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X 0208 : 1997

(1) 

まえがき

この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が改正した日

本工業規格である。これによって JIS X 0208-1990 は改正され,この規格に置き換えられる。

今回の改正では,規定を明確化し,あいまいさを除去して,より使いやすい規格とすることを主眼とす

る改正を行った。文字の追加・削除・入替えなど文字集合に対する変更及び規格票の字形の変更は,一切

行っていない。

JIS X 0208

には,次に示す附属書がある。

附属書 1(規定)  シフト符号化表現

附属書 2(規定)  RFC 1468 符号化表現

附属書 3(規定)  図形文字符号表

附属書 4(規定)  仮名,特殊文字及びけい線素片

附属書 5(規定)  文字の代替名称

附属書 6(規定)  漢字の分類及び配列

附属書 7(参考)  区点位置詳説

附属書 8(参考)  JIS X 0201 のラテン文字集合

附属書 9(参考)  ISO/IEC 646 国際基準版 (IRV)

附属書 10(参考)  JIS X 0211 の C0 及び C1 制御機能集合

附属書 11(参考)  区点位置索引


X 0208 : 1997

(1) 

目次

ページ

1.

  適用範囲

1

2.

  引用規格

1

3.

  適合性

1

3.1

  適合性の記述

1

3.2

  情報交換の適合性

2

3.3

  装置の適合性

2

4.

  定義

3

5.

  表記法,符号表及び名前

4

5.1

  表記法

4

5.2

  符号表

5

5.3

  名前

6

6.

  符号化文字集合の構成

6

6.1

  符号化文字集合の構造

6

6.2

  制御文字

8

6.3

  文字 SPACE(スペース)

8

6.4

  文字 DELETE(抹消)

8

6.5

  図形文字

8

6.6

  漢字の区点位置の解釈

9

7.

  符号化文字集合

24

7.1

  この規格で規定する符号を単独で用いる場合

24

7.2

  ISO/IEC 646 の国際基準版 (IRV) と同時に用いる場合の符号

24

7.3

  JIS X 0201 のラテン文字と同時に用いる場合の符号

25

8.

  合成文字の取扱い

25

9.

  符号拡張法

26

9.1

  JIS X 0202 の符号拡張法の環境での利用

26

9.2

  指示

26

附属書 1(規定)  シフト符号化表現 27

1.

  適用範囲 27

2.

  適合性27

3.

  表記法27

4.

  シフト符号化文字集合 27

附属書 2(規定)  RFC1468 符号化表現36

1.

  適用範囲 36


X 0208 : 1997

目次

(2) 

ページ

2.

  適合性36

3.

  表記法36

4.

  RFC1468 符合化文字集合37

附属書 3(規定)  図形文字符号表 42

附属書 4(規定)  仮名,特殊文字及びけい線素片 43

附属書 5(規定)  文字の代替名称 57

附属書 6(規定)漢字の分類及び配列 59

付属書 7(参考)  区点位置詳説 265

1.

  この附属書について 265

2.

  各区分位置の詳説 268

3.

  引用文献 308

附属書 8(参考)  JIS X 0201 のラテン文字集合 309

附属書 9(参考)  ISO/IEC 646 国際基準版 (IRV) 310

附属書 10(参考)  JIS X 0211 の C0 及び C1 制御機能集合  311

附属書 11(参考)  区点位置索引 312

1.

  区点位置の索引の凡例 312

2.

  部首・画数による索引 313

3.

  音・訓による索引 336


(1) 

日本工業規格

JIS

 X

0208

: 1997

7

ビット及び 8 ビットの

2

バイト情報交換用符号化漢字集合

7-bit and 8-bit double byte coded KANJI sets

for information interchange

1.

