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X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

(1) 

目  次

ページ

序文

1

1

  適用範囲

1

2

  引用規格

1

3

  用語及び定義

2

4

  記号,略号及び意味

4

4.1

  記号

4

4.2

  演算記号

4

4.3

  略号

5

5

  要求事項

5

5.1

  シンボル体系の特性

5

5.1.1

  基本特性

5

5.1.2

  追加機能の概要

6

5.2

  シンボルの構造

6

5.2.1

  PDF417 シンボルのパラメタ

6

5.2.2

  行パラメタ

7

5.2.3

  コード語列

7

5.3

  基本的な符号化

8

5.3.1

  シンボルキャラクタの構造

8

5.3.2

  スタートキャラクタ及びストップキャラクタ

9

5.4

  高レベルな(データの)符号化

10

5.4.1

  機能コード語

10

5.4.2

  テキスト圧縮モード

13

5.4.3

  バイト圧縮モード

17

5.4.4

  数字圧縮モード

19

5.4.5

  適切な圧縮モードを選択するには

20

5.4.6

  PDF417 予約コード語の処理

20

5.5

  拡張チャネル解釈

21

5.5.1

  ECI 指定番号の符号化

22

5.5.2

  事前指定された拡張チャネル解釈

22

5.5.3

  圧縮モード内での ECI シーケンスの符号化

23

5.5.4

  復号後の手順

25

5.6

  コード語列の決定

25

5.7

  誤りの検出及び訂正

25

5.7.1

  誤り訂正レベル

25

5.7.2

  誤り訂正能力

26


 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)  目次

(2) 

ページ

5.7.3

  誤り訂正コード語の定義

26

5.8

  シンボルの大きさ

27

5.8.1

  モジュールの最小幅  (X)

27

5.8.2

  行の高さ  (Y)

27

5.8.3

  クワイエットゾーン

27

5.9

  シンボル形式の定義

27

5.9.1

  モジュールの縦横比の設定

27

5.9.2

  シンボルマトリックスの行及び縦列の設定

27

5.10

  誤り訂正コード語の作成

28

5.11

  下位レベルの符号化

30

5.11.1

  クラスタ

30

5.11.2

  シンボルマトリックスの設定

31

5.11.3

  左右行指示子値の設定

31

5.11.4

  行の符号化

31

5.12

  コンパクト PDF417 

31

5.13

  マクロ PDF417 

31

5.13.1

  圧縮モード及びマクロ PDF417 

32

5.13.2

  ECI 及びマクロ PDF417 

32

5.14

  利用者向けガイドライン

32

5.14.1

  可読解釈

32

5.14.2

  自動識別機能

32

5.14.3

  利用者定義のアプリケーションパラメタ

32

5.14.4

  PDF417 シンボルの品質

33

5.15

  参照復号アルゴリズム

33

5.16

  誤り検出及び誤り訂正の手順

33

5.17

  伝送データ

33

5.17.1

  初期解釈の伝送データ

33

5.17.2

  拡張チャネル解釈  (ECI)  の伝送手順

33

5.17.3

  マクロ PDF417 用の伝送データ

34

5.17.4

  ECI 手続による予約コード語の伝送

34

5.17.5

  シンボル体系識別子

35

5.17.6

  旧手続による伝送

35

附属書 A(規定)PDF417 シンボルキャラクタのバー  スペース列での符号化及び復号化表

36

附属書 B(規定)バイト圧縮モード用初期値キャラクタセット

47

附属書 C(規定)バイト圧縮モード符号化アルゴリズム

48

附属書 D(規定)数字圧縮モード符号化アルゴリズム

50

附属書 E(規定)誤り訂正レベルの選択

52

附属書 F(規定)PDF417 誤り訂正コード語計算のための係数表

53

附属書 G(規定)コンパクト PDF417 

57


X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)  目次

(3) 

ページ

附属書 H(規定)マクロ PDF417 

58

附属書 I(規定)PDF417 品質試験

66

附属書 J(規定)PDF417 の参照復号アルゴリズム

67

附属書 K(規定)誤り訂正の手順

71

附属書 L(規定)シンボル体系識別子

73

附属書 M(規定)PDF417 旧規格適合復号器用伝送手順

74

附属書 N(参考)コード語数を最小にするためのアルゴリズム

80

附属書 O(参考)シンボルマトリックス作成のガイドライン

81

附属書 P(参考)誤り訂正コード語を作成するための係数の計算−計算例

84

附属書 Q(参考)誤り訂正コード語の生成−計算例

85

附属書 R(参考)除算回路による誤り訂正コード語の作成

89

附属書 S(参考)PDF417 を用いるための追加ガイドライン

90

参考文献

92


 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)  目次

(4) 

まえがき

この規格は,工業標準化法第 12 条第 1 項の規定に基づき,社団法人日本自動認識システム協会 (JAISA)

及び財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に

抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許

権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責

任はもたない。


 

   

日本工業規格

JIS

 X

0508

:2010

(ISO/IEC 15438

:2006

)

バーコードシンボル体系仕様−PDF417

Information technology-Automatic identification

and data capture techniques-PDF417 bar code symbology specification

序文

この規格は,2006 年に第 2 版として発行された ISO/IEC 15438 を基に,技術的内容及び対応国際規格の

構成を変更することなく作成した日本工業規格である。

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1

適用範囲

この規格は,PDF417 として知られるバーコードシンボル体系の特性,データキャラクタの符号化,シ

ンボル形式,寸法,誤り訂正の規則,参照復号アルゴリズム及び幾つかのアプリケーションパラメタを含

む要件について規定する。

注記  この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO/IEC 15438 : 2006

,Information technology−Automatic identification and data capture techniques

−PDF417 bar code symbology specification (IDT)

なお,対応の程度を表す記号 “IDT” は,ISO/IEC Guide 21-1 に基づき,

“一致している”こ

とを示す。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。

)を適用する。

JIS X 0201

  7 ビット及び 8 ビットの情報交換用符号化文字集合

注記  対応国際規格:ISO/IEC 646 : 1991,Information technology−ISO 7-bit coded character set for

information interchange (MOD)

JIS X 0500-1

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 1 部:一般

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-1,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques−Harmonized vocabulary−Part 1 : General terms relating to AIDC (IDT)

JIS X 0500-2

  自動認識及びデータ取得技術−用語−第 2 部:光学的読取媒体

注記  対応国際規格:ISO/IEC 19762-2,Information technology−Automatic identification and data

capture (AIDC) techniques−Harmonized vocabulary−Part 2 : Optically readable media (ORM)

(IDT)

JIS X 0530

  データキャリア識別子(シンボル体系識別子を含む)

注記  対応国際規格:ISO/IEC 15424,Information technology−Automatic identification and data capture



X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

techniques−Data Carrier Identifiers (including Symbology Identifiers) (IDT)

ISO/IEC 8859-1

,Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 1 : Latin

alphabet No.1

ISO/IEC 15415

,Information technology−Automatic identification and data capture techniques−Bar code

print quality test specification−Two-dimensional symbols

ISO/IEC 24723

,Information technology−Automatic identification and data capture techniques−EAN.UCC

Composite bar code symbology specification

AIM Inc. International Technical Standard :  ITS/04-001

,Extended Channel Interpretations−Part 1 :

Identification Schemes and Protocols

注記  AIM Global, 125 Warrendale-Bayne Road, Suite 100, Warrendale, PA 15086, USA.から出版された。

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS X 0500-1 及び JIS X 0500-2 によるほか,次による。

3.1

基本チャネルモデル (basic channel model)

バーコードデータを符号化して伝送するための標準的なシステム。復号器からは,データメッセージバ

イトを出力するが,メッセージに関する制御情報は出力しない。

注記  このモデルに従った復号器は,基本チャネルモードで動作する。

3.2

バー  スペース列 (bar-space sequence)

シンボルキャラクタを構成する各エレメント(バー及びスペース)を,モジュール幅で示した並び。

3.3

クラスタ (cluster)

3 種類ある PDF417 シンボルキャラクタサブセットのいずれか。これらはすべて,互いに排他である。

与えられたクラスタに含まれるシンボルキャラクタは,構造的にそれぞれ異なった規則に従っており,そ

の規則をシンボル体系の復号に用いる。

注記  5.11.1 に示す。

3.4

圧縮モード (compaction mode)

8 ビットのデータバイトを効率的にコード語に対応付ける PDF417 のデータ圧縮アルゴリズム。テキス

ト,数字及びバイト圧縮モードの 3 種類がある。

3.5

e

距離 (e-distance)

エレメントの先端から次の類似エレメントの先端まで,又は後端から次の後端までの距離。

3.6

誤り訂正コード語  (error correction codeword)

復号誤りの検出を可能にする誤り訂正レベルで決められたアルゴリズムを用いて計算した値を,符号化

したコード語。


3

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

3.7

拡張チャネル解釈  (extended channel interpretation : ECI)

PDF417 を含む幾つかのシンボル体系で,規定値の解釈を異なる解釈に替える手順。

注記 1  シンボルを生成する前に意図した内容は,シンボルをスキャンして復号した後で,元のフォ

ーマットでデータメッセージを生成し直すことができる。

注記 2  5.5 に示す。

3.8

拡張チャネルモデル (extended channel model)

データメッセージバイト及びそのメッセージに関する制御情報を符号化して送るシステム。復号器は,

このモデルに応じた拡張チャネルモードで動作する。制御情報の伝達は,拡張チャネル解釈 (ECI) のエス

ケープシーケンスで行う。

注記  復号器は,このモデルに応じた拡張チャネルモードで動作する。

3.9

機能コード語 (function codeword)

シンボル体系内のコード語であって,そのシンボル体系内の特定の動作を開始するもの。例えば,デー

タ符号化集合の切換え, 圧縮法の実施,リーダのプログラミング,拡張チャネル解釈 (ECI) の実施であ

る。

3.10

グローバルラベル識別子  (global label identifier : GLI)

PDF417 シンボル体系内の手順であって,拡張チャネル解釈 (ECI) に類似した働きをするもの。

注記 GLI システムは,PDF417 規格のようにシンボル体系に依存しない ECI システムの前身であり,

シンボル体系に依存していた。

3.11

マクロ PDF417 (macro PDF417)

PDF417 シンボル体系における手順であって,コンピュータファイルからのデータを,幾つかの PDF417

シンボルに分配するもの。

注記 1  この処理をすると,単一シンボルに比べてデータ容量を増やすことができる。

注記 2  この手順は,他のシンボル体系の構造的連接に類似している。

3.12

モード切換コード語  (mode latch codeword)

一つのモードから他のモードへ切り換えるときに用いるコード語。新しいモードは,別の切換コード語

若しくは一語切換コード語が明示若しくは暗示されるか,又はラベルの終わりに達するまで有効である。

3.13

モード一語切換コード語  (mode shift codeword)

一つのモードから他のモードへ,コード語一つ分だけ切り換えるときに用いるコード語。その後,符号

化機能は元のモードに戻る。

3.14

行指示コード語 (row indicator codeword)

各行のスタートキャラクタ又はストップキャラクタに隣接するコード語。PDF417 シンボルの構造に関

する情報を,行識別,行総数,縦列総数及び誤り訂正レベルによって符号化する。



X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

3.15

シンボル長記述子 (symbol length descriptor)

PDF417 の最初のコード語で,シンボル中のデータコード語の総数を符号化したコード語。

4

記号,略号及び意味

4.1

記号

この規格では,次の記号を用いる。これらの記号は,数式の中で異なった方法で用いる場合がある。こ

れは,表記法を,より一般的な使用法に合わせるためのものであり,必ず本文の中で明確に定義する。

A PDF417 シンボルの縦横比

b

シンボルキャラクタのエレメント幅

c

データ領域の縦列数(スタート,ストップ及び行指示コード語を除く。

d

すべての機能コード語を含むデータコード語

E

誤り訂正コード語

e

シンボルキャラクタの中で,エッジから類似エッジまでの寸法

F

行番号

f

代入誤り数

H

クワイエットゾーンを含むシンボルの高さ

K

クラスタ番号

k

誤り訂正コード語数

L

左の行指示子

l

消失誤り数

m

シンボル長記述子及び埋め草コード語が追加される前の元データのコード語数

n

シンボル長記述子及び埋め草コード語を含めたデータコード語の総数

p

シンボルキャラクタの幅

Q

H

水平方向のクワイエットゾーン

Q

V

垂直方向のクワイエットゾーン

R

右の行指示子

r

シンボルの行数

s

誤り訂正レベル

W

クワイエットゾーンを含むシンボルの幅

X

X 寸法又はモジュールの幅

Y

モジュールの高さ(行の高さともいう。

4.2

演算記号

この規格では,次の演算記号を用いる。

div

整数の除算で,演算結果は切り捨てる。

INT

整数値。小数部は切り捨てる。

mod

除算後の正の整数剰余。剰余が負の場合は,除数の値を加えて正の値にする。例えば,−29 160

を 929 で除すと,余りは−361 になる。この数値に 929 を加えると 568 になる。


5

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

4.3

略号

この規格では,次の略号を用いる。

ECI

拡張チャネル解釈

GLI

グローバルラベル識別子

5

要求事項

5.1

シンボル体系の特性

5.1.1

基本特性

PDF417 は,次の基本特性をもつバーコードシンボル体系である。

a)

符号化可能なキャラクタ

1)

テキスト圧縮モード(5.4.2 参照)は,印刷可能な ASCII キャラクタのすべてを符号化できる。すな

わち,JIS X 0201 (ISO/IEC 646) (IRV : International Reference Version)  に従った値 32∼値 126 と選択

した制御文字とを符号化できる。

2)

バイト圧縮モード(5.4.3 参照)は,8 ビットバイトで表現可能な 256 個をすべて符号化できる。こ

の中には,値 0∼値 127 のすべての ASCII キャラクタを含み,国際キャラクタを使用できるように

する。

3)

数字圧縮モード(5.4.4 参照)は,数字データ列を効率的に符号化できる。

4) 811

800 個までの異なったキャラクタ又はデータ解釈

5)

制御用の各種機能コード語

b)

シンボルキャラクタの構成

(nkm)  キャラクタで,17 モジュール  (n),バー4 本及びスペース 4 本のエレメント  (k),最大エレ

メント幅 6 モジュール  (m)

c)

誤り訂正レベルが 0 の場合,シンボル当たりの最大データキャラクタ数は 925 データコード語であり,

次の符号化が可能である。

1)

テキスト圧縮モード:1 850 キャラクタ(コード語当たりのデータキャラクタ数が 2 の場合)

2)

バイト圧縮モード:1 108 キャラクタ(コード語当たりのデータキャラクタ数が 1.2 の場合)

3)

数字圧縮モード:2 710 キャラクタ(コード語当たりのデータキャラクタ数が 2.93 の場合)

推奨する最小誤り訂正レベルでは,符号化可能なデータコード語は 863 で,次の符号化が可能であ

る。

4)

テキスト圧縮モード:1 726 キャラクタ(コード語当たりのデータキャラクタ数が 2 の場合)

5)

バイト圧縮モード:1 033 キャラクタ(コード語当たりのデータキャラクタ数が 1.2 の場合)

6)

数字圧縮モード:2 528 キャラクタ(コード語当たりのデータキャラクタ数が 2.93 の場合)

d)

シンボルサイズ

1)

行数:3∼90

2)

縦列数:1∼30

3)

シンボル幅:90X∼583X(クワイエットゾーンを含む。

4)

最大コード語容量:928 コード語

5)

最大データコード語容量:925 コード語

行数及び縦列数を選択できるので,適用業務における印字領域の要件に合わせて印刷するときに,

PDF417 シンボルの縦横比を変えることができる。



X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

e)

選択可能な誤り訂正

シンボル当たり 2∼512 コード語(5.7 参照)

f)

データ以外の付加情報

1)

行当たり:クワイエットゾーンを含めて 73 モジュール。

2)

シンボル当たり:最小三つのコード語を,シンボルキャラクタとして表示する。

g)

コードの種類:連続形,マルチローシンボル体系

h)

キャラクタ自己検査:あり

i)

双方向復号:可能

5.1.2

追加機能の概要

次の概要は,PDF417 の固有又は任意な付加的機能である。

a)

データ圧縮:

(固有)多くのデータキャラクタをコード語に圧縮する 3 種類の手法を定義している。通

常,1 コード語に 1 キャラクタを直接表現することはない(5.4.25.4.4 参照)

b)

拡張チャネル解釈:

(任意)これらの仕組みによって,最大 811 800 個の異なるデータ文字集合又は解

釈で符号化することができる(5.5 参照)

c)

マクロ PDF417:

(任意)この仕組みによって,データファイルを,多数の PDF417 シンボルの中に,

論理的,かつ,連続的に表現することができる。最大 99 999 個の異なる PDF417 シンボルを,任意の

順序で読み取ってデータを関連付け又は連結し,正確に元のデータファイルを再構築することができ

る(5.13 参照)

d)

“エッジから類似エッジまで”による復号:

(固有)PDF417 は,エッジから類似エッジまでのエレメ

ントを測定することによって復号することができる(5.3.1 参照)

e)

行また(跨)ぎ走査:

(固有)次に示す PDF417 の 3 種類の特性の組合せによって,容易に行また(跨)

ぎ走査を行うことができる。

−  水平方向の連携,又は自己同期

−  行識別

−  垂直方向の連携,現在の行を識別するためにクラスタ値を用いる

この組合せによって,各行で一つ以上の完全なシンボルキャラクタがコード語に復号されている限

り,1 回の線走査で多数の行を横切っても,データの部分的な復号を行うことができる。復号のアル

ゴリズムによって,個々のコード語を,意味のあるマトリックスに配置することができる。

f)

誤り訂正:

(固有)使用者は,9 種類ある誤り訂正レベルの中から一つを選ぶことができる。レベル 0

を除くすべてのレベルで,誤りを検出するだけでなく,誤って復号されたコード語及び欠けているコ

ード語を訂正することができる(5.7 参照)

g)

コンパクト PDF417:

(任意)比較的“汚れることが少ない”環境では,シンボルの面積を小さくする

ために,行の付加情報を減らすことができる(5.12 参照)

注記  初期の PDF417 仕様では,コンパクト (Compact) PDF417 は,トランケート (Truncated) PDF417

と呼ばれていた。 “Truncated” は,この語の一般的な使用法(切詰め)との関係で混乱する

可能性があるため,コンパクト PDF417 の方が適切な用語である。

5.2

シンボルの構造

5.2.1

PDF417

シンボルのパラメタ

各 PDF417 シンボルは,垂直方向に何段にも並んだ複数の行,少なくとも 3 行(最大で 90 行)で構成す

る。各行には,スタートパターン,ストップパターン及び行指示子の列を除き,最小 1 シンボルキャラク


7

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

タ(最大で 30 シンボルキャラクタ)を含めなければならない。シンボルの 4 辺全部に,クワイエットゾー

ンを含めなければならない。

図 に,

“PDF417 Symbology Standard”の文字列を符号化した PDF417 シンボ

ルを示す。

 
 
 
 
 
 

図 1PDF417 シンボルの構造

5.2.2

行パラメタ

PDF417 の各行は,次の要素で構成する。

a)

先頭のクワイエットゾーン

b)

スタートキャラクタ

c)

左行指示子のシンボルキャラクタ

d) 1

個∼30 個のシンボルキャラクタ

e)

右行指示子のシンボルキャラクタ

f)

ストップキャラクタ

g)

末尾のクワイエットゾーン

注記  “d)”で定義しているシンボルキャラクタ(又はコード語)の数は,PDF417 シンボルデータ列

の数と同じである。

5.2.3

コード語列

PDF417 シンボルには,最大 928 までのシンボルキャラクタ又はコード語を含めることができる。シン

ボルキャラクタという用語は,印刷されたバー及びスペースのパターンを表すときに,より適している。

コード語という用語は,シンボルキャラクタの数値を表すときに,より適している。コード語は,次の手

順で作成する。

a)

最初のコード語,シンボル長記述子では,常に,誤り訂正コード語の数を除き,シンボル長記述子自

体,データコード語及び埋め草コード語を含め,シンボル中のデータコード語の総数を符号化しなけ

ればならない。

b)

データコード語は,符号化可能なキャラクタの最上位から続けなければならない。機能コード語を,

データ圧縮のために挿入してもよい。

c)

埋め草コード語によって,長方形マトリックスの中に,コード語列を配置できる。また,埋め草コー

ド語は,アプリケーションによって要求又は規定されている縦横比を達成するために,追加する行す

べてを埋めるのに用いてもよい。

クワイエットゾーン

スタートパターン

左行指示子

データコード語

右行指示子

ストップパターン

クワイエットゾーン



X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

d)

任意のマクロ PDF417 制御ブロック

e)

誤り検出及び誤り訂正のための誤り訂正コード語

コード語は,シンボル長記述子の隣に最上位のコード語を配置し,左から右,上の行から下の行へと符

号化する。

図 は,図 に示しているシンボルに類似したシンボルの例を示している。図 では,誤り訂

正レベル 1 を用いており,シンボルマトリックスを完全に埋めるために,埋め草キャラクタが一つ必要で

ある。

L

1

d

15

d

14

R

1

L

2

d

13

d

12

R

2

L

3

d

11

d

10

R

3

L

4

d

9

d

8

R

4

L

5

d

7

d

6

R

5

L

6

d

5

d

4

R

6

L

7

d

3

d

2

R

7

L

8

d

1

d

0

R

8

L

9

E

3

E

2

R

9

S
T
A
R
T

L

10

E

1

E

0

R

10

S
T
O
P

ここに,L,R,d 及び E は,4.1 で定義している。

d

15

:シンボル長記述子(この例では,値は 16)

d

14

∼d

1

  :データの符号化表現

d

0

:埋め草コード語

図 2PDF417 シンボル配置図の例

マトリックスの構成に関する規定及び助言を,5.9 に示す。

5.3

基本的な符号化

5.3.1

シンボルキャラクタの構造

各 PDF417 シンボルキャラクタは,それぞれが 1∼6 のモジュール幅をもつ四つのバーエレメント及び四

つのスペースエレメントで構成しなければならない。四つのバーエレメント及び四つのスペースエレメン

トは,合計で 17 モジュールでなければならない。PDF417 シンボルキャラクタは,キャラクタ内の e 距離

を測定することによって,復号することができる。

各シンボルキャラクタは,シンボルキャラクタを 8 エレメントのモジュール幅で示す,8 ディジットバ

ー  スペース列で定義する。

図 に,バー  スペース列 51111125 のシンボルキャラクタを示す。


9

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

 

図 3PDF417 シンボルの キャラクタ

これらは,0∼928 の番号が付けられた,929 個のシンボルキャラクタ値(コード語)として定義されて

いる。

コード語は,互いに排他的な 3 種類のシンボル文字集合,すなわちクラスタによって表現する。それぞ

れのクラスタでは,

929 個の使用可能な PDF417 コード語を,異なるバー  スペースパターンで符号化する。

クラスタ番号は 0,3 及び 6 である。クラスタの定義は,スタートキャラクタ及びストップキャラクタを除

く,すべての PDF417 シンボルキャラクタに適用する。

クラスタ番号 は,次の数式によって定義する。

K  =  (b

1

b

2

b

3

b

4

+9) mod 9

ここに,b

1

b

2

b

3

及び b

4

は,四つのバーエレメントのモジュール幅である。

図 に示しているシンボルキャラクタのクラスタ番号 を,次に示す。

K  = (5−1+1−2+9) mod 9  = 3

シンボルキャラクタの各クラスタに対応するコード語及びバー  スペース列を,

附属書 に示す。

5.3.2

スタートキャラクタ及びストップキャラクタ

スタートキャラクタ及びストップキャラクタは,

表 に定義し,図 に示すように構成しなければなら

ない。

表 1−スタートキャラクタ及びストップキャラクタのバー  スペース列

バー  スペース列

キャラクタ

B S B S B S B S B

スタート  8 1 1 1 1 1 1 3

ストップ  7 1 1 3 1 1 1 2 1

注記 1 PDF417 のスタートキャラクタ及びストップキャラクタは,6 モジュールを超える幅のエレメ

ントをもっていることが特徴である。

注記 2  ストップキャラクタには,1 モジュール幅のバーエレメントが一つ余分にある。

スタートキャラクタ及びストップキャラクタは,すべての行で,同じバー  スペース列をもっていなけれ

ばならない。

1 2

3 4 5 6 7

8

9 10 11 12 13 14 15 16 17

5

1

1

1

1

1

2

5

モジュール番号

エレメント幅

b

1

b

2

b

3

b

4

s

1

s

2

s

3

s

4


10 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

図 4PDF417 のスタートキャラクタ及びストップキャラクタ

5.4

高レベルな(データの)符号化

高レベル符号化は,データキャラクタを対応するコード語に変換する。

高レベル符号化を実行するには,データ圧縮法を用いる。データ圧縮では,次に示す 3 種類のモードを

定義しており,各モードによって,使用者定義のデータとコード語列との間に,それぞれ特有の効率的な

対応付けを定義している。PDF417 には,次の 3 種類のデータ圧縮モードがある。

−  テキスト圧縮モード(5.4.2 参照)

−  バイト圧縮モード(5.4.3 参照)

−  数字圧縮モード(5.4.4 参照)

