に拡張パターンをもつ。

3

) 

型番情報:

モデル 1 シンボルは,型番情報をもたない。

4

) 

シンボルキャラクタの配置

上記器の結果,シンボルキャラクタの配置は,異なった規則に従う。

d

) 

誤り訂正

誤り検出及び誤り訂正コード語はモデル 2 と同様に計算するが,幾つかの型番に対する誤り訂正ブ

ロックの数及び大きさは異なる。

附属書 図 に QR コードモデル 1 シンボルの 7 型の構造を示す。


87

X 0510

:2004

附属書   1  QR コードモデル 1 シンボルの構造

M.2

シンボルの型番及び大きさ  QR コードモデル 1 シンボルには,1 型∼14 型までの 14 種類の型番し

かない。その大きさは,

本体の 7.3.1 で既定のとおり,同じ型番であればモデル 2 シンボルの大きさと等

しい。したがって,1 型は 21×21 モジュール,14 型は 73×73 モジュールとなる。

附属書 図 及び附属

書 図 は,モデル 1 の 1 型,2 型,13 型及び 14 型の構造を示す。附属書 表 に,モデル 1 シンボル

の,異なる誤り訂正レベルにおけるすべての型番のデータ容量を示す。

附属書   1  QR コードモデル 1 の全型番のデータ容量

型番

モジュール数/

機能パターン

形式情報

(C)以外のデータモジュール

データ容量

辺(A)

モジュール(B)

モジュール(C)

(D=A

2

−B−C)

[コード語] (

1

)

(E)

1 21

206

31

204

26

2 25

230

31

364

46

3 29

238

31

572

72

4 33

262

31

796

100

5 37

270

31

1068

134

6 41

294

31

1356

170

7 45

302

31

1692

212

8 41

326

31

2044

256

9 53

334

31

2444

306

10 57

358

31

2860

358

11 61

366

31

3324

416

12 65

390

31

3804

476

13 69

398

31

4332

542

14 73

422

31

4876

610

注(

1

) 

最初のコード語は,4 ビット長とする。それ以降のすべてのコード語は,8 ビット長とする。最初のデータ
コード語(4 ビット長)は,誤り訂正コード語生成時には 0000 を前に付け,8 ビット長とする。


88

X 0510

:2004

備考 

データ及び誤り訂正コード語

形式情報及びその誤り訂正符号

附属書   2  モデル 1 シンボルの 1 型及び 2 型

9

モジュー

9

モジュール


89

X 0510

:2004

附属書   3  モデル 1 シンボルの 13 型及び 14 型

53

モジュー

53

モジュール

57

モジュール

57

モジュー


90

X 0510

:2004

M.3

シンボルの構造

M.3.1

位置補正パターン  QR コードモデル 1 シンボルは,位置補正パターンをもたない。符号化領域は,

形式情報と合わせて,

附属書 図 で影をほどこしたすべての範囲である。

M.3.2

拡張パターン  拡張パターンは,QR コード機能の将来的な拡張を意図していた。また,データは

符号化しない。拡張パターンは,シンボルの右下に位置する 1 個の 4 モジュールブロックとシンボルの右

辺及び下辺に沿って位置する幾つかの 8 モジュールブロックとで構成される。8 モジュールブロック数は,

シンボルの型番によって決まり,次の公式から N 型に対するブロック数が得られる。

8

モジュール拡張ブロック数=2(N DIV 2)

このことは,1 型のシンボルは 4 モジュールの拡張パターンだけをもち,2 型及び 3 型のシンボルはこれ

に加えて 2 個の 8 モジュールブロックをもち,4 型及び 5 型のシンボルは四つの拡張パターンをもつこと

を示す。

附属書 図 及び附属書 図 はモデル 1 の 1 型,2 型,13 型及び 14 型の拡張パターンの位置

を示す。

附属書 図 はシンボルの右下,右辺及び下辺に位置する拡張パターンの明並びに暗のモジュールパ

ターンを示す。

奇数のシンボル型番では,最初の 8 モジュールブロックは,右辺の 17 行目から 20 行目まで及び下辺の

17

列目から 20 列目までに位置する。後続するブロックは,右辺(下辺)の 25 行(列)目∼28 行(列)目,

33

行(列)目∼36 行(列)目というように位置し,拡張パターンと拡張パターンとの間にある 8 モジュー

ルブロックは符号化領域として使われる。

この原理は,13 行(列)目∼16 行(列)目で始まり,21 行(列)目∼24 行(列)目,29 行(列)目∼32

行(列)目と続く偶数の型番にも適用される。

附属書   4  拡張パターン

備考  QR コードの初期運用では上と異なる拡張パターンが使用されていた。それらは附属書 図 4

での暗色のビットに加え,ビット 0 と 3(下辺)及びビット 0 と 6(右辺)が暗である。両パタ

ーンともに有効でシンボル内で情報をもたない。

M.3.3

型番情報  このシンボルは,符号化領域に型番情報をもたない。

M.4

モデル シンボルの符号化  符号化手順は,本体の 8.1 で規定のとおりとするが,次に従う。

手順 1 の拡張チャネル解釈についての言及は無視する。

手順 4 を次のとおり置き換える。

手順 4  最終的なメッセージの構築  各ブロックのデータコード語を

接続し,各ブロックの誤り訂正コード語,必要に応じて残余コード語を後続する。

手順 5 の位置補正パターンを拡張パターンに置き換える。


91

X 0510

:2004

M.4.1

データからビット列への変換  モデル 1 におけるデータからビット列への変換は,本体の 8.4 に記

述の,モデル 2 に対して規定された手順に従う(8.4.1 及びその細分した箇条を除く。

。モデル 1 は,ECI

プロトコルに対応していないことに注意し,データ分析の段階で,データを検証し,8.3.28.3.5 で規定の,

数字,英数,8 ビットバイト及び漢字だけを含むことを確認しなければならない。

M.4.2

ビット列からコード語への変換  モデル 1 シンボルでは,ビット列をまず,4 ビットコード語に分

割,残りを 8 ビットコード語に分割する。最後のコード語の長さが 8 ビットでないビット列の場合,最後

のコード語に 2 進値 0 の埋め草ビットを付加し,8 ビット長にする。埋め草ビットは,データ列の最終ビ

ット(最下位けた)の後に付加する。メッセージビット列は,8.4.9 に記述のとおり,埋め草コード語 11101100

及び 00010001 を交互に付加することによって,

附属書 表 及び附属書 表 に示すシンボルのデータ

容量を満たす長さにする。


92

X 0510

:2004

附属書   2  モデル 1 の 1 型∼10 型のデータコード語数及び入力データ容量

データ容量

型番

誤り訂正

データ

データ

数字

英数字

8

ビット

漢字

レベル

コード語数 (

2

)