適用範囲  この規格は,6879 文字の図形文字とそれらのビット組合せとの対応を規定する。

備考  この規格では,平仮名,片仮名,ラテン文字などの非漢字も含めて,“漢字集合”と呼ぶ(6.5.1

参照)

参考  これらの図形文字は,日本語表記,地名,人名などで用いられる図形文字から選定した。

この規格で規定する符号化漢字集合は,この規格で規定する漢字集合だけを利用する場合,又は JIS X 

0201

のラテン文字用図形文字集合若しくは ISO/IEC 646 の国際基準版 (IRV) と組み合わせて利用する場

合,それぞれについての 7 ビット・8 ビットの 2 バイト符号とする。また,この規格で規定する漢字集合

は,JIS X 0202 の符号拡張法に基づいて運用することもできる。

この漢字集合は,主として,データ処理システムと関連する装置との間及びデータ通信システム間での

情報交換用とする。この漢字集合は,データ処理及び文書処理でも利用できる。

この漢字集合は,これらの用途にだけ適用するものであって,それ以外の一般の日本語の表記などにつ

いて,何らの基準を与えるものでも,制限を与えるものでもない。

この規格は,図形文字及びそのビット組合せを規定するもので,用途,個々の図形文字の具体的字形設

計などは,この規格の適用範囲とはしない。

2.

引用規格  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す

る。これらの規格は,その最新版を適用する。

JIS X 0201

  7 ビット及び 8 ビットの情報交換用符号化文字集合

JIS X 0202

  情報交換用符号の拡張法

JIS X 0211

  符号化文字集合用制御機能

JIS X 0221

  国際符号化文字集合−第 1 部  体系及び基本多言語面

ISO/IEC 646

  Information technology−ISO 7-bit coded character set for information interchange

3.

適合性

3.1

適合性の記述

3.1.1

図形文字の適合性  この規格に対して適合性を主張する場合,この規格で規定する 6879 文字のす

べてを実装し,次に規定するすべての要件を満たさなければならない。


2

X 0208 : 1997

 
 

3.1.2

空き領域  空き領域を情報交換用として用いてはならない。ただし,情報交換を行う当事者間の合

意があり,次の条件を満たす場合は,この限りではない。

a)

この規格が規定している図形文字を空き領域に割り当ててはならない。

b)

空き領域に図形文字を割り当てる場合,利用する空き領域の区点位置とその区点位置に割り当てる図

形文字の一覧を文書に明示しなければならない。

1)

一つの図形文字を複数の空き領域に割り当ててはならない。

2)

漢字以外の図形文字を割り当てる場合,図形文字の同定を補助する情報を,少なくとも一つ示さな

ければならない。同定を補助する情報には,図形文字の名前,その図形文字の用途,意味などが含

まれる。

3)

漢字を割り当てる場合,漢字の同定を補助する情報を,少なくとも一つ示さなければならない。

参考  同定を補助する情報として,附属書 では,JIS X 0221 の漢字の名前 (CJK UNIFIED

IDEOGRAPH

−XXXX),部首・画数,音又は訓,漢字字典の参照,地名・人名などの典拠,こ

の規格が規定する他の漢字との異体関係(あれば)

,の項目を挙げている。

c)

空き領域に図形文字を割り当てる場合,9.に示すエスケープシーケンスの終端バイト及び更新番号を

用いてはならない。

参考1.  空き領域を用いる場合,指示のエスケープシーケンスとしては,JIS X 0202で規定される私

用終端バイトを用いる。

2.

JIS X 0202

で規定される指示のエスケープシーケンスは,国際登録簿*に登録されている符号

化文字集合に対して与えられた終端バイトを用いなければならない。この登録簿では,1 文

字の入替え,1 文字の追加又は 1 文字の削除があっても異なった符号化文字集合とされる。

*  国際登録簿  (“International register of coded character sets to be used with escape sequences”)  は,

ISO 2375 : 1985

“Data processing-Procedure for registration of escape sequences”に基づいて,

エスケープシーケンスが符号化文字集合を一意に指定するように登録事務局 (Regsitration

Authority)

によって維持管理されている。

3.1.3

漢字の字体の包摂規準の適用  この規格が 6.6.4 に規定する区点位置については,それぞれ(A)又は

(B)

