>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

X 0213 : 2000

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日

本工業規格である。

この規格は,JIS X 0208 の符号化文字集合を拡張し,JIS X 0208 が当初符号化を意図していた現代日本

語を符号化するために十分な文字集合を提供することを目的として設計したものであって,現状の使用環

境で直ちに実装できるように,実装水準 3 及び実装水準 4 として制定したものである。

JIS X 0213

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(参考)  Shift_JIX0213 符号化表現

附属書 2(参考)  ISO-2022-JP-3 符号化表現

附属書 3(参考)  EUC-JISX0213 符号化表現

附属書 4(規定)  仮名,特殊文字及びけい線素片

附属書 5(規定)  文字の代替名称

附属書 6(規定)  漢字の分類及び配列

附属書 7(参考)  面区点位置詳説

附属書 8(参考)  JIS X 0201 のラテン文字集合

附属書 9(参考)  ISO/IEC 646 国際基準版 (IRV)

附属書 10(参考)  JIS X 0211 の C0 及び C1 制御機能

附属書 11(参考)  面区点位置索引

この規格票の印刷に使用した平成明朝体は,財団法人日本規格協会フォント開発・普及委員会によるも

のである。字形を複製し,字母として流用するなどのことは遠慮していただきたい。

この規格票の非漢字の印刷には,(URW)  ++  Design & Development GmbH から提供を受けた Nimbus

Roman Global medium

を使用した部分がある。

この書体の権利は,

(URW)

++  Design & Development GmbH

が保有している。字形を複製し,字母として流用するなどの (URW) ++  Design & Development GmbH の

権利を侵害することは遠慮していただきたい。


X 0213 : 2000

(1) 

目次

ページ

1

.  適用範囲

1

2

.  引用規格

1

3.

  適合性

2

3.1

  実装水準

2

3.2

  適合性の記述

2

3.2.1

  図形文字の適合性

2

3.2.2

  空き領域

2

3.3

  情報交換の適合性

2

3.4

  装置の適合性

2

3.4.1

  装置の記述

2

3.4.2

  送信装置

2

3.4.3

  受信装置

3

4.

  定義

3

5.

  表記法,符号表,及び名前

4

5.1

  表記法

4

5.1.1

  7 ビツト符号化文字集合の記法

4

5.1.2

  8 ビット符号化文字集合の記法

5

5.1.3

  2 バイト符号化文字集合の面区点番号及び 16 進表記

5

5.2

  符号表

5

5.2.1

  7 ビット符号表の構造

5

5.2.2

  8 ビツト符号表の構造

5

5.2.3

  2 バイト符号表の構造

5

5.3

  名前

6

6.

  符号化文字集合の構成

6

6.1

  符号化文字集合の構造

6

6.1.1

  7 ビット符号化文字集合の構造

6

6.1.2

  8 ビット符号化文字集合の構造

6

6.2

  制御文字

7

6.3

  文字 SPACE(スペース)

7

6.4

  文字 DELETE(抹消)

7

6.5

  図形文字

7

6.5.1

  漢字集合

7

6.5.2

  漢字集合中の図形文字の種類

7

6.6

  漢字の面区点位置の解釈

33

6.6.1

  面区点位置と字体との対応

33


X 0213 : 2000

目次

(2) 

ページ

6.6.2

  字体の実現としての字形

33

6.6.3

  漢字の字体の包摂規準

35

7.

  符号化文字集合

50

7.1

  この規格で規定する符号を単独で用いる場合

50

7.1.1

  漢字用 7 ビット符号

50

7.1.2

  漢字用 8 ビット符号

50

7.2

  ISO/IEC 646 の国際基準版 (IRV) と同時に用いる場合の符号

50

7.2.1

  国際基準版・漢字用 7 ビット符号

50

7.2.2

  国際基準版・漢字用 8 ビット符号

51

7.3

  JIS X 0201 のラテン文字と同時に用いる場合の符号

51

7.3.1

  ラテン文字・漢字用 7 ビット符号

51

7.3.2

  ラテン文字・漢字用 8 ピツト符号

52

8.

  合成文字の取扱い

52

9.