ビット数 (

3

)

バイト

1 L  19  148

40 24 17 10

 M 16  124

33 20 14  8

 Q 13  100

25 15 11  6

 H  9

68

16

10 7 4

2 L  36  284

81 49 34 20

  M  30  236

66 40 28 17

  Q  24  188

52 31 22 13

 H 16  124

33 20 14  8

3 L  57  452

131 79 55 33

  M  44  348

100 60 42 25

  Q  36  284

81 49 34 20

  H  24  188

52 31 22 13

4 L  80  636

186 113 78 48

  M  60  476

138 84 58 35

  Q  50  396

114 69 48 29

  H  34  268

76 46 32 19

 5

L

108

860

253

154

106

65

  M  82  652

191 116 80 49

  Q  68  540

157 95 66 40

  H  46  364

105 63 44 27

 6

L

136

   1 084

321

194

134

82

 M

106  844

249

151

104 64

  Q  86  684

201

122 84 51

  H  58  460

133 81 56 34

 7

L

170

   1 356

402

244

168

103

M

132

   1 052

311

188

130

80

 Q

108  860

253

154

106 65

  H  72  572

167

101 70 43

 8

L

208

   1 660

493

299

206

126

M

160

   1 276

378

229

158

97

Q

128

   1 020

301

183

126

77

  H  87  692

203

123 85 52

 9

L

246

   1 964

585

354

244

150

M

186

   1 484

441

267

184

113

Q

156

   1 244

369

223

154

94

 H

102  812

239

145

100 61

10

L

290

   2 316

690

418

287

177

M

222

   1 772

526

319

219

135

Q

183

   1 460

433

262

180

111

 H

124  988

291

176

121 74

注(

2

) 

最初のコード語は 4 ビット長で,後続するすべてのコード語は 8 ビット長とする。

(

3

) 

データビット数には,モード指示子及び文字数指示子も含む。


93

X 0510

:2004

附属書   3  モデル 1 の 11 型∼14 型のデータコード語数及び入力データ容量

データ容量

型番

誤り訂正

データ

データ

数字

英数字

8

ビット

漢字

レベル

コード語数 (

2

)

ビット数 (

3

)

バイト

11  L

336 2

684 800 485 333 205

  M  256 2

044 608 368 253 156

  Q

208 1

660 493 299 205 126

 H 145

1

156

342

207

142 87

12  L

384 3

068 915 555 381 234

  M  292 2

332 694 421 289 178

  Q

244 1

948 579 351 241 148

  H

165 1

316 390 236 162 100

13

L

432

3 452

   1 030

624

429

264

  M  332 2

652 790 479 329 202

  Q

276 2

204 656 398 273 168

 H 192

1

532

454

275

189

116

14

L

489

3 908

   1 167

707

486

299

  M  368 2

940 877 531 365 225

  Q

310 2

476 738 447 307 189

  H

210 1

676 498 302 207 127

注(

2

)

及び

注(

3

)

は,

附属書 表 の注参照。

M.5

誤り訂正符号化  誤り訂正符号化手順及び誤り訂正レベルは,本体の 8.5 で規定のとおりとする。

モデル 1 では,最初のデータコード語は 4 ビットだけで構成しているので,4 個のゼロビットを前に付

加し,リードソロモンの計算時には 8 ビットのコード語として処理する。

附属書 表 及び附属書 

5

に,各型番及び誤り訂正レベルに対する,コード語の総数(残余コード語を含む)

,誤り訂正コード語の

総数,RS ブロックの構造及び数を示す。

モデル 1 において,残余コード語は,シンボル容量を満たすために誤り訂正コード語の最終ブロックの

後に付加する埋め草コード語とする。残余コード語は,他の目的では機能しない。例えば,14-H 型シンボ

ルでは,101 のデータ及び誤り訂正コード語が 6 ブロックあり,総計で 606 のコード語となる。シンボル

は 610 コード語を含んでいるので,4 個の残余コード語を最後に付加する。埋め草コード語 11101100 及び

00010001

は,残余コード語として交互に使用する。

誤り訂正アルゴリズムを続けるために,データコード語は,

附属書 表 及び附属書 表 で示す RS

ブロック数に分割する。誤り訂正コード語は,各 RS ブロックに対して計算し,データコード語に付加す

る。


94

X 0510

:2004

附属書   4  モデル 1 の 1 型∼8 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル  誤り訂正コード語数 RS ブロック数

RS

ブロック  (

4

)

残余コード語数

L 7 1

(26,19,2)  (

5

) 0

M 10  1

(26,16,4)  (

5

) 0

Q 13  1

(26,13,6)  (

5

) 0

1 26

H 17  1

(26,  9,8) (

5

) 0

L 10  1

(46,36,4) (

5

) 0

M 16  1

(46,30,8) 0

Q 22  1

(46,24,11) 0

2 46

H 30  1

(46,16,15) 0

L 15  1

(72,57,7) (

5

) 0

M 28  1

(72,44,14) 0

Q 36  1

(72,36,18) 0

3 72

H 48  1

(72,24,24) 0

L 20  1

(100,80,10) 0

M 40  1

(100,60,20) 0

Q 50  1

(100,50,25) 0

4 100

H 66  1

(100,34,33) 0

L 26  1

(134,108,13) 0

M 52  1

(134,82,26) 0

Q 66  1

(134,68,33) 0

5 134

H 88  2

(67,23,22) 0

L 34  1

(170,136,17) 0

M 64  2

(85,53,16) 0

Q 84  2

(85,43,21) 0

6 170

H 112  2

(85,29,28) 0

L 42  1

(212,170,21) 0

M 80  2

(106,66,20) 0

Q 104  2

(106,54,26) 0

7 212

H 138  3

(70,24,23) 2

L 48  2

(128,104,12) 0

M 96  2

(128,80,24) 0

Q 128  2

(128,64,32) 0

8 256

H 168  3

(85,29,28) 1

注(

4

) 

(ckr)  c=総コード語数[

本体の表 の(E)参照],k=データコード語数,r=誤り訂正数

(

5

) 

誤り訂正数は,復号誤りの可能性を低減するために,誤り訂正コード語数の半分未満となっている。


95

X 0510

:2004

附属書   5  モデル 1 の 9 型∼14 型における誤り訂正特性

型番

総コード語数  誤り訂正レベル  誤り訂正コード語数 RS ブロック数

RS

ブロック  (

4

)