与えられたデータバイトの文字列は,圧縮モード及びサブモード間での符号器の切換方法に従って,別

のコード語列によって表してもよい。PDF417 シンボルでは,データを符号化する場合,特有の画一的な

方法はない。

900 個のコード語(0∼899)を,各モード独自のデータ符号化及び他の機能のために用いる。残りの 29

のコード語は,使用中の圧縮モードの種類に関係なく,特定の機能(5.4.1 参照)に割り当てる。

PDF417 では,拡張チャネル解釈システムを用いることもできる。このシステムによって,データの異

なる解釈を,シンボルの中に正確に符号化することができる(5.5 参照)

5.4.1

機能コード語

コード語 900∼928 は,次に示しているような機能コード語として指定している。

−  モード間での切換用(5.4.1.1 参照)

−  拡張チャネル解釈 (ECI) を用いた,高度なアプリケーション用(5.4.1.2 参照)

−  その他の高度なアプリケーション用(5.4.1.3 及び 5.4.1.4 参照)

903∼912,914∼917 及び 919 のコード語は,予約済みである。表 に,割り当てられた機能コード語及

び予約された全リストを示す。これらの機能を 5.4.1.15.4.1.5 に示す。予約済みのコード語の処理につい

ては,5.4.6 を参照。

スタートキャラクタ

ストップキャラクタ


11

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

表 2PDF417 機能コード語の割当て

コード語

機能

参照細分箇条

900

テキスト圧縮モードへの切換え

5.4.1.1

901

バイト圧縮モードへの切換え

5.4.1.1, 5.4.3.1

902

数字圧縮モードへの切換え

5.4.1.1

903∼912

予約済み

913

バイト圧縮モードへの一語切換え

5.4.1.1

914∼917,919

予約済み

918

合成シンボル(GS1 合成シンボル以外の)で,一次元シンボル体系に関連した
連携フラグ

5.4.1.5

920 GS1 合成シンボルで,一次元シンボル体系に関連した連携フラグ

5.4.1.5

921

バーコードリーダの初期化

5.4.1.4

922

マクロ PDF417 制御ブロックの終端コード語

5.13

923

マクロ PDF417 制御ブロックの,任意領域の始まりを示すコード語列のタグ

5.13

924

バイト圧縮モードへの切換え(901 と異なった用い方)

5.4.1.1

5.4.3.1

925∼927

拡張チャネル解釈 (ECI) のための識別子

5.5

928

マクロ PDF417 制御ブロックの始まりを示すマクロ目印コード語

5.13

5.4.1.1

モード切換用機能コード語

一つの PDF417 シンボルの中で,必要に応じて何度でもモードを切り換えることができる。適切なモー

ドの選択については,5.4.5 を参照。

モード切換コード語を用いて,現在のモードから指定の目的モードに切り換えることができる。新しい

モードは,直接,別のモード切換えが用いられるまで有効である。コード語 900∼902 及びコード語 924

に,この機能を割り当てる。

表 に,これらの機能を定義する。

モード一語切換コード語 913 は,テキスト圧縮モードからバイト圧縮モードへ,一時的な切換えを引き

起こさなければならない。この切換えは,

(コード語 913 の)次のコード語に対してだけ機能し,そのあと

は,テキスト圧縮モードの有効なサブモードに戻らなければならない。コード語 913 は,テキスト圧縮モ

ードでだけ用いることができる。使用法については 5.4.2.4 を参照。

表 3−モードの定義及びモード切換コード語

目的モード

モード切換え

モード一語切換え

テキスト圧縮 900

バイト圧縮 901/924  913

数字圧縮 902

注記  表には,設定したモードに切り換えるときに用いるコード語を示す。

3 種類のモード間で切り換えるときの規則を表 に規定し,図 に概略を示す。


12 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

表 4−モード変遷表のコード語及び機能

目的のモード

元のモード

テキスト

バイト

数字

913 モード一語切換え
901 モード切換え

テキスト 900 モード切換え

924 モード切換え

902 モード切換え

901 モード切換え

バイト 900 モード切換え

924 モード切換え

902 モード切換え

901 モード切換え

数字 900 モード切換え

924 モード切換え

902 モード切換え

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

図 5−使用可能なモード切換機能

バイト圧縮モードへ切り換えるときの,より完全な規則を,5.4.3.1 に示す。

5.4.1.2

拡張チャネル解釈に切り換えるための機能コード語

拡張チャネル解釈のコード語を用いて,特定の解釈機能に切り換えることができ,別の ECI コード語を

用いるか又はデータの終わりまで有効である。コード語 925∼927 を,この機能に割り当てる(5.5 参照)

5.4.1.3

マクロ PDF417 用機能コード語

マクロ PDF417 シンボル(5.13 参照)では,マクロ PDF417 の制御ブロックの先頭にコード語 928 を用

いる。コード語 922 及びコード語 923 は,マクロ PDF417 の特殊機能のために用いる。

5.4.1.4

バーコードリーダ初期設定用機能コード語

コード語 921 を用いて,バーコードリーダに対し,シンボルに含まれているデータを,バーコードリー

ダを初期設定するためのプログラムとして解釈するように指示する。コード語 921 は,シンボル長記述子

900

900

901/924

913

901/924

902

902

900

901/924

902

モード一語切換え

モード切換え

テキスト

圧縮

バイト

圧縮

数字圧縮


13

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

のあと,最初のコード語として現れなければならない。マクロ PDF417 の初期設定手順の場合には,どの

シンボルにも,コード語 921 が現れなければならない。

バーコードリーダは,初期設定シンボルに含んでいるデータ又はシンボルのシーケンスを伝送してはな

らない。

5.4.1.5

合成シンボルの連携フラグのための機能コード語

コード語 920 は,ISO/IEC 24723 に従う GS1 一次元シンボルとの複合化のときの連携フラグとして用い

なければならない。

コード語 918 は,その他の合成シンボル体系での一次元シンボルの存在を示す連携フラグとして用いな

ければならない。

コード語 920 又はコード語 918 を用いるときは,シンボルのどの位置に現れてもよい。対象となる合成

シンボル体系仕様で,連携フラグの位置を特定してもよい。

ある合成シンボル体系を用いるアプリケーションを利用可能にするバーコードリーダは,関連合成シン

ボル体系仕様で指定されるように,すべてのコンポーネントからデータを復号して送ることが望ましい。

合成アプリケーションを利用可能にしていないバーコードリーダは,918 又は 920 コード語を予約コード

語とみなしてもよい(5.4.6 参照)

。さらに,コード語 918 で示された合成アプリケーションを利用可能に

していないバーコードリーダは,二次元の合成コンポーネントを無視して,関連する一次元シンボルのデ

ータだけを送るという任意選択機能をもってもよい。

5.4.2

テキスト圧縮モード

テキスト圧縮モードには,すべての印刷可能な ASCII キャラクタ(すなわち 32∼126 の値)

,3 種類の

ASCII 制御文字,HT 又は tab(ASCII 値 9),LF 又は改行(ASCII 値 10)及び CR 又は復帰(ASCII 値 13)

が含まれる。また,テキスト圧縮モードにも,モード内でだけ用いる切換キャラクタ及び一語切換キャラ

クタが含まれる。

テキスト圧縮モードでは,コード語当たり最大 2 キャラクタを符号化する。データを PDF417 コード語

に変換する圧縮規則を,5.4.2.2 に規定する。

5.4.2.1

テキスト圧縮サブモード

テキスト圧縮モードには,次の四つのサブモードがある。

−  英大文字(大文字アルファベット)

−  英小文字(小文字アルファベット)

−  混合(数字及び幾つかの句読点)

−  句読点

各サブモードには,サブモード切換キャラクタ及び一語切換キャラクタを含め,30 キャラクタがある。

各シンボル開始時の PDF417 圧縮モードは,常に,テキスト圧縮モードの英大文字サブモードでなけれ

ばならない。他のモードからテキスト圧縮モードへの切換コード語は,常に,テキスト圧縮モードの英大

文字サブモードにしなければならない。

すべてのキャラクタ及びそれらを 5.4.2.2 で 30 進法として扱うときの値を,

表 に示す。


14 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

表 5−テキスト圧縮サブモードの規定

テキスト圧縮サブモード

英大文字

英小文字

混合

記号

30 進法の値

キャラクタ ASCII キャラクタ

ASCII

キャラクタ

ASCII

キャラクタ ASCII

0  A 65 a 97 0 48 ; 59 
1  B 66 b 98 1 49 < 60 
2  C 67 c 99 2 50 > 62 
3

D  68  d 100 3  51 @ 64

4

E  69  e 101 4  52  [  91

5 F

70

f

102

5

53

\ 92

6  G 71 g 103 6 54 ] 93 
7 H

72

h

104

7

55

_

95

8 I

73

i

105

8

56

`

96

9 J

74

j

106

9

57

~

126

10 K

75

k

107

&

38

!

33

11 L

76

l

108

CR

13

CR

13

12 M

77

m

109

HT

9

HT

9

13 N

78

n

110

,

44

,

44

14 O

79

o

111

:

58

:

58

15 P

80

p

112

#

35

LF

10

16  Q 81 q 113 - 45 - 45 
17  R 82  r 114 .  46  .  46 
18 S

83

s

115

$

36

$

36

19 T

84

t

116

/

47

/

47

20  U  85  u 117 +  43  “  34 
21 V

86

v

118

%

37 |

124

22 W

87

w

119

*

42

*

42

23  X  88  x 120 =  61  (  40 
24  Y 89 y 121 ^ 94 ) 41 
25 Z

90

z

122

pl ?

63

26  space 32 space 32 space 32  {  123 
27

ll

as

ll }

125

28

ml

ml

al ‘

39

29

ps

ps

ps

al

al

=英大文字サブモードへの切換え

  ml=混合サブモードへの切換え

as

=英大文字サブモードへの一語切換え

  pl=記号サブモードへの切換え

ll

=英小文字サブモードへの切換え

  ps=記号サブモードへの一語切換え

注記  上のキャラクタの欄に,隣の ASCII の欄に示しているバイト値に対する GLI 0 及び ECI 000003 の規定の解釈

を示す。表の各項目には,コード語の半分,すなわち 0∼29 の範囲の値を示す(5.4.2.2 参照)

5.4.2.2

テキスト圧縮モードによる符号化の圧縮規則

テキスト圧縮モードでは,対のデータキャラクタが,一つのコード語の中で表現される。データキャラ

クタに割り当てる値 0∼29(すなわち 30 進法)を,

表 に示す。30 進法対応値の各対では,最初又は左の

値に上位の値,例えば,を指定し,もう一方に下位の値,例えば,を指定する。

符号化する PDF417 コード語を,次の式に示す。


15

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

d  =  h×30+

ここに,は,4.1 で定義している。

この式は,

テキスト圧縮モード内の一語切換え及び切換用の 30 進法対応値にも適用しなければならない。

適切な切換え及び一語切換値は,サブモード間で用いなければならない。もし,キャラクタ列の符号化の

結果,偶数個の 30 進法対応値にならない場合には,5.4.2.4 を参照し,対応する機能を用いる。

次の例は,テキスト圧縮モードによる圧縮方法である。

例  符号化するデータ:PDF417

表 6−テキスト圧縮符号化の例

キャラクタ対

h l  h×30+l

コード語

PD 15

3

15×30+3 453

ml 5

28

5×30+28 178

41 4

1

4×30+1 121

ps 7

29

7×30+29 239

注記 1  ml(混合サブモードへの切換え)は,数字キャラクタを符号化するためにサブモードを切り

換えるときに用いる。

注記 2  ps は,この例では,埋め草値として用いており,他の一語切換値及び切換値を用いることが

できる(5.4.2.4 参照)

データ PDF417 は,453,178,121 及び 239 のコード語で表す。

5.4.2.3

テキスト圧縮サブモードの切換え:切換え及び一語切換えの機能

サブモード一語切換えは,テキスト圧縮サブモードから他のモードへ,一つのデータキャラクタ分だけ

切り換えるときに用いなければならない。それに続くコード語では,一語切換えの直前に用いていたサブ

モードに戻る(ただし,埋め草として ps を用いた場合を除く。5.4.2.4 参照)

。一語切換機能を,次に示す。

−  ps=記号サブモードへの一語切換え

−  as=英大文字サブモードへの一語切換え

サブモード切換えは,テキスト圧縮サブモードから他のモードへ切り換えるときに用いるが,新しいサ

ブモードは,直接,別の切換え又は一語切換えを用いるまで有効となる。切換機能を,次に示す。

−  al=英大文字サブモードへの切換え

−  ll=英小文字サブモードへの切換え

−  ml=混合(数字及び他の記号)サブモードへの切換え

−  pl=記号サブモードへの切換え

各テキスト圧縮サブモード内では,限定された切換機能及び一語切換機能を用いることができる。用い

ることができる機能を,

表 に示す。表 にテキスト圧縮サブモード間の切換えを表形式で示し,図 

概略図形式で示す。

注記  サブモード切換えの場合には,その後ろに別のサブモード切換え又はサブモード一語切換えを

続けることができるが,サブモード一語切換えの場合には,後ろに,サブモード一語切換えも,

サブモード切換えも続けることはできない。


16 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

表 7−テキスト圧縮サブモード変遷表

目的のサブモード

元のサブモード

英大文字

英小文字

混合

記号

英大文字

ll

ml

ps

英小文字

as

ml

ps

混合

al

ll

ps

pl

記号

al

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

図 6−テキスト圧縮サブモードの切換え

5.4.2.4

テキスト圧縮モードで埋め草を用いるための手法

テキスト圧縮のキャラクタ列が偶数個の 30 進法対応値にならない場合は,キャラクタ列の終わりに埋め

草を追加する。

表 に例を示す。テキスト圧縮モードには,特別なヌル関数はない。したがって,次の事

例に示す手法に従って,サブモード一語切換え又はサブモード切換えを用いる。

事例は,次のとおり。

a)

キャラクタ列が,データの終わりまで続いているか又はテキスト圧縮モードのキャラクタ列の後ろに,

他の圧縮モードへの切換機能が続いている場合には,埋め草として任意のサブモード一語切換え又は

任意のモードからコード語 900 で切換え

サブモード切換え

サブモード一語切換え

ll =

英小文字サブモードへ切換え

ps =

記号サブモードへ一語切換え

ml =

混合サブモードへ切換え

as =

英大文字サブモードへ一語切換え

al =

英大文字サブモードへ切換え

pl =

記号サブモードへ切換え

ll 

as

ll 

al

al

ml

ml

ps

ps

pl

ps 

英大文字

英小文字

混合

記号


17

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

サブモード切換えを用いることができる。

b)

テキスト圧縮モードのキャラクタ列の後ろに,バイト圧縮モードのキャラクタを一つだけ符号化する

ためのバイト一語切換え(コード語 913)が続いている場合は,バイト圧縮への一語切換えの前に用

いていたテキスト圧縮サブモードに従って,次の二つの手法を用いることができる。

1)

テキスト圧縮サブモードが句読点以外の場合で,同じテキスト圧縮サブモードに復帰させる目的の

符号化のときは,30 進法対応値の 29 (ps)  を用いる必要があり,復号器は,直前に ps が先行するコ

ード語 913 を無視する。

2)

テキスト圧縮サブモードが句読点の場合は,30 進数対応値の 29 (al)  を用いる。復号器は,英大文

字サブモードに戻れるよう,al を無視してはならない。

5.4.2.5

テキスト圧縮モードからの切換え

テキスト圧縮モードは,

シンボルの終わり又は次に示している任意のコード語によって終了してもよい。

− 900(テキスト圧縮モード切換え)

− 901(バイト圧縮モード切換え)

− 902(数字圧縮モード切換え)

− 924(バイト圧縮モード切換え)

− 928(マクロ PDF417 制御ブロックの先頭)

− 923(マクロ PDF417 任意領域の先頭)

− 922(マクロ PDF417 の終端)

最後の三つのコード語は,

マクロ PDF417 シンボルのマクロ PDF417 制御ブロック内でだけ現れる

5.13.1

参照)

。また,テキスト圧縮モードは,予約コード語がある場合にも関連する(5.4.6 参照)

復号器は,テキスト圧縮モードの場合にコード語 913(バイト圧縮モード一語切換え)を確認すると,

コード語 913 に続くコード語を単一のバイナリバイトとして復号し,そのあと,テキスト圧縮モードに戻

る。復号器が復帰するサブモードは,コード語 913 の前に有効で,直前に切り換えたサブモードである。

コード語 913 の直前の ps サブモード一語切換えは無視する。

復号器は,テキスト圧縮モードの場合にコード語 900(テキスト圧縮モード切換え)を確認すると,英

大文字サブモードに再初期化する。

5.4.3

バイト圧縮モード

バイト圧縮モードは,8 ビットのバイト列を,コード語の列に符号化することを可能にする。この符号

化は,256 進法から 900 進法への変換によって実行し,5 コード語に対して 6 バイトの圧縮比  (1.2 : 1)  を

達成する。

すべてのキャラクタ及びその値(0∼255)を,

附属書 に示す。このキャラクタ及びその値は,図形文

字及び制御文字として解釈しなければならない。拡張チャネル解釈 (ECI) が実施される(5.5 参照)

,この

解釈は,ECI 000003(5.5.2 参照)として定義できる。

注記  初期の PDF417 仕様では,初期キャラクタセットは,ECI 000002(MS-DOS オペレーティング

システムのコードページ)と一致していた。128 未満のバイトキャラクタ値の解釈は変化せず,

PDF417 の印刷及び読取りの機器動作にも影響しない。127 を上回るバイトキャラクタ値を用い

る,新しいアプリケーションでは,現在のシステムと広い互換性を得るために,ECI 000003 の

初期解釈をするのが望ましい。127 を上回る値を利用した既存のアプリケーションでは,前の

とおりにデータの処理及び符号化をしてもよい。127 を超える値について,初期解釈に依存し

ているアプリケーションで,この初期解釈を用いていることを通知したいときは,ECI 000002


18 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

を明示的に符号化してもよい。

5.4.3.1

バイト圧縮モードへの切換え

テキスト圧縮モード又は数字圧縮モードからバイト圧縮モードに切り換えるときは,次に示しているコ

ード語の一つを用いなければならない。

モード切換 924 は,符号化しようとするバイト圧縮キャラクタの総数が 6 の整数倍の場合に用いなけ

ればならない。

モード切換 901 は,符号化しようとするバイト圧縮キャラクタの総数が 6 の整数倍でない場合に用い

なければならない。

モード一語切換 913 は,バイト圧縮キャラクタを一つだけ符号化する必要がある場合に,コード語 901

の代わりに用いることができる。

5.4.3.2

モード一語切換 913 を用いた単一のバイト圧縮キャラクタを符号化するときの圧縮規則

単一のバイト圧縮キャラクタを符号化するときは,

附属書 に定義しているコード語を 10 進数対応値

(0∼255)のキャラクタにしなければならない。

5.4.3.3

モード切換 924 又は 901 を用いてバイト圧縮文字列を符号化するときの圧縮規則

バイト圧縮キャラクタデータを符号化するときは,次の手順に従わなければならない。

a)

バイト圧縮キャラクタの総数を確定する。

b)

完全に 6 の倍数になっている場合は,モード切換 924 を用いなければならない。それ以外は,モード

切換 901 を用いなければならない。

c)

バイト圧縮キャラクタ列を,左から右(最上位から最下位の文字)に向かって,6 キャラクタずつの

列に分割する。6 キャラクタに満たない場合には,手順 g)  に進む。

d)

バイト圧縮モードで符号化しようとする 6 データバイトの 10 進数を,b

5

∼b

0

として割り付ける(ただ

し,b

5

は最初のデータバイト)

e) 256

進法から 900 進法への変換を実行し,五つのコード語列を作る。

附属書 には,そのアルゴリズ

ムを定義し,処理した例を示している。

f)

必要に応じて,手順 c)  から繰り返す。

g)

モード切換 901 を用いるとき,最後のグループのバイト圧縮キャラクタ数は 6 未満であるが,この場

合,このグループに対するコード語列は,

附属書 で定義している各バイト圧縮キャラクタの 10 進

数対応値(0∼255)の列でなければならない。

注記  モード切換 901 に基づくバイト圧縮モードの場合は,符号化の対象になるバイトの総数が 6 の

倍数ではないと想定している。バイト圧縮モード符号化をしようとするバイトの数が偶然 6 の

整数倍になっている場合には,901 又は 924 のいずれかのバイト圧縮切換えを符号化しなけれ

ばならず,これらの符号化規則に従って,正確に符号化して,シンボル中の任意の位置に置か

れる。例えば,924 のコード語を第 1 又は第 2 のコード語として認識すると,それに続くバイ

ト圧縮モードのコード語列は,6 の倍数のバイトを符号化しているものとみなす。対照的に,

901 は,バイト圧縮モードのコード語列が二つの部分に分割され,いずれの部分も,6 の倍数の

バイトを符号化することはない,任意の位置に置くことができる。

追加して,テキスト圧縮モード又は数字圧縮モードによる符号化が必要な場合は,適切な切換キャラク

タを用いなければならない(5.4.1.1 参照)

5.4.3.4

バイト圧縮モードからの切換え

バイト圧縮モードは,シンボルの終わり又は次に示している任意のコード語によって終了してもよい。


19

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

− 900(テキスト圧縮モード切換え)

− 901(バイト圧縮モード切換え)

− 902(数字圧縮モード切換え)

− 924(バイト圧縮モード切換え)

− 928(マクロ PDF417 制御ブロックの先頭)

− 923(マクロ PDF417 任意領域の先頭)

− 922(マクロ PDF417 の終端)

最後の三つのコード語は,マクロ PDF417 シンボルのマクロ PDF417 制御ブロックの中でだけ現れる

5.13.1 参照)

。また,バイト圧縮モードは,予約コード語がある場合にも関連する(5.4.6 参照)

バイト圧縮モード中に,コード語 901 又は 924 を用いることによって,再びバイト圧縮モードを呼び出

すと,5.4.3.3 に示すバイト圧縮モードが,バイト圧縮キャラクタを六つずつ区切る機能を終了し,新たな

区切りを開始する。この手順は,拡張チャネル解釈 (ECI) 指定番号の符号化を要求するときに必要になる

ことがある(5.5.3.2 参照)

バイト圧縮モードの復号処理中は,バイト圧縮モードがコード語の 901 又は 924 のどちらで呼び出され

たかによって,コード語の最終グループの処理が異なる。

コード語 924 によってバイト圧縮モードが呼び出された場合は,圧縮モード内のコード語の総数は 5 の

倍数でなければならない。これに当てはまらない場合には,シンボルは無効である。5 コード語のグルー

プは,すべて 6 バイトのグループに復号する。

コード語 901 によってバイト圧縮モードが呼び出された場合は,最終グループのコード語を圧縮するこ

となく,コード語当たり 1 バイトとして直接解釈する。したがって,最後のグループが五つのコード語で

構成していれば,そのグループは,6 バイトではなく,5 バイトと解釈する。

5.4.4

数字圧縮モード

数字圧縮モードは,数字の列を 10 進法とみなし,900 進法に変換することによってデータを圧縮する方

法であり,長い数字列の符号化に用いることが望ましい。数字圧縮モードによって,コード語当たり最大

2.93 けたの数字を符号化する。

5.4.4.1

数字圧縮モードへの切換え

テキスト圧縮モード又はバイト圧縮モードの中では,モード切換 902 を用いて,数字圧縮モードを呼び

出してもよい。

5.4.4.2

連続的な数字の長い文字列を符号化するときの圧縮規則

数字データを圧縮するときには,次の手順を用いなければならない。

a)

数字の文字列を 44 けたのグループに分割する。最後のグループは 44 けたに満たない場合がある。

b)

各グループについて,最上位の位置に数字の 1 を付加し,先頭のゼロが失われないようにする。

例  元のデータ 00246812345678

手順 b)  の後のデータ

1  00246812345678

注記  先頭の数字 1 は,復号アルゴリズムの中で取り除く。

c) 10

進法から 900 進法への変換を実行する。

附属書 に,このアルゴリズムを規定し,処理例を示す。

d)

必要に応じて,手順 b)  から繰り返す。

次の規則を用いて,数字圧縮モードでの正確なコード語数を求めることができる。

− 44 けたのグループは,15 のコード語に圧縮する。

− 44 けたに満たない数字を含むグループについては,次の数式によってコード語数を計算することがで


20 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

きる。

コード語数=INT(けた数/3)+1

例  数字 28 けたの場合

INT (28/3)+1=9+1=10  コード語

5.4.4.3

数字圧縮モードからの切換え

数字圧縮モードは,シンボルの終わり又は次に示している任意のコード語によって終了してもよい。

− 900(テキスト圧縮モード切換え)

− 901(バイト圧縮モード切換え)

− 902(数字圧縮モード切換え)

− 924(バイト圧縮モード切換え)

− 928(マクロ PDF417 制御ブロックの先頭)

− 923(マクロ PDF417 任意領域の先頭)

− 922(マクロ PDF417 の終端)

最後の三つのコード語は,マクロ PDF417 シンボルのマクロ PDF417 制御ブロックの中でだけ現れる

5.13.1 参照)

。また,数字圧縮モードは,予約コード語がある場合にも関連する(5.4.6 参照)

数字圧縮モード中にコード語 902 を用いることによって,再び数字圧縮モードを呼び出すと,5.4.4.2 

示す,数字圧縮モードによる区切り機能を終了して,新たな区切りを開始する。この手順は,拡張チャネ

ル解釈 (ECI) 指定番号の符号化を要求するときに必要になることがある(5.5.3.4 参照)

