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T 9113 : 2000

  解説

解説付表 1  JIS と対応する国際規格との対比表

JIS T 9113 : 2000

  使い捨て歯科用ゴム手袋

ISO 11193 : 1994

  検査用ゴム手袋

対比項目

規定項目

(I)  JIS

の規定内

(II)

国際規格番号 (III) 国際規格の規

定内容

(IV) JIS

と国際規

格との相違点

(V)  JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の
対策

1.

適用範囲

○ 1.  歯 科 に お

ける,診察
治 療 及 び

処 置 に 用
いる場合,
患 者 及 び

使 用 者 を
交 差 感 染
か ら 守 る

た め に 使
用 す る 滅
菌 及 び 未

滅 菌 の ゴ
ム 手 袋 に
つ い て 規

定 し て い
る。

2.

表 面 が 平

滑 な も の
及 び 表 面
の 一 部 又

は全面が,
粗 面 に な
っ て い る

手 袋 に も
適用。

ISO 11193 

○ 1.  手 術 用 を

除 い た 診
察,診断,

治 療 行 為
及 び 汚 染
さ れ た 医

療 材 料 を
取 り 扱 う
場合,患者

及 び 使 用
者 を 交 差
感 染 か ら

守 る た め
に 使 用 す
る 滅 菌 及

び 未 滅 菌
の 手 袋 に
つ い て 規

定 し て い
る。

2.

表 面 が 平

滑 な も の
及 び 一 部
又 は 全 面

が,粗面に
な っ て い
る 手 袋 に

も適用。

3.

浸 せ き 又
は 溶 着 構

造 の プ ラ
ス チ ッ ク
フ ィ ル ム

製 の 手 袋
は適用外。

4.

検 査 用 手

袋 の 安 全
な 正 し い
使用法,後

工 程 の 滅
菌 手 順 及
び 保 管 手

順 は 適 用
外。

= JIS は歯科の

診療に限定し
ている。

ISO

は手術以

外の医療を包
含している。

また,適用外
についても触
れている。


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T 9113 : 2000

  解説

解説付表 1  JIS と対応する国際規格との対比表(続き)

JIS T 9113 : 2000

  使い捨て歯科用ゴム手袋

ISO 11193 : 1994

  検査用ゴム手袋

対比項目

規定項目

(I)  JIS

の規定内

(II)

国 際 規 格 番

(III)

国 際 規 格 の

規定内容

(IV) JIS

と国際規

格との相違点

(V)  JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の
対策

3.

種類

○  1 種   天 然

ゴ ム ラ テ ッ
ク ス を 主 材
料 と し た 手

袋 
2 種   合 成
ゴ ム ラ テ ッ

クス,天然ゴ
ム 溶 液 又 は
合 成 ゴ ム 溶

液 を 主 材 料
とした手袋

同上

− 規定なし。

− ISO には,種

類 の 区 分 は
な い が 、 JIS
は 天 然 ゴ ム

ラ テ ッ ク ス
製 と そ の 他
の ポ リ マ ー

製 に 区 別 し
ている。

天然ゴムラ テック スの性

能値を合成 ゴムラ テック
スに適用す ること は不合
理であるため,1 種及び 2

種に区分した。今後,ISO
の改正時に 提案し ていく
予定である。

呼び  しょう

部の幅

許容差

呼び しょう

部の幅

許容差

SS

S

M

L

LL

70(

1

)

80(

1

)

 95

110

120

±10

SS

S

M

L

LL

 70

 80

 95

110

120

±10

5.

呼び,呼び番

号及び寸法呼び
ご と の し ょ う

(掌)部の幅

(

1

) SS

73

,S は

85

で も

よい。

同上

従 来 団 体 規
格として SS

は 73, S は 85
で 統 一 し て
いた。今回

ISO

との整合

によって SS
は 70, S は 80

とするが,整
合 へ の 時 間
経 過 を 必 要

とするため,
注 釈 を 入 れ
た。

次回改正時 には注 釈は削
除する。

JIS

が歯科用に限定してい

るのは,前指タイプが広く
普及しているため,付加し

た。

呼び
番号

しょう
部の幅

許容

5

5 1/2

6

6 1/2

7

7 1/2

8

8 1/2

9

9 1/2

 67

 72

 77

 83

 89

 95

102

108

114

121

±15

呼び番号ごとの
しょう(掌)部の

呼 び 番 号 は

5.5

又は 5 1/2

でもよい。

同上

ADP

ISO

には規定

なし。

JIS

が追加し

ている。


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T 9113 : 2000

  解説

解説付表 1  JIS と対応する国際規格との対比表(続き)

JIS T 9113 : 2000

  使い捨て歯科用ゴム手袋

ISO 11193 : 1994

  検査用ゴム手袋

対比項目

規定項目

(I)  JIS

の規定内

(II)

国 際 規 格 番

(III)

国 際 規 格 の

規定内容

(IV) JIS

と国際規

格との相違点

(V)  JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の
対策

6.

品質

6.1

外観

○ 1.  形状,肉

厚ともに
均整であ
る。

2.

きず,気
泡,はん
点,汚れ,

異物その
他使用上
有害な欠

点 が な
い。

同上

○ ISO で は ,

“設計”とし

1.

そで口は

締め付け
ることな
く,きっ

ちりとフ
ィットす
る。

2.