残余コード語数

L 60  2

(153,123,15) 0

M 120  2

(153,93,30) 0

Q 150  3

(102,52,25) 0

 9

306

H 204  3

(102,34,34) 0

L 68  2

(179,145,17) 0

M 136  2

(179,111,34) 0

Q 174  3

(119,61,29) 1

10 358

H 232  4

(89,31,29) 2

L 80  2

(208,168,20) 0

M 160  4

(104,64,20) 0

Q 208  4

(104,52,26) 0

11 416

H 270  5

(83,29,27) 1

L 92  2

(238,192,23) 0

M 184  4

(119,73,23) 0

Q 232  4

(119,61,29) 0

12 476

H 310  5

(95,33,31) 1

L 108  3

(180,144,18) 2

M 208  4

(135,83,26) 2

Q 264  4

(135,69,33) 2

13 542

H 348  6

(90,32,29) 2

L 120  3

(203,163,20) 1

M 240  4

(152,92,30) 2

Q 300  5

(122,62,30) 0

14 610

H 396  6

(101,35,33) 4

注(

4

)

は,

附属書 表 の注参照。

M.6

最終的なメッセージコード語列の構成  メッセージのコード語の総数は,附属書 表 及び附属書

M

表 に示すとおり,シンボル表示が可能なコード語の総数と常に等しい。

モデル 1 シンボルについては,

附属書 表 及び附属書 表 で定義されている残余コード語数を付

加し,次のとおり,n ブロックのデータ及び n ブロックの誤り訂正コード語からなる最終列を構成する。

データブロック 1,データブロック 2,…,データブロック n,誤り訂正ブロック 1,誤り訂正ブロック

2

,…,誤り訂正ブロック n,残余コード語

  モデル 1 の 10−H 型シンボル

全容量:   358 コード語

データコード語: 124(31 データコード語が 4 ブロック)

誤り訂正コード語: 232(58 誤り訂正コード語が 4 ブロック)

必要な残余コード語: 2

1

∼58 の誤り訂正コード語は 1∼31 のデータコード語で計算し,

59

∼116 の誤り訂正コード語は,

32

∼62 のデータコード語で計算する。同様に残りの 117∼174 の誤り訂正コード語は,63∼93

のデータコード語で,したがって,最終的なメッセージコード語列は,次のようになる。

データコード語 1,2,…,31,32,…,62,63,…,93,94,…,124,誤り訂正コード語 1,

2

,…,58,59,…,116,117,…,174,175,…,232,残余コード語 1,2


96

X 0510

:2004

M.7

コード語の配置

M.7.1

シンボルキャラクタ表示  モデル 1 の QR コードシンボルには,2 種類のシンボルキャラクタがあ

る。最初のコード語(4 ビット)は,2×2 モジュールブロックのシンボルキャラクタとして表示する。そ

の他のコード語は,シンボルにおいて 2×4 モジュールブロックとして表示する。これらブロックの配置方

法も,垂直配列(幅が 2 モジュール,高さが 4 モジュール)及び水平配列(幅が 4 モジュール,高さが 2

モジュール)の 2 種類がある。

附属書 図 に 1 個のシンボルキャラクタのモジュール配列をそれぞれの

配置方法ごとに示す。同図において,

“0”は最下位ビットに対応し,

“7”は最上位ビットに対応する。最

下位ビットは,常にシンボルキャラクタの左上のモジュールに位置し,左から右,上から下へとビットが

続き,右下のモジュールに位置する最上位ビットで終わる。

“0”ビットは,明のモジュールを示し,

“1”

ビットは暗のモジュールを示す。

附属書   5  1 個のキャラクタのモジュール配列

M.7.2

機能パターンの配置  正方形の空マトリックスは,使用する型番に従って水平及び垂直に配置され

るモジュールから構成される。位置検出パターン,分離パターン,タイミングパターン及び拡張キャラク

タに対応する位置は,特定の暗モジュール又は明モジュールで占められる。形式情報のモジュール位置は,

一時的に空とする。これらの位置は,すべての型番に共通し,

附属書 図 及び附属書 図 に示す。

注(

6

)

最初のデータコード語 D1 は 4 ビットで構成する。リードソロモン誤り訂正符号の計算時は,4 個の
ゼロビットを頭に付けて 8 ビットのコード語として処理する。

附属書   6  モデル 1 シンボルの 2-M 型におけるシンボルキャラクタ配列

D1 (

6

)


97

X 0510

:2004

D1

∼D23:

データブロック 1

D24

∼D46:

データブロック 2

E1

∼E44:

誤り訂正ブロック 1

E45

∼E88:

誤り訂正ブロック 2

附属書   7  モデル 1 シンボルの 5-H 型におけるシンボルキャラクタ配列

M.8

マスク処理  マスク処理は本体の 8.8 に規定するとおり実行する。附属書 図 及び附属書 図 9

はそれぞれ,モデル 1 の 1 型シンボルに対する全マスクパターン及びそのシミュレーションを示す。


98

X 0510

:2004

備考1.  各パターン下の 3 ビットがマスクパターン情報となる。

2.  3

ビットの下の式は,マスクパターン生成条件を示し,式を満たすモジュールが暗モジュールに対応

する。

附属書   8  モデル 1 の 1 型シンボルに対する全マスクパターン


99

X 0510

:2004

附属書   9  モデル 1 シンボルにおけるマスク処理のシミュレーション


100

X 0510

:2004

M.9

形式情報  形式情報は,本体の 8.9 に規定するとおり計算し,マスク処理後,シンボルの予約された

領域に配置しなければならない。

モデル 1 シンボルの形式情報に対するマスクパターンは,010100000100101 とする。二つの異なるマス

クパターンを用いることで,読取り時のシンボルモデルの自動識別を確実にする。

M.10

構造的連接  モデル 1 の構造的連接は,正確にモデル 2 と同じ規則(本体の 9.に規定)に従う。モ

デル 1 のシンボルにおいては,構造的連接モード指示子 0011 を最初のシンボルキャラクタ(4 モジュール)

に置く。次に 2 個の構造的連接コード語が後続する。モデル 1 では,これらの 2 個のコード語は 2 番目及

び 3 番目のシンボルキャラクタとなる。

M.11

シンボルの印刷及びマーキング  本体の 10.を完全に適用する。

M.12

シンボルの品質  本体の 11.を完全に適用する。

M.13

復号手順の概要  本体の 12.を完全に適用する。

M.14

参照復号アルゴリズム  本体の 13.に記述された参照復号アルゴリズム g),h)及び l)を,次の方

法に置き換えて適用する。参照復号アルゴリズム m)は適用しない。

g

)

タイミングパターンにおける暗及び明のモジュールの中心点の平均間隔を として再定義する。同様

に左側のタイミングパターンにおける暗及び明のモジュールの中心点の平均間隔を 寸法と計算する。

h

)

次に基づいてサンプリンググリッドを設定する。

1

) 

