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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

(1) 

目 次 

ページ 

序文  1 

1 適用範囲 2 

2 適合性 3 

3 引用規格 3 

4 用語及び定義  3 

5 略語 7 

6 コンテンツ管理プロセス  7 

7 コンテンツ管理プロジェクトの開始  9 

7.1 ビジネス事例の開発  9 

7.2 CCMSに対する要求事項の定義  10 

8 コンテンツ管理プロジェクト計画  12 

8.1 実装計画  12 

8.2 情報モデル  12 

8.3 情報モデルの仕様  13 

8.4 オーサリング指針  14 

8.5 再利用戦略  15 

8.6 メタデータスキーマ  16 

8.7 ワークフローの仕様  18 

8.8 アクティビティのスケジュール,納品物,及び責任  20 

8.9 教育訓練計画  20 

8.10 スタイルシートの作成  20 

8.11 パイロットプロジェクトの仕様  20 

8.12 組織による公開  21 

9 情報の作成  21 

9.1 コンテンツの変換  21 

9.2 コンテンツのオーサリング  22 

10 管理及び制御  23 

10.1 品質の管理  23 

10.2 コンテンツのレビュー及び承認  24 

10.3 検索及び取出し  25 

10.4 地域化及び翻訳  25 

10.5 コンテンツの削除  26 

10.6 コンテンツ及び構成要素の保管  27 

11 発行  27 

11.1 リリース管理  27 


 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

(2) 

ページ 

11.2 版管理  28 

11.3 コンテンツの発行  28 

12 構成要素コンテンツ管理システムの要求事項  29 

12.1 一般  29 

12.2 構成要素コンテンツ管理システムの枠組  30 

12.3 構成要素コンテンツ管理システムの管理  31 

12.4 コンテンツオブジェクトの管理  33 

12.5 グラフィックス及びマルチメディアの管理  38 

12.6 構成要素コンテンツ管理システムの運用管理  39 

12.7 コンテンツオーサリング  41 

12.8 ワークフロー  42 

12.9 コンテンツの発行  43 

12.10 地域化及び翻訳の管理  45 

12.11 構成要素コンテンツ管理システムの相互運用性  45 

附属書A(参考)コンテンツ管理のためのビジネス事例の考察 48 

参考文献  50 

 

 


 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

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まえがき 

この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人情報処理学会(IPSJ)及び一般

財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格を制定すべきとの申出があり,

日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格である。 

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。 

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。 

 

 


 

  

日本工業規格          JIS 

 

X 0154:2018 

 

(ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

システム及びソフトウェア技術− 

製品ライフサイクル,利用者及びサービス 

マネジメントの文書化のためのコンテンツ管理 

Systems and software engineering-Content management for  

product life-cycle, user and service management documentation 

 

序文 

この規格は,2015年に第1版として発行されたISO/IEC/IEEE 26531を基に,技術的内容及び構成を変

更することなく作成した日本工業規格である。 

なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。 

この規格は,製品のライフサイクル,利用者,及びサービスマネジメントの文書化で使われるコンテン

ツの管理において,JIS X 0170:2013,JIS X 0160:2012,又はJIS Q 20000-1:2012,の利用者を援助するため

に開発された。コンテンツ管理のための要求事項の正確な記述は,文書類の利用者のニーズを満たすこと

及び文書類の効率的な制作を助ける。 

この規格は,文書類のコンテンツを管理するために使ってもよいソフトウェアツールとは独立であり,

印刷した文書類及びオンスクリーン文書類の両方に適用する。 

組織は,コンテンツ管理によってコンテンツオブジェクトの格納及び取出しの制御,コンテンツの改訂

の追跡,コンテンツの監査証跡の保守,並びに協働環境の有効化が可能になる。構成要素のコンテンツ管

理は,納品物におけるコンテンツオブジェクトの再利用を助け,かつ,多数の様式で納入できるようにす

る。 

コンテンツ管理の結果,企業におけるコンテンツ作成の協働作業が促進される。テクニカルオーサ1),

操作手順設計者,支援要員,及びその他の要員は,一度だけ記述され,かつ,多くのニーズを満たすコン

テンツの本体を,協力して作成してもよい。 

注1) 技術的な文書の執筆者のこと。テクニカルライタ,テクニカルコミュニケータともいう。 

文書化はしばしば,ソフトウェアが実装されたあとに行われる別の作業とみなされている。しかしなが

ら,高品質なソフトウェアの文書類のためには,それらの作成をソフトウェアライフサイクルの統合され

た一部とみなすことが望ましい。実際に,高品質な文書類又は情報管理サービスは,そのための計画が必

要になるほど重要である。 

この規格は,情報管理プロセスの実装としてJIS X 0170:2013及びJIS X 0160:2012と整合している。こ

の規格は,マネジメントシステムの規格ではない。 

この規格は,専門の文書作成部門をもっているかどうかにかかわらず,全てのタイプの組織で使うこと

を意図している。この規格を組織内の標準及び手順の基本として使ってもよい。情報管理,プロジェクト

管理,及び文書類作成の一般的なプロセスについての経験又は知識を,読者がもっていることを前提とし


X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

ている。 

この規格は,次をはじめとする技術的なコンテンツを管理することを意図している。 

− トピックの集合,マニュアル,ガイド,マルチメディア,ソフトウェアによって表示される利用者支

援,スタイルガイド2),及びシステム又はソフトウェア製品を効果的に利用することを助けるその他

のコンテンツのような利用者のための情報。 

− 設計文書,ユースケース,ペルソナ3),プロジェクト管理計画,機能要求,及びテスト計画のような

製品ライフサイクルの情報。 

− サービスレベル合意書,記録,方針,手順,その他の文書などのサービスマネジメントの項目。 

注2) コンテンツの様式及び構造並びに記述規則を定義するもの。 

3) 想定している人物像のこと。 

この規格の箇条の順番は,この順番でコンテンツ管理アクティビティを実施すること,又は文書類をこ

の順番で作成すること若しくはこの順番で組織に報告することがそれぞれ望ましいことを意図してはいな

い。 

それぞれの箇条において要求事項は,媒体並びに文書の生成及び管理の仕様には依存しない。 

 

適用範囲 

この規格は,次によって制作されるコンテンツを効率的に作成及び管理するための要求事項を規定する。 

− システム及びソフトウェア製品のライフサイクル全体を通して 

− システム及びソフトウェアのための利用者用文書類の準備のため 

− ITサービスの管理のため 

この規格は,コンテンツ管理に使うツール,プロトコル,及びシステムには依存しない。この規格は,

ソフトウェア資産の構成管理は取り扱っていない。 

この規格で管理するコンテンツには,次を含む。 

− トピックの集合,操作説明書,ガイド,組込みの利用者支援,スタイルガイド,ビデオ,その他の媒

体などの利用者への情報,及びシステム又はソフトウェア製品の効率的な利用を助けるためのその他

のコンテンツ 

− 設計文書,ユースケース,ペルソナ,プロジェクト管理計画,機能要求,モデル,スクリプト,テス

ト計画,テストスクリプト,欠陥報告などの製品ライフサイクル情報 

− サービスレベル合意書,記録,方針,手順,その他の文書などのサービスマネジメント項目 

この規格の意図は,(1)コンテンツ管理のためのプロセスを定義すること,(2)電子的なデータベース

によって支えられたシステムの要求事項をはじめとして,コンテンツを集め,管理し,発行するための構

成要素コンテンツ管理システムの要求事項を定義することである。このようなデータベースは,文書又は

トピック及びコンテンツ部品を取り扱えることが望ましい。コンテンツ部品は,印刷用,電子的な出力用

又は電子媒体によって発行されるコンテンツの集合用の,完全な文書を制作するために組み合わせてもよ

い。このデータベースは,構成要素コンテンツ管理システム(CCMS)として定義され,文書管理システ

ムとは異なる。構成要素のコンテンツ管理の目標は,一度生成したコンテンツオブジェクトを,リンク機

構を通じて印刷した文書だけではなく多数の出力様式で利用することである。 

この規格が意図する利用者は,情報(技術文書)の管理者及び作成者並びにコンテンツ管理システムの

取得者及び供給者である。コンテンツを開発する組織は,その規模にかかわらず,効果的なコンテンツ管

理の解決策を保守すること,並びに技術的コンテンツの作成及び管理のためのベストプラクティスを踏襲


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することによって,利益を得ることができる。 

この規格に適合するシステムは,コンテンツの作成及び管理のためのビジネスニーズ,特に信頼できる

情報が単一ソース4)であることのニーズを満たすことができる。一意で,かつ,独立したデータベースオ

ブジェクトとして保守されているコンテンツオブジェクトは,レビュー,承認,及び更新を効率的に行い,

複数の納品物を制作するために組み合わせてもよいし,かつ,翻訳するためのコストも低い。 

注4) もとになるものがただ一つだけであること。 

この規格は,マネジメントシステムの規格ではない。 

この規格の箇条6〜箇条11に示したコンテンツ管理プロセスは,JIS X 0160:2012及びJIS X 0170:2013

で要求されている情報管理プロセスの特殊化(下位レベルプロセス)である。 

注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 

ISO/IEC/IEEE 26531:2015,Systems and software engineering−Content management for product 

life-cycle, user and service management documentation(IDT) 

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ

とを示す。 

 

適合性 

プロジェクト及び組織がJIS X 0160:2012又はJIS X 0170:2013への適合性を主張するために,この規格

を適合性を示すための又は指針の文書として利用してもよい。 

この規格を通して,“…しなければならない”は義務的な規定を示し,“…することが望ましい”はその

他の可能性の中での推奨を示し,かつ,“…してもよい”はこの規格の制限の中で許容される一連の動作を

示すために使用する。 

文書類の部品として,例えば,トピック,コンテンツ部品,モジュールなどのこの規格の用語を使用す

ることは,適合性を主張するためには必要ではない。 

供給者がこの規格に従ってサービス及びシステムを提供することを(取得者又は供給者と呼ぶ)当事者

が合意したときには,契約又は類似の合意書にこの規格を含めてもよいし,又は参照してもよい。また,

この規格に従って組織の別の部門から文書類を取得することを決めたプロジェクト又は組織によって,こ

の規格を組織内の標準として採用してもよい。 

 

引用規格 

この規格には,引用規格はない。 

 

用語及び定義 

この規格で用いる主な用語及び定義は,ISO/IEC/IEEE 24765(www.computer.org/sevocab参照)による

ほか,次による。 

4.1 

アプリケーション プログラミング インタフェース(application programming interface,API) 

ソフトウェアアプリケーションが別のアプリケーションと通信できるようにするソフトウェア構成要素。 

4.2 

枝分かれ,ブランチング(branching) 

構成要素を並行して修正してもよいし,しばらく経って任意に同期させてもよいように,構成要素の集


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合を重複させておく開発手法。 

4.3 

構成要素(component) 

CCMSに格納されているそれぞれの情報型のオブジェクトで,トピック,前提条件,節,イメージ,ビ

デオなどがある。 

4.4 

構成要素コンテンツ管理システム(component content management system,CCMS) 

モジュール化されたコンテンツの再利用をはじめとして,オーサリング5)からレビュー及び発行までの,

文書又は情報作成のライフサイクル全体を支援するコンテンツ管理システム。 

注記 モジュール化されたコンテンツがXMLに基づくとき,管理のために使える個々のXML要素は

XMLスキーマ又はDTDによって定義される。この規格は,プロトコルに依存せず,かつ,様々

なマーク付け言語を規定する必要はない。 

注5) 文章,図,表などを含め,コンテンツそのものを作成すること。 

4.5 

被依存構成要素(component dependencies) 

親となっている一つの構成要素から,直接的又は間接的にリンクされている全ての構成要素。 

例 危険源について述べた原文と,発行時にそれが挿入されるトピックとの関係では原文のこと。 

4.6 

コンテンツオブジェクト(content object) 

一つのXML要素によって包含されるコンテンツ。 

4.7 

コンテンツ型(content type) 

構成要素に指定された,格納,メタデータ,ワークフロー,及び挙動に対する設定の,再利用可能な定

義。 

4.8 

コンテンツ部品(content unit) 

識別でき,かつ,管理できるより大きな情報オブジェクトの一部分。 

注記 管理のために利用可能な個々のコンテンツ部品は,通常はXMLスキーマ又はDTDによって定

義されている。 

4.9 

コンテンツ管理システム(content management system,CMS) 

コンテンツのオーサリング,格納,翻訳,及び発行ができるようにするシステム。 

比較参照 文書管理システム 

4.10 

カスタマイズ(customization) 

以前の構造と互換性のない方法で行われる,新しい構造の追加又は文書型定義の変更のための,文書型

定義の修正。 

4.11 

依存性保持移出,ディペンデンシ エクスポート(dependency export) 

一つのプロセスとしてCCMSから,ある構成要素及びその被依存構成要素を全て一括で読み出す操作。 


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4.12 

文書管理システム(document management system) 

文書,イメージ,及びその他の媒体全部に対する,格納,取出し,バージョニング,及び操作ができる

ようにするシステム。 

比較参照 コンテンツ管理システム 

4.13 

文書型定義(document type definition,DTD) 

XML文書の構造,コンテンツ,及び意味のためのテンプレート。 

4.14 

文書類(documentation) 

アクティビティ,要求事項,手順又は結果を,記述,定義,規定,報告又は認証する,記述又は図示さ

れた任意の情報(IEEE Std 829TM-2008)。 

4.15 

有効性(effectiveness) 

利用者が指定された目的を達成するときの正確性及び完全性(ISO/IEC 25062:2006)。 

4.16 

拡張可能マーク付け言語(Extensible Markup Language,XML) 

構造化データを含む文章様式を作り出すための規則をもつ,ライセンス不要かつプラットフォームに依

存しないマーク付け言語(ISO/IEC 19770-2:2009)。 

4.17 

拡張可能スタイル言語変換(Extensible Style Language Transformations,XSLT) 

XML文書をPDF又はHTMLのような他の文書型に変換するための言語。 

4.18 

分類提示検索(faceted search) 

一つ以上の属性に対して値を選ぶことによって,利用者が探索結果を絞ることができる漸進的探索。 

4.19 

枠組(CCMSにおける)([CCMS] framework) 

CCMSのその他の全ての特徴が作られる基盤を形作る,本質的なデータ構造,操作,及び規則。 

4.20 

ハイパテキストマーク付け言語(Hypertext Markup Language,HTML) 

Webページを生成するための言語。 

4.21 

ハイパテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol,HTTP) 

分散型,協調型のハイパメディア情報システムのためのアプリケーションレベルのプロトコル。 

4.22 

情報項目(information item) 

人間が利用するために制作され,格納され,及び納入される個別に識別できる情報の本体(JIS X 

0171:2014参照)。 

注記 プロジェクトライフサイクルの間に幾つかの版の情報項目を制作できる。 


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4.23 

情報型(information type) 

利用者の特定の質問に応えるトピックのクラス。 

例 “…するにはどうすればよいか”という質問に答える情報型をタスク情報型と呼ぶ。 

4.24 

レーベンシュタイン距離(Levenshtein distance) 

一つの単語を別の単語に変換するために必要な1文字の編集操作(挿入,削除又は置換)の最小回数に

基づく,二つの文字列間の違いの尺度。 

4.25 

リンク(link) 

プログラムの別々のモジュール間で制御及びパラメータを受け渡す,多くの場合に一つの命令又はアド

レスである,コンピュータプログラムの一部。 

4.26 

オブジェクト(object) 

CCMSにおいてコンテンツ部品をカプセル化したもの。 

4.27 

発行パイプライン(publishing pipeline) 

コンテンツをソースの様式から最終的な納入可能な様式へと変換するために結合された,一連のあらか

じめ決められた処理段階。 

4.28 

正規表現,Regex(省略形)(regular expression, Regex) 

検索結果と一致させるためのパターンである文字列。 

注記 パターンは,それとの一致が特定の文字列から開始若しくは終了しなければならないと決めて

もよいし,又は文字列中の任意の文字と一致させるためにワイルドカードを使ってもよい。 

例 ^admin* 'admin'で始まり,その後に任意の文字列が続くパターンに一致するものを全て見つけ

る。 

¥d{5}$  数字5で終了するパターンに一致するものを全て見つける。 

^[0-9()-]+$ 数字,ʻ(ʼ,ʻ)ʼ,及びʻ-ʼからなる電話番号のようなパターンに一致するものを見つ

ける。 

4.29 

意味ラベル(semantic label) 

様式ではなく内容を記述するタグ。 

例 前提条件のような意味ラベルは,次のタスク情報のための前提条件として内容を記述する。一方,

様式ラベルは,内容を段落又はリストとして単純に記述する。 

4.30 

特殊化(specialization) 

より一般的な型及び領域のために開発された共通な出力変換及び設計規則を共有する,対象としている

文書型定義の仕様。 

4.31 

構造化オーサリング(structured authoring) 


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指定されたテンプレートにおけるメタデータをはじめとしたコンテンツ要素の作成。 

注記 構造化オーサリングにおいては,コンテンツ要素はそれが含むコンテンツの性質に応じてラベ

ル付けされる。また,構造化オーサリングは,コンテンツ要素の階層的な位置及び機能を示す

ために,例えば,見出し1又は入れ子になったリストのような,擬似意味ラベルを付けること

ができる。 

4.32 

分類体系(taxonomy) 

知識体系を分類し,かつ,それらの部分の間の関係を定義する構想。 

4.33 

トピック(topic) 

利用者の一つの質問に答える情報の独立した項目。 

4.34 

XMLスキーマ定義(XML Schema definition) 

XML文書の生成のための規則及び構造の集合を規定しているXMLに基づく言語(ISO/IEC 

19770-2:2009)。 

 

略語 

API(Application Programming Interface) アプリケーション プログラミング インタフェース 

BMP(Bitmap image file) ビットマップ イメージファイル 

CCMS(Component Content Management System) 構成要素コンテンツ管理システム 

DITA(Darwin Information Typing Architecture) ダーウィン情報型付け基本概念 

DTD(Document Type Definition) 文書型定義 

GIF(Graphics Interchange Format) グラフィックス交換形式 

HTML(Hypertext Markup Language) ハイパテキストマーク付け言語 

HTTP(Hypertext Transfer Protocol) ハイパテキスト転送プロトコル 

JPEG(Joint Photographic Experts Group) 合同静止画専門家グループ 

QTFF[QuickTime File Format (abbreviated as.mov)] クイックタイム ファイル形式(.movと省略される。) 