  符号拡張法

52

9.1

  JIS X 0202 の符号拡張法の環境での利用

52

9.2

  指示

52

附属書 1(参考)  Shift JISX0213 符号化表現

54

1.

  適用範囲

54

2.

  適合性

54

3.

  表記法

54

4.

  Shift JISX0213 符号化文字集合

54

附属書 2(参考)  ISO-2022-JP-3 符号化表現

60

1.

  適用範囲

60

2.

  適合性

60

3.

  表記法

60

4.

  ISO-2022-JP-3 符号化文字集合

60

附属書 3(参考)  EUC-JISX0213 符号化表現

65

1.

  適用範囲

65

2.

  適合性

65

3.

  表記法及び符号化文字集合

65

4.

  EUC-JISX0213 符号化文字集合

65

附属書 4(規定)  仮名,特殊文字及びけい線素片

67

附属書 5(規定)  文字の代替名称

137

附属書 6(規定)  漢字の分類及び配列

139

附属書 7(参考)  面区点位置詳説

303

1.

  漢字以外の図形文字の面区点位置詳説

303

2.

  漢字面区点位置詳説

312

附属書 8(参考)  JIS X 0201 のラテン文字集合

314

附属書 9(参考)  ISO/IEC 646 国際基準版(IRV)

315


X 0213 : 2000

目次

(3) 

ページ

附属書 10(参考)  JIS X 0211 の C0 及び C1 制御機能

316

附属書 11(参考)  面区点位置索引

317

1.

  非漢字面区点位置索引

317

2.

  漢字面区点位置索引

355

3.

  関連規格符号位置索引

442


日本工業規格

JIS

 X

0213

: 2000

7

ビット及び 8 ビットの 2 バイト

情報交換用符号化拡張漢字集合

7-bit and 8-bit double byte coded extended Kanji sets

for information interchange

1

.  適用範囲  この規格は,JIS X 0208 で規定する 6 879 文字の符号化漢字集合を拡張し,JIS X 0208 

同時に運用する 4 344 文字を含め 11 223 文字の図形文字とそれらのビット組合せとの対応を規定する。こ

の規格は,

第 4 水準漢字集合を除く 8 787 文字からなる符号化漢字集合と第 4 水準漢字集合の 2 436 文字か

らなる符号化漢字集合との二つの符号化漢字集合を規定する。

備考  この規格では,平仮名,片仮名,ラテン文字などの非漢字も含めて,“漢字集合”と呼ぶ(6.5.1

参照)

参考  これらの図形文字は,日本語表記,地名,人名などで用いられる図形文字から選定した。

この規格で規定する符号化漢字集合は,この規格で規定する漢字集合だけを利用する場合,又はこれら

の二つ又は三つの漢字集合と JIS X 0201 のラテン文字用図形文字集合若しくは ISO/IEC 646 の国際基準版

(IRV)

とを組み合わせて利用する場合,それぞれについての 7 ビット・8 ビットの 2 バイト符号とする。

また,この規格で規定する漢字集合は,JIS X 0202 の符号拡張法に基づいて運用することもできる。

この漢字集合は,主として,データ処理システムと関連する装置との間及びデータ通信システム間での

情報交換用とする。この漢字集合は,データ処理及び文書処理でも利用できる。この漢字集合は,これら

の用途にだけ適用するものであって,それ以外の一般の日本語の表記などについて,何らの基準を与える

ものでも,制限を与えるものでもない。

この規格は,図形文字及びそのビット組合せを規定するもので,用途,個々の図形文字の具体的字形設

計などは,この規格の適用範囲とはしない。

2

  引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの規格は,その最新版を適用する。

JIS X 0201

  7 ビット及び 8 ビットの情報交換用符号化文字集合

JIS X 0202

  情報技術−文字符号の構造及び拡張法

JIS X 0208

  7 ビット及び 8 ビットの 2 バイト情報交換用符号化漢字集合

JIS X 0211

  符号化文字集合用制御機能

JIS X 0212

  情報交換用漢字符号−補助漢字

JIS X 0221

  国際符号化文字集合−第 1 部  体系及び基本多言語面

ISO/IEC 646

  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

ISO/IEC 8859-1

  Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 1 : Latin


2

X 0213 : 2000

alphabet No.1

ISO/IEC 8859-2

  Information technology−8-bit single-byte coded graphic character sets−Part 1 : Latin

alphabet No.2

3.