のどちらの字体を採用したかを文書に明示しなければならない。

3.2

情報交換の適合性  交換用符号化情報の符号化文字データ要素(以下,CC データ要素と呼ぶ。)は,

CC

データ要素中の文字のすべてのビット組合せが 7.17.3

附属書 又は附属書 で規定するいずれかの

符号化文字集合の条件をすべて満たす場合,この規格に適合する。

適合していると主張する場合は,採用した符号化文字集合を文書に明示しなければならない。

備考  採用した符号化文字集合で使用する制御機能の適合性は,JIS X 0211 による。

3.3

装置の適合性  3.1 及び 3.3.1 の要件と 3.3.2 及び 3.3.3 の一方又は両方の要件とを満たす場合に,装

置はこの規格に適合する。

適合していると主張する場合は,7.17.3

附属書 又は附属書 で規定する符号化文字集合の中から,

採用した符号化文字集合を装置に附属する文書に明示しなければならない。

3.3.1

装置の記述  この規格に適合する装置は,それぞれ 3.3.2 及び 3.3.3 に規定するとおり,利用者が装

置に文字を供給するための方法,又は文字が利用者に提示されたときにその文字であることを認識するた

めの方法を示す記述を備えなければならない。


3

X 0208 : 1997

3.3.2

送信装置  送信装置は,採用した符号化文字集合から作られる任意の文字の列を,利用者が供給で

きるようにしなければならない。さらに,送信装置は,CC データ要素中にあるそれらの文字のビット組

合せを送信する能力をもたなければならない。

3.3.3

受信装置  受信装置は,3.2 に適合し,CC データ要素を構成する任意の符号化文字を受信し,解釈

することができなければならない。さらに,採用した符号化文字集合の対応する文字を利用者がその文字

集合の中から識別し,互いに区別できるように利用者に渡さなければならない。ただし,受信装置に表現

上の制約がある場合は,点画の省略などを行ってもよいが,同じ種類の図形文字中の他のいかなる図形文

字とも区別できなければならない。

備考  装置に表現上の制約があるために点画の省略などを行う場合,利用者に渡される図形に,6.6.3

に定める包摂規準によって包摂できないものがあってもよい。

参考  表現上の制約がある場合とは,1 文字当たり 24 ドット以下の表示装置,印字装置などを指す。

4.

定義

a)

空き領域  (unassigned code-points)    規定する文字が存在しない区点位置。

b)

エスケープシーケンス (escape sequence)    符号拡張手順において制御のために使用する一つ以上の

ビット組合せ。先頭のビット組合せは,制御文字 ESCAPE(エスケープ)を表現する。

c)

漢字集合 (Kanji set)   この規格で規定する図形文字集合の全体。

参考  “漢字集合”には,平仮名,片仮名,ラテン文字なども含まれる(6.5.1 参照)。

d)

区 (row)   2 バイト符号の中で,第 1 バイトによって区別される符号又は図形文字の集合。

e)

区点位置 (code-point)   ある区の点。区点番号(区点)によって参照できる。

f)

現在位置  (active-position)    次にくる図形文字を表現する図形を表示するための文字位置又は次に実

行される制御機能の基点となる文字位置。

g)

CC

データ要素 (CC-data-element),符号化文字データ要素 (coded-character-data-element)   符号化文字

集合に関する一つ以上の規格に適合する文字の符号化表現の列によって構成される情報交換の構成単

位。

参考1.  JIS X 5003に従う通信環境においては,CC データ要素は,JIS X 5003で定義されているプレ

ゼンテーションプロトコルデータ単位 (PPDU) に対応する情報の全部又は一部を構成する。

2.

交換可能な媒体によって情報交換を実現している場合,CC データ要素は,利用者データに対

応する情報の全部又は一部からなり,媒体の初期化で生成されるものは含まない。

h)

字形  (ZIKEI)    字体を,手書き,印字,画面表示などによって実際に図形として表現したもの。

i)

字体  (ZITAI)    図形文字の図形表現としての形状についての抽象的概念。

j)

終端バイト  (final byte)    エスケープシーケンス又は制御シーケンスを終わらせるビット組合せ。

k)

図形記号  (graphic symbol)    図形文字又は制御機能の視覚的表現。

l)

図形文字 (graphic character)    制御機能以外で,通常,手書き・印字・表示の可視的表現をもち,一

つ以上のビット組合せからなる符号化表現をもつ文字。

m)

制御機能  (control function)    データの記録,処理,伝送及び解釈に影響を及ぼす作用で,一つ以上の

ビット組合せで表現するもの。

n)

制御シーケンス  (control sequence)    制御機能 CONTROL  SEQUENCE  INTRODUCER(CSI,制御

機能シーケンス開始)から始まるビット組合せの列。制御機能の符号化表現のために使う。

o)