MP3/MP4(See MPEG) MPEGを参照 

MPEG(Moving Picture Experts Group) 動画符号化方式 動画専門家グループ 

PDF(Portable Document Format) 移植可能文書様式 

PNG(Portable Networks Graphics) 移植可能ネットワークグラフィックス 

SME(Subject Matter Expert) 対象領域専門家 

WAV(Waveform Audio File Format) 波形オーディオファイル形式 

WMV(Windows Media Video) ウィンドウズ メディア ビデオ 

XLIFF(XML Localization Interchange File Format) XML翻訳用交換ファイル形式 

XML(Extensible Markup Language) 拡張可能マーク付け言語 

XSLT(Extensible Style Language Transformations) 拡張可能スタイル言語変換 

 

コンテンツ管理プロセス 

この箇条は,開始から承認及び発行までを通してコンテンツが管理されるプロセスのアクティビティを


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規定する。 

この規格で規定するコンテンツ管理のアクティビティを,次に示す。 

− プロジェクトの開始 

− コンテンツを管理するためのビジネス事例の開発 

− CCMSに対する要求事項の定義 

− プロジェクト計画 

− 情報モデル 

− オーサリング指針 

− 再利用戦略 

− メタデータスキーマ 

− ワークフローの仕様 

− アクティビティのスケジュール,納品物,及び責任 

− 教育訓練計画 

− スタイルシートの作成 

− パイロットプロジェクトの仕様 

− 組織による公開 

− 情報の作成 

− コンテンツの変換 

− コンテンツのオーサリング 

− 管理及び制御 

− 品質の管理 

− レビュー及び承認 

− 検索及び取出し 

− 地域化及び翻訳 

− コンテンツの削除 

− コンテンツの保管 

− 発行 

− リリース管理 

− 版管理 

− コンテンツの発行 

これらは図1に示すように表現できる。 

コンテンツ管理プロセスの各アクティビティの詳細は,別の箇条で議論する。 

注記 コンテンツ管理プロジェクトの管理のためには,ISO 21500を参考にすることができる。 

 


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図1−コンテンツ管理プロセス及びアクティビティ 

 

コンテンツ管理プロジェクトの開始 

7.1 

ビジネス事例の開発 

組織は,コンテンツ管理の解決策の開発及び実装を助けるためにビジネス事例を開発しなければならな

い。 

コンテンツ管理のためのビジネス事例の開発では,組織は次のような組織のニーズを評価しなければな

らない。 

− 現状を解析する。 

− 潜在的な顧客の利益を識別する。 

− 費用削減の機会を識別する。 

− 技術と要員との両方の費用をはじめとする,購入及び実装の費用を計算する。 

− 投資の回収を計算する。 

− プロジェクトのリスクを提示する。 

ビジネス事例の開発は,コンテンツ管理の解決策のための支援及び予算を獲得するために必要なことが

ある。組織においてコンテンツ管理によってビジネス上の利益があることを確証するには,短期及び長期

の両方の利益を注意深く評価すること,並びにエンタープライズ及び部門の解決策を評価することが必要

である。現在の状況を理解することは,その状況を変更することが望ましい理由及び手段の見通しを立て

る助けになる。 

コンテンツ管理によって組織は,コンテンツオブジェクトの格納及び取出しを制御し,コンテンツの改

訂を追跡し,監査証跡を保守し,かつ,協働環境を利用できるようになる。構成要素コンテンツ管理は,

納品物の中のコンテンツオブジェクトを再利用できるようにし,かつ,多数の納入可能な様式が使えるよ

うにする。 

コンテンツ管理の結果,エンタープライズにおけるコンテンツ作成の協働が増える。テクニカルオーサ,

教育設計者,支援要員,及びその他の要員は,一度だけ記述され,かつ,多くのニーズを満たすコンテン

管理及び制御 
− 品質の管理       − 検索及び取出し     − コンテンツの削除    
− レビュー及び承認    − 地域化及び翻訳     − コンテンツの保管 

プロジェクトの開始 
− コンテンツを管理

するためのビジネ
ス事例の開発 

− CCMSに対する要

求事項の定義 

プロジェクト計画 
− 情報モデル 
− オーサリング指針 
− 再利用戦略 
− メタデータスキーマ 
− ワークフローの仕様 
− アクティビティのスケ

ジュール,納品物,及び
責任 

− 教育訓練計画 
− スタイルシートの作成 
− パイロットプロジェク

トの仕様 

− 組織による公開 

情報の作成 
− コンテンツの変

換 

− コンテンツのオ

ーサリング 

発行 
− リリース管理 
− 版管理 
− コンテンツの発

行 


10 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

ツの本体を,協力して作成してもよい。 

CCMS及びそのシステムを支えるアクティビティを実装することで,組織は次の利益を得ることができ

る。 

− コンテンツ生成のための標準的な手法 

− コンテンツの品質の標準的な水準 

− 重複した又はほとんど重複したコンテンツの回避 

− コンテンツオブジェクトの保守の減少 

− 適切な許可によるコンテンツオブジェクトへの大幅なアクセスの改善及び検索の成功 

− コンテンツオブジェクトを発見する能力の向上 

− 統一されたシステムへのコンテンツの整理統合による格納及び保守の要求の減少 

− レビュー及び承認サイクル,並びに変更管理の追跡可能性 

− 翻訳元言語及び翻訳先言語における作成費用の削減 

− 正式なコンテンツを単一ソースにすることによる法律面及び適合のリスクを軽減する能力 

− 現在及び将来の規格に従って多数の様式でコンテンツを納入する能力 

ビジネス事例の開発についてのより詳細な情報は,附属書Aを参照する。 

コンテンツ管理は,うまく制御し,かつ,管理すれば,要員の生産性を向上させ,かつ,作成及び発行

の費用を削減する。生産性の向上は,構造化オーサリング及びコンテンツの再利用を支えるプロセスを実

装することで達成される。構造化オーサリングは,作成するコンテンツの型に応じて指定されたテンプレ

ートに従ってコンテンツを執筆することを意味する。コンテンツの再利用は,コンテンツオブジェクトを

一意的に格納及び保守し,同一のコンテンツを何度も更新及び翻訳する費用を減らすことを意味する。 

また,コンテンツの再利用は,コンテンツオブジェクトが単一ソースの正式なコンテンツであり,同一

の情報及び正確なメッセージが出力の全ての場面で表示され,不正確な情報に付き物の負担を軽減するこ

とを意味する。特定の情報が一度だけ生成され,かつ,更新されることから,執筆者が検索及び取出しに

よって既存のコンテンツを利用できるので,作成費用が削減される。自動化された発行ルーチンの利用に

よって,コンテンツオブジェクトを複数の様式で発行できるので,発行費用が削減される。 

コンテンツがXML文書型定義(DTD)又はスキーマを使って作成されている場合,適切なスタイルシ

ートが一度整備されれば,そのコンテンツを多数の言語で書式設定する費用が削減される。規制機関又は

顧客の要求によってコンテンツを多数の言語で発行することが要求されている組織に対して,CCMS及び

そのプロセスは時間及び費用をかなり削減することができる。CCMSは,コンテンツオブジェクト間を正

確にリンク付けることができ,さらに,翻訳元言語及び翻訳先言語のコンテンツオブジェクト間のリンク

も使えるようにしている。コンテンツの本体が一度翻訳されると,新しい又は改訂したコンテンツだけを

翻訳すれば済むように,CCMSは翻訳元言語及び翻訳先言語のコンテンツオブジェクト間のリンクを確立

する。以前に翻訳したコンテンツはもう一度翻訳する必要はなく,翻訳費用だけではなく既に翻訳したコ

ンテンツを取り扱う運用管理費用も削減する。 

7.2 

CCMSに対する要求事項の定義 

ビジネス事例は,CCMSに対する要求事項を明確に定義するときに取り上げる懸案事項を識別する。 

7.2.1 

要求事項定義 

詳細な要求事項定義の開発は,ある組織がその要求事項を内部的に指定することだけでなく,競合製品

を注意深く評価することができる。きちんと構造化された要求事項定義は,次の四つの重要領域に焦点を

当てている。 


11 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

− 出力 

− 格納及び取出し 

− 組立て及びリンク付け 

− オーサリング及びワークフロー 

箇条12にCCMSの要求事項を示す。 

7.2.2 

出力の要求事項 

出力の要求事項は,情報が利用者団体の内部及び外部の両方で使えるようにするコンテンツの納入機構

を指定しなければならない。 

言語及び必要な文字集合(フォント)をはじめとする翻訳の要求事項を指定しなければならない。 

組織によっては,内部のニーズ,市場セグメント,特定の顧客などに基づいて,グループごとに異なる

版の情報を対象とする必要があるかもしれない。大部分の情報が共有され,かつ,幾つかの情報が製品の

型又はモデルによって異なるとき,情報は複数の版の製品集合を網羅する必要があってもよい。情報は,

印刷,PDF(移植可能文書様式),組込みの利用者支援,タブレット,アプリケーション,eラーニングな

どの複数の媒体又は手段で出力してもよい。情報は,利用者の所在地又は言語によって異なってもよい。 

出力の要求事項は,分類提示検索の機構を提供できるようにするために,トピック及び発行に特有なメ

タデータを利用できるようにしておくことが望ましい。 

翻訳用統合データファイルの伝送のためのXLIFF規格(OASIS規格の名称を参照)の利用をはじめとし

て,地域化のサービスプロバイダへの伝送用翻訳パッケージの自動生成についての要求事項を指定するこ

とが望ましい。 

注記 OASIS XML地域化交換ファイル形式(XLIFF)は,次で仕様を提供している。 

https://www.oasis-open.org/committees/tc̲home.php?wg̲abbrev=xliff 

7.2.3 

格納及び取出しの要求事項 

格納及び取出しの要求事項を準備する場合,組織はCCMSを使う各グループがそのコンテンツにどのよ

うにアクセスするのかを識別しなければならない。格納の要求事項は,コンテンツオブジェクト間のリン

クを保守する能力を含まなければならない。 

特に,翻訳費用を削減するための翻訳元言語と翻訳先言語との間の同期を保守するための要求事項を含

め,翻訳したコンテンツの格納及び取出しのための要求事項を示さなければならない。 

取出しの要求事項は,CCMSが内部の利用者に対してどのように情報を検索し,かつ,発見できるよう

にしているのかを指定しなければならない。 

様々なCCMSで,コンテンツへのナビゲーションのためのフォルダのような構造又は利用者がメタデー

タ有効化検索を使って特定のコンテンツを識別できる検索機構のいずれかが使えるようになっている。 

組織は,出力時により大きな構造物に組み立てられる個々の構成要素を格納することだけではなく,イ

メージ,ビデオ,及び音声をはじめとする複数のコンテンツ型,並びに文書構造全体を格納することも必

要としてもよい。 

検索機構は,全文検索,メタデータに基づく分類提示検索,XML要素有効化検索,又はこれらの機構の

組合せに重点を置いてもよい。 

7.2.4 

組立て及びリンク付けの要求事項 

組立て及びリンク付けの要求事項を準備するとき,組織は,レビューのための全体的及び部分的なコン

テンツの草稿の作成をはじめとして,最終納品物へと組み立てるためにコンテンツの構成要素をどのよう

に収集するつもりなのかを指定しなければならない。 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

XMLの環境では,最終納品物が精巧なリンク機構を通して制作されることから,リンク付けの要求事項

は特に重要である。トピックは,大規模な文書の章及び節に組み立てられてもよい。保証表示,危険源表

示,及びその他の再利用できるコンテンツは,一度格納されたら最終的な文書の組立部品の中に何度も含

まれていてもよい。各単語及び句は,最終的な組立ての前に必要に応じて更新されてもよいように,別々

に格納してもよい。これらの状況のそれぞれが,頑健なリンク機構を要求している。 

7.2.5 

オーサリング及びワークフローの要求事項 

組織は,情報のライフサイクルを通して変更の監査証跡及び注釈をどのように保守しなければならない

かを指定しなければならない。 

組織は,次のものをはじめとして,組織の情報ライフサイクル管理プロセスの要素を指定しなければな

らない。 

− 昔からのコンテンツの移入 

− 常勤の専門執筆者及び臨時の寄稿者の両者へのオーサリング権限の付与 

− レビュアのグループによる同時レビュー及び承認者の電子署名の支援 

− より大きな納品物へのコンテンツの組立て 

− 発行のために承認されたコンテンツのリリース 

− 製品の寿命末期での納品物の保管 

オーサリング及びワークフローの要求事項を準備するとき,組織は,執筆者,レビュア,及び承認者が

CCMSとともにどのように連携するのかを識別することが望ましい。組織は,ユースケース又はユーザス

トーリ6)を想定してもよい。 

注6) ユーザストーリ 利用者の利用局面及び利用方法を例示したもの。 

 

コンテンツ管理プロジェクト計画 

8.1 

実装計画 

コンテンツ管理プロジェクトの基礎は,組織によって計画されなければならない。組織は,次のアクテ

ィビティを含む実装計画を確立しなければならない。 

− 情報モデルの定義 

− オーサリング指針の作成 

− アクティビティ,納品物,及び責任のスケジュール策定 

− 教育訓練の実施 

− スタイルシートの作成 

− パイロットプロジェクトの実施 

− 組織による公開 

CCMSは,実装の計画フェーズを成功させるためには必要ではない。CCMSは,特に多量のコンテンツ

及び翻訳の管理ができるようにする重要な機能を提供するが,成功のためには必要ではない。 

8.2 

情報モデル 

組織は,管理する文書型,情報型,及びコンテンツ部品を指定する情報モデルを生成しなければならな

い。情報モデルは,コンテンツ管理環境で生成され,かつ,管理されるコンテンツの構造を定義する。 

情報モデルは,生成される情報項目,情報型,及びコンテンツ部品の定義を含まなければならない。XML

オーサリング環境において情報モデルは,オーサリング環境での各XML要素の利用を定義しなければな

らない。 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

情報モデルを生成し,かつ,承認することによって,組織はCCMSに格納する文書の構造を定義するこ

とができる。 

情報モデルは,情報を作成する組織によって作成されるコンテンツの構造を指定する。これには例えば,

OASIS DocBook,OASIS DITA,又はS1000Dのような特定の発行済の規格の参照を含んでもよいが,組織

独自のモデルとして組織の発行物用に特別に設計してもよい。 

情報モデルの意図は,情報の利用者のニーズに最も合ったきちんと構造化されたコンテンツオブジェク

トの作成において一貫性を推進することである。きちんと構築された情報モデルに従うことによって,組

織全体のコンテンツ作成者は,多種多様な出力型及び多種多様な情報製品に使用できる一様なコンテンツ

を生成できる。 

公共の規格を使う組織に対しては,情報モデルはその組織での公共の規格の特定の実装を記述する。ほ

とんどの場合,組織は公共の規格の部分集合を使ってもよく,又は特定の内部的な要求事項に合わせてそ

の規格を特殊化若しくは個別化してもよい。 

8.3 

情報モデルの仕様 

構造化オーサリングを支える情報モデルは,組織が要求しているコンテンツの構造について,次に示す

詳細を指定しなければならない。 

− 記述,計画,方針,手順,報告,要求,及び仕様のような各総称情報項目の定義,並びに典型的なコ

ンテンツ及びコンテンツの順番の記述 

注記 各文書型の作成で助けとなる骨子及びテンプレートを提供することは役立つことがある。JIS X 

0171 は,情報項目のために推奨するコンテンツを含んでいる。 

− 章,部,節,本,組込みの利用者支援などコンテンツの集合に対する構造の定義 

− 適切な読者に関してそれぞれの情報型の意図を説明している,例えば,概要,タスク,参照,及び概

念のような各情報型の定義 

− その情報型において必須及び任意のコンテンツ部品,並びにコンテンツ部品の必須及び任意の順番を

もつ各情報型の構造 

− 各情報型を作るためにそれぞれがどう使われているのかを指定する,例えば,節,リスト,段落,表,

図表,例,危険源表示などの各コンテンツ部品の定義 

− 単語又は句を指定するためにより大きなコンテンツ部品の中で使われる,例えば,キーワード,索引

語,引用,利用者入力,及び変数のような要素の定義 

− 執筆者,作成日時,主題,及び版のような各コンテンツ部品を記述するためのメタデータとして使わ

れる用語の定義 

− 単語,句,又はコンテンツ部品全体のような変数を情報型又は文書型にわたって再利用するときに使

われる機構 

− 一貫性及び取出しを支えるためのテキスト及びグラフィックス両方のためのファイル命名規則 

これらの一部の構造を表1及び表2に例示する。 

 


14 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

表1−CCMS情報モデルのコンテンツデータ型 

データ型 

意図 

例 

総称情報項目
(原型) 

典型的及び/又は要求されたコンテンツの概略又はリス
トを提供 

記述,計画,方針,手順,報告,要求,
仕様 

コンテンツの
集合 

出力する文書又は文書集合で使うためにコンテンツを組
織化 

章,部,節,本,ヘルプトピック 

情報型 

特定の意図のために情報を伝達 

概要,タスク,参照,概念 

コンテンツ部
品 

より小さな構成要素で情報型を作成 

文の段落,表,リスト,図表,例,危
険源表示 

要素 

単語又は句を指定 

キーワード,索引語,引用,利用者入
力,変数 

 

表2−CCMSメタデータのためのテンプレート 

テンプレート 

指定 

例 

情報型 

必須及び任意のコンテンツ部品の必須及び任意の順番 

タスク,概念,参照,トラブルシュー
ティング,プロセス,手順,事実 

コンテンツ部
品 

コンテンツ部品を取り出すためのメタデータ 

執筆者,作成日時及び/又は改訂日時,
主題,版 

変数挿入 

変数を格納,取出し,及び使用するための方法 

情報項目又はコンテンツ部品の中の単
語,句,又はコンテンツ部品の変更 

ファイル名 

テキスト及びグラフィックスを含むファイルの格納及び
取出しのための規則 

 

 