適合性

3.1

実装水準  この規格では,実装水準 3 及び実装水準 4 の二つの実装水準を規定する。

実装水準 3 を採用する場合,交換用符号化情報の符号化文字データ要素(以下,CC データ要素と呼ぶ。

は,

附属書 の第 4 水準漢字集合の 2 436 文字の符号化表現を含んでいてはならない。

実装水準 4 を採用する場合,交換用符号化情報の CC データ要素は,この規格のすべての文字の符号化

表現を含んでいてもよい。

3.2

適合性の記述

3.2.1

図形文字の適合性  この規格の実装水準 4 に対して適合性を主張する場合,この規格で規定する

11 223

文字のすべてを実装し,次に規定するすべての要件を満たさなければならない。

この規格の実装水準 3 に対して適合性を主張する場合,この規格で規定する文字のうち第 4 水準漢字集

合を除く 8 787 文字のすべてを実装し,次に規定するすべての要件を満たさなければならない。

3.2.2

空き領域  空き領域を情報交換用として用いてはならない。ただし,情報交換を行う当事者間の合

意があり,次の条件を満たす場合は,この限りではない。

a)

漢字集合 1 面が規定している図形文字を空き領域に割り当ててはならない。また,実装水準 4 を採用

した場合,漢字集合 2 面が規定している図形文字を空き領域に割り当ててはならない。

備考  実装水準 3 を採用した場合,漢字集合 2 面にあたる領域はすべて空き領域となる。

b)

漢字集合 1 面の空き領域に図形文字を割り当ててはならない。

c)

漢字集合 2 面の空き領域に図形文字を割り当てる場合,利用する空き領域の面区点位置とその面区点

位置に割り当てる図形文字の一覧を文書に明示しなければならない。

d)

漢字集合 2 面の空き領域に図形文字を割り当てる場合,9.に示すエスケープシーケンスの終端バイト

5/0

を用いてはならない。

3.3

情報交換の適合性  CC データ要素中のすべてのビット組合せが 7.17.3 で規定するいずれかの符号

化文字集合の条件をすべて満たす場合,交換用符号化情報の CC データ要素は,この規格に適合する。適

合していると主張する場合は,採用した実装水準及び採用した符号化文字集合を,文書に明示しなければ

ならない。

備考  採用した符号化文字集合で使用する制御機能の適合性は,JIS X 0211 による。

3.4

装置の適合性  3.2 及び 3.4.1 の要件と 3.4.2 及び 3.4.3 の一方又は両方の要件とを満たす場合,装置

はこの規格に適合する。適合していると主張する場合は,採用した実装水準及び採用した符号化文字集合

を,文書に明示しなければならない。

3.4.1

装置の記述  この規格に適合する装置は,それぞれ 3.4.2 及び 3.4.3 に規定するとおり,利用者が装

置に文字を供給するための方法,又は文字が利用者に提示されたときにその文字であることを認識するた

めの方法を示す記述を備えなければならない。

3.4.2

送信装置  送信装置は,採用した実装水準と採用した符号化文字集合から作られる任意の文字の列

を,利用者が供給できるようにしなければならない。さらに,送信装置は,CC データ要素中にあるそれ

らの文字のビット組合せを送信する能力をもたなければならない。


3

X 0213 : 2000

3.4.3

受信装置  受信装置は,3.3 に適合し,CC データ要素を構成する任意の符号化文字を受信し,解釈

することができなければならない。さらに採用した実装水準において採用した符号化文字集合の対応する

文字を,

利用者がその文字集合の中から識別し,

互いに区別できるように利用者に渡さなければならない。

ただし,受信装置に表現上の制約がある場合は,点画の省略などを行ってもよいが,同じ種類の図形文字

中の他のいかなる図形文字とも区別できなければならない。

4.