数字圧縮モードの復号処理において,900 進法から 10 進法への変換の結果は,最上位の数字が“1”に

なっていなければならない。結果が“1”で始まっていない場合には,シンボルを無効として処理する。先

頭の“1”を取り除くと元の数字になる。

5.4.5

適切な圧縮モードを選択するには

PDF417 シンボルの印刷及び読取りに対する基本的な処理機能のすべては,テキスト圧縮,バイト圧縮

及び数字圧縮の 3 種類のモードに対応していなければならない。テキスト圧縮の初期設定文字集合を,

5

に示す。バイト圧縮の初期設定文字集合を,

附属書 に示す。標準的な ASCII 文字ファイルを符号化す

る場合は,通常,バイト圧縮モードよりもテキスト圧縮モードの方が効率的である。その理由は,ASCII

キャラクタ値の 9,10,13 及び 32∼126 の圧縮度が高いからである。

長い数字列には,数字圧縮モードを用いることが望ましい。

コード語数を最小に抑えるためのモード間のアルゴリズムを,

附属書 に示す。

5.4.6

PDF417

予約コード語の処理

5.4.6.1

概要

オープンシステムで用いる目的の PDF417 シンボルでは,この規格で予約コード語(5.4.1 参照)と規定

しているものは,どれも用いないほうがよい。ただし,復号機器は,5.17.4 に示す拡張表記を用いて,予

約コード語の伝送に対応することが望ましい。また,復号機器には,予約シンボルを無効として処理する

選択肢をもたせてもよい。例えば,基本チャネルモードでの動作がこれに当てはまる。

受信システムでは,予約コード語に対する新しい定義をあらかじめ認識していない限り,予約コード語

を用いている拡張表記を含むデータを,無効にすることが望ましい。

5.4.6.2

将来的な予約コード語の作成法

この規格の今後の改正で定義する新しい機能コード語は,どのような場合でも,改正以前に存在する機

器との互換性を確保するよう,符号化の規則を規定しなければならない。特に,次の条件を満たしていな


21

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

ければならない。

−  新しい注目すべきコード語を符号化するときには,新しい圧縮モードコード語とは対照的に,すぐ後

ろに適切な圧縮モード切換えを続けるようにする。あとに続くデータコード語が,一連の解釈されな

い拡張コード語としてではなく,解釈されてバイト列として伝送されるようにするためである。この

方法によって,旧の PDF417 規格及び新しい PDF417 規格の両方に対応している復号機器によって,

望ましい結果が得られる。

−  受信システムでは,文字集合などの符号化拡張チャネル解釈 (ECI) の前に,拡張チャネル解釈 (ECI)

復号器が通知的拡張チャネル解釈 (ECI),すなわちマクロ制御ブロック及び解釈されない拡張コード

語を処理する。したがって,符号器は,次のように動作の順序を考慮する必要がある。

a)

マクロ制御ブロック拡張チャネル解釈 (ECI) は,適切な順序で完全なバイト列を組み立てるときに

用いる。

b)

拡張データコード語は,新しい圧縮モード又は通知的拡張チャネル解釈 (ECI) の規則に従って,拡

張チャネル解釈 (ECI) 復号器によって変換され,その結果,出力されたデータバイトを,バイト列

内の適切な位置に挿入する。

c)

最後に,文字集合とその他の拡張チャネル解釈 (ECI) とを,バイト列結果に適用する。

5.5

拡張チャネル解釈

拡張チャネル解釈 (ECI) 手順によって出力されたデータ列は,規定値の文字集合とは異なる解釈をもつ

ことができる。ECI 手順は,PDF417 を含む多くのシンボル体系に対し,同じ内容で定義される。ECI は,

AIM Global, Inc.によって発表された。

注記  最初は,グローバルラベル識別子 (GLI) と呼ばれるシンボル体系特定の仕様が,PDF417 に定

義されていた。ECI の符号化と復号化とは,初期の PDF417 GLI の仕様と同じである。ただし,

初期の PDF417 GLI 仕様に従って復号されたメッセージの伝送手順は,ECI からの伝送手順と

は異なる。また,マクロ PDF417 での ECI 使用法の解釈にも相違がある。この規格が初期及び

現在の手順を認めることによって,古い機器と新しい機器とが共存し続けることができる。

PDF417 でサポートする解釈を大別すると,次の五つになる。

a)

文字集合(又はコードページ)

b)

はん用解釈,例えばデータ暗号化及びデータ圧縮(シンボル体系の圧縮モードとは異なる。

c)

閉鎖型システム用利用者定義の解釈

d)

マクロ PDF417 用制御情報の伝送

e)

解釈されない PDF417 コード語の伝送

拡張チャネル解釈手順のメッセージは,AIM Inc. International Technical Standard : ITS/04-001,パート

1 にすべて明記されている。手順では,印刷前及び復号後のバイト値の特殊な解釈を指定するための一貫

した方法を規定している。

拡張チャネル解釈 (ECI) は,PDF417 シンボルで符号化された,指定された 3 種類のコード語の一つと,

そのあとに続く一つ又は二つのコード語によって,6 けたの数字で識別する(5.5.1 参照)

特定の ECI は,圧縮モードの規則に従って符号化したメッセージの,どの位置ででも呼び出すことがで

きる(5.5.3 参照)

ECI 手順は,シンボル体系識別子を伝送できる復号器の場合にだけ用いることができる(5.17.5 参照)。

シンボル体系識別子を伝送できない復号器の場合は,ECI を含むどのようなシンボルからも,エスケー

プシーケンスを確実に伝送することはできない。


22 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

5.5.1

ECI

指定番号の符号化

ECI は,5.5.3 に示す条件に従って,データ列のどこからでも呼び出すことができる。一度 ECI を呼び出

すと,どの圧縮モードにも切換えできる。用いる圧縮モードは,符号化される 8 ビットのデータ値で厳密

に決定し,起動中の ECI には依存しない。例えば,範囲 48∼57(10 進数)の列は,その列が数字として

解釈できなくても,数字圧縮モードの場合に最も効率的に符号化される。

ECI 指定番号は,927,926 又は 925 のコード語によって始まる 3 種類の ECI コード語列の一つによって

符号化される。ECI 指定番号の符号化には,一つ又は二つの追加コード語が用いられる。符号化の規則を,

表 に示す。

表 8ECI 指定番号の符号化

ECI 指定番号

コード語列

コード語

範囲

C

0

 927

000000∼000899

C

1

 ECI_no  C

1

=(0∼899)

C

0

 926

C

1

 ECI_no

div 900 - 1

C

1

=(0∼899)

000900∼810899

C

2

 ECI_no

mod 900

C

2

=(0∼899)

C

0

 925

810900∼811799

C

1

ECI_no - 810 900

C

1

=(0∼899)

注記 1 ECI_no は,ECI 指定番号である。

PDF417 には,811 800 の設定可能な ECI 指定番号がある。

注記 2  符号化方法は,PDF417 の初期の仕様で利用できた GLI 手法と同じで,AIM USA (1994)  及び

AIM Europe (1994)  の仕様に組み込まれている。

次に,符号化の例を示す。

ECI=013579

コード語:[926] [(13 579 div 900) - 1] [13 579 mod 900]

=[926] [15 - 1] [79]

=[926] [14] [79]

5.5.2

事前指定された拡張チャネル解釈

次の ECI(ECI 000000∼ECI 000003)は,PDF417 を含む,既存のシンボル体系と互換性を保つために,

事前に割り当てられている。

− ECI

000000(初期の GLI 0 と等しい。)は,初期の PDF417 規格に従う符号器の,既定の符号化法を表

している。

− ECI

000001(初期の GLI 1 と等しい。)は,JIS X 0201 (ISO/IEC 646 : 1991)  国際標準版(ANSI X3.4

と等しい。

)と同じ 0∼127 のキャラクタ,及び ISO/IEC 8859-1 と同じ 128∼255 のキャラクタで,数

多くのシンボル体系の GLI 符号化法を表している。

注記 ECI

000000(GLI 0 に対応)と ECI 000001(GLI 1 に対応)とは,マクロ PDF417 シンボルセ

ットの符号化した各シンボルの先頭に,GLI 0 復帰の手続を必要とする。この手続は,他の

拡張チャネル解釈 (ECI) では用いない。

− ECI

000002 には,GLI 0 復帰の手続を除いて ECI 000000 と同じコード表がある。

− ECI

000003 には,GLI 0 復帰の手続を除いて ECI 000001 と同じコード表がある。ECI 000003 は,この


23

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

規格に適合した符号器のための標準の符号化手法である。

ECI 000000 及び ECI 000001 は,利用者に定義された ECI を除き,他の ECI でセットされた PDF417 シ

ンボル又はマクロ PDF417 シンボルの中で,符号化してはならない。ECI 000002 及び ECI 000003 は,それ

ぞれ互換性をもつ選択肢を ECI 000000 及び ECI 000001 に提供する。ECI 000000 及び ECI 000001 は,新し

いアプリケーションの中で,用いてはならない。

5.5.3

圧縮モード内での ECI シーケンスの符号化

符号化の一般的な原理では,元データバイト列に ECI を適用してバイト列を変更し,シンボル体系の圧

縮モードを用いて効率化を図り,変更されたバイト列を PDF417 シンボルの中に符号化する。ECI 符号化

及びシンボル体系圧縮仕様は,処理過程の独立した二つの論理層を形成する。

通常,ECI 指定と圧縮モードとは混在するが,幾つかの組合せでは,非論理的な動作又は不確実な動作

が生成されることがある。次の項では,ECI エスケープシーケンスの有効な配置指定による,明確な ECI

の組込方法を定義する。

5.5.3.1

ECI

及びテキスト圧縮モード

ECI エスケープシーケンスは,テキスト圧縮モード内の任意の位置に設定できる。ECI エスケープシー

ケンスの直前に呼び出したサブモードは,その直後の符号化のために保持される。したがって,サブモー

ド切換え及びサブモード一語切換えは,ECI エスケープシーケンスをまた(跨)いで保持するので,ECI

エスケープシーケンス直前のサブモード一語切換えは無視されない。

5.5.3.2

ECI

並びにモード切換 924 及び 901 を用いるバイト圧縮モード

バイト圧縮モードで,モード切換 924 を用いて符号化すると,符号器は,コード語 924 の直後又はコー

ド語 924 の後ろで五つのコード語ごとに区切った任意の境界にだけ,ECI エスケープシーケンスを配置で

きる。これは,復号されたバイト列の中で,エスケープシーケンスの明確な位置を復号器へ与えるのに必

要である。

バイト圧縮モードの 924 バージョンで,五つのコード語グループの後ろに ECI エスケープシーケンスが

ある場合,復号器はエスケープシーケンス前のコード語とともに六つのデータバイトを出力し,エスケー

プシーケンスを出力し,

更にバイト圧縮モードで復号するためのコード語の収集を続けなければならない。

復号器が,これらの規定された位置以外で ECI エスケープシーケンスを見つけた場合,そのシンボルは無

効として扱わなければならない。

バイト圧縮モードでモード切換 901 を用いて符号化する場合,ECI エスケープシーケンスを次の位置に

配置できる。

−  コード語 901 の直後

−  6 バイトを符号化している五つのコード語セットの直後

−  シーケンスの終わりにつながっている,任意の単一バイトコード語の直後

注記  復号器は,ECI エスケープシーケンスが五つのコード語セットに続いているという理由だけ

で,その五つのコード語が 6 バイトを符号化しているとみなすことはできない。その理由は,

長さ 6N+5(N は,整数)の入力列の場合,最後にある五つのコード語セットは,一つのコ

ード語当たり 1 バイトで 5 バイトしか符号化していないからである。したがって,復号器は,

5.4.3.4

に定義したように 901 モードの終端位置を判断するために,ECI エスケープシーケン

スを過ぎて,シンボルの走査を進めなければならない。この 901 モードの終端情報に基づき,

五つのコード語グループがどのように符号化されているか,判断することができる。

図 は,バイト圧縮モードで符号化するときの,ECI エスケープシーケンスの有効な位置を示す。復号


24 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

器は,五つのコード語グループの中で,ECI エスケープシーケンスを見つけた場合,そのシンボルを無効

としなければならない。

[901]◆□□□□□◆□□□□□◆□◆□◆□◆□◆□◆

[924]◆□□□□□◆□□□□□◆

5 コード語グループ

5 コード語グループ

ここに, □  =  バイト圧縮モードのコード語 

◆ = ECI エスケープシーケンスの有効な位置

図 7−バイト圧縮モードの ECI エスケープシーケンスの有効位置

5.5.3.3

ECI

及びモード一語切換 913 を用いるバイト圧縮モード

バイト圧縮モードで,モード一語切換 913 を用いて符号化するとき,ECI エスケープシーケンスを次の

ように配置できる。

−  コード語 913 の直前

−  コード語 913 の直後

−  コード語 913 の後ろに続くコード語の直後

最初の二つの場合は,ECI エスケープシーケンスが符号化されたバイトの前に出力され,最後の場合は,

エスケープシーケンスが符号化されたバイトの後に出力される。

5.5.3.4

ECI

及び数字圧縮モード

ECI エスケープシーケンスは,数字圧縮モード(5.4.4.2 参照)で生成されるコード語グループの内部に

配置してはならない。ECI エスケープシーケンスは,数字圧縮モードの領域内では,

(通常は)15 コード

語のグループ間の境界にだけ,配置することができる。この配置は,復号された数字列の中で,復号器に

エスケープシーケンスの明確な位置を与えるために必要である。

したがって,ECI エスケープシーケンスは,次の位置にだけ配置することができる。

−  コード語 902 の直後

− 15 番目のコード語の後ろ

− 30 番目のコード語の後ろ

−  その他[15 コード語グループの境界部(45 番目,60 番目など)

符号器が,15 コード語の倍数にならない位置に ECI エスケープシーケンスを配置する必要がある場合,

5.4.4.2

の手順 b)  で定義したように,ECI の前にある数字のブロックを完結したものとして処理しなけれ

ばならない。符号器は,別のコード語 902 を ECI エスケープシーケンスの直後に配置して,数字圧縮モー

ドを再度呼び出さなければならない。

復号器が ECI エスケープシーケンスを前に定義した境界部の一つで見つけた場合,エスケープシーケン

ス(もしあれば)の前にコード語と関連するデータバイトを出力しなければならず,その後エスケープシ

ーケンスを出力し,更に数字圧縮モードで復号化するためにコード語の収集を続けなければならない。復

号器は,これらの規定された位置以外で ECI エスケープシーケンスを見つけた場合,そのシンボルを無効

としなければならない。


25

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

5.5.3.5

ECI

の組合せ

ECI エスケープシーケンスの符号化に用いるコード語以外のコード語が,間に配置されない限り,一つ

の ECI を有効に配置できる位置のとき,どの位置にでも二つ又はそれ以上のエスケープシーケンス(例え

ば,指定番号)を配置することができる。

5.5.4

復号後の手順

ECI データを伝送するための手順を 5.17.2 に規定する。ECI を伝送するときは,シンボル体系識別子

5.17.5 参照)を用意し,適切な前置文字として伝送しなければならない。

5.6

コード語列の決定

符号化の過程では,次に定義するコード語の列を生成する。

d

n

1

 ... d

0

ここに,  d=シンボル長記述子及びすべての機能コード語を含むデータコード語

 

n=誤り訂正コード語を除く,シンボル長記述子を含むデータコード語

の総数

シンボル長記述子は,最初のデータコード語でなければならず,d

n

1

と表す。シンボル長記述子の値は,

データコード語の総数 と等しくなければならず,この数にはシンボル長記述子自体も含めなければなら

ないため,1∼926 の範囲の値にしなければならない。

符号化の過程で,コード語の列が確立される。元のデータ自体のように,最上位データは,最初に現れ

なければならない。例えば,テキスト及び数字データは,左から右へ読まれる。コード語の列では,符号

化されたデータを含む最上位データコード語を d

n

2

として表さなければならない。最後のデータコード語

(又は,埋め草コード語)は,d

0

として表す。

行及び列のシンボルマトリックスの決定に用いる手順(5.9.2 参照)では,データコード語列の最後に,

末尾埋め草コード語を追加できる。

5.7

誤りの検出及び訂正

各 PDF417 シンボルは,少なくとも二つの誤り訂正コード語を含んでいる。誤り訂正コード語には,誤

りの検出及び訂正の両方の機能がある。

5.7.1

誤り訂正レベル

PDF417 シンボルの誤り訂正レベルは,シンボル作成のときに選択することができる。表 は,各誤り

訂正レベルに対する誤り訂正コード語の数を示す。

表 9−誤り訂正レベル及び誤り訂正コード語

誤り訂正レベル

誤り訂正コード語の総数

0 2 
1 4 
2 8 
3 16 
4 32 
5 64 
6 128 
7 256 
8 512


26 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

5.7.2

誤り訂正能力

誤り訂正機能を用いて,ラベルの欠陥及び復号手順での誤読を補うことができる。誤り訂正レベルを指

定すると,PDF417 シンボルに,特定の数の誤り訂正コード語が組み込まれる。用いている誤り訂正コー

ド語のアルゴリズムによって,次の 2 種類の誤りを修復することができる。

消失誤り  既知の箇所で,欠けているか又は復号化不能なコード語

代入誤り  不明の箇所で誤って復号化されたコード語

誤り訂正法では,消失を修復するときには一つ,及び代入誤りを修復するときには二つの誤り訂正コー

ド語が必要になる。誤り訂正レベルに従って,次の数式を満足するような組合せで,代入誤りと消失とを

修復することができる。

2

2

2

1

+

+

s

f

l

ここに,

l

L

の小文字)は消失誤りの数,

f

は代入誤りの数,及び

s

は訂正レベルとする

  (

4.1

)

なお,大部分の誤り訂正能力を消失誤りの修復に用いた場合,誤りが検出されない可能性が増す。この

ため,

s

0

(誤り訂正レベル

0

)の場合を除き,訂正する誤りが

4

個より少ない場合は,次のように,誤

り訂正能力を下げた方がよい。

3

2

2

1

+

+

s

f

l

ここに,

l

L

の小文字)は消失誤りの数,

f

は代入誤りの数,及び

s

は訂正レベルとする

  (

4.1

)

誤り訂正レベル

3

PDF417

シンボルには

16

個の誤り訂正コード語が含まれており,そのうち最

14

個を用いて,代入誤りと消失を修復することができる。それらのコード語によって,最大

13

個の消失若しくは最大

7

個の代入誤りを修復するか,又は上記の数式に従い,消失

l

L

の小

文字)個と代入誤り

f

個とを任意に組み合わせて修復することができる。

表 10 に,用いることが

可能な組合せを示す。

表 10−誤り訂正レベル で使用可能な誤り訂正の組合せ

修復された代入誤り

修復された消失

組合せを決定する式

0 13 又はそれ以下 
1 11 又はそれ以下 
2 9 又はそれ以下 
3 7 又はそれ以下

3

2

2

1

+

+

s

f

l

 
(誤り数<4)

4 6 又はそれ以下 
5 4 又はそれ以下 
6 2 又はそれ以下 
7 0

2

2

2

1

+

+

s

f

l

 
(誤り数≧4)

5.7.3

誤り訂正コード語の定義

誤り訂正コード語を定義するときは,次の

2

段階の手順を実行しなければならない。

a

)

誤り訂正レベルを選択する。これは,利用者又はアプリケーションによって定義する任意選択であり,

附属書 に示す。

b

)

誤り訂正コード語を生成する。この手順は,5.10 に示す一連の規則に従う。この手順は,埋め草コー

ド語(5.9.2 参照)を含め,すべてのデータコード語が定義されるまで用いることはできない。

注記

5.3

5.95.13 及び 5.14 で規定する手順は,利用者にとって重要な内容である。5.105.11 及び

5.15

で規定する,より技術的な手順は,利用者が決定することなく,電子的に実行されること


27

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

が多い。

5.8

シンボルの大きさ

PDF417

シンボルは,次に示した大きさの条件に適合していなければならない。

5.8.1

モジュールの最小幅

  (

X

)

モジュールの最小幅は,シンボルの作成及び読取りに用いる機器の有無を十分に考慮し,運用上の基本

的な必要条件に合わせ,適用業務の仕様によって決定する必要がある。

モジュールの幅は,一つのシンボル全体で一定でなければならない。

注記

現在のバーコードシンボル品質測定規格(例えば,ISO/IEC 15415)では,シンボル品質の評価

に,寸法の絶対測定を考慮することは要求していない。したがって,これらの規格に基づく場

合は,大きさの最小値の条件に適合しないからといって,それ自体で,シンボルを排除する理

由にしてはならない。

5.8.2

行の高さ

  (

Y

)

少なくとも,誤り訂正推奨最小レベルを指定したシンボルの場合

X

Y

3

誤り訂正推奨最小レベル未満のレベルを指定したシンボルの場合で,X 寸法が小さいときは,行高さを

増やしてもよい(推奨誤り訂正レベルの詳細については,

附属書 を参照)。

5.8.3

クワイエットゾーン

−  水平方向のクワイエットゾーン(PDF417 シンボルの左右)の最小幅:2X

−  垂直方向のクワイエットゾーン(PDF417 シンボルの上下)の最小領域:2X

5.9

シンボル形式の定義

PDF417 シンボルマトリックス,シンボル全体の大きさ及びシンボルの形状は,次の条件によって決ま

る。

a)

モジュール幅,縦横比及び

b)

シンボルマトリックスの行数及び縦列数

PDF417 シンボルを作成するときは,これらのパラメタが,利用者の入力,アプリケーションの条件及

び初期設定の組合せによって選択する。選択の手順では,満足なフォームができるまで,何度でも手順を

繰り返すことができる。

5.9.1

モジュールの縦横比の設定

印刷するモジュールの縦横比は,次の二つの寸法によって設定する。

−  X  最小細バー及び最小細スペースに必要な寸法

−  Y  各行の高さに必要な寸法

これらのパラメタは,利用者又は用途によって定義する。

これらのパラメタの値を決める主要な条件は,

適用業務分野で用いている印刷システム及び走査システムの分解能である。

これらの条件を,

5.14

に示す。

5.9.2

シンボルマトリックスの行及び縦列の設定

シンボルマトリックスを決めるとき,言い換えると,行数 及び縦列数 を決めるときは,次のような,

幾つかの考慮すべき要素がある。

−  符号化するデータの量及び種類

−  シンボル体系の基本的な規則,例えば,行数及び縦列数の範囲を決定する規則など(5.2.1 及び 5.2.2

を参照)

−  シンボルの印刷で用いる物理的なスペース


28 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

−  行が長くなるほど,シンボルの付加情報(スタートキャラクタ,ストップキャラクタ,行指示子及び

クワイエットゾーン用スペース)が少なくなる

−  クワイエットゾーンを含む行の長さは,用途によって指定されるか又は当然の条件になっている走査

線の長さよりも短くなければならない。

−  バーコードリーダの種類。この種類によってシンボルの総体的な縦横比が決まることがある

−  選択した誤り訂正レベル

多くのアプリケーションにとって,シンボルの許容幅は重要な条件であり,縦列数を固定することによ

って,直接,シンボルマトリックスを決定することができる。

附属書 に,シンボルマトリックスの定義

に必要なガイドラインを詳細に示す。

選択した圧縮モードを用いて,元データの符号化が終了すると,シンボル長記述子及び埋め草コード語

を加える前の元データ数 が分かり,行の数,縦列の数及び誤り訂正レベル(これによって,誤り訂正コ

ード語数 が定まる。

)の選択が終わると,次の数式によって,データコード語の総数 を求めることがで

きる。

k

r

c

n

×

=

ここに,ck及び は,4.1 で定義している。

行及び縦列の数の関係で,マトリックスが埋め草コード語(通常は,値 900 を用いる。

)を必要とする状

態になることがある。この状態は,次の場合に発生する。

1

+

m

n

ここに,及び は,4.1 で定義している。

シンボル長記述子は,上記で計算した の値に設定する。したがって,次のようになる。

k

r

c

n

d

n

×

=

=

−1

必要な埋め草コード語数は,(nm)−1 である。

埋め草コード語は,900 の値をもっている必要があり,データコード語列の最下位の位置,言い換える

と,最下位の元データコード語の右側に配置する。ただし,マクロ PDF417 制御ブロックがある場合は,

その前に配置する。次に,この手順の例を示す。シンボル長記述子及び埋め草コード語の挿入以外,コー

ド語列は,元データを符号化したときに出力された,元の状態のままでなければならない。

例  m=246,c=12,r=24 及び k=32 の場合,n=(c×r)−k=(12×24)−32=256 となる。

注記  表記法は,上記に示しているとおり。

シンボル長記述子の値は n=256。

埋め草コード語数=(nm)−1=256−246−1=9。この例の場合,埋め草を行う前のデータコード語は,

数字圧縮モードへの切換え(コード語 902)によって始まり,コード語 423 で終了し,埋め草には,すべ

てコード語 900 が用いられている。シンボル長記述子及び埋め草の追加については,次を参照。

最初のデータコード語列

d

m

1

 ... d

0

コード語 902

423

埋め草後のデータコード語列

d

n

1

 d

n

2

 ... d

9

      d

8

 ... d

0

コード語

256 902 ... 423      900 ... 900

5.10

誤り訂正コード語の作成

誤り訂正コード語は,次に規定している方法を用いて作成する。これらのコード語は,シンボル長記述

子及びすべての埋め草コード語を含め,データコード語全体の値を基にして計算する。

コード語列は,次のように定義する。


29

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

d

n

1

d

n

2

, .... d

0

ここに,d

n

1

はシンボル長記述子である。

シンボルデータの多項式は,次のとおり。

0

1

2

2

1

1

...