XMLオーサリング環境では,情報項目,コンテンツの集合,コンテンツマップ,トピック及び集合をも

つコンテンツ部品,並びに特定の単語及び句を識別するコンテンツ部品から,それぞれのコンテンツオブ

ジェクトのために使用されるXMLマークを情報モデルが指定する。自動化されたスタイルシートを使用

して,コンテンツ出力を作り出せるように,かつ,コンテンツ管理データベースを使用して,執筆者がコ

ンテンツオブジェクトを検索及び操作できるように,情報モデルは,組織のコンテンツにXMLマークを

一貫して適用することを助ける。 

XMLマークは,XMLスキーマ又はXML文書型定義(DTD)の利用によって使えるようになる。スキ

ーマ又はDTDは,文書又はトピックの構造の妥当性を確認する。DTD又はスキーマは,妥当でないコン

テンツを識別するために使用できる。場合によっては,妥当でないコンテンツをCMSに入れることを許

してもよいが,妥当ではないと印を付けることが望ましい。 

8.4 

オーサリング指針 

組織は,情報モデルに適合するコンテンツの作成を支える教材を提供するためにオーサリング指針を開

発しなければならない。その指針は,情報型の正しい選択,埋込み(インライン)要素の正しい実装,各

情報型におけるXML要素の正しい適用,及び組織のXML標準の実装を規定することを助けるその他の要

求事項を提供しなければならない。 

オーサリング指針は,情報作成のライフサイクルで必要な各文書項目,情報型,及びコンテンツ部品の

計画及び作成において執筆者を助ける。オーサリング指針は,執筆者への補助及び教育訓練を提供する形

で情報モデルを事例によって説明する。オーサリング指針の目的は,執筆者が情報モデルで定義された構

造を理解し,かつ,それに適合することを保証することである。オーサリング指針はまた,構造化されて

いないコンテンツを作成している執筆者に対する指針を提供してもよい。オーサリング指針は,スタイル

ガイドの典型的な内容である,用語,文体,文法,及びつづり(綴)の適切な用法の指針を含んでもよい。 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

多くの組織では,高品質な技術情報の作成を強調している著名な公開されている指針に基づくオーサリ

ング指針を採用している。さらに,このような組織は,その組織が制作するコンテンツに対応した特定の

情報によって公開された指針を補完している。しかしながら,従来のスタイルガイドは,構造化されたコ

ンテンツ作成のためのオーサリング指針を提供するには十分ではない。 

8.4.1 

執筆者の教育訓練 

オーサリング指針は,新しい執筆者が組織によって確立された規則を学ぶために利用されなければなら

ない。 

オーサリング指針は,例えば,変形版及び改訂版の生成,翻訳プロセスの管理,再利用機構の組込みな

どのコンテンツ管理プロセスに対するプロセス指針を含むことが望ましい。オーサリング指針はまた,文

書,トピック,コンテンツ部品,及び埋込み(インライン)要素をはじめとして,作成したコンテンツオ

ブジェクトの例を含むことが望ましい。 

8.4.2 

コードレビュー 

組織がXMLに基づくオーサリングのための標準を実装した場合,組織は,その情報モデルへの適合性

を裏付けるXML要素のコードレビューを行わなければならない。XML妥当性確認エンジンは,XMLス

キーマ又はDTDとの適合性を検査するが,組織によってその情報モデルに指定されたコーディングの実

践は検査しない。 

コードレビューは,構造化された情報モデル及び組織内で事例によって説明されたオーサリング指針の

専門知識をもつ個人によって行われることが望ましい。コードレビューはまた,コーディングの要求事項

がスキマトロン体系によって明確に定義される,スキマトロン規格を使って行ってもよい。 

スキマトロンは,JIS X 4177-3:2008の一部である。スキマトロンを使って,組織はXMLソース中の要

素又は要素の集合の存在又は欠如を検査する付加的な規則の集合を開発できる。スキマトロンによる検査

は,専門家によるコードレビューを補うけれども置換えではない。 

8.5 

再利用戦略 

コンテンツは一度だけしか執筆されないので,組織は,特定の意図のために生成したコンテンツオブジ

ェクトの記録を保守すること,又は新しいオブジェクトを生成する前に提案された新しいコンテンツオブ

ジェクトと一致するコンテンツについてCCMSに問い合わせることを,執筆者に要求しなければならない。

再利用を意図したコンテンツオブジェクトは,CCMSで使えるならば特別な“再利用”フォルダに格納し

てもよいし,かつ,再利用メタデータでラベル付けすることが望ましい。 

コンテンツ管理の目標は,コンテンツを一度だけ生成し,かつ,多数の納品物で必要に応じてそれを利

用することである。コンテンツは,完全なモジュール若しくはトピックとして,又は危険源表示,リスト,

段落,単語,及び句のような断片的なコンテンツオブジェクトとして再利用できる。 

コンテンツの再利用は,執筆者が一つのソースだけでコンテンツを更新し,その結果ソースコンテンツ

の一貫性及び正確性が保守されるようにしている。同一のコンテンツがそれぞれの翻訳先言語に一貫して,

かつ,正確に翻訳されることを保証するコンテンツの再利用は,組織がコンテンツを翻訳元言語から翻訳

先言語に一度だけ翻訳すれば済むようにしている。 

8.5.1 

コンテンツの包含 

組織は,多数の納品物で頻繁に使われるコンテンツオブジェクトを識別し,かつ,指定し,さらに,こ

れらのコンテンツオブジェクトが再利用のために見つけやすいようにメタデータで記述しなければならな

い。 

オーサリング基盤又は執筆者が使うXML規格によくある特有なコンテンツの包含機構は,別々に保守


16 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

されたソースファイルから発行の時点で対象ファイルにコンテンツを挿入することを許している。結果と

して,包含されたコンテンツは,多数の対象として繰返し保守するのではなく,一つのソースで保守する。

単一ソースでのコンテンツオブジェクトの保守は,保守及び翻訳の費用を削減し,かつ,一貫性,正確性,

及び品質を改善する。 

8.5.2 

コンテンツ変数 

組織は,単語,句,又はその他のコンテンツの断片をコンテンツオブジェクトの中に代入できるように

するために,執筆者が変数をどのようにして使うのかについて指示する方針を,開発しなければならない。 

変数置換機構は,用語又は句のリストを別のソースファイルで保守し,かつ,発行時にコンテンツオブ

ジェクトに挿入されることを許している。製品若しくはシステムの名称又は情報作成のライフサイクルの

間に頻繁に変更されるユーザインタフェースの用語のように,変数置換によってコンテンツに小さな変更

が必要な多数の納品物に同一のコンテンツを使うことができる。変数置換はまた,製品,システム,又は

版の特定の集合に対応するために,ある変数だけを挿入する必要がある多数の納品物に対して,同じソー

スコンテンツを使えるようにしてもよい。 

方針は,変数を含む文の誤訳の可能性を説明することが望ましい。 

8.5.3 

コンテンツの条件付き処理 

組織は,発行時に選別されるソースコンテンツオブジェクト中の変数の利用についての方針を確立しな

ければならない。条件付き処理は,ソースコンテンツオブジェクトに含まれる代わりとなる単語,句,段

落,リスト,グラフィックス,又はその他の構成要素を識別するためにメタデータを使う。発行時に,選

択されたフィルタに応じて,ソースコンテンツの一つの版だけが発行されるように,メタデータを使って

コンテンツを選別する。 

ソースコンテンツオブジェクトに多数の変数が存在することで,執筆者は単一ソースとして機能するこ

とによって多数の出力に使われる一つのコンテンツオブジェクトを生成することができる。多数の条件付

き変数を含むコンテンツオブジェクトは,その単一ソースだけを更新することで,保守及び翻訳の費用を

削減し,かつ,一貫性,正確性,及び品質を改善できる。 

執筆者がコンテンツの単一ソースを保守するのを助け,かつ,組織が再利用の方針及び実践を確立する

のを助けるための様々な再利用機構を,CCMSは促進してもよい。組織は,再利用機構の有効性及び対費

用効果と,保守するのが難しいあまりにも複雑な機構を開発するリスクとの間の調和を保つことが望まし

い。 

8.6 

メタデータスキーマ 

コンテンツを素早くかつ有効に検索及び取出しができるように,コンテンツにメタデータが加えられる。

メタデータは,オブジェクトの内容を利用者にとって意味がある言葉で記述している。 

組織は,顧客に納入するコンテンツを記述するメタデータだけではなく,CCMS内のオブジェクトを記

述するために使うメタデータも定義するモデルを確立しなければならない。 

コンテンツの構成要素を効果的に検索でき,かつ,取り出せ,さらに,最終的な発行物におけるコンテ

ンツオブジェクトの選択又は選別の処理を自動化するために使えるように,組織は,コンテンツの構成要

素にラベル付けするメタデータスキーマを開発しなければならない。 

メタデータスキーマを生成するために,組織は,そのコンテンツを調べ,かつ,一つ以上の利用者団体

にとってそのコンテンツを最もよく記述する用語を識別しなければならない。利用者団体には次を含めて

もよい。 

− 執筆業務に関連するコンテンツのためにCCMSを検索する必要がある執筆者 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

− 自分たちの作業に関連するコンテンツのためにCCMSを検索する必要がある内部利用者 

− 自分たちに必要な情報ニーズに最も関連付けられているコンテンツを取り出すためにメタデータを利

用してもよい,組織外部のコンテンツの消費者 

メタデータをオブジェクト自身の中に格納するときではなく,メタデータをコンテンツに関連付けると

きに,組織は,メタデータを翻訳するかどうかを検討することが望ましい。コンテンツの種類又はタスク

の型を記述しているメタデータは,その言語の読者による検索が容易になるように翻訳してもよい。しか

しながら,付加的な,言語固有のメタデータフィールドを生成せずに,CCMSに格納された利用者固有の

メタデータの翻訳をCCMSが許していない場合,翻訳のためにこれらのフィールドを移出するためのプロ

セスを設計することが望ましい。 

CCMS内でコンテンツに一様にメタデータを付ける必要はない。むしろ,書庫,発行物,マップ,トピ

ック,グラフィックス,テンプレート,又はコンテンツ部品などのCCMS内の異なるオブジェクト型に,

異なるメタデータ要素及び/又は値を関連付けてもよい。発行の段階では,メタデータは,例えば,版権

日付,発行者情報,巻,及び部番号の情報を含んでもよい。トピックのメタデータは,製品名及び版,商

標,種類,並びにキーワードを含んでもよい。発行物のような高水準なオブジェクト型に関連付けられた

メタデータは,そのオブジェクト型の中のコンテンツに付けることが望ましい。組織が利用している発行

システムの中で,入れ子になったオブジェクトの中をメタデータの値がどのように伝達されているのかを,

組織が理解することが重要である。メタデータの値が上位の階層で指定された場合,入れ子になったオブ

ジェクト内で指定されていた値に追加されるのか又は上書きされるのかを,組織が知っていることが望ま

しい。 

メタデータスキーマは,平面的又は階層的であってもよい。平面的な構造では,メタデータはオブジェ

クト型に単純に直接関連付けられている。階層構造では,異なるメタデータをオブジェクトの異なる水準

に付けてもよい。あるメタデータを基本コンテンツに付け,別のメタデータをそのオブジェクトの特定の

版,言語,又はワークフローの段階に関連付けてもよい。 

例 トピックの第1版が特定の特徴についての情報を含む。第2版でその特徴が取り除かれた場合,

その特徴についてのメタデータもまた取り除かれる。メタデータがトピックの第1版に保持され

る場合,版管理システムは,トピックの特定の版に関連付けてメタデータを格納する。 

メタデータスキーマは,各属性に対して承認された値を定義することが望ましい。各属性がとり得る値

の一覧は,メタデータに特有な検索を採用するのを困難にする,執筆者がその属性の値に似ているけれど

も異なる値を指定してしまうリスクを削減する。執筆者がどの値を使えばよいかが分かるように,一覧内

の各項目ははっきりと異なり,かつ,明確に定義することが望ましい。メタデータの値を前もって定義で

きないならば,情報モデルはその値が妥当であると合点がいく形の例を含むことが望ましい。メタデータ

の値の妥当性を確認するために,品質管理システムを使用してもよい。 

注記 ISO/IEC 11179-1:2004,Information technology−Metadata registries (MDR)−Part 1: Framework参

照。 

メタデータは,必須又は任意のものとして指定される。必須なメタデータの最小集合は,情報モデルに

よって決定されている運用管理用メタデータ及び記述的メタデータの基本集合を含むことが望ましい。 

8.6.1 

運用管理用メタデータ 

組織は,CCMSが収集及び保守するメタデータを指定しなければならない。 

運用管理用メタデータは,次を含まなければならない。 

− CCMS内でコンテンツを寄稿する又はコンテンツと情報のやり取りをする執筆者,編集者,レビュア,


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及び承認者をはじめとする各個人の名前 

− 構成要素に対してCCMSに確約された全ての変更の日付及び時刻をはじめとして,CCMS内でコンテ

ンツに行われた全ての動作に関連付けられた日付及び時刻 

− コンテンツの寄稿又はコンテンツとの情報のやり取りを行う個人からの,構成要素への変更の理由を

説明するための任意の注釈のためのフィールド 

組織は,幾つかのメタデータがCCMSによって自動的に収集され,かつ,保守されることを理解するこ

とが望ましい。運用管理用メタデータは通常,CCMS内に構成要素が存在する限り保守されている。コン

テンツが情報を失うことなく新しいCCMSに移動される場合,そのメタデータを利用できることが望まし

い。 

8.6.2 

記述的メタデータ 

コンテンツに関連付けられた属性及び値を識別できるようにする責任をもつ,執筆者及びその他の担当

者には,コンテンツオブジェクトにメタデータを付加することを要求しなければならない。このようなメ

タデータの付加はしばしば,自動メタデータシステムによって行われている。属性と値とが対になったメ

タデータは,コンテンツの主題領域を名付ける値を含んでもよい。執筆者によってコンテンツに付加され

るメタデータの値の例を次に示す。 

− 製品名からなる値をもつ製品属性 

− 読者の種別ごとに異なる値をもつ読者属性 

− ハードウェア構成部品からなる値をもつ構成要素属性 

− 製品によって支えられた基盤からなる値をもつ基盤属性 

− 文書及びトピックの両方の中でコンテンツを記述するために必要なその他の属性及び値の対 

メタデータモデルを開発するとき,組織は,検索を容易にするメタデータを含めることによって,発行

したコンテンツにおけるその後の検索を最適化することを目的とすることが望ましい。文書及びトピック

と関連付けられたメタデータは,利用者へ納入するためにコンテンツと一緒に移出してもよい。最終利用

者の検索及び取出しに焦点を当てるためにメタデータを使う検索システムの有効性は,メタデータの品質

及び一貫性,並びにそれのコンテンツオブジェクトへの規則的な追加に依存している。 

製品の更新,利用者団体の再編,又は標準用語の変更が行われると,記述的メタデータは,変更される

可能性が高い。組織は,そのメタデータスキーマを定期的にレビューし,かつ,更新することが望ましい。 

注記 特定の主題領域のための制限された語彙及び類語集の指針を規定している規格を使うことがで

きる。ISO 25964-1:2011,Information and documentation−Thesauri and interoperability with other 