定義

a)

空き領域  (unassigned code-points)    規定する文字が存在しない面区点位置。

b)

エスケープシーケンス  (escape sequence)   符号拡張手順において制御のために使用する一つ以上の

ビット組合せ。先頭のビット組合せは,制御文字 ESCAPE(エスケープ)を表現する。

c)

漢字集合  (Kanji set)    この規格で規定する図形文字集合の全体。

参考  “漢字集合”には,平仮名,片仮名,ラテン文字なども含まれる(6.5.1 参照)。

d)

  (row)    2 バイト符号の中で,第 1 バイトによって区別される符号又は図形文字の集合。

e)

互換用文字  (compatibility character)    既存の符号化文字集合等との互換性のため,この規格に符号化

文字として含めた図形文字。

f)

現在位置  (active position)   次にくる図形文字を表現する図形を表示するための文字位置又は次に実

行される制御機能の基点となる文字位置。

g)

CC

データ要素  (CC-data-element),符号化文字データ要素  (coded-character-data-element)    符号化文字

集合に関する一つ以上の規格に適合する文字の符号化表現の列によって構成される情報交換の構成単

位。

参考1.  JIS X 5003に従う通信環境においては,CC データ要素は,JIS X 5003で定義されているプレ

ゼンテーションプロトコルデータ単位 (PPDU) に対応する情報の全部又は一部を構成する。

2

.  交換可能な媒体によって情報交換を実現している場合,CC データ要素は,利用者データに対

応する情報の全部又は一部からなり,媒体の初期化で生成されるものは含まない。

h)

字形  (ZIKEI)    字体を,手書き,印字,画面表示などによって実際に図形として表現したもの。

i)

字体  (ZITAI)    図形文字の図形表現としての形状についての抽象的概念。

j)

終端バイト  (final byte)    エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。

k)

図形記号  (graphic symbol)    図形文字又は制御機能の視覚的表現。

l)

図形文字  (graphic character)   制御機能以外で,通常,手書き・印字・表示の可視的表現をもち,一

つ以上のビット組合せからなる符号化表現をもつ文字。

m)

制御機能  (control function)    データの記録,処理,伝送及び解釈に影響を及ぼす作用で,一つ以上の

ビット組合せで表現するもの。

n)

制御シーケンス  (control sequence)    制御機能 CONTROL SEQUENCE INTRODUCER(CSI,制御機能

シーケンス開始)から始まるビット組合せの列。制御機能の符号化表現のために使う。

o)

制御文字  (controlcharacter)    一つのビット組合せだけで表現する制御機能。

p)

装置  (device)    CC データ要素の符号化情報を送信,受信又は送受信できる情報処理機械の一部分。

参考  通常の意味での入出力装置のほか,応用プログラム,ゲートウェイなどの場合もある。

q)

  (cell)    一つの区の中で,第 2 バイトによって区別される個々の符号又は図形文字。

r)

バイト  (byte)    一つの単位として操作するビット列。各ビットは,0 又は 1 の値をもつ。

s)

ビット組合せ  (bit combination)    文字表現に用いる 1 バイトの順序付けられたビットの集合。


4

X 0213 : 2000

t)

符号拡張  (code extension)   与えられた符号化文字集合に含まれていない文字の符号化のために用い

る手法。

u)

符号化文字集合  (coded character set),符号  (code)    文字集合を定め,かつその集合内の文字とビット

組合せとを 1 対 1 に関係付ける,あいまいでない規則の集合。

参考  “符号化文字集合”と“符号”とは,交替可能な用語である。例えば,“7 ビット符号化文字集

合”と“7 ビット符号”とは,同じ意味である。

v)

符号表  (code table)    符号化文字集合の中の各ビット組合せに割り当てた文字を示す表。

w)

包摂  (unification)    複数の字体を区別せずに,それらに同一の面区点位置を与えることをいう。

備考  図形文字は図形概念によるものであるので,異なる文字であっても図形概念として区別が困難

なものは,この規格では,字体の包摂に準じて同一面区点位置を与えることがある。

例  1 面 73 区 26 点“藝”字の常用漢字体“芸”及び全く別起源の“芸”