)

(

d

x

d

x

d

x

d

x

d

n

n

n

n

+

+

+

+

=

次に,設定されたデータ列及び選択された誤り訂正レベルに対して,誤り訂正コード語が計算される方

法を,数学的に示す。すべての計算は,モジュロ 929 で実行する。

誤り訂正コード語は,シンボルデータ多項式 d(x)  に x

k

を乗じ,生成多項式 g(x)  で除した結果の,剰余

の係数の補数である。負の値は,値が≧0 になるまで 929 を加えることによって,ガロア体 GF (929)  にま

とめる。

誤り訂正レベルに必要とされる誤り訂正コード語 k の係数を計算するときは,次の生成多項式を用いな

ければならない。

)

3

)...(

3

)(

3

)(

3

(

)

(

3

2

k

k

x

x

x

x

x

g

=

k

k

k

x

x

x

x

+

+

+

+

+

=

1

1

2

2

1

0

...

α

α

α

α

ここに,  g

k

(x)=生成多項式,は未知変数

k=誤り訂正コード語の総数

α

j

=生成多項式 g

k

(x)  から計算される の累乗の係数

係数の計算については,

附属書 に例を示している。

附属書 に,各誤り訂正レベルについて,PDF417 シンボルを符号化するときに必要な係数値のすべて

を示している。

誤り訂正コード語は,次に示す表記法を用い,次に定義しているアルゴリズムに従って計算する。

d

i

=データコード語 d

n

1

 ... d

0

E

j

=誤り訂正コード語 E

k

1

 ... E

0

α

j

=生成多項式から計算される の累乗の係数(詳細については上記の説明文,値については

附属書 を参照)

t

1

t

2

t

3

=一時変数

アルゴリズムは,次のとおり。

1.

データコード語列 d

n

1

d

n

2

 ... d

0

を識別する。

2.

誤り訂正コード語 E

0

, ..., E

k

1

を 0 の値に初期設定する。

3.

各データコード語 d

i

d

n

1

 ... d

0

について,次の計算を行う。

BEGIN

t

1

=(d

i

E

k

1

mod 929

各誤り訂正コード語 E

j

E

k−1

 ... E

1

について,次の計算を行う。

BEGIN

t

2

=(t

1

×α

j

mod 929

t

3

=929−t

2

E

j

=(E

j

1

t

3

mod 929

END

t

2

=(t

1

×α

0

mod 929

t

3

=929−t

2

E

0

t

3

 mod 929


30 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

END

4.

各誤り訂正コード語,E

j

E

0

 ... E

k

1

について,補数を計算する。

BEGIN

if E

j

≠0 then

E

j

=929−E

j

 

endif

END

誤り訂正コード語計算の例については,

附属書 を参照。

このほか,除算回路を用いて誤り訂正コード語を作成する方法がある。その方法については,

附属書 R

を参照。

5.11

下位レベルの符号化

下位レベル符号化では,シンボルマトリックスが確定していれば,コード語が,対応するシンボルキャ

ラクタ(バー  スペース列)に変換する。

図 に,PDF417 シンボルについて,各データコード語,誤り訂正コード語及び行指示子に対応する位

置を,概略図で示す。

L

1

d

n

1

d

n

2

R

1

L

2

R

2

 
 

L

r

1

d

0

E

k

1

E

k

2

R

r

1

S
T
A
R
T

L

r

 

E

1

E

0

R

r

 

S
T
O
P

 

ここに,

L

r

:左の行指示子

 

 

R

r

:右の行指示子

網目領域:データコード語領域

コード語領域の下の網目がない領域は,誤り訂正コード語領域を示す。

図 8−標準的な PDF417 シンボルのコード語の位置を示す概略図

5.11.1

クラスタ

PDF417 では,局所行識別の方式を用いて,行から行への移動を確認する。

コード語セットは,三つのクラスタに分割される(5.3.1 参照)

。クラスタ番号として,0,3 及び 6 を用

いる。各コード語及びクラスタを表すシンボルキャラクタそれぞれに対応するバー  スペース列を,

附属書

A

に示す。

行指示子及びコード語を符号化するとき,各行内のシンボルキャラクタ(バー  スペースのパターン)は,

一つのクラスタだけからのものでなければならない。行 1 ではクラスタ 0 からのシンボルキャラクタ,行

2 ではクラスタ 3 からのシンボルキャラクタ,行 3 ではクラスタ 6 からのシンボルキャラクタ,行 4 では

クラスタ 0 からのシンボルキャラクタ,以下同様にシンボルキャラクタを用いる。クラスタは,0,3,6

の順序で,連続して繰り返す。どの行でも,クラスタ番号 は,次の数式によって計算することができる。

K=[(行番号−1)mod 3]×3

ここに,行には,l∼rは,4.1 で定義している。

)の番号が振られている。


31

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

隣接する二つの行が,いずれも異なるクラスタをもっているため,復号器は,PDF417 シンボルを復号

するときに,行また(跨)ぎ走査方法を用いることができる。

5.11.2

シンボルマトリックスの設定

行及び縦列のシンボルマトリックスは,最終的に,5.9.2 に示す手順によって設定する。この手順によっ

て,及び の値を与える。

5.11.3

左右行指示子値の設定

PDF417 シンボルの行指示子は,幾つかの主要なパラメタ,すなわち,行番号  (F),行数  (r),縦列数  (c)

及び誤り訂正レベル  (s)  を符号化するコード語である。情報は,三つの行にわたって広がっており,その

サイクルは連続して繰り返される。行番号  (F)  は,各行に符号化しなければならない。

5.11.3.1

左の行指示子

左の行指示子は,次の数式によって計算する。

K

F

=0 の場合,L

F

=30×[(F−1) div 3]+(r−1) div 3

K

F

=3 の場合,L

F

=30×[(F−1) div 3]+(s×3)+(r−1) mod 3

K

F

=6 の場合,L

F

=30×[(F−1) div 3]+(c−1)

ここに,cFr及び は,4.1 で定義している。

5.11.3.2

右の行表示子

右の行指示子は,次の数式によって計算する。

K

F

=0 の場合,R

F

=30×[(F−1) div 3]+(c−1)

K

F

=3 の場合,R

F

=30×[(F−1) div 3]+(r−1) div 3

K

F

=6 の場合,R

F

=30×[(F−1) div 3]+(s×3)+(r−1) mod 3

ここに,cFr及び は,4.1 で定義している。

5.11.4

行の符号化

各行では,次のシンボルキャラクタが,クラスタ番号に適合したものでなければならない。

−  左の行指示子

−  データコード語及び/又は誤り訂正コード語を表した,縦列数と等しい数のシンボルキャラクタ

−  右の行指示子

スタートキャラクタ及びストップキャラクタは,すべての行で同じである。

シンボルは,各行に c(縦列数)のコード語を組み込んで,行単位で符号化する。最初の行では,最初

の縦列にシンボル長記述子を含める。最後の行には,幾つか又はすべての誤り訂正コード語を含める。

5.12

コンパクト PDF417

コンパクト PDF417 シンボルは,任意に選択して利用できる。この任意選択を用いるときのコンパクト

PDF417 は,附属書 に適合していなければならない。

5.13

マクロ PDF417

マクロ PDF417 は,ファイルデータを,幾つかのブロックに分割して,複数の PDF417 シンボルで表す

仕組みである。この手法は,他のシンボル体系の構造化連接機能に類似している。

各 PDF417 シンボルの読取り又は復号の順序に関係なく,元のデータファイルが適切に復元されるよう

にするために,各マクロ PDF417 シンボルに制御情報を追加しなければならない。

最大 99 999 個の PDF417 シンボルを,マクロ PDF417 でデータを符号化するのに用いてもよい。

マクロ PDF417 の詳細を,

附属書 に示す。


32 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

5.13.1

圧縮モード及びマクロ PDF417

マクロ PDF417 の制御ブロックは,あらかじめ定義した符号化の手法があり,コード語 928 によって,

シンボル本体にあるすべての圧縮モードのシーケンスを終了する。区分番号領域は,数字圧縮モードで符

号化しなければならない。既定のマクロ PDF417 任意領域では,それぞれ,最初の圧縮モード及びサブモ

ードとして,無条件で特定のモードが決まっており,新しい任意領域が始まると,前の領域からの圧縮モ

ードを終了(H.2.3 参照)し,初期モードを開始する。特に,連続した二つの任意領域の両方でテキスト

圧縮モードを用いている場合でも,コード語 923 があると,英大文字サブモードを初期設定に戻す。

5.13.2  ECI

及びマクロ PDF417

5.5.2

に示す条件に従って,単一又はマクロ PDF417 セットのシンボルに符号化したメッセージの中で,

ECI を開始させることができる。呼び出した ECI は,どの場合にも,符号化したデータの終わりまで又は

別の ECI を確認するまで適用する。したがって,ECI の解釈は,複数のシンボルにわたって広げることが

できる。

データコード語列本体の ECI 解釈は,マクロ PDF417 制御ブロックにまでは及ばないが,次のシンボル

の冒頭で,自動的に再開する。ECI エスケープシーケンスが,制御ブロックの任意領域で直接符号化しな

い限り,また,その ECI が存在する領域の終わりで,その機能が自動的に終了しない限り,制御ブロック

のデータは,初期の ECI (000003)  を用いて解釈する。

注記  例えば,AIM USA (1994)  及び AIM Europe (1994) PDF417 仕様に従って,GLI として処理する

場合には,符号化によって,特に指定しなくても,当然,各シンボルの最初に GLI 0(ECI 000000

と同じ)に復帰する。GLI 1 を次のシンボルでも有効に持続させようとする場合は,この次の

シンボルの先頭で,GLI 1 を明確に符号化する。今後しばらくはこれら初期の規格に適合した

符号器の使用が予想されるため,5.17.6 には,この仕様との互換性を確保する方法を紹介して

いる。

5.14

利用者向けガイドライン

5.14.1

可読解釈

PDF417 シンボルは,大量のデータを符号化することができる。したがって,データキャラクタの可読

解釈は,あまり実用的ではない可能性がある。代替手段として,データそのものを表現する文ではなく,

データについての説明的な文をシンボルに添えてもよい。メッセージは,シンボルを囲む領域のどこにで

も印刷することができるが,シンボル自体を損なったり,クワイエットゾーンにはみ出したりすることは

できない。この規格では,字体及び文字の大きさは指定していないが,アプリケーション基準によって指

定することができる。

5.14.2

自動識別機能

PDF417 は,多くのシンボル体系を含む自動識別環境で用いることができる(S.1 参照)。

5.14.3

利用者定義のアプリケーションパラメタ

次に示すように,この規格の中で変数として指定している PDF417 シンボルのパラメタは,アプリケー

ション基準によって設定する。

5.14.3.1

シンボル体系及び大きさの特性

アプリケーション基準によって,次のデータ,シンボル体系及び大きさのパラメタを指定する。

a)

基本モードの初期の解釈を越えてデータ符号化を拡大する場合には,必要に応じて,拡張チャネル解

釈を選択して用いる。

b)

シンボル中のデータ量は,固定,可変及び指定された最大限度までの可変のいずれかとして設定する


33

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

ことができる。

c)

誤り訂正レベルの選択

d)

モジュール幅の範囲

e)

モジュール高さの範囲

f)

シンボルパラメタ:縦横比の許容範囲及びシンボルの幅又は高さの最大値の有無

注記  その他,PDF417 の適用業務を指定するときに考慮が必要な条件について,附属書 及び附属

書 に示す。

5.14.3.2

試験仕様

シンボルを評価するためのパラメタは,ISO/IEC 15415 に従って,品質のグレードを指定することによ

って定義しなければならない。

このグレードは,

“グレード/測定開口径/ピーク応答波長”の形式で表現する。

次の例は,グレードを表すときに必要な値の種類を示している。

1.5/10/660

ここに, 1.5 は,シンボル品質の総合グレード。

 10 は,測定開口径番号で,この例では,直径 0.25 mm。

 660 は,ピーク応答波長(nm:ナノメートル)。

注記  ISO/IEC 15415 は,アプリケーション仕様に基づくパラメタのグレード付けについて,選択の

指標を提供する。アプリケーション業務に適切な値は,アプリケーション基準の中で設定する。

5.14.4  PDF417

シンボルの品質

PDF417 シンボルの印刷品質は,行また(跨)ぎ走査を伴ったマルチローシンボル体系の評価のために,

ISO/IEC 15415

で規定する方法で評価する。

注記  附属書 に,ISO/IEC 15415 で規定する方法の要約を示す。

5.15

参照復号アルゴリズム

PDF417 の参照復号アルゴリズムを,附属書 に示す。この参照復号アルゴリズムは,ISO/IEC 15415 

応じた印刷品質評価のための基準である。

5.16

誤り検出及び誤り訂正の手順

復号手続の一環として,シンボルの誤り訂正可能数の範囲内で,消失誤り及び代入誤りを訂正すること

ができる。誤り訂正は,

附属書 に示す手順を用いて行う。

5.17

伝送データ

5.17.1

初期解釈の伝送データ

テキスト圧縮,バイト圧縮又は数字圧縮のどのモードでデータを符号化した場合でも,すべてのデータ

コード語を利用者データに変換し,8 ビットバイトとして伝送する。スタートキャラクタ,ストップキャ

ラクタ,行指示子,シンボル長記述子,モード切換コード語,埋め草コード語及び誤り訂正コード語は,

伝送しない。

5.17.2

拡張チャネル解釈  (ECI) の伝送手順

ECI を利用可能にしているシステムの場合には,伝送のときに必ず,シンボル体系識別子の接頭辞を用

いる(5.17.5 及び

附属書 参照)。マクロ PDF417 の制御ブロックを伝送する場合には,このブロックを,

ECI 伝送手続に従って動作するエスケープシーケンスの,制御セットの一部として処理する(5.17.3 及び

附属書 参照)。

3 種類のコード語(925,926 及び 927)が,ECI 値を符号化していることを知らせ,次のようにバイト


34 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

値として復号する。

a) ECI

シーケンスが,コード語 927 で始まる場合

1)

コード語 927 は,

エスケープキャラクタ 92 として伝送する。

このキャラクタは,

初期の符号化では,

バックスラッシュ(\)を表す。

2)

次のコード語は,コード語の前にゼロを挿入することによって,6 けたの数値に変換する。6 けたの

数値は,48∼57 の範囲で,対応する六つのバイト値として伝送する。

例  シンボルの符号化 [927]

[123]

データ伝送(バイト)

92, 48, 48, 48, 49, 50, 51

ASCII 解釈

\000123

b) ECI

シーケンスがコード語 926 で始まる場合

1)

コード語 926 は,エスケープキャラクタ 92 として伝送する。

2)

次の二つのコード語は,次の数式を用い,必要があれば先頭にゼロを挿入して,6 けたの数値に変

換する。

(最初のコード語)+1]×900+(2 番目のコード語)

6 けたの数値は,48∼57 の範囲で,対応する六つのバイト値として伝送する。

例  シンボルの符号化 [926]

[136]

[156]

データ伝送(バイト)

92, 49, 50, 51, 52, 53, 54

ASCII 解釈

\123456

c) ECI

シーケンスが,コード語 925 で始まる場合

1)

コード語 925 はエスケープキャラクタ 92 として伝送する。

2)

次のコード語は,810 900 の値を加えることによって,6 けたの値に変換する。6 けたの数値は,48

∼57 の範囲で,対応する六つのバイト値として伝送する。

例  符号化されるシンボル [925]

[456]

データ伝送(バイト)

92, 56, 49, 49, 51, 53, 54

ASCII 解釈

\811356

このプロセスは,拡張チャネル解釈を開始するたびに繰り返す。

アプリケーションソフトウェアは,92 を示す 7 バイトのエスケープシーケンス及びその後ろに続く六つ

のバイト(それぞれ範囲 48∼57)を確認したら,符号化したデータが終わるまで又は別の単一バイトの 92

を確認するまで,あとに続くキャラクタをすべて,6 けたのシーケンスによって定義した ECI からのもの

として解釈する必要がある。

バックスラッシュ又はバイト 92 によって表現する他のキャラクタを,符号化したデータとして用いる必

要がある場合には,次のように伝送する。バイト 92 をデータとして用いる場合には,必ず,その値のバイ

トを二つ伝送する。したがって,一つだけの場合は,常にエスケープキャラクタで,二つある場合は,真

のデータであることを示している。

例  符号化したデータ

A\\B\C

データの伝送

A\\\\B\\C

5.17.3

マクロ PDF417 用の伝送データ

マクロ PDF417 として伝送するデータの手順を,H.6 に示す。

5.17.4  ECI

手続による予約コード語の伝送

PDF417 復号器が,ECI 伝送手続に基づいて動作しているときは,6 バイトの予約コード語のエスケープ


35

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

シーケンスを伝送することが望ましい。このシーケンスは,

“\CnnnC”として解釈し,エスケープキャラ

クタ (92),後ろに続く “C” (67),予約コード語の 10 進値を表す 3 けたの数値及びシンボル体系独立の方

法でエスケープシーケンスを終了させる,もう一つの “C” が続く構成である。予約コード語に続くデー

タコード語の場合は,復号器によって,いずれかの圧縮モードに従って解釈することはない。その代わり

に,この段落の前段に示したものと同じ 6 バイトのエスケープシーケンスを用い,コード語を表す一連の

エスケープシーケンスとして伝送する。その他のデータコード語は,すべて,次のポイントの一つに到達

するまで,この方法で伝送する。

−  シンボル中に符号化したデータの終わり

−  認識した圧縮モードへの切換え

−  マクロ PDF417 制御ブロックの機能コード語(928, 923 又は 922)

テキスト圧縮モードから許されるのはコード語 913(バイト一語切換え)だけである。したがって,解

釈されない拡張コード語を伝送する,この手順の間は,コード語 913 をコード語列の一部にすることはで

きない。

注記  将来,予約コード語が通信機能を提供したり,新しい圧縮モードを表したりするために定義し

た場合でも,この手順によって,どのような予約コード語のメッセージ構文も,適切に伝送す

ることができる。

5.17.5

シンボル体系識別子

一つのデータ(マクロ PDF417,ECI などの)構造を識別したときは,復号器によって伝送するデータの

接頭辞として,適切なシンボル体系識別子を追加するのが望ましい。PDF417 に適用するシンボル体系識

別子を,

附属書 に示す。

5.17.6

旧手続による伝送

拡張チャネル解釈システムの導入は,多くのシンボル体系に共通し,PDF417 を含めた既存のシンボル

体系に強い影響を与えた。符号化及び復号化の基本的な規則は,原文の AIM USA (1994)  及び AIM Europe

(1994) PDF417 仕様でも,この規格でも同じである。ECI 及びマクロ PDF417 の伝送内容は,形式が異なっ

ているが,伝送する情報は同じである。

すべての新しい PDF417 復号機器及びソフトウェアは,この規格に適合することが望ましい。しかし,

旧規格に適合している機器は,今後も,長期間にわたって用いる可能性がある。

附属書 に,最新の ECI

及びマクロ PDF417 に適合できない復号機器及びソフトウェアを用いるときに,従わなければならない規

則を示す。このように,新旧の復号機器が共存し続けることができる。


36 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 A

規定)