vocabularies−Part 1: Thesauri for information retrievalは,管理された語彙の類語集を作成するた

めの指針を規定している。 

8.6.3 

処理用メタデータ 

発行用の出力に関連付けられた属性及び値を識別する責任をもつ,執筆者及びその他の担当者は,メタ

データをオブジェクトに付加することを要求してもよい。そのメタデータは,次に示す値をもつ属性を含

んでもよい。 

− レイアウト仕様又はスタイル 

− コンテンツ中の変数に対する規則 

− 外部データの場所及び包含 

8.7 

ワークフローの仕様 

組織は,ワークフローを指定しなければならない。ワークフローの仕様は,CCMSにおけるワークフロ


19 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

ーの自動化をはじめとする,ワークフローの設定及び利用のプロセスを含む。 

ワークフローの仕様は,再利用環境でのコンテンツを維持し,かつ,永続的な格納のためにコンテンツ

を保管して,プロジェクトの開始から消費者へのコンテンツのリリースに至るライフサイクルの間に起こ

る各動作を定義する。一度指定されると,ワークフローは,CCMSのワークフロー機能を利用して部分的

に自動化してもよい。 

情報作成のライフサイクルの目的は,作成したコンテンツの品質が保守されること及び時機を逃さずに

作業を遂行する(要求された締切りに間に合わせることとしてしばしば表現される。)ことを,確実にする

ことである。 

8.7.1 

ワークフローの承認 

ワークフローシステムは,執筆及び編集のサイクルの繰り返しを考慮しなければならない。組織は,要

求された承認が完了するまでコンテンツが利用者にリリースされないという方針を確立しなければならな

い。通常のワークフローは,次のアクティビティのための工程計画を確立する。 

− プロジェクトの開始 

− コンテンツの編集及び校正 

− コンテンツの技術的レビュー 

− コンテンツのテスト 

− コンテンツの承認 

− コンテンツの翻訳 

− コンテンツの発行 

− コンテンツの維持及び再利用 

− 最初及びそれに続くリリース後のコンテンツの保管 

ワークフローの仕様が自動化されている場合,そのワークフローシステム又は多数のワークフローシス

テムは,該当するならば指定された締切りでそれぞれの動作を開始することができ,かつ,入力が必要な

プロセスのそれぞれの段階で責任者に自動的に通知することができる。 

ワークフローシステムは,プロジェクトマネージャ及びワークフローに加わっている人々が,動作が締

切りまでに完了しなかったときに通知を送ることをはじめとして,各動作の進捗及び完了を監視しながら

その状態を追跡できるようにしている。 

トピック又は完全な文書をはじめとするコンテンツの作成を適切な執筆者に割り当てることによって,

CCMSの中でプロジェクトを開始してもよい。割当てが済むと,ワークフローシステムが割り当てた業務

を執筆者に通知し,かつ,それらの業務をその中で完了させるCCMSへ執筆者がアクセスできるようにす

る。業務には割り当てられたコンテンツの一つ以上の草稿に対する締切りを指定してもよい。 

執筆者は,その業務を完了したとき,ワークフローシステムを利用してコンテンツを編集又は校正の責

任者に自動的に送付する。ワークフローシステムは,割り当てられた編集者又は校正者に業務を通知し,

かつ,その完了を追跡する。編集タスクが完了した後に,変更の決定のためにコンテンツを執筆者に戻し

てもよい。 

技術専門家によるレビュー,コンテンツの正確性の検証及び妥当性確認のための検査専門家による作業,

及び責任者による承認をはじめとして,同じプロセスが情報作成のライフサイクルの後続する段階で行わ

れる。 

編集者,校正者,技術レビュア,検査者,又は承認者の予備要員を用意する必要がある組織の場合は,

予備要員の一人が業務を受け入れてもよいならば,その他の予備要員のプロジェクト作業からその動作を


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

取り除けるという予備要員の仕様に適合するように,ワークフローシステムを設計できる。 

8.7.2 

翻訳のワークフロー 

プロセスによってコンテンツの翻訳が要求されているならば,プロジェクトマネージャ又は他の責任の

ある部門は,CCMSによる翻訳パッケージの作成を開始しなければならない。翻訳パッケージは,OASIS 

XLIFF仕様に従って生成してもよい。CCMSは,翻訳に責任のある組織が利用できなければならない翻訳

パッケージを生成し,翻訳が完了したときに返還されるパッケージを受け入れる。 

8.7.3 

ワークフローの完了 

最後に,ワークフローシステムは,一つ以上の様式でのコンテンツの発行及び将来の参照のための発行

済みコンテンツの保管をはじめとして,ワークフロー仕様の最後の段階が行えるようにする。 

CCMSの一部としてワークフローシステムはワークフロー仕様の自動化を支えるが,プロジェクトマネ

ージャは,過度に複雑なワークフロープロセスを避けるように注意することが望ましい。単純なワークフ

ロープロセスから始めて最初はそれを自動化する方が,自動化の難しい複雑なワークフローを開発するよ

りも良い結果が得られる。 

8.8 

アクティビティのスケジュール,納品物,及び責任 

組織は,実施するアクティビティのスケジュール,制作する納品物,及び実装計画におけるチームメン

バの責任を作成しなければならない。 

8.9 

教育訓練計画 

パイロットプロジェクトの参加者のために要求される教育訓練,及びコンテンツ管理環境の組織による

公開によって必要になる教育訓練について,組織は,計画を作成しなければならない。教育訓練は,コン

テンツオブジェクトの執筆,発行,及び管理のために使用するシステムだけではなく,情報モデルも含ま

なければならない。 

組織は,要求された教育訓練を実装スケジュールの中でそれが使われる時期の直前に,スケジュールす

ることが望ましい。あまりにも早く教育訓練を行うと,プロジェクト実装計画の成功を脅かす危険を避け

るために,それを繰り返す必要がしばしばある。 

個別指導システム,公式教育訓練,非公式なFAQセッションなどをはじめとする多くの教育訓練方法を

並行して使用できる。それぞれの方法が異なるニーズを満たし,かつ,組み合わさって全員が効果的に働

くようにしている。 

8.10 スタイルシートの作成 

組織は,承認されたコンテンツの書式設定及び発行ができるようにするスタイルシートを作成しなけれ

ばならない。構造化オーサリング環境では,制作される納品物ごとに,明確に定義された最終納品物のペ

ージレイアウト,フォントの選択,及びその他の側面を指定するスタイル標準がある。XML構造化オーサ

リング環境では,納品物の最終のデザイン及びレイアウトは,コード化したスタイルシートを使って確立

される。このコード化にしばしば使用されるものは,PDFの発行物に対してのXSL-FO規格及びHTMLの

発行物に対してのCSS(カスケーディング スタイル シート)である。執筆者個人は,文書の最終体裁に

影響を及ぼすことはできない。最終体裁は,組織の標準スタイルシートによって決定される。 

8.11 パイロットプロジェクトの仕様 

組織は,開発アクティビティをより大きな組織に導入する前に,それらの検証及び妥当性確認のため一

つ以上のパイロットプロジェクトを指定しなければならない。パイロットプロジェクトの選択は,次の基

準に基づくことが望ましい。 

− 情報モデルを練習する。 


21 

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− 組織にとって重要だが,重大ではない。 

− 3〜4か月で完了できる。 

− 生産性の改善,費用の削減,及び品質の改善を行うCCMSの能力を実演する。 

− 組織全体への公開において,後続のプロジェクトを先導する要員メンバを教育訓練する機会を提供す

る。 

さらに,パイロットプロジェクトを評価する基準を確立しなければならない。この基準は,情報モデル

をうまく実装する能力及び選択されたツールをうまく適用する能力を含んでもよい。 

8.12 組織による公開 

パイロットプロジェクトが完了した後,組織は,組織全体への公開のためにプロジェクトの次の集合を

含めるように実装計画を拡張してもよい。要員が訓練され続け,かつ,新しいツールが導入され続ける間

は,パイロットプロジェクトで訓練された要員メンバが,プロジェクトの実装の次の段階に含まれる追加

プロジェクトのためにプロジェクトの先導役として選ばれてもよい。 

 

情報の作成 

9.1 

コンテンツの変換 

情報の作成では,昔からのコンテンツの変換及び情報モデルで確立された規則に従って構造化したコン

テンツのオーサリングを通じた作成に取り組む。 

組織は,構造化されていないコンテンツを構造化されたコンテンツに変換するための方針及び手順を提

供しなければならない。 

コンテンツ管理プロジェクトを新たに始めるほとんどの組織は,構造化されていないコンテンツ,すな

わち,標準XMLスキーマ又はDTDに適合しないコンテンツをもっている。さらに,多くのコンテンツは

あまりきちんと組織化されていない。そこでは,コンテンツは一貫性なく書かれており,かつ,組織によ

って標準が定義されていたとしても,標準に適合していない。 

構造化されたコンテンツ作成プロセスの実装を準備する組織は,次を識別するためのコンテンツの目録

を作らなければならない。 

− 構造化された情報モデルに適合するように変換される構造化されていないコンテンツ 

− 寿命の終わりに近づいたコンテンツのような,変換をせずに保守されるコンテンツ 

− 構造化された情報モデルに適合するように再執筆されるコンテンツ 

きちんと組織化されている既存のコンテンツは,XMLに基づく情報モデルに適合する構造化された構成

要素に自動的に変換されてもよい。変換プロセスが成功するように,組織は,変換する前に非構造化オー

サリング環境内の既存のコンテンツをよりきちんと組織化するように決定してもよいし,又は変換後の構

造上の問題を直すように決めてもよい。既存のコンテンツがきちんと組織化され,かつ,オーサリング指

針に従っているとき,最もうまく自動的に変換できる。 

組織化が不十分な既存コンテンツは,変換の前に情報モデルに適合するように再執筆することが望まし

い。コンテンツが構造化オーサリング環境に変換された後では,執筆者は,慣れ親しんだオーサリング環

境でコンテンツを改訂するよりも,新しい構成要素を再構築する方が困難だと感じる。しかしながら,非

構造化オーサリング環境は,構造を強制し,かつ,妥当性を確認するための機構を提供していない。した

がって,非構造化オーサリング環境のもとで厳密に構造化することが望ましいコンテンツを再執筆しても,

望んだようにはうまくはいかないことがある。 

昔からの構造化されていない形式の幾つかの既存コンテンツ,特に寿命の終わりに近づいたコンテンツ


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

は,構造化された形式には全く変換しないことが望ましい。更新されそうもない又は小さな変更だけがあ

るコンテンツは,既存の形式のままにしておくのが一番よいことがある。 

9.2 

コンテンツのオーサリング 

構成要素コンテンツ管理環境におけるコンテンツのオーサリングのための機構は,XMLに基づく構造化

オーサリングだけではなく,文書処理及びデスクトップパブリッシングが使える機構を両方とも含んでも

よい。 

コンテンツ管理環境におけるコンテンツオーサリングのための方針は,構造化された又は構造化されて

いないコンテンツを含めることを許してもよい。構造化オーサリングは,特定の文書及びトピックの情報

型に対して必要な順番及びコンテンツを定める。構造化オーサリングは,妥当性を確認したXMLスキー

マ又はDTDによって強制できる。非構造化オーサリングは,構造を定めていないけれども,構造化され

ていないコンテンツがCCMSに含まれることを許している。多くの構成要素コンテンツ管理環境は,構造

化された及び構造化されていないコンテンツを両方とも含んでいる。 

9.2.1 

構造化オーサリング 

構造化オーサリングを使用する場合,組織は,構成要素がその組織の情報モデルで定義した構造に適合

することを要求しなければならない。組織は,各情報型及びコンテンツ部品の意図,並びに必須及び任意

の主題領域を定義しなければならない。 

構造化オーサリングを実装している組織は,意味ラベルを使い,かつ,XMLスキーマ又はDTDで提供

された仕様及び組織の情報モデルで明示された仕様に従って,執筆者がコンテンツ要素にラベル付けする

ことを要求しなければならない。 

構造化されたコンテンツでは,多様な出力を生成するためにプログラムに基づいて操作できるように,

構成要素にラベルが付けられている。出力は,執筆者によって生成されたコンテンツの順番には制限され

ない。意味的にラベルを付けられたコンテンツ要素は,組織又は利用者のニーズに対応するために取り扱

われてもよく,かつ,再構築されてもよい。 

XML編集ツールによって,構造化オーサリングができるようになっている。執筆者は,XML編集系の

妥当性確認ルーチンを通してXMLスキーマ又はDTDの要求事項に従う。執筆者が,組織の情報モデルの

要求事項にも適合していて形式が整った正しいXMLを制作できるように設計したテンプレートを,XML

に基づくオーサリングを行うためにも使ってもよい。 

9.2.2 

非構造化オーサリング 

非構造化オーサリングを使用する場合,執筆され,かつ,CCMSが管理してもよい構造化されていない

コンテンツのコンテンツ型を,組織は定義しなければならない。組織はまた,幾つかのコンテンツ型のた

めに非公式な構造を定義してもよい。 

定義によって,非構造化オーサリングは,基礎となる明確に定義された正式な方式によって制御されて

いるわけではない。それどころか,コンテンツは,個々の執筆者の決定によって組織化される。構造化さ

れていないコンテンツの執筆者は,実際に指針に従っていることがあるが,個々のコンテンツ要素がラベ

ル付けされていないために個別に取り扱えないことから,結果として制作されたトピックは構造化されて

いないと考えられる。 

文書処理及びデスクトップパブリッシングのシステムは,意味的な価値,一貫性,及び自動化の可能性

の低い,構造化されていないコンテンツを制作する。このようなシステムにおいて構造化されたコンテン

ツは,書式制御によって模倣され,執筆者が書式設定の規則に従う場合,一貫した非公式な構造を制作で

きる。見出しレベル,リスト,及び段落によって定義されたコンテンツは,プログラムで取り扱い,かつ,


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

多様な出力を制作するために制限された方法によって操作できる。 

9.2.3 

コンテンツの粒度 

組織は,組織の読者のニーズ及び組織のコンテンツの再利用戦略の要求事項に応じて,トピックの最適

な長さを定義することが望ましい。最適な長さは,特定のコンテンツ型に関連付けられてもよい。 

執筆者はしばしば,個々のトピックの適切な長さは何で決まるのかを問う。トピックは,一つの質問に

答えることが一般的な規則である。概念は,それが何であるかを定義する。タスクは,どのようにして手

順を完了し,かつ,目的に到達するのかを説明する。参照トピックは,利用者がタスクをうまく完了する

ために,又は意思決定をするために必要な事実を提供する。トラブルシューティングのような付加的な情

報型は,利用者の特定の質問に答え,又は利用者が目的に到達するのを助けるために使ってもよい。 

利用者は,一つの質問に答えるための情報の完全な集合を求めることができ,それは主要トピック及び

その副トピックの中で見つかることがある。一方,利用者は,簡潔で,数分で理解できるトピックを求め

ることができる。より複雑な情報の断片が,多数のトピックに含まれていてもよい。トピックの長さは,

これら二つの制約,すなわち素早く参照できることと完璧に参照できることとの間で調和が必要である。 

トピックの長さはまた,利用者の経験及び高度な知識に影響されることがある。より経験を積み,かつ,

高度な知識をもつ利用者は,経験の浅い初心者よりもより複雑なトピックの詳細に,より興味をもち,か

つ,より寛大なことがある。 

利用者にトピック間のリンクを提供することは,一方で個々のトピックを最小の長さに保つと同時にト

ピックが扱う範囲を増やす機構である。しかしながら,相互参照のようなリンク機構は,一つの質問に答

えるため又は一つの問題を解くために複数の方向へ利用者を向かわせるのを避けるために,最小限にとど

めることが望ましい。 

トピックの大きさはまた,組織が実装する再利用環境を決定する要因である。簡潔なトピックは,長く

て複雑なトピックよりも再利用しやすい。小さなトピックは,特定の利用者団体が主題についてのより長

い詳解を提供するために組み合わされてもよい。小さなトピックは,情報の部分集合だけを必要とするト

ピックに対応するために,別々のままでもよい。 

トピックの大きさは,トピックの的確な取出しのために一意のメタデータクラスを指定する必要性に左

右されてもよい。しかしながら,トピックの大きさは,トピックが“これは何か”,“どうすればよいか”

などの一読者の質問に答えるという概念に左右されている。 

 

10 管理及び制御 

10.1 品質の管理 

品質は,ワークフロー仕様によって定義されたように情報作成ライフサイクルを通して監視されなけれ

ばならない。 

注記 ISO/IEC 26513:2009,Systems and software engineering−Requirements for testers and reviewers of 