(ウン)字は,現在では図形

概念としての区別がわずかである“同形異字”とされており,これらは,図形文字としては区別

することができないので,この規格では,6.6.3.2 の字体の包摂規準 c)(連番 82)を援用して,両

者を区別せずに 1 面 23 区 61 点の面区点位置一つを与える。

x)

  (plane)    一つの 94×94 文字集合からなる 2 バイト符号化漢字集合。

y)

面区点位置  (code-point)    ある面のある区の点。面区点番号によって参照できる。

z)

文字  (character)    データの構成,制御又は表現に用いる構成単位の集合の要素。

aa)

文字位置  (character position)    図形を表示しているか,又は表示できる表示面上の部分。

ab)

利用者  (user)    装置が提供するサービスを使う人又はそれに代わるもの。

参考1.  “装置”が符号変換機能又はゲートウェイ機能の場合,“利用者”は,応用プログラムのよう

なものであってよい。

2.

利用者が用意するか又は利用者に提供される文字は,3.3 を満足するものであれば装置固有の

符号化形式又は通常と異なる表示形式であってよい。

ac)

レパートリ  (repertoire)    符号化文字集合の一つ以上のビット組合せによって表現される,規定され

た文字の集合。

5.

表記法,符号表,及び名前

5.1

表記法

5.1.1

7

ビツト符号化文字集合の記法  7 ビット符号化文字集合のビットは,b

7

,b

6

,b

5

,b

4

,b

3

,b

2

及び

b

1

で識別する。ここで,b

7

は最上位ビット又は最も重いビットとし,b

1

は最下位ビット又は最も軽いビッ

トとする。ビット組合せは,各ビットに

図 に示す重みを与えた 2 進記法による,0∼127 の整数と解釈し

てよい。

この規格では,7 ビット符号化文字集合のビット組合せを x/y の形で表記する。ここで,x は 0∼7 の整

数とし,y は 0∼15 の整数とする x/y の形の記法とビット b

7

∼b

1

からなるビット組合せとの対応は,次の

とおりとする。

a)

x

は b

7

,b

6

及び b

5

によって表現される整数とする。ここでこれらのビットは,それぞれ重み 4,2 及

び 1 をもつ。

b)  y

は b

4

,b

3

,b

2

及び b

1

によって表現される整数とする。ここでこれらのビットは,それぞれ重み 8,4,

2

及び 1 をもつ。

x/y

の形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,x は列番号を表


5

X 0213 : 2000

し,y は行番号を表す(5.2.1 参照)。

ビット 

b

7

b

6

b

5

b

4

b

3

b

2

b

1

重み 

64

32

16

8 4 2 1

図 1  ビット符号化文字集合におけるビットの重み

5.1.2

8

ビット符号化文字集合の記法  8 ビット符号化文字集合のビットは,b

8

,b

7

,b

6

,b

5

,b

4

,b

3

,b

2

及び b

1

で識別する。ここで,b

8

は最上位ビット又は最も重いビットとし,b

1

は最下位ビット又は最も軽い

ビットとする。ビット組合せは,各ビットに図 2 に示す重みを与えた 2 進記法による,0∼255 の整数と解

釈してよい。

ビット 

b

8

b

7

b

6

b

5

b

4

b

3

b

2

b

1

重み 

128

64

32

16

8 4 2 1

図 2  ビット符号化文字集合におけるビットの重み

b)  y

は b

4

,b

3

,b

2

及び b

1

によって表現される整数とする。ここでこれらのビットは,それぞれ重み 8,4,

2

及び 1 をもつ。

x/y

の形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,x は列番号を表

し,y は行番号を表す(5.2.2 参照)

5.1.3

2

バイト符号化文字集合の面区点番号及び 16 進表記

5.1.3.1

面区点番号  符号表での符号位置は,面区点番号で示す。面の番号 m は 1∼2,区の番号 k は 1

∼94,点の番号 t は 1∼94 とし,これを m 面 k 区 t 点,又は m と k と t とをハイフンでつないで m-k-t の

形で表記する。区の番号及び点の番号 1∼94 と列番号/行番号の 2/1∼7/14 とが対応するか又は区の番号

及び点の番号 1∼94 と列番号/行番号 10/1∼15/14 とが対応するかのいずれかとする(5.2.3 参照)