上側のタイミングパターンを通り,y 軸の垂直方向でそのタイミングパターンと平行な水平線,そ

の水平基準線から上に,6 本の線,及びその下にシンボルの型番に必要とされる数の線(それぞれ

の水平線の垂直方向の間隔は Y)

2

) 

左側のタイミングパターンを通り,x 軸の水平方向でそのタイミングパターンと平行な垂直線,そ

の垂直基準線から左に 6 本の線,及びその右にシンボルの型番に必要とされる数の線(それぞれの

垂直線の水平方向の間隔は X

i

)

附属書 の配置規則に従い,シンボルのコード語を求める。

M.15

自動識別能力  本体の 14.を完全に適用する。

M.16

送信データ  本体の 15.2 及び本体の 15.3 を除き,本体の 15.を適用する(ECI に関する支持は無視

する。

M.17

附属書

附属書 ABFHIJK,及び は,完全に適用する。

附属書 及び は,モデル 1 シンボルには適用しない。

附属書 C

1

) C.1

の最初の段落の最後の文を,次のとおり置き換えて適用する。

最後に,どのようなマスクパターン及び誤り訂正レベルの組合せでも形式情報のビットパターン


101

X 0510

:2004

がすべてゼロにならないように,また,モデル 1 シンボルがモデル 2 シンボルと自動識別できるよ

うに,ビット文字列を 010100000100101 と XOR 演算し,マスク処理をする。

2

) C.1

の例における最後の 2 行を次のとおり置き換える。

マスクと XOR 演算 010100000100101

結果: 011110011111001

3

) C.2

の最初の段落の最初の文を,次のとおり置き換えて適用する。

マスクパターン 010100000100101 でビット列を XOR 演算し,形式情報のマスク処理を解除する。

附属書 は,手順 3 を次のとおり置き換えて適用する。

21

×21 の空マトリックス内に位置検出要素パターン,タイミングパターン及び拡張パターンを配

置し,形式情報のモジュール位置は,一時的に空とする。手順 2 で得られたコード語を,この附属

書に従い,マトリックス内に配置する。


102

X 0510

:2004

附属書 1(規定)マイクロ QR コード

序文  マイクロ QR コードは,シンボルの左上コーナーに独自の位置検出パターンをもち,シンボルの位

置及び大きさが容易に検索できるようになっているマトリックス式シンボル体系である。印字面積が小さ

く大量のデータを必要としないアプリケーションを対象に標準の QR コードよりシンボルサイズが小さく

なるよう設計している。四種類のシンボルサイズを規定しており,各シンボルサイズに応じて誤り訂正レ

ベルを設定できる。様々な技術でシンボルが生成できるよう,モジュール寸法は,利用者が指定できる。

マイクロ QR コードのデータ文字の符号化方法,誤り訂正方法など,多くのシンボルの特徴は QR コー

ドと同じである。

1. 

マイクロ QR コードの仕様

1.1 

基本的特性  マイクロ QR コードは,次の特性をもつマトリックス式シンボル体系とする。

a

) 

符号化文字集合

1

) 

数字データ(数字 0∼9)

2

) 

英数字データ(数字 0∼9,大文字 A∼Z,9 個の特殊文字:  スペース,$,%,*,+,-,.  ,/,:)

3

)  8

ビットバイトデータ(JIS X 0201 に基づくラテン文字,片仮名用 8 ビット符号の文字集合)

4

) 

漢字(JIS X 0208 

附属書 のシフト符号化表現で規定された文字)

備考  マイクロ QR コードで符号化する漢字データは,13 ビットで圧縮が可能な 8140

HEX

∼9FFC

HEX

及び E040

HEX

∼EBBF

HEX

までの範囲とする。

b

) 

データ表示  暗のモジュールは 2 進法の 1,明のモジュールは 2 進法の 0 を意味する。

c

) 

シンボルサイズ(クワイエットゾーンを除く)  11×11 モジュール,13×13 モジュール,15×15 モ

ジュール及び 17×17 モジュールの 4 サイズ。

d

) 

シンボル当たりの文字数(最大シンボルサイズに対して)

1

) 

数字データ 35 文字

2

) 

英数字データ 21 文字

3

)  8

ビットバイトデータ 15 文字

4

) 

漢字データ

9

文字

e

) 

選択可能な誤り訂正  シンボルサイズに応じて,次のシンボルコード語の復元が可能なリードソロモ

ン誤り訂正を選択できる。

11

×11 モジュール:誤り検出だけ

13

×13 モジュール:L(7 %)

,M(15 %)の 2 段階

15

×15 モジュール:L(7 %)

,M(15 %)の 2 段階

17

×17 モジュール:L(7 %)

,M(15 %)

,Q(25 %)の 3 段階

f

) 

コード形式  マトリックス

g

) 

方向の独立性  独立している。


103

X 0510

:2004

附属書   1  マイクロ QR コードシンボルの例

1.2 

追加機能  マイクロ QR コードは,次に示す追加機能を備える。

a

) 