user documentationにレビュー及びアセスメントアクティビティの詳細な仕様がある。 

組織は,次のプロセス段階の間の品質レビューのための指針及び最小限の要求事項を確立しなければな

らない。 

− プロジェクトの開始 

− コンテンツの作成 

− コンテンツの編集及び校正 

− コンテンツのコードレビュー 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

− 技術的レビュー 

− コンテンツの妥当性確認及び検証 

− 翻訳レビュー 

− 発行レビュー 

プロセスの各段階で,組織は次のような品質の標準を定義することが望ましい。 

− プロセスの要求事項 

− 品質の要求事項は,コンテンツ管理ワークフローの各段階に対して定義される。 

− プロセスの中の段階は,コンテンツ管理ワークフローに従って行われる。 

− プロセスの中の段階は,そのプロセスに対して定義された品質要求事項に従って完了する。 

− 情報モデル,オーサリング指針,スタイルガイド,及び用語の一貫性 

− 構成要素は,情報モデルの構造上及びXMLコーディングの要求事項に従う。 

− 構成要素は,組織の標準を正しく適用するためのオーサリング指針に従う。 

− 構成要素は,組織が要求している適切なスタイルガイドに従う。 

− 構成要素は,組織が確立した用語を一貫して使用するための要求事項に従う。 

− 技術的なレビュー,妥当性確認,及び検証 

− 構成要素は,コンテンツの正確性,及びシステム又は製品の仕様へのコンテンツの適合性を確認す

るために,指名された対象領域専門家(SME)によってレビューされる。 

− 構成要素は,消費者に納入されるシステム又は製品を使って手順型の情報を検査するプロセスによ

って,技術的に正確であることの妥当性が確認され,かつ,検証されている。 

− サンプルコード又はその他の検証可能なコンテンツを含む構成要素は,技術的に正確であることの

妥当性が確認され,かつ,検証されている。 

− 翻訳のレビュー,妥当性確認,及び検証 

− 最初の翻訳元言語から翻訳先言語に翻訳された構成要素は,国内の資格をもったSMEによってレ

ビューされ,かつ,妥当性が確認されている。 

− 翻訳元言語で使用される用語は,検証済みの組織の用語データベースの内容に基づいて翻訳先言語

に翻訳されている。 

− 翻訳元言語及び翻訳先言語の用語の対からなる用語データベースは,国内のSMEによって検証さ

れている。 

− 発行のレビュー 

− 全ての構成要素は,消費者にリリースされる前の最終発行レビューのために,組織の要求事項を満

たしていることの妥当性が確認される。 

10.2 コンテンツのレビュー及び承認 

CCMSは品質管理プロセスの局面を自動化するために使用してもよい。 

情報モデル,オーサリング指針,スタイルガイド,及び用語標準の一貫性の要求事項の順守は,XML

の編集をはじめとするオーサリング環境と結び付けられた品質管理システムを使うことで自動化されても

よい。このようなシステムは,コンテンツの品質を保守するときに執筆者を助けるため,組織の標準及び

指針に適合するように構成されることが望ましい。しかしながら,品質管理システムの利用はしばしば不

完全で,文書又はトピックは人間のレビューが必要であってもよい。 

CCMSにおけるその他の自動化は,ワークフロー仕様の中の動作に関連付けられた当事者への通知に限

られてもよい。しかしながら,CCMSの中でSMEによるレビューを容易にするレビューシステムによっ


25 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

て,レビューのアクティビティを行ってもよい。このようなレビューは,数人の専門家による同時レビュ

ーを容易にしてもよく,それによってレビュー時間及び複雑さを削減できる。同時レビューは,専門家が

自分たちの作成した指摘をお互いに見ることを許している。 

レビューの自動化は,レビューの指摘及びその解決策のCCMSへの格納を容易にし,かつ,規制機関が

要求しているレビュー動作及び解決策の報告を自動的に生成することが望ましい。 

CCMSは,電子署名を使って文書又はトピックの公式な承認を容易にできる。 

ワークフロー仕様は,文書又はトピックについての組織の公式な承認者又は承認者の予備要員への通知

を含んでもよい。承認者の予備要員を使える場合,最初に可能な個人が承認の指定を受け入れてもよく,

その結果,その他の予備要員が承認プロセスを重複して行うことを防ぐ。複数の承認が必要な場合,承認

予備要員の各個人は,文書又はトピックが承認待ちであることを通知されなければならない。この場合,

要求された承認者が彼らのレビューを完了し,かつ,承認するまで,承認プロセスは完了されない。 

CCMSは,ワークフロー仕様の中に指名された各承認者の電子署名を格納してもよい。電子署名は,

CCMS内で文書又はトピックの最終承認版と永続的に関連付けられる。 

10.3 検索及び取出し 

組織は,コンテンツの執筆者がCCMSの構成要素をどのようにして検索するのかを定義しなければなら

ない。検索には,全文検索,メタデータ検索,XML要素検索,及びこれらの方法を組み合わせたものなど

がある。組織は,利用可能な検索機構によってコンテンツを検索する執筆者及びその他に対して,指針及

び検索機構の使い方を提供しなければならない。 

組織はまた,執筆者が新しい情報作成プロジェクトを計画するとき,新しい発行物で使用してもよい既

存のトピックを,CCMSで検索するのを支援する方針及び実践を開発しなければならない。計画プロセス

の一部として特定の主題領域を取り扱っているトピックの目録を保守することで,トピックを無作為に検

索する手間が削減されることがある。執筆者は,無作為に検索するよりもきちんと構造化されたトピック

の目録から効果的に検索しそうである。 

10.4 地域化及び翻訳 

組織は,構成要素が一度だけ更新され,かつ,一度だけ翻訳されるように,どの構成要素を再利用する

のかを示さなければならない。 

CCMSは,翻訳元言語及び翻訳先言語のXML構成要素の効率的な同期及び管理ができるようにする。

翻訳元言語のXML構成要素の変更は,翻訳先言語の構成要素の翻訳を更新する必要性を示す,状態の変

化を引き起こす。翻訳元及び翻訳先の構成要素のこのような同期は,CCMSのリンク管理機能によって生

じる。構成要素のコンテンツ管理では,全ての構成要素が翻訳元言語と翻訳先言語との間での同期を保つ

ためにもリンクされる。 

CCMSでの地域化の実践を管理することで,組織は次のことが可能になる。 

− コンテンツの再利用機構を使用することで,コンテンツの作成及び翻訳を一度だけで済ませる。 

− グラフィックコンテンツ中のテキストを独立して格納できるグラフィック形式を使用する。ベクタグ

ラフィックスの場合の形式の一例に変倍ベクタグラフィックス(SVG)がある。 

注記 SVG仕様は,ワールドワイドWebコンソーシアム(W3C)によって開発された公開規格で

ある。 

− CCMSの機能を使用して,変更されていない構成要素から変更された構成要素を分離し,かつ,変更

された構成要素だけを翻訳作業に含める。 

XMLに基づく再利用機構によって,翻訳元言語と翻訳先言語との両方のXMLトピックから参照される


26 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

再利用可能な構成要素の集まりの分離及び保守を執筆者に要求する方針を,組織が確立できるようになる。 

10.4.1 翻訳のためのコンテンツ管理 

翻訳したコンテンツを納入する組織は,翻訳のためのコンテンツを準備するワークフローの方針及び実

践を確立しなければならない。 

− コンテンツが翻訳用に準備できたときに通知されるように,地域化の専門家又は翻訳プロセスに責任

のある専門家がコンテンツ作成のワークフローに割り当てられるようにする。 

− 地域化の専門家がCCMSの機能を使って翻訳パッケージを準備できるようにする。 

− その翻訳パッケージを適切な地域化システムの提供者に送る。 

− 地域化システムの提供者から戻された翻訳パッケージを受け取り,かつ,翻訳した構成要素をCCMS

に移入する。 

− 必要な場合は,翻訳したコンテンツのレビュー及び妥当性確認をコンテンツ作成ワークフローに含め

る。 

10.4.2 翻訳したコンテンツの発行 

翻訳したコンテンツを納入する組織は,翻訳先言語でコンテンツを発行するための方針及び実践を確立

しなければならない。組織は,次を行ってもよい。 

− 選択した翻訳先言語で適切な出力を制作するCCMSの発行パイプラインを起動する。 

− デスクトップ又は別のパブリッシングシステムを通して,ある地域向けに発行するために翻訳したコ

ンテンツをCCMSから移出する。 

10.4.3 ベクタグラフィックスの翻訳 

ベクタグラフィックスがCCMSに格納されている場合,翻訳のためにテキストを自動的に抽出できる,

XML形式のSVGに変換してもよい。そのとき,翻訳したテキストは,翻訳した文書に組み込まれるかも

しれない最終のグラフィックスを制作するため,グラフィックファイルに組み戻される。テキストは,ソ

ースのグラフィックがレイヤに対応した形式で,かつ,テキストがグラフィックとは別のレイヤにある場

合にだけ,抽出される。 

10.5 コンテンツの削除 

組織は,CCMSから構成要素を削除するための方針及び実践を確立しなければならない。不適切に構成

要素が削除されることがないように,構成要素の削除は権限を与えられた運用管理者だけができるように

しなければならない。 

CCMSは,構成要素がCCMSのどこで使用されているのかを自動的に検査する機能をもっている。構成

要素が一つ以上の発行又は納入環境で使用されるといった,XMLに基づく構成要素オーサリングの再利用

のために与えられた性質から,運用管理者は特定の構成要素の削除によって多数の発行物で使われている

構成要素を見境なく削除しないように,“どこで使われているのか?(使用箇所)”の結果をレビューしな

ければならない。構成要素が多数の発行物で使用されている場合,その構成要素が削除される前にそれら

の発行物の所有者に相談しなければならない。削除アクティビティは,構成要素の翻訳した版をCCMSに

これ以上格納しておく必要がないことの確認を要求しなければならない。 

一般に,記憶装置の費用は安いので,構成要素をCCMSから決して削除してはならない。しかしながら,

ときにはCCMSを注意深く清掃する必要がある。この清掃機能は,構成要素がどのように格納されている

か,及び構成要素間のリンクがどのように保守されているかを完全に理解した上で,実施されることが望

ましい。幾つかのCCMSでは,構成要素が,CCMSの他の構成要素から参照されていたり,又は一つ以上

の発行物で使用されていたりする場合,その構成要素を削除できなくしている。このようなシステムでは,


27 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

執筆者が構成要素を削除することはできないが,CCMS運用管理者による入念な調査の後で削除するため

のフラグを構成要素に付けるように構成してもよい。 

CCMSは版管理を保守するので,全ての構成要素の多数の歴代版を格納する。最新の構成要素を削除す

ると,版の記録及びその構成要素の旧版も削除する。構成要素の旧版は,CCMSから発行した出力の旧版

で使用されていることがある。 

したがって,構成要素が保管されるまではトピック及び旧版を削除しない方がよい。 

CCMSは,構成要素の翻訳元の版と翻訳先の版とをリンクしている。元の構成要素が削除される場合,

CCMSはその構成要素の翻訳も削除する。 

構成要素の削除について議論した懸案にかかわらず,CCMSはもはや使用されなくなった構成要素で一

杯になってもよい。これらの構成要素を,CCMSの保管領域に置く又は別のシステムに正式に保管すると

いう選択肢がある。 

10.6 コンテンツ及び構成要素の保管 

組織は,ディジタルコンテンツの保管のための方針及び実践を定義しなければならない。 

CCMSは,組織の要求事項に応じて電子的な構成要素の保管を管理する。構成要素をそのCCMSの外部,

通常は保管を意図して特別に設計された別のCCMS,への保管を要求する組織もある。記録のコピーが保

守されるように,リリースした文書又は構成要素の集合の保管したコピーがCCMSの中で管理されること

を要求する組織もある。 

記憶装置の費用が安いので,CCMSの空間を節約するためだけの構成要素の保管は普通行わない。 

構成要素の保管が必要な場合,組織は,なぜ及びいつ構成要素を保管することが望ましいのかを説明す

る方針を保守しなければならない。翻訳元言語及び翻訳先言語のグラフィックス,マルチメディア,及び

参照されている構成要素をはじめとする,リリースに関連付けられた構成要素は,CCMS内で将来そのリ

リースを再生成できるように保管することで保守しなければならない。 

保管のためだけに開発されたCMSに構成要素を保管する場合,組織は,そのアクセシビリティ,様式,

規制方針,及び組織の方針を決定するためのその他の論点を考慮することが望ましい。ISO 14721:2003の

ディジタル保管方針を参照。保管方針は,次を含んでもよい。 

− 構成要素の寿命,構成要素の大きさ,サポート期限切れの製品又はシステムに関する構成要素,サポ

ート期限切れの製品又はシステムの版に関する構成要素,組織がもはや所有していない製品又はシス

テムに関する構成要素などの,構成要素をいつ保管するのかを規定する要求事項 

− 構成要素を格納する形式 

− 保管した構成要素にアクセスする方法 

− 構成要素が保管CMSで保守されなければならない時間に影響する規制又は法的な要求事項 

注記 ISO 14721:2003の最新版はISO 14721:2012である。 

発行リリースの記録のコピーが保全されるように,構成要素をまた,CCMS内部に保管してもよい。 

 

11 発行 

11.1 リリース管理 

組織は,CCMSの発行能力を用いてソースコンテンツを発行するプロセスを定義しなければならない。 

多数の同時に存在する製品の版をサポートする組織では,CCMSで構成要素の多数の版を管理する方針

及び実践を確立しなければならない。 

多くの組織は,同時に多数の製品のリリース版をサポートする。執筆者は,製品文書類又はシステム文


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書類の多数の版にわたって使用されているコンテンツを同時に更新及び編集し,並びに将来これらの版を

統合してもよい。 

枝分かれ及び統合は,ソフトウェア産業以外でも同じように広く使われている。枝分かれ及び統合は,

派生版を管理するためにも使用できる。 

文書類の製品の多数の版をサポートするため,構成要素は進行中の変更によって枝分かれされ,次の製

品リリースが起きたときに主トピックに組み戻される。このプロセスが手動で行われるとき,しばしば構

成要素の多数の版を保守することによって,執筆者が構成要素の多数のコピーを調べ,かつ,幾つかの派

生版は組み込まれているのにその他は組み込まれていないことを見つけるので,統合は,間違いやすく,

退屈で,かつ,時間がかかる。この手動プロセスは,枝分かれした構成要素間で変更に矛盾がないときに

限り自動化してもよい。変更が矛盾している場合,手動での介入が必要である。 

11.2 版管理 

組織は,構成要素の並行した版の執筆者間の矛盾を避けるための方針及び実践を保守しなければならな

い。これらの方針及び実践は,次を含まなければならない。 

− どんな環境で枝分かれ(同じ基本構成要素の多数の版)を生成し,かつ,管理するのか。 

− 誰が構成要素の枝分かれを生成することの責任をもつのか。 

− CCMS内で構成要素の枝分かれをどのように生成し,かつ,ラベル付けするのか。 

組織は,CCMSの機能に従って枝分かれを統合するための方針及びプロセスを確立しなければならない。

一度枝分かれが生成されると,組織は,枝分かれした構成要素の更新及び編集において執筆者が従うため

の実践を確立しなければならない。各枝分かれは,独立に編集してもよい構成要素の一意な実体である。

枝分かれした構成要素の集合で作業する執筆者は,潜在的に共有される構成要素での意思決定が一貫する

ことを保証するように,協調して作業する。 

ある時点で,組織は複数の枝分かれを構成要素の新しい一つの版に統合することを決定してもよい。組

織はまた,構成要素の幾つかの又は全ての枝分かれを,保守するか又は中断するかの方針を確立してもよ

い。 

枝分かれした構成要素は,自動的に統合されてもよい。これは,CCMSが枝分かれした構成要素を比較

し,かつ,矛盾のない変更を自動的に開始することを意味する。矛盾のない変更は通常一意で,特定のテ

キストに多数の変更がない。 

枝分かれした構成要素又はその他の領域に矛盾が見つかったとき,組織は,コンテンツの所有者,変更

管理委員会,又はどの変更を実装することが望ましいか及びどれを協調によって解決することが望ましい

かを決定するための非公式な協調のような,手順及び指定された権限部門をもつことが望ましい。 

11.3 コンテンツの発行 

組織は,利用者から要求された出力様式(例えば,PDF,HTML,利用者支援)を定義し,かつ,次を

通じて執筆者が一そろ(揃)いの発行形式の選択及び実装ができる出力パイプラインの集合を確立しなけ

ればならない。 

− CCMSの機能 

− 文書処理及びデスクトップパブリッシング アプリケーション 

− 外部の処理システム 

− これらの方法の混合 

文書の場合,ソースの文書を生成するために使用したアプリケーションの内部で出力の発行が行われる。

文書処理及びデスクトップパブリッシングのファイルを直接印刷してもよいし,又はそれらのアプリケー


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

ションの機能を使ってPDFに変換してもよい。XMLファイルに対して,出力の発行はアプリケーション

の中で処理してもよいし,又は外部の処理システム若しくはCCMSを通して処理してもよい。 

文書処理又はデスクトップパブリッシングのための単体のアプリケーションで作り始められた文書は,

卓上で発行するために処理される。XMLコンテンツを同様に卓上で発行することを選択する組織もあるが,

非効率であり,かつ,コンテンツが多量に増えるときには不可能になることがある。デスクトップパブリ

ッシングはまた,ファイルサイズが原因で性能上の問題を引き起こすことがある。出版ソフトウェアの地

域版並びにテンプレート及びスタイルシートのための要求事項によって,ファイル管理もまた複雑になる

ことがある。 

作業及び技術の重複を避けるために,組織は集中した発行責任部門を確立してもよい。集中した発行権

限部門は,外部の処理システム又はCCMSの発行機能によって発行することを選択してもよい。 

XMLのトピックに基づくコンテンツを作成する組織は,XML編集系アプリケーションを使って卓上で

個々に発行してもよく,外部の専用処理システムを通して発行してもよく,又はCCMSに統合された機能

を通して発行してもよい。外部の専用処理システムは,通常はデスクトップパブリッシングの能力を超え

た独立したサーバ環境に収容されているので,高い性能を提供する。CCMSは,CCMSからソースの材料

を残したままで同じ能力を提供する。さらに,発行版のアーカイブとしてCCMS内で出力ファイルの保守

を管理する。ソースファイルがCCMSに残っているので,要求に応じて発行版を作り出せる。発行用ソフ

トウェア,テンプレート,及びスタイルシートがCCMSに格納されているので,組織は全ての発行物のた

めの発行用標準を保守できる。 

CCMSは,作業中のコンテンツの外部,すなわち通常は会社のウェブサイト,印刷,組込みの利用者援

助,又は多数のモバイル機器,への配布のためのコンテンツの発行を支える。コンテンツが自動的に更新

されてもよいように,又はCCMSに格納された最新の承認版から自動的に作り出される特注納品物のため

に利用者がコンテンツを選択してもよいように,動的リンクをCCMSとウェブサイト又はその他の納入機

構との間に確立してもよい。 

 

12 構成要素コンテンツ管理システムの要求事項 

12.1 一般 

次のことを行うために,組織によって作成された構成要素は,CCMSに格納しなければならない。 

− コンテンツを効率的に管理する。 

− 分散され,かつ,制御されたアクセスを可能にする。 

− 正式なコンテンツを単一ソースで保守する。 

XML構造化コンテンツは,それを格納し,かつ,識別及び取出しのために個々の構成要素を指示するこ

とができるデータベースで管理されなければならない。CCMSでの構成要素の入力,格納,除去,及び出

力は,自動化した機能によって制御されなければならない。 

CCMSを使うことによって,正しく許可された個人がアクセスし,かつ,利用してもよいように,格納

したコンテンツの各項目を個別に保守できる。各構成要素は,オーサリングの後にCCMSに追加されても

よいし,又はCCMS内で作り出してもよい。 

CCMSを支えるデータベースは,次の幾つかの形式でもよい。 

− 関係データベース 

− XMLデータベース 

− 関係データベース及びXMLデータベースの両方の構造を含む混合データベース形式 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