5.1.3.2

16

進表記  2 バイト符号化文字集合の各符号位置は,第 1 バイトを上位バイト,第 2 バイトを下

位バイトとし,4 けたの 16 進表記で表す。各バイトの値は,16 進表記で第 1 バイト及び第 2 バイトとも

21

∼7E か又は第 1 バイト及び第 2 バイトとも A1∼FE のいずれかとする(5.2.3 参照)

5.2

符号表

5.2.1

7

ビット符号表の構造  7 ビット符号表は,8 列 16 行に並べた 128 個の位置からなる。列には 0∼7,

行には 0∼15 の番号を与える。7 ビット符号表の位置は,7 ビット符号化文字集合のビット組合せと 1 対 1

の対応関係をもつ。7 ビット符号表の位置は,x/y の記法で表し,対応するビット組合せと同じものとする。

5.2.2

8

ビツト符号表の構造  8 ビット符号表は,16 列 16 行に並べた 256 個の位置からなる。列には 0

∼15,行には 0∼15 の番号を与える。8 ビット符号表の位置は,8 ビット符号化文字集合のビット組合せと

1

対 1 の対応関係をもつ。8 ビット符号表の位置は,x/y の記法で表し,対応するビット組合せと同じもの

とする。

5.2.3

2

バイト符号表の構造  2 バイト符号表は,94 列 94 行に並べた 8 836 個の位置からなる。行及び列

には,それぞれ区及び点が対応し,それぞれ区の番号及び点の番号を与える。2 バイト符号表の位置は,

16

進表記で表す。7 ビット符号の場合のビット組合せは,対応するビット組合せと同じとする。8 ビット

符号の場合のビット組合せは,第 1 バイトと第 2 バイトとの両方の b

8

をともに 0 又は 1 としたビット組合

せと対応する。


6

X 0213 : 2000

5.3

名前  この規格では,規定するすべての文字に対して名前を割り当てる。さらに,文字 SPACE(ス

ペース)及び文字 DELETE(抹消)に対する略号を規定する。文字の名前の表記には,ラテン大文字 (A

∼Z),スペース及びハイフンだけを使用する。略号には,ラテン大文字だけを使用する。図形文字を示す

ために付けられた名前は,文字の慣習的な意味を反映するようにしている。ただし,漢字の名前は,CJK

UNIFIED IDEOGRAPH-XXXX

又は CJK COMPATIBILITY IDEOGRAPH-XXXX と表す。

備考1. XXXX は JIS X 0221の16進表記の2オクテット符号化表現とする。ただし,この規格には,

JIS X 0221

に含まれていない文字も含まれている。これらの文字の名前及び2オクテット符号

化表現は,[NAME]  及び (XXXX) と括弧でくくって表し,参考とする。

2

.  この規格における文字の解釈は,JIS X 0221 のそれと必ずしも同一ではない。この規格は,

図形文字の意味及び用途を定義しないし,制限もしない。

6.

符号化文字集合の構成

6.1

符号化文字集合の構造

6.1.1

7

ビット符号化文字集合の構造  7 ビット符号化文字集合の構造は,図 に示すとおりとし,次の

領域からなる。

a)

列 0 及び列 1 に配置される 32 個の制御文字の領域(以下,CL 領域と呼ぶ。

b)

文字 SPACE(スペース)を配置するビット組合せ 2/0

c) 94

個又は(94×94 である)2 バイトの 8 836 個の図形文字を配置する、ビット組合せ 2/1∼7/14 の領

域(以下,GL 領域と呼ぶ。

d)

文字 DELETE(抹消)を配置するビット組合せ 7/15

図 3  ビット符号化文字集合の構造

図 4  ビット符号化文字集合の構造

6.1.2

8

ビット符号化文字集合の構造 8 ビット符号化文字集合の構造は,

図 に示すとおりとし,次の領

域からなる。

a)

列 0 及び列 1 に配置される 32 個の制御文字の領域(以下,CL 領域と呼ぶ。


7

X 0213 : 2000

b)