マスク処理  復号効率を妨げるようなモジュール配列の出現を最小限に抑え,シンボルの明及び暗の

モジュール比率を 1 : 1 に近づける。

1.3 

シンボルの構造  マイクロ QR コードシンボルは,一般的には正方形に配置された正方形のモジュ

ールからなり,符号化領域及び機能パターン(すなわち,位置検出パターン,分離パターン及びタイミン

グパターン)で構成する。機能パターンはデータの符号化領域としては使用しない。シンボルは,その 4

辺の周囲にクワイエットゾーンをもつ。

附属書 図 は,マイクロ QR コードシンボルの構造を示す。

データコード語及び 
誤り訂正コード語

形式情報

機能 
パターン

符号化 
領域

クワイエットゾーン 

位置検出パターン

位置検出パターンの 
分離パターン

タイミングパターン

附属書   2  マイクロ QR コードシンボルの構造

1.4 

シンボルの型番及び大きさ  マイクロ QR コードシンボルは,M1 型∼M4 型までの 4 種類の大きさ

をもつ。M1 型は 11×11 モジュール,M2 型は 13×13 モジュール,M3 型は 15×15 モジュール,M4 型は

17

×17 モジュールであり,型番が一つ上がるごとに一辺につき 2 モジュールずつ増加する。

附属書 図 3

はマイクロ QR コードシンボルすべての型番の構造を示す。

位置検出パターン

クワイエットゾーン

タイミングパターン

形式情報

 
機能 
パターン

データコード語及び 
誤り訂正コード語

 
符号化 
領域

位置検出パターンの 
分離パターン


104

X 0510

:2004

デ ータ コー ド語 及び誤 り訂 正コ ード語

形式情報及 びその誤り訂 正符号  

11モジュール

M1型

13モジュール

M2型

13

15モジュール

M3型

17モジュール

M4型

11

モジュ

1

7

モジュ

1

5

モジュ

附属書   3  マイクロ QR コードシンボルの全型番

1.5 

位置検出パターン  位置検出パターンは

3

個の同心正方形が重なった形状で,

暗の

7

×

7

モジュール,

明の

5

×

5

モジュール及び暗の

3

×

3

モジュールで構成し,

附属書 図 に示すようにシンボルの左上に配

置する。位置検出パターンにおけるモジュール幅の比率は

附属書 図 で示すように

1

1

3

1

1

とす

る。これに類似するパターンがシンボルの任意の位置に出現する可能性を抑え,視野内でマイクロ

QR

ードシンボルの認識を容易にすることができるようにシンボルを符号化する。位置検出パターンを識別す

ることによって,視野内でのシンボルの位置及び方向を明確に認識できる。

A: 3モジュール 
B: 5モジュール 
C: 7モジュール

1 :1 :  3   : 1 : 1

A

B

C

附属書   4  位置検出パターンの構造

A

:3 モジュール

B

:5 モジュール

C

:7 モジュール


105

X 0510

:2004

1.6 

分離パターン  1 モジュール幅の分離パターンは,附属書 図 で示すように位置検出パターンと符

号化領域との間に配置し,すべて明のモジュールで構成する。

1.7 

タイミングパターン  水平及び垂直タイミングパターンは,それぞれ 1 モジュール幅で暗と明とが

交互になっているモジュールの行又は列で構成し,

暗のモジュールで始まり,

暗のモジュールで終了する。

水平タイミングパターンは,シンボルの 0 行目,位置検出パターンの右側に配置する。垂直タイミングパ

ターンは同様にシンボルの 0 列目,位置検出パターンの下側に配置する。これらにより,シンボル密度を

決めることができ,またモジュール座標を決めるデータ位置が得られる。

1.8 

符号化領域  この領域には,データを示すシンボルキャラクタ,それらに対する誤り訂正コード語

及び形式情報を含む。シンボルキャラクタの詳細については,QR コードモデル 2 に準じる。また,形式

情報の詳細については 2.6 を参照。

1.9 

クワイエットゾーン  シンボルの四辺の周囲を囲む,何も表示されない 2 モジュール幅の領域。そ

の公称反射値は,明のモジュール値と等しい。

2. 

要求事項

2.1 

符号化手順の概要  ここでは,入力データをマイクロ QR コードシンボルに変換する際に要求され

る手順の概要を規定する。

手順 1  データ分析  符号化する種々の異なる文字を識別するため,入力データ列を分析する。マイクロ QR

コードには,異なる文字集合を効果的にシンボルキャラクタに変換するための幾つかのモード

2.2 参照)

がある。最も効果的にデータを 2 進文字列へ変換するため,必要に応じてモードを切り替える。必要な

誤り訂正レベルを選択する。利用者が使用するシンボル型番を指定していない場合は,データが収容で

きる最小型番を選択する。シンボル型番及びそのデータ容量の一覧を

附属書 表 に示す。

手順 2  データの符号化  2.3.12.3.4 で規定するように,適用中のモードの規則に従ってデータ文字をビ

ット列に変換する。新しいモードセグメントの開始時にモード変更に必要なモード指示子を挿入し,デ

ータ列の最後に終端パターンを挿入する。得られたビット列を 8 ビットコード語に分割していき,その

型番に要求されるデータコード語数を満たすために必要に応じて埋め草コード語を付加する。

手順 3  誤り訂正符号データ分析  誤り訂正アルゴリズムを実行するため,誤り訂正コード語を生成し,

データコード語列の後に付加する。

手順 4  マトリックスにおけるモジュールの配置  マトリックスに位置検出パターン,分離パターン及び

タイミングパターンとともにコード語モジュールを配置する。

手順 5  マスク処理  シンボルの符号化領域にマスク処理パターンを適用する。明と暗のモジュールバラ

ンスを最適にし,また望ましくないパターンの出現を最小限に抑えるパターンを評価し,選択する。

手順 6  形式情報  形式情報を生成し,シンボルを完成させる。


106

X 0510

:2004

附属書   1  マイクロ QR コードの全型番のデータ容量

型番 

モジュール

数/辺

(A) 

機能パターン

モジュール

(B) 

形式情報

モジュール

(C) 

(C)以外のデータ

モジュール

(D=A

2

-B-C

 

データ容量

[コード語](

1

)

(E) 

M1

11

70

15

 36

  5

M2

13

74

15

 80

  10

M3

15

78

15

132

  17

M4

17

82

15

192

  24

注(

1

)  M1

型及び M3 型の場合,最後のデータコード語は 4 ビット長とし,誤り訂正コード語生成時には 0000

を後に付け,8 ビット長とする。

2.2 

データ分析  内容を決定するために入力データ文字列を分析し,2.3 に記述するように,各文字列の

符号化に適切なモードを選択する。数字モードから漢字モードに進むにつれ,文字当たりに要求されるビ

ット数が増加する。混在モードでは,データのビット列の長さを最小にするため,シンボル内でモードを

切り替えることができ,部分的には,一つのモードで,他の部分より効率的に符号化できる(例えば,数

字列の後に英数字列が続く場合)