PDF417 シンボルキャラクタのバー  スペース列での符号化及び復号化表

バー  スペース列

バー  スペース列

クラスタ 0  クラスタ 3  クラスタ 6

クラスタ 0

クラスタ 3  クラスタ 6

コード語

BSBSBSBS BSBSBSBS BSBSBSBS

コード語

BSBSBSBS

BSBSBSBS BSBSBSBS

0

31111136 51111125 21111155

40

41121242

21113612 41115221

1

41111144 61111133 31111163

41

21121325

21114125 31115312

2

51111152 41111216 11111246

42

31121333

31114133 31115411

3

31111235 51111224 21111254

43

11121416

41114141 21116114

4

41111243 61111232 31111262

44

21121424

11114216 31116122

5

51111251 41111315 11111345

45

31121432

21114224 21116213

6

21111326 51111323 21111353

46

11121515

31114232 31116221

7

31111334 61111331 31111361

47

21121523

11114315 21116312

8

21111425 41111414 11111444

48

11121614

21114323 11121146

9

11111516 51111422 21111452

49

21122135

31114331 21121154

10

21111524 41111513 11111543

50

31122143

11114414 31121162

11

11111615 51111521 61112114

51

41122151

21114422 11121245

12

21112136 41111612 11112155

52

11122226

11114513 21121253

13

31112144 41112125 21112163

53

21122234

21114521 31121261

14

41112152 51112133 61112213

54

31122242

11115125 11121344

15

21112235 61112141 11112254

55

11122325

21115133 21121352

16

31112243 31112216 21112262

56

21122333

31115141 11121443

17

41112251 41112224 61112312

57

31122341

11115224 21121451

18

11112326 51112232 11112353

58

11122424

21115232 11121542

19

21112334 31112315 21112361

59

21122432

11115323 61122113

20

11112425 41112323 61112411

60

11123135

21115331 11122154

21

11113136 51112331 11112452

61

21123143

11115422 21122162

22

21113144 31112414 51113114

62

31123151

11116133 61122212

23

31113152 41112422 61113122

63

11123234

21116141 11122253

24

11113235 31112513 11113163

64

21123242

11116232 21122261

25

21113243 41112521 51113213

65

11123333

11116331 61122311

26

31113251 31112612 61113221

66

21123341

41121116 11122352

27

11113334 31113125 11113262

67

11124143

51121124 11122451

28

21113342 41113133 51113312

68

21124151

61121132 51123113

29

11114144 51113141 11113361

69

11124242

41121215 61123121

30

21114152 21113216 51113411

70

11124341

51121223 11123162

31

11114243 31113224 41114114

71

21131126

61121231 51123212

32

21114251 41113232 51114122

72

31131134

41121314 11123261

33

11115152 21113315 41114213

73

41131142

51121322 51123311

34

51116111 31113323 51114221

74

21131225

41121413 41124113

35

31121135 41113331 41114312

75

31131233

51121421 51124121

36

41121143 21113414 41114411

76

41131241

41121512 41124212

37

51121151 31113422 31115114

77

11131316

41121611 41124311

38

21121226 21113513 41115122

78

21131324

31122116 31125113

39

31121234 31113521 31115213

79

31131332

41122124 41125121


37

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

バー  スペース列

バー  スペース列

クラスタ 0  クラスタ 3  クラスタ 6

クラスタ 0

クラスタ 3  クラスタ 6

コード語

BSBSBSBS BSBSBSBS BSBSBSBS

コード語

BSBSBSBS

BSBSBSBS BSBSBSBS

80

11131415 51122132 31125212

125

21151124

51131222 11151341

81

21131423 31122215 31125311

126

31151132

41131313 11152151

82

11131514 41122223 21126113

127

11151215

51131321 11161142

83

11131613 51122231 31126121

128

21151223

41131412 11161241

84

11132126 31122314 21126212

129

31151231

41131511 12111146

85

21132134 41122322 21126311

130

11151314

31132115 22111154

86

31132142 31122413 11131145

131

21151322

41132123 32111162

87

11132225 41122421 21131153

132

11151413

51132131 12111245

88

21132233 31122512 31131161

133

21151421

31132214 22111253

89

31132241 31122611 11131244

134

11151512

41132222 32111261

90

11132324 21123116 21131252

135

11152124

31132313 12111344

91

21132332 31123124 11131343

136

11152223

41132321 22111352

92

11132423 41123132 21131351

137

11152322

31132412 12111443

93

11132522 21123215 11131442

138

11161115

31132511 22111451

94

11133134 31123223 11131541

139

31161131

21133115 12111542

95

21133142 41123231 61132112

140

21161222

31133123 62112113

96

11133233 21123314 11132153

141

21161321

41133131 12112154

97

21133241 31123322 21132161

142

11161511

21133214 22112162

98

11133332 21123413 61132211

143

32111135

31133222 62112212

99

11134142 31123421 11132252

144

42111143

21133313 12112253

100

21141125 21123512 11132351

145

52111151

31133321 22112261

101

31141133 21123611 51133112

146

22111226

21133412 62112311

102

41141141 11124116 11133161

147

32111234

21133511 12112352

103

11141216 21124124 51133211

148

42111242

11134115 12112451

104

21141224 31124132 41134112

149

22111325

21134123 52113113

105

31141232 11124215 41134211

150

32111333

31134131 62113121

106

11141315 21124223 31135112

151

42111341

11134214 12113162

107

21141323 31124231 31135211

152

12111416

21134222 52113212

108

31141331 11124314 21136112

153

22111424

11134313 12113261

109

11141414 21124322 21136211

154

12111515

21134321 52113311

110

21141422 11124413 11141144

155

22112135

11134412 42114113

111

11141513 21124421 21141152

156

32112143

11134511 52114121

112

21141521 11124512 11141243

157

42112151

11135123 42114212

113

11142125 11125124 21141251

158

12112226

21135131 42114311

114

21142133 21125132 11141342

159

22112234

11135222 32115113

115

31142141 11125223 11141441

160

32112242

11135321 42115121

116

11142224 21125231 61142111

161

12112325

11136131 32115212

117

21142232 11125322 11142152

162

22112333

41141114 32115311

118

11142323 11125421 11142251

163

12112424

51141122 22116113

119

21142331 11126132 51143111

164

12112523

41141213 32116121

120

11142422 11126231 41144111

165

12113135

51141221 22116212

121

11142521 41131115 31145111

166

22113143

41141312 22116311

122

21143141 51131123 11151143

167

32113151

41141411 21211145

123

11143331 61131131 21151151

168

12113234

31142114 31211153

124

11151116 41131214 11151242

169

22113242

41142122 41211161


38 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

バー  スペース列

バー  スペース列

クラスタ 0  クラスタ 3  クラスタ 6

クラスタ 0

クラスタ 3  クラスタ 6

コード語

BSBSBSBS BSBSBSBS BSBSBSBS

コード語

BSBSBSBS BSBSBSBS BSBSBSBS

170

12113333 31142213 11211236

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コード語

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43

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コード語

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コード語

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857

23312411

13321151 11623211

813

15112322 25114121 13421411

858

15131114

12412151 31631111

814

15112421 15114212 12512411

859

14222114

11511134 22541111

815

15113132 15114311 14331122

860

15131213

21511142 21632111

816

15113231 15115121 13422122

861

25131221

11511233 13451111

817

24211115 54211112 14331221

862

13313114

21511241 12542111

818

24211214 14211161 12513122

863

14222213

11511332 11633111

819

34211222 54211211 13422221

864

15131312

11511431 16211132

820

24211313 45121112 12513221

865

13313213

12421142 16211231

821

34211321 44212112 31611113

866

14222312

11512142 15311123

822

24211412 45121211 41611121

867

15131411

12421241 25311131

823

24211511 44212211 31611212

868

13313312

11512241 15311222

824

15121115 35122112 31611311

869

14222411

11521133 15311321

825

25121123 34213112 22521113

870

15132122

21521141 16221131

826

14212115 35122211 32521121

871

14223122

11521232 15312131

827

24212123 34213211 21612113

872

15132221

11521331 14411114

828

25121222 25123112 22521212

873

13314122

12431141 24411122

829

14212214 24214112 21612212

874

14223221

11522141 14411213

830

24212222 25123211 22521311

875

13314221

11531132 24411221

831

14212313 24214211 21612311

876

42411113

11531231 14411312

832

24212321 15124112 13431113

877

42411212

11541131 14411411

833

14212412 14215112 23431121

878

42411311

36112112 15321122

834

15121511 15124211 12522113

879

33321113

36112211 14412122

835

14212511 14215211 13431212

880

32412113

26113112 15321221

836

15122123 63311111 11613113

881

42412121

26113211 14412221

837

25122131 13311152 12522212

882

32412212

16114112 23511113

838

14213123 13311251 13431311

883

33321311

16114211 33511121

839

24213131 54221111 11613212

884

32412311

45212111 23511212

840

14213222 53312111 12522311

885

24231113

36122111 23511311

841

15122321 45131111 11613311

886

34231121

35213111 14421113

842

14213321 44222111 14341121

887

23322113

26123111 24421121

843

15123131 43313111 13432121

888

33322121

25214111 13512113

844

14214131 35132111 12523121

889

22413113

16124111 23512121


46 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

バー  スペース列

バー  スペース列

クラスタ 0  クラスタ 3  クラスタ 6

クラスタ 0

クラスタ 3  クラスタ 6

コード語

BSBSBSBS BSBSBSBS BSBSBSBS

コード語

BSBSBSBS

BSBSBSBS BSBSBSBS

890

23322212 15215111 13512212

910

12415121

11621123 22622111

891

24231311 14311151 14421311

911

51511112

21621131 14441111

892

22413212 13411142 13512311

912

51511211

11621222 13532111

893

23322311 13411241 15331121

913

42421112

11621321 12623111

894

22413311 12511133 14422121

914

41512112

12531131 16311122

895

15141113 22511141 13513121

915

42421211

11622131 16311221

896

25141121 12511232 32611112

916

41512211

11631122 15411113

897

14232113 12511331 32611211

917

33331112

11631221 25411121

898

24232121 13421141 23521112

918

32422112

14411141 15411212

899

13323113 12512141 22612112

919

33331211

13511132 15411311

900

14232212 11611124 23521211

920

31513112

13511231 16321121

901

15141311 21611132 22612211

921

32422211

12611123 15412121

902

12414113 11611223 14431112

922

31513211

22611131 24511112

903

13323212 21611231 13522112

923

24241112

12611222 24511211

904

14232311 11611322 14431211

924

23332112

12611321 15421112

905

12414212 11611421 12613112

925

24241211

13521131 14512112

906

13323311 12521132 13522211

926

22423112

12612131 15421211

907

15142121 11612132 12613211

927

23332211

12621122 14512211

908

14233121 12521231 32621111

928

21514112

12621221 33611111

909

13324121

11612231

23531111

 


47

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 B

規定)

バイト圧縮モード用初期値キャラクタセット

B  C  B  C  B C B  C  B C B  C  B C B C

0 NUL 32 Space

64 @ 96  `  128

 160

NBSP

192 À 224

à

1

SOH

33 ! 65

A

97 a 129

161

¡ 193

Á 225

á

2 STX

34 “ 66

B 98 b 130

 162

¢ 194

 226

â

3 ETX

35 # 67

C 99 c 131

 163

£ 195

à227

ã

4 EOT

36 $ 68

D

100

d 132

 164

¤ 196

Ä 228

ä

5 ENQ

37 % 69 E 101

e 133

 165

¥ 197

Å 229

å

6 ACK

38 & 70 F 102

f 134

 166

¦ 198

Æ 230

æ

7 BEL 39  ‘  71 G 103

g 135

 167

§ 199

Ç 231

ç

8 BS 40  (  72

H

104

h 136

 168

¨ 200

È 232

è

9 HT 41  )  73 I 105

i 137

 169

© 201

É 233

é

10 LF 42  *  74 J 106

j 138

 170

ª 202

Ê 234

ê

11 VT 43 + 75

K

107

k 139

 171

« 203

Ë 235

ë

12 FF 44  ,  76 L 108

l 140

 172

¬ 204 Ì 236

ì

13 CR 45  -  77 M 109

m 141

 173

SHY 205  Í 237

í

14 SO 46  .  78 N 110

n 142

 174

® 206 Î 238

î

15  SI  47  /  79 O 111

o  143

  175

¯ 207 Ï 239

ï

16

DLE

48 0 80

P

112

p 144

 176

° 208

Р240

ð

17 DC1 49  1  81 Q 113

q  145

  177

± 209

Ñ 241

ñ

18 DC2 50  2  82 R 114

r  146

  178

² 210

Ò 242

ò

19 DC3 51  3  83 S 115

s  147

  179

³ 211

Ó 243

ó

20 DC4 52  4  84 T 116

t  148

  180

´ 212

Ô 244

ô

21 NAK 53  5  85 U 117

u  149

  181

μ 213

Õ 245

õ

22 SYN 54  6  86 V 118

v  150

  182

¶ 214

Ö 246

ö

23

ETB

55 7 87

W

119

w 151

 183

· 215

× 247

÷

24 CAN 56  8  88 X 120

x  152

  184

¸ 216

Ø 248

ø

25 EM 57 9 89

Y

121

y 153

 185

¹ 217

Ù 249

ù

26 SUB 58  :  90 Z 122

z  154

  186

º 218

Ú 250

ú

27 ESC 59  ;  91  [ 123

{  155

  187

» 219

Û 251

û

28 IS4/FS 60  <  92  \ 124

|  156

  188

¼ 220

Ü 252

ü

29

IS3/GS

61 = 93 ] 125

} 157

 189

½ 221 Ý 253

ý

30 IS2/RS 62

>

94  ^  126

~

158

 190

¾ 222 Þ 254

þ

31 IS1/US 63

?

95  _

127

DEL

159

 191

¿ 223

ß 255

ÿ

注記 1  この表は,JIS X 0201 の参考 に“ISO/IEC 646 国際基準版”として示す制御キャラクタ(バイト値 00∼31)

を追加することで,ISO/IEC 8859-1 に規定するキャラクタセットと一致する。

注記 2 ASCII で“\”となる 10 進 92 は,JIS X 0201 などでは“¥”に相当する。


48 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 C 

規定)

バイト圧縮モード符号化アルゴリズム

この変換機能は,バイト圧縮モードで用いる。この機能では,六つのデータバイトを五つの PDF417 デ

ータコード語に変換する。変換の数式を次に示す。

0

0

1

1

2

2

3

3

4

4

5

5

256

256

256

256

256

256

×

+

×

+

×

+

×

+

×

+

×

b

b

b

b

b

b

0

0

1

1

2

2

3

3

4

4

900

900

900

900

900

×

+

×

+

×

+

×

+

×

=

d

d

d

d

d

ここに,  は,10 進数の 0∼255 を示す。

は,データコード語を示す。

次のアルゴリズムを,256 進法から 900 進法に変換するために用いてもよい。

  1.

を,一時的な値と定義する。

  2.

=

t

0

0

1

1

2

2

3

3

4

4

5

5

256

256

256

256

256

256

×

+

×

+

×

+

×

+

×

+

×

b

b

b

b

b

b

  3.

各コード語の計算を,次に示す。

各々のデータコード語

d

i

  =

d

0

 ...

d

4

は,

BEGIN

d

i

  =

t

 mod 900

t

  =

t

 div 900

END

例  符号化するバイト圧縮モードのキャラクタ

b

5

 ...

b

0

を  (231, 101, 11, 97, 205, 2)  とする。

    六つのバイト圧縮モードキャラクタの 10 進値を用いて,合計

t

を計算する。

0

1

2

3

4

5

256

2

256

205

256

97

256

11

256

101

256

231

×

+

×

+

×

+

×

+

×

+

×

=

t

002

672

168

421

254

=

コード語 0 の計算

d

0

=  254 421 168 672 002 mod 900  = 302

t

=  254 421 168 672 002 div 900  =  282 690 187 413

コード語 1 の計算

d

1

=  282 690 187 413 mod 900  = 213

t

=  282 690 187 413 div 900  =  314 100 208

コード語 2 の計算

d

2

=  314 100 208 mod 900  = 208

t

=  314 100 208 div 900  = 349 000


49

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

コード語 3 の計算

d

3

= 349 000 mod 900  = 700

t

= 349 000 div 900  = 387

コード語 4 の計算

d

4

= 387 mod 900  = 387

t

= 387 div 900  = 0

コード語列

d

4

 ...

d

0

は,387,700,208,213,302 である。


50 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 D 

規定)

数字圧縮モード符号化アルゴリズム

この変換機能は,数字圧縮モードで用いる。この機能では,最大 44 の連続した数字を,15 以下の PDF417

データコード語に変換する。

次のアルゴリズムを,10 進法から 900 進法に変換するために用いてもよい。

  1.

t

を,一時的な値と定義する。

  2.

t

の初期値を,

最大 44 けたの連続した数字のグループになるように設定し,

先頭に 1 を追加する。

  3.

各コード語の計算を,次に示す。

  各々のデータコード語

d

i

  =

d

0

 ...

d

n

1

は,

BEGIN

d

i

  =

t

 mod 900

t

  =

t

 div 900

if

t

  = 0 then

符号化の停止

endif

END

例  符号化する 15 けたの数字列を 000213298174000 とする。

数字列の先頭に 1 を追加した後の初期値

t

は,

t

  =  1 000 213 298 174 000

コード語 0 の計算

d

0

  =  1 000 213 298 174 000 mod 900  = 200

t

  =  1 000 213 298 174 000 div 900  =  1 111 348 109 082

コード語 1 の計算

d

1

  =  1 111 348 109 082 mod 900  = 282

t

  =  1 111 348 109 082 div 900  =  1 234 831 232

コード語 2 の計算

d

2

  =  1 234 831 232 mod 900  = 632

t

  =  1 234 831 232 div 900  =  1 372 034

コード語 3 の計算

d

3

  =  1 372 034 mod 900  = 434

t

  = 1 372 034 div 900  = 1 524


51

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

コード語 4 の計算

d

4

  = 1 524 mod 900  = 624

t

  = 1 524 div 900  = 1

コード語 5 の計算

d

5

  = 1 mod 900  = 1

t

  = 1 div 900  = 0

コード語列

d

5

 ...

d

0

は,1,624,434,632,282,200 である。


52 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 E

規定)

誤り訂正レベルの選択

E.1

推奨最小誤り訂正レベル

誤り訂正の最小レベルは,

表 E.1 にすることが望ましい。

表 E.1−推奨誤り訂正レベル

データコード語数

最小誤り訂正レベル

1  ∼  40

2

41  ∼ 160

3

161  ∼ 320

4

321  ∼ 863

5

表 E.1 を用いるために,データ容量からデータコード語の数を概算する場合は,テキスト圧縮モードの

ときは,データコード語当たり 1.8 のテキストキャラクタ数,数字圧縮モードのときは,データコード語

当たり 2.9 の数字,バイト圧縮モードのときは,データコード語当たり 1.2 のバイト数を目安にする。

明らかに,シンボルの損傷及び劣化が予想される場合は,誤り訂正レベルを上げるのが望ましい。閉鎖

システムに適用する場合は,推奨誤り訂正レベルよりも低いレベルを用いてもよい。

E.2

誤り訂正レベルについて利用者が考慮すべき事柄

アプリケーション標準の望ましい目的は,データ内容量を犠牲にすることなく,誤り訂正機能を用いる

ことである。

利用者は,誤り訂正レベルを選択するとき,次の条件を考慮することが望ましい。

a)

推奨誤り訂正レベル(

表 E.1 に示す。)に従う。

b)

シンボル当たりのデータコード語の最大数は,925 である。したがって,データコード語数が大きく

なると,実行可能な誤り訂正の最大レベルが制限される。データコード語数が 415 を超えると,誤り

訂正レベル 8 を用いることができない。データコード語数が 671 を超えると,誤り訂正レベル 7 及び

8 を用いることができない。データコード語数が 799 を超えると,誤り訂正レベル 6,7 及び 8 を用い

ることができない。データコード語数が 863 を超えると,誤り訂正レベル 5 を用いることができず,

このようなデータコード語数は推奨しない。

c) PDF417

シンボルのコード語が欠ける,又は完全になくなる可能性がある場合は,誤り訂正レベルを 8

まで,又は誤り訂正コード語数がアプリケーションに適した最大サイズのマトリックスを満たすレベ

ルまで上げてもよい。

d)

誤り訂正レベルを上げることによって,低い印刷品質を補うよりも,シンボルの品質を確保する方が

望ましい。誤り訂正レベルを上げる代わりに,X 寸法を大きくするか,又は PDF417 シンボルの印刷

品質を確保できるような特定の基材及び素材を指定する方がよい。


53

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 F

規定)

PDF417 誤り訂正コード語計算のための係数表

表 F.1−誤り訂正レベル の係数表

j 0  1

α

j

27 917

表 F.2−誤り訂正レベル の係数表

j 0 1 2 3

α

j

  522 568 723 809

表 F.3−誤り訂正レベル の係数表

j 0 1 2 3 4 5 6 7

α

j

  237 308 436 284 646 653 428 379

表 F.4−誤り訂正レベル の係数表

j  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

α

j

  274 562 232 755 599 524

801

132

295

116

442

428

295  42  176

65

表 F.5−誤り訂正レベル の係数表

j  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

α

j

  361 575 922 525 176 586

640

321

536

742

677

742

687 284 193

517

j  16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

α

j

  273 494 263 147 593 800

571

320

803

133

231

390

685 330  63  410

表 F.6−誤り訂正レベル の係数表

j  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

α

j

  539 422  6  93  862 771

453

106

610

287

107

505

733 877 381

612

j  16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

α

j

  723 476 462 172 430 609

858

822

543

376

511

400

672 762 283

184

j  32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47

α

j

  440  35  519  31  460 594

225

535

517

352

605

158

651 201 488

502

j  48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63

α

j

  648 733 717  83  404  97  280

771

840

629

4  381

843 623 264

543


54 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

表 F.7−誤り訂正レベル の係数表

j  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

α

j

  521 310 864 547 858 580

296

379

53  779

897

444

400 925 749

415

j  16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

α

j

  822  93  217 208 928 244

583

620

246

148

447

631

292 908 490

704

j  32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47

α

j

  516 258 457 907 594 723

674

292

272

96  684

432

686 606 860

569

j  48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63

α

j

  193 219 129 186 236 287

192

775

278

173

40  379

712 463 646

776

j  64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79

α

j

  171 491 297 763 156 732

95  270

447

90  507

48  228 821 808

898

j  80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95

α

j

  784 663 627 378 382 262

380

602

754

336

89  614

87  432 670

616

j  96 97 98 99 100 101

102

103

104

105

106

107

108 109 110

111

α

j

  157 374 242 726 600 269

375

898

845

454

354

130

814 587 804

34

j  112 113 114 115 116 117

118

119

120

121

122

123

124 125 126

127

α

j

  211 330 539 297 827 865

37  517

834

315

550

86  801  4  108

539

表 F.8−誤り訂正レベル の係数表

j  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

α

j

  524 894  75  766 882 857

74  204

82  586

708

250

905 786 138

720

j  16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

α

j

  858 194 311 913 275 190

375

850

438

733

194

280

201 280 828

757

j  32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47

α

j

  710 814 919  89  68  569

11  204

796

605

540

913

801 700 799

137

j  48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63

α

j

  439 418 592 668 353 859

370

694

325

240

216

257

284 549 209

884

j  64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79

α

j

  315  70  329 793 490 274

877

162

749

812

684

461

334 376 849

521

j  80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95

α

j

  307 291 803 712  19  358

399

908

103

511

51  8  517 225 289

470

j  96 97 98 99 100 101

102

103

104

105

106

107

108 109 110

111

α

j

  637 731  66  255 917 269

463

830

730

433

848

585

136 538 906

90

j  112 113 114 115 116 117

118

119

120

121

122

123

124 125 126

127

α

j

  2  290 743 199 655 903

329

49  802

580

355

588

188 462  10  134

j  128 129 130 131 132 133

134

135

136

137

138

139

140 141 142

143

α

j

  628 320 479 130 739  71  263

318

374

601

192

605

142 673 687

234

j  144 145 146 147 148 149

150

151

152

153

154

155

156 157 158

159

α

j

  722 384 177 752 607 640

455

193

689

707

805

641

48  60  732

621

j  160 161 162 163 164 165

166

167

168

169

170

171

172 173 174

175

α

j

  895 544 261 852 655 309

697

755

756

60  231

773

434 421 726

528


55

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

表 F.8−誤り訂正レベル の係数表(続き)

j  176 177 178 179 180 181

182

183

184

185

186

187

188 189 190

191

α

j

  503 118 49 795 32 144

500

238

836

394

280

566

319  9  647

550

j  192 193 194 195 196 197

198

199

200

201

202

203

204 205 206

207

α

j

  73 914 342 126 32 681

331

792

620

60 609

441

180 791 893

754

j  208 209 210 211 212 213

214

215

216

217

218

219

220 221 222

223

α

j

  605 383 228 749 760 213

54  297

134

54  834

299

922 191 910

532

j  224 225 226 227 228 229

230

231

232

233

234

235

236 237 238

239

α

j

  609 829 189 20 167 29 872

449

83 402

41 656

505 579 481

173

j  240 241 242 243 244 245

246

247

248

249

250

251

252 253 254

255

α

j

  404 251 688 95 497 555

642

543

307

159

924

558

648 55 497

10

表 F.9−誤り訂正レベル の係数表

j  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

α

j

  352  77  373 504  35  599

428

207

409

574

118

498

285 380 350

492

j  16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

α

j

  197 265 920 155 914 299

229

643

294

871

306

88  87  193 352

781

j  32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47

α

j

  846  75  327 520 435 543

203

666

249

346

781

621

640 268 794

534

j  48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63

α

j

  539 781 408 390 644 102

476

499

290

632

545

37  858 916 552

41

j  64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79

α

j

  542 289 122 272 383 800

485

98  752

472

761

107

784 860 658

741

j  80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95

α

j

  290 204 681 407 855  85  99  62  482

180

20  297

451 593 913

142

j  96 97 98 99 100 101

102

103

104

105

106

107

108 109 110

111

α

j

  808 684 287 536 561  76  653

899

729

567

744

390

513 192 516

258

j  112 113 114 115 116 117

118

119

120

121

122

123

124 125 126

127

α

j

  240 518 794 395 768 848

51  610

384

168

190

826

328 596 786

303

j  128 129 130 131 132 133

134

135

136

137

138

139

140 141 142

143

α

j

  570 381 415 641 156 237

151

429

531

207

676

710

89  168 304

402

j  144 145 146 147 148 149

150

151

152

153

154

155

156 157 158

159

α

j

  40 708 575 162 864 229

65 861

841

512

164

477

221 92 358

785

j  160 161 162 163 164 165

166

167

168

169

170

171

172 173 174

175

α

j

  288 357 850 836 827 736

707

94  8  494

114

521

2  499 851

543

j  176 177 178 179 180 181

182

183

184

185

186

187

188 189 190

191

α

j

  152 729 771  95  248 361

578

323

856

797

289

51  684 466 533

820

j  192 193 194 195 196 197

198

199

200

201

202

203

204 205 206

207

α

j

  669  45  902 452 167 342

244

173

35  463

651

51  699 591 452

578

j  208 209 210 211 212 213

214

215

216

217

218

219

220 221 222

223

α

j

  37  124 298 332 552  43  427

119

662

777

475

850

764 364 578

911


56 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

表 F.9−誤り訂正レベル の係数表(続き)

j  224 225 226 227 228 229

230

231

232

233

234

235

236 237 238

239

α

j

  283 711 472 420 245 288

594

394

511

327

589

777

699 688  43  408

j  240 241 242 243 244 245

246

247

248

249

250

251

252 253 254

255

α

j

  842 383 721 521 560 644

714

559

62  145

873

663

713 159 672

729

j  256 257 258 259 260 261

262

263

264

265

266

267

268 269 270

271

α

j

  624  59  193 417 158 209

563

564

343

693

109

608

563 365 181

772

j  272 273 274 275 276 277

278

279

280

281

282

283

284 285 286

287

α

j

  677 310 248 353 708 410

579

870

617

841

632

860

289 536  35  777

j  288 289 290 291 292 293

294

295

296

297

298

299

300 301 302

303

α

j

  618 586 424 833  77  597

346

269

757

632

695

751

331 247 184

45

j  304 305 306 307 308 309

310

311

312

313

314

315

316 317 318

319

α

j

  787 680  18  66  407 369

54  492

228

613

830

922

437 519 644

905

j  320 321 322 323 324 325

326

327

328

329

330

331

332 333 334

335

α

j

  789 420 305 441 207 300

892

827

141

537

381

662

513  56  252

341

j  336 337 338 339 340 341

342

343

344

345

346

347

348 349 350

351

α

j

  242 797 838 837 720 224

307

631

61  87  560

310

756 665 397

808

j  352 353 354 355 356 357

358

359

360

361

362

363

364 365 366

367

α

j

  851 309 473 795 378  31  647

915

459

806

590

731

425 216 548

249

j  368 369 370 371 372 373

374

375

376

377

378

379

380 381 382

383

α

j

  321 881 699 535 673 782

210

815

905

303

843

922

281  73  469

791

j  384 385 386 387 388 389

390

391

392

393

394

395

396 397 398

399

α

j

  660 162 498 308 155 422

907

817

187

62  16  425

535 336 286

437

j  400 401 402 403 404 405

406

407

408

409

410

411

412 413 414

415

α

j

  375 273 610 296 183 923

116

667

751

353

62  366

691 379 687

842

j  416 417 418 419 420 421

422

423

424

425

426

427

428 429 430

431

α

j

  37 357 720 742 330  5  39 923

311

424

242

749

321 54 669

316

j  432 433 434 435 436 437

438

439

440

441

442

443

444 445 446

447

α

j

  342 299 534 105 667 488

640

672

576

540

316

486

721 610  46  656

j  448 449 450 451 452 453

454

455

456

457

458

459

460 461 462

463

α

j

  447 171 616 464 190 531

297

321

762

752

533

175

134  14  381

433

j  464 465 466 467 468 469

470

471

472

473

474

475

476 477 478

479

α

j

  717 45 111 20 596 284

736

138

646

411

877

669

141 919 45 780

j  480 481 482 483 484 485

486

487

488

489

490

491

492 493 494

495

α

j

  407 164 332 899 165 726

600

325

498

655

357

752

768 223 849

647

j  496 497 498 499 500 501

502

503

504

505

506

507

508 509 510

511

α

j

  63  310 863 251 366 304

282

738

675

410

389

244

31  121 303

263


57

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 G 

規定)

コンパクト PDF417

G.1

一般

印刷領域確保が最も重要で,かつ,シンボルの損傷が考えにくい場合は,コンパクト PDF417 を用いて

もよい。例えば,事務所などで,ラベルの損傷が考えにくい環境では,

図 G.1 に示すように,右の行指示

子を省略し,かつ,ストップパターンを 1 モジュール幅のバーに縮小してもよい。この処理によって,デ

ータ以外の付加情報は,行当たり 4 コード語から 2 コード語に削減される。引換えに,復号の性能,信頼

性,雑音,損傷,劣化,じんあいなどに対する耐久性は減少する。

この付加情報縮小バージョンは,コンパクト PDF417 と呼ばれており,復号器は,PDF417 規格と完全に

互換性がある。

6 行未満のコンパクト PDF417 の場合,誤り訂正がされない 1 か所だけで縦列数が符号化され,誤り訂

正がされない。そのため,品質の劣る印刷及び損傷に対して極めて弱い性質がある。

注記  例えば,AIM USA (1994)  及び AIM Europe (1994)  が発表した PDF417 の旧バージョンでは,ト

ランケイテド PDF417 を技術的に同義として用いていた。

コンパクト PDF417 という呼称は,

“ト

ランケイテド(省略された)