文字 SPACE(スペース)を配置するビット組合せ 2/0

c) 94

個又は(94×94 である)2 バイトの 8 836 個の図形文字を配置する,ビット組合せ 2/1∼7/14 の領

域(以下,GL 領域と呼ぶ。

d)

文字 DELETE(抹消)を配置するビット組合せ 7/15

e)

列 8 及び列 9 に配置される 32 個の制御文字の領域(以下,CR 領域と呼ぶ。

f) 94

個又は(94×94 である)2 バイトの 8 836 個の図形文字を配置する、ビット組合せ 10/1∼15/14 の

領域(以下,GR 領域と呼ぶ。

g)

ビット組合せ 10/0 及び 15/15 は使用しない。

6.2

制御文字  制御文字は,JIS X 0211 の C0 集合及び C1 集合だけを使用する。7.17.3 で規定する 6

種類の符号化文字集合では,JIS X 0211 の制御機能が使用できる。

備考1.  JIS X 0211は,任意選択機能を含んでいる。したがって,JIS X 0211への適合性を主張するた

めには,選択した任意選択機能の範囲を明示しなければならない[JIS X 02112.1(適合の

種類)を参照]

2

.  JIS X 0211 の制御シーケンス,単独の制御機能又は制御列を使用する場合,これらの符号化

表現に含まれるビット組合せが,図形文字のビット組合せに等しくなることがある。しかし,

これは,図形文字を表現するものではない。

6.3

文字 SPACE(スペース)  文字 SPACE(スペース)は,略号を SP とし,ビット組合せ 2/0 で表現

する。SPACE は,図形をもたない図形文字とする。

6.4

文字 DELETE(抹消)  文字 DELETE(抹消)は,略号を DEL とし,ビット組合せ 7/15 で表現す

る。DELETE は,本来,せん孔テープ上の誤った文字の消去,不要な文字の消去などに使っていた。DELETE

は,CC データ要素の情報内容に影響を与えることなく,挿入したり,削除したりできる。

6.5

図形文字

6.5.1

漢字集合  7 ビット符号化文字集合及び 8 ビット符号化文字集合の 2/1∼7/14 の 94 個のビット組合

せ又は(94×94 である)2 バイトの 8 836 個のビット組合せ,及び 8 ビット符号化文字集合の 10/1∼15/14

の 94 個のビット組合せ又は(94×94 である)2 バイトの 8 836 個のビット組合せは,6.5.2 で規定する図形

文字を表現するために使用する。別に規定するものを除き,すべての図形文字は,現在位置の前進を伴う

文字とする。

漢字集合 1 面の符号表を

表 に,漢字集合 2 面の符号表を表 に示す。

備考  JIS X 0211 の制御機能の符号化表現では,0/0∼9/15 のビット組合せを使用する。このうち 2/1

∼7/14 の 94 個のビット組合せは,図形文字用のビット組合せと重なっている。

6.5.2

漢字集合中の図形文字の種類  図形文字の種類は,特殊文字,数字,数字に準じるもの,ラテン文

字,拡張ラテン文字,平仮名,片仮名,ギリシア文字,キリール文字,漢字,囲み文字,けい線素片及び

互換用文字とする。

備考  附属書 表 124 の日本語通用名称は,参考であって,規定外とする。

a)

特殊文字  特殊文字は,和字間隔,記述記号,ダイアクリティカルマーク,ダイアクリティカルマー

ク(合成可能)

,仮名又は漢字に準じるもの,括弧記号,学術記号,単位記号及び一般記号からなる。

1)

和字間隔  JIS X 0208 の和字間隔 1 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

2)

記述記号  JIS X 0208 の 18 文字を含む記述記号 28 文字の名前及び及びビット組合せは,附属書 4

表 による。

3)

ダイアクリティカルマーク  JIS X 0208 の 8 文字を含むダイアクリティカルマーク 29 文字の名前及


8

X 0213 : 2000

びビット組合せは,

附属書 表 による。

4)