使用中に
そで口が
まるまっ

たり,し
わになら
ない。

と 規 定 し て
いる。

ISO

での設計項目の規定に

ついては外 観のそ の他使
用上の有害 な欠点 に含め
た。

6.3

性能

老化前 
引張強さ

MPa

切断時伸び

%

老化後 
引張強さ

MPa

切断時伸び

%

○  1 種    2種

 21

以上 15 以上

700

以上 500 以上

 16

以上 11 以上

500

以上 450 以上

同上

21

以上

700

以上

16

以上

500

以上

ADP ISO

は,どん

な 材 料 を 使
用しても,性

能 値 は 一 本
化 さ れ て い
るが,JIS 

天 然 ゴ ム ラ
テ ッ ク ス を
1種とし,他

の ポ リ マ ー
は 2 種 と し
て 性 能 値 を

区 分 し て い
る 。 す な わ
ち,JIS は規

定内容に 2 種
を 追 加 し て
いる。

天然ゴムラ テック スの性
能値を合成 ゴムラ テック
スに適用することは,不合

理である。

EN

及び ASTM のように合

成ゴムラテ ックス に対す

る性能値に一本化するか,
手術用と同じように1種,

2

種に区分するか ,次回

ISO

改正時に提案する予定

である。

6.4

水 溶 性 た ん

白質

○  手 袋 の 水 溶

性 た ん 白 質

は,必要があ
る 場 合 に は

8.4

によって

試験を行い,

同上

− 規定なし

ADP JIS

は規定項

目を追加。

性能値は国 際規格 でも規
定されていないことから,

必要がある 場合に は受渡
当事者間の 協議で 設定す
ることとした。


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T 9113 : 2000

  解説

解説付表 1  JIS と対応する国際規格との対比表(続き)

JIS T 9113 : 2000

  使い捨て歯科用ゴム手袋

ISO 11193 : 1994

  検査用ゴム手袋

対比項目

規定項目

(I)  JIS

の規定内

(II)

国 際 規 格 番

(III)

国 際 規 格 の

規定内容

(IV) JIS

と国際規

格との相違点

(V)  JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の
対策

6.4

水 溶 性 た ん

白質

性 能 値 は 受

渡 当 事 者 間
の 協 定 に よ
る表 2 に適合

し な け れ ば
ならない。

7.

サ ン プ リ ン

グ方法及び検査

○  検 査 項 目 ご

と に 検 査 水
準 及 び AQL

を規定

同上

○ 滅 菌 も 項 目

あり

8.

測 定 及 び 試

験方法 
老化試験 
温度

時間

70

℃±1℃

168h

0
2

h

同上

70

℃±2℃

7日間

許 容 差 が 若
干異なる。

JIS

は JIS K 6257 を引用し

ているため。

8.4

水 溶 性 の た

ん白質の測定

○  JIS T 9010 

3.6

に規定す

る 方 法 に よ
って行う。 
参 考   測 定
方 法 に は ,

ASTM D 

5712 : 1995

Standard Test

 Method  for

Analysis of

Protein in

Natural

Rubber and Its

Products

もあ

る。

− 規定なし

ADP JIS

は規定項

目を追加。

天然ゴムラ テック ス中に
含まれるア レルゲ ンたん

白質によって,時にラテッ
クスアレル ギーを 発症す
ることが注 目され ている

ことや,

1999

年 9 月に JIS T 

9010 : 1999

で,水溶性たん

白質の測定 方法が 規定さ

れたため,この測定方法を
追加した。

11.

表示

○ 1.  名称

2.

呼び又は
呼び番号

3.

主材料

4.

製造番号
又はその
略号 

同上

○ 滅菌,未滅菌

共通

1.

製造業者
名,輸入

業者名の
名称又は
商標

= JIS は,製造

業 者 又 は 輸
入 業 者 の 住
所,原産国及

び 数 量 を 追
加 規 定 し て
いる。 

国内では原 産国表 示は景

品表示法(第 4 条第 3 号,
昭和 48 年)で規定されて
いる。


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T 9113 : 2000

  解説

解説付表 1  JIS と対応する国際規格との対比表(続き)

JIS T 9113 : 2000

  使い捨て歯科用ゴム手袋

ISO 11193 : 1994

  検査用ゴム手袋

対比項目

規定項目

(I)  JIS

の規定内

(II)

国 際 規 格 番

(III)

国 際 規 格 の

規定内容

(IV) JIS

と国際規

格との相違点

(V)  JIS

と国際規格との整合

が困難な理由及び今後の
対策

11.

表示

5.

製造年月
又はその
略号

6.

製造業者
名又は輸
入業者名

及びその
所在地

7.

原産国

8.

数量(入
数)

9.

使用上の

注意事項

10.

滅菌,未
滅菌の別

11.

“使い捨
て”又は

ISO  7000

1051

に規定す
る〓の表

 2.

手袋のタ
イプ,主
材料及び

サイズ

3.

製造業者
のロット

番号

4. single-use

(使い捨

て)の用

滅菌の追加

1.

製造年月

2.

“この包
装が開封

されるか
又は傷つ
けられる

までは滅
菌”の用

3.

表面打粉
材料で処
理された

手袋の場
合 は ,
“表面の

粉は,使
用前に無
菌の状態

で取り除
くべきで
ある”と

いう旨が
推奨規定
である。

未 滅 菌 の 追
加 
“未滅菌”の

用語

JIS

には,特

に 注 意 事 項

の 文 言 ま で
規 定 は し て
いない。

注意事項の 文言ま で規定
しなくとも,必要であれば

独自の判断 で注意 事項を
書くことに してい るため
問題はない。

備考1.  表中の(I)及び(III)欄にある“○”は,該当する規定項目を規定していることを示し,"−”は,規定してい

ないことを示す。

2.

表中の(IV)欄にある“=”は,JIS と国際規格との技術的内容が同等であることを示す。

“ADP”は,JIS

は国際規格を技術的内容の変更なしで採用しているが,JIS として必要な規定内容を追加していることを
示す。