制御文字  (control character)    一つのビット組合せだけで表現する制御機能。


4

X 0208 : 1997

 
 

p)

装置  (device)    CC データ要素の符号化情報を送信,受信又は送受信できる情報処理機械の一部分。

参考  通常の意味での入出力装置のほか,応用プログラム,ゲートウェイなどの場合もある。

q)

  (cell)    一つの区の中で,第 2 バイトによって区別される個々の符号又は図形文字。

r)

バイト (byte)   一つの単位として操作するビット列。各ビットは,0 又は 1 の値をもつ。

s)

ビット組合せ  (bit combination)    文字表現に用いる 1 バイトの順序付けられたビットの集合。

t)

符号拡張  (code extension)    与えられた符号化文字集合に含まれていない文字の符号化のために用い

る手法。

u)

符号化文字集合  (coded character set),符号 (code)   文字集合を定め,かつその集合内の文字とビット

組合せとを 1 対 1 に関係付ける,あいまいでない規則の集合。

参考  “符号化文字集合”と“符号”とは,交替可能な用語である。例えば,“7 ビット符号化文字集

合”と“7 ビット符号”とは,同じ意味である。

v)

符号表 (code table)   符号化文字集合の中の各ビット組合せに割り当てた文字を示す表。

w)

包摂 (unification)   複数の字体を区別せずに,それらに同一の区点位置を与えることをいう。

備考  図形文字は図形概念によるものであるので,異なる文字であっても図形概念として区別が困難

なものは,この規格では,字体の包摂に準じて同一区点位置を与えることがある。

例 73 区 26 点“藝”字の常用漢字体“芸”及び全く別起源の“芸”(ウン)字は,現在では図形

概念としての区別がわずかである“同形異字”とされており,これらは,図形文字としては

区別することができないので,この規格では,6.6.3.2 の字体の包摂規準 c)

(連番 82)を援用

して,両者を区別せずに 23 区 61 点の区点位置一つを与える。

x)

文字 (character)   データの構成,制御又は表現に用いる構成単位の集合の要素。

y)

文字位置  (character position)    図形を表示しているか,又は表示できる表示面上の部分。

z)

利用者 (user)    装置が提供するサービスを使う人又はそれに代わるもの。

参考1.  “装置”が符号変換機能又はゲートウェイ機能の場合,“利用者”は,応用プログラムのよう

なものであってよい。

2.

利用者が用意するか又は利用者に提供される文字は,3.3 を満足するものであれば装置固有の

符号化形式又は通常と異なる表示形式であってよい。

aa)

レパートリ  (repertoire)    符号化文字集合の一つ以上のビット組合せによって表現される,規定され

た文字の集合。

5.

表記法,符号表及び名前

5.1

表記法

5.1.1

7

ビット符号化文字集合の記法  7 ビット符号化文字集合のビットは,b

7

,b

6

,b

5

,b

4

,b

3

,b

2

及び

b

1

で識別する。ここで,b

7

は最上位ビット又は最も重いビットとし,b

1

は最下位ビット又は最も軽いビッ

トとする。ビット組合せは,各ビットに

図 に示す重みを与えた 2 進数記法による,0∼127 の整数と解釈

してよい。

ビット

b

7

b

6

b

5

b

4

b

3

b

2

b

1

重み

64

32

16

8 4 2 1

図 1  ビット符号化文字集合におけるビットの重み

この規格では,7 ビット符号化文字集合のビット組合せを x/y の形で表記する。ここで,x は 0∼7 の整

数とし,y は 0∼15 の整数とする。x/y の形の記法とビット b

7

∼b

1

からなるビット組合せとの対応は,次の


5

X 0208 : 1997

とおりとする。

a)

x

は,b

7

,b

6

及び b

5

によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み 4,2

及び 1 をもつ。

b)  y

は,b

4

,b

3

,b

2

及び b

1

によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み 8,

4

,2 及び 1 をもつ。

x/y

の形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,x は列番号を表

し,y は行番号を表す(5.2.1 参照)