− オブジェクト指向データベース 

組織のニーズに応じてデータベースの形式が選択される。 

構成要素を再利用及びリンク付けのために使用できるという要求事項によって,CCMSは,DTD又はス

キーマによって使えるようにされたXML構造を使って生成された構成要素を管理することが望ましい。 

より大きなコンテンツオブジェクトを作るために使う個々の構成要素を取り上げ,かつ,管理できるこ

とから,これらのシステムは,一般にCCMSと呼ばれる。コンテンツオブジェクトは,関連付けられた

DTD又はスキーマに適合する,<step>又は<notes>のように意味から名付けた更に詳細な構造だけではなく,

段落,リスト,及び表から構成されてもよい。大きなコンテンツオブジェクトを構成要素に分解できる

CCMSは,これらの構成要素を個別に取り上げ,かつ,管理することができる。 

12.2 構成要素コンテンツ管理システムの枠組 

基礎となるデータベースを使用するCCMSの構成要素,コンテンツ型,メタデータ構造,及びバージョ

ニング情報は,この箇条で規定する特定の構造上の要求事項をもつ。 

12.2.1 一般的格納要求事項 

使用されている基礎となるデータベースにかかわらず,CCMSは,CCMSの中に構成要素としてコンテ

ンツを格納しなければならない。構成要素は,次でなければならない。 

− それによって構成要素を参照できる関連する名前(人間が読めるラベル)がある。 

− 一意なIDをもち,CCMSでの名前又は場所にかかわらず構成要素を参照するにはそのIDを使用しな

ければならない。 

− 指定されたコンテンツ型をもつ。 

− 関連するメタデータの設定及び取出しができる。 

構成要素を格納するとき,そのコンテンツ又はリンク付けの関係が予想外に修正されないように,CCMS

は構成要素を取り出す能力を提供しなければならない。これらの予想外の修正には,そのコンテンツの妥

当性を確認し,変換し,又は統合するその他のシステムの能力に影響することがある,ベンダ特有な情報

の追加を含む。XMLシステムに対しては,処理命令の追加は予想外の修正とは考えない。 

12.2.2 コンテンツ型 

CCMSは,コンテンツ型の概念を提供しなければならない。コンテンツ型は,格納,メタデータ,ワー

クフロー,及び挙動に対する設定の再利用可能な定義である。コンテンツ型によって,中央集権的及び再

利用可能な方法で構成要素を運用管理するための設定が可能になる。構成要素は,一つのコンテンツ型だ

けに関連付けられなければならない。 

コンテンツ型は,他のコンテンツ型から設定の継承ができるようにしてもよい。CCMSは,構成要素を

与えられたコンテンツ型と関連付けなければならない。通常の信頼できる関連付けは,基本的な構成要素

の特性(ファイル拡張子,MIMEタイプ,又はDTD)から設定される。 

12.2.3 メタデータ構造 

CCMSは,“メタデータフィールド”として構成要素と関連付けられたメタデータの格納及び取出しが

できるようにしなければならない。CCMSは,メタデータの値として任意の文字コンテンツが使えるよう

にしなければならない。しかしながら,これらの値は,フィールドへの制約の適用又は型付けによって更

に制御してもよい。CCMSが定義していないメタデータの構造,型付け,又は制御機構は,関連するコン

テンツ型を通して運用管理されなければならない。 

メタデータフィールドは,キーと値との対によって関連付けられることが望ましい。 

CCMSは,少なくともメタデータの二つの基本形,すなわち,記述用及び運用管理用,を受け入れなけ


31 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

ればならない。 

12.2.3.1 運用管理用メタデータ 

運用管理用メタデータは,構成要素を管理する目的で提供されたメタ情報である。CCMSは,次に示す

運用管理用メタデータの値を提供することが望ましい。 

− 作成日付及び時刻 

− 最終更新日付及び時刻 

− コンテンツ型 

CCMSは,次をはじめとする付加的な運用管理用メタデータを提供してもよい。 

− 所有利用者及び所有グループ 

− 許可 

− 構成要素のライフサイクルの状態 

− 妥当性確認の状況 

− 権利管理用メタデータ 

情報の損失なしで新しいCCMSにコンテンツが移動される場合,この運用管理メタデータは,新しい

CCMSにおいて利用できることが望ましい。 

12.2.3.2 記述的メタデータ 

記述的メタデータは,検索,発見,分類,及び識別を目的としたメタ情報である。通常の記述的メタデ

ータは次を含む。 

− キーワード 

− タグ又はラベル 

− 分類 

− その他の分類体系上の値 

CCMSは,型付きのメタデータ値が使えるようにすることが望ましい。メタデータ値を型付けすること

で各メタデータフィールドを特定の情報型に割り当てられる。メタデータ値の情報型付けを使うことは,

入力の妥当性が確認されること又は与えられた一覧から入力する値を選択することを意味する。 

分類体系上のメタデータの定義によって,階層的な値の格納及び取出しができるようにすることが望ま

しい。 

12.2.3.3 付加的メタデータの要求事項 

CCMSは,メタデータスキーマがプログラムで更新されることを許さなければならない。 

利用者が直接修正できない値がある場合,CCMSはそれらの値を“読取り専用”とすることが望ましい。 

CCMSはまた,関連するコンテンツ型定義に基づいてメタデータを構成要素に割り当てる能力が使える

ようにしてもよい。 

12.2.4 組織的な構造 

CCMSは,コンテンツを論理構造に組織化するために少なくとも一つの基本的な機構を提供しなければ

ならない。論理構造は,フォルダ,メタデータ,発行構造,又はその他の方法によって作られてもよい。 

12.3 構成要素コンテンツ管理システムの管理 

CCMSの管理は,次のアクティビティを含む。 

− 構成要素の生成及び修正 

− 移入及び移出 

− 保管 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

12.3.1 構成要素の生成及び修正 

CCMSは,CCMS内のコンテンツを管理するための基本機能,すなわち,生成,読出し,更新,削除,

名前変更,移動,及び複写,を提供しなければならない。 

“生成”によって,定義されたコンテンツ型に基づいてCCMS内に新しい構成要素が生成される。構成

要素は,人間が可読な名前に基づいて生成されなければならず,かつ,CCMSは必要な運用管理用メタデ

ータを作り出さなければならない。CCMSはまた,構成要素がコンテンツ型定義に関して妥当であること

を検査しなければならない。必要な情報の利用者への質問又は既定義のテンプレートに基づくコンテンツ

及びメタデータの自動追加によって,このことを達成してもよい。 

“読出し”によって,利用者による閲覧のために構成要素のコンテンツ及びメタデータが取り出される。 

“更新”によって,既存の構成要素のコンテンツ又はメタデータが更新される。CCMSは,更新された

コンテンツの妥当性を確認し,かつ,問題がある場合に利用者に通知しなければならない。妥当性が確認

できない場合には,CCMSは更新の拒否を選択してもよい。この状況では,CCMSは,更新プロセスの間

に生じることがある変更をロールバックしなければならない。 

“削除”によって,構成要素がCCMSから取り除かれる。削除された構成要素へのリンクは,構成要素

不明例外7)を引き起こすことが望ましい。しかしながら,CCMSは,将来に以前の状態に復元できるよう

に,そのオブジェクトのメタデータ及び版情報を保持しなければならない。 

注7) 構成要素が見つからないことを示す例外処理 

“名前変更”によって,構成要素の名前が変更される。名前変更が行われると,CCMSは,他の構成要

素からこの構成要素へのリンクを処理の一部として更新しなければならない。 

“移動”によって,基本的で組織的な構造における構成要素の見かけの位置が変更される。移動が起こ

ると,CCMS内での新しい位置を反映するために,CCMSは,その構成要素から他の構成要素へのリンク

だけではなく,他の構成要素からその構成要素へのリンクを更新しなければならない。 

これらの機能を適用するとき,処理の一環としてCCMSは,その構成要素から他の構成要素へのリンク

だけではなく,他の構成要素からその構成要素へのリンクを更新しなければならない。 

12.3.2 移入及び移出 

CCMSは,ローカルファイルシステム8)から構成要素を移入する能力及びそこへ構成要素を移出する能

力を提供しなければならない。移入処理の間,CCMSに存在しない構成要素は,生成機能によって処理さ

れなければならない。既存の構成要素は,更新機能によって処理されなければならない。 

移入処理の間に問題が発生した場合は,その処理の間に行われた変更はロールバックすることが望まし

い。 

注8) 組織内のネットワークの中にあるファイルシステム 

CCMSはまた,移入された構成要素の組織的な構造を保存することが望ましい。 

12.3.2.1 大量一括移出 

大量一括移出ができるようにするために,CCMSは,一つのまとまりとしてファイルの集合をダウンロ

ードする機構を提供しなければならない。利用者が一つのフォルダ又はファイルの集合を移出のために選

択したとき,CCMSは,ローカルファイルシステムで再こん(梱)包及び利用できる形式で,これらのフ

ァイルをまとめ,かつ,利用者に納入しなければならない。CCMSは,大量一括移出ができるようにしな

ければならない。 

12.3.2.2 依存性保持移出 

CCMSは,依存性保持移出を許さなければならない。 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

CCMSは,ひとまとまりにされたファイルの集合及び内部のリンク構造に基づくそれらの被依存構成要

素をダウンロードするための機構を,利用者に提供しなければならない。 

CCMSは,自身には入っていない被依存構成要素又はリンク構造の中で“外部”と明記された被依存構

成要素を移出してはならない。ウェブサイト,参照資料,又は自身には入っていないその他のコンテンツ

へのリンクは,移出してはならない。 

12.3.2.3 保管 

CCMSは,特定の時点でのコンテンツの集合及びそれらの被依存構成要素のアーカイブ又はスナップシ

ョットを生成しなければならない。アーカイブは,ソースコンテンツ,翻訳したコンテンツ,及び発行版

を含まなければならない。アーカイブの中のコンテンツ又はメタデータは,修正されてはならない。利用

者がコンテンツを修正する必要がある場合,アーカイブからコンテンツを移出又は分岐して行わなければ

ならない。 

コンテンツ及びメタデータをはじめとして,アーカイブの中の構成要素は,保管した時点で存在してい

たのと完全に同じ状態で取り出せなければならない。 

12.4 コンテンツオブジェクトの管理 

コンテンツオブジェクトの管理は,チェックアウト及びチェックイン,リンク管理,検索,並びにバー

ジョニングに関連付けられた要求事項を含んでいる。 

12.4.1 チェックアウト及びチェックイン 

CCMSは,構成要素をCCMSにチェックイン及びCCMSからチェックアウトしなければならない。構

成要素がチェックアウトされるときには,施錠されなければならない。施錠した構成要素に対して,CCMS

はその構成要素が特定の利用者によって現在チェックアウトされていることを示さなければならない。

CCMSは,他の利用者によってチェックアウトされている構成要素を別の利用者がチェックアウトするの

を防がなければならない。別の利用者が施錠された構成要素をチェックアウトしようとする場合,CCMS

はこの操作を拒否し,かつ,現在鍵をもっている利用者に通知しなければならない。 

構成要素がチェックインで戻されたとき,CCMSはこれらの構成要素を解錠しなければならない。 

CCMSは,一つの構成要素のチェックアウト及びチェックインだけではなく大量一括でのチェックアウ

ト及びチェックインも許さなければならない。 

CCMSは,構成要素にどの利用者がもともと施錠したのかにかかわらず,その構成要素を運用管理者が

解錠するのを許さなければならない。 

CCMSが再起動するとき,CCMSは構成要素の施錠情報を保持しなければならない。 

チェックインのとき,CCMSは自動又は手動のいずれかで構成要素の改版を開始しなければならない。 

CCMSは,利用者が手動で構成要素をチェックアウト及びダウンロードしなくても済むように,オーサ

リングツールをCCMSに直接接続し,かつ,構成要素をチェックアウト又はチェックイン状態に設定する

能力をもたなければならない。 

CCMSは利用者が,別の利用者によって現在チェックアウトされている構成要素に含まれているリンク

に影響する可能性がある,移動,名前変更,又はその他の操作を実行できないようにしなければならない。 

例 文書Aが文書Bへリンクしていて,かつ,文書Aがチェックアウトされている場合,文書Aが

チェックインで戻されるまで,文書Bの,名前変更又は移動は許されない。 

12.4.2 大量一括のチェックアウト及びチェックイン 

CCMSは,CCMSから構成要素の任意の集合を選択し,かつ,チェックアウト又はチェックインしなけ

ればならない。CCMSはまた,依存性に基づくチェックアウト及びチェックインもできるようにしなけれ


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

ばならない。依存性に基づくチェックアウト又はチェックインが起動されると,CCMSは選択された構成

要素だけではなく,これらの構成要素に直接的に又は間接的に依存する構成要素をチェックアウト又はチ

ェックインしなければならない。 

異なる利用者によってチェックアウトされている構成要素が,依存性に基づくチェックアウト又はチェ

ックインを実行しようとする構成要素の集合に含まれている場合,CCMSは,この依存性に基づくチェッ

クアウト又はチェックインの実行を利用者に許してはならない。 

12.4.3 リンク管理 

CCMSは,構成要素間のリンクを管理しなければならない。 

リンク管理システムは,次の報告能力を提供しなければならない。 

− 各リンクに対して,システムはリンクの型,すなわち相対,絶対,又は外部を利用者に報告しなけれ

ばならない。相対及び絶対リンクに対しては,リンクが切れているならば,システムは報告しなけれ

ばならない。リンクされている構成要素をCCMSが見つけられない場合,リンクが切れていると考え

られる。 

− 各構成要素に対して,システムは,その構成要素に含まれるリンク及び各リンクのリンク先構成要素

を列挙しなければならない。 

− 各構成要素に対して,システムは,その構成要素を参照している全てのリンクを列挙しなければなら

ない。この機能はしばしば“使用箇所(where-used)”と呼ばれる。 

− 各構成要素に対して,システムは,その構成要素の被依存構成要素を列挙しなければならない。 

リンク管理システムは,構成要素又は構成要素の集合が名前変更されたとき,その構成要素を参照して

いるリンクを自動的に修正しなければならない。 

12.4.4 検索 

CCMSは,CCMSへの問合せによって構成要素が見つけられるようにしなければならない。CCMSが問

合せを受けたとき,CCMSは,そのアクセス制御設定を考慮して,問合せた利用者のアクセスが許されな

い構成要素を結果一覧から取り除かなければならない。 

さらに,CCMSは,構成要素の特定の集合に限定した問合せだけではなく,CCMS全体に対する問合せ

も許さなければならない。CCMSは,検索問合せを限定する次の方法を許さなければならない。 

− 選択した構成要素の集合及び何らかの制約で限定した構成要素の集合 

− 一つの構成要素及びその構成要素が非常に大きいときにはその内部だけ 

− 一つの構成要素とその構成要素の被依存構成要素並びにその構成要素及びそれがリンクする全ての構

成要素 

検索のとき,一致した結果は,検索問合せへの関連性に基づいて採点しなければならない。高得点の結

果は,戻される検索結果一覧の上位に現れなければならない。 

CCMSはまた,一致した結果をより改善するために二つ以上の問合せ方法を組み合わせてもよい。 

12.4.4.1 全文検索 

全文検索の問合せにおいて,CCMSは,構成要素のテキストコンテンツに基づく一致を戻さなければな

らない。 

CCMSは,二つ以上の検索語の入力を考慮しなければならない。句全体を完全一致に使うことを利用者

が指示した場合,CCMSは,句が一つの単位として分割できないと考えてもよい。 

CCMSはまた,高度な一致能力が使えるようにしてもよい。高度な全文検索は,次を含んでもよい。 

− 近傍検索 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

− 複数の検索語が構成要素内でより近くに現れるほど高得点となる一致である。 

− ワイルドカード検索 

− 利用者が検索語の中にワイルドカード値を指定してもよい。ワイルドカード値は,その検索語の一

致結果で文字の集合と一致する。 

例 “digg*”は,“digged”,“digging”,“diggings”,“digger”,及び“diggers”と一致する。 

− 'Regex' 正規表現検索 

− 検索問合せは正規表現である。 

− 句検索 

− 問合せで与えられたものと同じ語順で,ソースの構成要素のコンテンツとの一致を調べる順序集合

として,全文検索語の集合を扱う。 

− 論理検索 

− 各検索語に対して,利用者は,検索語がブール論理の連結集合であるかどうかを指定してもよい。

この論理は,検索語が,“なければならない”,“あってもよい”,又は“なくてもよい”の状態を表

す。 

例 次の問合せによって,検索後“犬”及び“猫”と一致する文書,又は“馬”と一致するが“ロ

バ”を含まない文書を戻す。 

(“犬”AND“猫”)OR(“馬”AND NOT“ロバ”) 

CCMSは,与えられた構成要素にどの検索語が一致したのかを報告し,かつ,一致が見つかったところ

のコンテンツの強調表示した抜粋を見せることが望ましい。 

全文検索は,検索問合せの自動補完及びつづり(綴)の訂正又は提案を含まなければならない。 

12.4.4.2 XMLリボジトリにおける全文検索 

XMLコンテンツを支えるCCMSに対して,CCMSは次を行わなければならない。 

− XMLタグ名,名前空間宣言,注釈,処理命令,又は属性名を,検索対象の文字列とはしない。 

− XMLの空白処理規則に基づいて,空白によって構成要素のコンテンツをトークンに分ける。 

− XML構造に基づいて構成要素のコンテンツをトークンに分ける。したがって,CCMSはテキストとテ

キストとの間のタグがテキストをトークンに分けることを認識しなければならない。 

例 次のマークの中で,CCMSは,“項目1”と“項目2”とが空白又は区切り記号で分けられてはい

ないが,独立した句として認識する。 

<ul><li>項目1</li><li>項目2</li></ul> 

12.4.4.3 全文検索の構成 

CCMSは,構造化コンテンツにおける全文検索のための検索の構成を使えるようにすることが望ましい。

XMLコンテンツのCCMSでは,次のとおり検索能力を向上するために構造を使用することが望ましい。 

− 一致の促進 

CCMSは,構成要素の特定の部分で見つかる一致の得点を上げることが望ましい。 

例 CCMSは,構成要素のʻ見出しʼでの一致が文書のその他の部分での一致よりも高得点(検索

結果でより上位になる)になるように構成する。 

− 一致の無視 

CCMSは,構成要素の指定した部分で見つかった一致を無視することが望ましい。 

例 CCMSは,イメージの代替テキスト又は処理のためにファイルに含まれている情報で見つかっ

た一致を無視するように構成してもよい。 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

− 混合コンテンツのための規則 

マークがなければ連続していると考えられる単語又は句をマークによって分割したときに,構造化

文書の中で混合コンテンツが生じる。CCMSは,連続していると考えることが望ましいコンテンツを

分割する要素を設定することが望ましい。 

例 次の構造化コンテンツにおいて,単語“unclear”が分割されているが,一つのものと考えるこ

とが望ましい。 

<p>This is<b>un</b>clear</p> 

12.4.4.4 メタデータ検索 

メタデータ検索の支援において,CCMSは,問合せと構成要素のメタデータとを照合しなければならな

い。XMLに基づくCCMSについては,この照合に構成要素内部のメタデータを含んでもよい。 

しばしば分類提示ナビゲーション又は分類提示ブラウジングと呼ばれる分類提示検索は,分類された一

覧の中から利用者が構成要素を検索できる。各一覧は,利用者が検索してもよい既定義のファセットを表

している。 

検索のとき,CCMSは利用者にファセットの一覧を提示しなければならない。各ファセットは,元の検

索問合せに関して特定のファセットに幾つの検索の当たりがあったのかを利用者に知らせる指標を付けて

表示しなければならない。利用者は,一つ以上のファセットを選択してもよく,かつ,CCMSは各ファセ

ットからの結果の共通集合に基づく結果を返さなければならない。 

12.4.4.5 構造化検索 

構造化検索は,XPath仕様を用いてXML構成要素の構造の特定の部分を対象とする問合せを許す。構造

化検索は,大きなコンテンツ集合にまたがる極めて特定の結果を返すために,検索のその他の形式としば

しば組み合わされる。CCMSは,構造化検索の問合せができるユーザインタフェースを提供しなければな

らない。 

しかしながら,CCMSは,悪意をもった不正な形式の問合せを妨げることが望ましい。 

例 利用者が手続きの内部にソースコード例を含む構成要素だけを検索したいと思った検索は, 

//code[ancestor::task] 

であり,イメージ及び例を含むFAQ(よくある質問)を見つけたいときには, 

//faq[image and example] 

である。 

12.4.4.6 検索の保存 

CCMSは,利用者が手動で再入力しなくても同じ問合せを起動できるように,これまでの検索を保存す

ることが望ましい。 

12.4.5 高度な検索能力 

CCMSは,例えば,語幹抽出,分類体系支援,及び曖昧一致のような高度な検索能力が使えるようにす

ることが望ましい。 

12.4.5.1 語幹抽出 

語幹抽出は,検索語をその語幹の形に縮める処理である。例えば,“cats”は“cat”に縮めてもよい。積

極的な語幹抽出システムは,“argued”,“argues”,及び“arguing”を“argu”に縮めてもよい。 

12.4.5.2 分類体系支援 

検索における分類体系支援は,検索語の分類体系集合が検索の実行方法に影響を与えることを許す。最

もよくある検索の改善方法は,問合せ拡張,検索の洗練,関連する検索の提示,及び関連する語の強調で


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

ある。 

問合せ拡張によって,CCMSは検索問合せを解析し,かつ,状況に基づいてより広い,より狭い,又は

同等な検索語で検索するために分類体系に基づいて問合せを増強しなければならない。 

例 次の分類体系が与えられたとき, 

“医療専門家” 

“看護師” 

“上級看護師9)” 

“医師” 

“がん(癌)専門医” 

“小児科医” 

“心臓専門医” 