”という用語の一般的な使用法との混同を避ける意味で,より適切

である。

図 G.1−コンパクト PDF417

G.2

印刷品質

5.14.4

で規定する標準的な印刷品質を,コンパクト PDF417 に適用するが,ストップパターン(単一モ

ジュールのバーを除いた)の不在は,二つの例外を作る。

スタートパターン及びストップパターンのための走査反射率波形分析は,スタートパターンだけに適用

する。

コード語を生成するには,シンボルの上の行又は下の行の限定的な走査を必要とする(ISO/IEC 15415

では,スタートパターン及びストップパターンの両方の復号に,適用することができない。

。代わりに,

他の行では,スタートパターン及び少なくとも一つのコード語が,復号されたに違いない。

クワイエットゾーン

ストップパターン

クワイエットゾーン

行 0

行 1

行 2

行 3

行 4

行 5

クワイエットゾーン

クワイエットゾーン

スタート
パターン

左行指示子

データコード語


58 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 H 

規定)

マクロ PDF417

H.1

マクロ PDF417 の概要

マクロ PDF417 は,大きすぎて一つの PDF417 シンボルで表現できないファイルを,分割して表示する

標準機能である。マクロ PDF417 シンボルは,マクロ PDF417 制御ブロックの中に追加制御情報を含んで

いるという点で,通常の PDF417 シンボルとは異なっている。

マクロ PDF417 では,大きなファイルを,複数のファイル区分に分割し,個々のシンボルに符号化する。

制御ブロックは,ファイル ID,ファイル区分の連結順序及びファイルに関するその他の任意選択情報を定

義する。マクロ PDF417 復号器は,制御ブロックの情報を用い,シンボル走査の順序に関係なく,正確に

ファイルを復元する。

H.2

マクロ PDF417 の構文

それぞれのマクロ PDF417 シンボルは,制御情報を含むマクロ PDF417 制御ブロックを符号化する。制

御ブロックは,マクロ目印コード語 (928) で始まる。制御ブロックは,対応するデータブロックの後に続

き,制御ブロック中のコード語数がデータとして計数されて,シンボル長記述子の値に組み込まれる。制

御ブロックの終わりは,誤り訂正コード語の先頭で識別する。

注記  マクロ PDF417 制御ブロック以外の,利用者データを含まないシンボルも有効である。

制御ブロックには,少なくとも二つの必す(須)領域,すなわちファイル区分の連結順序(区分番号)

とファイル ID との領域を含んでいなければならない。また,制御ブロックには,H.2.3 に示す,任意の領

域を多数含めることができる。

図 H.1 に,マクロ PDF417 シンボル中の制御ブロックの位置を示す。

図 H.1PDF417 シンボル配置図

シンボル長記述子(N)

符号化データ+埋め草

誤り訂正

標準 PDF417 の配置 

シンボル長記述子(N)

マクロ PDF417 の配置 

制御ブロック

符号化データ+埋め草

誤り訂正

928

区分番号

ファイル ID

任意選択情報

制御ヘッダ


59

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

H.2.1

ファイル区分の連結順序(区分番号)

マクロ PDF417 では,各シンボルがファイル全体の 1 区分を表す。ファイル全体を復元するためには,

正しい順序で区分を配置する必要がある。この復元の手続を容易に進めるのが,制御ブロックに含まれて

いる制御情報である。ファイルが,

j

個のマクロ PDF417 シンボルの集合に分割されている場合は,各シン

ボルの制御ブロックの区分番号領域に,0∼  (

j

−1)  の値を含む。この値は,分割配置されたシンボル内容

の相対位置と対応する。

区分番号領域は,コード語二つ分の長さで,5.4.4 で定義している数字圧縮モードによって符号化する。

区分番号の値は,数字圧縮実行の前に,

(必要ならば)先頭にゼロを埋め込み,5 けたにしなければならな

い。数字圧縮モードに切り換えるときは,特に,モード切換え(コード語 902)を指定する必要はない。

区分番号領域の最大許容値は,99 998 である。したがって,マクロ PDF417 シンボルは,データファイル

の内容を最大 99 999 まで分割してもよい。

注記  これを換算すると,バイト圧縮モードの場合は約 110 000 000 バイト,テキスト圧縮モードの場

合は約 184 000 000 キャラクタ,数字圧縮モードの場合は約 300 000 000 キャラクタのデータ容

量になる。

H.2.2

ファイル ID 領域

それぞれ関連するマクロ PDF417 シンボルは,ファイル ID 領域に同じ値を含んでいる。これによって,

すべてのシンボルデータを復元したとき,

分割された元のファイルの表現と同じになることを確実にする。

ファイル ID は,可変長の領域で,区分番号に続く最初のコード語で始まり,任意領域がある場合は,そ

の開始位置まで,任意領域がない場合は,制御ブロックの終わりまで続く。

ファイル ID の各コード語は 0∼899 の値があり,ファイル ID を一連の 900 進法にすることができる。

一連の数字の各コード語は,それぞれ,対応する 10 進数の 3 けたの ASCII 表現として伝送する。

注記  ファイル識別の有効性は,ファイル ID 領域の長さと,その値の生成に用いたアルゴリズムの

適合性に関係している。

H.2.3

任意領域

任意領域は,ファイル ID の後ろに続けてもよい。各任意領域は,特定のタグシーケンスで始まり,次

の任意領域がある場合は,その開始位置まで,次の任意領域がない場合は,制御ブロックの終わりまでで

ある。

タグシーケンスは,

コード語 923 及びその後ろに続く一つのコード語領域指定値によって構成する。

各任意領域では,タグシーケンスに続くデータが,領域に対応した意味をもっている。空の任意領域を用

いてはならない。

表 H.1 に,現在定義している領域指定値及び任意領域の対応内容を示す。各任意領域で

は,特に指定しなくても,最初に,表に示している圧縮モードへ初期化し,ECI 000002(又は初期の PDF417

規格に適合した符号器では GLI 0)へ初期化する。最初にテキスト圧縮モードになっている任意領域の場

合に限り,ECI エスケープシーケンス及びモード切換えとモード一語切換えを用いてもよい。

これらの領域は,常に,全域的なファイルの属性を示すようにするため,分散した形のファイル表現の

中で,複数のマクロ PDF417 シンボルの制御ブロックに,繰返し出てくる必要はない。ただし,次に示す

ように,区分カウント領域は例外である。これらの領域を含む区分は,符号器の特定の処理機能によって

設定する。ある一つの指定値をもった領域が,複数の区分に現れる場合は,各区分において,すべて同じ

内容でなければならない。任意領域の順序には,特に条件はない。


60 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

表 H.1−マクロ PDF417 任意領域指定値

領域指定値

伝送バイト値

内容

初期圧縮モード

固定圧縮モード

a)

コード語総数

b)

0 48

ファイル名

テキスト圧縮 N

可変

1 49

区分カウント

数字圧縮 Y

4

2 50

タイムスタンプ

数字圧縮 Y

6

3 51 送信者

テキスト圧縮 N

可変

4 52 受信者

テキスト圧縮 N

可変

5 53

ファイル容量

数字圧縮 Y

可変

6 54

チェックサム

数字圧縮 Y

4

a)

  “固定圧縮モード”欄の “Y” は,その領域では,ECI 及び圧縮モードの切換え並びに一語切換えを用いるこ

とができないことを示す。

b)

  最後の欄に示した総数には,2 コード語構成のタグシーケンスを含んでいる。

表 H.1 に示すように,すべての任意領域では,標準の PDF417 高レベル符号化を用いる。シンボルの中

で,既にモード一語切換え及びモード切換えを用いていても,

表 H.1 によって,各領域の始めで,有効な

初期モードに設定される。

任意領域の具体的な構成を,次に示す。

−  分散ファイル中のマクロ PDF417 シンボルの総数を識別する区分カウント領域は,1∼99 999 の値を含

めることができ,二つのコード語として符号化する。任意区分カウント領域を用いる場合は,どの区

分にも,その領域が現れるようにしなければならない。

−  タイムスタンプ領域は,数字圧縮モードで解釈する。この領域は,元ファイルのタイムスタンプを,

1970:01:01:00:00:00 GMT(グリニッジ標準時 1970 年 1 月 1 日 00 時 00 分 00 秒)からの,秒単位の経

過時間として示す。この形式を用いて,四つのコード語によって,今後 200 世紀にわたる日時を符号

化することができる。

−  ファイル容量領域は,全元ファイルの容量を,バイト数で表している。

−  チェックサム領域は,元ファイル全体に対し,CCITT-16 の多項式

x

16

x

12

x

5

+1 によって計算した,

16 ビット(2 バイト)の CRC チェックサム値を表している。

ファイル容量及びチェックサムは,拡張チャネル解釈符号化用の ECI エスケープシーケンスを加える前

に,最初の元ファイルから求める。受信者が受信後にチェックサムを確認するときは,最初の元ファイル

を,元どおりに復元しなければならない。バイト列に対する利用者選択可能又は任意変換機能は,通常の

ECI 復号処理過程で実行する場合でも,この任意選択のチェックサム検証の目的だけでは,これらの機能

を用いないことが条件になる。

CRC を用いる場合は,プリンタの機能に基づいて,プリンタにデータを伝送する前又はプリンタの中で

計算を行うことができる。

現在のところ,6 を超える領域指示子の値は定義されていない。ただし,PDF417 復号機器は,7∼9(バ

イト 55∼57)又は A∼Z(バイト 65∼90)の領域指示子をもつ任意領域があった場合,その領域のデータ

を,最初にテキスト圧縮モードに設定した可変長のデータとして扱い,その任意領域を復号して,伝送し

なければならない。

H.2.4

マクロ PDF417 の終端

マクロ PDF417 ファイルの最後の区分を表すシンボルの制御ブロックには,その制御ブロックの終わり

に,コード語 922 で構成する特殊な目印を含む。他のシンボルの制御ブロックの場合は,いずれも,特殊

な終端を含まない任意領域の後で終了する。


61

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

H.3

高レベル符号化の考慮点

マクロ PDF417 には,シンボルの集合を論理的に対応付ける機能があるが,PDF417 高レベル符号化機能

の場合は,各シンボルが,それぞれ独立した構成要素の状態を保つようにしておくことも重要である。し

たがって,モード切換えの範囲を,そのモード切換えが存在するシンボルに限定する。各シンボルは,特

に指定しなくても,テキスト圧縮モードの英大文字サブモードで始まるようにしなければならない。

二つの必す(須)領域は,次に示すとおりに符号化する。区分番号は,数字圧縮モードで符号化し,フ

ァイル ID は,900 進法の数字の列として符号化する。

制御ブロックの任意領域の場合は,シンボルのデータコード語領域内のモード識別コード語によって,

現在設定されているモードによって,

表 H.1 に示している圧縮モードを優先しなければならない。現在の

ECI の適用する範囲は,次のマクロ PDF417 シンボルの始めまで,マクロ制御ブロックを省略する。マク

ロブロックの各領域では,特に指定しなくても,最初に,ECI 000002(PDF417 旧規格適合の符号器では

GLI 0)へ初期設定する。また,テキスト圧縮モードのマクロ制御ブロックの任意領域内で,別の ECI を

設定できるようにしなければならない(例えば,ギリシア人の受信者の名前を正確に表現するために。

ECI エスケープシーケンスは,タグコード語 (923) の後ろで許されている位置(5.5.3 参照)であれば,ど

こでも設定することができる。

H.4

符号化の例

次の例によって,マクロ制御ブロックの符号化を示す。

一連のマクロ PDF417 によって,合計 4 567 バイトの利用者定義のデータを,四つの PDF417 シンボル(又

はファイル区分)に符号化する。その他の符号化する“ヘッダ”データを,次に示す。

−  ファイル ID  17

900

進法

53

900

進法

−  用いる区分数

−  送信者:CEN BE

−  受信者:ISO CH

注記  区分数,送信者及び受信者の三つは,利用者が選択する任意の領域である。

符号器が,最初のシンボルに任意領域を設定すると仮定すると,そのシンボルに対応して,マクロ制御

ブロックは,次のように符号化する。

[最後のデータコード語] [928]

A

 [111] [100]

B

 [017] [053]

C

 [923] [001]

D

[111] [104]

E

 [923] [003]

F

[064] [416] [034]

G

 [923] [004]

H

 [258] [446] [067]

I

[最初の誤り訂正コード語]

四つのうち,最後のシンボルには,次のマクロ制御ブロックを含む。

[最後のデータコード語] [928]

A

 [111] [103]

B

 [017] [053]

C

 [923] [001]

D

 [111] [104]

E

 [922]

J

 [最初

の誤り訂正コード語]

ここに, A =  マクロ目印コード語

 B

=  ファイル区分 ID

ファイル区分には,0 から

j

−1 の番号が振られており,数字圧縮モードによって符号化する。

最初の区分  = 00000 =  コード語 111, 100

4 番目の区分  = 00003 =  コード語 111, 103

 C

= 900 進法のファイル ID

 D

=  区分カウント領域用タグ


62 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

 E

=  区分数

 F

=  送信者領域用タグ

 G

= CEN BE を符号化する送信者領域

 H

=  受信者領域用タグ

 I

= ISO CH を符号化する受信者領域

 J

=  マクロ PDF417 終端

H.5

マクロ PDF417 及び拡張チャネル解釈  (ECI) 手順

シンボル体系独立の拡張チャネル解釈は,PDF417 がシンボル体系として指定されたあとで開発された。

PDF417 では,1994 年に初めてシンボル体系仕様を発表した当時から,ECI 手順の前身であり基盤となる,

独自のグローバルラベル識別子 (GLI) システムを利用可能にしていた。したがって,従来の“GLI”処理

機能も念頭におく必要がある。考慮すべき条件は,次の二つである。

−  唯一の解釈であった GLI 0 及び GLI 1 は,初期の PDF417 仕様で規定した。これらは,ECI 000000 及

び ECI 000001 と同じである。マクロ PDF417 の規則を,H.5.1 に示す。

−  その他の ECI について,マクロ PDF417 の使用法を,H.5.2 に示す。

H.5.1  ECI 000000

及び 000001GLI 0 及び GLI 1)を含むマクロ PDF417

元々,GLI は,初期の PDF417 仕様の一部であったため,GLI 符号器及びマクロ PDF417 符合器を一つの

ユニットに統合することには合理性がある。PDF417 シンボル体系の初期の仕様では,2 番目以降のマクロ

PDF417 シンボルの冒頭で,暗黙の GLI 0 への復帰のロジックが要求されており,その結果,どのシンボル

も,初期解釈で開始されることになっている。GLI 0 及び GLI 1(それぞれ ECI 000000 及び ECI 000001 と

同等)の場合,この仕様には,符号化に対して特別な効果はない。ただし,複雑な ECI の中には,シンボ

ル体系独立の方法で GLI 0 への復帰のロジックを実行することが難しいものもある。

マクロ PDF417 の初期の仕様並びに GLI 0 及び GLI 1 に適合する符号化ソフトウェアは,それ以前に存

在するアプリケーションに,完全に適合している。現在では,ECI と呼ばれる利用者定義の,GLI の既存

のアプリケーションの場合も同じである。定義によって,システムの定義域が制限されるからである。

000002 以上の番号が振られた ECI は,すべて,GLI 0 への復帰のロジックによって定義することはできな

い。したがって,閉鎖型システムの場合を除き,PDF417 シンボルでは,ECI 000000 及び ECI 000001 を,

それ以上の番号が振られた ECI と混在させることはできない。

H.5.2

マクロ PDF417 及びその他の ECI

ECI 符号器は,シンボル体系の種類を問わず,PDF417 シンボル体系の符号器への入力として,バイト列

を作成することができる。ECI 符号器は,ファイルの容量に関係なく,データ列が一つしか存在していな

いように動作する必要がある。

その結果,ECI は,いったん呼び出されると,別の ECI 又は符号化されたデータの終わりまで,複数の

区分にわたって動作を続ける。この動作は,例えば,ECI 指定が暗号系を表し,GLI 0 への復帰が適切で

ないような場合に重要になる。

この規格に適合するマクロ PDF417 符合器の場合は,あとに続くマクロ PDF417 シンボルの冒頭で,一

般に用いられている ECI を符号化する必要はない。

注記  シンボルの終わりを論理的に符号化するために,ある程度の繰返しが必要になる場合がある。

例えば,数字圧縮モードは二つの区分にまた(跨)がることはできないが,独立した二つの数

字圧縮ブロックを,一つのシンボルの終わりと,次のシンボルの冒頭を符号化することができ


63

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

る。これらの条件は,マクロ PDF417 及び高レベル符号化(H.3 参照)に関係しているが,マ

クロ PDF417 及び ECI には関係しない。

H.6

マクロ PDF417 のデータ伝送

マクロ PDF417 制御ブロックの情報伝送は,解釈 ECI の場合と同様の方法で処理する。シンボル体系独

立の ECI 手順を,次に示す。PDF417 手順の原形を,

附属書 に示す。マクロ制御ブロックは,シンボル

のデータの末尾に符号化するが,ECI 手順を用いるときは,シンボルデータの前に伝送する。

3 種類のコード語(922,923 及び 928)が,マクロ PDF417 制御ブロック又はその構成部分の一つを符

号化していることを知らせ,次のように復号する。

a)

マクロ目印コード語 (928) によって,シーケンスを開始する場合

1)

コード語 928 は,エスケープシーケンス 92,77,73 として伝送し,初期解釈で“\MI”を表す。

2)

次の二つのコード語は,区分番号を示す。これらは,数字圧縮モードで符号化し,範囲 00000∼99998

の 5 けたの数字として復号される。

3)

次のコード語は,ファイル ID 領域を符号化しており,関連するすべてのマクロ PDF417 シンボルに

対して同じでなければならない。ファイル ID 領域の終端は,コード語 922,コード語 923 又はシン

ボル中に符号化したデータの終わりのいずれかである。各コード語は,範囲 000∼899 の 3 けたの数

字(コード語番号)に変換し,エスケープヘッダ 92,77,70 に続き,3 バイトの値(10 進数の 48

∼57 の範囲)として伝送する。エスケープヘッダの 92,77,70 は,初期解釈で“\MF”を表す。

b)

マクロシーケンスタグコード語 (923) によって,シーケンスが開始される場合

1)

コード語 923 は,エスケープシーケンス 92,77,79 として伝送する。このエスケープシーケンスは,

初期解釈で“\MO”を表す。

2)

次のコード語は,

表 H.1 で示している任意領域指定値の一つを表し,その記述子の ASCII 値を表す

単一バイトとして伝送する。

3)

次のコード語は,任意領域指定値のデータ内容を伝送する。任意領域の終端は,コード語 922,コ

ード語 923 又はシンボル中に符号化されたデータの終わりのいずれかである。間にあるコード語は,

表 H.1 に定義した対応する圧縮モードの復号規則に従って変換することが望ましい。最終的なデー

タを,可変長にしてもよい。

c)

マクロ PDF417 の終端(コード語 922)を確認したら,エスケープシーケンス 92,77,90 を伝送する。

このエスケープシーケンスは,初期解釈で“\MZ”を表す。

d)

マクロ制御ブロックの最後には,シンボル中に符号化したデータの終わりによって定義しているよう

に,エスケープシーケンス 92,77,89 を伝送する。このエスケープシーケンスは,初期解釈で“\MY”

を表す。

注記  このエスケープシーケンスは,シンボル中に直接符号化しているわけではない。

シンボル(区分)のマクロ制御ブロック領域は,すべて,

“\MI...”で始まり“\MY”で終了するシング

ルブロックとして伝送する。マクロ制御ブロックは,シンボルの末尾に符号化している場合でも,符号化

したファイル区分の他の部分よりも先に伝送する。

例  最初の,区分番号=0 のシンボルのマクロ PDF417 制御ブロックで,ファイル ID が (100, 200,

300)  の場合,シンボルの中では,次のコード語列として符号化する。

[928] [111] [100] [100] [200] [300]

この列は,次のデータ伝送(バイト)として伝送する。


64 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

92, 77, 73, 48, 48, 48, 48, 48, 92, 77, 70, 49, 48, 48, 50, 48, 48, 51, 48, 48, 92, 77, 89

ASCII 解釈を次に示す。

\MI00000\MF100200300\MY

マクロ PDF417 シンボルの走査が進むと,パケット分解機能が,シンボルを順不同で走査する可能性が

あることを考慮しながら,元のメッセージを復元する。システムがバッファを用いるモードで動作してい

る場合は,パケット分解機能は,復号器側にある。バッファを用いないモードで動作している場合は,パ

ケット分解機能は,受信システム側にある。

復号器には,設定したマクロ PDF417 ファイル ID の処理を中止し,新しいファイル ID の処理を開始で

きるような,復号器に特有の手段を備えておくことが望ましい。この機能は,設定したファイル ID のシ

ンボルが,一つ以上欠けていたり,解読が不能のときの,デッドロック状態を避けるときに必要である。

H.6.1

バッファを用いるモードの動作

バッファを用いるモードでは,復号器又はリーダでパケット分解機能を実行する。機器構成に従い,次

のいずれかの形式でデータを伝送する。

−  マクロ制御ブロックを含めずに,復元したデータを伝送する。

又は

−  符号化したメッセージ全体に先行させるために,マクロ制御ブロックを一つ伝送する。シンボルの中

にある任意領域すべてを含めるために,このマクロ制御ブロック自体を復元していることがある。最

終的なマクロ制御ブロックでは,マクロ索引領域が 0 に設定され,マクロのファイルの終わり領域を

含む。基本的に,この目的は,復元したメッセージ全体を,最初で,かつ,唯一の,擬似数列のマク

ロ区分として示すためである。

H.6.2

バッファを用いないモードの動作

バッファを用いないモードでは,受信システムでパケット分解機能を実行する。伝送したマクロ制御ブ

ロックは,それぞれ,シンボルの中で実際に符号化した,すべての必す(須)領域及び任意領域を表して

いる。

バッファを用いないモードで復号器を構成するときは,必要に応じて,連続したシンボルが同じファイ

ル ID でなくてもいいように,復号器を構成することができる。この手法が適しているのは,復号器が受

信システムに対して,マクロ PDF417 制御ブロックを伝送するように構成している場合で,かつ,この受

信システムが,制御ブロックのファイル ID 部分をモニタし,ファイル全体を処理した時点を確認するよ

うに設計されている場合だけである。異なるファイル ID をもつシンボル及びファイル ID のないシンボル

(例えば,マクロ PDF417 セットに属さない単体のシンボル)は,受信システムによって確認されたもの

として扱う。

バッファを用いない動作のときに,マクロ PDF417 セットの中のシンボルが,すべて受信されたかどう

かを検査しやすくするために,符号化するマクロ制御ブロックの一部として,できるだけ任意の区分カウ

ント領域を用いることが望ましい。

H.6.3

初期復帰伝送

PDF417 の AIM USA (1994)  及び AIM Europe (1994)  の PDF417 規格で定義した GLI 0 及び GLI 1 の規則

は,ECI の規則とは異なっている。そのため,この規格に適合したバーコードリーダは,GLI 1 の起動を

直接指定したシンボルを伝送するときに,次の二つの状況で,エスケープシーケンスを追加して,伝送し

なければならない。


65

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

a)

マクロ PDF417 シンボルのデータが GLI 1 (ECI 000001)  解釈で終わる場合に,そのデータを伝送した

あと,プログラムによって指定された伝送手順に従って,復号器が GLI 0 エスケープシーケンス又は

ECI 000000 エスケープシーケンスを伝送するとき。

b)

マクロ制御ブロックの中で,テキスト圧縮モードで符号化した可変長の各任意領域の最初に,復号器

が GLI 1 (ECI 000001)  を伝送する場合で,その領域の前にあるデータが,GLI 1 (ECI 000001)  解釈で

終わっているとき。

この必要条件は,バッファを用いるモード又はバッファを用いないモードの,いずれのモードで動作し

ているときでも,また,復号器が ECI 手順及び初期の PDF417 伝送手順のどちらを用いて伝送するように

プログラムされている場合でも当てはまる。


66 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 I

規定)

PDF417 品質試験

5.14.4

で規定するように,PDF417 シンボルの品質は,行また(跨)ぎ走査を伴ったマルチローシンボル

体系の評価のために,ISO/IEC 15415 で規定する方法で評価する。

要約すると,PDF417 シンボルは,次のようにグレード分けされる。

−  スタート及びストップだけに着目し,走査反射率波形を解析する。

−  コード語並びにデータ及び誤り訂正コード語だけに着目し,直線走査がシンボルからデータを取り戻

すことができる効率を測定する。コード語は,復号できたであろうコード語の最大数の百分率として

表される,正当に復号したコード語の数であり,すなわち,適切な走査(傾きを補正した後の)数を

単位にした,シンボルのデータ段数である。

−  未使用誤り訂正は,データと誤り訂正コード語とだけに適用され,シンボルの誤り訂正許容量の機能

として,誤り及び抹消の数を表す。

−  コード語印刷品質は,データ及び誤り訂正コード語だけに適用し,グレード分けされるシンボルの全

データ領域にわたっている走査反射率波形の復号容易度,欠陥及び変位幅パラメタを有効にする。こ

れらのグレードは,シンボルの品質に影響を与える,シンボルの不完全な特性を保護するとき,誤り

訂正の影響を考慮するために修正される。

総合シンボルグレードは,走査反射率波形の分析に基づき,コード語,未使用誤り訂正及びコード語印

刷品質のグレードで最も低いグレードである。


67

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 J

規定)