。一般的には,文字当たりの最少ビットを要求するモードでデータを符号

化することが最も効果的であるが,モード変更に伴ってモード指示子及び文字数指示子のオーバーヘッド

があるため,文字数の少ない場合にもモードを変更することが常に最短のビット列となるわけではない。

また,シンボルの容量は,ある型番から次の型番へと段階的に増加するため,すべての事例で最大の変換

効率を達成することは,必ずしも必要ではない。

2.2.1 

数字モード  数字モードは,十進数集合(0∼9)のデータを,通常 3 文字を 10 ビットで符号化す

る。

2.2.2 

英数字モード  英数字モードは,45 文字[10 個の数字(0∼9)2.2.1 参照],26 個のアルファベッ

ト文字(A∼Z)及び 9 個の記号(スペース,$,%,*,+,-,.  ,/,:)のデータを符号化する。通常,2

文字を 11 ビットで符号化する。

2.2.3 8

ビットバイトモード  8 ビットバイトモードは,JIS X 0201 に基づく 8 ビットのラテン文字・片

仮名用 8 ビット符号に規定された文字を扱う。このモードにおいて,データは,1 文字を 8 ビットで符号

化する。

参考  このモードで使用する符号化文字集合は,QR コードを使用するアプリケーションで指定する

符号化文字集合とする。ただし,アプリケーションごとに使用する符号化文字集合が異なると,

複数のアプリケーションを扱うシステムでは符号化文字集合の切替えが必要となり,システム

が複雑になる。このため,国際的なアプリケーションとしては JIS X 0201ISO 8859-15 及び

JIS X 0221-1

(UTF-8)の使用を推奨する。各国国内に限られたアプリケーションでは,ISO 8859

の各パートの使用を推奨する。日本では JIS X 0201 の使用を推奨する。UTF-8 は UCS-2

(Universal Multiple-Octet Coded Character Set-2)で定義される文字集合を用いて記述された文字

列をバイト列に変換する方式の一つで,1文字を 1∼6 バイトの可変長マルチバイトに変換する。

2.2.4 

漢字モード  漢字モードは,JIS X 0208 の附属書 に規定された漢字を扱う。各 2 バイトの文字値

は 13 ビット 2 進コード語に圧縮する。

2.2.5 

混在モード  マイクロ QR コードシンボルは,2.2.12.2.4 に規定する任意のモードの組合せによ

るデータ列を扱うことができる。

2.3 

データの符号化  入力データを,それぞれのモードで,1 個又は複数のセグメントで構成するビット

列に変換する。完全なビット列は,次をもつセグメントで構成する。


107

X 0510

:2004

−  モード指示子

−  文字数指示子

−  データビット列

各セグメントは,モード指示子の最初(最上位けた)のビットで始まり,データビット列の最後(最下

位けた)のビットで終了する。セグメントの長さは,適用中のモードの規則及び入力データの文字数によ

って明確に定義するので,セグメントとセグメントとの間には明確な分離を示すパターンは存在しない。

規定のモードで入力データ列を符号化するには,2.3.12.3.4 に定義する手順に従う。

附属書 表 に各

型番におけるモード指示子のビット列を示す。

附属書 表 に各シンボル型番における文字数指示子の長

さを示す。

附属書   2  各型番におけるモード指示子のビット列

型番

モード指示子長

数字モード

英数字モード

8

ビットバイト

モード

漢字モード

M1

0

ビット - - - - 

M2

1

ビット 0  1  -  - 

M3

2

ビット 00 01 10 11 

M4

3

ビット  000 001 010 011 

附属書   3  文字数指示子のビット数

文字数指示子

型番

数字モード

英数字モード

8

ビットバイト

モード

漢字モード

M1

3 - - - 

M2

4 3 -  - 

M3

5 4 4 3 

M4

6 5 5 4 

2.3.1 

数字モード  入力データ文字列を 3 けたのグループに分割し,各グループを 10 ビットの 2 進値に

変換する。入力けた数が 3 の倍数でない場合,最終の 1 けた又は 2 けたは,それぞれ 4 又は 7 ビットに変

換する。次に 2 進データを接続し,モード指示子及び文字数指示子を最初の部分に付加する。

附属書 表 で定義するとおり,数字モードのモード指示子は 0,1,2 又は 3 ビット長であり,文字数

指示子は 3,4,5 又は 6 ビット長である。モード指示子及び入力データ文字数を 2 進値に変換し,モード

指示子,文字数指示子,2 進データ列の順で付加する。

1.  (M4-M 型シンボル)

入力データ:

01234567

1.

  3 けたのグループに分割

012  345  67

2.

  各グループを 2 進値に変換

012 

= 0000001100

    345 

= 0101011001

67

   

= 1000011

3.

  2 進データを順に接続

0000001100  0101011001  1000011

4.

  文字数指示子を 2 進(M4-M 型は 6 ビット)に変換

入力データ文字数:= 001000

5.

  モード指示子(M4-M 型は 000)及び文字数指示子を 2 進データに付加

000  001000  0000001100  0101011001  1000011


108

X 0510

:2004

2.  (M4-M 型シンボル)

入力データ:

0123456789012345

1.

  3 けたのグループに分割

012  345  678  901  234  5

2.

  各グループを 2 進値に変換

012 

= 0000001100

    345 

= 0101011001

    678 

= 1010100110

    901 

= 1110000101

    234 

= 0011101010

5  

= 0101

3.

  2 進データを順に接続

0000001100  0101011001  1010100110  1110000101  0011101010  0101

4.

  文字数指示子を 2 進値(M4-M 型は 6 ビット)に変換

入力データ文字数:16 = 010000

5.

  モード指示子(M4-M 型は 000)と文字数指示子を 2 進データに付加

000 010000  0000001100  0101011001  1010100110  1110000101  0011101010  0101

数字モードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって得られる。

B = M + C + 10

(D DIV 3) + R

ここに,

B

:  ビット列のビット数

M

:  モード指示子のビット数(

附属書 表 参照)

C

:  文字数指示子のビット数(

附属書 表 参照)

D

:  入力データ文字数

R

:  (D MOD 3)=0 ならば 0,(D MOD 3)=1 ならば 4,

(D MOD 3)=2 ならば 7

2.3.2 

英数字モード  各入力文字は,附属書 表 に基づいて 0∼44 の文字値を割り当てる。

附属書   4  英数字モードでの符号化・復号表

0

0

6

 6

C

12

I

18

O

24

U

30

SP  36

.    42

1

1

7

 7

D

13

J

19

P

25

V

31

$

37

/    43

2

2

8

 8

E

14

K

20

Q

26

W  32

%

38

:    44

3 3 9

9 F

15 L

21 R

27 X

33 *

39

4 4 A

10 G

16 M

22 S

28 Y

34 +

40

5  5  B 11  H 17  N 23  T  29  Z  35

- 41

入力文字を,2 けたのグループに分け,11 ビットの 2 進コードに符号化する。最初の文字の文字値は 45

で乗算し,2 番目の文字値をそれに加算する。合計値を 11 ビットの 2 進値に変換する。入力文字数が 2 の

倍数でない場合,最終文字の文字値は 6 ビットの 2 進値に変換する。

附属書 表 で定義しているよう

に,英数字モードのモード指示子は 1,2 又は 3 ビット長であり,文字数指示子は 3,4 又は 5 ビット長で

ある。モード指示子及び入力データ文字数は 2 進値に変換し,モード指示子,文字数指示子,2 進データ

列の順に付加する。

例  (M4-M 型シンボル)

入力データ:  AC-42

1.

附属書 表 に従って文字値を割り当て

AC-42  

(10

124142)


109

X 0510

:2004

2.

  結果を 2 けたの十進数のグループに分割

(10

12)    (414)    (2)

3.

  各グループを 11 ビットの 2 進値に変換

(10

12)  10*45+12=462  00111001110

(41

4)      41*45+4=1849  11100111001

(2)      2             000010

4.

  2 進データを順に接続

00111001110 11100111001 000010

5.

  文字数指示子を 2 進(M4-M 型は 5 ビット)に変換

入力データ文字数:= 00101

6.