利用者が“医師”を検索すると,CCMSがその検索問合せを“がん(癌)専門医”,“小児科医”,

及び“心臓専門医”も含めるように拡張することがある。 

注9) 日本の医療制度にはない職種で,幾つかの認められた医療行為を行うことができる資格

をもった看護師のこと。 

検索の洗練によって,CCMSは分類体系を解析し,かつ,より洗練された検索ができる,より狭義な検

索語を利用者に示さなければならない。 

例 “医師”の検索は多数の結果を返し,CCMSは分類体系から例えば,“がん(癌)専門医”,“小児

科医”又は“心臓専門医”のようなより狭義な検索語で検索することを利用者に提案する。 

検索の洗練と同様に,CCMSは問合せを解析し,かつ,分類体系に基づくその他の関連する検索を提案

しなければならない。 

12.4.5.3 曖昧一致 

曖昧一致によって,CCMSは,厳密な一致ではないが関連していると考えられるだけ十分似ている検索

語を認識しなければならない。利用者が検索語のつづり(綴)を間違えたり,又は単語の短縮形を使った

りしたときに,曖昧一致は特に重要である。検索語の類似の程度はしばしば,リーベンシュタイン距離に

よって測られる。 

12.4.6 バージョニング 

CCMSは,CCMSにおける構成要素の版の情報を追跡しなければならない。CCMSは,構成要素の内容

又はメタデータへの変更を追跡する,構成要素ごとの版履歴を保守しなければならない。 

CCMSはまた,確約された変更についての情報を得ることができる構成要素の局所的な版番号を保守し

なければならない。CCMSは,確約された各版に対して次の情報を保持しなければならない。 

− その構成要素の変更を確約した利用者 

− 変更が確約された時刻 

CCMSは,次を行わなければならない。 

− 構成要素の履歴の中である版における構成要素のコンテンツを返す。 

− 版履歴の中で特定の時間における構成要素の集合のコンテンツを返す。 

− 構成要素の版履歴の中で,二つの時点におけるある構成要素のコンテンツの間での挿入及び削除によ

る差分を示す。 

− 版履歴の中で特定の時点の構成要素のコンテンツ及びメタデータを復元する。 


38 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

12.4.7 枝分かれ及び統合 

CCMSは,構成要素の集合の枝分かれを許さなければならない。枝分かれしたとき,CCMSは原本の構

成要素の複製を生成しなければならず,その複製は原本とは個別に存在しなければならない。複製は,構

成要素のコンテンツ,構造,及びメタデータを再現する。枝分かれした構成要素への変更は,原本の構成

要素には影響しない。CCMSは,与えられた先祖の構成要素から原本の構成要素を取り出せるように,先

祖の構成要素と原本の構成要素との間の関係を保守しなければならない。CCMSは,原本のコンテンツに

使用できるのと同じ機能を枝分かれに対しても提供しなければならない。 

注記 先祖は,ある構成要素の元となった構成要素のことで,父,祖父,曽祖父のように何代にもわ

たることもある。枝分かれの最初の先祖が原本の複製であり,原本と複製との関係を保守して

いればどの先祖からも原本の構成要素を取り出せる。また,原本もそれ自身の先祖をもつこと

がある。 

CCMSは,枝分かれ又は枝分かれの部分集合がその先祖又はその先祖の派生物と統合されることを許さ

なければならない。CCMSはまた,先祖における変更が枝分かれ又は枝分かれの派生物へ統合されること

を許さなければならない。統合するとき,一方の構成要素の集合における変更は,コンテンツ及び構造の

両方において他方に転送しなければならない。統合によって,人間が介入する必要がある矛盾が生じるこ

とがある。CCMSは,統合における矛盾を解決するためのユーザインタフェースを提供しなければならな

い。 

理想的には,CCMSは,構成要素及び発行の両方の水準で,ファイル間の矛盾及び/又は変更を視覚的

に表示しなければならず,かつ,統合処理を完了するためにそれらを受け入れる又は拒否するのを許さな

ければならない。 

CCMSは,枝分かれ又は枝分かれの部分集合が統合され,かつ,どのコンテンツが影響を受けたかを最

後の時点で報告しなければならない。 

12.4.8 リリース管理 

CCMSは,作業中,将来(又は並行),及び過去の同時リリースを許さなければならない。リリースは,

次に示す関連するメタデータをもたなければならない。 

− 与えられたリリースの履歴,すなわち,現在のリリースの先祖である過去又は並行リリースのログを

含まなければならない。 

− リリースの名称及び対象版番号 

作業中のリリースは,発行物の次のリリースの対象となる枝分かれしていないコンテンツを包含してい

る。作業中のリリースは,過去のリリースをもってもよいが,リリースの枝分かれではないことがある。

過去のリリースは,発行物がリリースされた時点でのその発行物及びその構成要素のアーカイブである。 

アーカイブとして,過去のリリースは凍結され,かつ,そうするものとしてCCMSは過去のリリース中

の構成要素への変更を防がなければならない。CCMSは,その代わりに過去のリリースを枝分かれ及び修

正し,その後に統合又は再リリースすることを許さなければならない。将来の又は並行でのリリースは,

過去又は作業中のリリースの枝分かれである。CCMSは,作業中のリリース又は他のリリースと同時に並

行リリースの作業を許さなければならない。 

12.5 グラフィックス及びマルチメディアの管理 

組織は,CCMSの能力に従って,CCMSの中でグラフィックス及び他の媒体型をどのように管理しなけ

ればならないのかを指定しなければならない。グラフィックス及び他の媒体型は,CCMSの版管理機能に

よって保守しなければならない。 


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X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