PDF417 の参照復号アルゴリズム

この附属書では,ISO/IEC 15415 に規定する方法を用いて,シンボルの品質を評価するときに,復号容

易度の計算で用いる,参照復号アルゴリズムを示す。

この参照復号アルゴリズムを用いて,シンボルの品質を評価するときは,シンボルを横断して走り,最

小一つはスタートキャラクタ又はストップキャラクタを横切る一連の走査線によって,PDF417 シンボル

を復号しなければならない。ただし,必ずしも 1 行ずつ復号する必要はない。走査線が二つ以上の行を横

切っていれば,クラスタ番号を用いることによって,シンボルを復号することができる。シンボルキャラ

クタのバー  スペース列は,

“エッジから類似エッジまでの寸法”  (

e

)  の測定値を用いることによって復号

する。

PDF417 シンボルは,次の 4 段階で復号しなければならない。

a)

初期化−シンボルマトリックスを設定する。

b)

参照復号アルゴリズムを用いて,ラインを復号する。

c)

マトリックスに書き込む。

d)

解釈する。

J.1

初期化

復号手順の始めには,シンボル構造パラメタ(行数

r

,列数

c

)及び誤り訂正レベルを設定するために,

十分な数のライン復号(J.2 を参照)を行わなければならない。この情報を,それぞれスタートキャラクタ

及びストップキャラクタに隣接する,左右の行指示子の中に符号化する。

シンボル構造パラメタを初期化後,復号中のシンボルサイズ(行数及び列数)を表したマトリックスを

作成しなければならない。マトリックスには,スタートキャラクタ,ストップキャラクタ及び行指示子を

含めてはならない。

J.2

ライン復号用参照復号アルゴリズム

読取り可能な走査線は,少なくとも,クワイエットゾーンが一つ,スタートキャラクタ又はストップキ

ャラクタ,行指示子が一つ,データ領域に一つ以上のシンボルキャラクタを含まなければならない。走査

線は,複数の行を横切ることができる。アルゴリズムには,ラインを復号するために,次の手順を含んで

いる。

a)

クワイエットゾーンがあることを確認する。

b)

スタートキャラクタ及びストップキャラクタを含め,シンボルキャラクタのバー  スペース列それぞれ

について,

図 J.1 に従って,次に示す幅測定値を計算する。

e

1

e

2

e

3

e

4

e

5

及び

e

6


68 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

図 J.1−復号測定値

c)

測定値

e

1

e

2

e

3

e

4

e

5

及び

e

6

を,基準化した値

E

1

E

2

E

3

E

4

E

5

及び

E

6

に変換する。この変換

によって,これらの測定値のモジュール幅が整数で示される。

i

番目の値は,次の方法を用いて求め

る。

1.5

p

 / 17≦

e

i

<2.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 2

2.5

p

 / 17≦

e

i

<3.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 3

3.5

p

 / 17≦

e

i

<4.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 4

4.5

p

 / 17≦

e

i

<5.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 5

5.5

p

 / 17≦

e

i

<6.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 6

6.5

p

 / 17≦

e

i

<7.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 7

7.5

p

 / 17≦

e

i

<8.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 8

8.5

p

 / 17≦

e

i

<9.5

p

 / 17 の場合,

E

i

 = 9

これらの条件に当てはまらない場合は,そのシンボルキャラクタのバー  スペース列を誤りとする。

d)

スタートキャラクタ又はストップキャラクタが見つかると,復号したスタートキャラクタ又はストッ

プキャラクタから確認した方向に向かって,行指示子及びマトリックスに示された列数の数だけ,シ

ンボルキャラクタの復号を試みる。シンボルキャラクタのバー  スペース列は,手順 e)  に従って復号

する。

e)

次の数式によって,シンボルキャラクタのクラスタ番号

K

を計算する。

K

 = (

E

1

E

2

E

5

E

6

+9) mod 9

注記 1  この数式の結果は,5.3.1 に示している数式の結果と同じである。

クラスタ番号

K

は,0,3 又は 6 でなければならない。それ以外の場合には,シンボルキャラクタ及

び対応するコード語を誤りとする。

p

e

1

 

e

3

e

5

e

2

e

4


69

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

f)

キーとして,七つの値(クラスタ値

K

及び

E

1

E

2

E

3

E

4

E

5

及び

E

6

の値)を用い,復号化表(

属書 A)からコード語を検索する。これらの値は,附属書 に設定しているバー  スペース列の値か

ら,直接計算することができる。

注記 2  非体系的で,一つのモジュールにだけしか関係しない,単一のエッジ誤りが原因で生じる

復号誤りを検出するために,クラスタ番号を用いる。

g)

有効なスタートキャラクタ及び/又はストップキャラクタを設定後,シンボル構造パラメタを設定す

るために,左の行指示子及び/又は右の行指示子のコード語を用いなければならない。行番号  (

F

),

行数  (

r

),列数  (

c

)  及び誤り訂正レベル  (

s

)  の設定をするために,5.11.3.1 及び 5.11.3.2 に定義する数

式の逆を用いなければならない。

h)

このほか,各読取装置に特有の特性に対し,合理的で適切と考えられる補助的な検査,例えば,走査

の加速性,絶対タイミング寸法,クワイエットゾーンなどの検査を行う。

J.3

マトリックスへの書込み

次に示す手順を用いて,初期化の手順で設定された行  (

r

)  及び列  (

c

)  を,マトリックスに書き込まなけ

ればならない。

a)

消失誤り数

v

の初期値が

r

×

c

になるように設定する。

b)

各走査に対して,マトリックスの列数と同じ数だけコード語の復号を試みる。

c)

有効な復号結果を,行指示子からの行番号及びクラスタ値によって指定された,マトリックスの適切

な位置に入力する。

行また(跨)ぎが発生すると,走査線の行番号が変わり,左右の行指示子に示される。個々の有効なコ

ード語に対応する正確な行番号に書き入れるために,クラスタ番号を用いなければならない。

例  復号した走査には,有効なスタートキャラクタ・ストップキャラクタ,行番号 7 を含む左の行指

示子及び行番号 10 を含む右の行指示子を含んでいる。マトリックスには,10 の列がある。走査

線が一つの行に十分に止まらないで完全に移動してしまったために,復号されなかったコード語

が三つある。ただし,これら“欠けている”コード語の位置は,エレメントタイミングから分か

る。

図 J.2−行と交差する走査線を示す概略図


70 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

クラスタは,次のとおり。

      未知, 6, 6, 6,  未知, 0, 0,  未知, 3, 3.

r

(行)及び

c

(列)のマトリックス表記法を用いて,次の位置にコード語を書き込む。

      未知, (8, 2), (8, 3), (8, 4),  未知, (9, 6), (9, 7),  未知, (10, 9)  及び (10, 10)

注記  この例は,四つの行に交差しているという極端なものであるが,それでも,70 %のコード語

が,正常に復号されている。

d)

マトリックスへの記入が進むにつれて,有効なコード語のそれぞれについて一つずつ,消失誤り数

v

を減少させなければならない。

e)

誤り訂正レベルがゼロ以外で,未知のコード語の数(消失誤り数

v

)が 5.7.2 に示した数式を満足して

いるとき(

v

l

及び

f

=0 の場合)には,誤り回復を試みることができる。誤り回復が不能であった

場合には,より多くのコード語を収集しなければならない。

f)

誤り訂正レベルがゼロの場合は,二つの誤り訂正コード語が正しいかを検査する。

誤り検出及び誤り訂正の詳細を,

附属書 に示す。

J.4

解釈

データコード語は,テキスト圧縮モードの英大文字サブモードの初期状態から始め,圧縮モードに従っ

て解釈しなければならない。


71

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 K

規定)

誤り訂正の手順

未知のコード語の総数

v

が,5.7.2 に示した数式  (

v

l

f

=0)  によって計算した値以下の場合は,誤り

回復を試みることができる。未知のコード語は,ゼロに置き換えなければならず,

l

番目の未知のコード

語の位置は,

j

l

となる  (

l

=1, 2, …,

v

)。次のように,シンボルキャラクタの多項式を構成する。

C

 (

x

)=

C

n

1

x

n

1

C

n

2

x

n

2

+...+

C

1

x

1

C

0

ここに,

n

個の係数は,

C

n

1

を最初のコード語とする,読み込んだコード語

 

n

は,コード語の総数

次の評価を行うことによって,

k

個のシンドローム値  (

S

1

S

k

)  を計算する。

x

=3

i

での

C

 (

x

)

i

=1∼

k

ここに,

k

はシンボル中の誤り訂正キャラクタ数で 2

s

1

シンドロームを出力する回路を,

図 K.1 に示す。

図 K.1−シンボルシンドローム計算回路

シンボルマトリックスの中にある未知のコード語の位置は,

j

(

l

=1, 2, ...

v

)  から確認できるため,次の

ように,これら既知の位置に対する誤り位置を,多項式で計算することができる。

( ) (

)(

) (

)

x

x

x

x

v

β

β

β

σ

=

1

1

1

2

1

Κ

v

v

x

x

σ

σ

+

+

+

=

...

1

1

ここに,

jl

l

3

=

β


72 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

誤 り 位 置 多 項 式

σ

(

x

)  を, 誤 り の 位 置 を 含 め る よう に 更 新 す る こ と が で きる 。 こ の 処 理 に は,

Berlekamp-Massey アルゴリズムを用いる。元テキストについては,参考文献を参照。

この時点で,消失及び誤りの数が,5.7.2 に示している誤り訂正能力の数式を満足するか確認する。

σ

(

x

)=0 を解くと,

t

個の誤り(

t

≧0 で,

t

=0 の場合には,誤りはない。

)の位置が分かる。この段階で,

位置

j

(

l

=1, ...,

v

t

)  に対する誤り値

e

jl

を計算する必要がある。誤り値を計算するには,次に定義する補

助多項式の Z 多項式が必要になる。

( )

(

) (

)

(

)

η

η

η

η

η

σ

σ

σ

σ

σ

σ

x

s

s

s

x

s

s

x

s

x

Z

+

+

+

+

+

+

+

+

+

+

=

2

2

1

1

2

2

1

1

2

1

1

...

1

ここに,

t

v

+

=

η

位置 j

l

での誤り値は,次のように計算する。

=

=

η

β

β

β

β

l

i

i

l

i

l

l

jl

Z

e

,

1

1

1

)

1

(

)

(

誤り値の計算が正常に終了すると,対応する位置のコード語に,誤り値の補数を加える。


73

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 L

規定)

シンボル体系識別子

JIS X 0530 

(

ISO/IEC 15424

)

には,読んだバーコード,バーコードリーダに設定した構成及びバーコー

ドの特殊な特徴を報告するために,決められた方法を規定している。

PDF417

のシンボル体系識別子は,次のとおり。

]Lm

ここに,

 ]

は,シンボル体系識別子のフラグキャラクタ

 (ASCII 93)

L

は,

PDF417

のシンボル体系識別子。

m

は,

表 L.1 に定義している値の一つを含む変更子キャラクタ。

表 L.1PDF417 用シンボル体系識別子の修飾子の値 の任意設定内容

m

任意選択

0

AIM USA (1994)  及び AIM Europe (1994)  の PDF417 シンボル体系仕様に定義した手順(附属書 参照)に
適合するように,リーダを設定している。

a)

1

この規格の拡張チャネル解釈(5.17.2 参照)手続に従うように,リーダを設定している。データキャラクタ
92 は,すべて二重化される。

2

この規格の基本チャネル動作(5.17.1 参照)手続に従うように,リーダを設定している。データキャラクタ
92 は,二重化されない。

b)

a)

  この任意機能を伝送するとき,受信側は,ECI が呼び出されているかどうか,また,伝送時にデータバイト

92 が二重化されているかどうかも,確実には判断できなくなる。

b)

  復号器をこのモードに設定すると,バッファを用いないモードのマクロ PDF417 シンボル及び復号器で ECI

エスケープシーケンスを伝送する必要があるシンボルを伝送することができない。

この情報は,バーコードシンボル中に符号化してはならないが,復号化のあと,復号器によって出力さ

せ,データメッセージの接頭辞として伝送することが望ましい。


74 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 M

規定)

PDF417 旧規格適合復号器用伝送手順

PDF417

シンボル体系の旧仕様では,基本チャネルモード,グローバルラベル識別子及びマクロ

PDF417

を利用可能にしている。グローバルラベル識別子は,シンボル体系拡張チャネル解釈の前身である。マク

PDF417

は,

ECI

手順と完全に統合されているわけではない。この附属書に,次の内容を示す。

旧仕様に適合し,現在も使用可能な伝送手順

互換性の問題点

M.1

基本チャネルモード

基本チャネルモードでは,基本的に,すべてのデータシンボルキャラクタを,有効な圧縮モードに従っ

て変換し,

8

ビットバイトの列として,データ伝送に組み込む。スタートキャラクタ・ストップキャラク

タ,行指示子,シンボル長記述子,モード切換コード語及び誤り訂正コード語は,伝送しない。

注記

この手続は,5.17.1 の手順と同じである。初期の復号器では,シンボル体系識別子の

 ]L0

を出

力する必要がある。この出力がないと,シンボル体系識別子の接頭辞を伝送することができな

い。

M.2

GLI

符号化シンボル

従来は,

GLI 0

及び

GLI 1

だけで指定していた。しかし,最初の手続によって,

GLI

及び

ECI

エスケー

プシーケンスは,すべて伝送することができる。三つのコード語(

925

926

及び

927

)によって,

GLI

を符号化していることが伝達され,次に示すように,バイト値として復号される。

a

) GLI

シーケンスが,コード語

927

で始まる場合

1

)

コード語

927

は,

4

バイトのエスケープシーケンス,

92, 57, 50, 55

として伝送される。このシーケン

スは,

ASCII

解釈の“\

927

”を表す。

2

)

次のコード語は,

000

899

の範囲で

GLI

番号を表す。このコード語は,

3

けたの値に変換する。

3

けたの値は,対応するバイト値(

48

57

)として,その前にバイト

92

が先行する形式で伝送する。

シンボル符号:

[927]

[001]

データ伝送(バイト)

92, 57, 50, 55, 92, 48, 48, 49

ASCII

解釈:

927

001

b

) GLI

シーケンスが,コード語

926

で始まる場合

1

)

コード語

926

は,

4

バイトのエスケープシーケンス,

92, 57, 50, 54

として伝送される。このシーケン

スは,

ASCII

解釈の“\

926

”を表す。

2

)

次の二つのコード語は,

000

899

の範囲のコード語で,次のように

ECI

番号を表す。

コード語

1

ECI

番号

div

 900 - 1

コード語

2

ECI

番号

mod

 900

各コード語は

3

けたの値に変換する。

3

けたの値は,対応するバイト値(

48

57

)として,その前

にバイト

92

が先行する形式で伝送する。


75

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

シンボル符号

[926]

[136]

[156]

データ伝送(バイト)

92, 57, 50, 54, 92, 49, 51, 54, 92, 49, 53, 54

ASCII

解釈

926

136

156

c

) GLI

シーケンスが,コード語

925

で始まる場合

1

)

コード語

925

は,

4

バイトのエスケープシーケンス,

92, 57, 50, 53

として伝送される。このシーケン

スは,

ASCII

解釈の“\

925

”を表す。

2

)

次のコード語は,利用者定義の

GLI - 810 900

の番号で,

000

899

の範囲の任意のコード語である。

このコード語は

3

けたの値に変換する。

3

けたの値は,対応するバイト値(

48

57

)として,その前

にバイト

92

が先行する形式で伝送する。

シンボル符号

[925]

[456]

データ伝送(バイト)

92, 57, 50, 53, 92, 52, 53, 54

ASCII

解釈

925

456

この手続は,

GLI

を確認するたびに繰り返す。

注記 1

5.17.2

に,類似した

ECI

であるが,

ECI

手順を用いた例を示す。

バックスラッシュ又はその他バイト

92

によって表すキャラクタを,

符号化したデータとして用いる必要

がある場合は,次のように伝送する。バイト

92

がデータとして発生したときは,必ず,その値のバイトを

二つ伝送する。つまり,このバイトが一つだけの場合には,常にエスケープシーケンスで,二つあれば真

のデータであることを示す。

符号化したデータ

A

\\

B

C

データ伝送

A

\\\\

B

\\

C

初期値のエスケープキャラクタは,復号器の中で変換することができる。この場合には,それに対応し

て,受信システムを設定しておく。ただし,通常は,数字として解釈する

47

58

のバイト値は用いない。

注記 2

 ECI

適合の手順(5.17.2 参照)の場合は,エスケープキャラクタを

92

に固定している。

任意設定として,復号器に,エスケープキャラクタの定義がない動作モードを設定することができる。

このようなバーコードリーダの場合は,エスケープシーケンスを伝送することはできない。また,どのよ

うなデータキャラクタでも二重にすることはできない。したがって,このモードでは,

ECI

エスケープシ

ーケンスを伝送することも,マクロ

PDF417

の制御ブロックを伝送することもできない。

M.3

マクロ PDF417 シンボル

初期の

PDF417

伝送手順に基づいて動作している場合,

PDF417

復号器は,いったん,指定したファイル

ID

のマクロ

PDF417

シンボルを処理したときは,そのファイル

ID

に対応するシンボルをすべて復号し,

伝送し終わるまで,その他のシンボルを伝送することはできない。この必要条件は,次に示している伝送

モードのどれにも当てはまる。

M.3.1

バッファを用いるモードでの伝送

バッファ付きの伝送システムの場合は,伝送の前に,復号器がシンボルセット全体を収集する必要があ

る。マクロ制御ブロックの必す(須)領域の処理は,内部で実行する。任意領域は,復号器の中で個々に,

伝送することもできるし,伝送しないようにすることもできる。任意領域がある場合は,データセット全

体の終わりに,

1

回伝送する必要がある。各領域は,対応するマクロ

PDF417

任意領域タグシーケンスの

伝送によって始める。タグシーケンスは,

表 H.1 に示すように,コード語

923

及びその後ろにタグ値が続

く構成になっており,M.2 に示すように,エスケープキャラクタを用いて伝送する。上位モードで復号し


76 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

た領域の内容は,このタグシーケンスのあとで伝送する。

M.3.2

バッファを用いないモードでの伝送

バッファを用いない伝送システムの場合は,復号器は,個々のシンボルを復号したとおりに伝送するこ

とができる。

バッファを用いないモードを用いる場合は,マクロ

PDF417

制御ヘッダの伝送ができる必要がある。バ

ッファを用いないモードのシンボルの場合は,

バーコードリーダが,

内部で順番を整理しないためである。

ヘッダの伝送によって,ホストシステムが,受信したデータを適切に整列することができる。

マクロ

PDF417

制御ヘッダは,伝送させることもできるし,伝送しないようにすることもできる。マク

PDF417

制御ヘッダは,マクロ

PDF417

制御ブロックの一部(

図 H.1 参照)で,目印コード語

928

,数字

圧縮モード時には区分番号及びファイル

ID

コード語列によって構成している。制御ヘッダを伝送すると

きは,M.2 に示すように,エスケープキャラクタを用いて,目印コード語及びファイル

ID

コード語を伝送

する必要がある。例えば,最初のシンボルのマクロ

PDF417

制御ヘッダは,区分番号=

0

,ファイル

ID (100,

200, 300)

の場合,次に示しているコード語列としてシンボル中に符号化する。

[928] [111] [100] [100] [200] [300]

そして,初期のエスケープキャラクタが

92

とすると,次のように伝送する。

データ伝送(バイト)

92, 57, 50, 56, 48, 48, 48, 48, 48, 92, 49, 48, 48, 92, 50, 48, 48, 92, 51, 48, 48

ASCII

解釈

92800000

100

200

300

伝送する場合,マクロ

PDF417

制御ヘッダは,シンボル中に符号化したデータのあとで伝送する。

バーコードリーダで伝送する最後の

GLI

シーケンスが

GLI 0

以外の場合には,その区分から伝送するデ

ータは,バイト列

92, 57, 50, 55, 92, 48, 48, 48

ASCII

解釈:\

927

000

)で終了する。そのシンボルのデー

タがコード語

 [927] [000]

のシーケンスで終了しているかのようにするためである。この処理によって,

次のブロックの解釈機能が

GLI 0

に戻される。

任意領域は,復号器の中で個々に,伝送したり,伝送しないようにしたりすることができる。伝送可能

な任意領域は,それらの領域を符号化している各マクロ

PDF417

シンボルとともに伝送する。各領域は,

対応するマクロ

PDF417

任意領域タグシーケンスの伝送によって始める。タグシーケンスは,

表 H.1 に示

すように,コード語

923

及びその後ろにタグ値が続く構成になっており,M.2 に示すように,エスケープ

キャラクタを用いて伝送する。上位モードで復号した領域の内容は,このタグシーケンスのあとで伝送す

る。

符号化したデータ列の伝送だけを基準に考えると,特に,任意領域を含んでいるような場合,マクロ制

御ブロックの終わり及び次に続くシンボルのデータ内容の始めの間で,どこに境界があるか判断が難しか

ったり,又は全く分からなかったりすることがある。システムの伝送手順,例えば,従来の伝送用エスケ

ープキャラクタの

STX

及び

ETX

又は,その他の“連携”機能を用いて,伝送するマクロ

PDF417

シンボ

ル間の境界を判断することができる。

バッファを用いないモードで動作しているときに,マクロ

PDF417

セットの全シンボルが受信されたか

どうか検査しやすくするためには,符号化されたマクロ制御ブロックの一部として,できるだけ,任意選

択の区分カウント領域を用いる必要がある。

M.4

初期の PDF417 手順による予約コード語の伝送

初期の

PDF417

伝送手順に基づいて動作している場合は,復号器は,予約コード語を,後ろにその予約

コード語の

10

進値を表す

3

けたの数字が続くエスケープキャラクタ(初期値は

92

)として伝送する必要


77

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

がある。予約コード語に続くデータコード語は,その予約コード語が出てくる前から有効であった圧縮モ

ードに従って解釈し,伝送する。正確にいえば,予約コード語が,既に有効であった圧縮モードへの切換

コード語を挿入したかのように解釈することである。

このような切換えでは,バイト圧縮モード又は数字圧縮モードの場合は,新たにコード語の“グループ

化”を開始する。テキスト圧縮モードが有効であった場合は,テキスト圧縮モードの英大文字サブモード

に設定し直す。

将来,予約コード語が,通信機能を提供するために定義した場合でも,この手順は,どのような予約コ

ード語のメッセージ構文でも,適切に伝送することができるが,新しい圧縮モードに合わせて,正確に出

力することはない。したがって,初期の

PDF417

伝送手順を用いる場合は,受信者は,新たに定義した圧

縮モードのコード語を表す,エスケープシーケンスに続くデータを,すべて放棄する必要がある。

M.5

新旧 PDF417 機器間の互換性の確保

M.5.1

符号器

シンボル体系に依存しない拡張チャネル解釈の導入は,

ECI

に基づく符号化機能とシンボル体系に基づ

く符号化機能とを分離することが合理的であることを意味している。事実上,

GLI

の符号化機能は,本質

的に,

PDF417

シンボル体系に深く関連している。シンボルが,既存の符号器又は新しい符号器のどちら

によって符号化されても,符号化したコード語列は,同じ内容を表すことを目的にしている。

ECI

規格発

表当時,

ECI 000123

の解釈自体が定義されていなかった。例えば,この

ECI 000123

解釈に適合するデータ

は,

PDF417

特定

GLI

対応符号器又は第

1

段階のシンボル体系

ECI

符号器,それに続く第

2

段階の

PDF417

シンボル体系符号器によって,符号化できなければならない。

次の二つの制限がある。

 GLI

0

復帰の論理は,

GLI 0 (ECI 000000)

及び

GLI 1 (ECI 000001)

にだけ適用する。

同じシンボル,言い換えると,同じマクロ

PDF417

セットの中で,

GLI 0

及び

GLI 1

を,他の

ECI

混在させない。

M.5.2

復号器

新旧の

PDF417

手順に適合した復号器間で,相互通信するときは,シンボル体系識別子の接頭辞が,重

要な役割を果たす。新しい拡張チャネルモードの動作に対応した復号器では,必ず,シンボル体系識別子

を接頭辞として付加して伝送する必要があり,また,同じ環境で,新旧の

PDF417

機器が混在する場合に

も,必ず,接頭辞を用いる必要がある。すなわち,拡張チャネルモードの動作(同じ環境で混在している

基本チャネルモード及び拡張チャネルモードのシンボルを読む。

)を使用可能にした復号器は,伝送ごとに

シンボル体系識別子を伝送する。

注記

  AIM USA (1994)

及び

AIM Europe (1994)

PDF417

規格では,エスケープキャラクタ(初期値

92

)を二重にするときでも,シンボル体系識別子を用いることを要求していない。この規格で

指定するように,

ECI

手順に適合する場合は,シンボル体系識別子を用いることを要求する。

復号器は,次の状態のいずれか一つに適合しているとみなす。

a

) ECI

手順及びこの規格に,完全に適合している場合

1

)

適切なシンボル体系識別子を伝送できる。

2

)

基本チャネルモード又は拡張チャネルモードに,設定又は切換えが可能。

3

)

この標準の規格どおりに,

ECI

手順を送信できる(5.17.2 参照)

4

)

この標準の規格どおりに,マクロ

PDF417

を処理する。


78 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

b

) 1994

規格に適合している場合

1

) 1994

規格に適合し,かつ,新しい機器と

ECI

符号化シンボルとの相互運用が可能な場合

1.