ダイアクリティカルマーク(合成可能)  ダイアクリティカルマーク(合成可能)32 文字の名前及

びビット組合せは,

附属書 表 による。

備考  文字合成を実装する場合には,合成を行う際に,ダイアクリティカルマーク(合成可能)を,

現在位置の前進を伴わない文字として用いることができる。なお,ダイアクリティカルマーク

を用いた文字の合成を想定する場合は,文字合成の実装の有無にかかわらず,ダイアクリティ

カルマーク(合成可能)を使用することを推奨する。

5)

仮名又は漢字に準じるもの  JIS X 0208 の 10 文字を含む仮名又は漢字に準じるもの 17 文字の名前

及びビット組合せは,

附属書 表 による。

6)

括弧記号  JIS X 0208 の 22 文字を含む括弧記号 32 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 6

による。

7)

学術記号  JIS X 0208 の 45 文字を含む学術記号 74 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 7

による。

8)

単位記号  JIS X 0208 の 11 文字を含む単位記号 16 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 8

による。

9)

一般記号  JIS X 0208 の 32 文字を含む一般記号 96 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 9

による。

b)

数字  JIS X 0208 の数字 10 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 10 による。

c)

数字に準じるもの  数字に準じるものは,ローマ数字及び分数からなる。

1)

ローマ数字  ローマ数字 24 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 11 による。

2)

分数  分数 6 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 12 による。

d)

ラテン文字  JIS X 0208 のラテン文字 52 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 13 による。

e)

拡張ラテン文字  拡張ラテン文字 224 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 14 による。

f)

平仮名  JIS X 0208 の 83 文字を含む平仮名 91 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 15 による。

参考  濁点付きの“う”,小書きの“か”及び“け”は,一般の日本語表記,地名,人名などでは用い

られない。

g)

片仮名  JIS X 0208 の 86 文字を含む片仮名 115 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 16 によ

る。

h)

ギリシア文字  JIS X 0208 の 48 文字を含むギリシア文字 49 文字の名前及びビット組合せは,附属書

4

表 17 による。

i)

キリール文字  JIS X 0208 のキリール文字 66 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 18 による。

j)

漢字  JIS X 0208 の第 1 水準漢字集合 2 965 文字及び第 2 水準漢字集合 3 390 文字の計 6 355 文字並び

に第 3 水準漢字集合 1 249 文字及び第 4 水準漢字集合 2 436 文字の名前及びビット組合せは,

附属書 6

による。漢字の面区点位置の解釈は,6.6 による。

k)

囲み文字  囲み文字は,丸付き数字,丸付き英小文字及び丸付き片仮名からなる。

1)

丸付き数字  丸付き数字 80 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 19 による。

2)

丸付き英小文字  丸付き英小文字 26 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 20 による。

3)

丸付き片仮名  丸付き片仮名 25 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 21 による。

l)

けい線素片  JIS X 0208 の 32 文字を含むけい線素片 47 文字の名前及びビット組合せは,附属書 

22

による。


9

X 0213 : 2000

m)

互換用文字  互換用文字は,国内実装互換文字及びラテン 1 互換文字からなる。

1)

国内実装互換文字  国内実装互換文字 38 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 23 による。

参考  国内実装互換文字は,JIS X 0208 の規定外の図形文字で,パーソナルコンピュータなどで実装

され,広く用いられてきたことから,互換性の維持のために面区点位置を保存してこの規格に

採録されたもののうち,専ら互換性のためにだけ採録されたものである。

2)

ラテン 互換文字  ラテン 1 互換文字 5 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 24 による。

備考  NO-BREAK SPACE (NBSP)  は,ISO/IEC 8859 では,空白で表示され,テキストを表示する際

に改行を禁止するために用いられるものと規定されているが,この規格では,テキストを表示

する際に改行を禁止する機能をもたなくてもよい。また,SOFT HYPHEN (SHY)  は,ISO/IEC 

8859

では,単語内で改行が起こる際に,HYPHEN と同一か又は似た文字で表示される文字と

規定されるが,この規格では,常に HYPHEN と同一か又は似た文字として表示してもよい。

参考  ラテン 1 互換文字は,JIS X 0221 の LATIN-1 SUPPLEMENT 及び ISO/IEC 8859-1 から国際互換

性のため,この規格に採録された図形文字のうち,専ら互換性のためにだけ採録されたもので

ある。