  モード指示子(M4-M 型は 001)と文字数指示子を 2 進データに付加

001  00101  00111001110  11100111001  000010

英数字モードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって得られる。

B = C + 11

(D DIV 2) + 6(D MOD 2)

ここに,

B

ビット列のビット数

M

モード指示子のビット数(

附属書 表 参照)

C

文字数指示子のビット数(

附属書 表 参照)

D

入力データ文字数

2.3.3 8

ビットバイトモード  このモードでは,1 個の 8 ビットコード語は,附属書 表 で示す入力デ

ータ文字に対する文字値を直接割り当てる(密度は,1 文字当たり 8 ビット)


110

X 0510

:2004

附属書   5  ラテン文字,片仮名用 8 ビット符号の符号化/復号表

文字 16 進  文字 16 進  文字 16 進  文字 16 進

文字 16 進

文字 16 進

文字 16 進  文字 16 進

NUL

  00 SP   20

@

  40 '    60 80

  A0

タ    C0 E0

SOH

  01

  21

A

  41 a    61 81

。    A1

チ    C1 E1

STX

  02

  22

B

  42 b    62 82

「    A2

ツ    C2 E2

ETX

  03 #    23

C

  43 c    63 83

」    A3

テ    C3 E3

EOT

  04 $    24

D

  44 d    64 84

、    A4

ト    C4 E4

ENQ

  05 %   25

E

  45 e    65 85

・    A5

ナ    C5 E5

ACK

  06 &    26

F

  46 f    66 86

ヲ    A6

ニ    C6 E6

BEL

  07 '    27

G

  47 g    67 87

ァ    A7

ヌ    C7 E7

BS

  08 (    28

H

  48 h    68 88

ィ    A8

ネ    C8 E8

HT

  09 )    29

I

  49 i    69 89

ゥ    A9

ノ    C9 E9

LF

  0A *    2A J    4A j    6A

8A

ェ    AA

ハ    CA EA

VT

  0B +    2B K    4B k    6B

8B

ォ    AB

ヒ    CB EB

FF

  0C

  2C L    4C i    6C

8C

ャ    AC

フ    CC EC

CR

  0D -    2D M    4D m    6D

8D

ュ    AD

へ    CD ED

SO

  0E

  2E

N

  4E n    6E

8E

ョ    AE

ホ    CE EE

SI

  0F /    2F

O

  4F o    6F

8F

ッ    AF

マ    CF EF

DLE

  10 0    30

P

  50 p    70 90

−    B0

ミ    D0 F0

DC1

  11 1    31

Q

  51 q    71 91

ア    B1

ム    D1 F1

DC2

  12 2    32

R

  52 r    72 92

イ    B2

メ    D2 F2

DC3

  13 3    33

S

  53 s    73 93

ウ    B3

モ    D3 F3

DC4

  14 4    34

T

  54 t    74 94

エ    B4

ヤ    D4 F4

NAK

  15 5    35

U

  55 u    75 95

オ    B5

ユ    D5 F5

SYN

  16 6    36

V

  56 v    76 96

カ    B6

ヨ    D6 F6

ETB

  17 7    37

W

  57 w   77 97

キ    B7

ラ    D7 F7

CAN

  18 8    38

X

  58 x    78 98

ク    B8

リ    D8 F8

EM

  19 9    39

Y

  59 y    79 99

ケ    B9

ル    D9 F9

SUB

  1A  :

  3A Z    5A z    7A

9A

コ    BA

レ    DA FA

ESC

  1B  ;

  3B [    5B {    7B

9B

サ    BB

ロ    DB FB

IS4

  1C <    3C ¥    5C

  7C

9C

シ    BC

ワ    DC FC

IS3

  1D =    3D ]    5D }    7D

9D

ス    BD

ン    DD FD

IS2

  1E >    3E

  5E ¯    7E

9E

セ    BE

  DE FE

IS1

  1F

  3F

_

  5F DEL

  7F

9F

ソ    BF

゜    DF FF

参考1.  JIS X 0208 の 8 ビット符号のバイト値 80∼9F 及び E0∼FF までは未定義で,保留とする。これら

の幾つかは,シフト符号化表現では第 1 バイトとして使用し,8 ビット符号及びシフト符号化表
現を区別するのにも適用できる。詳細については,JIS X 0208 

附属書 シフト符号化表現を参照

する。

2.  JIS X 0208

の 8 ビット符号のバイト値 00

HEX

∼FF

HEX

は,5C

HEX

及び 7E

HEX

を除いて,ISO/IEC 646

に対応している。

次に 2 進データを接続し,モード指示子及び文字数指示子を前に付加する。

附属書 表 で定義すると

おり 8 ビットバイトモードのモード指示子は 2 ビット又は 3 ビット長とし,文字数指示子は 4 ビット又は

5

ビット長とする。モード指示子及び入力データ文字数を 2 進値に変換し,モード指示子,文字数指示子

及び 2 進データ列の順に付加する。


111

X 0510

:2004

8

ビットバイトモードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって

得られる。

B = C + 8D

ここに,

B

ビット列のビット数

M

モード指示子のビット数(

附属書 表 より)

C

文字数指示子のビット数(

附属書 表 より)

D

入力データ文字数

2.3.4 

漢字モード  JIS X 0208 のシフト符号化表現では,漢字は,2 バイトの組合せによって表現する。

漢字モードの入力データ文字は,次に示すように,13 ビット 2 進コード語に圧縮する。2 進データを接続

し,モード指示子及び文字数指示子を前に付ける。

附属書 表 で定義するとおり,漢字モードのモード

指示子は 2 ビット又は 3 ビット長とし,文字数指示子は 3 ビット又は 4 ビット長とする。モード指示子及

び入力データ文字数を 2 進値に変換し,モード指示子,文字数指示子及び 2 進データ列の順に付加する。

a

)  8140

HEX

∼9FFC

HEX

までのシフト符号化表現値の文字

1

) 

シフト符号化表現値から 8140

HEX

を減算する。

2

) 

得られた値の上位バイトに C0

HEX

を乗じる。

3

)  2

)の結果に下位バイトを加算する。

4

) 

結果を 13 ビット 2 進文字列に変換する。

b

)  E040

HEX

∼EBBF

HEX

までのシフト符号化表現値の文字

1

) 

シフト符号化表現値から C140

HEX

を減算する。

2

) 

得られた値の上位バイトに C0

HEX

を乗じる。

3

)  2

)の結果に下位バイトを加算する。

4

) 

結果を 13 ビット 2 進文字列に変換する。

入力文字

“点”

“茗”

(シフト符号化表現値)

935F E4AA

1.

  8140 又は C140 を減算する

935F

8140121F E4AAC14036A

2.

  上位バイトに C0 を乗じる

12

×C0D80 23×C01A40

3.

  下位バイトを加算する

D80

1FD9F A406A1AAA

4.