シンボル体系識別子“

]L0

”を伝送

2.

基本チャネルモード又は拡張チャネルモードに,設定又は切換えが可能

3.

M.2

で規定した

GLI

手順で伝送

4.

M.3

で規定したマクロ

PDF417

を処理

2

) 1994

規格に適合しているが,新しい機器と

ECI

符号化シンボルとの相互運用が不可能な場合

1.

シンボル体系識別子を伝送できない

2.

基本チャネルモード又は拡張チャネルモードに,設定又は切換えが可能

3.

M.2

で規定した

GLI

手順で伝送

4.

M.3

で規定したマクロ

PDF417

を処理

c

)

基本チャネルモードにだけ適合している場合

1

)

シンボル体系識別子“

]L0

”(従来形機器の場合)又は“

]L2

”(新形機器の場合)を伝送するか,

又はシンボル体系識別子の伝送をしない。

2

) ECI

コード語を含むシンボルを無効として処理。

3

)

バーコードリーダがバッファを用いるモードで動作しており,マクロ

PDF417

シンボルを無効とし

て処理していない限り,マクロ制御ヘッダの伝送を停止。

機器が,上記のように適切に設定されていれば,受信者は,次の状態を確認し,適切に対応することが

できる。

a

)

伝送データの最初に,シンボル体系識別子“

]L1

”がある場合

この場合,受信者は,走査したシンボルに対して,復号器が拡張チャネルモードで動作しているこ

とが分かる。したがって,シンボルに

ECI

が含まれているか又はシンボルがマクロ

PDF417

セットの

一部であるかどうかにかかわらず,データとして発生するすべてのバイト

92

は,二重化される。バイ

92

が一つだけの場合は,エスケープシーケンスの始まりを示している。その他の機能は,すべてこ

の規格に適合している。

b

)

伝送データの最初に,シンボル体系識別子“

]L2

”がある場合

この場合,受信者は,走査したシンボルに対して,復号器が基本チャネルモードで動作しているこ

とが分かる。したがって,バイト

92

は,常に,単一バイトのデータを表す。

ECI

エスケープを含むシンボルは,無効とみなされる。マクロ

PDF417

シンボルは,バーコードリ

ーダがバッファを用いるモードで構成していない限り無効とみなされ,マクロ

PDF417

制御ヘッダを

伝送しないように設定する。

c

)

伝送データの最初に,シンボル体系識別子“

]L0

”があり,

1994

PDF417

を示す場合

このケースは例外である。

AIM USA (1994)

及び

AIM Europe (1994) PDF417

規格の場合,拡張チャ

ネルモードが使用できるように規定しているが,

PDF417

シンボル識別子の任意選択値として“

0

(任

意選択設定なし)を定義しているからである。そのため,既存の

PDF417

機器が,完全に

1994

規格に

適合している場合には,拡張チャネルモード又は基本チャネルモードの,どちらが有効になっている

かを示すときに,新しい任意選択値は用いない。したがって,受信者が“

]L0

”を確認したとき,

1994

規格に適合した

PDF417

の動作であると考えるのが望ましい。特に,次の場合が該当する。

受信者が,伝送内容から,復号器が拡張チャネルモード(M.2 に示すように,エスケープキャラク

タとして指定したバイトを,常に二重にする。)又は基本チャネルモード(バイトを,二重にしな


79

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

い。)のどちらになっているか判断できない場合。復号器は,受信者の予想と一致するように構成

しなければならない。

復号器を拡張チャネルモードに設定し,かつ,シンボルの中に

ECI

を符号化したときは,復号器が,5.17.2

に示す

ECI

エスケープシーケンスではなく,

1994 PDF417

形式の

GLI

エスケープシーケンス(M.2 参照)

を伝送する場合

初期の手順を用いているときに,

マクロ制御ブロックがあると,

そのマクロ制御ブロックの内容が,

シンボルの中で,データバイトの前ではなく,後ろに続く場合

d

)

伝送データの最初に,シンボル体系識別子がない場合

この場合は,次のいずれかの状態である。

1

)

復号器は,基本チャネルモードのシンボルにだけ対応するように,適切に設定されている。受信シ

ステムには,復号器によって二重化されているバイト値がないこと及びデータ列の中で,

ECI

のよ

うに見えるシンボルは,どの場合でも,キャラクタが組み合わさってできた偶然の結果であること

が伝達される。

2

)

復号器は,

ECI

符号化シンボルが存在する可能性のある開放型システム環境で,相互通信ができる

適切な設定になっていない。


80 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 N 

参考)

コード語数を最小にするためのアルゴリズム

各種の圧縮モード及び切換方法を用いることによって,同じデータを異なった

PDF417

コード語列によ

って表現することができる。規定した手順はないが,次のアルゴリズムで示す方法によって,必要なコー

ド語数を少なくできる可能性がある。

1.

 Let P point to the start of the data stream

2.

 Set current encoding mode to Text Compaction

3.

 Let N be the number of consecutive digits starting at 

4.

 If N is

13 then

5.

 Latch to Numeric Compaction mode

6.

 Encode the N characters using numeric compaction

7.

 Advance P by N

8.

 Go to Step 3

9.

 Else if N < 13 then

10.

 Let T be the length of a Text Compaction mode character sequence starting at P. The sequence is

terminated when either a character from a mode other than Text Compaction is detected or a numeric

sequence of

13 digits is detected.

11.

 If T is

5 then

12.

 Latch into Text Compaction mode

13.

 Encode the T characters using the Text Compaction mode

14.

 Advance P by T

15.

 Go to Step 3

16.

 Else if T < 5 then

17.

 Let B be the length of the binary encodable sequence starting at P. The sequence is

terminated when either a Text Compaction sequence of length

5 is found or a numeric

sequence of length

13 is found

18.

 If B is equal to 1 AND the current mode is Text Compaction, then

19.

 Shift into Byte Compaction mode

20.

 Encode the single byte value using Byte Compaction mode

21.

 Advance P by B

22.

 Go to Step 3

23.

 Else

24.

 Latch into Byte Compaction mode

25.

 Encode the B bytes using Byte Compaction mode

26.

 Advance P by B

27.

 Go to Step 3


81

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 O 

参考)

シンボルマトリックス作成のガイドライン

O.1

マトリックスの決定に影響を及ぼすパラメタ

行数

  (r)

及び縦列数

  (c)

によって,シンボルマトリックスを設定するには,印刷の前に,数多くのパラ

メタを用いることが望ましい。

各パラメタでは,シンボルマトリックスの条件を決められる特徴を,一つずつ処理する。次の式,

A

c

k

n

Q

H

Q

V

r

X

及び

Y

は,4.1 で定義している。

式は,右側[

(  )内]又はより複雑なアルゴリズムで使ってもよい。

パラメタ

1

:  行数

r

90

3

r

5.2.1 参照)

パラメタ

2

:  列数

c

30

1

c

5.2.2 参照)

パラメタ

3

X

寸法

アプリケーション仕様によって定義(5.8.1 参照)

パラメタ

4

Y

寸法

X

Y

3

5.8.2 参照)

パラメタ

5

:  水平クワイエットゾーン

Q

H

X

Q

H

2

5.8.3 参照)

パラメタ

6

:  垂直クワイエットゾーン

Q

V

X

Q

V

2

5.8.3 参照)

パラメタ

7

:  シンボル有効幅

W

(

)

H

Q

c

W

2

69

17

+

+

注記 1  このパラメタは,ラベル幅又はスキャナの走査幅によって制限される。

パラメタ

8

:  シンボル有効高さ

H

V

Q

Yr

H

2

+

注記 2  このパラメタは,ラベル幅又はスキャナの走査幅によって制限される。

パラメタ

9

:  マトリックスパラメタ

(

) ( )

929

<

×

=

+

r

c

k

n

パラメタ

10

:  シンボルの縦横比

A

シンボルのサイズを決定する前に,データコード語数及び誤り訂正コード語数を計算しなければならな

い。次の手順では,アプリケーションによって,どのパラメタに制限があるかが重要になる。アプリケー

ションの必要条件によって,シンボル全体の縦横比が特定される場合は,この箇条の b

)

に,その縦横比

のシンボルを作成するときに必要なデータ領域の縦列数を計算する方法を示す。縦横比ではなく,アプリ

ケーションによって,シンボルの高さ及びシンボルの幅(又は,両方)の許容値に制限がある場合は,比

較的簡単な計算方法を用いることができる。a

)

に,シンボルの幅に制限がある場合に用いることができる,

簡単な手法を示す。

a

)

クワイエットゾーンを含む幅全体

W

が指定されているときは,データ縦列数は,パラメタ

7

の式から


82 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

計算することができる。計算結果は,最も近い整数値に切り上げられる。行数は,そのあと,コード

語総数から,次の式によって計算する。

(n

k)

  (r

×

c)

b

)

シンボルの縦横比

A

は,クワイエットゾーンを含むシンボルの幅に対する高さの比率である。指定値

A

に合わせるときは,縦列数

  (c)

に対応して,次の式を解くことができる。式では,クワイエットゾ

ーンが

X

によって正確に表されることが前提になっているが,あらゆるケースでこの式を用いて,縦

列数

  (c)

を概算することができる。

(

)

73

17

2

+

+

=

=

c

X

Q

rY

W

H

A

V

ここに,

AcHQ

V

rWX

及び

  Y

は,箇条 で定義している。

X

Q

V

2

=

列数を表すには,

⎛ +

=

c

k

n

r

ここに,及び は,箇条 で定義している。

異なった式で表現すると,

c

c

c

X

Y

k

n

X

c

c

cX

Y

k

n

x

c

X

Y

c

k

n

A

73

17

4

)

(

)

73

17

(

4

)

(

)

73

17

(

4

2

2

+

+

+

=

+

+

+

=

+

+

⎛ +

=

したがって,

0

4

)

(

)

73

17

(

2

=

⎥⎦

⎢⎣

+

+

c

X

Y

k

n

c

c

A

この式で表すことができる

[

]

0

/

)

(

)

4

73

(

17

2

=

+

+

X

Y

k

n

c

A

Ac

x

c

にして,次の 2 次方程式に代入すると,

0

2

=

+

+

c

bx

ax

次の 2 次方程式の解から

a

ac

b

b

x

2

4

2

±

=

2 次方程式のパラメタ値を代えて,負の値を無視して 2 次方程式を解くと,

[

]

{

}

)

17

(

2

/

)

(

)

17

(

4

)

4

73

(

)

4

73

(

5

.

0

2

A

X

Y

k

n

A

A

A

c

+

+

+

=

n

の値は埋め草コード語の数に依存しており,マトリックスパラメタが決定されるまで,不明である。

しかし,元コード語の数は分かっている。

m

+1  ≦

n

として,上記の方程式に代入すると

[

]

{

}

)

17

(

2

/

)

1

(

)

17

(

4

)

4

73

(

)

4

73

(

5

.

0

2

A

X

Y

k

m

A

A

A

c

+

+

+

+

=


83

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

c

をプラスの値として解くことは,整数でない結果を生む。

c

の最も近い整数値は,縦横比を完成させる

ために,列数の最適値を生む。

列数は,次の式によって得ることができる。

[

]

1

/

)

1

(

+

+

+

=

c

k

m

INT

r

c

k

m

r

c

+

+

+

×

1

)

(

if

then

1

r

r

同様に,

)

(

)

(

k

n

r

c

+

=

×

,埋め草コード語数は,

)

1

(

)

(

k

m

k

n

+

+

+

達成縦横比

A

0.5

PDF417

シンボルのための

m

l

k

277

X

0.33 mm

Y

1 mm

とすると,

[

] [

]

)

5

.

0

17

(

2

33

.

0

00

.

1

277

)

5

.

0

17

(

4

4

)

5

.

0

73

(

4

)

5

.

0

73

(

5

.

0

2

×

×

×

+

×

=

×

=

c

17

)

539

28

056

1

(

5

.

32

5

.

0

+

+

=

c

17

0

.

172

5

.

32

+

=

c

8

21

.

8

17

5

.

139

=

=

=

c

35

1

)

6

.

34

(

1

277

=

+

=

+

=

INT

c

INT

r

929

)

(

)

1

(

<

×

+

+

r

c

k

m

929

280

277

<

必要な埋め草コード語数は,

)

1

(

)

(

k

m

r

c

+

+

×

3

277

280

=

このシンボルは,35 行×8 列で,幅が 68.97 mm,高さが 36.32 mm であり,縦横比は,0.527 になる。

O.2

パラメタが調整できない場合のガイドライン

シンボルが必要なラベルサイズに適合しない場合,

a)

可能であれば,データ内容を減らす。

b)

ラベルサイズの一方又は両方の寸法を大きくする。

c)

誤り訂正レベルを下げる。

d)

モジュールの幅  (X)  又はモジュールの高さ  (Y)  を小さくする。


84 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 P

参考)

誤り訂正コード語を作成するための係数の計算−計算例

各誤り訂正レベルに対する係数を計算するときは,次に示している生成多項式を用いる。

( ) (

)

(

)( ) (

)

k

k

x

x

x

x

x

g

3

....

3

3

3

3

2

=

k

k

k

x

x

x

x

+

+

+

+

=

1

1

2

2

1

0

...

α

α

α

α

ここに,

( )

x

g

k

は,生成多項式

は,誤り訂正コード語の総数

α

j

は,生成多項式 g

k

(x)  によって作られた係数

最初に,上の多項式を展開する。次に,上から係数の剰余を計算する。

for α

j

 = α

0

 ... α

k

1

BEGIN

α

j

 = α

j

 mod 929

END

例  誤り訂正レベル 1 用の生成多項式係数を計算する。

s =

1

誤り訂正レベル 1

k =

2

s

1

=4

誤り訂正コード語の数

g

4

(x) =

(x−3)(x−3

2

)(x−3

3

)(x−3

4

)

 =

59

049−29 160x+3 510x

2

−120x

3

x

4

α

0

 =

59

049

mod 929

=522

α

1

 =

−29 160 mod 929

=568

α

2

 =

3

510

mod 929

=723

α

3

 =

−120 mod 929

=809

注記  附属書 には,PDF417 シンボルの符号化に必要な,すべての誤り訂正レベル係数値を含んで

いる。


85

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 Q 

参考)

誤り訂正コード語の生成−計算例

誤り訂正コード語を作成するには,

5.10

に示している手法が用いられる。

次の例で用いている表記法は,

5.10

で用いている表記法と同じである。

例 PDF417 のデータは,先頭にシンボル長記述子を付けて,5, 453, 178, 121, 239 のコード語で表現す

る。埋め草コード語はない。

=

  5

シンボル長記述子を含むコード語数

d

4

=

  5

d

3

 = 453

d

2

 = 178

d

1

 = 121

d

0

 = 239

誤り訂正レベル 1 を選択すれば,次の数値が決定する。

 =

1

 =

2

l

1

=  4

α

0

, ..., α

3

  =

522, 568, 723, 809

注記  この例は,五つのデータコード語及び四つの誤り訂正コード語だけをもった簡単な架空の例で

あるが,誤り訂正コード語生成のすべての手順を完全に例示しており,データコード語の数及

び誤り訂正コード語の数を増加することで実際の問題に拡張可能である。

計算は,次のようにする。

E

0

, ..., E

3

をゼロに初期化する。

t

1

=(d

4

E

3

mod 929=(5+0) mod 929=5

t

2

=(t

1

×α

3

mod 929=(5×809) mod 929=329

t

3

=929−t

2

=929−329=600

E

3

=(E

2

t

3

mod 929=(0+600) mod 929=600

t

2

=(t

1

×α

2

mod 929=(5×723) mod 929=828

t

3

=929−t

2

=929−828=101

E

2

=(E

1

t

3

mod 929=(0+101) mod 929=101


86 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

t

2

=(t

1

×α

1

mod 929=(5×568) mod 929=53

t

3

=929−t

2

=929−53=876

E

1

=(E

0

t

3

mod 929=(0+876) mod 929=876

t

2

=(t

1

×α

0

mod 929=(5×522) mod 929=752

t

3

=929−t

2

=929−752=177

E

0

t

3

 mod 929=177 mod 929=177

t

1

=(d

3

E

3

mod 929=(453+600) mod 929=124

t

2

=(t

1

×α

3

mod 929=(124×809) mod 929=913

t

3

=929−t

2

=929−913=16

E

3

=(E

2

t

3

mod 929=(101+16) mod 929=117

t

2

=(t

1

×α

2

mod 929=(124×723) mod 929=468

t

3

=929−t

2

=929−468=461

E

2

=(E

1

t

3

mod 929=(876+461) mod 929=408

t

2

=(t

1

×α

1

mod 929=(124×568) mod 929=757

t

3

=929−t

2

=929−757=172

E

1

=(E

0

t

3

mod 929=(177+172) mod 929=349

t

2

=(t

1

×α

0

mod 929=(124×522) mod 929=627

t

3

=929−t

2

=929−627=302

E

0

t

3

 mod 929=302 mod 929=302

t

1

=(d

2

E

3

mod 929=(178+117) mod 929=295

t

2

=(t

1

×α

3

mod 929=(295×809) mod 929=831

t

3

=929−t

2

=929−831=98

E

3

=(E

2

t

3

mod 929=(408+98) mod 929=506

t

2

=(t

1

×α

2

mod 929=(295×723) mod 929=544

t

3

=929−t

2

=929−544=385

E

2

=(E

1

t

3

mod 929=(349+385) mod 929=734

t

2

=(t

1

×α

1

mod 929=(295×568) mod 929=340

t

3

=929−t

2

=929−340=589

E

1

=(E

0

t

3

mod 929=(302+589) mod 929=891


87

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

t

2

=(t

1

×α

0

mod 929=(295×522) mod 929=705

t

3

=929−t

2

=929−705=224

E

0

t

3

 mod 929=224 mod 929=224

t

1

=(d

1

E

3

) mod 929=(121+506) mod 929=627

t

2

=(t

1

×α

3

mod 929=(627×809) mod 929=9

t

3

=929−t

2

=929−9=920

E

3

=(E

2

t

3

mod 929=(734+920) mod 929=725

t

2

=(t

1

×α

2

mod 929=(627×723) mod 929=898

t

3

=929−t

2

=929−898=31

E

2

=(E

1

t

3

mod 929=(891+31) mod 929=922

t

2

=(t

1

×α

1

mod 929=(627×568) mod 929=329

t

3

=929−t

2

=929−329=600

E

1

=(E

0

t

3

mod 929=(224+600) mod 929=824

t

2

=(t

1

×α

0

mod 929=(627×522) mod 929=286

t

3

=929−t

2

=929−286=643

E

0

t

3

 mod 929=643 mod 929=643

t

1

=(d

0

E

3

mod 929=(239+725) mod 929=35

t

2

=(t

1

×α

3

mod 929=(35×809) mod 929=445

t

3

=929−t

2

=929−445=484

E

3

=(E

2

t

3

mod 929=(922+484) mod 929=477

t

2

=(t

1

×α

2

mod 929=(35×723) mod 929=222

t

3

=929−t

2

=929−222=707

E

2

=(E

1

t

3

mod 929=(824+707) mod 929=602

t

2

=(t

1

×α

1

mod 929=(35×568) mod 929=371

t

3

=929−t

2

=929−371=558

E

1

=(E

0

t

3

mod 929=(643+558) mod 929=272

t

2

=(t

1

×α

0

mod 929=(35×522) mod 929=619

t

3

=929−t

2

=929−619=310

E

0

t

3

 mod 929=310 mod 929=310


88 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

最後に,符号化データのために,四つの誤り訂正コード語を得て,上記計算結果から補

数を計算する。

E

3

=929−E

3

=929−477=452

E

2

=929−E

2

=929−602=327

E

1

=929−E

1

=929−272=657

E

0

=929−E

0

=929−310=619


89

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

附属書 R 

参考)

除算回路による誤り訂正コード語の作成

この手法は,5.10 に規定している手順の代わりに用いることができ,誤り訂正コード語を求めるときの

基礎として,除算回路を用いる。

図 R.1 に,除算回路の概略を示す。

図 R.1−誤り訂正コード語の符号化回路

レジスタ b

0

b

k

1

は,ゼロとして初期設定する。モジュロ演算は,次の式で定義する。

(

)

y

x

y

x

+

mod 929

(

)

y

x

y

x

×

mod 929

(

)

x

x

=

©

929

mod 929

ここに,及び は,0∼928 の数字。

⊕ は,モジュロ加算 
⊗  は,モジュロ乗算 
©  は,モジュロ補数

符合化を行うときは,二つの段階がある。最初の段階で,スイッチ (Switch)  が下の位置にあるときは,

シンボルデータ (Input)  は,出力と回路との両方に渡される。最初の段階は,クロックパルスのあとで

終了する。第 2 の段階(n+1∼nクロックパルス)で,スイッチが上の位置にあるときは,データ入力

を 0 に保ちながら,レジスタを順番に消去し,出力を補うことによって,誤り訂正コード語 E

k

1

E

0

を出

力する。


90 
X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

   

附属書 S

参考)

PDF417 を用いるための追加ガイドライン

S.1

自動識別の互換性

PDF417 は,自動的に PDF417 を他のシンボル体系と識別するように設計され,適切にプログラムされた

バーコード復号器によって読むことができる。読むときのセキュリティを最大限確保するために,復号器

に搭載するシンボル体系は,特定のアプリケーションの必要性に合わせて制限するのが望ましい。

S.2

画素ベース印刷

S.2.1

一般原理

画素ベースプリンタ(ドットプリンタなど)でバーコードを生成するのに用いる画像ソフトウェアは,

各々のバー及びスペースがプリンタの画素ピッチに正確に一致しなければならない。PDF417 のような,

エッジから類似エッジで復号するシンボル体系では,各シンボルキャラクタを構成する画素数が,シンボ

ルキャラクタのモジュール数の整数倍で一定であり,固定していなければならない。PDF417 では,モジ

ュール数は,スタートパターン及び他のシンボルキャラクタで 17,ストップパターンで 18 である。した

がって,与えられたプリンタは,寸法の特定したエレメントセットを印刷するだけである。

均一なバー幅の太り(又は細り)の補償は,シンボル内のすべてのバー及びスペースで相殺し,総量は

同等でなければならない。これは,シンボルのバーとスペースとのペアごとに同じ規則で,明から暗又は

暗から明の箇所で,及びシンボルの最後のバーで,ピクセル数を整数単位で変えることによって達成して

もよい。例として,シンボルのすべての同じエッジに沿ったすべての画素を,暗から明に変更することも

できる。また,シンボルのすべてのバーの両側のエッジに沿った全画素を,暗から明に変更することもで

きる。シンボル全体で一貫して調整が行われ,エッジから類似エッジまでの距離又はシンボルキャラクタ

幅が変わらないときは,暗から明又は明から暗のどのようなセットの画素変更も,許容できる。これらの

原則に従うことへの怠慢は,シンボルの品質が低下し,ときには,シンボルが読めなくなることもある。

様々なプリンタを利用可能にするように設計された,はん用印刷ソフトウェアは,利用者に,寸法及び

バー幅太り又は細りを調整する機能を提供することが望ましい。

S.2.2

プログラム作成者のための例

これらの原則は,デジタルバーコード設計ファイルに対する,次の規則になることができる。

a)

必要な 寸法を,最も近い整数まで切り捨てた画素のモジュール寸法に変換する。

b)

一つ大きな整数までの切上げ及び均一なバー幅の太りのための望ましい補償と一致している画素の数

を測定する。

c)

シンボルで,あらゆるバー及びスペースの画素カウントを測定するために,上記の結果を適用する。

例 1 mm 当たり 24 ドットをもつ印刷機器及びデジタルバーコード設計ファイルを用いて,寸法

が 0.27 mm のシンボルを作成する。このとき,実 寸法が 0.06 mm 縮小する。

モジュール寸法は,24 dot/mm×0.27 mm=6.48 画素。切り捨てて 6 画素/モジュールにする。

バー幅太りの調整は,0.06×24=1.44 画素。切り上げて 2 画素とする。

この過程は,

表 S.1 に示すように,バー及びスペースのための,次の画素カウントをもたら

す。


91

X 0508:2010 (ISO/IEC 15438:2006)

表 S.1−画像密度及びバー幅縮小のための画素修正の例

補正後の画素数

エレメント幅

(モジュール)

公称幅

(画素)

バー

スペース

1 6

4

8

2 12

10

14

3 18

16

20

4 24

22

26

5 30

28

32

6 36

34

38

8 48

46

n/a


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参考文献

[1]  A source reference for the Berlekamp-Massey algorithm (referred to in Annex K) is available in :

'Theory and Practice of Error Control Codes' by Richard E. Blahut (published by Addison Wesley, 1984) (page

260, etc.)

[2]  AIM USA Uniform Symbology Specification PDF417, published by AIM USA, 1994

[3]  AIM Europe Uniform Symbology Specification PDF417, published by AIM Europe, 1994

[4]  ANSI X3.4, Coded Character Sets−7-bit American National Standard Code for Information Interchange (7-bit

ASCII) (equivalent to the US national version of ISO/IEC 646)

[5] AIM

Inc.

ITS/04-001 : International Technical Standard : Extended Channel Interpretations

−Part 2,

Registration Procedure for Coded Character Sets and Other Data Formats−Character Set Register