5.1.2

8

ビット符号化文字集合の記法  8 ビット符号化文字集合のビットは,b

8

,b

7

,b

6

,b

5

,b

4

,b

3

,b

2

及び b

1

で識別する。ここで,b

8

は最上位ビット又は最も重いビットとし,b

1

は最下位ビット又は最も軽い

ビットとする。ビット組合せは,各ビットに

図 に示す重みを与えた 2 進数記法による,0∼255 の整数と

解釈してよい。

ビット

b

8

b

7

b

6

b

5

b

4

b

3

b

2

b

1

重み

128

64

32

16

8 4 2 1

図 2  ビット符号化文字集合におけるビットの重み

この規格では,8 ビット符号化文字集合のビット組合せを x/y の形で表記する。

ここで,x 及び y は,0∼15 の整数とする。x/y の形の記法とビット b

8

∼b

1

からなるビット組合せとの対

応は,次のとおりとする。

a)

x

は,b

8

,b

7

,b

6

及び b

5

によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み 8,

4

,2 及び 1 をもつ。

b)  y

は,b

4

,b

3

,b

2

及び b

1

によって表現される整数とする。ここで,これらのビットは,それぞれ重み 8,

4

,2 及び 1 をもつ。

x/y

の形の記法は,符号表の位置を識別するために使用するものと同じとする。ここで,x は列番号を表

し,y は行番号を表す(5.2.2 参照)

5.1.3

2

バイト符号化文字集合の区点番号及び 16 進表記

5.1.3.1

区点番号  符号表上での各区点位置は,区点番号で示す。区の番号 m は 1∼94,点の番号 n は 1

∼94 とし,これを m 区 n 点,又は m と n とをハイフンでつないで m-n の形で表記する。区の番号及び点

の番号 1∼94 と列番号/行番号の 2/1∼7/14 とが対応するか又は区の番号及び点の番号 1∼94 と列番号/

行番号の 10/1∼15/14 とが対応するかのいずれかとする(5.2.3 参照)

5.1.3.2

16

進表記  2 バイト符号化文字集合の各区点位置は,第 1 バイトを上位バイト,第 2 バイトを下

位バイトとし,4 けたの 16 進表記で表す。各バイトの値は,16 進表記で第 1 バイト及び第 2 バイトとも

21

∼7E か又は第 1 バイト及び第 2 バイトとも A1∼FE かのいずれかとする(5.2.3 参照)

5.2

符号表

5.2.1

7

ビット符号表の構造  7 ビット符号表は,8 列 16 行に並べた 128 個の位置からなる。列には 0∼7,

行には 0∼15 の番号を与える。7 ビット符号表の位置は,7 ビット符号化文字集合のビット組合せと 1 対 1

の対応関係をもつ。7 ビット符号表の位置は,x/y の記法で表し,対応するビット組合せと同じものとする。

5.2.2

8

ビット符号表の構造  8 ビット符号表は,16 列 16 行に並べた 256 個の位置からなる。列及び行

にはそれぞれ 0∼15 の番号を与える。8 ビット符号表の位置は,8 ビット符号化文字集合のビット組合せと

1

対 1 の対応関係をもつ。8 ビット符号表の位置は,x/y の記法で表し,対応するビット組合せと同じもの

とする。


6

X 0208 : 1997

 
 

5.2.3

2

バイト符号表の構造  2 バイト符号表は,94 列 94 行に並べた 8836 個の位置からなる。行及び列

には,それぞれ区及び点が対応し,それぞれ区の番号及び点の番号を与える。2 バイト符号表の位置は,

区点番号で表すか,又は 16 進表記で表す。7 ビット符号の場合のビット組合せは,対応するビット組合せ

と同じとする。8 ビット符号の場合のビット組合せは,第 1 バイトと第 2 バイトとの両方の b

8

をともに 0

又は 1 としたビット組合せと対応する。

5.3

名前  この規格では,規定するすべての文字に対して名前を割り当てる。さらに,文字 SPACE(ス

ペース)及び文字 DELETE(抹消)に対する略号を規定する。文字の名前の表記には,ラテン大文字 (A

∼Z),スペース及びハイフンだけを使用する。略号には,ラテン大文字だけを使用する。図形文字を示す

ために付けられた名前は,文字の慣習的な意味を反映するようにしている。ただし,漢字の名前は,CJK

UNIFIED IDEOGRAPH-XXXX

と表す。ここで,XXXX は,JIS X 0221 の 16 進表記の 2 オクテット符号化

表現とする。

備考  この規格の漢字の区点位置の解釈(6.6 参照)は,JIS X 0221 のそれと必ずしも同一ではない。

参考  JIS X 0211 で規定される制御機能の略号には,ラテン大文字及び数字だけを使用している。

この規格は,図形文字の意味及び用途を定義しないし,制限もしない。

6.