CCMSは,グラフィックス及び他の媒体型をはじめとするディジタルイメージを格納しなければならな

い。JPEG,GIF,BMP,PNG,SVG,及びその他のような広く使われ,かつ,業界標準と認識されている

適切なグラフィック形式が使えるようにすることが望ましい。 

CCMSは,検索及び取出しを目的としてグラフィックス及び他の媒体型でメタデータを利用することを

許さなければならない。メタデータについての詳細は,12.2.3を参照。CCMSは,メタデータフィールド

にデータを入力するためにディジタル資産に埋め込まれたメタデータを使用してもよい。 

テキストを翻訳先言語に翻訳したあと,CCMSは,翻訳元言語版への変更によってグラフィックスの翻

訳先言語版の再翻訳を開始するように,グラフィックスファイルの翻訳した版を同時に,リンクして格納

するようにしなければならない。 

CCMSは,MWV,SWF,MPEG,QTFF (.mov),WAV,MP3及びMP4のような,通常に使われている

形式の動画及び音声ファイルを格納することが望ましい。 

抽出可能なテキストをもつイメージ形式は,CCMSが提供する翻訳パッケージの一部として管理されて

もよい。 

例 SVGグラフィックスファイル内のテキストは,翻訳のために抽出され,かつ,パッケージにとり

まとめられてもよい。SVGは,ワールドワイド ウェブ コンソーシアムによって生成され,かつ,

開発された公開規格である。 

12.6 構成要素コンテンツ管理システムの運用管理 

CCMSの運用管理は次のアクティビティを含む。 

− CCMSの利用者運用管理 

− セキュリティ及び監査 

− セキュリティ規定 

12.6.1 構成要素コンテンツ管理システムの利用者運用管理 

CCMSは,利用者及び利用者に関連する特性の生成,変更,及び削除を考慮しておかなければならない。

CCMSの利用者は,コンテンツの生成,編集,及び配布に参加する個人である。 

CCMSは,次を行うことが望ましい。 

− 利用者のアクセス水準に適応した使用体験を提供するために,機能をオン及びオフ(又は表示及び非

表示)できる十分に柔軟なプログラミングモデル及びインタフェースをもつ。 

− 構成要素への個別又は型によるアクセスを許可又は拒否するのに十分柔軟なCCMS構造をもつ。 

− CCMSの機能及び構成要素へのアクセスが,それぞれのアクセス水準に対して保証又は拒否できるよ

うなアクセス水準の定義を考慮する。 

− 利用者へのアクセス水準の割当て又は削除を許す。 

12.6.2 セキュリティ及び監査 

幾つかのぜい(脆)弱性によって,権限のない人が悪意のあるコードを実行し,その結果システムを乗

っ取る又は個人情報若しくは所有権のある情報へアクセスする可能性があるので,CCMSの所有者はコン

テンツ及び利用者を保護し,かつ,システムが悪意をもつコード又はその他の攻撃のホストとなるのを防

ぐことを助けるために,予防策を講じなければならない。 

CCMSは,パスワード又は生体情報のような方法を使った利用者認証の水準を提供しなければならず,

かつ,二つ又はそれ以上の方法を使用してもよい。パスワード又はその他の情報を認証で使用するために

格納する場合,暗号化する若しくは暗号的にハッシュする,又は別の方法で難読化しなければならない。 

CCMSは,次のアクティビティに含まれる日付及び利用者を記録することが望ましい。 


40 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

− 利用者のログイン及びログアウト 

− 利用者の生成,変更,及び削除の事象 

− ファイルの生成,変更,及び削除の事象 

さらに,CCMSは日付,利用者,及び事象のタイプによって整列又は選別し,かつ,選別した及び整列

した結果を報告することが望ましい。 

ITシステムと同様に,CCMSのセキュリティは,遠隔の制御及び監視の許諾をはじめとして,機器間の

インタフェースだけではなく人間のアクセスも包含している。CCMSのハードウェア及びソフトウェアは,

セキュリティのぜい(脆)弱性にさら(晒)されている。現実の環境を構成するときに,さらなるセキュ

リティの問題が生じることがある。 

12.6.3 セキュリティ規定 

CCMSは,次のセキュリティ規定を適用しなければならない。 

− 利用者を認可し,かつ,関連するセッションを安全に管理する方法を提供する。システムがパスワー

ドのような極秘の利用者情報を格納する場合,それらを暗号化することが望ましい。暗号化は,伝送

された利用者データを保護するために使用することが望ましい。 

− 利用者がその特権を再認証なしに増大することを防止する。 

− 利用者がなくした若しくは忘れたパスワード,又は利用者のアカウントのセキュリティを危うくする

ために使用されることがあるその他の個人情報を,利用者が取り出すのを助けるためにセンシティブ

データを送信しない。 

− 遠隔クライアント間でやり取りされることがあるセンシティブデータのために暗号化を提供する。 

− 監査を受けるために,異常な状態についての記録,監視及び警告の十分かつ安全な機能を提供する。 

− CCMSに利用者を登録するとき,利用者の役割,許可及び責任の設定を強制する。 

− CCMSとのインタフェースのために使われるWebブラウザ及びオーサリングツールのような,それ自

身がセキュリティのぜい(脆)弱性をもっていることがある第三者のアプリケーションが,CCMSの

セキュリティを危うくすることがあるアクセス又は特権を許諾することを防ぐ。 

注記 JIS Q 27001:2014で定義されている制御を指針又は標準の要求事項として使用することが望ま

しい。JIS Q 27000規格群は情報セキュリティマネジメントの技術を詳細に述べている。 

セキュリティの指定又は特徴は,コンテンツが表示又は印刷されるときに含まれることが望ましい。正

確な言葉遣いは組織によって異なっていても,かつ,(国によって異なる)法的意味をもってもよい。典型

的なセキュリティ表示は次を含む。 

− XYZ社 機密 

− 社外秘 

− 公開情報 

適切なセキュリティ指定のないページは,(著作権で保護されていても)暗黙的な公開情報であってよい,

又はアクセスできる法的な管轄によっては基本的な法的保護が欠けていてもよい。セキュリティ指定は,

それが自動的に強制されることを保証しない。セキュリティ指定の宣言は,セキュリティ制御を提供する

ために十分だと考えることは望ましくない。CCMS設計は,パスワード,暗号化,及び付加的なセキュリ

ティ制御を提供するためのその他の技術の評価を含むことが望ましい。 

CCMSの所有者に関連付けられた有資格者が,システムに対するセキュリティ指標及びセキュリティ保

護の適格性を総合評価することが望ましい。レビューの引き金となる事象(例えば,システムの修正,所

有権の変更)の結果として,レビューを定期的に予定した周期で行うことが望ましい。 


41 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

12.7 コンテンツオーサリング 

CCMSは,次のオーサリング機能を含むことができる。 

− 一般的なオーサリング 

− 専用のオーサリング 

− オーサリングの統合 

− 取得 

12.7.1 一般的なオーサリング 

CCMSは,コンテンツをCCMSに移す方法を提供しなければならない。オーサリングは新しいコンテン

ツを生成するプロセスである。取得は,既存のコンテンツをCCMSに移すプロセスである。CCMSは専用

のオーサリング機能又は外部のオーサリングインタフェースとの統合を提供してもよい。CCMSは,取得

機能を提供してもよい。 

12.7.2 専用のオーサリング 

CCMSがオーサリングインタフェースを提供する場合,そのインタフェースは次でなければならない。 

− コンテンツ型の定義を考慮する。 

− 既に定義された型のコンテンツのオーサリングのためのインタフェースを提供する。 

− 執筆しているコンテンツ型の中の情報の定義及び関係するコンテンツ型のメタデータに基づいて,執

筆者を指導又は制約する。 

CCMSは,執筆しているコンテンツ型の構造を規定し,かつ,次を行うことを許さなければならない。 

− コンテンツ型に適用するメタデータ要素の生成 

− コンテンツ型へのメタデータ要素の個別的な追加 

− オーサリングプロセスの間のメタデータ要素の表示 

− オーサリングインタフェースとCCMSとの間でのコンテンツオブジェクトの格納及び取出し 

− オーサリングインタフェースからのCCMSの構成要素の削除 

− 構成要素を追加でき,かつ,構成要素間のリンクが使えるコンテンツ階層の生成 

− 多数の段落からなるテキスト要素の生成 

CCMSは,次を行うための構造の妥当性を確認し,かつ,強制することが望ましい。 

− 一つ以上のコンテンツ型に適用できる,入力値を制限した独立したメタデータ要素の生成を許す。 

− 入力値の制限を一貫して適用するために,ドロップダウン リスト及びその他の方法によってメタデー

タに適用する。 

− オーサリングインタフェースが提供している構成要素に適用される,構成要素の組織的な構造の多様

性を扱うことができる。 

− ブロック及び埋込み(インライン)の意味的タグ付け(好ましい)又は様式タグ付け(あまり好まし

くない)を含むリッチテキスト要素の生成を許す。 

12.7.3 オーサリングの統合 

外部のオーサリング環境との統合は,CCMSがそのユーザインタフェースを外部環境の中に組み込む場

合には直接的であってもよく,又はCCMSが外部環境の独立に生成された出力を使うときには間接的であ

ってよい。間接的統合は,12.7.4で述べるように取得と考えられる。直接的なオーサリングの統合のCCMS

が提供される場合,統合によって執筆者には次のことが許されなければならない。 

− 外部で執筆した構成要素が格納される対象のコンテンツ型を指定する。 

− 生成された構成要素に,外部インタフェースでは使えない付加的なメタデータを追加する。 


42 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

− 生成しているコンテンツ型の中の情報の定義に基づいて,執筆者を指導又は制約する。 

− 外部環境とCCMSとの間で構成要素を格納,取出し,及び削除する。 

12.7.4 取得 

取得は,外部ソースからCCMSへ既存のコンテンツを追加することと定義されている。CCMSは,取得

機能を含んでもよい。取得が含まれている場合,CCMSは次を行わなければならない。 

− 入力を構文解析して一つの構成要素とし,入力の各部分をそのコンテンツ型の要素に対応付ける。 

− 分割又は構文解析できない入力の部分を記録し,かつ,対象のコンテンツ型の中で必須要素と任意選

択要素とを区別する。 

− 生成した構成要素の妥当性を確認する。 

− 入力コンテンツを構成するファイル名又は問合せ,取得事象の日付及び時刻,並びにその事象の間に

生成及び拒否された構成要素の識別子を監視する。 

− 付加的な(入力にはない)メタデータに既定値を与える。 

取得が含まれる場合,CCMSは次を許すことが望ましい。 

− CCMS内のコンテンツ型を対象としてコンテンツを入力する(又は未分類の構成要素としてCCMSに

入れる。)。 

− 一つの入力の複数の構成要素への分割 

− 取得事象の間の有用な例外の仕様,検出,及び記録 

− 取得事象の監視,レビュー,及び構成 

− 運用管理者が,入力に示された値に基づいて付加的なメタデータに値を与える方法についての規則を

指定すること 

12.8 ワークフロー 

CCMSのワークフローの機能は,ワークフロー生成(又は定義),ワークフロー仕様,及びワークフロ

ー報告を含む。ワークフローは,特定の種類の構成要素が最初に生成されてから最後に(保管又は削除に

よって)引退するまでを通して予想される状態を並べて命名した系列のことである。 

12.8.1 ワークフローの機能 

CCMSは,次を許さなければならない。 

− 一つのワークフローを生成すること 

− 各コンテンツオブジェクトに適用できる制限した値から成る一覧をもつ,状況(又は状態)メタデー

タフィールドを生成すること 

− 各コンテンツオブジェクトのメタデータの一部となるように,運用管理者が状況フィールドをコンテ

ンツオブジェクトへ適用すること 

− 実装されている場合は専用のオーサリングCCMSの中で,又は専用のオーサリングが使えない場合は

別のインタフェースの中で,執筆者が状況フィールドの値を調べて,変更すること 

− それぞれの状況の変更日時を追跡すること 

− 執筆者が設定した状況を運用管理者が上書きすること 

− 執筆者及び運用管理者が,状況によって整列したコンテンツオブジェクトを調べること 

− CCMSが生成する発行物の中に与えられた状況を表示しないこと 

12.8.2 ワークフローの強化機能 

CCMSは,多様な命名されたワークフローの生成を考慮しておくことが望ましい。強化したCCMSは,

運用管理者が次を行うことを許すことが望ましい。 


43 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

− 多数のワークフローの生成(命名),編集,及び削除 

− ワークフローの中の段階の追加,編集,及び削除 

− 様々なワークフローの段階に適用できるタスクの集合(例えば,納品物,指示,例示)の追加,編集,

及び削除 

− 段階における条件分岐だけではなく,必須及び任意の段階の定義 

− 役割(執筆者,編集者,レビュアなど)の生成及びCCMSの利用者のこれらの役割への割当て 

− 個々の執筆者又は役割のいずれかのワークフローの段階への割当て 

− 構成要素が同じ段階を通るように,個々の構成要素又は全てのコンテンツオブジェクトへのワークフ

ローの適用 

− 自動的及び手動によるワークフローの起動の定義 

− 手動による起動は,執筆者又は運用管理者がユーザインタフェースで段階の変更を引き起こす動作

を行ったときに生じる。 

− 自動的な起動は,CCMSの事象(例えば,ある日時になったとき又はCCMSに新しいファイルが追

加されたとき)が段階の変更を引き起こすときに生じる。 

− 地域化がコンテンツオブジェクトのワークフロー全体の一部となるように,ワークフローと地域化

CCMSとの統合 

強化したCCMSは執筆者に次を許すことが望ましい。 

− 割り当てられた役割を調べること 

− 責任を任されたコンテンツオブジェクト,役割,又はワークフロー段階によって整列したワークフロ

ーのタスクをオーサリング環境から実行すること 

− 執筆者がワークフローの中で責任をもつコンテンツオブジェクトの一覧を調べること,及び執筆者に

現在のワークフロー段階を示すこと 

− コンテンツオブジェクトが待っている時間に加えて,執筆者が進めるのを待っているコンテンツオブ

ジェクトの一覧を調べること 

− 執筆者のコンテンツオブジェクトを表示すること,及び適切なときには,それらのコンテンツオブジ

ェクトを次のワークフロー段階へ進め,かつ,現在の段階について注釈がある場合には記録すること 

− ワークフローを停止すること及び停止する理由についての注釈を記録すること 

12.8.3 ワークフローの報告 

CCMSは,運用管理者が,状況,コンテンツ型,又は最終変更日付によって整列したCCMS内の各コン

テンツオブジェクトのワークフローの状況を調べることを許さなければならない。 

CCMSは,次を行うことが望ましい。 

− 各コンテンツオブジェクトに対して段階の遷移を記録するワークフローの監査証跡を使えるようにす

る。 

− ワークフロー,コンテンツオブジェクト,段階,役割,利用者,日付及びタスクによってワークフロ

ーの報告を整列及び選別することを考慮する。 

− CSV又はタブ区切りのような共通の表形式で報告を移出することを考慮する。 

12.9 コンテンツの発行 

CCMSは,作業中のコンテンツのCCMSの外部に向けて,通常PDF,Web,及びモバイルをはじめとす

る複数の種類の媒体に向けて,コンテンツの発行物のための出力を制作しなければならない。組織は,利

用者が必要とする出力型を定義し,かつ,執筆者がCCMSの機能を通して一そろ(揃)いの出力型を選択


44 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

及び実装することができる発行プロセスを確立しなければならない。 

CCMSは,組込み発行用又は集中発行用のCCMSを通した発行だけではなく,外部の発行用CCMSで

利用するために,指定した版のコンテンツを移出しなければならない。 

12.9.1 発行支援への移出 

CCMSは,発行物のために移出しなければならない。CCMSは,選択した構成要素だけではなくそれら

の被依存構成要素及びそれらの地域化版を移出しなければならない。CCMSは,コンテンツの所有権マー

クがないこと,及びソースコンテンツ又はCCMSメタデータを参照しなくても発行できるような方法で,

地域化したコンテンツにアクセスできることを検査しなければならない。 

利用者は,希望するロケールと同様に特定の版番号を含めて,移出するために構成要素の集合を選択し

てもよい。外部の発行用CCMSが,発行プロセスを確実に完了するために所有権情報又はCCMSへの接

続機構を必要としないことを,CCMSは検査することが望ましい。 

注記 ロケールは,地域又は言語ごとに異なる設定の情報のことである。 

12.9.2 集中発行の支援 

集中化によって,発行する出力のための品質管理が一元化する。執筆者が使用する組織内のネットワー

クの中のデスクトップの構成にかかわらず,この品質管理は,発行インタフェースが運用管理され,かつ,

保守されているのを保証することを助ける。 

組織が制定した発行パイプラインは,CCMS及び構成要素を変換する最終段階の発行パイプラインから

アクセスできる発行インタフェースを含むことが望ましい。 

12.9.3 発行のインタフェース 

発行インタフェースは,次を許さなければならない。 

− 利用者が発行パイプラインのパラメータに基づく発行シナリオを構成及び設定すること 

− 利用者が発行ジョブを開始すること 

− 利用者が発行ジョブを分配するための発行待ち行列を生成すること 

− 利用者が最終段階の発行パイプラインにパラメータを渡すこと 

− 利用者が発行のために多数の出力様式及び翻訳先ロケールを選択すること 

− CCMSに格納される発行ジョブから出力すること 

さらに,発行インタフェースは,次を行ってもよい。 

− 運用管理用の発行許可と基本利用者の発行許可とを識別すること 

− 利用者が実行中の発行ジョブを中止することを許すこと 

− 利用者が優先度を管理するために発行待ち行列を監視又は並べ直すことを許すこと 

12.9.4 XML発行パイプライン 

XMLコンテンツを支えるCCMSに対して,CCMSは“XMLパイプライン”と呼ぶ発行プロセスと連鎖

しなければならない。パイプラインは,XML標準仕様に基づくコンテンツを,構文解析し,妥当性を確認

し,及び変換しなければならない。 

パイプラインは,ソースのCCMSには含まれていなかったかもしれない追加の構成要素を,発行した出

力に含めなければならない。これらの構成要素は,イメージ,CSS,JavaScriptなどを含んでもよい。 

CCMSは,DTD及びXMLスキーマを通して構成要素の妥当性を確認しなければならない。構文解析プ

ロセスの間に,コンテンツの中では定義されていないけれども,コンテンツの文法で定義されている既定

の実体を展開しなければならない。これらの実体は,発行プロセスで使われるが執筆者がコンテンツには

含めていない,既定の属性値を通常は含む。 


45 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

CCMSは,発行パイプラインの更新,構成,及び拡張を許さなければならない。 

普通のXMLパイプラインは,次の段階,すなわち,構文解析,妥当性確認,変換,及び書式設定を含

む。しかしながら,CCMSはまた,そのパイプラインに特注の段階を追加できるようにすることが望まし

い。 

12.10 

地域化及び翻訳の管理 

指定したソースの構成要素が格納した地域化版が取り出せるように,CCMSは,構成要素の地域化版を

格納しなければならない。CCMSはまた,構成要素の集合の地域化したコンテンツ又は構成要素の集合の

被依存構成要素を地域化したコンテンツ,の移出ができるようにすることが望ましい。 

CCMSは,新しい地域化ジョブを生成しなければならない。地域化ジョブは,ソースコンテンツの集合

及びコンテンツを地域化しなければならない翻訳先となる言語の集合を定義しなければならない。ソース

コンテンツの集合が一度定義されると,CCMSは,翻訳パッケージを生成しなければならない。翻訳パッ

ケージは,ソースコンテンツを含み,かつ,以前に翻訳したコンテンツを含んでもよい。翻訳パッケージ

は,地域化のためのコンテンツを収集及び伝送するために特別に設計される。利用者が同じソースの構成

要素及び翻訳先のロケールを参照することがある二つの地域化ジョブを生成しようと試みた場合,CCMS

は,利用者が生成するのを防ぐか又は利用者に警告しなければならない。 

CCMSは,変更された構成要素だけが翻訳のために送られてもよいように,どの構成要素が最後の翻訳

から後に変更されたのかを報告しなければならない。CCMSは,翻訳パッケージを受け取り,かつ,翻訳

したコンテンツをCCMSに移入しなければならない。 

CCMSは,地域化したコンテンツを翻訳CCMSから受け取ったとき又は利用者がアップロードしたとき,

地域化ジョブを完了しなければならない。 

CCMSは,変更された構成要素だけを翻訳パッケージに納入できるようにすることが望ましい。 

12.10.1 

リンク管理の支援 

ソースのCCMS内のリンクが変わるとき,CCMSは,翻訳した構成要素内部のリンクを管理しなければ

ならない。リンク管理プロセスは,12.3で規定した要求事項に適合しなければならない。 

12.10.2 

XLIFE支援 

CCMSは,地域化交換形式が使えるようにすることが望ましい。 

XLIFFが使用できる場合,CCMSは,CCMS内の構成要素から新しいXLIFFファイルを生成し,かつ,

XLIFFを利用者の翻訳供給者又は翻訳システムへ納入する機構を提供することが望ましい。 

CCMSはまた,XLIFFファイルの移入,それらの構文解析,及び地域化版への更新の適用ができるよう

にすることが望ましい。 

CCMSは,構成要素の集合に対して新しいXLIFFを作り出したとき,最後にXLIFFを移入した時点以

降に変更されたコンテンツのためのエントリだけを作り出すように,このプロセスの記録を保持すること

が望ましい。 

注記 OASIS XLIFF Version 1.2:2008は,地域化交換形式の標準である。XLIFFは,どんな地域化の供

給者にも理解できる単一の交換ファイル形式をどんなソフトウェア供給者にも与えることを意

図している。 

12.11 

構成要素コンテンツ管理システムの相互運用性 

相互運用可能であると主張するCCMSは,他のCCMSとインタフェースで接続しなければならない。

CCMSの相互運用性は,それがなければ手動で行うことになるプロセスを自動化する可能性を提供するの

で,コンテンツ形式の相互運用性とは明確に異なる。 


46 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

例 利用者は,CCMS間でファイルをダウンロード及びアップロードしてもよいが,求められる統合

を達成するために利用者の手動による手助けが必要なことから,このような動作は,CCMSの相

互運用性とは考えられない。 

12.11.1 

アプリケーション プログラミング インタフェース 

相互運用可能なCCMSは,12.2及び12.3.1で規定した方法へのアクセスを許すAPIをもたなければなら

ない。 

このCCMSは,一つ以上の次のAPI型,すなわち,ライブラリ及び枠組,Webサービス,をもつことが

望ましい。 

12.11.2 

ライブラリ及び枠組 

CCMSは,CCMS又はCCMSと相互運用するミドルウェアに組み込まれてもよい,ダウンロード可能な

ソフトウェア開発キット(SDK)を開発者が利用するのを許すライブラリ又は枠組を,使えるようにする

ことが望ましい。 

12.11.3 

Webサービス 

CCMSは,遠隔接続性のためにWebサービスが使えるようにすることが望ましい。WebサービスAPI

は,HTTPのような遠隔データ伝送プロトコル上で接続することを許す。 

12.11.4 

高度なアプリケーション プログラミング インタフェースの方法 

CCMS管理の箇条における方法に加えて,CCMSは次のためのAPIを提供することが望ましい。 

− 次をはじめとする翻訳管理システムとのインタフェース 

− 地域化ジョブの開始 

− 中断している地域化ジョブの完了 

− 地域化されたコンテンツの更新 

− 地域化されたコンテンツのダウンロード 

− 次をはじめとする監査管理システムとのインタフェース 

− 構成要素の新版の生成 

− その版のコンテンツ及びメタデータの両方を含む,CCMS履歴中の特定の時点における構成要素の

版の取出し 

− CCMS内の二つの版の構成要素の間の差分の取出し 

− 構成要素についての注釈及び議論の取出し 

− 構成要素への新しい注釈の追加 

− 構成要素からの注釈の削除 

− 次をはじめとする発行システムとのインタフェース 

− 12.9.1で定義した,発行のためのコンテンツの移出 

− 現在中断している又は完了した発行ジョブの状況の報告 

− 新しい発行ジョブの開始 

− 完了した発行ジョブからの出力の取出し 

− 中断している発行ジョブの中止 

− 次をはじめとするリンクそのものに注目するリンク管理CCMSとのインタフェース 

− 構成要素,構成要素の集合又は構成要素の集合の被依存構成要素,の中の全てのリンクの状況につ

いての報告 

− 与えられた親構成要素に対してリンクされた被依存構成要素についての報告 


47 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

− 特定の構成要素を指し示すリンク(使用箇所)についての報告 

− 次をはじめとするリンクに関係した構成要素に注目する利用者の運用管理CCMSとの統合 

− 構成要素,構成要素の集合又は構成要素の集合の被依存構成要素,の中の全てのリンクの状況につ

いての報告 

− 与えられた親構成要素に対してリンクされた被依存構成要素についての報告 

− 特定の構成要素を指し示すリンク(使用箇所)についての報告 

− 検索問合せのCCMSへの伝達及び次をはじめとする取出しの能力をもつ検索システムとの統合 

− メタデータフィールドによって整列した結果 

− 一度に返される検索結果の最大個数によって定義した検索結果の部分集合。この機能は,しばしば

ページングと呼ばれ,何千もの検索結果が見つかったとき要求してきたシステムに検索結果の集合

全体を送らずに,CCMSが報告するのを許す。 

 


48 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

附属書A 

(参考) 

コンテンツ管理のためのビジネス事例の考察 

 

コンテンツ管理のためのビジネス事例の開発においては,次に示す組織のニーズを注意深く評価するこ

とが望ましい。 

現在の状態の解析 

− 企業の中の幾つの組織がコンテンツを作成するか,及びそれらのコンテンツの幾つが重複しているか。 

− 幾つの異なるツールを,企業内の情報の制作及び管理に使っているか。 

− 一つの組織から別の組織への情報の引継ぎはどれほど有効か。 

− コンテンツの不一致を解消するためにどれほどの時間が費やされているか。発行したコンテンツに食

い違いが残っているか。 

− どんなコンテンツ型が作成されているか。そして,それらはきちんと構造化されているか。 

− 一つ以上の媒体に対して情報が制作されているか。そして,コンテンツは毎回再制作されているか。 

− 翻訳の量及び費用はどれくらいか。どれほどの頻度で同じコンテンツを翻訳するか。 

− 情報を検索するために要員がどれほどの時間を費やしているか。 

− 情報の発見が不可能又は困難な結果,顧客が何回電話しているか。 

− 顧客は,情報を見つけたとしてそれを利用できるか。 

潜在的な顧客の利益の識別 

− 発見しやすい一貫した情報で,顧客をよくサポートしているか。 

− 質問への回答を顧客が自分で発見することによって,サポートの電話が削減できたか。 

− 同じ情報が多種の媒体で多種の装置によって使えることで顧客が利益を得ているか。 

費用削減機会の識別 

− 情報を一度制作し,かつ,どこででも使う場合,生産性は向上するか。 

− 情報を多数回でなく一度だけ更新できる場合,正確性及び生産性は向上するか。 

− 情報が一度だけ存在する場合,翻訳費用は減らせるか。 

− 情報を多数回ではなく一度だけ翻訳する場合,翻訳費用を減らせるか。 

− 異なる様式に取り組むことにあまり時間を費やさない場合,生産性は向上するか。 

− 組織が管理及び更新するためにあまりツールをもたない場合,技術費用は減少するか。 

技術費用及び要員費用の両方をはじめとする,取得及び実装費用の計算 

− コンテンツ管理プロセスの実装を確立するために内部要員がどれだけの作業を行ったか(時間配分を

計算する。)。 

− 費用及び時間配分の計算とともに,内部要員にどんな教育訓練が必要か。 

− プロジェクトマネージャが,新しいプロセス,標準,及び技術の実装を主導するためにどれだけの時

間及び費用が必要か。 

− 情報アーキテクト又はアーキテクチャチームが,オーサリングのための新しい標準及びコンテンツ管

理のための新しいプロセスを開発するためにどれだけの時間及び費用が必要か。 

− 毎年の保守費用をはじめとして,新しい技術の総費用はどれほどか。 

− 昔からのコンテンツを新しい構造に変換する費用(技術費用及び要員の時間)はどれほどか。 


49 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

− PDF,組込みの利用者補助,Web出力,携帯装置,及びその他(XSL-FO,XSLT,CSS,XHTMLなど)

をはじめとする,XMLコンテンツに対する出力スタイルの開発費用はどれほどか。 

− 高品質の出力(発行用CCMS)を使えるようにするために必要な技術の費用はどれほどか。 

− CCMSの適切な性能を使えるようにするための技術費用(サーバ,ネットワークなど)はどれほどか。 

− 新しい標準及びプロセスの実装を通して,実装の計画表の開発及び内部要員の指導のためのコンサル

タント費用はどれほどか。 

投資の収益の計算 

− 技術,教育訓練,コンサルティング,及び要員費用をはじめとする,CCMSを実装するための総予測

費用はどれほどか。 

− 1年目,2年目などの総予測利益はどれほどか。 

− 投資に対する回収期間を示して,利益が費用を超えるのはいつか。 

− 回収が達成されたならば,何パーセントほどの投資費用を超える利益が予想されるか。 

プロジェクトのリスクの状態 

− プロジェクトが失敗する原因は何か。 

− プロジェクトが成功するならば,どんな重大な成功要因が必要か。 

− リスクはどの程度軽減されるか。 

 


50 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

  

参考文献 

 

[1] Extensible Markup Language specification available at http://xml.coverpages.org/xml.html 

[2] IETF RFC 2626,Hypertext Transfer Protocol−HTTP/1.1, June 1999 

[3] ISO 14721:2003,Space data and information transfer systems−Open archival information system−Reference 

model 

[4] ISO 21500:2012,Guidance on project management 

[5] ISO/IEC 11179-1:2004,Information technology−Metadata registries (MDR)−Part 1: Framework 

[6] JIS X 4177-3:2008 文書スキーマ定義言語(DSDL)−第3部:規則に基づく妥当性検証−Schematron 

注記 原国際規格では,ISO/IEC 19757-3:2006,Information technology−Document Schema Definition 

Languages (DSDL)−Part 3: Rule-based validation−Schematronを記載している。 

[7] ISO/IEC 19770-2:2009,Information technology−Software asset management−Part 2: Software identification 

tag 

[8] JIS Q 20000-1:2012 情報技術−サービスマネジメント−第1部:サービスマネジメントシステム要求

事項 

注記 原国際規格では,ISO/IEC 20000-1:2011 (IEEE Std 20000-1-2013),Information technology−

Service management−Part 1: Service management system requirements を記載している。 

[9] ISO/IEC 25062:2006,Software engineering−Software product Quality Requirements and Evaluation 

(SQuaRE)−Common Industry Format (CIF) for usability test reports 

[10] ISO 25964-1:2011,Information and documentation−Thesauri and interoperability with other vocabularies−

Part 1: Thesauri for information retrieval 

[11] JIS Q 27001:2014 情報技術−セキュリティ技術−情報セキュリティマネジメントシステム−要求事

項 

注記 原国際規格では,ISO/IEC 27001:2013,Information technology−Security techniques−Information 

security management systems−Requirementsを記載している。 

[12] JIS X 0160:2012 ソフトウェアライフサイクルプロセス 

注記 原国際規格では,ISO/IEC 12207:2008,Systems and software engineering−Software life cycle 

processesを記載している。 

[13] JIS X 0170:2013 システムライフサイクルプロセス 

注記 原国際規格では,ISO/IEC 15288:2008,Systems and software engineering−System life cycle 

processesを記載している。 

[14] JIS X 0171:2014 システム及びソフトウェア技術−ライフサイクルにおいて生成する情報の内容(ド

キュメンテーション) 

注記 原国際規格では,ISO/IEC/IEEE 15289:2015,Systems and software engineering−Content of 

life-cycle information items (documentation)を記載している。 

[15] ISO/IEC/IEEE 24765:2010,Systems and software engineering−Vocabulary, available at  

www.computer.org/sevocab 

[16] ISO/IEC/IEEE 26513:2009,Systems and software engineering−Requirements for testers and reviewers of 

user documentation 


51 

X 0154:2018 (ISO/IEC/IEEE 26531:2015) 

 

[17] IEEE Std 1003.1-2001,IEEE Standard for IEEE Information Technology−Portable Operating System 

Interface (POSIX.) 

[18] OASIS Darwin Information Typing Architecture specification available at  

https://www.oasis-open.org/committees/tc̲home.php?wg̲abbrev=dita 

[19] OASIS DocBook specification available at  

https://www.oasis-open.org/committees/tc̲home.php?wg̲abbrev=docbook 

[20] S1000D specification available at http://www.s1000d.net 

[21] Scalable Vector Graphics specification available at http://www.w3.org/Graphics/SVG/ 

[22] XML Localisation Interchange File Format, Version 1.2, 2008. Specification available at  

https://www.oasis-open.org/committees/tc̲home.php?wg̲abbrev=xliff 

[23] XML Standard available at http://www.w3.org/TR/REC-xml/ 

[24] XML whitespace processing rules specification available at http://www.w3.org/TR/xml11/#sec-white.space 

[25] XPath specification available at http://www.w3.org/TR/xpath/