  13 ビット 2 進文字列に変換する  0D9F 1AAA

0 1101 1001 1111 1 

1010 1010 1010

c

) 

8140

HEX

∼9FFC

HEX

までのシフト符号化表現値の文字及び E040

HEX

∼EBBF

HEX

までのシフト符号化表現

値の文字すべてに対し,入力文字の 2 進列の前にモード指示子(2 ビット又は 3 ビット)及び文字数

指示子 2 進値(3 ビット又は 4 ビット)を付加する。

漢字モードにおいて,任意の数のデータ文字数に対するビット列の長さは,次の式によって得られる。

B = C + 13D

ここに,

B

ビット列のビット数

M

モード指示子のビット数(

附属書 表 より)

C

文字数指示子のビット数(

附属書 表 より)

D

入力文字数


112

X 0510

:2004

2.3.5 

混在モード  データの内容によって,あるモードにおけるデータ列を別のモードへ変更する場合,

又は符号化密度を高める場合,この任意機能を用いる。データの各セグメントは,モード指示子,文字数

指示子,データ,及び次のセグメントを開始するモード指示子によって続く基本構造で 2.3.12.3.4 に示

す適切なモードで符号化する。

モード

指示子 1

文字数 
指示子

データ

モード

指示子 2

文字数 
指示子

データ

モード

指示子 3

文字数 
指示子

データ ...

附属書   5  混在モードの形式

2.3.6 

終端パターン  シンボルのデータの最後は,附属書 表 に示した終端パターンを型番に応じて付

加する。終端パターンは,データビット列がシンボル容量を完全に満たしている場合は省略し,必要な終

端パターン数に満たない場合は短縮する。

附属書   6  終端パターンのビット数及びビット列

型番

終端パターンビット数

終端パターンビット列

M1

3

      000

M2

5

    00000

M3

7

  0000000

M4 9

000000000

2.3.7 

コード語変換に対するビット列  各モードセグメントに対応するビット列を,順番に接続する。デ

ータビット列が完全にシンボル容量を満たしていないときは,終端パターンをビット列に付加する。得ら

れたメッセージのビット列を,コード語に分割する。すべてのコード語は,8 ビット長とする。最後のコ

ード語の長さが 8 ビットでないビット列の場合,最後のコード語に 2 進値 0 の埋め草ビットを付加し,8

ビット長にする。埋め草ビットは,データ列の最終ビット(最下位けた)の後に付加する。メッセージビ

ット列は,埋め草コード語 11101100 及び 00010001 を交互に付加することにより,

附属書 表 で定義す

る,型番及び誤り訂正レベルに対応するシンボルのデータ容量を満たす長さにする。ただし,M1 型及び

M3

型の場合,最後のコード語は 4 ビット長とし,埋め草コード語として使用する場合は 0000 とする。

附属書   7  全型番のシンボル文字数及び入力データ容量

データ容量

型番

誤り訂正

レベル

データ

コード語 (

2

)

データ

ビット (

3

)

数字

英数字

8

ビット

バイト

漢字

M1

誤り検出

 3

 20

 5

-

-

-

L

 5

 40

10

 6

-

-

M2

M

 4

 32

 8

 5

-

-

L 11

84

23

14 9

6

M3

M

 9

 68

18

11

 7

4

L  16  128  35 21 15  9

M  14  112  30 18 13  8

M4

Q  10

80  21 13

9  5

注(

2

) 

すべてのコード語は 8 ビット長とする。ただし,型番 M1 及び M3 の最後のデータコード語は 4 ビ
ット長とする。

(

3

) 

データビット数には,モード指示子及び文字数指示子を含む。


113

X 0510

:2004

2.3.8 

誤り検出及び/又は訂正  マイクロ QR コードは,RS(リードソロモン)符号によって,誤りの

検出及び/又は訂正ができる。RS 符号の誤り訂正コード語をデータコード語列の後に付加する。

附属書 表 に各型番及び誤り訂正レベルに関し,総コード語数及び誤り訂正コード語数を示す。

附属書   8  全型番の誤り訂正特性

型番

総コード

語数

誤り訂正

レベル

誤り訂正

コード語数

RS

ブロック  (

4

)

M1

5

誤り検出だけ

2

(5,3,0) (

5

)

L

5

(10,5,1) (

5

)

M2 10

M

6

(10,4,2) (

5

)

L

6

(17,11,2) (

5

)

M3 17

M

8

(17,9,4)

L

8

(24,16,3) (

5

)

M 10

(24,14,5)

M4 24

Q 14

(24,10,7)

注(

4

) 

(c, k, r):c=コード語数[

附属書 表 1(E)を参照],k=データコード語数,r=誤り訂正数

(

5

) 

誤り訂正数は復号誤りの可能性を低減するために誤り訂正コード語数の半分未満とする。

2.4 

コード語の配置  コード語の配置については QR コードシンボルモデル 2 に準じる。

2.5 

マスク

2.5.1 

マスク処理  マイクロ QR コードの読出しを確実にするためには,明及び暗のモジュールをバラン

ス良くシンボル内に配列することが望ましい。シンボルの外周を暗モジュールを多くしてシンボルとクワ

エットゾーンとの区別を付けやすくする。この条件を満たすため,次の手順に従ってマスク処理を適用す

る。

a

) 

マスク処理は,機能パターンには適用しない。

b

) 

符号化領域(形式情報を除く。

)で与えられたモジュールパターンと複数のマスク処理マトリックスパ

ターンとで順に XOR 演算による変換をする。XOR 演算とは,各マスク処理マトリックスパターン上

にモジュールパターンを重ね合わせ,マスク処理パターンの暗モジュールに対応するモジュールを反

転(明から暗へ,暗から明へ)する。

c

) 

それぞれの変換結果において,望ましい項目に対する評価点をすべての変換結果で計算する。

d

) 

評価点の一番高いパターンを選択する。

2.5.2 

マスクパターン  附属書 表 は,マスクパターン参照子(形式情報で使用される 2 進値)及びマ

スクパターン生成条件を示す。マスクパターンは,符号化領域(形式情報を除く。

)において条件が真であ

るモジュールを暗と定義することで,マスクパターンを生成する。条件において,はモジュールの行位

置を示し,は列位置を示す。

i

j

)=(0,0)はシンボルの左上モジュールを示す。

附属書   9  マスクパターン生成条件

マスクパターン

参照子

条件

00

i mod 2 = 0

01

((i div 2) + (j div 3)) mod 2 = 0

10

((ij) mod 2 + (ij) mod 3) mod 2 = 0

11

((i+j) mod 2 + (ij) mod 3) mod 2 = 0

附属書 図 は,マイクロ QR シンボルに対するすべてのマスクパターンを示す。


114

X 0510

:2004

10

((ij) mod 2 + (i j) mod 3) mod 2 = 0

i

 

00