>サイトトップへ >このカテゴリの一覧へ

日本工業規格

JIS

 T

9106

-1980

ゴム製乳首

Rubber Nipples

1.

適用範囲  この規格は,ほ乳用ゴム製乳首(以下,乳首という。)について規定する。

備考  この規格の中で,{  }を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) によるものであ

って,参考として併記したものである。

引用規格: 

JIS K 6301

  加硫ゴム物理試験方法

2.

種類  乳首の種類は,ほ乳びんへの取付方法により,キャップ式*及びじかづけ式の 2 種類とする。

*

キャップ式とは,締具による方式をいう。

図 1  乳首の種類

3.

品質

3.1

外観  乳首は,使用上支障のない形状及び厚さを有し,表面が平滑であり,粘着性,傷,汚れ,ピ

ンホール,気ほう,異物混入及びその他使用上の欠点がないものでなければならない。

3.2

引張荷重  5.1 に規定する試験方法で引張荷重を加えたとき,3 分間以内に切断してはならない。

3.3

復元性  5.2 に規定する試験方法で繰返し圧縮を加えたとき,きれつ又は著しい変形を生じてはなら

ない。

3.4

煮沸  5.3 に規定する試験方法で煮沸を行ったとき,粘着,きれつを生じてはならない。

また 3.2 に規定する引張荷重及び 3.3 に規定する復元性の品質を満足しなければならない。

3.5

老化性  5.4 に規定する試験方法によって試験を行ったとき,粘着,きれつを生じてはならない。


2

T 9106-1980

また,3.2 に規定する引張荷重及び 3.3 に規定する復元性の品質を満足しなければならない。

3.6

衛生性  食品衛生法に定める条項に適合するものでなければならない。

4.

材料  乳首の主材料は,天然ゴム,イソプレンゴム,ポリブタジェンゴム又はそれらの混合物,天然

ゴムラテックス,シリコーンゴムとし,添加剤には,安全度の高い加硫剤,架橋剤,加硫促進剤,加工助

剤などを用い,使用目的に適合するように加硫,架橋して製造したものでなければならない。

5.

試験方法

5.1

引張荷重試験  図 に示す方法により,乳首のつば部の全周を支持金具に固定し,乳頭部に 5kgf

{49.0N}

の垂直荷重を均一かつ静かに加え,規定時間内で切断するかどうかを調べる。

5.2

復元性試験  図 に示す方法により,乳首の乳頭部を毎分 200∼300 回の速度で圧縮,復元させる試

験機の固定板と可動板の間にそう入する。可動板は,乳頭部をその外径の約

2

1

の距離まで圧縮し,また乳

頭部の外径より大きい距離まで開いて乳頭部を復元させる構造を持つものとする。試験は,繰返し圧縮を

2000

回行った後,乳頭部の状態を調べる。

5.3

煮沸試験  常時 1500ml を保持した蒸留水中に乳首 3 個を入れて 3 時間煮沸した後取り出し,表面に

付着した水滴を十分にぬぐい,室温中に 1 時間放置して冷却し,粘着,きれつの有無を調べる。更に 5.1

に規定する引張荷重試験及び 5.2 に規定する復元性試験を行う。

5.4

老化性試験  乳首を JIS K 6301(加硫ゴム物理試験方法)の 6.3 に規定する空気加熱老化試験方法に

よって,70+1℃において連続 72 時間促進老化させた後取り出し,室温中に 1 時間放置して冷却し,粘着,

きれつの有無を調べる。更に 5.1 に規定する引張荷重試験及び 5.2 に規定する復元性試験を行う。

図 2  引張荷重試験

図 3  復元性試験


3

T 9106-1980

6.

検査

6.1

外観検査  全数について検査を行い,3.1 の規定に適合しなければならない。

6.2

引張荷重検査  合理的な抜取りにより,5.1 に規定する方法により試験を行い,3.2 の規定に適合し

なければならない。

6.3

復元性検査  合理的な抜取りにより,5.2 に規定する方法により試験を行い,3.3 の規定に適合しな

ければならない。

6.4

煮沸検査  合理的な抜取りにより,5.3 に規定する方法により試験を行い,3.4 の規定に適合しなけ

ればならない。

6.5

老化性検査  合理的な抜取りにより,5.4 に規定する方法により試験を行い,3.5 の規定に適合しな

ければならない。

6.6

衛生性検査  合理的な抜取り検査を行い,3.6 の規定に適合しなければならない。

7.

製品の呼び方  製品の呼び方は,種類及び規格名称(略称:乳首でもよい。)による。

:1.  キャップ式ゴム製乳首

2.

じかづけ式乳首

8.

表示  乳首には次の(3)を,また最小容器単位ごとに(1)(4)を表示しなければならない。

(1)

規格名称(略称:乳首でもよい。

(2)

主材料名(家庭用品品質表示法に基づく表示の「材料の種類」で代用できる。

(3)

製造業者名又はその略号

(4)

製造年月日又はその略号

9.

取扱上の注意  乳首には,次の事項を記載した取扱上の注意書を添付するなどしなければならない。

(1)

使用前後の洗浄

(2)

保存の方法


4

T 9106-1980

医療安全用具部会  衛生用ゴム製品専門委員会  構成表

氏名

所属

(委員会長)

二  木      武

東京都立母子保健院

田  村  修  二

工業技術院標準部

大  高  英  男

通商産業省基礎産業局

木  村  亮太郎

厚生省環境衛生局

金  子      保

淑徳大学

鈴  木  雄  一

財団法人化学品検査協会

辰  濃      隆

厚生省国立衛生試験所

国  沢  新太郎

日本ゴム協会

今  井  晋  作

日本ゴム工業会

大  沼      勉

高信ゴム工業株式会社

高  橋      明

昭和ゴム株式会社

河  原      叔

浪華ゴム工業株式会社

澤  谷      功

澤谷ゴム工業株式会社

新  井  道  男

タケチ工業ゴム株式会社

林      敏  夫

国民生活センター

米  本  孝  江

関西主婦連合会

中  村  洋  子

全国地域婦人団体連絡協議会

斉  藤  栄  子

あすへの生活研究会

門  松  はま子

主婦連合会

田  代  光  雄

ピジョン株式会社

高  尾  嘉  文

ジェックス株式会社

(事務局)

山  田  隆  三

工業技術院標準部電気規格課

高  橋      潔

工業技術院標準部電気規格課