符号化文字集合の構成

6.1

符号化文字集合の構造

6.1.1

7

ビット符号化文字集合の構造  7 ビット符号化文字集合の構造は,図 に示すとおりとし,次の

領域からなる。

a)

列 0 及び列 1 に配置される 32 個の制御文字の領域(以下,CL 領域と呼ぶ。

b)

文字 SPACE(スペース)を配置するビット組合せ 2/0

c) 94

個又は(94×94 である)2 バイトの 8836 個の図形文字を配置する,ビット組合せ 2/1∼7/14 の領域

(以下,GL 領域と呼ぶ。

d)

文字 DELETE(抹消)を配置するビット組合せ 7/15


7

X 0208 : 1997

図 3  ビット符号化文字集合の構造

6.1.2

8

ビット符号化文字集合の構造  8 ビット符号化文字集合の構造は,図 に示すとおりとし,次の

領域からなる。

a)

列 0 及び列 1 に配置される 32 個の制御文字の領域(以下,CL 領域と呼ぶ。

b)

文字 SPACE(スペース)を配置するビット組合せ 2/0

c) 94

個又は(94×94 である)2 バイトの 8836 個の図形文字を配置する,ビット組合せ 2/1∼7/14 の領域

(以下,GL 領域と呼ぶ。

d)

文字 DELETE(抹消)を配置するビット組合せ 7/15

e)

列 8 及び列 9 に配置される 32 個の制御文字の領域(以下,CR 領域と呼ぶ。

f) 94

個又は(94×94 である)2 バイトの 8836 個の図形文字を配置する,ビット組合せ 10/1∼15/14 の領

域(以下,GR 領域と呼ぶ。

g)

ビット組合せ 10/0 及び 15/15 は使用しない。


8

X 0208 : 1997

 
 

図 4  ビット符号化文字集合の構造

6.2

制御文字  制御文字は,JIS X 0211 の C0 集合及び C1 集合だけを使用する。

7.1

7.3 及び

附属書 で規定する 7 種類の符号化文字集合では,JIS X 0211 の制御機能が使用できる。

備考1.  JIS X 0211は,任意選択機能を含んでいる。したがって,JIS X 0211への適合性を主張するた

めには,選択した任意選択機能の範囲を明示しなければならない[JIS X 02112.1(適合の

種類)を参照]

2.

JIS X 0211

の制御シーケンス,単独の制御機能又は制御列を使用する場合,これらの符号化

表現に含まれるビット組合せが,図形文字のビット組合せに等しくなることがある。しかし,

これは,図形文字を表現するものではない。

参考  JIS X 0211 の C0 集合及び C1 集合を,附属書 10 に示す。各集合に含まれる制御文字の定義は,

JIS X 0211

による。

6.3

文字 SPACE(スペース)  文字 SPACE(スペース)は,略号を SP とし,ビット組合せ 2/0 で表現

する。SPACE は,図形をもたない図形文字とする。

6.4

文字 DELETE(抹消)  文字 DELETE(抹消)は,略号を DEL とし,ビット組合せ 7/15 で表現す

る。DELETE は,本来,せん孔テープ上の誤った文字の消去,不要な文字の消去などに使っていた。DELETE

は,CC データ要素の情報内容に影響を与えることなく,挿入したり,削除したりできる。

6.5

図形文字

6.5.1

漢字集合  7 ビット符号化文字集合及び 8 ビット符号化文字集合の 2/1∼7/14 の 94 個のビット組合

せ又は(94×94 である)2 バイトの 8836 個のビット組合せ,及び 8 ビット符号化文字集合の 10/1∼15/14

の 94 個のビット組合せ又は(94×94 である)2 バイトの 8836 個のビット組合せは,6.5.2 で規定する図形


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X 0208 : 1997

文字を表現するために使用する。すべての図形文字は,現在位置の前進動作を伴う文字(スペーシング文

字)とする。

漢字集合の符号表を,

附属書 に示す。

備考  JIS X 0211 の制御機能の符号化表現では,0/0∼9/15 のビット組合せを使用する。このうち 2/1

∼7/14 の 94 個のビット組合せは,図形文字用のビット組合せと重なっている。

6.5.2

漢字集合中の図形文字の種類  図形文字の種類は,特殊文字,数字,ラテン文字,平仮名,片仮名,

ギリシア文字,キリール文字,漢字及びけい線素片とする。

備考  附属書 表 115 の日本語通用名称は,参考であって,規定外とする。

a)

