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日本工業規格

JIS

 T

9112

-1997

ほ乳瓶

Feeding bottles

1.

適用範囲  この規格は,乳幼児の保育に用いるほ乳瓶について規定する。

備考1.  この規格の引用規格を,次に示す。

JIS K 7105

  プラスチックの光学的特性試験方法

2.

この規格の中で{  }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,

参考として併記したものである。

2.

種類  ほ乳瓶は,ガラス製ほ乳瓶及びプラスチック製ほ乳瓶の 2 種類とする。

3.

材料

3.1

ガラス製ほ乳瓶  ガラス製ほ乳瓶の材料は,ほうけい酸ガラスとする。

3.2

プラスチック製ほ乳瓶  プラスチック製ほ乳瓶の材料は,ポリエチレン,ポリプロピレン,又はポ

リカーボネートとする。

4.

品質

4.1

形状及び容量

4.1.1

口部の形状  口部の形状は,乳首の取付方式によって,キャップ式及びじかづけ式の 2 種類とする。

4.1.2

容量  ほ乳瓶の容量(最高表示目盛)は,表 による。

表 1  ほ乳瓶の容量(最高表示目盛)

単位 ml

表示容量

50  100

120

150

200

240 250 300

ガラス製

±5

±6.5

±7

±8

±9

±10

±10

±12

最高表示 
目盛における

許容差

プラスチック製

±4

±4

±4

±4

±4

±5

±5

±6

4.2

容量目盛  ほ乳瓶には,次に示す容量目盛を付けなければならない。

(1)

目盛幅は 10ml とし,最低目盛は最高表示目盛の 20%以下とする。

なお,最高表示目盛の許容差は,4.1.2 に適合しなければならない。

(2)

目盛線及び表示数値は,鮮明で高温殺菌処理によって変化しないものとする。

4.3

外観  完成品の外観性能は,次の各項に適合しなければならない。

(1)

口部は,平滑で本体の形状は正しく均整で,著しい偏りがないこと。

(2)

割れ,かけ,ひびがなく未溶解物が含まれていないこと。

(3)

使用上支障となる泡,異物,すじ,型肌,ひずみ,きず,汚れなどがないこと。


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T 9112-1997

4.4

衛生性  衛生性は,食品衛生法(昭和 22 年法律第 233 号)に基づく食品,添加物等の規格基準に適

合しなければならない。

4.5

熱衝撃強さ  ガラス製ほ乳瓶は,5.2 の試験方法で試験したとき,割れてはならない。

4.6

透明度  プラスチック製ほ乳瓶の透明度は,5.3 の試験方法で試験したとき,光線透過率は 80%以上

でなければならない。

4.7

耐老化性  プラスチック製ほ乳瓶は,5.4 の試験方法で試験したとき,外観に著しい変化がなく,か

つ,容量の変化は 1%以内でなければならない。

また,試験後の透明度についても,光線透過率は 80%以上でなければならない。

4.8

耐加圧変形  プラスチック製ほ乳瓶は 5.5 の試験方法で試験したとき,圧縮方向の径のたわみ率が

10%

以下でなければならない。

5.

試験方法

5.1

容量  ほ乳瓶の容量は,最小目盛が 0.1g 以下の質量計を用い,表示容量の目盛線の上端まで水を入

れたときの質量から,水を入れないときの質量を差し引き,1g を 1ml として求める。

5.2

熱衝撃強さ  熱衝撃強さの試験は,次のとおり行う。

(1)

水槽に水を入れ,温度を測定する。

(2)

恒温器を,水槽中の水の温度より 85℃高く設定する。

(3)

恒温器が設定温度となった後,恒温器にほ乳瓶を入れ,30 分間以上保つ。

(4)

ほ乳瓶を,5±1 秒で恒温器から水槽に移し,完全に浸し,8 秒から 2 分間保つ。

(5)

ほ乳瓶を,水槽から取り出し,直ちに割れの有無を調べる。

備考1.  水槽は,水道水を流し続けるなどによって,水温を±1℃に保つこと。

2.

恒温器は,温度を±1℃に保てること。

5.3

透明度  透明度の試験は,JIS K 7105 の 5.5(光線透過率及び全光線反射率)によって行う。

5.4

耐老化性  耐老化性の試験は,プラスチック製ほ乳瓶を,沸騰水中に 20 分間,氷水中に 20 分間交

互に浸せきし,これを 10 回繰り返す。

5.5

耐加圧変形  プラスチック製ほ乳瓶の胴中央又は最大外径の部分に,図 に示すような圧縮ジグを

用い 20N {2.04kgf} の圧縮荷重を加えたときの,この部分のたわみを測定し,たわみ率を次の式によって

算出する。この場合,試験室の温度は,20±5℃とする。


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T 9112-1997

図 1  耐加圧変形試験圧縮ジグ

100

1

2

1

×

=

D

D

D

B

ここに,

B

:  たわみ率 (%)

D

1

:  試験前の外径 (mm)

D

2

:  圧縮時の外径 (mm)

6.

検査  ほ乳瓶は,4.について検査を行う。この場合,検査は,全数検査又は合理的な抜取検査方式に

よって行う。

7.

表示  ほ乳瓶の本体には,次の事項を表示しなければならない。

(1)

最高表示容量 (ml)  

(2)

製造業者名又はその略号

関連規格  ISO 718 : 1990  Laboratory glassware−Thermal shock and thermal shock endurance−Test methods


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T 9112-1997

JIS T 9112

改正原案作成委員会  構成表

氏名

所属

(委員長)

山  田      隆

国立衛生試験所

(幹事)

小  川  晋  永

社団法人日本硝子製品工業会

遠  藤  善  久

通商産業省生活産業局

古  市  正  敏

工業技術院標準部

高  橋  孝  一

通産産業省通商産業検査所

加  山  英  雄

財団法人日本規格協会

岸  野  忠  信

財団法人日本規格協会

辰  濃      隆

社団法人日本食品衛生協会

田  代  光  雄

ピジョン株式会社

高  尾  嘉  文

ジェクス株式会社

福  澤  幸  雄

東工業株式会社

桑  垣  章二郎

釜屋化学工業株式会社

長谷川  洋  治

株式会社イノアックコーポレーション

奥      利  江

主婦連合会

田  中  真  弓

財団法人日本消費者協会

上  原      章

国民生活センター

菱  木  純  子

全国地域婦人団体連絡協議会

齋  藤  有  常

日本百貨店協会

(事務局)

吉  田  晃  雄

社団法人日本硝子製品工業会

備考  ○は分科会委員も兼ねる。

文責  JIS T 9112(ほ乳瓶)改正原案作成委員会分科会