特殊文字  特殊文字は,和字間隔,記述記号,ダイアクリティカルマーク,仮名又は漢字に準じるも

の,括弧記号,学術記号,単位記号及び一般記号からなる。

1)

和字間隔  和字間隔 1 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

2)

記述記号  記述記号 18 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

3)

ダイアクリティカルマーク  ダイアクリテイカルマーク 8 文字の名前及びビット組合せは,附属書

4

表 による。

4)

仮名又は漢字に準じるもの  仮名又は漢字に準じる 10 文字の名前及びビット組合せは,附属書 4

表 による。

5)

括弧記号  括弧記号 22 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

6)

学術記号  学術記号 45 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

7)

単位記号  単位記号 11 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

8)

一般記号  一般記号 32 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

b)

数字  数字 10 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 による。

c)

ラテン文字  ラテン文字 52 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 10 による。

d)

平仮名  平仮名は,清音,濁音,半濁音及びよう(拗)音・促音などの小文字からなる 83 文字とし,

名前及びビット組合せは,

附属書 表 11 による。

e)

片仮名  片仮名は清音,濁音,半濁音及びよう(拗)音・促音などの小文字からなる 86 文字とし,名

前及びビット組合せは,

附属書 表 12 による。

参考  小書きの“ヶ”は,本来は漢字であるが,ここでは片仮名の小文字として扱う。

f)

ギリシア文字  ギリシア文字 48 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 13 による。

g)

キリール文字  キリール文字 66 文字の名前及びビット組合せは,附属書 表 14 による。

h)

漢字  漢字は,第 1 水準と第 2 水準とに分け,一般日本語表記用漢字の第 1 水準漢字集合 2965 文字及

び地名・人名を含む個別分野用漢字の第 2 水準漢字集合 3390 文字の計 6355 文字とし,名前及びビッ

ト組合せは,

附属書 による。漢字の区点位置の解釈は,6.6 による。

備考  第 1 水準と第 2 水準は,この規格で規定する符号化文字集合の部分文字集合としての適合性を

許容しているわけではない。この規格に適合するためには,3.1.1 に規定するとおり,6879 文字

のすべてを実装しなければならない。

i)

けい線素片  けい線素片は細線素片,太線素片及び細線太線混在素片からなる 32 文字とし,名前及び

ビット組合せは,

附属書 表 15 による。

6.6

漢字の区点位置の解釈

6.6.1

区点位置と字体との対応  漢字の区点位置の図形文字と一般に用いられている漢字の字体との対

応は,その区点位置の例示字体並びに 6.6.3 及び 6.6.4 によって定める。


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X 0208 : 1997

 
 

6.6.3

及び 6.6.4 で規定する包摂規準は,一般に用いられている漢字の字体とこの規格でそのビット組合

せを規定する図形文字との対応を示すためにだけ用いるのであって,漢字の字体そのものに対しては,い

かなる基準を与えるものでもない。

また,ここで規定する包摂規準を部分字体として演繹的に用いることによって,新たな漢字字体を作り

上げてはならない。

備考1.  例示字体及び包摂規準は,明朝体によって示す。これは,他の書体の利用を制限するもので

はなく,また書体にいかなる基準を与えるものでもない。

2.

例示字体は,この規格の区点位置を実現した一つの例であり,その字体を推奨するものでは

ない。

6.6.2

字体の実現としての字形  この規格は,字体の図形的実現としての字形については規定しない。

一つの字体の図形的実現としては,デザインの差に基づく複数の字形が考えられるが,この規格はそれ

らを互いに区別しない。

例  一つの字体の明朝体のデザインの差は,この規格では区別しない。次に,常用漢字表  (昭和 56.10.1,

内閣告示第 1 号)  の“(付)  自体についての解説第 1 明朝体活字のデザインについて”から,字形

デザインの差の例を引用する。